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くも「また家がなくなっとるwwwwwww」

1:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:28:35 ID:Vzh


くも「引っ越すか」
くも「こんな都会じゃくもの巣なんて張ってもすぐとられちまう」

くも「どこか遠くへ行きたい。どこへ行こう?」

>>3



3:名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)03:29:59 ID:2Rp

隣の美少女の家



5:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:31:17 ID:Vzh

くも「遠くへ行くったて無理だよな。俺くもだし。」
くも「そういや隣に住んでる子、かわいいんだよな」
くも「どれ。いっちょ行ってみるか」



6:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:32:47 ID:Vzh

くも「うぇへへ、女の子の家はやっぱいい匂いすんね…」
くも「ちょっとした隙間から簡単に家に入れるし、人間じゃないから逮捕もされない。くもまじ最高」



※このスレは安価はたまにある程度です



7:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:33:44 ID:Vzh

くも「あの子は…留守かぁ。今のうちに巣張っておこうかな」

くも「どのへんにしようか?」

>>7



10:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:34:22 ID:Vzh

くも「安価盛大ミス」

>>10



12:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:34:56 ID:Vzh

くも「スレ主はなにかの病気なのかもしれない」
くも「とりあえず、どこに巣をはろうか?」

>>13



13:名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)03:35:03 ID:bKX

トイレ



14:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:37:04 ID:Vzh

くも「トイレでいいか。湿っ気がちょうどいいんだよな」
くも「うひょ、女の子のトイレとか初めて入るぜ。緊張するw」

ガチャッ

くも「!?」



15:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:39:37 ID:Vzh

男「あーすっきりした」

くも「んだよ誰か入ってたのかよ、びっくりしたぁ。てか誰だよお前!」

男「そろそろ帰ってくる時間かなぁ~♪」

くも「ははぁん、こいつは彼氏的な存在だな?まあいいや、それより巣だ。家だ。」



16:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:42:27 ID:Vzh

くも「holy shit...大の後だったのかよ…。」
くも「まあ、いいや、この角とかいい感じだな」
くも「さて、糸を出すか…んっ…んんっ///」



19:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:45:39 ID:Vzh

くも「ああっ…///出ちゃうっ///出てるのぉおおお////」
くも「ふぅ。ちょっと小さいけどこんなもんでいいでしょう」

ガチャ

美少女「ただいま~♪」

くも「ん?帰ってきたっぽいな」



22:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:48:25 ID:Vzh

くも「巣はこれでいいや、どれ、ちょっと住人の様子を見てみようかな」

男「おかえりゆめりん♪」

くも「ゆめりん…」

ゆめりん「ただいま♪今日もお仕事大変だったよぉ~」

男「おつかれゆめりん♪僕は今日も仕事みつからなかったよ☆」

くも「あいつヒモニートだったのか…。どおりで見かけなかったわけだ」



23:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:49:59 ID:Vzh

ゆめりん「じゃあ夕食作るからまっててね!」

男「今日はなにかなぁ~?」

ゆめりん「あなたの大好きなオムライスだよっ」

男「やったぁ~☆」

くも「やったぁ~☆じゃねえよ働けバーカ!」



24:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:50:58 ID:Vzh

くも「まったく、ゆめりんもゆめりんだぜ。なんでこんな野郎なんかと―」

男「ん・・・!?こ、こんなとこにくもが!!」

くも「!!!!!!???????」



28:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:53:16 ID:Vzh

男「う・・・うお・・・くもだ・・・くもがいるぞ・・・。ゆめりんが見たら発狂もんだろこれ」

くも「マジかよゆめりん虫だめなのかよ…まあ人の♀は虫が嫌いだとじいちゃんも言ってたが…」

男「貴様はここで………ぼくが殺る!」

くも「ホーリィシット!!」



30:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)03:56:30 ID:Vzh

くも「やべえ!!ニートに殺されたなんて天国のじいちゃんたちに何て言えねえよ!!」
くも「なにがなんでも!!!逃げ切る!!!!」

カサカサカサカサカサカサカサ

男「なにぃ!?早くも僕の殺気に気がついただと!?」
男「だが逃がさん!!ゆめりんのためにも!!」

ドドドドドドドドドドド!!

くも「は、早い!!この俺の機動力に追いついてきてやがる!!」

くも「ど、どうする!?どこに逃げる!?」


>>32



32:名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)03:57:18 ID:2Rp

ゆめりんのタンス(下着)



33:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:00:12 ID:Vzh

くも「ちっ!!このままじゃ殺られちまう!!探せ!!やつが入ってこれない場所を!!」

カサカサカサカサ

男「あんのやろう!!ゆめりんの部屋に!!断じて許さん!!!!」

ドドドドドド

くも「あれだ!!あのタンスに入っちまえ!幸い引き出しがひとつ微妙に開いている!」

ぼく「あああああ!!ゆめりんの下着箪笥の中にぃぃぃ!僕ですら入ったことないのにぃぃぃ!!!!」



34:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:00:40 ID:Vzh

(ぼく…?)



37:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:02:22 ID:Vzh

くも「スレ主の病気に構っている暇はねえ!もぐりこめ!!とにかく奥へ!!」
くも「しかし…なんだこのやわらかいモノたちは…。なんだかよくわからないが発情しそうだぜ。」

男「出てこいクソッタレがあああああああ!!」

ゆめりん「ちょっと!!なに騒いでるの…って!何してるのよ!!!」



42:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:05:52 ID:Vzh

男「あ…いや…あの…これは…」

くも「Oh Yeha!!いいとこに来たぜ我が愛しの女神よ!!さあ!そいつは変態だ!ここから連れ出せ!!」

ゆめりん「もうっ…//そんなに私の下着が見たかったの…?言ってくれたら…いくらでも見せるのに…ほら…///」スカートピロッ

くも「ホーリィシィーーーット!!これはゆめりんの下着タンスだったのか!!ということはここが天国か!?俺は死んだのか!?」

男「Its...beautiful...」



46:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:09:48 ID:Vzh

男「ゆめりん愛してるよゆめりん~~」

ゆめりん「やんっ//もぉ~。まだ夕飯作ってる途中だから、ねっ?また後でね?」

くも「ハッ!ハイになってる場合じゃねえ。今のうちにはやく抜け出さねえとマジでヘブンに行くことになるぜ」

男「う~んちょっとだけ~」

ゆめりん「だ~めっ!ほら、離してっ!ね?いい子だから」

くも「くっ…名残惜しいぜ…あばよ俺の理想郷っ!!」

カサカサカサカサカサカサカサ



47:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:12:50 ID:Vzh

ゆめりん「じゃあ私は夕飯作りに戻るから」トテトテトテ

男「ハァハァ...おあずけだなんてひどいなぁゆめりん…じゃねええええ!あのくも野郎!!ファ○ッキン・スパイダーはどこだ!!」

男「ぜぇーぜぇー!みつからない…にゃんにゃんしてる間に逃げられたか…。ちっ、少しはできるみたいだな」



50:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:15:39 ID:Vzh

くも「とんでもない目にあったぜ…。」
くも「じいちゃん…みてたか?俺の走り。あんたが好きだったミハエル・シューマッハを思い出すだろ?」

ゆめりん「あ。くも。」

くも「なんだってぇええええええええええええ!?」



53:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:16:40 ID:Vzh

ゆめりん「死んじゃえ」

バーンッ!!!



56:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:18:06 ID:Vzh

くも「あ、あ、あ、あっぶねええええええええ!!!」

ゆめりん「はずした…」

くも「発狂とはなんだったのか!!じいちゃんの教えとはなんだったのか!!この女!!!発狂どころかまさに冷静そのもの!!」



58:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:20:01 ID:Vzh

ゆめりん「アー○スジェットどこやったかなぁ」キョロキョロ

くも「 殺 さ れ る !」

ゆめりん「ああ、あったあった」

くも「サノバビィーーーーッチ!!!!」


カサカサカサカサカサカサカサカサカサ

ゆめりん「くらえっ……ってあれ?いない…。まっ、いっか☆」



59:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)04:24:42 ID:Vzh

くも「ハァ、ハァ、ハァ、カハッ、ゼェーゼェー…。逃げ切った…。し、死んだと思ったぜ…」
くも「勢い余って外まで逃げちまった。でも、もうの家にはいないほうがいいな。とんだスプラッターハウスだったぜ。」


くも「やれやれ…くもの一生も楽じゃねえな…。次は、どこに巣を張ろうかなぁ」



                    
 
                   第一部 マッドハウスオブゆめりん
                                     完



74:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:27:53 ID:Vzh

~数日後~

くも「また家なくなっとる…」
くも「この家もダメだなぁ…どこもマメに掃除しやがって…。次はどこへ行こうかな」カサカサ

くも「君と僕でふたり…♪夢を捕まえよう…♪悪い夢ばかりじゃな―」

???「相変わらずひでぇ歌だなぁおい」



76:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:31:16 ID:Vzh

くも「なっ!?お前はダイナマイト・ビリーじゃねえか!この野郎まだ生きてたのか!」

ビリー「はっはっはっ!それはこっちのセリフだよ糸巻き野郎。元気そうじゃねえか」

くも「まあな。しかし、家ゴキのお前がなんでこんなとこほっつき歩いてんだ?お前も巣を無くしたとこか?」

ビリー「いいや、今日は仲間たちと会合があったんでな。今はその帰りだよ」



78:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:34:37 ID:Vzh

くも「へぇ。例の秘密結社「G」か?ゴキブリも大変なんだな」

ビリー「そうでもねえさ。やることと言ったら潜みやすい家の情報交換だけで、あとは適当に騒ぐだけさ。」

くも「おおうっふ…ゴキの群れがパーティーねぇ…想像したくもねえや…」



79:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:39:44 ID:Vzh

ビリー「それで、お前はまだあちこち移動してんのかよ。さっさと定住しろ」

くも「そうもいかねえんだよ。あんまり目立たないところに巣を作ったら餌がひっかからねえし、
   かといってベストハンティングゾーンに巣を張っても人間にすぐ壊されちまうし」

ビリー「はぁ~…大変なんだな。俺は寝てる人間の髪の毛食えばそれでいいからよぉ」

くも「人間じゃなくてよかったぜぇ…」



80:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:41:47 ID:Vzh

ビリー「で、次はどうすんだよ?」

くも「作ったそばから巣が壊されて途方に暮れてんだよ。むなしすぎて歌でも歌うしかねえよもう。」

ビリー「そうか、じゃあとりあえず>>82に行ってみるのはどうだろう?」



82:名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)22:42:21 ID:pC0

ディズニーランド



84:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:45:49 ID:Vzh

くも「ディ○ズニーランドってなんだ?」

ビリー「ばっか、お前ディズ○ニーも知らねえのかよ?」

くも「さあ…?」

ビリー「人間が見てるビデオとかお前みねえの?」

くも「見る間もなく次の家に移るからな…」

ビリー「はぁーしょうがねえやつだな。いいか?ディズ○ニーってのはな、なんでもネズミの国らしい」

くも「まじかよ俺ら瞬殺されるじゃん」

ビリー「ああ。そうだな。だめだな。」

くも「だめだね。」

ビリー「じゃあ>>85とか?」



85:名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)22:50:34 ID:lcu

ちん毛ハウス



86:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:52:14 ID:Vzh

くも「お前ふざけてるだろ」

ビリー「ふざけてねえよ!ほんとにあるんだよ!!」

くも「バカバカしい。なんだよそれ」

ビリー「今俺が住んでるとこなんけどよ。結構いいんだぜ?ちん毛散り放題だからそう呼んでるんだけど。」

くも「はぁ…。もういいよそこで」



87:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:56:25 ID:Vzh

カサカサカサカサカサカサカサカサ

ビリー「ここだよ」

くも「外観は想像以上に普通の一軒家だった」

ビリー「まあ上がれよ」

くも「おじゃまします」

ビリー「な?」

くも「なるほど…こいつはたしかにちん毛ハウスだぜ…」

ビリー「飯に困らねえのww」

くも「そりゃお前はな…」

ビリー「好きなとこに巣張っていいぜ。ここニートひとりしか住んでねえから、あんま壊されることもないんじゃないかな」

くも「ニート…うっ…頭が…」



89:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)22:57:23 ID:Vzh

くも「とは言ってもなぁ~」カサカサ

くも「…どこに張ろうかな?」

>>90



90:名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)23:01:05 ID:bIB

台所



91:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:03:13 ID:Vzh

くも「台所でいいか。ニートが台所に立つことなんか1000年に1回だろ」

くも「さて、いきますか………んんっ///んっはぁああん///」
くも「出てりゅううううううっ///」

くも「…ふぅ。こんなもんでいいだろう。ちょっと毛が絡まったがまあいい。」



93:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:07:23 ID:Vzh

ビリー「お、いい感じの巣ができたじゃねえか。仲間にひっかからないよう言っとくわ」

くも「え何お前ここ何匹かで住んでんの?」

ビリー「まあ、排水溝の中とかその辺に30はいるけど」

くも「ごめん出てくわ」



94:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:09:31 ID:Vzh

ビリー「なんでだよ!!」

くも「お前らチャバネは何でも食うだろ!俺とか!!」

ビリー「ばっか俺たち親友だろ!?誰も仲間は食わねえよ!」

くも「親友…だっけ…?寝てる間に捕食とかやめてくれよほんと…」

ビリー「まかせろって!」



96:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:14:20 ID:Vzh

ドスッドスッドスッ

くも「な、なんだ!?」

ビリー「あー。ニートが起きたんだな。1階に降りてくるぞ」

くも「どんなやつなんだろ…?」


※くもさんはビリーと仲がいいので食べません



98:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:16:36 ID:Vzh

ニート「……ごきぶりと…くもがいるんだな」

くも「おい、逃げなくてもいいのか?」

ビリー「大丈夫大丈夫ww」

ニート「…殺すのもめんどい…それより早くアニメの録画見なきゃなんだな」

ドスッドスッドスッ

ビリー「な?ww」

くも「お、おおおお…!毛さえなけりゃここは天国だぜ!」



99:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:19:44 ID:Vzh

~その夜~

くも「ぐーぐーzzz」

???「寝てるか?」
???「ああ。寝てるぜ」
???「で、どうする?この糸に触ると身動きとれなくなるぜ」
???「そうだな…まずはおびき寄せよう」
???「よし、おまえら、羽音を鳴らすぞ」

ブーーーーーーーーーーー

くも「ん・・・・な、なんだこの音…うるせえ…暗くてよくわからんな…」



101:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:24:53 ID:Vzh

ブーーーーーーーーー

くも「こっちの方から音がする…」

???「今だ!!囲めぇ!!!」

くも「ホーリィシット!!!なんだてめえら!!!」

???「ふっ、この黒光るボディを見たらわかるだろ!照明オンっ!!」

\パッ/


くも「なっ!?貴様らは!?クロゴキブリだとおおおお!?で、でけえ、しかも、なんて数だ…」

クロゴキA「ふっ、悪いな。お前は今から俺たちの餌になるんだ。」

くも「くっそ!ビリーめ!クロゴキがいるなんて聞いてないぞ…!!」

クロゴキA「…だが、俺たちもこの数だ。お前1匹を捕食したところで誰も満足しねえ。」

くも「…きさま、まさか…。」



102:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:30:41 ID:Vzh

クロゴキA「ああそのまさかだ!!お前にあのビリーとかいう奴らをおびきだしてほしいんだ」
クロゴキB「あいつら、俺たちよりすばしっこいからな。囲わねえとすぐ逃げられちまうんだ」

くも「ちょっとまて!!食うもんならその辺にクソニートの毛が散らばってるだろ!!
   ていうかお前ら髪の毛一本で1か月は生き延びるって話だぞ!!」

クロゴキC「左様。わしらは食い物には困ってはおらん。だが、問題は栄養なのだ」

くも「栄養?」

クロゴキA「今仲間のメスは皆産卵期を迎えている。丈夫な子を産むため、にはクソニートのちん毛の栄養だけではだめなのだ。」




※設定は適当です。ググってたら気持ち悪くなってきたので許してください



105:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:38:21 ID:Vzh

ビリー「そこまでだあぁぁぁぁ!!!!」
チャバネA「お前らの好きにはさせんぞ!!」

くも「ビリー!!と仲間たち!」

クロゴキA「ほう!!わざわざ貴様らの方から出向いてくるとはな!!」
クロゴキB「ふっ、弱小種族が!!お前らたったの30匹で俺たちクロゴキ20匹に勝てると思ってるのか!?」
クロゴキC「ふぉっふぉっふぉ。おもしろくなってきたのぅ。若い頃を思い出すわい。」

くも「ビリー!やめろ!!お前らチャバネのかなう相手じゃない!!」

ビリー「俺がお前を見捨てるわけがねえだろ!俺たちは仲間だ!!」ドンッ


くも「バッキャローーー!!お前ってやつは!!」



106:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:41:59 ID:Vzh

クロゴキA「全員飛翔体勢!!!」羽シュバッ
クロゴキA「皆殺しにしてやれぇ!!」

ブワーーーーーーーーーーー!!

くも「うわあああああ!!大量のチャバネとクロゴキが空中戦を繰り広げ始めた!!
   なんて地獄絵図!!ビリーには悪いが気持ち悪ぃ!!!夢なら覚めてくれぇえええ!!」



108:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:43:31 ID:Vzh

クロゴキB「いただき!!」ガブゥ!

チャバネA「ぎゃああああああああ!!」

ビリー「Aぇえええええええ!!!!!くそったれええええええ!!」

クロゴキB「ほう!貴様も死にたいかビリー!いいだろう!!かかってこい!!」



※ニートは深夜アニメに夢中です



110:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:45:27 ID:Vzh

くも「ビリー!!!」


ビリー「うおおおおおおお!」

クロゴキB「ふはははは!俺よりも一回りも二回りも小さいお前が俺にかなうわけっ――!?消えた!?」

ビリー「うしろだぁ!!」

クロゴキB「ばかなぁ!!早すぎるぅ!!」

ビリー「しねええええええええええええええええ!!!」ガブリンチョ

クロゴキB「ぐああああああああああ!!!」



112:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:50:04 ID:Vzh

くも「おうっふ…ゴキブリがゴキブリを空中で噛み千切ってる…オエェ・・・」


クロゴキC「ふぉっふぉっふぉ。若いの、Bをやるとはなかなかやるのぅ。
      じゃが奴は我が群れの中でも最弱…。チャバネごときにやられるとはクロゴキの面汚しよ」

ビリー「てめえぇ!仲間じゃねえのか!!よくも自分の仲間に平気でそんなことを!!」


クロゴキC「八ッ!笑わせるでない!半年も生きてないような若僧が、このわしに説教を垂れる気か!
      よかろう!!御年1年にもなるこの老体が、全身全霊を以て貴様に戦いに関する年季の違いを思いしらせてやる!!」



くも「…まさかバトルもんになるとはな、このSS」



113:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:54:34 ID:Vzh

ビリー「くたばれクソじじぃ!!」

クロゴキC「ふんっ!正面から突っ込まれて素直にやられるわしではないわい!!」ぶおんっ

ビリー「なっ!?」

くも「あーっと!!クロゴキのじじぃが空中で宙返りを!!勢い余ってビリーの頭突きが空を斬る!!
   その隙にじじぃがビリーをがっちりキャッチィィィィィッ!!」



114:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/17(木)23:59:39 ID:Vzh

クロゴキC「残念ながら入れ歯を忘れてな!噛み砕いてやりたいところだが叶わんわい!
      じゃが、このまま地面にたたき落として貴様の脳髄をぶちまけてやる!!」

ビリー「ちっくしょーーーーーーー!!!」


くも「ビリー!諦めるな!!!」


クロゴキC「死ねぇええええい!!!」


\ひゅうううううううううう/


チャバネB「ビリー兄さあああああああああああん!!」


ビリー「なっ!?B!?やめろ!!そこをどけえ!!!」


グシャッ!!!


くも「あああああ!突然割り込んできたチャバネBが下敷きになって木端微塵に!!!
   だがクッションになってビリーは無事!!ああ!!グロすぎる!!」



116:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:09:04 ID:g1j

クロゴキC「おのれぇ…くだらん邪魔が入ったわい。バカなやつよ。自らの命を投げ出しこいつを守ったところで、
      こいつはどのみち死ぬのだ。犬死になんぞしよってからに。ふぉふぉふぉ!」

ビリー「こんの腐れ外道がぁあああああああああ!!!!!」

クロゴキC「まだわからんか!貴様のその馬鹿正直な体当たりなどわしには当たらぬ!!!」ひらりっ

くも「ああ!またかわされた!!!」

ビリー「わかっていないのは貴様だじじぃ!!!」

クロゴキC「なにぃ!?」

ビリー「糸巻野郎!!今だ!!!!」

くも「はいぃ!?え!?…あ!!そうか!!!んっ///んああああああああっ...///」糸ドピュッ

クロゴキC「ぬわああああああああああ!?こ、これは!?糸!?」

ビリー「貴様は地上に降りた!!そしてそこには!!そう!!くもがいたんだよぉおお!!」

クロゴキC「くそったれがああああああああああああ!!
      し、しかし…!そこの蜘蛛とて何故あれだけの合図でこいつの作戦を理解したというのだ……」

ビリー「それはな!!俺とこいつが―」くも「親友だからだよ。」

クロゴキC「仲間との連携…己の強さのみを求め日々戦いを重ねただけのわしにはなかったもの…
      ふっ…わしが負けたのも、納得できるわい。よかろう。わしを殺せ!!」

ビリー「あたぼーよ!!」ガブガブ


クロゴキC「んぎゃああああああああ」チーン




117:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:12:13 ID:g1j

ビリー「はぁはぁはぁ…やった…倒したぞ…」

くも「ビ、ビリー…。」

ビリー「どうした?」

くも「ま、まわりを…見てくれ…」

ビリー「え…なっ!?」


クロゴキA「ハッハッハッハッ!!たかだか老人ひとりに手を焼きすぎたようだな!
      その間に貴様の仲間は皆殺しておいた!!あとは貴様だけだ!ダイナマイト・ビリー!!」

くも・ビリー「ホーーーリィシーーーット!!!」



118:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:17:44 ID:g1j

くも「ビリー…どうする。まだ向こうはあいつ以外にも8匹も生き残りがいるぞ。
   方やこっちはお前と俺だけ…」

ビリー「……ふっ、命運尽きるその時がお前と一緒になるとはな」


くも「おいおいもう死ぬ気満々かよ」


ビリー「冗談だよ。糸巻き野郎、お前逃げろ。」


くも「はあ!?」


ビリー「元はと言えばこのちん毛ハウスにお前を連れ込んだのは俺だ。
    最近おとなしかったから、クロゴキが襲ってくるとは考えもしなかった。
    これは俺の間違った判断が生んだ惨劇だ。俺がカタをつける。だがお前は関係ない。逃げてくれ」

くも「馬鹿言うな!!俺がお前を置いて逃げられるわけないだろ!!お前も一緒にこい!!
   俺たちの速さなら逃げ切れるさ!な?」

ビリー「…。俺は仲間を奪われた。みんな死んだ。俺だけ逃げるわけにはいかない、だろ?」


くも「ビリー…お前…」

 



120:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:23:29 ID:g1j

クロゴキA「いつまでもしゃべってられないぞ!!!
      お前ら!!行けぇ!!あのチャバネと蜘蛛野郎を食いころせぇ!!」


ブワーーーーーーーーーーー


ビリー「さあ!!逃げろ!!俺のことはもういい!!!」羽シュバッ


くも「ビリー!!やめろおおおお!!!行くなぁああああ!!!!」


ビリー「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ブーン




121:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:24:27 ID:g1j

5秒で描いた挿絵


no title



122:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:28:26 ID:g1j

その時。ちん毛ハウスに濃霧が立ち込める。
我々人類にとっては、ただのスプレー噴射であるが、
彼ら、ゴキブリにとっては巨大ジャンボ機のジェット噴射の中に投げ込まれたようなものである


ニート「いーかげんうるさいんだな。ラブ○ライブに集中できないんだな」

クロゴキADEFGHIJK「おんぎゃあああああああああああああああああ!!」

ビリー「あぴょーーーーーーーーーーーー!!!」



123:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:34:29 ID:g1j

くも「ビリィィィィィィ!!!」カサカサカサカサカサ

ビリー「ゼーーーッ…ゼェーーーーッくはっ…糸巻き…やろぉ…お前がここにいるってこたぁ…
    まだ俺は…天国には行って…なさそうだ…なぁ…だが、もう…」


くも「ばっきゃろーーーー!!しっかりしろー!!」


ビリー「はぁはぁはぁ…一度あれを食らったらどうなるのか…知りたかったんだ…
    なるほど…な…まるで全身に硫酸をかけられてるみたいだぜ…」

くも「しゃべるな!!しゃべるとどんどん体力を奪われるぞ!!待ってろ!!今包帯を巻くから!!
   あっ…///出るのっ///糸が出ちゃうのぉおおおおおお///」くるくる


ビリー「ハァ…ハァ…へへっ、お前の糸に、また助けられた…な……」ガクッ


くも「おい!?ビリー!ビリー!?…いや、気を失ってるだけだ…。アースジ○ェットはクロゴキの群れに吹かれ、ビリーは直撃は免れたのが幸いだった…」



125:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:39:48 ID:g1j

くも「しかし…なんてゴキブリの死体の数だ…地獄絵図だ…おおうっふ…
   ニートもニートでラ○ブライブ見てんじゃねえよ…片付けろよ…」


クロゴキAハ「ァハァハァ…ビ…ビリー………」


くも「!!!????」



クロゴキA「ハァ…ハァ…!うおおおおおおおおおおおおお!!!
      ビリー!!!まだだ!!!まだ終わっていない!!!!」


くも「なんてやつだ…!!アー○スジェットをモロに食らって死んでないだと!?
   はっ!そういえばじいちゃんが言っていた…!ゴキブリは人間が作った殺虫剤に適応していくことがあると…
   このクロゴキ…!まさかニュータイプかっ!!!」



128:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)00:45:57 ID:g1j

クロゴキA「そこを…どけぇ…蜘蛛野郎…貴様に…用はない…ハァハァ。
      そいつの息の根を…と、止めて…やる…ゼェゼェ…」

くも「うるせえ!てめえこそもうあきらめるんだな!そんな"虫の息"の状態で、仮にも肉食である俺に勝てるわけねえだろ!!」


クロゴキA「だ…まれぇ……俺は…俺はクロゴキブリ種族だぞ…チャバネなんぞに…は…」


くも「ええい、こっちにくるな!
   はぁああんっ///やっ//あっ//らめえええええええ!!!」糸ドピュッ


クロゴキA「ぐっ…くそっ…たれがぁあ……こ、こんな糸では俺は…倒せな
……い…」

くも「ふっ。そこまでだな。クロゴキ。もうお前は、動けない。さあ、お前にも死んでもらうぞ」


???「やめてええええええええええ!!!!」



134:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:11:41 ID:g1j

???「やめてええええええええええ」


くも「何ぃ!?」


クロゴキA「なっ…お前…なぜここに…っ!?」


くも「誰だこいつはぁ!?」


クロゴキA「くっ…俺の……妻だ‥……」


ゴキ妻「もうやめてぇ!!その人…じゃなくてそのゴキを殺さないで!!」


くも「馬鹿言うな!!こいつのせいでいったい何匹もの命が奪われたと思ってる!!」



135:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:16:08 ID:g1j

クロゴキA「そ…そうだ…俺は…命乞いなど…しないぞ……お前は、もう……帰れ…」

ゴキ妻「なにいってるのよ!!!あなたがいないと!!私どうなるのよ!!!
    お腹の赤ちゃんだって…ふぇええええええええん」


クロゴキA「お、おい…やめろよ…たのむから帰ってくれ…お前も、殺されるぞ…」


くも「こいつのことは許せない…。だが、こいつだって家族のために……。
   そうだ、俺だって生きるために多くを殺してきたじゃないか…こんな時、ビリーならこいつを助けるだろうな…」



136:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:21:02 ID:g1j

ビリー「いいや」ムクリ

くも「!?」

ビリー「俺はこのクロゴキを許さないね!」ガブ!ムシャムシャバリボリ!!

クロゴキA「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」

ゴキ妻「いやああああああああああああああ!!!」

ビリー「うぇへへ!メスだ!メスがうまいんだよなぁ!!特に卵もちの♀はよぉ!!」


ゴキ妻「や、やめっ…ぎゃああああああああああああああ!!」


くも「あいかわらずだなお前ww」


ビリー「どうもどうもwうんめえ!お前も食えよ!」


くも「俺はいいよwwゴキブリなんかキモくて食えんww」


ビリー「俺を目の目にしてそれ言うか?ww」


くも「あ、わりぃwww」



138:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:25:14 ID:g1j

ビリー「あー食った食った!やっぱこの家は食い物に困らなくていいわ!」

くも「よかったなw なあ、今日の俺たちなんかかっこよかったよな?」

ビリー「そうだな!『お前はダイナマイトビリーじゃねえか!』のあたりからもうハリウッド臭がww」

くも「いや~今日は久々に白熱したぜ!!ちょっと気持ち悪かったけどな!!」

ビリー「おうおう!ニートが動くとは思わなかったけどな!!」

くも「それなw」



139:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:28:35 ID:g1j

くも「俺、やっぱ別の家探すことにするわ」

ビリー「おっ、どうした?クロゴキ集団に怖気づいたか?」

くも「ばっか、あのレベルの襲撃日常茶飯事だよ。数日前なんか人間の狂ったカップルに追いかけまわされたんだぜ?」

ビリー「じゃあーなんで出ていくんだ?」


くも「なんていうかよー、俺もうゴキブリ今日でトラウマになったんだw ぐっちゃぐちゃじゃねえかw」


ビリー「まあちょっと派手にやりすぎたよなぁ~!」



140:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:30:50 ID:g1j

くも「そういうわけだから!世話になったな!」

ビリー「おう!あばよ、親友!」

くも「だからさぁ~俺たちって親友だっけ?w」

ビリー「なんだよお前だって途中ノリノリだったじゃんw」

くも「まあなw また、どっかで会えるかな?」

ビリー「まあ俺たちまだ半年も寿命あるし?余裕じゃない?」

くも「それもそうだな。じゃあな!!」


ビリー「おう!」



141:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)01:38:12 ID:g1j

こうしてくもさんと旧友ダイナマイト・ビリーの戦いは終わった。
その日の夜、くもさんは満天の星空の下、再び次の家を探す旅に出た
不思議とその日は、いつもとは違ってなんだかわくわくするのでした
まるでその先に、今まで見たことのない新しい世界が待っているような。そんな気すらしてたのです。


くも「くもの一生も楽じゃね~な!さてと!次を探しますかぁ!
   ラララ君と僕でふたり~♪夢を捕まえよう~♪悪い夢ばかりじゃなく~♪
   いい夢もそっと~♪切れない糸で絡めるように♪いつまでも~♪いつまでも~♪」
   離さないで~いよ~う~♪


                                         第二部 バトルオブちんげハウス
                                                         完



154:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:09:50 ID:g1j

第1部 マッドハウスオブゆめりん
>>1-59

作った巣が人間に壊される日々を送るくもさん。
ある日どこか別の家に巣を作ろうと決心し、隣の家に行くことになる。
そこには美少女ゆめりんとその彼氏ヒモニートが住んでいた。
ヒモニートはくもさんを見つけると虫嫌いなゆめりんのためにくもさんを殺しにかかる。
なんとか逃げ切るも今度はゆめりんに見つかってしまう。
だがゆめりんは虫嫌いでもなんでもなく、冷徹にくもさんを殺しにかかる。
命からがらゆめりんの家から脱出したくもさん。また別の巣床を探して旅に出るのであった


第2部 バトルオブちん毛ハウス
>>74-141

数日後、相も変わらず巣を作っては壊され途方に暮れていたくもさん。
そこで偶然、旧友ダイナマイト・ビリーと再会する。
チャバネゴキブリの彼の提案で彼の仲間が住む通称「ちん毛ハウス」に住むことにする。
しかし。くもさんを巧みに利用してチャバネを捕食しようクロゴキブリの集団に囲まれる。
その時、ビリー率いるチャバネ軍がクロゴキ軍に攻撃をしかけ、大空中戦に発展する。
ビリーは強敵を倒していくが、いつの間にか仲間は全滅。くもさんとビリーは追い込まれた。
しかし家主のニートの粋なアースジェット噴射で窮地を脱することとなる。
旧友に別れを告げて、くもさんはまた次の旅へと出た。



155:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:14:04 ID:g1j

あれから2か月。
夏の暑さは次第に弱まり、風が涼しさを含めながら吹き付ける季節となった。

くも「いつまぁーでもー…♪離さないでいよ~う~…♪
   いやーやっと夏が終わったぜ!毎日ああ暑くっちゃ糸のハリも弱まっちまうぜ」

くも「しかし、俺もずいぶん遠くまで来ちまったなぁ。あの都会にはもう戻る気はないが…
   田舎も田舎で、なぁ~んにもねえなぁ」



157:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:18:38 ID:g1j

くも「でもじいちゃんが田舎の人の方が虫に慣れているから、安全だといってたな」
くも「ん…?向こうから人間のガキが走ってくるな。ははっ、子供は元気があっていいねぇ」

ショタA「お~い!お前ら遅いぞ!早くこいよ……ん!?おーい!こんなとこにクモがいるぜ!!クモ!!」

くも「!!!????」


くも「!?」


ショタB「うっわ!きっしょ!!」

ショタC「もー!そんなことより早くみっちゃんちいこーぜー」

ショタA「おっ!そうだったな!行くぞー!」タッタッタッタッタ


くも「ふぅ」



158:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:21:32 ID:g1j

くも「やれやれ焦ったぜ…。」
くも「しかし、なーんか今日はもう疲れたなぁ、ちょっと仮巣でも張って休むかぁ」

くも「んっ…///」糸ビュッ

くも「やっぱ糸の上はおちつくぜ?



160:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:25:40 ID:g1j

~6時間後~

くも「…zzz」

くも「!!!???」ガバッ

くも「ファック!寝すぎた!!もう夕方じゃねえか!!!
   この頃暗くなるのが早くなったからもう真っ暗だ!!」

ショタC「じゃ~ね~ばいば~い!」

ショタB「また明日~」

ショタA「おう!じゃな!!」


くも「!?」



161:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:27:25 ID:g1j

ショタA「今日も楽しかったぜ!さって、かえってゲームでもしーよおっと」

くも「ぐふっ!寝すぎてまだ素早く動けねえ…と、とりあえずここを離れないと…」

ショタA「あーー!さっきのクモじゃん!!まだいたのかよ!!!」

ショタ「サノバビィーーーーーーーッチ!!!」



163:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:31:07 ID:g1j

ショタA「うっは!きもちわりぃいい!!」ヒョイッ

くも「だったら掴むなよ!!小学生わけわかんねえ!!」

ショタA「飼お♪」

くも「今なんて言ったぁああああああああ!?」



167:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:35:41 ID:g1j

~ショタ家~

ショタA「たっだいま~♪かあさん空きビンある~?」

母さん「何よ急に…?」

ショタA「えへへ~クモ捕まえちった!部屋で飼う!!」

母さん「ガッデェェェェェム!!!捨ててこいこのバカたれがぁ!!」

ショタA「え~いいじゃん部屋で飼うんだからさぁ」

くも「なんか納得のいく形ではないが脱出できるならなんでもいい!!
   ママン!その調子で俺を拒絶してくれ!!さあ!!」


母さん「もぉ~しょうがない子ねぇ…。家の中で放さないでよ…?」


くも「アンビリバボッーッッ!!!」



169:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:39:21 ID:g1j

~ショタ部屋~

ショタA「………」ピコピコ


くも「こんのクソガキがぁぁぁぁぁぁぁぁ!ビンに放り込んだらすぐ飽きてゲームはじめやがった!!
   俺は5分で飽きたくせにもうそのゲーム2時間はやってるぞ…」


ショタA「あ、死んだ。もっかいやろーっと」ポチッ


くも「あああああああああ!!コンティニューとか作ったやつ死○ね!!!
   少しは俺に構えクソガキがぁぁぁぁぁ!!腹減ったんじゃあああ!!」



174:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:45:08 ID:g1j

ショタA「………あ。そういえば」ヨイショ

くも「んお!?こっち来るぞ!!飯!!なんでもいいから飯!!今ならビリーでも喜んで食えるぞ!!」


ショタA「お前、おなかすいてる?」


くも「イエス・アイ・アム!!」カサカサカサカサカサ


ショタA「うっわ!きっも!!いきなりカサカサすんなよなぁ…ほんとにお腹空いたってことなのかな?」


くも「この興奮ッ!!自分ではもう抑えられないッ!!!」カサカサカサカサ


ショタA「まあ人間の言葉がわかるわけないよなぁ!」スッ


くも「え?」


ショタA「よいしょ。」


PS4「ピッ!!」


くも「え?え?」



176:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:50:19 ID:g1j

ショタA「バトルフロントおもしれぇーわやっぱ」ピコピコ


くも「…なんで?ねえなんで?じゃあ今の『お腹空いてる?』はなんだったの?ねえ?」


ショタA「くらえっ!おら!ふはははは!!」ピコピコ


くも「こっ、このまま俺…餓死る…のか…?」


ショタA「あーやられたっ!ああもう飽~きたっと!寝る!!」


くも「」


ショタA「おやすみ!」


電気ポチー


くも「とんでもないことになってきたぞこれは^p^」



178:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/18(金)23:56:30 ID:g1j

~4時間後~


くも「あぁ^~腹減ったんじゃ~」


ショタA「ぐーぐーzzz」


くも「せめて…眠りにつくことができればこの空腹に苦しめられることはないんだが…」


くも「昼間寝すぎて寝れねえ!なんてこった!」


くも「ダメだ!!たとえすぐには死ななくても今にも理性を失って発狂してしまいそうだ!!」


くも「何か!!何かいい方法はないのか!?ああ!!神様!!いるなら俺に何か知恵を!!!」


>>179



179:名無しさん@おーぷん 2015/12/19(土)00:00:01 ID:EW9

蜘蛛糸で文字を書く



180:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:06:48 ID:vy4

神の声「お前は糸が出せるではないか。それで文字を書くのじゃ。さあ。」


くも「き、聞こえた!!今!!神の声が!!あなたがジーザスか!!」


くも「そうか、文字を書けばいいんだな!!」


くも「う、うまく…できるかな…んっ//…やぁん///で、出てるぅ///
で、でも…ああんっ///今日はあんまり出ないのぉぉぉぉ///」糸ピュッピュッ


そして出来上がったくも氏の魂の叫びがこちらである↓



181:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:06:54 ID:vy4

no title



183:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:08:20 ID:vy4

くも「ぜぇぜぇぜぇ…くそっ!!これが限界だっ…!大体字なんて書いたことねえよ!」

くも「頼む!!どうか気が付いてくれぇええええ!!」


ショタA「ぐーぐー!」


くも「………ってか朝まで待たなきゃいけねえじゃねえかああああああああああ」



184:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:10:45 ID:vy4

くも「ああ!意識が薄れていく…!これは眠気とは違う!!
この意識の遠のき方は、間違いなくこのまま眠ればGO TO HELLだぜ!!」

くも「なんとか朝まで持ちこたえるんだ!!ジーザスよ!いるんだろ!?どうしたらいい!?」


>>185



185:名無しさん@おーぷん 2015/12/19(土)00:11:54 ID:EW9

神様「しゃーねーなもう我輩のデンジャラスパワーで蓋開けてやるよ(パカッ」



186:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:15:10 ID:vy4

ジーザス「しゃーねーなもう我輩のデンジャラスパワーで蓋開けてやるよ(パカッ」

くも「What a fuuuuuuuuck!!!初めからそうしてくれえええええ!!」


くも「ま、まあいい!これで脱出できる!!…あれ!?」ツルリ


くも「あああ!お腹が減って力が入らない!!壁を這えねえよぉ!!こういう時にアン○パンマンが来るってのは嘘なのか!!人間め!!!」



188:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:18:46 ID:vy4

~それからさらに4時間後~


すずめ「チュンチュン!!」


くも「( °. °)………………」


ショタA「ぐーぐー!」


くも「( °. °)オナカスイタ…」



192:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:24:22 ID:vy4

ショタA「んっ…!うーん…朝だぁ」


ショタA「ふわぁ~っ。ん、クモまだ寝てるかな」のぞきっ


くも「( °. °)ア…オハヨ…ゴザマス…」



ショタA「うえええええ!?なんだこれ気持ちわりぃ!!!糸はいてる!!!きっしょ!!」


くも「( °. °)オネガイ…ソレ…ヨクミテ…」



194:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:29:50 ID:vy4

ショタA「ん?なんか…これ…『はらへった』にも見えるような…?」


ショタA「まさかね!はは!でも、なんにも食べてないもんなー。ほんとにお腹すいてるかも!」


くも「( °. °)ア、ハイ。」


ショタA「とーさーーーーん」トテトテトテ


くも「( °. °)ア…ドッカイッタ…」



196:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:32:50 ID:vy4

~リビング~

父さん「おおショタA、今朝は早いな」

ショタA「ねえねえ父さん、クモって何たべるの?」

父さん「うーん、小さい虫とか食べるみていだけど」


ショタA「虫かあ~」トテトテトテ



197:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:34:51 ID:vy4

~お庭~

ショタA「んー!なんいもいねえや!」キョロキョロ

ショタA「クモには悪いけどもう少し我慢しててもらおっかな!」


カサッ


ショタA「!?」


カサカサッ

ショタA「あ!!>>198だ!!」



198:名無しさん@おーぷん 2015/12/19(土)00:37:18 ID:EW9

ビリー



199:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:42:37 ID:vy4

ショタA「ちっちゃいゴキブリ!!気持ちわる!!死○ねよ!!」

ビリー「なんだてめぇいきなり!!これだからクソガキは!!!」


ショタA「まあいいやこいつで」ヒョイ

ビリー「なんだそうなるんだよ離せこのクソッタレぇぇぇ!♀に性転換して鼻の穴に産卵するぞこの野郎!!」

ショタA「るんるん♪」トテトテ

ビリー「ホーリィシット!!どこに連れて行く気だこの野郎ぉ!」



201:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:48:41 ID:vy4

~ショタ部屋~

くも「( °. °)アワワワ…」


ショタA「おーい!エサ捕まえてきたよぉ!」


ビリー「おいお前今なんつったぁぁぁぁぁああああ!?」


ショタA「はい☆」ビリーポイッ


ビリー「いやだぁあああああああ!!」


ショタ「食べるかなぁ♪」蓋パコ


くも「( °. °)ア…オイシソウナ…ゴキチャン…」


ビリー「うおぁああ!?お前糸巻き野郎じゃねえか!!なんだそのツラ!!ゾンビかよ!!」


くも「( °. °)イタダキマス」


ビリー「まてぇええ!俺だ!!ビリーだ!!食うなぁあああ!!」



202:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:51:14 ID:vy4

くも「はっ!?お前!!ビリーか!!この野郎まだ生きてたのか!!」

ビリー「おいおいおいおい!!勘弁してくれよお前今俺の足齧りかけたろ!」

くも「す、すまん!!正気を失ってた!!」

ビリー「久々の再開だってのに…いったい何がどうなってんだよ!」


くも「話せばながくなるのだが…」



204:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:54:09 ID:vy4

ビリー「な、なるほど…。ったくとんでもねえガキだな」

くも「お前は何してたんだよ?」

ビリー「いやぁ~会合の帰りにちょっとかわいい子ちゃんみかけちゃってな」

くも「おいかけてここにたどり着いたのね」

ビリー「さすが察しがいいぜ相棒」



205:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)00:56:55 ID:vy4

ショタA「たべない…つまんね。」スッ

PS4「ピッ!!」


ビリー「あんのガキぃ!!」

くも「ああ、なんか一周まわってお腹いっぱいになった気がした」

ビリー「いやそれなんかやばくないか?」

くも「それよりもさ、お前なんか老けたな?」

ビリー「そりゃあお前、前に会ったの二か月も前だぞ…そりゃ歳もとるよ」

くも「ああー、あれってもうそんな前になるのかぁ」



206:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:04:50 ID:vy4

ビリー「あの時みたいに、力を合わせれば脱出できるんじゃないか?」

くも「だが、子供とは言え相手は人間だぞ?クロゴキなんてかわいいもんじゃねえよ」

ビリー「だがこのままだと、空き瓶に蜘蛛とゴキブリの餓死体が放置されるオチしか見えないんだが」

くも「そうだな…」



208:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:12:52 ID:vy4

ショタA「あ~勝てない!イライラする!!!」コントローラーポイッ!!

ビリー「あ!コントローラー投げやがった!小学生あるある!」

くも「お、おいこっちとんでくるぞ!!」


ガッシャーン!!


ショタA「ああああああああ!!?」


くも「うおおお!今だ!!ビリー!!逃げるぞ!!」


ビリー「おうよ!!!」



210:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:16:11 ID:vy4

カサカサカサカサカサカサカサ
ブーーーーーーーン

ショタA「うわああああああクソキモイ!!!」


くも「うおおおおおおおおおこれが自由!!リバティはここに確かに存在する!!!」


ビリー「飛んじまえばこっちのもんだ!おらぁ!クソガキぃ!!」


ショタA「うあああああん!!こっち来た!!やめてえええええ!!」



211:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:23:16 ID:vy4

ガチャ

母さん「なにさわいでるの!」

ショタA「うわあああ母さん!!クモとゴキブリが逃げた!!」

母さん「てめえ放すなつったろおおおがあああああああ!!!」



213:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:29:30 ID:vy4

ビリー「あ、お母さんこんちわwww」母にピトッ

母さん「ほわぁああああああああああ!!」ガシィッ

ビリー「ぐふっ!?」

くも「なっ!?ビリー!?あのママン!!虫がダメなくせにビリーを捕まえやがった!」


ビリー「な、なにをするだァー!離せぇッ!!」


母さん「死○ねええええええ!!」地面に叩きつけっ


グッシャア!


くも「ビリぃぃぃぃいいいいい!!!」



215:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:35:31 ID:vy4

ビリー「」ピクピク


くも「ばっきゃろーっ!調子にのるからこういうことになるんだ!!」



母さん「うおおおおお!!そこのお前!!覚悟しろぉ!!」


くも「ひぃ!!」



216:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:38:29 ID:vy4

母さん「行くぞおらぁああ!!」掃除機装備っ!

掃除機「ブイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!」

くも「いやあああああああああああ!!」

ひゅぽっ

かあさん「やったぜ。」



217:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:45:55 ID:vy4

くも「なんじゃここは!!狭いし暗いし埃だらけじゃねえか!!ゲッホ!!」

くも「あのままビンに入ってた方がマシだったんじゃ…」

くも「どうする…?もはやここから出られる自信がないんだが…!!」



220:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:50:35 ID:vy4

???「なんじゃ…騒がしいのう」

くも「なんだてめぇ!?」

???「わしの名はクモ爺。お前さんと同じく数か月前あの鬼女に吸われた哀れなクモじゃ。」


くも「なんだってぇぇぇぇ!?じゃあじいさん、あんたここに数か月もいるのか!?」


クモ爺「左様。あの時はまだわしもお前と同じくらいの歳じゃったわい」


くも「な、なんてこった…!俺はこんなとこでヨボヨボになって死んでいくのか!!ああ!いっそビリーのように一思いに叩き殺してくれぇ!!」



221:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)01:52:18 ID:vy4

クモ爺「諦めるのじゃ。ここに出口などない。ここは吸引力の変わらないただひとつの世界なのじゃ。」


クモ「ホーリィシーーーット!!」



222:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)02:01:37 ID:vy4

くも「なあクモ爺…ここ食い物はあるのか?」

クモ爺「あるぞ。ガキのお菓子の食べこぼしとかよく吸い込まれてくるぞ!」

くも「なるほど、食い物には困らないのか。」

クモ爺「ここなら巣もいちいち張る必要ないし、外敵もいない…。ちょっと寂しかったがの。ふぉふぉふぉ。」


くも「数か月もぼっちだったもんな…笑えねえ…」



223:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)02:07:42 ID:vy4

くも「って待てよ!!第4部下手したら掃除機生活の話になるんじゃねえか!?」

クモ爺「それはまずいのう。今想像しただけでもつまらんのがわかる」

くも「脱出するしかないぜ…3部中に!!」



225:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)02:14:43 ID:vy4

クモ爺「じゃがのう…わしだって長年ここから出る方法を考えておったのだ」

くも「……」

クモ爺「じゃが、無理だった。まるでブラックホールじゃ。」


~そのころ~

母さん「あーすっきりした。あ。そういえばこのダイ○ソンのここ最近ゴミ捨ててなかったわね」

母さん「もうだいぶたまっちゃってるわ。」カポッ ポイッ



226:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)02:18:11 ID:vy4

くも「ふざけんな!!あっさり出られたじゃねえかくそじじい!!」

クモ爺「あんりゃあ、こんな方法で出られるとはのう。ううん、外はまぶしいわい」


くも「まあいいや、俺はここからおさらばするぜっ…!」


クモ爺「達者でのう」



228:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)02:26:02 ID:vy4

くも「全く…あの女…掃除機のゴミくらいマメに捨てろよな…。爺さんかわいそうだったな。」カサカサ

くも「やれやれ、やっと解放されたぜぇ…もうガキにはだけは捕まらないぞ、うん」

くも「そういえば、あっさりすぎて実感わかねえけど、ビリー死んだんだよなぁ」

くも「まあ、いずれにしろ俺もあいつも寿命はあと2、3か月ってとこだもんなぁ。1年ってあっという間だな。」



231:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)02:39:44 ID:vy4

くも「あーあ、もうすぐしたら冬、か。寒いってどんな感じなんだろうなぁ~」


ショタっ子の変から1か月。
くもさんの最初で最後の冬が訪れました。
そう、2度目の春はクモには訪れないのです。
この冬の終わりが、くさんの最期を意味するのです。


次回、最終回 
第四部ドリームキャッチャー

おたのしみに。





                             第三部 プリズナー
                                      完



243:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)23:53:45 ID:vy4


『売家』


くも「…へぇ。ゆめりん達、引っ越したんだ。」

くも「懐かしいなぁ。この街に来るのも、もう何か月ぶりだろうか。」

くも「ああ。こう寒いと体のあちこちの節足が痛い。せめて俺がもう少し若ければな。はは。すっかり俺も老け込んじまった。」



244:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)23:55:41 ID:vy4

くも「空き家になってんならちょうどいいや、今日からここに住まうかな。」


カサカサカサ

くも「ほぉ~…。人間がいなくなると、こうも何もなくなっちゃうんだな。まるで別の家だ。」


くも「ま、これなら追いかけまわされることもないな!…なんだかちょっとさみしい気もするけど」



246:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/19(土)23:59:59 ID:vy4

くも「ああ、ここがたしかゆめりんの部屋で、そうそう、ここに下着タンスというヘブンがあったんだよなぁ」

くも「………ほんと、なにもかも無くなってんな~。」

くも「ふぅ…。老後はここでゆっくり過ごすかな。あと何週間残ってんだろうか…」ゴホッツゴホ

くも「…う~寒ぃ。今日は寝るかぁ」



248:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:04:36 ID:YYA

~数日後のある日~

わいわいがやがやドタドタバタバタ



くも「うるせえええ!!人が…じゃなくて蜘蛛がせっかく気持ちよく寝てるってのになんだいったい!」


少女「わーーーひろぉい!!ねパパー!私ここがいい!!」

パパ「おいおいもう決めちゃうのかぁ?もっといろいろ見てみないと…」

少女「学校も近いしここがいいよー!」

ママ「あらあらすっかり気に入っちゃったみたいね」

パパ「うーん?どうする?」

ママ「いいんじゃないかしら?私もこの家気に入ってるわ」

パパ「じゃあ~ここにしちゃおうか」


くも「むぅ…つかの間の楽園も数日限りだったか…でも、なぜかちょっとうれしい自分もいるという…。」



249:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:07:40 ID:YYA

~さらに数日~

引越し屋さん「これここでいっすかー!?」

パパ「ああ、その辺に適当に置いといてください~。あとはこっちでやりますから」

少女「きゃっきゃっ!」

ママ「こらこら静かにしてなさい、うふふ、すっかり興奮しちゃって」


くも(う‥うるさい…人の巣作りも大変なんだな…)



250:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:09:37 ID:YYA

少女「あー!ひっこしさんそれゆみのタンスだよー!それあっちー!」

引っ越し屋さん「お!ごめんごめん!ここの部屋かなー?」

ゆみ「そうそこー!きゃっきゃっ!」

くも「タンスだと!!」ガタッ!



251:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:12:52 ID:YYA

くも「この質感!!適度な幅にこの無難な高さと絶妙な奥行!!間違いねえ!ここにはアレが仕舞われるはずだ!!」

くも「ああ…!!長い間待ち焦がれていた!!帰ってきたぞ!!俺のヘブン!!!」


ガコッ

引越し屋さん「おっと。引き出しが…危ない危ない落とすとこだった」


くも「今じゃあああああああああ!!!」カサカサピョーン


くも「I got it!!!Yeah!!!」



252:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:16:16 ID:YYA

くも「ふふ、あとはpantiesの到着を待つのみだぜ!!」

くも「ああ!そして幸せに包まれながら悔いもなく死んでいくんだ!!蜘蛛に生まれてよかったぁああああ!!」


ゆみ「何…?この声?わたしの部屋から…」ふるふる



253:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:21:27 ID:YYA

くも「whooooaaaaaaaaaaaaaah!!」

ゆみ「た、たんすから雄叫びが…!しかも…外人風…?」ガクブル

くも「さあ降り注いでこい!!色鮮やかに彩られた色彩を帯びて僕を優しく包んでくれ!!」

ゆみ「なんかラル○クの歌詞みたいなこと言ってる…こわい」


くも「そして俺を―

ひきだしガラッ

くも「………あ。」



254:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:23:34 ID:YYA

くも「や…やべぇ…。なぜ開けた…。」ガクブル

ゆみ「シャベッタァァァァァァァァァァ!!!」

くも「なにぃぃいいいいいいいいいいいい!?」



255:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:28:14 ID:YYA

くも「まてまてまて!!俺の声が聞こえるのか?」

ゆみ「え…うん」

くも「ホーーーリィシット!!これはいったいどういうことなんだ!!」

ゆみ「え、なんでしゃべってるの?クモでしょ?」


くも「るせえ!虫だってしゃべれるんじゃ!聞こえてないのはお前ら人間だけなんだぞ!!」


ゆみ「へ、へえ。じゃあくもさんの声が聞こえるのは…」


くも「わかんねえ…わかんねえけど、人と話せるなんて!!ああ!!感動!!」


ゆみ「そ…そう…なんだ?」


くも「あれ、虫と話せてうれしくないの?」


ゆみ「え…うん、まあ、虫…だし?できれば話せないほうが幸せというか…」


くも「ファック!!!」



256:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:30:00 ID:YYA

くも「それにしても、驚かねえのかよ?もっとさあ。蜘蛛がしゃべってんだぜ?」


ゆみ「いや…タンスにクモがいたって時点でわたしもうあたま真っ白だから…」


くも「すまんな」



257:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:31:34 ID:YYA

ゆみ「とりあえず…ここから出て?」

くも「なんで?出ていきたくないんだけど」

ゆみ「え…そこわたしの下着タンスだから」

くも「なおさら出ていかねえ」

ゆみ「パパ呼んでぶっ潰してもらおうか?」

くも「」ピョーンッ



258:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:37:55 ID:YYA

くも「なあ、お嬢ちゃん君は…」

ゆみ「わたしの名前はゆみよ」

くも「ああ、そうか。ゆみちゃんは、今まで虫の声をきいたことは?」

ゆみ「あるわけないでしょう」

くも「ふむ…この子が特別な能力的なものをもってるわけではないのか…」

ゆみ「くもさんも人間と話せたこともないんだよね?じゃあいったいどうして…」

くも「わからねえ、わからねえけど、まあいいか」

ゆみ「いいって、なにが?」

くも「別に虫と人が話せてもいいじゃねえか。俺は話相手ができて、うれしいぜ?最近、ずっとひとり…いや、一匹だったからさ」

ゆみ「え、そうなの?」


くも「ああ、昔は友達がいたんだけど、死んじまってなぁ。いたらいたでやかましいやつだったんだけど、やっぱもう会えないと思うと…あれ…複眼から汗が…」グスッ


ゆみ「そっか…。じゃあ~…ゆみが友達になってあげるよ!」


くも「ほんとか!?」


ゆみ「うん!」


くも「Yes!!!!」



259:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:41:26 ID:YYA

くも「じゃあ、この部屋に住んでてもいいのか?」

ゆみ「え…それはちょっとキモイ」

くも「う…えっぐ…ぐふぅ…」

ゆみ「泣かないで複眼がうるうるして気持ち悪いから。んー…じゃあ、そこのクローゼットの中ならいいよ」

くも「恩に着るぜ!」



260:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)00:52:15 ID:YYA

こうしてゆみちゃんとくもさんの奇妙な同居生活がはじまった
はじめは話すクモとそれを理解する少女という関係に妙な違和感を抱いていたふたりだが、
数日もすればふたりはすっかりいい友達同士になっていた。

くも「悪い夢だけじゃなく~♪いい夢もそっと~…」


ガチャ

ゆも「ほんと歌へたくそだよねぇ~ただいまー」

くも「んだよー!人が…じゃなくて蜘蛛がせっかく気持ちよく歌ってたってのに!」

ゆみ「あはは。ねえ、その歌いっつも歌ってるけどなんなの?」

くも「ん?ああこれか?俺がまだ幼虫だったころ、お袋が歌ってくれてたんだ。眠れない夜も、この歌を聴きながらだと、すぐに眠りにつけてたなぁ」

ゆみ「へぇ~。お母さんが作った子守唄、なんだ。ふふ、なんだか素敵ね!歌詞はへんてこだけど!」

くも「なんだとー」

ゆみ「ねえねえ、もうすぐ冬休みなんだけどさ。パパがスキーにつれてってくれるって!くもさんも来る?」

くも「すきー?なんだそれ?」

ゆみ「えっとね、なんか足に板をつけてね、大きな雪の坂道をすべり降りるんだよ!!」

くも「…?楽しいのか…?それ?」

ゆみ「やったことないけど、楽しそうだよ!!」

くも「へ、へぇ…?じゃあ、行ってみようかな?」



262:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:00:53 ID:YYA

~それから数日~


くも「………で。これがスキー、なのか。」ガクブル


ゆみ「う、うん…。そうだね…。」ワナワナ


くも「本当に…ここから下まで滑り下りるの…か…?」ガチガチ


ゆみ「そ、そうみたいね…」ガタガタ


くも「死ぬぞ」オドオド


ゆみ「で、でもみんな楽しそうだよ…?」ブルブル



263:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:00:57 ID:YYA



パパ「・・・?誰と話してるんだ?」


ゆみ「ふぇ!?いやなんでもないよ!!ちょっと怖いからおまじないをしてたの!!」


パパ「あはは!大丈夫!ゆっくり滑れば大丈夫だから!さっき下で練習したようにやればいいんだよ!」


ゆみ「う…うん!」



くも「ひぇえええええ!冗談じゃねえぜ!俺はお前ら人間とモノの見え方が違うんだよ!!何もかも巨大なんだ!!家の階段ですら果てしないってのに…」


ゆめ「じゃあいくね!!」


くも「やーめーてーくーれー!」


ゆめ「くもさん!そのまましっかりゆみの肩につかまってるんだよ!」ヒソヒソ


くも「ああ!神様!ジーザスクライスト!!!」


ゆめ「れっつごーーー!」


スーーーーーーーーーッ


くも「うおああああああああああああああああああああああああ」


ゆめ「きゃーーーーーーー!!」



264:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:05:54 ID:YYA

びゅおおおおおおおお

くも「ああ!!死んだ!!俺は死ぬんだ!!ぬくぬくのパンティーに包まれながら死にたかった!!」

ゆみ「ちょ!ちょっと何言ってんのよ!!」

くも「あああああああもっと速度を落としてくれ!!ものすごいGが俺に襲いかかっている!!強制脱皮しちまいそうだ!!」

ゆみ「うんわかっ…あえええ!?止まらないよおおおお!!」


くも「ホーリィシーーーーット!!!」



268:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:12:41 ID:YYA

ゆみ「わあああああ!!」

くも「思い出せ!!あの地獄の特訓の時にパパンが言っていたことを!!」

ゆみ「フォースの力を信じろ、とかいうやつ?」

くも「ちがぁう!そりゃ昨日公開されたから見に行ったスターなんとかって映画だろ!!」

ゆみ「ちょっとふざけただけよ!!八の字にするんでしょ!!」

くも「わかってんだったらやってくれええええ死んじまううううう」



ズザザザザザザーッ ドテッ



270:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:16:32 ID:YYA

ゆみ「……………止まった」

くも「………………。」


ゆみ「………ぷっ」クスクス

くも「ふふ……んふふふ…」クスクス

ゆみ「あはははははははは!たのしいね!!」

くも「お、おう!!これがスリルってやつか!!人間ってのは遊びの天才だな!!!」



271:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:20:29 ID:YYA

パパ「おーい大丈夫かぁ~?」ズザザザザッ

ゆみ「うん!大丈夫だよ!パパもういっかい!」

パパ「よ~し!じゃあ今度はパパと競争してみよっか?」

ゆみ「する~!」きゃっきゃっ




272:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:22:18 ID:YYA

~その夜~

くも「やれやれ~!やっと家に着いた!あーくたびれた!」

ゆみ「楽しかったね!!」

くも「おうよ!!ニューワールドだったぜ!」

ゆみ「また来年も行きたいね!!!」

くも「え…?あ…ああ!そうだな!!また行こうな!!!」



273:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:25:09 ID:YYA

ゆみ「ふわぁ~あ。遊び疲れちゃった。今日はもう寝ようか?」

くも「そうだな、そうしようそうしよう」

ゆみ「おやすみ~」電気オフー

くも「ああおやすみ」

ゆみ「zzzz....」

くも「早ぇ…。」



275:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:27:19 ID:YYA

くも「来年…か。そっか。人間はまだあと何十年も人生が続くんだよなぁ」

くも「果てしないな。あ、でも人間はよく『今年も早かった』って言うらしいなぁ。俺たちの1年とは、また感じ方が違うのかな」

くも「あーあ。俺も人間だったらなぁ。なんてな。はは。ほんと、俺としたことが何言ってんだ。女々しいぞ。」



276:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:29:32 ID:YYA

くも「……………。」


くも「あーいいなぁー人間!!こんな冬が、あと何十回も来るんだもんなぁ~!」


くも「……俺だってまた、スキー行きたいぜぇ……。」



277:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:34:38 ID:YYA

~その日の朝~


くも「ゲッホゲホッ!!」

ゆみ「zzz…」

くも「グエッホン!オッホ!ゲッホェエエエ!なんだこりゃ…咳が止まらねえ」

ゆみ「zzz...」


くも「風邪か?いやでもクモって、というより虫って風邪ひかねえよな…?ゲッホゲホッ!ウエッホーン!」


ゆみ「うーん…むにゃむにゃ…くもさん、どしたのー…?」


くも「あ…わりぃ…ゲッホッ…起こしちまったなっ…ゲッホ」


ゆみ「…?風邪…?」


くも「さあな…昨日はしゃぎすぎて疲れたからなぁ、免疫落ちたのかもゲホッホッホ」



278:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:45:08 ID:YYA

ゆみ「パブロ○ン飲む?」

くも「死ぬだろ!ゲッホ」

ゆみ「あはは。でもほんとにちょっとひどいね。虫の病院ってあったっけなぁ…」


くも「病院…あ、そういえばドクター・バグのじじいまだ生きてるかな…ゲッホ」

ゆみ「だれそれ」

くも「ダンゴムシのじいさんなんだけどよ、やたらといろんなゴホッゲホッ虫の病気に詳しいんだよ。虫界の医者みたいなやつさゲッホ」

ゆみ「へぇ。おじいさんってことは、もう何十年も生きてるの?」

くも「ゲホッゲッホ…いや、ダンゴムシの寿命はせいぜい5年くらいだからゲッホ。まあそれでドクター・バグは6年3か月も生きてるんだからすごいじいさんだぜ」


ゆみ「5年……」


くも「―!!あ、あ!そうだ!俺ちょっとじいさんのとこ行って診てもらうぜ!ゲッホオエエエ」


ゆみ「え?あ、うん、そうしなよ」


くも「ははっ!じゃな!」


カサカサカサカサカサ



ゆみ「…。」



279:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:47:38 ID:YYA

くも「ふぅ~危なかったぜ。あのままだと確実に、じゃあクモの寿命は何年なの~って流れになってたな」

くも「ゲッヘォオオオエッツ! しっかし咳が止まらねぇ…。はやいとこバグじいさんに診てもらおう」



280:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:51:04 ID:YYA

~近所の森~

Dr.バグ「寿命じゃな。お主、もうじき死ぬぞ。」

くも「なんだってぇええええ!?」ケホッ

Dr.バグ「当たり前じゃろう。もう12月じゃぞ。いつ死んでもおかしくないわい。」


くも「ま、まぁそうだけどよぉ…ゲッホ。なんか、改めて死にますってなるとショックだぜ…グエッホン」




281:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:55:56 ID:YYA

~ゆみちゃんの部屋~


くも「た、ただいま"ぁ~」


ゆみ「………。」


くも「ど、どうしたんだ、そんな暗い顔して?ゲッホ」


ゆみ「…どうだった?」


くも「んえ!?ああ!全然!うん!大丈夫?らしいぜ!はは!」


ゆみ「くもさん、もう死んじゃうんじゃないの…?」


くも「はえ!?この俺が死ぬ!?ゲッホまっさかー!」


ゆみ「パパに聞いたらね…クモって1年くらいで死んじゃうんだって……。」


くも(ファックユーパパン!!何現実叩きつけてんだよ!!!まあ、あんたは事情知らないからしかたないけど!!)



282:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)01:59:04 ID:YYA

くも「黙っててごめんな…」

ゆみ「…だよ…」


くも「?」


ゆみ「やだよ!!死んじゃうなんて!!せっかくお友達になれたのに!!」


くも「ゆみちゃん…」


ゆみ「お別れ…したくないよぅ…」


くも(ふおおおおおおおお!一番恐れていた展開に…!!)



283:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)02:04:01 ID:YYA

ゆみ「またスキー行くって言ったじゃん…」ウルウル

くも「…俺だって…ゲッヘゴッハァ…また行きたいさ…ゲッホ…、もっといろんなこと話して、いろんなとこ行きたいよグッオホーン!!」

くも「けど……」

ゆみ「……」

くも「ほら、俺クモだから、な。ははは。なんでこんな…ゲッホ…すぐ死んじゃうんだろうな!!1年って果てしなく長いって思ってたけど…」


くも「なんだか、今なら人間が「1年あっという間だった」って言う気持ちが、わかるなぁ~!」


ゆみ「…。」



284:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)02:09:32 ID:YYA

くも「そんな顔するなよ~!ゲホッゲホ。たかだか虫が一匹、死ぬだけなんだから。ほら、蚊とかつぶしてもなんともないだろ?ゲッホ」

ゆみ「くもさんは…違うもん…」ウルウル


くも「ゲッホゲッホゲホ…はは、人間ってほんとよくわからないなぁ!生きるためでもなんでもないのに、嫌だからって理由だけで、簡単に虫を殺しちゃうのに…」


ゆみ「…」


くも「……話さえできれば、こうやって友達になれるんだな…。よくわからない生き物だぜ。」



285:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)02:12:13 ID:YYA

くも「俺が死ぬの、そんなに悲しいかい?」


ゆみ「…当たり前じゃん!!」ポロポロ


くも「…はは。人間が俺のために泣いてくれるなんて…。1年も生きて、はじめてだぜ…ぐすっ…。」


ゆみ「うえええん・・・くもさん…くもさん…」


くも「ゆみちゃん…俺…死にたくないぜぇ…」



287:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)02:19:15 ID:YYA

それから、くもさんは残りの余生をゆみちゃんのそばで過ごしました。
その一匹の虫はひとりの少女といろんな話をして、たくさん笑い合いました。

そしてくもさんは次第に弱っていき、ついにはもうひとことも話せる状態ではなくなってしまいました。
雪の降るある日の朝、くもさんはゆみちゃんの手のひらに糸を円形の網目状にしたものをそっと置きました。
ゆみちゃんはそれをそっと空きビンに入れると、くもさんに向けて、やさしくほほえみました。
その笑顔を見つめながら、くもさんは静かに眠りについたのでした。



289:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)02:30:51 ID:YYA

~それから数年~

あれからゆみちゃんが虫の声が聞こえることはありませんでした。
でも、ゆみちゃんは知っています。虫たちにも心があり、感情があり、人間と何も変わらないことを。


ゆみ「君と僕でふたり 夢を捕まえよう♪悪い夢ばかりじゃなく いい夢もそっと♪
切れない糸で絡めるように いつまでも いつまでも離さないでいよう~♪」


友達「おっはよー!今日も寒いね」


ゆみ「あ、友ちゃんおはよ!」


友達「また変な歌うたってー!その歌なんなの?」


ゆみ「えっとねーこれは小学生の時にね―」












                           第四部 ドリームキャッチャー
                                        完



290:くも◆auefOJe4Ao 2015/12/20(日)02:42:26 ID:YYA

くぅ疲これ完
みなさん4日間もどうもありがとうございました。ようやっと完結しました。
SSなんて書いたことなかったので、へたくそな部分が多々ありましたけど、
楽しんでいただけたましたら、幸いです。
リアルタイムで読んでくださった方、ほんとに夜遅くにありがとうございました。
クモさんを見かけたら、どうかつぶしたりしないで優しく見守ってあげてくださいな
それでは、またどこかで。



元スレ
くも「また家がなくなっとるwwwwwww」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1450290515/
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         コメント一覧 (27)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 08:53
          • Gから逃げてきた…

            Gはムリ
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 08:56
          • ゴキブリはまじ勘弁
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 08:59
          • やだ感動
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 09:08
          • 最近は小さめの蜘蛛ならなんとか大丈夫になってきた
            しかしネルスキュラみたいなでかい蜘蛛は無理だ
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 09:09
          • ちっちゃい蜘蛛はぴょんぴょん跳ねるから結構可愛いぞ
            でかいのはかっこいいって思えるようになれば怖いものなしだぜ
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 09:17
          • (0H0)俺は最強だァ!
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 09:21
          • G「今僕のヴィンテージが芳醇の時を迎える!」
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 10:13
          • ちょっとウルっと来ました
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 10:22
          • 今年の夏に育ててた朝顔にこがねぐもが住み着いたの思い出した、秋になってすぐにつがいを求めて飛んで行ったけど寂しかったな
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 10:32
          • 中々面白かった
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 10:57
          • ドリームキャッチャーで某銀牙騎士を思い出した
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 11:45
          • 4部の綺麗さに対して2部が汚すぎる
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 11:54
          • 良いじゃない。テンポも好きだし、久しぶりの良作だ
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 12:07
          • 家の中で蜘蛛を見掛けてもスルーしてる俺は勝ち組
            あ、Gは即処理します
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 13:59
          • 無駄に面白かった
            ゴキブリは平気で殺せるけどクモはちょっと躊躇するわ
            何の違いなんだか自分でもわからん
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 15:02
          • 蜘蛛は他の虫食ってくれるって信じて蜘蛛は見逃してる
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 15:33
          • ※6-7
            東映に帰れ
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 16:55
          • アタチもよく巣を壊されるっスよ~ウヒャヒャのヒャ~
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 17:07
          • 一撃殺虫ホイホイさんが切実に欲しい。
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 19:24
          • 理解されないことはわかっっちゃいるが蜘蛛はカワイイ。
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 22:14
          • 感動した
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月20日 23:38
          • 俺も常々壊されても壊されても健気に巣を作る蜘蛛可愛いって思ってたから泣けた
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月21日 01:37
          • 蜘蛛もゴキも大丈夫な人間だからかなり楽しめたよ
            ゴキはよく見るとカッコイイんだぞ
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月21日 02:05
          • 1 この>>1はクモについて無知過ぎたな
            クモは他の虫の体液を吸うからお菓子の欠片何ぞ喰わんよ
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月21日 11:18
          • チャバネって空飛ばないんじゃないっけ
            まあ突っ込み所はあるけど笑いあり涙あり冒険ありの王道ストーリーでそれ以上にワクワクした
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月21日 15:40
          • 5 せつないな
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月22日 01:01
          • 日本には特に人間に悪さする蜘蛛はいない
            アシダカさんなんて益虫だからな

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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