智絵里「四葉のクローバーは踏まれて生まれる」
智絵里「わたし…小さいころから引っ込み思案で……」
智絵里「友達もなかなか出来なくて…おうちでもいつも一人ぼっちでさみしかったのです」
智絵里「あの頃は…ひとりで四葉のクローバーを探していた時」
智絵里「その時だけは…何もかも忘れられて…幸せだったのです」
智絵里「でも……、もうあの頃の私はいません」
智絵里「…プロデューサーさんも、ファンのみんなも、こんなわたしでも見捨てないで応援してくれて」
智絵里「…アイドルになっていろんな人たちと出会って、少しずつ自分を出していくことが出来たかなって」
智絵里「ちょっとずつ、ちょっとずつだけ幸せだなって感じることが増えて」
智絵里「本当にアイドルになってよかったなって思えるんです」
智絵里「四葉のクローバーは…今でも好きです」
智絵里「…本当は、…あの頃の暗いわたしが戻ってきちゃうけれど……」
智絵里「四葉のクローバーは踏まれて生まれるんです」
智絵里「……どんな辛いことがあっても、きっと誰かに見つけてもらって」
智絵里「そしてその人を幸せにすることが出来るんです」
智絵里「だから…わたしに勇気をくれた、四葉のクローバーみたいになれたらなって」
智絵里「つまりは……そういうことなんです杏ちゃん」
※今更ですがキャラ崩壊しまくっています。ご注意ください。
杏「……」
智絵里「……」
杏「……えっとつまり?」
智絵里「踏んでください」
杏「なんてこった」
智絵里「踏んでくれないんですか…?」
杏「いやいや」
智絵里「ちゃんと踏みやすいように準備したんですよ?」
杏「昼寝から覚めたら四つん這いで待機されていたのは軽いホラーだよ」
智絵里「よかったら…そこのハイヒールでお願いできますか……?」
杏「これはもう手遅れかもしれないね」
智絵里「……見捨てるんですか?」
杏「へ?」
智絵里「私…ひっこみ思案で……」
智絵里「ひとりぼっちでさみしかったんです」
杏「話がループしてないか?」
智絵里「みんなと一緒にいて…だんだんとわたしらしさを出していけるようになって」
智絵里「そしてある時気が付いたのです」
杏「ん?」
智絵里「四葉のクローバーのように踏まれたいという気持ちに」
杏「おっと話がおかしくなったぞ!」
智絵里「最初は、こんなこと誰かに言ったら嫌われるかなって…」
杏「そうだね、胸の内に秘めててほしかったよ」
智絵里「でもみんなと仲良くなった今なら、今なら勇気を出してもいいかなって」
杏「その勇気はいらなかったね」
智絵里「だからお願い!踏んで!」
杏「いや、杏にはそんな性癖はないから!」
智絵里「ごたごた言わずに踏め!」
杏「チエリエルが堕天使に…」
智絵里「……どうしてもダメですか?」
杏「うん…残念だけれど杏にそういうプレイは厳しいかなって」
智絵里「……わかりました」
智絵里「杏ちゃんがダメなら」
智絵里「かな子ちゃんにお願いするまでです!」
杏「ちょっと待ったーーッ!」
智絵里「こんなことお願いできるのはキャンディアイランドのみんなだけなんです!」
杏「そこまで杏たちのこと信頼してくれているのはうれしいけれど!」
ガチャ
かな子「ただいまー」
杏「チクショウ丁度帰ってきちゃった」
智絵里「かな子ちゃん今度おいしいケーキあげるからわたしを踏んで!」
かな子「本当?じゃあ喜んで踏むよー」
杏「なんて斬新なSMプレイなんだ」
智絵里「かな子ちゃん……!本当にありがとう……!」
智絵里「杏ちゃんに拒絶されたときはもうダメかと思ってた……」
かな子「ほらほら泣かないで智絵里ちゃん。まだ智絵里ちゃんの願いはかなってないよ」
智絵里「……!そうでした…わたしったら」
かな子「ふふふっ。智絵里ちゃんはあわてんぼうだね」
杏「なぜだ……なぜさも感動のワンシーンのようになっているんだ……」
智絵里「準備できました……さあ!」
智絵里「ハイヒールで!」
智絵里「わたしを!」
智絵里「ふみふみしてください!」
杏「あぁ…なんてこった」
かな子「いくよー」グシャ!
杏「効果音が不穏だ!」
智絵里「ありがとうございますッ!ありがとうございますッ!」ポロポロ
杏「泣くほどうれしいのか……」
かな子「はいおしまいだよー」スッ…
智絵里「あぅ……」
杏「なんて名残惜しそうな顔なんだ」
かな子「じゃあ次は杏ちゃんだよー」
杏「なぜここで戻ってくる!?」
かな子「杏ちゃんだめだよ」
かな子「智絵里ちゃんはいつもみんなに遠慮してるでしょ?」
かな子「その智絵里ちゃんが勇気を出して私たちにお願いしてきたんだよ」
杏「そっそうだけど」
智絵里「…杏ちゃん」ウルウル
杏(……仕方がない、ちょっと踏んであげれば満足するだろう)
杏「わかった。めんどくさいけれどやってあげるよ」
智絵里「杏ちゃん……ありがとう!」ダキッ!
かな子「よかったね!これでキャンディアイランド解散危機は救われるねー」
杏「そんな重い問題だったのか……」
智絵里「さあ杏ちゃん!わたしはいつでも準備おーけーです」
智絵里「さあさあずっしりと!ぬっぷりと!」
智絵里「わたしをふみふみしてください!」
杏「うぅ……、じゃあ失礼します…」
ガチャ!
茜「ただいま戻りました!ボンバー…、あ」
杏「あ」
茜「……杏ちゃん」
杏「……」
杏「違うんです」
完!
いや違うんです。キャンディアイランドで交流を深めて自分に素直になる智絵里を描いたハートフルはお話を書きたかったんです。本当です
たぶんこれでふみふみするSSは完結?だと思います。他のふみふみSSは
未央「違うんです」
文香「ふみふみふみか」
です。つながりは特にないので見ないでも大丈夫です
元スレ
智絵理「四葉のクローバーは踏まれて生まれる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481550822/
智絵理「四葉のクローバーは踏まれて生まれる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481550822/
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- 木場真奈美「プロは大体一発録りだと言うな」
コメント一覧 (7)
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- 2016年12月13日 07:30
- この後、杏が智恵理を踏みつけて快感を得ていると大声で叫びながら事務所内を駆け回る茜。杏から距離を置くアイドル達。逆に近くなった未央と文香
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- 2016年12月13日 08:33
- そろそろ茜ちゃんがふみふみに興味を持つ頃
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- 2016年12月13日 08:42
- 智絵里は過保護なまでに大事にしたくなる
というか仮に本人の合意を得ても智絵里相手は絵的にアウト
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- 2016年12月13日 10:38
- 頼む、このシリーズを続けてくれ…
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- 2016年12月13日 12:54
- 四つ葉のクローバーを見つける時は三つ葉のクローバーを踏みつけてはいけない
幸せはそんなふうにして手に入れるものではない
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- 2016年12月13日 17:46
- マッスル・ショコラティアラ
俺の臓物が飛び出(ry