囚人「懲役一ヶ月の刑?」ドクター「はい。」
- 2016年06月20日 04:40
- SS、神話・民話・不思議な話
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囚人「・・・」
警察官「五回目の万引きだ。」
囚人「・・・はい。」
警察官「盗んだものはぁ?、少女向け雑誌、えんぴつ、ノート、筆箱。」
囚人「・・・」
警察官「前の犯行も似たような物だったな。」
囚人「・・・娘が、いるんです。」
警察官「あぁ、知ってるよ。」
警察官「六年前に奥さまと離婚。」
警察官「当時一歳だった娘さんを引き取り、男手一つで育てる」
囚人「・・・」
警察官「正直ね、同情はしないでもないよ?でも、犯罪は犯罪だ。」
囚人「・・・はい」
警察官「罰金30万。払える?」
囚人「」フルフル
警察官「じゃあ、実刑になる」
囚人「・・・どれくらいですか」
警察官「さぁ。五回目だし、被害額も少なくはない。」
囚人「・・・何ヵ月?」
警察官「何年。だろうな」
囚人「そんな・・・!娘は、娘はどうするんです!」
警察官「そればかりはぁ。まあ、何かしら配慮はするけど、どこまでできるか・・・」
囚人「今回は、今回だけは勘弁してください!もう二度とこんな真似は!」
警察官「俺に言われても困るんよ。」
囚人「しかし、娘が、娘が!」
警察官「執行猶予はつく。それまでに優秀な弁護士でも雇うんだな。」
囚人「・・・そんな金は」
警察官「・・・じゃあ大人しく罰をうけるだけだ。」
ドクター「・・・というわけで」
助手「・・・」
ドクター「私は、このことに非常に興味があるのです」
助手「しかし、ドクター。検証するには人間が必要では。」
ドクター「そう、そうなんだよ助手くん。」
ドクター「そこでだ、犯罪者を使ってはどうかね?」
助手「・・・犯罪者?」
ドクター「彼らの人権はあって無いようなものだ。どう使おうと私の勝手だろう」
助手「お言葉ですが、少なくとも日本では彼らにも・・・」
ドクター「無論、本人の同意の上さ。」
助手「・・・いやしかし、法的に不可能では?囚人をモルモットとして使うなど」
ドクター「治験だよ治験。法的な問題は別の者に任せよう。」
助手「うまくいくのかなぁ」
ドクター「ふっ、きっとうまくいくさ。浦島太郎計画。」
囚人「・・・あの。貴方は」
警察官「彼が、俺が個人的に紹介したい人物だ。」
ドクター「どうも。囚人さん」
囚人「ど、どうも」
警察官「彼は、名高い研究者でね。君に協力してほしいらしい」
囚人「はぁ?」
ドクター「一ヶ月間の治験を行って頂きたい。」
囚人「よく、話が読めないのですが」
警察官「彼の一ヶ月間の治験に協力すれば、実刑は懲役一ヶ月とする」
囚人「は、はぁ!?」
警察官「それだけ重要な研究なんだ。君も、何年も刑務所には入れられたくないだろう?」
囚人「なにがどうなっているんだ?治験ってなんです?」
ドクター「一ヶ月間、用意された部屋の中で暮らせば良いのです」
囚人「へや?」
ドクター「ええ、何もない部屋ですが、食事もトイレも用意されています」
囚人「そこで、何を?」
ドクター「なにもしません。ただ居るだけでいいのです」
囚人「いや、まぁ。」
ドクター「貴方の命に関わるようなこともしません。貴方はただその部屋にいればいいのです」
囚人「・・・それをやれば・・・」
警察官「一ヶ月の拘束で外に出られる」
囚人「・・・」
ドクター「協力して頂けませんか」
囚人「・・・わかりました」
警察官「ふん」
囚人「やりましょう」
ドクター「同意していただけて光栄です」ニタニタ
囚人「じゃあ、いい子にしてるんだぞ
」
娘「パパ、どこにいくの?」
囚人「・・・仕事さ」
警察官「娘さんは、こちらで見ておこう。一ヶ月、責任をもって。」
囚人「よろしく頼みます」
ドクター「では、行きましょうか。」
囚人「・・・はい」
娘「ぱぱ・・・」
囚人「・・・いってきます」
娘「・・・・」
ドクター「さぁ、車に乗ってください」
囚人「はい」
バタン
ブーーーーン
助手「まさか、本当にこの条件で実験ができるとは」
ドクター「彼は今控え室にいる。部屋と料理の準備を整えろ」
助手「これから、どうするんです」
ドクター「前にも話した通り」
ドクター「私がいま一番関心があるのは、老化と時間の関係だ」
助手「・・・」
ドクター「この世にあるものは必ず朽ち果てる運命にある」
ドクター「それは時間と共に進行するものだ。」
ドクター「では、精神的な影響はどのくらいある?」
助手「・・・」
ドクター「老化は、時間と共に進行するのか。」
助手「それとも・・・」
ドクター「私はこう仮定する。」
ドクター「人の体感時間は身体の老化に比例する」
ドクター「そうです、囚人さん。」
囚人「思ったより、狭いな」
ドクター「申し訳ない。」
ドクター「だが、刑務所の監獄よりは綺麗だろう。」
囚人「たしかに。壁も床も天井も真っ白だ。」
囚人(本当に、目がおかしくなるくらい真っ白な部屋だ。)
囚人(部屋にあるのは、机と、椅子と、時計。)
囚人(隅には小さなトイレが着いている)
ドクター「気に入って頂けたかな?」
囚人「一ヶ月で出られるのなら、我慢できる部屋ですね」
ドクター「ははは」ニタニタ
囚人「ええ」
ドクター「私は角にあるカメラで君を観察している」
囚人「・・・」
囚人(天井の四隅にカメラが設置されている・・・)
ドクター「まあ、リラックスして過ごしてくれたまえ」
ドクター「腹がへっただろう。食事を用意した」
ウィーーーーン
囚人「おお、机の中から料理が」
ドクター「どうぞ、召し上がれ。最初の晩餐だ。」
囚人「いただきます・・・」モグモグ
ドクター「・・・」
ドクター「それはよかった」
囚人「これで一ヶ月なら、余裕で、」
ドクター「」ニタニタ
囚人「がん、ば・・・れ・・・」クタァ
助手「眠りましたね。」
ドクター「こっからが本番だ」
助手「どうするんです?」
ドクター「十分後におこす。」
ドクター「部屋の時計は一時間進めておけ」
助手「承知しました」
ピリリリリリ
囚人「ん、ん・・・ぁ」
ドクター「目が覚めたか囚人さん」
囚人「ん、ああ、ねてたのか」
ドクター「相当お疲れかね。一時間寝たままだったぞ」
囚人「ははは、気が張ってたのかもしれませんね」チラ
囚人(もうこんな時間か)
ドクター「まあ、ゆっくりしてくれ」
ドクター「そろそろ私はおいとましよう」
囚人「え、ああ、はい」
ドクター「なにもない部屋だ。消灯したら君も寝るしかない」
囚人「・・・そのようですね」
ドクター「おやすみ、囚人さん。これからよろしく頼む」
囚人「ええ。」
カチン
シーン
囚人(本当に真っ暗だ)
プシューーーー
囚人(ん?なんの、音だ?)
囚人(なにか、吹き出るような・・・お・・・と、、が。)
助手「被験者、昏睡状態になりました」
ドクター「よろしい三十分後におこすぞ。」
ドクター「部屋の時計は8時間すすめとけ」
ピリリリリリ
カチン
囚人「・・・う、んん」
ドクター「おはよう囚人さん」
囚人「・・・おはようございます」
ドクター「始めての夜はどうだったかね。よく眠れたか」
囚人「ええ、グッスリと眠れました」
ドクター「そうか、よかった。」
ドクター「朝食を用意した。食ってくれ」
ウィーーーーン
囚人「いただきます」
助手「彼、完璧に8時間後の朝だと思いこんでいます」
ドクター「就寝というより昏睡状態だからな。」
ドクター「この部屋では外の時間に関係なく、彼の認識の時間の上で時が刻まれているんだ。」
助手「体感時間が全てということですね」
ドクター「左様。」
ドクター「それが彼の身体にどう影響するのか。」
囚人(不思議とこの部屋ではグッスリと眠れた)
囚人(料理も質素ながらしっかりと栄養が取れる)
囚人(しかし不思議と腹は減らない。体を動かさないからだろうか。)
囚人(今は2日目の朝。あと30日で家に帰れる。)
囚人「はい、なんでしょうか」
ドクター「すまないが私は講義があるから、90分ほど席を外す」
囚人「はあ、大変なんですね」
ドクター「これでも一応、教授という肩書きもあるのでな」
囚人「がんばってください」
ドクター「では、失礼。」
助手「教授ってw」
ドクター「なにか?」
助手「いいえ。なんでも。」
ドクター「時計を早めろ。三十分後に戻る」
囚人(なにもやることがない)
囚人(ただ白い部屋に一人。)
囚人(考えるのは、娘のこと。別れた妻のこと、これからのこと・・・)
かち、かち、かち
囚人(きこえるのは、時計の音)
囚人(心臓の音。)
囚人(時計には秒針が付いていない。)
囚人(針が動いて、何秒たったか解らない)
囚人(・・・・そろそろ、ドクターが戻ってくる時間だが)
シーーーーーン
かち、かち、かち、かち
囚人(遅いな。さすがに90分は長いぞ)
かち、かち、かち、かち
ドクター「いやぁ、すまない。講義が長引いてしまって。」
囚人「ドクターぁ!」
ドクター「なにもない部屋で退屈だったろう」
囚人「いやー、もうほんと暇でしたよ!90分が三時間くらいに感じましたw」
ドクター「ははは、大袈裟な。」ニタニタ
囚人「いや、あまり腹は減っていない」
ドクター「そうか?食欲がないのか?」
囚人「いや、思えば昨日からトイレにも行ってないし、なんだか消化不良だ。」
ドクター「それは困った。被験者には健康体で居てもらわなければならない」
ドクター「これを飲んでくれ整腸剤だ」
ウィーーーーン
囚人「ああ、ありがとうございます」
ゴクゴク
ドクター「飲みやすいだろう」
囚人「あはは・・・」
ドクター「・・・」
囚人「ち、ちょっとトイレへ行ってきます」
ドクター「どうぞ。安心して。トイレにカメラは付いていない」
囚人「あはは」
ガチャン
助手「一日のリズムを植え付けるために朝、昼、晩の食事は不可欠ですが」
ドクター「消化の方法も考えねばな。」
助手 「料理に下剤を混ぜさせますか」
ドクター「・・・・」
ドクター「容量を考えて入れるように」
助手「承知しました」
ドクター「それはよかった」
囚人「・・・おなか空きました」
ドクター「はっはっは」
ウィーーーーン
囚人「おお、クッキーだ」
ドクター「遠慮なく食べてくれ」
囚人「いただきます」サクッ
囚人「うん、なかなかうまい」
ドクター「気に入ってくれてよかったよ」
囚人「」クタァ
ドクター「おきろ、昼飯の時間だ」
囚人「う、ううう」
ドクター「また寝ていたぞ。平気か?」
囚人「すこし疲れているようです」
助手「あれから、5日が経過しましたが」
ドクター「囚人にとっては25日目の朝だな」
囚人「・・・あと、6日で家に帰れるんですね」
ドクター「一ヶ月、長かったかね」
囚人「ええ、早く娘に会いたい」
~~~~~
助手「彼の体感時間はどうなっているのでしょう」
ドクター「それは彼にしかわからんだろう」
助手「今では30分を半日と言っても疑問に思っていないようですね」
ドクター「あと、25日。」
ドクター「どこまで伸ばせるだろうか・・・」
囚人「出せぇ!話が違うぞ!もうとっくに一ヶ月だ!!」
囚人「早くかえらせろ!娘にあわせろぉぉ!!」
ダンっダンっ
ただ一人、白い部屋でぼーっと、秒針のない時計を眺めながら。
1日に三度の飯を食べ、
暗くなり、就寝し、
アラームが鳴り、朝が来る。
毎日が眠くて眠くて仕方ない。
もう一ヶ月。いや、2ヶ月はとっくに過ぎているはずだ。
ストレスでどうにかなってしまいそうだ。
~~~~~~
囚人「・・・・」
ドクター「みろ、助手」
助手「・・・こんなことが」
ドクター「囚人の髪が真っ白だ。」
助手「・・・しかしストレスから来るものでは?」
ドクター「仮にそうだとしても、白髪になったことに変わりはない。」
助手「・・・それはそうですが。」
ドクター「彼の今の体感時間は?」
助手「およそ、35年です」
ドクター「ふふん。」
ドクター「鏡だ。彼に鏡を渡せ」
囚人「う、、あ、、?」
助手「お久しぶりです囚人さん」
囚人「だ、だれ、だ」
助手「私はドクターから研究を引き継いだ助手と言います」
助手「ドクターから伝言で、あなたに鏡を届けました」
囚人「鏡・・・?」カチャ
囚人「・・・・・」
助手「・・・・」
囚人「・・・・くっ、くふふ、くくくく」
助手「・・・落ち着いてください。囚人さん。」
囚人「おじさんだぁ!おじさんが映ってるぞぁ!ははは!」
助手「囚人さん、落ち着いてください。」
囚人「落ち着けるかぁ!この!」
囚人「裏切り者がぁぁぁ!!!」
バリーーーン!
囚人「実刑一ヶ月じゃなかったのか!!?」
囚人「何年、何十年いるんだよ!俺はぁ!」
囚人「娘は!娘はどうしたぁ!!!!」
囚人「会わせろ!娘に!会わせろ!」
助手「落ち着いてください。」
『あわせろぉ!会わせろ!!!!』
ドクター「・・・一端眠らせろ。」
助手「はい。」
プシューーーー
囚人「会わせろ!あわせろぉ、あわ、せ・・・・」
バタン
助手「・・・パニック状態ですね」
ドクター「娘に、会わせようか。」
助手「はい?」
助手「現段階では約41歳。彼が今目覚めれば、42,3歳でしょうか」
ドクター「45歳の女性。彼の娘と特徴が似ている役者を至急用意しよう。」
助手「そんな都合のいい・・・」
ドクター「まあ、もうできているんだがな。」
助手「・・・え」
ドクター「計画の内さ。」
ドクター「ああ、よろしく頼む」
助手「・・・ここまで想定して」
女性「それで、何をすれば?」
ドクター「これから彼と面談をしてもらう」
女性「ええ。」
ドクター「彼の娘の今までの生い立ちはこの前送ったデータの通りだ。」
ドクター「そこからの架空の39年間はこの通りにやってくれ」
女性「・・・」パラパラ
助手「・・・」
女性「承知しました。やりましょう」
囚人「・・・!?」
囚人「会えるのか!?」
助手「ああ。実はもう来ている。」
ウィーーーーン
囚人(壁の一部が開いた)
助手「その窓の先が面談室だ。」
助手「娘さんを通す。いいな。」
囚人「あ、ああ。」ドキドキ
囚人「・・・娘・・・なのか」
女性「・・・ぱぱ」
囚人「・・・!」
女性「・・・すごく、老けたね。」
囚人「・・・ああ。」
女性「・・・私も、おばさんになっちゃったね。」
囚人「・・・・あぁ。」
囚人「・・・・でも、変わらない」
女性「そうかな・・・・」
囚人「・・・元気に、してたか?」
女性「うん」
囚人「そうか。」
女性「警察官さんとね、暮らしてるのよ」
囚人「・・・え?」
囚人「・・・」
女性「今では、私の旦那さんよ」
囚人「・・・す、すごい年の差だな」
女性「そうでもないわ」
囚人「そ、そうなのか?俺と変わらないだろ。彼の年齢」
女性「医療は発達してるから。」
囚人「・・・はあ。」
女性「今の平均寿命、知ってる?」
囚人「・・・さあ。」
女性「165歳よ。」
囚人「ひゃくっ!?は!?」
囚人「いや、そんな、もう、俺は」
囚人「俺は、お前が幸せなのを知ったから、もう。」
女性「そんなこと言わないで。」
囚人「でも。」
女性「ここから出たら、私の家に遊びにおいでよ。」
囚人「・・・でも、いつ出られるか。」
女性「大丈夫。必ず出られるわ」
囚人「何故そう言える。」
女性「ドクターが。ぱぱをここに監禁しているドクターが。」
女性「その条件として生きたまま返すことを契約しているから。」
囚人「つまり・・・」
女性「百年以内に、必ず出られるの。」
女性「だから、頑張ってね」
囚人「ま、待て」
女性「また来るから。」
囚人「まて、いかないでくれ!」
囚人「一緒に帰れるように説得してくれ!頼む!もう無理なんだ!限界なんだ!」
女性「大丈夫。死ぬことは絶対にないわ」
囚人「娘!それでもおまえは!俺の娘か!」
女性「もっとも私は、下らない万引き犯の娘です」スッ
囚人「・・・・あ、あ、あ」
女性「じゃあね。ぱぱ。」
懲役90年(16日)続行
おわり。
ドクター「やあやあ、お疲れお疲れ」
囚人「ぐ。あ、、あ」
ドクター「一ヶ月の実刑、お疲れ様。」
囚人「・・・ふざけるな」
ドクター「ふざける?なにが。」
囚人「っ!」
囚人「何十年拘束した!俺を!!」
囚人「犯罪だ!監禁だ!!俺の人生を返せ!」ダンダンダン
ドクター「まあまあ、落ち着きたまえよ。」
ドクター「百年、ねぇ。」
囚人「はぁ、はぁ、はあ」
ドクター「なにも疑問に思わんのか?」
囚人「なにが!」
ドクター「貴方はよぼよぼのおじさん。私はあのときのままの元気な中年男性だ。」
囚人「・・・・」
ドクター「実刑、一ヶ月。約束は守っている」
ドクター「君は一ヶ月間この部屋にいた。それだけだ。」
囚人「そんなデタラメをよくも!」
ドクター「ほら、来ましたよ。」
囚人「!?」
ブロロロロ
ぶーん、、
バタンっ
囚人「け、警察官・・・」
警察官「ドクターさん、お待たせしました。囚人の出向かいに参りました。」
ドクター「ええ、お待ちしておりました」
警察官「それでぇ、囚人はどこに?」
囚人「・・・・」
ドクター「そこのが、囚人だ。」
警察官「あなたは変わりすぎです。」
囚人「娘とは、真剣なのか?」
警察官「・・・はい?」
囚人「とぼけるな!俺の娘を渡してやったんだ!責任持った行動をしているだろうな!?あ!?」
警察官「落ち着いてください。」
警察官「ほら、娘ちゃん。ぱぱだよ」
パタン
囚人「・・・・・!?」
囚人「む、娘・・・・?」
娘「んー?」キョロキョロ
囚人「意味が、解らない・・・どうなってる?は?え?は??」
ドクター「・・・・プッ」
助手「ドクター?」
ドクター「ぶぅわあははははは!!」
囚人「!?」
警察官「!?」
助手「!?」
ドクター「素晴らしい、素晴らしいよ!」パチパチ
ドクター「あの部屋は世界に関係なく、加速し続けたんだ!」
ドクター「見ろ!彼こそがその結果だ!時空という共通の概念からこぼれ落ちた屑だ!!」
囚人「・・・」
ドクター「素晴らしい!芸術だ!哲学だ!あはははは!」ポロポロ
囚人「一ヶ月・・・ほんとうに」
娘「ぱぱーどこー?」
囚人「ほんとうに、一ヶ月だったのか?」
娘「ぱぱー!ぱぱー!」キョロキョロ
娘「?パパ・・・?」
囚人「そうだよ・・・ほらおいで」
娘「ちがう。パパじゃない!」
囚人「・・・」
警察官「・・・」
ドクター「あー、癖になりますねぇ。この実験」
囚人「・・・」
ドクター「今度は、教育と退化で実験しましょうか」
ドクター「ねぇ?」
囚人「もう、どうにでもなれ」
おわり
元スレ
囚人「懲役一ヶ月の刑?」ドクター「はい。」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1466353975/
囚人「懲役一ヶ月の刑?」ドクター「はい。」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1466353975/
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- 少女「あなた、サンタさん?」
コメント一覧 (81)
-
- 2016年06月20日 05:13
- ベースは世にも奇妙な物語だね
-
- 2016年06月20日 05:15
- ※1
世にもの方は同情できないクズだったからいいけど、こっちはそんなたいした罪じゃないのにこの仕打ちは酷いだろ。
まあ、うまい話には必ず裏があるって事だよな。
-
- 2016年06月20日 05:44
- なかなか面白かったけど※1なんだよなぁ
オチまで含めてパクリ元と大きく乖離してないのが残念
まぁ元はNYPでこっちは時計と睡眠薬を使っただけだが
-
- 2016年06月20日 06:02
- 個人的には最後の流れが微妙。どうせなら本物連れてきて実験内容明かした上で続行のがいいかなと
このオチだと1ヶ月という話がただの嘘になって最後の出してくれるという約束に何の説得力も無くなってしまう
-
- 2016年06月20日 06:36
- 今から読む人へ
元ネタパクリの上に胸糞系なため読む価値はありません
-
- 2016年06月20日 06:39
- そんなことなるわけないだろ
-
- 2016年06月20日 07:24
- まんまパクリじゃアレだからちょっとひねったら酷くなった感じ
-
- 2016年06月20日 07:33
- 猫の時間は人間より短いだとかどうとか
猫のお腹撫でたい
-
- 2016年06月20日 07:35
- 元ネタよりは優しい・・・かな?
向こうは残酷だが、◯人までやってるクズ野郎だから
そこまで同情なんかしないが、
この人はちと不幸
-
- 2016年06月20日 07:47
- 凄えssだ!素晴らしい!
とか書いてもらえると思ってたんだろうな
パクリの癖に
-
- 2016年06月20日 08:05
- 平均寿命165歳のくだりはさすがに嘘だってバレそう
-
- 2016年06月20日 08:05
- ※10
そうなんだよな。
あっちはクズだからこそ因果応報って事で怖くはあるけどスッキリ見れるけど、この囚人に関してはそこまでやるほどじゃないから可哀想に見えるんだよな。
-
- 2016年06月20日 08:21
- あっちは一ヶ月ではなく30日では
-
- 2016年06月20日 08:22
- 一番鮮明に覚えてる世にも奇妙な物語のネタを真っ先に思いついたが、どうやら俺だけでは無かったようだ。
ただの違法拷問かと思って見てたら、投薬で見せた夢で実際は分単位しか経っていないってオチが衝撃的だったな。
-
- 2016年06月20日 08:46
- 世にも奇妙な物語やな 向こうは15分が1ヶ月だっけ?
-
- 2016年06月20日 08:54
- 無粋なマジレスすると、人間つか生物には体内時計が多数あるから末端の末端の認識装置にすぎない大脳の認識をごまかししたぐらいではこうはならんけどな。個体レベルでも器官レベルでも細胞レベルでも時計いくつも持ってるのがわかってる。
-
- 2016年06月20日 09:00
- 懲役30日のアレンジ?
-
- 2016年06月20日 09:03
- これは良アレンジ
本家よりおもろかった!
-
- 2016年06月20日 09:08
- 刑事裁判なら国選弁護人がいるんですがそれは…
-
- 2016年06月20日 09:41
- 「世にも〜」の『懲役30日』のアレンジ、あるいはリメイクとしてはまあまあだが、オチが弱いな。起承転結の結の部分だけ抜いたような感じ。
-
- 2016年06月20日 09:45
- 執行猶予の意味を勘違いしている定期
-
- 2016年06月20日 09:47
- ※17なんだよなあ…専門的なこと知らなくても少なくとも下剤のくだりでただのギャグにしか感じられないリアリティ
-
- 2016年06月20日 10:07
- 警察は捕まえるのが仕事で、懲役内容に直接干渉なんてできないぞ
もちょい司法機関について調べてから書けばいいのに
あと世にも奇妙な物語のアレをパクるのはどうかと思うぞ
-
- 2016年06月20日 10:16
- 劣化パクリとか救えないな
-
- 2016年06月20日 10:18
- ここまで体感時間ずれてると思考速度行動速度もずれて、会話が成立しなさそう
元ネタがあるのを崩した結果か、そういう小さい部分の未熟さが浮いてる。
-
- 2016年06月20日 11:17
- この警察官どんだけ権限持ってんだってな話だな
-
- 2016年06月20日 11:22
- 懲役30日を記憶を頼りにSS化したんだろ。そこまで目くじら立てるもんじゃない
-
- 2016年06月20日 11:35
- 薬を使って体感時間のばして一晩で懲役何十年も過ごさせるってのは実現可能かもしれないらしいね
-
- 2016年06月20日 11:39
- そもそも前提としておかしいのが何も刺激がない状況で実際の時間よりも体感で早く時間が流れたとしても人間が成長する(老ける)ことはないぞ。時間の流れが速くてストレスを感じることは元来ない。実際の時間よりも部屋の時間を遅くした状況でどうこうならそれこそストレスで老けるけど。
-
- 2016年06月20日 11:42
- ここまであからさまにパクっといて、なんで元ネタを表記しないかなあ
有名どころなんだから、バレるに決まってんのに
-
- 2016年06月20日 12:06
- 最初の会話文から既にイライラしてくるのはなんなんだろう
どうでもいいことを喋らせすぎじゃない?
劣化パクりも酷いし
-
- 2016年06月20日 12:15
- ほならね、自分がアレンジしてみろって話ですよ。私はそう言いたいですけどね
-
- 2016年06月20日 12:26
- ※40
ネタで言ってるだろうけどアレンジ前提はおかしくない?
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- 2016年06月20日 12:31
- ミス
※33だ。
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- 2016年06月20日 12:31
- ※30
そういう突っ込みはドラゴンボールに手から光線が出るのはおかしいって言ってるようなもんだぞ
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- 2016年06月20日 12:33
- ※40はどんなことを言っているのだろうか
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- 2016年06月20日 12:42
- 執行猶予の意味もわからんのか
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- 2016年06月20日 12:53
- ※35
こっちは楽しんでやってるわけですから、そんなつまんないとか言われちゃったら、じゃあ自分がやってみれば?って話で、だと思いますけどね、ええ。私はそう言いたいですけど。
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- 2016年06月20日 13:36
- 唐突に沸いた無職に草
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- 2016年06月20日 13:50
- ※39の日本語がおかしい
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- 2016年06月20日 13:51
- なかなか面白かった
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- 2016年06月20日 14:12
- 万引きなんて言うから軽く感じるだけで窃盗の常習犯と言えば少しはコメの連中にもクズさが伝わるんじゃないか
個人商店が潰れる理由の半数近くがこれだぞ
1個盗まれたら何個売れば元が取れるかってのも知らんのやろな
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- 2016年06月20日 14:41
- 正直怖いなあ
犯罪は犯したくない
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- 2016年06月20日 14:48
- 普通に面白かったがなぁ
まぁ、別人の娘用意して云々のところはちょっとひっかかったけど
娘本人に会わせて「自分の体感時間が狂ってる」って認識させて、それで残りの数日分過ごさせたらどうなるか……ってのを見たかった
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- 2016年06月20日 16:58
- 一カ月の話だから世にも奇妙な物語のパクりかと思ったけど、よくできてて面白かった
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- 2016年06月20日 17:01
- ちょっと厳しいなぁ
もっと緩やかにごまかさなきゃ
せめて1月を1年くらいじゃないと現実味がない
でも発送はすごくいい
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- 2016年06月20日 18:20
- 他の※にもあるように、ベースは世にも奇妙な物語の「懲役30日」なんだろうが、l体感時間(体内時計)で老ける速度が変わるってのは、昔ファミ通で渡辺浩弐が連載していた「ゲームキッズ」ですでにやってるんだよなぁ。
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- 2016年06月20日 19:16
- >>39
楽しんでやってるって、お前まさかこれ書いた奴か?
だとしたらお前一般常識学んでから書いた方が良いぞ
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- 2016年06月20日 19:52
- うーん、やっぱオリジナルのほうが面白いな
演技もよかったってのはあるけど
何よりタイトル見た時点で元ネタが連想出来てしまうから緊張感がない
あれは途中の緊張感と最後のどんでん返しが最高だったわけで
わかっちゃうと魅力半減だろうに
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- 2016年06月20日 21:09
- いくらなんでも時計と睡眠薬だけじゃこうはならんだろ...
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- 2016年06月20日 22:09
- 世にも奇妙な物語+誠京麻雀かな?
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- 2016年06月20日 22:57
- ファンタジーですな。でも終わり方がちょい残念。
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- 2016年06月21日 00:32
- このあとドクターが囚人に掘られて廃人になるシーンが抜けてるぞ
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- 2016年06月21日 01:32
- 15日間食事し続けても35(年)×365(日)×3=38325食食べれるとは思えない
106食/毎時のペースだ
排便や短時間睡眠の時間を考えると更にハイスピードで食べなければならない
この囚人はフードファイターか?
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- 2016年06月21日 01:35
- ぱくりとかそういうのは置いといて
つまらない。というかありえない。
初日から30分睡眠を八時間に偽るのは不可能。
今までの生活がリズムとしてあるのだから
そこまで大雑把にするなら赤子を用意しないとできない。食事も睡眠も思い込み程度で無視できるもんじゃない。
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- 2016年06月21日 08:10
- 設定もガバガバだし、まず執行猶予の意味すら理解してない
動画サイトでちょこっと観て理解した気になってるだけのガキが書いたクソss
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- 2016年06月21日 12:56
- 違和感だらけでもはや草
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- 2016年06月21日 17:41
- 偽者の娘は別れた奥さんだったりして
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- 2016年06月21日 21:49
- ssはまだ許容範囲だったのに、コメ欄に本人が書き込んで批判に反論とかマジでないわ
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- 2016年06月21日 23:12
- やっぱり懲役30日の作家さんは凄いよな。
こいつは劣化パクリの才能なしだがな。
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- 2016年06月22日 00:51
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最後もうちょい頑張れよ、
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- 2016年06月22日 01:25
- そもそもなにもさせずに閉じ込めるならそれは禁固であって懲役ではない件について
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- 2016年06月22日 20:04
- こういうの書くなら少しくらいお勉強してほしいところ
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- 2016年06月23日 01:46
- ほならね、自分で書いてみろって話ですよ。私はそう言いたい。
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- 2016年06月23日 01:48
- おい、それってYO!世にも奇妙な物語のネタじゃんか!アッアッアッアッアッ
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- 2016年06月23日 01:54
- ンーーー、改めて考えると凄いな、って思うなあ。このSS作者はやっぱ。凄いなあと思うなあ。
構想も錬られてるしさ、心理描写もしっかり表現できちゃうし、ほんでーオマージュもできてるでしょ?
ほんでー、さらには科学的な要素も取り入れてるって?
ほんでー、執筆・推敲も一人でやってるって?
なかなかできないよ、そういうことは。なかなか難しいと思うよそういうことは。
そういうクリエイティブな人はなっかなかいないと思うよ。
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- 2016年06月23日 09:41
- >>65
じゃあさ、料理屋の店員が「その料理がマズイなら自分で作れ」って言う?
対価を払っているその上で自分で作れとか言う?
SSなんてもんは小説書く才能が無い奴らが自己満足で書いてるものであって、それを投稿する「見てくれ!」っていわばナルシズムがあるわけ
で、それをまとめたやつを俺らは無料だけど「閲覧することで利益が生まれる」という対価を払って、見てるわけ
ドラマのカッコ良い料理屋みたいに「来たい奴だけ来い」のスタンスは「料理が最高に上手い」前提なんだよ
でもお前の料理はクソマズイし、ハエがたかってるわけ
そんなもんは低評価されて当たり前
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- 2016年06月23日 14:17
- コピペにマジレス定期
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- 2016年06月24日 10:43
- ※68
敬語使うべきじゃん……
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- 2016年06月24日 10:46
- ※68さんお話が長いよ〜
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- 2016年06月27日 16:14
- 親切なコメ6にほっこり
ありがとナス!
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- 2016年06月27日 22:37
- 万引き最低だな
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- 2016年07月07日 09:58
- 最後の台詞くそすぎ
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- 2016年07月10日 14:59
- やっぱ浜崎順平って害悪だわ
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- 2016年07月10日 15:02
- 警告:0点
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- 2016年07月13日 04:41
- ホラーギャグだと思えよ
概日リズムは壊せるんだから無いことも無いだろ
いや、この話はナイけどな
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- 2016年07月14日 00:04
- 1ヶ月を100年に錯覚させるのはいくらんなんでもむりだろ。
あとこの話の展開ならドクターが何かしら制裁を受けないと物語として成り立たないよ。
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- 2016年07月17日 06:28
- 見てて寒気がするくらいのつまらなさ
よくもまあここまで劣化させたもんだわ
コメ欄見る限り本人が何度か書き込んでるみたいだし、どうせ褒めてるのは自演だろうから書かせてもらうけど、原作を踏み荒らした上無知を晒すってどんだけ恥ずかしいか分かる?
相当自信があるみたいだけど、マジでつまらんから自演しても無駄だぞ
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- 2016年08月07日 00:16
- 色んな意味を込めて、酷い
以上
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- 2017年09月01日 06:45
- 執行猶予を理解していない
主語述語がおかしい
語尾が安定していない
元ネタパクリ
凶悪殺人犯が懲役一ヶ月の計になって、ありとあらゆる拷問を受けた挙げ句最後は絞首台で吊られちゃうけど、それは全て殺人犯の脳内での出来事で現実にはたった5分市価経ってなくて、出所する頃には廃人同然にされちゃうやつ。