提督「艦娘の目の前で死んでみる」 不知火「またですか」
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不知火「清々しい朝には到底似合わないお言葉ですね、おはようございます」
提督「二日酔いは大丈夫か」
不知火「少々頭が痛いですが、楽しんで飲んだお酒です、それほどですね」
提督「それは良かった、秘書艦だけでも大丈夫なら滞りないな」
不知火「司令は終始ビールでしたから、気分が悪い時は無理せずにお願いします」
提督「朝早くに起きて酔いを醒ましていた秘書艦に、同じ言葉を返すよ」
不知火「まったく、返す言葉もありませんよ、お互い大事にしましょう」
提督「さて、昨日ドッキリを仕掛けた四人の様子はどうだった」
不知火「響と龍驤さんは今朝も司令の心配をされていました」
不知火「龍驤さんは泣き腫らしたのか目が赤くなってましたよ」
提督「まあ、目の前で自殺されたら誰だってそうなるわな」
不知火「曙はもっと酷い状態ですね、夜中目覚めては泣いていたらしいです」
不知火「『夢なら早く覚めてよ』って言いながら、さて、どう落とし前をつけてくれますか」
提督「やりすぎたと思ってるよ、そんなに睨まないでくれ」
不知火「今度、曙に直接謝りに行ってくださいね、絶対にですよ」
提督「ああ、もちろんだ、瑞鳳に関してはどうだ?」
不知火「瑞鳳さんは、なんでしょうか、その」
提督「どうした、歯切れの悪い」
不知火「昨日の一件でその、溜め込んでた思いが爆発してしまったようで」
不知火「まあその、悪いようにはならないと思いますので、安心してください」
提督「あぁ、正直よく分からんが、まあ不知火が言うのなら大丈夫なんだろう」
不知火(ずっと甘い声で司令の名を呟きながら卵焼き作ってたらしいですからね)
不知火(暗い共同キッチンで偶然その光景を見てしまった暁の恐怖は言うまでもないでしょう)
不知火「ええ、また支障が出そうならお伝えします」
提督「あぁ、よろしく頼んだぞ、不知火」
提督「それじゃあ、本日分の仕事でも始めるか」
提督「簡単な話は昨日と同じだ、艦娘の目の前で死んだフリをして、その様子を見る」
不知火「不知火は事前の情報操作と、執務室の様子を司令の私用部屋にあるモニターで確認ですね」
提督「他にも何か協力してもらうかもしれんが、まあそこは臨機応変に、だ」
提督「俺が指を動かしたらネタバレの合図、執務室へと急いでくれ」
提督「徒に長引かせないようにはするが、やばいと思ったら自主的に来てくれて構わない」
不知火「分かりました、不知火も早急に参りたいと思います」
提督「ああ、そこは信頼してるよ」
不知火「ええ、信頼していてください」
【 朝潮 】
不知火「さて、この青空の下で、底抜けの絶望に落とされる最初の艦娘は誰になさるおつもりで」
提督「そうだな、景気づけにご指名、と言いたいところだが」
提督「後数分もしない内に、遠征から艦隊が帰投する、そうだな、不知火」
不知火「はい、そうです、間もなく旗艦が報告に来ると思います」
提督「と、いうことだ、最初のドッキリはその旗艦、朝潮だ」
不知火「朝潮、ですか、性格と言えば性格ですが中身が中身ですね」
提督「朝潮は龍驤とは逆に大人びた子供だからな、大泣きだと踏んでいるが」
不知火「いえ、ネームシップたるもの、どんな場面でも凛々しくあろうとするものですよ」
提督「陽炎のことか」
不知火「陽炎もですよ、時間も押しています、準備をしましょう」
提督「ああ、そうだったな、不知火は廊下で朝潮とすれ違った時、情報を与えてほしい」
不知火「分かりました、どのような内容を伝えればよろしいですか」
提督「艤装に不具合が見つかった、くれぐれも取り扱いには注意するように、と」
不知火「なるほど、では不知火からも、司令に一言を」
不知火「責任感が強い子の取り扱いには十分にご注意を」
提督「ああ、分かった、それじゃあ任せたぞ、不知火」
不知火「はい、失礼します」ガチャ
朝潮「あ、不知火さん、朝からお勤めご苦労様です」
不知火「朝潮、遠征お疲れ様でした」
朝潮「はい、ありがとうございます!」
不知火「少々心配でしたが、不知火の杞憂だったようですね」
朝潮「いえいえ、これも先輩方のご指導のお陰ですよ」
不知火「いえ、少し話が違います、朝潮の練度に関しては最初から心配してませんから」
朝潮「そ、そんな、朝潮なんてまだまだです!」
不知火「朝潮、旗艦に選んでくれた司令の為にも褒め言葉は素直に受け取るべきですよ」
朝潮「は、はい、すいません、ありがとうございます!」
朝潮「では、いったい他にどのような理由があったのですか」
不知火「ええ、艤装に不具合が見つかったそうです、本日中に修正すると」
不知火「自分が思っている以上に威力が増して目測を誤ることが多いらしいです」
不知火「まあ、暴発といった深刻な問題が報告されていないのが救いですね」
不知火「朝潮も、取り扱いには十分注意を払ってくださいね、それでは」
朝潮「分かりました!失礼します!」
不知火「朝潮は本当に真面目ですね、固すぎる部分もありますが」ガチャッ
不知火「モニターよし、画面よし、音量よし、準備は万端ですね」
不知火「さて、新しい一日の始まりです、司令の演技に期待していましょう」
朝潮『失礼します、司令官、遠征のご報告に上がりました』ガチャッ
提督『朝潮か、遠征お疲れ様、今書類から目を離せないからもう少し近くで頼む』
朝潮『はい、まず、遠征では目標としていた...』
不知火「朝潮は恙なく遠征の報告を済ましています、が」
不知火「そういえば、朝潮は以前、遠征は報告までが任務だと言っていましたね」
不知火「右手にはまだ連装砲が握られています、司令もよく覚えているものです」
朝潮『以上です』
提督『なるほど、分かりやすい報告をありがとう』スッ
提督『いつも朝潮はよく頑張ってくれるな、助かるよ』ナデナデ
朝潮『あっ、し、司令官、子ども扱いしないでくださいっ』
提督『なに、日頃の努力を労っているだけだ、今は甘えとけ』
朝潮『あ、ぅ、は、はい』
提督『朝潮は真面目すぎるからな、遠征も大事だが仲間も大切にしないといけない』ナデナデ
提督『不具合が見つかった時は、素直に連装砲は閉まっておくんだぞ、分かったかい』ナデナデ
朝潮『はぃ、わかりました、しれぃかん』ポーッ
提督『こらこら、そんなに脱力してたら何かあった時に困るだろう、朝潮』ジャキッ
提督『あれ、どうした、急に連装砲の安全装置なんて外して』
朝潮『へぁ、どうしました、か...』
朝潮『あ、あれ、なんで、勝手に、うごいて』
連装砲『』ドンッ
提督『ぁ』
朝潮『...え』
提督『あさ、し、お...?』バタッ
提督『』ドクドク
朝潮『...しれい、かん?』
不知火「艤装の不具合と聞いて予想はしていましたが、しかしまあ、相変わらずですね」
不知火「ぼーっとしている朝潮の連装砲が、司令の心臓付近を撃ち抜きました」
不知火「その場に倒れた司令は全く動きません、血の海が広がるだけです」
不知火「全く、司令の演技力には恐れ入ります、しかし朝潮の行動も素晴らしいですね」
朝潮『え、え、だ、大丈夫ですか!司令官!』
朝潮『血が、血が止まらない!はやく、早く止めなきゃ!』
朝潮『司令官!しっかりしてください!司令官!司令官!』
朝潮『司令官!嫌です!お願いします!お目覚めください!司令官!』
朝潮『あ、あぁ、司令官の体、どんどん、冷たく、なって』
朝潮『あ、いや、うそ、司令官、司令官、司令官!』
朝潮『や、いや、いや、いやあああああああああああああ!』
朝潮『司令官!しれいかん!しれいかああああああん!』
朝潮『いやああああああああああああああああああああ!』
不知火「...絶望しかないでしょう、泣き叫ぶしかないでしょう」
不知火「防げた事故ほど後悔が残るものはないですからね」
不知火「さて、そろそろお時間でしょう、司令の指は、まだ」
朝潮『...司令官、すいません、本当に申し訳ありません』
朝潮『せめて、せめて、朝潮も、あちらまでお供いたします』
不知火「ん?」
朝潮『司令官、大好きですよ、司令官』ジャキッ
不知火「まずい!」ガチャッ ダッ
朝潮『さようなら、皆さん、さようなら、司令官』
不知火「待って!早まらないで!朝潮!」
朝潮『さようなら』
不知火「まってええええ!」ガチャッ
提督「朝潮!」ガシッ
朝潮「...へ、ぇ?」
提督「この馬鹿野郎!艤装の不具合っつっただろ!なんでお前が責任とんだよ!」
朝潮「し、しれいかん、え、だって、え」
提督「何かあったら責任とって死ねだなんて誰が言った!それは俺の役目だ!」
朝潮「え、どういう、だって、しれいかんは、しれいかんは」
提督「すまない、全部ドッキリだ、驚かせて悪かったな、すまない」
提督「生きてる、怪我もない、何もない、お前が心配するようなことはない」
朝潮「しれい、かん、しれいかん、しれいかん!」ギュゥ
提督「よしよし」
朝潮「うわあああぁぁぁぁぁん...」
朝潮「すぅ、すぅ」スヤスヤ
不知火「朝潮、泣き疲れてそのまま寝てしまいましたね」
提督「起こさないように移動させるのも大変なもんだぞ」
不知火「後は霰達がお世話してくれるでしょう、お疲れ様です」
提督「お疲れ様、大事にならなくて良かったよ」
不知火「正直、不知火の想像の何倍も、朝潮は大人でした」
提督「殉死が正しいとは思わん、が、しかし、武士の鑑とも言える姿だ」
不知火「司令が朝潮を旗艦に指名した理由がよく分かりましたよ」
提督「朝から目の冴える展開だったな、お陰で眠気が吹っ飛んだ」
不知火「それなら、この珈琲は必要ありませんね」
提督「それとこれとは別問題だ、一日は長い、次も頑張るぞ」
不知火「ええ、もちろんですよ、司令」
【 青葉 古鷹 】
提督「もうすぐお昼か、次はちゃちゃっと終わらせるか」
不知火「ちゃちゃっと、ですか、死亡ドッキリに素早いも何もないと思いますが」
提督「何、準備を素早くすればある程度の時間は削減できる」
提督「不知火は今回、事前に情報を流さずにそのまま私用部屋に行ってくれて構わない」
提督「それに、今回はそこまで取り乱すことはないだろう、自信を持って言える」
不知火「司令がそこまで言うなら、きっとそうなのでしょう、誰になさるのですか」
提督「青葉、それと古鷹だ、二人一気にいくぞ」
不知火「なるほど、青葉さんはさておき、古鷹さんは余程心配いらないでしょう」
提督「ドッキリをばらすタイミングも簡単に済む、不知火は気軽に見ていてくれ」
不知火「分かりました、珈琲でも飲んで眺めていますね」
提督「部屋にはミルクと砂糖がないからな、必要なら持って行ってくれ」
不知火「ありがとうございます、それでは」ガチャッ
不知火「さて、古鷹さんがいるなら安心ですね、気が楽です」
不知火「青葉さん、もどうでしょう、そこまで取り乱すことはないと思いますが」
不知火「さて、二人が部屋に入ってきました」
古鷹『失礼します、古鷹です』
青葉『失礼します、青葉です』
提督『ああ、少し待ってくれ』
古鷹『どうしましたか、提督』
提督『演習が今良い段階でな、少し見ていたい』
青葉『風に揺れるカーテン、窓から外を見る提督、最高の被写体じゃないですか!』
提督『ははっ、こんなもんいつでもどこでも撮れるだろう』
青葉『いえいえ、せっかくなので一枚お願いします!』
提督『仕方ないなぁ』
青葉『いきますよ、ハイ、チーズ』パシャッ
提督『』バシャッ
古鷹『...え?』
不知火「っ」ビクッ
提督『』バタンッ
古鷹『え、え、提督、え?』
青葉『へ?』
不知火「...ふぅ、さすがにいきなりすぎて驚きました」
不知火「青葉さんがシャッターを下ろした瞬間に、司令の頭に銃弾が」
不知火「演習の流れ弾ということでしょう、実際ありそうで怖いですね」
不知火「司令は窓際に倒れていつも通り動きません、ああ、でも古鷹さんの行動は速いですね」
古鷹『提督?ちょっと!提督!大丈夫ですか提督!』バッ
古鷹『提督!返事をしてください!お願いします!提督!提督!』
古鷹『青葉!青葉は誰か呼んできて!早く!』
古鷹『聞いてる?青葉!青葉った、ら』クルッ
古鷹『あお、ば...?』
青葉『し、司令官の頭が、頭に、銃弾が、あ、青葉が』
青葉『青葉が、こっち向いてなんて、言ったから、から』
青葉『ど、ドッキリ、ですよね、だって、あんなに笑顔で、写真を』カメラミル
青葉『...ぁ、あぁぁぁぁ』ヘナヘナ
古鷹『青葉!どうしたの!ちょっと!青葉!』
青葉『ああぁぁぁ、青葉が、青葉が、司令官を、あぁぁぁ、ぁぁ...!』
古鷹『青葉!しっかりして!まだ助かるから!青葉!』
古鷹『提督の笑顔を!もう一回見たいんでしょ!ほら、さっき撮ってた!』
古鷹『この写真みた、い、に』
古鷹『ひぁ』ペタッ
古鷹『あぁぁ、こんなのって、こんなのってぇぇ...』ポロポロ
不知火「青葉さんはへたり込んだまま頭を抱えて」
不知火「古鷹さんはカメラを見たまま涙をポロポロと流しています」
不知火「古鷹さんがこうなるとは予想外でしたね、いや、というよりも」
不知火「あのカメラに写ってるんでしょうね、そんな絶望が」
青葉『青葉が、青葉が、どうしよう、やだ、だれか、だれかぁぁ...』
古鷹『ああぁ、あぁ、ぅああああぁぁぁぁ...』
提督『』ピクッ
不知火「さて、司令の指も動いたことです、ネタ晴らしのお時間ですね」
不知火「カメラも見せてもらいましょう、そこに何が写ってるのか」
古鷹「あぁ、しらぬい、ごめん、ごめん、提督が、提督がぁぁ...」
不知火「大丈夫ですよ、古鷹、カメラ、少し失礼しますね」スッ
不知火「...あぁ、なるほど、そういうことですか」
不知火「確かに、こんなものが撮れてたら、そうなりますよね」
不知火「司令、これ以上長引かせても不利益にしかなりませんよ、さあ」
提督「...そうだな、すまない、傷跡を残してはいけないんだったな」
古鷹「あ、ぇ、あ、てい、とく」
古鷹「うそ、本当に、本当に提督、なの」
提督「ああ、その目で確かめてんだろ、俺だよ、間違いなく」
古鷹「ほんと?ほんとにほんと?死んでない?生きてるよね!」
提督「ドッキリだよ、すまんな、見ての通りピンピンだよ」
古鷹「ああ、もう、なんだぁぁ、よかったよぉぉぉ...」ポロポロ
提督「ほら、青葉、いつもの威勢はどうした、うなだれんな、顔上げろ」
青葉「ごめんなさい、ごめんなさい、しれい、かん...しれいかん?」
提督「ドッキリだよ、ドッキリ、お前好きそうだろ、こういうの
青葉「どっき、り?じゃあ、しれいかんは、いきてる...」
提督「ほら、どんな顔してんだよ、その呆けた顔写真で撮んぞあおば、っと」
青葉「司令官!司令官!よかった!よかった!よかったぁぁぁ!」ダキッ
提督「まったく、鼻水拭けって、な?」
青葉「うわああああああああああん!しれいかあああああああん!」
古鷹「もうこんな悪質なこと止めてくださいね、本当に心配しましたから」
青葉「こ、今度は絶対に騙されませんからね!本当ですよ!」ズズッ
古鷹「ほらほら、青葉、鼻水拭きなよ、それじゃあ提督、失礼しました」
提督「ああ、青葉のご機嫌頼んだぞ古鷹、それじゃあ」
提督「これで午前の部終了か、久しぶりに気軽に死んだ振りができたな」
不知火「もうこれくらいのことでは胃が慣れてしまいましたよ、悔しいですね」
提督「なに、どうせするんだ、負担が少ないことは良いことじゃないか」
提督「それにしても、古鷹があそこまで折れるとはな、何が写ってた」
不知火「答えるに値しませんね、司令自身が狙ったタイミングでしょう」
提督「よくご存じで」
不知火「敬愛する者が狙撃される瞬間、しかも血飛沫が飛び散る瞬間ですよ」
不知火「写真は脚色することなく現実を突きつけてきますからね」
提督「このご時世、脚色してない写真の方が少ないぞ、というのは野暮だな」
不知火「脚色されているのは、いつだってその背景ですから」
提督「まあ、その辺は青葉の方がよっぽど詳しいだろうな」
不知火「青葉さんも古鷹さんも認めざるを得ませんよ、僅かな希望も打ちのめして」
提督「悪趣味は自覚している、自覚しているからこそ手は緩めないさ」
提督「下手に希望を持たせるより、よっぽど人道的だ、なあ、不知火」
不知火「それは結果論ですよ、渦中の人間に結果は分かりませんから」
提督「この手の話はいつだって平行線だ、分かる時はその時だ」
不知火「それなら不知火は司令と、相容れることはないでしょう」
提督「そうであることを願っているよ、さあ、一度休憩しよう」
【 雪風 】
提督「味噌汁美味しかった、ありがとう」
不知火「二日酔いに効果があると聞いたので、どういたしましてです」
提督「午後は後三組、昨日よりも一組多い」
不知火「一般業務もありますからね、夕方までには終わらせましょう」
提督「秘書艦と言えど業務は他の艦娘と同じだ、残業は避けたい」
不知火「不知火は秘書艦の前に伴侶ですよ、お手伝いいたします」
提督「仕事が気になって眠れないだけだろう、じゃあどんどん行くか」
提督「午後最初の標的は雪風だ、お前の姉妹艦だな」
不知火「雪風ですか、あの子は強いですよ」
提督「乗り越えてきた死線の数が違うからな、生半可に折れるとは思っていない」
提督「ただ、今回はあいつのトラウマを呼び起こすかもしれない、その時は」
不知火「不知火が駆けつけます、傷跡を残す前に」
提督「まあ、あいつは物分かりがいい、傷跡が残るほどやわじゃないさ」
不知火「雪風のことは信頼していますが、司令のその言葉には信頼がおけませんね」
提督「今回でその信頼を取り戻すように頑張るさ、不知火は私用部屋に行ってくれ」
不知火「全く、頼みますよ本当に、失礼します」
不知火「さて、今回も事前に情報は流さず、ということは自死はありませんね」
不知火「あの子にはそういうものを見せたくないので、ホッと一安心、とはいきません」
不知火「むしろ、不気味な不安感さえ覚えます、雪風の強さを信じましょう」
雪風『しれぇ!失礼します!』ガチャッ
提督『ああ、入っていいぞ、前回はMVPの活躍だったそうじゃないか』
雪風『はい!雪風、頑張りましたっ!』
不知火「雪風、忙しくて最近会ってませんでしたが、随分と成長しているようですね」
不知火「部屋の中に怪しいものはありません、いったい司令は何をお考えでしょう」
提督『確か、雪風は褒賞として造花を希望していたな』
雪風『そうです!丹精込めて作ったものでないと、感謝の気持ちが伝わらないので!』
提督『そうか、お姉さん達も喜んでくれるといいな』
雪風『はい!きっと、喜んでくれます!』
不知火「...あっ」ポロッ
不知火「いけない、柄にもなく涙が」
不知火「不知火は、本当に良い妹を持ちました」
不知火「中止、というわけにはいきませんね、もうここまでくれば腹はくくっていますから」
不知火「ごめんなさい、雪風、後からウンと可愛がってあげますから、許してください」
提督『確か、この棚の一番上に置いてあったはずだ』
提督『雪風、脚立を支えておいてくれ』
雪風『本当ですか!分かりました!えへへっ』
提督『ありがとう、っと、思ったより高いとこにあるな』
提督『よし、もう少しで手が届きそうだ』
雪風『し、しれぇ、ふらついてますが大丈夫ですかっ?』
提督『あ、あぁ、もう少しでとれ...うわっ!』ガシャッ
雪風『きゃあ!』
雪風『ってて、しれぇ、大丈夫ですか?』
雪風『...しれぇ?』
不知火「雪風の呆けた声が、余計にむなしくなります」
不知火「脚立から落ちた司令は、執務机の角に頭をぶつけて、そのまま」
不知火「その後頭部が血の海に染まっていくのを、雪風は見てることしかできません」
不知火「打ち所が悪かった、運がなかった、そんな死に方ですが」
不知火「雪風は、誰よりもその言葉に敏感です、から」
雪風『えっ、えっ、しれぇ?しれぇ?』ユサユサ
雪風『しれぇ、起きましょうよ、嘘ですよね、しれぇ』
雪風『しれぇ、しれぇ!しれぇったら!ねえ!しれぇ!』
雪風『目を空けてください!もう、一人は嫌です!しれぇ!』
雪風『もう残されるのは嫌です!お願いです!最後、まで、しれぇ』
雪風『そんな、しれぇ、いや、いやああああああああ!』
雪風『また、また、こうなるんだ、雪風は、雪風が』
雪風『私が、私がいるからっ、こんなことに、なって!』
雪風『幸運艦とかじゃない、違う、違う、死神、なんだ』
雪風『雪風は、やっぱり死神なんだ、死神なんだぁぁぁぁぁぁっ!』
雪風「やだあああああああああ!しれえええええええええええ!」
不知火「そんなこと、言ってはいけませんよ、雪風」ガチャッ
雪風「え、あ、しらぬい、さん?」
不知火「死神だなんて、そんなこと言わないでください、あなたは幸運の女神ですよ」
不知火「あなたに守られた幾百の命もあるのです、あなたが繋いだ幾千の命があるのです」
不知火「自分を卑下するようなことは言わないでください、お願いします」
不知火「ほら、この悪趣味司令、いつまでお昼寝してるんですか、起きましょう、起きなさい」
提督「ってぇ!分かった!起きるから!手の甲を踏むな馬鹿!」
雪風「え、し、しれぇ?」
不知火「すいません、雪風、この性悪提督のせいでこんな思いをさせてしまって」
不知火「いたずらですよ、真に受けないでください」
雪風「いた、ずら?じゃ、じゃあ、しれぇは」
不知火「ええ、この通りです、全然大丈夫ですよ」
提督「お前が踏んだところはクソ痛いけどな、このシスコン野郎」
不知火「司令、頭をぶつけた時に言語中枢までやられてしまいましたか」
不知火「あぁ、すいません、元々でしたね、不知火の落ち度です」
提督「てめぇここぞとばかりに言いまくりやがって」
雪風「あ、あの、お二人とも...」
不知火「それと、雪風」
雪風「は、はい!」
不知火「この部屋は持ち主の性格を表すように、華やかなものがありません」
提督「おまえなぁ」
不知火「秘書艦の身としては、退屈な業務の中にも癒しが欲しいと思っています」
不知火「ですので、不知火の心を癒してくれる素敵なお花を、是非作ってくれませんか」
雪風「へっ?あっ、うん!」
雪風「雪風、頑張って作りますねっ!」
不知火「ありがとう、雪風、あなたは良い子ですね」ナデナデ
雪風「えへへっ、えへへへへ」
雪風「それじゃあ雪風、失礼しますねっ!」
提督「ああ、今日はゆっくり休めよ、お疲れ様」
不知火「はい、お花はゆっくりでいいですよ、それじゃあね」
不知火「さて、司令、何か言うことはありませんか」
提督「はいはい、俺が悪かった」
不知火「その言葉は違いますよ、司令」
提督「あぁ?謝る以外にねえだろ、他に何を求めてんだ」
不知火「そういう意味ではありません、司令だけが謝るのは違うということです」
不知火「不知火の方こそ、数々の暴言失礼しました」
不知火「いくら姉妹艦とは言え、感情に流され過ぎました、申し訳ありません」
提督「ああ、もう別に良いよ、そんなことは」
不知火「そんなこと、ではありませんよ、不知火にとっては」
提督「お前は秘書艦以前に陽炎型だろう、当たり前のことだ」
提督「お前は俺が当たり前のことを言ったら怒るのか、そういうことだ」
不知火「司令には敵いませんね」
提督「こういうことを言うのは性に合わん、ほら、さっさと次にいくぞ」
不知火「分かりました、司令」
提督「なんだ、まだ何かあるのか」
不知火「雪風の褒賞、覚えていてくれてありがとうございました」
提督「ああもう、顔が熱くなる、どういたしまして」
不知火「素直じゃない人ですね」
提督「やかましい」
【 如月 睦月 】
提督「ふぅ、落ち着いた味の珈琲は心も落ち着くな」
不知火「そういうものを淹れましたので、お下げしますよ」
提督「ああ、ありがとう、助かるよ」
不知火「こういうものはテンポが大事ですからね、次に参りましょう」
提督「そうだな、その前に、私用部屋からこの部屋までどれくらいかかる」
不知火「そうですね、普通に行けば三〇秒もかかりません」
不知火「急げば一五秒ほどで着くと思いますが」
提督「一五秒か、念には念を入れときたいな」
不知火「どうしましたか」
提督「次は不測の事態が発生するかもしれない、楽観視はできない」
提督「一五秒もあれば余程大丈夫だとは思うが、万が一もある」
提督「今度はドッキリの時、執務室に不知火もいてほしい、良いか」
不知火「分かりました、何かあれば早急に対応します」
提督「ああ、必要最低限だけ反応すればいい、舞台を刺激するのは危険だからな」
不知火「必要最低限ですね、了解です」
不知火「しかし、それほど司令が心配なさるとは意外ですね」
提督「今までのものとは趣向が違う、一応言っとくが万が一だ、信頼はしてる」
不知火「なるほど、それでは、肝心のお相手は?」
提督「仲良しこよし姉妹だよ、睦月と如月だ」
睦月「失礼しますっ、睦月型1番艦、睦月です」
如月「失礼しまぁす、睦月型2番艦、如月よ」
提督「ああ、すまんな、演習が終わってすぐだと言うのに呼び出してしまって」
不知火「すいません、重要な用事ではないんですが、午後の業務の都合上」
如月「まったく、レディを急かす男は嫌われるわよぉ?、」
睦月「にゃんですかぁ、もしかして、ケッコンの申請ですか、ですか!」
提督「いや、上部から最新鋭兵器のサンプルを渡されてな」
提督「軽量化に重点を置いているらしいからな、その感想をお願いしたい」
睦月「なるほどぉ、そんなことなら睦月と如月ちゃんにお任せあれ!」
如月「ふふっ、せっかくの提督のお願いだものね、もちろん協力するわ」
提督「ありがとう、こちらがその支給品だ」スッ
睦月「おぉっ、これはこれは、軽い単装砲だにゃあ」
如月「ええ、これくらい軽いと、如月達の負担も少なくなるわね」
提督「ああ、駆逐艦のフットワークの軽さ、それを更に生かす為とのことだ」
提督「支給品とは言えまだ未完成だ、扱いには注意してくれよ」
如月「子供じゃないんだから、ね、提督?」
提督「ではその支給品について説明していく、まず、先程も言ったが...」クルッ
提督「ところで、軽量化に伴ってスケールも小さくなったが...」ペラペラ
如月(ねぇ、睦月ちゃん、ちょっと提督を驚かしてみない?)ヒソヒソ
睦月(えぇ、そんなのダメだよぉ、ちゃんと話は聞かなくちゃ)
如月(大丈夫大丈夫、ちょっと空砲撃ってみるだけだからね)
睦月(もう、如月ちゃんったら)
不知火(まあ支給品の説明なんて真面目に聞いてる人はそういませんしね)
不知火(なるほど、司令はこうなることを見越して、ですか)
不知火(支給品は最初実弾が入っていません、お二人もよくご存じですが)
不知火(全く、お行儀の悪い姉妹もいたものです、どうなってもしりませんよ)
睦月(や、止めた方がいいって)
如月(もう、睦月ちゃん心配しすぎだから、それじゃあ、いくわよ)ジャキッ
提督「そして、この軽さが生かされるのが俺の緊急時だ、なぜなら」
提督「ちょっと、二人ともちゃんと聞いてるか」クルッ
如月「それ、どっかぁん!」パンッ ザシュッ
提督「ぁ...」ドクドク
不知火「ひっ...!」
睦月「え?」
如月「あ、れ...」
提督「」バタッ
不知火「ひぁ、あぁ、あぁぁぁ...」ヘナヘナ
不知火「し、しれい、いや、いやぁぁ...」
不知火(あ、あぁ、ダメです、二人を監視しなきゃダメ、なのに)
不知火(いざ目の前にすると、うう、動揺が、止まらなくて)
不知火(なんで、なんで、涙が、涙が出て、きて)グスッ
不知火「あぁぁぁ、しれえぇぇぇ...」ポロポロ
如月「う、うそ、え、だって、支給品って最初、え」
如月「実弾、入ってないのに、でも、て、提督は」
睦月「如月ちゃんの、せいだよ」ボソッ
如月「ち、ちがう、そんな、そんなつもりじゃ」
睦月「違わないっ!」バッ
睦月「全部!全部!如月ちゃんのせいだよ!この、人殺し!」ガシッ
如月「ちがう、ちがうの、本当に、ほんとうにっ」
睦月「如月ちゃんが!殺したじゃないの!今!ここで!」
如月「ちがう、違う!違う!違う!うわあああああああああああ!」
睦月「何が違うの!司令官を殺したのは、事実じゃない!」
睦月「私!まだ伝えてないこともある!私だけじゃない!それなのに!」
睦月「返して!司令官を返してよ!返して!返せ!」グッ
如月「むつき、ちゃん、く、くるし」
睦月「返せええええええええええええええ!」ググッ
如月「ぁ、ぁ、っぁ、や、め」
パァンッ
睦月「なっ!」バッ
如月「が、かはっ」ドン
提督「勘弁してくれ、血気盛んな奴多すぎだろこの鎮守府」
不知火「あ、し、しれい...」
提督「さて、お話の続きだ、この単装砲は緊急時、人間にも扱えるようになっている」
提督「反動が大きく使用は難しいが、このように空砲でも十分に相手を威嚇することは出来る」
提督「と、いうことだ、大丈夫か如月、立てるか」
如月「へっ、あ、うん、ありが、とう」
睦月「しれい、かん?なんで、え、でも、さっき」
提督「冷静になれ睦月、支給品に最初から実弾が入ってるなんてありえんだろ」
睦月「あっ、そ、それじゃあ、これは、どういう」
提督「単なるドッキリだよ、ほら、そう強張んな」
睦月「な、なあんだ、ドッキリ、かぁ、司令官、生きて、生きてるん、だ」
睦月「だ、だって、そうしないと、な、涙が、止まらなく、て」
睦月「し、しれいかん、司令官の、ばか!ばか!う、うぅ」
睦月「うわあああああああああん!しれいかああああん!」
提督「ほらほら、だからそう泣くなって、な」
提督「如月もごめんな、俺が全部悪い、睦月のことを責めないでくれ」
如月「ほ、本当よ、こんな悪趣味なことは、これからは絶対に、やめ、て、うぅ」
如月「うわああああん!生きててよかったああああああああ!」
提督「如月もかよ、ああもう、泣くだけ泣いとけ」
不知火「...」グスッ
提督「ああ、もう一人増えたところでなんも思わんからお前も泣きたいなら泣けよ」
不知火「大丈夫です、お見苦しいところは見せられませんから」ズビズビ
提督「はいはい、鼻水拭いてから喋ろうな」
睦月「本当にごめんね、如月ちゃん、あんなことしちゃって」
如月「ううん、如月も、睦月ちゃんの忠告無視して、ごめんなさい」
提督「ほら、辛気臭い顔すんな、間宮アイスの無料券やるからこれで機嫌直して来い」
提督「ただし、大盛アイスの無料券、それも一枚だけだからな」
提督「ちゃんと二人で半分個して食べろよ」
如月「ふふっ、提督も優しいところあるのね、でもこういうことは二度としないでよ」
睦月「本当に!今度あったら、睦月ちゃん只じゃおきませんからね!はい!」
提督「はいよ、それじゃあ二人共、後はゆっくり休めよ」
如月「ええ、そうさせてもらうわ、お疲れ様、提督」
睦月「はい!失礼します!お疲れ様でした!」
提督「ああ、お疲れ様」
提督「まあこうして、最悪のケースは防げたが」
提督「不知火、秘書艦として感情と仕事は分け隔てた方がいいぞ」
不知火「...はい」ションボリ
提督「今はこのような形だが、流れ弾や誤射が絶対ないとは言い切れない」
提督「そういう時、この鎮守府をまとめるのはお前だからな、不知火」
不知火「はい、すいませんでした」ドヨーン
提督「分かればいい、と、いうことでだ」
提督「俺も感情と仕事は分け隔てて考えようと思う、不知火」スッ
不知火「なんでしょう、か...」
提督「不知火」ナデナデ
不知火「し、しれい...?」
提督「ドッキリだとしても、だ、あそこまで気に掛けてくれて嬉しくない奴はいない」
提督「不知火、ありがとう」
不知火「...それは、ずるいですよ、司令」グスッ
【 摩耶 】
提督「落ち着いたか、不知火」
不知火「ええ、なんとか、すいませんでした」
提督「今回、沢山の迷惑をお前に掛けているからな、どうってことないさ」
提督「っと、もうこんな時間か、夕餉前に一般業務を半分は終わらせておきたいな」
不知火「と、なると時間的にはこれが最後ですね」
提督「そうだな、本日分の仕事納めだ」
不知火「その言葉、昨日も聞きましたよ」
提督「ああ、まだ全体の仕事納めじゃないからな」
不知火「なるほど、明日は何時に来ればよいですか」
提督「そうだな、少し朝早い方が助かる、いつもの始業時刻と同じだ」
不知火「分かりました、それではマルキューマルマル、執務室ということで」
提督「明日が正真正銘最終日だ、気合い入れてこいよ」
不知火「もちろんです、それでは、明日に繋げる本日の仕事納めですね」
提督「ああ、こんな小春日和の一日はそうだな、摩耶にでも納めてもらうか」
不知火「摩耶さん、ですか、それはそれは楽しそうなことになりそうですね」
提督「ああ、あいつは竹を割ったような性格の奴だからな」
提督「口は悪いかもしれんが、ある意味、一番素直な奴だよ」
不知火「随分とお気に召されているようですね」
提督「この鎮守府はお利口さんばかりだからな、ああいう奴は良い意味で浮くさ」
不知火「すいませんね、お利口さんで」
提督「別に利口な奴が嫌いだとは言ってない、賢い奴は大好きだ」
不知火「それはどうも、今日の締めは如何にして?」
提督「そうだな、少し試してみたかったことがある」
提督「折角の機会だ、そいつをちょっとやってみたい」
不知火「なるほど、不知火の役割はありますか」
提督「有る、大有りだ、むしろお前が今回の主役だ」
不知火「それは腕が鳴りますね、主演女優賞を獲得出来るように頑張りますよ」
提督「ほざけ、直に摩耶が来る、すぐに用意するぞ」
不知火「分かりました、では、不知火が立つ部隊の脚本を教えていただきましょう」
提督「なに、話は簡単だ、とても簡単だ」
提督「不知火、俺を射殺しろ...今度は泣くなよ?」
摩耶「なんだぁ提督の奴、急に呼び出しやがってよぉ」
摩耶「ちくしょう、アタシが何したっていうんだ、くそ」
摩耶「ダメだ、冷静に考えたら思い辺りしかねぇ、しゃーねえや、腹くくるか」
摩耶「失礼するぜ、提督」ガチャッ
摩耶「この摩耶サマ直々に怒られにきた、ぞ...」
摩耶「な...っ!」
提督「ま、摩耶!助けてくれ!こ、殺され...がはっ!」
不知火「全く、お喋りな人ですね、最期くらい黙っていただけないでしょうか」
摩耶「オ、オイ!何やってんだ不知火!」
不知火「何って、見れば分かるでしょう、理解の足りない人は好きではありませんよ」
摩耶「そんなの知ってる!どうしてってことだよ!」
不知火「どうして、ですか、摩耶さんは面白いことを言う人ですね」
摩耶「っんだと!」
不知火「まず、こういうことをしている時点で、不知火が貴方達の敵であることは明らかです」
不知火「味方でもないのに、そう易々と情報を教える馬鹿がどこにいるでしょうか、それに」
不知火「理由など、言わなくてもお分かりでしょう?」
摩耶「...テメェ!まさか大本営の!」
不知火「あらあら、不知火としたことが、お話が過ぎましたね」
不知火「ヒトゴーフタマル、司令、人生の終業時刻です、冥土のお土産にどうぞ」
提督「はっ、仕事終わりの一杯も味わえねえ業務なんざハナからお断りだ...っ」ゼエゼエ
不知火「そうですか、それは残念です」ガチャッ
摩耶「やらせるか!」ダッ
不知火「練度を考えてください、それは無謀というものですよ、摩耶さん」ガシッ
提督「摩耶!」
摩耶「がっ...くそぉ...っ!」
不知火「さて、お別れの時間です、司令、今までお世話になりました」
提督「く...っ!」
摩耶「待て!待て!待て!なんでだ!なんでだよ!」
摩耶「例えお前が大本営からの回しモンだったとしても、そうだとしてもだ!」
摩耶「その気持ちは!提督を思うその気持ちは本物じゃなかったのかよ!」
摩耶「オイ!答えろよ秘書艦不知火!」
不知火「...感情と仕事を分け隔てずに任務を遂行出来るほど」
不知火「この世界は、甘くないんですよ、摩耶さん」
摩耶「...それでも!」
不知火「もう何も言いません、司令、さようなら」ジャキッ
摩耶「ま、待ってくれ!頼む!お願いだ!」
摩耶「止めろ!止めろ!止めろおおおおおおおおおお!」
不知火「...ごめんなさい」
パンッ
摩耶「あ...」
不知火「......」
提督「」ドクドク
摩耶「あ、ああ、あああぁぁ...」
摩耶「ああああああああああああああああああ!」
摩耶「うわあああああああああああああああああ!」ガバッ
不知火「なっ、がはっ!」ドサッ
摩耶「テメェ!よくも!よくも提督を殺したなああああ!」
摩耶「ぜってぇ許さねえ!殺してやる!殺してやる!殺してやる!」ググッ
不知火「あ、がはっ、やめ...!」
不知火(摩耶さんさっきと全然力が違って...まずい...)
不知火(あ、だめ、いき、が...)
摩耶「死ね!死ね!死ね!」
摩耶「死んじまええええええええええええええ!」
不知火「あ...しれぃ...たす、けて...」
提督「やめろ摩耶ああああああああああああああああああああ!」ガシッ
摩耶「うわああああぁぁぁ、ああぁぁ、あ...あ?」ポカン スルッ
不知火「かはっ...し、しれぃ...」
提督「大丈夫か不知火!怪我してないか!なんともないか!」
不知火「え、えぇ、大丈夫、です」
提督「お前ヤバイならもっと早く助け呼べよ!無理するのはお前の悪い癖だぞ!」
摩耶「え、ちょ、ちょっと待てオイ!いったいどうなって」
提督「摩耶てめえええええええええええええ!」
摩耶「っ、は、はい!」ビクゥ
提督「テメェ俺の不知火に何やってやがんだああああああああ!」
摩耶「はぁ!だってこいつがお前のこと!」
提督「こいつがそんなことするわけねえだろ!」
摩耶「んなの分かるかよ!ってかいったいどうなってんだ!」
提督「不知火!お前ホントに痛いとこないんだな!」
不知火「大丈夫ですよ、司令、耳元で大声出されると、うるさいです...」
提督「心配したんだからな不知火!よかったあああああああああ!」
不知火「ほらほら、服が乱れますよ、落ち着いてください」
不知火「心配性ですね、司令は、ふふっ」テレテレ
摩耶「...何が何だかもうさっぱり分かんねえ」
摩耶「オーイ、お二人さん、オーイ、オーイ...」
摩耶「さて、こんなもんか、反省したか、提督さんよ」
提督「ああ、誠意が足りないなら何度でも言ってやる、ごめんなさい」ボッコボコ
摩耶「これに懲りたら二度とこんなことすんじゃねーぞ」
摩耶「良いストレス解消になったぜ!じゃあな提督!」ガチャッ
提督「おう、それじゃあな、摩耶」
提督「ふう、さて、不知火」
不知火「はい」
提督「氷を持って来てほしい」
不知火「言われずともここに」
提督「助かるよ、くそう、あいつ容赦なく殴ってきやがって」
不知火「自業自得ですよ、全く、良い勉強になったのでは」
提督「とんだ仕事納めだよ、これが最後の一人で助かった」
不知火「一般業務がまだ残ってますよ、明日に回しますか」
提督「そういやそうだったな、仕方ない、今日中に終わらせよう」
不知火「不知火もお供しますよ、どうせ暇ですからね」
提督「ありがとう、今日くらいはお言葉に甘えようか」
不知火「あら、珍しいですね、いつもは拒むのに」
提督「たまには良いだろう、お前と過ごす業務漬けの夜があってもいい」
不知火「浪漫を微塵も感じさせない夜もあったものですね、お供しますよ」
提督「ありがとう、明日で鎮守府大ドッキリ大会は最終日となる」
提督「終わり良ければ全て良し、疲労を残さない程度にしろよ」
不知火「そのお言葉、そのままお返ししますよ、司令」
提督「はは、お前には敵わんな、全く」
提督「明朝、マルキューマルマル、執務室に来てくれ、頼んだぞ」
不知火「分かりました、司令...司令」
提督「どうした、朝早いから文句でもあんのか」
不知火「いえ、その...すいません、なんでもありません」
提督「言いたいことがあるなら言えよ」
不知火「いえ、大丈夫です」
不知火「口にしたくありません、ので」
提督「そうか」
不知火「はい、はい」
提督「夜ご飯は何の気負いもなく食べたい、頑張ろう」
不知火「分かりました」
不知火「......」
提督「......」
不知火「...司令」
提督「どうした」
不知火「絶対に、死なないでくださいね」
提督「藪から棒だな」
不知火「答えてください」
提督「...もちろんだ、不知火」
不知火「約束ですよ」
提督「ああ」
不知火「その言葉、信じてますからね」
提督「ああ、信じてくれ」
不知火「不知火はお利口なので、信じますからね」
不知火「それでは、司令、最後に」
提督「なんだ」
不知火「今日も一日、お疲れ様でした」
提督「ああ、不知火の方こそ、お疲れ様」
おしまい
元スレ
提督「艦娘の目の前で死んでみる」 不知火「またですか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460123068/
提督「艦娘の目の前で死んでみる」 不知火「またですか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460123068/
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コメント一覧 (173)
-
- 2016年04月11日 01:01
- 各キャラクターの性格とか提督と不知火の関係とかの設定は悪くないんだけど
ドッキリ自体の内容が後味悪いんだよねぇ
-
- 2016年04月11日 01:04
- 前作はともかくこれは…
-
- 2016年04月11日 01:09
- いや人の感想に感想を持ってもいいだろ
俺の感想にケチつけんな!ってなんやねん
-
- 2016年04月11日 01:21
-
艦これ知らんけどなんか興奮する。絶望してる女の子っていいね!
このジャンル嵌まりそう
-
- 2016年04月11日 01:36
-
視覚だけじゃなく嗅覚を刺激する死に方でやってほしいな
-
- 2016年04月11日 01:39
- ドッキリ仕掛けてる側がキレてるのが意味わからんな
陰湿でキモイという印象しか残らなかった。わざわざコメ欄で否定的な意見を叩いて擁護してる奴も含めてな
-
- 2016年04月11日 01:43
- ※76
お前はお前で感想に感想を持つことに対する感想にケチつけてんじゃん
アホなの?
-
- 2016年04月11日 01:55
- しまかぜとあまつかぜは提督が死んだら二人で抱き合ってわんわん泣きそう
-
- 2016年04月11日 01:56
-
前作から読んできてました~
前作も今回も面白かったね
ssはこうやって手軽に読めるのがいいね
ただ、提督の言葉の使い方や安定性というか統一性?がなくてちょっぴり残念かな~
次のssも期待してます!
-
- 2016年04月11日 03:01
- 嫌なら閉じて、どうぞ
-
- 2016年04月11日 03:10
-
前回に続いて面白かった。続くようなら是非ともまた読みたい
-
- 2016年04月11日 03:12
- 急にかっこよくなるけどそれも元をただせば自分がクズなだけな提督のキャラ好き
-
- 2016年04月11日 03:37
- ※うん、だからケチというか感想を持つことは別にいいよねって言ってるんだが・・・
ア○ペかな?
-
- 2016年04月11日 03:38
- ※80に対してね
-
- 2016年04月11日 03:43
- 読み終えた後スッキリしない でも面白かった
これが傷を残さないタイプのドッキリだったならもっと受けただろうに
-
- 2016年04月11日 03:46
-
一発ネタならまだしも続けるような話じゃないんだよなあ
ドッキリ仕掛けておいての言い草がクズそのもの
上官自ら部下の士気下げるとか頭おかしすぎだろ
まだこの話を続けるのであれば、是非提督を殺して終わらせてほしいものだ
-
- 2016年04月11日 03:55
- あぁ…これが愉悦ってやつなんだな…
-
- 2016年04月11日 04:00
- 他提督の不審死の伏線が死に設定に現状なってる。続く、とかはプロってわけではないからいらないけど、気になる終わり方をよくする。
これなら、最初から何故提督が死んだふりをするのか理由がもう少し欲しかった、例えば今回の如月と睦月の時は、いたずらでっていうテーマは崩さず、その前にも、何度か空砲で驚かされた事があった。とかの軽くでもいいから理由付けが欲しい。もし不審死の伏線が回収されるのであれば、この感想は杞憂なんだけどね。
あと、艦娘同士で争ってしまうようないたずらは少し心苦しいかな、一定の層には人気はあるだろうけどね。
ここのコメ欄を見ると、艦娘が好きだからこそ、争わせたくない、傷付けたくないという、心苦しくなるような場面は見たくない、とても愛情深い提督が多いようだ。
-
- 2016年04月11日 04:06
- 最後まで読んでくれた人の評価は、良し悪し関係なく受け止めるべきだと思うんだ。
SSだからどうとかじゃなくて、不快に思う人が多いのは間違いなく表現力にしろ何にしろ作者のせいやけん、改善してくべきやと思っとーで。
-
- 2016年04月11日 04:15
- これは炎上※稼ぎの為のSSか?
なら大成功じゃないかやったな!
-
- 2016年04月11日 04:20
- 続けないほうが良かったパティーン
-
- 2016年04月11日 05:32
-
面白いと思うよ。現実では許されない人の傷つけ方をしてるしそれに対しての制裁も甘いから胸糞だけど、読み物だから許される。
たとえ納得のいく制裁をこの提督に与えたとしても、このSSがこれ以上面白くなるわけでも無いしな。
ラストも楽しませてもらいます。
-
- 2016年04月11日 05:35
- 素晴らしいんじゃないっすかね
-
- 2016年04月11日 05:51
- 自分でやっといてキレる提督
あきらかに姉妹にわだかまりが残りそうな企画
ゴミ提督が書きたいなら上手なんじゃない?
-
- 2016年04月11日 06:51
-
さして悪くなかった。
もっと胸糞な小説とか色々あるし、割と平気な部類だったんだが…。
-
- 2016年04月11日 06:52
- ※6
ちょっとエッチなドッキリだったら面白いかもね
-
- 2016年04月11日 08:12
- ギャグよりシリアス向けの作者なんだろうね
不知火とのやりとりや事後描写とドッキリ中の描写それぞれなかなか面白いが
ちぐはぐというかアンバランスというか継ぎはぎみたいというか
ドッキリをもっと軽くするかしないとバランス悪いね
面白いは面白いから残念
-
- 2016年04月11日 08:19
- 内容に不満があるならともかく題材に不満があるなら読むなよ
まあ置いといて最後のは微妙だったな
-
- 2016年04月11日 08:40
-
見てないけどゴミだと思うよ
-
- 2016年04月11日 08:46
- 内容はともかくとして続きが気になるSSではある。本当に死んで終わりな気もするが。
-
- 2016年04月11日 10:33
- 提督が死んで終わりより提督以外がどんどん死んでって提督が絶望して終わりの方が面白そう
-
- 2016年04月11日 10:50
- 提督と不知火、前作もこんな芝居がかった会話だったっけ
メインのドッキリは面白かったけどすげー気になった
-
- 2016年04月11日 11:30
- 本スレが終わってからすぐにまとめられてるけど、ほんと早いよな朝4時に完結したやつもすぐにまとめられてたし
謎だわ
-
- 2016年04月11日 12:03
- もうあきたよ
ぶっちゃけあれだ最近のとりあえず異世界いっとけばいいやって感じ
これを評価してるやつはあほなやつだな
-
- 2016年04月11日 12:41
-
前回のが凄く完成度高かったので期待してたが、何と言うか続きを希望されてやっつけでやった感があって残念。次に期待したいが、摩耶のがひどすぎだなー・・。
-
- 2016年04月11日 12:52
-
そんなに悪いもんでもなかったと思うけどな
-
- 2016年04月11日 13:12
- 二番煎じ?三番煎じかな
クォリティの低いパクりほど不快な物はないよね
オマージュだとしても
-
- 2016年04月11日 16:32
- どっきりにはやっていいものとやってはいけないものがあってだなぁ……めちゃイケの哀川翔みたいな感じの普通に傷つける系はダメだ
あと単装砲って12.7㎝でも陸軍で考えれば戦車並みにあるのに心臓撃ち抜かれた程度で済むんですかね.……?
まぁ、面白かったけど
-
- 2016年04月11日 16:36
- ドッキリ好きだし死亡ドッキリも割と好きだけど、仕掛ける側が軽いノリじゃないとなんかこうドッキリって感じにならないな。ただの悪趣味っぽい。これで最後に「実は本当に死期が近いから心構えをして欲しかった」とかなっても後味の悪さがひっくり返ることはなさそうだなぁ
-
- 2016年04月11日 17:09
- 提督が麻耶にキレた意味が分からん
お前はもう提督とは呼べない!
-
- 2016年04月11日 17:14
- 一作目がそこそこ評価されて調子にのったら爆死した典型例
-
- 2016年04月11日 18:22
- 一作だけならいいが、続けんな
-
- 2016年04月11日 18:28
- 死ぬ以外にネタないのか?
-
- 2016年04月11日 19:04
- なんで前作に比して※欄こんなに伸びてんの?と思ったら荒れてたのか…。
前作よりも退屈な感じだったから、艦娘のチョイスをもうちょっと捻って欲しいかな。
-
- 2016年04月11日 19:35
- 100歩譲ってドッキリは良いとしても、ふざけたドッキリで取り乱したら元凶のふざけた男に一喝されるとか理不尽ってレベルじゃないよね。摩耶に至っては逆ギレされてるし
同じ事されたら我慢出来る自信ないわw
-
- 2016年04月11日 19:38
- 面白かった
別にけなしてるわけじゃないんだけど、この作者は胸糞系のシリアスなSSを書かせたら一級品だと思う
感情表現はいいとして伏線と起承転結の細かい部分に気を配ればなおよし
評論家気取りでスマン
-
- 2016年04月11日 22:37
- なんでドッキリしかけた方が逆ギレしてんのとか言ってる奴いるけど
目の前で提督が殺されたと思ってキレた摩耶と同じように
目の前で不知火が殺されそうになって提督はキレたんだろ
どんな状況にしろなにかしら特別な人が殺されかけて切れないやつはいないわ
最低でも俺はそんなことになったら我慢できないな
何も感じないなら人でなしか、特別じゃないそこらの雑踏の一人としか感じてなかったってことだろ
あ、個人的には青葉の反応が好みです
-
- 2016年04月11日 22:46
- ※120
提督と不知火から仕掛けてるんだが?
それで不知火が殺されて摩耶に切れるとか自分を棚に上げすぎだろ
摩耶は摩耶視点での裏切り者を殺しただけなんだから、その行動は正しい
おかしいのはこの提督の頭
-
- 2016年04月11日 22:51
- お前ら提督もべうに軍属じゃない
そういうことだ。
何番煎じでも使われるキャラが違うなら同じじゃないからいいわ
-
- 2016年04月11日 23:30
-
色々言われてるけど普通に面白かったです。反応は大体デフォでも仕掛けや掛け合いで補ってましたね。次回も期待してます。
-
- 2016年04月12日 02:04
- クズならクズでいいとしても、良い話っぽく終わらすのは違うかなーって
-
- 2016年04月12日 07:03
- >>120
そんな事になった原因は自分の悪ふざけな上、その前のドッキリでこいつは不知火に感情的になるなとか注意してるんだが?
-
- 2016年04月12日 08:43
-
ゴミ
-
- 2016年04月12日 11:20
-
前回からのでこの内容になることが予想できない人に驚く
-
- 2016年04月12日 21:26
-
なんでコメントこんな荒れてんだw
こういうノリの作品なんだからそういうノリで楽しめばいいのに…
つまんねーと思ったなら思ったで構わんけど別にその意見は誰も求めてないぞ?
前回に引き続き楽しめた。摩耶編は何か違う気したけどな あれだけノリが別物だし
-
- 2016年04月12日 22:47
-
アイデアとか悪くないけど内容が適当すぎないか?
どれもこれも中途半端って感じしかしない
-
- 2016年04月12日 23:39
- 前回は好きだけど今回やりすぎ感もあってくっそつまんなかった
提督が蒔いた種なのになんでここまで偉そうなの?
-
- 2016年04月13日 00:44
- 前作のが良かったけど、不知火は可愛かった
最後2つもアレだけど、雪風にコレやるのはちょっと酷だな
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- 2016年04月13日 02:44
- 提督が摩耶にボコボコにされてすっきりしました
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- 2016年04月13日 10:17
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なんか艦娘の恐怖とか絶望のシーン見てると目覚めそうになってくる。
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- 2016年04月13日 15:00
- とりあえず90と一緒で愉悦だわ
こういうのゾクゾクするから好き
皆も言ってるけど摩耶編は少し毛並みが他と違うよな
でも不知火が提督をっていうのは何となく想像してたし、こうなるだろなーっていうのが予想出来てたからそこまで抵抗なかった
色んな意見があるけど、総じてそこまで人を惹き付ける作品ってすごいなって感じた
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- 2016年04月13日 16:51
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最後のやつ以外面白かったよ
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- 2016年04月13日 17:00
- ネタをネタと割り切れない奴が創作物を駄目にする
ましてや、一個人の趣味趣向に過ぎないSSなんて、読まないほうが誰も不幸にせずに済む
書き手を根腐れさせず、読み手を不快にさせないからな
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- 2016年04月13日 21:32
- 流石に読者様を拗らせまくるのはどうかと思うぞ。
タイトルで見るか見ないか決めとけよ
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- 2016年04月13日 22:54
- 一作目が面白かったのの続編がクソ地雷だったらタイトル回避は難しいだろ
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- 2016年04月14日 10:07
- ※136
こういう人ってIS作者の別小説の「知らねーのかよ、ジョジョだよ」のネタも楽しめそう
なまじ前作が面白かっただけに人を色々と不愉快にさせる出来なのが問題だと思うんだけど
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- 2016年04月15日 00:30
- 何か不評多いけど俺は好きだぞ?....狂ってるのか...?
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- 2016年04月15日 06:02
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どうして提督は皆すぐ死んだふりするん?
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- 2016年04月15日 13:26
- 実際に本当に死んだら「またやってるよ」って思われて誰も心配しなさそう
オオカミ少年みたいなアレっぽく
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- 2016年04月15日 20:59
- ※142
この提督はそれが目的っぽくね。
不知火に自分の死を何度も見せることで
本当に自分が死んだ時に冷静でいられるようにしてるとか。
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- 2016年04月17日 11:28
- なんで提督死んでないの?どう考えても提督が死んで錯乱した不知火の妄想でしょ?オチをつけなきゃ作品が絞まらないよ
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- 2016年04月19日 13:07
- 相変わらず悪趣味すぎて草
これ逆verみたいなのも世みたい
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- 2016年04月20日 11:14
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前の方が良かったって言う奴が多いが俺はアホだから前とやってることがどう違うのか分からん…死亡ドッキリが好きな奴はキャラが絶望する姿を見たいんじゃないのか?
まあそれより露骨にフラグ立てていったのが気になるが
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- 2016年04月23日 08:18
- 創作の死亡ドッキリは好きだよ
ただ他の人が言っているように、後ろ二つはマズイなぁ
睦月は如月に対してあんな態度を取るとは思えないし、例えそうだとしても仲違いさせるようなドッキリはNG
睦月「ごめんなさい、ごめんなさい……。睦月が、睦月が如月ちゃんを止めていれば……」みたいな流れなら分かった
摩耶様だって提督の為にやったことなのに、それを無下にするなんて死亡ドッキリの意味がないし、純粋に可哀想
提督がただのクズになってしまった
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- 2016年04月24日 15:34
- ※2※7
ここは、初めてか?力抜けよ。
所詮、仮想世界の作品のパロディなんだからよ。気楽に逝こうや
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- 2016年04月24日 22:20
- タイトル見て読むなよって言われてもなぁ。ドッキリSS好きだし前作はモヤりながらも許容範囲ギリギリってとこだったんだがな。後半2話がアウト。胸糞注意欲しかったわ。
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- 2016年04月29日 00:35
- 極限状態でさらけ出される真実を見るのが楽しいんだルォ!?
お手てつないで仲良くじゃ決して見られないいつも十重二十重にカバーされてる本質が
いざ非常に際してはかなくもろく崩れさる精神崩壊がこういうssの見どころなんだルォ!!
個人的にはもうちょっと古鷹に崩れてほしかったかな
続きはよ
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- 2016年05月10日 05:37
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面白かったです。本当に
これは胸糞要素ではない気がする。全然平気だわ
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- 2016年05月11日 08:23
- これ目の前で提督を無惨に殺され、自身も重傷で昏睡状態の不知火が見てる提督との別れの覚悟を決めるための夢でしょ
それ以外の解釈があるのか?
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- 2016年05月12日 10:20
- なんか提督と不知火がいい事言ってる感じになってるのがムカつく
完全に下衆っぽくなってればいいのに
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- 2016年05月30日 01:54
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普通にありな設定
文句言ってる人は何を求めているんだか笑
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- 2016年05月30日 02:32
- 摩耶に対しての提督のリアクションはおかしいだろ。
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- 2016年05月30日 10:57
- 摩耶に対する対応はいただけない
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- 2016年05月31日 20:05
- ※10に同意。
今回のは笑って許せるものじゃないな。
そもそも、相手にトラウマ残したり、掘り起こしたりするのはドッキリじゃなくていじめだよ。攻撃的になった相手にキレたり説教するなんて、愚の骨頂だろ。
ドッキリってのは、誰も傷つかず、傷つけず、終わったあとは「なーんだ」ですむものでなくちゃ。この人の死亡ドッキリは誰も得しない、仕掛けた奴だけが気持ちいい自/慰行為。相手がいる分、強/姦みたいなもんだ
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- 2016年06月05日 09:28
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早く続き来ないかなー
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- 2016年06月12日 13:45
- 提督がゲスいし艦娘がかわいそう
だがそれはそれとして面白い
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- 2016年06月30日 21:27
- まぁ、こういうの嫌いじゃないし好きだよ。
ただ毎回これ系のss読んで思うんだけどさ
仕 事 し ろ
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- 2016年07月17日 12:02
- 批判するなら最初から見んなよww
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- 2016年10月03日 23:47
- 中々な胸糞具合とギャグ調なテンポで楽しめました(暗黒微笑)
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- 2016年12月30日 09:32
- つーかそんなコロコロ暗殺やら何やらしてもいいのかね艦娘のメンタルやら引き継ぎなんて屈強な男性よりよほど難しいだろうに
世界の危機なのにそんなんしてるあら本土近海まで攻め込まれるんじゃ…
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- 2017年04月01日 00:04
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すっげえ心がしんどい…、この手の読み物としては良かったと思う。
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- 2017年04月03日 04:07
- 米2
アスペおっつぅ
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- 2017年09月14日 13:18
- つまんねぇとかいうなら読むんじゃねえよゴミ
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- 2017年09月23日 00:57
- 最初「つまんねえな」と思うじゃん?前作が見込みあっただけにどうしたものかと
でも最後くらい面白いところあるかもしれないし、最後まで読んでからじゃないと正しく評価できないじゃん?
で、結局見どころ少ないのにツッコみどころだけ多くて時間を無駄にしたことに気が付いてやるせなくなるのよ
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- 2017年09月23日 01:25
- アメリカの死亡ドッキリとか見てみなよ。
見てるだけで騙された人がかわいそうになってくる。ドッキリはネタを明かして笑って済むものじゃないと駄目だよ
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- 2018年03月22日 00:22
- お れ は す き
たぶんこの一言で全てが解決すると思う
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- 2018年05月06日 08:32
- 面白いやんけ
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- 2018年05月06日 16:52
- 軍属だの旧軍だのワケわからんこといってる奴いて草
SS自体は前回のと合わせて描写は悪くない がラスト二つはだめだ
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- 2019年03月19日 20:51
- ふーん面白かったで星5
でも
ふーんツマンネ星1
でも別にええやないか人それぞれ
個人的には面白かったで
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- 2020年09月08日 03:59
- 悪趣味にも程がある
虚構であろうとここまでのものを楽しめるような人間は心の底から軽蔑するわ
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