男「誰お前…」神「神だ…」
- 2015年06月16日 19:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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男「神？」
神「そうだ」
男「じゃあ、その神様がなんの用だ？」
神「私がなんでもひとつだけ願いをかなえてやろう」
男「はあ～」
神「信じておらぬな…」
男「まあ、いきなり初対面で」
男「こんなぶっ飛んだ話信じろってほうが無理があるよ」
神「まあ、いいではないか」
神「私の気が変わらぬうちに」
神「ほれ、ほれ」
男「じゃあ、三億円ください」
神「いや、むりじゃ」
男「はあ？」
神「それは、あの神の力を超えとるし…」
男「…お前、じゃあ、そうだな」
男「俺に初体験させてくれよ」
神「初体験！？」カァァァ
男「そうだよ、俺まだなんだ」
神「いや、しかしまだ知り合っても間もないのに」
男「おいおい、なんでも願いかなえてくれるんじゃないのかよ」
神「いや、わしは…」
男「じゃあ、いいだろぉ」
神「いやっ…」
男「なんてな、冗談だ」
神「へっ？」
男「あたりまえだ…お前みたいなガキに興味はないよ」
神「神のわしを愚弄するとわ…」
神「ゆるさんぞ！！」
男「へっ、宿無し神がなにいってやがる」
神「なっ、何でそれを知っておるのじゃ」
男「お前が神社で雨宿りしてただろ」
男「で、お前宿ないのか？」
神「…」
男「返事くらいしろよ」
神「うるさいうるさい！！」
神「わしだってな、みんなに信仰されたいんじゃよ！！」
神「でも、宿もなければ力もないこんなわしにどうしろというのじゃ！」
男「はあ、力がないね」
男「その力ってのはどうすれば戻るんだ？」
神「わしを信仰する人が増えれば…」
男「そうか、じゃあ、俺が手伝ってやるよ」
神「なんじゃと」
男「だから、お前の力戻すの、手伝いしてやるってんだよ」
神「ふ、ふざけるな」
神「おまえなんぞに」
男「好意は素直にうけとるもんだぜ」
神「…」
神「じゃあ、お願いします」
男「よし、わかった」
男「じゃあ、まずなにからすればいいのかな…」
男「そういえば、手伝いしてやるとか言っといて何も考えてなかった」
神「そうじゃな、おぬしは何も考えておらぬような顔しとるもんな」
男「うるさいな、今考え中…」
男「…」
男「あ、そうだ」
男「みんなの役に立つことすればいいんじゃね」
神「それは、いいのう」
男「つーか、どうすれば信仰されるか、俺知らないんだけど」
神「あ、それはあれじゃ、わしがほら、その…」
男「なんだ」
神「そのものに良いことをすればいいんじゃ」
男「そうか、じゃあ、手助けいらないかもな」
男「がんばれ」
神「それはないじゃろ！！」
男「いや、でも俺いらない気がするんだけど」
神「おねがいじゃから」ｳﾙｳﾙ
男「いや、泣かれても困るんだよ…」
男「そうだな、じゃあ、お前にできないことを俺が手伝えばいいわけだ」
男「じゃあ、まずは」
男「そこら辺、パトロールしかないな」
男「…」ﾄｺﾄｺ
神「…」ﾄｺﾄｺ
男「ん？」
男「あれは」
女「やめてください」
不良「いいだろ」
不良２「いい加減、俺たちと楽しい遊びしてくれよ」
女「古臭い不良ですね」
不良「なに！？」
女「そんなんだから、ナンパ失敗するんですよ」
不良「うるせーぞこのクソアマ！！」
女「キャアアアアア」
男「キャアアって、あれどう考えても女のほうが悪いだろ」
神「なに、悠長なこといっておるのじゃ、助けるぞ」
男「ええ～俺殴られるのやだ～」
神「ええい、じゃあ、わしが行く！」
神「おい、不良ども」
不良「なんだ～このガキ」
神「おなごが嫌がっておるじゃろ、はなしてやれ！」
不良２「あのね、君」
不良２「僕たち、とっても忙しいのだから、向こうに行ってくれるかな？」
神「うるさい！おぬしたちがおなごから手を離さぬというのなら！」
不良「？」
神「わしが、かわりになろう」
男「なに、いってんだあのバカ」
不良２「ごめんね、僕たちはさすがに君には手を出せないよ」
神「いまさら、怖気づいたか！」
不良２「いや、そういうことじゃなくてね…」
神「わしはいつでも準備万端じゃ！！」
男「おい、アホ」ﾊﾞｼｯ
神「イッタイッ！」ﾋﾘﾋﾘ
神「何をする！男！」
男「あ、ごめんあんまりにもバカなこと言ってたから」
神「なんじゃ、その元気のない謝りは！」
男「それより、不良くんたちそろそろ、放したほうがいいよ」
男「じゃないと、俺が相手になるよ？」
不良「はぁ？てめーみたいなやつに負けるわけねーだろ！」
男「はぁ、ここは俺も穏便に済ませたいんだ」
男「だから、さっさ帰ってください」
不良「てめぇ～女の前だからって調子に乗るなよっ！」ﾊﾞｯ
男「はぁ、なんで、すぐ殴りかかってくるんだろ」ｻｯ
不良「なっ！？」
男「よいっと」
不良「グッ」ｸﾞﾙﾝ
不良「ｸﾞﾌｯ」ﾄﾞｻｯ
男「はい、終了」
不良「てめぇー」
不良２「もう、いいよ帰ろうよ」
不良「ちっ、てめー覚えとけよ」
男「たぶん、すぐ忘れる」
不良「うるせぇー」ｲﾗｯ
男「さてっと」
男「大丈夫ですか」
女「あ、ありがとうございます」
男「いえ、そんな」
女「きみもありがとうね」
神「なに、心配するな！」
女「じゃあ、ありがとうございました」
男「おしとやかな人だ」
男「だれかとは、違って」
神「さて、次にいくか！！」
男「じゃあ、次はどこいくか」
男「ﾌﾝﾌﾝ～♪」
神「（なんか、男がさっきと違ってテンション高いぞ）」
男「あ、普段なら素通りしそうな、荷物もってるおばあちゃん」
男「よし、助けるぞ」
神「お、おお」
男「あの、荷物持ちますよ」
おばあちゃん「ああ、ありがとうねぇ」
男「いえ、これくらいたいしたことでは」
神「ないぞ！」
おばあちゃん「おや、まあかわいいね兄妹かい？」
男「まあ、そんなもんです」
おばあちゃん「ありがとうね」
おばあちゃん「じゃあ、これお礼にあげる」
神「あ、ありがとうございます」
おばあちゃん「じゃあね～」
神「あ、さようなら」
神「のう、男」
男「ん？」
神「これは、なんじゃ？」
男「リンゴだよ」
神「リンゴ…」
神「…」あむっ
神「むう！すごく美味ではないか」ｷﾗｷﾗ
男「リンゴ一個でそこまで喜ぶの見たの初めてだな」
神「むう、おいしいのう」
男「まあ、いいや」
男「じゃあ、次はどうしようかな」
男「迷子の猫探し…」
神「そうじゃ、手分けして何かしてたら」
神「こんな張り紙を見つけてな」
神「そのまま、直行したんじゃ」
男「はあ～お前、また面倒なのを」
神「この写真の猫じゃ」
男「こんな、そこら中にいるような奴を手分けして探せって言うのか…」
神「この首輪が特徴らしいぞ」
男「こいつか」
神「違うのう」
男「じゃあ、こいつか」
神「似ておるが違うのう」
男「じゃあ、こいつか！」
神「あ、それじゃ」
神「でかしたのう、男！」
男「おお、でかしたぜ、俺」
神「よし、わしがちゃんと、届けてこよう」
男「おお、いい所だけ取っていく奴だ」
神「うるさい、わしの手伝いしておるのじゃろう？」
男「まあ、そうだな」
男「神、あとどれくらい信仰が必要なんだ？」
男「けっこうたまってきてるんじゃないか？」
神「そうじゃのう、もう、信仰が必要なくなるくらいにはなるのう」
男「そうか、じゃあ、俺の仕事もここまでだな」
神「むっ、何じゃその言い方」
男「いや、まあ、俺の最後の仕事ってやつ？」
神「最後？」
男「俺、もう死んでんだよ」
神「はっ？」
男「お前とこういう契約をすることでみんなにはみえているように」
男「なってんだけどな、もう必要ないみたいだから」
男「俺は、消えるな」
神「そんな、うそじゃろう？」
男「いや、うそじゃないぜ？」
男「ほら、もうけっこう消えかかってきてるし」
神「本当だ、気づかんかった」
男「だからさ、最後に俺の願い聞いてほしいんだけど」
神「…なんじゃ」
男「まあ、みんなに愛されようなそんな、神になってくれよな」
神「…男っ」
男「じゃあ、さようならだ」ﾋｭﾝ
神「男っ！」
神「男…」ﾎﾟﾛｯ
神「はっ、なんで泣いてるんじゃ」
神「神たるものこんなくらい…で泣…い……て……ちゃ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
神「男ォォォォ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
神「（その後、わしはみんなに信仰されるよう頑張り、神社が建てられ）」
神「（みんなに愛されるような神を目指して、頑張っております）」
神「（男の最後の願いだから）」
神「（男。頑張るぞ）」
男「ああ、期待してるぜ？」
完
転載元
男「誰お前…」神「神だ…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1434441214/
男「誰お前…」神「神だ…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1434441214/
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コメント一覧 (21)
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- 2015年06月16日 19:22
- つまんなーい0てーん
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- 2015年06月16日 19:23
- なんだこれ
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- 2015年06月16日 19:28
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なんか読みにくい
会話が不自然
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- 2015年06月16日 19:33
- 神っぽい神を書いてくれよ～頼むよ～
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- 2015年06月16日 19:36
- はしょってんなコレ
多分、起がかけてんだ。なんかこうーイクラの軍艦巻きを海苔なしでシャリにイクラを乗せた感じ…
もったねぇな、話自体は結構好きなのに
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- 2015年06月16日 19:42
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結構好き
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- 2015年06月16日 20:19
- とわ
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- 2015年06月16日 20:19
- ネタがありきたりのお約束だからって雑すぎんよー
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- 2015年06月16日 21:08
- 神って言ったら爺さんだろォォォォォォォ？？？
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- 2015年06月16日 22:10
-
いやぁ…
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- 2015年06月16日 22:12
- ※9
俺も最初男がじいさんに迫っているのかと思った
何気に紳士な不良2に草
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- 2015年06月16日 23:18
- もっと日常が描かれてたら最後で俺らも男ぉぉぉぉ、てなってた
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- 2015年06月17日 01:55
- でも、
ああ、
みたいな形の文が多いな
あと、も多い
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- 2015年06月17日 02:54
- なにこれ
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- 2015年06月17日 04:06
- 夜卜かと思った
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- 2015年06月17日 04:22
- 神話タグだから期待したんに…
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- 2015年06月17日 06:04
- これを記事にする人もねえ、、、、
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- 2015年06月17日 12:11
- 設定が先行しすぎてて内容がないよう
設定自体も良くある奴のごちゃまぜで、統一感がないだけそのままパクリよりも酷いし。
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- 2015年06月17日 15:37
- し・・・失礼ですが神としての証は
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- 2015年06月17日 20:44
- ノラガミやんけ
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- 2015年08月17日 21:49
- 悪くない、けどもうちょい頑張って欲しかった。これ系の話にしては短すぎるわ
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