伊織「THE M@NZAI?」
伊織「それにあんたたちが出るの?」
亜美「うん!」
真美「そうだよー!アイドルだらけの漫才大会なんだー!」
亜美「ポロリもあるよ!」
伊織「いや、どこでよ!?」
亜美「ネタ作ってきたからいおりんに採点してほしいの!」
伊織「なるほどね、じゃあ早速見せてもらいましょうか」
亜美「よーし!」
真美「いっくよー!」
亜美「はいどーもー!」
真美「双海でーす!」
亜美「双海でーす!2人そろって…」
真美「ジュピターです」
伊織「…」
亜美「今日はアイドルの漫才大会ってことでね、出場させていただきましたけども…」
真美「765プロのみなさんも応援に駆けつけてくれてね…」
亜美「最前列でね、並んで応援していただいて…」
真美「漫才には『べっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばしてべっぴんさん』ってのがありますけども…」
亜美「最前列がアイドルだと使えませんね」
真美「どたぷんさん、どたぷんさん、一つ飛ばしてどたぷんさん…」
亜美「いや、飛ばしちゃっダメっしょー!」
伊織「…」
亜美「いやぁ、それにしても寒くなってきましたねー」
真美「そりゃあもう11月ですからねー」
亜美「11月でこれなら4月ごろにはどんな寒さになってるんですかね?」
真美「ほんとほんと」
伊織「…」
亜美「こうも寒いと鍋食べたいですよね?」
真美「あー、鍋ね美味しいよねー」
亜美「それでは…ショート亜美真美!」
伊織「…」
真美「まずは『誰もいないのを確認してから電話に出るお姫ちん』」
亜美 キョロキョロ
亜美「…誰もいないようですね…」
ポパピプペ
亜美「नमस्ते?」
真美「はい!」
亜美真美「「亜美ット真美ット!」」
伊織「…」
真美「続きまして!」
亜美「漫画キャプテン翼より、いつものようにサイドを駆け上がる滝一」
真美 タッタッタッタッ
亜美「はい!」
亜美真美「「亜美ット真美ット!」」
伊織「…」
亜美「続きまして!」
真美「同じくキャプテン翼より、毎度のごとく日向小次郎にスルーパスを送る反町一樹」
亜美 スッ
真美「はい!」
亜美真美「「亜美ット真美ット!」」
伊織「…」
真美「続きまして!」
亜美「毒蝮三太夫が…」
伊織「いや、ターゲットは誰なのよ!」
真美「え?」
伊織「もー無理!今まで我慢してたけどもー無理!つっこませてもらうわ!」
伊織「まず、最初の挨拶!」
亜美「挨拶がなんか変だった?」
伊織「何で2人とも『双海』って言ってんのよ!」
真美「え?いおりん真美たちの苗字知らないの?」
伊織「知ってるわよ!だから言ってるんじゃない!苗字じゃなくて名前で呼びなさいよ!ただでさえ瓜二つなんだからわかんないでしょーが!」
亜美「なるほど…」
真美「さっすがいおりん!」
伊織「それからコンビ名!なんで『ジュピター』なのよ!ややこしいでしょうが!」
真美「あまとうたちは『SprouT』って名前で出るから大丈夫だよ?」
伊織「いや、あいつらも出るの!?そんであいつらもあいつらでなんでその名前で出るのよ!バッカじゃないの!?」
亜美「じゃあ第二案の『花鳥風月』でいくよ」
伊織「何にもわかってないじゃない!」
伊織「次ぃ!客いじりぃ!」
真美「どたぷんさん、どたぷんさん、一つ飛ばしてのとこ?」
伊織「千早に殺されるわよ!?あんたたち番組をお蔵入りさせたいの!?」
亜美「亜美たち千早お姉ちゃんだなんて一言も言ってないよー!」
伊織「千早以外で成立しないでしょうが!」
伊織「次ぃ!『11月でこれなら4月ごろにはどんな寒さになってるんですかね?』」
伊織「『ほんとほんと」」
伊織「…いや、つっこめやぁ!」
亜美「い、いおりん…口調が変わってるよぉ…」
伊織「何でつっこまないのよ!?つっこまないと漫才が成立しないでしょうが!?あれ?そういうボケ?そうなの?ひっくるめたボケなの?」
真美「うぅぅ…あらためて説明されると恥ずかちい…」
伊織「次ぃ!」
伊織「『こうも寒いと鍋食べたいですよね?』」
伊織「『あー、鍋ね美味しいよねー』」
伊織「…じゃないでしょうがぁ!ボケなさいよ!せめてボケなさいよ!何なのよ!この無意味な鍋のくだりは!?」
亜美「いや、お姫ちんがこう言っとけば番組が鍋用意してくれるかもって…」
伊織「くれるかぁぁぁあ!あんたたちも間に受けてんじゃないわよ!」
伊織「そして唐突に挟み込まれたショートネタ!」
真美「あれは良かったっしょ?」
亜美「自信作だよ?」
伊織「まぁクオリティについては文句ないわよ、むしろ並みの芸人じゃ敵わないレベルだったわ」
亜美「じゃあなんで…」
伊織「いや、今回漫才大会でしょうが!なんであんたたちだけショートネタに走るのよ!?わけわかんないでしょうがぁ!」
真美「だって『ショートネタは絶対にウケるわ、ダジャレもショートネタだもの』って…」
亜美「千早お姉ちゃんが…」
伊織「人選ミス!致命的な人選ミスよそれ!?」
伊織「あと、内容も765プロの内輪ネタ・キャプテン翼・キャプテン翼・毒蝮三太夫…ってメインのターゲットどこよ!?」
亜美「ターゲットは幅広くいかないといけないじゃん!」
伊織「あんたたちのはまばらにピンポイントなだけなのよ!マニアック過ぎ!」
伊織「大体キャプテン翼やるなら立花兄弟やりなさいよ!何のために双子なのよ、あんたたち!?」
真美「いや、モノマネするためじゃないよ?」
伊織「スカイラブハリケーンで無理して『ピシッ』って脚攣るシーンとかやりなさいよ!」
亜美「いおりんめっちゃ詳しい!?」
伊織「それが無理だとしてもなんで滝と反町なのよ!マニアックすぎるでしょ!」
真美「えぇ…」
伊織「せめて新田瞬とかにしなさいよ!」
亜美「変わんないよぉ!」
伊織「そんで間に挟んでるブリッジ(※お笑い用語でショートコントなどの連続したネタの間にはさむ言葉や動作のこと)は何よ!」
亜美「はい!」
亜美真美「「亜美ット真美ット!」」
伊織「なんかパクッてるでしょ!?」
伊織「こんなネタで放送できるわけないじゃない!」
亜美「もう!いおりんは文句が多すぎるよぉ!」
真美「そんなに言うならいおりんが出なよぉ!」
伊織「あんたたち出すくらいならそうするわよ!」
美希「zzz」
伊織「美希!起きなさい!」
美希「え?ふわー…おはようなの…」
伊織「漫才の練習するわよ!」
美希「は?漫才?ちょっとミキ寝起きでよくわからな…」
伊織「ほら、行くわよ!」
美希「ちょ、ちょっと!?デコちゃん!?え!?なんなのなの!?なんなのなの!?」
亜美「ミキミキ大丈夫かな…」
当日
真美「765プロ全員で見に来たよぉ!」
亜美「亜美たちを差し置いて出たんだから…これでつまんなかったらけちょんけちょんにしてやるよぉ!」
律子「こら、ちゃんと応援しなさい!」
春香「ほら、もう次だよ」
やよい「楽しみですー!」
Yes we can, can, can, can,Can, can, can, can, can,Oh, oh,Oh, oh,Oh, oh,Oh, oh
伊織「はいどーもー」
美希「よろしくお願いしますなのー」
伊織「765プロ所属の水瀬伊織です」
美希「星井美希なの!」
伊織「2人合わせて…」
美希「非実在青少年です」
伊織「いや、条例に引っかかりそうなこと言うんじゃないわよ!」
美希「そんなに怒ったら…また髪抜けるよ?」
伊織「別にハゲてるわけじゃないわよ!?」
美希「まぁ2人とも同じ事務所、同い年で頑張ってるの!」
伊織「15歳の中学生ですからねぇ…」
美希「美希たちの世代はゆとりゆとりって言われて馬鹿にされるの!」
伊織「厳密には違うんだけどね」
美希「ミキなんか律子…さんに『これだからゆとりは…』ってよく言われるの」
伊織「実は美希はあんまりゆとり世代の特徴にははまらないのよね」
美希「そうなの!ゆとり世代ってのは大体『言われたことしかできない』って言うのが特徴なの!」
伊織「本当にそうらしいわね」
美希「あとは『おデコからハゲる』」
伊織「それ私のことじゃない!…って誰がハゲよ!」
美希「ミキは『言われてもないのに勝手にやる』の!」
伊織「それはそれで問題でしょ!」
美希「もしくは『言われてもやらない』の!」
伊織「尚更悪いじゃない!」
美希「まぁ、与えられたことだけやっててもダメってことなの」
伊織「それはそうだけどね…」
美希「漫才もそうなの、ちゃんとツッコミのことまで考えてボケないといけないからボケはバカじゃできないの!」
伊織「何よ、あんたの方が頭良いって言いたいわけ?」
美希「まぁそうなの」
伊織「聞き捨てならないわね!代わりなさい!私がボケもできるってとこを見せてあげるわ!」
美希「で、でも…」
伊織「何よ?急に怖気づいたの?」
美希「ミキ…例えツッコミだとしてもデコちゃんのこと蹴り上げたりできないの…」
伊織「私今までしてた!?そんなこと!?」
美希「首絞めたり…刺したりなんてできないの!」
伊織「あんた、私がどんなボケすると思ってんのよ!いいから最初からやるわよ!」
美希「…また髪抜けるよ?」
伊織「そこ最初じゃない上に元々あんたのセリフでしょうが!『はいどーもー』から行くのよ!」
美希「はいどーもー」
伊織「よろしくお願いします」
美希「765プロ所属の如月千早なの」
伊織「何の嘘なのよ!?誰が得すんのよそれ!」
美希「本当は961プロの星井美希なの!」
伊織「『本当は』の意味が変わってくるからやめなさいよ!まだネタにできる程前の話じゃないわよそれ!?」
美希「星井美希なの!」
伊織「水瀬伊織です!」
美希「2人合わせて…」
伊織「非実在青少年です!」
美希「杏仁豆腐先生、いつもありがとうなの!」
伊織「メタなこと言うんじゃないわよ!」
美希「わかったの、A-1 Picturesさんにしとくの」
伊織「全然わかってないじゃない!」
美希「そんなに怒ったら…また髪抜けるよ?」
伊織「別にハゲてるわけじゃないわよ!?…って元に戻っちゃってるじゃない!?」
伊織「もう!なんであんたは言われたことがちゃんとできないのよ!」
美希「だってミキ、ゆとり世代だもん」
伊織「いや、もういいわよ!」
美希伊織「「どうもありがとうございました!」」
亜美真美「「おぉ…」」
やよい「伊織ちゃんのツッコミ、キレッキレでしたー!」
雪歩「オチもしっかりしてたし…」
真「急遽変更してあれだからね…」
響「…なんでだろう、凄いはずなのに自分ちょっとひいてるぞ」
千早「でもこれで2人の出番は終わったし、2人に会いに行きましょうよ」
貴音「いえ、まだ終わっていないそうですよ?」
あずさ「え?でも今回765プロのアイドルで出場したのはあの2人だけじゃ?」
律子「…『アイドル』はね…」
全員「え?」
Yes we can, can, can, can,Can, can, can, can, can,Oh, oh,Oh, oh,Oh, oh,Oh, oh
黒井「はいどーもー」
高木「よろしく頼むよ?」
亜美「社長!?」
真美「クロちゃんと何してんの!?」
律子「無理やりねじ込んだらしいわ…」
春香「面白いんですか?」
真「見てみようか…」
黒井「黒井です」
高木「高木です。2人そろって…」
黒井「オールブラックスでーす!」
律子「いや、あんたたち黒いだけでしょうが!」
高木「まぁ本当にブラックなのはうちの勤務形式だがね!」
響「…笑えないぞ」
やよい「…プロデューサー」
黒井「今回急遽、アイドル達の漫才大会に参加させていただけるということでね」
高木「うちのアイドル達も、最前列に来てくれているよ…」
真「やめて…知り合いだと思われたくない…」
黒井「ふん、なんだ三流プロダクション風情が!」
高木「いやいや、うちは美人揃いだよ?」
黒井「確かにルックスは認めよう…どたぷん、どたぷん、一つ飛ばしてどたぷんとはやるじゃないか」
千早「…」
亜美真美「「千早お姉ちゃーーん!」」
高木「おいおい、如月君には歌があるぞ?」
雪歩「全くフォローになってませんよぉ!?」
真「ち、千早?大丈夫?」
千早「…から…」
真「ん?」
千早「私には…歌しか…ありません…から…」
真「千早ー!?しっかりするんだ!」
響「律子、貴音とあずささんに挟まれた席に座った千早サイドにも問題が…」
春香「やめたげてよぉ!」
高木「しかし、最近は寒くなったねぇ…」
黒井「それは貴様の事務所がオンボロだからだ、その点セレブな我が事務所は違うぞ?窓にダンボールを貼っているからな!」
高木「なるほど、勉強になるよ…」
律子「社長、ツッコミやる気ないですよね!?」
黒井「…おい、高木、ウケが悪いぞ?」ヒソヒソ
高木「仕方ない…あれをやるしかないようだね…」ヒソヒソ
貴音「舞台上で打ち合わせが始まりましたが…」
あずさ「大丈夫でしょうか?」
雪歩「多分大丈夫じゃない気がしますぅ…」
高木「オールブラックスがお贈りする!」
亜美「まさかこの流れは…」
真美「ショートネタ!」
黒井「ショートブラック!」
響「何だ!?ショートブラックって!」
高木「アニメ、楽しいムーミン一家より、ムーミンに頼まれて悪口を言うスナフキン」
黒井「お前はサナダムシにも劣るカバだな」
真「いや、似てるけど…」
やよい「よくわかりません…」
高木「はい!」
黒井「クロちゃんです!(裏声)」
響「パクりじゃないか!」
律子「これは酷いわ…」
高木「おい、黒井!本格的にマズイぞ…」ヒソヒソ
黒井「あぁ、もう貴様の事務所のアイドルしか残っていないからな…」ヒソヒソ
律子「そりゃ一般の人からしたら…」
響「ただ知らないおっさんが出てきただけだからな…」
春香「私たちも帰ります?」
あずさ「終電には間に合いそうですね」
高木「こうなれば、ネタを考えた彼を連れてくるしか…」ヒソヒソ
真「え?この最低なネタに協力者が居たの?」
P「俺は絶対に出ませんよ!!」
律子「いや、プロデューサーだったの!?」
響「こんなネタ書く暇あるなら休めよ!」
雪歩「ブラック過ぎますぅ!」
亜美「…いおりんが止めてくれなかったら亜美たちがあんなことになってたんだね…」
真美「いおりん、ありがとう。もうツッコミを軽んじたりしないよぉ…」
高木「仕方ない…ここは私の得意なマジックで…」
全員「いや、もういいよ!」
終わり
元スレ
伊織「THE M@NZAI?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1447085781/
伊織「THE M@NZAI?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1447085781/
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コメント一覧 (22)
-
- 2015年11月10日 06:07
- いいね
-
- 2015年11月10日 06:16
- 伊織と美希のやつ、完成度高いなぁ
-
- 2015年11月10日 06:33
- いい
-
- 2015年11月10日 08:28
- 素直に面白かった
-
- 2015年11月10日 09:15
- なかなか面白かったな
-
- 2015年11月10日 09:15
- いおりんちょっと芸人の才能ありすぎじゃないですかね
そーゆーことはリボンと板にまかせておけばいいのよ
-
- 2015年11月10日 10:21
- つまんねぇ……
-
- 2015年11月10日 10:26
- これで楽しめるなら人生そうとう楽しそうだな
-
- 2015年11月10日 10:33
- 伊織美希の漫才で最初からやった意味がよくわかんないんだけど?
直前の流れから笑い飯みたいなネタかなと思ったけど、本当にネタ変えてやり直しただけなの?
-
- 2015年11月10日 11:19
- 伊織と漫才の親和性は高い
-
- 2015年11月10日 12:07
- プロデューサー…眠い頭を動かして亜美真美見ながら投げやりに考えたんだろうなぁ…w
-
- 2015年11月10日 12:25
- ワライズム
-
- 2015年11月10日 13:12
- 伊織と美希のネタは美少女2人がやってると考えれば微笑ましい
そこらの芸人がやったなら終始真顔レベル
-
- 2015年11月10日 13:33
- ボケは頭よくないとできない!→あんたツッコミの私がバカって言いたいの?やってやるからボケとツッコミを入れ換えて最初からやるわよ!→結局美希がボケ倒して伊織がツッコミしてる
っていう流れのボケだろ
-
- 2015年11月10日 17:05
-
伊織と美希の所だけで十分だった気もするけど面白かった
-
- 2015年11月10日 17:48
- 漫才を見る側もバカでは務まらないというのがよく分かるコメント欄。
-
- 2015年11月10日 19:17
- いおりんのおでこに「なんでやねーん」ってツッコミいれたい
チ○コで
-
- 2015年11月10日 20:06
- >>9
よくあるツッコミボケ交換ネタだろ
深読みしなくても
-
- 2015年11月10日 20:08
- 亜美真美のネタを無言で見るいおりんに今日のレッドを見るゴルゴ魂を感じる
-
- 2015年11月10日 21:56
- ワライズム
-
- 2015年11月11日 13:09
- ひとつとばされたのはだれなんだろう
-
- 2015年11月11日 18:57
- いおみきのオチがうまいと思うよ。
最初あみまみいおりんでtheマンザイに出ているって設定のキングオブコントかな、って思った程度にあみまみも面白かったよ。