貞子「メリールート」
- 2016年07月02日 18:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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上記の分岐でメリールートです(´・ω・`)
続けて書くより個人分けしたほうがいいかと思い新スレにしました(´・ω・`)
メリー「~~♪」
男(なんだかんだいって喜んでるみたいだな)
犬娘「ぬぬ・・・・お主、犬娘にも何か買うのじゃ」グイグイ
男「お前には昨日りんご飴買ってやっただろ」
犬娘「飴とネックレスじゃ値段が全然違うのじゃ!」
男「そうだな。ネックレスのほうが100円安い」
犬娘「うぬ・・・!」
メリー「祭りもなんだかあっという間だったなー・・・・」
座敷「楽しい時間はあっという間に過ぎますねー」
男「さっさと戻って帰りの準備をしないとな」
犬娘「さっさと戻ってばっちゃのご飯を食べるのじゃ」
男「それじゃあねばーちゃん」
婆「はいはい、二人もよかったら来年も遊びにきてねー」
座敷「はい、また来ます」
メリー「さよーならー」
犬娘「ふっふっふ。来年もボッコボコにしてやるのじゃ」
男「来年もボッコボコに「やられて」やるの間違いだろ?」
犬娘「うっさいのじゃ!さっさと帰れ!」
座敷「結局おじいさんは来れませんでしたね」
男「ま、じーちゃんはああいう人だからな。もとからくるとも思ってなかったし」
メリー「わー!滝きれー!」
男「お前来るときもそれいってなかったか?」
メリー「何回見ても綺麗なものは綺麗なんだよー」
座敷「あはは」
メリー「すーすー・・・・・」
座敷「眠っちゃいましたね」
男「お前ら昨日そんな遅くまで起きてたの?」
座敷「いえ、そんなに遅くまでは・・・・・あ」
男「ん?」
座敷「あ、いえいえ!何でもありませんよ!」
メリー「・・・・・すーすー・・」
座敷「・・・くー・・・・くー」
男「二人とも寝ちまった・・・」
男(残り・・・10駅くらいか)
メリー「ん・・・・んん・・・・」コテン
男「・・・・・・・・・」
男(肩に・・・・・)
メリー「・・・・・すー・・・・」
男(3重人格・・・ねぇ。よくよく考えると不思議なもんだ)
男「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・ふああぁぁ・・・・」
ガタンガタンガタンガタン
男「・・・・・・・・」
?「おい・・・・こ!」
男「・・・・・ん?」
座敷・メリー「男(さん)!」
男「うぉっ!?・・・ど、どした?!」
男「って、やべぇ!」ダッ!
座敷「はっほっほ」ダッ!
プシュー
男「あ、あぶねー・・・・・」
メリー「結構ギリギリだったな・・・・」
座敷「そ、そうですね・・・・・」
座敷「わたしは大丈夫です」
メリー「あたしも」
男「そんじゃあ帰るか」
座敷「早く戻ってお母さんのご飯が食べたいです!」
メリー「貞ちゃんは食欲の塊だなー」
男「ただいまー」
座敷「ただいま戻りましたー」
メリー「ただいまー」
男「・・・・あれ?かーさーん・・・・」
座敷「あれ?いないみたいですね?」
男「・・・高校の同窓会だってよ。今日は11時くらいまで帰ってこないな多分」
座敷「えぇぇぇ・・・・・・」ガーン
男「まぁ、お前のその反応はなんとなく読めてたけど」
メリー「んじゃあ晩御飯どうすんの?」
男「んー・・・出前でも取るか?」
座敷「えーと・・・・」
メリー「んー・・・・・」
男「和洋中」
座敷「うーん・・・・洋ですかねー」
メリー「んー・・・・中かな」
男「んじゃーあそこでいいか」
男「こんばんはー」ガラガラ
店主「あらあら、男ちゃん。いらっしゃい」
座敷「こんばんはー・・・・」
メリー「・・・・こんばんは」
店主「あらあら?今日も女の子連れなの?」
男「店主さん、母さんは女の子じゃないでしょ」
店主「あはは、ごめんごめん。それでこっちの二人は?」
座敷「わたし、男さんの友達の妹で貞子っていいます」
男(ちゃんと設定は覚えてたみたいだな)
メリー「・・・ホームステイしてるメリーといいます」
店主「あらあら~。男ちゃんももてるのねぇ~」
男「いえ、今日は母さんがちょっと出かけてまして、飯を食いに」
店主「あらあらそうなの。それじゃあお姉さん久々に腕を振るっちゃおうかしら」
座敷「そういえばこのお店って飲み屋さんなんですよね?」
店主「そうよ~。そこらへんのやっすいお酒からアルコール度数90%以上のお酒までなんでも出せるわよ~」
座敷「わたしたちご飯を食べにきたんですけど・・・・」
男「あー、大丈夫大丈夫。なんか食いたいもの言えば大抵のもんは店主さんが作ってくれっから」
メリー「・・・・天津飯」
座敷「えっと、えっと・・・・ビーフシチューで」
店主「はーい。男ちゃんはどうする~?」
男「んー・・・俺は少し飲もうかな」
店主「は~い。じゃあ少し待っててね~」
男「ん?」
座敷「未成年の飲酒は法律で禁止されてますからね?」
男「あー、大丈夫大丈夫。俺が飲むのは子供ビールだから」
座敷「そうですか。それなら・・・・」
メリー「・・・・・」ツンツン
男「ん?」
男「少しだけだぞ」コソコソ
座敷「?」
男「さーて、俺は何を頼もうかな・・・・」
座敷「ココのお勧めはなんなんですか?」
男「んー・・・揚げ物の盛り合わせかな」
座敷「・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・」
男「あ、店主さん揚げ物盛り合わせ追加で」
店主「は~い」
座敷「あの・・・・男さん」
座敷「なんかもう居酒屋で出す商品のレベルを軽く凌駕してるんですけどこのビーフシチュー・・・」
男「だから言っただろ。あの人なんでも作れるって」
メリー「・・・・おいしい」
座敷「美味しい・・・おいしいです!」
男「そりゃあ何よりだ」
男「あーい。あ、それと母さんのボトルください」
店主「あらあら?勝手にいいの~?」
男「許可はもらってるんで」
店主「それなら」
男「ありがと店主さん」
メリー「・・・ありがと」コソコソ
座敷「店主さん!ハヤシライス追加でお願いします!」
店主「は~い。まいどど~も~」
男「・・・・・・・」グビ
メリー「・・・・・・・」グビビ
座敷「店主さん!エビフライ定職追加でお願いします!」
店主「はいは~い」
男「・・よく食うなぁ・・・にしても」
メリー「・・・・・・・・ヒック」
男「メリー大丈夫か?」
メリー「あ、男だぁ・・・・おはよぅ」
男「もう酔っ払ってやがんな」
店主「あ、は~い。夜道だから気をつけてね?」
男「はい。その間貞子のことお願いします」
店主「はいはい」
男「それじゃ」
メリー「なにすんだおー・・・おろせおー」
メリー「まったくおー、母ちゃんにはビンタされっし、ヤギにはにげられっし・・・やってらんねーわけなのおー」ペシペシ
男「おい、頭を叩くな」
メリー「うるへー・・・あたしに叩かれて光栄だろお、あはは」ペシペシ
男(悪酔いってうっぜーな・・・・)
プチッ カラン
メリー「あ」
男「なんだよ」
メリー「落とした」
男「何を」
メリー「んっ・・・・んー・・・・」
男「ちょっ!バランス崩れるって!一回おろすから」
メリー「んー」
男「やっぱ安かったからかな。紐が切れてる」
メリー「男」
男「ん?」
メリー「直せ」
メリー「じゃーはやく」
男「道具がねーから。まずは家に戻らんと」
メリー「・・・・・ん」
男「ほれ、早く乗れ」
メリー「ん」
男「よいしょっと」
男「無茶言うな。転んで怪我するだけだ」
メリー「なんだぁ、わたしの言うことがぁ・・・」
男「きかねぇよ」
メリー「このやろお」ペシペシ
男「だから叩くなって!」
男「んー」
メリー「わたしメリーさーん。いま、あなたにおんぶしてるのぉ・・・」
男「おんぶお化けかお前は」
メリー「あははは」ペシンペシン
男「んー」
メリー「お前の背中あったかいなぁ」
男「そうかー?」
メリー「・・うん」
男「起きてんのきついなら寝てていいぞ」
メリー「・・・・んー」
男「さてと・・・家に着いたわけだが」
メリー「すー・・・すー・・」
男「とりあえず布団に寝かせるか」
メリー「・・・すー・・・・」
男「よい・・・・しょっと」
メリー「くー・・・くー・・」
男「こいつ一人にしておくのもあれだし、さっさと行って来ないと」
ガチャッ
バタン
店主「あら~おかえり~」
座敷「あ、男さん」
男「どうも。貞子そろそろ戻るぞ。さすがにメリーを一人にしとけないし」
座敷「そうですね。わかりました」
店主「えーと、それじゃあ今回の御代ね~」
男「・・・え?1万2千?」
男「お前食いすぎだ。当分食いに行くときは連れて行かん」
座敷「そ、そんなぁ・・・・・」
男「このままいくと家は破産してしまう。少しは自重しろ」
座敷「す、すみません・・・・・」
男「さて、メリーを一人にしてきたからさっさと帰らないとな」
座敷「そ、そうですね!」
男「ただいまー」
座敷「ただいま戻りました」
男「ちょっちトイレ」
座敷「わたしは二階で猫さんと遊んでますね」タタタタ
男「あいよ」
男「・・・・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・すまん」
メリー「・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・ん?」
男「寝てんのかよ。おい、起きろ」ペシペシ
メリー「ん・・・・んが・・・?・・・あ?男?・・・・・ん?」
男「中で寝られると次に使うやつが迷惑だろ。さっさと用を足して出ろ」
メリー「・・・・あ、ごめん」
男「わかればいいんだ。それじゃな」
メリー「あ、うん」
男「・・・・・・・・・・」
男(なんであんな余計なことしちまったんだ俺?)
ジャーーーーー・・・バタンッ!
メリー「おとこおおおおおおおおおおお!!なに覗いてやがるうううううう!!」
男「おめぇが鍵もかけずに中で寝てたのがわりぃんだろうが!!」
メリー「うっせぇ!覗いたほうに責任があるんだバカーーー!!」
男「・・・・・?」
メリー「おにいちゃんのエッチ!」
男「げ」
メリー「おにいちゃんなんか嫌い!」
男(三号と変わりやがった)
男「・・・・・・・・・」
メリー「おにいちゃんのバカ!」
男「メリー、ひとつだけ言わせてくれ」
メリー「・・・・・・なぁに?」
男「俺、人のことを馬鹿だの変態だの言う子って嫌いだなぁ」
メリー「え」
メリー「・・・・・・うぅ」モジモジ
男「だから、俺も謝るからメリーも誤って終わり。これでいいか?」
メリー「・・・メリーが誤ったらおにいちゃんはメリーを嫌いにならない?」
男「うん。俺素直な子は好きだよ」
メリー「ほんと?それじゃあごめんなs・・・・・」
男「ん?」
男「あんまり三号をそういう風に使うなよ」
メリー「うるさい!だいたい三号には誤ろうとしたのに何でわたしには誤らないんだよ!」
男「だってお前自分は悪くないってオーラだしてんじゃん。だいたい誤る気ねーべ?」
メリー「そりゃそーよ!わたしは悪くないもん!」
男「・・・・そこだよそこ」
男「ん?」
メリー「・・・んー・・・一号も譲らないね」
男「お、二号か」
メリー「・・・ん」
男「もしかしてお前も怒ってる?」
男「見ません」
メリー「・・・まぁよく考えてみなさいな」
男「ん?」
メリー「・・・痴漢されたという女、痴漢したという疑いをかけられた男」
男「・・・・・・・」
メリー「・・・とりあえず男は謝るべきだと思うよ」
メリー「・・・世の中は女尊男卑になりつつあるんだよ」
男「納得いかねーなー」
メリー「・・・まぁまぁ、わたしのアソコ見れたんだから頭ひとつ下げるなんて楽なもんでしょ?」
男「・・・・お前ってなんかすごいな」
メリー「・・・そう?まぁいいや。とりあえず一号ちゃんに変わるから、がんばって」
メリー「・・・・・・は?」
男「だから覗いちまったこと誤ってんの」
メリー「・・・・・・・・・」
男「ほら、これでいいか?」
メリー「そ、それで許されると思ってんの?」
男「えー・・・まだなんかしないといけないのかよ」
男「お前の○○コ見ただけで土下座までしなくちゃいけないのかよ」
メリー「○○コとか言うな!バカ!」カァァ
男「じゃあもうお返しに俺のチ○○見せるからそれでおあいこしようぜ」
メリー「な、なんでお前のチ○○なんてみなくちゃいけないんだよ!」
男「わーったよ。とりあえず土下座すればいいんだろ。ほれ」ドゲザァ
男「・・・・・・・・」
メリー「ふっふっふ・・・いい様ね!」グリグリ
男「・・・・・・・・」
座敷「猫さん、ご飯はなにがいいですか?」
猫「冷や飯にかつおぶしでもまぶしてくれ」
座敷「鰹節残ってましたかね?」
猫「・・・・ん?」
座敷「どうしました?猫さん?」
男「お前、いい加減に・・・・」
座敷「・・・・・・・・」ポカーン
猫「・・・・・・・・・」
メリー「反省した?ねぇ?反省・・・・・」
座敷「・・・・・・・・」ポカーン
猫「なにやってんの兄さん・・・・」
座敷「なるほど・・・そういうことだったんですか」
メリー「・・・・・・はい」セイザ
男「・・・・・なんで俺まで」セイザ
猫「まぁ、兄さんも加害者であり被害者だしな」
男「・・・はー・・・・」
座敷「と、とりあえず、握手で仲直りしましょう!」
男「ふん」ニギッ
座敷「これで一件落着ですね」パンッ
男「・・・・・ふ」グッ
メリー「いだだだだだ!?やめろぉ!?握り締めるなーー!?」
猫「兄さん・・・・」
猫「・・・・兄さん?」
男「・・・あぁ、猫か」
猫「こんな時間になにやってるんだ?」
男「あー。昨日の縁日でメリーに買ってやったネックレスが壊れちまってよ。直してんだ」
猫「へー」
男「一応約束したことだしな。まぁさっき寝る直前まで忘れてたけど」
猫「なんだかんだいって兄さんは優しいのね」
猫「さっきあんだけメリー嬢と喧嘩してたのに」
男「それはそれ、これはこれだ。約束したことだしな」
猫「きっとメリー嬢も喜んでくれるだろうさ」
男「そうだといいけどなぁ」
猫「ま、メリー嬢も素直じゃないからなぁ。人格によりけりなんだろうが」
男「あぁ、ありがとうな猫」
猫「なになに、それじゃあ俺も寝るとするよ。おやすみ」
男「あぁ、おやすみ」
男(んんー・・・・もうちょいで終わるかな)
男「ん?母さん帰ってきたかな」
メリー「・・・・・・・・」
男「おかえ・・・ってメリーか」
メリー「・・・どうかしたの?」
男「それはこっちのセリフだ。夜中にどうした」
メリー「・・・トイレよトイレ」
男「・・・・・・・・」
男「ん?あぁこれ直してた」
メリー「・・・直してくれてたの?」
男「だって約束してたじゃん、ほい」
メリー「・・・・・・・」
男「どうした?」
メリー「・・・それはわたしに渡すより一号に渡したほうがいいと思うわよ」
男「え?」
男「そんなに気に入ってんの?」
メリー「・・・うん」
男「そうか。じゃあ一号のときに返すよ」
メリー「・・・ちなみに」
男「ん?」
メリー「・・・一号は優しくされるとまんざらでもないわよ」
男「・・・は?」
男「・・・・ちなみにお前と三号は?」
メリー「・・・三号とはもう十分に仲いいじゃない。おにいちゃんって呼ばれてるくらいだし」
男「まぁ・・・・そうなのか?・・・・お前は?」
メリー「・・・この間のDVDくれたら高感度はMAXを振り切るかもね」
男「残念だがあれは秘蔵物だ。やらん」
メリー「・・・でしょうね。わたしが同じ立場でもあげないわ」
男「へー。それはうれしいこって」
メリー「・・・何よりコレクションの趣味が似てるし」
男「一番の理由がそれかよ」
男「あぁ、呼び止めて悪かったな」
メリー「・・・・・・・あ」
男「ん?」
メリー「・・・見る?」
男「からかってんのか?」
メリー「・・・あら?おあいこであなたのチ○○を見せてくれるんじゃなかった?」
メリー「・・・うふふ。冗談よ」
男「・・・・・・・・・」
男(なんだあの含み笑いは)
携帯「~~♪~~♪」ブルブルブルブル
男「・・・んぁ・・・なんか・・・重い・・・」ピッ
男「・・・・もし・・・もーし」
メリー「わたしメリーさん!今あなたの背中に乗ってるの!」
男「・・・・降りてもらえますか?」
メリー「んしょ・・・これでいい?」
男「うん。それじゃおやすみ」ピッ
男「・・・三号も寝るか?ほらこっちゃこい」
メリー「え?本当?寝るー!」
男「んじゃ、おやすみー」
メリー「おやすみー!」
男「・・・くかー」
メリー「・・・すーすー」
ガチャッ
座敷「メリーちゃーん?どうしたんですかー?」
男「かー・・・・」
メリー「すぴー・・・・」
座敷「・・・もう。ほらほら、男さん、メリーちゃん、起きてくださいよー」ユサユサ
男「ん・・・・貞子・・・?お前も寝るか?」
座敷「寝ません。朝ごはんの時間ですよ!早く着替えていきましょう!」
座敷「なんといってもだめです!早く着替えてください!」
メリー「んー?」コスリコスリ
座敷「メリーちゃんも目が覚めましたか?」
メリー「・・・あ!そうだ!お兄ちゃんを起こしに来たんだった!」
男「一緒に寝てちゃ世話ねぇな」
男「ふぁぁぁ・・・んじゃー、行ってきます」
母「は~い行ってらっしゃい」
メリー「いってらっしゃーい!」
座敷「ひふぉふふぇへー」
男「あーい」
ガチャッバタン
座敷「もぐもぐもぐもぐ・・・・ずずー」
母「いつ見ても気持ちのいい食べっぷりね~」
メリー「・・・・・・・・」
母「あら?どうしたのメリーちゃん?」
メリー「わたしもお兄ちゃんの学校に行きたいなぁ・・・」
メリー「前に行ったらお兄ちゃんに怒られちゃった・・・」
母「ばれなきゃいいんじゃない~?」
メリー「そうなの?」
母「ちょっと、待っててね」
座敷「ちゅるちゅる・・・・」
男「・・・・ねみー・・・」
友「男ー。今日飯はどうする?」
男「んー・・・・パンでいいかな」
友「それじゃあ・・・じゃーん」
男「けーん」
男・友「ポン!」
男「まさか、負けちまうなんてなー・・・あ、あとメロンパンと焼きそばパンもください」
おばちゃん「はーい」
男(午後の授業は保健室で寝てっかなぁ・・・・)
おばちゃん「はい600円ねー」
男「はい」
おばちゃん「ありがとうねー」
ザワザワザワザワ・・・
男「・・・ん?」
ザワザワザワ・・・
男「なんかあったのか?」
後輩「いえ、それがですね・・なんか金髪の女の子が・・・」
男「へー・・・ウチの学校に外人の生徒なんていたん・・・・」
メリー「・・・・・・」キョロキョロ
男「・・・だ・・・・な」
後輩「あ、はい。いいですけど・・・」
男「ありがとう!それじゃ!」
ダダダダダ!
男「・・で、何しにきた?」
メリー「お兄ちゃんの学校に来たかったの」
男「こないだダメだっていっただろ?」
保健医「あん?その子ウチの生徒じゃねーの?」
男「うん。ウチにホームステイしてるんだよ」
保健医「生徒でもねーのにウチの制服着て学校来るのはまずくねーか?」
メリー「だってお兄ちゃんに会いたかったんだもん」
保健医「お前好かれてるなー」
男「まぁ、この子には・・・ね」
保健医「あん?」
男「それより、眠いから午後からここにいてもいいっすか?」
保健医「そういうのはもうちょっとオブラートに包んで言え」
男「俺たちそんな関係じゃないよ」
メリー「らぶほ?」
保健医「まぁいい。つってもわたしも午後から少し席をはずすから、何かあったらこの番号に電話してくれ」
男「うい」
保健医「あ、メロンパンもらうぞ」
男「貴重な昼飯を・・・・」
男「わかったよ」
保健医「それじゃなー」
ガラガラガラピシャッ
男「さーて・・・俺は少し寝ようかな」
メリー「わたしも寝るー!」
メリー「一号ちゃん?いいよー、ちょっとまってねー」
男「あぁ」
メリー「・・・・・・・・・・・」
メリー「ん?」
男「お、一号?」
メリー「なんのようだ。というかなんだこの格好は?」
メリー「また三号がなんかやったのか・・・」
男「そ。んでお前に用があるからちょっと代わってもらった」
メリー「・・・・・用ってなんだよ」
男「これ」
メリー「・・・・・・・」
メリー「・・・あ、ありがと」
男「あぁ、別にいいよ。そんじゃおやすみ」
メリー「・・・・・・」
男(・・・そういや二号が優しくしておけって言ってたな)
男「そこにさっき買っといたパンあっから、腹へったら食っていいぞ」
メリー「あ・・・うん」
男「俺ちょっと寝てるからなんかあったら起こしてくれ」
メリー「ちょ、ちょっとまてよ。お前が寝たらわたしは何してればいいんだよ」
男「んー・・・お前も寝るか?」
メリー「眠くねーし」
男「あれ?でもさっき三号は寝るって言ってたけど」
メリー「三号はお前と一緒に居たかっただけだろ」
メリー「・・・・したいこと・・・・ねぇ」
男「うん」
メリー「・・・・・・・・あ」
男「なんかあった?」
メリー「逃げたヤギを探しに行きたい」
メリー「だって見つけないと家に帰れないし」
男(ダメだ・・・ねみぃ・・・)ウツラウツラ
男「もうずっとウチに居ればいいじゃん」
メリー「・・・・・・・・え?」
男「・・・・・・・・ん?」
男「・・・・・・・・・・」
ガラガラガラピシャッ
男「・・・・・・・あれ?」
男「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・ダメだ・・・寝よう」
メリー「貞ちゃんありがとうね。迎えに来てくれて」
座敷「いえいえいいんですよこのくらい」
メリー「・・・・・・・・・・・・・」
座敷「? あのー、どうかなさったなんですか?」
メリー「え?」
メリー「い、いやね?さっき男と話しててさ・・・」
座敷「はい」
メリー「それでね・・・・・・・」
メリー「・・・というわけ」
座敷「わぁぁ」
メリー「こ、これってそういうことなのかな?」
座敷「きっとそうですよぉ!」
メリー「そ、そうかなぁ?」ニヤニヤ
男「メリー、コンビニいくけどなんかほしいもんあるか?」
メリー「べ、べつに・・・・・」
男「そーか」
男「メリー、おかわりいるか?」
メリー「だ、だいじょうぶ」
座敷「男さん、おかわりください!」
男「お前食い過ぎだろ。ほれ」
男「メリー、お前もお茶飲む?」
メリー「あ・・・うん」
男「あいよ」コトッ
メリー「あ、ありがと・・・・」
メリー「・・・・って感じで、最近急に優しくなったんだけど・・・」
座敷「それはやっぱり・・・男さんはメリーちゃんのことが気になってるんですよぉ!」
メリー「で、でもなぁ・・・顔合わせると口げんかばっかりだし・・・」
座敷「好きな子には意地悪したくなっちゃうって昔雑誌で読んだ事がありますよ!」
メリー「そ、そうかなぁ?」ニヘラニヘラ
メリー「うっ・・・・」ボッ
座敷「で、で?これからどうなんですか?!」
メリー「ど、どうって?」
座敷「メリーちゃんは男さんのことどう思ってるんですか?!」
メリー「え・・・・ええぇと・・・・」
男「イッ・・・キシ・・・・イッ・・・キシ!」
猫「なんだい兄さん?一足早い夏風邪かい?」
男「いや、別に寒気も何もないが」
猫「ふーん。まぁ体調には気をつけることだね」
男「あぁ」
メリー「ま、まぁ・・・嫌いじゃねー・・・かな」
座敷「それならもう決まりじゃないですか!」
メリー「な、なにが?」
座敷「これはもう男さんに気持ちをお伝えするしかないですよ!」
メリー「いっ?!」
コンコン ガチャッ
座敷「失礼しますねー」
男「ん?どうした?」
座敷「明日は土曜日ですねー」
男「あぁ。そうだな」
男「真夏日だしなー」
座敷「こんな日は絶好のお出かけ日和ですよねー?」
男「・・・・で?何が言いたいんだ?」
座敷「明日、どこかへお出かけしましょう!」
男「・・・・・・・・」
座敷「・・・・というわけなんです」
母「あらあら~そんな面白いことになってたの~」
座敷「はいー」
母「それじゃあ色々とプランを練り上げましょうか~」
座敷「はい!よろしくお願いします!」
男「・・まぁ行くとしてどこだよ」
座敷「そうですねー・・・あっ!遊園地なんてどうです?」
男「・・・ふーん、遊園地ねぇ・・・・」
座敷「・・・・・・・・・」
男「・・うん。まぁたまにはいいかもな」
座敷「そ、それじゃあ、ここに予定と地図をおいておきますから目を通しておいて下さいね!」
男「・・・なんだアイツ?」
猫「まぁ、たまには子供に戻りたくなるときもあるんだよ兄さん」
男「子供・・・・ねぇ」
猫「まぁいいじゃないの。たまには兄さんも子供に戻ってきなよ」
男「あっつー・・・・」
メリー「・・・・・・・・・」
男「とりあえずなにか飲み物かって来るわ。何がいい?」
メリー「な、なななななんでも!」
男「んじゃちょっとここで待っててくれ」タタタタタ
座敷「男さん、すみません!実はお母さんから新しい衣装を作るお手伝いをしてほしいと」
男「まじかよ・・・まぁ母さんも言い出したら聞かない正確だしなぁ・・・」
座敷「すみません」
男「んじゃどうする?またこんどにするか?」
座敷「いえいえいえいえいえいえ!?どうぞお二人で楽しんできてください!」
男「つっても・・・・」
男「お、おい・・・」
座敷「今日はしっかりとメリーちゃんをエスコートしてあげてくださいね!」
男「お、おい、押すなって!わかったから!」
男(なんだか今日の貞子はおかしかったな・・・・)
男「・・・んー、ま、いっか」タッタッタ
メリー「・・・・・はぁ」
男「おーい、お待たせ」
メリー「ぶわっ!?」ビクッ
メリー「・・・・・・・・・」
男「おーい」
メリー(なにも言ってこねぇじゃん・・・)
男「メリー?」
メリー「・・・・え?」
メリー「べ、べつに・・・そうじゃねーけど」
男「具合わるいとかそういうのだったらすぐに言えよ」
メリー「う・・・うん」
メリー「簡単って・・・たとえばなんだよ」
男「んー・・・なんかリクエストとかあるか?」
メリー「んー・・・・あ」
男「なんかあったか?」
メリー「あれ乗りてぇ!」
メリー「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」
男「おおおおおおおおおおおおまわるうううううううううううう!」
メリー「おろしてえええええええええええええええええええええ!!」
メリー「・・・さ、賛成・・・・」
男「・・・・次はどこがいい?」
メリー「もうちょっと、ゆっくりしたのがいい・・・」
男「えと・・・じゃあここらへんか?」
メリー「な、なんだここ?」
男「ん?お化け屋敷だけど」
メリー「な、なんでこんなに暗いんだ?」
男「暗くしとかないと臨場感が出ないだろ」
メリー「にしたって・・・これ・・・・」
メリー「みぎゃああああああああああ!?」ヒシッ
男「・・・大丈夫かよ」
メリー「あ・・・あわわわ・・・・」
男「一応、貞子もこいつらの仲間みたいなモンなんだけどなー」
メリー「だ、だって貞ちゃんは怖くねーもん・・・」
メリー「ひっ!?な、なんかせ、背中に・?!?」
ボトンッ
男「ん?」
メリー「う、腕?!」
男「あ、なんかいる」
?「・・・・・・」
メリー「な、ななななんかいいいいいってる・・・・」
ゾンビ「・・・・からだ返せええええぇぇぇっぇえぇええ!!」
メリー「きゃああああああああああああああああああ!?」ギュッ!
男(・・・・・・・なんか新鮮)
男「ほれ、大丈夫だから行くぞ」
メリー「あ・・・・あわあぅ・・・」
メリー「は、早く!早く出るぞ!男!」
男「・・・そんなに怖かったか?」
メリー「怖えぇよ!!」
男「そ、そうか・・・・」
メリー「な、なにが」
男「いや、メリーがお化けとかダメだったってこと」
メリー「うっ・・・・!?」
男「まぁ新鮮で楽しかったよ」
メリー「う、うるせぇ!バカー!」
男「観覧車ってゆったりしてていいなー」
メリー「そ、そう・・だな」
男「・・・・・・あれ?」
メリー「ど、どうした?!」
男「いや、お前そのネックレスしてきたんだ」
メリー「あ、ああ。うん。まぁ・・・お気に入りだし」
メリー「そ、そーだろ?」
男「・・・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・・」
メリー(・・・な、なんて切り出せばいいんだよぉ・・・)
メリー「ちょ、ちょっとに、二号に変わるな!」
男「え?」
男「・・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・メリー?」
メリー「・・・・・・あれ?」
男「どうした?」
メリー「あ、あのやろう!変わるのを拒否しやがった!」
メリー「い、いや・・・その・・・ねぇけど」
男「だったらいいだろ。もう少しゆったりしてようぜ」
メリー「・・・うん」
男「・・・・・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・・・・・」
男「ん?どうした?」
メリー「・・・・・・・そ、その・・・」
男「?」
メリー「い、いや!な、なんでもない!」
男「ん、そうか」
メリー2(・・・さっさと言ったら?)
メリー1(な!テメ!さっきはこっちの入れ替わりを拒否したくせに!)
メリー2(・・・一号が自分で言わないとね)
メリー1(ぐ・・・・・・・)
メリー2(・・・がんば)
メリー「あ、あのな・・・男」
男「ん?」
メリー「その・・・話したいことがあるんだ」
男「おう」
男「・・・・・・・・」
メリー「なんか優しかったじゃん?」
男「そ、そうか?」
メリー「う、うん。そ、それでさ」
男「うん」
男「・・・・・・・・・」
メリー「ちょっと・・・・ほんっとちょっとだけど・・・その」
メリー「す・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・」
メリー「ほ、ほんとにちょっとだけだからな!」
男「・・・・・まじで?」
メリー「・・・・・き、聞き返すなし!」
男「・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・」
メリー「お前は・・・あたしのこと・・・・どう思ってんの?」
男「えっと、その前にひとつ聞いていい?」
メリー「な、なんだよ・・・・」
男「さっきのは告白と取っていいのか?」
男「ん・・・俺は・・・・」
メリー「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・なぁ」
男「ん?」
メリー「前に・・お前の学校でさ」
男「うん」
メリー「ずっとウチにいればいいじゃんって言ってたじゃん」
メリー「あれってさ・・・その・・・・」
男「なんだ?」
メリー「・・・・ずっとあの家にいっしょにいてもいいってことか?」
男「・・・・・・まぁ」
メリー「なんだよ!はっきり言えよ!」
メリー「・・・・テメェ」
男「まぁ・・どっちにしろお前はウチにいることになるだろ」
メリー「? なんでだよ」
男「だってお前メリーさんなんだろ?」
メリー「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・あれ?」
メリー「・・・おりゃっ!」ガバッ!
男「うおっ!?きゅ、急になんだよ」
メリー「あっはは」
メリー「わたしメリーさん。いまあなたの後ろに居るの♪」
本スレ>>496からの続きになります(´・ω・`)
メリー「~~♪」
男(なんだかんだいって喜んでるみたいだな)
犬娘「ぬぬ・・・・お主、犬娘にも何か買うのじゃ」グイグイ
男「お前には昨日りんご飴買ってやっただろ」
犬娘「食べ物ではなく、光物のことじゃ!」
男「なんだ、イカ焼きが食いたいのか?」
犬娘「その光物じゃないのじゃ!」
犬娘「・・・・うーん・・・・」
男「・・・・・・・」
犬娘「決めたのじゃ!これにするのじゃ」
男「ん?指輪?」
犬娘「そうじゃ」
お姉さん「はーい。350円でーす」
男「あとで、貞子にも何か買ってやらないとな」
犬娘「おい」グイグイ
男「なんだ」
犬娘「どうじゃ?」
男「なにが?」
男「・・・指輪に似合うも似合わないもねぇよ」
犬娘「ぬ・・・・」
男「それにお前服装が和服に近いから指輪とかより扇子とかの方があってるんじゃないか」
犬娘「扇子!いいのういいのう!」
男「買わないぞ」
犬娘「・・・ケチじゃのう」
座敷「あ、男さん」
男「なんかほしいもんあるか?」
座敷「ここのお好み焼きが食べたいです」
男「んじゃ、買ってやるよ」
座敷「え?いいんですか?」
男「あぁ。こいつらにも買ってやったし」
婆「今日の何時だっけ?」
男「今日の2時だね」
婆「あらあら、それじゃあ少し急がないとね」
男「そーだね」
犬娘「ん?なんじゃ?ばっちゃ、こいつらどっかへいくのか?」
犬娘「なんじゃ、もう帰ってしまうのか」
男「あぁ」
犬娘(・・・よく考えれば、まだ仕返しのひとつもしてないのじゃ)
座敷「むしゃむしゃむしゃむしゃ」
メリー「・・・・・・・」ズズー
男「それじゃーね、ばーちゃん」
婆「来年もまた着てねー」
座敷「お世話になりましたー」
メリー「・・・さようなら」
男「・・・・あれ?そういえば犬娘は?」
婆「あら?どこに行ったのかしら?さっきまでいたんだけど・・・」
男「んー・・・さてと、後は帰るだけかー」
座敷「楽しかったですねー」
メリー「・・・うん。素敵なものも買えたし・・・」
男「・・・・・・・・ん?」
メリー「・・・どうしたの?」
男「いや、いらねぇよ」
メリー「・・・じゃあなに?」
男「いや・・・なんかあそこの車両ドアに見覚えのあるやつが居たような」
メリー「・・・え?」
男「・・・・・ちょっと行ってみてくる」
犬娘「ふぅー・・・危なかったのじゃ・・・って、わわわ!こっちにきたのじゃ!?」
犬娘「あわわわ!?ふ、風呂敷!風呂敷!」
ガラッ
男「・・・あれ?・・・・んー・・・気のせいだったか」
風呂敷饅頭「・・・・・・・・・・・・・・・・」
風呂敷饅頭(ふぅー・・危なく見つかるとこだったのじゃ)
男「・・・・・・・・・・・・・・」
風呂敷饅頭(くくく・・・それにしても、犬娘の変装に気がつかないなんてコイツはやっぱり相当な鈍感やろうじゃ!)
男(・・・尻尾が見えるなぁ)
尻尾「パタパタパタパタ」
男(うごいてんなー)
男「・・・・・・・・・」ギュッ
風呂敷饅頭「はうっ!?」
風呂敷饅頭「あっ・・・だめぇっ!?」
男「・・・・・・・・」ギュッ
風呂敷饅頭「ひゃぅっ!?」
男「・・・お前犬娘だろ」
風呂敷饅頭「・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・」ギュウッ!
風呂敷饅頭「あうっ!?」
男「てかもうバレバレだから・・さっさと白状しろ」ギュッ
犬娘「や、やめっ!・・し・・っぽはぁあ!?」
男「・・・・・・・・」ニヤニヤ
男「それはこっちのセリフだよ」
犬娘「猫娘はただ、やられっぱなしは気に入らないから復讐しに来ただけなのじゃ」
男「・・・どうやら、まだ懲りてないみたいだな?また尻尾をニギニギしてやろうか?」グッパグッパ
犬娘「にゅふふ・・・それはどうじゃろうなぁ?」
男「ん?」
男「・・・・なんだと」
犬娘「にゅふふ・・・うかつに近づいたらこっちからお返しのラリアットが炸裂じゃ!」
男「・・・・・・・・・・」
犬娘「ほれほ~れ!どうした~?こんのか~?ん~?ひゃぅっ!?」
男「それって遠まわしに弱いから触らないでくれって言ってるよなもんじゃん」モミモミ
犬娘「ひゃっ・・・ひゃ・・め」ピクッ・・・ピクッ
男「なんかやりすぎちゃったな」
犬娘「お・・・おぬひは・・・なんで・・こんにゃに・・・いじわりゅすりゅんひゃ・・」
男「ん?なんだって?」
犬娘「お、おぬしはなんでこんなにいじわるするんじゃ!」
犬娘「あっ!わかったぞ!お主、犬娘のことが好きなんじゃろ!だからこんなにいじわるしとるんじゃひゃっ!?」
男「それはないなー」ニギニギ
犬娘「じゃ、じゃから尻尾はやめるのじゃーー!?」
男「・・・・却下」ニギニギ
犬娘「うっ・・・ううううぅ・・・・」
男「さて、そろそろ戻るか」
犬娘「あ・・・・あぅ・・・・」ピクピク
男「じゃあなー」
犬娘「お・・・・おぼえておるのじゃ・・・・・ぞ・・・・」
ガラガラ
男(ちょっとやりすぎたかな?)
男「ただいまー・・・・っと?」
メリー「ぐがー・・・・・ぐがー・・・・・」
男「二人とも寝てんのか・・・・ふぁぁああああ・・・・」
男(・・・・俺もねみぃ・・・・)
男「・・・当分先だし、少し寝ておくか」
男「ふぁああぁぁあ・・・・・」
犬娘「・・・うぅ・・・も、もうやめるのじゃぁ・・・・」
男「やめるって何を?」
犬娘「あぅっ!?・・・そ、そこをまさぐるのをや、やめるのじゃ・・・うぅ」
男「お前命令できる立場か?」
犬娘「ひぅぅ!?」
男「お前のいじめられてる顔っていいなぁ」
男「ん?そうかー・・・・じゃあやめるか」
犬娘「ふぇ?」
男「いやなんだったら、別にいいよ。お望み通りやめてやるよ」
犬娘「そ、そんな・・・・」
男「嫌なんだろ?よかったなお望み通りやめてもらえて」
犬娘「う・・・うぅぅ・・・・」
男「ん?どうした?」
犬娘「お、お主が・・・どうしてもというなら・・・」
男「・・・・・・・・・・・」
犬娘「さ・・・さわらせてあげても・・・い、いいのじゃ」
男「そんな上から目線で言われてもな」
犬娘「・・・・・ぐぅぅ・・・・」
座敷・メリー「すー・・すー・・・」
男「・・・なんだ・・・夢か」
犬娘「・・・くー・・・・くー・・・・」
男「・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・すーすー・・・・」
男「何でお前が俺のひざの上に居る」
男「・・・・・・」ツンツン
犬娘「・・・・んん・・・・ん・・・」
男(ほっぺやわらけ)ツンツン
犬娘「・・・・・ん・・・ぅん・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・」
男(さっきの夢はなんだったんだ?)
犬娘「・・・ひゃぅ・・・・・すーすー・・・」
男(欲求不満なんかな俺・・・・)
男「・・・・・・・・・・・・」
男「てか動けん。こいつを起こ・・・・」
犬娘「ふにゅぅ・・・・・すー・・・」
男(寝てるとおとなしくて可愛いもんだな)
男「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「・・・・・うー・・・・ばっちゃー・・・・・」
男(ばーちゃんと勘違いしてんのか)
男(なんかいたずらしたいなー)
犬娘「・・すーすー・・・すーすー・・・」
男「・・・・・コチョコチョコチョ」
犬娘「・・・・にゃぅ・・・ん・・・」モジモジ
男「んー・・・・・・こういうのじゃないんだよなぁ」
犬娘「・・・んぁ・・・・ぁ?」
男「やっと起きたか。てかさっさとどけ」
犬娘「んー・・・・ん?」ゴシゴシ
男「・・・・・・・・・・」
犬娘「んー・・・・?なんでお主がここにおるんじゃ?」ウツラウツラ
犬娘「あたっ?!」
男「目が覚めたか?」
犬娘「痛いのじゃ・・・・・」
男「さっさとどけよ」
犬娘「・・・・どいてほしい?」
犬娘「あうっ?!だ、だからなんでデコピンするんじゃ!やめるのじゃ!」
男「言うことをちゃんときいたらやらないよ」
犬娘「なんで犬娘がお前の言うことを聞かないといけないのじゃ!」
男「・・・・・・」ベシッ
犬娘「きゃっ!?ま、また!?」
犬娘「痛い!?痛いのじゃ!?や、やめ・・・」
男「俺の言うこと・・・」
犬娘「うぅ・・・・わ、わかったのじゃ・・・聞くのじゃ・・・」
男「最初からそうしろよ」
犬娘「お前は暴君じゃ・・・こんなのただの恐怖政治じゃ・・・・」
犬娘「・・・・ん」
男(頭なでてやると素直になるんだな)
男「・・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・お手」
犬娘「やらんのじゃ」
犬娘「・・・んー」
男「お手」ナデナデ
犬娘「だ、だからやらんのじゃ!」
男(んー・・・さすがにやってくれないか)
犬娘「ぬ?」
男「いや、じーちゃんの家に戻るんだろ?」
犬娘「帰り方がわからんのじゃ。じゃからとりあえずはお主についていくのじゃ」
男「え゛?ウチにくんの?」
犬娘「ふふふ・・・盛大に持て成すがいいのじゃ!」
男「いや、普通に帰れ」ベシッ
男「ウチに来るとしても頼み方ってもんがあるだろ?」ナデナデ
犬娘「うぅ・・・お、お邪魔させてもらうのじゃ・・・」
男(頭なでるだけでここまで素直になるのか)
男「チンチン」
犬娘「だからやらんのじゃ!それになんでさっきよりも難度が高くなってるのじゃ!」
犬娘「遠まわしに帰れといってるのか!?」
男「よくわかったな。英語がわかるとは思わなかった」
犬娘「お前はすごく意地悪じゃ!性悪じゃ!ろくでなしじゃ!」
男「そのろくでなしの家に厄介になろうとしてるお前はそれ以下ってことだぞ」
犬娘「う・・・・うぬぬ・・・・・」
男「ただいまー」
メリー「ただいまー!」
座敷「ただいま戻りましたー」
犬娘「はっはっは!お邪魔してやるのじゃー!」
バタン、ガチャッ
犬娘「あ、あれ?お、お主、まだ犬娘が入ってないぞー?おーい・・・」
犬娘「うぅ・・・家に入れてもらうまでに何回土下座したとおもっとるんじゃ・・・」
座敷「あはは・・」
男「その図々しさを少しは直せ」
メリー「・・・そういえばその子の部屋はどうするの?」
男「あ、そういえば・・・・」
男「俺の部屋ももう二人で使ってるしなー」
犬娘「な、なんじゃ?!もしかして犬娘の居場所はないのか?!」
男「あぁ。すまない。だから出てってくれ」
犬娘「そ、そんな・・・・」
座敷「男さんも意地悪ですねー・・・」
犬娘「おー!ここが犬娘の部屋かー!」
男「俺の部屋だ。俺主人、お前居候」
座敷「とりあえず、少しお部屋のお片づけをしましょうか」
犬娘「うむ!がんばるのじゃー!」
男「めんどくせーなー・・・・」
男「うしょっと・・・・」ドサッ
犬娘「のじゃ!」ガラガラガラ
座敷「よいしょっ・・・」ドサッ
男「しょっと・・・・」ドサッ
犬娘「のじゃ!」ガラガラガラ
犬娘「い、犬娘はいつだって真面目じゃ!」
男「もういい、お前ちょっと外に出てろ」
犬娘「手伝うのじゃ!」
男「外に出てろ」ナデナデ
犬娘「うぅ・・・」
男「・・・まぁこんなもんか」
座敷「なんだか広く感じますね」
男「どれ、犬娘を呼んでくるか」
座敷「はーい」
テレビ「・・・それではまた明日。ごきげんよう」
メリー「・・・・・・・」ペラッ
犬娘「・・・・むー」
男「あ、いたいた。おい、片付け終わったぞ」
犬娘「む?おぉ!いま行くのじゃ!」
男「あ?」
犬娘「ううん。なんでもないのじゃ」
男「・・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「おぉ!結構広くなったのじゃ!」
座敷「これが犬娘ちゃんのお布団です」
犬娘「おぅおぅ。ご苦労じゃった」
男「だからなんで上から目線なんだよ」ベシッ
犬娘「いあっ!?」
犬娘「あ・・・ありがと・・・なのじゃ」
座敷「いえいえ。いいんですよ」
男「まぁでも、ちゃんと言えたな」ナデナデ
犬娘「・・・あふ・・・・」
男「・・・・というわけでじーちゃん家からついて来た、もとい憑いて来た犬娘だ」
犬娘「なにかすごーく失礼な感じがするが・・・よろしくなのじゃ」
母「あらあら~よろしくね~」
男「それじゃ、いただきます」
座敷「いただきますー」
メリー「いっただっきまーす!」
母「ん~・・・・」
犬娘「?」
母「・・・・・・・」サワサワ
犬娘「?なんじゃ?」
母「この耳本物なのね~」
男「・・・・・・」ゴシゴシ
ガラガラッ!
犬娘「ふっはっは!おぬ・・・・・」
ガラガラピシャッ!
ガラガラ
犬娘「ま、まだ何もいっとらんのじゃ!」
犬娘「犬娘も入るのじゃ!」
男「いや、俺もうあがるけど」
犬娘「まぁまぁ、そういうでな・・・・え?」
男「いや、もう髪も体も洗ったし」
犬娘「な、なんじゃと!?」
犬娘「ぬ・・・・」
男「一人じゃシャンプーできないもんなー」
犬娘「ふ、ふん!きょ、今日は特別にお前に犬娘の髪を洗わせてやるの・・・」
男「別にいいや」ガラガラガラ
犬娘「ま、まつのじゃああ!?」
男「はじめっから素直にいえばいいのに」ワシャワシャ
犬娘「ま、まだかの~?」
男「まだだよ」ワシャワシャ
犬娘「・・・ま、まだかのー?」
男「そんなに目を開けたいなら開けてみろ。染みるぞ」
犬娘「うぅ・・・・・」
男「なんで俺も一緒に湯船に入ってるんだよ」
犬娘「風呂は一人ではいるより、大勢で入ったほうが楽しいのじゃ!」
男「ふーん」ナデナデ
犬娘「な、なんじゃ?」
男「んー?なんとなく」
犬娘「・・・・・・うー」コテン
男(あ、力が抜けてきた)ナデナデ
犬娘「・・・・はふ」
男(・・・シャンプーの匂い・・・)クンクン
犬娘「・・・・んー?」
男(抱き心地いいなぁ)ギュッ
犬娘「・・・な、なんじゃ?」
男「・・・・・・・・・」
男(げっ!?やばっ!)
犬娘「・・・・なんじゃ?」
男(こうなったら尻尾を!)ギュッ!
犬娘「ひゃっ!?」ビクッ
男「・・・・・・・・・・」ニギニギニギニギ
犬娘「あぅぅ・・・・」ビクビク
犬娘「はぅぅー・・・・・」グルグル
座敷「のぼせちゃったみたいですねー」パタパタ
男「あ、あぁ」
座敷「?どうかなさいました?」
男「いや、なんにも」
男(まさか、犬娘であんなことになるとは・・・・溜まってんのかな俺・・・)
夜に目が覚めたら同じベッドの中に犬娘が
1いた
2いない
3気がついたら自分が犬娘の布団に居た
4一線を越えない範囲で要望を
>>213までで多かったやつでお願いします(´・ω・`)
ゴッ!
男「・・・って!・・・・ん?」
犬娘「んー・・・・・んんー・・・」
男(寝ぼけて頭突きしてきやがった)
男「・・・てか、なんで俺のベッドに・・・・」
犬娘「んんー・・・・・」
男「・・・・・・げ」
犬娘「くかー・・・・くかー・・・」
男(足を絡めてきやがった)
男「・・・・・・・・・・・」
男(・・・いいにおいだな)
男(なんで抱きついてんだろ?)
犬娘「ん・・・・・ん~・・・・?」
男(うわー・・・あったけー)
犬娘「・・・・・・・・・」ペロペロ
男「うわっ!?」ゾクゾクッ
男(な、舐めてきやがった・・・)
男「ん・・・・?」
犬娘「まけんのじゃー・・・・・んー」
男「・・・・・・・・・・」
犬娘「すー・・・・すー」
男「・・・・・・・・」ナデナデ
ピピピピッピピ・・・・
座敷「ん・・・ふぁ~~・・・・」カチッ
ザザー
座敷「今日は雨ですかー・・・」ウツラウツラ
座敷「さてと、男さんたちを起こしましょうか」
座敷「・・・あれ?いない?」
座敷「・・・・?」
座敷「・・・・・・・・!?」
座敷「えっ、えっ、えー?!」
男・犬娘「くー・・・・くー」
座敷(お、お二人の仲はもうここまで進んでいたんですか?!)
座敷「あわわわわ・・・・?!」
座敷(と、とりあえず・・・おこ・・・・)
座敷(お、起こさないであげたほうが、い、いいんでしょうか?)
座敷(お、お二人のためにも・・・)
犬娘「・・・すー・・・すー・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・すー・・・すー・・・・」
男(あー・・・・寝てるこいつは可愛いなぁ・・・・寝てるこいつは)ギュッ
犬娘「・・・あぅ・・・・・・・むにゃむにゃ・・・・」
犬娘「くー・・・くー・・・」ゴロン
男「・・・・・・・・・」
ガチャッ、バタン
座敷「はわわわわわ・・・・・」
男「・・・・なにしてんだ、こんなとこで?」
座敷「う、うわっ!?お、男さん?!あ、あの!?お、おはようございます?!」
男「あー、おはよ」
座敷「わ、わたし先に下に行ってますね!」タタタタタタ
男「あ、うん」
男「・・・・まぁいいか」
男「・・・・・・それにしても朝から暑いなー・・・・」
犬娘「くかー・・・・」ゴロン・・・ドサッ
犬娘「う・・・・うぅー?」ゴロゴロゴロゴロ
犬娘「い・・・・くのじゃー・・・・・」ゴロゴロゴロ
ゴンッ!
犬娘「あぐっ!?ぎゃあああああああ!?」ガラガラガラ!
男「・・・・お前なにしてんの?」
犬娘「な、なんじゃ!?地震か!?」
男「っておい、せっかく片付けたもんを散らかすな」
犬娘「お、お主!地震じゃ!?地震が来たのじゃ!?早く机の下に隠れるのじゃ!?」
男「落着け」ペシッ
男(あんだけ安らかに寝ててみてる夢は災害かよ)
男「ほれ、顔洗って、朝飯だぞ」
犬娘「朝飯か!さっさと行くのじゃ!」
男「その前に顔を洗え。ほれ、洗面所行くぞ」
犬娘「要らぬ世話じゃ。さっさと朝飯に行くのじゃー!」
犬娘「・・・お主はすぐに暴力を振るうのじゃ・・・・」サスリサスリ
男「いいから、ほれ、いくぞー」ギュー
犬娘「ん?なんじゃ・・・?!ん?!んんー!?」
男「お前を待ってると時間がいくらあっても足りないからな」ゴシゴシゴシゴシ
犬娘「んー!んー!!」
男「・・・・・・・・・・」
男「じゃあ次からは自分でやれ」
犬娘「・・・・・うぅ・・・」
男「ほら、次は寝癖だ」
犬娘「もういいのじゃー!このくらい誰も気にしないのじゃー!」
男「いいからいうこと聞いとけ」ナデナデ
犬娘「・・・・・・あぅ」
男「いただきまーす」
メリー「いただきあーす」
犬娘「いただくのじゃ!」
座敷「・・・い、いただきます」
男(?なんか貞子の様子が変だな)ズズー
母「は~い、いってらっしゃ~い」
メリー「男ー、帰りにチョコミントのアイス買って来いよー」
男「自分で買いに行って来い」
座敷「・・い、いってらっしゃいです、男さん」
男「?。あぁ、それじゃーな」
犬娘「?」
犬娘「男はどこに出かけたんじゃ?」
母「学校よ~」
犬娘「あれくらいの年でもまだ学校に行っとるのかー」
母「そりゃね~」
犬娘「ふむ・・・・楽しそうじゃのー・・・・・ふむ・・・・・楽しそうじゃの~」
男「たっだいまーっと」
メリー「・・・おかえり」
座敷「お、おかえりなさいです」
男「ん。・・・ん?犬娘は?」
メリー「・・・え?会ってないの?」
男「?」
メリー「今日の朝に男の後をつけていったはずだけど」
男「いや、会ってないけど」
メリー「・・・今日の朝から戻ってないけど」
男「・・・ちょっと探しにいってくる」
座敷「あ・・・お、男さん私も・・・」
男「わかった。メリーはアイツが戻ってきたら俺に電話入れてくれ」
メリー「・・・はいはい」
男「あいつどこいったんだ・・・・」タタタタ
男「俺の後を着けて来たって行ってたけど・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男「通学路の辺りを探すか!」
タタタタタタ
ヤギ「・・・・・・・」モシャモシャ
座敷「・・・・・・・・・・」
ヤギ「・・・・・・・・・・」モシャモシャ
座敷「あ!そ、そうだ!今は犬娘ちゃんを探さないと!」タタタタタ
ヤギ「・・・・・・・・・」モシャモシャ
男「・・・・・・・・・」タタタタ
男「・・・・・・・・・・」タタタタタ
男「い・・・・いねぇ・・・・・はぁ・・はぁ」
男「ここらに・・・いないとなると・・・・」
男「・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・学校に行ってみるか!」
男「・・・・・・・・・・」タタ・・・・
男「・・・・・・ん?」
犬娘「・・・・・・・・・・・」
犬娘「あ・・・・あぁ・・・・・」
男「やっとみつけた・・・・・」
犬娘「うわあぁああぁぁああああ!」ヒシッ!
男「うおっ!?」
犬娘「や、やっと帰れるのじゃぁぁあああ!」ボロボロ
男「ったく・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・ぅ?」グシグシ
男「お前なんかすっごくくさい・・・・」
犬娘「ずずずっ・・・・しょれは・・・・」
犬娘「・・・む、ここを曲がったのじゃ」
犬娘(にゅふふ・・・尾行されているとも知らないで・・・・)
犬娘「・・・・あれ?いなくなったのじゃ」
犬娘「・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・たぶんこっちじゃ!」
男「・・・・そのあとに町をさまよった挙句ドブに落っこちた・・・と」
犬娘「・・・・うん」
男「人のこと尾行なんかしようとするからだ」
犬娘「・・・・ごめんなさい」
男「・・・・・・・・・・・・」
男(・・・・なんか変に素直だな)
男「ただいまー」
犬娘「ただいまなのじゃ・・・・」
メリー「・・・あ、おかえりー・・・なんかくさい」
男「風呂沸いてるか?」
メリー「・・・うん」
男「先にコイツ風呂に入れてくるわ。わりぃんだけど貞子に連絡いれててくれ」
男「・・・・・・・・」ワシャワシャ
犬娘「・・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・」ワシャワシャ
犬娘「・・・・・・あの」
男「ん?」
男「さっき謝っただろ。もういいよ」ワシャワシャ
犬娘「・・・でも」
男「ほれ、流すぞ、目ぇつぶれ」
犬娘「・・・・・・・・・」ジャー
男「・・・・・・・・・・・・」
バッシン!
犬娘「いっ?!」
男「いつまでも落ちこんでるなって」
犬娘「な、なにするんじゃ!!」
男「背中に張り手しただけだ」
犬娘「な、なんで張り手なんてする必要があるんじゃ!」
犬娘「背中がヒリヒリするのじゃ・・・・」
男「そーかそーか。じゃあもっかい背中洗うか。たわしで」
犬娘「そ、そんなことしたら出血するのじゃ!」
男「冗談だよ。でも吹っ切れただろ?」
犬娘「・・・お主は優しいのか意地悪なのかわからんのじゃ」
犬娘「・・・・・・・・・・・・」
男「なんだ?まだ気にしてるのか?もう一発張り手いっとくか?」
犬娘「なんでお主はすぐ暴力に走るのじゃ!・・・・ただ」
男「ただ?」
犬娘「お主は犬娘のことが嫌いそうなのに何で探しにきたのじゃ?」
犬娘「嫌いなのに心配なのか?」
男「別に嫌いじゃねーよ?」
犬娘「嘘じゃ!いっつも暴力振るったり意地悪してくるのじゃ!」
男「そこまで嫌いだったらお前の髪洗ってあげたりしないだろ」
犬娘「むむ・・・・・・」
犬娘「・・・・・・・・うぅ」ブクブク
男「きたねぇからやめろ」
犬娘「・・・と、とりあえず・・・じゃ」
男「ん?」
犬娘「探しに来てくれて・・・・その・・・ありがとうなのじゃ」
犬娘「お、お主が良くても犬娘が納得してないのじゃ!」
男「・・・・じゃあどうしたらいいんだよ」
犬娘「恩を借りたままにするのは嫌なのじゃ!」
男「そうなると今まででいくつの恩を返さなきゃいけない事やら・・・」
犬娘「そうじゃのう。いままでいくつの恩をお主に売ったことやら」
男「調子のんな」ベシッ
犬娘「あいたっ?!」
男「・・・・・・・・」
犬娘「ひ、ひとつだけお主の言うことを聞いてやるのじゃ・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・・・・・・・・・」
ピチョン
座敷「はふ~」カラン
メリー「貞ちゃんおつかれ」
座敷「ありがとうございました。おかげで一息つけましたー」
メリー「それはよかった」
座敷「・・・・・・・・・あ」
メリー「?」
メリー「え゛?」
座敷「河川敷でなにか本?のようなものを食べていました!」
メリー「ちょ、ちょっといってくる!」
ぜひとも
いうことをひとつ聞いてくれるらしい(´・ω・`)
1、お手
2、ち○ちん
3、気が済むまでなでなで
4、気が済むまで尻尾にぎにぎ
5、エ口過ぎず、行き過ぎない程度になにか要望を
>>280さんお願いします(´・ω・`)
男「ひとつだけ・・・・ねぇ」
犬娘「うむ」ゴシゴシ
男「いう事を二つ聞くっていうのは?」
犬娘「却下じゃ!」パンッ!パンッ!
男「だからタオルで股を叩くのをやめろ」
男「うーん・・・・・」
犬娘「さっきからもう3時間もたつのじゃ」
男「・・・・・・・・・・・・」ジーー
犬娘「そうじゃ!変わりに犬娘が決めて・・・」
男「却下だ」
犬娘「むー・・・・」
男「しかも肩揉みかよ」
犬娘「な、なんじゃ?!それ以上の事を要求するつもりだったのか?!」
男「肩揉み以上のことぐらいいくらでもあるだろ」
犬娘「むー・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・よし、きまった」
犬娘「おぉ!やっと決まったのじゃ!」
男「とりあえず貞子が寝たら俺のとこに来い。話はそれからだな」
犬娘「なんで貞子が寝てからなんじゃ?」
男「まーいいから、とりあえずこっちこい」
犬娘「んー?」
男「ほれ、ひざのうえに座れ」
犬娘「うむ?」ストン
男「とりあえず気が済むまでお前を撫で続ける」
犬娘「・・・・・ん?」
男「だから、気が済むまでお前を撫で続ける」
犬娘「なんじゃ!そんな簡単な事でいいのか!」
男「まぁ、簡単かどうかはやってみないとな」
男「・・・・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「・・・・はふぅ」
男「・・・・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「・・・・・・・・あぅ」
男「・・・・・・・・・・」ナデナデ
男「・・・・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「・・・・・・・・」コテン
男(もたれかかってきたな)
犬娘「・・・・・・・・」
男(すこしあごのあたりをくすぐってやるか)コショコショ
男(なんか落ち着くなー)コショコショ
犬娘「はぅ・・・・・わぅ・・・・」
男(やべぇ・・・)ダキッ
犬娘「わぇ・・・?」
男(やっぱりおとなしいといいなぁ・・・)ギュッ
男「ん?」
犬娘「も、もう終わりか?な、撫でるの・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・」ナデナデナデナデ
犬娘「・・・はうぅ・・・・」
男「そろそろ寝るかー」ナデナデ
犬娘「・・・・んー・・・・・」コテン
男「どれどれ、じゃあコレで仮は無しな」
犬娘「・・・・・・え」
男「ん?」
男「で、なんで一緒に寝る事になるんだか」
犬娘「んーん・・・・・・・」
男「・・・・・・まぁいいか」ナデナデ
犬娘「・・んふふ・・・・おとこぉ・・・・・もっとぉ・・・」
男「あぁ・・・って寝言か」ナデナデ
犬娘「んふ~・・・・・むにゃむにゃ」
一旦おわり(´・ω・`)
男「んんー・・・・・」ユサユサ
犬娘「・・・きる・・・じゃー・・・」ユサユサ
男「んー・・・」ゴロン
犬娘「くー・・・・この・・・!」
男「ぐがー・・・・・」
犬娘「起きるのじゃーーーーー!」ドゴォッ!
犬娘「起きたかの?」
男「て・・・てめぇ・・・・・」
犬娘「おはようなのじゃ男」
男「な、なにしやがる・・・・」
犬娘「男が起きないのが悪いのじゃ」
犬娘「男を起こしにきたのじゃ!」
男「・・・・・・なんで?」
犬娘「なんでって・・・・・」
男「ちなみにまだ朝6時」
犬娘「うむ!」
犬娘「イタタタタイタイタイ!?」
男「何より起こし方に問題がありすぎなんだよ!」グリグリグリグリ
犬娘「みぎゃああああああ!?」
男「ったく・・・・」
犬娘「・・・こ、こんなはずじゃなかったはずじゃのに・・・」イジイジ
男「んあ?なんか言ったか?」
犬娘「なんでもないのじゃー!ふんっ!」
男「なんでお前の機嫌が悪くなるんだよ」
犬娘「男、おかわりはいらんかの?」ニコニコ
男「ん?いや、朝だしそんなに入んないよ」
犬娘「そ、そんな遠慮する事ないのじゃ」
男「いや、べつにいいって」
犬娘「む・・・・・むー・・・・・」
母「・・・・?」
座敷「いってらっしゃいませです」
メリー「うーい・・・」
母「いってらっしゃ~い」
犬娘「男!そこまで見送りに行くのじゃ!」
男「は?」
男「また迷子になられると困るからここで十分だ」
犬娘「・・・・む、むぅ・・・・」
男「それじゃーなー」
バタンッ
犬娘「・・・・むー!」
犬娘「・・・・・・・・・・・むー」プーラプラ
犬娘「・・・・・むー」パタン
犬娘(・・・なんでうまく行かないのじゃ)
犬娘「・・・・むー!」ゴロゴロゴロゴロ
ガチャッ
メリー「・・・あら?」
犬娘「なんでもないのじゃー!」
メリー「・・・あらそう?」ゴソゴソ
犬娘「? なにをしておるのじゃ?」
メリー「・・・んー・・・保健体育の勉強かな」
犬娘「ほけんたいいく?」
メリー「・・・貞ちゃんも見る?」
座敷「み、見ません!」
犬娘「? 何じゃ貞子?顔が真っ赤じゃぞ?」
座敷「ふぇ?!」
メリー「・・・うふふ・・・内心では・・・・」
座敷「ち、違いますよ?!違いますからね!?」
メリー「・・・まぁ・・・うん、一味違うプロレスが見れるね」
犬娘「メリーもプロレスが好きなのか?」
メリー「・・・そうね、夜のプロレスは大好きよ」
犬娘「ぬ?プロレスに朝も夜もあるのか?」
メリー「・・・それはね・・・」
座敷「も、もう!その会話はここで終わりです!終了です!お開きです!!」
メリー「・・・そうね・・・私は松葉崩しとか乱れ牡丹とかが好きね」
座敷「・・・・?」
犬娘「うーん?聞いた事がない技名なのじゃ。もしかして日本特有の技なのか?」
メリー「・・・そうよ。日本の48ある秘技の2つよ」
犬娘「おぉー!とっても強そうなのじゃ!」
座敷「・・・・んー?」
この後犬娘は夜のプロレスのビデオを
1、見ちゃう
2、見なかった
3、行き過ぎない範囲で何か要望を
>>324までで多かったやつでお願いします(´・ω・`)
座敷「あーっ?!な、なに入れてるんですか?!」
メリー「・・・好奇心はとめられないの」
座敷「うぅー・・・・」
犬娘「楽しみなのじゃ!」
座敷「い、犬娘ちゃんまで・・・・・」
メリー「・・・見たくなかったら貞ちゃんは見なくてもいいよ?」
犬娘「・・・・・?なんで女子が出てくるんじゃ?」
メリー「・・・夜のプロレスは最低でも男女が一人ずつ必要なの」
犬娘「そうなのか!」
座敷「あぁー・・・・」チラッ・・・チラッ
メリー(・・・貞ちゃんも指の隙間からばっちり見てるなぁ)
犬娘「・・・・・?なんで自己紹介しとるんじゃ?」
メリー「・・・試合の前には名乗りをあげるでしょ?」
犬娘「なるほど!礼儀正しいんじゃなぁ」
座敷「・・・・・・・・」チラッ・・・チラッ
犬娘「なんで服も脱ぐのじゃ?」
メリー「・・・服のままっていうのもあるけど、普通は脱ぐのよ」
犬娘「ふ・・・む?」
座敷「・・・・・・・・・・・」
犬娘「な、なんじゃ?!いきなりチュウし始めたのじゃ?!」
メリー「・・・コレが夜のプロレスの始まりよ」
犬娘「む、むぅ・・・・・」
座敷「・・・・・・・」ポー
犬娘「こ、この女子?!な、なにを舐めとるんじゃ?!」
メリー「・・・そりゃあナニでしょ」
犬娘「じゃ、じゃから!なにを舐めとるんじゃと聞いてるんじゃ!」
メリー「・・・だからナニ」
座敷(・・・あ、あんなに)チラッ・・・
犬娘「そ、そうなのか?」
メリー「・・・女の口技の勝利よ」
犬娘「む、むぅ・・・・・・」
座敷(あ、あんなに音をたてて・・・)チラチラッ
犬娘「なんじゃ?急に男が腰を動かし始めたのじゃ?」
メリー「・・・それはね・・・・」ゴニョゴニョ
犬娘「・・・・・?」
座敷「ふぁぁ・・・・・・」チラチラ
犬娘「ココには小便の穴しかないのじゃ」
メリー「・・・いやいや」
犬娘「な、なんか白いのが出てるのじゃ?!」
メリー「・・・あれを出させたら女の勝ちよ」
犬娘「そ、そうなのか?」
メリー「・・・ほら、負けたときに白旗をあげるでしょ?あれは男側からの白旗なのよ」
犬娘「な、なるほど・・・」
座敷「・・・・・・・・・・・」ボー
座敷「・・・・・・・・・・・」ボー
メリー「・・・うふふ、二人には少し早かったかしら?」
犬娘「・・・・・・・・そうじゃ!」
メリー「?」
犬娘(・・・にゅふふ・・・・)
男「ただいまー・・・っと」
座敷「お帰りなさいです男さん」
犬娘「お帰りなのじゃ!」
男「んー・・・・あれ?メリーは?」
座敷「あ、メリーさんは・・・・」
犬娘「男!そんなことより風呂に行くのじゃ!」
犬娘「風呂に時間なんて関係ないのじゃ!いくのじゃー!」グイグイ
男「ちょ、ちょっとまてって、せめて制服くらい着替えさせろ!」
犬娘「今日はいつにも増して暑かったから汗いっぱいかいたじゃろ?さぁいくのじゃー!」
男「だから少し待てって!」
犬娘「どうじゃ男?かゆい所はないかの?」ゴシゴシ
男「あぁ、大丈夫だ」
犬娘「そーかそーか♪」ゴシゴシ
男「・・・・・・・」
犬娘「~~♪」
男「・・・・・・・・・」
男「ふー・・・・ありがとな」
犬娘「・・・・・・・・」ジー
男「ん?」
犬娘「・・・・・・・・」ジー
男「な、なんだ?」
犬娘「犬娘の洗い方上手かったじゃろ?」
男「まぁ・・・・」
男「・・・・・・・・」
犬娘「・・・・・・・・」ジー
男「・・・・・・・?」
犬娘「・・・・・・むー」ボコッ
男「いたっ!?なにすんだよ!」
犬娘「なんで褒めんのじゃー!」ボコッ
犬娘「むー!」
男「あー・・・・だからお前今日は妙に世話やきたがってたのか」
犬娘「ふんっ」
男(あー・・・怒っちゃった)
犬娘「・・・早く髪を洗うのじゃ!」
男(そのくせにやっぱり一人じゃ洗えないのかよ)
男「ふぃ~・・・・」
犬娘「・・・・・・」ブクブクブクブク
男「機嫌直せよー」
犬娘「・・・・・・」ブクブクブク!
男「・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「・・・・・・」ブク・・・・
犬娘「んんー・・・・・・」
男「・・・こうしてほしかったのな」ナデナデ
犬娘「・・・・・・んぅ」
男「・・・・・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「んー・・・・・」
犬娘「ぅん・・・・・」
男(昨日の夜のが癖になっちまったのか?)
犬娘「男・・・」
男「ん?」
犬娘「これから特別な事を教えてやるから・・・・その」
男「?」
男「・・・・・・まぁ、いいけど」
犬娘「ほ、ほんとか!?」
男「うん」
犬娘「そ、それじゃあ特別に教えてやるのじゃ!」
~夜のプロレスについて講義中~
男「・・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「どうじゃ?犬娘は物知りじゃろ?じゃろ?」
男「・・・・・・・・・・・」
犬娘「?。どうしたのじゃ?」
男「とりあえず、それは絶対に人前で言うな。というか忘れろ。二度と思い出すな」
犬娘「えっ?え?」
犬娘「男、ニンジンあげるのじゃ!」
男「いらねぇから自分で食え」
犬娘「変わりに肉をもらってあげるのじゃ!」ヒョイッ
男「あっ、てめっ!」
貞子「お母さん、ソースとマヨネーズいただけますか?」
母「はいは~い」ガチャッ
メリー「カレーおいしー!」
男「ぬかせ!」
座敷「もっふもっふ・・・・・もぐもぐ」
母「ほらほら二人とも、お肉あげるから喧嘩しないの」
メリー「おかわりーー!」
ブゥゥゥゥゥン・・・
男「・・・飯食った後に食うアイスってなんかうまいよなー」
犬娘「・・・そーじゃのー」ガリガリガリ
男「・・・・ていうか」
犬娘「・・・・・・・」ガリガリガリ
男「何で俺のひざの上に座ってんの?」
犬娘「・・・・・・・あむっ」
男「あっ」
犬娘「イチゴもうまいのじゃ~♪」シャリシャリ
男「にゃろー」
犬娘「にゅふふ」
男「そんじゃ・・・・」ガコッ
犬娘「あぁー!?練乳がぁー!?」
男「おいしくいただきます」
犬娘「全部持っていくなんて卑怯じゃ!男の卑怯者ー!」
男「聞く耳もたん」シャリシャリ
男「この手の心霊もんって本物なのかねー」
犬娘「わからんのじゃ」
テレビ「・・・・キャアアアアアアア!」
犬娘「・・・・」ビクッ
男「・・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
テレビ「ウワアアアアアアアアアアアアアアア!」
犬娘「ひっ!?」ビクッ
男「・・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・・・・・うぅ」
男(そりゃっ)ポイッ
ガシャッ!
犬娘「ういっ?!」ビクッ
犬娘「な、なんじゃ?!なんじゃ?!」
男「ん?どーかしたか?」
男「・・・いや、聞こえなかったけど」
犬娘「そ、そんなはずは・・・・」
男「なんだ?テレビ見てびびってるのか?」
犬娘「そ、そんなことは・・・」
男「ふーん?」ニヤニヤ
男「止めるくらいなら、俺の上から降りてくれ。俺はまだあっちぃよ」
犬娘「・・・わ、わかったのじゃ。と、止めないのじゃ」
男「そか?」
犬娘「・・・・うぅ」ギュッ
男(手を握ってきやがった。そんなに怖いのか)
テレビ「キャアアアアアアアアアアアアアアアア!」
犬娘「ひっ?!・・・・・・・・・・・あぅ」ブルッ
男「・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・・・あ、あの・・・・男?」
男「ん?」
犬娘「ちょ、ちょっと便所に行きたいんじゃが・・・・」
犬娘「・・・そ、その」モジモジ
男「ん?」
犬娘「・・・・そのぉ」モジモジ
男(ここら辺にしといてやるか)
男「分かったよ、着いて行ってやればいいんだろ?」
犬娘「・・・・うん」
犬娘「・・・・・・・」モジモジ
男「どうした?顔真っ赤だけど」
犬娘「・・・・す、すまんのじゃ」モジモジ
男「あぁ、べつにいいよ、トイレに着いて行くくらい」
犬娘「そ、そうじゃないくて・・・・・」
男「・・・・・・・?」
犬娘「・・・・ちょ、ちょっと出ちゃったのじゃ」
男「・・・・・・・・え?」
犬娘「・・・・す、すまんのじゃ」モジモジ
男「・・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・」
犬娘「お、男ー・・・?」
男「・・・・いるよ」
犬娘「・・・・・・・・・」
ジャー
ガチャッ
犬娘「・・・・・・・」ヒシッ
男「・・・とりあえずもっかい風呂入らないとな・・・・」
犬娘「男、着替えが無いのじゃ」
男「あー・・・そういえばお前さっきのパジャマしか部屋着無かったもんな・・・」
犬娘「うむ」
男「しょうがない。少し待ってろ」
ガチャッ
男「しょうがないだろ。俺のなんだから」
犬娘「・・・・むぅ・・・この半ズボンもずり下がってくるのじゃ・・・」
男「しょうがないだろ。俺のなんだから」
犬娘「・・・・・・・・・・・・」
犬娘「む?」ズル
男「さすがにさっきのパジャマだけじゃ今回みたいな事になると困るだろ」
犬娘「も、もう思い出させるな・・・・」ズルズル
男「んー・・・・・明日は休みだし・・・」
犬娘「?」
男「散歩がてら買い物にでも行くか?」
犬娘「・・・にゅふふ、楽しみじゃー♪」
男「・・・もういい加減寝ろ」
犬娘「なぁなぁ男ー、明日はお出かけなんじゃろー?」
男「・・・そうだよお出かけだよ・・・だから早く寝ろ」
犬娘「楽しみで眠れそうにないのじゃー♪なぁなぁ男ー」
男「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・もう寝ろ」ナデナデ
犬娘「ふにゅぅ・・・・」
男「・・・・・・・・」ナデナデナデ
犬娘「あふっ・・・」
男「・・・・はーいおやすみー・・・」ギュウッ
犬娘「んー・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
男(尻尾が・・・・・・・)
犬娘「んふー・・・・・・」パタパタパタパタ
男(なでて落ち着いたと思ったら、今度は尻尾が・・・・)
男(・・・・眠るまでなで続けるしかないか)
犬娘「男~男~、おーとーこー・・・・」ユサユサ
男「んぁ?・・・・・いま・・・・何時だ・・・・」
犬娘「朝7時じゃ」
男「・・・ん・・・そうか・・・・」
犬娘「?。なんだか眠そうじゃな?」
犬娘「どんな夢じゃ?」
男「なんかずっとマッサージチェアーで揺さぶられてる夢だったな」
犬娘「ふーん、変な夢じゃのー」
男「・・・・・だよなー」
チュンチュン
犬娘「・・・・・・朝じゃ!」
バッ!
犬娘「朝じゃ!」ズルッ
犬娘「そういえばぶかぶかなんじゃった。まずは着替えんと・・・」
犬娘「着替え完了じゃ!」
犬娘「・・・・・・まだ5時じゃ」
犬娘(早く起こすと男に怒られるし・・・・・むー)
犬娘(・・・でも暇はもっと嫌じゃ)
犬娘「男ー」ユサユサユッサ
男「がー・・・・・」
犬娘「男ー」ユッサユッサ
男「んんんんんん・・・・・・」
犬娘「起きるのじゃー・・・」ユササ
男「んー・・・・・」ガバッ
犬娘「・・・饅頭になったのじゃ」
男「今日はちょっとコイツと出かけてくるよ」
母「あらあら?どちらまで~?」
男「コイツの日用品やらなんやらを少し買ってくるよ」
座敷「そういえば犬娘ちゃんの物あんまり無いですもんね」
メリー「まー、何も持たずに付いて来たしなー」
男「お前らも買い物行くか?」
座敷「わ、私も今回は遠慮させてもらいますね。お二人の邪魔をしちゃ悪いですし・・・」
男「は?」
犬娘「楽しみじゃ!」
恒例のお遊びいります?(´・ω・`)
ありがとう(´・ω・`)
どこから周ろうかな?(´・ω・`)
1、本屋
2、服屋
3、スーパー
4、パン屋
5、行き過ぎない程度にどこか
>>406さんおねしゃす(´・ω・`)
犬娘「それでそれで、まずはどこにいくのじゃ?」
男「んー・・・・あ、まずは電気屋にいくか」
犬娘「?、犬娘の服を買いに行くんじゃないのか?」
男「大丈夫だ、電池一個買うだけだから。それに服選ぶのでかなり時間を使うだろうしな」
犬娘「ふむ・・・・・・まぁいいのじゃ」
男「それじゃボチボチいくか」
犬娘「ココが電気屋か。大きいのー」
男「都会のほうだともっと大きいのもあるんだろうけどなー」
犬娘「ふーん」タシッ
自動ドア「ガーーー」
犬娘「ふぉっ!?」
犬娘「か、勝手に開いたのじゃ?!」
男「そりゃ自動ドアだからな」
犬娘「・・・・閉まったのじゃ」
男「そりゃ離れればな」
犬娘「・・・・・・」タシッ
自動ドア「ガーーー」
自動ドア「ガーーー」
犬娘「・・・・・・・」タシッ
自動ドア「ガーーー」
犬娘「・・・・・~~♪」タシッ
自動ドア「ガーーー」
量販店員「あの、お客様・・・・」
犬娘「痛いのじゃ・・・・」サスサス
男「デコピンされたくなかったら大人しくしてろ」
犬娘「男!この椅子はなんじゃ?!」
男「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・」ピッ
犬娘「おっおぉ!?う、動いたのじゃ!」
男「・・・・・・・・・」
犬娘「にゅふぅ・・・・気持ちいいのじゃ・・・・・」
男(えっと・・・自動・・15分コースっと)ピッ
犬娘「ふ、ぉ、ぉ、ぉ、お、ぉ、お」タンタンタンタンタン
男(・・・・さっさと買ってこよ)
犬娘「にゅぁぁぁぁぁ・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・」
男「はい」
量販店員「ありがとうございましたー」
男「・・・さてと、犬娘んとこにいくか」
男「・・・・・・」
犬娘「お、おとこー、た、助けてー」
男「・・・なんでそんなにめり込んでるんだよ」
犬娘「わ、わからんのじゃー!?」
男「・・・・・・・」
犬娘「気持ちいいのじゃじゃじゃじゃじゃ・・・・」
犬娘(でももうちょっとだけゴリゴリしてほしいのじゃ)
犬娘「もう少し強くするのじゃ」クリクリッ
メーター「中→最強」
犬娘「こんなもんかの?・・・・ぬ?な、なんじゃー?!」
チェアー「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」グリグリグリグリ
犬娘「にゅあああああああああああ?!」
犬娘「う、うむ!そうなのじゃ!助けてくれ!」
男「・・・ったく」クリクリッ
チェアー「ゴゴゴゴゴ」
犬娘「いだだだだだだ!?いたい!痛いのじゃ!?」
男「えっと、肩幅広いにして・・・」ピッ
犬娘「・・逆に肩が凝ったような気がするのじゃ・・・・」
男「お前さっきより背縮んでないか?」
犬娘「は?」
男「実はな、マッサージチェアを間違った使い方で使うと、身長がどんどん縮んでしまうという都市伝説があってな」
犬娘「え?!」
男「お前もしかしたら明日の朝には一寸法師くらいまで縮んでるかもな」
男「まぁ、そうだけど」
犬娘「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・・・」ボコッ!
男「いてっ!」
男「さーて、着いたわけですが・・・・」
犬娘「おぉー!いろんな服があるのじゃ!」
男「俺さ、女の子の服を選ぶ基準とかわかんねぇんだけど」
犬娘「?、何で男が犬娘の服を選ぶんじゃ?」
男「いや、お前に任せるとなんか変な服選んできそうじゃん?」
男「・・・・じゃあ、とりあえずお前のセンスを見てみよう」
犬娘「せんす?」
男「まぁ、お前が選んできた服を試着してみてからいろいろ決めよう」
犬娘「よーし!やってやるのじゃー!」
男「おーい、まだかー」
犬娘「も、もうちょっとじゃー・・・・・よいしょっと・・・」
男「ふぁぁぁ・・・・・」
犬娘「よし、出来たのじゃ!」
男「お、どれどれ・・・・」
犬娘「にゅふふ・・・とくとみるがいいのじゃー!」シャー!
男「・・・・えっ!?」
犬娘「にゅふふ・・・・完璧じゃろ?じゃろ?」
男「いや、お前すごいわ」
犬娘「そうじゃろ!」
男「ここまで似合ってないってのは逆に驚きだわ」
犬娘「えっ!?」
犬娘「だ、だって、ばっちゃが出かけるときはいっつもこんなかんじだったのじゃ!」
男「・・・・それでか。てかこの糞あっついのにんな長袖のもんなんか着てらんないだろ」
犬娘「うぐっ・・・・」
男「やっぱりお前の服のセンスは俺以下だな」
犬娘「ぐぐぐ・・・・・」
男「というわけで、とりあえず俺も良さげなのさがしてくるから少し待ってろ」
どれを持っていこうかな?(´・ω・`)
1、ワンピース
2、ティーシャツ&ホットパンツ
3、モンペ
4、ジャージ
5、何か適当にどうぞ
>>433さんお願いします(´・ω・`)
>>445さんお願いします(´・ω・`)
男「おーい、探してきたぞー」
犬娘「む、そうか」
男「どうした?なんか元気が無いみたいだけど」
犬娘「べつに・・・なんでもないのじゃ」
男「ふーん?」
シャー
男「おー、いいじゃんいいじゃん。似合ってるじゃん」
犬娘「そ、そうか?」
男「さっきの婆ブラウスより断然こっちだろ」
犬娘「うっ・・・・!」グサッ
犬娘「うん・・・・男のいう婆ブラウスより、こっちのほうが犬娘に似合ってるんじゃろ?」
男「なんでそんなに落ち込んでんだよ」
犬娘「いろいろと・・・複雑な気分じゃ」
男「・・・まぁいいや、それより家着とかもいろいろ見にいくぞ」
犬娘「・・・うむ」トボトボ
犬娘「・・・どうせ犬娘が選んでも婆ブラウスの二の舞じゃ」
男「いや、寝間着にブラウスは着ないだろ」
犬娘「・・・・ははは」トボトボ
男(・・・・・・・・・・・)
犬娘「ぬ?・・・・・おぉ」
男「ん?」
犬娘「これは・・・・・!」
男「なんかいいのあったか?」
犬娘「これじゃ!」
犬娘「ふぉぉぉぉ!」
男「コレにするか?」
犬娘「これ!コレにするのじゃ!」
男(・・・なんでこんなはしゃいでるんだか)
男「さて・・・・まだ全然時間あるし・・・どっかよって行くか?」
犬娘「よって行くのはいいんじゃが、犬娘は全然店なぞ知らんのじゃ」
男「それはもとより知っている」
犬娘「む・・・小ばかにするな!」ボカッ
男「んー・・・どこにいくかなー・・・・」
1、肉屋
2、もう一回家電量販店
3、八百屋
4、コンビニ
5、どこかご自由に
>>462さんお願いしまう(´・ω・`)
犬娘「・・・・なーなー男」クイクイッ
男「あ?」
犬娘「あのでっかい城はなんじゃ?」
男「なにって・・・・・」
城(ご休憩3900円 一泊7200円)
男「・・・・・あれは市役所だ」
男「あぁ。ウチの市は金があるからな」
犬娘「なー男」
男「あんだ?」
犬娘「最近の市役所は休憩するだけで金を取るのか?」
男「・・・・・・・・・」
犬娘「・・・・・・・・・ふむ」
男「ほれ、わかっただろ。さっさといく・・・・ぞ?」
犬娘「・・・・・・・」タタタタタタタタッ
男「・・・・・・・・・・・・」
犬娘「この布団はひゃっこくてきもちいいのじゃー・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「ひゃー・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
犬娘「ところで男、お菓子はどこにあるんじゃ?」キョロキョロ
男「・・・・・・・・・・・・・」
男「どこにあるんじゃ?じゃねーだろ!」グリグリグリグリ
犬娘「いたたたたたたい!?いたいいたいぃ!!」
男「おまけになに一番高い部屋なんぞ選ぶんじゃこのボケが!!」
犬娘「な、なんのことじゃ!?犬娘はただボタンを押しただけなのじゃ!」
男「・・・・・・・はぁ」
犬娘「それでそれで、お菓子はどこなのじゃ?」ワサワサ
犬娘「?。飴玉・・・・一個だけ?」
男「飴も立派なお菓子だ」
犬娘「食べ放題なのに飴だけなのか男?」
男「食い放題なんて嘘に決まってるだろ」
犬娘「えっ・・・・・」
犬娘「・・・・だ、だましたのか?」
男「・・・・なんでそんなに落ち込んでるんだ?」
犬娘「それじゃあここはなんなのじゃ!市役所じゃないならここはなんなのじゃ!」
男「落ち込んでたと思ったら急にキレたなおい」
犬娘「・・・・・・・・・・・」
男「・・・・あれだよ、夜のプロレス会場だ」
犬娘「・・・・・・・なんと」
男「だから言いたくなかったんだよ」
男「テメェが勝手に入っていったんだろうが!」ベシッ!
犬娘「あたっ!?だ、だってそれは男がお菓子食べ放題なんて言うから・・・」
男「そのくらい嘘だって気付け!」ベシッ!
犬娘「あうっ!?り、理不尽じゃ!」
男「とりあえず、こんなとこさっさと・・・」
ピカッ!ゴロゴロゴロゴロ・・・・
男「・・・・・・・」
ザザーーーー!
男「・・・・・・・」
男「・・・狙い済ましたように」
男「なんでそんなくっついてくんの」
犬娘「・・・・べ、べつに」
男「・・・・・・・・・・・・・」
ゴロゴロゴロゴロ
犬娘「わっ?!」
男「・・・・・・・・・・・」
ザザザザーーーー!
男「止むどころか勢いを増してるぞこれ」
犬娘「じゃのー。でも雨の日に家の中にいるのは好きじゃ」
ゴロゴロゴロゴロゴロ!
犬娘「わわっ!?」
男「・・・・ほんとに好きなのか?」
犬娘「ど、どこに行くんじゃ?!」
男「いや、汗かいたし風呂入ってこようかと」
犬娘「こ、この部屋には風呂があるのか?」
男「まぁ・・・・ラブホだし」
犬娘「い、犬娘も行くのじゃ!」
ゴロゴロ・・・ピシャー!
犬娘「ひゃっ!?」
男「へー・・・・バラが浮いてる」
犬娘「花の匂いがするのじゃ」クンクン
男「かなり金をとられたんだから、その分は利用しないと損だよな」
犬娘「男ー、か・・・・・・・・・・・・」
男「ん?」
犬娘「い、いや、なんでもないのじゃ」
犬娘「うっ・・・・・」
男「ほれ」
犬娘「うぅ・・・・・・」
男「なんでそんなに嫌そうなんだよ。いつもは自分から・・・・・・あぁ」
犬娘「・・・・・・・・」
男「シャンプーハットが無いからか」
男「ふー・・・・・」
犬娘「暑いときに熱い風呂に入るのもいいもんじゃなー・・・」
男「そーだなー」
犬娘「そーいえば、なんでお湯に花が入ってるんじゃ?」
男「・・・・・・気分だろ」
犬娘「ふーん・・・・じっちゃがやってた菖蒲湯みたいなものかの」
男(似たようなもんなんだろうけど、バラと菖蒲でここまで印象が変わるとは)
男「いい湯だったな」
犬娘「うむ!」
男「っと、そういえば着替えがねーな・・・・」
犬娘「・・・・・・!」
男「しょうがない、バスローブ使うか」
犬娘「・・・・・」タタタタタタ
男「おい、濡れたままでどこ行くんだ」
犬娘「がおー!」
男「・・・・・・・・・・」
犬娘「がおー!」
男「・・・・・・・」
犬娘「が・・・・」
男「うっせ」ベシッ!
犬娘「ぅっ!?」
犬娘「た、たいがーますくはこの程度じゃやられ・・・・」
男「マスクじゃねーだろ」
犬娘「き、気分の問題じゃ!」
男「へいへい。いいから少し落ち着け」
犬娘「うがーー!!」
男「うおっ!?」
太郎「は、花子さん」
花子「太郎さん・・・・・」
隣からの音「ガタンガタガタガタ・・・バタンッ!」
太郎「と、隣すごいですね・・・」
花子「そ、そうですね・・・・」
隣からの音「オトナシク・・・ミギャアアアア」
隣からの音「ダ、ダメッ!・・・イタイィィィィ!」
太郎「・・・・・・・・・・・・」
花子「・・・・・・・・・・・・」
隣からの音「ウアァァアァ・・・・・」
太郎・花子「・・・・・・・・」ドキドキ
男「・・・・・・・・・」
犬娘「・・・うあっ・・・!」パンパンッ!
男「・・・・おとなしくしてるか?」
犬娘「す、するからっ!は、はやく解くのじゃぁっ!」
男「・・・たく、やられる事がわかっててなんで突っかかってくるかね」
犬娘「いたた・・・・・」
男「・・・台風でも近づいてるのか・・・さっきより強くなってる・・・」
犬娘「止みそうにないのじゃ」
男「・・・・はぁ。とりあえず家に電話入れとくか」ピピピッ
電話「はいもしもしー」
男「あ、貞子か?」
男「あぁ、いま犬娘と雨宿りがてらデパートにいるんだ」
犬娘「男、なにをいっておるのじゃ?ここはデパートなんかじゃないのz・・・むぐっ」
電話「え?」
男「あー、なんでもない。それよりもしかしたら今日は帰れないかもしれないから母さんに言っといてくれ」
男「お前・・・・少しは空気を読め」
犬娘「ん?」
男「男女がこんなとこにいるなんていったら思いっきり誤解されるだろうが」
犬娘「・・・・?誤解ってなにがじゃ?」
男「だから、夜のプロレスをしてるんじゃないかってことだよ」
犬娘「・・・・・・・・・?」
男「・・・ああいうのは好きなやつ同士でやるもんなの」
犬娘「んー・・・よくわからんのじゃ」
男「なにより一番嫌なのは俺に口リコンの疑惑がかかるってことだ」
犬娘「ろり?」
男「知らなくていいことだ、忘れろ」
ザザザザザーーーー
男「・・・雨が弱まるまで少し休んどくか」
犬娘「うむ」
男「こーやって雨を眺めてんのもたまにはいいなー」
ザザザザザザアアアアアアア!
男「情緒もなにもあったもんじゃないけど」
男「んー」
犬娘「男は犬娘のことが嫌いなのか?」
男「なんだ急に」
犬娘「夜のプロレス、したくないんじゃろ?」
男「また答えづらいことを・・・・」
犬娘「む」
男「お前はどうなんだよ」
犬娘「む?んー・・・・・男は意地悪するからあんまり好きじゃないのじゃ」
男「このやろう」ムギュー
犬娘「ひだだだだだあ!?ふ、ふへふはー!」
男「なに言ってるかわかんないぞ」
犬娘「ふへっへふははひゃほ!」
男「いや、なにいってるかわからん」
犬娘「んーーーーー!!」
男「ふーん・・・じゃあどこが?」
犬娘「え?・・・・・え、えーっと・・・・」
男「・・・・・・・・・」
犬娘「あっ!なでてくれるときは好きじゃ!」
男「ほかは?」
犬娘「え、えっと・・・・あっ、髪を洗ってくれるときは好きじゃ!」
犬娘「犬娘に好かれたいなら日頃から優しくしてればいいのじゃ」
男「お前の言う優しくってどんなだよ」
犬娘「んー・・・・犬娘に意地悪しなければいいのじゃ」
男「ふーん・・・・じゃあ、分かったよ」
犬娘「む?」
男「お前から何されてもやり返さないよ」
犬娘「にゅふふふ・・・いい心がけじゃ~。そんなに犬娘から好かれたいのか~?」
男(腹立つな・・・まぁ最後の相手にもしないって部分は聞き流してるみたいだが)イラッ
犬娘「ふひひひ・・・・・・・」
男(まぁ、どうなるか楽しみだ)
犬娘「がおー!!」ポカポカポカポカ
男「・・・・・・・・・」
犬娘「がおー!」ポカポカポカ
男「・・・・・・・」
犬娘「がおー」ポカポカ
男「・・・・・」
男「・・・・・・」
犬娘「・・・・・・・・」
男「犬娘」
犬娘「な、なんじゃっ!?」
男「重いから降りてくんね?」
犬娘「あ・・・・・・うん」
犬娘「食らうのじゃー!必殺の4の字固めじゃー!」
男「・・・・・・・・・」
犬娘「ふふふふ・・・痛くて声も出せな・・・・」
男「犬娘、痛いからやめてくんね?」
犬娘「ふ、ふんっ!前に犬娘が言ってもやめなかったお返しじゃ!」
男「まぁ、やめないなら別にそれでもいいけど」
犬娘「・・・・・・あぅ」
男「・・・よいしょっと」
犬娘「ど、どこにいくのじゃ?!」
男「もっかい風呂入ってくる」
犬娘「い、犬娘も・・・」
男「じゃあ先に入って来ていいぞ」
犬娘「・・・・・・・あぅ」
ザバー
男「ふぅー・・・・・」
ガチャッ
犬娘「ふ、ふははは!い、犬娘も入るのじゃ!」
男「・・・・そ」
犬娘「ふ、はは・・・・・」
男「さっき洗ったからいいだろ」
犬娘「・・・・そ、それもそうじゃな」
チャポ
犬娘「はぁ・・・・・・」
男「・・・・・・・・」
犬娘「べ、べつにそんな事は・・・・」
男「いいよ、俺先にあがるから」
犬娘「・・・・・・・・」
ザバッ
男「それじゃ、おさき・・・・・」
ガシッ
男「べつに避けてないだろ?」
犬娘「だ、だって、さっきのだっていつもだったらやり返してくるのに!」
男「いや、だから、意地悪するなってお前言っただろ」
犬娘「あ・・・ぅ、そ、それは・・・・・」
男「・・・・・・・・・」
男(・・・・やばい、泣きそうだ)
犬娘「うわああああああああ!」ボロボロボロ
男(・・・泣いてしまった)
犬娘「あああああああああああ!」ボロボロボロ
男「・・・・・・・・」
犬娘「ひっ・・・ひっ・・・うぅぅぅぅぅ」
男(ガチ泣きじゃねーか・・・・・こんなときは・・・・・・)
犬娘「ひぅぅぅぅ・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・」ナデナデ
犬娘「・・・・・うぅぅぅ」
犬娘「ぐしゅっ・・・・・ずずっ」
男「・・・・落ち着いたか?」ナデナデ
犬娘「・・・・・・」コクン
男「ほれ、鼻、ちーん」
犬娘「・・・・」チーン
男「すこし冷えちゃったな・・・もっかいちゃんと温まるか。ほれちーん」
犬娘「・・・・・・」チーン
男「ほれ、入るぞ」
犬娘「・・・・・」コクン
男「はぁー・・・・・」
犬娘「・・・・・」ギュッ
男「日に何回も風呂に入ってるとふやけてきそうだな」
犬娘「・・・・・・・」ギュッ
男「・・・・・・」
男「・・・・・・・・なぁ犬娘」
犬娘「・・・・なんじゃ?」ギュッ
男「手離してくれないと体ふけないんだが」
犬娘「・・・・うむ」ギュッ
男「だからって腰に抱きつかれてもな」
男「・・・・・そんなに気にしてたのか」
犬娘「・・・・・・」ギュッ
男「犬娘・・・・」
犬娘「・・・・・なんじゃ?」
男「抱きつくのはいいけど、せめて後ろから抱き着いてくれ。前からはさすがに危ない」
犬娘「・・・・・・うん」スッ
男「・・・・・・・」フキフキ
犬娘「・・・・・・・」
男「・・ほれ、服着ろ」
犬娘「・・・・男」
男「ん?」
犬娘「背中拭いてやるのじゃ」
ザザザザザアアアアアーーー!
男「もうこれ洪水になるレベルじゃねーか」
犬娘「そうじゃの」ギュッ
男「なぁ」
犬娘「ん?」
男「そろそろ離してくんね?」
犬娘「だって、離したらまた男が意地悪するのじゃ」
犬娘「・・・・男は意地悪じゃ」ジトッ
男「冗談だよ。さすがに泣かれまでしたらなぁ・・・」
犬娘「うーーーーー!!」ガスガス!
男「バカヤロウ!物食ってるときに殴りかかってくんな!」
犬娘「うがーーー!!」
男「ふぁあああ・・・・・なんか今日は疲れたなー・・・寝るか」
ボフンッ
男「おいしょっと・・・・あー・・・でかいベッドっていいなぁ・・・」
犬娘「よいしょ・・・・」
男「・・・・べつにこんなにでかいベッドなんだからそんなに近づかなくても・・・」
犬娘「・・・・・」ムスッ
男「・・・はいはい」
男「ん?」
犬娘「・・・・・・」
男「・・・・・あぁ」
ナデナデ
犬娘「んん・・・・・」
男(素直じゃないなぁ)
男「・・・・・・・・」
男(寝たか・・・そろそろ俺も寝る・・・ん?手が・・・)
犬娘「すー・・・おとこ・・・」ギュッ
男「・・・・・・・・」
男「忘れもんないか?」
犬娘「あ、服を忘れたのじゃ」タタタタ
男「てかパジャマで帰るつもりなのか?」
犬娘「あ、着替えるのも忘れてたのじゃ!」
男「さっさと着替えろ」
犬娘「快晴じゃー!」
男「もう二度とこんな状況で一夜を明かすなんてことしたくないわ」
犬娘「むー・・・・男はボタンを押した事を根に持っておるのか?」
男「ははは、持たないわけが無いだろ」
犬娘「つ、次からは気をつけるのじゃ・・・・」
男「さて、帰るかー」
男「ほれ」
犬娘「え?」
男「手」
犬娘「しょ、しょうがないのじゃ、そんなにつなぎたいなら・・・」
男「いや、別につながなくてもいいんだけど」
犬娘「しょ、しょうがないからつないでやるのじゃ!」ガッシ!
友「・・・・・・・・俺は夢でも見ているのか?」
友「男が女の子と一緒にラブホから・・・・・」
友「・・・しかも、法律に触れそうな感じの子と・・・・」
友「・・・・・・・・・・・・・・・」
友「・・・・えぇー」
終わり(´・ω・`)
元スレ
貞子「メリールート」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1339336567/
貞子「メリールート」
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コメント一覧 (7)
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- 2016年07月02日 20:08
- 猫ルートがないじゃん
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- 2016年07月02日 21:28
- メリーちゃんをSEX中毒にしたら面白そう
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- 2016年07月02日 21:35
- オカルトさんはどこいったん
-
- 2016年07月02日 22:07
- 誰か三行で
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- 2016年07月02日 22:25
-
猫ルート無しとかw
それにしてもあれだ、男はちょっと相手を叩きすぎだ
-
- 2016年07月04日 18:17
- 久々に読み応えあるもんを読んだ。
私は貞子派だなぁ
-
- 2016年07月05日 19:06
- 古風な喋り方の犬娘って珍しいな。
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