男「結婚しよう」女「いいわね」
「結婚おめでとう!」「いい嫁さんもらって羨ましいぜ!」「幸せにねー!」
男「どうもどうも」
女「ありがとう」
男父「男よ」
男「どうした親父」
男父「初夜はバッチリ決めてこいよ!」
男母「何言ってんだいあんた!」ポカッ
男父「あいた!」
男「ははは。まあ新婚旅行楽しんでくるわ。なっ、女」
女「そうね。しっかり楽しんでくるわ」
男「…なあ」
女「どうしたの?」
男「旅行先の女はどうだった?」
女「まあまあかしらね。違う場所だったから少し興奮したけどそれだけかしら。貴方は?」
男「こっちは大外れ。自分の快楽しか考えてない奴ばっかだったわ。やっぱり気の合うやつじゃないとな」
女「ええそうね」
男「しかしなあ。親が聞いたら泣くだろうな」
女「私達同性愛だものね。しかもガチの。結婚したのも他の子を探すのに重宝するからってだけだし」
男「流石に親にはばれないようしないとな」
女「ええ、全く」
男「ただいまー」
女「ああ、おかえりなさい」
男「お、またやってたのか」
女「そうね。こら、後輩。いつまでも寝てるんじゃないの」
後輩「先輩…ちょっと激しすぎっす…」
女「貴女が早すぎるのよ」
男「どうせお前が激しく攻めたんだろ。ほら、水だ」
後輩「あ、どもっす」
女「わかってる。ホテルで泊まり込みね。ご飯は適当に食べてるわ。出来れば作って欲しいのだけれど」
後輩「先輩男さんに作って貰っているんすか?」
女「ええ、彼料理上手なの」
男「家事全般ならなんでも出来るしな」
後輩「でもゲイ。なんか惜しいっすね。顔もカッコイイし女の子もよってきたでしょ」
男「大抵は断って」
女「バイなら私が貰ったわ」
男「ふう…」
オカマ「今日は良かったわよ男ちゃん」
男「どうも。おっともう朝か。朝飯どうすっかな」
オカマ「したのコンビニに行けばいいじゃない」
男「いや俺じゃなくて女の方」
オカマ「あら、そっち?そろそろ男ちゃんもゲイからバイにジョブチェンジするのかしら?」
男「まさか。あいつ仕事やってるとマジで食べることを忘れるんですよ。一回倒れたこともありますし」
オカマ「仕事熱心ねえ。しかも美女で男がよってくる。同性愛じゃなきゃ絶対貴方以外と結婚してたわね」
男「まあ女のおかげでオカマさんと知り合うことも出来たんですがね」
オカマ「私バイだものね」
女「……」
男「また死んでら。たまには自分で飯を買いに行こうや」
女「すまないわ…。ちょっと株価がありえない程上下したから…」
男「デイトレだかFXだかわからないけど夢中になるのも程々にな」
女「いや、その後徹夜でネトゲのレイドやってたから…」
男「よしこの飯は俺が食べよう」
女「やめて死んじゃう」
男「結果的に俺が飯作ることになったか」
女「いいじゃない。私が稼いで貴方が家事全般をする。いい役割分担じゃないの?」
男「お前の家事が壊滅的だからな。米を洗剤で研いだ時はゆとり世代もここまで来たかって思ったわ」
女「何?家事出来なくて何が悪いの?」
男「別に悪いってわけじゃ…」
女「貴女にはわからないでしょうね!『お姉様のご飯が食べたい』と言ったから出したご飯を見た彼女のゴミを見る様な目をね!」
男「食べ物に向かって言ったの?それともお前?」
女「うまうま」
男「結果的に俺が飯作ることになったか」
女「いいじゃない。私が稼いで貴方が家事全般をする。いい役割分担じゃないの?」
男「お前の家事が壊滅的だからな。米を洗剤で研いだ時はゆとり世代もここまで来たかって思ったわ」
女「何?家事出来なくて何が悪いの?」
男「別に悪いってわけじゃ…」
女「貴女にはわからないでしょうね!『お姉様のご飯が食べたい』と言ったから出したご飯を見た彼女のゴミを見る様な目をね!」
男「何作ったんだよお前は」
男「ああ、あの子か。百合以前に男性恐怖症を通り抜けた…」
百合子「……」チャッ
男「うん、背後に忍び寄って武器的な何が構えるのはやめてくれ。背後にいるから何持ってんのかわからないんだけどな」
百合子「チッ」
女「あらダメじゃない百合子。貴女のお父さんからとったドスを構えるのは」
男「ヤーさんの娘と寝たお前も相当だよな」
男「どっちのタマだよ…うん謝るからこのドスをおろそうか」
女「やめなさい百合子。私そんなことするのも汚い言葉を言う子も嫌いよ?」
百合子「はいお姉様!どうせこの男はお姉様の女の子を持ってくる奴隷みたいなものですから無視しますわ!」
男「軽く傷つくわ。あと早速布団を敷くな百合子。せめて俺が出てからにしろ」
男「あーはいはい。私はとっとと退散するか」
ぐうぅぅぅ…
女「…」
百合子「…」
男「あー。簡単なご飯なら作ってやるぞ?」
百合子「いりません!貴方のなんで誰が食べますか!」
女「じゃ、私が作って…」
百合子「仕方ありませんね!そこまで言うなら食べてあげますとも!ええ!」
女「…ぐすん」
男「いや俺ならそうする。誰でもそうする」
男「おう、誤解を招く様な発言はやめろ」
ピンポーン
女「あら、お客かしら?私が出る…」
ガチャーン
童顔「先輩なんで約束の場所に来てくれないんすか?俺待ちきれずに来ちゃいましたよ」
女「頼むから荒々しく入るのやめてよ。心臓に悪いわ」
百合子「私の時はとても荒々しいですよね。お姉様」
童顔「はっ、この匂いはまさか俺のために手料理を作ってくれたんですね!」
百合子「んなわけねーだろアンポンタン私が嫌々食べてんだよ」
童顔「…ああ!?このアマ何先輩の手料理食べてんだ?殺すぞ!?」
百合子「やれるならやって見やがれジャリガキ風情が」
童顔「…」バチバチ
百合子「…」バチバチ
男「本当ヤーさんの娘と寝たお前は相当だよな」
女「マフィアの息子と寝た貴方もね」
男「そりゃヤクザマフィアに頭下まくった1日だったからな」
女「あわや警察沙汰一歩手前だったわね。…すこし横になるわ」ゴロン
男「俺の目の前で横になって誘っているんですかねえ」
女「貴方がゲイだし例え私が裸になっても反応しないんじゃないの?」
男「はは、確かに。…よっと」ギュッ
女「あら、マッサージなんで気がきくじゃない」
男「そりゃお前が一番稼いでるからな。疲れをなくしてもらわないと困る」
女「ふふ、ありがとう」
男「どうだ、気分は」
女「ふふ、まさか女の子じゃなくて貴方に攻められるとは思わなかったわ」
男「まだ、大丈夫だな…っと!」ギュキュッ
女「……んっ。……あんっ」
男「今夜は寝かせないぜ…なんてな」
女「女の子なら徹夜でオーケーだけどね」
男「ははは」
女「無理矢理結婚させられそうになったのよ。なんとかうまくあの人と結婚して難を逃れたんだけど結婚相手が諦めてくれないのよ」
ピンp(ryガチャッ
御曹司「女さん!私と結婚しましょう!」
女「噂をすればなんとやらね」
後輩「インターフォンがなり終わる前に扉開けたっすね」
女「重婚じゃないのよ。私捕まりたくないわ」
御曹司「だったらあの男と離婚してこちらに来てください!費用はこちらで負担しますので!」
後輩「こりゃ色々極まってるっすね。というかなんでそんなことするんすか?」
御曹司「ああ、勿論彼女が幸せならそれでいいのだがちょっと調べてみたら何度も他の人とホテルに泊まっているではないか!浮気である上にホモが彼女を幸せに出来るはずがない!」
後輩(男さんって先輩とやってる最中出て行ってるんすよね)
女(百合子が騒ぐからね)
御曹司「おおいいところに!君彼女と離婚してくれないか?男と浮気する様な奴に彼女を幸せに出来るはずがない!」
男「なんだこいつ」
後輩「先輩と結婚する予定だった人っす」
男「ああ、なるほど。これには理由が…」
御曹司「浮気に理由などいらぬ!離婚届にサインをしろ!」
男「いや、ねえ。ちょっとこれを作ってただけなんですよ」
御曹司「…なんだこれは?」
後輩「あ、かわいい。小さい縫いぐるみっすね」
御曹司「ホテルに行ってたのは…」
男「距離的な都合ですね」
後輩「ほら先輩。男さんがプレゼントですって」
御曹司「……」
女「ええそうね。まさかこういう対策でこんなものを買っていたとわね。貴方って嘘が上手いのね?」
男「ん?嘘は言ってないぞ?こいつもちゃんとした手作りだ」
女「えっ?」
男「いや、邪な目的で結婚した俺たちだけど一応夫婦だし頑張っているお前にちょっと、な」
後輩「すげえイケメン。ホモっていうのが信じられねえっす」
男「いや教えて貰ったのはオカマさんでお礼に一晩寝たりしたんだけど」
後輩「男さんそこは黙ったほうがよかったっす」
女「……」
ギュッ
男「…どうした?」
女「マッサージよ。前の日のお返し」
男「そうか」
女「……」ギュッギュッ
男「…」
女「…縫いぐるみありがとう。大事に飾っておくわ」
男「そうか」
女「……」ギュギュッ
男「おっ、こりゃいい。俺よりも腕がいいかもな」
女「ふふっ、ありがと」
男「俺もちょっと男を抱くのはやめる」
百合子「……」チャキッ
童顔「……」カチャッ
後半「はいはい、危ないものはしまってくださいっす」
オカマ「やめなさいよこんな所でドンパチは男捕まっちゃうわよ」
百合子「……」スッ
童顔「……」スッ
男「本当あんたらが来て助かるは」
童顔「そうですよ。俺も男さんに理由を聞きたいです」
女「何、流石にこう人の入りが多いとご近所さんが怪しむじゃない?だから暫くほとぼりを冷まそうと……」
男「実は女から貴方の子供を産みたいと言われてだな」
女「なっ!? 何打ち合わせと違うじゃない!」
男「こいつらに嘘言ってもすぐばれんだろ。……で一旦寝たんだが、寝たんだけども……」
後輩「寝たんだけど?」
男「うん、立たなかったんだよ」
オカマ「あら、それは大変」
女「頼むからそんな事言わないで! 恥ずかしいじゃないの!」
女「そんなこと人前で言わないでよ! それに私もガチだから私も濡れてねーし!湿ってもねーし!」
後輩「先輩。落ち着いてくださいっす。私はバイだろうが気にしませんから」
女「違うのよ!他の男は興味ないけど、なぜか男だと可愛くなりたい、美しくなりたいと思っちゃって……はっ!?」
百合子「お姉さま……」
オカマ「恋、かしらね」
女「ーーーーーーっ!」ジタバタ
百合子「いつもは強気なお姉さまがこんな風になるとは……これはこれでいいですわね」
後輩(どっちかっていうとこっちが素何ですけどね)
オカマ「……ならないとか言ってるけど貴方自身の気持ちはどうなの? 本当に好きでもなければ苦痛しか生まれないわよ」
男「俺の気持ちか。 そうだなあ……」
女「…………」ドキドキ
男「まあ好きじゃなきゃ結婚してなかったよな。御曹司の件を抜きにしても」
女「……! ま、まあこの美貌をもつ私だから男が振り向くのも無理ないんじゃにゃい!?」
後輩「先輩、噛んでるっす」
百合子「ジャリガキば黙っとけ! お姉さま、私が男を一発で立たせる前立腺パンチという必殺技を伝授して……」
男「いや、そんな無理やりじゃなくて自然に立つようになりたいんだ。そんな方法だと女に失礼だと思う」
オカマ「……なら、私の店に寄ったら? 私のバーやってるのだけれどそういう問題持ってた子が何人かいたりするからその子達に聞いてみるといいかも」
男「……すまない恩にきる」
オカマ「いいじゃない長い付き合いだし。代わりにこっちで何か注文してよね?」
女「……だめ?」
男「……だめだな。 また立たない」
女「気にしないで、また次があるから」
男「すまないな。こうなんども付き合ってくれて」
女「…………」ギュッ
男「どうした?急に抱きついたりして」
女「いや、ちょうど私たちの結婚記念日じゃない?」
男「そういえばそうだな」
女「こう始めは御曹司の件もあったし貴方は都合のいい存在だったのよ。 けど今は違うわ。 私は貴方のこと大事な人、抱かれてもいいたった一人の男と思ってる」
男「なんだか立たないことが申し訳無く思うなあ」
女「いいのよ。 私はこのままでも十分貴方の温もりが伝わるから幸せよ。 けど……」
女「私。 子供がいたらもっと幸せになっちゃいそう。 今までの何倍もね」
男「……!」
女「……あら」
童顔「ああ! 赤ん坊が泣いた! こんな時どうすれば……」
百合子「……ご飯よ!ご飯を食べさせないと!」
後輩「……いや恐らくおしめっすね。ちょっと替え持ってきます」
男「ここんところ毎日きてるなこいつら」
オカマ「まあそれだけ慕われてるんじゃないの? 後輩の場合は職業柄こういうことなれてるだろうけど」
男「ベビーシッターなんて初めて聞きました」
男「勘弁してください。 子供がいるんですよ」
オカマ「冗談よ。 冗談。 今は子供を大事にしなさい。 しなかったらただじゃおかないわよ?」
女「男、準備出来たかしら?」
男「ああ、待ってくれ。 もう少しだから」
後輩「男さん。これ何か子供が何かあった時の対処法を書いたノートっす。 旅行頑張ってくださいっす」
男「 ああ、ありがとう。 女、もう準備は出来たよ」
女「そう。 じゃ行きましょうか」
男「ああ、行こうか。 二度目の新婚旅行に」
〈終わり〉
読んで頂きありがとうごさいました。
転載元
男「結婚しよう」女「いいわね」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1421767691/
男「結婚しよう」女「いいわね」
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- 女騎士「くっ、殺せ・・・ッ!」オーク「わかった」女騎士「・・・・・・え?」
コメント一覧 (23)
-
- 2015年05月03日 13:30
- (´・ω・`)これが愛なのか…
-
- 2015年05月03日 13:39
- 良かった
-
- 2015年05月03日 13:46
- オカマは頼れる
-
- 2015年05月03日 13:56
- こういうの好き
-
- 2015年05月03日 14:00
- 愛って何だ?
-
- 2015年05月03日 14:15
- 愛は性別も人種も超えるのさっ
あ、ホモはお断りです
-
- 2015年05月03日 14:25
- おお、完結してたのか
良い雰囲気でずっと続き読みたかったんだよ
いっち乙
-
- 2015年05月03日 14:25
- オカマよりNHがいい(//∇//)
-
- 2015年05月03日 14:30
- ヤクザとマフィアを抑えるオカマさん何者何だろう?
-
- 2015年05月03日 14:33
- ちょっと感動したわ
-
- 2015年05月03日 14:38
- こういうの良いなー
※9 男は度胸女は愛嬌でオカマは最強だからじゃない(適当)
-
- 2015年05月03日 14:42
- 体は男だけど心は女、でレズのタチ
体は女だけど心は男、でゲイのネコ
そんなカップルが身近にいる
これもうわかんねえな、と思ったが一応理にかなってる
-
- 2015年05月03日 15:12
- 愛って難しい
-
- 2015年05月03日 15:20
- 最初なんだよホモかよって思ったけどなんか心があったまった。
-
- 2015年05月03日 15:35
- 好みの相手に手を出すのに便利だから結婚したってことか。
でも浮気という形がないだけマシかもな。何でもかんでも手を出すのはクソだが
-
- 2015年05月03日 21:32
- ガチレズとガチホモが結婚するとこうなるのか
-
- 2015年05月04日 00:00
- あーとかうんとか頭にいれる言葉が単調でくせえな
文章もくっせえ
-
- 2015年05月04日 06:32
- 最近のゆとりは料理できるよ、外食できるほど金ないからね。
-
- 2015年05月04日 10:17
- これ男女の友情が成立してね?
-
- 2015年05月04日 13:04
- いい話じゃないか
-
- 2015年05月04日 13:18
- やる夫が~スレの中で阿部さんとほむほむでこんな話見た記憶がある
16歳で結婚しなきゃなんないとか何とかなやつ
-
- 2015年05月04日 23:16
- ※12
ワロタww
わかんな過ぎて二度見したわw
-
- 2015年06月17日 09:31
- ※18
ゆとりでなくとも、一人暮らししたことあったら自炊くらいできるだろ?
あっ(察し