提督「鎮守府に着任したら」
大淀「はい。艦隊運用の先駆けとして、駆逐艦を一隻選択していただきます」
提督「君は?」
大淀「申し遅れました。私は連合艦隊旗艦も努めた軽巡洋艦、大淀です。よろしくお願いします」
提督「こちらこそよろしく。貴艦も私の戦力下、ということでいいのか?」
大淀「申し訳ありません、私は大本営との通信等の役割を担っておりまして、今はまだ戦力に加わることは出来ないんです」
提督「そうか。いずれにせよ、よろしく頼む」
大淀「はい、ではこちらへ」
提督「ありがとう」
大淀「では、呼んできますね」
提督「いったいどんな艦が来るのだろうか……」
コンコン
提督「どうぞ」
ガチャリ
若葉「若葉だ。失礼する」
提督「……それだけか?」
若葉「駆逐艦だ」
提督「もうちょっと……」
若葉「初春型3番艦だ」
提督「……よろしく」
若葉「うむ」
若葉「初春型は初物に因んでいる」
提督「そうか。姉妹艦はどんなのだ?」
若葉「初春、子日、初霜、有明、夕暮がいるな」
提督「ほう……ん?夕暮?」
若葉「夜の始まりということだ……多分」
提督「なるほど。よくわかった。ありがとう」
若葉「うむ」
提督「決めたぞ。私は彼女を初期艦とする」
大淀「え、ええっと……他の子はご覧にならなくてもよろしいのですか?」
提督「構わない。彼女がいいんだ」
大淀「左様ですか……。では駆逐艦若葉、着任させます」
提督「頼んだ」
若葉「うむ」
提督「さて……まずは、はじめての『出撃』?」
若葉「そうか」
提督「鎮守府正面海域か。そんな眼前まで深海棲艦が……」
若葉「ふむ」
提督「大した艤装もないが……頼んだぞ」
若葉「出る」
提督「外がすっかり暗くなってしまったな。若葉は大丈夫だろうか。先ほど追撃の可否を問う無線が来たが……初めての出撃は皆大破してボロボロで帰ってくるというし」
若葉「帰投した。総員、と言っても若葉だけだが……被弾なし、だ」
提督「無傷……か。よかった!よかった!!」
若葉「ふ、喜びすぎだ」
提督「(笑った。あとさっきより饒舌になったな。若葉もうれしいんだろう)何分初めてずくしでな。そうだ、戦果報告の概要を頼む」
若葉「うむ。1300、出撃。1327、鎮守府から西方20km地点にて偵察中と見られる敵駆逐艦を捕捉。1331……」
若葉「1746、軽巡洋艦の撃沈を確認。1902、帰投。以上だ」
提督「ご苦労様。詳細な報告書は明日提出してくれ。今日はゆっくり休んで明日も頑張ろう」
若葉「助かる」
若葉「うむ」
提督「が、我が鎮守府にはまだ補給施設(一般食料部)がない。よって食事は我々で作るしかない」
若葉「何……?」
提督「まぁ、お前が出ている間にこさえておいたんだけどな。今日はカレーだぞ」
若葉「この瞬間を待っていた……!」
若葉「……っ……っ」モグモグ
提督「うまいか?」
若葉「ああ……悪くない……っ!」モグモグ
提督「おかわりもいいぞ」
若葉「……その台詞はやめろ」
提督「すまん」
若葉「うむ」
若葉の部屋
若葉「……」
若葉「……」
外の猫「フニャー!」
若葉「」ビクッ
提督の部屋
提督「……」
提督「……」
外の猫「フニャー!」
提督「」ビクッ
提督「おはよう、若葉。よく眠れたか?」
若葉「ああ」
提督「今日も励もう」
若葉「わかった」
提督「今日は装備開発だな!」
若葉「うむ、資源値はどうする」
提督「とりあえず20/60/10/110で頼む」
若葉「そのレシピはソナー、だな?任せておけ」
カーンカーン…シュウウウウ……カリッカリッカリッ…ゴォォォォ
零式艦上戦闘機21型
若葉「……すまん」
提督「えぇ~……」
若葉「間違えた」
提督「逆にすごいな」
若葉「すまんとしか、言えない」
提督「そう気にするな。いつか役立つだろうし」
若葉「わかった」
提督「資源は……最初だから最低値でいいか。では、お願いします、妖精?」
若葉「楽しみだ」
妖精さん「」ゴニョゴニョ
提督「ん?お茶でも飲んで待っててくれと?わかりました。失礼します」
提督「」ズズー
若葉「」ズズー
若葉「艦が完成したようだ」
提督「おお、そうか。どんな艦が来るやら……」
初霜「初春型駆逐艦、4番艦、初霜です。姉共々、よろしくお願いします」
提督「よろしく。若葉の妹か。君の話は聴いてる。すごい戦歴だったな」
初霜「はい!ふつつか者ですが、精一杯頑張ります!」
若葉「励めよ」
初霜「若葉には負けないわ!」
提督「よかったな、若葉」
若葉「ああ」
若葉「いいぞ」
初霜「わかりました!」
若葉「……初霜、衝突は勘弁だぞ」
初霜「ひ、ひどいわ!」
提督「頼んだぞ~」
若葉「対空電探に感無し」
初霜「目視による異常も見受けられません……敵はいないようです」
若葉「油断するな、初霜。慢心こそが命取りなのだから、な」
初霜「そうですね、気を張って参りましょう」
若葉「っ…!ほら初霜、トビウオを捕まえたぞ……!」
トビウオ「」ピチピチ
初霜「あら、すごいわ!って、若葉がふざけてるじゃない!」
若葉「ふ、すまん」
初霜「もう、若葉は真面目なのかアホなのかわからないわ」
若葉「あ、アホ……」
若葉「先日着任したばかりの新米だからな。まだまだと言ったところだ」
提督『無傷……か。よかった!よかった!!』
若葉「(ふ、戦果より艦の無事を先に喜ぶようなヤツだがな)」
初霜「じゃあ、私達が支えてあげないとね!」
若葉「ああ」
初霜「……若葉!雷跡!」
若葉「一杯だ、避けるぞ」
初霜「了解!」
若葉「くっ……」ドーン
初霜「若葉!」
若葉「ただの至近弾だ。信管の故障だろう。戦速落とせ。爆雷も聴音機も無い以上、このまま帰投するぞ」
初霜「了解!」
若葉「潜水艦への対策が必要だな」
初霜「ん、そうですね」
若葉「ん、敵機か。偵察機か?」
初霜「ええ!機銃とかありますか!?」
若葉「今は……無い!逃げるぞ」
初霜「またですかー!?」
若葉「帰投したぞ」中破
初霜「うう…ただいま帰りました」小破
提督「大丈夫か!?は、早く入渠を……補給も……!」アタフタ
若葉「落ち着け。大したことない」
初霜「そうですよ」
提督「そ、そうか?若葉だいぶ大変なことになっているが」
若葉「入渠すればすぐだ」
初霜「提督が目のやり場に困っているので早く行きましょう……」
提督「報告書を見ると、潜水艦に遭い、偵察機に遭い……目下のところ、装備不足解消が急務だな」
若葉「そうだな」
提督「うおっ!治ったのか」
初霜「駆逐艦は修復も早いんです」
若葉「うむ」
提督「そうだったのか。初霜、見ての通りこの鎮守府は装備も艦も少ない!あと食堂も無い!」
初霜「はい、よくわかりました……って食堂もですか!?」
提督「無い!というわけで今日も装備開発を行おうと思う」
初霜「では昼ご飯は私が作りますね?若葉、任せたわ」
若葉「うむ」
初霜「……」トントントントン…
初霜「……」ザッザッザッザッ
初霜「味は……うん、ちょうどいいわ!」
工廠
初霜「提督、若葉!昼食が……」
九七艦攻
九九艦爆
零戦
初霜「なんてこと……!?」
若葉「す、すまない」
提督「航空母艦若葉の爆誕である」
若葉「面目ない」
初霜「提督、私にやらせて!」
提督「あ、ああ。頼む」
若葉「初霜、無理はするなよ」
初霜「大丈夫です」
初霜「はい!」三式水中聴音機
提督・若葉「うわあああああああ」
初霜「はい!」三式爆雷投射機
提督・若葉「うわあああああああ」
初霜「あら、私も失敗ね」烈風
提督・若葉「うわあああああああ」
初霜「どうですか?提督?」
提督「これが、武勲艦……ありがとうございました」
若葉「」
初霜「大げさですよ」
提督「いやいや、助かった。空母もいないのに格納庫が航空機だらけになるところだった」
若葉「」グサッ
提督「爆雷もソナーもセットで手に入ったし、やっぱりすごいな初霜は」
若葉「」グサッ
若葉「……くそうっ」ダッ
提督「すねた」
初霜「すねましたね」
初霜「若葉~ごはんですよ~」
ドア「……」
提督「ややっ!なんとおいしそうなハンバーグだこれは!」
ドア「……」
初霜「今頃朝ごはんが携行食の誰かさんはさぞお腹が減っているでしょうね~」
提督「うん、美味い!若葉にも食べさせたいなー
」
ドア「……」
初霜「ダメですね……」
提督「うむ、明るい演技というのは疲れるな」
初霜「金剛さんがアニメでおっしゃってた、ドアの向こうに気を惹かせて丸太を突っ込む作戦、失敗ですね」
提督「うむ……」
同・室内
若葉「……クー……クー……」zzZzZZzzZ
3時間後
厨房
若葉「初霜……食事はまだか……?」ムニャムニャ
初霜「寝てたんですか!」
提督「今日は鎮守府近海の対潜哨戒に出てもらいたい」
若葉「うむ」
初霜「若葉も昨日頑張って九三式セットを作りましたからね!行けます!」
提督「しかし、旧軍は対潜を疎かにし、多大な被害を被ったという。慢心は厳禁だ」
初霜「そうですね、肝に銘じます。では、抜錨!」
若葉「出る」
カ級「ギャアアアアア」ブクブク…
初霜「やりました!」
ヨ級「キャアアア」ドカーン!……ブクブク…
若葉「大丈夫だ」
初霜「結構掃討できたんじゃないかしら?」
若葉「うむ」
キラキラキラキラ…
若葉「む、新しい艦娘か?」
??「……」
初霜「あら、あなたは……」
若葉「お前は……」
若葉「艦隊帰投だ」
提督「おお、ご苦労様……そちらは?」
初春「そなたが若葉らの提督か。わらわは初春じゃ!よろしく頼みますぞ」
提督「ほう、君が初春か……。どうぞよろしく」
初春「うむ!」
提督「姉妹共々励んでくれ。では今日は初霜、報告の概要を頼む」
初霜「はい、ご報告いたします。0800、出撃。0843、鎮守府から距離40付近に4隻の潜水艦群を確認。0931までに4隻撃沈。おそらく支援目的の水上艦の艦影も確認しましたが、退避を許してしまいました。申し訳ありません」
提督「大戦果じゃないか!逃れた艦影は気になるが……ご苦労だった、入渠と補給に向かってくれ。若葉からは何かあるか?」
若葉「これなんだが……」
提督「ん?なんだそれは」
若葉「わかめだ」
初霜「んふっ…わかめといってさしあげますわっ」
提督「はは、は……笑うところだよな?」
初春「すまん提督、わらわたちは実艦の時、寒い寒いアリューシャン方面にいたからの、寒い洒落しか言えないのじゃ」
提督「えぇ…」
若葉「2、3日働きづくめだから休暇とは、提督も甘いな」
初霜「みんなでこの近辺を見物してこい、それが任務だ、なんて真面目なんだかよくわからない提督ですね」
初春「ふ、良いではないか。楽しもうぞ」
若葉「ふん」
ラウンド○ン
パラッパッパッパー
若葉「見ろ、本塁打だぞ」
初霜「楽しんでます」パチパチパチパチ
初春「楽しんでるな」パチパチ
若葉「エスプレッソ」
初霜「キャラメルマキアートをお願いします」
初春「抹茶らてをくれ。全部小さいのでいいぞ」
店員「はーい」
若葉「慣れないな、こんなところは」
初春「確かに若葉には似合わぬのう。しかし、喫茶店も洒落たものじゃ」
初霜「あまい……おいしい」
子日「ねー!」
・・・・・・・
「「「え?」」」
初霜「子日姉さん、一体いつから……」
子日「さっきだよー!」
初春「さっきってなんじゃ?」
若葉「気配も悟られず忍び寄るとは、やるな」
子日「ふふっ、でもずっといたんだよー!」
鎮守府前商店街・午後
若葉「2、3日働きづくめだから休暇とは、提督も甘いな」
初霜「みんなでこの近辺を見物してこい、それが任務だ、なんて真面目なんだかよくわからない提督ですね」
初春「ふ、良いではないか。楽しもうぞ」
若葉「ふん」
子日「あっ!あれは二一駆のみんな!」
ラウンド○ン
パラッパッパッパー
若葉「見ろ、本塁打だぞ」
初霜「楽しんでます」パチパチパチパチ
初春「楽しんでるな」パチパチ
グワラキーン パラッパッパッパー
子日「子日も!ホームラン!」
初霜「そうですよ!」
初春「知らぬ仲ではあるまいに」
子日「なんかね、隠密行動に愉悦を感じたの!」
初霜「また小難しい言葉を……」
若葉「今まで何をしていたのだ」
子日「うーん、街中をうろついてたかな?」
初霜「野良子日……」
若葉「(こんな感じか?)」
子日『ネノヒッダヨーネノヒダヨー』
子日『ネノヒーネノヒー』
子日『キライキライキライキライ』
若葉「」ブルッ…
提督「で、連れてきたと」
初霜「ね、いいでしょう?提督」
初春「1隻くらい、よいではないか」
若葉「世話はするぞ」
提督「犬猫か何かのような言い方だな、構わないぞ。戦力が不足している今はありがたい」
子日「わーい!ねっのっひっだよ!」
提督「お、おう、今までいなかったタイプだな」
第二一駆逐隊「了解じゃ」「わかりましたー!」「うむ」「はい!」
子日「ふふ、簡単、簡単!」
若葉「うむ」
初春「これ、初霜。乱れるでない」
初霜「す、すみません!タービンが過回転を起こして……きゃっ!」小破
若葉「ぐはぁっ!」大破
初春「若葉ー!!!!」
梯形陣
子日「この陣形、なんの意味があるのー?」
初春「見栄えがするので、観艦式向きじゃのう」
子日「なーんだ!」
初春「熟練の提督でも戦闘における利点はまだ見つかって……初霜?初霜!?」
初霜「すみません、速度を誤りました!」小破
若葉「ぐはぁ!!」
初春「若葉ーーーー!!!!」
提督「連日の陣形演習、ご苦労様。今回は深海棲艦の手から製油所地帯沿岸の補給ルートを奪還し、海上輸送の支援を行いたい」
若葉「ほう」
初春「いよいよ実戦か。敵の戦力は?」
提督「はっきり言って不明だ。空母は存在しないようだが」
子日「うーん、危険な作戦になるね」
初霜「はい、敵の戦力が把握できない以上、海上突撃を行うしかなくなりますね。大丈夫。私がみんなを守るわ!」
提督「頼もしいな。すまん、また諸君の力に頼るしかないんだ」
若葉「任せろ。お前は戦果を待っていればいい」
子日「わお、頼もしいね」
初春「さすがわらわの妹艦じゃ」
初霜「衝突しないようにします……」
第二一駆逐隊「「「「了解!!」」」」
クルクルー
初春「ふむ、羅針盤はこちらを示しておるな。ゆくぞ!」
若葉「そもそも何故羅針盤を回……なんでもない」
渦潮マス
初霜「ひゃああああああ渦潮おおおおおお」グルグルー
子日「あーれー」グルグルー
若葉「ほれ見たことか」グルグルー
初春「わらっ…わらわっわららららら」グルグルー
初霜「ここどこですかー!?」ドーン
初春「わからん……羅針盤が荒ぶったようじゃのう」ドーン
若葉「くっちゃべってる場合じゃないぞ」ドン!ドン!
子日「魚雷発射ァー!」ドシュ
S 勝利
提督「おお、帰ってきたか!戦果はどうだ?」
初春「うーむ、それがのう提督よ」中破
子日「羅針盤のご機嫌がわるくてね?」小破
若葉「主力艦隊には出会いすらしなかった。つまり製油所付近の確保は出来ていない」中破
初霜「申し訳ありません……」中破
提督「そうか、羅針盤……。この作戦はどうやら回数をで稼がねばならぬようだな。あ、あと下2人は中破したらきちんと隠せ」
若葉「すまん」
初霜「あっ、やだっ!私ったら……」バッ
2回目
若葉「逸れたっ……!」
初春「羅針盤め……!」
4回目
初霜「そ、逸れ……」
子日「初霜ちゃん!しっかり!」
7回目
初春「すまん、ちと疲れた……」赤疲労
初霜「少し休みましょう」疲労
12回目
若葉「ひひ、ひひひ」
子日「フフ、フフフフフ」
初春「皆、気張れ!」
初霜「また逸れた逸れた……逸れたぁ……」
羅針盤「……」
初春「次逸れたら貴様を大破させてやろうかの」
子日「ガウガウ!」
若葉「破壊る(やる)」
初霜「……」スッ
羅針盤「!?」クルクルー
羅針盤「コッチ!」
初春「や、やったのか?」
若葉「やったぞ」
子日「キャンキャン!」
初霜「いよいよ、ですね!」
若葉「総員輪形陣。反転するぞ」
初春「どうするのじゃ?」
若葉「普通に戦ってもこちらに勝ち目はない。一度退避し、孤島の陰で夜を待つ」
子日「夜になったら一気に近よって、砲雷撃でドカンだね!?」
若葉「そうだ」
初霜「危険すぎますが、私達の砲火力ではその方法が1番効果的ですね」
若葉「異論はないか」
初春「そういうことか……うむ。そなたの判断を信じておるぞ」
子日「頑張ろうね!」
初霜「ありません」
若葉「助かる」
初霜「!敵艦隊も電探でこちらを捉えたようです!急ぎ退避しましょう!」
初霜「はい!」
初春「ほう、そんな情報まで……そなた、本当に頼もしくなったのう」
子日「さすが旗艦だね!」
若葉「ふん」
初霜「(照れてる)」
初春「(照れておるのう)」
子日「(夕ご飯までに帰れたらいいなぁ)」
若葉「着いたぞ、ここだ」
子日「わーきれいなビーチ!」
初霜「ここの近辺は深海棲艦の制海権下で、人は来ませんからね」
子日「なるほどー」
初霜「はしゃいで疲れないでくださいね」
子日「わかってるってば!」
夜
子日「はー疲れた」疲労
初霜「いわんこっちゃない!」
初春「これが『ふらぐ』か」
初霜「姉さん、これを」つ初霜特製クッキー
子日「え!?いいの!?」疲労
初霜「どうぞ」
子日「ありがとう!」キラキラキラキラ
初霜「みんなも!どうぞ!」
若葉「ふん、甘味など……」キラキラキラキラ
初春「助かるのう」キラキラキラキラ
「「「了解」」」
子日「電探に感あり!近いよ!」
若葉「なに、数は?」
子日「1!夜間偵察みたいだよ!」
若葉「困ったな。ここで本隊に打電でもされると、夜襲が成らない」
初春「では、こういうのはどうじゃ?『打電させる間もなく、沈める』」
子日「うわー強引!」
若葉「さすがだな。魚雷発射準備。出来次第発射だ」
初霜「当たって……!」ボシャッ
初春「戦果を挙げるのじゃ」ボシャッ
子日「いっけー!」ボシャッ
若葉「発射」ボシャッ
イ級「……!?」ドカーン… ドカーン…
初霜「魚雷2本の命中確認!あっという間に沈んでいきます!」
若葉「みんな、よくやった。作戦続行だ」
初春「あれはわらわの魚雷じゃ」
子日「子日だよ!ね!?」
初霜「わ、私です!」
若葉「……」
若葉「いよいよだ。複縦陣を取れ。突っ込むぞ」
子日「了かーい!」
初春「さぁ、大戦果をあげようぞ!」
若葉「ふっ、造作もない」
初春「わらわたちにかかれば、敵も怖くないぞ」
子日「お腹空いたー!!」
初霜「ありがとうございます、提督の指揮あってこそです」
提督「本当にありがとう。製油所の制海権を取り戻したことで、これからは補給が容易になるだろう。戦闘経過を頼む」
若葉「うむ」
・・・・・
若葉「……本隊に近接し、砲雷撃。初霜の初弾が敵雷巡に命中。炎上し、探照灯のように周囲を照らし、その後の攻撃がやりやすくなった」
提督「そうか。初霜、よくやったな」
初霜「た、たまたまですよ!」
若葉「出来た妹だ。その後、雷撃。対潜装備開発中に出来た新開発の酸素魚雷は雷跡の確認が難しく、敵艦隊に次々と命中。敵艦隊の撃滅が成った、というところか」
提督「素晴らしい大勝利だな!報告書は一週間後に提出してくれ!解散!」
初春型に栄光あれ!秋刀魚ボイスくれ!
元スレ
提督「鎮守府に着任したら」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476448701/
提督「鎮守府に着任したら」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476448701/
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- アルミン「……」zzz
コメント一覧 (28)
-
- 2016年10月24日 16:47
- おや?俺の電探に初春型の反応があるぞ?(ボロン
-
- 2016年10月24日 16:51
- ブチィッ
-
- 2016年10月24日 16:53
- ※1
おや?こんな所に産廃の電探が…
ついでだから1ごと解体しておこう
-
- 2016年10月24日 16:57
- 初春型をみんな奴隷娼婦艦に改装したい。
-
- 2016年10月24日 17:09
- ※4
君んとこの艦娘全部解体しといたからね
-
- 2016年10月24日 17:11
- 初春、初霜には改二があって、子日には限定グラがあるのに…若葉にもなにかはよ!
-
- 2016年10月24日 17:16
- 20/60/10/110って対潜装備狙いで回す?
-
- 2016年10月24日 17:17
- ※6
もう初春型を含む半数近くカオスアリーナに送りました。
-
- 2016年10月24日 17:18
- ※8は※5さん宛ですすいません。
-
- 2016年10月24日 17:18
- ※5
全部は解体できないんだよな
だからまるゆだけ残しておいたぞ※4
ついでに資材は出来る限り溶鉱炉で溶かしといたから暫く我慢してくれ
-
- 2016年10月24日 17:50
- ※7
それ以前に駆逐艦は水雷系開発だから上級航空機は出ないです
伊58改とか伊勢改なら航空系開発だから出る(はず)
-
- 2016年10月24日 17:52
- い…嫌じゃ…人間の子など孕みとうない…
-
- 2016年10月24日 20:15
- ※4
司令部レベルを1にして、開発資材は全没収。
あ、艦娘は大和を置いておいたからな。大破してるけど。
-
- 2016年10月24日 21:30
- ※13
つまり
半年後
大和「きょ、今日は大和がど、奴隷娼婦になって半年の、記念日です…。日頃ご贔屓にしていただいてる皆様へのか、かん、感謝を籠めてこの大和ラブ、ラブ…グスッ…や、大和ラブホテルが、誠心誠意ご奉仕します!!」ポロポロ
こうしなさいと?
-
- 2016年10月24日 22:06
- ※14多分、大和に白い(意味深)資材を全快するまで毎日絞り取られるかと。
-
- 2016年10月25日 00:54
- ※15
ナニソレうらやましい・・・。
-
- 2016年10月25日 01:18
- ※16大和の消費量考えたら・・・わかるね?
あと、少年刑務所宿泊船の経験がある先代大和も一緒だから、追撃で、ひでみたいなめにあわされます。
そして、満足させられなかったら・・・海軍ハッピーランドで・・・イイコ・・・
-
- 2016年10月25日 07:13
- 大和は回復不能だから暫く入渠も出撃もできない
しかし資源は司令部レベル1の上限まですぐ溜まるからそれを待って最低値建造すれば良い
-
- 2016年10月25日 20:40
- 誰1人感想言ってなくてワロタ
-
- 2016年10月26日 13:46
- 気付いた君くらいコメントしてあげなよ…。
俺?しないよ
-
- 2016年10月26日 17:57
- じゃーどう書けばいいんだよこの脳内日記みてーなの。妖精さんがみんなDOOMmarineみたいなったとかなら書き込めるけどよ
-
- 2016年10月26日 22:17
- ※19
まず「感想」と言う言葉を思い浮かべる。そしてゆっくりこう唱えるんだ。「存在しない」と。
-
- 2016年10月29日 02:47
- ※18
開発資材が0なら課金しないと完全にアウトらしい
-
- 2016年10月29日 18:58
- ※23
課金しないなら、自然回復上限まで待ってから海域に落ちてるのを探すしかないよな。
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- 2016年10月29日 21:37
- 遠征で拾ってこれなかったっけ?
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- 2016年10月29日 23:44
- ※25
大破大和のみ、司令部レベル1、開発資材0
まず遠征艦隊が組めない。
轟沈覚悟で行こうにも旗艦大破は出撃不可。
課金しないなら完全に詰んでる。
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- 2016年10月29日 23:53
- 大和のレベルと大破してるHPは触れてないからレベル1の大破大和だったら入渠できるのかな?司令部レベル1なら上限1000だしなんとかなりそうな気もする。
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- 2016年11月10日 00:09
- 「提督が意気揚々と着任するも鎮守府はボロボロで資材もなく、初期艦すら着いてこない。
愕然とする提督は唯一残されていた、大破されたまま放置され、さめざめと泣く大和を見つける。
『もはや大和には何も出来ません…、ごめんなさい提督…』その言葉に提督は真っ直ぐに言う、
出来ることから始めよう、必ずやれることはあるから――」
もうだれかこれで一本書いてよ