サイタマ「ストレッチマン?」
サイタマ「明日は肉が安いな」
ジェノス「先生、怪人が現れた様です」
サイタマ「おー、まぁ、誰かがやっつけてくれるだろー」
アナウンサー「災害レベルはまだ判明していませんが、周辺の住人はシェルターへ避難を開始して下さい!」
ジェノス「そうですね。先生はB級に上がった事ですし、活動はしなくても、ヒーロー名簿から除外される事は無いですからね」
ジェノス「それに、先生が出られるという事は、まず俺が相手をしてからでないと」
サイタマ「行くしかないな」
ジェノス「え、先生、行くんですか?」
サイタマ「いや、スーパーの話しな」
アナウンサー「速報です!どうやら怪人はH市に現れた模様です!周辺の住人は速やかに避難を!」
ジェノス「先生、どうやらH市に怪人がーー」
サイタマ「ジェノス、怪人倒しに行くぞ」
ジェノス「・・・!はい!」
ジェノス(さすが先生だ。関心が無い振りをして、すぐに行動を開始するとは・・・俺も見習わなくては)
サイタマ(タイムセールを逃す訳には行かないな)
ー3時間前ー
???「ヌハッ!ヌハッ!ヌぅーハッハッハっ!」
子供「ママーー!この黄色いおっさん気持ち悪いよぉーー!」
???「そこの子、私は黄色いおっさんではないぞ!我輩の名前は」
ストレッチマン「ストレッチマンだ!」
ストレッチマン「さぁ、一緒にストレッチをしてみよーーー!」
母親「ウチの子に何をして・・・!キャ!体勝手に・・・!」
子供「ママ!」
ストレッチマン「左足を大きく後ろに下げて、右足に体重を乗せよーう!」
ストレッチマン「この時に、後ろのカカトが上がらない様に注意しようね!」
ストレッチマン「さぁ!数を数えてみよーーーう!」
ストレッチマン「いーちっ!にぃー!」
母親「さ、さーーん!」
子供「しー!」
ストレッチマン「ごォーーー!」
母親「な、何だか後ろ足が熱いわ・・・」
ストレッチマン「ヌハハハ!ではそのストレッチパワー、いただくとしよう!」
子供「ママ、何だか眠くなって・・・・」
母親「ママも・・・ね・・・・む・・」
ストレッチマン「ストレッチパワー吸収かんりょーーう!ヌハハハ!」
ストレッチマン「ストレッチパワーを吸われた人間は気力を失い、永遠に眠り続けるのだ!」
男「な、何なんだこの黄色いおっさん・・・!皆!逃げろーー!」
ストレッチマン「ヌハハ!ここは人が多くてストレッチのしがいがあるぞぉ!」
黒服「フブキ様ぁ!」
フブキ「何かしら?」
黒服「怪人が現れた様です!B級ランカーはすぐにH市に行く様にとヒーロー協会から通達がありました!」
フブキ「・・・ふふっ、じゃあ、行きましょうか。このB級トップの地獄のフブキが直々にお相手してあげるわ」
ーーーーーーー
ストレッチマン「ごぉーーーー!」
ストレッチマン「ヌハハハ!ストレッチパワーがここ(背中)に溜まってきただろう!」
女(な、何で意識とは関係無くストレッチしてしまうの!?)
ストレッチマン「ではストレッチパワーをいただくぞ!」
ストレッチマン「ヌンっ!」
周辺の人達「う・・・・・」
ストレッチマン「ヌハハハハ!これで100人分のストレッチパワーが溜まったぞぉ!」
無免ライダー「待てーーい!」キキー!
無免ライダー「な、なんだ。この有様は・・・!」
無免ライダー(黄色い怪人の後ろに眠っている人達が道の様に・・・!)
ストレッチマン「何だお前はぁ!」
無免ライダー「俺の名前は無免ライダー!き、貴様こそ何者だ!」
ストレッチマン「我輩の名前はストレッチマン!ストレッチ第七星雲から来た宇宙人だ!」
無免ライダー「な、何故こんな事をする!」
ストレッチマン「ヌハハハ!聞きたいか!」
ストレッチマン「では聞かせてやろーう!我輩が何故こうなったかを!」
ピーヨ、ピーヨ、ピーヨ
ストレッチマン「地球からの伝言だ!」
カラオケマン「私の名前はカラオケマン!私の美声を子供達に聞かせる為にやって来た!」
カラオケマン「では一曲歌います!くぁwせdrftgyふじこlーーーーーーー!」
子供達「う、うわあああ!」
ストレッチマン「な、何て音痴な歌何だ・・・」
ストレッチマン「ゆ、許せん!・・・すぐに行くぞ、子供達!」
まいどん「ストレッチマン、僕も行くよ!」
ストレッチマン「まいどん、君は残っているんだ!」
ストレッチマン「とれ!」ヒュー!
タンクトップブラックホール「ん?何だかこの学校から悲鳴が・・・」
タンクトップタイガー「アニキ!俺達ヒーローの出番だ!」
タンクトップBH(以下略)「よし、行くぞ弟よ!」
カラオケマン「ボエ~~」
子供達「うわぁぁぁーー!」
「「大丈夫か!子供達!」」
カラオケマン「!?誰だ!」
タンクトップBH「俺はB級81位!ヒーロータンクトップブラックホール!」
タンクトップT「同じくヒーローランクC級6位!タンクトップタイガーだ!」
子供達「ひ、ヒーローが来てくれたぁぁ!」
先生達「もう安心だ!」
タンクトップBH「行くぞ弟よ!」
タンクトップT「あぁ、アニキ!」
ーーーーーー
カラオケマン「グハーー!」
タンクトップBH「ふっ、終わったな」
子供達「やったぁ!流石ヒーローーー!」
タンクトップT「この位、軽い軽い!」
タンクトップT(あ、危なかったぁーー)
ストレッチマン「ストレッチマン参上!」
タンクトップBH「ん?何だお前は?」
ストレッチマン「怪人は何処だぁ!」
タンクトップT「怪人は俺達が倒した!・・・なんだ?お前ヒーローか?」
ストレッチマン「我輩の名前はストレッチマン!ここに怪人が居ると聞いて駆けつけたのだ!」
子供「うえーん、何この黄色いおっさん、気持ち悪いよぉーーー!」
ストレッチマン「なっ・・・・!」
タンクトップBH「お前の様な奴など、聞いた事がない!さてはお前・・・!」
タンクトップT「ヒーローに扮した怪人だな!」
タンクトップT「うるさい!ヒーローが子供を泣かす訳ないだろ!」
子供達「うえーーん、黄色いおっさん気持ち悪いよぉーー!」
ストレッチマン(わ、我輩は・・・!)
タンクトップBH「怪人ストレッチマン!俺達が相手だ!」
ストレッチマン(我輩は・・・!)
ストレッチマン「・・・・・・」ヒュー
タンクトップBH「なに!?逃げるのか!この臆病者!」
タンクトップT「あ、アニキ。あいつ空飛んでない?」
タンクトップBH「ふん、どうせ背中にジェット機か何か積んでいるんだろう。手の込んだ怪人だ」
子供達「やったぁ!ヒーローが怪人追い払ったぁ!!」
タンクトップT「おおっとぉ!そんな寄らないでくれぇ!サインは後から受付けるぞぉ!」
ーストレッチ第七星雲ー
まいどん「あ!おかえりストレッチマン!今日は早かったね!」
ストレッチマン「まいどん・・・」
まいどん「ど、どーしたのストレッチマン?元気無いね」
ストレッチマン「我輩は・・・ヒーロー・・・だな?」
まいどん「何言ってるのさ!ストレッチマンはストレッチを子供達に教える心優しいヒーローじゃないか!」
ストレッチマン「だか、今日地球に行ったら、タンクトップサイダーと名乗るヒーローが怪人を先に倒していてな」
まいどん「ストレッチマン以外にヒーローって居るんだね」
まいどん「え・・・」
ストレッチマン「子供達に泣かれてしまったよ・・・」
ストレッチマン「子供達の笑顔を守るストレッチマンが子供達を泣かせてしまった」
ストレッチマン「我輩は信じてきたのだ」
ストレッチマン「ストレッチは、人間を健康にする魔法なんだと。いつもでも笑顔で身体を動かせる魔法だと」
まいどん「・・・・・」
ストレッチマン「だが、もはや人間はストレッチを必要としていないらしい」
ストレッチマン「怪人か現れても、見知らぬヒーローが倒してくれる」
ストレッチマン「ならば、ストレッチを必要としない。我輩を必要としない人間共なぞ」
ストレッチマン「居らぬ」
ストレッチマン「我輩が授けてきた。ストレッチパワー・・・」
ストレッチマン「返してもらうぞ、人間共」
無免ライダー「・・・・・」
ストレッチマン「こうして我輩は人間共に復讐を誓い、地球にやってきたのだ」
無免ライダー「・・・そんなの間違っている!」
ストレッチマン「間違っている?ストレッチを必要としないお前達の方が間違っているのだ!」
ストレッチマン「ここで話し合った所で解決はせぬ!」
無免ライダー「くっ・・・・」
ストレッチマン「ヌハハハ、丁度良い。今まで吸収してきたストレッチパワー・・・試してやろう」
無免ライダー「くっ・・・ヒーローは逃げない!うおおお!」
ストレッチマン「ストレッチパワー5%・・・。右足前!脇を締めて!」
ストレッチマン「ストレッチパーーンチ!」
無免ライダー(こ、拳が!見えない!)
ストレッチマン「安らかに眠るが良い。青年よ」
ズガン!ゴガン!!!
ストレッチマン「ヌハハハ、ストレッチパワー5%でビルを2つ貫通させるとは」
ストレッチマン「我輩ながら素晴らしい力だ」
ストレッチマン「さて、まだまだ人はたくさん居る」
ストレッチマン「さぁ!皆でストレッチをしてみよぉーー!」
ーヒーロー協会ー
職員A「怪人の災害レベルが判明しました!」
職員A「災害レベル鬼!」
上位職員「各方面に通達!一刻も早くH市、及びその周辺の住民は避難する様に呼びかけるんだ!」
職員B「怪人はストレッチマンと名乗り、人間から生気を奪いながら移動してる模様!」
上位職員「奪われた人間はどうなっているんだ?」
職員B「まるで死んだかの様に眠っているそうです!何をしても起きないとのこと!」
上位職員「くそっ、これ以上被害が拡大する様ならば、S級ヒーロー達にも要請をしなければ・・・!」
ーーーーーーーーー
男「う、うわああああ!怪人だあああ!」
ストレッチマン「ヌハハハハ、我輩から逃げても無駄だぞぉ!」
ストレッチマン「皆でストレッチをしてみよーーー!」
住民A「ひぃ、か、身体が動かない!」
住民B「どうしてなの!?」
住民C「俺達は殺される・・・?」
住民D「ひ、ヒーローは何やってるんだよぉ!」
ストレッチマン「そのまま、両手を床につけるくらい下に降ろすよ!」
ストレッチマン「この時に膝が曲がらない様に注意しようねぇ!」
ストレッチマン「のびーるのびーるストップ!」
ストレッチマン「皆で数を数えてみよーーーう!」
住民達「「いーちっ!」」
ストレッチマン「にーぃ!」
住民達「「さーーーん!」」
ストレッチマン「しーーっ!」
住民達 ストレッチマン「「ごぉーーーー!」」
住民A「何だか、身体が軽くなったぞ・・・?」
住民D「気のせいかな、楽になった気が」
ストレッチマン「それがストレッチパワーだ!だが、お前達にそのパワーは勿体ない!」
ストレッチマン「我輩が貰い受けよーーう!ヌンっ!」
住民E「あ・・・・ふぁ」
住民F「ね、む・・・・・」
ストレッチマン「ヌハハハハ!」
シュルルルルル!
ストレッチマン「ヌッ!」
ドガン!
ストレッチマン「何だこれは、手裏剣・・・?」
ソニック「ふ、爆裂手裏剣を手で受け止めるとは、やるな貴様」
ストレッチマン「ヌッ、お前は誰だ!」
ソニック「俺の名は音速のソニック」
ストレッチマン「音速のソニック・・・?さてはお前もヒーローとやらか!」
ソニック「あんな奴等と一緒にするな。俺は元殺し屋でもあり、今は・・・」
ストレッチマン「ヌハハ、ヒーローでないなら我輩と何をするつもりだ?」
ソニック「貴様が街で暴れまわっていると聞いてな、どんな奴かと見に来たんだが・・・。面白い。俺は貴様に興味が湧いた」
ソニック「勝負しろ」
ストレッチマン「ヌハ!ヌハ!ヌーハッハッハッ!」
ストレッチマン「遠足のニックよ!」
ソニック「・・・音速のソニックだ」
ソニック「舐めるな、変態が」ヒュン!
ストレッチマン「!?消えたぞ・・・」
ソニック「ハハハハハハ!この速さに目が追いつかないだろう!」
ソニック「何処から来るのかも分からない攻撃に恐怖しろ!」
ストレッチマン「ヌゥ・・・」
ソニック(スキあり!風刃脚!)
ズガン!
ストレッチマン「・・・・・・・」
ソニック(決まった)
ストレッチマン「その程度の力では我輩は倒れないぞぉ!」
ストレッチマン「これならば、我輩が相手をしてきた怪人達の方がまだ手強かったな!」
ソニック「フフフフ、良いだろう・・・。俺の究極奥義を見せてやる」
ソニック(四影葬・・・・・!)
ストレッチマン「ヌッ、遠足のニックが4人に分身した・・・?」
ソニック「・・・・・死ね!ストレッチマン!」
ストレッチマン「ストレッチパワー15%!」
ストレッチマン「足を閉じて!両手を捻って!・・・ヌン!ヌンヌンヌンヌン!」
ソニック(奴を中心として竜巻が起こっている!?)
ストレッチマン「ストレッチタイフーーーン!」
ソニック「な・・・・・!」
ストレッチマン「ヌハハハハ!ヌハハハハ!」
ストレッチマン「ヌハ!・・・・ヌッ、遠足のニックは何処へ行った?」
ストレッチマン「どうやら我輩のタイフーンにのまれたらしいな。ヌハハ、他愛の無い奴だ」
ソニック(覚えていろ、今度こそ貴様は必ず俺の手で)
ソニック(殺す)
ーーーーーーーーーーーー
ピリリリリ
ジェノス「ん・・・?携帯に電話が」
サイタマ「おいおい、ジェノスー。今走ってんだから、電話危ないぞー」
ジェノス「はい、気をつけます。・・・俺だ」
ジェノス「・・・怪人?H市に?・・・あぁ、俺も今H市に向かっている途中だ」
ジェノス「分かった。すぐに現場へ向かう」ピッ
ジェノス「先生、どうやらS級にも招集がかかっている様です」
サイタマ「へぇー、そいつ強いのかな」
ジェノス「分かりません。ですが、今さっき災害レベルが鬼から竜へと変わった様です」
サイタマ「おおっ、そっかぁ」
サイタマ(てことは、スーパー破壊されるかもな)
サイタマ「じゃ、ちょっと急ぐか、ジェノス」
ジェノス「はい、先生」
ーH市ー
フブキ「地獄嵐!」
フブキ「切り刻まれて死になさい!」
ビュオオオオ!
ストレッチマン「・・・・・ヌッ!」
フブキ「ハアアアアア!」
ストレッチマン「足は腰幅!背筋は真っ直ぐ!お腹に力を入れて!」
ストレッチマン「ストレッチバリアーーーー!」
バシュン!
フブキ「きゃあ!」
ストレッチマン「ヌハハハ!我輩にはそんな粗末な竜巻なぞ、効かないぞぉ!」
ストレッチマン「可憐な女性を傷つけるのは心が痛むが・・・」
ストレッチマン「すまぬ!!」
ストレッチマン「ストレッチパァー・・・・!」
フブキ「・・・・・ッ!」
シュッ!
ストレッチマン「ヌッ!」ヒュッ!
ストレッチマン「ヌッ!」ヒュッ!
ストレッチマン「な、何だこの剣は・・・?」
バネヒゲ「私の踏無暴威(とむぼうい)を避けるとは、やりますね。貴方」
黄金ボール「やるじゃねーか、あいつ・・・。昆布の奴と同じくらいかもな」
バネヒゲ「いえいえ、恐らく昆布の怪人よりは弱いでしょう。・・・私達のコンビネーションを味わいなさい」
黄金ボール「おら!いくぜぇ!」
ストレッチマン「次から次へと・・・・。今日はストレッチのしがいがある・・・」
ストレッチマン「我輩は嬉しいぞぉ!」
ーヒーロー協会本部ー
シッチ「もはや情報は回っているとは思うが・・・」
シッチ「H市に災害レベル竜の怪人が出現した」
タツマキ「・・・ふん、だから何よ」
バング「S級ヒーローを本部に招集してまで話すということは、それなりに強いって事かのぅ?」
シッチ「その通りだ。恐ろしく強い」
豚神「バクバク」
キング「・・・・・・。(あー、早く帰ってゲームの続きしたいよ)」
プリプリプリズナー(今日はジェノスちゃん居ないのね・・・。残念。)
アトミック侍「どんな相手でも切る。関係ないぜ」
番犬マン(相変わらず豚神は臭うな)
タンクトップマスター「舎弟からの情報によると、そいつは人間の形をしているらしいが、本当なのか?」
シッチ「あぁ・・・。人間型の怪人。こいつだ」
タツマキ「うわ・・・。何このキモイオヤジ」
クロビカリ「中々素晴らしい身体をしてる。是非戦いたい!!」
タツマキ「・・・このキモイオヤジ1人に私達S級が集められたって言うの!?馬鹿じゃない!?」
バング「ふむぅ・・・。見た所、何かの武術を極めてるとは言い難いのぅ・・・」
シッチ「これを見て欲しい」
シッチ「倒れているヒーローの数もそうだが、H市の住民は8?9割死んだ様に眠っている」
シッチ「これが全て1人、奴の仕業なのだ」
金属バット「へぇ・・・やるじゃねえか。このおっさん」
シッチ「未曾有の自体だ・・・。隕石が落ちた時も、ここまでの被害は無かった」
シッチ「隕石の時は建物の損害の方が大きかったが、今回は多くの人の命が犠牲になっている」
シッチ「集まってくれた君達だけが頼りだ。是非現場に急行してほしい」
シッチ「!?ひ、人の話を・・・」
タツマキ「良いから早く!殺すわよ!」
シッチ「うっ・・・・」
ピッ
タツマキ(こ、この倒れてるのフブキじゃない・・・!)
タツマキ「・・・・・・・殺す」
シッチ「ひっ!ごめんなさーー」
ズガァン!!!
バング「おや・・・行ってしまったのぅ」
童帝「完全にキレてたね。タツマキちゃん」
キング(触らぬ神に祟なしだよね・・・。早く帰ろう)
シッチ「と、とにかく!頼んだぞ!」
ーH市ー
ストレッチマン「ヌハッ!ヌハッ!ヌゥーハッハッハっ!」
スティンガー「つ・・・つよい・・・」
雷光ゲンジ「・・・・グハッ」
ストレッチマン「全く手応えがない!良くそれでヒーローが勤まるものだ!」
ストレッチマン「もっと骨のある者は居ないのかぁ!」
ゴゴゴゴゴ・・・・・
ストレッチマン「ヌ・・・!?巨大な岩が浮かんでいる・・・?」
ストレッチマン「ストレッチパワー20%!ストレッチパーンチ!!」
ドガァン!
タツマキ「アンタは・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
タツマキ「骨も残さないわ」
ストレッチマン「ヌハハ!素晴らしい!我輩と戦える者がようやく現れた様だな!!」
ストレッチマン(前よりも巨大な岩が所せましと我輩を狙っている・・・!)
ストレッチマン「ストレッチパワー!35%!!」
ストレッチマン「足は肩幅よりさらに広く!重心を落として!」
ストレッチマン「ストレッチマッハパンチ!!!!」
ストレッチマン「ヌン!ヌン!ヌンヌンヌンヌンヌンヌンヌン!!!」
ズドドドドドドド!
ストレッチマン「ヌオオオオオオオ!」
ドガァァァァァン!!!
タツマキ「誰がこの程度で終わらすって言ったの?」
タツマキ「まだまだこんなものじゃないわよ?」スゥーー
ストレッチマン「グ・・・・!か、体が動かぬ・・・・!」
タツマキ「さぁ、さらに量を増やしてあげる。喜びなさい」
タツマキ「ハァァッ!」
ストレッチマン「・・・・・・・・・・・」
ドドドドド・・・・ドン!
タツマキ「・・・・ふん」
バング「おぉ・・・なんじゃ、この岩の山は」
童帝「エグいなぁ。タツマキちゃん」
タツマキ「大した事無いわね。全く、期待ハズレだったわ」
童帝「そんな事言っちゃって、慌てて本部から出てったのは誰だったかな?」
タツマキ「殺すわよ」
タンクトップマスター「どうやら・・・見当違いだった様だな」
豚神「バクバク」
ガラ・・・・
バング「!?」
メギッ!ビキビキッ!
童帝「上からさらに重力かけて圧縮しちゃうなんて、相変わらず容赦無いなぁ」
タツマキ「アンタは黙ってなさい!潰されたくなければね」
童帝「こ、怖いなぁもう」
ガラ・・・・
プリプリプリズナー「ぐわああ!」
ドカーン!
金属バット「あぁ!?」
ガンッ!
金属バット「くっ!!」ズシャ!
ストレッチマン「ヌハハ、まさかストレッチパワーを半分以上出させるとは、中々やるではないか。少女よ」
タツマキ「・・・・」ピクッ
童帝「あっ」
タツマキ「あんた・・・今何て言った?」
タツマキ「アタシの事・・・少女って言ったわね・・・?」ピクピク
バング「おーい、誰かプリプリプリズナー背負って逃げる準備をしてくれーぃ」
タツマキ「殺す!!!」
クロビカリ「な、何だこれは!?」
ストレッチマン「これは我輩の持つストレッチパワーを空気に分散させ、作った結界!」
ストレッチマン「ストレッチパワーを持つ者のみが力を出す事が出来る結界だ!」
タツマキ「なっ・・・・ち、力が・・・!」
童帝「頭が、重いよ・・・」
豚神「バク・・・・・バク」
タンクトップマスター「おい」
ドガァン!
ストレッチマン「ヌッ!?」ズシャア!
バング「おぬし、分かっておらぬなぁ」
アトミック侍「超能力と天才だけがS級に居るんじゃねーんだぜ?」
クロビカリ「筋トレをする前に、ストレッチをするなど、常識だ!」
金属バット「動けねー奴等は下がってな」ポキポキ
ストレッチマン(まさか・・・この様な強い者の中にもストレッチをしっかりしてる者が居るとは・・・・)
ストレッチマン「ヌハハハ!」
ストレッチマン「我輩は嬉しいぞぉ!」
タンクトップマスター「つべこべ言わずにかかって来い」
ストレッチマン「ヌハハハハハハ!言われなくとも、そうさせてもらう!」
ストレッチマン「お腹に力を入れて!ストレッチ、コアバリアー!」
ギンッ!
アトミック侍「なにぃ!?切れねぇだと!」
ストレッチマン「ストレッチキーック!」ビュッ!
アトミック侍(クソッ!見切れん!)
アトミック侍「グハッ!」
バング「よっ!」ボフッ
バング「大丈夫か?」
アトミック侍「す、すまん」
クロビカリ「超合金バズーカ!!」
ゴガァン!
ストレッチマン「素晴らしい体術だ!我輩は驚いてるぞ!」
金属バット「チッ!両手で俺達の攻撃を・・・・!」
ストレッチマン「ヌハハハ!ストレッチ回旋キック!」
クロビカリ「ぐっ・・・・!」
クロビカリ(こ、この肉体にダメージを与える・・・だと!?)
ストレッチマン「ヌハハ!遅い!」
バング「ほりゃ」ヒュオ!
ストレッチマン「ヌッ!グゥ!」
バング「空中ならば、さしものお前もかわせんだろう?」
ストレッチマン「流石だ!だが、そんな拳では我輩には傷1つつけれんぞ!」
バング「・・・・・・・」
バング(いや、しかし、困ったのぉ)
バング(このままではワシらに勝ち目が無い。全て攻撃をかわされるか、耐えられてしまう)
バング(サイタマ君が来てくれなくては、勝ち目が無いかもしれんのう)
ストレッチマン「・・・・ヌハハハ!お遊びはここまでとしよう!」
短編で終わるつもりが、長くなってしまって申し訳ないです
もう少しだけお付き合いお願いします!
金属バット(は、早ぇ!)
クロビカリ「・・・グッ・・・」ドサッ
アトミック侍「!?」
ストレッチマン「まずは1人目」
金属バット「なっ・・・・・!」
金属バット(全然見えねぇ・・・!)
ストレッチマン「ヌハハ、次はお前だ」
ストレッチマン「感謝しているぞ」メキメキ
タンクトップマスター「ガハッ・・・!」ドサッ
ストレッチマン「我輩の力をここまで出させてくれてな」ヒュンッ
アトミック侍(目が追いついていかねぇ!)
ストレッチマン「訂正しよう」
アトミック侍「ッ!!ぬおおお!アトミーーー」シュッ!
ゴガンッ!
ストレッチマン「諦めずに立ち向かうその姿勢」
バング「やばいのぅ・・・」
ストレッチマン「正にヒーローと言うものが何なのかを体現している!」シュッ!
バング「ぬぅ!」パシッ!
ストレッチマン「だが」シュシュシュシュッ!
バング「ふっ!はっ!」バシッ!パシッ!
ストレッチマン「勝てなくては意味が無いのだ!」ズゴンッ!
バング「ウッ!!」
バング(打撃が・・・速すぎてさばききれんかったわぃ)
ストレッチマン「お前達は少なからず名声や、地位を欲しがりヒーローになったのだろう?」
ストレッチマン「我輩はただ、ストレッチの大切さを1人でも知って欲しい。そしていつまでも健康出あって欲しいと、それだけを思ってここまで来た」
ストレッチマン「想いの重さが違う。それがそのまま力の強さになっているだけなのだ」
童帝「だ、けど・・・そんな事言ってて人間にふ、復讐するなんて、おかしいじゃないか」
ストレッチマン「目を向ければ、強さを求めてトレーニングにばかり精を出している」
ストレッチマン「ストレッチはやっても流す程度。何故にストレッチが大事なのかも知らずにただ漫然と伸ばすだけ」
ストレッチマン「ストレッチは言わば強さにおいての土台なのだ!土台がなければ何も建てれないだろう!」
ストレッチマン「それと同じ様に、ストレッチはトレーニングの怪我を予防したり、血行を促進し、運動しやすい身体を作ったりと、無くてはならないものなのだ!」
ストレッチ「それを知らずに・・・!」ギリギリ
ストレッチマン「良くもぬけぬけとそれを言えるな!」ダンッ!
童帝「・・・・・・」
ドガアアアアン!!!
???「焼却完了」
???「・・・お前さ、何でもかんでもとりあえず壊そうとするの止めた方が良いぞ」
???「どうやら、固有の結界を張っている様だったので壊した方が早いかと」
???「まー、服燃えなかったから良いかぁ」
ストレッチマン「ぬ、お前達は誰だ!?」
サイタマ「あ、同じく」
ストレッチマン「ヌハハ、このフィールドを破るとは中々やるな」
サイタマ「いちいち燃やすのは勘弁して欲しいけどな、はははは」
ジェノス「・・・!!」
ジェノス「先生、今回の怪人は中々手強いかもしれませんよ」
サイタマ「まじかー」
ジェノス「S級ヒーローばかりがこいつにやられた様です」
サイタマ「へーっ・・・」ホジホジ
ジェノス「こんなにもS級ヒーローが苦戦を強いられてるのを見た事がありません」
ストレッチマン「中々手強い奴等だった。だが我輩には1歩及ばずだったな」
ジェノス「・・・先生、ここは俺にやらせて下さい」
サイタマ「おっけ、頑張れよ」
ジェノス「はい」キュイイイン
ジェノス「それは戦ってから言ってみるんだな」
ジェノス「・・・はっ!」ビュンッ!
ストレッチマン「ヌハハハハ!」ヒュンッ!
ドンッ!ガンッ!ズガッ!
ジェノス「ハアアァ!マシンガンブロー!!」ズガガガ!!
ストレッチマン「ストレッチマッハパンチ!」ガガガガガッ!
ジェノス(やはりこいつ・・・・!強い!!)
モクモクモク・・・・
ストレッチマン(ヌゥ・・・煙で見えぬ・・・)
キュイイイイン!!!
ストレッチマン「!!」
ジェノス「焼却」
ズドオオオオオオッ!
ジェノス(手応えありだ)プシューッ
ストレッチマン「・・・・ストレッチバリアー!」
ジェノス「!!」
ストレッチマン「ヌハハ、素晴らしい力だな!」
ストレッチマン「では我輩も見せてやろう!」
ストレッチマン「さぁ!皆でストレッチをしてみよーーーう!」
ジェノス「!?」
ストレッチマン「足は腰幅!両手を後ろに出ししてみーう!」
ジェノス「グッ・・・!」
ジェノス(か、体が・・・!)
ストレッチマン「そのまま手を組んで、胸を張ろう!」
ストレッチマン「アゴを引いて!」
ストレッチマン「この時に、呼吸が止まらない様に注意しよーね!」
サイタマ(なーにやってんだ。ジェノスとおっさん)
ストレッチマン「のびーるのびーる、ストップ!」
ストレッチマン「数を数えてみよーーう!」
ジェノス「に、にーー!」
ストレッチマン「さぁーん!」
ジェノス「しーーっ!」
ストレッチマン「ごぉーーーーーっ!」
ストレッチマン「・・・ヌハハ!ここ(胸)にストレッチパワーが溜まってきただろーう!」
ジェノス「・・・確かに、良く伸びた様な気がする」
サイタマ「いやいやいや、お前サイボーグだろ」
ストレッチマン「さぁ・・・・行くぞぉ!」
ストレッチマン「ストレッチビーーーム!!!」キラッ!
ジェノス(空中にSを書いて何を・・・?)
ジェノス「!!」
ジェノス(で、でかい!!)
サイタマ「おぉっ」
ジェノス「焼却!!!」
ストレッチマン「ヌハハハハ!その程度では意味がないぞぉ!!」
ジェノス(避けきれーーー)
サイタマ「よっ」
バシュゥッ!
ストレッチマン「!?」
サイタマ「大丈夫か?ジェノス」
ジェノス「ち、力不足ですいません」
サイタマ「まー、気にすんなって。俺も昔はそんなもんだったさ」
ストレッチマン「・・・・ありえぬ!我輩のストレッチビームを・・・!」
ストレッチマン「何かの間違いだ!」ヒュンッ!
ジェノス(見えない・・・!まさか、あいつ、まだ本気ではなかったのか!)
ストレッチマン「ストレッチパー・・・!!」
サイタマ「・・・・・・。(あ、今日の買出し忘れてた)」
ストレッチマン「!」ゾクッ!
ストレッチマン「ぬぅっ!」ズザザー!
サイタマ「・・・・・・(何やってんだ、このおっさん)」
ストレッチマン(ま、全く打ち込むスキが無い!)
ストレッチマン「・・・・!!」
ストレッチマン(いつの間に目の前に!)
サイタマ「攻撃しないの?」
ストレッチマン「クッ・・・ヌゥ!」
ストレッチマン「ストレッチパワー80%!!」
ビリビリビリ・・・・!
ジェノス(た、大気が・・・震えている!)
ストレッチマン「パワーパンチ!!」ビュッ!
サイタマ「あ、うん」パシッ
ストレッチマン「・・・・・なっにっ!?」
サイタマ「て言うかさ、思ったんだけど」
サイタマ「ネーミングセンスダサくね?」
ストレッチマン(こ、こんな力を持ったヒーローがまだ居たのか!)
ストレッチマン「ヌハッ、ヌハッヌハハハハハ」ヒュッ!
サイタマ「ぶっちゃけさぁ、インフィニティパンチとかの方が・・・って、人の話聞けよ」
ストレッチマン「お前、名前はなんと言う!」ザッ!
サイタマ「あ?サイタマだけど?」
ストレッチマン「ヌハハハ!そうか!サイタマよ!」
ストレッチマン「お前は強い!」
サイタマ「お、おぉ」
ストレッチマン「ヌアアアアアアッ!!」
ゴロッ!ゴロゴロ!ピシャァン!!!
ジェノス(た、大気が変わるほどのパワー・・・!?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
ストレッチマン「ストレッチパワー!」
ストレッチマン「100%!!!!」ビリッ!バチバチッ!
ジェノス(た、大気だけでなく・・・地殻震度まで起こすのか・・・)ゾクッ
ジェノス(いくら先生でも、今回ばかりは・・・・)
サイタマ「うわ、地震じゃん。こわっ」
サイタマ「おっ」
ストレッチマン「フルパワーストレッチパンチ!!」
ズガァァンッ!
ストレッチマン「上に吹っ飛が良い!」
ストレッチマン「だが、まだだ!」ヒュンッ!
ストレッチマン「ストレッチ!フルパワーカカト落とし!!!」ドガッ!
ストレッチマン「そのまま地球の養分となれぇい!!!」ヒューンッ!
サイタマ「・・・・・・」
ゴガァァァァァンッ!
ビシビシッ!
ジェノス「クッ!」
ジェノス(奴のかかと落としで、地割れがっ・・・!)
ストレッチマン「一気に行くぞ!」キラッ!
ストレッチマン「フルパワーストレッチビーーーーム!」ビカッ!
ゴガーン!!
ジェノス「先生!!!!」
ジェノス(ば、爆発の衝撃で吹っ飛ばされる!!)
ジェノス「・・・・・ッ!」
ストレッチマン「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
サイタマ「よいしょっと。ふーっ」パンパン
ストレッチマン「な・・・ぁ!?」
ストレッチマン(わ、我輩のフルパワーを食らってもこの程度なの・・・か!?)
サイタマ「これでおしまいかー?」
ストレッチマン「・・・・・・・ヌッ・・」
サイタマ「じゃ、そろそろ行くぞー?」ヒュンッ!
ストレッチマン「!?」
ストレッチマン「フ、フルパワーストレッチバリアー!」
ズガンッッ!!!!
ストレッチマン「ぐ・・・わっ・・・・!」バリンッ!メキメキ!
ストレッチマン(バ、バリアーが・・・・!!)
ストレッチマン「ヌアアアアア!!」ヒューーン!!
ビシッ!メリメリメリ!
ストレッチマン「グッハァ・・!!」パラ・・・パラ
ストレッチマン(な、なんと言うパワーだ・・・!パンチ一つで我輩が壁にめり込む程とは・・・・・)
ストレッチマン「まさか・・・これ程とは・・・」
サイタマ「よっと」タッタッタッ
ストレッチマン「サイタマ・・・お前の想いは何だ」
サイタマ「想い?」
ストレッチマン「そうだ・・・。そこまで強くなったのには理由があるハズ」
ストレッチマン「そして、理由には何かしら想いがあるものだ」
ストレッチマン(聞ければ、我輩に足りないものが・・・)
サイタマ「おっさんの言ってる事はよく分からんけど」
サイタマ「俺は趣味でヒーローをやっているだけだ」
ストレッチマン「し、趣・・・・味?」
サイタマ「うん、趣味」
ストレッチマン「・・・・・・・」
サイタマ(・・・・あれ?)
サイタマ「・・・・・・・」
ストレッチマン「・・・・・・・」
サイタマ「・・・・・・」
ストレッチマン「・・・・・・・」
サイタマ(・・・・・俺何か悪い事言ったかな)
ストレッチマン「・・・・・・・な」
サイタマ「え?」
ビシビシビシビシッ!
サイタマ「おっとととと・・・おいこら!いきなり地面割らすんじゃねぇ!」
ストレッチマン「その程度の想いでそんな強くなる筈が無い!!!」
サイタマ「いや、でも実際に」
ストレッチマン「わがは、我輩は・・・・!」
ー10数年前ー
ストレッチマン「ストレッチをしてみよう!」
子供A「えー!やだ!」
ストレッチ「ヌ!何故だ!」
子供B「だってストレッチとかつまんないもん!」
ストレッチマン「つまる、つまらないとかの話ではなくてーー」
子供C「みんなー!ドッジボールしよーー!」
子供達「「わーい!!」」
ストレッチマン「・・・・・・・」ポツーン
ーストレッチ第七星雲ー
まいどん「おかえり!ストレッチマン!・・・って、どうしたの?落ち込んでるね?」
ストレッチマン「まいどん・・・ストレッチは・・・もう古いのだろうか」
まいどん「そんな事ないよ!」
ストレッチマン「子供達には、つまらないらしい・・・」
まいどん「そーなんだ・・・。だったら、面白くストレッチが出来る様に一緒に考えようよ!」
ストレッチマン「ストレッチをしてみよう!」
まいどん「ちょっと言い方が硬いかもね!もう少し柔らかく言った方がーー」
ーーーーーーーーーー
ストレッチマン「もう少し手を伸ばしてー」
まいどん「それじゃー、面白くないよ!なんだろう、もっと分かりやすい言い方がある筈だよ!」
ーーーーーーーー
ストレッチマン「数を数えよう!」
ストレッチマン「いち、にぃ、さん、しぃ」
まいどん「ほらほら!もっと元気だしてーー」
ー数年後ー
ストレッチマン「ヌハハハ!さぁ!皆でストレッチをしてみよーー!!」
子供達「わーい!ストレッチマーーン!」
ストレッチマン(コレだ・・・!この笑顔が我輩は見たかったのだ・・・!)
ーーーーーーーーーー
ー現在ー
ストレッチマン(色々な苦難を乗り越え、我輩は・・・やっとここまで来たのだ!)
ストレッチマン(こんなハゲたマントヒーロー何かに負けるくらいなら・・・・・)
ストレッチマン(我輩は死を選ぶ!)
サイタマ「おーい」
ストレッチマン「出来れば・・・使いたく無かった」
ストレッチマン「これは、我輩の最後の手」
ストレッチマン「ありとあらゆるストレッチを身につけた末に宿った技」
ストレッチマン「それを初めて、サイタマ。お前にぶつけるぞ」
サイタマ「そっか」
ストレッチマン「スゥーーハァーー・・・・」
ストレッチマン「ーーーッ!!」ギンッ!
ストレッチマン「ハイパーストレッチパワー・・・解放」
ジェノス「クッ・・・・」ガラガラ・・・
ジェノス(・・・なんだ?何をしたんだ?)
サイタマ「えっ、これで終わり?」
ストレッチマン「・・・つべこべ言わずにかかって来るが良い」
サイタマ「あ?」カチン
ストレッチマン「・・・・・・・・・」
サイタマ「連続普通のパンチ」シュシュシュシュッ!
ストレッチマン「・・・・・・・」ヒュヒュヒュッ!
サイタマ「おっ」
サイタマ(全部避けたじゃん)
ストレッチマン「ヌハハ、驚いたか」
ストレッチマン「ハイパーストレッチパワーだ」
ジェノス「ハイパーストレッチパワー・・・!?」
ストレッチマン「ストレッチパワーとは、例えて言うなれば、表層的なパワーだ」
ストレッチマン「それに対してハイパーストレッチパワーは深層・・・自分の潜在能力の更に奥。普通ならば気付く事さえ出来ぬ力」
ストレッチマン「それを我輩は短時間だが、開放させる事が出来る」
サイタマ(話しなげーなぁ)
ストレッチマン(我輩の全てのストレッチパワーを使って、お前を倒す!)
ストレッチマン「ヌンッ!」シュンッ!
サイタマ「・・・・・・・おっ」
ストレッチマン「ハイパーストレッチキッーーク!!!」
ドガンっ!!!!!
ストレッチマン「ヌハハ、さすがだ。サイタマ」ギリ・・・ギリ・・・
サイタマ「・・・・・・・」
ストレッチマン「ヌオオオオオッ!!!」
サイタマ「・・・・・・・・」
ガギンッ!ゴギンッ!ズガガガガガ!
ストレッチマン「ハイパーストレッチ分身!」
ストレッチマンA「ヌハハハ!!」
ストレッチマンB「ハイパーストレッチパワーは現実を越える!」
ストレッチマンC「この強さが3人人になったのだ!」
ストレッチマン「「「さぁ、絶望を味わうがいい!」」」
サイタマ(思ったより、こいつ強いかもな)
ストレッチマンB「ハイパーストレッチチョップ!」
ストレッチマンC「ハイパーストレッチ回し蹴り!!」
ズガァァァン!
ストレッチマンA「ヌハハハハ!粉々に砕けたかな!?」
サイタマ「・・・・・うん、お前さ」コキッコキッ
サイタマ「強いよ」
サイタマ「これなら本気でやれるかもな」
ストレッチマンA「くそぅ!皆の者、集まれ!」シュンッ!
ストレッチマンC「も、もう時間がないぞ・・・!」
ストレッチマンA「・・・次で終わりにさせる」
ストレッチマンB「ま、まさか、ここがどうなっても良いと言うのか!?」
ストレッチマンA「よもや、我輩も終わりの時が近いのだ。手段を選んでは居られぬ」
ストレッチマンC「・・・・分かった」
シュインシュインシュインシュイン・・・・・・
ストレッチマンB「ヌゥゥゥゥ」
ストレッチマンA「コレで全て終わらせる・・・!この地球も!何もかも!」
ストレッチマンC「皆の者!手をSの型にするのだ!」
ゴゴゴ・・・ゴゴゴゴゴゴ・・・・・!
ストレッチマンC「ハイパー!」
ストレッチマンB「ストレッチ!」
ストレッチマンA「ビーーーーム!!!」ピュィン!
ズゴオオオオオオオッッッ!!!!!!
ストレッチマンA「ヌハハ!避けてみるがいい!地球諸共、お前は終わりだ!」
ゴオオオオオ!!!!
ストレッチマンB「お前は受ける他無い!消えるしかないのだ!!」
ゴオオオオオオオ!!!!
サイタマ「必殺」
サイタマ「本気シリーズ」
サイタマ「本気・・・・」ググッ
サイタマ「殴り」
ドガンッ!
バシュウゥゥッ!!
ストレッチマン「い、1発だと!?」
ビュオオオッッッッ!!!!
ストレッチマン「グ・・・・・ヌアアアアアアア!」ヒューーーンッ!ドガンッ!
サイタマ「お前、強いな。驚いたよ」
ストレッチマン「ぬ、ハハハ・・・何を言う、サイタマよ、お前程に強い者は我輩、会ったことがない」
サイタマ「ハハハ、よく言われるよ。さ、続き、やろうぜ」
ストレッチマン「す、すまぬ・・・。続きはもう出来ないのだ」サラサラ・・・
サイタマ「え、なんで」ガーン
ストレッチマン「強過ぎる力に耐えれなくなり、やがて分子レベルで体が消えてしまうのだ」サラサラ
サイタマ「お、お前・・・手足が・・・」
ストレッチマン「ヌハハ、既に堕ちた身だ。この世に未練は無い」
ストレッチマン「この世に生を受けてから、我輩はストレッチに全てを捧げて来た」
ストレッチマン「ここで多くの人間にストレッチを教えてきたのだ」
サイタマ「・・・・・・・」
ストレッチマン「少しだけ、少しだけでいいのだ」
ストレッチマン「ストレッチの大切さを覚えてくれれば、それだけで・・・」サラサラサラ・・・・
ストレッチマン「さぁ、そろそろ本当に最後のストレッチパワーを使う時が来た」
ストレッチマン「・・・・ヌハハ、今更か。我輩の名前はストレッチマンだ」
サイタマ「そうか。・・・・覚えておくよ」
ストレッチマン「ありがとう。・・・本当に最後だ」
ストレッチマン「この時に・・・感謝・・・の気持ちを、忘れない様に注意、しよーね」
ストレッチマン「のびーる、のびーる、ストップ・・・」
ストレッチマン「か、数を数えてみ、みよーう」
ストレッチマン「いーち」
サイタマ「・・・・にー!」
ストレッチマン「!・・・さぁーん」
サイタマ「しぃーーー」
サイタマ ストレッチマン「「ごぉーーー!」」
ストレッチマン「ストレッチパワーを元の者達に返す・・・これぞ、慈愛のストレッチ」
ストレッチマン「さらばだ、ヒーロー、サイタマ・・・・」サラサラサラ・・・
ピカーンッ!
住民A「う・・・ここは?」
子供「ママーー!」
母親「よ、良かったわ!本当に良かった!」
ーーーーーーーーーー
クロビカリ「・・・はっ!何をしていたんだ!」
アトミック侍「や、やつは・・!」
タツマキ(き、記憶が途切れて・・・気絶していたの?)
ーーーーーーーーーー
ジェノス「先生ーー!」
サイタマ「お、ジェノス。大丈夫か?」
ジェノス「はい、気づいたら体が治っていました。これは一体・・・?」
サイタマ「・・・ま、そう言う時もあるだろ」
ジェノス「先生・・・?」
ジェノス「そ、そう言えばやつは・・・」
サイタマ「あぁ、倒したよ」
ジェノス「さすが先生です!俺も早く先生に追いつかないとーーー」」
サイタマ「さ、帰るぞ」
ジェノス「はい!」
ー3ヶ月後ー
ジェノス「先生、また手合わせをさせてくださり、ありがとうございます」
サイタマ「あぁ、俺も身体動かしたかったところだしな」
サイタマ「・・・よっ、ほっと」グッグッ
ジェノス「先生?何を・・・?」
サイタマ「何ってストレッチだよ。体動かす前にはしなきゃな」グッグッ
ジェノス「先生、これは真剣勝負です。そんなストレッチ等ー」
サイタマ「ストレッチしなきゃ、
俺に追いつけないかもしれないぞー」グッグッ
ジェノス「・・・!はい!では、俺もします!」
ジェノス「いっち!にー!さん!しー!」グッグッ
サイタマ「・・・よし、オッケー。、じゃ、やるか」
ジェノス「はい!・・・お願いします!」
ザンッ!
ーワンパンマン ストレッチマン編 完ー
お付き合いありがとうございました!
そして、2日も更新を明けてすいませんでした。
ストレッチは本当に大事です!
これを通じて、運動前にめんどくさくても、ストレッチしてみて下さい!
ありがとうございました!
元スレ
サイタマ「ストレッチマン?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449674427/
サイタマ「ストレッチマン?」
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- 幼女「おっちゃん、くっ殺せってなんだ?」オーク「んー?」
- 女騎士「オークのおち○ぽミルク工場にようこそ!」
コメント一覧 (50)
-
- 2015年12月17日 03:35
- やはりタンクトップは害悪
ストレッチマンはボロス以上の実力者なんだな さすがストレッチ
-
- 2015年12月17日 04:13
- 冒頭のサイタマの
「おー、まぁ、誰かがやっつけてくれるだろー」
にすごい違和感があるんだが
-
- 2015年12月17日 04:26
- ※3
まあ確かにサイタマ先生ならさっさと怪人倒してからタイムセールに行こうとするだろうな
-
- 2015年12月17日 04:50
- 今度はガンコちゃんでやってくれ。
-
- 2015年12月17日 05:09
- >サイタマ「ネーミングセンスダサくね?」
本気(マジ)殴り
本気(マジ)反復横飛び
本気(ちゃぶ台返し)
本気(マジ)ピストン
なんてダサい技を使う人に言われたくないです。
-
- 2015年12月17日 05:45
- サイタマの性格全然わかってないな
-
- 2015年12月17日 06:01
- サイタマだったら絶対誰かがやるだろとかいわないよな
それ以外は面白かったけど
-
- 2015年12月17日 06:14
- ストレッチマン怪人側で草
-
- 2015年12月17日 06:49
- ※6
本気ピストンはフブキさんが可哀想だからやめろ
-
- 2015年12月17日 07:12
- 思った以上にストレッチマンが強くて草
-
- 2015年12月17日 07:26
- テレビで怪人出現したって報道されないと行かないけど、報道されたらサイタマは絶対行く
-
- 2015年12月17日 07:55
- 共闘するかと思ったら敵かよ、毎回養護学校の生徒を怪人化した教諭から守ってきたヒーローだろ!いい加減にしろ!
-
- 2015年12月17日 09:55
- 次は怪人ワクワクさんとゴロリだな
-
- 2015年12月17日 10:18
- ※6.10
知っている者がいるとは....
-
- 2015年12月17日 11:24
- 本気ピストンの同人はクオリティ高い
-
- 2015年12月17日 12:04
- あれ中身読んだわけじゃ無いが(2コマほどスレに貼られたの見ただけで)本人が書いてるんじゃ無いかってくらい絵上手くね?
-
- 2015年12月17日 12:22
- やっぱり初っぱなの「誰かが倒してくれるだろ」はサイタマのキャラクター的におかしいよな。
-
- 2015年12月17日 12:25
- ワンパンしろよ
-
- 2015年12月17日 13:00
- じゃじゃ丸・ピッコロ・ポロリのにこにこぷん編はまだですか?
ノッポさんをめぐる復讐ゴンタ君編とか…
-
- 2015年12月17日 13:22
- 無免ライダーなの?無面ライダーだと思ってたよ
-
- 2015年12月17日 13:22
- >>1の時点で原作のキャラを掴めてないことがわかる、ある意味親切設計
-
- 2015年12月17日 13:34
- ハンマーヘッドの時は行こうとしてなかったよね
それでも違和感あるけど
-
- 2015年12月17日 13:37
- くどいコメントが多いな
いちいち違和感感じてたら二次創作のSS読むなんてさぞかしストレスたまるだろうな
やめればいいのに
-
- 2015年12月17日 13:39
- ガンコちゃん編は怪人連中を出せばいいと思います(設定的に考えて)
-
- 2015年12月17日 13:45
- 俺のヒーロー、ストレッチマンが怪人役だと…
-
- 2015年12月17日 15:58
- ストレッチマンさんが怪人になんてなるはずないだろいいかげんにしろ
-
- 2015年12月17日 16:08
- 俺の子供時代のヒーローストレッチマンを怪人扱いするとかふざけるな!それにストレッチマンはストレッチしてるときは隕石当たろうとびくともしないことだぞ。
-
- 2015年12月17日 16:34
- サイタマはニュース見ても「俺が行くまでもない」とか普通に言ってるぞ
アニメだとハンマーヘッドとかな
-
- 2015年12月17日 17:25
- 違和感感じた人用に修正案:
サイタマ「今日は肉が安い店があったな。何処だったっけ?」
アナウンサー「皆さんたった今、H市に怪人が現れたと情報が入りました!」
ジェノス「先生、怪人が現れた様です」
サイタマ「お、怪人か。強そうか?」
アナウンサー「災害レベルはまだ判明していませんが、周辺の住人はシェルターへ避難を開始して下さい!」
ジェノス「良く分かりません。俺のセンサーにも反応がありませんし」
サイタマ「それじゃ弱いのかもな。ちょっと遠いから、行っても先に誰かに倒されてそうだな」
ジェノス「そうですね。先生はB級に上がった事ですし、活動はしなくても、ヒーロー名簿から除外される事は無いですから、」
-
- 2015年12月17日 17:26
- サイタマ(そういえば肉が安いのはH市のスーパーのタイムセールだったな。このチラシか。17時から半額!?)
ジェノス「わざわざ先生が出られなくても。気になるようでしたら、まず俺が様子を見てきましょう」
サイタマ「行くしかないな」
ジェノス「え、先生、行くんですか?」
サイタマ「いや、スーパーの話な」
-
- 2015年12月17日 17:26
- アナウンサー「速報です!H市に現れた怪人は外出中の住人を襲い次々に眠らせているようです!外出中の方は速やかにシェルターへ避難し、付近の商店は営業を中止してください!」
ジェノス「先生、この被害状況からすると--」
サイタマ「!! ジェノス、怪人倒しに行くぞ」
ジェノス「・・・!はい!」
ジェノス(さすが先生だ。関心が無い振りをして、すぐに行動を開始するとは・・・俺も見習わなくては)
サイタマ(営業中止されたらタイムセールもなくなっちゃうもんな)
-
- 2015年12月17日 18:13
- まあ本当の黒幕はストレッチマンを裏で操るミニマムスなんだけどな
-
- 2015年12月17日 18:46
- ゴロリ「ストレッチマンがやられたようだな」
まいん「所詮やつは四天王最弱
-
- 2015年12月17日 20:07
- ※23
ハンマーヘッドは怪人じゃなくて迷惑な人間だから
サイタマは怪人は報道され次第即ワンパンだけど、人間相手なら迷惑な奴としか思わないよ
ハンマーヘッドの時は、ハゲ(サイタマ)への風評被害を恐れて向かったけど
-
- 2015年12月17日 20:09
- 今回もストレッチマンは迷惑な人間だと思ったから、他人任せにしようとしたんじゃない?
-
- 2015年12月17日 22:04
- 普通の人間レベルで問題起こしてる奴は基本サイタマは何もしないからな、自分に害が無い限り
ただ、完璧に怪人状態(姿形が変異)してるのはサイタマが認知した範囲内なら片っ端から倒してるけどな
低レベルの雑魚(ヒーロー教会視点)から高レベルの雑魚(サイタマ視点)まで倒すのがサイタマの良い所
そらB級だから低レベルを相手するのは当たり前だが、サイタマはS級を凌駕するレベルの力の持ち主なのに敵を選り好みせず害があるならしっかり退治してるからな
他のヒーローは上の階級に行けば行くほど敵を選り好みしてる節があるからな、例え民間人に被害があっても虎レベルなら他のヒーローがやんだろ、別にいいわって感じ
勿論例外でしっかり対応するヒーローも一杯居るけども
-
- 2015年12月17日 22:14
- ガロウのこともずっと食い逃げ犯だと思いながら相手してたしな
-
- 2015年12月18日 00:01
- 三宅 弘城 「なんかいっす~」
タンクトップBH 「お、見たことない顔だな。うちの新入りか?」
三宅 弘城 「ベリ~ナ~イス」
タンクトップBH 「なるほど、タンクトップベリーナイスか。よろしくな」
-
- 2015年12月18日 01:21
- 俺のタンクトップ、膝入れてたりしたからメッチャビラビラで豚神みたいな体格じゃないとパツパツにならない。
-
- 2015年12月18日 02:13
- ありがとうストレッチマン。
-
- 2015年12月18日 18:59
- 気付いたらストレッチマンを応援していた。
なんで怪人側なんや…。
-
- 2015年12月19日 18:11
-
ワンパンマン詳しくないけど、災害レベル
狼 志々雄真実
虎 DIO
鬼 藍染惣右介
竜 ピッコロ大魔王
神 殺せんせー
みたいな感じですかね?(゜o゜)
-
- 2015年12月20日 01:31
- 途中ガロウ編そっくりすぎ
-
- 2015年12月23日 07:06
- 普通に楽しめた...うん。
-
- 2015年12月23日 17:27
- 悪くない
-
- 2015年12月23日 22:09
- 長いしガロウ編まんまじゃん
-
- 2017年04月25日 17:29
- 体が分解する程度のストレッチかよ…
-
- 2019年04月09日 05:52
- ※43 藍染は最低でも災害レベル竜はあると思う 逆にピッコロ大魔王は鬼くらいじゃない?
-
- 2022年08月24日 22:03
- なんか感動した
この分だとワクワクさん編とかうたのおねえさん編とかありそう