モバP「765Pと飲み会!?」
ちひろ「ええ。なんでも社長と向こうの高木社長が昔からの知り合いらしくて。事務所のプロデューサー同士も交流したらどうか、と」
モバP「うう、頭痛が」
ちひろ「なにをいきなり」
モバP「こ、断れないんですか!?」
ちひろ「いい話じゃないですか?」キョトン
モバP「ええ、そうです」
ちひろ「そんな人とお酒でも飲めば、なにかテクニックが盗めるかもしれませんよ?」
モバP「いや、でも、765Pって……人間じゃないでしょ」
ちひろ「は?」ドンビキ
モバP「考えてくださいよ。765は事務所も小さいしアイドルの数もうちの10分の1にも満たないです」
ちひろ「そうですね」
モバP「でも、全員トップアイドルですよ?」
ちひろ「……ええ」
モバP「聞いた話だと一人で全員プロデュースしてるらしいじゃないですか!」
ちひろ「へえ。でも、プロデューサーさんは180人以上のアイドルをプロデュースしてますよね?」
モバP「そうですけど。でも、765Pは全員まとめてトップアイドル! なんてアホみたいなことをやってのけたやつなんですよ!」
ちひろ「そう考えると……凄まじいですね」
モバP「凄まじいなんてものじゃないんです! アイドルは競争社会、どうしても人気に差は出る」
モバP「うちだって、悔しいですけどシンデレラガールになった凛や蘭子に比べると、人気が少し落ちる子はいます」
ちひろ「ええ。でも、それって普通ですね。アイドルの子たちもわかってるはずです」
モバP「はい、それはデビューするときに言いましたから。プロデューサーの立場ではどうしても、どうにもできない部分がある」
ちひろ「仕方ない――」
モバP「それが765は全員まとめてトップアイドル」
ちひろ「」
モバP「俺だって自分で言うのもなんですが、仕事はそれなりにできるつもりです」
ちひろ「(それなりってレベルじゃないんだよなぁ)」
モバP「でも、どうしても全員まとめてトップアイドルは無理なんです!」
ちひろ「あ、はい」
モバP「だから、765のPは化け物なんですよ、きっと!」
765P(以下P)「ぶぇっくしょい!」
小鳥「あら、風邪ですか?」
P「いえ、誰か噂でもしてるかもしれません」
小鳥「ふふ。それなら、モバプロかもしれませんね」
P「モバプロ? あの超大手の?」
小鳥「はい。あれ、言ってませんでしたっけ?」
P「はい?」
小鳥「モバプロのプロデューサーさんと飲み会です」
小鳥「プロデューサーさんが、ですよ」
P「だ、誰とですか……?」
小鳥「モバPさんですよ」
P「」
小鳥「プロデューサーさん?」
P「はっ、はっ、はっ……! うっ、ふーっ、ふーっ!」
小鳥「ぷ、プロデューサーさん!? お、落ち着いて、落ち着いてください!」
P「こひゅーっ、ひゅる、ひゅーっ!」
・・・
小鳥「いえ、それは別に大丈夫ですが。それより、どうしてモバPさんの話で?」
P「え、ええ……。モバプロは超大手ですよね?」
小鳥「はい、芸能関係者なら誰でも知ってることですね」
P「アイドルは何人ぐらいいると思います?」
小鳥「200人近いとかなんとか」
P「それを一人でプロデュースしています」
小鳥「ピヨ?」
P「200人近いアイドルを、モバPさん一人で、プロデュースしているんです……!」
小鳥「」
P「俺なんかみんなをプロデュースするだけでギリギリなのに、モバプロのモバPは……」
小鳥「……に、人間やめてるんでしょうか」
P「それが、これは噂なんですがね」
小鳥「ピヨ?」
P「モバPは……悪魔と契約しているらしいですよ」
P「200人」
小鳥「」
P「ね?」
小鳥「……悪魔と契約して、ですか。あながち嘘じゃないかもしれませんね」
・・・
ちひろ「くしゅん」
ちひろ「いいえ、大丈夫です。失礼しました」
モバP「誰かちひろさんの噂をしていたんじゃないですか?」
ちひろ「うふふ。それより、飲み会ですが」
モバP「え、ええ」
ちひろ「プロデューサーさん一人ではなく、事務員も参加することになっているんです」
モバP「ひょ?」
ちひろ「つまり、私も一緒に行くということですよ。だから安心していいですよ」
モバP「天使! 女神! ちひろ!」
ちひろ「もう、プロデューサーさんったら」ニコニコ
モバP「それで、ええっと飲み会はいつでしたっけ?」
ちひろ「ああ、今日の夜です。仕事を仕上げたらいきましょう」
モバP「ファーーーーー!」
・・・
小鳥「ええ、そうです」
???「くっ」
P「それにしても小鳥さんがきてくれてよかったです。一人だと過呼吸で倒れてたでしょうから」
小鳥「ふふふ。あたしで役に立てたならよかったです」ニコッ
P「(アラサーでもいい。結婚しよ)」
小鳥「どうかしましたか?」
P「い、いえ。中に入りましょう」
小鳥「はい」
ガラララ
店員「らっしゃっせー」
店員「えー、音無様っすねー。お連れ様先にきてますので、案内しゃす」
P「思ったよりは親しみやすい居酒屋ですね」キョロキョロ
小鳥「ええ、そのほうが話し易いだろうということで、社長が選んだみたいです」
P「……ああ、緊張してきた」
小鳥「もう、大丈夫ですよ」
店員「こちらの個室になりやす。あとでご注文伺いにいきまっす」シャス
小鳥「プロデューサーさん、ほら」
P「わか、わかりました。はー、ふー……」
P「お待たせしました。765のPです。うっ」ガララ
小鳥「事務員の音無です」
ちひろ「アシスタントの千川です」
小鳥・ちひろ「あっ」
モバP「どうかしました、ちひろさん」
ちひろ「い、いえ。知り合いでしたので……」
P「そうなんですか、小鳥さん」
小鳥「そ、そうなんです。昔からの、えっと知り合いで……」汗ダラ
モバP「あ、あはは、世の中狭いですね」
・・・
モバP「そそそそうですね、そうしましょう」
小鳥「(プロデューサーさんがピンチぴよ! 助けてあげたいけど……)」チラッ
ちひろ「(リトル・バードさん、やっぱりコミケで何度かお世話になったリトルバードさん!)」
P「ビールでい、いいですか?」
モバP「そ、そうですね! とと、とりあえず生4つで」
P「わ、わかりました」ピンポーン
店員「ウェイ」
P「生4つください。あとつまみも、枝豆とサラダ、焼き鳥を」
小鳥「焼き鳥!?」
P「だ、だめでしたか!?」
小鳥「い、いいえ、大丈夫です!」
ちひろ「(どうしよどうしよ、あーんなコスプレしてるのバレたら……)」チラッ
小鳥「(サウザンドさんの視線が痛い! ホモ本描いてることバラされないかしら」汗
店員「……エー、ジャアノチホドオモチシャッス」
モバP「は、はい」
小鳥「……」
ちひろ「……」
モバP「……」
P「……」
全員(すごい気まずい……)
小鳥「(だ、だめよ小鳥、こういうときこそお姉さんしないと!)」ブンブン
小鳥「あ、改めて自己紹介しませんか!?」
ちひろ「わ、わかりました、リトル・バードさん!」
ちひろ「」
P「リトル・バード?」
モバP「……あだ名か何かですか?」
・・・
P「……小鳥さんが腐女子なのは知ってましたが、まさかサークル参加までしてるとは(結婚しよ)」
小鳥「ピヨォ……///」プシュー
モバP「サウザンド、でしたっけ?」
ちひろ「ちょ///」
モバP「コスプレ好きなのは水着だったり制服だったりで知ってましたが、まさかコミケ参加するほどとは」
ちひろ「うううう///」
モバP「まさかそこまでとは。アニメのコスプレとかも?」
ちひろ「///」コクン
モバP「(天使! 女神! ちひろ!)」
P「はは、モバプロのお二人は仲がいいですねえ」ゴクゴク
モバP「ちょ、そういうのじゃないですって。それに、765さんも仲が良さそうじゃないですか」
P「あはは、小鳥さんには世話になりっぱなしですから」
モバP「それは私もです、ちひろさんにはサポートしてもらってばかりで」
P「なるほど」
P「お、リトル・バードさん。もう吹っ切れましたか」
小鳥「そ、それはやめてください!///」
モバP「サウザンドさんも森久保みたいにそっぽ向いてたらダメですよ」
ちひろ「うううぅ。まさかこんなことが起きるなんて……///」
小鳥「そ、それにしても、PさんもモバPさんも緊張はほぐれたみたいですね」
P「あはは、そうみたいです」
モバP「765Pさんもだったんですか。実は私も緊張してまして」
ちひろ「ふふふ、ここだけの話、プロデューサーさんは765Pさんを怖がっていたんですよ」
モバP「ちょ!」
P「怖がる?」
ちひろ「全員まとめてトップアイドルなんてデタラメなことするなんて、化け物だー! なんて」
モバP「ちょちょちょ! やめるんだちひロット!」
P「あはは、ひどいなあ」
小鳥「そういうプロデューサーさんもじゃないですか」
P「」
モバP「ど、どういうことですか?」
小鳥「モバPさんが一人で200人近くプロデュースしてることについて、人間やめてる、悪魔と契約してるーだなんて」
ちひろ「」
小鳥「えっ」
モバP「鬼! 悪魔! ちひろ!」
ちひろ「」
P「あ、これあかんやつや」
モバP「ちひろさんの悪行はプロデューサー界隈に広まってるんですよ!」
ちひろ「わ、私はそんな悪魔みたいなことなんて」
モバP「ドリンク代貪りやがって! 悪魔だ!」
ちひろ「そのおかげで180人以上のアイドルをプロデュースできてるじゃないですか!」
モバP「知るかばか!」
小鳥「」
P「……」
P「楽曲衣装」
小鳥「えっ?」
P「アイドルからのメールが有料」
小鳥「」
P「一号、二号、三号……」
小鳥「やめ」
モバP「P、Pさん……!」ガシッ
P「モバPさん……!」ガシッ
P・モバP「お互い最悪だな」
凛「ねえ、ちひろさん」
ちひろ「(プロデューサーさんは、あれから姿を見せなくなった……)」
凛「プロデューサーを返してよ。ねえ」
ちひろ「(どうか、帰ってきてください……。私が、運営が悪かったです……)」
凛「ねえ!」ブスッ
ちひろ「」
ちひろ「」
おしまい
モバ「Pのpが堅くなってきてるぞ~」
P「お前のモバpもビッグPになってるやんけ~」
二人「あぁ^~」
おしまい
元スレ
モバP「765Pと飲み会!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461386361/
モバP「765Pと飲み会!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461386361/
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コメント一覧 (32)
-
- 2016年04月30日 22:15
- 早くアイドルまみれになろうぜ
-
- 2016年04月30日 22:16
- 焼き鳥喰いたくなった
-
- 2016年04月30日 22:16
- たまげたなぁ
って こっちの台詞や!
-
- 2016年04月30日 22:19
- なんで
-
- 2016年04月30日 22:20
- なんで最後屁こいてんの?
-
- 2016年04月30日 22:24
- どうしてこうなった
-
- 2016年04月30日 22:35
- なんでや!それぞれの同僚エンドで良かったやないかい!
-
- 2016年04月30日 22:36
- なんでや!ピヨ助もちっひも女神やろ!
-
- 2016年04月30日 22:44
- 武内P(この業界は凄まじい人ばかりですね……)
-
- 2016年04月30日 22:58
- なんだこれはたまげたなあ
-
- 2016年04月30日 23:01
- またまた...
これからが始まりなんんでしょ!
両プロダクションのアイドル達がP2人を追い詰めるんでしょ!
-
- 2016年04月30日 23:17
- とあるアイドル達にはコミケでの事がばれている気がする。
-
- 2016年04月30日 23:24
- じゃあムチムチの事務員は貰っていきますね^^
-
- 2016年04月30日 23:42
- ※9
間島P「この程度で驚いてたら幾つ命があっても足らんぞ! アッハッハ!!」
-
- 2016年04月30日 23:44
- ※11
765Pと346Pをアイドルとしてスカウトしに来た315P陣営との三つ巴の戦いが今ここに切って落とされるっ!
-
- 2016年05月01日 00:13
- ホモになればアイドルに手を出さなくていいしええやん
ええやん
お尻ヴィィンヴィィンの関係やん
-
- 2016年05月01日 00:38
- この話はリトルバードさんの薄い本じゃねーか!
って突っ込もうとしたらそれどころではない件
-
- 2016年05月01日 00:42
- ※1
煩悩P「死ぬ前にJDや大人組アイドルで満員の風呂でもみくちゃにされながらジョニー・B・グッドを歌ってみたかったー!!(発狂)」
-
- 2016年05月01日 01:36
- 期待してたやつと違った!!
-
- 2016年05月01日 02:17
- DLCと、画像一枚(も出ないこともある)を一緒にしてはあかんやろ
-
- 2016年05月01日 02:28
- なぜそのオチにしたし!
-
- 2016年05月01日 03:32
- ※14
お前は殺しても死なないだろ
-
- 2016年05月01日 06:02
- ※9 ※14
グラン「(やっぱ本物のプロデューサーは違うなあ…俺なんか4人が精一杯だよ…)」
-
- 2016年05月01日 06:35
- なんでこんなオチに…
-
- 2016年05月01日 07:35
- 居酒屋72は「いざかやちはや」でいいのかな?
-
- 2016年05月01日 07:39
- 途中まで面白かった
-
- 2016年05月01日 12:58
- ※18
歳ばれるからやめろ
・・・やめろ
-
- 2016年05月01日 13:30
- 途中までは良かったのになんでこんな事に
作者本人は面白いと思ってるんだろうが……
-
- 2016年05月01日 14:20
- おい途中までいい感じだったやんけ
おい
-
- 2016年05月01日 14:39
- 投げたな
途中で飽きたか
-
- 2016年05月01日 22:48
- 展開は投げ捨てるもの
-
- 2017年07月03日 17:08
- 投げるにしても小鳥の妄想エンドしろよ