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【進撃SS】フリーダ教官とケニー教官の日常

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 06:39:07.54 ID:c45X0O/AO


845 とある礼拝堂

ゴオオオオオオオ………

グリシャ「力は渡して貰うぞ!!」ザッ

フリーダ(どうする…どうすればこの状況を平和的に解決できる!!)

ロッド「フリーダ!巨人化だ!」

フリーダ「いきなり戦闘では何も解決しない、それは最後の手段よ!」

ロッド「ええい、なんの影響でそんなこと言うのだ!」

フリーダ(過去の世界の記憶の内の1つにあった漫画の1つ、ヴィ○ランドサガ…それの影響よ!悪かったわね!)

グリシャ「オオオオオオオ!!」

ロッド「まずい、奴は巨人化する気だ!フリーダ!!」

フ口リアン「お姉ちゃーん!」

ウルクリン「フリーダ姉さん!」

フリーダ(私にも守るべき家族がいる…でも相手にも大事な家族がいるかも知れない)

初代王(あの侵入者は始末するべきだ…戦え)

フリーダ(黙れ初代王の亡霊が!)

フリーダ(ええい!!)

フリーダ「待って待って待って待って待って待って待ってええええええ!!!」ジタバタジタバタ

グリシャ「え、なに!?」ビクッ




2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 06:49:26.49 ID:c45X0O/AO

フリーダ「殺し合いでは何も解決しないわー!殺しは復讐や他人の恨みを生むだけよー!!」

グリシャ「じゃあ、レイス家が持ってる力をなんとかしろ!!」

フリーダ「だって、初代王の亡霊が邪魔するんだもの!上手く扱えりゃ苦労しないわよ!!」

グリシャ「じゃあ、無理矢理でも奪うしか無いだろう!!私も殺しは嫌だ、しかし仕方ない事もある!!」

フリーダ「そいつは極端で極論だわ!!」

フリーダ「まあ、私だけを[ピーーー]ってならそれも仕方ないかと思って受け入れようかとも思うけどさ、家族まで手を出す気なら黙ってはいられないわ!」

初代王(戦え!戦え!)
フリーダ「きゃああ!!私の体が勝手に手を噛んで巨人化しようとしているわあああ!!」ブルブル
フリーダ「ええい!うるさい亡霊め!黙れ!」ブンッ

グリシャ「やはりそんなのじゃ心配だ!それにもう時間はない!渡せ!」

フリーダ「じゃあ私以外には手を出さないで!」

グリシャ「…辛いが、それは出来ない相談だ…」

フリーダ「……そう…わかったわ…」ザッ

ロッド「そうだ!巨人化だ!」

ガバッ!

グリシャ「!」

ロッド「な!?」

フリーダ「あと5年待って頂けないでしょうか…」

グリシャ「…土下座か…」




3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 06:57:35.53 ID:c45X0O/AO

フリーダ「私達レイス家は今までこの力に振り回され、結局何も出来ず多くの人類に迷惑を掛けてきました…」

グリシャ「…」

フリーダ「しかし、身勝手だとは思いますが、私はやはり家族を殺されたくはありませんし、まだ初代王の亡霊に勝つ事を諦めたくはありません」

グリシャ「…」

フリーダ「あと5年待ってください。5年経っても何も変わらなかったらその時は…あなたに殺される事を受け入れましょう」

グリシャ「………」


「わあああん!わあああん!」

「お姉ちゃんを殺さないでえええ!!」

グリシャ「…ぐっ…」

グリシャ「…わかった。5年だけ待とう」

フリーダ「!」

グリシャ「あと5年待つ…しかし、5年目の最後の日も何も変わらなければ、その時は…」

フリーダ「はい、ありがとうございます…」

ロッド「…」

初代王(あいつを始末しろ!)

フリーダ「きゃああ!また勝手に巨人化しようとしているわあああ!!」ブルブル

フリーダ「…!!はあ…はあ…危なかった…何とか抑えた…」

グリシャ「やっぱり心配だ」




4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 07:09:15.70 ID:c45X0O/AO



フリーダ「…とは言ったもののどうしましょう…」

ロッド「全く、お前は…」

フリーダ「うーん、とりあえずこの力を何とか思い通りにコントロール出来るようにするべきね」

ロッド「…」

フリーダ「よし!」バンッ

ロッド「どうした?」

フリーダ「お願いがあるの。まず、私達レイス家は全滅してお父さんだけ残ったって事にして」

ロッド「え!なんで!?」

フリーダ「その方が自由に動けるしね…証言できる人が必要だからお父さんは残るの」

ロッド「むう…」

フリーダ「ああ、でもそうなるとヒストリアに何されるかわからない…よし、ローゼの住民が良くて安全な場所に送ろう。私は死んだことになるから姉としては会えないけど、たまに会う通行人Aくらいの立ち位置から見守っておくわ」

ロッド「…中央憲兵にバレたらどうする」

フリーダ「大丈夫、中央憲兵バカだからバレやしないって」

ロッド「…」





5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 07:16:08.98 ID:c45X0O/AO

フリーダ「とりあえず、壁外から来た猿型の巨人にやられたって言っておきましょう。グリシャさん巻き込む訳にはいかないし」

ロッド「そうだな…」

フリーダ「そして私は…訓練兵団の教官にでもなろうかしら」

ロッド「ほう…」


ロッド「………は!!?」ガタッ

フリーダ「ちょっと微妙な間ね今の」

ロッド「いや、そんなことよりどういう事だそれ!?」

フリーダ「とりあえず私が力を扱えるようになったら次は壁の外と戦う準備が必要だからね。まあ、まずは平和的解決を優先するけど…」

フリーダ「もし壁の外と戦いが必要になったとき、力は集めといた方がいいからね。私が教官として人材を育成していくわ」

ロッド「しかし、お前…兵士にすらなったことないだろ」

フリーダ「そこはケニーも連れていくから大丈夫だよ、たぶん。ケニーもらうよ」

ロッド「…好きにしろ…」




6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 07:37:24.75 ID:c45X0O/AO

―――――二年後


エレン「ついに訓練兵団だ…」

アルミン「ああ。そして調査兵団になって…」

アルミン「外の世界を探検するんだ」
ミカサ「エレンと結婚する」

エレン「ああ、そうだな」

ミカサ「え!してくれるの!?」バッ


キース「全員静かにしろ!!」ザッ

エレン「怖そうな教官だな」


キース「お前達は今日から兵士になるための訓練を受けていく。が、その前にお前達の担当になった新たな教官二名を紹介しておく」


フリーダ「はじめまして、教官のフリーダ・鈴木です!」

ケニー「ケニー・アッカーマンだ、よろしく頼むぜちびっこ共」

アルミン(鈴木…変わった名字だな)


ケニー「もっとマシな偽名なかっのかよ、オイ」ボソッ

フリーダ「いいじゃん、大丈夫大丈夫」ボソッ





8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 07:55:52.50 ID:c45X0O/AO

キース「では通過儀礼を頼む。去年の見習いの時に覚えたな?」

フリーダ「はい、任せて!」ザッ

ケニー「よーし、行くぜぇガキ共ぉ」ジャリッジャリッ

訓練兵(なんかあの人怖い)


ケニー「テメェは何者だああ!!ああん!?」

ベルトルト「ひいい!?ごめんなさい!!」ビクッ

ケニー「ああ?謝れなんて言ってねぇよ」

ライナー「…ベルトルト…」

アニ「…」

ケニー「お嬢ちゃんはちゃんとお名前言えるよなぁ?」ズイッ

アニ「ひっ!?」ビクッ

ケニー「オイオイオイオイ、なんでそんな怖がんだよ。フレンドリーに接してるってのによ」

フリーダ「そりゃ、フレンドリーじゃないわ、ケニー。私のを見ておきなさい」ザッ

フリーダ「君は誰かなー?何でここに来たのかなー?」

アルミン「えっ…えっ?」

ケニー「お前も違うだろ、迷子の子に話し掛けてるオバサンみてぇじゃねぇか」

フリーダ「オバッ…!?」カチンッ

キース「ちゃんとしてくれ」




9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 08:15:38.16 ID:c45X0O/AO

ケニー「テメェは何モンだあああ!!!」

ミカサ「シガンシナ区出身、ミカサ・アッカーマンです」


ケニー「お?奇遇だな…俺もアッカーマンだ。親は元気か?」

ミカサ「はい。危機一髪な出来事がありましたが何とか助かりました」

ケニー「そうか」

サシャ「んまー!」モグモグ

ケニー「オイオイオイ、そこの嬢ちゃんなに食ってやがる、俺にも分けろ」ザッ

サシャ「仕方ないですね……半分ですよ」ブチッ←端っこだけ

ケニー「半…分?」

サシャ「ふう…」

コニー「なあ、心臓って右だっけ左だっけ」

ケニー「はっ!いいぞお前ら!面白れぇ!!!」




10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 08:22:27.91 ID:c45X0O/AO

フリーダ「おまえはなにものだーっ」

クリスタ「は、はい、クリスタ・レンズです!」

フリーダ「って、いやああん!!?ヒストリ…リスタ!!」

クリスタ「は…え?」

フリーダ(危ない…つい名前言ってしまうところだった)

フリーダ「頑張ろうね!」ビッ

クリスタ「は、はい…」


フリーダ「さて、お次は…」

エレン「…」

フリーダ「うお、熱意のこもりまくった目付き」




11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 10:29:58.62 ID:c45X0O/AO

フリーダ「きさまはなにものだーっ!」

エレン「シガンシナ区出身!エレン・イェーガーです!!」

フリーダ(元気いいねぇ!!)

フリーダ「何しにここへ来たのかな!!」

エレン「調査兵団に入って、巨人共を駆逐するためです」

フリーダ「ほう」

エレン「俺の出身であるシガンシナ区は巨人共に制圧されました…母さんは何とか助かりましたが、俺は巨人共を許せません」

エレン「巨人共はこの世から、一匹残らず…」

フリーダ(ああ、そうか…私がちゃんと力を扱えていればシガンシナ区もマリアも守れたかも知れないんだよな…)

ケニー「…」

エレン「どうしたんですか?」

フリーダ「いや、お姉さんも君が強くなるようしっかり指導するよ」

エレン「はい、ありがとうございます」




12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 13:20:27.43 ID:c45X0O/AO

―――――教官室

フリーダ「ふう…とりあえず初日は上手く行ったわね、ケニー」

ケニー「ああ。これからも楽しみだぜ。特にミカサって奴は俺に全く動じなかった」

フリーダ「もう私達、立派な教官ね」

ケニー「おう」

キース「いや、問題ありまくりだったがな」

眼鏡教官「紅茶を入れたのでどうぞ」

キース「ああ、いただこう」

フリーダ「んん、うまっ」

ケニー「そういや教官って給料どれくらい貰えるんだ?憲兵団くらいは貰えるか?」

フリーダ「いやぁ、憲兵までは無理でしょう」

キース「…新人が初日から先輩の前で金の話をするか…」




13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 13:26:47.81 ID:c45X0O/AO

フリーダ「シャーディス教官は誰が優秀そうだと思います?」

キース「ん?ああ…そうだな。ミカサ・アッカーマン、ライナー・ブラウン、ベルトルト・フーバー、アニ・レオンハートと…ユミルだな」

ケニー「俺も同感だ。ただ、ベルトルトやアニは俺に驚きすぎだ」

フリーダ「いやぁ、私でも怖いっすよケニーさん」

ケニー「お前はどうなんだ?」

フリーダ「んー、お気に入りはクリスタだけど…」

キース「…お気に入りは聞いとらん」

フリーダ「エレンとか、あの目に秘められた熱意はなかなか他の人には見られませんね」

キース「ああ、そうだな…」

ケニー「確かにな。ちょっと危ない目だが」

フリーダ「人の事言えないでしょ?」

ケニー「お前もたまに危ない目になるじゃねぇか」

フリーダ「ぐうの音も出ない」




14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 13:32:20.26 ID:c45X0O/AO

フリーダ「あと、コニーやサシャもいいわね」

ケニー「ああ。あの突き抜けたキャラクターはそうそういねぇ」

フリーダ「あのギャグ補正を上手く扱えば…」

キース「何の話をしているんだ」


ドンッ!!

フリーダ「ひゃっ!」ビクッ

ケニー「なんだぁ?」

キース「食堂の方からか…全く。訓練兵初日だとまだ精神的に大人になれていないからな」

キース「二人で見てきてくれ」

フリーダ「任せてください」

ケニー「悪い子にはお仕置きしねぇとな」ガタッ




15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 13:44:38.03 ID:c45X0O/AO

食堂


ジャン「なんだよ、文句あんのか?」

エレン「そうやって成績のいいやつがみんな憲兵に行っちまうから戦う人間がいなくなるんだよ!」

ジャン「どう生きようと他人の自由だろうが。そういうお前の考え方こそ他人の自由を縛ってんじゃねぇのか」

エレン「誰もそこまで極端な事は言ってねぇだろ!別に成績いい奴みんな戦えとは言わねぇよ。ただ、皆が皆そうなっちまったら…」

ミカサ「エレン、やめなさい」ポン

ジャン「!?」

ジャン「テメェ、その美人は誰だ羨ましい!!」
エレン「はあ!?」

モブ「いいぞ、やれやれー!」

モブ「殴れ殴れ!」ドンッ!!

モブ「やっちまえー!!」ドンッ!!

ライナー「うわ、周りが騒ぎ始めちまった」

ジャン「おい、馬鹿!お前らあんま騒いだら…」

ガチャッ!!

エレン「!!」


「聞こえるぜぇ…うるせぇ音が…ひよっこのねずみのよぉ…」

ザッ!ザッ!


ケニー「みいいいいいつけたあああ!!悪い子にお仕置きしに来たぜえええ!!バンッ!!バンッ!!」ドオオオオオンッ

アニ・ベルトルト「」ビクッ!!

ライナー「驚きすぎだお前ら」



フリーダ「騒いじゃダメって……言ったでしょおおお!!!」クワアッ

ライナー「」ビクッ!!
ジャン・エレン・アルミン「」ビクッ!!
クリスタ「」ビクウッ!!



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 17:22:13.01 ID:c45X0O/AO

キース「騒がしいぞ!!!」バタンッ

ケニー「大丈夫だ、いま俺達がお仕置きをした」

キース「一番騒がしいのはお前らだ!!!」

ケニー「なんだぁ?俺達がか?」

フリーダ「はいっ!申し訳ありませんでした!」

キース「全く、お前らは!教官だろうが、自覚あるのかぁ!!?」

フリーダ「はい、すみませんでした…」

ケニー「厳しいねぇ」


サシャ「何ですか、食事中なのにうるさい怒号ですねぇ」モグモグ




17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 17:50:17.54 ID:c45X0O/AO

―――――

ライナー「…と、いうわけで俺達は今日から訓練兵団として生きていくが、周りには俺達が仲間だと悟られないようにしなければならないな」

アニ「そうだね」

ベルトルト「三年間の間に座標の情報が手に入ればいいけど…」

ライナー「ああ、何としてでも座標を見つけなければならん」

アニ「このまま見つからなければ、強行手段として人類全て滅ぼさなきゃならない」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

フリーダ「ねえねえ、座標って何?」

ライナー「なんだ今更?座標って言ったら…」

フリーダ「座標って何なのかなぁ?」ニヤニヤ

ライナー「うわあああ!?」ビクウッ

ベルトルト「ああああああ!!!」ビクウッ

アニ「!!?」


フリーダ「教官、気になるー」ニヤニヤ

アニ「い、いつから…」

フリーダ「初めからだけど?」

アニ「」




18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 17:55:13.39 ID:c45X0O/AO

ライナー「いや、その…あれですよ。俺達三人の間のごっこ遊びですよ」

ベルトルト「そ、そうそうそうそうそうそう」ダラダラ

フリーダ「ベルトルトくん、汗かきすぎ」フキフキ

ベルトルト「拭かなくていいです!」

フリーダ「そう言えば、壁の中に巨人いるんだけど知ってる?」

ライナー「な!なんでそれを!?」

フリーダ「え?なんでライナーくん知ってるの?」

ライナー「」

フリーダ「知らない人なら普通はあり得ない冗談だって笑い飛ばすと思うんだけどなぁ~」

アニ「…もう誤魔化せないね…」

ベルトルト「くっ…」

フリーダ「あらあら、ちょっと落ち着いて、私は別にあなた達に何かしようなんて思ってないし、むしろ大歓迎」

ライナー「は?」



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 18:14:08.64 ID:c45X0O/AO

フリーダ「うん、うんうん…会話の流れからしてきっとあなた達は巨人の力も持ってるわね…うん。まぁ、私達を襲いにきた敵には違いないけど、貴重な人材ね」

ライナー「…何を考えているんですか?」

フリーダ「いや、こっちの話」

ベルトルト「…バレたからには…」

アニ「…」ザッ

フリーダ「もう~、せっかちなんだから。何もしないって」

フリーダ「私も巨人の力があるし、他人に言えない秘密があるの。お互い様じゃない?」

ライナー「む…確かに」

ベルトルト(確かにそうだ…きっとこの人も普通の人ではない。なら敵か味方を探ってからでも…)

フリーダ「あー、あとね」


フリーダ「たぶん、君たちが言ってる座標っての私の事だから」


アニ「んなっ!!?」

ベルトルト「まさかのカミングアウト!!!」




20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 18:20:18.60 ID:c45X0O/AO

ライナー「な…っ」

ライナー(だが、確かに…その可能性が非常に高い!!)

フリーダ「だからね?」


フリーダ「他の人類には手を出しちゃ駄目だからね?」



アニ「いいだろう。ただし、聞いたからにはあんたは…」ザッ

ケニー「馬鹿な考えはよしなお嬢ちゃん」ガチャッ

アニ「!?」ビクッ

ベルトルト「な!?」

ライナー「ケニー教官…」

ケニー「フリーダの隣には俺が居るからな、坊主共」

フリーダ「ちゃんといい子にしてなきゃ駄目だよー」ニコニコ

ライナー(くっ…目標が目の前にあるのに…)ガクッ

ベルトルト「仕方ない、今日はもう部屋に戻ろう」

アニ「…」

フリーダ「明日から訓練頑張ろうねー!」フリフリ

アニ「なんて軽い人…」




21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 18:26:22.50 ID:c45X0O/AO

フリーダ「ふっ…三人ともいずれ私の戦力に引き入れてあげちゃうわ」ニヤッ


ケニー「ったく、何でわざわざ面倒くせぇことするんだよお前は」

フリーダ「あらかじめ、あの子達のターゲットを明確にさせといた方が他に被害が行かないでしょ」

フリーダ「それにあの子達はいい子だと思うから大丈夫!」

ケニー「全く、お前って奴は…」





22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 22:14:58.51 ID:c45X0O/AO

ベルトルト「ライナー…どうする」

ライナー「迂闊に手は出せんな…暫く様子を見て、隙があれば…」

アニ「その時に捕まえる」

ライナー「ああ、いつかギャフンと言わせてやる」


フリーダ「ギャフン」


ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「…」

フリーダ「ん?」



ライナー「なんでまだいるんですかあああ!!」

ベルトルト「もう部屋に帰るから今日は見逃してくださいよ!!」

フリーダ「ごめんごめん、ちょっとかまってみたくて~」アハハハ

アニ(疲れる…)




23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 22:19:01.98 ID:c45X0O/AO



―――教官宿舎


フリーダ(今日も充実した1日だった…)

フリーダ(ライナーくん、ベルトルトくん、アニちゃんの三人とはこれから少しずつ仲良くなろうと思います)

フリーダ(あと、ヒストリアも少しずつかまっていきたいです)

フリーダ(そして、エレン…いつか真実を話すときが来たとき、彼は私をどう思うだろうか…)

フリーダ(…とりあえず今日はプリンを食べて明日に備えようと思います)


フリーダ「よし、日記完了!」



フリーダ「さぁて、寝よ」ボフッ




25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 13:36:48.19 ID:SOvtnd0AO


チュンチュン…


ケニー「ふう…いい朝だぜ……」

ケニー「こういう生活もたまにゃ悪くねぇかもな」ガバッ


キース「おはよう。起きたか、ケニー」ガチャッ

ピカァッ!

ケニー「う、眩しい!朝日の反射が!!」

キース「?」ピカ



―――――


エレン「よーし、今日も訓練頑張るぞ」

ミカサ「ええ。共にファイトしよう」

サシャ「あー!おはほうほはいまふー!」モグモグ

アルミン「サシャ。食べたまま喋らないで」


フリーダ「クリスター、今日も訓練大変だからいっぱい食べるんだよ!」

クリスタ「あ、はい」

ユミル「あんた教官の癖に何で訓練生の食堂にいるんだよ。あとクリスタにベタベタし過ぎだ」

フリーダ「ん?ユミルもベタベタされたい?私は全然OKだよ」

ユミル「私はいい!!」

クリスタ「ちょっ…まあまあ」

エレン「今日も朝から仲良しだな。おはよう」

クリスタ「あ、おはよう」

ミカサ「今日も頑張りましょう」

クリスタ「うん、アルミンも頑張ってね」

アルミン「うん、ありがと」

フリーダ「そう言えば、クリスタあの三人ともけっこう仲良いよね」

クリスタ「はい。開拓地にいた時、近くに住んでて…たまに関わりがありましたから」

フリーダ(なるほど。私が送った場所で正解だったわね。良かった、開拓地でも友達が出来てて…訓練兵団では頼りになりそうなユミルちゃんとお友達か)

フリーダ(お姉ちゃんはもう関わらなくても大丈夫そうね…)

フリーダ「嬉しいようなちょっと寂しいような…」

クリスタ「はい?」

ユミル「…」




26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 13:48:20.03 ID:SOvtnd0AO

立体機動訓練

ケニー「よーし、いいかてめえらぁ。今日もこの俺がお前らに立体機動装置の使い方を教えてやる」ジャリッ

ケニー「ミカサ。こっちに来い、俺の真似をしてみろ」

ミカサ「はい」ザッ

エレン「ミカサが呼ばれたぞ」

アルミン「やっぱり1人だけ能力が段違いだからね」

ケニー「まずはぁ…ああ、なんだ。俺は体で覚えるタイプだから呼び方忘れたが…あれだ。あれをこうしろ…それだ」

ジャン(どれだよ)

ミカサ「それをこうですか?」

ケニー「いや、これをあれだ」

ミカサ「なるほど、ガスの節約と高出力の両立」

ケニー「ああ」

アルミン(全然わからない)

エレン(あれそれでよく会話通じるな)




27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 18:04:25.86 ID:SOvtnd0AO

ケニー「よし、行くぞ。ついてこいミカサ!」バシュッ

ミカサ「了解」バシュッ

ズギュンッ!ズギュンッ!

アルミン「はやっ!!!」

ケニー「お前らも見てろ、これが漢の立体機動だっ!!!」

ギュウイイイイイギュルルルンッ!!

ジャン「な、なんだあの動きは!」

ミカサ(やる…しかし、私も負けない!」

ズギュウウウウオオォルルルンッ!!!

ケニー「はっ!さすが見込んだ通りの女だ!」

ミカサ「ふっ…あなたも私程ではないけど凄い」


ライナー「あ、あんな動き…俺達にはできねぇ」

エレン「ミカサ…ここまで凄い奴だったなんて…」

ジャン(レベルが違いすぎる…)


ミカサ「ただいま、エレン」スタッ

エレン「おう」

ケニー「…どうだ?参考になったか。ミカサが出来たんだ、お前らもやってみろ」

アルミン「無理です!!」

ケニー「おう、冗談だ勿論な」

エレン「…」



ケニー「だが、これぐらいのレベルは出来なきゃ巨人なんざ倒せねぇ」

エレン「よし、やってやるぜ!」

クリスタ「いや、あそこまでは出来なくてもいいんじゃないかな」

アルミン「さすがにリヴァイ兵長くらいじゃないかな、あんな動きできるの」




28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 20:47:16.78 ID:SOvtnd0AO

ギュイイイイイッ…


ケニー「ふむ…なかなか素質のありそうな奴が多いな…ん?」

アルミン「うわあ!!」ビュンッ

エレン「アルミン!」

ギュンッ!!


ケニー「っと、危ねぇ!!」バシッ

アルミン「す、すみません…教官」

ケニー「お前は体が弱そうだな…もっと鍛えなけりゃ立体機動もろくにできねぇぞ」

アルミン「はい…」

ミカサ「アルミン、怪我はない?」ザッ

エレン「おい、大丈夫か!」

アルミン「…!うん、大丈夫だ。気にしないで…」

ケニー「…」


アルミン「くそ、足手まといにはなるもんか…!」ザッ


ケニー(アルミン・アルレルト……体力はねぇが、座学では優秀だと聞く。そしてやる気は充分だ)

ケニー「ふっ、ああいうガキも面白れぇな」




29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 20:52:47.10 ID:SOvtnd0AO

マルコ「ジャン、立体機動の扱い上手いね」

ジャン「そうか?へっ…こいつが一番点数たけぇからな…このまま憲兵団に…」



ケニー「さああ、聞けぇ、ガキ共おおお!!!」


ジャン「ん、なんだ?」

ケニー「今からこの怖いおじさんが追いかけるぜ!!捕まった奴は点数-1だ!!!」ドオオオオオンッ


ジャン「んなっ!!?」

サシャ「鬼ごっこですか!」

コニー「面白そうだな!!」


ケニー「行くぜえええ!!!」ギュイイイイイッ!!!

エレン「うわ、来た!!」

ユミル「逃げるぞ、クリスタ!」

クリスタ「うん!」


ケニー「見いいいいいつけたああああああ!!!」ドオオオオオッ

クリスタ「キャアアアアア!?」ビクッ

ユミル「こえーよ!!!」





30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 21:01:19.28 ID:SOvtnd0AO

バシュッ!!


フリーダ「お姉ちゃんガーード!!!」ビシイッ

ケニー「んな!?」

クリスタ「フリーダ教官!?」

ユミル「おい、あんた勝手に乱入しちゃダメだろ!」

フリーダ「ヒスト…リスタのピンチを見過ごすわけにはいかないわ!!」

クリスタ「いやいや、これ訓練ですから」

フリーダ「うん。冷静なナイス突っ込み」

ユミル「今のうちに逃げるぞ、クリスタ」


ケニー「ったく……フリーダ。じゃあ、お前はあいつらでも追いかけてろ」

フリーダ「ん?」


ライナー「え?」

ベルトルト「…」

アニ「…」



フリーダ「了解!私の獲物はあの三人ね!」ギュンッ


ライナー「わあ!フリーダ教官が来た!!」

ベルトルト「また弄られる!!」

アニ「逃げるよ!!」

ギュンッ!!

フリーダ「待てえええい!!」



エレン「なんであの三人、フリーダ教官にびくびくしてんだ?」

アルミン「さあ…」





31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 21:10:24.47 ID:SOvtnd0AO


ケニー「おらおら、遅いぜ!俺はまだ10分の1しか力出してねぇぞ!!」

ケニー「へい、タッチ!」

マルコ「うわあああ!」

ジャン「マルコ!!」

マルコ「行くんだ、ジャン!僕に構うなー!!」

ジャン「ぐっ…!」ギュンッ

ケニー「ほう。あのキルシュタインはなかなか上手いじゃねぇか。逃げられちまったぜ」


エレン「来い、アルミン!」

アルミン「はあ…はあ…」

ケニー「次はお前らだ!!」ビュンッ

エレン「うわあ!?」

アルミン「捕まる!!?」

ビビュンッ!!

ケニー「お!?」

ミカサ「二人は捕まらせない」ザッ

ケニー「よっしゃ、面白れぇ!!」ギュンッ

ミカサ「通さない!!」ギュンッ

ギュンッ!ギュンッ!ギュルンッ!



ユミル「すげ…なんだあの戦い…」

クリスタ「さすがミカサ…」




32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 21:22:25.29 ID:SOvtnd0AO

―――――

フリーダ「はぁ…いい汗かいた」


ケニー「ふむ、約半数は逃げ切ったか。なかなかやるぜお前ら」

ジャン「はあ…はあ、疲れた…」


エレン「でも結構楽しかったな」

ミカサ「ええ。エレンの為に戦えて楽しかった」

アルミン「ははは…」


フリーダ「楽しかったね!!」

クリスタ「あ、はい…疲れましたけど…」

ユミル「ったく、ケニー教官の追いかけ方こえーよ」


フリーダ「また追いかけっこしたいね!?」クルッ

ライナー「いや、もういいです…」

ベルトルト「はぁ、はぁ…」

アニ「…」




33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 21:45:44.05 ID:SOvtnd0AO

――――――

フリーダ「さてさて、今日も夜風に当たってから寝ようかしら」ザッザッ

フリーダ「しっかし、ほんと初代王の亡霊が邪魔で仕方ない。どれだけ力強く反抗してもダメなんだもの」

フリーダ「…はぁ…」



「…久しぶりだな」ザッ

フリーダ「!」

グリシャ「フリーダ・レイス」

フリーダ「グリシャさん…久しぶりですね」

グリシャ「…力は扱えるようになったか?」

フリーダ「いやぁ…まだ、ダメですね…」

グリシャ「あと3年だ」

フリーダ「…はい」

グリシャ「…」

フリーダ「…」



グリシャ「君は平和的な解決を望んでいると言ったな?」

フリーダ「はい」

グリシャ「平和的な解決とは具体的になんだ?」

フリーダ「まあ…相手や状況によって細かいとこは変わるでしょうけど、大事なのは相手の話もちゃんと聞いて、理解して、しっかり向き合って対話することですかね?」

グリシャ「…君は、それをできているか?」

フリーダ「え?」

グリシャ「…あとは自分で考えたまえ」ザッザッ

フリーダ「………」





35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 07:24:56.60 ID:LKpcZSEAO

――――――

ケニー「…」ペラッ


ケニー(今日の新聞……相変わらずリヴァイは外で大活躍のようだな)

ケニー「ふう…」



ケニー(フリーダに誘われて面白そうだからつい引き受けちまったが……俺みてぇな人間がこんな平和に暮らしてていいもんなんだろうかね)


ガチャ


クリスタ「あの…教官、そろそろ時間なので来てもらえますか?」

ケニー「ん、おう…もうこんな時間か。悪いな、いま行く」

クリスタ「はい」



ケニー「…クリスタ。お前の母親はどうしてる?」

クリスタ「え?」

クリスタ「ああ…仲は今も良くない…っていうか話してもくれませんけど」

クリスタ「でも、開拓地にいた頃からは友達がいますから大丈夫です」

ケニー「そうか…」





36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 09:43:30.58 ID:LKpcZSEAO






ケニー「よし、お前らぁ!!訓練すっぞ!!」ババアアアンッ


コニー「出た!ケニー教官の、憲兵様の構えだ!!」

サシャ「カッコいいですね!!」

ケニー「おう!お前らも真似しろ!」

コニー「よっしゃー!」バアアアンッ

サシャ「イエーイ!」バアアアンッ

ジャン「アホか、お前らは」

フリーダ「えー、それじゃあ対人格闘の訓練を始めまーす」

ジャン「お、ちょっとサボれるな」ボソッ

ケニー「サボっちゃダメだぜ」

ジャン(聞こえていた!?)




38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 13:52:30.15 ID:UMISA9SAO

ケニー「それじゃあ、二人一組になって組め!怪我はさせんなよー」

「はっ!!」

フリーダ「は~い」

ケニー「お前は参加しなくていいからな?」

フリーダ「けちんぼ」



ミカサ「よし、エレン…勿論私と」

エレン「よし、やろうぜライナー!」

ライナー「おう。来い」

ミカサ「…」

ミカサ「……」


ミカサ「アルミン」


アルミン「あ、ごめん、マルコと約束してて……ミカサと組もうか?」

ミカサ「…いえ、約束していたなら仕方ない」


ミカサ「…」


クリスタ「あ、ミカサ!」

ミカサ「!」

クリスタ「今日ユミルは休むみたいだから…私と組もうか?」


ミカサ「神様!!」

クリスタ「はっ!?」




39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:00:56.86 ID:UMISA9SAO

バッ!バッ!


ミカサ「ふっ!」シュッ

クリスタ「うわ!相変わらず強いな、ミカサ…」

ミカサ「ええ、だって私だから」


ミカサ「…」


ミカサ(…あの日、私の家に強盗が現れた、あれからだった…)



―アッカーマン回想―


ミカサ「お母さん、お腹すいた」

母「うん、もうすぐ出来るから待っててね」

父「ただいまー」ガチャ

ミカサ「あ、お父さん!お帰りなさい」

父「今日もデカイ大根が取れたぞ!」

ミカサ「すごーい!お母さん!大根『おみそしる』って奴にして食べよ!」

母「はいはい。ミカサは大根好きねぇ」

コンコンッ

父「おや、イェーガーさんかな」ザッ

ミカサ「あっ…大根持ったまま出なくても…」

父「はーい」ガチャ


ドスッ!!!




40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:10:38.64 ID:UMISA9SAO

父「あ…」


ミカサ「お父さん!?」

母「あなた!!」


強盗「強盗だ!大人しくしやがれ!!」

強盗2「お頭!あんたが刺したの大根ですぜ!!」

強盗「え!?」



父「ふ…大根持ったままで良かった…」


強盗3「ええい、その鬱陶しい大根を離せ!!!」バンッ!!


父「ああ!大根が!!」


ゴロゴロゴロゴロ…



ミカサ「…あ…」



その時、私の目の前にあった光景……それは



無惨な姿になった大根だった…


ドクンッ



ミカサ「…」



ああ、そうだ


思い出した



ドクンッ



この 世界は…









残酷なんだ





ドクンッ





41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:16:10.16 ID:UMISA9SAO

「うわあああああああ!!!」


父「!!」

母「!!」

大根「!!」

強盗「あ!?」

強盗2「お頭!ガキが…」

メキッ!バシュッ!!

強盗3「ジャンプしてきた!!」



ミカサ「大根を…返せえええ!!!」


バキイッ!!

強盗「いでぇ!!」

ミカサ「楽しみに!楽しみにしてたのに!!」ボカボカ!!

強盗2「痛い痛い!」

ミカサ「大根のおみそしるううう!!!」ゲシイッ

強盗3「あぎゃー!!」

父「ミカサ!待て!」

ミカサ「ふー、ふーっ」

母「彼等はもう降参しているわ」


強盗「ごめんなさい参りました、もう強盗しません」




42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:22:38.59 ID:UMISA9SAO

その後…イェーガー一家、すなわち未来のお婿とお義父さんであるエレンとグリシャさんがやって来た。


グリシャ「…これが、アッカーマンの力か…」

エレン「お前、素手で大人殴ったのかよ」

ミカサ「うん」

エレン「ほら、無茶するから手に怪我してるじゃねぇか」スッ

ミカサ「!!」ドキンッ

エレン「今日は寒いな…ほら、マフラーやるからこれで暖まれ」

ミカサ「…体も心もポカポカです…」

エレン「は?」






――――――



ミカサ「…辛くもあり、いい思い出でもあった…」

クリスタ「うん、今日で聞いたの10回目くらいだよ」




43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:37:01.60 ID:UMISA9SAO




アニ「…」ウロウロ


アニ(こんな訓練真面目にやる必要はない。上手く隠れとけば…)



アニ(…)
「…うふふ…」


アニ(何かすぐ真後ろに気配があるような…)


フリーダ「ア~ニちゃん、どうしたのかなーっ」ポンッ

アニ「しまった!」

フリーダ「しまったじゃないでしょ、サボっちゃ駄目」

アニ「す、すみません…」

フリーダ「ライナーくんと、エレン、組んであげて!」

エレン「あ、いいですよ」

ライナー「おう。来いよ、アニ」


アニ(ライナーの奴、最近中身まで兵士になっちゃって来てるな)

フリーダ「呼ばれたら返事しなさい」ポンッ

アニ「…はい…」




44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:42:09.26 ID:UMISA9SAO

―――――翌日―――――





ケニー「さ~て、今日も格闘訓練すっぞ!」

「はっ!!」

ケニー「んな堅苦しい返事じゃなくてもいいんだぜ、お前ら」

アルミン(そんなこと言われてもな)


ケニー「アニ、今日はサボるなよ」

アニ「うっ……はい…」


フリーダ「あと、昨日はエレンくんとジャンくんが夜ケンカしてたね。私達がキース教官に上手くいっておいたけど、またやったら今度は減点よ、マジで」


ジャン「すみません!」

エレン「以後、気を付けます!」

フリーダ「ん、よろしい」

ケニー「さて、始めろ!」




45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 14:51:07.17 ID:UMISA9SAO


ジャン「…ケニー教官…」

ケニー「お?どうした」

ジャン「今日は人数が半端で全員が二人組になれないんですよ」

ケニー「三人でやりゃいいじゃねぇか」

ジャン「……俺に、対人格闘教えて貰えないですかね」

ケニー「あ?なんだぁ?どうした急に。今まで力抜いてやってたろうが」

ジャン「エレンに勝ちたいんです」

ケニー「…へえ…」

ケニー(こいつはマジな目だな。前から根底は見込みがありそうな奴だとは思ってたが)

ケニー「いいぜ。俺流になるがな」

ジャン「構いません、強くなれるなら」

ケニー「よし、来い」ザッ

ケニー「俺の構えをよく見てろ」

ジャン「はい!」






ケニー「これが…俺の構えだあああああ!!!」ババアアアアアンッ


ジャン「いや、その構えはいいです」

ケニー「いや、構えは大事だぜ。真似しろ!はい!」

ジャン(くっ…恥ずかしいが、仕方ねぇ!)



ジャン「これで!これでいいですか!?」

ケニー「駄目だ!恥ずかしがるな!もっと足を広げて腰を曲げろ!!」

ジャン「はい!!」



フリーダ「うんうん」




46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 15:05:29.10 ID:UMISA9SAO

――――――更に数ヶ月後

キース「今日は今年の最後ということで、総合テストを行ってもらいたい」

フリーダ「総合テスト…それは国、数、社、理、英の5教科ですか?」

キース「何の話をしているのか知らんが訓練の話だ」

フリーダ「はい、すみません」

ケニー「つまり今までの訓練の成果を見ればいいんだな」

キース「うむ」

フリーダ「面白そうですね!」

ケニー「へっ…じっくり観察してやろうじゃねぇか」





――――――


ザアアアアア!!


フリーダ「うひゃ!テストの日に限って雨!」

ケニー「しゃあねぇさ。採点係は任せるぜ」

フリーダ「任せて!」

ケニー「よし、まずはこっから山の頂上まで走れ!!」

「はっ!!」





47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 15:13:59.61 ID:UMISA9SAO

ザアアアアア…


バシャッ バシャッ


アルミン「はぁ…はぁっ」ジャッジャッジャッ

ケニー「どうしたああ!遅れてるぜアルレルト!!」

フリーダ「ファイトだ!」

アルミン「くっ…荷物が重い…」

ライナー「アルミン、俺が持つぞ!」

アルミン「駄目だ、僕が自分でやらなきゃ…」ジャッジャッ

ライナー「…そうか、ちゃんと最後まで来いよ!!」

アルミン「ああ…!」


ケニー(やる気と根性は人一倍だな、面白い)

フリーダ「…」カリカリ


『アルミン・アルレルトくん』

体力はちょっと心配だけど根性はすごい男の子です。皆で応援してあげましょう。

でも、頭の良さはピカいちだと思います。頭脳戦なら彼にお任せあれってね。





『ライナー・ぶらうんくん』

強くて優しくて逞しい皆の頼れるリーダー的な存在。たぶん私よりも教官に向いてるんじゃないかな。
これからも皆を引っ張ってあげてください。




48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 15:32:38.16 ID:UMISA9SAO


ギュイイイイイイ…

ジャン「よし、的を見つけた…!」ジャキッ

ズバッ!ズバッ!

ジャン「!!」

ベルトルト「…」ヒュンッ

アニ「…」ヒュンッ

ジャン「くそっ、またあの二人にやられた!憲兵団になるのはこの俺だ!」ビュンッ

サシャ「いやいや、私です!」ビュンッ

コニー「俺だぜ!」ビュンッ

ジャン「うわ!待て、コラ!」



ケニー(立体機動の優れた奴が多いな)

フリーダ「…」カリカリ


『ベルトルト・フーバーくん』

背のおっきな大人しい男の子。なんでもそつなくこなしちゃう彼はとても成績はいいけど、もう少し皆と喋ってもいいんじゃないかな、教官ちょっと心配です。頑張れ。

『アニ・レオンハートちゃん』

背は小さいけどとても強い女の子。成績が良く、格闘術は私も教えて欲しいです。今度教えてもらっていいかな?でも、もう少し他人とコミュニケーションをとるべきだと私は思います。頑張れ。


『ジャン・キルシュタインくん』

立体機動が上手です。最近は対人格闘も成績が上がってますね。この調子で頑張っていこう。
冷静な思考も備えていて現状認識能力が高いですが、もう少し他人とケンカになっちゃうとこを抑えた方がいいかな?

『サシャ・ブラウスちゃん』
身のこなしが素早く勘が鋭い。私がサシャちゃんと雑談した時に聞いた話だと狩猟民族だったんだって!流石だね。
でも食いしん坊なところはもう少し抑えましょう。

『コニー・スプリンガーくん』

小さい体を生かした素早い行動が得意です。ちょっと他の人より物覚えは良くないけど、仲間想いの素晴らしい男の子だと思います。
でも対人格闘訓練でサシャちゃんと遊ぶのは良くないよ、楽しいのはわかるけどね!




49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 15:40:41.62 ID:UMISA9SAO

マルコ「うわ、しまった!」

クリスタ「危ないマルコ!」ビュンッ

ガシッ

マルコ「す、すまない…」

クリスタ「うん、気を付けてね」

ユミル「クリスタ、今のもう少しでお前も危なかったぞ」

クリスタ「あ、ユミル。だって、マルコも危なかったし…」

ユミル「人を助けるのはいいことだがな、お前はもう少し自分も大事にしろ」ゴチンッ

クリスタ「いたっ、ごめんごめん…あはは…」

ユミル「あははじゃねぇよ、全く」

エレン「クリスタ、ユミル、雑談なんかしてる暇ねぇぞ!」

クリスタ「あ、エレン」

ミカサ「ふっ!」ズバッ

エレン「うわ、またミカサに取られた!」


ユミル「行くぞ、クリスタ!」

クリスタ「うん!」

ビュンッ




50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 15:51:54.94 ID:UMISA9SAO

フリーダ「…」カリカリ


『クリスタ・レンズちゃん』
とてもかわいくて他人思いの優しい子です。
自然な顔で周りと接していてお友達もいるみたいで私は嬉しいです。涙が出ちゃいます。
でも、馬術の成績はいいけど体力はちょっと心配。頑張れ。


『ユミルちゃん』

クリスタちゃんの親友であるカッコいい女の子です。仲良くしてくれてありがとうと言いたいです。
成績が良く、実は優しい子なのは見ていてわかるけど、もう少し口調を優しくした方がいいかな~?って思います。


『マルコ・ボットくん』

周りの人を良く見ていて頭も回るので指揮官とかが向いてるんじゃないかな、と思います。でも体力面はもう少し伸ばした方が良さそうだね。


『エレン・イェーガーくん』

成績はまだ平均くらいだけど、やる気と熱意は人一倍で努力家な男の子。たぶんこれからもグングン伸びるよ!
でも、もう少し冷静にものを見れた方がいいかもしれません。頑張れ。


『ミカサ・アッカーマンちゃん』

全てにおいて成績がずば抜けている女の子です。凄いよ、ミカサちゃん!お友達になりたいです。
エレンくんやアルミンくんと一緒にこれからも頑張りましょう。




51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 15:56:30.67 ID:UMISA9SAO

――――――

キース「…」ペラッ



キース「これを書いたのは誰だ?」

フリーダ「私です!」

キース「…」

フリーダ「…」

ケニー「…」



キース「…うむ…まあ、訓練生1人1人をちゃんと見ているのはわかる」

フリーダ「はい!」

キース「だが、この文章の書き方は何とかしてもらえないか?」

フリーダ「え、ダメでしたか?」

キース「当たり前だ!」バンッ

フリーダ「すみません!」

キース「…まぁ、いい……文章の書き方にさえ目をつむれば、訓練生の評価はちゃんとしているからな」

フリーダ「はい、以後気を付けます!」




52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 16:33:18.45 ID:UMISA9SAO

――――――

医務室



クリスタ「うぅ…苦しい…」

フリーダ「すごい熱…雨の中テストしたからかな…」

ユミル「とりあえず寝てろ。水分や栄養も取れよ」

クリスタ「うん、今は…寝る…」

フリーダ「早く良くなってね」ポンッ

クリスタ「はい…ありがとうございます…」





フリーダ「…」

ユミル「…」



クリスタ「…すー…」



フリーダ「寝たね」ポンッ

ユミル「ああ…」



クリスタ「…お姉ちゃん…」


フリーダ「!!」ビクッ


フリーダ(びっくりした…寝言か…)


ユミル「…」

ユミル「フリーダ教官…こいつ、寝言でよくお姉ちゃんって言ってるんですよ」

フリーダ「え?あ、そうなの?へえ…」

ユミル「…」

ユミル「前に言ってましたよこいつ」

ユミル「あんたをどこかで見た気がするって」

フリーダ「!」

フリーダ「あ、そういえば私たまに開拓地にも行ってたから…その時に見たんじゃないかな?」


ユミル「…」

ユミル「あなた…クリスタを見るときや相手するときだけ態度が違いますよね」

フリーダ「え?や、それは…かわいいからだよ、えへへ…」

ユミル「あんたはそんな理由で態度を変えるような人じゃないでしょう?」

フリーダ「…やけに食いついてくるね、ユミルちゃん」




53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 16:48:31.52 ID:UMISA9SAO

ユミル「じゃあ…質問変えますよ」

フリーダ「ん」

ユミル「あなたに妹をいますか?」

フリーダ「んー、うん。妹は…いるよ」

ユミル「会いたいですか?」

フリーダ「ま、まぁね」

ユミル「…いい加減、見てらんないんですよ」

フリーダ「え?」

ユミル「クリスタの姉………」



ユミル「いや」



ユミル「ヒストリアの姉って、あんたの事じゃないんですか?」

フリーダ「…!?」


フリーダ(え…いま、この子、なんて…え?ヒストリア…って、言った!?)バクッバクッ

ユミル「…動揺してますね……まあ、突然予想外なこと言われちゃ仕方ないですよね」

ユミル「…こいつ、今は覚えてないのかも知れないけど、心の奥底ではお姉さんに会いたがってるんですよ」

フリーダ「………」

フリーダ「ヒストリアって………」


ユミル「ああ、クリスタ、実は信頼できる人間には話してるんですよ。本名と出生のこと。1人で黙って背負うのはやっぱ辛いって。人に話した方が少しは楽になるみたいで」

フリーダ「そ、そう…だったの?」

ユミル「他にはエレンとアルミンとミカサ…」

ユミル「最近はサシャとコニーも聞いたらしい。あいつらバカだけど、約束は守る奴ですから」


フリーダ「…」

ユミル「あんたがヒストリアの姉なんでしょ?動揺しまくりで分かりやすいですよ」

フリーダ「……」

ユミル「ヒストリアは姉に会いたがってるし、あんたは本当は姉としてヒストリアに会いたいんでしょ」

ユミル「じゃあもう、本当の事話したらいいんじゃないですか?」

フリーダ「………」

フリーダ「いい友達を持ったね……ヒストリア…」



フリーダ「ごめん。本当の事は…まだ言えないんだ」

ユミル「はあ?」




54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 16:54:37.52 ID:UMISA9SAO

フリーダ(もし…本当の事を話したら…もし中央憲兵にバレたりしたら、今までやったことが台無しになる)

フリーダ(それに……)

フリーダ(もし私が初代王を抑えるのに失敗して、グリシャさんに食われる事になれば…)

フリーダ(この子はきっと余計に苦しんでしまう)



フリーダ「まだ…言えない、言っちゃダメなの…」

ユミル「…」


ユミル「そうか。私には分からんが…何かあるんだな」

フリーダ「うん…」



クリスタ「…お姉ちゃん…」



クリスタ「…まだ、行かないで……」



フリーダ「……ヒストリア……」


フリーダ「ごめんね…っ」ギュッ


フリーダ「まだ、貴女に姉として会う訳にはいかないの…」ボロボロ


フリーダ「ごめんね…」


ユミル「…」






55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 17:30:47.54 ID:UMISA9SAO

―――――

ギュイイイイイ…

ケニー「ついてこい、エレン!まだ遅い!」ギュンッ

エレン「はい!!」

ケニー(最近、俺は二人の訓練生を個別指導している)





ジャン「エレンより格闘術を上手くなりたいです!!」


エレン「ジャンより立体機動を上手くなりたいです!!」





ケニー(まあ…ライバルがいるのはいいことだがな)



エレン「はあ…はあ…」

ケニー「エレン、そろそろ休むぞ」

エレン「はい!」




56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 17:41:07.50 ID:UMISA9SAO



ケニー「…ふう…ま、だいぶジャンくらいには近づいて来てるぜ」

エレン「はい、ありがとうございます」



ケニー「…」


エレン「…」



エレン「ケニー教官は、ここに来る前は何をしていたんですか?」

ケニー「あ?ああ…」


ケニー「憲兵だが、まあ……人には言えねぇ仕事だな。ケツの青いガキンチョにゃ刺激の強い話だ」

エレン「…」

ケニー「軽蔑するか?」

エレン「いえ、実際にあなたの昔を見たことは無いからよくわかりません。今は、まあ…変わった人ではありますけど、悪い人には見えないですから」

ケニー「人なんてのはな…そん時の状況や個人の視点や感情で見え方なんざガラリと変わるもんさ」

エレン「…そうですね」

ケニー「お前は調査兵団志望らしいな」

エレン「はい」

エレン「出来ればリヴァイ兵士長くらいには強くなりたいですが、無理ですよね、ははは」

ケニー「はっ!!…リヴァイか…あいつも偉くなったもんだ」

エレン「え?」

ケニー「詳しくは話せねぇが、昔あいつと一緒に暮らしていた時期がある」

エレン「そうなんですか!?」

ケニー「ああ、愛想のねぇガキだったが…」



ケニー「あいつは、俺の誇りだよ」


エレン「…」





57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 17:54:12.75 ID:UMISA9SAO

――――――


ケニー「よし、ジャン、エレン、今日はお前らでやってみろ!」

エレン「!」

ジャン「!」


フリーダ「お!ついにライバル対決か!」

ライナー「面白そうだな」

ベルトルト「…」



ジャン「エレン…お前に勝つために俺は訓練を重ねて来た。行くぜ」

エレン「…ジャン…ああ、行くぞ!」

ジャン「来い、エレン!」バアアアンッ


エレン「!」



ライナー「あの構えは!」

ベルトルト「ケニー教官の構え…!?」

ミカサ「ついにケニー教官に毒されてしまった…?」

アルミン「いや、違う…ジャンはそんな無意味な事はやるはずがない…何かある」

フリーダ「見てなさい、みんな。ジャンくんの訓練の成果を」

ケニー「ふ…」



エレン「そんな構えで何ができるんだ、ジャン!」ブンッ

ジャン「はっ……何でも出来るんだよ」


シャッ!!

エレン「!!」


ベルトルト「エレンのパンチを避けた!」

エレン「くそ、もう一発!」ブンッ!

ジャン「当たらねぇな!」シャッ

ライナー「ジャンの奴…全く足を動かさず腰の動きのみでかわしている!」

アニ「そういう事か…動きを最小限に抑えられるから俊敏な回避、そして体力の消費を少なくできる。更に…」

ジャン「反撃だ!」バシッ

エレン「ぐあっ!?」

アルミン「だいたいの人は回避するとき体ごと動くから反撃にも時間がある。しかし、腰のみ動かす事で立ち位置は変わらないから最小限の動きで素早く反撃が可能なんだ!」

ライナー「すげぇ…ケニー教官の構えにそんな意味があったとは…」




58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 18:16:57.74 ID:UMISA9SAO

エレン(パワーも強くなっている…ジャン…本気で取り組んでいたんだな。見直したぜ)


エレン「なら、俺も…訓練の成果を全力で見せてやらねぇとな」ザッ


ジャン「ああ、来いよ」

エレン「はああ!!」ブンッ

ジャン「おいおい、同じパンチかよ!」シャッ

ジャン「それが訓練の成果か!?」ブンッ

エレン(よし、反撃が来た!!)


ガシッ!!


ジャン「!!」


ベルトルト「おぉ!」

ライナー「ジャンの反撃を捕らえた!!」


エレン「これが訓練の成果だ!!」グオッ

ジャン「うあっ!!」


ドシィンッ!!


エレン「どうだ!」

ジャン「うっ…ぐ…」


ギチギチギチ…


ジャン「くそ、身動きが、取れねぇ…っ」


ミカサ「エレン、カッコいい…」

アルミン「あれは…アニの技!」

アニ「ふ…」



ケニー「あー、勝負ありだな。エレンの勝ちだ」


エレン「よっしゃ!!」




59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 18:20:01.58 ID:UMISA9SAO

ジャン「はあ…っ」

ジャン(くそ…やっぱり、勝てねぇのか…!?)

エレン「…ジャン…」

ジャン「!」


エレン「楽しい勝負だった。もっと強くなったら、またやろうぜ」

ジャン「…!」



ジャン「は…、次は負けねぇぞ、死に急ぎ野郎」

エレン「俺だって負けねぇよ」



ミカサ「二人に友情が芽生えた…?」

フリーダ「青春だねぇ」




60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 18:27:42.11 ID:UMISA9SAO

―――――――

コニー「出来た!これが俺の新必殺技の構えだ!こい!」

サシャ「あちょー!」ペシッ

クリスタ「二人とも、静かにしなきゃ…」



フリーダ「はいはい、みんな静かにしてねー。大事な話だよー」


アルミン「…」



フリーダ「これから個別に1人ずつ簡単な面談をしていきます。まあ、普段の訓練や生活等で悩みとか相談したいことがないかを聞きます。悩み事は訓練に支障が出るからね」

ケニー「部屋が2つでそれぞれ俺とフリーダが担当する。それぞれの部屋に1人ずつ入ってこい」


ユミル「めんどくせぇなぁ」


フリーダ「あ、あと…ライナーくん、ベルトルトくん、アニちゃんは三人一緒に後で来てください」

ライナー「!?」

エレン「へえ、やっぱり三人が成績トップレベルだから何か特別な話があるのかな」

ライナー「あ、ああ…」


ベルトルト(な、なんだ、急に…)

アニ(何を考えているんだ?あの人…)



フリーダ「…」




61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 18:34:40.26 ID:UMISA9SAO

―――――


ガチャッ



ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「…」


フリーダ「や、ちゃんと三人で来てくれたね」



ライナー「…何を企んでいるんですか?」

フリーダ「ん?」

ベルトルト「僕達だけ三人まとめて呼び出すなんて…」

アニ「また弄ろうとか思ってるんじゃないですか?」


フリーダ「あのねぇ………私だっていつもふざけてる訳じゃないのよ?ここなら誰もいないし、ケニーは隣の部屋…何も心配はいらないわ」

ライナー「!?」

ベルトルト(なんだ?…脅迫でもする気か?)

アニ「…」

フリーダ「そんな身構えなくていいから。座って、リラックスして」


ライナー「…失礼します…」


ガタッ

ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「…」



フリーダ「…さて…」



フリーダ「三人とも。ここなら好きなだけ悩み事でも何でも言えるわよ」

ライナー「…え?」

ベルトルト「…はい?」

アニ「…?」



フリーダ「…私が聞いてあげるからさ。心の中に溜まってるもの全部吐き出しちゃいなさいな」




62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 18:46:38.42 ID:UMISA9SAO

ライナー「…え…?」


フリーダ「自分の本心を誤魔化すのも辛いでしょ?ここでは無理しなくていいわ」

ベルトルト「何の話ですか?」

アニ「言ってる意味がわかりません」

フリーダ「本当は辛いでしょ?壁の外から送り込まれて、私たち人類の敵とならなければならないこと」

ベルトルト「そんなことはない!」

アニ「私達は戦士…人類を滅ぼし、座標を奪取するためにきた」

ライナー「目的を達成するためなら…」


フリーダ「あのさぁ、無理しなくていいって言ってるじゃない?ここにはあんた達を戦士として送り込んだ大人達もいないのよ?」

ライナー「な…」

フリーダ「子供がさ…そんな簡単に物事を割り切れるわけが無いじゃないの」

ベルトルト「…」

フリーダ「それに皆と接してるときは楽しそうじゃない」

アニ「私は…別に…」

フリーダ「本当に?」

アニ「…」


フリーダ「あなた達の事情は知らないから否定をしようがないし、やめろとも言いようがない。でも、どんな理由があるにしても君達のような子供を大量殺人鬼にさせた者達を私は許せない」

ベルトルト「…」

フリーダ「ここには私以外は誰もいないわ」

フリーダ「無理しなくていいから吐き出しちゃいなさい」




63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 18:55:59.66 ID:UMISA9SAO

ライナー「……」

ベルトルト「……」

アニ「……」


フリーダ「…」


ライナー「…俺は…」

ベルトルト「!」

フリーダ「ん?」



ライナー「俺は…自分がわからない…」

フリーダ「…」

ベルトルト「ライナー…」

ライナー「壁の中に来るまでは、人類は悪魔の末裔だと、教えられた…滅ぼしてもいい悪なのだと」

フリーダ「…」



ライナー「だが、壁を壊して…人類を殺して……その後スパイとして壁の中の人々と接した……そして、気づいた」

ライナー「みんな、俺達と同じ人間だったんだ…」

フリーダ「…」

アニ「…」


ライナー「開拓地にいたとき、食料が無くて困っていた時…シガンシナから逃げてきた人から…食べ物を分けてもらった事がある…」


ライナー「俺が、壁を壊した張本人なのに……」

ベルトルト「…」

アニ「…」



フリーダ「…」



ライナー「そして、訓練生として、同年代の奴等と関わって…楽しくて、俺は、心が楽になった。楽になってしまった…このまま兵士としていたいと…思ってしまった」

ライナー「今では、時々…自分が兵士か戦士かわからなくなる時がある…俺は」

ライナー「俺は、なんなんだ…」


フリーダ「うん、辛いよね…辛かったね」ポンッ


フリーダ「君は戦士でも兵士でもない。ライナー・ブラウンっていう1人の人間だよ」

ライナー「…」




64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:09:28.34 ID:UMISA9SAO

フリーダ「…アニとベルトルトも…言っちゃいなさい」

ベルトルト「…」


アニ「…」



フリーダ「……」


アニ「私は、ただ、お父さんと…」

フリーダ「うん」


アニ「お父さんと会いたかっただけなんだ」

フリーダ「…」


アニ「この任務が終われば、故郷のお父さんに会えると思った……でも…」


アニ「こんなことになるなんて……」


フリーダ「…」


アニ「怖い……もう、取り返しのつかない事をしてしまった。壁の中に住んでいる人達と関わるのが怖い」

アニ「みんなが優しいのが…笑顔が、友達が出来るのが、怖いんだ。いずれ、殺し合わなきゃいけないから…」

アニ「いっそ、顔も知らない方が…楽だった」



フリーダ「…」


アニ「でも、もう駄目。ちゃんと目的を果たすまでは帰れない。帰るためには、殺人鬼にならなきゃいけない。だから…」

アニ「もう………誰とも関わりたくない………」

フリーダ「…」ポンッ

フリーダ「子供にこんな思いにさせてまで、座標が欲しい奴等がいるのか……」

フリーダ「大丈夫。私は貴女が辛いのを知ってるから、他の人が許さなくても私は許してあげるから…」

アニ「…」




65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:18:34.84 ID:UMISA9SAO

ベルトルト「…」


ベルトルト「僕だって、本当は……本当はっ」


フリーダ「…」



ベルトルト「本当は人殺しなんかしたくなかった!!みんなを騙して…今まで生活してきて、辛かった!!」

フリーダ「…」

ベルトルト「でも…ライナーも、アニも、辛くて自分を追い込んでるのは、何となく察してた。だから、せめて僕が二人を戦士として支えようと…必死に、戦士であろうとしてきた」

ベルトルト「でも、兵士の皆も…本当に仲間だと思っていた」

フリーダ「…」

ベルトルト「殺し合いなんてしたくない…皆、いいやつで、楽しかった…」


ベルトルト「…でも、誰かが、誰かがやらなきゃいけないんだ……自分の手を血で染めないと……」


ベルトルト「誰か……誰か、僕達を助けてくれ……もう……」


フリーダ「…」ポンッ

フリーダ「やっぱり辛さを隠すのに必死だったんだね…だから他の子達から一歩引いたところに常にいた」

フリーダ「本当はもっと仲良くしたいよね」

ベルトルト「…」



66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:24:56.31 ID:UMISA9SAO

フリーダ「…泣いていいのよ、三人とも」

ライナー「うっ、く…」

ベルトルト「うう、ううう…」

アニ「あぁぁ…っ」



フリーダ「…」





フリーダ(こんな辛い思いをさせて……やっぱり私は、ちゃんとこの力を使いこなせるようにならなければいけない。そして、このバカらしい世界を何とかしなきゃ)


フリーダ(…彼等の親はどんな気持ちでこの子達を戦士として送ったんだろう…)



「平和的解決とは具体的になんだ?」


「…君にはそれが出来ているか?」



フリーダ「…!!」


フリーダ(あの時のグリシャさんの言葉…)


フリーダ(私は、この子達を戦士にさせた大人達にただ、怒りの感情のみを抱いていた…)

フリーダ(怒りは誤魔化せない。絶対に許しは出来ない……でも)

フリーダ(それでも怒りを抑えて相手の話を聞き、理解することも大事か…)


ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「…」





フリーダ「…」




67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:28:48.44 ID:UMISA9SAO

――――――


ケニー「…よう、どうだった?」

フリーダ「うん…やっぱりあの子達を救いたいよ」

ケニー「…そうか」

フリーダ「ケニー…私、気付いたんだ」

ケニー「あ?」

フリーダ「私は…いや、レイス家は、ただ反抗することしか考えていなかった」

ケニー「…」


フリーダ「初代王の亡霊に…抗う方法のみを探していた」

ケニー「なんだよ?」

フリーダ「怒りを抑えて、相手の話もちゃんと聞いて理解する…」






フリーダ「初代王と真正面から向き合ってしっかり話してみるよ」




68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:31:13.97 ID:UMISA9SAO

―――――――


―――――






初代王「…」





初代王「珍しいな…そっち側から私に話し掛けてくるとは…」





フリーダ「…」






ゴオオオオオオォォォ………














69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:41:33.08 ID:UMISA9SAO








――――――――――




――――――



時は流れ…



訓練兵団 解散式






エレン「ついに卒業か…」

アルミン「うん、長かったね」

ミカサ「充実した三年間だった」

クリスタ「大変だったけど、楽しかったね」

ユミル「そうだな」



ケニー「お前ら、今日までよく頑張ったな!!」

ジャン(結局エレンには勝てなかった…)

ジャン(だが、まだ俺は諦めねぇぞ!)



ケニー「では、フリーダ教官より特別作戦兵団に選ばれた者たちの発表だ」


エレン「え?特別作戦兵団?」

アルミン「なにそれ」




フリーダ「みんな、訓練今までお疲れ!よく頑張ったね!!」



クリスタ「フリーダ教官ともお別れか…」

ユミル「…」



フリーダ「えー、では!私に選ばれた優秀な子達を発表しますよー」




70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:42:23.77 ID:UMISA9SAO



「ミカサ・アッカーマン」

「エレン・イェーガー」

「アルミン・アルレルト」

「ライナー・ブラウン」

「ベルトルト・フーバー」

「アニ・レオンハート」

「ジャン・キルシュタイン」

「マルコ・ボット」

「コニー・スプリンガー」

「サシャ・ブラウス」

「ユミル」

「クリスタ・レンズ」

「腰履きのレオン」



フリーダ「以上だよ!!☆」



アルミン「え、僕が!?」

クリスタ「私も!?」




71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:46:45.92 ID:UMISA9SAO

エレン「お前は頭いいからな」

ミカサ「皆の頼れるアルミン」

アルミン「そんなことないよ…」



ケニー「…で、フリーダ。どうだ?」


フリーダ「うん、大丈夫」



フリーダ「ちょっと頭は固いけど…ずっと話し掛けてたら心を開いてくれるようになったわ」

ケニー「そうか」


フリーダ「私に選ばれた子達は大事な話があります。明日私のところまで来てください」

エレン「はい!」

ジャン「またエレンと一緒か…」

クリスタ「なんだろ…」


ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「…」





72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 19:58:57.93 ID:UMISA9SAO

―翌日―



フリーダ「…さて…集まったかなぁ」

アルミン「はい、全員集まりました」


ケニー「俺もOKだぜ」

部下「…」ゾロゾロ


ジャン「なんか、ケニー教官の後ろにぞろぞろいるぞ」

マルコ「なんなんだ?」


「少し遅れてすまない」ガチャ



エレン「!!」

ミカサ「え!?」



グリシャ「…フリーダ…よくやったな」

フリーダ「はい」


エレン「父さん!?」

グリシャ「久しぶりだな、エレン」

エレン「今までどこ行ってたんだよ!?母さんも心配してたんだぞ!!」

グリシャ「ああ、すまない」


アルミン「あの…いったいどういう事ですか?」


フリーダ「…この年の最後に、壁の外にいる敵が総攻撃を仕掛けて来ます」

エレン「…は!?」

フリーダ「ライナーくんやグリシャさんを通じて何度か話し合いもする予定ですが、それでも攻撃してきた場合は私達は反撃に出なければなりません」


アルミン「待ってください。どういう事ですか?」


フリーダ「…まずは私の事から話しましょう」

フリーダ「フリーダ・鈴木というのは偽名です」


フリーダ「本当の私の名前は、フリーダ・レイス」

クリスタ「…!」

フリーダ「久しぶりだね、ヒストリア」

クリスタ「え…?」




73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:02:22.97 ID:UMISA9SAO

グリシャ「レイス家には代々ある力が継承されていた。しかし、その力を持つと初代王の霊に支配されてしまう」

グリシャ「だが…」

フリーダ「私は、約2年近くかけ初代王と話し合い、やっと力を自由に使わせてくれるようになりました」


コニー「どういう事だ…?」

サシャ「私にもわかりません…」

ユミル「まあ、聞いてろ」


フリーダ「他にも色々話さなければならない事があります…」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「…」




74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:09:49.47 ID:UMISA9SAO

――――――

―――


そして…





ケニー「結局、話し合いは駄目だったか」

フリーダ「どうしても私達を滅ぼさなきゃならないわけね」ザッ


アルミン「フリーダ教官!準備はOKです」

フリーダ「うむ」

ケニー「こっちも戦闘準備OKだ」ザッ



ジャン「調査兵団も来ました!」



エルヴィン「話は聞いている……」

フリーダ「はじめまして」


リヴァイ「………」

ケニー「はっ、デカくなりやがって…いや、あまり変わってねぇな」

リヴァイ「何であんたがここにいる」

ケニー「ま、いいじゃねぇか」



ライナー「…俺達は…これで良かったのだろうか」

ベルトルト「わからない…でも、これは僕達が自分で選んだんだ」

アニ「後悔はしない」


フリーダ「頑張ろうね、三人とも」





サシャ「前方から巨人の群れが来ます!」

コニー「…絶対に壁の向こうには通さねぇぞ…家族を守るんだ」

ヒストリア「ユミル…」

ユミル「大丈夫だ、心配するな」

ユミル(そろそろ私も、正体を明かす頃か)




75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:15:43.02 ID:UMISA9SAO

グリシャ「…来るぞ」ザッ



エレン「ああ」ザッ


アルミン「ここで決着をつける…そして」

ミカサ「私達の故郷を取り戻し」


エレン「自由を手に入れ、外の世界へ行くんだ」

アルミン「うん!」



フリーダ「ふう…、よし。行くわよ!」ガリッ

グリシャ「…」ドッ


カアアアアアッ!!!


フリーダ巨人「オオオオオ!!!」

グリシャ巨人「…」ズウウウンッ







獣の巨人「…なにやらゾロゾロいるな…だが。座標は持てば亡霊に支配される。上手く扱えないはずだ」

獣の巨人「大型巨人部隊、壁を破壊しろ」


獣の巨人「オオオオオ!!!」ドンッ



大型巨人部隊「…」


ズウウウンッ!!!ズウウウンッ!!!









76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:18:07.41 ID:UMISA9SAO

フリーダ(相手はきっと私が力を上手く扱えないと思って油断している……!)


初代王(…お前達が望む世界…どんなものか、私に見せてみろ。それまでは、力を貸してやる!)






エレン「人類の力を…思いしれ!!!」







ズウウウンッ!!!!!












77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:18:49.62 ID:UMISA9SAO

――――――




―――




――






78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:23:01.27 ID:UMISA9SAO

――――――

二年後



ジャン「あああ…暇だなぁ…」

マルコ「憲兵なりたいって言ってたのに…暇だなんてわがままだなぁ」


ジャン「もう巨人に怯える必要も無いからな」

マルコ「ははは…」



コニー「おーい、仕事が入ったぞ!」

サシャ「行きますよー!」

ジャン「おう、いま行く」



ジャン(あれから二年…壁の外の敵から壁を守り、その後、数度の和平交渉で何とか戦いは終わり、フリーダ教官の力で巨人はいなくなった…)




79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:29:08.36 ID:UMISA9SAO

カルラ「あなた、いつまでダラダラしてるの」

グリシャ「ああ…今日は休みだからな」

カルラ「休みだからって、もう…」

カルラ「エレンもいつまで寝てるんだい!!」

エレン「ええ、だって…休みだし」

カルラ「ああもう、親子揃って同じようなこと言って!!」


アルミン「エレーン、まだ寝てるの?」

ミカサ「三人で外出しよう…」

エレン「ああ、うん。ちょっと待ってろ」ガバッ

カルラ「ごめんね、あのこだらしなくって」

ミカサ「やっぱりエレンは私がいないと駄目」

アルミン「ははは…」



アルミン(二年前…この世界の成り立ちや歴史を全て聞いた。人類が悪魔の末裔と呼ばれたのも恨まれるのも理解できた…)


アルミン(僕達がしたことは正しかったのかわからない。でも…)

アルミン(僕達だってただ生きたかった。それは生き物として当たり前の事だと思う)

アルミン(正しかったのかはわからないけど…間違ってはいないと信じたい)




80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:34:05.59 ID:UMISA9SAO



故郷


ライナー「…もう二年たったのか…」

ベルトルト「長い間みんなと会ってないね」

アニ「うん。久しぶりに会いたいね」





ライナー「…故郷に帰って静かにまた暮らせるなんて、正直思ってなかったな」

ベルトルト「うん…」

アニ「…」

アニ「私達がしでかした罪は重い。でもそれを背負いながら生きていかなきゃならない」

ベルトルト「うん」

ライナー「…あまりネガティブになるのもいかん。昼飯でも食うか」

ベルトルト「そうだね」

アニ「どこで食べる?」

ライナー「そうだな…」

ザッザッザッ




81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:38:16.97 ID:UMISA9SAO






ヒストリア「フリーダ姉さん。手紙来てるよ、ライナー達から」


フリーダ「あら、あのこ達また手紙くれたの?嬉しい!」

ヒストリア「お世話になったって言ってたよ」

フリーダ「いやぁ、照れるねぇ…」


フリーダ「そう言えば、ユミルからは何か連絡ある?」

ヒストリア「いや。色々なところを回るって行ってからずっとどこに行ったかはわからない」

ヒストリア「でも、いつか帰ってきてまた会えると思うよ…楽しみに待ってる」

フリーダ「そうだね」


ヒストリア「そうだ、お菓子作って来たんだよ!」

フリーダ「きゃーっ、美味しそう!」




82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:39:45.55 ID:UMISA9SAO






ユミル「…」




ユミル(まさか世界がこんな平和になるとはな…)



ユミル「…さて……そろそろ帰るかな」




83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:44:11.11 ID:UMISA9SAO

ケニー「よーし、お前ら!ちゃんといいこにしなきゃ駄目だぞ!!」

子供「きゃっきゃっ!」

子供「またけんぺーさまの構えやってー!!」

ケニー「またかよ、今日で15回目だぜ…」


リヴァイ「…まさかあんたが孤児院の先生をやるとはな」

ケニー「お前もな、リヴァイ」



ガチャ


フリーダ「みんなー!来たよー!」


ヒストリア「今日もにぎやかだねぇ」


「フリーダ先生とヒツトリア先生だ!」

ヒストリア「ヒストリアだよー」アハハ


フリーダ「よしよし、今日は何して遊ぼうかー」


ケニー「やっぱりあの二人が大人気だな」

リヴァイ「まぁな」




84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:47:03.39 ID:UMISA9SAO






フリーダ「はぁ…今日も楽しかった」


ケニー「ガキの相手は疲れるな…ま、悪くはねぇ」



フリーダ「…いい眺めだねぇ」


ケニー「ここは…昔、ウーリと眺めてた池だな」

フリーダ「あ、そうなの?」


ケニー「あの時は…ウーリは世界は必ず滅ぶと言っていた」

ケニー「だが、俺達はそれを止めちまった」



ケニー「ウーリの野郎、今頃驚いてやがるぜ」


フリーダ「あはは」




85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:50:10.81 ID:UMISA9SAO




ケニー「俺みてぇな糞野郎が…こんな平和に暮らすなんてな」

フリーダ「んなこと言ったってねぇ。生きてるんなら、今を真っ当に生きなさい」

ケニー「…はっ…」



フリーダ(…私達は平和な世界を取り戻す事ができた……でも、未来はどうなるのかわからない)


フリーダ(私達に出来ることは、未来を少しでも良くするために今をちゃんと生きるだけ)



フリーダ「んーっ、明日からも頑張ろ!」


ケニー「おう」






86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 20:50:37.10 ID:UMISA9SAO


―完―




元スレ
【進撃SS】フリーダ教官とケニー教官の日常
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448919547/
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月04日 22:11
      • 感無量!(マーライオン並みの涙)
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月04日 22:55
      • まぁまぁ面白かったんだけどさ
        なんと言うか…なんと言えばいいんだろうか?
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月04日 23:29
      • 初代王と対話するって発想はなかなかだと思う(上から目線)
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月05日 00:18
      • 打ち切り食らって強引にまとめた感じがしなくもないが、今でもコツコツ進撃SS書いてるこの人にはこれからも頑張ってほしい
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月05日 03:37
      • ※1
        ゲロじゃねーか
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月05日 11:17
      • 「腰履きのレオン」って誰の事だ?
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月05日 12:22
      • ※6 単行本の嘘予告に出てきた一発ネタキャラだよ。
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月05日 23:52
      • ※7
        確認してみたら16巻の嘘予告の奴か
        どうも
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年03月19日 23:22
      • 小ネタ多過ぎな気もするけど割と好き

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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