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八幡「三浦優美子と仲良くなった 続」

関連記事:八幡「三浦優美子と仲良くなった?」」
201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:08:24.26 ID:/N9sKLlT0

教室 昼休み

八幡(なんで、あーしさんはそんなこと聞いてくんのかね?)

八幡(ほら、A君も向こうで困った顔してるよ?)

八幡(いや、今はA君関係ないけどね?)

三浦「ヒキオ、聞いてる?」


八幡「えっと…なんだっけ?」

三浦「だから、あんた付き合ってる子いないの?」

八幡(うわ、直ですよ…回り道もなにもない…)

いろは「……」

八幡(つーか、いろはすもさっきから、顔がマジで怖いんですけど?)



202:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:12:36.49 ID:/N9sKLlT0

八幡「いねぇよ…そんなのわかりきってるだろうが」

八幡「なに?俺を落ち込ませてそんなに嬉しい?」

三浦「そうなんだ、へえ~」

いろは「…」ジロ

八幡(あれ~?いろはすがさらに怖い顔になってる気がするぞ?俺、なんて答えればいいの?)


三浦「雪ノ下さんと付き合ってないんだ」

八幡「ああ、当たり前だろ」

三浦「そういえば、番号登録されてなかったし」

八幡「ああ」



203:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:37:05.45 ID:/N9sKLlT0

三浦「結衣とも?」

八幡「だからなんで、奉仕部メンバーが出て来るんだよ?」

三浦「だって…」

いろは「そうですよ、三浦先輩。先輩があの二人と付き合うわけないですよ~」

いろは「全然釣り合ってないです」

三浦「そう?前、サイゼから3人で出てくる所見たんだけど」

いろは「先輩…ほんとですか?」

八幡「部活帰りに飯食いに行っただけだっての…」



205:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:46:53.36 ID:/N9sKLlT0

三浦「あんたら、仲良くやってんだ」

いろは「ですよね~最近行けてませんから、そんなことあるなんて知らなかったです」

八幡「あの…いろはさん?言葉がとげとげしいんですが…」

いろは「そうですか~?」

八幡(うわ…久しぶりに見たよ…笑顔でトーン下がるあれ)

三浦「…」

三浦「じゃさ、今日はあーしに付き合うし」

八幡「はあ?そういうのは友達としろよな…」

三浦「は?」



206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:51:11.72 ID:/N9sKLlT0

八幡(こいつの『は?』てなんでこんなに威力高いんですかね?削られる削られる…)

三浦「あーしらもう友達っしょ?」

八幡「え?そうなの?」

三浦「はあ?友達なんて、連絡先交換したらそうだし…ていうかそうじゃなくてもそうだし」

八幡「雪ノ下さんに聞かせたい言葉ですね」



212: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 17:49:03.03 ID:/N9sKLlT0

八幡(なんかやけに簡単に友達になれましたとさ…あーしさん、マジいい人)

八幡(俺じゃなかったらきっと惚れてしまってるな)

いろは「…」

八幡「さっきから、どうしたんだ?いろはす?」

いろは「先輩、若干照れててキモイです」

八幡「鬱病って発生するとキツイらしいよな~」

いろは「あと、なんで『いろはす』なんですか?」

八幡「へ?」

いろは「名前で呼びづらいいからって、いろはすって呼んで、とりあえず呼んだことにしないでください」

八幡(ですよね~バレてますよね~?)

八幡(でも本当に、恥ずかしいんですけどね…いろはって呼び続けるん…)



213: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 18:22:24.78 ID:/N9sKLlT0

三浦「そういうわけだから、今日はあーしと帰りな」

八幡「…」

三浦「返事は?」

八幡「選択肢ないですよね」

三浦「奉仕部のあとでいいし」

八幡「いや、それだと待たせるしな…しょうがね」

三浦「え?」

八幡「今日は部活休む。ていうか、元々引退扱いだしな」

三浦「大丈夫なん?」

八幡「図書館で勉強してるみたいなもんだしな、あっち行っても」

三浦「そういう意味じゃないけど、まいいや。そういうことで」

八幡「…わかった」



214: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 19:25:08.18 ID:/N9sKLlT0

いろは「先輩、三浦先輩と遊びに行くとか…受験生の発言じゃないです」

いろは「あと全然釣り合ってないです~!」

三浦「最近近くで見ること多いからわかったけど…」

三浦「こいつ意外とイケメンだったりすんだよね」

八幡「あーしさん、ホントどうしたんすか…超怖いっすよ」

三浦「あーしさんやめろ」

いろは「むむむむ…!」

三浦「そういや、いろはも来る?って言いたかったけど、さすがに生徒会の仕事さぼるわけにもね」

いろは「うう~~そうなんですよ~~」



215: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 19:46:23.16 ID:/N9sKLlT0

三浦「ま、もうすぐ夏休みだし?遊ぶ機会はあるっしょ」

いろは「じゃあ、海とか行きましょうよ~」

三浦「あ、いいじゃん。この面子で行くの新鮮だし」

八幡「え、俺も行くの?」

三浦「あたりまえだし」

いろは「先輩来ないと意味ないじゃないですか」

八幡「へ?そうか…?しかし、男一人ってのは…」

いろは「じゃあ、葉山先輩でも…」

三浦「駄目」

八幡(うっわ…声低いな…ほんきのあーしさん)



217: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 19:57:41.10 ID:/N9sKLlT0

いろは「え…喧嘩でもしたんですか?」

三浦「…」

八幡「いや、いろはも振られてるだろ…いいのかよ?」

いろは「もうさすがに大丈夫ですよ~惹かれてる人別にいますし」

八幡「へ?」

いろは「いえいえ、なんでもないです~~」

八幡「あざといあざとい」

三浦「とにかく、隼人は駄目」

いろは「じゃ、戸部先輩にしましょう」

三浦「じゃ、戸部で」

八幡(え…なに?この戸部の備品的扱い…)

八幡(というか、戸部と三浦といろはすと俺で海行くの?)

八幡(なんてメンバーだよ…断れないだろうし…)



242: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 12:49:05.73 ID:7ciKM5jD0

放課後

プルルルルル カチャ


結衣『あ、ヒッキー?』


八幡「ああ俺。すまんけど、今日は部活やめとくわ」


結衣『え、そうなんだ。用事でもあるの?』


八幡「まあな」

結衣『わかった。ゆきのんにも言っておくね』

八幡「よろしく」ピ



243: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 12:50:31.60 ID:7ciKM5jD0

三浦「結衣に電話してたん?」

八幡「ああ、休むってこと伝えとくってよ」

三浦「んじゃ、行こ」


スタスタ


八幡「そういや、どこに行くんだ?」

三浦「ご飯でも食べよ、まずは」

八幡「サイゼか?」

三浦「あんたの選択肢それだけ?」



244: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 12:58:50.55 ID:7ciKM5jD0

八幡「じゃあ…」

八幡「牛丼屋…」

三浦「しね」

八幡「じゃあ…雪ノ下らと行ってた所でもいいのか?」

三浦「結衣達とサイゼ以外も行ってんの?」

八幡「そりゃ、サイゼばっかりじゃねぇよ…」

三浦「何処よ?」

八幡「帝国屋だな」

三浦「あんたにしては洒落てんじゃん。そこでいいよ」

八幡(サイゼはあーしさん的にはないのかね、折本も笑ってたしなぁ昔…)



245: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:00:17.92 ID:7ciKM5jD0

帝国屋

三浦「ああここね」

八幡「なんだよ…?」

三浦「雪ノ下さんの趣味っぽいって思っただけ。こういう落ち着いた雰囲気好きそう」


八幡「ま、読書とかしやすいし、一人で時間潰せるしな。コーヒーもうまいし」

三浦「あんたスタバ派じゃないん?」



246: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:01:55.53 ID:7ciKM5jD0

八幡「さあな」

三浦「ていうか、シロップ入れ過ぎでしょ…なにそれ…」

八幡「これはまだブラックだろ」

三浦「色がまだ黒いだけだし、もうカフェオレだし」

八幡「そうなるか」

三浦「女とここに来てそんなことするかぁ?普通…」

八幡「いや…ここ見栄張ってもな…」

三浦「あんたそういう奴だったね」



247: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:08:54.16 ID:7ciKM5jD0

八幡「最近はさらに甘党になってる気がする」

三浦「は?なんで?」

八幡「人生がさらに苦くなってるからだな…」

三浦「キモイ、死ね」

八幡「ほんとひどいっすね、あーしさん」

三浦「こんな馬鹿に、救われたとか思うと情けないしホント…」

八幡(心なしか笑ってる気がしますねあーしさん)

八幡「救ったてのは…」

三浦「そこ掘り返す?あんたの感情的発言も全部言うけど?」

八幡「やめときましょうか」



248: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:15:12.31 ID:7ciKM5jD0

ズズー

三浦「あ、ちょっと高いやつだと味が違うね」

八幡「ここサンドイッチもうまいよな。スタバのも好きだが、個人的には」

三浦「いいよね、スタバのも」

八幡「三浦はもっと味に対して厳しいイメージだけどな」

三浦「は?高校生の味覚なんてそんなもんっしょ」

八幡「そんなもんか」

三浦「店に行き慣れてるって言っても、高い店には行けないし」

八幡「まあ、寿司って言ったら回転ずしだしな、俺なんて」

三浦「いやいや、そんなの大抵はそうだし」



249: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:22:48.89 ID:7ciKM5jD0

三浦「あ、それとさヒキオ」

八幡「なんだよ?」

三浦「音ゲーだけど…」

八幡「それがどうしたんだよ」

三浦「ほら、点数」

八幡「ん?て…うおっ!満点じゃねぇか…!うそだろ?」

三浦「すごいっしょ?まあ、曲がまだ簡単なやつだけどね」

八幡「いや…満点なんて、動画とかでもあんま見ないぞ」



250: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:30:04.87 ID:7ciKM5jD0

三浦「でも、動画の人で片手で満点とった人とかいるし」

八幡「それはもはや人間じゃねぇな…」


三浦「…」

三浦「ヒキオさ」

八幡「ん?」

三浦「さっき救われたって言ったけど…」

八幡「あれ?その話蒸し返すんですか?」

三浦「本当は去年から、度々あんたには救われてるんだよね」

八幡「…」

三浦「この前のお礼なんかじゃ効かないくらいにさ」



251: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:40:21.64 ID:7ciKM5jD0

八幡「気にすんなっていうか…別に礼言われることしてないしな」

八幡「部活の依頼だったこともあるし」

三浦「ヒキオだったら、そう言うと思ったけど」

三浦「修学旅行の件はやっぱりありがたかったよ」

八幡「そうか?」

三浦「うん」

三浦「ま、あーしら今は離れてるからどうってのもあんだけど」

八幡「由比ヶ浜とも疎遠なのかよ?」

三浦「結衣か~そんなことないけど、ちょっとね…」

八幡「?」



252: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:45:58.57 ID:7ciKM5jD0

-------------------

三浦「やっぱ、ここのサンドうまいね」

八幡「そうだな」

三浦「つーか、そのカフェオレとは絶対相性悪いっしょ」

八幡「ほっとけ、これは俺のプライドだ」

三浦「うわ…」

八幡「本気で引くのやめてね、あーしさん」


カラン


雪ノ下「本当にここでよかったの?由比ヶ浜さん」

結衣「うん、いいよ」



257: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:56:41.95 ID:7ciKM5jD0

雪ノ下「でもなんだか、私の趣味を押し付けてるみたいで」

結衣「大丈夫だよ!あたしもここ好きだし!」

雪ノ下「そう?なら、いいのだけど」

結衣「ヒッキーも連れてくればよかったね…て」


三浦「結衣…?」

結衣「あれ?優美子?」

結衣「そっちにいるのってヒッキー?」

八幡「……」(あああ…!なんか凄い嫌な予感があああああ!)



263: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:08:27.72 ID:KmoYKGij0

八幡「…」ウツムキ

雪ノ下「比企谷くん?もうばれてるわよ?あなたの後ろ姿間違えるとでも思ってるの?」

結衣「ヒッキー…」

八幡「…はい」(どうすりゃいいの?これ)

三浦「あんたって運ないよね」

八幡「言うな…」



264: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:09:57.43 ID:KmoYKGij0

雪ノ下「それで、あなたはここで何をしているの?」

三浦「そんなの、見りゃわかんじゃん。晩ご飯食べてんだけど?」

雪ノ下「あなたには聞いていないわ」

三浦「はあ?」

結衣「ま、まあまあ落ち着いてよ。二人共…ね?」

八幡(か、帰りたい…)



265: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:11:26.04 ID:KmoYKGij0

結衣「でも、ヒッキー。電話では言ってくれなかったよね?」

八幡「あ、ああ…あれはだな…」


結衣「優美子と約束があるから、部活来なかったんでしょ?」

八幡「まあ、そうだな…」


結衣「一言欲しかったかな」

八幡「悪い」

結衣「ううん、いいけどさ」



266: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:13:21.27 ID:KmoYKGij0

雪ノ下「そうね、そういうことは一言欲しいものよ」

八幡「そういうもんか?」

雪ノ下「ええ、特に由比ヶ浜さんは、ね?」

結衣「ちょ、ちょっとゆきのん!も、もう…」


雪ノ下「くすくす」

三浦「……」

八幡(なんか、あーしさんが俺を睨んでるような)


三浦「…」

八幡(はい、間違いなく睨んでますね!)



267: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:16:41.51 ID:KmoYKGij0

結衣「あの…優美子、ごめんね?なんか急に割って入ったみたいで」

三浦「まあ、偶然みたいだし?それはいいんだけど…」

結衣「どうしたの?」

三浦「ヒキオ、あんたさ」

八幡「ん…なんだ?」

三浦「なんだじゃないし」

雪ノ下「…?」



268: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:20:56.06 ID:KmoYKGij0

三浦「ヒキオあんた、あーしが昼休みに聞いたこと覚えてる?」

八幡「昼休み?」

三浦「うん」

八幡(雪ノ下や由比ヶ浜と付き合ってる云々だよな)

八幡「まあ…覚えてるけど」

三浦「あれって本当なんだよね?」

八幡「当たり前だろ…!なんだよ、急に」

三浦「この状況とか?やりとりとか?見てたら、とても信じられないんだけど」



269: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:27:21.62 ID:KmoYKGij0

八幡「違うっての…!あれはマジだ!」

三浦「へぇ~ふぅ~ん」

八幡「お前…全然信じてないだろ…」

三浦「この状況で信じろって方が無理なんだけど?」


結衣「え?…なんの話?」

雪ノ下「二人で会話しないでほしいのだけれど」

結衣「これって、俗にいう『カーケー』だっけ?」

雪ノ下「それは『ツーカー』のことを言ってるのかしら?」



271: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:43:01.63 ID:KmoYKGij0

八幡「元々奉仕部で活動してたから当たり前というか…このくらいは普通であってだな」

三浦「へ~あんた雪ノ下さんの番号知らないって言ってなかった?」

八幡「いや知らないっての、お前も見ただろ?」

三浦「番号交換もしてなくてこれなんだ?へぇ~すご~い」

八幡(なんかやけに三浦食いついてくるな…う~む)

雪ノ下「そういえば私たちまだ番号交換してなかったわね」

雪ノ下「しましょうか」

結衣「え~~!」

雪ノ下「そんなに驚くこと?これから奉仕部の連絡取りやすくなるし」



272: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 19:51:25.55 ID:KmoYKGij0

雪ノ下「それに、プライベートでの連絡ももしかしたらあるかもしれないし…」

八幡(雪ノ下さん、そういう表情でいうのやめてくれませんかね…)

三浦「仲のよろしいことで…」

雪ノ下「あら?三浦さんも比企谷くんと仲良く見えるわよ」

三浦「は?ヒキオと?」

雪ノ下「不本意でしょうけど」

三浦「…」

八幡(雪ノ下~!火に油を注ぐな~~!)

三浦「あーしなんて…ヒキオと雪ノ下さんに比べたら…なんか違う」

雪ノ下「…?」

結衣「優美子…」



273: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 20:02:19.13 ID:KmoYKGij0

-----------------

カチャカチャ

結衣「…」

雪ノ下「…気まずいわね」

結衣「ゆきのんがヒッキーと番号交換するからだよ~~」

雪ノ下「そんなこと言われても」

結衣「きっと拗ねちゃったんだよ…優美子」



三浦「…」

八幡「…」(気まずいよ~)

三浦「ヒキオ」

八幡「なんだよ…」

三浦「この後、遊び行くし。カラオケでもなんでもいいから」

八幡「マジかよ…まあ、元々その手筈だったけどさ…」



297: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:29:45.29 ID:tXHD+Fsk0

カラン アリガトウゴザイマシタ~


八幡(う~ん、味がわからなかった)

三浦「…ったく」

八幡「恐い…」


雪ノ下「それで、二人はこれからどうするの?」

三浦「雪ノ下さんに関係ないし」

八幡「おいおい…そんな喧嘩腰になんなよ」



298: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:30:43.64 ID:tXHD+Fsk0

結衣「遊び行くんだよね?だよね?」

八幡「そ、そうだよ」

三浦「わかったらさっさと行くし」

八幡「おう…」

三浦「じゃ、またね結衣」スタスタ

八幡(雪ノ下は無視か~)



299: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:31:55.94 ID:tXHD+Fsk0

雪ノ下「…」

結衣「…」

雪ノ下「怒っていたわね…」

結衣「うん、今のコミュニティがヒッキーなんだよ優美子は…」

雪ノ下「一色さんも、そのコミュニティに入ってるようね」

結衣「あはは、確認しに行ったら、お昼3人で食べてたよ」

雪ノ下「すごいメンバーね…」

結衣「周りも驚いてるみたいだけど…楽しそうだったよ」

雪ノ下「まったく、比企谷くんは…」

結衣「もう絶対ぼっちじゃないよね?そういう発言したらとっちめてやろうよ!」

雪ノ下「そうね、ふふ」



300: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:36:48.74 ID:tXHD+Fsk0

三浦「あ~なんか疲れた」

八幡「俺もだ…なに?あの雰囲気…いじめですか?」

三浦「ヒキオは自業自得。付き合ってる云々を口に出さなかっただけありがたく思いな」

八幡「冷や冷やもんでした。勘弁してください」

三浦「ていうか、なにする?」


八幡「卓球とかどうだ?」

三浦「雪ノ下さんと行ったわけ?」

八幡「あ、いや…雪ノ下じゃなくて…だな…」



301: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:37:40.28 ID:tXHD+Fsk0

三浦「ん?」

八幡「いろはだな…」

三浦「なんでそこで言葉濁すん?」

八幡「さっきのがあったからだよ…」

三浦「つか、あんたいろはとも行ってんだね。」

八幡「どうだ?」

三浦「いいよ、そういえば駅前にボールマイトできたじゃん」

八幡「先月だっけか?」

三浦「忘れたけど、あそこならカラオケとかも全部できるしね」

八幡「そこでいくか」



302: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:44:22.82 ID:tXHD+Fsk0

ボールマイト

三浦「まさかヒキオと卓球する日がくるとは思わなかった」パコン

八幡「俺もだ」ペコン

三浦「あんたちょっとうまいし」ポコン

八幡「あーしさん、うますぎじゃないっすかね」ピコン

三浦「あーし言うなっての!」バコン

八幡(うおっ!今のスマッシュ…強すぎ)

三浦「ま、あーしテニス得意だからね」

八幡「いや、それと卓球関係ないでしょ」



304: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:49:48.32 ID:tXHD+Fsk0

八幡「次なにするんだ?」


三浦「向こうにテニスあったし、そっちもしよっか」

八幡「テニス…お手柔らかにお願いしますね…」

三浦「あんた、去年あーしに勝ってるし」

八幡「あれは魔球で勝っただけだっての」

三浦「なにそれ」

八幡「俺もよくわからん…」



305: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 09:57:45.21 ID:tXHD+Fsk0

テニス~


八幡「とりゃ!」パコ


三浦「やるじゃん!」パコン

八幡「逆サイド!?」

三浦「ま、あーしの勝ち~!」

八幡「ぬうう…大人げないぞ三浦…素人に本気だしやがって」

三浦「あんた意外と運動神経いいね、驚いた」

八幡「ふん…そんな言葉だしても何もでねぇよ…」

三浦「拗ねんなって、さっきの仕返し」

八幡「さっきて?」



306: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 10:59:58.43 ID:tXHD+Fsk0

三浦「ほら帝国屋で、色々あったでしょ」

三浦「もやもやさせられた仕返し」

八幡「もやもやしてたのかよ…」

三浦「…うっさい」


----------------------

カラオケ

三浦「ほら、あんたも唄いなっての」

八幡「いや…デュエットとか勘弁してくれ…!」

三浦「あんたさっきから唄ってないっしょ」

八幡「うぐぐぐ」(これは拷問ですかね?あーしさん。俺がカラオケバンバンに唄う人に見えるんか?)

三浦「そうそう、あはは~~なにその唄い回し~」

八幡「くっ…うっせぇよ…!」

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307: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 11:08:40.26 ID:tXHD+Fsk0

ガタン

三浦「はいヒキオ。飲み物」

八幡「サンキュ」

三浦「適当に買ったけど、いいよね」

八幡「この際なんでもいい」(疲れたな…)

三浦「あんた体力ないっしょ?鍛えれば?なんか普通にスポーツできるようになんじゃない?」

八幡「俺がそんなことするように見えるか?」

三浦「見えない」

八幡「ですよね~」


戸部「あって~?優美子じゃね?あとヒキタニくんも~」

三浦「え…戸部?」

八幡「お前、なにやってんの?」

戸部「いやいやこっちの台詞だって~な、いろはす?」

いろは「先輩たち、ここで遊んでたんですか?奇遇ですね!」



308: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 11:52:05.42 ID:tXHD+Fsk0

三浦「戸部もいるってことは、二人で遊んでんの?」

いろは「違いますよ~戸部先輩は荷物持ち~」

戸部「いろはす、それひどくね?遊んでたじゃん俺ら…」

八幡(戸部…)

いろは「冗談は置いといてですね、今度の海に行く計画について話してまして」

三浦「それね、戸部も行けるっしょ?」

戸部「行けるけど、俺ら4人で行くの?ヒキタニくんも入ってるとかすげぇわ~!」

八幡「何がだよ…」



315: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 17:21:19.05 ID:tXHD+Fsk0

戸部「いや~~半端ないわ、うん」

八幡「聞いてないな」

三浦「ま、戸部はいいんだって、とりあえずヒキオ。ドタキャンしたら死なすから」

八幡「…しませんよ」

三浦「よろしい」

いろは「あと、雪ノ下先輩と結衣先輩に言うのも駄目ですよ!」

八幡「ん、まずいか?」

いろは「私達3人…じゃなかった、4人で行くのに意味あるんじゃないですか~~!」

三浦「あんた、まさか言った言ったりしてないよね?」

八幡「今日決まったことで言うも何もないだろ」



316: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 17:55:52.27 ID:tXHD+Fsk0

三浦「ならオッケ」

戸部「でも、ヒキタニくんいつの間に優美子と仲良くなったん?」

八幡(これは、葉山もこいつに言ってないな)

八幡「同じクラスだから…か?」

三浦「あーしに振るな」

戸部「そっか~ほら、例のいろはす誑かし疑惑もあるしさ。ヒキタニくん半端ねぇ」

三浦「誑かし」

八幡「誑かしって言葉に反応するのはどうかと思いますよ」

三浦「黙れ」


戸部「でもさ~あっちの噂は収束したん?」

八幡「相模のやつか?」

戸部「そうそれ」

八幡「一応は…どうなんだろうな」

戸部「優美子がキレて収束させたんっしょ?いや~見たかったわ~」



318: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 18:06:19.38 ID:tXHD+Fsk0

三浦「うっさいし、あれはもういいでしょ」

八幡(あーしさん恥ずかしいんですね、わかりますよその気持ち…)

いろは「う~ん、あのことは三浦先輩もあれですし…今はこれくらいで終わりにしましょうよ」

八幡「おお、お前にしては空気呼んでるな」

いろは「お前にしてはってなんですか~!」

八幡「あざといあざとい」

三浦「あんたら馬鹿にしてるっしょ…」

八幡「なんのことだか…いやだなー」

三浦「ヒキオあとで覚えときな」

八幡「ひいっ!?」


戸部「そっちはわかったけど…優美子、隼人くんはいいん?」

三浦「え?隼人?」

戸部「ほら、海に呼ばなくてさ」



320: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 18:16:59.83 ID:tXHD+Fsk0

いろは「……」

三浦「いらない、隼人は」

戸部「あ~喧嘩でもしたん?ま、なんとなく思ってたけど」

八幡「葉山は何も言ってないんだろ?」

戸部「何も言ってないな~」

いろは「湿っぽくなっちゃいましたね?みんなで遊びましょうよ!」

戸部「いいじゃん、海に行く4人だし?やっぱりコミュニケーションっしょ!」


八幡「…大丈夫か、三浦」

三浦「いや平気だし、もう終わったことだし」

八幡「そっか」



323: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 18:30:13.49 ID:tXHD+Fsk0

------------------


いろは「すっかり遊んじゃいましたね~」

八幡「もうこんな時間かよ…」

戸部「うっわ、夏休み前にハメ外し過ぎたわ~」

三浦「んじゃ、そろそろ帰るでしょ」



いろは「じゃ先輩!海楽しみにしてますからね?」

八幡「へいへい何で俺に言うの?」

いろは「海に慣れてないのって先輩だけですし」

いろは「戸部先輩はなんだかんだで慣れてますし」

いろは「だから、楽しませてくださいねってことです」

八幡「ハードル高いな…おい」


三浦「ま、あーしも楽しみにしてるし」

八幡「三浦もハードル上げんでくれません?お願いだから…」

戸部「いや~ヒキタニくん!俺らハードル上がってるよ?美少女二人もてなすとか…いや~むずいわ~」

八幡「ま、まあ俺なりにがんばる…」

いろは「あ、戸部先輩はいつも通りでいいんで」

三浦「戸部はがんばるな、つーか姫菜いるっしょ?」



324: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 18:38:13.90 ID:tXHD+Fsk0

戸部「な、なんでそれを…?」

三浦「いや普通に聞いてるし、付き合ってるって?」

いろは「え~~~!?ほんとですか戸部先輩!」

戸部「いや…付き合ってるのかな~~?姫菜、俺に興味あるのかどうか…」

八幡(ん?名前で親しそうに呼んでるな?あれ、前もそうだったか?)

三浦「一応OK出したとか?3年入ってから告白もう一回したんでしょ?」

いろは「おお~戸部先輩意外とやりますね!」

戸部「いや~~マジ照れるからその話はまた今度で…」

八幡(戸部に春が舞い降りたのか)

八幡(いや、よく考えたら普通に彼女いそうだけどね?)

八幡(しかし海老名さんか~色々難しそうだな)



325: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/10(水) 18:53:04.83 ID:tXHD+Fsk0

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それから夏休み


ジーコロジーコロ


八幡「暑い…暑すぎる…」

八幡「15分間待ってるし、そろそろ帰るか」

八幡「て、まあ冗談ですけどね?」

三浦「おはよ」

八幡「お、おう三浦…おはよう」(聞かれてないよね?)

三浦「他の二人は?まだ来てないみたいだな」



344: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 17:27:49.93 ID:pjaPfYZa0

三浦「あんた、今帰ろうとしてなかった?」

八幡(見られてたよ…)

八幡「なわけあるか…」

三浦「ふ~ん」


いろは「せんぱ~い!おはようございます!」

三浦「いろは、おはよ」

八幡「う~っす」

いろは「気のない挨拶ですね、先輩」

八幡「だってお前………」

いろは「えへへ…どうしました~?」

八幡(ミススカートは反則ですね、いろはすさん)



345: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 17:39:13.82 ID:pjaPfYZa0

八幡「いや…どうって言われてもな…」

三浦「…」

八幡(いろはを直視してはいけないと、俺の第六感がいっている)

いろは「あ、大丈夫ですよ~?下ホットパンツ履いてますし」

八幡「そういう問題じゃねぇよ…」

いろは「やっぱり、わたしのスカート見てましたね?先輩、気持ち悪いです~☆」

三浦「…」

八幡(ああ…あーしさんから罵倒くるな、構えとこう)



346: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 17:47:42.18 ID:pjaPfYZa0

三浦「…あーしも、スカートにすればよかったかな…」

八幡「ん?」(罵倒がこない…?)

いろは「えっと、人数揃いましたし行きましょうか!」

八幡「ナチュラルに戸部忘れるのやめてやろうね?」

いろは「あ、忘れてました~~!」

八幡(いろはす、いっけな~~っい!じゃねぇよ…)


戸部「もうみんな集まってるし!ごめん、遅れた~」

八幡「おっす戸部」

三浦「戸部、遅いし」

戸部「いや~ごめんごめん。ていうか、まだ待ち合わせ時刻なってなくね?」



347: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:19:39.64 ID:pjaPfYZa0

いろは「女の子待たせたら遅刻です~」

三浦「姫菜待たせたりしたら承知しないし」

戸部「うわ、きついわ~やらかしたわマジで!」

八幡「ま、揃ったし、行かねぇの?」

三浦「そうね、行こっか」


いろは「出発ですね~」

戸部「いや~楽しみだわ。浮き輪とか?ビーチボールとかも持参しとるべ」

スタスタスタ



348: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:25:06.32 ID:pjaPfYZa0

電車 ガタンゴトンガタン

いろは「ふんふんふ~~ん♪」

八幡(いろはすはなんだかご機嫌なようで)

八幡「その荷物なんだ?」

いろは「これですか?まあ、日焼け止めとか~色々ですね」

八幡「そうか…」スッ

いろは「あ…す、すみません」テワタシ

八幡「いや」

三浦「……」

戸部「なんか、すげぇ自然な受け渡しだし…」



349: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:29:59.82 ID:pjaPfYZa0

八幡「はあ…?なにが?」

戸部「いや、今の流れだけどさ。良い感じに渡さなかった?」

いろは「あ~これはですね~」

八幡「小町と良くやってたしな…」

いろは「いや、その説明じゃわかりませんって」

三浦「どゆこと?」

いろは「去年のクリスマスからの習慣なんですよ☆先輩が何も言わなくてもわたしの荷物持ちっていう」

八幡「いや、荷物持ちじゃねぇし…語弊ありまくりだし」

戸部「去年のクリスマスって言ったら、あれじゃんね。いろはす…あ、ごめん」



350: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:39:54.46 ID:pjaPfYZa0

いろは「大丈夫ですよ、葉山先輩に振られたのは気にしてませんし」

戸部「そう?じゃあ…あの時から、もうヒキタニ君と?」

いろは「そうですね~ラブラブでしたね~!」

三浦「なっ…」

八幡「お前な…悪ノリすんなよ…」

いろは「いいじゃないですか~先輩には『責任』とってもらわないと駄目ですからね」

三浦「責任…?」

八幡(なんか蛇に睨まれるヒキガエルですね…いろは、これ以上はやめようか?)

戸部「うっわ~!意味深げだわこれ…!後でゆっくり聞かないと眠れないわ~」

八幡「えっ?話さないと駄目なん……?」



351: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:47:44.55 ID:pjaPfYZa0

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海 

いろは「きましたね~!」

戸部「やばい、テンション上がるわ~!」

八幡「とりあえずどうする?」

三浦「まず、貴重品預けてからビーチって感じかな」

いろは「ですね~」


戸部「パラソル持ってきてないんよ」

八幡「確かあれってレンタルもあるだろ?」

戸部「レンタルの方が確か頑丈だから安心感あるしね」



353: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:52:33.97 ID:pjaPfYZa0

ザクッ


八幡「ビーチパラソル刺すのは…こんな感じでいいか?」

戸部「そうそう、そんな感じ。あとはレジャーシート敷いてと…」

八幡「こんな感じか?」

戸部「いいねぇ~ここなら海からもすぐ戻れるし」

八幡「あとは…浮き輪とかの空気入れとくか」

シュコ~


いろは「お待たせしました~!」

三浦「つーか暑いし…日差しきつ過ぎだし…!」



356: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 18:59:21.70 ID:pjaPfYZa0

八幡「…」

戸部「…」

三浦「なんか言うことないん?男共」

いろは「ほらほら~正直に言ってくれていいんですよ~?」

戸部「おお~いいじゃん、めっちゃ可愛いわ~いろはすも優美子もいいわ~」

八幡(かわいい…が、言葉が出てこない…)

戸部「やっばいわ~、ビーチの他の男子にナンパされないか不安で仕方ないわ~」

いろは「あ、今の戸部先輩の発言浮気ですね」

三浦「ん、姫菜に報告っと…」

戸部「いやいやいや!ちょ、勘弁してよマジで~~!」

三浦「冗談だっての…あはは」

いろは「戸部先輩必死過ぎです、ちょっとキモイです~」



357: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:04:27.38 ID:pjaPfYZa0

八幡「…」

三浦「で、ヒキオさ。あんたも言うことあるっしょ?」

いろは「そうです、感想を言ってください」

八幡(答え間違えると大変そうなんだけど…気のせいじゃないよね…)

戸部「ヒキタニ君…なんか同情するわ…」

八幡(戸部も気づいてる…)

八幡「えっとだな…いろはすは…」

いろは「いろはすって誰ですか~?」

八幡「いや…いいだろ」

いろは「駄目です!ちゃんと呼んでください!」



358: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:08:14.47 ID:pjaPfYZa0

八幡「いろはは…」

いろは「は、はい」

八幡「可愛いいと思うぞ?幼い水着が体形と合ってるというか…」

いろは「幼い体系とか失礼な言葉が混じってますけど…」

八幡「慣れてないんだよ…言葉が出てこない…」

いろは「でもそれで許してあげます」

八幡「こういうのって許してもらうもんなのか?」

戸部「多分違うかな~」



359: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:13:33.92 ID:pjaPfYZa0

三浦「で?あーしは?」

八幡「三浦か…三浦は…」

八幡「いろはと違って綺麗と言えばいいのか?細いし…気品があるっていうか…」

三浦「ふ、ふ~ん…で?」

八幡「パレオが…えろい?」

三浦「…どこ見てんの?」

いろは「先輩、今の発言ムッツリスケベみたいです…」

八幡「と、とりあえず…これでいいだろ…!」

三浦「ぷっ、あんたの照れた表情が面白いから今のでいいや」

八幡「笑うなっての…」


戸部「いや~ちょいヒヤヒヤしたわ…」

いろは「三浦先輩の方が褒められてるみたいでした~」



360: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:18:52.29 ID:pjaPfYZa0

---------------------------

戸部「ほらほら、いろはすも早く早く」

いろは「戸部先輩なにしてるんですか?」

戸部「とりあえず、砂の城作るのが定石っしょ?」

いろは「定石ですか~子供っぽくないですか~?」

戸部「そう言わずに、やってみたら楽しいって~」

いろは「う~ん」


三浦「ヒキオ」ブン

パシ

八幡「どした?浮き輪なんか渡して」

三浦「海入ろ、海」

八幡「戸部のところいかねぇの?」

三浦「なんか、城建設に尽力してるし?邪魔したら悪いし?」



361: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:24:39.25 ID:pjaPfYZa0

八幡「どこまで行くんだ?」

三浦「適当でいいじゃん」バシャバシャ

八幡(一つの浮き輪で二人して海行くって…どうなんすか?)

ザバーン

三浦「ひゃ~冷たいし~」

八幡「今日が暑くてよかったな…曇りとかだと寒いだろ…」

三浦「確かにね、海日和ってやつ?」

八幡(あーしさんが浮き輪の中に入って、俺は外からついて行く。地味にきついっすね)

三浦「つってもヒキオさ~やっぱあんた細いね」

八幡「まあ、部活なんて奉仕部だけだしな…鍛えてないし」



363: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:38:15.66 ID:pjaPfYZa0

三浦「スタイルはよく見えるけど…」

八幡「多分細いだけだろ」

三浦「そうなるね、あんたの場合」

八幡「ああして見ると、戸部は良い身体してるな」

三浦「ま、そりゃサッカー部で鍛えてるしね」

八幡「羨ましいこって」

三浦「姫菜がいたら、色々妄想しそうな発言だね、ヒキオ」

八幡「やめろよ…戸部とか…戸塚なら大歓迎だが」

三浦「ちょ、本気できもいんだけど…」

八幡「俺のメンタルバーストですわ~」

三浦「たく…ていうか、もうそれネタとして放り込んでるでしょ?」

八幡「そうだな…三浦が返してくれないと逆に恥ずかしくなる」



366: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:45:09.33 ID:pjaPfYZa0

三浦「なにそれ…!ヒキオ、あんたやっぱ変だわ」

八幡「失礼な奴だな…」

ザバザバ

八幡「足つかないところに来たな…地味に今の体勢がきついぞ…」

三浦「平気?もっとこっち寄れば?」

八幡「いや、それすると…」

八幡(近いから、顔近いからねあーしさん)

三浦「…」

三浦「ヒキオ、場所変わって」

八幡「へ?」



367: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:49:19.63 ID:pjaPfYZa0

三浦「あんたが中入んの」

八幡「浮き輪の中か?」

三浦「そう」

八幡「三浦は?」

三浦「とにかく入って」

八幡「はいはい、場所変わればいいんだな」

ザバ~


八幡「で、どうすんだよ?浮き輪の端持ってるだけじゃしんどくね?」

三浦「だからこうすんの」

ダキ 

八幡「……はい?」



369: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:54:40.74 ID:pjaPfYZa0

ギュー

八幡「…」

八幡(あれ~?あーしさん、俺に抱き着いて首に手を回してませんか?)

八幡「なにしてんの?」

三浦「見りゃわかんでしょ、抱きついてんのよ」

八幡(あ、やっぱり勘違いじゃなかったね)

八幡「な、ななななんのつもりだよ…!」

三浦「ヒキオ動揺し過ぎ…これだったら楽じゃん?あんたも浮き輪あるし重くないっしょ?」

八幡「いや…そりゃ重くはないけど…」(三浦元々軽そうだし)

三浦「じゃ、問題ないね」

八幡(俺の精神面で問題ありまくりですけどね?)



370: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 19:59:59.68 ID:pjaPfYZa0

---------------

八幡(くそ…何分くらい経ったか…意識が引っ付いてる三浦に行ってしまう)

三浦「ヒキオさ~ジムでも通ったら?」

八幡「…なんで?」

三浦「鍛えてちょっとは男らしい身体になればって言ってんの」

八幡「ジムかよ……高いだろ」

三浦「安いコースもあるって、バイトでなんとでもなるし」

八幡「受験生でバイトかよ…」

三浦「いや、別に大学入ってからでもいいから」

八幡「大学か…」



372: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 20:19:32.52 ID:pjaPfYZa0

バシャバシャ

八幡「受かってから考える」

三浦「なにその適当な答え」

三浦「つーか、あーしも一緒にやったげるからさ」

八幡「え?なに言ってんの?」

三浦「あーしもちょっとウエストやばいかな?とか思ったり」

八幡「女を敵にまわしそうな言い方ですねあーしさん…その腹で…」

八幡「というか、同じ大学行かないだろ俺たち」

三浦「だとしても、別に会うの簡単だし」

八幡「え?会うつもりなの?」

三浦「…」



373: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 20:23:26.99 ID:pjaPfYZa0

八幡(あれ?黙ったぞ?)

三浦「ヒキオはさ…いや?こういうの」

八幡「こういうのというのは…今のこのグループってことか?」

三浦「ま、それでいいや」

八幡「そんなことねぇけど…」

三浦「あーしはさ…来年もこうやって馬鹿なことしたりとか飲み会行けたりしたらいいかなって思うんだよね」

八幡「……」

八幡「まあ…いいかもな」

三浦「ヒキオ…」



374: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 20:28:38.75 ID:pjaPfYZa0

八幡「あの…とりあえず、離れませんかね?さすがに恥ずかしい…」

三浦「……」

三浦「今、あーしら周囲からどう見られてるかな?」

八幡(もうカップルがじゃれあってるだけにしか見えてないと思いますよ!)

八幡「いや…そりゃあれだ…見えるだけなら…あれだ」

三浦「ん?なんなん?指示語多すぎて全く伝わってこないんだけど?」

八幡「お前…絶対わかってるだろ…!」

三浦「ていうかヒキオっ!顔真っ赤じゃんっ!」

八幡「うぐぐぐぐ…っ!」



375: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 20:34:44.65 ID:pjaPfYZa0

戸部「おしっ!いろはす~城完成したでっ。早速ビー玉でも転がして」

いろは「あれ…先輩たち…何やってるんですかね…」

戸部「ん?いろはす~声が低いよ…あ、なんか楽しげに泳いでるな~」

いろは「なんかくっついてるように見えるんですけど…」

戸部「…ヒキタニくん…」


三浦「いろは、こっち見てるっしょあれ」

八幡「へ?」

三浦「なんかすっごい凝視してない?」

八幡(うわ~戻りたくねぇ…)

八幡「どうしましょうかね、あーしさん」



378: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/11(木) 20:39:31.13 ID:pjaPfYZa0

三浦「あーし言うなって何回言わせんのよ」

八幡「とりあえず、俺から離れてくれません?」

三浦「却下」

八幡「なんで…?」

三浦「このままもっと沖の方まで行ってみる?」

八幡「それ、何もならないしな…結局戻らないとなんねぇし」

三浦「まあ、お腹も減ったしねぇ。戻ろうか」

八幡「あんま戻りたくなんですが…ほんとに」

三浦「言い訳考えてな。定番の焼きそば食べよ」



404:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/12(金) 16:10:28.92 ID:Ou44HuMO0

海の家


戸部「いや~最近は焼きそばも出さない所、増えてきたよね~」

八幡「そ、そうなのか…」

戸部「そそ、カフェスタイルとかで、焼きそばとかは減ってきてんだって」

八幡「ここは普通にあったな」

戸部「昔ながらの店だしね~俺は焼きそば派かな~」

いろは「せ・ん・ぱ・い」



405: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 16:12:01.06 ID:Ou44HuMO0

八幡「な、なんだ…い、いろは…」

いろは「わたしの目を盗んで消えたかと思ったら~」

いろは「三浦先輩と海にしけ込んだりして~何してたんですか~?」

八幡「あの…痛いからね?膝蹴らないでね?」

三浦「ま、ちょっと普段は言いにくい会話とかね」

いろは「三浦先輩、思いっきり抱き着いてましたよね~?」

三浦「そりゃ、ヒキオがどうしてもって言うし~?」

八幡「はい?」

いろは「せ、先輩!三浦先輩に強要したんですか!?脅迫ですか?犯罪ですよ!」



407: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 16:14:38.43 ID:Ou44HuMO0

八幡「いや、強要してねぇし…騙されんなよ」


三浦「ヒキオのくせに冷静とかムカツク」


八幡「言ってることおかしいって、あーしさん…」

戸部「いや~ヒキタニ君やべぇわ~優美子手玉に取るとかないわ~」

八幡「取られてるの俺だからね?むしろ」

いろは「三浦先輩とだけ泳ぐとかなくないですか?わたし共泳いでくださいよ~」

八幡「なんか、お前と泳ぐの色々恐いんだけど…」

いろは「どういう意味ですか~?」



408: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 16:16:24.25 ID:Ou44HuMO0

八幡「だって、なんかちょっかいかけてきそうだし…」

いろは「こんな可愛い後輩にちょっかいかけれられるとか、役得じゃないですか」

八幡「自分で言うなよ、ほんと…」


三浦「つーか、二人だけみたいな会話しないでほしいんだけど?」


いろは「あれ~三浦先輩、ご機嫌斜めなんですか~?」

三浦「な…違うし…!」

戸部「いや~両手に花だけども…ちょっと怖いわ、一触即発だわ~」



409: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 16:21:24.86 ID:Ou44HuMO0

いろは「それはそうと、先輩」

八幡「ん?て…」

いろは「はい、あ~ん」

八幡「いや、自分の焼きそばあるし…あと、麺類であ~んとか…」

いろは「ケチですねぇ先輩って…そんなんじゃモテませんよ」

八幡「ほっとけ…」

いろは「じゃあ、ちゃんとした食べ物ならOKってことですね!お弁当とか」

八幡「それ、前からしてるし…あと絶対9月以降にするつもりだよね」

三浦「あんたって、あ~んとかに憧れてんの?」

八幡「そんなわけあるか…あんなもん恥ずかしくて身悶えするレベルじゃねぇか」



410: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 16:26:33.30 ID:Ou44HuMO0

戸部「ところで、この後どうするべ?」

八幡「なんか、城みたいなの作ってなかったか?」

戸部「おお、ヒキタニ君興味ある?なかなかうまく作れてさ~」

三浦「城なんてどうでもいいし、ビーチボールで遊ぶとか色々あんじゃん」

いろは「あ、いいですね~そうしましょうか」

八幡「ま、適当にやるか」

戸部「俺の作品も一回くらい見て行ってな~」



417: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:02:42.85 ID:Ou44HuMO0

三浦「ほら、誰かとってっ!」ポ~ン

戸部「よっしゃ、任せろって!」

いろは「行きますよ、先輩っ!」

八幡「…はい?」

バン

八幡「ぐわっ!」

いろは「やった~!仕返しです~~!」

八幡「何の仕返しだよ…ビーチボールとはいえ、そんな勢いで返してくんな」

三浦「大丈夫?ヒキオ」

八幡「別にどうってことは…」

戸部「よ~し、次行くべっ!」



418: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:04:24.35 ID:Ou44HuMO0

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いろは「先輩、先輩!こっちです~!」ザバザバ

八幡「なんだよっ?」

いろは「泳ぎましょうよ」

八幡「それは別にいいけど…て、うわっ!?」

いろは「へへ…どうですか?先輩」

八幡「どうって言われてもな…」



419: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:07:29.61 ID:Ou44HuMO0

いろは「三浦先輩とあんなに引っ付いてたのに嫌なんて言いませんよね?」

八幡「い、言わないけどだな…なんかまずい気が…」

三浦「ヒキオ…」

八幡(ほら、あーしさんが睨んでますよ!?)

八幡「とりあえず離れようぜ、いろは。話はそれからだ」

いろは「駄目です、話はこのままで聞きます」

八幡「いや、マジでやばい気がするんだけどな…」

三浦「…」

戸部「さ~て、ビー玉転がしちゃうかな~」

八幡(戸部…!去って行くなよ…)



420: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:25:40.01 ID:Ou44HuMO0

レジャーシートの上



いろは「あ~疲れましたね」

三浦「結構遊んだしね、ていうか海入ったからオイル意味ないし」

いろは「日焼けとかきついかもですね」

八幡(俺も焼けるな…)

戸部「いや~でもこういういいよね~やっぱ勉強ばっかじゃ捗らないし」

三浦「息抜きって意味?戸部はいつも抜いてるように見えんだけど」



422: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:27:13.32 ID:Ou44HuMO0

いろは「そうですね~」


戸部「ひどくない?あと、いろはす声低い…」


いろは「あ、ところで…花火大会とかも行きません?」


八幡「この面子でか?」(去年は由比ヶ浜と二人で行ったか)

三浦「別にいいけど」

戸部「あ~俺、多分その日は予定あるわ~」

三浦「ん?あ~なるほど」



423: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:29:34.15 ID:Ou44HuMO0

いろは「そりゃありますよね、戸部先輩は」

戸部「え、なに?」

三浦「姫菜誘って行くんでしょ?」

戸部「う…!なんでわかんの?」

いろは「そんなのわかりますよ!で、そのあとはお楽しみですよね」

戸部「…いろはす…」

八幡(戸部、かわいそうにな…)


三浦「一応言っとくけど、見られたら退学ものだから、注意しなよ」

戸部「え?それ前提?待って別に考えてないからね?」

いろは「え~戸部先輩へたれです~」



424: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:31:00.05 ID:Ou44HuMO0

三浦「あれ?戸部って童貞だっけ」

戸部「…」

八幡「…」

いろは「先輩はそうなんですかね」

八幡「うるせーよ…」



425: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:38:10.51 ID:Ou44HuMO0

いろは「戸部先輩が無理なら~わたし達3人で行きましょうか」

三浦「いいじゃんそれで」

八幡「あ、決定なんすね…なら…」

三浦「なに?」

八幡「戸塚呼んでもいいか?来れればだけど」

いろは「戸塚先輩ですか、いいですよ!」

三浦「いいよ、別に」

八幡(戸塚と花火大会か…おいおい、いいんじゃないか?)



426: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:50:19.63 ID:Ou44HuMO0

電車

デデコーンデデコーン


八幡「あ~疲れた…」

三浦「ヒキオ、疲れすぎ」

八幡「マラソン大会でも葉山にやられたしな…」

三浦「それ比べる相手悪いし」


いろは「ちょっと早いですけど、今日はもう解散します?」

戸部「それがいいべ。明日に疲れ残っても困るし」

八幡「明日はデートか」

戸部「ちょ、ヒキタニ君何言うの~?」

八幡「図星か」

いろは「図星ですね~」



427: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:53:27.74 ID:Ou44HuMO0

戸部「それじゃ、またね~」

いろは「花火大会楽しみにしてますね、先輩、三浦先輩も!」

タタタ

三浦「あーしらも帰る?」

八幡「そりゃな」

三浦「んじゃ、帰ろ」

八幡「……!」

ギュウ

八幡「なんで手をつなぐんですかね…?」

三浦「いいから歩けって」



428: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 19:57:49.98 ID:Ou44HuMO0

スタスタ

三浦「ヒキオさ…」

八幡「…なんだ?」

三浦「今日、どうだった?」

八幡「…楽しかったな…」

三浦「そう、あーしも」

八幡「俺の場合は、普段あんな風に遊ばないからだけどな…」

三浦「あーしがよくやってるみたいな言い方だし」

八幡「行ってたろ?由比ヶ浜とか葉山達と」

三浦「まあ行ってたけどさ」



429: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 20:02:49.18 ID:Ou44HuMO0

三浦「結衣や姫菜と行くのはいいんだけど…隼人の場合は少しね」

八幡「少し?」

三浦「あんまり地を見せられないっていうか…繕うっていうか…」

八幡「変なところ見せられないってことか?」

三浦「そういうこと…だからさ、純粋に楽しめたのかわかんなくてさ」

八幡「今日のお前、自然に笑ってたな」

三浦「見てたの?」

八幡「海で抱きついてた時とか…」

三浦「しっかり見てるじゃん」

八幡「2年の時、あんな顔見たことなかったしな、葉山の前でも」

三浦「あんた、意外と見てんのね」



430: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 20:08:03.57 ID:Ou44HuMO0

八幡「当時のお前ら目立ってたしな」

三浦「ふ~ん」

八幡「去年の修学旅行では、お前は変わるのは困るみたいなことコンビニで言ってたけど」

三浦「そんなこともあったね」

八幡「まだ1年経ってないけど、かなり変わったな」

三浦「うん、でも悪くないかな…変わるのもさ」

八幡「いい方向ならいいけどな」

三浦「まあ、そうだけど」


雪ノ下「…」

結衣「ヒッキー?」

優美子「あれ?結衣じゃん」

八幡「あ…」

葉山「比企谷…」



435: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 20:54:46.13 ID:Ou44HuMO0

結衣「あれ…手つないで…」


八幡「あ、いや…」パッ


三浦「ちょっと…!」ギュウ

八幡「お、おい……!」

三浦「なに?」

八幡(あーしさん…この状況で手を離さないんですか…?)

八幡(精神的にまた削られそうだ…)



436: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 20:59:07.25 ID:Ou44HuMO0

雪ノ下「どこかへ行ってたみたいだけど」

三浦「だから、別に言う必要なくない?奉仕部関係ないことだし」

結衣「で、でも…手つないでるし…」

三浦「……」



葉山「格好からして、海かプールの帰りかい?」

八幡「海だな。別に二人で行ったわけじゃないぞ?戸部といろはと4人で」

葉山「めずらしい組み合わせだな」



437: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 21:00:10.58 ID:Ou44HuMO0

八幡「俺もそう思う」

三浦「ヒキオ、わざわざ4人で行ったこと強調する必要なくない?」

八幡「いや、事実だし一応な」

三浦「あんたさ~」


八幡「というより、そっちもめずらしい組み合わせだな…」

葉山「ああ、これは…」

雪ノ下「葉山くんと遊んでいたのよ」

葉山「…」

八幡「へ?あ…そ、そうか?」



439: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 21:04:48.60 ID:Ou44HuMO0

雪ノ下「ええ」

八幡(マジか?由比ヶ浜はともかく、雪ノ下が…)

雪ノ下「ね、由比ヶ浜さん?」

結衣「え?」

結衣「…う、うんまあ…そうかな」


八幡「そうか…」

三浦「…」ギュウ

八幡「なんか痛いんですけど、手が」

三浦「気のせいじゃん」

八幡(違うと思いますけどね)

葉山「時間があるなら、そこの帝国屋で話さないかい?」



440: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 21:16:53.56 ID:Ou44HuMO0

帝国屋

結衣「えっと…飲み物くらいでいいよね~?」

八幡「そうだな」

三浦「あーしも、そんくらいでいい」

雪ノ下「私も構わないわ」

葉山「じゃあ、とりあえず注文を済ませようか」

………


八幡「で、話とかなんかあんの?」

三浦「隼人さ」

葉山「なんだい優美子?」

三浦「雪ノ下さんと仲良くなってたの?」

葉山「それを言うなら、結衣もじゃないか?」

三浦「結衣は前からあーしらと一緒にいたし」

三浦「でも雪ノ下さんと行動とかめずらしいと思って」



441: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 21:23:00.59 ID:Ou44HuMO0

葉山「…」

八幡「マジか、葉山?」

葉山「そんなことないさ。君が心配してるようなことはないよ」

八幡「別に、心配とかしてねぇよ…」

三浦「本当に?」

八幡「あーしさん、怖いからね…睨まないでね」


結衣「まあ、隼人くんと遊んでたっていうのも違うかな?」

八幡「そうなのか?」

葉山「そうだよ、さっき偶然会って晩御飯を一緒にしただけさ。雪ノ下さんが意味ありげに言っただけだよ」

雪ノ下「……」

八幡「紛らわしい言い方すんなよ…」

雪ノ下「だって…」



443: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 21:32:00.01 ID:Ou44HuMO0

葉山「それで?そっちはどうなんだい?」

八幡「なにがだよ?さっきも言ったが、戸部とかもいたしな」

結衣「手ずっと握ってたしっ!」

雪ノ下「そうね、とても仲がよさそうに見えたわ」

八幡「三浦もなんか否定してくれよ…」

三浦「なに?海であったこととか、懇切丁寧に説明しろって?」

八幡「それはやめてください」


葉山「まあ、これ以上聞くのも野暮かな」

八幡「そうだな…なんか精神が持ちそうにない」

八幡(葉山の奴笑ってるな…選択肢云々のことで笑ってんのか?)



444: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/12(金) 21:36:49.14 ID:Ou44HuMO0

葉山「優美子」

三浦「なに?隼人」

葉山「今…楽しいかい?」

三浦「まあね、隼人は?」

葉山「俺はそうだな…色々考えさせられる時期かな」

三浦「それはきっと罰かもね、今までの行動の」

葉山「確かに…俺はそんなにいい奴じゃないしね」

三浦「言えてる」

八幡「…」



459: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:44:34.66 ID:XctMJxLk0

三浦「なに見てんのヒキオ?キモいんだけど」

八幡「なんか吹っ切れたって感じか?」

三浦「さあ?なんのことかよくわからないけど」

三浦「あんたがそう思うんなら、多分正しいんじゃない?」


八幡「そうかよ」

葉山「6月のことは…すまなかった」

三浦「ここで謝られても困るし、第一謝るようなことでもないでしょ」

葉山「優美子…」



460: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:49:05.79 ID:XctMJxLk0

結衣「また、『ツーカー』会話してるよ」

雪ノ下「ええ『ツーカー』会話ね」


------------------------

カラン

葉山「疲れていたのに、時間とらせてしまったね」

八幡「俺は別にいいけどよ…」

三浦「…あーしも別に」

葉山「そうか、ありがとう」

葉山「それじゃあ、帰るかい?」



461: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:50:08.53 ID:XctMJxLk0

雪ノ下「比企谷くん」

八幡「なんだ?」

雪ノ下「変わって行くわね…コミュニティというのも」

八幡「そりゃそうだろ…奉仕部もな」


結衣「ちょっと寂しいかな…」

八幡「葉山の受売りで、『そういうのが変わったくらいで、人のつながりは変わらないよ』っていう名文句がなかったか?」

三浦「ぶふっ…!あはははは…!」



462: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:51:29.34 ID:XctMJxLk0

葉山「比企谷…それは今言うようなことかな?」

雪ノ下「葉山くんの名文句なことは置いておいて、そうかもしれないわね」

八幡「実際、奉仕部はないも同然だしな」

結衣「それでも勉強会してるしねっ!」

八幡「そういうこと」


三浦「…人のつながりか」

葉山「優美子」

三浦「なに?」



463: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:52:57.32 ID:XctMJxLk0

葉山「俺たちも以前の友人関係に戻れないかな?」

三浦「戻るもなにも…隼人、別に悪いことはしてないし」

葉山「そう言ってくれるのはありがたいけど、やはりきっかけがね」

三浦「じゃあ…別に戻ってもいいよ」

葉山「そうか、ありがとう」

三浦「でも…会う機会とか減りそうだけどね…」

葉山「それは仕方ないな、昔のグループも重要だけど、今のグループを大切にしないとね」

三浦「うん」

葉山「君の場合はそれだけじゃないと思うけど」

三浦「…隼人、それ以上言ったら怒るし」

葉山「わかってるよ………優美子、こんなに素を見せてたかな?」



464: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:55:29.70 ID:XctMJxLk0

結衣「それじゃ、またね!」

雪ノ下「さようなら」

葉山「それじゃ」


三浦「…あーしも、ここで帰るね」

八幡「ああ」

八幡「葉山と仲直りしたのか?」

三浦「少しね」



465: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 12:59:15.36 ID:XctMJxLk0

八幡「そっか、よかったな」

三浦「あーしとしても、いつまでも仲違いしてたんじゃ気持ち悪いし」

三浦「あとさ、ヒキオ」

八幡「なんだよ?」

三浦「雪ノ下さんや結衣に誤解されたかもね」

八幡「誤解って…」

三浦「ほら、手つないでるとことか見られたし?」

八幡「べ、別に誤解受ける関係じゃねぇだろ…」

三浦「そっぽ向いて言うなっての」

八幡「う、うるせ…」



466: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 13:00:34.15 ID:XctMJxLk0

三浦「あんたはさ…そういう関係とか興味ないの?」

八幡「へ?」

三浦「あーしとさ、付き合ったりとか…」

八幡「…」(すげぇドキドキさせてきますね、今日のあーしさん…)


八幡(ホント、破壊力ヤバいですからね?)

三浦「な~んて、冗談だし」

八幡「冗談かよ…やめてくれよ…心臓に悪い」

三浦「ドキドキしたっしょ?」

八幡「しらねぇよ…」

三浦「その反応だけで十分だし」

八幡「くそ…もう帰る」

三浦「拗ねなくてもいいじゃん」


スタスタスタスタ



468: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 13:49:58.42 ID:XctMJxLk0

それから日が経ち 花火大会にて


いろは「けっこう賑わってますね~」

八幡「正直暑苦しい…」

戸塚「僕も参加してよかったの?」

八幡「当たり前だろ、何言ってんだ」

三浦「ヒキオ、必死過ぎ」

いろは「キモイですよ、先輩☆」

八幡「そんな眩しい笑顔で言わないでね」



469: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 13:51:27.50 ID:XctMJxLk0

戸塚「賑やかで楽しそうだね」


三浦「つーかヒキオさ、あーしの浴衣姿見て、なんか言うことないん?」

いろは「わたしも言われてないですよ~?」

八幡「似合ってるとは思うが…なんて言えばいいんだ?」

三浦「うわ…そんだけ?」

いろは「先輩…それは駄目ですよ…」

八幡「本気で引かれたよね…?」



470: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 13:53:56.63 ID:XctMJxLk0

戸塚「今のは八幡が悪いよ」

八幡「戸塚まで…」

いろは「あ、たこ焼き売ってますよ~買いましょうか」

八幡「関西じゃないのに、たこ焼きか」

三浦「最近はやたらタコが大きなたこ焼きが、関東圏にあんだって」

八幡「マジか?」

戸塚「タコ一匹、丸ごと入ってるっていう店もあったらしいよ」



471: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 13:56:28.75 ID:XctMJxLk0

八幡「どうやって入れるんだよ…サイズが凄いことになるだろ」

戸塚「タコそのもののサイズが小さいっていうオチなんだ。一匹丸ごとの形はしてるっていう」

八幡「コントかよ」

戸塚「本当にあったのかは知らないよ」



いろは「買いました~」

いろは「はい、先輩。あ~ん」

八幡「お前ね…」

いろは「これだったら、普通じゃないですか~?ほらほら~」

八幡(くっ…いろはす、もう目の前に持ってきてるし…周りの目も痛いし…)



472: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 13:59:07.28 ID:XctMJxLk0

戸塚「羨ましいね、八幡」

いろは「ほら~早くしてくださいよ、わたしも恥ずかしいんですから」

八幡「恥ずかしいならすんなよ」

三浦「ヒキオ…あんた、まさか食べる気じゃないよね?」

八幡「いや…この状況が長引くのは色々恥ずかしいだろ…?」

三浦「そうやって、都合良く理由つけてんだ」

八幡「ち、違う…」



473: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:01:08.57 ID:XctMJxLk0

いろは「ほら、先輩!」

八幡「く、仕方ないっ」パク


モグモグ


いろは「どうですか?おいしいですか?」

八幡「熱いな…」

いろは「あ、すいません。ふ~ってした方が良かったですね!」

八幡「いや…そんな問題じゃないから…うっ」

三浦「……」

八幡(もう、後ろ向けませんよこれは……)

戸塚「あはは、八幡も災難だね…楽しそうだけど」



474: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:07:00.67 ID:XctMJxLk0

戸塚「でも、こういう雰囲気いいよね」

八幡(俺はこうやって、戸塚と歩けるのならどこでもいいけどな。あれちょっとキモイか?)

八幡「4人くらいならいいけどな、去年は2人だったし、緊張したし…」

戸塚「え、それって…」

八幡「ああ、由比ヶ浜と…」

戸塚「あ、八幡…」

八幡「え…」

三浦「ふ~ん、結衣とね…」

八幡「いや、去年の話だし」



475: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:14:50.50 ID:XctMJxLk0

三浦「二人で行ったんだ~へぇ~」

八幡(さっきのこともあるし…不機嫌さが増してるような)

いろは「そうなんですね~楽しかったんですね~!」

八幡「あのな…その時は陽乃さんにも会うし、あんまいいことなかったぞ?」

八幡(それと相模にも会ったんだったか?)


いろは「あ…先輩、あれって…」

八幡「ん?」


三浦「あれ…相模じゃん」

相模「え…?み、三浦…さん?……比企谷も…」

八幡(相模と…取り巻き女二人か…すげぇタイミングだな)

八幡「おう」

相模「あ……三浦さん達と来てたんだ…去年も会ったっけ?」

八幡「まあな」

三浦「…」



477: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:23:16.79 ID:XctMJxLk0

いろは「あ~!この人ですよねっ!先輩の悪口、校内にばらまいた人って…!」

相模「っ…!」

八幡(うわ…!いろは、容赦ねぇな…)

三浦「あんたらも来てたんだ、奇遇だね」

相模「う、うん…うちも驚いちゃった…」

八幡(相模さん、泣きそうな顔になってますな…)

いろは「…」

相模「あ、ごめん、うちもう行くね…!」タタタ


八幡「行っちまったな」

三浦「ま、どうでもいいし」

八幡(なんか去年とは立場逆というか…むしろ逆になってマイナスまで行ってたな…)



479: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:33:25.55 ID:XctMJxLk0

-------------------

ドーンドーン

戸塚「あっ!花火始まったみたいだよっ!」

いろは「人が本当に多いですよね…」

三浦「ま、屋台で楽しめたし、花火は遠くからでもいいじゃん」

八幡「お前、射的とか上手いよな」

三浦「まあね、商品としてこのマスク貰ったしね」

八幡「それ、スクレームの殺人鬼のマスクじゃねぇか…ちょっと古いし」


三浦「この前、借りて見たんだけどさ、このマスクけっこう好きなんだよね」

いろは「能面みたいなマスクですよね…ちょっと怖いです…」

戸塚「普通、そんなのないよね」

八幡「店主の趣味かなんかか?」



480: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:46:07.85 ID:XctMJxLk0

八幡(ん…あれは…A君か?)

八幡(どうも隣の女子と来てるみたいだな…)

八幡(あ、こっちに気づいたか?なにか笑っているようにも見えるが…)

八幡(三浦に気づいて目を逸らしたな…かわいそうに…)

八幡(戦友に会った感じだ…)


三浦「どしたん、ヒキオ?」

八幡「いや…お前って罪な女だよな…」

三浦「意味わかんないし」



481: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 14:49:12.62 ID:XctMJxLk0

八幡「こっちの話だ…」

三浦「ま、いいけど、はいこれ」

八幡「イカ焼きかよ…」

三浦「あ~んしな」

八幡「……マジで?」

三浦「マジで」

パク

八幡「すげぇ恥ずかしいんですけど…」

三浦「それは、あーしも同じだし?」



482: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 15:03:29.51 ID:XctMJxLk0

八幡「じゃあ、しなきゃいいのに…」

三浦「そういうわけにもいかないっての、あ、これおいしいね」モグモグ

八幡「それ、俺が食ったイカ焼き…」

三浦「それが?」

八幡「いや、なんでも…」

三浦「間接キスくらいどうってことないでしょ」

八幡「お前がいいならいいけど…て、気づいてるし」

三浦「あんたの焦った顔、見るの楽しいし」

八幡「性質悪いな、あーしさん…」



483: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 15:04:24.18 ID:XctMJxLk0

戸塚「八幡~こっちだよ~」

八幡「戸塚が呼んでるなっ」

三浦「反応し過ぎだっての」

いろは「戸部先輩と海老名先輩を発見しました、からかいに行きましょうっ!」

三浦「うわ…いろはの奴…ひどいこと考えるし」

八幡「あいつ、なかなか怖いからな…」

三浦「とりあえず、行こ」

八幡「わかった」ギュ



484: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/13(土) 15:05:13.64 ID:XctMJxLk0

三浦「あ…」

八幡「な、なんだよ……まずかったか?」

三浦「ううん、そんなことない」

スタスタ



八幡(3年最後の夏…今までとはずいぶん違う形で過ごしてるな)

八幡(俺と三浦といろはが固定で…あとは誰かが入る)

八幡(卒業までは、少なくともそんな感じでいきそうだな…)

八幡(卒業してからは…正直どうなるかわからん…)

八幡(三浦と来年や再来年の夏も何かやってるのか…)

八幡(でも、そういう未来も悪くないんじゃないかって思える俺がここにいるな…)

おしまい



509: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 11:20:53.99 ID:O4BELZMG0

6月 大学の図書室


八幡「先に一般教養さくっと終わられた方がいいよな」

三浦「ん?そうなん?ヒキオが言うならそうじゃない?」

八幡「人任せな奴だな」

三浦「そっち方面はあんたに任せるし」

八幡「役割分担ってやつか」

三浦「ま、そんなところ」



510: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 11:22:14.00 ID:O4BELZMG0

八幡「地理とか世界史なんかは1~2問しか出ないし、問題は数的推理と判断推理だな」


三浦「その2つは高校であんましないよね」


八幡「だから重点的にやれば点数も上がるし、そもそも出題数が多いな」

三浦「難しいの?やっぱ」

八幡「俺たちが受けるのは、国家Ⅱ種、地方上級クラスだしな…」

八幡「難易度的には、前見た感じセンター試験問題くらいかな」

三浦「「そんなくらいなんだ」

八幡「まあ、範囲広いし難問もあるけどな」


三浦「難問って基本間違えるの前提だしね」



511: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 11:24:25.18 ID:O4BELZMG0

三浦「あと専門科目が面倒なんだけど…」

八幡「分量だけでも一般教養より多いからな」

三浦「マクロ、ミクロ辺りがキツイし…」

八幡「だから、今のうちに始めて正解かもな」

三浦「うん」


三浦「でもさ…」


八幡「なんだよ?」


三浦「ヒキオと同じ大学通うようになっただけでも驚きなのにさ…まさか、二人で公務員試験目指すことになるなんて思わなかった」

八幡「…俺もだ」



515: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 12:02:08.88 ID:O4BELZMG0

三浦「つい、1年前なんてあーしが隼人に振られたときだよ」

八幡「あれ、まだ1年前なんだな…もっと前な気がするな」

三浦「でしょ?色々変化あったしね」

三浦「隼人、元気にしてるかな」

八幡「葉山ね…東京の大学行ったんだろ」

三浦「そうだけど…あんたね…」

八幡「ん?」

三浦「そこは俺といる時に、他の男の話すんなって嫉妬するとこでしょ」

八幡「いや…意味わからん。葉山の名前出しただけで嫉妬とか…どんだけだよ」

三浦「空気読めない奴…」

八幡「あれ?なんで蔑まれてるんですかね?」



516: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 12:14:26.45 ID:O4BELZMG0

八幡(俺達が大学に上がって、既に2か月以上が経過していた)

八幡(季節は6月…三浦と本当の意味で知り合いになって、ちょうど1年か)

八幡(いきなりA君の席に押しかけてきたときは驚いたが…)

八幡(俺はそこそこ学力の高い大学に進学した。ちなみに国公立)

八幡(5教科7科目だし苦労したよ?数学関係が…)

八幡(で…たまたま三浦も狙ってた大学が同じみたいで…二人共勉学の末、現役合格できましたとさ)

八幡(まあ…距離的に、自宅から通えなくもないが…一応、一人暮らしをさせてもらってる。というか追い出されたのか?)

八幡(仕送りはしてくれてるけどね…)



518: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 12:56:14.23 ID:O4BELZMG0

八幡(他の同級生もそれぞれ大学に通ってるみたいだが…)

三浦「雪ノ下さんも東京の大学行ったよね」

八幡「ん…まあな」


三浦「もしかして、隼人と付き合うとか?」

八幡「いや、そりゃないだろ」

三浦「なんで?」

八幡「雪ノ下、本格的に葉山のこと嫌ってるみたいだったしな…」

八幡「どう転んでも付き合うなんて選択肢は、出てこないだろ」



519: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 12:58:31.82 ID:O4BELZMG0

三浦「…あっそ」


八幡「どした?」

三浦「別に…」


三浦「あとさ…結衣からラインとか来るんだけど…」

三浦「ヒキオの様子聞いてくる内容が多いんだけど、どうなってんの?」

八幡「俺に聞かれても困るんだが…」

三浦「なんか腹立つんだけど?」

八幡「なんで…?」

三浦「なんとなく」



520: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 16:02:31.93 ID:O4BELZMG0

三浦「最近、結衣と会ったりしてないっしょ?」

八幡「そりゃ、大学違うしな…」

三浦「ならいいんだけど」

八幡「いいのかよ」


三浦「今日あんたバイトは?」

八幡「今日はない」

三浦「ふ~ん、じゃあ…」

八幡「じゃあ?」

三浦「今日は、これからヒキオの家行くし」

八幡「はい?なんですか急に」

三浦「だから、あんたの家行くし」

八幡「もう決定ですかね、それは…」



521: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 16:10:16.31 ID:O4BELZMG0

街中

スタスタ

八幡「晩飯をうなぎにしたのはちょっと豪勢だったな…」

三浦「ま、いいんじゃない?たまにはね、あーしら大学入っても勉強漬けだし?」

八幡「俺の奢りなんですけど…二人分で5000円飛んだし…」

三浦「バイト代出たんでしょ?だったらいいじゃん」


八幡「お前はバイトしないの?」

三浦「飲食店のバイトでも考えてるけど…あんたコンビニでしょ」

八幡「まあな」

三浦「ヒキオ、場所教えないよね」

八幡「言ったら、絶対来るだろお前ら…」

三浦「大体の場所はわかってるけどね…今度行くし」

八幡「やめてくださいね」



522: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/14(日) 16:18:54.83 ID:O4BELZMG0

八幡「ところで…本当に来るのか…俺の部屋…」

三浦「前も行ってるじゃん」

八幡「あの時は、いろはも戸部も戸塚もいただろ」

三浦「あ~二人きりっていうのがまずいってわけ?」

八幡「う…だってよ…その…」

三浦「ま、大丈夫でしょ。あんたは嫌なん?」

八幡「そ、そんなことはねぇけど…」

三浦「じゃあ、いいでしょ。ところでビールあんの?」

八幡「以前に陽乃さんが大量にくれたからな…」

三浦「最近は色々うるさいしね、宅飲みで我慢って感じ?」

八幡「いやいやいや…」



543: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:01:57.31 ID:RJUsjxuG0

八幡のアパート

ガチャ

八幡「ただいま~って言っても誰もいないけど」

三浦「お邪魔します…結構綺麗にしてるじゃん」

八幡「そりゃな、自炊とかもしなきゃならんし」

三浦「してんの?料理?」

八幡「いや…チャーハンとか」

三浦「それ料理じゃないでしょ」

八幡「さすがにそこまでする気力がないんだよ」

三浦「まあ、わかるけど」



544: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:15:34.81 ID:RJUsjxuG0

三浦「講義受けて、図書室で勉強して帰るとか…大学生は暇ってのは都市伝説だし」

八幡「まあ、俺らの場合はな」

三浦「あとバイト始めたら、それもプラスか~」

八幡「国家Ⅱ種の1次試験で8割くらいの得点目指すなら余裕持ってやっといた方がいいだろ」

三浦「といってもあと3年後くらいでしょ?」

八幡「だから余裕持ってやってるんだろ」

三浦「はいはい、んじゃヒキオ、ビールビール」

八幡「へーいへい」



545: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:21:01.00 ID:RJUsjxuG0

プシュ

三浦「じゃ、乾杯」

八幡「はい、お疲れ様でした」

ゴン

三浦「ジジ臭いってヒキオ」

八幡「お前に言われたくねぇよ」


三浦「あ~でもさ、あれだよね。あーしらが公務員とかさ」

八幡「似合わないよな」

三浦「ヒキオはまあ…わかるけど、あーしが公務員か…信じてもらえないっしょ」

八幡「お前、もっと派手な職についてそうだもん」

三浦「たとえば?」

八幡「美容院?」

三浦「なるほね」ゴクゴク



546: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:27:08.35 ID:RJUsjxuG0

八幡「あとは…保母さんとか?」

三浦「はあ?あーしが」

八幡「面倒見がいい印象あったしな」

三浦「褒めても何もないよ」

八幡「わかってるっての」


八幡「でも、公務員でよかったのか?」

三浦「え…?まあ、たまたまヒキオも受けるとか言うし?いいかなとか」

八幡「はあ…」

三浦「ていうか、あんたは?専業主夫が夢とか言ってなかった?」

八幡「あれから平塚先生に現実教えられまして…」

三浦「だろうね」

八幡「少しでも楽な…じゃなかった、時間が取りやすい仕事と考えたわけだ」

三浦「発想が同じじゃん、公務員楽じゃないだろうし」



547: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:33:35.19 ID:RJUsjxuG0

八幡「わかってる、その辺りは」

三浦「ん…あ、もう一本」

八幡「はやっ」


八幡「ところで、あんま飲むなよ?帰りきついぞ?」

三浦「あ、大丈夫だって」

八幡「なんで?」

三浦「明日休みじゃん?」

八幡「へ?お、おいまさか」

三浦「今日泊まるし」



550: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:44:57.85 ID:RJUsjxuG0

八幡「は…お前何言ってんだ…?」

三浦「大丈夫でしょ?明日休みだし」

八幡「それは聞いたし、そういう問題じゃねぇだろ…」

三浦「いいじゃん泊めてくれたって、なんか問題あんの?」

八幡「あのな…付き合ってるわけでもないのに」

三浦「……」

八幡「だからな…ん?三浦?」



551: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:49:39.87 ID:RJUsjxuG0

三浦「そんなハッキリ言わなくてもさ…そりゃ付き合ってないけど」

八幡「お、おう…ごめん」

八幡(すげぇ落ち込んでないか?あーしさん…)

三浦「……」

八幡「だから、その、間違いが起きるかもしれないし」

三浦「別にいいし」

八幡「ええっ?」

三浦「もしも、そういうこと起きてもさ、別にいいっていうか」

八幡「ま、マジかよ…?」



552: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 16:55:58.68 ID:RJUsjxuG0

三浦「ヒキオのことは信用してるし、そういうのしないって思ってるし」

八幡「あ、ありがとう?」

八幡(信用してくれてんのね。いや、なにもしませんよ?多分…)

三浦「信用してるけど、それでも間違いが起こったら、それは仕方ないかなって…」

三浦「ヒキオだったらっていうか……ま、そんな感じ」

八幡(どんな感じなんですかね?ていうか、あーしさん誘ってませんか?これ)

八幡(え、なに?襲えってこと!?)

八幡「まあ、話はわかったけど…着替えとかは?」

三浦「も、持ってるし」

八幡「泊まる気だったな、お前…」

三浦「し、知らない…」



554: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 17:05:30.09 ID:RJUsjxuG0

八幡「お、俺は自己保身とか自信あるし?その辺りは大丈夫かな…うん」

三浦「へたれだしね、あんた」

八幡(襲いたい、その笑顔)

八幡「泊まって行くの?マジで?」

三浦「あんたが嫌って言うなら、諦めるけど」

八幡「はあ、わかったよ」

三浦「ありがと」

----------------------------------------

チッチッ

三浦「ねえ、あんたさ」

八幡「ん?って、勝手にスマホいじるなよ」

三浦「いいでしょ、電話帳の名前増えてるし」

八幡「いや、大学の友達とかだし、当たり前だろ」

三浦「4月の一泊移住の時?新入生の全員参加の」

八幡「あの時とか色々」

三浦「ぼっちのくせにやるじゃん」

八幡「誰がぼっちだ。この前それ言ったら、由比ヶ浜に怒られたし」



556: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 17:11:26.22 ID:RJUsjxuG0

三浦「なんか想像できる」

三浦「『ヒッキー、もうぼっちじゃないよ!』とかそんな感じでしょ?」

八幡「まさしく」

三浦「あーしのおかげで、少しは見た目も改善されたしね」

八幡「へいへい、あーしさん様様ですよ」

三浦「ディスってる?」

八幡「感謝はしてます。服とか選んでくれたりとか」

三浦「よろしい」



557: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/15(月) 17:18:03.04 ID:RJUsjxuG0

三浦「でも、あーしの知らない女もいない?」

八幡「偶然…だな」

三浦「ふ~ん、偶然ね」

八幡「ていうか、三浦も友達できただろ?」

三浦「まあ、できたけど?」

八幡「男友達もいるだろ?同じじゃね?」

三浦「…」

三浦「あんたとあーしじゃ違う気がすんだけど」

八幡「どういうことだよ…」

三浦「ま、いいや」

八幡「自己完結すんなよ」



591: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 16:27:25.59 ID:V931esk30

三浦「あと、あんたは…」

八幡「今度はなんだよ?」

三浦「いろはと仲良くし過ぎ」

八幡「あれは…あいつはスキンシップとか過剰なんだよ、知ってるだろ」

三浦「絶対それだけじゃないし、この前来た時もイチャイチャイチャイチャ……」

八幡(泊りに来たあーしさんが何言ってるんですかね)

三浦「いろはと付き合ってるとかないよね?」

八幡「ないない」

三浦「ならいいけど…」

八幡「安心したか?」

三浦「バ~カ」



593: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 16:38:56.15 ID:V931esk30

八幡「そろそろ寝るか?」

三浦「ん…そうしよっか」

八幡「三浦けっこう飲んだと思うけど、素面だな」

三浦「ビールくらいならいけるし、でも少し酔ってるかも」

ガバ

八幡「な、なんだよ…抱きついてくんなよ…」

三浦「こういうのなんか良くない?」

八幡「こういうのって?」

三浦「一人暮らしの友達の家に泊まるとか」

八幡「はあ…」

三浦「馬鹿な会話したりさ、麻雀とかしたり、お酒飲んだり…」

三浦「大学生の特権みたいな?」

八幡「そういうのに憧れてたのか?意外だな」

三浦「そういうわけじゃないけど」

八幡「言おうとしてることはわかるが、俺達は友達同士というか…その」

三浦「やってること、恋人同士と同じだしね」

八幡「先に言われたよ」



594: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 16:45:46.74 ID:V931esk30

三浦「あとはあんたの言葉一つだけなんだけど」

八幡「……」

三浦「否定しないってことは、脈はあるよね?」

八幡「も、もちろん…」

三浦「ていうかここまであーしに言わせて、他の子と付き合ったら多分立ち直れないけど…」

八幡「他の子っていうのが誰かわかりませんが…」

三浦「嘘つけ」

八幡「うぐ……」


ピンポーン



595: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 16:49:25.57 ID:V931esk30

三浦「…」

八幡「…」


三浦「誰?こんな時間に…」

八幡「わかんね…」

三浦「雰囲気とかぶち壊しだし」

八幡「悪い…ちょっと出て来るな」

三浦「わかった」


八幡「はい?どちら様ですか?」

いろは「せんぱ~い、開けてください~」

八幡「…」

八幡「…へ?」



598: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 16:58:47.61 ID:V931esk30

いろは「早く開けてください~」ガチャガチャ

八幡「へ…なんで?」

ガチャ

いろは「こんばんは~先輩!」

八幡「なんでいんの?」

いろは「今日来るって言ったじゃないですか~~!」

八幡「いや聞いてないし…そもそもこんな時間に来るなよ」

いろは「そうでした、ついさっきメールで言ったんです」

八幡「それ言ったことにならないからね…絶対」

いろは「ま、いいじゃないですか~入りますよ」

八幡「い、いや馬鹿…なに言ってんだ…!」

いろは「馬鹿って失礼です~!」

ズカズカ

八幡「あ、おい…!」



600: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 17:08:55.08 ID:V931esk30

三浦「ヒキオ、どうしたん?…て、いろは?」

いろは「三浦先輩!?なんでここにいるんですか!?」

三浦「いやこっちの台詞だし…」

八幡(なんか嫌な予感が…)

三浦「どういうこと?」

八幡「あ、あのね…?」

いろは「わたし以外も呼んでたんですね…先輩」

三浦「は?どういうこと?ちょっとヒキオっ!」

八幡「いろは…その発言誤解生むからな…」

八幡(しまった…三浦にさっさと言っておけばよかったか…)



601: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 17:14:58.31 ID:V931esk30

三浦「料理?」

八幡「ああ、いろはに教わり始めたというか…」

いろは「わたしが通い妻してたわけで~」

三浦「へ、へえ…!」

八幡(うわ、こわ…!一気に酔い醒めたよ…)

八幡「自炊の話しただろ?あれの関係だよ」

三浦「いろはが来てるとか行ってなかったよね?」

八幡「いや、忘れてたというか…そこはいいかなと」

三浦「それで言わなかったんだ」

いろは「つまり、わたしの方が先に先輩との二人きりの空間を確立してたことになりますね」



603: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 17:26:43.54 ID:V931esk30

三浦「…」

八幡「いろはす、そういうこと言うのやめようね?俺の明日がなくなるから」

三浦「あんたは明日の心配よりも、今日の心配でしょ」

八幡「そ、そうですか…」

いろは「でもどういうことですか?酒盛りして…て、泊まるつもりだったんですか?三浦先輩」

三浦「そうだけど?」

八幡(あ…あーしさんのターンの予感)

いろは「ええ~~!ど、どういうことですか?先輩!」

八幡「いや…なんて言えばいいのか」

三浦「あーしとヒキオ付き合ってるし、別に不思議じゃないでしょ」



604: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 17:32:21.56 ID:V931esk30

いろは「え……!」

八幡「……!」

八幡(あれ?そうだっけ?まあ…さっきの会話はそういうことかな?あれ~?)

いろは「うそ…」

三浦「ホントだし?ていうか、二人で公務員試験目指してる時点でわかるでしょ」

いろは「それは…思ってましたけど…まさか、今日言われるとは思いませんでした」

三浦「まあ、付き合ったのさっき?ていうか、気持ちがわかったっていうか」

八幡「……」

三浦「ヒキオ?付き合うってことでいいよね?あーしと」

八幡「そうだな…わかった」



605: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 17:42:41.07 ID:V931esk30

三浦「元々、あんたが通い妻とか許してる時点で、いろはに希望見せてるし」

八幡「それは、悪かった…」

いろは「…」

三浦「なんか言うことないん?いろは?この大馬鹿に」

いろは「別にないですよ?先輩が三浦先輩のこと好きなのわかってましたし」

いろは「二人が付き合うのは自然の流れかなって…」

八幡「いろは…」

三浦「…」

いろは「わたし、このコミュニティ好きですもん。だから…別に先輩が…どうこうじゃなくて…」

三浦「無理しなくていいよ…」

いろは「だ、大丈夫ですよ……先輩とは…付き合えなくても…ひぐ…いい……」ポロポロ

三浦「あ~泣くなって、いろは」ダキ

いろは「だ、だって……別に…う、うぐ…」

いろは「だ、だって~~~!わ~~~~!」

三浦「ほんと…ごめんね」



614: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/16(火) 19:12:38.85 ID:V931esk30

いろは「……」

三浦「落ち着いた?」

いろは「…はい」

いろは「見苦しいところ見せちゃいましたね…」

八幡「いろは…ごめんな」

いろは「別に先輩が謝ることじゃないですよ」

ゴシゴシ

いろは「よしっ!」

三浦「?」

いろは「わたしも今日泊まりますからねっ!」

八幡「な…本気かよ…」

いろは「もちろんです~!」

三浦「着替えあんの?」

いろは「ないですよ?」

三浦「じゃ、あーしの使いな」

いろは「わかりました、ありがとうございます」


八幡「あれ?泊まるのは確定なの?」



626: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 12:53:59.82 ID:fvfGxirF0

三浦「ヒキオ、風呂借りるよ」

八幡「いいけどよ…」

いろは「じゃあ、一緒に入りましょうよ三浦先輩!」

三浦「いいよ」

三浦「はい、これパジャマ」

いろは「ありがとうございます、あれ…でもそれじゃあ…」

八幡「あれ?お前の服は?」

三浦「下着の替えは複数あるし平気」

八幡「服は?」

三浦「あんたの服なんか貸して」



627: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 12:59:54.90 ID:fvfGxirF0

八幡「そういうことか、てっきり下着姿で寝るのかと思った」

三浦「今付き合ったばっかで、そんなサービスするか」

八幡(あれ?じゃあ時間経てばいいの?)

八幡「ジャージでいいか」

三浦「いいよ別に」



いろは「じゃあ、お風呂借りますね、先輩」

八幡「おう」

三浦「覗たらどうなるかわかるよね?」

八幡「覗かねぇよ…」

八幡「ちなみに…」

三浦「ん?」

八幡「三浦一人の時はいいのか?」

三浦「…」



628: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 13:03:44.29 ID:fvfGxirF0

三浦「勝手にすれば?」

八幡「いいのかよ…」

三浦「も、もう入るし」ピシャ

八幡「三浦さん、破壊力高すぎませんかね色々と」


三浦「やっぱ二人だと少し狭いね」

いろは「でもいい感じで身体くっついていい感じですよ」

三浦「なに恥ずかしいこと言ってんのあんた?」

いろは「三浦先輩、照れてるんですか~?」

三浦「いや、照れてないし」



629: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 13:07:03.03 ID:fvfGxirF0

いろは「でも~三浦先輩スレンダーですね~」

いろは「しかも、胸とか大きいですし」

三浦「そ、そう?あんがと。あんたもさ…綺麗じゃん」

いろは「わたし胸ないですもん」

三浦「あーしも結衣見てるとさ~」

いろは「わかります、それ…」


八幡「聞こえて来るな…なんて会話してるんだ…」

八幡「心臓に悪いっての」



630: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 13:12:39.41 ID:fvfGxirF0

いろは「えいっ!」サワサワ

三浦「ちょっ…どこ触って…!」

いろは「三浦先輩柔らかいですっ!」

三浦「わかったから、離れて…あっ…」

いろは「この身体も先輩の物になっちゃうんですね~」

三浦「いや、まだ身体許してないし…あん…ば、ばか…くすぐったい…」

いろは「でも時間の問題じゃないですか~えいえいっ」

三浦「い、いろは…!もう、許してって…ちょ…!」


八幡「…」

八幡「覗いても許してくれるかな?」

八幡「大丈夫だよな?」

八幡「これ、あの二人が悪いですよね?」



634: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 13:41:50.71 ID:fvfGxirF0

いろは「上がりました~」

三浦「あーしも」

八幡「…」

三浦「ヒキオ~」

八幡「なんだよ…?」

三浦「このジャージとか大きいんだけど」

八幡「当たり前だろ、俺のだし」

八幡(風呂上がりの三浦がなんとも…まずい…なんか色々まずい…)



635: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 13:47:19.10 ID:fvfGxirF0

三浦「あんたも入ってくれば?」

八幡「…そうする」


ザバーン

八幡「ふう…やばいぞ…持つよね?俺の理性…」

八幡(三浦は彼女?だし…まだいいとして…いろはにまで手を出したら…)

八幡(八幡的に大ピンチじゃねぇか…小町に愛想尽かされるってレベルじゃねぇ)

八幡「といっても、あの部屋広くないしな…寝る場所どうしよう?」

八幡「まあ、ベッドに二人寝てもらって、俺が床にタオルなり掛けて寝ればOKだな」

八幡「それならなんとか…なるよな、多分」



636: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 13:54:32.49 ID:fvfGxirF0

八幡「ふう…」


いろは「あ、せんぱ~い!」

八幡「ん…?」

八幡(あれ?机が端になってるのは分かるけど…)

八幡(なんで床にタオル2枚…?)

三浦「あんたさ~余分な毛布とかないん?」

八幡「買ってないからな…あれこれどういう寝方すんの?」

三浦「あーしとあんたは床で、いろはがベッド」

八幡「…へ?」

三浦「やっぱ後輩だし?あーしとしても迷惑かけちゃったし?いろはには」

いろは「三浦先輩、そう言っておいて先輩と寝たいだけなんですよ」

三浦「ち、違うし…!」



646: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 20:22:01.06 ID:m7eR6gT90

八幡「三浦…」

三浦「違うって!いろはが勝手に言ってるだけ!」

いろは「三浦先輩、顔凄いことになってますよ~」

三浦「も、もう寝るよっ!」

八幡「寝ようぜ」(早く寝て落ち着こう…)


チッチッチッ


いろは「すぴ~~~~~」

いろは「ふが~~~~」

八幡「…」

三浦「…」

八幡「三浦…起きてるか?」

三浦「うん…起きてる」



647: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 20:25:49.38 ID:m7eR6gT90

いろは「ふご~~~~」


八幡「いろは、イビキうるせぇ…」

三浦「意外…」

八幡「寝にくいな…」

三浦「うん…ねえ」

八幡「なに?」

三浦「あーしら、恋人になったんだね」

八幡「お、おう…」

三浦「なんか不思議」

八幡「あんまり、今までと変わらないだろ?」

三浦「変わることも多いって」

八幡「そうか?」



648: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 20:31:37.58 ID:m7eR6gT90

三浦「まず…」

八幡「言わなくてもいいって、なんとなくわかるから」

三浦「ならいいけど」

三浦「でもヒキオと恋人関係になるとか…1年前のあーしが知ったら驚くだろうね」

八幡「だろうな…」

三浦「そうでもないかも、あんたのことあの時から別に嫌いじゃなかったし」

八幡「そうなのか?」

三浦「うん、一目置いてたし…2年前のあーしなら卒倒してたかな」

八幡「うわ…想像できるな、それ」

三浦「たった1年とかでこんなに変わる時もあんだね」

八幡「そうだな…」



649: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/17(水) 20:34:39.27 ID:m7eR6gT90

三浦「ねえ、ヒキオ」

八幡「なんだ?」

三浦「好き」

八幡「あ、ああ…俺も、その…」

三浦「そこははっきり言いな、へたれ」

八幡「うるせぇ…俺も、好きだぞ」

三浦「嬉しい」

八幡(これは…もうすぐにでも蒲団で悶えたい…うわあああああ!)

三浦「寝るね」

八幡「あ、ああ…お休み」



664: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/19(金) 15:48:27.97 ID:O46OWNgs0



いろは「ん…ふあ…」

八幡「…」スヤスヤ

三浦「…ん…ヒキオ」スヤスヤ

いろは「…なんですかこれ、仲良さそうに」

いろは「いたずらしちゃおっかな~なんちゃって」


いろは「あ、そうだ」

------------------------------------


八幡「う~ん、朝か」

三浦「んん…ヒキオ~?」

八幡「なんかいい匂いが」



665: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/19(金) 15:52:41.70 ID:O46OWNgs0

いろは「先輩、三浦先輩!おはようございますっ!」


八幡「よう…て、なにこれ?」

三浦「いろは何してんの?」

いろは「朝ごはん作ってるだけです」


八幡「なんか悪いな、そんなことしなくていいぞ」

いろは「いえ、わたしがしたいだけですから、まだ寝ててください」

八幡(あれ?これって)

三浦「なんか夫婦みたい?」

八幡「先に言われたよ」

三浦「にやけた顔して馬鹿じゃない?キモイっての」



666: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/19(金) 15:59:54.81 ID:O46OWNgs0

八幡「いや……」

三浦「否定しないところが腹立つ」

八幡「なんか調子狂うなって思ってな」

三浦「言っとくけどあーし、嫉妬深いから注意した方がいいよ」

八幡「それ公言するんですね」

-------------------

いろは「できました~!」


八幡「ハムトーストか」

三浦「おいしそうじゃん、さすがいろは」

いろは「じゃあ、食べましょうか」

八幡「その、ありがとな」

いろは「いえいえ、あとサラダもあるんでどうぞっ!」

三浦「なんか凝ってるし」

いろは「昨日持ってきた食材とかですよ」

いろは「振られてそれどころじゃなかったですけど~」チラ



667: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/19(金) 16:06:24.49 ID:O46OWNgs0

八幡「痛いところついてくるなよ…」

三浦「ま、しばらくは仕方ないよ」

いろは「いただきま~すっ!」

------------------------------

ガタン

いろは「じゃあ、先輩!今日はこれで失礼しますね」

八幡「おう、またな」

いろは「三浦先輩とエッチするときはリードしてあげてくださいね」

八幡「玄関でそういうこと言わないでね」

三浦「ば、ばか…スケベ…」

八幡「いろはが言っただけだからな?」

三浦「あーしも一旦帰るけど、デート忘れないでよ」

八幡「おう…わかった」


いろは「それでは~」

三浦「またね、ヒキオ」



670: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/19(金) 17:14:02.03 ID:O46OWNgs0

その日の 正午近く

三浦「あ、ヒキオ~!こっちこっち!」

八幡「悪い、ちょっと遅れた…」

三浦「待ち合わせ時間に遅れるとか、ありえなくない?」

八幡「いや、ごめん。今朝決まったことだし慌てて用意したし…あと戸部がね」

三浦「ん?戸部がなに?」

八幡「いや、なんでもない」

八幡(なんかしらんが電話で風俗に誘ってくるし…なんだあれは)

八幡(そういえばこの間も誘ってきたな)

八幡(この前は、エロDVD置いて帰ったし…あいつは馬鹿だな)

八幡(まあ、思いのほか良かったけどそのDVD)



690: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 18:02:05.65 ID:USJO9ZQm0

三浦「あんた、明日からバイト連勤でしょ?」

八幡「そうだな」

三浦「んじゃ、今日はとことん付き合ってもらうし」

八幡「わかったよ…どこに行くんだ?」

三浦「どこでもいいけど、適当にまわろ」

八幡「適当にね」

ガバ

八幡「…なんで腕組んでくるんですかね」

三浦「彼女だし?普通じゃん、ほらさっさと進む」

八幡「はいはい」



691: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 18:21:41.14 ID:USJO9ZQm0

三浦「あーしのバッグ古くなってきててさ、新しいの欲しいんだよね」

八幡(これはあれですかね?買う流れですよね、う~む)

八幡「あ…あれだ、えっと」

三浦「なに?」

八幡「買ってやろうか?」

三浦「…いいの?」

八幡「あんまり高いやつじゃないなら…なんとか」

三浦「ありがと、じゃあお言葉に甘えようかな」



692: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 18:34:19.44 ID:USJO9ZQm0

八幡「おう…」(しかしどうしよう…バイト代は出たが、このペースではすぐに底尽きるな)

三浦「あ、でも安心していいよ」

八幡「ん、なにが?」

三浦「あーしもバイト始めようと思うって言ったでしょ?ヒキオだけに負担かけるつもりないし」

八幡「三浦…」(まあ、あーしさんはこういう人でしたね。マジいい人)

三浦「やっぱり、目指す仕事も一緒だしさ…そこは持ちつ持たれつって感じ?」

三浦「だから、あーしがデートの代金したりもするし」

八幡「それは助かるな」

三浦「ヒキオ、正直過ぎ。そこは見栄張って、自分が出すって言うところ」

八幡「俺にそれを期待するか」



693: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 18:39:14.62 ID:USJO9ZQm0

-----------------------

八幡「そのバッグでよかったのか?」

三浦「うん、十分。大切に使うね」

八幡「おう、頼むな」

三浦「あんまブランド物とかねだったら、ヒキオの財布とんで行くでしょ」

八幡「確かにな…ブランド品高かったしね…」

三浦「だからブランドなんだけどね、あ」

八幡「なんだ?」

三浦「ゲーセンあるから、プリクラ撮ろうよ」

八幡「プリクラか…恥ずかしいよな、あれ」

三浦「まあいいじゃん」ギュウ

八幡「だから腕組み過ぎ…あたってるっての…」



694: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 18:45:12.43 ID:USJO9ZQm0

三浦「ん~設定とかはどれでもいいか~」

八幡「そうだな、こだわりとかないしな」

三浦「んじゃ、これで」ピッ


三浦「ほら、ヒキオ!」グイ

八幡「うおっ…顔近いっての、あーしさん!」

三浦「あーしさん言うな」

パシャ


三浦「お互い変な顔で撮ったけど、これでいいよね」

八幡「それ顔近すぎないか…?恋人同士にしか見えん…」

三浦「恋人同士だっての」

八幡「そうでしたね」



695: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 20:53:42.47 ID:USJO9ZQm0

三浦「じゃ、早速」ペタ

八幡「え?」

三浦「あーしの携帯にプリクラ貼ったの。あんたもやりな」

八幡「え~?」

三浦「どうもあんた、恋人の自覚足りない感じだし?」

八幡「こうか?」ペタ

三浦「そうそう、あと待ち受けもあーしにしな」

八幡「マジかよ…」


結衣「あれ……?優美子?ヒッキーもじゃんっ!」

三浦「あ、結衣」

八幡「よう…久しぶり…」

結衣「あ、デート?」

三浦「まあね」

結衣「そっか…」

八幡(なんか普通になった、前に比べて…)



698: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 21:06:41.47 ID:USJO9ZQm0

結衣「えと、邪魔しても悪いし行くね?あはは」

三浦「…待って」

結衣「え?」

三浦「ちょっとさ、話さない?」

八幡「…三浦」

三浦「ヒキオもさ、言っとくこととかあるじゃん?」

結衣「…あんまり聞きたくないかも…」



700: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 21:17:03.90 ID:USJO9ZQm0

カフェ

三浦「もう昼だし、ちょうどいいじゃん」

八幡「昼時だしな」

結衣「あたしもお昼まだだしね」

三浦「じゃあ、適当に頼もっか」

八幡「えっと、由比ヶ浜はなにしてたんだ?」

結衣「あたし?ショッピングだよ、普通の」

八幡「そうか」

三浦「誰か彼氏とかと来てないん?」

結衣「い、いないしそんなの」

三浦「ふ~ん、まだ作ってないんだ」

結衣「…」

八幡「で、話すことだけどな…なんかあんの?」

三浦「あんたそれ本気で言ってないよね?」

結衣「無理に言わなくていいよ…二人が同じ大学行っただけでわかるし…」

八幡「いや、別にあの時はまだ…」



701: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 21:33:45.38 ID:USJO9ZQm0

結衣「え?」

八幡「あの時はなんもなかったって」

三浦「そんなことないでしょ」

八幡「三浦、話ややこしくしないでね…」

結衣「じゃあさ、今は…」

三浦「付き合ってるよ、昨日からだけど」

結衣「昨日から…なんだ」

八幡「おう…まあな」

三浦「でもその前から、恋人と変わらなかったっしょ」



703: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 22:09:49.94 ID:USJO9ZQm0

結衣「そうだね、去年からもう恋人に見えてたよ」

結衣「少なくともあたしは」

八幡「由比ヶ浜…?」

結衣「おめでとう、よかったねヒッキー!」

結衣「彼女できて楽しくなりそうじゃん!もうぼっち完全卒業だね」

八幡「まあ…卒業かな…」

三浦「ありがと、結衣」



704: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 22:29:49.22 ID:USJO9ZQm0

結衣「…」

三浦「…」

三浦「ちょっと、外行かない?」

結衣「え?」

三浦「ごめんヒキオ、ちょっと出るね」

八幡「え、わかった」


カフェの外


三浦「ねえ、結衣さ」

結衣「うん」

三浦「やっぱり、あーしのこと許せない?」

結衣「ううん、あたしはヒッキーに選ばれなかったよ…優美子のこと許せないとか」

結衣「そんなのあるわけないよ」

三浦「結衣とさ…気まずくなるのは覚悟してた」

三浦「というより、ヒキオとあーしが仲良くなってからなんか気まずかったけど…」



705: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 22:38:58.54 ID:USJO9ZQm0

結衣「あたしもさ、もっと優美子みたいに積極的になれば変わったのかな…」

三浦「積極的…」

結衣「だって、隼人くんに告白して…それからすぐ立ち直ったんでしょ?ヒッキーのおかげで」

三浦「うん…あれがきっかけだったかな」

結衣「それから優美子の環境変わって行ったもんね、隼人くんにも素を見せてたっていうか」

結衣「なんか隼人くんの悪い所とか普通に指摘するようになってたし」

三浦「それは、ヒキオだけじゃなくて、いろはとか戸部のおかげもあるかも…」

三浦「あの4人といたらさ、繕うのが変になってきたというか…肩の力抜けたっていうか」

結衣「あたしは逆に変わらないことに執着してたかも…3年になってからも」

結衣「だから、卒業するころには、ヒッキーが手の届かない所に行ってた…」



706: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/20(土) 22:44:07.08 ID:USJO9ZQm0

結衣「変わらないとね…どんな方向にでも」

三浦「結衣…」

結衣「あたしもさ、気持ち整理つけるよ」

結衣「ヒッキーと優美子のこと祝福する」

三浦「うん」

三浦「ていうか本当に彼氏いないの?」

結衣「やっぱりつくらないと駄目かな…」

三浦「あーしとしては作ってほしいというか…」

結衣「優美子、その理由すっごい微妙だよ…」



717: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 14:53:52.91 ID:7qv+nhhk0

三浦「そういう意味じゃなくて。まあ、ヒキオ取られたくないってのもあるけど」

三浦「結衣も早く元気になってほしいからね…」

結衣「うん…」

三浦「あーしが言うなって話だけどさ」


結衣「ホントそれ。優美子が言うなって話だよ」

-----------------------------


八幡「話終わったのか?」

三浦「うん、おわった」

八幡「そうか」

結衣「食べ損なってたし、早く食べよっか」



718: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 15:01:24.25 ID:7qv+nhhk0

カチャカチャ

結衣「でも二人が付き合ったのも意外だけど、公務員試験めざしてるのも意外だね」

八幡「言ってなかったか?」

結衣「聞いてたけどさ、ヒッキー専業主夫って言ってたし」

三浦「まあ、こいつも少しは前向きになったってことでしょ」

八幡「俺を後ろ向きで生きてたやつみたいに言うなよ…」

三浦「同じだったじゃん、前のあんたは」

八幡「…」

結衣「前向きだよね、やっぱり必要なのは」

三浦「結衣は将来の仕事とか決めてるん?」

結衣「まだかな、優美子も公務員なんだよね?それも驚きだし」



720: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 15:06:59.26 ID:7qv+nhhk0

三浦「まあ、たまたまね…」

結衣「え、ほんとに?」

三浦「たまたまじゃないけど…ヒキオのこと追いかけてたけど…」

八幡「こんなところでカミングアウトすんなよ…」

三浦「いいっしょ別に…あーしの自由だし?」


結衣「そっか、二人で一緒に公務員目指してたんだもんね」

結衣「その時点でもう……」

三浦「結衣?」

結衣「まだもう少しだけかかるかな、立ち直るの…」ボソ



721: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 15:30:57.70 ID:7qv+nhhk0

カフェの外

結衣「お昼も食べたし、あたし行くね」

三浦「うん、じゃね、結衣」

八幡「またな、由比ヶ浜」

スタスタ

八幡「…」

三浦「ねえ、ヒキオ…」

八幡「なんだよ?」

三浦「あんたわさ、気づいてたの?」

八幡「なんのことかさっぱり」

三浦「じゃあいいや」

八幡(選択の時がくる…か)

八幡(高校時代とは環境違うけど…これもそうなのかね)

八幡(確かに、なんかこう…つらいな)



723: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 15:59:08.22 ID:7qv+nhhk0

三浦「今日さ、あんたの部屋行くし」

八幡「ま、マジで…?」

三浦「うん…昨日も行ったしさ…普通でしょ?」

八幡「いいけどな」

三浦「あんた、明日からバイト連続であったりするでしょ?だから今日くらいさ」

三浦「ほら、準備とかもしてきたし…その、ゴムとか」

八幡「んな…!」

三浦「さすがにゴムなしですんのはさ…色々まずいし、あーしらまだ学生だし」

八幡「いやいやいや、話飛躍しすぎだからな?というか三浦、テンパってないか?」

三浦「そ、そんなことない……と思う」

八幡(絶対テンパってるな…)



724: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 16:12:56.48 ID:7qv+nhhk0

テニス

三浦「ほら、行くよヒキオ!」バコ

八幡「手加減しろっての…!」バコッ


八幡(さっき、三浦があんなこと言うから集中できん)

八幡(というか、三浦の身体ばかり目が行くな…)

八幡「…あーしさん、こうして見ると綺麗なんだな」

三浦「ん、どうしたんヒキオ?…て、なにあーしのことジロジロ見てんのよっ!」

八幡「あ、いや…スマン…」

三浦「別に謝らなくていいけどさ」

八幡(駄目だ…色々妄想とかで、とてもデートどころじゃない…)


八幡「な、なあ三浦…」

三浦「なに?」

八幡「今から、俺の部屋行かないか?」



725: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 16:18:27.50 ID:7qv+nhhk0

アパート

三浦「あ~あ、デート切り上げるの早過ぎだし」

八幡「悪い…」

三浦「いきなり部屋誘うとか…どんだけガッツいてんのよ、エロ男」

八幡「言うな…」

三浦「……シャワー浴びてくるね」

八幡「お、おう…」


八幡「いよいよか…はあ…」

シャーーー

八幡「まさか三浦とすることになるなんてな…信じられん」



726: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 16:28:31.19 ID:7qv+nhhk0

----------------------


三浦「あがったよヒキオ…」

八幡「三浦…」(パジャマか…こういうのって裸にバスタオルじゃないの?違うか?)

三浦「あ、あんたも入ったら…」

八幡「っそ、そうだな……」


バタン シャーーー


三浦「ヒキオ、急ぎ過ぎ……ま、あーしも一緒か…」

三浦「ていうか、最初に誘ったのあーしだし…うわ、恥ずかしくなってきた…」

三浦「暑いし、うちわうちわ……ん?これって…」

三浦「DVD…?エロいやつじゃん…」



727: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/21(日) 16:39:19.20 ID:7qv+nhhk0

ガチャ

八幡「三浦~あがった…て」


『ああん…ああ…』

八幡(あれ~?テレビにアダルティな画像が流れてるぞ?どういうことだ?)

三浦「……」

八幡「三浦…なにしてんの…?」

三浦「こっちの台詞だっての…」

八幡「なんでそれ持ってるんですか…?」

三浦「さっき見つけた」

八幡「さいですか」

三浦「わかるよ?あんたも男だしさ、こういうので慰めるっていうのは」

八幡(おお、意外と理解があるな、さすがあーしさん)

三浦「でも…なんでこの女優、結衣に似てんの?」

八幡(あ…!そっちか~~~!)



759: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 10:28:28.33 ID:KN1QHn+n0

八幡「似てるか…?」

三浦「そっくりにみえるんだけど?」

八幡「そ、そうかな~?」

三浦「……」

八幡「第一、これは戸部が置いて行ったもので」

三浦「戸部がね…でも、あんたこれ見たんでしょ?」

三浦「戸部もこれ進めたってことは…あんた、結衣みたいな子が好みなんだ?」

八幡「まて…そういう話じゃないだろ…」



760: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 10:35:03.99 ID:KN1QHn+n0

三浦「そういう話だっての、奉仕部の時から一緒なわけだし?」

三浦「結衣可愛いし?好みだから、AVで満たすっていうのは自然の流れだし?」

八幡「別に好みだとしてもな…AVで満たすとかそんな考えじゃなくて…」

八幡「戸部が持ってきたのだってたまたまだろ」

三浦「戸部はきっと選んでたでしょ、時間かけて似た女優いないか」

八幡「戸部ならやりかねないな…」

三浦「でしょ?そっちは姫菜に報告するとして」

八幡「戸部…かわいそうに…」



761: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 10:45:05.09 ID:KN1QHn+n0

三浦「そっちはいいけど、やっぱ結衣が好みなんじゃんヒキオは」

八幡「いや、可愛いとは思ってたが…それだけだぞ…」

三浦「ほんとに?全く?」

八幡(そういや昔、他の奴に声かけられてる時、嫌な気分にはなったか…あれは嫉妬かね)

八幡「…」

三浦「ヒキオ」グイ

八幡「三浦…?」

三浦「ん…ちゅ…ん」

八幡「む、むぐ……!」



762: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 10:51:28.95 ID:KN1QHn+n0

八幡「な、なにすんだよ…キスとかいきなり…!」

三浦「大きくさせてるじゃん、しっかり」

八幡「おま、どこさわって…」

三浦「あんたが望むなら、髪切って結衣みたいな髪型にしようか?」

八幡「そういうこと言うなよ…せっかくのロング?なのに」

三浦「だってさ…結衣、あんたとのことはあんまり祝福できないとか言うし…」

三浦「もうわかってるでしょ?結衣の気持ちは…」

八幡「俺は三浦が好きだからな?」

三浦「じゃあ、証明してよ」



763: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 10:59:08.57 ID:KN1QHn+n0

八幡(あーしさん、その誘いは反則ですわ…もう、我慢できん…な)

八幡「三浦…!」

三浦「きゃ…!」

ドサ

---------------------------------

八幡「……」

三浦「ん……ん」

八幡「こ、こんな感じ…か?」

三浦「聞くなっての…ヒキオの好きにして…」

八幡「あーしさん、言葉がいちいち煽情的っていうか」

三浦「あーし言うなっての…ひゃ、あんたどこ舐めて…馬鹿…!」

三浦「下とか早過ぎ…ば、ばか…」

八幡「あーしさん、濡れてるし……」



764: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 11:48:17.08 ID:KN1QHn+n0

三浦「こ、これ…」

八幡「ゴムね…」

三浦「生でやろうとしてなかった…?」

八幡「まさか…ははは」

三浦「…」

八幡(三浦…かなり濡れてるな…変な気分になるぞこれは…)

三浦「ああ…!…いじりすぎ…」

八幡(そろそろか…?き、緊張が半端ないな…くそ)


三浦「ヒキオ…きて…」

八幡「行くぞ…」



765: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 11:53:59.00 ID:KN1QHn+n0

------------------

八幡「な、なあ…起きてる…?」

三浦「ん…起きてるよ」

八幡「なんか…色々悪い…へたくそで…」

三浦「最初は…あんなもんじゃない…?」

八幡「俺も…勉強して行くからさ…色々」

三浦「ん…わかった。あーしを気持ちよくしてよね」

八幡「おう…」

三浦「へへ~、ヒキオ」ガバ

八幡「なんだよ…」

三浦「あーしらしちゃったし?」

三浦「もう取り消せないし」

八幡「取り消す気はないけどな…三浦としたってのは変な感じだ…」



766: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 11:58:31.90 ID:KN1QHn+n0

八幡「高校の知り合いが知ったら驚くんじゃないか?」

三浦「かもね~、あーしと今は交流ない連中は驚くと思うよ」

八幡「川崎とかすげ~びっくりしそうだな」

三浦「…」ギュ

八幡「いてえ…なにすんですかね…」

三浦「他の女の名前出すとかデリカシーのかけらもない」

八幡「あ…ごめん」

三浦「ふん、ヒキオはその辺からまた勉強しな」

八幡「…はい」



769: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 19:14:37.67 ID:YmOFW+Rc0

翌朝

三浦「ヒキオ~だるい~~」

八幡「適当に飯でも作るわ」

三浦「お願い、あーしまだ寝とく」

八幡「へいへい」


八幡(あ~しちゃいましたよ…大人の階段ですよ)

八幡(なんか恥ずかしいな…)



770: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/23(火) 19:17:32.34 ID:YmOFW+Rc0

八幡「三浦、チャーハンできたぞ」

三浦「あんがと…」

八幡「下着姿で食うなよ…せめて、服着ろ…」

三浦「なに見てるん?スケベ、変態」

八幡「いやいや、おかしいからね?」


三浦「あ、けっこうおいしい、これくらいあーしもできると思ったけど…」

八幡「これでも、練習したからな」



785: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 09:50:35.95 ID:mGnmg2x40

三浦「ねえ、ヒキオさ」

八幡「なんだよ?」

三浦「あーしらの呼び方なんだけどさ…」

八幡「呼び方…?」

三浦「「ヒキオと三浦ってなんか味気ないじゃん」

八幡「まあ…そうかな」

三浦「せっかく恋人になったんだしさ」

八幡「なんて呼ぶんだよ?」



786: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 09:53:54.45 ID:mGnmg2x40

三浦「そりゃ、あんたが優美子で…あーしが八幡って呼ぶのが普通じゃない?」

八幡「お前、俺の名前知ってたのか」

三浦「当たり前でしょ」

八幡「いやでもそれは…」



三浦「とにかく呼んでみるし、えっと…は、八幡…」

八幡「…優美子……」


三浦「……」

八幡「……」



787: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 09:57:00.63 ID:mGnmg2x40

三浦「ちょっと不自然過ぎるね…」

八幡「きついわ…これは」

三浦「まあ、まだ今まで通りの呼び方でいいか」

八幡「おう、そうだな…」

三浦「じゃさ、週末また泊りにくるね」

八幡「えっ?週末なのかよ?」

三浦「へっ?」

八幡「あ、いや……」



788: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:02:22.17 ID:mGnmg2x40

三浦「……変態、馬鹿」

八幡「し、しかたないだろ…」

三浦「そんなにしたいとか…変態じゃん」

八幡「初体験の後なんてこんなもんだろ…俺、へたくそだから練習も兼ねて…」

三浦「いや、そんな理由つけなくていいし」

八幡「う…」

三浦「ま、週末までまちなって、週末は…あんたの物になってやるし」

八幡(やばい…あーしさんの言葉はホントやばい…)



789: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:05:49.10 ID:mGnmg2x40

三浦「それよりヒキオ、そろそろ出ないと講義あるし」

八幡「そうだな、そろそろ行くか」

ガチャ バタン


八幡「…なにしてんの?」

三浦「腕組んでんの」

八幡「それはわかるけど…」

三浦「あんたこういうの苦手みたいだし?慣れないとね」

八幡「このまま歩いて行くのかよ…恋人に見られるぞ」

三浦「恋人でしょ」

八幡「そうだけどね」



791: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:15:17.57 ID:mGnmg2x40

三浦「今日、コンビニのバイトあるでしょ」

八幡「ああ」

三浦「わかった」

八幡「ん~?」

三浦「はい、しゅっぱ~つ」

八幡「おう…」


講義の後、図書室

八幡「…三浦」

三浦「なに?」

八幡「ちょっとペース早すぎたかもな」

三浦「やっぱり?このペースだと1か月以内に、数的と判断完全に終わるよね」

八幡「それ終わったら、一般教養暗記科目中心だしな…英語、国語とかもあるが」

三浦「英単語覚えていって、ひたすら長文読解して、数的は問題演習かな」

八幡「十分だな、歴史とか地理は後でも大丈夫だしな」



792: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:18:59.11 ID:mGnmg2x40

三浦「あんた、歴史はセンターで満点とらなかった?」

八幡「そういやそうだったな、あの辺りの科目はいけるんだよ」

三浦「理科の科目はどうする?」

八幡「俺達の知識なら問題ないと思うけどな、そもそも出題数が多くない」

三浦「後回しね」

八幡「ああ、それより英語をやった方がいいな」

三浦「ん~わかった、やっとく」



793: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:26:19.57 ID:mGnmg2x40

アルバイト先 某コンビニ

八幡「ありがとうございました~」

店長「比企谷くん、今日はいつもより元気よく見えるね」

店長「なにかいいことあったかい?」

八幡「いえ別に…あ、いやありましたかね」

店長「そうかそうか、いいことだ。君は大学生だっけ?」

八幡「はい」

店長「大学生なら、コンパとか色々楽しまないとね、社会人になる前のハメ外しだ」

八幡「店長は昔、公務員なんでしたっけ?」



794: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:32:23.68 ID:mGnmg2x40

店長「以前はね、刑務官をしていたよ」

八幡「刑務官…なんだか、凄そうな感じが」

店長「公務員といっても警察関係、楽ではなかったよ。君は何の公務員を目指してるんだい?」

八幡「まだわかりませんけど…一応、本命は地方上級、市役所ですかね」

店長「そうか、大学生だものな。まあ、がんばってくれよ応援しているよ」

八幡「ありがとうございます」


ガー

店長「いらっしゃいませ…これはまた、美人なお客さんだね」

八幡「えっ…て…」


三浦「あ、やっぱここだった」



795: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 10:39:15.50 ID:mGnmg2x40

八幡「なにかご用ですかね…あーしさん…」

三浦「なんなん、その態度?あーしお客さんなんだけど?」

八幡「失礼しました」

三浦「あんたが真面目に働いてるとか新鮮だし」

八幡「商品買われないお客様は…」

三浦「はい、これ買いま~す」

八幡「……」


三浦「ヒキオの仕事邪魔するつもりはないから、じゃ帰るね」

八幡「いや、もう十分ですけどね?」


店長「ほほう、これは青春を感じるね」

八幡「店長…」

店長「彼女さんかな?」

八幡「まあ、そうですね」



800: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 13:51:45.22 ID:HmSesVEX0

店長「ほほう、うらやましいね。ああ、あんな若くて綺麗な彼女と恋がしたい」

八幡「いや…店長、奥さんいるでしょ…」

--------------------------------------

次の日


八幡(さて、今日もバイトで忙しいんだが…)

八幡(あーしさんが、本のコーナーで立ち読みしてるんですけど…)

八幡(ファッション雑誌でも見てるんかね…まあ、ここは立ち読み注意はしないけどね)


店長「おや、昨日も来てなかったかい?彼女は」

八幡「ええ…」



801: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 13:57:46.01 ID:HmSesVEX0

三浦「これください」

八幡「ありがとうございます」

三浦「んじゃね」

八幡「はいはい」

-------------------------------------

次の日

S子「比企谷さん、比企谷さん」

八幡「なに?」

S子「あの、立ち読みしてる女の人って彼女なんですか?」

八幡「そうだけど…店長に聞いたの?」

S子「ええ、でもすご~い。この前は彼女いないって言ってませんでした?」

八幡「最近だし、付き合ったの」

S子「へ~」



802: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 14:02:50.57 ID:HmSesVEX0

三浦「これ、お願い」

八幡「あ、ありがとうございます」

三浦「……」

八幡(なんか、あーしさん怖い)

三浦「じゃ」スタスタ

八幡「行ったし…なんかご機嫌斜めか」

---------------------------------------------

翌日 大学の図書室


三浦「ねえ、ヒキオさ」

八幡「なんだ~?」

三浦「バイト、うまくいってるみたいだね、安心した」

八幡「それ見に来てたのかよ…」

三浦「まあね、あんた人付き合いへたそうだし」

八幡「まあ、そうだな」

三浦「その割には、女の子とも仲良くなってたみたいだけど」

八幡「いやいや、別に仲は良くないっての」

三浦「冗談だけど」



803: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/26(金) 14:10:32.66 ID:HmSesVEX0

三浦「そういや、あーしもバイト決めたから」

八幡「どこだ?」

三浦「ファミレス」

八幡「レストランか」

三浦「まーね、ほら料理とかも学べそうだし?」

八幡「料理ね」

三浦「まあ、他意はないけど」

八幡「ん?そうか。じゃあ、また行くわ」

三浦「いろはとか呼べば?」

八幡「じゃあ、戸部とかも呼んで行くな」



850: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/01(水) 14:11:11.35 ID:9m7PAhIo0

週末 とあるレストラン


戸部「ここが優美子のバイトしてるとこ?」

八幡「ああ、そうだな」

いろは「三浦先輩もバイト始めたんですね~」

戸塚「でも本当に驚いたよ、八幡と三浦さんが」

戸部「付き合うってのは意外だったわ~~!」

八幡「そうか?」

戸部「いや、同じ大学だし?まあ時間の問題とは思ったけどさ~」

八幡「とかなんとかいってお前、この前、由比ヶ浜似のAV置いていったじゃねぇか」

戸部「え…あれ、トラぶったの?」

八幡「まあな、確信犯だろ…」

戸部「ちょ、ヒキタニ君さ~そんなつもりじゃないんだって~」



851: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/01(水) 14:18:38.56 ID:9m7PAhIo0

いろは「うわ…結衣先輩で慰めてたんですか…ちょっと引きます先輩…」

八幡「あのな、いろは…違うってわかるよな?」

戸塚「八幡…そんなに欲求貯まってるんだね…」

八幡「戸塚も悪乗りやめてね…?」

戸塚「あはは、冗談だよ」

八幡(ああ、かわいい。持って帰りたい)

戸部「それで…優美子なんか言ってた?」

八幡「とりあえず、海老名には報告しとくって」

戸部「おう…そんな…だからあんなに怒ってたのか…」

八幡「怒ってたのか?あの海老名が?」



852: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/01(水) 14:23:53.84 ID:9m7PAhIo0

戸部「翔君さ~何か隠してることあるよね?」

戸部「え、と、とくにないべ?」

戸部「ホントに~?結衣関連でも~?」

戸部「え?え?」

戸部「へ~シラ切るんだ?じゃあ、もうし~らないっと」

戸部「てな感じで、今口聞いてもらえないんだ…」

八幡「お、おう…そうか…」

いろは「似てましたけど…戸部先輩、気持ち悪すぎですよ」

戸塚「あはは、今のはさすがにね…」

戸部「え、そこっ!俺の迫真の演技、全否定!?」



853: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/01(水) 14:32:47.84 ID:9m7PAhIo0

いろは「戸部先輩もですけど、先輩」

八幡「な、なんだよ…」

いろは「三浦先輩いるんですから、浮気とかしちゃ駄目ですよ」

八幡「わかってるっての…」

いろは「じゃないと、わたしが浮かばれませんよ」

八幡「…」

戸塚「三浦さんとは同棲してるの?」

八幡「いやそんなことはないな…」

戸部「週末だけってやつ?なんだよ~もうそんな関係なん?やばいわ~ほんとやばい!」



854: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/01(水) 14:38:42.98 ID:9m7PAhIo0

八幡「だからそれなにがやばいんだよ…好きだなお前…」

戸塚「すっかり仲良しになったよね、二人って」

八幡「え?そうか?」

戸部「ああ~確かに、ヒキタニ君との距離グッと縮まった気がするわ~」

いろは「意外ですよね~、あと微妙です~」

八幡「勝手に仲良し認定してんじゃねぇ、俺は戸塚がいい」

戸塚「は、八幡…そんな…」

いろは「先輩…うわ…」


三浦「何言ってんのそこの馬鹿は」

八幡「うわ、三浦…タイミング良すぎだろ…」



855: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/01(水) 14:44:50.63 ID:9m7PAhIo0

三浦「よく聞こえなかったから、もう一度言ってくんない?」

八幡「客に向かって言うセリフじゃないな、それ…」

三浦「浮気してる馬鹿は客って言わない」

八幡「いやいや、浮気じゃねぇし…戸塚だし」

三浦「男でも関係なしだし?」

八幡「戸塚は天使だ」

三浦「死ね、ホント死ね」

八幡「」


三浦「ったく…オマチドオサマ」

八幡「すげぇ棒読み…」

三浦「まだ慣れてないんだっての」


いろは「こんにちは、三浦先輩」

戸部「おいっす、優美子」

戸塚「あはは、こんにちは」

三浦「うん、ていうかこのメンバーか」

いろは「もうすっかり定期メンバーになりましたよねっ」



861: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 11:52:06.61 ID:bmxGuL1v0

戸部「このメンバーで、去年みたいに遊ぶんかな~今年も」

八幡「去年は、海とか夏祭りに行ったな」

いろは「ありましたね、じゃあ今度は旅行でも行きましょうか」

戸塚「旅行か…楽しそうだしね」

いろは「ですよね~」

三浦「ま、いいじゃん?また日程とか決めないとね」

八幡「この5人で旅行か」

戸部「まあまあヒキタニ君、楽しいってきっと」

八幡「騒がしそうだ…」

三浦「んじゃ、あーし戻るね。ゆっくりして行って」

タタタ



862: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 11:53:15.19 ID:bmxGuL1v0

いろは「それで?この後、三浦先輩は先輩の家ですよね?」

八幡「そ、その話題すんのかよ…」

戸部「え、そうなん?うわ~ヒキタニ君、やるわ~さすがだわ」

八幡「うぜぇ」

戸塚「もう八幡も大人なんだね」

八幡「戸塚、そんな目で俺を見ないでくれ…」

いろは「先輩のば~か」



863: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 11:54:17.64 ID:bmxGuL1v0

バイト後


三浦「あれ、ヒキオ…待っててくれたの?」

八幡「当たり前だろ」

三浦「サンキュ、でもさもう少し時間かかりそうだから」

三浦「悪いけど、外で待っててくれる?」

八幡「わかった」


レストランの外

八幡「ったく、あいつら…散々からかった挙句に帰って行きやがって…」

八幡(友達とご飯食べたあとに、彼女待ってるとか…なに?このリア充ライフ)

八幡(俺こういうの夢見てたのか?よくわからんけど)



864: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:00:23.51 ID:bmxGuL1v0

プルルルル

八幡「着信か……あれ、雪ノ下?」

八幡「マジか、かなり久し振りな気がするな」

八幡「もしもし」

雪ノ下『比企谷くん?お、お久しぶりね…』

八幡「久し振りだな…ていうか、3か月ぶりくらいか」


雪ノ下『ええ、そんなところかしら』

八幡「なんだ、どうした?」

雪ノ下『今千葉に戻って来てるのよ』



865: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:03:48.01 ID:bmxGuL1v0

八幡「へえ、そうなんだな」

雪ノ下『由比ヶ浜さんに会ってね…ええと』

八幡「あ、そっか…」

雪ノ下『相変わらずみたいね、あなたも』

八幡「3か月とかでいきなり変わるか」

雪ノ下『冗談よ、公務員試験頑張ってるみたいね』

八幡「ああ、まあな…早すぎるかもしれんけど」

雪ノ下『今の時期に就職先決めてるのは凄いと思うわ』

八幡「…そうか?まあ、ありがとな」

雪ノ下『それと…おめでとう』



866: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:05:52.65 ID:bmxGuL1v0

八幡「…」

雪ノ下『三浦さんと付き合ってるんでしょ?』

八幡「ああ」

雪ノ下『そう…まあ、同じ大学に行ったものね。そうなるとは思ってたけど』

八幡「お前、祝福してくれてんの?」

雪ノ下『もちろんよ、あの友達のいない目つきの腐った捻くれ者の比企谷くんに恋人だもの』

八幡「言いたい放題ですね…」

雪ノ下『私は心から応援させていただくわ』

八幡「ああ、お前にそう言ってもらえると、助かる」

雪ノ下『でもね、比企谷くん…』



867: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:07:14.10 ID:bmxGuL1v0

雪ノ下『例えばの話だけど…私が1年前にもし…』


八幡「へ?」


雪ノ下『もし、あなたに告白していたとしたら……なにか変ってたかしら…?』

八幡「雪ノ下……」

八幡「……」



雪ノ下『……』

雪ノ下『ごめんなさい、こんなこと言っても意味ないわね…』



八幡「変わってない」

雪ノ下『え…?』



八幡「俺は、三浦優美子を好きになってたな」



868: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:08:29.12 ID:bmxGuL1v0

雪ノ下『比企谷くんッ……あなた、少し変ったわ…』

八幡「そうか?」


雪ノ下『ええ、そんな歯の浮くような言葉を口にできるなんて』

八幡「く…!」


雪ノ下『でもなんだかすっきりしたわ、ありがとう』


八幡「礼言われることじゃねぇよ」

雪ノ下『そうかもしれないわね』



869: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:11:58.08 ID:bmxGuL1v0

------------------------------------------------


八幡「それで?葉山も同じ大学なんだろ?」

雪ノ下『そうよ、でも示し合わせたわけじゃないわよ。貴方たちと違って』

八幡「いちいち言葉に棘ありますね」

雪ノ下『由比ヶ浜さんからも、付き合ってないのかと聞かれたりしたから』

雪ノ下『東京の大学で学力で絞れば、同じようなところに集中するのは必然なのに』

八幡「やっぱり付き合ってないのか」


雪ノ下『ありえないわね』

八幡「葉山…」

雪ノ下『ただ、彼が嫌いと言うわけではないけれど』

八幡「フォローしてるつもりか?」



870: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:13:19.61 ID:bmxGuL1v0

三浦「ヒキオ、お待たせ~」

八幡「お、来たか」

雪ノ下『あら?愛しの彼女さんかしら?』

八幡「おう、またな」

雪ノ下『ええ、それじゃあさようなら』

ピッ


三浦「電話してたの?誰から?」

八幡「雪ノ下」



871: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:14:03.62 ID:bmxGuL1v0

三浦「え…」

八幡「こっち帰って来てるらしい」

三浦「へぇ~」

八幡「一応言っとくけど、何もやましくないからな?」

三浦「わかってるっての、あーしだって電話で雪ノ下さんと話したくらいで怒らないって」

八幡(会ってたら、怒ってたのかな…)

三浦「話終わったんでしょ?じゃ、あんたの部屋行こ」

八幡「ああ」



872: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/02(木) 12:15:40.30 ID:bmxGuL1v0

三浦「ねえ、ヒキオ」

八幡「ん?」

三浦「今年の夏もさ、あーしとヒキオといろは達で過ごすことになりそうだね」

八幡「確かに、なりそうだな。去年言った通りになりそうだ」

三浦「うん」


八幡(今年も騒がしい夏になりそうだな…)

八幡(雪ノ下に言った言葉…あれに間違いはないと思う)

八幡(俺は葉山の言う選択で三浦を選んだ…それは他の道に行っても変わってないはず)

八幡(いや、たらればの話はするだけ無駄か…)


八幡(とにかく…俺の彼女は三浦優美子なわけで)



三浦「ヒキオ、今年も思い出作って行こうね」

八幡「ああ、もちろんだ」



八幡(そんなこんなで、俺と三浦の物語はまだまだ始まったばかり)


おわり



2: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:16:13.40 ID:CdiS0w080

帝国屋

八幡「……」

雪ノ下「……」

結衣「…こほん」


結衣「久々っ!全員集合だねっ!」


雪ノ下「ええ、そうね、久し振りね」

八幡「由比ヶ浜…それはあれか?あのネタか?オーラとかでてくる」

結衣「え?なんのこと?」

八幡「いや、いいや。なんでもない」

結衣「え、そう…?」



3: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:19:22.77 ID:CdiS0w080

雪ノ下「比企谷くん、最後まで言わないのは悪い癖になってくるわよ」

八幡「いや本当にいいんだっての」

雪ノ下「あなたに悪い癖がついたら、周りを不快にしてしまうわ」

八幡「俺はなんなんですかね?汚物かなにかですか?」

雪ノ下「私は汚物を好きになったりしないわ、安心して」

八幡「…お前、それが言いたかったのか」

雪ノ下「さあ?どうかしら」



4: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:20:54.76 ID:CdiS0w080

結衣「むむむ、ヒッキー、嬉しそうにしなくてもさ」

八幡「俺のどこが嬉しそうなんですかね?」

結衣「口元?若干にやけてて気持ち悪いし」

八幡「にやけてないし」


雪ノ下「でも、こうして奉仕部で揃うのは久しぶりな気がするわね」

八幡「そうだな、雪ノ下が離れてるからな」

雪ノ下「来ようと思えば、大した距離ではないけれどね」

結衣「千葉駅まで1時間とかだっけ?」

雪ノ下「急げばそのくらいかしら」



5: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:22:29.79 ID:CdiS0w080

八幡「由比ヶ浜も…その」


結衣「あたしも、ちょっとは見切りつけたつもりだよ!」

八幡「それは…よかったよ」

結衣「あたしもヒッキーが嫉妬するくらい素敵な彼氏作るし?」

結衣「隼人くんの外見の中身ヒッキーみたいな」

雪ノ下「それはすごい彼氏だけど…そもそも葉山くんのルックスでこんな性格にはならないわね」

結衣「あ、そうか~そうだよね」


八幡「え、なに?俺を泣かそうとしてるの、二人共?」



6: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:23:51.17 ID:CdiS0w080

結衣「うん、あたしは泣いたのに、ヒッキーだけ泣かないのは不公平だよ」

雪ノ下「そうね、奉仕部のメンバーなら運命を共にするべきだわ」

八幡「なにその、ハンムラビ信念」

雪ノ下「少し違う気がするけど」

結衣「まあ、冗談だけどさ」



カチャカチャ 

結衣「もぐもぐ…そういえばさ、ヒッキー」

八幡「なんだ?」パクパク

結衣「なんかみんなで旅行に行くみたいじゃん、夏休みに」



7: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:25:34.23 ID:CdiS0w080

八幡「まーな」


雪ノ下「あら、そうなの?」

八幡「決まったのは最近なんだけどな」

雪ノ下「どこに行くの?」

八幡「こんぴらさん」


結衣「えっと…えっと…」


雪ノ下「香川県でも一番有名なパワースポットね」

八幡「なんか雪ノ下がパワースポットって言うと違和感あるな」

雪ノ下「そんなところに行くの?」



8: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:31:37.92 ID:CdiS0w080

八幡「ああ夜行バスでな」

結衣「夜行バスか~」

八幡「2泊3日で讃岐うどんを巡ろうかという話にもなってる」

結衣「え~なかなか大がかりな旅行だね」

雪ノ下「そうね、それに行き帰りが夜行バスだと、疲れそうね」

八幡「ああ、だからホテル1泊じゃなくて2泊にしようって話になったんだよ」

八幡「どのみち12時間とか走行するから、そこでも泊まるし…」


結衣「メンバーって誰だっけ?」



9: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:46:30.70 ID:CdiS0w080

八幡「俺と三浦と戸塚といろはと…戸部に海老名だな」

雪ノ下「6人で行くのね」

結衣「ていうか姫菜もいくんだ」

八幡「まあ、これるらしい」


結衣「ヒッキーもいい友達持つようになったね」

雪ノ下「そうね、あの比企谷くんが…高校2年の初めの頃は考えもしなかったわ」

八幡「へいへい、ていうかお前らも友達いるんだろ?」

結衣「いるけど…」

雪ノ下「まだそこまで仲はよくないわね」

八幡「俺だって、大学で知り合った連中とはまだまだかな」



10: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:52:17.26 ID:CdiS0w080

別の場所 スタバ

葉山「このメンバーで集まるのも久しぶりか…」

三浦「隼人除いたメンバーでは会ってるけどね」

葉山「ていうことは、俺はハブられてたか…」


戸部「いやいや隼人くん~そんなことしてないって~」

葉山「いや、冗談だけどね」

海老名「いや~でも、結衣達がいないけど久しぶりだね」

三浦「ま~ね、隼人に振られるとか色々あったし」

葉山「優美子…あはははは」

葉山「そういえば旅行に行くらしいね」

戸部「うんうん、それがさ香川県の方にさ~」



11: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/06(月) 18:58:10.29 ID:CdiS0w080

海老名「うん、結構長旅でさ」

三浦「讃岐うどんとか?こんぴら登ったりとか…あとはホテルの近くが海らしいから海水浴とか」

戸部「なかなか荷物増えそうだわ」

三浦「そりゃ、去年よりはね…泊りだし」

葉山「う~ん、疎外感が…」

三浦「え?どしたん、隼人?」

葉山「いや、なんでもないさ。しかし楽しそうだな。俺も日が合えば行きたかったけどね」

戸部「ごめん、隼人くん~また違う日付き合うからさ~」

海老名「これは…葉山くん受けの予感…」

三浦「いや、ないから」



22: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 21:42:17.39 ID:tW0yMnfq0

アパート 夜


八幡「よし、この問題も正解と」

三浦「あーしも正解…今日はこんなくらいにしとく?」

八幡「ん、そうだな、終わっとくか」

三浦「じゃあ、ヒキオご飯作ってご飯」


八幡「大したものできないからな、俺は」

三浦「いろはに教わったやつとかあるんでしょ?」

八幡「あるけど、それでいくか」

三浦「じゃ、よろしく~」

八幡「へいへい」



23: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 21:45:28.10 ID:tW0yMnfq0

----------------------------

三浦「へ~結構おいしそう」

八幡「熱いから、気を付けてな」



三浦「わかった…あ、おいしいじゃん」

八幡「そりゃよかった」

三浦「ところでさ」

三浦「今日って結衣たちに会ってたんでしょ?」



24: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 21:46:21.83 ID:tW0yMnfq0

八幡「ん、まあな。久しぶりに奉仕部で集まった」

三浦「結衣、元気にしてた?」

八幡「元気だったぞ、見切りもつけたって言ってた」

三浦「ならいいんだけどさ」

八幡「別に悪い事したわけじゃないんだから、気にしても仕方ないぞ」

三浦「そうだけど、やっぱさ…いざヒキオと付き合うとさ…」

三浦「結衣に悪かったかなっていう感情も出てくんのよ」

八幡「…そういや、葉山たちと集まってたんだよな、そっちも」

三浦「うん、隼人以外はいつものメンバーだから変わり映えしてないけど」



25: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 21:47:47.27 ID:tW0yMnfq0

八幡「変わったか?葉山との関係って」

三浦「さあ?別に変ってないんじゃない?」

八幡「じゃあまだ好きだとか?」

三浦「なに?気になんの?」

八幡「そりゃ…少し…少しだぞ」

三浦「隼人への気持ちは変わってないかな。ヒキオの方が好きってだけで」

八幡「そ、そうか…変わってないか…」

三浦「だからって、ヒキオと付き合ってなかったら、付き合いたくなるかって言ったら別だけど」



26: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 21:51:04.07 ID:tW0yMnfq0

三浦「安心したでしょ?」

八幡「…した」

三浦「ん、素直でよろしい」


八幡「しかし旅行はかなりの出費になりそうだな…」

三浦「夜行バスにしたとはいえね…ホテル2泊だし」

三浦「あーしとヒキオはさ…まあ、共同出費みたいなもんだし?軽減されてるけど」

八幡「夫婦じゃねぇんだから…共同出費て」

三浦「う、うっさい…!」



27: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 21:55:28.29 ID:tW0yMnfq0

八幡「どっちにしてもそれまでバイト代貯めとかないとな」

三浦「そりゃあね、別に出費は旅行代だけじゃないし」

八幡「他にあるっけ?」

三浦「みんなと行くのも楽しいけどさ、ほら二人で行く用のお金も必要だし」

八幡「え…二人で行くの?」

三浦「温泉とかさ、夏季休校長いんだしいいじゃん」

三浦「試験勉強の息抜きってことで」

八幡「息抜きもなにも、公務員試験余裕持ってやってる気がするが」

三浦「細かいことはいいの」

八幡「ただ行きたいだけね…」



28: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:07:23.61 ID:tW0yMnfq0

三浦「だから、そんな細かいことはいいっての」

八幡「へいへいわかったよ、考えとく」

三浦「よしよし、わかればいいし。でさ、パンフレットでは…」

八幡(なんか恋人らしくなってきた…かな?)

-----------------------------------------

そして、こんぴら旅行当日

東京

いろは「あ、せんぱーい」

八幡「おう…」

いろは「あれ、三浦先輩いないんですか?」

八幡「現地集合だしな」

いろは「早めには来ましたけど…わたしが最初でした~」



29: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:19:43.74 ID:tW0yMnfq0

戸部「やっはろ~!いろはすにヒキタニくん~!」

いろは「やっはろ~って普通にその挨拶は引きますよ…」

戸部「いや~楽しいじゃん、これって…しかもテンション上がってるし?」

八幡「馬鹿丸出しだからな、戸部」

戸部「いやいやヒキタニくん、連れないこと言わないでよ~」ガシ

八幡「寄りかかるな、重い…」

海老名「はろはろ~」

八幡「おっす」

海老名「いや、ヒキタニくん。この前はごめんね」

八幡「なんの話だ?」



30: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:25:23.16 ID:tW0yMnfq0

海老名「この前のDVDの件。優美子とまずいことになったんだって?」

海老名「ちゃんと翔君にお灸据えといたからね」

八幡「ああ、あれな。別に大したことにはなってないけど」

戸部「ていうかその話蒸し返すん?勘弁してよ~悪かったって」

八幡「だから寄りかかるな、重いっての」



三浦「あ、みんな集まってんじゃん」

戸塚「本当だ、こんばんは…かな?」


いろは「あ、三浦先輩、戸塚先輩こんばんわ~!」



31: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:30:04.43 ID:tW0yMnfq0

戸部「おいっす優美子~」

海老名「はろはろ~優美子」

三浦「うん」

八幡「遅かったな」

三浦「支度にちょっと手間取ってさ」

戸塚「まあ、まだ時間にもなってないけどね」


いろは「揃いましたね~いよいよですね~」

戸部「うっわなんかこういうのホントワクワクするわ~」

海老名「行くメンバーがめずらしいしね、楽しみかな」



32: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:37:00.96 ID:tW0yMnfq0

バス車内にて


三浦「……」

戸塚「……」

三浦「ねえ」

八幡「なんだ…?」

三浦「なんで、ヒキオのとなりがいろはなわけ?おかしくない?」

いろは「え、まあまあいいじゃないですか~」

八幡「詰めたら俺の隣になってたな」

八幡(ちなみに俺の前の席が三浦でその隣が戸塚…)

三浦「いろは、席替わって」

いろは「え~いやですよ~、もう荷物上に置いちゃいましたし…」



34: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:53:07.02 ID:tW0yMnfq0

戸塚「ごめんね、三浦さん。僕が隣で…」

三浦「そこが嫌とかじゃなくて…わかるじゃん」

いろは「せっかく先輩のとなりにこれたんですから…」

三浦「は?いろは?」

八幡「え~喧嘩はやめようね?色々怖いからね?」

八幡「あと、いろはは発言に気を付けような?」

いろは「え~?わたし事実を言っただけですよ?」

八幡「おい~」


戸塚「あの…三浦さん…」

三浦「なに?」

戸塚「スカート短いから…身体起こしてると…その」

三浦「あ……」ストン



35: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/07(火) 22:59:04.86 ID:tW0yMnfq0

八幡(あ、三浦が普通に座ったか)ホッ

八幡(ていうか三浦だけじゃなく、いろはもミニスカートだし…)チラ

いろは「なんですか、先輩?」


八幡(目の保養…じゃなくて…目のやり場に困る…)


戸部「なんか大変そうだね~ヒキタニくん」

海老名「がんばってね」

八幡「なにをがんばるんだ…」

八幡(戸部と海老名は通路挟んで俺といろはの隣の席に座ってる)

八幡「いいよな蚊帳の外で」

海老名「なかなか入りにくいよね、その雰囲気には…」



44: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 08:41:25.98 ID:ZomRhOa60

ブロロロロロ

戸塚「三浦さん、いいの?消灯時間になったら移動できなくなるよ?」

三浦「…まあ、そこまで拘るのも、変な感じだし」



いろは「先輩、先輩、寝るときリクライニング代わりにしてもいいですか?」

八幡「いや、もうもたれかかってきてるよね?あと駄目だからな?」

いろは「リクライニング代わりにしますね。よろしくお願いしますね」

八幡「聞いてないな…」


海老名「これは翔君が割って入って、『八幡、俺というものがありながら!』っていう展開にすれいいんじゃないかな?」

戸部「姫奈…そんなことしたら、優美子殺されるよ俺…」



45: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 13:57:46.27 ID:ZomRhOa60

いろは「先輩、ポッキー買ってあるんですけど食べます?」

八幡「夜だしなあんまいらんかも」

いろは「これくらい大丈夫ですって」

八幡「じゃ、まあちょっとだけもらうか」

いろは「はいどうぞ」


三浦「……」

戸塚「三浦さん…仲良くしてるみたいだけど…ははは…」

三浦「別にいいし…知んない」

いろは「せんぱい、あ~ん」

八幡「アホなこと言うなよ…」

いろは「隙ありっ」パク

八幡「う…」ポリポリ



46: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 14:11:58.87 ID:ZomRhOa60

いろは「はい、もう一本もう一本」

八幡「おかしいからね?ちょっとまずいからな?」

いろは「なにがまずいんですか~?」

八幡「いや…なにって…」

八幡(いろはがミニスカートなことと、三浦がさっきから何も言ってこないことだな…)

いろは「先輩、もしかしてわたしがミニだから照れてます~?大丈夫ですよ、ちゃんと下履いてますし」

八幡「だからそういう問題じゃねぇよ…」

八幡(なにその言い方?下パンツ見えませんから、いくらでも見ていいですよ的な?)

八幡(こいつよく考えたら、告白されたも同然なんだよな…)

八幡(いや、別になにも期待なんかしてないけどね?)



47: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 14:18:34.01 ID:ZomRhOa60

三浦「……」

戸塚「はははは…八幡…色々聞こえて来るよ…」


海老名「ヒキタニくん、楽しそうだね~」

戸部「いやいや、あれは楽しくなくなるのが目に見えてるでしょ~。いろはすもやるな~」


いろは「はい先輩、まだまだありますよ」

八幡「いやそんなに数いらねぇし…」

三浦「…」イライラ

戸塚「三浦さんが恐いよ、八幡…」



48: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 14:30:20.05 ID:ZomRhOa60

パーキングエリア

戸塚「あ、休憩に入るみたいだね」

戸部「これ、このあと就寝になるっしょ?行っとくかな~」

海老名「じゃ、わたしも」


八幡「全員行くだろ」

三浦「あーしも行こうかな」

戸塚「貴重品だけ持っていこうか」

いろは「行きます~」



49: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 14:39:41.45 ID:ZomRhOa60

バスの外

三浦「ヒキオ~」

八幡「うぐ…はい…」

三浦「楽しそうじゃん、いろはが隣で」

八幡「いや…楽しいってのはまあ…」

三浦「そこ正直になんな」

八幡「ごめん…」

三浦「ポッキー食べさせてもらって?いろはの足見放題?」

八幡「しっかり聞いてるんだな…」

三浦「うるさい」

八幡(しかしこうして見ると…あーしさんもミニスカートですよね)



50: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 14:43:28.97 ID:ZomRhOa60

八幡「三浦もミニスカートだよな…」

三浦「一応、あんたの為にこれにしてきたんだけど?」

八幡「マジっすか?」

三浦「ヒキオ変態だし」

八幡「待て、その言葉は心外過ぎるぞ」

三浦「なに?ジーンズにした方がよかった?」

八幡「スカートの方がいいです」

三浦「ん、それでいいのよ」



51: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 15:06:31.80 ID:ZomRhOa60

戸部「いろはすはヒキタニくん、諦めてないんかな~」

海老名「そうだよね、絶対。本気に見えるし」

戸部「いや、いろはすだったら、すぐにでも彼氏作れるでしょ~」

海老名「だよね、あんなに可愛いし」


いろは「先輩っ!」

八幡「な、なんだよ、いろは?」

三浦「いろは~?」

八幡「え?そこ怒るところ?」

三浦「だってさ…」

いろは「さっき男の人に声かけられたんですけど…」

三浦「え…!?」

八幡「なに…大丈夫だったのか?」



52: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 15:10:44.84 ID:ZomRhOa60

いろは「戸塚先輩と一緒だったんですけど…ひどいんですよ」

八幡「なんとなくオチが見えた…」

三浦「あーしも…」


いろは「わたしじゃなくて、戸塚先輩がナンパされたんですよっ!おかしくないですか~!」

八幡「気持ちはわかるが…まあ、戸塚だからな相手は」

三浦「いろはでもしょうがないね…」

いろは「これはこの後、先輩に慰めてもらわないといけませんね」

八幡「いや…そういう発言、ホントにやめようか、いろは…」

三浦「あんたも嬉しそうにしてんじゃないっての」

八幡「いや、してないですし…」

三浦「どうだか、年下に慕われるとか嬉しいんでしょ?このシスコン」



53: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 15:17:44.52 ID:ZomRhOa60

------------------------------

車内 走行中

いろは「そろそろ消灯時間になりますかね」

八幡「そうだな」


三浦「結局、ヒキオの隣行きそびれた…」

戸塚「まあ、こんぴらさん行く時とかは一緒だしさ」

三浦「あ、そういえばさっきナンパされたとか?」

戸塚「うん、まあ…このバスの人じゃないけど」

三浦「こんなパーキングでもする奴の気がしれないわ」

戸塚「大丈夫だったよ」

三浦「ならいいんだけど、気をつけなよ。はいこれ」

戸塚「これは…痴漢対策スプレー?いいの?」

三浦「いいよ、まだあるし」

戸塚「ありがとう、三浦さん」



54: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 15:30:16.51 ID:ZomRhOa60

就寝時間


戸部「あ、暗くなった…」

海老名「結構暗くなるね~本読めなくはないけど…寝た方がいっかな」

戸部「明日もあるしな~」



八幡「……」

いろは「すやすや」

八幡「…」(なんでもたれかかってるんですかね…いろはさん)

八幡「といっても、どかすのもな…」


戸塚「すや~」

三浦「…ヒキオ、起きてる?」

八幡「ま、まあ…」

三浦「…!ヒキオ、何やってんの?」

八幡「別に何もしてねぇよ…!」



55: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/08(水) 15:34:56.82 ID:ZomRhOa60

三浦「なんでいろはがもたれかかってんのよ?」

八幡「いや…なんでって言われても…」

三浦「……どうすんの?」

八幡「しょうがないだろ?どかすのもな…」

三浦「いろはには優しいってわけね」

八幡「いろはには優しいって…そういうことはないだろ?」

三浦「いろは?…いろはね…」

八幡「なんでそこ反応すんの?」


三浦「…ふん」プイ

八幡(なんですかねこれは?三浦さんのご機嫌損ねちゃましたよ…)



66: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 13:33:44.12 ID:R8ljzfF70

いろは「ふにゃ…せんぱい」グイグイ

八幡「…」

いろは「……」チラチラ グイグイ

いろは「すや~」

八幡(なんかどんどんもたれかかって来てるんですが…)

八幡(これ多分起きてるな…いびきもしてないし)

八幡(ったく、どういうつもりだよ)

いろは「♪」グイグイ


三浦「…」イライライライラ



67: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 13:39:06.77 ID:R8ljzfF70

八幡(三浦の姿見えないけど、暗いし)

八幡(なんか怖いな…)


パーキング

八幡(うえ…また、休憩か…)

三浦「ヒキオ」

八幡「な、なんだ…?」

三浦「トイレ行かないの?」

八幡「こ、今回はいいかな…」

いろは「すやすや」


三浦「…いろは起こしたくないから?お優しいことで」

八幡「いや、そういうわけでもないけど…」

三浦「可愛い後輩にもたれかかられるとか役得だろうし?」

八幡「……そんなことは…」

三浦「…あーしは行ってくる」



68: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 13:43:09.69 ID:R8ljzfF70

八幡「おう…」

戸塚「…八幡、大変だろうけどがんばってね」

八幡「戸塚、お前は俺の癒しかもしれん」

戸塚「やだな、八幡」

-------------------------------------
ブロロロロロロ

八幡(で、こいつはいつまで狸寝入りするのかね)

いろは「んご~~~~」

八幡「あ…本当に寝始めたかな?」

いろは「ふんが~~~~~」

八幡「わかりやすい奴…しかし…」


戸部「いろはす…イメージが…」

海老名「寝にくいね…」



73: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 18:52:07.74 ID:R8ljzfF70

戸塚「あ、ははは…」

三浦「…ぷ、くくくく…!」

戸塚「あ、三浦さんひどい」

三浦「だっていろはの奴…くくくっ!」


八幡「はあ…ま、いいか」

いろは「ふが~~」


八幡「おい、いろは」ユサユサ

いろは「んが…ふにゃ?先輩……?」

八幡「大丈夫か?」

いろは「え?ええ?」



74: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 18:59:00.59 ID:R8ljzfF70

-----------------------------------------

翌日 香川県

戸部「長いっしょ…やっと着いた…」

海老名「さすがに長時間バスは、身体にくるよね~」


三浦「なんか身体が固くなってるし…ヒキオ~肩揉んで」

八幡「えっ?今か?」

三浦「今~」

八幡「わかりやしたよ…」

いろは「むむむ…せんぱい~」


八幡「とりあえず、手離せっていろは」

いろは「…わかりました」パッ



75: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 19:23:57.74 ID:R8ljzfF70

もみもみ

八幡「こんな感じか?」

三浦「ん、まあいいんじゃない?あんまうまくないけど」

八幡「俺に肩もみのうまさ求めんな…」

三浦「わかってるって…」

八幡「なあ…」


三浦「なに~?」

八幡「いろはがこっち見てんだけど…」

三浦「いろは、いろは、いろはね…」

八幡「な、なに…?」



76: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 19:28:52.12 ID:R8ljzfF70

三浦「親しそうに『いろは』って名前で呼んじゃってさ…馬鹿じゃん」

八幡「い、今更ですよね…あーしさん…それは」

三浦「いまさらだけど…なんか腹立つ。あーしは『三浦』って呼ばれてるのに」

八幡「それもしばらくはそのままで行こうってなっただろ?」

三浦「なったけど……ヒキオ」

八幡「な、なに?」

三浦「今日は『いろは』って呼ぶの禁止」

八幡「え…?いや、それは……」


三浦「とにかく禁止。いろはって呼んだら怒るから」

八幡「ま、マジで……?」



77: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 19:36:05.84 ID:R8ljzfF70

戸塚「今からこんぴらさん登るのか…あの石段を…」

戸部「やべ~わ~、夜行バスの後のこんぴらさんは効くわ~」


海老名「どうする?登る前に、ごはん食べて行こっか?」

三浦「うん、それでいいじゃん」

八幡「あそこの民家の食堂っぽいところ…讃岐うどんじゃね?」


三浦「あ、早速。あそこにしようよ」

いろは「楽しみですね~先輩」

八幡「おい、引っ張るなっての、いろ…」


三浦「…」ジロ

八幡「い…い…一色…」



78: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 19:40:25.78 ID:R8ljzfF70

いろは「え…?一色…?」

八幡「あ……」

いろは「なんか久しぶり過ぎて誰のこと呼ばれたのかわかりませんでした~」

八幡「だ、だよな…あはは」

いろは「びっくりしましたよ~もう、先輩も人が悪いですよね☆」


八幡「お、おう…ま、まあ…ね」

三浦「……」

八幡(やばい…この後、どう呼べばいいの?)



79: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/11(土) 19:47:16.61 ID:R8ljzfF70

うどん屋

戸塚「なんだか、小さいお店だね」

戸部「意外っつーか~」


八幡「讃岐うどんは個人でやってるところも多いんだろ」

八幡「だから、昼過ぎには閉めるところもあるとか…らしい」

三浦「物知りじゃん、ヒキオ。てことは、うどん巡りは明日にしてよかったね」


いろは「うどん巡りも楽しみですね~」

戸部「確か雑誌の1位とか2位とかに行くってことだよね~」

海老名「それでいいんじゃないかな、全部は回れないだろうけど」


八幡「というか、二日目も体力使いそうだな」

三浦「鍛えとくべきだったね、あんたは」



96: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 19:59:42.69 ID:XfBym0Wn0

全員「いただきま~すっ!」

ズルズルズルズル

三浦「…うまいし…」

八幡「いや、普通に考えれば当たり前だけどな」

三浦「なにその冷めた発言」

八幡「東京とかの駅前の立ち食い蕎麦と同じだったら笑えないだろ」


戸部「いや~なんかコシっていうの?それからして違うわ~!」

戸部「な、ヒキタニくん?」

八幡「テンション高いな……まあ、そうだな」

三浦「あんたはテンション低すぎ」

八幡「誰のせいですかね、誰の」



98: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 20:09:30.03 ID:XfBym0Wn0

いろは「せんぱ~い、じゃあ、あ~んしましょうか?」

八幡「なんで『じゃあ』なの?やらないからな」

いろは「先輩けち臭いですよっ!」


八幡(ナチュラルにスキンシップとってくるね、この子は…)

いろは「それでですね…もぐもぐ…せんぱい」

八幡「食べながら話すなよ…器用なやつ…」

いろは「さっきの、一色て呼んだのにはなにか意味あるんですか?」

八幡「い、いや別に…意味とかはないけど」

いろは「そうなんですか?じゃあ、不安になるんで『いろは』ってちゃんと呼んでくださいよっ」

八幡「え、ええ~…」

三浦「…ヒキオ、忘れたら怒るから」ボソ



99: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 20:20:04.46 ID:XfBym0Wn0

八幡「ひいっ…!」

八幡(なんなの、この板挟み…)



戸塚「お、おいしいね讃岐うどん…」

海老名「そうだね、おいしいね。向こうは大変そうだけどね…」


戸塚「あれ?そういえば…」

海老名「翔君ならトイレだって」


戸部「いや~お待たせ~」

戸部「なんか、ここのトイレ不思議だったな~」

海老名「えっ、どういう風に?」

戸部「ここの家の人の居間通って行ったから、なんか不思議だったぜ」

戸塚「飲食店と、家がホントに一体になってるね…」

海老名「これって、トイレとかの費用完全に浮いてるんじゃないかな~?」

海老名「もしかしたら、案外理にかなった商売なのかも」



102: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 20:34:37.06 ID:XfBym0Wn0

戸塚「そういえば、みんなは将来とかもう考えてるの?」

戸部「俺?う~ん、将来か~」

海老名「翔君、不動産関連の仕事考えてなかったっけ?」


戸部「ま、そっちいけたらいいんだけどさ~」

戸塚「不動産関連か…なんか似合ってるね」

戸部「戸塚くんは~?」

戸塚「僕は…まだ1年だし定まってないけど、行政書士や司法書士の仕事に就けたらって思うかな」

戸部「うわ~凄すぎね?もう、勉強は受験だけでこりごりだわ~!」

戸塚「そんなことないよ…これも、八幡の影響だしさ」


海老名「あと翔君さ~、不動産は勉強しなくていいとか思ってない?」

戸部「いやいや、全然思ってないべ?いやほんとに、ホントだってっ」

海老名「ホントかな~?」



103: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 20:44:58.97 ID:XfBym0Wn0

戸塚「海老名さんもなにか考えてるの?」

海老名「わたしはそうだね…まだわかんないかな」

戸塚「そっか、まだまだ時間あるもんね」

海老名「いざとなったら、誰かさんみたいに専業主婦とか?」

戸塚「以前の八幡と同じ答えだね…」

戸部「え~じゃあ、俺姫菜を食わせられるとうにしなきゃならないのか…責任重いな…うん」

海老名「翔君、わたしが専業主婦になったとして、隣に翔君がいるとは限らないし?」

戸部「いや、そりゃないって~」

戸塚「あはは、やっぱり恋人って憧れちゃうな…」



104: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 20:50:33.49 ID:XfBym0Wn0

-------------------------------

こんぴらさん

八幡「うどんは旨かった…」

いろは「ですねっ、これなら明日の人気店とかもっと期待できそうですねっ」


三浦「この階段上って行くん?…横っ腹痛くなりそう」

八幡「俺は登るのやめとこうかな…」

いろは「なに言ってるんですか、先輩っ」

いろは「疲れた女子を先導できるいいチャンスじゃないですか」

八幡「別にここはそういう場所じゃないだろ」


いろは「そういう目的の人もいますって、カップルも多いみたいですし」



105: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/16(木) 21:20:34.51 ID:XfBym0Wn0

戸部「ふう、意外としんどいね」

海老名「全部で何段あるんだっけ?」

戸塚「確か1,300段とか…そんなくらいじゃなかったかな…はあ」


いろは「せんぱ~い、手引いてください~」

八幡「なに言ってんだ…」(となりのあーしさんが怖くてそんなことできませよっ!)

三浦「じゃ、いろは行くよ」グイ

いろは「え、三浦先輩?…はい…」スタスタ

八幡(三浦に手引かれて先に登って行くか…ま、こっちのがいいかな)



113: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 11:26:42.24 ID:HvO4Z9qw0

八幡「しんどい…無駄な体力を使ってる気がする…」カンカン


八幡「絶対夏に登るようなところじゃないよな」

三浦「そんなこと言ったら、山登りとかどうすんの?」

いろは「そうですよ~、先輩ジジ臭いですよ」

八幡「ジジ臭いか…?それはともかく…」

三浦「ん~なに?」

八幡「その…三浦…見えてる」

三浦「え…?」

八幡「お前、ミニだしな…」

三浦「な、ば、バカ…!どこ見てんの!」



114: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 11:33:48.04 ID:HvO4Z9qw0

八幡「いや…この位置だと見えるし…ていうか短すぎだろ」

三浦「もっと早く言ってよ、他の奴にも見られてるかもしれないじゃん」

八幡「あ…そうかも、悪い」

三浦「…ったく、も~」ギュ

八幡(お、腰に服巻いて隠したか、最近やってる人多いよね)

三浦「これで大丈夫でしょ?」

八幡「そうだな、俺としても安心する」

三浦「あんた、そういう臭いセリフ言えたっけ?」

八幡「どうだっけかな」

八幡(パンツ見たのに、あんまり怒られないな)

八幡(こういうやり取りでも、ホントに恋人になったんだなと実感するな)



115: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 11:38:46.26 ID:HvO4Z9qw0

いろは「…なんですか、そのやり取り…」

三浦「なんですかって?」

いろは「先輩若干照れててキモイですし…なんだか…いやです」

三浦「なに?悔しいとか?」

いろは「違いますぅ~!」

三浦「いろはも早く彼氏つくりな」


いろは「三浦先輩がそれ言いますか…余裕ですね…」

三浦「いつまでも過去に囚われてもしょうがないと思うよ」

いろは「それは…そうかもしれないですけど…」



116: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 11:55:09.19 ID:HvO4Z9qw0

八幡(この二人は俺が後ろから覗き込んでる形になってるのわかってるんですかね…)

八幡(三浦は服で見えなくなったけど…いろは丸見え…)

八幡(いくら下に履いてるとは言ってもね…無防備だな)


戸部「ほらほら姫菜、いつでも肩貸すべ…て」

戸塚「あの、大丈夫?よかったら肩貸すけど?」

海老名「いいの?それなら…お言葉に甘えちゃおうかな」ガシ

戸塚「うん、どうぞ」ガシ


戸部「姫菜…ま、まあ仕方ないかな?悔しいとか思ってない、思ってない…」


八幡「戸部…不憫だな」

戸部「言わないでよ…ヒキタニくん…」



119: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 18:54:51.09 ID:7yrWBrOe0

こんぴらさん 門


いろは「あ~やっと着きましたよっ!意外と楽ですねっ」

三浦「へ?なに言ってんの?」

八幡「ここまだ中腹ににも来てないんだろ…」

いろは「え?ええ~~~ほんとだ…」


戸塚「まだまだありそう…杖借りた方がいいのかな」

戸部「俺ら若いんだしそんなのいらないっしょ」

海老名「まだ倍以上か~、ここで終わりなら楽過ぎだとは思ってたけどさ」

戸塚「よかったら、また肩貸すよ?」

海老名「う~ん、何度も借りても悪いし…でもまた辛くなったらいいかな?」

戸塚「うん、もちろん」



戸部「あれ~?あれあれ~?」



120: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 19:00:30.73 ID:7yrWBrOe0

いろは「せんぱい~~おんぶ~~っ」

八幡「はあ?おんぶって……」(階段でそんなことできるか…丸見え過ぎるし)

いろは「いいじゃないですか~~」

八幡「あのな」


三浦「あんたも嬉しそうにすんなし…」

八幡「し、してねぇし…」

いろは「ねえねえ、お願いしますよ~っ」

八幡「あのな、一色…バカなことは」

いろは「あ~!また一色って呼んだ~~~!」



121: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 19:12:23.80 ID:7yrWBrOe0

八幡「ビックリするから叫ぶな…ていうか元気じゃねぇか」

三浦「律儀に守ってるし」

八幡「機嫌よくしないでくださいね、あーしさん…」

三浦「ま、あんたあーしにベタ惚れだしね」

八幡「なんすかそれっ」

いろは「なんで一色って呼ぶんですか~?いじめですか?セクハラですか?」

八幡「いや、おかしいだろ…いじめもそうだが、セクハラって…」

いろは「ちゃんと、いろはって呼んでくださいっ!」

八幡「え、え…」

三浦「……」


八幡「い、一色…?」

いろは「せんぱい~~~!」



122: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 19:22:24.38 ID:7yrWBrOe0

こんぴらさん 本宮

戸塚「やっとついた……ここが、ゴール…かな?」


海老名「やっと着いたね~」

戸部「けっこうきつかったわ~」


八幡「…」スタスタ

いろは「…」スタスタ

八幡「な、なあ…」

いろは「知りません、先輩なんか」

八幡「お、おい…そんなに機嫌悪くしなくても…」

三浦「くく…なんかおもしろ…!」



123: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/20(月) 19:28:32.21 ID:7yrWBrOe0

三浦「ヒキオ確かここってさ、黄色いお守りとか売ってるんでしょ?」

八幡「なんか書いてあったな、そういえば」

三浦「せっかくだし買いにいこ」

八幡「わかったって…でも…」


いろは「ぶ~~~っ!」

八幡「あ~…でもな…えっと」

三浦「…」

三浦「あ~もういいや、解除、解除」

八幡「え?」

三浦「もういいって、あーしも大人げなかったし」

八幡「お、おういいのか?じゃあ、行こうぜ…い、いろは…」

いろは「…!…わかりました」



135: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/24(金) 12:02:32.56 ID:y3wthwgg0

-----------------------


三浦「よし、お守りも買ったし、参拝も完了っと」

八幡「なんか他にやることあったっけ?」

いろは「先輩、先輩、一色ってわたしのこと呼んだ罰がまだですよ?」

八幡「罰ってなんだよ…何させる気だ…」

いろは「わたしにキスとかですね」

八幡「ばっ…」


三浦「いろは~調子にのんなっ」

いろは「…ていうのは冗談ですよ~、三浦先輩」

三浦「ホントか~?」

いろは「ほ、ほんとですよ~」



136: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/24(金) 12:07:32.32 ID:y3wthwgg0

海老名「確か、本宮の横からさらに進めるんだよね」

戸部「なにそれ?おまけみたいな感じ?」

海老名「確か、そこも登って行って1300段とかになるんじゃないかな」

戸塚「おもしろそう、行ってみたいな」

海老名「じゃあ、わたしも行くね~」


戸部「ああ、姫菜~俺も行くって~」


三浦「なんか向こうは向こうで盛り上がってるし」

八幡「戸部が不憫なことになってるけどな」

いろは「どうします?わたし達も行きます?」

三浦「ん、まあそうしよっか」



137: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/24(金) 12:13:18.94 ID:y3wthwgg0

八幡「本当に行くのかよ…面倒だな」

三浦「何言ってるし、ほら出発」グイ

八幡「へいへい…」

スタスタ

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夕方 

八幡「やっと降りてきた…かなり時間かかるんだな…」

いろは「足がつりそうです…運動不足かな…」

三浦「ま、筋肉痛になるねこれは」


海老名「でも、最後まで登って正解だったね、色々と」

戸部「ほんとほんと、眺め最高だし~?」

戸塚「最後のところの神社?が小さかったのが気になったけどさ」



141: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 12:03:29.01 ID:SdEX6PHo0

ホテル

いろは「あ~疲れました…早くお風呂入りたいです…」

三浦「もうチェックインできるし、早いとこお風呂行こうか」

海老名「確か、大浴場あるんだよね~」

いろは「そうなんですよ~楽しみです☆」


八幡「はあ、風呂入る気力とかないし」

戸部「いやいやヒキタニくん、体力無さ過ぎでしょ~?」

八幡「体力っていうかな…ほかにも削られたしな…」


戸部「ああ~そういうことか…うん、納得」



142: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 12:09:50.06 ID:SdEX6PHo0

戸塚「部屋は二つ予約してたよね…ベッドはどうなってるのかな」

三浦「ダブルの部屋二つだし…簡易ベッド入ってるはず」

戸塚「そうなんだ」


戸部「いや~大浴場とか楽しみじゃん~」

八幡「そうか?そんないいもんでもないだろ」

戸部「ヒキタニくん、適度に疲れた体には、広いお風呂が最高だって」

八幡「そうか…?」



143: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 12:21:07.76 ID:SdEX6PHo0

女子部屋

いろは「おお~!結構いい部屋ですね~!」

海老名「ネットで見てたけど、実物の方が広く感じる」

三浦「よーし、とりあえず、タオルとシャンプー持って帰ろ」

いろは「え~、三浦先輩…格好いいイメージが台無しですよ~」

三浦「あーしが格好いいとか…それに、いびき…」

いろは「え、なんですか?」

三浦「なんでも」

海老名「だめ、笑ったら悪いよね…うん、ぷ、ぷぷ…!」



145: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 12:32:19.72 ID:SdEX6PHo0

男部屋


戸塚「じゃあ、どうしようか…夕食まで時間あるし…」

八幡(大浴場…よく考えたら、戸塚と入れるのか…)


八幡「よし、大浴場に行こう」

戸部「お、急にノリノリじゃん、ヒキタニくんっ」

戸塚「お風呂にするの?」

八幡「ああ」(戸塚とお風呂、戸塚とお風呂)

戸部「あ~あ、これで混浴とかだったらいいけど…さすがにホテルでそれはないか~」

八幡「そんなことあるわけないだろ」(戸塚とお風呂、戸塚とお風呂)

戸塚「それじゃあ、行こうか」



147: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 12:39:32.75 ID:SdEX6PHo0

1階 大浴場


いろは「あ、ここですね」

三浦「そうみたいだね、じゃあ男ども、覗くなよ」


八幡「どうやって覗くんだよ…ほかの客もいるだろうに…」

戸部「う~ん、ステルス迷彩とか?」

八幡「それ、真面目に言ってないよな?」

戸塚「ははは…」


海老名「それじゃ、まったね~!」



150: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 20:40:43.45 ID:SdEX6PHo0

脱衣所

八幡(よしよし、さあ戸塚脱ぐんだ)

戸塚「……」

八幡(なんだ?俺は変態か?いや、戸塚は天使だし無問題だな)

戸塚「あの…脱ぎにくいよ、八幡…」

八幡「なにっ?声に出てたか?」

戸塚「そうじゃなくて、ずっとこっち見てるし…」

八幡「あ…わるい…」

戸塚「うん…」


戸部「……これは優美子に報告かな~?」

八幡「待て待て、戸部…いや、戸部さん…?」

戸部「でも、とばっちり受けそうだしな~どうしよっかな…」

八幡「いや、報告すんなよ…」



152: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 20:51:35.62 ID:SdEX6PHo0

女湯


いろは「うぇ~~~い…」

三浦「なんかジジ臭くない?その言い方…」

いろは「部屋でいきなり備え付けのタオルに手を出す三浦先輩に言われたくないです~」

いろは「イメージっていうか、ギャップっていうか…」

三浦「いびきのいろはに言われたくないけど…」ボソ

いろは「だからなんなんですか、それ?」


海老名「優美子もやめたげなよ…」

いろは「でも広いですね~さすが大浴場っ」

三浦「たしかに、あーしら以外いないのも運がいいし」

いろは「先輩たちも、今頃うぇ~いってやってますよっ!」

海老名「ちょっと居酒屋のノリみたい」



153: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 21:01:26.69 ID:SdEX6PHo0

三浦「あーしとしては、ちょっと心配なんだけどね」

いろは「え、なにがですか~?」

海老名「わかった、戸塚くんと一緒のところがだよねっ?」

三浦「急に目がイキイキしてるし…ま、そういうこと」

いろは「あ~そうですね。先輩、たまに本気出してちょっと引きますもん」

いろは「でも戸塚先輩が相手だと、綺麗に見えちゃう不思議感…」

三浦「ったく、ヒキオのバカは…」


海老名「比企谷くんに嫉妬してる優美子なんて新鮮でいいよねっ」

三浦「新鮮って、あーしは魚かっての…」

海老名「嫉妬してるの隠そうとしないのもさすがよね」



155: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 21:06:59.82 ID:SdEX6PHo0

三浦「あと、いろは~」

いろは「えっ、なんですか?」


コチョコチョコチョ


いろは「きゃ~~~~」

三浦「あんたは、今日色々してくれたし」コチョコチョ

いろは「あはははは~~~っ!許してください~~~っ!」

三浦「だ~め」

いろは「もうだめ~~~っ!」

コチョコチョコチョ アハハハハ~



158: ◆KkwE6yJXmI:2015/07/27(月) 21:18:01.55 ID:SdEX6PHo0

男湯

戸塚「あ~~いいお湯だね」

八幡「そ、そうだな」

八幡(戸塚と同じ風呂に入れるとは…幸せの極みというべきか?)

八幡(さすがに背中の流しっことかはできなかったが…いや、さすがに気持ち悪いな)

八幡(三浦さんに殺されそうだ)


戸部「もうちょっと人少なかったら、少年の頃のように泳げたのかな」

八幡「泳ぐ気かよ…この年で…」

戸塚「それはちょっとね…」

八幡「そういえば、去年は砂の城だったしな」

戸部「ちょ、なに言ってんの二人とも~?砂の城も、大浴場の水泳も男のロマンでしょ」

八幡「ロマンかよ…あとなんでもかんでもロマンにすんな」



165: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 18:19:03.55 ID:Oe6giSQd0

八幡「しかし、戸塚も案外いい身体してるよな」

戸塚「一応部活やってたわけだしね、ていうか八幡どこ見てるのさ」

八幡「あ、いや」


戸塚「いや、別にいいんだけどさ、男同士だし」

八幡「なら遠慮なく」ジー

戸塚「八幡…その、はずかしいよ…それは…」

戸部「これは…本気で優美子には見せらんないよな~」



167: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 18:24:38.94 ID:Oe6giSQd0

部屋

いろは「あ~さっぱりしましたね~」

三浦「ん、確かにね…今日の疲れがとれたっていうか…」

いろは「三浦先輩は、わたしをくすぐってばっかりだったじゃないですか~!」

三浦「え、そうだっけ?」

いろは「そうですよ…もうお嫁にいけません…」


三浦「え…なにそれ」

海老名「あ、百合展開の予感」

三浦「いや、ならないし」


コンコン

三浦「あっ男ども、来たかな」

八幡「おう」

三浦「遅いし、いつまで入ってんのよ」



168: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 18:28:54.90 ID:Oe6giSQd0

八幡「そんなに遅かったか?」

三浦「まあ、遅くはないけど…ちょっとね」

八幡「なんだよ?」

三浦「別になんでもないって、それより夕食行こうよ」

八幡「そうだな」

戸塚「三浦さん達も揃ってるみたいだね、じゃあ行こうか」


いろは「わたしもお腹空きました~」



169: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 18:35:06.40 ID:Oe6giSQd0

戸部「いろはす、よかったら俺の分あげるべ?」

いろは「あ、そういうのいいんで。それにバイキング形式ですし~」

戸部「あれ?今日の俺の扱いこういうのなの?姫菜といい…」

海老名「わたしがどうかした?」


戸部「いや…なんでもないよ、なんでも」


八幡「戸部…」

戸部「同情やめてね…」

三浦「帰ったら、隼人になぐさめてもらいな」

戸部「遅くね?それに、そっちの気ないからね?」



170: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 18:41:36.33 ID:Oe6giSQd0

夕食


いろは「あ~!先輩、それとり過ぎです~!わたしも欲しいっ」

八幡「わかったっての…ていうか別のものだってあるじゃねぇか…」

いろは「それがいいんです~!」


海老名「相変わらずって感じね、あの二人」

三浦「ヒキオのとる食べ物のところに、いろはが無理やり行って、くっついてるって感じだけど」

海老名「心配なんじゃない?」

三浦「別に…」

海老名「そういえばこの間さ、サキサキに会ってさ」

三浦「え、なに急に?」

海老名「話してたら、『比企谷って今どうしてるかな』みたいなこと言っててさ」

三浦「…」

海老名「あれだよね、青春だよね~」



171: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 19:35:35.61 ID:Oe6giSQd0

三浦「ていうか、持って来すぎ…なんでデザートまでもうあんの?」

八幡「いろはの奴が手当たり次第とってくるんだよ…こんなに食べねぇよ…」

いろは「先輩、男なんですから食べないと駄目ですって!どうせ私が教えてあげた料理も毎回はしてないんでしょ?」


八幡「いきなりその話かよ…毎回はしてないけど」

いろは「じゃあ、ここで食べとかないと。どうせ無料ですし」

八幡「意外とせこい考えしてんのな」

いろは「経済的って言ってください」


戸部「あれ、なんかこれって…」

戸塚「夫婦みたい…?」

三浦「…」

戸塚「ごめん、失言だったね…」



172: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 19:42:20.27 ID:Oe6giSQd0

海老名「まあまあ、優美子も落ち着いて、ね?」

三浦「別に怒ってないっての」

海老名「じゃあ、構ってもらえなくて寂しい系?」

三浦「うっさい…」


いろは「とにかく頂いちゃいましょう!」

戸部「じゃあ、いただきま~す」

戸塚「いただきます」

いろは「ほら、先輩も」

八幡「いや、いらんだろ…いまさらだし」

いろは「ダメです~!」


八幡「わかったよ、いただきます…」



176: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 20:15:05.14 ID:Oe6giSQd0

夕食後 男部屋

いろは「こうやって、みんなで集まって遊ぶのは定番ですよねっ」

戸部「そうそう、砂の城や風呂での水泳並みに定番っしょ」

八幡「まだそれ押すか」

戸部「いやいや、ヒキタニくんもいい加減認めてよ~」


海老名「さすがに6人揃うと、狭い感じになるよね~」


戸塚「えっと、なにして遊ぶの?」

三浦「トランプでいいじゃん、ちょうど持ってきてるし」

いろは「1位の人が何でも命令できるようにしませんか?」

八幡「まあ、ただするだけじゃ味気ないしな」

いろは「先輩も乗り気ですね~じゃあ、そういうことでお願いしま~すっ」



177: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 20:20:27.44 ID:Oe6giSQd0

八幡「で、トランプで何をするんだ?」

戸部「大富豪でもいいんじゃね?」


海老名「大富豪ね…いいけど、この人数だと…」

-----------------------------------------------


八幡「さ、最高の手札が10って……これは…」

戸塚「6人だとさすがに分散ちゃうしね…あははは」

戸部「ヒキタニくんまだマシだって…俺なんて7が最高だったし…」

いろは「うう、三浦先輩が1位になりましたね…」


三浦「あーし、1と2とジョーカーしかなかったし?」

海老名「それ、強すぎ」



178: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 20:24:37.72 ID:Oe6giSQd0

三浦「あーしが命令できるんだよね?」

いろは「…はい」


三浦「じゃあ……ヒキオ」

八幡「なんだよ?」

三浦「あーしの隣に座って」

八幡「えっ?」

いろは「ええ~~~っ!」

三浦「こっちこっち、早くして」

八幡「わ、わかったよ…」



179: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 20:29:07.43 ID:Oe6giSQd0

いろは「三浦先輩…そういう命令ズルいですよ…」

三浦「いや、そもそもヒキオがいろはの隣に座ってるのがおかしいし」

八幡「…?どういうことだ?」


三浦「なんでバスの時も、ここでもあーしと離れてんのよあんたは」

八幡「あ~そういうことか…」

三浦「ほらほら、ここ座って」

八幡「わかった」ボス

ギュウ

いろは「なっ…」

海老名「腕絡めてるし…」

戸部「見せつけてるじゃん…」



180: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/01(土) 20:33:25.76 ID:Oe6giSQd0

いろは「三浦先輩…?なにしてるんです…?」

三浦「なにって…見ればわかるでしょ」

いろは「……」


八幡「あーしさん…これは恥ずかしいし、気まず過ぎるんですが…」

三浦「あんたは罰として素直に受け入れな」

八幡「罰かよ…」

三浦「悪くない罰でしょ?」

八幡「そ、そりゃまあ」

三浦「素直なヒキオっていいと思うよ」


いろは「先輩~~~っ!」


戸塚「これ、どうなっちゃうのかな…」



198: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/02(日) 13:36:47.98 ID:9rnDddBn0

三浦「うるさいっての、いろは」

いろは「ううう~」

三浦「ていうか、あーしとヒキオ恋人なんだし隣同士が普通だしね」

三浦「本来なら、命令することでもないっていうか」

いろは「だからって…腕組むことないのに…」

八幡「とりあえず、次だな…」

三浦「そだね」


いろは「次はジジ抜きで勝負ですっ!」


戸部「おお、いろはすやる気まんまんじゃんっ」

海老名「けっこう負けず嫌いなのかな?」



200: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/02(日) 13:42:26.94 ID:9rnDddBn0

いろは「ああ……最下位…」


戸塚「よかった、最下位は免れたよ」

八幡「ていうか、最下位特に罰ないしいいじゃねぇか」

戸塚「そうだけどさ」

三浦「姫菜が1位か…」

海老名「なに命令しよっかな~」チラチラ

戸部「ん…姫菜?なんで俺と、ヒキタニくん交互に見てるの?」


八幡「おい、嫌な予感すんぞ」



201: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/02(日) 13:51:03.86 ID:9rnDddBn0

海老名「え、そんなことないよ?」

三浦「どう見てもそんなことある表情なんだけど…」

海老名「やっぱり、比企谷くんが攻めで翔君が受けかな…」


戸部「姫菜…」

八幡「おい、やめろ…」

海老名「ちょうどベッドも備え付けてあるし~」

いろは「海老名先輩、ちょうと怖いです……」

三浦「こいつは本当に、黙ってたら美人なタイプだしね」



202: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/02(日) 13:58:03.79 ID:9rnDddBn0

海老名「というのはもちろん冗談で…」

海老名「翔君が何回風俗に行ったか聞こうかな~?」

戸部「…なんだ~冗談か、すごい驚いたって……え?」


八幡「…」

三浦「…」

戸部「ちょ、ホントになに言ってんの?姫菜~~っ」

海老名「冗談じゃないよ?何回行ったの?」

三浦「あ、マジな目だ」

八幡「戸部…ホント災難だな…」



209: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/02(日) 16:19:39.22 ID:9rnDddBn0

戸部「あの、まだそんな行ってないって…!」

海老名「だから、その回数を聞いてるんだけど?結衣似の女優が好きな翔君?」

戸部「ひ、姫菜…」


いろは「そんなにってことは…行ってるんですね。なにカミングアウトしてるんですか…」

三浦「かなり引くしそれは」

八幡「…」

三浦「あんたもまさか行ってるとか?」


いろは「え、そうなんですか、先輩?」ジロ

八幡「待て待て、勝手に決めるな…誘われたことがあるだけだ」

三浦「へえ…」

戸部「ちょ…俺の首さらに絞めないでよ~~~っ」


戸塚「た、大変だね、ホントに…」



210: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/02(日) 16:23:38.51 ID:9rnDddBn0

海老名「それで?何回行ったのかな?」

戸部「さ、3回…です…」

海老名「へ~~~、そうなんだ」

三浦「結構行ってるし」

戸部「……」

海老名「なにか言うことある?」


戸部「ご、ごめんなさい」

海老名「だよね、まず謝らないとねっ」

戸部「で、でも…理由としては…その」

海老名「なに?」

戸部「ほら、姫菜とのエッチをもっとうまくしたいっていうのが理由で…」

海老名「…」

戸部「だから、その…」



216: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:04:17.33 ID:uoHLDhWo0

海老名「そっか~なら仕方ないねっ」

戸部「姫菜…わかってくれたん?」

三浦「あれ、意外な反応」


いろは「え~~?いいんですか~?」

海老名「まあ、わたしの為なら仕方ないかなって」

海老名「翔くんとのそれも、ほら上手くなってきたって思ってたし」

八幡「生々しい会話だな…そこは突っ込むべきか」


三浦「え…まあ、姫菜が言うんならいいけどさ、あーしは我慢できないかな」チラ

八幡「…肝に命じておきます…」

三浦「そうしといて」

八幡「ていうか、行ってないからね?」



217: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:13:25.59 ID:uoHLDhWo0

海老名「でも、もう行かないでよ?やっぱり嫌だし」

戸部「わかった、ごめんな姫菜」

海老名「うん」


戸塚「なんとか収まったみたいでよかったね」


いろは「えっと、それじゃ次は何しましょうか」

戸塚「人数多いし、トランプはむかないよね…王様ゲームとか?」

いろは「なるほど、その手がありましたねっ」

八幡「よし戸塚、すぐにやるぞ」

三浦「なんで目輝かせてんのよ」



218: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:21:13.02 ID:uoHLDhWo0

戸部「んじゃ、用意しよっか~」

海老名「紙とかはあるし」

三浦「みんな結構ノリノリだし」

-----------------------------------

「王様だ~れだっ!」


戸部「あ、俺だしっラッキー!」


八幡「戸部か」

戸部「じゃあ、命令だけど……2番と3番がキスってのは?」

八幡「待て…いきなり飛ばし過ぎだろ…しかも、3番俺だし…」

戸部「いや~やっぱこういうのはサプライズっていうの?ありでしょ~」

八幡「いや、ないから」



219: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:25:25.49 ID:uoHLDhWo0

三浦「ていうか、キスとか…ダメだってのそんなの」

八幡「ですよね~?」


いろは「先輩」

八幡「ん?」

いろは「2番、わたしですよ?」

八幡「えっ?」

いろは「ほら、早く早く」

八幡「いや、引っ張られてもね?キスだしね?」

いろは「わたしは全然いいですよ?」

八幡「え、なに言ってんですか、いろはさん…」

いろは「ほら、やっぱり王様の命令ですし」



220: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:29:57.73 ID:uoHLDhWo0

戸部「あれ…?もしかしてまずった…?俺…」

三浦「戸部…」

海老名「空気読むべきだったね、翔くん」


いろは「ほらほら、早くキスしてくださいっ!」

八幡「いやいや、待て待てさすがにそれはな…」

いろは「いいじゃないですか~!戸部王様の命令ですよ?」

八幡「戸部王様ってなんだよ…」


三浦「ヒキオ…」

八幡(うわ…三浦の方向見れない…これ、見れませんよ?)



221: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:37:38.09 ID:uoHLDhWo0

三浦「まさか、キスするつもりなん?」

八幡「い、いや…そんなことはないぞ…うん」

三浦「なら早く断ればいいじゃん、なんでそんなもたついてんの?」


いろは「せんぱいっ~~」

八幡「……」

戸塚「どうするの、八幡?」




三浦「いろはには甘いよね、ヒキオって」

八幡「それは…」



222: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:41:12.57 ID:uoHLDhWo0

戸部「さすがに命令変えた方がいいよね、これ?」


海老名「まあまあ、少し待ってみよ」


八幡「……いろは」

いろは「はいっ」

八幡「やっぱりキスはできない、悪いけどな」

いろは「…そうですか、わかりました」


三浦「…」

いろは「じゃあ…」

チュ

八幡「……ん?」



223: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:46:04.72 ID:uoHLDhWo0

いろは「はい、これで命令クリアですねっ」

八幡「……」


いろは「先輩の方からはできないって言いましたけど、わたしは言ってませんし」

三浦「ちょっ…いろは…!」

いろは「いいじゃないですか~ほっぺたくらい」

八幡「絶対そういう問題じゃないだろ…」


戸部「ぶ、無事終了したし、次行ってみよ~~!」

三浦「終了してないし、勝手に進めんなっ!」


海老名「まあまあ、優美子…どうどう」

三浦「あーしは人間だっての…」



224: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:51:35.57 ID:uoHLDhWo0

「王様だ~れだ」

戸塚「僕だね…えっと、4番と5番が手をつなぐ…?」


八幡「俺かよ…」

戸部「あ、俺もだ…」


ギュウ


八幡「なあ…」

戸部「微妙な感じが…」

八幡「いや、それよりも、目を輝かせてる人がいるんだが」

戸部「あんまり見ないでやってよ…」


海老名「キマシタワ~~~!」

優美子「いやいや、マジで擬態しろしっ」


いろは「海老名先輩……」



225: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/07(金) 10:56:28.72 ID:uoHLDhWo0

「王様だ~れだ」


三浦「あーしだね…」

八幡「なんか嫌な予感が…」


三浦「1番を頬を王様がビンタする」

八幡「お前…絶対番号わかってただろ…」

三浦「さあね、見えるように持つからじゃん、ほらこっち来て」

八幡「ちょ…あーしさん、勘弁して」

三浦「覚悟しな、ヒキオ」

八幡「いや、振りかぶり過ぎですって…」

バチ~~ン


八幡「がはっ…!」


戸部「うわ~~音が…ヒキタニくん生きてるかな?」



243: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/10(月) 16:01:13.13 ID:MVGhVzd20

いろは「んっとですね…3番と4番が抱き着いてみましょうかっ」


三浦「1番…」

八幡「2番だな…」

戸塚「5番だから…」


戸部「よし、姫菜、行くべっ」

海老名「えっ?いや、翔くんなんでそんなにノリノリ?」

戸部「やっぱり、恥ずかしいこと晒けだしちゃったし、ここは俺がどのくらい姫菜を愛してるか証明しないと」

海老名「いやいや、別にそんなことしなくてもわかってるし…」

戸部「姫菜~~っ」ギュウ

海老名「ひゃあっ!」

戸部「姫菜、愛してるってっ!」

海老名「わかった、わかったから…とりあえず、離れて~~っ」

戸部「ダメっ、まだまだ姫菜成分が足りないだよねっ~」


三浦「戸部の本気かな?」

八幡「みたいだな…」



244: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/10(月) 16:04:34.18 ID:MVGhVzd20

いろは「いや~~遊びましたねっ」

三浦「明日もあるし、そろそろ寝る?」

八幡「そうだな、もう眠い」

三浦「あんたはいつもじゃん」

八幡「そんなことねぇよ…」

三浦「あーしより先に寝てるくせに」

八幡「それは……まあ、色々と…」


いろは「このタイミングで惚気ますか…もう…」


海老名「身体が痛い…」

戸部「大丈夫、姫菜?」

海老名「翔くんのせいだけどね…」



245: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/10(月) 16:11:28.97 ID:MVGhVzd20

戸塚「それじゃあ、もう寝てしまおうか」

いろは「は~い、じゃあ部屋に戻りますねっ…あ、先輩」

八幡「なんだっ?」


いろは「その……あ、やっぱりなんでもないですっ」

八幡「なんなんだ?」

三浦「…?」


夜中


八幡「…」

戸部「すやすやすや」

戸塚「く~~」

八幡(戸塚と同じ部屋…なんかいいよね~)

八幡(間のベッドに戸部がいるのが気になるけどな)



246: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/10(月) 16:23:06.50 ID:MVGhVzd20

戸塚「すやすや…八幡…」

八幡「なにっ!?」

戸塚「……」


八幡「なんだよ、寝言か…しかし俺の夢を…いや、やめとくか変態みたいだし」

八幡「熱いな…缶ジュースでも買ってくるか…ここのは高いしな」


ガチャ

スタスタ

ガチャ


八幡「ん?」

三浦「あれ…ヒキオじゃん。なにやってんの?」

八幡「なにって…外の自販機にでもいこうかと」

三浦「へえ、奇遇だね。あーしもなんだ」

八幡「マジか?じゃあ、一緒に行くか」

三浦「うん、そうしよ」



247: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/10(月) 17:16:22.60 ID:MVGhVzd20




ガタン

八幡「ほら、三浦」

三浦「サンキュ」

八幡「か、かんぱいか?」

三浦「似合わないけど…ジュースじゃ、まあいいや、乾杯」


ゴクゴクゴク

三浦「…ねえ」

八幡「ん~?」ゴクゴク


三浦「あんたさ…なんか言いたいこととかないん?」

八幡「…いろはのことか?」

三浦「よくわかってるじゃない」

八幡「色々ごめん…」

三浦「さすがに今日のはねっ」



255: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/14(金) 20:47:09.30 ID:Lv1b1NLy0

八幡「俺も…ちょっと三浦のこと蔑ろにしすぎてた…」

三浦「…ま、そう思ってくれるんならいいんだけど」

八幡「ああ…」


三浦「そりゃあ、いろはの方があーしより付き合い長いし?」

三浦「あーしら、少し前まで接点あんまなかったし?」

三浦「ヒキオはシスコンだし」

八幡「おい、それ関係ないだろ…第一シスコンじゃねぇよ」

三浦「どうだか、いろはのこと妹と重ねてるでしょ」

八幡「あ…そ、それは…」

三浦「まあ、あんたが妹として見ててくれてた方が、あーしとしては安心なんだけど」



256: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/14(金) 20:52:39.49 ID:Lv1b1NLy0

八幡「三浦…」

三浦「あーしらって、付き合って間もないし、付き合ったのだってなんか勢いだったし…」

八幡「勢いじゃねぇだろ」


三浦「あんたけっこう鈍感だったじゃん」

八幡「うぐ……」

三浦「わざわざ同じ大学行って、公務員試験勉強した時点で気付けっての、あーしの気持ち」

八幡「で、ですよね…」

三浦「ま、それはいいんだけど…あーしら、別に婚約してるわけじゃないし?ただ普通の大学生のカップルかもしれないけど…」

八幡「…でも、将来同じ職場に行くよな」

三浦「うん」

八幡「今の状況なら、受かる確率高いしな」

三浦「だ、だからもうちょっとさ…いろはとの距離考えてほしいかなって…」



257: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/14(金) 21:01:08.53 ID:Lv1b1NLy0

八幡「…俺もさ、考えてた」

三浦「なにを?」

八幡「このまま、三浦とうまく付き合っていって、卒業して公務員になったら…」

八幡「やっぱ、結婚の話とか出てくるかなって…」

三浦「…!…そりゃ、安心安定の職場だし?両方公務員ならね」

三浦「でも、結婚とか気が早すぎだったの…ばかっ」

八幡「しょうがないだろ…慣れてないんだよ」

三浦「あんた、モテるくせに恋愛経験ないんだよね」

八幡「モテねぇよ…」

三浦「うそつけ、雪ノ下さんも結衣もいろはもいるくせに」



258: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/14(金) 21:09:38.81 ID:Lv1b1NLy0

八幡「……話戻すな…」

三浦「あ、戻すなっ、ちゃんと答えなっての」

八幡「えっと、いろはにはちょっと話してみる…」

三浦「ちょっと、力技で終わらさないでよ…ったく」

八幡(あいつは多分、現状を変えたくないんだろうしな…)


八幡「ちょっと前の三浦みたいな感じ」

三浦「はあ?なにが?」

八幡「いや、別になんでもない」



275: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 19:03:48.05 ID:7yXxvZtl0

次の日

女子部屋

いろは「おはようございま~っす!」

海老名「う~ん…」

いろは「朝ですよ、朝~~!」

三浦「うるさいっての…いろは…」

いろは「だからもう朝ですってば~~」

三浦「いびきで、寝れなかったのよ……まったく…」

海老名「すやすや…」

三浦「ま、もうちょっといいじゃん?」

いろは「え~~?」



276: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 19:14:31.14 ID:7yXxvZtl0

男部屋

八幡「…ふう」

戸塚「おはよ、八幡…ふあ~」

八幡「おう…おはよう」(なんか色っぽいな、戸塚の奴、あくび一つでこんな)

戸部「いや~、今日はとりあえず、うどん巡りっしょ?楽しみだね~~」

八幡「朝から元気な奴だな…」


戸塚「とりあえず、顔を洗ってくるね」

八幡「ん…」



277: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 19:19:31.26 ID:7yXxvZtl0

--------------------------


いろは「楽しみですねっ、うどん~~っうどん、うどん♪」

八幡「なに?その音頭…」

いろは「先輩、テンション低いですよ~、上げていきましょうよっ」バシバシ

八幡「痛い、痛い、叩くなっての」


三浦「うどん巡りっつても、色々あるでしょ?どうすんの?」

海老名「とりあえず、この雑誌に載ってるトップ5をまわればいいんじゃないかな?」

戸塚「そうだね、それでいいと思うよ」

三浦「ふ~ん」



278: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 19:29:18.90 ID:7yXxvZtl0

いろは「というわけで、先輩、手でもつないで歩きませんか?」

八幡「はあ?な、なに言ってんだよ……」

いろは「昨日、わたしのこと一色って呼んだ罰ということで」


八幡「ここでその話出すとかやるね……」

いろは「いいじゃないですか、ね?ね?」

三浦「……」チラ


戸部「あ…ヒキタニくんさ…やばくね?」

八幡「わかってる」

スタスタ

いろは「あ、先輩~~無視とかひどいです~~!」スタスタ

八幡「手なんかつながないからな?」

いろは「え?…ケチ~~っ」



279: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 19:39:07.82 ID:7yXxvZtl0

八幡(ちょっと、許し過ぎてたか…昨日今日に限った話じゃなくて)

いろは「せんぱい~~~っ」グイグイ

八幡「服引っ張るなよ…」



海老名「ほほう、これはこれは」

三浦「…」

戸部「ヒキタニくん、マジやべ~わ~!よくわからんけどリスペクトだわっ」

八幡「それ、リスペクト言いたいだけだよな?」

戸塚「でもそういう感じでいいと思うよ?ほら、三浦さんの機嫌もあるしさ」

八幡「おう…そうだよな…」


いろは「せんぱい~~~、む~~~~」

八幡「ていうか、思いっきり取り繕うの忘れてるよね、お前…」

いろは「あ、甘えん坊なわたし可愛いアピールですよ~これっ」

八幡「いや、もう騙されないし、遅いからね?」

いろは「ちぇ~~っ」



280: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 19:53:23.85 ID:7yXxvZtl0

八幡「あとな、いろは」

いろは「はい?」


八幡「あ、あとで話あるからな…」

いろは「え?いいですけど…??」

-------------------------------------

八幡「と、遠いな…おい…」


三浦「ていうか、こんな砂利道通るわけ?レンタカーとかで行ってる人いるし…」

戸部「いや、普通はそうなんじゃね?」

海老名「えっと…ランキングでも上位の店だけど、農業とかと兼業でしてるみたい」

八幡「農業かよ…個人経営多いな」

海老名「そういう意味では、さっきの1位の店はめずらしいかもね」

八幡「チェーン店の飲食店って感じだったな、うまかったけど」

海老名「やっぱり、1位の店になるとそういう一般飲食店形式になるのかも」



281: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/21(金) 20:03:54.19 ID:7yXxvZtl0

戸部「あ、着いたじゃん…ちゃんとやっててよかった~~…」

三浦「行ったのに、既に閉まってた店もあったし、けっこうまちまちっていうか」

いろは「疲れました……」


……


三浦「うまっ!…やばっ」

戸塚「おいしいね、ほんと」

八幡「びっくりするくらい違うな、普通のうどんと…」

いろは「いいですね~せんぱい、あ~んっ」

八幡「はいはいっ」

いろは「あ、先輩!無視はやめてください~~っ」

八幡「はいはいって言っただろ?」

いろは「無視と一緒です、そんなのっ!」


三浦「……」

海老名「なんか、安心してる顔」

三浦「な、なにが…?」

海老名「ううん、別に」



287: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 12:43:55.83 ID:o6xLzTt50

------------------------

海老名「えっとここが4位のお店と」

三浦「ふ~ん、また兼業農家だし、うどんはおいしいけど」


戸部「いや~やばいってヒキタニくんっ!」

八幡「お前、その言葉本当に好きだよな」

戸部「うどん旨すぎるしっ!もう地元のうどん食べられないし」

八幡「食べたらいいじゃねぇか…なんで食べられないんだよ」

戸部「やっぱここのうどん食べたら、もう他のはうどんじゃないみたいな?」

八幡「早すぎるだろ…せめてここに住み着いて、食べつくしてから言え」



288: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 12:47:51.26 ID:o6xLzTt50

戸塚「でも、気持ちはわかる気がする」

八幡「戸塚もか?」

戸塚「うん、やっぱり全然違う気がするもん」

八幡「ま、確かにな」


三浦「ヒキオ、ヒキオ」

八幡「ん?なんだ?」

パク

八幡「むぐ……」

三浦「どう?うまい?」

八幡「なにするんだよ……あ~んとかやめてくれ…強制的だし」

三浦「ま、いいじゃん」

八幡「つーか、味一緒だろ」

三浦「あーしが食べさせた方が、おいしさアップとか」

八幡「いや、さすがにそれは…」



289: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 12:54:00.87 ID:o6xLzTt50

いろは「むむむ…」

海老名「顔が般若みたいになってる」

いろは「なってません~~!」



戸部「いや~~食べたね~~何軒くらい廻ったっけ?」

海老名「えっと…5軒以上は行ったかな?」

三浦「いつの間にか、こんな時間になってるし…」


いろは「えっと、この後ホテル戻ります?」

戸塚「そうだね…うどんばっかり食べた一日だね」

八幡「下からもうどんが出てきそうだな…」

三浦「やめろっての…」



290: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 12:57:13.12 ID:o6xLzTt50

八幡「…」

いろは「…先輩?」

八幡「いろは…あの、ちょっといいか?」

いろは「…はい、いいですよ…」


戸塚「あれ?八幡…?」

戸部「んん~~?」

三浦「………」



いろは「話ってなんですか?こんな影で」

八幡「いや、普通に人歩いてるしね…ホテルに戻ってからでもいいんだけどな」

いろは「はあ…」

八幡「もう帰るだけだし、今でもいいかってな」



291: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:01:51.86 ID:o6xLzTt50

いろは「……やっぱり、引っ付きすぎでしたか?」

八幡「…わかってたのかよ…」


いろは「はい」

八幡「そっか…て、わかっててなんでしたんだ」

いろは「先輩のこと…好きですし…」

八幡「おいおい」

いろは「そもそもおかしいですよ…いきなり三浦先輩と付き合うなんて」

いろは「一番想像しにくい相手じゃないですか」

八幡「いろは…あのな…」

いろは「雪ノ下先輩たちと付き合ってる方が自然に見えます」

八幡「……」



292: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:05:41.38 ID:o6xLzTt50

いろは「先輩たちが3年生になるまでは…そう思ってました」

八幡「あれから色々あったしな」

いろは「はい…急に三浦先輩と仲良くなって…お似合いになっていって…」

いろは「先輩たちが卒業するころには…わたしじゃ勝てないって思ってましたよ…」


八幡「…」

いろは「公務員試験も一緒にやって、同じ大学行って…もう恋人同然でしたし…」

いろは「それで、ついこの前ですけど、付き合っちゃうし…」

いろは「すごく、自然な流れだし……」

八幡「いろは……お前…」



293: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:09:35.37 ID:o6xLzTt50

いろは「先輩をいじったりするの楽しくて、一緒にいる時間は貴重でした」

八幡「いじるなよ…仮にも先輩なんだよ、俺…」

いろは「それで、ふいな優しさにドキッとさせられたり…」

八幡「……」

いろは「照れてる、三浦先輩に言いつけちゃお」

八幡「やめてくださいね?」

いろは「この時間を、失いたくないって思ったんです…」

八幡「それは素直にうれしいけどな…でもな」

いろは「わかってます…ずっとは無理ですよね…」


八幡「ああ」



294: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:11:41.41 ID:o6xLzTt50

いろは「でも先輩」

八幡「なんだ?」

いろは「これからも、後輩として一緒にいてもいいんですよねっ?ねっ?」

八幡「え……そりゃ、後輩としてなら、まあ…



295: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:14:41.11 ID:o6xLzTt50

いろは「じゃあ、そういうことで、これからもよろしくお願いしますねっ!」

八幡「お、おう…」

いろは「大丈夫ですっ、自重しますから。それで、先輩よりも葉山先輩よりもいい人見つけますっ!」

八幡「ま、まじか…がんばれよ…?」

いろは「あとでわたしを選ばなかったこと、後悔させてあげますからっ!」


八幡「なんか方向性が違くないか?」

いろは「覚悟しててくださいねっ」



296: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:21:43.33 ID:o6xLzTt50

ホテル

三浦「ねえ、ヒキオ」

八幡「三浦か」


三浦「いろはと話したんだ」

八幡「まあな」

三浦「それで?どうだった?」

八幡「自重しますってさ。いろはもわかってたみたいだな」

三浦「ま、そうだろうとは思ってたけど」

八幡「それで、いい彼氏見つけるみたいなこといってたな」

三浦「それがいいと思うよ」



297: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:24:44.35 ID:o6xLzTt50

三浦「いつまでも留まったままだと、いろはの為にもならないしね」

三浦「あーしはヒキオ手放す気なんてないし」

八幡「あーしさん…嬉しいですけど、俺を物扱いしてません?」

三浦「ば~か、茶化さないでよ」

八幡「こういう雰囲気なれてないんだよ…」

三浦「ヒキオだもんね」


八幡「……」

三浦「…」

八幡「な、なあ…」

三浦「なに?」

八幡「いや、その…みんな、今風呂行ってるよな…?」

三浦「そうだけど?」



298: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:29:11.86 ID:o6xLzTt50

八幡「あ、だからな…部屋使えるかなとかな…」

三浦「……?」

八幡「……」

三浦「…な、なに考えてんのよっ、へ、変態…!」

八幡「いや、いつもと違う雰囲気だしな…旅行先だし…」

三浦「いや、意味わかんないし…無理に決まってるでしょ、いつ帰ってくるかもわかんないのに」

八幡「そりゃそうか」


三浦「ヒキオ、最近かなりスケベだし…バカだし…」

八幡「そんなことねぇよ…」

三浦「最近まで、女に免疫なかったもんね?その反動ってやつ?」

八幡「し、しらね…」

三浦「ごまかすなっての」ポコ

八幡「いて……」



299: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:34:12.56 ID:o6xLzTt50

いろは「あれ~~こんなところで何してるんですか~?」

三浦「え、いろはじゃん」

八幡「いや、ちょっと話をな」


いろは「ホントですか~?なんかあやしいです~」

三浦「恋人同士の会話ってやつだし?」

いろは「むう…!そうですかっ」

八幡「もう上がったのか?」

いろは「はい、先輩たちも入らないんですか?」

いろは「それとも~~部屋のお風呂に一緒に入る約束でもしてたんですか~?」

三浦「ば…!そんなわけないっしょ!?」

いろは「え~~あやしいです~~!」



300: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:38:18.99 ID:o6xLzTt50

八幡「…」(いろはも意識して自重してるのかね)

いろは「……」チラ

八幡「…」(なんか照れくさいな…)

いろは「……」チラ


三浦「…つーか、なに目配せしてんの?」

八幡「え…?いや、してねぇし…!」

三浦「うそっ、絶対してたし…」

八幡「してないっての……」

三浦「してたっ」

八幡「してない」

三浦「してたっ」

いろは「ぷっ…なんだか面白いです…」

三浦「もうこれも浮気だし?許さないし?」

八幡「いや、無理やりすぎですって…!ホント勘弁して…!」



301: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:46:55.15 ID:o6xLzTt50

そして、帰りのバスにて


戸部「すやすや~~姫菜……う~ん」

姫菜「すーすー」


八幡「……すう」

三浦「ん…ヒキオ…すう」


いろは「……ちぇ、結局先輩の隣とられちゃったか…」

いろは「仲良さそうにもたれて寝てるし」

いろは「イタズラしちゃおっかな~~えへへ~~」

戸塚「寝かせてあげなよ」

いろは「はい、わかってますっ」



302: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:51:23.46 ID:o6xLzTt50

戸塚「ごめんね?僕がとなりで…」

いろは「そんな…こっちの言葉ですよ…わたしなんかが、戸塚先輩の…」

戸塚「そんなことないよ」


いろは「…」

戸塚「話は…うまくいったの?」

いろは「そうですね…うまくいったのかはわかんないですけど…」

いろは「少し吹っ切れた気がします」

戸塚「そうなんだ、よかったね」

いろは「はい……あの、戸塚先輩っていい人ですねっ」

戸塚「え?どういうこと?」

いろは「いえいえ、なんでもありませんよ~~~っ」

戸塚「???」



303: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:57:47.47 ID:o6xLzTt50

いろは「んが~~~ふご~~~」

戸塚「…ね、寝られない…ははは…」


八幡「俺まで目が覚めた…」

三浦「あーしも……」


八幡「いろはと旅行に行くなら、そろそろ言った方がいいよな…」

三浦「うん…鼻につけてイビキ防止するやつとかもあるし…」

三浦「この面子で遊びにいくこと多そうだしね…」

八幡「戸塚~生きてるか~?」

戸塚「だ、大丈夫だよ…はは…」

八幡「大丈夫じゃなさそうだな…」


いろは「んご~~~~」

三浦「くす、ホント変な面子だしっ」

八幡(確かに、この面子で付き合って行くとなると…波乱万丈かもな…)

八幡(まあ、それもおもしろいか)


おしまい



304: ◆KkwE6yJXmI:2015/08/24(月) 13:58:38.93 ID:o6xLzTt50

これにて終了です。ありがとうございました



転載元
八幡「三浦優美子と仲良くなった?」」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433484692/
八幡「三浦優美子と仲良くなった 続」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436174096/
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        コメント一覧

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 15:43
          • 1だ!これで小町は俺のものだ!
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 16:21
          • ※1 秋田小町2㎏だ ドサッ
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 16:24
          • じゃあ俺は大本命平塚先生を
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 16:46
          • ※3
            ああ、Rookiesのアレか
            先生になったのかぁ
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 17:30
          • じゃあ俺は戸塚貰って帰るから
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 17:41
          • ※5
            ああこち亀の初期にいたやつか
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 17:47
          • では私はサキサキ頂きますねー
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 18:18
          • いろはす~
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 18:25
          • 失意のいろはすは戴きますね!
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 18:33
          • …めぼしいとこ軒並みいかれてるやないか。由比ヶ浜マは貰っていきますね
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 19:15
          • じゃあゆきのんは俺が貰うわ。
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 19:23
          • るみるみ回収
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 20:12
          • 魔王もらった
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 20:30
          • 戸塚が天使だった
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 20:53
          • お前らの目に映るガハマさんってなんなの…? と言う訳で、サブレは俺の犬な。
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 20:58
          • はやみんの声と結婚したい
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:01
          • 基本的に戸部と仲良くしてるSSは外れが無い
            これ旅行の寸前で止まってたの見たことあるけど続きあったのな
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:02
          • めぐり先輩をください
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:05
          • ママヶ浜はもらっていきますね
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:06
          • コメント欄でも相手にされない平塚先生…
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:08
          • 5 なんかいいなーこういうの
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:19
          • おいおい留美が余ってるとか正気かよ
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:30
          • 戸部好きだわ
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 22:41
          • けーちゃんは貰った
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 23:05
          • 大学に進ませて半同棲状態からの肉体関係という流れにすりゃいいみたいな風潮
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月24日 23:17
          • カマクラとにゃんにゃんしてるわ
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 00:38
          • 2 一色がでしゃばりすぎでうぜえ
            あーしさんと戸塚と戸部は可愛かった
          • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 00:43
          • ※25
            大学生はそういうもんだぞ
            クソがっ!
          • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 03:56
          • あーしさんは可愛いし、戸部はいいやつだ
            いろはすは、ちょっと損な役回りだったな
            この世界では戸塚とくっつくんかな?
          • 30. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 04:04
          • んじゃ俺は、折本貰ってくわ
          • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 04:28
          • ※30
            お前には玉縄がお似合いだよ
          • 32. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 05:58
          • 相模貰うわ
          • 33. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 06:33
          • お酒は20歳になってから!

            って訳で呑みに行くぞ平塚ァ!!
          • 34. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 07:31
          • 中町さん(CV.藤田咲)は頂いた。
          • 35. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 08:04
          • 5 いろはすいびきは流石に苦笑いだったけど
            文句なしの良作でした
          • 36. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 09:02
          • 面白かった!
          • 37. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 10:55
          • ※31
            玉縄には折本がお似合い、じゃなくて※30に玉縄がお似合いなのかよww
          • 38. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 11:35
          • いろはす相模に対して厳しすぎだよ
          • 39. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 15:10
          • 葉山「・・・・・・」(捨てられた子犬の目)
          • 40. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月25日 18:46
          • いいなぁ……
            でも夏休みの終わる頃に夏をエンジョイしてるssはキツいって……
          • 41. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 00:47
          • テックスシーンがないっすねぇ
          • 42. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月27日 03:29
          • まぁ、作品らしさは無いけど普通に大学生の物語って感じでした
          • 43. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月29日 03:16
          • いろははちょっかい出す相手に恋人がいたらこんな惨めな真似しないだろ?八幡も恋人の前でいろはに翻弄される程浮薄じゃないと思う。傷心を八幡に頼らず立ち直るいろはでよかった気がする。
          • 44. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月29日 22:17
          • 4 続き続き♪
          • 45. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月30日 10:48
          • 43
            そんなこといってたらまずあーしさんとのイベントも八幡らしくねーだろ

            てかSSなんだから別によくね?
          • 46. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月30日 17:56
          • 材なんとかはお前らにやるから
            るみるみを予約
          • 47. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年08月30日 22:29
          • 三部作なんだし記事を三つに分けた方が良かったんじゃね
          • 48. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年09月08日 10:55
          • さがみんを調教したい
          • 49. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年09月20日 05:42
          • こんないろは嫌だ。つーかグループ内で付き合ってるって知ってて同じグループ内で恋人にモーションかける奴なんか仲良くできねーよ。
          • 50. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年12月25日 22:56
          • 43
            細かいこと気にするなら原作しか読めないよ?
          • 51. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2016年02月01日 16:49
          • でも実際こんな嫉妬深い女は疲れるわ
          • 52. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2016年08月23日 13:29
          • じゃあ材木座はもらっていくぞ
          • 53. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年04月11日 04:06
          • 5 よかったー

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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