モバP「凛っていい匂いするよな」
P「無言で距離をとるなよ」
凛「えぇ……だって半分セクハラだよ、今の」
P「そうかもしれんが……ほら、俺と凛の仲じゃないか」
凛「親しき仲にも礼儀ありって、学校で習わなかった?」
P「うっ……まさか高校生にそんなことを言われるとは」
凛「プロデューサーって、絶対授業とか真面目に聞いてなかったタイプだよね」
P「失礼な。凛こそあれだ、気が乗らない時は屋上でサボ凛してるタイプだろ」
凛「うちの学校屋上開いてないし」
P「じゃあ開いてたらサボ凛するのか」
凛「しないよ。不良じゃん、それ」
P「そうか。意外と真面目なマジ凛だったんだな」
凛「人の名前で遊ぶのやめてくれる?」
P「かわりに凛は俺の名前で遊んでもいいぞ」
凛「ふーん」
凛「エ口デューサー」
P「ひねりのない直球すぎるだろ。もう少しブレーキングボールにしよう」
凛「アイアムファストボールオンリー、オーケー?」
P「やっぱり授業真面目に受けてないだろ」
P「こういうのは互いにフェアなら問題ない。だから凛が俺の匂いを嗅げば解決だ」
凛「私が……プロデューサーの……匂いを?」
P「ああ」
凛「………」
凛「やだよ絶対臭いよセクハラだよ」
P「失礼な! ちゃんと香水を使ってるぞ」
凛「だったら香水の匂い嗅ぐからいいよ。いちいちプロデューサーを経由する必要ないし」
P「それじゃ本末転倒じゃないか」
ありす「おはようございます」
凛「あ、ちょうどよかった。ありす、私のかわりに嗅いでくれない?」
ありす「……はい?」
ありす「はあ。Pさんの匂いを、ですか」
ありす「しかし、くだらないことで言い争いしてるんですね。お二人とも」
P「ぐさっ」
凛「胸に刺さる……」
P「薄いのに?」
凛「プロデューサーは頭が薄いよね」
P「貴様触れてはならんことを」
ありす「言ってるそばからこれですか……」
P「ありすは素直でいい子だなあ」
凛「私も素直に拒絶してるだけなんだけど」
ありす「………」クンクン
P「どうだ? 別に臭くないだろう?」
ありす「………」チョイチョイ
凛「ん? どうしたの、手招きして」
ありす「なんだか香水の匂いが強すぎるような気が」ヒソヒソ
凛「ああ、それってあれじゃない? 体臭をごまかすためについつい香水をつけすぎちゃう感じ」ヒソヒソ
ありす「なるほど。そうなるとPさんのもともとの匂いは……あっ」ヒソヒソ
凛「きっと香水で隠してる下には………」ヒソヒソ
P「ひそひそ話で陰口叩くのやめてくれ。傷つく」
凛「陰口じゃないよ。本人から見える範囲で言ってるから」
P「小学生の言い訳か!」
泉「おはようございます……なにしてるの?」
P「凛にいじめられてる」
凛「プロデューサーにセクハラされてる」
泉「……よくわからないけど、いつものように馬鹿をやっていることだけは把握しました」
泉「プログラミングの結果、今回はプロデューサーに非があるという結論が出たわ」
凛「勝訴」
P「ばんなそかな」
ありす「(何をプログラミングしたんだろう)」
凛「理論派な泉の意見は参考になるね」
泉「それほどでも」
泉「でも……凛さんは、プロデューサー相手だとなんだか子どもっぽくなりますね」
ありす「それは私も思っていました」
凛「ん……まあ、プロデューサーが小学生レベルだから、それに合わせちゃうというか」
P「それはもしかして、俺のことが好きだということか?」
凛「ほら、すぐこうやって冗談言う人だし」
泉「なるほど」
ありす「凛さんも大変ですね」
P「凛の評価と引き換えに、俺の評価がどんどん下がっている気がする」
泉「ふむふむ」カタカタ
泉「シミュレーションの結果、今回はプロデューサーに非があるという結論が出たわ」
凛「勝訴」
P「ばんなそかな」
ありす「(何をシミュレートしたんだろう)」
凛「理論派な泉の意見は参考になるね」
泉「それほどでも」
泉「でも……凛さんは、プロデューサー相手だとなんだか子どもっぽくなりますね」
ありす「それは私も思っていました」
凛「ん……まあ、プロデューサーが小学生レベルだから、それに合わせちゃうというか」
P「それはもしかして、俺のことが好きだということか?」
凛「ほら、すぐこうやって冗談言う人だし」
泉「なるほど」
ありす「凛さんも大変ですね」
P「凛の評価と引き換えに、俺の評価がどんどん下がっている気がする」
ありす「いただきます」
泉「私も」
凛「はい、どうぞ」
ありす「冬はこたつでみかんという風習がありますが、なぜなんでしょう」
泉「さあ……はっきりとした理由は明らかになっていないようだけど」
凛「昔からのお決まりなんだろうね。それが今までずっと文化として続いてる感じ」
泉「単なるロジック以上のものがありそう……それはそうと、凛さん皮剥くの上手ですね」
ありす「片手でスムーズに剥いてます」
凛「ん、そうかな。慣れれば普通だと思うけど」
P「………ふむ」
P「なんだか、こうして見てると仲良し三姉妹みたいだな」
凛「三?」
泉「姉妹?」
ありす「ですか?」
P「ありすが末っ子で、泉が上のお姉さんだ」
凛「ちょっと待って。学年的に私が長女のはずなんだけど」
P「泉のほうが頭もスタイルもいいし」
凛「む……それを言われると否定できない」
泉「そ、そんなことは……」
ありす「泉さんって、夏場は制服の胸元をかなり開いてますよね」
凛「自分のスタイルに自信があるんだろうね」
泉「あ、あれは違うの! 友達にそうしたほうがいいよって言われてなんとなくしただけで、あとは涼しいのも事実だったし」
凛「羨ましいね。泉お姉ちゃんは」
ありす「まったくです」
泉「な、なぜ冷たい視線を向けるんです……」
ありす「えっ」
凛「なるほど」
凛「ありすお姉ちゃん」
泉「ありす姉さん」
ありす「お、お姉ちゃん……悪くない響きかも」テレリ
凛「お姉ちゃん」
ありす「はいはい、なんでしょう」ニコニコ
凛「ジュース買ってきて」
泉「私ポテトチップスで」
ありす「お姉ちゃんパシリにされてませんか?」
P「お前達、本当に息ぴったりだな。漫才トリオみたいだ」
ありす「むむ……こうなれば」
ありす「P、お姉ちゃんからの命令です。ジュースとポテチを買ってきなさい」
P「あれ? 俺弟にされてる?」
ありす「この際近くにいる人も巻き込んでいきます」
凛「プロデューサーが末っ子の弟か」
泉「年齢逆転ゲームってところかしら」
P「ということは、お姉ちゃんに甘えても当然ってことだよな」
P「凛おねーちゃん、甘えさせてくれ」
凛「私やらないよ。泉お姉ちゃんやりなよ」
泉「私やらないよ。ありす姉さんやって」
P「押しつけ合うのやめろよ。なんか悲しくなるだろ、弟嫌われすぎだろ」
ありす「弟だからダメなんじゃないですか? 同性の妹なら」
P「妹?」
凛「じゃあP子だね」
P「お黙りなさい!」
泉「モノマネうまい……」
凛「私は甘やかさないよ」
泉「私も」
ありす「………」
ありす「(正直、いつもなでなでされているぶん、Pさんを思い切り甘やかしたいかも……)」ソワソワ
凛「………」チラ
凛「まあ、一番うえのありすお姉ちゃんに頼めばいいんじゃない?」
泉「そうね。ありす姉さんにお願いすれば?」
ありす「えっ……」
ありす「(こ、これは……二人が私を気遣って出したパス!)」
P「ありす?」
ありす「し、仕方ないですね。ここは私が弟の願いを叶えてあげます」
P「え、いいのか? 軽い冗談のつもりだったんだが」
ありす「いいから来てください。ほら、膝が空いています」ポンポン
P「わ、わかった」
泉「ジュースとポテチ買わないと」
ガチャ、バタン
ありす「(ありがとうございます、姉さんたち)」
ありす「ほら、弟くん。お姉さんが膝枕をしてあげます。ついでに耳掃除もしましょう」
P「な、なんか本格的だな……せっかくだし、頼もうかな」
ありす「ふふっ♪」
凛「ありすは恥ずかしがり屋だから、お膳立てしてあげないとなかなか動けないんだよね」
泉「ですね。プロデューサーのこと大好きなの、バレバレなのに」
凛「今頃、耳掃除でもしてるんじゃないかな……今日はコーラにしよう」
泉「ポテチ、ポテチ……うーん。どの味にしよう……」
凛「うすしおにしたら?」
泉「どうしてですか?」
凛「プロデューサーが好きじゃない味だから。つまみ食いされなくなるよ」
泉「なるほど。それはいいですね」ニヤリ
泉「でも、プロデューサーも仕事中は真面目なのに……どうしてあんなに子供っぽいんだろう」
凛「少年の心を失わないことが、若いアイドルと接するプロデューサーという職業に必要なんだってさ」
凛「若い目線から見ることで、大人が気づきにくい点を知りやすくなるって」
泉「……なるほど。意外と考えているんですね」
凛「ま、全部建前だろうけどね。ニヤニヤしながら言ってたし」
泉「……感心して損しました」ハア
泉「凛さんはチョコレート好きですね」
凛「うん。でもこれはプロデューサー用だよ」
泉「頼まれてたんですか?」
凛「ううん。けど多分、そろそろ甘い物食べたい気分になってそうだから」
凛「帰ってから言われるより、今買っておいたほうがいいでしょ」
泉「ふうん……」
凛「なに?」
泉「いえ。プロデューサーのこと、よくわかってるんだな、と」
凛「それはまあ、事務所のアイドルの中だと一番あの人と付き合い長いし……なにその顔」
泉「いえいえ」
泉「お似合いだと思いますよ、凛姉さん♪」
凛「ね、姉さんって。さっきまで私のほうが妹って設定だったでしょ」
泉「年齢逆転タイムは終了です」
泉「ほら、行きましょう姉さん。ありすちゃんにも何か買っておかないと」スタスタ
凛「姉さん、か……まあ、悪くないかな」フッ
泉「今戻りました……あれ?」
P「zzz」グッスリ
ありす「耳掃除をしているうちに眠ってしまって……そろそろ膝が疲れてきました」
泉「熟睡ね……」
凛「なんだかんだ、いっぱい仕事してるから。疲れてたんだろうね」
ありす「どうしましょうか。膝がしんどいのですが、起こすのも悪いような」
凛「いいんだよ。起こして」
凛「ほらプロデューサー、ちょっとだけ起きなよ」ペシペシ
P「……ん? りん……?」
凛「寝るんなら仮眠室使いなよ。ほら、立って」
P「あぁ……わかった」ウトウト
凛「なんか危なっかしいから私が連れて行ってあげる」
P「おー……ありがとう」ヨロヨロ
ありす「………」
泉・ありす「……お母さん?」
ありす「凛さんって……えっと、あれです。姉御肌なところありますよね」
泉「だね」
泉「あ、そうそう。イチゴのエクレア買ってきたけど、食べる?」
ありす「いただきます」
泉「即答ね……はい、どうぞ」
泉「なに?」
ありす「私でも、プログラミングってできますか」
泉「プログラミング? そうね……ダンスや歌と同じで、練習すれば誰でもできるようになるわ」
泉「ある程度は、だけど」
ありす「そうですか」
泉「興味があるの?」
ありす「……泉さんがいろいろやっているのを見ていると、少しだけ」
泉「ふふ、そう。なら少し触ってみる? お姉さんが教えてあげるわ」
ありす「……はい。お願いします、泉お姉さん」
泉「わかったわ。下の兄弟は大事にしないとね」フフッ
ありす「えっと、これをこうして……あ、画面が」
泉「『Hello, World!』。うん、ちゃんとできたわね」
泉「えらいえらい」ナデナデ
ありす「あ、ありがとうございます……」
凛「………」
凛「よくわからないけど、私も撫でておいたほうがいい?」
泉「ぜひどうぞ」
ありす「なっ……ちょっと、私の頭はおもちゃじゃ」
凛「なでなで」
ありす「あうぅ……」
泉「ふふっ♪」
おしまい
正統進化系と言われてるわりにはありすと泉が絡むSSってあまり多くないような、そんなこともないような
微デレなしぶりんのSS(過去作宣伝)
モバP「今日もよく頑張ったな」ナデナデ 渋谷凛「こ、子ども扱いしないでよ」アセアセ
渋谷凛「クリスマスプレゼントの定番って、なんだと思う?」
ありすの進化系の表見て思ったんですが、あれだけルートが多いとイーブイじゃなくて希望皇ホープじゃないと足りなくないですか
元スレ
モバP「凛っていい匂いするよな」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449394800/
モバP「凛っていい匂いするよな」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449394800/
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コメント一覧 (34)
-
- 2015年12月06日 21:16
- とりあえず、おれはありすのパパになればいいのか
-
- 2015年12月06日 21:21
- ありす、大人の階段登ろうか
-
- 2015年12月06日 21:22
- こういうキモいPを書く才能
-
- 2015年12月06日 21:24
- クンカクンカ
-
- 2015年12月06日 21:41
- 泉のSSが少ないんだよなあ
もっと増えてええんやで
-
- 2015年12月06日 21:42
- ※3
お前じゃかけないもんな
-
- 2015年12月06日 21:50
- かな子っておしっこだけは何か甘くていい匂いがするよな
-
- 2015年12月06日 21:50
- え?セルゲイ・ヴォルコフがなんだって?
-
- 2015年12月06日 21:55
- ユウジョウ インプット 完了
-
- 2015年12月06日 22:01
- ※3に対する※6の的確さにほっこりしたw
-
- 2015年12月06日 22:05
- とてもいいぞぉ~こういうのもっと見とうございます
この中に他に姉妹混入出来そうなのは、黒川さんと雪美かな?それぞれ長女と五女で続き書いて、どうぞ
-
- 2015年12月06日 22:17
- 取り敢えず※2焼いときますね!(火炎放射器用意)
-
- 2015年12月06日 22:27
- 泉とマキノでIT姉妹
PCに強いお姉ちゃんたちに色々教えてもらう日々
頼子と文香で文系博識姉妹
様々な書物を読んだり美術館や博物館に通う日々
保奈美と千秋で音楽系お嬢様姉妹
クラシック音楽やオペラを聴く優雅な日々
-
- 2015年12月06日 22:32
- ほっこりした
-
- 2015年12月06日 22:37
- とりあえず最近ありすの可愛さに目覚めてやばい
jeweles03のありすカバーとありすへの熱い気持ち考えてたら日曜が終わったほどに
-
- 2015年12月06日 22:39
- ありすはイーブイ…百理ある
-
- 2015年12月06日 22:56
- ※8
お茶の間に変態さらしたKONAMIは許さない
-
- 2015年12月06日 23:21
- 美しい…
-
- 2015年12月06日 23:44
- 数少ない泉ssありがとうございます。できれば水本ゆかりとか中野有香とかお願いします
-
- 2015年12月06日 23:51
- Hello Worldはやっぱりプログラムの基本よね
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World!\n");
return 0;
}
-
- 2015年12月07日 00:17
- さりげないピーコネタ
-
- 2015年12月07日 00:19
- スマン、くんかくんかありすにときめいてしまった
-
- 2015年12月07日 00:33
- (凛にスメルのウィザードリングをはめて魔法を発動する音)
-
- 2015年12月07日 00:36
- >>凛「アイアムファストボールオンリー、オーケー?」
ちひろ「やれやれ、うちの事務所は本気で補強する気がなさそうだな」
↓
(¥∀¥)「うっそ・・・掘り出しもんじゃないこれぇ♡」
-
- 2015年12月07日 01:40
- ナターリア「嘘つけ絶対いい匂いだゾ」
-
- 2015年12月07日 01:45
- >凛「私やらないよ。泉お姉ちゃんやりなよ」
このシーンでアッキーやんなよが浮かんだ
しぶりんがニゴったのかと思ったけど濁ったのは俺の頭だった
-
- 2015年12月07日 11:55
- この3人は家系図辿ったら根っ子が繋がってそう
-
- 2015年12月07日 12:00
- ホープの進化形は未来皇を含めると計10体。
ありすも進化したら、ホープのように殺意に溢れた感じになるのか
-
- 2015年12月07日 12:54
- 黒川さんを加えて四姉妹にしよう
-
- 2015年12月07日 21:13
- ※29
長女(黒川さん)と三女(泉)が巨乳であと二女と四女(渋谷と橘)がそれぞれ微と虚乳
-
- 2015年12月08日 21:20
- ねぇ、※欄でかなこが糖尿病になってるんだけど。
ツッコもうぜ皆
-
- 2015年12月09日 00:44
- ※26
まんまだもん
そりゃにごちゃん思い浮かぶ
-
- 2015年12月09日 02:03
- ※30
アリスニハミライガアリマース
-
- 2015年12月09日 23:36
- ありすに普段は邪険に扱われつつ、誕生日等の特別な日に「いつもありがとう」って言われたいんじゃ