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駆逐戦隊!ショキカンジャー!!【後半】

関連記事:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!【前半】





駆逐戦隊!ショキカンジャー!!【後半】






452:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:18:01.94 ID:jd/PQFPk0

第五話「合体技がほしい!」

ショキカンジャー本拠地

吹雪「はい、それでは第五回ショキカンジャー会議を始めます」

ピロピロピロピロピロピロピロピロ ゴーウィーゴーウィ

吹雪「…」

漣「あ、すみませぇん…」

電「今日は何を話し合うのです?」

吹雪「漣ちゃんが提案があるって言ってたけど…」

漣「あー、はいはい。二つほどございます」



453:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:18:50.99 ID:jd/PQFPk0

漣「まず、前回の戦いで思ったことがあるのですが…」

漣「とても、重要なことです…」

叢雲(…真剣な表情…)

五月雨(一体、何が…?)

吹雪「そ、それは何…?」

漣「それは…」

漣「私たちの武器には名前がなーい!!」

叢雲「どーでもいいわ!!」



454:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:19:18.40 ID:jd/PQFPk0

漣「どうでもよくないよ!由々しき事態だよこれは!」

漣「戦隊の武器に名前がないなんて!何故今まで気が付かなかった!?ムキー!」

電「お、落ち着くのです!」

叢雲「武器に名前がない戦隊もいたでしょ、確か」

漣「いたけどやっぱり欲しいんだよう!」

五月雨「確かに、大井さんの武器には名前があったよね」

吹雪「『トーピードーボム』…だっけ。魚雷の形の小型爆弾だったね」

叢雲「直訳すると、『魚雷爆弾』ね」

電「微妙に二度手間な言葉なのです」



455:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:19:45.12 ID:jd/PQFPk0

漣「まあ、とにかく我々の武器にも名前がほしい!」

漣「というわけで、まずはそれを話し合いたいと思います!」

吹雪「はぁ…」

叢雲「別によくない?」

漣「いやいや、こういうのは大事だから!」

漣「というわけで、みんなの武器の名前を考えてきました!」

叢雲「またよくわからないことを…」



456:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:20:13.18 ID:jd/PQFPk0

漣による武器の名前の案

吹雪  ブリッジソード

叢雲  マストランス

漣   デッキチェリー

電   アンカーハンマー

五月雨 砲刀 サミダレ

電「あれ、意外と普通なのです」

吹雪「というか、安直だね」

漣「まあこういうのはわかりやすいのが一番だしね」

漣「大井さんに倣ってこんな感じで」



457:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:20:44.09 ID:jd/PQFPk0

叢雲「私のは形がマストだし、電のは錨がどうこうって話はしてたから、まあわかるわ」

五月雨「吹雪ちゃんの、ブリッジっていうのは、艦橋のことだよね」

漣「うん。その通りです」

吹雪「何で艦橋?関係あるの?」

漣「武器には直接関係ないかもしれないけどさー」

漣「ほら、リーダーだし、船の中心的な存在の艦橋と合わせて」

吹雪「えぇ…」

吹雪「…まあ、別に問題はないから、いいけどさ」



458:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:21:15.35 ID:jd/PQFPk0

電「それで、漣さんのデッキチェリーっていうのは何なのです?」

漣「我々艦娘の中で、弓って言ったら空母じゃん?」

漣「で、空母、飛行甲板、甲板という連想の元、デッキという言葉を用いました」

漣「ちなみにチェリーっていうのは、ゴの青い人からとってきたのです」

叢雲「でもなんか語呂悪くない?」

漣「そこなんだよねぇ…正直一番語呂が悪い」

漣「でも他に思いつかないし、別にいいかなーと」

叢雲「まあ、あんたの武器だし、別にいいけどさ」



459:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:21:52.24 ID:jd/PQFPk0

吹雪「それで、一番気になるのが…」

五月雨「何で武器の名前が私の名前なの!?」

五月雨「あと、砲刀って何!?」

漣「いやー、ほら。五月雨ちゃんの名前って刀っぽいじゃん?」

電「村雨さんみたいな感じですか」

漣「そうそう。で、そのまま採用しまして…」



460:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:22:58.38 ID:jd/PQFPk0

漣「あるアニメ、ゲームで五月雨っていう刀が出てたし、いいかなと」

叢雲「いや、それ違うでしょ」

漣「はっ!そうなると…五月雨ちゃんは、男の娘ということに!?」

五月雨「ええ!?」

漣「五月雨ちゃん男の娘説…マジか!」

五月雨「ち、違うよ!何言ってるの!?」

漣「本当に~?ちょっとパンツ脱いでごらん」

五月雨「やだよー!誰か助けてー!」

叢雲「やめなさい」ポカッ

漣「あうっ」



461:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:23:27.67 ID:jd/PQFPk0

漣「で、砲刀っていうのは、ほら、他の武器には艦の部位とかの名前が入ってたじゃん?」

漣「それで、砲を名前に入れようと思いまして」

漣「そこで思いついたのが、砲塔と宝刀を合わせた砲刀という言葉!」

漣「二つの言葉が両方そなわり最強に見える!」

五月雨「えぇ…?どうかな、それ…」



462:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:23:58.00 ID:jd/PQFPk0

漣「とまあ、こんな感じですが、どうでしょう?」

四人「…」

漣「…あれ?反応悪い…」

吹雪「…もう少し考えない?」

漣「え?」

電「やっぱり、微妙な点が多いのです…」

漣「ええ!?」

五月雨「いろいろと問題が…」

叢雲「あんた真面目に考える気あるの?」

漣「そ、そこまで言われる、だと…!」

漣「まあいいや。漣も微妙だと思ってたし、次回までにもう少し考えておきましょう」



463:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:24:41.43 ID:jd/PQFPk0

電「あ、武器で思い出したのですが」

漣「ん?」

電「漣さんの弓矢…実際に矢を放ってるんですよね?」

漣「うん、そうだよ」

電「この間みたいに、矢が切れるのを狙われたらどうするのですか?」

五月雨「そういえばそうだね。矢が切れたらどうしようもないよ」

吹雪「そこはどう考えてるの?」

漣「うん。戦隊モノの弓矢は光線状の矢が鉄板だから、漣もそれだったらいいなと思ってたんだよね」

漣「それなら矢が切れることがないし」

漣「で、夕張さんたちに相談したら、できるらしいんだけど…」

叢雲「けど?」

漣「ちょっと時間かかるから、また今度預けることになりました」



464:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:25:08.93 ID:jd/PQFPk0

電「じゃあ一応大丈夫なのです?」

漣「うん。矢が尽きることはなくなると思う」

五月雨「何で最初からそうしなかったんだろう?」

漣「それは、演出上の都合というやつでしょうな」

叢雲「何言ってんのよ」

漣「やばい!矢が尽きる!あと数本しかない!どうしよう!?っていうのをやらせたかったんだと思う」

電「弾丸とかでよくあるパターンなのです」

漣「んで、似たような状況にこの前なったからもういいんだって」

叢雲「意味が分からないわ…」



465:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:25:37.84 ID:jd/PQFPk0

吹雪「それで、もう一つの提案は?」

漣「ああ、そうだったそうだった」

漣「ほら、この間のコウワンみたいな人がまた来たら嫌じゃん?」

漣「なので、さらなる強化をしたいと考えていたのですが…」

漣「ここは戦隊モノらしく、合体技をしたいと思いまして」

電「合体技、ですか」

漣「定番の一つだよ。トドメに使うやつ」

五月雨「具体的に、どんなの?」

漣「それを今から話し合いたいと思いまして」



466:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:26:08.42 ID:jd/PQFPk0

吹雪「合体技かぁ…」

叢雲「どんなのがあるの?」

漣「いろいろなパターンがあるけど、大体こんな感じ」

・爆弾をパスしあって敵にぶち込む

・エネルギーの塊をぶち込む

・連携、一斉攻撃をぶち込む

・必殺バズーカをぶち込む

漣「他にもあるけど、とりあえずこれ」



467:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:26:43.10 ID:jd/PQFPk0

吹雪「この爆弾をパスしあうってのは?」

漣「ゴの人たちが元祖なんだけどさ」

漣「爆弾、もしくはボールをパスしあって、最後に誰かが敵に向かって蹴り込んで爆発させる技です」

叢雲「ああ、何か見たことあるわ、それ。パロディで」

漣「ただ、これには一つ問題がありまして」

五月雨「何?」

漣「…できるのか?という問題が」

四人「…」

電「確かに、難しそうなのです…」

吹雪「最後に蹴り込むのがちょっと…」

叢雲「あまりうまくいかなさそうね」

漣「そう。なのでこれは多分できないだろう、ということで没です」



468:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:27:14.92 ID:jd/PQFPk0

五月雨「エネルギーの塊を…って何?」

漣「これは、全員が光の塊みたいなのになって相手に攻撃、という技です」

吹雪「何それ怖い」

電「そ、それ大丈夫なのですか?」

漣「正直わかんない。多分明石さんたちに頼めばうまいことできるだろうけど…」

叢雲「でも調整に時間かかりそうね」

漣「まあ謎技術がどこまで通用するか、というのが問題ですな」

五月雨「それよりは他のを考えたほうが良いんじゃない?」

漣「そうだね。とりあえず保留」



469:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:27:51.72 ID:jd/PQFPk0

電「次の、連携、一斉攻撃というのは…」

五月雨「この間やらなかった?」

漣「うん。そうなんだよね」

漣「これはどちらかというと、トドメの一歩手前が多いかな」

吹雪「じゃあ、これも没?」

叢雲「何で提示したのよ」

漣「参考ですよ、参考」



470:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:28:18.89 ID:jd/PQFPk0

吹雪「そして、必殺バズーカ…」

五月雨「これは何となくわかる気がする」

電「全員でバズーカを撃つんですよね?」

漣「そうそう。武器を組み合わせるか、別で用意するかは考えないといけないけど」

叢雲「これは別に問題ないんじゃない?」

吹雪「そうだね。強そうだし、いいと思うよ」

電「…叢雲さんの案だと、電はこれを撃つことになってたのです」

叢雲「わ、悪かったわよ…」

漣「よし、じゃあ候補、と」



471:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:28:47.48 ID:jd/PQFPk0

吹雪「じゃあバズーカで決まり?」

電「戦隊と言えばこれのイメージが強いので、これでいいと思うのです」

五月雨「とりあえず、夕張さんと明石さんに相談しに行こうか」

叢雲「それがよさそうね」



472:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:29:26.98 ID:jd/PQFPk0

工廠

夕張「待ってたぜェ!この瞬間をよォ!!」

明石「必殺バズーカ…ククク、腕が鳴るわ!」

五人「…」

吹雪「えっと…できるんですか?」

夕張「ふふふ、私たちを誰だと思ってるの?」

叢雲「変人」

明石「グハァッ!」

漣「おーっと!ここで叢雲選手の強烈な一撃が決まったぁー!」

明石「ひ、否定できない…」

叢雲「しなさいよ」



473:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:29:55.41 ID:jd/PQFPk0

五月雨「じゃあ、今回もお願いしていいんですね?」

夕張「もちろんよ。じゃあ、それ用に改造するからみんなのショキブレス貸してー」

電「はいなのです」スッ

夕張「今回も三日くらいかかると思うから。あ、漣ちゃんの弓も改造しておくねー」

漣「はーい、お願いしまーす」



474:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:30:25.63 ID:jd/PQFPk0

吹雪「どうする気なんだろうね、バズーカ…」

五月雨「大丈夫だとは思うけど、ちょっと不安…」

漣「まあ大丈夫っしょ。それより、これからどうしようか?」

電「また、異常現象を調査しますか?」

叢雲「それがよさそうね」

電「えっと…確か」

・工具がなくなる(解決!)

・屋根裏や床下から変な音

・地響きが聞こえる

・資材がなくなる(解決!)



475:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:30:54.33 ID:jd/PQFPk0

吹雪「前、屋根裏と床下の音を調べようとしてたよね」

漣「赤城さんが倒れてて、資材のほうを調査することになったよね」

五月雨「結果的にそっちを早く解決できてよかったと思うよ」

叢雲「じゃあ、今回こそ音を調べてみる?」

電「そうするのです」



476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:31:20.30 ID:jd/PQFPk0

吹雪「さて、天井裏に入れるところへ来たわけだけど」

吹雪「…誰が入る?」

五人「…」

叢雲「わ、私は嫌よ!服が汚れるわ!」

五月雨「私も、虫とかいたら嫌だし…」

電「電も、虫さんや鼠さんはちょっと…苦手なのです」

漣「よし、ここは吹雪ちゃんが行くしかない!」ポンッ

吹雪「ええ!?何で私が!私だって嫌だよ!」

漣「漣も嫌だよ。変なのがいたら嫌だし」



477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:31:53.10 ID:jd/PQFPk0

叢雲「どうやら、全員行きたくないようね…」

五月雨「どうする?」

吹雪「どうするって…」

電「じゃんけんで決めますか?」

漣「いや、ここは遊戯王で…」

吹雪「もうそれはいいよ!」



478:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:32:19.98 ID:jd/PQFPk0

屋根裏

ノソノソ

吹雪(…結局じゃんけんで負けちゃった…)ノソノソ

吹雪(思ったよりは汚れてないけど、立てないから動きづらい…)

吹雪(早く調査終わらせたいなぁ…)

吹雪(…音がしたらいいんだけどな)

吹雪(音の調査に来たんだもん。あの音がすれば…)

吹雪(確か、羽音みたいな…)

ブゥゥゥゥゥゥン

吹雪(!!)



479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:32:48.71 ID:jd/PQFPk0

吹雪(あっちの方からだ!)ノソノソ

吹雪(…生き物かもしれない。音を立てず、ゆっくり近づいて…)

ブゥゥゥゥゥゥン

吹雪(…このあたりかな?)

吹雪(…!)

音のする方を見ると、深海棲艦の艦載機そっくりな物体が浮かんでいた!



480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:33:16.91 ID:jd/PQFPk0

吹雪(!?か、艦載機!?深海棲艦の!?何でこんなところに!?)

吹雪(大きさは小さい…手のひらサイズかな)

吹雪(も、もう少し近くで…)

ギシッ

艦載機?「!!」ピューン

吹雪「ああっ!?」

吹雪「…行っちゃった」

吹雪「…とりあえず、戻ろうかな」



481:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:33:54.27 ID:jd/PQFPk0

漣「おかえりー、どうだった?」

吹雪「それが…」

吹雪は見た通りのことを話した

叢雲「深海棲艦の艦載機、ねぇ…」

電「今までのことから考えると、やっぱりディープマリンがかかわっているのでしょうか…」

五月雨「その可能性は大きいね。いろいろなものが深海棲艦にそっくりだから」

漣「どうする?床下も調べる?」

吹雪「うーん…いや、やめておこう」

五月雨「どうして?」

吹雪「多分、床下にも同じものがあると思うんだよね」



482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:34:20.97 ID:jd/PQFPk0

吹雪「あの艦載機…誰かが操ってる感じだった」

吹雪「私に見つかったことで警戒してるかもしれない。尻尾をつかむなら、やっぱり…」

叢雲「油断したところを一気に、でしょ?」

吹雪「うん、そのほうが良いと思って…」

電「確かにその通りなのです。ショキブレスが戻ってくるまで待ったほうが良いのです」

五月雨「そうだね…じゃあ、調査はここまでにしようか」

漣「じゃあ戻って大富豪でもしようか」

叢雲「ダメよ。あれローカルルールで差が激しいから」

電「え、そういう問題なのです?」



483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:34:50.05 ID:jd/PQFPk0

三日後

工廠

夕張「おー、みんな。できてるよー」

吹雪「本当ですか?」

明石「はい、これ。返すね」スッ

電「どんな感じになったのです?」

夕張「実際に出して説明するから、外に行こうか」

夕張「まず、バズーカを武器の組み立て式にしたんだけどさ」

夕張「それぞれの武器のどこかに、ボタンがあるでしょ?」

漣「あ、本当だ」

夕張「それを押して、順番に空中に放り投げれば出来上がるわ」

叢雲「え!?どういう原理で!?」

明石「あまり深く考えたらだめよ」



484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:35:22.78 ID:jd/PQFPk0

夕張「投げる順番は、電ちゃん、漣ちゃん、叢雲ちゃん、五月雨ちゃん、吹雪ちゃんの順番ね」

夕張「じゃあ実際にやってみようか。スイッチ押してー」

カチッ

電「い、電からですよね?」

夕張「そうそう。やっちゃってー」

電「え、えいっ!」ヒュンッ

漣「とうっ」ヒュンッ

叢雲「それっ」ヒュンッ

五月雨「たぁっ」ヒュンッ

吹雪「えいっ」ヒュンッ

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン

五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!

夕張「…はい、完成!これがショキカンジャーの必殺バズーカよ!」

五月雨「え!?何がどうなって!?」

明石「あまり深く考えたらだめよ」



485:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:35:58.52 ID:jd/PQFPk0

吹雪「これは…単装砲にどことなく似たデザインですね」

明石「ええ。やっぱりデザインもこだわらないとね」

叢雲「…砲身、大きくない?」

明石「電ちゃんのハンマーが砲身になってるんだから仕方ないでしょ」

電「え、これ中空洞になってるのです!?」

明石「大丈夫大丈夫。解除したら元に戻るから」

漣「うーん、相変わらずの謎技術」

夕張「じゃあ、撃ち方を説明するから、海上に出ようか」



486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:36:26.87 ID:jd/PQFPk0

一時間後

夕張「うん。いい感じいい感じ」

明石「あとは、実戦で撃つだけだね」

五人「…」

夕張「ん?どうしたの、みんな?」

吹雪「…すごく、疲れました…」

明石「え?」

夕張「…あ!そうだった!」

夕張「これ、属性と同じで、発射するごとに体力が奪われるんだった!」

叢雲「は、早く言いなさいよ…」



487:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:36:57.31 ID:jd/PQFPk0

明石「あー、結構撃っちゃったからねぇ」

夕張「まあ、これだけ使えるようになったから大丈夫。問題ないよ」

電「そ、そうですか…」

明石「じゃあ私たちは戻るから。お疲れー」ザァァァ

五人「…」

吹雪「…とりあえず、戻ろうか」

五月雨「そうだね…」



488:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:37:31.29 ID:jd/PQFPk0

ショキカンジャー本拠地

漣「体力の限界…千代の富士…」

叢雲「何言ってるのよあんた」

吹雪「これはもう今日は無理そうだね…」

電「調査は、明日にするのです…」

五月雨「それがいいよ…」

漣「じゃあ今日は人生ゲームでもしましょうか」

吹雪「あ、じゃあ私銀行やるね」

叢雲「ふふっ、今日もぶっちぎりでゴールしてやるわ!」

電「早くゴールしても負けるときは負けるのです」

五月雨「実際叢雲ちゃんこの間負けてたし」

叢雲「う、うるさいわね!職業がずっとフリーターだったのがいけないのよ!」



489:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:38:02.00 ID:jd/PQFPk0


ブゥゥゥゥゥゥン

電「…?」

電(…あの音なのです)

漣「次、電ちゃんの番だよー」

電「あ、はいなのです」



490:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:38:36.60 ID:jd/PQFPk0

その夜

電(…忘れ物しちゃったのです)

電(夜風が気持ちいいので、散歩にちょうど良かったかもしれません)

電(確か、このあたりに持ってきて…)

ブゥゥゥゥゥゥン

電「…!」

電(何なのです?この音…)



491:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:39:05.18 ID:jd/PQFPk0

電(あっちの方から…)

ブゥゥゥゥゥゥン

電「!!」

電(敵艦載機が飛んでる…?いや、あれがもしかして、吹雪さんが言ってた…)

ブゥゥゥゥゥゥン

電「…飛んで行っちゃったのです」

電「一体、誰が、何の目的であんなものを…?」



492:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:39:40.27 ID:jd/PQFPk0

翌日

吹雪「このあたり?電ちゃんが昨日見たっていうのは」

電「はい。ここなのです」

五月雨「どっちの方に飛んで行ったの?」

電「あっちの方なのです」

漣「あれ?あっちの方って…」

吹雪「うん…前、コウワンやセンスイと戦った場所の方向…」

叢雲「これで、ディープマリンが関わっている可能性が高くなったわね」

五月雨「どうする?行ってみる?」

漣「いやあ、その艦載機っぽいのをまた見つけて、追うのがいいんじゃないかな」

電「でも、結構速かったので見失うかもしれません」

五人「う~ん」



493:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:40:13.97 ID:jd/PQFPk0

五月雨「…ここは専門家に頼んでみよう」

吹雪「専門家?」

五月雨「空母の誰かに頼んで、偵察してもらおう」

叢雲「なるほど。艦載機には艦載機を、ってことね」

五月雨「うん。名付けて『タクシー!前の車を追ってくれ!作戦』」

漣「え、何それ」

吹雪「何そのよくわからない作戦名」

叢雲「やっぱり五月雨はちょっとずれてるわ…」

電「ボケたのです?」

五月雨「ち、違うよ!ほら、早く誰かに頼みに行こう!」



494:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:40:39.87 ID:jd/PQFPk0

吹雪「というわけで、赤城さんお願いできますか?」

赤城「なるほど。いいですよ」

電「あ、ありがとうございます!」

赤城「ボーキのお礼もあるので!」

叢雲「…そういえば、そんなこともあったわね」

五月雨「それではお願いします」

漣「タクシー!前の車を追ってくれ!」

五月雨「…」

漣「あ、ごめんなさい許してください」



495:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:41:21.10 ID:jd/PQFPk0

赤城「しかし、まずは見つけないと追えませんよ」

吹雪「そういえばそうですね…」

叢雲「屋根裏に飛ばすことは?」

赤城「暗いので無理でしょうね…」

電「だったら、飛び出してくるのを待つしかないのでしょうか?」

赤城「いえ…それは難しいと思いますよ」

五月雨「どうしてですか?」

赤城「そのようなものが昼間に飛び立っていたとすれば、今までに誰かが見ているはずです」

赤城「しかし、そのような報告はありません」



496:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:41:52.25 ID:jd/PQFPk0

赤城「電さんがそれを見たのは、夜でしたね?」

電「はい、そうなのです」

赤城「ということは、昼には屋根裏や床下に潜伏し、夜に飛び立っている可能性が高いです」

叢雲「なるほど…」

赤城「そして、夜には私の艦載機も飛ばせません」

漣「うーん、困りましたな」



497:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:42:19.78 ID:jd/PQFPk0

電「…あの、こういうのはどうでしょう?」

吹雪「ん?」

電「赤城さん。艦載機に何か乗せることはできますか?」

赤城「…はい。あまり重くないものなら」

電「偵察機に軽いライトを取り付ければ、暗くても大丈夫なのではないでしょうか?」

叢雲「え、そんなのありなの」

赤城「…そうですね、それならできると思います」

漣「大丈夫なんですか?」

赤城「今回は艦隊戦ではないので、何かを乗せてスピードを落としても問題ないはずです。追うくらいのスピードは出ると思いますし」

赤城「屋根裏や床下なら少しライトで照らすだけで十分なはずなので、いいと思いますよ」



498:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:43:05.80 ID:jd/PQFPk0

電「では、お願いします」

赤城「はい。ところで、屋根裏と床下どちらに飛ばしましょう?」

五月雨「そうですね…前屋根裏だったから、床下でいいかな?」

吹雪「いいんじゃない?」

赤城「じゃあ、床下に飛ばしますね。少し待っててください」



499:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:43:41.48 ID:jd/PQFPk0


赤城「では準備ができたので…飛ばしてみます」

吹雪「お願いします」

赤城「では、お願いしますね」

妖精「…」ビシッ

ブゥゥゥゥゥゥン

赤城「…うまく床下に入れましたね」

赤城「まだ、何も発見はないです…」



500:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:44:09.74 ID:jd/PQFPk0

ブゥゥゥゥゥゥン

赤城「…?これは…」

叢雲「どうしたの?」

赤城「穴…穴がありますね」

漣「穴?」

赤城「はい。少し大きいですね…床下の、更に下…地面へとつながっている穴です」

五月雨「地面、ですか…」

赤城「自然にできた穴とは思えませんね。不自然です」



501:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:44:38.64 ID:jd/PQFPk0

赤城「入ってみましょうか?」

電「いえ、ちょっと待ってください」

電「もしかしたら、敵艦載機は、昼の間はそこから出入りしているかもしれません」

吹雪「そうかなあ?出入りは、さっき言った通り夜まで待てばいいんじゃ…」

五月雨「いや、それだといざというときの逃げ道がないはずだし…」

赤城「わかりました。少し、張ってみますね」



502:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:45:12.63 ID:jd/PQFPk0

赤城「…あ、何か来ましたね」

赤城「なるほど、敵艦載機にそっくり…あ!」

漣「ど、どうしたんですか!?」

赤城「気づかれました!穴に入って逃げました!」

叢雲「すぐに追って!」

赤城「大丈夫です、もう追ってます!」

吹雪「…ライト点けてたから気づかれたんだよね?」

五月雨「しーっ」



503:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:45:41.46 ID:jd/PQFPk0

赤城「…外に出ました、そのまま空へと飛んで行ってますね…」

赤城「予想通りの方角です。速いですが、何とか追えてます」

赤城「このまま…あれ?」

電「どうしたのです?」

赤城「速度を落として…今度は地面の方に降りていきましたね。森の中に…」

赤城「…誰か、いる…?」

叢雲「誰か…?」

五月雨「もしかして、ディープマリン?」

電「確かめたほうが良いのです」

吹雪「行ってみよう!」

漣「赤城さん。場所、わかりますか?」

赤城「待っててください。艦載機を戻して、そのまま案内します」



504:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:46:08.52 ID:jd/PQFPk0

ブゥゥゥゥゥゥン

五人は、戻ってきた艦載機に案内され、謎の人物がいる森へと向かっていた

吹雪「この間、コウワンと戦った場所の近くだね」

叢雲「やっぱり、このあたりに何かあるのかしら」

艦載機「…」ピタッ

五月雨「…どうやら、この近くにいるみたいだね」

叢雲「じゃあここまでね」

電「ありがとうございました」

ブゥゥゥゥゥゥン

艦載機はそのまま戻って行った



505:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:46:35.78 ID:jd/PQFPk0

漣「さーて、じゃあいっちょやってやりますかー」

吹雪「でも近くっていうのはわかるけど、どこだろう?」

ブゥゥゥゥゥゥン

電「…あっちの方から、音がするのです」

五月雨「行ってみようか」



506:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:47:01.41 ID:jd/PQFPk0

吹雪「…誰か、いるね…」

漣「木陰に隠れて見てみよう」


北方棲姫?「…」


電「…今度は、北方棲姫そっくりな人がいるのです」

漣(ちっちゃい…)

叢雲「戦闘員は周りにいないけど…」

五月雨「敵艦載機っぽいのがいっぱい飛んでるね」

ブゥゥゥゥゥゥン



507:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:47:34.80 ID:jd/PQFPk0

吹雪「…どうしようか?」

叢雲「ここは奇襲を仕掛けるのがよさそうね」

電「じゃあ変身を…」


北方棲姫?「…誰だ」

五人「!!」



508:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:48:09.04 ID:jd/PQFPk0

北方棲姫?「そこにいるのはわかってる。出てこい」

五月雨「ど、どうしよう?」

漣「どうするって…」

吹雪「仕方ない、出ていこう」

ガサガサッ

北方棲姫?「…何だ、お前ら」

叢雲「…ここは、あれをするしかなさそうね」

電「そのようなのです」

吹雪「よし、いくよ!」



509:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:48:42.47 ID:jd/PQFPk0

カチッ

五人「変身!」

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン

北方棲姫?「!?」

北方棲姫?「な、何だいきなり!誰なんだ、お前ら!」

漣「ヨッシャー!前回できなかった分ビシッと決めてやるぜー!」

叢雲「うるさいわね」



510:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:49:12.19 ID:jd/PQFPk0

デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァン



511:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:49:39.64 ID:jd/PQFPk0

北方棲姫?「…!お前らが、ショキカンジャー…!」

北方棲姫?「前に、お姉ちゃんをいじめたやつら…!」

五月雨「え、お姉ちゃん?」

電「コウワンさんの妹さんなのです?」

北方棲姫?「よくもお姉ちゃんを…!」

北方棲姫?「許さん!カエレ!」

叢雲「え、帰すの?」

漣「いや、帰ってもいいけど…」



512:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:50:09.18 ID:jd/PQFPk0

北方棲姫?「お前ら、かかれーっ!」

ブゥゥゥゥゥゥン

敵艦載機のようなものが、一斉に襲い掛かってきた!

漣「うわ、結局襲ってくるんじゃんか!」

吹雪「来るよ、みんな!」



513:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:50:38.90 ID:jd/PQFPk0

ヒュンヒュンッ

叢雲「くそっ!すばしっこ…」

ドカッ

敵艦載機?がぶつかってきた!

叢雲「いたぁっ!」

叢雲「このっ!」ブンッ

シュンッ

叢雲「くっ…当たらない!」

吹雪「的が小さいし、動きも早いから…」ブンッ

五月雨「このままじゃ当たらない…!」ブンッ

漣「漣とかもっと無理があるよー!」



514:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:51:13.24 ID:jd/PQFPk0

ドカッ

電「くぅっ…!」

吹雪「電ちゃんだいじょ…」

ドカッ

吹雪「痛っ!?」

電「ふ、吹雪さん!」

電「皆さん、自分の身をとにかく守ってください!」

北方棲姫?「フッフッフ…手も足も出ないだろう」

北方棲姫?「このままボコボコにしてやる!」



515:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:51:41.45 ID:jd/PQFPk0

ヒュンヒュンッ

吹雪「くっ…このぉ!」

ボォォォォォォォ

吹雪は剣から炎を放出した!

敵艦載機?「ギャアアアアアアアア!!!」

吹雪「え、これ声出るの!?」

漣「断末魔みたいだね」

叢雲「何かいやね…」



516:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:52:07.84 ID:jd/PQFPk0

敵艦載機?「ヒー、アツイー!」

北方棲姫?「グヌヌ…よくもこいつらを!」

吹雪「と、とにかく効いたみたい…」

吹雪「みんな!普通に武器を振り回しただけじゃだめだ!属性を使って…!」

五月雨「わかった!」

ザパァァァァァァ

敵艦載機?「ヒーッ!ヤメテー!」

五月雨「…なんか、やだね」

叢雲「何でかしらね」



517:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:52:35.33 ID:jd/PQFPk0

叢雲「でもこれで…よっと!」

ドコォォォォォォォ

叢雲は石を巻き上げた!

ドカドカッ

敵艦載機?「ヒーッ!イタイヨー!」

叢雲「うるさい!仕返しよ!」



518:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:53:13.52 ID:jd/PQFPk0

北方棲姫?「くっこのままだと…」

北方棲姫?「奥の手だ、お前ら!集まって来い!」

敵艦載機?たち「ラジャー!」ワラワラ

敵艦載機?たちが北方棲姫?の周りに集まってきた!

電「な、何をする気なのです!?」

漣「なんか、ヤバい感じ…」

北方棲姫?「フッフッフ、お姉ちゃんとこいつらをいじめたことを、後悔させてやる!」

北方棲姫?「お前ら!準備を…」


ザァァァァァァァ


五月雨「…雨?」

吹雪「急に降ってきたね…」



519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:54:22.07 ID:jd/PQFPk0

北方棲姫?「雨が何だ!そんなの関係な…」

ザァァァァァァ ピカッ ゴロゴロゴロ

北方棲姫?「…っ!」

叢雲「雷まで・・・」

電「これは、早めにどうにかした方がよさそうなのです」

ピカッ ゴロゴロゴロ

漣「うわっ、今の結構近かったなぁ」



520:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:54:50.38 ID:jd/PQFPk0

北方棲姫?「…」ブルブル

五月雨「…あれ?何か様子が…」

北方棲姫?「…か…」

吹雪「か?」



北方棲姫?「カミナリ怖いいいいいいいいい!!」ピューン

敵艦載機?たち「アッ、マッテー!」ピューン

五人「…」



521:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:55:28.64 ID:jd/PQFPk0

叢雲「…どうする?」

漣「どっか行っちゃったし、もう帰ったほうが良いんじゃ…」

吹雪「うーん…」

電「一応、探してみませんか?」

五月雨「そうだね。何かディープマリンの手がかりが見つかるかも…」

吹雪「よし。別れて探してみよう」

吹雪「見つかったらすぐに通信を入れてね」

四人「了解」



522:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:55:59.09 ID:jd/PQFPk0

電「えーっと、どこに行ったのでしょうか…」キョロキョロ

電「…」

電「あの子、今までの幹部さんと少し違ったのです」

電「…どうして、そう思ったんでしょうか…?」

ピカッ ゴロゴロゴロ

電「!!」ビクッ

電「はわわ、ビックリしたので…」

「ヒィッ!!」

電「!」



523:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:56:31.26 ID:jd/PQFPk0

電(あっちの方から…声が?)

電(…洞窟があるのです)


北方棲姫?「うう、カミナリ怖い…」ブルブル


電(…中にいるのです)

電(雷が怖くて、避難している、といったところでしょうか)

電(そういえば、周りにいた艦載機さんたちもいないのです)

電(途中ではぐれたのでしょうか…?)

電(そうだ、通信を…)

北方棲姫?「…」ブルブル

電「…」



524:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:56:58.31 ID:jd/PQFPk0

電「…大丈夫ですか?」

北方棲姫?「!!」

電「あ、安心してください!襲う気はないのです!」

北方棲姫?「う、嘘つけ!本当は周りに仲間がいるんだろう!袋叩きにするんだろう!」

電「違うのです!そんなことしないのです!」

北方棲姫?「まあどっちでもいい!外に出て、お前をボコボコに…」

ピカッ ゴロゴロ

北方棲姫?「ヒィッ!」ビクッ



525:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:57:24.32 ID:jd/PQFPk0

電「外はまだ危ないのです。ここにいたほうが良いのです」

北方棲姫?「で、でも…」

電「大丈夫なのです。安心していいのです」

北方棲姫?「…」

電「…となり、座っていいですか?」

北方棲姫?「…好きにしろ」

電「では、失礼しますね」スッ



526:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:57:52.13 ID:jd/PQFPk0

電「…お名前は、何ていうんですか?」

ホッポ「…ホッポ」

電「ホッポちゃんですか。私は電なのです」

ホッポ「イナズマ…カミナリ!?」ザザッ

電「ち、違うのです!電は怖くないのです!」

ホッポ「カミナリ、怖い…」ブルブル

電(…どうしましょう)



527:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:58:27.55 ID:jd/PQFPk0

電「さっきまで周りにいた方たちはどうしたのですか?」

ホッポ「…途中ではぐれた」

電「そうですか…」

電「あの方たちのお名前は?」

ホッポ「…私は、キーって呼んでる」

電(艦載機の機からとってるんでしょうか…)

ホッポ「…何故、私を襲わない?」

電「え?」



528:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:59:23.99 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「私は、お姉ちゃんみたいに一人じゃ戦えない…」

ホッポ「キーたちの力を借りて、ああして戦える」

ホッポ「今、キーたちはいない…私を襲うなら今のうちだろ?」

電「…そうですね」

電「でも、電はあなたと戦いたくないのです」

ホッポ「…え?」

電「できることなら、戦いたくはないのです…」

ホッポ「…」



529:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 03:59:51.14 ID:jd/PQFPk0

キー「アッ、ボス!ブジデシタカ!」

ホッポ「ん、キー。来てくれたか」

キー「アッ、テメエ!ボスニナニカシテネエダロウナ!」

電「え!?いや、その…」

キー「イマカラボコボコニシテ…」

ホッポ「おい、やめろ」

キー「!!ス、スミマセン」

ホッポ「…雨も上がったな」



530:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:00:53.74 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…イナズマ」

電「!」

ホッポ「今日の所は、見逃してやる」

ホッポ「今日はもうカエレ」

電「は、はい…」

ホッポ「じゃあな」

スタスタスタ

電「…」



531:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:01:22.00 ID:jd/PQFPk0

ショキカンジャー本拠地

吹雪「ふぅ…見つからなかったね」

叢雲「まあ、恐らくあのあたりにいるから、また今度行きましょう」

漣「くぅ、あのタコヤキども…許せる!」

五月雨「許してどうするの」

電「…」

吹雪「電ちゃん?」

電「…え!?な、なんですか!?」

叢雲「どうしたのよ。様子がおかしいわよ」



532:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:01:48.04 ID:jd/PQFPk0

五月雨「体調でも悪い?」

電「い、いえ、何でもないのです」

漣「どうしたの?足の小指箪笥の角にぶつけた?」

電「ぶつけてないのです…」

五月雨「とにかく、次に行く前に対策を練っておこうよ」

吹雪「そうだね。あの奥の手も気になるし…」

叢雲「何とか隙を作ってバズーカを撃ちこめば勝てるんじゃないかしら」

漣「とりあえず今日は終わりにしよーよ」

吹雪「うん。じゃあ、また明日ね」

電「…」



533:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:02:21.37 ID:jd/PQFPk0

翌日

電は一人で、昨日ホッポと戦った場所へ来ていた

電「えっと…確かこのあたりだったのです」

ブゥゥゥゥゥゥン

電「…!」

昨日と同じように、ホッポはキーたちと一緒にいた

電「やっぱり、ここにいたのです」ガサガサッ

キー「…アッ!オマエキノウノ!」

キー「テメエナニシニキタ!」

電「え、えっと、その…」

ホッポ「…やめろ、お前ら」



534:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:02:50.41 ID:jd/PQFPk0

キー「エ、デモ…」

ホッポ「…お前ら全員、どっか行ってろ」

キー「ソ、ソンナ!ボス!」

ホッポ「いいから、行ってこい」

キー「…ワカリマシタ」

ブゥゥゥゥゥゥン



535:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:03:16.08 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…何しに来た?」

電「…えっと、その…」

電「…なんとなく、来てみたのです」

ホッポ「はぁ?」

電「い、いや、その!何というか…」

ホッポ「…」

ホッポ「…戦いに来たのか?」

電「い、いいえ!違うのです!」

ホッポ「…そうか」

ホッポ「まあいい。座れ」

電「はい…」スッ



536:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:03:44.84 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…お前は、変わってるな」

電「え?」

ホッポ「お前、私のことを敵だってわかってるだろ?」

電「それはそうですけど…」

ホッポ「なのに、こうして有利な状況にあるにもかかわらず、襲ってこない」

ホッポ「敵を倒そうとしない。だから変わってるって言ったんだ」

電「ははは、そうかもしれないのです」

ホッポ「…」



537:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:04:15.20 ID:jd/PQFPk0

電「いつも、ここにいるのですか?」

ホッポ「ん、いつもいるわけじゃない」

電「そうなのですか?」

ホッポ「ここには、仕事で来る」

電「仕事、ですか」

ホッポ「お前ら…キーを追ってここに来ただろ?」

電「!」

ホッポ「その時も仕事中だった」

ホッポ「…キーを追ってきたなら、仕事が何か、わかるだろ?」



538:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:04:45.00 ID:jd/PQFPk0

電「…半分わかって、半分はわかりません」

ホッポ「…どういうこと」

電「あなたの仕事がキーさんたちを飛ばすこと…というのはわかります」

電「しかし、その目的がわかりません」

ホッポ「そうだろう」

電「…目的は、何ですか?」

ホッポ「教えるわけないだろ」

電「はは、そうですよね」



539:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:05:17.52 ID:jd/PQFPk0

電「では、なぜここまで来るのですか?」

ホッポ「キーたちは、あまり遠くまで飛べないんだ」

電「そうなのですか?」

ホッポ「私からあまり離れられない。遠くに行くと力が弱くなる」

ホッポ「その代わり、近いとすごい力になる」

ホッポ「ここは力と距離を考えると、ちょうどいい場所なんだ」

電「へぇ…そうなのですか」



540:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:05:49.80 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「さて、私は教えたぞ」

電「え?」

ホッポ「次は、お前たちのことについて教えろ」

電「…」

ホッポ「人に聞いておいて、自分は答えない気か?」

電「…いいえ、そうではありません」

電「電も、重要なことは教えられませんが、ある程度お答えしましょう」

ホッポ「…」

電「…?どうしたのです?」

ホッポ「…やっぱり変わってるな」

電「え?」

ホッポ「いや、何でもない」



541:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:06:22.56 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「じゃあ、お前たちの武器から出ていた炎や水…あれは何だ?」

電「あれは電たちの武器の特殊能力なのです」

電「それぞれの属性があって、それを武器にまとわせたり、放出したりできます」

ホッポ「ふーん、お前は何なんだ?」

電「雷なのです」

ホッポ「!!??」

電「だ、大丈夫ですよ!襲いませんから!」



542:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:06:50.84 ID:jd/PQFPk0


ホッポ「うぅ、カミナリ…」

電「ホッポちゃんは、雷が苦手なのですね」

ホッポ「…笑いたかったら笑え」

電「笑いませんよ。誰だって、苦手なものはあります」

ホッポ「そ、そうか…?」

電「はい。電だって茄子が苦手なのです」

ホッポ「そうか…」



543:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:07:16.41 ID:jd/PQFPk0

電「では、好きなものはありますか?」

ホッポ「好きなもの?そうだな…」

ホッポ「…アップルパイが好きだ」

電「へぇ、アップルパイですか」

電「おいしいですよね、アップルパイ」

ホッポ「できたても美味しいが、冷めても美味しい」

ホッポ「アップルパイは奥が深い食べ物だ」

電「ははは、そうですか」



544:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:07:44.46 ID:jd/PQFPk0

電「そういえば、キーさんたちはホッポちゃんのお友達なのですか?」

ホッポ「友達?違う」

ホッポ「どっちかというと…部下」

電「部下、ですか」

ホッポ「うん。私の命令をよく聞く、部下」

ホッポ「一緒にいると楽しいけど、友達ではないと思う」

ホッポ「私に友達は…いない」

電「…」



545:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:08:12.84 ID:jd/PQFPk0

電「なら、電がお友達になるのです」

ホッポ「え…?」

電「電とホッポちゃんは、今からお友達なのです」

ホッポ「…お前、本気か…?」

電「はい、電はいつだって本気なのです」

ホッポ「私たちは敵同士…昨日と同じように、戦わなければならないんだぞ?」

電「わかってます…でも」

電「電は、あなたとお友達になりたいのです」

ホッポ「…」



546:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:08:42.38 ID:jd/PQFPk0

電「…ダメでしょうか?」

ホッポ「…」

ホッポ「…そこまで、言うなら…」

電「!ありがとうございます!」

ホッポ「じゃ、じゃあ今日はもうカエレ!」

電「はい、お邪魔しました」

ホッポ「…明日も、ここにいる」

電「…わかりました、また来ますね」



547:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:09:13.75 ID:jd/PQFPk0

鎮守府 ショキカンジャー本拠地前

電(結構長居しちゃいましたね)

電(あまり長い間いないと、怒られちゃいます)

ガチャッ

電「すみません、遅くな…」

四人「…」ギロッ

電「!!」



548:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:09:41.74 ID:jd/PQFPk0

電「ど、どうしたのですか…?」

吹雪「電ちゃん…」

五月雨「一体、どこに行ってたの…?」

電「え、えっと…」

叢雲「…あんたがいなかったせいで…」

電(い、電はもしかして…)

電(取り返しのつかないことを…!?)



漣「山手線ゲーム飽きちゃったじゃーん!!」

電「…」

電「…はい?」



549:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:10:49.15 ID:jd/PQFPk0

吹雪「いや、訓練しながら電ちゃん待ってて、それでも来なかったから山手線ゲームしてたんだけど…」

叢雲「もういいお題が見つからなくてね」

五月雨「別のゲームを模索してたところだよ」

漣「もー、罰ゲームもやりつくしちゃったよー!」

電「そ、そうなんですか、すみません…」

吹雪「まあいいよ。ほら、座って座って」

電「はい…」スッ

電(お、怒られるかと思いました…びっくりしたのです)

吹雪「さーて、じゃあ話してもらおうか」

電「え?」

吹雪「…さっきまで、何をしてたのか…」

電「…!」



550:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:11:19.06 ID:jd/PQFPk0

五月雨「大丈夫。大体みんな察しがついてるよ」

叢雲「今日、昨日行ったところへ向かっているあんたを漣が目撃してね」

漣「情報を売ってしまいましたぁ…」

電「…そう、ですか」

吹雪「…それで、どうしたの?」



551:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:11:48.04 ID:jd/PQFPk0

──────────

──────

───

叢雲「ふーん、なるほどね」

電「すみません、敵に情報を渡してしまって…」

五月雨「いや、全然大したことじゃないよ」

吹雪「そうだよ。ていうか、もう見せてるから関係ないし」

漣「でも、友達になるなんてねぇ」

叢雲「そうね。もしかしたら、重要な情報を聞き出せるかもしれないわ」



552:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:12:18.68 ID:jd/PQFPk0

五月雨「でも、もっと重要なのは…」

吹雪「うん、そうだね」

電「…?」

吹雪「…戦わなくて済むかもしれないってことだよ」

電「…!」

五月雨「私たちだって、できれば戦いたくないよ」

漣「それは電ちゃんも一緒でしょ?」

電「…はい」

叢雲「無用な戦いは、したくないからね」



553:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:12:46.21 ID:jd/PQFPk0

吹雪「…でも」

電「?」

吹雪「それがうまくいくかどうか…電ちゃんにかかってるの」

電「…!」

吹雪「…頑張ってね」

電「…はい、わかりました」



554:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:13:47.47 ID:jd/PQFPk0

漣「よーし!改めて、カタンでもすっかー!」

五月雨「え、ルール知らない」

叢雲「やってるうちに何となくわかるわ」

吹雪「ていうか、何でこんなにボードゲームがあるの?」

電「…」

漣「?電ちゃん、どうしたの?」

電「…ふふ、何でもないのです」

電(…みんな、わかってくれたのです)

電(きっと、あの子とも仲良くなれるはずです)

電(…戦いたく、ありませんからね)



555:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:14:18.08 ID:jd/PQFPk0

翌日

ガサガサッ

ホッポ「ん、来たか」

電「来たのです」

キー「オ、キヤガッタナコノヤロウ」

電「は、はわわ…」

キー「ソウケイカイスルナヨ。ホラ、ガムクウカ?」スッ

電「あ、ありがとうございます…」

ホッポ「昨日、お前のことを話したら、こいつらは警戒しなくなったんだ」

電「そうなのですか。それは良かったのです」

ホッポ「…今日は、こいつらも一緒でいいか?」

電「もちろんです。多い方が楽しいのです」



556:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:14:50.94 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…友達って、何するんだ?」

電「そうですね…おしゃべりしたり、一緒に遊んだりするのです」

キー「イツモオレラトシテルコトトカワンナイッスネ」

ホッポ「うるさい!」ドカッ

キー「イタイッ!」

電「ははは…」

電「いつもキーさんたちと遊んでるのですか?」

ホッポ「…まあ、そうかな」

キー「イツモシリトリトカシテルゼ!」

電「なるほど・・・では、山手線ゲームでもしましょうか」

ホッポ「山手線ゲーム…?」

電「知りませんか?ルールはですね…」



557:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:15:25.29 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「ふむ…意外と難しいな」

電「そうなのです。シンプルなルールですが、できない時はできないのです」

電「あ、あと罰ゲームとかつけたりしますね」

ホッポ「罰ゲーム…?」

電「はい。負けた人が、恥ずかしいことを言ったり、したりするんですよ」

キー「ナルホド、ツマリ、カテバゴウホウテキニボスヲハズカシメラレルワケカ」

ホッポ「…何する気だ、お前」

電「罰ゲーム付きだと、スリルが増したりするのですよ」

ホッポ「…なるほど、こんなゲームがあったんだな」

電「気に入ってもらえて何よりです」



558:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:16:12.03 ID:jd/PQFPk0

電「…そういえば、コウワンさんはお姉さんなのですよね?」

ホッポ「ん?そうだ」

ホッポ「一緒に遊んでくれたり、料理を作ってくれたりする…いいお姉ちゃんだ」

ホッポ「最近は忙しくてあまり構ってくれないけど…」

電「そうなんですか…」

ホッポ「お前には、姉妹はいるのか?」

電「いますよ。お姉さんが三人います」

ホッポ「三人!そんなにか!」

電「もっと姉妹が多い人もいますよ。19人姉妹とか」

ホッポ「ええ!?」

ホッポ「それは大変だな…」

電「よく部屋割りでもめてるのを見ますね」



559:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:17:30.96 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「お前の姉はどんな奴なんだ?」

電「そうですね…一番上の暁ちゃんは、大人のレディを目指してるけど、子供っぽいとよくからかわれますね」

電「二番目の響ちゃんは、いつもクールで…時々変わった行動をしますね。鍋をかぶったりとか」

電「三番目の雷ちゃんは、しっかり者で面倒見がいいけど、人を甘やかしすぎちゃうお姉さんです」

ホッポ「…個性が強いな」

電「はは、そうですね」

電「…でも、みんな、思いやりがあって、優しくて…」

電「頼りになる…いいお姉ちゃんたちです」

ホッポ「…そうか」



560:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:18:00.73 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「この間来た奴らの中に、お前の姉はいるのか?」

電「いいえ、居ませんよ」

電「あの四人は、みんな大事なお友達です」

電「ホッポちゃんと同じ、お友達です」

ホッポ「…友達、か…」

ホッポ「…私には、周りそうなるような存在がいなかった」

電「そうなのですか?」

ホッポ「キーたちは部下、クウボやセンスイたちは…友達というよりは、仕事仲間という感じだから」

ホッポ「それぐらいしか、居ないから…」

電「…」



561:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:18:32.45 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…今まで、友達なんて必要ないと思ってきたけど…」

電「?」

ホッポ「…友達というのも、悪くないかもな」

電「…!」

ホッポ「…ん、今日はそろそろカエレ」

電「…はい、また、明日」

ホッポ「…うん」



562:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:19:03.32 ID:jd/PQFPk0

翌日

ホッポ「くっ…これが、ババ抜き…!」

キー「ハッハー!ドウシタンデス?ボス!マダズイブンカードモッテルジャナイデスカー!」

電(…どうやってカード持ってるんでしょうか)

ホッポ「ダマレ!私が本気を出せば、このくらい…!」


ホッポ「ババ抜きでは勝てなかったよ…」

キー「コレガソクオチッテヤツカ…」

電「運が悪かっただけなのです…次は違うゲームをするのです」



563:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:19:30.60 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「くっ…これが、ウノ…!」

キー「ハッハー!ドウシタンデス?ボス!マダズイブンカードモッテルジャナイデスカー!」

電(…デジャヴ)

ホッポ「ダマレ!私が本気を出せば、このくらい…!」


キー「…」

ホッポ「…なんか、ごめん」

電「ドロー4の4連発は仕方ないのです…」



564:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:20:02.23 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「なかなか面白いな…仕事をするのも忘れてしまう」

電「仕事?この間言っていたものですか?」

ホッポ「そうだ。まあ正直、他のメンバーの仕事と比べると、重要ではない…のかな?」

電「そうなのです?」

ホッポ「多分な。詳しいことは知らないが…」

電「…」

ホッポ「よし、次は何のゲームだ?」

電「はい。次はこのデッキを使ってのカードバトルを…」



565:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:20:30.30 ID:jd/PQFPk0

翌日

電「こんにちは、なのです」

ホッポ「ん、来たか。とりあえず座れ」

キー「ボス!コイツ、ナニカモッテマスゼ!」

キー「バクダンジャネェダロウナ!」

電「ち、違うのです!そんなもの持ってないのです!」

ホッポ「落ち着けお前ら」

電「今日は、おやつがあるのです」

ホッポ「おやつ?」

電「はい、アップルパイなのです」スッ

ホッポ「!?アップルパイ…だと…!」



566:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:21:00.10 ID:jd/PQFPk0

電「お口に合うかわかりませんが…」

ホッポ「…お前が作ったのか?」

電「はい…頑張ったのです」

ホッポ「…」モグモグ

ホッポ「…うまい」

電「よかったのです!キーさんたちもよかったら…」

キー「ヒャッハー!イタダクゼー!」

キー「ウマソウナアポパイダー!」

電「はいはい、落ち着いて食べるのです」

ホッポ「…ありがとう」

電「いえいえ、どういたしまして」



567:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:21:27.07 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…お前、料理もできたのか」

電「ははは…実は、結構失敗しちゃったのです」

電「その中で、出来がよかったものを…」

ホッポ「…」

ホッポ「どうして、私なんかのためにここまでする?」

電「お友達だから、です」

ホッポ「…そうか」



568:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:22:01.68 ID:jd/PQFPk0

翌日

電「こんにち…あれ?」

キー「ヨウ」

電「あれ?ホッポちゃんはいないのですか?キーさんもお一人だけ…」

キー「イマ、ボスハスコシデカケテル。オレハルスバンダ」

電「出かけてる?それって、お仕事ですか?」

キー「イヤ、チガウゼ」

キー「ソノシゴトッテイウノハ、ボスハココカラウゴクヒツヨウハナイカラナ」



569:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:22:29.08 ID:jd/PQFPk0

電「…キーさんたちが鎮守府へ飛んで行ってるんですよね?」

キー「ン?ソウダゾ」

電「何やってるのです?」

キー「アー…ソウダナ」

キー「カンタンニイウト…トウチョウ」

電「トウチョウ…盗聴ですか?」

キー「ウン。オマエラノカンタイノジョウキョウトカヲヌスミギキシテ、シラセル」

電「でも、あなたたちディープマリンがそれを知ってもどうしようも…」

キー「ウン、ソウナンダケド、ソレヲマタドコカニシラセテルミタイナンダ」

電「どこかに…知らせる?」

キー「ドコカハシランガナ」

電「…そうですか」



570:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:22:58.11 ID:jd/PQFPk0

ガサガサッ

電「!!」

ホッポ「ん、来てたのか」

電「え、ええ」

電「どこに行ってたのです?」

ホッポ「ん、ちょっとな…」

ホッポ「…イナズマ」

電「はい?」

ホッポ「…これやる」スッ



571:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:23:29.18 ID:jd/PQFPk0

電「…これは?」

ホッポ「…その辺で拾った石で作った、ペンダント」

ホッポ「昨日のアップルパイの…お返しだ」

電「はわわ…すごく、綺麗な石なのです…」

電「…いいのですか?」

ホッポ「…いらないんなら、いい」

電「いいえ…」

電「ありがとうございます」ニコッ

電「とても…とっても、うれしいのです」

ホッポ「…そうか」

ホッポ「それなら…よかった」



572:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:23:55.42 ID:jd/PQFPk0

その日の夕刻 ショキカンジャー本拠地

吹雪「じゃあ、ずいぶん仲良くなったんだね」

電「はい!」

五月雨「本当にきれいな石だね…」

漣「これは高く売れるかも…」

叢雲「やめなさい」バシッ

漣「いったぁ…冗談だよう!」

電「このまま、戦わないで済むといいのですが…」

吹雪「…だと、いいんだけどね」



573:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:24:32.71 ID:jd/PQFPk0

五月雨「それにしても、盗聴されてたなんて…」

漣「本当、びっくりだね」

電「それにしても、一体誰に情報を渡しているのでしょうか…」

叢雲「わからない?」

電「え?」

吹雪「私たちの情報を得て、得をするのは限られてるよね」

電「…まさか」

叢雲「そう…深海棲艦の可能性が高いわ」



574:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:25:02.24 ID:jd/PQFPk0

五月雨「やっぱり、関係があるんだね」

漣「ここまで来て全く関係がなかったら拍子抜けだけどね」

電「…」

吹雪「とにかく、目的がわかっただけでも一歩前進。もっと情報を集めないと」

電「そうですね…頑張ります」



575:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:25:27.88 ID:jd/PQFPk0

翌日

ホッポ「…なあ、イナズマ」

電「はい?」

ホッポ「お前、どうして戦ってるんだ?」

電「え…?」

ホッポ「艦娘としてでも、戦隊としてでも…どうしてだ?」

電「…」

電「…どうして、でしょうか」

ホッポ「…」



576:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:26:00.32 ID:jd/PQFPk0

電「それは、電がずっと考えてきたことです」

電「きっと…多くの人が、考えていることでしょう」

電「でも…ずっと考えても、わかりません」

電「何のために、どうして、戦っているのか…」

ホッポ「…」

電「ただ…」

ホッポ「…?」

電「一つだけ、わかっていることがあります」

電「…助けたい」

ホッポ「…」

電「戦う理由が、それだけのような気もしますし、それだけじゃない気もします」

電「ただ…それだけは、強く願っています」

ホッポ「…」

ホッポ「…そうか」



577:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:26:27.81 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「イナズマ」

電「はい?」

ホッポ「私と戦え」

電「!?」

電「な、何を言ってるのです!?」

ホッポ「今、確信した。私たちは戦わないといけない」

ホッポ「…何故そう思ったかはわからん」

ホッポ「でも、そう、強く思うんだ」

電「でも…!」

ホッポ「明日、他の四人を連れてここへ来い」

ホッポ「それで…すべて終わりだ」

電「…」

電「せっかく…お友達になれたのに…」

ホッポ「…」



578:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:26:56.09 ID:jd/PQFPk0

ショキカンジャー本拠地

吹雪「…そっか」

電「…すみません」

叢雲「仕方ないわよ。世の中そんなに甘くないってことね」

漣「うん。電ちゃんはよくやったよくやった」ヨーシヨシヨシ

五月雨「そうそう。頑張ったよ」

電「…」

吹雪「じゃあ、明日行くとして…」

吹雪「電ちゃん、どうする?」

電「…?どうする、とは…?」

吹雪「…辛いなら、来なくてもいいんだよ」

電「…!」



579:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:27:29.92 ID:jd/PQFPk0

五月雨「きっと…今回、戦って一番つらいのは電ちゃんだよ」

叢雲「無理はしないほうが良いわ。今回はパスするのも手よ」

漣「戦闘は気にしないで。漣たちががんばるから!」

電「…」

吹雪「…どうする?」

電「…少し…考えさせてください」



580:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:27:56.89 ID:jd/PQFPk0

電(どうして…)

電(…どうして、こんなことに…?)

電(電はただ…)

電(…)

電(…一人で悩んでも仕方ないのです)

電(ここは…)



581:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:28:24.71 ID:jd/PQFPk0

執務室

コンコン

提督「んー、どうぞー」

ガチャッ

電「失礼します…」

提督「おっ、電か」

提督「…ずいぶん悩んでるみたいだな」

電「…わかりますか?」

提督「ああ。一目でわかる」

電「…」

提督「…話してみろ」



582:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:28:51.85 ID:jd/PQFPk0

提督「なるほど…」

電「どうしたら、いいのでしょうか…?」

提督「ふむ…」

提督「…その前に、一つ聞きたい」

電「はい…?」

提督「お前は、何を助けたいんだ?」

電「それは…」

提督「もちろん味方を助けたいんだろうが…」

提督「お前の場合、敵も、じゃないか?」

電「…!」



583:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:29:22.94 ID:jd/PQFPk0

提督「…戦う以上、深海棲艦やディープマリンにも、何らかの理由があるんだろう」

提督「それらを無視し、自分たちを守るために戦う…」

提督「それが戦い…それが戦争」

電「…」

提督「だがな…」

提督「そんな中にも、お前みたいなやつは必要なんだ」

電「…」

提督「お前みたいなのがいないと、みんなただの殺戮マシーンになっちまう」

提督「やっていることは矛盾していても…少しでも、敵も助けたいという気持ちがある」

提督「そういうやつが、人間の心をもたらしてくれる」



584:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:29:50.97 ID:jd/PQFPk0

提督「そして、電…どうしたらいいか、だったな?」

電「…はい」

提督「命を助けることだけが…『助ける』ってことじゃない」

電「…!?」

提督「今回に限ってのことだが…そのホッポは、お前と戦いたいんだろう?」

提督「そこには何か、理由があるはず。戦わなければならない理由が」

提督「だったら、お前はそれに全力で応えてやれ」

電「…」

電「…はい」



585:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:30:17.97 ID:jd/PQFPk0

翌日

五人はホッポのもとへと向かっていた

吹雪「…電ちゃん、本当に大丈夫?」

電「…はい、大丈夫なのです」

叢雲「無理はしないでね…」

五月雨「…そろそろだね」

漣「変身しといたほうが良いかな?」

吹雪「そうだね。じゃあこのあたりで…」

カチッ

五人「変身!」



586:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:30:47.36 ID:jd/PQFPk0

ガサガサッ

ホッポ「…来たか」

電「…」

ホッポ「イナズマから聞いているだろう。来い」

吹雪「じゃあ、早速…」

ボォォォォォォォ

ホッポ「!!」シュバッ

吹雪は炎を放出したが、ホッポはそれをかわした!



587:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:31:20.55 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「行け!お前たち!」ヒュンヒュンッ

キーたち「ヒャッハーー!!」

五月雨「やぁー!」ザパァ

キー「ギャーッ!ナガサレルー!」


ヒュンヒュンッ

叢雲「もうそれは効かないわよっ!」

ドコォォォォォォォ

叢雲は石を巻き上げた!

ドカドカッ

キー「イテェ!!」

叢雲「ふん、ざまぁないわね」



588:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:31:50.20 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「くっ…やっぱり、奥の手を使うしか…」

吹雪「!!漣ちゃん!」

漣「ほいさっさー!」バシュッ

ホッポ「うわっ!?」シュバッ

漣「うーん、ギリギリ避けたか」バシュッ

ホッポ「うっ…!」グサッ

漣「はっはっはー!奥の手やらを使う前に倒してくれる!」バシュバシュッ

ホッポ「くっ…」



589:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:32:18.25 ID:jd/PQFPk0

キー「ボスー!」ヒュンッ

グサッ

キー「イテェ!!」

ホッポ「!お前…!」

キー「イテテ…ダイジョウブデス!ミンナソロイマシタ!」

漣「ぐぅ…間に合わなかったか…」

ホッポ「よし!全員集まったな!」

キー「オー!」ワラワラ

ホッポ「エネルギー充填開始!」

シュゥゥゥゥゥゥゥ



590:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:32:45.74 ID:jd/PQFPk0

五月雨「な、なんかまずいよ!」

電「…電が行くのです!」ダダッ

吹雪「!ダメ!ここは下がって、回避を…」

ホッポ「エネルギー充填完了!発射準備!」

ヒュォォォォォォォ

ホッポ「発射!!」

ビィィィィィィィィィィィィィィッ

電「!?」

ドォォォォォォォォォォン

集まったキーたちから、すさまじい威力のビームが発射された!



591:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:33:12.10 ID:jd/PQFPk0

吹雪「電ちゃん!」

ホッポ「…」

電「はぁ…はぁ…」

電(ぎ、ギリギリ避けられたのです…)

ホッポ「第二撃!用意!」

シュゥゥゥゥゥゥゥ

電「!今のうちに!」ダダッ

ブンッ

ホッポ「させるか!」

ガキィン

電「!?」

集まったキーたちが、ガードとなって電の攻撃を防いだ!



592:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:33:39.42 ID:jd/PQFPk0

電「…!」グググ

ホッポ「どうしたイナズマ!?この程度ではこのガードはやぶれないぞ!」

電「くっ…」グググ

ホッポ「まだ迷っているのか!?」

電「!!」

ホッポ「戦うことに迷いがあるのか!」

電「…」

ホッポ「お前はその程度だったか…」

ホッポ「そんな者が、助けたいだのなんだの…」

ホッポ「笑わせてくれる!」

ガキィン

電「!!」



593:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:34:12.33 ID:jd/PQFPk0

電「うあっ…」ズザザ

ホッポ「終わりだ!発射準備!」

電「!!」

電(この、ままだと…)

ホッポ「発…」


叢雲「ええい!」ブンッ

ホッポ「!!」

ガキィン



594:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:34:39.75 ID:jd/PQFPk0

叢雲「ほらほらほら!」シュバシュバシュバッ

ホッポ「くっ!」ガキガキガキィン

ホッポ(しまった!エネルギーが…!充填しなおさないと…)

吹雪「ほら、こっちこっち!」ブンッ

ホッポ「くっ!」ガキンッ

吹雪「五月雨ちゃん!電ちゃんを今のうちに!」

五月雨「わかった!電ちゃん!」スッ

電「…」

五月雨「電ちゃん…?」

電「…」



595:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:35:27.62 ID:jd/PQFPk0

(どうして、戦うのだろう…?)

(助けたいから…?味方も、敵も…?)

(だったら…)

(どうやったら…ホッポちゃんを助けることができるのだろう…?)

(…助ける?何から…?)

(…一体…何から…)

(…深海棲艦と、ディープマリン…共通して、どことなく感じ取れるものがある)

(怒り、憎しみ、苦しみ、悲しみ…)

(…そして、深海棲艦の中には、倒したと同時に、どこか安堵した表情を見せるものがいる)

(どうして…?)



596:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:35:56.58 ID:jd/PQFPk0

  命を助けることだけが…『助ける』ってことじゃない

(…!)

(もしかすると…ホッポちゃんは、これを望んで…?)

(…確信は、ない)

(深海棲艦とディープマリンは、同じである保証はないのだから…)

(…でも)

(…ホッポちゃんが、私と戦うことを望んだならば…)

(それで、もしもホッポちゃんが救えるなら…!)


電「…戦います!」



597:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:36:30.41 ID:jd/PQFPk0

五月雨「電ちゃん…?」

電「五月雨さん…お願いがあるのです)


叢雲「くっ…」フラッ

ホッポ「今だ!発射準備!」

叢雲「!!」

吹雪「叢雲ちゃん!」

ホッポ「発…」

ザパァァァァァァ

ホッポ「!?」

ホッポ「水…どうして?」


五月雨「電ちゃん、これでいいの?」

電「はい、十分なのです」ダダッ



598:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:37:00.17 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「…!イナズマ!」

電「えいっ!」ブンッ

ガキィィン

ホッポ「くっ…」グググ

ホッポ(さっきまでと違う…!これは…)

電「…」グググ

ホッポ(…そうか)

電「今なのです!」

バチバチバチィ

ホッポ「!!?」

キーたち「ギャアアアアアアア!!」バチバチバチッ



599:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:37:32.37 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「カミナリ…!」

ホッポ「でも、私には届かない…」

電「足元をよく見るといいのです!」バチバチバチッ

ホッポ「足元…?」チラッ

ホッポ(水たまり…さっきの水か)

ホッポ(…!カミナリが、水たまりまで、届いて…!)

バチバチバチバチィッ

ホッポ「ぐあああああああああ!!」

ドゴォォォォォ



600:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:38:01.42 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「ぐあ…う…」フラッ

電「みんな!今こそ必殺技を撃つ時なのです!」

漣「よっしゃ、キタコレ!」

吹雪「よし、準備を!」

電「えいっ!」ヒュンッ

漣「とうっ!」ヒュンッ

叢雲「それっ!」ヒュンッ

五月雨「たぁっ!」ヒュンッ

吹雪「えいっ!」ヒュンッ

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン

五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!



601:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:39:17.68 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「く…大丈夫か、お前たち…」

キーたち「ダイジョウブデス…ガードクライナラ、デキマス!」

電「それくらいで防げると思わないでください!」

漣「目標捕捉!」

電「照準よし!」

叢雲「充填完了!」

五月雨「発射準備完了!」


吹雪「ってぇー!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ



602:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:39:46.54 ID:jd/PQFPk0

ホッポ「ぐっ…!こ、これは…!」ググググ

キーたち「ダメデス…タエキレマセン!」

ホッポ「こ、これまで…か…」

ドカァァァァァァァァァァァァン

ホッポ・キーたち「うわあああああああああ!!」ヒューン

キラーン



603:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:40:13.76 ID:jd/PQFPk0

漣「おー、吹っ飛んでった」

叢雲「今回も倒しきるまではいかなかったわね」

吹雪「まあいいでしょ。とにかく、勝ったんだからよし!」

電「…」

五月雨「…電ちゃん」

電「…何でもないのです、帰りましょう」



604:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:40:40.59 ID:jd/PQFPk0

──────────

──────

───

執務室

提督「…そうか」

電「…」

提督「…全力で応えてやったんだろ?」

電「はい…」

提督「それができれば、大丈夫だ」

電「…」



605:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:41:21.31 ID:jd/PQFPk0

提督「…電」

電「はい」

提督「昨日も言ったが、お前みたいなやつは必要なんだ」

提督「お前みたいな…優しさを持ったやつがな」

電「…」

提督「みんな戦いの中で忘れちまうんだ。そんな優しさを」

提督「でも、お前みたいに、ずっと、その優しさを忘れない奴がいると、思い出せるんだ」

提督「だからみんな、人間らしくあれる」

提督「お前は、必要なんだ」

電「…」



606:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:41:51.16 ID:jd/PQFPk0

電「司令官さん。電は…」

電「今回、ホッポちゃんを助けることはできなかったと思います」

提督「だろうな」

電「でも…電が考えていることが正しいなら」

電「これで…いつかはホッポちゃんを助けることができるでしょうか」

提督「わからない…が」

提督「これだけは言える」

提督「…やるしかないんだ」

電「…」



607:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:42:21.16 ID:jd/PQFPk0

提督「正解はわからない。だから…」

提督「それが、お前の信じる道なら…それを突き進むんだ」

電「…」

提督「大丈夫だ。お前には仲間がいる」

提督「その仲間と、優しさとともに、敵も、味方も…救っていくんだ」

電「…」

提督「険しい道だ…頑張れよ」

電「…」

電「…はい!」



608:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:42:48.80 ID:jd/PQFPk0

電(まだまだ、強くなりたい…)

電(敵も味方も…全てを助けられるように!)

電「よーし!」

電「ショキカンジャー、イエ口ーの電!頑張るのです!」


第五話「合体技がほしい!」 艦



609:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/22(月) 04:43:18.64 ID:jd/PQFPk0

次回予告

こんにちは!ショキカンジャーサブリーダーの五月雨です!
えへへ、実は私がサブリーダーなんですよ!知ってました?
電ちゃんが多くの情報をつかんでくれたおかげで、進歩がありました!
でも、結局ディープマリンって何者なの?わからずじまい…
そういえば、戦隊モノの定番はまだ残ってますね。とてつもなく、大きいのが…

次回、第六話「ロボットがほしい!」
次回も、一生懸命、頑張ります!



633:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:39:20.29 ID:mfkSPgXX0

第六話「ロボットがほしい!」

ショキカンジャー本拠地

吹雪「えー、それでは第六回ショキカンジャー会議を始めます」

シャバドゥビダッチヘンシーン

吹雪「…それ、違うよね?」

漣「うん」

吹雪「ライダーだよね?」

漣「うん」

吹雪「…」



634:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:40:09.44 ID:mfkSPgXX0

吹雪「えっと…何を話そうとしてたか忘れちゃった」

叢雲「漣が考えた武器の名前じゃない?」

吹雪「ああ、そうだった。じゃあ漣ちゃん、どうぞ」

漣「はいはーい」

漣「前回皆さんから微妙だと言われていた武器の名前ですが…」

電「漣さんも言ってたのです」

漣「…言ったけどさ」

漣「とにかく、前回から考え直してみました」

五月雨「どうなったの?」

漣「うむ、とくとご覧あれ!」



635:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:40:37.62 ID:mfkSPgXX0

漣による武器の名前の案 改

吹雪  ブリッジソード

叢雲  マストランス

漣   デッキチェリー

電   アンカーハンマー

五月雨 キールブレード

叢雲「大して変わってないじゃない!」

吹雪「変わったのは五月雨ちゃんだけだね…」

五月雨「まあ、前回よりはいいかな…?」

漣「前回一番不評だったのが五月雨ちゃんのだったので、統一感を持たせる感じで仕上げてみました」



636:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:41:06.65 ID:mfkSPgXX0

電「キール…竜骨ですか」

漣「そうそう。船のパーツで、それがよさそうだったから」

吹雪「確かに、統一感は出たね」

叢雲「あんたの武器は相変わらず語呂が悪いじゃない」

漣「もう考えるの面倒だから、いいかなーって」

電「投げたのです」



637:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:41:33.76 ID:mfkSPgXX0

漣「まあ結局あんまり変わらなかったけど…ダメ?」

吹雪「うーん…どうだろう」

叢雲「一番気になるところは消えたけどね」

電「言うほどの問題はなくなったと思うのです」

五月雨「それほど砲刀サミダレが異彩を放ってたってことだね…」

吹雪「いいんじゃない?これ以上は考えてもアレだし」

漣「アレってなんですか…」

漣「まあいいや。これでけってーい」



638:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:42:03.30 ID:mfkSPgXX0


五月雨「そういえば、この間の合体技のバズーカ…あれには名前ないの?」

漣「ああ、あれ?はい、考えております」

吹雪「ほほう」

漣「こちらです。ドドン!」


デストロイキャノン


叢雲「で、デストロイ!?」

漣「そう。デストロイ」

五月雨「…覆面レスラー?」

電「それはデストロイヤーなのです」



639:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:42:52.70 ID:mfkSPgXX0

吹雪「なんでデストロイ…って、あ、そうか」

電「?どうしたのです?」

吹雪「私たち、『駆逐戦隊』だった…」

叢雲「駆逐…ああ、そういえばそうだったわ」

漣「その通り。駆逐艦は英語でデストロイヤー。それをそのまま反映させました」

電「なるほど…」

五月雨「じゃあ覆面レスラーと一緒?」

漣「いや、そうだけども、それは考えないで」



640:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:43:23.22 ID:mfkSPgXX0

吹雪「確かに強そうな名前だね」

漣「他にもいろいろ考えたよ。ショキカン砲とかウォーシップバスターとか」

漣「でも、ここは我々が駆逐艦であることに重点を置いてみました」

叢雲「ふーん。別に、いいと思うわ。ちょっと面食らったけど」

電「電も、いいと思うのです」

五月雨「私もー」

吹雪「同じくー」

漣「よしっ!これはスルッと通ったぜ!」グッ

叢雲(…前回言い過ぎたのが堪えたのかしら…)



641:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:43:50.21 ID:mfkSPgXX0

吹雪「えっと、じゃあ次の話」

吹雪「何か、夕張さんと明石さんが話があるらしいよ」

叢雲「話?」

吹雪「うん。内容は知らないけど」

五月雨「何だろう…?」

電「ショキブレスに、何か問題があったのでしょうか?」

漣「使ってても問題なかったけどねぇ」

吹雪「とにかく、今から工廠に行ってみよう」



642:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:44:19.19 ID:mfkSPgXX0

工廠

夕張「あら、来たわね」

明石「いらっしゃーい」

電「こんにちは、なのです」

叢雲「どうしたの?」

夕張「うん。実は、戦隊に必要なものを作ることになってて」

五月雨「え、必要なもの?」

明石「さて、なーんだ?」

漣「放送枠」

夕張「いや、そういうのじゃなくて」



643:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:44:48.03 ID:mfkSPgXX0

吹雪「戦隊と言ったら、あとは…」

電「巨大ロボットとか、でしょうか…」

明石「ピンポーン。大正解」

明石「この度、私たちは巨大ロボットを作ることになりましたー」

叢雲「え、作れるの!?」

夕張「うん。ていうか、話自体はずいぶん前に出てて、少しずつ作ってたんだけど」

明石「本格的に作り始めることになって」

五月雨「でも、お二人だけで作れるんですか?」

夕張「いやあ、さすがに無理だよ」

明石「今までだって、妖精さんに協力してもらってたし」

漣「へー、そうだったんですか」



644:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:45:26.09 ID:mfkSPgXX0

吹雪「でも、どうして今になって本格的に作ることになったんですか?」

明石「えーっと…順を追って話すね」

明石「ディープマリンが現れてから、提督は大本営にそのことを報告してたんだけど」

明石「同時に、協力を要請してたんだよね」

明石「それで、最近になって資材や物資を支援してくれるようになって」

明石「今回、技術面でも協力してくれるようになったの」

五月雨「技術面…ということは」

夕張「そう。巨大ロボットの作成に協力してくれることになったってこと」

吹雪「そんなの、よく協力してくれましたね…」

明石「うん。なんか通っちゃった」

夕張「まあ、相手は深海棲艦以上に謎だし、実際危険な存在だからね」

夕張「何が起こるかわからないし、巨大ロボくらい用意しておこう、ということに」

叢雲「はぁ、なるほどねぇ」



645:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:46:00.56 ID:mfkSPgXX0

明石「それで、ここからが本題なんだけど」

明石「私と夕張ちゃんは、これから一か月くらい、別の場所でロボットを作るので、鎮守府にいません」

電「え、ここで作れないのですか?」

夕張「やっぱり場所をとるからねぇ…」

明石「それに、協力者として優秀な艦娘や妖精さんを呼んでくれるらしいんだけど」

明石「その人たちも集まりやすいから、という理由で別の場所に」

漣「確かにあんなバカでかいものをここに置いておくわけにはいきませんな」

夕張「というわけで私たちはしばらくいないから、ショキブレスのメンテとかできないの」

夕張「壊したりしないように、という注意をしたかったわけ」

五月雨「なるほど。わかりました」

明石「五月雨ちゃんが一番不安なんだけどね」

五月雨「ちょ、ちょっと!どういうことですか!」



646:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:46:37.16 ID:mfkSPgXX0

電「ところで、お二人がいないのは、艦隊としては大丈夫なのでしょうか」

明石「ああ、大丈夫だよ。多分」

叢雲「多分て…」

夕張「今は大型作戦もないし、大丈夫だって」

明石「そうそう。そんなことよりロボットだ!」

漣「どんなロボットにするんですか?」

明石「まあ普通の、人型ロボットかな。最初から一体で完成してるやつ」

漣「ああ、レオパルドンみたいな」

明石「え、なんでそれ?」

明石「本当は、変形合体ロボがよかったんだけど、それは大変そうなんだよね…」

夕張「残念」

明石「というわけで私たちはいなくなるから、あとはよろしく」

吹雪「はい、お願いします!」



647:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:47:12.57 ID:mfkSPgXX0

電「ついにロボットですか…」

漣「みなぎってきましたなー」

吹雪「一か月でできちゃうんだね」

漣「本当になんなんだろうね、この謎技術」

五月雨「完成したらすごいことになりそう…」

叢雲「戦いも楽になるでしょうね」

漣「いや、巨大ロボットはホイホイ使っちゃいけないんだよねぇ」

吹雪「…そういえば、敵が巨大化したときとかにしか使わないね」

漣「本当にホイホイ使えるものじゃないだろうしね」



648:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:47:40.11 ID:mfkSPgXX0

五月雨「確かに…動かすのに莫大なエネルギーが必要そうだし」

電「動かした後の処理も大変そうなのです」

叢雲「まあ今まで通りなら使う機会もないから、大丈夫でしょ」

吹雪「よし、じゃあ今日、あとはどうしようか」

漣「デュエマでもしよう」

叢雲「いや、訓練でしょ」

漣「冗談だってー」

電「いつ敵が来るかわからないのです」

五月雨「そうだね。ちゃんと訓練しておかないと」

吹雪「うん、それじゃあ…」


ドカァァァァァァァン


五人「!!」



649:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:48:09.73 ID:mfkSPgXX0

漣「何事!?」

叢雲「あっちの方からよ!」ダダッ



電「多分、このあたりなのです」

吹雪「あれ?ここって…」

五月雨「前にクウボさんと戦ったとこ…だよね」

叢雲「このあたり、何かあるのかしら…」

漣「…あれ?あそこ、誰かいる…?」


リ級?「うーん、しまったなぁ。結構デカい音出ちゃった」

リ級?「だって出口埋まってんだもん。仕方ないよ」



650:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:48:35.97 ID:mfkSPgXX0

吹雪「うわぁ、今度は重巡リ級にそっくりだよ」

電「あの人も幹部でしょうか?」

叢雲「いや、どうかしら…」


リ級?「…ん?」

リ級?「あ!やばい、見つかった!」


五月雨「うわ、気づかれちゃった!」

漣「何かこの流れ、懐かしいね」



651:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:49:03.09 ID:mfkSPgXX0

リ級?「くっ、ゲリラ戦法で行こうと思ったけど仕方ない」

リ級?「おい、お前ら!」

電「!?な、何でしょう?」

リー「私は秘密結社ディープマリンのリー様だ!」

リー「お前らを人質に取ってやる!大人しくつかまれ!」

叢雲「え、何その三下感満載のセリフ」

漣「フラグでしかないね」



652:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:49:39.42 ID:mfkSPgXX0

五月雨「とりあえず変身して戦う?」

吹雪「そうだね。じゃあみんな、準備して!」

リ級「何をコソコソ…」

カチッ

五人「変身!」

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン

リー「!?」

リー「な、何だ!?いきなり!」

リー「何者だ、お前ら!?」

漣「何だかんだと聞かれたら」

叢雲「答えてあげるが…って、何言わせるのよ」

吹雪「はいはい、そこまで。やるよー」



653:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:50:05.58 ID:mfkSPgXX0

デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァン

リー「な、ショキカンジャー!?お前らが!?」



654:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:50:32.76 ID:mfkSPgXX0

リー「いきなり現れるなんて…!」

吹雪「何の用か知りませんが、容赦しませんよ」

リー「くそっ、最初に適当にゲリラ戦法で誰か捕まえて、人質にしてお前らをおびき出そうと思ったのに…」

五月雨「運が悪かったんですね」

リー「全くだね、残念」



655:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:50:59.82 ID:mfkSPgXX0

リー「と、とにかく!こうなったら、お前らをぶっ倒すしかない!」

リー「覚悟しろぉ!」ダダッ

電「来たのです!」

吹雪「漣ちゃ…」

漣「はいはーい」ギリギリ

バシュッ

リー「ぐはぁっ!」グサッ

漣「ふふん。いい感じに当たったね」



656:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:51:26.89 ID:mfkSPgXX0

リー「くっ、まだまだぁ…!」ヨロッ

リー「まだ近づけば…!」


サッ

叢雲「ふん、遅いわね」

リー「え?いつの間に近づいて…」

ドゴォォォォォ

リー「ぐああああああああ!!?」

叢雲「吹っ飛べぇ!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

リー「う、嘘だああああああああああ!!」ヒューン

キラーン



657:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:51:57.43 ID:mfkSPgXX0

叢雲「ふん、口ほどにもない」

電「うわ、今回早かったのです」

吹雪「大したことなかったね」

叢雲「適当に小突いただけで吹っ飛んでったわ」

五月雨「すごいね、叢雲ちゃん」

漣「ちょっとー、漣はー?」

吹雪「うんうん。漣ちゃんも反応が早くて良かったよ」ナデナデ

漣「…なんでなでられてるの?」



658:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:52:25.03 ID:mfkSPgXX0

電「じゃあ、帰りましょうか?」

叢雲「そうね。結局あいつ、なんだったのかしら」

吹雪「さあ?」

五月雨「幹部って感じじゃ無かったよね」

漣「何でもいいよ。帰ってダウトでもしよう」



659:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:52:57.19 ID:mfkSPgXX0

翌日

五人は、昨日リーと戦った場所まで来ていた

吹雪「やっぱり、何かあるのかな?このあたりに」

電「でも、何があるのでしょうか?」

叢雲「さあ…」

五月雨「ちょっと調べてみようか」

漣「調べるったって…」

ガサガサッ



660:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:53:24.04 ID:mfkSPgXX0

漣「…ん?」

五月雨「何の音?」

叢雲「また猫じゃないでしょうね…」

ガサガサッ


リー「よしっ、ここまで来たぞ」ガサガサッ

五人「…」



661:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:54:03.11 ID:mfkSPgXX0

リー「昨日はデカい音たててすぐに見つかっちまたからな…」

リー「今日こそはゲリラ戦法を…ん?」

五人「…」

リー「…」

カチッ

五人「変身!」

リー「う、うわああああ!!」



662:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:54:33.55 ID:mfkSPgXX0

数分後

リー「な、何故だ…どうして私はこうも運が悪いんだ…」ボロッ

叢雲「さーて、色々しゃべってもらおうかしら」

リー「!?な、何をする気だ!」

吹雪「とりあえず、あなたには捕虜になってもらいます」

リー「くっ、拷問でもする気か…!」

漣「しますよ。えっぐいの」

リー「ど、どんな…?」

漣「そうですねぇ。例えば…」

漣「あなたが、中学生の時に書いた日記やポエムを音読しつつネットにさらす…とか?」

リー「うわああああああああああ!!やめろおおおおおおおおおお!!」

電「あなた、中学時代とかあったのです?」

リー「…はっ、そういえばなかった」

五月雨「えぇ…」



663:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:55:01.10 ID:mfkSPgXX0

吹雪「とにかく、まずは司令官の所へ…」

リー「くっ…」

ガサガサッ

叢雲「…ん?また…?」

シュバッ

五人「!?」

ガッ

リー「う、うわっ!?」

シュバッ ガサガサッ

何者かが突如現れ、リーを奪って去って行った!



664:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:55:28.10 ID:mfkSPgXX0

五月雨「な、何?今の」

電「わからないのです…」

吹雪「多分、あの人の味方…ディープマリンの一員だとは思うんだけど」

叢雲「…今の奴、ただ者じゃないわね」

叢雲「あのリーとかいうやつよりかなり強いと思うわ」

漣「確かに…顔がフードで見えなかった」

五月雨「え、それ関係あるの?」

漣「強キャラでそんな感じのがよくいるんだよ」



665:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:56:05.93 ID:mfkSPgXX0

吹雪「でも…これはまずいね」

電「え?」

吹雪「ここから簡単に攻め入れられるってことだよ」

叢雲「そうね…何があるのかはわからないけど、ここから奴らが攻め込んでくるってことはわかったわ」

五月雨「この二日で連続で攻めてきてる…敵も本格的に攻めてくる気になったのかな」

漣「今回は敵が大したことなかったからいいけど、もっと強いのが来るかもしれないし」

電「なるほど…どうしましょう?」

吹雪「とりあえず、司令官に報告してここに他の人を近寄らせないようにしてもらおう」

五月雨「そうだね。ただでさえ人はほとんど来ないけど」

叢雲「警戒するに越したことはないわ」



666:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:56:46.17 ID:mfkSPgXX0

電「でも、攻めてきたとき、どうやってそのことを知るのです?」

漣「今回みたいに偶然、というのもあんまりないだろうしね」

吹雪「そうだねぇ…」

五月雨「シンプルに、カメラやセンサーを設置したらどうかな」

叢雲「ふむ…それがよさそうね。下手な小細工よりはいいと思うわ」

電「そうですね。とりあえず、司令官さんに報告するのです」



667:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:57:36.45 ID:mfkSPgXX0

執務室

提督「うーむ、とうとう攻めてきたか…」

吹雪「それで、どうですか?」

提督「ああ。あそこには近寄らないよう、全員に知らせておくよ」

提督「あと、カメラとかなら簡単に設置できるはずだ。今日中には終わるだろう」

提督「異常があった時はお前たちに知らせるようにする…が」

漣「が?」

提督「できれば、昼の間だけでもその近くにいてくれないか?」

提督「近くにいたら、すぐ対応出来るだろう」

提督「それに、何が起こるかわからん。いつの間にか、カメラが壊されてるかもしれんからな」

五月雨「はい、わかりました」

提督「ああ、頼んだぞ」



668:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:58:02.65 ID:mfkSPgXX0

叢雲「うーん…しばらく、あのあたりにいることが多くなりそうね」

電「どのくらい続くのでしょうか?」

吹雪「わからない…攻撃が途絶えるまでだろうね」

漣「えー?めんどいー」

五月雨「でも本当にあそこからしか攻めてこないのかな?」

吹雪「どうかな…そうだといいんだけど」

叢雲「今は対策の使用もないし、様子を見ましょ」

電「そうするのです」



669:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:58:46.17 ID:mfkSPgXX0

翌日

五人は、例の場所の近くで訓練をしていた

漣「そこで漣は言ってやったんですよ」バシュッ

叢雲「ほうほう」ブンッ

漣「『てめぇの敗因はたった一つ…たった一つのシンプルな答えだ』」

漣「『鎮守府近海を一人でうろついてるからだ』と」バシュバシュッ

叢雲「そりゃあイ級も納得せざるを得ないわね」ブンブンッ

漣「でしょ?そしたら大人しく帰って行ったけど、また一人で来たんだよねー」

叢雲「迷子じゃないの?それで偶然ここまで来たとか」

漣「まあそうかなー」

叢雲「っていうか、言葉通じたのね」

漣「うん。何か通じた」



670:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:59:12.53 ID:mfkSPgXX0

吹雪「こらー、二人ともー。真面目に訓練しなさーい」

叢雲「してるわよ。雑談しながらやってるだけよ」ブンブンッ

漣「そうだよ。ほら、全部的に当たってるし」バシュバシュッ

吹雪「いや、的に一回穴空いたら当たったかどうかなんてわかんないよ…光線状だから」

漣「あっ、そっか」バシュバシュッ



671:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 03:59:45.70 ID:mfkSPgXX0

五月雨「今日も来るのかな?」

電「来ないのが一番なのですが…」

吹雪「でも、また一人で来るってことはないよね」

五月雨「そうだねぇ…今度はゲリラ戦法なんて言わないだろうし」

電「イーさんたちを引き連れてくるのでしょうか?」

吹雪「それならまだいいんだけど」

ジリリリリリリリリリリリリリ

五人「!!」

叢雲「これって、昨日設置したセンサーの警報…よね」

五月雨「ていうことは、誰かが…?」

吹雪「みんな、行こう!」



672:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:00:26.21 ID:mfkSPgXX0

漣「…来てみたけど」

電「あれは…」


ジリリリリリリリリリリリリリ

ル級?「ちょっと!何よこれ!」

リー「あれ?昨日までこんなのなかったんですけど…」

ル級?「あー、もう!これどうやったら止まるのよ!」

イー「うるさくてかなわんですイー」



673:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:00:54.20 ID:mfkSPgXX0

漣「そこのボタン押したら止まりますよー」

ル級?「え、これ?」

漣「そうそう。それ」

ポチッ

ル級?「あっ、止まった」

漣「おー、よかったよかった」

漣「イエーイ」スッ

ル級?「イエーイ」スッ

パシッ

ピシガシグッグ

漣・ル級?「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」



674:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:01:42.17 ID:mfkSPgXX0

ル級?「ふぅ…」

ル級?「…」

ル級?「…うわぁ!誰よあんた!」

五月雨「え、遅すぎない?」

叢雲「やっぱディープマリンってバカしかいないのかしら」

イー「あー!お前たちは…!」

リー「ルーさん!こいつらがショキカンジャーです!」

ルー「え!?こいつらがショキカンジャー!?」

電「今度は戦艦ル級にそっくりなのです」

吹雪「空母ヲ級もそのうち出てきそうだね」



675:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:02:08.05 ID:mfkSPgXX0

ルー「ふむ…まあいいわ」

ルー「私の名前はルー!今からこいつらと一緒にあなたたちを打ち倒してくれるわ!」

漣「大柴さんですか?」

ルー「え!?藪からスティックに何を言うのよ!」

叢雲「ノリノリね」

五月雨「あれ?これ、今から戦うんだよね?」

吹雪「そうだけど」

電「そんな空気じゃないのです」



676:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:02:35.59 ID:mfkSPgXX0

ルー「あーもう!とにかく、やるわよ!お前たち!」

イーたち「イー!!」ダダッ

五月雨「うわ、いっぱい来たよ!」

叢雲「うろたえないで。変身して戦うわよ」

電「普通に戦えば大丈夫なはずなのです」

吹雪「みんな、準備はいい!?」

漣「いいともー!」

カチッ

五人「変身!」



677:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:03:02.51 ID:mfkSPgXX0

イーたち「イー!!」ダダダ

電「そーっ、れ!」ブンッ

ドゴォォォォォォォォォォォォ バチバチバチバチィッ

イーたち「イーーーーーーッ!!!」

リー「なっ、一撃であんな大勢を!?」

ルー「噂通り、ただ者じゃないわね…!」

イー「ま、前に戦った時よりも格段に強くなってるイー…!」

電「訓練の賜物なのです」



678:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:03:48.97 ID:mfkSPgXX0

ルー「ひ、ひるむんじゃない!お前たち、行きなさい!」

ルー「あと、リーも行きなさい!」

リー「え、私もですか!?」

ルー「いいから、ほら!」

リー「うぅ…仕方ない!」ダダッ

リー「おらぁ!喰らえぇ!」ブンッ

吹雪「よっと」シュバッ

リー(!避けられ…)

吹雪「はぁっ!」ズバッ

リー「ぐあああ!!」

ルー「リー!!」



679:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:04:17.50 ID:mfkSPgXX0

ルー「リー、大丈夫!?」

リー「くっ…大丈夫、です…が…」

リー(心配するならむやみに突っ込ませるなよ…)ガクッ

ルー「リーーーーーーーー!!」

ルー「くそう、よくもリーを…!」

ルー「こうなったら、私が直々に戦ってやるわ!覚悟なさい!」ダダッ

五月雨「…え!?私!?」



680:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:04:43.74 ID:mfkSPgXX0

ルー「とうっ!」ブンッ

五月雨「くっ!」バシッ

ルーの攻撃を、五月雨は刀で防いだ!

ルー「ほらほらほらぁ!」バシバシッ

五月雨「は、速い…!」バシバシッ

五月雨(イーたちよりも強い…一筋縄じゃいかない)

五月雨「…そこっ!」

ザパァァァァァァ

五月雨はルーの足元めがけて水を放出した!



681:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:05:10.40 ID:mfkSPgXX0

五月雨(これでバランスを崩せば…!)

ルー「おっと!」シュバッ

五月雨(!?避けられた…!)

ルー「甘い甘い!」ドガッ

五月雨「うぁっ…!」ヨロッ

ルー「このままボコボコにしてやるわ!」ブンッ

五月雨「…!」

五月雨(まずい、攻撃が…!)


吹雪「せいっ!」ドガッ

ルー「ウワラバッ!?」ズザッ



682:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:05:56.83 ID:mfkSPgXX0

五月雨「ふ、吹雪ちゃん!?」

吹雪「五月雨ちゃん、大丈夫?」

五月雨「う、うん…」

ルー「くっ…いつの間に後ろに」

吹雪「お仲間はもういませんよ」

ルー「何っ!?」


イーたち「イー…」ピクピク

リー「うーん…私のポエム…読まないで…」ピクピク


ルー「なっ、全滅なんて…!」

叢雲「あっけなかったわね」

電「束になっても、電たちには勝てないのです!」



683:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:06:56.97 ID:mfkSPgXX0

吹雪「さあ、残るはあなただけです」チャキッ

ルー「くっ…」

ルー「こうなっては仕方ない…やってやるわ!」ダダッ

吹雪「…!」

ルー「うおおおおおお!!」ダダダダ


ズルッ

ルー「あれ?」コケッ

ルー(あ、さっきの水で足元が)

吹雪「とりゃあ!!」ズバァッ

ルー「ぎゃあああああああああ!!」



684:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:07:26.24 ID:mfkSPgXX0

ルー「ぐはぁ…強い…!」

吹雪「さて、あなたたちを捕虜に…」

ルー「!!て、撤退よ!あんたら!」

イーたち「イ、イー!!」ダダッ

リー「…え!?あれ!?ちょっ、置いてかないでー!!」ダダッ

叢雲「あ、待ちなさい!」

電「行っちゃったのです…」

漣「何がやりたいんだろうねぇ」



685:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:07:59.35 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…五月雨ちゃん、大丈夫?」

五月雨「…」

吹雪「五月雨ちゃん?」

五月雨「…うん、大丈夫」

叢雲「じゃ、帰りましょ」

漣「何だかんだ疲れたー」スタスタ

電「お茶でも飲むのです」スタスタ

五月雨「…」スタスタ

五月雨「…はぁ…」

漣「あ、五月雨ちゃん、気を付けてー」

五月雨「え?」

ズルッ

五月雨「あ」



686:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:08:33.90 ID:mfkSPgXX0

そして、それから────


ルー「ふはははは!!また来たわよ!」

リー「今度は作戦がある!行くぞ!フォーメーションZだ!」

「イー!」「ロー!」「ハー!」「ニー!」

叢雲「しつこい!」ドカッ



687:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:09:03.69 ID:mfkSPgXX0

ディープマリンは何度も攻め込み────


ルー「今日は助っ人を連れてきたわ!」

ター「ドーモ、ショキカンジャー=サン。ターです」ペコッ

漣「ドーモ、ター=サン。ショキカンジャーです」ペコッ

電「…何やってるのです?」

ター・漣「アイサツ」


漣「イヤーッ!」バシュッ

ター「グワーッ!」グサッ

漣「ゴウランガ!」



688:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:09:32.04 ID:mfkSPgXX0

ショキカンジャーと戦い────


リー「今日は私の相方を連れてきた!」

ネー「…」

リー「…ネー?どうした?」

ネー「…帰っていい?」

リー「え!?」


リー「ちょっ、ネー!助けて!」

ネー「…ごめん…こっちも、いっぱいいっぱい…」

リー「ええ!?」

ネー「…本当に申し訳ない…」

リー「そ、そんなぁ!」

電「えいっ!」ブンッ

リー「えっ」



689:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:10:07.81 ID:mfkSPgXX0

その度に敗走し────


ヲー「…」

吹雪(本当に来た、ヲ級そっくりな人…)

ルー「…ヲー?どうしたの?」

ヲー「…ヲッ」

ヲー「ヲッヲッヲー」

ルー「…ふむふむ、そうなの」

吹雪「え、言ってることわかるんですか?」

ルー「いや、全然わかんない」

吹雪「えぇ…」



690:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:10:33.70 ID:mfkSPgXX0

吹雪「はぁっ!」ズバッ

ヲー「…」

吹雪「…!?効いてない!?」

ヲー「…」プルプル

ルー「…いや、これは痛いのを我慢してるわ」

吹雪「えぇ…」


そしてなんやかんやで最初の襲撃からニ週間経った



691:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:10:59.04 ID:mfkSPgXX0

ショキカンジャー本拠地

叢雲「あー、もう!何なのよあいつら!毎日のように攻めてきて!」

電「流石に疲れるのです…」

漣「一日一回なのが救いだね」

吹雪「それにしても、絶対あそこから攻め込んでくるよね…」

叢雲「絶対あのあたり、何かあるわよね」

漣「やっぱ調べてみる?」

電「でも、少し離れてその隙に攻め込まれたら大変ですよ」

吹雪「うーん…やっぱり、襲撃が途切れるのを待つしかないか…」



692:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:11:27.47 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…」ボー

叢雲「…五月雨?」

五月雨「…ふぇ!?な、何!?」

叢雲「いや、何でもないけど…」

電「どうしたのです?最近ボーっとすることが多いのです」

漣「顔色も少し悪いし、疲れてるんじゃ?」

五月雨「だ、大丈夫!何でもないよ!」

叢雲「ドジることも多いし」

電「この間はジュースと間違えてタバスコ飲みそうになったのです」

漣「五月雨ちゃんがドジなのは元からだから問題ない」

五月雨「ちょ、ちょっと!漣ちゃん!」



693:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:11:57.40 ID:mfkSPgXX0

五月雨「とにかく、何でもないから心配しないで」

叢雲「そう?ならいいけど」

漣「じゃあポーカーでもしようか」

電「イカサマはなしですよ」

吹雪「…」



694:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:12:27.58 ID:mfkSPgXX0

その夜

吹雪「…」

吹雪は、いつも五人が訓練している場所の近くに来ていた


涼風『ん?五月雨?』

吹雪『うん。最近ちょっと様子がおかしくて』

涼風『あー、確かにボーっとしてるねぇ』

吹雪『同室の涼風ちゃんなら何か知ってると思って』

涼風『うーん、そうだねぇ…』

涼風『…最近、夜に部屋をこっそり出ることが多くなったね』



695:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:13:08.20 ID:mfkSPgXX0

吹雪『夜に?』

涼風『うん。消灯してしばらくすると、どっか行っちまうんだよ』

涼風『最初はトイレで行ってんのかと思ったけど、それにしては長い間戻ってこないみたいなんだよ』

涼風『あたいはその間に寝ちまうからそのあとは知らないけど、朝起きたら普通に戻ってるよ』

涼風『そのことについて聞こうかと思ったこともあるけど、なんだか聞きづらくてねぇ』

吹雪『…そっか』

吹雪『わかった、ありがとう』

涼風『おう!』



696:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:13:46.75 ID:mfkSPgXX0

吹雪(私の予想だと、このあたりで…)

ブンッ ブンッ

吹雪「…!」


五月雨「はぁ…はぁ…」

ブンッ ブンッ

五月雨は、一人で刀の練習をしていた

五月雨「はっ!はっ!」

ブンッ ブンッ

吹雪「…」

吹雪(やっぱりね…)



697:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:14:18.39 ID:mfkSPgXX0

五月雨「はぁ…はぁ…」

吹雪「…こんな時間に、何やってるの?」

五月雨「!!」

五月雨「…吹雪ちゃん」

吹雪「…訓練なら、二人でやったほうが良いんじゃない?」

五月雨「…」

吹雪「相手になるよ」

五月雨「…うん、じゃあ、お願いしようかな…」



698:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:14:58.62 ID:mfkSPgXX0

しばらく後

吹雪「はぁ…はぁ…」

五月雨「こ、ここまでにしよう…」

吹雪「そ、そうだね…」

五月雨「ふぅー…」

吹雪「…」

吹雪「…どうして、夜中に訓練してるの?」

五月雨「…」

五月雨「今日、なんとなく眠れなくて」

吹雪「でも、最近夜に出てることが多いって、涼風ちゃんが」

五月雨「あれ…涼風にバレてたんだ…」

五月雨「起こさないようにしてたんだけどな…」

五月雨「あはは…ダメだなぁ、私…」

吹雪「…」



699:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:15:25.86 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…最近、みんな強くなったよね」

吹雪「え、そう?」

五月雨「うん。強くなった」

吹雪「そうかな…五月雨ちゃんも同じくらいだと思うよ」

五月雨「いや、そういう単純な強さじゃなくて…」

吹雪「?」

五月雨「…何て言ったらわからないけど…もっと、根本的で、大切な強さ…」

五月雨「そういった強さが、最近みんなの中で芽生えてる気がするんだ」

吹雪「…」



700:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:15:55.62 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…この間だって、吹雪ちゃんに助けられたし」

五月雨「このままだと…みんなの足を引っ張って、迷惑かけちゃうと思って…」

五月雨「みんなと同じ強さは手に入らないと思ったから、少しでもみんなに近づけるよう、こうやって夜に訓練してたんだ」

吹雪「…そうだったんだ」

五月雨「…でも、全然追いつけない」

五月雨「みんな、本当に強いから」

五月雨「私なんかじゃ…ダメなのかな」

吹雪「…」



701:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:16:25.62 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…そんなことないと思うよ」

五月雨「…え?」

吹雪「私からしたら、五月雨ちゃんは強いよ」

五月雨「吹雪ちゃん…?」

吹雪「だって…」

ガサガサッ

二人「!?」



702:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:16:51.79 ID:mfkSPgXX0

ガサガサッ

吹雪「な、何…!?」

五月雨「誰かいる…!?」

シュバッ

フード「…」

フードをかぶった何者かが、陰から現れた

吹雪「!この人…!」

五月雨「この間、リーさんを連れて去って行った人…だね」

フード「…」



703:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:17:19.04 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…まさか、夜に攻めてくるなんて」

五月雨「どうする?みんなを呼んでくる?」

吹雪「そこまで待ってくれないと思うよ…」

フード「…」

五月雨「じゃあ、二人で戦うしか…?」

吹雪「それしかなさそうだね」

吹雪「…大丈夫?訓練の後だけど」

五月雨「大丈夫…戦える」

吹雪「じゃあ…行くよ!」ダダッ



704:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:17:45.75 ID:mfkSPgXX0

吹雪「はぁっ!」ブンッ

フード「…」バシッ

吹雪(!素手で、弾かれた…)

吹雪(でも、まだ!)

吹雪「はあああ!!」シュバババッ

フード「…」バシバシバシッ

吹雪「くっ…」



705:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:18:16.87 ID:mfkSPgXX0

五月雨「やぁー!!」ブンッ

フード「!」ガッ

グググ

五月雨「!…刀を素手でつかむなんて…でも!」

ザパァ

フード「…!」

バシィ

五月雨は刀に水をまとわせ、フードの腕を弾いた!

五月雨「そこぉ!!」ブンッ

フード「!!」



706:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:18:53.90 ID:mfkSPgXX0

シュバッ

五月雨「!!」

五月雨の攻撃を、フードは宙返りでかわした!

五月雨「くっ…避けられた」

スタッ

フワッ

宙返りした時、フードがめくれ、素顔が現れた

二人「…!」

レ級?「…」



707:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:19:20.32 ID:mfkSPgXX0

吹雪「お次はレ級のそっくりさんか…」

五月雨「これは強そうだねぇ…」

レ級?「…」シュバッ

吹雪「!!」

ドガッ

レ級は吹雪に接近し、攻撃を喰らわせた!

吹雪「ぐあ…!」

五月雨「吹雪ちゃん!」



708:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:19:49.49 ID:mfkSPgXX0

レ級?「…」シュバッ

五月雨(!速い!)

ドガッ

五月雨「うあぁっ!」

吹雪「く…強い」

五月雨「コウワンさんを、バランス型にしたみたいな強さだね…」



709:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:20:31.15 ID:mfkSPgXX0

レ級?「…」シュバッ

吹雪「!!」

ガキィン

レ級?「…」

吹雪「くっ…」グググ

バシィッ

レ級?「…」ブンッ

吹雪「はぁっ!」

ボワァァァァァ

吹雪は剣から炎を放出した!

レ級?「!!」シュバッ

五月雨「そこだっ!」ズバッ

五月雨はレ級?が炎を避け、体勢を崩した隙をついて、背中を切りつけた!

レ級?「…!」



710:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:20:57.34 ID:mfkSPgXX0

吹雪「よしっ!」

五月雨「当たった…!」

レ級?「…」

五月雨「…あれ?」

ブンッ

五月雨「うわぁ!?」シュバッ

五月雨「な、何で!?効いてない!?」

吹雪「そんな…!」



711:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:21:29.94 ID:mfkSPgXX0

シュンッ

吹雪「!!」

ガシィッ

レ級?「…」グググ

吹雪「まずい、このままじゃジリ貧だ…!」グググ

五月雨「吹雪ちゃん…!」チャキッ


キラッ

五月雨「…?」



712:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:21:56.15 ID:mfkSPgXX0

五月雨(あの人の首の後ろに、石のようなものが…?)

五月雨(結構大きい…卵くらいの大きさ?)

五月雨(…あれ、どこかで見た気が…)

吹雪「はぁっ!」ボゥッ

レ級?「…」シュバッ

五月雨(!また隙ができてる!攻撃を…)

五月雨(でも、また効かないかも…)

五月雨(…いや、やるしかない!)チャキッ

五月雨「たぁー!」ブンッ

ガキィッ

五月雨の攻撃は、レ級?の首の後ろの石に当たった!



713:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:22:23.86 ID:mfkSPgXX0

五月雨「!しまった、これじゃ効かな…」

レ級?「…!」ヨロッ

五月雨「…あれ?」

吹雪「き、効いてる?」

吹雪「と、とにかくチャンスだよ!五月雨ちゃん!」

五月雨「うん!」チャキッ

レ級?「!!」

タタッ ガサガサッ

吹雪「あっ…」

五月雨「…逃げられちゃった」



714:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:24:00.12 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…助かった、のかな?」

五月雨「多分…」

五月雨「はぁ…まさか、あんなに強いのがいるなんて…」

吹雪「大丈夫だよ。五人で戦えば」

五月雨「…そうだね」

吹雪「それより、夜に襲撃があったことの方が問題だよ」

五月雨「そうだね…これは油断できない」

吹雪「センサーには反応しなかったみたいだし…どういうことだろ?」

五月雨「あのセンサー、そこまで高性能じゃないから、抜け道はあるみたい。そこを抜けたんじゃないかな」

吹雪「そっか…」



715:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:24:36.15 ID:mfkSPgXX0

吹雪「とにかく、これは夜も油断できない、けど…」

吹雪「毎晩ここにいるわけにはいかないね」

五月雨「え?どうして?実際私は…」

吹雪「そ、れ、が!ダメなの!」

五月雨「ええ!?」

吹雪「五月雨ちゃん、夜に訓練してるってことは、あんまり寝てないでしょ?」

五月雨「え、えっと…」

吹雪「最近ボーっとしたりするのは、睡眠不足が原因だよ」

吹雪「そんなんじゃ、戦うときに危険だし、何よりみんなに心配かけちゃうよ」

五月雨「は、はい…ごめんなさい…」



716:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:25:02.97 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…だから、夜の訓練、及び見張りは三日に一回にしよう」

五月雨「え!?でも、もし見張ってない時に来たら…!」

吹雪「その時はその時だよ!」

五月雨「ええ!?」

吹雪「…でも、多分あの人はしばらく来ないと思うな」

五月雨「え?どうして?」

吹雪「あんな強い人がいるなら、最初から使ってるはずだよ」

吹雪「多分、使えない理由があるから、普段はあの人は来ない…んだと思う」

五月雨「じゃあ何で今日は来たの?」

吹雪「さあ…」



717:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:25:31.83 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…まあ、わかったよ。夜の訓練はほどほどにするよ」

吹雪「よろしい」

五月雨「…あ、私が夜に訓練してたことは他のみんなには言わないでね」

吹雪「え?何で?」

五月雨「話を聞いてみんなが同じように夜に訓練しだすと何か悪いし、それに…」

吹雪「それに?」

五月雨「…何か、恥ずかしいから」

吹雪「…ぷっ」

五月雨「あー!何で笑うのー!」

吹雪「あはは、ごめんごめん」

吹雪「別にいいじゃん。悪いことじゃないし」

五月雨「だって、一人で夜に訓練とか、漣ちゃんにベタだとか言われそうだし…」

吹雪「…まあ、それはそうだね」



718:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:26:12.56 ID:mfkSPgXX0

吹雪「わかったよ。じゃあ夜は二人で訓練しよう」

五月雨「え?吹雪ちゃんもするの?」

吹雪「そりゃあさっきも言ったけど訓練は二人の方がいいし」

吹雪「見張りも兼ねてるから、何かあったら二人の方が動きやすい」

吹雪「それとも、私は訓練の邪魔かな?」

五月雨「そ、そんなことないよ!」

五月雨「…うん、じゃあ、お願いするね」



719:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:26:39.34 ID:mfkSPgXX0

吹雪「うん。じゃあ今日はもう寝よう」

五月雨「そうだね…ふぅ…」

吹雪「…あっ、夜が明けそう」

五月雨「え!?もうそんな時間!?」

吹雪「あれ、そろそろ起床時間じゃ…」

五月雨「い、急いで戻らないとー!」ダダッ

吹雪「あ、五月雨ちゃん!危な…」

五月雨「あっ」コケッ


そんなこんなで二人は三日に一度、訓練及び夜の見張りをすることになったが

それから何者かが夜に攻めてくることはなかった

しかし、昼は相変わらず襲撃が続いていた

そして、最初の襲撃から一か月が過ぎた



720:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:27:20.58 ID:mfkSPgXX0

叢雲「暇な人が履く靴ってなーんだ」

五月雨「退屈」

叢雲「はい、せいかーい」

吹雪「じゃあ次私ね。うらないで商売する人は?」

漣「詐欺師」

吹雪「…いや、そうだけどさ」

電「占い師なのです」

吹雪「ピンポーン」

電「じゃあ次は電の番…」

ジリリリリリリリリリリリリリ

五人「!!」



721:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:27:51.59 ID:mfkSPgXX0


叢雲「今日も来やがったわね!」

漣「せっかくのお楽しみタイムを邪魔しやがって~!」

電「茄子は嫌いなのです…」

吹雪「…何で三人ともこんななの?」

五月雨「…さあ?」

叢雲「オラァ!今日もボコボコに…あら?」


離島棲姫?「ふっふっふ…」


漣「あれ?何か見慣れない人が一人…」

五月雨「離島棲姫そっくりだね」



722:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:28:17.66 ID:mfkSPgXX0

離島棲姫?「ふっふっふ…来たわね、ショキカンジャー」

ジリリリリリリリリリリリリリ

吹雪「あなたは誰ですか?」

離島棲姫?「ふふふ、私は」

ジリリリリリリリリリリリリリ

電「え?もう一度お願いします」

離島棲姫?「いやだから」

ジリリリリリリリリリリリリリ

離島棲姫?「え、えっと」

ジリリリリリリリリリリリリリ

離島棲姫?「…」

離島棲姫?「…これの止め方教えて」ウルッ

五月雨「あっはい」

吹雪(泣きそうだ…)



723:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:28:44.81 ID:mfkSPgXX0

離島棲姫?「ふぅ…では改めて」

リトウ「私はリトウ。ディープマリンの幹部の一人で、科学者よ」

漣「ほう、悪の科学者」

叢雲「ゴス口リに白衣ってどうなのよ」

リトウ「ふん、何とでも言うがいいわ」

リトウ「悪の組織の女幹部でゴス口リの天才科学者で美少女…私を超えるキャラはそういないわ」

漣「でもあんたら女幹部しかいないじゃん」

電「女幹部は、数ある幹部や怪人の中で一人二人いるから目立つのです」

叢雲「女幹部だらけじゃねぇ…」

リトウ「うっ…!私たちが地味に気にしてることを!」

吹雪「えっ、気にしてたんだ」



724:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:29:11.66 ID:mfkSPgXX0

リトウ「ふっ…まあ、そんなことはどうでもいいわ」

リトウ「リーやルーに襲撃を命じてたのは私よ」

叢雲「ああっ!?あんたが元凶か!」

漣「毎日のように来やがって!血祭りにあげてやる!」

電「電の本気を見るのです…!」ゴゴゴ

五月雨「さ、三人とも落ち着いて!」

リトウ「ふふふ、苛立ってるわね」

リトウ「ああやって襲撃させてたのは、あなたたちの体力を奪い、苛立たせるためよ」

リトウ「それも全て、今日のためのお膳立て…」

吹雪「お膳立て…?」



725:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:29:37.59 ID:mfkSPgXX0

リトウ「イーたち戦闘員をはじめとして、リーやルーたちも…私によってつくられた生物」

五月雨「え!?」

リトウ「そして私は、あなたたちを倒せるような超強い怪人を作ってたの」

リトウ「でも、いくら天才の私が作った超強い怪人だからって、万全の状態のあなたたちと戦えば負けるかもしれない…」

リトウ「だからこうして一か月間襲撃させて、体力を奪ったわけよ」

リトウ「ふっふっふ。どう?完璧な作戦でしょ?」

叢雲「言いたいことはそれだけか…?」

漣「お前を殺す!」

電「…それ、生存フラグなのです」



726:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:30:07.58 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…それで、その超強い怪人というのは?」

リトウ「ふっふっふ…呼んであげるわ。来なさい」


レ級?「…」

吹雪「…あ!」

五月雨「あなたは…!」

叢雲「…あ、あいつもしかして」

漣「あの時フードかぶってたやつ?」

電「え、レ級そっくりなのです」



727:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:30:36.00 ID:mfkSPgXX0

リトウ「この子の名前はレー…私が作った最強の怪人よ」

リトウ「ニ回くらいここに向かわせたけど、まだ未完成だったし…まともに戦えなかったわね」

リトウ「でも、今この子は完全体…勝てるかしら?」

五月雨「…あの時より、強い…」

吹雪「…大丈夫」

五月雨「…え?」

吹雪「今日は…みんな、いるから」

五月雨「…うん、そうだね」



728:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:31:10.74 ID:mfkSPgXX0

叢雲「で、あんた何で来たの?」

リトウ「いや、私の怪人がどれだけ強いか見てやろうかと」

リトウ「ちなみに、私を狙わないほうが良いわ。その隙にレーにやられるのがオチだから」

漣「なるほど…じゃあぶっ倒して後で二人まとめて恥ずかしい目に合わせてやるよぉ!」

リトウ「!は、恥ずかしい目って…?」

漣「五月雨ちゃんと同じ、腋丸出しの服着せてやるよぉ!」

五月雨「…え?」

リトウ「!そ、それは恥ずかしい!」

五月雨「ええ!?」



729:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:31:37.05 ID:mfkSPgXX0

リトウ「くっ…そうならないためにも!行け、レー!」

レー「…」スッ

吹雪「!みんな、変身するよ!」

電「はいっ!」

カチッ

五人「変身!」



730:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:32:06.64 ID:mfkSPgXX0

叢雲「はぁっ!」ブンッ

レー「…」スッ

叢雲「…っ」

叢雲(避けられた…!しかも、簡単に…!)

レー「…」ブンッ

叢雲「!!」

電「えいっ!」ブンッ

レー「!!」シュバッ

電「うぅ…避けられちゃったのです」

叢雲「ふぅ…助かったわ、電」

電「いえ。それより、まだ来ますよ!」



731:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:32:33.55 ID:mfkSPgXX0

漣「くそぅ!当たれぇ!」シュバババッ

レー「…」シュンシュンッ

漣(…!全部、避けられた…!)

レー「…」シュンッ

漣(!近寄られ…)

吹雪「はぁっ!」ブンッ

レー「!」

ガッ

グググ



732:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:33:10.98 ID:mfkSPgXX0

吹雪「叢雲ちゃん!」

叢雲「了解!」ドガッ

レー「…」

叢雲「!?効いて、ない!?」

レー「…」

叢雲「くっ…まだまだぁ!」シュバババッ

レー「…」バシバシバシッ

吹雪(よし!両手がふさがった!)

五月雨「たぁー!!」ブンッ

レーの背後から、五月雨が刀を振り下ろした!



733:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:33:36.98 ID:mfkSPgXX0

レー「…」

バッ

吹雪「え!?」

叢雲「な!?」

シュバッ クルッ

五月雨「え!?」スカッ

レーは吹雪と叢雲を振りほどき、宙返りで五月雨の攻撃をかわした!



734:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:34:02.14 ID:mfkSPgXX0

レー「…」ドカッ

五月雨「うぁっ…!」ズザザ

吹雪「五月雨ちゃん!」

五月雨「くっ…」

吹雪「五月雨ちゃん、だいじょう…」

五月雨「まだ…まだ!」ダダッ

吹雪「!?ダメ、危ない!」



735:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:34:32.98 ID:mfkSPgXX0

五月雨「やぁー!」ブンッ

レー「…」スッ

五月雨(やっぱり避ける…でも!)

ザパァァァァァァ

レー「!」

五月雨は刀から水を放出し、レーの顔にぶつけた!

レー「…!」

五月雨(これで隙ができる!目もすぐには開けられない!)



736:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:35:01.82 ID:mfkSPgXX0

五月雨「これで…!」ブンッ

レー「…」

ガッ

五月雨「!!?」

五月雨(見えない状態で…刀をつかんできた!?)

レー「…」ドガッ

五月雨「ぐあああ!!」ズザザ



737:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:35:36.30 ID:mfkSPgXX0

五月雨「う…」ヨロッ

五月雨(早く、体勢を…)

レー「…」ブンッ

五月雨「!」

五月雨(…やっぱり、私は、弱いのかな…)

五月雨(だって、このままじゃ…)

五月雨(…)


シュバババッ

レー「!!」シュバッ

五月雨「!」

漣「五月雨ちゃんから離れやがれ、このヤロー!」



738:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:36:02.37 ID:mfkSPgXX0

レー「…」スッ

電「えーい!」ブンッ

レー「!?」ガッ

グググ

レー「…!」

叢雲「流石に電の重い一撃には耐えられないようね!」スッ

レー「!」

叢雲「吹っ飛べ!」ドガッ

ズガァァァァァン

レー「…!」

叢雲「…ふん、耐えるわね」



739:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:36:33.39 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…」

吹雪「五月雨ちゃん、無事?」

五月雨「…私は、やっぱり駄目だなぁ…」

五月雨「…また、みんなに助けられて…」

吹雪「…」

吹雪「五月雨ちゃん。私は、さっき言ったよね」

五月雨「…え?」

吹雪「みんな、いるって」



740:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:37:06.83 ID:mfkSPgXX0

吹雪「誰も…一人じゃあの人を倒せない」

吹雪「みんなで協力して倒さないといけない…」

吹雪「そして…それには、五月雨ちゃんも必要なんだよ」

五月雨「…!」

吹雪「もっと、仲間を頼っていいんだよ」

吹雪「私たちも…五月雨ちゃんを頼る」

吹雪「みんなで、戦おう」

五月雨「…」



741:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:37:32.38 ID:mfkSPgXX0

吹雪「それと…自分が弱いなんて、もう言わないで」

五月雨「え…?」

吹雪「この間も言ったけど…五月雨ちゃんは強いよ」

吹雪「自信をもって…一緒に戦おう」

五月雨「…」

五月雨「…うん」

五月雨「わかった…!」



742:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:37:58.05 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…」


五月雨『!しまった、これじゃ効かな…』

レー『…!』ヨロッ

五月雨『…あれ?』

吹雪『き、効いてる?』


五月雨(私の予想が正しければ…)



743:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:38:24.38 ID:mfkSPgXX0

五月雨「吹雪ちゃん、ちょっと…」

吹雪「ん?」


吹雪「…なるほど、やってみる価値はあるね」

五月雨「うん、お願い」

吹雪「みんな!コンビネーションだ!」

漣「よっしゃ!キタコレ!」

叢雲「いいわ、やってあげる!」

電「了解なのです!」



744:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:38:50.35 ID:mfkSPgXX0

漣「それそれぇっ!」シュバババッ

レー「…」スッ

漣「やっぱり避けるか!でもまだまだ!」シュバババッ

レー「…!」ススッ

電「えーい!!」ブンッ

レー「!?」ガッ

ググググ

レーは両腕で電の攻撃を防いだ!



745:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:39:23.48 ID:mfkSPgXX0

電「まだ終わりじゃないのです!」グググ

バチバチバチバチィッ

レー「…!」

レー「…」スッ

レーは足で攻撃をしようとした!

叢雲「させるかっ!!」ドガッ

レー「!」

叢雲「そして、こうするっ!」ドドドドド

叢雲は槍から石を放出し、レーの足元を埋めた!

レー「…!」グッグッ

叢雲「これで宙には逃げられないわ!」



746:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:39:50.92 ID:mfkSPgXX0

吹雪「五月雨ちゃん、行くよ!」

五月雨「…うん!」バッ

五月雨(狙うのは…首の後ろの、石!)

吹雪・五月雨「はああああああ!!」ブンッ

レー「!!」

ズガァァァァァァァン

吹雪と五月雨の一斉攻撃が決まった!



747:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:40:20.39 ID:mfkSPgXX0

レー「…」ヨロッ

五月雨「よしっ!効いてる!」

吹雪「みんな、トドメだ!」

四人「了解!」



748:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:40:46.77 ID:mfkSPgXX0

電「アンカーハンマー!」ヒュンッ

漣「デッキチェリー!」ヒュンッ

叢雲「マストランス!」ヒュンッ

五月雨「キールブレード!」ヒュンッ

吹雪「ブリッジソード!」ヒュンッ

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン

五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!

五人「デストロイキャノン!」



749:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:41:16.68 ID:mfkSPgXX0

漣「目標捕捉!」

電「照準よし!」

叢雲「充填完了!」

五月雨「発射準備完了!」


吹雪「ってぇー!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ



750:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:41:43.85 ID:mfkSPgXX0

レー「…!!」

ズガァァァァァァァァァン

ヒューン

叢雲「おー、よく飛んだわね」

漣「…あ、恥ずかしい目にあわせられない」

リトウ「そ、そんな…レーが負けるなんて…」

リトウ「体力を奪っていたはずなのに…どうして!?」



751:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:42:13.54 ID:mfkSPgXX0

吹雪「さて、あなたは…」

リトウ「くっ…まだよ!まだ…!」スッ

リトウ「このスイッチを押せば…!」カチッ

五月雨「無駄な抵抗はやめてください…!」

電「そうなのです。これ以上は…」

ドォォォォォォォォォォン

五人「!?」



752:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:42:52.02 ID:mfkSPgXX0

漣「な、何事!?」

叢雲「どこから音が…」

吹雪「…!みんな、あそこ!」

四人「!!」


遠く離れた場所に、巨大化したレーが現れた!

五月雨「ど、どういうこと!?」

リトウ「ふっふっふ!奥の手を残しておくのは科学者の基本よ!」

リトウ「巨大化したレーにはさすがに勝てないはずよ!覚悟なさい!ふーっはっはっは!」ダダッ

電「あ、逃げたのです!」



753:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:43:21.94 ID:mfkSPgXX0

叢雲「くっ…あのゴス口リめ…!」

漣「倒した後に怪人が巨大化とか、マジでやってくるとか思わなかったよ」

吹雪「でも、どうしよう!?このままじゃ…」

ズシーン

叢雲「少しずつ、近づいてきてる…!このままだと、鎮守府が危ないわ!」

漣「でも、巨大化した怪人に対抗するには巨大ロボットしか…」

吹雪「そんなのどこにも…!」

五月雨「…いや、ある!」

電「え…?」

五月雨「きっと…来てくれるはず…!」



754:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:43:47.47 ID:mfkSPgXX0

ザァァァァァァァァァァ

叢雲「…今度は、何の音?」

吹雪「海の方から…?」

電「ここからだと見えないのです…動きましょう」


漣「…で、何の音だ?」

五月雨「!!みんな、あれ!」

大きな船が、すごいスピードで鎮守府に向かってきていた!



755:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:44:16.64 ID:mfkSPgXX0

吹雪「船…?なんで、船が…」

電「すごいスピードなのです」

叢雲「あの大きさには不釣り合いね…」

漣「…ん?何か、どんどん浮いて行ってない?」

ブォォォォォォォォ ザパァァァァァァ

五人「飛んだああああああ!?」

ピキッ ガシガシッ ガッシィーン

ズドォォォォォォォン

船は空中で巨大な人型ロボットに変形し、鎮守府の近くに着地した!



756:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:44:42.80 ID:mfkSPgXX0

吹雪「ほ、本当に来た…巨大ロボット…」

漣「もしかして、あれが明石さんたちが作った…?」

明石「おーい、みんなー!」タタッ

電「あ、明石さん!」

五月雨「いつ戻ってきたんですか?」

明石「ついさっき。それで、あのロボットも発進させたんだけど…ちょうどいいタイミングだったみたいだね」

叢雲「ここまでのものを作るとは思わなかったわ」

明石「えへへ、そうでしょ」

明石「さあ、乗った乗った!足からコックピットにいけるから!」

明石「我らが巨大ロボット『ショキカンオー』の実力を見せつけてきなさい!」

五人「はい!」



757:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:45:09.98 ID:mfkSPgXX0

ショキカンオーコックピット

吹雪「す、すごい…」

叢雲「誰がここまでしろと…」

漣「ロマンにあふれてるねぇ」

電「さあ、早く発進させましょう!」

五月雨「そうだね。敵は迫ってきてる!」

吹雪「操作方法は…ここに書いてあるね」

吹雪「よし!ショキカンオー、発進!」

ピキィィィィィィィィィィン



758:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:45:36.12 ID:mfkSPgXX0

ドシーン ドシーン

漣「うわ、こわっ!」

叢雲「巨大ロボットって、実際はこんな感じなのね…」

五月雨「…もう少しで、レーと接触するね」

電「どうするのです?」

吹雪「まずは普通に戦うしかない…行くよ」

ブンッ

レー「…」

ガシィッ



759:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:46:05.56 ID:mfkSPgXX0

叢雲「やっぱり普通のパンチくらいは防いでくるわね…」

漣「ひるむな!もういっぱーつ!」

ブンッ

ガシィッ

レー「…!」ググググ

電「…!押してるのです?」

五月雨「パワーはこっちの方が上かな?」

吹雪「だったら、好都合!このまま押し切る!」

グググググ

レー「…!」

ズドォォォォォォォン



760:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:46:34.49 ID:mfkSPgXX0

叢雲「よしっ!地面に倒したわ!」

吹雪「このまま追撃すれば…!」

五月雨「…ん?」

レー「…?」

レーの右手には、ショキカンオーの左腕が握られていた…

五月雨「た、大変!左腕がもげてる!」

四人「ええ!?」



761:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:47:02.87 ID:mfkSPgXX0

電「ど、どうして!?」

叢雲「もしかして、これパワーは強いけど、もろいの!?」

漣「欠陥品だー!」

吹雪「みんな、落ち着いて!大丈夫、右腕はまだ…!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

五人「うわぁ!?」

レー「…」



762:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:47:30.12 ID:mfkSPgXX0

漣「ま、まずい!このままじゃらジリ貧だ!」

叢雲「じゃあ、攻撃を…!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

ズシィィィィィィィン

吹雪「!?バランスが…!」

電「…!み、右脚が!」

ショキカンオーの右脚が損傷し、バランスを崩した!

叢雲「これじゃ、動けない!」

漣「攻撃もしずらくなったよー!」



763:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:48:12.21 ID:mfkSPgXX0

吹雪「まだ!さっき攻撃した、首の後ろの石を攻撃すれば…!」

電「…そんなの、ないのです」

吹雪「ええ!?」

吹雪「そんな…どうして!?」

叢雲「弱点をなくした…!?そんな馬鹿な!」

漣「なんか必殺技ないの!?」

吹雪「えっと…あ、あった!」

電「じゃあ、それを…!」

吹雪「…でも、ダメだ!」

吹雪「一回しか撃てないうえに、今の状態だと外す可能性が高い!」

吹雪「せめてレーの動きを止めないと!」



764:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:48:45.65 ID:mfkSPgXX0

叢雲「くっ…じゃあ、どうしたら…!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

電「きゃあっ!?」

吹雪「こ、このままじゃ…!」

叢雲「…もう、ダメなの…?」

漣「一か八かで、必殺技を…!」

五月雨「…」



765:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:49:33.16 ID:mfkSPgXX0

五月雨(…さっきの、首の後ろの石…)

五月雨(巨大化した後に見たら、無くなってた…)

五月雨(弱点がなくなった…?それじゃ…)

五月雨(…いや、違う!)

五月雨(そんなことできるなら、最初から取ってるはず!)

五月雨(恐らく、巨大化したときになくなったんじゃなくて、見えなくなっただけ…!)

五月雨(あの石だけ大きさは変わってなくて、それで見えなくなっただけとしたら…!)

五月雨「…みんな、聞いて!」



766:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:50:02.32 ID:mfkSPgXX0

叢雲「え!?無茶よ、そんなの!」

漣「そうだよ!それが本当かなんて保証もないし…」

五月雨「でも、現状を打破するには、この賭けに出るしかない!」

電「五月雨さん…」

吹雪「…」

五月雨「時間がない、私は行くよ!」

叢雲「あ、ちょっと!?」

五月雨「成功したら通信で知らせる!そしたら必殺技を撃って!」

電「でも…!」

五月雨「…絶対、当ててね」

五月雨「私は…みんなを、信じてるから」スッ



767:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:50:29.28 ID:mfkSPgXX0

漣「ちょっ、五月雨ちゃん!」

吹雪「…」

吹雪「…みんな、準備して」

叢雲「ちょっと!吹雪!?」

吹雪「これしかない…!このままじゃ負ける!」

叢雲「でも、危険すぎるわ!」

吹雪「…信じよう、五月雨ちゃんを」

吹雪「私たちが信じなくて…どうするのさ」

電「…」

漣「…そうだね」

叢雲「…失敗するんじゃないわよ、五月雨」



768:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:51:07.13 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…よし、右腕の上まで来た!」

吹雪『じゃあ五月雨ちゃん、準備はいい!?』

五月雨「うん、いいよー!」

スッ

ブンッ

ショキカンオーは右腕を振り上げ、五月雨をレーに向けて投げつけた!

五月雨「うわあああああああああああ!!」ビューン

レー「!?」



769:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:51:33.83 ID:mfkSPgXX0

五月雨「み、水を放出して減速!」バシャァァァァァ

バシャァッ

五月雨「うわっ!?」ドテッ

五月雨「はぁ…なんとか来れた…レーの頭の上」

五月雨「このまま首の後ろに…」

ブンッ

五月雨「うわっ!?」

レーが五月雨を捕まえようとしている!



770:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:51:59.58 ID:mfkSPgXX0

五月雨「あ、危ない!動けない…!」

五月雨「ど、どうしたら…」

ブンッ

レー「!!」

ドカッッ

ショキカンオーの右腕が、レーに攻撃した!

吹雪「五月雨ちゃんは、私たちが守る!」

漣「殴り合いの時間だー!」


五月雨「みんな…ありがとう」



771:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:52:54.93 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…よし、首の後ろまで来た…」

五月雨「多分、このあたりに…」

五月雨「…!あった、石!」

五月雨「うーん、髪の毛につかまりながらでやりにくいけど…仕方ない」

五月雨「えいっ!」ズバズバッ

五月雨は刀で石を摘出した!

レー「!!??」



772:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:53:39.47 ID:mfkSPgXX0

叢雲「様子がおかしい…!」

電「どうしたのでしょうか…?」

ピピピピピピピピッ

吹雪「!通信来た!」

五月雨『みんな!無事成功したよ!』

電「す、すごいのです!」

叢雲「よくやったわ!」

レー「…!!」

五月雨『予想通り、レーも動かない!チャンスは今しかない!』

吹雪「わかった!準備をするから、その隙に五月雨ちゃんは逃げて!」

五月雨『了解!』



773:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:54:19.86 ID:mfkSPgXX0

五月雨「さて…来た時と同じようにすればいいかな?」

五月雨「えいっ」ピョンッ

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ

五月雨「うわああああああああああ!!やっぱり怖い!」

ザパァァァァァァァ

五月雨「う、うわぁ!」ザパッ

五月雨「…う、うーん…何とか降りれた…」

五月雨「…さて、みんな」

五月雨「あとは任せたよ」



774:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:54:47.13 ID:mfkSPgXX0

叢雲「エネルギー充填完了!」

電「照準よし!」

漣「発射準備完了!」


吹雪「ギガデストロイキャノン、発射!!!」

キュィィィィィィィィィィン

ズドォォォォォォォォォォォォォン

レー「!!!!!!」

ドカァァァァァァァァァン



775:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:55:13.57 ID:mfkSPgXX0

吹雪「な、何とかなってよかった…」

叢雲「…もうこれ、使い物にならないわね」

漣「一回で使い物にならなくなる巨大ロボとか、聞いたことないよー!」

電「でも、ちゃんと動いただけすごいのです」

五月雨「おーい、みんなー!」タタッ

吹雪「あ、五月雨ちゃん!」

五月雨「よかった、ちゃんと倒せたね!」



776:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:55:40.97 ID:mfkSPgXX0

叢雲「あんたのおかげよ。賭けに勝ってよかったわ」

漣「今回は五月雨ちゃんのお手柄ー!」

五月雨「え、そんなことないよ!」

電「でも、すごいのです。敵に飛び乗るなんて」

五月雨「ははは…何かできちゃった」



777:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:56:08.12 ID:mfkSPgXX0

五月雨「…私だけじゃ無理だったよ」

五月雨「みんなも、私を守ってくれたでしょ」

五月雨「きっと…一人でも欠けてたら、倒せてなかった」

五月雨「みんなの力で…勝てたんだよ」

吹雪「…ふふっ、そうだね」



778:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:56:34.26 ID:mfkSPgXX0

叢雲「それにしても、これで襲撃はなくなるのかしら?」

電「そういえば…そういうことになるのです」

漣「やったー!久々にモノポリーやろう!」

五月雨「…」

吹雪「…」



779:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:57:01.06 ID:mfkSPgXX0

──────────

──────

───

五月雨「…吹雪ちゃんの言う通りだったよ」

吹雪「ん?」

五月雨「みんなで、協力して倒す…」

五月雨「全員が必要だって」

五月雨「本当に…みんながいないと無理だった」



780:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:57:48.14 ID:mfkSPgXX0

吹雪「もちろん、五月雨ちゃんも含まれるよ」

五月雨「…そうかな」

吹雪「そうだよ。あんなこと思いついたのは五月雨ちゃんだし」

吹雪「レーに飛び乗れたのも、五月雨ちゃんの水のおかげでしょ」

吹雪「これまでも…そして、これからも」

吹雪「五月雨ちゃんも…みんなも、必要だよ」

五月雨「…そうだね」



781:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:58:14.36 ID:mfkSPgXX0

吹雪「だから、もう弱いなんて言わないでね」

五月雨「あはは…そうだね」

吹雪「…前も言ったけど、私は五月雨ちゃんは強いと思うよ」

五月雨「…」

吹雪「前に五月雨ちゃんが言ってた…本当の強さが五月雨ちゃんにもあると思う」

吹雪「あの状況で…みんなほとんどあきらめてた」

吹雪「その中で、五月雨ちゃんは最後まであきらめずに、活路を見出したよね」

吹雪「最後まであきらめない心…それも、強さじゃないかな」

五月雨「…」



782:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:58:42.04 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…ごめん、よくわからないよね」

五月雨「…いや、違うの」

五月雨「吹雪ちゃんに、そんなこと言ってもらえたのが嬉しくて…」

吹雪「え?そ、そうなの?」

五月雨「うん。嬉しい」

吹雪「そ、そう…何か、照れるね」

五月雨「ははは…実は私も」



783:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 04:59:33.91 ID:mfkSPgXX0

吹雪「…多分、そろそろこの戦いは終わると思う」

五月雨「…私も、そう思う」

吹雪「…きっと、もっと強力な敵が現れると思うけど…」

吹雪「最後まで・・・頑張ろう!」

五月雨「…うん」

五月雨「みんな一緒に…頑張ろう!」

吹雪「さー、基地に行くよ!会議始まっちゃう!」

五月雨「あ、待ってー!」



784:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 05:00:08.35 ID:mfkSPgXX0

五月雨(…もっともっと、強くなりたい)

五月雨(仲間と一緒に、勝利をつかむために!)

五月雨「よーっし!」

五月雨「ショキカンジャー、ブルーの五月雨!頑張ります!」


第六話「ロボットがほしい!」 艦



785:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 05:00:50.41 ID:mfkSPgXX0

次回予告

旧ショキカンジャーのホワイト、大井です
いよいよこの戦いも大詰め…敵に攻め込むことを考え始めるみたいね
私は別行動で調査してるけど…あまり情報は得られなかったわね
一方であの子たちは、結構な情報を得たようね。やるじゃない
…調査しているときにも思い出す、あの光景
仲間がやられていく中で、何もできなかった自分と、あの幹部が許せない
奴を見つけたら、絶対にこの手で…!


次回、第七話「決戦!敵陣に乗りこめ!」
次回も見てくださいね、北上さん♪



792:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:44:40.43 ID:Yfksc1Kv0

第七話「決戦!敵陣に乗りこめ!」

ショキカンジャー本拠地

吹雪「はいはい、それでは第七回ショキカンジャー会議を始めます」

……………

吹雪「…?」

漣「どったの吹雪ちゃん」

吹雪「…いや、何でもない」

漣「…」ニヤリ

叢雲(何こいつ)



793:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:45:17.33 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「今日の議題は何?」

吹雪「この間、とうとう我々の鎮守府は襲撃を受けてしまいました」

吹雪「間一髪で大事には至りませんでしたが…とても危険な状態でした」

吹雪「今は敵の攻撃が途絶えていますが、油断はできません」

吹雪「だったら、今のうちにこちらから乗り込んでやろう、と考えました」

吹雪「そこで今日の議題。どうやって敵の居場所を探り、戦えばいいのか?」

電「とうとう敵陣に乗り込むのですか…」



794:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:45:46.06 ID:Yfksc1Kv0

漣「ええ~」

叢雲「どうしたのよ、漣」

漣「戦隊で敵陣に乗り込むってあるっけ~?」

吹雪「…知らない」

漣「ラスボスとか、大体向こうの方から来てくれるじゃん。待とうよ~」

漣「いつもの採石場で」

電「どこなのです?いつもの採石場って」

漣「…さあ?」



795:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:46:12.22 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「とにかく!このままだとまずいの!」

吹雪「待ってたらやられるよ!?」

五月雨「そうだね…また巨大化とかされたらもう無理だよ」

叢雲「ショキカンオーも、少なくとも今は使えないからね…」

電「何か手を打つ必要はあると思うのです」

漣「…仕方ないな~。やるよ、殴り込み」

吹雪「よし、それでいい」



796:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:46:39.54 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「で、どうするの?」

吹雪「まず、敵の本部の位置を探らないといけないんだけど…」

漣「そりゃー地下っしょ」

電「え?どうしてなのです?」

漣「こういうのは大体地下にあるもんだよ」

叢雲「えぇ…」

五月雨「でも…その可能性は高いよ」

吹雪「うん。少なくとも、普通の場所にはないだろうね」



797:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:47:25.21 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「…そうだ、この間の場所、まだ調べてないわよね?」

電「この間の場所って…防衛戦やったところですか?」

叢雲「ええ。あそこ、何かあるって言ってたけど、まだ調べてないでしょ?」

叢雲「もしかしたら敵の本部の位置の手がかりがつかめるかも…調べてみる価値はあると思うわ」

五月雨「確かに、なんやかんやでまだ調べてないね」

吹雪「そうだね…うん、何かわかるかも」

吹雪「わかった。今から調べてみよう」



798:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:48:09.56 ID:Yfksc1Kv0

漣「で、来たわけですが」

電「本当に何かあるのでしょうか…?」

叢雲「そんなこと言っても仕方ないわ。とにかく、何か変わったものがないか調べてみましょう」


吹雪「うーん…ちょっと離れたとこまで来たけど、変わったものは何もないね」

五月雨「じゃあ、手掛かりなし?」

漣「えー、無駄骨~?」

叢雲「そんなことはないと思うんだけど…」



799:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:48:59.71 ID:Yfksc1Kv0

電「…そういえば、この間…」

漣「ん?」

電「ここにリーさんが最初に来たとき…何か言ってませんでしたか?」

叢雲「そういえば…何か言ってたわね」

吹雪「確か…『出口埋まってる』とかなんとか…」

五月雨「…出口?」

電「何でしょう、出口って…」

五人「うーん…」



800:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:49:37.00 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「…」チラッ

叢雲「…?」

叢雲「ねえ、あそこ…地面の色おかしくない?」

漣「あれ、本当だ」

電「…怪しいのです」

吹雪「…どうする?」

五月雨「掘ってみようか」

叢雲「掘るって…どうやって」

漣「爆弾でも使う?」

電「それはちょっと…」

吹雪「地道に掘るしかないかな…」



801:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:50:11.67 ID:Yfksc1Kv0

ザクッ ザクッ

五月雨「うぅ~…手が疲れるよ~…」

漣「やっぱり爆弾使った方が早かったんじゃ…」

吹雪「そんなこと言ったって…」

叢雲「これで何もなかったら、怒りをどこにぶつければ…」

電「危なくないぶつけ方でお願いします…」


ボコッ


電「…?穴が開いた…?」



802:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:50:39.27 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「もしかして、どこか空間につながった?」

漣「おお!キタコレ!」

吹雪「よし、じゃあ慎重に掘り進めて…」


ボコッ


吹雪「あれ?」

ヒューン

五人「うわああああああああ!!?」

ドテッ



803:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:51:09.90 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「いたたた…」

電「お、落ちたのです?」

五月雨「…大丈夫、そんなに深くない。すぐに戻れそう」

吹雪「…それより、みんな」

ゴォォォォォォォォォォ

そこには、門のような形の機械があった

漣「…何この機械?」

叢雲「誰かこれ知ってる?」

電「知らないのです」



804:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:51:40.94 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「…ん?ここに何か書いてあるよ」

五月雨「えっと…『転送装置』?」

吹雪「転送装置…?」

叢雲「つまり…ワープ装置ってこと?」

電「え!?そんなことできるのですか!?」

漣「うーん、向こうにも謎技術があったんだねぇ」

吹雪「多分、これを使ってワープする先は…」

五月雨「うん。ディープマリンの本部の可能性が高いよ」

五人「…」



805:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:52:14.30 ID:Yfksc1Kv0


叢雲「すぐにでも乗り込めるけど…」

吹雪「…様子だけ、見に行ってみようか」

五月雨「わかった。このレバーを引くと、起動するみたい」

ガシャッ

ブォォォォォォォォォォォォォォ

電「…起動したのでしょうか?」

叢雲「多分ね」

漣「ここくぐればいいの?」

五月雨「うん…そうみたい」

吹雪「よし…みんな、行こう!」

ブォォォォォォォォォォォォォォン



806:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:52:41.89 ID:Yfksc1Kv0

電「本当にワープしたのです…」

漣「うひょー、新感覚」

叢雲「オロロロロロロロロロロ」

吹雪「ええ!?どうしたの!?」

叢雲「酔ったわ…」

五月雨「え、今ので!?」

電「だ、大丈夫なのです?」

叢雲「だ、大丈夫よ…」

叢雲「それより…」

ヒュォォォォォォォォォ

叢雲「…地下通路、かしら?」

五月雨「やっぱり、この先にディープマリンが…」

吹雪「…進んでみようか」



807:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:53:08.91 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「…どのくらい続いてるのかな?この通路」スタスタ

叢雲「さあ…」

五月雨「…何が起こるかわからない…気を付けて、みんな」

電「はい。敵陣ですからね…」

漣「いざとなったら尻尾巻いて逃げればいいんだよ」

叢雲「うまく逃げられればいいんだけどね…」



808:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:53:34.88 ID:Yfksc1Kv0

電「…あれ?この先…何か空間につながってますね」

吹雪「あ、本当だ。どこかの部屋についたのかな?」

叢雲「じゃあ、尚更気をつけないとね…」

漣「…っていうか、入らないとダメ?今回は様子見に来ただけだし、もう帰っても…」

五月雨「そういえばそうだね…でも、この部屋に何かあるかも…」

吹雪「うーん、どうしようか…」


「フフフフ…」


五人「!!」



809:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:54:06.12 ID:Yfksc1Kv0

電「な、何なのです?今の声…」

叢雲「…その部屋からね」


「そんなところに…突っ立ってないで…お入りなさいよ…」


漣「…ばれてるね、こりゃ」

五月雨「ど、どうする?今からでも逃げる?」

吹雪「…いや、入ってみよう」

叢雲「いいの?さすがに危険すぎない?」

吹雪「うん。だからすぐ逃げられるように…」



810:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:54:32.95 ID:Yfksc1Kv0

五人が部屋の中に入ると、そこには巨大な直方体の空間が広がっていた

漣「うわ!?広っ!?」

叢雲「この間の倉庫の地下くらいの広さかしら…」

???「フフフ…驚いて…くれたようね…」

空間の中央に、何者かが立っている

吹雪「…あなたは?」

???「あら…自己紹介が…遅れたわね…」

ハクチ「私は…ハクチ…」

ハクチ「ディープマリン最後の幹部よ…」



811:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:54:58.49 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「ディープマリン最後の幹部…!?」

ハクチ「私たち幹部は…全部で六人…」

ハクチ「そのうち…五人を…あなたたちは…破ってきた…」

ハクチ「フフフ…見事よ、見事…素晴らしいわ…」

電「では…あなたを倒せば、終わりですか?」

ハクチ「…そういうわけじゃ、ないんだけどね…」

吹雪「…?」



812:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:55:24.64 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「でも…そんなことは…考えなくていいのよ…」

叢雲「え…?」

ハクチ「だって…」


ハクチ「ここで…終わりだもの…!」ゴゴゴゴゴゴゴ

漣「!!なんか…やばい感じ…」

吹雪「みんな、行くよ!」

カチッ

五人「変身!」

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン



813:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:55:53.09 ID:Yfksc1Kv0

デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァン

吹雪「さあ、覚悟しなさい!」



814:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:56:22.10 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「フフフ…面白い…」

ハクチ「あくまでも…立ち向かってくるというのね…」

ハクチ「だったら…見せてあげる…」

ハクチ「圧倒的な…力の差を!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

五人「!!?」

地面が巨大な手の形に隆起し、襲い掛かってきた!



815:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:56:49.02 ID:Yfksc1Kv0

漣「なんぞこれ!?」

電「えーいっ!」ブンッ

ドゴォッ

電「くっ…ギリギリ防げましたが…」

ハクチ「フフフ…流石に…このくらいは…防ぐみたいね…」

ハクチ「でも…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

地面だけでなく、五人の近くの壁からも複数の腕が生えてきた!

五人「うわぁ!!?」



816:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:57:21.20 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「私の…能力は…ご覧のとおり…」

ハクチ「基本は…地面や壁を…隆起させたりして…操る能力だけど…」

ハクチ「応用すると…このように…腕を生やせたり…するわ…」

叢雲「まずい…数が多すぎるわ」

五月雨「このまま襲われたら…」

ハクチ「まだまだ…こんなものでは…ないわよ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

天井から、大砲のようなものが生えてきた!



817:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:58:17.22 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「さあ…撃ちなさい…」

ドォォォォォォォォォォン

漣「うわっあぶな!?」ヒョイッ

五月雨「な、何なの!?これ!」

ハクチ「フフフ…」

ハクチ「行きなさい…!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

複数の腕が襲い掛かってきた!



818:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:58:48.57 ID:Yfksc1Kv0

電「き、来たのです!」

叢雲「吹雪・・・!」

吹雪「うん…」


吹雪「撤退!てったーい!!」

五人「わあああああああ!!」

ダダダダダダダダダダダ



819:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:59:19.29 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「…」

ハクチ「あら…逃げられちゃった…」

ハクチ「出口付近から…動かなかったのは…すぐ逃げるためね…」

ハクチ「…フフフ…」

ハクチ「まあ…いいわ…また来るでしょう…」

ハクチ「その時は…」

ハクチ「本気で…戦ってあげる…フフフフフ…」



820:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 03:59:48.27 ID:Yfksc1Kv0

ショキカンジャー本拠地

吹雪「な、なんとか帰ってこれたね…」

五月雨「…全員、無事だよね?」

電「はい…」

漣「せんせー。叢雲ちゃんがいませーん」

吹雪「え!?」バッ

五月雨「ほ、本当だ!いない!」

電「ど、どこに行ったのです!?」


叢雲「お手洗い行ってただけよ」ガチャッ

漣「あ、もう帰ってきた」



821:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:00:19.61 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「あんたには言っておいたでしょうが」

漣「ちぇー」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

漣「…はっ」

吹雪・五月雨・電「…」

漣(この圧倒的なプレッシャー…!このままでは漣は…)

漣(死ぬ…!殺されてしまう…!)

漣「なのでここで漣は逃走を」

ゴツンッ



822:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:00:47.56 ID:Yfksc1Kv0

漣「…」シュゥゥゥゥ

吹雪「まったくもー!こんな時にふざけないでよー!」

五月雨「びっくりしたよ本当に…」

電「反省するといいのです…」

叢雲「い、いや、こいつにしか言ってなかった私も悪かったわ…」

吹雪「…とにかくみんな無事だね」

漣「…今、無事じゃなくなりました…」

吹雪「…」

漣「あ、すみません」



823:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:01:17.16 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「それにしても、最後の幹部か…」

電「少ししか戦いませんでしたが、とても強そうだったのです…」

叢雲「多分、本気を出したらあんなものじゃないでしょうね」

漣「…大井さんが言ってた隠し玉って、あの人のこと?」

五月雨「うん…そうだと思う」

吹雪「だったら…尚更気をつけないといけないね」

叢雲「今日だって、逃げるのが遅かったら不味かったかもしれないわね」

電「十分に対策を練ってまた挑んだ方が良いのです」

漣「対策って言ってもねぇ…」

吹雪「地面、床、天井…あらゆるところを操る能力…」

五月雨「かなり厄介だね」

叢雲「応用も効くみたいだし…どうしたものかしら」

五人「うーん…」



824:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:01:48.40 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「…今までのことを、おさらいしてみる?」

五月雨「え?」

吹雪「何か戦いのヒントがあるかも…」

漣「ヒントねぇ…」

叢雲「そうね…今までのことで疑問点も多いし、いい機会かもね」

電「わかったのです。考えてみましょう」



825:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:02:35.74 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「じゃあ、まずはディープマリンとの最初の接触…」

五月雨「イーと戦った時だね」

電「確か…偵察って言ってましたね」

叢雲「偵察か…別の仕事があるみたいなことも言ってたわね」

漣「多分、あの装置の設置のことだろうね」

漣「で、私たちに遭遇する前には、人通りが少ないところとかも探ってただろうね」

吹雪「え、何で?」

漣「だってほら、その次」

漣「クウボさんと戦った時…」

五月雨「あ、そうか」

叢雲「白雪を操って工具を運ばせるために、事前にルートを探ってたのね」

漣「そうそう、そういうこと」



826:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:03:25.57 ID:Yfksc1Kv0

漣「あの時が三回目って言ってたし、それを一回目あたりで調べてたんだと思うよ」

電「よくバレなかったのです…」

吹雪「うちの警備ってそんなにザルだっけ?」

五月雨「で、次はさっきも言ってた、クウボさんとの戦いだね」

叢雲「工具を盗んで嫌がらせとは…地味ね」

電「どうしてそのようなことをしたのでしょうか?」

吹雪「ディープマリンは深海棲艦とつながってるんだよね?」

電「…そうだと、思いますが」



827:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:03:52.32 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「工具が不足すると、装備の開発や修理に支障が出てくるからね」

吹雪「それで艦隊の行動を妨害してたんじゃないかな」

電「なるほど…そういうことですか」

叢雲「そういえば、無くなった工具って全部戻ってきてないわよね?」

漣「確かに、あの時取り返した分しかないよね」

五月雨「仕方ないから、無くなった分は新しく買ったらしいよ」

吹雪「あ、それで解決だったんだ」

電「簡単だったのです」



828:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:04:23.84 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「で、あの時どうして戦うことになったんだっけ…」

電「確か…あそこで爆発音がしたのです」

漣「あー、そういえばそうだったね」

叢雲「で、あそこに行ったらあいつらがいたのよね」

五月雨「何やってたんだろう?」

叢雲「あの転送装置がらみじゃない?」

叢雲「設置しただか起動させただかで音が出ちゃったとか…」



829:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:04:53.46 ID:Yfksc1Kv0

イー『このあたりなら大丈夫ですイー』

クウボ『本当に?見つからないでしょうね』

ロー『このあたりはほとんど人が来ないから大丈夫ですロー』

ハー『この装置無いと、いちいち泳いだり徒歩で工具取りに来るの大変なんですハー』

クウボ『確かに、今回も、前にあの子に石をつけに来た時もそうだったけど、いちいち来るの大変ね…』

クウボ『まあいいわ。音漏らさないようにしなさい』

ニー『じゃあ、つなげますニー』

ドカーン



830:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:05:32.08 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「じゃあ、次…センスイと戦った時だね」

漣「地下にいつの間にあんな空間が…」

叢雲「どうやって作ったんでしょうね、あれ…」

電「手掘りじゃないでしょうし…」

五月雨「…もしかして、ハクチさんの能力じゃない?」

吹雪「…あ!それだ!」

電「あ、あんな空間を作ることもできるのですか?」

漣「でも、さっき行ったところも同じ感じだったね」

叢雲「あいつが作ったとなると合点がいくわね」



831:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:05:59.36 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「それで…異常現象の一つの地響きって、その時の音じゃない?」

吹雪「確かに、さっきもゴゴゴゴっていってたね」

電「あの音が地下から出ていた、ということですね」

漣「ということは、これで異常現象の謎は全て解けた?」

叢雲「そういうことね」

漣「やったー、バンザーイ」

四人「バンザーイ」

叢雲(…何これ)



832:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:06:28.87 ID:Yfksc1Kv0

漣「でもそう考えると、やっぱり強力なんだねぇ、あの能力」

電「勝てるのでしょうか…」

吹雪「弱気になっても仕方ないよ。今できることをしないと」

叢雲「で、地下にあの空間を作って資材を隠してたのよね」

電「資材の件も嫌がらせですか?」

五月雨「いや…それだけじゃないみたいだよ」

吹雪「え、どういうこと?」



833:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:07:04.12 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「あの地下にあった資材は全部倉庫に戻したけど、無くなった分より減ってたんだって」

五月雨「つまり、いくつか持って帰ったってことだよ」

叢雲「でも、持って帰って何に使うのよ」

五月雨「それなんだけど…転送装置に使ったんじゃないかな?」

漣「アレに?作るのに必要だったってこと?」

五月雨「それもあるけど、あの装置、使うのにエネルギーとして燃料がいるみたい」

五月雨「帰る時に確認したんだけど、次使うときはまた補充しないといけないみたいだよ」

漣「ふーん…」

吹雪「じゃあ、燃料を用意しておかないといけないね」



834:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:07:54.19 ID:Yfksc1Kv0

電「それで、また別の場所で戦いましたね」

叢雲「あの場所って、コウワンやホッポと戦った場所とも近いわよね」

漣「あのあたりにも何かあるって話だったけど…」

吹雪「今回のことを考えるに、転送装置があのあたりにももう一個あるんじゃないかな」

五月雨「もう一個?」

吹雪「うん。先にバレにくいあっちの方を作って、地下空間を作ったりして…」

吹雪「それでもう一個、鎮守府の近くに作ったとか」

叢雲「…確かめてみる?」

吹雪「いや、いいよ…必要なら調べるけど」

漣「面倒だよ~」

叢雲「いや、私もやりたくないからいいわ…」



835:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:08:22.69 ID:Yfksc1Kv0

漣「んで、コウワンさんやホッポちゃん、リトウさんとも戦ったけど…」

五月雨「これらは特に変わったことは…ああそうだ!」

吹雪「え、どうしたの?」

五月雨「電ちゃん!ホッポちゃんからもらったペンダント、持ってる?」

電「あ、はい。持ってるのです」スッ

五月雨「…やっぱり」

漣「どうしたの?」

五月雨「…これ、この間レーからとった、弱点の石なんだけど…」スッ

叢雲「…!ペンダントの石と同じ…!」

五月雨「そう。見覚えがあると思ったら、これだったんだよね」



836:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:08:50.43 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「…あ!今私も思い出した!」

電「え、どうしたのですか?」

吹雪「これ、クウボと戦った時に白雪ちゃんについてた石だよ!」

叢雲「それって、確か白雪を操ってた石よね」

吹雪「うん。あれはこのペンダントの石よりもう少し小さかったかな?」

漣「ということは…これ、ディープマリンの大事な石なんじゃないの?」

五月雨「レーはこれが弱点だったし、クウボさんは能力を使うのにこれが必要だった…」

電「パワー源のようなものなのでしょうか…」

吹雪「…とにかく、これはディープマリンにとって大事なものである可能性が高い」

吹雪「そのことを頭に入れておこう」



837:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:09:21.11 ID:Yfksc1Kv0

漣「コウワンさんとの戦いは…特にないかな」

叢雲「あんたが面倒くさかったことくらいね」

漣「そ、その話は勘弁…」

吹雪「あの時は結構ギリギリだったね」

五月雨「そうそう。『来ないと鎮守府に攻めに行く』って言われたりしたねぇ」

電「そういえばそうでしたね…」

電「…あれ?」

叢雲「どうしたの?」

電「…どうして、攻めてこなかったんでしょうか」



838:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:09:48.43 ID:Yfksc1Kv0

漣「え?」

吹雪「攻めてきたよ?この間」

電「いえ、そうではなくて…」

電「どうして…コウワンさんのような、強い幹部さんたちが、直接攻めに来なかったのかなって…」

四人「…」

五月雨「…そういえばそうだね」

漣「暗黙のルールってやつじゃないの?」

叢雲「いやいや…」



839:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:10:42.46 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「確かに、今日会ったハクチみたいな、強力な能力を持った人が来れば」

吹雪「鎮守府壊滅まではいかなくても、深刻なダメージを与えることはできるよ」

電「ハクチさんに限っては、地下でしか能力を使えない可能性もありますが…」

吹雪「どちらにしても、普通の攻撃が効かないんだよ。イーたちに攻め込ませるだけでもそこそこのダメージは与えられる」

吹雪「なのになぜ…」

五月雨「この間来たように、攻め込むこと自体が無理ってわけじゃないだろうし」

漣「うーん、謎は深まるばかり…」


「クスクスクス…」

五人「!?」



840:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:11:09.50 ID:Yfksc1Kv0

???「話に聞いたとおり、面白い子たちね」

部屋の中に、何者かがいつの間にか侵入していた!

吹雪「だ、誰ですか!?」

叢雲「いつの間に…!」

???「あら、ごめんなさい。自己紹介が遅れたわね」

センカン「私の名はセンカン…ディープマリンのボスよ」

五月雨「なっ…!」

電「あなたが、ディープマリンの…!」

漣「直接来るなんて…!」



841:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:11:43.84 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「…何の用ですか」

センカン「安心して、今日は戦いに来たわけじゃないの」

センカン「ちょっとあいさつしに来ただけよ…」

叢雲「…」

センカン「…そこのあなた」

叢雲「!」

センカン「攻撃を加えようなんて、野暮なことはやめたほうが良いわよ」

叢雲「…くっ」



842:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:12:10.03 ID:Yfksc1Kv0

センカン「あなたたち…面白い話をしていたわね」

センカン「そこまでわかるなんて…見事よ、素晴らしいわ」

センカン「謎解きのご褒美に…あなたたちの疑問に、いくつか答えてあげるわ」

五月雨「それはありがたいですね…」

センカン「そうね…まずは」

センカン「その、石について教えてあげる」

電「これ…ですか?」

センカン「そう、それよ」



843:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:12:54.24 ID:Yfksc1Kv0

センカン「あなたたちの言う通り、それは私たちのパワーの源…」

センカン「それによって、私たちはそれぞれの能力を使ったりしているわ」

センカン「それには大本となるコアが私たちの基地にあってね…」

叢雲「コア?」

センカン「そう。莫大なエネルギーを持った、大きな塊が…」

センカン「そのコアを少しずつ削って、そんなふうに小さな石にして使っているのよ」



844:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:13:28.96 ID:Yfksc1Kv0

センカン「次に…攻め込まない理由だったかしら」

センカン「正直、攻め込もうと思えばできるのよ」

吹雪「え!?」

センカン「でも、やらないのには理由があるの」

センカン「私たちは、さっき言ったコアから、長い間離れることができないの」

五月雨「長い間離れられない…?」

センカン「そう。つまり、あまり基地から離れられないということね」

五月雨「離れていると…どうなるんですか?」

センカン「…あなたたち以外の、艤装の攻撃も通るようになるわ」

五人「!?」



845:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:13:54.16 ID:Yfksc1Kv0

センカン「いくらしばらくはほとんどの攻撃が効かないと言っても、鎮守府への攻撃は時間がかかるわ」

センカン「そうしているうちに、艤装での攻撃が通るようになってしまう…」

センカン「それは流石に不味いわ。特に、それで幹部を失ったら話にならない」

センカン「だからこの間は、仮に時間がかかっても大してこちらに損害がない戦闘員や怪人しか送り込まなかったのよ」

漣「…そんな弱点を教えてもいいんですか?」

センカン「そうね…普通なら教えないんだけど…」

センカン「どちらにしろ、これから私たちは基本的に基地から離れない」

センカン「あなたたちも攻めてきたことだしね…」

吹雪「…」



846:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:14:22.95 ID:Yfksc1Kv0

センカン「それに…私たち、コアに近い方が力を発揮できるのよ」

センカン「だから私たちは攻め込まず、あなたたちを迎撃するつもりよ」

叢雲「…私たちが攻め込まない、という考えはないのかしら」

センカン「…わかってるでしょ?」

センカン「直接攻めなくても、あなたたちを妨害する手段は大量にある…」

センカン「私たちの手の内を全て明かしたつもりでしょうけど、まだ他にもできることはあるのよ」

センカン「今度は、もっと深刻なダメージを与えることだってできるわ」

センカン「そこで深海棲艦が攻めてきたら、どうなるでしょうね…?」

叢雲「…ッ」



847:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:14:53.75 ID:Yfksc1Kv0

センカン「だから、あなたたちは来るしかないのよ」

五月雨「…そのコアを壊せば、あなたたちを倒せるんですか?」

センカン「ええ、そうよ」

センカン「でも私たちだってそうはさせないわ」

センカン「私たちは、あなたたちを葬り…」

センカン「邪魔がいなくなったところで、鎮守府を叩くつもりよ…」

電「そんなこと…させないのです…!」

センカン「クスクス…だったら、私たちに勝つことね」

センカン「まあそんなこと、できるわけがないけど…」

吹雪「…」



848:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:15:23.10 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「もう一つ、疑問があります」

センカン「ええ、わかってるわ」

センカン「私たちの正体について、でしょう?」

吹雪「…はい」

センカン「…あなたたちも知っての通り、私たちディープマリンは深海棲艦と協力関係にある」

センカン「それは、私たちが深海棲艦によって生み出された存在だからよ」

漣「生み出された…!?」

センカン「ええ。深海棲艦の技術によりコアが作られ、そこから私たちが作り出された…」

センカン「艦娘や人間を滅ぼすために、今までとは違う方向から攻めてみる」

センカン「そのために、艤装での攻撃が通らないようにする…」

センカン「そういった目的で作られた存在よ」



849:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:15:55.10 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「…だったら」

叢雲「どうして…『ヒーロー』を模した攻撃が効くのかしら?」

センカン「…」

センカン「…実は、それだけは私たちにもわかっていないの」

電「え…?」

センカン「本当は、さっき言ったコアから長く離れられない、というのだけが欠点となるはずだったんだけど…」

センカン「なぜかこのようなことになってしまったのよ」

センカン「まあ、偶然これが弱点となった、と考えているわ」

センカン「どんなものにも弱点はある」

センカン「私たちの場合、『ヒーロー』を模したが弱点だった。それだけのことよ」

吹雪「…」



850:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:17:03.13 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「その攻撃が効くのも限られてるみたいですが…」

センカン「…さっきと同じように、はっきりはわからないけど」

センカン「鎮守府は、あなたたち艦娘にとって重要な場所」

センカン「そこに始めからいるあなたたちは、何らかの加護を受けているのかもしれない、と考えているわ」

センカン「さて…このくらいかしらね、私から言えることは」

吹雪「随分と話してくれたみたいですが…」

センカン「言ったでしょ。ここまでたどり着いたご褒美だって…」クスクス



851:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:17:29.29 ID:Yfksc1Kv0

センカン「さて、私は帰らせてもらうわ」

吹雪「…」

センカン「…また会えるのを楽しみにしてるけど…」

センカン「その前に…ハクチに倒されないようにね」

シュンッ



852:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:17:58.88 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「…消えた」

漣「ボス自ら来るとはねぇ…」

電「…戦うしか、ないのですね」

五月雨「そのようだね…」

吹雪「…ディープマリンの思い通りにはさせない」

吹雪「みんな、頑張ろう!」

五人「オー!」



853:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:18:33.49 ID:Yfksc1Kv0

漣「とは言っても、どうしましょうか」

叢雲「結局ハクチの弱点はわからずじまいだし…」

吹雪「やっぱり弱点はないのかなぁ…」

五月雨「まあ、それに関しては明日考えようよ」

電「とりあえず、明石さんたちに相談して、新しい武器などを考えてみましょう」



854:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:19:02.23 ID:Yfksc1Kv0

漣「あ、そうだ。大井さんにも言わないと」

吹雪「そうだね。流石に今回は協力してもらわないと…」

叢雲「…今日はもうやめない?」

五月雨「確かに、今日はもう疲れちゃったよ…」

吹雪「じゃあ、今日はもう休んで、明日頼みに行こう」


大井「…」



855:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:19:32.51 ID:Yfksc1Kv0

翌日  工廠

吹雪「こんにちはー」

明石「あら、いらっしゃい」

夕張「どうしたの?」

叢雲「実は…」


夕張「ふーん…新しい武器ねぇ…」

電「何とかならないでしょうか…」



856:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:20:07.79 ID:Yfksc1Kv0

明石「…あ、そうだ」

五月雨「え、何かあるんですか?」

明石「うん。武器じゃないけど…」

夕張「ああ、昨日のアレですか?」

漣「アレ?」

夕張「うん。昨日大井さんが来て…」

吹雪「大井さんが!?」



857:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:20:34.54 ID:Yfksc1Kv0

明石「ええ。ある物のメンテをしてほしいって」

夕張「強化フォーム…って言ってたっけ」

電「強化フォーム…?」

明石「結局問題なかったから、そのまま返したけど」

叢雲「そんなものがあったなんて…」

明石「直接見せてもらったら?」

五月雨「そうですね」



858:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:21:08.81 ID:Yfksc1Kv0

漣「大井さん強化フォーム持ってたのかー」

叢雲「旧ショキカンジャーのものかしら」

吹雪「とにかく、大井さんを探して話を聞いてみよう」

電「でも、どこにいるのでしょうか…?」

五月雨「誰かに聞いてみようか」


北上「ん?大井っち?」

吹雪「は、はい…」

叢雲(一番知ってそうな人が近くにいた…)



859:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:21:36.44 ID:Yfksc1Kv0

北上「あー、何か倉庫に行くって言ってたよ」

五月雨「倉庫…ですか?」

北上「うん。詳しくは知らないけど」

北上「…何か、今日の大井っち怖かったよ」

電「え…?」

北上「…いや、何でもない」

北上「んじゃねー」

漣「あ、ありがとうございました…」



860:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:22:10.04 ID:Yfksc1Kv0

倉庫前

吹雪「大井さん、倉庫に何の用だろう?」

叢雲「さあ…」

五月雨「来たはいいけど、もう倉庫にはいないんじゃないかな…」

電「行くだけ行ってみるのです」

漣「じゃあとりあえず入って…」


球磨「何してるクマ?」

吹雪「あ、球磨さん」



861:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:22:40.26 ID:Yfksc1Kv0

電「大井さんを探してるのです」

球磨「大井?さっき見たクマ」

五月雨「え、どこでですか?」

球磨「ここ。倉庫の前だクマ」

球磨「ドラム缶抱えてどっか行ったクマ」

漣「ドラム缶を…?」

叢雲「どこ行ったかはわからない?」

球磨「そこまではわからなかったクマ…」



862:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:23:06.23 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「そうですか…ありがとうございます」

球磨「あー、でもあまり近づかないほうが良いかもしれないクマー」

五月雨「え?」

球磨「何か相当ピリピリしてたクマ。下手に近づいたら殺されるかもしれないクマー」

球磨「それじゃークマー」

五人「…」



863:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:23:32.54 ID:Yfksc1Kv0

漣「大井さん、どこに行ったのかな?」

叢雲「ドラム缶、ってことは燃料よね」

電「補給用に運んでたのでしょうか?」

五月雨「どうかな…」

吹雪「しかも、機嫌が悪いというか…ピリピリしてるんだよね?」

漣「何ででしょう?」

五人「…」

五人「…!!」

吹雪「もしかして…!」



864:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:24:00.84 ID:Yfksc1Kv0

大井「…」

ハクチ「…あら?あなた…昨日の子たちとは…違うみたいね…」

ハクチ「何の…用かしら…?」

大井「…」

大井「…変身」

シュィィィィン バァァァァァァン

大井「仇を…取りに来たわ」

ハクチ「…」

ハクチ「…ああ、その姿…思い出したわ…」

ハクチ「そう…あの時…逃げ帰った子ね…フフフフ…」

大井「…」ギリッ

大井「あなただけは…絶対に許さない…!」



865:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:24:28.63 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「それで…私に…一人で…挑もうというの…?」

ハクチ「私の力を…知っておきながら…?」

ハクチ「素晴らしい…度胸ね…」

ハクチ「いいわ…その度胸に…応えてあげる…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ハクチ「…本気で…いくわよ…?」

大井「…来なさい」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井「…『トーピードーボム』!!」



866:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:25:05.22 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「…やっぱり!転送装置に燃料が補充されてる!」

叢雲「誰か、大井さんに昨日の話したの!?」

漣「い、いや!してないよ!」

電「電もしてないのです…」

吹雪「それより!早く追わないと!」

吹雪「一人なんて絶対無茶だよ!」

五月雨「待って!昨日と同じで、何の準備もない私たちが行っても、返り討ちにあうだけだよ!」

吹雪「でも、あのハクチの弱点なんて思いつかないよ!」

吹雪「ダメもとでも、行くしか…!」

五月雨「少ししか戦ってないのに、そうやって諦めるの!?」

吹雪「…っ」



867:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:25:35.13 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「…昨日、センカンさんが言ってたでしょ」

五月雨「どんなものにも弱点はあるって…」

吹雪「…」

叢雲「五月雨の言う通りよ、吹雪」

叢雲「何か手はあるはず…何も考えずに突っ込むのは、バカのすることよ」

漣「気持ちはわかるけど、まずは落ち着きなよ」

電「そうなのです。焦って戦ったって勝てないと思うのです」

吹雪「…」

吹雪「…そうだね…ごめん」



868:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:26:04.09 ID:Yfksc1Kv0

五月雨「でも、急がないといけないのも事実だね」

叢雲「どうしたら…」

漣「…」

漣「あのさ…ちょっと、考えたことが…」




大井「ぐあっ!」ドンッ

ハクチ「フフフ…もう終わりかしら…?」



869:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:26:30.16 ID:Yfksc1Kv0

大井「くっ…『パワーボム』!」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「フフフ…無駄よ…無駄無駄…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井(くっ…破壊しきれない)

大井(うまく腕を破壊できても、また新しいのが生えてくる…)

大井(やはり、本体を狙うしか…!)

大井「喰らいなさいっ!」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン



870:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:27:00.74 ID:Yfksc1Kv0

大井「よしっ!これで…」

シュゥゥゥゥゥゥゥ

大井「…!」

ハクチ「フフフ…危ない危ない…」

ハクチ「壁を作って…防がなかったら…危なかったわ…」

大井(地面を隆起させて、防御壁を…!)

ハクチ「ホラ…ホラァ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

バシィッ

大井「うああ!?」

ハクチ「あなたの…武器は…どちらかと言えば…サポート向け…」

ハクチ「一人で戦うには…向いてないのよ…」



871:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:27:27.04 ID:Yfksc1Kv0

大井(…ダメだ…)

大井(このままじゃ、勝てない…)

ハクチ「…あら…?諦めちゃった…?」

大井(…まだ手はある)

大井(でも…)

大井(…素直に、あの子たちと戦えばよかったかな…)

大井(でも…これは、私の戦い…)

大井(一人で逃げた、自分の罪を、少しでも償うための…)

大井(…)



872:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:27:53.52 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「残念…もう少し…遊べると…思ったのに…」

ハクチ「じゃあ…これで…終りね…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井(…身体が…動かない)

大井(…諦めちゃった、のかな…)

大井(…ごめんなさい、みんな…)

大井(私は…ダメだった…)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




漣「させるかぁー!!」バシュッ

ドゴォォォォォォォォォォォォ

大井「!?」

ハクチ「!?」



873:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:28:19.43 ID:Yfksc1Kv0

漣「よし、腕の動きが止まった!」

電「えーいっ!」ブンッ

ドゴォォォォォォォォォォォォ

電「まだなのです!」ブンブンッ

ドゴッ ドゴッ

大井「な、何で…」

吹雪「大井さん、大丈夫ですか!?」

大井「ど、どうして来たの!?あなたたち!」

叢雲「どうしてって…」

五月雨「どうしてでしょうね?」



874:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:28:50.16 ID:Yfksc1Kv0

大井「あいつ、とんでもなく強いのよ!知ってるでしょ!?」

大井「今からでも遅くない!逃げ…」

漣「…大井さん、前に言いましたよね?」

大井「え…?」

漣「勇気と無謀は違う…」

漣「勝算のある戦いをしろって」

大井「…」

漣「自分で言ったことを守れないようでは、まだまだですな」



875:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:29:17.30 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「大井さん。あなたは前に、私たちを助けてくれました」

吹雪「だから…今度は、私たちがあなたを助ける番です」

大井「…」

大井「…でも、どうやって…」

漣「大丈夫、今から見せてあげますよ」

漣「勝算のある戦いってやつを!」

漣「よし!みんな、さっき言った通りよろしく!」

四人「了解!」ババッ



876:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:30:04.37 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「…思いがけない…ゲストだけど…」

ハクチ「問題ないわ…全員まとめて…」

ハクチ「潰してあげるわ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

吹雪「よっ!」シュバッ

ハクチ「まだまだ…!」

ドォォォォォォォォォォン

叢雲「うわっ!」シュバッ

ハクチ「フフフ…逃げるだけで…精一杯かしら…?」

ハクチ「それだと…ジリ貧で…あっけなく…負けちゃうわよ…?」

大井(違う…あれは、ただ逃げてるわけじゃない)

大井(何か、目的がある…)

漣「よし、じゃあ大井さん。一旦この部屋に出てください」

大井「!え、ええ」



877:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:30:32.01 ID:Yfksc1Kv0

漣「よし。ここなら、攻撃は来ないと思いますんで」

大井「それで…どうする気なの?」

漣「はい。今から作戦を説明します」

漣「それで…」

漣「大井さんの力を、貸してほしいんです」

大井「…」



漣「…ということなんですが」

大井「…確実じゃないじゃない…」

漣「ええ!?」



878:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:31:04.07 ID:Yfksc1Kv0

大井「そのことが本当かわからないんでしょ?」

漣「でも、その可能性は高くて…」

大井「…でも、それしかないようね」

大井「いいわ、乗ってあげる」

漣「よーし!じゃあビシッとお願いします!」



879:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:32:03.83 ID:Yfksc1Kv0

大井「…」

大井(今こそ、これを使うときね)ゴソッ

大井は、紋様が付いたブレスレットのようなものを腕にはめた!


大井「…第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


大井「大井ホワイト、改二!!」



880:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:32:36.39 ID:Yfksc1Kv0

漣「え!?もしかしてそれが、強化フォーム!?」

大井「じゃあ、やってくるわ」

漣「あっはい…」

漣(改二かぁ…いいなぁ…)



ハクチ「…?戻ってきた…?」

ハクチ「だったら…今度こそ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井に地面からの複数の腕が襲い掛かる!

大井「はっ!」シュバッ

ハクチ「何…!?」

大井はそのまま、三メートルジャンプした!



881:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:33:04.32 ID:Yfksc1Kv0

大井「そして喰らいなさい!『パワーボム』!」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「…!?さっきまでと…威力が違う…!?」

大井「そー、っれ!」ポイッ

ハクチ「!!こっちに…!」

ドカァァァァァァァァァン

大井「…」

ハクチ「…あ、危ない…」

ハクチ(でも…ギリギリ防げる…)

ハクチ(これなら…問題ない…!)



882:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:33:31.74 ID:Yfksc1Kv0

大井「まだまだ!『パワーボム』!」ポイポイッ

ドカァァァァァァァァァン ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「くっ…」

ハクチ「でも…破壊したところで…無駄よ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ハクチ「今度こそ…とらえてくれる…!」

大井「…」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「甘いわ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井「!」シュバッ



883:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:33:58.38 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ「そこっ…!」

ドォォォォォォォォォォン

大井「!!」

ドゴォ

大井「ぐあっ…」

ハクチ「フフフ…当たったわ…」

ハクチ「このまま…捕まえて…粉々に砕いてやるわ…!」

大井「…」ポイポイッ

ドカァァァァァァァァァン ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「無意味よ…!」



884:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:34:24.38 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「…!大井さん!」

大井「!!」ダダッ

ハクチ「…?どうしたのかしら…」

ハクチ「そういえば…この子たち…さっきから大人しく…」

ハクチ「…!」

ハクチ「まさか…!」



885:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:34:51.01 ID:Yfksc1Kv0

漣『あの人、何で部屋の真ん中から動かないのかなーって、考えてたんだよね』

叢雲『そりゃあ動く必要がないからじゃない?』

漣『そうかもしれないけどさ。どちらかというと、動けないって感じだったと思うんだよね』

吹雪『動けない、ねぇ…』

漣『んで、もう一つ』

漣『どうしてディープマリンは、ハクチさんを今まで使わなかったのか?』

漣『あんだけ強いんなら、さっさとうちらと戦わせてつぶせばよかったんだよ』

五月雨『確かに、そうだね…』

漣『だから…』

漣『あの人を使いたくない理由が、あるんじゃないかな』



886:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:35:21.11 ID:Yfksc1Kv0

電『使いたくない理由…ですか?』

叢雲『でも、それって何よ』

漣『…旧ショキカンジャーがハクチさんと戦った後、ディープマリンは何もしなくなった』

漣『それは…コアのエネルギーが、少なくなって、満足に活動できなくなったからじゃないの?』

四人『…!』

漣『そう、つまり…』

漣『あの能力には、莫大なエネルギーを消費する!』



887:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:35:47.35 ID:Yfksc1Kv0

センカン『ちょっとハクチ…あなたエネルギー使いすぎよ』

ハクチ『ごめんごめん…ちょっと…張り切りすぎちゃって…』

センカン『まったく…これじゃ撃退できても意味ないじゃない』

センカン『コアのエネルギーが足りない…みんなの能力も使えなさそうだし、何もできないわね』

センカン『仕方ない。この鎮守府はもうあきらめましょう』

ハクチ『えー…?ここまで…やったのに…』

センカン『あなたのせいでしょ。次はもっと多めエネルギーをに溜めておいて、消費を抑えないとね』

ハクチ『はーい…努力します…』



888:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:36:17.82 ID:Yfksc1Kv0

叢雲『じゃあ、エネルギー切れでも待つわけ?』

漣『いやいや。それは流石に分が悪い』

漣『そこで最初の話に戻るわけだけど、どうして動かないのか?』

吹雪『…エネルギー…』

五月雨『まさか…』

漣『うん…』

漣『あの人は…地面から、管か何かでエネルギーを補給してるんじゃないかな?』



889:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:36:45.42 ID:Yfksc1Kv0

ハクチ『外に出るのも…久しぶりね…』

センスイ『そうねぇ。特にあなたは引きこもりだものね』

ハクチ『そんなこと…言われても…』

イー『ハクチ様。センスイ様。エネルギー管引き終わりましたイー』

センスイ『ご苦労様』

イー『いやー、転送装置がなかったら引くの大変でしたイー』

ハクチ『ていうか…無理でしょう…』

センスイ『じゃあ、よろしくね、ハクチ』

ハクチ『わかったわ…』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



890:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:37:12.03 ID:Yfksc1Kv0

電『でも、そうだとしたら、どうするのですか?』

叢雲『その管の場所わからないでしょ?そんなにボコボコ穴はあけられないわよ』

五月雨『穴あけてもすぐに修復されちゃうだろうし』

漣『そこで、大井さんに頼んで、爆弾でとにかく穴あけまくってもらおう』

漣『んで、その管を見つけた誰かが大井さんに知らせて、再び穴をあけてもらい、その管をぶった切る』

漣『っていう作戦なんだけど…どう?』

吹雪『…』



891:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:37:40.72 ID:Yfksc1Kv0

漣『正直、ほとんど憶測だからわからないけど…』

吹雪『…それでいこう』

叢雲『そうね。時間もないし、それでいきましょ』

電『電も、大丈夫だと思うのです』

五月雨『うん、それでやってみよう』

漣『あざっす!』

吹雪『よし!みんな、頑張るよ!』

五人『オー!』



892:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:38:10.20 ID:Yfksc1Kv0

大井「ここね?」

吹雪「はい!お願いします!」

ドカァァァァァァァァァン

吹雪「じゃあ…」

ハクチ「させない…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

吹雪「!!」

地面から腕が一本襲い掛かってきた!



893:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:38:37.68 ID:Yfksc1Kv0

電「えいっ!」

ドゴォォォォ

電「吹雪さん、今のうちに!」

ハクチ「くっ…うっとおしい…!」

叢雲「はっ!」ブンッ

ハクチ「!!」

ガキィィィィィン

叢雲「ふん…壁で防いだか」

五月雨「たぁー!」ブンッ

ハクチ「…!」ガキィン

五月雨「吹雪ちゃん、早く!」



894:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:39:15.43 ID:Yfksc1Kv0

吹雪「うん!」

吹雪「はぁぁっ!!」

ズバァッ


ゴゴゴゴゴゴ…

漣「…腕の動きが止まった」

ハクチ「馬鹿な…馬鹿なぁ…!」



895:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:39:44.44 ID:Yfksc1Kv0

大井「さてと…」

ハクチ「…!ひぃっ…!」ダダッ

大井「逃がすか!『フリーズボム』!」ポイッ

ベチャッ

ハクチ「…!?う、動けない…!」

吹雪「さて…トドメです」

大井「覚悟しなさい」

ハクチ「ま…まって…!」



896:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:40:10.39 ID:Yfksc1Kv0

電「アンカーハンマー!」ヒュンッ

漣「デッキチェリー!」ヒュンッ

叢雲「マストランス!」ヒュンッ

五月雨「キールブレード!」ヒュンッ

吹雪「ブリッジソード!」ヒュンッ

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン

五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!

五人「デストロイキャノン!」



897:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:40:37.50 ID:Yfksc1Kv0

大井「…改二になったことで、もう一つ、とっておきの爆弾があるのよ」

大井「そのとっておきを使ってあげる…光栄に思うといいわ」

ハクチ「た…助けて…!」

大井「仲間たちの仇…」

大井「今!ここで討つ!!」



898:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:41:03.24 ID:Yfksc1Kv0

漣「目標捕捉!」

電「照準よし!」

叢雲「充填完了!」

五月雨「発射準備完了!」


吹雪「ってぇー!!」


大井「『デストロイボム』!!」


ハクチ「う、うわあああああああああああああ!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン



899:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:41:56.79 ID:Yfksc1Kv0

大井「…」

漣「大井さん、大丈夫ですか?」

大井「…大丈夫…少し、疲れただけよ…」

吹雪「…私たちは、これから奥へと向かいます」

吹雪「一緒に…来てくれませんか?」

大井「…」

大井「ごめんなさい…」

大井「さっきのダメージが…予想以上に大きいみたい…」

大井「多分…戦えないわ…」

電「そう、ですか…」

叢雲「仕方ないわ。私たちだけで行きましょう」

五月雨「そうだね。大井さん、ありがとうございました」



900:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:42:23.55 ID:Yfksc1Kv0

大井「…待って」

吹雪「…?」

大井「…これを」スッ

吹雪「…これは?」

大井「強化フォーム用の装備よ…あなたたちにも使えると思うわ」

大井「ただし、一個しかないから、一度に一人しか使えないわ」

大井「…きっと、役に立ってくれると思う」

吹雪「…ありがとうございます!」

大井「じゃあ…行きなさい」

大井「絶対に…勝つのよ…!」

五人「はい!」



901:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:42:55.27 ID:Yfksc1Kv0

大井「…」

大井「…私の戦いは終わった…」

大井「これで…仇がとれたのかな…?」

大井「…」

大井「…強くなったわね、あの子たち」

大井「きっと…私たちの分も…戦ってくれるはず…」

大井「私たちができなかったことをしてくれるはず…」

大井「だから…」

大井「…勝つのよ…ショキカンジャーの名にかけて!」



第七話「決戦!敵陣に乗りこめ!」 艦



902:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/06(日) 04:43:47.93 ID:Yfksc1Kv0

次回予告

吹雪「いよいよ最終回!長かった戦いもこれで終わる!」

叢雲「結局勝つの?負けるの?」

電「それを言ったらダメなのです…」

五月雨「と、とにかく!みんな、頑張ろう!」

漣「戦隊モノでラスボスに負けるってないと思うけどね…」

吹雪「こらぁ!漣ちゃん!」


次回、最終話「ショキカンジャーよ、永遠なれ!」
最後までどうぞ、よろしくお願いします!



915:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:21:19.89 ID:1DRlCeag0

最終話「ショキカンジャーよ、永遠なれ!」

ディープマリン本部

五人はハクチを倒し、その先へと進んでいた

吹雪「みんな、さっきの戦いで怪我とかしてない?」

叢雲「大丈夫よ。防御に徹してたからね」

電「まだいけるのです!」

五月雨「それより、問題はここからだね」



916:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:21:48.55 ID:1DRlCeag0

漣「…」

吹雪「?どうしたの漣ちゃん」

漣「…この先にコアがあるとは思うんだけど」

漣「まだなんかある気がするんだよねぇ…」

叢雲「何かって?」

漣「さあ?」

吹雪「確かに、ここは敵陣。何が起こってもおかしくは…」



「クスクスクス…」

五人「!!」



917:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:22:15.61 ID:1DRlCeag0

センカン「やっぱり、面白い子たちね…」

五人の背後に、いつの間にかセンカンが立っていた

吹雪「センカン…!」

センカン「まさかハクチを倒してくるとは思わなかったわ」

センカン「お見事…流石ね」パチパチパチ

叢雲「じゃあ、残るはあんただけね…」チャキッ

センカン「クスクス…まあまあ、落ち着きなさい」



918:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:22:48.79 ID:1DRlCeag0

センカン「せっかくここまで来てくれたんだもの…」

センカン「もっと楽しんでいきましょう?」パチンッ

ゴォォォォォォォォォォ

五月雨「…?何の音」

シュンッ

吹雪「!?」

漣「五月雨ちゃん!?」

突如、五月雨が消えてしまった!



919:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:23:17.39 ID:1DRlCeag0

電「ど、どういうことなので」シュンッ

漣「!!電ちゃんまで」シュンッ

叢雲「くっ…これはまずいことに」シュンッ

吹雪「み、みんな!?」キョロキョロ

センカン「クスクス…うまくいったわね」

吹雪「みんなを一体どうしたんですか…!」



920:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:23:43.56 ID:1DRlCeag0

センカン「安心して…別の場所に飛ばしただけ」

センカン「あなたたちが立っていたそこには、簡易型の転送装置が埋め込んであったのよ」

センカン「でも…飛んで行ったあとは」

センカン「安全を保障しかねるけどね…」クスクス

吹雪「くっ…!」

センカン「じゃあ、私はこれで失礼するわ」

センカン「精々、楽しむことね」

シュンッ

吹雪「待っ…!」

吹雪「…消えた」



921:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:24:14.97 ID:1DRlCeag0

吹雪「…そうだ!通信!」

ピピピピピピピピッ

ピピッ

吹雪「!つながった!」

吹雪「みんな!無事!?」

叢雲『大丈夫よ…』

漣『一応、生きてまーす…』

電『一体、どこに飛ばされたのでしょうか…?』

五月雨『全員、バラバラの場所にいるみたいだね』

吹雪「よかった…全員無事だね」



922:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:24:44.58 ID:1DRlCeag0

叢雲『でも、どうするの?』

電『お互いの位置がわからないのでは…』

五月雨『…そうだ、ミニマップを使ってみよう』

漣『おー、すっかり忘れてた』

吹雪「よし、じゃあ…」

カチッ ボゥッ

吹雪「…あれ、意外と近い?」

叢雲『普通に進んでいけば、全員合流できそうね』



923:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:25:13.67 ID:1DRlCeag0

五月雨『えっと…私と吹雪ちゃんが一番離れてるのかな?』

漣『まー離れてると言っても、問題ないレベルだね』

電『…でも、何かある気がするのです』

吹雪「そうだね…とりあえず、みんな五月雨ちゃんがいる場所を目指そう」

吹雪「何かあると思うけど…全員、気を付けて」

四人『了解』

ブツッ

吹雪「さて…急がないと」



924:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:25:43.50 ID:1DRlCeag0

吹雪「…あれ、また部屋?」

吹雪「さっきほどは広くないみたいだけど…」

吹雪「…怪しい」

吹雪「でも、ここを通らないといけないし…」


クウボ「ヲホホ、そのとおりよ」

吹雪「!!」



925:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:26:19.14 ID:1DRlCeag0

クウボ「久しぶりね、ショキカンジャーレッド」

吹雪「…どうも、お久しぶりですね」

クウボ「センカン様から、あなたの処分を命じられているの」

クウボ「幹部として、あのまま引き下がるわけにはいかないからね」

吹雪「…!まさか、他のみんなの所にも…!」

クウボ「そのとおりよ…」ニヤリ



926:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:26:47.76 ID:1DRlCeag0


叢雲「…」

センスイ「ホホホ、久しぶりね」

叢雲「そうね…二度と会いたくなかったわ」

センスイ「そう言わないでちょうだい。せっかく会えたんだから…」

センスイ「…もっと、楽しんでいきましょう?」

パチンッ

ザザッ

叢雲「!!」ドガッ



927:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:27:36.12 ID:1DRlCeag0

センスイ「流石ね…音だけに反応するなんて」

叢雲「なるほど…すでに戦闘員か何かを仕込んでるわね…」

叢雲「透明にして、襲わせる…変わってないわね」

センスイ「そうね…でも、これならどうかしら?」パチンッ

叢雲「!!」



928:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:28:04.36 ID:1DRlCeag0

漣「あれ、生きてたんですか、あなた」

コウワン「当然よ…吹っ飛ばされただけだからね」

漣「また吹っ飛ばされたいんですか?」

コウワン「フフフ…そう簡単にいくかしら?」

コウワン「センカン様から聞いているでしょ?ここには私たちの力の源がある…」

コウワン「つまり、以前よりも…」

シュンッ

漣「!!」

ドガァッ

漣「うわわわわ!?」シュバッ



929:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:28:31.42 ID:1DRlCeag0

コウワン「より速く、より強く…戦えるわ」

コウワン「…今は外したけど、次はないわ」

漣「ふいー…危なかった」

漣「なるほど、そういうことですかい」

漣「でも…」スッ

漣「漣も、以前の漣と同じと考えないほうが良いですね」ギリギリ

バシュンッ



930:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:29:03.88 ID:1DRlCeag0

電「…」

ホッポ「…久しぶりだな、イナズマ」

電「…はい」

ホッポ「…イナズマ、私と」

電「ホッポちゃん」

ホッポ「…」

電「…電と、戦ってください」



931:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:29:30.63 ID:1DRlCeag0

ホッポ「…」

ホッポ「もちろんだ」

ホッポ「…手加減はしない」

電「…はい」スッ

電「…電の本気を見るのです!!」



932:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:29:58.85 ID:1DRlCeag0

リトウ「来たわね…ショキカンジャーブルー」

五月雨「あなたは…!」

リトウ「この間はよくもやってくれたわね」

リトウ「おかげでこっちの計画は滅茶苦茶よ」

五月雨「…また、邪魔する気ですか?」

リトウ「ええ…もちろんよ」

リトウ「私の科学力の全てを尽くして、戦ってあげる」パチンッ

五月雨「…!」

レー×3「…」



933:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:30:28.42 ID:1DRlCeag0

リトウ「あなたには弱点が知られてるからね…レー一体じゃ厳しいでしょう」

リトウ「でも、今回はあなた一人なうえに、レー三対が相手…」

リトウ「私の計算では…あなたが勝つ確率は、0%よ」

リトウ「ふふふ…諦めなさい」

五月雨「…」



934:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:30:57.27 ID:1DRlCeag0

五月雨「漣ちゃんが言ってましたよ」

リトウ「え?」

五月雨「そういうのは、『死亡フラグ』だって」

リトウ「…」

五月雨「それに、私は諦める気はありません」

五月雨「あなたを倒し、そしてコアを破壊しに行きます」



935:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:31:29.12 ID:1DRlCeag0

リトウ「…チッ、減らず口を…」

リトウ「いいわ、そんな口が二度ときけないよう、ボコボコにしてあげる」

リトウ「行きなさい!レーたち!」

レー×3「…」ダダッ

五月雨「…参ります!!」チャキッ



936:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:32:10.59 ID:1DRlCeag0

クウボ「あなたたち一人一人に、幹部が相手をしているわ」

吹雪「くっ…」

吹雪「だったら、あなたを倒して、みんなを助けに行きます!」

クウボ「そうね…そう来るでしょうね」

クウボ「でも…」

クウボ「そう簡単には…いかないわよ!!」パチンッ

ダダッ

吹雪「!!」



937:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:33:17.34 ID:1DRlCeag0

イー「…」ダダダ

吹雪(あれは…戦闘員のイー…?)

吹雪「はぁっ!!」ドカッ

イー「…」ズザザ

イー「…」ムクリ

吹雪(…様子がおかしい)



938:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:33:46.48 ID:1DRlCeag0

吹雪(いつもなら、何か言ったりするんだけど…ずっと無言だ)

吹雪(…この感じ、どこかで…)

吹雪「…!まさか!」

クウボ「そう、そのまさかよ」

クウボ「こいつは今、私の能力で操っている」



939:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:34:18.82 ID:1DRlCeag0


クウボ「前にも言ったでしょう?私が操ってる方が強いのよ」

クウボ「さらに…いくら傷ついても、何度でも立ち上がるわ」

クウボ「何度でも、ね」

吹雪「…」

吹雪「しかし、あなたの能力の弱点はすでに把握しています」

クウボ「そうよ…あなたにとって、そいつ一人倒すくらい、わけないでしょうね」



940:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:34:47.66 ID:1DRlCeag0

クウボ「でも…」パチンッ

吹雪「…!」


ロー「…」

ハー「…」

ニー「…」

クウボ「四人同時に相手なら、どうかしら?」



941:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:35:16.15 ID:1DRlCeag0

クウボ「ここは私たちの基地。四人同時に操ることもできるのよ」

クウボ「流石のあなたでも、一人で四人を相手にするのは厳しいでしょう?」

吹雪「…」

吹雪(四人…確かに、少し厳しいか)

吹雪(でも、前回と違って、ちゃんと攻撃もできる)

吹雪(…いける!)



942:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:36:00.45 ID:1DRlCeag0

吹雪「…覚悟は、いいですか?」シャキン

クウボ「へぇ…あくまでも立ち向かってくるというのね」

吹雪「ここで立ち止まるわけにはいかないので」

クウボ「そう…なら」

クウボ「行きなさい!お前たち!」

ダダッ

吹雪「…いきます!」グッ



943:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:36:33.40 ID:1DRlCeag0

吹雪「はぁっ!」ズバッ

ロー「…」ズザザ

吹雪(狙うは、首元についてある石!)

吹雪(あれを壊してしまえば、それで私の勝ちだ!)

吹雪(でも…)

吹雪「えいっ!」ズバッ

ハー「…」ガッ

吹雪「!!」



944:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:37:01.66 ID:1DRlCeag0

ハー「…」ブンッ

吹雪「うわっ!?」シュバッ

吹雪(攻撃を防がれた…)

吹雪(やっぱり、石の破壊を警戒してる)

吹雪(簡単には攻撃が…)

ニー「…」スッ

吹雪(!?いつの間に背後に…)



945:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:37:29.26 ID:1DRlCeag0

ニー「…」バッ

吹雪「くっ…!」ズバッ

ガッ

吹雪「!?」

イー「…」

吹雪(しまった、腕を捕まれた…!)



946:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:38:14.10 ID:1DRlCeag0

吹雪(でも、剣を持ってる方の手は動かせる!このまま…)ブンッ

ガシッ

吹雪「!!」

ロー「…」

吹雪「くっ!」グググ

吹雪(しまった!両腕をふさがれた!)

吹雪(力もかなり強い…簡単には振りほどけない)

吹雪(…だったら!)

ボォォォォォォ

吹雪は、剣から炎を放出した!



947:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:38:51.70 ID:1DRlCeag0

吹雪(これで、何とか隙を…!)

イー「…」

吹雪(!!効いてない!)

ドガッ

吹雪「うあっ…!」

クウボ「ヲーッホッホ!無駄よ!」

クウボ「そいつらは今、私の操り人形…痛みや熱さなど感じないわ」

吹雪「くっ…!」



948:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:39:20.34 ID:1DRlCeag0

クウボ「お前たち!そのままやっておしまい!」

ドガッ バキッ

吹雪「ぐあっ…!」

吹雪(くっ…どうしたら?)

吹雪(こんな時…いつもなら、仲間が助けてくれる)

吹雪(でも、今は…)



949:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:39:50.30 ID:1DRlCeag0

クウボ「ヲホホ、もはやここまでね」

クウボ「所詮あなたたちは、仲間がいないと何もできないのよ」

吹雪「…」

クウボ「でも、今は全員がバラバラ…一人きりよ」

クウボ「あなたたちに勝ち目はないわ。諦めなさい」

吹雪「…」



950:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:40:16.41 ID:1DRlCeag0

クウボ「さあ、そろそろとどめを…」

吹雪「…確かに」

クウボ「…?」

吹雪「私たちは仲間とともに戦ってきました」

吹雪「しかし…」

吹雪「仲間がいなかったら何もできない、というのは間違いです」

クウボ「…」



951:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:41:30.81 ID:1DRlCeag0

吹雪「きっと、今もみんな、頑張って戦ってる…」

吹雪「一人きりでも、諦めずに、戦っている…」

クウボ「何をゴチャゴチャと…!」

吹雪「だったら!」ブンッ

クウボ「!?」

吹雪はイーの首元の石に向かって剣を振った!

吹雪「私が、諦めちゃいけない!!」



952:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:41:58.64 ID:1DRlCeag0

クウボ(まだ手が動かせるの!?まずい、石は…!)

クウボ「イー!防御しなさい!」

イー「…」スッ

吹雪(!!今だ!!)

ドガァッ

イー「…」ズザザ

クウボ「な!?」

吹雪「こっちも!」ドガァッ

ロー「…」ドゴォ



953:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:42:32.19 ID:1DRlCeag0

クウボ「な…防御の隙を突くとは…」

クウボ「だったら次は、攻撃のチャンスすら与えないよう、拘束するだけよ!行きなさい!」

吹雪(何とか抜け出せたけど、このままだとジリ貧だ!)

吹雪(こうなったら…!)ゴソッ



954:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:43:01.61 ID:1DRlCeag0

チャキッ

吹雪「第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


吹雪「吹雪レッド、改二!!」



955:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:43:44.23 ID:1DRlCeag0

クウボ「何!?姿が変わった!?」

吹雪「決着をつけます!」チャキッ

クウボ「く…何をしようと無駄よ!行きなさい!」

ダダダッ

吹雪「はぁぁっ!!」ブンッ

ドガドガドガドガァッ

クウボ「!?」

クウボ「ひ、一振りで四人を!?」



956:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:44:19.06 ID:1DRlCeag0

吹雪「操られているからか、動きが単調です」

吹雪「この程度では、今の私は倒せません」

クウボ「くっ…」

クウボ「まだよ!あなたたち、立ち上がりなさい!」

スクッ

吹雪「まだやる気ですか…!」



957:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:44:59.51 ID:1DRlCeag0

クウボ「だったら、単調じゃない攻撃をしてあげるわ!」

シュバッ シュタタッ グイッ

吹雪「…!?」

ロー、ハー、ニーの三人が、イーを持ち上げた!

吹雪「何を…」

ブンッ

吹雪「!!」

三人は、イーを吹雪に向かって放り投げた!!

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン



958:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:45:28.11 ID:1DRlCeag0


クウボ(かなりの速さで投げた…これなら、直撃したらひとたまりもないはずよ!)

クウボ(仮に防御できたとしても、隙ができる!その隙に、三人で囲んで…)

吹雪「甘い!!」ブンッ

ドゴォッ

吹雪は、飛んで来たイーを剣で弾き返した!

クウボ「えぇ!?」

ドゴォォォォォォォッ

弾き返されたイーは、そのままクウボに直撃した!



959:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:45:55.86 ID:1DRlCeag0

クウボ「ぐあぁ!?」ドザッ

クウボ「いたた…な、なんてことを…」

クウボ「ほら、あんた!起きなさい!起きてさっさと戦いに行くのよ!」

シーン

クウボ「…!?ど、どうして動かない!?どうして操れないの!?」

クウボ「はっ!」

イー「…イー…」ピクピク

クウボ(石が破壊されてる…!まさか、今の一撃で!?)



960:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:46:23.89 ID:1DRlCeag0

ドカドカドカッ

クウボ「!!」

ロー「ロー…」ピクピク

ハー「ハー…」ピクピク

ニー「ニー…」ピクピク

クウボ「なっ…!まさか…!」

吹雪「…これで、残るはあなただけです」



961:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:46:54.33 ID:1DRlCeag0

クウボ「くっ!ほら、あんた!どきなさい!」グイグイ

イー「イー…」

クウボ「まずい、このままじゃ…」

吹雪「他人にばかり戦わせて、自分は何もしないなんて…おかしいですよね?」

クウボ「ま、待って!話を…」



962:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:47:31.18 ID:1DRlCeag0

吹雪「人を操り、利用し、苦しませる…」

吹雪「あなたは、やってはいけないことをした」

吹雪「…白雪ちゃんだって、あなたに苦しめられた」チャキッ

クウボ「ひ、ひぃ…!」

吹雪「だから…」

吹雪「ここで…終わらせる!!」



963:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:47:59.30 ID:1DRlCeag0

ボォォォォォォォォォォ

吹雪「『ブリッジバスター』!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

クウボ「う、うわあああああああああああ!!!!」

ズガァァァァァァァァァン



964:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:48:26.97 ID:1DRlCeag0

吹雪「…」

吹雪「終わった…」

吹雪「…これで先に…」



「…あ…」

吹雪「!?」



965:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:48:59.89 ID:1DRlCeag0

「…あ…がと…」

吹雪「…」

吹雪(…今のは…)

吹雪「…先を急ごう」

タタタッ



966:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:49:42.01 ID:1DRlCeag0

叢雲「ぐああっ!!」ドガァッ

センスイ「ホーッホッホ!!いい気味ね」

センスイ「流石のあなたでも、四方八方からくる、見えない攻撃は避けられないようね!」

叢雲「くっ…」

叢雲(まずい…押されてる)

叢雲(見えてたらこんな奴ら、倒すのは簡単だけど…)

叢雲(数が多すぎる…!対応しきれない…!)



967:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:50:13.90 ID:1DRlCeag0

叢雲(センスイ本体も姿を消している…本体を叩こうにも、この状況じゃ無理ね)

叢雲(それに、以前と違って、音にも多少注意を払ってる…このままじゃ…)

叢雲「…!」

ドコォォォォォォォ

叢雲は石を巻き上げた!

ドカドカッ

センスイ「なっ!?」

「イー!」

叢雲「そこだっ!!」ドゴォ

「イー!!」ズザザ



968:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:50:45.45 ID:1DRlCeag0

センスイ「ふん…悪あがきを」

センスイ「状況は変わらないわ。あなたは見えない敵に包囲されているのよ」

センスイ「そんなことをしても、いずれは力尽きるわ」

叢雲「…そうね、無駄かもしれないわね」

叢雲「それでも…諦めるわけにはいかない」

叢雲「私たちには…」

叢雲「やるべきことがあるから…!」



969:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:51:13.11 ID:1DRlCeag0

センスイ「…そう」

センスイ「なら、二度とそんな口がきけないよう、ボコボコにしてあげるわ」パチンッ

叢雲「…!」



「その通りだよ!叢雲ちゃん!」

叢雲「!!」

吹雪「えいっ!」

ボォォォォォォォォォォ



970:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:51:57.13 ID:1DRlCeag0

「イー!アチー!!」メラメラ

叢雲「!そこっ!」ドガッ

「イー!!」

叢雲「吹雪!」

吹雪「よかった、無事だね」

センスイ「なっ…!どうしてあなたが…!」

センスイ「まさか、クウボが敗れたというの!?」

吹雪「そう…次はあなたの番です」



971:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:52:27.12 ID:1DRlCeag0

センスイ「くっ…」

センスイ「ふ、ふん…そう簡単には…」

センスイ「いかないわ…!」パチンッ

ドカッ

吹雪「…っ」

叢雲「吹雪、数が多すぎるわ!」



972:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:53:05.42 ID:1DRlCeag0

叢雲「普通に戦っても勝てない…どうにかして打開策を」

吹雪「じゃあ、これを使って!」ポイッ

叢雲「!!」パシッ

叢雲「これ…」

吹雪「うん。思いっきりやっちゃって!」

叢雲「…わかったわ!」



973:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:53:32.35 ID:1DRlCeag0

チャキッ

叢雲「第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


叢雲「叢雲ブラック、改二!!」



974:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:54:03.06 ID:1DRlCeag0

センスイ「何をやったところで…!」

叢雲「吹雪、離れてて!」

吹雪「!」シュバッ

叢雲「はぁっ!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

叢雲は、広範囲で石を巻き上げた!

「「「イーーー!!!」」」

センスイ「!?い、一気に大勢を!?」



975:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:54:32.60 ID:1DRlCeag0

「イー…」ピクピク

センスイ(で、でも!まだ戦闘員は残ってるはず!)

センスイ(私を狙おうとしても、私も姿を消しているから叩くのは難しい…!)

センスイ(私はこのまま隠れて、戦闘員に戦わせれば…!)

「「「イー!!!」」」

センスイ「!?」

叢雲「さーて、どこに隠れてるのかしら?」ドゴォォォ

「「イー!!」」

センスイ(そんな、戦闘員に全く近寄らせないなんて…!)

センスイ(力がさっきまでと段違い!あれだけの人数をものとも…!)



976:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:54:59.02 ID:1DRlCeag0

叢雲「…これで、片付いたかしら?」パンパンッ

センスイ(!?ぜ、全滅!?)

センスイ(どうしよう、このままだと…!)

叢雲「さーて、センスイ!どこに隠れてるの!」

センスイ(…いや、まだ手はある!うまく背後に近づければ…)

センスイ(そのためには…)


ザッ

叢雲「!そこにいるのね!」ザッザッ



977:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:55:27.42 ID:1DRlCeag0

センスイ(引っかかった!)

センスイ(バカめ、今の音はダミー!私に背を向けたわね!)

センスイ(このまま近づいて、後ろから…!)ジリジリ

叢雲「…」

クルッ

センスイ「!?」

叢雲「…わざわざ近づいてくるとは、ご苦労なことね」

センスイ(ど、どうしてバレ…)

ドカッ

センスイ「うわっ!」ドガッ



978:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:55:56.57 ID:1DRlCeag0

叢雲「近づいて来たんなら、気配でわかるわ」

叢雲「…かくれんぼは終わりよ」

センスイ「ま、待って…!」ジリッ

叢雲「前回と言い今回と言い…」

叢雲「さんざん好き勝手やってくれたじゃない」

叢雲「…覚悟はできてるんでしょうね」

センスイ「ひいいいいいいいいいいいいい!!」

叢雲「…」グッ



979:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:56:22.16 ID:1DRlCeag0

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

叢雲「『マストブレイク』!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

センスイ「ぐああああああああああああああああ!!!」



980:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:56:56.68 ID:1DRlCeag0

叢雲「…」

叢雲「隠れてるだけじゃ…私には勝てないわ」

叢雲「…『弱い』わね、あんた」

叢雲「…さて、行くわよ、吹雪」

吹雪「うん」

ダダダッ



981:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:57:31.62 ID:1DRlCeag0

漣「うひー!当たらねー!!」バシュバシュッ

コウワン「フフフ、どうしたの?以前と違うんじゃなかったのかしら?」シュンッ

漣「く~…」

漣(前と違って、矢の本数を気にする必要はないけど…)

漣(いくら撃っても当たらない!やっぱり速い…!)

コウワン「フフフ…やっぱり、あなた一人だけなら何も問題ないわね」

漣「何をー!!」バシュッ

コウワン「遅い!」シュンッ

漣(!!接近され…)

ズガァァァァァァァァァン



982:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:57:58.88 ID:1DRlCeag0

コウワン「…しぶといわね」

漣「いてて…かすっちゃった」

コウワン「避けなければ、すぐにでも楽にしてあげるのに…」

コウワン「どうして、無駄な抵抗を続けるのかしら?」

漣「…さあ?」

コウワン「はぁ?」



983:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:58:27.90 ID:1DRlCeag0

コウワン「何?あなたふざけてるの?」

漣「いやいや。漣はいつも大まじめですよ」

漣「そうだなー、強いて言うなら…」

漣「…無駄だと思ってないから、かな」

コウワン「…」

漣「こちとらさっさとあなたを倒して、センカンさんと戦わないといけないんですよ」

漣「勝たないといけないんだから、そりゃ無駄な抵抗とは言わないでしょうよ」

コウワン「…私に負けるとは思わないの?」

漣「全然。だって、戦隊が負けることって基本的にないし」

漣「特に、こんな大一番ではね」



984:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:58:55.39 ID:1DRlCeag0

コウワン「…フフフ、なるほどね」

コウワン「なら…その思い上がりを…」

コウワン「叩き潰してあげる…!」シュンッ

漣「…!」




「漣、どいて!!」

漣「!!」バッ



985:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 01:59:32.95 ID:1DRlCeag0

叢雲「はぁっ!!」ドガァッ

コウワン「ぐあっ!?」

漣「叢雲ちゃん!」

叢雲「よかった…無事みたいね」

コウワン「くっ…何故あなたたちがここに!?」

吹雪「簡単な話ですよ。すでに二人の幹部を倒してきました」



986:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:00:23.43 ID:1DRlCeag0

コウワン「…そう」

コウワン「でも、もともとあの二人は戦闘に向かないのよ」

コウワン「あの二人を倒せたからと言って、私を倒せると思わないことね」

叢雲「ふん。もう一撃喰らいたいようね…」スッ

コウワン「…」

シュンッ  ドガッ

叢雲「っ!!」

コウワン「不意打ちで一撃当てたからって、調子に乗らないことね」



987:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:00:54.84 ID:1DRlCeag0

叢雲「ぐっ…」

漣「叢雲ちゃん、吹雪ちゃん。こいつ、前より強くなってるよ!」

漣「前みたいに攻撃が防ぎきれないかも…」

叢雲「そう…やっぱり、簡単にはいかないわね」

叢雲「…一か八か」



988:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:01:30.38 ID:1DRlCeag0

叢雲「漣!」

叢雲「受け取りなさい!」ポイッ

漣「!」パシッ

漣「これって…」

叢雲「それ使って、前みたいに奴をぶっ飛ばしてやりなさい!」

漣「ほいさっさー!」



989:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:01:56.34 ID:1DRlCeag0

チャキッ

漣「第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


漣「漣ピンク、改二!!」



990:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:02:22.23 ID:1DRlCeag0

コウワン「!?一体何を…」

漣「さー、勝負はこれからだよ!!」バシュバシュッ

コウワン「!!」シュンッ

コウワン「…フッ、何をやったかわからないけど…やっぱり当てられないみたいね」

漣「まだまだぁ!」バシュバシュッ

コウワン「無駄よ!」シュンッ



991:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:02:51.66 ID:1DRlCeag0

コウワン「フフフ、いくら撃っても当たらないんじゃ…」

漣「ふふん。それはどうかな?」

コウワン「?何を…」グッ

コウワン(!?何!?これ…)

ビュォォォォォォォォォ

コウワン(強風が…放った矢の跡から出ている!?)



992:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:03:19.11 ID:1DRlCeag0

漣「そぉい!」バシュッ

コウワン(!!まずい、強風でうまく避けられな…)

グサッ

コウワン「ぐああ!!」ビュンッ

漣の矢による風により、コウワンは吹っ飛んだ!

漣「空中なら…」ギリギリ

漣「もっと避けられないよね!」バシュッ

グサッ

コウワン「ぐああああ!!」ドガァッ

漣「よーし、追撃も決まった!」



993:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:04:01.09 ID:1DRlCeag0

コウワン「ぐ…まだよ…」ヨロッ

コウワン(ダメージが予想以上に大きい…)

コウワン(矢の威力まで上がってる…どうにかして避けて、攻撃を…)

コウワン(…そうだ!)

ズガァァァァァァァァァン

漣「!!」

モクモクモク…

漣「土煙で姿を隠したつもりですか?そんなの風で…」

ビュンビュンッ

漣「…!」

地面を破壊したことにより、石つぶてが飛んできた!



994:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:04:42.01 ID:1DRlCeag0

コウワン「まだよっ!」ズガァァァァァァァァァン

ビュンビュンッ

漣「うわわっ!」シュバッ

コウワン(今、風は止んでいる!攻撃させなければ、もう風は出せない!)

コウワン(この調子で隙を作って、そこで近づいて攻撃を…!)

吹雪「漣ちゃん!」

叢雲「吹雪、行くわよ!」



995:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:05:09.22 ID:1DRlCeag0

漣「あー、待って待って!」

叢雲「え?」

漣「ここは漣に任せて、お二人はそこで休んでてくださいなー」

吹雪「でも…」

漣「だいじょーぶ。すぐ終わるよ」

叢雲「…わかったわ」



996:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:05:37.83 ID:1DRlCeag0

コウワン「ふん、舐められたものね」ビュンビュンッ

コウワン(よし、そろそろ…)

漣「うおおおおおおおお!!」ダダッ

コウワン「!?」

コウワン(石をよけながら近づいてきた!?)

漣「遠距離武器だって、近づくこともある!」ダダッ



997:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:06:04.14 ID:1DRlCeag0

コウワン(ど、どうする!?距離をとって…)

コウワン(いや、逆に好都合!近づいてきたところをそのまま攻撃すれば…)

漣「うおおおお!!」ダダッ

コウワン(!!ここだ!)ブンッ

漣「遅い!」バシュッ

コウワン(!?速…)

グサッ

コウワン「ぐああああ!!」ビュンッ

コウワン(い、いつの間に矢を…)



998:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:06:31.98 ID:1DRlCeag0

漣「さーて、また空中で逃げられないね」ギリギリ

コウワン(!!しまった、このままじゃ…)

漣「これで、トドメだよ!」

コウワン「や、やめてええええええ!!」



999:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:07:16.32 ID:1DRlCeag0

漣「『デッキシュート』!!」バシュッ

ビュォォォォォォォォォォォォォォ

コウワン「ぐああああああああああ!!!?」

ズガァァァァァァァァァン



1000:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:07:43.65 ID:1DRlCeag0

漣「言ったでしょ?以前と違うって」

漣「漣の弓を舐めすぎだったね」

漣「…まだまだだね」

漣「さ、早く行こう、二人とも!」

叢雲「そうね」

吹雪「うん。電ちゃんと五月雨ちゃん、二人がまだ戦ってるからね」

ダダダッ



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:09:48.48 ID:1DRlCeag0

電「くっ…!」

ホッポ「どうしたイナズマ。この程度か?」

電(キーさんの攻撃…一発一発は大したことありませんが)

電(囲まれるといけない…連打を受けて、大きなダメージを受けちゃいます)

電「えいっ!」バチバチバチィッ

キー「ナンノコレシキ!!」バチバチバチッ

電「…!」

ドカッ



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:10:20.79 ID:1DRlCeag0

電「うっ…!」ヨロッ

電(電撃も、完全に動きを止められない…このままじゃ)

ホッポ「そこだ!行け!」

キー「ヒャッハァァァァァァァァ!!」ビュンッ

電「きゃぁっ!?」ドンッ



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:10:51.90 ID:1DRlCeag0

ホッポ「それがお前の本気か?イナズマ」

電「…」

ホッポ「私に勝つんじゃなかったのか?その程度じゃ、私は倒せないぞ」

電「…」

電「…そうです」

電「電は、あなたを倒さないといけません」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:11:17.83 ID:1DRlCeag0

電「自分のためにも…仲間のためにも…」

電「…あなたのためにも…」

ホッポ「…」

電「だから・・・」

電「…電は、まだ…負けるわけにはいきません…!」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:12:06.80 ID:1DRlCeag0

ホッポ「…」

ホッポ「だったら…」スッ

ホッポ「全力で、戦ってみろ!!」ビュンッ

電「…!」



「そこだぁ!」バシュッ

ホッポ「!!」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:12:44.33 ID:1DRlCeag0

キー「ボス、アブナイ!!」バッ

グサッ

キー「イテェ!」

漣「ありゃ、残念」

電「漣さん!叢雲さんと吹雪さんも…」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:13:13.83 ID:1DRlCeag0

ホッポ「…お前がいるってことは、お姉ちゃんは…」

漣「…」

ホッポ「…そうか」

電「ホッポちゃん、先に電が相手なのです」

ホッポ「わかっている…」

電「みなさん。ここは電が戦うのです」

電「…手は出さないでほしいのです」

吹雪「…わかった」

叢雲「負けるんじゃないわよ」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:13:42.35 ID:1DRlCeag0

電(でも、このままじゃ負けちゃうのです)

電(どうしたら…)

漣「電ちゃん」

電「!」

漣「一人で戦うのはいいけど、これ使った方がいいよ」ポイッ

電「…これは」パシッ

漣「さっき使ったけど、いい感じだよー」

漣「…倒さないといけないんでしょ?」

電「…はい!」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:14:12.64 ID:1DRlCeag0

チャキッ

電「第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


電「電イエ口ー、改二!!」



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:14:45.18 ID:1DRlCeag0

ホッポ「…本気になったようだな、イナズマ!」

電「はい!電の本気を見るのです!」

電「はぁっ!」ブンッ

ホッポ「!お前たち、ガードだ!」

キーたち「オーーー!!」ワラワラ

電「えーいっ!」

ドゴォォォ

キーたち「グワアアアアアアア!!?」

ホッポ「!?」



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:15:37.44 ID:1DRlCeag0

ホッポ「さっきまでは防げていたのに…どうして!?」

電「まだなのです!」ブンッ

ホッポ「!!」

ホッポ「さ、さっきより固まれ!」

キーたち「オーーー!!」ワラワラ

ドゴォォォ

キーたち「ウワアアアアアアア!!?」

ホッポ「馬鹿な…どうして!?」

電「もう、ガードは効かないのです」



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:16:12.57 ID:1DRlCeag0

ホッポ「だ、だったら攻撃だ!お前たち、行け!」

キーたち「ヒャッハァァァァァァァァ!!」ビュンッ

電「えいっ!」バチバチバチィッ

キーたち「ギャアアアアアアアアアアア!!」

キー「サ、サッキヨリモツヨイ…」ドサッ

ホッポ「ひ、ひるむな!攻撃だ!」

キーたち「ワアアアアアアア!!」ビュンビュンッ

ドカドカッ

電「…っ!」

電「この程度じゃ…」

電「電は、止まらないのです!」ドゴォォォ

キーたち「ギャアアアアアアアアアアア!!」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:17:09.42 ID:1DRlCeag0

ホッポ「くっ…お前たち…」

ホッポ(さっきと比べて、かなり強くなっている!)

ホッポ(これが…イナズマの本気!)

電「…小細工はなしです」

電「このまま、押し切ります!」

ホッポ「…だったら、こっちも小細工はなしだ!」

ホッポ「全力で行くぞ!」

電「…はい!」



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:17:38.13 ID:1DRlCeag0

ホッポ「お前たち、集まれ!」

キーたち「オーーー!!」ワラワラ

ホッポ「エネルギー充填開始!」

シュゥゥゥゥゥゥゥ

電「…」グッ

ホッポ「エネルギー充填完了!発射準備!」

ヒュォォォォォォォ



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:18:13.58 ID:1DRlCeag0

ホッポ「発射!!」

ビィィィィィィィィィィィィィィッ

電「えーいっ!!!」ブンッ

バチバチバチィッ

ホッポのビームと、電のハンマーが衝突した!

ビィィィィィィィィィィィィィィッ



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:18:42.06 ID:1DRlCeag0

キーたち「グ…オォ…」

ホッポ「頑張れ、お前たち!!」

ググググ

電「…」

電「…ホッポちゃん」

ググググ

電「…これで、終わりなのです!!」

ホッポ「…!」



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:19:08.84 ID:1DRlCeag0

電「『アンカークラッシュ』!!」

バシィィィィィィィィィィィッ

ホッポ「うわああああああああああ!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ



20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:19:38.32 ID:1DRlCeag0

電「…」

電「…ありがとうございました」

電「次に…もしも会えるなら…」

電「…平和な世界だといいのです」

電「…行きましょう、皆さん」

ダダダッ



21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:20:11.23 ID:1DRlCeag0

五月雨「はぁ…はぁ…」

リトウ「ふふふ…逃げ回ってるだけじゃ勝てないわよ」

レー「…」ブンッ

五月雨「…っ」シュバッ

五月雨(三人が相手だと、さすがに厳しい…)

五月雨(逃げるしかないけど、このままだと体力が…!)

レー「…」スッ

五月雨「!!」

ドガッ

五月雨「うあぁ…!」ドンッ



22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:20:37.78 ID:1DRlCeag0

リトウ「ふふふ、そのまま追撃よ!」

ドガッ バキッ

五月雨「ぐっ…!」

五月雨「させない!」

ザパァァァ

レー「!!」シュバッ

五月雨「やぁー!!」ザパァァァ

五月雨(何とか…距離をとった…)

五月雨(でも…体力が…)



23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:21:33.34 ID:1DRlCeag0

リトウ「ふん。しぶといわね…まだ抵抗するのね」

五月雨「この程度では…負けません」

五月雨「まだ…諦めません!」

リトウ「…生意気な」

リトウ「レーたち、ボコボコにしなさい!」

レー×3「…」バッ

五月雨「…!」



「えーいっ!」

バチバチバチィッ

レー×3「…!」ビリビリビリィ

床に撒かれた水に電流が流された!



24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:22:19.89 ID:1DRlCeag0

電「五月雨さん、大丈夫ですか!?」

五月雨「電ちゃん、みんな…!」

吹雪「ようやくここまで来れた…」

叢雲「よく耐えたわね…よかったわ」

漣「だいぶお疲れのようだけど、大丈夫?」

五月雨「な、なんとか…」

リトウ「まずいわ…全員来るなんて」



25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:22:56.65 ID:1DRlCeag0

リトウ「…いや、レーが三人いるんだもの、負けるわけがないわ!」

リトウ「行きなさい!」

レー×3「…」バッ

五月雨「くっ…」ヨロッ

電「五月雨さん、無理しちゃダメなのです」

五月雨「大丈夫だよ、これくらい!」

五月雨「…みんな、さっきまで頑張って戦ってきたんでしょ?」

電「…」

五月雨「だったら、私だって…!」

五月雨「私だって、戦わないと…!」

電「五月雨さん…」



26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:23:29.26 ID:1DRlCeag0

電「…だったら、これを使ってください」スッ

五月雨「…」スッ

電「…五月雨さんなら、きっとできます」

五月雨「電ちゃん…」

五月雨「わかった、ありがとう!」



27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:23:57.67 ID:1DRlCeag0

チャキッ

五月雨「第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


五月雨「五月雨ブルー、改二!!」



28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:24:23.22 ID:1DRlCeag0

レー「…」スッ

シュンッ

レー「…!?」

五月雨「遅いです!」ズバッ

パリィン

レー「…!」ドサッ

リトウ「なっ…!?」

リトウ「一瞬で、レーを一人倒した!?」

五月雨「弱点がわかっていれば…隙を見てそこを突けば問題ありません」



29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:24:59.47 ID:1DRlCeag0

リトウ「くっ…さっきまで苦戦してたくせに」

五月雨「改二になった私には、この程度…!」

リトウ「くっ…この!」

リトウ(さっきはすぐに後ろに回り込まれたからやられた…)

リトウ(だったら、後ろをとられないように…)

リトウ(しかし、どうしたら…)



30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:25:43.57 ID:1DRlCeag0

五月雨「たぁー!!」ブンッ

レー「…!」シュバッ

五月雨「まだまだっ!」ブンブンッ

レー「…」ジリジリ

リトウ(!レーが押されている!このままじゃまずい!)

リトウ(こうなったら…!)パチンッ

レー「…!」ダダッ

五月雨「!正面から…」



31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:26:12.06 ID:1DRlCeag0

レー「…」バッ

五月雨「…」グッ


ザザッ

五月雨の背後に、もう一人のレーが接近していた!


リトウ(よし!そのまま背後から不意打ちしなさい!)

リトウ(そして、正面に向かっているレーは距離をとる!)パチンッ

レー「…」ササッ

五月雨「…」



32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:26:43.71 ID:1DRlCeag0

リトウ(これで背後をとられることはない!)

リトウ(あの距離なら奴の仲間も助けられない…これなら!)

五月雨「…」

シュバッ

リトウ「!?」

五月雨は、背後にいたレーの背後に回った!

ズバッ パリィン

レー「…」ドサッ



33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:27:11.67 ID:1DRlCeag0

リトウ(ど、どうして!?後ろにも目があるの!?)

五月雨「…今の私は、すべての感覚が研ぎ澄まされ、力が強化されています」

五月雨「こんなものでは、私は倒せません」

リトウ「うぅ…」

五月雨「さて…そろそろ、覚悟はいいですか?」

リトウ「!!レー!私を守りなさい!」

レー「…」バッ

五月雨「…」チャキッ



34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:27:40.60 ID:1DRlCeag0

リトウ(さすがにこの距離なら、すぐには近づいてこれない!)

リトウ(背後をとられる心配はない…それに、レーが守ってくれている)

リトウ(こいつ一人倒せば、何とか…!)

リトウ(…いや、でも…)

リトウ(…とんでもなく強くなったこいつに…勝てるの…?)

五月雨「…」スッ



35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:28:08.06 ID:1DRlCeag0

五月雨「『竜骨流水剣』!!」

ズバァァァァァァァァァァァ

レー「…!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ



36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:28:34.75 ID:1DRlCeag0

リトウ「ば、バカな…」

リトウ「本当に…一瞬で近づいてくるなんて…」

リトウ「それに…居合いの一撃で…こんな…」

リトウ「こんな…こんなはずじゃ…」

リトウ「計算…外…よ…」

ドサッ



37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:29:04.27 ID:1DRlCeag0

スゥゥゥ チンッ

五月雨「…最後に、あなたに諦めが見えました」

五月雨「諦めたら、そこで終わり…どんな状況でも負けます」

五月雨「…私の、勝ちです」



38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:29:32.37 ID:1DRlCeag0

五月雨「…はぁ~」グッタリ

吹雪「お疲れさま、五月雨ちゃん」

叢雲「よく頑張ったわね」

五月雨「いやいや…みんなもそうだったんでしょ?」

漣「まあね~」

電「なんにせよ、全員無事でよかったのです」



39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/14(月) 02:29:58.53 ID:1DRlCeag0

吹雪「…いよいよ、だね」

叢雲「ええ」

漣「この先に…センカンさんと、コアが…」

電「…最後の戦い、ですか」

五月雨「…うん」

吹雪「…終わらせよう、この戦いを」

吹雪「行こう、みんな!」

五人「オー!!」



44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:12:48.64 ID:NLXgqFs50

コッ…コッ…

吹雪「…だいぶ進んだね」

叢雲「そろそろ…来るかしら?」

漣「…」

電「…気を付けていきましょう」

五月雨「そうだね…」



45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:13:15.16 ID:NLXgqFs50

吹雪「…ん?広い部屋に出た…」

叢雲「…!みんな、あれ!」

四人「!!」

部屋の中に、大きな光る石が浮かんでいた!

漣「も、もしかして…」

電「これが、コアなのです?」

五月雨「でも、思ったより小さいね…」


センカン「ハクチがエネルギー使いすぎたからよ」

吹雪「…!」



46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:13:40.90 ID:NLXgqFs50

センカン「ようこそ、ショキカンジャー」

センカン「ここがディープマリンのアジトの最深部よ」

センカン「お察しの通り、それがコア。それを破壊すれば、あなたたちの勝ちよ」

叢雲「だったら…!」ブンッ

ガキィン

叢雲「!?」



47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:14:09.84 ID:NLXgqFs50

センカン「クスクス…無駄よ」

センカン「今、そのコアは私が張った結界によって守られている」

センカン「壊したければ、私を倒すことね」

漣「なるほど…結局戦うことになるわけか」

電「仕方ありませんね…」



48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:14:55.13 ID:NLXgqFs50

センカン「そうだわ…戦う前に教えてあげる」

センカン「私は、幹部たちと違って特殊な能力を持たない…」

センカン「でも、基本的な戦闘能力は、私が遥かに上よ」

五月雨「シンプルな強さ…ということですか」

叢雲「関係ないわ。ただぶっ飛ばすだけよ」

センカン「クスクス…ずいぶん威勢がいいわね」

吹雪「…覚悟はいいですか」

センカン「…いいわ」

センカン「どこからでもかかってきなさい…!」

吹雪「…いきます!!」



49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:15:23.11 ID:NLXgqFs50

叢雲「はぁっ!!」ブンッ

センカン「…」シュバッ

叢雲「まだまだぁ!」シュバババッ

センカン「…」ババババッ

叢雲は連続で攻撃したが、、全てかわされてしまった!

叢雲「くっ…!」



50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:15:51.06 ID:NLXgqFs50

センカン「終わりかしら?」

センカン「だったら、次はこっちの番よ!」ブンッ

叢雲「!!」

ガシッ

叢雲(!…重い!!)

ズガァァァァァァァァァン



51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:16:19.33 ID:NLXgqFs50

叢雲「あ、危なかった…」

センカン「クスクス…避けられちゃった」

センカン「まあ、この程度でやられちゃ困るわ」

センカン「もっと、楽しみましょう?」ニヤリ

叢雲「ふん…舐めるんじゃないわよ」

バシュバシュッ

センカン「…!」

グサグサッ



52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:17:02.10 ID:NLXgqFs50

漣(よーし、当たった!)

漣(少しはダーメジを受けるはず…この調子で当てていけば、いける!)

センカン「…」スッ

漣(!来る!?)

漣(ここはもっと距離を…)ザッ

センカン「…」シュンッ

漣(!?速い!?)

漣(コウワンさんと同じか…それ以上の速さ!?)

センカン「痛いじゃない…ねえ?」

漣「…!」



電「えーいっ!」ブンッ



53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:17:33.10 ID:NLXgqFs50

センカン「…」

漣(電ちゃん!やった、後ろからならとっさには防御できないはず!)

漣(これは避けるしかない!そこで距離をとれば、体制を整え…)

ガシッ

電「…え?」

漣「…何!?」

センカン「…この程度かしら?」

ブンッ

電「うわぁっ!?」ドガァッ

センカンにハンマーを片手で受け止められ、そのまま投げ飛ばされた!



54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:17:59.98 ID:NLXgqFs50

電「う…」

漣「電ちゃん!」

センカン「さて…次はあなたよ」

漣「!!」

ザパァァァァァ

センカン「…!」クルッ

五月雨「やぁー!!」ブンッ

漣「五月雨ちゃん!」



55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:18:26.59 ID:NLXgqFs50

センカン「…」

ガキンッ ガキンッ

五月雨「たぁっ!!」ブンッ

ガシィッ

センカン「クスクス…あなたも投げ飛ばされたいのかしら?」グググ

五月雨「…」グググ

ザパァ

センカン「!!」

五月雨の刀が水をまとい、センカンの腕を弾き飛ばした!

バシィッ



56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:18:53.22 ID:NLXgqFs50

五月雨(このまま…!)ブンッ

センカン「…」

ドガッ

五月雨「うわぁっ!?」ドンッ

五月雨(は、速い…!)

五月雨(少し隙を作ったくらいじゃ、ダメだ…!)



57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:19:19.88 ID:NLXgqFs50

漣「このぉ!!」バシュバシュッ

センカン「…」シュバッ

漣「う…」

漣(駄目だ、普通に撃ってもかわされる)

漣(どうしたら…)

漣(…とにかく撃つんだ!きっと、活路が…)バシュバシユッ

センカン「…」



58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:19:45.59 ID:NLXgqFs50

シュンッ

漣「!!」

センカン「…しつこいわね」ブンッ

漣「…」

バシュッ

漣「うあああ!!」ドゴォ



59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:20:21.69 ID:NLXgqFs50

センカン「…っ」

センカン「痛いわね…」

漣がセンカンに攻撃される直前に放った矢が、センカンに当たっていた!

漣「ぐ…」

センカン「まさか逃げずに撃ってくるとは…やるじゃない」ニヤリ

センカン「まずはあなたから楽に…」

「「はああああああああ!!」」

センカン「!!」



60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:20:49.89 ID:NLXgqFs50

叢雲「喰らえっ!!」ブンッ

センカン「…」シュバッ

吹雪「そこだっ!!」ブンッ

センカン「…!」

センカン「くっ…」

吹雪「惜しい…」

叢雲「二人がかりなら、あんたも避け続けるのは厳しいかしら?」

センカン「…」



61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:21:18.35 ID:NLXgqFs50

センカン「…」バッ

吹雪「!来る…!」

叢雲「吹雪!さっきと同じよ!タイミングを計って攻撃するわ!」

吹雪「わかった!」



62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:21:46.46 ID:NLXgqFs50

叢雲「はぁっ!!」ブンッ

センカン「…」

叢雲(さあ、避けてみなさい!)

叢雲(その瞬間を、吹雪が捉えるわ!)

ガッ

叢雲「…え?」

センカン「…」

叢雲(避けずに…受け止めた…?)



63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:22:16.42 ID:NLXgqFs50

叢雲(そんな、ダメージは受けるはずだし、攻撃も避けにくくなる…)

叢雲(どうして、そんなことを…!?)

吹雪「はぁっ!」

センカン「!」ブンッ

叢雲「な!?」

センカンは、叢雲の槍ごと、叢雲を吹雪の方へ振り回した!

吹雪「え!?」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

二人「うわああああああああああ!!」



64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:22:43.06 ID:NLXgqFs50

吹雪「ぐ…」

吹雪「叢雲ちゃん、大丈夫…?」

叢雲「ええ…何とか」

センカン「…あなたたち、その程度かしら?」

吹雪「…!」



65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:23:20.18 ID:NLXgqFs50

センカン「だとしたらガッカリね…幹部を全員倒してきたというから、期待していたのに」

センカン「これじゃ、私は倒せないわ」

吹雪「…」

吹雪「…この程度じゃ、ないです」

センカン「…」

吹雪「これで…終わりじゃありません!」

吹雪「みんな、行くよ!」

四人「オー!」



66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:23:50.38 ID:NLXgqFs50

叢雲「はぁっ!」ダダッ

センカン「また不用意に近づいて…!」ブンッ

叢雲「っ!」ヒョイッ

センカン「…?」

センカン(下がった…?)

センカン(避けたって感じじゃないわね…何?)



67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:24:18.48 ID:NLXgqFs50

バシュバシュッ

センカン「!!」

漣「ほいほいっ!」バシュバシュッ

センカン「…」ヒョイッ

センカン(あの子の矢も…当てる気がほどんどない)

センカン(軽くかわせば避けられる…何のつもり?)



68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:24:51.48 ID:NLXgqFs50

バチバチバチッ  ザパァァァ

センカン「…!」

電「えーいっ!」ダッ

五月雨「やぁー!!」ダッ

センカン(また二人がかり…!)

センカン(いいわ、また投げ飛ばして…)スッ

ヒョイッ

センカン「…!」

センカン(また下がった…)

センカン(…何か、狙ってる…?)

吹雪「…」



69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:25:17.12 ID:NLXgqFs50

最深部に進む前

吹雪『さて…どうしたものか』

漣『何が?』

吹雪『センカンとの戦いだよ』

吹雪『戦いは避けられないだろうし、作戦を練らないと…』

叢雲『そうは言っても、まだ相手の実力すらわからない状況よ?』

電『でも、相当強いと思うのです』

五月雨『そうだね…ボスだもんね』



70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:25:48.07 ID:NLXgqFs50

漣『じゃあどうすんの?』

吹雪『最初は、様子見で普通に戦おう』

叢雲『それで負けたらどうするのよ』

吹雪『負けないように戦ってください』

電『えぇ…』

吹雪『で、大体相手の実力がわかったら、作戦開始、と行きたいけれど』

吹雪『どうやって攻めたものかな…』



71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:26:14.95 ID:NLXgqFs50

電『やっぱり、改二が鍵でしょうか』

叢雲『そうね。ただ、闇雲に使ってもダメでしょうね』

五月雨『使うんなら、タイミングを見計らって、決めるときに決めないと』

吹雪『うん…みんな使ったからわかると思うけど、これ使うと結構体力が奪われるよ』

吹雪『長時間使うのは厳しい…やっぱり、タイミングが大事だね』

漣『難しいなぁ…』



72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:26:58.85 ID:NLXgqFs50

叢雲『具体的にはどんなタイミングよ?』

電『使うのに邪魔されず、すぐさま攻撃に移れるタイミング…でしょうか』

五月雨『じゃあ使う人は、直前にセンカンさんに狙われてたらダメなわけだ』

吹雪『そうだね。他のメンバーが注意をそらしていかないと』

漣『普通に攻撃して注意そらすの?』

五月雨『どうかな…相手の実力にもよるけど、普通に攻撃してもダメだと思うな』

五月雨『すぐにかわされるか、防がれるかされると思うよ。完全に注意をそらすのは厳しい』

叢雲『そうねぇ…下手なことして、逆に狙われたら困るし…』

電『どうしましょう…』



73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:27:30.82 ID:NLXgqFs50

吹雪『…あえて、警戒させてみようか』

漣『どゆこと?』

吹雪『何か仕掛けてくる、って思わせるんだよ』

吹雪『例えば、攻撃はせずに、ずっと攻撃を避け続ける』

吹雪『攻撃してこないなんておかしい、何か狙いがあるはずだって思うはずだよ』

電『でも、警戒させたら改二が使いづらくなるんじゃないんですか?』

吹雪『うん。だからまず、フェイクでその警戒を解く』



74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:28:02.30 ID:NLXgqFs50

叢雲『フェイク?』

吹雪『そう。隙を見て、誰かが不意打ちをする』

吹雪『その隙を作るために、攻撃をせず混乱させた、と勘違いさせられるんじゃないかな』

吹雪『そこで警戒を解くはずだから、改二になって攻撃する…ということ』

五月雨『なるほど…』



75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:28:35.22 ID:NLXgqFs50

漣『そんなんうまくいくかなぁ?』

叢雲『警戒を解いた時が、一番危ない。確かにそこは狙い目ね』

電『うまく立ち回れるかが問題ですが、作戦としては悪くないと思うのです』

五月雨『私も。いいと思うよ』

吹雪『じゃあ、誰が改二になるかってことだけど…』

漣『そりゃあ吹雪ちゃんでしょう』

吹雪『え!?』



76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:29:04.31 ID:NLXgqFs50

叢雲『確かに、リーダーがやるべきね』

電『賛成なのです』

五月雨『右に同じー』

吹雪『い、いいの!?私なんかで…』

漣『誰がやったって一緒一緒。ビシッと決めてよリーダー』

吹雪『…わかったよ』



77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:29:33.39 ID:NLXgqFs50

吹雪「…」

吹雪(みんな、頑張ってる…)

センカン「…」ジリッ

吹雪(そろそろかな…)

バッ

センカン「!!」

五月雨がセンカンの背後から、刀を振りかざした!

五月雨「はぁぁっ!!」ブンッ

センカン「…」クルッ



78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:30:13.27 ID:NLXgqFs50

吹雪(よし、バッチリ!)

吹雪(センカンは今、私の方に背を向けてる!)

吹雪(これで私に注意が向くことはない!これなら…)

吹雪(…みんなが作ったチャンス…)スッ

吹雪(…決して、無駄には…!)チャキッ




クルッ

シュンッ

吹雪「!?」

センカンが吹雪の方へ振り向き、接近した!



79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:30:48.67 ID:NLXgqFs50

吹雪「な…!?」

センカン「ふんっ!!」

バキィッ

吹雪「!!!」

吹雪(そ、そんな…これじゃ、改二に…)

センカン「…そんな小細工が、私に通じると思ったの?」

ドガァッ

吹雪「ぐあ…!」ドンッ

センカン「甘いわね…バレバレよ、あなたたちの考えなんて」

吹雪「そん…な…」



80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:31:21.02 ID:NLXgqFs50

叢雲「吹雪!!」

五月雨「そんな、タイミングはバッチリだったのに…!」

シュンッ

五月雨「!!」

バキィッ

五月雨「うあっ…!」ドンッ

電「五月雨さん!!」

シュンッ  ドカッ

電「うっ…!」ドンッ



81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:31:53.56 ID:NLXgqFs50

漣「この…!」ギリギリ

シュンッ ドガァッ

漣「ぐあっ…!」ドンッ

叢雲「み、みんな…!」

シュンッ

叢雲「!!」ブンッ

ガッ

センカン「…終わりよ」

ドガァッ

叢雲「かはっ…!」



82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:32:38.11 ID:NLXgqFs50

吹雪「…」

叢雲「…」

漣「…」

電「…」

五月雨「…」



センカン「…全滅、ね」



83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:33:14.06 ID:NLXgqFs50

センカン「これでわかったでしょう」

センカン「あなたたちでは、私には勝てない」

センカン「頼みの綱の改二まで奪われて…」

センカン「もう戦う術はない」

センカン「まさに…絶望、というやつね」



84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:34:05.28 ID:NLXgqFs50

吹雪「…どうして」

吹雪「どうして…私たちと戦うんですか…!」

センカン「…」

センカン「私たちの生みの親、深海棲艦にも言えることだけど…」

センカン「私たちは…怒り、憎しみ、悲しみ…」

センカン「それらで満たされているわ」

センカン「でも、その原因もわからない…何が憎いのか、悲しいのか…」

センカン「ただ、それをぶつける対象があなたたち艦娘と、人間…それだけはわかっている」

センカン「だから戦っているのよ」

吹雪「…」



85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:34:31.76 ID:NLXgqFs50

センカン「理不尽と思うかもしれないわね」

センカン「でも、物事には理由がある」

センカン「こうして私たちが戦うのも、何か理由があるのよ」

センカン「ま、それが何なのかはわからないし、興味もないけれど」

吹雪「…」



86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:35:02.75 ID:NLXgqFs50

吹雪「…ぐ…」ヨロッ

センカン「あら、まだ立てるの?」

センカン「でも、もう満身創痍…そのままおとなしくしていた方がよかったんじゃないかしら?」

吹雪「私は…」

吹雪「私は…あなたを倒さないといけない…!」

吹雪「守るべき人のため…」

吹雪「そして…」

センカン「まだ勝てると思っているの?」

吹雪「…」



87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:35:32.08 ID:NLXgqFs50

センカン「さっきも言ったでしょう。あなたたちに勝ち目はない」

センカン「それに今、あなたは一人…」

センカン「これ以上何ができるの?」

吹雪「…」

センカン「無駄なことはやめなさい…」

センカン「あなたたちに、希望はないのよ」



88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:36:01.13 ID:NLXgqFs50

吹雪「…」

吹雪(…やっぱり…)

吹雪(駄目、なのかな…)



「無駄なんかじゃ…ありません…」

吹雪「…!」

五月雨「まだ…私たちは…諦めません…!」ヨロッ



89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:36:31.49 ID:NLXgqFs50

センカン「あなたもまだ立てるのね…」

センカン「確かに、あなたたちは今まで諦めなかった」

センカン「それでここまで来れた…けれど」

センカン「今回は無理よ。何度も言わせないで」

電「…それでも…諦めるわけには…いかないのです…」ヨロッ

センカン「…!」

漣「どうやったって…諦めきれないのが…」ヨロッ

叢雲「『ヒーロー』って…やつよね…」ヨロッ

センカン「…」

吹雪「みんな…」



90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:36:57.58 ID:NLXgqFs50

五月雨「吹雪ちゃん。前に、教えてくれたよね」

五月雨「みんな、いるって」

吹雪「…!」

電「吹雪さん、みんな、一緒に戦うのです」

漣「そうだよ、戦隊は全員で戦うもんだよ」

叢雲「五人そろってショキカンジャー、でしょ」

吹雪「みんな…!」

吹雪「…わかった!みんな、戦おう!」



91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:37:24.17 ID:NLXgqFs50

吹雪「よし、仕切り直しだ!」

吹雪「みんな、気合を入れるために、あれやるよ!」

漣「待ってましたー!」

叢雲「ふふっ…タイミングおかしくない?」

電「まあまあ。こういうのもいいのです」

五月雨「そうだね…きっと、最後になるから」

吹雪「よーし、行くよ!」



92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:37:51.90 ID:NLXgqFs50

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン

デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イエ口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァン

吹雪「さあ、センカン!ここからが勝負です!」



93:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:38:17.91 ID:NLXgqFs50

センカン「ど、どうして…!?」

センカン「どうして、この状況で、立ち向かってくるの…!?」

センカン「力の差はわかっているはずなのに…!」

吹雪「さあ、それはどうでしょう?」

センカン「…いいでしょう」

センカン「もう一度叩きのめしてあげるわ…!」ゴゴゴゴ

吹雪「みんな、行くよ!!」

五人「オー!!」



94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:38:44.29 ID:NLXgqFs50

五月雨「やぁっ!!」

ザパァァァァァ

センカン(!水を、放って来た…!)シュバッ

センカン「ふん、そんな直線的な攻撃、簡単に避けられ…」

五月雨「まだまだぁ!」ザパァァァァァ

センカン「な!?」サッ

ザパァァァァァ

センカン「しつこいわね…!無駄なのよ、そんな攻撃!」

叢雲「ふんっ!!」ブンッ

センカン「!?」



95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:39:12.77 ID:NLXgqFs50

センカン(いつの間に近くに…)

センカン(まさか、さっきの水はこの子の近くに誘導するため!?)

センカン「でも、甘い!」ガッ

叢雲「!」

センカン「このまま投げ飛ばして…」

叢雲「…」ニヤリ

ピョンッ



96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:39:44.37 ID:NLXgqFs50

センカン「…!?」

センカン(跳んだ…!?何のために!?)

センカン(…いや、好都合。投げ飛ばしやすくなったわ!)

バチバチバチィッ

センカン(…?何の音)

電「えーい!!」バチバチバチィッ

センカン(電撃!?地面に向かって!?)

センカン(どうして…はっ!)

センカンの周りの地面は、既に水浸しだった!



97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:40:27.55 ID:NLXgqFs50

センカン「しまっ…」

ビリビリビリィッ

センカン「ぐあああああああ!!」

センカン「くっ…」ヨロッ

叢雲「はぁっ!!」ドガァッ

センカン「ぐあっ…!!」ドンッ



98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:41:03.59 ID:NLXgqFs50

センカン(しまった、地面に倒され…)

バシュバシュッ

センカン「!!」

漣「ほらほらぁ!!」バシュバシュッ

センカン「くっ…」バッ

グサッ

センカン「ぐ…!」



99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:41:33.57 ID:NLXgqFs50

センカン(一発喰らった…!しかし…この程度なら…!)

漣「問題ない、と思った?残念!」

ビュォォォォォォォォォォォォォォ

センカン「…!?」

ビュゥゥゥゥゥゥン

センカン「な…!?」

漣の矢にまとわりついていた風により、センカンは吹っ飛んだ!



100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:42:01.81 ID:NLXgqFs50

漣「吹雪ちゃん!」

吹雪「了解!!」バッ

センカン(!!まずい、空中じゃ…)

吹雪「はぁぁっ!!」ドゴォォォ

センカン「ぐああああああ!!!」ドザァ



101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:42:37.43 ID:NLXgqFs50

センカン「くっ…何故!?」

センカン「さっきまでと動きが違う…一体どうして…!?」

吹雪「さっきまでは、仲間との共闘という手段を見失い、個々で戦っていました」

吹雪「しかし、仲間という『希望』を見出した私たちは、さっきよりもずっと強いです!」

センカン「ぐ…!」



102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:43:07.36 ID:NLXgqFs50

センカン「その程度で…」

センカン「その程度で、私に勝てるかぁ!?」バッ

吹雪「…」

ズガァァァァァァァァァン



103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:43:34.81 ID:NLXgqFs50

モクモクモク…

センカン「ハッハッハ!!喰らったわね!」

センカン「何が仲間よ!そんなもので私に、勝てるわけが…」

センカン「…いない!?」

センカン「…はっ!」


五月雨「吹雪ちゃーん、大丈夫ー?」

吹雪「いてて…うん、なんとか」



104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:44:00.36 ID:NLXgqFs50

センカン(地面が濡れている…まさか、水で吹っ飛ばして、避けさせたの!?)

センカン(…はっ!また電撃が来る!)

センカン(その前に離れ…)シュバッ

バシュバシュッ

センカン「!!チィッ!!また矢か!」

漣「いくらでも撃てるよー!」バシュバシュッ



105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:44:29.47 ID:NLXgqFs50

センカン(あれに当たるとまずい…ここは大きく避けて…)シュバッ

ヒュンヒュンッ

センカン「!?」

電気を帯びた石が、センカンに向かって飛んで来た!

叢雲「飛び道具が、漣の矢だけだと思わないことね」

叢雲「電!」バッ

電「はいなのです!」バチバチバチィッ

ドゴォッ

ヒュンヒュンッ

センカン(石をハンマーで叩いて飛ばすことで、電気を…!)



106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:45:07.11 ID:NLXgqFs50

バシュバシュッ ヒュンヒュンッ

センカン「くそおおおおおお!!」シュバッ

センカン(数は多いが…いける!避けられる!)

センカン(このまま隙を見てどっちかに接近すれば…!)


吹雪「私たちのことを」

五月雨「忘れてませんか?」

センカン「!?」

センカンはいつの間にか部屋の隅に追い詰められていた!

センカン「しまっ…」

ドガァァァァァァァァン

センカン「ぐわああああああああ!!!」



107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:45:32.14 ID:NLXgqFs50

センカン「ぐ…あ…」フラフラ

吹雪「…みんな、トドメだ!」

センカン「!!そ、そんな…!」

センカン「…っ!ぐ…」フラッ



108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:45:58.36 ID:NLXgqFs50

電「アンカーハンマー!」ヒュンッ

漣「デッキチェリー!」ヒュンッ

叢雲「マストランス!」ヒュンッ

五月雨「キールブレード!」ヒュンッ

吹雪「ブリッジソード!」ヒュンッ

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン

五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!

五人「デストロイキャノン!」



109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:46:34.02 ID:NLXgqFs50

センカン「や、やめ…」

吹雪「…」

吹雪「仲間を信じ、共に戦えば、活路は見出される…」

吹雪「…私たちの、勝ちです!!」

センカン「やめろおおおおおおおお!!!!」



110:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:47:02.83 ID:NLXgqFs50

漣「目標捕捉!」

電「照準よし!」

叢雲「充填完了!」

五月雨「発射準備完了!」


吹雪「ってぇー!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォ

センカン「う、うわあああああああああああああ!!!!!!!」

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァン



111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:47:31.54 ID:NLXgqFs50

……

……なぜ…?

私は……負けたはずなのに……

この……気持ちは……?

……



112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:48:27.64 ID:NLXgqFs50

……そうか

……私たちの…弱点は……きっと……

もしかしたら……私たちは……

ずっと、求めていたのかもしれない……

私たちを……この憎しみや……苦しみから……解き放って…救ってくれる……



『ヒーロー』を……



113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:49:04.19 ID:NLXgqFs50

──────────

──────

───

吹雪「…終わったね」

叢雲「…ええ」

漣「…これでいいんだよね、電ちゃん?」

電「…そう、思うのです」

五月雨「…そっか」



114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:49:35.03 ID:NLXgqFs50

吹雪「さーて、明日からまた普通の艦娘として働くよー」

漣「うっ!そうだった…」

叢雲「久しぶりね…戦えなくなってたらどうしよ」

電「あはは…そうなってないことを祈るのです」

五月雨「出撃中にこけたらどうしよう…」

漣「いや、五月雨ちゃんはいつものことでしょ」

吹雪「そうだね」

五月雨「ええ!?」



115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:50:10.42 ID:NLXgqFs50

漣「じゃー今日だけでも祝勝会やろうよ」

叢雲「えー?疲れてるんだけど…」

漣「えー?今日やりたいー」

五月雨「うん、その気持ちはわかるよ」

電「疲れてはいますが…電も今日やりたいのです」

吹雪「うん。早い方が実感あるね」

漣「ほらー」

叢雲「仕方ないわね…いいわ」

漣「ヤター!夜通し神経衰弱やろう!」

叢雲「うわ、地味!!」



116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:50:37.64 ID:NLXgqFs50

吹雪(…これで、私たち、ショキカンジャーの戦いは終わりました)

吹雪(しかし、まだまだ、私たちの戦いは続きます)

吹雪(これからきっと、もっと辛くて、大変なことが待っていると思います)

吹雪(それらを乗り越えることは、簡単なことではないでしょう)



117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:51:07.49 ID:NLXgqFs50

吹雪(でも、今回…私たちは戦い、そして救い…大切なものをそれぞれ手にすることができました)

吹雪(きっと、その大切なものは、私たちの力になってくれると思います)

吹雪(そして、もっと大きなものを与えてくれるはずです)

吹雪(そうやって…私たちは、もっと強くなっていくんだと思います)

吹雪(ショキカンジャーの戦いは終わりですが、敢えてこう言わせていただきます)



吹雪「ショキカンジャーよ、永遠なれ!」


最終話「ショキカンジャーよ、永遠なれ!」 艦



118:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:51:37.26 ID:NLXgqFs50


──────────

──────

───

吹雪「…あとは、お願いしますね」

「ええ。任せて」

吹雪「…」

「大丈夫よ。私を誰だと思ってるの?」

吹雪「ふふふ、そうですね」

吹雪「…」スッ

「…」スッ

パシッ


駆逐戦隊!ショキカンジャー!!  艦



119:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:55:25.62 ID:NLXgqFs50

以上です。見てくださった方、ありがとうございました
正直、戦隊要素は薄くて、満足いただけない部分も多かったと思います
私の力量不足で、あまり戦隊要素を入れられなかったのは、申し訳なく思います
色々と後悔が残りますが、これで終わりです
途中、武器の名前を考えてくれるなど、ご支援本当にありがとうございました



120:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/15(火) 01:56:13.75 ID:NLXgqFs50

あ、ちなみに続編の予定は全くありません
最後のは最終回のアレです



元スレ

元スレ
駆逐戦隊!ショキカンジャー!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454766780/
駆逐戦隊!ショキカンジャー!! 2スレ目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457888938/
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 07:10
      • taritari思い出した。
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 07:33
      • 4 長い
        あまりにも長い
        なにやってんだろ俺
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 07:36
      • 最初にコメ欄を見に来た人へ
        正直気合を入れて読むものじゃないから、長いしつまらんとか言ってしまいそうな人は帰ろう
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 08:16
      • 初期患者?
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 09:38
      • 大井っちも初期艦みたいなものだからね
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 10:01
      • 最後が盛り上がらなかった
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 10:01
      • 普通に面白かった
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 11:17
      • コメディなのかシリアスなのか読んだ人教えてくれ。
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 11:39
      • ネタ元はきちんと表記した方がいいと思うな
        内容を考えたのはこの作者なんだろうから、パクりとまでは行かなくても最低限の礼儀じゃね?
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 11:46
      • クロノキ提督だっけか
        最初の部分はネタまでパクッてるな
        登場シーン→叢雲がなんで私が○○色なの→だって叢雲ちゃんのイメージじゃないが完全に一致してるし
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 11:54
      • 2 幹部がまだ残ってるのに敵のボスもネタ晴らしするなよな。
        最終話前にばらしたせいか最終話が一番盛り上がらなかった。
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 12:45
      • 5 前編から一気に読んだけど面白かったわ
        5(6)人のキャラをうまく当てはめてる
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 16:10
      • 物知らずで恐縮だけど、なんか元ネタがあるのか?
        台詞の長さとか丁度良かったし、お約束を外さないから安心して見られた
        大ボリュームで満足感のあるいい話だった
      • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月15日 22:43
      • 4 いいと思う。

        ただころしは良くなかった。王道でもいいから、意識不明→意識が戻る、という感じで良かったのに…。
      • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月16日 15:14
      • 5 くっそ面白かった
        決戦時の電の決め台詞かっこよすぎ
        劇場版やってもいいのよ
      • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月17日 07:55
      • 長い
      • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月17日 07:55
      • 永井産業
      • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月17日 22:52
      • 4 戦隊物のお約束みたいなものを上手くそれぞれに当てはめてたな。
        ただ、最後当たりの戦いの失速感は拭えなかったかな。
        でも全体で見れば、十分満足できる出来だったと思う。
      • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年05月22日 15:31
      • 2 最近の艦これSSは時間を無駄にするのばっか
        これを面白いと言える人は人生を楽しんでそうで羨ましい

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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