レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」【前半】

1:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:07:22 ID:1TOjRovc

マサラタウン

レッド「俺の朝は一服の煙管から始まる…」プクプクッ

レッド「今日から俺はオーキドのジジィから新しいポケモンを受け取り旅に出る…」

レッド「ふっ。今日は快晴、絶好の旅日和じゃねーか」

母「レッドー!朝ご飯のオムレツが出来たわよー」

レッド「はーいっ、ママーン!」

レッド「俺はの名はレッド。十歳だ」



2:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:19:57 ID:1TOjRovc

オーキド研究所

レッド「邪魔をするぞ」

オーキド「おお、来たか、レッド。ほれ、グリーンは既に来ておるぞ」

グリーン「ヘイッ、レッッドゥ!お前もグランパからポケモン集りにきたのかっYO!」ウネウネッ

レッド「相変わらず朝から煩いヤローだ」

オーキド「二人とも揃った事じゃし、早速新しいポケモンを渡すとするかのぅ」

オーキド「さて、ここに三つのモンスターボールがあるじゃろう?それから一つ好きな物を選んで良いぞ」

グリーン「俺は初めから決めてるぜっ!コイツだっ!」ポンッ

ゼニガメ「ゼニガー!」

オーキド「グリーンはかめのこポケモンのゼニガメじゃな。しかし何故じゃ?」

グリーン「名前からして金が儲かりそうじゃねーかYO!」

レッド「ならば俺はコイツだ」ポンッ

ヒトカゲ「カゲー!」

オーキド「レッドはとかげポケモンのヒトカゲじゃな。しかし何故じゃ?」

レッド「ライターがいらねぇ」



3:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:27:45 ID:1TOjRovc

オーキド「う、うむ。もしよかったら名前をつけていいんじゃぞ?」

グリーン「じゃあゼニガメ!お前はマネーだ!」

マネー「ゼ…ゼニ?」

レッド「ヒトカゲ、お前の名前はこれからライターだ」

ヒトカゲ「カ…カゲカァ…」

オーキド「お前達はポケモンを何じゃと思ってるんじゃ」



4:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:37:38 ID:1TOjRovc

グリーン「ヘイッ、グランパ!その残りのモンスターボールはどうするんだ?俺におくれよ」

オーキド「やらん。残りのポケモン、フシギダネは当初はブルーちゃんにあげるつもりじゃったんだが…」

レッド「奴はしょうがねぇだろ。もう奴は居ないんだからな」

グリーン「ロリ巨乳は随分遠くに行っちまったZE…」

オーキド「では話を戻して、お前達にコレをやる。ポケモン図鑑と空のモンスターボールじゃ」

オーキド「お前達にはワシの代わりにこのポケモン図鑑151匹の埋めてもらう旅に出てもらう」

レッド「俺等の夢のついでにな」

オーキド「はて?お前達の夢とはなんじゃったかの?」

グリーン「俺はナンバーワンのリッチなチャンピオンになって世界中の女の子とニャンニャンするんだYO!」

レッド「俺はハードボイルドなチャンピオンだ…」

オーキド「下らん夢じゃのう」



5:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:46:43 ID:1TOjRovc

グリーン「ヘイッ、レッドゥ!折角だしさっき貰ったポケモンで勝負と行こうZE!」

レッド「新しいおもちゃを貰ったガキか、お前は。まぁ良い。一体一で行こうや」

グリーン「よっしゃ!行くぜ、マネー!」

マネー「ゼニガメガー!」

レッド「ライター」

ライター「カゲカー!」

オーキド「ではワシが審判を務めよう」

グリーン「いけぇ!マネー!たいあたり!」

マネー「ガメガー!」ダッ

レッド「……ライター、天井の電球にひっかく」

ライター「カゲッ!カゲッ!」ザシュザシュッ

バリーンッ!

マネー「ガメガァッ!」グサッグサッ

グリーン「電球のガラスの破片がマネーに!」



6:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:52:31 ID:1TOjRovc

レッド「ライター!彼奴が怯んだ所に、そこの本棚を全部押し倒せ!」

ライター「カゲッ!」ドンッ

ドサドサドサッ!

マネー「ゼニガァ!」グキッ

グリーン「マネー!」

オーキド「ゼニガメのマネー、本棚の下敷きになって気絶、戦闘不能じゃ。勝負あり!」

グリーン「OhNO…」

レッド「おい」ポンッ

グリーン「レッドゥ…」ウルウルッ

レッド「金出せや」ニコッ

オーキド「流石に可哀想じゃからワシが代わりに払おう」チャリーンッ

レッド「50円か…しけた金だな」



7:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 12:58:05 ID:1TOjRovc

グリーン「うわぁぁぁぁんっ!姉ちゃんにはお前にはタウンマップをやるなって行ってやるー!バイビー!」ダッ

レッド「ふんっ。ハードボイルドに地図なんていらねぇよ。全て風任せさ」

オーキド「ワシも研究所が…。いや、いつもの事か」

レッド「さて、俺達も先を急ぐとしようか」スタスタッ

ライター「カゲッ」トコトコッ



8:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 13:03:23 ID:1TOjRovc

ナナミ「あ、レッドくん?」

レッド「ナナミさん」

ナナミ「さっきグリーンが泣きながらレッドゥがイジメたーって言ってきたけど何かあったの?」

レッド「いつものことですよ」

ナナミ「ふふっ、それもそうね」クスクスッ

ナナミ「レッドくんも今から旅に出るの?」

レッド「ええ」

ナナミ「淋しくなるわね…ブルーちゃんが最初に居なくなって、次にあなた達が居なくなるなんて…」

レッド「………」

ナナミ「グリーンはキミにタウンマップを渡すなって言ってたけど、アゲルね?」

レッド「いや、俺に地図なんて…」

ナナミ「私の部屋においで…?」

レッド「………分かりました」



9:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 13:05:21 ID:1TOjRovc

チュンチュンッ…

ナナミ「んん…っ」スヤスヤ

レッド「………」フゥー

レッド「………さらばだ、マサラタウン…」



10:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/28(日) 13:11:07 ID:1TOjRovc

レッド

手持ち 二匹
ヒトカゲ NN ライター
Lv5
ひっかく なきごえ

???? NN ???
Lv??
???



14:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 11:45:27 ID:H5htaDZk

トキワシティ

レッド「ここがトキワシティ…少なくともマサラよりは都会だな」スタスタッ

ライター「カゲカァ」トコトコッ

レッド「ライター、火」

ライター「カゲェ!」ボォ

レッド「………ふぅ」」プクプクッ

レッド「ポケモンリーグに出るにはジムバッヂが要るはずだ」

町人「ジムならこの町にもあるよ」

レッド「そうか。行くぞ、ライター」

ライター「カゲッ」



15:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 11:55:05 ID:H5htaDZk

トキワジム

『ヨウコソ、トキワジムヘ』

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」

『バッジハ、ナンコオモチデスカ?』

レッド「ジムバッジ?そんな物、一つも持っていない。だから来た」

『カエレ』

レッド「あ゛?」ムカッ

『トキワジムノジムリーダー、ツヨイモノトシカタタカワナイ、サイキョウノジムリーダー』

『ヨワキモノハサレ』

レッド「ふんっ。自分で最強を自負するか。この引きこもりめ」

『カ・エ・レ!カ・エ・レ!』チャキッ

ドォンッ!

レッド「ちっ。今日の所は引き下がる」ツー…

レッド「次来るときまで、精々引きこもっていな!」



16:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 12:00:42 ID:H5htaDZk

レッド「クソ、やけに腹が立つセキリティだったな。発砲してきやがった」

ライター「カゲカァ…」ソワソワ

レッド「ふっ。心配でもしてくれてるのか?だが大丈夫だ。タダのかすり傷だ」ポンッ

レッド「仕方ねぇから他の町のジムを回るか…」

レッド「………」

レッド「風は西方に吹いている…。西に行くか…」



17:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 12:28:18 ID:H5htaDZk

22番道路

レッド「ライター、ひのこ!」

ライター「カゲッ」ボォォ!

ニドラン♂「ニドッ!」サッ

レッド「ちっ、中々すばしっこいな!」

ニドラン♂「ニドォ!」ザシュッ!

ライター「カゲェ!」ブシャー



18:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 12:28:53 ID:H5htaDZk

レッド「ライター!クソッ、えんまく!」

ライター「カゲェ…」プシュゥゥ

ニドラン♂「ニ、ニド!?」

レッド「ひのこ!」

ライター「カゲェ!」ボォォ!

ニドラン♂「ニドォ!」

レッド「捕獲する!」ポーイッ

ニドラン♂「ニドォ!?」バシュッ

カチッ

レッド「捕獲、完了」



19:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 12:38:25 ID:H5htaDZk

レッド「………ニドラン♂、と言うのか…。♂…ならばマスキオだな」

マスキオ「ニ…ドォ…?」

レッド「ライター、大丈夫か?」

ライター「カゲカァ…」ダラァ

レッド「左目が抉れちまったな…」



20:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 12:59:37 ID:H5htaDZk

23番道路

係員1「ジムバッジを8つ持たらず者は何人たりとも」

係員2「ここを通す訳にはいかない」ドンッ

レッド「ここもジムバッジが無ければ通れないのか…」

レッド「ここはトキワを北に進む方が良かったか…」スタスタッ

グリーン「ヘイッ、レッドゥ!お前も係員に通せんぼを喰らったのかYO!?」

レッド「煩いのが出てきたな…」

グリーン「ハッハー!タウンマップがなきゃ、行く先も分からないのかYO!?」ウネウネッ

レッド「さっき、お前も通せんぼ喰らったって言っただろう」

グリーン「折角だ、レッドゥ!また勝負しよーZE!今度は二対二だ!」

レッド「ふんっ。丁度何回も通せんぼを喰らってイライラしていたところだ。相手になってやるよ」

グリーン「イヨッシャァ!俺の一番手はコイツだ!カモンッ!ケンタッキー!」

ケンタッキー「ぽっぽー」バサバサッ



21:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 14:23:41 ID:H5htaDZk

レッド「ハッ!そんなトリィ、唐揚げじゃなく焼き鳥にしてやるっ!ライター!」

ライター「カ、カゲェ!」ゼーゼー

グリーン「ヘッ!もう手負いじゃねーかっ!てかすっげー血ィ出てるけど大丈夫かそいつ!?」

レッド「ライター!尻尾の炎で炙って傷を塞げッ!」

ライター「カァ…」ジ…ジジィ…

グリーン「回復?している間に攻めるZE!ケンタッキー、たいあたり!」

ケンタッキー「ぽっぽー!」ゴォー

レッド「尻尾の炎をあの唐揚げに向けろ!」

ライター「カッ!」ブンッ

ケンタッキー「ぽぽっ!?」キキィー

レッド「彼奴が炎で怯んだ所にひっかく!」

ライター「カゲッ!」ザシュッ

ケンタッキー「ぽぽぉー!」

グリーン「ちっ、」色々と卑怯な!」



22:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 14:47:04 ID:H5htaDZk

レッド「さらにひのこで畳み掛けろ!」

ライター「カゲェ!」ボォォ!

グリーン「ケンタッキー!かぜおこしで防げ!」

ケンタッキー「ぽぽぽぽー!」バッサバッサ

びゅおぉぉお!

レッド「ふんっ、やるようにはなったようだな。一旦退却だライター」

ライター「カゲ?」シュボンッ

レッド「マスキオ、特攻!」ポーイッ

マスキオ「ニドォ!」ポンッ

グリーン「それがレッドゥの新しいポケモンか!ケンタッキー、でんこうせっか!」

ケンタッキー「ポポー!」ゴォォォォ!

レッド「マスキオ、回天しながら受け止めろ!」

マスキオ「ニ!?ニドォ!」グルグルグルッ

ケンタッキー「ぽぽっ!?」ガガッ

グリーン「まさかっ!?回天して衝撃を外に受け流したのか!?」



23:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 16:04:32 ID:H5htaDZk

レッド「それだけじゃねぇ」

グリーン「何っ!?」

ケンタッキー「ポポォォ!」ドクッドクッ

グリーン「ケンタッキーが毒状態に…!?」

レッド「俺のニドラン♂、マスキオの特性どくのトゲだ。触れた相手を毒状態にすることが出来る」

グリーン「あの回天にはダメージの軽減の他に、トゲに触れさせる回数を増やす役目もあったのか!?」

レッド「さぁって、食中毒になる唐揚げは処分するぜ!マスキオ!岩盤ににどげり!」

マスキオ「ニド!ドォ!」ゲシッゲシッ!

ゴゴゴゴゴ…

グリーン「こ、これは…!」

ゴロゴロゴロォ!

ケンタッキー「ぽ、ぽぽ…!」

ぐしゃあぁぁ!

グリーン「ケンタッキィィィイ!!!」

ケンタッキー「ぽ…ぽぽ~」キュー



24:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 16:17:43 ID:H5htaDZk

グリーン「シット!まさか同じ手に二度やられるなんて…!」

レッド「ここが屋外だと油断したなァ、緑ィ?」

グリーン「シャラップ!俺にはまだコイツがいる!カモンッ!マネー!」ポーイッ

マネー「ゼニガメガァー!」ポンッ

レッド「一旦退却だ、マスキオ。再出陣だ、ライター!」ポーイッ

ライター「カゲェー!」ポンッ

グリーン「手負いなうえに相性の悪いヒトカゲを出すなんて…バカだろ!みずでっぽう!」

マネー「ガニュー!」ジョロロロロッ

レッド「その相性を物ともしない戦術を考え出してやるのが、俺達、トレーナーの役目ってもんだろうが…。えんまく!」

ライター「カゲェ…」プシュゥゥ

マネー「ガメガッ!?」

グリーン「姑息な技を!」

レッド「煙にまぎれてひっかく!」

ライター「カゲッ!」ザシュッ

マネー「ガメェッ!」



25:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 16:28:49 ID:H5htaDZk

グリーン「今だっ!攻撃が来た方向にみずでっぽう!」

マネー「ゼニ、ガニュゥゥゥ!」ジョロロロロッ

ライター「カゲェ!」

グリーン「しゃぁっ!手ごたえアリ!」

レッド「否ァ!」

ライター「カァゲェッ!」ザシュッ

マネー「ガ…!?ガメェェエ!」

グリーン「マネー!何で背後から!?確かに手ごたえが…」

レッド「よぉく見てみな。お前のゼニガメが命中させたのはマスキオが落とした落石だ」

グリーン「な…!?」

レッド「煙幕で気付かなかっただろうが、そこら辺にはにどげりで落とした落石が大量に散らばっている」

レッド「ライターは攻撃後、直ぐに岩陰に隠れて、ゼニガメの背後の岩陰に移動し、隙をついて奇襲をかけた。これが真相よ」

グリーン「あの落石攻撃はこのフィールドを作り出すための布石…」

レッド「そして、ゼニガメは戦闘不能。勝負アリだな」ニヤッ



26:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/29(月) 16:39:48 ID:H5htaDZk

グリーン「シット!」ドンッ

レッド「ポケモンバトルってモンは相性やレベルだけで決まるもんじゃねぇ。トレーナーの判断力、冷静さ、全てを試されてんだよ」

グリーン「………ぐっ」

レッド「まあ、俺等の旅は始まったばかりだ。これからの旅の中でそれらを培えればエエってもんだ」

グリーン「う…うるさいっ!言われずとも分かってんだよ!覚えてろ!バイビー!」ダッ

レッド「何時でも勝負は受けてやるぞー」

レッド「さぁて、コイツ等も回復させてやるか」

パチパチパチッ

レッド「ん?」

?「先程のバトル、見せてもらったわ。実に見事な戦略タクティクスね」パチパチッ

レッド「お姉さん、アンタは?」

シロナ「私はシロナ。考古学者よ。ヨロシクね」ニコッ



28:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 08:14:38 ID:VKyE8aOo

レッド「その年で考古学者たぁ、優秀なんだな」

シロナ「そうなの。私、優秀なのよ」フフンッ

レッド「さいですかい」フゥゥ

シロナ「………」ジィィ

レッド「ん、何ですかい?」

シロナ「キミ、良い眼をしてるわね。真っ直ぐで何事にも動じない強靭な精神と、未成年のくせに煙管を吹かしている生意気な反骨の魂を感じるわ」

レッド「褒めてるのか貶しているのか、どっちなんですかい」

シロナ「ふふっ。ごめんなさい」



29:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 08:21:29 ID:VKyE8aOo

シロナ「もしかして、キミが持っているのってポケモン図鑑?」

レッド「ああ、そうですよ」

シロナ「じゃあキミがオーキド博士に認められたトレーナーって事ね」

レッド「そんでもって、さっきの奴がそのオーキドのジジィの孫ですよ」

シロナ「ふーん…。じゃあキミ達の目的は図鑑の完成なのかな?」

レッド「そんなの俺等の夢のついでですよ」

シロナ「へぇ。じゃあキミの夢って?」

レッド「ハードボイルドなポケモンチャンピオン」

シロナ「っ!……ふふっ」クスクスッ

レッド「ん?何ですかい?」

シロナ「そっかぁ…ただのチャンピオンじゃなくてハードボイルドなチャンピオン……。だから煙管吹かしてるのね…」クスクスッ

レッド「何か可笑しいですかい?」イラッ



30:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 08:26:35 ID:VKyE8aOo

シロナ「ごめんなさい。ただ、面白い子だなぁって」

レッド「ふぅん…」

シロナ「でもチャンピオンになるにしてもハードボイルドになるにしても、もっと世界を知らなきゃね」

レッド「まるで自分が世界を知っているみたいな発言ですね」

シロナ「ええ、知ってるわ。と言うか、あなたにとって世界其の者、かな?」

レッド「へぇ…じゃあ知りたいですね、その世界とやらを…!」チャキッ

シロナ「体感してみる?」チャキッ

レッド「上等!」ポーイッ



31:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 08:35:24 ID:VKyE8aOo

――――
――
レッド「ハァ…ハァ…ハァ…」

シロナ「世界はどうだった?」

レッド「クソッ…手も足も出なかった…たった一匹に……」

シロナ「でもキミのバトルタクティクス、中々の物だったわ。こんな新人トレーナー初めてよ」

シロナ「でも、このレベルならこの地方だけでもごまんといるよ」

レッド「………ちっ」

シロナ「でもキミはまだ成長段階…。磨けばもっと輝くわ。私よりもね」スッ…

レッド「アンタ…」

シロナ「さ、キミの子たちも連戦で傷ついてるでしょ?ポケセンに連れてってあげなきゃね?」

レッド「………ああ」



32:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 08:42:06 ID:VKyE8aOo

ポケモンセンター

ジョーイ「確かにお預かりしましたー」

レッド「………」フゥゥ

シロナ「どうかしたの?」

レッド「ちょっと自信喪失中」

シロナ「あら大変」

レッド「世界にはこんなに強い連中がいるとは思わなんだ」

レッド「自信過剰になっていた自分に腹が立つ…!」ギリッ

シロナ「さっきも言ったけど、キミはまだ成長途中なんだよ?さっき、オーキド博士のお孫さんに自分が言った事忘れたの?」

レッド「………」



33:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 08:51:50 ID:VKyE8aOo

シロナ「………ふふっ。中々可愛い所もあるのね」クスッ

レッド「あ゛?」

シロナ「私、キミにちょっと興味が出て来ちゃった」

シロナ「キミはまだ井の中のニョロモって事を今日知った。だったらもっと成長出来るよ」

レッド「………そうかな?」

シロナ「キミはもっとこの旅で色んな事を体験しなさい。色んなポケモン、色んなトレーナー、色んな女の子…」

シロナ「そうすれば、キミの夢見るハードボイルドなチャンピオンも現実になるわ」

レッド「………」コクッ

シロナ「………じゃあ今日は先輩トレーナーの私からの餞別。色んな事を経験させてアゲル♪」ニコッ

シロナ「今夜、私の寝室に来なさい?」



35:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 09:02:23 ID:VKyE8aOo

チュンチュンチュンッ…

シロナ「ふふっ。レッドくんって中々テクニシャンなのね。たった一夜で夜の技マシン48を全て体得するなんて」ツヤツヤ

レッド「ハァ…ハァ…流石に疲れた…」ツヤツヤ

シロナ「これでハードボイルドなチャンピオンに一歩近づいたね」ニコッ

レッド「ああ、世話になったな。シロナの姐さん」

シロナ「じゃあせっかくだし後二つぐらい餞別をあげようかしら?」ドサッ

レッド「何だ、この大量のディスクは?」

シロナ「外国産の技マシンよ。あ、ポケモン用のね」

レッド「凄い量だな…」

シロナ「あと、コレ」スッ

レッド「タマゴ?」

シロナ「そ。キミと私の子♪」

レッド「嘘だろ?」

シロナ「ええ、ウソ♪」



36:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 09:08:07 ID:VKyE8aOo

シロナ「本当はポケモンのタマゴよ。何が産まれるかはお楽しみ」

レッド「ポケモンのタマゴか…。卵焼き何個作れるだろうな…」

シロナ「食べちゃダメ」

レッド「わーってる。冗談だよ」

シロナ「きっと産まれて来る子はキミの力になってくれるよ」

レッド「ああ。本当に世話になったな、姐さん」

シロナ「頑張ってね。いつかまた会いましょ」

レッド「ああ」



37:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 09:12:35 ID:VKyE8aOo

レッド

手持ち 四匹
ヒトカゲ NN ライター
Lv10
ひっかく なきごえ
ひのこ  えんまく

ニドラン♂ NNマスキオ
Lv9
にらみつける つつく
きあいだめ にどげり

???? NN ???
Lv??
???

タマゴ



38:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/30(火) 23:45:48 ID:VKyE8aOo

ニビシティ・ニビジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

タケシ「俺がニビジム、ジムリーダーのタケシだ。挑戦受けてたとう」

ジムトレーナー「お前がタケシさんに勝とうなど、一万光年早いんだよ!」

レッド「そんな事、ヤってみれば分かる。黙って見てな、小僧」

タケシ「大した自信だな。面白い。使用ポケモンは二体だ」チャキッ

レッド「ふっ。臨むところだ」チャキッ

タケシ「行け!イシツブテ!」ブンッ

イシツブテ「ラッシャイ!」ゴォォォ!

ジムトレーナー「タケシさん!今の時速、145キロです!」

タケシ「ふっ」



39:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 00:08:42 ID:zX8ePMZc

レッド「俺の一番手はコイツだ。行け、マスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニィドォ!」ポンッ

タケシ「ニドランか…悪くないチョイスだな。イシツブテ、ステルスロック!」

イシツブテ「ラッシャイ!」

からんころんっ

レッド「…設置系の技か…。マスキオ、にらみつける」

マスキオ「ニッ」キッ

イシツブテ「ラ、ラッシャイ!」ビクッ

タケシ「最初は互いに様子見と言うところか…」

レッド「否、様子見なんてするかよ。速攻で決める。にどげり!」

マスキオ「ニドッ!ニィドォ!」ゲシッゲシッ

イシツブテ「ラッシャァイ!」バコーンッ

レッド「防御力を下げた後の効果抜群のにどげり、これを立っていられるか?」



40:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 00:12:41 ID:zX8ePMZc

タケシ「岩タイプの防御力をナメてもらったら困る」

イシツブテ「ラッシャァァイ!」

レッド「ちっ。耐えたか…。だが次の一撃で確実に仕留めてやる」

タケシ「ふっ…イシツブテ」

タケシ「じばくだ」

レッド「なっ…!?」

イシツブテ「ラァァァァッシャァァァアアイ!!!」ピカァァァ

マスキオ「ニ…!」

チュドオォォォォォォン!!!



41:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 00:18:57 ID:zX8ePMZc

レッド「マスキオ!」

マスキオ「ニ…ニドォ…」ピクッピクッ

タケシ「これで互いに一匹同士。勝負を決めようか」ニヤッ

イシツブテ「ラ…ラッシャァイ…」シュゥゥ…

レッド「ハッ。中々えげつない戦法を取りやがる」

タケシ「現実の厳しさを教えるのもジムリーダーの仕事さ」

レッド「あんまり視聴者の子供達の夢を壊すんじゃねーぞ」

タケシ「大丈夫さ。アニメと違ってココで見ているのは良い歳した大人ばかりだ」



42:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 00:27:14 ID:zX8ePMZc

タケシ「さあ、俺の最後のポケモンはコイツだ!行け!イワーク!」

イワーク「イワァァァァァク!」ズシンッ

レッド「………凄くデカいな」

タケシ「イワークはポケモンの中でもトップクラスの大きさと体重を持っている。お前の最後のポケモンは?」

レッド「俺のポケモンはコイツだ!行け、ピッキーマウス!」ポーイッ

ピッキー「ピキャキャキャキャキャキャwwwww」

タケシ「ピカチュウか…。生憎だったな。このジムにはスプリンクラーは無いぞ」

レッド「誰がそんなアニメみたいなマネするかよ」

タケシ「ならば、その小さなピカチュウが巨大なイワークに押しつぶされるのを黙って見ているといい。イワーク!」

イワーク「イワァァァァ!!!」



43:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 00:34:15 ID:zX8ePMZc

タケシ「イワーク!がんせきふうじ!」

イワーク「イワァァァ!」ドォォン!

レッド「………押しつぶされるのはテメェだよ」

レッド「ピッキー、くさむすび」

ピッキー「ピキャッwww」スッ

ボコッ!シュルルルルル…

イワーク「イワァァ!?」グラッ…

ズドオォォォォオン!!!

タケシ「イワーク!」

レッド「そのまま夢の国までランデブーしてきな」フゥゥ

ピッキー「ピキャッwピキャキャキャキャキャwwww」



44:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 00:44:15 ID:zX8ePMZc

タケシ「まさか、イシツブテ以上の防御力を持つイワークが一撃で…」

レッド「ピカチュウが電気タイプと油断したな。それにくさむすびは草タイプの特殊技だ。防御力など関係ない」

レッド「そしてくさむすびは相手の重さによって威力が比例する特殊な技だ。面白い技だろ?」

タケシ「成程…。正しくイワークを倒すのにはうってつけの技と言う訳か…。スプリンクラーを外して油断していた」

レッド「さぁ、勝負はついた。ジムバッジと賞金を頂こう」

タケシ「ああ。ジムリーダーの務めは果たさせてもらうよ。グレーバッジだ」スッ

レッド「確かに頂戴した」グッ

ピッキー「ピキャww」ブイッ

グレーバッジを手に入れた!



47:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 18:15:32 ID:zX8ePMZc

ピッキー「ピキャwピキャキャww」クイッ

レッド「あ?ステルスロックが足に刺さって痛いだと?」

ピッキー「ピキャwチュー」コクッ

レッド「止めておけ。今無闇に抜いたら、出血で死ぬぞ」

ピッキー「ピキャw?」

レッド「ポケセンに行ってジョーイさんに優しーくヌいてもらおうな」ナデ

ピッキー「ピキャwww」ニマァ



48:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 18:32:39 ID:zX8ePMZc

おつきみやま

レッド「何だ、コレは…」ヒョイッ

つきのいしを手に入れた!

レッド「しかしまあ、イシツブテとかズバットとか如何にも洞窟に住んでそうなポケモンばかりだな…」

レッド「何か珍しいモノでも無い物か…」キョロキョロッ

「なんだ、お前達は!」

「うるさいっ!」

レッド「ん?誰か居るのか?」



49:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 18:40:45 ID:zX8ePMZc

したっぱ1「その化石をさっさと渡せ!」

りかけいおとこ「この化石は僕が見つけたんだ!誰にも渡さないぞ!」

したっぱ2「ほう…ならば我々ロケット団に逆らうとどうなるか教えてやろう」チャキッ

ドォンッ!

りかけいおとこ「かはっ…」ドサッ

したっぱ1「他愛もない。我々ロケット団に逆らうからこうなるのだ」

レッド「ロケット団…噂に聞くあの秘密結社か……」ザッ

したっぱ2「ほう…我々の事を知っているようだな」

レッド「ああ。タダの薄汚い小悪党だろ?」

したっぱ1「何!?」ガタッ

したっぱ2「我々をバカにすると、どうなるかお前にも教えてやろう!」チャキッ

レッド「来いよ」クイッ



50:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 18:46:38 ID:zX8ePMZc

――――
――
したっぱ1「な、何だ…このガキはぁ…?」

したっぱ2「強すぎる……!」

レッド「ハッ。他愛も無いのはそっちの方だったな」

「何をしている、お前達」ザッ

したっぱ1「か、幹部さま!」

したっぱ2「このガキは我々の邪魔を!」

幹部「成程…このガキに………。だらしない奴らめ」

したっぱ1「す、すいません…」シュンッ

レッド「ほう…少しはマシな奴が出てきたな」

幹部「こんなだらしない連中だが、これでも俺の部下だ。敵は取らせてもらうぞ」チャキッ

レッド「ふん…」チャキッ



51:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 18:54:04 ID:zX8ePMZc

幹部「行け!ラッタ!」ポーイッ

ラッタ「ラタッ!」ポンッ

レッド「ひねり潰せ!ピッキー!」ポーイッ

ピッキー「ピキャキャキャッwww」

幹部「ねずみ同士か…面白い!」

レッド「ピッキー!でんきショック!」

ピッキー「ピィィキャァァチュゥゥwww」バチバチバチッ

幹部「かげぶんしん」

ラッタ「ラタッ!」シュババババッ

レッド「上手く躱しやがったか…」

幹部「ひっさつまえば!」

ラッタ「ラァァァッタッ!」ガブリンチョッ!

ピッキー「ピギャァアァァ!!!」

レッド「ピッキー!」

ピッキー「ピ…ピキャァ…」ピクッピクンッ



52:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 19:01:49 ID:zX8ePMZc

幹部「良くやった、ラッタ」

ラッタ「ラタタタwww」

レッド「そのラッタ、相当のレベルだな…。ならば次はマスキオ!特攻!」ポーイッ

マスキオ「ニドリィ!」ポンッ

レッド「この山で進化したお前の力見せてもらうぞ。にどげりで岩盤を破壊しろ!」

マスキオ「ニドォ!ニィィド!」ゲシッゲシッ

ゴゴゴゴッ…ゴロゴロゴロォ!

幹部「何!?」

ラッタ「ラッ…!?」

ぐしゃあぁぁぁ!

レッド「潰れろ」

幹部「どうかな?いわくだき!」

ラッタ「ラァタッ!」バキッ

レッド「落石から抜け出してきやがった…!?」



53:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 19:08:45 ID:zX8ePMZc

幹部「ひっさつまえば!」

ラッタ「ラァァァッタ!」ガブリンチョッ

マスキオ「ニドォォ!」ドサッ

レッド「マスキオ!」

幹部「これで二匹目…」フッ

したっぱ1「流石は幹部さま!」

したっぱ2「もっとやっちまえー!」

レッド「どうやら幹部ってのはダテじゃないようだな…」

幹部「年季が違うのだよ。年季が」

レッド「だが、そのラッタ、よく見てみな」

幹部「何?」

ラッタ「ラタァ…!」ドクドクッ

レッド「マスキオの特性、どくのトゲの効果で毒状態にしてやった」

レッド「一気にかたをつけてやる!ライター!」ポーイッ

ライター「リィザァァァ!!!」ポンッ



54:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 19:21:30 ID:zX8ePMZc

幹部「リザードか…珍しいポケモンだ」

レッド「野生のポケモンとバトルして進化した。悪いが一撃で倒させてもらうぞ。かえんほうしゃ!」

ライター「リザァァ!!!」ゴオォォォ!

幹部「一撃で倒されるのはお前の方だ!すてみタックル!」

ラッタ「ラタァァァ!!!」ゴォォォ!

レッド「突っ込んできた…!?」

ライター「リザッ!?」

メリッ…

ライター「リ…ザァ……」ゴフッ

ラッタ「ラタッ」ニヤッ

レッド「ライター…」

ライター「」ドサッ

幹部「毒状態にしたのが仇になったな。ラッタの特性、こんじょうは状態以上になるとこうげきが上がる」

レッド「………成程な」

幹部「小僧、これが我々ロケット団の力よ」



55:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 19:26:56 ID:zX8ePMZc

したっぱ1「やーい、やーい!スカしてた割に大した事ねぇじゃないか!」

したっぱ2「流石は幹部さま!」

幹部「どうした?お前のポケモンはそれで終わりか?」

レッド「………ハァ、あまりコイツを使いたくなかったんだがな」チャキッ

幹部「?」

レッド「コイツレベルが高いから、俺も簡単には手をつけられないからなぁ。まあ悪党相手なら構わないだろう」ポーイッ

ぽんっ

レッド「今日は許可する。斬って良いぞ、キラ」



56:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 23:29:04 ID:zX8ePMZc

びゅおおぉぉぉおお……

幹部「何だ、この風は…?」

ラッタ「ラ…?」

ザシュッ!

ラッタ「ラァッ!?」ブシャー

幹部「何!?」

ザシュッザユッザシュッザシュッ!

ラッタ「ラァァァア!!!」ドサッ

幹部「ラッタ!」

したっぱ1「見えたか、今の攻撃!?」

したっぱ2「何がさっぱり…」

幹部「お前のポケモンは一体……?」

レッド「コレが俺のストライク……キラの斬撃よ」

キラ「ストラァァァァァイクッ!」



57:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 23:36:37 ID:zX8ePMZc

レッド「後、気ィつけろよ」フゥゥ

したっぱ1「こ、コイツ…!こんなポケモンを隠し持っていたなん…」

ごとんっ

したっぱ2「へ?」

したっぱ1「」ブシャー!

したっぱ2「し、したっぱい……」

ごとんっ

したっぱ2「」ブシャー!

幹部「な……に……?」

レッド「コイツ、スイッチ入ると、片っ端から斬っていくから」

キラ「………ペロッ」ニヤッ



58:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 23:48:03 ID:zX8ePMZc

幹部「ハッ。こんなバケモノ飼いならしているとは恐れいったよ」

レッド「と言っても普段は割かし大人しいんだぜ?バトルで一度スイッチ入ったらこうなる事があるだけ」

幹部「そうか…」

ごとんっ

幹部「」ブシャー!

レッド「ま、シロナの姐さんにゃ軽く捻り潰されたけどな」

レッド「けどまあ今回はやりすぎだ」ポカッ

キラ「ストッ」

レッド「お前のこのぶった斬り癖、この旅で直さなければな」



59:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 23:51:40 ID:zX8ePMZc

りかけいおとこ「」

レッド「この人、コイツ等に殺されちまったのか…。一緒に埋葬してやるか」ツンツンッ

レッド「あとは…」バキッ

ラッタ「ラ?」

レッド「もうお前は自由の身だ。好きな所にでも行ってきな」

ラッタ「ラッ!」トテトテッ

レッド「ん?何だ、この石…。二つとも貰っとくか」

こうらのかせきとかいのかせきを手に入れた!



60:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/01(水) 23:59:11 ID:zX8ePMZc

レッド

手持ち 五匹        
リザード NN ライター       ピカチュウ NN ピッキー
Lv17                  Lv13
メタルクロー かえんほうしゃ    でんきショック でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく      くさむすび  でんじは

ニドリーノ NNマスキオ       タマゴ
Lv15
どくばり つつく
きあいだめ にどげり

ストライク NN キラ
Lv35
きりさく かまいたち
つばめがえし でんこうせっか



62:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/03(金) 19:11:33 ID:X00gi.2w

ハナダシティ

レッド「ようやく、町に来れたな。さっさとキラ以外のポケモンを回復してやらないとな…」

レッド「回復したら、早速ジム戦に向かうか…」

町人「アンタ、ハナダジムに用があろのかい?」

レッド「ああ、そうだが」

町人「あのジムリーダーは性格はアレだが、中々の美少女だぞぉ」

レッド「そうか。アリガトよ」スタスタッ

レッド「そうか…美少女なのか…」



63:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/03(金) 19:17:13 ID:X00gi.2w

ハナダジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

カスミ「アンタが挑戦者?ようこそ、ハナダジムへ。アタシはここのジミリーダー、名はカスミ!」ザバーンッ

レッド「アンタが美少女って言われるジムリーダーか。ふむ、確かに美少女だな…」

カスミ「なっ…///何真顔で恥ずかしい事言ってんのよ!子供の癖にっ///」カァー

レッド「胸は残念だがな」

カスミ「ブッ潰す!」ギロッ



64:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/03(金) 19:31:31 ID:X00gi.2w

カスミ「じゃあジム戦始めるわよ!使用ポケモンは3体!イイわねっ?」カチャッ

レッド「問題ない」カチャッ

カスミ「アタシの一番手はこの子よっ!貫け!トサキント!」ポーイッ

トサキント「トーサキンッ」ポンッ

レッド「水タイプ…ならばコチラは夢の国からの使者!ピッキーマウスだ!」ポーイッ

ピッキー「ピィィイキャキャキャッwww」ポンッ

カスミ「電気タイプ…ま、当然よね」

レッド「ピッキー!手始めに電気ショック!」

ピッキー「ピキャキャwww」バチバチッ

カスミ「だけどね、アタシのトサキントには電気は聞かないわよ!」

トサキント「トーサトサァ…」バチバチッ…

レッド「角に電撃を吸収したか…」

カスミ「アタシのトサキントの特性はひらいしん!電気技を無効にして、とくこうを上げる!」



66:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/03(金) 19:39:09 ID:X00gi.2w

カスミ「凄いのイクわよ!みずのはどう!」

トサキント「トサァ…!」バシャァァ!

ピッキー「ピキャ…w」

ざばぁぁぁん!

カスミ「いかが?特性でとくこうが上がったトサキントのみずのはどうは?」

レッド「水遊びには持って来いだな」

カスミ「何ですって!?」

ピッキー「ピキャキャッキャッwww」ピキーンッ

カスミ「ひ、ひかりのかべ…!?」

レッド「ポケセンから出た時技マシンで覚えさせた」



67:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/03(金) 19:46:25 ID:X00gi.2w

レッド「くさむすび!」

ピッキー「ピキャッwww」スッ

しゅるるるるっ…

トサキント「トサァ…!」ギシッ…

カスミ「まさか電気タイプ以外の技を覚えさせてたなんてね……。だけど!」

トサキント「トサァ…!」ギュルルルルルッ

レッド「!」

カスミ「トサキント!ドリルライナー!」

トサキント「トサトサトサァ……トサァ!」ギュルルルルゥ!

ピッキー「ピキャァァァアアアwww」チーンッ

カスミ「アタシのトサキントも水タイプの技だけじゃないのよねぇ」フフンッ

レッド「何処産のトサキントだ、ソレ…」

ピッキー「ピ…ピキャァ……」ピクッ…ピクッ



68:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 22:08:54 ID:fWMTMI3U

レッド「ならば、俺の二体目はコイツだ。特攻!マスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニドリー!」ポンッ

カスミ「ハッ!毒タイプって…。アンタ、自分のピカチュウが何タイプの技でやられたか忘れたの?」

レッド「撃てるもんなら、撃ってみな」

カスミ「ッ上等!トサキント!ドリルライナー!」

トサキント「トサァ……トサッ!?」ビリッ…

カスミ「麻痺ってる!?何で!?」

レッド「ピカチュウのピッキーの特性、せいでんき。直接触れた相手を麻痺状態にすることがある。気が付かなかったのか?」

レッド「後は一発でイきな。どくばり」

マスキオ「ニドッ」ドピュッ

トサキント「トサァッ///」ビクンッ



69:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 22:20:14 ID:fWMTMI3U

カスミ「トサキント…良くやったわ。次はお願い!ヒトデマン!」ポーイッ

ヒトデマン「ヘアッ!」ポンッ

カスミ「スピードスター!」

ヒトデマン「ヘアッ!」ピココココココッ!

レッド「ひかりのかべは継続中だ。マスキオ!そのまま突っ込んで、にどげり!プールに叩き落とせ!」

マスキオ「ニドォ!」ゲシッ

ヒトデマン「ヘアッ!」

ざばーんっ

カスミ「バカね!水タイプをプールに落とすなんて!水中から狙い撃つわよ!」

ヒトデマン「ヘア…」

レッド「プールに10万ボルト」

マスキオ「ニィドォ!」バチバチッ!

カスミ「しまっ…!」

バチバチバチィッ!!!



71:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 22:30:27 ID:fWMTMI3U

ヒトデマン「ヘア…」プカァ…

カスミ「ヒトデマン…」シュボッ

レッド「電気タイプのピカチュウを倒して油断したな。ニドラン系統のポケモンは、ある程度のタイプの技を覚えるからイイよな」

カスミ「やるわね…アンタ。だけどこの子はそう簡単に倒せるとは思わないでよね?」チャキッ

レッド「もちろんだ。ジムリーダーの切り札…。今までの二体とは一味違うのだろう?」

カスミ「じゃあ見せてアゲル…。アタシのエース!」ポーイッ

ギャラドス「ギャアァァァァッァァ!!!」ガオー!

レッド「デカいな…」

カスミ「この子がアタシのエース、ギャラドスよ!」



72:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 22:41:25 ID:fWMTMI3U

レッド「だが水と飛行タイプのギャラドスが切り札など…。電気技で倒して下さいと言っているようなものだな。10万ボルト」

マスキオ「ニィドォ!」バチバチッ

カスミ「飛び跳ねて!」

ギャラドス「ギャァァアオォォォォ!」ピョーンッ

レッド「あの巨体が飛び跳ねるか…」

カスミ「電気技なんて当たらなければ、どうと言う事はないわ!そのまま落下の速度を利用してアクアテール!」

ギャラドス「ギャアァァァァァ!ドォォォ!」ブオォォォン!

マスキオ「ニド…!」

ドッパアァァァァァン!!!

マスキオ「ニィドォ…」ピクンッ…ピクンッ

カスミ「っしゃぁ!一撃粉砕ッ!」グッ

レッド「………大した威力だな」



73:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 23:03:01 ID:fWMTMI3U

カスミ「さあ、アンタもラスト一匹!一体どんなポケモンを見せてくれるの?」

レッド「………仕方あるまい。行け、ライター」ポーイッ

ライター「リィザァァァ!」ポンッ

カスミ「え?炎タイプ?」ポカーンッ

レッド「ああ、正真正銘のな」

カスミ「アンタ、アタシをバカにしてるの!?水タイプのジムに炎タイプだなんて…!ナめるのも大概に……!」

レッド「ナメてなんかねえさ。寧ろ、今この状況で色々ヤバイのは炎タイプなんだぜ?」

カスミ「何を言って…」

レッド「忠告する。爆風に気をつけな。かえんほうしゃ」

ライター「リィィザァ!!!」ボォォォオオ!

カスミ「えっ……?」

チュドオオオオォォォォォォォォン!!!



76:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 23:16:56 ID:fWMTMI3U

………シュゥゥゥゥゥ

カスミ「ゲホッ…ゲホッ……。一体何ぃ…?」

レッド「水素爆発。マスキオの10万ボルトをプールに放つ事で水が電気分解されて、水素が発生し、ライターのかえんほうしゃで引火し、爆発を起こした。と言うのが真相だ」

カスミ「す、すいそ…?電気分解?」チンプンカンプン

レッド「詳しくはアニメの映画第二弾。ルギア爆誕を観ろ。そうすれば分かる」

カスミ「ふーんっ……て、そうだ!ギャラドス!?」

ギャラドス「ギャ……ギャオ……」ハァハァ…

カスミ「良かった…。まだ倒れてないみたいね」

レッド「あの爆発に耐えたのか…」

カスミ「って、アンタ!この戦法、アンタのリザードにもダメージが来るんじゃないの!?」

レッド「ああ、そうだな」

カスミ「そうだなって…。アンタ、それでリザードが倒れたら…!」

レッド「否。ライターは倒れん」

ライター「リィィザァァァアァ!!!」グオォォォ!

レッド「信じているからな」ニッ



77:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 23:26:46 ID:fWMTMI3U

カスミ「ウソ…。そんな大胆不敵過ぎでしょ…」

レッド「悪いな。それが俺達だ」

ライター「リザァ!」

カスミ「アハッ…こんな挑戦者初めてよ…。ったく…」

レッド「余所見している場合か?りゅうのいかり!」

ライター「リィィザァァ!」ゴオォォォ!

カスミ「こっちもりゅうのいかり!」

ギャラドス「ギャアァァァ!」ゴオォォォ!

ドオォォォォン!

レッド「威力は互角……当然か」

カスミ「トドメよ!はかいこうせん!」

ギャラドス「ギャアァァァァドオォォォォォ!!!」

チュドオオオオォォォォォォォォン!!!



78:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 23:33:26 ID:fWMTMI3U

カスミ「や、やった?」

レッド「大技を使うときは、ちゃんとタイミングを計って必ず当てな。さもなくば、技の後の隙を突かれて、すぐにヤられるぞ」

カスミ「えっ?」

レッド「ドラゴンクロー」

ライター「リィィイザッ!」ザシュッ

ギャラドス「ギャ…ァ……!」

どおぉぉぉんっ

レッド「こんな風にな」

カスミ「ギャラドス…」

レッド「俺の勝ちだ」



79:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 23:40:06 ID:fWMTMI3U

カスミ「あーあ、負けちゃった…」

レッド「アンタのギャラドス、大した攻撃力だった。ギャラドスの攻撃を一度でももろに喰らってたら、確実にヤられていた」

カスミ「どう見ても、アンタのすいそ?爆発の方が威力がヤバいでしょ」

レッド「ふっ」

カスミ「はい、コレがブルーバッジよ」

レッド「ああ。確かに頂戴した。………アンタ、よく見たら怪我をしているな」

カスミ「アンタの所為でしょ、バカ」

レッド「だから爆発に備えろと言っただろう」

カスミ「そんな事、急に言われてもどうしようもないわよ」

レッド「まあ、傷物にしたのは俺の落ち度だな。責任は取らせてもらう」グイッ

カスミ「えっ?」

レッド「今夜、ポケセンの俺の部屋に来な」



80:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/06(月) 23:45:25 ID:fWMTMI3U

チュンチュンチュンッ

カスミ「あうぅ……///」

レッド「カスミ、あんたのしおふき、見事なものだったぞ」

カスミ「アンタが上手過ぎるんでしょうが!この馬鹿ぁ///」ポカポカッ

レッド「くくっ…。可愛いな」スタスタッ

カスミ「うぅ……///ってレッド!アタシにこんな事して、ちゃんと責任とってくれるんでしょうね……ってもう居ない!?」



82:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/07(火) 18:44:57 ID:MISIMBS2

レッド「さて、次の町へと向かうか…」

ひゅうぅぅう……

レッド「風は北に向かっている…。あの橋の向こうに次の町があるのか」スタスタッ

?「あ…。あの人ってもしかして……」

レッド「あの橋の上…。かなりのトレーナーが居るな…」

?「やっぱり!レッドくん!」

レッド「あ?」

?「おーいっ!レッドくーんっ!」タッタッ

レッド「あっ………。まさか…ブルーか?」

ブルー「久しぶり!レッドくんっ!」ニコッ



83:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/07(火) 18:52:33 ID:MISIMBS2

レッド「三年ぶり…か?」

ブルー「もう三年になるんだねー」

レッド「何時からカロスから戻って来た?」

ブルー「レッドくん達が旅立ってから一週間ぐらい後かな?」

レッド「帰って来るなら先に言っておけよ…」

ブルー「あれ?帰ってくる一週間前に手紙だした筈なんだけど…?」

レッド「手紙?そんな物、貰ってねぇぞ」

ブルー「えっ?そんな筈は…」ゴソゴソッ

ブルー「………あっ。鞄の中にあったや」

レッド「ったく…」



84:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/07(火) 19:01:32 ID:MISIMBS2

レッド「だが何でお前がこんな所に居るんだ?」

ブルー「えっとね、レッドくん達を追いかけてきたんだよ」

レッド「あ?」

ブルー「わたし一人だけマサラに居るのもヤダだから、オーキドのジジィにフシギダネを貰って、追いかけて来ちゃった」テヘッ

レッド「そうかい」スタスタッ

ブルー「ちょっ!何でスタスタ行っちゃうのー!?」ガビーンッ

レッド「俺は孤高の一人旅をしたいんだ。付いて来るな」

ブルー「レッドくん、昔と雰囲気変わりすぎー!冷たくなってるよー!」

レッド「………誰の所為だと思ってるんだよ」ボソッ

ブルー「折角久しぶりに会えたんだから、もっといっぱいおしゃべりしようよー!」



85:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 21:59:49 ID:dsKdbTgI

――――
――
ライター「リィザァ!」ザンッ

マンキー「ウキャァー!」ドサッ

レッド「ふんっ」

ブルー「すっごーいっ、レッドくん!」

謎の男「おめでとう。商品にコレをやろう」ジィィガチャガチャッポロンッ

ブルー「きゃっ///一体ナニをっ!?」

謎の男「おじさんの金の玉だからね。そこのお嬢さん、好きなだけしゃぶっ…」プラーンップラーンッ

レッド「潰れろッ!」ゲシッ

謎の男「アウチッ!」チーンッ

レッド「汚いんだよ」ペッ

ブルー「レッドくん、流石にやりすぎなんじゃ…?」

謎の男「」ピクンッ…ピクンッ



86:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 22:49:41 ID:dsKdbTgI

25番道路

ブルー「ねえ、レッドくん。キラは元気?ジムバッジ、何個手に入れた?どんなポケモン捕まえた?」

レッド「………」スタスタッ

ブルー「………やっぱり突然引っ越した事、怒ってるの?」

レッド「………ブルー、次の町は本当にこの先にあると思うか?」

ブルー「!ううんっ、全然っ!」

レッド「………」

ブルー「だって、あるのは岬と一軒家だけだもん」

レッド「………」フゥゥ

ブルー「じゃ、じゃあ!この家の人に聞いてみようよっ」ガチャッ

ニドラン♂「助けてくれぇ―!」ピョーンッ

ブルー「わぁっ!」コテッ



87:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 22:58:06 ID:dsKdbTgI

ニドラン♂「イヤァー。人がやっときてくれたわー。これで助かるでぇ」

レッド「………ニドランが喋ったのか?」

ブルー「すっごーい!ニドランが喋ってるー!」キラキラッ

ニドラン♂「あんま驚かないでさかい。ワイの名は、マ…」

ブルー「出ておいでっ!ニドラン♀のガールちゃんっ!」ポーイッ

ガール「ニドォ!」ポンッ

ブルー「同じニドランだよっ。仲良くしてあげてね?」

ガール「………」ジィー

ニドラン♂「な、何や…?」

ガール「ニドォ///」ポッ

ニドラン♂「ハァ!?」



88:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 23:05:38 ID:dsKdbTgI

ガール「ニドォ!」ガバッ

ニドラン♂「ちょっ…!ヤメッ……アフンッ///」ビクンッ

ブルー「おぉ!いきなり仲良くなっちゃったねぇ!」

レッド「いや、どう見ても逆レイプだろ」

ニドラン♂「おどれら、話を聞け―!」ドーンッ

ニドラン♂「ワイは今はこんな姿やけど、ポケモンやない!人間や!」

ブルー「えー」

マサキ「ワイの名はマサキ。ポケモン預かりシステムの管理人や!」

レッド「ポケモン預かりシステム…。確か、六匹以降のポケモンを手持ちに加えようとした時に、勝手にどこかへと持ち去っていくシステムだったか?」

マサキ「何か犯罪システムみたいな言い回しやけど、大体はおおてるな」

ブルー「じゃあ何でニドラン♂の姿をしているの?趣味?」

マサキ「ちゃうわ!ちょっとしたシステムの誤作動で、ニドラン♂と合体してしもうて、元に戻れんくなったんや!」



89:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 23:12:44 ID:dsKdbTgI

レッド「…で、俺達に何をして欲しいんだ?」

マサキ「せや!ワイがそっちの装置の中に入るから、そこのレバーを引いてくれるだけで良いんや!」

ブルー「このレバー?」

マサキ「せや!じゃ、頼むでぇ!」トコトコッガチャンッ

ブルー「てーいっ」ガチャンッ

ウィンウィンウィン…ガチャッグチャッベキッボキッ……チーンッ

マサキ「いやっほーい!やっと戻れたでぇ!ホンマ、おおきにな」ガチャッ

レッド「何だ、意外と普通な奴だな」

ブルー「どーいたしましてっ!」

マサキ「せや!何かお礼せなアカンなぁ……」ゴソゴソッ

マサキ「おっ、エエもんがあったわ!このサントアンヌ号のチケット、お二人さんにあげるわ!」ピラッ

ブルー「えっ!?良いんですかっ!?」

マサキ「モチのロンや!」

レッド「あまり興味はないが、貰える物は貰っておこう」



90:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 23:25:53 ID:dsKdbTgI

マサキ「せや。お嬢ちゃんにはもう一個エエモンやるわっ!」スッ

ブルー「モンスターボール?」

マサキ「開けてみ」

ブルー「出てきてっ!」ポーイッ

イーブイ「ブイブイッ!」ポンッ

ブルー「あっ!カワイイ!」キラキラッ

マサキ「そいつはしんかポケモンのイーブイや!とっても珍しいやで!」

ブルー「イーブイって言うんだ…。じゃあポチだねっ!」

ポチ「ブ…ブイ?」



91:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 23:27:11 ID:dsKdbTgI

レッド「おい、俺にはないのか?」ガシッ

マサキ「いや、あんさんは、何だか感じが悪い…イタイイタイ!冗談や!冗談!こ、これで堪忍してくれやぁ」スッ

レッド「コレは?」

マサキ「高級ソープの会員証や」コソッ

レッド「………」ビリビリッ

マサキ「何するんや!」

レッド「俺は欲しい女は自分の魅力で手に入れる」ドンッ

マサキ「な…何て奴や……!」



92:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 23:31:25 ID:dsKdbTgI

ブルー「ねえ、マサキさん。このサントアンヌ号って何処で乗れるの?」

マサキ「それはクチバシティって言う港町で乗れるで」

レッド「おいっ!その町は何処にある!」

マサキ「ハナダシティを南に行って、ヤマブキシティを経由して行けるでぇ」

レッド「チッ、逆方向だったか…」

ブルー「じゃあ次の町はヤマブキシティだね」

レッド「さっさと行くぞ!」スタスタッ

ブルー「う、うんっ!」

マサキ「ホンマ、おおきにな~」



93:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/08(水) 23:34:13 ID:dsKdbTgI

レッド

手持ち 五匹        
リザード  ♂ NN ライター       ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv24                  Lv18
ドラゴンクロー かえんほうしゃ    でんきショック でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく      くさむすび  ひかりのかべ

ニドリーノ ♂ NNマスキオ       タマゴ
Lv20
どくばり つつく
10万ボルト にどげり

ストライク ♂ NN キラ
Lv35
きりさく はがねのつばさ
つばめがえし でんこうせっか



95:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/09(木) 21:53:04 ID:DLj8zyeg

――――
――

警備員「ヤマブキシティには通せんよー」

レッド「何でだよ」

警備員「理由は言えないけど、通せんよ。何か飲み物をくれたら別だけど」

ブルー「じゃあこの美味しいお水あげるから通してください」スッ

警備員「ダメダメ。こんな安っぽい水じゃ、ここは通せないよー。特上の飲み物じゃなきゃ」

レッド「この警備員、ぶっ潰したい」

警備員「乱暴したら警察呼んじゃうからね?」

レッド「チッ…」

ブルー「それじゃあどうやってクチバシティに行けば…?」

警備員「ちょうどそこにクチバシティ方面に繋がってる地下通路があるから、そこ通ればー?」

レッド「………仕方ねぇか。後で覚えてろ」



96:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/09(木) 22:01:22 ID:DLj8zyeg

――――
――
ブルー「ねえレッドくん。お腹空いた」

レッド「今は特に食い物なんて…イヤ、あった」ゴソゴソッ

ブルー「わっ。大きいタマゴ!どうしたの、それ」

レッド「前にシロナの姐さんから貰ったの忘れていた」

ブルー「シロナの姐さん?それって女の人?」

レッド「まぁな」

ブルー「へ、ヘー。どんなヒトなの?」

レッド「年上で、メチャクチャ別嬪で、色気があって、とても強いお姉様だ」

ブルー「へ、へー。年上で、きれいで、色気があって、とても強いんだぁ…」ピキッ

レッド「その人からこのタマゴと技マシンを大量に貰った」

ブルー「そ、そんな大きいタマゴ…。もしかして毒でも入ってるんじゃない?」

レッド「姐さんに限ってそんな訳……」

びくんっ



97:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/09(木) 22:06:03 ID:DLj8zyeg

レッド「!?」

ブルー「ねえ、そのタマゴ、動かなかった!?」

レッド「………ああ」

ピキッ……ピキピキピキッ……

ブルー「どんどんヒビが入ってくよ!」

レッド「あっ、そう言えばこのタマゴ…」

パカンッ

?「フカー!」ポンッ

ブルー「何か産まれた!」

レッド「そう言えばコレ、ポケモンのタマゴだった」

ブルー「何てポケモンなんだろ?」

レッド「サメみてぇだな……」ピッピッ

レッド「チッ。図鑑が認識しねぇじゃねぇか。あのジジィ、不良品渡しやがったな」

ブルー「使えないね、あのジジィ」



98:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/09(木) 22:10:54 ID:DLj8zyeg

レッド「一応、レベルと技は認識出来る様だな。タイプは分からねぇけど」

ブルー「サメっぽいから水タイプかな?」

レッド「その割には、水タイプの技を覚えてねぇけどな」

?「カフッカフッ」ガブリンチョッ

レッド「コイツ、俺の腕に嚙み付きやがった」

ブルー「レツドくんを親と認識してるのかな?」

レッド「しゃーねぇな。名前をつけてやるか。サメみたいだから、お前はフカヒレな」

フカヒレ「カフッ!」



99:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/11(土) 21:06:52 ID:viGx64ZY

会長「おや、キミ達、その腰のモンスターボール!もしかしてポケモントレーナーかな?」

レッド「あ゛?誰だ、じーさん」

会長「私は、ポケモン大好きクラブの会長です!キミ達はポケモンは好きかね?」

ブルー「はいっ。大好きですっ」

レッド「嫌いだったらポケモントレーナーなんてするかよ」

会長「それはそれは。とっても良い事ですなぁ。良かったら、ポケモンに関するありがたーい話を聞かないかい?」

レッド「イヤ、いいわ」

会長「うぅっ…」シュンッ

ブルー「ねぇ、レッドくん。ちょっと可哀想じゃない?話だけでも聞いてあげようよ」クイッ

レッド「………しゃーねぇな」

会長「そうかっ!ならば早速、我がポケモン大好きクラブの本部へ向かいましょうぞ!」



100:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/11(土) 21:12:40 ID:viGx64ZY

会長「では、ポケモンに関するありがたーい話をしてあげますかのぅ」

ブルー「はーいっ」

レッド「手短にな」

会長「では、何から話しますかな……。そう、あれは私が初めてポケモンに触れた時のお話…

10分後

会長「お風呂に入る時も、ご飯を食べる時も、眠る時も…いつも一緒でした…」

ブルー「仲良いですねぇ」

レッド「………」フゥゥ

30分後

会長「あの時、私を助けてくれたのが、愛しのあの子…」

ブルー「おぉっ」

レッド「ふあぁぁ…」



101:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/11(土) 21:21:35 ID:viGx64ZY

1時間後

会長「で、初めてあの子がタマゴを産んだ時は、まぁ…」

ブルー「へー」ブラブラッ

レッド「………」スヤスヤ

3時間後

会長「そして、私とあの子が初めてバトルをした時!あの子が進化したのです!」

ブルー「ポチ~♪」

ポチ「ぶいぶいっ」

レッド「………シロ…姐さ……アッ…ソコッ…」スヤスヤッ

5時間後

会長「………と、私とケーシィとの物語は、今でも続いています…。めでたしめでたし…」

ブルー「え、終わった?」

レッド「それはようござんしたねー」



102:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/11(土) 21:57:12 ID:viGx64ZY

会長「私の話を最後まで聞いてくれて、ありがとう。お礼にこの自転車の引換券をあげよう!」スッ

ブルー「わー!ありがとうございますっ!もうけー♪」

会長「さあ、キミにもこの自転車の引換券を…」スッ

レッド「いらん」キッパリ

会長「へ?」

レッド「自転車の引換券など、いらん」

会長「じゃあ、何がいるのじゃ?」

レッド「俺は自転車の引換券より、コッチの広告のブツの引換券が欲しい」ピラッ

会長「えっ…?コレは、ちょっと……」

レッド「あるのか?ないのか?」

会長「あるには、あるが…」

レッド「くれるのか?くれないのか?」ズイッ

会長「……わ、分かった」タジッ



103:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/11(土) 22:11:49 ID:viGx64ZY

ドルルルルンッ!ドルルルルンッ!ドルルルルルンッ!

レッド「………♪」

ブルー「すごい音だね…」

レッド「ハーレーポケッドソン…。ずっと欲しかったんだ…」ウルウルッ

ブルー「わざわざハナダシティに戻って、引き換えてもらって良かったね」

レッド「いずれこのハーレーポケッドソンで、サイクリングロードを走破したかったんだ」

ブルー「ごめん。その気持ちよく分からない」

レッド「あ゛?お前、昔テレビのハーレーポケッドソンのCM観ながら『ハードボイルドってかっこいいよね!』って言ってただろ?」

ブルー「あれ?言ったっけ?」キョトンッ

レッド「………」



104:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/12(日) 00:04:43 ID:jRPwncfI

クチバシティ

ドルルルルルンッ!キキィィィ!

レッド「往復でクチバシティに来ても、ちっとも辛くねぇな」

ブルー「ねえ、あの大きな船がサントアンヌ号じゃない!?行こーよ!」クイッ

レッド「折角、チケットも元・ニドランから貰ったしな。見学していくか」

ブルー「いやっほーい!」キャッキャッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!何でお前もサントアンヌ号に居るんだYO!?」ウネウネッ

レッド「………煩いのが出てきたな」



105:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/12(日) 00:15:52 ID:jRPwncfI

グリーン「このサントアンヌ号に乗船するには、すっごく高いチケットを買わなきゃいけないんだZE?さては盗んだな?」

レッド「盗むか、ど阿呆。そう言うおどれも何でここに居る」

グリーン「俺はグランパからチケットを貰ったんだZE!イヤッハァー!」

レッド「祖父の七光りが。成長しねーのな」

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!その言葉、聞き捨てならないなぁ?俺だって成長してるんだZE?お前、バッジ何個持ってるよ?」

レッド「二個だ」

グリーン「ハッ!二個ぉ?俺はついさっき、この町のジムリーダーを倒して三個だZE?俺の勝ちだなぁ!」

レッド「俺には色々ヤる事があったから、一つの町に滞在する時間が長くなっちまうんだよ。悪いか」

グリーン「そんなに言うなら勝負しようZE、レッドゥよぉ!今度は負けねーからなぁ!」チャキッ

レッド「ふんっ」チャキッ

ブルー「あ、もしかしてグリーンくんっ?」ヒョコッ

グリーン「えっ?そこのカワイコちゃんってまさか…ロリ巨乳!?久しぶりじゃねぇか!今何カップ!?」

ブルー「グリーンくんは変わらないねぇ。今はFカップだよ!」

グリーン「ヒュゥー!」



106:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/12(日) 00:33:41 ID:jRPwncfI

グリーン「グランパからカロスから帰って来た事は聞いてたけど、まさかロリ巨乳も旅に出てるとはなぁ!もしかして俺を追いかけてきた!?」

ブルー「ううんっ!レッドくんを追いかけてきたんだよっ!」

グリーン「あり?そうなの?」

ブルー「もしかしてショックだった?」

グリーン「うんうんっ!俺様すっごくショック~。なあ、レッドゥなんかより俺の部屋に来ない?ビギナーじゃなくてVIP部屋だZE?」

ブルー「えっ…でも……」チラッ

グリーン「豪華ディナーもついてるんだZE?なあ来いよぉ~?」グイッ

レッド「………行きたかったら、行けよ」



107:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/12(日) 00:36:33 ID:jRPwncfI

ブルー「えっ?」

レッド「このチケット、ビギナークラスみてぇだからな。そいつのVIPクラスの方がお前も良いだろ」

ブルー「レッドくん…、わたし……」

レッド「そっちの方は豪華ディナーも付いてるんだろ?めったに食えねぇもんは、食える時に食わないと損だぞ」

レッド「それに、どうもやっぱり俺はここの雰囲気は好かねぇ。先にジム戦でもして来らぁ」フゥゥ

グリーン「ホラ、レッドゥもああ言ってるから行こうZE、ロリ巨乳~」ウネウネッ

ブルー「う、うん…」シュンッ

グリーン「てな訳で、俺はロリ巨乳と楽しんで来るから、バトルはまた今度な~。ジム戦、まあまあ頑張りな~」

レッド「………」スタスタッ

ブルー「レッドくん……」



108:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/13(月) 23:24:01 ID:qsOCeBZA

クチバジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

マチス「ウェルカムトゥクチバジム!ミーはジムリーダーのマチスネ!」

レッド「外人か…」

マチス「イエェェス!チャレンジャー!キャンユースピークイングリッシュ?」

レッド「Soso.Such a thing ,Let's battle early.」チャキッ

マチス「Oh~。ソーリー! ジャア、ハジメマショウ!バトルは2対2デスヨ!ミーはデンキポケモンをツカイマース!カモンッ!ビリリダマ!」ポーイッ

ビリリダマ「ビリッビリリッ」

レッド「では早速の初陣を飾ろうか。フカヒレ」ポーイッ

フカヒレ「フカッ!」ポンッ

マチス「ホワッツ?ナンデスカ、ソノポケモンハ?」キョトンッ

レッド「俺にも分からん」

マチス「ソレニシテモ、フカヒレナンテオイシソウデスネ!じばく!」

ビリリダマ「ビリビリィィィィイ!!!」カッ

チュドオオオオォォォォォォォォン!!!



109:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/13(月) 23:41:48 ID:qsOCeBZA

………シュゥゥゥゥゥ

ビリリダマ「ビリッ…ビビッ…」ピクッ…ピクンッ

レッド「………開始早々、じばくかよ。えげつないな」

マチス「ワルクオモワナイデクダサーイ。兵は神速を尊ぶとイイマース!センテヒッショウ、ユダンタイテキデスヨ!」

レッド「ヤルキマンマン、イキヨウヨウと挑んだ結果がこれか…。俺もマダマダだな」

マチス「ソーイバ、アノ、アンノウンナポケモンハドコニ?」

レッド「既にボールに戻した。早く、アンタの次のポケモンを出しな」

マチス「ソーデスカ。デハ、ミーノラストノポケモンデス!カモンッ!ライチュウ!」ポーイッ

ライチュウ「ラァァアイ!」ポンッ

レッド「ふんっ。ピカチュウの進化系か…。ならばこっちは、あなをほる!」

フカヒレ「フカアァ!」ボコッ!

ライチュウ「ライィィッ!?」バコンッ

マチス「ホワッツ!?ソノポケモンハ、ダウンシテボールニモドシタノデハナイノデスカ!?」

レッド「兵は詭道なり。騙し討ちも立派な戦略だ」フゥゥ



110:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/14(火) 23:34:30 ID:3K9E5OME

マチス「ナンテ、ヒレツナチャレンジャーナンデショウ!」

レッド「卑劣上等。俺は俺の道を行く。さぁ、まだまだ試してみたいタクティクスがあるんだg…」

ぽんっ

ピッキー「ピキャキャッwww」

レッド「ピッキー、何勝手に出てきている」

ピッキー「ピキャッwピキャキャキャッwwピキャチュゥwwww」

レッド「何だと?自分の進化系相手にどれだけやれるか試したい?」

ピッキー「ピキャッwww」コクッ

レッド「ふっ。良いだろう。行って来い」

マチス「ホワッツ?ポケモンチェンジデスカ?」

レッド「ああ。一旦戻れ、フカヒレ」

フカヒレ「フキャアァァァ」ショボッ

マチス「ライチュウバーサスピカチュウ!オモシロイバトルニナリソウデス!」



111:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/14(火) 23:45:27 ID:3K9E5OME

マチス「センテヒッショウ!10万ボルト!」

ライチュウ「ラァァァイチュウ!!!」バチバチバチッ!!!

レッド「こっちも10万ボルトォ!」

ピッキー「ピキャァァァチュウゥゥwww」バチバチバチッ!!!

マチス「ナンジャクデスヨ!」

ライチュウ「ラァァァイ!」バリバリバリィィィ!!!

ピッキー「ピキャァァアwww」バチバチバチッ

レッド「やはり、パワーは彼方が上か…。ならばスピードで勝負!でんこうせっか!」

ピッキー「ピキャキャキャッwww」シュバババッバッ

マチス「ブロックシテ、ウケトメナサイ!」

ライチュウ「ラァイ!」ガシッ

ピッキー「ピキャッ!?ww」

マチス「ソノママ、たたきつける!」

ライチュウ「ラァァァイ!」ベシッ!

ピッキー「ピギャァアア!!!」ドサッ



112:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/14(火) 23:55:17 ID:3K9E5OME

マチス「ハッハッハ!コレダケノダメージ、モウスデニ、ダウンシテ…」

ピッキー「ピ……キャッキャッキャ…ww」ヨロッ

マチス「ホワッツ!?」

レッド「良く耐えた、ピッキー。今こそ下剋上だ」

マチス「ナニカ、キマスヨ!ユダンタイテキ!」

ライチュウ「ライッ!」

レッド「ちょうはつ」

ピッキー「ピィィキャッキャッキャッwwww」オシリペンペンッ

マチス「ホワッツ?」

ピッキー「ピキャキャキャキャッwwwピキャ?wwピキャキャッww」ベロベロバー



113:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 00:10:18 ID:BqxJ/Tig

ライチュウ「ラァァアイチュゥゥゥ………!!!」カチーンッ

マチス「アイニクデスガ、ミーノライチュウハ、フルウェポンナノデス!ちょうはつナンテ、イミハアリマセーン」ヤレヤレッ

レッド「No problem. ピッキー、逃げまくれ」

ピッキー「ピキャッwww」タッタッタッ

ライチュウ「ラァァァアイ!!!」ドムッドムッドムッ

マチス「ライチュウ!ソンナ、ムカツクピカチュウハツカマエテ、コテンパンニシテアゲナサイ!」

ピッキー「ピキャキャッwww」

レッド「捕まえれるなら捕まえてみろ、このデブ。だそうだ」

ライチュウ「ラアアアアァァァ!!!」ムキーンッ

ピッキー「キャッキャッキャッwww」タッタッタッピョンッ

ライチュウ「ラアアアアァァ!!!」ドムッドムッドムッ

すぽんっ

ライチュウ「ラ?」キョトンッ

レッド「挑発に乗られ過ぎたな、ど阿呆め」



115:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 00:20:10 ID:BqxJ/Tig

マチス「ライチュウ!ナンデスカ、ソノアナハ!?」

レッド「それはフカヒレが掘った穴だ。ピッキーにそこまで誘導させた」

ピッキー「ピキャッwww」ブイッ

マチス「ライチュウ!ハヤクソンナホールカラエスケープシナサイ!」

ライチュウ「ラァァァイッ!ラァァァイッ」ググッ

レッド「無駄だ。その穴は小型ポケモンが掘った穴だ。中型のライチュウが抜け出せる訳ないだろ」

ピッキー「ピィィィキャッキャッキャッwwwwww」ニマァァァ

ライチュウ「ラ……?」

レッド「さあ、ライチュウは身動きは取れない。後は好きなだけヤって良いぞ、ピッキー」ニヤッ

マチス「ヤ…ヤメテ!ストップ!プリーズストオォォォッップゥゥゥ!!!」

ライチュウ「ラアアアアアアア!!!」

ピッキー「ピィィィィイキャアァァァァァ………www」ポキッ…ポキッ……



116:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 00:24:06 ID:BqxJ/Tig

ベキッ!バキッ!ボキッ!グチャッ!

ライチュウ「ラ……ライ………」ピクッ……ピクンッ……

マチス「マ…マイリマシタ……ギブアップネ……アナタ、ヒレツスギマース」

レッド「どうでも良いから、さっさとバッジを渡せよ」

マチス「コレガ、オレンジバッジネ…。ココマデシナクテモ………」メソメソ

レッド「ふっ。オレンジバッジ。確かに頂戴した」

ピッキー「ピッピキャチュウッwwww」

フカヒレ「フーカフカフー!フカフカフッフッー!」



117:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 00:29:02 ID:BqxJ/Tig

レッド

手持ち 五匹        
リザード  ♂ NN ライター       ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv26                  Lv21
ドラゴンクロー かえんほうしゃ    10万ボルト でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく      くさむすび  ちょうはつ

ニドリーノ ♂ NN マスキオ       ??? ♀  NN フカヒレ
Lv23                      Lv7
どくばり つつく                たいあたり あなをほる
10万ボルト にどげり            りゅうのいかり りゅうせいぐん

ストライク ♂ NN キラ
Lv36
きりさく はがねのつばさ
つばめがえし でんこうせっか



119:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 22:32:20 ID:BqxJ/Tig

12番道路

レッド「………」

カビゴン「ぐおーぐおー」グゥゥゥ

レッド「………」ゲシッ

ぼよんっ

カビゴン「ぐおーぐおー」グゥゥゥ

レッド「………かえんほうしゃ」ポンッ

ライター「リザァァ!」ボォォォ

カビゴン「ぐおーぐおー」グゥゥゥ

レッド「………引き返すか」



120:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 23:01:05 ID:BqxJ/Tig

クチバシティ

レッド「そう言えば、ハナダシティの東側に別の道があったな。そっちの方に行くか…」ブルルルンッ

レッド「………」キキイィィィ

レッド「ブルーの奴、今頃サントアンヌ号のVIP室でグリーンとニャンニャンしてるんだろうな…」チッ

ブルー「レッドくん、呼んだ?」ヒョコッ

レッド「っブルー!?何でここにっ!?緑野郎と一緒に居たんじゃ…」

ブルー「ご飯ご馳走になって直ぐ別れちゃったっ。それでレッドくんの応援に行こうとしたら、ジムの外人のおじさんがもうどっか行ったって言ってたから、ポケセンでずっと待ってたんだよ?」

レッド「そうか…。、それで緑野郎はもう次の町に行ったのか?」

ブルー「うん。ヤマブキシティには入れないから、ハナダシティを東に抜けたとこのイワヤマトンエルって洞窟を抜けた先のシオンタウンって町に向かったみたい」

レッド「やはりハナダシティの東から行けたか…」

ブルー「ねえ、レッドくんも行くんでしょ?じゃあもうしばらく一緒に行かない?あっ、イヤならその…」

レッド「後ろに乗れよ」

ブルー「えっ?」

レッド「ハナダシティの東だろ?さっさと行くぞ」

ブルー「うんっ」ヒョイッ



121:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 23:09:24 ID:BqxJ/Tig

ちかつうろ

「なんでヤマブキシティに入れないんだよっ」

「あの警備員腹立つわ!」

ブルー「割とこの通路って色んな人が使ってるんだね」

レッド「あのクソ警備員とデブのポケモンが他の道を塞いじまってるからな。こことディグダの穴って所しか通れる道がないからな」

ブルー「後、サントアンヌ号での海路だね」

レッド「ったく…傍迷惑な……」

ドガース「ドガー」プカプカッ

レッド「何だ、このポケモンは」

ブルー「ドガースってポケモンみたい。こんな所に居るなんて珍しいね」ピッピッ

レッド「イヤ…、そもそも前に来た時、この地下通路に野生のポケモンなんて居たか…?」

ドガース「ドガァ…」ニマァ

レッド「ッ!?」



122:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 23:20:51 ID:BqxJ/Tig

ドガース「ドォガァァァ」プシュウゥゥゥ

モクモクモクッ………

ブルー「ゲホッ…ゲホッ…何コレェ……?」

レッド「無闇に吸うな!毒ガスだ!吸い過ぎたら死ぬぞ!」

ブルー「えっ!?」

レッド「しっかり捕まってろ!この地下通路に居たら危険だ!」ブロロロロロンッ!!!

「た…助けてぇ……」

「苦し…いぃ……誰かぁ…」

「おかーさーんっ!おとーさぁーんっ!」

ブルー「レッドくん!他にも人が!」

レッド「捨て置け!」

ブルー「そんなっ!」

レッド「今他人を助けてたら、自分が死ぬぞっ!分かってんのかっ!?」

ブルー「………下ろして」



123:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 23:29:20 ID:BqxJ/Tig

レッド「あ゛あ゛っ!?何言ってんだ、テメェは!」

ブルー「今目の前に死にそうになってる人たちを見捨てて、自分だけ助かるなんて…私はイヤッ!」

レッド「赤の他人の為に死ぬつもりかっ!」

ブルー「レッドくんが助けないって言うなら…私だけでも……!」キッ

レッド「ッ…チィッ!ブルー!フシギダネだ!」

ブルー「えっ?」

レッド「持ってるんだろっ!?フシギダネのつるのむちでこのハーレーに乗せれるだけ乗せろっ!分かったな!?」

ブルー「うっ…うんっ!出てきてっワンダー!」ポーイッ

ワンダー「ダネフッシャッ!」ポンッ

ブルー「つるのむちでこの人たちを乗せてっ!」

ワンダー「フッシー!」シュルルルッ

「おおっ…!」

「助かった…!」

「神様……っ!」



124:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 23:35:57 ID:BqxJ/Tig

レッド「行くぞッ!さっさとこの地下通路から脱出するっ!」

ブルー「レッドくんっ!まだ乗せれてない人たちが…!」

レッド「流石のもうこれ以上は乗せられねぇ!一旦出るのが先決だっ!」

ブルー「くっ……」

ブロロロロロォォォンッ!!!ドォォーンッ!キキィィィィイッッ!

「外だ…!」

「助かったぞ!」

ブルー「ハァ…ハァ…良かった…」

女性「待ってください!まだ中にウチの子がっ!」

男性「俺の親父もまだこの中にっ!」

レッド「クソがァッ!」ブロロロロンッ!!!

ブルー「レッドくんっ!」

レッド「テメェはそこに居ろッ!」



125:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 23:46:37 ID:BqxJ/Tig

「おかーさ……くるしいよぉ……」

「おぉ…ばーさんや……。今直ぐに後を追うから…の…」

がしっ!

レッド「坊主!じいさん!しっかり捕まってろ!」

ブロロロロロォォォンッ!!!

ブルー「レッドくんっ!」

女性「坊や!」

男性「親父ィ!」

「おかー………さ…………」ガクッ

「おぉ……むす…こ……よ…」ガクッ

女性「坊や…?坊や!坊やぁ!イヤァァァァァ!!!」

男性「ウソだろ…!?親父!親父ィィ!死ぬなよッ!お袋みたいに俺を置いてくなよッ!親父イィィィィィ!!!」

ブルー「う…ウソ……?何で…?どうして……?」ガクッ

レッド「………」



126:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/16(木) 00:18:04 ID:iqoBkSwY

prrrrrrr!prrrrrrr!ガチャッ

謎の男「ハイ、私です。無事、ハナダ、クチバ間の地下通路にドガースの毒ガスを散布する事が出来ました。どうやらドガースでは思った以上に致死状態に陥るのに時間が掛かるかと…」

謎の男「ハイ…ハイ……。では次はシオン、タマムシ間の地下通路にマタドガスの毒ガスで実験をします。では失礼します…」ガチャッ

チャキッ

キラ「ストライ…」

レッド「テメェだろ?あのドガースのトレーナーは」

謎の男「………」

レッド「だんまりしても無駄だ。さっきのポケギアの会話は全部聞いていた。次はシオン、タマムシ間の地下通路で実験だってか?」

レッド「ロケット団さんよぉ?」

ロケット団「クッ…!」チャキッ

ザシュッ ごとんっ

ロケット団「」ブシャー

レッド「………良くやった、キラ」シュボンッ

ブルー「レッドくん、警察の人達が……ってどうしたの、その赤いの?」

レッド「タダのケチャップだ」ゴソゴソッ



128:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/18(土) 09:01:59 ID:yhBqYmTM

ハナダシティ

カスミ「じゃあ、毒ガスを吸った人たちは、ハナダで預からせてもらうから」

レッド「悪ィなカスミ」ニコッ

カスミ「べ、別にっ!アンタの為とかそんなんじゃないからねっ!」プイッ

レッド「分かってらぁ」

カスミ「後、あの地下通路、当分は通行止めらしいわよ」

レッド「まあ、当然だろうな」

カスミ「で、アンタは旅を続けるの?」

レッド「当然だ」

カスミ「ハァッ…。どうしてこんな奴に惚れたんだろ…」ボソッ

レッド「………」ガシッ

カスミ「ちょっ…!?ナニ……///」

レッド「水着になれ」ジィィガチャガチャッ



129:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/18(土) 09:07:55 ID:yhBqYmTM

――――
――
ブルー「ねえ、レッドくん…って、どうして二人ともツヤツヤしてるの?」

レッド「さあな?」ツヤツヤッ

カスミ「///」ツヤツヤッ

レッド「それでブルーはどうした?」

ブルー「あのね、折角旅に連れてってくれたのに、悪いんだけど…その……暫く、ハナダに居てもいいかな?」

レッド「………」

ブルー「あの毒ガスを吸った人達が心配で……」

レッド「そうか…」

レッド「………」ポンッ

ブルー「えっ…」

レッド「先に行く。だからお前も後から追いついて来い」

ブルー「う、うんっ!」パァァ

カスミ「何だか良い雰囲気で悪いんだけどさ、何でアンタ等はピンピンしてるのよ?」

レッド「マサラの人間は丈夫なんだ」



130:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/18(土) 09:23:56 ID:yhBqYmTM

男性「オイっ!お前っ!ゲホッ…ゲホッ」

ブルー「あ、あの時の…。その、無茶しない方が……」

男性「うるさいっ!帽子の奴!何で俺の親父を真っ先に助けてくれなんだ!?」ガシッ

レッド「………」

男性「親父はもう足とか腰とか不自由で…!助けるなら俺より先に親父を助けてくれりゃあ良かったものを…!」

カスミ「ちょっとアンタ!レッドはアンタ達の命の恩人でしょっ!?それを忘れて…!」

男性「分かってる…!分かってるけどよぉ…!お袋を病気で亡くして直ぐに親父まで…!もう俺には家族がいねぇ……!気持ちが整理つかねぇんだよっ!」

男性「なぁっ!親父を返せよッ!頼むから返してくれよォ…!もうたった一人の家族なんだよぉ……!」

レッド「………アンタの親父を真っ先に助けなかったのは悪いと思っている。あの坊主を助けなかったこともな、そこに隠れている人妻さん」

女性「ッ!」コソッ

レッド「だが謝りはしない。そもそも俺には関係ない赤の他人だ」

レッド「だけどよ、そこに居る奴だけは責めないでくれよ?そいつは俺と違って、ハナから全員を助けようと必死だったんだからな」

ブルー「………」



132:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/22(水) 23:50:36 ID:AWqu2hz.

シオンタウン

ブロロロロロォォォンッ!!!キキイィィッ!

レッド「イワヤマトンネル、フラッシュ無くとも、ハーレーのライトが有れば、何の恐怖もないわ」

レッド「しかし、何だ。この町は……」

「でね…今日、彼氏をね…フフフ…アハハハハハッ」

『この恨み…忘れないからなァ……!』スー

「おおっ…!私のカワイイカワイイ、ガーディちゃん…。早く起きてよぉ…」

『わんっ!』スー

レッド「この町全体にとてつもない霊気が彷徨ってやがる…」



133:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/22(水) 23:51:11 ID:AWqu2hz.

レッド「しかも、この塔は一体何なんだ?」

グリーン「それはポケモンタワーって言って、死んだポケモンを埋葬して供養するための塔なんだZE!」

レッド「グリーンか」

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!お前もこの町に来たのかYO!」ウネウネッ

レッド「お前の存在はこの町には似合わんな」

グリーン「ハッ!そんな事言うなYO!それより、イイとこに来たぜ!お前もこっちに来いよ!」

レッド「?」



134:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 00:03:37 ID:YjI0jr3c

ポケモンハウス

グリーン「ココだ、ココ!」ガチャッ

レッド「何だこの家は?」

町人「ようこそ、いらしてくれました!ポケモントレーナーさん!」

レッド「どういう事だ?」

グリーン「実はな…」

町人「このポケモンハウスの経営者で、ポケモンタワーを作った、フジ老人と言う方が、ロケット団に捕まり、ポケモンタワーの屋上に立て籠もっているのです」

レッド「!?」

グリーン「だけど、まあこの町にゃポケモントレーナーが居ないらしくてよ、助けたくても助けれなくて、俺達みたいな旅のトレーナーに助けを求めてるって事よ」

町人「現在アナタ方二人と、ここに居る三人を含めて、五人のトレーナーさんが集まってくれましたっ!」

エリートトレーナー♂「僕達でフジ老人を助けようっ!」

エリートトレーナー♀「人助けもトレーナーとして当然よね」

海パン野郎「泳ぎたいぜ!」

グリーン「ま、そう言う事だな」

レッド「………」



136:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 22:18:45 ID:YjI0jr3c

少女「おにーちゃん達がおじーちゃんを助けてくれるの?」

カラカラ「カラァ?」

レッド「この子とこのポケモンは?」

町人「この子はフジ老人のお孫さんだよ。それと…」

レッド「?」

町人「このポケモン、カラカラは母親のガラガラをロケット団に殺されたんだ…。金の為にね」

エリ子「ヒドイ…」

エリ雄「許せないぞ!ロケット団!」

海パン「海パンがピッチピちだぜ!」

少女「私もおじーちゃんを助けに行く!ねっ、カラカラ!」

カラカラ「カラッ!」

グリーン「なっ?ここで名を上げりゃ、俺等もヒーローだZE?ここはいっちょ助けてやろうや?」

レッド「………俺には関係ない」フゥゥ



137:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 22:29:42 ID:YjI0jr3c

グリーン「なっ…!?レッドゥ!?」

エリ雄「さっきの話を聞いてなかったのかい?この人たちは困っているんだよ?」

レッド「ではもし、俺達が助けに乗り込んで、返り討ちに合い、死んだとしたらどうする?相手は人もポケモンも簡単に殺す連中だぞ?」

エリ雄「それは…」

レッド「それに、強行突破で人質のフジ老人が殺されたらどうする?その時は助けれなかった俺達に責任が来るんだぞ?」

エリ子「じゃあ、キミは臆病風に吹かれたって事?」

レッド「そう取るかはアンタ等次第だ」スタスタッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!」

ガチャンッ

エリ子「何よ、あの子」

エリ雄「彼はまだ子供だ。仕方ない。僕達だけで助けに行こう。ね、海パンくん?」

海パン「海パンの下からモッコリだぜ!」

町人「よろしくお願いします!」



138:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 22:42:43 ID:YjI0jr3c

レッド「………」スタスタッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!お前っ!一回止まれよ!」ガシッ

レッド「あんだよ?」

グリーン「お前さぁ?そんなに冷たい奴だったか?」

レッド「アイツ等は生温い。ロケット弾を相手にする事は、普通のポケモンバトルを挑むとは訳が違うんだ」

レッド「あんな生温いやり方では、アイツ等、死ぬぞ」

グリーン「ハードボイルドってのはそう言うもんなのか?仁義の漢じゃないのか!?」

レッド「お前ェ、ハードボイルドを勘違いしてないか?」

グリーン「何ィ?」

レッド「ハードボイルドとは、感傷や恐怖などの感情に流されない、『冷酷非情』、精神的肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表すんだ」

グリーン「それ、今のお前と矛盾してるだろ」

レッド「何?」ピクッ

グリーン「何が感情や恐怖に流されないだ!精神的肉体的に強靭だぁ!?今のお前はロケット団を怖がっているだろ!」



139:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 22:50:35 ID:YjI0jr3c

レッド「………俺はもう赤の他人の為に命を張るのは御免蒙る」

グリーン「………そうかよ、お前はそう言う奴だったんかYO!」ドンッ

レッド「………」ドサッ

グリーン「俺は、行くぞ」スタスタッ

とことこっ

少女「おにーちゃんはおじーちゃんを助けてくれないの?」ウルウルッ

カラカラ「カラッ?」ウルウルッ

レッド「………悪ィな、流石に命は張れねぇや」ナデッ

少女「うぅ…でも!私はおにーちゃんが助けてくれなくても!私もあの人たちと一緒におじーちゃんを助けるよ!」グッ

カラカラ「カラァ!」グッ

少女「私の力をみせてやるー!」トコトコッ

カラカラ「カラー!」トコトコッ

レッド「………ったく。あくまで命は張らねぇって話だっての」



140:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 23:02:44 ID:YjI0jr3c

ポケモンタワー

エリ雄「あがっ…!」

エリ子「きゃあっ!」

海パン「海パーンッ!」

エリ雄「ひ、卑怯だぞ!トレーナーに直接攻撃してくるなんて!」

したっぱ1「ハッハー!俺達は悪の組織だぜ?ポケモンバトルのルールなんて知るかよ!」

したっぱ2「だからこんなのも使っちゃうぜ!」チャキッ

バァンッ!

海パン「海ぱーんっ!」ドサッ

エリ雄「海パンくんっ!

エリ子「キャァァァ!」

海パン「死ぬ前に…海で……泳ぎたか……った…パンツ…」ガクッ

エリ子「し、死んじゃったぁ」ガクガクッ

エリ雄「この悪党め!行けっ!オゴリザル!」ポーイッ

オゴリザル「ウキャァァ!」ポンッ



141:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 23:14:04 ID:YjI0jr3c

したっぱ1「ヒィィ!オゴリザルだぁ!強そうだべぇ!」

幹部「下がっていろ」

したっぱ2「幹部さまぁ!」

幹部「行け、アーボック」ポイッ

アーボック「シャァァァボォック!」ポンッ

エリ雄「あなたが幹部か…!覚悟ッ!からてチョップ!」

オゴリザル「ウゥキャァ!」ブンッ

幹部「アーボック、ダストシュート!」

アーボック「シャアアァァ!」ゲボォォォ!

オゴリザル「ウギャアァァァ!」ドロォォ

エリ雄「オゴリザル!」

幹部「余所見してる場合か?」

エリ雄「えっ?」



142:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 23:24:44 ID:YjI0jr3c

がぶりんちょっ

エリ子「イヤアアァァァァァ!!!」

アーボック「シャー♪」マグマグッ

エリ雄「んんーー!んーーー!」ジタバタッ

幹部「のみこめ」

ごっくんっ

エリ子「う…うそ……?」

幹部「モンスターボールは吐き出しておけ。後でボスに献上する」

アーボック「シャッ」ペッ



143:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 23:34:59 ID:YjI0jr3c

エリ子「イヤアァァァァ!!!」ダッ

幹部「行け、サンドパン」ポイッ

サンドパン「サンッ!」ポンッ

幹部「きりさく」

サンドパン「サーンッ!」ザシュッ

エリ子「きゃあぁっ!」ビリッ…ビリビリッ!

幹部「お前達、後は好きにしろ」

したっぱ1「うへへへへっ」

したっぱ2「イイ身体してるじゃねぇか」ジュルリッ

エリ子「イ…イヤァ……」ウルウルッ

グリーン「マネー!みずのはどう!」

マネー「カァメェェェ!!!」バシャァァァンッ!



144:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 23:39:31 ID:YjI0jr3c

アーボック「シャボッ!?」ビシャァッ

幹部「チッ、新手か…」

グリーン「主役は遅れてやってくるんだぁYO!こうそくスピン!」ウネウネッ

マネー「カメェェ!」グルルルルルッ!

幹部「アイアンテール!」

アーボック「シャァボッ!」ブオォォンンッ!

ガキィィィィンッ!

グリーン「チッ!」

幹部「大した威力だ」

グリーン「鋼技を使っておいて、何を!」



145:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/23(木) 23:44:07 ID:YjI0jr3c

ガタッ

幹部「ッ!」

少女「あっ…!」

カラカラ「カラッ…!」

幹部「サンドパン!」

サンドパン「サァンッ!」バッ

少女「きゃっ……!」

グリーン「しまっ……!」

ブロロロロロォォォンッ!!!ドォォォオオンッ!

サンドパン「サァンッ!?」バコーンッ

幹部「何奴ッ!?」

グリーン「赤ァ!」

レッド「勘違いするなよ、俺は墓参りに来ただけだ」キキィィィ!

グリーン「へっ。やけにダイナミックな墓参りじゃねぇかYO」



146:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 21:20:29 ID:giMUzPsM

レッド「と言う訳で、墓参りの邪魔だ。さっさとお家に帰りな」

幹部「お家に帰るにはまだ遊び足りないのでな」

レッド「ふんっ。ならば俺がその遊び相手になってやるよ」ポーイッ

ライター「リィザァァ!」ポンッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!今は俺がバトルを…」

レッド「お前は今の内にフジ老人を助けに行け」ボソッ

グリーン「…!ったく、しゃーねぇなっ!」ダッ

したっぱ1「逃がすかっ!」

幹部「捨て置け!」

したっぱ2「しかし…」

幹部「結局助けても、逃げるにはここに戻ってこなくてはならない。ならば今はコイツを仕留めて、後から待ち構えていれば良い」

レッド「そうだぜ?今は俺と遊ぼうや」



147:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 21:28:10 ID:giMUzPsM

エリ子「あ、アナタ…」

レッド「オイ、アンタはその子を連れて、さっさと外に出な」

エリ子「で、でも……服が…///」

レッド「ほらよっ」ファサッ…

エリ子「あっ…」

レッド「それ貸してやるからさっさと行け」

エリ子「う、うんっ…///」

少女「おにーちゃんっ!助けてくれてありがとうっ!」

したっぱ1「女子供は逃がして自分はナイト気取りかっ!」

したっぱ2「若い奴が命張って粋がってんじゃねーよ!」

レッド「生憎、俺はナイトじゃない…ハードボイルドだ」ピンッ

幹部「ッ!?」

レッド「おらよっ!」ポーイッ

ピッカァーーーーッ!!!



148:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 21:35:55 ID:giMUzPsM

幹部「閃光弾ッ!?」

したっぱ1「うわああぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタッ

したっぱ2「目がァ…!目がアァァァァ!!!」ジタバタッ

レッド「ライター!ドラゴンクロー!」

ライター「リィザァ!」ザシュッ

幹部「アーボック!」

アーボック「シャァボッ!」

ガキィィィィンッ!

幹部「まさか子供が閃光弾を持っているとはな」

レッド「さっき買ってきた」

幹部「ふんっ。アーボック!後ろからアイアンテール!」

アーボック「シャァボッ!」ブオォォンッ!

レッド「その長い尻尾を利用して来たか…!」



149:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 22:29:39 ID:giMUzPsM

ガキィィィィンッ!

幹部「何っ!?」

レッド「ふっ。やるな、お前」

カラカラ「カラァ!」ギリ…ギリッ

幹部「さっきのガキと一緒にいたカラカラか……だが、サンドパン!」

レッド「!下かっ!」

幹部「あなをほる!」

ボコッ!

サンドパン「サンドパーンッ!」ドォォンッ!

レッド「ぐっ…!」ドサッ

ライター「リザアァッ!」ドサッ

カラカラ「カラァ!」ドサッ

幹部「さあ、アーボック。こいつ等を丸呑みにしてしまえ」

アーボック「シャア!」ガオー

カラカラ「っ!」



150:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 22:49:01 ID:giMUzPsM

――――
――
「追えー!」

「逃がすな!」

「シャァボック!」

「ガラッ!ガラガァラッ!」ザッ

「カラッ!カラカラァ…!」ギュゥ…

「ガラガァッ!」

「カラ…ッカラァ~~~!」ダッ

「子供が逃げたぞ!」

「逃がすな!」

「ガラガァッ!」ザッ

「邪魔をする気か…アーボック!」

「シャアァァァ!」ガバッ

「ッ!カラカァ!カラカァァァァアアッッ!!!」



151:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 22:54:24 ID:giMUzPsM

カラカラ「カラカァァァァァァアアッッ!!!」

ヒュンッヒュンヒュンヒュンヒュンッバキィィィッ!

アーボック「シャボッ!?」ドサッ

幹部「何っ!?一体何処から…!?」

レッド「アレは、ホネブーメラン…。まさかカラカラが…?」

カラカラ「カラ…?」

レッド「違う…じゃあ、誰が…?」

タチサレ……タチサレ………!

幹部「アレは……!」

レッド「ガラガラ…?」

ガラガラ『タチサレ……ココカラタチサレ………!』ボッ



152:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 22:59:23 ID:giMUzPsM

レッド「この感じ…霊か」

幹部「霊だとっ…!?そんなバカな…!」

ガラガラ『ケス……ロケットダン…ユルスマジ……!』

カラカラ「カラカァッ!」トコトコッ

ガラガラ『ッ!ボ…ボウヤ……!』

カラカラ「カラカァッ!」ギュゥ

ガラガラ『ガラァ……』ギュゥ

レッド「………」フッ

幹部「ダストシュート!」

アーボック「シャボォ!」ゲボォォォ!

フッ

幹部「アレ?」

レッド「オイ、今良い場面なんだから空気読めよな?」チャキッ



153:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 23:04:41 ID:giMUzPsM

ポケモンタワー7階

グリーン「ヘイッ!アンタがフジ老人か?」

フジ「如何にも。私がフジ老人だが、キミは?」

グリーン「俺はグリーン!あの有名なオーキド・ユキナリ博士の孫だZE!アンタを助けに来たZE!」

フジ「おおっ!あのオーキドくんの…!だがロケット団は…?」

グリーン「今、下で俺のダチが食い止めてる。さっさと戻ろうZE!」



154:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 23:08:23 ID:giMUzPsM

ポケモンタワー六階

グリーン「ヘーイッ!レッドゥ!……ってアレ?ロケット団は?」

レッド「今しがた郵送でお家に帰ったさ」

グリーン「は?郵送?」

フジ「おおっ!キミも私を助けに?」

レッド「イヤ、俺はただの墓参りさ」

グリーン「なあ、さっきから何か鉄っぽい匂いがするんだけど…?」クンクンッ

レッド「気の所為だろ」



155:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/24(金) 23:16:12 ID:giMUzPsM

ロケット団のアジト

したっぱ「ボス!今しがたシオンのポケモンタワーに滞在中の部隊からの捕えたポケモンが郵送で着きました!」

ボス「ほう…。それは楽しみだな」

したっぱ「結構な重さですよ!コレは期待出来ますね!」ズシッ

ボス「後で褒美をやらなければ……ッ!?」カパッ

したっぱ「こ…これって生く……オ゛エ゛エ゛ェェェ…」ゲボォォォ!

ボス「おぉ…っ!ジョンパニィ…!ポール…!ジロー…!何て姿に……!」フルフルッ…



156:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/25(土) 23:21:59 ID:wIRkBIqo

ポケモンハウス

フジ「キミ達のお陰で助かったよ。ありがとうっ」ペコッ

少女「ありがとうっ!」ペコリッ

グリーン「イヤイヤイヤッ」テレッ

レッド「死人は出ちまったがな」

フジ「……彼らには本当にすまないと思っている…。はした金だがご家族に謝礼金と墓を建てさせてもらったよ」

フジ「そうだっ。キミ達にも何かお礼を…」ゴソゴソッ

レッド「別に俺は…」

グリーン「レッドゥ!ここはもらっとこうZE!」

フジ「コレをやろう」スッ

レッド「笛か?」

グリーン「笛だな」

フジ「コレはポケモンの笛と言って、眠っているポケモンを無理矢理起こすことが出来るのじゃ」

レッド「ふんっ」スッ…

ぴ~ひゃらぴ~ひゃらっぱっぱっぱらぱ~♪



157:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/25(土) 23:28:35 ID:wIRkBIqo

少女「おもしろ~いっ!私にも吹かせて!」

ぷぴ~っ

少女「へへっ。おにーちゃんと関節キスだねっ♪」ニパァッ

レッド「ふんっ…」フイッ

グリーン「ほ~。レッドゥめ。良い思いしやがって…」ピー

フジ「あ、そっちは私のお古だから、私と関節キスじゃね♪」ニマァ

グリーン「う゛お゛お゛お゛ォォォ」オエェェェ

カラカラ「カラァッ!」クイッ

レッド「ん?何だ?」

少女「この子ね、おにーちゃんと一緒に旅がしたいんだって!」

カラカラ「カラッ!」グッ

レッド「ふっ。良いだろう。お前はこれからジュニアと言う名だ」

ジュニア「カラァッ!」



158:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/25(土) 23:34:03 ID:wIRkBIqo

グリーン「じゃあ、俺はもう行くZE!」

レッド「さっさと行けよ」

グリーン「ハッ!次会ったら今度こそバトルだからなっ!次は勝つからなっ!」ダッ

レッド「そうかよ」

レッド「………何か用か?」

エリ子「………コレ、アリガト」スッ

レッド「そう言えば、上着を貸してたな」

エリ子「後…助けてくれて……キャッ///」グイッ

レッド「用事を思い出した。今晩、俺の部屋に来な…」

エリ子「う、うん…///」

グリーン(アンタを助けたの俺だろーがっ!何だっ!?主人公補正かッ!)コソッ



161:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/26(日) 10:28:13 ID:vIs1r6jY

レッド

手持ち 六匹      
リザード  ♂ NN ライター       ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv29                   Lv25
ドラゴンクロー かえんほうしゃ     10万ボルト でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく       くさむすび  ちょうはつ

ニドリーノ ♂ NN マスキオ      ??? ♀  NN フカヒレ
Lv25                     Lv15
どくばり みだれづき            とっしん あなをほる
10万ボルト にどげり           りゅうのいかり りゅうせいぐん

ストライク ♂ NN キラ        カラカラ ♂ NN ジュニア
Lv39                    Ⅼv18 
きりさく はがねのつばさ        ほねこんぼう ずつき
つばめがえし でんこうせっか     きあいだめ  なきごえ



162:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/29(水) 18:13:37 ID:qtGdzNlc

タマムシシティ

レッド「やはり、こっちの地下通路の警備が厳重になっていたな。閃光弾も手榴弾も全部取り上げられた」

レッド「しかし、大した都会だな…。マサラとは大違いだ」

レッド「………寄りたい所があるが、先にジム戦に向かうか…」

老人「おおっ。お主、タマムシジムに向かうのか?」

レッド「ああ、そうだが?」

老人「あそこは良いぞぉ!若くて綺麗なピチピチのお姉さんしか居なくて、オカズには困らんっ!」

老人「特にジムリーダーのエリカはタマムシだけでなく、カントーに名を馳せる程の別嬪じゃっ!」

レッド「ほぉう…」フゥゥ

老人「良ければ、お主。儂の代わりに写真を取ってきてくれないかのぅ?儂、此間覗きがバレて、写真を没収されたのじゃ…」

レッド「………」スタスタッ

老人「出来れば、着替えの写真を……って、居なくなってしまったな」



163:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/30(木) 23:07:34 ID:DVLA9mAM

タマムシジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

エリカ「すーすー…」スヤスヤッ

レッド「おい」

アロマなお姉さん「エリカお嬢様!チャレンジャーさんですよっ。カワイイ男の子ですよっ!」ユサユサッ

エリカ「ふぇっ…?あっ…いらっしゃいませぇ。私がジムリーダーのエリカですよぉ」ファァァ

レッド「何かヤる気の無ェジムリーダーだな」フゥゥ

エリカ「あら、未成年が煙草なんていけませんよ?煙を吸いたいのであれば、このお香をお嗅ぎなさいな」モワーンッ

レッド「ふむ……なかなかイイ香りだな…。甘くて大人っぽくて妖艶な…」スンスンッ

エリカ「お気に召しましたか?」ニコッ

レッド「ああ。暫くこの部屋全体に広がる甘い雌の香りを嗅いでいたいものだな」

エリカ「ふふっ。そうやってチャレンジャーの戦意を削いでいくのが作戦なんですよ?」

レッド「ハッ…!俺とした事が…っ。相手の戦略に嵌ってしまった…」ガクシッ



164:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/30(木) 23:29:34 ID:DVLA9mAM

レッド「ただのおっとりした可愛いお嬢様って訳じゃないようだな」

エリカ「ふふっ。可愛いだなんて…照れちゃいますわっ」

レッド「御託は良いんだよ。早くバトルと行こうや」チャキッ

エリカ「そうでしたわね…。改めまして、私はタマムシジム、草を愛するジムリーダーのエリカ。使用ポケモンは三体ですわ」チャキッ

エリカ「そして、私の一番手はこの子ですっ!おいでませっモンジャラ!」

モンジャラ「もーんっ」ポンッ

レッド「草タイプ…ならば、こちらはライ…」

ぽんっ

ピッキー「ピィキャキャキャッwwww」

エリカ「あらカワイイ、ピカチュウ」

レッド「またお前は勝手に…。今回は出番は…」

ピッキー「ピィキャキャッwwwピキャッwピィィキャッキャッwww」

レッド「何?『吾輩は現在ジム戦皆勤賞なのであるwwwどうせならこのまま皆勤で頑張りたいのだwwwそれにバトルは相性で決まるものじゃないのではなかったかwww』だと?一理あるな」

エリカ「そのピカチュウでよろしくて?」

レッド「ああ、相性は俺のタクティクスでどうにかするさ」



165:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/31(金) 12:01:44 ID:CvlGbVRg

レッド「速攻ッ!でんこうせっか!」

ピッキー「ピキャッwww」シュバッ!

エリカ「あら、凄いスピードですわね」

レッド「草タイプは全体的に速度に欠けてる。ならばこちらはスピードで攻めるだけだ!」

エリカ「モンジャラ、つるのむち」

モンジャラ「モジャモジャー!」

シュルシュルシュルシュルシュルシュルッ!!!

ピッキー「ピキャッ!?」

レッド「何だッ!?この手数はッ!?」

エリカ「モンジャラは身体全体がつるに覆われたポケモン。故にモンジャラ系統程、つるを使った技に特化したポケモンはいません」

エリカ「例え、そのスピードでも、この量のつるを前には…」

しゅるるるっ

ピッキー「ピキャァッ!」ガシッ

エリカ「この通り」ニコッ



166:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/31(金) 12:10:09 ID:CvlGbVRg

レッド「ピッキー!そのつるから早く逃れろッ!」

ピッキー「ピィィwww」ジタバタッ

エリカ「無駄ですわ。モンジャラ、そのまま穴と言う穴につるを捻じ込みなさい」

モンジャラ「もんもーんっ」

ピッキー「キャァ…ピ…ッwwwキャッwキャッww」ジュブッズブズブッ

レッド「クッ…何て卑猥な…!触手プレイかよ…!」

エリカ「そのままメガドレイン」

モンジャラ「もんもんもんっ…」ジュルルルルッ

ピッキー「wwwww///」ビクンッビクンッ

エリカ「じっとしてて下さいね?直ぐに気持ち良くなりますから♪」

レッド「この女、Sだな…」



167:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/01(土) 18:28:42 ID:6F.XrdzU

レッド「だが、そんなにピッキーに触れてて良いのか?」

エリカ「えっ?」

レッド「ピッキー、その状態でも10万ボルト位は出せるだろう?」

ピッキー「ピwwww」バチッ…バチバチッ

ビリビリビリィィィ!!!

モンジャラ「モンンンンン!!!」ビリビリビリィ!

エリカ「モンジャラッ!」

モンジャラ「モン…モン」ビリッ…ビリビリッ

レッド「草タイプにゃ電気技の効果は薄いが、せいでんきのピッキーにお触りしている状態での10万ボルト、一撃で麻痺させるには十分だったな」

レッド「今度は捕まるなよ、でんこうせっか!」

ピッキー「ピィィキャッwww」シュバッ

モンジャラ「モォォオオンッ!」バコーンッ

エリカ「モンジャラ…よく頑張りましたね」ショボンッ

レッド「何だ、意外と脆かったな」

エリカ「元来この子は私の○○○○用のポケモンでしたので、あまり強くは育てて無かったのですわ」



168:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/01(土) 18:43:26 ID:6F.XrdzU

レッド「通りでピッキーへの責めが上手い訳だな。恐れ入るよ」

エリカ「お褒め頂き光栄ですわ」ニコッ

レッド「お嬢様の考えている事は分からんな」

エリカ「では私の次鋒を出すとしましょう。おいでませっフシギソウ!」ポーイッ

フシギソウ「ソウソウッ!」ポンッ

レッド「ジムリーダーが御三家だと?」

エリカ「ジムリーダーが御三家を使ってはいけないとは決まってはなくてよ?」

レッド「それもそうだな」

エリカ「じゃあ行きますよ、あまいかおり」

フシギソウ「フシィ…」モワーンッ

ピッキー「ピキャァ………www」ウットリ…

レッド「この香りはさっきの…」ウットリ…

エリカ「イイ香りでしょ?このあまいかおりは相手のポケモンだけでなく、トレーナーの判断能力を鈍らせます」



169:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/01(土) 19:05:40 ID:6F.XrdzU

レッド「クッ…頭がぼーっとする…」

エリカ「今の内に、メロメロ!」

フシギソウ「フゥシッ♡」キュピーンッ

ピッキー「ピキャッwww」ドキーンッ

レッド「しまった!」

フシギソウ「フシフシ♪」ナデナデッ

ピッキー「ピキャァ…///」メロメロ

エリカ「ふふっ。すっかりピカチュウはフシギソウの虜になりましたね」

レッド「チッ…。ちょうはつを撃つ前に…」

エリカ「さあ、たーくさんっ嫐って上げますね♪つるのむち!」

フシギソウ「フシッ!フシッ!」ビシバシッ

ピッキー「ピキャッ///ピキャッ///」ビクンッビクンッ

レッド「ピッキー!しっかりしろ!」

ピッキー「ピィキャァ…///」フリフリッ

エリカ「あらあら。自分からお尻を向けて善がるなんて……なんて変態サン♪」



170:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/05(水) 22:25:19 ID:LzGY7Qnk

エリカ「さあ、もっと嫐ってあげて差し上げなさい、フシギソウ。つるのむち」

フシギソウ「フシッ♪フシッ♪」ビシッバシッ!

ピッキー「ピ…ピ…///ピチュウゥゥゥゥッッ///」ドピュッ

レッド「………」

エリカ「あらあら。そのピカチュウはテクノブレイクで戦闘不能ですわね」

ピッキー「ピキャァ…///」ピクッ…ビクンッ

レッド「もう見てられん」ショボンッ

エリカ「貴方の次鋒、見せて下さいまし」

レッド「俺の次鋒は、コイツだっ!」ポーイッ

ライター「リィザァァッ!」ポンッ

エリカ「炎タイプのリザード…セオリー通りで来ましたわね…。ですが…」

フシギソウ「フシィ…」モワーンッ

エリカ「フシギソウのあまいかおりから逃れられますこと?」



171:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/05(水) 22:41:52 ID:LzGY7Qnk

レッド「二度も同じ手には食わん!」ブスッ

エリカ「何をしてますの?」

レッド「鼻栓だ」

ライター「リザァ!」ブスッ

エリカ「折角のイイ香りなのに、勿体ないですわね。ですが私のフシギソウにはまだメロメロが残ってますのよ?」

レッド「そんなもの…えんまくだ」

ライター「リザァ…」プシュウゥゥゥ

エリカ「これは…」

レッド「相手を魅了させる技など、姿さえ見えなければどうと言う事は無い」

エリカ「ですが、姿が見えないのは貴方も同じ…」

レッド「今こそ鼻を開放するんだ!あまいかおりがする方角にかえんほうしゃ!」

ライター「リィ…ザァァァ!!!」ボォォォオオ!

フシギソウ「フシャァッ!」

エリカ「フシギソウ!」

フシギソウ「フシィ…」ピクッ…ピクッ



174:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/06(木) 22:42:07 ID:eBU0Mz6c

エリカ「あまいかおりが仇になるとは思いもしませんでしたわ…。やりますわね、レッド様」ショボンッ

レッド「お褒めに頂き、光栄だ。エリカ嬢」

エリカ「ではここから小細工無しの真っ向勝負…。行きますわよ、私の大将!おいでませっラフレシア!」ポーイッ

ラフレシア「らぁふぅ」ポンッ

レッド「最後の最後に最終進化系か…」

エリカ「この子は強いですわよ…。にほんばれ!」

ラフレシア「らふぅ!」パァァァァ

レッド「日差しを強くしただと…?この状況で炎タイプを強くして何になる!かえんほうしゃ!」

ライター「リィザァァッ!」ゴォォォオオ!!!

エリカ「確かににほんばれは日差しを強くして、炎タイプの技の威力を上げます。私のラフレシアなど、一撃で葬れましょう…」

エリカ「………当たればですけど」ニコッ



175:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/06(木) 22:55:28 ID:eBU0Mz6c

シュバッ!

レッド「何ッ!?」

ライター「リザァ!?」

ラフレシア「らふらふらふぅ」シャバババババッ!

エリカ「ラフレシアの特性、ようりょくそ。日差しが強い時に素早さが上がる特性ですわ」

エリカ「この速度のラフレシア、貴方様に捉えられますか?」

レッド「………3時の方角だ!」

ライター「リザァァ!」ゴオォォォォ!!!

シュバッ!

エリカ「残念、残像ですわ。回り込んでどくどく!」

ラフレシア「らふぅ!」ボフンッ

ライター「ザアァァァッ!」ジュワアァァァ…

エリカ「続けざまにベノムショック!」

ラフレシア「らふらふぅ!」ゲボォォォ!

ライター「リザアアァァァ!!!」ジュワアァァァ…



177:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/06(木) 23:08:28 ID:eBU0Mz6c

レッド「毒タイプの技を続けざまに放つか…。えげつないお嬢様だ」シュボンッ

エリカ「ベノムショックは既に毒状態のポケモンに当てると、威力が上がる技ですわ」

レッド「アンタ、もう毒タイプのジムリーダーにでもなれよな…」

エリカ「私には毒は似合いませんわ。私にはおしとやかな草タイプが一番です」

レッド「その減らず口、直ぐに聞けなくしてやるよ」チャキッ

エリカ「それは楽しみですわね」ニコッ

レッド(と、言ったものの…。あのスピードに対応出来るのはキラしかいないな…。止むを得まい…)チャキッ

レッド「……ッ!?」ピクンッ

レッド(お前が行く気か…?だが相性やレベルが…)

レッド(………否、相性、レベル、そんな物に拘っていたらハードボイルドじゃねぇな…。何より、お前が行きたいのならそれを優先させるのもトレーナーの役目だ)チャキッ

レッド「お前に懸けるぞ!ジュニア!」ポーイッ

ジュニア「カラァ!」ポンッ



179:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/07(金) 23:43:39 ID:HdiNCNJk

エリカ「大将戦に地面タイプのカラカラ…。何か策でも有るのですか?」

レッド「さぁな?ただ一つ言えるのは、俺はコイツの戦いたいと言う思いに応えたまでだ」

ジュニア「カラァッ!」

エリカ「ふふっ。優しいお人。ですが、そんな事では私のラフレシアには勝てませんことよ?」

レッド「やってみなくちゃ分からんだろ、そんな事。つるぎのまい!」

ジュニア「カラカラァッ!」ジャキンッ

エリカ「攻撃力を上げて来ましたか…。ですが、力を上げた所で、ラフレシアのスピードを捉えなければ意味はなくてよっ!」

ラフレシア「らふふふふっ」シュバババッバッ

レッド「フィールドにほねこんぼう!」

ジュニア「カァラァッ!」ブオォォンッ!

グラグラグラッ!

ラフレシア「ラフッ!?」コテッ

エリカ「これは…じならし…?」

レッド「疑似じならしだ。技のスペースは大切だからな」



180:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 00:13:58 ID:SGYPAnng

レッド「奴が転んだ所を狙えッ!ほねこんぼう!」

ジュニア「カァラァッ!」ブオォォンッ!

エリカ「勝負を焦りすぎましたね…!どくどく!」

ラフレシア「らふぅん!」ボフンッ

ジュニア「カラァッ!」ジュワアァァァ…

エリカ「勝負は勝利を確信した時が一番危ういのですよ?」

ラフレシア「らふっ」ゲシッ

からんからんっ

エリカ「骨棍棒を落としたカラカラに勝機は無くてよ…?」

レッド「否、まだだっ!つばめがえし!」

ジュニア「カラァッ!」キッ

ザシュッ!

ラフレシア「らふぅぅっ!」

エリカ「もう一本の骨棍棒…!?」

レッド「その骨棍棒…太い骨はジュニアの母親のガラガラの形見だ。いざと言うときに隠し持たせていた」



181:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 00:34:33 ID:SGYPAnng

エリカ「太い骨…カラカラの攻撃力を上げる道具ですね…」

レッド「加えて、つるぎのまいによる攻撃力の底上げ、毒状態にさせほねこんぼうを蹴り飛ばしたことでの油断を突いた、つばえがえし…流石に相性やレベル差が合っても…」

ラフレシア「ら…らふぅ……」ムクッ

レッド「…!耐えたのか…」

エリカ「私のラフレシアを舐められては困りますわ」

レッド「流石はジムリーダーのエース…。このレベル差を一撃で覆すのは無理があったか…」

エリカ「いえ、貴方様の戦略、ポケモン達の力強さ、全て評価に値します…私も久々に身体が熱く滾ってしまいましたわ…」ゾクンッ

ですが、もうお仕舞です…。決めますわよ!ソーラービーム!」

ラフレシア「らふらふらふ……らぁふぅぅぅぅぅう!!!」ビイィィィィィムッ!!!

ギュオオォォォォォォォォオオオッ!!!

レッド「ッ!」

ジュニア「カラァッ!?」



182:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 00:48:22 ID:SGYPAnng

エリカ「消し炭になりなさいっ!」

レッド「チィッ…!ジュニア!太い骨を回天させろっ!」

ジュニア「ッ!カラァ!」グッ

ぶんっ…ブンブンブンブンブンブンッ!!!ゴオォォォォォォォォッッ!

エリカ「ソーラービームを太い骨を回天させて受け止めた…!?」

ジュニア「カラァ…!」ググッ…

レッド「ガラガラの太い骨は伊達じゃねェ!そのままラフレシアに弾き返せッ!」

ジュニア「カラカラカラカラァ…カァラァッッ!」

ギュオオォォォォォォォォオオオッ!!!

エリカ「不味い…!避けてっラフレシア!」

ラフレシア「らふぅ…!」

ドゴオォォォォォォォンッ!!!

レッド「天井に外れた…!」

エリカ「良かった…」ホッ



183:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 01:01:09 ID:SGYPAnng

パラッ…パラパラッ……

レッド「ッ!」

ドババババババババッ!!!

エリカ「天井が…!」

アロマなお姉さん「エリカお嬢様ァッ!」

ドシャアァァァァァンッ!!!

エリカ「……うっ、痛っ……くないっ?」

レッド「でぇじょうぶか、エリカ嬢…?」ダキッ

エリカ「レ、レッド…様……?」

レッド「怪我は無ェか?」

エリカ「は、はい…大丈夫…みたいです…///」



184:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 09:49:36 ID:SGYPAnng

レッド「悪かったな、ジムをこんなにしちまって」

エリカ「い、いえ…。偶に激しいバトルをしていれば、こうなる事もあり得ます」

レッド「しかし、フィールドがこんなになってしまったらバトルは中断だな。今回のバトルは無かった事に…」

エリカ「いえ、その必要はありません」スッ

レッド「これはバッジ…。だが…」

エリカ「最後のソーラービーム返し、アレが直撃していれば、負けていたのはこちらです」

エリカ「それに、あのつばめがえしで既に私のラフレシアは体力の限界でしたわ。それに対して貴方のカラカラは毒状態になっているだけ。ですから、この勝負…貴方様の勝ちでございますわ」ニコッ

レッド「………そうか。ならば好意に甘えさせて…ッ痛」ジンッ

エリカ「大丈夫ですかっ!?もしかして落石から私を庇った時に…」

レッド「大事ない…。それより、俺には行かなky…」

エリカ「ダメです!今晩は私のジムで安静にしていて下さい!」グイッ

レッド「………」



185:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 09:55:19 ID:SGYPAnng

タマムシジム・寝室

エリカ「ご加減は如何ですか?」

レッド「ああ、でぇじょうぶだ。迷惑をかけたな、エリカ嬢」

エリカ「いえ。それにレッド様は私を助けてくれたじゃないですか…」

エリカ「あの時のレッド様…とても……///」ポッ

レッド「………」グイッ

エリカ「きゃっ…。レッド様…///そんな…怪我されたばかりなのに…んん…っ///」

レッド「ん……っ、知るか、そんな事…」



186:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 09:59:10 ID:SGYPAnng

チュンチュンチュンッ

レッド「……まさか、母乳を出せるとはな…」フゥゥ

エリカ「すみません…///体質なもので…」

レッド「いや、謝るな。俺にとっては嬉しかったぞ」ニコッ

エリカ「レッド様…///」ウットリ…

レッド「では、本当に世話になったな、エリカ嬢…」スッ

エリカ「お待ちになって!」クイッ

レッド「ん?」

エリカ「もう一晩…もう一晩だけ、一緒に居てくれませんか…?」

レッド「………」



187:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/08(土) 10:04:50 ID:SGYPAnng

チュンチュンチュンッチュンチュンチュンッ

エリカ「ああ…っ///レッド様の激しい攻め…、私に癖になってしまいましたわ…///」

レッド「アンタ、バトルの時のSっ気は何処に行った…」

エリカ「レッド様の所為で、私Mに目覚めてしまいましたわ…///」

エリカ「見て下さいまし…。レッド様のやどぎりのたねがこんなにも私の中に…///」クパァ…ドロォ…

レッド「………もう、俺は行くぞ…」スッ

エリカ「また、私に会いに来てくださいますか…?」

レッド「多分な…」

エリカ「その時を楽しみにお待ちしております、旦那様♪」ニコッ

レッド「………」



190:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/11(火) 11:25:28 ID:ksjBEMNs

タマムシシティ・路地裏

レッド「………」スタスタッ

レッド「確かにあの郵送のあて先はタマムシシティだった…」

レッド「つまり、この町のどこかにロケット団のアジトが有る筈だ…」キョロキョロッ

女ロケット団「………」スタスタッ

レッド「………ビンゴ」ニヤッ

レッド「オイ、アンタ」

女団員「ん、何だ。私は忙しいんだ。子供と遊んでいる暇は……キャッ」ドンッ

レッド「ちょっと話が有るんだが、俺の部屋に来てくれや」グイッ

女団員「ハ、ハイ…///」カァー



191:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/11(火) 12:00:49 ID:ksjBEMNs

ゲームセンター

レッド「この地下か…」ツヤツヤ

女団員「そうよ。このポスターの裏のボタンを押したら…」ツヤツヤ

ぽちっ ごごごっ

女団員「地下への階段が出てくるの。そこにロケット団のアジトがあるわ」

レッド「では案内してくれるか、お姉さん?」ニコッ

女団員「っ///ええっ、キミみたいな子は大歓迎よっ!」キュンッ



192:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/11(火) 12:20:53 ID:ksjBEMNs

ロケット団アジト

したっぱ「お帰りなさいませっ!女幹部様!」ピシッ

レッド「アンタ、幹部だったんだな」

女幹部「そうよ。キミは女幹部である私に気に入られたんだから、もっと誇ってイイのよ?」フフンッ

したっぱ「女幹部様、この子供は…?」

レッド「本日付でロケット団に入団させてもらう、レ…ロッソだ。よろしく頼む」

したっぱ「こんな子供がロケット団に入るだとぉ?ロケット団に入るには学科、実技、面接をクリアしなければいけないんだぞ!その前にお前みたいな子供が…」

女幹部「私の推薦だ。文句はあるまい」

したっぱ「女幹部様の…?それなら…」

女したっぱ「あの、女幹部様。この子ってそんなに凄いんですか?」

女幹部「ああ、色々スゴかったよ。房中術が半端なくてな…///私、この子のテクニック、癖になっちゃいそう…///」ウットリ…

女したっぱ「へー!そんなにスゴいんですかぁ…。ねえ、今度私とも相手してくれる?」

女したっぱ2「あ、私も相手して欲しいー!」

女したっぱ3「私もー!」

レッド「イイぜ、後で全員相手してやるよ」フゥゥ



193:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/20(木) 22:41:07 ID:W0FmgvRI

したっぱ「じゃあ推薦での入団は学科、実技が免除されて、面接だけになるんだが…」

女幹部「そう言えば、ボスは何処に?」

したっぱ「ボスなら…」

ボス「呼んだかね?」

したっぱ「さ、サカキ様っ!」ビシッ

レッド(コイツが、ロケット団のボス…)

サカキ「む、この子は誰かね?」

女幹部「ハッ。この子は推薦入団を希望している子です!」

サカキ「ほう…。女幹部、キミの推薦かね?」

女幹部「ハイッ!」

サカキ「成程…。キミ、名前は?」

レッド「……ロッソです」

サカキ「そうか。ではロッソ君。面接を始めるから私の部屋に来たまえ」

レッド「はい」



194:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/20(木) 23:03:34 ID:W0FmgvRI

サカキの部屋

サカキ「かけたまえ」

レッド「……はい」スッ

サカキ「そんなに固くならなくて良い。気楽に行こうではないか」

レッド「………よろしくお願いします」コロコロッ

サカキ「では簡単に我がロケット団の概要を話そうか。ロケット団はカントー、ジョウトを中心に2000人近くの団員で結成された秘密結社だ。主にポケモンや人身、兵器の売買、生物実験などの悪い事を専門にしている。そのことは知っているね?」

レッド「はい、重々承知しております」

サカキ「よろしい。だが、その真の目的はカントー、ジョウトのみならず、ホウエン、シンオウなど多くの地方の征服にある。その為には多くのポケモンや人材、資金が必要なのだよ」

サカキ「だが最近は入団する人間も年々減っていき、団員が任務先の事故やポケモン教会や警察との戦闘で殉職したり、自分から辞めて行ったりしている」、

サカキ「故にキミみたいな積極的な若い戦力は大歓迎だよ」ニコッ

レッド「ありがとうございます」ペコリッ

サカキ「ロケット団は月給28万で三食昼寝付、無料の寮などを設備しており、最近では若手の教育にも力を入れている」

サカキ「だが、キミみたいな推薦入団の特待生は初給32万で、強力なポケモンの支給、寮はもちろん、ロケット団系列の施設のは永久無料で使用出来、最終的には一個小隊を与えられる。中々の好待遇だろう?」



196:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/20(木) 23:23:12 ID:W0FmgvRI

サカキ「おっと話が長くなってしまったね。ではまずはキミが我がロケット団に入団しようと思った理由を聞こうか。何せ根っこからの悪の秘密結社だ。普通の人間ならまず入りたがらない。それなりの理由があるのだろうね?」

レッド「他者を虐げ、社会に反抗する力が欲しかったからです」

サカキ「ほう…」

レッド「この行き詰った社会では私は自由になれない。未成年は煙草を吸うなとか、酒を飲むなとか、女遊びするなとか…」

レッド「そんなの俺の勝手だろう。他者にとやかく言われるような事ではないだろうと、毎日毎日憤っていました」

レッド「私は今の世の中を壊したい。ただそれだけです」

レッド「故に私は、反社会勢力であるロケット団に入団を希望しました」

サカキ「………ふっ。素晴らしい悪の…反骨の魂だ。キミはロケット団に向いている。気に入ったよ」

サカキ「合格だ。キミは今日からロケット団の一員だ」ニコッ

レッド「ありがとうございます」ペコッ

サカキ「私はキミが気に入ったよ。どれ、特待生の特権でもう一つ欲しい物をやろう」

レッド「そうですか…。じゃあ……」カチッ

レッド「アンタの首、くれよ」



197:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/22(土) 00:36:04 ID:MY5HUB4E

チャキッ

キラ「ストライ…」

サカキ「………ふっ。成程」

レッド「少しでも変な動きをしたら、キラがアンタの首を撥ねるぞ」

サカキ「このストライク、キラと言うのか…。成程、悪を裁く正義の神に相応しい名だな」

レッド「正義なんて崇高なもんじゃねぇよ」

サカキ「では私の首を取って何を欲す?金か?名誉か?それとも権力か?」

レッド「テメェらロケット団がしょっちゅう俺のハードボイルドな旅の先々で事件を起こすから、目障りなだけだ」

サカキ「そうか…、それはすまなかったね」

レッド「そう思うなら、さっさと縛に着いて死刑台にでも送られてやがれ」



198:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/22(土) 00:51:34 ID:MY5HUB4E

サカキ「だがそうもいかない。私はただ欲しいのだ。この世の全てを。ポケモンも金も女も部下も権力も…」

レッド「己が欲するがままに悪事を働く…。壊滅的に独善的割、短絡的な思想…。まるでガキだな」

サカキ「男とはそう言うものだ」フッ

レッド「違いない」フッ

レッド「だがアンタのその下らない欲望の為にどれだけのポケモンや人間が犠牲になったんだろうな」

サカキ「知りたいかね?我がロケット団では324人が逮捕、52人が殉職。ポケモン協会及び警察権力、59人が殉職。民間人、41人が犠牲。略奪したポケモン27501匹、内、売買したのは9975匹、駆除したのは351匹、残りは戦力とした」

レッド「………大した記憶力だな」

サカキ「私の為に犠牲になった者達の名は全て記憶している…」



199:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/22(土) 09:41:58 ID:MY5HUB4E

サカキ「だが最近の部下の殉職者がいささか妙でな…。皆、大きな鎌のような物で首を撥ねられているのだ」

レッド「………」

サカキ「それに…」ペロッ

キラ「ストッ!?」ビクッ

レッド「おい、妙な真似はするなと…」

サカキ「このストライクの鎌…、血の味がするな…。ポケモン…?否、人の…シオンタウンに配置していたジョンパニィの血の味だ…」

レッド「………!」

サカキ「シオンタウンではジョンパニィ…ポール…ジロー…。地下通路ではジャムバコタ…おつきみやまではキュモール…ナツミ…ポピー…。皆、愉快でエレガントな生き様だっただろう…」

サカキ「全て、キミの仕業じゃないのかい…?ロッソ君?」ギロッ

レッド「………もう良い、喋るな。斬れ」

サカキ「良いのかね?」

チャキッ

レッド「ッ!?」

スピアー「スピッ」

サカキ「少しでも変な動きをしたらスピアーの針がキミの脳天を貫くぞ?」



200:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/22(土) 09:54:57 ID:MY5HUB4E

レッド「………」

キラ「………」

サカキ「………」

スピアー「………」

サカキ「………ここは一旦互いにポケモンを仕舞うとしようか」ショボンッ

レッド「………そうだな」シュボンッ

サカキ「そうそう…キミが欲していたのは私の首だったな…。そうだな…、ポケモンバトルで勝てたら譲ろう」

レッド「………このアジトに居る奴らを全員を一気に相手してか…?」

サカキ「イヤ、場所はこの部屋。相手は私一人だ」

レッド「………信じられるとも…?」

サカキ「私は悪の秘密結社のボスであるが、その前に一人のトレーナーだ。私は決闘を邪魔される事をもっとも嫌う」

レッド「………良いだろう。だがその首は必ず貰い受けるぞ、サカキ殿…」チャキッ

サカキ「望むところだ……」チャキッ

サカキ「さあ………ポォケモォォォンバトォォォォオルゥ!始めようかァァッ!!!」



201:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/28(金) 23:01:12 ID:ua/R9L5Y

レッド「コイツ、戦闘狂か…!行けっマスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニドォ!」ポンッ

サカキ「ならば…!ニドクイン!」ポーイッ

ニドクイン「ニドォ!」ポンッ

レッド「みだれつき!」

マスキオ「ニドッニドッニドッニドッニドォッ!」ザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッ!

サカキ「良い攻撃だ!だが…!」

ニドクイン「ニドォ…」ニヤリッ

サカキ「些か、攻撃力が足りないなァ!」

レッド「そうかよ…!なら今直ぐでも攻撃力を上げてやるよ!」ポーイッ

サカキ「アレは…月の石か…!」

マスキオ「ニドオッ!」タッチ!

ふぉんふぉんふぉんっ…

マスキオ「ニィドォキィィイングッ!」パッパラー

サカキ「ニドキングに進化させたか!面白い!」



202:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/11/28(金) 23:13:29 ID:ua/R9L5Y

レッド「マスキオ!あばれる!」

マスキオ「ニドォ!ニドォニィドキィィン!」ドタバタッ

ニドクイン「ニィ…!」グッ

サカキ「成程…攻撃力は上がったようだな…。だがァ…!」

ニドクイン「ニドォ……!」ググッ

マスキオ「ニドォ!?」フワッ…

サカキ「レベルが足りんわァ!ばかぢから!」

ニドクイン「ニィドォォォオ!!!」ブオォォンンッ!

どおぉぉぉぉぉんんっ!!!

レッド「マスキオ!」

マスキオ「ニドォ…」ピクッ…ピクンッ

サカキ「その程度のレベルでニドクインお姉ェさんに勝とうなど、片腹痛いわ!」



208:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/01(月) 17:48:28 ID:JJAdGuV.

レッド「………次はお前だ!ジュニア!」ポーイッ

ジュニア「カラッ!」ポンッ

サカキ「カラカラか…。悪くないチョイスだ!」

ジュニア「ッ!カラァ…!」ギロッ

サカキ「む?」

レッド「コイツは母親をテメェらロケット団に殺された。コイツは今、子供でありながら、母親の敵であるテメェらに憤っている」

ジュニア「カラァ!」プンプクリンッ

サカキ「面白い!その小さな身体に宿した怒りの力!この私とニドクインお姉ェさんが全て受け止めてやろう!」バッ

ニドクイン「ニィドォ!」バッ

レッド「怒りを力に変えろ!つるぎのまい!」

ジュニア「カラカラァッ!」シャキーンッ



209:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/02(火) 00:42:24 ID:q6hwc.qI

レッド「ほねこんぼう!」

ジュニア「カラァッ!」ブオォォンッ!

サカキ「攻撃を受けろ!」

レッド「何だとッ!?」

ガンッ!

ニドクイン「ニドォ…」ニヤッ

レッド「チッ…!連続でほねこんぼう!」

ジュニア「カラッ!カラッ!カラッ!カラッ!カァラァッ!」ブンッブンッブンッブンッブオォォンッ!

サカキ「全てその身で受け止めてやれ!」

ニドクイン「ニドォォオオ!」バッ

ガンッガンッガンッガンッガアァァンッ!

ニドクイン「ニドォ…!」ピンピンッ

レッド「何…だと……!?」

ジュニア「カ…カラァ…!?」

サカキ「これだけ殴れば気が済んだだろう?ニドクイン、母親の温もりを失った哀れな少年に、お姉ェさんの愛の抱擁をくれてやれ」パチンッ



210:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/02(火) 00:48:15 ID:q6hwc.qI

ニドクイン「ニィドォ…」ニコッ

ジュニア「カ…カラァ……」ビクビクッ

だきっ

ニドクイン「ニドォ…」ムギュゥゥゥゥ

ジュニア「カラァァァァァアアッッ!!!」グキッバキッベキッ…

レッド「ジュニア!」

ニドクイン「ニドォ」ドサッ

ジュニア「カ…カラァ…」ピクッ…ピクンッ

レッド「ジュニア…すまん」シュボンッ

サカキ「流石はニドクインお姉ェさん!子供のあやし方が上手いものだ。後はゆっくり休め」シュボンッ



212:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/02(火) 23:19:26 ID:q6hwc.qI

サカキ「どうした、ロッソ君!キミの力はこんなものではないだろうッ!?」

レッド「チッ…!行けッフカヒレ!」ポーイッ

フカヒレ「フカッ」ポンッ

サカキ「ほう…。中々珍しいポケモンを使ってくるな…。ならばコチラはスピアー!」ポーイッ

スピアー「スピッ!」ポンッ

レッド「来たな、蜂ヤロー!」

サカキ「私のスピアーは強いぞ」

レッド「紙耐久がほざきやがって!りゅうせいぐんッ!」

フカヒレ「フカフカァ……フカァ!」

ひゅぅ~~~~パアァァァァァンッ!ドドドドドドドドドッ!!!

サカキ「ほう…。これはまた強力な技を使ってくる…。こうそくいどう!」

スピアー「スピッスピッスピッ!」ブンッブンッブンッブゥゥゥゥゥンッ

レッド「アレを躱すか…」

サカキ「確かに強力な技だ!私のスピアーでなければやられていただろうッ!」

レッド「………あなをほる!」



213:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/02(火) 23:45:51 ID:q6hwc.qI

サカキ「スピアー!真下にダブルニードル!」

レッド「ッ!待てッフカヒレ!止まれッ!」

ぼこっ!

フカヒレ「フカッ?」

スピアー「スピッ!」ザシュザシュッ

フカヒレ「フキャァッ!」グサグサッ

レッド「フカヒレ!」

サカキ「あのりゅうせいぐんで上に注意を引かせた後、直ぐに真下から攻撃するとは見事ォ!だが残念だったな!読んでいたわァ!」

レッド「にゃろうっ…」

サカキ「では次はコチラから攻めよう!ミサイルばり!」

スピアー「スピピピピッ!」ドドドドドドドッ

レッド「何処狙って…?………ッ!?」



214:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/03(水) 00:01:12 ID:laJT58FE

ガガガガガガガガガガガッ!!!

フカヒレ「フキャッ…!フキャァ…!」

レッド「フカヒレ!」

サカキ「キミのりゅうせいぐんを真似させてもらったよ。ミサイルばりを天井に向けて放ち、天井で跳ね返って来たミサイルばりが雨の如くフィールドに降り注ぐ…」

サカキ「これでは身動きとれまい?」

レッド「チッ…!あなをほるでミサイル雨から逃れろ!」

フカヒレ「フキャッ!」ボコボコッ

サカキ「………一つ忠告しておこう。私の前ではあなをほるは止めておいた方が良いぞ」

レッド「?」

サカキ「なぜならば、地中から直接攻撃するとなれば、必ず敵の近くに出て来なければならない。それに私はフィールドの振動、音で地中のポケモンが何処を掘り進んでいるか感知出来るのだよ」

レッド「ッ!」

サカキ「三時の方向の床にドリルライナー!」

スピアー「スピィィィイ!」ギュルルルルゥ!!!

フカヒレ「フキャァッ!」チーンッ



215:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/04(木) 22:46:12 ID:QyEyAmcA

フカヒレ「ふきゃぁ…」ピクンッ…ピクッ

レッド「………」シュボンッ

サカキ「ふん。この程度の攻撃でやられるなど、大したレベルでは無かったようだな」

レッド「レベル…か……。だったら次はコイツだ。行けッ!キラ!」ポーイッ

キラ「ストラァァアイクッ!」ポンッ

サカキ「さっきの断罪のストライクか。見ただけで分かる。他のポケモンと比べてソイツだけはレベルが異常だな」

レッド「コイツとは長い付き合いだからな」

キラ「ストォ…ストォォ…」フーフー

サカキ「興奮しているみたいだな。私の首をそんなに狩りたいか?」

レッド「落ち着け、キラ。狩るのはこの勝負に勝ってから」

サカキ「そう…。私の首を取るのは私に勝ってからにしてもらおうかァ!」



216:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/06(土) 21:32:26 ID:4e5ka2xg

レッド「キラ、久々に本気でヤるぞ…」

キラ「ストォ…」スゥ…

サカキ「その鎌…相当の切れ味だろうな。だが…」

スピアー「スピッ!」シュンッ

シュンッシュンッシュンッシュンッ!

サカキ「このスピアーのスピードを捉えられなければ、その大鎌も無用の長物となり替わる!」

シュンッ…ガキィィィィンッ!

スピアー「スピッ!?」ググッ…

キラ「ストォ!」ググッ…

サカキ「!……ふっ、捉えられたか…」

レッド「………」

サカキ(パワー、スピード共に中々…。これはレベル40…否、それ以上か…)



217:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/08(月) 23:37:07 ID:zQA80hog

サカキ「まさか私のポケモンとタメを張るレベルのポケモンが居るとはなァ!こうそくいどうからのダブルニードル!」

スピアー「スピスピィ!」シュンシュンッ

レッド「キラァ!でんこうせっか!」

キラ「ストッ!」シュンッ

ガキンッ!ガキンッガキンッ!ガキィィィィンッ!

レッド「くっ……」

サカキ「フハハッ!やはり速いなァ!ならばさらなる速さの境地へと招待しよう!さらにこうそくいどうだ!」

スピアー「スピスピィ!」シュシュシュシュシュッ

レッド「最早、かげぶんしんだな…。残像が見えやがる」

サカキ「それだけではないわァ!ミサイルばり!」

スピアー「スピィァァ!」

シュンッドドッ!シュンッドドドッシュンッドドドドッ!

キラ「ストォッ…!」ググッ

レッド「こうそくいどうからのミサイルばりのオールレンジ攻撃か…」



218:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/08(月) 23:50:59 ID:zQA80hog

ドドドドドドドドドッ!!!

サカキ「さァ!この怒涛の攻撃、どう捌くのかねっ!?ロッソ君!」

レッド「………」フゥゥゥ

キラ「………」フゥゥゥ

サカキ「むっ…?」

キラ「スゥ…」スッ

ドドドドドドドドドッ!!!

キラ「スゥ…」スッ

サカキ「あのミサイルばりが当たらない…?

ドドドドドドドドドッ!!!

キラ「スゥ…」スッ

キンッ

サカキ「……ククッ…!そういう事かァ!ミサイルばりの弾道を見切って、舞う様に鎌の切先で弾道を変えて躱していたかァ!正しくSWORDDANCE!」

レッド「………」



219:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/09(火) 00:00:30 ID:DCeIZDLc

サカキ「ならば遠距離戦は最早無用!再び接近戦に持ち込んでやるわァ!」

スピアー「スピッ」ギュウゥゥゥンッ!

レッド「構えろ、キラ!」

キラ「ストォ!」チャキッ

サカキ「ハアァァァァ!ダブルニードル!」

スピアー「スピッ!スピッ!スピッスピッ!」グサッグサッグサッグサッ!

キラ「ストォ…!」キンッキンッキンッキンッ

レッド「チッ…何がダブルだ!」

スピアー「スピスピッ!」ザシュザシュッ!

キラ「ストッ…!」ガクッ

サカキ「!もらったァ!」

グサッ!

キラ「ストッ…!」ゴフッ…

サカキ「ふっ…」

レッド「………つばめがえしィ!」



221:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/10(水) 01:00:47 ID:0iB3Q2HA

キラ「ストォ…ラァァイクッ!」ザシュッ

ザンッ!

スピアー「ス…スピ……アァ…」バタンッ

サカキ「ほう…。肉を切らせて骨を断ったか」

スピアー「ス…スピィ…」ビクッ…ビクンッ

レッド「あのスピードに一撃ぶちかますにはそれしか思いつかなんだ…」

サカキ「いやはや…。少し見くびっていたよ。ならば次は相性で攻めよう。行け、ゴローニャ!」ポーイッ

ゴローニャ「ゴロゴロッニャンニャンッ!」ポンッ

レッド「岩タイプ…そのまま行くぞ、キラ!」

キラ「ストラァァイ!」ジャキーンッ



223:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/10(水) 23:58:42 ID:0iB3Q2HA

サカキ「ほぼ同レベルのポケモン同士なれば、相性の有無は致命的だぞ!それでこのゴローニャンを倒す自信はあるのかァ!?」

レッド「ある!」

サカキ「上等!ならばこのサカキ、容赦はせん!凄絶になァ!ロックブラストォ!」

レッド「舞え!キラ!」

ゴローニャ「ゴロニャンニャー!」ドドドドドドドッ

キラ「ストッストッストォ!」スッスッスッ

サカキ「また鎌で弾道を逸らすかァ!それはみきりか何かかねっ!?」

レッド「そんな技覚えらせた覚えはねぇよ!はがねのつばさ!」

キラ「ストォ!」カキーンッ!

ガキィィンンッ!

ゴローニャ「ニャァァッ!」ドーンッ

サカキ「いくら攻撃力が高く、鋼タイプの技だからと言って、防御力の高いゴローニャがタイプ不一致技にこれ程のダメージ…。まさか、その動きは…!」

レッド「よぉく自分の言動を思い出してみな…。正しくSWORDDANCE…ってな」

サカキ「ククッ…!そう言う事かァ!先程からの舞はつるぎのまいかァ!」



224:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/11(木) 00:09:36 ID:CpPspUWQ

レッド「そうだ、つるぎのまいさ」

サカキ「まさか補助技のつるぎのまいを防御技に応用していたとはなァ」

レッド「どこぞの世界じゃつるぎのまいで炎技を防ぐストライクが居るらしいからな。造作も無い」

サカキ「だが、相手の技を見切ってのつるぎのまい…。そう簡単な芸当ではあるまい。欲しいな、そのストライク。何処で手に入れた?」

レッド「何処だろうな?そんな事よりどんどん行くぞ!はがねのつばさ連打ァ!」

キラ「ストォ!ストォ!ストォォォオ!!!」ザシュッザシュッザシュッ

ゴローニャ「ニャ…ニャァァ…!」ググッ

サカキ(あの動きがつるぎのまいだったのなら、もう既にストライクの攻撃力は極限まで上がっているとみて良いだろう…)

サカキ(私の最速のスピアーがやられた今、あのスピードを躱せるポケモンはもう居ない…。このままではあのストライク一匹に戦局を覆されかねないな…)

キラ「ストォ…ストォォ……!」フーフー

サカキ「む?」

レッド「………チッ」

キラ「スゥゥウトライクゥゥゥウウウッッ!!!」ガオー!



227:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/12(金) 00:39:49 ID:2FNVdmyE

ザンッ!ザンッザァァンッ!

キラ「ストォ!ストォ!ストラァァイクッ!!!」ガオー

サカキ「辺り構わず、暴れ斬っている…?どういう事だ……?」

レッド「チッ…。やはり長期のバトルは無理だったか…」

キラ「ストォ…!」ギロッ

サカキ「ッ!」ハッ

キラ「ストラァァアイクッ!!!」バッ

ザンッ!

キラ「ストォォ……!」ググッ

サカキ「クッ……!真剣…白羽取りィ…!」ググッ

レッド「落ち着けキラ!そいつの首を取るのは今じゃねぇ!バトルに勝った後だ!ハードボイルドじゃねぇぞ!」

サカキ「グゥ…!どぅぉっせぇぇぇぇいっ!!!」ブオォォンッ!

キラ「ストオォ!」ポーイッ

レッド「ハァ…」ホッ

サカキ「ハァ…ハァ……。成程…。そういう事か…」チラッ



228:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/12(金) 00:54:24 ID:2FNVdmyE

サカキ「ロッソ…。私がお前を見誤ったか?ポケモンのレベルの高さ故にポケモンを上手く操れていない。操れても、もって数分か」

レッド「………」ギリッ…

サカキ「ポケモンも自身の能力に呑まれ、我を見失い暴走する…。笑わせる…。その程度でハードボイルドだと?」

レッド「何…?」ピクッ

サカキ「ポケモンもトレーナーも己の力に驕り、自身以上を操ろうと、力に溺れ、力に呑まれる!そんな事でハードボイルドなトレーナーを名乗るなど、笑止千万!醜悪至極ゥ!」ビシッ

レッド「黙れ…!」

サカキ「貴様はもうハードボイルド非ず!否ァ!トレーナーにも非ず!タダの中二病だァ!!!」

レッド「黙れと言っているだろうがァァァッ!!!」

サカキ「貴様の様な傲慢な子供には灸を据えてくれるわァァ!ゴローニャ、だいばくはつッ!」パチンッ

ゴローニャ「にゃあぁぁぁぁぁっ!」カッ!

チュドオオォォォォォォォンンッッッ!!!



230:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/12(金) 09:23:17 ID:2FNVdmyE

………シュゥゥゥゥゥ

ゴローニャ「にゃあぁ……」バラバラッ

バタンッ

キラ「………」ピクンッ…ピクッ

レッド「………」シュボンッ

サカキ「………良くやった、ゴローニャ」シュボンッ

レッド「………自爆はジムリーダーのお家芸だと思っていたがな」

サカキ「御託は良い。早く貴様の次のポケモンを出せ。完膚なきまでに叩き潰してやる」ポーイッ

サイドン「サァァイドォォォオンッ!」ポンッ

レッド「………特攻!ピッキー!」ポーイッ

ピッキー「ピィキャキャキャッwwww」ポンッ

サカキ「………随分下品なピカチュウだな。だが地面タイプに電気タイプをぶつけてくるなど…」

レッド「今にほざいてやがれ…」

レッド(地面タイプの重量級を出した事、後悔させてやる…!)



232:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/12(金) 19:19:31 ID:2FNVdmyE

ピッキー「ピィキャッキャッwww」クイクイッ

サイドン「サァイ゛?」ギロッ

ピッキー「ピギャッww」ビクッ

レッド「怯むな!くさむすび!」

ピッキー「ピ…ピキャァww」スッ

ボコッ!シュルルルルル…

サイドン「サァイ?」グラッ

レッド「ひれ伏せ……!」

ズドオォォォォオン!!!

サカキ「………貴様がなァ!」

サイドン「サァァイドォォォ!」ヌッ

レッド「…ッ!?馬鹿なッ!?」

サカキ「アアァァァム…ハンマアァァァァァッッ!!!」

サイドン「サァァイドォォォオンッ!!!」ブオォォンンッ!

ズドオォォォォオン!!!



233:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/13(土) 00:20:56 ID:RtDERT36

レッド「………!」

ピッキー「ピィ…キャキャ…」ピクッ…ビクンッ

サカキ「特攻の高いピカチュウに草タイプであり、相手の体重が重い程威力の上がるくさむすびを使わせた事は評価に値する…」

サカキ「だが、やはりレベルが足りんな。先ほどのストライクとは大違いだ」

レッド「………」グッ

サカキ「どうした?強いのはさっきのストライクだけか?だがそのストライクも長く操れなくては意味もないがな」

レッド「………うるせぇ。俺のポケモンはまだ残っている」チャキッ

サカキ「ならば早くその最後のポケモンを出すと良い。私のサイドンに届くのならばな」

レッド「………ライタァァッ!」ポーイッ

ライター「リィイザァァァッ!!!」ポンッ



236:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/15(月) 23:36:49 ID:ptRW2OsA

レッド「ライター、えんまく!」

ライター「リザァ…」プシュウゥゥゥ

サカキ「小賢しい…。逃げ腰で勝てるとでも?」

レッド「ドラゴンクロー!」

ぶほぉっ

ライター「リィイザァァァ!」ザシュッ!

サカキ「目くらましの後にすかさず背後から攻撃…!受け止めろ!

サイドン「サァイッ!」ガシッ

ライター「リザァッ!?」

サカキ「アームハンマー!」

サイドン「サァァイドォォォオンッ!」ブオォォンンッ!

ズドオォォォォンッ!!!

ライター「リザァァッ!」

レッド「ライター!」

サカキ「終わったな…」



237:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/16(火) 00:05:49 ID:vLfJXLWA

ぐぐっ…

サカキ「むっ?」

ライター「リィ…ザァ…!」ググッ…

レッド「よしっ…!」グッ

サカキ「アレを耐えたか…。ストライク以外にちゃんと育っているポケモンも居たか…」

レッド「接近戦は不利だ!一旦距離を取ってかえんほうしゃだ!相性が悪くても特殊防御が低いサイドンならイケル!」

ライター「リッザァ…!リィィザ…」タッタッ

サカキ「無駄ァ!」

サイドン「ザア゛ァァァァァァイィィィッ」シュバッ

レッド「なっ…!?早…ッ!?」

サカキ「ドリルライナァァァッ!」

サイドン「ドオォォォォォンッ!!!」ギュルルルルゥ!!!



238:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/16(火) 00:16:57 ID:vLfJXLWA

ぐりぐりぃっ

ライター「ザアァッ……!」ゴフゥッ

レッド「バカな…!アームハンマーを二度も使っているのに、先制攻撃だと…!?」

サカキ「これぞ、サイドン先生の力だ」

サイドン「サァイッ」フリフリッ

レッド「…!せんせいのつめか…」

サカキ「如何にも。この爪を持たせることで、サイドンは偶に先制攻撃が出来る様になる」

サイドン「サァイッ!」シュッシュッ

サカキ「さて、効果抜群の技をもろに喰らったのだ。もう流石に立ってられま…!」

ぐぐっ……

ライター「リ……ザ……」ググッ…

レッド「ライター…お前……」

サカキ「バカな……立て続けに威力の高い技を喰らって尚、立ち上がるとでも言うのか……!?」

ライター「リィッ…ザァ……!」

レッド「………ふっ。悪いな、お前には何時も無茶をさせてしまって…」



239:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/16(火) 00:24:54 ID:vLfJXLWA

ライター「リザァ…」フルフルッ

レッド「お前の諦めない不屈の闘志は俺のハードボイルドへの道を切り開いてくれる…感謝しているぞ」

ライター「リザァッ!」コクッ

サカキ「理屈では無い…。奴を立たせるのは、力や体力では無い…。ポケモンとトレーナーの燃ゆる熱き魂…!やはり私の眼に狂いは無かったか…!」

レッド「………勝つぞ、ライター!」

ライター「リザアァァァァッッッ!」ピカーッ

ふぉんふぉんふぉんっ……

レッド「こ、コレは…!」

サカキ「進化か……!」

ライター「グオオオォォォォォォォッッ!!!」バッサバッサッ!



241:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 00:58:31 ID:K0LVTqkg

レッド「ライター…お前、リザードンに…」

ライター「グルルルッ…」コクッ

レッド「ふっ…。進化したお前の力、見せてもらうぞ!かえんほうしゃ!」

ライター「グオォォォォッ!」ボオォォッォォッ!

サカキ「気を付けろ、サイドン!先程よりパワーアップしているぞ!」

サイドン「サァァイ…ドサアァァッ!」アチチッ

レッド「相性は悪くても特防の低いサイドンには効いている…!これならいける!」

サカキ「舐めるなァ!アームハンマァァアッ!」

サイドン「サアァァイドオォォォォォンッ!」シュバッ!ブオォォンンッ!

レッド「飛翔して躱せ!」

ライター「グオォォォォツ!」バッサバッサッ

レッド「旋回しながら、エアスラッシュ!」

ライター「グオォォオッ!」ザシュッ!

サイドン「サァイィッ!?」ビクッ



242:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 01:27:41 ID:K0LVTqkg

レッド「怯んだ所にドラァゴンクロォォォォ!!!」グッ

ライター「グオアァァァァ!」ゴオオォォッ!

サカキ「アァァァムハンマアァァァァァッッ!!!」グッ

サイドン「サアアァァイィドオォォォォォンッ!!!」ブオォォンンッ!

ドオオオォォォォォォォンッ!!!

ライター「グルゥッ…!」バサバサッ

レッド「決めるぞッ!かえん……」バッ

サカキ「サイドン!うちおとす!」

サイドン「サァイッ!」ポーイッ

ライター「グオッ!?」ガンッ

ひゅう~~どぉぉぉぉんっ!

レッド「ライター!」

サカキ「落ちた所にドリルライナァァァッ!」

サイドン「サアァァイ……!」ギュルルルルゥ!!!

レッド「ッ!」ハッ



243:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 01:38:49 ID:K0LVTqkg

ぐりぐりぐりぃ……

ライター「グオッ……!」ゴフッ

サイドン「ドオォォォォォンッ!!!」ギュルルルルルゥゥッ!!!

ライター「グオァッ……!」ドォォォンッ!

レッド「ライ…がはっ……!」メリッ…

ドオォォォォォンッ!!!  

サカキ「………」

ぱらっ…ぱらぱらっ……

ライター「ぐ……ごふ…っ…」ピクッ…ピクンッ

レッド「がっ……ぐぅっ……」ズキッ…

サカキ「すまないな。だが、リザードンの延長線上に居たお前が悪い」

レッド「ゲホッ…ッ…かはっ……」

サカキ「悪の秘密結社、ロケット団のボス、サカキ相手によくぞここまで戦った。今、引導を渡そう、ロッソ」

サカキ「大地の奥義、じしん」

サイドン「サアアァァァァイッ!!!」



244:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 01:45:17 ID:K0LVTqkg

――――
――
サカキ「………さて、どうしたものかな」

レッド「………」

サカキ「あくまで私の首を取りに単身ロケット団に潜入しに来た度胸は誉めよう」

サカキ「そして、若くしも、その強靭な魂とバトルセンスは惜しいものだな」

サカキ「どうかね?この際本当にロケット団に入団する気はないかね?今なら最初に行った通り、特待生で迎えよう」クイッ

レッド「………」シュボッ…フゥゥゥ

サカキ「げほげほっ」

レッド「………黙っときな、オッサン」

サカキ「………残念だ」



245:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 01:51:43 ID:K0LVTqkg

レッド

手持ち 六匹      
リザードン  ♂ NN ライター      ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv36                      Lv29
ドラゴンクロー かえんほうしゃ      10万ボルト でんこうせっか
りゅうのいかり  エアスラッシュ      くさむすび  ちょうはつ

ニドキング ♂ NN マスキオ      ??? ♀  NN フカヒレ
Lv35                     Lv24
どくづき あばれる             きりさく あなをほる
10万ボルト にどげり           りゅうのいかり りゅうせいぐん

ストライク ♂ NN キラ        カラカラ ♂ NN ジュニア
Lv47                    Ⅼv23
つるぎのまい はがねのつばさ    ほねこんぼう ずつき
つばめがえし でんこうせっか     ほねブーメラン  つるぎのまい



248:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 23:45:28 ID:K0LVTqkg

――――
――
レッド「………んっ…見覚えのある天井……」モゾッ

レッド「俺……いったい何を……?」

レッド「…………ッ!確か俺は…あの後……」ガバッ

レッド「……………負けた後の事が思い出せん」

ぴしゃんっ

エリカ「レッド様!お身体は大丈夫ですかっ!」ムギュゥ

レッド「え、エリカ嬢っ!い、痛い痛い!」

エリカ「あっ…すみません……」シュンッ

レッド「いや、別に構わない…。なあ、俺はいったい何故ここに…?」

エリカ「それを聞きたいのはこちらですわ。てっきりもう既にタマムシを出られたと思っていたのに、真っ裸でゲームセンターの前に倒られているのですもの」

レッド「ゲームセンターの前……」

エリカ「公衆の面々でレッド様の立派なお身体を見られるのは心外でしたので、ジムに預からせてもらいました」

レッド「そうか…ありがとうな、お嬢」ナデナデ

エリカ「うふふっ///レッド様の妻として当然の事をしたまでですわっ///」ニコッ



249:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/17(水) 23:57:51 ID:K0LVTqkg

レッド「そう言えば、俺のポケモン達と荷物は…?」

エリカ「衣服は全て脱がされていましたけど、モンスターボールやお荷物、バイクも全て無事でしたわ」

レッド「そうか…よかった……」

エリカ「ポケモン達は凄く傷ついてたので、今ジムの回復システムで回復を終えた所ですわ」

レッド「………アイツ等には悪い事をしたな…」

エリカ「レッド様!」キラキラッ

レッド「ん?」

エリカ「お目覚めの後、すみませんが、お食事にします?お風呂にします?それとも…?///」ピトッ…

レッド「………悪ィ。今そんな気分じゃねぇ…」

エリカ「そうですか…。すみません」

レッド「世話になった後で悪ィがもう行くわ…」スタスタッ

エリカ「レッド様、無くされたお着物の代わりにこのお着物をどうぞ」スッ

エリカ「レッド様の以前のお着物を参考にして新しく織り込みましたの」

レッド「ありがとな」



250:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/18(木) 00:14:56 ID:Fk0n/0zE

ブロロロロンッ!ブロロロロンッ!

レッド「度々世話になったな、エリカ嬢。ジムのお姉さん達」

エリカ「いえ。気になさらずに、旦那様♪」ニコッ

アロマなお姉さん「何時帰られても、レッド様とエリカお嬢様がお楽しみ頂けるように、床の準備はしておきますのでっ!」

レッド「………じゃあな」

ブロロロロンッ!

エリカ「………」

アロマなお姉さん「…今回は引き留めなくて良かったのですか?」

エリカ「ハードボイルドなチャンピオンになられるお方を引き留められる女性がおりますこと?」

アロマなお姉さん「それもそうですね」クスッ

エリカ「ただ…」

アロマなお姉さん「ただ?」

エリカ「倒れていたレッド様を預からせてもらった時、レッド様から沢山の雌の香りが香ってきたのは不快ですわね」ニコッ

アロマなお姉さん「そ、そうですか…」



251:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/18(木) 00:27:07 ID:Fk0n/0zE

タマムシデパート・屋上

サカキ「行ったようだな…」

女幹部「………サカキ様、この度は彼の命をお許し頂き、ありがとうございます」ペコッ

サカキ「私もキミの様に彼の事は気に入ってね」

女幹部「ですよねっ!」バッ

サカキ「ただし、キミは減給だ」

女幹部「はうぅ…」シュンッ

サカキ「………彼とは再び会い見える時が来るだろう…。そう、彼の精神が折られていなければな…」

サカキ「だが、このサカキが完膚無きまで叩きのめしたのだ。そう簡単に立ち上がれる事が出来るとも思えんがな…」

女幹部「………」

サカキ「そう言えば、ロッソが気絶した後、他の女団員達と一緒になって彼とお楽しみだったようだな」チラッ

女幹部「はいっ!」ツヤツヤッ

女したっぱズ「とっっても気持ちよかったでぇーすっ!」ツヤツヤッ

サカキ「………」

レッド(そう言えば、何故裸で倒れていたんだ……?)ブロロロロロンッ



253:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/21(日) 22:54:00 ID:Rp7YGYVo

ブロロロロロォォォンッ!!!キキイィィッ!

レッド「………またコイツか」

カビゴン「ぐおー」

レッド「確か眠っているポケモンを起こす笛があったな」スッ

ぴ~ひゃらぴ~ひゃら♪

カビゴン「カビィ…?」ムクッ

レッド「おらよっ」ポーイッ

カビゴン「カビッ?」バシュッ

カチッ

レッド「ふんっ…」

グリーン「おおっレッドゥ!よくやったZE!」ヒョコッ

レッド「………グリーンか」

グリーン「いやー、サイクリングロードを下ってセキチクシティに行きたくてもコイツが邪魔だったから助かったZE!」

レッド「お前もこの笛貰っただろう」

グリーン「いや、じいさんとの間接キスはもうゴメンだね」



254:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/21(日) 23:04:12 ID:Rp7YGYVo

グリーン「そんな事よりYO!次に会ったらバトルする約束だったよな!」

レッド「そう言えば、そうだったか」

グリーン「じゃあ早速ヤろうZE!ポケモンバトル!」チャキッ

レッド「………」チャキッ

グリーン「使用ポケモンは三体!俺の一番手はコイツだ!ケンタッキー!」ポーイッ

ケンタッキー「ピジョットォォォオッ!」ポンッ

レッド「あの時のポッポか…」ポーイッ

ピッキー「ピィキャッキャッキャッwww」ポンッ

グリーン「何かムカつくピカチュウだな…」ムカッ

レッド「でんこうせっか!」

ピッキー「ピキャァッwww」シュバッ

グリーン「フェザーダンス!」

ケンタッキー「ピジョォォッ!」バァサッバァサッ

ピッキー「ピキャッwww」フワッ



255:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/21(日) 23:17:41 ID:Rp7YGYVo

グリーン「お返しのでんこうせっかァッ!」

ケンタッキー「ピジョォッッ!」シュバッ

ピッキー「ピキャァッwww」ドーンッ

レッド「空中反転して10まんボルト!」

ピッキー「ピィキャァチュウゥゥゥッwww」バチバチバチィッ!

グリーン「遅ェッ!こうそくいどうで躱しまくれ!」

ピジョット「ピジョッ!ピジョォッ!」ヒョイッヒョイッ

レッド「………ちょうはつ」

ピッキー「ピキャピキャッwww」オシリペンペンッ

ケンタッキー「ピジョォ!」ムカッ

グリーン「ああんっ!?本当にムカつくピカチュウだなァッ!つばさでうつ!」

ケンタッキー「ピジョォォッ!」ゴオオォォッ!

レッド「………」



256:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/21(日) 23:25:30 ID:Rp7YGYVo

どぉぉぉんっ!

ピッキー「ピギャァッwww」メリッ…

グリーン「オラァッ!頭部と胴体の間にピンポイントで喰らわしてやったZE!飛行技でも急所じゃ聞いただろ!?」

レッド「………否」

がしっ

ピッキー「ピキャッキャッwww」ガシッ

ケンタッキー「ピジョォッ!?」

グリーン「コイツ、翼にしがみ付いて…!」

レッド「所詮は飛行技……か…」フゥゥ

グリーン「チィッ!でんこうせっかで振り落せ!」

レッド「くさむすびで離すな」

ケンタッキー「ピジョォッッ!ピジョォォッ!」ビュオォォッ!

ピッキー「ピィキャッキャッwww」シュルルッ



257:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/21(日) 23:28:56 ID:Rp7YGYVo

グリーン(ヤベェ…あのまま電気技を喰らったら…)チラッ

レッド「………」

グリーン「?」

ピッキー「ピキャァw?」ギュゥゥ

グリーン「っ今だ!急上昇から急降下で振り落せ!」

ケンタッキー「ピジョオォォォォッ!」ギュオォォォォッ!

ピッキー「ピギャアァァァァッッwww」ギュゥゥゥッ

レッド「っ!そのまま10万ボルト!」ハッ

バチバチバチイィィィィッ!!!

ケンタッキー「ピジョオォォォッォッ!!!」ビリビリビリィッ

ひゅうぅぅぅぅ~~どおぉぉぉぉぉんんっ!

ピッキー「ピィ…wピィ……w」ゼーゼー

ケンタッキー「ぴ…ぴじょぉ……」プスッ…プススッ

レッド「ふぅ…」

グリーン「………?」



258:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/26(金) 00:57:40 ID:avdmkhgM

グリーン「って考えてもしょうがねえかっ!次だ次!カモンッハードガイ!」ポーイッ

ハードガイ「リッキィィィ!」ポンッ

レッド「カイリキーか…」

グリーン「おうよっ!俺のカイリキー、ハードガイの圧倒的なパワーを見せてやるZE!」

ハードガイ「ウー!ホー!」ムキムキッ

レッド「筋肉ダルマにはスピードで攪乱するまでだ。でんこうせっか」

ピッキー「ピキャッwピキャッw」シュバッシュバッ

グリーン「ハードガイ、メロメロ!」

レッド「ッ!?」

ハードガイ「リッッッィキィ❤」ムキッムキムキッ

ピッキー「ピキョッwww」ギンギンッ



259:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/26(金) 01:09:22 ID:avdmkhgM

レッド「カイリキーがメロメロだとッ!?見かけ騙しがァッ!ちょうはつだ!」

ピッキー「ピキャッwピキャッww」メロメロギンギンッ

レッド「チィッ!」

グリーン「無駄無駄ァ!ハードガイの筋肉にメロメロだZE!ぶぁぁくれつパンツ…じゃなくてパンチィ!」

ハードガイ「カイ…リィィキィィィッ!!!」ブオォォンンッ!

ピッキー「ピギャッwww」メリメリッ

どおぉぉぉんんっ!

ピッキー「ピキャッwwピキャァッ……www」ビクンビクンッドピュッ

レッド「………お前のカイリキーが♀だとはな…」シュボンッ

グリーン「は?俺のハードガイは♂だぞ?」

レッド「………」



262:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/26(金) 01:22:54 ID:avdmkhgM

レッド「………試しにコイツを出してみるか」ポーイッ

フカヒレ「フキャッ」ポンッ

グリーン「?何だそのポケモン。見た事ねぇな」

レッド「俺にも分からん」

グリーン「まあいいや!取り敢えずメロメロになっちまいなァ!」

ハードガイ「リキッ」プイッ

グリーン「オイッ!何無視してんだYO!早くメロメロしろよっ!」

レッド「………りゅうせいぐん」

フカヒレ「フキャッ」カパッ

ひゅぅ~~~~パアァァァァァンッ!ドドドドドドドドドッ!!!

ハードガイ「リキィッ!?」

グリーン「何だよ、この技ァ!?」

どおぉぉぉぉぉんんっ!!!

ハードガイ「リ…リキィ……ウホッ」ピクッ…ピクンッ

グリーン「ハードガイ!クソォ!何だよ、そのサメェ!」



264:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/26(金) 01:41:21 ID:avdmkhgM

グリーン「ふぅ…。やっぱり強いな、レッドゥ」

レッド「強い……か」

グリーン「だけどよぅ、俺だってポケモンタワー以来かなり修行したんだZE?色んなトレーナーやポケモンと戦って、レベルを上げていったんだ」

グリーン「その成果がコイツだァ!」ポーイッ

マネー「ガアァッァメエェェェクスッ!」ポンッ

レッド「カメックスか…」

グリーン「言っとくけど、コイツは前の二体とはレベルが違うZE?覚悟しろよ?」

レッド「もう一度りゅうせいぐんだ」

フカヒレ「フキャッ!」カパッ

ひゅぅ~~~~パアァァァァァンッ!ドドドドドドドドドッ!!!

グリーン「マネー!こうそくスピンで弾け!」

マネー「ガメガメガメェ!」ギュルルルルゥ!!!

ガガガガガガガガガッ!!!

グリーン「どうだァ!」

レッド「あなをほる!」



266:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/26(金) 10:31:33 ID:avdmkhgM

ぼこっ!

フカヒレ「フキャァッ!」ドーンッ

マネー「ガエェッ!?」

グリーン「さっきの技で上に注意を引いた後、直ぐに下から攻撃かよッ!卑劣だZE!」

レッド「続けてきりさくッ!」

フカヒレ「フゥキャァッ!」ザシュッ

グリーン「マネー!こうそくスピンで攻撃を弾け!」

マネー「ガァメェッ!」ギュルルルルゥ!!!

ガンッ!

フカヒレ「フキャァッ!」

グリーン「続けてみずのはどう!」

マネー「ガアァァァメェェッ!」バシャァァァンッ!

フカヒレ「フギャアァァッ!」

レッド「………」



267:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/26(金) 10:35:30 ID:avdmkhgM

グリーン「どうだァ!」

フカヒレ「フ…フカァ……」ムクッ

グリーン「チッ。一撃じゃ倒せなかったか…」

フカヒレ「フキャァ…」チラッ

レッド「………」

フカヒレ「フキャッ?」

グリーン「ッ!今だ!こうそくスピン!」

マネー「ガメェェェ!」ギュルルルルゥ!!!

レッド「ッ!フカヒレ!あなをほって……」

どおぉぉぉぉぉんんっ!!!

フカヒレ「フ……フキャァ……」ピクッ…ピクンッ

レッド「………チイッ」シュボンッ

グリーン「………やっぱりおかしい」



268:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/30(火) 23:54:11 ID:W8e8vQY6

レッド「……俺は別におかしくは無い」

グリーン「いや、どう見ても、お前……」

レッド「グダグダ言わずにさっさと続きを始めるぞ!ライター、特攻!」ポーイッ

ライター「グオォォォォッ!!!」ポンッ

グリーン「やっぱり最終進化させてやがったなっ!」

レッド「彼奴の足元にエアスラッシュ!」

ライター「グオォォッ!」ザシュッ!

マネー「ガメェッ!?」

ドオォォンッ!モクモク……

グリーン「地面に攻撃して煙を立てるなんてなァ…!」

レッド「ドラゴンクロオォォー!」

ぼふっ!

ライター「グオアァァァッ!」ゴオォォォ!



269:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/31(水) 01:12:49 ID:uAWSqHpI

グリーン「また後ろから…!受け止めろ!」

ガシッ!

マネー「ガメェ…!」ググッ

ライター「グオッ…!」ググッ

レッド「コイツ…ッ!」

グリーン「そのままの体制でみずのはどう!」

マネー「ガメエェェッ!」ゴポゴポッ…

ライター「グオォッ!?」

バッシャアァァァァンッ!!!

ライター「グオアァァァッ!」ビチャビチャッ

レッド「チイッ…!」

グリーン「いつも卑怯な手ばっか使いやがって!それでハードボイルドかッ!」

レッド「…!」ハッ



270:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/31(水) 01:16:37 ID:uAWSqHpI

『ポケモンもトレーナーも己の力に驕り、自身以上を操ろうと、力に溺れ、力に呑まれる!そんな事でハードボイルドなトレーナーを名乗るなど、笑止千万!醜悪至極ゥ!』ビシッ

レッド「うるさい…」ワナワナッ

グリーン「そんな逃げ腰な奴にはお灸を据えてやるYO!」

『貴様の様な傲慢な子供には灸を据えてくれるわァァ!』

レッド「黙れェッ!かえんほうしゃアァァァッ!」

ライター「グオォォォオッ!」ボオォォッォォッ!

グリーン「みずのはどう!」

マネー「ガアァァァメェェッ!」バシャァァァンッ!

ドオォォォォォンッ!!!

レッド「………」

ライター「グオォ……」ピクッ…ピクンッ

グリーン「………」

マネー「ガァァメェェェッ!」



271:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/12/31(水) 01:23:49 ID:uAWSqHpI

レッド「………クソ」シュボンッ

グリーン「………ヘイ、レッドゥ。今日のお前本当に変だZE?あんなに感情的になってよォ」シュボンッ

レッド「………お前には関係ないだろ」

グリーン「ま、そうなんけどYO…」

レッド「………?」

グリーン「普段クソ生意気に大人ぶってる癖に、変にナヨナヨしくしてるのが気にいらねェんだよ。ライバルとしてな」

レッド「………」

グリーン「今回のバトル、認めねェからな。また会った時はちゃんとしたバトルしろよな」

レッド「………ああ」

グリーン「あ、そうだ。コレ」スッ

レッド「何だ?」

グリーン「俺のマネーが持ってたおまもりこばん」

レッド「………」

グリーン「金出せや」ニコッ



273:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/03(土) 00:24:15 ID:YOj4Xz8.

サイクリングロード

ブロロロロロロッ

レッド(無一文…か……)

レッド(あの時のたった一度の敗北が俺に負の連鎖を起こさせている…)

レッド(別に負けたのは初めてではない…。一度シロナの姐さんにも完敗している。なのに、あの敗北が脳に焼き付いて離れない……)

レッド「クソッ…」

ブロロロロンッ!ブロロロロンッ!

暴走族1「オイオイオイィッ!ガキがいっちょまえにハーレー乗り回してんじゃねぇよ!」

暴走族2「ここが誰のシマだか分かってんのかァ?アァンッ?」

レッド「………」

暴走族1「オイオイオイィッ!シカト決め込んでんじゃねぇよ!」

暴走族2「さっさとここから消えな、バァーカッ!」ペッ

レッド「チンピラか…。憂さ晴らしには丁度良い…」フゥゥゥ



274:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/03(土) 00:36:24 ID:YOj4Xz8.

暴走族1「テメェみたいなガキにゃハーレーは似合わねぇよ!俺達によこしな!」

レッド「おい。バトルしろよ」チャキッ

暴走族2「なぁにぃ?まさか俺達にライディングバトルを挑もうって腹じゃねぇよな?」

レッド「さっさと構えろ」

暴走族1「じゃあ俺達がライディングバトルに勝ったら、そのハーレーは貰うぜ!」チャキッ

レッド「良いだろう。ならば俺が勝てば、テメェらのハーレーを頂戴する」

暴走族1「イイぜ!だけど二対一でも文句は言うなよ!?」

暴走族2「ライディングバトル…。それはスピードの世界で進化したポケモンバトルの形態…。そこに命を懸ける伝説のトレーナー達を、人々は5P,sと呼んだ!」

レッド「ライディングバトル…」

暴走族1「アクセラレーションッ!」

ドルルルルルルルルルルルルルンッ!!!



275:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/03(土) 00:39:30 ID:YOj4Xz8.

セキチクシティ・フレンドリィショップ

ガランガランッ

店員「いらっしゃーいっ」

レッド「すまないが、表のハーレーポケッドソンを二台売りたい」

店員「まいどー」

レッド「これで無一文からは脱したな」フゥゥゥ



278:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/03(土) 19:40:10 ID:YOj4Xz8.

セキチクシティジム

『閉』

レッド「………閉まってやがる」

レッド「………」コンコンッ

レッド「………出直すか」

「しまってないでござるよっ!」

どろんっ

レッド「………何奴だ」

キョウ「拙者はセキリクジム、ジムリーダーのア…キョウでござるっ!」

レッド「アンタ、その恰好…」

キョウ「そうでござるっ!忍者でござるっ!にんにんっ」

キョウ「そう言うお主は挑戦者でござるかっ?」

レッド「俺の名はレッド。ジムバッジ、頂きに参上仕った」

キョウ「そうだったでござるかっ。じゃあジムにいらっしゃいでござるっ!」ガチャッ



279:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/03(土) 20:26:13 ID:YOj4Xz8.

キョウ「ここのジムは毒タイプ、使用ポケモンは三体でござるっ」

レッド「………」チャキッ

キョウ「拙者の先鋒はイトマル!行くでござるっ」ポーイッ

イトマル「イトー」ポンッ

レッド「………図鑑が反応しねェ…。まあ蜘蛛みたいだから虫タイプか…」ピッピッ

レッド「なら俺は…コイツだッ!」ポーイッ

ジュニア「カラッ!」ポンッ

キョウ「準備は良いでござるねっ?イトマル!いとをはく!」

イトマル「イトー」プシュー

レッド「骨で糸を引き裂けッ!」

ジュニア「カラッ!」ザシュッ

キョウ「なんとっ!」ガビーンッ

レッド「突っ込め、ジュニア!」

ジュニア「カラァッ!」ダッ



280:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/04(日) 00:16:19 ID:ObwEyRxc

レッド「ほねこんぼう!」

ジュニア「カラァッ!」ブオォォンッ!

キョウ「イ…イトマル!逃けるでござるっ!」アセアセッ

イトマル「イ…イトォッ」ササッドピュッ

レッド「逃がすな!」

ジュニア「カラァッ!」ブオォォンッ!

イトマル「イトッ!」ササッドピュッ

レッド「ちょこまかとォ…!」

キョウ「イトマル、逃げて逃げて逃げまくるでござるよぉ!」

イトマル「イトッ!イトッ!」ササササッドピュドピュッ

レッド「小賢しい…!」

イトマル「イトッ…!」コテッ

レッド「ッ!今だっ!」

ジュニア「カァァラァッ!」ブオォォンッ!



281:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/04(日) 00:23:02 ID:ObwEyRxc

べちょっ

レッド「ッ!?」

キョウ「やったでござるっ!」キャッホーイッ

ジュニア「カラァ…!」ネバネバァ…

レッド「コイツは…!」

キョウ「実は逃げながら蜘蛛の巣設置していたでござるよっ!ざまーみろっでござるっ!」

キョウ「イトマル!動けなくなった獲物をどくづきで止めを刺すでござるっ!」

イトマル「イトォ!」ピョーンッ

レッド「ジュニア!ほねブーメラン!」

ジュニア「カラァッ!カァラッ!」ブンッブンッ

めりっ!ぼきっ!

イトマル「イ…トォ……」ピクッ…ピクンッ

キョウ「ああっ!イトマルゥ!」

レッド「別に身動きが取れなくとも攻撃手段が無い訳じゃねぇ」フゥゥゥ

レッド(だが、この俺があの程度の罠を見抜けなかっただと…?クソッ…)



282:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/07(水) 00:20:23 ID:eG60cxSU

キョウ「こうなったら次はコイツでござるっ!いでよっモルフォン!」ポーイッ

モルフォン「モルフォーンッ」ポンッ

レッド「蜘蛛の次は蛾か…。ジュニア!もう一発ほねブーメラン!」

ジュニア「カァラッ!」ブンッブンッ

キョウ「モルフォン!サイコキネシス!」

モルフォン「モルゥッ!」ピキーンッ

ぴたっ

レッド「チィッ…!」

キョウ「返却するでござる!」

モルフォン「モルモルゥッ!」ピキーンッ

ぶおぉぉんっ!

レッド「キャッチしろ!」

ジュニア「カラ!」パシッ

キョウ「今でござる!どくのこな!」

レッド「ッ!」



283:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/07(水) 00:27:22 ID:eG60cxSU

モルフォン「モルモルゥ…」バッサバッサ

ジュニア「カラァ…!」ドクドクッ

キョウ「ふぁっふぁっふぁっ!動けない相手ならどくのこなを当てるのも楽でござる!」

ジュニア「カラァ…」ドクドクッ

レッド「ほねブーメランも効かないし、身動きも取れない上に毒状態にさせられとはな…」チッ

キョウ「モルフォン、このままのんびりと逃げ回れば、カラカラの体力は尽きるでござるよっ!」

モルフォン「モルモルッ♪」

レッド「チィッ…!くものすで交代も出来ない…。打つ手が…」

ジュニア「カラッ!」ピカーッ

ふぉんふぉんふぉんっ……

キョウ「な…何でござるかァー!?」

レッド「コイツは…!」

ジュニア「ガラガラァッ!」

レッド「ジュニアが…進化した……」



284:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/07(水) 00:33:07 ID:eG60cxSU

キョウ「で…でもっ!進化したとして、身動きが取れなければ…!」

ジュニア「ガラァッ!」ビリビリィッ

キョウ「なんとっ!?」

レッド「進化した事でパワーが上がったな…。しかも新技も覚えたか…」

レッド「ジュニア!ストーンエッジ!」

ジュニア「ガラァ……ガラァッ!」ブォンッ…カキンッカキーンッ!

キョウ「あわわわわっ…!」

モルフォン「モル…ッ!」

どおぉぉぉぉぉんんっ!!!

モルフォン「モルモルゥ……」ピクッ…ピクンッ

キョウ「バトル中に進化するなんて聞いてないでござるよぉー!」ウワァァァンッ

レッド「よしっ…!」グッ



290:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/07(水) 22:51:00 ID:eG60cxSU

レッド「二タテは出来たが…」チラッ

ジュニア「ガラァ…ガラァ…」ゼーゼー

レッド(ジュニアの毒による疲労が危ういな…)

キョウ「うぅ…こうなったら…」チャキッ

キョウ「とっておきのポケモンで行くでござるよぉー!」ポーイッ

クロバット「クロバッツ!」ポンッ

レッド「コイツは…また図鑑が反応しないか……」ピッピッ

レッド「だが見ただけで分かる…。コイツは……」チラッ

キョウ「このクロバットはズバットの最終進化系!さっきの二匹とはレベルがちがうでござるよっ!」

レッド「ズバット系統ならば毒・飛行タイプか…。ジュニア!ストーンエッジ!」

ジュニア「ガラァ…ガァラァッ!」ブォンッ…カキンッカキーンッ!

キョウ「クロバット!かげぶんしん!」

クロバット「クロッ!」シュバッシュババッ

レッド「速ェな…」



291:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/07(水) 23:34:38 ID:eG60cxSU

キョウ「そのままクロスポイズン!」

クロバット「クゥロバットォ!」ドクドクッザシュッ!

ジュニア「ガラアァァッ!」ドクドクッ

レッド「ジュニア!」

ジュニア「ガ…アラ……」ピクッ…ピクンッ

レッド「良くやった、ジュニア…」シュボンッ

キョウ「きゃっほーいっ!流石は父上の…じゃなくて拙者のクロバット!」

レッド「あのスピードに対抗出来、割相性の良い技で攻められるのは…お前しかいないな!行けッ!ピッキーマウス!」ポーイッ

ピッキー「ピィキャキャキャッwww」ポンッ

レッド「10万ボルトォ!」

ピッキー「ピィキャチュゥウwww」バチバチバチィ!

キョウ「かげぶんしんで回避して、ちょうおんぱでござるっ!」

クロバット「クロッ!バババババッ………!」シュバッ!パパパパパパッ

ピッキー「ピキャッwww!?」ピクンッ



292:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/07(水) 23:46:51 ID:eG60cxSU

レッド「しまった…!」

ピッキー「ピィ…///ピキャチュゥ……www///」シコシコシコシコッ

レッド「混乱して訳も分からず自分を慰めてやがる…」ハァ

キョウ「ピカチュウが何か股間を弄っている間にクロスポイズン!でござるっ!」

クロバット「クゥロッバットォッ!」ガブッドクドクッ

ピッキー「ピギャアァッンwww///」ドクドクドピュッ

レッド「………クソッ」

ピッキー「ピ…ピキャチュゥ…www」ピクッ…ピクンッ

レッド「やはりあの蝙蝠ヤロー、レベルが他のと違い過ぎる…。だが…」シュボンッ

キョウ「やっぱりクロバットは強いでござるねー!流石でござるっ!」キャッキャッ

クロバット「クロッ」プイッ

レッド(さっきの技…クロスポイズンではなくどくどくのきばだ…。一体どうなってやがる…?)

レッド「ただ言えるのはいい年したおっさんが忍者のコスプレでガキみたいにはしゃぎまわる姿は気持ち悪いって事だ」フゥゥ



293:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 01:56:36 ID:hCzC9vuE

キョウ「ふぁっふぁっふぁっ!拙者のクロバットは最強!誰にも勝てないでござるっ!」

レッド「まだだ…。まだ俺のポケモンは残っている」チャキッ

レッド「行けッ!フカヒレ!」ポーイッ

フカヒレ「フキャァッ!」ポンッ

キョウ「むっ!?謎のポケモンでござるっ。でもそんなの関係ねー!でござるっ!」

クロバット「クロォ!」ドクドクザシュッ!

レッド「穴を掘って躱せ!」

フカヒレ「フキャァッ!」ボココッ

キョウ「焼きが回ったでござるねっ!飛行タイプにあなをほるを使っても効果は無いでござるよ!」

レッド「地面の中からりゅうせいぐんッ!」

ごごごごごごっ…

キョウ「な…なんでござるかッ!?」

ぼこっ!ひゅぅ~~~~パアァァァァァンッドドドドドドドドドッ!!!



294:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 02:05:55 ID:hCzC9vuE

キョウ「何でござるかッこの技はッ!?」ガビーンッ

クロバット「クロォ!?」

キョウ「か…かげぶんしんで躱すでござるっ!」

クロバット「クロババババッ…」パパパパパパッ

キョウ「ちょうおんぱじゃなくてかげぶんしんでござるよっ!」

ドオォォォォォンッ!!!

クロバット「クロォッ!」

レッド「…地面から出てきて、ドラゴンクロー!」

フカヒレ「フキャアァッ!」ボコッザシュッ!

キョウ「どくどくのきばで攻撃するでござるっ!」

クロバット「クロバァット!」ドクドクザシュュ!

キョウ「だーかーらー!言う事聞くでござるよぉぉっ!」

レッド(コイツ……同じだ。俺と………)



295:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 02:18:24 ID:hCzC9vuE

『ストォ!ストォ!ストラァァイクッ!!!』ガオー

『クッ……!真剣…白羽取りィ…!』ググッ

『落ち着けキラ!そいつの首を取るのは今じゃねぇ!バトルに勝った後だ!ハードボイルドじゃねぇぞ!』

レッド(ポケモンのレベルの高さ故にそのポケモンの力を操れずにいる…)

レッド(自分とポケモンの力を驕り、暴走する…。俺とキラと同じだ…)

キョウ「クロバット!言う事聞くでござるっ!」

クロバット「クロォッ!」ザシュッ!ザシュッ!

フカヒレ「フゥキャッ!」ザシュッ

レッド(俺はキラが俺の言う事を聞かずに暴走しても、敵を倒せるなら構わないと思い、放って置いた…。だが…)

キョウ「なんでェ…なんで…エグッ…ぎいでぐれないでござるがあぁ…グスッ」エグエグッ

レッド(他人のを見たらかなり見苦しいな…)

レッド(俺も……か…)

レッド「キラ、ドラゴンクロー!」

フカヒレ「フゥキャアァッ!」

ザンッ!



296:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 02:21:43 ID:hCzC9vuE

『ストォ!ストォ!ストラァァイクッ!!!』ガオー

『クッ……!真剣…白羽取りィ…!』ググッ

『落ち着けキラ!そいつの首を取るのは今じゃねぇ!バトルに勝った後だ!ハードボイルドじゃねぇぞ!』

レッド(ポケモンのレベルの高さ故にそのポケモンの力を操れずにいる…)

レッド(自分とポケモンの力を驕り、暴走する…。俺とキラと同じだ…)

キョウ「クロバット!言う事聞くでござるっ!」

クロバット「クロォッ!」ザシュッ!ザシュッ!

フカヒレ「フゥキャッ!」ザシュッ

レッド(俺はキラが俺の言う事を聞かずに暴走しても、敵を倒せるなら構わないと思い、放って置いた…。だが…)

キョウ「なんでェ…なんで…エグッ…ぎいでぐれないでござるがあぁ…グスッ」エグエグッ

レッド(他人のを見たらかなり見苦しいな…)

レッド(俺も……か…)

レッド「フカヒレ、ドラゴンクロー!」キッ

フカヒレ「フゥキャアァッ!」ピカー

ふぉんふぉんふぉんっ……ザンッ!



297:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 02:29:33 ID:hCzC9vuE

フカヒレ「ガバァッ…!」ザッ

クロバット「ク…クロォ……」ガクッ

キョウ「クロバットォ!」

レッド「俺ももっと強くならなければな…」フッ

クロバット「ク…ロバァ…」ピクッ…ピクンッ

キョウ「うぅ……ぐろばっどぉ……」メソメソ

レッド「フカヒレ、進化、おめでとさん」ポンッ

フカヒレ「ガバッ!」

レッド「さて、アンタのお陰で色々考えさせてもらったよ。さっそくバッジでも…」

キョウ「………いやでござる」ボソッ

レッド「何?」ピクッ

キョウ「バトル中に二回も進化するなんてずるいでござるよぉー!こんなので負けるなんて認めないでござるぅー!バッジもやらないでござるぅー!」

レッド「オイ、何をガキみたいな…。それでもジムリーダーかよ」

キョウ「うるさーいっでござるっ!こうなったらジムのポケモン全員で……!」ゴソッ

「良い加減にするでござるッ!未熟者ッ!」



298:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 13:20:41 ID:hCzC9vuE

どろんっごちーんっ!

キョウ「ぴぎゃっ!」ゴチーンッ

キョウ「全く、人の留守中に何をたわけたことを…」プンプンッ

レッド「キョウが…二人だと……!?」

キョウ「いい加減に変化の術を解くでござる、アンズ!」

どろんっ

アンズ「うわあぁぁぁぁんっ!ちちうえぇ~!ごべんなざぁぁぁいっ!」ウワァァァンッ

レッド「片方のキョウがガキになりやがった……」

キョウ「申し訳ござらん、挑戦者殿。この者は我が娘、アンズでござる。拙者の留守中に拙者になりすまし、お主とバトルしておった」

アンズ「………」シュンッ

レッド「成程な…通りでジムリーダーの割にトレーナーのレベルが低いと思った」

キョウ「これ、アンズ!お主は何故こんな事をしたでござるか!?」

アンズ「だ…だってぇ…」



299:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 13:28:49 ID:hCzC9vuE

アンズ「いずれ父上は四天王になられるお方!父上が四天王になられた後のセキチクジムは拙者が守らなければいけないでござるっ!」

アンズ「でござる故に…今からでも父上の代わりを務めようと、こんな事を……」

レッド「………」

キョウ「アンズ……拙者はまだ修行の身。四天王になるのはまだ先の話。今はまだこのセキチクジムのジムリーダーでござる」

キョウ「それにお主にはまだ実戦は早い。その証拠に拙者のクロバットを使いこなせてはないではないか」

アンズ「あぅ…」シュンッ

キョウ「クロバットも家でアンズの様子を見ておけと言った矢先にコレとは…」ジトー

クロバット「ク…クロォ……」

キョウ「だがアンズ。お主が拙者の代わりにセキチクジムを守ろうと努めてくれていた事は、父として実に嬉しいぞ」ギュッ

アンズ「ぢぢう゛え゛ぇ~」ムギュー

レッド「………」フッ



300:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/09(金) 13:35:59 ID:hCzC9vuE

キョウ「申し訳ござらん、挑戦者殿。此度は拙者が遊郭へ行っている間に我が愚娘が迷惑を…」

レッド「………オイ、待て。今さっき聞き捨てならんセリフを聞いたぞ」

キョウ「これ、アンズ。この者にも謝罪するでござる」

アンズ「ご…ごめんでござるぅ…」ペコッ

キョウ「今回はお詫びとしてこのピンクバッジを進呈しよう」スッ

レッド「………待て、俺はアンタを倒してからそのバッジを貰い受ける」

キョウ「何とッ!?」

レッド「今はまだアンタがここのジムリーダーだ。アンタを倒さずにお情けでジムバッジを貰うなど、ハードボイルドじゃねェ」

キョウ「成程……しかと了解した」チャキッ

レッド「………」チャキッ

――――
――
キョウ「ふぁっふぁっふぁ。見事でござる」

レッド「………アンタに四天王はまだ早いな」

アンズ「父上をバカにするなでござるっ!」



304:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/10(土) 00:25:07 ID:diLSwQsE

サファリゾーン

レッド「………サファリゾーン、色んな珍しいポケモンが生息していると言う楽園………」

レッド「ハードボイルドな俺には関係ない場所だな……」チラッ…チラッ…

レッド「………」スタスタ

レッド「………」ピタッ

レッド「………こんな施設にはしゃぐのはガキだけだろ」ウズウズ

ブルー「きゃっほーいっ!」ユサユサッ

ケンタロス「モォォォォッ!」ドドドドドッ

レッド「………見なかった事にしよう」

ブルー「あっ!レッドくぅ~んっ!見て見て~ケンタロスだよ~!」ユサユサッ

レッド「………ハァ」



305:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/10(土) 23:37:34 ID:diLSwQsE

ブルー「よかったー。レッドくんにやっと追いついた」ヒョイッ

レッド「………あの人達はもう構わないのか?」

ブルー「うん。皆もう大丈夫みたいだよ」

ブルー「あの二人もレッドくんに謝っておいてくれだって」

レッド「そうか…」フッ

ブルー「もしかして、レッドくんもサファリゾーンに遊びに来たの?」

レッド「………………………………………別に」フイッ

ブルー「えー。サファリゾーン楽しいよ?このケンタロスのブルタウルスもここで捕まえたんだよ」

ブルタウルス「モォォッ!」

レッド「ケンタロスか…。ハードボイルドなポケモンだな」

ブルー「ね、ねえ…?レッドくんが、その…良かったら一緒にサファリゾーン回らない?」

レッド「何…?」ピクッ



306:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/10(土) 23:56:44 ID:diLSwQsE

ブルー「えっ?レッドくん、こう言う所好きじゃなかった?」

レッド「………………そんな事はない」

ブルー「………もしかして、私と一緒に回るのイヤ…?」ウルッ

レッド「………………そんな事はない」

ブルー「じゃあ決まりダネ!さっ、行こっ!」ギュッ

レッド「………ふぅ」

ブルー「いっぱいポケモン捕まえるぞー!」オー

レッド(………何だかあの頃に戻っていっている気がするな)



307:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/11(日) 00:05:27 ID:8fhoh4NU

サファリゾーン・広場

サイホーン「サァァイ…」ムシャムシャ

コンパン「コンパンッパンパパンッ」ピョンピョンッ

ラッキー「ルァァァァァァッキィィィィエェェェッ!」シュッシュッ!

サイホーン「サ…サィィ…」ビクッ

レッド「……………っ!」パァァッ

ブルー「すごい迫力ー!あのラッキーがこの辺りのボスなのかな?」

――――
――
ガルーラ「ガルゥ…」ナデナデ

子ガルーラ「アゥーアゥー」ニパァ

レッド「………っ」ホッコリ…

ブルー「あの子ガルーラ、カワイイィ~!」キャッキャッ



308:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/11(日) 00:10:47 ID:8fhoh4NU

――――
――
ドードー「ドードー!」シュタタタタッ

ドードリオ「トリオ!」シュタタタタッ

レッド「………ッ」ワクワクッ

ブルー「速ーいっ!でも私のブルタウルスの方が凄い速いもんねっ!」

――――
――
ニドリーノ「ニィドォ!」ガオー

ニドリーノ「ニドリィ!」ガオー

ニドリーナ「ニドリィナ……///」ポッ

レッド「………ふっ」ニヤニヤ

ブルー「一人の女の子を巡っての男の子通しの熱い戦い!イイねぇ!」



309:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/11(日) 00:16:06 ID:8fhoh4NU

――――
――
ブルー「ホラッ!サファリゾーン楽しいでしょっ?」

レッド「…………………悪くは無いな」

ブルー「もうっ。素直じゃないなぁ、レッドくんは。顔に隠してるつもりだろうけど、顔に出てるよ?」

レッド「………………」フイッ

ストライク「ストォッ!」シュッシュッ

ブルー「あ、あそこに居るのってストライクじゃない?木で居合切りしてるよっ」

レッド「………ストライク、か」チラッ

レッド「………」チャキッ

レッド(………キラ)



310:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/12(月) 23:45:08 ID:UO.1Rv.s

四年前・マサラタウン

がさごそっ

グリーン「なあ、ロリ巨乳ー。本当にここらへんにいるのかYO?」

ブルー「噂じゃこの辺りに出るんだって、死神!あと、そのあだ名やめてよー」

グリーン「でも町の大人やグランパが言ってたZE?ブルーは発育が良いから将来巨乳になるってYO」

ブルー「もうヤダなぁ、大人って!ねえ、レッドくん?」

レッド「知らねぇよ、そんな事。そんな事より、その死神ってどんな奴だよ」

ブルー「町の子たちが言うにはね、おっきい鎌を持ってるんだって!」

レッド「鎌だけで死神って言いすぎじゃないのか?」

ブルー「でも、この辺りのポケモンをいっぱい襲ってるんだって!」

グリーン「ふ~ん…」ゴソゴソ

レッド「それで?その死神さんを見つけてどうするんだよ?」

ブルー「………どうしよう?」

レッド「おいおい…」



311:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/12(月) 23:54:26 ID:UO.1Rv.s

ブルー「でも会ってみたいものは会ってみたいんだもんっ!」

レッド「それでソイツが本当に死神だったら命取られるかもよ?」

ブルー「だいじょうぶだよっ!レッドくんが居るし!」

レッド「そ…そうかよ///」フイッ

グリーン「………」

レッド「おい、緑。さっきから黙ってどうしたんだよ?」

グリーン「………コレ、死神じゃね?」

ストライク「ストォ……ストォ…」ゼーゼー

レッド「大きい鎌だな」

ブルー「死神さんだぁっ!」パァァッ

グリーン「ヘイヘイッ!何のんきに言ってんだYO!」

ストライク「スト…?」チラッ

赤緑青「っ!」ハッ



313:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/19(月) 22:50:10 ID:tV0n0Lz6

ストライク「ストォ…」ジリ…

レッド「………」ジリ…

ブルー「うぅ……」ギュー

グリーン「く、来るかっ!こんにゃろー!」

ストライク「ス……ト…」バタンッ

グリーン「あり?」

ブルー「死神…さん……?」

レッド「………コイツ、よく見たら傷だらけじゃねぇか」

ストライク「ス……」ボロボロッ

レッド「この傷…。鳥ポケモンのくちばしや爪の痕だな…。ポッポとかの大人しい奴じゃないのは確かだろうけど…」

ブルー「ね…ねえっ!早く手当してあげないと!」

グリーン「だ、だけどYO!コイツ、死神じゃないのかYO!?」

レッド「俺もブルーの言う通りだと思う。じゃなきゃ、死神が本物の死神に魂狩られちまうぞ。と言う訳でグリーン、傷薬取って来い」

グリーン「俺はパシリじゃねぇYO!」



314:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/19(月) 23:00:25 ID:tV0n0Lz6

――――
――
ストライク「ストッ…!」ズキッ

ブルー「沁みるけどガマンしてね?」シュッシュッ

ストライク「ストォ…」フゥゥ

レッド「しかし、この辺りじゃ本当に見かけない奴だな…。流れのポケモンか?」

グリーン「さっきグランパの研究所から取って来たポケモンの本によると、かまきりポケモンのストライクだってYO」

レッド「ストライクって言うんだな、お前」

ブルー「強そうだねー」

グリーン「強いってかボロボロじゃん」

ブルー「ねえ、この子、この後どうしよう?町に連れてく?」

レッド「いや、見かけないポケモンをいきなり町に連れてッたら大人たちがびっくりしてコイツに何するか分からねぇだろ」

グリーン「じゃあ傷が治るまでどこかの茂みに隠そうZE!」

ブルー「それ名案!」

レッド「グリーンにしては良い考えだな」

ストライク「スト…?」



315:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 18:17:42 ID:pIkZtc4.

――――
――
ストライク「スト…?」

レッド「よぉ」スッ

ブルー「ちゃんと大人しくしてる?死神さん」

グリーン「おっ、割と元気じゃんかYO」

ストライク「ストッ」コクッ

レッド「お前、結構物分かりがいいじゃねぇか」

ブルー「ポケモンも見かけによらなよね」

グリーン「ガキのくせに大人ぶってる奴も居るしな」

レッド「誰の事だ?」

ストライク「ストトトッ」クスッ



316:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 18:22:25 ID:pIkZtc4.

ザァーザァーザァー………

ストライク「スト…?」

レッド「よぉ」スッ

ストライク「スト?」キョロキョロッ

レッド「あの二人なら居ないぜ。ブルーは風邪ひいて、グリーンはオーキドの爺さんの手伝いがあるんだとよ」

ストライク「スト…」シュンッ

レッド「ククッ…。俺で悪かったか?」

ストライク「ストッ」フルフルッ

レッド「気ィ遣わしちゃったか?悪いな」ニカッ

レッド「ホレ、メシ持ってきたぞ」スッ

ストライク「スト…」ムシャムシャッ

レッド「旨いか?」

ストライク「ストッ!」コクッ



317:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 18:26:59 ID:pIkZtc4.

――――
――
グリーン「ヘイ、グランパ」

オーキド「何じゃ、グリーン?」

グリーン「もしよぉ、元々そこに居ない筈のポケモンがそこに住み付いたらどうなるんだ?例えば、イワークが近所の草むらに居るとかさ」

オーキド「そうじゃのぅ…。そこの生態系が崩れるのではないのか?いわゆる外来種って奴かのぅ?」

グリーン「………!」

オーキド「どうかしたのか?」

グリーン「な…何でもないYO!」

オーキド「………」



318:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 18:38:03 ID:pIkZtc4.

――――
――

レッド「だいぶ傷も治って来たな」

ブルー「良かったね、キラ!」

レッド「キラ?」

ブルー「ストライクって種族名でしょ?それじゃ自分の事を人間って呼ぶのと同じじゃん」

レッド「それで何でキラなんだ?」

ブルー「テレビでやってるガンポケ種の主人公のキラってトレーナーのポケモンがストライクだったから!」

ブルー「あと、デスレポートって漫画の死神自称してる主人公がキラって名乗ってたから!」

レッド「ふぅん…、それで良いのか、お前」

ストライク「ストッ」コクッ

ブルー「良いって!アリガト、キラ!」

グリーン「………」

レッド「どうしたんだよ、グリーン?さっきから黙り込んで」

グリーン「いや、あのn…「成程のぅ…そう言う事だったか」

赤緑青「!?」



319:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 18:46:20 ID:pIkZtc4.

オーキド「最近三人で隠れてこそこそしてると思ったらポケモンを匿っていたんじゃな」

レッド「オーキドの爺さん…」

グリーン「あちゃー」

オーキド「成程、ストライクか…。確かにこの辺りには見かけないポケモンじゃのぅ…」チラッ

キラ「スト…?」

ブルー「な…何で……?ムギュー

オーキド「どうりでグリーンがあんな事を聞いて来たと思ったわい」

ブルー「グ…グリーンくんっ!?」

レッド「グリーン…お前ェ。大人にチクったな…?」キッ

グリーン「ち…チクってねぇYO!ただ、グランパに元々そこに居ない筈のポケモンがそこに住み付いたらどうなるんだって聞いただけで…」

オーキド「さてはて…どうしたものかな…」スッ

ストライク「ストッ!?」



320:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 18:55:27 ID:pIkZtc4.

ザッ

レッド「………」キッ

ブルー「むぅっ…」キッ

グリーン「ヘイヘーイ」キッ

キラ「ストォ…」

オーキド「お前達…」

レッド「キラにヒドイことはさせねェ」

ブルー「キラを連れてかないで!」ウルッ

グリーン「まあ、流れ的な?」

オーキド「やれやれ…困ったのぅ……」

がさがさっ

町人「大変だ、オーキド博士!町にオニドリルとオニスズメの大群が!」

オーキド「何じゃと!?すぐに向かわなければ!」ダッ

キラ「ッ!」ズキッ



321:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 19:00:49 ID:pIkZtc4.

ブルー「た…大変!私たちも町に戻らなきゃ!」

グリーン「でもオニスズメとオニドリルの大群が何で…?」

レッド「………もしかして」

『この傷…。鳥ポケモンのくちばしや爪の痕だな…。ポッポとかの大人しい奴じゃないのは確かだろうけど…』

レッド「キラ!居ない…」

ブルー「キラ!?一体どこにいっちゃったの!?」

グリーン「それより早くマサラタウンに戻ろうZE!」ダッ

レッド「キラ…」ダッ



322:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 19:06:04 ID:pIkZtc4.

マサラタウン

オニドリル「ギャァーギャァー!」バッサバッサッ

オニスズメ「ギャァーギャァー!」バッサバッサッ

「キャー!」

「カツラ盗られた―!」

オーキド「まさか…昨日散歩してて、間違ってオニドリルたちの巣に石を投げてしまったからか…?」

レッド「アンタの所為か!」

ブルー「このジジィ!一瞬キラの所為かと思ったじゃんっ!」

グリーン「クソッ…流石に俺も見損なったZE!」

オーキド「ス…スマン……」シュンッ

ゴォォォォッ!

オニドリル「ギャァーギャァー!」ゴォォ!

ブルー「きゃぁっ…!」

レッド「ブルー!」バッ



323:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 19:11:49 ID:pIkZtc4.

ガキィィンンッ!

キラ「ストォ…!」ググッ

レッド「キ…キラ……?」

ブルー「キラァ!」

グリーン「あ…危なかったぁ…」ホッ

キラ「ストォォッ!」キッ

オニドリル「ギャアァー!」プンプンッ

キラ「ストォォ……」フーフー

レッド「キラ……?」

シュンッ…ザシュッ!

オニドリル「ギャアァァァー!」ブシャー

レッド「ッ!?」

ブルー「へっ?」

グリーン「な…何が……?」



324:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/20(火) 19:13:29 ID:pIkZtc4.

オニスズメ「ギャアァッ!?」

シュンッ……ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!

オニスズメ「グギャアァァァッ!」

キラ「…………ストォ…ストォ……」ハァハァ…

ブルー「キ…キラ………?」

グリーン「オニスズメとオニドリルが一瞬で……」

レッド「コレをキラ……が…?」

オーキド「凄いレベルじゃのぅ」



327:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 00:03:17 ID:.JAINCLs

キラ「ストォォ………!ストォォォ………!」フーフー

レッド「キ…ラ……?」

キラ「ストラァァァイクッ!」ガオー

「わー!何だ何だー!?」

「まだポケモンが暴れているぞー!」

ブルー「ちょっと!キラァ!どうしちゃったの!?」ワタワタッ

グリーン「ちょっ…コレ、マズくね?」

オーキド「さっきのバトルで何かのスイッチが入ってしまったのかもしれんのぅ」

キラ「ストラァァァイクッ!ストラァァァイクッ!!!」ブオォォンッ!ブオォォンッ!

レッド「キラ………」

ブルー「レッドくん!」

グリーン「待てレッドゥ!今のキラに近づいたら…!」

レッド「………」フゥゥ

レッド「………来な、キラ」ニカッ

キラ「ストラァァァァァァッイクッッ!!!」シュバッ!



328:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 00:09:31 ID:.JAINCLs

ちゃきっぽんっ

ガルーラ「ガルゥゥラアァァッ!」

レッド「っ!?」

オーキド「ガルえもん、ねこだまし!」

ガルえもん「ガルゥツ!」パンッ

キラ「ストォッ!?」ビクッ

オーキド「続けて…」チャキッポーイッ

ラッキー「ラッキー」ポンッ

オーキド「ラキえもん、うたうじゃ!」

ラキえもん「ら~きィィィィィイイイイッ♪」

キラ「ス……ト……」ウトウト…

ばたんっ

キラ「ストォ……」スヤスヤ

レッド「………」



329:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 00:15:49 ID:.JAINCLs

ブルー「レッドくぅぅんんっ!よがっだあぁぁっ!」ウワアァァンッ!

グリーン「ひやひやしたZE…」

オーキド「レッドよ、あまり暴走して我を忘れたポケモンを相手に無茶してはならぬぞ」

レッド「………」

レッド「………なあ、オーキドの爺さん。キラ…このストライクをどうするつもりだ?」

ブルー「っ!」

グリーン「………」

オーキド「そうじゃのぅ……。このまま野生に還しても、この辺りの生態系に影響が出てしまうじゃろうし、誰かに捕獲してもらうのが一番じゃろうな…」チラッ

レッド「………なら、俺がキラを捕獲して育てる」

オーキド「………良いのか?さっきの様に暴走するかもしれんぞ?」

レッド「俺がキラを暴走させないように育てる。そうすれば文句無ェだろ?」

オーキド「………良いじゃろう」



330:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 00:20:00 ID:.JAINCLs

――――
――
「……ッドく……レッ……くんっ!」

ブルー「レッドくん!聞いてるっ?」ユサユサッ

レッド「ん……ああ。すまん、ぼーっとしてた。何だっけ?」

ブルー「だからあっちでハクリューのシューがあるんだって!一緒に観に行こっ!」ギュッ

レッド「………ああ」

レッド(あれから俺はキラを暴走しないように育てていたが、今だにキラのレベルの高さ故に成果を上げれていない…)

レッド(俺は………)ギリッ…



331:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 00:24:57 ID:.JAINCLs

――――
――
ブルー「あー、楽しかったね、サファリゾーン!」

レッド「そうだな」

ブルー「ねえ、レッドくんはこれからどうするの?」

レッド「海に出ようと思っている」

ブルー「海、かぁ…。じゃあまたここでバイバイだね」

レッド「お前はどうするんだ?」

ブルー「私、まだセキチクシティでやり残した事があるんだ」

レッド「そうか…。じゃあ、またな。ブルー」

ブルー「うんっ!」

たったったっ………

ブルー「あっ!」

レッド「?」

ブルー「私ィ!ぜったいぜっったい!ぜぇぇったぁいっ!レッドくんに追いつくからねェェッ!」

レッド「………?、おう追いついてるじゃねぇか?」



332:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 00:29:46 ID:.JAINCLs

レッド

手持ち 六匹      
リザードン  ♂ NN ライター      ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv39                       Lv32
ドラゴンクロー かえんほうしゃ      10万ボルト でんこうせっか
りゅうのいかり  エアスラッシュ      くさむすび  ちょうはつ

ニドキング ♂ NN マスキオ      ??? ♀  NN フカヒレ
Lv36                     Lv30
どくづき あばれる             きりさく あなをほる
10万ボルト にどげり           ドラゴンクロー りゅうせいぐん

ストライク ♂ NN キラ        ガラガラ ♂ NN ジュニア
Lv48                    Ⅼv30
つるぎのまい はがねのつばさ    つばめがえし ストーンエッジ
つばめがえし でんこうせっか     ほねブーメラン  つるぎのまい

ボックス
カビゴン



333:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 19:36:52 ID:.JAINCLs

19番水道

レッド「………」

カビゴン「ぐおーぐおー」プカプカッ

ぴくんっ

レッド「っ!とーうっ!」グイッ

クラブ「ごぽぽぽっ」バシャァァァンッ

レッド「モンスターボール、特攻!」ポーイッ

ばしゅんっ!

レッド「クラブ、か…。これでは波乗りするには心もとないな」

レッド「かく言う、このカビゴンも…」チラッ

カビゴン「ぐおーぐおー」プカプカ

レッド「ただの浮島状態、か…」

あほーあほー

レッド「そして、いつの間にかどこかに流されていた。いわゆる遭難って奴か…」フゥゥ



335:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 23:21:30 ID:.JAINCLs

レッド「どこかに海を渡るに適したポケモンは居ないものか…」キョロキョロ

「ラアァァァッ!」

レッド「この声は…?」

ラプラス「ラプラプウゥゥッ!」

レッド「アレはラプラス…。のりものポケモンか…。あれほど波乗りに適しているポケモンは居ねぇな…」チャキッ

ぽっぽー!

密猟者1「コラー!待てや、ラプラスゥ!」

密猟者2「大人しく捕まれやー!」

ラプラス「ラプラアァッ!」ウワアァァンッ!

レッド「む?」

密猟者1「いい加減にしねェと…」チャキッ

バァンッ!バァンッ!

ラプラス「ラプゥッ!」ガクッ

密猟者2「オイオイ、あんま傷つけて売り物にならなくなったらどうするんだよ!」

密猟者1「悪ィ悪ィ」



336:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 23:45:23 ID:.JAINCLs

ライター「グオォォォォッ!」バァサバァサッ

密猟者1「な…何だァ!?」

密猟者2「リザードン!?」

レッド「ライター!かえんほうしゃ!」

ライター「グオォォォォッ!」ボオォォッォォッ!

密猟者1「アチチチチッ!」

密猟者2「何なんだ、あのガキィ!」

レッド「大丈夫か、お前」ナデナデ

ラプラス「ラプゥ…?」

レッド「………テメェら小悪党にゃ生きる価値も見出せねェな」チャキッ

レッド「斬れ…キr……ッ!」ハッ



337:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 23:46:27 ID:.JAINCLs

『ストラァァァイクッ!』

『ポケモンもトレーナーも己の力に驕り、自身以上を操ろうと、力に溺れ、力に呑まれる!そんな事でハードボイルドなトレーナーを名乗るなど、笑止千万!醜悪至極ゥ!』

レッド「チィッ…!」

バァンッ!

レッド「ッ……!」ゴフッ

密猟者1「あっ…」シュゥゥ

ライター「グオォッ!?」

ラプラス「ラプゥッ!?」

レッド「………グッ」グラッ

ばっしゃあぁぁぁぁんっ!



338:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 23:50:04 ID:.JAINCLs

ふたごしま

バッシャアァァァァンッ!グオォッ!ラプラァッ!ヤッチマッタァー!ズ…ズラカルゾォ!

?「ミロォ!ミロォ!」クイクイッ

?「どうかしたの?」ナデナデ

?「………!アレってもしかして…!」

?「行くわよっ、ミロカロス!」ヌギッ

ミロカロス「ミロォ!」

ばっしゃあぁぁぁぁんっ!



340:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/23(金) 20:04:31 ID:J6j96Upc

――――
――
「……ッド……ッド……ん……レ……」

レッド「ん……」

シロナ「レッドくんっ!」ペチペチッ

レッド「ん……あ…シロナ…の…姐…さん……?」

シロナ「良かった、意識はあるようね」ホッ

レッド「ここ…は……?ッ痛ゥ…!」ズキッ

シロナ「まだ無理に動かない方が良いわ。急所は外れてるけど、結構血が出てたから」

レッド「ああ…」フゥゥ

シロナ「それにしても驚いたわ。キミとこんな形で再開するなんてね」

レッド「ああ、俺もだよ。………と言うか、何で俺、裸?」

シロナ「服が濡れてたから。そのままだと風邪引いちゃうだろうし」

レッド「そして何故に姐さんも裸?」

シロナ「コートが濡れるのがイヤだったんだもの」



341:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/23(金) 23:48:29 ID:J6j96Upc

レッド「だけど、何で姐さんはこんな所に居るんだ?」

シロナ「ちょっとこの島には面白いのがあるのよ」

レッド「ふぅん…」

シロナ「そ・れ・で♪」グイッ

レッド「な…何ですか?」

シロナ「レッドくんはハードボイルドなチャンピオンを目指す為にあれからどれくらいの女の子を味わったのかしら?」

レッド「ああ…マサラ出る時も入れたら、ナツミさんにカスミにエリ子、エリカお嬢…あと、逆痴漢して来たミニスカ…」

シロナ「あらあら。中々大人な体験をしたのね」

レッド「………だけど、あの時、姐さんに言われた言葉…。外の世界には沢山俺より強い奴が居る…。それをあれから体験した…。文字通り…身を持ってな」

シロナ「そう…」

レッド「そいつと戦って以来…どうしてもそいつの言葉が俺を揺さぶって来る…。俺の積み重ねてきた努力を全てぶち壊された気分だ…」

シロナ「………」

レッド「俺がキラを…使いこなせずにいる。いや、キラだけじゃねェ…。ライターもピッキーも皆俺のレベルの低さの所為で傷つけてしまった…」

レッド「今の俺はちっともハードボイルドじゃねェ…。スレタイ詐欺にも程がある…!」グッ…



344:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/25(日) 00:01:21 ID:gC7KnwBA

ぎゅっ…

レッド「あ…っ」

シロナ「そんなに塞ぎ込む事はないわ。何だかんだでレッドくんはまだ十歳じゃない」ナデナデ

レッド「だが…!俺はハードボイルドな漢にならなければ…!」

シロナ「レッドくんがどうしてそんなにハードボイルドになりたいのかは知らないけど、たまには無理せず大人に甘える事も大事よ?」

レッド「姐さん…」

レッド「ぐ…っ…うァ゛……ッ」グッ…

シロナ「………」ナデナデ



345:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/25(日) 00:07:51 ID:gC7KnwBA

――――
――
レッド「………すまなんだ、姐さん。らしくなく取り乱した」

シロナ「年相応で可愛かったわよ?」

レッド「………よしてくれ」テレッ

ばしゃあぁんっ

ラプラス「ラァプゥ!」

レッド「お前は…!そうか、無事だったか…」ホッ

シロナ「この子、キミについて来たのね」

ラプラス「ラアプゥッ!」

がしゃぁんっ

レッド「これは俺のハーレー!お前が拾ってくれたのか?」

ラプラス「ラプッ!」コクッ

レッド「ありがとな」ナデナデ

ラプラス「ラプゥッ♪」スリスリ



346:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/25(日) 00:18:08 ID:gC7KnwBA

シロナ「ねえ、この子、レッドくんの仲間になりたいんじゃないの?」

レッド「そうなのか?」

ラプラス「ラプゥ!」コクッ

レッド「そうか…来いよ、ラプラス」カチッ

ばしゅんっ!

レッド「これから宜しく頼むぞ、ラプラス…」

レッド「そう、名は…乗り物…舟…アークにするか」

シロナ「良かったわね、レッドくん」ニコッ

レッド「………シロナの姐さん、折り入って頼みがある」

シロナ「なぁに?」

レッド「俺を鍛えてくれ」



347:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/25(日) 00:29:30 ID:gC7KnwBA

シロナ「それは構わないけど……どうして?」

レッド「俺は弱い。トレーナーとしての…ハードボイルドとしての精神も力も…!」

レッド「そう、一番長く一緒にいる筈の奴にさえも認められない程にな…」

レッド「今の俺じゃ、この先の強い奴や、俺にトラウマを植え付けた奴にも一生勝てねェ…」

レッド「俺はあの漢に………勝ちたいんだ。トレーナーとしてもハードボイルドさにしても」グッ

シロナ「そう…分かったわ。でもこれだけは先に言っとくわ」

レッド「?」

シロナ「バトルは勝ち負けより大切な事があるって事を覚えといてね」

レッド「………ああっ!」

シロナ「ふふっ。じゃあ楽しみましょ、二人っきりでの修行♪」



351:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 19:10:15 ID:mWjKbVhg

――――
――
シロナ「二週間、よく頑張ったわね」

レッド「結局一度もバトルに勝つ事も先にイかす事も出来なんだがな…」

シロナ「ふふっ。そう落ち込まないの」

レッド「誰がっ」

シロナ「じゃあコレは頑張ったレッドくんへのご褒美」スッ

レッド「………石?赤と黒の二種類の色の石なんて珍しいな…」

シロナ「以前偶然拾った物なんだけど、私は使わないもの」

レッド「このお姉さん、要らないものを押し付けやがった」

シロナ「でもレッドくんの役には立つと思うよ」

レッド「どう言う意味だ…?」

シロナ「その石を試しにキラに持たせてみると良いわ」

レッド「姐さんがそう言うなら…」



352:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/27(火) 00:05:00 ID:6JSde09I

シロナ「この島をずっと西に向かえば、次のジムのあるグレン島に着くわ」

レッド「ああ、分かった」ポーイッ

アーク「ラプゥッ!」プンッ

レッド「姐さんはまだこの島に残るのか?」スタッ

シロナ「ええ。まだちょっと調べたい事があるから」

レッド「そうか…。じゃあ世話になったな、姐さん」

シロナ「またいつか会いましょ、レッドくん」ニコッ

レッド「次会った時は本気でバトルしようぜ」

シロナ「ふふっ。その時は本気を出させてね?」

レッド「ふっ…今に見てな」ニヤッ

レッド「行くぞ、アーク!」

アーク「ラプゥゥッ!」



356:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/27(火) 18:49:06 ID:6JSde09I

グレン島

レッド「よっと…。お前を仲間に出来て良かったぜ。ハーレーも乗せれるしな」スタッ

アーク「ラプゥッ♪」

レッド「ありがとよ、ゆっくり休んでいてくれ」シュボンッ

レッド「さて、と…。いきなりジムに行くのもアークに悪ィな…」

レッド「あのでかい家に行ってみるか…」



357:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/27(火) 19:02:19 ID:6JSde09I

ポケモン屋敷

ぎいぃ…ばたんっ

レッド「………やけに寂れた屋敷だな」キョロキョロッ

ガーディ「わんっ」イチャイチャ

ロコン「こぉん…!こぉぉんっ…!」イチャイチャ

ドガース「ドガー」フワフワ

レッド「人が居なくなってからポケモンが住み着いたのか…」

レッド「………この本は日記か…?」ヒョイッ

ぱらぱらっ…

・7月5日:ここは南アメリカのギアナ。ジャングルの奥地で新種のポケモンを発見

・7月10日:新発見のポケモンをわたしはミュウと名付けた

・2月6日:ミュウが子供を産む。産まれたばかりのジュニアをミュウツーと呼ぶことに…

・9月1日:ポケモン ミュウツーは強すぎる。ダメだ…私の手には負えない!

レッド「………ふぅん」パタンッ



358:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/28(水) 23:47:28 ID:lSMR6KkM

グレンジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来な」

カツラ「うおおーすっ!少年!挑戦者かぁー!」ファサァ

レッド「ふんっ。見た目がどこぞのゴーストライターの野郎みたいだな」

カツラ「誰がサム=ラゴーチじゃぁっ!」カポッ

レッド「ズラッ!?」ガビーンッ

カツラ「ズラじゃない。カツラじゃ」

レッド「どっちでも良いから、ヤろうぜ、ポケモンバトル」チャキッ

カツラ「ケンカっぱやいな少年!望み通りすぐバトルをしてやるわい!使用ポケモンは三体じゃ!」チャキッ

レッド「上等…!光射す道となれ!フドウ!」ポーイッ

フドウ「ゴポポポッ」ポンッ

カツラ「キングラーか…。ではワシにポケモンはギャロップじゃ!」ポーイッ

ギャロップ「ひひーんっ!」ポンッ

カツラ「ワシは炎ポケモンの使い手。水タイプが相手でも頑張るぞっ!」



359:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/30(金) 10:02:49 ID:OhXiDS8E

カツラ「先手必勝じゃ!ギャロップ、メガホーン!」

ギャロップ「ひひぃーんっ!」ジャキィィンッパカラパカラッ

レッド「………フドウ、動くな」

フドウ「ゴポッ…」ズンッ

カツラ「そのまま行けぇい!」

ギャロップ「ひひぃぃぃんっ!」パカラッパカラッ

レッド「………今だ!」

ガキィィィィンッ!



360:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/30(金) 10:09:18 ID:OhXiDS8E

レッド「………良いタイミングだ」ニヤリッ

フドウ「ごぽぽっ」ググッ

ギャロップ「ぶるるる…」ググッ

カツラ「はっはっ!やりおるのぅ!」

レッド「そのままたたきつける!」

フドウ「ごぽぉっ!」ブオォォンッ!

ドオォォォォォンッ!!!

カツラ「無事かのぅ、ギャロップ?」

ギャロップ「ぶるるっ…」ブルッ

カツラ「どうやら接近戦は不利のようじゃのぅ」

レッド「動かざる事、山の如し…。俺のフドウにはスピードを補うためにそう言う戦い方を覚えさせた」

カツラ「キングラーの攻撃力と防御力があっての戦法じゃのぅ…」



361:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/30(金) 10:56:42 ID:OhXiDS8E

レッド「疾き事、風の如くゥ!間髪入れずにクラブハンマー喰らわしなァ!」

フドウ「ゴポポォッ!」ブクブクッブオォォンッ!

カツラ「とびはねるで躱せェい!」

ギャロップ「ひひぃぃんっ!」ピョーンッ

レッド「にゃろうっ…。やはりスピードじゃ無理か…。だったら落ちてくる所を…」

カツラ「空中でにほんばれじゃぁ!」

ギャロップ「ぴっかー!」

ピッカー!」

フドウ「ゴポッ…!」マブシッ

レッド「チィッ…!目がァ…!目がァ…!」

カツラ「そのままとびはねる攻撃!行けェいッ!」

ギャロップ「ひひぃぃいんっ!」

どごおぉぉぉぉぉんっ!

レッド「………なぁんてな」ニヤリッ



362:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/30(金) 11:01:48 ID:OhXiDS8E

がちんっ!

ギャロップ「ぶるるっ!?」ググッ

フドウ「ごぽぽっ…!」ググッ

レッド「つーかまえた」

カツラ「何と…。攻撃を喰らった後直ぐにハサミで捕えたか…」

レッド「フドウの防御力舐めんじゃねェ!クラブハンマァァー!!!」

フドウ「ゴォポポッ!」ブクブクッブオォォンッ!

ギャロップ「ひひ…!」

どごおぉぉぉぉぉんっ!

ギャロップ「ぶる……」ピクッ…ピクンッ

カツラ「良くやったのぅ、ギャロップ」シュボンッ

レッド「良いぜ、フドウ」

フドウ「ゴポッ!」ジャキンッ



364:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/31(土) 01:11:17 ID:k5drgQts

レッド「さぁ、もっとバトルを楽しもうや。ズラの爺さん!」

カツラ「ズラではないっ!カツラじゃぁっ!」ポーイッ

ウィンディ「わおぉぉぉんっ!」ポンッ

レッド「わんこか…」

カツラ「コイツはワシの若い頃からの仲でのぅ…」モフモフッ

レッド「………」ウズウス

カツラ「羨ましいか?ホレ、もふもふっ」モフモフッ

レッド「羨ましくねェ…」ワキワキッ



365:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/31(土) 01:12:26 ID:k5drgQts

カツラ「本当の疾き事、風の如くを見せてくれるわァ!ウィンディ!しんそく!」

ウィンディ「わおぉんっ!」シュンッ

レッド「消えたッ!?」

シュンッ!

フドウ「ゴポッ!?」

カツラ「ゼロ距離だいもんじじャァ!」

ウィンディ「ばぁぁうっ!」ボオォォッォォッ!

フドウ「ゴポポォッ…!」ジュゥゥゥッ…

レッド「はさみで捕えろ!」

カツラ「遅いわァ!しんそくで躱せェい!」

フドウ「ゴポッ!」ジャキンッ

ウィンディ「わんっ!」シュンッ

レッド「チィッ…!」

カツラ「どうじゃ!コレが本当の疾き事、風の如くじゃ!」



366:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/31(土) 01:23:16 ID:k5drgQts

フドウ「ゴポォ…ゴポォ…!」ヒリヒリ…

レッド「日差しの強い状況でのゼロ距離だいもんじ…。しかも追加効果で火傷か…。水タイプとはいえ、特防の低いフドウにはかなりの痛手か…」

カツラ「ギャロップが命がけで残してくれたバトン、無駄にはせんわいっ!」

レッド「良いねェ…。そう言うのは嫌いじゃねェ…」ニヤリッ

カツラ「では続けて行くぞ!しんそくで接近じゃぁ!」

ウィンディ「わんっ!」シュンッ

レッド「がんせきふうじ!」

フドウ「ゴポッ!ゴポッ!」ドシュッ!ドシュッ!

ウィンディ「キャンッ!」

レッド「貰ったァ!クラブハンマァァァッ!!!」

フドウ「ゴポォォッ!」ブクブク…ブオォォンンッ!

カツラ「負けるなウィンディ!そのスピードのままワイルドボルトじゃぁ!」

ウィンディ「わおおぉぉぉぉおんっ!!!」バチバチッ…ゴオォォォ!

ドオオオオォォォォォンッッッ!!!



367:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/31(土) 09:40:39 ID:k5drgQts

レッド「………フドウ、良いハードボイルドだった」

フドウ「ゴ…ポ……」ピクッ…ピクンッ

カツラ「良くやったのぅ、ウィンディ」ナデナデ

ウィンディ「へっへっ」

レッド「フドウの特性はかいりきバサミ…。攻撃力を下げられない特性だが、火傷による攻撃力低下は防げなんだか…」シュボンッ

カツラ「その上、水タイプの技に対して電気タイプの技をぶつけたのじゃ。競り負けるのも無理はなかろう」

レッド「良いねェ…」ニヤリッ

カツラ「ほぉ…。ポケモンがやられたのに、笑みを浮かべるとはのぅ…」

レッド「楽しいんだよ…ポケモンバトルがな…。相性が有利でも技や戦術で何度でも覆される…。そのワクワク感が俺の血潮を激しく沸騰させる…!」

カツラ「はっはっはっ!良いぞ、少年!ポケモンバトルではそう言う気持ちが大切じゃぞっ!」

レッド「ああ…。俺も最近まで忘れてたよ…」フゥゥ

レッド「さてっ…と、勝たせてもらうぜ、ズラの爺さん!アーク、特攻!」ポーイッ

アーク「ラァプゥゥッッ!」ポンッ

カツラ「ほう…。またしても水タイプか…。あくまでセオリーを崩さんか…。だが鈍足のラプラスでは神速のウィンディのワイルドボルトの餌食ぞ!」



368:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/31(土) 09:54:19 ID:k5drgQts

レッド「やはり、あのしんそくが厄介だな…。相性が良くても攻撃が当たらなければ意味が無い…」

カツラ「はっはっはっ!悩む事は人生じゃぞ、少年!」

ウィンディ「わんわんおっ」シュンッ!シュンッ!シュンッ!

レッド「海でもない限り、アークがあのスピードに追い付けない…。そんな事ハナから分かってらァ!」

カツラ「何ッ!?」

レッド「そう、普通のフィールドではアークがスピード勝負で勝つ事は出来ない!そう、普通のフィールドではな!」

レッド「アーク、ぜったいれいど!」

アーク「ラアァァァァァァァァッ!!!」パキッ…パキパキパキッ…

カツラ「只でさえ攻撃が当たらないのに、一撃技で仕留めようと考えるとは…!愚かじゃぞ!」

レッド「誰がウィンディに当てると言ったよ…?」

パキ…パキパキパキパキパキパキパキッ……!

カツラ「こ…コレは…!フィールドが…!」

レッド「これぞ俺が考え出したフィールド支配技…『絶対氷域』!」ドンッ



369:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/31(土) 23:55:14 ID:k5drgQts

カツラ「こんなモノ!見かけ倒しじゃ!ウィンディ、だいもんじじゃァ!」

ウィンディ「ばあぁぁぁうっ!」ボオォォォォォォッ!!!

レッド「アーク、躱せ!」

アーク「ラプゥゥッ!」スーイスイ

カツラ「何と!」

レッド「この絶対氷域内では、氷タイプのポケモンのスピードを高める効果がある…」

カツラ「ならば、しんそくで接近してワイルドボルトじゃぁっ!」

ウィンディ「わんっ!」シュンッ

レッド「そして…」

ウィンディ「わふっ!?」ツルッ

つるつるつる~~どおぉぉんっ!

カツラ「ウィンディ!」

レッド「絶対氷域内では氷タイプと飛行タイプ、特性がふゆう以外のポケモンはすばやさが逆に極端に落ち、先制技は発動しなくなる…」フゥゥ



370:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/01(日) 00:06:04 ID:s3bqqMDU

カツラ「まさに、氷タイプの為の聖域…と言う訳じゃな…」

レッド「その通り」ニヤリッ

カツラ「ならば、ウィンディ!フィールドにだいもんじじゃ!この氷をと溶かすのじゃ!」

ウィンディ「ばあぁうっ!ばあぁうっ!」ボオォォォォォォッ!!!ボオォォォォォォッ!!!

レッド「無駄だ」

じゅうぅぅぅぅぅぅぅ……

カツラ「まさか…!?この日差しが強い中でのだいもんじで溶けないのか…!?」

レッド「この氷はただの氷じゃねェ。絶対零度の氷河よ。そんじょそこらの炎じゃ簡単には溶けないぜ」

レッド「それに、絶対氷域の力はそれだけじゃねェ!アーク!なみのりだァ!」

アーク「ラプウゥゥッ!」ゴオォォォ!

カツラ「こ…コレは…!」

レッド「絶対氷域内でなみのりを使えば、その力、スピードは通常の倍以上になる!」

ザアァッパアアァァァァァァァァンッ!!!

カツラ「ウィンディ!」

ウィンディ「わふぅ~~」ピクッ…ピクンッ



371:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/01(日) 23:03:29 ID:s3bqqMDU

レッド「良いぞ、アーク」ナデナデ

アーク「ラプゥ♪」スリスリ

カツラ「絶対零度の氷河…。これは厄介じゃのぅ…」シュボンッ

カツラ「じゃが絶対零度は-273度…。ならば、奴の出番じゃな…」チャキッ

レッド「………何か、来る…!」ピクッ

カツラ「出でよ、ブーバー!」ポーイッ

ブーバー「ブゥ…」ポンッ

じゅぅぅぅぅっ……

レッド「ブーバーの足元が…」

カツラ「こ奴は普段火山の火口の中におる。故にこ奴自身の体温が高いのも当たり前じゃろう」

カツラ「じゃがまだ驚くのは早いぞ!ブーバー!火山の火口のマグマで鍛えた己の技を見せるのじゃ!フィールドにオーバーヒート!」

ブーバー「ブゥゥバアァァァァッ!!!」ボオオォォォォォォォッ!!!

じゅわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ………!!!

レッド「ッ!?まさか…!」

カツラ「絶対氷域、破れたり!」



372:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/01(日) 23:15:39 ID:s3bqqMDU

アーク「ラプゥ…!?ラプゥ…!?」

レッド「まさか…絶対零度の氷河で出来た絶対氷域が溶かされるなんてな…」

カツラ「儂のブーバーの炎は氷河をも焼き尽くすマグマで鍛えたモノじゃ!」

レッド「氷河じゃマグマに敵わない…ってか?だがオーバーヒートは使用後、特攻が大幅に…」

カツラ「心配無用じゃ。白いハーブを持たせておる」

レッド「にゃろう…」チッ

カツラ「さて、これでブーバーの素早さがラプラスを超えたぞ!けだぐりじゃあ!」

ブーバー「ブバッ!」ゲシッ

アーク「ラプゥアッ!」ズキッ

カツラ「ラプラスの体重は220キロ!けだぐりの威力は高まるぞ!」

レッド「まだだ!のしかかり!」

カツラ「遅い!かみなりパンチじゃあっ!」

ブーバー「ブバアァッ!」バチバチッ…バンッ!

アーク「ラプウゥゥッ!」ビリビリィッ



373:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/01(日) 23:22:54 ID:s3bqqMDU

アーク「ラ…ラプゥ……」ピクッ…ピクンッ

レッド「アーク、お前も良いハードボイルド…じゃないな。ハードガールだったぜ」シュボンッ

カツラ「さっきの絶対氷域は中々良いアイデアじゃったぞ!」

レッド「ククッ…。アリガトよ」チャキッ

カツラ「やはり楽しそうじゃのぅ」

レッド「ああ、楽しいさ。やっぱ、ポケモンバトルはこうでなくてはなァ…!」

カツラ「さあ、互いに残り一匹!このバトル、最後まで楽しもうぞ!」

レッド「ああっ!行くぞッ!ライター、特攻!」ポーイッ

ライター「グオォォォォッ!!!」ポンッ



375:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/02(月) 18:35:16 ID:xjofnN9A

レッド「フッ…。最期は炎タイプ同士、か…」

カツラ「はっはっはっ!これはさっきと違ってフィールドが熱くなりそうじゃのうっ…!」

レッド・ズラ「「かえんほうしゃ!」」

ライター「グオォォォッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

ブーバー「ブバアァァッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

ドオォォォォォンッ!!!

レッド「炎の威力は互角…」

カツラ「いや、リザードンの方が少し上か…。ならば接近戦で行くぞ!かみなりパンチじゃ!」

ブーバー「ブゥゥ…!」バチバチィッ…!

レッド「………受け止めろォ!」

ガシッ!

ライター「グルゥッ…!」ググッ

カツラ「バカめッ!」

バチバチィィッッ!

ライター「グオアァァァァァッ!!!」ビリビリィッ!



376:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/02(月) 18:52:31 ID:xjofnN9A

カツラ「効果は抜群じゃな!」

ガシッ…!

カツラ「何ッ!?」

ブーバー「ブバッ!?」ググッ

ライター「グルゥッ…!」ググッ

レッド「そのままゼロ距離かえんほうしゃだ!」

ライター「グオオォォォォォッ!!!」ボオオォォォォォォォッ!!!

ブーバー「ブゥ…!」ジリジリッ…

カツラ「ブーバーに炎技など無意味じゃぁッ!もう一発かみなりパンチ!」

ブーバー「ブゥバアッ!」バチバチッ…バンッ!

ライター「グオォッ…!」ビリビリィッ…

レッド「まだまだァ!もう一発ゼロ距離かえんほうしゃアァッ!」

ライター「グオォォォォッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

ブーバー「ブゥ……!」ジリジリッ…

カツラ「………またしてもブーバーにかえんほうしゃ…。リザードンならば他のタイプの技もあるだろうに…。何を考えておる…?」



378:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/05(木) 22:44:08 ID:43Bs6s.E

レッド「………侵掠する事、火の如く…!」ボソッ

カツラ「………!」ハッ

ブーバー「ブバァッ…!」チラッ

カツラ「………クククッ…はっはっはっ!ワシとした事がっ!炎タイプのジムリーダー失格じゃな!」

カツラ「双方炎タイプでありながら、相手は炎で攻めているのに、炎タイプのジムリーダーである、ワシが相性の良い技で攻めるなど…」

カツラ「ブーバー、お主はリザードンと炎技で勝負したいのだな…!」

ブーバー「ブバァッ!」コクッ

カツラ「すまなかったな、少年!そして、ありがとうっ!」

レッド「フッ…」ニッ

カツラ「行くぞ、ブーバー!かえんほうしゃじゃァッ!」

ブーバー「ブゥゥゥバアァァァッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

レッド「こっちもかえんほうしゃだァッ!」

ライター「グゥオォォォォォッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

ドオオオオォォォォォォォォォンッ!!!



379:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/05(木) 23:05:07 ID:43Bs6s.E

ライター「グオォッ…!」バァサバァサッ

ブーバー「ブゥッ…!」ザザァー

カツラ「やりおる…!」

レッド「上空からかえんほうしゃ!」

ライター「グオォォォォッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

ブーバー「ブバアァッ…!」ジリジリィッ…

カツラ「えぇいっ!負けるな、ブーバー!お返しのかえんほうしゃじゃ!」

ブーバー「ブゥバアァァァッ!!!」ボオォォォォォォッ!!!

ライター「グオアァッ…!」ジリ…

カツラ「ぐぅ…やはり特攻に関しては向こうが上じゃな…!」

カツラ「じゃが、お前には技有り!最大威力でオーバーヒートじゃアァッ!」

ブーバー「ブゥゥゥゥゥ………」グググッ…

レッド「………ッ!」

ブーバー「バアアァァァァァァァッ!!!」ゴオォォォォォォォォッ!!!



380:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/05(木) 23:12:30 ID:43Bs6s.E

ゴオオォォォォォォォォォォッッッ!!!

レッド「………受け止めろっ!ライター!」

ライター「グオォッ………!!!」ググググッ…

カツラ「ワシのブーバーの最大火力!受けれるもんなら、受けてみるがよいっ!」

ブーバー「バアアァァァァァァァッ………!!!」ゴオォォォォォォォォッ!!!

ライター「グオォアァァァッ………!」ググッ…グググッ……!

レッド「………!」

カツラ「爆ぜろッ!ブーバー!」

ブーバー「ブオバァッ!」

ドガアァァァァァァァァァァァァァンッ!!!



381:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/05(木) 23:22:07 ID:43Bs6s.E

モクモクモク………

レッド「………」

ブーバー「バァ…バァ…」ゼェ…ゼェ…

カツラ「ハァ…ハァ…コレで…終わ……」

レッド「………良くギリギリまで耐えた、ライター」

カツラ「ッ!?」

ブーバー「ブバッ!?」

ライター「グオオォォォォォォォォォッッッ!!!」メラメラァッ!

カツラ「まさか…もうか、か…!?アレをギリギリで耐えるなど…!」

レッド「アンタ達の最大火力、確かに受け取った…。ならば俺達も、今出来る最大火力で応える事こそが、礼儀と心得る…!」

レッド「爆熱ッ!かえんほうしゃアァァァッ!!!」

ライター「グゥオォォォォォォォォォォッッッ!!!」ゴオォォォォォォォォッ!!!

ブーバー「ブ…」

ゴオォォォォォォオオオッッッ!!!

ブーバー「ブバアアァァァァァァァァッッッ!!!」



382:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/05(木) 23:26:42 ID:43Bs6s.E

カツラ「ブゥバァァァッ!」

レッド「爆発…ッ!」グッ

ドッカアァァァァァァァァァンンンッッッ!!!

ブーバー「ブゥ……バ…」ガクッ

カツラ「………熱いバトルだったぞ、ブーバー」シュボンッ

レッド「ライター、良くハードボイルドに戦った」ポンッ

ライター「グルルッ…」コクッ

カツラ「久々に本当に燃える勝負じゃったぞ、少年!さあ、このくれるのに損するバッジ、くれるのに損…クリムゾンバッジを授与しよう」スッ

レッド「有難く、頂戴する」



383:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/06(金) 19:28:36 ID:iA5LmeWg

――――
――
レッド「後は、ヤマブキシティとトキワシティのジムか…」

ぽっぽー!

レッド「ん?」

マサキ「おーいっ、レッドはーんっ!」フリフリッ

レッド「………?」

マサキ「ワイや、ワイ!マサキや!」

レッド「………………ああ、元・ニドランか」フゥゥ

マサキ「黙れや!」

レッド「それで、元・ニドランが俺に何の用だ。そんな舟に乗って」

マサキ「せや!この船はシーギャロップ号!ナナシマに行ける舟やでー」



384:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/06(金) 19:29:46 ID:iA5LmeWg

レッド「ナナシマ?」

マサキ「カントー本土から少し離れた諸島や!良い所なんやけど、一緒にいかへん?」

レッド「………他を当たれ」

マサキ「じゃあ決まりやな!さっさと行くでー!」グイグイッ

レッド「おいっ…!」

マサキ「まあまあ、堅い事言わずに、行きましょやー!」

レッド「ハァ…」



385:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/06(金) 19:39:54 ID:iA5LmeWg

1の島

ニシキ「お待ちしておりました!マサキさん!」

マサキ「おぉっ!ニシキ!久しぶりやなー!」

ニシキ「じゃあこの隣の人が…」チラッ

マサキ「せや、ワイのマブダチのレッドや!」

レッド「誰がマブダチだ」

ニシキ「成程…。噂通りの可愛げのある顔…。これなら………」

レッド「あ?」

マサキ「実はな、こいつの発明したネットワークマシンの調子が可笑しいらしいでな、その修理の手伝いを頼まれたんや」

レッド「オイ、俺全然来る必要無ェじゃねぇか」

マサキ「イヤイヤイヤ、問題なのはその後や…!」

レッド「何…?」



386:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/06(金) 19:46:43 ID:iA5LmeWg

マサキ「実はな…このナナシマはそれなりに有名なリゾート地でな、若くて美人のねーちゃんがよお来るねん!」

レッド「………で?」

マサキ「聞いた話じゃ、あんさんかなりの女タラシらしいやないかいっ!それであんさんと一緒にナンパすりゃ、上手く行くかなーって………」

ゴチンッ!

マサキ「ピギャッ!」

レッド「勝手にしてろ」

ニシキ「えぇっ!?一緒にナンパしてくれないんですかっ!?」

レッド「………女ってのはなァ、他人の力を借りて手に入れるんじゃねェ…。自分の魅力で手に入れるもんなんだよ」フゥゥ

ニシキ「おぉっ…!」

レッド「………直ぐに帰るのもアレだな…。少し観光して行くか…」

ニシキ「あ、じゃあこのトライパスをどうぞ。これが有れば、この1の島以外に2の島、三の島に行けます」スッ

レッド「そうか…」



387:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/08(日) 22:31:37 ID:1YWsEV.c

2の島

お婆さん「お主、良いリザードン持っているのぅ」ズイッ

レッド「………は?」

お婆さん「お主、良ければそのリザードンに我が究極技を覚えさせてみぬか?」

レッド「究極技?どんなのだ?」

お婆さん「ブラストバーンと言う炎タイプの究極技でな。反動で動けなくはなるが、威力ははかいこうせんと同等の威力を持つんじゃ!どうじゃっ!?」

レッド「断る」キッパリ

お婆さん「何ィッ!?」ガビーンッ

レッド「いくら威力が高くても、外せば隙を突かれて、当たっても反動で動けなくなるなど…実用性が無い」

お婆さん「確かにそうじゃが…」



388:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/08(日) 22:36:06 ID:1YWsEV.c

お婆さん「前に来た二人は喜んで伝授されてくれたのにのぉ…」ブツブツ

レッド「そいつらがガキなだけだろ…。じゃあな」スタスタ

お婆さん「待てッ!待ってくれいッ!せめてこのりんぐだけでも受け取ってくれ!」

レッド「あ゛?」

お婆さん「このりんぐを持っていたらワシが居なくても何時でも究極技をリザードンに覚えさせれるからのぅ!」

レッド「………デザインは良いな」チャリーンッ

お婆さん「気が向いたら使ってくれい!」

レッド「………」



389:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/09(月) 23:04:04 ID:k8vw2Mb2

三の島

ブロロロロンッ!ブロロロロンッ!

暴走族1「イィヤッハァー!あの島の木の実は全部俺達のもんだアァッ!」

暴走族2「アニキィ!木の実を取った後は島に火を放ちましょうぜ!」

暴走族3「アニキィ!取った木の実でポロックやポフィンを作りましょうぜ!」

暴走族1「おうさァッ!そこんとこ、夜露死苦!」

暴走族2「アニキィ!島の前でハーレー乗った見た事無い顔の奴がいますぜェッ!」

暴走族3「アニキィッ!ここが誰のシマか分かってんでしょうかねェ!?」

暴走族1「ナメたやろうだ!ガキが煙管吹かしてやるぜェ!懲らしめてやるぜェ!」

レッド「おい、バトルしろよ」チャキッ

暴走族1(こ…このセリフ…!それに赤帽子と煙管にハーレーのガキ…!まさか、コイツが…!カントー本土の組を壊滅させたアノ伝説の…!)



390:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/09(月) 23:22:53 ID:k8vw2Mb2

木の実の森

マヨ「なみだのかずだけつよくなれるよ~♪」トコトコッ

がさごそっ

マヨ「あすふぁると…ってキャアァッ!」

スリーパー「スリスリィ~♪」ニマニマ

マヨ「い…いやぁ……」ガクブル…

スリーバー「スリィ~~♪」ガバッ

レッド「カロリー!メガトンパンチィ!」

カロリー「カンビゴオォォオンッ!」バコォォォォンッ!

スリーパー「スリパァ~~!」キラーンッ

マヨ「ふぇぇ…怖かったよぉ~~」ギュゥゥ

レッド(木の実…食べたかったな…)

カロリー「カンビカビィ~♪」ムシャムシャッ



391:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/10(火) 22:49:29 ID:QYKHoObY

1の島

マサキ「ちゃうちゃうっ!こことここを繋いで、こっちとこっちを繋ぐんや!」ガチャガチャッ

ニシキ「あぁ…成程…。流石はマサキさん!」

マサキ「こりゃ、治すのも結構時間かかるでぇ…」ガチャガチャッ

レッド「………もう少し暇を潰すか」スタスタッ

ビキニのお姉さん「ねえ、そこのキミ?私とバ・ト・ル、しなぁい?」ハラリッ

レッド「フッ…後悔するんじゃねェぞ、お姉さん?」ジィィガチャガチャッ



392:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/10(火) 22:58:25 ID:QYKHoObY

灯火温泉

かぽーんっ

レッド「ふぅ…」ツヤツヤ

レッド「中々良い湯だ…。いつぞやの傷に沁みる……」

しーんっ………

レッド「もしかして、俺が一番風呂だったか……?」

ちゃぽんっ

レッド「む…?誰か来たか…?」

謎のマッチョメン「ふぅぅ…」



393:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/10(火) 23:01:13 ID:QYKHoObY

レッド(コイツ、凄い筋肉だな…)

謎のマッチョメン「む?今日は先客が居る様だな」

レッド「ああ、悪ィな」

謎のマッチョメン「いや、気にするな」

レッド「そうか…」

謎のマッチョメン「うむ」

レッド「………」

謎のマッチョメン「………」

レッド「………」ザバッ

謎のマッチョメン「………良い眼をしている」

レッド「は…?」

謎のマッチョメン「お前とはまたどこかで会い見えそうだな」

レッド「奇遇だな。俺もそう思っていた所だ」

謎のマッチョメン「ふっ…」

レッド「ククッ…」



394:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/11(水) 10:43:13 ID:qaULl7bM

――――
――
マサキ「………っしゃあ!これで修理完了や!」

ニシキ「流石はマサキさん!」

マサキ「ネットワークマシンも治った事やし……」ムフー

ニシキ「レッドさんを連れて………」ムフー

マサキ「ビーチのおねーちゃん達をナンパしまくるでェー!」

レッド「そうか、治ったか。じゃあ帰るぞ」グイッ

マサキ「えっ!?ちょっっ!?レッドはん、いつの間にィ!?」ズルズル

レッド「観光は十分に楽しんだ。もうここに用は無い」

マサキ「いや、ワイはまだ用事あるんや!ビーチのおねーちゃんをナン…」

レッド「それなら、俺が既に一発シてきた。安心しな」

マサキ「そうか、なら良かっ………って、あんさんやなくてワイがシたいんや!てか、何自分だけシてきてんねんっ!」

ニシキ「マ…マサキさぁーんっ!僕一人じゃナンパは無理ですよォー!」



395:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/11(水) 10:46:24 ID:qaULl7bM

グレン島

レッド「ふぅ…帰って来たな」

マサキ「ナンパ…おねーちゃん……ハァ…」

レッド「では俺は一旦マサラに戻る。じゃあな」スタスタ

マサキ「シーギャロップ号はクチバの港にいつでも停まってるきなぁ…」

レッド「そうかい」



396:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/11(水) 10:53:10 ID:qaULl7bM

マサラタウン

レッド「おい、オーキドの爺さん」グイッ

オーキド「久しぶりじゃのう、レッド。その前に下ろしてくれんかのぅ」

レッド「ふんっ」

オーキド「何をそんなに怒っておるのじゃ」

レッド「アンタ、この図鑑不良品じゃねェか。認識しないポケモンが沢山いたぞ」

オーキド「何?ちょっと貸してくれぬか」ガチャガチャッ

オーキド「むぅ…まさかカントーに他地方のポケモンが居るとはのぅ…」

オーキド「何と、レッド自身も他の地方のポケモンを…」ガチャガチャッ

レッド「………?」

オーキド「ほれ、図鑑を全国版にしておいたぞ。これで他の地方のポケモンも認識する筈じゃ」

レッド「ほぅ…。アイツ、ガブリアスって言うんだな…」



397:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/12(木) 23:11:34 ID:pLMPj2Bk

オーキド「そうじゃ、レッドにも渡そうと思っていた物があるんじゃ」スッ

レッド「………!コイツは…!」

オーキド「カロス地方のプラターヌ博士に御三家を転送したら、彼からお礼にとくれた石じゃ」

レッド「似ている…」スッ

オーキド「おおっ!色は違うが、同じような物をレッドも持っていたか!一体誰から…」

レッド「シロナって言う、お姉さんからだ」

オーキド「シロナ!?そうか…シロナくんから受け取ったのか…」

レッド「爺さん、この石が何なのか知っているのか?」

オーキド「詳しい事は分からん…。じゃがプラターヌくんの話では、この石をリザードンに持たせると良いらしい」

レッド「そうか…」

オーキド「そうそう、お前の前に帰って来た、グリーンとブルーにも同じような石を渡しておいた」

レッド「アイツ等、帰ってきているのか?」

オーキド「いや、既にマサラを出ておる」

レッド「そうか…」



398:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/12(木) 23:18:40 ID:pLMPj2Bk

グリーン宅

ナナミ「あっ…!レッドくん!」

レッド「ただいま、ナナミさん」

ナナミ「ふふっ…旅に出る前より男らしい顔になったじゃない」

レッド「グリーンやブルーは一度帰って来たのか?」

ナナミ「ええ…。また旅立ってしまったけど…。レッドくんも、もっと早く帰って来てくれれば、久しぶりに三人揃ったのに…」

レッド「ったく…絶対アイツの所為だな」

ナナミ「えっ?」

レッド「いや、何でもねェ」

ナナミ「で、レッドくんもまた出て行くんでしょ?」

レッド「………ああ」

ナナミ「ブルーちゃんもカロスから帰って来て、またあの頃みたいに一緒に遊べると思っていたのに…」シュンッ

レッド「………すまん」

ナナミ「すっかり、キミ達もどんどん大人の階段を登って行くのね…」

レッド「………」



399:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/12(木) 23:24:10 ID:pLMPj2Bk

レッド宅

レッド「………ただいま、ママン」ガチャッ

母「あっ、レッド!お帰りなさい!良い所に帰って来たわ!」

レッド「どう言う意味だ?」

母「ついさっき世界中を旅している貴方のお父さんから、レッド宛に届け物が来たのよ!」スッ

レッド「パパンが…」

母「お父さん、ポケモントレーナーとして世界を回っているからきっと珍しい物よ!」

レッド「………」ゴソゴソ

母「あら…?それって…」

レッド「新しい煙管だ…」

母「またあの人ったら…。子供に変な物を送ってきて…」プンスカ

レッド(この煙管の窪みは何だ…?何かをハメるのか……?)



402:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/13(金) 22:49:11 ID:P5P9s0SU

――――
――
レッド「………じゃあ、行って来る」ブロロロロロンッ!

母「行ってらっしゃい」

ナナミ「気を付けてね」

オーキド「グリーンとブルーはトーサスワンナとカロス産ワインを持って、ヤマブキシティに向かったぞ」

レッド「何でそんな物……ああ、そうか」

ナナミ「どうかしたの?」

レッド「いや、何でもない」

オーキド「二人に会ったらヨロシク言っておくれ」



403:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/13(金) 22:55:57 ID:P5P9s0SU

――――
――

警備員「ヤマブキシティには通せんよー」

レッド「相変わらずだな、アンタは」

警備員「コレが仕事だからね」

警備員「でも特上の飲み物をくれたら、通してやらない事もないよ。ヒック///」

レッド「………少し待ってろ」ピッポッパッ

プルルルルルルッ…ガチャッ

『はい?』

レッド「俺だ。レッドだ。スマンがこっちに来てくれや」



404:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/13(金) 23:01:19 ID:P5P9s0SU

――――
――
レッド「ほらよ」ドンッ

警備員「………何、この白いの」

レッド「ミルクだ。搾りたてのな」

警備員「搾りたてだからって、ミルクなんかで俺が満足する訳…」

レッド「騙されたと思って飲んでみやがれ」グイグイッ

警備員「ガボォォォ……」ゴクゴクゴクゴクゴク…

ごっくんっ

警備員「………なにコレェ///めちゃくちゃ濃厚で淫靡であま~~い///」ホワアァァァァ

レッド「通っていいだろ?」

警備員「うんっ……ちゅぱちゅぱぁ……ままぁ……///」ゴクゴク

レッド「通って良いってよ」

エリカ「じゃあ通らせてもらいますね」



405:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/13(金) 23:10:49 ID:P5P9s0SU

ヤマブキシティ

レッド「助かったよ、お嬢」

エリカ「いえいえ。愛するレッド様の為なら例え火の中、氷の中…。あ、レッド様もまた飲みます?」ピュッピュッ

レッド「いや、後で良い」

エリカ「そんなっ…!レッド様ぁ…私、レッド様に乳首を弄られて、我慢出来なくなったと言うのに………!」ガガーンッ

レッド「あぁ…じゃあポケモンセンターで部屋取って待ってろ。ちょっとしたら行くから」

エリカ「はいっ!お待ちしておりますわっ旦那様!」パァァ

レッド「………」



406:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/13(金) 23:32:39 ID:P5P9s0SU

とあるバー

マスター「いらっしゃい」

レッド「バーボンでも貰おうか」ガタッ

マスター「ガキに出す酒はねぇよ。ミルクでも飲んでな」

レッド「………」ギロッ

謎のマントメェン「そう言わずに出してやると良い、マスター」ガタッ

マスター「あ、アンタは…!」

レッド「アンタは………いや、聞くのも野暮か…」

謎のマントメェン「そうだな…名乗る程の名は無いが、謎のマントメェンとでも呼んでもらおうか」バサァッ

レッド「………」

マスター「で、謎のマントメェンさんは何が欲しいんだい?」

謎のマントメェン「ミルクでも貰おうか」ニヤリッ



407:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/15(日) 00:02:33 ID:..4u9m7E

マスター「ほらよ、バーボンとミルクだ」コトッ

レッド「すまねェな」

謎のマントメェン「うむ」

レッド「………」ゴクゴク…

謎のマントメェン「………キミはもしやポケモントレーナーか?」

レッド「………良く分かったな」

謎のマントメェン「眼を見れば分かる。戦いに飢えている獣の眼だ」

レッド「………ふっ」

謎のマントメェン「かく言う俺もポケモントレーナーでな」ゴクゴク

レッド(知っている………とは言わないでやるか)

謎のマントメェン「もしや、キミはこの町のジムに挑戦する為に、ここで酒でも飲んで気合を入れなおしているのだな」

レッド「………ご明察」フゥゥ



408:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/15(日) 00:10:38 ID:..4u9m7E

謎のマントメェン「ならば忠告しておこう、この町のジムリーダーは他のジムリーダーとは一味違うぞ」

レッド「………どう言う意味だ?」ピクッ

謎のマントメェン「会ってみれば分かる。彼女は他のジムリーダーと変わっている」

レッド「ご忠告、アリガトよ」

謎のマントメェン「礼には及ばんさ…。敢えて言わせて貰おう。頑張りたまえ」

レッド「………ふっ」

謎のマントメェン「今日は俺が奢ってやろう」チャリーンッ

レッド「悪ィな」

謎のマントメェン「キミとはまた何処かで会い見える日が来るだろう」ガタッ

レッド「………そうだろうな」

謎のマントメェン「キミに龍の加護が有らん事を…」バサァ

レッド(あの恰好、恥ずかしくないのか…?)フゥゥ

マスター(生で見るのは初めてだけど、髪型が少年ジャンプしてるなァ…)キュッキュッ



409:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/15(日) 00:20:56 ID:..4u9m7E

――――
――
レッド「………ジムらしき場所が二つある」

レッド「………」キョロキョロッ

レッド「こっちの方が如何にもジムって感じだな」

ガチャッ

レッド「ジムバッジ、頂きに参じょ…」

からておう「ごべえェェェッ!!!」ドゴォォォンッ

レッド「ッ!?」サッ

からてか「しはあぁぁぁん!」

「よっし!これで今から、ここの空手道場のリーダーはアタシだね!」

レッド「空手道場………?」

「あっ、早速道場破りだね!かかって来なよ!」ビシッ

レッド「………誰だ、お前は?」

コルニ「アタシはコルニ!カロス地方からカントー地方に修行の旅にやって来た、シャラジムのジムリーダーだよ!」



411:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/15(日) 23:03:08 ID:..4u9m7E

レッド「シャラジム?聞いた事ねェな…。カロスの町か…?」

コルニ「そうだよ!でも今はお爺ちゃんに修行して来いって言われて、カントーまで来たんだ」

コルニ「で、手始めにこの地方の格闘系の道場の道場破りをして、今さっきこの空手道場のリーダーになったんだ!」

からてか「新師範!空手道場じゃなくて、格闘道場ですよ!」

コルニ「細かい事はいーの!で、キミ!アタシに勝ったらポケモンと良い物あげる!だからバトルしよっ!」

レッド「良いぜ。売られたバトルは買うのが礼儀ってなァ…!」チャキッ

コルニ「決まりだね!じゃあアタシのポケモンはルカリオ!」ポーイッ

ルカリオ「わおぉぉぉんっ!」ポンッ

レッド「ルカリオ…。シロナの姐さんと同じ奴だな…。確かタイプははがねとかくとう…。ならば!」ポーイッ

ジュニア「ガラァッ!」ポンッ

コルニ「ルールはシンプル!使用ポケモンは一体!先にポケモンかトレーナーが戦闘不能になったら勝負アリだよ!」

レッド「一対一…。確かにシンプ……何?」

コルニ「先手必勝!ルカリオ!グロウパンチ!そしてアタシはァ…!」シュバッ

コルニ「必殺!ローリング踵落としィ!」ブオォォンンッ!



412:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/15(日) 23:14:47 ID:..4u9m7E

バキィィィィンッ!

レッド「ッ!?テメェ!一体に何を…!」サッ

ルカリオ「ワオォンッ!」バンッ!

ジュニア「ガラァッ!」メキィ

レッド「ッ…!ジュニア!」

コルニ「何って…バトルだよ!」ビシッ

レッド「イヤ、俺が言いたいのは、何でトレーナーである俺達もバトルするんだよ!」

コルニ「いくらポケモンバトルって言ったって、ポケモンだけが傷つくのはイヤじゃん?だったらポケモンと一緒に戦って傷つき、痛みを共有するバトルもアリだと思うの」

コルニ「それにトレーナー同士が戦う事でこうやって相手の指示を妨害も出来るし!」ブンッ!

レッド「うおっ!」シュンッ

コルニ「これがアタシの辿り着いたポケモンバトルの新たな境地!」

レッド「ポケモンと痛みを共有か…。言いたい事は分かるな…。だが…」

コルニ「ハァッ!」ブンッ!

レッド「俺は…女を殴る趣味は無ェ…!」サッ



413:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/16(月) 18:06:25 ID:NUYy.m1Y

コルニ「そんな事言ってたら、ポケモンよりキミの方が先にヤられちゃうよっ!ローリング踵落としィ!」ブオォォンンッ!

ガキィィィィンッ!

レッド「ナめるなよ……!」ググッ

からてか「俺達を一撃で倒したローリング踵落としを煙管で防いだッ!?」

コルニ「わあっ!丈夫な煙管だねっ!」シュタッシュタッ

レッド「ジュニア!ボーンラッシュ!」

コルニ「ルカリオ!こっちもボーンラッシュ!」

ジュニア「ガラガラァッ!」ブンッブンッブンッ!

ルカリオ「わんっ!わんっ!わおんっ!」ブンッブンッ!

ガキンッ!ガキンッ!ガキィィンッ!

ジュニア「ガァァラッ!」ブオォォンッ!

ルカリオ「ぎゃんっ!」バキィッ!

コルニ「ルカリオ!」

レッド「骨でジュニアに勝てると思うなよ…!」



414:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/16(月) 18:18:30 ID:NUYy.m1Y

コルニ「ルカリオ!体制を立て直してはどうだん!」

ルカリオ「わんっ!」シュタッ…ゴォォォッ!

レッド「骨で撃ち返せ!」

ジュニア「ガラァッ!」カキィィンッ!

ルカリオ「ぎゃんっ!」

コルニ「やるね…!」

からておう「トレーナーの格闘術ならば、コルニの方が上だが、ポケモンに関しては赤帽子の少年のガラガラの方が大きく上回っている…」

コルニ「思った以上に強いね…。キミ、名前は!?」

レッド「俺の名はレッド。ハードボイルドなチャンピオンのなる漢だ」

コルニ「うん、イイねっレッド!アタシ達、燃えてきた!アレやるよ、ルカリオ!」チャキッ

ルカリオ「わんっ!」コクッ

レッド「何か来る…」ゴクッ

コルニ「命、爆発!メガシンカァッ!」シャキーンッ

ピッカァァァァァンッ!

メガルカリオ「メガッワオォォォォォォンッ!!!」パッパラー



415:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 18:03:01 ID:IX9oCMe2

ビュンッビュンッビュンッビュンッ!

ジュニア「ガラァッ…!」ググッ

レッド「進化した…!?だが、何か違う…!それにこの波導の強さ……」

コルニ「ルカリオ!グロウパンチィッ!」

レッド「骨で防げ!」

ジュニア「ガラァッ!」グッ

ルカリオ「わんっ!」シュンッ

レッド「消え…!」

シュンッ!

ルカリオ「ばあぁぁうっ!」バァンッ!

ジュニア「ガラァァッ!」バキィッ!

コルニ「追撃のボーンラッシュ!」

ルカリオ「バァウッ!」シュンッ!ブゥンッ!ブゥンッ!

ジュニア「ガァッ…!」バキィッ!バキィッ!

レッド「コイツ…!何て能力の上がりようだ……!」



416:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 19:03:05 ID:IX9oCMe2

コルニ「そう!これがポケモンとトレーナーの絆の証、進化を超えた進化、メガシンカだよ!」

レッド「メガ…シンカ……?まさか、故意にポケモンを進化させたのか…?」

コルニ「そうだよっ!さあ、こっちもヤるよっ!ローリング踵落としィ!」ブオォォンンッ!

レッド「ぐぅ…っジュニア!ほねブーメラン!」

ジュニア「ガラァッ!ガラァッ!」ブンッブンッ!

ヒュンヒュンヒュンッ!

コルニ「波導ではじき返して!」

ルカリオ「バァウッ!」ブンッ

ブオォォォォォンッ!

レッド「バカなッ!?」

コルニ「続けてはどうだァんッ!」

ルカリオ「ワンッ!」ゴオオォォォッ!

ジュニア「ガラァァッ!」ズサァァ!



417:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 19:15:43 ID:IX9oCMe2

からておう「さっきと動きも技の威力もケタ違いだ…!レベル差を物ともしない…!」

コルニ「メガルカリオの特性は『てきおうりょく』!タイプ一致技の威力が上がるよ!」

レッド「厄介だな…。メガシンカ…何か、弱点は無ェのか……?」

コルニ「アタシのメガルカリオは最強だよ!弱点なんてないよ!」

ルカリオ「バウゥ…バゥゥ……」ゼーゼー

レッド「………もしかしてな」

コルニ「そろそろケリをつけるよ、レッド!」シュバッ

からてか「新師範が天高く飛び上がったァ!」

からておう「気を付けろ!ソレは俺の肩を粉砕骨折させた技だァ…!」

コルニ「ルカリオ!トドメのはどうだん!そしてアタシはァ…!」

コルニ「超ウルトラグレートローリング大車輪踵落としィィッ!」ブオオォォォォンッ!



418:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 19:22:10 ID:IX9oCMe2

ビリッ!

コルニ「えっ///」

からてか「オォォォォォ!!!」ブゥゥゥゥッ

からておう「股を大きく上げ過ぎてスパッツから…」ブゥゥゥゥッ

からてか「パイパアァァァァンッ!!!」

ルカリオ「ワオォォォォオンンッ!」ブゥゥゥゥッ!

コルニ「イヤアァァァッ///」カアァァァ

レッド「ッ!良い事教えてやるよ、コルニ…。漢が女を襲う時ってのはなァ…」ガシッ

コルニ「キャッ…///」ドンッ

レッド「女を押し倒して服を脱がす時だけなんだよ…」

コルニ「~~~~///」カァァァァ



419:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 19:28:02 ID:IX9oCMe2

レッド「今だ、ジュニア!ボーンラッシュ!」

ジュニア「ガラァッ!」ブンッ!

ルカリオ「っ!ばうっ!?」

ガガガガガガガガッッッ!

ルカリオ「ギャンギャンギャンギャンッ!」

ジュニア「ガアァァァラァッ!」バキィィィンッ!

コルニ「ル…ルカリオォ!」

ルカリオ「きゅ…きゅぅ~~ん……」ヒュンッ…ピクッ…ピクンッ

レッド「やっぱりな…。思った通り進化しても体力自体は上がって無かったか…」

からてか「ど…どう言う事だ…?あの犬みたいのが元の姿に戻ったぞ…?」



420:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 19:46:53 ID:IX9oCMe2

レッド「メガシンカ………。普通の進化とは違い、バトル中のみでの進化、か…。ん?」

からてか1「ウヒョー!スゲェ…パイパンだぜ…」ハァハァ

からてか2「しかもバトルの後で蒸れ蒸れ…。タマんねェ…」ハァハァ

コルニ「やぁ…///みないでぇ……///」ギュゥ…

レッド「ほらよ」ジィィガチャガチャッ

コルニ「えっ?」

レッド「俺のズボン貸してやるよ。そんな丸見えスパッツじゃ野郎どもの絶好のオカズだぜ?」スッ

コルニ「あ…アリガト……///」

レッド「おっと、バトルはトレーナーの指示の妨害もアリって自分で言ったんだから、卑劣とか言うなよ?」

コルニ「うん…。そもそも最初にそのルールを提案したのも攻撃して来たのはアタシだから文句は無いけど…」

レッド「しかし、メガシンカ…。中々興味深いな…」



421:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 19:56:49 ID:IX9oCMe2

コルニ「メガシンカはね、トレーナーの持っているキーストーンって石と、ポケモンに持たせたメガストーンって石とポケモンとトレーナーの絆があって初めて成立するの」

レッド「キーストーン?メガストーン?」

コルニ「ホラ、アタシの手の甲にある石がキーストーンで、ルカリオの手に付けてるのがメガストーンだよ」

レッド「…!その石って……」ゴソゴソッ

コルニ「あっ!レッドもメガストーン持ってたの!?しかも二個も…」

レッド「やはりこれがメガストーンだったのか…」

コルニ「でね、メガストーンはポケモンごとに対応するメガストーンがあるんだ。ルカリオの場合はこのルカリオナイトだね」スッ

レッド「だが、俺はキーストーンを持ってねェ」

コルニ「それは今からあげるよ。最初に言ったでしょ?アタシに勝ったらポケモンと良い物を上げるって」スッ

レッド「このキーストーンの大きさ、形……まさかな…」カチャッ

コルニ「わぁっ!その煙管の窪みにピッタリじゃんっ!」

レッド「成程な…。この為にパパンは…」

レッドはメガキセルを手に入れた!



422:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/17(火) 20:02:55 ID:IX9oCMe2

レッド「じゃあポケモンの方は?」

コルニ「はい、このルカリオだよ。あ、もちろん今戦ったアタシのルカリオじゃないよ?」スッ

レッド「このルカリオにはメガストーンは?」

コルニ「ごめーん。キーストーンはいっぱい持ってるけど、ルカリオナイトは一つしか持ってないんだ…」

レッド「そうか。なら仕方ないな」

コルニ「で、レッド?この貸してくれたズボン、どうしたら…?」

レッド「ズボン?そうだな…ポケモンセンターの俺の泊まる部屋にでも届けておいてくれ」

コルニ「えっ?でもレッドは?」

レッド「ま、俺にもやる事があるんだよ」フゥゥ



424:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/18(水) 16:54:29 ID:V.M26mDw

――――
――
コルニ「……っしょっと。新しいスパッツにこうかーんっ」

コルニ「ポケモンセンター…ポケモンセンター……。何処にあるんだー?」キョロキョロッ

コルニ「それにしても、強かったなァ…レッド…」

コルニ(ちょっとカッコ良かったかも………///)

「アレ…?もしかして、コルにん?」

コルニ「えっ…?もしかして…もしかしなくとも、青ちゃんっ!?」

ブルー「わー!やっぱりコルにんだぁー!えっ?何で!?何でカントーに居るの!?」キャッキャッ

コルニ「えっとね、お爺ちゃんに『お前はまだジムリーダーとしての自覚が足りん!と言う訳で修行の旅に行って来い!』って言われてさー」

ブルー「うわぁ…。相変わらず厳しいね、コルにんのお爺ちゃんのコンコンブルさん…」

コルニ「ま、修行が足りないのは確かだけどね…」

ブルー「えー。まだわたしと同じぐらい歳でジムリーダーやってる時点で十分スゴいと思うけど…」

コルニ「そんな事無いよー。さっきだって、負けちゃったし…」

ブルー「え、コルにんが?」



425:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/18(水) 17:07:01 ID:V.M26mDw

コルニ「うんっ。手始めにこの町の格闘道場を制覇して、粋がってたんだけどね。直ぐに来た道場破りの人に負けちゃった」

ブルー「コルにんが負けるなんて、よほど強い人だったんだね…」

コルニ「うん…。それにその人、アタシ達と歳も変わらないのに、凄く大人びてて、優しくて、ちょっとカッコよかったなァ…」ウットリ

ブルー「もしかして、惚れちゃった?」ニマニマ

コルニ「かも…///」カァー

ブルー「うん、その気持ち分かるよ…。大人っぽい人って何だかカッコ良いもんね…」

ブルー「わたしの好きな人もわたしと同い年なのに、凄く大人で、強くて、カッコ良くて…」

コルニ「それって、前言ってた幼馴染の?」

ブルー「う…うんっ///」カァー



426:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/18(水) 17:11:25 ID:V.M26mDw

コルニ「あ、そうだ!ねえ、青ちゃん。この町のポケモンセンターって何処にあるの?」

ブルー「この町の?それだったらここから南に行けばすぐだよ」

コルニ「アリガト!アタシ、その人に借り物してて、ポケモンセンターの自分の部屋に届けておいてくれって頼まれてたの!」

ブルー「そうなんだぁ」

コルニ「じゃあね、青ちゃん!また今度何か食べに行こっ!」フリフリッ

ブルー「うーんっ!楽しみにしてるねー!」フリフリッ

ブルー「………そう言えば、レッドくん。この町に来てるのかな…?」

コルニ「レッドのズボン、届けなくちゃ……レッドの匂い、ちょっとクセになりそう…///」スンスンッ



427:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/18(水) 17:15:00 ID:V.M26mDw

ポケモンセンター

コルニ「すいません、ジョーイさん!レッドって人の泊まってる部屋って何処にありますかっ?」

ジョーイ「レッドさんのお泊りしている、部屋は二階の突当りにありますよ」

コルニ「アリガト、ジョーイさん!」タッタッ

ジョーイ「………レッドって子、自分の泊まる部屋に女の子を二人も呼びつけるなんて、何て子なの……」



428:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/18(水) 17:18:43 ID:V.M26mDw

コルニ「ココが、レッドの部屋だね…」ゴクンッ

コルニ「レッドが居ないのは分かってるけど、ちょっと緊張しちゃうなぁー///」ドキドキ

ガチャッ

コルニ「お邪魔しまーすっ」ソロリ…

エリカ「アァ…レッド…さ…まぁ…///イイですわぁ……///もっとソコォ……///」クチュクチュッ

コルニ「へっ……?」

エリカ「れっどさ……あら?」

コルニ「え…えーっと………誰?」

エリカ「あらあら、どちら様でしょうか?」ニコニコ



431:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/20(金) 00:13:08 ID:YwvOURn6

ヤマブキジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」

ナツメ「ようこそ、ヤマブキジムへ。待っていたわ、マサラタウンのレッド…」シュンッ

レッド「ほぅ…。俺の事を知っているようだな」

ナツメ「アナタがここに来ることは前から知ってい…た………///」

レッド「どうした?」

ナツメ「いえ…。まさかパンツ一丁で来るなんて、予知出来なかったから………///」カァー

レッド「替えが無いんだ。我慢してくれ」フゥゥ



433:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/20(金) 19:03:46 ID:YwvOURn6

ナツメ「………まあ、いいわ。ジム戦は使用ポケモン4対…」チャキッ

レッド「分かった…」チャキッ

ナツメ「………ガラガラ」ボソッ

レッド「ジュニア、特攻!」ポーイッ

ジュニア「ガラァッ!」ポンッ

ナツメ「行きなさい、ユンゲラー」ポーイッ

ユンゲラー「ゲラゲラポー」ポンッ

レッド「物理の低い、ユンゲラー…。ならば、つるg…」

ナツメ「つるぎのまいをする前にエナジーボール!」

ユンゲラー「ユンッ!」バシュッ!

レッド「ッ!中断して、ボーンラッシュで弾け!」

ジュニア「ッ…ガラァッ!」ブンブンブンッ!

ガキンッ!

ナツメ「中々の反応速度ね…」

レッド「読まれた…?」



434:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/20(金) 19:34:02 ID:YwvOURn6

レッド「ならば!ストーンエッジ!」

ジュニア「ガラァ…ガァラッ!」ブォンッ…カキンッカキーンッ

ナツメ「サイコキネシス…!」

ユンゲラー「ユンッ」ブォンッ

ピタッ

レッド(ストーンエッジは囮…!ストーンエッジの弾幕を撒き、視界を悪くしてから、一気に踏み込み…!)

ジュニア「ガァァァ…」ダッ

レッド「ボーンラッシュ!」

ジュニア「ラアァァァッ!」ブンッ!

ナツメ「リフレクター」

ガキンッ!

レッド「何ッ!?」

ジュニア「ガラァッ!?」



435:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/20(金) 19:40:13 ID:YwvOURn6

ナツメ「ユンゲラー、サイコキネシス」

ユンゲラー「ユンッゲラゲラッ」ブォンッ

ジュニア「ガ…ガラァッ!?」フワァ…

レッド「ジュニア!」

ナツメ「投げ飛ばしなさい…!」

ユンゲラー「ユンゲーラー」ブォンッ

ジュニア「ガラアァァッ!」ブオォォォンンッ!

ドオォォォォォンッ!!!

ナツメ「続けて、エナジーボール!」

ユンゲラー「ゲラゲラー」バシュッ!

ジュニア「ガリャアァァッ!」

レッド「………スマン、ジュニア」

ジュニア「ガ……ガリャ…」ピクッ…ピクンッ



436:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/20(金) 23:40:51 ID:YwvOURn6

レッド「………」シュボンッ

レッド(動きを読まれた…?いや、何だ、この違和感は…)チャキッ

ナツメ「………次はライチュウ」ボソッ

レッド「夢の国からの使者、ピッキー特攻!」ポーイッ

ピッキー「ラア゛ァイ゛………」ポンッ

レッド「疾き事、風の如く!でんこうせっか!」

ピッキー「ラア゛イッ!ラア゛イッ!」シュバッ!

ナツメ「サイコキネシス!」

ユンゲラー「ユンッ!」ブォンッ

レッド「動き回れ、ピッキー!彼奴の視界に入らなければ、サイコキネシスも当たらん!」

ピッキー「ラア゛イッ!ラア゛イッ!」シュバッ!シュバッ!

ユンゲラー「ゲラッ…ゲラッ…!」アセアセッ

シュンッ…

ユンゲラー「ゲラッ!?」

ナツメ「完全に視界から消えたわね…」



437:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/20(金) 23:51:16 ID:YwvOURn6

ナツメ「………」ピキーンッ

レッド「………」ニヤリッ

シュバッ!

ピッキー「ラア゛ア゛ア゛ァァァァイッ!」ピョーンッ

レッド「動く事、雷霆の如しィ!10万ボルトォ!」

ナツメ「上よ、ユンゲラー。サイコキネシス!」

ユンゲラー「ユンッ!」ブォンッ

ピタッ…

ピッキー「ラア゛ッ!?」フワッ…

ナツメ「天井に一旦姿を隠すことで、ユンゲラーの視界から消える事で、一瞬混乱させてから、いきなり現れてからの攻撃…。私じゃなかったら上手くいったかもね」

レッド「………どう言う意味だ?」

ナツメ「私はエスパー…。本物の超能力者よ。フィールドに叩きつけて!」

ユンゲラー「ユゥンッ!」ブォンッ!

ピッキー「ラア゛ア゛ァッ!」グンッ

ドオオォォォォォォンッ!



438:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 00:02:30 ID:vN.g654w

ピッキー「ラ…ラア゛ァイ゛…!」ムクッ

レッド「良し!10万ボルトォ!」

ナツメ「かなしばり!」

ユンゲラー「ユゥンッ!」ブォンッ

ピッキー「ラア゛ァッ!?」カチーンッ

ナツメ「サイコキネシスで締め上げて!」

ユンゲラー「ユユユユ…」ブォンッ

ピッキー「ラ…ラア゛…ッ!」グググッ…

ナツメ「エナジーボール!」

ユンゲラー「ユゥンッ!」バシュッ!

ピッキー「ラ…!」

ドォォォォンッ!

ピッキー「ラ…ライ…チュウ……」ピクッ…ピクンッ

レッド「………」シュボンッ



439:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 00:15:42 ID:vN.g654w

レッド「………超能力者、だと…?」

ナツメ「ええ。サイコキネシス、読心、未来予知、瞬間移動、etc…。私は生まれ持った超能力者なの…」

レッド「にわかに信じられねェなァ…。じゃあ俺が今考えている事を読心してみな」フゥゥ

ナツメ「お安い御用よ…」ピキーンッ

ナツメ「………。~~~~ッ///エッチィッ!///」カァァ

レッド「どうやら超能力者ってのは本当らしいな」

ナツメ「ナ…ナ……ナニを一体妄想してるのよっ、アナタはァッ///変な事を読心させないでよっ!」カァー

レッド「ククッ。言っとくが、コレは未来のお前の姿よ、ナツメ…」フゥゥ

ナツメ「そ…そんな訳……!」

レッド「俺が勝てば、な…」ククッ

ナツメ「強がりを…!わ…私には超能力が有るもの…!負けはしない…!」

レッド「そう言う割にどうした?精神が乱れてるぜ?」ニヤリッ



441:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 09:34:10 ID:vN.g654w

ナツメ「だけど、私は読心で貴方の心を読む事が出来る…。勝てる筈がない!」

レッド「だけどよォ…、来ると分かってても避けられないって事もあるんだぜ?」

ナツメ「………?」

レッド「さて、と…次のポケモンを出すとするか…」チャキッ

ナツメ「………わんこ?」

レッド「初陣だ!アーロン、特攻!」ポーイッ

アーロン「ワオォォォォンッ!」ポンッ

ナツメ「他所の地方のポケモン…。エスパー相手に格闘ポケモンなんて…」

レッド「どうかな…?」



442:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 09:40:55 ID:vN.g654w

レッド「しんそく!」

シュバッ!

ナツメ「………!」ピキーンッ

ナツメ「しょうm…」

シュバッ!

ユンゲラー「ゲラッ!?」

レッド「ゼロ距離はどうだん!」

アーロン「ワンッ!」ゴオオォォォッ!

ユンゲラー「ゲラポー!」ズサァァ!

ナツメ「私の指示より早く…!?」

レッド「どんなに先読みが出来ても、指示を出す前に攻撃されちゃ、どうしようもないわなァ?」フゥゥ

ナツメ「サイコキネシス!」

レッド「しんそく!」



443:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 09:46:54 ID:vN.g654w

シュンッ!

ユンゲラー「ゲラッ!?」

ナツメ「うしr…」

レッド「れいとうパンチィ!」

アーロン「バアァァウッ!」ピキピキ…バァンッ!

ユンゲラー「ゲラァッ!」ピキ…カチコチ…

ナツメ「しまった…!」

レッド「ラスターカノン!」

アーロン「ワンッ!」ゴォォォッ!

ドオォォォォォンッ!!!

ユンゲラー「ゲェ…ラゲラァ…ポ……」ピクッ…ピクンッ



444:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:01:22 ID:vN.g654w

ナツメ「やるわね…」シュボンッ

レッド「いくらお前がエスパーでも反応速度は人並みだろ?頭じゃ分かっていても、それを声に出してポケモンに伝えるのには、数秒ズレが生じる」フゥゥ

ナツメ「ええ、その通りよ…。でも、私は負けはしない…!行きなさい、バリヤード!」ポーイッ

バリヤード「バァリバリバー」ベロベロバー

レッド「もう超能力もこの速度の前には無用の長物!しんそく!」

シュンッ!

ナツメ「アンコール!」

バリヤード「アンコール!アンコール!」パンッパンッパンッ

アーロン「ばうっ!?」テレッ

レッド「何!?」

ナツメ「これで、暫くはしんそくしか使えない…。それに…」

シュンッ!ガキンッ!シュンッ!ガキンッ!

バリヤード「バリバリィ♪」ペタペタペタ

アーロン「バァウ…!」ゼーゼー

ナツメ「リフレクターが有る以上、しんそくでは決定打にはならない…」



445:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:09:54 ID:vN.g654w

レッド「ほぉう…考えたな…。だが、今は攻撃あるのみ!しんそく!」

アーロン「バァウッ!」シュンッ!

ナツメ「そろそろ完成するわね…」ボソッ

ガアァァァァァンッ!

アーロン「ギャンッ!」メリィ

レッド「!?何だ、コレは…!?」

バリヤード「バリバリィ♪」ペタペタ

ナツメ「貴方のポケモンがしんそくしている間に、バリヤードがパントマイムしてたでしょ?それは本当は空気を固めて壁を作っていたの…」

ナツメ「そう。今、フィールドには透明な迷路が出来ているのよ。我武者羅に走ってたら怪我するわよ?ウフフ…」

レッド「ほぅ…オモシロい…」フゥゥ



446:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:14:35 ID:vN.g654w

ナツメ「でも、この迷路は身を隠す為だけじゃないのよ?バリヤード、サイケこうせん!」

バリヤード「バリィ!」ピピピピッ!

ガンッガンッガンッガンッ!

レッド「コイツは…!」

アーロン「バァウッ!?」

ドオォォォォォンッ!

アーロン「きゅぅぅ~~ん…」ピクッ…ピクンッ

レッド「アーロン…」シュボンッ

ナツメ「この透明な壁は光線を反射し、反射角を計算すれば、ジグザグに動く光線となる…。避ける事は不可能よ」

レッド「ヤるねェ…」チャキッ

ナツメ「もう貴方のポケモンは一体…。もう勝ち目は………」

ナツメ(ッ!?こ…このポケモンは…!レベルが違う……!)ピキーンッ

レッド「普通のジム戦でお前を使う事になるとはなァ…!ブッこむぜ、キラ!」ポーイッ

キラ「ハァッサム!」ポンッ



447:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:19:39 ID:vN.g654w

ナツメ「赤いフォルムの虫ポケモン…。噂に聞いたことがある、ストライクの進化系…」

ナツメ「だけど、例え虫でもこの透明の迷宮を抜け出すことは不可能…!」

レッド「フッ…。近道を使わせてもらおう!キラ!バレットパンチィ!」

キラ「ハアァァァァァッ!!!」シュンッ

バリィィンッ!バリィィンッ!バリィィンッ!

バリヤード「バリィッ!?」

キラ「サアァァァァムッ!」バァァンッ!

バリヤード「バリバァァァッ!」メリィィ…!

ドオォォォォォンッ!!!

バリヤード「バリ…バリィ……」ピクッ…ピクンッ

レッド「目の前に壁があるのなら、ブッ壊して進むのみ…」フゥゥ



448:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:28:43 ID:vN.g654w

ナツメ「バリヤード…。何をするかは分かっていたけど、まさか本当に壁を壊して直接殴って来るなんて…」シュボンッ

ナツメ「しかも、相性的に不利でも、リフレクターがある以上、大丈夫だと思っていたのに…」

レッド「コイツを他のポケモンと一緒にされては困る」

ナツメ「ええ、どうやら長い付き合いのようね…」

ナツメ「でも、私のポケモンはまだ二体残っている!行きなさい、モルフォン!」

モルフォン「モルモルゥ!」ポンッ

レッド「また会ったな、蛾」

ナツメ「モルフォン、ねむりごな!」

モルフォン「モルモルゥ…」バッサバッサパラパラ

キラ「ハァ…?」ウトウト

ナツメ「お眠りなさい…」



449:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:36:44 ID:vN.g654w

レッド「キラ!羽を振動させて、粉を振り払え!」

キラ「!ハァッサム!」ブルブルルッ

ナツメ「めざめるパワー(炎)!」

モルフォン「モルゥ!」ゴオォォォ!

ナツメ(どうせまた突っ張って来るんでしょ?でも、流石に4倍ダメージには耐えられないハズ…!)

レッド「バレッドパンチィ!」

キラ「ハアァァァッサムッ!」ゴオォォォ!

メリィッ…!

モルフォン「モルゥ……!」ゴホッ…

ナツメ「耐えた…!?」

レッド「続けて、つばめがえしィ!」

キラ「ハァッ!」ギンッ

モルフォン「モルゥゥ~」ビクンッ



450:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:41:30 ID:vN.g654w

ザシュッ!どさっ…

モルフォン「モ…モルゥ……」ピクッ…ピクンッ

ナツメ「モルフォン…」シュボンッ

ナツメ(とんでもないわね、あのストライクの進化系…。噂じゃはがね、むしって聞いたのに、炎タイプのめざパに耐えるなんて…)

キラ「ハァ…ハァ……!」フーフー

ナツメ(………?)

キラ「ハアァァァァサムゥゥゥゥッ!!!」ガオー

ナツメ「ッ!?」ビクッ

キラ「サムッ!サムッ!」ジャキンッ!ジャキンッ!

ナツメ「何ッ!?様子がおかしく……!?」

レッド「………」フゥゥ



451:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:48:18 ID:vN.g654w

レッド(落ち着け、俺…。キラにバトルをさせるとこうなるのは分かっていた…)

レッド(コレは俺とキラに与えられた試練だ…。コレを押さえられなければ、俺もナツメも…死ぬ…!)

レッド(と言って、今までみたいに慌ててもダメだ…。心静かに…明鏡止水の心で………)フゥゥ

どくんっ

レッド「ッ!?」

どくんっどくんっどくんっ

レッド(コイツはァ…。煙管のキーストーンを通じて、キラの鼓動が口内に広がる…。キラの命を感じる…)

レッド(キラ…お前も自分を止められないのか…。だが今の俺にはキーストーンを通じてお前の行動が分かるよ…)

ドクドクドクドクッ!

レッド「ッ!?」

ナツメ「………えっ?」ピキーンッ

シュンッ!

キラ「ハァァァァァ………!」フーフー

ナツメ「ア…ッ」

ザシュッ!ブシャアァァァァァァァッ!!!



452:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 10:55:04 ID:vN.g654w

ナツメ「………えっ?」

レッド「グゥ……」ドクッ…ドクドクッ

キラ「ハァッ…!」ハッ

ナツメ「レッド……。貴方どうして……?」

レッド「ヨォ…怪我は無ェか……?」ゼーゼー

ナツメ「私は大丈夫だけど…!でも、貴方が!」

レッド「自分のポケモンを上手く扱えないのは俺の責任だ…。俺もケジメ、よ……」ゼーゼー

キラ「ハァ…ハァ……」ゼーゼー

レッド「キラよォ…お前はちょっと血が上りやすいだけなんだ…。あまり気にする事じゃねェ…。全部俺の責任だァ…。次からはちゃんとメシに牛乳入れてカルシウム摂取させるからよォ…」ナデッ

レッド「だから、な…。お前ももうちっと落ち着こうぜ?折角の楽しいバトルが台無しになっちまうぞ?お前も大好きだろ?ポケモンバトル…」

ドクドクドクドクッ………とくんっ…とくんっ…

キラ「………」コクンッ

レッド「よしっ」ニカッ

ナツメ「眼の色が…戻った………」



453:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/21(土) 11:04:06 ID:vN.g654w

レッド「悪かったな、ナツメ…。俺のキラが迷惑かけて…。怖かっただろ?」

ナツメ「え…ええ。でも、私は大丈夫だけど…、貴方、もしかしてこのままバトルをするつもり…?」

レッド「当たり前…だろ?こんな楽しいバトル、途中で止められるかっての…。な、キラ」

キラ「ハッサム!」コクンッ

ナツメ「ハァ…貴方、バカね…」

レッド「フッ…。漢ってのはそう言うもんだ」フゥゥ

ナツメ「良いわ…。でも途中で倒れても知らないんだからね!最後よ、フーディン!」ポーイッ

フーディン「フゥ……」ポンッ

レッド「………徐かなる事、林の如く…。俺達の精神は今林の如く徐かだ…」

レッド「されど、俺達の魂は火の如く、真っ赤に燃えている…!勝利を掴めと轟き叫ぶ!」

レッド「命、爆熱ッ!メガシンカァ!」シャキーンッ

ピッカァァァァァンッ!

キラ「メガッ!ハッサアァァァムッ!!!」パッパラー



455:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/22(日) 00:27:13 ID:2x3TK0/k

ナツメ「ストライクの進化系が進化した…!?メガシンカ…?」

ナツメ(ダメね…。コレは勝てないや…。でも…)

ナツメ「フーディン!きあいだまァ!」

レッド「キラ!バレッドパンチィ!」

フーディン「フゥゥ…」ブォンッ

シュンッ!

キラ「ハアァァァァサムゥッ!」バァァンッ!

フーディン「フディィィィンッ!!!」ズサァァ!

ナツメ「フーディン!」

フーディン「フ…フゥ……」ピクッ…ピクンッ

キラ「ハッサム…」ヒュンッ

レッド「フッ…。俺達の…かt…」グラッ

ガシッ

ナツメ「もう、しっかりしなさいよ…」

レッド「悪ィ…」



456:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/22(日) 00:33:36 ID:2x3TK0/k

ナツメ「ちょっと傷口見せなさいよ」

レッド「何だよ…」スッ

ナツメ「………はい、一応傷は塞いだわ」ポォォ…

レッド「………エスパーの力ってスゲー」

ナツメ「傷は塞いだけど、かなりの出血量だし、一応ポケモンセンターに行って安静にしてなさい」

レッド「わーってるよ…」フゥゥ

ナツメ「………心配だからついてく」

レッド「………ホイホイ付いて来て、どうなっても知らねぇぞ?」

ナツメ「………別に構わないわよ、どうなっても…///」プイッ

レッド「ククッ…そうかい」



457:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/22(日) 00:43:48 ID:2x3TK0/k

ポケモンセンター

レッド「確か、二階の突当りの部屋をとってた筈だ…」フラフラ

ナツメ「………ねえ。気の所為か、その部屋から人の気配がするんだけど…」

レッド「………」

ガチャッ…

コルニ「アァンッ…ッ///らめぇ…///イクゥ…イっちゃうよぉぉ///」ビクッビクンッ

エリカ「もうギブアップですか?レッド様の攻めはコレの3倍以上は気持ちイイんですよ?この程度で満足するなんて、なんて無様な…」クチュクチュッ

コルニ「こ…コレのさんばいぃ…?///欲しい…本物のレッドの○○○欲しいィよォッッ///」ビクンッビクンッ

エリカ「あらあら…すっかり堕ちちゃいましたねェ…」

ナツメ「………///」

レッド「………」フゥゥ



458:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 15:32:22 ID:uDdi2vdc

――――
――
ブルー「はぅあ~~。ヤマブキジム、留守だったなぁ…。もしかしたらと思ったのにぃ…」トボトボ

ブルー「レッドくん、本当にヤマブキシティに来てるのかなぁ…?ナナミさんの話じゃ来てる筈なのに…」

ブルー「………あ、もしかしてポケモンセンターに行ったら、分かるかも!」タッタッ



459:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 15:38:29 ID:uDdi2vdc

ポケモンセンター

ブルー「すみません、ジョーイさん!このポケモンセンターにマサラタウンのレッドって子、泊まってませんか?」

ジョーイ「ええ。マサラタウンのレッドさんなら、つい先程、二階の突当りの部屋に戻りましたよ」

ブルー「本当ですかっ!?ありがとうございますっ!」ペコリッ

ブルー「レッドくん、やっぱり来てたんだっ♪」タッタッ

ジョーイ「よ…四人目…!?本当になんて子なの…!?」



461:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 15:49:54 ID:uDdi2vdc

ブルー「突当り…突当り……この部屋だね!」トテトテ

ブルー「折角だから驚かちゃおっ♪」

ガチャッ!

ブルー「どーんっ!レッドくん、ビックリし………た………?」

コルニ「アァンッ///アァンッ///れっどのぉ…しゅごく……おおきく…てぇっ…あついよぉ……っ///」ビクンッビクンッ

ナツメ「あっ……んっ……わた…しのサイコオナニ…よ…り……きもち…イィ……///」グチュッ…グチュッ…

エリカ「あっ……もぉう……さっきから…コルニさんばっかりぃ……焦らしプレイですの?焦らしプレイですわよねっ…///」グチュ…グチュッ…

レッド「………」パンパンパンッ

ブルー「レッド…くん…?コルにんに…エリカさん………?」ガクッ

レッド「………っ!?ブルー……!?」パンパンッ…ハッ



462:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 19:04:26 ID:uDdi2vdc

ヌプ…ヌプ………ヌプ…………

コルニ「んっ……何で止め………っ!あ…青ちゃ…ん……?」ハッ

エリカ「レッドさまぁ……何でお手をお止めに……?あら、ブルーさん」

ナツメ「アナタは…」

レッド「………ブルー」

ブルー「……………」フルフル

ナツメ「………」ピキーンッ

ブルー「……………ゴメンッ!」ダッ

レッド「………」グッ

コルニ「あ…青ちゃんっ!」

ナツメ「………追いかけなくても良いの?追いかけてちゃんと理由を話したら?」

レッド「………全く、読心で人の心読みやがって…」

コルニ「………ハイ、これ借りてたズボン」スッ

レッド「悪ィッ!」ダッ

エリカ「?」キョトンッ



463:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 19:09:10 ID:uDdi2vdc

――――
――
ブルー「ハァッ…ハァッ……」タッタッ

『アァンッ///アァンッ///れっどのぉ…しゅごく……おおきく…てぇっ…あついよぉ……っ///』

『あっ……んっ……わた…しのサイコオナニ…よ…り……きもち…イィ……///』

『あっ……もぉう……さっきから…コルニさんばっかりぃ……焦らしプレイですの?焦らしプレイですわよねっ…///』

『………』

ブルー(レッドくん………あんな沢山の女の子と…!コルにん達と裸でっ……!)

ブルー「………ぐっ…あ゛う゛ぅ…」グスッ

?「………」コソッ



464:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 23:27:33 ID:uDdi2vdc

レッド「………」タッタッ

ブルー『ねえ、レッドくん。オトナな男の人ってかっこいいとおもわない?』

レッド『えっ、うん。たしかにかっこいとおもうけど…』

ブルー『だよねー!やっぱり男の人は女の子のあつかいになれてるはーどぼいるどな人がイイよね!』

レッド『………!?』ガビーンッ


レッド『ねえ、ナナミさん。オトナの男の人ってどうすればなれるの?』

ナナミ『大人の男の人?そうねぇ…今はグリーンも居ない事だし…。レッドくん、ちょっとお洋服脱いでみようか?』 


シロナ『キミはもっとこの旅で色んな事を体験しなさい。色んなポケモン、色んなトレーナー、色んな女の子…』

シロナ『そうすれば、キミの夢見るハードボイルドなチャンピオンも現実になるわ』


レッド「………チィッ!」タッタッ



465:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 23:38:15 ID:uDdi2vdc

レッド「………アイツ、ポケモンセンターの外に出たか」

ざわざわ…

レッド「ん?」

テレビ『臨時ニュースです!今先程、悪の秘密結社・ロケット団による犯行声明が発表されました!』

サカキ『カントー地方の皆さん、こんにちは。私はロケット団のボス、サカキです』ペコリッ

サカキ『私たちは今しがた、ヤマブキシティのシルフカンパニーを占拠しました』

サカキ『我々の要求は、現金1億円、シルフカンパニーのマスターボール、ポケモン協会の解体、6Vのレベル50以上のポケモン100匹です』

サカキ『人質にシルフカンパニーの社員全員…否、現在ヤマブキシティに居る人間全員です』

「ど…どういう事だ!?」

「わたし達も人質…!?」

レッド「………」



466:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/23(月) 23:53:25 ID:uDdi2vdc

警備員「クククッ…ついに作戦だぜ!」バッ

したっぱ1「いえーい!」

したっぱ2「いやっほーいっ!」

したっぱ3「イィィハァァァッ!」

したっぱ4「んんっ…ままぁ……///」チュパチュパッ

したっぱ1「ってお前は一体いつまでそのミルクをチュパチュパしてんだッ!」

サカキ「ヤマブキシティの東西南北のゲートは我々の支配下にある』

トレーナー「それなら空から逃げてやる!シュバッ

がんっ!

トレーナー「ウギャッ!?」ヒュー

サカキ『空から逃げても無駄です。町全体に強力なバリアを張りました』

サカキ『そして、町の至る所に数十匹のマタドガスを設置しています。変な事をすれば、バリアの中と言う密閉空間で毒ガスをばらまく事になります』

サカキ『ご心配なく、我々はワクチン接種とガスマスクを所持しておりますので』



467:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 00:00:25 ID:qk49ZpLc

サカキ『では、ポケモン協会の良き返答を期待している』ツーツー

テレビ『以上が、ロケット団による犯行声明です。ヤマブキシティの皆さん!頑張って町から避難して下さい!』

「出来るか―!」

「私たち、町に閉じ込められたの…!?」

「カントー、マジヤバくね?」

レッド「………」

エリカ「レッド様!」タッタッ

コルニ「青ちゃんを探さなきゃいけないのに大変な事になっちゃったね…」

ナツメ「私のヤマブキシティで何て事を……」

ナツメ「………レッド?」

レッド「………」フルフル…

レッド(サカキィ………!)ニィィ

ナツメ「………!?」ゾクッ



469:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 18:03:30 ID:qk49ZpLc

コルニ「レ…レッド……?どうしたの?凄い顔してるよ…?」

エリカ「ええ…。まるで獲物を見つけた野獣の様な…」

ナツメ「………」ピキーンッ

レッド「………なあ、三人に頼みたい事があるんだが…」グリンッ

エリカ「え…ええっ!レッド様の為なら何でも!」キラキラッ

コルニ「アタシに出来る事があるなら何でも言って!」

ナツメ「私は言われずとも、貴方が考えている事をするつもりよ。ここは私の町だから」

レッド「悪ィな…それじゃあ、まずは………」



470:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 19:11:29 ID:qk49ZpLc

シルフカンパニー

サカキ『ビルの警備、気を抜くではないぞ』ガチャッ

したっぱ「いやいや、サカキ様!こんな状況で敵なんて来ないでしょ!」

女幹部「敵は来るわ」

女したっぱ「敵は来るですって!?」

したっぱ「こんなに大量の人質を取っているのに、攻めるバカは居ないでしょ!」

ブロロロロロロロ………!

サカキ『バカは来る!』

バリイイィィィィィィィィィィンッ!!!

レッド「とーうっ!」ブロロロロロンッ!

したっぱ「バカが来たアァァァァァッ!?」

女幹部「ロッソ!」パァァッ

サカキ『待っていたぞォ!ロッソォォォッ!』



471:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 19:51:30 ID:qk49ZpLc

レッド「薙ぎ払え、ジュニア!ほねブーメラン!」ポンッ

ジュニア「ガァラァッ!」ブゥンッ!ブゥゥンッ!

したっぱ「あでえぇぇっ!」ボコッ

したっぱ「バカなッ!人質の命が惜しくないのかッ!?」

したっぱ「早く牢屋の番に連絡しt…どぎゃあぁっ!」

レッド「させるかよッ!」ブロロロロンッ!

したっぱ「まさか奴め!真っ直ぐ牢屋のある部屋に向かっているのかッ!?」

したっぱ「何故奴が牢屋の場所を知っているゥゥッ!?」

ナツメ『聞こえる?レッド!人質の人達が居る牢屋はその突当りを左に曲がった先の食品庫よ』ピキーンッ

レッド「分かった!全くエスパーの力ってスゲーのなァ!」キキィィィッ!ブロロロロロンッ!

女したっぱ「ロッソくん、カッコイイー!」キャー

女幹部「本当よねー!」キャー



472:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 20:15:45 ID:qk49ZpLc

したっぱ「えぇいっ!こうなったら町中にマタドガスの毒ガスを…!」ポチッ

しーんっ………

したっぱ「………何故だ!何故マタドガスの毒ガスが噴出しないッ!?」



マタドガス「マァタドガァ…」ピクッ…ピクンッ

ナツメ「エスパーの力なら、何処にマタドガスが配置されてるかくらい、感知出来るわ」

フーディン「フゥ…」



473:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 20:39:12 ID:qk49ZpLc

ナツメ「それに、このバリア…。どうやらリフレクターとひかりのかべの性質を合わせ持っているよね…。コルニ!」

コルニ「OK!皆ァ!イっくよぉー!」

からてか「「「押忍ッッ!!!」」」オー

メガルカリオ「バァウッ!」

ゴーリキー「リッキィィッ!」

オゴリザル「ぶひいぃぃっ!」

ニョロボン「ニョロッ!」

「「「「からわわりィ!!!」」」」

バッッッリイィィィィィィィィィィインッッッ!!!

「やったー!バリアが割れたアァッ!」

「町の外に出られる―!」

「ウエェェェイッ!」

したっぱ「ば…バカな………!」ワナワナ



474:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 20:40:14 ID:qk49ZpLc

ナツメ「それに、このバリア…。どうやらリフレクターとひかりのかべの性質を合わせ持っているよね…。コルニ!」

コルニ「OK!皆ァ!イっくよぉー!」

からてか「「「押忍ッッ!!!」」」オー

メガルカリオ「バァウッ!」

ゴーリキー「リッキィィッ!」

オゴリザル「ぶひいぃぃっ!」

ニョロボン「ニョロッ!」

「「「「かわらわりィ!!!」」」」

バッッッリイィィィィィィィィィィインッッッ!!!

「やったー!バリアが割れたアァッ!」

「町の外に出られる―!」

「ウエェェェイッ!」

したっぱ「ば…バカな………!」ワナワナ



475:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 20:49:32 ID:qk49ZpLc

したっぱ1「クソォ!こうなったら一人でも…!」ガシッ

幼女「イヤアァァッ!助けてぇ~!ママァァッ!」

しゅるるるるるっ……

したっぱ1「ふぎゃ……がばぁ………!」ジュブッズブズブッ

モンジャラ「もんもんっ♪」シュルルルッ

エリカ「イイですわ、モンジャラ…///ええ、イイ光景ですわ…///」

幼女「ふぇえ…」ビクビク

エリカ「レッド様の前では、淫乱ドMのエリカ…。ですが、今宵は鬼畜ドSのエリカ、復活祭ですわっ!」

エリカ「さあ、モンジャラ!ロケット団の方々、男女問わずに穴と言う穴につるを捻じ込んで差し上げなさいっ!」

モンジャラ「もんもーんっ!」

したっぱ1「wwwwwwwww」ピクッ…ピクンッ



476:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 20:53:00 ID:qk49ZpLc

食品庫

どおぉぉぉぉんっ!キキイィィィィッ!

レッド「ふぅ………」

「おおっ!助けが来てくれたぞー!」

「やったー!」

グリーン「ヘイッレッドゥ!お前もここまで来たのかYO!ハッハァッ!嬉しいZE!」

レッド「………グリーン、お前も助けて欲しいのか?」

グリーン「YES!」グッ



477:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 21:01:26 ID:qk49ZpLc

――――
――
グリーン「実はさ、グランパのお使いでこの会社の社長に用があったんだけどYO、そん時にいきなりロケット団が現れてビルを乗っ取っちまた訳だYO!」

レッド「で、偶然一緒に居たお前も情けなく捕まった訳か」フゥゥ

グリーン「俺だって、大人しく捕まったんじゃねェYO!反抗してロケット団のボスとバトルしたんだけど、惜しくもやられちまったZE!」

レッド「………」グッ…

グリーン「あ、そう言えば、レッドゥ!ついさっきこのビルでロリ巨乳を見かけたZE!」

レッド「ッ!?本当か!?」ガシッ

グリーン「お、おう…。でも声かけても何だかおぼろげな感じでフラフラしてて、何だか様子が変だったんだYO…」

レッド「………」

グリーン「とにかく早くロリ巨乳を見つけてさっさとここからおさらばしようZE!」

レッド「………」

バンッ!

したっぱ「そうはさせるかァ!誰一人とて逃がさーんッ!」ゾロゾロ…



478:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 21:07:07 ID:qk49ZpLc

グリーン「チイッ!」

レッド「………緑、お前はこの人達を連れてこのビルから逃げろ…」ボソッ

グリーン「なっ…!レッドゥ!お前はどうするんだYO!」

レッド「俺が殿を務める…。それに、このビルにはまだブルーが居るし、用もある…」

グリーン「だったら俺も一緒に…!」

レッド「………俺は俺に『しか』出来ない事をする。だから、お前はお前の出来る事をやれ」

グリーン「くっ…わーったYO!だけど約束しろよな!ちゃんとロリ巨乳を連れて帰るってYO!」ダッ

レッド「フッ…たりめーだ」フゥゥ



479:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/24(火) 21:13:15 ID:qk49ZpLc

――――
――
レッド「………さてと」

したっぱ「人質を逃がして自分はヒーロー気取りか、ロッソ!」

したっぱ「サカキ様に目をつけられておきながら…!この裏切り者め!」

レッド「裏切るもなにも、内定をもらっただけだ。勘違いするなよな…」

女したっぱ「キャー!ロッソくぅ~~んっ!」キャー

女したっぱ「また抱いてー!」キャー

レッド「後な、俺は人質を逃がしたんじゃねェよ。邪魔者に消えてもらっただけだ」

したっぱ「何…?」ピクッ

レッド「こっからはR18タイムだ。俺以外のガキは歯ァ磨いてさっさとおねんねしてなァ…!」チャキッ



483:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 18:50:20 ID:Nfra625s

――――
――
ナツメ「皆!こっちよ!」

「おぉっ!ジムリーダーのナツメちゃん!」

「死ぬかと思ったァ…」

「ありがとう…っ!ありがとう…っ!」

グリーン「よしてくれよ…。俺は特に何もしてねェZE?」

ナツメ「あら。まだ貴方この町に居たのね」

グリーン「ちょっ…!ヒドくないッ?ナツメちゃぁ~んっ!てか町から出られないからしゃーないじゃねェかYO!」ウネウネ

グリーン「っとそうだ!人質は全員助けた事だし、俺もアイツの加勢に行くかな」クルッ

ザッ

ナツメ「悪いけど、それはさせられないわ」

エリカ「あのお方の頼みですもの」

コルニ「人質を全員助けたら誰もビルには入れるなってね」

グリーン「は…ハァッ!?」



484:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 18:58:56 ID:Nfra625s

グリーン「イヤイヤイヤ…。アイツがカッコつけなのは知ってるけど、流石に今回はマズいだろ…?」

ナツメ「………彼は別にそんな事考えてないわ」

グリーン「イヤ、ただのカッコ付けだろ!それにアイツが前に自分で言ったんだ!ロケット団相手に生温いやり方では、死ぬぞってよォ!」

グリーン「一人で行って、一人でケリつけようなんざ、生温いのはどこのどいつだよッ!」グッ

ナツメ「………彼は見せたくないだけよ」

グリーン「………何のことだよ」

ナツメ「じゃあ見てみる?その覚悟があるなら」ピキーンッ

グリーン「ッ!?」ピキーンッ



485:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 19:06:08 ID:Nfra625s

したっぱ「」ゴトッ…

したっぱ「」グタッ…

したっぱ「」グシャァ…

女したっぱ「///」ピクッ…ピクンッ

女したっぱ「あ…ひぃ……///]ピクッ…ピクンッ

女幹部「あ゛あ゛あ゛……///」ピクッ…ピクンッ

ぬぷっ………

レッド「………」ペロッ

グリーン「こ……コイツはァ……!?お゛お゛え゛ェェェ」ゲボォ

ナツメ「男のしたっぱは皆死んでるわ…。女のしたっぱ達は彼のテクで一瞬にしてイかされた」

ナツメ「コレが貴方に見せたくなかった光景よ…」



486:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 19:19:55 ID:Nfra625s

グリーン「アイツ………何でこんな事を…」

ナツメ「汚れ役を買って出たのよ…」

グリーン「………」

エリカ「修羅の道…ですわね」

コルニ「レッド…」



487:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 19:55:23 ID:Nfra625s

レッド「………ふぅ」ツヤツヤ

レッド「………待っていな、サカキ」キッ



サカキ「ああ、待っているよ。ロッソ」

幹部「サカキ様、コーヒーを」スッ

サカキ「ああ、悪いね」

幹部「しかし、大した落ち着きようですね。部下の大半が小僧一人に惨殺されたのに」

サカキ「落ち着いてなどいないさ。今、私の心は部下を殺された憤怒、強者を前にしたワクワク、彼がここまで強くなった事に対する喜びが渦巻いている…」ハァハァ

幹部「………まさかと思いますが、今回のテロの目的は…」

サカキ「ふっ…。勿論世界征服の為の第一歩…。違うか?」

幹部「はい…。。その通りです」

サカキ「宜しい。クククッ…」ワクワクドキドキ

幹部「………」ギリッ…



488:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 20:03:33 ID:Nfra625s

レッド「………」スタスタ

レッド「………ナツメ、社長室は何処だ?」

レッド「………反応が無い。テレパシーの電波でも悪いのか?」

ふらっ……ふらっ………

レッド「ん…誰だ……ッ!」

ブルー「………」フラッ…フラッ……

レッド「ブルー!」ダッ



489:以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/25(水) 20:06:24 ID:Nfra625s

ブルー「………あっ」フラッ……ガクッ

レッド「おいッ!大丈夫か!?意識はあるか!?」ガシッ

ブルー「れっど……くん……?」

レッド「良し、意識はあるな…。ブルー……俺ァ……」

ぎゅぅっ…

レッド「………ブルー?」

ブルー「………大好きだよ、レッドくん」ギュウゥ…

レッド「ブル………]

ぐさっ…

レッド「………ッ!?」ツー






ブルー「   死んで♪   」ケタケタッ


レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」【後半】



転載元
レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1411873642/
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