相沢祐一(32歳)「魔法少女だとか青春ラブコメはまちがってる。とか時代を感じる…」
八幡「相沢先輩…ベルトコンベアの部品一つチェック忘れてるんですが…」
祐一「すまん、ちょっと考え事しててな」
八幡「はあ…てかそれは別に良いんですがまた上司にしかられちゃいますよ…俺まで…」
祐一「何?比企谷は俺のために一緒に叱られてくれるのか?なんて良い後輩を持ったんだ…」
八幡「いや、とばっちり喰らうのが嫌なんですけどね、別に先輩だけが叱られるんならそれはそれで」
祐一「相変わらず目も根性も腐ってるな比企谷は」
八幡「いや、一応教えてあげたのにDisられて悲しいですよ俺!」
祐一「まあ気にするな」
祐一「なあ比企谷…」
八幡「はい?なんすか?」
祐一「奇跡なんてあるとおもうか?」
八幡「いきなりなんでしょう…俺そんな超常現象、二次元の中以外じゃ信じられませんね」
祐一「いや、たとえばさ、どうしようもない時に奇跡が起きて回りは救われるとするだろ?」
八幡「いや、うまく理解できないんですが唐突すぎて…」
祐一「簡単に妄想してくれ」
八幡「はぁ…」
祐一「奇跡が起きて周りは幸せになってるのにさ、なんで俺達はこんな工場で流れ作業せにゃいかんのだ」
八幡「そりゃ簡単ですよ、俺達に奇跡なんて何も起こってないからです、現実なんて残酷で無慈悲で寒いもんですよ、ついでに先輩の後ろ」
ほむら「二人ともちゃんと働いてくれないかしら…作業ペースが遅れてるわ…」
祐一「すまん暁美、男の友情について語り明かしていたら仕事そっちのけになっていたぞ」
ほむら「とてもじゃないけど痛々しくて聞いてられないような内容に感じたけれど?」
八幡「俺は先輩に巻き込まれただけだよ…それともお前も話に加わるか?」
祐一「そうだな暁美だけぼっちと言うのもかわいそうだしな」
ほむら「よけいなおせわよ…手を動かしなさい手を」
祐一「俺のさっきの意見、暁美はどうおもう?」
ほむら「奇跡…?自分で起こした事もあったわ…でも向うから感謝なんてされることはなかった」
八幡「いきなし話が重くなってきましたよおい…」
ほむら「でもね、奇跡で救われた大切な人は今幸せに暮らしているの、私はもうそれだけで満足よ、心からね」
祐一「片想いか何かか?」
ほむら「ふふ、そういう関係ではないわ…」
八幡「暁美ってさ…似てるんだよな…雰囲気が…」
祐一「誰にだよ?」
八幡「いや、今付き合ってる俺の…嫁です」
祐一「」
ほむら「あら?貴方結婚してたの?どんなお嫁さんなのかしら、想像付かないわね」
八幡「写メならあるぞ…ほれ」
祐一「」
ほむら「」
祐一「なんだこの滅茶苦茶美人な人は、お前適当にネットから拾ってきた芸能人の画像でも使ってるんじゃないか?」
ほむら「比企谷君、嘘ではないのよね…貴方は眼は腐っていても心は優しい人間だと信じていたよ私」
八幡「お願い泣いていいですか先輩?それと昔の嫁みたいな毒吐くのやめてくれません暁美さん!?」
祐一「う、うらやましくなんてないぞ?なんて名前の人なんだ?」
八幡「雪乃です」
祐一「雪…か…」どよーん
ほむら「相沢君が落ち込んでしまったわ」
八幡「まあくっ付くまで大変だったんですけどね…」
ほむら「へえ、そんなお嬢様と…ならこんな工場よりもっと良い場所で働かなきゃ親戚とかの目が大変でしょう?」
八幡「いや、ここの会社嫁の実家が絡んでるからそれで働いてるんだよ俺」
祐一「なんだよ、将来安泰じゃないか」
八幡「いえ、俺は老後になるまでずっとここで下っ端のポジションで働きますよ、出世なんて冗談じゃない」
祐一「は?」
八幡「出世して給料があがるだけならいいですけどね、責任も倍にのしかかる、そんなプレッシャーに挟まれながら働くならずっと平で気が楽なまま働きたいですね」
祐一「なんかお前とは美味い酒が飲めそうだな比企谷」
八幡「俺も先輩のこと好きっすよ」
ほむら「はぁ…」
八幡「お二人は…結婚とかしないんで…?」
ほむら「私も30代よ、ほかの事にかまけてたせいで婚期を逃したわ…」
祐一「おれは大学出てからだらだらと過ごして今に至るわけだ」
八幡「ふっ(にやり」
ほむら「何勝ち誇ってるのよむかつくわね、目が腐ってる癖に」
祐一「ごめんなんか無性にお前殴りたいわ…」
???「ッたくもう少しだまって仕事してくれや」
祐一「お?藤田、居たのか」
浩之「ずっとお前らの傍にいたっつーの、本当良く公共の場でそんな会話ができるよな」
浩之「まだ結婚できねぇ歳じゃないだろうがお前ら」
祐一「簡単に言ってくれるよなまったく」
ほむら「ええ、私なんてもう婚活パーティ20回目よ?」
八幡「大変っすね…」
ほむら「連絡先を知ろうと男に話しかけるとね、悪魔みたいな目つきで怖いっていうのよ!比企谷君のほうが余程悪魔みたいな眼してるくせに!」
八幡「いや、どさくさ紛れに俺のことDisらないで!」
浩之「相沢、おまえ暁美と結婚してやれよ」
祐一「いや、なんかこいつ凄く重たそうで俺の器じゃ支えられん…」
浩之「だよな…」
ほむら「ま、まあいいわ、で、そう言う貴方はどうなのよ藤田君」
浩之「ん?俺は既婚者だぞ?」
祐一「」
ほむら「」
八幡「そう言えば綺麗な奥さんでしたね…綺麗っていうか可愛い…」
浩之「ああ、前デパートであかりと一緒に買い物してるときに会ったな、お前こそ物凄い美人な嫁じゃねーか」
八幡「いや、先輩褒められても何も出ないすから(にたにた」
浩之「いや顔に出てるっつーのきもいわ!」
浩之「つーかお前ら二人、出会いとか今までになかったのかよ…?」
祐一「一応まあその…」
ほむら「大学生くらいまでは・・・男が結構言い寄ってきたわね…」
八幡「相沢先輩は具体的にどんな出会いが?」
祐一「そうだな、俺の周りには…立ちながら寝たり寝ながら飯食う幼馴染が居たり」
八幡「それって病気なんじゃ…」
祐一「たいやき食い逃げの常習犯も居たぞ」
ほむら「前科者…お勧めはしないわね」
祐一「他にも夜の校舎で剣を構えて魔物と戦ってる先輩も居たな」
ほむら「魔法少女…かしら!?」
八幡「なぜそこで過剰反応するんだよお前は…」
ほむら「いえ、なんか特徴がそれっぽかったから」
浩之「なんか付き合う気が起きないようなメンツばかりだな…」
祐一「ああ、おかげさまでそいつら全員未だに独身だ…一人を除いては…」
ほむら「一人でも結婚できてることに驚きが隠せないわね」
祐一「名前は出さなかったけど倉田佐祐理さんって人で」
八幡「俺、その人知ってるわ…」
祐一「マジか!?」
八幡「嫁の親戚の知人で金持ち同士の知り合いのはず」
祐一「はぁ、話してたら惨めな気持ちになったんだが…」
八幡「自分から話しはじめたんでしょうが…」
ほむら「私の周りも女ばかりだったしどうしてこんなことに」
浩之「ったく、そろそろ仕事終わりだし飲みにでもいくべ?」
祐一「金ならないぞ?」
ほむら「私も給料日前でちょっと…」
八幡「わかりましたよ…奢りますよ…」
浩之「俺もたまには出してやるよ、だから行こうぜお前ら」
祐一「いや後輩に出してもらうとか…」
八幡「おそらく俺先輩たちより沢山給料貰ってるしだいじょうぶかと」
祐一「」
ほむら「」
浩之「なんなら俺の嫁も誘うから比企谷も嫁誘ってみろよ」プルルル
八幡「まぁ…まだ飯の支度してないでしょうから…電話してみます…」プルルル
………
……
…
あかり「浩之ちゃんがお世話になってます」ぺこり
浩之「おい!みんなの前でちゃんはつけるな!」
ほむら「は、はじめまして、暁美ほむらです…(藤田君の弱みを握れたわ」
祐一「ああ、こちらこそ、こっちも浩之『ちゃん』にお世話になってるぞ」
八幡「なんか歯が浮くような甘ったるい空気っすね…」
雪乃「はじめまして、じゃない方もいるようだけれど、比企谷雪乃です。旦那がいつもお世話になってます」
祐一「うへぇ…近くで見るとやっぱ美人だな…」
ほむら「比企谷君のお嫁さん…眼を疑ってしまう美貌ね…」
祐一「そして藤田の嫁は健気な可愛さがにじみ出ている…」
ほむら「そして互いに結婚してるのよね…」
雪乃「貴女が暁美さんね、旦那から話はきいているわ、私なんかでよければ色々と相談にのるのだけれど…」
ほむら「え?あ、はい、よろしくおねがいしますね…」
あかり「いつも旦那と仲良くしてくれてありがとうございます相沢さん」
祐一「いや、まあ…その、こちらこそ」
浩之「じゃあ早速居酒屋に行こうぜ」
居酒屋「百貨屋」
祐一「居酒屋になってたのかよここ…」
栞「あ、いらっしゃいませ相沢さん、お久しぶりです」
祐一「栞!?」
八幡「知り合いですか?」
祐一「あぁ、同級生の妹だよ」
栞「綺麗な人たちに格好いい人たち…全員相沢さんの知り合いなんですね凄いです」
祐一「どうだ?もてもてだろ俺は栞もそろそろいい歳だよなそういえば」
栞「そんな事言う人嫌いです…」
雪乃「ふふ」
八幡「どうしたんだよ雪乃」
雪乃「面白い人たちね」
浩之「あの、前予約を入れてた藤田ですが」
栞「あ、はい藤田様ですね!皆さんこちらへどうぞ」
ほむら「こういう居酒屋は入るのが始めてだったりするから緊張するわね…」
祐一「まあ一人じゃ入りづらいよな、居酒屋しかり回転寿司しかり焼肉屋しかり」
あかり「まあ頑なにならず緊張をほぐしてね、ほむらちゃん」
ほむら「は、はいありがとうございます」
雪乃「あら、私学生時代に回転寿司や居酒屋に一人で入ったことがあるのだけれど?」
祐一「マジかよ」
八幡「かならず俺が後で呼び出されてたけどな…」
ほむら「尊敬してしまうわね…」
雪乃「あ、あら…そ、そんなことはないわ」
祐一「いや何かが違うだろそこ」
??「やっはろー!ゆきのんひっきー!注文受け付けるよー!」
雪乃&八幡「ぶーーー!!!」
八幡「お前こんな所でなにしてんだ!?」
雪乃「近場で働いているとは聞いていたのだけれど」
結衣「栞ちゃんにさっき事情を聞いたんだよ!ヒッキーたちがいるからびっくりしたよー!」
浩之「知り合いか?」
祐一「なんと言うか元気な娘だな、あゆみたいだ」
ほむら「ふふ、どことなくまどかを思い出すわね…」
まどか「あの…ほむらちゃん…いらっしゃいませ…」
ほむら「ぶーーーーー!」
雪乃「暁美さん…飲み水が全部顔に掛かったわ…」
ほむら「ご、ごめんなさい雪乃さん…!知人がウェイトレス姿で出てきたものでつい!」
雪乃「え、ええ…私も同じ気持ちだから別にかまわないのだけれど…」
まどか「子供が再来年から小学校で、ここでパートしてるんだよ…」
雪乃「最近忙しいと思ったらそう言うことだったのね…」
八幡「なんか可愛いピンク色だな」
ほむら「でしょ?可愛いのよ、でも不倫で狙っちゃダメよ比企谷君」
八幡「ねらわねーよ!」
??「いらっしゃいませ浩之…あかりちゃん」
あかり「あれ…ひょっとして…!」
浩之「雅史か!?」
ほむら「あら可愛らしい男の人じゃない」
八幡「え?それって戸塚の事?」
結衣「自重しろしヒッキー!」
雪乃「なんだか騒がしくなってきたわね…楽しいから構わないけれど」
雅史「いやあ、僕は厨房でコックをしてるんだ、聞きなれた声が聞こえてね」
祐一「なんで知ってる人が都合よく密集してるかね、まさか奇跡ってやつ?」
八幡「案外俺達の奇跡って今起きてるのかもしれませんね、よくはわからんけど」
浩之「まあ何はともあれ、好きなもの頼もうぜ」
結衣「私パフェでいいかな?」
まどか「ゆ…結衣ちゃん!私たち仕事中なんだからだめだよ…!」
栞「パフェはまかないで食べましょう結衣さん」
結衣「働いてるの忘れてたよ…懐かしくて…」
八幡「俺、カルアミルク甘めで…」
祐一「相変わらず比企谷はお子様な舌だな(にやにや」
雪乃「ふふ、そこが旦那の可愛いところでもあるんです(にた」
八幡「やだ、そんな視線で俺を見るの止めてくれませんかね先輩に嫁さんよ」
浩之「俺はビールに枝豆だな」
あかり「浩之ちゃんおじさんみたい」
浩之「あん?じっさいもう俺はおっさんだよ若作りしたって仕方ねーだろ」
ほむら「私は…どれにしようかしら、なやんでしまうのだけれど…」
雪乃「暁美さ、いえほむらちゃんは私と一緒のものを頼みましょうか?」
ほむら「あ、その、ありがとうございます…」
あかり「雪乃ちゃんなんだかうれしそうだね」
雪乃「なんだか妹みたいで可愛いのよね」
祐一「そういや言葉遣いとか容姿とかなんとなく近いものがあるよな二人は」
雪乃「ほむらちゃんは誰か気になる人はいないのかしら」
ほむら「それが…友達づきあいや趣味に夢中になりすぎた事が原因で気づけば売れ残っていたんです…」
八幡「雪乃もへたすればそのきつい性格のせいd・・・ふごぉ!」
ゲシ
雪乃「私もいろいろな人から声を掛けられてたけど彼が独り身のままなのは可愛そうだから結婚してあげたのよ?ねえ八幡君」
八幡「は…はい」
祐一「嫁強しだな…」
あかり「相沢さんはどうなんですか?」
祐一「ああ、俺は切欠は色々とあったんだが…上記の通りちょっと結婚を戸惑うような相手ばかりでな」
雪乃「あら、なら由比ヶ浜さんなんてどうかしら?明るくて貴方にぴったりだとはおもうけれど?」
祐一「なんかすごく…馬鹿っぽそうで…」
八幡「ごめん事実で庇えないわ」
雪乃「旦那に同感ね…」
<へクシ
<結衣ちゃん風?だいじょうぶかな?
<誰かが噂してるだけだよきっと!
<どんな噂でしょうか…
八幡「でもあの栞って娘も結構可愛いんだから相沢先輩の知り合いって容姿自体は良い子が多いんじゃ…」
祐一「最近名雪は太りだしてな…舞は国からの援助で引きこもり…あゆくらいかな…変わってないの…」
八幡「今何してるんです?あゆさんって人は」
祐一「昨日も帰りにたい焼き食い逃げしてたよ…」
ほむら「貴方の周りの人間って得体が知れなくて理解に困るわ…」
祐一「こっちも十分困ったわ!30代の女がうぐぅとか言って泣きながらたい焼きを加えて逃げてる姿見て…悲しくなってくるぞ…」
雪乃「聞いてるだけで頭が痛くなる事案ね…」
???「はい、お酒、お待ちどうさまです!」
浩之「あれマルチ…」
マルチ「えへへ、浩之さんお久しぶりです!」
八幡「なに…あの耳の飾り…」
浩之「なんだ比企谷、知らねーのか?こいつ、メイドロボだよ。しばらく見ないと思ったらこの店の手伝いしてたのか」
八幡「メ…メイドロボ…?なにそれそんな存在許されちゃって良いの?理解に苦しむんだけど」
あかり「最近話題にならないもんね、製造もされなくなっちゃったし…」
八幡「少し触っていい?」
マルチ「さては私がロボットかどうか疑ってますね?どうぞ!どこでも触ってください!」
八幡「ほ…本気で触っちゃうぞ…?」サワサワ
ゴツン!
八幡「いてえ!」
雪乃「いい加減にしなさいエロ幡…」
八幡「じょ…冗談ですハイ…」
まどか「はい、おつまみおまたせしました~ゆっくりして行ってくださいね」
祐一「可愛いな」
八幡「また雪乃とは違うベクトルの可愛さだ…なんか撫でたくなるような」
浩之「お前ら二人とも気持ちが悪いぞ…」
ほむら「もっと早く出会ってれば貴方達ともチャンスはあったかもしれないわね、ふふ」
雪乃「良いお友達ね、ほむらちゃん」
ほむら「ええ、今の彼女が居なければ私は無かったと思います…それくらい大事な友達です」
あかり「友達って結婚してから中々会えないことが多いもんね…」
雪乃「主婦同士のお付き合いが多くなるのよね…」
あかり「そう言えば雪乃ちゃんと最近よく連絡とるようになったよー」
雪乃「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」
あかり「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」
ほむら「主婦同士の世界に入っちゃったわね…」
まどか「そう言えばね、弟が今度遊びに来てねだって、ほむらちゃん」
ほむら「ええぇ!?タッ君が!?」
まどか「そ、そんなに興奮しなくても…」
ほむら「だ…だってそんな事言ってくれるなんて…タッ君に会いたくなってきちゃったわ…」
祐一「見ろよ、あれは穢れの無いオスを狙うメスの顔だ…」
八幡「暁美さん、お願い怖いからその顔やめて!」
結衣「楽しそうだね飲み会!」
祐一「楽しいけどなんか色々混沌としてきている気がする…なんの飲み会なんだこれ」
浩之「まあ楽しんでるんだし良いじゃねーか、仕事忘れて今日はとにかく飲もうぜ」
雅史「何なら今日貸切にしようか?オーナーに聞いてみるよ」
雪乃「いえ、何もそこまでしなくても…」
雅史「オーナーに奥さん…かくかくじかじか、と言う訳なんですが」
志貴「そうか、君の知り合いか…なんか同窓会みたいになってるわけね」
アルクェイド「でもまあたまには良いんじゃない?」
八幡「なんかすみませんね…我侭言っちゃって…」
そして
結衣「じゃあ電話番号とアドレス交換しよう相沢君…!」
祐一「お、おう…」
浩之「なんかあの二人が良い感じになってきてるな」
あかり「青春してるって感じだね」
八幡「青春する年齢はとっくに過ぎ去ってますがね…」
雪乃「ほむらちゃん、男性を上手に虜にする方法と言うのがあるのだけれど…」
ほむら「ぜひ教えてください…雪乃師匠…!」
まどか「あぅ…なんかタツヤを口説くための技をほむらちゃんに伝授してるよ…」
栞「あぁ…やっぱりアイス美味しいです…」
雪乃「アルクェイドさんは志貴さんとどう言う経由で知り合って結婚なされたんですか?」
アルクェイド「んー?すっごくとんでもない出会いだったよ?なんせ志貴ったら出会いがしらに私の事17分割…」
志貴「あー!あー!ごめんな雪乃ちゃん、こいつ酒飲み過ぎてよっぱらっちゃって…」
八幡「なんかこれ以上聞いたらやばい気がした…なんか寒気が」
浩之「なあ比企谷よ、なんだかんだで暁美や相沢、上手く行きそうだな…」
八幡「まあ…良いんじゃないですかね…一応一緒の職場に勤めてる以上ほっとけないですし…」
そして…
あかり「ひく…ひろゆきちゃんてねぇ、せいよく魔人なんだよ~」
雪乃「あら~良い事じゃないあかりさん~ひく、こっちなんて旦那より私のほうが誘う回数が多くて…ヒク…ちっちゃい癖に」
浩之「おねがい!」
八幡「やめて!」
ほむら「ひく…ちっちゃい…何がですか?雪乃さん…」
雪乃「八幡のあれよ、まあ硬いのは良いことなのだけれど…またそれはそれで可愛げがあって…」
アルクェイド「志貴のはね、この大きいウインナーのような」
志貴「ブーーーーーー!!!」
栞「あれ…由比ヶ浜さんは…?」
マルチ「洗面所で飲みすぎて戻してます。相沢さんが解放してるみたいで…」
数分後
わいわいがやがや
結衣「はぁ…ごめんね相沢君…ひく…」
相沢「気にするな…と言うかどれだけ飲んだんだお前は…」
結衣「久々にこういう会話できて楽しくて楽しくて…」
まどか「あ、すみません…今日は貸切で…お店閉めてるんです…え?相沢さんのお知り合いですか?ならどうぞどうぞ!」
??「お邪魔するわね」
栞「あ…秋子さん…」
祐一「ど、どうしたんですかいきなり…」
秋子「窓越しから祐一さんたちが楽しそうにしてるのを見て寄ってしまいました」
浩之「知り合いか?」
祐一「ああ、名雪のお母さんだ、俺の親戚の…」
雪乃「な…なにかしらこの凄いオーラは…貫禄と言うか何かというか…」
ほむら「よ、よかったらお隣どうぞ…」
秋子「あら…わざわざありがとうございます、皆さんかなり酔ってられるようで」
八幡「なんか謎のオーラに酔いがさめそうなんですが…」
秋子「丁度よかった、酔い覚ましのジャムがあるんです、よかったら皆さんどうぞ…」
ドン!
その後全員は謎のジャムを言われたままに口にした、後日途中までの記憶がすべて消えていたと言う…
しかし朗報もあった…
会社内にて
八幡「相沢先輩、由比ヶ浜と上手く行ってるみたいですね」
祐一「ああ、上手く行ってるぞ、普通の女性と恋愛することがこんなにも幸せだと言う事を噛み締めている、ありがとう比企谷!」
八幡「普通じゃない女と言うのを見てみたいですねまったく…暁美のほうはどうだ?」
ほむら「ふふふ、聞いて驚きなさい比企谷君…私、まどかの弟と付き合うことになったのよ!」
浩之「こっちはこっちで上手く行きそうでよかったな…」
八幡「雪乃のやつが暁美のこと気に入ってさ、今度遊びに来いだとよ」
ほむら「ええ、とてもうれしいわ、雪乃さんによろしく言って置いて頂戴」
社長「注目!」
八幡「お、朝礼がはじまるな」
社長「今日から数名新人が入ることになった、君達が彼女らをしっかりリードしてやってくれたまえ」
一同「はい!」
社長「それでは自己紹介を頼む」
あゆ「うぐぅ…!月宮あゆって言います!好物はたい焼きです!よろしくお願いします!」
真琴「沢渡真琴よ!またよろしくね!祐一!」
レミィ「宮内レミィデス!お仕事頑張るネ!」
いろは「一色いろはです~先輩たち宜しくおねがいしますぅ~」
さやか「美樹さやかです!さやかちゃんが来たからにはこの会社はあんたいよほむら!」
祐一「」
八幡「」
ほむら「」
浩之「」
おまけ
百貨屋にて
戸部「ていうか隼人君マジぱねないわ~!」
三浦「あーしらマジ最高だし!」
『あははははは!』
志貴「ちょっとうるさいなあいつら」
アルクェイド「ふぅん、私もそう思ってたんだ、ちょっと黙ってもらおうか」
志貴「いやお前が出向いたらしゃれにならないから…」
雅史「僕が行きましょうか…」
志貴「おい余り無理するなよ」
雅史「大丈夫です…ちょっとだけ…ね?」
スタスタスタ
葉山「ほらもう少し静かにしないと回りに迷惑だろ?」
雅史「わかってるなら、もうちょっと静かにしてほしいな?」
三浦「何あんた?店員の癖にあーしらに文句あるわけ?」
戸部「さーせん!ちょっとうるさかったすか?wwwwwwww」
雅史「文句なんて言いたくない、言わせないで…?」
戸部「ちょっとこの店員さんありえなくない…?調子に乗ってると俺ちょっと怒っちゃうかもよ~?」
ガシ!
戸部「いててて!!!いでえええ!」ギリギリ
雅史「やめてよね、本気で喧嘩したら、君達が僕に勝てるわけ無いだろ…?」
今度こそ完
元スレ
相沢祐一(32歳)「魔法少女だとか青春ラブコメはまちがってる。とか時代を感じる…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440772679/
相沢祐一(32歳)「魔法少女だとか青春ラブコメはまちがってる。とか時代を感じる…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440772679/
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- ち○こ「席替えしまーす」 右金玉「はーい」 ま○こ「はーい」
コメント一覧 (43)
-
- 2015年08月29日 22:19
-
なつかしすぎて涙が出そう
-
- 2015年08月29日 22:21
- そういやカノン出た頃に祐一が17とすると
もう32か33か?
-
- 2015年08月29日 22:22
- 祐一のうざいキャラは健在だな
-
- 2015年08月29日 22:26
- 知らないキャラ
-
- 2015年08月29日 22:32
- 結局秋子さんの職業って何だったんだろう
-
- 2015年08月29日 22:33
- キョン「…」(相変わらずうるさい職場だ…)
-
- 2015年08月29日 22:39
- あのジャムは何のジャムだったんだろ?
-
- 2015年08月29日 22:58
- 超懐かしい
委員長とか舞のルート大好きだったな
でも佐佑理さんの中の人はもう……
-
- 2015年08月29日 23:22
-
祐一が魔法少女と会話してるSSを妄想したりしてるやつらは少なからず居た筈!なんか嬉しい!
-
- 2015年08月29日 23:23
- さすがのあゆでも30代で食い逃げはせんだろw
あれから15年たつのか、もうおっさんだわ
-
- 2015年08月29日 23:38
- なんかもう口調とかがすこし気になったけどどうでもよくなるくらい内容が良かったしkanonを知ってる人がまだいて嬉しかった。ありがとう!
というかまだ秋子さん本書いてるんだよなあのサークル。今年で16だったっけか?よく知らんが。
-
- 2015年08月29日 23:43
- 俺の青春を灰色に染め上げた連中だが懐かしくてヤバい
栞は完治しているようで何より
-
- 2015年08月30日 00:10
- 祐一さんはまた今夏に会ったばかりだから懐かしさはないよ
秋子さんとイチャイチャしてたよ
薄い本で。
-
- 2015年08月30日 00:38
- まだ続いてるのかあれ
-
- 2015年08月30日 00:39
- どうせなら痕も出して欲しかったな。初音ちゃんペロペロ
-
- 2015年08月30日 00:50
- 百花屋なんだよなあ
-
- 2015年08月30日 01:38
- 混沌とし過ぎだろww
そういや月姫も15年前か……琥珀さん年取ってなさそうな気がしてならない
-
- 2015年08月30日 02:16
- 秋子さんの薄い本まだ出てるのか...(困惑)
-
- 2015年08月30日 02:25
- 懐かしいけど、俺ガイル勢だけ浮いてる気もする
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- 2015年08月30日 02:52
- ほむらちゃんまどかに対して未練タラタラですよねこれ…弟と結婚することで義理の姉妹になろうという策略ですよね(戦慄)
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- 2015年08月30日 03:23
- 浩之はエロゲー主人公で唯一こいつクソだわって要素がほぼ皆無な稀有なキャラ
-
- 2015年08月30日 04:10
- 静せんせーは?とつかたんは?
-
- 2015年08月30日 07:23
- オチで笑ってしまったwww
そういや、初めて見たハーレムものアニメが東鳩だったな…
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- 2015年08月30日 08:55
- 葉鍵板とかU1とか懐かしいものを思い出したわ
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- 2015年08月30日 10:02
- 俺ガイル陣は、まだまだ「ヒーローズ テンプレハーレム(仮)」要員だと思うの(2015年8月現在)
それも版権スパロボ的にいうと、TV版マジンガーZが天地無用ならマクロスFくらいのポジションで。
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- 2015年08月30日 12:53
- あまりにも懐かしさがこみあげてきた
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- 2015年08月30日 13:55
- ※11
口調もなぜか違和感無く読めてしまった
つーかマルチなんて単語聞いたの何年ぶりだろw
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- 2015年08月30日 14:05
- 未だにKanonやらKEYのゲームが盛り上がってたらまどマギや俺ガイルのクロスオーバーとかあったろうな…
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- 2015年08月30日 14:08
- ※28
U1の凄いところは関係ない版権のアニメやゲームのヒロインキャラまで攻略してしまう所
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- 2015年08月30日 14:45
- ※28
全盛期のU1は誠も真っ青だぞ。挙げ句の果てにリアルでU1病に罹患して女の子を誘拐した男が現れたくらいだからな。
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- 2015年08月30日 18:25
- これはおっさんホイホイ
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- 2015年08月30日 23:38
- すごい懐かしいなぁ、SSのU1やあゆのゼロカスとか思い出したわ
ONEも好きだったよ
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- 2015年08月31日 02:40
- 祐一とか浩之とか懐かしい気持ちになった系テキストサイト読者
あれから10年か…
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- 2015年08月31日 09:26
- 私立了承学園
未だにあるんだよなHPw
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- 2015年08月31日 10:14
- ※34
懐かしすぎてウーロン茶噴出したw
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- 2015年09月01日 13:25
- どんな世界観だよw
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- 2015年09月02日 01:07
- 了承学園懐かしい
あの頃のssは当時はどれも面白かったけど
今にして思えばただのU1の展覧会だっただけのような気もする
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- 2015年09月02日 02:08
- すこぶるなつかしい・・・友達にゆーいちってやついるから、いっつもゆーいちくんって呼んでたなぁ
あれから15年・・・か。このSSと違って俺には相手はできそうにないが
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- 2015年09月02日 04:13
- 最後キラさんやんけ!ラクシズから逃げてきたのかな?
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- 2015年09月03日 04:40
- 当時はU1のSS読み漁ってたのを思い出して懐かしくなってきた
またカノソでもやるかな
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- 2015年09月03日 18:07
- ゆるーいクロスで面白いな
でもU1くんは攻略不可能お母さんと付き合えばいいと思うよ
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- 2016年08月25日 04:45
- 面白かった!
出来れば秋子さんの即了承が見たかった
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- 2017年02月01日 19:47
- あのとき君は若かった
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