ジオン尉官「えっ、最新MSのテストっすか?」上官「うむ」
ジオン尉官「それは名誉なことっすね」
上官「うむ」
下士官「うちらにテストなんて、よっぽど手が足りないだな本国は」
ジオン尉官「とはいえ…ここは最前線っすよ。テストする場所なんて…」
上官「テストといっても実際の戦闘で使えるかを測るものだ、つまり」
下士官「おいおい、まさか…」
ジオン尉官「戦場で確かめろってことっすか…」
上官「うむ」
下士官「んだよ…ひでえ扱いだ、ここまで本国に尽くしてきたってのに」
ジオン尉官「まあ、それでも最新鋭ってことは使い古したザクⅡCよりは生存率あがるっすよね」
上官「だといいが…」
ジオン尉官「…?」
上官「作戦は3日後だ…支度しておけよ」
ジオン兵士「はいっす」
下士官「了解」
作戦前日
ジオン尉官「新型機が届いたんすか?」
上官「ああ…」チラッ
ジオン尉官「ん…?」チラッ
ジオン尉官「……」
上官「テスト機は3機、各人1機体ずつある。お前らで好きなのを選べ」
ジオン尉官「どちらか…っすか」
下士官「いやいや…」
上官「ジオンのジャブロー攻略最終兵器…ジュアッグ・ゾゴック・アッグガイだ」
ジオン尉官「…」
下士官「…」
上官「…」
尉官「…え?ジャブロー攻略?」
上官「うむ」
尉官「え?これで?」
上官「うむ」
下士官「ピーキーなんてもんじゃねえぞ」
尉官「いやいやいやいや、無理っすよ!なんすかこれ!」
上官「ジャブロー攻略用MSだ」
下士官「正気の沙汰じゃねえ…」
上官「(結構いいと思うんだがな…特にゾゴックあたり)」
下士官「こん中から選べって…何をどう選べってんだ」
上官「一応説明しとくが、ゾゴックは頭のワイドカッター、伸縮性のアームを使ったロッドアーム、マニュピレーターを通常に戻してヒートソードやシュツルムファウストを装備できるぞ」
下士官「お、おう」
上官「アッグガイは見た目の通り、各2本、合計4本のヒートロッドで戦うぞ。ちなみにズゴックのネイルに換装もできる。射撃兵器は頭部のバルカン砲だ」
尉官「白兵戦…というか格闘戦しか考えてないんすかね」
下士官「ジャブローが地下ならありえないシチュじゃねえが…それでもイカれてやがる」
上官「最後にジュアッグだ。両腕の3連装ロケットランチャーに腹部に左右各2門のメガ粒子砲、用途としては他の二機を支える支援火器だな」
下士官「今の所これがマトモに見えるな」
尉官「決してマトモじゃないんすけどね…」
上官「さて、どれに乗る?」
下士官「確か尉官殿は格闘戦が得意でありましたよな、つーことは適性を見て俺がジュアッグに乗ろう」
尉官「ええっ?ちょっ!まてまて!無理だろ!格闘戦とかいうレベルじゃないっすよこれ!確実に自分のヒートロッドで自分を感電さすやつっすよ!」
下士官「いやだなぁ、友軍のグフ見て羨ましがってたじゃないですか」
尉官「いやそれは…」
上官「なんだ、ヒートロッドがお気に入りだったのか。じゃあ尉官がアッグガイだな」
下士官「俺はジュアッグを」
上官「そして私がゾゴックだな」
下士官「決まりだ!じゃあ明日までに操作を覚えとかないとな」
上官「(よし…ブーメランの練習しとかなきゃな)」
尉官「そ、そんなぁ…」
試験当日
上官「いよいよ出撃だ、最後に任務を確認しておく。我々は新型に乗り、マッドアングラーから大陸に上陸、定期的に哨戒をしている敵部隊に強襲を仕掛ける。水陸両用のステルス性を存分に利用しての戦いだ」
尉官「しかし哨戒部隊とはいえ、ここのミリタリーバランス的にピリピリしてるみたいっすね」
下士官「油断してたらやられちまうってか…元々油断なんて出来ねえって」
上官「うむ、その意気だ。敵部隊を殲滅後は深追いせずに帰還。テスト機だけは壊すなよ、との命令だ」
下士官「俺らの命より出来損ないの心配かよ」
尉官「あんまり侮辱してもいかんっすよ。今は俺たちの愛機なんすから」
下士官「けっ!足震わしといてよく言うぜ!」
尉官「これは武者震いっすよ」
上官「ふっ、ならば行こうか…」
上官「出撃!」
尉官「はいっす!」
下士官「了解」
連邦兵士「辺りに敵の姿無し、今日も問題無しだ」
連邦新人兵士「帰還しますか?」
連邦ベテラン兵士「いや…もう少し様子を見よう。嫌な胸騒ぎがする」
連邦兵士「なんだあ?ベテランの勘ってやつですかい」
連邦ベテラン兵士「そんなとこだ」
連邦兵士「気いつけな、この人の勘は結構当たるんだ…悪いことばっかな」
連邦新人兵士「悪いことって…そんな…」
連邦兵士「敵の新型と遭遇しちまうかもなぁ」クックック
連邦新人兵士「そ、そんなぁ…」
連邦ベテラン兵士「ま、当たる確率なんてたかが知れてる。気を張り詰めてプッツンするなよ」
連邦新人兵士「もう…脅かさないでくださいよ」
連邦兵士「安心しな、地上のジオンをいくつも撃退してきた俺らだ。簡単に倒せるパイロットなんていないs」ドゴッ
連邦新人兵士「…へっ?」
連邦ベテラン兵士「っ!周囲を警戒しろ!通信兵!敵の姿は!」
通信兵「えっ、あっ…見当たりませんでした。しかし、三時の方向でミノフスキー濃度が高まっています!」
連邦ベテラン兵士「絶えず警戒を怠るな!…敵の新兵器か?」
連邦新人兵士「新兵器…兵士さんが一撃で…うわぁぁぁ!」
連邦ベテラン兵士「ええい落ち着け!…ん?あれは」
シュルルルル…ガキンッ
上官「ワイドカッターにて敵機を撃破…」
上官「(練習した甲斐があったな)」
尉官「いやー凄いっす!一撃でコックピットっすよ!」
下士官「敵さん動揺してるみたいだぜ!一気に行く!」
連邦新人兵士「て、敵だぁ!!しかも…し、新型!!」
連邦ベテラン兵士「落ち着け!迂闊に動くな!」
連邦新人兵士「殺られる前に殺ってやる!!うわぁぁぁ!」
連邦ベテラン兵士「おい!バカ!」
ガションガションガションガション
ズガガガガガガ
下士官「へへっ、下手くそが!射撃ってのはこうやんだ!」
ドンドンドンッ
ビュゥゥゥン
連邦新人兵士「び、ビーム…うわぁぁぁ!ママーーー!」ドーンッ
尉官「残すは一機っすね」
下士官「あとは尉官殿の出番ですぜ、唯一活躍がないままなんて怒られちまいますぜ」
尉官「ええっ!三人でやったほうが…」
上官「フォローはする、出来るところまでやってみろ」
尉官「了解っす…」
連邦ベテラン兵士「一人で来るのか…なめやがって(見た所主兵装はあのぶら下げている鞭…いや、それは飾りか?いくらなんでもあんな剥き出しにするか)」
尉官「(やるなら近づくしかない…か)いくっすよ!」
連邦ベテラン兵士「(…あの鞭は罠だ!離れたところに隠し玉があるはず!)ならば、逆に懐に入る!」
下士官「おいおい、敵から近づいてきてくれたぜ」
尉官「やるっす!」クイッ
連邦ベテラン兵士「当たらん!」
尉官「ならばバルカンで!」ズガガ
連邦ベテラン兵士「くっ!小賢しい!」
尉官「!!そこっす!」クイッ
連邦ベテラン兵士「しまった!」
尉官「電流起動!」
連邦ベテラン兵士「あがががががが………」
下士官「静かになったな…中でイッちまったか」
上官「よし、増援が来る前に撤退する。敵MSを捕獲して帰るぞ」
尉官「はいっす!」
下士官「了解」
技術者「いやなんというか…期待以上の戦果だよ」
尉官「ほぼ一撃で撃破、しかも敵MS一機のお土産っすからね」
下士官「技術者がそれ言ったらおしまいだけどな」
上官「任務は完了した、これで通常の任務に戻れるな」
技術者「ところがそうはいかない」
下士官「まさか、またこれに乗れってんじゃねえだろうな」
技術者「そのまさかだ」
尉官「そんなぁ…勘弁願うっすよ」
上官「任務は完璧にこなした…何か不満でも?」
技術者「いやあ、このMSの用途は基地強襲でしてね…実際にどこかの基地を襲撃して見なければジャブローに投入出来ないんだよ」
下士官「これで基地を襲撃!?冗談じゃない!」
尉官「自ら死にに行くようなもんっすね」
上官「…この辺りの基地、MS小隊があるところだな」
尉官「上官!」
下士官「おいおい、無茶ってもんですぜ」
上官「出来るさ…俺たちと、こいつらなら、な?」
下士官「…」
尉官「…はぁ、俺もやるっすよ」
下士官「チッ、どっちにしろやるしかねえんだろ!!」
技術者「(バカばかりでよかった)頼んだぞ」
連邦基地
連邦兵士「聞いたか?南の哨戒部隊がやられたって話」
連邦兵士B「聞いたよ。ドジ踏んだよな、ジオンなんぞに瞬殺されたんだってな」
連邦兵士「そろそろこの基地にも攻め込んでくるかもな」
連邦兵士B「へっ、来たところで返り討ちだぜ!うちのMS小隊はオデッサ帰りの精鋭だぜ」
連邦兵士「一つ目なんざ敵じゃねえってな」
ウーウーウーウーウーウー
連邦兵士「なんだ!?」
<ジオンダーウワァー
連邦兵士B「ちくしょう!なんてこった!」
下士官「このメガ粒子砲の威力は中々のもんっすね」ギュイィィィン
尉官「ヒートロッドは捕獲が捗るっすねー」ビリビリビリビリ
上官「(ワイドカッターが戻ってくる確率が上がったな)」
連邦オデッサ帰り「おっと!そこまでだぜ!」
連邦オデッサ帰りB「よくもやってくれたなぁ!」
尉官「あ…」
連邦オデッサ帰りB「あん?なんd」シュルルルル…ガキンッ
尉官「上官が投げたブーメランが戻ってきたとこっすよ」
下士官「おっ、ラッキー」
連邦オデッサ帰り「やりやがって…ちっくしょー!」
尉官「ふん、冷静さを失った時が一番危ういんすよ!」ブンッ
連邦オデッサ帰り「なんだぁ!こんな鞭、陸戦型ジムの装甲の前には!」
尉官「ポチッとな」カチッ
連邦オデッサ帰り「ぐあぁぁぁぁあぁぁ!」
下士官「こいつも捕獲で?」
上官「おう、そろそろ帰るぞ」
尉官「はいっす」
下士官「了解」
技術者「いやほんとびっくりね」
尉官「敵基地を壊滅、MSも二機奪取っすからね」
下士官「ほんとどうなってやがんだ」
上官「これでテストは正式に終わりですな」
技術者「いや…ところがまだなんだ」
下士官「っざけんなよ!何回やりゃ済むんだよ!」
技術者「ジャブロー攻略作戦が発動されてないからね…発動までテストしてもらうことになったよ」
尉官「それは一体いつなんすか」
上官「噂によると、赤い彗星が調査をしているとか?」
技術者「よくわかんないけど、そう遠くはないさ。それまでにあと二、三基地を壊してきてくれよ」
尉官「簡単に言うっすね」
下士官「脳回路イッてるよこいつ」
上官「やるしかないな」
技術者「…頼んだよ」
11月20日
連邦士官「うわぁぁ!ジオンの強襲だあ!」
尉官「ちょろいっすね」
下士官「慣れてきた自分が怖いぜ」
11月25日
連邦兵士「なんだあのブーメラン!外れたと思ったら背中から!」
連邦士官「ロッドで陸戦型ガンダムがやられた!」
上官「(意外と高性能なのかもしれん)」
11月30日
上官「ジャブロー攻略作戦が実行されたらしい」
下士官「はぁ!?」
尉官「じゃあ僕らの任務も終わりっすか…って、こいつらのデータは?」
技術者「ジャブロー攻略に使われてないみたいだね。ガウから大量に陸戦用を降下させての作戦らしい」
下士官「俺らの苦労はなんだったんだよ…」
尉官「ザクに乗ってる時より多大な戦果を残したっすのに」
上官「残念だが…明日より正規の任務に戻るぞ」
尉官「もう乗れないと思うと残念っすね」
技術者「それなんだが…」
下士官「まさかまだ乗れってんじゃねえだろうな」
技術者「君たちのザクもジャブロー攻略部隊に送られたから…乗るMSがこいつらしかいないんだ」
尉官「…」
下士官「…」
上官「仕方なし、か」
12月5日
尉官「地上のジオンが次々に宇宙へ脱出してるみたいっすね」
下士官「地球は諦めたってことか」
上官「我々は捨て駒…ということか」
尉官「宇宙に水陸はないっすからね」
下士官「はぁ、投稿しちまうか?」
技術者「アフリカの部隊が、ロンメル中佐やノイエン・ビッター少将を中心に徹底抗戦を謳っているらしいが…」
尉官「合流するんすか?」
上官「戦いこそがジオンだ…」
下士官「次こそ新しいMSと出会えるといいな」
尉官「鹵獲した連邦のMS7機はどうするんすか?」
上官「 向こうへの手土産だ。持てるだけ持っていくぞ」
時は流れ宇宙世紀0083
ビッター「ようこそガトー少佐」
ガトー「歓迎を感謝します」
ビッター「宇宙へはこのHLVで行けばいい。時間は俺とこいつらで稼ぐ」
尉官「どもっす」
下士官「安心して座っててくださいよ」
上官「腕だけは確かなつもりだ」
ガトー「貴公らは…」
ビッター「一部地上部隊では有名…いや、英雄的存在だ」
尉官「いやいや、そんなことないっすよ」
ガトー「そのような方々がいるのなら安心できます」
下士官「例のガンダム部隊も倒しちまいますよ…このジュアッグでね」
尉官「アッグガイで捕獲でもいいっすよ」
上官「ゾゴックに拾い物のビームを持たせてみたぞ」
ガトー「………心強い」
ビッター「(初めは誰だってそんな反応だよな)」
ビッター「我々はHLV発車までの時間を稼ぐ!ヴァール大尉、我々が出撃したら君がこの基地の責任者だ。打ち上げ成功後は連邦に降伏したまえ」
ヴァール「…了解」
尉官「そんな暗い顔しないでくださいっす」
下士官「降伏なんてしなくていいかもしれねえぜ」
上官「ガンダム…ここに来たら戦力も倍増だな」
ビッター「くっくっく、この作戦が我が戦績の最大の功績になるやもしれんな…行くぞ!」
尉官「はいっす」
下士官「了解」
上官「はっ」
シナプス「敵襲!バニング大尉以下、第一戦闘配備!準備出来次第出撃だ」
バニング「バニング隊、出撃する!」
ビッター「きたか…ここからが大事なところだ!気をぬくな!」
チャック「うわぁぁ!なんだあのMSは!」
バニング「狼狽えるな!ジオンの新型?まさかな」
コウ「…データにはないタイプです」
シナプス「あれは…一年戦争終盤に地上軍の基地をいくつも壊滅させたという…まさか」
HLV内部
ガトー「…戦っているのか、しかしあのMSで食い止められるか」
ガトー「いや、今は信じよう。ビッター少将、そして地上の英雄を」
ビッター「ちぃ!上官らは基地に戻れ、後は私がなんとかする」
上官「しかし!」
ビッター「君たちが基地の者の光となれ!後は託したぞ…ジークジオン!!」
上官「くっ…撤退!」
チャック「おい!変なのが撤退するぞ」
コウ「逃すかぁ!」
ビッター「させん!」
バニング「ちぃ!一人でやる気か」
ビッター「我々の意地を見よ!」
基地
ヴァール「上官殿…」
上官「ビッター少将の意思は受け継いだ…投降するものは投降しろ、しかし…」
上官「我々は同じくアフリカに潜伏しているロンメル殿の元へいく、徹底抗戦をする者はついてこい」
上官「どちらを選ぼうと君たちの自由だ…」
尉官「結局僕らと少しの兵っすね」
上官「みな、戦いに疲れたのだ。無理もない」
下士官「つか隊長のゾゴック目立ちすぎっしょ」
尉官「砂漠にかくれてないっすもんね」
上官「…」
グリプス戦役
尉官「潜伏生活も慣れてくるといいもんっすね」
下士官「待遇も中々だったしな」
上官「こいつらもよく持ち堪えてくれた」
尉官「チューニングしすぎて原型が分かりにくくなってるっすね」
下士官「俺はあまり変えてねえけど、やっぱマニュピレーターはいいな」
上官「とはいえ、三つ巴の泥試合になってきたな…ロンメル殿はアクシズへの支持を表明しているが」
尉官「きな臭いというか…」
下士官「ジオン・ズム・ダイクンの実の息子、クワトロことキャスバル・レム・ダイクン率いるエゥーゴも、ある意味俺たちの原点だよな」
尉官「とはいえ元連邦の木馬乗りなんかもいるらしいっすよ」
上官「何にせよ我々は戦うのみだ」
尉官「そうっすね…」
第一次ネオジオン抗争
ロンメル「時は来た!ザビ家に歯向かう勢力を叩き、ミネバ様の元に馳せ参じる!ジークジオン!」
上官「ガンダム部隊が接近中とのことですが…」
ロンメル「これを打ち破れば我々の勝利は確実…ならばやるしかないだろう!我々の手でジオンを取り戻すのだ!」
尉官「しかし旧式のMSでガンダム部隊を倒せるんすかねぇ」
下士官「戦いは性能だけじゃないぜ」
ロンメル「そうだ!戦いはパワーじゃない!機動性だ!」
尉官「(その機動性が欠けてんすけどね)」
下士官「(そういうつもりで言ったんじゃねえけど)」
ロンメル「よし!出るぞ」
ロンメル「ガンダムに乗っているのは…子供か!」
ジュドー「もうやめろ!これ以上戦っても無駄だ!」
ロンメル「このロンメル隊が…8年間、8年間だぞ!…時代に取り残されたというのか…しかし!砂漠は全く同じだったんだぞ!!うおぉぉぉぉ!」
尉官「(確かにこの風景は変わんないっすね)」
下士官「(砂しかねえもんな)」
ジュドー「アンタ!こんな無茶してさあ!何になるの!」
ロンメル「私は8年待った!それが無茶だと言うのかぁ!!」ドカァーン
ジュドー「無茶だよあんた…」
ルー「あれ?ヘンテコ達がいなくなってる」
ビーチャ「いつの間に逃げたんだ…レーダーにも反応なし」
ジュドー「深追いもいらないでしょ…帰ろう」
尉官「ふぅー、砂に潜れるようカスタマイズしといて良かったっすね」
下士官「水陸両用がどうしてこうなった…」
上官「まるでモグラだな…しかし生き残った」
第二次ネオジオン抗争
シャア「アクシズを地球に落とす!」
ワアァァァァァァ!
上官「おそらくこれが最後の戦いだな」
尉官「こいつらを宇宙用に改造しててよかったっすね」
下士官「……水陸両用ってなんだろう」
________________
__________
ブライト「アクシズを押すんだよ!」
下士官「アクシズが…落ちていく…」
上官「もう止められんな…」
尉官「これで…いいんすかね…俺、地球のこと結構好きだったんすよね…」
下士官「今さら…ちくしょう、これが俺たちの戦いの結果か」
上官「!!…あれは」
尉官「ガンダムが…押し返そうと…連邦の量産型も、キラドーガも?」
下士官「ちぃ!」ビューン
尉官「あ、おい!下士官!」
下士官「笑いたきゃ笑え!ジュアッグの腕でも押せるんだよ!ビームだって撃てる!」
上官「ふっ…ゾゴックは頭でも押せるぞ!」ビューン
尉官「上官!…ちくしょう、押せないっす…アッグガイの腕じゃ…押せないっすよ!」
下士官「あんたにだって出来ることはあるだろ!」
上官「信じろ!その機体を!アッグガイを!」
尉官「…キュピーン!そうだ!これしかない!」ビューン
下士官「押し返すのとは逆の方向へ?」
上官「尉官…まさか!」」
尉官「(アクシズはバーニアと地球の引力によって加速度を増している!)」
尉官「(つまりバーニアさえ壊せば少しは速度が弱まる!)」
尉官「(そしてアッグガイの改良型ヒートロッドならバーニアを感電させて止めることも可能!)」
尉官「(後は…みんなの力っすよ)」
下士官「尉官殿!やめろ!!爆風であんたもやられちまう!」
上官「…行けえ尉官!!貴様の信じた道を!」
下士官「ちっくしょう…」
尉官「うおぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉっすぅ!」ビュン
ポチッ…ビリビリビリビリ
ドゴーンッ!
ブライト「!!バーニアが破壊された!今だ!押し返すんだ!」
アムロ「うおぉぉぉぉ!νガンダムは伊達じゃない!」
ブアァァァァ
下士官「なんだこれ…優しい光…」
上官「愛に…包まれているようだ…」
ブライト「アクシズが…逸れていく」
尉官『はぁ…よかったっす。地球は青くて綺麗っすねえ…』
fin
転載元
ジオン尉官「えっ、最新MSのテストっすか?」上官「うむ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1426143430/
ジオン尉官「えっ、最新MSのテストっすか?」上官「うむ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1426143430/
「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (54)
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- 2015年03月12日 18:17
- 何故だろう、確実にザクレロより強そうな気がする
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- 2015年03月12日 18:22
- なにこれ強い
-
- 2015年03月12日 18:22
- そしてUCに繋がる
-
- 2015年03月12日 18:22
- UCでやられた奴らの話かと思ったら別人だった
-
- 2015年03月12日 18:41
- あれでジャブローいけるやん!って思ってた方々はきっと疲れてたんだろうなぁ
-
- 2015年03月12日 18:43
- UCに繋がると思ったのに……
-
- 2015年03月12日 18:49
- 戻ってきたブーメランをせっせと頭に戻してる姿想像して吹いた
久しぶりに有能なガルマのSS読みたくなったわ
-
- 2015年03月12日 18:55
- 「MSV戦記」か何か忘れたけど、ワイドカッターでバリケードを突破して基地司令部をミサイルとビームで粉砕、電子地雷や迎撃兵器をヒートロッドで無力化する三機の活躍を見て「あながちトンデモ兵器って訳じゃないな」って思ったな。
-
- 2015年03月12日 19:02
- オッゴより断然マシ
-
- 2015年03月12日 19:08
- ジュアッグは強い(UC)
-
- 2015年03月12日 19:13
- これはいいものだ
-
- 2015年03月12日 19:13
- ガルマさえガルマさえいれば…
-
- 2015年03月12日 19:13
- ここまで来たらユニコーンまで行こうぜ!!残り2人で
-
- 2015年03月12日 19:19
- 地球の7割が海だから水泳部作りまくったドズル兄
-
- 2015年03月12日 19:22
- アクシズのバーニアってか核パルスエンジ…
いや何でもない
-
- 2015年03月12日 19:24
- アッグ「解せぬ」
-
- 2015年03月12日 19:25
- 出て無かったアッグガイだけがリタイヤしてこれでお膳が整った!と思ったらUCに行かないとは。
範海王が範馬の血とまるで関係なかった時以来の肩すかしだわw
-
- 2015年03月12日 19:25
- でもジオンも連邦もメインであるはずの水中での攻撃手段が乏しいよね…
-
- 2015年03月12日 19:29
- ジオンの機体は闇が深いからな
1年戦争の最終機体とも言えるゲルググが扱いづらい両刃のナギナタだし、ビームサーベルにしてやれよ・・・
-
- 2015年03月12日 19:51
- 機種転換訓練たったの一日かよ…
ピーキーな機体なのに鬼過ぎw
-
- 2015年03月12日 19:56
- なにこれつよい
-
- 2015年03月12日 20:21
- ズゴックとか地上で小気味良く立ち回っていたけど、実際運動性はジムとかグフと比べて、どの程度なの?
-
- 2015年03月12日 20:25
- 昔、PCのオンゲーでUCGOというのがあったが、ゾゴックはグフやドムが実装されるまで普通に主力として使ってたけどな
-
- 2015年03月12日 20:43
- 送られて来たMSがギガン×3機だったらどうなってたんだろう…?
-
- 2015年03月12日 21:02
- ※24
ガッシャとギガンのことは忘れるんだ、何もなかったんだ
-
- 2015年03月12日 21:07
- ズゴッグは1機でザクⅡ8機分の資金を使う高性能機。ビームの射程はガンダムの3倍弱。ジェネレーター出力はザク・グフの2.5倍、それでいて重量は大差ないから機動性も高い。フレキシブルベロウズリムの見た目はバネっぽいし(笑)
だからこそUC0096でも戦えた。ジェガンと遜色ない火力だぜ!さすがにバイアランはチート過ぎるケド!
ジャブローはアッグさえあれば勝てた。ただしジャブローまで掘るのに二年かかる。それさえ果たせば勝手にジャブローはアマゾン河に水没できたのに!ジーク・ジオン!
-
- 2015年03月12日 21:26
- ゾック様が加われば・・・
-
- 2015年03月12日 21:40
- ビルドファイターズトライ「よし、次はこいつらだ」
-
- 2015年03月12日 21:53
- ゾゴジュアッグが出てこないだけましだね。
-
- 2015年03月12日 21:59
- 赤いゾゴジュアッグと一般カラーのゲルググ、好きな方に乗せてやる
-
- 2015年03月12日 22:03
- ※30
ゾゴジュアッグの対抗馬としてはゲルググではなく専用ザズゴググングを推したいところ
-
- 2015年03月12日 22:46
- ※14
ガルマ「その残り3割に人が住んでんだよ!」
-
- 2015年03月12日 22:57
- ※32
ガンダム二次創作で一番好きな台詞だわそれ
-
- 2015年03月12日 22:59
- ジオン驚異のメカニズムか…
-
- 2015年03月12日 22:59
- UCのエピソード4のダカールで暴れてたゾゴックの話かと思ったら違ったw
-
- 2015年03月12日 23:28
- 特化機体だし得意な状況で戦えれば割とやれるわな
1人やられた時点で分担不可能になって詰みそうだけど
-
- 2015年03月12日 23:45
- ゾゴック馬鹿にすんなよ
フレキシブルなアームでパンチにカッターだぞこの野郎
-
- 2015年03月13日 00:11
- そして忘れ去られるアッグ
BFでようやく出たからいいけど
-
- 2015年03月13日 00:39
- アッグはWiiのハンマーゲーでラル専用ドムになりましたw
-
- 2015年03月13日 00:41
- 水泳部の連中を作った技術者はジオンが負けてから何処へ行ったんだろうか
-
- 2015年03月13日 01:01
- ゾック
-
- 2015年03月13日 01:02
- こいつらに四脚ゾックも追加してればより無敵だったはず
-
- 2015年03月13日 01:32
- ギレンの野望はアッグだっけ?
まあほらそれでジャブロー攻略して1部クリアした人もいるだろ
俺には無理だったけど
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- 2015年03月13日 01:58
- 米40
ネオ・ジオンでカプール作ってたり、ZZに出てくるMSの開発に関わって恐竜的進化の一因になってたりするんじゃね?
あの時代水泳部ばりのゲテモノばっかだしな
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- 2015年03月13日 02:29
- こんなへんてこなMSよりもヅダを量産していれば
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- 2015年03月13日 07:11
- シーレーン馬鹿にすんなよ?大量輸送とか大物輸送しようとおもうと結局海に頼るしかねぇんだぞ?
UCだと宇宙経由してから兵器送るとかいう裏ワザあるけどさ、補給とかも含めたら戦略ゲーで海は本気で重要だぞ
その辺省略されてるからジオンの系譜とかで水泳部は不遇気味になるんだけどさ…
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- 2015年03月13日 08:25
- ※12
いつぞやの話のガルマがいたらブチギレ物だな
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- 2015年03月13日 09:23
- 火星ジオンには合流しなかったのか・・・・・・
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- 2015年03月13日 12:40
- 一時期ゾゴックだらけになったガンダムゲーがあってだな
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- 2015年03月13日 15:32
- 御神体「」
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- 2015年03月13日 16:06
- こいつらNT?
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- 2015年03月14日 01:00
- ガルマ様、お許し下さい!
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- 2015年03月14日 05:00
- ゾゴック大好きな俺には嬉しいSS
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- 2016年09月04日 19:15
- ジュアッグが一番見た目が好きだけど兵装が頭おかしすぎるんだよな