亜美「今日は千早お姉ちゃんの…」真美「誕生日!」
真美「パーティの料理を作ろう!」
亜美真美「「わー!」」ジュ-ジュ-
可哀想な卵焼き ボロッ
亜美真美「「…」」
亜美「ま、まぁ、料理はやよいっちが作ってくるって思ってたからね!」
真美「そ、そーだね!プレゼントが被らなくて逆に良かったよ!」
真美「誕生日って言ったらやっぱりケーキだよね!」
亜美「ケーキを作ろう!」
亜美真美「「わー!」」カチャカチャカチャカチャ
可哀想なケーキ プスプスプス
亜美真美「「…」」
亜美「ま、まぁ、お菓子作りははるるんの数少ない特技だからね!」
真美「そ、そーだね!真美たちははるるんの良さを引き立てるためにワザと失敗しただけだもんね!」
真美「食事、デザートと来たら…」
亜美「やっぱり飲み物だよね!」
亜美「今日は千早お姉ちゃんの誕生日だかんね!」
真美「豪勢にトロピカーナとかウェルチを飲もう!」
亜美「ピヨちゃん、経費でお願いね!」
亜美真美「「わー!」」マイドアリヤトアシタ-
真美「これなら大丈…」
雪歩「お茶を淹れてきましたー」
亜美真美「「…」」
亜美「うぇ、ウェルチだって値段的には…」
やよい「うっうー…雪歩さんは高価なお茶を用意してくれたのに…私はもやし…」
やよい「本当ですか?」
真美「た、確かに…」
亜美「もやしにジュースは合わないかも…」
真美「甘い物にも渋めのお茶の方がいいし…」
亜美真美「「…」」
真美「パーティなんだから飾り付けが無いと寂しいよね!」
亜美「んっふっふ?、のりとハサミに折り紙さえあれば…」
真美「定番のアレができるよぉ!」
亜美真美「「わー!」」チョキチョキペタペタ
亜美「初めてちゃんと作れた!」
真美「まぁ、今までもやろうと思えばできたんだけどね!」
亜美「早速飾りに行こー!」
律子「うわぁ!豪華な飾りですね?」
豪華な飾り ピカピカピカ-
亜美真美「「…」」
律子「でもこれなら私が実家から持って来た電飾とも合いそうですね」
電飾 ピカピカピカ-
亜美真美「「…」」
そこそこ綺麗な紙飾り
真美 フルフル
亜美 ブンッ
そこそこ綺麗な紙飾りだったもの
真美「紙飾りなんてなかった!」
真美「メインはやっぱりプレゼントだよね!」
亜美「こんな時くらいお小遣いパーッと使って豪勢にいかないとね!」
真美「貯金箱を持ってこよう!」
亜美真美「「わー!」」チョキンバコフリフリ
真美の貯金箱 597円
亜美真美「「…」」
真美「原因はいったい…」
亜美「マリオメーカーかな…モンハンXかな…ドラクエビルダーズかな…」
真美「くっ…任天堂とCAPCOMとスクウェア・エニックスめ!」
亜美「まんまと罠にハメられた!」
伊織「あ、もしもし?新堂?今度の千早の誕生日プレゼントなんだけど…例の宝石を…えっ?予算超えそう?いくらよ?…はぁ!?たった数十万じゃない!その位追加で出すわよ!一々確認なんて…」
亜美真美「「…」」
亜美「ほ、ほら!やっぱりプレゼントって言ったらお金よりも気持ちだよ!」
真美「気持ちと言ったらやっぱ手作りだよね!」
亜美「あっ!真美!今Amamizon見てみたら毛糸が600円で売ってるよ!」
真美「こんだけあったら立派なセーターになるね!」
Amamizon「はいどうぞ!」
真美「流石Amamizon!」
亜美「めちゃんこ早いね!」
真美「じゃあ作ろー!」
亜美真美「「わー!」」アミアミ
亜美真美「「…」」
真美「真美たちみたいな素人がセーターなんて編める時間はなかった…」
亜美「だから片方ずつ手袋を編んだけど…」
亜美が作った指ぬきタイプの手袋
亜美「なんで真美はミトンタイプ作っちゃったのさ!」
真美「亜美こそ!指ぬきタイプなんか作って何考えてんの!?」
真美「ミトンタイプで可愛い方がいいじゃん!指ぬきグローブなんてまこちん位にしか似合わないよ!」
亜美真美「「ぐぬぬぬぬぬぬ!」」
亜美真美「「…」」
亜美「…やめよっか」
真美「うん…」
真美「ううん、こっちこそ…」
亜美「で、でも要は気持ちだもんね!」
真「響!ありがとう!セーターの編み方教えてくれて!」
響「ううん、自分も千早にマフラー編むところだったからな!ついでだぞ!」
亜美真美「「…」」
響「まぁプレゼント用ならそれくらいの時間かかるよな」
亜美「即興で作ったから…」
真美が作ったミトンタイプの手袋のような物
亜美が作った指ぬきタイプの手袋のような物
真美「よく見たらボロボロだ…」
亜美真美「「…」」
亜美「き、気をとり直して!」
真美「もうお金もないし…」
真美「そうだ!モノマネならお金もいらないもんね!」
亜美「鉄板モノマネで大爆笑ですよ!大爆笑!」
美希「バッチリなの!貴音は?」
貴音「私もです。美希とのでゅえっとを披露するわけですからね…万全を尽くします!」
亜美真美「「…」」
貴音「それもそうですが…この日のために小鳥嬢がピアノを、高木殿がギターを練習していることを考えるとそちらも…」
美希「それはそうなの!そういえばハニーもなんとかベースが間に合ったって言ってたよ!」
貴音「それは良かったです」
亜美「なんか…モノマネが…」
真美「ものすごくショぼく感じる…」
真美「とり直して?」
亜美「…」
真美「?」
亜美「も、もう思いつかないよ…」
真美「うぅぅ…」
真美「でも、もうお金もないし…」
亜美「うっ…」
真美「うぅっ…」
亜美真美「「うわぁぁぁぁぁぁぁあん!?」」
亜美「うわぁぁぁぁぁぁぁあん!」
真美「千早お姉ちゃぁぁぁあん!」
亜美「うっぁぁ…ひっぐ…ちは…千早お姉…ひゃ…」
千早「ん?どうしたの?」
真美「ごべ…ごべんな…ごべんなひゃいぃぃぃ!」
亜美「だってぇ…」
カクカクシカジカトカトカチッチ
千早「なるほどね…」
真美「真美たち…千早お姉ちゃんのこと大好きなのに…」
亜美「それなのに…こんなものしか用意出来ないなんて…」
亜美真美「「うぅぅ…」」
亜美「気を使わなくていいよ…」
真美「そーだよ、真美たちから見てもダメダメだもん…」
亜美「それはそうだけど…」
真美「真美たち…みんなと比べて全然ダメだから…」
千早「そんなことは関係ないわよ、こういうのは気持ちだもの」
千早「真美?」
真美「真美が…もっと大人だったら良かったのに…」
千早「どうして?」
千早「真美…」
亜美「そうだね…大人だったら、料理もケーキも失敗しないし、お小遣いや時間だってもっと考えて使うし、歌だってミキミキたちみたいに上手く歌えたのに…」
千早「亜美…」
真美「うっう…」
千早「亜美、真美…無理して大人になんてならなくていいのよ」
千早「ふふふ、あなたたちって普段は子供なのに変なところで大人よね」
真美「そう?」
千早「そうよ、こういう時こそ、もっと子供になっていいのよ?」
亜美「そうなの?」
真美「千早お姉ちゃんも?」
千早「えぇ、そうよ。私に料理やお裁縫ができると思う?」
亜美「それは…」
亜美「そんなの…」
亜美真美「「亜美(真美)たちが!」」
千早「うふふ、そう、それでいいのよ」
亜美真美「「?」」
亜美「本当に?」
真美「そんなのでいいの?」
千早「そうよ、私があなたたちを頼って歌うように、あなたたちもみんなを頼ればいいのよ」
真美「頼っていいの?」
千早「えぇ、大人になるってことはね、『何でも1人で出来るようになる』ってことじゃないのよ?『上手にみんなに助けてもらえる』ようになることなの」
亜美「上手に…」
真美「みんなに?」
亜美「どういうこと?」
千早「それこそ…孤独に打ちひしがれながら…私が辛いと感じていた時間…」
亜美「ふわ…」
千早「今日の真美のようにがむしゃらに…」ナデナデ
真美「わふ…」
亜美「千早お姉ちゃん…」
千早「だからわかるのよ、あなたたちには必要なの。昔の私には居なかった…いえ、見えていなかった、安心して頼れる大人や仲間が」
真美「千早…お姉ちゃん…」グスッ
亜美真美「「ぢはやおねぇぢゃぁぁぁぁぁあん!」」ドバァァァァア
千早「ふふふ、結局泣いちゃうのね、あなたたち」
真美「ふぇぇぇぇぇん!まだまだ千早お姉ちゃんにも甘えるんだもん!」ギュウッ
千早「ふふふ、そうね、それでいいわ」ナデナデ
亜美真美「「?」」
千早「まだ貰ってないものがあったわね…」
亜美真美「「貰ってないもの?」」
亜美真美「「!?」」
千早「ほら、行ってらっしゃい。あなたたちには笑顔の方が似合うわ」
亜美「ひっぐ…うん…」ゴシゴシ
真美「えへへへ…じゃあ真美たち準備に戻るから…」ゴシゴシ
亜美「本番、楽しみにしててね!」
亜美「そうと決まれば小道具の準備だぁ!」
真美「いや、その前にピヨちゃんに頼んで時間を貰って…」
亜美真美 ワイワイガヤガヤ
千早「…」
P「あ、バレてた?」ヒョコッ
千早「大丈夫ですよ、あの子たちにはバレてませんでしたから」
P「あいつらが、泣き出したら助けてやるつもりだったんだが…」
千早「ふふふ、残念でしたね」
千早「これでもまた一つ大人になったので♪」フフン
P「大人…ねぇ…なぁ、千早」
千早「何ですか?プロデューサー?」
千早「えぇ、必要になったらそうします」
P「いや、必要になったらって…」
千早 ギュッ
P「って、千早?」
P「…あぁ、そうだな…千早」
千早「はい?」
千早「ふふふ、はい、久しぶりに頑張っちゃいました」
P「誕生日、おめでとう」ナデナデ
終わり
元スレ
亜美「今日は千早お姉ちゃんの…」真美「誕生日!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456376612/
亜美「今日は千早お姉ちゃんの…」真美「誕生日!」
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- 小鳥「モンスター娘っていいと思いませんか?」P「ふむ」
コメント一覧 (14)
-
- 2016年02月25日 18:09
- 乙
これはいいものだ
-
- 2016年02月25日 18:53
- やっぱり天使しかいないじゃないか
-
- 2016年02月25日 18:56
- ちーちゃんのお姉ちゃん力がどんどん上がっていく…!!100万…1000万…1億を超えただと!?
-
- 2016年02月25日 19:00
- ※4
なお胸囲…
うわなにをするやめr…
-
- 2016年02月25日 19:10
- ※5
妊娠させるつもりで揉んでやれば、勝手に大きくなるよ
-
- 2016年02月25日 19:11
- 天使!女神!千早お姉ちゃん!!
-
- 2016年02月25日 20:16
- ええ話や
-
- 2016年02月25日 20:24
- かわいい
かわいい
-
- 2016年02月25日 23:01
- 俺がプロデューサーだ!!
-
- 2016年02月25日 23:02
- 765SSを読む度に喜びを感じる。
それにしても抜群の安定感やな、765。ミリもデレも読むが765が1番想像しやすいし、ほっこりする。
千早も誕生日おめでとう。来年はPS4でより綺麗になった千早を見せてくれ。
-
- 2016年02月25日 23:58
- われが双海姉妹の黒い心を純粋な心に書き換えたのだ・・・
-
- 2016年02月26日 00:55
- え…今年発売じゃないの…?
-
- 2016年02月26日 05:26
- ちーちゃん誕生日おめでと。亜美真美って見た目けっこう大人っぽいけど中身はやっぱりお子様なんだね。お姉ちゃんしてるちーちゃんかわいい。
千早、誕生日おめでとう!