TOP

棟方愛海「夢から覚めて」

関連記事:千川ちひろ「愛海ちゃんがモバPさんの様子をずっと伺ってる」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 19:35:15.80 ID:VIu0dU0o0

棟方愛海「むにゃ……うひひ」

モバP「おい。疲れてるのはわかるが、いい加減起きないと事務所に泊まることになるぞ」

愛海「ふぇ?」

モバP「おはよう。今日もハードだったみたいだな」

愛海「おはよ……あれ!?プロデューサーのお山が平坦に!?あのそびえ立つ山脈はどこに!?」

モバP「おぞましいこと言うな」

愛海「あれ?その胸は……男のプロデューサー?」

モバP「俺が女にもなれるみたいに言うな。出来るか、そんなこと。お前もしかして胸で他人を判断してるのか?」

愛海「あ、判るのはあたしのプロデューサーと女性だけだよ?」

モバP「嬉しくない。全然嬉しくない」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 19:41:49.73 ID:VIu0dU0o0

愛海「ううっ、でも夢だったのか。あたしだけの、あたし専用のお山が……」

モバP「よほどいい夢だったんだな。内容は聞きたくないが」

愛海「本当だよ!痴漢にも暴漢にも一度も触れさせてない。そんな前人未踏のお山が、実質あたしだけの物だったのに!」

モバP「だから聞きたくないって言ってんだろ」

愛海「一緒にお山の道を極めようと言ってくれたのに……」

モバP「聞けよ」

愛海(そっか、夢か。夢、なんだ)



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 19:51:46.55 ID:VIu0dU0o0

千川ちひろ「お疲れ様でした、モバPさん。あら、愛海ちゃんもお疲れ様。なにか暗い雰囲気ですが、どうしたの?」

愛海「あ、ううん。最近お山に挑戦する事への締め付けがキツいなって。もう生粋のファンしか揉めてないよ」

ちひろ「えっと、ほどほどにね?気をつけて帰って、ひあああっ!?」

モバP「なっ!」

愛海「あれ?」

モバP(ちひろさんが愛海の側を通り過ぎようとしたら、喘ぎ声と共に崩れ落ちた!?いや!)

愛海「この速さは、この力は……」

モバP(愛海がやったんだ!目端に捉えるのもやっとだったが、ちひろさんの胸を何度も何度も!)

愛海(間違いない!あたしの同志と、ううん。あたしの分も加算された、それ以上の力!)



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 19:55:55.39 ID:VIu0dU0o0

モバP「愛海、お前いつの間にそれだけの……!」

愛海「あ、もう帰らなきゃ。門限きちゃう。でもその前に」

ちひろ「……っ!」

モバP「なんで気絶してるちひろさんの胸また揉んだ!?」

愛海「行き掛けの駄賃ってことで。じゃあお疲れ様ー」

モバP「あ、おい!」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 20:06:17.92 ID:VIu0dU0o0

愛海「うひひ。うひひひひ……!」

愛海(次の日からあたしは行動を開始した)

愛海(事務所内のお山を次々と踏破した)

愛海(さすがに倫理は弁えたけどね。具体的には年少組には手を出さないと言うか。成長を阻害しかねないし)

愛海(その分大人組には頑張ってもらった)

愛海(とにかくあたしには、もう怖いものは何も無かった)

愛海(それは力を手に入れたからじゃない)

愛海(一人じゃないことが、あのプロデューサーが近くに居る実感が、ここまで心強いことだったなんて)

愛海(だから、だから……!)



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 20:25:52.67 ID:VIu0dU0o0

愛海「くっ!?」

木場真奈美「どうやってそこまで鍛えたかわからないが、少々お痛が過ぎたな愛海」

片桐早苗「お姉さん達も暇じゃないんだよね。地獄のレッスン受けるの、痛い目に合う前か後か位は選ばせてあげる」

愛海(……強い!流石最後の砦。年齢差による地力の違いなんかじゃなく、研鑽を積んだ者の強さ!)

愛海(対してあたしのは異様に身体に馴染んでいるとは言え、所詮付け焼き刃。それでも!)

真奈美「ではレッスンのための時間も惜しい。終わらせるぞ、愛海」

早苗「みんなもそれでチャラにしてくれるって話だから、大人しくしてよね?」

愛海(まだ詰んだわけじゃない!)

真奈美「なっ、凌いだ!?」

早苗「あ、こら!待ちなさい!」



真奈美「完全に見失ったか。参ったね」

早苗「あーもう!後は任せるしかない、か。でもモバP君だしなぁ」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 20:40:07.75 ID:VIu0dU0o0

愛海「なんとか逃げ切れた。やっぱり手ごわ、う、うあああっ!?」

愛海(か、身体中に引き裂かれる様な痛みが!?)

「やっぱりか」

愛海「プロデューサー!?なんでここに!?」

モバP「プロデューサーだぞ、俺は。……お前のその身体能力。鍛練の成果なんかじゃなく、後付けのモノだな?」

愛海「……わかるの?」

モバP「そりゃそうだ。……それでも今までお前は自在に使えていた」

モバP「それだけの潜在能力か、相性が良すぎるのか、はたまた欲望の一念か。だが」

愛海「あの二人だね?」

モバP「ああ。そこで限界を越えてしまった。あの二人に挑むということは、器の限界を越え続けるということ。その結果がどうなるかはわかるな?」

愛海「…………」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 20:49:03.59 ID:VIu0dU0o0

モバP「なあ愛海。さっきも言ったが、お前は度を越さなければその身体能力を制御出来る。だから日常生活も普通に送れるだろう。だから身体が出来上がるまで自重すればいずれ……」

愛海「それだけはダメだよ!」

モバP「どうして」

愛海「これはあたしが借りてるだけなの!だからあたしのモノにしちゃったら、例え泡沫の夢だったとしても、あの人と過ごした証が、あの人との誓いが無くなっちゃう!あたしはあの人とお山の頂点に登りたいの!」

モバP「…………」

愛海「…………」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 20:56:42.05 ID:VIu0dU0o0

モバP「……フゥ。真奈美さんと早苗さんはレッスン場に居るよ。俺が説得に成功すれば二人で、失敗すれば俺が一人で行くことになってるからな」

愛海「じゃあプロデューサー……!」

モバP「ああ、行ってこい。責任は取ってやる。他のアイドルに一緒に謝ってやる。だから必ず勝って帰ってこい」

愛海「うん!」

モバP「おい。なんでそこで俺の胸を掴む」

愛海「だってプロデューサーの盆地は踏破してないもん。……固いし揉みにくいし最悪だね」

モバP「そりゃそうだろ」

愛海「でも温かい」

モバP「そうか」

愛海「じゃあ行ってくる!」

モバP「おう、行っちまえ」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 21:15:19.28 ID:VIu0dU0o0

「おや、愛海だけが来たのか。観念したわけではないようだな、残念なことに」

「全く。お人好しと言うか、ある意味これも過保護と言うのか。どっちなのかしらね?」

レッスン場に入ってきたあたしを特に驚くこともなく見据え、二人は、真奈美さんと早苗さんはそんなことを言ってきた。
……あの人の全力を引き出した今ならわかる。あの二人は同様に、いやそれ以上に桁が違うと。
今まで何度も手を出そうとしたけど、あれがどれだけ手加減されていたか、向かい合うだけで理解できる。

「それではあまり此処を占領するわけにもいかない」

「ええ、とっとと終わらせよ?」

臨戦態勢に移る二人。それだけで冷や汗が出る。
どうすれば良い?どうすれば勝てる?どうすれば掴める?そんな言葉が頭を駆け抜け、そしてそんな自分にあたしは笑えた。
いつからそんな利口になれたつもりだ。
あたしは、棟方愛海はいつだってバカみたいにお山に挑んで、そしてバカみたいに痛い目を見てきた。
あたしがやることなんて、いつも通りバカみたいに前に、頂に挑むだけだ。
幸い戦力差は三対二。あたしには、二人の馬鹿な仲間が、全然似てないのに笑顔だけは瓜二つのプロデューサー達がついてるんだから!



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 21:30:20.06 ID:VIu0dU0o0

「ぐっ、くううう!?」

「きゃあああ!?」

勝負はほんの僅かな差で着いた。
二人は崩れ落ち、あたしは立っている。つまり

「勝ったのは……あたしだっ!」

その事実を高らかに謳い上げた。

「手加減をしたつもりはないが、愛海の方が一枚上手だったと言うことか。私もまだまだだ、な……」

「スッゴい悔しい。この歳で負けなんて味わうものじゃないわね。次は負けないか、ら……」

その言葉を最後に、二人は意識を失ったみたい。
後はプロデューサーのとこ、ろへ……。

あれ、うまく立てない。床が近い。身体の力が抜けていく。非常事態だというのに、心は不思議と落ち着いてる。
そっか。あたしはもう……。

プロデューサー怒るだろうな。悲しむんだろうな。
……ねえ。あたしは頂を捉えられたのかな?

あた、し……は……



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 21:34:22.42 ID:VIu0dU0o0

『ありがとう。ごめんなさい愛海』



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 21:49:13.69 ID:VIu0dU0o0

愛海「あれ、生きてる」

モバP「死ぬわけないだろ。何度目だ。どんな新世代ヒーロー物だ。先ず光に譲れ」

愛海「ええ!?でもさ!」

モバP「どんだけ規格外の身体能力宿した気なんだよ……」

モバP「まあ身体に何の障害も、後遺症も残ってないのは意外だったな。即日退院出来るってさ」

愛海「そうなの?確かに前より身体の調子は良いみたいだけど」

モバP「で、お前はあの身体能力引き出せるか?」

愛海「ん、無理みたい。元々持ってなかった様な感じさえする」

モバP「そうか。なんと言うか、力と一緒に身体の悪いもん全部引き取ったみたいだな」

愛海「……あ」

モバP「やたら過保護と言うか、お節介焼こうとして失敗したと言うか。なんか人間くさい現象だったな」

モバP「……?お前泣いてるのか?」

愛海「あれ、本当だ。やだな、何も悲しいことなんか無いのに」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 21:53:34.84 ID:VIu0dU0o0

愛海「ねえプロデューサー」

愛海「あたし頑張るよ。トップアイドルになれるように。そしてお山の第一人者と認めてもらえるように!」

モバP「ここまでみんなに迷惑かけといて、そこは譲らんのか。いや、煽ったけどさ……」

愛海「うひひ。譲るわけないじゃん?」

愛海「だからこれからもあたしのこと見ててよね?」

終?



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 21:58:55.07 ID:VIu0dU0o0

愛海「ところでなんでぼろぼろなの?」

モバP「今さら触れるのか……」

モバP「いや、お前が危ない橋渡ろうとしたのに、むしろ煽ったじゃん?だから大人組にめっちゃ怒られた」

モバP「あとアイドル達は今回だけ許すってさ。次は無いって」

愛海「え、やった!ラッキー!」

モバP「アイドル達は、な」

愛海「……へ?」



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/27(木) 22:04:29.44 ID:VIu0dU0o0

ちひろ「…………」

愛海「え、と。ちひろさん?笑顔だけど目が笑ってないよ?」

ちひろ「私は、ただ心配しただけだったのに、無理矢理手込めにされて……!初めてだったのに!」

愛海「な、泣かないでよ!とりあえず落ち着こう?ほら!あの時は力を制御出来なかったと言うか」

モバP「いや、気絶したちひろさんの揉んだだろ」

愛海「こら、プロデューサー!う、うわーっ!」

この後滅茶苦茶説教された





転載元
棟方愛海「夢から覚めて」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440671218/
このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote

        • 月間ランキング
        • はてぶ新着
        • アクセスランキング

        SSをツイートする

        SSをはてブする

         コメント一覧 (13)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 22:47
          • 夢から覚めたら辛い現実だけしか残らない…
            マシュマロモンスターなんて居るわけがないんだ…
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 22:50
          • Pは大人組にこってり絞られたのか、それとも搾り取られたのか
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 22:52
          • まさかの後日談とはタマゲタなぁ…(驚愕)
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 23:16
          • アイドル、ってなんなのよ…(哲学)
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 23:20
          • なんていうか…すごく嫌な感じがいくつも体を突き抜けていったような…
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 23:29
          • やっぱこの危険人物(愛海)、聖マルガレタ学園にぶち込んだ方が良いって。
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 23:51
          • いや、ブラックスポットにぶち込んでロリコン神父に矯正してもらおう(提案)
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月28日 00:11
          • なんか女Pだと慣れない感じがしてむずがゆかったのにいざいなくなると猛烈に寂しくなってくる不思議
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月28日 03:07
          • 言い話っぽくしてるけど、勝手に知人の胸を揉んで当たり前な奴と、それを結構簡単に許して助長させる大人達の話だよな。

            なんで、モバPというかプロダクションは、こいつをこのキャラでアイドルとして売ろうと思ったんだろうな。
            レズモノのAV会社にでも放り込めばいいのに。
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月28日 05:44
          • なんか、これはきもいわ
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月28日 07:02
          • ※7 また懐かしいマンガを。
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月28日 08:31
          • なんかの続編か?
            いまいちよくわからなかった。
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月28日 08:44
          • ちひろ「(タダで揉まれるのは)初めてだったのに!」

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

        カテゴリ別アーカイブ
        月別アーカイブ
        記事検索
        スポンサードリンク
        画像・動画
        • 俺「ムラムラする…>>4(リスカ)しないと」妹「!?」
        • 俺「ムラムラする…>>4(リスカ)しないと」妹「!?」
        • 【シンフォギアXV】マリア「切歌の変身バンクエロすぎ問題」
        • 【安価】彡;(゚)(゚)  「あかん・・・腹が痛い」
        • 俺「暇だ..>>6(就職)するか」家族「!?」
        • 彡(゚)(゚) 「ワイが>>2(ゴミ)やと?!」
        • 息子「アレクサ、タイマー切って」
        • 息子「アレクサ、タイマー切って」
        • 【デレマス】ロマツア水戸黄門
        • 【ゼロワン】福添准「美食家なヒューマギア?馬鹿馬鹿しい」
        • 【うちの娘。】ラティナ「大きい方が好き?」
        • 【安価】彡(゚)(゚)「ワイが……仮面ライダー!?」ヒロイン「そうよ」
        • 死後俺「うっ…ここは?」係員「はい、以上で底辺シミュレーターは終了です」
        • 彡#(◎)(◎)「あ…?工事中やと…!?」
        • 彡#(◎)(◎)「あ…?工事中やと…!?」
        • 【変好き】紗雪「根本的な事を忘れていたわ・・・」
        • 暗殺者(♀)「よう。こんな夜更けになにをしているんだ?」
        • 男「へぇ~、課長ってスト2がお好きなんですか」女上司「ファイッ」
        新着コメント
        最新記事
        読者登録
        スポンサードリンク

        • ライブドアブログ
        © 2011 エレファント速報:SSまとめブログ. Customize by yoshihira Powered by ライブドアブログ