川内「何やってるの?」
提督「海を見ながら飲んでる。明日は休みだからな」
川内「いや、見れば分かるけど」
提督「そっちこそ、こんな夜中に制服のまま何してやがる」
川内「そう、それだよ! 聞いてよ提督、皆酷いんだよ!」
提督「やっぱ言わなくていい」
川内「えっ、何で」
提督「どうせ、他の連中に夜戦吹っかけてたらウザがられて蹴り出されたとか、そんなんだろ」
川内「ど、どうして分かったの」
提督「なあ、お前馬鹿だろ」
川内「あー、すぐそうやって人に馬鹿馬鹿言う…」
ストッ
川内「ま、良いや。寮から締め出されちゃったし、今夜は提督に付き合うよ。何か頂戴」
提督「何かっても殆どビールしかねえな」グイッ
川内「うわ、海の中から出てきた」
提督「ビットに引っ掛けた紐で水中にぶら下げて、冷やしてるんだよ。頭いいだろ。ほら」ヒョイ
川内「っと」パシ
川内「栓抜きは?」
提督「無えよ、ンなハイカラなもん。手前でどうにかしろ」
川内「ちぇ。いいよーだ、丁度ここのコンクリの角にこうして」ガキン
ポン
提督「器用だな。もうちょい苦労するかと思ってたが」
川内「伊達に二度生きてないもん」フフン
川内「いただきまーす」グビグビ
提督「…」ゴク…
川内「…っは! 提督は何飲んでるの?」
提督「同じやつ。今沈めてるのも似たようなのばっかりだ」
川内「ビール、好きなんだね」
提督「まあ、手は出しやすいな。お前はあんまり飲むイメージが無いが」
川内「そりゃそうだよ。酔っぱらってたら、夜戦なんてできないし」
提督「ブレねえな、お前は…」グビ
川内「ブレないよ」ニッ
提督「ブレないが、今夜は別か」
川内「別だね」グビッ
川内「おかわり」トン
提督「早えな、ペース考えろよ…?」
『人魚の話』
川内「ところで、何で夜中に海なの? 暗くてよく見えなくない?」
提督「お前に言われたくないな」
川内「私は鍛えてるもん。今でもくっきり見えるよ」
提督「そうかい。…じゃあ、一緒に探してくれよ」
川内「何を?」
提督「話せば長くなる…
その昔、馬鹿な司令官がいてな。そいつはあろうことか、一番大切にしてた艦娘を戦闘で沈めちまったんだ
川内「ありゃ。それは気の毒だね」
そいつは絶望のあまり、灯台から身を投げて死のうとした。だが、いざ覚悟を決め、埠頭まで向かったところで、不意に目の前の海に何かいるのに気づいた。
そいつが見たのは…沈んだはずの、例の艦娘の姿だった
とっさに駆け寄ったそいつは、あることに気がついた。その艦娘は…もはや、艦娘の姿をしていなかった。具体的には、腰から下がバッサリ無くなって、代わりに魚の尾ひれが付いていた。
川内「いわゆる、人魚…ってやつだね」
夢かと思ったさ。だが、夢じゃなかった。曰く、その艦娘は沈んだ後人魚になって、鎮守府まで泳いできたんだと。とにかく再会を果たした二人は、それからというもの、毎夜毎夜灯台の下で逢瀬を交わした。
提督「傍目にはそうもいかん。何せその人魚を見た人間が他にいない上、日に日にその司令官はやつれていくんだ」
川内「げ」
提督「だが…酔狂だな。そいつは聞く耳を持たなかった。弱り続け、とうとう艦隊指揮もままならなくなった頃、そいつは姿を消した。死体も何も残りゃしない」
川内「あちゃー、愛を取っちゃったか」
川内「…で、提督はその人魚を探してるって訳」
提督「ああ」
川内「ん? でも、ウチから撃沈って出たっけ?」
提督「縁起でもないこと言うな。誰も沈めたこと無えよ」
提督「ただ…どんな形であれ、折角帰ってきたのに迎えの一つも無いんじゃ、浮かばれねえからな。それに、これはあくまで与太話だ。実際、一人沈めた所で自害するような奴はいねえよ」
川内「まあ、一々そんなことしてたら残された方はいい迷惑だしね」
川内「それで?」
提督「それで、とは?」
川内「どうするの、人魚を見つけたら。代わりに慰めてあげるの」
提督「ハッ、まさか」
提督「…嗤ってやるのさ、お前の指揮官は無能だなって」
川内「うわ、最低。そんなことだろうとは思ってたけど」
提督「おう、分かってんじゃねえか」
川内「?」
提督「人魚とヤる時って、どこの穴に突っ込むんだろうな」
川内「」
提督「…あ、空ンなった。どれ…」ガラガラ
川内「提督って…何か、凄い、『提督』だよね」
提督「だろ」ガキン ポン
…
川内「さっきの話もそうだけど、皆撃沈に対して深刻になり過ぎだと思うんだよね」
提督「それ、俺が言ったら間違いなくフクロにされる」
川内「でしょ? 何だかなあって思うよ。どうせ艦娘としての人生なんて、言ってみればオマケみたいなもんなのに」
提督「合理的に解釈するなら、犠牲が1か0の二択なら、0を選ぶのが良いって所だろうな」
川内「そりゃそうだけど、どうしようもない時ってのはあるし、そこで司令官を責めるのは、そりゃお門違いってもんだよ」
提督「なまじヒトの形してると、気合でどうにかなっちまいそうな気がするんだよなぁ。日本人ってのはいつもそうだ」
川内「ならないよ」
提督「…お前がそう言うとは思わなかったな」
川内「どうして?」
提督「お前の妹なんて、根性論の権化みたいなもんじゃねえか」
川内「あー、神通ね」コク…
提督「何でだよ」
川内「イメージの問題。無茶苦茶な訓練やってたのは舵を握り指示を出す『人間』であって、あの頃『兵器』でしかなかった神通は、寧ろ被害者だよ」
提督「人殺しが悪いのであって、拳銃は悪くないってノリか。冷静に考えりゃ、確かにそうかもな」
川内「でしょ? 今でも駆逐は見ただけで震え上がるし、演習で当たったとなれば泣き叫ぶのもいる始末」
提督「だが実際にそうじゃないなら、いい加減誤解が解けても良いはずだが」
川内「えっと…あいつ、手加減と妥協を知らないから…」ポリポリ
提督「一緒じゃねえか」ゴク
川内「…誰に聞いたの」
提督「皆言ってるぞ。味だけでなく栄養バランスも完璧、更にはゴミを殆ど出さないので環境にも優しい…」
川内「うーん、そうでもないと思うけど…」
提督「巡洋艦どころか、全ての艦娘の中でも一二を争う腕前。艦であった時代の設備という障壁が取り払われた今、もはや敵う者は間宮か伊良湖か…」
川内「それは無い」ナイナイ
川内「はぁ…多分、昔やった料理大会のことを言ってるんだと思うけど。ぶっちゃけ、そこまで大したものじゃないからね? 何か、物凄い尾ひれが付いてるし…」
川内「第一、軽巡だけでももっと料理上手な娘はいるよ」
提督「ほう、例えば?」
川内「知ってると思うけど阿武隈とか。それに、昔に拘らず今料理頑張ってる娘もいっぱいいるよ。だからあんまり私に料理を求めないで欲しいな」
提督「だが、イメージとして損にはならないだろ。少なくとも夜戦馬鹿呼ばわりよりはマシだと思うが」
提督「だったら、ちっとは日中も熱心にやってもらいたいもんだな」
川内「夜戦は水雷戦隊の華だよ?」
提督「護衛任務ばっかりでロクに実戦に当たれず、片手の指に収まる交戦は殆どが
夜戦。お前、自分は夜戦でしか活躍できないって、自分で思い込んでるんだよ」
川内「…」ゴク…
提督「他人が勝手に作ったイメージなら、手前でぶち壊してやりゃいいが、手前で作ったイメージに手前で縛られてちゃ、世話ねえな」
川内「…そりゃ、神通みたいに確かな実力と戦績があるわけでも、那珂みたいに人として思い切って振る舞えるわけでもない。でも、私にも挟持はあるんだよね。軽巡として…一番でありたいものが」
提督「ふぅん…」ゴク
川内「だからさ、このまま夜戦馬鹿でいさせてよ」
提督「…勝手にしろ。だが、それならそれで手抜きはするんじゃねえぞ」
川内「分かってるって。任せてよ」
カラン
…
川内「イメージかぁ…そう言えば、榛名さんの艤装は意外だったなあ」
提督「俺も驚いた。あのオーバーウェイトな鉄腕は…アレは、ズルい。カッコ良すぎる」
川内「カッコ良いけど、まさか榛名さんが持ってくるとは思わなかったよ。寧ろ比叡さんとかは似合いそうだけど」
提督「金剛のは盾だったしな。他にもないのかよ、そういう隠されたギミックとか」
川内「聞いたこと無いなあ…でも、ああいうの見せられると私も欲しくなっちゃうな」
提督「例えば?」
川内「こう、制服に仕込まれた秘密のスイッチを押すと、マフラーの中からメンポが」
提督「ちょっとやめないか」
川内「冗談冗談。…ああ、艤装とは違うけど、こんなことがあったな」
提督「どんなことだ?」
川内「雲龍っているじゃん。去年の夏に来た」
提督「ああ。すげえおっぱいしてるよな、あいつ」
提督「シカトかよ…まあ、最近航空戦力の拡充始めたからな」
川内「で、折角だから艦載機飛ばす所見せてもらったんだよね」
提督「何度見ても不思議だよな。雲龍、式神飛ばす時頭に角生えるし」
川内「そう、角。九七艦攻とか旧式のを飛ばす時は角だけで済むらしいね」
提督「え、まだ何か変身するのか」
川内「丁度その時は烈風を飛ばそうとしてたんだけど、びっくりしたよ。首元からほっぺたの辺りまで、鱗みたいな模様がびっしり浮かび上がるの。いつもぼんやりしてる目は血走って、手は鉤爪みたいに強張る」
提督「怖いな。マジモンの龍じゃねえか」
川内「慌てて訊いたよ、大丈夫なのかって。そしたら、訓練を積めば収まるって。どうやら前世での実戦不足が響いてる上に、元々烈風をスペック通りに扱うのが至難の業なんだって」
提督「あ、聞いたことあるな。烈風は機体のサイズがデカイから、本当なら加賀でもあんなに飛ばせないんだと」
提督「弓道組に限って言えば、弓の腕とか弓自体の性能に依るのかもな。その点、龍驤とかみたいな式神のは、本人の能力に丸々依存しちまうんだろう」
川内「でも、龍驤さんがあんななってるのは見たこと無いなあ」
提督「そりゃあいつ、滅茶苦茶鍛えてるからな。神通もかくやというレベルで」
提督「飛鷹も、ああ見えて隼鷹もそうだ。皆、見えない所で努力してるってこった」
川内「それは、雲龍の努力が足りないってこと?」
提督「あー、言い方が悪かったか。連中は前世でも戦場を駆けまわってたからな…言ってみれば、その分雲龍はハンデを抱えてるってわけだ」
提督「しかしそうなると、天城、まして葛城なんてもっと凄いことになりそうだな。…仕方ねえ、久々に設計図取り寄せるか」
川内「お。大規模改装だ」
提督「鍛えたってどうしようもない人間だからな。このくらいはしてやんねえと」
川内「じゃあ、私も一つ」
提督「何だよ、第二次改装はだいぶ前に済んだろ」
川内「おかわり」コトッ
提督「こいつ…」
…
提督「ほらよ」ヒョイ
川内「わっ」パシ
川内「えー、これオレンジジュースじゃん」
提督「短時間にばかすか飲んでるからだ。ちっとは味わえ」
川内「ちぇ」ガキン
川内「…今朝も、来てたよ」
提督「ハァ…懲りねえな、奴ら」
川内「口を揃えて戦争はんたーいって。言っちゃ悪いけど、余計なお世話だっての」
提督「戦時下だってのに、こちとら有事法ブチ込めば一発で縛り首にできるって、分かってやってんのかね」
提督「そうかい。俺にはもう悪人どもの方便にしか聞こえん」
川内「それは流石に穿ち過ぎじゃない?」
提督「…『社会契約』って知ってるか」
川内「えっ、何だって?」
提督「法というものが成り立つための前提条件だ。一番分かり易い例えをするなら、『俺はお前を殺さないから、お前は俺を殺すな』という契約があるとする。それを社会という不特定多数の集団と結ぶのが社会契約ってところだ」
川内「それが、何の関係があるの?」
提督「知ってると思うが、もうこの国は戦争を捨てた。交戦権を認めないと憲法に書いちまった」
川内「そうだね」
提督「馬鹿な話だと思わねえか」
提督「『俺はお前を殺さない』。だが、『お前も俺を殺すな』とは、どこにも書いてないんだぞ。仮に書いてあったとしても、それはあくまで日本の決まりだ。相手がそれを守る義理は無い」
川内「…あー、言われてみれば」
提督「今までこの国を守ってきたのは、法じゃない。軍だ。軍がなけりゃ、この国はただの羊だ。だからこそ、敵は最初から攻めこまず、内部から骨抜きにしようとした」
川内「『した』? 過去形?」
提督「深海棲艦が現れるだいぶ前にな。平和を謳い、平等を謳い、この国を滅ぼそうとした連中がな」
川内「それで、平和って言葉が嫌いになったんだ」
提督「勘違いするな。戦いなんて起こらないに限る。だが奴らは、誰よりも戦いを望んでいる。平和を謳う、それ自体が一つのカネの源泉だからな」
川内「…」コク コク
提督「この間も、敷地に忍び込んだのを一人捕まえた」
提督「艦隊の連中には言うなよ。余計なことは考えさせたくねえからな…そいつは、砂糖の袋を持っていた」
川内「砂糖? 何に使うの?」
提督「取り押さえたのは資材置き場の燃料庫だ」
川内「…! まさか、燃料に」
提督「ああ。車のタンクに砂糖ブチ込むとエンジンがぶっ壊れるが、お前達くらいのサイズのエンジンなら同じことが起せる。そう踏んだんだろう」
川内「酷い。それ、もし洋上でエンストなんてしたら」
提督「危ないところだった。俺が言いたいのは、奴らは平和を謳う癖に、そのために人を傷つけることにはまるで躊躇いがないということだ。これは立派な利敵行為であり、現行犯で捕まえた時点で、そいつはもう深海棲艦と同じだ」
川内「で、その後どうしたの」
提督「面倒は御免だからな」ガラガラ
提督「『お仲間』の元へ、帰してやったよ」ガキン ポン
提督「…」ブンッ
ポチャン
…
川内「」ブルッ
川内「…ちょっとお花摘んでくる」スクッ
提督「あいよ」
タッタッタッ…
提督「働けど働けど、我が暮らし…」
ザバッ
提督「ん?」
ザブザブ
提督「何だよ、マジで人魚でも来やがったか…?」
ビタッ
ザバーン
ヲ級「…ヲっ」ヌッ
提督「」
提督「…俺は、もう終わりみてえだ。短い人生だったぜ…」
ヲ級「心配スルナ。危害ハ加エナイ」
提督「じゃあ、拉致って捕虜か。いずれにせよ、川内達とも今生の別れってこったなあ」
提督「大体何だよ、何で夜警の目を掻い潜ってこんな所まで来れるんだよ。そんなら最初からそうしてろよ面倒臭え」
ヲ級「艤装ガ無ケレバ、深海ヲ渡ッテココマデ来レル。艤装ヲ外シタ艦娘ガ、陸ヲ自由ニ動ケルノト一緒」
提督「…てことは、今のお前さんは丸腰か」
ヲ級「ソウダ」コク
提督「じゃあ…わざわざ敵地のど真ん中まで、一体何しに来た」
ヲ級「敵将ト酌ミ交ワシニ」コトッ
提督「それ、さっき投げた瓶じゃねえか。拾ってきたのか」
ヲ級「私ヲ誘ッタノデハナイノカ?」
提督「な訳あるか。深海棲艦がそこにいること自体知らなかったよ」
ヲ級「ソウカ。細カイコトハ気ニスルナ」ストッ
ヲ級「長居ハシナイ。一ツ、訊キタイダケダ…」
グイッ ゴク ゴク
ヲ級「…フゥ。ヲ前、夢ハ見ルカ」
提督「夢?」
ヲ級「ソウダ。私ハ夢ヲ見ル。旧イ記憶ノ夢ダ」
提督「それは、前世の記憶ってことか?」
ヲ級「ソンナ綺麗ナモノデハナイ…モット曖昧デ、グチャグチャニ掻キ混ゼラレタ記憶ダ」
提督「気味が悪いな」
ヲ級「ダガ私ハ、ソノ夢ニ安ラギヲ覚エル。ソレハ、『私』ヲ形作ル魂ノ破片ノ、一ツ一ツノ記憶デアルカラダ」
提督「ふぅん…」コク
提督「…じゃあ、俺が見るくだらない夢もか? それも俺を作る魂の、記憶の一つなのか?」
ヲ級「キットソウナノダロウ。我々ハ…或イハ艦娘ハ、船デアル以前ニ、ソコニイタ全テノ人ノ魂ノ集マリナノダカラ」
提督「面白いことを言う…」
提督「お前さんは…艦娘と同じ魂を持って、艦娘と同じ姿で戦う深海棲艦って奴らは…」
提督「俺達にとっての、『人魚』なのか」
提督「!」
提督「…帰りやがった」
川内「ただいまー」
提督「…」ボーッ
川内「提督?」
提督「…ああ、戻ったか」
川内「どうしたの? 狐に化かされたみたいな顔して」
提督「いや…何でもない。それより、その盆は何だ?」
川内「食堂の勝手口から寮に入ったんだけど、そこで鳳翔さんにあってさ。訳を話したら、提督にお出ししろって」
コトッ スト
提督「芋焼酎に氷か。流石鳳翔、心得てるな」
川内「おつまみにエイヒレもあるよ。…あ!」
川内「私がいない間に、また一本開けたね? ズルいよ」
提督「は? 何言って…」
提督「! そ、そうだな」
川内「私も飲もっと」キリン キリン トクトクトク…
提督「ちょっ、まず俺の分だろ」
川内「知ーらない」
…
『炎の話』
提督「…」ウツラウツラ
川内「大丈夫? そろそろ眠いんじゃない?」
提督「…いや、大丈夫だ」
川内「そう…?」
川内「眠気覚ましに一服したら? 私は気にしないよ?」
提督「俺は煙草はやらねえんだ」
川内「へえ。お酒は好きなのに」
提督「気管が弱くてな…」コク…
提督「お前はやるのか?」
川内「ううん。夜に煙草の火は目立つからね」
提督「ああ、そうだったな」
川内「最も、陸じゃ吸っても良いんだろうけど。何でこの時代の人たちって、こんなに煙草が嫌いなの?」
提督「好きな奴もいるさ。だが、歓迎はされねえな。やれ健康だ、やれ子供だ、見てるこっちが気の毒になる。ま、仕方無いがな。体に悪いのは事実だ」
川内「煙が体に悪いって、未だにピンと来ないんだよね…普段から油とか石炭とか燃やしてるし」
提督「川内型は油も石炭も燃やすんだったか」
川内「そう。トレードマークの四本煙突だよー」パタパタ
提督「火ってのは、生き物にとっちゃそれは恐ろしいものだってのにな」
川内「でも、温かいよ」
提督「…そうだな」
『ぬくもりの話』
川内「何、急にどうしたの?」
提督「酒を飲むと、体が熱くなるよな」
川内「そうだね。今だって焼酎に変えてから、余計に」コク
提督「だがな、温まるようでその実、体温は下がってるんだ」
川内「あー、知ってる。面倒くさいよね。それ」
提督「熱を求めて酒に手を出すのは容易い。だが、飲めば飲むほど体は冷え、望む方向とは逆に向かっちまう…」
提督「手前独りで勝手にやってる分には、構わないんだろう。だが…」
川内「いるよね、飲み会とかで他人に飲ませて回るの」
提督「…」ゴク…
川内「えっ?」
提督「いや…何でもない」
提督「…正義って、何だろうな」
川内「自分と同じ考え」
提督「悟ってんなあ」
川内「死ぬほど憎んで、殺しあって、殺された相手と、自分の子供達が仲良くしてるの見たら、流石に悟るよ」
提督「子供達、か。じゃあお前は、俺達の親か、そのまた親か」
川内「そういうことになるね」
提督「俺ぁ、考えちまってな…万人に通じる正義なんて無くとも、手前を戦いに駆り立てる動機があって、そいつを正義とでも呼ぶのなら…」ギュッ
提督「酔い切れねえ俺は、お前達に『正義』という名の安酒を押し付けて回ってるんじゃねえかってな」
川内「…」コク…
提督「…俺はお前達を信頼してる。きっと誰もが、俺と同じ想いを持ってくれてると信じてる。だからこそ、俺の手前勝手な想いが、お前達を」
提督「っ…」
提督「…酔いが、回っちまったようだ」
川内「じゃあ、体も冷えちゃったんだね」
提督「そう、かもな」
川内「じゃあ、こうしようよ」
ギュ
提督「!」
川内「肌のぬくもりは、嘘をつかないでしょ」
提督「せん、だい…」スッ…
ギュッ
川内「提督がそんなことしてるわけ無いじゃん。提督は、温かいよ。だって、提督のために私達も、熱くなれるんだから」
提督「…」
提督「夢を、見た」
川内「夢?」
提督「俺は、深海を泳いでいた…海底には、沈めてきた深海棲艦や、沈んだ艦娘達が、眠っていた…」
川内「うん」
提督「眠っていたんだ…俺が近づくと、そいつは…夢の中のお前は…錆に塗れた瞼を空けて、俺の方を見た」
川内「私は、何て言ってたの?」
提督「覚えてない。それからお前は、フジツボと海藻がびっしり生えた腕を伸ばして…」
提督「艦娘は…死ねないのか? 海の底に沈んでも、安らぎは無いのか…?」
川内「分からないよ。自我を得てから、沈んだこと無いし」
提督「聞いたんだ。夢ってのは…自分を形作る魂の破片の、記憶の名残だと…俺の見た夢は…お前は……」
川内「だから、心配しないで…」
提督「zzz…」
川内「…寝ちゃった。この酔っ払いめ」ツンツン
川内「ふぁ、…私も寝よ。おやすみなさーい」
川内「…スゥ」
チュン チュン
川内「…んっ」ムクッ
川内「…」ポー
川内「! ていとく…」
提督「zzz…」
川内「…あれ、私、いつの間にか膝枕されてる」
バサッ
川内「毛布…」
提督「…くああっ…ああ?」パチ
川内「あ、おはよ」
提督「ああ…おはよう」
川内「夜、明けちゃったね」
提督「ああ…クソ、夕べはダセえこと口走っちまった」
川内「良いって。たまにはそういうのも必要だよ」
提督「…なあ」
川内「なあに?」
提督「俺は、無力だ」
川内「またそういうこと言う。アルコール抜けてないんじゃない?」
提督「真面目な話だ。実際、俺の意思一つでお前達をどうにかしようなんて、おこがましいにも程がある」
川内「…」ジッ
提督「俺にできることは…ただ、お前達を見守り、見送り、迎え、労い…そして、愛することくらいだ」
川内「…へぇ」
提督「思えば、お前には最初の頃から世話になってたな。こうして、改めてサシで語り合えて、本当に良かった」
川内「な、何だか照れるよ」
提督「…川内。俺は、お前を…」ズイ…
川内「提督…」
川内「」スッ
提督「え」グラッ
川内「イヤーッ!」ドスッ
提督「グワーッ!」
バッシャーン
川内「あははははは! あははははは!」ケラケラ
提督「ぶはっ…テメッ、よくも」
川内「突撃よ! それーっ!」ピョン
ザバーン
川内「っは! あははははは…」
提督「…畜生」
川内「私を出し抜こうなんて、百年早いよ。大戦二つ越えて出直して来な」
提督「この気違いめ」
川内「気違いだよ。でなきゃ生身で殺し合いなんてできっこない」
川内「…哀れんでくれるの?」
提督「ハッ、ざまあみろだ」
川内「だよね。提督だもんね」
提督「どうした?」
川内「…何でもない」
川内「ほら、ふざけてないでさっさと上がろうよ。こんな所、誰かに見つかったら」
「わーっ! 司令官! 川内先輩!」
川内「…ほら」
提督「だな」
タッタッタッ…
吹雪「どうされたんですかお二人共! 今助けますから…」ガシッ グイッ
サバッ
提督「悪いな、助かった」
ザバッ
川内「いやー、水上はともかく水中は久しぶりだったよ」
川内「で、吹雪は朝のランニング? 休日にも精が出るねえ」
吹雪「そうですけど…あの、タオルお持ちしましょうか? お二人共ずぶ濡れで、このままだと風邪引いちゃいます」
提督「あー、俺はいいや。このまま風呂入る」スクッ
川内「じゃ、私も一緒にはーいろ」
吹雪「…えっ?」
グイッ ガラガラ…
提督「ほれ」ヒョイ
吹雪「わっ」パシ
吹雪「オレンジジュース…あ、ありがとうございますっ!」
提督「トレーニングも程々にな。それやるから、ここでのことは内密に、よろしく」
提督「じゃあな」
スタスタ…
吹雪「えっ、あっ、はい…」
川内「じゃ、そういうことで。よろしくね」ウインク
スタスタ…
吹雪「あ…はい、川内、先輩…」
吹雪「~~~」カァァァァ
おしまい
転載元
川内「何やってるの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436023756/
川内「何やってるの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436023756/
「艦隊これくしょん」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (95)
-
- 2015年07月07日 04:00
- 意外とこういう話好き
-
- 2015年07月07日 04:11
- 情景が浮かぶような会話だ
曇り空の夜の海を眺めてたら、吸い込まれそうになる
周りがずっとそんな場所で善く平気で居られるなって訊いたら
帰る場所があるから、なんて笑って応えやがった
-
- 2015年07月07日 04:11
- 勘違い平和主義者ほど害悪なものはそうそうない。
夏ボイスみたいなハイテンション川内さんもいいけど、しっとりした雰囲気も似合うよね。
-
- 2015年07月07日 04:18
- 落ち着いた感じで良かったよ
こういう語り合う系の話は好き
あと「お仲間のとこに〜」っていうのはなんだったんだ?誰か教えてくだち
-
- 2015年07月07日 04:30
- 海に帰したんでしょうな
-
- 2015年07月07日 04:55
- 川内はいい女という風潮
一理あるずい
-
- 2015年07月07日 05:44
- かわうち
-
- 2015年07月07日 06:39
- 良いねえ
-
- 2015年07月07日 07:05
- 雰囲気は好きなんだけど、書き手の主義主張が鼻につくのが何だかなあ
-
- 2015年07月07日 07:27
- いいねーこういうの、ジーンとした
-
- 2015年07月07日 07:48
- デニム・スレンダー「「せやな」」
-
- 2015年07月07日 07:51
- ※9
書こうと思ったら同意見の人がいた
-
- 2015年07月07日 07:52
- 川内ちゃんと朝まで夜戦したあと朝から夜戦したい。
主義がハナにつくって意見もあるけど、多くの人が声に出さない事実に近いものを語り合うって好きよ。真実かどうかは別として。
-
- 2015年07月07日 07:58
- 川内はほんとよくできた娘だってはっきりわかんだね。
-
- 2015年07月07日 08:15
-
吹雪「あれ?ヒロインである私のターンは……?」
-
- 2015年07月07日 08:30
- ※13
その真実であるとは限らないって作者がわかってれば、意見の一つとして書いてれば良いと思うし、そこまで鼻につかないと思うのよ
-
- 2015年07月07日 08:30
- 主義主張を生のまま出されてもな
-
- 2015年07月07日 08:41
- ※4
デチ公お前の今いるところだよ(海の中)
-
- 2015年07月07日 09:00
- そこまで言うほど主義主張が強かったか? とは思う。
ただ、技量の問題か構成上の問題か、物語の中に落とし込もうとしてやりきれていないのは感じたな。
-
- 2015年07月07日 09:04
- 確かに、なんで無駄な主張を持ち出すかなあ、とは思った
その辺ばっさり捨てても話しとして成り立ってるだけに
-
- 2015年07月07日 09:17
- 鼻につくというか、引っ掛かっちゃったのは事実だな
もう少し上手いこと散らすなり形を変えるなりやればスッと読める良SSだったと思う
-
- 2015年07月07日 09:25
- 川内は馬鹿やってる時もアンニュイな雰囲気もどっちも似合う最高の女だ
-
- 2015年07月07日 10:07
- 匿名でやるとどうしてもお話の中の主義主張は反感買いやすいね
その辺抜きにしても面白いSSだったけど
-
- 2015年07月07日 10:08
- 相手より強い武器を持ち互いに銃口を向け合うのが今の平和。実際、核の抑止が無いと殺りたい放題になるもん。核廃絶は戦争の自由と第三次世界大戦の容易化を謳ってる様なもんだ。
日本も自国を護るために核や直ぐに戦える軍事組織を持つのは良いんだ。
でも今の憲法改悪の目的は国を護るためじゃないのが現状だろ?馬鹿な首相が力を振るいたいから、または米国の傀儡として後方支援(一戦力になる)のため。
実際、作者は前後も日本に軍が有って、同盟国(米国)の支援のために徴兵されて中東で人を射○する覚悟が有るのか?
-
- 2015年07月07日 10:38
- まぁ主義主張はともかく戦争反対と言いながらそれをするのは明らかにおかしいけどな
あ、川内は可愛かったです
-
- 2015年07月07日 11:04
- 艦娘やら深海棲艦やらいる世界なんだし、その辺は作中キャラの持論ってことで流しときゃいーのよ
-
- 2015年07月07日 11:06
- くっさ、川内汚すなや
-
- 2015年07月07日 11:23
- 軍の話になるとなんで徴兵という単語がすぐでてくるんだろな。戦う意思も覚悟も無いのを無理やり駆り出したとこで資源を浪費するだけの邪魔物にしかならん。作者に覚悟を問うなら志願兵とかそっちのほうだろうに。
-
- 2015年07月07日 11:29
- まあ日本は自衛隊という軍を持っていても、平和憲法を盾に軍の損耗を最小限にしてきたからな
ものすごいいいとこ取りでその利益は計り知れないのに、その莫大な利益を捨てるのは正気の沙汰じゃない
-
- 2015年07月07日 13:04
- 川内はよかったかわいい
-
- 2015年07月07日 13:16
- ええやん!
-
- 2015年07月07日 13:21
- 瓶ビールを瓶のまま飲むのは一番美味しくない馬鹿な飲み方だって、テレビでやってた
-
- 2015年07月07日 13:52
- 俺は金を出すから、お前は命を出せ
いいとこ取りと言っても、やってることは下衆の極みだ
いつまでも通じるものか
-
- 2015年07月07日 15:16
- 語り合う雰囲気を楽しんで会話の内容には意識は向けない、特に平和云々の箇所はそうしたら話を楽しめんじゃないの?
憲法とかそんな話はこのss自体には関係無いし
川内さんと朝から夜戦か……うらやまけしからん
-
- 2015年07月07日 15:27
- お前ら川内に対してだけは場面場面でテノヒラクルーさせやがって……
流石嫁です
-
- 2015年07月07日 15:28
- 書き物なんて書き手の主義主張だ。
自己啓発本や評論本と変わりやしない。
それで見ている人を共感させたり楽しませたりできたら上等だろう。
-
- 2015年07月07日 15:29
- そんなことより川内かわいい。
こういう距離感は好きだ。
-
- 2015年07月07日 15:32
- 雰囲気は良かったけど
ごろつきだか傭兵みたいな役の口調ってうわぁ…って気持ちになる
-
- 2015年07月07日 15:34
- 最後のセリフのせいで提督が壁際に寝返りうって背中で泣いてるなか出ていく川内を想像した。訴訟。
-
- 2015年07月07日 16:32
- 主義主張なんて知らん。そんな事よりお前ら主役を張る度に類稀な正妻力&相棒力を発揮する川内ちゃんの話をしろよ。
-
- 2015年07月07日 17:39
-
川内SSはイチャイチャしてなくても互いにわかり合ってる感出せるのが最高だよな
-
- 2015年07月07日 17:43
- 川内素晴らしい!シチュエーションを選ばない
自衛隊が~とか言ってるやつは共産のかたですか?親中なんですか?
-
- 2015年07月07日 18:20
- この川内もいいね
-
- 2015年07月07日 18:56
- 語り合ってる雰囲気がすごく好き
-
- 2015年07月07日 20:14
- 川内可愛い
九条教のゴミ共はしねば良い
-
- 2015年07月07日 20:38
- 川内はこういうシリアスな話にもなんか馴染むよね
夜戦バカのイメージが強いけど
-
- 2015年07月07日 21:11
- 個人的には提督に感情移入する性質じゃないから
他人の主義主張は聞いてて結構面白い
そっちのが個性出ると思うしね
-
- 2015年07月07日 22:06
- 作者の主義主張が作品内に出てくるのは至極当然のことだ。それが出てくること自体に文句を言うなど恥を知れ。
作品? この話はすごく好きですが何か。
-
- 2015年07月07日 22:18
- いいねぇ
こういうの好き
もっと増えないかな
-
- 2015年07月07日 22:26
- 極論言っちゃえば『川内かわいい』も主義主張。反対意見が皆無に近いだけ。
書き物に主義主張を混ぜるなと言えばそれは言論・表現の自由を奪うことになっちゃう。
まあ自分の好きなキャラで政治活動されると嫌な気分になるのは分かるけど、言ってるのは提督だしそこまで目くじらたてなくてもいいんじゃないかな。
-
- 2015年07月07日 22:49
- ※9
こんな話で書き手の主義主張無くしたらなにもかけないじゃないですかーwwwwww
頭弱いな
-
- 2015年07月07日 23:36
- 川内「何もってるの?」
提督「飲み足りないからもってるの」
川内提督「そーれドドスコスコドドスコスコ」
こんな感じだと思った
-
- 2015年07月07日 23:39
- 主義主張と言うかここに書いてあった内容自体は紛れもない真理じゃん。
勝手に延長して現実の平和主義なんかと結びつけて考えるから被害妄想が起きるんだよ
-
- 2015年07月08日 00:11
- 川内が言うとおり平和が一番ですよ。
銃口向けあって牽制しあっていても、まあ、血が流れないなら平和だと思いますよ。
ただ、引き金は引いちゃ空かんと思うよ。引き金ひかなきゃ生き残れない国際情勢なのかもしれんけど。
でも、やっぱり平和が一番ですよ。
-
- 2015年07月08日 00:20
- なんか「主張の書き方が微妙」って感想が途中から「主張は書くな」に勘違いされてるな
-
- 2015年07月08日 00:29
- 「主張が鼻につく」ってのは「主張するべきでない」と解釈されても仕方ないと思うが。
結局文句つけてる連中は作者の主張に賛同できなったクチだろう?
そういうのを対して意識しない奴はすんなり読める
当たり前のことを書いてあるだけなんだから。
人が書いたものである以上、書き手の嗜好・考え方が出るのは当たり前のことなのに、
それが自分の意見と反するものだったら文句をつけるというのもどうかと思うがね。
-
- 2015年07月08日 00:47
- 初めて知ることが多くて勉強になりました。
心が温まるいいお話をありがとう。
川内とのシーンもよかったけど、自分的にはヲ級と話をするシーンがなんか好きです。
-
- 2015年07月08日 01:13
- 主義主張が出るのは問題ないけどそれが絶対的に正しいと扱われてるのが問題、鼻につくところなのよ
「提督はこの主張が正しいと思う」ではなく「この主張が正しい」ってssになっちゃってるのが。
-
- 2015年07月08日 02:27
- 感想:や川N1
※58
成る程、その辺の解釈の違いが評価の差になってるワケか。
単なる一意見でしかないとは言えキャラ2(+1)人だけの会話劇だし、提督の主張で川内が納得して会話が終わるのは確かにマズいかもな。
関係無いけどこの提督、シリアス時の銀さんっぽい。
-
- 2015年07月08日 05:00
- 深海棲艦に海上封鎖された世界で干乾しになりかけてるはずの人間が対深海棲艦戦争に反対するのか?、という野暮な疑問は置いといて、平和という言葉の矛盾を率直に突いていてスッキリした。
-
- 2015年07月08日 05:39
- 提督「はなしてやった」
-
- 2015年07月08日 13:59
- たまに見かける「こんなキャラじゃない」「○○を汚すな」勢はなんなのだろう、二次創作に何言ってんだ。
消費しかしないクソ袋はキャラ云々に口を出すな。でもそういうやつしかそんなこと言わないんだよな。
-
- 2015年07月08日 15:53
- SSの皮を被ったボクの思想を聞いてくださいコーナーか
面白いとか面白く無いとか以前の問題だった
-
- 2015年07月08日 17:49
- 面白かったで
-
- 2015年07月09日 07:59
- どうせここの※欄の「主義主張をSSに入れるな!ましてや川内汚すな!」って言ってる奴って
自分の主義主張と同じ事を提督が言って川内が納得してたら「いいSSだった」とか言って掌返すんでしょ?
叩く為に叩き易いSSを見つけて喜んで書き込んでる勢も居るとは思うけどw
そもそも主題は深夜に川内と飲みながらサシで語り合う雰囲気だと思ったんだけど
サシで飲んでれば真面目な話をすることも多いし、そこに作者の考えが反映されてもいいんじゃない?
こういう雰囲気の会話が似合う艦娘って案外多くないよね。川内はいいチョイスだと思いました。
-
- 2015年07月09日 16:10
- 川内のもってる、『かんむすとしての哲学』こそが本作の肝だと思う。提督の思想なんておまけみたいなもんだろ
-
- 2015年07月09日 17:27
- ※65
君の想像できない人間は存在しないんだねすごいね
-
- 2015年07月09日 22:37
- ※60
シドニアの騎士にも、宇宙船の中に「武装を放棄すればガウナは襲ってこない!(うろ覚え)」とかいってる集団がいたじゃん。たぶんそんな感じじゃない?
※67 お前は何をいっているんだ……・
-
- 2015年07月10日 04:52
- ※68
※65の脳内には「自分と同じ意見の人」「掌返す馬鹿か荒らしかアンチ」しかいないんだなって
-
- 2015年07月10日 17:58
- SSに関係ないからこういう書き込み良くないのは分かってるけど
※69大丈夫?よく話が噛み合わないとか言われない?
どこ読んでもそんな事書いてなかったけど…それとも俺の読解力が足りないのかね?
-
- 2015年07月11日 02:27
- ※60
こういう世界観だとカルト的な思想を持った人って出てくると思うんだよね
-
- 2015年07月11日 21:14
- 正しいかどうかは別として軍の人間の思想としてはそんなにおかしい物でもないよ
まあ俺は正しいと思うけど
-
- 2015年07月11日 22:12
- 川内と提督のテンポの良い話がいいね
-
- 2015年07月11日 23:43
- ずっと忍者川内でイメージしてたけど吹雪居るということはアニメの通常川内なのか?
-
- 2015年07月12日 01:46
- すぐ飽きる
-
- 2015年07月31日 00:09
- 日本人の思想嫌いはなんとかならんのか
-
- 2015年08月14日 15:08
- 勝手にトラウマ植え付けられたからね仕方ないね
-
- 2015年08月14日 15:11
- 書き手の主義主張をSSに詰め込むのは悪いことでは無いと思う。だが取り分け政治に繋がることだと、僕チンの考えた絶対正義を鼻高々に騙る奴が出てくるから嫌になる。
-
- 2015年11月24日 03:14
- 現実の世界に艦娘がいたらっていう設定の2次創作ならこうなるんじゃないかな
同じ平和という言葉の意味が使う人によって変わってしまう、という矛盾を上手く表現したと思うけどね。
-
- 2015年12月07日 03:41
- 自分はわりと賛成できる内容だから気にならなかったけど、『反対意見』が作中に存在しないと価値観が合わない人から見れば鼻につく、というか自分に対して否定的な雰囲気を感じるのかな
普通の文章を書くうえでも参考になるな
-
- 2015年12月16日 20:37
- 元々SSなんてチラ裏の落書きみたいな物なのに主張が鼻につくから書くなとかアホかな
そんなに自分の思い通りにしたいなら自分でサイトでも作ればいいのに
-
- 2016年02月01日 18:21
- 面白い
-
- 2016年02月06日 19:40
-
SSって主義思想主張がどうだとか考えながら読む物でもないんじゃないか?
頭空っぽにしてぱぱっと読んで面白ければ「面白い!」で良いし、読みにくかったり
内容がわかりにくかったら「よし!次行ってみよう!」くらいの気持ちで読むほうが有意義だと思うの。
あ、ボクはこういう雰囲気のSS好きです。
-
- 2016年02月23日 23:02
- ここで話題になってる主義主張の話って主に「平和の話」の部分だよね…
ちなみにこの作者が「平和の話」の部分で主張していることって歴史詳しい人ならわかると思うけど歴史学的には間違ってることになるよ…詳しく解説するとくそ長くなるから知りたい人は通史(アジア・太平洋戦争以降)とか読めばわかると思う…主張が鼻につくとかってコメントしてる人はその違和感感じた人と単純な反発感でコメント書いた人の二種類なんじゃない?
ただ実際作者には表現の自由があるから結局は主張が合ってようと間違ってようと俺たち受けとる側の問題になるんだけどね…まあ俺はだからこそわざわざ艦これSSで真面目な平和の話を書くぐらいなら作者さんにもそれなりの知識を持って主張する責任もあるんじゃないかなとは個人的に思う…
でも艦これのおかげでこういう歴史に興味を持ってくれる人が増えるのは嬉しい
あと川内は可愛かったです
-
- 2016年04月15日 03:49
- 嫌な感じがした。
こういう理屈で物事考えてますよってポーズをとりながらドロドロした感情をなすりつけていく文章は嫌い。
-
- 2016年05月02日 16:42
- そんな顔色伺いながらだったら何も書けんわ
これはこれでいい
-
- 2016年05月17日 20:15
- 作品の陰に作者のかおを想像する人って何なのかね
もっと単純に「物語」を楽しめないのかね
サスペンスでこの役者が演じてるから犯人はこいつだみたいな見方だろうに
-
- 2016年06月14日 23:59
- 今度試しに九条教寄りで政権批判を暗に含むようなSSを書いてみようかなって思った
どんな具合で批判に晒されるか楽しみです
-
- 2016年07月09日 14:14
-
人によって考え方が色々有るのは判るが鼻に付くとかわざわざコメを書き込む人も大概と思う
そもそもが艦これが戦時中の艦船の擬人化なんてネタなんだしなぁ…
-
- 2016年07月13日 15:39
- 俺は好き
-
- 2016年08月13日 01:30
- つまんね
-
- 2016年08月13日 01:37
- つまる
-
- 2016年12月03日 17:07
- 川内いいね!
-
- 2017年07月14日 12:54
- ※27
お前はガラスの偶像でも崇めてろよ
-
- 2020年09月05日 18:46
- 浸ってる感じが気持ち悪い