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スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【ED】【後半】

関連記事:スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【ED】【前半】





スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【ED】【後半】






421:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:38:24.42 ID:jSLs3EUyo

リノア「聞け勇者、あいつの弱点は雷属性で――」

バッツ「見りゃわかるっての。ロボと戦うのは初見じゃねー」

リノア「おおおお~!」

バッツ「やっと見直したか。ふふ、見てろよ嬢ちゃん」

バッツ「一撃で仕留める事を予告するぜ!」ジャキ



X-ATM092「ーーーーーーー」



バッツ「見ろ!これが!かつて古代のモンスター共を震え上がらせた光の秘儀!」


バッツ「魔法剣サンダガ二刀流みだれうちィィィィィィィ!!」キラーン



リノア「ッけええええええーーーーーーーーッ!」



 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



バッツ「・・・・・・・・・」

リノア「・・・何してんの?」

バッツ「え」

リノア「いやえじゃなくて。はやく斬りかかれよ」

バッツ「わかってるよ」

リノア「じゃあ行けよ!」

バッツ「だから、これ魔法剣だから」



【魔法剣】1ターン消費の後、攻撃する



バッツ「覚悟しろ!」キリ



リノア「 2 タ ー ン 制 か よ ! 」





【レイ・ボム】




リノア・バッツ「うっぎええええええええええええ!!」チュドーン



422:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:40:25.32 ID:jSLs3EUyo

リノア「こ、このボケェ・・・・全然・・・ダメじゃん・・・・」プスプス


バッツ「 」(戦闘不能)


リノア「一撃で・・・仕留められてんじゃねーよ・・・」ヒクヒク

リノア「やっぱお前・・・ただの旅人だわ・・・・」



X-ATM092「ーーーーーーー」ガキョンガキョン



リノア「・・・・終わった」ガク



ピタ



X-ATM092「・・・・・・・・・・・」



リノア「 」

バッツ「 」



X-ATM092「・・・・・・・・・・・」



ウイン



「ア、モシモシ?オレダヨオレ」

「言ワレタトーリトッツカマエテキタゾ。ソウダ。ナントカビーチッテトコダ」

「ナンカ話シカケヨウトシタラ逃ゲ出スカラ、メッチャ走ッタワ。ナンナン?失礼ジャネ?」

「後ナンカ関係ネーヤツ混ザッテンダケド。サア?ナンカチャライ奴」

「コイツドースレバイーノ・・・エッコイツガ!?」

「嘘ダロ!?勝手ニ自爆シテ勝手ニ戦闘不能ニナリヤガッタゾ!?」

「ハエーマジカヨ・・・・コノアホガ。・・・・ワカッタ。ジャアコイツモ回収シトク」

「デ、オマエ今ドコインノ?」

「マタソレカイ。ホント好キダナ」

「ワカッタ。スグソコダカラ連レテク。アイ、アイ、アイー・・・・」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



423:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:41:18.04 ID:jSLs3EUyo

リノア「・・・・・・・・・」



ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン



リノア(あれ・・・なに・・・これ・・・・)



ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン



リノア(どこかに・・・運ばれてる・・・?)



ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン



リノア(どこに連れてくつもりだ・・・カニ野郎・・・・)



ガキョン ガキョン ガキョン ガキョン 


リノア(このままでやられると思うなよ・・・カニが・・・・)


リノア(食らえ・・・自爆しろ・・・)




コロン





ガキョン ガキョン・・・・・・・





ギィ・・・・・・・・・




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



424:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:41:57.96 ID:jSLs3EUyo

リノア「・・・・・・・・」




(ヒット)


(何枚めくるんすか)




リノア「・・・・・・・・?」




(あ、ほら、起きましたよ)


(きぃぃ~~!またバストだ!)


(6枚とかやりすぎでしょ)


(お~い、嬢ちゃんが起きたぞ~!)


(もっかい!もういっかいだ!)


(もうこんなに剣いらねーよ。つか、はよ起こせよ)




リノア「ここ・・・は・・・・」





・ドール パブ 2F



426:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:46:44.69 ID:jSLs3EUyo

リノア「ドールの・・・パブ?」

バッツ「起きたか、嬢ちゃん」

リノア「いたの。役立たず」

バッツ「その仇名やめてくれよ~」

リノア「なんでこんな所連れて来てんのよ」

バッツ「俺じゃねーよw」

リノア「じゃあ誰よ」

バッツ「あいつら」



ギルガメッシュ「だぁ~~~!またバストだ!」

アパンダ「ルールわかってます?数字は21っすよ」



リノア「ギルガメッシュと・・・・アパンダ!」

バッツ「お前が起きるまで俺らブラックジャックやってたのね」

リノア「何・・・遊んでんだよ・・・」



アパンダ「もう、リノアちゃん起きたんで終わりっすよ!」

ギルガメッシュ「ままままて!剣を剣を取り戻すまでやめれるか~!」



リノア「・・・・」

アパンダ「やっ久しぶり」

リノア「なんでお前が勇者側に馴染んでるんだよ」

アパンダ「だって、もうエクスデスいないし・・・」

リノア「裏切り者が」ケッ

ギルガメッシュ「人の事いえねーだろが」ズイ

リノア「お前もかよ・・・」

ギルガメッシュ「いやだって俺、いの一番に吸い込まれたし」

リノア「役立たずめ」

ギルガメッシュ「うるせーこっちも必死だったんじゃい」

アパンダ「そろそろ時間っすよ。運びましょ」

ギルガメッシュ「あいよ。エンギドゥ、1Fから取ってきて」

エンギドゥ「わん!」ハタハタ

リノア「何を・・・?」



427:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:47:48.61 ID:jSLs3EUyo

ギルガメッシュ「これからうちの”A”んとこいくから」

アパンダ「あっうまい」

リノア「・・・・・」

バッツ「じゃあ俺はJかな」

アパンダ「あんたはどっちかっていうとジョーカーっす」

エンギドゥ「わん」チャポ

ギルガメッシュ「お~よしよし、えらいぞ、エンギドゥ!」

バッツ「んじゃま、いっか」


全員「ちぃーっす」



リノア「・・・・・?」


・ドール パブ2F 渡り廊下


コンコンコン


ギルガメッシュ「失礼しやっす。ギルガメッシュっす」

ギルガメッシュ「定時の”お酒”持ってきました」

アパンダ「後ついでに、お客さんっす」



ギィ・・・・



『扉が 開く!』


ギルガメッシュ・アパンダ「失礼しや~す」

バッツ「ほら、行くぞ」

リノア「・・・・・」



428:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 12:49:05.11 ID:jSLs3EUyo

・オーナーのプライベートルーム



「遅いぞ貴様ら!3秒の遅刻だ!」



アパンダ「さーせんっす。お客さんきてたんでもてなしてたっす」



「時間を守れ!時間はひらいたと同時に離れていくと何度も言ったろうが!」



ギルガメッシュ「さ~せん」



バッツ「あいつ、ここのオーナーらしい」


リノア「  」




『視線の 先には!』









アルティミシア「よぉ」



432:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 13:26:48.08 ID:jSLs3EUyo

リノア「アルティミシア・・・!」


『予期せぬ人物の登場に 混乱する!』


リノア(なんで・・・・)


アルティミシア「ったく、随分なめたマネをしてくれたな。ええ?」サッ

ギルガメッシュ「 」トクトクトク


リノア「なんで・・・ここにいる!?お前はアタシが消したはず!」

リノア「お前を媒介に無をこの手にしたんだ!差し出されたお前は存在そのものが消えたはずだ!」

リノア「一体何がどうなっている・・・・答えろッ!」



アルティミシア「 」グビ


アルティミシア「 」フゥ


アルティミシア「あ~おいしい・・・・」



アパンダ「今日の分は三百年モノらしいっす」

アルティミシア「うむ、結構だ。大変に結構だ」キリ



リノア「 答 え ろ ッ ! 」



アルティミシア「あーうるさい。ちょっと黙れ」


リノア「このババア・・・!」ビキビキ


バッツ「レディがくつろぎ中だ。ちょっと待てよ」



アルティミシア「おかわり」サッ

ギルガメッシュ「仰せのままに」トクトクトク


アルティミシア「あ”~~・・・・おいしい」シットリ




リノア「一体何がどうなっている・・・・」




アルティミシア「お前も飲むか?」

ギルガメッシュ「あざっす!」グビグビ




リノア「・・・・・・・」イライラ



433:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 13:28:04.49 ID:jSLs3EUyo

グビ・・・・フゥ・・・


コト


アルティミシア「さて、どこから話そうか」

リノア「・・・・」

アルティミシア「あの時お前にジャンクションした私は・・・・すぐさま無に捕えられた」

アルティミシア「それも当然だ。無に飲みこまれそうになっていたお前にジャンクションしたのだからな」

リノア「それがアタシの狙いだった・・・・力を貰う代わりに、お前を差し出すのが条件だった!」

アルティミシア「そう、何故真っ先に私だったのか。同一の存在にあるにも関わらず、何故お前だけ無事だったのか」

アルティミシア「答えは時間圧縮にあった」

リノア「・・・・」

アルティミシア「時間圧縮は全ての時間を圧縮した物。それを力に変えんと取りこんでいた私は」

アルティミシア「さらにそれらを飲みこまんと、無は真っ先に私にやってきた」

アルティミシア「悠久を経た万か、億か、それ以上か、その膨大な時を、無はそれを欲しがった」

アルティミシア「何故なら時間もまた、無限の存在であるが故・・・」

アルティミシア「私のやっていた事は・・・・お前と・・・同じだ」

リノア「そう、アタシは知っていた。魔女アルティミシアの目的、何故時間圧縮を行うか」

リノア「圧縮した時間で何をしようと、していたか・・・・」

アルティミシア「そして結末までも、な」

リノア「・・・違うね。アタシはまだ終わっていない」

リノア「アタシがしくったのはあんたの自我がまだ残っていたからだ。消えるべきはずのアンタが薄らと残っていたからだ」

リノア「あんたが意地汚く生きながらえようとしたから、力を使いきれなかったんだ」

リノア「あんたがおとなしく消え解けば、こうはならなかったんだ」

アルティミシア「まだそんな事を言うか・・・」フゥ

リノア「何が違うってのよ!」

アルティミシア「何故私が辛うじて消えることがなかったか。本当にわからないのか」

リノア「・・・・?」

アルティミシア「これだよ」ポイ


カラン・・・・・


リノア「これ・・・・!」

アルティミシア「時の記憶を宿した特殊なクリスタル」

アルティミシア「これを知る者は、それを【フラグメント】と読んだそうな」

リノア「時の・・・記憶・・・・」



434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 13:56:02.44 ID:jSLs3EUyo

アルティミシア「こいつの仲間が持っていたクリスタルのカケラ。とある縁から時の記憶を継承し」

アルティミシア「それが染みつき、クリスタルの中でも亜種の物となり果てた」

バッツ「レナだ・・・」

アルティミシア「継承した記憶は・・・時間圧縮。私を繋ぎとめる記憶」

アルティミシア「フラグメントとはよく言ったものだ」チャリ

アルティミシア「わかるか?私を繋ぎとめたのはお前自身だったんだ」

リノア「あり・・・えない・・・!」

アルティミシア「それが事実。そしてその事実はとおに過ぎ去った」

アルティミシア「もう、戻らない」

リノア「じゃあ・・・無駄だった・・・?アタシが今までやって来た事、全部!」

アルティミシア「ならよかったがな・・・」フゥ

リノア「!?」

アルティミシア「ついて来て見ろ」ギイ




・パブ2F 渡り廊下


アルティミシア「空を見ろ」


リノア「!!」



ゴォォォ・・・・・



『小さな無のカケラが 徐々に大きくなる!』



アルティミシア「一度起こされた”無”はもう止まらない」

アルティミシア「速かろう遅かろうの差はあれど、着々と世界を蝕んでいく」

アルティミシア「それはお前の過ごした時も、思い出も、ぬくもりも、なにもかも飲みこんで」

リノア「じゃあはやく止めなきゃ!」

アルティミシア「どうやって止めるんだ?」

リノア「・・・・」

アルティミシア「またあの中に私を放り込んでみるか?力付くで」

アルティミシア「出来る物ならやってみるがイイ。お前の力量が私を上回れば可能だ」

リノア「できるわけ・・・ねーだろが・・・」ガク



436:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 15:28:38.97 ID:jSLs3EUyo

アルティミシア「ここはお前の内面世界。だが通常のそれとは勝手が異なる」

アルティミシア「それはお前が体内に森羅万象の全てを宿したからだ」

アルティミシア「そして無は。時期、全てを宿したお前の心も飲みこんでいくだろう」

アルティミシア「あのエクスデスの様に」

リノア「・・・・・・・」

アルティミシア「そしてそれは同時に私の崩壊をも意味する」

アルティミシア「理由は・・・・わかるな?」

リノア「同じ・・・だから・・・」

アルティミシア「まったくをもってはた迷惑な話だ」フゥ


ギルガメッシュ「あれ、お前の力でなんとかできねーの?」

バッツ「ちょっと遅らせるくらいが関の山だな・・・・完全に止めるなんて不可能だよ」

アパンダ「逃げ道、ないっすね・・・・」



アルティミシア「だが私はただでは崩壊せぬぞ」


リノア「?」


アルティミシア「一度は宿した無の力、ここで手放すのは惜しい」


バッツ「お、おい?」


アルティミシア「あれは私の物だ!あの偉大なる無の力は私がいただく!」バッ


ギルガメッシュ「ちょ」

アパンダ「なんでいきなり!?」


アルティミシア「お前が取りこませてくれたおかげで大体の仕組みはわかった」

アルティミシア「お前のようなガキに譲ってやるものか!あれは私の物だ!」

アルティミシア「そして”真”なる時間圧縮を完成させるのだッ!」キリッ


リノア「・・・・はぁ!?」



437:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 15:47:21.83 ID:jSLs3EUyo

バッツ「ちょぉ待てェーーー!お前!ここへ来てなんでラスボス感出してんだよ!?」


アルティミシア「奴の意志は私が引き継ごう!そして私は神になる!」キリリッ

リノア「こ、このババア!この期に及んでまだそんな事を言うか!」


アパンダ「この場合僕はどうなるんだろう」

ギルガメッシュ「微妙な立ち位置だよな」


アルティミシア「そして無を手に入れた暁にはあの憎きSeed共を消してやる!ガーデンごとな!」

リノア「て、めえ・・・!」

アルティミシア「無は私が引き継ごう!暗黒の意志は私が引き継ごう!」


バッツ「引き継がんでいいわ!つか誰のだよ!」


アルティミシア「私が”引き継ごう”」

リノア「・・・・」ハッ

リノア(こ・・・いつ・・・まさか)


バッツ「おいおいやっぱりお前ラスボスかよ!」

アパンダ「やったー再就職決まった~!」

ギルガメッシュ「俺も入れてくんねーかな」ボソ


アルティミシア「黄泉の手向けだ、くれてやる!」ピッ

リノア「ッ!」パシ


【フラグメント】


アルティミシア「そんなもの、もういらぬわ!」

アルティミシア「なんていったって私はこれから無を手に入れるのだからな!」ハハハ

リノア「・・・・・・」



バキッ



全員「!?」




リノア「いるか・・・・ボケ・・・・こんなもん」パラパラ



バッツ「あ~~~~~~!レナのクリスタル!」




『フラグメントは 粉々に なった!』



438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 16:15:45.25 ID:jSLs3EUyo

アルティミシア「何をするか、折角の魔女の恩情を!」

リノア「るせえババア、そもそも無を譲るなんて一言もいってねーよ」

リノア「お前のようなババアに渡せるか!」


リノア「あれはアタシのもんだ!」



全員「ええ~~~~~~!?」



バッツ「ちょっとまて、話がなんか変な方向に・・・・」

ギルガメッシュ「ま、まだあきらめてなかったのね」

アパンダ「いやいや、でもあれ使ったら消えちゃうんでしょ!?」



リノア「決めた。やっぱりお前、もういっかいあそこにつぎ込んでやる」

アルティミシア「ほう!やれるものならやってみろ!」



ギルガメッシュ「なんか変な空気が・・・」



リノア「生き意地汚ねえんだよババア・・・・」ビキビキ

アルティミシア「るせえ引っ込んでろジャリが・・・・」ヒクヒク



バッツ「バチってるバチってる」



リノア「~~~~~~~~」バチバチ

アルティミシア「~~~~~~~~~~」バチバチ



アパンダ「ちょちょちょ、待って下さいよ!どっちが無を手に入れるかはとりあえず置いといて!」

アパンダ「どうやって決着つけるんすか!?だって二人は・・・・」



439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 16:18:40.26 ID:jSLs3EUyo

リノア「そう、こいつはアタシに手を出せない」

アルティミシア「何故なら、過去の自分を消すことは今の私を消す事ど同義だからだ」

リノア「だけどアタシは一方的に攻撃できる!」

アルティミシア「それだけの力量があれば、な」



リノア「~~~~~~~~」バチバチ

アルティミシア「~~~~~~~~~~」バチバチ



バッツ「それはもういっての」

アパンダ「お互い拮抗状態って事っすか・・・」

ギルガメッシュ「いや・・・じゃあどうすんの?」

バッツ「ジャンケンで決めるか?w」

ギルガメッシュ「んなアホな」


アルティミシア「お前らは知らないだろう。我らには血を流さない、もう一つの戦闘手段がある・・・・」

リノア「それは確かに勝利の実感を味あわせ、敗北者に屈辱を与える」


全員「?」


アルティミシア「そして時としてその者の力となり」

リノア「大いなる変化を与える!」



440:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 16:19:25.98 ID:jSLs3EUyo

バ サ ァ ッ ! 



 ヒラ・・ヒラ・・・ヒラ・・・



アパンダ「あ・・・・キレイ」

バッツ「白と黒の・・・羽・・・」




アルティミシア「お前の歴史に”黒”星を刻んでやる!」


リノア「いつまでも”白”星ばっか続くと思うなよ!?」






リノア・アルティミシア「 白 黒 つ け て や る ! 」





フワァ・・・・・





リノア・アルティミシア「 カ ー ド で 勝 負 だ ! 」





全員「 」



444:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:19:48.77 ID:jSLs3EUyo

アパンダ「か、カード・・・・?」

バッツ「・・・・」

ギルガメッシュ「近い所当ててんじゃねーよ」トン


リノア「で、ルールは?」

アルティミシア「それは彼に任せよう」

アルティミシア「いでよ!我が僕、最強の兵器!」バッ



ス ゙ト ゙ ォ ン ッ !



オメガ「シモベジャネーヨ」ズイ


バッツ「 」ブッ


リノア「あ~~~~こいつ!」


オメガ「ア、ソウソウババア、俺改名スル事ニシタカラ」

アルティミシア「改名だと?」

オメガ「コレサァ、チャントコードネームガアルンダッテ」

オメガ「ソノ名モ『ブラックウィドウ』ドオ?カッコヨクネ?」

アルティミシア「実に中二的だな!」ハッハッハ


バッツ「こいつさっき俺ら追いかけまわしてたカニじゃん・・・」

リノア「お前だったんかい・・・」


アパンダ「ここに着いた時に機械の体見つけたんすよね」

オメガ「ウンッ!☆」ガキョガキョ

ギルガメッシュ「ちょっと元の姿と似てるしなw」

アルティミシア「よかったな!」ハハハ


リノア「んなこたどうでもいーんだよ!」

リノア「ルール!あんたがジャッジしてくれるんでしょ!?」


オメガ「アーハイハイ、ソレネ」

オメガ「今用意スル・・・ヨット」ビー



『ホログラフの マス目が 浮かび上がる!』



445:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:25:07.28 ID:jSLs3EUyo

20150411010



オメガ「俺ガホログラフデミヤスイヨウニ投影スルカラ」

オメガ「心オキナク観戦シテクレ!」キリ

バッツ「お、おう」

アパンダ「デュエル盤みたいっすね」

ギルガメッシュ「ところで姉さん、これのルール知ってんの?」

アルティミシア「ほうほうなるほど元は占い用のカードが起源なのか」チュートリアル

ギルガメッシュ「今からかい・・・」


オメガ「ヨシ、ココハジャッジ代表トシテ俺ガ説明シヨウ!!」


【ルール説明】※長いのでこちらのリンク参照

ミニゲーム/【トリプルトライアド】 - ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki*



オメガ「トイウワケダ」キリ


アパンダ「結構奥深いっすね」

バッツ「やべえ、早くもわけわかんねえ」

ギルガメッシュ「俺も」

リノア「所で肝心のカードは?」

オメガ「フフ、大丈夫。チャーント用意シテアル」

オメガ「ココダ!」シャキーン!


『オメガの背面から デッキが出てきた!』


バッツ「オーブントースターかお前は・・・」



446:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:27:24.58 ID:jSLs3EUyo

ギルガメッシュ「大将これどっから持ってきたの?」

オメガ「アホガ。ココハ圧縮世界。シタガッテ全カードモヒトツニ集マッテルノダ!」

アルティミシア「どこかの誰かさんが全てを一つにしたからな」

リノア「なんか言い方がむかつく・・・・」ピキピキ

アパンダ「僕これ初めて見るっす」

バッツ「へー・・・色々あるんだなぁ」ペラペラ

リノア「それ、アタシのカードあるよ」

バッツ「えっまじ?」

リノア「まじまじ。ギルガメッシュのカードもあったはず」

リノア「えーっと、確かこのへ(ry



【クラッシュ・アーム】



オメガ「シャリアァッ!ボケェッ!」ドゴォーン!



リノア「キャーーーーーーーッ!」ドテ

リノア「え、ちょ、なに!?」


オメガ「不正防止ノ為、対戦者ハデッキニ触レナイデ下サイ!」ピピー!


リノア「教えようとしただけじゃ~ん!」


バッツ「成りきってるな・・・・」

ギルガメッシュ「最強のジャッジ誕生だな」


アルティミシア「ええと・・・・エレメンタル・・・フィールド上の属性アイコンに沿ったカードが・・・」チュートリアル


アパンダ「まだやってんすか・・・」



447:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:29:46.96 ID:jSLs3EUyo

オメガ「デハコレヨリ・・・」


オメガ「”シャッフルタイム”ヲ行ウーーーッ!!」ビシ



【シャッフル中......】



オメガ「ーーーーーーー」ピーガガガ



バッツ「何してんだ?」

ギルガメッシュ「カードシャッフルだろ」

アパンダ「でもルールまだ決まってないっすよね」



オメガ「!」チーン



オメガ「デマシタ!マズハ”ルール発表”カラ~~~!」



アルティミシア「・・・」ドキドキ

リノア「いいの来てよね・・・・」ドキドキ



オメガ「厳選ナルシャッフルノ結果、コノヨウニナリマシタ」





【ルール】

・セイム

・ウォールセイム

・プラス

・ランダムハンド





リノア「だぁ~~~~~ランダムハンドきちゃったぁーーーー!!」ノォ!

アルティミシア「ええと・・・セイム・・・隣り合った二辺の数字が同じ場合発動する・・・」チュートリアル

バッツ「大丈夫かよ・・・」

オメガ「チナ”ランダムハンド”ハ公平ニスルタメニ意図的ニイレマシタ」

リノア「お前かい!なんでよ!?選ばせてよ!」

オメガ「ソレダトミンナレアカードシカ選バナクナルデショ」ピピー

リノア「ま、まあそうだけど・・・・」

オメガ「勝負ハ時ノ運!」ピピー!

リノア「わかったから笛鳴らすな」



450:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:32:08.41 ID:jSLs3EUyo

オメガ「サテ。デハカードヲ配リマス」


アルティミシア「ついにきたか!」

リノア「いいのこいいいのこいいいのこい~~~!」グッ



シャッシャッシャッシャッシャ・・・・・・・・



『双方に 5枚のカードが 配られる!』




オメガ「各自、確認シテクダサイ」



ペラ



リノア「!!」

アルティミシア「!!」



『カードを見た 二人の反応は!』



リノア「う、う~ん・・・・」

アルティミシア「思ったより結構大きいんだな」



452:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:35:30.60 ID:jSLs3EUyo

リノア「・・・一つ聞いていい?」

オメガ「ハイナンデショウ」

リノア「この手札、後からやっぱなーし!とかないよね?」

オメガ「一度配ッタ手札ハイカナル場合ニオイテモ、リセットデキマセン」ピピー

リノア「・・・言質取ったからね」

アルティミシア「私も一つ聞きたい」

オメガ「ハイ」

アルティミシア「途中で喉が乾いたらどうしよう」キリ

オメガ「イヤ、ナンカ取ッテコレバイイダロガ」

アルティミシア「だよな」ハハハ

リノア「・・・・・・・・・・」ジー

バッツ「ん?いいの引いた?」チラ

リノア「見んな!お前口滑らしそうだからヤダ!」サッ

バッツ「いいじゃねっかよ~・・・」



アルティミシア「おいリノア」


リノア「あ?」



アルティミシア「私の手札には”ええの”が入っているぞ・・・・」


リノア「・・・こっちには”最初の”カードが入ってるよ・・・・・」


アルティミシア「カードは全部で”110”種類だそうだ・・・・・」ゴゴ


リノア「シークレット”112”ヒントはケダチクだってさ・・・・・」ゴゴゴ



アルティミシア「今考えている事の逆が正解だ・・・」ゴゴゴゴ



リノア「でもそれは大きなミステイク・・・」ゴゴゴゴゴ






リノア・アルティミシア「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」ゴゴゴゴゴゴ








アパンダ「あっはやくも心理戦」



453:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:36:56.56 ID:jSLs3EUyo

アルティミシア「ふむ、大体のルールはわかった」バタン

アパンダ「さすが、飲みこみ速いっす」

アルティミシア「ふふ、この魔女アルティミシアをなめてもらっては困る」

バッツ「記憶力いいな」

リノア「ふん。チュートリアル片手の初心者にやられるかっての」

リノア「なんてったってこっちはカードジャンキースコールのパーティメンバーなんだからね」

アルティミシア「私こそ、そのカードジャンキーの中毒脳にずっといたわ」



リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」ドドドドドド



オメガ「サテデハ両者、賭ケルモノヲ宣言シテクダサイ」REC





リノア・アルティミシア「この世界の所有権」





オメガ「ハイオッケー!」

オメガ「デハ両者、準備ハイイデスカ!?」



アルティミシア「負けたらさっさと出て行けよ」

リノア「電波塔から蹴り落としてあげる」




リノア・アルティミシア「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ



455:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/21(土) 17:40:34.05 ID:jSLs3EUyo

ギルガメッシュ「勝てよ姉さん!」

アパンダ「僕の再就職かかってんすからね!」

バッツ「まさかこんなんで決着つけるたぁな・・・」



リノア・アルティミシア「~~~~~~~」バチバチバチバチ



バッツ「バチってんなぁw」

ギルガメッシュ「まぁ、無がかかってるからな」

アパンダ「一つ、言えるのは」



全員「そう、一つだけわかるのは」



20150411010





リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」ニヤニヤニヤニヤ





オメガ「トリプルトライアド、S T A R T ! ! 」ピピー







全員(絶対イカサマするよこいつら・・・・)





【ラストバトル】リノア VS アルティミシア

【勝負方法】トリプルトライアド



474:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:10:17.47 ID:tlJ+2F5ro

ベッベッベッベッベッベッベッベ ベッベッベッベッベッベッベッベ


オメガ「ベベッベー パン! ベベッベー」

バッツ「何してんの?」

オメガ「BGMニ決マッテンダロガ」

バッツ「ああ、うん、そう・・・」

アパンダ「先攻は・・・・」



チャリチャリチャリチャリ・・・・チャリン



【先攻】アルティミシア



アルティミシア「ふむ、私からか」

リノア「ちんたらすんなよババア」

アルティミシア「時間制限はないはずだが?」ニヤ

リノア「待たせんなつってんだよ。ボケ」イラ

ギルガメッシュ「姉さんどうすんの?」

アルティミシア「ふむ、確かに第一投は大事だ・・・」

アルティミシア「手札がランダムである以上、最初で確実に”流れ”を引き込みたい」

リノア「いいからはやくしろ」

アルティミシア「なればこそ、まず私の第一投は・・・・」スチャ

アルティミシア「 こ れ だ ! 」バン!




【セクレト】5199(時計回り)



475:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:10:51.92 ID:tlJ+2F5ro

20150411011




リノア「なッ・・・!」


バッツ「え~っと、一番いい数字がAで次に強いのが9だから・・・」チュートリアル

アパンダ「引き強いっすね!?」


アルティミシア「魔女をなめるなよ・・・」フフフ


リノア「セ、セクレト・・・・いいの持ってんじゃん」


アルティミシア「あまり待たせるなよ」フワ



476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:13:14.18 ID:tlJ+2F5ro

オメガ「後攻、リノア選手デス」ベベッベー

アルティミシア「はやくしろよ」ダラー

リノア「・・・たかがGFカード如きでいい気にならないでくんない?」スチャ

アルティミシア「・・・・」

リノア「アタシのカードは・・・これだッ!」ビッ




【モルボル】7742

20150411012



リノア「おばさんのよりちょ~っと弱いけど、ランダムハンドならこれで十分!」

アルティミシア「手堅いな・・・」

アパンダ「確かに、ランダムで配られた割にはいいカードっすね」

バッツ「いやでも7って中途半端だろ」

ギルガメッシュ「チャンスじゃん!つええカードでひっくり返しちまえ!」

アルティミシア「・・・・・」



477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:14:50.96 ID:tlJ+2F5ro

オメガ「先攻、アルティミシア選手、二投目オネガイシマス」

リノア「何で来る?さっさとしなよ」ニヤニヤ

アルティミシア「その問いに対する答えは・・・こうだ!」ビッ




【グラナトゥム】2367


20150411013


アルティミシア「・・・・」

リノア「おやおや~?早くもネタ切れですか~?」

ギルガメッシュ「ちょ、姉さんなんで攻めないの!?」

バッツ「つええのであのモルボルひっくり返せばいいだろうが!」

リノア「攻めたくても責められないんだよね~」

アルティミシア「・・・・」チッ



478:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:16:29.39 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「どゆこと?」

アパンダ「あ・・・そうか。そういう事か」

ギルガメッシュ「へ?」

アパンダ「このゲームは高い数字で低い数字をひっくり返すのが基本っす」

アパンダ「そしてカードが持つ数字は4辺。対してフィールドはマス目3×3だから」

リノア「そ、まずはひっくり返される危険を回避したいの」


バッツ「???」


リノア「例えばこう・・・しょっぱなからど真ん中に置くと、4辺がガラ空きでしょ」トントン

アパンダ「でも隅っこに置くとこうして2辺が壁で覆われるから・・・」

リノア「弱い部分を角で潰したいのよ」

バッツ「ああ~!」ポン

ギルガメッシュ「オセロみたいなもんか」ポン


アルティミシア「さらにこの場合警戒したいのが【ウォールセイム】だ」

アルティミシア「【ウォールセイム】は【セイム】に付属するルール。その特性は壁を”A”と見なす事」

アルティミシア「この状況で右中を開けて置き、万一相手が右Aのカードを持っていた場合・・・」


リノア「セイムで二枚ともいただき~!」


アルティミシア「は、困るので」

アパンダ「だから万一セイムされても、被害が最少ですむように」

アパンダ「上辺がセクレトより弱いカードを”壁”として置いたんす」

リノア「コンボの可能性を潰したんだね」


バッツ「ごめん、全然わかんない・・・」フラ

ギルガメッシュ「これこんな頭使うゲームだったっけ・・・・」フラ



479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:18:10.25 ID:tlJ+2F5ro

リノア「初心者の癖にやるじゃん、おばさん」

アルティミシア「お前より頭が育ってるんだよ」

リノア「年の功って奴ね」プゲラ

アルティミシア「ノータリンなバカガキになるよりかはましだ・・・」イラ


オメガ「リノア選手、ソロソロ二投目ヲ」


リノア「あ、はいごめんなさ~い」

リノア「じゃあ次のカードは~・・・これ!」ビッ




【コカトリス】2126


20150411014



アルティミシア「!!」

リノア「残念”右A”カードはありませんでしたw」

リノア「おばさんが警戒してくれたおかげで~雑魚カードが助かっちゃった~」

アルティミシア「・・・・」ビキビキ

アパンダ「勿体なかったっすね」

バッツ「ほんとだ。これレベル1のクソカードだ」ペラ

ギルガメッシュ「アシストしちまったのか・・・・」

リノア「アシスト?違うね」

リノア「ビビっただけだろ?バ・バ・ア」プッ

アルティミシア「殺すぞこのボケェーーーーーーーーッ!!」ビキビキビキ

ギルガメッシュ「だぁ~!ちょ、落ち着いて姉さん!」ガシ

バッツ「挑発だって!お前が乗ってどうする!」ガシ

アルティミシア「ゼエ・・・・ゼエ・・・・」ピキピキ

アパンダ「挑発ありなんすか?」

オメガ「対戦者同士ノ雑談ハ自由デス」キッパリ

アパンダ「ざ、雑談・・・」



480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:22:07.39 ID:tlJ+2F5ro

アルティミシア「本当に不快な奴め・・・!」ビキビキ

リノア「キャッハッハw」プゲラ

ギルガメッシュ「本領発揮だなぁ」

アパンダ「煽るのなんのって」


オメガ「アルティミシア選手、三投目ヲオネガイシマス」


アルティミシア「ハァ・・・ハァ・・・」

バッツ「どどどどうすんだよおばさ~ん!」

ギルガメッシュ「とりあえず落ち着け!深呼吸深呼吸!」


リノア「ワインくそまずかったぁ~」ペッペ


アルティミシア「 」ビキッ

アルティミシア「ちゃああああしゃああああああああ!」ブオッ!

バッツ「だ~から落ち着けっての~!」



バスッ





【ゲイラ】2144

20150411015




アルティミシア「ハァ・・・・ハァ・・・・」


バッツ「クソ」

アパンダ「カード・・・・」



481:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:32:44.80 ID:tlJ+2F5ro

リノア「あれれ?大丈夫なのおばさ~ん」

リノア「そんなおばさんのしもべみたいなクソ雑魚カード出しちゃってw」


アルティミシア「~~~~~~」ビキビキビキ


バッツ「もう・・・落ち着けよ」

アパンダ「言葉に出来ない怒りが伝わってくるっす」


オメガ「リノア選手、三投目ヲ」


リノア「・・・・・」

リノア(とは言う物の・・・実はこっちのカードも対して強くないんだよね)ヒラヒラ

リノア(とりあえず煽って見た物の・・・あんだけピキりながらあの弱カードって事は・・・)


リノア「審判。質問」

オメガ「ハイ、ナンデショウ」


リノア「サドンデスルールが見当たらないけど、同点の場合はどうなるの?」

オメガ「ハイ、オッシャル通リサドンデスハアリマセンノデ、1カラ仕切リ直シニナリマス」

リノア「つまり、ルール据え置きのカード総とっかえ?」

オメガ「ハイ」ピピー

リノア(ここは捨てて次回に持ち越す気かな・・・いやでも、セクレトはかなりの強カード・・・)

リノア(手放すのは惜しいはず・・・じゃあ・・・)


20150411016




リノア(この配置・・・・)




ザワ・・・・・



リノア「 ! 」



『リノアは 何かに 気が付いた!』



482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:35:00.50 ID:tlJ+2F5ro

リノア「ギルガメッシュ!ちょっとこい!」ガッ!

ギルガメッシュ「え!?ちょ、なんだよ!」


リノア「・・・・!!」


オメガ「リノア選手!観客ヘノ暴行ハ禁止デス!」ピピー!

アパンダ「急にどしたんすか」


リノア「・・・・・」

リノア「て・・・・めえ・・・・」ギロ


アルティミシア「なにか?」シラー


ギルガメッシュ「なんだよいきなり!?痛いよ!離せよ!!」

リノア「・・・・自分のステ見てみろ」

ギルガメッシュ「え?」



【ギルガメッシュ】毒



アパンダ「ちょ」

バッツ「なんで!?」

アルティミシア「・・・・・・」

リノア「さっきの”お酒”・・・だね?」


(お前も飲むか? あざっす!)


アルティミシア「・・・・・夕焼けが綺麗だ」シラー


ギルガメシュ「姉さああああああああああん!!」ガーン



483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:41:17.83 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「ごめん、話がさっぱり見えない」

リノア「・・・・こういう事だよ」


【ギルガメッシュ】3796

20150411017




【 P L U S ! 】



リノア「トリプルトライアドに時間制限はないから、やろうと思えばいくらでも長考が可能なの」

リノア「だからこいつは、ギルガメッシュを弱らせて」

リノア「頃合いを見計らって・・・・適当に飲み物持ってこいとか言うつもりだったんだろうね」

リノア「で・・・こいつを【カード化】して・・・すり替える気だったんだ・・・!」



ギルガメッシュ「 姉 さ ん あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ん ッ ! 」ガガーン!



アルティミシア「あ、流れ星」

バッツ「今夕方だろが」

リノア「じゃあギルガメッシュを配膳役にしたのも・・・!」

アルティミシア「腕6本で運びやすそうと思っただけだ」


ギルガメッシュ「もう誰も信じられない」ズーン

エンギドゥ「くぅ~ん」ペロペロ

オメガ(マジアワレ・・・・)


リノア「ジャッジ、見た!?こいつはやっぱりイカサマする気だったよ!」

リノア「持ち越しになったら”手札”よく見といた方がいいんじゃない!?」

リノア「いつ不正されるかわかんないよ!」



アルティミシア「・・・・・・・・・」



アルティミシア「人の事が言えた立場か」



484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:44:32.71 ID:tlJ+2F5ro

リノア「!?」

バッツ「え、こいつも?」

アルティミシア「先ほどから思っていたが、こいつから謎の魔力を感じるのだが?」

オメガ「・・・・オレ?」

リノア「 」ドキ

アルティミシア「私はジャッジに触れん。お前ら、調べてみろ」

バッツ「え・・・何をだよ」ガサゴソ

アパンダ「機械はよくわかんないんすよね~」ガサゴソ



ギルガメッシュ「あ~~~~!これ!」



全員「!?」



オメガ「エッナニ?!」


ギルガメッシュ「大将の体からこんなもんが~!」ゴロン



【ダイナモ石】



オメガ「 」ブッ


アパンダ「雷属性の石・・・」バチバチ

バッツ「かなり、強力だな・・・」バチッ


オメガ「アホカァーーー!コンナモン俺ノ体内ニハイッテタラ、ショート起コシテ活動停止シチマウダロガ!」


リノア「バッテリー大丈夫かなって思って」テヘ

アルティミシア「だからこいつは自分が負けそうだと思ったら、この石をサンダガに精製して」

アルティミシア「ジャッジのお前を吹き飛ばして、うやむやにしようとしたんだ」


オメガ「オ、オマエゴルァーーーーッ!俺ノオニューノボディニナンテ事ヲ!」ピピー!


リノア「だっていきなり拉致ってくるからじゃ~ん」

バッツ「あ~あん時かぁ・・・」



485:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:46:36.72 ID:tlJ+2F5ro

リノア「ギルガメッシュがカワイソウだと思わないの?」

アルティミシア「ありとあらゆる者を人質にしてきたお前に言われたくないわ」



リノア「次は何を仕込んでるだか」

アルティミシア「次は誰を不幸にするつもりだ」



リノア「このイカサマババア・・・」ピキピキ

アルティミシア「狡いんだよジャリデンパ・・・」ピキピキ




アパンダ「ふ、不正だらけだ・・・」ブルブル

ギルガメッシュ「うう・・・誰か毒消し頂戴・・・」

オメガ「ソレ捨テロ!ソンナモン近クに置イテタラ俺ガ誤作動オコシチマウ!」

バッツ「これカードゲームなんだよな?平和的な闘いなんだよな?」



ガタッ




リノア・アルティミシア「ちょっとよろしいでしょうか」



オメガ「エ?何?」




ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・




リノア・アルティミシア「すいませんが・・・・」



ギルガメッシュ「ん、殺気・・・・」




ドドドドドドドドド




リノア・アルティミシア「ちょっと”お花”詰みに行ってきます・・・・」




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 




アパンダ(新しいイカサマ仕込みに行くつもりだぁーーーーーーーー!!)ガビーン



486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 13:47:40.80 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「てめえら!いい加減にしやがれ!」

ギルガメッシュ「正々堂々と戦えよ!最後だろ!?」



リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」



アパンダ「ハッ!そうだ!カードデッキがヤバイ!」

オメガ「サ、触ルナヨ!?俺ハジャッジダゾ!?」バッ

ギルガメッシュ「デッキを守れ~!」バッ



リノア。アルティミシア「・・・・・・・・・・・・・・」ユラァ



バッツ「お前ら~~!そこを動(ry






リノア「緊急脱出ッ!」ゴロゴロゴロ!


アルティミシア「とぉっ!」バササッ





バッツ「・・・・くなっての」ガク



『二人は どこかへ 消えて行った!』



【一時中断】


・現状

486



【リ】5-5【ア】


・消費カード

【リノア】モルボル・コカトリス(残り3枚)

【アルティミシア】セクレト・グラナトゥム・ゲイラ(残り2枚)



496:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 18:33:10.88 ID:tlJ+2F5ro

~~待機中~~

ギルガメッシュ「大将、どう?」

オメガ「イヤ、カードハチャント全種類アル」バラララ

アパンダ「これでカードに細工はできなくなったわけっすね」

バッツ「が、気になるのは・・・・」チラ



リノアの手札=【?】【?】【?】

アルティミシアの手札=【?】【?】



バッツ「自分達の手札も置いてきやがった・・・」

ギルガメッシュ「これ俺ら見ちゃっていいの?」

オメガ「イーケド帰ッテキテカラ、モシ口滑ラシタラ・・・」

アパンダ「地獄見るハメになりますよ」

ギルガメッシュ「・・・やめとく!」ブルブル

バッツ「じゃあ俺は、嬢ちゃんのカードだけ・・・」

アパンダ「よく見る勇気ありますね。僕触るのすらイヤなんすけど」

バッツ「さっきから気になってたんだよなー。でも見せてくれなくて・・・」

ギルガメッシュ「見たら黙っとけよ」

バッツ「大丈夫だって・・・よっと」ピラ

バッツ「!」


『バッツは リノアの 手札を見た!』



497:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 18:34:03.98 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「・・・」パタ

アパンダ「どうでした?」

バッツ「・・・・なんともいえねえ」

アパンダ「ええっ!」

バッツ「もうほんと、お、おう・・・って感じ」

ギルガメッシュ「じゃあどうやって勝つつもりだろう」

アパンダ「だからなんらかのイカサマしようとしてるんでしょ」

ギルガメッシュ「ああ~・・・・」

アパンダ「こんなに汚い闘い初めて見たっす」

オメガ「ッタクアノ連中ダキャ・・・・」フゥ

アパンダ「ジャッジ泣かせっすね」

オメガ「イットクガ俺ハ中立ノ立場ダカラナ!ドッチカニ肩入レスルヨーナマネハシネー!」

オメガ「ジャッジハイカナル時デモ公平ニ!ソレガ俺ノモットーダ!」ドーン

ギルガメッシュ「まさにジャッジ・マスターだなw」



ハハハハハハハ・・・・・・・・・












・橋の真下

アルティミシア「・・・・・」ニヤ



498:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 18:35:54.75 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「ついでだしおばさんのカードも見とくか」

ギルガメッシュ「度胸あんな~」

バッツ「大丈夫だって。言わなきゃいいんだろ?」

アパンダ「それができそうにないから見ないんすよ」

バッツ「もっと気楽にいこーぜー。よっと」ペラ


『バッツは アルティミシアの 手札をみた!』


バッツ「・・・」

アパンダ「どでした?」

バッツ「・・・微妙」

ギルガメッシュ「よくもなく悪くもなく?」

バッツ「う、う~ん・・・・なんつうか、ホント平凡な・・・」

アパンダ「まぁ、ランダムハンドっすからねえ」

バッツ「うーん、こりゃおばさん優勢か?」

アパンダ「リノアちゃんが勝つにはセイムプラスを狙っていくしかないって事っすね」

アパンダ「・・・正攻法でいくなら」

ギルガメッシュ「今の所可能性があるのは、真ん中か・・・」

アパンダ「う~ん、魔女さんが真ん中下、もしくは左中に何かおけばそれも可能性に・・・・」



アーダコーダ ブツブツブツ




ザッザザッ ザーーーーーーー・・・・・・・・・・












コッチハドウ・・・・ザザ・・・・ジャアココモ・・・・ザッ・・・・ア、ジャアコッチモ・・・・ザー・・・




・電波塔

リノア「・・・・・・・・・・」ニヤ



499:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 18:37:13.84 ID:tlJ+2F5ro

~~待機中~~


オメガ「オッセエナ・・・・」イライラ



バササッ! ヒラ・・・ヒラ・・・ヒラ・・・



ピタ



リノア「おまたせ」キリ

アルティミシア「またせた」キリ



バッツ「きやがった・・・・・」

ギルガメッシュ「今度は何をするつもりだ・・・・」


リノア「おばさん、上から飛んできたのね」

アルティミシア「そっちの方が楽だからな。それが何か?」バササ

リノア「アタシ1Fから上がって来たから、ついでに取って来たよ」

リノア「はい、どーぞ」ドン


『大量の 酒瓶が 詰みこまれる!』


アルティミシア「・・・・・」ヒク

リノア「これでわざわざ”取りに行く”必要ないね・・・」ニヤ


アパンダ「離席の理由を潰した・・・・」

ギルガメッシュ「これを受け取っちまえばもう席は立てねーな・・・」


アルティミシア「これはこれは、わざわざかたじけない・・・」チャポ

アルティミシア「あっ」ツルッ


バリィーン!


アルティミシア「しまった!酒瓶を一つ割ってしまった!」フキフキ

アルティミシア「私と言う事がなんとした失態だろう!急いで片付けねば!」フキフキ

アルティミシア「ああっ!気を付けろ!ガラス片と酒がそこかしこに散らばってるぞ!」フキフキ

アルティミシア「これでは万が一”透明のもの”があっても見分けがつかんではないか・・・」ニヤ

リノア「・・・・・」

アルティミシア「誰も”コンタクトレンズ”は持ってないな!?」

バッツ「ねーよ」

アルティミシア「あーよかった。”レンズ”のようなものがあったら取り返しのつかない所だった」フィー

アルティミシア「な?」

リノア「・・・・・」ギリ



アパンダ「あ、心理戦の気配」



500:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 18:38:11.70 ID:tlJ+2F5ro

リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ



オメガ「モウイーカラ!サッサト席戻レ!」



リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・・・・・」スチャ



オメガ「オマエラ!イクラ時間制限ガナイカラッテ自由スギ!」

オメガ「一体何分マタセンダ!ココカラハモウドッカイクノ禁止!イイナ!」



アルティミシア「問題ない」

リノア「もう用事ないもんね」

アルティミシア「お前にな」

リノア「しわのないお肌見ても辛いだけだもんね」



リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・」バチバチバチバチバチ



バッツ「う~ん、この修羅場感」

アパンダ「黒ジャンさんじゃなくてよかったっす」



オメガ「再開スッゾ!次ハリノアカラダ!」



リノア「おっけ」

アルティミシア「はやくしろ。時間は過ぎ去って離れていく」

リノア「若い体はもう戻らないもんね」

アルティミシア「アホの痛々しい発言もな」




オメガ「 煽 リ ア ウ ナ ! 」ピピー!




ギルガメッシュ「ジャッジも大変だな・・・」




【再開】リノア 三投目



502:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 18:56:23.95 ID:tlJ+2F5ro

リノア「え~っと、現状は・・・・」

5021


リノア「ふむ・・・・」

アルティミシア「はやくしろ」

リノア「はいはいやりますよ。じゃあ・・・」

リノア「ここ!」ビターン!




【アルテマウェポン】7728


5022

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227379.jpg




バッツ「お、やっぱそれ使う?」

リノア「まずはセイムの可能性、潰させてもらったよ!」

アパンダ「え、でもこれじゃあ同時にプラスの可能性もあるんじゃ・・・・」

アルティミシア「いや、これは正しい」

アパンダ「え」

アルティミシア「最後だから教えてやる。見ろ」


【二人の残りカード】2枚


アルティミシア「ここまできて二人ともまだ一枚も取れていない」

バッツ「残り二枚じゃん。それでいーの?」

アルティミシア「このゲームの勝利条件、なんだった?」

ギルガメッシュ「相手より多くカードをひっくり返した方が勝ち・・・」

アルティミシア「そうだ。だからこう言い変えることもできる」

アルティミシア「例え辛勝でも、たった”一枚”だけでも上回ればそれでいいんだ」



503:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:00:29.84 ID:tlJ+2F5ro

アパンダ「あ・・・そか」

バッツ「?」

アパンダ「だから・・・無理して攻める事はないんす。決着はどちらかが勝つまで繰り返されるんだから」

アパンダ「最後に一枚だけひっくり返せばそれでいいんす。だから防御に徹してればいつかチャンスはくるし」

アパンダ「ダメなら駄目でまた最初から仕切りなおせばイイ・・・」

アルティミシア「次回に回ればもしかしたら強いカードが来るかもしれない」

アルティミシア「ましてやこいつの事だ。イカサマし放題の卑怯者だからな」

アルティミシア「仕切り直しの数だけイカサマのチャンスは増える。むしろ仕切り直しはこいつの望むところだろう」

リノア「お前に言われたくないんですけど」


オメガ「アルティミシア選手、四投目ヲ」


アルティミシア「・・・・」

ギルガメッシュ「姉さんも持ち越し狙い?」

アルティミシア「いや・・・それもいいが、やはり・・・」

アルティミシア「”時”はそろそろ動き出すべき・・・そう思わないか?」ニヤ

ギルガメッシュ「って事は!」

アルティミシア「ここいらで攻めさせてもらう!くらえ!」バッ


アルティミシア「私のカードは・・・ こ れ だ ! 」バシィ!



504:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:01:11.53 ID:tlJ+2F5ro

【シュミ族】6584

5041

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227384.jpg



【CARD WIN!!】
5042

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227385.jpg



【リ】4-6【ア】





全員「おおおおお~~~~~~~~~~!!」



505:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:02:39.27 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「やっと一枚!」

アパンダ「試合が動いたぁ~~~~!」

アルティミシア「ふふふ・・・・」キラン

リノア「・・・・・」

アパンダ「しかもこの配置!」

ギルガメッシュ「両脇が埋まってる!もう取り返せない!」

アルティミシア「これで持ち越すには最低一枚はひっくり返さねばならなくなったわけだが・・・」

アルティミシア「何か、策があるか?」キリ

バッツ「おばさん絶好調だな!」

オメガ「現在アルティミシア選手ノ1ポイント勝チデス」

アルティミシア「どうした?はやくしろ」フフン


リノア「・・・」ペラ


リノア「・・・・・」



リノア「・・・誰か、アタシのカード触ったでしょ」



バッツ「!?」ドキィ


リノア「やっぱりあんたか・・・・」フゥ

バッツ「ななな何故わかったし!」

リノア「カードの裏にさぁ、髪の毛抜いて挟んどいたんだぁ」

リノア「今見たらそれがないから・・・ああ、誰か見たんだなって」

アルティミシア「見られて困るカードだったのか?」

リノア「べっつにぃ。見たけりゃ好きなだけ見ればいいじゃん」

リノア「たださあ、やっぱ、外野が口滑らせてカードがバレるってのが一番やなのね」

リノア「それはアタシら関係ない部外者によるアクシデントだし。そうなったら・・・」

リノア「むかつくじゃん?」ギロ



506:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:04:22.37 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「あああ安心しろって!絶対言わないから!」ブンブンブン

アパンダ「テンパリすぎっすよ」

ギルガメッシュ「ほら、だから言ったじゃん」

リノア「ジャッジ、約束してよ」

リノア「もしこいつが口滑らしそうになったら、ジャッジとして公平な処分して?」


オメガ「具体的ニハ?」


リノア「ここから強制退去処分。そんくらいのペナルティあってもいいいんじゃない?」

リノア「ゲーム妨害なんだしさ」


オメガ「了承シマシタ」ロックオン


バッツ「ななななんで!?そんなたかがカードで!?」

アパンダ「いや・・・そらそうでしょ」

ギルガメッシュ「相手にヒント教えるようなもんだしな」

リノア「オメガなら口の動きとか探知してすぐさま行動できるでしょ?」


オメガ「朝飯前ダ!」キリ


リノア「・・・・じゃ、頼んだわよ」

アルティミシア(カードを見られたくない・・・・?そこまで拒む理由は・・・)



507:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:39:38.53 ID:tlJ+2F5ro

バッツ「そんな事よか次お前だぞ!どうすんだよ!」

バッツ「このままじゃお前負けちゃうぞ!いいのか!?」

リノア「・・・・どうしよっか」



オメガ「リノア選手、四投目デス」


507



リノア「・・・・・・・・・・」



『リノアは 中々 カードを出さない!』



アルティミシア「初めての長考だな。この場面、やはりお前でも悩むか?」

アパンダ「やはりセイムプラスで・・・」ブツブツ

ギルガメッシュ「ええと、この場合ルールが適用できるカードは・・・」ペラペラ

リノア「・・・・」

リノア「・・・・一つ、聞かせて」


全員「?」


リノア「アタシの手札見た人。まぁ、コメントに困る感じだったと思うんだけど」

バッツ「え、あ、うん」

アルティミシア「・・・・・・・・」

リノア「じゃあさ、逆にどのカードだと勝てるかな」

バッツ「え~・・・そら強いレアカードで一発逆転しかないっしょ」

リノア「それってなに?」

バッツ「え?え~っと・・・やっぱり・・・・」チュートリアル

バッツ「あ・・・これ?」


【ラグナ】5A39


バッツ「これを真ん中に置けば、いっきに3枚!」

アパンダ「いやでもこれかなりのレアカードっすよ」

ギルガメッシュ「こいつがそこまで引きが強ければいいけどさぁ」



508:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:41:10.99 ID:tlJ+2F5ro

リノア「お義父さんのカードかぁ・・・」

リノア「レベル10のカードだっけ?」

バッツ「え~っと、うん。そうだな」

リノア「他にはなんかない?」

バッツ「え、え~っと・・・」


アルティミシア(こいつ・・・さっきから何を?)


バッツ「おお!バハムートとリヴァイアサン!うっわーなつかし!こいつらもカードなんだw」

バッツ「この二人のカードでも、大丈夫だな!」

リノア「昔の仲間なんだっけ?」

バッツ「そーそーこいつら!封印の書に記された最強の召喚獣でさぁw」

リノア「当時からいたんだw」

バッツ「そうなんだよwピラミッドの上でさあ、いきなり半島から湧き出てくんのw」

リノア「せめて同点に持ち込みたいんだよねー」

バッツ「あっじゃあこいつなんてどうよ!ガルキマセラのカード!」

リノア「それも知り合い?w」

バッツ「ウォルスの城でさーフルボッコにされてさーw」

バッツ「こいつもカードに入ってたんだw」

リノア「交友広いねーw」

バッツ「勝つのは厳しいけど、同点狙いならなんとかなるかもな!」

リノア「レベル足らなくない?大丈夫?」

バッツ「大丈夫大丈夫、だってガルキマセラのカードレベルってお前のと同―――



リノア「 オ メ ガ ! 」



【激突】



バッツ「へびぅーーーーーーーーッ!」ヒューン



オメガ「言ウナツッタロゴルァ!」




アアアアアアア・・・・・・・・・・・ キランッ



オメガ「バッツ氏、規約違反ニツキ強制退場デス!」ピピー!

リノア「あんだけ言うなって言ったのにね~」クスクス



アルティミシア(こいつ・・・)



アパンダ・ギルガメッシュ( 誘 導 尋 問 じ ゃ ね ー か ! )



509:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:43:50.92 ID:tlJ+2F5ro

リノア「あースッキリした」キラキラ

アパンダ「いや・・・今の明らかに・・・」

ギルガメッシュ「言わせたよな・・・」

リノア「ん?何?楽しく雑談してただけだよ?」ニッコリ


オメガ「規約ニ反シナイ程度ナラバ雑談ハOKデス」


リノア「さっきも同じ事言ってたのにね~」プッ


アルティミシア(口を滑らせるのを嫌がった割に・・・わざと話題を誘導してそう仕向けた)

アルティミシア(おかげで聞こえてしまった!あいつの残りカードの一つはカードはガルキマセラと同じレベルのカード)

アルティミシア(つまり・・・・レベル4のカード!)


ギルガメッシュ「探してこようか?」

アパンダ「海の方飛んでったっす」


アルティミシア(バレるのを恐れたのではないのか?だからジャッジに規約を設けたのではないのか?)

アルティミシア(それとも・・・あいつを追い出すのが目的だった!?)


リノア「あ、ごめんアタシの番だっけw」

オメガ「ハイ。リノア選手ノ四投目デス」


アルティミシア「・・・何故バッツを追い出した」


リノア「はい?」


アルティミシア「あんな見え見えの誘導尋問・・・明らかにお前が仕向けただろ」

リノア「濡れ衣だよ~。ひど~い!」

アルティミシア「今しっかり聞こえた!お前のカードはレベル4のカード!」

アルティミシア「言わせたのはお前だ!何故自分を窮地に追い込むマネを!?」

アルティミシア「このままではお前は負けてしまうんだぞ!?」

リノア「心配してくれてるの?優しいね~」

アルティミシア「なわけないだろ・・・!」ギリ



513:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:54:10.47 ID:tlJ+2F5ro

リノア「・・・このゲームってさ」ドサ


『リノアは 語り始めた!』


リノア「賢いおばさんなら気づいてると思うんだけど、後攻ってちょっと得なのよね」

ギルガメッシュ「え、なんで?」

アルティミシア「・・・マス目だよ」

リノア「そう、カードのマス目3×3の合計9.対して手札は一人5枚」パー

リノア「だから順番に置いてったら、一つ余るじゃん?」

ギルガメッシュ「あ、ほんとだ」

リノア「だからさあ、弱いカードが回ってきてもね」

リノア「じゃあ出さなきゃいいんだよ。だって必要ないんだから」

アルティミシア「しかしそんなもの、偶然だろ。私が後攻の可能性もあった」

リノア「ん~、わかってないなぁ」フゥ

リノア「さっきあんたが言ってた通り、1つでもひっくり返せば勝ちだから、無理して全部狙う必要ないのよね」

リノア「ましてやランダムハンドならなおさら。折角手に入れたレアカードが自由に使えない」

リノア「もしかしたら全部弱カードかもしれない。そうなったらもう目も当てられない」

リノア「だからみんな、ランダムハンドは最優先で消しにかかるのよね」

アルティミシア「スコール曰くそう言う人物がいたそうだ・・・」

リノア「あのバラムの人でしょ」

アルティミシア「しかしここではランダムハンドは固定ルールだ。何故ならお互い素人だからな」

オメガ「公平性ヲ考慮シタ結果デス」キリ

アルティミシア「同点に持ちこそうが2戦目に進もうが、この呪いに等しき呪縛は抜けない」

アルティミシア「違うか?」


リノア「お互い・・・・素人・・・?」


リノア「・・・・フフ。フフフフフ」




フフフ・・・・クス・・・・クス・・・・




アルティミシア「・・・・・」




『リノアは 不敵な笑みを こぼした!』



515:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:56:01.82 ID:tlJ+2F5ro

リノア「あんた、カードが初めてみたいな素振りしてたけど、スコールと一緒の時にやらなかったの?」

アルティミシア「そんな暇はなかった。お前のせいでな」

アルティミシア「そもそもそれ以前に興味がない。私には他に趣味があったからな」

リノア「・・・・やっぱり素人だよお前」

アルティミシア「・・・・・・・」ヒク

リノア「カードに関してはアタシの方が知識は上だ。何故なら、一周目の時さんざカードに付き合わされたからね・・・・」

リノア「セイムもプラスもエレメンタルも、全部知ってるんだよ。なんなら裏ワザまで」

アルティミシア「裏ワザ・・・」

リノア「知ってた?実はレアカードって、何枚でも取れるんだぁ・・・・・」ニヤ


アルティミシア(!?)


アパンダ「え!?」

ギルガメッシュ「そなの!?」

リノア「カードの力って意外と強くてね・・・カードへの情熱が自分を強く繋ぎとめるの」

リノア「それは時間圧縮の世界でさえも・・・・」

アルティミシア「・・・・・・・」

リノア「知らなかったでしょ。CC団の裏ワザ。チュートリアルにも載ってないからね」

アルティミシア(CC団?たしかスコールとガーデンへ戻った時の・・・)

リノア「アタシは覚えてるよ。アタシその場にいたもん」

リノア「あのガーデン紛争の時に唯一あんたがCC団として紹介された人物・・・」



(あ、お前はそういえばCC団だったな)



アルティミシア(クラブ・・・・?)




リノア「・・・・・・・・・・」ズズズズズ




『リノアから 邪悪な邪気が 発せられる!』



516:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 19:57:29.06 ID:tlJ+2F5ro

リノア「CC団ってなんの略かわかる?」

アルティミシア「カードクラブ団だろ。それがなんだ」

リノア「お前は間違えたんだ。いや、知らなかったんだ」

リノア「”クラブ団”って言う間違った言葉づかいに惑わされたんだ」

アルティミシア(確かに集まりを意味するクラブに団はおかしい・・・でもそんなもの、学生のノリって奴だろ?)

リノア「クラブはもう一つ意味があった!」

ギルガメッシュ「あ・・・・それ」


(あんたはどっちかっていうとジョーカーっす)


アルティミシア(ト、トランプの柄か!)ハッ


リノア「ガーデンはカードの聖地でもあるんだ。レアカードの宝庫なんだ」

リノア「ジャック、スペード、クラブ、ダイヤ、ハート、ジョーカーの6人」

リノア「そしてその上に降臨するキング!これを打ち負かした唯一の存在!」


リノア「カードの生ける伝説!伝説のカードジャンキー!」


リノア(そしてはじまりの人・・・・)



ザワ・・・・・




ド ド ド ド ド ド ド ド ド




アルティミシア(な、なんだ!?猛烈にイヤな予感がする!!)



519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 20:06:26.39 ID:tlJ+2F5ro

リノア「結局・・・・最後までわからなかったみたいね・・・」

アルティミシア「!?」

リノア「持越しなんか・・・するかよ・・・アタシは最初からここで決着をつけるつもりだったんだ・・・」ケケケ

リノア「余ったカードはもういらない。最初からこんなもの、見られようが見られまいがどうでもよかった!」クシャ



『リノアは 余分なカードを捨てた!』



リノア「お前を打ち負かすのは・・・・この人以外ありえない!」


アルティミシア(同点狙いじゃないのか!?)



オメガ「リノア選手、四投目。ラストターンデス」



リノア「刮目しろ・・魔女アルティミシア!」



ヒラ




リノア「 ア タ シ の カ ー ド は こ れ だ ! 」





バンッ












【スコール】A469


519
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227494.jpg






【 S A M E !】



520:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 20:10:16.56 ID:tlJ+2F5ro

5201

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227503.jpg




リノア「さらにコンボ!」


5202

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org227505.jpg




【リ】7 ー 【ア】3




アルティミシア「 な ッ 」



全員「 な に ぃ ー ー ー ー ー ー ッ ッ ! ! 」



521:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 20:17:00.63 ID:tlJ+2F5ro

リノア「キャッハッハw奇跡の大逆て~ん!」

アルティミシア「 バ カ な ! ありえん!お前がそんなレアカードを所持しているなど!」ガタ!

リノア「なんでよ。引きがよかったかもしれないじゃん」

ギルガメッシュ「ちょっと大将!どうなってんの!」

アパンダ「デッキの確認を!」


オメガ「エ、ア、チョー待テ」カシャカシャカシャ

オメガ「・・・アル」

オメガ「”スコール”ノカードハ・・・コッチニモアル」


全員「なッ・・・!」


アルティミシア(一体どうなっている・・・レベル10のレアカードがここに二枚・・・だと・・・!?)

アパンダ「これダブりあるんすか!?」

リノア「だから言ったじゃん。レアカードはやろうと思えばいくらでも増やせるって」

リノア「ギルガメッシュなら知ってると思うけどォー」

ギルガメッシュ「そう・・・確かスコールが言ってた・・・・」

ギルガメッシュ「なんか双子の女の子が・・・いくらでもレアカード増やしてくれるって・・・」

リノア「それがダイヤねw」

アパンダ「いやでも、それがなんでここに!?」

ギルガメッシュ「絶対イカサマだろ!」

リノア「イカサマじゃないよ。愛の力だよ」


オメガ「エ、エエ~・・・・?」カシャカシャ


リノア「いくら調べてもムダムダ。もうカード置いちゃったからね」

リノア「過ぎ去った時は戻らないんでしょ?お・ば・さ・ん」ニヤ

アルティミシア「ぐ・・・・!」バタ


ギルガメッシュ「いや絶対イカサマだって!」

アパンダ「ジャッジ的にどうなんすかこれ!?」


オメガ「アワ、アワワワワ」アタフタ


アルティミシア(そう・・・間違いなくイカサマだ・・・あのスコールのカード、二枚あると言う事は、どう考えても複製品!)

アルティミシア(問題はいつどこで複製したかだ!二人で離脱する時、あいつは確かに手札を置いて行った!)

アルティミシア(移動先で取って来たのか!?いや、どうやって!?CC団なぞここにはいない!)



522:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:18:38.16 ID:tlJ+2F5ro

リノア「・・・・・」

リノア「おばさん・・・プレゼントあげる」ポイ


アルティミシア「!?」


【とがった爪】


リノア「つけ爪にでも、使えば?w」


アルティミシア「・・・いるか!」バシ

アルティミシア(そんなものどうだっていいんだよ!あいつの持っていたカードは、レベル4のカードともう一枚)

アルティミシア(手札を見たバッツの反応は微妙そのものだった・・・あんなレアカードがあればもっと大きな反応をしたはず・・・!)


リノア「まぁ、確かにアイテムとしても微妙だよねw」


アルティミシア(微妙・・・なアイテム・・・・)


(そう、リノアの手札はバッツ曰く微妙なカード。そのうち一枚はレベル4。残り一枚も似たようなカードだったのだろう

 しかしそれが突如レアカードに化けた。私にも、この場の全員にも気づかれない内に。

 レアカードの複製は原理的には可能との事だが、しかしそれをしてくれるCC団はここにはいない

 それにこの余裕を現すような施しの道具・・・つけ爪にでも使えだと?そもそもこんな大きな・・・・)


アルティミシア「大きなつ・・・・!」ハッ


リノア「 」ニマァ


アルティミシア「お・・・まえらぁーーーーーーー!デッキをもういっかい調べろ!」

ギルガメッシュ「え?なんで?」

アルティミシア「いいから!はやくしろ!」

ギルガメッシュ「デッキもっかい調べろってよ大将」

オメガ「ハイ・・・・」シュウウウン

アルティミシア「一枚足りないカードがあるはずだ!おそらくレベル3~5の間付近!」

オメガ「ウウ・・・・」シャカシャカ

アパンダ「テンション下げないで下さいよ~」


シャカシャカシャカ・・・・・・


アパンダ「・・・あれ?ほんとだ。一枚足りない」

アルティミシア「!!」

アパンダ「え~っと、飛んでるのが一枚・・・レベル3の・・・」


【ワイルドフック】4472

 カード変化 → とがった爪



アルティミシア「精製・・・したな!」ギロ


リノア「元から持ってただけだよw」



523:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:19:34.02 ID:tlJ+2F5ro

アルティミシア「証拠隠滅か・・・・!」

リノア「しつこいなー。アタシだって爪のお手入れくらいするよ」

アパンダ「じゃリノアちゃんが持ってたカードって・・・」

ギルガメッシュ「これだ!」クシャ



『リノアが 捨てたカードを 拾い上げる!』



ギルガメッシュ「う、ウィンディゴ・・・」

アルティミシア(後一つは・・・・)



リノア本来の手札

【ウィンディゴ】7316

【ワイルドフック】4472



ギルガメッシュ「ほんとにクソカードじゃねえか!」ガーン

アパンダ「あー・・・これは微妙っすね・・・」


リノア「あのさぁ、おたくらよ」

リノア「さっきからイカサマだなんだっつってるけど、そもそもそれがなんなの?」

リノア「カードって本当は二人だけでやるゲームなんですけど、今回はジャッジもいるじゃん」

リノア「公平な立場の人間が見張ってる分際で、イカサマ一つ見抜けないの?」


オメガ「!」ドキィ


リノア「だからさんざ質問したじゃん。こういう場合はどうなるのかとか、こうなったらどうするのかとか」

リノア「今時カードなんて家庭用パソコンでもできるんですけど?」

リノア「あんた、古代の超兵器なんだよね?」

リノア「超兵器の癖に、不正一つ見抜けないのかなぁ?」


オメガ「アアアアアアーーーーー!」ガガガガガ


ギルガメッシュ「大将落ち着け!お前のせいじゃない!」ガシ


リノア「中古PCよりスペック低い超兵器(笑)」


オメガ「モウイッソ殺シテクレェーーーーーー!」ガガガガガ


ギルガメッシュ「 煽 る な ボ ケ ェ ! 」



524:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:20:33.87 ID:tlJ+2F5ro

アルティミシア「・・・いい加減教えろ」

リノア「何を?」

アルティミシア「ここまでリードしたら十分だろ!イカサマの種明かしだ!」

リノア「だからイカサマじゃないって」

アルティミシア「嘘つけ!やたらジャッジに質問してたのはこの為だろ!」


(一度配ッタ手札ハイカナル場合ニオイテモ、リセットデキマセン)

(・・・言質取ったからね)

(ここから強制退去処分。そんくらいのペナルティあってもいいいんじゃない?)

(了承シマシタ)


アルティミシア「バッツに誘導尋問して追い出すよう仕向けたのは、手札がバレるのを恐れたからじゃない・・・」

アルティミシア「恐れたのはイカサマに気づかれる可能性だった!そうだろ!」


リノア「・・・・・」


アルティミシア「いつ複製した!?そんな暇なかったはずだ!」


アパンダ「偽者・・・ではなさそうっすね」

ギルガメッシュ「偽者なら大将がすぐ見破るって」

オメガ「モウ自身喪失ダワ・・・」シュウウウン


リノア「・・・・ガーデン」ボソ

アルティミシア「!?」

リノア「ガーデン・・・スコールとずっと一緒だったなら知ってるはず」

リノア「スコールの並々ならぬカードへの情熱」

アルティミシア「ああそうだ。それは知っている」

アルティミシア「年少クラスからカツアゲしたり、同級生に死の宣告をかけて脅すなど、それはそれはひどいもんだった」

ギルガメッシュ「悪魔か」

アパンダ「そんな事してたんだ・・・・」

アルティミシア「でもそれは精製の為だろ?言ってたぞ。カードを集めれば精製で序盤から無双できるって」


リノア「・・・・やっぱりわかってないね」フゥ



526:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:33:36.21 ID:tlJ+2F5ro

アルティミシア「ち、違うのか!?」


リノア「カード集め・・・確かに、精製すれば強い魔法やアイテムが取り放題だけど」

リノア「それはあくまで副産物。冒険のおまけ。カードを遊んでくれた者へのご褒美」

リノア「そうじゃないの。カードにハマる理由は、カード中毒とまで呼ばれるようになるのは」


アルティミシア「・・・・?」


リノア「単純だよ。”楽しい”から。カードで勝つ喜び。勝者への報酬。敗者の屈辱」

リノア「”楽しい”から何度もやるし、”楽しい”から必死にやるの」

リノア「その情熱に溢れた思いの強さは、時間圧縮すらも覆す」


アルティミシア「CC団とかいう連中か・・・」


リノア「スコールがカードにハマる理由。同じ気持ちを持った同志の集まり、CC団」

リノア「おばさんがほんの少し、ほんのちょっとでいいから、カードに興味を持てば、人々の思いに目を向ければ」

リノア「見破れたかもしれなかったのに・・・・」フゥ



アルティミシア「!?」



(こいつは何を言っている・・・カードへの情熱?そんなもので勝てれば苦労はしない、だったら何故イカサマなんてする!

 あんなもの、ガキの娯楽じゃないのか?おもちゃで遊ぶ子供みたいな物じゃないのか?)



リノア「CC団ってどこにいんの?」



(CC団?あのクラブとか言う奴だろ?あいつはガーデンのSeedだった。そう、内紛イベントの時だ
 
 他にも何人かいるらしいが、そんなもの、どうでもいい。ガーデンと言う限られた空間での数少ない娯楽だ
 
 大体あいつと違って私はガーデンなどに思い入れはない。生まれ育ったわけでもなく、兵士として育てられたわけでもないからな

 そもそも私がガーデンに訪れたのはたったの三回だけだ。Seed試験の時、ミサイルの時、クリスタルを収集する時

 カードに興味を持つ間もなく次々と問題が起こった。それを起こした張本人はお前だろ!)



リノア「・・・・・・・・」



(お前もいただろ!ガーデンに降りかかるあのトラブルの数々!あの場面で悠長にカードなどできるか!

 お前だってカードになんかなんの興味もなく図書室に籠りっきりだったらしいじゃないか!

 あれだけガーデンに馴染んでた癖に!ガーデン生はみんなカードをやっているのに!

 私だってそうだ!カードなんかよりあのバラムのキレイな海を眺めている方がよっぽど・・・・・・・・・)




アルティミシア「ーーーーーーーーーー」ハッ



527:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:34:29.15 ID:tlJ+2F5ro

リノア「・・・確かに、アタシもガーデンには2回くらい行ったけど」

リノア「今思うと、やる機会はいくつかあったっけ」

リノア「ガーデン放浪の時・・・暇だからずっと図書室いたし」

リノア「まぁあっても、どうせカードそのものを持ってないんだけどね」


アルティミシア(ガーデン放浪の時・・・・)



(あの後・・・辛くもミサイルから逃れた俺達は、操縦方法がわからないまま風の向くまま直進し続けている。

 途中バラムの街に突っ込みそうになったが、コクピットのボタンを適当に押しまくったらなんとか回避できた。

 しかし直撃を免れた代わりに今度は海に落ち、そのまま大海原を波任せ風任せで進み続けている。

 マスター派と学園長派の内紛もこの混乱でうやむやになり、生徒達は各々の生活に戻って行った・・)




リノア「ま、カードの本はあったからルールくらいは知ってたけど~」




(リノアとアーヴァインはガーデンを救出した功労者として特別にガーデンでの行動が認められている

 リノアは持前の演技力で生徒達に愛想を振りまき、さんざん痛めつけていたにも関わらず評判は上々だ

 アーヴァインも同様、ガーデン各地を気の向くままに放浪し続けている。

 途中イケメンを見つけたらセクハラをしているようだが、キスは無理でもおさわり程度なら許されているようだ)




アルティミシア「ま・・・・・さか・・・・・」



528:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:37:15.29 ID:tlJ+2F5ro

(そうして何も変化がないまま時間だけが過ぎて行った。みんな内心では今後どうなるのかが気になるようだ

 俺はこの先どうなるかを知っているが・・・魔女を敵に回し、危うく命を落としかけたんだ。無理もない)




(俺はと言うと、ガーデンを混乱に陥れた主犯として拘束されそうになったが

 功労者のリノアとアーヴァインが必死でみんなを説得してくれた為、なんとか俺は有罪判決にならずに済んだ

 しかしその代わり、今まで奪ったカードを全て奪い返された。必死で抵抗したが圧倒的兵力に

 なす術もなくやられるしかなかった。どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

 こいつは見つけ出して後でアルケオダイノスのエサにしてやろうと思う) 








どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた

どさくさに紛れて元から持ってたレアカードをパクっていった奴がいた







リノア「アルケオダイノスっておいしいらしいよw」






アルティミシア「 お 前 だ っ た の か ! ! 」



529:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:39:27.60 ID:tlJ+2F5ro

アルティミシア「~~~~・・・・・」ヘタ


ギルガメッシュ「ちょ、姉さん!?どったの!?」

リノア「いちゃもん付けてくるから論破してやったのw」

リノア「アタシは不正なんてしてません」キリ

アパンダ「何があったんです!?どうしたんすか!?」



アルティミシア「カードの・・・”すり替え”・・・・!」ギリギリッ



アパンダ「ええっ!」


リノア「だから~何度も言うけど~、アタシは自分の運でレア引いただけで~」

リノア「不正があったならそこのジャッジさんがなんとかしてくれるはずだし~」


オメガ「アウ・・・・・」ガガガ


リノア「ジャッジは確かに言いました。一度配った手札はリセットできません」

リノア「そこは本当のカードと一緒だよねw」


アルティミシア「・・・・・ッ!」


リノア「仮に不正があったとして、じゃあこのジャッジさんはなんで今まで見逃してたの?」

リノア「見破れなかった?ハハ、違うね」

リノア「不正は最初からなかった」ドン!


ギルガメッシュ「よく言うわ・・・・」


リノア「ジャッジの権限で強制はく奪する?それもいいんじゃない?そこまで疑うなら」

リノア「でもそれをしてしまったら・・・一度配られたカードをリセットしてしまったら・・・」


アルティミシア「無能の烙印・・・」


オメガ「!!」


リノア「こっちだっていつ不正されるのかとヒヤヒヤしてるんだ。そんなボンクラに任せてらんないね」

リノア「その辺の低価格CPUの方がまだましぃーw」


アパンダ「全部・・・・見越してたんだ・・・・」

ギルガメッシュ「こいつガチこええーーーーーーッ!!」ゾゾゾ


リノア「そもそも!不正の証拠がありません!なんやかんや仮設立てるのは自由ですけど!」

リノア「だったら確かな確証を持ってきてくださああああああいwwwwみんなが納得する確かな確証をさあああああwwwwww」



アルティミシア「  」ガクゥ



530:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/22(日) 21:41:21.84 ID:tlJ+2F5ro

リノア「お前は負けたんだッ!取るに足らないと見下していた人間ッ!」


リノア「悪しき存在として駆逐した、薄汚れた人間ッ!魔女を迫害する悪しき人間ッ!」


リノア「幻想に幻想を重ねて夢を見続ける愚かな人間ッ!」


リノア「その愚かな人間の・・・・」


リノア「 思 い の 強 さ に ッ ! 」バン!!




アルティミシア「う・・・・ごご・・・・」




ガク




アルティミシア(バ・・・かな・・・)




『アルティミシアから 生気が 抜けていく!』




全員「 ね え さ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ん ! ! 」





【現状】

・リノア、全ターン終了

・アルティミシア 残り1ターン
530

【リ】7 ー 【ア】3


・消費カード

【リノア】=モルボル・コカトリス・アルテマウェポン・スコール(残り0枚)

【アルティミシア】=セクレト・グラナトゥム・ゲイラ・シュミ族(残り1枚)



563:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:09:39.49 ID:Yp0M+WpCo

リノア「さっ、下らない”先入観”は捨ててさ、現実を受け入れなよ!」

リノア「アタシのターンは今ので最後!残すはあなたのカードのみ!」

リノア「過ぎ去った時間は離れていくばっかりだよ!前に向かって歩き出さないとw」


アルティミシア「~~~~~~~~~~~~!」ガバッ!


アルティミシア(先入観!そうだ!先入観だ!)

アルティミシア(あいつのイカサマ・・・どうくるか、どうやって不正を働くか、そればかり考えていたッ!)

アルティミシア(それは今まであいつがやってきた手段!策略!)

アルティミシア(オメガにダイナモ石を仕込んでいたのは人質!敢えて不正を匂わせ、ジャッジの存在を左右する恫喝!)

アルティミシア(私やスコールを言葉巧みに導いた誘惑!後を追わざるを得ない状況を作り出す背水の陣ッ!)

アルティミシア(ここでも同じだ!私が想定していたのは・・・)

アルティミシア(なんらかの手段で私の手札を知る事!デッキの操作!細工!外野の誘導尋問!)

アルティミシア(そのための規定の確認、不必要な煽り、突然の離席、酒の運搬・・・そう、思い込まされていた・・・!)


リノア「~~」フワァ


アルティミシア(違った・・・!あいつの本当の狙いは・・・そうやってあからさまな策を巡らせることで!みんなを誘導して!)

アルティミシア(私に・・・先入観を与える事だッた!)


リノア「~~~♪」


アルティミシア(先入観・・・・植え付けられた先入観・・・・思い込んでいた・・・)

アルティミシア(私はカードに興味なぞない・・・だから、あいつもきっと同じだろうと・・・)

アルティミシア(ゲームの”外”から操ろうとしていた事・・・外部からの不正で来る事ッ!)

アルティミシア(違った!カードに興味がないと思いこます事!カードの習慣がない事!興味は他にある事!)

アルティミシア(バッツの口をわざと滑らせたのは、それらを決定づける印象を与える事ッ!)

アルティミシア(複製したわけでも、どこかから持ってきたわけでもない・・・)

アルティミシア(最初から・・・・持ってたんだ・・・愛する物から・・・・離れる前に・・・)

アルティミシア(”外”からではなく、”内”から湧いて出た、カードをやらない者が持っているはずのない物・・・・ッ!)

アルティミシア(それは・・・・)



リノア「やっぱスコールのカードはアタシが持つべきだよね~w」



アルティミシア(自分の・・・”所持”カード・・・ッ!)



564:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:11:46.31 ID:Yp0M+WpCo

リノア「だから言ったじゃん。最初のカードがあるって」


アルティミシア「やら・・・・れ・・・・た・・・」ガク


リノア「で、どうするジャッジ。続投?それともリセット?」キリ


オメガ「ア・・・・ア・・・・・」ガガガ


ギルガメッシュ「大将~~~!」



オメガ「・・・・・・・・・・」




オメガ「アルティミシア選手、ラストターンデス・・・・」ヒュウウウン



ギルガメッシュ「 大 将 ォ ー ー ー ー ! 」



アルティミシア「・・・・・・」

リノア「ほらがんばんなよ。まだ可能性はあるって!w」

オメガ「俺モウジャッジヤメルワ・・・」ピーガーピー

アパンダ「ちょっと、せめてこのゲームだけでも仕切って下さいよ!」

オメガ「自信無クスッテ・・・マジデ・・・・」ヒュウウウン


アルティミシア「お・・・・お・・・・」フラフラ


ギルガメッシュ「姉さんほら!しっかりして!」

アパンダ「椅子はここっすよ!」ガシ

リノア「じゃあ現実みよっか」

564



アルティミシア「オオオオ~~~~~~~~!」ビターン!


リノア「w」


アパンダ「ぜ、絶望的だ・・・・」



565:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:12:37.09 ID:Yp0M+WpCo

リノア「おねがいだから・・・・は・・・・やく」ガク

ギルガメッシュ「今度はお前か!どうしたんだよ!」

リノア「・・・・・」フルフル


リノア(ダメ・・・・ガマンできない・・・・)フルフル


リノア「・・・・」



『リノアは うつむき 笑みをこぼした!』



リノア(ダメダメ!こんな顔!こんなひきつった顔、みんなに見せられないよ!)フルフル

リノア(だってそうでしょ!?こんな!相手の不幸を笑うような失礼すぎる顔!w)

リノア(でも・・・ガマンできないよ・・・だって・・・)

リノア(ここまで見事に”ハマ”ってくれるとさぁああああああwwwwwww)

リノア(快感に溺れてどうにかなっちゃいそおおおおおおおおおwwwwwwwww)


アルティミシア「~~~~!」ワナワナ


リノア(かかった!かかった!見事にかかった!)ジタバタ

リノア(さっすがおばさん!未来のアタシ!未来の自分!未来の頭脳!)

リノア(アタシの思いつく限りのイカサマ、全部見抜いてた!全部潰された!全部看破されてた!)

リノア(その策略は留まる事を知らず、一周目のアタシ達を幾度となく苦しめた!最後の最後まで!勝ちを確信するまで!)

リノア(どんな手段を使っても!どれだけ卑怯、汚いと罵られようと!絶対に手を緩めなかった!絶対に勝つ状況を作り上げた!)

リノア(でもそれが・・・・その”策略”が・・・・自分自身の首をしめることになるの・・・!)ニマァ


アルティミシア「う・・・・・ぐぐ・・・」



566:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:13:27.84 ID:Yp0M+WpCo

リノア(わかってた!わかってたよ!アタシはカードに興味ないもんね!いつも人のを見てるだけだったもんね!)

リノア(でもそれだよ!おばさん!重要なのは”見る”事だった!)

リノア(その場の空気、その場の臨場感!お前は知らない!勝者の栄光と敗者の屈辱!)

リノア(アタシは見てた!ずっと近くで!この目で、この肌で!カードの思いを感じてた!)

リノア(カード初体験のお前には・・・・絶対に理解できない空気!!)


アルティミシア「カードとは・・・一体・・・」フルフル


リノア(お前にはわかるまい・・・カードジャンキーに取って、カードの一枚一枚がどれほど大事な物なのか・・・)

リノア(お前にはわかるまい・・・自分の勝ち取ったレアカード、しかもよりにもよって自分のカード)

リノア(それが無くなって、冷静でいられるはずないのに!なんでスコールがさして問題にせず、先送りしたのか!)

リノア(あのカードジャンキーのスコールが!)クワッ!



『リノアは 目を 見開いた!』



リノア(答えは、いつでも取れたからさ!!CC団に勝てば!レアカードなんていつでも!)

リノア(聞くチャンスはいつでもあったのに・・・・・カードについて、ほんの少し興味が沸けば、いつだって聞けたのに!!)

リノア(お前の敗因はその策謀に塗れた頭脳だ!自分の策略に溺れて、自分の存在以外を認めようとしなかった事だ!)

リノア(未来で人間の文明を壊さなかったら・・・カードに触れる機会もあったかも知れない・・・)

リノア(カードに触れる機会があれば・・・・!思い出したかもしれない・・・!)

リノア(アタシが感じたその時の気持ち!その時の言葉!その時の感触!)

リノア(だってそうじゃん・・・だって・・・)プププ



リノア(うちら二つで一つじゃあああああああああんwwwwww)



リノア(何年経ってもさあああああああwwwww)



567:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:14:33.25 ID:Yp0M+WpCo

リノア「・・・・」カタカタ

アパンダ「あの・・・・大丈夫っすか?」

リノア「・・・・一つ小ネタ教えて上げる」ヒクヒク

アパンダ「え、なんすか?」

リノア「アタシのカードの・・・入手方法・・・」

アパンダ「はぁ・・・・」

リノア「アタシも・・・・スコールと出会うまで知らなかったんだよ・・・・」ププフ


リノア「まさかダディが”隠し”持ってた・・・・なんて・・・・」


アルティミシア(!!)


リノア「あの狡いダディは・・・・スコールにこういうの・・・・」

リノア「娘のカード、手に入れたくば【イフリートのカード】を寄こせって・・・」

アパンダ「え、ええ~」

ギルガメッシュ「八百長かよ・・・・」

リノア「ま・・・アタシのカード取った後は・・・・しこたまぶんどられまくってたけど・・・・w」


アルティミシア(それで・・・・思いついたのか・・・ッ!)


リノア「あの時は・・・・きもいとしか思わなかったけど・・・・」

リノア「今思うと・・・汚い親父に・・・感謝だね・・・・w」


アルティミシア(お前の親父は・・・同時に・・・!)


リノア(そう、アタシも知らなかった事。自分の殻に籠ってちゃ絶対思いつかない発想)

リノア(あなたはアタシ。二人で一つ。アタシが考える事はあなたも考える)

リノア(だから・・・アタシも・・・・頼ったの・・・・)




―― だから・・・・頼る事に・・・・した・・・・俺じゃない・・・他の・・・・奴・・・・




リノア(”運命”の・・・・人に・・・・)



569:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:15:04.95 ID:Yp0M+WpCo

全員「・・・・・・・・・」




『リノアは 小声で こう呟いた!』




――――・・・・・・・・・・




勝った―――





勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!

勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!勝ッた!






リノア( 勝 っ た ァ ー ー ー ー ー ー ー ッ ! ! )



571:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:19:38.48 ID:Yp0M+WpCo

ギルガメッシュ「姉さん大丈夫だって!ほら見なよ!」

ギルガメッシュ「強いカードで全部ひっくり返せばまだいけるって!」

アルティミシア「~~~~~~」フラフラ

リノア「この場合この3辺に逆転勝ちできるカードは?」

アパンダ「ええ、と・・・うわ」

アパンダ「全部レアカードだ・・・・」

リノア「ゼルとセクレトのカードだね。でもセクレトはもう使っちゃったし」

リノア「もったいなかったねw」

ギルガメッシュ「ま、まだセイムとプラスがあるだろが!」

リノア「特殊ルールを加味した場合・・・」

リノア「コンボの必要があるから右5か下7は必須。となれば・・・」」

リノア「セイムなら左・下が5・7のカード。もしくは上・左が4・5」

リノア「しかしそのカードは?」

アパンダ「ない・・・・」

リノア「なので残る手段は、セイムなら上・下が4・7のみ」

リノア「そしてプラス」

アルティミシア「・・・・・」

リノア「プラス狙いの場合、5・7の数字差は2。だから左・下を引いた数が2になるカード」

リノア「なおかつ左の方が大きく下が少ない。さらに上辺の数字がが4以上」

リノア「よってセイム、プラス。これらすべての条件を満たすカードは・・・」チラ

アパンダ「ええと、オーディンとガルガンチュアと・・・・」ペラ

リノア「アビスウォーム、SAM08G、ヘッジヴァイパー」

アパンダ「!?」

リノア「フンゴオンゴ、トンベリキング、X-ATM092、」

リノア「と、ワイルドフック・・・かな」ニヤ

アパンダ「く、詳しいっすね・・・」ハハハ

リノア「賭けてみる?9/110に」

リノア「あ、ゼルのカード入れたら10/110かw」

ギルガメッシュ「ワイルドフックはおまえが!」ガタ

アパンダ「結局9/110っす・・・・」

アルティミシア「・・・・・・」

リノア「十分でしょ。全然ありうる可能性だよ」

アパンダ「逆転するには3っつ以上ひっくり返すのが最低条件っすか・・・」

リノア「もう一つ、道を狙うなら」

リノア「同点狙いの次回持越し。で、次に賭ける」

リノア「もしかしたら強いカードが回ってくるかもしれないしねw」

アパンダ「それはアンタにもっす・・・」



573:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:23:52.84 ID:Yp0M+WpCo

ギルガメッシュ「ああっ!姉さんの様子が!」


アルティミシア「~~~~~~~~」ザワ・・・ザワ・・・


アパンダ「なんかざわざわ言ってる!!」ガビーン

リノア「きゃっはっはw僥倖ッ!リノア僥倖ッ!圧倒的ッ!」

リノア「愉悦ッ!至福ッ!まさにカードジャンキーの夢~w」

アルティミシア「な、なにか飲み物をくれ・・・・」フルフル

ギルガメッシュ「姉さん!はい!」ジャポ

アルティミシア「~~~~!」グイ

リノア「あ、それ」


アルティミシア「 」ブーッ!


オメガ「 」ベチャァ


アパンダ「それお酒っす!」

リノア「取り乱し過ぎw」

アルティミシア「お、おお・・・・」ヒクヒク

ギルガメッシュ「あ~~~ごめん!素で間違えた!」

アルティミシア「一気・・・してしまった・・・」グタァ

オメガ「ダレカ拭クモノカシテ」フキフキ

ギルガメッシュ「俺のマントで拭くな!」

アパンダ「あああ僕の再就職がぁ~~~~!」


『場が 混乱し始める!』



574:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:25:18.76 ID:Yp0M+WpCo

ワーワー! ガヤガ! ギャース!!



リノア「・・・・・」




ド ン ッ !



全員「!?」



リノア「こらこら、いつまで遊んでんの」

リノア「あんたが投下しないとこのゲーム、終わんないんだから」


アルティミシア「・・・・」


リノア「ショックなのはわかるけど、はやくしてよね」

リノア「アタシはまだこんな所で終わるわけにはいかないんだ」


アルティミシア「・・・・・」


リノア「あんたにとっては子供の遊びにしか見えないんだろうけど、こっちは本気なんだ」


アルティミシア「・・・・・・・」


リノア「時間、場所、一緒にいたい人、あの場所へ。スコールと約束した場所へ」

リノア「行かなきゃならないんだよ!」ガン!



575:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:26:45.29 ID:Yp0M+WpCo

リノア「わかったらはやくしてよね!」フン


ギルガメッシュ「ね、姉さん~~!」

アパンダ「僕まだ消えたくないっすよ~!」


アルティミシア「・・・・・・・」


リノア「お前をもういっかいあの無にぶち込んで、今度こそ全部消してやる!」

リノア「お前の意志はアタシが代わりに引き継ぐ。お前は消えろッ!」


オメガ「ド、ドウスンダヨ・・・・」ガガガ


アパンダ「こんなの・・・勝ち目ないっすよ!」

ギルガメッシュ「同点だ!同点で次に賭けよう!」



リノア「次なんてねーんだよ」



アルティミシア「・・・・・」


リノア「だろ?」



アルティミシア「・・・・・・・・」



アルティミシア「全てを・・・承知の上か・・・・」


リノア「やっとしゃべった・・・・」


アルティミシア「全てを悟った上で・・・それでも無の元へ・・・・」


リノア「だからそうだっつってんだろ」


アルティミシア「・・・ならもはや何も言うまい」


リノア「いやもうホント早くして・・・・」




コォォォォ・・・・・・・・・・




『夕日が 暮れはじめた!』



576:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 21:27:57.97 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「あの夕日も・・・落ちて消えゆき・・・・」

アルティミシア「そしてまた、登ってくる・・・・」


リノア「・・・・」


アルティミシア「それは同じだからだ・・・夕日と朝日。同じ物同士、異なる時間の異なる姿・・・・」

アルティミシア「お前と私も同じだ・・・異なる時間に住まう同じ存在・・・・」

アルティミシア「お前の未来に・・・希望は・・・なかった・・・」


リノア「・・・・」イライラ


アルティミシア「だから希望を見つける為に・・・全てを一つに・・・」

アルティミシア「まったく、ここまで似た者同士になるとはな・・・」


リノア「くどい!お前の語りなんてどうでもいい!」ガン!

リノア「もうどうあがいても不可能なんだ!希望がないのはお前だ!」

リノア「せめて自分の最後くらい自分で終わらせたら!?」

リノア「その最後のカードでさ!」


アパンダ「これを置いたらもう・・・」

ギルガメッシュ「姉さん~~~!」


アルティミシア「この私がここまで取り乱すとはな・・・・・・」フゥ

アルティミシア「一つはスコール、一つは我が城、一つはエクスデス、一つはお前・・・」


リノア「最初から取り乱してばっかだったろうが」


アルティミシア「わが生涯でここまで驚嘆の声を上げたのは、これが初めてだ」

アルティミシア「そして今度二度と味わう事がないだろう・・・」


リノア「・・・・」


アルティミシア「驚きだ。実に驚きだ」

アルティミシア「まさか・・・・」












アルティミシア「最後の手段まで同じだったとは」



580:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:02:35.14 ID:Yp0M+WpCo

リノア「・・・なに?」ヒク


アルティミシア「お前のカードすり替えトリック。実に見事だった」

アルティミシア「まさか、過ぎ去った・・・はるか遠くの時間軸からカードを持ってくるとは・・・・誰が予想できただろう」

アルティミシア「この私すら欺くとは、さすがお前。否、さすが私・・・」フフフ

リノア「・・・お前もすり替えしてるってのかよ」


アパンダ「え、どれ?」

ギルガメッシュ「ゼルのカードか!?」



オメガ「------(チェック中)」


オメガ「イヤ・・・全部揃ッテルケド」バララララ



リノア「・・・じゃあ何とすり替えたんだよ」

アルティミシア「本当にわからないのか?」

リノア「お前も、どこかでカードを入手してたってのかよ!」バン!


アルティミシア「・・・・・・・・」ズズ


リノア「!?」


アルティミシア「・・・・・・・・・・」ズズズズズ



『アルティミシアから 禍々しいオーラが!』



グニャァァァァァァァァ・・・・・・・・



リノア(な、何!?この猛烈にイヤな予感!?)

リノア(アタシのトリックは完璧だった!バレないように布石をいくつも打った!)

リノア(そして誰にも見つかる事無く成し遂げた!事実、おばさんすらも欺いた!)



アルティミシア「 」ゴゴゴゴゴ



リノア(なのになんで!?なんでこんな、底知れない不安が押し寄せてくるの!?)



アルティミシア「 」キラン




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ! !




リノア「ひぃっ!」ドタン!



583:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:24:24.79 ID:Yp0M+WpCo

オメガ「アルティミシア選手、魔法ノ使用ハ禁止デス!」ピピー!

アルティミシア「お、すまん。うっかり魔力が漏れていたよ」キリ



リノア(いつ!?どこで!?何と!?どのような手段で!?)

リノア(ハッタリ!?いや、そんなわけない!ターンはアルティミシアで最後!する意味がないッ!)



ギルガメッシュ「姉さぁぁぁぁぁん!!」

アパンダ「逆転しちゃってください!」



リノア(ゼルのカード!?違う!バラムの街の時はアタシもいた!カードなんかしてなかった!)

リノア(オーディンもそうだ!オーディンはあの薔薇のねーさんで別人だった!)

リノア(じゃあガルガンチュア・・・しもべのカード!?自分のしもべを召喚した!?)

リノア(・・・・違うッ!ガルガンチュアは普通に良カード!だったら早めに使っとけばよかったんだ!)

リノア(じゃあ何と・・・ダメ・・・わからな・・・・)フッ




リノア(?????????????)




『リノアは 混乱し始めた!』



584:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:25:03.15 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「お前の言う通り、終末のベルは私が鳴らそう」

アルティミシア「それが魔女の力を継承した物の務め!未来を切り開く導!」



(大人になっていくにつれ 何かを残し 何かを捨てていくのだろう))

(時間は待ってはくれない にぎりしめても ひらいたと同時に離れていく)



(そして…)



アルティミシア「考えた事あるか・・・・大人になった自分・・・・」




リノア「?????????????????」




アルティミシア「離れていくと同時に・・・訪れる物!」





アルティミシア「 そ れ は ! 」





バ シ ッ










【アルティミシア】AAAA



588:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:29:18.64 ID:Yp0M+WpCo

リノア「  」


全員「  」


5881

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org229132.jpg



【CARD WIN!】



ギルガメッシュ「うお」

オメガ「チョ」



5882

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org229135.jpg



アパンダ「こ、これはッ!」



590:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:30:25.05 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「さらぁに!プラスの効果により追随効果が発生するッ!」




バ サ ァ ッ !





【COMBO!】

590

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org229138.jpg



【リ】2 - 【ア】8




ヒラ・・・ヒラ・・・ヒラ・・・




ファサ




アルティミシア「決まった・・・」キリ





全員「 ウ オ オ オ オ オ ー ー ー ー ー ー ッ ! ! 」













リノア「 ち ょ っ と ま て ぇ ー ー ー ー ー ー ッ ! ! 」



595:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:37:30.38 ID:Yp0M+WpCo

ギルガメッシュ「姉さああああああああん!」

アパンダ「やった!やった!消えずにすんだ!」

アルティミシア「ハハハハ、じゃれるなじゃれるな」



ワァァァァァァァ・・・・・・



ド ン ッ ! !



リノア「 ま て や ! 」



全員「・・・・」



アルティミシア「さて、キレイに決まった所でっと・・・・」ガサゴソ

リノア「へいへいへいへい!ちょっとそこのおねーさん!待ちなよ!ちょっと待っておねーさん!」ガタッ

アルティミシア「カンパーイ」チーン

リノア「乾杯じゃねーだろ!?待てや!なんだあのカード!?」

アルティミシア「おいおいおいおい物言いか?勘弁してくれよ」フフッ

アルティミシア「一度配られた手札はリセットできないと、そう取り付けたのはお前だろ」グビ

リノア「不正の確証がないならな!だがお前の場合は別だ!」

リノア「みろっ!なんだこのカード!?こんなカード存在しねーよ!」

リノア「こんなあからさまな贋作使いやがって!こんなもんがまかり通るかッ!」バン!

アルティミシア「ほう、そのカードが偽者であると?」

リノア「あると?じゃなくて偽者そのものなんだよ!こんなカードねえだろがッ!」

リノア「こんなのがまかり通るならみんな全カード全部Aにしてるわッ!アホかッ!ボケッ!」ビキビキ

リノア「一辺死ねっ!」ギャース



596:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:39:13.40 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「もう・・・うるさいな。だったら」

アルティミシア「それらの審判を下すのはジャッジだ。お前が決める事じゃない」

アルティミシア「と言う訳でジャッジに聞いてみよう。おーい、ジャッジ」


オメガ「・・・・・・」


アルティミシア「こいつが私のカードを偽者だと言うんだ。ひどくないか?」

リノア「いつどこで誰がこんなカード使ったよ!オメガ!こんなあからさまな不正、アタシは絶対認めないよ!」

リノア「こんなもん通してたまるか! 全 力 で ! 抗議するからな!!」ガオーッ


アパンダ「こ、こわ~・・・」

ギルガメッシュ「いや、うん、まぁ、そらそうだろ」



オメガ「・・・・・・」



リノア「見てよこれ!全部Aって、あからさまな贋作じゃん!」

アルティミシア「だから、アルティミシアだからAなんだろって」グビ

リノア「黙れババア!トランプじゃねえんだよ!オメガ!スキャンしろ!」

リノア「絶対正規のカードとは別の反応を示すはずだ!それが不正の証拠!贋作の限界ッ!」



オメガ「・・・・」



リノア「 は や く し ろ ッ ! 」



597:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:41:28.05 ID:Yp0M+WpCo

【スキャン中........】


アルティミシア「勝利の美酒に勝るものなし・・・」フゥ

リノア「どこがだ!無駄に引っ張りやがって・・・目に見えてわかるイカサマじゃねーか!」



オメガ「デマシタ」



リノア「ッ!」ガタッ

アルティミシア「結果は?」



オメガ「スキャンノ結果・・・・」


オメガ「トリプルトライアド正規カードトノ一致率、【99,9999999%】以上」


オメガ「ヨッテコノカードハ、”正規ノカード”ト判断デキマス」




リノア「 な わ け ね え だ ろ ッ ッ ! ! 」ビキッ!




アルティミシア「ジャッジの意向に逆らうのか?」



オメガ「・・・・・・・」


リノア「ハッそうか!お前ら最初からグルだったんだな!?」

リノア「平和的だの公平だの言っといて、結局は最初からアタシをハメるつもりだったんだ!」

リノア「ジャッジとグル!考えたね!?まさかそんな手段でくるとは思わなかったよ!」

リノア「最初からこれは出来レースだったんだ!アタシをハメる罠だったんだ!」

リノア「アタシは騙されないよ!そうと知った以上、アタシは絶対負けを認めない!」

リノア「だからカード勝負そのものが無効だろォ~~~~~~!」ビキビキビキ



アルティミシア「愚かな奴め」グビ


リノア「あん!?」ギロ


アルティミシア「何故オメガが正規のカードと判断したのか、本当にわからないのか」キッ


リノア「・・・・」



598:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:55:12.87 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「ここ、ドール公国は一部の人間から聖地として崇められているそうな・・・」

アルティミシア「何故かわかるか?」

リノア「・・・帝国だったからだ。かつてここは帝国としてガルバディア全土の覇権を握っていた・・・・」

リノア「その名も神聖ドール帝国。歴史マニアは崇めるかもね」

リノア「でもそれがなんだッ!カード偽造の理由にはなってないッ!」バッ

アルティミシア「なるんだよ。タワケ」

リノア「!?」

アルティミシア「かつて栄華を極めた歴史ある大国。その面影は豪華絢爛な建築物に随所に表れている」

リノア「・・・・」

アルティミシア「歴史が深いと言う事は文化が根付いているという事だ」

アルティミシア「この独特の様式の建物。電波塔。パブの2Fのカジノらしき設備、etc・・・・」

アルティミシア「かつての時代を暮らした先人の、一つ一つの夢、思い、魂が宿る街、とも言えるだろう」

アルティミシア「そしてその思いは時を駆け、今を生きる人々にも・・・」

リノア「・・・・・」

アルティミシア「お前、ガルバディアの出身だろ。この街には何度か来た事があるはずだ」

リノア「小さい頃の旅行と・・・スコール達と出会ってからいった数回だけ・・・」

アルティミシア「そこで何か、思い入れは?」

リノア「ねーよ。こんな小さな街。かつては栄えていたのかも知れんけど」

リノア「あったのは下らない宝探しイベントに面倒なカードイベント。どれもわざわざ寄り道してまで来る程の事じゃなかったね」

アルティミシア「お前にとっては・・・・その程度の認識なんだな・・・」ハァ

リノア「なんか文句あんのかよババア」

アルティミシア「いいか?ここは”特別な場所”なんだ」

アルティミシア「お前の知らない、お前の記憶にはない、もう一つの運命の場所。はじまりの場所」

リノア「誰のだよ」


アルティミシア「スコールだよ」


リノア「ッ!?」


アルティミシア「はじまりは誰にもある。はじまりはお前だけじゃない」

アルティミシア「お前にとってのはじまりの場所は大統領官邸。しかしスコールにとっては・・・・」

アルティミシア「自分の運命を決定づけた場所。土下座までして戻りたかった場所」


リノア「 」ハッ


アルティミシア「魔女の系譜へと介入していくキッカケになった場所、もうひとつの恋が生まれた場所」

アルティミシア「お前と出会う前の話だ」


リノア「Seed・・・試験・・・・!」



599:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 22:56:42.94 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「ここで見事力を示したスコールは・・・果てしなき運命の荒波に漕ぎ出していくのだ」

アルティミシア「かつての友との対峙、はじめての任務、はじめての仲間、そして・・・」

アルティミシア「お前との出会い」

リノア「・・・・・」ギリ

アルティミシア「ここはそういう場所。運命に根付く”種”が生まれた場所」


アパンダ「あ・・・ここが例のSeedの」

ギルガメッシュ「実地試験があったんだって。ここで」


アルティミシア「思い出は・・・お前だけの物じゃない」

リノア「話はぐらかしてんじゃねえぞ・・・ババア・・・」

アルティミシア「・・・・」

リノア「そんな事はどうでもいいんだよ!今はカードの不正の話をしてるんだ!」

リノア「スコールのはじまりの場所!?それが今なんの関係があるんだよ!」

リノア「それっぽい事言ってごまかすな!今それとこれは何の関係もないだろが!」

アルティミシア「・・・・」

リノア「絶対あきらめないからな!お前に不正を認めされるまで!死んでも食い下がってやる!」

リノア「お前を倒して未来を手に入れる!アタシはお前みたいにはならない!」



リノア「 無 は ア タ シ の も ん だ ! 」



アルティミシア「・・・・」ハァ



『アルティミシアは 手で顔を 覆った!』



アルティミシア「・・・・ここであったイベントは?」トントン

リノア「だから、下らない宝探しと面倒なカードイベント・・・」

アルティミシア「全ては表裏一体だと言ったのは、お前の言葉だったな」

リノア「全てのイベントは繋がってるっての?なにそれ。だからナニ?」

アルティミシア「・・・今我々のいるこの場所は?」

リノア「ここのオーナーの所有物でしょ。お前が勝手に住み着いてるけど」

アルティミシア「オーナーの部屋に入るには?」

リノア「だから、カードに勝って、それでオカファン取って・・・」

アルティミシア「それが面倒なカードイベントとやらか?」

リノア「それは違う。面倒なのはカードクイーンの方」

リノア「カードクイーンに何枚かカードを渡さないといけないんだけど、1枚渡す度にすぐどっかいっちゃうから誘導が大変で・・・・」

アルティミシア「・・・カードクイーンは独り身だったか?」

リノア「ええと・・・確か父親と子供が・・・」


『!』


リノア「父・・・・・・親・・・・」ポロ



600:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:12:56.32 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「ここが聖地である理由、理解したか?」



リノア(まさか)



(まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさか

 まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさか

 まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさか!!)




ダッ




『リノアは 駆け出した!』



オメガ「ア、チョ、オイ!」


アルティミシア「かまわん。放っておけ」

アルティミシア「今真実を知りに行ってる所だ」

ギルガメッシュ「大丈夫なんだろな・・・」

アルティミシア「私がこうして無事でいる限り、大丈夫だ」


オメガ「俺モウ二度トジャッジヤラネー・・・・・」ピーガーガー


アパンダ「やられたい放題でしたね」

ギルガメッシュ「こいつらをジャッジできる奴なんてこの世に存在しねーよ」



アルティミシア「・・・・・・・・・・」グビ



601:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:14:18.68 ID:Yp0M+WpCo

リノア(~~~~~~~~~~~)ダダダッ


リノア(~~~~~~~~~~~)ダダダッ


リノア(~~~~~~~~~~~)ダダダッ




ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・




リノア「ハァ・・・・ハァ・・・・・」ピタ




【扉】




リノア「ア”ア”ア”ア”ア”ア”-------ッ!」




『リノアは 目の前の扉を 蹴破った!』




バ ァ ァ ン ッ ! !




リノア「・・・・・・・!」



『扉の向こうに ある物は!』



リノア「 」




ヘタ




リノア「マ・・・ミー・・・・・・?」





【ジュリアのカード】2426



602:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:15:39.05 ID:Yp0M+WpCo

バサァ・・・・


アルティミシア「いいだろ。最新作だ」ニヤ


リノア「おばさッ・・・!」


アルティミシア「ジュリアのアイズオンミーにちなんで、そのような配置にしてみた」

アルティミシア「目と言う物は2つある。それが最初は、一人きりだから2、そしてラグナと出会って4つに」

アルティミシア「そして引き離されてまた一人になり・・・最終的に6個になった」

アルティミシア「お前とお前の親父だな」ハハハハ


リノア「・・・・」


アルティミシア「ここへきたと言う事は、全て理解したようだな」


リノア(そう、ここは・・・)



・アーティストの家

リノア「カードクイーンにはアーティストの父がいた・・・」

アルティミシア「そいつはここでカードの絵柄を描いていたそうだ。カードクイーンの依頼でな」

アルティミシア「だが本業は画家で、主にここの風景画を描いていたそうだが・・・いつも孫にイタズラされて困っていたそうな」


リノア「宝探しイベント・・・」


アルティミシア「このアトリエにしては妙にメカメカしい設備。これはきっとカード精製用の機材なのだろう」




リノア(そうか・・・そういう事か・・・・)












リノア「自分で・・・描いたのかッ・・・・!」ミシッ



609:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:41:03.28 ID:Yp0M+WpCo

アルティミシア「そういう事だ」ハハハ


リノア「・・・機械の扱いは苦手なんじゃなかったのかよ」


アルティミシア「苦手だったんじゃない。忘れてしまっていただけだ」

アルティミシア「機械より自分の魔力の方が便利だったからな」キリ


リノア「・・・・・」


アルティミシア「まぁ対して複雑な装置でもない。ボタンを押すだけで自動で精製してくれる簡単なシロモノだ」ペチペチ


リノア「・・・・・・・・」


アルティミシア「だがそれを思い出させてくれたのは・・・・お前だ」

アルティミシア「お前が一つにしてくれたおかげで思い出せたし、お前がドールを飲みこんでくれたおかげで勝てた」

アルティミシア「私を導いたのはお前自身だった。と言う事になるな」


リノア「・・・・・思い出したんなら」


アルティミシア「ん?」


リノア「じゃあ、なんでカード初心者のフリしてたんだよ・・・」


アルティミシア「フリじゃない。カードについては本当に知らなかったんだ」

アルティミシア「理由は簡単だ」


リノア「・・・・・・・」


アルティミシア「言ったろ。私はカードには興味ない」

アルティミシア「私には、他の趣味がある、と」


リノア「・・・・・・・・」


アルティミシア「そしてそれが”偶然”カードの精製方法と同じだった」

アルティミシア「それだけだ」



610:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:42:00.06 ID:Yp0M+WpCo

パ タ



リノア「ハハ・・・・もう・・・・怒鳴る気力もないわ・・・・」



アルティミシア「お前が来るまで暇だったからな」フッ



リノア「完全・・・に・・・・やら・・・・・れた・・・わ・・・・」





ヒラ・・・ヒラ・・・ピト




『リノアの顔に 黒い羽が 寄り添った!』



アルティミシア「カードの聖地はガーデンじゃなく、この街の方だったのだ」

アルティミシア「なにせ、そのカードが生み出される”はじまりの”場所なのだからな」


リノア「・・・・・・・・・・」


リノア「一つ・・・・教えてよ・・・・」


アルティミシア「ん?」

リノア「おばさんの本来のカード・・・一体なんだったの・・・・?」

アルティミシア「ふふ、見れば驚くぞ」

アルティミシア「これだ」ポイ



【クモの糸】



リノア「これ・・・・」ネバ



【ケダチク】4243

 カード変化→クモの糸



リノア「息子が・・・駆けつけてくれたんだね・・・・w」

アルティミシア「いるか。こんな子供」



611:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:43:12.18 ID:Yp0M+WpCo

リノア「じゃあカードは・・・・・最初から”2”枚余分にあったって事か・・・・」


アルティミシア「全110種類+お前と私のすり替え分」


リノア「まさにシークレット11”2”」


アルティミシア「ヒントは」


リノア「ケダチク・・・・・・・」


アルティミシア「奇妙な偶然だ」ハハハ



リノア「・・・・・・・・」フッ





フワッ






リノア「黒星・・・付けられちゃったぁ・・・・・」






ヒラ・・・ヒラ・・・ヒラ・・・・




・・・・・・・・・・




・・・・・・





『羽は どこかへと 消えて行った』



612:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/23(月) 23:44:15.55 ID:Yp0M+WpCo

【ラストバトル】リノアVSアルティミシア


【勝負方法】トリプルトライアド


【結果】

612

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org229138.jpg




【リ】2 - 【ア】8




【WINNER】アルティミシア



697:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:37:05.74 ID:peN6vdrro

リノア「ケダチクのカード持ってたって事は・・・」ネバ

アルティミシア「すり替える必要なかったな」ハハハ

リノア「どっちにしろ・・・負けてたのね・・・・」

アルティミシア「偶然だ。何か一つでもズレていたら私に勝ち目はなかった」

リノア「偶然・・・」

アルティミシア「だろ?10/110かなんか知らんが、そもそもあの状況が生まれるのが110種類5枚につき110通りの確率だ」

アルティミシア「さらに9マス分全ての組み合わせ。そこにさらにお前の言った10/110を加える」

アルティミシア「まず運否天賦じゃありえない確率だ」

リノア「そう・・・だから・・・絶対勝ったと思った・・・・」

アルティミシア「互いに確証を得るにはあまりにか細い利」

アルティミシア「だからイカサマをねじ込んだんだ。互いにな」

アルティミシア「だろ?」

リノア「いや、うん。そうだけど、そうだけど・・・・」

リノア「だからって・・・オールAとか・・・・ww」

アルティミシア「私を誰だと思っている。未来の魔女アルティミシアだぞ」キリ

リノア「つくづく・・・卑怯だわ・・・ww」

アルティミシア「昔からこういう確率論は無駄に得意なんだ」

リノア「それって~・・・」

アルティミシア「お前が遺してくれたおかげだな」ハハハ

リノア「あ~・・・そうか・・・・」


リノア(ちゃんと・・・覚えてたんだ・・・)




「その感触」「そのときの言葉」「そのときの気持ち」




リノア「おばさんを勝たせたのは・・・アタシ自身だったって事ね・・・」ゴロン




『リノアは 無気力に 寝そべった!』



699:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:39:07.62 ID:peN6vdrro

アルティミシア「こんな所で寝るな。行儀が悪いぞ」

リノア「あんたに言われたくないのよ」

アルティミシア「全く、どんな教育を受けてきたんだか・・・・」

リノア「どうやら、行儀の悪さは直らなかった様ね」

アルティミシア「直るも何も、私は最初からちゃんとしてるぞ!」

リノア「一人でも強く生きていけるように?」

アルティミシア「・・・・・・」

リノア「はいはい、そういう事にしといてあげる・・・・」




ズズズズズズズ・・・・・・




リノア・アルティミシア「!」




『内面世界が 崩れ出した!』




アルティミシア「タイムリミットか・・・・」

リノア「アタシが負けを認めたから・・・?」

アルティミシア「そうだ。お前の心は今折られた」

アルティミシア「これからはこの内面世界、約束通り・・・・」

アルティミシア「無と共に私が”引き継ごう”」

リノア「・・・あんたのしもべ共はどうなんのさ」

アルティミシア「心配ない。あいつらも私がなんとかしよう」

リノア「・・・・・あんたはどうなんのさ」

アルティミシア「それはお前がよく知ってるだろ」

リノア「・・・・」



ズドォッ! ガラガラガラ・・・ ドドドド



アルティミシア「文字通り、命を賭けたな」


リノア「あんたの目的が達成するまで・・・少しだけ気張っててあげる・・・・」


アルティミシア「ならばその礼に、お前をあるべき場所に送り届けてやろう」


アルティミシア「最後に会いたいだろ?」


リノア「・・・・・」コク




ズズズズズ!! ガラガラガラガラ・・・・・



700:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:41:41.68 ID:peN6vdrro

アルティミシア「・・・見ろ」ガタ

リノア「・・・?」


【使者】

700_1




リノア「あ・・・これ・・・・」

リノア「庭園で眠る使者の・・・謎解きのパーツの一つ・・・」

アルティミシア「風景をよぉく見てみろ」

リノア「・・・あ」

リノア「ドール・・・そっくり・・・・」

アルティミシア「描いてた時はそんなつもり全くなかったが」

アルティミシア「今思うと、これも”使者のはじまり”を示していたのかもしれん」

リノア「自分で描いた・・・癖に~・・・」

アルティミシア「私だってあいつにジャンクションするまで知らなかったわ。ここがSeed生誕の地だったなんて」

リノア「・・・・・だから正解に組み込んだんだ」

アルティミシア「今となってはもうわからんがな」

リノア「・・・・」

アルティミシア「この絵に描かれているのは二つ」

アルティミシア「海辺の街並みと、その空を雄大ににはばたく【使者】」

アルティミシア「故に空高く、どこまでもはばたけば」

アルティミシア「きっと使者に会える・・・」



ズドォン! ガラガラガラ・・・・!



アルティミシア「ちょうどいい具合に屋根に穴が開いた」

アルティミシア「ほら、いけ。ここはもうじき崩れるぞ」

リノア「・・・・またしても、あんたに」バサ

リノア「宇宙の放浪者に・・・させられるなんて・・・」ググ

アルティミシア「掴んでくれる人がいるだろうが」

アルティミシア「ほら・・・いけ!」キュィィ



リノア「・・・・」フワ




【レビテト】



701:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:42:42.02 ID:peN6vdrro

リノア「・・・・・・・」フワァ



『リノアは ゆっくりと 空を登っていく!』



リノア「・・・・・・・・・」

アルティミシア「・・・・・・・・・・・」




ズドォッ! ドゴォッ! ガラガラガラガラ!!




リノア(さようなら。未来のアタシ)

アルティミシア(さようなら。幼かった頃の私)




『その距離は 次第に ひらいていき』




リノア(また会える”時”まで)

アルティミシア(また会いまみえる”時間”まで)




メキメキッ ミシ・・・ ドドドドドドド!!



702:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:43:16.14 ID:peN6vdrro

リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・・」




『ひらいたと 同時に』





リノア・アルティミシア「・・・・・・・・・・・」





リノア・アルティミシア(・・・・・・・・・・・)






(・・・・・・・・・・・・・)






カ ッ





『内面世界が 崩壊した!』



703:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:44:46.05 ID:peN6vdrro

グワァァァァァァァ・・・・・・・・・・



ゴゴゴゴゴゴゴ



アルティミシア「いった、か・・・・」


アルティミシア「むっ」



ザッ




「・・・・・・・・・・」



アルティミシア「お前か・・・・・」



ズズズズズズズ



アルティミシア「・・・くるか?」



「・・・・・・・・」コク



アルティミシア「・・・・・・・・・・ついてこい」ザ




ズズズズズズズ




ズズズズズズズ





ズズズズ・・・・・・





・・・・・・・・・・・





・・・・・





・・



704:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:48:55.96 ID:peN6vdrro

・・・



・・・・・



・・・・・・・




・・・・・・・・・・・





(う・・・・・)


(ここは・・・・・どこ・・・だ・・・・)


(どうなった・・・・あの顔なし・・・・・自爆して・・・・それで・・・・・)


(み・・・・んな・・・・無事・・・・か・・・・・)


(・・・・返事・・・・しろ・・・・・)



(・・・・・・・・)




ムク




スコール「う・・・・・・」フラ



・黒


スコール「・・・闇?」


スコール(・・・・どこだ?)


スコール「・・・・」キョロキョロ


スコール「み・・・んな・・・・どこ・・・・だ!?」


スコール「はぐれた・・・・?」


スコール(・・・探さなきゃ!)




ダッ




『スコールは 駆け出した!』



705:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:50:54.37 ID:peN6vdrro

ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・



スコール「ゼル・・・セルフィ・・・・キスティス・・・アーヴァイン・・・・」


スコール「リノア・・・・!」




『暗闇を 手探りで 駆け抜ける』




スコール「みんな・・・・どこだ!」




タッタッタッタッタッタ・・・・・・・




タッタッタ・・・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・




ピタ




スコール「ここは・・・・」




サァァァァ・・・・・




「あら、珍しいお客さんだな」



スコール「!?」







バッツ「よっ」



706:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:55:04.09 ID:peN6vdrro

スコール「お前・・・・」

バッツ「案の定迷ってやがったか。まぁしゃーねえな」

バッツ「お前、結構無鉄砲だもんなww」

スコール「お前に言われたかねーんだよ」

バッツ「はいはい、俺はどうせバカですよ」

バッツ「ほれ、こっちだ。ついてこい」

スコール「・・・・?」



スタスタスタ・・・・・



バッツ「うーん、やっぱ最後に変えるのは地元だね」

スコール(地元?)

スコール「じゃあ、ここは・・・」

バッツ「そ、俺の故郷」

スコール(故郷・・・)



・リックスの村

バッツ「うーん、やっぱ地元はいいなww」

スコール「普通の村だな」

バッツ「あの嬢ちゃんに感謝しろよ?あいつが取りこんでくれたおかげで見つけれたんだ」

スコール「リノアが?なんで?」

バッツ「ここ、かつて無に飲まれた村だから」

スコール「なッ・・・!」



サァァァァ・・・・



バッツ「ま、なんもねー田舎町だがよ、ゆっくりしてってくれよ」

スコール「・・・一つ聞いていいか」

バッツ「ん?何?」

スコール「お前、なんで水浸しなの?」

バッツ「うっ!それはちょっと深い事情が・・・」ポタポタ

スコール「どうせ間違えて海に飛び込んだとかそんなんだろ」

バッツ(するどいな・・・)



707:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:56:09.15 ID:peN6vdrro

スタスタスタ・・・・


バッツ「ここ、ここ。これが俺んち」

スコール「・・・・」

バッツ「まぁ、あがってけよ」

スコール「ふっつーの・・・家だな・・・」

バッツ「うるせえよwwごちゃごちゃ言ってるとつまみ出すぞww」

スコール「茶だせよ茶」

バッツ「何万年も帰ってなかったからな・・・あっても腐ってるかも」


ギィ・・・・



・バッツの家

バッツ「うーん、やっぱ我が家はいいな」

スコール(ふっつーの・・・家だな・・・)

スコール「・・・・」チラ



ボォォォ



スコール「暖炉て」

バッツ「お前の時代と違ってメカメカしいのはなかったんだよ」

スコール「時代を感じると言うかなんというか・・・・」

スコール「あ、そだ。魔法が普通に売ってたって聞いたけど」

バッツ「あったなww」

スコール「そら魔法が売られてたら機械なんていらんわ」

バッツ「なんか誤解があるけど、売られてたのは魔法そのものじゃなくて、魔法の撃ち方だからな?」

スコール「えっ」

バッツ「こう・・・こうやって撃つんですよーみたいな。買っても普通の人間には使えねーよ」

スコール「ファイアの本的な事かよ・・・一気に覚めたわ」

バッツ「もーうるせえ奴だなー。ちなうちの特産魔法はこれ」



【エスナ】



スコール「いらね」

バッツ「なんでだよww使えるだろがww」

スコール「一つだけとか・・・」

バッツ「うーん、まぁうちの村は魔法には無頓着だったからな」

スコール「見りゃわかるわ」

バッツ「その代わり忍者グッズがやたらあったけど」

スコール「ウソォ!?」



708:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:57:12.19 ID:peN6vdrro

バッツ「まじまじ。俺も持ってたもん。ほら」ドサドサ


【かとんのじゅつ】

【すいとんのじゅつ】

【らいじんのじゅつ】


スコール「お、おお・・・!」キラキラ

バッツ「お値段据え置き200ギルだ。どうだ、テンションあがるだろ」ニヤ

スコール「と、透明になる術とかないのか!?」

バッツ「ねーよ。どうせしょうもない事に使うつもりだろ」

スコール「・・・・」

バッツ「すぐわかんだよ。発想が」

スコール「・・・ここ、忍者村なの?」

バッツ「そういう説はあったけど・・・まぁ、どうでもいいってか、興味ないってか」

バッツ「他の村人なんて忍者のにの字もないどんくさい連中ばっかだったぜ。俺もだけど」

スコール「じゃあ、もしかしてこれ・・・」チャリ

バッツ「ッ!?お前、それをどこで!?」



【くない】



スコール「次元の狭間の親切なモンスターに貰った」

バッツ「うそつけ。奪い取ったろ。絶対」

スコール「結果的にそうなる」キリ

バッツ「・・・ああ、そうか、そういう事か」

バッツ「それ持ってたからこの村まで流されてきたのか・・・」

スコール「はえ?」

バッツ「俺も持ってるんだよ。この村の名産品」

バッツ「巻物以外の、お前のそれと・・・これ」



【しゅりけん】



バッツ「引き寄せあってたんだな・・・」

スコール「・・・お前のジョブって魔法剣士じゃねーのかよ」

バッツ「忍者もよく使ってたんだよ。二刀流のアビリティ習得したくてさ」

バッツ「なげる用に買いこんでたんだけど・・・結局使わなかったな」

スコール「なんで?」

バッツ「よえーから」

スコール「忍者の代名詞なのに・・・・」



709:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:58:36.34 ID:peN6vdrro

【くない】【しゅりけん】


バッツ「ハハ、思わぬ形で共鳴したな~」コト

スコール「つかなんで敵モンスターがお前の地元のアイテム持ってんだよ」

バッツ「がっつりもってかれたんだろーなー。にんじゃタイプのモンスターって結構いるし」

スコール「追剥かよ・・・」

バッツ「蜃気楼の街なんかも売り物全部持ってかれたらしいぜ」

スコール「 」ドキ

バッツ「ったくこれだからモンスターは・・・」

スコール「そうそうほんと魔物って最悪だよな!まじで!」

スコール「知ってた!?あいつら月から降ってきてたんだぜ!?重力が軽いから倫理感も軽いんだよ!」

スコール「やっぱ魔物ってカスだわ!」

バッツ「いや別にそこまで思わんけど・・・」

スコール(思えよ)



ボォゥ・・・・



スコール「・・・・・」ゴロン

バッツ「人んちで勝手に寝んな」

スコール「いやもうそんくらい許せよ」

スコール「どうやって帰ればいいか・・・わかんねーんだよ・・・」

バッツ「行き当たりばったりだな~」

スコール「お前はいーよな。帰る場所にたどり着けて」

スコール「俺にはんなもんねーよ・・・」

バッツ「なんでだよ。待ち合わせ場所があるんだろ」

スコール「それがどこかわかんないから途方に暮れてるんだろって」

バッツ「あー」

スコール「ついでに俺の時代まで案内してくれよ。勇者なんだろ?」

バッツ「いやお前の時代とか俺知らんし」

スコール「[ピーーー]よ・・・」バフ



ゴロゴロゴロ・・・・・



710:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 20:59:55.29 ID:peN6vdrro

スコール「あーまじだりぃ~」ゴロゴロ

バッツ「帰り方がわかんないって、そもそもお前らどうやってきたの」

スコール「時間圧縮はじまるだろ?そいで、パパが互いの存在がうんたらかんたら言い出して」

スコール「それが時間圧縮世界で存在できる方法らしいんだけど・・・正直さ・・・・」

バッツ「うん、意味わかんねえな」

スコール「何がどうなってそうなるのか、仕組みがわからんわ」

バッツ「じゃあ仲間がいれば帰れるのか?」

スコール「じゃねーの・・・知らんけど・・・」ゴロゴロ

バッツ「じゃあ呼んでみるか」

スコール「どうやってだよ」ゴロゴロ

バッツ「これで」



【オルゴール】



スコール「何これ・・・・」

バッツ「親父とおふくろの形見」

スコール「いや重いわ!俺が触るとうっかり壊しちまう可能性大だぞ!?」

バッツ「オルゴールくらい扱えるだろ・・・」

スコール「・・・・鳴らせばいいの?」

バッツ「はよ」

スコール「・・・・」チャリ



『スコールは 思い出のオルゴールを 鳴らした!』



~~~♪



スコール「・・・・・」

バッツ「ん~・・・イイ曲だな・・・」

スコール「何も起きねえじゃん」

バッツ「最後まで鳴らせよ」

スコール「俺にとったら思い出も糞もないんだけど・・・」




~~~~~~♪




~~・・・・・



711:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:01:33.61 ID:peN6vdrro

バッツ「・・・・・」

スコール「終わったぞ。あいつらどこにいるんだよ」

バッツ「しらね」

スコール「こいつ・・・・」ピキ

バッツ「そのメロディ聞かせたら、ここに住んでた吟遊詩人が【誘惑の歌】とかいうの思いついたとか言うから」

バッツ「もしかしたら誘惑できるかなーって思ったんだけど」

スコール「誘惑て・・・・カブト虫じゃねーんだぞ」

バッツ「あ、その曲聞いたら思い出した」

バッツ「ちょっと両親の墓参り行ってくる」

スコール「いや待てや!俺の仲間わいて!」



『バッツは 去って行った!』



スコール「ったくあのアホ勇者だけは・・・」

スコール「もういいわ。アホが。寝る!」



バフ



スコール「何が・・・・ゆうわくの・・・・歌・・・・・だ・・・・」


スコール「ゆうわくされてんのは・・・・こっちだっつーの・・・・」


スコール「・・・・・・・」zzz




zzz



712:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:03:02.27 ID:peN6vdrro

~~~~~~~~~~~



ホーホー ホーホー



スコール「・・・・」zzz



「起きろ」



スコール「・・・・」zzz



「起きろって」



スコール「・・・・」zzz



「起きろっつってんだろこのボケェッ!」



スコール「えっ何!?またSeedランク下がった!?」ガバッ



「ったくこのガキャ・・・・」

「お前船長だろ?しっかりしろよ!」



スコール(あれ、バッツじゃないな・・・)

スコール(あ、この人)



ガンッ!



ファリス「いつまで寝てんだこのガキャァッ!」



713:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:22:08.63 ID:peN6vdrro

スコール「いつぞやの海賊ねーさん!」

ファリス「ったく人んちでてめーは・・・」

スコール「ちょっとファングの姐さんと似てるな・・・」

ファリス「あ?ファング?なんかの調合素材か?」

スコール「え、あ、いや、その」

スコール「ファリスさんとちょっと雰囲気が似てる人・・・・です」



ファリス「・・・・」



スコール「・・・・・」ドキドキ



ファリス「だからなんなんだよ!ボケ!」クワッ

ファリス「いいからこい!起きろオラッ!」グイ


スコール「あだだだだ!ある意味似てる!手荒な所だけはそっくりだった!」



ズリズリズリ・・・・



714:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:23:03.50 ID:peN6vdrro

・リックスの村 外 (夜)


ホーホー ホーホー


スコール「・・・・」zzz

ファリス「なんでこの状況で二度寝してんだよ・・・ふんっ!」ズリズリズリ

スコール「寝る子は育つ」zzz

ファリス「育ちすぎて老け顔になってんだろが」



ズリズリズリ・・・・



『引きずられながら 運ばれていく!』



ハァ・・・・ハァ・・・・


ファリス「まじで・・・起きなかったこいつ・・・」ゼーハー

スコール「んもぉ船長さん、何よこんな夜更けに。俺おねむの時間なんだけど」

ファリス「寝るの速すぎだろ・・・ちびっこかてめーわ」

スコール「ていうかあんたなんでここにいんの?ここバッツの実家よ」

スコール「あ、わかった。なんだかんだであんたらそう言う関け(ry


【つるぎの舞】


スコール「ぎええええええええ!」

ファリス「くだらねーこと言ってんじゃねーぞゴルァ!」


ホーホー ホーホー


スコール「ねーやんと姐さんの凶暴な面だけを見事に引き継いでる・・・・」ヒリヒリ

ファリス「この稼業なめられたら終わりだからな」

スコール「さ、さすが海賊です・・・」



715:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:24:58.24 ID:peN6vdrro

スコール「で、ここどこ?」キョロキョロ

ファリス「あれだよあれ」



【ドルガン そして その最愛の妻 ステラ ここに ねむる】



スコール「墓・・・・?」

ファリス「バッツの親父さんとおふくろさんだよ」

スコール「なんであんたがその場所知ってんの」

ファリス「一度来たんだよ。冒険の途中で」

スコール「へえー」

ファリス「その時も・・・ほら、ああやって」

スコール「あ」



『花が 墓の周りに 咲き乱れている!』



スコール「あ、そういえば墓参りするって・・・」

ファリス「あいつが置いてったんだよ」

スコール「にしても飾りすぎだろ。何だこの量」ファサファサ

ファリス「ウン万年ぶりの故郷だからな・・・・思う所があるんだろ」

ファリス「あいつはバカだが、バカはバカなりに考えてんだよ」

ファリス「ここへ戻ってこれて・・・よかった。そう思ってるんじゃねえかな」

スコール「・・・・」

ファリス「お前にも一つ聞きたい」

スコール「えっ何?」

ファリス「親父って・・・いいもんか?」

スコール「・・・・」



(大人のみりき、教えてやっよ)



スコール「まぁ、なんだかんだで」

ファリス「そうか・・・」

スコール(あ、そうかこの人確かタイクーンの変態親父の)

ファリス「お前の待ち合わせ場所も、こんな感じの花畑だそうじゃねえか」

スコール「え、あ、うん。規模が違うけど」



716:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:25:52.23 ID:peN6vdrro

ファリス「もどりてーか?」

スコール「方法がわかればね」

ファリス「だとよ」

スコール「えっ」



ザッ





ゼル「 」

セルフィ「 」

キスティス「 」

アーヴァイン「 」




スコール「お、お前ら!」




ゼル「ま、まじ助かった~・・・・」ガク

アーヴァイン「さすがに僕ももうダメかと思ったよ」フゥ

キスティス「ごめんなさいね。わざわざ迎えに来てもらっちゃって」

セルフィ「ありがと~!」




バッツ「いえいえ、どういたしまして」ニッコリ




スコール「あーてめー!どこほっつき歩いて回った!」

スコール「墓参りだっつったろ!?んなもんに何時間かけてんだよ!」

バッツ「いや・・・帰ったらお前爆睡してたし」

スコール「あいつら来てるんなら起こせよ!なんでこんなしんきくせー場所で再会せなあかんのじゃ!」

ファリス「・・・・」

バッツ「ファリスに感謝しとけよ?そいつがお前の仲間拾ってここまで持ってきたんだ」

ファリス「お前がいなきゃ危うくこいつらと一緒に消えて行く所だったがな」

バッツ「へへw」



717:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 21:27:24.98 ID:peN6vdrro

アーヴァイン「聞いたよ。ここ、勇者さんの故郷なんだって~?」

バッツ「おうよ。忍者グッズが名産品だ!」

キスティス「巻物がいっぱいありましたね。新しい青魔法がラーニングできそうですわ」ホホホ

セルフィ「しゅりけんつかいた~い!」

ゼル「普通の村に偽装した忍びの村・・・燃えるぜ!」


ハハハハハハ・・・・・・


スコール「何馴染んでんだよ・・・」

ファリス「まぁ、人柄だな」


『仲間が バッツと 談笑している!』


スコール「いつまでくっちゃべってんだ」イライラ

ファリス「おいバッツ、そろそろ」

バッツ「おーそうだな。わりぃわりぃ」


バッツ「で、どうする?」


スコール「何が」


キスティス「どうしましょ」


スコール「だから何が」


アーヴァイン「言いにくいよねえ」


スコール「だから何がだよ!」


セルフィ「なんていうか~」


スコール「・・・・?」


ゼル「~~~」ギュ


スコール「おいチキン、何口塞いでんだよ」

スコール「言えよ前科一犯!何隠してるんだよ!」

スコール「はやく口滑らせろ!」

ファリス(前にもなんかやらかしたのか・・・・)

スコール「サプライズはもういいから!合流できたんだからはやく帰ろうぜ!」


バッツ「やっぱ言いにくいか~」


ファリス「まぁ・・・な」


スコール「???」



719:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 22:52:18.72 ID:peN6vdrro

バッツ「ええと、なんだ、その」ポリポリ

バッツ「お前の親父さんの作戦。互いの存在を信じ合うだっけ?」

スコール「そーだよ。お互い繋がってるから時間圧縮でも存在できるんだ」

ファリス「帰り方も説明されたろ」

スコール「だから、自分の時代を思い浮かべて、そいで帰る・・・」

スコール「それにはみんなで同じ時代を思い浮かべないといけないんだ。一人でもミスると時間の狭間におっこちちまうからな」

バッツ「そうか、うん・・・そうか」ボリボリ

スコール「だからみんながいるんだよ。みんなで自分達の時代に帰るんだよ」

スコール「わかったらどけよ。邪魔すんな!」


全員「・・・・」


スコール(なんだよこの空気・・・俺間違った事言ってねーだろ)




ゼル「 」

セルフィ「 」

キスティス「 」

アーヴァイン「 」




スコール(お前らはなんで黙ってるんだよ。なんとか言えよ)

スコール(一緒に帰るんだろ?さっさといこーぜ)

スコール(こんな所、用事ないだろ?)


『全員 黙りこくっている!』



ヒュゥゥゥゥゥ・・・・・


バッツ「あ、風」

ファリス「冷えてきたな・・・」

スコール「・・・・わかった。確かにここは二度とこれない激レアダンジョンだ」

スコール「だから特別に一泊許してやる」


全員「・・・・・・」


スコール「ったくミーハー共が・・・・おいクソ勇者、家入れろ」

スコール「俺らを野宿させる気か?あったかいスープでももてなせ」


バッツ「・・・・」


スコール「なんで黙るんだよ!はよ案内しろよ!」


ファリス「・・・後ろ見てみろ」


スコール「!?」



720:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 22:53:26.61 ID:peN6vdrro

『風が 花びらを 何枚か 吹き飛ばし』



スコール「な・・・」




全員「・・・・」




ファサァ・・・・




『その裏から 石に刻まれた文字が 浮かび上がった!』








【ゼル・ディン ここに眠る】

【セルフィ・ティルミット ここに眠る】

【キスティス・トゥリープ ここに眠る】

【アーヴァイン・キニアス ここに眠る】








スコール(なんだよ・・・これ・・・!)



721:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 22:57:37.50 ID:peN6vdrro

バッツ「お前が寝てる間にな・・・せっせと作ってたんだわ」

スコール「・・・」


ブチ


スコール「ふ・・・ざけんなよボケェーーーーッ!!悪ふざけにもやってイイ事と悪いことがあるだろ!?」

スコール「俺の仲間の墓石だ!?なんでこんなもん作ってんだよ!!」


バッツ「・・・・」


スコール「冗談でしたで済む事じゃねーぞ・・・見ろよ!」

スコール「俺の仲間はまだ生きてるだろ!言ったろ!?みんなで一緒に帰るんだよ!!」

スコール「お前らも黙ってないでいい加減何とか言えよ!!」



全員「・・・」



ファリス「・・・お前らの口から説明しないと、こいつは納得しないぞ」


スコール「!?」


バッツ「どれが最後の言葉になるかわかんねえ。慎重にな」


スコール(慎重・・・最後・・・・?何を言ってるんだ!?)



アーヴァイン「あ~・・・なんだい、その」

キスティス「私達、あなたと一緒にいけないの」



スコール(は!?)



セルフィ「えっと、え~っとぉ・・・」



スコール「な、なんで!?一緒に行けないってどういう事だよ!?」

スコール「おおおお前らまさか!ここで俺を置き去りにするつもりか!?」



セルフィ「そうじゃなくて~・・・」チラ

ゼル「~~~」



スコール「おいチキン!いつまで口塞いでんだ!」

スコール「一体どういう事だ・・・・納得するまでトコトン問い詰めるからな!!」



『スコールは ゼルに 組み付いた!』



722:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:02:49.94 ID:peN6vdrro

スコール「吐けチキン!どういう事なんだよ!」ガシィ

ゼル「~~~~!」モガガ

スコール「俺を裏切る気か!?いいからその手どけろォーーーーーーッ!!」ユサユサ


バッツ「やべっ!」バッ

ファリス「やめろ!早まるだけだ!」ガシ



『二人がかりで スコールを押さえつける!』



スコール「んだてめえらゴルァ!離せ!ここで俺と一戦交える気か!!」ジタバタ

バッツ「そうじゃねえよ!今のあいつらは手荒に扱ったらダメなんだよ!」

ファリス「落ち着け!よくみろ!」

スコール「!?」



ゼル「~~~」



『スコールの 組み付いた部分が』




ポロポロ・・・コロン




『小さな粒となり』




スコール「こ・・・・れ・・・・」



ゼル「・・・・」ポロポロ




『地面に 落ちていく!』





コロコロ・・・コロン




スコール(これは・・・)



(生命の亡骸、つまり”命”の種、なの)



スコール「命の・・・種・・・」



【ソウルシード】



723:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:04:39.42 ID:peN6vdrro

スコール「どうなってん・・・だよ・・・」

ゼル「・・・あのよぉ」

スコール「・・・?」

ゼル「なんつうか・・・俺ら、お前についていけねえ」

ゼル「というより、付いてきたくても事が出来ねえっていうか・・・」

スコール「な・・・んで・・・?」

ゼル「あの・・・その・・・・」

ファリス「仲間をよく見てみろ」

スコール「・・・・」


キスティス「・・・・」


スコール「・・・あれ」

スコール「なぁモルボル、お前確か・・・・」



(これは私が責任もって保管しておきます。いいわね?)



スコール「お前の鞭・・・・確か伝説の武器の・・・」



【セイブ・ザ・クイーン】



724:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:05:36.76 ID:peN6vdrro

キスティス「・・・・」フルフル


ファリス「あの金髪女は最初からあの武器だったんだよ」


スコール「え・・・え?」


~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール「そーだよ!あのホモ!なんでホモだけいないの!?」

ゼル「は?ホモ?」

キスティス「まぁ確かにそれっぽい見た目だけど」


~~~~~~~~~~~~~~~~



スコール「じゃあ・・・お前ら、お前らって!」



~~~~~~~~~~~~~~~~


ゼル「すまねえ、土壇場で魔法消されちまって・・・」


アーヴァイン「アハハハハハ!wwwwかわいい女の子がいっぱいだぁ~~~~!www」


~~~~~~~~~~~~~~~~



スコール「ま・・・さか・・・」



ゼル「 」

セルフィ「 」

キスティス「 」

アーヴァイン「 」








スコール「一周目の・・・方の・・・!」



727:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:50:28.87 ID:peN6vdrro

アーヴァイン「あのさ~、言いにくいんだけどさ~」

アーヴァイン「僕ら・・・ホントはとっくに死んじゃってるんだよね~」



スコール「それって・・・それって!!」



(フフ・・・時間圧縮のアルゴリズムに溶け込むがいい)



キスティス「あの時あなたが過去へ戻ったから・・・」



スコール「じゃあ・・・じゃあ・・・!」



(残りの者もすぐに・・・)



スコール(俺の・・・せい!?)




ヒュォォォォ・・・・




スコール「で、でもっ!お前らこうして復活したじゃん!今ここにいるじゃん!」

スコール「じゃあ何も問題ねえよ!帰ろう!俺達の時代へ!!」


ゼル「ダメなんだよ・・・俺達はそっちへいけないんだ」


スコール「はぁ!?なんでだよ!!」


キスティス「あの時あの場面、あなたの元に現れたのは」

ゼル「あの何とかの木ってのが、消えるはずだった俺らに延命の猶予をくれただけで」

アーヴァイン「その命の種?って奴。僕ら、それの単なる寄せ集めなんだよね~」



スコール「・・・・!!」



バッツ「もう・・・時間切れなんだよ」



スコール(・・・・・)






スコール(ウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだ

     ウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだ!!)



728:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:50:58.65 ID:peN6vdrro

ファリス「・・・シルドラを失った時」


スコール「・・・・」


ファリス「小さい頃から兄弟の様に育ったシルドラがいなくなった時、すんごい悲しかった。何度も自分を責めた」

ファリス「俺はシルドラを片時も忘れた事はなかった。その思いに答えてくれたのか、シルドラはまた姿を現してくれた」

ファリス「特定力場を持つエネルギー体となった、”召喚獣”としてな・・・」



スコール(じゃあお前らって!)



ゼル「 」

セルフィ「 」

キスティス「 」

アーヴァイン「 」



バッツ「生まれ変わったんだよ。別の存在、別の生命としてな」



スコール(それって・・・)



スコール(GF・・・・かよ・・・!)



729:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:51:31.25 ID:peN6vdrro

アーヴァイン「まさか自分がGFになるとはね~」クイクイ


スコール(悠長な事言ってんじゃねえぞ・・・じゃあ・・・)


ファリス「俺達は互いの存在を信じ合った、だから、また会う事ができた」

バッツ「お前らの作戦、なんだった?」



スコール(互いの存在を信じ合う・・・・)


スコール「だから・・・”また会えた”ってのか・・・」



キスティス「スコール、聞いて」

スコール「・・・・」

キスティス「GFがなんで人の記憶に住みつくのかわかったの」

スコール「・・・・」

キスティス「思いの力って、本当にすごいのよ。その人の中で、永遠に存在し続ける事が出来るから」

アーヴァイン「GFの源もさ~、その思いの力を依り代にして、僕らに力をくれてたんだぜ~」

ゼル「お前ん中、俺らの記憶が強烈に残ってたからよ」

ゼル「へへ、うれしかったぜ。なんだかんだ言っても仲間なんだなって」



スコール(忘れれるわけ・・・ねえだろ・・・なんせ、お前らは一度俺のせいで・・・)



(スコールのせいでみんなが死んだ。お前のエゴで世界が死んだ)



スコール(俺が・・・見捨てたから!)



730:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:52:35.65 ID:peN6vdrro

キスティス「命の種、延命の樹、そして・・・」

キスティス「あなたがいたから、あなたの記憶があったから、私達はこうしてまた会えたのよ」


スコール「・・・・」


ゼル「でもそのせいでよぉ」

アーヴァイン「悪いね。君の記憶、ごっそり使っちゃったよ」


スコール(記憶の具現化・・・・)



(ここ、キミの中なの! 君が願えば、なんだってできるの!)

(記憶を返せ。顔なしのままだと説明できねーだろ)



スコール(俺が望んだから・・・・!)


バッツ「突然こいつらが湧いてきたのはな」

ファリス「お前の頭の中にずっといたからなんだよ」


スコール(まじ・・・かよ・・・)


ゼル「だからよぉ、その、ここでお別れなんだわ」

アーヴァイン「理由は君がよくわかってると思うけどね~」


スコール「・・・・」


スコール(GFの・・・・記憶・・・障害・・・)



ガクゥ



『スコールは 地面に 這いつくばった!』




スコール「ふ・・・ざけんな・・・ふざけんな!」


スコール「忘れてたまるか!消させてたまるか!」


スコール「だったら俺が忘れなきゃイイ!俺が忘れない限りお前らはそのままなんだ!」


スコール「だろ――・・・・!?」



731:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:55:01.25 ID:peN6vdrro

20150411003

20150411004



732:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:55:31.53 ID:peN6vdrro

20150411005
20150411006







スコール「な・・・んで・・・!?」


スコール(顔が・・・見えない・・・!)



733:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:56:40.85 ID:peN6vdrro

バッツ「お前らがここにいるのは互いの存在を信じ合ってるからだ」

バッツ「けど、お前がこいつらの存在を忘れてしまったら・・・」

ファリス「こいつらはお前の記憶を奪って出てきたんだ。だからお前の頭の中にもうこいつらはいない」

ファリス「だから・・・・繋がりが切れるんだ。これ以上こいつらは存在できない」



スコール「あ・・・あ・・・」


スコール「あああああああああああああッッ!!」



『スコールは 全てのGFを 外した!』



スコール「どけペット共!お前ら!お前らのせいで・・・」

スコール「忘れてたまっかよ!絶対忘れて・・・」



キスティス「GFに当たったらダメよ」

アーヴァイン「君が僕らを思い出せないのは、僕らのせいなんだってば~」

ゼル「あ・・・そろそろ時間が・・・・」



スコール「!?」



『スコールの記憶障害が進み』




ポロ・・・ポロ・・・ポロ・・・




『仲間の体が 命の種となり』



ゼル「お別れだな」


キスティス「名残惜しいけど」


アーヴァイン「ま、今まで楽しかったよ」



ポロ・・・ポロ・・・




コロン



『大地に 還っていく!』



734:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:57:39.30 ID:peN6vdrro

バッツ「安心しろ。こいつらは俺が責任持って面倒みてやるから」

ファリス「受け入れろ。最後だ」

ファリス「何か言葉を・・・時間がない。急げ!」


スコール「・・・・・・・・」


スコール(最後の言葉?なんだよそれいきなり過ぎるだろそんな急に出てくるか)


スコール(そもそも・・・別れるつもりなんてねーよ・・・・!)




セルフィ「スコール~」




スコール「・・・・」


セルフィ「アタシ覚えてるよ~、ガーデン案内してもらった事~」


スコール「・・・・」


セルフィ「ちょっと無愛想で~とっつきにくい人だったけど~」


セルフィ「やる時はやるって感じで~頼りになるから~」


スコール「・・・・」


セルフィ「口に出さないだけで、ちゃんと私達の事考えてるって、伝わったから~」


セルフィ「だから・・・みんな、スコールについてこうって、思ったんだよっ!」


スコール「・・・・」


セルフィ「だから、その、なんて言うか~」


セルフィ「今までありがとっ」



735:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:58:05.93 ID:peN6vdrro

スコール「・・・・・・・・」


スコール(なんでありがとうなんだよ・・・おかしいだろ・・・)


スコール(俺はお前らを見捨てて見殺しにした男だぞ・・・・全然お前らの事なんて考えてなかったんだぞ・・・・)


スコール(消えるべきは俺の方だ・・・死ぬのはお前らじゃなく俺の方だ・・・・)


スコール(なのに・・・・なのに・・・・)




ゼル「ありがとう」

キスティス「ありがとう」

アーヴァイン「ありがとう」

セルフィ「ありがとう」




スコール(なんだよそれ・・・やめろよそんな・・・最後の言葉みたいなの・・・)



736:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:58:45.85 ID:peN6vdrro

ポロポロ・・・・ポロポロ・・・



スコール「 」



バッツ「・・・安心しろ。お前は消えねーよ」

バッツ「お前がこいつらを忘れても、こいつらはお前を忘れたりはしねーから」

バッツ「お前の存在は消えない。仲間がお前の帰るべき場所を指示してくれる」

バッツ「だから・・・いけ」



ポロポロ・・・・ポロポロ・・・



スコール「 」



アーヴァイン「わかんなくなったら~、僕らが一緒だった事を思い出せばいいよ~」

キスティス「姿形は忘れても、誰かと一緒にいた事は覚えてるでしょ?」

ゼル「色んな所行ったよなぁ」

セルフィ「世界中駆け回った~!」



ポロポロ・・・・ポロポロ・・・



スコール「 」



バッツ「・・・まぁ、なんだ、その」

バッツ「消える消えるって言うけど、人はそう簡単に消えねーよ」

バッツ「例え姿が見えなくたって、忘れちまって」

バッツ「無が世界を覆ったって、世界に寿命がきちまったって」

バッツ「全ては帰るべき所に帰る。それだけさ」

バッツ「だから・・・・その・・・」

バッツ「世界は、何度でも蘇るさ」



スコール「・・・・」



バッツ「まぁ、確証はねーけどな・・・w」



スコール「・・・・・」



『スコールは 地面にうつむいたまま 動かない!』



737:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/03(金) 23:59:20.62 ID:peN6vdrro

スコール「・・・・」

スコール(礼を言うのは・・・俺の方だ)

スコール(お前らがいたからここまでやってこれたし、お前らがいたから頑張れたんだ)

スコール(何度も諦めようと思った、。何度ももうダメだと思った)

スコール(お前らが支えてくれたから・・・お前らがいてくれたから・・・・)


(それに、消えてく思い出に負けないくらいたっくさんの思い出のタネ、つくろ~!)


スコール(そう、消えやしない。消えやしないんだ)

スコール(俺がお前らを忘れる前に・・・俺が、あるべき所に、帰ることができれば!)

スコール(記憶障害?知るか。俺の時代に戻ればまたお前らがいるんだ)

スコール(本人を見れば忘れるもへったくれもない。俺がいるかぎり、お前らは何度でも蘇るんだ!)



ググ



スコール「だから!」



ガバッ

















『そこにはただ 黒い空間が あるだけだ.......』












スコール「・・・一人・・・かよ・・・」



762:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:13:20.04 ID:2G9hYESIo

・黒


スコール「・・・・」フラフラ



(お、お前と一緒かぁ!)



スコール「・・・・」フラフラ



(班長まて~!)



スコール「・・・・」フラフラ



(話を聞いてくれるだけでいいのよ)



スコール「・・・・」フラフラ



(僕は失敗しない。ドント・ウォーリーだよ)



スコール「・・・・」フラフラ



(わかんなくなったら~、僕らが一緒だった事を思い出せばいいよ~)



スコール「・・・・」フラフラ



(いつだって選べる道は少なかった。時には道は1本しかなかった

 その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が僕をここまで連れてきた。

 だからこそ僕はその選んだ道を……選ばなくちゃならなかった道を大切にしたい。 )




スコール(道・・・・・)



(お前の存在は消えない。仲間がお前の帰るべき場所を指示してくれる)




スコール「・・・・」フラフラ





スコール(どこいきゃ・・・いいんだよ・・・)





『黒い空間を さまよい続ける!』



763:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:14:54.54 ID:2G9hYESIo

スコール「・・・・」フラフラ




・・・・・・・・・・・




スコール「・・・・」フラフラ




・・・・・・・・・タッタッタ・・・・・・・




スコール「・・・・・・?」




タッタッタッタッタ・・・・・・・



タッタッタッタッタッタッタ!




スコール(俺以外の・・・・足音・・・・?)




スコール(!!)





「おねえちゃんをさがすんだ!」





スコール(こい・・・・つ!)



スコール「じゃあ・・・・・ここ!」ハッ




『黒い空間に 風景が浮かび上がる!』



764:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:15:21.23 ID:2G9hYESIo

・イデアの家


スコール「・・・・」


スコール(あの当時の・・・イデアの家だ・・・・)


スコール(じゃあここは・・・)


スコール(俺の・・・過去?)



グイ



スコール「!?」



「ねえおにいちゃん」



スコール「・・・・・」



「おねえちゃん、しらない?」



スコール「・・・・」



「おねえちゃん、いないんだ。どこにもいないんだ」


「ねえ、しらない?」



スコール「・・・・」


スコール(いねーよ・・・)



765:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:16:12.30 ID:2G9hYESIo

スコール(・・・そんな事はどうでもいい。ここは過去のイデアの家、それは間違いなさそうだ)



「ねえ、おにいちゃんってば」



スコール(どうやら・・・此処へ来たのは俺だけのようだ)

スコール(じゃあ、他のみんなは・・・・やっぱり・・・・)



「黒いおにいちゃん!」



スコール(実感・・・沸かねえよ)

スコール(だってここ・・・お前ら・・・・いるじゃん)



「まさか!おにいちゃんがおねえちゃんを連れてった人!?」



スコール(しかしまたなんでこんな所に)

スコール(ババアがあの顔なしに取りこまれて・・・いや、起こそうとしたはずだ)

スコール(起きなかったのか・・・?俺の考えが間違ってた?)



「ねえ!おねえちゃんをどこにやったの!?」



スコール(これは間違いなく時間圧縮の影響・・・・だとすれば)

スコール(俺はどうやって戻ればいい・・・このまま死ぬまで過去にいるのか?)



「返せ!おねえちゃんを返せ!」



スコール(あいつらの過ごした場所・・・・確かに、ここで俺らは共に育った中だが)

スコール(イヤ確かにここならみんないるだろうが、意味が違うだろ)

スコール(なんで小さな子供に混じって俺が。不自然すぎるだろ)

スコール(ていうか・・・そもそもここに置いてくれるのか?ママ先生に事情を話せば・・・・)

スコール(・・・だめだ!どう考えても不自然すぎる!)

スコール(この時代にはまだガーデンもSeedもない・・・じゃあ・・・)

スコール(帰る場所が・・・・ない・・・・)



「どこなの!?おねえちゃんはどこなの!?」



766:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:16:42.63 ID:2G9hYESIo

スコール(オイオイマジか・・・ここへきて俺はホームレス確定か?)

スコール(勘弁しろよ・・・こっそりGFジャンクションしてガ軍にでも入るか?)

スコール(・・・だめだ。身元不明者を軍に入れるわけがない)

スコール(じゃあエスタへいくか?パパの代わりにアデルを倒して、俺が大統領に・・・・)

スコール(・・・だめだ!ルナパンの時のアデルは目覚めたばかりだったからなんとかなったんだ!)

スコール(完全状態のアデルに一人で特攻!?ムリムリムリ!確実に返り討ちだろ!)



「この!この!この!おねえちゃんを返せ!」



スコール(ウィンヒル辺りでモンスター退治しながら・・・いや、あれそもそも給料出るのか?)

スコール(じゃあティンバーでテレビタレント・・・の前にレジスタンスに入れられそうだな。却下)



「おねえちゃんをどこへやったんだ~~~~!このやろ~~~!」



スコール(じゃあドール・・・・あそこなら・・・)

スコール(って将来ガ軍と戦争するじゃねえか!一番ダメだろ!)

スコール(そもそもあそこはランダムハンドがある・・・イヤだ。絶対行きたくない)

スコール(ていうか・・・帰りたい・・・)



「この!この!悪の黒ジャンパーめ!」



スコール(はぁ・・・なんでいつもこうなるんだ・・・・)

スコール(俺の人生・・・・ダメな事続きで・・・何にもできなくて・・・・何一つ達成できなくて・・・)



「てやぁ~!おりゃ~!ふぬあ~!」



767:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:17:26.70 ID:2G9hYESIo

スコール(自分を殺して、他人を拒絶したら強烈なしっぺ返しが帰ってきた)

スコール(だから自分を解放して、思うがままに行動したら、今度は誰もいなくなった)

スコール(じゃあ・・・どうすりゃいーんだよ・・・)



「~~~~~~~~~~~~!!」



スコール(さすがにキツイって・・・・これ・・・・)

スコール(ハァ・・・・一人でもなんでもできる力があればなぁーーー・・・・)

スコール(なんで・・・・こうなっちゃったんだろ・・・・)

スコール(なんで・・・どうし・・・て・・・・)



(・・・・・・・)




「 お ね え ち ゃ ん を か え せ ! 」




スコール「 」





ピキッ





スコール「 う る せ え え ぇ え あ ぁ あ ぁ ぁ あ ー ー ー ー ー

       ボ ケ え  ぇ え え ぇ え ぇ ぇ え え ー ー ー ー ー ー ッ ッ ッ! ! 」



768:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:20:52.57 ID:2G9hYESIo

「ッ!?」ビクッ


スコール「おのれクソガキゴルァッ!人が考え事してる横でギャーギャーうるせえんだよッ!」

スコール「おねえちゃん!?知るかボケ!なんで突如現れた俺にんな事聞くんじゃ!」

スコール「どう考えても知ってる可能性低いだろ!脳みそついとんか!ボケッ!」



「し、しらないの?」



スコール「かえせじゃねーよ!お前が返せ!俺の人生!俺の生い立ち!」



「な、なにをいってるの・・・?」



スコール「あーもうボコスカやってくれやがって、服にドロがちょっと着いたじゃねえか」

スコール「この俺に手ぇ出しといてただで済むと思うなよ・・・」ゴゴゴゴゴ

スコール「俺の大事な一張羅に汚いドロのシミつけやがって。命一つで足りると思ってるんだろうな~~~~!」ポキポキ



「・・・・・・」タジ



~~~~~~~~~~~~~~~~



スコール「オラオラオラァーーーーーーーッ!俺は女子供にも容赦しねえぞぉーーーーー!」



「ひぎぃぃぃいぃぃい~~~~~~ごめんなさぁ~~~~~い!!」



スコール「 謝 っ て す む 問 題 か ! 」ドカバキィ!


スコール「ただでさえストレスを溜めてるこの俺にこんなマネして五体満足で済むと思うなよォォォォォ!!」


ドカバキゴスゴスバキドカゴスガン!


スコール「ごめんなさいじゃねーんだよボケが!!自分の責任は自分で取れってこないだとある奴に説教食らったばっかりなんだよ!!」

スコール「どうせてめーは金持ってねーだろ!だったら苦しんで償え!ボケ!」



「うわーーーーーーッ!だ、だれか~~~~~~!」



769:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:21:58.21 ID:2G9hYESIo

スコール「誰かじゃねえよ!なんで助け求めてんだ!なんで自分でなんとかしようとしないんだ!」

スコール「お前がそんなんだから俺がえらい目に合ってるんだよ!」

スコール「わかってんのかお前!?その他力本願な考えが将来自分にどんだけの災厄をもたらすか!」

スコール「誰も教えてくれないんだぞ!?誰も!実際に体験するまで気づかないんだぞ!?」

スコール「気づいた頃には誰もいなくなってんだ!おねえちゃん一人でガタガタいってんじゃねえぞ!」

スコール「俺はおねえちゃんどころか今まで知り合った奴全員いなくなったよ!」

スコール「親も、恩師も、仲間も!運命を感じた人さえもな!」

スコール「泣きたいのはこっちなんだよ!!」

スコール「わかってんのかオラァーーーーーーーーーーーーー!!」



ドカバキゴスゴスバキドカゴスガン!



「・・・・」


スコール「だから子供は嫌いなんだ!ほっといたら誰かが助けてくれると思ってるからな!」

スコール「教えてやるよ!お前と同じくらいのガキで俺にカエルの死体をぶつけてきたガキがいたんだ!」

スコール「どうしたと思う!?魔法かけてぼこぼこにして海に沈めてやったよ!本気で殺す寸前までダメージ与えてやったよ!」

スコール「そういう奴を見てると虫唾が走るんだ!子供のやった事だからって言い出すバカが絶対出てくるからな!」



「・・・・・・」



スコール「だけど、それはただ先送りにしてるだけなんだ!自分のやった事は必ず自分に帰ってくるんだ!」

スコール「その海に沈められらガキだってそうだ!普段から同い年の女の子やら近所の大人達に迷惑かけまくってた!」

スコール「反省しないまま同じ事を繰り返すから、本気で死にかけるまで痛めつけられたんだ!」

スコール「お前はこの状況どうする!?ええ!?大きくなったらこんなもんじゃ済まない痛みが降りかかってくるぞ!?」

スコール「ごめんなさいじゃ済まないんだぞ!?いくら土下座しても、いくら泣きわめこうが”それ”は必ずお前にやってくるんだ!」

スコール「誰も助けてくれないぞ!?その時、その場面、その状況が来たらお前はどうすんだ!?」



「・・・・・」



スコール「おまえはいいな!何やらかしても誰かがなんとかしてくれて!さぞかし居心地のいい世界に住んでるんだろうな!」

スコール「だけど、それに慣れると大変なんだ!ある日、居心地のいい世界から引き離されて、誰もいなくなって!」

スコール「いつかそういう時が来ちゃうんだ!立ち直るの、大変なんだぞ!?だったら……」

スコール「他人に頼ると……いつかつらい思いをするんだ・・・・!」

スコール「いつまでも一緒に・・・・いられる・・・・わけじゃ・・・・!」ギリ



「・・・・・」



770:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:22:24.19 ID:2G9hYESIo

スコール「だから!俺が今この場で、身を持って!お前に教えてやらないといけないんだよ!!」

スコール「どうしようもない状況!振りほどけない運命!非情!恨み!怒り!」

スコール「命の危機!生命の危機!自分自身の・・・・存在の危機!」

スコール(そしてその感触、そのときの言葉、その時の気持ち・・・・・・)



グオッ



スコール「オラオラオラオラーーーーーーー!子供だからって何でも許されると思うなよーーーーーーーー!!」




ドカバキゴスゴスバキドカゴスガン!




スコール「さっさと死ねよオラァァァァァァ!」バキバキバキ





「・・・・・・・・・・・・・」








「スコール、なにをやっているの!」



771:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:50:55.79 ID:2G9hYESIo

スコール「!?」



スコール(幼)「ママ・・・・・・先生・・・・・・・」



スコール(ママ先生・・・いたのか・・・・)



イデア「さっきから大きな声がすると思ったら・・・・そこのあなた!」


イデア「うちの子に何をしているの!?」



スコール(や、ヤバ~~・・・・)チラ



スコール(幼)「    」ボロ



スコール「・・・・おい君!大丈夫か!」ガシッ


イデア「えっ!?」


スコール「ママ先生、大変です!今この子、モンスターに襲われていて!」


イデア「モンスターに・・・・!?」


スコール(幼)(こいつ・・・・・)


スコール「でも大丈夫!私が助け出しました!ご安心ください!」

スコール「このガーデンが誇る精鋭傭兵部隊Seedのワタシクめが!」バッ



イデア「Seed?ガーデン?・・・・・・・あなた、何を言っているの?」



スコール(しまったぁーーーーッ!この頃はまだガーデンもSeedもなかったんだァーーーー!)ガーン



772:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:51:28.75 ID:2G9hYESIo

イデア「・・・・何者?」


スコール「や、やばいッ!おいガキ!口裏合わせろ!」ガバッ


スコール(幼)「・・・・・・」


イデア「スコール・・・?」


スコール(幼)「・・・・せえどのお兄ちゃんありがとう」


スコール(ナイッスファインプレーガキ!さすが俺だ!)グッ


イデア「これはこれは・・・わざわざご親切にありがとうございました」ペコ


スコール「た、助かった・・・・」ホ


スコール(幼)「・・・・・・・・・・」

スコール(幼)「ぼく、おねえちゃんさがしにいかなきゃ・・・・」ダッ


イデア「あっ待ちなさい!スコール!」


スコール(まだあきらめてなかったのか・・・・)


スコール(幼)「オネエチャンヲ サガスンダ(棒)」


スコール(なんだそのカタコトの発音は)


イデア「どこへ行くの!?スコール!」


スコール(まぁいい。どうせ・・・)


スコール「心配しなくても大丈夫。結局、あの子はどこへも行けないんだ」


イデア「私もね、そう思うわ。かわいそうだけど、仕方がないもの」


スコール「ですよね~」ハハ



773:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:52:37.88 ID:2G9hYESIo

イデア「まったく、あの子だけは・・・・」


スコール(あ~なんとかなったぁ~・・・・・)ホ




ボォゥウッ!!




スコール・イデア「!?」




ボォウ! ボォウ! メラメラメラ・・・・




イデア「ッ!?な、なに!?」



『二人の眼前に 紫の炎が現れた!』



スコール「な、なんだ!?」



メラメラメラメラ・・・・・





ザッ





ユラァ




イデア「・・・人?」

スコール「!!」




女「・・・・・・・・・・」




『紫の炎から 女が!』



774:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:53:25.82 ID:2G9hYESIo

イデア「だ・・・・れ・・・・?」


スコール(あれは・・・・)



女「・・・・・・・・・・」



カツ カツ カツ カツ・・・・・・・



『女は ゆっくりと 歩を進める!』



スコール「・・・ババア?」



女「・・・・・・・・・・」フラァ



カツ カツ カツ カツ・・・・・・・



イデア「ババッ・・・・まぁ、あなたから見たらそうかもね・・・」


スコール「あ、いや、ママ先生じゃなくて」



カツ カツ カツ カツ・・・・・・・



イデア「・・・魔女ね?」


スコール「特大級のね」



カツ カツ カツ カツ・・・・・・・



スコール(いや、待て・・・)



女「・・・・・・・・」




『その女を よくみると!』




スコール(ババアじゃ・・・ない!)



775:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 00:54:15.95 ID:2G9hYESIo

女「・・・・・・・・・」


スコール(なんだあいつは!?はじまりの部屋にいた魔女か!?)

スコール(時間圧縮を逃れた歴代魔女が・・・俺を追ってきたのか!?)


スコール「ママ先生、さがって!」



【ガンブレード】



イデア「ちょっと、そんな物騒な物!」


スコール(いや待て。歴代魔女がここを知ってるはずがない。何故ならここは俺の時代だからだ!)

スコール(じゃああれは一体・・・ハッ!)

スコール(ま・・・・さか・・・・・)

スコール(ハイン・・・?)



女「・・・・・・・・・・・・」



スコール「俺達が倒したはずなのに・・・・・」ジャキ



カツ カツ カツ カツ・・・・・・・



ピタ



『女が 歩を止める!』



スコール「ッ!ママ先生、マジで下がって!」



女「・・・・・・・・」ユラァ




【エンカウント】???



777:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 02:58:25.47 ID:2G9hYESIo

イデア「ここで戦うの!?やめて頂戴!ここには他にも子供たちが・・・」

スコール「んな事言ってる場合じゃねーよ!この家毎なくなるかもしれないんだぞ!?」

イデア「な・・・・ッ!」


女「・・・・・・・」


スコール「くっそ・・・・どうした!なんか言え!」


スコール「こないなら・・・・こっちから行くぞ!」



女「・・・・・・・・・・・」



スコール「~~~ッらぁぁぁぁぁぁぁ!!」バッ



ガチガチッ



スコール「!?」



『ガンブレードの 様子がおかしい!』



スコール「な、なんだ!?リボルバーの所になにか詰まって・・・」ガチャガチャ

スコール「うわっ!」



『弾丸装填部に しけた花火が 詰まっている!』



スコール「なんだこれ・・・なんか火薬臭いぞ?」スンスン



イデア「あ・・・それ・・・」





(ぼくとおねえちゃんを差し置いてこんなことするからだ・・・)





スコール「あ、あのガキ~~~~~~~~~~~~!!」ピキピキピキ



778:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 02:59:30.18 ID:2G9hYESIo

女「・・・・・・・・・」



スコール「くそが!妙に聞き分けがいいと思ったらこういう事かよ!」


イデア「・・・・?」



スコール「あ~もう!しけってるからこびりついてとれ・・・この!」ワチャワチャ



女「・・・・・・・・・」プッ



スコール「!?」


イデア「わ、笑った・・・?」


スコール「こ、このおばはん!待ってろ!これ取ったらすぐにでも・・・・」ワチャワチャ



女「・・・・・・・・・」



女「子供と思って・・・・油断してるからだよ」



『女から 聞き覚えのある声が!』



イデア「えっ?」


スコール「・・・・・・」



スコール(この・・・・声・・・・・)





女「・・・・・・」フルフル




女「・・・・・・・」ス






リノア「お・・・・ハロー・・・・」





スコール(リ・・・・ノア・・・・!)



779:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:01:45.19 ID:2G9hYESIo

スコール「な・・・んで・・・・・」


イデア「・・・・?」




リノア「  」フラ



スコール「あ、おい!」ダッ



『リノアは その場に 倒れ込んだ!』



リノア「・・・・・・」ヒューヒュー


スコール「うぉいリノア!どうした!?何があった!?」ガシ

スコール「ていうか何だその姿!?一瞬誰かわからんかったわ!」


『リノアの姿は 老いている!』


スコール「ハッそうだ!あの顔なし!どうなったんだ!?あのごついの!」

スコール「あいつが無を制御してたんだろ!?無はどうなった!」


リノア「・・・・・・」ヒューヒュー


スコール「お前がここにいると言う事は・・・じゃあ!もうひとり!」

スコール「ババアはどこいったんだよ~~~!」



イデア(顔なし・・・・無・・・?)



リノア「・・・・」ゴフ


リノア「そんなに・・・・いっぺんに・・・・質問しないでよ・・・・」

リノア「頭の中・・・こんがらがるじゃん・・・・」ゼエゼエ

スコール「なんでそんな・・・・満身創痍なんだよ・・・・」

リノア「聞いてよスコール・・・・あのおばさんに・・・・・」

リノア「とんでもない・・・・ハメ技食らっちゃって・・・・・」ゲフ

スコール「ハ、ハメ技!?」



780:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:03:13.28 ID:2G9hYESIo

リノア「お互いさ・・・手は出せないからさ・・・・」

リノア「カードでさ・・・・対決したらさ・・・・・」

スコール「カ、カードだ?」

リノア「どうしたと思う・・・・あのおばさん・・・・」

スコール「・・・どうせあのババアの事だからなんか卑怯な手段使ったんだろ」

リノア「そう・・・・自分のカード・・・・自分で作ってて・・・・」

リノア「私は魔女”ア”ルティミシアだから全部Aだとか・・・・わけわかんない事言い出して・・・w」

リノア「さ、さすが創造神だわ・・・・ハハ・・・・」

スコール「お、おお・・・」


スコール(いや、待て)




アルティミシア=”U”ltimecia




スコール「綴りちげーじゃん!」ガーン



イデア(魔女アルティミシア?)



スコール「あのババアだきゃ・・・相変わらずだな」

リノア「だから・・・・全部・・・持ってかれちゃった・・・・」

リノア「無も・・・・力も・・・・時間も・・・・そして・・・・」

リノア「アタシのしたかった・・・目的さえも・・・・」


リノア「   」ゲフッゴフッ


スコール「全部持っていかれただ!?じゃあお前ッ!」

リノア「そ・・・だか・・・ら・・・・」

リノア「ア・・・タシ・・・どうやら・・・・ここまで・・・みたい・・・」




リノア「 」ブッ




スコール「 」ビチャ




『リノアの口から 鮮血が零れ落ちる!』




リノア「あ・・・ごめ・・・・・w」




スコール「・・・・・・・」ヌト



781:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:05:17.51 ID:2G9hYESIo

リノア「無の力を・・・使ったから・・・・かな・・・・」

リノア「知らない間に・・・消されてたみたい・・・」


スコール「・・・・」


リノア「魔女としてではなく・・・・神としてではなく・・・・」

リノア「人としての・・・・いの・・・ち・・・・」


スコール「・・・・・・」

スコール(そんな・・・・バカな・・・・!)


リノア「色んな命を・・・消して来たから・・・・」

リノア「その代償が・・・・きたのか・・・・も・・・」

リノア「スコールと・・・一緒だね」ニコ



スコール「・・・・・・・」


リノア「・・・・」グ



『リノアは スコールの手を 握りしめた!』



スコール(この感触・・・・)



『その感触は 弱まる命の鼓動を 確かに感じさせる!』



スコール「・・・・かよ」


リノア「・・・・・?」


スコール「お前まで・・・・俺の元から去っていくつもりかよ・・・!」


リノア「・・・・」




ギュ



782:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:08:47.35 ID:2G9hYESIo

リノア「き、きいてスコールッ・・・・けけけ系譜・・・・魔女の系譜は・・・・」ググ

リノア「全てあなたから始まったの・・・あなたが始めた事だった・・・!」


スコール「俺が・・・?なんで・・・・?」


リノア「魔女の力は・・・・巡る・・・時を駆け抜け・・・何度でも・・・」

リノア「その過程で・・・時差・・・・一巡する毎に増殖する・・・・魔女の継承ッ・・・!」

リノア「それはやがて肥大化し・・・・ついには歴史を・・・捻じ曲げる・・・」


スコール「増殖する魔女の力!?何言ってるんだお前!?」


リノア「私の魔女の力・・・誰から継承したんだっけ・・・」


スコール(イデアとアデルだろ?それがなんだ)


リノア「二つの魔を宿したアタシは・・・遠い未来で・・・悪しき魔女と化し・・・」

リノア「そして”伝説のSeed”に倒され・・・だけど魔女は・・・継承するまで死ねないから・・・」

リノア「継承する・・・過去に遡り・・・Seedを追って・・・」

リノア「余分に余った”2”つ分の魔力を・・・・過去の人間に継承して・・・」

リノア「・・・また巡って・・・・倒され・・・・そしてまた戻るの・・・」


スコール「わけわかんねえ・・・何言ってんだよ!?どういう事だよ!」


リノア「一巡する毎に・・・魔女の力は・・・・”1つずつ”増えていくの・・・・」

リノア「それはいつか・・・重なり・・・巨大な魔と化し・・・」

リノア「ついには倒される運命さえも・・・覆す・・・」


スコール「-----」ハッ


スコール「ま・・・・さか・・・・」




イデア「・・・・」




スコール(ここ・・・・・!?)



783:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:10:05.37 ID:2G9hYESIo

リノア「そう・・・・だから・・・・」


リノア「だから・・・・おばさ・・・あんな異様につよ・・・・ゲハッゴハッ!」


スコール「お、おい!もうしゃべるな!じっとしてろ!」



リノア「・・・・・・・」ヒューヒュー

リノア「けど・・・・それを思わぬ方法で回避した・・・人物が・・・いた・・・・」

リノア「それがあなた・・・・運命を覆すはずだった魔女の・・・・さらに覆した・・・」

リノア「理由は・・・ただの下らない・・・浮気心だったけど・・・・」ニヤ


スコール「~~~~~!」ガシ!


スコール(ババアだ!ババアの事だ!そうだ!俺はババアになすすべなくやられた!)

スコール(自身はあったんだ!ジャンクションも精製もチート技も全部そろえた!万全の体制だった!)

スコール(なのにあいつは、それのさらに上を言ってた!俺の目論見を全部破って!)

スコール(だから俺は!せめて!死ぬ前にもう一度と思って・・・!)


リノア「ま・・・どうせ・・・おばさんの策略の前には・・・・無意味だったかな・・・?」

リノア「どうせごり押しで・・・・・攻める・・・つもりだったんでしょ・・・w」


スコール「・・・・・」


リノア「結局・・・一度も・・・勝てなかったね・・・・w」

スコール「・・・・お前の目的」

リノア「・・・・・?」

スコール「何度も聞かされた、お前の目的は?に対する返答」

リノア「あー・・・・」



グッ



(教えて欲しければ力付くで聞けってなんど言わせれば理解するんだよ、包茎野郎)



スコール「”力”って・・・そう言う事かよ・・・・!」グググ

リノア「いたいん・・・・ですけど・・・・」



784:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:11:13.44 ID:2G9hYESIo

スコール「~~~~~!」ギリギリギリ


リノア「いたた・・・もう・・・ほんと・・・・脳筋だなぁ・・・・」


スコール「・・・・ろォ・・・・!」


リノア「・・・・?」




ポタ ポタ ポタ




スコール「それなら!だったら!」

スコール「”無”じゃなくても・・・よかったろ・・・・!」

スコール「あんなもん!使わなくったって!」

スコール「全部消そうと・・・しなくたって!」


リノア「・・・・増殖していく魔女の力・・・その根源は母なる神・・・・」

リノア「対抗するには・・・・それしか・・・なくない・・・・?」


スコール「違う!俺が!俺がもっと強ければ!力があれば!」

スコール「俺に・・・力があれば・・・ッ!!」


リノア「・・・名前」


スコール「!?」


リノア「・・・ピーンときたの・・・・」

リノア「次元の狭間で見た・・・あの”無”の力・・・・」

リノア「これしかない・・・あれを本当の意味で使うのは」

リノア「この私しかいない、ってさ・・・・」


スコール「なんで・・・だよ・・・」


リノア「永遠の静寂に身をゆだねる・・・美しき闇・・・・」

リノア「穢れた運命を浄化する・・・・美しき闇・・・」


スコール「・・・・?」


リノア「まだ・・・気づか・・・ない・・・?」



785:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:17:45.01 ID:2G9hYESIo

リノア「しょうが・・・ないな・・・・・」スゥー



『リノアは 淡々と 言葉を発した!』



リノア「「何者だ…。人間か…。この『光と闇の果て』までやってくるとは…
  
     一体何を求めている。力か?それとも栄光か?

     残念ながら、ここには何もない。過去も未来も、

     そして現在も。美しき闇に閉ざされ、永遠のせいじゃくに身をゆだねるのみ。

     うすうす感づいているようだな。我が存在を。見るがよい。

     かつて世界が恐怖した我が力…。真の『無』の力を」




スコール「真の・・・無・・・?」

リノア「美しき闇・・・・それに魅入られし者・・・・」

リノア「それはかつて世界の存在を賭けて勇者と争い、欲した物に飲まれて消えた・・・・」

スコール「そ・・・れ・・・・・!」

リノア「アタシの名前・・・アナグラムになってるって・・・気づいて・・・・」ゲフッ

スコール「リノア・・・・リノア!リノアって!」

スコール「じゃあ・・・お前・・・・!」

スコール「お前の目的って!!」




リノア・ハーティリー=Rinoa・Heartilly



Ri no a 


リ ノ ア




リ no







= Re:NO(蘇るエヌオー)








リノア「やっと・・・気づいた?」



スコール「 ダ ジ ャ レ じ ゃ ね ー か ! 」



787:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 03:42:30.71 ID:zpd98dQFO

ダジャレかよwwwwww



791:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:39:00.84 ID:2G9hYESIo

リノア「失礼な・・・・アナグラムって言ってよ・・・・」ゲフ

スコール「アナグラムっておまッ、ちょ、そんな事で!?」

リノア「そんな事って・・・w」

スコール「そうだろうがよ!お前ッ!こんな!こんな下らない事でッ!」

リノア「下らなくなんかないよ・・・この名前があったから・・・・無を手に入れる・・・決心がついた・・・」

リノア「キッカケになった・・・ほんの些細な事・・・ほんの小さな理由だけど・・・」

リノア「ダディとマミーが付けてくれた・・・アタシの存在を・・・・示す”名前”・・・・」

スコール「だからって・・・こんな下らない理由で・・・ッ!」

リノア「なりきる・・・事で・・・結構・・・無茶できた・・・」

リノア「ひどい事とか・・いっぱい・・・魔女の力に身をゆだねれば・・・簡単に・・・」


リノア「ッ!」




ゲハッ ゴハッ ゴフゴフッ




スコール「もうしゃべるな!じっとしてろよ!」

リノア「エヌオーとか・・・知らないけど・・・多分こんな感じだったんだろうなって・・・」

リノア「エクスデスみたいに・・・容赦ない・・・純粋な”悪”みたいな・・・感じ・・・・?」

スコール「下らねえ・・・・ほんとに下らねえ・・・・」

リノア「悪くなかったよ・・・・魔王ごっこもさ・・・w」

リノア「でも・・・やっぱり・・・・」

スコール「下らねえ・・・下らなすぎるよ・・・」


リノア「やっぱり子供の遊びみたいに見えちゃう・・・?でも、本気なんだよ・・・・」


リノア「痛いくらい…… 本気なんだよ」



スコール「・・・らねえよ・・・・・・らねえ・・・・・」ブツブツ





ボッ!!





リノア「 カ ハ ッ ! 」



スコール「!?」



792:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:39:50.15 ID:2G9hYESIo

リノア「だ・・・めだ・・・・そ・・・・ろそ・・・・・無・・・・・・理・・・・・・」



スコール「おい待て!リノア!リノア!?」ガシ



リノア「最・・・・・・後に・・・・果たさな・・・・きゃ・・・・・」


リノア「アタシ・・・・・・”達”・・・・・の・・・・・役・・・・・・目・・・・・・・・・」ス




『指先を イデアに向ける!』




イデア「・・・・・・・・」



リノア「こ・・・・・れで・・・・・お・・・わる・・・・・・溢・・・・・れ・・・・・すぎ・・・・・た・・・・」

リノア「魔・・・・女の・・・・系・・・・・・譜・・・・」



イデア「どきなさいスコール」


イデア「その魔女は力を継承する相手を探しているだけ・・・・」



スコール「継承・・・・」



イデア「魔女は魔女の力を持ったまま死ねません」


イデア「私も・・・・魔女だからわかります」



793:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:40:50.08 ID:2G9hYESIo

スコール「継承・・・そうだ!継承!」


スコール「ダメだリノア!継承しちまったら!そんな状態で継承してしまったら・・・!」



リノア「邪魔・・・・なんだけ・・・ど・・・・・・w」



スコール「邪魔するに決まってるだろコノヤロー!それを!その”力”を・・・手放しちまったら・・・・」



リノア「そん・・・な事・・・・言われ・・・・ても・・・・・」


リノア「継承は・・・・自動で・・・・・・・引き継がれる・・・・・・し・・・・・・」


リノア「そんな・・・・・・・物理・・・・・・・的とか・・・・・・・・・・w」



スコール「なんでもいい!はやく止めろォーーーーーーーーッッ!!」



リノア「これで・・・・やっと・・・・一人の”人”・・・・に・・・・・」



スコール「バカヤロォーーー!諦めるな!あんだけしぶとかったくせに!あんだけ邪魔してきたくせに!!」


スコール「なんでお前はそういつも無茶ばっかやるんだよ!あんなに頭よかった癖に!あんだけ策略に長けてた癖に!」


スコール「そんな頭脳があるならまずは俺を虜にする事を考えたらよかったんだッ!サイファーみたいに!」



リノア「魔女の・・・・誘惑・・・・・・」



スコール「魔女でもいいんだよ!言ったろ!?」


スコール「俺のそばから離れるな!」



リノア「・・・・・・・・・・・」




イデア「私がその魔女の力を引き受けましょう。子供達を魔女にしたくありません」


イデア「彼女も私に継承する事を望んでいるようですし・・・・・」





ボッ ボッ ボッ





リノア「もの・・・・・・わかり・・・・・・よくて・・・・・・・・助かる・・・・・・わ・・・・・・・・・・」



794:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:41:49.12 ID:2G9hYESIo

リノア「まだ・・・・・消えるわけには・・・・いかない・・・・・」


リノア「悲劇の・・・・系譜を・・・・・断ち切る・・・・・までは・・・・・!」ググ




キュィィィィィィィ・・・・・・・・




イデア「・・・・・」サ




『リノアの髪が 見る見るうちに 白く染め上がり』




スコール「 や め ろ ォ ー ー ー ー ー ー ー ー ッ! ! 」




カ ッ




Fithos



カ ッ




 Lusec



カ ッ



  Wecos




カ ッ




   Vinosec





『止まった時が 動き出したかのように』




キ ュ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ! !



795:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:42:14.82 ID:2G9hYESIo

スコール「 - - - - - - - - ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」





ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー




ー ー ・ ・ ・ ・ ・





・ ・ ・ ・





・ ・ ・









796:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:43:26.60 ID:2G9hYESIo

(やっと、認めてくれたみたいね)


(なにをだよ)


(あなたを振り向かせるために、アタシがどんなけ苦労してきた事か)


(かなりの力技だったがな)


(戦わなくちゃ、あなたに認められないなら…戦う)


(そう思って、戦ってきたんだよ)


(ほぼお前の無双状態だったがな)


(あ、またそうやってはぐらかす~)


(はぐらかしとらんわ。ちゃんと聞いてるだろが)


(ちゃんと聞いてるし、ちゃんとそばにいるし、ちゃんとぬくもり感じてるから・・・)


(・・・・・・)


(このぬくもりがいつまでも続けばいいなって、そう思ったんだけど)


(やっぱり、永遠何て、ないよね。いつかは、なくなっちゃうよね)


(・・・・・・)


(アタシに居場所なんてなかった。帰る家も、仲間も)


(どこかで見てる外の連中も、神々を名乗る連中も)


(滅びの道を歩む世界も・・・・・)


(・・・・)


(だから・・・自分で作ろうとしたのかのかよ・・・・)


(全てがアタシを拒絶するから・・・アタシからぬくもりを奪っていくから・・・・)


(・・・・)


(俺の・・・せいだ・・・)



797:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:49:09.47 ID:2G9hYESIo

(そう自分を責めないでよ~)


(だって・・・だって・・・・!)


(約束通り、戻って来たじゃん)


(アタシはあなたが約束を果たしてくれた。それだけで十分)


(ほんとにそれで・・・いいのかよ・・・・)


(Seedは何故と問うなかれ?でしょ?)


(・・・・)


(ね、スコール)


(なんだよ)


(最後に一つ聞いていい?)


(・・・・なんだよ)


(これは命令で~す。クライアントの依頼で~す)


(いいからはよ言え)


(あのね)




(スコールの本当に好きな人って。誰?)




(・・・・・・・・・・・・・・)





【Q】あなたの本当に好きな人は誰ですか?



798:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 04:49:59.23 ID:2G9hYESIo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・






(アタシの事が、好きにな~る好きにな~る~)





(ダメ?)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・・







・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 











(・・・答える事が、出来なかった)



799:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 05:35:11.30 ID:2G9hYESIo

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


イデア「う・・・・」フラ

スコール「・・・・」


イデア「これで・・・・終わりかしら?」

スコール「・・・おそらく」


イデア「彼女は何かを終わらしたかった。そんな風に聞こえたわ」

スコール「・・・・」



スコール(魔女の・・・・系譜・・・)



イデア「あなたは私をママ先生と呼んだ」

スコール(ママ先生は俺をスコールと呼んだ)


イデア「あなたは・・・あの子の未来ね?」

スコール(察しが良くて助かる)


イデア「ガーデンのSeedとか言ってたけど・・・・」

スコール(そう)


スコール「Seed、バラムガーデンのSeed」

スコール「ガーデンもSeedもママ先生が考えた」


イデア「私が・・・・?」


スコール「ガーデンはSeedを育てる。Seedは魔女を・・・・」


スコール「・・・・」


イデア「・・・・」



ムク



イデア「さぁ、帰って頂戴。ここはあなたの場所じゃないわ」

スコール(冷たいな)



タッタッタ



スコール(幼)「・・・おねえちゃん、いないよ」


スコール(幼)「・・・・ぼく、ひとりぼっち?」



800:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 05:36:13.22 ID:2G9hYESIo

スコール「・・・・・・・・」


スコール(ひとりぼっちなのは俺だ)


スコール(幼)「・・・・・・」


スコール(幼)「さっきからいるお兄ちゃん」


スコール(幼)「あの人だ~れ?」


イデア「あなたには関係ないの。あなたは何も知らなくていいの」


スコール(そう、知らなくていい)


イデア「ここいいてもいいスコールはあなただけよ」ナデナデ


スコール(幼)「・・・・・?」


スコール(そうか・・・そういう事か・・・)


スコール(覚えてなくて当然だ・・・何故なら)


スコール(この子にとって、それは覚えなくてもいい事だったから・・・)



クル



イデア「帰る場所、わかってるの?どうやって帰るか、わかってるの?」


スコール「いえ全く」キッパリ


イデア「しっかりしなさいな・・・・」




スコール(・・・・だいじょうぶだよ、ママ先生)



スコール(ここにいてもいいスコールはそいつだけ・・・だから)



スコール(ここにいてはいけないスコールは・・・時期・・・)




スコール(みんなのように・・・・・)



801:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/05(日) 05:37:05.76 ID:2G9hYESIo

スコール(幼)「・・・・・」ジー


スコール「・・・・・」


スコール(前に誰かが言っていた・・・)


スコール(俺の前に伸びていた何本かの道。その中から俺は正しいと思った道を選んできた)


スコール(……そう思いたいんだ)


スコール「だから俺は、その選ばざるを得なかった道を大切にしたい」


イデア「?」


スコール(幼)「・・・・・・・・」ジー


スコール「・・・まだ間に合う。・・・お前はまだ間に合う」


スコール「・・・・後悔はするな」


スコール(幼)「・・・・・・」




グニャァァァァァァ・・・・・・・・




スコール(ひとりぼっちになるまえに)




ァァァァァァァ・・・・・・・・・・・




『目の前から消えて行く スコールが取った 行動は』




スコール「・・・・・・」スチャ





イデア「 」

スコール(幼)「 」






カ ッ






【敬礼】



811:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:12:19.53 ID:uNTw2g0eo

・???



ザッザッザッザッ・・・・



スコール「・・・・」フラフラ



ザッザッザッザッ・・・・



スコール「・・・・」フラフラ



ザッザッザッザッ・・・・



スコール「・・・・」フラフラ



スコール(どこまで・・・いけばいい・・・・)




『目の前には 無限に広がる荒野しかない』




スコール(前に誰かが言っていた・・・・正しいと思って選んだ道・・・)



フラフラフラ・・・・



スコール(その・・・・先には・・・・)




ザッ




ガラ・・・・



『荒野が 途中で 途切れている!』




スコール(・・・・)



スコール(・・・・なにも・・・・なかった・・・)



812:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:13:08.98 ID:uNTw2g0eo

スコール「・・・・」



『先へ進むことができない!』



スコール「戻るか・・・」



スコール「ッ!」



『辿ってきた道も 無くなっている!』



スコール(・・・・)



キョロキョロ




コォォォォォォ・・・・・




スコール(ついに道はなくなった、か・・・)



ゴロン



スコール(・・・・・・・)




ハァー




スコール「詰んだぁ~・・・・・」



813:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:14:41.51 ID:uNTw2g0eo

コォォォォォォォ・・・・・・・



スコール「・・・・・」


スコール(ここ・・・時間の流れに落ちた先だよな・・・)

スコール(じゃあここは・・・時間の底のさらに底ってわけか・・・)

スコール(このどこまで行っても何もない、死んだ大地・・・)

スコール(これはいつの時代の風景だ・・・・?)



コォォォォォォォ・・・・・・・



スコール(これがねーやんの言ってた、終末の時かな・・・)

スコール(いや、確か妹がいるとか言ってたな・・・・)

スコール(さすがに二人だけでこんな場所で生活してたとはおもえねー)

スコール(じゃあここ・・・・どこだよ・・・・)

スコール(・・・考えても仕方がない、か)



コォォォォォォォ・・・・・・・



スコール(このままほっとくと・・・どうなるんだっけ・・・)

スコール(ああそうだ・・・段々存在が薄まっていくんだったな・・・)

スコール(極限まで薄められて・・・・何も考えられなくなる・・・・)

スコール(ああでも、それはともかく、激しい痛みってのがイヤだな・・・)

スコール(んな中途半端にしなくても・・・消えるならさっさと消してくれよ)

スコール(これ以上いたぶるようなマネすんなよ・・・いちいち悪趣味なんだよ)


スコール(だって、俺の進む道は・・・・もう・・・)



スコール(ない・・・・)




コォォォォォォォ・・・・・・・



814:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:16:23.48 ID:uNTw2g0eo

スコール「・・・・・」


スコール(いつまで待てば消えれる・・・いつまで俺は存在できる・・・・)


スコール(俺の存在を信じてくれる連中はもういない・・・何もかも全部いなくなった・・・)


スコール(そして最後に俺・・・・)


スコール(・・・ここでじっとしてればまたお前らに会えるかな)



コォォォォォォォ・・・・・・・



スコール(リノアの最後・・・あの姿・・・・)


スコール(無に命を飲みこまれたという事は・・・・人としての寿命も・・・・?)


スコール(オールド食らったみたいに・・・・一気に・・・・)


スコール(・・・・)


スコール(そっくりだった・・・・)


スコール(あいつに・・・)



シュゥゥゥゥゥ・・・・・・



スコール(あ・・・)



『スコールの体が 徐々に 薄まっていく!』



スコール(ついにきたか・・・・)



815:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:18:14.09 ID:uNTw2g0eo

スコール(考える・・・・・のも・・・・面倒・・・・に・・・・・なって・・・・)


スコール(もう・・・・俺の・・・・やるべき事はない・・・・)


スコール(役目を・・・・果たした・・・道具は・・・・消える・・・・)


スコール(・・・・・)



スコール(寝て・・・・たら・・・そのうち・・・消える・・・だろ・・・・)



スコール(・・・・・おやすみ)





コォォォォォォォ・・・・・・・





ヒュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・






ザッ





スコール「  」







「また寝てるのかお前は」



816:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:18:41.04 ID:uNTw2g0eo

スコール「・・・・?」




「一体どれだけ寝れば気が済むのだお前は」




スコール「あ・・・・」





ヒラ・・・・ヒラ・・・





ピト






アルティミシア「起きろ、ノータリン」



819:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:41:52.13 ID:uNTw2g0eo

スコール「バ・・・バア・・・・」


アルティミシア「いつまでもそうやってだらけているから、こんな所まで堕ちるのだ」

アルティミシア「時間の底のさらに底までな」


スコール「ち・・・げえよ・・・」

スコール「先にここに落ちて・・・・落ちたからこうやって・・・・」


アルティミシア「諦めたのか」フゥ


スコール「だってそうだろ・・・見ろよ」

スコール「どこにも・・・いけねーだろ・・・」


アルティミシア「ふーむ」キョロキョロ

アルティミシア「うむ、見事に切り離されてるな」


スコール「悠長な事いってねーで・・・助けろババア」


アルティミシア「それは無理だ」


スコール「はぁ?なんでだよ」


アルティミシア「私も堕ちてしまったからだ」キリ


スコール「死ねよ・・・」



820:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:43:37.50 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「まぁまぁいいだろ」ゴロン

スコール「横座んな」

アルティミシア「一人で消えようとしてた所に、こうして看取ってくれる者が現れたのだから」

スコール「看取るて・・・」

アルティミシア「何か変な事言ったか?」

スコール「普通このパターンって、奇跡のパワーで助かるもんなんだけど」

アルティミシア「あるか、そんなもの」

アルティミシア「私だって堕ちた先にお前がいてびっくりしてるくらいだ」

スコール「・・・」

アルティミシア「だが爆睡してるお前を見てすぐに悟ったぞ」

アルティミシア「あ、こりゃ助からんわ。と」

スコール「・・・なんでお前まで落ちてんだよ」

スコール「お前、時間圧縮発動の張本人だろが」

アルティミシア「わかるだろ」

スコール「わかんねーよ」


アルティミシア「リノアだよ」


スコール「・・・・」


アルティミシア「あいつからすべて聞いたろ」

アルティミシア「つまり、そう言う事だ」


スコール「ああ、なるほどね・・・・」


アルティミシア「・・・・」


スコール「カードでインチキしたペナルティなわけか」



アルティミシア「そっち!?」



821:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:45:05.68 ID:uNTw2g0eo

スコール「聞いたぞ。何がアルティミシアだからAだ。お前の頭文字はUだろが」

アルティミシア「何が違う。ローマ字にしたら合ってるだろが」

スコール「セイムをサメと言ってるようなもんだぞそれ」

アルティミシア「カードルールに綴りの指定まではない」キリ

スコール「屁理屈こねやがって・・・」

アルティミシア「あ、そうそうカードで思い出した」

アルティミシア「お前のカードを盗んだのはリノアだったぞ」

スコール「!?」

アルティミシア「おまえからくすねて隠し持ってたのを、すり替えて使ってきたんだぞ」

アルティミシア「インチキにも程があるだろ?あいつの方がタチが悪い」

スコール「あ、あいつだったのか・・・・」ワナワナ

アルティミシア「出し抜かれてばかりだったな」プッ

スコール「ほんとお前らだけは・・・・」



コォォォォォォォ・・・・・・・



アルティミシア「で、肝心のあいつはどうした」

スコール「・・・行ったよ。ママ先生に全部渡してな」

アルティミシア「そうか・・・」

スコール「お前がやりたい放題だった理由もわかった・・・」

アルティミシア「ふふ、まさかオートレベルアップ機能が付いていたとはな」キリ

スコール「ほんとそこかしこの時代に迷惑かけやがって・・・」

アルティミシア「うむ、私も薄々思っていたのだ」

アルティミシア「時間圧縮ってこんなに強力だったっけ?と」

スコール「何かおかしいと思わなかったのかよ」

アルティミシア「しばらく考えた結果・・・ひとつの結論に至った」


スコール「・・・・」



アルティミシア「私すごい。と」



スコール「自画自賛かよ・・・・」



822:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:55:23.93 ID:uNTw2g0eo

コォォォォォォォ・・・・・・・



スコール「・・・まじで何とかならんのか?」

アルティミシア「ならん」

スコール「とかいいつつ実は残されし最後の力が・・・」

アルティミシア「ない」

スコール「お前の得意な隠し技、今だせよ」

アルティミシア「全てキレイサッパリ使い果たした」

スコール「・・・・まじ?」

アルティミシア「まじ」



コォォォォォォォ・・・・・・・



スコール「・・・リベンジチャンスじゃん」

アルティミシア「なんだお前。ここへ来て復讐か」

アルティミシア「いいだろうかかってこい。多少の魔力はまだ残っている」

アルティミシア「どっちみちほっといても消えるんだ。一足先に時間の流れに送ってやる」

スコール「・・・・」


アルティミシア「さあ、こい」


スコール「・・・・」


ジャキ



823:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:56:18.82 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「どうした?はやくこい」


スコール「・・・やめた」


アルティミシア「臆したか?」


スコール「そうじゃね・・・見ろ」ポイ



ガラン・・・



アルティミシア「ガンブレード・・・」ガチャ

スコール「俺も今実質戦闘不能状態なんだよ」

アルティミシア「何故?元気そうにしゃべって・・・ぬおっ!」ガチャ

アルティミシア「なんだこれは・・・コケ?」ヌト

スコール「ガンブレードの弾丸機構にしけた花火仕込まれた。それじゃあもうただの派手な剣だ」

スコール「持ち味のマニュアルクリティカル操作ができねー」

アルティミシア「・・・誰にやられた」

スコール「俺」

アルティミシア「えっ」

スコール「俺を助ける振りして詰め込んでやがった・・・」ヒクヒク

アルティミシア「よ、よくわからんが何でまたそんな事を」

スコール「ボッコボコにしばき回したから」

アルティミシア「そらやられるわ・・・」



824:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 00:59:28.08 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「真の敵は己自身と達観した物はよく言うが・・・」ヌト

スコール「精神的な話だろそれ。まさか物理的にやられるとは思わなかったわ」

スコール「だがおかげでわかったよ」

アルティミシア「何をだ」

スコール「自分の行いは必ず何らかの形で帰ってくるってな・・・」

アルティミシア「・・・・」

スコール「因果って言うのか?知らんけど」

スコール「俺がこんな目に合ってるのは、完全に俺のせいだった」

スコール「俺の選ぶ道を導いたのは、他でもない俺だった」

スコール「メタボがいつぞや言ってた事、ここまで来てやっとわかった」

スコール「俺の運命を決めたのは・・・俺自身だった」

アルティミシア「・・・・」

スコール「もう少し早く気づいていればな・・・」ゴロン

アルティミシア「結構何度も言ったと思うが」

スコール「お前の説教じみた言葉なんて誰が聞くか、ボケ」

スコール「うぜーだけで心に響かねー」

アルティミシア「人の助言は聞く物だ」

スコール「俺が従うのは・・・ママ先生とクライアントだけだよ・・・」

スコール(あ・・・クライアントって・・・)



(これは命令で~す。クライアントの依頼で~す)



アルティミシア「イデアが鬼教官になってる事を祈ろう」ウンウン



スコール(そうか・・・あの依頼・・・まだ続いて・・・・)


スコール(・・・・)




キィィィーーー・・・・ン




スコール(・・・あれ)



825:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 01:00:50.23 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「どうした?」


スコール「えっと俺・・・seed試験受けて・・・初任務がきて・・・・」


スコール「依頼主の所行って・・・ゴタゴタに巻き込まれて避難して・・・んでそこから暗殺作戦に参加して・・・」


スコール(・・・・・・)




スコール(??????????)




アルティミシア「?」



スコール(誰だ!?誰から依頼されて、誰と行って、何の任務を受けた――??)


スコール(クライアントって・・・・誰だ!?)




825



826:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 01:08:38.77 ID:uNTw2g0eo

スコール(思い出せない!何もかも!今まで会った人も!今まで行った場所も!)


スコール(俺が育った所・・・どこだ!?)


826





スコール(名前も!声も!姿も!今まで出会った人・・・全部!)



8262



827:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 01:09:25.41 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「どうしたんだ一体・・・」




スコール(そして――)





――――・・・・・・・・






カッ






827










スコール(俺は・・・・誰だ――・・・・・ッ!)



828:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 01:15:59.68 ID:uNTw2g0eo

スコール「・・・・・!」ガクゥ!


アルティミシア「お前・・・まさか!」


スコール「思い出せない・・・・何も、思い出せない!!」ワシャワシャ


アルティミシア「わ、私の名前はわかるか!?」バッ


スコール「ババア・・・・」


アルティミシア「違うわ!さっき言ってたろ!綴りがどうのこうのと!」

アルティミシア「わかるだろ!?さんざお前らを苦しめたのだから!」

アルティミシア「忘れたとは言わさんぞ!」


スコール「綴り・・・えっと、カードがAとかなんとか・・・・」

スコール「A・・・・この単語、最近聞いたな・・・」

スコール(どこだっけ・・・)



(でもここいらでそろそろ”A”イッといた方がいいんじゃない!?)




【ラッシュアサルト】




スコール「・・・・BBA?」



アルティミシア「違うわッ!」ガーン



829:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 01:17:12.65 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「記憶障害が・・・急激に・・・・」

アルティミシア(いやまて、思い起こせばこいつ、妙に忘れっぽい所があった)

アルティミシア(ただのチャランポランだと思ってたが・・・記憶障害が原因だとしたら・・・)

アルティミシア(いやでも、こんな急に、自分の存在さえ忘れる程・・・・)



アルティミシア「あ」



スコール「おいババア・・・お前ならGFに詳しいだろ」

スコール「記憶障害って・・・こんなに一気にくるものなのか・・・?」



アルティミシア「・・・・・」



スコール「俺は確かに一度、記憶を取り戻した・・・なのに、なんでだ?」

スコール「自分の事すら忘れるって・・・どう考えても異常だろ・・・・」



アルティミシア「・・・・確かに”通常”の記憶障害は、気づかぬ内に、ゆるやかに起きる物だが」



スコール「・・・・」



アルティミシア「お前は”もう一体”特殊なGFを持っていた・・・・」




(開くがいい。最後の記憶。そして貴様のみが宿すもう一つの”力”・・・)




スコール「それって・・・・」




(お前の思い描く最も強い物を思い浮かべろ)




アルティミシア「そう言えばお前の中で二回くらい精製したっけ・・・」




(あああああああ頭がいてえええええええええ!!)






スコール「 お 前 か よ ! 」ガガーン



832:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:07:58.34 ID:uNTw2g0eo

スコール「お、お前マジで・・・・」プルプル

アルティミシア「すまん、意図せずトドメを刺してしまった」キリ

スコール「だから・・・大丈夫かこれって言ったろが・・・・」

アルティミシア「廃人にはなってないだろ」

スコール「似たような・・・もんだろが・・・・」ガク

スコール「くそが・・・予想外の不意打ちだ・・・・」

アルティミシア「まぁそういうのは私の得意分野だし」

スコール「結局・・・一度も勝てなかったよ・・・ボケが・・・」

アルティミシア「どっちにしろ無理だったよ。お前には」

スコール「膨れ上がった・・・・魔女の力のせいかよ・・・」


アルティミシア「・・・」


アルティミシア「というより、ここ?」トントン


スコール「もはや職人技だよ、お前のトラップ芸は・・・・」ゴロン




コォォォォォォォ・・・・・・・




スコール「これ・・・・俺どうなるんだよ・・・・」

アルティミシア「消えるな。通常よりも早く」

スコール「まじか・・・・」

アルティミシア「時間圧縮下に置いては、思いの力で存在できるんだ」

アルティミシア「お前は思いどころか自分の存在すらわからなくなっている」

スコール「・・・・」

アルティミシア「相討ちにならなくてよかったよ」ニヤ

スコール「勝ち越しかよ・・・」

アルティミシア「勝者は常に一人だけ!」キリ

スコール「・・・・・」

アルティミシア「・・・まあ、まだ猶予は少しだけある。今の内に言いたい事しゃべって置け」

アルティミシア「なんなら口喧嘩で決着をつけてやってもいい」ニヤ

スコール「できるか・・・・すでに・・・意識朦朧なんだよ・・・」



833:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:13:17.55 ID:uNTw2g0eo

コォォォォォォォ・・・・・・・



アルティミシア「そういえば仲間は?」

スコール「思い出させんなよ・・・」

スコール「一足先に・・・消えたわ・・・」

アルティミシア「そうか」

スコール「お前のせいで・・・またもや全滅だよ・・・・」

アルティミシア「二回目は私のせいじゃないだろ」

スコール「そーだろーが・・・・だって・・・」



(おっと、そろそろ時間かな?じゃあ最後にみんなで並ぼうか)



アルティミシア「あー・・・」

スコール「すでに消えてたんだよ・・・・あの時点で・・・」

アルティミシア「ああ、まあ、そうか。私がやった事になるのか」ポリポリ

スコール「だけど・・・その原因を作ったのは・・・」

アルティミシア「やっぱりお前じゃないか」

スコール「・・・・くそが」



コォォォォォォォ・・・・・・・



834:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:14:53.69 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「・・・・リノアがなんであんなむごい事をしたのか、わかるか?」

スコール「リノア・・・・そうだ、リノアだ」

スコール「あいつ・・・・なりきってたんだよ・・・魔王に」

アルティミシア「は?魔王になりきってた?」

スコール「自分の名前はエヌオーのアナグラムだとか言い出して・・・それで暴走して・・・」

アルティミシア「アナグラム?」

スコール「何がRe・エヌオーだ・・・・死ぬほど下らねえわ・・・」

アルティミシア「ああそうか、リ・ノ・アだから・・・・」

アルティミシア「ってそれダジャレじゃないか!」ガーン

スコール「やっぱお前も・・・そう思うか・・・」

スコール「センスの悪さは・・・・そっくりそのまま引き継いだようだな・・・」

アルティミシア「一緒にするなよ。そんなしょうもないダジャレと」

スコール「同じだろが・・・・お前の城の理不尽クイズと・・・そっくりなんだよ・・・・・」



コォォォォォォォ・・・・・・・




アルティミシア「あいつ、エヌオーにも会ってたのか?」

スコール「なわけねえだろ・・・ただの想像だよ・・・」

スコール「世界を滅ぼそうとした魔王だったんだから、こんくらいするだろって・・・」

アルティミシア「なるほど、な・・・」

スコール「だからってさぁ・・・だからって・・・」

アルティミシア「・・・私は別意見だがな」

スコール「・・・え?」

アルティミシア「一周目のメンバーはあの時すでに消えてたんだ」

アルティミシア「それをわざわざ再構築してお前に見せつけた」

アルティミシア「唯一無事だったあいつなら、記憶障害の弊害も知っているし」

アルティミシア「そして時間圧縮下では、思いの力でのみ存在できる事も知っている・・・」

スコール「・・・・・」



835:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:16:12.65 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「だからだな」

アルティミシア「お前に、忘れて欲しくなかった。消えた仲間も、自分の事も」

アルティミシア「あんなショッキングな映像を見れば、忘れたくても忘れられないだろ」

アルティミシア「そして憎しみという強い”思い”で、自分の事も」

アルティミシア「”ふくしゅう”と言う形でな・・・」


スコール「・・・・・」


スコール「”ふくしゅう”違いかよ・・・」



アルティミシア「と、私は思うがね」



スコール「勘かよ」


アルティミシア「勘だ」



スコール「お前の妄想なんて・・・どうでもいいんだよ・・・」

アルティミシア「まぁ自分の行いを自分でぶち壊したわけだが」ハハハ

スコール「何がおかしいんだか・・・」ゴロン




コォォォォォォォ・・・・・・・





アルティミシア「見ろ」

スコール「・・・?」




コォォォォォォォ・・・・・・・





ズズズズズズズ



スコール「なんだありゃ・・・・」

アルティミシア「私が手に入れたがった物だ」

スコール「って事は・・・・」




『無が 圧縮時間を 覆い出している!』



836:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:18:38.77 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「お前の言う通り、自分の行いは自分に帰って来た」

アルティミシア「無を手に入れたがばっかりに、自分が無になるハメになったよ」ハハハ

スコール「・・・・まさか、ネオババア化?」

アルティミシア「するか。もう私にはそんな力すら残っていない」

アルティミシア「圧縮から解放され、元に戻る時間」

アルティミシア「これらを再び圧縮し直すのは、事実上不可能」

アルティミシア「私の野望も無と消えた」

アルティミシア「そして過去の自分がいなくなったことで、私も消えるのを待つのみ」

アルティミシア「まぁ、多少残った魔力で姿形は維持できるが」

アルティミシア「無に飲まれるのが早いか、魔力が尽きるのが早いか・・・・」ブツブツ

スコール「ざまぁ・・・・」



アルティミシア「そして、お前の過ごした時代もな」



スコール「・・・・は?」




ズズズズズズ・・・・・・・



アルティミシア「圧縮時間と無を同時に取りこんだからな・・・・」

アルティミシア「体内で無が、ひそかに時間を消していた」

スコール「おい、それって」

アルティミシア「だから、再圧縮は事実上不可能。何故なら圧縮する時間そのものがないから」

アルティミシア「お前の記憶障害と一緒だな」

スコール「笑えねーよ・・・・」

アルティミシア「ここは無が飲みこんだ結果生まれた、時間の絞りカスのような空間だ」

アルティミシア「故に、何もない」

スコール「・・・・さっき勇者の実家に飛んだんだけど」

アルティミシア「どうやら、未来から順に飲みこんでいるようだ」


スコール「てことは・・・・じゃあ・・・・!」


アルティミシア「ああそうだ」





アルティミシア「未来はたった今、無くなった」





コォォォォォォォ・・・・・・・



837:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:21:56.75 ID:uNTw2g0eo

ズズズズズズ・・・・・・・


スコール「はは・・・ほんとに道がなくなったでやんの・・・」

アルティミシア「ほっとけばそのうち全ての時間を飲みこむだろうな」

スコール「やっぱ魔王だわお前・・・」

アルティミシア「ま、どっちにしろ我らは消えるしな・・・・」

スコール「ついに帰る場所すら失ったか・・・・」ゴロン

アルティミシア「これでもう心残りはないだろう?」

アルティミシア「安心して行けるよう、お前が思い出す事全てをキレイさっぱり消してやった」

アルティミシア「私からの選別だ。受け取れ」キリ

スコール「・・・・悪趣味ババア」



キィィーーーーン・・・・・



スコール「やべ・・・そろそろ・・・迎えが・・・・きたっぽい・・・」


アルティミシア「全てを忘れるって、どんな気分だ?」


スコール「生きてるのか死んでるのかもわかんねえ・・・・変な感覚だ・・・・」


アルティミシア「ほほぉー」


スコール「こうして誰かと話してる事が、唯一自分を認識できる・・・」


アルティミシア「・・・」


スコール「だから、俺の、俺の名前・・・・せめて、最後に教えてくれ」

スコール「せめて、自分が何者かをわかりながら逝きたい・・・・」


アルティミシア「・・・自力で思い出せないか?」


スコール「無理だ・・・もう、頭の中には何もない・・・・」

スコール「お前の名前すら・・・思い出せねえよ・・・・」



アルティミシア「・・・・・」



アルティミシア「じゃ、だめだ」



スコール「はぁ・・・?なんでだよ・・・」



838:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:23:08.94 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「頼み事をする相手の名前を忘れる無礼者に、協力してやる義理はない」


スコール「ふざけんなよお前・・・誰のせいでこんな事になっとると思っとんじゃ・・・」


アルティミシア「アホが。自己紹介は礼儀の基本だ」

アルティミシア「お前らと対面した時、私は何度も名乗った」

アルティミシア「私は魔女だと」


スコール「名乗ってねーだろが・・・・それ肩書だ・・・」


アルティミシア「ではお前の肩書は?」


スコール「・・・・・」



スコール「わかんねえ・・・・・」



アルティミシア「じゃ、やっぱダメだな」





スコール・アルティミシア「・・・・・・・・・」





スコール「この卑怯屁理屈鬼畜ババア・・・・」ピキピキ


アルティミシア「黙れ変態自己中黒ジャン野郎・・・・」ピキピキ





スコール・アルティミシア「・・・・・・・・・」





キラ・・・・キラ・・・・





『スコールの上から 光が 現れる!』



839:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 02:59:09.65 ID:uNTw2g0eo

スコール「あ・・・きたわ・・・・」


アルティミシア「最後に何か遺言はないか」


スコール「・・・・」



(激しい痛みとともに思考が分断され、記憶も思い出も極限までうすめられるのだ)



スコール「消えるのは・・・・ともかく・・・・」


スコール「痛いの・・・・やなんだけど・・・・」




【騎士の剣】




スコール「あだだだだだだ!」チクチクチク


アルティミシア「はい、激しい痛み」


スコール「思ってた痛みと違う・・・・」ヒリヒリ


アルティミシア「今だから言おう」

アルティミシア「すまん。正直盛った」


スコール「は・・・・」


アルティミシア「ああ言っとけばビビって戦意喪失するかなって思って」


スコール「ビビってたから、イヤだって言ったんだが・・・・」


アルティミシア「魔女たる者、有言実行せねばならないだろ?」キリ


スコール「いらんわ・・・じゃあハナから・・・しょうもない嘘盛るな・・・」





キラ・・・キラ・・・・





フワァ・・・・





『スコールが 光に 吸いこまれていく!』



840:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 03:01:43.96 ID:uNTw2g0eo

フワァ・・・・


アルティミシア「・・・・」


スコール「なに・・・見てんだよ・・・」


アルティミシア「なんだ、その・・・」


スコール「・・・・?」



アルティミシア「お前はアレだ。なんというか、その」

アルティミシア「なんでもかんでも、人任せにし過ぎだ」

アルティミシア「だからこう、誰かに頼るなとは言わんが」

アルティミシア「もっと、自分の力で解決しようとした方がイイ」

アルティミシア「みないつかは去っていくのだ。永遠なぞないのだ」


アルティミシア「わかったか?」



スコール「最後の最後で・・・説教かよ・・・」


アルティミシア「実体験に基づく経験談だ」


スコール「遅過ぎなんだよ・・・ボケ・・・・」


アルティミシア「お前が気づくのがな」



スコール「・・・・」



スコール「まぁ・・・イイ・・・」



スコール「つかの間の・・・勝利を・・・精々味わってろ・・・」フワァ



アルティミシア「最後の最後まで憎まれ口とは、お前らしいよ」



スコール「おまえ・・・・だって・・・・最後に最後に・・・無駄な・・・・ダメージ・・・・」ヒリヒリ





キラ・・・キラ・・・キラ・・・





フワァァァ・・・・



841:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 03:02:49.92 ID:uNTw2g0eo

スコール「・・・・」


アルティミシア「・・・・」




(未来なんか欲しくない…今がずっと続いて欲しい)




スコール「・・・・・」




(現実は優しくない。現実はまったく優しくない)




キラ・・・キラ・・・・




スコール「・・・・あ・・・」



アルティミシア「?」



スコール「・・・・・」




ボソ







スコール(そばにいてやれなくて、済まなかった)






アルティミシア「・・・・・」






『スコールは時間の流れに吸い込まれ――――








ガ シ



843:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 04:10:24.57 ID:uNTw2g0eo

スコール「・・・・・?」


アルティミシア「・・・・」ググ




『アルティミシアは 掴んだ手を 離さない!』




スコール(なんだよ・・・・)


アルティミシア「・・・・」


アルティミシア「おまえの存在など時間圧縮のアルゴリズムに溶けこんでしまうがいい」

アルティミシア「激しい痛みとともに思考が分断され 記憶も思い出も極限までうすめられるのだ」



スコール(は・・・?だから今からそれになるんだろって・・・)



アルティミシア「何もできず、考えられず、思いすら何もない。そんな世界に、おまえをおくってやろう」

アルティミシア「おまえたちにできることは何も……」

アルティミシア「いや、おまえにできることは 唯一で永遠の存在である私をあがめること」



スコール(どれだけ・・・・崇められたいんだよ・・・・)



844:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 04:12:43.32 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「極限まで薄められたとて、消滅の一歩手前、限りなく無に近い存在に成り果てたとて」


アルティミシア「そこにある限り、お前と言う存在はまだ残っている。まだ消えやしない」


アルティミシア「故に、私を崇めたくば、その痛みを持って自己の存在を思い出せ」


アルティミシア「私を崇めたくば、思い出せ。我らが思いをぶつけあった・・・」


アルティミシア「我らの決戦の地、思いを手繰り寄せ、たどり着いた地」


アルティミシア「我らが対面した、因縁の地・・・」




スコール(・・・・・)




アルティミシア「最後に一言言ってやろう」



アルティミシア「全てを失って得られるものもある」





スコール(それも・・・経験談かよ・・・)





アルティミシア「もしもお前が、”自力で”それを見つけることができたなら・・・」




スコール(できたなら・・・?)




アルティミシア「さすれば魔女は、再びお前に夢を見せるだろう」





スコール(意味不・・・)



845:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 04:13:43.46 ID:uNTw2g0eo

(何も・・・できないのに・・・・・・お前を崇める事はできるんだ・・・・w)



(意味不明な理論だが・・・・それしか・・・・できないなら・・・)



(暇つぶしに・・・・崇めて・・・やっても・・・・イイ・・・)



(崇めて・・・・やるから・・・とっとと夢・・・・見せろ・・・・)



(心地の・・・・いい・・・夢・・・・・・を・・・・・・)





アルティミシア「・・・・・」




パッ




『アルティミシアは その手を 離し』




スコール「  」




フワァ・・・・・




キラ・・・・キラ・・・・キラ・・・・




キラ・・・・・・・・・




・・・・・




・・






『スコールは時間の流れに吸い込まれていった』



846:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 04:14:39.52 ID:uNTw2g0eo

コォォォォォォォ・・・・・・




アルティミシア「・・・・・」




ズズズズズズズ・・・・




アルティミシア「・・・・・」フゥ





(スコール・・・・)







「別れはすんだか」





アルティミシア「・・・見てたのか」







カイアス「ああ。しかとこの目で見届けた」



847:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/06(月) 04:16:12.28 ID:uNTw2g0eo

アルティミシア「覗き見が趣味とは、いい趣味してるな」


カイアス「混沌に混じり合う思いの力、それを確かめたかったのだ」


カイアス「どうやら、大丈夫そうだ」


アルティミシア「・・・・その為にこんな時間の底まで、わざわざご苦労な事だ」


カイアス「私は虚ろなる骸・・・魂すら腐り果てた身を混沌に投じ、新たな世界に生まれ変われぬ物」


アルティミシア「相変わらず何言ってるのかわからないんだよ。このターバン野郎が」




ユール「カイアスはその身で償おうとしている。かって世界に終焉をもたらしたその罪を」




アルティミシア「・・・いたのか」


カイアス「私に構う暇などないはずだ」


アルティミシア「お前の方から話しかけてきたんだろ・・・」




ユール「この先に、あなたの運命がある・・・」




パァァ・・・・・




『光の道が 無に向かって 伸びていく!』




アルティミシア「・・・・」



カイアス「では、参ろうか」

ユール「大いなる時の混沌、その運命に、終焉を」




アルティミシア「・・・」フゥ




アルティミシア「いくか」



896:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/04/10(金) 21:01:38.14 ID:AbVwVvvCo

誘導
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【THE END】



転載元
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【ED】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426303243/
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