早苗「シメ過ぎてP君に嫌われちゃった…」
モバP(以下P)「おわぁっ!?きゅ、急に抱きつくなって!危ないだろ?」
みく「Pチャンならちゃんと受け止めてくれるから大丈夫にゃ!それより褒めてってばー!」
P「はいはい、今回もよく頑張ったな。偉いぞみく」ナデナデ
ちひろ「みくちゃんのライブ、大成功でしたもんね♪」
みく「にゃふふ~♪トーゼンにゃ!」ギュウ
P「(む、胸が当たって…)みくが頑張ったのは分かったから、そろそろ離れて…」
ガチャ
早苗「おっはよー!P君今日のスケジュールは…って」
P「」
ちひろ「あっ」
みく「?」ギュッ
早苗「Pく~ん…?な~にを堂々とアイドルとイチャついているのかな?」ゴゴゴゴゴゴ
P「ち、違うんです!これはみくの方からで俺は何m」
早苗「問答無用!現行犯でシメる!」ギリギリギリ
P「ギャアァァァァ!!!」
ちひろみく「」
P「んっ、どうした雪美?」
雪美「お膝…のせて…」
P「いいぞ、おいで」ポンポン
雪美「うん…」ヨジヨジ
雪美「P、なでて…」
P「はいはい」ナデナデ
雪美「~♪」
ちひろ「雪美ちゃん、かなりPさんに懐いてますね」
P「みたいですねぇ。プロデューサーとして嬉しい限りです」ナデナデ
ちひろ「(この子はちょっと懐き過ぎな気もするけど…)」
早苗「あ゛~レッスンしんど…。ってP君!また君は性懲りもなく…」ゴゴゴゴゴゴ
P「いやいや俺は雪美を撫でてただけでそれ以上は何も!邪な気持ちなんてこれっぽっちも抱いてませんって!」
雪美「…そうなの?」
P「えっ」
ちひろ「(雪美ちゃん…。恐ろしい子)」
早苗「さて、P君?こっちへいらっしゃい」ズルズル
P「いやだからちょっと待って早苗さんまず話を」バタン
<ギャアァァァァ!!!
ちひろ「ご愁傷さまです」
P「わぷっ、き、きらり胸が…。息ができなっ」
早苗「P君?」ニッコリ
P「」ダラダラ
早苗「シメる♪」
P「ギャアァァァァ!!!」
P「おい志希、そんなことしたらまた…」
早苗「ん?」ニッコリ
P「」
<ギャアァァァァ
幸子「!?」ビクッ
P「あー、体中が痛い…」ズキズキ
ちひろ「最近よくシメられてますもんねぇ。あ、スタドリいかがですか?」
P「いただきます」
ちひろ「毎度あり♪」
P「なんか最近、会う度に早苗さんにシメられてて…。俺の話全然聞いてくれないんですよ」
ちひろ「あなたがアイドルとイチャついてるからでしょう。もっと厳しく突っぱねないと」
P「それはその通りなんですが…。純粋に慕ってくれてるだけなのに強く拒むなんてできなくて…」
ちひろ「(この鈍感め)まぁ、今日は事務所にいる子は少ないですし、シメられることはないと思いますよ?早苗さんは居ますけど」
P「だといいんですけど、なんか俺早苗さんのことちょっと怖くなっちゃって…。他の子には優しくて頼れるお姉さんなのに、俺にだけあんな感じで」
ちひろ「(それってもしかして…)」
P「前はそんなことなかったんですけど…。俺、何かしちゃったのかなぁ」
ちひろ「んー、そんなことはないと思いますけど…」
早苗「おっはよー!」
P「さ、早苗さん…。おはようございます」ビクッ
ちひろ「おはようございます」
早苗「(今日はアイドルにじゃれつかれてないのね)」ホッ
P「今日はどうされたんですか…?確かオフだったと思うんですけど(まさか俺を見張りに来たとか…?)」ビクビク
早苗「家にいてもヒマだしねー。ここにいたら退屈しないし」
ちひろ「でも、今日はアイドルの子達何人かしかいないですよ?それに居る子も何やら皆忙しそうにしてましたし」
早苗「あらそうなの?それならP君にでも相手してもらおうかしら♪(やたっ、事務所に来て正解だったわ♪)」
P「えっ!?」ガタッ
早苗「な、何よっ。そんなに驚かなくてもいいじゃない」
P「い、いや、俺は別に」アセアセ
早苗「なぁに~?お相手がこの早苗さんじゃ不服っての?」
P「ひっ!そ、そんなつもりじゃ!すみません、すみません…」ブルブル
ちひろ「(これは色んな意味で重症ですねぇ…)」
早苗「ちょ、ぴ、P君?(あれっ、ひょっとしてこれあたし…)」
P「うぅ…」
早苗「…よし、やっぱり自主レッスンでもしてこよっかな!よく考えたらP君の仕事の邪魔だしね!それじゃ!」
バタン!
早苗「どうしよう、シメ過ぎてP君に嫌われちゃった…」
早苗「はぁ…」
瑞樹「どーしたのよ柄にもなく落ち込んで…。もしかしてP君のこと?」
早苗「!!な、何でそれを…」
瑞樹「やっぱりね…。それなりに長い付き合いだもの、それくらいわかるわ」
早苗「ぐっ…」
瑞樹「あーそうそう、聞いた話だと、最近よくP君をシメてるそうじゃない?」
早苗「そ、それはP君が女の子達とイチャイチャしてるから…」
瑞樹「まぁ確かによくアイドルとベタベタしてるけど、あんなの前からじゃない。P君も悪気は無いみたいだし、多少は見逃してあげなさいよ」
早苗「それは分かってるわよ…。でもなんか最近、P君が女の子達とじゃれあってるのを見ると、なんだかイライラしちゃうっていうか…」
瑞樹「…早苗ちゃん、それって…『恋』じゃないの?」
瑞樹「ふーん、ただの可愛い同僚にしてはアイドル達とイチャついてる場面に遭遇する事が多いんじゃなーい?」ニヤニヤ
早苗「ギクッ」
瑞樹「ひょっとして、つい目で追っちゃうとか、暇な時はつい近くに行っちゃうとか?」
早苗「そんなっ、べ、別にあたしはっ///」カアァァァ
瑞樹「いいから白状しなさいよ。P君の事、好きなのよね?わかるわ」
早苗「うぐっ…。そうよ、瑞樹ちゃんの言う通りよっ!もう!///」カアァ
瑞樹「あらあら♪…でも、それは別に悪いことじゃないじゃない。どうしてため息なんてつくのよ?」
早苗「それは…P君がいつの間にか、私を見るだけで怯えるようになって…」
瑞樹「あー…。そりゃあ会う度にシメられてたら怯えるのも無理ないわよ…。っていうかいつの間にかってどういうこと?普通気づくと思うんだけど」
早苗「だって、P君に会う度に誰かしらと仲良くしてて、その度にシメてるからまともに話せてなくて…。この前は偶然積極的な子がいなかったからたまたま気づけたのよ…」
瑞樹「ハァー…。あんたって子は…。ほんと不器用なんだから」
早苗「仰る通りです…」
瑞樹「どうせあんたのことだから、シメてる時は独り占めできるからそれで満足しちゃってたんじゃないの?」
早苗「うっ」グサッ
瑞樹「いい年して何やってんのよ。好きな子に意地悪しちゃう男子小学生じゃないんだから」
早苗「うぐっ」グサグサッ
瑞樹「それで怖がられちゃったら元も子もないじゃない。そんなんだからあんたはいつまでたっても」クドクド
早苗「わ、分かったから…。分かったからこれ以上あたしのハートに風穴を増やさないで…」ジワッ
早苗「でっでも、ほっといてもしP君が取られちゃったら…」ウルウル
瑞樹「じゃあ、このままP君に嫌われちゃってもいいのね?」
早苗「それもイヤぁ…」グスッ
瑞樹「だーかーら、めいっぱい優しくして、早苗ちゃんの虜にしちゃえばいいのよ!そうすればP君に嫌われることもないし、誰にも取られたりしない。一石二鳥じゃない♪」
早苗「うーん、そううまく行くかしら…。今まで結構シメちゃってるし…」
瑞樹「大丈夫大丈夫!あんたもP君にスカウトされたんでしょ?ということは、P君はあんたに何かしらの魅力を感じたってことじゃない。自信持ちなさい!」
早苗「!!…そうよね、これでもスタイルには自信があるし…。優しくして、ちゃんと謝れば許してくれるはず!アイドルだもの、P君くらい虜にしてみせるわ!」
瑞樹「ふふっ、やっと早苗ちゃんらしくなってきたわね♪その意気よ!」
早苗「…ありがとね瑞樹ちゃん、あたしの話聞いてくれて。それに、P君の事応援してくれて」
瑞樹「あら、何言ってるの?早苗ちゃんは親友だし、このままじゃフェアじゃないと思ったから相談に乗っただけで、P君を渡すとは言ってないわよ♪」
早苗「んなっ!?まさか瑞樹ちゃんも…?」
瑞樹「まぁね♪」
早苗「ま、まぁ相談に乗ってくれたのは感謝してるけど、それとこれとは別よっ!瑞樹ちゃんには負けないんだから!」
瑞樹「それはこっちのセリフよっ!…あら、もうこんな時間。そろそろお開きにしましょうか」
早苗「そうね。瑞樹ちゃん、色々ありがと!また明日ね!」
瑞樹「はーい、また明日。それじゃあね!」
早苗「うん!そんじゃおやすみー!」
バタン
瑞樹「(こうでもしないと、あの子は行動に出ないわよね。ほんと初心なんだから。ふふっ)」
ありす「佐城さん、いつまでPさんの膝に乗ってるんですか。次は私の番ですので降りてください」
P「そうだぞ雪美、十分乗ってたんだからありすに変わってあげなさい」
雪美「嫌…Pと私…魂…繋がってるから…離れられない…」
ありす「なんですかそれ!非論理的です!もうすぐレッスンの準備をしないといけませんので早く降りてください!順番って言ったじゃないですか!」グイグイ
雪美「やぁ…Pは私の…痛い…引っ張らないで…」ギュウウウウウ
P「こらこら、喧嘩はやめなさい」
早苗「こらぁ!何やってるの!」
Pありす雪美「」ビクッ
P「さ、早苗さん…。これはそのっ」ビクビク
早苗「ありすちゃん、雪美ちゃん、ダメじゃない!どうして喧嘩なんてしてたの?」
Pありす雪美「!?」
P「(あれ、なんかいつもと違う…。)」
早苗「雪美ちゃんは?」
雪美「最近、あんまりPに会えなかったから…嬉しくて…」
早苗「約束を破っちゃったのね?」
雪美「」コクリ
早苗「でも、約束したんだから破っちゃダメでしょ?ありすちゃんの気持ちも考えないと。ね?」
P「(そっか…。早苗さん、本当は優しくてしっかりしてて、頼れる皆のお姉さんなんだよなぁ。シメられすぎて忘れてたけど)」
雪美「うん…」
ありす「当然です。約束を守るのは当たり前のことですから」フンス
早苗「ありすちゃんもよ」
ありす「えっ」ビクッ
早苗「降りてくれなかったからって、乱暴しちゃダメよ。怪我でもしちゃったらどうするの?それに、あなた達はアイドルなのよ?」
ありす「うっ…」
早苗「それに、ありすちゃんは雪美ちゃんよりお姉さんなんでしょ?年下の子には優しくしてあげないとダメでしょ?ねっ♪」
ありす「!!…そうですね、少し大人気なかったです。佐城さん、ごめんなさい」ペコッ
P「(上手いな…。ありすの性格や扱い方が良く分かってる。俺でも難しいのに)」
雪美「ううん…私も…約束破って…ごめんなさい…」ペコッ
ありす「いいですよ、私はお姉さんですから。ちゃんと我慢します」
早苗「二人とも偉いわね♪」
ありす「それでは、レッスンに行ってきます。終わってシャワーを浴びたら、乗せてくださいね、Pさん」
P「…えっ?あ、ああ!二人ともレッスンがんばっておいで(いかん、突然のことにボーッとしてた)」
ありす「ありがとうございます。佐城さん、行きましょう」トコトコ
雪美「うん…」トコトコ
P「あっあの、早苗さん…?」
早苗「ん?どしたのP君」
P「いやあの、ありがとうございます」
早苗「いーのよいーのよ、気にしないで」
P「それでえっと…、なんで今回はシメなかったんですか…?」オソルオソル
早苗「あー…。んーと、あたしもうシメるのやめたから」
P「やめたって…一体どうして」
早苗「えっ!?ほ、ほらアレよ、アイドルとプロデューサーのコミュニケーションは大切だしP君は悪気はないみたいだしえっと…」アタフタ
P「は、はぁ…」
早苗「と、とにかく!もうあたしはP君のこと、シメたりしないから!わかった!?」
P「は、はい!(どういう風の吹き回しだ?)」
早苗「分かればよし!…ところでP君、コーヒーいる?あたしが飲むついでに、淹れてあげよっか?」
P「いいんですか?じゃあお願いします(早苗さん、コーヒーなんて飲んでたっけ?)」
早苗「~♪」コポコポ…
P「……」
ちひろ「Pさん、最近早苗さんにシメられなくなりましたね」カタカタ
P「そうなんですよ、逆になんか凄く優しくしてくれるようになってきて」カタカタ
ちひろ「ふーん…?まぁ、良かったじゃないですか」
P「少し前はひたすら怖かったですけど、俺は今の早苗さんの方が早苗さんらしいと思います。なんと言うかのびのびしてますし。あの頃の早苗さん、今思うとぎこちなかったっていうか」
ちひろ「(そりゃあ好きな人が若い女の子達と会う度にイチャついてるんだからぎこちなくもなりますよ)」
P「それでですね…、最近早苗さんのこと、気になり始めてるんですよね」
ちひろ「えっ!?それっていわゆる…」
P「そうですね、ちひろさんの思ってるとおりです…。でも、もちろんアイドルに手を出したりはしませんから、安心して下さい」
ちひろ「ま、まぁPさんなら手を出すこともないと思うので構いませんが…。一体どうして?」
P「なんと言うか、ギャップ?とはちょっと違うかな…。早苗さんの態度が180度変わって、どうしていきなり?って早苗さんのことをいつも考えてたら、その、好きになってしまって…」
ちひろ「そういうこともあるんですね…まぁ、頑張って下さい」
P「はは、ありがとうございます」
ちひろ「それじゃあ、私はこれで上がりますね。お疲れ様でした」
P「はい、お疲れ様でした」
P「ふぅ、あと少し…」カタカタ…
ガチャ
早苗「P君、こんな遅くまで残業?お疲れ様、コーヒー良かったら飲んでね」コト
P「あっ、早苗さん。ありがとうございます。こんな遅くまで、どうしたんですか?」ズズッ
早苗「あー、ちょっとP君と話がしたくてね」
P「話ですか?いいですけど、もう少し待ってください…。すぐ終わりますので」コト
早苗「うん、急がなくていいからね」
P「わかってますよ」カタカタ
P「よし、終わった!すみません、お待たせしました」
早苗「うん、じゃあソファにでも座って」
P「わかりました。よいしょ」ボスッ
早苗「隣失礼するわね」ポスッ
P「あ、はい、どうぞ」
早苗「えっと、P君。あたし、前は結構P君のことシメちゃってたじゃない?」
P「あはは、そうですね。まぁ、アイドル達に俺が強く言えていればシメられることも無かった訳で」
早苗「P君は悪くないわ、問答無用でシメてたあたしが悪いの。ごめんね?」
P「もう気にしてませんし、大丈夫ですよ。お互い様ってことにしましょう。ね?」
早苗「うん、ありがと…」
早苗「それでね?なんであんなことしちゃったのかって言うと、その…えっと…(勇気を出すのよ、あたし!)」
P「えっ?…うぇっ!?」
早苗「だって、飲みに誘っても他の大人組も付いてきちゃうから事務所と変わんないし…。今更しおらしくするのもキャラじゃないし、恥ずかしいから…」
早苗「シメる、ってことにして妨害すれば、独り占めできるかなって///」カアァ
P「つまり、今までシメられてたアレは照れ隠しみたいな物で、本当は早苗さんは俺の事が…!?///」
早苗「う、うん…///」カアァァァ
早苗「しょうが無いじゃない!アイドルの皆は女のあたしから見ても皆とっても可愛いし、あたしはあの子達に比べて若くないんだもん!」
P「早苗さん…」
早苗「普通にやっても勝てないの!だから、ああすることしかできなかったのっ!」
P「何言ってるんですか!」バンッ!
早苗「!?」ビクッ
P「そんなに言うんなら教えてあげます。いいですか、早苗さんは正義感が強くてしっかり者で、アイドル達の頼れるお姉さん的存在なんです。年なんて関係ありません。陽気で一緒にいるだけで元気が出るし、濃やかな気遣いだってできます。それに…」
早苗「わっわかったから!///恥ずかしいからもうやめてってば!シメるわよ!///」カアァァァァァァ
P「それに、こんなに可愛らしいんですから。そんな早苗さんだから、俺は誰よりも、あなたが好きなんです」
P「早苗さん、今すぐは無理ですけど…。早苗さんがトップアイドルになって、引退する時が来たら…。俺と付き合ってください」
早苗「………はい///」
P「いつになるかは分かりませんが…。必ず、俺がトップまで連れて行きますから。待っててください」
早苗「何言ってんの!あたしが!P君を連れて行くのよ!せいぜい置いていかれないように頑張りなさい♪」
P「望む所ですよ!それまで、どんなイケメン俳優にも浮気しないでくださいね?」
早苗「すっ、する訳ないじゃない!P君こそ、アイドルの子達に浮気したら絶対許さないんだから!シメるじゃ済まさないわよ?」ギロッ
P「勿論ですよ。約束します」ギュッ
早苗「あっ…。うん♪」ギュッ
早苗「ん、なぁに?」
P「実はその、早苗さんに俺を鍛えて欲しくて。武術とか、護身術とか得意なんでしょう?」
早苗「別にいいけど…。急にどうして?」
P「えっ!?べっ別に、なんだっていいじゃないですか!」フイッ
早苗「何よっ、教えてくれたっていいじゃない…あっ!分かった。P君、やられっぱなしじゃ悔しいから、あたしに勝ちたいんでしょ~?」フフン
早苗「でも、いくらP君が男の人だからって、ちょっと鍛えたくらいであたしに勝てると思ったら大間違いなんだから」ニヤニヤ
P「ち、違いますよ!そんなふうに言われるくらいなら言いますけど、笑わないでくださいよ!?」
早苗「はいはい、笑わない笑わない。いいから吐いちゃいなさい」
P「…守りたい人ができたからです。俺は…早苗さんに勝てるくらい強くなれなくてもいい。ただ俺は、早苗さんを守れるくらい強くなりたいんです」
早苗「…へっ?///」ボッ
P「早苗さんは俺が守る必要のないくらい強いのは身をもってわかってますよ。でも、女性に守ってもらうのも格好付かないですし、俺は男として、ちゃんと早苗さんを守れるようになりたいんです」
早苗「そっそんな何よっいきなり///」カアッ
P「どんなに強くたって、早苗さんは俺の守るべき『彼女』なんですから。あはは、面と向かって言うのは恥ずかしいですね…」
早苗「…何よっ、P君のクセに生意気言っちゃって…!///このっ!」ダキッ
P「おっとと…、まぁ、厳密に言うとまだ彼女じゃないんですけどね。ってことで、早苗さんが引退するまでには強くなるんで、ご指導お願いしますね?」ナデナデ
早苗「ひゃっ…///(こっこの子はほんとにもう…///)」カアァァァァァ
早苗「わっ私の鍛え方は甘くないわよ!?覚悟しなさいっ!(不意打ちばっかりして、動揺させられてばっかり…)」ギュウ
P「ちょっと早苗さん強いっ、苦しいですって…!(それに早苗さんの胸が…なにこれめっちゃやわい)」
早苗「これくらいで何言ってるの!ほら腹筋に力入れて!(ほんっと、憎たらしいんだからっ!///)」ギュウウウウウ!!!
P「ギャアァァァァァ!!!」
早苗「あっ」
早苗「ちょ、P君大丈夫?ごめんね?もうシメないって言ったのに、つい力が…ほんとごめん…」シュン…
P「あーもー。早苗さん、顔上げてください」
早苗「…?」スッ
P「てい」デコピン!
早苗「あうっ!うぅ、いたい…」ズキズキ
P「これでお互い様です。次からは力加減、気を付けてくださいね?」
早苗「うー…。だって、P君がいきなりあんなこと言うから…///」ゴニョゴニョ
P「あんなこと?俺なんか変なこと言いました?」
早苗「な、何でもない!この話はおしまいっ!///」
P「わ、わかりましたよ…。あ、そういえば早苗さん、どうして突然優しくしてくれるようになったんですか?変化が急すぎて正直ちょっと困惑してたんですけど」
早苗「それはその…、瑞樹ちゃんにP君に怖がられてることを相談したら、男子小学生みたいなことしてないでちゃんと優しくしてあげなさいって言うから…///」モジモジ
P「ぷっ!あははっ、確かに、理由を知った今ではほんと男子小学生みたいでしたね!さすが川島さんだ、あはは」
早苗「なっ!笑うことないじゃない!///女の子の恋心を笑うなんて、P君サイテーよ!///」カアァ
P「女の…子…?」
早苗「…あぁん?」カッチーン
P「(あっやべっ)」ダラダラ
P「ちょっ、シメるのはやめたんじゃ」ダラダラ
早苗「いいから、歯を食いしばって目を閉じなさい!すぐ終わるから」ゴゴゴゴゴゴ
P「は、はいっ!」ギュッ
早苗「…」
P「…っ」プルプル
早苗「んっ…」
P「!?んむっ…」
早苗「んっ…ふぅ…はっ…、はぁはぁ…。…いーい!?次に悪いことしたらこんなんじゃ済まさないんだから!///分かったわね!///」カアァァァ
P「ちょっ、早苗さんこれシメるって言うか」
早苗「うるさいうるさい!それじゃあおやすみP君、あたし帰るから!ちゃんと来ないとシメるわよ!///」マッカ
P「(なにこの人めっちゃ可愛い)」
バタン!
ーードア裏ーー
早苗「はぁはぁ…、やっちゃった…。まだ心臓ドキドキしてる…///」ドキドキ
P「かっ奏近いから!もう少し離れて…」オロオロ
奏「オロオロしちゃって…。ふふっ♪Pさんったらかわいい…♪キスしちゃいたいくらいよ…♪」ズイッ
P「か、奏!ダメだって!それにもうすぐ早苗さんが…」
早苗「あたしがなんですって?」ゴゴゴゴゴゴ
P「」ダラダラ
奏「あら」
早苗「P君にはお仕置きが必要みたいね」ガシッ
P「ちょっ、ヘッドロックはダメですって!顔に当たってますから!離して!///」フニョン♪
早苗「あーもーうっさいわね!ぐだぐだ言わないの!」ズルズル
バタン!
奏「行っちゃった、残念…」ペロッ
ちひろ「…なんかPさん、またシメられてるみたいですね」
瑞樹「まぁいいんじゃない?前と違ってなんだかんだ仲良くやってるみたいだし」
ちひろ「そうみたいですねぇ(うーん…これは進展があったとしか思えないわね)」
瑞樹「(うふふ、上手く行ったみたいね♪)」
早苗「んむっ…れろ…ちゅっ…んちゅっ」
P「んっ…ぷはっ、ダメですよ早苗さん、今はまだアイドルとプロデューサーなんですから、こういうことは…」
早苗「うっさい!これはお仕置きなの!他の子にデレデレしてた罰なんだから…ちゅっ」
P「デレデレなんて…。そろそろ他のアイドルも来ちゃいますし、ね?」
早苗「だめ!まだP君の罪は償いきれてないわ!だからもっと♪」
P「しょうが無いですね…。あと少しだけですよ?」
早苗「んふふ、ありがと♪大好きよ?」
P「はいはい、俺もですよ」
早苗「(事務所の誰にも、P君は渡さないんだから♪)」
終わり
ーーーPの部屋ーーー
早苗「男の膝枕も案外良いものねー…。あー落ち着くー…」グデー
P「早苗さん、今日は一応今度出演する番組の対策を話し合うって話だったじゃないですか…。押し切られる俺も俺ですけど」ナデナデ
早苗「かたいコト言ってんじゃないわよ。対策なんて練らなくたってなんとかなるわ!バラエティーなんでしょ?楽勝よ楽勝」
P「まぁ早苗さんなら大丈夫だと思いますけど…。もし上手く行かなかったら、早苗さんお仕置きですからね?」ナデナデ
早苗「ふふっ、言うようになったじゃない…。調子に乗ってるとまたシメちゃうわよ?♪」グリグリ
P「あはは、頭擦りつけないで下さいって!くすぐったいです!…でも困りますね、毎回あんなシメ方されちゃ早苗さんの事どんどん好きになっちゃいますよ」ナデナデ
早苗「フフン、トーゼンでしょ?あの時とは違うもの♪」
早苗「…」グリッ!
P「いだっ!太ももつねるのやめてマジで痛い」
早苗「ふん!P君が悪いのよっ」
P「すみませんって…。でも、俺ばっかり好きになるのも気に入らないですね…。そうだ、今日は俺の方からシメちゃいますから」
早苗「えっ!?ちょっだめっ、あたし攻められるのは弱いからっ」アセアセ
P「問答無用!シメ過ぎ現行犯でシメる!」ガバッ
早苗「あっだめPくん、んっ…やん♪」
ほんとに終わり
元スレ
早苗「シメ過ぎてP君に嫌われちゃった…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470376421/
早苗「シメ過ぎてP君に嫌われちゃった…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470376421/
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コメント一覧 (50)
-
- 2016年08月06日 14:18
- 実は好きでしたとか言われても…
-
- 2016年08月06日 14:39
- 最初からやんなよ、てのはあるけど、反省して謝ってシメなくなったのでセーフ
-
- 2016年08月06日 14:46
- これは駄目な28歳だわ……
-
- 2016年08月06日 14:59
- 俺もシメ過ぎて、ムスコに嫌われたわ
だから、仲直りの手助けをしてくれ、雪美 ボロン
-
- 2016年08月06日 15:05
- 前川ァ!もっと抱きついていいぞぉ!!
-
- 2016年08月06日 15:07
- ※4
野獣先○「うーん、おふくろの味」ガリッモグモグッゴクンッ
-
- 2016年08月06日 15:24
- ※6
雪美は野獣先輩だった!?
-
- 2016年08月06日 15:35
- 正直オバサンの妄想は見苦しい
-
- 2016年08月06日 15:54
- 大体どのSS見ても正妻候補(役)として早苗さんは入ってる気がする・・・。
20代後半組だと正妻候補だと後は楓さん?
-
- 2016年08月06日 15:55
- 題材は良かった
内容も結構丁寧だと思った
けど、個人的にはちとクドかった?
匙加減ってむずかしいっすねー
-
- 2016年08月06日 16:12
- 暑いからべたべたされるのは嬉しいけど、汗だくになってしまうなぁ。
そうだ、温めのお湯を用意した風呂場なら問題ないな!
千枝、さっそくあのお城のような建物にいこうか。早苗さんが来たらまずいからな!
-
- 2016年08月06日 16:14
- ※9
どっちかといったら美優さんじゃね?
楓さんは友達・悪友ポジから抜け出せなさそう
-
- 2016年08月06日 16:40
- これ創作ものだとすごい嫌われるタイプの暴力ヒロインだな
-
- 2016年08月06日 16:44
- そんなにシメるのが好きならそのガバマンをもっとシメたほうがいいぞババア
-
- 2016年08月06日 16:46
- 作者さんは最近に多い糞ラノベや糞ラノベアニメのヒドインの見過ぎだ。
ぜってぇこの作者さん、ISやゼロ魔とかの愛読者だぜ。
-
- 2016年08月06日 16:46
- ヒロインは主人公と付き合ってなくても、嫉妬で殴り付ける権力があるってのは、シティハンター辺りが定着させたのかね。
-
- 2016年08月06日 16:50
- 始まりはその時代からあるけど増やして定着させたのはここ数年だと思う。
-
- 2016年08月06日 17:13
- なぜこんな処女臭いババアになってしまったのか……
-
- 2016年08月06日 17:20
- >作者さんは最近に多い糞ラノベや糞ラノベアニメのヒドインの見過ぎだ。
ぜってぇこの作者さん、ISやゼロ魔とかの愛読者だぜ。
最…近…?お前オッサン杉内(嘲笑)
-
- 2016年08月06日 17:31
- ※12
おかしなことを。20代の正妻枠はちひろさんではないか。それともちひろさんは30代とでも…
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- 2016年08月06日 17:33
- Pはロリコンなので人生をシメるか…。
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- 2016年08月06日 17:44
- ※16
セクハラを正当化する男を〆るシティハンターの香と、パワー系池沼の言い訳を一緒にすんな
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- 2016年08月06日 17:52
- 早苗さんはさばさばしすぎるというかかかあ天下みたいな感じだから恋愛対象としては離れていたけど、シメるのも嫉妬の裏返しなのかと思うと可愛さを感じる。
ていうかシメるもそもそもSS主体か
オリだと最初ぐらいだよねその台詞があるの
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- 2016年08月06日 18:03
- まあ正直SSでの早苗さんうざいからなあ
単に作者がエロ書けないから利用されてるだけなのかもしれんが
お前黙っとけって場面しかない
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- 2016年08月06日 18:08
- 実際ここまでマイナス溜まったら挽回不可能よ
担当P降りないだけでも上等な男だろ
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- 2016年08月06日 18:46
- 嫉妬深い暴力BBAってどこに需要があるのかね
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- 2016年08月06日 18:50
- ツンデレはまだ良いけど。
暴力正当化ヒロインは駄目でしょ(正論
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- 2016年08月06日 19:02
- たれぞうとみくって言ったらどっちがええ?
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- 2016年08月06日 19:46
- ISやゼロ使が最近?
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- 2016年08月06日 20:19
- ゼロ魔読んだことない奴がいますね
今読んでもあれは面白いんだよなぁ・・・
このSSと比べるのはNG
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- 2016年08月06日 20:26
- 元警察という威光だけで理不尽暴力を正義のように押し通す
まじきち笑顔オバサン
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- 2016年08月06日 20:31
- 鍋やったときに「シメはうどんだろ」とか言うやついるけどそんなら最初からうどん食えよこっちはもう入らねえんだよ
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- 2016年08月06日 20:45
- ※32
だったら食わなきゃいいのでは?
まさかそんなことも言えない程ヘタレなのかな?
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- 2016年08月06日 21:03
- >ISとゼロ魔
つまり近年のラノベは比べるに値しない駄作しかないってことじゃね?(鼻ホジ)
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- 2016年08月07日 01:18
- 世の中には早苗さんにシメられたい人だっているんですよ!!
早苗さん俺のことをシメて下さい!!
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- 2016年08月07日 01:30
- 僕は早苗さんにシメられたいです
あわよくばおっぱい当たんないかなーって
よしんばおっぱいが当たらなくてもいい匂いしそうだなーって
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- 2016年08月07日 02:36
- 早苗さんは悪くない
ただ可愛く書くのが難しいだけだ
けど早苗さんが可愛いSSってパッとは思いつかないなぁ
大体、酒! 暴力! セッ◯スレス! ロックンロール!って感じ
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- 2016年08月07日 02:49
- 女が暴力振るって、ジェラシー表現したり、笑いとったり…
本当にサムいわ
うる星やつらくらい昔なら許せたが
ISとか、展開に困ったら暴力。
つなぎに暴力
オチに暴力
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- 2016年08月07日 05:50
- 許すも何も、うる星はちゃんと電撃の理由付けがされてただろう
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- 2016年08月07日 08:08
- 早苗さんは許せるけど禁書のインさんは許せないオレ
結論:おっぱい重要
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- 2016年08月07日 08:23
- 彼女にするのはちょっと怖いが、将来 いい母ちゃんになれること受け合いの早苗さん 力加減に気をつけてね
なんだ、シメるのをやめて 寝返るのか!? 360度も!
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- 2016年08月07日 09:23
- スレタイで「ざまああああああwww」って思って開いたけど思ってたのと違ったぜ
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- 2016年08月07日 09:32
- あぁ^~
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- 2016年08月07日 09:49
- 懐古厨きも
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- 2016年08月07日 11:26
- 正当性の無い暴力系ヒロインとか言う害悪
古くはうる星やGS美神、ラノベのゼロ魔みたいな暴力系ヒロインは男側が悪さしたから折檻ギャグになる訳で
ゼロ魔の初期サイトなんか口悪い上に勘違いしてレ○プ未遂したからね、そりゃあ鞭打ちですよ
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- 2016年08月07日 13:37
- 締まりが良さそう
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- 2016年08月07日 21:23
- まぁ、人それぞれ好きに感じればー?(ハナホジー
あっ、SS は面白かったです
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- 2016年08月08日 18:17
- コメ欄に俺と同年代がたくさんいて困惑
嬉しいんだか悲しいんだか・・・
SSは良かったですハイ
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- 2016年09月15日 02:20
- 暴力BBAはノーサンキュー
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- 2017年04月19日 13:29
- 主人公がよっぽどのゲスならまだしも基本暴力系ヒロイン()なんてい池沼のゴミばっかだからな
これをツンデレと勘違いするキモオタもいるが極端な話ツンデレも主人公とまともに接することすら出来ない面倒な性格なだけ