らぁら「あたしはドロシーさんが好き」
最初はあたしによく意地悪してくるからあんまり好きじゃなかったけど。
でも、ドロシーさんと一緒にいると時々お姉ちゃんみたいなところもあるんだなって気づいて……
あと、プリパラで歌ってるのを見た時、声とかポーズとかすごく可愛いなって思っちゃって。
だからあたしはドロシーさんが好き。でも、たぶん叶うことはないんだろうな……
らぁら「今日も学校楽しみだなー」
ドロシー「……」テクテク
らぁら「あ、ドロシーさん!」
ドロシー「!」ビクッ
らぁら「ドロシーさん、おはようございます!」
ドロシー「らぁらー、びっくりさせるなよー!」
らぁら「ドロシーさん見かけたら、つい大きな声でちゃって」
ドロシー「ま、まあ僕はこのくらいなら大したことないけどね」
ドロシー「レオナなら日直だから先行ったよ」
らぁら「のんも日直なんですよー。同じですね!」
ドロシー「ふーん」
らぁら「じゃあドロシーさん、一緒に学校行きましょう!」
ドロシー「はいはいわかったよ」
ドロシー「まあ僕はいつもかわいいし、プリパラの時はコーデのおかげでさらに可愛さMAXだからねー!」
らぁら「いいなあ、あたしもドロシーさんみたいになりたい!」
ドロシー「おこちゃまのらぁらには無理だと思うなー」
らぁら「もう、ドロシーさんってばー!」
ドロシー「まあせいぜい頑張ることだねー」
らぁら「むー」
ドロシー「でも小学生と中学生じゃ全然違うからねー」
らぁら「そうですけど……」
ドロシー「つまり僕のほうが頭がいいから、らぁらはおこちゃまってわけ」
らぁら「でもドロシーさんこの前再テスト受けてたじゃないですかー」ジトー
ドロシー「あ、あれはたまたま!いつもは成績MAXだから!」
らぁら「違反チケットだってあたしより多いし」
ドロシー「あーもー!それとこれは話別だからー!」
らぁら「えー」
らぁら「……まあドロシーさんとこうして話せるならおこちゃまでもいいかな」ボソッ
ドロシー「らぁら何か言ったー?」
らぁら「なんでもないですよー」
ドロシー「……まあいいけどさ」
みれぃ「おはようございまーす」
らぁら「おはようございます!」
ドロシー「おはよー」
みれぃ「あら、2人とも今日は珍しく一緒に登校してきたのね」
らぁら「!」
ドロシー「……あー、プリパラとかで一緒にいるから全然気づかなかった」
みれぃ「ふーん、まあいいわ。早く教室行きなさい」
ドロシー「ほーい」
らぁら(あたし、ドロシーさんと2人だけで学校来たんだ……)
らぁら(思い出すと急に顔が熱くなっちゃう)カアア
みれぃ「ちょっと真中さん、早く教室行かないの?」
らぁら「あ、すみません!すぐに行きます!」
みれぃ「そうだ真中さん、今日は用事があってプリパラ行けないから、北条さんと2人で行ってくれない?」
らぁら「わかりましたー!」
らぁら(委員長に見られちゃったし、恥ずかしいよー><)
らぁら「あれ、ドロシーさん待っててくれたんですか?」
ドロシー「まあ1人で勝手に行くのもなんかかわいそうだったからさ」
らぁら「ありがとう、ドロシーさん」
ドロシー「じ、じゃあ僕はこっちだから」
らぁら「うん、またねー!ドロシーさん!」
ドロシー「らぁら、またなー」
らぁら(なんであたしまだ小学生なんだろ……)
ドロシー「……」テクテク
ドロシー「……」
ドロシー「」ダッ
ドロシー(あああああ!なんでらぁらといるとこんなに顔熱くなるんだよおおお!)
最初は僕のことチームに入れてくれなかったから気に入らなかった。小学生だってわかってからちょっかいだしたりもした。
でも、らぁらが一生懸命頑張ってるのを見たら、らぁらのこと見直すようになった訳。
結局一緒にいるうちにいつの間にか好きになった。
だから僕はらぁらが好き。
でも、自分で言うのもアレだけど、僕はこんな性格だし、らぁらは小学生だし、今はこのことは隠しておこうかと思ってる。
・・・本当にこれでいいのかな。
ドロシー「あー今日どうしよっかなあ」
ドロシー「シオンは用事があるって帰っちゃったし、レオナは学校で色々やることあるから遅くなるって言ってたし」
ドロシー「1人でプリパラ行ってもやることないしなあ」
ドロシー「あれ?あそこにいるのらぁらじゃん」
らぁら「……」ポツン…
ドロシー「おーい!らぁらー!」
らぁら「あ!ドロシーさん!」パアア
らぁら「実はそふぃさんも用事あるって言うから、ここで待ってればドロシーさんとか来るかなあと思って」
ドロシー「はあん、さてはらぁら寂しかったんだな」ニヤニヤ
らぁら「ち、違いますよ!1人でプリパラ行くのもなんかつまらないかなって思っただけで!」
ドロシー「はいはい、らぁらはやっぱりおこちゃまでちゅねー」グイグイ
らぁら「だからー!」
ドロシー「2人とも用事あるからね。まあ僕は大人だから寂しくはないけど」
らぁら「むー」
ドロシー「あ、ちょうどいいや。らぁらプリパラ行きたいんでしょ?」
らぁら「まあそうですけど」
ドロシー「じゃあ僕と一緒に行こっか」
らぁら「いいんですか!」パアア
ドロシー「まあ僕もプリパラ行きたいと思ってたからねー」
ドロシー(一緒に行くって言っただけで喜ぶなんてやっぱりおこちゃまだなあ)
ドロシー「ちょ、らぁら」
らぁら「プリパラGoGo!」ダッ
ドロシー「らぁら急に引っ張るなってー!」タッタッ
らぁら「えへへー」
ドロシー(……らぁらって小さいのに引っ張っていってすごいなあ)
らぁら「着いたー!」
ドロシー「らぁらー、今日はどうするんだよ」
らぁら「えーっと、どうしよう」
ドロシー「練習でもする?」
らぁら「でもあたしとドロシーは違うチームだから何を練習すれば」
ドロシー「あーそっか」
らぁドロ『うーん』
ドロシー「なんだなんだ?」
らぁら「お知らせってなんだろう?」
めが姉ぇ「本日、2人限定のゲリラライブを開催することになりましたー!優勝したチームにはなんとスイドウパシにある遊園地のチケットのペア券がプレゼントされまーす!」
ドロシー「2人限定ライブか……」
らぁら「……ドロシー、どうする?」
ドロシー(優勝すると遊園地のチケット……)
らぁら「………」
ドロシー(遊園地でらぁらと2人で遊ぶのもあり、かなあ)
ドロシー(……よし!)
ドロシー「らぁら、このライブ出るよ!」
らぁら「え、本当に!?」
ドロシー「遊園地のチケットせっかくだから欲しいし、それにちょうど隣にらぁらいるからね」
ドロシー「曲ー?」
らぁら「あたしとドロシーはいつもは別のチームだから……」
ドロシー「あーそっか、となると僕もらぁらも踊れる曲か」
ドロシー「うーん……」
ドロシー(らぁらと踊れそうな曲って何あったっけ?)
ドロシー(5人ライブの曲は微妙だし、あとはぱぴぷぺ☆POLICEぐらいしか……)
ドロシー「え、あ、なに?」
らぁら「Make it!はどう?」
ドロシー「……あ、それなら2人ライブでも大丈夫じゃん!ナイスらぁら!」
らぁら「えへへ、ありがとうドロシー」
ドロシー「じゃ、曲も決まったことだし、エントリーしちゃおうか」
らぁら「うん!」
らぁら「あー緊張するー」
ドロシー「ん?らぁらどうした?」
らぁら「ドロシーと2人でライブするの初めてって思ったら、胸がドキドキしてきちゃって」
ドロシー「らぁら大袈裟だなあ。僕とのライブなんて2人だけはないけど何回もやったじゃん」
らぁら「それはそうだけど……」
ドロシー「しょうがないなあ」ダキッ
らぁら「あっ……」
らぁら「……ありがとうドロシー、少し落ち着いたかも」
ドロシー「そうそう、らぁらはそれでいいんだよそれで」
らぁら「ドロシー、ライブ頑張ろうね!」
ドロシー「当たり前じゃん!優勝は僕たちのものだからね!」
ドロシー「じゃあ行くよ、らぁら!」
らぁら「かしこまっ!」
…………
ドロシー「らぁらもお疲れっと!」
らぁら「1位取れてよかったー!」
ドロシー「まあ僕とらぁらならこうなるのも当然だからね!」
らぁら「うん!あ、ドロシー?」
ドロシー「なに?」
らぁら「その遊園地のチケットで誰と行くんですか?」
ドロシー「……へ?」
らぁら「レオナですか?それともシオン?」
ドロシー「……」
らぁら「あたしはドロシーと2人で踊れただけで楽しかったから!」
ドロシー(ああそっか、らぁらってそう言う子だったっけ。しょうがないなあ)
ドロシー「確かにらぁらと2人で踊るのは楽しかった。でもさ……」
ドロシー「これは2人で手に入れたチケットだし、僕はらぁらも遊園地行ったほうがいいと思うけどなあ」
らぁら「でも、あたしは別に」
ドロシー「ああもう!とにかく僕はらぁらと行きたいの!だかららぁらお願い!」
らぁら「いいんですか?」
ドロシー「もちろん!」
らぁら「……ありがとう!ドロシー!」
らぁら「次の日曜?それなら大丈夫だよ」
ドロシー「じゃあ決まり!それじゃ僕はそろそろ帰るから」
らぁら「わかった!じゃあまたねドロシー!」
ドロシー「らぁらまたなー!」
ドロシー(……あれ、なんで僕、次の日曜なんて言ったんだ?)
ドロシー(数日しかないのに心の準備があああああ!)
らぁら「……ドロシーって優しいんだなあ」
らぁら「行ってきまーす!」
ドロシー「らぁら、おはよー」
らぁら「あ、ドロシーさん!今日は早いですね!」
ドロシー「へへーん、ま、僕は大人だからねー」
ドロシー(今日が楽しみで30分ぐらい前かららぁらの家の前にいたなんて言える訳ない)
らぁら「もードロシーさんってばー」
ドロシー「でもらぁらだって早かったんだからそれでいいじゃん。まだ30分前だしー」
らぁら「あ、そっか」
らぁら「あれ、でもドロシーさんっていつからうちの前にいたんですか?」
ドロシー「ギクッ、ま、まあそんなことはどうだっていいじゃん」
らぁら「へー、ドロシーさんそんなに今日楽しみだったんですかー」
らぁら(ドロシーさん、やっぱり子どもだなあ)
ドロシー「う、うるさいやい!ほら、らぁら早く行くよ!」
らぁら「かしこまっ!あ、ドロシーさん待って!」
らぁら「着いたー!」
ドロシー「ここがスイドウパシかー」
らぁら「ドロシーってここ来たの初めて?」
ドロシー「うん。らぁらは行ったことあるの?」
らぁら「あるにはあるけどあたしが幼稚園の頃だったから……」
ドロシー「じゃあ僕とほとんど同じってことだし、問題ないよねー」
らぁら「うん!ドロシーさん!今日はいっぱい遊ぼうね!」
ドロシー「もちろん!じゃ早速行こっか!」
らぁら「ドロシーさんが決めていいですよ?」
ドロシー「えー……」
ドロシー(レオナと遊園地行った時はまずはジェットコースター乗るんだけど)
ドロシー(今日はらぁらだからなあ)
ドロシー「らぁらってジェットコースターって乗れるの?」
らぁら「し、身長なら大丈夫ですよ!」
ドロシー「そうじゃなくてー」
ドロシー(らぁらの身長なら身長制限引っかからないでしょ)
らぁら「えーっと、乗ったことはあるけど……」
ドロシー「あるけど?」
らぁら「正直怖いかなって」
ドロシー「ふーん。よしわかった」
ドロシー「最初はあのティーカップにしよっか」
らぁら「ドロシーさんはジェットコースター乗りたいんじゃ」
らぁら「でも、ドロシーさんだけ乗って、あたしが待ってれば」
ドロシー「らぁらしつこいなー」
らぁら「え?」
ドロシー「いい?今日は僕とらぁらの2人だけで遊園地来たんだよ?だから2人で楽しまなきゃ」
ドロシー「僕だけ楽しんでもらぁらが楽しくなかったら意味ないじゃん」
らぁら「ドロシーさん……!」
ドロシー「らぁら、早く行くよ?時間が勿体無いから」
らぁら「うん!かしこまっ!」
ドロシー「あはは、らぁら、ちょっと回しすぎだって!」
らぁら「これくらい普通ですよー!」
~ゴーカート~
ドロシー「らぁら、それじゃ壁ぶつかっちゃうって!」
らぁら「ドロシーさんだってぶつかってるじゃないですかー!」
~ウォータースライダー~
らぁら「キャー!」
ジャバーン
ドロシー「らぁら、びしょ濡れだ!」
らぁら「ドロシーさんだって!」
らぁら「うーん……「グゥー」……ドロシーさん?」
ドロシー「え、いや、その」
らぁら「お昼にしましょっか!あそこにレストランありますし!」
ドロシー「いやだから僕は「グゥー」……!」
らぁら「えへへ、あたしもお腹空いちゃったし、これでおあいこですよ!」
ドロシー「し、しょうがないなあ」
らぁら「あたしこのハンバーグセットにする!」
ドロシー「じゃあ僕も同じでいいや」
らぁら(同じセットかあ、食べさせあいは無理みたい)
ドロシー「じゃあこれで決まりっと。すみませーん!」
「はい。ご注文は?」
ドロシー「ハンバーグセット2つで」
「ハンバーグセット2つですね、かしこまりました」
「そういえば2名様ですよね?」
らぁら「そうですけど……」
ドロシー(カップル?!でも僕たちはそういうのじゃないし……らぁらは好きだけど)
ドロシー「いや、僕たちは別にカップルじゃ「カップルです!」
ドロシー「へ?」
らぁら「そのパフェ注文します!」
「かしこまりました。食後にお持ちしますか?」
らぁら「お願いします!」
「それではまた声をかけてくださいね。失礼します」
らぁら「だって、あのパフェ注文できるならそう言ったほうがいいかなって」
らぁら(それにドロシーさんと食べさせあいできるかもしれないし)
ドロシー「……もうしょうがないなあ、らぁらは」
らぁら「えへへ」
らぁら(パフェ楽しみだなあ)
ドロシー「だねー、じゃあそろそろ」
らぁら「ドロシーまだパフェあるよ?」
ドロシー「ごめんごめん、忘れてた」
ドロシー(ほんとは忘れてないけど)
らぁら(パフェ~)ニコニコ
ドロシー(らぁらあんなに楽しそうにしてるけど、パフェ食べたいだけだろうし、やっぱりお子ちゃまだなあ)
ドロシー(僕はカップルって言われてモヤモヤしてるのにさ)
「お待たせしましたー!こちらがパフェになります!」
ドロシー「へ?」
「こちらがいちごパフェで、こちらがチョコレートパフェです!」
らぁら「パフェ違う種類なんですね?」
「はい!その方がカップルらしいと思うので!」
らぁら「なるほど~」
らぁら(えへへー、これでドロシーさんと食べさせあいできそう!)
らぁら「ドロシーさん!どっちがいいですか!」
ドロシー「あ、えっと、じゃあチョコのほうで」
らぁら「じゃああたしはいちごですね!」
ドロシー(いやでも、らぁらは小学生だし、そんなこと思いつかないって……たぶん)
ドロシー(おいしいけど、らぁらが気になってしょうがない)
らぁら「あれ、ドロシーさんどうしたの?」
ドロシー「い、いや?おいしいよおいしい!HAHAHA!」
らぁら「もしかしていちごのほうがよかったんですか?」
ドロシー「あ、いや、その」
らぁら「はい、あーん」
ドロシー(ええええええええええ?!)
らぁら「?」
ドロシー(らぁらから目を背けられない……)
ドロシー「あーもーわかったよ!」パクッ
らぁら「おいしい?」
ドロシー「……まあ、おいしい」
らぁら「えへへ」
ドロシー「……はい」
らぁら「え?」
ドロシー「らぁらもこれ食べたいんでしょ」
らぁら「……」パアア
ドロシー(かわいい)
らぁら「ありがとう、ドロシーさん!あーん!」
らぁら「おいしーい!」
ドロシー「う、うん!」
ドロシー(まさからぁらがあんなことするなんて)
ドロシー(まあらぁらの可愛い顔見れたからいっか)
らぁら「これからどうします?」
ドロシー「どうするって……ん?」
[お化け屋敷]
らぁら「……」
ドロシー「……お化け屋敷だけはやめとこっか」
らぁら「そうですね」
ドロシー「色々乗ってきたけどどうするらぁら?」
らぁら「乗り物はたくさん乗っちゃったから……うーん」
らぁら「あ、メリーゴーランド乗ってない」
ドロシー「メリーゴーランドかー、まあ僕も最近は乗ってなかったし、たまにはいいかもね」
らぁら「じゃ、いこ!ドロシーさん!」
ドロシー「ほいほーい」
らぁら「……」ジー
ドロシー「ん?らぁら、何か乗りたいのあるの」
らぁら「あのね、あのお馬さん乗りたいんだけど、あたし1人じゃ怖くて乗れないから……」
ドロシー「ふーん」
らぁら「あ、あっちの馬車でいいかな「らぁら」……なに?」
ドロシー「僕も一緒にあの馬に乗ればいいんだろ?」
らぁら「……え?」
ドロシー「全く、らぁらはこんなんだからお子ちゃまなんだぞ」
らぁら「は~い」
ドロシー(ってよく考えたら、これらぁらに抱きついてるじゃん!なんだよこれ!)
らぁら(ドロシーさんがくっついてる……)
ドロシー「……」
らぁら「……」
らぁドロ((ドキドキして話すことが無い……))
らぁら「……」
ドロシー「……」
らぁら(お馬さんに乗ったのにこんなにドキドキしたの初めてだよ~)
ドロシー(まさか、らぁらに抱きつくなんて……)
らぁら「あ、もうこんな時間だ!そろそろ帰らないと!」
ドロシー「……」
ドロシー(このまま帰っちゃっていいのか?)
らぁら「ドロシーさん?」
らぁら「?」
ドロシー「……」テクテク
らぁら「ド、ドロシーさんどこ行くんですか?!」
ドロシー「……らぁら、あれ乗るよ」
らぁら「あれって……観覧車ですか?」
ドロシー「……うん」
らぁら(なんかこういうの聞いたことあるけど……でもドロシーさんがそんな訳……)
らぁら「うわー!ここからの景色すごーい!」
ドロシー「……」
らぁら「あはは……」
ドロシー「……らぁら、話したいことあるんだけどいい?」
らぁら「いいですよ」
ドロシー「……ごめん、ちょっと落ち着いてからでいい?」
らぁら「大丈夫ですよ、ドロシーさん」
らぁら「どういうことですか?」
ドロシー「ほら、僕ってさあ、その……いつもらぁらにちょっかいだしちゃうからさ」
らぁら「そういうことですか?あたし全然気にしてないですよ!」
ドロシー「ありがとう、らぁら」
らぁら「ふえっ?!す、好きですよ、ドロシーさんのこと!」
らぁら(と、友達として……だよね?)
ドロシー「それって友達として?」
らぁら「え?」
ドロシー「僕はそうじゃなくて……」
ドロシー「僕は……僕はらぁらのこと!」
らぁら(……そっか、ドロシーさんも同じだったんだ)
らぁら(なら、あたしから言うしかないよね?)
らぁら「ドロシーさん何か勘違いしてませんか?」
ドロシー「かんちが、い?」
らぁら「あたしは友達としてじゃなくて」
チュッ
ドロシー「……!」
らぁら「こういうことがしたいほうの、好き、ですよ」カアア
ドロシー「あっ……」カアア
ドロシー「……」
らぁら「ちょっと、ドロシーさん何か言ってくだ「らぁらはずるいよ」
ドロシー「こんな時まで僕より先に頑張らないでよ……!」ジワッ
らぁら「ドロシーさん……」
ドロシー「僕もらぁらのこと好きだよ!僕より先に告白するなんてらぁらはずるいなあ!」
らぁら「だから、ありがとう、ドロシーさん」
ドロシー「……もう、らぁらのくせに生意気だぞ!」ダキッ
らぁら「ドロシーさん、言ってることとやってることが合ってないですよ~」
ドロシー「らぁらうるさい!……らぁらもありがとう」
らぁら「どういたしまして……ドロシー」
~パプリカ学園~
みれぃ「おはようございまーす」
らぁら「おはようございます!」
ドロシー「おはよー」
みれぃ「あら、今日も2人で登校してきたのね、……ってあなたたちなんで手を繋いでるのかしら」
ドロシー「あれ、言ってなかったっけ?僕とらぁらは恋人同士なんだよー、ね?らぁら」
らぁら「うん!」
みれぃ「……ゑ?」
らぁら「えへへー」
みれぃ「……不純同性交遊……不純同性交遊だわ……」
ドロシー「不純?僕たちはただ手を繋いでるだけだよーだ。友達でも普通にあるもんねー」
みれぃ「うぐぐ」
ドロシー「ほら、いこっからぁら」
らぁら「かしこまっ!委員長お仕事頑張ってください!」
みれぃ「……違反チケット貼れないのがつらいわね」
らぁら「うん!ドロシーまたね!」
ドロシー「……あ、そうだ。らぁらちょっとこっち来て」
らぁら「なに?」トコトコ
ドロシー「ちょっと失礼」
らぁら「へ?」
チュッ
ドロシー「へへーん」
ドロシー「おこちゃまのらぁらが寂しくならないようにってね!」
らぁら「だからー!……まあ寂しくないっ言ったら嘘になるけど」
ドロシー「ほらやっぱりー!」
らぁら「でもドロシーだってほんとは寂しいんじゃないの?」
ドロシー「ヴっ……そうだよ僕だって寂しいよ」
らぁら「ドロシーだっておこちゃまだー!」
ドロシー(言い返せない……!)
らぁドロ「「あっ」」
みれぃ「……こんなところでよくキスなんてできるわね」
らぁら「委員長?落ち着いて?」
ドロシー「そ、そうだよ、テンションリラックス~」
みれぃ「問答無用!不純同性交遊で違反チケット各1枚!」
ドロシー「やばっ、らぁら逃げるよ!」ギュッ
らぁら「か、かしこまっ!」
みれぃ「あ、こら、待ちなさい!」
らぁら「なに?」
ドロシー「これからもずっと一緒にいような!」
らぁら「もちろんのかしこまっ!」
らぁらはドロシーが好き。
ドロシーはらぁらが好き。
END
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らぁら「あたしはドロシーさんが好き」
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らぁら「あたしはドロシーさんが好き」
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