P「はーい、二人組作ってキスしてー」
P「………ふぅ」ガチャ
律子「その様子だと、また駄目だったみたいですね」
P「弱小事務所の辛いトコだな。根本的に知名度が低過ぎるから、興味を引かせるだけでも一苦労だ」
P「チャンスさえ与えてもらえれば、アイツ達ならやってくれると思うんだがなぁ」
律子「そうですねぇ。てっとり早く知名度を上げる方法があれば良いんですけど…」
TV「今一着でゴール!!!日本の○○選手!世界新記録で金メダルを取りました!!」
律子「…それこそ、オリンピックに出て世界記録を出しでもすれば日本中に名が知れ渡るでしょうけどね」アハハ
P「!」
律子「アハハ。ちょっと言ってみただけですよ」
P「………それだ」
律子「え?」
小鳥「それって、今律子さんが言った事ですか?」
小鳥「いやいやPさんいくら真ちゃんや響ちゃんが運動神経抜群とは言ってもそれは…」
P「何も世界記録という物はスポーツに限った話ではないでしょう?」ニヤリ
P「さっきのテレビの様にオリンピックでスポーツの世界記録を更新する場合には遠く及ばないとはいえ」
P「もしウチのアイドルの誰かが、何かの世界新記録を樹立すれば…これは話題になると思わないか?」
律子「っ!なるほど…それはたしかに」
P「それを達成する様子を撮影しておけば、或いはどこかのテレビ局が番組にしてくれるかもしれん」
P「俺は決めたぞ。765プロの今月の目標は、ギネスブックに765プロの名を載せる事だ!!!」メラメラ
小鳥(………ギネス記録。たしか、随分前に見たニュースで………ふふふっ)フフフ
伊織「なるほどねぇ。アンタにしてはまともな案を考えたじゃない、褒めてあげるわ」にひひっ
やよい「うっうー!皆で世界一を目指すなんてすっごく楽しそうです!」
真「世界一か…良いね。凄く胸が躍るフレーズだよ」
わいわいがやがや ホントニノッタラドウスルー? アシタノイチメンニナッタリシテ!
P「うんうん。流石ウチのアイドル達だ。企画に積極的なのは凄く良いぞ」
律子「アクの強い個性派が集まっているのがウチの強みですからね。記録を作る上では好都合です」キラン
P「現在ギネスブックには約5万弱の記録があるからな。これだけあれば探せば一つや二つ位出来るのもあるだろう」
P「才能が物を言うスポーツの記録と違って、努力と根性で何とか出来るものも色々あるから頑張ろうぜ、雪歩」
雪歩「…そうですね。ダメダメな私ですけど、もし世界一になれたりしたら自分に自信が持てると思います!」ぐっ
真「その意気だよ雪歩。一緒に頑張ろう!」
律子「…落ちるんでしょうか?これ」
亜美「見て見て真美っ!このウォルターっておじさん胴周り3メートルだって!」
真美「こっちも凄いよ!アメリカのアニーさんはおっぱい102のZZZサイズだよっ!見て見てこの写真!」
亜美「!?すごっ!!!あずさお姉ちゃんが貧乳に見えるよ!」
千早「………………」
春香「ち、千早ちゃん。きんさんぎんさんって世界最年長のラッパーなんだって!凄いねー」
P「…逆、は駄目なんだろうか」ボソッ
律子「頬を張られる覚悟が有るなら言ってみては?」ボソッ
響「うーん。流石にそう簡単には出来そうなの見つからないなー」ゴロンッ
美希「動物系の記録ならハム蔵が取れるんじゃない?なんだったら響より賢いくらいだし」
ハム蔵「ヂュヂュー///」テレテレ
響「自分より賢いってどういう事さー!ハム蔵も照れるなっ!」プンスカ
伊織「それだとニュースで紹介されても、凄いハムスターを飼ってるアイドルが居る事務所って事になるから駄目でしょ」
真「ボク達よりハム蔵の方が仕事が多いとかなったら笑えないよね」アハハ
貴音「そうですね。まこと残念なことです…」シュン
春香「最年少記録とかでもウチの最年少は亜美真美の13歳ですから、それだと大体もっと下の子が居ますもんね」ペラッ
千早「あまり時間の掛かるものは無理だし、お金が掛かるものも無理ですよね?」
P「無理だな。ほぼスッカラカン状態だ」キッパリ
律子「力強く言う事でも無いでしょう…」ニガワライ
P「ドキュメントを作る位の気持ちだからな。その方がウケは良いだろう」
真「この円周率暗記みたいな地味なのは駄目って事ですね」
伊織「どっちにしろ真じゃ3桁も覚えらんないでしょ」
真「そんな事無いよ!さんてん…………あ!いち……………」
雪歩「真ちゃん…」
春香「そんなに選り好み出来る立場じゃ無いと思うんだけどね」アハハ
小鳥「まぁまぁ皆。そうやって本をずっと眺めていても始まらないから、何か一つ挑戦してみない?」トンッ
伊織「?何よ、その箱は」
小鳥「挑戦する系のギネス記録で、さっき挙げられた条件に合致するものを調べて紙に書いたのよ」
小鳥「それで、その書いた紙を全部この箱に入れたから、この箱から引かれた一枚を皆で挑戦したらどうかなと思って」
P「へぇ凄いですね。流石小鳥さん、仕事以外の事は手が速い」
小鳥「ウフフ、そんなに褒めても何も出ませんよ」フフッ
響「何事もやってみない事には始まらないしな!自分も賛成だぞ」
春香「どんな挑戦になるかちょっとドキドキするね」ドキワク
小鳥「…確認するけど、引かれた挑戦は絶対だからね?何を言っても拒否は出来ないわよ?」ニタリ
伊織「?くどいわね。私達でも出来そうなのを選んでるんでしょ?」
亜美「だったら怖気づいたりしないよ~全力で頑張っちゃうよんっ」
雪歩「もし失敗しても、挑戦の為に頑張った事は無駄にはならないよねっ」
オッユキホイイコトイウネー ウンウンソウダヨッ ミンナデガンバロー!
小鳥「…そう。皆の覚悟は伝わったわ」
小鳥「それじゃあ伊織ちゃん。一枚紙を引いてくれる?」
伊織「私?別に良いけど…」スッ ゴソゴソ
千早「そうね。フフッたまにはこういった遊びも悪くないわ」
伊織「じゃあ、コレで」スッ
真美「どんなの引いたの伊織んっ!」
亜美「早く見せて見せて→!」
伊織「今開くわよ。えっと…」ピラッ
『連続キス(ギネス記録は50時間25分1秒)』
皆「!?」
やよい「き、キスってあの、チューの事ですよね?ど、どうしましょう……」はわわ
伊織「あ、アンタばっかじゃないの!?何を書いてんのよ何を!」
伊織「………!」ピン
伊織「ちょっと小鳥。その箱をこっちに貸しn
小鳥「ハーイ出ましたー。チャレンジ内容は連続キスにけってーい!」
小鳥「じゃあもうこの箱は用済みですね。窓の外へボーン!」ポーイッ!
小鳥「何の事かしら伊織ちゃん?」きょとん
伊織「ぐ…っそ、そもそも何よコレ!全然条件に合致して無いじゃない!」
小鳥「そんな事無いわ」フフッ
小鳥「キスなら体が二つあれば何も要らないからお金も一切かからないし、時間も継続ものにしては短い」
小鳥「それでいて頑張っている感も出るし、華はもうこれ以上ない位に申し分無い。何一つ問題は無いわ」ハアハア
伊織「アンタの脳みそが大問題なのよっ!!腐ってんじゃないの!?」
P「…なるほど。たしかに理にはかなってるな」フム
伊織「はぁっ!?」
P「どの位凄いのかは誰にでも分かるし、キャッチーさは申し分無い」
P「それをしかもアイドルが達成したとなれば、その食い付きは世界クラスだろう」
春香「いやいやいや!アイドルだからこそ駄目でしょう!そ、そんなキ、キスなんて…///」チラッ カアアアアッ
P「別に問題無いだろう。女の子同士なんだし」
春香「…………へ?」
P「?何驚いてんだ。そりゃそうだろ765プロのアイドルでギネス記録作ろうって話なんだから」
P「それ以外の連中が参加したら意味が無い。というかそんなの俺が絶対許さん」
伊織「そ、それでも駄目に決まってるでしょ!というかある意味余計駄目でしょ!じょ、女子同士でキスなんて…」カアアァァッ
P「どうしてだ?今のギネス記録だって男同士のものなんだから、女同士が駄目って事は無いハズだぞ」
伊織「そ、そーいう問題じゃなくて!」
P「そもそも海外では挨拶みたいなもんだしな。友達同士でキスする位問題無い問題無い」ハハハ
P「…それとも伊織は、友達以上の感情を抱いてる人がこの中に居たりするのか?」
伊織「!?ば、ばばばばばバッカじゃないの!?そんな事あるわけないじゃないっ!」
P「だよなぁ」ハハハ
小鳥「『引かれた挑戦は絶対にやる。拒否権は無い』って」ニコッ
伊織「ぐ………っ!」
小鳥「アイドルに二言は無いわよね?…それに紙を引いたのは伊織ちゃんなんだから」ニッコリ
伊織「う…うぅっ…イカサマしたくせに……」タジ
律子(なるほど、だから伊織に紙を引かせたのね。一番文句を言うであろう事を見越して)
律子(よくやるわと思うけど、まぁ面白そうだから見守っておくとしましょうか)
春香「あ、遊びで片づけて良い事なのかな…?わ、私初めてだし…」
美希「こんなのカウントに入れる事じゃないの。ノーカンだよ」
あずさ(そ、そんなに簡単に割り切れるものなのかしら?初めては運命の人と…と思っていたけど)
あずさ(皆の内の誰かと…?で、でも年長者の私がうろたえるのも恥ずかしいし…)アタフタ
響「そ、そういうものなのか…?た、たしかに女子校ではフツーとか聞くし」ドキドキ
やよい「ふわぁー何だかオトナって感じですね」ドキドキ
P「雪歩、お前が言った事だぞ。失敗しても、挑戦して頑張った事は無駄にはならないって」
雪歩「あぅ…い、言いましたけど…」
P「俺すごくその台詞に感動したのになーあれは嘘だったのかなー?」
雪歩「う、嘘なんかじゃありません!本心からです!」
P「だよな。分かってたぞ雪歩がそんな無責任な事を言う子じゃないって」ナデナデ
雪歩「えへへ…」
P「じゃ、やれるだけ頑張れ」
雪歩「はい!私頑張ります!………あれ?」
小鳥(流石私の悪ノリ仲間のPさん。見事な誘導です)フフッ
律子「雪歩がチョロ過ぎるだけだと思いますけどね…」
小鳥「―――とはいえ」
皆「?」じっ
小鳥「もし記録更新をするなら50時間もの間、不眠不休でキスをし続けなければならない過酷なこの競技」
響「もしって言ったぞもしって」ボソボソ
亜美「最初の趣旨が二の次になってるのモロバレだよね→」ボソヒソ
小鳥「これはお互いに相当な好意を持っている相手同士でないと、キツいものがあるのは事実」
伊織「持っててもキツいわよ」
小鳥「という訳で!皆にはこの紙に書いて貰います」ピラッ
伊織「っ!」タラリ
やよい「書くって…何をですか?」
小鳥「もっちろん『自分がキスをしたい相手の名前』よ!」ニッコリ
皆「―――――っ!!!」
春香「そ、そうですよー。そんなの書いてこれから気まずくなっちゃったらどうするんですか!」
P「?別に気まずくなりはしないだろ」
P「仲の良い順を格付けするならともかく、たった一人を書けば良いんだから。普通に一番仲の良い奴書けば良いんじゃないか?」
春香「いやいやいやいや!そういう問題じゃないですよ!」
P「じゃあどんな問題だ?」
春香「えぇっ……。そ、そう言われると困っちゃいますけど……うぅ」カアア
小鳥「皆、心配しなくても書いた紙はこのさっき使った箱の中に集めるから」スッ
真美「あれっ?さっきピヨちゃんその箱投げてなかったっけ?」
小鳥「外の人に迷惑かけちゃ駄目だから実は見えないロープで結んでおいたのよ」
小鳥「中に入ってた残りのクジはもう使わないから燃やしたけどね」フフッ
伊織「いけしゃあしゃあと…」ぐぬぬ
雪歩(りょ、両想いだった人だけが…その、やるって事だよね)ドキドキ
響(困った事になったぞ…。自分は誰の名前を書けば……)
響(キスかぁ………)モウソウチュウ
響「――――っ!」ボンッ
響(うがーーーっ!じ、自分なんて想像してるんだーっ!!!)アタマカカエ
亜美(んっふっふ~ん。チューかあ誰の唇が一番おいしそうかな~?)イヒヒ
真美(い、今迄笑ってたけどいざ書くとなるとドキドキしてきた…ど、どうしよう)
あずさ(もしするなら……)チラチラ
あずさ(!わ、私ったら皆の唇を見比べたりなんかして…はしたないわ)カアアッ
真(参ったなぁ。ファーストキスが女の子となんて…まぁ美希が言うにはノーカウントだけど)
真(ファンの女の子にせがまれた事はあったけど、流石に断り続けてたし………うーん)
美希(ん~いざとなるとケッコー迷うね)
美希(こんな事そうある事じゃないから、変化球的な所を選んでも良いんだけど…)ムムム
やよい(突然その時がやってくるなんて。むー…でもやっぱり一人選ぶなら)カキカキ
千早(っ!高槻さんのペンが動いた!だ、誰って書いてるのかしら……)ドキドキ
千早(はっ!そ、それより私も早く書かないと……でも、誰って……?)
P「ほらほらそんなに悩むな悩むな~自分の気持ちに素直に書けば良いんだから」
千早(自分の気持ちに……素直に)カキカキ
貴音(接吻の相手…。一人を選べと言われれば、私の答えはこれしかありませんね)カキカキ
春香(うぅ…まさかホントにこんな事になっちゃうなんて。逃げられそうもないし…)
春香(もし私がこう書いた事を知ったら…どう思うんだろう?)
春香(こんなのただの遊びだからって言っちゃえばそうだけど……うぅ~)プシュー
伊織(ホントムカツクわねぇ…!なんでこの伊織ちゃんが小鳥なんかにハメられなきゃいけないのよ!)
伊織(フン!でもこんなの、絶対私って書かない相手の名前を書けば問題無いわ)
伊織(両想いじゃないとやらなくて良いなんて抜け道を作ったのは失敗だったわね!えーと、誰にしようかしら)
―――もしあの娘が私の名前を書いていたら?
伊織(ぐぅっ……!どうすりゃ良いってのよ………!!!)
小鳥「……………じゅるり」ニヤニヤニヤニヤニチャニヤニヤニヤ(ゲス顔)
P「よーしこれで全員箱の中に入れたな。入れて無いやつは手ぇ挙げろよー」
皆「…………」シーン
P「よし、OKと。てか何だこの緊張感…?」
小鳥「まぁまぁPさん。皆それぞれ思う所があるんですよ」グフフフ
伊織(二、三発腹にケリ入れてやりたい…)グググッ
P「えーじゃあまずは」スッ ピラッ
響「ちょっ!見る時は奥に行ってy
P「雪歩の相手はm
雪歩「!?」ヒュンッバッ!
P「aこtスコッパアアアアアアッ!?」ドグシャッ!!!
雪歩「な、ななななななな何で皆の前で言っちゃうんですかぁっ!!」ナミダメ
春香「選挙じゃないんですよ!?」
美希「今プロデューサー真クンって言ったよね?」
亜美「ミキミキ。そこは流してあげるのが情けってものだぜぃ」
雪歩「うぅぅっ………恥ずかしいぃ……」ウズクマリ
やよい「わっ!雪歩さんいつの間にこんなに穴を掘って…」
伊織「…むしろこれでギネス取れるんじゃないの?」
雪歩「……………」ピクリ
春香「そ、そうだよ雪歩っ!正直そうだろうと私も予想してたし!」
亜美「まぁ意外性は無いよね→」
伊織「女子同士が抵抗あるから真っていうのはある意味安パイだから、恥ずかしがる事でも無いわよ。健全健全」サラッ
真「それはどーいう意味だっ!」
P「い、いだだだだだっ………」ドクドク
春香「プロデューサーさん、さっきのはどういう事ですか!」
P「ど、どういう事も何も言っていかなきゃ分からないだろうが…」
伊織「はぁ?アンタ達が裏で箱の中の紙を確認して、お互いの名前書いてた子達が挑戦するんでしょ?」
小鳥「―――誰がそんな事を言ったかしら?」ニタリ
響「何言ってるんだ。ぴよ子が自分で言ったじゃないか!」
小鳥「私はただ書いた紙は箱の中に集めると言っただけよ?」
小鳥「ここに集めれば失くす事は無いから安心してってね」フフフ
春香「えぇっ!?そ、そんなのズルいですよ!」
小鳥「ズルくなんか無いわ。そもそも765プロのアイドル全員で挑戦するっていうのが今回の趣旨なんだから」
小鳥「一部だけが挑戦するなんて方がおかしな話でしょう?」
春香「う………」タジ
小鳥「そうね…そうなればそれはそれでとても素敵だけど、そう上手くはいかないでしょうね」
春香「だ、だったら…」
小鳥「だからその時は、残った人で組み直しね」
皆「――――っ!?」
あずさ「く、組み直しですか!?」
小鳥「そうです。最後のカップルが決まるまで延々と、ですね」
響「好きな人同士で組まないとどうこうとか言ってたじゃないかっ!」
小鳥「大丈夫よ。皆仲良しなんだからどんな組み合わせになっても、きっとそれを切っ掛けに素敵な新たな可能性が産まれるわ」ハァハァ(澱んだ目)
伊織「駄目よコイツ…はやく何とかしないと」ゾゾッ
小鳥「…そうですね。でもそういう意味ではさっきのPさんの発表の仕方はまずかったかもしれません」
P「小鳥さんがやれって言ったんじゃないですか…」
小鳥「そこで、こんなものを昨日amazonで買って用意しました」バサッ
美希「なにコレ?大きいipad?」
あずさ「っ!」はっ
小鳥「フフフ、あずささんはギリギリ見覚えがあるかもしれませんね」
小鳥「これは夢のカップル製造装置!フィーリングカップルマシーンです!」
貴音「ふぃーりんぐかっぷる?」
P「おぉ…随分懐かしい物を」
P「自分の席から、反対側に居る選んだ相手の席までランプが光って、想いを伝えるというゲームに使われるものなんだ」
貴音「なんと…なかなか趣深い代物ですね」
小鳥「まぁ今回の場合は分かれて座る事に意味は無いので、同じ側に居る人にもランプを灯せる様に改造しましたけどね」
律子「この短時間にどれだけの事やってんですか…」
小鳥「という訳で、これからはこれを使って発表していくわ。口頭で言うよりも良いでしょ?」
春香「け、結局全部分かっちゃうなら一緒じゃないですか!」
小鳥「まぁまぁ。そこは皆お互い様って事で無礼講でいきましょうよ春香ちゃん。伊織ちゃんもそんなに睨まない睨まない」
小鳥「それじゃあいよいよフィーリングカップル開始といきますよきゃっほう!」
皆「………………」ドキドキピリピリ
P「だから何なんだよ、この緊張感は」
小鳥「いよいよ誰が誰の名前を書いたかを発表していっちゃいましょう!」
P「演出兼司会進行は俺と小鳥さんでやっていきます」ペコッ
P「律子、ちゃんと撮れてるか?」
律子「オッケーです」(ビデオカメラを構えて)
真「あぁ、そうえば撮影するんだったね」
伊織「…どうにかして後で破壊しないと」ブツブツ
亜美「おー!電気が点いた!」
真美「なかなかハイテクな感じがするねっ」
P「仕組み自体はただランプが順々に灯っていくだけだから至極シンプルだけどな」
小鳥「じゃあ最初は…真ちゃんからいってみましょうか」
真「っ!いきなりボクですか。まだ微妙に心の準備が…」タラリ
春香「実質的には最初は雪歩だったけどね」アハハ
雪歩「うぅ…それは言わないでぇ」
小鳥「いえいえ違うわ。真ちゃん「が」じゃなくて、真ちゃん「を」書いた人のランプを付けていきます」
??「っ!!」ドキィ!
春香「という事は、雪歩以外にも真を指名した人が居るって事なのかな」
千早「多分そうだと思うわ。流石ね、真」
真「…どう反応すれば良いのか」ポリポリ
小鳥「ちなみにその人は雪歩ちゃん含めて4人居ます。では一斉にどうぞ!」ポチッとな
真「4人っ!?」
P「なるほど、こういう結果になったか」フム
小鳥「ハーイ出ました!真ちゃんをキスをしたい相手に選んだのは、雪歩ちゃんと美希ちゃんとあずささんと亜美ちゃんっ!」
真「恥ずかしいからキスしたい相手とか言わないで下さいよっ!」
あずさ「あ、あらあら~…///」
雪歩「うぅっやっぱり恥ずかしいですぅ」ウツムキ
亜美「亜美もすっごく恥ずかCよ→」アハハッ
美希「むぅ。分かってたけどなかなかのライバルの数なの」
真「なんですか順当って…い、いや4人に選んで貰ったのは嬉しいですけど」ニガワライ
P「美希は随分悩んでたみたいだったが、結局真に行ったんだな」
美希「うん。色々考えたけど、やっぱり一番は真クン以外なかったの。ねっ真クン」ニコッ
真「ねって言われても…。ハハ、ま、参ったなぁ…」
響「なんか真、ハーレム漫画の主人公みたいな状況だな」
伊織「ていうかそのまんまよね」
真美「亜美はまこちんにしたんだ」
亜美「んっふっふ。どうせなら女の扱いに慣れたイケメンにやってもらおうかなって」
亜美「優しくしてくれそうだしね→」ムフフ
真「おいおい…」タハハ
あずさ「ご、ごめんなさいね?真ちゃん。選んじゃったりして…困っちゃうわよね」シュン
真「そ、そんな事無いですよあずささん!あずささんみたいな魅力的な女性となんて、ボクからお願いしたい位ですよ!」
春香「いやその発言はどうなの?真」アハハ
真「ゆ、雪歩?何か黒いオーラを背負ってない?」
雪歩「……………真ちゃんの浮気者(ボソッ)」
真「えっ?今何か言った?」
雪歩「…知らないっ」プイッ
真「えぇっ?ゆ、雪歩ぉ~」アタフタ
P「さて、それじゃあお待ちかねの、4人の指名に対する真の反応を見てみるか。小鳥さん、説明を」
4人「!」ピクッ
小鳥「ハイハイ~今、画面には四人から真ちゃんへの矢印が出てるわよね?」
小鳥「もしもこの中に真ちゃんの選んだ相手が入っていれば、その矢印は赤い線に変わって二人を繋ぎます」
春香「赤い糸って訳ですか。なかなかロマンチックですね」
小鳥「そして他の矢印は全て消えて、二人を繋ぐ赤い線にハートマークが浮き出るという仕掛けになっています」
小鳥「ちなみに誰も選んでなければ全ての矢印が一斉に消えて、ひび割れたハートが浮き出ます」
あずさ「な、なかなか凝った演出ですね…」
あずさ(も、もし真ちゃんも私を選んでくれていたら真ちゃんと……ど、どうしましょう///)ドキドキ
亜美(んっふっふ~ん。可能性無いとは言い切れないよねっ。さぁどうなったかな!)
美希(真クンならミキを選んでくれるって信じてるよっ。あはっ☆)
雪歩(真ちゃん…誰を選んだんだろう。皆魅力的だし、私が選ばれる事は無いと思うけど………でも!)ドキドキ
真「…………………」
小鳥「いち!ゼロ!」ポチッ
シューン… NOT CONNECTED ピシッ
4人「」
真「ごめんなさいっ!!!!!」ペコォッ!!!
小鳥「真ちゃんが選んだのは雪歩ちゃんでも美希ちゃんでも亜美ちゃんでもあずささんでもありませんでしたーっ!!」
4人「………………」
春香「うわぁ…って感じだね」アハハ
やよい「一気に四人を振るなんて真さんすごいですっ」
貴音「ぷれいぼーいですね、真」
伊織「女の敵ね」サラッ
真「好き放題言い過ぎだろっ!」
真美「いやいやまこちん。これはどうかと思うよー?」ジトッ
真「し、仕方ないじゃないか。誰から選ばれたかなんて分からないんだし…」アセアセ
美希「………ミキ、フった事は何度もあるケド、フられたのはこれが初めてなの。結構ショックなものなんだね…」ズーン
雪歩「……………」プルプル
亜美「酷いよまこちんっ!」プンプン
真「うわぁっ!だ、だから皆本当にごめんなさいっ!」ペコッ!!!
小鳥「謝る必要は無いわ。恋愛において勝者と敗者が産まれてしまうのは必然。仕方がない………事なんだから」ずーん
P「自分で自分の心を抉らないで下さいよ…」
春香「そうだね。4人が違ったから、最高でも4組かぁ」
伊織「まぁ実際はもっと少ないんだろうけどね。確率で言えば一組も成立しなくても不思議じゃないわ」
響「そうえば、真に4人の票が集中したから少なくとも3人は誰からも選ばれてないんだな」
皆「っ!!!」ピシィッ
真美「ひびきん~何でそーいう事言っちゃうかなー」
響「えっ?だ、だって気にならないか?自分に入れた人が居るかどうかって…」
春香「ま、まぁたしかに……」
春香(…と言うよりも)
皆(誰からも選ばれて無いっていうのが何か嫌だ………!!!)
真「それはボクの所為じゃないだろっ!?」
春香「いやまぁでも、誰が悪いって聞かれたら真って事になるんじゃない?」
亜美「罪なオトコですなぁ~よっこの小悪魔系男子っ!」
真「女子だ!」
伊織「…でも真、実際の所ちょっと気分良いとか思ってるでしょ?」
真「はあっ?な、何を言ってるんだよ。そんな事あるわけないじゃないかむしろ申し訳無い気持ちでいっぱいで…
伊織「ホントに無いの?ゼロ?アイドルの女の子を4人もまとめて袖にしてるのに?それはそれで失礼なんじゃないの?」
真「え、えぇ………?」
真「………じ、実はチョットだけ…」
真美「うわーまこちんサイテー」ジトー
春香「女の大敵ーっ」ジトー
伊織「サイッテー死ねば良いのに」ジトー
真「伊織が言えって言ったんだろ!!あと雪歩ゴメンホント謝るからそんな目でボクを見ないで!!」
小鳥「新たなって事も無いですよ~その『焦り』もこのゲームの楽しみ所の一つです」ウフフ
小鳥「もっと言えば、今真ちゃんにフられちゃった4人を選んでいた子も、この時点で間接的にフラれちゃってる訳ですね」
??「……………」ぐっ
P「じゃあそろそろ次に行くぞ。次はその真が選んだ相手だな。カップル成立なるか否か」
真「またボクですか…」グッタリ
春香「?でもプロデューサーさん。真を選んだのはさっきの4人なんでしょう?」
やよい「それならカップル成立は有り得ないんじゃないんですか?」
P「別に真を選んだのが4人だけなんて言って無いぞ」
P「そのへんの発表順は面白くなる様に俺と小鳥さんで決めたから、任せておいてくれ」トクイゲ
春香「いやそれを聞いて安心は全く出来ないですけど…」
響「ていうか真どんだけモテるんだ…」
真「だからそれ止めて下さいって!///」
千早「一人だけで写されると余計に恥ずかしいわね、これ」ドキドキ
春香「だねー。ていうか今更だけど真が選んだ相手があの4人の中に居ないのが意外だよ」
美希「というかミキじゃなかった事が有り得ないの」ぷんぷん
小鳥「ポチっとな!」
ポンポンポンポンポン パーーン!
??「えっ!」
真「……………」ウツムキ
小鳥「なんとぉーーっ!4人からの愛の告白を断って真ちゃんが想いを告げる相手は伊織ちゃんでしたー!!」
小鳥「いおまこキターーーッ!!!」ハァハァ ブフォッ
P「お、落ち着いて下さい。小鳥さん」
雪歩「………伊織ちゃん、だったんだ」
美希「むーー。分からなくもない所が何かムカツクの」ぶー
あずさ「分かるわ~伊織ちゃんはとっても素敵な女の子だもの」
伊織(…私、刺されやしないわよね?)タラリ
真「う、うるさいなぁ。ボクだってそんなの分からないよ」
伊織「じ、自分で分からないってどういう事よ…」
真「………たださ、伊織が一番ボクが気兼ねなく言い合える相手っていうか…普段見せない自分が出せるっていう……なんか、そういうのがあって」
真「だから気付いたら……………だーーっ!なんでこんな恥ずかしい事言わなきゃいけないんだっ!!」カアアアッ
P「小鳥さん小鳥さん、悶絶してないでちゃんと司会して下さいよ」
P「まだ序盤も序盤ですよ?ハイ、ティッシュ」
P「えーと、じゃあそれを受けた伊織の反応を見てみましょう。5!」
真「……………///」ウツムキ
伊織「……………///」ウツムキ
春香「ど、どうなるのかなっ?何か凄く良い雰囲気だけど…」ドキドキ
響「な、なんか見てる自分までドキドキしてきたぞ…」ドキドキ
雪歩「……………」
P「ゼロ!」
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ!
真「」
伊織「バーカ♪」るんっ
伊織「よっしゃあ振ってやった!4人を振った男を振ってやったわよ!」
伊織「超気持ち良いっ!サイッコーの気分ね。アハハハハハッ」ケタケタ
亜美「あはははははっいおりん笑い過ぎだよ~」
真美「ねぇまこちん?今どんな気持ち?今どんな気持ち?」
真「い、伊織ぃ~~~!」ナミダメ
伊織「ごめんね真。気持ちだけありがたく受け取っておくわ。でもすぐに新しい恋見つけなさいね」にひひっ
真「あーーーーもう!何でボクはこんな奴の名前を書いちゃったんだ!数分前の自分にドロップキックしたい!!!」
美希「あははっやっぱり二人はそうやって喧嘩してる方が似合ってるの」
小鳥「じゃあ次は…春香ちゃん!」
春香「ひぅっ!」ビクッ
春香「わ、私ですか……」ゴクリ
小鳥「今度は春香ちゃんが選んだ子の発表からいくわよ~」
千早(春香…誰を選んだんだろう)
春香「…………」カァッ ドキドキドキドキ
ポン……ポン
千早(?随分遅くて、そして………近い?)
パーン!!
千早「っ!」ビクッ
千早「わ、私……?」
春香「…………///」ウツムキ
春香「だからそれやめて下さいって言ってるじゃないですかぁ!!なんかどんどん直接的になってるし!」
真美「ほうほうはるるんは千早お姉ちゃんでしたか~まぁ予想通りですな。お隣同士で仲の良い事で」ンフフ
やよい「隣同士で座ってるのが凄く自然ですよねー」
亜美「ていうかはるるん顔赤過ぎない?大丈夫?」ンフフ
春香「な、何が!?いつもこうだよっリボンが赤いから反射してるんじゃないっ!?いやー今日暑いねー」アタフタ
伊織「どんだけ狼狽してんのよ…」
春香「な、何!?千早ちゃん!」
春香「いやいやいやいやなんにも気にしないで良いからねっ!こんなの単なる遊びなんだから深い意味とかは無いし私はただ思い付いた名前書いただけっていうか
あ、いや、適当に名前書いたとかそういう訳じゃ無くてちゃんと考えた上で千早ちゃんを選んだ訳でていうか選ぶ以前に千早ちゃんしか思いつかなかったんだけなんだけどアハハハハァッ!?
ち、違うよ!?いまのはあくまで言葉のあやで!と、とにかくそんなに真剣に受け止める様な事じゃないから!そ、そりゃあ千早ちゃんがもし私の名前を書いてくれたんならすっごく嬉しいけど
嬉しいっていうかほっとするというか…で、でも私は今の関係にも十分満足してるっていうか今の関係も凄く良いものだと思ってるしずっと千早ちゃんとは一緒に友達でいたいと思ってるけど千早ちゃんが望むならその先n
千早「お、落ち着いて春香。速過ぎて全然何言ってるか分からないわ」
伊織(小鳥がまた机を赤く汚してるから盛大に墓穴掘ってるのは分かるけどね)
千早「ほ、ほらこの水飲んで」
春香「あ、ああありがとう千早ちゃん…」ゴクゴク
千早「私の飲みかけで申し訳ないけど」
春香「ぶわっほいっ!!!」ブシューーッ!!
千早「春香!?どうしたの盛大に水を吹き出しなんかして!」
春香「ゴフォッゴホッゴホッ!!!」ゼェゼェ
響「………今思いっきり自分の顔面にかかったんだけど」ボタボタ
伊織「そういうの外さないわねぇ響は」
春香「ごほっごほっ………う、うんオーケー大丈夫だよ千早ちゃん」
春香「ご、ごめんね。何でだか全然分からないんだけど動揺しちゃって」アハハ
春香「あっ響もゴメンね」ペコッ
響「いや別に良いよ。水だし」フキフキ
響「タオルありがと、貴音」
千早「そ、それで春香。さっき言おうとした事なんだけど」
春香「う、うん。何?」
千早「ゴメンなさいっ!!」ペコッ!!!
春香「」
美希「ちょっとこれはイジれないやつなの…」
小鳥「あー千早ちゃん!駄目でしょそれはこのパネルを使ってやるんだから」
千早「あっ!そ、そうでしたね。スミマセン、言うなら早めに言わないと駄目だと思って…」
P「まぁテンポ良かったからこれはこれで良かったんじゃないですか?」
小鳥「うーん、たしかにそれも分かりますけど…」
春香「…………」
千早「ゴ、ゴメンなさい。私、春香をそ、そういう風に考えた事なくて…」
春香「い、良いんだよ千早ちゃん気にしないで。そういうゲームなんだか…ら」ジワッ
春香「っ!きゅ、急に喉乾いちゃったな!さっきの水もう一回貰って良いってぶわぁっっ!」バシャッ
千早「春香っ!?どうして今水を飲もうとしてそれを顔面にぶちまけたのっ!?」
伊織「流石に泣けて来るわ…」
美希「不憫なの…」
響「………あの、その勢いで投げたペットボトルの残りの中身が自分に直撃したんだけど…」ボタボタ
P「何?ホントはお前達仲悪かったの?」
春香「そ、そんな事無いですよ!」
千早「そうですよ。何言ってるんですかプロデューサー」
貴音「むしろ皆仲が良いからこそ、起きている現象なのかもしれませんね」
伊織「まぁ成立してない7割は真の所為だけどね」サラッ
真「2割は伊織の所為だろっ!」
小鳥「矢印を向けるのは一気に三人!響ちゃんと千早ちゃんと伊織ちゃんっ!」
3人「!」ドキッ
小鳥「なんとこの三人も同じ相手の名前を書いていますっ!一体誰なんでしょうか!」
亜美「いやいやピヨちゃん。この三人って事はモロバレ過ぎでしょ→」ンフフ
やよい「えっどうして?亜美」きょとん
伊織(………遂に来ちゃったわね。この時が)ドキドキ
伊織(だ、大丈夫。何とかここまでで遊びの延長みたいな空気作りは出来てる)
伊織(…そういう意味では真が私の名前を書いた事には感謝しないとね。ありがと、真)
やよい「ええええええっ!?私ですかぁっ!?」ガタッ
亜美「ハイハイ知ってた知ってた→」
美希「出来レース感が凄かったの。あふぅ」
春香(や、やよいじゃ仕方ないよね。…うん、しかたない)
響(予想はしてたけどやっぱりこの二人が来たか)
千早(私は春香の気持ちに応えられなかった…だからこそ、ここは負ける訳にはいかない)
伊織(平常心平常心…いつも通りのクールで可愛い伊織ちゃんで居ればいいんだから)
P「な、なんか凄い気迫が感じられるな」タジ
真「えっ?ラストってこの三人の結果発表で終わりって事ですか?」
亜美「まだ真美とお姫ちんも誰って書いたか言ってなくない?あ、あとやよいっちもか」
P「あぁ、そうなんだが全部の結果を明かしても面白くないと思ってな」
P「少しの謎を残したまま二巡目にいく事にしたんだ」
真「なるほど…少しズルい様な気もするけど、演出家の言う事には逆らえないですね」へへっ
春香「次の時にその恩恵を受けられるかもしれないしね」
真美「…………」ほっ
??「!………やっぱり」(ボソッ)
小鳥「果たして誰がやよいちゃんと結ばれる事が出来るのか、はたまた誰も出来ないのかっ!」ニヤニヤ
響「結果知ってるくせによく言うぞ」ハァ
やよい「…………」キンチョウ
千早(緊張して背筋を伸ばしている高槻さん可愛いっ!抱きしめたいっ!)
千早(………でも、本当にこれで良いのかしら。私は………)
響(うぅっ皆やった後だし、もうなんてことないかと思ってたけど)
響(やっぱりいざこの時になると緊張するぞ…。やよい、誰って書いたんだろ。やっぱり伊織なのかな…)
伊織(適当に春香あたりの名前を書いとく手もあった…まぁこのルールじゃあそれをやっても問題が先送りされるだけだけど)
伊織(でもそれだと『やよいが私の名前を書いていた場合』やよいは私がやよいを選ばなかった事を知って、傷付くかもしれない)
伊織(それは絶対嫌だった。…結局私はそのリスクを避けて、この答え書いた。嫌われたくないから)
伊織(やよいはそんな事で嫌ったりしないって分かってるけど、そもそもやよいが私の名前を書くとも思えないけど)
伊織(0.00001%でもそんな可能性を生じさせたくなかった)
伊織(どうしてかしら他の事だとそんな事無いのに―――)
小鳥「ゼロ!」
伊織(っ!しまった!自分の世界に入ってて全然聞いて無かった!えっもう結果がっ?)
伊織(―――――っ!!!)
CONNECTED! パアアアアーーーーッ
思考を遮断して私の頭の中に飛び込んで来たのは、自分とやよいを繋ぐ真っ赤な線と、安っぽいハートマーク
やよい「……えへへっ」ニコッ
そして少し顔を赤くしてはにかんだ、やよいの笑顔だった
小鳥「なんと12人の中でたった一組!!!唯一の真の意味での相思相愛カップルは~~!」
小鳥「水瀬伊織&高槻やよいっ!!!やよいおりに決定しましたーーーーっ!!!皆拍手っ!!!」
パチパチパチパチッ!! オメデトー! ヒュ→ヒュ→! ヤヨイー! イオリー! マ、ヤッパリッテカンジダネ
小鳥「皆さん予想通りの妥当な結果かとは思いますが!やはり王道にはそれだけの所以があるっ!王道ゆえに至高!わたくし涙と鼻血が止まりませんっ!」ボロボロ ボタボタ
P「いやそれは絵的にアレなんで止めて下さいよ…」スッ
亜美「おらおらそこの二人ーっ!いつまでも顔真っ赤にして俯き合ってないで早く何か喋りなよ→!」
やよい「え、えぇっ?そ、そう言われても……」チラッ
やよい「!う、うぅ……」カアアアアアッ
伊織「う、うるっさいわねぇ」チラッ
伊織「っ!!ぁ……う……」カアアアアアアッ
美希「うわーデコちゃん今度はマジ照れなの」フフフ
美希「あーあミキもデコちゃん狙ってたのになー」
千早「でも高槻さんが相手では仕方ないわね」フフッ
P「小鳥さんっ!?ちょっとコレマジでやばくないですか!?誰か救急車呼べーっ!」
伊織(お、落ち着くのよ落ち着くの。素数を数えてクールにクールに………だーっ!なんでやよいの顔が出てくんのよ!)カッカッ
やよい「あ、あの伊織ちゃん…」
伊織「な、なに?やよい」
やよい「あ、ありがとう……ね」
やよい「私、伊織ちゃんが私を選んでくれたって知った時、すっごーくビックリして」
やよい「それで、それ以上にすっごーく…嬉しかったんだぁ」ふにゃっ
伊織「―――っ!!」ずきゅーん
やよい「だから……その…ありがとうっ!!!」ガルーン
伊織「………馬鹿ね」ギュッ
やよい「ふぇっ?」
伊織「そんなの私だって嬉しかったわよ。やよいに選んでもらえたんだから。お互い様よ」
やよい「えへへ…それじゃあ、いっしょだね」ギュッ
伊織「そうね…いっしょ」
真(…何とか頑張ってカッコ付けたみたいだから、その泣き顔についてからかうのはまた今度にしてあげようかなっ)
真(あーあ。良いなぁやよいは…)チェッ
伊織(やよいの体温を感じながら、改めて気付いた事がある)
伊織(私があの時やよいの名前を書いた、本当の理由)
伊織(私は、渡したく無かったんだ。やよいを、他の誰にも。やよいが他の誰かとキスするなんて絶対に許さないっていう強い気持ち)
伊織(全く、ホントに自分に呆れるわ。こんな事でやっと気付くなんてね…)
伊織(私はやよいが大好きで。そしてやよいも私が大好き。この絶対的な確信を、願わくば永遠に持ち続けられますように…)
響「…もう終わりで良いんじゃないか?伊織とやよいで勝手にいつまでもギネス挑戦してればいいさー」
美希「ごちそうさまって感じなの。胸焼けなの。ミキ、まだ振られた傷も癒えてないし…」
美希「…ねぇ、プロデューサーはミキとキスしたいって思う?」
P「どう答えても不利になる質問すんじゃねえ」コツン
美希「あはっ☆も~ノリ悪いなぁ」クスクス
小鳥「さて、じゃあ見事カップルになった二人にはこの特製ラブラブチェアーに座って頂きましょうか」
小鳥「全部の組み合わせが決定してから挑戦を始めるから、ちょっと待っててね」
伊織「……即興でこのクオリティーの椅子を作ったのは感服するけど、これ、明らかに一人掛けよね?」
伊織「何馬鹿な事言ってんのよ。さっさと別の椅子を…」
小鳥「駄目駄目。はい座る座るっ!」ぐっ ぐっ
伊織「きゃっ!」ポスンッ
やよい「ふわっ」ポスンッ
小鳥「そして取り出したるは鍵付きシートベルト!」スッ カチャカチャッ ガキンッ!!
伊織「!?アンタ何やってんの!?は、早く解きな…
やよい「い、伊織ちゃん。あんまり動かないで。く、くすぐったくて…」ギュウギュウ
伊織「あっ!ご、ごめんなさいやよい…」ギュウギュウ カアアッ
小鳥「フフフフフフ」ニヤニヤニヤニヤ
伊織「くうぅっ…この鳥ぃ…!」キッ
真「んっ?」クルッ
真「…………」ハハッ(生温かい笑み)
真「それでプロデューサーは…」クルッ
伊織「ちょっとアンタぁっ!!」
小鳥「まぁまぁ伊織ちゃん。大丈夫よ、私の見立てではそんなに長くかからずに全部決まると思うから」フフッ
伊織「ホントあんた今日やりたい放題よね…!何か動きも異常に良いし…」
小鳥「これだけの宝物を前にして、限界を越えない私なんて私じゃないわ」フフフ
小鳥「それに…ね、伊織ちゃん。伊織ちゃんはこの催しにずっと反対してたけれど」
小鳥「良い事、あったでしょ?主に自信的な面で」
伊織「………ふんっ知らないわよそんな事!」プイッ
小鳥「フフフッまぁ見ててよ。全部が終わる頃にはきっと素敵な事になってると思うから」ニコッ スタスタ
春香「真美と貴音さんの答えが分からないけど、そうだね。その4人」
響「貴音~誰って書いたのか教えてよ」グイグイ
貴音「プロデューサー殿の趣向というのなら、教える訳にはいきません。とっぷしーくれっとです」
真美「そういう事だね→真美も教えるつもりはないよんっ」
あずさ「ある意味その方が良いんじゃないかしら~」
あずさ「その、誰にも選ばれなかった人が分かっちゃうのも何だし…」
響「あーたしかにそれはそうだね…」
律子「箱の中の猫、みたいな話ね。開けてみるまでは全員に可能性がある…」フフフ
P「それはそうかもしれないが、避けた方が良いのは事実だぞ?」
P「何せ誰にも選ばれてなければ、自分が誰の名前を書こうが居残り決定だからな」ハハハ
春香「ヤな事言わないで下さいよっ!」ぷんすか
あずさ「居残り…それは本当に嫌なフレーズですね」ズズズ
雪歩「あ、あずささん大丈夫ですよ。次はきっと…」
響「避けた方が良いって言われても、自分じゃどうしようも無い事だしなぁ」
P「そんな事は無いぞ。今度は投票前にちょっとしたコーナーを入れるしな」
P「完全に情報無しだった一巡目と違って今は色々見えてる事もあるだろうし、色々考えてみるのも面白いと思うぞ」
雪歩「色々考えて…」
小鳥「プロデューサーさーん。そろそろ二巡目を開始しますからちょっと来て貰えますかー?」
P「ハーイ今行きます!じゃ、皆頑張れよ~」ひらひら
P「今残ってるのは、春香、千早、真、雪歩、美希、あずささん、亜美、真美、貴音、響の10人だな」
響「ていうか全員から伊織とやよいを引いただけだぞ」
雪歩「でも二人減っただけで随分隙間が空いた様に見えるね」
真「元々が結構ぎゅうぎゅう詰めだったからなぁ」
P「まぁそのうち、その時がいかに精神的に楽だったか思い知る事になりそうだけどな」ハハハ
春香「だから怖い事言わないで下さいって!」
小鳥「では皆の指名の前に、ちょっとしたミニコーナーを入れたいと思います」
響「!そうえばそんな事プロデューサー言ってたな」
春香「またその箱ですか…」
千早「何気に大活躍ね」
小鳥「この中には私がさっき作った、様々な質問が入っています」
小鳥「それを誰かに一枚引いて貰って、それについて全員に答えてもらうというコーナーです」
響「何だ。何かと思ったらそれだけ?」
P「それだけって事も無いぞ響。この質問は勿論、カップル作りに関係する内容のものだからな」
P「自分の答え方次第では、他の人の指名に影響が出るかもしれないぞ?」
春香「なるほど…ちょっとした探り合いの要素もありそうですね」フムフム
やよい「ふぇっ?私ですか?」
真「たしかにこの10人以外の人に引いて貰った方が公平だよね」
千早「クジ引きに公平も不公平も無い様な気もするけれど…」
響「まぁだからこそ反対する理由も無いね。やよい頼んだぞ~」
やよい「はいっ!頑張りますっ」グッ
やよい「うんっ。これですっ!」ビッ
小鳥「何て書いてあったか読んでくれる?やよいちゃん」
やよい「はいっ!………えっと、自分の、せい……これ何て読むんですか?」
小鳥「これはね…」ゴニョゴニョ
やよい「分かりました。えっと、『自分のせいかんたいはどこ?』ですっ!」
皆「!?」
小鳥「ブフォッ!!!」ブシュウッ!! ガクッ
伊織「やよいに何言わせてんのよアンタぁっ!!!」バコォッ!!!
真「おぉ…体が縛られてるとは思えない良い蹴りだ」
響「下がった顎にモロに入ったな…」
春香「真顔で何を言ってるんですか!///」カアアァッ
伊織「この馬鹿っ!変態っ!ド変態っ!」ゲシゲシ
小鳥「い、伊織ちゃんもう許して…あ、でもちょっと気持ち良く…」
伊織「死ねっ!」ゲシッ!
やよい「い、伊織ちゃんもう止めてあげようよ。それに、せいかんたいってどういう意味なの?」
伊織「っ!や、やよいはまだそんな事知らなくて良いのっ!」カアア
伊織「おらっそこの鳥っ!さっさとその箱寄こしなさいよ」スッ ビッ!
伊織「ハイこれ!『自分が指名しようとしている相手は夫と妻で言えばどっち?』」
小鳥「えぇっ…?さっきの聞いてみたいのに……」ボロッ
伊織「あぁん?」ギロリ
小鳥「それでいいです…」
春香「さっきの質問じゃなくて助かりましたけど、これも結構難しいですね…」ムムム
亜美「これって自分と結ばれた場合って事だよね?」
P「あぁ。逆に言えば、自分が夫と妻どっちにあたるか?という質問とも言えるな」
伊織「全員…あっ。殆ど女なんだからおかしな質問だけどね」
真「どうして今言い直したのかな…?」ゴゴゴ
やよい「夫婦ですかぁ…伊織ちゃんと私ならどっちだろうね?」
伊織「えっ!?………そ、そりゃあ私がバリバリ稼ぐ夫役で、やよいが家庭を守る奥さん役じゃない?」
やよい「あはは、私もそう思うかなっ」
小鳥(逆のパターンも十二分に想像出来るわね…。いやむしろ私としてはそっちの方が…)ニタニタ
P「あんまり詳細に言うとネタバレになりかねないから簡単にで良いぞ」
春香「えーと、相手の方を言えば良いんですよね?」
春香「それじゃあ簡単に。夫です」
千早「次は私ね。妻…です」
真「妻です」
雪歩「お、夫です」
美希「ん~どっちかって言えば夫かな?」
亜美「んー難しいけど奥さんかな→。亜美の嫁っ!」
真美「奥さんかな~真美の嫁だねっ!」
貴音「…とても難しい問ですが、強いて言うのであれば夫です」
響「んーどうだろ?やっぱり奥さんかな」
小鳥「なるほどなるほど…」メモメモ
P「結構バラけましたね」
やよい「奥さんって言ったのが、千早さんと真さんと亜美と真美と響さんですね。丁度半々ですっ」
伊織「真が自分から奥さんって言ったのは意外だったわね」
伊織「どうせまた、カワイイお嫁さんに憧れてるんです~とか寒い事言うと思ったのに」にひひっ
真「寒いってどういう事だよ!」ぷんすか
真「…憧れてるのを否定はしないけどさ」
雪歩「!…………」
P「ふむ。この結果だけみれば、上手い事夫婦が五組出来そうな気もするな」
P「よーし、それじゃあもう一回紙に指名したい相手の名前を書いてくれ。書いたら回収するぞ~」
小鳥「さてさて次はどんな結果になるかしらっ♪」フフフ
P「2分後に集めるからな~急げよー」
P「あ、別にさっきの質問の時に思い描いてた人を書かなきゃいけない訳じゃないからなー」
P「相手の反応を見て変えた方が良いと思ったなら変えるのも手だぞ」
亜美「んーでもあの結果だとそれを見極めるの難Cよねー」
響「だな。皆がどう思って夫か妻かを選んだかなんて分かんないし」
春香「分かるのは真を選んだ人は夫って言ったって事だけだよね」
真「春香までぇっ!」
春香「アハハっゴメンゴメン」アハハ
千早「…………」カキカキ
雪歩「…………」カキカキ
伊織「もう始まってから結構な時間経ってんのにまだそのテンション維持出来るのは凄いと思うわ」ハァ
P「残り10人となったアイドル達。果たしてこの二巡目では何組のカップルが産まれるんでしょうか」
P「それではまずは…美希とあずささんの矢印から見ていきましょうか」
あずさ「あらあら~また美希ちゃんと同じなのね」
美希「へーあずさもそうしたんだ。ちょっと意外なの」
真「…………」
小鳥「じゃあ見てみましょう!二人が選んだのはこちらっ」
ポンポンポンポンポン パーン!
真「」
小鳥「おーっと!これは意外な展開か!」
小鳥「前回真ちゃんを選んでいた二人が、今度は二人揃って千早ちゃんを選択!」
小鳥「この短時間の間にどういう心境の変化があったんでしょうか!」
真「…………」ウツムキ
伊織「真~?」ニヤニヤ
伊織「アンタひょっとしてまた自分が選ばれるって思ってたんじゃないの?」
真「ぐっ……!///い、いちいち言わないでいいだろっ!」カアアアァ
亜美「え~マジで?まこちん」ンフフ
真美「自意識カジョ→」
真「うあああああっ!もうホンット恥ずかしい!」テンヲアオグ
あずさ「うふふ。ごめんなさいね?真ちゃん」
美希「真クンはミキをフった事を一生後悔すれば良いって思うな」フフン
真「うぅ…なんだこのフクザツな気持ちは」ウナダレ
やよい「でもあずささんと美希さんが揃って千早さんを選んだのはちょっと意外だね」
伊織「私はそこそこ妥当な組み合わせだと思うわよ」
伊織「千早はあれでズルい感じのモテ方するタイプだしね。放っておけない的な」
千早「な、何よズルい感じって…」
P(鼓膜を破壊される恐れがあるので口には出さんけど)
小鳥「さてさて、それじゃあ千早ちゃんの反応を見てみましょう~」
小鳥「カウントダウン始めますよ?5!」
美希(千早さん、信じてるの。やよいが居なくなった今なら、ミキを選んでくれるって)
あずさ(千早ちゃんとは一緒に居る事も多いし…選んでくれていたら凄く嬉しいんだけど)ドキドキ
春香(美希とあずささん…。この中でなら、特に千早ちゃんと仲の良い二人だし…)
春香(選んでるよね。どっちかを……)ズキ
千早「…………」
小鳥「ゼロ!」
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ!
春香(えっ?)
小鳥「残念ながら二人の告白は不成立ぅっ!!!その勢いのまま千早ちゃんのキスしたい相手を見てみましょうっ!!」
春香「えっえぇっ!?」
千早「…………」ゴクリ
ポン………ポン
春香(えっ嘘っ!?ちか…
パーン!!!
春香「――――っ!!!」
小鳥「大逆転のサヨナラ満塁逆指名(?)だーーーーっ!!!!」ボタボタ
P「落ち着け」フキフキ
亜美「おーーっ!これは燃える展開だねっ!」
響「で、でもこの場合どうなるんだ?さっき春香はフられてるんだからまた千早を選ぶわけ…」
真美「…………」
春香「………あ…ぁ」パクパク
千早「春香…。私の気持ち、聞いてもらえるかしら」じっ
春香「…………」
千早「なぜなら私の気持ちはその時には、変わっていたから」
千早「そして変わったのは勿論…春香、貴方の気持ちを聞いた時よ」
春香「っ!」
千早「あの時私は言ったわよね?春香をそういう風に考えた事無かったって」
千早「だから、考えてみたの。春香の事を。春香との色々な思い出を」
千早「…そしたら、すぐに答えが出たわ」
千早「…………」スゥッ
千早「私は、春香の事が好き。この中の…いえ、世界中の誰よりも」
春香「―――っ!!!」ジワ…
千早「ふざけるなって、怒られても仕方ない事だと思う」
千早「私の鈍感さで、春香を傷付けてしまったのは事実なんだもの」シュン
千早「改めて言うわ。ごめんなさい、春香」ペコリ
千早「そして、とても身勝手なお願いだけど…許しt
トンッ(春香が千早の胸に顔を付けて俯く)
千早「は、春香?」
春香「………ズルいよ、千早ちゃんは」
千早「ズルい…。そうね、本当に勝手な事を言ってるって自分でも思ってる。でも…っ!」
春香「そんな風にまっすぐ気持ちを伝えられたら…許すしかないじゃない」ボロボロボロボロ ニコッ!
CONNECTED! パアアアアーーーーッ
千早「!………ふふっ。ありがとう、春香」ギュッ!
小鳥「一度はひび割れたハートを見事修復して真実の愛を掴み取ったのは~~~~!!!」
小鳥「天海春香&如月千早っ!!!見事二組目のカップルが完成だああああああっ!!!!はるちはエンダアアアアアアアッ!!!!」
ワアアアアアアッ!!! パチパチパチパチパチッ!!! ヒュ→ヒュ→ッ!! ハルカー!チハヤー! オシアワセニーーー!
響「…て、ていうか何かガチ過ぎなかったか?これそういう企画なのか…?」
響「な、何か見てるこっちが真っ赤になっちゃったぞ…///」カアアアアッ
伊織「ま、まぁ流石の私もここまでの事になるとは思ってなかったけど……」カアアッ
伊織「千早は真面目な上に天然なトコあるから…こ、こうなる事もあり得たのかしら」
美希「いやデコちゃんも他人の事言えた感じじゃないけどね」ヤレヤレ
美希「あーあ。ミキまたフラれちゃったの。しかも何か凄いおざなりに流されたし…」ぶー
あずさ「うふふ、でもこれは本当に気持ちの良い負けよね。本当に良かったと思うわ」ウフフ
小鳥「いや~~~~良いモノ見れましたねぇっ!期待を遥かに越えてましたよ春香ちゃんだけにっ!!」ツヤツヤ
P「そんな2点のボケを恥ずかしげも無く言う程度にはテンション上がってるみたいですね」
小鳥「一巡目の時に千早ちゃんの答えを見た時はどうなる事かと思いましたけどっ!!結果的にそれが良いスパイスになりましたね!」
小鳥「これはもう最初に両想いで結ばれるのを越える素晴らしい展開ですよぉっ!!」
P「…まぁ、パネルに結果を表示された瞬間とかはちょっと「おっ!」って思いましたけどね」
小鳥「サイコーのタイミングだったでしょう?この極上の時間に水を差しては万死に値すると思って手に汗握ってました!!」
小鳥「あぁもう春香ちゃんまだ千早ちゃんの胸に顔を埋めて泣いてるぅっ!!その頭を撫でる千早ちゃんの慈愛顔も最高だわっ!!」
小鳥「やっぱりはるちははこうじゃないとねっ!!いえ春香ちゃんが抱き締めるverも大好物ですがっ!!律子さんちゃんと撮ってますよねっ!!」トテトテ
P「…やれやれ。こりゃまだまだ再開出来そうにないな」
春香(えっ嘘っ!?ちか…
クッ! ポンポンポンポンポン ピタッ
春香(え…?)
響「な、なんだ?矢印が誰も居ない方向に向かって止まったぞ?」
真「っ!いや違う!この矢印の先に居るのは……やよいっ!」
やよい「ふぇっ!?わ、私ですか!?」
伊織「ちょっ馬鹿っ!何言ってんのよ!やよいはもう私と結ばれてるでしょっ!」
千早「…そんな事は私にとっては何の障害でも無いわ。高槻さんが誰かのものになってるなら奪い取るまで」フフフ
伊織「くっコイツイカれてるわ…。そんなの通らないに決まってるでしょ!ねぇ小鳥っ!」
小鳥「……なるほど。略奪愛……最近は百合業界でもNTRの需要が高まってるとも聞くし………トキめくわね」ブツブツ
伊織「ちょっとぉっ!?」
伊織「煽ってんじゃないわよこのバカッ!!偏差値12っ!!!」
伊織「大体そんな事言ったって、やよいが千早の所に行くなんて言う訳無いんだからそもそも話にならないのよ!ねぇやよいっ!」
やよい「千早さん…そこまで私の事を…」ぽわー
伊織「やよいいいいいぃぃぃっ!?」
千早「フフフ…どうやら勝負は振り出しに戻ったようね水瀬さん」クッ!
伊織「何ジョジョ立ちしながら得意げに言ってんのよ!!上等だわ!勝負よ千早!アンタなんかにやよいは渡さないんだからっ!」
小鳥「それなら勝負はキスで決めたらどう?先に相手を腰砕けにした方が勝ちって事で」ハアハア
伊織「アンタはすっこんでろぉっ!!!」バキィッ!!!
春香「……………なんだコレ」 fin
愛「皆さんこんばんはっ!!!876プロの駆け出しアイドルの日高愛ですっ!!!」
愛「えっ何ですか!?これを読めばいいんですね!!わっかりましたぁ!頑張っちゃいますよ私!!」フンス
愛「ある日765プロのプロデューサーは悩んでいました!どうしたらアイドルの皆さんの知名度を上げる事が出来るのかと!!」
愛「そこでオリンピックを見てプロデューサーは気付きました!そうだ!アイドルがギネス記録を達成すればすっごい話題になるじゃないか!!」
愛「しかしそれを聞いた一人の鳥さんが暗躍を始めて、なんやかんやで皆で連続キスのギネス記録に挑戦する事にっ!!」
愛「そして挑戦する組み合わせを決める為に始まった!フィーリングカップルでも大波乱の連続!!悲哀と感動の雨あられッ!!」
愛「すっかり皆当初の目的を忘れた感もありながら物語は続くっ!!!です!!!」
愛「って!ええええええぇぇぇっ!?!?!?な、何ですかコレ!春香さん達何やってるんですか!?」
愛「女の子同士でキスなんてっ…!!!///」
愛「…アレ?でも考えてみればこの前にスタジオの陰で涼さんと夢子さんもキスしてたような…」
愛「なんだっ!!じゃあ普通の事なんですねっ!!社長~!ウチでも挑戦やってみましょうよー!!絵理さーん!!」トテトテ
投票者→一巡目投票先、ニ巡目投票先(相手に望む役柄)
伊織→やよい
やよい→伊織
春香→千早、千早(夫)
千早→やよい、春香(妻)
真→伊織、???(妻)
雪歩→真、???(夫)
あずさ→真、千早(夫)
亜美→真、???(妻)
真美→???、???(妻)
美希→真、千早(夫)
響→やよい、???(妻)
貴音→???、???(夫)
響「だね。春香と千早もラブラブチェアーに移動したから、残りは8人さー」
P「えーと二巡目は、美希とあずささんと春香が千早に告白して、千早が春香を選んだトコまでだっけ?」
千早「そ、そういう言い方をされると私が心苦しいんですけど…」
伊織「でもまぁそんな感じね。他がどうなってるかはまだ全然未確定よ」
P「オーケー把握した。結構時間経ってるし、こっからはサクサクいきたいもんだな」
伊織「結局夫の内の3票が千早だったから、今残ってるのは妻4で夫2。とてもすんなりいきそうにないわね」
千早「…というか私を選んだ人が全員、私を夫役にしてたのが微妙に納得いかないのだけど……くっ!」
伊織(…まぁ千早は家事全然ダメだって聞くしねぇ)
響「千早自身も相手役(春香)を妻にしてたんだから、ある意味パーフェクトだな」
春香「べ、別に深い意味は無いんだよ千早ちゃん!」
春香「ただ私はどっちかと言えば、私が家で千早ちゃんの帰りを待って、ご飯やお風呂の用意してる方がイメージしやすいなって…///」
千早「春香…。ふふっそれは私もそう思うわ。春香のエプロン姿はとてもよく似合ってるもの」
春香「っ!も~やだ~千早ちゃんたら~」ツンツン
美希「いちゃつくのは後にしてほしいの…」
P「はいはい。しかしまぁ男に対するモテ度なら間違い無くナンバーワンの美希が二巡目まで残るとはな」
美希「うぅ~ミキだってそれ納得いってないの。キスだって別に下手じゃないと思うのに…」
美希「さくらんぼの茎だってミキ、固結びに出来るよ?」
P「古い事知ってんな。誰に聞い…いや、聞かなくても分かるけど」
亜美「キスが上手そうな女で格付けとかしてみるのも面白いかもね→」
小鳥「自らの唇を奪う相手、自らが唇を奪う相手を決めるフィーリングカップル!二巡目の途中からですね!」
真「生々しい表現を止めろって何回言えば分かってくれるんですか!」
P「え~と次の告白は……じゃあ、響にやってもらおうか」
響「!?じ、自分!?何でっ!?」
伊織「何でって……何を今更」
亜美「今更恥ずかしがって教えないとか空気読めてないぞ→響ん」
響「い、いや自分はそういう事を言ってるんじゃなくて…!」アタフタ
小鳥「スイッチオーン♪」
ポンポンポンポンポン パーン!
響「」
あずさ「えっ?わ、私…?で、でも私は……」
伊織(あぁ…なるほど)ナットク
真「いやいや…」
雪歩「これって…」
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ!
P「残念!響の告白は実らず矢印は掻き消えてしまいましたー!」
響「そりゃそうだろうなぁっ!!既に千早に告白してたんだから!」
伊織「ひょっとして何か大逆転の新要素があるの?って思ったけど、普通にダメだったわね」
響「何でっ!?何で今自分晒し者にされたんだ!?」ギャーギャー
P「いやちょっとこういうのも入れて行こうと思ってな。でもドキドキしたろ?響」
響「ドキドキの種類が違うさーっ!何だ今の結果出るまでのやっちゃったみたいな変な空気っ!冷や汗が止まんなかったぞ!」ぷんすか
P「水被ったり水出したり忙しいな」ハハハ
響「ハハハじゃないっ!」
あずさ「プロデューサーさん。そんなに響ちゃんをいじめては駄目ですよ」めっ
響「あ、あずささん…///」
あずさ「残念だわ~私が気付けていれば、ここでペアになる事が出来たのに…」
響「き、気にすることないぞっ。そ、そうだ!それなら次の時に二人で書けば…っ!?」ゾワッ
P「こーら。そういう事前取引は禁止だぞ」ペシッ
響「う、うん。そりゃそうだよね…ゴメン」
P「ん、いやに素直だな」
響(な、何だ…?今自分が言い掛けた時に感じた、変な気配は…)
響(一瞬だったから今は消えてるけど…何か、すごく強い感情を感じたぞ…)
貴音「…………」
亜美「んっふっふ~ん。これは決まっちゃうんじゃないかな~?」
ポン………ポン
真「ん?近い時の動きだね。という事は…」
パーン!!
真美「きゃっ!え~ウソ亜美、そうだったんだ…///」テレテレ
亜美「うん…///実は亜美はずっと、真美の事を姉妹としてじゃなくて一人のオンナとして見てて…」テレテレ
小鳥「き…近親そあいたっ!」ポカッ ブシュッ
P「自重して下さい。あとティッシュまた詰め替えた方が良いですよ」
亜美「いやいや伊織ん。カメラもあるんだからここは演技力の高さを見せとかないとっ」ンフフ
真美「きょーだいものなんて禁断の愛としては定番中の定番だしね→」ンフフ
伊織「禁断がどうとか言い出したら女同士の時点でアレでしょうに…」
P「ほらほら良いから結果出すぞ」
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ!
亜美「そんなっ………!」ガーン
真美「ゴメンね、亜美…。真美にはパパとママを裏切る事は出来ないの」ヨヨヨ
亜美「亜美は…真美と二人で居られれば……他の事なんて………」グスッ
真美「………亜美、覚えてる?子供の頃、亜美が迷子になっちゃっt
P「いつまで続ける気だっ!」スパーン!
真美「あいたーっ!」
亜美「も~兄ちゃん!ここから前後篇で6時間超に及ぶ超大作のラブストーリーのプロローグが始まるとこだったのに~」
P「じゃあ今止めたの完全に英断じゃねえか!」
響「まぁ本来、この位のノリがこのゲームの在るべき姿だよな」
真「んーでもこの組み合わせは結構有り得ると思ってたんだけどな。真美は誰って書いたんだろ?」
小鳥「それなら二人でキスすれば快感も倍になるのではっ!?とちょっと見てみたかったんですけど」シュン
P「エ口漫画の読み過ぎですよ」
小鳥「せ、せめて漫画のって言って下さいよ///!」
P「何を今更照れてるんですか…」
真美(…次はそろそろ、真美の番。だよね)
真美(大丈夫大丈夫。フツーにしてれば、何事も無く流れて終わるよ)
真美(どうせこの巡で…『雪ぴょん』は居なくなるだろうから、次からはあんなに悩む必要も無いし)
真美(………こんなに辛い気持ちになる事も無いんだから)ギュッ
真「ぐっ……ひ、人が一応気付いててちょっと傷付いていた事を口に出すなぁっ!」ぷんすか
伊織「にひひっアンタも馬鹿よね~私みたいな高嶺の花に目が眩む事がなければ、そんな心労抱える必要なかったのに」
真「あぁホントにそうだね!その花が毒がある食虫植物って事に気付けなかったんだからさ」
伊織「何ですってぇ!」
ギャーギャー ワーワー
春香「あははっあの二人はあの二人でホント仲良しだよね」
千早「そうね。あれはあれで得難い関係性だと思うわ」
やよい「…でもやっぱり、真さんの隣に居るのが一番似合うのは雪歩さんですよ。多分次で結ばれると思いますし」
春香「おっやよい~?それひょっとしてジェラシー?」
やよい「そ、そんなのじゃないですよっ///!」アワアワ
真美(…そうだよね。そんな事は、分かってる。真美はずっと、雪ぴょんの事見て来たんだから)
真美(それでも名前を書かずにはいられなかった。分かってるのに分かってるハズなのに。…ホント、何やってんだろ)
P「結局ここまでで成立したのは春香と千早だけでしたね。二人減ってもそうは決まらないもんだ」
小鳥「それが面白いんじゃないですかっ!例え愛し合う者同士であっても、ちょっとした出来事で気持ちが擦れ違ってしまう事もある…」
小鳥「あぁなんて恋心とは儚く脆いものなのか…でもだからこそ結ばれた時に輝く!そうですよねプロデューサーさん!」ずいっ
P「じゃあ次にいくぞ。次は雪歩だな」
雪歩「ひぅっ!私ですかぁ…」ドキドキ
真美「…………」ほっ
真美(ラッキーだったね。これで雪ぴょんがまこちんを選んで結ばれれば、二巡目はそこで終わりになるでしょ)
真美(兄ちゃんなら同じネタを繰り返す事はしないだろうし。後は三巡目で亜美を選んで抜けるだけだね。やれやれ…何か凄く時間の流れが遅かった気がするね)
P「あ、悪いミスった。じゃなくて、雪歩を選んだ奴を言うんだった」
真美「!」
真美(ホントだよっ!ぬか喜びさせて…兄ちゃんのバカっ!)
P「今日の小鳥さんにしっかりしろと言われる程屈辱な事は無いですが…スミマセン。うっかりしてました」
小鳥「う~ん、本来なら同じ人を選んだ人を言ってから、その人達が誰を選んだかを発表するのが手順ですが」
小鳥「今回は逆でいきましょうか。つまり雪歩ちゃんの側から、雪歩ちゃんを選んだ二人の所にランプが点いていくように」ピッピッ
響「へーそんな事も出来るんだ」
美希「なんかそれ絵的には雪歩が二股かけようとしてるみたいに見えるね」フフッ
雪歩「ふ、二股なんてしないよぉっ!」
ポンポンポンポンポン パーン!!
小鳥「出ましたっ!!雪歩ちゃんを選んだのは真ちゃんと真美ちゃんですっ!!」
真「へぇ真美もなんだ。ちょっと意外だね」
真美「あちゃ→遂に真美の秘めた想いがバレちゃったか~」アハハ
春香「お~やっぱり真は雪歩を選んでたんだ」
伊織「一度フっといて自分がフられたらヨリを戻しに行くとか最低ね」サラッ
真「その時のボクは判断能力が無かったからノーカウントだっ!!」
亜美「んっふっふ~ん?浮気性のダンナがそんな事言ってるけどどうすんの雪ぴょん?」
美希「ミキだったら絶対許さないけどなー。浮気はサイテーなのっ」
真「だから君たちねぇ…」
真美(よし、予想どーり。この結果なら皆真美の事より、まこちんをいじる事に目が行くのは見えてた)
真美(後は千早お姉ちゃんの時のミキミキとあずさお姉ちゃんみたいに、さーっと流されてかませの役割を全うするだけだね)フゥ
真美(残った真美と余り者同士で組む…なんて可能性もあるかなって思ったりもしたけど)
真美(やっぱりそうそう上手くはいかないか。いやそれで良いんだけどね、雪ぴょんの悲しむ顔は見たくないし)
真美(真美のポジはさしずめ恋愛漫画のヒロインに横恋慕する脇役)
真美(間違ってもヒロインは『本命はあの人だけどこの子で妥協してもいっか』なんて言ったりしないもの)
真美(脇役はキッチリとバッサリと斬られないと駄目っしょ!)
真美「……………辛いなぁ」ボソッ
雪歩「そんな事より、ここで二人に選んで貰った事の喜びの方がずっと大きいもん」ニコッ
真「ゆ、雪歩…」ウルウル
伊織「模範解答ねぇ」
春香「まぁ雪歩らしくて良いんじゃない?」
P「それじゃあ結果発表のカウントダウンを始めるぞ。5!」
真美(うぐ…いよいよだ)
真美(仕方ないことだけど、まこちんと二人で争って負けるっていうこの構図はあんまりにもあんまりだなぁ…)
真美(気持ちを強く持たないと。…雪ぴょんに余計な心配掛けらんないしね)
真美(ケッコーあの二人仲良いし…どっちかと言えば雪ぴょんから迫ってる感じだし)
真美(その場合だとここで二人共フられて、お姫ちんが雪ぴょんを選んでいなければまた三巡目に続行…)
真美(…それはめんどくさいね。どうせならここでスパッと決めちゃってよ、首を落とされる覚悟は出来てるからさ)スッ(目を閉じる)
真美(ある意味これは良い機会だったのかも。目の前で雪ぴょんが誰かと結ばれるのを見ればきっと………諦められる)
P「ゼロ!」
CONNECTED! パアアアアーーーーッ
真美(………やだな。早く目を開けて「ぐわー!」みたいな事言わないと駄目なのに、見たくないよ)
真美(まこちんと雪ぴょんが赤い糸で繋がってるトコなんて…)
春香「えぇっ!?」
伊織「…これは意外な展開ね」
ざわざわざわざわ どよどよどよどよ
真美(…?何を皆驚いてんの?こんなの今迄で一番の出来レースじゃん)
亜美「やったじゃん!真美っ!」ユサユサ
真美「え?」パチッ
真美「―――――――っ!!!」
心労で、遂に目か脳がおかしくなっちゃったんだって最初思った。
だって、目を開けて最初に飛び込んで来た色は、光景は、ゼッタイに有り得ないものだったから。
小鳥「真ちゃんと真美ちゃんのマッチレース!その結果雪歩ちゃんとの間にハートマークは創造されましたが!!」
小鳥「そのお相手は雪歩ちゃんが最初に選んでいた真ちゃんではなく……真美ちゃんっ!!」
小鳥「奇しくも両者『真』の字が名前に入っている対決でしたが、真ちゃんは皮肉にもここで真の愛を掴み損ねましたっ!!!」
P「絶対最後のは言いたかっただけですよね。そんな上手く無いですよ」
P「しかし…雪歩と真美がねぇ。ここまでは何だかんだ一番仲良しであろう者同士で組んでたから」
P「ここもてっきり真とくっつくもんだと思ってたが…。ジャイアントキリングって奴か?」
真美「…………」ボーゼン
雪歩「……えへへっ。よろしくねっ真美ちゃん///」カアアッ
真美「な、なんで?」
雪歩「え?」
真美「何で雪ぴょんが…真美を選んだの?」
真美「だ、だってさ!おかしいじゃん!フツーに行けばここはまこちんと結ばれるトコでしょ!?」
真美「ホントはまこちんの浮気が許せなかったって言うんなら、雪ぴょんならお姫ちんを選んでるハズだしっ!!」
真美「雪ぴょんが真美の名前を書く訳ないじゃん!」
真美「あるとすればお情け?真美がカワイソーだと思って選んでくれたのっ!?それともリスクを避けて三番手四番手で妥協したの!?」
真美「馬鹿にしないでよっ!!そんな事されたって真美はうれしくなんか……!」はっ
真美(―――っ!い、今真美は何を口走って……)サアアア
雪歩「…………」
美希「同情も何も、真美が一巡目に誰を書いてたかは分かってないよね?もしかして一巡目も雪歩って書いてたの?」
真美「…………」カタカタ
亜美「!」
亜美「も、も~真美!コントが真に入り過ぎだよ→亜美なら対応できるけど、雪ぴょんにそんなアドリブ振ったって対応できる訳ないじゃん」ンフフ
真美(っ!亜美ナイスっ!)
春香「あ、あぁなるほど。コントだったんだ!」
千早「凄い迫力だったから引き込まれて騙されてしまったわ。凄い演技力ね…」カンシン
真美「そ、そうそう!いや~雪ぴょんも最近お芝居の練習頑張ってるから振ってみたけど、まだまだ修行が足りない様ですn
雪歩「―――そんなのじゃないよ、真美ちゃん」
皆「―――っ!」ビクッ
貴音(…良い気迫です、萩原雪歩)
春香(く、空気が一瞬で凍りついた…。雪歩のあんな深みのある声、聞いた事ないよっ!?)
伊織(声が出せる雰囲気じゃ無いわね…。あのオーラ…ビンタでも食らわすんじゃないかと思ったわ)
真(は、初めて見るよ…こんなに怒ってる雪歩!)
真美「ぅ………」ビクビク
雪歩「真美ちゃん。ホントに私が、そんな失礼な気持ちで真美ちゃんを選んだって思ってるの?」
真美「だ…だって……それしか考えらんないし……」
雪歩「………そうだね。もしかしたらどこかに、同情の気持ちはあったのかもしれない」
雪歩「だって私は、分かってたから。真美ちゃんが一巡目に私を選んでくれてた事を」
真美「っ!」
雪歩「見てれば分かるよ。自分では隠していたつもりかもしれないけど」
雪歩「一番最初の、私の書いた名前をPさんがバラした時」
雪歩「いつもならそういう時は、亜美ちゃんと一緒になって私をからかったりするのに、今回はずっと黙ってたし」
真美「!…………」
雪歩「私が真ちゃんにフられちゃった時に、真ちゃんに対する当たりがちょっと強かったり」
雪歩「そういう所は、無意識に出ちゃうものだよ」
真美「…………」
雪歩「そして、Pが一巡目では真美ちゃんの答えを言わないって言った時の表情。それで…気付いちゃったの」
雪歩「真美ちゃんが私の事を…強く想ってくれてるって事を」
真美「…………名探偵になれるね、雪ぴょん」
伊織(普通なら気に留める程の事でも無いけど、雪歩は気付いてた。それはつまり…)
伊織(……真ドンマイとしか言えないわね)
真美「でも、それがなんなのっ?」
真美「雪ぴょんが気付いてたとして!いや、気付いてたって事はさ、やっぱり……」
雪歩「私にだって分からないよそんなのっ!!」
真美「えぇっ!?」
雪歩「どうしてさっき名前を書く時に、真ちゃんじゃなくて真美ちゃんの名前を書いたのか」
雪歩「そんなの私だって分からないよ。真ちゃんの事を怒って無いって言ったのは嘘じゃないし」
雪歩「真ちゃんの事を嫌いになった訳でも無いし、今だって真美ちゃんの事が一番好きだなんて自信を持って言う事は出来ない」
真美「だ、だったら…」
ギュッ………
真美「――――っ」
雪歩「誰が一番とか二番とか難しい事は分からないけど…。それじゃあ、駄目なのかな…?」
真美「…………無い」
雪歩「え?」
真美「駄目じゃ無いっ!!!だって今真美だってすっごぐ嬉しいって想っでるがら!!」ボロボロボロボロ
ギュウッ!!!
雪歩「…うん、私もだよ」ナデナデ
真「今どさぐさにまぎれて何つったぁ!」
伊織「…いやまぁ、これ位のノリで言ってあげた方が気が楽かと思って…」カナシイモノヲミルメ
真「大きなお世話だよ…」
春香「女を弄んだりするから罰が当たったんだよ。反省しなさい」めっ
真「弄んだりなんかしてないから!ていうか千早だってボクと同じ様な立場だろっ!?」
千早「…そうね。否定は出来ないわ」シュン
真「えっあっいや…そういう反応されるとボクも困っちゃうんだけど…」
春香「コラー!!千早ちゃんを悲しませたら許さないよっこの人間の屑っ!!」
真「人間の屑!?何でボク今日こんなにアウェーの流れに立たされてるんだっ!?」
貴音「…………」ボー
響「貴音?」
貴音「っ!申し訳ありません。少しボーっとしていて…何ですか?響」
響「また今日の晩御飯のことでも考えてたんだろ~」アハハ
響「真美と雪歩がくっつくなんて意外だなって話さー」
貴音「そうでしょうか?萩原雪歩は人の気持ちの変化に敏感ですから」
貴音「真美の気持ちに気付いていた事は、そうおかしな事では無いと思いますよ」
響「いや、その前に真美が雪歩の事をそんなに…その」ゴニョゴニョ
響「?何か言ったか?貴音」
貴音「何も。…るーる違反になってしまいますからね(ボソッ)」
響「えっ何て?また最後の方が聞こえなかったぞ」
貴音「知りません」プイッ
響「た、貴音っ?どうしたんだ?自分何か怒らせるような事言っちゃったのか?」ユサユサ
貴音「…………」ツーン
P(…響が相手じゃなけりゃあの態度もアウトなんだろうけどな)
小鳥「こういう事があるから新しいカップリングの探求は止められないんですよぉっ!!!」ゲヘヘヘ
P「はぁ…まぁ真が不憫だとは思いますけどね。真美で無く真が不憫というのも珍しい」
P「これが例の擦れ違いから起こる悲恋ってやつですか。気ぃ落とすなよー真」
真「…………」ウナダレ
亜美「いやいや兄ちゃん。今のまこちんにそれは無理な注文ですぜ」
雪歩「ホ、ホントにゴメンね。真ちゃん」テヲアワセテ
伊織「こういう時は謝っちゃ駄目よ雪歩。余計惨めな気持ちにさせるだけなんだから」ポンッ フルフル
響「まだ貴音が発表してないぞ」
P「あっしまったな。貴音の選んだ相手はもう告白済みだからやっても仕方ないし、二巡目はこれで終わりか」
P「悪いな貴音。二連続で出番無しになっちまって」
貴音「プロデューサーの決めた事ならば、私はそれに従うのみです」
響「えーっなんかそれズルくないか?」
響「っていうかその理屈なら何で自分の時はバラされたんだ!」
P「いやだから響でそれやっちゃったから、同じ事貴音でやっても仕方ないだろ。順序逆ならともかく」
響「だからそれがどーいう事なんだっ!!」ぷんすか
伊織「あーやっと解放されたわ。体痛い…シートベルトキツ過ぎるのよコレ!」ノビーッ
やよい「あはは。私達は二巡目の間中ずっとだったもんね」
春香「まだ二人は小柄だから良いでしょ。私達なんて抱き合う位で居ないと体勢保てないんだからね!」
伊織「ニヤけ面で何を言ってんのよ」ハァ
千早「二巡目で2組が決まって、これで合計3組6人。丁度半分になったわね」
春香「数が少なくなれば単純に組み合わせが出来る確率も上がるから、次あたりで決まりそうだね」
P「モテない連中が集まって何やってんだよ、みたいな気分だろ」ハハハ
伊織「否定はしないわ」サラッ
真・美希「しろ(て)よっ!!」ずいっ
美希「プロデューサーも止めてよ!ミキ達はちょっと巡り合わせが悪かっただけで、そんなんじゃないの!」
春香「そうですよっ皆とっても可愛いアイドルなんですから」アハハ
美希「春香調子にのるなのっ!!」
春香「のるなのっ!?」
あずさ「負け組…売れ残り……女として…」ズーン
律子「あ、あずささん。選んでるのも女なんだから気を落とす必要ないですよ」
律子「男ウケする女は同性からは嫌われがちとも言いますしっ!」
あずさ「うぅっありがとうございます律子さん…」ダキッ
伊織「いやそのフォローもどうなの?ねぇ真」
真「何故ボクに振る」
小鳥「三巡目に突入していきますよぉっ!!」
6人「……………」ドヨーン
小鳥「あれっ!?どうしたんですか皆っ元気が足りませんよ!」
真「いやいや…そりゃあイエーイ!みたいなテンションでは居られませんよ」
響「元々そこまでノリノリでも無かったけどな…」
響「もう絶対自分今迄誰からも選ばれてないぞ…」グデー
P「ハイハイ更にテンションを落とすな落とすな。別に後から出来たカップルが先に出来たカップルに劣るって事は無いんだぞ?」
真「そんなの詭弁ですよ…」
P「まぁたしかに、ここまで来たらもう妥協の産物しか産まれないとは思うけども」
美希「フォローするなら最後までフォローしてよっ!」ギロリ
P「?どうした?響」
響「あの…自分、動物達の臭いとか気にされてるかもしれないけど」
響「さっき急いでシャワー浴びて来たからその…くさくないし」
響「キ、キスとかした事無いから上手く出来るか分かんないけど、精一杯頑張るから宜しくお願いします!」ペコッ!
P「アピール!?」
伊織「どんだけ追い詰められてんのよアンタ…」
伊織「私だったら死んでもやらないけどね…見上げた度胸だとは思うわ」
真「ボ、ボクもちょっと良いかな?」ガタッ
美希「ミキもなの!」ガタッ
あずさ「私も言っておきたい事が…」ガタッ
※各人アピールタイム中
伊織「と、思ったら続々と…。必死ね」
千早「…言って良いのか分からないけど、早めに抜けられて良かったわ」ほっ
P「いやーこれは思いがけず面白い事になりましたね小鳥さん」
小鳥「Pさんはホント響ちゃんいじるの好きですねぇ」
P「まぁゲームに対する必死さが上がるというのは、悪い事では無いでしょう。その方がどっちにしても面白いですし」
小鳥「フフフ。まぁそういう見かたも私は嫌いじゃないですよ」
小鳥「それじゃあ続いて質問ボックス引きに移りましょうか」
亜美「あーそうえばそんなのあったね→」
雪歩「はいっ。一枚引けば良いんですよね?」
真美「またセクハラ質問入れたりしてないよね?」ジトー
小鳥「お望みなら入れても良いのよ?真美ちゃん。勿論内容は雪歩ちゃんに読んでもらって」フフフ
真美「!…それはそれで面白そうですなぁ」ンフフ
雪歩「な、何を言ってるんですかぁ///!」
雪歩「もうっ!これです『キスをする上で相手に望むものは?』」
春香「これもよく考えると結構な質問だよね」アハハ…
小鳥「ちなみに雪歩ちゃん達はどうなの?」
小鳥「…というか二人共、さっきから気になってたけど全然お互いの顔見て無いわよね。どうして?」
真美「ま、真美はそんな事無いよっ!ほらさ、雪ぴょんがウブだから恥ずかしがっちゃって!」
雪歩「わ、私だって違うよ!真美ちゃんよりずっとお姉さんなんだから、こんなちょっと密着してるからって…」
小鳥「じゃあハイ」クイックイッ(頭を向かい合わせる)
雪・真美「……………///」プシュー
春香「初々しいね、千早ちゃん」アハハ
千早「そうね」ウフフ
伊織「いやアンタ達の慣れ方もどうかと思うわよ?」
真「ボ、ボクからですか?えっと…べ、別に望む事なんて無いんですけど」
真「やっぱりムードは大事だと…って!ボクは何を言ってるんだ///!」カアアアッ!
美希「大事な事はいつだって一つなの。そこに愛があれば他は何も要らないって思うな!」
亜美「清潔感と恥じらい…かな」ンフフ
響「そ、そんなの分からないけど…あ、あんまり激しいのとかは駄目だと思うぞっ」カアアアアッ
あずさ「そ、そうよね。まずは優しさと…でも、情熱も大事……だと思います…///」カアアアアアッ
貴音「望む事………。信頼関係でしょうか。…それに、少しの野性味も所望したい所です」
小鳥「なるほどなるほど」ニヨニヨ
伊織「!?な、何で私達まで言わないといけないのよ!」
春香「望む事ですか?千早ちゃんである事、ですね」キリッ
千早「な、なら私は春香である事かしら…///」カアアアッ
伊織「協調性ってモンを持ちなさいよアンタ達!!」
やよい「えと…私はやっぱり、お互いの気持ちが通じ合ってることかなーって思います」
伊織「やよいまでぇっ!?」
伊織「!?どさぐさに紛れたわねっズルいわよ!」
シン…(それなりの事言わなきゃいけない空気)
伊織「う…ぐ……」
伊織「ほ、奉仕の心かしら。お互いを気持ち良くさせてあげようっていぅ…」
キャーキャーーッ!! イオリンエ口イ→ ヤヨイキヲツケテーー! アハハハハハッ
やよい「…………///」プシュー
伊織「ぐ……ゆ、許さないからねアンタァッ!!」
P「だからさっさと言や良かったのに」ハハハ
P「2分後に回収するからなーしっかり考えつつも急いで書けよ~」
真「難しい事を言わないで下さいよ…」ウーン
美希「ていうかあの機械で誰を指名するかも決めれるんじゃないの?」
美希「何でここだけアナログなのか意味分かんないの」カキカキ
小鳥「ボタンを押すよりも、自分の手で好きな人の名前を書いた方がロマンチックでしょう?」
美希「っ!たしかにそれはそうだね。ミキはラブレターより直接派だけど」
貴音「恋文ですか。たしかにそう考えるとより一層趣が増しますね」スッ ストン
響(貴音、もう書いてる…。三回共全部一切迷わずに紙貰ってすぐに書いてたな)
響(誰って書いてるんだろ?もう半分に人数減ってるんだから、ずっと同じ人って事は無いだろうけど)
響(って、駄目だ駄目だ。人の事よりまず自分の事を考えないとな。まぁ誰を書くかはもう決めてるけd カキ…
響「ーーーっ!」ゾクッ
小鳥「三巡目のカップルチャンスの始まりですよっ!!」ドンドンパフパフー!
6人「……………」ゴクリ ピリピリ
やよい「す、凄い緊張感です。いよいよって感じですねっ」
春香「まぁまずここで決まるは決まるだろうしね。2組が決まれば後は消去法だし」
伊織「消去法で決まるのだけは避けたいって皆思ってるでしょうね」
やよい「真美はどう思う?この三巡目の展開について」
真美「んー大体予想はつくけど、その通りになるかって言われると自信ないね→」
真美「あの二人なんて、一巡目で抜けてもおかしくないのにここまで残っちゃってるし」
雪歩(真ちゃん、大丈夫かな…)ハラハラ
P「これは難しいですね。どういう順で発表していくのがベストか…」ウーン
美希(っ!どういう順でいこうか迷ってるって事は…)
真(結構バラけてるのか…?頼むから決まっててくれ…!)
P「んーよし、じゃあこれでいくか。悪いな皆、待たせて」
小鳥「三巡目のトップバッターは…貴音ちゃん!お願いしてもいいかしら?」
貴音「!…皆がやって来た事。是非があろうハズもありません」
貴音「お願いいたします」凛っ
春香「流石貴音さん。こんな時でも堂々としててカッコ良いね」
伊織「…ま、表面上はね」
伊織(でも、内心はどうなのかしら。十中八九ここまでの二回は響を書いてたんだろうけど)
伊織(それで二回外して、しかも前の時に響はあずさに次も書く的な事を言い掛けてた)
伊織(この状況なら流石に三回目は、変えるんじゃないかしら)
伊織「雪歩はどう思う?」ボソッ
雪歩「どう思うって?四条さんが選ぶなら一人しか無いんじゃないかな」ボソッ
伊織「へぇ、言い切るのね。私はそれこそ雪歩とくっつくセンもあると思ってた位だけど」ボソッ
雪歩「あはは、私は玉砕確実の特攻したりなんかしないよ。だって四条さんは…
ポンポンポンポンポン パーン!
響「!」
雪歩「何があっても揺るがない…一途な意志を持ってるから」
小鳥「実は貴音ちゃんは前の二回でも響ちゃんの名前を書いて、一番に投票してくれていましたっ!!」
小鳥「何という一途な純愛!人知れず想いが届かなかった事を偲んでいたこれまでの二巡!」
小鳥「三巡目の正直は実るのでしょうかぁ!!」
P「まぁ人知れなかったのは俺達の匙加減一つですけどね」
響「………貴音」
貴音「…全く、まさかここに至るまで私の想いに気付かないとは思いませんでしたよ、響。特に秘めてすらいなかったというのに」ハァ
響「うぅ…もしかして貴音、怒ってる?」
貴音「怒ってません。響のにぶちん」プイッ
響「や、やっぱり怒ってるじゃないか~!」ナミダメ
貴音「全く、響がやよいの可憐さに心を奪われている事は知っていたので」
貴音「一巡目は仕方ないかと自分を納得させていましたが、よもや二巡目で三浦あずさの方へ向かうとは思いませんでした」
貴音「あまつさえ次の巡でも指名する等と言いだした時には…」グチグチ
響「うぅ…だってそれは貴音も誰選んだのか教えてくれなかったし…」
春香「おー貴音さんがあんなに感情を表に出すなんて珍しいね」
やよい「そうですね、ビックリです。…でも同時にとても自然な感じにも見えるのは何でなんでしょう」
伊織「私達にはまだ開いていない心の扉を、響にだけは開けているとかそんな感じなんじゃない?」
伊織「とは言っても、にぶちんの響はそんな事には気付かずこの告白は失p
P「ゼロ!」
CONNECTED! パアアアアーーーーッ
響「で、でもさ!何だかんだでギリギリ間に合ったんだから良いだろ?」
貴音「そうですね。及第点といった所でしょうか。…信じてましたよ、響」ニコッ
小鳥「三巡目最初のカップル!!通算で四組目となるカップルは~~~~~」
小鳥「我那覇響&四条貴音っ!!!!どけどけぇー!!遅ればせながらひびたかのお通りだぁっ!!!」
パチパチパチパチパチッ!!! ワーーーーーッ!!! オヒメチンオメデトー!! ダイジニシテヤレヨヒビキー!! シジョウサンステキデスッ!!
雪歩「やっぱり。あの二人の絆は特別なんだよ」フフッ
伊織「………意外」ポカン
伊織「てっきり最後まで響が気付かないまま二人で残って、組む事になるオチだと思ってたのに」
雪歩「あはは、まぁ確かにここまで残っちゃった理由は、響ちゃんの鈍さにあるんだと思うけど」
雪歩「最後の最後で繋がれたのは、やっぱり響ちゃんの(野性の)勘の鋭さが理由なんじゃないかな?」
雪歩「四条さんの事を一番よく分かってるのは、響ちゃんなんだから」
貴音「いきますよ、響」ギュッ
響「な、なぁ貴音。まだ手を繋いでなきゃ駄目なのか?」
貴音「駄目です。今日の響がやったいけずは簡単に許される事では無いですからね」
貴音「せめて今日一日位は、私のものになってもらって構いませんよね?」ニコッ
響「……か、構わないぞ………」ビクオド
貴音「それでは手始めに、この椅子は少々手狭ですから私が響の椅子になるので膝の上にどうぞ」
響「えぇ~…い、嫌だぞそんな子供じゃあるまいし…///」カアアア
貴音「問答無用」ガシッ ギュッ
響「うぎゃーー!痛いから思いっきり抱きしめたら駄目だってぇ!ぬいぐるみじゃないぞっ!」ジタバタ
響(自分と貴音は唯一無二の親友で、貴音だって自分の事をそう思ってくれてるって信じてるから)
響(ホントなら自分は、最初に貴音の名前を書くべきだったのかもしれない)
響(でも自分は怖かったんだ。ここで貴音の名前を書いちゃう事で…二人の関係が、何か変わっちゃうんじゃないかって)
響(キス…なんてする事で、気まずくなったり、疎遠になったり……そういうのになるのは絶対ヤだった)
響(でも貴音は、そんな事一切心配してなかった)
響(信じてるから。貴音と自分との関係はそんな事位で変わっちゃう脆いものじゃないって)
響(だからキスする相手を選べなんて突拍子も無い事言われても、揺るがずに自分を選び続けるって即座に決めた)
響(全く…敵わないぞ)
響(ずっと出さない様にしてた感情がつい漏れちゃって…それで自分が気付く事になったんだけど)
響(アハハ、自分が気付いた事に気付いた時の貴音の顔は永久保存物だったな)
響(…自分を信じてた。なんて貴音はさっき言ってたけど、ホントは貴音もずっと不安だったんだ)
響(自分(響)が自分(貴音)を選んでくれないんじゃないかって)
響(いや、信じてたは信じてくれてただろうけど、確信を持ってたから自分を選び続けた訳じゃない)
響(不安を乗り越えて…自分を待っててくれたんだ)
響「…これは確かに簡単に返せる借りじゃないね」ボソッ
貴音「?何か言いましたか?響」
響「なんでもないぞー。そうだ、貴音は自分にしてほしい事とか無いか?自分に出来る事ならなんでもやるぞっ!」
貴音「してほしい事ですか…そうですね。……………」ウーン
貴音「…ずっと私の事を忘れずにいてくれれば、それで充分ですよ。響」
響「へ?それだけ?そんなの当たり前の事じゃないかー!もっと凄い事言ってくれないと自分の罪悪感が」ゴニョゴニョ
貴音「ふふふっ」クスクス
P「ちなみに他に響と貴音の名前を書いていた人は居なかったから、4人でのフィーリングカップルと置き換えても良いですね」
小鳥「響ちゃんと貴音ちゃんに関しては、終始お互い以外に名前を書いた人が居なかったですからね」
小鳥「いかにあの二人の絆が他の子達から見ても特別なものだったか分かるというものです。やはり王道は至高」ウンウン
P「貴音はそうかもしれないけど、響は単にモテなかっただけじゃないですか?」
響「どうしてそういう事言うんだっ!!」ぷんすか
4人「…………」ゴクリ
P「…………一組はカップルが成立している」
4人「――――っ!!」
真「という事は……」ドキドキ
P「そう、この三巡目でフィーリングカップルは終了だ。長時間御苦労だったな」
真(一組…)
美希(いったい…)
亜美(誰と…)
あずさ(誰が…?)
4人「……………」ドキドキドキドキ
P「そもそもモテない連中の行く末なんぞに時間取れないという事情もあるので、一気にいくぞ~」
真「こ、この際今の暴言は聞き流しますけど、一気にってどういう事ですか?」
小鳥「言葉の通りよ。最後のカップルチャンスは、ある二人の告白を同時に表示させます」
小鳥「そしてその内の一つは成立しているカップルのもの」
美希「っ!つまり、カップルのハートマークが表示されなかった方の告白が…」
真「最後まで残った一組って訳か……」タラリ
P「…それじゃあ、最後のカップルチャンスを始めるぞ」
P「いきなり線を表示させる事にした。まぁ選んだ本人には分かるんだけどな」
小鳥「表示される二本の線。その内、赤く輝いてハートマークが上に表示されたものが」
小鳥「ラストカップルの証です」
あずさ「分かってます。…待望の映像ですから」ゴクリ
美希「絶対に負けられない戦いなの…」ヒリヒリ
P「まぁ戦いはとっくに終わってるんだけどな」
小鳥「では、この中の二人の告白を表示させますね。ポチッとな!」
パン! パン!
4人「!」
春香「これは…真と美希を繋ぐ線と、亜美とあずささんを繋ぐ線!」
伊織「この二つのどちらかが、一方通行の偽物ってことね」
千早「あの線が真から美希なのか、それとも美希から真なのか」
響「亜美からあずささんへなのか、あずささんから亜美へなのかの4択だな」
伊織「…というかコレ、この時点で組み合わせは決まってない?」
伊織「どっちの線が繋がろうが、消えた線だって結局残り者同士で組むんだから」
春香「いやいや伊織。お互いに選んだ二人として結ばれるのと、残り者同士で組まされるのじゃ大きく違うよ」
春香「これはいわば…女のプライドを懸けたバクチだね」ドキドキ
小鳥「そろそろ下すとしましょう」
小鳥「――――運命の裁定を」
P「そうですね。ではまずは、どちらの線で結果を表すかを決めましょうか」
真「どちらの線って言うのは?」
P「あぁ、このマシーンは複数の線を今みたいに表示させる事は出来るが」
P「結果の表示は二本同時に出来なくて、数秒のラグが起きるらしいんだ」
P「だから結果の表示は片方の線を使って行う」
亜美「片方の線が消えれば、もう片方の線が当たり。逆もしかりって事だね」
美希「…なんか痒い所に手が届かない感じなの」
P「どっちの線を使うかはじゃんけんでもして決めてくれ」
じゃんけんポン!
小鳥「…それでは、亜美ちゃんとあずささんの線を使って結果表示を行います」
P「5!」
小鳥「4!」
真(あの線は、ボクから美希への告白の線だ)
真(つまり美希はもう結果を知ってるって事になるけど…その表情から伺う事は出来ない)
真(あの線。あずささんと亜美の線がもし繋がれば、ボクの告白は失敗。美希は別の人を選んでいた事になる)
真(でも逆にあの線が消えれば…美希もボクを選んでくれていた事になって告白は成功)
真(…自惚れる訳じゃないけど、後者の方が可能性は高いとボクは思う)
真(だってあずささんは…ボクを選んでくれていただろうから。だからあの線は、亜美からあずささんへの告白の線)
真(…ゴメンなさい、あずささん。ボクは美希を選びました)
真(言い訳するつもりはありません。ただ願わくば、悲しまないでくd
P・小鳥「ゼロォッ!!!!!」
CONNECTED! パアアアアーーーーッ
真「」
亜美「やった→っ!!!」ぱあああっ
真「」プルプル
真「…………ひ」
真・美希「酷いよ(の)美希(真クン)っ!!!!!」ナミダメ
真・美希「…………え?」
真「えっ何?どういう事?だってアレはボクの線で、ボクが美希にフられ…」
美希「えぇっ!?真クンこそ何言ってるの?アレは美希の告白の線だよ?」
真「い、一体どういう事だ…?」
P「こーいう事」ピッ
CONNECTED! パアアアアーーーーッ(真と美希の線)
真・美希「」
小鳥「いや~バレやしないかとドキドキしましたねっプロデューサーさん!」
P「この流れに持ってく為に色々しちめんどくさい事考えましたもんね!」
P「何だよ結果発表が同時に出来ないってwwwんな事ある訳無いだろwww」ギャハハハハ!
小鳥「誰のかは明かさず二人の告白を表示とか、何ですかそのよく意味が分からない出し方!」アハハハハハッ
P「なぁなぁ二人共、今どんな気分?今どんな気分?」
真・美希「………ま」
P・小鳥「ま?」
真・美希「紛らわしい事するな(の)っ!!」ボカッ!!!!!×2
P・小鳥「ぐはぁーーーーっ!!!」ヒューン………キランッ
伊織「…息ピッタリね」
春香「それも確率的には結構な事だよねー。凄い凄い」パチパチ
雪歩「誰も残り物にならずに、綺麗に終わって本当に良かったよね」
響「…まぁ、それじゃあつまらないとPが思ったからあぁいう風にしたんだろうけどな」
伊織「でも思い返してみると、あの二人は一度も嘘は言ってないのよね」
伊織「『一組はカップルが成立している』っていうのも、まぁ嘘では無いわけで」
亜美「そのへんの兄ちゃんのこだわりについては見習いたいですなぁ」ンフフ
亜美「あずさお姉ちゃんは響んとの事があったから、駄目かなー?とも思ってたけどね」ンフフ
あずさ「うふふ。響ちゃんは最後には貴音ちゃんとくっつくんだろうなって分かってたからね」
あずさ「あっ!べ、別にだから亜美ちゃんを選んだ訳じゃないのよ?」
亜美「んっふっふ~ん。分かってますって」
亜美「ま、亜美は浮気にも寛大で相手の過去を気にしないオトナの女だからさ。これから二人の思い出を一つずつ作っていこうね→!」
あずさ「あらあら~それは楽しみね、亜美ちゃん」ウフフ
美希「えへへっやっぱり真クンは最後にはミキを選んでくれるって信じてたのっ!」ダキッ!
真「あはは…そ、そう言われるとなかなか困っちゃう所もあるけど」タハハ
真「でも…そうだね。ボクが美希の事を好きだって思う気持ちは、決して嘘なんかじゃないから」
真「こんなボクでよければ、これからも仲良くしてくれるかい?」キラッ
美希「もっちろんなの!絶対にミキが雪歩やデコちゃんの事なんか忘れさせてあげるからねっ!」スリスリ
伊織「……ふぅ。まぁ紆余曲折あったけど、無事にペアも決まった所だし一件落着」
伊織「これからこの組み合わせでのユニット活動なんてやってみたら、今日のバカ騒ぎにも意味があったのかもしれないわね」
伊織「さぁ皆~今からご飯でも食べに行きましょ…
ガシッ!
小鳥「…綺麗に締めようとしたってそうは問屋が下ろさないわよ伊織ちゃん……」ドクドク
伊織「小鳥っ………!!!」チィッ
小鳥「まさか当初の目的をお忘れじゃあ無いわよね~?」ユラリ
小鳥「今迄のフィーリングカップルは、たしかにそれはそれは素晴らしいものではあったけど、あくまで前座。プロローグに過ぎないわ」ククク
小鳥「本来の趣旨は『連続キスのギネス記録に挑戦』それは何一つ変わってないわよ?」
伊織「く…そんな随分な序盤に忘れ去られていた設定を今更持ちだしてきて…」ギリッ
真「も、もう良いじゃないですか!もう十分小鳥さんだって楽しんだはずでしょう?」
真「ボク達だって既に相当に恥ずかしい想いをして頑張ったんだから、今日はもう解散しても…!」
小鳥「眠たい事言ってんじゃないわよぉっ!!キスの一つもしないで何がカップルかぁっ!!!」ギャース
小鳥「こちとらずっとおあずけを喰らってたんだから、消化不良で終えるなんて事絶対にあり得ない……」ゴゴゴゴゴ
小鳥「やよいおり!はるちは!ゆきまみ!ひびたか!あずあみ!みきまこを私に………ミセナサイ?」ニッコリ
皆「………は、はい…」ビクビク
伊織「ワンパンであんな鳥ノしちゃいなさいよ!」ヒソヒソ
真「む、無茶言うなよ…。あんなの既に欲望にとりつかれた化け物じゃないか…」
真「完全に精神が肉体を凌駕している…人間が相手出来る生き物じゃないよ」ヒソヒソ
亜美「逃げ場は無いって事だね→」
春香「や、やるしかないってことなのかな…」ドキドキ
千早「そ、そうね…」ドキドキ
伊織「アンタ達二人は家帰って勝手に好きにやってなさいよ…」
伊織「…良い、皆?私に一つ作戦があるわ」
伊織「上手くやればあの鳥の目を潜り抜けて、全員無事に家に帰れる策が」
響「お、おう…流石伊織。どうすれば良いんだ?」
伊織「それはね…」ゴニョゴニョ
皆「…………うぅっ」ボロッ
小鳥「愚かな…今の私に逆らうからそういう目に遭うのよ」
小鳥「さ、もう皆反抗する体力は残ってないわよね?あるのはせいぜいキスをする体力位かしら」フフフ
小鳥「別に私はギネス記録とかどうでも良いから、50時間とかはまた今度で結構よ。この際時間は指定しないわ」
伊織「とうとうぶっちゃけたわね…」ボロッ
響「まぁそれはそんな気がしてたけどな…」ボロッ
小鳥「とりあえず唇と唇を触れ合わせる事。それが重要よ」
小鳥「さ、皆立って立って。所定の位置に着いて~♪」るんるん
小鳥「良いわよ良いわよ~皆良い表情してるっ!初々しいわっ!」ハァハァ
小鳥「あ~響ちゃんイイッ!その背伸びして微かに震えている感じ最高っ!!」
小鳥「ひびたかの真骨頂はその身長差にあるんだからねっ!!」ボタボタ
響「そ、そんな事言われても……ずっと背伸びするのは結構大変だぞ…」プルプル
貴音「大丈夫ですよ響。私が少し持ち上げて支えますから……」スッ
響「うっ…///!て、手を喉に添えないでよぉ……そこを撫でられると自分…ぁっ」カアアアアッ
小鳥「ぐわっはあああっ!!!」ブシューーッ!! ヨロヨロ…
小鳥「はぁっ!!」 ダンッ!
小鳥「あ、危ない所だったわ…一撃で意識を持っていかれる所だった。ここが世界の中心!?桃源郷!?」
雪歩「私だって凄くドキドキしてるけど…私、真美ちゃんよりお姉さんだから」
雪歩「真美ちゃんの初めて…優しく、貰ってあげたいな」
美希「真クン…ミキ、遊んでそうとか思われてるかもしれないけど」
美希「こういうコト、本当は全然経験無くて……」カアアアアッ
美希「うん。でも真クンとなら…ノーカウントじゃなくて良いよ?」
亜美「あ、あれー?な、なんでなんだろ?」カッカッ
亜美「べ、別にあずさお姉ちゃんとチューする位、全然何とも無いって思ってたのに…」
亜美「いざあずさお姉ちゃんにこうやって抱き締められると…何だか亜美、変な気分に…」ボーッ
千早「春香…後悔しない?初めての相手が本当にその……!」ピトッ
春香「その先は禁句だよ、千早ちゃん。私はね、千早ちゃん『が』良いの」
春香「未来永劫、過去も未来も千早ちゃんとしか…したくない」じっ
伊織(あ、あああああアイツ達何やってんのっ!?!?!?)
伊織(はっ!ま、まさかさっき鳥がキスの前には水分補給が大事とかのたまって出してきたペットボトルにクスリが!?)
伊織(か、考えてみれば私もちょっと頭がボーっとするし、体もなんか…!)
やよい「――――伊織ちゃん」じぃっ…
伊織「や、やよいっ!?ど、どうしたのそんな甘い声…だ、出したりして」
やよい「ゴメンなさい。私もぅ…我慢出来ないよ」トロン ギュウッ…
伊織「なぁっ!?」
伊織(や、やよいが私の体を引き寄せてっ!?か、顔がもう目前に…)
伊織「だ、駄目よやよい!気をしっかり持って!あんな鳥の策略に乗せられて…こんなの駄目よっ!」ジタバタ
伊織「だ、だったら…!」
やよい「分かってる上で…伊織ちゃんとキス、したいの」じっ
伊織「――――っ!」ボンッ
やよい「今日はずっと伊織ちゃんと一緒に居て、途中からはくっついてて」
やよい「私、ずっと頭の中で伊織ちゃんとキスしたらどうなるんだろうって考えてた」
伊織「ぁ………わ…」パクパク
やよい「…恥ずかしい女の子だよね。伊織ちゃんに嫌われちゃうかもしれない」
やよい「でも、もぅ体が止まらないの。伊織ちゃんの唇がどんな味がするのか―――知りたい」ぐっ
伊織「ぇ…うあ……」カアアアアアアアッ!!!
小鳥(あぁっ!あぁっ!どこに視線を向けていれば良いのかしらっ!!あっ遂に伊織ちゃん達ももう少しの所にっ!体が5つ欲しいわっ!!)
小鳥(カメラは律子さんのだけじゃ足りないから別に5台仕掛けてはいるけれど、やっぱり生で肉眼で見ないと………律子、さん?)クルッ
律子「!?な、何ですか?小鳥さん…」
律子(今のあの人を刺激しちゃマズいと思って、ずっと気配を消して黒子に徹してきたのにっ!)タラリ
小鳥(…考えてみれば、律子さんも765プロの元アイドル。何故か今回は流れでずっとカメラマンをやって貰っていたけれど)
小鳥(本来ならこのキス祭りに参加していて何もおかしくは無い人…)ジリ・・・ジリ・・・
律子「ちょ、ちょっと…こ、怖いですからジリジリ近付いて来ないで下さいよ」ジリジリ(後退) トンッ!
律子(―――しまった!壁に背が!)
小鳥(奇数になってしまうから駄目だったのかしら。どこかに余っている人が………あ)ポンッ
小鳥(―――私がいるじゃない)ニッコリ
律子「ひぃっ!!」ゾゾゾゾゾゾ
春香「うん…。私を千早ちゃん色に染めて…」
真「大丈夫だよ。ボクの目に…吸い込まれていれば良い」
美希「うん…サイコーにあまぁいキスをお願いするの」
真美「ま、真美だって雪ぴょんの事、気持ち良くしてあげたいから…!」
雪歩「じゃあ…二人同時にだね」
あずさ「その怯えは…すぐに何も考えられなくして消してあげるわ」
亜美「…………っ」グッ
響「貴音ぇ……大好きさー」
小鳥「律子さんっことりつこですよことりつこっ!」ぐぐぐっ
律子「そんな需要聞いた事ありませんからぁ…!」ぐぐっ
やよい「伊織ちゃん……動かないで」そっ…
伊織(や、体、脳、蕩けて、動かな……)
バンッ!!!
ヨネスケ「どうも~!隣のアイドル事務所です~っ!!!」
ヨネスケ「………え?」ポカン
皆「え?」ポカン
皆「わーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
春香「ちょ、ちょっと何ですか!?誰なんですかアナタ達勝手に入って来て!!」
ヨネスケ「い、いえ私達はこれからブレイクするであろうアイドル事務所にノンアポでお邪魔して頂いて」
ヨネスケ「アイドルの皆さんの日常の姿を撮らして頂くという番組をしている者なんですけども…」
亜美「し、知ってる!『隣のアイドル事務所』!全国区のゴールデンの超人気番組のワンコーナーだよっ!」
真美「これに紹介されてから売れたアイドルが何人も居る登竜門的番組っ!!」
ヨネスケ「は、はいまぁ一応そうなんですけども…」アセフキ
ヨネスケ「……いやぁ私も長年この番組担当していますけれども」
ヨネスケ「こんな衝撃は初めてですよ…まさか765プロさんが所属アイドルが全員レズの変態事務所だったとは…。おいっちゃんと撮ってるよな!」
カメラ「バッチリっす!へへっコイツは特ダネっすね!」
律子「ちょっ!待って下さいっ!ち、違うんですーっ!!!とても違うとは思えないかもしれませんけど違いますからっ!!」
伊織「そ、そうよっ!!私達はただギネス記録に挑戦して知名度を上げようとしてただけで!!」
ヨネスケ「どこの世界に知名度を上げる為に仲間同士でキスするアイドルが居るんですかっ!」タタタッ
伊織「ごもっともぉっ!!!くそっ!こうなったら口封じよ!アンタもいい加減起きなさいっ!」ゲシッ!
P「うぉっ!?何だ何だ!」
キャーキャー! ワーワー! ドタバタドタバタ!!
…その後、どうにかして誤解を解いた私達は、改めて撮影した『隣のアイドル事務所』でちょっとだけ知名度を上げる事に成功した。
結局この無駄に非情に疲れた一日に、何の成果があったのかは分からないけど
何名かの仲を深める事に繋がった事だけは…癪ながら事実なので
今はそれが、ギネス記録を達成する事よりも価値のある事だったんだと思って納得する事にしよう。
春香「伊織~ホントにそれで良い話的なオチになってるの?」
伊織「うるっさい!!」
P「はーい、二人組作ってキスして~」END
伊織「ね、ねぇ。ホントにその…しないと駄目なの?」
小鳥「往生際が悪いにも程があるわよ、伊織ちゃん」
小鳥「一番最初に決まった両想いカップルなんだから、貴方達がしっかりやらないと示しが付かないわ!」
伊織「何の示しよ何の。せ、せめて唇同士じゃなくて、ほっぺとかおデコとか…」
小鳥「それはそれで微笑ましくてお姉さんそういうのも大好物だけど」
小鳥「そんな少年漫画の緩いラブコメのオチみたいなのじゃ、大人の私は真の意味では満足出来ないのよ」ハァハァ
伊織「何で私達がアンタの欲求不満を解消しなきゃなんないのよ…」ハァ
小鳥「えーい文句が多いっ!決まった事なんだからさっさとやるっ!」
伊織「くっ…後でセクハラで訴えてやるからねっ!」
やよい「う、うん。これもお仕事の一環なんだから仕方ない、よね」ドキドキドキドキ
伊織「…こ、こんな感じで手を腰に回してみたりとか?」
やよい「い、良いんじゃないかな。リードは伊織ちゃんに任せるよ」
やよい「だ、だから私を…好きにして?」
伊織「」プツン(伊織の何かが切れた音)
伊織「やよいーーーっ!!」ガバッ!
やよい「きゃっ!」ドタンッ
伊織(し、しまった…。我を忘れて思わず押し倒しちゃったけど、これからどうすれば…)
やよい「…………んっ」クイッ(目を閉じて首を少し上げる)
伊織「――――っ!」ゴクリ
伊織(か、簡単な事よね!ただ唇と唇を触れさせれば良いんだから!)
伊織(や、やよいが待ってるんだから、そーっとそーっと近付いて…)
伊織「…………///」プシュー ピタッ
伊織「…………」ぐぐぐっ
伊織「…………///」プシュー ピタッ
伊織(だ、駄目だわ…やよいに近付くにつれてどうしても顔が熱くなってそこで止まっちゃう!)
伊織(やよいにいつまでもあんな地味に体勢とらしてらんないし、一体どうすれば……そうだっ!)
高木「私も仲間に入れてくれたまえよ!む?P君が余ってる様じゃないか!」
P「!?じょ、冗談じゃないですよ止め…!?」 ガシイイイイィィィ
伊織「私達にあれだけやれやれ言っといて自分だけ逃げるのは許されないわよねぇ」にひひっ
P「ちょっ!?マジで止めっ許しっアッー!!!!!」
…意外と悪くないか
やよい(何秒かおきに近付いてきてるのは分かるんだけど、ある所まで来たらまた戻っちゃうし…)
やよい(うぅっいいかげんこの体勢が辛くなって来たよ…っ!)
伊織「えいっ!」チュッ
やよい(はわわっ!伊織ちゃんの唇の感触が!で、でもここって…)パチッ
やよい「い、伊織ちゃんそこは…ほっぺ、だよ?」
伊織「くっ…大体目算はしてたんだけど、外してしまった様ね」
やよい「えっ?」
伊織「やよいの顔を見てると恥ずかしくて出来ないのなら、私も目を閉じて勢いでやっちゃう事にしたの!」
伊織「ほらいくわよやよい!早くさっきの体勢に戻ってテイク2よ!」
やよい「わ、分かったよ伊織ちゃん!」スッ
P(…それで何回もキス未遂繰り返す位なら一回で決めた方が大分マシだと思うが…)
伊織「えいっ!」チュッ
P「おっ。スタート」ピッ
伊織(!!!こ、この感触はもしかして…いや、目は開けらんないけどっ!!)
やよい(!!!つ、遂に伊織ちゃんと…な、何か惜しいのが何度かあったせいで今更感があるのが気になるけど)
伊織(やよいの唇…柔らかい。やよいの顔はどこもかしこも柔らかくてスベスベだったけど)
伊織(中でも唇が一番…)チュウッ
やよい(ひゃあっ!す、吸っちゃだめだよ伊織ちゃん!)
やよい(…あ、でもちょっと気持ち良い…。クセになっちゃいそう…このままずっと続けていt…な、何か苦しいな…)
伊織「…………」プルプル
やよい「…………」プルプル
やよ伊織「……ぷはぁっ!!!」
P「ハーイ、32秒。ギネス記録には程遠いぞ。呼吸は鼻でするんだ鼻で」
小鳥「ふ……ふふっでもその終わり方も含めて…最高だったわ」グッ ボタボタ
(残り5ペアの中のどれか)
何か展開のヒントとかくれると助かるっす
真「美希…こっちを向いてくれるかい?」
美希「うんっ。ぁ………」スッ(手を添えられる)
美希「あはっ☆流石真クン。動作の一つ一つが手慣れてるっていうかキマっててカッコ良いの」
真「そんな事無いよ。そう見えるんなら必死に演技してるだけさ」
真「だってボクは今、美希の王子様なんだからね」ニコッ(王子スマイル)
美希「――――っ!」ドキッ…
真「カッコ付け過ぎる位じゃないと、とても美希の隣には並び立てないさ」
美希「真クン……」キュンキュン
真「じゃあ…いくよ」
美希「うん…来て」トロン
チュッ
P「…何か自然過ぎて怖い位自然でしたね」
小鳥「765プロが誇る美男美女カップルですからねっ!!これは絵になりますよ~!!」ハァハァ
※ちなみに記録は美希がなかなか離さず粘ったので12分21秒という好記録でした
>>550
雪歩が柄にもなく熱くなって真美骨抜き
雪歩「…………」カチンコチン
真美「………ぷっあはははっもー雪ぴょん緊張し過ぎだよ→」アハハハハ
雪歩「わ、笑わないでよぉっ!そ、それに真美ちゃんだって緊張してるでしょ?」
真美「んっふっふ~ん。そりゃー最初はちょっと位してたけどさ」
真美「雪ぴょんの顔見てたらそんなのどっかにいっちゃったよ」
真美「よしよし、真美がしっかりリードしてあげまちゅからね~」ナデナデ
雪歩(うぅ…私の方がお姉さんなのに。………そうだ)ニヤリ
真美(んふふ。どーせ雪ぴょんの事だから小鳥(鳥類の方)のつっつく様なキスしか出来ないでしょ)
真美(そこを真美が上手く捕まえて、ペロって舌で舐めでもしたらビックリしてすぐに飛びのいちゃうよね)
真美(そうなったら思いっきりからかってやろ~っと)ンフフ
雪歩「うん。いくね、真美ちゃん」チュッ… グイッ!
真美「!?」
真美(い、いきなり舌…入れ!?)
真美「ふぁっ!……ぁんっ!」
雪歩(キスは茶道に通じる所がある。大事な事は静と動の使い分け!)
雪歩(おもてなしする相手をしっかりと見て…後は頑張る!)
真美「んむっ!…ちゅぷっ……や、止めっゆきひょ……見ないでぇ…」チュプチュプ
P(…ガチやないかい)
※記録は真美が腰砕けになるまで続きました。8分12秒。
次>>556
響「ねぇプロデューサー。キスする時って…ど、どういう事を気にすれば良いんだ?」
P「そうだな。言葉で説明するのも難しいが…そうだ!響に秘密兵器をやろう」ポイッ
響「秘密兵器?って何だコレ。ただの飴じゃないか」
P「それを口に含んだままキスに臨んでみろ。二人でそれを舐め尽くす風にやれば上手くいくはずだ」
響「な、なるほど!舌を使うなんてオトナな感じだな…流石プロデューサー!やってみるよ」トテトテ
P「おぉ頑張れよー」ひらひら
P「にやり」ニヤリ
響「精一杯やってるぞっ!んーっ」プルプル
響「て、ていうか貴音が少し腰を落としてくれればいいだけじゃないか!」
貴音「それはそうなのですが、精一杯体を伸ばす響があまりに愛らしいので…」ニヨニヨ
響「もー!馬鹿な事言ってないで、さ、さっさとやるさー!」プルプル
貴音(緊張に震える響…30分はこのまま鑑賞していたいのですが、仕方ありませんね)
貴音「では…」スッ チュッ
響「んっ………」
貴音(!何でしょうかこの固まりは…これは、飴?)キラン
響「!?ふわあああっ!んっひゃっ!…ちゅぷっちゅぽんっ!…は、はげひすぎっ!んんんんーっ!」レロベロチュプチュポ
貴音(普段食べる時の数十倍は美味に感じられるのはどうしてでしょう…不思議なものですね)レロレロチュププ
響「や!からぁ…んんっ!舌のうらぁなめひゃだめぇ…んんんっ!!」
P「ぶわっははははははwww」
※貴音が舐め尽くすと同時に響が崩れ落ちました。4分27秒。
あずさ「え、えーとやっぱり抱き合ったりした方が良いのかしら///?」
亜美「そだね。オーソドックスにいこうか。それじゃあ亜美隊員!突撃させてもらいます!」ボフッ
亜美「お、おぉう……相変わらず何というボリューム。これお姫ちんが相手とかだったらおっぱいが邪魔でキス出来ないっしょー」
あずさ「クスクス。亜美ちゃんは相変わらず面白いわねぇ」
亜美「冗談でも無いんだけど…まいっか→。じゃああずさお姉ちゃん。その唇奪わせてもらいますぜ」ンフフ
あずさ「はいっ宜しくお願いしますね…///」
亜美(…うぅ。いざやるとなるとやっぱりドキドキする……えぇいままよ!女は度胸だっ!)
ブチュッ
亜美(………く、くすぐったい…///)
あずさ(瑞々しい張りのある唇…な、なんだかイケナイ事をしてるみたい)
P(…まぁここは親子みたいなモンだからなぁ。特に何も感じる事無いんだろう)
※どちらも止め時が分からなかった結果、結構長く続き10分12秒という記録に
千早「春香…」トロン
春香「千早ちゃん…」トロン
P(えらくスムーズに始まったな…)
―――10分経過
千早(…凄いわ。春香の唇、柔らかくて弾力があって…全く飽きる気がしない)
春香(千早ちゃんの唇の感触…凄く落ち着く。まるで最初からこうやって産まれて来たみたいに自然で…)
―――1時間経過
春香(ちょっと舌先でつっついちゃったりなんかしちゃったりしてっ♪)
千早(きゃっ!もう春香ったら。お返しよっ)
春香(ひゃんっ!)
春香「ひはやはん。ひゅうにゅうで良い?(千早ちゃん。牛乳で良い)」
千早「へぇ。ひゃまわないわ(えぇ、構わないわ)」
春香「えへへ、キヒュしたままシュヒョローでのみゅってひんへんだね(えへへ、キスしたままストローで飲むって新鮮だね)」
千早「ひょうへ。ひゅごくおいひいは(そうね。凄く美味しいわ)」
―――5時間後
P「響ー。暇だから桃鉄やろうぜー」
―――8時間後
P「陰陽師カードを食らえっ!!」
響「うぎゃー!それは反則だぞー!」
P「…まさか何だかんだで29時間14分まで続くとはな」
小鳥「春香ちゃんがあそこでどんがらなければと思うと…惜しかったですね」
元スレ
P「はーい、二人組作ってキスして~」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345554544/
P「はーい、二人組作ってキスしてー」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345906878/
P「はーい、二人組作ってキスして~」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345554544/
P「はーい、二人組作ってキスしてー」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345906878/
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コメント一覧 (32)
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- 2015年11月28日 14:17
- 黒井×高木 P×冬馬 御手洗×北斗
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- 2015年11月28日 14:22
- 三年以上前から三闘神…もとい三淑女はご健勝だったんやなぁ
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- 2015年11月28日 14:48
- 1ページしか読んでないけど何でこの内容のSSが15ページに及ぶのか…
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- 2015年11月28日 14:49
- すげえ前に読んだなこれ
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- 2015年11月28日 14:53
- いよいよネタが無くなってきたのかな
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- 2015年11月28日 15:35
- 何回読んでもいいものはいいですわゾ^~
ゆきまみに目覚めさせてくれたこれは忘れない
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- 2015年11月28日 15:42
- ネタ不足だね
過去作をまとめ始めたらそろそろ終わりの始まりかね
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- 2015年11月28日 15:57
- かなり昔のヤツだよねこれ
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- 2015年11月28日 16:10
- 懐かしいな
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- 2015年11月28日 16:17
- スレタイ腹立つわ(褒め言葉)
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- 2015年11月28日 17:47
- スマホで閲覧して、、、
お、面白そう(スライド、、、15ページ、、、
いやいやいや なげーよw
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- 2015年11月28日 18:47
- 自分は初見だったけど、すげー楽しめた
個人的には、あずたかが見たかったな~
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- 2015年11月28日 19:43
- クソスレである以上、ツバは吐くものであるべきだと思うな
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- 2015年11月28日 21:47
- 格付け書いた人のやつだっけ?
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- 2015年11月28日 22:40
- なんか官能的☆
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- 2015年11月28日 23:50
- うーんこのクソ落ち
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- 2015年11月29日 00:36
- 長かった
長いだけでした
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- 2015年11月29日 02:48
- 雪歩×真美が決まった時、と言うか二巡目で真が鞍替えされたと分かった時から、ホントに『真ザマァ』って思った。
そこまでしか読んでないけど、しょうがないとはいえ酷い真サゲだよ
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- 2015年11月29日 04:52
- この小鳥すげぇキモイな
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- 2015年11月29日 08:24
-
この番組きらいホント嫌い
SSはやよいおりが成立した時点でおわってりゃまだ綺麗だった
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- 2015年11月29日 12:11
- はーい、余った子は俺とディープキスな~
はむっ、んちゅ、ちゅる、れろぉ、じゅぷっ、ちゅぱっ、んむぅ、んはぁ
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- 2015年11月30日 01:57
- おう、もっと丁寧にしゃぶれよ
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- 2015年12月03日 05:44
- ※11
先月か先々月にページ量が変わったから昔と同じように考えちゃダメだぞ
多分昔で言うと5〜6ページ位。それでも長いな
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- 2015年12月07日 17:49
- キスを友達感覚といいきる貞操観念の欠片も
ないpが男とは絶対許さないとか
つまり俺の認めた友達しか作らせないと
とんだ毒親ですなぁ
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- 2015年12月29日 00:06
- shineヨネスケ
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- 2016年01月14日 01:19
- くどい
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- 2017年02月16日 22:53
- お前らひでえなぁ
世界はこんなにも煌めいているというのに
しかしやはり王道とは良い
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- 2017年12月09日 18:33
- よくもまあこれだけの好題材をここまで下手くそに料理できるなと感心ですわ
キャラ下げ、不遇優遇の差、P他大人側の人間性、面白くない展開、間延びした展開、ほんとお見事
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- 2018年03月17日 01:03
- さすがにPとピヨの性格が悪すぎるだろ
まーネタとしては面白いけどね
あとスレ主は真が嫌いなのか?
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- 2018年11月18日 21:53
- ふぅ…
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- 2019年05月29日 13:53
- 罠にハメる描写が長すぎる
いちいちウザすぎる
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- 2020年01月12日 03:14
- ちょこちょこ余計な一文だったり、まぁ〇〇する必要ないな みたいな、それなら省けよっていう文が多すぎるよな。
変に頭良い風にしたいのか、変な言い回しも多いし。
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