モバP「川島さんとの旅行」【モバマスSS】
モバP(以下P)「川島さん、今週土日オフですよね?」
川島「ん、そうだけれど」
P「もし予定空いてましたら、二人で旅行に行きませんか?」
川島「いいわよ」
川島「えっ」
夏美「えっ」
芽衣子「ええええっ!?」ガタッ
真奈美「む?」
川島「ちょっと待ってP君」
P「あ、やっぱりもう予定ありますか?」
川島「そうじゃないの、そうじゃないのよ」
P「?」
真奈美「旅行なら芽衣子君がいるだろう」
芽衣子「そうそう!私が旅行好きなの知ってるでしょー!?」
P「芽衣子ちゃんは多分行った事あるだろうから退屈だと思うし…」
芽衣子「旅行は一人と数人じゃ楽しさが違うの!」
P「そ、そういうものなの?ゴメンよ」
夏美「まあまあ、Pさんの事だから、もう色々準備しちゃってるんでしょ?」
P「ええ、まあ…芽衣子ちゃんオフじゃないでしょ?」
芽衣子「うぅ~…川島さんずるい~…」
川島「そう言われても…それに私も驚いてるわよ」
真奈美「行ってきたまえ、P君からのご褒美だと思えばいい」
夏美「そうね、最近忙しかったし」
芽衣子「がわじばざぁ~ん!わだじのぶんばでだのじんでぎでねぇ~!!」ブワッ
川島「め、芽衣子ちゃんそんな泣かないで…」
川島「待ち合わせの30分前に来ちゃうなんてまるで女子高生みたいねぇ私ったら…」
川島「………」
川島「ううん全然待ってないわよぉ~♪」キャピッ
川島「なんてね…」
P「川島さん?」
川島「キャッ!?」ビクッ
P「うわっ!す、すみません」
川島「い、いや別にいいんだれど…見てた…?」
P「な、何の事ですか…?」
川島「なぁにその反応!やっぱり見てたのね!?」
P「あ、あー早くしないと新幹線来ちゃうなー!急がなきゃー!」ダッ
川島「あっ!待ちなさーい!」ダッ
川島「それにしても流石ねP君」
P「え?」
川島「私、集合予定の30分前に着いちゃったのにちゃんともう来てるんだもの」
P「ああ…遅刻しちゃマズイかなって思ったので、職業病かもしれません」
川島「でも、そういう事を心がけるのはいいことだと思うわ」ニコッ
P「そ、そうですか?ありがとうございます……」
P「じゃあちょっと行ってきます」
川島「あら出かけるの?折角だし一緒に行動しない?」
P「うーん…とりあえず午前中は自由行動にする予定だったんですが」
川島「P君が出かけたらお姉さんヒマになっちゃうわよ」
P「うーん…まあそれなら構いませんよ、早速行きましょうか」
P「あ、これおいしそうだな、みんなにあげるのに一個買っていこう」
川島「ねえP君」
P「どうしました川島さん」
川島「このキーホルダーどう思う?」
ピニャッ
P「え、なんですかこのちょっとブサイクな黄緑色の生き物」
川島「えーっと、ご当地ぴにゃこら太って書いてあるわ」
P「変な名前ですね、でも好きですよこういうブサかわキャラクター」
川島「そうだ、二人でこれ買ってペアルックにしましょ?」
P「ええっ、このぴにゃこら太をですか…?」
川島「ダメ?」
P「まあ川島さんがいいならいいんですけど…」
川島「それならすぐ買ってくるわね、ちょっと待ってて!」
P「川島さん、あんなんで本当に良かったのかな…」
川島「P君、お城とか好きなの?」
P「お城には限りませんね、歴史的建造物、中でもでかければでかいほど好きです」
川島「大きさが大事なの?」
P「大事です!」カッ!
P「大きいって事はそれだけ土地を使ってるって事じゃないですか、つまりその建造物がある場所は建てた人がそれだけの土地を使えるくらい偉い人だったって言う事の表れでもありますしそんな大きな物を建てる為の人材の確保だって…」ペラペラ
川島「あ、あらあら変なスイッチ入れちゃったかしら…」
P「…ですからただ大きいから好きなのではなく、なぜ大きいのかという部分を考えた時巨大な歴史的建造物がいかに価値のあるものなのかという部分が…」ペラペラ
川島「ね、ねえP君!お姉さんちょーっとお腹空いちゃったなー!」
P「ハッ!す、すみません一人でペラペラと…」
川島「まあ別にいいのよ、こんなP君見たの初めてだったしちょっと新鮮だったわ」
P「で、では大体見終わりましたしどこかでご飯食べましょうか」
かぽーん
P「ふぅ~…」
P「いかん、いかんぞ」ブツブツ
P「あんなしょうもない一人語りをしてしまうとは、恥ずかしい」ブツブツ
P「もっとあのお城の事話したかったのにあんな…」ブツブツ
P「ぬあぁぁ~!」
おっさん「兄ちゃん大丈夫か?さっきから独り言多いぞ」
川島(すっごく楽しかった♪)
川島(P君があんなに活き活きとしてるの初めて見たかも)
川島(すごく真面目な人だと思ったけれど、子供っぽいところもあるのね)
川島「お風呂上がったら、ちょっとだけからかっちゃおうかしら」
P「じゃあ僕は先に寝ますね」
川島「子供っぽいところ見せちゃってちょっと恥ずかしいのよね、わかるわ」
P「うぐっ!」
川島「いいじゃない、少しくらい可愛いところが無いとつまんない男に見えちゃうわよ?」
P「そうは言いますがね………」
川島「それに今回の旅行だってそうよ」ズイッ
川島「君が旅行に行く人だと思わなかったし、ましてや他人を誘うとも思ってなかったからこそみんな驚いたのよ?」
P「そこまで真面目人間に見えてましたか」スス…
川島「それにどうして私なの?誘ったときにも言ってたけれど旅行なら芽衣子ちゃんがいるじゃない」ズズイッ
P「そ…それは…ですね…」スススッ
川島「それは?」ズズズイッ
P「………」スス…
川島「………」ズイッ
P「あの…」
川島「どうしたのかしら」
P「めちゃくちゃ顔近いんですけど」
川島「そんな事はいいから、どうして私を誘ったの?」
P「うぐぐ…」
P(どうしても気になるんだろうなぁ…)
川島「え?」
P「川島さんを好きだから、です…」
P(ぬあぁぁぁぁぁぁ!言ってしまった!)
川島「え?あ…え…?」
P「も、もちろん友達とか!そういうのじゃなく、一人の女性として、です!」
P「でも、アイドルと恋愛なんてご法度ですし、それがプロダクションの社員となればさらに危ない事だとわかっています!」
P「だからこの旅行で自分の気持ちに決着をつけておきたかったんです!」
P「『この旅行が最後、これを最後に川島さんを好きでいることはやめよう』って!」
P「だから、えーっと…」
川島「ふふっ、あははははははっ!」
P「え!?ど、どうしました!?」
川島「P君、本当はすごくおしゃべりなのね」
川島「今もそう、いつものP君じゃ考えられないくらい早口になってるわ」
P「あ…」
川島「ありがとう、とっても嬉しい」
P「………」
川島「私も、P君の事、好きよ」
P「え…ええええええええっ!?」
川島「そ、そんなに驚かなくてもいいんじゃない?」
P「す、すいません、でも…」
川島「わかってるわ、さっき君が言ったようにアイドルの恋愛はスキャンダル」
川島「でも、私も君の告白を聞いて決心がついたわ」
P「?」
川島「私…」
川島「アイドル辞めるわ」
P「…本当に良かったんですか?ようやく仕事も増えてきたのに」
川島「ええ、いまさら後悔はしないわ」
真奈美「既に心は決まっているんだな?」
川島「ええ」
真奈美「ならば私は君を止めない、頑張れ」ニッ
川島「ありがとうね」
夏美「ふふっ、Pさんとの旅行から帰ってきて翌日に『アイドル辞めるわ』なんて言うからすごくびっくりしちゃった」
川島「それを言ったらされた私の方がびっくりしたわよ~」
芽衣子「うぅ~…、寂しくなるね…」グスン
川島「そんな顔しないで芽衣子ちゃん、たまには遊びに来るわ」
P「川島さん、今までお疲れ様でした」
川島「ち、ちょっとちょっとどうしたのいきなり」
P「アイドル川島瑞樹と、プロデューサーの僕の関係はここで終わり」
P「だから、これからは俺も素の自分を見せるよ」
川島「あら」
P「これからもよろしくな!」ニッ
川島「ええ、これからずーっと、ね!」ニコッ
おしまい
担当ではないですが結婚するなら川島さんみたいな人がいいなあって思ってます
元スレ
モバP「川島さんとの旅行」【モバマスSS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467076439/
モバP「川島さんとの旅行」【モバマスSS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467076439/
「シンデレラガールズ」カテゴリのおすすめ
- 橘ありす「待ってくれなかったあなたへ」
- ちひろ「バカテスト」
- モバP「結婚します。」小鳥「ピヨォ!」
- モバP「卯月の機嫌が悪い……」
- 武内P「美城常務と……仲良く?」
- 未央「アイドルやめる」楓「ヒャウィゴー ヒャウィゴー」
- 向井拓海「離すなよ!絶対に離すなよ!?」
- 高峯のあ「……お久しぶりね」モバP「ファ!?」
- モバP「りーん」
- 神谷奈緒「加蓮の寝相がひどすぎる」
- ありす「これからも私と一緒にいて下さい……!」
- モバP『幸子ォ!結婚し』ブツッ
- モバP「正月休みを貰えた」アイドル「!」ガタッ
- 凛「プロデューサー、何考えてんの」
- こずえ「こずえはねー……宇宙なのー……」
- モバP「うちに駄サンタが居る」
- 速水奏「凶暴な純愛」
- モバP「スマフォって便利だよな」
- 晶葉「盗聴器発見器を作ったから試してほしい」 モバP「え?俺が?」
- 高垣楓「プロデューサーの家が……」
「ランダム」カテゴリのおすすめ
- 皇帝「このクソブスが!」皇后「お、勝負すっか!?」
- 安部菜々「キャハッ☆ラブリー17才!」
- 俺「シルバニアファミリーを人質に取った、解放して欲しくば飯とポカリ1.5Lをここに持って来い」
- モバP「いらない私物が大量に・・・」ちひろ(にやり)
- モバP「お前なんでクールなんだよ!!」李衣菜「ふぇっ!?」
- モバP「アイドルの前で子供のようにむせび泣いてみる」
- 右京「あなた……童貞ですね?」俺「……!」
- 初音ミク「はじめまして、マスター」
- 櫻子「えっ?生徒会長?」
- 「碇シンジの日常」
- 勇者「うおりゃあ!!」ズバッ スライム「う、うわあああああ!!」
- 亜里沙「呼びましたか?」
- セイバー「エクスカリバーをなくしました」切嗣「え?」
- 男「魔王猫と僕」
- キョン「特にやる事もないし、ハルヒでもからかうか」
- 課金破戒録カイジ ガチャ沼篇
- 岡部「フェイリスのパンツがほしい」
- 見崎「榊原くんが本当の親のように過保護すぎる」
- ハルオミ「今のムーブメントはな……」(ゴッドイーター2)
コメント一覧 (18)
-
- 2016年06月28日 13:13
- こめ1でごぜーます
-
- 2016年06月28日 13:23
- こめ2の気持ちになるですよ
-
- 2016年06月28日 13:24
- ふわぁ…コメ2だよぉ〜…。
-
- 2016年06月28日 13:26
- ※3
げ、元気出せよ、うん。
28でペアキーホルダーを催促とか流石うわキツさん、大好き。
-
- 2016年06月28日 13:39
- うわキツどころか魅力の塊やからなこのお姉さん……
-
- 2016年06月28日 13:54
- ???「ざけんじゃありませんよオイ!!誰がぴにゃ馬鹿にしていいっていいましたオラァ!!」
-
- 2016年06月28日 13:57
- 川島さんと旅行 って言葉から溢れ出る魅力やばい…
-
- 2016年06月28日 14:04
- ※6
ぴにゃぴっぴ(綾瀬さん落ち着いて下さい)
-
- 2016年06月28日 14:13
- 面白味に欠けるPだな…退屈な旅行になりそうだぜ
-
- 2016年06月28日 15:18
- 城オタPが序盤からビッミョー
-
- 2016年06月28日 15:21
- デレステで着てたような、あんなフリフリな衣装を着て踊れる28歳さんなんて
現実にはなかなか……いるな自称17歳の面々が
-
- 2016年06月28日 18:11
- 他のアイドルは下の名前なのになぜ主役の瑞樹さんが川島なのか
-
- 2016年06月28日 18:32
- わかるわおばさん
-
- 2016年06月28日 18:48
- これから川島じゃなくなるアピールやぞ
-
- 2016年06月28日 21:50
- はぁ~、瑞樹さん本当かわいい。綺麗でかわいくて性格もよくて家事スキルも高いとかなんなの?
-
- 2016年06月28日 23:43
- 川島さんって現実にいたら高嶺の花どころじゃないからな
美人スタイル良し家事スキルありキャリアウーマンとしても顔が売れてるとか、うわキツとか言った奴は漏れなく童貞扱いされてバカにされるレベル
-
- 2016年06月29日 00:06
- でもkwsmは?
-
- 2016年06月29日 12:19
- ※16
嫁さんに貰ったら24勝0敗1セーブできるレベル