紗枝めし!【小早川紗枝と石狩鍋編】
モバPと紗枝はんが飯食うだけです
何!?もう書き溜めたストックは無いのではないのか!?
過去作
紗枝めし!【小早川紗枝とラーメン編】
紗枝めし!【小早川紗枝とハンバーガー編】
言葉遣い間違ってても堪忍してや
静かな波の音に混じる活気のええ声
どことなく静かで、どことなく雑多な雰囲気
うちは今・・・
紗枝「・・・寒いわぁ」
北海道におります
今朝の5時!しかもおるんは漁港・・・海辺のすぐそこどす
流石にもう秋そやし肌寒い季節やからなぁ
紗枝「奏はんもお疲れ様どす」
今来とるんはプロデューサーはんとうちと奏はんともう一人
七海「(ぐぅぅぅ~)」
紗枝「七海はんお腹空いたん?」
七海「朝の4時からの収録で海産物に囲まれながらお仕事れしたから・・・」
うちもお腹減ったなぁ・・・
奏「あら、プロデューサーさん。お疲れ様」
紗枝「お疲れ様どす」
七海「お疲れれす(ぐぅぅぅ~)」
モバP「ははっ、七海は流石に腹減ったか」
七海「れす!」
モバP「じゃ、少し早いが飯にしようか。店は予約してあるから」
奏「あら?準備いいのね」
モバP「元々食わす予定だったからな。こっちだ」
あっちって・・・市場の方なんやろか?
モバP「何だと思う?」
奏「そうねぇ・・・キスとか?ふふっ」
モバP「お前それ言いたかっただけだろ?」
七海「おまけにキスの旬はすぎてるれす」
紗枝「なんやろなぁ?北海道はいっぱい美味しいのあるさかいなぁ・・・秋刀魚?」
モバP「はずれ。だがいい線は行ってる。さて七海は何だと思う?」
七海「うな丼、きも吸い、生ゆば刺し、岩のり、いくらのどぶ漬けれすか?」
モバP「はははっ、どこの貿易商だ」
ガラッ
あ、扉開けた瞬間ええ匂いやわぁ
お店も和風の感じがして・・・二人っきりで来れたらなぁ・・・
七海「あっ!」
モバP「流石に七海はもう分かったかな?」
七海「いいチョイスれす!」
紗枝「(お鍋・・・何のお鍋やろ?)」
女将はんはそう言うてお鍋に具を入れて・・・あれは鮭やろか?
奏「なるほどね。石狩鍋ね」
紗枝「名前だけは聞いたことあるねんけどどんなんやのん?」
七海「北海道の郷土料理れす。鮭丸々一匹分を全部使えるお鍋として有名れすね」
七海「・・・いくらもあるれす?」
モバP「あるぞ」
七海「(ジュルリ)」
そういえば七海はんいくら大好きやったなぁ・・・
七海「はいれす!」
奏「ふふっ」
七海はんも待ちきれへんみたいやけどうちもお味噌のええ香りで待ちきれへんわぁ
一同「「「「いただきまーす(れす)」」」」
はふっあふっ・・・ん~♪
鮭がごっつぅ美味しいわぁ
ぎゅっって噛むとじわっって味が出てきて・・・
あむっ・・・ほふっお芋も・・・ほふっ・・・ほくほくで・・・
時折プチプチッってするいくらの食感もええなぁ
山椒の香りで鮭の生臭さもあらへんし
モバP「いや?味がクリーミーになるから入れるところもあるよ。鮭との相性もいいしな」
紗枝「お鍋にいくら入れるのも珍しいなぁ」
モバP「俺も知ったときびっくりしたけどな。まぁ鮭丸々使う料理だし不思議ではないが」
七海「はふっ・・・はふっ・・・もふっ・・・もぐもぐ」
市場の中でお店やっとると物が新鮮なんやろなぁ
はむっ・・・お豆腐・・・豆の味がするわぁ・・・美味しい
紗枝「糸こんにゃく太ぉあらへんどす?」
モバP「突きこんにゃくっていう太めの糸こんにゃくだ。」
へぇ・・・そないなもんもあるんや・・・
するする・・・ちょっと太い分糸こんにゃくより歯ごたえがあるなぁ
七海「やれす」
モバP「好き嫌いしてると愛梨や雫みたいに大きくなれないぞ」
七海「・・・・やれす!」
今ちょっと間ぁあったなぁ・・・
・・・(サスサス)・・・うち好き嫌いせんと食べよ
七海「?」
モバP「奏がこの前嫌がったフリフリピンク色衣装のステージの仕事を受けてくれたら春菊は免除してやろう」
奏「!?えふっ・・・えふっ・・・」
変なとこ飛び火したで!?
奏「・・・」
七海「(ウルウル)」
奏「・・・」
七海「うぅ・・・(ジワァ)」
奏「ッ・・・分かったわよ!やるわよ!やればいいんでしょう!」
七海「ありがとれすー(パァァァァァ)」
奏はん・・・大人しい食べとったのに・・・ご愁傷様どす
モバP「ははは、悪い悪い。奏にはまた今度埋め合わせするからな」
奏「・・・約束よ?」
あっ・・・ずるいわぁ
せやったらうちかて恥ずかしいふりふり衣装・・・・・・・・・・・・・・着れるどす!
紗枝「やきもちなんて焼いてへんどす!」
モバP「はははは」
七海「ずずっ・・・はふっぅ・・・もぐぅ・・・」
七海「うどんれす?ラーメンれす?雑炊れす?ドーナツれす?」
モバP「最後なんか変なのあったけどスルーするからな。雑炊だよ」
モバP「ごはん入れてネギ散らして卵でとじてあまりかき混ぜないっと」
紗枝「手慣れてはりますなぁ」
モバP「大人組で食いに行くこともあるからなぁ」
奏「へぇ・・・」
奏はん、さっきのもあるさかい少し不機嫌どすなぁ
紗枝「ほなよばれましょ」
七海「いくらがまだ残ってるから乗せるれす」
奏「ふふっ、本当に七海ちゃんはいくら好きね」
モバP「俺といくらどっちが好き?」
七海「いくられす」
モバP「即答って・・・(ズーン)」
散々いけずした罰どす
七海「(今はまだ・・・れすけど)」
お味噌の味とお魚とかいろんな出汁が出てて濃厚な雑炊やわぁ
お鍋の底に残ったお芋とか白菜もとろーり煮込まれて柔らこぉなっとるし
ほふっ・・・ほふっ・・・・・・帯ちょっと緩めなあかんどすなぁ
奏「ん?あら、何かしらそんなに口元見つめて・・・したくなっちゃった?なーんてふふっ」
モバP「奏、ちょっとストップだ」
ぐいっ
奏「え?」
紗枝「へ!?」
七海「もぐもぐ・・・」
モバP「ちょっと動くなよ・・・」
紗枝「(プロデューサーはん!あかん!あきませんって!奏はんと顔近いから!!ほんまそれ以上あかんどす!)」
七海「もっきゅもっきゅ・・・」
奏「(見てるって!紗枝がすごい顔して見てるから!せめて2人きりの時に・・・じゃなくてああもう!)」
スッ
モバP「ほい、ほっぺたにご飯付いてたぞ」
奏 紗枝「「へ・・・」」
モバP「いやぁ奏も可愛いとこあるなぁ。ご飯粒くっ付けるほどうまかったか?」
奏「・・・(プシュゥゥゥ)」
紗枝「(奏はん・・・(ホロリ))」
モバP「そうか?じゃあ俺も一緒に」
奏「結構よ・・・今は・・・一人にして・・・」
奏はん顔真っ赤どす・・・
うちもあんなんされたらそうなるけど・・・
七海「夫婦喧嘩は犬も食わないから止めるれすよ」
奏「夫婦っ!?」
あ、追い打ちかけたなぁ
ダッ
モバP「あ、おい!」
七海「ご馳走様れす。七海も車に戻るれすから・・・(チラッ)」
紗枝「?」
七海「2人でゆっくりしてるといいれす」
タッタッタッタ
モバP「いや!お前のほうが危ないだろ!」
紗枝「プロデューサーはん、ええんどす。今プロデューサーはんが行っても逆効果やさかい」
モバP「そう・・・か?」
七海はん・・・気ぃ付こうてくれてたんどすかなぁ?おおきに
紗枝「・・・ほとんどあらへん」
モバP「・・・」
紗枝「・・・」
モバP「・・・俺らも戻るか」
七海はん!!
・・・お鍋よばれてたせいやろか?お外がちょっと肌寒いわぁ
紗枝「(ブルッ)」
モバP「ん?」
ファサッ
紗枝「あ・・・」
モバP「・・・いらなかったか?」
紗枝「ふふっ、おおきに」
ちょっとだけ奏はんには悪いことしたやろか?
せやけどうち今ごっつぅ幸せやから・・・堪忍してぇな
おわり?
~これは奏と七海が先に車に戻った後のお話~
奏「(ぽ~・・・)」
七海「(もっきゅもっきゅ・・・)」
奏「(もしあのまま強引に本当にされてたら・・・)」
奏「~~~~っ(ゴロンゴロン)」
七海「(ぱくっ・・・)はふっ・・・」
奏「(ふうふ?・・・夫婦・・・)」
奏「・・・」
奏「~~~~~~~!!(ジタバタ)」
七海「(奏さんは見てて飽きないれすね)」
七海「(もぐもぐ・・・マグロ串美味しいれす)」
おまけ1おわり
~翌日~
七海はんが「美味しい物をご馳走するれす!」って言うて朝早ようから市場に来たんそやけども・・・
奏「2日連続でこの時間帯は流石にきついわ」←寝不足
プロデューサーはんはお仕事で行けへん言うしお財布だけ渡されて悪いことしてもうたなぁ
お土産に何か買うて帰ろか
紗枝「ところで七海はんは何ご馳走してくれはるん?」
七海「イカれすよ?」
紗枝「イカって・・・あのイカけ?」
七海「う~ん・・・確かにイカではあるんれすけど種類が多分違うれす」
紗枝「あら、そら楽しみやわぁ」
七海「へい大将!やってるれす?」
板前「え?へ、へぇやってますよ」
七海「ノリが悪いれす(ショボン)」
奏「こらこら、あんまり困らせちゃだめよ」
紗枝「堪忍してやぁ」
ベテラン板前「ははは、威勢のいいお嬢ちゃんだ。頼まれてるの出来てるよ。刺身はすぐ捌くから」
七海「先にお刺身がいいれす」
ベテラン板前「あいよ」
ベテラン板前「さ、捌くよ」
???「ほっほっほ、待て待て」
一同「?」
マスター板前長「わしが捌こう」
板前 ベテ板前「「板長!」」
マス板前長「そこの子のお父さんにはお世話になっとってのぉ」
え?七海はん何者やのん?
七海「父さまが取ってきたマグロがここで使われてるれす」
奏「なるほどね(コックリ・・・コックリ)」
奏はんごっつぅ眠そうやなぁ
職人やなぁ・・・
七海「(キラキラ)」
七海はんも包丁捌き勉強中やろか?
ごっつぅ真剣に見てはるわ
奏「醤油に・・・これは?」
七海「ワタれす。醤油に溶かして付けて食べるれすけど最初はそのまま頂くれす」
イカのお刺身言うたらもっと薄いと思うたんやけど・・・えらい分厚いなぁ
色も透明やのうて白いし
あむっ・・・こりっ・・・むちっ・・・
紗枝「!?」
奏「!?」
七海「(ニッコリ)」
お醤油付けてへんけど肉厚でぷりぷりこりこりの身が甘ぉて・・・
わ、ワタ醤油は・・・
あむっ・・・もっちゅ・・・
ん~~~~♪
ワタのほろ苦さでイカの甘さが引き立ってごっつぅ美味しい
紗枝「コウイカ・・・どすか?」
七海「はいれす。普段食べてるのはスルメイカという種類れすがコウイカ・・・特に今日のこれは新イカという小さいコウイカれす」
ようわからへんけど美味しいからええわ
紗枝「イカメシやぁ」
もぐっ・・・もぐむぐ・・・
もっちりしたイカとお米がお出汁を吸うてええなぁ
甘めのお出汁に・・・お米のとこにもゲソが刻んで入ってる・・・
適度に噛み切れるこの弾力癖になるわぁ
奏「(むぐむぐ・・・)よく知ってるわね」
七海「将来目指すはさかなクンさんれす!」
・・・ぎょぎょー!とか七海はんも言うつもりなんやろか?
七海「イカの墨煮込みれす!美味しいれすよ(もぐもぐプチプチ)」
奏「七海・・・いつの間にいくらの醤油漬けなんて頼んだの?」
はむっ・・・もぎゅっ・・・
あら?美味しい
濃厚な・・・墨の味?よう分からへんけど
悪ぅあらへん・・・美味しいわぁ!
・・・うちもイクラの醤油漬け頼もかしら?
せやけどあんなに全部食べられへんと思うしなぁ・・・
紗枝「なぁ七海はん」
七海「?」
紗枝「イクラ一口頂戴♪」
七海「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(サッ)」
・・・隠されてもうた
七海「・・・・・・・あ~ん」
紗枝「あ~ん♪」
七海「(パクッ)」
紗枝「(スカッ)」
七海「~♪」
紗枝「・・・」
紗枝「(ゴゴゴゴゴゴゴゴ)」
七海「(カタカタカタカタカタ)」
紗枝「七海は~ん?」
七海「ひっ」
紗枝「目上のもんにはちゃんと礼儀っちゅうもんがあるんやけどなぁ?」
七海「は、はいれす・・・(カタカタカタカタ)」
奏「さ、紗枝?」
紗枝「京の女は礼儀作法にはうるさいさかい気ぃ付けなあかんで?」
七海「は、はいれす・・・(ガタガタガタガタガタ)」
奏「(・・・今度から紗枝怒らせないようにしないとね)」
七海「(ガタガタガタガタ)」
七海「お土産のイカメシも持ったれす!」
紗枝「ふふっ、七海はんもええお店紹介してくれておおきに」
七海「(サッ)は、はいれす」
・・・ごっつぅ警戒されるようになってもうた
紗枝「奏はん大きなあく・・・び・・・」
奏「?どうしたの紗枝?」
えっ?もそやけどもて(もしかして)・・・
紗枝「奏はん・・・手鏡持ってはる?」
奏「えっ?持ってるけど」
紗枝「にっってして見てみ」
七海「あ、言い忘れてたれす。イカ墨食べた後は口の中真っ黒になるれす」
・・・
奏 紗枝「「帰ったらすぐ歯磨きね(や)!!」」
七海「特上品れす!」
モバP「そうか・・・でもお前ら・・・」
モバP「口元隠してどうした?」
奏「なんでも無いわ」
七海「気のせいれす」
紗枝「なんもあらへんよ」
モバP「???」
乃々「・・・」
乃々「えっ!?何ですか?森久保全く関係ないのに映さないで欲しいんですけど!?」
おわり
元スレ
紗枝めし!【小早川紗枝と石狩鍋編】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474747011/
紗枝めし!【小早川紗枝と石狩鍋編】
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- メルエム「今日は秋葉原に行くぞ」護衛団「は、仰せのままに!」
- このみ「タカくんじゃないの?」貴明(右京)「どうやら、そういうことのようです」
コメント一覧 (15)
-
- 2016年09月25日 17:16
- 寿司食いに行くぞ森久保ォ!!
-
- 2016年09月25日 18:04
- ドキュメント72時間 森久保
-
- 2016年09月25日 18:05
- 森久保が好きなの分かったから出してたげてよぉ!
-
- 2016年09月25日 18:17
- しぶりんよろしく森久保といっしょに食事に出かけて庇護欲かきたてられるさえはんはよ
-
- 2016年09月25日 18:20
- 次回は森久保を喰うのか⁈
-
- 2016年09月25日 22:46
- ※4
この人さえはんお気に入りではないのか?
-
- 2016年09月25日 23:46
- 次回の引きだろう。
アンダーザデスクとさえはんかな。
-
- 2016年09月26日 00:32
- ※7
紗枝はんとぼののが好きなんじゃない?
しかしまだ9月(夏)に鍋の話が出るとわ思わなんだ。
今日暑かったけど喰いたくなってきたな・・・
-
- 2016年09月26日 01:06
- 森久保ォ!!お前にはみくにゃんと一緒にロシアン寿司のお仕事だぞぉ!!
-
- 2016年09月26日 02:38
- 石狩鍋かあ...自宅で作って食えるもんじゃないからな...いや、地方によっては作るのかな?
とりあえず、道民だけどもう何年もご無沙汰だよ
ああ、食べたいなあ...
-
- 2016年09月26日 14:55
- ※11
味噌系の鍋は旨いけどちょっと面倒なんだよね。
だが惹かれてしまったからには今度作らな…
-
- 2016年09月26日 18:14
- もっと見たいな。その日の晩飯が決められるしw
-
- 2016年09月26日 20:29
- チェイス「ハート、今チェイスと…」
ハート「チョイスだチェイス。また鍋も良さそうだな」
-
- 2016年10月02日 20:23
- イクラと言えばヒナまつり
ヒナまつり面白いからみんな読んでね(ダイマ)
今回もよく食べたどす!