妹「双子の兄が好き」
双子兄妹のSSは正義
妹スレも正義
ヨスガノソラ
しょうがない
ヨスガノソラに基づいて書くか!
妹「...」
兄「...」
兄「なぁ」
妹「...なによ」
兄「朝食食べろよ」
妹「いらない」
兄「せっかく母さんが作ったんだぞ?」
妹「...いらない」
兄「...ったく。学校行く前に腹筋しろよ?」
顔が全く同じで恋とか吐き気しそう
兄弟とじゃ全然話が違う
さすがに二卵性兄妹
妹「ねえ、早くして」
兄「は?」
妹「もう間に合わない」
兄「一人で行けよ」
妹「...っ!もう知らない!」ガチャ
バタンッ!
兄「お、おい!腹筋してけよ!」
11は仲間
ーホームー
兄「ちょ、待てよ」
妹「...」
兄「一緒に行ってやるよ」
妹「何よその態度」
兄「はぁ?一緒に行かせてください」
妹「...」プイッ
兄「(うぜえええええ)」
ー電車内ー
妹「...」
兄「(会話が生まれない)」
妹「...」ジーッ
兄「(?)」
妹「///」プイッ
兄「(こいつ熱でもあんのか?)」
友「よお、兄」
兄「おーっす」
友「と、妹ちゃん...」
妹「...」フンッ
友「...」
友「なあ、俺嫌われてるのか?」コソコソ
兄「知るわけないだろ...」
友「なあ、俺何かしたのか?」コソコソ
兄「だから知らねーって...」
友「...まあいいわ」
友「御兄様!妹ちゃんをください!」
兄「あいつがいいなら付き合えばいいじゃん」
友「マジですか!?さすが兄様!」
兄「やめろ気持ち悪い!」
兄「あと、あいつにその気があればだぞ?」
友「あるね!」
兄「ないだろ」
友「...」
友「学年一の美少女だぞ?」
兄「んなわけないだろっ!」
友「あるね」
兄「ないない」
友「んでもさ、なんていうか...」
友「無愛想だよね」
兄「...まあな」
友「家ではどうなの?」
兄「普通だけど」
友「普通?」
兄「普通」
友「わかんねー...」
アナウンス「如月駅~如月駅~♪」
ドア「ガララ」
タタタッ
女「はあ...間に合った!」
女「あ!兄君おはよ!」
妹「!」
兄「おはよう」
友「俺は?」
女「あ、あんたいたんだ」
友「^^」
兄「ハハッ」
友「俺はめげねーぞ...」
女「ねえねえ兄君!」
兄「へ?」
妹「...」ギリリッ
アナウンス「底なし沼~底なし沼~」プシュー
兄「あ、着いた」
女「あっという間だね!」
友「そうだね!」
女「...」
兄「あれ、妹...」
兄「あいつまだ車内じゃねえか!」
妹「...」ムスッ
兄「おい、お前着いたぞ」
妹「...」
兄「ドア閉まっちゃうだろ!」
妹「...私なんていらないでんしょ?」
兄「は?」
妹「女ちゃんがいるから」
兄「どういう意味だそれ」
電車「プルルルルルッ」
兄「おい、出るぞ!」グイグイ
妹「きゃ!(う、腕が...///)」タタタッ
電車「発車するで~」ギュイーーーン
兄「なあ、お前あれどういう意味なんだ?」
妹「べ、別になんでもない!」
兄「あっそ」
女「二人とも大丈夫?」
友「妹ちゃん大丈夫か!?」
兄「わりぃ、こいつボーっとしてたみたいだ」
女「そっか♪」
女「それでね!さっきの続きなんだけど」
友「やあ、俺も混ぜてくれよ」
妹「...」
妹「(やっぱり私なんて必要ないのかな?)」
キンコンカンコン
友「時間内余裕ですね!」キリッ
女「じゃ、私こっちだから!じゃあね!」
兄「ああ、じゃあな」
女「...ね!帰り一緒に帰らない?」
兄「いいけど、何も用事ないの?」
女「今日は部活休みなんだ♪」
兄「わかった、一緒に帰ろっか」
キンコンカンコンってなんぞや
もう方向性がわからんぞ!
どうすりゃいい
女「...約束だよ?」
兄「ああ」
友「俺は部活なんだぜっ!」
女「じゃあね!兄君!妹ちゃん!」
友「」
兄「おい、行くぞ友」
友「...おう」
...グイッ
兄「え?」
妹「...」グイッ
兄「わりぃ、先いっといてくれないか」
友「ああ、遅れんなよ」
友「妹ちゃんじゃあね!」タタタッ
兄「...で、服掴んでどうしたんだ?」
妹「...別に」
兄「はぁ...」
妹「...帰り」
妹「私も一緒に...帰るから」タタタッ
兄「...なんだ?」
ID変わってる?
教室
友「なあ、妹ちゃんと何の話したんだ?」
兄「それが特に用事もねえのに引き留めやがったんだよ」
友「か、可愛い」
友「...お前さ、妹ちゃんのことどう思ってるの?」
兄「大切な家族だけど」
友「妹ちゃんルートないの?」
兄「あるわけないだろ」
友「近親相姦なんてありえねーよなぁ」
兄「考えたこともない」
友「でもあんなに可愛いんだぜ?一度は欲情することあるだろ!」
兄「ねーよ」
友「言ったな?俺がもらっても問題ないよな?」
兄「幸せにしてあげろよ」
ドア「ガララッ!」
先生「はい、起立!挨拶!」
オハヨーゴザイマース
先生「着席!」
先生「特に要件無し!以上!」
ドア「ガララッ」
兄「...これはこれで楽だな」
友「...ああ」
友「それはそうとお兄様」
兄「やめろその呼び方」
友「妹ちゃんは何組なの?」
兄「んー...3組じゃないか?」
友「へえ」
兄「それを知ってなにになるんだよ」
友「へへーっ」
嬢「...」ジーッ
見てるやついるのか?
キンコンカンコン
友「飯だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
兄「うるせえよ!」
友「今日はどこで食うんだ?」
兄「いや普通に教室だろ」
友「アホか!今日はランチがラーメンだぞ!見逃すわけにはいくまい!」ダダダッ!
嬢「兄さん」
兄「...嬢ちゃん?どうしたの?」
嬢「一緒にお昼ご飯どうかしら?」
兄「え?一緒に?」
嬢「食べる相手がいないなら私が一緒に食べてあげてもいいんですよ?」
兄「えー...(ふてぶてしいな)」
嬢「い い ん で す よ?」ニコッ
兄「はい、食べましょう!」
嬢「ふふ」
兄「(一人で食べるのか、女子と一緒に食べるのか)」
兄「(どっちがマシなんでしょうか?)」
兄「(まあ仲は悪くないけど)」
嬢「どうしました?」
兄「いや、なんでもないよ」
兄「てか弁当めっちゃ豪華だな」
嬢「ふふ、そうでもないですわ」
嬢「宜しければ食べます?」
兄「いいの?飯には困ってないけど」
嬢「食べます?」
兄「...はい」
嬢「じゃあ、これ」サッ
兄「え?これで食べるのか?」
嬢「文句あります?」
兄「いやいや、さすがに恥ずかしいよ」
嬢「文句あります?」ニコッ
兄「...頂きます(めっちゃ恥ずかしい)」アーン
パクッ
女「兄君!一緒に...食べ...」ガララッ
嬢「あら女さん」ニコッ
兄「」
女「...へー...」
女「......ねえ嬢様。兄君を借りてもいいよね?」
兄「俺ものなの?」
嬢「それは困りますわ。私たちはこうしてイチャイチャ昼食を楽しんでるのですから。」
兄「誤解するような言い方やめろ!」
女「^^(怒)」
兄「強引に屋上に連れてこられました」
女「もうっ!兄君!」イライラ
兄「な、なんでしょう(怒ってる?)」
女「嬢様とは......どんな関係なの?」
兄「ただのクラスメイトだよ」
女「嘘よ!」
兄「ほんとよ!」
女「じゃ、じゃああのアーンはなに?なんなの?」
兄「いや...特に深い意味は無い...よ?」
女「.........ふーん」
あざます!
女「......じゃあ私がやっても問題ないよね?」
兄「」
女「問題ないよね?」ニコッ
兄「ナイデスネ!」
女「じゃ、じゃあ、...ほら」サッ
兄「」アーン パクッ
女「///」
兄「恥ずかしすぎるわ...」
女「ほら///」サッ
兄「」アーン パクッ
兄「めっちゃ食ったな」ゲフッ
女「ふふ、ありがとね」ニコッ
兄「うん...」
女「......あ!帰りの約束!覚えてるよね?」
兄「え、ああ...うん」
女「まさか忘れてないよね?」
兄「ま、まさかね!あ、そういえば」
兄「妹も一緒だけど、いい?」
女「え?」
女「妹ちゃん?」
兄「そう」
女「ど、どうして?」
兄「まあ...家は同じだからな」
女「そ、そうだよね」
女「(これは盲点だった...)」
女「(でも!私の方が胸が大きいし)」
女「(第一兄妹だからありえないよね!)」
女「うん、いいよ」ニコッ
キンコンカンコン
友「学校終わったあああああ!」
友「部活へ直行!さらば友よ!」ダダダッ!
兄「(相変わらず元気なやつだな)」ハァ
ドア「ガララッ!」
女「兄君!一緒に帰ろ!」
兄「うん。帰ろっか」
女「今日ね!.........」
「なにあの女。兄君にべったりじゃん」
「幼なじみらしいよー」
「えー?ほんと?」
「兄のやつ...あんな巨乳美女を侍りやがって!」
「許せんな...」
「裏切り者だ...!」
嬢「・・・・・・」
入口
兄「あ、待って。妹待たないと」
女「え...そ、そうだよね」
兄「わりぃな」
女「いいよ!全然気にしてないから!」
スタスタスタ
妹「・・・兄」
兄「お、来たか。じゃあ行こっか」スタスタ
女「うん!(・・・まさかね)」
妹「・・・・・・」
ー電車内ー
女「でね!それがさー...」
兄「ハハッ」
妹「・・・」ギリッ
アナウンス「如月駅~如月駅~」
女「あ、降りなくちゃ!」
兄「え、ああ。じゃあな」
女「じゃあね!兄君!」
女「・・・と妹ちゃん」ダダダッ!
兄「・・・」
妹「・・・」
兄「(二人きりかよ)」
妹「・・・ねぇ」
兄「ん?」
妹「・・・女ちゃんのことどう思ってるの?」
兄「・・・幼なじみだよ」
妹「ほんとにそれだけなの?」
兄「そうだって言ってるだろ」
妹「・・・(信じれないよ)」
アナウンス「現世~ 現世~」
兄「降りるぞ」
妹「・・・うん」
ー家ー
兄「着いた(気まずかった)」ハァ
兄「あ、そうだ」
兄「今日母さん遅くなるって」
妹「・・・そう」
兄「(そっけねーなぁ...)」
ー夜食ー
兄「適当に作ったけど」
妹「へぇ」
兄「いただきます」
妹「・・・いただきます」
兄「・・・(会話がねえな)」モグモグ
妹「あのさ」
兄「ん?」
妹「私に嘘ついてない?」
兄「・・・え?」
妹「今日電車のなかで」
妹「女ちゃんとは幼なじみでしかないって言ったよね?」
兄「それがどうしたの?」
妹「・・・今日見たんだよ」
妹「兄にアーンてしてるところ」
兄「」
妹「・・・ねえ」
兄「」
妹「なんで嘘つくの?」イライラ
兄「い、いやなんで知ってるんすか?」
妹「質問に答えてっ!」バシンッ
兄「」
妹「ねえ!」
兄「(いやぁ...あれは本当になんでもないけど)」
兄「(勘違いしてもしょうがないか)」
兄「嘘じゃないさ、俺らは幼なじみ以上の関係じゃない」
妹「じゃ、じゃあ屋上で」
兄「あれは成り行きなんだよ」
兄「...信じてくれ」
兄「な?」
妹「......そう」ボソッ
妹「......ごちそうさま」
兄「え?もういらねーの?」
スタスタスタ......
兄「......」
兄「(何で妹はムキになったんだ?)」
兄「(......家族なのに隠し事してることが気にくわなかったのかな?)」
兄「(それだったら俺に非があるが)」
兄「(一番の疑問は俺と女の屋上の出来事をなぜ知ってるのか)」
兄「(......)」
兄「(偶然......だよな?)」
兄「(ま、いっか。風呂入ってエロゲして寝よ)」
ー翌日朝ー
兄「ふぁー...」ノビッ
兄「はぁー...」
兄「......」
兄「......」
妹「」スースー
兄「」
兄「(落ち着け...俺)」
兄「(何で妹が隣で寝てるのか)」
兄「(ここ俺の部屋だよな?)」
兄「(......こいつが間違えたのか?)」
妹「」スースー
兄「(......)」
妹「スースー」
兄「(...なんで薄着なんだよ!)」
兄「(駄目だ、さすがに妹と言えど)」
兄「(年頃の女が隣で寝てたら...)」
友『一度は欲情することあるだろ!』
兄『ねーよ』
兄「(我、釈迦也)」チーン
兄「(ここは起こさずにしとこう)」
兄「(起きなければ起こせばいいんだ)」サッ
妹「・・・・・・」
妹「はぁー・・・」
兄「・・・・・・おはよ」
妹「・・・お母さんは?」
兄「しばらく帰ってこないって」
妹「そう」
兄「朝食、あるからな」
妹「そう」
妹「・・・」
兄「(なんで早く出ないんだ?)」
妹「・・・」
兄「・・・」
兄「・・・一緒に行くか?」
妹「・・・」
兄「いや、行かせてください」
ー電車内ー
兄「(ほんとに会話ねえな)」
妹「・・・」
アナウンス「如月~如月~」
女「お、おはよ!」ハアハア
兄「毎回ギリギリなんだな」
女「エヘヘ」
妹「・・・」グッ
女「友は?」
兄「朝練なんじゃないか?」
女「そっか」
女「そう言えば!昨日ね!」
兄「うん」
妹「・・・」グッ
アナウンス「底なし沼~底なし沼~」
女「着いた!行こ!」グイッ
兄「え、おう」
妹「!!」
妹「・・・」イライラ
兄「...あれ?また妹のやつ...」
兄「悪い、先行っといてくれ」バッ
女「あ」
女「・・・」
兄「おい!」
妹「・・・」イライラ
兄「行くぞ!」
妹「・・・」イライラ
兄「ったく」グイッ
妹「離して!」バッ
兄「・・・え?」
妹「・・・」
兄「ごめん。強引だった。降りよう」
妹「・・・」
電車「ほなさいなら」ギュイーーーン
女「妹ちゃん大丈夫?」
妹「この女...」ボソッ
兄「おい、反応しろよ」
妹「心配しなくていいから」ダダダッ
兄「はぁ?」
女「ほんとに大丈夫かな?」
兄「あいつ最近おかしいぞ」
兄「まあいいわ行こう」
女「・・・うん♪」
ー入口ー
兄「じゃあな、俺こっちだから」
女「じゃあね!」
女「あ!今日は一緒に帰れないの...」
兄「そうか」
女「私と一緒に帰れなくて寂しいんでしょ?」
兄「え?ああ」
女「え?嘘?」
兄「残念だよ。時間ヤバイからじゃあな!女も早く行けよ!」
女「・・・エヘヘ」
妹「・・・」ギリッ
ー教室ー
友「うーっす・・・」グター
兄「うっす。疲れてんな」
友「朝練って言っただろ?」
兄「キツそうだな」
友「帰宅部はいいよなぁ」グター
兄「好きではいったんだろ?」
友「まあなぁ・・・」
ガララッ
先生「以下省略!」
ガララッ
嬢「ねぇ、兄さん?」
兄「やぁ、おはよう」
嬢「おはようございます」ニコッ
嬢「今日のお昼は開いていますか?」
兄「」チラッ
友「(行けよ)」ボソッ
兄「(すまない)」ボソッ
友「(妹ちゃんと食べるから)」ボソッ
兄「(どうぞ)」ボソッ
兄「うん、いいよ」
嬢「ありがとうございます」ニコッ
キンコンカンコン
友「なあ、三組ってどこ?」
兄「あっち(妹目当てか?)」
友「恩に着る!しゃああああ!」
兄「・・・さて」
嬢「ねえ、兄さん」
嬢「先日は邪魔が入ってしまいましたね」
兄「邪魔?」
嬢「ええ、邪魔が。だから今日は教室じゃない場所でどうかしら?」
女「そうはさせないよ!」ガララッ
嬢「言ったそばから...」
嬢「こんにちは女さん」ニコッ
女「ねぇ、今日も借りていいよね?」
嬢「さて、なんのことですか?」
女「兄くんのことだよ?」
兄「(こいつら友達いねーのか?)」
兄「(・・・・・・俺もか)」
嬢「やですわ、今日もイチャイチャ昼食とる予定ですから」
嬢「お引き取り願いますわ」ニコッ
女「^^(怒)」
兄「口論の末、僕は女さんに連行されました」
兄「またこのパターンですよ?」
女「なんか言った?」
兄「いや、何も言ってない」
女「あ、あのね!」
兄「?」
女「今日もお願いしていいかな?」
兄「・・・といいますと?」
女「・・・///」サッ
兄「あーはいはい・・・(恥ずかしい)」
アーン パクッ
兄「はぁ、ごちそうさま」
女「どういたしまして」ニコッ
兄「そろそろ戻ろっか?」
女「・・・・・・そうだね」
女「・・・」
兄「・・・どうした?」
ギュ
女「えへへ」
兄「」
女「兄君...」
「」ギリッギリッギリッ
キンコンカンコン
友「授業終わったぜ!」
友「なあそう言えば」
兄「おう」
友「三組に妹ちゃん居なかったぞ」
友「ほんとに三組なのか?」
兄「三組・・・だと思うけど」
兄「たまたまいなかったんじゃないのか?」
友「あー・・・それもそっか」
兄「...それより部活大丈夫か?」
友「あ!いっけね!さらば友よ!」ダダダッ!
兄「ったく...」
兄「帰ろう」
女「兄君!兄君!」
兄「あ、女」
女「あ、あのね!」
女「明日休日じゃん?そのー...予定あるかなって」
兄「(明日か)特にないけど」
女「(!! やった!!)じゃ、あの、その」
女「一緒に映画観に行こう!」カアア
兄「・・・わかった」
女「約束だよ?絶対ね?今日は一緒に帰れないから、また携帯で連絡するね!」
女「じゃあね!」ダダダッ!
兄「じゃあな」
兄「女と映画か・・・」スタスタ
兄「悪くないな。うん。」スタスタ
妹「・・・兄」ボソッ
兄「!?!?!?!?」
兄「なんだ...妹か...」
妹「なによその反応」
兄「いや...あのな...驚くんだよ」
妹「・・・」
妹「ねぇ、今日も一緒に帰ろう?」
ー電車内ー
兄「(二人きりで会話がないのは慣れた)」
妹「(・・・)」
兄「(それでもやっぱ気まずいな)」
兄「...」
妹「...」
兄「...」
兄「...」
兄「...なぁ」
妹「...なに?」
兄「お前俺と帰ってて...迷惑じゃない?」
妹「なんで?」
兄「双子と言えど普通嫌がらないか?」
妹「別に」
兄「...友達と帰ればいいじゃん」
妹「...ねえ」
兄「ん?」
妹「私は兄と帰りたいからずっと待ってたのに」
妹「兄は私と帰るのが嫌なの?」
兄「え?」
兄「......そうじゃないよ」
妹「じゃあなんで私にそんなこと言うの?」
妹「ねえ」
兄「...いや、深い意味は無いよ」
兄「ただ心配なだけだ」
アナウンス「現世~♪現世~♪」プシュー
ガララッ
妹「よ、余計なお世話だから!」ダダダッ!
兄「ちょ、待てよ」
兄「...ったく」
兄「追い掛けるのが面倒だから歩いて帰りました」
兄「ただいま」ガチャ
シーン...
兄「んー......」
兄「妹ー?妹ー?」
シーン...
兄「...きっと寝てるんだな」
ー夜食ー
兄「妹起きろ!飯だぞ!」コンコン
妹「...食べたくない」
兄「...おい」
妹「私のことなんか放っといてよ!」
兄「ほっとけねーよ!」
妹「」ピクッ
兄「いつも一緒に食べてるだろう?」
妹「......」
兄「なにがあったんだ?」
妹「......」グスッ
兄「!?(泣いてる!?)」
兄「......入るぞ」
兄「いいな?入るぞ?」ガチャ
妹「...ヒクッ...グスッ」ポロポロ
兄「泣いてるじゃねーか」
妹「ヒグッ...出てって」ポロポロ
兄「やだ」
妹「ヒグッ...出てってよぉ!」ポロポロ
兄「......」ナデナデ
妹「ぁ...ぁぅ..」ポロ...ポロ
兄「(いつも泣いてるときは俺が頭を撫でてるだけで泣き止んだ)」ナデナデ
妹「(ヤバイ...気持ちいい)」
兄「......大丈夫か?」
妹「...ねぇ」
兄「ん?」
妹「......もっと撫でてよ」
兄「......あぁ」
妹「...エヘヘ」ギュ
兄「(抱きつかれたぞ)」
兄「あの...嫌ならいいんだけどさ」ナデナデ
妹「なに?」ギュ
兄「...なんで泣いてたか教えてくれるか?」
妹「......」
兄「あ、嫌ならいいんだぞ?」
妹「......ナデナデして」
兄「はい」ナデナデ
妹「昔さ...」
妹「私ってずっと兄にベッタリだったでしょ?」
兄「あぁ(そうだっけか?)」ナデナデ
妹「でもね、いつからか」
妹「私たちが大人になるにつれ」
妹「距離も離れていっちゃった...」
兄「......」ナデナデ
妹「あ、兄から距離を置いたんだからね!」
兄「う、嘘だ!」
妹「ほんとだから!」
妹「いつもやってたことを突然兄が拒み始めたの」
妹「覚えてないの?」
兄「......はい」
妹「もう!私あのとき傷付いたの!」
妹「あ、手」
兄「はい」ナデナデ
妹「でも...距離が離れても..それでも.傍にいてくれてたんだよね」
兄「うん(そうなのか?)」
妹「でもね、今日」
妹「屋上で女ちゃんに抱きつかれてるの見たとき」
妹「兄が傍からいなくやっちゃう気がして...ウゥ」ポロポロ
兄「(見られてたのか!?)」
妹「兄ぃ...」ポロポロ
兄「ごめんな、妹」
妹「え?」ポロポロ
兄「二人っきりの兄妹なんだから」
妹「......うん」ポロポロ
兄「俺が離れるわけないだろ?」
妹「...うん」
妹「そうだよね」
兄「...............なぁ」
兄「嫌じゃなければだけど」
兄「そのベッタリしてたときみたいに」
兄「も、戻らないか?」カアア
妹「ベ、ベッタリ?」
兄「い、いやその、あれだ!仲が良かった時代もあったわけだし」
兄「...そうだよな、お前が素っ気ないのも俺のせいだったのか...」
兄「俺もお前の素っ気ない態度に心配してたけど」
兄「今からは以前の仲良し兄妹に戻ろう?」
妹「..................うん♪」
やべ、見てる人いる?
もう最終章入るど
ー夜食ー
妹「兄」
妹「今日ご飯は?」
兄「んー、カレーだよ」
妹「そっか♪」
兄(妹の部屋で話して以来、俺たちの距離は大分近付いた)
兄(というよりかは、何年かまえの俺たちに戻ったようだ)
妹「.........ねえ兄?」
兄「ん?」
妹「女さんとは何もないの?」
兄「............」
妹「なんで黙るの?」
兄「いやー...あのー...」
妹「私見たんだからね?」
妹「兄が抱きつかれてるの」
兄「あれは、あれが抱きつかれた側だから」
妹「......じゃあ何もないんだよね?」
兄「当たり前だのクラッカー」
妹「.........」ニコッ
兄「(少しだけウケたようだ)」
兄「(誤解は解けた)」
妹「ごちそうさま」
兄「お粗末様」ジャー
妹「......」
兄「ん?どうした妹?」ジャー
妹「......兄の部屋行っていい?」
兄「急にどうしたんだ」ジャー
妹「いいでしょ?」
兄「...いいけど」ジャー
妹「待ってるよ♪」ダダダッ
兄「.........」キュッ
兄「入るぞ?」ガチャ
妹「兄ぃ」ギュ
兄「(ヤバイ)」
妹「兄ぃ...」スリスリ
兄「(距離感が掴めない)」
兄「妹、急にベタベタしてきたな」
妹「戻ろうって言ったのは兄でしょ?」
兄「まあ」
妹「これが私の我慢してきた物なんだよ?ずっと我慢してきたの」
妹「でももう限界!」ギュ
兄「(こんなんだっけ?)」
兄「(こんなにベタベタだったっけ?」)
妹「ね、もう寝よう?」
兄「そうだな、お休み」
妹「お休み♪」
兄「妹、それわいのベッドや」
妹「そうだけど?何か問題でも?」
兄「......じゃあ俺はソファで寝ればいいのかな?」サッ
グイッ
兄「(............)」
妹「逃がさないよ?」
兄「(...なんか違う)」
兄「二人で寝るのか?」
妹「何か問題でも?」
兄「いや、もう高校生だろ?」
妹「以前は私たち一緒のベッドに寝てたよ」
兄「ホントに?」
妹「私のこと信じれないの?」
兄「いや...」
妹「それとも私と寝れない理由があるの?」
兄「......え?は?」
妹「やっぱり女さんと出来てるんだ......」
兄「い、いやいや、できてねーよ!」
妹「じゃあ、一緒のベッドで寝れるよね?」
兄「......わかった」
兄「入るぞ?」サッ
妹「......♪」ギュ
兄「(これはヤバイ)」
兄「(じゃなくて、やっぱりなんか違う!)」
兄「(眠れ眠るんだ俺)」
妹「♪」スリスリギュ
兄「(止めてやりたいところだけど)」
兄「(思春期になって妹との仲を俺が拒んだから妹も辛い思いしたんだよな)」
兄「(...甘えさせてやるべきだよな)」
兄「(同い年なのにおかしいよな...)」
兄「妹」
妹「なに?」スリスリ
兄「...おやすみ」
妹「うん、おやすみ♪」
妹「...あ!」
ありがとう!
兄「え?」
妹「おやすみのチューは?」
兄「」
妹「前はしてたんだよ?」
妹「......してくれないの?」
兄「わかったよ」チュ
妹「ぁ...ぁ...」
妹「(...おでこだけどいっか♪)」
妹「(寝てるときに唇にすればいいんだ♪)」
エロは苦手なんすよ...
あまり、かけないかも
ー翌日ー
兄「起きろ!」
妹「ふぁー...おはよう...」
兄「もう9時だぞ」
妹「...え!?遅刻」
兄「休日だがな」
妹「もう!兄の馬鹿!」
兄「今日俺出掛けるから」
妹「わかった。何時まで?」
兄「夕方ぐらいかな」
妹「.........了解」
妹「もういくの?」
兄「そうだよ。朝食はあるだろ?」
妹「うん、ありがとう。気を付けてね?」
兄「あいよ、行ってきます」
妹「......暇」
妹「......(兄は誰と出掛けるの?)」
あざます!
男「悪い!待った?」スタスタスタ
女「いや、全然だよ?」
女「(どんなに待ってても苦痛じゃないよ♪)」
男「そうか、よかった」
女「ほら、早く行こ?」グイッ
男「お、おお...」
妹「念のため男が寝てる間に充電減らしといた。結局忘れたみたいだけど」
妹「昨日の時点では特にメールのやりとりなかったけど」
妹「兄のメールを確認するのも妹の仕事だよね?」パカッ
妹「...今日届いたやつだ。未読が一件ある」
おやすみ!ダラダラ長引かせてすいません
妹「...女ちゃんから?」
妹「今日のデート楽しみにしてるよ♡」
妹「......」
妹「......」
妹「......」ポロポロ
妹「(兄ぃ...なんで私に嘘ついたの?私とは遊びだったの?私への優しさは嘘だったの?)」ポロポロ
妹「(所詮兄妹だから?やっと仲良くなれたのに...やっと仲良くなれたのに...)」ポロポロ
妹「兄ぃ...兄ぃ」ポロポロ
兄ぃ!
兄「...ん?」
女「どしたの?」
兄「え?いや、なんでもないよ」
女「今日のメール見てくれた?///」
兄「わりぃ、充電切れてたんだわ」
女「そ、そう///」
兄「...ポップコーン美味しいな」
女「そうだね♪」
妹「...所詮私たちは兄妹なんだよね?」
妹「...結ばれないんだよね?」
妹「辛いよ...兄ぃ!」
兄ぃ!
兄「...ポップコーン美味しいな」
女「今日は楽しかったね!」
兄「うん、楽しかったよ」
女「また...行こうね?」
兄「うん」
女「......バイバイ?」
兄「おう」
ギュ
女「......」
兄「(マジかよ)」
女「兄君...好き...」
兄「...」
兄「ただいま」ガチャ
妹「...」
兄「妹、ただいま」
兄「...玄関に立ってどうしたんだ?」
妹「...私たちって兄妹なんだよね?」
兄「そうだな」
妹「......」
兄「(どうしたんだコイツ?)」
妹「ねえ」
兄「ん?」
妹「私への優しさは嘘だったの?」
兄「............え?」
妹「私に優しくしてくれたでしょ」
兄「?」
妹「あのとき戻ろうって言われたときは幸せだった」
兄「......」
妹「......ねえ。」
妹「私のこと好き?」
兄「好きだよ」
妹「じゃあ、なんで今日女とデートしてるの!?」バンッ!
兄「!」
妹「これって浮気だよね?」
兄「(...デートじゃないが)」
兄「なんかおかしいと思ったら」
兄「お前は俺をそういう目で見てたのか?」
妹「...ぇ?」
妹「兄は違うの?」
兄「俺たちは兄妹だ。仲のいい兄妹だよ。」
妹「...そっか」
妹「...私の勘違いだったんだね」
妹「そっか。そっか。」
兄「(これヤバくないか?)」
妹「そっか。そっか。そっか。そっか。そっか。」
兄「(ヤバいな)」
妹「私はね...」
妹「兄のためならなんでもできるよ?」
妹「なんでも捨てられるよ?」
妹「兄が傍にいてくれるなら」
兄「...っ!」
妹「なんで...なんでダメなの?」
兄「......兄妹だろ?」
妹「世界で一番愛してるよ?」
兄「...ゴメン」
妹「...っ!」
瓶「パリンッ!(いい迷惑だ)」
妹「ヒグッ、グスッ」ダダダッ!
兄「おい!妹!待てよ!」
兄「待て!おい!」ダダダッ
兄「(まずいな...こりゃまずいぞ)」
兄「(見失ってしまった...)」
兄「(まあそのうち帰ってくるだろ)」
兄「(...少し酷過ぎたかな?)」
兄「............寝よ」
妹「ヒグッ、グスッ、」ダダダッ!
【兄!助けて!】
【ここだよ!助けて!】
【待ってて!今行くから!】
【怖いよ!怖いよ!】
【あのときは怖かったけど】
【よく見てみると綺麗な場所だね】
【そうだな】
【ねぇ、またここに来ようね?】
【あぁ】
【約束だよ?】
兄「............」
兄「...夢か」
兄「......どれくらい寝たんだ?」
兄ぃ!
兄「...」
兄ぃ!助けて!
兄「...クソッ!」ダダダッ!
兄「チャリなら追い付けるか!?」ハアハア
兄「確か...どこだっけ」ハアハア
兄「......」ハアハア
兄「.........」ハアハア
兄「...山川だ!急げ!」ハアハア
兄「おい!友!お願いだ!出てくれ!」ゴンゴン
友「あぁ?兄?」
兄「チャリ!チャリ出してくれ!」
友「なんでまた急に」
兄「早くしてくれ!」
友「...」
友「山川まで行けばいいんだな?」シャー
兄「恩に着る」
友「急にどうしたんだよ?」
兄「...妹がいる」
友「いや、意味がわからん」
友「ついたぞ」ハアハア
兄「ありがとう!ほんとうにありがとう!」
友「お前貸し作ったからな!」ハアハア
友「俺もう無理...動けん」
兄「......そうか」
兄「ありがとな」
友「早く行け」
兄「妹ー?妹ー?」ハアハア
どこだ?草が生い茂っててとてもじゃなきが歩きにくい
兄「クソッ!クソッ!」
兄!兄!
兄「...え?」
兄!こっち!
兄「......」ダダダッ!
兄「妹!」ザザッ!
妹「...兄...?」ポロポロ
兄「探したぞ...」
妹「いや...来ないで」
兄「早くこっちに来いよ」
妹「いや!いやぁ!」バシャン!
兄「妹!?」
兄「ヤバイ!」バシャン!
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
「ここはどこ?」
「私何してたんだっけ?」
「あれ、誰かが私を呼んでる...」
兄「.も..と!いも..と!妹!妹!」
妹「あ、兄...!兄!」
妹「わ、私たちどうなったの?」
兄「...大分流されたみたいだ」
妹「あ、兄ぃ!ごめんなさい!ごめんなさい!」ギュ
兄「こっちこそごめん。お前の気持ちに気付いてやれなくて」ギュ
兄「俺は社会の目を気にしすぎたのかもしれない」
妹「.........」
兄「でもお前はたった一人の兄妹だ。失いたくない。何よりも大事だ。全てを受け入れるよ。」
妹「兄ぃ!ごめんなさい!大好き!」
兄「俺もだよ...妹」
ー電車内ー
妹「二人きりだね」
兄「まあ早い時間だからな?」
妹「ねえ、甘えていい?」
兄「ほどほどにしてくれ」
妹「私が嫌いなの?」
兄「...いや世界で一番好きだ」
妹「...エヘヘ」
チュ
アナウンス「次は黄泉~♪黄泉♪」
終わり
転載元
妹「双子の兄が好き」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1427033570/
妹「双子の兄が好き」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1427033570/
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「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (18)
-
- 2015年03月23日 11:08
- なるほど
-
- 2015年03月23日 11:45
- ?
-
- 2015年03月23日 12:24
- ギュイーーーーン
-
- 2015年03月23日 12:36
- あぁー
-
- 2015年03月23日 15:09
- 駅名にそんなオチがあったとは
-
- 2015年03月23日 15:25
- 心中ENDということでよろしいか
-
- 2015年03月23日 16:09
- 幼なじみはでないのかよ
-
- 2015年03月23日 19:46
- よく分からなかった。さす兄!
-
- 2015年03月23日 19:52
- 双子兄妹の兄だが現実は甘くないぞ
-
- 2015年03月23日 21:05
- 最初の腹筋しろってなんだ?
-
- 2015年03月23日 22:37
- なんだ、ここにいたのか妹
さ、早くお兄ちゃんのところに帰っておいで
家で母さんと父さんが待っているよ
温かい食事を用意して
遠慮することはないさ、さぁ早くおいで
いいから、こっちに来るんだよほら
-
- 2015年03月23日 22:48
- 最後適当に書いてしまった、スマソ
-
- 2015年03月24日 05:43
- 降りる駅違うほど家遠いのに幼馴染み?
-
- 2015年03月24日 09:03
- もっとやりようあったと思うんだよね…
-
- 2015年03月25日 01:10
- 瓶のところで不意をつかれた
-
- 2015年03月25日 12:26
- ドア「ガララ」
↑これ卑怯だわ
-
- 2015年03月25日 13:00
- 米13 なんで幼馴染が家近いの限定なんだよww
-
- 2015年06月02日 19:48
- 最後の最後までヨスガと同じかよw
オチくらい変えろよ糞