【艦これ】清霜は大戦艦になった

1: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:17:10.94 ID:fUiw6gsio

※グロ注意



ある日、私は姉妹の駆逐艦達と一緒に遠征に行った。

遠征での作業を終え、そろそろ帰投しようとした時、

旗艦の天龍さんが叫んだ。



天龍 「回避運動!!!」

天龍 「雷撃だ!!!」

天龍 「全力で回避しろ!!!」

龍田 「天龍ちゃん!!!」

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2: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:18:27.86 ID:fUiw6gsio

私たちは必死に回避運動をした。

なんとか魚雷をかわしたが、地獄はそこからだった。



天龍 「駆逐艦達は速度一杯で逃げろ!!!」

天龍 「振り向くな!!!」

天龍 「悪りぃけど……」

天龍 「龍田は俺と沈んでくれ」

龍田 「うん」 ニッコリ



天龍さんと龍田さんの向こうにレ級がいた。

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3: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:19:57.73 ID:fUiw6gsio

天龍さんと龍田さんは必死に戦ったけど、時間は稼げなかった。

私達は必死に逃げた。



夕雲 「頑張りましょう!」

巻雲 「はわわわわぅ……」

高波 「……」

清霜 「あ……」



レ級は、すぐ間近に迫っていた。

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4: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:20:56.34 ID:fUiw6gsio

夕雲姉さんが笑った。

夕雲 「私、お姉さんだから?」 ニコッ

夕雲 「またね……」

夕雲姉さんは振り向いて、レ級に立ち向かっていった。

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5: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:21:55.43 ID:fUiw6gsio

直ぐにレ級は追いついた。

巻雲姉さんは泣いていた。

巻雲 「私もお姉さんだからぁ……」 ポロポロ

巻雲 「夕雲姉さん……」 グシグシ

巻雲姉さんは振り向いて、レ級に立ち向かっていった。

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6: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:22:57.08 ID:fUiw6gsio

直ぐにレ級は追いついた。

高波姉さんが言った。

高波 「私達の分まで生きてほしい、かも……」 ニコッ

高波姉さんは振り向いて、レ級に立ち向かっていった。

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7: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:24:23.53 ID:fUiw6gsio

最後にレ級は私に追いつき、私の目の前に立ちはだかった。

レ級 「プッ」

レ級は巻雲姉さんのメガネをスイカの種のように吐き出した。

清霜 「!?」



レ級は私の腹を蹴り上げた。

清霜 「ゴアッ」 

私は血反吐を吐いた。



散々私をなぶった挙句、レ級は言った。

レ級 「モット可愛クシテヤルヨ」 ニヤリ



清霜 「ギャアアア」

レ級は私の右耳を引きちぎった。

私は気を失った。

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8: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:25:23.24 ID:fUiw6gsio

私は捜索隊に発見され、鎮守府に帰ることが出来た。

生き残ったのは私だけだった。

ベッドで横になっていた私の頭に、皆の顔が浮かんだ。

清霜 「天龍さん…… 龍田さん……」 ポロポロ

清霜 「夕雲姉さん…… 巻雲姉さん……」 ポロポロ

清霜 「高波姉さん……」 ポロポロ



そしてレ級の顔が浮かんだ。

清霜 「あのレ級……」

清霜 「絶対、沈めてやる…… 私の手で……」

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9: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:28:13.55 ID:fUiw6gsio

怪我から回復した私は、死に物狂いでトレーニングをした。

しかし、すぐに絶望した。

私の鎮守府で最高錬度の駆逐艦は夕立さんだった。

私は演習で夕立さんと勝負した。

そして私は泣いた。

負けたからじゃない。

私より遥かに強い夕立さんでも、レ級に遠く及ばないと思ったからだ。



レ級は、天龍さんと龍田さんの主砲や魚雷の直撃を受けても、

全くダメージが無かった。

レ級は、バスケットボールのレイアップシュートをはたき落とすかのように

軽々と天龍さん、龍田さん、私の姉妹の頭を手刀で切り飛ばした。

私は夕立さんの頭が切り飛ばされるイメージしか湧かなかった。



大和さん、武蔵さんと演習しても同じだった。

頭でお手玉したり、リフティングしている、あの時のレ級の記憶が甦った。

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10: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:29:24.89 ID:fUiw6gsio

私には絶望と憎悪しかなかった。

絶望と憎悪にかられて、私にトレーニングに打ち込んだ。



ある日、私はオーバートレーニングでぶっ倒れ、工廠に運ばれた。

提督からは無理なトレーニングをしないよう、

既に何度も注意されていた。

私は謹慎処分となった。



謹慎後、問題のある艦娘を矯正する特別な鎮守府に

配属されることになった。

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11: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:30:44.02 ID:fUiw6gsio

そこでも私はオーバートレーニングで、ぶっ倒れた。

私は工廠に運ばれた。

工廠長の明石さんは私に聞いた。



明石 「なぜ無理なトレーニングを?」

清霜 「強くなりたいんです」

清霜 「絶対、沈めたいやつがいるんです」

明石 「強くなりたい…… ですか……」 ニタァ



この鎮守府の明石さんは怪我で左目を失明していた。

明石さんは艦娘や艤装の違法改造を行い、

この鎮守府に流れついたそうな。

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12: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:31:46.54 ID:fUiw6gsio

明石 「強くなるために明日を捨てる覚悟はありますか?」

清霜 「はい。私には、もう何もありません」

明石 「どんな苦痛でも耐えられますか?」

清霜 「はい」

明石 「では駆逐艦の限界突破の……」

明石 「協力をしましょう……」 ニタァ

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明石さんは私をメンタル異常と診断し、

隔離された工廠での長期修理の手続きをした。

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13: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:33:24.85 ID:fUiw6gsio

明石 「まず、あなたの船体を大きくします……」

明石 「全身の骨を切断し、少しだけスキマを空けます」

明石 「時間が経つとスキマが埋まって、骨が伸びます」

明石 「これを繰り返します……」



私は全身を切り開かれ、骨を切断され、スキマを空けられ、

スキマが埋まるまで骨を固定された。

信じられないほどの激痛だった。



明石 「高速修復材は使いません」

明石 「骨の金属の結晶が成長するまで時間が掛かるからです」

明石 「大きな結晶にならないと金属に粘りがでません」

明石 「高速修復材を使うと結晶が大きくなる前にスキマが埋まり」

明石 「脆い骨になります」



私は手の指から足の指まで、ほぼ全身の骨を切断され、伸ばされた。

手術は数百回にも及んだ。



そして私の骨格は戦艦以上になった。

身長でいえば、大和さんより頭一つ大きくなった。

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14: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:35:05.00 ID:fUiw6gsio

明石 「次は馬力です」

明石 「ウェイトトレーニングをやりましょう」

明石 「疲れたら高速修復材を使います」



戦艦の艤装を持てるようになるため、私はウエイトトレーニングを始めた。

私がバテると、明石さんが私を蹴り上げる。

起き上がってトレーニングを続け、またバテる。

明石さんが蹴っても起き上がれなくなったら、

バケツで高速修復材がぶっ掛けられる。

それを繰り返し、私が気絶したら、その日のトレーニングは終了する。



明石 「人間の筋肉繊維のように」

明石 「艦娘の油圧シリンダー繊維もトレーニングで破壊され」

明石 「回復した時、繊維が太くなり、数が増えます」

明石 「通常は回復に3日かかりますが、高速修復材を使えば即座に回復します」

明石 「通常のトレーニングの数十倍の速さで油圧シリンダー繊維が増えます」

明石 「まあ、船体の寿命も数十倍の速さで無くなっていきますけどね」 ニヤリ

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15: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:36:34.39 ID:fUiw6gsio

ある日、私の廃液がコーラのように真っ黒になった。

あまりにも多くの油圧シリンダー繊維が破壊され、

シリンダーの油が廃液に混じったのだ。



清霜 (私の寿命は長くないかも……)

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16: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:38:03.06 ID:fUiw6gsio

ウェイトトレーニング開始から1年近く経過したある日、明石さんが言った。



明石 「この艤装を付けてみてください」



試製51cm連装砲が4機付いた艤装だった。

私は艤装を付けた。

戦艦の艤装を想定してトレーニングしてきた私にとって、特に重くは無かった。

軽いといえる程だった。

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17: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:40:02.17 ID:fUiw6gsio

清霜 「特に重くないです。軽いぐらいです」

明石 「これが軽い?」 ニヤリ

明石 「アッハハハハハハ」

明石 「軽い、ですか……」


ウエイトトレーニングのターゲットを、

実は大和型戦艦の艤装の2倍の重量にしていた、

と、明石さんは言った。

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18: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:40:50.79 ID:fUiw6gsio

明石 「もうあなたを止められる者はいません……」

明石 「ヤりあう前に、これを飲んでください」



時限カプセルに入った高速修復材だった。



明石 「飲んでから10分後」

明石 「10分間カプセルから高速修復材がにじみ出ます」

明石 「その間、あなたはゾンビのように不死身になります」



私はカプセルを受け取った。

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19: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:42:23.26 ID:fUiw6gsio

夜明けと共に、私はレ級の出没する海域に向かった。

すると、出没海域から随分手前で遠征部隊がレ級に襲われていた。



球磨 「なんでこの海域にレ級が……」

球磨 「駆逐艦だけでも逃がすクマ……」

木曾 「ああ……」



球磨さんが魚雷の直撃を受け大破した。

レ級が球磨さんに襲い掛かった。

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20: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:43:51.91 ID:fUiw6gsio

私はカプセルを飲んだ。



清霜 「レ級!!!」 カッ!

清霜 「私が相手してやる」 クイクイ



BGM:パシフィックリム-メインテーマ




レ級はコッチを向いて、ニタリと笑った。

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21: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:45:27.88 ID:fUiw6gsio

レ級は一瞬で間合いを詰めてきた。

清霜 「!?」

私は主砲を撃った。

レ級は瞬時に横に回りこみ、私の横腹を蹴りつけた。

ボコッ

私のわき腹の肋骨が折れた。

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22: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:46:13.28 ID:fUiw6gsio

レ級の真の恐ろしさは、その機動性にあった。

コンパクトな船体に超大出力の主機関。

設計者の夢を具現したような存在だった。

相手にとっては、ただの悪夢だった。

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23: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:47:29.28 ID:fUiw6gsio

レ級 「アレデ沈マナインダ」

レ級 「ヤルジャン」 ニタァ



レ級は艦載機を飛ばし、主砲を撃ってきた。

木曾 「加勢するぞ!」

木曾さんが艦載機を打ち落とした。

私は主砲をレ級に撃ち続けた。

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24: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:48:55.68 ID:fUiw6gsio

木曾 「危ない!」

レ級は私の目の前にいた。

主砲の次弾の装填の間をつかれた。

レ級は笑いながら主砲を撃った。

私の腹に穴が開いた。



勝利を確信したレ級は油断した。

そのスキに私はレ級を抱きしめた。

そして力一杯締め付けた。

ミシミシミシッ

レ級の背骨が軋んだ。



レ級の顔に恐怖が浮かんだ。

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25: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:50:22.18 ID:fUiw6gsio

メチメチメチッ、メキメキメキッ

なおも私は締め上げた。

レ級 「ググッ、ガハッ!」



レ級は私の腕を主砲で吹き飛ばし、脱出した。

私の腕が瞬く間に再生した。

腹の穴は塞がっていた。



レ級 「!?」

レ級 「バケモノメ!!!」

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26: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:51:14.57 ID:fUiw6gsio

私は主砲を撃った。

主砲弾はレ級を直撃したが、やっと小破程度だった。

清霜 (バケモノはどっちよ……)

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27: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:52:21.44 ID:fUiw6gsio

レ級は作戦を変えて、距離を取って撃ち続けてきた。

私の体が、文字通り削られていった。



木曾 「グッ!」

木曾さんが魚雷を受けて大破した。

私も足に被弾して、体勢を崩した。

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28: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:53:36.64 ID:fUiw6gsio

その時、レ級が鬼神の速さで飛び込んできた。

私の頭を切り飛ばしに来たのだ。



私はその時を待っていた。

拳を握り締めた。

主砲全8門を後ろに向けて撃った。

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29: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:55:08.99 ID:fUiw6gsio

清霜 「うおおおおおおおおおお!!!」

全主砲の反動を、右の拳に乗せた。

流石のレ級、超反応で体をヒネった。

私のイメージでは顔を殴るはずが、胸に当たった。



胸に当たった拳は、レ級の胸部装甲を圧壊し、胸部機関を破壊した。

拳の骨は全て砕けた。

勢いは止まらず、圧力で手首の骨が開放骨折し、骨が飛び出した。



骨折した骨の先端は、竹やりのように鋭かった。

その骨がレ級の胸に刺さり、押し込まれていった。

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30: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:56:35.47 ID:fUiw6gsio

レ級 「グギャアアア!!!」

私の腕の骨が完全にレ級の胸を貫いた。

腕のひじまでがレ級の胸に押し込まれたところで、やっと止まった。

-----------------------------------------------



31: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 05:58:13.05 ID:fUiw6gsio

レ級は口から血を吐いた。

レ級 「ガフッ……」

レ級 「トドメヲ…… ササナイノカ……?」

清霜 「あなたは、もう長くないよ」



私は髪をかき上げ、ちぎれた耳を見せた。

清霜 「私のこと、覚えてる?」

レ級 「……」

レ級 「思イ出シタ……」

レ級 「アノトキノ駆逐艦カ……」

レ級 「ズイブン鍛エ直シタナ……」

レ級 「俺ハ襲撃ノトキ、必ズ1人……」

レ級 「シルシヲ付ケテ、生カシテ返シテイタ……」

レ級 「マサカ駆逐艦ニヤラレルトハ……」

レ級 「ソンナニ俺ノコトヲ、思ッテクレテタノカ……」 ニタリ

レ級 「キシシ……」



レ級は息絶えた。

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32: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 06:00:13.65 ID:fUiw6gsio

清霜 「天龍さん、龍田さん」

清霜 「夕雲姉さん、巻雲姉さん、高波姉さん」

清霜 「敵を討ちました……」 ポロポロ



突然、私は気付いた。

明石さんも、あのレ級にやられたのだと。

シルシを付けられて失明したのだと。

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33: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 06:01:07.81 ID:fUiw6gsio

私は鎮守府に帰投した。

私は無断出撃のため罪に問われた。

レ級撃破と球磨さん達の嘆願によって執行猶予となった。

明石さんも私の実験データで取引し執行猶予となった。

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34: ◆FfvRSd7Ma6:2015/06/02(火) 06:02:25.58 ID:fUiw6gsio

私は自室に帰った。

私は疲れていた。

ベッドに入ると、高波姉さんの「私達の分まで生きてほしい、かも……」

という言葉を思い出した。

私は強さの代償に寿命を差し出した。

寿命がどれだけ残っているかは分からない。

清霜 (何が出来るかわからないけど)

清霜 (姉さんたちの分まで生きます)

姉さん達に託された命をどのように生きるかを考えながら、私は眠りについた。



- 完 -



転載元
【艦これ】清霜は大戦艦になった
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433189820/
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         コメント一覧 (36)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:26
          • 5-5ほったらかしにしてるんだけど

            平均な駆逐艦じゃ夜戦で
            五連装酸素3積みカットインでもきついの?
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:27
          • 1 微妙…
            山なし落ちなし
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:36
          • 前に清霜と武蔵が合体するSS書いてた人かな?

            この微妙に救いがない感じ、嫌いじゃないよ
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:37
          • 4 山も落ちもないと生きていけないの?
            そんなに山と落ちまみれでいたいならさっさとグランドキャニオンにでも行けよ
            日本から出てけよ目障りだから

            あ、ssはまあまあ面白かったです
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:42
          • 山なし落ちなし…?
            それお前言いたいだけだろ
            山場は特訓のとことレ級戦
            落ちはよくある復讐に駆られて仲間の遺言を忘れちまったぜ…パターン
            十分じゃん
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:43
          • ※4 作者さんチーーッスwww
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:57
          • 3 ※1
            エリレは装甲130しか無いから夜戦なら一般的な駆逐の魚雷カットインで装甲を抜ける
            ただ、昼戦で空爆、開幕雷撃、砲撃2回、雷撃と最大5回大和型を中大破にする攻撃をしてくるので夜戦まで駆逐が大破せずにいられるかと考えると…

            SSは救いようがない空気とレ級のエグい雰囲気が良かった
            遠征艦隊をレ級に襲われたらどうしようもないわ
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 12:57
          • これで山なしとか言うなら素直に小説読んで高尚ぶっていればええねん
            片目の明石にも意味を付けているのはいいね
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 13:00
          • ※4
            なんでそんなに怒ってるんだ…

            まぁ淡々と話が進んでるだけで、別に山無し落ち無しでは無いと思うけどさ
            そういう話の作り方してるだけでしょ
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 13:00
          • パシフィック・リムというよりR-TYPEじゃね?
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 13:05
          • 骨延長…ジャックハンマーかな?
            戦闘艦隊とすら単艦でやり合えかねない悪夢やしなぁ…遠征艦隊だとどうしようもないだろアレ
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 13:12
          • ※4は主人公が一々絶叫したり無駄な大演説を延々やらかす敵幹部みたいなのがいなきゃ餓鬼みたいに荒らしにくるタイプ?
            しかしレ級が出没する海域に遠征部隊派遣ってどうなのよ
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 13:31
          • ここの連中って少しの批判も許さないよな 特に艦これスレに多いけど
            理不尽な荒らしとかなら批判するのもわかるが一つの感想ならほっといてやればいいのに
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 13:50
          • ジャック兄さんやないけ
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 15:01
          • ※13も前段がいらないと思う。それこそほっといてやれよ。
            どこであってもネガカキコは存在が不愉快。
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 15:21
          • キャラ的にはジャックや文七っぽいが話的にはシグルイとか連想したなあ、全体的に乾いた雰囲気とか。

            駆逐艦の腕は大和の主砲を持つことは出来るのか?駆逐艦にレ級を倒す事は出来るのか?出来る、出来るのだ。
            見よ、異形と化すまでに鍛え込まれた背なの筋肉、見よ、万力の如く主砲を握りしめるその指先。
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 15:42
          • 好みはあるし、見た人全員が好む作品てのは無理だろうけど

            作品にわざわざ文句言う人はなんのためなんだろうな?つくった本人に届くわけでもなし。
            そういう人って「なに言おうが個人の自由だろ!」いうけど、「俺はこんな不快な気分になった!それをお前ら知るべきだ!」みたいに考えてんのかな?そんなの知らんがな
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 15:53
          • うわ…クッサ(笑)
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 15:58
          • ククク・・・
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 16:01
          • ジャック・ハンマーやないか。
            過度なトレーニングに骨延長、申し訳程度ではドーピングもしてる。
            さすがにマックシングはヤバいし、バイティングは効果薄いだろうし、かといっていたずらに艦娘をサンドバックにも出来んだろうがな。
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 16:09
          • ちょっと作者湧きすぎてんよ〜
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 16:40
          • ナニカ…サレタヨウダ…ニンゲンデハ…ナクナッテシマッタ…
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 16:45
          • 米21
            批判米に対して書き込めば僕も作者になれるんですね!
            じゃ僕も名作SSを批判してる米にマジレスしてSS作者になってきます!
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 16:50
          • たまにはサツバツとした雰囲気の艦これもいいね
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 17:02
          • 4
            コメント欄がSSの感想ではなく感想の感想で盛り上がるのはよくあること

            ゲームの方は大破しても安全に撤退できるからレ級でも嫌な敵って程度ですむけど
            敵が追撃して来たり撤退中に会敵ありならやっぱ怖いよなあ
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 17:39
          • 4 救いがないのも良いね
            しかし大戦艦清霜の姿が出来の悪い魔改造フェイトフィギュア的な姿でしか想像できなかった
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 20:24
          • 渋くて好きよ?こーゆう雰囲気
            続き読みたいけど蛇足になりそうだし
            余韻で楽しんどく作品だと思う
          • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 23:45
          • 3
            こういう渇いた雰囲気は結構好き。
            艦これでこの渋い感じは珍しいかも。
            特にマッドキャラな明石は新鮮で良かった。
            冷笑系のゲス顔とか似合いそう…。

            ただ、地の文が簡潔すぎる気がする。
            淡々とした雰囲気を演出したかったのだろうけど、
            全体的にボリューム不足な感が否めない。
          • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 23:48
          • 可愛い可愛いレ級ちゃんがいつも悪役ばっかりで小官は不満であります!!
          • 30. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月02日 23:56
          • ※29
            さては貴様、深海の回し者だな!?
            とにかく拷問だ!拷問にかけろ!!
          • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月03日 00:03
          • ※30
            「ち、違う!ワイはただレ級ちゃんとイチャラブするSSが見たいだけなんや!!」手錠ガチャン
          • 32. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月03日 16:17
          • ※31
            ハーメルンってトコの

            湧昇を駆ける

            とかどうだ?
          • 33. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月03日 21:32
          • >>※32
            ※31じゃないけど、良いSSありがとう。
            あ、このSSはどうでもいいです。

          • 34. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月05日 19:05
          • 4 というか最近は無視すると構って欲しいのか狂ったようにネガコメする人がいるんだもん
            ssよりここのコメ欄が時々不愉快だわ…

            あ、ss自体は良いオチだし格好かったです(小並感)
          • 35. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月12日 17:10
          • どうでもエエかもしれんが最初の天龍田が一番良かった
          • 36. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年12月29日 13:58
          • 3 ジョニーは戦場に行った

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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