(*^◯^*) 「最下位付近ボトムズ」
(*^◯^*) 「最下位の危機を逃れたベイスを待っていたのは、また地獄だった。
身売りの後に住み着いた負け癖と炎上。
拝金主義が生み出したソドムのチーム。
悪徳と野心、頽廃と混沌とを横浜スタジアムにかけてブチまけた、
ここはセ・リーグのゴミ溜め。
次回『三連戦』。
来週もベイスと地獄に付き合ってもらう。」
(*^◯^*) 「食う者と食われる者、その間隙を狙う者。
エースを持たぬ者は生きてゆかれぬ球技の祭り。
あらゆる悪徳が武装するペナントレース。
ここは野球が産み落とした陸の孤島ハマスタのソドムの市。
ベイスの躰に染みついた負け犬の臭いに惹かれて、
危険な奴らが集まってくる。
次回『勝てない』。
ベイスが飲むハマスタのビールは苦い。 」
(*^◯^*) 「かつて、あの軽々しい応援歌に送られた戦士たち。
居場所を守る誇りを厚いヘルメットに包んだハマ戦士の、ここは墓場。
無数のカリギュラたちの、
ギラつく欲望に晒されてコロッセロに引き出される野球世界の拳闘士。
実力無きボトムズたちが、ただ己の成績を賭けて激突する。
次回『バッティング』。
周りの観客席から、ベイスに冷たい視線が突き刺さる。 」
(*^◯^*) 「最も危険な罠、それは特大弾。
たくまずして仕掛けられたチームの内部に眠る殺し屋。
それは突然に目を覚まし、偽りの好守備を打ち破る。
投手は巨大な火薬の巣。
そこかしこで、信管をくわえた不発弾が目を覚ます。
次回『罠』。
ベイスも、巨大な不発弾。
自爆、誘爆、御用心。」
(*^◯^*) 「試合の運命を司るのは、神か、偶然か。
それはNPBを巡る永遠の謎掛け。
だが、その日の運命を変えたのは、ベイス☆ボールと呼ばれた、あの現象。
身売り直後の闇の中で走り抜けた戦慄が、今、本拠地の空に蘇る。
次回『死に体』。
ホームランのシャワーの中から悪魔が微笑む。」
(*^◯^*) 「試合後半という汚れの海に、見え隠れする一点リードという薄氷。
どうやら、水面下の謎の根は深く重い。
試合の運命は、神が遊ぶ双六だとしても、
終了までは一天地六の賽の目次第。
鬼と出るか、蛇と出るか、謎に挑む八回九回。
次回『襲撃』。
中畑、敢えてリリーフの続投を決めるか。」
(*^◯^*) 「辰徳は、暴力団に一億を払って明日を得た。
小瀬浩之は、沖縄のホテルの窓際にのって、地面に落ちた。
ベイスはハマの空に、己の運命を占う。
ここ、プロ野球界で勝利を買うのに必要なのは、どす黒い金と少々の危険。
次回『星取引』。
ベイスの興行には死の臭い。」
(*^◯^*) 「昨日の夜、勝ち星を失くして酸の雨に濡れていた。
今日の昼、選手を的に目先の勝ちを追っていた。
明日の朝、ちゃちな打線とちっぽけな外人選手が、瓦礫の街に笑みを蒔く。
ハマスタは日本球界が作った空っぽの箱。
質を問わずとも何もない。
次回『救援』。
来季、そんな先の事はわからない。」
(*^◯^*) 「敵の猛攻で零れた涙。
地獄の5連敗と人の言う。
横浜の街に、98年黄金時代の亡霊が蘇る。
権藤の采配、佐々木の抑えぶりに、
無敵と謳われたベイスターズマシンガン打線。
情無用、命無用の青い軍団。
この日本一、実に38年ぶり也。
最も豪華な過去の栄光。
次回『赤信号(レッドシグナル) 』。
ベイス、危険に向かうが本能か。」
(*^◯^*) 「青の軍団が走る、跳ぶ、燃える。
弱腕が唸り、火薬庫が弾ける。
ガラスの肩が故障の扉をこじ開ける。
炎の向こうに待ち受ける、ゆらめく影は何だ。
いま、解きあかされる、弱小球団ベイスの本気。
いま、その正体を見せる弱さの謎。
次回『逆襲』。
中畑、酷使をやめろ。」
(*^◯^*) 「青の軍団が走る、跳ぶ、燃える。
弱腕が唸り、火薬庫が弾ける。
ガラスの肩が故障の扉をこじ開ける。
炎の向こうに待ち受ける、ゆらめく影は何だ。
いま、解きあかされる、弱小球団ベイスの本気。
いま、その正体を見せる弱さの謎。
次回『逆襲』。
中畑、酷使をやめろ。」
(*^◯^*) 「ペナントレースと監督、コーチ、投手、捕手、へっぽこ守備陣。
縺れた打線を縫って、神の手になる運命のボールが飛び交う。
九回裏ツーアウトに織りなされる、神の企んだ悪戯は何。
巨大なスコアボードに描かれた大味なるゲーム。
その時、ファンは叫んだ。
金返せ!と。
次回『傷』。
いよいよBクラス濃厚。 」
(*^◯^*) 「降り注ぐホームラン。
燃え上がる投手陣。
欲望と秘密と暴力の試合、ナイターが燃える。
圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躪しつくす。
ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、
老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで、盛る、炎、炎。
音をたてて4点リードが沈む。
次回『脱臼』。
綺羅星は連打を浴びて頓死する。」
(*^◯^*) 「何もかもが、2時間弱の内に沈んだ。
微笑みかけた女神も、芽生え欠けた希望も、勝利も。
そして、あらゆる計画も同じだ。
全てがマイナスにもどった。
選手は死んだ魂を疲れた身体に包んで、泥濘と、焦燥の地に向かった。
次回『防御率5.10』。
ハマファンは誰も夢を見ない。」
(*^◯^*) 「遙かな五位の闇を走り、Bクラスの泥中に曲折し、
動乱の二軍落ちに揉まれてもなお、キラリと光る一筋の光。
だが、この貢献は何のために。
手繰り手繰られ、相寄る運命。
だが、この奮闘は何のために。
炎熱の七月に第2幕が開く。
次回『疑惑』。
まだ救世主は姿を見せない。」
(*^◯^*) 「回らぬ歯車、浮かぶ青筋。
こわばった顔に選手たちが引く。
交代が、無駄な方策だと知り、虚しい快音を運んだとき、
皮肉にも、生の充足が魂を震わせ肉体に溢れる。
ベイス☆ボール。
この、危険な遊戯が、これこそがこのチームに似合うのか。
次回『どうしよう』。
イニングが進めば、リスクが上がる。」
(*^◯^*) 「好守備を見たのが幻想なのか。
心の渇きが幻想を生むのか。
戦いの果てに理想を見るのが幻想に過ぎないことは、
その場の誰もが知っている。
だが、あの瞳の光が、唇の震えが幻だとしたら。
そんなはずはない。
ならば、ベイスの全ては幻想に過ぎぬ。
では、目の前にいる炎上投手のは誰だ。
次回『再試合』。
劇的なるものが牙をむく。」
(*^◯^*) 「変わる、終わる、負ける。
デーゲームの舞台をまわす巨獣が、外野の底でまた動きはじめた。
白球が舞い、人々は呻く。
舞台が回れど吹く風は同じ。
昨日も、今日も、明日も、絶望に閉ざされて見えない。
だからこそ、切れぬ絆を求めて、褪せぬ愛を信じて。
次回『急変』。
変わらぬ愛などありえぬ。」
(*^◯^*) 「再編のための通告。
破壊のための引き抜き。
歴史の果てから、連綿と続くこの愚かな行為。
ある者は売られ、ある者は傷つき、ある者は自らに絶望する。
だが、営みは絶えることなく続き、また誰かが呟く。
たまにはベイスの茶番に混じるのも悪くない。
次回『大振り』。
目も、当てられない。」
(*^◯^*) 「自主練、筋トレ、目標。
プロ野球的な、余りにもプロ野球的な、そんな響きはそぐわない。
負け犬の臭いに導かれ、ブルペンの炎に照らされて、
横浜DeNAと言う屑チームの一つで出会った、
65年目のセミプロ選手とセミプロ監督。
これは、単なる偶然か。
次回『無理やな』。
衝撃の大型連敗をトレスする。」
(*^◯^*) 「人は、贔屓チームに何を求める。
ある者は、ただその日の酒の肴のため、テレビを付ける。
ある者は、歓喜のために己の手を思わずにぎる。
また、ある者は、実りなき野心のために、汗と死臭にまみれる。
黒星は汚れた大地をみそぎ、流れとなり、川となって常に絶望を満たす。
次回『遡行』。
ファンは現実に逆らい、そして力尽きてふて寝する。」
(*^◯^*) 「戦える人材の不足が全ての始まり。
芽生えぬ意識は行動を、行動は情熱を殺し、怠惰はぬるま湯を求める。
ぬるま湯はやがて、諦観に行き着く。
諦観はすべてに呵責なく干渉し、守備ミスの嵐を育む。
そして、放たれた雷は誰を打つ。
次回「触発」。
必然たりえない偶然はない。」
(*^◯^*) 「炎熱のハマスタが、狂気をはらむ。
それぞれの望み、それぞれの運命。
せめぎ合う欲望と、交錯する内野陣。
中軸をくぐり抜けたとき、突然現れた一刻の安らぎ。
沈みゆく夕陽に、勝利の影が重なる。
だが、望みは、切なくすれ違う。
次回『錯綜』。
夜の闇も茶番を隠せない。」
(*^◯^*) 「嵐が吹かねば、勝ち星が輝かぬとするなら、
二塁を盗む無謀な風となろう。
戦いの果てにしか安らぎは来ないものなら、
己の気の逸りに身を任せよう。
それぞれの運命を担い男たちが愕然と肩を落とす。
次回『冗談』。
放たれた球は、客席を射るか。
ミットに落ちるか。」
(*^◯^*) 「崩れ去るリード、裏切られる投手、断ち切られる流れ。
そのとき、呻きを伴って流される涙。
人は、何故。
理想も愛も牙を飲み、涙を隠している。
血塗られた過去を、見通せぬ明日を、切り開くのは勝利のみか。
次回『潜入』。
ベイスは、衰退に向かう折れた針。」
(*^◯^*) 「緊張は撓みに撓み、そして、千切られた。
迂闊とは正にこれ。
中だるみとは正にこれ。
ビジターゲームに荒れ狂う呑気と殺戮。
練習も戦略も火に焼かれ、波に飲まれ、過去へと流される土砂流。
悲劇は堆積され、歴史となり、笑いとなる。
次回『肉離れ』。
対ベイス戦は、緊張の裂け目に打ち込まれた安牌。」
(*^◯^*) 「自力優勝の可能性が終わる。
振り返れば遠ざかる胴上げの栄光。
ファンよさらば。
薄れゆく意識の底に、仁王立つ数々の修羅像。
耳に残る叫喚、耳に焼きつく炎。
次の旅が始まる。
旅と呼ぶには余りに厳しく、余りに哀しい。
負けに向かってのオデッセイ。
次回『暗転』。
チームは次のキャンプ地に向かう。」
(*^◯^*) 「全ては、夜の闇の中から始まった。
ピンチは生まれ、チャンスは死ぬ。
打球に軌道があれば、人には運命がある。
炎上に追われ、疲労に導かれ、辿りゆく果ては何処。
だが、この命、求めるべきは何。
目指すべきは何。
打つべきは何。
そして、我は何。
次回『運命』。
目も眩む破壊の中を、青ヘルが走る。」
(*^◯^*) 「連敗の闇を、ただ行く。
巨大なスタジアムの箱が乗せているのは、負けか、地獄か。
ファンの愛が、GMの希望が、巨大な鉄の箱の中で、蝕まれる。
選手はゆだねた、実力を出せぬ監督者に。
やがて破られるであろう、しばしの安息を。
次回『俊人』。
ベイス☆ボール劇場の幕が開く。」
(*^◯^*) 「酷使からの激痛が、多村を射抜く。
傷ついた体は、治療を求め暗闇を彷徨う。
レッドショルダーの光、レッドショルダーの影、レッドショルダーの痛み。
弾けたはずの爆弾、終わったはずの過去が、彼の新たなスペを発掘する。
次回『幻影』。
病んだ体は、監督に交代を求める。」
(*^◯^*) 「この、果てし無く広がる闇は、輝く星のためにあるとしたら。
今日という日が、明日のためにあるとしたら。
天国はこの地獄の隣にあるはずだ。
馬鹿試合はもう充分に見た、充分に。
たとえそこが禁断の地であろうとも。
次回「不可侵聖域」。
だが、ベイスという存在が、かませのためにあるのだとしたら。」
(*^◯^*) 「イケると問う。
(アカン)と答える。
だが、ポジハメが言葉を得てより以来、ポジに見合う実力などないのだ。
問いが剣か、答えが盾か。
果てしない打ち合いに散る選手。
その瞬間に刻まれる影にこそ、真実が潜む。
次回『アスプロモンテ』。
飢えたる者は常にポジ、守備の中にはいつも穴。」
(*^◯^*) 「勝ちの究極に、負けの究極に、ともに潜むのは慢心。
完全なる負け癖は、最早こじつけではなく、冷徹なる事実。
人は、神に似せて創られたという。
それでは、神の意志に潜みしものは、ポジか、ネガか。
次回『対決』。
ベイスは、神に挑戦する。」
(*^◯^*) 「少ない客、少ない覇気。
かつて流された夥しい涙が染みついた、不吉な土。
ここには、2003年山下大輔体制暗黒時代、
守護神デニーの鋭い爪痕が刻まれている。
次回『結果サンザン』。
かつてこのチームには、弱い肩をした張りぼてのエースが蠢いていた。」
(*^◯^*) 「たとえそれが、暗黒の中の出来事であろうと、
思い出すのもおぞましい事がある。
まして、このチーム、この球場に染みついた絶望の臭いが、
逃れられぬ過去を引き寄せる。
目に焼きつく炎上、耳にこびりつく叫喚。
黒い時代、弱小ベイスが呻く。
次回『一塁線』。
完投するのは、誰も無理。」
(*^◯^*) 「勝ち星、望み、笑い、涙。
かつてこの場所に息づき、溢れていたもの。
それらは、ある日焼かれて、ひと握りのポジとなった。
ポジは蒔かれて泣き顔を覆い、仮面となった。
いま、嵐がポジを巻き上げる。
怒りと悲しみのポジハメの素顔が、荒れた空気に晒される。
次回『恩讐』。
見せつけられる風呂試合が、心に刺さる。」
(*^◯^*) 「求めても、求め得ぬ星。
望んでも、望み得ぬ勝ち。
狂おしいまでの渇きが、叶わぬ思いが、諦観と溜息を生む。
心に地獄を持つ者同士の、不可思議なる安寧が、壮絶なる対決を避ける。
次回『虜』。
流される己の血潮で、渇きを癒す。」
(*^◯^*) 「なぜ、どうして戦う。
なぜエースを出しあう。
共に落ちたセ・リーグの底で、互いの心の中を覗く。
そこには、荒涼たる観衆の中、
互いに勝ちを求めて立ち尽くす、孤独な5位6位の姿が在った。
次回『暗闘』。
ゲーム差が互いを分かつまで。」
(*^◯^*) 「己の放った白球が、己の中の希望を打ち砕く。
飛び上がるボールとともに、見えなくなる出口。
遙かな試合の彼方、もう一人の自分を映し出す鏡を求めて、二軍へ。
次回『ハマ戦士(ビーチソルジャー)』。
この身体の中に潜むものは、何だ。」
(*^◯^*) 「始めから感じていた、心のどこかで。
強い諦観の裏にある渇きを。
激しい悲しみの底に潜む克己心を。
似た者同士。
自分がDena選手であるために、捨ててきたものの数を数える。
声にならない声が聞こえてくる。
次回『仲間』。
一足先に自由になった仲間のために。」
(*^◯^*) 「地表を覆う砂の一粒一粒に、無限の謎を秘めたハマスタ。
ここに全てがある。
スぺランカーが、外人選手が、ポジ要素が、馬鹿試合が。
すべてのものがここに収斂される。
照りつける太陽、吹き渡る風。
静寂の中に、爆弾が眠る。
次回『ペナント』。
ベイスは98年の自分に出会えるか。」
(*^◯^*) 「優勝を見捨てたのか、優勝に見捨てられたのか。
延々、悠久の時の流れを遡り、リーグの底に行き着いた、謎のチーム横浜。
彼らが目指したものは何か。
彼らが恐れたものは何か。
セ・パ両リーグの秘密が、この星屑に眠る。
次回『砂漠』。
約半年ぶりに荒波が走る。」
(*^◯^*) 「ヤクルトとは、谷の底のこと。
数年を経て、地の底に姿を現した超文明を見て、ベイスが焦る。
ヤクルトの神の子とは。
神の子の野望とは。
全てを包んで煙る谷底に、今季の順位を求めて、中畑が彷徨う。
次回『遺産』。
横浜は追い、そして一応追われる。」
(*^◯^*) 「打線がねじれ、継投が断裂する。
球団ベイスターズの腸が抉られる。
垣間見えた古代超文明の輝きが、焦燥を煽る。
ペナントレース終盤の暗闇に、巨大な鼓動が響きはじめた。
禁じられた扉を開くのは誰だ。
次回『禁断』。
神の目覚めが始まる。」
(*^◯^*) 「最下位へ。
あらゆる権力が、あらゆる野心が、
大いなる泥沼を秘めた辺境の終焉へと向かう。
セ・リーグの地底に住まうは、神か、悪魔か。
謎は歴史を遡り、星光は欲望を映し出す。
次回『遭遇』。
戦慄が、爆心地へと誘う。」
(*^◯^*) 「ヤクルトが発する、暗く巨大な引力が、
日本プロ野球界のきな臭い火種を吸い寄せる。
錯綜する権謀と術策。
目に見えぬ無数の導火線に火が走る。
忌まわしくも懐かしい、あの臭い、あの音が蘇る。
次回『予感』。
ビジターの大地が震える。」
(*^◯^*) 「矮小な、あまりにも矮小なエネルギーの放出。
内野陣を突き抜ける硬球。
塵も残さず消え去る2点リード。
79年の歴史の彼方から、古代のエネルギーが爆発する。
銭闘か、欲望か、ベイスか。
未知なる意志を触発したのは何か。
次回『異変』。
横浜の空が燃える。」
(*^◯^*) 「暗黒の時代から届いた、支配者からの招待。
謎の香りに包まれた、金満球団の甘い味。
そこには、欲望を満たす全てがある。
神の誘惑に、あらゆる野心が魅せられる。
次回『造反者』。
巨人の金を受け取るのは誰か。」
(*^◯^*) 「ワンシーズンの喜びも悲しみも、一瞬の仮の瞬き。
万物流転。
全てがナベツネに仕組まれた、巨大なイルミネーションだとしたら。
底知れぬ闇の中にしつらえられた、ただ一つの椅子に座り、
いつ果てるとも知れぬ、無数の光の象徴を見つづける者。
それは誰か。
次回『異端者』。
それが、我が運命なら。」
(*^◯^*) 「日本でたった一団その資格を持つチームが、覚悟を決めて走り始めた。
生まれながらのクズ、異端者、噛ませ犬。
ジャイアンツ、タイガース、ドラゴンズの絶対支配。
壮烈な決意が、自らを加速させる。
全てをこの手に。
次回『乱戦』。
もう救い出せる者はいない。」
(*^◯^*) 「死にかけた守備陣が呼んでいる。
その肩をふいにしても、全力で投げるべし。
我等は与えん、十分なる守備を。
我は伝えん、3連敗の嗚咽を。
仲間なる者の切実な要請。
選手たる者の壮絶なる決意。
いま消化試合期間に、最後の戦いが始まる。
次回『修羅』。
5位を得るか、6位に落ちるか。」
(*^◯^*) 「九人の男と、一人のおっさんが、半年の闇を星となって流れた。
一瞬のその光の中に、人々が見たものは、愛、戦い、運命。
いま、全てが終わり、駆け抜ける悲しみ。
いま、全てが始まり、きらめきの中にポジハメが生まれる。
最終回『流星』。
遙かな想いに、全てを掛けて。」
はい、これで全51話ね
疲れた…
(*^◯^*) 「ポジりは質量の無い砂糖菓子、もろくも崩れて再びの地獄
懐かしやこの臭い、この痛み
投手はまた燃えてあり
炎に焼かれて、煙にむせて、肩の軋みに身を任せ、ここで果てるが宿命であれば、せめて望みはギラつく孤独
最下位付近ボトムズ 赫奕たる異端、第一話『回帰』
ハマの棺の蓋が開く」
(*^◯^*) 「荘重なる欺瞞、絢爛たる虚無
無を謳い、楽観を司って数十年
不可侵順位域にあってリーグを睥睨する大伽藍が、新たなる主を求める
ドゥ・オステ・オレターチャ・マケ・テンダーロ
ナカハタ・ミロ・ヒサンダーロ
最下位付近ボトムズ 赫奕たる異端、第二話『アレハムリ』
スカスカの首脳陣が蠕動する」
(*^◯^*) 「巡る、巡る、全てが巡る
巡る、巡る、誰もが巡る
求める位置を知らず、すがるべきポジ要素を知らず
数十年の虚妄のままに、幾千万の渇えたるファンが群れをなす
我も行く、定めのままに
灼けた大地に孤影を踏んで
最下位付近ボトムズ 赫奕たる異端、第三話『巡礼』
Deが求める物はただ一つ」
(*^◯^*) 「誰が仕組むのか、誰が望むのか
軋む肩が壊れ、たわむ腕が切れる
溜められたエネルギーが捌け口を求めて沸騰する
欲望と野心、策謀と疑惑、誇りと意地
舞台が整い役者が揃えば、暴走が始まる
そして、先頭を走るのは、いつも兎
装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端、第四話『限界』
メルトダウン、始まる」
(*^◯^*) 「敢えて問うなら答えもしよう
望む事はささやかなりし
この腕にかき抱けるだけの星でいい、この胸に収まるだけのポジでいい
例えて言うなら、その地位はAクラス
ポジハメこそ我が命、ポジりこそ我が宿命
最下位付近ボトムズ 赫奕たる異端、最終回『触れ得ざる群れ』
あぁ、まさにその名の如くに」
(*^◯^*) 「勝ち越した事が幸運とは言えない
それは次の地獄へのいざないでもある
ここは交流戦直後の最前線
焼けただれた大地がお前達はいらないと呻きを上げる
呻きは恐怖を呼び投壊を求める
殺し合い、せめぎ合い、その戦犯行為を互いの血で購えと断末魔の星が叫ぶ
次回、『ナニアレ』
赤くただれた星が狂気を促す」
(*^◯^*) 「言うなれば運命共同体
互いに頼り、互いにカバーし合い、互いに援護し合う
一人が九人のために、九人が一人のために
だからこそセ・リーグで生きられる
嘘を言うな!
猜疑に歪んだ暗いノリヒロがせせら笑う
お前も、お前も、お前も!俺のために死ね!
次回、『分裂』
こいつらは何のために集められたか」
(*^◯^*) 「無能、怯懦、虚偽、杜撰
どれ一つとってもペナントでは命取りとなる
それらをまとめて無謀でくくる
仕組まれた作戦、仕組まれた地獄
攻めも怖いが守りも不安
脆弱な外野 狭隘な守備範囲、充満する爆薬
まさに破裂必至の大動脈瘤
次回、『梶谷』
怒涛のドミノ倒しが始まる」
(*^◯^*) 「銭闘とは才能の別名と冷たく嘯く
そうかもしれない
だが更改には減俸がひっそりと潜む事を知るがいい
このファイルがそれだ
銭闘の全てがそこにある
なるほど、忠告のつもりか?それとも…?
ふん、騙されはしない。毒蛇は毒蛇を知る
出せ!出してみせろ!データの全てを!
次回、『拷問』
時に傲慢の別名は何と言うのだろうか?」
(*^◯^*) 「この時点で限界だと気づかなければいけないのだ
球威を信じてほしいとなど言った事はない
むろん投げさせてほしいなど懇願した事もない
ましてやサインなど聞く耳も持たない
過去もなければ未来をも思わない
だが一つだけ確実になしてきた事がある
それは自分に変わろうとする者を抹殺する事
これだけは誠実に実行してきた
次回、『無能』
ただの一度も抑え切れた事はない」
(*^◯^*) 「不安と猜疑、欺瞞と弁明
内野空間に絡み合う無能の因子
利己的に、利他的に
そう、それは成績を懸けてせめぎ合う、巧妙に仕掛けられた絶対の危機
自信を引き裂かんと、鉄の檻を突き抜けるホームからの白球
怯える魂がそっと呟く
あいつもこいつも俺の踏み台になればいい
次回、『打撃』
これも一つの作戦か」
(*^◯^*) 「プロ球団に怠慢と温さを求め、閉鎖性を追求すればここになる
ここには高い目的もなければ、深い意思もない
高意識の選手もなければエースさえいない
あるのは淀み切った雰囲気と汚れなき瞳のみ
北緯三十五度
吐く息どころか内臓さえも腐る
金をくれ
所得税を払えるだけの金をくれ
次回、『ぬるま湯』
恨みつらみの言葉さえ固まる」
(*^◯^*) 「爆死か凍死か
バラバラになるか冷凍か
その間にある限りなく薄い不安定な勝ち線
震える恐怖と才能がその臨界を探る
信じるか、信じられるか
賭けるか、賭け切れるか
中畑の采配、俺達はここまでこの紙の船に運命を託してきた
だけどもう
次回、『ダウン・クラス』
しかし、逃げ切ったとしてその先がパラダイスのはずはない」
(*^◯^*) 「半年にもおよぶ惨劇が終結する
最後の戦い
謎の負け癖ベイスに投入される資金、一億二千万
毎試合費やされるポジ要素四十五億
四日負ければポジハメの薄い笑顔が吹っ飛ぶ
だが得られる星からすれば蚊の涙
ささやかなりと野心が嘯く
次回、『戦略動議』
ペナントレースでDeNAが犯した最大の誤り、それはプロを敵に回した事だ」
(*^◯^*) 「腕は無い、用心深くはある、時により裏切りもした
ゴミ球団と誹られた事もある
味方の死肉を喰らうような事もした、運はない
だがそれだけか
それだけで生き残り続けたというのか?
違う
勝利確率2分の1弱、無能の因子、無能生存体
それがお前達の正体だ
次回、『不勝の部隊』
お前達は勝てない」
(*^◯^*) 「ねじれて千切れる十字靭帯のように、精妙にして巧緻、大胆にして細心
蹴りに蹴られたポジハメが遺伝子の如く自己を修復する
いよいよクライマックス、いよいよ大詰め
舞台に立った全ての馬鹿がツケを払う時が来た
万雷の拍手にも似た轟音と共に、眩しすぎるヒーローインタビューを受けるのは誰だ?
次回、『もうやだ』
プロ野球はいつも残酷だ」
これで今度こそ終わりかな…
元スレ
(*^◯^*)「最下位付近ボトムズ」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1423494355/
(*^◯^*)「最下位付近ボトムズ」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1423494355/
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コメント一覧 (38)
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- 2015年11月06日 13:20
- 小瀬の死をネタにすんなよ
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- 2015年11月06日 13:21
- 面白みがない
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- 2015年11月06日 13:23
- ロッチナ大尉!
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- 2015年11月06日 13:28
- 小瀬はやめろマジで……
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- 2015年11月06日 13:29
- どんなもんかと開いてみたら思った以上にしっかり書いてて草
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- 2015年11月06日 13:29
- 完投するのは誰も無理
ベイスはむしろ完投しないと勝てないんだよなあ
山口、お前の事だぞ
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- 2015年11月06日 13:29
- むせる
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- 2015年11月06日 13:45
- さすがに幻影編は無理か
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- 2015年11月06日 13:53
- ※6 そう。笑
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- 2015年11月06日 14:04
- 今年の終盤の阪神戦
振り逃げ→犠打処理失策ー→暴投→サヨナラ
そらカープファンブチ切れるわ
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- 2015年11月06日 14:06
- ポジは替え歌といいこれといいハズレが少ないのがいい
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- 2015年11月06日 14:15
- ペナント全・ファイルズ…俺たちは何のために集められたのか…
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- 2015年11月06日 14:19
- 原作ファンのワイ、うっかり職場でこのスレを開き無事死亡
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- 2015年11月06日 14:30
- ※10
暴投じゃなくて捕逸だぞ
だから投手は何一つ悪くないというのがこの場面のミソ
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- 2015年11月06日 14:45
- 小瀬をネタにすんなカス
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- 2015年11月06日 14:57
- この時期に上げたのはベイス6位とシーズン終了記念か。
やわらか銀行が強くなった代わりに巨人が秋に弱くなっている現状は少し悲しい。阪神は元々弱いから気にしない。
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- 2015年11月06日 15:36
- なんだろう、この虚しい気持ちは
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- 2015年11月06日 15:37
- テレレッ
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- 2015年11月06日 16:13
- 万丈さんのナレーションで聴きたい(^_^)
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- 2015年11月06日 16:30
- 小瀬をネタにするのはNG
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- 2015年11月06日 16:34
- ※19
破嵐?
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- 2015年11月06日 16:44
- これは坂口と大引に〆られますわ(確信)
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- 2015年11月06日 16:59
- 想像していたよりもずっと非現実的な結果に終わってるよな。
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- 2015年11月06日 18:43
- 馬鹿にしたいだけじゃん
愛がない
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- 2015年11月06日 18:44
- シーズン中毎日更新とかなら最高だった
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- 2015年11月06日 19:38
- 全話やった気概は賞賛する
割と俺は笑えた
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- 2015年11月06日 21:39
- これはSSでいいの?
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- 2015年11月06日 22:08
- 私が異能者であったなら……。
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- 2015年11月06日 22:14
- 異 能 生 存 体 三 浦 大 輔
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- 2015年11月06日 22:51
- フリューゲルスが消滅したその瞬間からもう、(横浜に禄なプロスポーツチームは)ないです(偏見)
けど西武とか中日がどんどん黒っぽいユニになってく中、青のチームカラー守り通してるとこだけは好き(小並)
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- 2015年11月06日 22:53
- 去年の燕でも変わらないな
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- 2015年11月06日 23:07
- 潮風の匂い染み付いて むせる
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- 2015年11月06日 23:35
- オレ野球詳しくないんだけどこのチームになんでファンがいるの?
ざっと歴史見たけど碌なもんじゃないの成績だけの話じゃなくスキャンダルも相当碌でもないぞ
別に他球団だって大概碌でもないスキャンダルがあるけど他は勝ってるし
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- 2015年11月07日 03:03
- 最下位付近ボトムズてタイトルだからてっきりJ2のボトムズだと思ったよ。
ボトムズ筆頭岐阜残留しそうでビックリ
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- 2015年11月07日 05:17
- 脳内再生余裕
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- 2015年11月07日 21:18
- 本編だけでなく赫奕、PFまで書ききってて草
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- 2015年11月08日 09:02
- 脳内再生余裕だしいろんな感情詰まってるのも分かるし面白かったけど
小瀬だけはアカン
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- 2016年10月10日 20:22
- (*^◯^*)「翌年、このベイスターズがCSファイナル出場を決めると誰が予想しただろうか…?」