オーキド「ここにモンスターボールが3つあるじゃろ?」レッド「…」グリーン「…」
オーキド「この3つの中から、それぞれ好きなものを選ぶんじゃ」
グリーン「レッド、先に選べよ」
レッド「…」スッ
オーキド「ふむ、レッドはヒトカゲを選んだか!元気なやつじゃぞ!」
グリーン「じゃあ俺はゼニガメにするぜ!!もう変更禁止な!w」
レッド「…」
彡(゚)(゚)「じゃあワイは…」
オーキド「よーし!それではお前ら旅に出発せい!!」
彡(゚)(゚)「…」
レッド「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「えーと…」
オーキド「なんじゃ、お前も早く行かんか!」
彡(゚)(゚)「いや、ワイもポケモン…」
オーキド「こいつはワシの手元に残った最後の一匹じゃぞ!?いたいけな老人から身ぐるみ剥がそうというのか!!」
彡()()「ええ…」
オーキド「はよ出発せい!!」
彡(゚)(゚)「とりあえずトキワシティ目指すやで」スタスタ
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwww彡(^)(^)wwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
彡(゚)(゚)「この草むらを通らないとトキワシティには行けんのか…」
彡(゚)(゚)「…ん?」
彡(゚)(゚)「コラッタが焼け焦げとるな…」
ポッポ「」プスプス
彡(゚)(゚)「こっちにはポッポもおるわ」
彡(゚)(゚)「レッドがヒトカゲで焼いていったんかねえ」
彡(゚)(゚)「……ま、なんでもええけど」
彡(゚)(゚)「とりあえず今日の晩飯は決まりやな」ムシャムシャ
彡(゚)(゚)「ふう、トキワシティに着いたやで」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「特になにもない町やな…」
彡(゚)(゚)「ていうか、ワイは何をすればええんや?」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「ちょっと人に聞いてみるか…」スタスタ
老人「なんじゃ!」
彡(゚)(゚)「ワイ、新米のポケモントレーナーなんですが…ちょっと何をすればええんかわからなくて…」
老人「そういうことならワシがレクチャーしてやろう!」
彡(゚)(゚)「はあ」
老人「ワシがこれからビードルを捕まえるからそこで見とれよ!!」
彡(゚)(゚)「は?」
彡(゚)(゚)「(なんか変な人に捕まってもたなあ…)」
老人「どうじゃ、こんな感じじゃ!」
彡(゚)(゚)「はあ…」
老人「それで、何をすればいいのかわからんと言っておったの」
彡(゚)(゚)「そうなんですわ。とりあえずポケモン捕まえりゃええんですかね?」
老人「ポケモントレーナーなんじゃから、ポケモンを持ってないとおかしいわい」
老人「後はあれじゃ。各地のポケモンジムに挑戦して、バッヂを集めるんじゃ!」
彡(゚)(゚)「それ集めたら、なんかええことあるんでっか?」
老人「そこで四天王を倒してチャンピオンになればクリアーじゃ」
彡(゚)(゚)「クリアー?」
老人「あー、まあ、なんというか…それを目指せばええんじゃ。うん」
彡(゚)(゚)「ほーん」
老人「ここからならニビシティのジムが近いぞい!」
彡(゚)(゚)「わかりましたわ。サンガツ」
老人「ええんやで」
彡(゚)(゚)「…ん?」
彡(゚)(゚)「なんや、トキワシティにもポケモンジムあるやんけ」
彡(゚)(゚)「ここから挑戦してもええんやろ?」スタスタ
彡(゚)(゚)「…あれ?開かんぞ」ガチャガチャ
彡(゚)(゚)「ドアの立て付け悪いなあ」
彡(゚)(゚)「…」
彡(●)(●)「フンッ!!!」バキッ
ドア「」
彡(゚)(゚)「お、開いたわ」
彡(゚)(゚)「ほな、お邪魔しますやでー」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「なんや、誰もおらへんな…」
彡()()「照明も点いてないし、無人やんけ!」
彡(゚)(゚)「…ん?」
彡(゚)(゚)「なんか落ちとるな」ヒョイ
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「なんや?この葉っぱのおもちゃみたいなもんは…?」
彡(゚)(゚)「しかし、誰もおらへんなら仕方ないなあ」
彡(゚)(゚)「大人しくニビシティ行くか…」
ジュンサー「コラァ!!」
彡(゚)(゚)「ん?」
ジュンサー「あなたそこで何してるの!!」
彡(゚)(゚)「や、ワイはポケモンジムに挑戦を…」
彡()()「ええっ?ドアの立て付けが悪いんとはちゃうんか…」
ジュンサー「不法侵入よ!まったく!」
彡()()「やあ、えらいすんません…」
ジュンサー「…」
ジュンサー「ところであなた、ジムに挑戦するってわりにはポケモン一匹も持ってないみたいだけど?」
彡(゚)(゚)「はあ…」
彡(゚)(゚)「そうですなあ…」
ジュンサー「とにかく、不法侵入については署で話を聞くから、もしポケットモンスターを一匹でも持っているならここで提示してもらいます!」
ジュンサー「隠したりしたら罪が重くなりますからね!!」
彡()()「ええ…でも持ってないものは持ってない……」
彡(゚)(゚)「(…そういえば、ポケットモンスターって世界の公用語ではアレの隠語らしいなあ)」
彡(゚)(゚)「…持ってるかもしれませんわ」
ジュンサー「大の男がポケモンも持たずに町をうろついてるなんて今日日ありえないんですからね!」
ジュンサー「じゃ、今すぐこちらへ!一時預かります!」
彡()()「困ったなあ…」
彡(゚)(゚)「でも、警察の方に指示されたなら仕方ないわな。警察への協力は市民の義務や!」
彡(^)(^)「ちょっとお待ちを…」ゴソゴソ
ジュンサー「…?」
彡(^)(^)「はい、どうぞ」ボロンッ
ジュンサー「……………」
彡(゚)(゚)「…」
ジュンサー「……………」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「かくしてワイはヤマブキシティの大監獄に収監されることとなった」
彡(゚)(゚)「はぁ~、今日も今日とて刑務作業の繰り返しや。だるいわあ」ガッチャガッチャ
彡(゚)(゚)「マサラタウンが懐かしいで」ガッチャガッチャ
隣の囚人「お前、なにして捕まったんだっけ?」ガッチャガッチャ
彡(゚)(゚)「ポケモン見せただけやで」ガッチャガッチャ
囚人「…?」ガッチャガッチャ
彡(゚)(゚)「あんさんは何してぶち込まれたんや?」
囚人「へっ、よく聞いてくれたぜ。俺は泣く子も黙るロケット団の団員だよ」
彡(゚)(゚)「はえー…(ロケット団ってなんやったっけ)」
看守「コラァ!そこサボるな!!」
彡(゚)(゚)「はいはい…」ガッチャガッチャ
彡(゚)(゚)「はい?どういうこっちゃ?」ガッチャガッチャ
囚人「近々ロケット団が大規模な作戦行動を起こす。俺の脱獄も近いって訳よ」
彡(゚)(゚)「ほーん…」
囚人「その時にはお前も出してやっていいぜ!」
彡(゚)(゚)「まあ、その時は頼みますわ(プリズンブレイクでも観たのかな?)」
看守「コラァ!さっきからそこ!さぼるな……ん?」
通信マイク「緊急放送!緊急放送!!」
通信マイク「シルフカンパニーがロケット団に乗っ取られた模様!!繰り返す!シルフカンパニーがロケット団に乗っ取られた模様!各行政施設とも連絡不能!!」
看守「な、なんてこった!!」
バァン!!
ロケット団A「ヒャッハー!!今さら気づいても遅いぜ!!」ドタドタ
看守「な、なにっ!?」
ロケット団B「おら、手上げな!この監獄は既に包囲している!」
ロケット団C「暴れるなら、ラッタがお前の金のたまを怒りの前歯するぞ!コラァ!!」
看守「ひ、ひええ…それだけはやめてぇ…」ガクガク
囚人「ヒャッホー!!おまちかねの仲間が来たぜ!!!」
彡()()「ええ…これは現実か…展開早すぎて着いていけへん…」
囚人「おらおら!囚人全員解放だあ!!」
囚人BCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ「ヒャッハー!!!」ドタドタ
彡()()「…」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「ワイも逃げよ」スタコラサッサ
彡(゚)(゚)「はえ~、久しぶりのシャバやで」
彡(゚)(゚)「やっぱり空気が美味しいンゴねえ…」
ロケット団&囚人「ヒャッハー!!行くぜー!」ドタドタ
彡(゚)(゚)「…元気やねえ」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「さて、ワイはここからどうすればええんやろ」
彡(゚)(゚)「トキワから連れてこられ、その後はずっとブタ箱やったからなあ。この街の地理がわかりませんわ」
彡()()「なんかやたらと大都会やし、ここどこやねん!…ん?」
彡(゚)(゚)「なんかあそこに人おるな」
彡(゚)(゚)「あの人に色々聞いてみるやで~」スタスタ
ロケット団員「ああ?」
彡(゚)(゚)「ここって、どこでっしゃろか?」
ロケット団員「はあ?ヤマブキシティだろが」
彡(゚)(゚)「えっ、ヤマブキ?えらい遠いとこ来たなあ…」
ロケット団員「お前こそなんなんだよ……って」
ロケット団員「その服、囚人かよ」
彡()()「あ、いや!これは!その!(いかんでしょ!通報されてまう!)」
ロケット団員「なんだ、そういうことなら早く言えよ!」ガシッ
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
ロケット団員「お前も逃げてきたんだな!お勤めご苦労さん!」
彡(゚)(゚)「あ、えっと…?」
ロケット団員「水くせえなあ。同じロケット団の仲間だろ!俺たちにはホワイトホール、白い明日が待ってるんだよ!!」
彡(゚)(゚)「…(なんやこいつ)」
ロケット団員「とにかくシルフカンパニーへ向かえよ。そこに行けば飯も服も支給されるはずだ。今あそこに暫定基地が建ってるからな」
彡(゚)(゚)「シルフカンパニー…?」
ロケット団員「おう」
彡(゚)(゚)「なんかわからんけど、そこ行けばええんか…そういや腹減ったし…」
彡(゚)(゚)「お、あったやで」
~シルフカンパニー本社~
彡(゚)(゚)「ほんまにデカいビルやなあ。ここで飯も服手に入るんか」
彡(゚)(゚)「ま、行ってみるやで~」スタスタ
ロケット団門番「ん?おい、そこのお前!!」
彡()()「ヒエッ…な、なんですのん」
門番「……ああ、脱獄してきたやつか。よし、通れ」
彡(゚)(゚)「サンガツ!」スタスタ
彡(゚)(゚)「すんません、ここに来たら服とご飯がもらえるって伺ったんですが…?」
ロケット団受け付け「あ?誰だよお前」ギロリ
彡()()「ヒエッ…な、なんですのん」
受け付け「…ああ、脱獄してきたやつか」
受け付け「ほら、これが団員服だ。受けとれ」ヒョイ
彡(^)(^)「サンガツ!」ヌギヌギ
受け付け「飯はカ口リーメイトがあるぞ。ケンタロス味とピジョン味どっちがいい?」
彡(^)(^)「んー、ケンタロスで!」
受け付け「おう」ヒョイ
彡(^)(^)「サンガツ!」ムシャムシャ
彡(^)(^)「いやー、えらい親切なところやねえ」
彡(゚)(゚)「へっ?仕事?」
受け付け「サカキ様に昼食を運んできて貰えるか」
受け付け「ここの社長との『会議』でずっと社長室に缶詰めだからな。そろそろお疲れだろう」
彡(゚)(゚)「はあ。ま、恩を受けた手前、飯運ぶくらいやりますけども…」
受け付け「うむ。じゃあこれを運んでくれ」
受け付け「ケンタロスのサーロイン仕立てにキャタピーのペーストソース掛け、シェルダーの煮付け添えだ」
彡(^)(^)「(う、美味そうやな!)」
受け付け「つまみ食いするなよ」
彡(^)(^)「え、ええ!ええ!わかっておりますとも!」
受け付け「じゃ、頼んだからな」
彡(゚)(゚)「さてと、さっさと運ぶやで~」カチャカチャ
彡(゚)(゚)「…」カチャカチャ
彡(゚)(゚)「…」カチャカチャ
彡()()「社長室ってどこやねん!このビル分かりにくい構造しすぎやぞ!」
彡(゚)(゚)「はあ~、つっかえ」
彡(゚)(゚)「お、あそこに賢そうな人おるわ。道聞いてみるやで~」カチャカチャ
彡(゚)(゚)「あのう」
はぐれ研究員「ああ?」
はぐれ研究員「うるさい!今俺はそれどころじゃないんだ!!」
彡(゚)(゚)「へっ?」
はぐれ研究員「社長の野郎!俺はこれまで会社に尽くして来たってのに、異動なんか命じやがって!!」
はぐれ研究員「信じられるか!?ポナヤツングカ支店だぞ!!やってられるか!!」
彡(゚)(゚)「(…いや、知らんけども)」
はぐれ研究員「…」フーッフーッ
彡(゚)(゚)「お、落ち着きましたか…?」
はぐれ研究員「……ふん」
はぐれ研究員「社長室とか言ったな。用件は?」
彡(゚)(゚)「サカキはんにランチをデリバードするんやで」
はぐれ研究員「……」
はぐれ研究員「じゃ、これ持っていけ。カードキーだ。あとこれはエレベーターの鍵」ポイッ
彡(゚)(゚)「?」
はぐれ研究員「それを使って最上階に行け。社長室はそこだ…」
彡(゚)(゚)「ほーん!」
彡(゚)(゚)「ふう、やっと着いたみたいやなあ」
彡(゚)(゚)「このビルがややこしい作りしてるせいでやたら時間かかったわ」
彡(゚)(゚)「ま、さっさと渡してまおか~」
コンガチャコン
彡(^)(^)「お邪魔するやで~!お昼の時間やで!」ドタドタ
彡(゚)(゚)「お、あんたがサカキさん?お昼ご飯持ってきたやで」
サカキ「したっぱの団員か…。いや、まだ商談中だ。下げておけ」
彡(゚)(゚)「ええ…せっかく持ってきたのに…」
シルフ社長「なにが商談だ!!この強盗めが!!」
サカキ「落ち着いてください、社長さん。あまり暴れると、勢い余ってニドクインの毒ばりが刺さってしまいますよ」
ニドクイン「…」キラーン
社長「くっ…」
社長「き、君!まだ若いんだろう!なんでこんなクズの下に着くのかね!!」
彡(゚)(゚)「……」
彡(゚)(゚)「え、ワイのこと?」
社長「そうだよ!!」
彡(゚)(゚)「(ちゅーか、この状況はなんやねん)」
社長「君の歳ならまだやり直せる!!ロケット団などやめたまえ!!」
彡(゚)(゚)「えーと…」
サカキ「チッ…うるさい男だな。おいニドクイン、気絶させろ」
ニドクイン「…」ボカッ
社長「ぐはっ!!」
社長「」ピクピク
彡()()「う、うわー痛そうやなあ…」
サカキ「やれやれ。……おい、お前ももう下が……ん?」
サカキ「おい!!ドアの後ろにいるお前!誰だ!!」
彡(゚)(゚)「ふぇっ?」
レッド「…」スッ
レッド「…」
サカキ「…君は以前、ポケモンタワーで暴れてくれた少年じゃないか!」
レッド「…」
彡(゚)(゚)「うわ、レッド君やん。久しぶりやな!」
サカキ「…?知り合いなのか?」
彡(゚)(゚)「え?ええ、まあ」
レッド「…」
サカキ「…そうか、そうか!そういうことか!」
サカキ「どうも見覚えのない団員だと思ったが、貴様、スパイだな!!」
彡(゚)(゚)「ふぇっ!?」
サカキ「そのレッドとかいう子供を、ここまで手引きしてきたんだろう!!」
彡(゚)(゚)「…(話が見えないんですが)」
レッド「…」チャッ
サカキ「…仕方ない、ポケモンバトルだ。…捻り潰してやる!!」
彡(゚)(゚)「…」
ニドクイン「」ピクピク
サイホーン「」ピクピク
ガルーラ「」ピクピク
ペルシアン「」ピクピク
サカキ「」
レッド「…戻れ、リザードン」
彡(゚)(゚)「うっわー。サカキとかいうこのおっちゃん、めっちゃ弱いやん」
サカキ「くっ…」
サカキ「レッド君!次会うときは全力で相手をしよう!!ではな!!総員、撤退!!!」
フッ
彡(゚)(゚)「うわ、消えた!!なんやマジックか!?」
レッド「…」ボソボソ
彡(゚)(゚)「…え?穴抜けのヒモ?」
彡(゚)(゚)「ほーん!そんな便利なもんがあるのねえ」
レッド「…」ボソボソ
彡(゚)(゚)「え、もう帰るの。久しぶりやのに寂しいなあ」
レッド「…」
フッ
彡(゚)(゚)「あ、レッド君も消えた…」
彡(゚)(゚)「この帰り方かっこええなあ。ワイも今度買うやで~」
シルフ社長「う、う~ん?」ムニャムニャ
社長「わ、私はたしかあの男のポケモンに殴られて…」
社長「ハッ!そ、そうだ!あいつは!マスターボールは!!」
彡(゚)(゚)「?」
社長「あれ…?奴らはどこにいったんだ?」
彡(゚)(゚)「ああ、サカキとかいう人なら帰ったやで」
社長「な、なんと!」
社長「まさか!君が追っ払ってくれたのかね!!」
彡(゚)(゚)「あ、いや…」
社長「ありがとう!!本当にありがとう!!!近頃の若者も捨てたものではないな!!」ニコニコ
彡(゚)(゚)「…(面倒やからもうそれでええわ)」
社長「君にはなにか御礼をしなければならないな!!」ニコニコ
社長「ん?…見たところ、君はポケモンを持っていないようだが…?」
彡(゚)(゚)「ああ、まあ…厳密にはポケモン持ってますがね」
社長「…?そうか。ポケモンを持っていないのならば、シルフで管理しているラプラスをプレゼントしようと思ったんだが…」
彡()()「あ、いや!ポケモン持っているといっても正式に認可されたものでもないんで…!!(ポケモンくれや!)」
社長「そんな君には、そうだな…よし!」
社長「このマスターボールを進呈しよう!」コトッ
彡(゚)(゚)「マスターボール?」
彡(゚)(゚)「はあ…」
社長「投げつければ、必ず100%絶対にポケモンをゲットできるのだよ!!」
彡(゚)(゚)「え?それすごない?」
社長「すごいんだよ!!」
彡(゚)(゚)「はえ~、どんな洗脳装置積んどるんやろ」
社長「ご、誤解を生むような表現は止めたまえ」
彡(゚)(゚)「はあ、すんません」
社長「とにかく、これを君にあげよう!」
社長「なんでも、好きなポケモンをゲットするといい!!」
彡(゚)(゚)「なんでもねえ…」
彡(゚)(゚)「はーあ。なんかいろいろあったけど、とりあえずエエもん貰えたわ」
彡(゚)(゚)「ワイもポケモントレーナーなんやから、そろそろポケモン捕まえないといけないンゴねえ…」
彡(゚)(゚)「しっかし、なんでもって言われたら逆に困るンゴねえ…」
彡(゚)(゚)「うーん…」
彡(゚)(゚)「とりあえず、強そうなポケモンを探すか…」スタスタ
コラッタ「ピギャー!」
ポッポ「ポッポポッポ!」
コラッタ「ピギャー!」
ポッポ「ポッポポッポ!」
彡()()「うーん…」
彡(゚)(゚)「弱そうなのしかいないンゴ…」
彡(゚)(゚)「ワイでも捕まえられるようなのじゃダメンゴねえ…」
彡(゚)(゚)「まあ晩飯確保できたからエエけども…」ムシャムシャ
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「…レッド君のリザードンみたいなのが欲しいンゴねえ」
彡(゚)(゚)「…」キョロキョロ
彡(゚)(゚)「…」キョロキョロ
彡(゚)(゚)「…」
彡()()「ど、どこに行けばいいのかわからないンゴ…」
彡(゚)(゚)「とりあえず、人に聞くか…」
エスパーおやじ「待った!」
彡(゚)(゚)「は?」
エスパーおやじ「君が聞きたいことは解ってる…エスパーだからね」
彡()()「(な、なんやこのおっさん。危ない人やんけ!)」
エスパーおやじ「レッドという少年の場所が、知りたいのだろう?」
彡(゚)(゚)「ファッ!?当たってるやんけ!!」
エスパーおやじ「エスパーだからね」
彡(゚)(゚)「えっ、トキワシティ?」
エスパーおやじ「ポケモンリーグに挑もうとしているようだね」
彡(゚)(゚)「はえ~、そんなことまでわかるんや」
エスパーおやじ「エスパーだからね」
彡(^)(^)「助かったわ、サンガツ!」
エスパーおやじ「いやいや」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「…あ、そうや」
彡(゚)(゚)「ついでに聞くと、ここからトキワシティにはどうやったら行けますやろうか?」
エスパーおやじ「ハナダシティからお月見山を通って南下するルートだね」
彡(^)(^)「ほーか!ハナダシティやな!何から何までありがとうやで!ほな!」スタコラサッサ
エスパーおやじ「エスパーだからね」
彡(゚)(゚)「ふう、やっと着いたやで。ここがハナダシティか」
彡(゚)(゚)「ええっと、ここからお月見山?に行くんやったな」スタスタ
彡(゚)(゚)「…ん?」スタスタ
ーーーーーーーーーl
l
l彡(゚)(゚)「なんやこの段差!登れんやんけ!!」
l
l
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「ビークール。とにかく、街の人に事情を聴くやで…」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「おっ、おったおった」スタスタ
彡(゚)(゚)「あのう」
カスミ「え?私?」
彡(゚)(゚)「段差があって洞窟に入れへんのやけど、どうしたらええでしょうか」
カスミ「…?」
彡(゚)(゚)「はよ洞窟入らないとあかんのですわ!どうやったら入れるんですか!?」
カスミ「(なんか気持ち悪い人?ねえ…。ええと、この街から入れる洞窟といったら…)」
カスミ「ああ、ハナダの洞窟ね?あそこの入り口へは、25番道路の橋を渡って迂回するのよ」
彡(゚)(゚)「ほーん!」
彡(^)(^)「まあええか。ハナダシティにある洞窟ってことやから合ってるわ!サンガツ!」
カスミ「いえ…(あんな所にいってなにをするつもりかしら…)」
彡(^)(^)「洞窟いくやで~」スタスタ
彡(゚)(゚)「やれやれ、洞窟の前まで来たやで」
彡(゚)(゚)「普通に来れるかと思ったのに、間に川あったやんけ!」
彡()()「…なんとか泳げたけど、急な運動で腹の調子悪いンゴ……あのクソアマァ…」グリュリュ
洞窟の門番「ん?なんだお前は!!」
彡()()「ふぇっ?」グリュリュ
門番「この洞窟に入る気か!?それはならんぞ!!」
彡()()「え、え~っと…(アカン、腹が限界や!)」ゲリュリュリュリュリュリュ
門番「だから確かな実力が担保されたトレーナーしか入ってはいけないんだ!!」
彡()()「ァアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」ブリブリブチャチャブロンブロンロンブリビシャシャシャシャシャシャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
門番「!?な、なんだこいつ!!」
彡()()「あああああああああああああああ」ビシャシャ
彡()()「ああ、あ……」ポロン
門番「ん……?えっ!?」
門番「そ、それはグリーンバッヂ!!!」
彡()()「ふぇっ?」
彡()()「…?」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「…まあ、通してくれるならええわ」スタスタ
彡(゚)(゚)「さて、念願の洞窟やで~」スタスタ
彡(゚)(゚)「ほえ~、ここがお月見山かあ」
彡(゚)(゚)「はよニビシティ行くやで~」スタスタ
彡(゚)(゚)「…せやけど、月は見えへんなあ。名前負けやんけ」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「…」バシャバシャ
彡(゚)(゚)「…」スタスタ
彡(゚)(゚)「誰もおらんなあ」
彡(゚)(゚)「…ん?」
彡(゚)(゚)「…」
彡(゚)(゚)「なんかあっちから喋り声が聞こえるような…」スタスタ
シハナゼ…イル…ワタシ…ココニ…ワタシハナゼココニイル……
彡(゚)(゚)「出口かな?行ってみるやで~」スタスタ
彡()()「な、なんやこいつ…気持ち悪い人やなあ」
ミュウツー「ワタシハナゼココニイル?」
彡(゚)(゚)「知らんがな…迷ったんか?」
ミュウツー「…ワタシハナゼココニイル!!!」ブンッ
彡(゚)(゚)「ホアッ!?体が宙に浮いたやんけ!!なんやこれ!念力か!?」
ミュウツー「ワタシハナゼココニイルウウウ!!!」ブンッ
彡()()「知らんわああああ!!!!!」ポーイ
彡(゚)(゚)「あっ…ワイの手荷物が…」
マスターボール「!?」ポーイ
ミュウツー「!?」
ピコピコ
ピコピコ
ピコピコ
……………
やったー ! 彡(゚)(゚) は ミュウツー を ゲット した !
彡()()「ええ……」
彡()()「……あかん。完全に迷ったやで。遭難や!」ボロボロ
彡()()「もう限界や…」
彡()()「…」
彡()()「…しゃーないわな」ポンッ
ミュウツー「…?」
彡()()「すまんけど、もう空腹も限界やねん」グワッ
ミュウツー「!?」シュンッ
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
~ハナダシティ ポケモンセンター前~
彡(゚)(゚)「ええ…テレポートしたやんけ…」
ミュウツー「…」
彡(゚)(゚)「そういやこいつ念力も使ってたな…強いんかな?」
ミュウツーlv70「…」
彡(゚)(゚)「ミュウツー、例のボールは完成したか?」
ミュウツー「…」コクン
彡(^)(^)「やー、ほんま君は賢いなあ。人間もゲットできるボールなんて大発明やで!!」スチャッ
ミュウツー「…ワタシハナゼココニイルノカ…」
彡(゚)(゚)「カスミもエリカもナツメもカンナもレッド君のマッマもグリーン君のアッネもオーキド博士もワイの虜や!!」
彡(゚)(゚)「これでワイはヒューマンマスターになるやで~!」
完
◆以下、おまけ(小ネタ)になります。
今のジムリーダーの公式絵ってこんな感じなんやな

それ7年前やで…
嘘やろ……
元スレ
オーキド「ここにモンスターボールが3つあるじゃろ?」レッド「…」グリーン「…」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1472739425/
オーキド「ここにモンスターボールが3つあるじゃろ?」レッド「…」グリーン「…」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1472739425/
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コメント一覧 (31)
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- 2016年09月11日 07:35
- Lv5はひっかくしか使えねぇよ。やり直し。
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- 2016年09月11日 08:23
- 猛虎弁のような
J語のような
関西弁のような
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- 2016年09月11日 09:37
- 7年前に衝撃を受けざるをえない
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- 2016年09月11日 10:50
- 成し遂げたぜ。
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- 2016年09月11日 11:13
- レベル上げしてりゃすぐにひのこ覚えるだろ
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- 2016年09月11日 11:16
- XYの御三家仕様なら初期から火の粉使える
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- 2016年09月11日 11:25
- 主人公の元ネタがわからんからいまいち楽しさが分からねぇ、なんかキチにしか見えんかった
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- 2016年09月11日 11:26
- あれGBAのFRLGじゃね?
12年前やないんか?
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- 2016年09月11日 11:30
- キャタピーソースとか絶対不味いわ
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- 2016年09月11日 11:33
- ※8
その認識であってるよ
ただのキチだから
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- 2016年09月11日 11:53
- ※9
この絵はBW2のPWTのイラストじゃね?
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- 2016年09月11日 12:03
- 7年前ならHGSSじゃね
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- 2016年09月11日 12:06
- なんでオーキド博士まで虜にしようとしてるんですかね
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- 2016年09月11日 12:07
- アンズがジムリーダーやってるのは初代じゃなくて金銀
これはリメイク版のHGSSだね
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- 2016年09月11日 14:26
- このssが7年前という衝撃
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- 2016年09月11日 15:05
- デザイン自体は金銀やから16年近くまえやぞ
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- 2016年09月11日 15:14
- デザインは大分変わってるよ
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- 2016年09月11日 15:47
- 初代はヒトカゲ地獄やろ
イワークとか無理しかないわ
ポケモン食ってばっかやないか
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- 2016年09月11日 17:03
- イワークとか地面タイプの技も岩タイプの技も使ってこんしとくしゅも低いからひのこで余裕なんですがそれは
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- 2016年09月11日 17:08
- ポケモンなんてレベル上げて殴れば勝てるだろ
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- 2016年09月11日 17:11
- イワークで苦戦とかエアプ乙
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- 2016年09月11日 19:33
- ※22
当時幼稚園児のワイはヒトカゲでめっちゃ苦戦したやで。
アニメ効果でピカチュウ手持ちに入れてたせいでさらに苦戦したわ。バカみたいに体当たりしかしなかったし
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- 2016年09月11日 21:03
- イワークは無駄に固いからな
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- 2016年09月11日 21:05
- レッドが母親とヤる所から始まって、遺伝子操作されたピカチュウと暴れまわるSSは面白かったなぁ…
ただのエロSSで終わらなかったのがホント良かった
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- 2016年09月12日 01:00
- やっぱエリカはクッソかわええじゃあ^〜
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- 2016年09月12日 01:03
- ナツメだろjk
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- 2016年09月12日 02:42
- すまん、オチの画像が一番おもろかったわ。
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- 2016年09月12日 05:15
- キョウ……
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- 2016年09月12日 07:19
- グリーンバッジの伏線ちゃんと回収しててワロタ
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- 2017年01月16日 21:25
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