春香「プロデューサーさん、私彼氏が出来ました」
P「……は?」
春香「えへへ…」
P「は?…は?」
P「う、ウソだろ?」
春香「嘘じゃないですよ!」
P「いや、絶対ウソだろwww釣り乙wwwww」
春香「いえ、ホントなんですってば」
P「え?だって、お前あれだろ?」
P「春香って俺のこと好きなんじゃないの?」
春香「あ、それは…」
春香「プロデューサーさんへの好きは、大人の人への憧れっていうか…」
春香「好きは好きでしたけど、ホントに付き合ったりとか」
春香「そう言う事は思ってなかったっていうか…」
P「…そ、そうか」
春香「すみません…」
P「い、いや?別にいいけど?」
P「俺も同じこと思ってたし」
P「やっぱりアイドルに手を出すのはどうかと思ってたし?」
春香「あ、やっぱりそうだったんですね」
P「当たり前だろ!」
P「…で?それってどんな奴なんだよ」
春香「実は…」
春香「同じ高校の、同級生なんですよ」
P「…同級生」
春香「はい!」
春香「えへへ、この前告白されちゃって…」
P「ウソだろ…」フラッ
春香「それで、あの…」
春香「今日、その人を事務所に連れてきたんです」
P「はあああ!?」
春香「挨拶と思って」
P「いや、そういうのマジでいいから!会いたくないから!」
春香「それじゃあ、紹介しますね」
春香「お付き合いしてる、俺さんです」
俺「どうも初めまして」ニコッ
P「てめえ!どの面下げてここまで来やがった!」
P「一発ぶん殴ってやる…!」ブンッ
パシッ
P「!!」
俺「お、落ち着いてくださいプロデューサーさん!」
俺「危なかった…」
春香「俺くん!大丈夫だった?」
俺「ああ、大丈夫だよ」
俺「春香こそ、けがは無かったか?」ニコッ
春香「あ、う、うん」
春香「えへへ、ありがとう…」
ってなんで俺君が!?
春香「プロデューサーさんも、落ち着いてください、ね?」
P「フーっ!フゥゥ!」
P「…っち、まあいいさ」
P「で?お前が春香の彼氏なんだな?」
俺「は、はい!春香さんとお付き合いさせていただいています、俺と言います!」
P「そうか、俺くん…」
P「丁寧なあいさつをありがとう」
P「しかし、まだ俺は君を春香の彼氏として認めたわけではなぁい!」
P「すこし、確かめさせてもらうぞ」
P「君がどれくらいの人間なのかをな!」
俺「は、はい!よろしくお願いします!」
P「…まず、春香とは学校で知り合ったと言ったな?」
俺「はい!」
P「…ならば、学生としての君について確かめさせてもらおう…」
P「学生の本分は学業……」
P「その学生の義務を、キミはきちんと果たしているのかね!?」
俺「は、はい……」
俺「この前の学年末では、学年で30位でした!」
P「あ、結構勉強頑張ってんじゃん」
俺「はい、頑張ってます!」
春香「えへへ、そうなんですよ」
春香「それに、実は私たちが付き合い始めたのって」
春香「放課後に俺くんが私に勉強を教えてもらったのがきっかけで…」
P「な、なんだと……」
春香「学校の帰りに、一緒にマックで勉強会をしたんです」
P「あ、甘酸っぱい青春の制服デートだと…!」
春香「その帰り道に、バス停で告白されて」
P「ぐあっ!!」
P「くっそ、効いたぜ…」
P「学生時代、制服デートどころか」
P「女子とのまともな会話なんて」
P「『Pくん、卒アルのアンケート早く出してね、編集に間に合わないから』」
P「くらいだった俺にはな……」
春香「プロデューサーさん…」
P「しかぁし!このくらいでは君がまだ春香を任せるに足る男かは分からん!」
P「学生たるもの、学業だけを努力していればいいというものではない!」
P「そうだ!スポーツだ!」
P「若いうちには、スポーツ経験も無ければいけない!」
P「俺くん!君は何かスポーツをやっているのかね!?」
俺「はい!今はバスケ部で部長をしています!」
P「お!中々やるじゃないかぁ!」
俺「はい!目標は、関東大会ベスト16です!」
P「なるほど、なかなか高い目標だな…」
俺「はい!目標に向かって頑張ってます!」
P「いや、待て…」
P「バスケ部といったな」
俺「?…はい」
P「バスケ部と言えば、DQNの巣窟…」
P「4割のキョロ充と3割のオラオラ系それに2割の真性DQN…」
P「そして残りの1割が」
P「え?お前何でバスケなんかやってんの?」
P「みたいな真面目そうな坊主頭のめがね君で構成されているスポーツ…」
P「残りのコンマ数パーセントしかまともな奴など存在しない…」
P「そんなスポーツをやっている者に、春香を任せられはしない!!」
俺「……」
俺「お言葉ですがプロデューサーさん」
俺「僕の学校の部活にはそんな奴はいません」
俺「そりゃ確かに、怒るとすぐに手の出ちゃう奴とか」
俺「家庭が荒れてて、今はちょっと危ないやつと付き合ってるのだっていますけど…」
俺「それでも、皆ホントは良いやつなんです!それに皆バスケが大好きで…」
俺「だから、俺は皆と一緒に目標に向かって頑張っているんです!」
俺「そのことをバカにしないでください!!」
P「あ、熱い奴だ……」
P「それに、仲間想いだと……!!」
P「ぐ、ぐぬぬ……」
P「ま、まだだ!まだ終わっていない!」
P「春香は、春香は…」
P「そう!春香はアイドルだ!」
P「アイドルが恋愛なんて、言語道断!」
P「もし付き合うならそれ相応の覚悟がいるだろう…」
P「まともなデートなんて出来ない、ひょんなことでメディアには囲まれ…」
P「ちょっとした言動がバッシングにつながる!」
P「俺くん!君にそんな春香と付き合う覚悟があるのかね!?」
俺「はい!あります!」
P「ふん、口だけなら何とでも…」
俺「実は、今日はそのことについてお願いに来たんです」
P「…な、なんだと」
俺「今、春香がアイドルとして大事な時期なことはよく分かっています」
俺「それに、彼女が歌を歌う事が大好きで、それで多くの人を元気づけられたらって言っているのを聞いて」
俺「僕はそんな春香のことを応援してあげたいと思っているんです!!」
俺「ですから、決してアイドル活動の邪魔になることはしません!」
俺「もしそんなことになるのなら、俺はすぐにでも身を引きます!」
俺「でも、反対に僕は自分でも春香のことを幸せにしてあげたい!」
俺「ですからお願いです!」
俺「俺と春香の付き合いを認めてください!」
俺「お願いします!」ガバッ
春香「わ、私からも、お願いします!!」バッ
P「く、くっそお…思った以上の好青年じゃないか…」
P「それに、決してスペックオーバーではない普通さも兼ね備えている…」
P「まさに、春香にぴった…」
P「い、いや、まだだ…」
P「は、春香ぁ!」
春香「は、はい!」
P「お前はこいつのどんなところが好きなんだぁ!?」
春香「は、はい!」
春香「優しくて、カッコよくて」
春香「いつも私のお喋りに付き合ってくれて、ちょっとワガママも聞いてくれて…」
春香「あ、あと、実は顔も好みだったり…えへへ…」
春香「そうだ!この前、私のお菓子を美味しそうに食べ…」
P「ベタ惚れじゃねえかああああああああ!!」
P「くっそおおおおおお!!」
P「くっそ、くっそおおお……」
P「……」
P「分かったよ」
春香「!!」
P「俺じゃあお前たちの恋の炎は止められない…」
P「認めてやるよ!お前たちの交際」
春香「あ、ありがとうございます!!」
俺「ありがとうございます!」
P「ただし、良いか!?」
P「くれぐれも春香の芸能活動に影響が出ないように…」
春香「良かったね!俺くん!」
俺「ああ!」
春香「俺くーん!」ダキッ
俺「お、おいおい、くっ付くなよ」
P「って聞けよ!!」
こうして、春香と俺は5年後、長い交際を経て春香のアイドル引退とともに結婚した
それからは、3人の子をもうけて幸せに暮らしたという
めでたしめでたし
P「……はあ」
小鳥「どうしたんですか?プロデューサーさん」
P「春香に彼氏が出来たんですって、同じ高校の」
小鳥「あら、良かったじゃないですか」
P「そうなんですけどねえ…」
P「でもなあ…」
小鳥「ふふ、なんだか、娘を手放すお父さんみたいですね」
P「お父さん…」
P「そうか、そうなのかもな…」
小鳥「ふふ、プロデューサーさん今日飲みに行きませんか?」
P「!」
P「そうですね、行きましょうか、音無さん」
千早「プロデューサー、私、実はお付き合いしている人がいて…」
P「何だと!?」
P「あ、あの千早に、彼氏……だと……?」
千早「ええ、実はそうなんです」
P「ど、どこのどいつだ!」
P「千早を騙してたぶらかす奴は!!」
俺かな?
私だ
僕でしゅ
千早「プロデューサー、私、たぶらかされてなんていません」
P「いや、お前は騙されているぞ、千早!」
P「きっと、そいつはお前の心の隙間に巧妙に入り込んだに違いない……!」
千早「いえ、そんなことはありません!」
P「ならば、俺にそいつを紹介してみろ!」
P「俺が見定めてやる!!」
千早「……実は、私も紹介しようと思って今日連れてきました」
千早「…この方です、お前さんと言います」
お前「どうも、お前です」
お前だったのか
P「お前、だと……」
お前「はい、私です」
P「よ、よくも…」
P「お、お前が千早をおおおおお」ブンッ
パシッ
お前「……暴力はいけませんよ、プロデューサーさん」
P「と、止めれただと……」
お前「私はいい、しかし……」
お前「間違いで千早に当たったら、どうするつもりなんですか!」
千早「お前さん……」キュン
P「……チッ、まあいい」
P「座ってくださいよ、お前さん」
お前「はい、失礼します」
P「……私は、どうもあなたの顔を見たことがある」
P「あなたは確か……」
P「千早のシングルデビューの際、お世話になったバンドのメンバーでは?」
お前「はい、その節はお世話になりました」
P「なるほど、つまりこういうことですか」
P「たまたま仕事で一緒になったあなたは」
P「いたいけな高校生千早に目をつけ……声を掛け」
P「彼女を騙して懐柔し、自分のものにした」
P「そういうことでいいんですね?」
千早「プロデューサ!そんな言い方は……!」
お前「いや、いいんだ、千早」
お前「世間からは、そうみられても仕方が無いさ」
P「そうだぞ!千早ぁ!」
P「お前、こいつが何をしでかしたのか分かっているのか!?」
P「取引先相手のタレントに手を出したんだ!」
P「それもアイドル!それも未成年!」
P「こんなことが許されるはずはないだろうがあああ!」
千早「そんなことはありません!」
千早「私とお前さんは、愛し合っているんです!」
P「愛し合ってるとか言うな!」
P「大体なあ!千早、考えてもみろ!」
P「こいつ、バンドマンだぞ!?言ってみれば、一般社会からは阻害された存在だぞ!?」
P「そんな奴と一緒になって、上手くいくわけないだろう!?」
P「そうだ!どうせバンドを組んでるやつなんて、高校も中退したようなクズばっかりなんだ……!」
P「おい、お前、答えてみろぉ!」
P「俺の最終学歴、Cラン卒に適うほどの学歴をお前は持っているのかね!?」
お前「はい、私は某音大を首席で卒業しています」
P「すっげええええええ!!」
P「え!?あの某音大!?」
お前「はい、ピアノ科を」
P「ピアノ科主席ぃ!?」
お前「まあ、今は訳あってギターを弾いていますが」
P「そうだよね!!レコーディングの時確かギター弾いてたよね!?」
お前「実は、一番得意なのはジャズピアノです」
P「マジもんじゃん!マジもんのミュージシャンじゃん!!」
お前「最近好きな音楽はコアメタルです」
P「それでいて広い音楽性!!」
お前「この前は、有名ロックバンドのサポートギターとしてツアーを回ってきました」
P「あの有名ロックバンドの!?」
P「な、なんだと……」
P「そ、そんな凄い人物に俺は収録を頼んでいたのか……」
千早「はい、実はそうなんです」
千早「何度か彼からお話を聞く機会があったのですが」
千早「凄く興味深い話ばかりで……」
千早「それで、尊敬がいつしか……」
P「な、なんてこった」
P「こ、これは認めるしか……」
P「い、いや!まだだ!」
P「そうだ!仮にそれだけの能力を持っていたとしても!!」
P「それが恋人にふさわしいという事にはならない!」
P「なんたって、お前は高校生に手を出した不埒な野郎なんだからな……」
P「例えば……そう!」
P「それだけ忙しければ、千早に構っている時間は無いはずだ」
P「なんたって、各地を飛び回らなければいけないんだからな……」
P「だから、今あなたに聞きたい!」
P「あなたは、本当に千早を愛する覚悟が出来ているのですか!?」
お前「もちろんです」
P「ふん、口だけならなんとでも……」
P「その証拠はあるのですか!?」
お前「はい、その証拠として」
お前「ツアー中、私は何度も時間を作って千早の家へ足を運こびました」
P「え、嘘」
お前「あと、逆にツアーにこっそり千早を連れて行ってデートをしたりもしました」
P「何やってんだよ!お前!」
P「そう言えば千早、最近ちょくちょく休み取ってたな」
千早「はい」
P「それって、全部、そう言う事なの?」
千早「……」
千早「ぷ、プロデューサー、私の口からそんなこと、言わせないでください……///」
P「もおおおおお!!」
P「もおおお!!なんだよおおおお!!」
P「そこまで言ってるなら、任せるしかないじゃんかあ!!」
千早「ぷ、プロデューサー、それでは……!」
P「……お前さん、年収は?」
お前「800万程でしょうか」
P「……家族構成は?」
お前「3兄弟の次男です」
P「……持病とかは?」
お前「いえ、特に」
P「……あと、年齢は?」
お前「去年音大を卒業したので、23になります」
P「天才かよ……」
P「わかった、わかったよ……」
P「いいよ、付き合いなよ、お前たち」
お前「あ、ありがとうございます!」
千早「ありがとうござます!プロデューサー!」
P「あ、あとお前さん」
お前「はい?何でしょう?」
P「打ち上げの時『君、結構いいギター弾くねwwwwww』」
P「とか言ってすみませんでした……」
お前「いえ、褒めていただいてとても嬉しかったです」
こうして数年後、千早とお前は結婚した
少し早い結婚ではあったが、そのころには千早は歌手として盤石の地位をものにしバッシングを実力で封殺
さらにしばらくして一人の子宝に恵まれ、春香夫婦とも仲良く暮らしたらしい
めでたしめでたし
P「春香に続いて千早もか……」
小鳥「まあ、みんなお年頃ですから」
P「はあーあ、それにしてもやんなっちゃうなー」
小鳥「今日も飲みに行きますか?」
小鳥「ふふ、いくらでも愚痴、聞いちゃいますよ」
P「音無さん……」
P「そうですね、ありがとうございます」
小鳥「いえいえ」
真「プロデューサー、ボク、彼氏できちゃいました」
P「ええ!ウッソ!!」
彼かな?
P「お前もかよ!」
真「へへ……」
P「一体どこの馬の骨だ!お前を女にした馬鹿野郎は!!」
真「実は、紹介しようと思って、今日連れてきたんです」
P「ボコボコにしてやる……!」
真「紹介します、あいつさんです」
あいつ「お初にお目にかかります、あいつです」

P「てめえかあああああああ!おらああああああああ!!」ブンッ
パシッ
P「!!」
あいつ「びっくりした……急にやめてくださいよ!」
P「つ、強い……!」
真「さ、流石あいつさん……」キュン
あいつ「大事な真を傷つけるわけにはいかないからね」ニコッ
真「あいつさん……!!」ズッキューン
P「ふん、これくらいでいい気になるなよ?」
P「まあ、座れよ」
真「はい」
あいつ「失礼します」
P「で?お前、何処のどいつなんだ?」
P「半端な奴ならすぐに叩き出してやるかならな」
あいつ「はい、私はドコ国の王子です」
P「ふぇええええええ!!王子様あああああああ!?」
P「あ!そう言えばテレビで見たことある!!」
P「イケメン王子来日ってニュースでやってた!!」
P「あの王子様!?」
あいつ「はい、そうです」
P「マジでめっちゃイケメンじゃん!サインください!」
あいつ「はい、どうぞ」サラサラ
P「うっひょー!本物だ!!」
P「……じゃねえよ!」ベシーン
真「ああ!サインが!」
P「お前たち、何処で出会ったんだよ!」
P「俺、そんな仕事組んだ覚えないけど!?」
真「へへ、それがですね……」
真「実は、ボクが朝学校に行くとき」
真「遅刻しそうで走ってたら」
真「道の角でぶつかっちゃって……」
P「ベタベタかよ!ふざけんな!」
あいつ「その時に、私が持っていたコーヒーこぼしてしまって……」
あいつ「その制服を弁償したのが彼女との馴れ初めでした」
P「馴れ初めて!日本語知ってんなおい!」
あいつ「真のために勉強しました」
真「へへ、何だか照れちゃいますね……」
P「はい、クリア!もう愛情の面はクリア!」
P「マジかよ、どうしろってんだよこれぇ……」
P「うーんと、うーんと……」
P「じゃ、じゃあ!あれだ!」
P「王子様ともあろう方なら、きっと色々な障害あるでしょう?」
P「国の事情がどうとか、あとなんかこう、社会的な何かが……」
P「それに!そちらに真とが嫁ぐとなったら、真はアイドルを止めなければいけない!」
P「それはこちらとしても困ります!」
あいつ「ええ、確かに私の国と日本は決して交友の深い国ではありませんし」
あいつ「そうした国から嫁を貰うとなれば、近隣諸国との結びつきは薄れてしまうでしょう」
P「ほら、やっぱり……」
あいつ「ですので、私は真の為に国を捨てようと考えております」
P「うわあああああああ!!」
P「それはまずいですって!流石に!いくらなんでも!」
あいつ「いえ、私の意志は固い」
P「国際問題になりますから!世界vs765プロは流石に勝ち目ゼロですって!」
あいつ「しかし、私は何といわれようとも、真を手放すつもりはありません」
P「何なんだよこいつ!どんだけ真大好きなんだよ!」
あいつ「大丈夫です、それに、私もスポーツは大好きですので」
P「些細だよ!今この場で趣味が合う事なんて!」
P「なんなの、マジで……」
あいつ「それに、すでにこの国での就職先も見つかりましたので」
P「…へ?」
あいつ「知り合いのつてで、スポーツインストラクターとして働かせていただけることになりましたので」
P「つて?」
あいつ「水瀬グループという」
P「ああー」
P「ん?じゃあ大丈夫なのか?」
真「はい!それにプロデューサー」
真「あいつさん、第8王子ですから、そんなに問題にはならないと思います」
P「そうなのか?」
真「はい!日本で話題になったのも、イケメンっていうのが大きかったらしいですから!」
P「そ、そうなのか……?」
P「そうか、分かった」
P「それなら、俺もお前たちを応援しようじゃないか!」
真「プロデューサー!」
あいつ「ありがとうございます!」
真「へへ、良かったですね!あいつさん!」
あいつ「ああ、愛してるよ、真……」
チュッ
真「あっ、えへへ……///」
P「……大丈夫なんだよな?」
その後、実際は大丈夫ではなかったが、何とか平穏を取り戻した真とあいつは結婚
都内の一軒家で、穏やかかつパワフルな夫婦生活を過ごしているという
ちなみに、生まれたこと共も両親に似て凄まじく美形であったらしい
めでたしめでたし
P「やっぱり、結局みんな結婚するのが幸せなのかなあ……」
小鳥「そうなのかもしれませんね」
P「音無さーん、俺、寂しいですよ」
小鳥「まあまあ、また飲みに行きましょう?」
P「はい、お願いします……」
雪歩「プロデューサー、私、実はおつきあいしている人がいて……」
P「なんだと……」
P「まさか、雪歩、お前までとはな……」
雪歩「ひっ、ご、ごめんなさい……」
P「いや、いいさ、別に怒ってない」
P「もう慣れたもんだよ、さ、俺に紹介してみなさい」
雪歩「は、はい、それじゃあ……」
雪歩「彼氏の僕くん、です……」
僕「僕です!15歳です!」
P「だっしゃらあああああ!!」ブンッ
パシッ
雪歩「ぷ、プロデューサー!危ないですよぉ!」
P「……やるようになったじゃないか、雪歩……」
雪歩「は、はい、ありがとうございます……」
P「ってちょっと待てや!」
P「今までの3人はまだいいよ、まだ許したよ!」
P「春香は純愛っぽかったし、千早の相手もしっかりしてたし、真の相手は規格外だったし!」
P「でもこれは許さねーぞ!」
P「ぜってー認めてやんねーからなぁ!!」
雪歩「ど、どうしてですかぁ!」
P「あのなぁ!恋愛ってのはそんな簡単なもんじゃねーの!」
P「たかだかお前、10年そこらしか生きてねーようなクソガキに雪歩の何が分かるってんだよ!」
P「幸せにしてやれんのかよ!?ああ!?」
P「どうせ、ちょっと年上に性欲を感じたマセガキが」
P「掴まえやすそうな気弱なおねーさんを狙って落としたって」
P「それだけのことだろうがよ!!」
P「恋愛舐めんな!ぶち犯すぞ!!」
雪歩「なんてこと言うんですかぁ!」
P「うるせえ!雪歩、考え直せ!」
P「お前は騙されてるんだよ!」
P「男の人が怖くて、それを中々治せなくって」
P「そんな時にこんな狸野郎が現れたもんだから」
P「つい母性を感じて突き合っちゃったんだよ!」
P「でも勘違いするなよ、雪歩」
P「お前に似合う男はこんな奴じゃない」
P「もっと男らしくて、穏やかで、でもやるときはやる!」
P「そんな男が似合うはずだろ!?」
P「だから、考え直せ雪歩!まだ間に合うから!!」
雪歩「い、いやですぅ!」
P「何でだよ!」
雪歩「だ、だって、私たちは真剣に付き合ってるんですよぉ!」
P「まだそんな迷い事を……」
P「……おい、てめえ!」
P「てめえ、さっきからあいさつに来たってのに、一言も喋ってねえじゃねえか」
僕「……」
P「本来なら、俺に言われる前に何か言うべきことがあるんじゃねえのか?ああん?」
僕「……」
僕「……」
P「へっ、ビビッて声も出ねえじゃねえか」
P「やっぱりお前みたいな軟弱野郎に雪歩なんてやれねえよ」
P「さあ、帰った帰った……」
スッ
P「……?」
僕「……私、萩原雪歩さんとお付き合いさせていただいている僕と申します」
P「!!」
P(土下座、だと……?)
P「ほ、ほう?だからなんだっていうんだ」
P「そんな安い姿勢で、俺が騙されるとでも……」
僕「……確かに、最初のあいさつに始まるプロデューサーへの態度、大変非礼でございました」
僕「しかし、私とて、生半可な覚悟でここにご挨拶に参ったわけでは御座いません」
僕「おっしゃるとおり、私は未だ未熟でございますし、また雪歩さんの男となるには力不足でございます」
僕「しかし!それでも一度雪歩さんに惚れ込んだ身としては、何を言われても引くわけには参りません」
僕「先ほどのプロデューサーの拳も、雪歩さんが止めなければ全身全霊をもって受け止めさせていただくつもりでございました」
僕「もし納得いただけないのでしたら、気の済むまでお叱り頂いて構いません!」
僕「しかし、それでも雪歩さんを譲る気はございません」
僕「どうか、雪歩さんとのお付き合いを認めてください!お願いします!!」ゴツ
雪歩「お、お願いしますぅ!」
P「こ、こいつ……!」
P(この年にしてすでに……)
P(漢だ!!)
P「し、しかしだな僕くん」
P「君たちはまだ若い、それに……」
P「こちらの事務所で君たちを認めたとして、それで事が済むわけでもないだろう」
P「雪歩のご実家にもご挨拶に……」
僕「雪歩さんのご実家には、すでに挨拶に行ってまいりました!」
P「な、何だって!?」
P「そ、それじゃあ、雪歩のお父さんには……」
僕「はい、殴られて来ました」
P「何だと…」
P「そ、それで、お父さんは君を認めたのか?」
僕「いえ、まだ」
P「だろうな…」
僕「ですので、僕はこれから3年間、雪歩さんのご実家にお世話になることになりました」
P「ええっ!?」
僕「そこでの修行に耐えることが出来たら、僕を認めた頂けるとのことです」
P「な、なんてこった……」
僕「ですので、3年間みっちり修業して」
僕「男になって、僕は雪歩さんを迎えに行くつもりです!」
P「や、やめておけ!死んでしまうぞ!?」
僕「いえ、すでに覚悟はできております」
P「……そうか、そうなんだな」
僕「……はい」
P「……それならば、俺から何も言うことは無い」
P「……男になって来い!僕!」
僕「はい!」
雪歩「僕くん……」
僕「雪歩さん、必ず、迎えに来ます」
雪歩「うん、私、待ってるから……!」
P「いい話だなあああああああ!!」
それから3年後、地獄の修業に耐え抜いた僕は萩原家に婿入りした
二人を引き離した期間は、その後の二人を大いに燃え上がらせ
雪歩と僕は固い絆で結ばれた夫婦となったという
めでたしめでたし
P「ぐす、ヤケ酒だあ……」
小鳥「プロデューサーさん、少し飲み過ぎじゃないですか?」
P「これが飲まずにやってられますか!?」
小鳥「もう、明日の仕事に響いちゃいますよ?」
P「関係ありませんよ!」
小鳥「もう……」
P「うおおおお!雪歩おおおおお!」グビグビ
響「プロデューサー、自分、彼氏が出来たぞ」
P「うわああああ!!」
P「どんな奴!?ねえ、どんな奴!?」
P「言ってみ?響!」
P「俺、そいつのことミンチにしてやるからさぁ!」
響「み、ミンチにしちゃダメだぞ!!」
響「えへへ、実は、もう連れて来てて」
奴「こんにちは、奴です!」
P「ミンチぃいいいいいい!!」ブンッ
ガブッ
P「痛ってえええええええええええ!」
響「こ、こら!いぬ美!噛んじゃダメじゃないか!!」
いぬ美「バウッ」
P「くっそお……」
いぬ美「バウッバウッ」
響「こ、こら!大人しく…」
奴「ほらほら、大人しくしろ、いぬ美」
いぬ美「くぅーん……」
響「あ、ありがと、奴」
奴「これくらい、なんてことないよ、なあいぬ美?」
いぬ美「バウッ」
響「へへっ、流石だね!奴!」
P「…で?お前たち、付き合ってんの?」
響「えへへ、実は……」
奴「はい!」
P「で、どこの野郎だよ?」
P「職業と出身地、趣味を簡潔に述べろよ」
奴「職業はドックブリーダー、出身は港区、趣味は動物と仲良くすることです!」
P「よし、もういいぞ、結婚しても」
響「はやっ!」
奴「…いいんですか?」
P「いいよいいよ、もうどうせお前たちもお似合いなんだろ?」
P「分かってるからさ、末永くお幸せにな」
響「だってさ!良かったね!奴!」
奴「ああ!響!」
響「奴ー、お祝いのチューしてっ」
奴「ああ、それじゃ」
チュッ
P「やっぱちょっと待て」
響「なんだよ」
P「やっぱなし、やっぱり結婚は認めません」
響「なんでだよー!良いって言ったじゃないか!」
奴「そうですよ!今のキスを見なかったんですか!?」
P「いや、お前たちバカじゃないの?」
P「何さらっといちゃついてるんだよ、腹たつわ」
響「何でだよ!別にいいでしょ!」
響「プロデューサーが認めたんだから!」
P「いや、じゃあちょっと聞くけどさ」
P「君ら、いっつもそんなことしてるわけ?」
響「い、いっつもなわけないでしょ!」
響「チューなんて、特別な時にするものだし……」
奴「そうですよ、何言ってるんですかプロデューサー」
P「ふーん、それじゃあ」
P「その、特別な時ってのを教えて見なさいよ、プロデューサーに」
響「ええ!プロデューサー何言ってるんだ!」
響「そんなこと、言うの恥ずかしいだろ……」
P「そういうのいいから」
P「言ってごらんなさいよアナタ、正直に」
響「え、そ、それじゃあ、例えば……」
P「うん」
響「で、デートして、その帰りに別れるのが寂しくて」
P「うん」
響「チュッてしたり……」
P「うん」
響「あと、家でご飯を食べた後に……」
響「自分の手料理をほめてくれたから」
響「そのお礼にチュッてしたり」
P「うんうん」
響「えーっと、あとはね?」
響「町を一緒に歩いてて」
響「他にもいっぱい人が歩いてるのにね?」
響「隣で歩いてる奴とばっかり目があっちゃって」
響「それで嬉しくなって」
響「……チュッてしたり」
P「やっぱダメだわ、お前ら」
響「何でだよー!」
P「お前自覚ある?今までで一番の問題児だぞ?」
響「どこがだよ!」
P「お前、アイドル、芸能人」
P「流石にさ、町中でチュッはどう考えてもまずいだろ」
響「大丈夫だぞ!ちゃんと変装してるから!」
P「そう言う事はそのでっかいポニーテルしまってから言え!」
響「うぎゃー!何がダメなの!?」
P「全部だよ!バーカ!」
響「うう……奴からも何か言ってあげてよ!」
奴「おー、よしよし、いぬ美はいいこだなぁー」ナデナデ
いぬ美「ヘッヘッ」
P「話聞けやああああああ!!」
P「何だお前!マイペースか!」
響「えへへ、そういうところも好きさー」
P「うるせぇ!バーカ!黙ってろ!」
P「とにかく!お前たちはダメ!これからの活動に絶対影響が出るから!」
響「い、いやだぞ!自分、奴と絶対離れないからね」ギュッ
奴「そうですよ!俺、響とずっと一緒にいますから!」
響・奴「ねー♡!」
P「ああああああ!腹立つなああああああああああ!」
P「はぁー……はぁー……」
響「もう、そんなに叫んだら疲れるぞ?」
響「はい、お水、飲むといいぞ」
P「……この」
いぬ美「バウッ」
響「って、こらー!いぬ美、そのお水はいぬ美のじゃなーい!」
奴「ほーら、いぬ美、こっちおいで」グイッ
いぬ美「バウッ」
P「……」
奴「まったく、いぬ美はお転婆だなー」ナデナデ
P「……まてよ?」
P「奴さん、動物お好きなんですよね?」
奴「はい、そうですけど…?」
P「それなら、お世話焼きですよね?」
奴「はい、まあ…」
P「……運動は?」
奴「得意な方ですが…?」
P「……じゃあ、こうしましょう」
P「あなた、これから響の付き人で」
奴「え?」
響「へ?」
その後、響の付き人となった奴は、響と一緒に様々なロケ地を回りに回った
海外や無人島に飛ばされるのをいいことに、響と奴はそこで人目を気にせずイチャイチャし
結果的に響と奴の関係は響の結婚引退まで矢面に立つことは無かった
めでたしめでたし
P「はあ……本当に大変だった」
小鳥「響ちゃん、こうと決めたら一直線ですから」
P「それにしても、もう少し考えてほしいよなー……」
小鳥「うふふ、プロデューサーさんも色々大変だとは思いますけど」
小鳥「愚痴なら、私がいくらでも聞きますから」
小鳥「頑張ってくださいね!」
貴音「プロデューサー、私、交際をしている方がいるのです」
P「ひょええええええ」
P「お前まで、お前までもか、貴音……」
貴音「ええ、しばらくお付き合いをさせていただいて」
貴音「人物に確信が持てましたので、このたび紹介させていただければと」
P「よーし、どんとこーい!」
貴音「ご紹介いたします、あなたです」
あなた「よろしくお願いします」
P「これはご丁寧に、ありがとうございます」
あなた「いえいえ」
P「それでは、さっそく色々お聞きさせていただければと思うのですが」
あなた「はい、どうぞ」
P「まず、えー、貴音とはどこで?」
あなた「あ」
P「?」
あなた「すみません、それは申し上げられません……」
P「え?言えないんですか?」
あなた「はい、それはちょっと……」
貴音「申し訳ございません、プロデューサー」
P「わ、分かりました、それでは……」
P「……ご職業は何を?」
あなた「……」
P「……あなたさん?」
あなた「すみません、それもちょっと……」
P「はい?」
貴音「申し訳ございません、プロデューサー」
P「え?言えないんですか?」
貴音「ええ、どうしても」
P「え、えーっと、それでは……」
P「出身はどちらで?」
あなた「すみません、それは言えません」
P「来歴などは?」
あなた「それも申しあげられません」
P「じゃ、じゃあ、生年月日と血液型を……」
あなた「そ、それこそ、絶対にお伝えするわけには!」
P「……」
P「まじかー」
貴音「すみません、失礼は分かっているのですが……」
P「うーん、そうですかー、困りましたねー」
P「流石に何もわからないのでは、こちらとしても何も言いようが……」
P「ていうかお前、何しに来たの?」
あなた「ご挨拶にと思って」
P「そうですかー」
P「いや、まあね?」
P「今までの子とは違って、貴音はもう大人ですから」
P「別に恋愛の一つや二つ、自由にすればいいとは思うんですよ」
P「ただね?やっぱりウチ、芸能事務所なもんでね?」
P「付き合うに当たってね?色々気を付けてほしいこととかもあるしね?」
P「あと、やっぱり親心としては」
P「そんな、どこの誰だか分からん人間に貴音を預けたくはないなってね?」」
P「思うわけですよ」
あなた「ええ、それは良く分かります」
P「それなら、もうちょっとボールを投げ返してほしいかなーって」
あなた「……」
あなた「……」ポイッ
P「……」パシッ
P「……いや、物理的にではなくてですね」
P「何ですか!私をからかってるんですか!?あなたは!」
あなた「い、いえ、決してそのようなことは……」
P「からかっているでしょう!出なければどうしてボールを投げるなんて……」
あなた「し、しかし、それはそちらが……」
P「比喩だよ!もしくはもののたとえだよ!」
あなた「そうでしたか!も、申し訳ございません!」
貴音「二人とも、落ち着いてくださいまし!」
P「はあ……、叫びすぎて頭の血管が切れそうだ……」
貴音「ええ、一度、落ち着かれた方がよろしいかと……」
P「すまんな、貴音……」
貴音「いえ、プロデューサー」
貴音「一度、皆でらあめんでも食して落ち着きましょう」
P「らあめんって…」
P「そんなもん、何処にも」
貴音「いえ、こちらに用意しておきましたので」
P「いつの間にだよ……」
P「……」ズルズル
貴音「……」ズルズル
あなた「……」ズルズル
P(あー、この塩分は血管に逆効果だろ……)
貴音「はて、そうでしょうか?」
P「うん……」ズルズル
あなた「……」ズルズル
P「ラーメン、お好きなんですか?」
あなた「ええ、好物です」ズルズル
P「そうですか……」ズルズル
P「さて、食べ終わったところで」
あなた「はい」
P「話の続きと行きたいのですが」
あなた「よろしくお願いします」
P「貴音との交際は、どれくらいになるのでしょうか?」
P「これくらいは、お答えいただきたいのですが……」
あなた「そうですね、かれこれ……」
あなた「2年ほどになるでしょうか」
P「2年!?」
P「それはまた、長いこと……」
あなた「あ、いえ、失礼しました」
あなた「正確にはと言いますか、こちらの時間では半年ほどになります」
P「はあ?」
P「一体何を言ってるんですか?あなたは」
貴音「いえ、それが真実なのです」
P「貴音まで、一体何を……」
P「いや、まあいいでしょう」
P「それでは、その半年のお付き合いという事にして」
P「となると、それだけの時間でお互いをよく知るなんて不可能なのではないですか?」
あなた「確かに、まだまだよく知っているとはいいがたいですが」
P「そうでしょう?でしたら……」
あなた「しかし、こちらの人々の感覚では、十二分に知っていることになるのではないかと考えております」
P「……は?」
あなた「前意識に少し踏み込めていれば、十分共にやって行けるのではないかと思っています」
P「……やっぱりアンタ、俺のことをからかっているだろ?」
あなた「い、いえ、そんなことは…」
P「さっきから、訳わかんねー宇宙人みたいなこと言いやがって…!」
貴音「ぷ、プロデューサー、少し落ち着いてくださいまし…」
P「いいや、落ち着けないね!」
P「ボールを返すようになったと思ったら、大暴投ばっかしやがって!」
P「胸元にボールを返してこなきゃ、キャッチボールにならないだろうが!」
あなた「そうだったのか……!」
P「だいたい……」
あなた「……」ポイッ
P「さっきからそのボールはどっから出してるんだよおおおおお!!」
ブチッ
……
「……ューサー!……ロデューサー!」
P「う、ううん?」
貴音「プロデューサー!プロデューサー!」
P「あ、あれ、貴音?」
貴音「良かった!お気づきになられたのですね!」
P「お、俺は一体……」
貴音「私たちをお話をされているときに、急に倒れられたのです!」
P「そ、そうか……」
貴音「ああ、お目覚めになってよかった……」
P「すまんな、心配をかけて」
あなた「いえ、目が覚めてよかった」
P「すみません、えーと、どこまでお話をしていましたっけ……」
P「確か……」
P「そう!貴音とあなたの結婚を認めた所までは覚えています」
あなた「ええ、確かそうでした」
P「ええ、それでは、確かに事務所としては交際を了解しましたので」
貴音「ありがとうございます」
P「ああ、幸せになれよ、貴音!」
それから数年後、貴音とあなたは順調に交際を重ね、見事ゴールインをした
挨拶に来られたときの記憶はあまり定かではないが、貴音の幸せそうな顔を見る限り俺は正しい判断を無意識に下したのだろう
貴音夫婦と会う機会はあまりないが、それでもその度に二人は心からの笑顔を見せてくれている
めでたしめでたし
貴音「……あれでよかったのでしょうか」
あなた「仕方が無かったんだ、自分たちの素性を正直に話すわけにはいかないし」
あなた「かといって、適当なことをいって煙に巻けるわけでもないからな」
貴音「……そう、でございますね」
あなた「背負った罪は、恩で返すしかない」
あなた「トップアイドルになれよ、貴音……」
貴音「はい、あなた様」
貴音「私、プロデューサーへの罪、歌で必ずやお返しいたします……!」
あずさ「プロデューサーさん、私、お付き合いしている人がいるんです~」
P「マジすか!」
…寝ていい?
やっぱ寝るわい
起きて残ってたら全員やる
転載元
春香「プロデューサーさん、私彼氏が出来ました」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1428768522/
春香「プロデューサーさん、私彼氏が出来ました」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1428768522/
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コメント一覧 (32)
-
- 2015年04月12日 21:52
- 私だ
-
- 2015年04月12日 21:58
- おまえのだったのか
-
- 2015年04月12日 22:10
- そう、僕だ
-
- 2015年04月12日 22:10
- 俺tueeeeeeだったらどうしようかと思ったけど、
おまえまでいるんじゃあまあしょうがないな
-
- 2015年04月12日 22:12
- 俺と付き合うなんて春香が可哀想
-
- 2015年04月12日 22:18
- ワシじゃよ
-
- 2015年04月12日 22:32
- よくないなあ こういうのは(草加スマイル)
-
- 2015年04月12日 22:38
- これ響のやつはなにも解決してないよね
-
- 2015年04月12日 22:58
- 響は可愛いなあ!!!
でもなんか納得できない(´・ω・`)
-
- 2015年04月12日 23:20
- ここまで来たら全部やっちゃいなさい
あんたって子は子供の頃からなんでもかんでも中途半端ばっかりで
そんなに半端が好きなら半端さんちの子になっちゃいなさいよ
-
- 2015年04月12日 23:31
- 大いなる室温のアイツかと思った
-
- 2015年04月12日 23:37
- 暇をもて余してるな。
-
- 2015年04月12日 23:42
- 我だ
-
- 2015年04月13日 00:13
- とにかく不愉快だが
なんかおもしろかった。
とにかく不愉快だが
-
- 2015年04月13日 03:21
- 俺と春香は相思相愛だからな
-
- 2015年04月13日 03:21
- 馬鹿じゃねえの?
クソみたいなSSだった
-
- 2015年04月13日 03:32
- 閣下までしかみてないけどつまらんかった
-
- 2015年04月13日 03:55
-
結局落ちちゃったのかこのスレ
-
- 2015年04月13日 04:24
- 俺と!
お前で!
-
- 2015年04月13日 05:01
- テンション好き
-
- 2015年04月13日 09:56
- 名前のストックが最後まであるのかが気になった
-
- 2015年04月13日 18:39
- 面白い
-
- 2015年04月13日 19:57
- え?俺もお前もあいつもPじゃないのか?(錯乱)
-
- 2015年04月13日 19:59
- というかヤンデレだと思ったのに
訴訟
-
- 2015年04月13日 21:45
- Pの偏見がなかなか面白かった、続きも楽しみ。
-
- 2015年04月14日 05:58
- くっさ
-
- 2015年04月14日 06:57
- つまらん 面白いと言ってんの自演じゃねえか
-
- 2015年04月14日 14:49
- 美希「ハニー、美希赤ちゃんが出来たの」
-
- 2015年04月14日 20:34
- 面白くなかったので続きいらんな、これ。
-
- 2015年04月14日 23:30
- ていうかP相手ですら発狂するファンがいるアイマスで、P以外の男性と恋愛なんて需要あんのか?
最初の春香は俺だからまだ強引に読んでる人間って解釈する事もできるけど・・・
-
- 2015年04月18日 23:16
- >>30
若い
-
- 2020年04月01日 16:02
- あれ?俺日本人だしドコ国の第8王子じゃないしイケメンでもないけど・・・
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