P・あずさ「「かんぱ~い」」
P 「あらためておめでとうございます、あずささん」
あずさ「どうもありがとうございます~」
P 「本来なら昨日のうちにお祝いしたかったんですが……」
あずさ「昨日は事務所のみんながお祝いしてくれましたから」
P 「アイツらも最近忙しいのに」
あずさ「プロデューサーさんが骨を折ってくれたからですよ」
P「肝心の自分が間に合いませんでしたけどね」
あずさ「今日こうやってお誘いいただけましたから、気にしていませんよ?」
P「そう言ってもらえると助かります」
あずさ「お祝いは何度してもらっても嬉しいですし」
P「あ、注ぎますね」
あずさ「あら、ありがとうございます」
P「それにしても」
あずさ「どうかしましたか?」
P「いや、あっという間の1年だったなと」
あずさ「そうですね。この1年で見える景色が随分変わりました」
P「トップアイドルの座はすぐそこに見えてますからね」
あずさ「プロデューサーさんのお陰です。ありがとうございます」
P「あずささんの実力があってこそですよ」
あずさ「でも――」
P「いやいや――」
あずさ「……」
P「……」
あずさ「やめましょうか」
P「際限ないですからね」
P「そうだ、忘れないうちに。これ、誕生日プレゼントです」
あずさ「まぁ、ありがとうございます。ここで開けても?」
P「どうぞどうぞ」
あずさ「これは……紅茶のセットですか?」
P「雪歩のお墨付きなので期待してもらっていいですよ」
あずさ「それは楽しみです」
P「そう言えばあずささん」
あずさ「何でしょう?」
P「運命の人、見つかりそうですか?」
あずさ「う~ん、それがなかなか難しいんですよね」
P「プロデューサーとしては、そっちのほうが有難いんですが」
あずさ「そういう事、言っちゃいます?」
P「個人の意見を排除すれば、ですよ」
あずさ「ふふ、わかってます」
P「仕事を抜きにすれば、あずささんには幸せになって欲しいと思います」
あずさ「あら、今は今で幸せですよ?」
P「アイドルとして?」
あずさ「ええ」
P「プロデューサー冥利に尽きますね」
あずさ「だから、中途半端はしないつもりです」
P「……ありがとうございます」
あずさ「お礼を言いたいのは私も同じですよ」
P「今の幸せが色褪せるくらいの出会い、ですか」
あずさ「いつになるんでしょうかねぇ」
P「ちなみに、俺とかどうです?」
あずさ「……あんな素敵な人を捕まえておいてそんなことを言うんですか」
P「女性から見た俺の評価が気になる、というのもありますが」
あずさ「…………」
P「馬鹿なことを聞きました。なかったことにしてください」
あずさ「75点、ですね」
P「え?」
あずさ「プロデューサーの男性としての評価ですよ」
P「てっきり怒られるかと思ってました」
あずさ「私とプロデューサーさんの仲ですから」
P「……助かります」
あずさ「理性的で紳士的。気遣いもできて仕事もできる、仕事のパートナーとしては申し分ないですね」
P「持ち上げすぎじゃないですか?」
あずさ「でも、プライベートで優柔不断なのと仕事中毒なのが減点対象かな、と」
P「グサッときますね」
あずさ「私としては、人生のパートナーに選ぶのはちょっとためらっちゃいます」
P「……率直な意見をありがとうございます」
あずさ「私とプロデューサーさんとの仲ですから」
P「ちょっと私生活見直したほうがいいのかな……」
あずさ「そんなあなたでもいいって言ってくれる人がいるのに?」
P「ぐっ」
あずさ「鞄の底に眠らせているもの、早く日の目を見るといいですね」
P「な、なぜそれを」
あずさ「私とプロデューサーさんとの仲ですから」
P「…………」
あずさ「女って、いつまでも待ってる生き物じゃありませんからね?」
P「……ああもう、わかった、わかりましたよ」
あずさ「はい、頑張ってください」
P「あずささんには一生かかっても敵わない気がしますよ」
あずさ「うふふ」
P「すみません、あずささんをお祝いする席なのに」
あずさ「2人が上手くいくことが、何よりのプレゼントですから」
P「肝に銘じます」
あずさ「きっと大丈夫ですよ」
P「送りましょうか?」
あずさ「タクシーを捕まえるから、大丈夫です」
P「そうですか」
あずさ「結果、早めに聞かせてくださいね」
P「任せてください」
あずさ「あらあら、強気ですね」
P「あそこまで言われて逃げたんじゃ、男が廃るってもんです」
あずさ「その意気ですよ」
P「それでは、また明日からも頑張りましょう」
あずさ「ええ、また明日」
終わる
<事務所>
P「もう先延ばしにしてる場合じゃないな」
P「……よしっ。ただ今戻りました」
??「あれ、あずささんとお食事に行ったんじゃ……」
P「まあ」
??「じゃあ、忘れ物ですか」
P「ええ」
??「結構そそっかしいですよね」
P「……」
??「どうかしました?」
P「……」
??「?」
P「俺と結婚してください、小鳥さん」
小鳥「…………はいっ、喜んで!!」
ホントに終われ
転載元
P・あずさ「「かんぱ~い」」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437403620/
P・あずさ「「かんぱ~い」」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437403620/
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コメント一覧 (20)
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- 2015年07月21日 02:59
- はい、よろこんでー!
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- 2015年07月21日 03:03
- これ小鳥さんの妄想だろ?
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- 2015年07月21日 03:18
- 765プロじゃ小鳥さんが一位二位を争うレベルで好き行き遅れる要素がないと思うんだけど妄想も可愛いもんだ
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- 2015年07月21日 03:34
- まあ小鳥さんが一番無難だよな
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- 2015年07月21日 03:51
- これを書いたのは小鳥さん
でも小鳥さんは可愛いから仕方ないね
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- 2015年07月21日 05:08
- 最後もうちょいていねいに
-
- 2015年07月21日 06:08
- またもやピヨの大勝利
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- 2015年07月21日 06:16
- 結婚相手がいると態度が変わる屑あずさ
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- 2015年07月21日 06:47
- ゴミ
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- 2015年07月21日 08:21
- ピヨエンドはけっこうです
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- 2015年07月21日 09:56
- 原作の解釈、人物の言動の自然さ、どれをとってもナイスなSSピヨッ!
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- 2015年07月21日 10:00
- 何をどうしても結果として私が勝つのよピヨーッホッホッホッ!!
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- 2015年07月21日 11:08
- 紅茶のくだりから雪歩かと思った
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- 2015年07月21日 11:49
- いつまでも待っているものじゃないと言うか
待っている余裕がないと言うか···
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- 2015年07月21日 11:58
- 最後で台無し
最悪
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- 2015年07月21日 12:19
- いやいや、実は本命が秋月涼タソwww
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- 2015年07月21日 12:21
- んじゃ愛人は菊地真…?
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- 2015年07月21日 20:14
- まあ実際小鳥さんみたいな人が職場にいたら惚れるわ
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- 2015年07月21日 21:49
- 小鳥さん最高ですわ
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- 2015年07月21日 22:57
- やるな正妻