勇者「ミネア!!!俺の女房になってくれ!!!!」マーニャ「・・・うん」
マーニャ「聖書なんて読んでて面白いのかしら・・・」
勇者「聖書以外の本は俺には必要ない」
ミネア「姉さんみたいにいやらしい本ばかり読んでるよりはためになりそうですね。博奕でいつも金欠の誰かさんよりは(ボソッ」
マーニャ「恋愛小説をいやらしいだなんて頭が固いなあ。博奕だって聖書なんかよりよほどスリリングで実益も兼ねて面白いわよ」
勇者「自分の畑を耕す者は食糧に飽き足り、むなしいものを追い求める者は思慮に欠ける。」
マーニャ「ま、考え方の違いということで!わたくしめはカジノに行って夢を追いかけてまいります!じゃーね!」
ミネア「もう!」
マーニャ(でも勇者のそんな一本気な面も好き・・・ただ趣味が合わない。どうすればお近づきになれるのか・・・)
そして
マーニャ(また負けちゃった・・・二人の言う通りカジノにいくのは控えようかな・・・)
マーニャ(二人は・・・いないのか)
マーニャ(ミネアの肖像・・・内容は・・・知恵のある女は自分の家を建て、愚かな女は自分の手でこれをこわす・・・)
マーニャ「まさか・・・そんな・・・」
ガチャ マーニャ「?!」パタン
勇者「ただいま」
ミネア「あれ姉さん帰ってたんですか?」
マーニャ「お、お帰り!どこ行ってたの?」
勇者「ちょっとね、用事があったから」ミネア「うん・・・別に大したことじゃないから、ちょっと買い物してきただけ」
マーニャ「あ、そう・・・」(あからさまにデキてる・・・!?)
マーニャ(どうしよう・・・でも二人の幸せのために身を引くべきなのか・・・)
そして
マーニャ(もやもやしてても仕方ない、潔く身を引こう、所詮縁がなかったということで・・・ハア)
勇者「ちょっと留守番しててくれ、行くところあるから。」
マーニャ(・・・)
勇者「おい、聞いてるのか?」
マーニャ「あ、ああ、うん」
バタン
ミネア「おはようございます、あら、勇者様はどちらへ?」
マーニャ「用事だって」ミネア「そうですか、じゃあ二人だけですね」
マーニャ(私たちは、身の丈も顔立ちもほとんど同じ・・・妹の性質も良く知っている・・・だから・・・入れ替わっても気づかない・・・ミネアを・・・始末すれば・・・)
マーニャ(じゃあ・・・ミネアは・・・?・・・・・・・・・・・・なんて邪なことを・・・やっぱりいけないことだわ・・・)
ミネア「ねえ!どうしたの姉さん?怖い顔して。」
マーニャ「え、いや、ちょっと考え事・・・ねえ、勇者となんか最近仲良くなった?」
ミネア「・・・なんですか、いきなり?」マーニャ「なんとなくね・・・女の勘って奴・・・」
ミネア「・・・実は求愛されました。」マーニャ「え・・・」
ミネア「姉さん、応援してくれますよね・・・」マーニャ「も、勿論!いやー、でもミネアがそんなませた子になってたなんて!私驚いちゃった!」
ミネア「姉さんも早くいい人見つかるといいですね、でもいい人と添い遂げるならばしたない生活を改めないといけないわね(上から目線)」(鏡を覗くために背を向ける)
マーニャ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カチン)ザシュ(どくがのナイフでのどをかき切った)
ミネア「ギニャ!!」
マーニャ「妹の癖にネチネチ説教しないで!!」
マーニャ(・・・・ッハ・・・ど、ど、どうしてこんなことを。。。))
マーニャ(・・・と、とりあえず・・・早くなきがらを燃やさないと…誰かに見られたら…)
マーニャ(その前に服と装飾を剥がして・・・いや・・・やってしまったことは仕方ない・・・!)
マーニャ(私の服装と入れ替えて・・・棺桶に入れて人気のないところまで運ぼう。)
ズルズルズルズル
マーニャ(よし・・・このほらあなには誰もいない・・・ここで・・・どうするか・・・)
マーニャ(!そうだ!私の服と特定できる部分だけここにおいて・・・・・・)
マーニャ(借金で首が回らない踊り子ならそれは賊やギャングの仕業と思うだけ・・・私にひもづける証拠だけ隠滅して、ミネアに成り済ませば良い。全部燃やしてしまおう・・・)
マーニャ(しかし捜索が始まれば見つかってしまう・・・いや、借金取りに居場所がばれて身を隠していることにすれば良い。手紙をしたためておけば・・・)
マーニャ(・・・・・・・・・・・・・・・・・こんな悪党みたいなこと・・・いや・・・私は矛盾だらけの神の教え等信じない。神の教えを信じても神は善に報い、悪を懲らすとは限らない。)
マーニャ(ジュルル・・・ミネアになる。望んだものを手に入れるのよ!たとえ心を鬼にしてでも・・・)
マーニャ「さよならマーニャ」ベギラマベギラマベギラマベギラマベギラマベギラマベギラマ
マーニャ(さて・・・)
マーニャ「・・・ええ、このような手紙が残されていました。」
勇者へ、ミネアへ
借金取りに居場所がバレてしまいました。しばらく身を隠します。探さないでください。
借金取りが来たら「途中で別れ、行方も知れぬ」と伝えておいてください。じゃーね。(キスマーク)
追伸 この手紙は、すぐに燃やしてください。
勇者「間違いない。マーニャの字だ。いつかこうなるとはおもっていたが・・・」
マーニャ「あまり姉を責めないでください、それもこれも私の不徳、姉にもっと強く言えていれば・・・」
マーニャ(やった・・・気づいていない、酒焼けした声も呪文で整形した、これなら隠し通せる!)
マーニャ「・・・はい」
勇者「返事聞かせてくれないか?」
勇者「・・・ミネア!!俺の女房になってくれ!!!」
マーニャ「・・・うん」(これでいい、これでいいのよ。これでミネアを意識して道化を演じる必要もない。だって私こそがミネアだもの。これが私の本質)
マーニャ(鏡を見れば、ミネアそのもの・・・)ミネア「本当に?」
マーニャ(・・・!?いや気のせい、、、もう寝よう)
マーニャ(ZZZZ)
マーニャ(!?)ミネア「私たちは切り離せないのに。」
マーニャ(!?)ミネア「寂しいわ。だからあなたも一緒に行きましょう。」
マーニャ(…!?どくがのナイフ…現実…!?こ、殺される!?)
ミネア「さよならマーニャ」ザシュ
マーニャ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
マーニャ「こ、こ、ここここっころ、ころ、、ころ・・・」
勇者「落ち着け!!お前は悪い夢を見てるんだ!ほら!俺を見ろ!俺の目を見ろ!」
勇者「落ち着いたかい?可哀そうに、悪い夢を見たんだよ。でも俺がいる。安心しろ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――
だが、悪夢は続いた
医者「おそらくこれまでの冒険の疲労と極限状態の連続がフラッシュバックすることによって一時的にこうなっているのでしょう。精神が安定する薬を出しておきましょう。」
マーニャ「はい…」
勇者「いいさ、助け合うんだ。それが夫婦だ。」
マーニャ(しかし…薬の効果がなくなれば…またミネアが出てくる…)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
マーニャ「はあ・・・」
勇者「おい!大変だ・・・マーニャが見つかったって。」
マーニャ「!???…!?」
勇者「とにかく行こう!」
マーニャ「はい、間違いありません…」
憲兵「状況からしておそらく…」勇者「やめてください!妻は今情緒が安定しないのです!」
マーニャ(…!?)勇者「おい!大丈夫か!?」マーニャ「ええ、ちょっと…疲れただけ…」勇者「そうか、帰ろう…」
勇者「ミネア…元気を出してくれ。彼女は、いつこうなってもおかしくなかった。マーニャは、言っては悪いが、不道徳な女だった。気に病む必要はないよ。」
マーニャ「姉のことを悪く言わないで!」
勇者「…す、済まない…悪気はなかったんだ、ただ…」
マーニャ「もういい、一人にしてください…」
マーニャ「!?違う!私はマーニャじゃない!」ミネア「あなたはマーニャ。ミネアにはなれない」マーニャ「!?」ミネア「あなたがマーニャであることを否定することはできない。でもミネアであることを否定することもできない」
マーニャ「!く、薬を、薬を飲んで追っ払わないと!!!」ゴクゴクゴク
ミネア「…可哀そうな人…薬を飲んでも自分は変えられない…過去も、変えられない、かえ)
マーニャ「うん…」
そして
勇者「悪い。市場が混んでいて遅くなったよ」
マーニャ「…本当にそうかしら…」
勇者「…何が言いたいんだ?」マーニャ「最近帰りがやけに遅い気がするわ…」
勇者「考えすぎだよ…」マーニャ「そうだといいけれどね」
マーニャ「薬、飲んでくるね…」
勇者(ミネアは重病だ…最近めっきり疑い深くなった、心の病気にかかり自分の内面と対峙しすぎたからだろうか、薬の量は増えるばかりだ)
勇者「買い物に行ってくるよ」
マーニャ「…今日は、早く、帰って、きて、ね…」勇者「…ああ」
バタン
マーニャ(…)
バタン
マーニャ(…どうして後をつけようなんて考えたのだろう…あの人が二心を抱くなどあり得ない…)
女主人「ええ。あら、そうだ。これ滋養に良いから。奥様、病気なんでしょう?安くしとくわよ!」
勇者「そりゃありがたい。いただくよ」女主人「ありがとうございました!」ハグ
勇者「じゃあね」
マーニャ(…!?あんな親しげに話している…あんな顔、最近見てなかった…まさか、本当に浮気心を抱いて…)
そして
勇者「ただいま…おい、君のために…、どうしたんだ…!?刃物なんて…」
マーニャ「…私を捨てるんでしょう!?気が違った女だと思って!!!!!!!あんな女のどこがいいっての!!!」ブン
勇者「これだけ!誠心誠意尽くしているのに!お前は疑うのか!?どうかしてる!!
マーニャ「…エグ…エグ…捨てない、で、、、すて、ないで…」
勇者「…お前がそんな短絡的な女とは、まるで姉のマーニャそっくりだ!」
マーニャ「…チガウ…チガウ…」
勇者「もう、、、終わりだ…俺は出ていく…」
マーニャ「ま、ま、ま、ま、ま、」ミネア「二人になれたね」
バタン
マーニャ「…え?」マーニャ「二人は一つ、二人は一つ…」
ミネア「…あ、あ、あ…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
町人A「おい!女が死んでるぞ!」
町人B「薬におぼれた女か…哀れな最後だ…」
町人C「でも…なんて安らか顔なんだろう…鏡に寄り添うように、まるで…姉妹みたいだ…」
善人は主から恵みをいただき、悪をたくらむものは罰を受ける―――箴言12の2
終わり
元スレ
勇者「ミネア!!!俺の女房になってくれ!!!!」マーニャ「・・・うん」
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コメント一覧 (29)
-
- 2016年12月03日 13:37
- この作者、漢字は知ってるけど文章書くの下手だな。
-
- 2016年12月03日 14:03
- それ以前の問題だろこれ
-
- 2016年12月03日 14:31
- は?
-
- 2016年12月03日 14:52
- ドラクエでやる必要はないな
-
- 2016年12月03日 14:59
- キャラ設定を活かすつもりが無いならオリジナルだけ書いてろ
そんでこんなゴミ拾ってくるんじゃない
-
- 2016年12月03日 15:28
- なにこれぇ……
-
- 2016年12月03日 16:19
- やりたいことはわかるけど文章力が追いついてない感じ
-
- 2016年12月03日 16:52
- ミヤネ屋にみえた
-
- 2016年12月03日 16:55
- ドラクエでやったのは注目してほしいからだろうけど、発想は普通の火曜サスペンスだな。
文章力は問題外として、擬音まかせなのはいただけない。
正直壊れていくところはもっと狂気がないとダメだし、それを描くには語学力が致命的に足りない。
もう少しちゃんとした推理小説なり、歴史小説読んで国語を勉強しないと、これ以上の上達は難しいな。
-
- 2016年12月03日 17:19
- これゴリラが書いただろ
-
- 2016年12月03日 18:02
- 空知は関係ねーだろ
-
- 2016年12月03日 18:13
- ※10※11
流れにワロタ
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- 2016年12月03日 18:45
- あの世界死んでも生き返るだろ
勇者パーティーなら
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- 2016年12月03日 19:39
- 小学生が背伸びしたのかな?
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- 2016年12月03日 20:16
- ドラクエにする必要なし
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- 2016年12月03日 20:17
- うあーうあー題材というか発想だけは良いのに作者がクソって惜し過ぎる…
せめて途中で読むのが恥ずかしくならない程度の作者だったら良かったのに
-
- 2016年12月03日 22:54
- 教会に行くか勇者がザオラル使えよ
ルーラあるからザラキを連れてきてもいい
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- 2016年12月03日 23:29
- 教会の蘇生費はあるだろ?後脳内でX曜サスペンスX場のBGMが流れた
-
- 2016年12月04日 00:04
- こんなゴミまとめんなよ
-
- 2016年12月04日 00:26
-
文章力なさすぎ
頭の悪い小学生レベルだね
-
- 2016年12月04日 04:42
- ゴミを読ませればこうして不評のコメントがたくさん付くから管理人は美味しいんだよ
-
- 2016年12月04日 10:38
- 言うほど文章力無いのか…?SSってこんなもんじゃ…
-
- 2016年12月05日 02:48
- ※5
ほんとそれ 独立したオリジナルの魅力的なキャラクターにする自信がないからって形だけ有名作品のキャラ借りてくるとか、ありとあらゆる方向に対して失礼だろ
-
- 2016年12月05日 06:15
- 何人かに小学生って言われてるけど、今の小学生ってドラクエ4わかるのかな…?
小学生のまま大人になってしまった感がして凄くホラーですわ
-
- 2016年12月05日 18:50
- SSに文章力をもとめるやつはなろうでも読んどけ
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- 2016年12月06日 01:07
- なろうにひつれい
-
- 2016年12月09日 04:34
- マサツグよりはマシだろwwww
-
- 2017年07月08日 21:40
- これってネタバレになると思うけどエビルプリーストを倒したあとの話なのかよくわからんな
それにしてもやっぱり勇者とミネアとマーニャしか出てこないっていうことはゲームでいう序盤のとこかな?
-
- 2017年08月29日 04:55
- ゴリラで草
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