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おじいちゃん「お前に家宝をやろう!大切にしろよ!」けんた「ありがとう!絶対大切にするよ!」

1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 16:54:59.142 ID:vrilvDm+0.net

けんた「それで今日は学校にこの木刀持ってきたんだ!」

たくや「家宝が木刀かよ(笑)よっぽど楽しい修学旅行だったんだな」

けんた「いや、でもおじいちゃんが大切に隠しておいたらしいから価値があるものなんじゃない?大昔の木から作られた木刀だったとか」

たくや「そうか?俺らじゃわかんねーよ」

こうき「おい、けんた面白そうなの持ってんな」ズイッ(たくやを押してけんたの元へ近寄る)

たくや「あっ」

こうき「またお前ら学校に不要物持ってきてんのか?(笑)」スッ(木刀をとる)

けんた「やめろよ、それおじいちゃんからもらった大切な物なんだから!それにお前らだって学校にタバコとかPSPとか持ってきてんじゃねーかよ!」

こうき「うっせーな、お前みたいに見せびらかしてねーだろーが」

けんた「とにかく返せよ!おじいちゃんが大切にしろって言ってたんだ!」

たくや「落ち着けよけんた、あんま熱くなんなよ」

こうき「おいしゅんすけ、けんたがいつもよりはしゃいでるぞー(笑)」

しゅんすけ「ん?けんた?あぁ、そいつか(笑)相変わらずムカツク顔してんな、ってなにそれ?」

こうき「けんたの木刀だってさ(笑)けんたん家の家宝だってよ(笑)」

しゅんすけ「これが家宝かよ(笑)よっぽどスゴい木刀なんだろうな(笑)ちょっと折ってみようぜ(笑)」

こうき「マジかよ(笑)家宝なんだろこれ?(笑)」

しゅんすけ「大丈夫だって(笑)家宝になるほどの木刀だぞ(笑)折れねぇって」

バキッ!!(木刀が折れる)

しゅんすけ「あ、ゴメンよ~(笑)まさかこんな脆いとは思わなかったわ(笑)」

こうき「しゅんすけ、これは流石にやりすぎだろー」

しゅんすけ「いや、不要物持ってくるこいつが悪いんだよ(笑)行こうぜ!」スタスタ

こうき「おう」スタスタ

たくや「………おい、けんた」

けんた「…くっそ…あいつら…」



14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:03:57.001 ID:vrilvDm+0.net

ズズズズズズ(けんた、折れた木刀を引きずる)

たくや「おいけんた、どこ行くんだよ」

けんた「直してくる、仮にもこれは家宝だぞ!こんな木刀おじいちゃんにも見せらんないよ」

たくや「けんた、お前もすぐカッカするのやめろよ。火に油注いでるようなもんだぜ?」

けんた「お前悔しくないのかよ!あんなチャラチャラしてるやつらになめられてさ」

たくや「どうしようもないだろ…俺だって友達沢山いて力もあればとっくにやり返してる」

けんた「友達がなんだよ!友達が多ければそいつは強いのか!?あとは俺一人でやるわ!」

たくや「やるってなにやるんだよ」

けんた「決まってんだろ!しゅんすけとこうきぶっ潰すんだよ!」

たくや「おいおい(笑)流石に冗談だろ…そんなことしてどんな徳があんだよ…それにさ、あいつら友達も多いし返り討ちにされるだけだよ」

けんた「それでもいいよ、卒業までに全員叩き潰す」

たくや「お前さぁ…」

けんた「じゃあなたくや!俺決めた!やっと俺、木刀が家宝だった意味が理解できた気がする」タッタッタッ

たくや「どうしたんだよ…けんた…」



19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:08:22.524 ID:vrilvDm+0.net

─夜─

けんた「ただいまー!」

おじいちゃん「おお、けんた、帰ったか…ご飯はおばあちゃんが作ってくれたぞ」

けんた「ありがと!…おばあちゃんは?」

おじいちゃん「もう寝ちゃってるよ。俺もそろそろ眠いから、ご飯食べたらちゃんと風呂入って寝るんだぞ」

けんた「分かってるよおじいちゃん…あとさ、改めてだけど…家宝ありがとう」

おじいちゃん「ああ、気に入ってもらえたのか、よかったよかった!」

けんた「うん!それじゃあ明日に備えて、いただきまーす!!」

おじいちゃん「あぁ、いっぱい喰え!!じいちゃんは寝るぞ!おやすみ」



21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:12:47.247 ID:vrilvDm+0.net

─次の日─

けんた「おはよー!」

たくや「おうおはよう…お前昨日家帰ったあとどうした?」

けんた「別に?いつも通りだよ!」

たくや「そっか……あのさ、昨日俺なにもしてやれなくてごめんな、今度なんかあったら俺もちゃんと言うからさ、俺の事も頼っていいんだぞ」

けんた「あぁ、それなら大丈夫だよ!もう気にしてないし(笑)」

たくや「ならいいんだけどさ、あんま溜め込み過ぎんなよ」

けんた「分かってるよ、ありがとなたくや!それじゃ授業あるから!」タッタッタッ

たくや「またな…」



23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:19:28.791 ID:vrilvDm+0.net

─授業中─

先生「そしてこれを代入!そしてさらに代入!するとXは3となるのでyイコール12!!」

こうき「はぁー授業つまんねーなー」

しゅんすけ「な、マジでつまんねー、あの先生話なげーし」

こうき「そう言えばけんたどうした?」

しゅんすけ「知らね、普通に学校来てたぞ」

こうき「泣いてた?(笑)」

しゅんすけ「いや、なんかニコニコしてたわ…余計にキモいよな(笑)」

こうき「あいつまたたくやとなんか物持ってきて見せ合いっこしてるんじゃね?」

しゅんすけ「相変わらずキモいよなあいつら(笑)…今日はたくやの方シメるか(笑)」

こうき「お、いいね!たくやの方ならサンドバックだし上手くいけば金とかとれんじゃね?」

しゅんすけ「金とんのかよ(笑)ま、不要物持ってくるぐらいだから金ぐらい持ってこさせんのも余裕か(笑)」

こうき「そんじゃ今日の放課後たくやな!」

しゅんすけ「おっけー!けんた居るとダルいから一人の時狙うぞ」

こうき「おっけー(笑)放課後が楽しみだわ、はぁー、はやく授業おわんねーかなぁー」



24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:23:08.034 ID:vrilvDm+0.net

─放課後、帰り道─

けんた「じゃ、明日学校持ってきて!」

たくや「分かったー!ちゃんと手入れしてくるわ!」

けんた「頼むぞー!じゃあなー、また明日ー!」

たくや「おー、じゃあなー!」

スタスタスタスタ(互いに背を向けて歩き始める)

しゅんすけ「…よし、行こうぜ」

こうき「やっとお楽しみ会が始まるわー(笑)」



26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:38:35.668 ID:vrilvDm+0.net

たくや「…」スタスタ

たくや「……」スタスタ

ピタッ(たくや、足をとめる)

たくや「…なんだよ」

こうき「お、気づいてたんだぁー」

しゅんすけ「ようけんたの友達、今日はなに持ってきたのかな?(笑)」

たくや「関係ないだろ…」

こうき「おいおい、お前まで俺らにそんな口聞いちゃうの?けんたの真似?(笑)」

しゅんすけ「ちょっとバッグ借りるね」ヒョイ(たくやのバッグをとる)

たくや「やめろよ、今日はなんも持ってきてないから」

しゅんすけ「あーホントだ、教科書しか入ってねーじゃんマジでねーわつまんねー」

こうき「もちろん家にはあるんだよな?金でいいからとってこいよ(笑)」

しゅんすけ「お、こうき金せびるの早いな(笑)」ユラユラ(バッグを揺らす)

たくや「おい、バッグ返せよ…」

しゅんすけ「タダで返すと思うか?金と交換に決まってんだろ」

たくや「いいからバッグ返せって!」バッ

こうき「うわっ、突進してきたぞ!きめぇ(笑)」



27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:41:02.276 ID:vrilvDm+0.net

こうき「来んじゃねーぞこっち(笑)」

ズカッ!!(たくや、蹴り飛ばされる)

しゅんすけ「きめぇーんだよお前!大人しく金持ってこいや」ガッ!(殴る)

ドサッ(たくや、地面に倒れる)

しゅんすけ「おいこうきタバコ持ってるか?」

こうき「まさかの?(笑)」

しゅんすけ「あぁ、印入れようぜ」ジュボッ(タバコに火をつける)

しゅんすけ「なぁ、けんたのお友達、明日金持ってくんなら一ヶ所で勘弁してやるよ」

たくや「誰が…誰がお前らなんかの」

しゅんすけ「おっけー分かった、こうき、腕押さえてろ」

たくや「やめろっ!!」

こうき「おい暴れんなよ」ガシッ

たくや「離せよ!!」

しゅんすけ「うっせーから静かにしてろよ、顔からいくぞ」

シュゥウウウウ

たくや「やめろ!!」

ジュゥウウウウウウウ!!!

たくや「あああああああああ!!!」



29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 17:47:12.035 ID:vrilvDm+0.net

─次の日─
先生「たくや君今日はお休みしてるんだけどなんでか知ってる?」

けんた「…いや、知らないですけど…たくや今家に居るんですか?」

先生「うーん、なんだか昨日家に帰って来なかったみたいなの、今日も帰って来ないようだったら捜索願いを出すって親御さんは言ってるんだけど」

けんた「…昨日は俺とたくやいつも通り途中まで一緒に家に帰ってましたよ、そのあとどっか行っちゃったのかも」

先生「そっかぁ…じゃあ先生他の生徒にも聞いてみるからなにかわかったら教えてね」

けんた「はーい、分かりましたー」

先生「じゃ」スタスタ

けんた(…どうしたんだろう、たくや)



30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:02:03.021 ID:vrilvDm+0.net

─放課後─
こうき「たくや来るかな?あのあと約束したけど、あいつ豪快に泣いてたな(笑)」

しゅんすけ「あいつ根性無かったな、結局金持ってくる事になったし(笑)」

こうき「いやー、でも先生の話じゃあいつ家にも帰ってないらしいじゃん、金は持ってこないんじゃね?」

こうき「あー、ありそうだな。あと5分して来なかったら帰ろうぜ」

しゅんすけ「そうだな、たくやも使えねーな。パシリぐらいにならさせてやろうと思ってたのにさ」

スタスタスタ(足音)

こうき「お、来たぞ」

しゅんすけ「おお!来たか!偉いなたくや(笑)」

たくや「…」(ボロボロの服で、汚れたバックを背負ってくる)

しゅんすけ「金は?」

たくや「……」グッ(拳を握る)

こうき「どうしたお前(笑)」

たくや「………」(手が震える)

たくや「……」

たくや「…」(拳の力が抜ける)

たくや、ポケットから1000円を差し出す

しゅんすけ「おお、金じゃん!」

こうき「やるじゃん!けんたとは大違いだ!」

しゅんすけ「おいたくや、なに泣いてんだよ!これで俺らも友達同士だぞ!」

こうき「たくやが泣き崩れたぞ(笑)」

スタスタスタ(足音がする)

スタスタスタ

ピタッ(足音が止まる)

「おい」

こうき「お、お前も来たのか」

しゅんすけ「お前は呼んでねーぞ」

けんた「たくやになにしてんだお前ら」



31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:13:15.056 ID:vrilvDm+0.net

こうき「たくやが呼んだのか?」

たくや「…」

けんた「ちげーぞ、俺がたくや探してたら偶然お前らを見つけただけだ」

しゅんすけ「ふーん、なんでもいいけどダリーからこいつボコすぞ」

こうき「おっけ」

けんた「…たくや、家に帰ってろ」

たくや「…」

けんた「俺がこいつらぶっ潰す」スッ(カバンから木刀を抜く)

ズカッァ!!!(こうきの顔面に木刀がめり込む)

こうき「いってぇえ!くっそ!!あいつマジでやる気だぞ!!」

ゴキィャァ!!(けんた、倒れたこうきの顔に木刀を降り下ろす)

こうき「おぇっ」ドサッ

しゅんすけ「てめぇ調子のんなよ!!」

ブンッ!(けんた、木刀でしゅんすけの頭を殴る)

しゅんすけ「あがあああっ!」

ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!(けんた、しゅんすけに馬乗りになって顔面を木刀で叩く)

しゅんすけ「やめろぉ!もう分かったから!」

ガスッ!ガスッ!ゴキッ!(首をへし折る)

しゅんすけ「」ドサッ

けんた「はぁ…はぁ…」

けんた「なにしてんだよ…たくや、逃げろって言ったろ?」

たくや「……けんた、お前…」

けんた「仕方ねーだろ、俺には木刀しかなかったんだから」



32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:18:22.725 ID:vrilvDm+0.net

─帰宅後─
おじいちゃん「今日は遅かったな」

けんた「ごめん…色々用事があって」

おじいちゃん「まあほどほどにな」

けんた「おばあちゃんはもう寝ちゃってる?」

おじいちゃん「ああ、いつも通りな」

けんた「そっか」

おじいちゃん「起こすか?」

けんた「いや、いいよ、最近話してないなって思っただけだよ」

おじいちゃん「寂しいのか?」

けんた「いや、全然……いただきまーす」

おじいちゃん「…」



34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:22:29.263 ID:vrilvDm+0.net

─次の日─
先生「しゅんすけくんとこうきくんが来てないんだけど、知ってる?家にも帰ってないらしいの」

けんた「いや、知らないです…というか遊んでるんじゃないですか?分からないですけど」

先生「先生もそう思ってるんだけどねー、親御さんがうるさいからね」

けんた「…」

先生「あ、そう言えばたくや君見つかったんだってね!家族の皆けんた君に感謝してたよ!」

けんた「…本当によかったです」

先生「じゃあまた」

けんた「はーい…」チラッ

たくや「…」



35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:30:52.300 ID:vrilvDm+0.net

けんた「おいたくや、あいつらどうするんだよ…捜索とかされたらいずれ見つかるぞ」

たくや「森じゃまずかったかな…やっぱ川に流すべきじゃないか?」

けんた「いや、川はまずいだろ…流れてったら見つかるぞ」

たくや「でも俺たちがやったって気づかれないかもよ?あと…木刀はどうするんだよ」

けんた「いや、木刀は…だってさ、無理だろあれは、川に流しても消えるもんじゃねーぞ」

たくや「…あれ、大切な物なんだろ」

けんた「でもいまさらどうしようも無いって!目立たないところで焼くでいいだろ、死体も一緒に!」

たくや「おい声でかいよ!」

りゅうじ「…お前ら、なんの話してるんだ?」

たくや「…あ…ゲームの話だけど、なんで?」

りゅうじ「いや、気になったから…あ、じゃあな」

けんた「…学校でこの話すんのやめよう」



39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:40:57.082 ID:vrilvDm+0.net

────
りゅうじ「あいつら怪しくねーか?けんたとたくやだよ、なんかコソコソ隠してるっぽいし」

しげる「怪しいのはいつもだろ」

りゅうじ「でもあいつらってよくこうきとしゅんすけに虐められてたろ?なんかあったんじゃねーの?」

しげる「知らねーよ、ただ俺達に奢るのダルくなって学校ごとすっぽかしただけだろ」

りゅうじ「でも昨日飯行く約束したときに今日は金が入るからとか言ってたろ…たくやもその日に見つかったらしいし、多分あいつら絡みだと思う」

しげる「知らねーよ、どうせ明日になったらまた学校来んだろ、明日にでも飯奢ってもらえばいいよ」

りゅうじ「うーん、あのさ、俺授業中見たんだよね」

しげる「なにをだよ」

りゅうじ「たくや、根性焼きの跡があったぞ、服がめくれたときちょうど見ちゃったんだ。多分あれ、しゅんすけ達の仕業だと思う」

しげる「だからなんだよ…」

りゅうじ「今日の休みは絶対あいつらが絡んでるハズだよ」

しげる「…そんな気になるなら直接聞けよ」



41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:49:40.572 ID:vrilvDm+0.net

─放課後─
けんた「今日は家まで送ってやるよ」

たくや「あ、おっけー、あの話もしたいしな」

タッタッタッ!!

りゅうじ「あ、ちょっと待って、お前ら昨日しゅんすけ達と関わってた?俺今日あいつらと飯行く事になってたんだけどさ」

けんた「…いいよたくや、ほっとこう」

たくや「昨日は俺達川原に行ってたよ。俺が一人で居るところけんたが見つけたんだ」

りゅうじ「そっか…たくやさ、お前どうして家に帰んなかったんだよ」

けんた「もういいだろ、なんで掘り返すんだよ」

たくや「いや、いいよ。正直言うと一昨日俺しゅんすけ達に虐められて帰るに帰れなかったんだ。まあ結局昨日は川原で一日過ごしてたけどね」

りゅうじ「ふーん…大変だったな」

けんた「お前には分かんねーだろ、知ったような口聞くなよ」

たくや「いいよけんた。ごめんえぇーっと、りゅうじ君、俺達帰るね、じゃ!」スタスタ

りゅうじ「……」



42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 18:53:59.787 ID:vrilvDm+0.net

─森─
たくや「よし、見られないで入れた…あのさ、木刀なんだけど」

けんた「分かってる、さっさと焼こう。おじいちゃんには代わりの木刀を買ってあげるよ…もうこればかりは仕方ないよ」

たくや「…よし、焼くよ」ジュッ(ライターで火をつける)

けんた「ごめんな、じいちゃん…」

ガサガサッ

りゅうじ「あ、お前ら、なにやってんだ?」

けんた・たくや「!!」



44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 19:09:40.109 ID:vrilvDm+0.net

けんた「お前ついてきてたのかよ」

りゅうじ「いや、なんかお前らがさ」

けんた「もう俺らに構わないでくれないかな、お前らと関わりたくないんだよこっちは」

りゅうじ「別に俺は……!?」(りゅうじ、奥に身体を埋められたしゅんすけとこうきの死体を見つける)

りゅうじ「え?どういうことだよ?」

たくや「けんた、どうする?見られたよ」

けんた「どうするって…どうするって言われてもな…」

りゅうじ「…お前らしゅんすけとこうきになにしたんだよ!なあ!その木刀で…お前ら…お前らが!?」

たくや「ダメだ…りゅうじも」

けんた「くっそ…だから関わって欲しくなかったのに…りゅうじ、ごめん…」スッ(木刀を構える)

りゅうじ「おい?嘘だろ?なあ?俺はお前らが虐められてるの見たくなかったんだよ…段々ヒートアップしててさ、俺にも力があったらさ」

けんた「もう喋んないでくれ、りゅうじ…ごめん」

りゅうじ「なんでだよ…俺まだ部活も中途半端だし彼女もできてないし、本当はお前らみたいなやつとも仲良くなって皆の人気者になりたかった!」

たくや「けんた!やらなきゃ!もうここまでやっちまったんだ!!後戻りできないよ!」

りゅうじ「なぁ、けんた?」

たくや「けんた!やれ!!」

けんた「…ごめん!!りゅうじ!!!」ブンッ

ゴキィッ!!(りゅうじ、地面に倒れる)

けんた「たくや…さっさと焼くぞ…」

たくや「…うん…」



46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 19:18:43.687 ID:vrilvDm+0.net

ボォーーーーー

けんた「煙がたってきたな…ある程度焼けたら火を消そう」

たくや「骨はここに埋めるか?」

けんた「そうだな、粉は細かく砕いてこの森に埋めよう」

──────
───
たくや「…そろそろ焼けた。砕こう」

けんた「うん」

ゴリッ、ギギギ、ゴリッ、ギギギ

たくや「…三人も居なくなったら俺達怪しまれるよな」

けんた「だろうな…この先どうしようか」

たくや「…よし、火消そうか」バシャァ!(水をかける)パチパチパチ

けんた「跡形も無いな、木刀も」

たくや「…けんた、明日は普通に学校に行こう」



48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 19:26:31.057 ID:vrilvDm+0.net

─帰宅後─
おじいちゃん「おー、帰ったか。遅かったな」

けんた「うん、最近忙しくてね…おばあちゃんは?」

おばあちゃん「今日は起きてるよ。おじいちゃんが寂しそうにしてるって言うから」

けんた「…別に寂しくなんかないよ?」

おばあちゃん「ふーん…なにか悩み事があったら言いなさいな。おじいちゃんにでもいいから」

けんた「うん…」

おばあちゃん「それじゃあ私は寝るからね、ちゃんと風呂入りなさいな」スッ(布団に入る)

けんた「…」

おじいちゃん「おいけんた、暗い顔してると良いこと起きないぞ」

けんた「…うん、いただきます」



51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 19:35:19.553 ID:vrilvDm+0.net

─次の日─
先生「今日もこうきくんとしゅんすけくん来てないね…あと、りゅうじくんも…」

しげる「…」

────
たくや「俺達帰るね、じゃ!」スタスタ

りゅうじ「…」

しげる「おいりゅうじ、どうだった?」

りゅうじ「分かんねー、なんか避けられてる」

しげる「当たり前だろ、虐めてた側のグループの人に関わりたいと思わないだろ」

りゅうじ「…俺、なんかあいつらが心配だわ」

しげる「いいだろほっとけば、あいつらは二人で楽しんでるんだからお前が行ったところで邪魔になるだけだぞ」

りゅうじ「仲良くなりたいとかじゃなくて、なんとなく謝りたいんだ」

しげる「別にお前が直接虐めてた訳じゃ無いんだしさ」

りゅうじ「いや、ここら辺で謝っとかないとモヤモヤすんだよ、ちょっと行ってくるわ」

しげる「…あんまあいつらと絡んでるとお前も目つけられるぞ」

りゅうじ「そんなのに怯えてちゃいつまでも俺はモテねぇよ」

しげる「もういいわ、好きにしろよ。俺知らねーぞ」

りゅうじ「おう、じゃーな」スタスタ

しげる「…お前なぁ」



52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 19:49:27.720 ID:vrilvDm+0.net

───
しげる「先生、りゅうじのことでちょっといいですか?」

先生「うん」
────
───
先生「え、たくや君が?」

しげる「俺も確かめてないんですけど、焼き跡があったとか」

しげる「それ見てかあいつ関係ないのに謝りに行ってから、りゅうじ居なくなっちまった」

先生「たくや君が最後に会ってたかもってことだよね?」

しげる「はい、一番最後に会ってたのは多分たくやと、けんただと思う。その後のりゅうじの行動は分からないけど、一応聞いてみてください」

先生「分かった、聞いてみるね」



54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 20:07:13.988 ID:vrilvDm+0.net

先生「たくや君、そのあとのりゅうじくんについてなにか知ってる?」

たくや「いや、そのあとは知りませんよ、すぐ別れちゃったんで」

先生「そっか…」

先生「たくや君…あの、しげる君から聞いたんだけど、その、しゅんすけ君達に」

たくや「いや、もう大丈夫ですから本当に、思い出したくないんでその話あんまりしてほしく無いです」

先生「ごめん、たくや君…でも、なにかあったらなんでも相談していいんだよ!その為の先生だから!」

たくや「はい、ありがとうございます。それじゃあ」スタスタ



57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 20:22:33.602 ID:vrilvDm+0.net

たくや「おい、けんた!りゅうじのこと先生に聞かれたぞ!」

けんた「なにも喋って無いよな」

たくや「当たり前だろ!俺達に謝ったあと別れたって言ったよ」

けんた「ならいいんだ」

たくや「それにしてもしげるって奴りゅうじが謝りに行った経緯を話すために俺達が虐められてたこと先生に言ったっぽいな」

けんた「今に分かったことじゃないだろ。きっと前々から先生も気づいてたよ。皆見てみぬフリしてたんだ」

たくや「…確かにそうかもな、でも先生もりゅうじも、自分たちの過ちに気づいて俺達に手を差し伸べてきた」

けんた「やめようたくや、それより虐めが露見した以上、もしかしたらお前の虐めについて探られるかもしれないぞ」

たくや「大丈夫だよ、ただ俺達は虐められてただけで、行方不明とは一切関係無いってことを貫き通せば…俺達はきっと大丈夫だ」

けんた「そうだな…辛いだろうけど、頑張るぞ」

たくや「うん」



58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 20:53:12.652 ID:vrilvDm+0.net

─帰宅後─
おじいちゃん「あと何週間だ?秋休みまで」

けんた「あと2週間だよ、旅行行くんでしょ?」

おじいちゃん「おう、おばあちゃんも乗り気だから、今年の秋休みは楽しくなるぞ」

(奥でおばあちゃんが寝ている)

おじいちゃん「あのあげた木刀あるだろ?あれな、ただの木刀じゃないんだぞ」

けんた「…え?」

おじいちゃん「千年樹って呼ばれる千年か、それ以上も長い年月をかけて育った大きな大木から作られた年忌の入った木刀なんだ。そこらちょっとの木刀とは質が違うぞ」

けんた「へぇー」

おじいちゃん「俺なぁ、昔虐められてたんだ。もっと昔に汚れ仕事をしてた家系なんだとよ。その上人付き合いもろくにできねぇし金もねぇから、俺の父さん母さんひっくるめて家族みんな虐められてな。
情けねぇよなぁ。俺の家族は皆弱かったから、ただやられるだけで」

おじいちゃん「そんで子供の俺は耐えきれなくてな、家に飾ってあったあの木刀手に取ったんだ。次家に来られたときはこれでやり返してやるって思ってな。
…近所の奴はすぐにまた嫌がらせしにきたよ。それで俺は自分の思った通りにやり返そうと木刀担いで行ったらな…止められたんだ。父ちゃんと母ちゃんに」

おじいちゃん「人を傷つけるのはよくねぇってよ。この機に及んでなに言ってんだって言ったけど木刀離してくんねぇから、結局また家ん中ん物荒らされて、痛い思いしたのは父ちゃんと母ちゃんだ。俺はまったく痛くねぇんだ。父ちゃんと母ちゃんが守ってくれたから」

おじいちゃん「金がねぇから家の物は無くなってくけど、木刀だけは無くならないから、俺はきっと大切な物なんじゃないかなと思ってとっておいたよ。結局樹齢の高い木で出来てたってだけだったけどなぁ」

けんた「……なんで急に木刀の話なんて」

おじいちゃん「わかんねぇ…秋の枯れ木をふと想像してたら思い出したのかもなぁ…」

けんた「…」

おじいちゃん「お前も、俺の父ちゃん母ちゃんみたいに、弱くても優しい人になれよな」

けんた「…うん」



60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 21:06:16.241 ID:vrilvDm+0.net

─次の日─
ザワザワ
「緊急全校集会だってさ」「なんだろうね?」「どうせまた校長が長話するだけだよー」

校長「えー、静かに…えー、一部の子は知ってると思いますが、三日前から三年生のしゅんすけ君、こうき君、一昨日から同じく三年生のりゅうじ君が行方不明です。
警察の方にも捜査に協力してもらっているのですが一応不審者に気を付けて集団で下校するようにしてください。なにか知ってることがあったら担任の先生でいいので教えてください。えー、──」

「話長ぇー」「俺達には関係ないなー」

────────
────

先生「校長先生の話でもありましたが、なにか些細なことでいいのでしゅんすけ君達の事で知ってることがあれば教えてください。」

けんた・たくや「…」チラッ(お互いに目配せをする)

しげる「…」

──────
────
けんた「…ついに全校に知れ渡ったな。警察も動いてるみたいだし」

たくや「…大丈夫だよね?」

けんた「うん。俺達が喋らなければ絶対に大丈夫だ」



61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 21:11:44.311 ID:vrilvDm+0.net

─放課後─
たくや「事件のお陰で今日は下校が早くなったな」

けんた「不審者を警戒してるってことだ。俺達は平気だよ」

たくや「よかった。今日も一緒に帰るか」

けんた「おっけー、寄り道してこ」

スタスタ(けんたとたくや、歩き出す)

しげる「…」



63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 21:33:22.548 ID:vrilvDm+0.net

─オモチャ屋─
たくや「そう言えばさ、木刀買わなくていいの?亡くしたとか言ったらおじいちゃん怒るんじゃない?」

けんた「いや、なんか特別な木から出来てるらしくて市販のヤツじゃダメだよ」

たくや「そっか…」

けんた「まぁ将来お金溜めて改めて買うよ。形だけでもあった方がいいと思うし」

スタスタ(足音がする)

たくや「ん?」

しげる「…」

けんた「…誰?」

しげる「しげるだよ。いつもお前の嫌いなグループの後ろに立ってた」

けんた「…あぁそうか、別に覚えてないよ」

しげる「…あのさ、聞きたいことがあるんだけど…りゅうじになにかした?」

けんた「!?……なんでそう思ったの?」

しげる「いや、でもみんな君らに関わったあとに行方不明になってるから、単純に疑問に思っただけだよ」

たくや「あのな、しげる君、いくらなんでもそれは言いがかりだよ!俺達はお前らに虐められてたんだぞ!その上そんなことを」

しげる「いや、違うならいいんだけどさ、正直なところ、俺はしゅんすけとかこうきはやり過ぎだと思ったし、俺達のグループ集まってるだけで本当は皆がみんな仲良い訳じゃ無いんだ
だからお前らを虐めたのは皆の意思だったって思わないで欲しい」

しげる「お前らがなにか誤解してるようだから、それ伝えたくて…あ、あと…りゅうじお前らに謝ったんだろ?お前らそんときどうしたんだよ?」

けんた「どうしたって…そんなの」

たくや「決まってんだろ!許せる訳無い、お前だって、何が俺らが誤解してるだよ…お前だって同じグループに居ながら虐められている俺達を遠くから眺めてただけなんだろ!お前はただの言い訳してる偽善者なんだよ!」

たくや「…りゅうじには悪いけど今と似たような事を言ったよ。そしたらりゅうじは最後に謝って帰ってった、その後は知らない」

しげる「………それはどこでのやりとり?」

たくや「…森の前だよ」

けんた「…」

しげる「そっか、それだけだもんな。お前らも帰り気をつけろよ」

けんた「おお、じゃあな…」スタスタ



64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 21:39:10.724 ID:vrilvDm+0.net

けんた「おい、なんで森の事言っちゃうんだよ…もっと他の場所あっただろ」

たくや「いや、変に他の場所を言って万が一そこに人が居たとしたら俺達が嘘ついてる事バレるだろ」

けんた「しげるがそんなにも俺達の事疑ってると思うか?」

たくや「一応だよ。あいつが今一番俺達に探りを入れてきてるからな」

けんた「よし、今日はもう家に帰ろう」

たくや「しげるには気をつけとけよ。あと他人に言ったことはちゃんとつじつま合わせるために俺に伝えてくれ」

けんた「分かってるよ、お前もな」

たくや「あぁ、それじゃ!」

けんた「また明日!」



65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 21:44:22.844 ID:vrilvDm+0.net

─次の日─
ガヤガヤ

けんた「お、たくやおはよう」

たくや「けんた、今日は早いな」

けんた「それより見ろよ、校門が騒がしいぞ」

たくや「あれ、警察が居るぞ」

けんた「パトロールかなんかだろ」

たくや「うわぁ、早く居なくなって欲しいなぁ」

スタスタ(けんたとたくや、校門を通ろうとする)

警察「あ、待って、けんた君とたくや君だよね?ちょっとお話いいかな?先生には許可とってあるから」

けんた「え?…お話ですか?」

先生「…」

たくや「…分かりました。いいですよ」

けんた「先生、これは遅刻にならないよね」

先生「大丈夫だから、行ってきなさい」



68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 22:01:30.179 ID:vrilvDm+0.net

─会議室1─
警察「悪いね、わざわざ来てもらって。学校の許可をもらって会議室使わせてもらってるんだ。緊張しないで」

けんた「…たくやとは別々なんですね…」

警察「あぁ、個人個人の行動が知りたいからね」

─会議室2─
警察2「えーっと、たくや君、さっそくだけど質問させてもらうね。答えたくない質問には答えてもらわなくてもいいよ。でも正直に答えてほしい」

たくや「…事情聴取ですか?」

警察2「まあそうだね、他の子にも答えてもらってるんだけどさ。えぇーっと、いいかな?」

たくや「…」

警察2「まずりゅうじ君なんだけど、最後に会っていたとのことなんだけど、りゅうじ君とはどういう仲だったのかな?」

たくや「……」

警察2「…答えたくないなら無理にとは言わないけど、他の子からたくや君の事は色々聞いたんだ…大変だったね」

たくや「…」



69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 22:09:05.983 ID:vrilvDm+0.net

─会議室1─
警察「それじゃあけんた君、覚えてる範囲でいいんだけど三日前、下校はたくや君と一緒だったんだよね?」

けんた「はい…たくやと一緒に帰ってました」

警察「それで、帰ってる途中にりゅうじ君が…君達を…」

けんた「虐めてた事を謝りに来たんですよ」

警察「うん、えーっと、それから…」

けんた「たくやが謝罪を受け入れずに怒ったらりゅうじは帰って行きました」

警察「そう、えーっと、それはどっち方面かな?覚えてる?横が森だったんだよね、学校側?それとも学校とは反対方向かな?」

けんた「えーっと…すみません、そこまでは覚えてないです」

警察「まあ仕方ないね、三日前の事だし…それじゃあ続けるよ」



72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 22:27:06.336 ID:vrilvDm+0.net

─会議室2─
たくや「はい、そこで俺が怒りまして、りゅうじは帰って行きましたよ」

警察2「帰っていくのはどっち方面だったかな?」

たくや「えーっとですね…三日前ですよね…すみません、覚えてないです。頭に血が上ってて俺達はそのまま帰ったんです」

警察2「なるほど…それじゃあもっとさかのぼるけど四日前、しゅんすけ君とこうき君、最後に会ったのはいつかな?」

たくや「確か5日前ですね。…その日はしゅんすけ君達に虐められてました」

警察2「しゅんすけ君達っていうのは?」

たくや「しゅんすけ君とこうき君です」

警察2「その日は家に帰らず次の日けんた君に見つかったんだよね?皆心配してたらしいじゃないか」

たくや「…そうですね、迷惑かけてしまったみたいで申し訳ないです…4日前は川原で一人居るときにけんたがちょうど通りかかってそのまま遊んでから少し夜遅くなって家に帰りました。」

警察2「なるほど、ちゃんと覚えてるね。あとは…そうだな、川のどこら辺に居たかな?砂利道とか、橋の下とか?夜まで川で遊んでたんだよね?」

たくや「そうですね…橋の下もそうですけど長い間遊んでたんで川の色んなところ行ってましたよ、特に特定されたってるって訳でもなく」

警察2「そうかぁ~、ちなみにどこでけんた君と見つかったのかな?行動を把握しておきたいんだ」

たくや「4日前のそんなところまでは…えー、確か橋の下だったと思いますけど」

警察2「おっけーい!分かったよ、たくや君ありがとうちょっとそこで待っててね」



74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 22:39:49.169 ID:vrilvDm+0.net

─会議室1─
警察「それで4日前から行方不明になってるしゅんすけ君とこうき君なんだけど、けんた君はその日何してたかな?」

けんた「はい、4日前は普通に学校へ行ってから放課後川原に寄りました」

警察「どうして川原に行こうと思ったの?」

けんた「いや、流れる川が見たくて」

警察「はははっ、青春だ!笑…それでね、えーっと、たくや君は川のどの辺りに居たのかな?」

けんた「どの辺りって言われても、えーっと、橋の下ですよ確か…」

警察「帰りが遅かったらしいけど、そのあとも川で遊んだんだよね」

けんた「はい、確か橋の下だけじゃなく川の色んなところに行ってましたよ…というか帰りが遅いってどうして知ってるんですか?」

警察「ちょっと親御さんにも話を聞いてるんだ。一応だよ!変な意味は無いさ、ちゃんと心配しないように言ってあるし」

けんた「…」

警察「それじゃあ最後にさ、おじいさんから木刀をもらったんだよね、それ、今もってるかな?どこにある?」

けんた「え?木刀ですか?」

警察「うん、木刀もらったんだよね。おじいさんから大切な木刀を」

けんた「なんで木刀が今必要なんですか?」



77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 23:03:54.411 ID:vrilvDm+0.net

警察「あぁ、悪いねけんた君、説明してなかった。僕らは森も捜索させてもらったよ。名前は出さないつもりだったけど、この際だから本当のことを言うね。しげる君が訴えてきたんだ。森を調べて欲しいって。
初めはよく分からなかったんだけどね、捜索してくうちに不自然なところをたった一ヶ所見つけたよ」

警察「焦げた木屑を見つけたんだ。小さい上に色も黒ずんでいて初めはそういう土かと思ったよ。でも微かに光を反射して光ってるんだ。そこら辺の地面にバラバラに広がっているのも気になったね。調べてみたら灰に近い粒の大きさの炭状にされた木の屑だった
でも驚くことにね、焦げてもまだ木目が残ってたんだよ」

警察「だいぶ樹齢の重なった木だ分かった、だけど森の木はある程度成長したら伐採するためそんな樹齢を重ねた木は無いらしいんだ。じゃあどこからその木はやってきて、なんで発火したのか?ピンポイントで自然発火の可能性は捨てたよ
そして君のおじいさんに聞いてピンと来た」

けんた「なんでおじいちゃんが木刀の事をあなたに?」

警察「けんた君達が虐められていたって話をしたら、おじいさんの虐めの話も聞かせてくれたよ。…けんた君のおじいさんは、優しい人だね。羨ましいよ」

けんた「それで…結局何が聞きたいんだ?」

警察「いや、あとは君次第なんだ。それと4日前だっけか、一応言っておくと秋になってから定期的に川で釣りをしてるおじさんが居るんだ。僕はいつも危ないって注意するんだけど中々やめてくれない困ったおじさんだよ」

警察「そのおじさんがちょうどここ一週間放課後と同じ時間帯ぐらいにおじさんが釣りをしてたらしいんだけど、聞いてみたところ川で遊ぶ中学生は見てないって言ってたよ」

けんた「4日前の事なんて確かな記憶じゃないかもしれませんよ……結局、何が言いたいんですか?」

警察「…そうだね、僕らはまだ分からない事だらけだけど…しげる君は君らを疑っていると思うよ」

けんた「しげるは関係ないし、俺は行方不明のやつらの事なんて知らない!」

警察「木刀は、大切な物なんだろ?木刀はどこにあるんだ?」

けんた「そんなの別に行方不明のやつらとは関係ないだろ!もらった物をどうしようと俺の勝手だろ!!」

警察「………」

ガラッ(会議室の扉が開く)

おじいちゃん「………なぁ、けんた…いつからお前そんな…」



81:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 23:30:04.171 ID:vrilvDm+0.net

けんた「え!?なんでおじいちゃんが!」

警察「全部話したよ…まだ確証段階ではないからって言ったんだけどね…おじいさんが…」

けんた「あんたさっき心配しないように言ってあるって言っただろ!警察が嘘つくのかよ!!」

おじいちゃん「けんた…こっちに来なさい」

けんた「なんで…俺は本当になにも」

パチン!!(おじいちゃん、けんたを殴る)

けんた「いてぇっ!」ドサッ

おじいちゃん「バカ野郎…いつからお前そんな卑怯な奴になったんだ…俺はな、お前が優しい奴だと信じてたぞ!だって…知ってるぞ、お前が、たくや君のこと庇って…一緒に虐められていたこと…」

おじいちゃん「泥にまみれて帰ってくる度に俺は心を痛めながらも…見てみぬフリをしてたんだ…。気づいてたのに…本当に情けないねぇよなぁ」

おじいちゃん「これは、俺の責任でもある。もういいんだ、けんた。なにも怖れる必要なんて無い」

けんた「やめてよ。なにを謝ってるんだよ」

おじいちゃん「お前は悪い奴なんかじゃ無かったんだ。お前はたった一人の友達を守ろうとした、勇敢な人間だよ。ただ、俺の力不足だ。俺がもう少し強かったら」

けんた「……なんで…弱くて…弱くて、いいじゃないか!弱くたって、優しければいいじゃないか!おじいちゃん自分でそう言ってたじゃないか!
悩みがあったらなんでもいいなって言ってくれたのに、頼ららなかったのは俺の責任だ。充分優しいんだよ、おばあちゃんも、おじいちゃんも…」

けんた「…分かったよ…俺がやったんだ。三人ともしゅんすけも、こうきも、りゅうじも…もらった木刀で殺した」

警察「…けんた君…」



84:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 23:50:28.647 ID:vrilvDm+0.net

─こうして事件は幕を閉じたが─
たくや「浮かない顔するなよ、良いこと起きないぞ」

けんた「…おじいちゃん、いつまで謝り続けるんだろう」

たくや「……」

けんた「お前の傷痕があって、動機があったから罰は少しだけ軽くなったけど…結局ここを出てもいつまでも続くよな」

たくや「弱音吐くなよ。ああやってお前のおじいちゃんが向こうで必死に戦ってんだ。お前が挫けてどうすんだよ」

けんた「…」

たくや「確かに俺達は過ちを犯した。…だからこそここを出たらその倍以上正しい事をしよう。もちろん今まで以上に虐められるに決まってる。でも同じ立場の奴を救うことができる」

けんた「そうだな。俺達ならきっと大丈夫だ。俺はもう虐められ慣れた」

たくや「俺もだよ。」

けんた「…俺はおじいちゃんに、大切な事を学んだ。それに今は弱いと思われてる人の気持ちも分かる。少しずつでいいから、俺達が繋げていくんだよ」

たくや「…うん」

けんた「まずはここからだ。今を耐え抜こう」

「整列!!!!」

けんた「いくぞ、たくや」

たくや「ああ!」


どれだけ足掻いても罪は拭いきれない
でも、背負った罪よりも多大な良い行いはできるハズなんだ

~fin~



85:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/09/28(水) 23:51:40.977 ID:vrilvDm+0.net

コメディにしたかったのになんだこれ
新ジャンル見つけたわなんかありがとな

終わりです
お疲れさまでしたー



元スレ
おじいちゃん「お前に家宝をやろう!大切にしろよ!」けんた「ありがとう!絶対大切にするよ!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1475049299/
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月15日 21:47
      • 1 3行で終る話をグダグダと・・・
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月15日 21:58
      • センスの無い物書きの特徴だな。
        大したネタでもないのに無駄に薄めて引き延ばして長引かせる。
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月15日 22:04
      • 1 テンプレートを薄く伸ばしてです何になる
        新しさもなく萌豚の妄想にも等しい程に無意味
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月15日 22:24
      • (笑)多すぎ
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月15日 23:58
      • 結局作者は何が言いたかったんだ?
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 00:11
      • ※5
        なろうと同じさ
        いじめられてたから
        こんな風に復讐したい
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 00:14
      • 「殺される前に殺せ」は正しい
        被害者は遺族ごと死してなお尊厳を踏みにじられるが、加害者の人権は手厚く保護されるのだから
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 00:24
      • ※5
        この世に正義なんてない
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 01:26
      • ※5
        木刀さえあれば無敵
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 03:07
      • つまんな
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 03:17
      • 1 1ページしか読んでないけどつまらないってのがよく分かる
        よくこれを他人の見えるところに自分から出したなホント
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 05:19
      • 「風林火山」の銘がない木刀はただの木刀だ。
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 05:28
      • 木刀がそんな簡単に折れてたまるか。打ち合い稽古にも使われるってのに。

        一般人の力程度では、立木に思いっきり叩きつけても折れねえよ。
        木刀が折れる前に手首がいかれるわ。
        竹光と勘違いしてんのか?
      • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 06:23
      • 脳が文字を拒否するということが理解できることだけは評価に値するわ。
        わかったら二度と書こうとは思わないでね作者のけんた君^^
      • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 08:12
      • 木刀より丸太の方が良いと思いました
      • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 10:50
      • ※13
        つまりこうだ、しゅんすけはニンジャ
      • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 12:27
      • ※13
        稽古用に作られた木刀と少なくとも数十年前からある千年樹()とか言う胡散臭い設定の木刀を一緒にするなよ
        つっこみどころなら他に山ほどあるだろ
      • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年10月16日 14:48
      • 登場人物みんなクズじゃねーか
        人殺しが一番まともだぞおい

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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