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ハロ『バナージ ウワキシテル』 ミネバ「え?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:06:25.09 ID:iVTcLAJYO

――喫茶店――

タクヤ「…………」

ミコット「…………」

ジンネマン「…………」

ミネバ「……」

タクヤ「ぷっ」

ミコット「くくっ」

ジンネマン「ふ……ふふ……」

タクヤ「ぶはははははははは!」

ミコット「あっははははははははは!」

ジンネマン「はははははははは!」

ミネバ「………………」

ジンネマン「は……し、失礼」

ミネバ「いえ、構いません」



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:11:12.90 ID:iVTcLAJYO

タクヤ「は、ハロ……ナイスジョーク……」クックック

ミコット「お腹いたっ……ははは……」ヒーヒー

ミネバ「……そんなに笑えることなのですか?」

ハロ『ハロ ウソツカナイ』

タクヤ「ったってさ、なぁ?」

ミコット「ねえ?」

ジンネマン「あのバナージ・リンクスが……」

タクヤ「授業中ついつい『オードリー……』なんて呟いちゃうあのバナージが浮気って……」

ミコット「ぷっ……くくく……」

ミネバ「………///」

ハロ『ゾクブツメ』



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:16:14.44 ID:iVTcLAJYO

ハロ『ハロ ショウコミツケル』コロコロ

タクヤ「あ、おいハロ!」

ミコット「証拠無いのにあんなこと言ってたの!?」

タクヤ「……いっちまった」

ジンネマン「あのペットロボット、自分の持ち主の不貞を晒そうとするとは……嘘とはいえ恐ろしい奴」

ミネバ「……」

ミネバ「本当に嘘なのでしょうか?」

タクヤ「え?」

ミネバ「ハロはロボットですから……わざわざ嘘をつくような機能が入っているとはとても思えません」

ミネバ「……それに……」

ミコット「ま、まさか心当たりがあるなんて……?」

ミネバ「……」コクン

タクヤ「マ、マジかよ」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:28:14.39 ID:iVTcLAJYO

ミネバ「先週の日曜日……バナージと逢う約束をしていたのですが、突然キャンセルとなり……」

ミコット「あぁ……そう言えばそんなこと言ってたね」

ミネバ「本人は『実家の件でガエル氏と話がある』と言っていましたが……」

ジンネマン「待ってください、先週の日曜日といえば」

ミネバ「……ジンネマンがガエル氏と商談で、私の屋敷にちょうどいた時でしたね」

ミコット「え……?」

ミネバ「それも一日中、途中からお父様達も混ざり朝までお酒を呑んで騒いでいました」

ジンネマン「ぬぅ……」

タクヤ「おいおい……それじゃ何だよ」

タクヤ「あのバナージがミネバに嘘ついてデートドタキャンしたってのか!?」

ミネバ「デ……デートというか逢う約束をしただけというか……」

ミコット「変わらないでしょそこは」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:35:29.41 ID:iVTcLAJYO

ジンネマン「第一嘘じゃなかったにせよ……あのバナージがビスト財団のこととミネバのことを天秤に掛けるとは思えんが」

ミコット「未だにお父さんとはあんまり逢ってないものね……」

タクヤ「叔母さんや兄貴に関しては毛嫌いしてるしな」

ミネバ「……やはり嘘……」

タクヤ「……あ」

ミコット「どうしたの?」

タクヤ「そういやあの時……」

――タクヤ回想――

友人「ようタクヤ、どうしたんだ?」

タクヤ「あぁ……バナージ知らないか? さっき飛び出していっちまってさ」

友人「バナージって、バナージ・リンクス?」

タクヤ「他に誰がいるんだっての」

友人「アイツなら門前に止まってた車に乗ってどっか行っちまったぜ」

友人「女の人が運転してたなぁ……お姉さんか何かか?」



9:やべっジンネマンのとこ「ミネバ様」に直して 2011/09/13(火) 18:41:02.34 ID:iVTcLAJYO

――回想終了――

ミネバ「女の人……?」

ミコット「そんな重要なこと何で忘れてたのよ!?」

タクヤ「そ、そん時は別に気にしてなかったんだよ……あのバナージだぜ」

ジンネマン「……」

ジンネマン「それはいつの話だ?」

タクヤ「えっと……二週間くらい前かな」

ジンネマン「……二週間前……」

ジンネマン(いや……まさかな。あり得ん)

ミネバ「……仮に、バナージを迎えに来たその女性が、件の人物として」

ミネバ「いったい誰が……」ズーン

ジンネマン「姫様、まだそうと決まったわけではありません。お気を確かに」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:49:08.68 ID:iVTcLAJYO

タクヤ「思い当たる節があるとすれば……最近こっちに戻ってきたロニさんかな」

ミコット「ロニ・ガーベイ?」

ジンネマン「確かに彼女はバナージとも仲が良いし、雰囲気から見てもかなり年上に見えるかもしれんが……だが彼女は」

ミネバ「彼女は確か三週間前からコロニー運河の整備計画に土木作業用のシャンブロ改を導入し、作業に従事しているはずです」

タクヤ「そうなのか?」

ミネバ「依頼したのはザビ家とお父様であり、その斡旋の仲介をしたのが私だからです」

タクヤ「お、おぉ……」

ミネバ「大きな仕事でしたが、ガーベイの水陸両用MAの技術と彼女の腕前なら問題無いと判断したまでのことです」

ジンネマン「彼女は熱心に働いていると聞いた、それに少なくとも一週間やそこらで帰って来れるような仕事ではない」

ジンネマン「親父さんが豚箱行きの今、彼女と他の兄弟が会社を支えているようなもんだ……そんな暇も無いだろうさ」

ミコット「ロニさんはシロ……か」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 18:57:08.46 ID:iVTcLAJYO

ミコット「ミヒロさん……」

タクヤ「……無いな」

ジンネマン「あぁ、無い」

ミコット「無いよねぇ……」ハァ

タクヤ「有り得ない」

ジンネマン「有り得ないな」

ミコット「有り得ないよねぇ」ハァ……

ミネバ「ちょ……ちょっと言い過ぎでは?」

――ネェル・アーガマ改――

ミヒロ「クシュンっクシュンクシュンっ」

オットー「どうした、風邪か?」

ミヒロ「クシュンっ……ふぁ、熱は無いんですが突然……クシュンっ」

オットー「無理せずに休めよ。どうせ哨戒任務だ、宇宙風邪でもこじらせたら大変だからな」

オットー「副長には私から連絡しておく。早めに切り上げろ」

ミヒロ「ありがとうございます……」ズズ



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:13:01.70 ID:iVTcLAJYO

ハロ『オードリー』コロコロ

ミネバ「ハロ!」

タクヤ「この不良ロボットめ、ようやくお出ましか」

ハロ『ショウコ ミツケタ』カチッ

ミコット「う、うそ……本当に?」

ミネバ「……音声記録ですね」

ジンネマン「姫様……」

ミネバ「……ハロッ……お願い」グッ

ハロ『ハロハロ』ピッ

『や、やめろチェーン! ベルトーチカも、リ・ガズィから降りるんだ!』

『いいえ大尉! 今日こそアナタにはどちらを選ぶのか決めてもらいます!』

『あらあら、いきり立っちゃって……そんな余裕のない女がアムロの横に居ようだなんて虫が良すぎるのよ!』

ミネバ「は?」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:19:40.41 ID:iVTcLAJYO

『アナタは黙っていてください! 長く側にいれば男がなびくと思って……いやらしい』

『こ、この泥棒猫……!!』

『グレネードを下ろせチェーン! ベルトーチカ、ビームライフルは止めろ! 頼むから話を……!』

『『覚悟ォォォォォォォォォォォォ!!!』』チュドーン

『うわぁぁぁぁぁぁ!』

『な、何も……出来ないで……あぁ……』

ブツッ
ドグシャッ

ミコット「お前あんま嘗めてっとマジで燃えないゴミの日に出すぞ? お?」ギリギリギリギリ

タクヤ「落ち着けミコット、な! 素が、素が出てるから! 怖いから」

ハロ『マチガエタ ボウリョクハンタイ』ミシミシミシ

ミネバ「……連邦の白い悪魔も地に堕ちたものだな」

ジンネマン「全くです」

ハロ『コッチ、コッチガショウコ』

ミネバ「……今度間違えたら不燃ゴミに出します」

ハロ『やっべこの人目がマジだし、超こえぇ』ピピッ



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:28:52.48 ID:iVTcLAJYO

――そして週末の日曜日――

バナージ「……」ソワソワ

リディ「こちらロメオ1……凶人カテ公の銅像前に目標を視認・どうぞ」

ダグザ『了解、目を離すな・どうぞ』

ダグザ「ふう……やはり予定通りに来たな」

タクヤ「悪いねダグザさん」

ダグザ「気にするな。俺達も暇なんだ」

ミネバ「……」ガサガサ

ミコット「……」ガサガサ

ジンネマン「……」ガサガサ

ミネバ「バナージ……」グッ

ミコット「大丈夫よミネバ、もしかしたら男友達かもしれないし……ね?」

タクヤ(下手したらそっちの方が危ない気もするんだけどなぁ)



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:33:38.32 ID:iVTcLAJYO

――――

バナージ『バナージです、今大丈夫ですか?』

ミネバ「! バナージ……」

バナージ『こっちは誰にも見られてません……はっ!』バッ

タクヤ『あれ? バナージは?』

ミコット『さっきまでいたんだけど……』

タクヤ「これ俺達の声じゃねえか!」

ミコット「そんな……」

バナージ『はい……大丈夫です』

バナージ『はい、予定通り今度の日曜日に……はい、分かりました』

バナージ『オードリーには悪いけど……楽しみにしてます。それじゃ』

ミネバ「っ!?」

――――

ミネバ「バナー……ジ……」

ジンネマン「バナージ……どうしちまったんだお前よう……」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:40:21.96 ID:iVTcLAJYO

タクヤ「つうかリディさんは何で復活したんだ?」

ミコット「あわよくばミネバと……ってまだ狙ってんじゃないの? 何やらにやついてたし」

タクヤ「あのヘタレめ……」

リディ『聞こえてるぞお前等ッ!』

タクヤ「やべっ」

リディ『ッ! こちらロメオ1、目標に接近する人物を視認!』

ダグザ『何っ!?』

ミネバ「キャプテン、双眼鏡を!」

ジンネマン「どうぞ!」

ミネバ「……」バッ

タクヤ「これどうやって動かすんだ!?」カチャカチャ

ミコット「もう、貸しなさいよ!」バッ

ミネバ「あ……」

ミコット「あれは……!」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:41:26.06 ID:iVTcLAJYO










フロンタル「やぁバナージ君」

ミネバ「 」







24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:45:30.25 ID:iVTcLAJYO

ジンネマン「フ……フル・フロンタル!?」

ダグザ「馬鹿な、まさかバナージの浮気相手とは、フル・フロンタルだったと……!?」

ミネバ「 」

タクヤ「なん……だと……?」

ミコット「う、受けは! 受けはどっちなの!?」

フロンタル「ではまた」

バナージ「はぁ……」

リディ『フロンタルは目標から離れていきます。どうやら偶然出逢っただけのようです』

ジンネマン「紛らぁしいんだよてめぇッ!!」

リディ『ひぃっ!?』

タクヤ「キャプテン、バレるから!」

ミコット「シーッ! シーッ!」

ミネバ「……」ホッ



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 19:54:50.04 ID:iVTcLAJYO

『……には、一般的にはカーネーションが選ばれますが……』

ダグザ「……かれこれ三十分は待っているな」

ジンネマン「ロメオ1、目標の様子は? どうぞ」

リディ『目標は何やら大量のパンフレットとにらめっこしています、どうぞ』

ミネバ「……」ウツラウツラ

ミコット「大丈夫?」

ミネバ「少し……寝つきが悪くて。でも大丈夫です」

タクヤ「全く、お姫様にこんな思いさせるなんてな……アイツめ」

ミネバ「……」

リディ『しっかし誰も来ませんね……案外アイツもドタキャンされ』

『何をしている? リディ・マーセナス』

ミネバ「え……?」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:01:46.72 ID:iVTcLAJYO

リディ『え? あ……』

タクヤ「あれ、この声……」

ジンネマン「……まさか……!」

『週末にこんな人気の多いところで挙動不審だと、軍人といえど怪しまれるぞ』

『家の名に傷が付く前に帰るのだな……』

リディ『ちょ、ちょっと……』

ダグザ「追うなリディ、様子を見ろ!」

リディ『様子を見ろったって……あぁっ!』

バナージ「あ……!」

マリーダ「済まないバナージ、遅れてしまった」

ダグザ「何と……」

ミネバ「……う、そ……?」

ジンネマン「マリーダ……馬鹿な……!」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:06:27.16 ID:iVTcLAJYO

マリーダ「此方の方で準備に手間取ってな……」

バナージ「俺も今来たようなもんですから、大丈夫ですよ」

バナージ「行き先は予定通りで?」

マリーダ「あ、あぁ……」

バナージ「じゃ、ちょっと急ぎましょう」

――――

タクヤ「マリーダさんが……バナージの浮気相手……!?」

ミコット「うそ……そんなことって……」

リディ『も、目標はマリーダさんと共に移動を開始! どうします!?』

ダグザ「ロメオ1は追跡を止めて一時撤退! 顔を見られている、下手に動くなよ」

ミネバ「 」

ジンネマン「姫様!」

ミネバ「!」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:12:39.97 ID:iVTcLAJYO

ダグザ「此方で追跡を開始する。少し距離があるからな、急げよ」

タクヤ「待ってくれダグザさん!」

ミコット「ミネバが……」

ミネバ「……行きます……私も行きます!」

ジンネマン「姫様……」

タクヤ「無理しなくても、いいんだぜ?」

ミコット「後であたしたちが真相を伝えてあげるから……」

ミネバ「それでは駄目です、駄目なんです」

ミネバ「私は、自分の目で確かめなくてはならない……」

ミネバ「もしこれが事実だとしても、私は……!」

ジンネマン「……よくぞおっしゃった」

ダグザ「良いお覚悟です。では、行きますよ」

ミネバ「……」コクン

――映画館――



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:19:55.56 ID:iVTcLAJYO

『バーニィーッ! もういいんだぁーっ! もう戦わなくてもいいんだぁーっ!』

『うおおおおおおォォォォッ!!』

『やぁぁぁぁぁぁぁッ!!』

マリーダ「戦術的にはまだまだだが……熱いな」ムシャムシャ

バナージ「……」グスッ

タクヤ「デートの定番、映画館……」

ミコット「予めチケットを用意している辺り、計画的ね……」

タクヤ「しかも見ているのは史実を元にした映画【ポケットの中の戦争】……アカデミー賞最多ノミネートもされてる今年一番の映画だ」

ミコット「落としに来てるわね……バナージ」

ダグザ「バーニィ……」グスッ

ジンネマン「姫様……」

ミネバ「映画に集中なさいキャプテン、挙動不審にしていてはマリーダに怪しまれます」

ジンネマン「はっ……」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:28:42.44 ID:iVTcLAJYO

――一方隣では――

【劇場版:ソレスタルビーイング・エピソードⅡ《逆襲のミスター・ブシドー》】

『甘いッ! 甘すぎるぞしょぉぉぁぁぁねぇぇぇぇぇん!!』

『なっ…ば…馬鹿な!』

『ライザーソードを生身で白刃取りしただとッ!!』

『これぞ奥義ッ! 武士道流真剣白刃取りィッ!』

プルツー「おぉ……!」

プル「ムニャムニャ……」ZZZZ

――――

『あのザクに乗っていたパイロット……息を吹き返したそうだよ』

~fin~

マリーダ「ふむ……」

バナージ「ん~……」ノビー



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:34:30.56 ID:iVTcLAJYO

ダグザ「良かった……良かったなぁアル……」ボロボロ

タクヤ「ダグザさん泣きすぎ……うぅぅ……!」ボロボロ

ミコット「ほら出るわよ! 追跡がバレちゃう!」

ミネバ「……バナージ……」

ジンネマン「マリーダ……お前、一体何のつもりで……」

――街中――

バナージ「良かったですね、あの映画」

マリーダ「あぁ。ザクでガンダムを倒すという内容で曲解する者が多いだろうが……あのバーナード曹長の勇気、いいものだよ」

ミネバ「……」コソッ

タクヤ「楽しそうに話してんなぁ……」

ジンネマン「むう……」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:43:50.37 ID:iVTcLAJYO

ミコット「でもあの二人がああいう関係になるのに、マリーダさんからってなんか信じらんないのよね……」コソッ

タクヤ「おいおい……バナージからマリーダさんに寄ったってのか?」

ダグザ「……以前マリーダ・クルスから甘い香りがすると言い顔真っ赤にしていたな」

タクヤ「まさか……オトナの魅力に耐えきれず、そのままガバッと……」

ジンネマン「下手な勘ぐりは止めねえか!」

ミネバ「……」

『や、やめろバナージ……こんなコト、姫様に申し訳が……!』

『マリーダさん……俺、もう我慢出来ません……!』

ミネバ「……っ」ズキッ

ミネバ(キスだって……まだなのに……)

バナージ「あ、此処ですね」

マリーダ「行こうか」

ダグザ「む! 店に入るようだな」

ジンネマン「……行くぞ」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:49:00.87 ID:iVTcLAJYO

ダグザ「むっ! 危ない!」バッ



マシュマー「ふはははは! では期日にはしかと届けるぞ!」

バナージ「よろしくお願いします、マシュマーさん」ペコリ

マリーダ「……」

マシュマー「うむ、良い夜を!」

タクヤ「花屋……?」

ミコット「つうか薔薇しか置いてない……」

ミネバ(あれはマシュマー……そうか、趣味で花屋を経営していると言っていたのは此処だったのか)

パン屋「いらっしゃい、お客さんかい?」

ダグザ「いや違う」

ジンネマン「悪いな、隠れさせてもらうだけだ」

パン屋「な、なんとぉー!」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 20:56:10.21 ID:iVTcLAJYO

ミコット「結局プレッシャーに負けて買っちゃったわ」モグモグ

タクヤ「あの店主……相当なNTだな」モグモグ

マシュマー「ゴットン、赤い薔薇の方をもう少し前に出しておけ。白い薔薇は下げておいて、言われたら慎ましく出すようにな」

ミネバ「マシュマー!」

マシュマー「! おぉミネバ様、やはりいらっしゃいましたか」

マシュマー「やはり姫様はお目が高い、このマシュマーの薔薇はハマーン様に献上する極上の物。さぞかしあの方も……」

ミネバ「マシュマー、今バナージが来ましたね?」

マシュマー「は……?」

ミネバ「そのことで話があります。何も言わず、このミネバに力を貸していただきたい」

ジンネマン「姫様!?」

ミネバ「ザビ家の未来の為に尽力したとなれば、お前の仕えるハマーンの名声もまた上がるであろう」

ミネバ「マシュマー、よろしいか?」

マシュマー「ハマーン様のお役に立てると……!?」

マシュマー「ゴットン! 店仕舞いだ! エンドラの勇者達を至急召集せよ!」

ミネバ「……私だって……信じたいのよ……バナージ!」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:07:12.45 ID:iVTcLAJYO

ゴゴゴゴゴ……

マリーダ「? あれはエンドラ……」

バナージ「空から宣伝でもするのかな、マシュマーさん」

――麗しきハマーン様のご邸宅――

ハマーン「うむ、そうか。分かった……ミネバ様のおっしゃることならば致し方あるまい」

ハマーン「店の方にはキャラを回した、お前はミネバ様のお考えのままに動け。あぁ、頼んだぞ」ピッ

ハマーン「……しかし」

ハマーン「惚れた男がいつの間にか姉のように慕っていた人物に寝取られる……どこかで聞いたような……」

――――

ミコット「あ、ゲームセンターから出て来たわ」

タクヤ「ロシアの親子三熊人形を抱えてやがる……腕を上げたなアイツ」

ミネバ「……」

ジンネマン「姫様……」

ミネバ「私と行くときは……彼も私も下手くそで、なかなか取れなくてね……」

マシュマー「ミネバ様……」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:12:26.53 ID:iVTcLAJYO

ミネバ「マリーダは……きっと上手く取れるのでしょうね……」

ミコット「元気出して……ね?」

マシュマー「ええいバナージ・リンクス! ミネバ様を悲しませおって……このマシュマーが成敗してくれる!」ゴゴゴゴゴピカァー

タクヤ「何の光!?」

マシュマー「ハマーン様ぁ! ばんざ」

『おうおうおうおう、仲良さそうに歩いてるじゃないのお二人さん!』

ジンネマン「!」

マシュマー「あ?」

タクヤ「あ……あいつら! ここら一帯を取り仕切るチンピラ【ティターンズ】だ!」

――――

マリーダ「何だ? お前達は……」

バナージ「マリーダさん!」

マリーダ「退いていろバナージ。お前に何かあっては姫様に……」



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:18:43.25 ID:iVTcLAJYO

チンピラJ「バナージ? 女みたいな名前だな」ハッ

バナージ「流石に言い掛かり過ぎるでしょう?!」

チンピラk「見せつけてくれちまって……楽しいデートの最中らしいが、それもおしまいだ!」

マリーダ「……」スゥ

ミコット「……あいつら」

タクヤ「あぁ」

ダグザ「可哀想に……」

ジンネマン「何、喧嘩を売ってきたのはあっちの方だ。気に病むことはない」

マシュマー「何をぶつくさ言っている! 早く助けねば……」

<ギャァァァァー!

<前髪は止めてくれぇー!

マシュマー「…………」

ミネバ「確かに……ティターンズを助けなければならなくなりそうですね」

タクヤ「マリーダさんと喧嘩とか……プチモビあっても無理だね」

ミコット「あたしMSあっても嫌よ」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:27:59.78ID:iVTcLAJYO

チンピラJ「お……覚えてろよ……いつか必ず汚名挽回してやる……」ガクッ

チンピラk「ア……アメリア……」チーン

マリーダ「戦場で恋人や妻の名前を呼ぶときというのは……瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフなんだ。覚えておけ」

チンピラJ(無視!?)

バナージ「えぇ~……」

マリーダ「ふふ、お前のはまた別さ」

バナージ「でも……やっぱり女性に助けられるのは気分が良くないです」

マリーダ「古い考え方だな。だが、そういうお前もいいと思うよ……」

――――

ミコット「イチャイチャしてる……」

タクヤ「全く、こっちの気も知らないでよぉ」

ミネバ「……バナージ……」ズキズキ

――――

マリーダ「少し時間をおしたな、急ごう」

バナージ「そうですね……えっと、次は……」



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:44:40.21 ID:iVTcLAJYO

――そしてすっかり夜――

バナージ「ふぃー……すっかり日が落ちちゃいましたね」

マリーダ「だが楽しかったよ」

バナージ「あはは……此方こそ無理を言って済みません」

マリーダ「何、元々私から申し出たことだ」

マリーダ「……姫様には、申し訳ないと思っている」

バナージ「マリーダさん……」

――――

ミネバ「マリーダ……」

ジンネマン「バナージ……俺ぁどうすれば……」

ミコット「何かいい雰囲気……」

パン屋「なぁ、あんたら隠れてんならパン買ってくれよ」

ベルレーヌ「どうしたの?」

パン屋「あ、お嬢さん」

ダグザ「仕方無い……これ幾らだ」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:49:04.98 ID:iVTcLAJYO

マリーダ「!」ピタッ

バナージ「マリーダさん?」

――――

ジンネマン「バレたか!?」

タクヤ「いや……様子がおかしい」

ミネバ「あれは……」

――――

バナージ「ウェディングドレス……ですか?」

マリーダ「……」

バナージ「綺麗ですよね。きっと似合いますよ」

マリーダ「馬鹿を言うな……私には望むことも出来んものだ」

バナージ「何言ってるんですか、そんなことありませんよ!」

マリーダ「バナージ……」
バナージ「マリーダさんはこんなにも綺麗なのに……幸せを望んじゃいけないなんて、言わないでください」

マリーダ「……」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 21:54:20.03 ID:iVTcLAJYO

ミコット「なんかクライマックスって感じ……」ムシャムシャ

タクヤ「こっちのもウマいな……」モグモグ

ミネバ「バナージ……そこまでマリーダを……」

ジンネマン「そうしたらバナージは息子になるのか……? いやしかしだな……」ムムム……

マリーダ「……時間だ、行くぞ」

バナージ「はい……」

マリーダ「皆からの連絡は?」

バナージ「まだ来ていません。どうやら連絡がつかないようで……」

マリーダ「何処にいっておられるのだろう? まあいい、とりあえず急ごう」

マリーダ「……喜んでくれるかな、あの人は」

バナージ「喜んでくれますよ、きっと」

――――

ジンネマン「移動したぞ、車を使うらしい」

マシュマー「エンドラで追跡するぞ。ゴットン! 準備はいいか!」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:00:53.36 ID:iVTcLAJYO

――エンドラ――

マシュマー「ぬぬぬ……何処まで行くのだあの二人は!?」

タクヤ「このまま行くと町外れの丘の上だな……」

ミコット「あんな外灯も人気も無いところに何で行くのかな?」

ハロ『イヤラシイ ケガラワシイ』

ミネバ「!」ビクッ

ミコット「ハロ、少し黙れ」

ハロ『すいませんでした』

ピピピ

タクヤ「? 誰からだ……」

ガエル『タクヤ君、私だ』

タクヤ「ガエルさん!?」

ガエル『近くにジンネマンはいるか?』

ジンネマン「どうしたいきなり……」

ガエル『おぉいたか、今何をしている? 電話の電源も入れずに……まさか急用が入った訳ではあるまいな」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:06:05.39 ID:iVTcLAJYO

ジンネマン「あぁそういや尾行の邪魔になるかもと電源を切っていたんだったな……」

ジンネマン「実は……かくかくしかじか」

ガエル『……』

ガエル『ふっ、成る程……お前も暇になったものだな』

ジンネマン「そうは言うがな……」

ガエル『まあいい、好都合だ』

ダグザ「好都合?」

ガエル『とにかく、そのまま丘の上まで行ってくれ。お前達の気になっている浮気とやらの決着も、そこで着くだろう』

ピッ

ミネバ「どういうことでしょう……?」

マシュマー「さぁ……」

ジンネマン「とりあえず行ってみるしかあるまい」

ジンネマン「……バナージとマリーダの口から、答えを聞き出さねばな」

ミネバ「…………」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:10:24.66 ID:iVTcLAJYO

――丘――

ゴゴゴゴゴ……

マリーダ「来たな」

バナージ「でも何でエンドラにキャプテンが……?」

ガコンッ

ジンネマン「マリーダ!」

ミネバ「バナージ……」

マリーダ「マスター! それに……」

バナージ「オードリー!? どうして此処にいるんだい!」

タクヤ「お前の不貞を監視する為だッ!」

バナージ「!」

ミコット「とうとう追いつめたわよこの浮気者!」

ダグザ「バナージ……信じていたかったが……残念だ」

ハロ『コノゲスメ シンミョウニシロイ』



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:14:42.70 ID:iVTcLAJYO

バナージ「う、浮気者ぉ?」

ミネバ「……」

マリーダ「ふふっ……成る程、そういうことか。何者かの気配がずっと此方を見ているとは思っていたが……まさかな」

ジンネマン「マリーダ……」

マリーダ「マスター」

ジンネマン「お前……本当にバナージと……」

マリーダ「……」

ジンネマン「教えてくれマリーダ、どうなんだ? お前達は……」

マリーダ「其処までです」チャキッ

ジンネマン「!」

ミネバ「マリーダ!!」

バナージ「マリーダさん……何を!?」

マリーダ「マスター……これが真実です」



パァンッ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:20:29.82 ID:iVTcLAJYO

ミネバ「……え?」

バナージ「はぁ……」

ジンネマン「……照明弾……?」

――――

ギルボア「マリーダからの合図だ!」

フラスト「ガランシェール隊気張れよォ! 俺達のキャプテンへの恩返しだ!」

プル「いくよプルツー!」

プルツー「あぁ、合わせろよプル~」

「「ファンネル!」」

ヒュルルルルル……

ドォーン……パラパラパラ

ジンネマン「こ……こりゃあ……!?」

バナージ「マリーダさん、これを」

マリーダ「あぁ」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:24:37.30 ID:iVTcLAJYO

ダグザ「花火……サイコミュで操作しているのか、いやしかし……見事だ」

ミネバ「きれい……」

ドォーン……ドォーン

ジンネマン「マリーダ、こりゃあ一体……」

マリーダ「マスター」ガサッ

マリーダ「……いえ、お父さん」

ジンネマン「!」

マリーダ「ガランシェール隊みんなからの贈り物です……受け取ってください」ガサッ

ジンネマン「……薔薇の花束……?」

マシュマー「あぁって……知らなかったのか?」

マシュマー「今日は父の日だぞ」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:30:46.96 ID:iVTcLAJYO

ジンネマン「父の日……そういや今日はコロニー暦で……」

マシュマー「それを理解した上であんなことを言っているのかと思いついてきたが……まさかサプライズだったとはな」

マリーダ「申し訳無いマシュマー・セロ、茶番に付き合わせてしまった」

マシュマー「構わん。私が育てた極上の薔薇が最高の使い方をされた、それを見れただけで満足だよ」

タクヤ「ちょっ、ちょっと待ってくれよ!」

バナージ「何だよ」

ミコット「あんた達途中明らかにデートしてたじゃない!? 映画館とか!」

バナージ「あれはガルマさんから頼まれててね、あの人がデートする時に映画館に行きたいけどどの映画がいいか下調べしてほしいって言われてたんだ」

マリーダ「一方はかなり長いので姉さん方に、もう一方は私達が時間を合わせて見に行ったんだ」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:39:21.03 ID:iVTcLAJYO

ミネバ「そう言えばガルマ伯父様はデギンお祖父様の父の日のパーティーに出るとか……」

バナージ「それで時間が取れないからって、僕にね」

バナージ「まぁガルマさんと仲良くなったのもあり、このサプライズの準備ついでにってところかな」

ミネバ「私とお父様はお祖父様と仲が良ろしくないから……すっかり忘れていました」

タクヤ「ゲームセンターは!?」

マリーダ「バナージが次の姫様とのデートの時に、カッコいいところを見せたいからと猛練習に付き合わされた」

ミコット「途中の骨董品屋は!?」

バナージ「キシリアさんに届ける壺を先に抑えてほしいってマさんに頼まれて」

ダグザ「……オードリーに悪いという発言は……」

バナージ「サプライズの準備のためにデートもドタキャンしちゃったから……次のデートの為の下見も若干兼ねてたんですよ」

マリーダ「盗聴器か指向性マイクの準備くらいしておくんだったな。一日中姫様の話しかしない男の言葉を聞けば、そんな疑念など浮かびようもなかったろうに」フン

ミネバ「……バナージ……」

バナージ「ごめんオードリー……変な誤解招いちゃったみたいで」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:46:46.45 ID:iVTcLAJYO

ジンネマン「マリーダ……お前」

マリーダ「黙っていてごめんなさい。でもお父さんに最初から話していたら、きっと恥ずかしがって来てくれなかったから……」

マリーダ「ガランシェール隊と、私と姉さん達の……せめてもの感謝の気持ち」

マリーダ「どうしても、受け取って欲しかったから」

ジンネマン「……馬鹿野郎……お前、お前達の好意だぞ?」

ジンネマン「受け取らねえはずねえだろうが……!」

マリーダ「お父さん……」

ジンネマン「くそっ……目にミノフスキー粒子が……せっかくの花火が見えねえじゃねえか……っ」グズ

マリーダ「これからも宜しくね……お父さん」ギュッ

ジンネマン「マリィ……!」

プル『マリーダいいなぁ、あたしもだっこしてほしい~』

プルツー『今は我慢しな……今くらいはさ』



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:50:51.27 ID:iVTcLAJYO

バナージ「……よかった、キャプテン喜んでくれたみたいだ」

マシュマー「おい、全員エンドラで送ってやるからさっさと乗れ!」

マシュマー「こんなところに長居するものではないぞ……全く」フンッ

ミネバ「バナージ」

バナージ「オードリー!」

ミネバ「……」

ミネバ「どんな理由があれ、約束を反故にしたことは許されません」

バナージ「……うん」

ミネバ「だから」

ミネバ「……つ、次の土日は二日とも空けておきなさい。良いですね?」

バナージ「……うん、分かった」ニコッ

ミネバ「今日の成果……楽しみにしていますからね」

バナージ「仰せのままに、姫様」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 22:55:50.01 ID:iVTcLAJYO

ハロ『……』コロコロ

ミコット「待てや粗大ゴミ」ガシッ

ハロ『!』

ミコット「さんざん人を振り回してくれたよねえ……ゆーっくりお話しようじゃないか、えぇ?」バキボキ

ハロ『ヒ、ヒィィィィィ』ガクガクブルブル

タクヤ「あ~あ……」ハァ

タクヤ「ん? なぁバナージ、その小さな袋……」

バナージ「あぁ、これかい?」

バナージ「これは私事さ……ついでだよ、ついで」

タクヤ「ふぅん……」

ミネバ「……」

ミネバ「父の日……か」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 23:01:47.54 ID:iVTcLAJYO

――――

ミネバ(4)『おかあさま、おとうさまはまだかえってこないの?』

ゼナ『お父様は今日も御仕事で忙しいのよミネバ。先にご飯を食べましょうね』

ミネバ『ミネバはおとうさまといっしょにごはんがたべたーい!』チンチキチンチキ

ゼナ『こらミネバ! 器をお箸で叩くんじゃありません! お行儀が悪いってお父様が悲しみますよ!』

――――

ドズル「ふう……」

ゼナ「お帰りなさいませあなた」

ドズル「全く、今日も遅くなってしまったわ。親父殿も経営が上向きになったからとパーティーなど開きおって……」

ドズル「孫のミネバの顔も見たがらぬとは……嘆かわしいわ」

ゼナ「あなた……」

ドズル「おっと、お前に愚痴をこぼしてしまうとは、俺も年を取ったものだ」

ゼナ「私で良ければいくらでも」

ドズル「うむ、済まんな」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 23:06:20.28 ID:iVTcLAJYO

ゼナ「あなた、お風呂はもう少しお待ちになってください。お先にお食事の方を」

ドズル「む? そうか……なら先に頂くとしよう」スッ

ゼナ「……ふふふ」

――食卓――

ドズル「!」

ミネバ「お帰りなさいませ、お父様」

ドズル「ミネバ……まだ寝ていなかったのか? 夜更かしは身体に悪いといつも……」

ミネバ「はい、お父様」スッ

ドズル「ぬ……?」

ミネバ「父の日に、祝うべき父より先に夢を見る娘が何処におりましょう?」

ミネバ「お夕食だけでもご一緒させてください。ミネバのお願いでございます」

ドズル「……」

ドズル「そうか、父の日か……すっかり忘れておったわ」

ガタン



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 23:13:17.61 ID:iVTcLAJYO

ドズル「ふふ……一輪の薔薇を愛でながら娘とささやかな夕食か」

ドズル「豪勢なパーティーより、俺にはずっと性にあっているわ」

ミネバ「ふふ……長生きしてくださいね、お父様」

ドズル「はっはっは、孫の顔を見るまでは死ねんわ」

ミネバ「ま、孫……ですか///」

ドズル「待て、今のは無しだ。まだ駄目……まだ駄目だぞ!」

――――

バナージ「クシュンッ!」

バナージ「何だ……?」

タクヤ「しっかし紛らわしいよなぁ、マリーダさんがウェディングドレスの前で止まるから、お前らそこまでいってんのかと思ったよ」

バナージ「馬鹿言うなよ……俺はまだ学生だぞ?」

バナージ「それにマリーダさんにはもう……」

タクヤ「……え?」

バナージ「……」プイッ

タクヤ「え、何その『あ。やべぇ口が滑った』みたいな焦り顔、何? 何なの」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/13(火) 23:17:33.31 ID:iVTcLAJYO

バナージ「ユニコーン!」ピキィィィィン

タクヤ「あってめぇユニコーン呼びやがったな! 逃げんな畜生!」

――――

マリーダ「……」クスッ

ジンネマン「どうした?」

マリーダ「いえ、何も」

マリーダ「……秘密、です」


~終わり~


カーディアス「……」

ガエル「ご当主、新しいネクタイですか?」

カーディアス「ん? あぁ……特別なものだよ」

ガエル「よくお似合いですよ。彼のプレゼントですか?」

カーディアス「さぁ……どうかな?」



元スレ
ハロ『バナージ ウワキシテル』 ミネバ「え?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315904785/
ハロ「バナージ ウワキシテル」ミネバ「えっ?」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315917793/
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 14:51
      • すごい優しい世界
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 14:52
      • マリーダさんの相手…俺かな?
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 14:53
      • アムロの修羅場だけはスパロボ補正でもどうにもならなかったね(がっかり)
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:08
      • とりあえずチンピラjは学生kに修正させよう
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:08
      • 続きあったんだ。
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:10
      • kさんじゃ修正出来んやろ
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:16
      • パン屋のお兄さんに尾行を頼めば一発解決だったな…
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:35
      • また平和な世界だったw
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:43
      • マリーダさんは兄嫁になるんじゃ…
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:52
      • これで面白いのか?

        ガンダム好きは頭おかしいんだな
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 15:54
      • 汚名を挽回したら、名誉は返上しなきゃね
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 16:19
      • パン屋2店舗は商売敵だな
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 16:20
      • この世界観で考えると、マリーダの思い人はグレミー、アルベルト、ジンネマンあたりか。
      • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 16:23
      • ちょこちょこ入るガンダムネタに吹く
        凶人カテ公www
      • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 16:28
      • ※11
        おはジェリド
      • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 16:36
      • 米10
        歴代のネタが満載だからなわかんないやつはおもんないと思うよ。
      • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 17:19
      • この手のネタ満載の古参スレが2chにあったはず。ガンダム兄弟とかなんとかの
      • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 17:21
      • この人のSSは結構好きだ
        ガルマがジオンのMS・MAに突っ込みを入れまくるやつとか
        コブラとサムスのクロスとか

        マリーダさんの思い人は マリーダ グラハム で検索すればわかるんじゃないかな
        まあ此方は二期途中でエタってしまったが…
        俺は今でも再開を待っているぞフラッグファイター
      • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 17:54
      • バナージジオン勢と仲良くてワロタ
      • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 18:21
      • さらばカクリコン
      • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 18:25
      • ほっこりする(*^ω^*)
      • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 19:00
      • ※10
        パロ満載の平和な日常物なんて二次創作ではよくある形式でしょ。
        むしろガンダム好きはこういう二次創作を嫌う人が多いから作品の知名度の割に少ないかと。
      • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 19:10
      • 小説版か
      • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 19:21
      • 小説版の結末だな
      • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 19:21
      • つーかアルとリディ、声一緒なんだよな
      • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 20:34
      • ※22
        平和パロなんてシャアの日常やらギャグ漫画で幾つかある上にビルドファイターズなんて何人出たか解ったもんじゃないよな。
      • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月19日 23:33
      • サラッとリディが復活してて草
      • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月20日 02:17
      • とりあえず言いたいことは、

        ポケ戦 if endありがとう
      • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月20日 03:22
      • 目からミノフスキー粒子は使わせてもらう
      • 30. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月20日 05:26
      • ※10
        公式が「ガンダムヒロイン達が出演するストリップ劇場を見たくて、シャアに物乞いをするシロッコ」とか「合コンでミネバ(偽)とカップルになろうとするデギン」とか「モスラに変態するカミーユ」とか「シャアに小便を掛けるアムロ」なんて代物を作ってるので、ガンダムファンは頭がおかしくて当然です(暴論)
      • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月20日 11:06
      • ※10 感想なんて読む人によって違うだろ。わざわざつまんないかどうかを他の奴に聞いてる時点でナンセンスだな。
      • 32. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月20日 12:05
      • ※11
        果たして彼に返上する名誉があるのだろうか
      • 33. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月21日 00:41
      • パン屋にいるってことは…
        良かったね海本
      • 34. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月21日 14:53
      • ※18
        これの前のバナージとドズル含めてガルマ無双の作者だったのか、すげぇな
        せっかくだから次はマリーダさんとジンネマンでニヤつくものを書いて欲しいな

        後※2はジェガンでクシャトリアに勝ってから寝言を言うんだな
      • 35. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年02月25日 00:13
      • こっちの世界でもグラハムが想い人なんだろうか。
        前回着信音できょどってたしな。
        しかしマスターグラハムではない以上何て呼んでるか気になってご飯が進んでしまう・・・・・・!
      • 36. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月02日 17:59
      • ※18
        復活したぞ・・・・・・まさかの三年越しだな。
      • 37. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月16日 09:24
      • 最高やった!(*`ω´)b

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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