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艦娘達「提督の喜怒哀楽がみたい」【艦これ】【前半】

1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/04(木) 01:46:32.85 ID:MG9/yl0b0

金剛「と、いう訳デー!テートクのポーカフェイスを崩すために集まってもらったヨ!」

加賀「提督の無表情、無口は私達の士気に関わる事態にまで及んでいます」

利根「うむ、艦娘の一部から提督に話しかけるのが怖いという意見が多数来てるのう」

川内「具体的にはどうするの?」

利根「それを話し合う場じゃぞ」

川内「そっか」

金剛「why?大事な秘書艦が来てないネ」

雷「ちょっと用事があるから少し遅れてくるって言ってたわよ」

雷「先に始めてていいってさ!」

金剛「oh・・・」



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 01:49:28.64 ID:MG9/yl0b0

艦娘達が提督にありとあらゆる手でちょっかいを出すだけのSS

提督は無表情、無口で強面




健全な内容となっていると思います



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 01:57:37.00 ID:MG9/yl0b0

利根「それでは、企画者である雷が指揮を取るのじゃ」

雷「私に任せて!そんなわけで、司令官の喜怒哀楽を見たいと私はいつも思っているわけなんだけど」

金剛「そうネ。テートクは顔の筋肉がハードね」

川内「ふああ・・・夜まで寝たい・・・」

雷「それでなんだけど、手始めになにしたらいいと思う!?」

加賀「早速こちらに丸投げするのはどうかと思いますよ」

雷「じ、じゃあ、こうしましょう!最初はどの表情を目指すか決めよう!」

利根「ふむ・・・それだとやはり、笑顔じゃな!笑顔は良いぞ笑顔は!」

加賀「ん、それは私も賛成ですね」

金剛「スマイル!OK!」

川内「夜戦で泣かせてもいいんじゃないかな?」

利根「それはいきなりすぎじゃろう。それに、奴は艤装をつけられない」

川内「やっぱし?」



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 02:03:29.11 ID:MG9/yl0b0

金剛「笑顔は最初の目標で決定ネ。次は?」

雷「そうねー。司令官のどんな表情を見たいかみんなで出し合おう!鎮守府中の子にアンケートとって!」

利根「おお!それはいいの!」

加賀「アンケートの件は青葉と衣笠に任せましょう」

川内「それじゃあさーここに居るみんなはどんな顔みたいのさ?」グデー

加賀「そうね。泣き顔とかも見てみたいわね」

雷「笑顔もそうだけど、幸せそうな表情とかも見てみたいわね」

金剛「金剛はー、鼻の下を伸ばしたデレデレした顔を拝みたいかもネー」

ガチャ



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 02:08:14.92 ID:MG9/yl0b0

三日月「ごめんなさい遅れました」

金剛「oh!待ってたヨ」

三日月「司令官に頼まれた書類をまとめて居たので遅れてしまいました」

加賀「ご苦労様。それでだけど・・・」



三日月「はぁ」

利根「秘書艦をしておる三日月なら何か知っておるんじゃないか?」

三日月「そんな!秘書艦になってまだ日は浅いですし、それに他の人に聞いたほうがいいですよ」

三日月「私も正直・・・」

川内「どうしたの?何かあったの?」

三日月「司令官と二人で一緒に居るのすごく辛くて」

加賀「・・・通りでコロコロ秘書艦が変わるんですね」

雷「由々しき事態ね」



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 02:14:44.32 ID:MG9/yl0b0

三日月「秘書艦が一番長く続いたのって誰でしたっけ」

雷「うちの二番艦」

加賀「ああ・・・」

金剛「ポーカーフェイス同士分かち合える物があるのかナ!」

ガチャ

鈴谷「ヒャホー何してんの?」

利根「おお!丁度良いとろこにきたのう!」

鈴谷「んー?どういうこと」

三日月「後ほど説明します・・・」



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 23:36:53.18 ID:MG9/yl0b0

鈴谷「なんだそんなことか」

加賀「そんなことで済まされる事ではなくなっているのよ」

鈴谷「いやー小さいってそんなことー」

三日月「そう言えば、鈴谷さんも秘書艦続けた期間が長かったですよね」

鈴谷「そうだったかなー」

川内「えーっと・・・確かトップ5くらいには入ってたはずだよ」

金剛「長続きするコツを知りたいデース・・・」

鈴谷「何も考えたことないけどさー」

三日月「私が今悩んでいる事をそんなあっさり・・・」

鈴谷「んー難しい事考えるからいけないんじゃないかな」

加賀「そうも言ってられないんです。一部を除いてキラキラがつかない自体になっているんですよ」

加賀「間宮さんのデザートを食べてもですよ!?」

鈴谷「笑うしかないね」



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/04(木) 23:50:30.29 ID:MG9/yl0b0

利根「ともかく、今の現状を把握することが大事じゃな。三日月、頼むぞ」

三日月「あ、はい。えーっとですね。司令官は指示を出す際にしかまともに声も出さない」

三日月「日常では、わかった。ん。なんだ?。そうか。程度の言葉で会話をしています」

三日月「顔は常に無表情でです」

鈴谷「ふふん、クソ真面目な三日月が男らしい言葉使うとかギャップがいいね」

三日月「や、やめてください!」

川内「長月ちゃんに似てた」

三日月「とにかく!ここで話し合ったところで埒が開きません!」

三日月「秘書艦が長続きした実績者達に話を聞くのも大事だと思います」

利根「それもそうじゃのう・・・よし、一旦解散するか!」

加賀「そういうことなら、私は青葉と衣笠に頼んでくるわ」

雷「じゃあ私達は響とかに会いに行くわ」

利根「加賀よ、吾輩もついて行くぞ」

加賀「それじゃ、一旦別れましょ」



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/05(金) 00:09:21.79 ID:qEKJN8Le0

Верный(以降:響)「・・・」ペラッ

コンコン

響「ん・・・入っていいよ」

ガチャ

鈴谷「やっほー響!」

響「ああ。どうしたんだい?こんな大勢で私のところに来て」

雷「突然だけどさ。なんで響は司令官の秘書艦が長く続いたか知りたいんだけど」

響「本当に突然だね・・・特に意味はないよ」

鈴谷「だよねー」

三日月「・・・今更なんですけど」

金剛「なんデスか?」

三日月「秘書艦が続いた理由と笑顔がみたいのとってどういう関連性があるんですか?」



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/05(金) 23:25:14.62 ID:qEKJN8Le0

金剛「提督の事を一番知れるのは長い間一緒に居られる秘書艦が適してマース!」

金剛「それに提督と二人きりになれる唯一のchanceでもあるんデスヨ!」

三日月「確かにそうかもしれませんけど・・・」

三日月「二人きりって結構辛いですよ。会話がなくて一緒に居ていいのか悩んじゃって」

金剛「まだまだ甘いネー」

響「秘書艦にすらなれない人が言うことじゃないね」

金剛「ハートブレイク!気にしてるだから言わないでくだサイ・・・」

鈴谷(提督騒がしいの好きじゃないしねー)

金剛「でもいつかは提督とキャッキャッウフフするのが夢デス!」

響鈴谷「」ピクッ



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/05(金) 23:33:11.21 ID:qEKJN8Le0

雷「そんなことより、本当にコツとかないの?」

雷「私ですら一緒に居るの不安になったぐらいなんだから!」

響「あ、ああ・・・本当にないよ」

鈴谷「強いて言えば提督の意外な一面を見ることかなー?」

響「司令官を見る目が変わるよ」

雷「ふむふむ・・・それで!?その一面はどうやってみるの!?」

金剛「雷ー!少し人に頼り過ぎだヨ」

三日月「・・・そう言えばいつの間にか川内さんが居ない・・・」

響「まぁ、運がよければ秘書艦初日に見れるし、悪ければ見る前に諦めるんだろうけど」

鈴谷「別に鈴谷はそんな一面見なくたって一緒に居られたけどね」ドヤッ

響「ん、それは同感だな」

金剛「私もいつでも準備万端よ提督!早く私を秘書艦にするべきなんデス!」



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/05(金) 23:37:58.47 ID:qEKJN8Le0

雷「そっか・・・ありがとね!次に行く!」

鈴谷「鈴谷はここで響と話してくねー。あとは頑張ってー」

金剛「次はモッチーの所に行くネ!GOGO!!」

雷「ゴーゴー!」

ガチャ

三日月「それではお邪魔しました」ペコッ

パタン

鈴谷「何の本読んでたの?」

響「司令官からおすすめされた本だよ」

鈴谷「ふーん・・・羨ましい」

響「読む?」

鈴谷「提督からおすすめされなきゃ意味ないじゃーん」グデッ

響「私じゃ不満かい?」

鈴谷「うん」



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/05(金) 23:48:45.29 ID:qEKJN8Le0

響「そうか」

鈴谷「・・・どうして提督はあんな怖い顔しか出来ないんだろうね」

響「表に感情を出すのが苦手なんだろう。優しいんだけど」

鈴谷「外見で損する人っているよね」

響「私はあのままの司令官が好きだが」

鈴谷「本当はこれ以上ライバル増やしたくないんだけどなー」

響「はは、司令官の良さがみんなに伝われば、明るい鎮守府になると思うよ」

鈴谷「まぁね・・・そしたら、提督、笑顔見せてくれるかな」

響「いつかは見せてくれるさ。内心では本当に笑顔なんだろうし」

鈴谷「あの提督ならありえる」

響「さて、私は本を読むけど、鈴谷は?」

鈴谷「どうせ今日は一日やること無いし、熊野にちょっかい出してくるよ」

響「ああ」



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/05(金) 23:59:30.19 ID:qEKJN8Le0

卯月、弥生、三日月、望月の共同部屋

弥生「・・・」ギュッ

望月「8切りからの上がり!後ろから抱き締めるの好きだね弥生姉」

北上「うお、マジで?」

摩耶「くそ・・・このままじゃまた大貧民だぞ・・・」

弥生「・・・嫌?」

望月「嫌じゃないけどさ」

卯月「スピー・・・スピー・・・あ・・・ウサギガニゲテル!」スヤスヤ

コンコン

望月「んあー。空いてるよー」

ガチャ



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:03:49.15 ID:iWaLkHk80

提督「弥生。居るか?」

弥生「ん・・・司令官。何?」

摩耶「げっ・・・」ピクッ

北上(摩耶がビビってる)

提督「今日も頼む」

弥生「・・・わかった」

パタン

望月「あーいつもの?」

弥生「うん。行ってくる」

望月「がんばってー」

ガチャ

パタン



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:10:57.68 ID:iWaLkHk80

摩耶「はぁ・・・」

望月「何ビビってんの?」

摩耶「なっ・・・び、ビビってねーよ!」

摩耶「あいつがどう思って話してるかわかんねーからあいつは嫌いなだけだよ!」

北上「まぁ、提督いつも無表情だもんね」

望月「気にし過ぎだって」

摩耶「秘書艦長く続いた奴らは違うなちくしょう!」

北上「秘書艦に選ばれてから提督の事批判しようよ」

望月「そーそー。ちょっちめんどーだけどね」

北上「あはは。めんどいのは確かかもね。三枚出し」

摩耶「パス」

北上「2を二枚出し」

摩耶「パス」

北上「上がり」

摩耶「くそがっ!」



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:18:36.93 ID:iWaLkHk80

ガチャ

金剛「アポなしお部屋訪問!」

雷「in鎮守府!」

三日月「ノックぐらいしてください」

望月「お、三日月姉おかえり。大富豪やらない?」

三日月「ごめん。今連れ回されてるから」

望月「嫌なら断ればいいのに」

三日月「一応秘書艦だし・・・みんなの悩み聞かないと」

北上「そんな難しくやらなくて大丈夫だって」

摩耶(誰かが入ってくれれば一からやり直しなのにっ!)

卯月「・・・ウサギ・・・ウサギオイシ・・・ヤメロオウナ」スヤスヤ

摩耶「望月、場所変わってくれ」

望月「やだ」

北上「今日は一段と寝言がうるさいね」



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:24:39.31 ID:iWaLkHk80

金剛「おお!長く秘書艦が続いたランキングトップ5の3位と4位が居るネ」

望月「ん?どうかしたん?」

北上「なになに?何かあったの?」

金剛「2位の弥生ちゃんが居ないのが残念ですケド」

望月「弥生姉ならさっき司令官に呼ばれて出て行ったとこだよ」

金剛「Shit!」

雷「あれ、今日は出撃も遠征もなしじゃなかったっけ?」

金剛「提督からプライベートの呼び出し!?これはスキャンダルの予感ネ」

摩耶「青葉みてーな事言ってんなよ」

望月「いやいや、そんなんじゃないから」

北上「そうそう。提督の事手伝ってるだけだよー」



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:30:18.53 ID:iWaLkHk80

望月「まー二人きりなのは変わらないけどねー。大富豪じゃなくて神経衰弱やろ」

北上「いいよ」

三日月「プライベートでも二人きり・・・もしかして弥生姉さんと司令官って・・・」

望月「ありえないありえない!あの司令官に限ってそんなこと絶対にないって!」

三日月「え?」

望月「三日月姉も少し秘書艦の仕事に責任感じずに気楽にやってみたら?」

北上「そうそう。提督の機嫌とか考えないで少しやってみるといいよ」

卯月「うーん・・・うるさくて寝れないピョン」

摩耶「嘘つけ。お前の寝言の方がうるさかったわ」

卯月「え・・・うーちゃん寝言言ってた?」

摩耶「おう」



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:37:17.03 ID:iWaLkHk80

北上「提督、常に無表情で怖い顔してるけど、滅多に怒ることないよ」

金剛「そう言えば、提督の怒鳴り声って聞いたこと無いデスね」

三日月「確かに聞いたことはないけど・・・」

三日月「静かに声を低くして怒るタイプかと思ってた・・・」

望月「偏見はダメだよ。司令官悲しんじゃうよ」

金剛「響といい鈴谷といい・・・トップ5は提督の秘密を握ってる気がするデース」

望月「秘密かどうかは知らないけどね。じゃんけんぽん」グー

北上「なんとなくだけど、提督とちょっと楽しいよね」グー

摩耶「二人きりで居たいと思えねぇよ・・・」チョキ

雷「そうなんだぁ」グー

望月「あれ、雷ちゃんも参加?」

雷「私もやりたい!」

金剛「oh・・・主催者・・・」



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:42:10.86 ID:iWaLkHk80

三日月(もうちょっと頑張ってみようかな・・・)

三日月「ありがとう望月ちゃん。私、もう少し頑張ってみる」

望月「おーがんばれー」

タッタッタッ・・・

金剛「三日月もいなくなっちゃったネー」

望月「金剛もやる?神経衰弱」

北上「それともUNO?」

摩耶「人生ゲームもあるぜ」

金剛「この部屋はボードゲームのアミューズメントネ!」



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/06(土) 00:54:20.97 ID:iWaLkHk80

執務室

青葉「そろーっと・・・誰も居ないみたいですね・・・行きますよ衣笠」

衣笠「えー・・・」

衣笠「なんで私が青葉の手伝いしなきゃならないのよ・・・」

青葉「いいじゃないですか。お姉ちゃんを構わない衣笠が悪いんです」

衣笠「勝手にどっか行くのは青葉でしょっ!?」

青葉「シーッ・・・早速ミッションをクリアしてさっさとずらかりますよっ」

衣笠「ちょ・・・盗聴器だけじゃなくて隠しカメラまで仕掛けるの・・・?」

青葉「司令官は無口ですからね・・・盗聴器だけじゃ不安です」

衣笠「こういうの持ってる時点で衣笠さんはドン引きしてますよっと・・・」

青葉「情報を得るためならモラルをもかなぐり捨てる・・・それがジャーナリストです・・・」

衣笠「よくやるわね」

青葉「さて・・・設置完了・・・速やかに帰還しましょう」



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:02:21.07 ID:kOrKMFk10

カツカツカツ

青葉「っ!?やばい誰か来ました!」

衣笠「ど、どうすんのよ!?」

青葉「えーっとえーっと・・・と、とりあえず司令官の机の下に隠れましょう!」

衣笠「えぇ!?二人入れる!?」

青葉「入るんです!」

衣笠「むちゃくちゃ」

青葉「言ってる暇はありません!行きますよ!」グイッ

衣笠「え、ちょっ・・・」

ガチャ



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:05:51.28 ID:kOrKMFk10

提督「・・・」

弥生「・・・」

提督「気のせいか?」

弥生「気のせい」

提督「これをしているところは見られたくない」

弥生「そう」

提督「では、始めようか」

弥生「了解」




青葉「何か始めるのでしょうか。顔出してみたい」

衣笠「ただでさえ盗撮カメラとか仕組んでるんだから我慢しなさい」



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:10:04.51 ID:kOrKMFk10

数分後

提督「・・・」カサ

弥生「・・・」カサ

青葉「暑い・・・」

衣笠「我慢しなさいよ・・・」

数十分後

提督「・・・」カサ

弥生「・・・」カサ

青葉「うぇ・・・衣笠ベタベタする」

衣笠「ここ出たら殴る。絶対に殴る」

一時間後

提督「・・・」カサ

弥生「・・・」カサ

青葉「もう一時間近く経ってるのに会話の一つもないんですけど・・・」

衣笠「なかなか尻尾は出さないわね・・・」



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:19:18.50 ID:kOrKMFk10

提督「・・・今日は、この辺でいいだろ。片付ける。もう部屋に戻っていいぞ」ガサッ

弥生「もう・・・いいの?」

弥生「弥生、まだ出来るよ」

提督「いやいい」

弥生「・・・もう少し、司令官と・・・居たい」

提督「・・・私と居ても面白くないだろう」

弥生「そんなことはない」

提督「そうか。だが、今日はもういい」

弥生「そう」

提督「ありがとう」

弥生「うん」



青葉衣笠「っ!?」



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:25:59.56 ID:kOrKMFk10

ガチャ

パタン

カツカツカツ・・・

青葉「か、カメラはっ!?」ガタッ

衣笠「しっ!もう少し待ちなさいよ!」

青葉「あの司令官がお礼をしたんですよ!?その時の顔をあの角度なら撮れているはずなんですよ!」

衣笠「た、確かに気になるけど・・・落ち着きなさいよ」

青葉「盗聴器は設置しておきましょう。とりあえずカメラだけでも・・・」

青葉「早速部屋に戻って確認しましょう!」

衣笠「この場で確認すればいいんじゃない?」

青葉「いつ司令官が戻ってくるかわからないのでさっさと戻りましょう」

衣笠「それもそうね・・・」

青葉「さて・・・足音は聞こえませんね。いけるでしょう」

衣笠「早く行くわよ」

ガチャ



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:31:41.66 ID:kOrKMFk10

提督「・・・」

青葉「あ・・・」

衣笠「げ・・・」

ヒョイ

青葉「あ、あの、私のカメラ・・・」

弥生「・・・データ削除」

青葉「ちょ」

提督「ご苦労」

衣笠「あの・・・」

弥生「・・・」

提督「盗撮カメラを設置するとは悪趣味だな」

青葉「ご、ごめんなさいー!」ダッ

衣笠「あ!青葉!」



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:37:34.03 ID:kOrKMFk10

提督「どういうことか説明してもらおうか」

衣笠「あの・・・その・・・」

衣笠(こ、怖い・・・)

弥生「司令官。私が事情を聞いとくから。このあとに用事、あるでしょ?」

提督「そうか。頼めるか?」

弥生「まかせて」

提督「助かる」

衣笠「よかった・・・」ホッ

提督「何か言ったか」

衣笠「い、いえ!なんでもないですよ!?」

提督「そうか。あとは任せたぞ弥生」

弥生「了解」



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 21:49:11.61 ID:kOrKMFk10

弥生「そう」

衣笠「・・・青葉の奴、後でぶん殴る」

弥生「それはいいけど、もう盗撮するのはやめてあげて」

衣笠「どうして?」

弥生「司令官は・・・いや、なんでもない」

弥生「もういいよ。事情はわかったから」

弥生「それと、司令官はきっと怒らないから」

衣笠(弥生ちゃんがすごく喋ってる)

弥生「・・・」

弥生「あ、弥生も怒ってないから」

衣笠「あ、うん」

弥生「それじゃ」



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 22:06:57.41 ID:kOrKMFk10

衣笠「んー・・・どうして弥生ちゃんはあそこまで提督をかばうんだろう」

衣笠「そう言えば、まだ盗聴器を回収してなかったわね」

衣笠「・・・可哀想だから取り除いときましょ」

ガサガサ

衣笠(ふと思い返してみると、確かに提督って顔は怖いし無表情だし)

衣笠(さっきは青葉と密着してて鬱陶しかったから色々集中出来なかったけど)

衣笠「・・・さっきのありがとうってなんとなく、優しい声だった気がする」

利根「こんなところで何をしておるのじゃっ?」ポンッ

衣笠「ひい!?い、いきなりすぎるよ利根さん!」

利根「なんじゃ。依頼については進んでおるかの?」

衣笠「いや、それなんですが・・・」



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 22:17:57.36 ID:kOrKMFk10

利根「ふむ・・・そうか。それで、どう感じたのじゃ?」

衣笠「え?」

利根「そのお礼を聞いてどう思ったんじゃと聞いておるのじゃ」

衣笠「えー・・・」

利根「どうなんじゃ?ん?吾輩に聞かせてみい!」

衣笠「うーん・・・ちょっと説明しにくいですね」

利根「恥ずかしがらんといたらどうじゃ」

衣笠「そうですね・・・簡単に言えば、優しかったです」

利根「ほう!あの提督から優しい声が聞こえたと言うのか」

利根「ますます見たくなったぞ!何がなんでも提督の笑顔を見るぞ!」

利根「おっと、筑摩と出かける用事があったんじゃ。それでは、吾輩はこの辺で失礼するぞ」

衣笠「は、はい」



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 22:33:34.92 ID:kOrKMFk10

その頃

三日月「・・・司令官どこに居るんだろう」

鈴谷「ちーっすどうしたのこんなところでー」

三日月「あ、鈴谷さん」

鈴谷「提督の会はもう解散したの?」

三日月「あ、はい。グダってしまったので一時的に解散しました」

鈴谷「ふーん。で、三日月ちゃんは何してんの?」

三日月「司令官を探しているんですけど・・・」

鈴谷「どうして?そろそろ限界じゃなかったの?提督と一緒に居るの」

三日月「望月ちゃんに慰められちゃって・・・もう少し我慢してみようかと」

鈴谷「ここの提督あ鎮守府は他のところと比べると異常みたいだしねー。少し辛いかもね」

三日月「え?どういうことですか?」

鈴谷「提督が異常らしいよ。演習とかヤった時に別の鎮守府の子達と話すことあるんだけどさー」



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 22:40:11.24 ID:kOrKMFk10

サワっ

鈴谷「秘書艦はこうやってセクハラされるんだって」

三日月「なぁ!?ど、どこ触ってるんですかっ!?」

鈴谷「お尻だよ。他の鎮守府の提督さんはこうやってコミュニケーション取ってるんだって」サスリサスリ

三日月「そ、そうなんですか?あの、いつまで触ってるんです・・・?」

鈴谷「嫌がってる割には逃げないね」

三日月「前から抱きつかれてお尻触られてたら逃げられるわけないじゃないですか・・・」

三日月(あと顔に胸が・・・)

三日月「力じゃ敵いませんし」

鈴谷「それもそっか」



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 22:47:48.60 ID:kOrKMFk10

鈴谷「羨ましいよね」

三日月「うらっ!?」

鈴谷「あ、何でもない何でもない」

三日月「そ、そうですか?」

鈴谷「他の鎮守府に比べたらうちの提督はやりやすいのかもね」

鈴谷「提督がセクハラするっていう不安要素がないんだからさ」 

三日月「はぁ・・・ありがとうございます。また頑張れそうな気がします」

鈴谷「まぁーあの仏頂面の笑顔がいつか見られるといいねー」

三日月「あ、ちょっと一つだけ質問していいですか?」

鈴谷「なになに?聞かれればスリーサイズから身長体重趣味までなんでも教えちゃうよ?」

三日月「いえ、秘書艦の順位が高い人たちは司令官の表情を見たことがあるんですか?」



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/07(日) 22:52:22.68 ID:kOrKMFk10

鈴谷「それは内緒!」

三日月「なんでも教えてくれるって言ったじゃないですか!」

鈴谷「なんでもっていうのは私の情報だけー。提督の情報は教えないよ」

三日月「むう」

鈴谷「そういうことだからさ。ああ、あと提督ならさっき出かけちゃったよ」

三日月「それを最初に言ってくださいよ!!」

鈴谷「ごめんごめん。じゃあねー最上をいじめてくるからばいばーい」

三日月「はい。体調管理だけしてくださいね」

鈴谷「はいはーい」フリフリ

三日月「鈴谷さんって不思議な人ですね・・・」

鈴谷「提督ほどじゃないよ」

三日月「き、聞こえてたんですか!?」



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:25:04.82 ID:+veoHVhw0

鈴谷「じゃあにー」

三日月「はい」

三日月(司令官居ないのか・・・)

長月「どうした三日月、こんなところにボーッとして」

三日月「あ、長月姉さん。姉さんこそ」

長月「弥生を探してるんだ。知らないか?」

三日月「私はちょっとわからないかな」

長月「そうか。それで?三日月はどうした?」

三日月「司令官の事考えてて」

長月「なっ・・・やめとけあんな男。ろくでもない人生しか送れないぞ」ポンッ

三日月「そうじゃないって」



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:30:02.58 ID:+veoHVhw0

三日月「姉さんは司令官をどう見てるのよ・・・」

長月「あんな常に無表情の奴なんかと四六時中居てみろ。暗くなるぞ」

長月「毎日いつ怒るかもわからない奴に気を使って行く人生なんてろくでもない」

三日月「秘書艦全否定」

長月「まぁ、お前が選ぶならそれはそれで否定はせんが・・・」

長月「姉からの忠告だ。やめとけ」

三日月「姉さんって、時々人の話聞かないよね」



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:36:40.04 ID:+veoHVhw0

長月「む、弥生に用があったを忘れていた。では、私は弥生を探してくる」

三日月「あ、はい」

長月「それではな」

三日月「うーん・・・」

三日月(なんとなく、姉さんには悩みがなさそう)

三日月「なんとなくだけど・・・」

三日月「こんなところでボーッとしてても仕方ないし、他の人に相談してみよう」

三日月(一人で悩んでたら姉さん達に怒られる)

三日月「んー・・・笑顔に出来るなら美味しい物とかもいいかな。鳳翔さんに聞いてみよう」



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:45:36.36 ID:+veoHVhw0

卯月、弥生、三日月、望月の部屋

望月「ふーん。司令官の表情ねぇ」

金剛「そうデース」

北上「それで?」

金剛「計画は特に無しデス」

望月「さすが」

雷「どうすればいいかな」

摩耶「あたしに聞かれても知らねぇよ」

望月「いたずらでもしてみる?苦笑いとかなら見せてもらえるかもよ」

卯月「イタズラ!?」ガバッ

望月「うおっ。いきなり後ろから肩を手で掴まないでくれるかな」

卯月「イタズラだったらうーちゃんにお任せあれ!泣くまでやるよ!」

雷「いや、泣かせることはもっと後でいいのよ」

北上「あ、泣かすことには泣かすんだ」



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:49:24.65 ID:+veoHVhw0

卯月「ちぇー」

金剛「笑顔に出来ればなんでもいいんデス」

北上「美味しい物食べさせてみれば?」

摩耶「それは無理だろ」

望月「なんで?」

摩耶「あいつ、鳳翔さんの手料理食べても顔色一つ変えなかったぞ」

摩耶「完食はしてたが」

金剛「oh!鳳翔さんの料理でも!?」

雷「う・・・なかなか手強いわね」

北上「やっぱりかー」

望月「んじゃー父性を刺激してみる?」

雷「どうやって?」



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:53:21.18 ID:+veoHVhw0

望月「それはそっちで考えて。考えるの苦手、だるい」

北上「私もパス」

雷「何よ!やる気ないわね!」

望月「だってー。司令官はあのままでもいい人だしー?」

北上「ねー」

摩耶「お前らマジで言ってんの?」

望月「マジもマジ。大マジだよ」

望月「まぁ、どうしてかは教えないけどねー」

北上「ん、食べる?」ズイッ

雷「ありがと」パクッ



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 00:58:43.42 ID:+veoHVhw0

ガチャ

鈴谷「やーやー」

北上「おーよくきたねー」

望月「それあたしのセリフ」

鈴谷「熊野は出掛けてるし最上は三隈と遊んでるし、暇だから来たよ」

摩耶「おう」

鈴谷「なに?またボロ負け中?」

摩耶「うっせ」

鈴谷「摩耶って顔に出やすいからテーブルゲーム向いてないよ」

望月「ねー」
北上「だねー」

摩耶「お前ら・・・」イラッ



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:03:24.04 ID:+veoHVhw0

鈴谷「んー?まだやること決めてないの?」

金剛「そうなんデース・・・どうすればいいでショウ」

鈴谷「いいんじゃない?明るく接してればそのうち変わるよ」

雷「そのうちっていつよ」

鈴谷「そのときが来るまでだよ」

鈴谷「ふぁ・・・ねぇモッチー、ベッド貸して」

望月「いいよ」

鈴谷「サンキュー」ボフッ

望月「あたしのベッドは仮眠ベッドじゃないんだけど」

鈴谷「聞こえない聞こえなーい。そう言えば三日月ちゃんが頑張るって言ってたよ」

北上「言ってたね。まぁ、あの子ならなんとかなるんじゃないの?」

望月「控えめで真面目だからなぁ・・・それが邪魔にならなきゃいいけど」



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:08:41.23 ID:+veoHVhw0

鳳翔の部屋

コンコン

鳳翔「はい?どうぞー」

ガチャ

三日月「どうも」

鳳翔「あら、どうしたんですか?珍しいですね」

三日月「少し聞きたいことがあってですね」

鳳翔「はい。お答えできることならなんなりと」ニコッ

三日月「司令官の笑顔を見たいんですけど、美味しい料理とかを食べさせてあげたくて」

鳳翔「美味しいお料理を?」

三日月「はい」

鳳翔「してあげたいのは山々なのですが、私の料理では力不足です」

三日月「えぇ・・・どうしてですか?」

鳳翔「それがですね・・・カクカクシカジカでして・・・」



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:16:08.96 ID:+veoHVhw0

三日月「筋金入りですね」

鳳翔「いただきますとごちそうさま以外に言葉を発さなくて・・・」

鳳翔「それに食べてる間もずっと無表情ですし、全部食べてはくれるんですけど」

三日月「うーん・・・どうしたものですかね」

鳳翔「ああでも!あの無表情で黙々と食べる姿が亭主関白な人みたいですごくドキドキすると言うか・・・」

三日月「えっ」

鳳翔「弥生ちゃんと提督二人だけの食事の時とか父親に似た娘と三人家族で食卓を囲んでいるような」

鳳翔「ああ、あの静かで冷めた食卓のような感覚が長年連れ添った夫婦みたいでとてもいいんです」

鳳翔「それにあの凛々しいお顔がまた素敵で・・・」

三日月(あ、この人はもうだめだ)

鳳翔「それでですね!」

三日月「あ、はい」

三日月(鳳翔さん、割と束縛されたいタイプ?)



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:18:31.94 ID:+veoHVhw0

数分後

鳳翔「あ、ごめんなさい。私一人ペラペラと・・・それで、何の話でしたでしょうか」

三日月「ええ、ああ、いえ、もう大丈夫です」

鳳翔「あら・・・そうですか?」

三日月「お邪魔しました」

鳳翔「いいえ!何か困ったことがあったらまたいらしてください」

三日月「はい。また来ます」

ガチャ

パタン

三日月(ああ、疲れた・・・)



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:23:05.25 ID:+veoHVhw0

そして夜

執務室

ガチャ

三日月「司令官、ちょっとお話が・・・」

提督「・・・」

三日月(司令官が、外を眺めている・・・何を見ているのかな)

提督「・・・三日月」

三日月「は、はいっ!?」ドキッ

提督「今日は、月が綺麗だと思わないか」

三日月「は、はい?」キョトン

提督「・・・なんでもない。それで、話は?」

三日月「え、ああ、ええっとですね・・・」

三日月(今日は満月じゃなかったけど・・・月が綺麗って?)



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:29:24.51 ID:+veoHVhw0

三日月「明日は言われた通りこのような予定です」

提督「・・・ふむ、ご苦労。下がっていいぞ」

三日月「はい、それでは・・・あ・・・」

提督「・・・」

三日月「・・・」

北上『提督の機嫌なんか考えないでやってみて』

三日月(よし!勇気を振り絞って聞こう!)

三日月「あの!司令官!」

提督「ん?なんだ」

三日月「先ほど、月が綺麗だと言っていましたが・・・」ドキドキ

提督「・・・ああ」

三日月「その・・・今日は綺麗だとは言い難い気がします・・・だって、満月ではないですし・・・」ドキドキ

三日月「どうして、いきなりそんなことを・・・」ドキドキ

提督「・・・」

三日月(お、怒ってないよね・・・?)ドキドキ



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:33:59.18 ID:+veoHVhw0

提督「・・・」

提督「・・・満月も確かに」

三日月「っ!?」ビクッ

三日月「ご、ごめんなさい!!やっぱりいいですー!」ダッ

ガチャ

タッタッタッタ

提督「・・・」

響「どうしたんだい?三日月が走って行ってしまったが」

提督「響か。どうした」

響「司令官の顔が見たかっただけさ」

提督「変わり者だ」

響「あなたほどではない」

提督「そうか」



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/10(水) 01:41:16.52 ID:+veoHVhw0

響「ふむ。そうだ。司令官の耳に嬉しい情報を教えておいてあげようと思って」

提督「なんだ」

響「あなたの喜怒哀楽が見たくて、みんなやる気を出しているよ」

提督「私の顔を見たところで面白いものはないと思うんだが」

響「さぁ、どうだろうね。あなたの表情が無くなった理由を知って居るのは私だけだが」

響「もしあなたが、みんなにちょっかいを出されたくないのだったら、私が遠回しに止めてあげよう」

響「どうして欲しい?」

提督「放っておけ。どうせすぐ飽きる」

響「・・・内心嬉しいくせに」クスッ

提督「・・・」

響「それじゃあ、私はこれで。おやすみなさい」

提督「ああ」



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/13(土) 01:12:41.16 ID:HYU1SlRG0

軽空母部屋

隼鷹「よっと。ほい。あたしの勝ちだぜ」

龍驤「んなぁ!?またかいな!」

隼鷹「ギャンブル関連のカード対決で負ける気はしないからねぇ」

龍驤「なんやねん!卑怯やんそんなん!」

飛鷹「龍驤が挑んでるんじゃないの?」

龍驤「せ、せやけど」

隼鷹「はー龍驤弱っ」

龍驤「なんやとぉ!?」ムカッ

飛鷹「夜なんだから喧嘩やめて」

龍驤「ぐぬぬ・・・」



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/13(土) 01:22:33.68 ID:HYU1SlRG0

隼鷹「あー・・・そう言えば雷に頼まれた事があるんだった」

飛鷹「何かあったの?」

隼鷹「ちょっとねー」

龍驤「隠し事か?」

隼鷹「いやー?そういうわけじゃないけど」

飛鷹「なになに?」

隼鷹「少し計画立てるの頼まれちまってよ。何か楽しくなるような事ないかって」

龍驤「ふーん。何かやるんか?」

隼鷹「提督の笑顔をみたいらしいよ」

龍驤「えぇ・・・」

飛鷹「随分、嫌そうな顔をするのね」

龍驤「怖いやん」

隼鷹「まぁな」



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/13(土) 01:34:34.91 ID:HYU1SlRG0

隼鷹「さーて、どういう企画しようかねー」ニヤニヤッ

飛鷹「そういう事考えてる時、本当に楽しそうな顔をするわね」

龍驤「いたずらとか好きそうやしな」

隼鷹「ただのいたずらは好きじゃないぜー?」

隼鷹「やられる方もやる方も笑顔になれるいたずらを考えないとな!」

飛鷹「はぁ、あんたらしいわね」

隼鷹「難しいけどな」

龍驤「うちを巻き込むのはやめてな」

隼鷹「やなこった」

龍驤「ぶっ飛ばしてやろうか」



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/13(土) 01:53:31.60 ID:HYU1SlRG0

戦艦部屋

陸奥「ふーん」

金剛「協力をお願いしマス」

陸奥「私は別にかまわないけど、長門の方が」

長門「あの提督に何かちょっかいを出すのか?本当に出すのか?」

陸奥「うちの長門ヘタレだから・・・」

榛名「私達の鎮守府で提督に対して怖がらずに接することが出来るのは陸奥さんと霧島だけですからね」

陸奥「ビビる意味がわからないわよ」

長門「おかしい」

陸奥「長門が一番ビビってたらダメでしょ!」

陸奥「大体、大和や武蔵がいないんだから実質あなたが戦艦トップなの!わかる!?」

長門「そんなこと言われても困るぞ・・・」



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/13(土) 01:59:29.38 ID:HYU1SlRG0

長門「怖いものは怖い」

陸奥「はぁ・・・」

榛名「まぁまぁ・・・」

長門「どうやったら自然に提督と話せるのだ?私は怖くて声もかけられないのに」

陸奥「普通によ。大体、あの人は、顔に感情が出ないだけだから!」

長門「だから怖いんだろう!?」

陸奥「逃げてたら何も変わらないわよ!」

金剛「駆逐艦の子には見せられない姿ネ」

比叡「そうですね」

長門「陸奥怖い」

陸奥「いい加減怒るわよ?」

長門「ごめんなさい」



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/13(土) 02:07:50.23 ID:HYU1SlRG0

睦月型の部屋

文月「文月だーいぶ!」ボフッ

皐月「おぐぅ!?」

文月「えへへー、皐月ちゃん変な声ー」

皐月「いきなりお腹の上にだいぶはやめてくれないかな!?」

菊月「相変わらず二人は元気だな」

長月「元気なのはいいことだがな」

睦月「そう言えばそう言えば!金剛さん達が提督にちょっかいを出すって噂があるってさ!」

文月「おっ?」

文月「いたずらならあたしと卯月ちゃんにおまかせぇ!」

卯月「おまかせぇ!!」

長月「なんだ卯月。来てたのか」

卯月「あれ!?うーちゃんに対してだけ冷たくない!?」



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 00:10:05.21 ID:06sE/ac20

翌朝

提督「今日、お前達には鼠輸送作戦に向かってもらう」

望月「あーい了解お父さん」

文月「わかったよパパァ」

卯月「うーちゃんに任せるぴょん!パパは安心して待ってるぴょん!」

菊月「行ってくるぞ。父上」

如月「如月にまかせてくださいませ。お父様」

天龍「おう!じゃあ行ってくるぜ親父」

提督「ああ、健闘を祈っている」



103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 00:14:52.03 ID:06sE/ac20

パタンッ

天龍「・・・無視だったな」

望月「予想通りだったけどねー」

菊月「しかし、これは恥ずかしくなかったか?」

文月「えーそお?」

卯月「菊ピョン顔赤いぴょん!」ニヤニヤッ

菊月「う、うるさい!」

如月「あらー」

天龍「まぁいいや。金剛に伝えられた作戦は帰投してからもあるから」

天龍「さっさと行って済ましてきちまうぞ」

菊月「そうするか」



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 00:22:06.71 ID:06sE/ac20

隼鷹「作戦1の呼び方を変えてみるが見事に無視されたねぇ」

鈴谷「あれ?もう作戦考えて実践してるんだ」

隼鷹「おうよ。呼び方を変えるのは今日一日実践してもらうぜぇ」

鈴谷「おー面白そうだねぇ。鈴谷はなんて呼べばいいの?」

隼鷹「自分の好きに呼べばいいんだ。家族の呼び方が理想だがね」

金剛「私の呼び方はダーリンで決まりネ!」

鈴谷「それじゃいつもと変わんないんじゃないの?」

金剛「・・・はっ!その通りネ!」

隼鷹「それはそれでいいと思うけどな。あーさて、次はどうしようか?」

隼鷹「演習先の子達から聞いて、大体の提督がこういうの喜ぶとか言ってたんだけどなぁ」

鈴谷「そんなんじゃ甘いって!」

隼鷹「やっぱり提督の趣味がよくわかんねーなぁ・・・」

金剛「鈴谷達はわからないんデスか?」

鈴谷「知ってるけどなーいしょ!自分たちで頑張ってー」

隼鷹「ちぇーケチだなぁ」



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 00:35:24.71 ID:06sE/ac20

お昼時

三日月「ふう・・・司令官、こっち終わりました」

提督「ご苦労。そろそろ昼飯時だ。飯を食べてこい」

三日月「司令官はどうするんですか?」

提督「私はもう少しまとめたいものがある」

三日月「・・・ええっと」ドキドキ

三日月「わ、私も手伝います」

提督「・・・いや食べてこい」

三日月「あ・・・ごめんなさい・・・」

三日月(昨日逃げちゃったから少し気不味い)

コンコン

提督「入れ」

ガチャ

鳳翔「失礼します」

パタン



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 00:56:15.76 ID:06sE/ac20

提督「どうした」

鳳翔「あ、あの・・・お食事の用意が出来ていますよ。だ、旦那様」

三日月「!?」

鳳翔「・・・///」

提督「出来てしまったか。そうか」

提督「今から向かう」

提督「行くぞ三日月」

三日月「え?あ、はい!!」




隼鷹「割とノリノリの鳳翔さんにあたし達の口が閉じなくなるぜ」

龍驤「意外やなぁ」



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 01:00:29.44 ID:06sE/ac20

食堂

隼鷹「さてさて、次の作戦はっと・・・」

鈴谷「これ、ほとんど笑顔じゃなくてニヤニヤやデレデレの顔になる方法じゃない?」

隼鷹「とにかく無表情じゃないのが見れればいいんだろ?だったらこれが一番手っ取り早い」

鈴谷「そうかもしれないけどさー。多分通用しないと思うんだよねぇ」

隼鷹「なんで?」

鈴谷「見てればわかるって」

隼鷹「そうか。お、そろそろ食事が始まるぜ」



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 01:10:17.92 ID:06sE/ac20

榛名「お、お兄ちゃん!あーんしてください///」ズイッ

提督「・・・」パクッ

響「あーんだ。отец」ズイッ

提督「・・・」パクッ

三日月「・・・どういうこと・・・?」パクッ

三日月(もしかして、私の知らないところで作戦が決行されてるの?)モグモグ

響「ん?ああ、三日月も。あーんだ」ズイッ

三日月「え?あ、あー・・・ん」パクッ




鈴谷「三日月ちゃんの方が驚いてるんだけど」

隼鷹「ちゃんと伝えておけばよかったかな?」



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/14(日) 01:24:05.36 ID:06sE/ac20

提督「ごちそうさま」

響「もういいのかい?もっとサービスするよ?」

提督「そろそろ遠征させた艦隊が戻ってくる。執務室で待たなければならない」

響「そうか。残念だ」

三日月「ごちそうさまでした。私も一緒に戻ります」

榛名「あの・・・」

響「行っちゃったね」

鳳翔(私もあーんしたかったな・・・)



金剛「榛名の顔がずっと真っ赤ね」

鈴谷「いいなぁ。鈴谷もやりたかったなぁー」

隼鷹「うーん。なかなか手ごわい。次だ次」



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/15(月) 00:09:42.87 ID:nMbuZr1M0

執務室

隼鷹「えーっと・・・朝に遠征に出かけた天龍達が帰ってくる頃だったな」

隼鷹「少し強引な方法を試して見るぜぇ!」



提督「・・・」

三日月「もうそろそろですね」

提督「そうだな」

三日月「あの、司令官」

提督「なんだ」

三日月「その・・・昨日は」

バタン

天龍「作戦完了。今艦隊帰投したぜ」

三日月「・・・はぁ」

天龍「ああん?」

提督「ご苦労。燃料、弾薬を補給して待機」

天龍「おう。っと、その前に提督。オレの前まで来てくれないか?」

提督「・・・わかった」スクッ



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/15(月) 00:16:02.57 ID:nMbuZr1M0

提督「で、なんだ?」

天龍(やべぇ、怖ぇ)

天龍「お、お前らやれ!」

望月「あいよー。悪く思わないでね司令官」ガシッ

提督「ん?」

文月「いまだー!」ガシッ

提督「・・・」

菊月「すまない」ガシッ

如月「ごめんなさい」ガシッ

天龍「よしお前ら!しっかり両手両足抑えとけ!俺は後ろから羽交い締めする」ガシッ

天龍(身長差であんまり強く締められねぇ)

提督「なんのつもりだ」



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/15(月) 00:21:05.07 ID:nMbuZr1M0

天龍「っ!」ビクッ

天龍(情報だと提督は怒ってねぇはずだが・・・ええいどうにでもなれ!)

天龍「今だ!卯月やれ!」

卯月「任せるぴょん!うーちゃんの手業で笑い崩れた者は数知れず!」ワキワキ

卯月「ぬっふふー!弥生ぴょんですら笑わせたくすぐりをくらうがいいぴょん!」

提督「・・・」

卯月「覚悟ー!」ガバッ

卯月「こちょこちょこちょー!」




鈴谷「随分強引な方法とったねぇ」

隼鷹「卯月のくすぐりはやばいからね」

鈴谷「やられた事あるの?」

隼鷹「そりゃもう大爆笑」



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/15(月) 00:24:16.36 ID:nMbuZr1M0

提督「・・・」

卯月「こちょこちょー!」サワサワ

数分後

提督「・・・」

卯月「こちょ・・・」サワ

提督「・・・」

卯月「こ・・・」

提督「・・・」

卯月「・・・」

卯月「うわーん!!」ダッ

天龍「あ!」

提督「・・・で、なんのつもりだ?」

天龍「えーっとだな・・・お前ら!逃げるぞ」ダッ



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/15(月) 00:31:39.05 ID:nMbuZr1M0

天龍の声に駆逐艦たちが一斉に散った

提督「・・・さて、三日月。もう演習へ向かわせる時間だ。呼んで来てくれ」

三日月「ええっと・・・」ペラッ

三日月「わかりました。すぐに呼んできます」タッ

提督「・・・」




鈴谷「流石に笑わないね」

隼鷹「あたしなんか笑い死ぬかと思ったのに・・・」

鈴谷「見直しが必要だと思うんだけど」

隼鷹「明日な。今日はこれでデータ撮りだ。こっから改善してく」

鈴谷「そっか」

鈴谷「・・・隼鷹って、演習メンバーだよね」

隼鷹「やべぇ忘れてた」



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:26:21.20 ID:DxjTfdKB0

提督「健闘を祈る」

金剛「オーケー!任せるネー!!」

パタン

隼鷹「つーことで鈴谷、あたしたちのかわりにデータとっといて」

鈴谷「夕張ちゃんに頼んでよー」

夕張「私も演習!」

鈴谷「代わろ」

夕張「提督のご指示よ!我慢しなさい!」

鈴谷「ちぇー。他の鎮守府の子と話すの楽しいのになー」

鈴谷「しょうがない。鈴谷お任せ!」

加賀「頼むわよ」

金剛「私達は情報収集もしてくるネー」

鈴谷「はいはーい」



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:30:38.11 ID:DxjTfdKB0

鈴谷「やっほー提督。楽しんでるー?」

提督「何がだ?」

鈴谷「しらばっくれちゃってー。響からタレコミ来てるんでしょ?」

提督「・・・」

鈴谷「素直じゃないなぁ」

提督「悪いが鈴谷。お前と話してる暇はない」ガタッ

鈴谷「どこ行くの?」

提督「畑だ」

鈴谷「なぁんだ。鈴谷も手伝う?」

提督「いらん」

鈴谷「いけずー」



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:37:23.59 ID:DxjTfdKB0

鎮守府の畑

提督「・・・」

電「あ、司令官さん。こんにちは」

提督「電か」

電「なのです!」

電「雑草を抜いていたところなのです!」

提督「・・・」ゴソゴソ

電「・・・司令官さん?」

提督「・・・」パサッ

電「タオル、ありがとうなのです」ニコッ

提督「水分補給はしろ」ガサッ

電「抜かりないのです!」

提督「そうか」



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:41:00.56 ID:DxjTfdKB0

三日月「電ちゃんは司令官の事、怖がってないんですね」

鈴谷「そりゃねー」

三日月「羨ましいですね・・・」ボソッ

鈴谷「そうだねぇ」

鈴谷「ん?」

三日月「ああして、普通にコミュニケーションを取れると、仕事も捗りそうです」

鈴谷「三日月ちゃん次第じゃん?態度次第で、提督は応えてくれるよ」

三日月「鈴谷さんが言うと説得力ありましね」

鈴谷「響と弥生ちゃんほどじゃないよ」

三日月「そうですね」

鈴谷「あれー?」



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:47:33.03 ID:DxjTfdKB0

数十分後

鈴谷「暑いのによくやるねー。じっとしてるだけでも汗かいてきちゃうのに」パタパタ

鈴谷「三日月ちゃんまで参加しちゃったし」

電「す、鈴谷さん!スカートをパタつかせるのはは、はしたないのです!」

鈴谷「いいじゃーん。どうせ提督しか異性居ないんだしー」

鈴谷「鈴谷は見られても困らないし」

鈴谷「ねー提督ー?」

提督「・・・」ブツッ

三日月「あはは・・・」

鈴谷「無視ですか」

提督「鈴谷」

鈴谷「はいはい?」

提督「いい加減にしろ」

鈴谷「なにさぁ。秘書艦やってた時の事まだ気にしてんの?」



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:55:05.39 ID:DxjTfdKB0

提督「・・・」ブツッ

鈴谷「またそっぽ向いちゃった」

三日月「・・・何かあったんですか?」

鈴谷「鈴谷が提督に逆セクハラしてたんだ」

電「え、えっちな事はダメなのです!///」

鈴谷「そんな過激な事はしてないよ!後ろからおっぱい押し付けたり腰周りに手を回したりしただけだよ」

電「はわわわ・・・///」

三日月「そ、それで、どうだったんですか?」ドキドキ

鈴谷「見事にスルーだよね。女としての魅力ないのかと思っちゃったよ」

鈴谷「ねー提督ー?」

提督「・・・」ブツッ

鈴谷「・・・ちぇ」プイッ

三日月(自業自得だけど、少し気の毒・・・)

電「あぅ・・・ドキドキが止まらないのですぅ・・・///」

三日月(電ちゃんってムッツリ?)



137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 00:59:55.40 ID:DxjTfdKB0

更に十分後

電「ふう・・・だいぶ片付いたのです」

提督「ご苦労。風呂に入って汗を流して来い」

電「ありがとうなのです!それでは、お風呂に入って部屋に戻っているのです」

提督「三日月もだ」

三日月「えっ」

提督「演習が終わるまでまだ時間がある。それまでに汗を流して来い」

三日月「・・・お言葉に甘えさせて頂きます」

三日月「うあーベタベタするー」

電「一緒に入るのです!」

三日月「そうしよ!」

提督「・・・」

鈴谷「・・・本当に好きだね」

提督「なんのことだ」



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/16(火) 01:07:19.22 ID:DxjTfdKB0

鈴谷「鈴谷は提督のそんなところも好きだけどね」

鈴谷「もう、優しいなぁ提督ぅ!」ニコニコ

提督「今日のお前は予定ないんだ。自分の好きに行動しろ」

鈴谷「だからここに居るんだよ?」

提督「勝手にしろ」

鈴谷「それでさ。提督はシャワー浴びないの?」

提督「濡れたタオルで体を拭くだけで十分だ」

鈴谷「背中流してあげようと思ったんだけどなぁ」

提督「熊野の背中でも流してやれ」

鈴谷「中々表情変わりませんねぇ」

提督「無駄だ。諦めろ」

鈴谷「他の子が諦めたらねー」



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 01:03:59.32 ID:wxtYEQ080

その頃

演習後

隼鷹「ふーん。そっちの提督は元気があって楽しそうだね」

相手隼鷹「そっちは少し堅苦しそうだなぁ」

金剛「まぁねー」

相手金剛「こっちの提督は場所と時間をわきまえないネ。そこだけはなんとかしてほしいヨ」

加賀「そう。でも、今のところ試したものばかりね」

相手加賀「そうなの。それで表情一つ変えないのね」

夕張「話かけるのすら一苦労よ」

相手酒匂「ぴゃあー」

磯風「はは、そっちの司令は楽しい事、いっぱい考えているのだな」

相手雪風「はい!よく遊んでくれるんです!」ニコニコ

相手清霜「おーい?」フリフリ

弥生「・・・え、なんですか?」

相手清霜「なんか怒ってる?」

弥生「いえ、別に・・・」

相手清霜「あれー」



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 01:12:59.54 ID:wxtYEQ080

十分後

加賀「色々ありがとうございます。そちらの提督も、素敵な方なんですね」

相手加賀「そちらこそ。交換して欲しいものです」

相手隼鷹「交換してみない?」

隼鷹「やなこったい。あの提督だからこそ、いじりがいがあるってもんだ」

金剛「そうネ。それに、隣の芝生が青くても、簡単に手に入るわけじゃないヨ」

夕張「わ、私は交換してほしいかなー・・・なんて・・・」ボソッ

相手金剛「そっちの提督はそっちの提督でいいところいっぱいあると思うヨ。探してみるといいね」

磯風「結局、お互いの司令の自慢や愚痴しか話す事がないものだな」

相手雪風「それだけみんな司令官が好きなんです!」

相手清霜「同感!清霜も司令官好きだもの!」

弥生「・・・うん」

酒匂「あたしも司令館大好きだよ!」

加賀「・・・なんか恥ずかしくなってきました」

相手加賀「ええ、そうね」



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 01:18:23.82 ID:wxtYEQ080

帰還途中

加賀「あまり、ヒントになるような事は聞けなかったわね」

隼鷹「難しいって。話を聞く限り、他の鎮守府の提督と、うちの提督じゃあ性格が真逆すぎる」

磯風「ふむ。何やら面白そうな話をしているのだな」

夕張「あんまり面白い話じゃないわよ」

金剛「私達の提督は、かわいいネ」

夕張「うっそ。信じられないわ」

弥生「・・・うん、かわいい」

加賀「信じがたい言葉を身内から聞いたわ」

隼鷹「右に同じ」

磯風「どうしてあの無愛想な司令官に惹かれるんだ」

金剛「提督に口止めされてるから内緒ネ」

弥生「・・・ないしょ」

金剛「さーて!早く提督の顔が見たいからちゃっちゃと帰るネー!GOGO!」

弥生「・・・ゴーゴー」



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 01:25:42.28 ID:wxtYEQ080

執務室

提督「・・・」

三日月「すみません!髪を乾かしてたら遅れてしまいました!」

提督「構わん。風邪を引かれては困る」

鈴谷「んでも生乾きじゃん」

三日月「ええ・・・ちゃんと乾かしたつもりなんですけど・・・」

鈴谷「提督、やってあげたら?」ニヤニヤ

提督「・・・そろそろ演習組が帰ってくる」

三日月「そうですね。演習組が帰ってきたら次は出撃でしたね」

提督「うむ」

三日月「準備させておきますね」タッ

タッタッタッ・・・

鈴谷「やってあげれば良かったのに。上位五人にはやってあげてたじゃん」

鈴谷「提督にやられるの気持ちよくて好きなんだけど」

提督「余計な事を口走るな」

鈴谷「はいはーい」



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 01:32:18.92 ID:wxtYEQ080

金剛「艦隊戻ったヨ!ダーリン元気だった!?」

弥生「・・・その前に結果報告・・・」

加賀「相手も手強かったですが、なんとか勝利することができました」

提督「ご苦労。補給して各自部屋へ」

提督「すまないが、磯風は今から出撃だ。補給したらここへ戻てきてくれ」

磯風「了解した」

提督「以上だ」

バタン

夕張「提督がかわいいとかありえない」

加賀「そうね」

隼鷹「そうだな」

金剛「外見で判断しちゃダメヨー!?」

夕張「内面も判断できないから怖いんでしょ」

磯風「真理だな」



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 22:58:16.32 ID:wxtYEQ080

提督「いつも通りに頼む」

北上「了解ー」

霧島「さて出撃するわよ」

磯風「うむ。了解だ」

バタン

提督「・・・」

三日月「・・・あの」

プルルル

提督「・・・出ても構わんか?」

プルルル

三日月「・・・はい」

ガチャ

提督「もしもし」

提督「・・・久しぶりだな」



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 23:06:53.57 ID:wxtYEQ080

提督「三日月、鈴谷、席を外してもらえるか?」

三日月「わかりました」

鈴谷「りょうかーい」

パタン

提督「突然どうしたんだ」

提督友達(以降:提友)『やっぱり、さっきの演習相手お前だったか』

提督「そうか」

提友『演習相手の提督に電話をかけるのは俺の決まりだからな』

提督「知ってる」

提友『お前の所の子達はいい子達ばかりだな。うちの連中も気に入ってたと言っていた』

提督「そうか」

提友『それで、あの子達の悩み、こっちの連中から聞いたよ』



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 23:23:44.14 ID:wxtYEQ080

提友『まだ、あのこと引きずってんのか?』

提督「・・・お前には関係のないことだ」

提友『俺には関係ないが、そっちの子達が不憫だろ』

提督「大きなお世話だ」

提友『俺の個性』

提督「それだけなら切るぞ」

提友『あと一つだけ、言っておきたいことがある』

提友『上の連中に目を付けられてるぞ。お前』

提督「だろうな・・・」

提友『お前の提督としての能力は、本当に素晴らしいものだと思ってる』

提友『だが、お前のやり方は変わっているせいで目立たん』

提督「忠告だけ受け取っておこう」



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 23:33:48.18 ID:wxtYEQ080

提友『今のやり方を変えろとは言わん。ただ、一度だけでいいからアクションを起こせ』

提友『お前が提督業から下ろされるのはもったいない』

提友『気をつけろよ』

提督「・・・ああ」

提友『ああ、あと・・・一度くらい笑顔を見せてやれ』

提友『それと、幸せになることを拒むな。お前が一番辛い思いをしてるんだからな』

提督「大きなお世話だって言ってるだろ」

提友『はいはい。そのうち、一緒に飲もうぜ』

提督「・・・気が向いたらな」

提友『じゃあな』

ガチャン

提督「・・・」



167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 23:44:14.66 ID:wxtYEQ080

その頃の海

北上「よっと!よっし勝った」

霧島「油断はしちゃダメよ」

大井「くっ・・・なんて指揮・・・」

磯風「ああ、納得は出来ないだろうな」

北上「まぁまぁ、大井っち我慢我慢」

霧島「戦いにくいだろうけど、それが司令の方針よ」

雷「私は大賛成だけどね」

鳳翔「さぁ皆さん。次勝てば帰還できますよ」

霧島「ええ、気合入れて行くわよ!」



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/17(水) 23:51:34.41 ID:wxtYEQ080

三日月「司令官」

提督「どうした?」

三日月「昨日はごめんなさい」

提督「なんのことだ?」

三日月「いえ、昨日は話の途中で逃げてしまって」

提督「ああ、気にしていない。安心しろ」

三日月「それで・・・昨日はなんて言おうとしたんですか?」

提督「私は、満月より三日月が好きなんだ」

三日月「えっ!?え、あ、そっちか・・・」

三日月「勘違い恥ずかしいです・・・///」



169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/18(木) 00:02:38.15 ID:lSyBBllM0

提督「三日月には、主役になる輝きも、目に入るような大きさもない」

三日月「・・・」ペタペタ

提督「だが、凛としていて、弱い光ながらも人々を照らす」

提督「そんな、控えめな月が、私は好きだ」

三日月「よくわかりません・・・」

提督「だろうさ。私は変わり者だからな」

提督「・・・少し、お喋りが過ぎたな」

三日月「・・・司令官のこと、少し誤解していたみたいですね」クスッ

提督「なんのことだ」

三日月「いえ、なんでもありません」



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/18(木) 00:10:10.60 ID:lSyBBllM0

執務室の前

鈴谷「・・・だってさ」

響「知ってる」

鈴谷「そっか」

響「うん」

鈴谷「・・・ねぇ響」

響「なに?」

鈴谷「響は、提督が好きなんでしょ?」

響「ああ」

鈴谷「もしさ。提督が私達じゃない誰かと・・・」

響「・・・司令官、結婚してるよ?」

鈴谷「・・・え?」

響「まぁ、今は独り身だけど」

鈴谷「えっ、ちょっとまって」



171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/18(木) 00:16:13.98 ID:lSyBBllM0

鈴谷「初耳なんだけど」

響「・・・ああ、司令官と私との秘密だった」

鈴谷「ちょーっと詳しく聞かせてもらおうか」

ガチャ

提督「響、余計な事を口走るな」

鈴谷「あ、提督」

響「やぁ司令官」

鈴谷「提督、詳しく」

提督「お前らに話すようなことではない」

鈴谷「だって響は知ってるんでしょ!?」

提督「それは、手違いだ」

響「私は司令官の弱みを握っているからね」ギュッ

提督「お前ら口が軽すぎる」

鈴谷「だって!」



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/18(木) 00:22:46.31 ID:lSyBBllM0

提督「私が結婚していようがいまいがお前たちには関係ない」

鈴谷「・・・不倫に興味ないっ!?」

三日月「前向きにも程があります」

響「体だけの関係でもいいぞ」

三日月「ちょっ、響ちゃん!」

提督「・・・」

提督「さて、そろそろ出撃している奴が戻ってくる。お前らも部屋に戻っておけ」

三日月「せっかくの非番なんですから、体を休めてください」

鈴谷「ちぇー」

響「司令官。私はいつでもДобро пожаловатьだ」

提督「早く戻れ」



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/18(木) 23:59:35.20 ID:lSyBBllM0

霧島「艦隊帰投しました」

提督「ご苦労」

北上「いやー疲れたー」

提督「大井と鳳翔が少しやられたか。二名は補給後に入渠。他の者は補給後に自由にしてくれ」

北上「よーし。モッチーとこ行こ」

大井「・・・」

磯風「・・・」

雷「鳳翔さん!背中流してあげるわ!」

鳳翔「流してくれるの?じゃあ、お願いしちゃおうかな」ニコッ

霧島「司令」

提督「なんだ」



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/19(金) 00:11:31.28 ID:hxoqEEi90

霧島「大井、磯風より、少しお話があるようです」

大井「・・・納得がいきません!」

ダンっ!

三日月「っ!」ビクゥ

提督「どうしたんだ」

大井「いい加減我慢の限界なんです!今のルールをどうにかしてください!」

磯風「この磯風も、その意見を尊重する」

提督「何が不満だ」

磯風「今のままでは、これからさらに熾烈になるであろう戦いについて行けなくなる」

大井「そうですよ!なんで私達が・・・」

提督「そうか」

提督「だが、この命令を取り消すつもりはない。以後、同じように作戦を行ってもらう」

大井「くっ・・・なんて指揮・・・」

磯風「何故、そこまでその命令に固執する?」



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/19(金) 00:16:27.19 ID:hxoqEEi90

提督「・・・」

磯風「黙秘か?この磯風達にも言えぬことなのか?」

提督「・・・」

大井「・・・もういいです。行きましょう」

磯風「・・・ああ、そうだな」

大井「あーもう!イライラする!!」

磯風「生理か?」

大井「違うわよ!!」

バタン!

鈴谷「荒れてたねぇ」

霧島「ただ持て余してるだけよ。本当に怒っているわけじゃないわ」

響「大井は軽い戦闘狂だからね」

三日月「・・・司令官?」

提督「・・・」



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/19(金) 00:23:40.36 ID:hxoqEEi90

提督「やはり、私のやり方は間違っているのだろうか」

鈴谷「どうなんだろうね。鈴谷達は提督じゃないし、さらにその上の人じゃない」

鈴谷「でも、鈴谷は提督について行くよ。鈴谷は提督が間違ってるとは思えないもん」

響「私もだな。だから司令官、そんな落ち込んだ顔をするな」

鈴谷「響は理由してるんでしょ?」

響「さぁ、どうだろうね」ニヤッ

鈴谷「うわぁ。ムカつくぅ」

霧島「司令。私はそろそろ開発班に戻らせて頂きます。夕張を待たせて居るので」

提督「ああ」

霧島「それでは」

三日月「私にも、教えて頂けませんか?」

提督「悪いが」

三日月「そうですか・・・でも、司令官のことです。優しすぎる理由なんでしょうね」ニコッ

三日月「いつか、話してもらえる日が来るまで、待たせてもらいますね」



186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/19(金) 00:29:43.07 ID:hxoqEEi90

卯月「・・・どうしよう」

文月「出るタイミング逃したよぉ・・・」

卯月「二人で執務室の掃除用具入れに入るのはちょっときつかったピョンね」

文月「うーちゃんがリベンジしたいって言うから・・・」

卯月「うーん・・・このまま出るのはちょっと気が引けるピョン」

文月「そんな消極的じゃこれからもいたずらできないよ?」

ガタッ

三日月「全部聞こえてるよ」

卯月「あれ」

文月「やっちゃったぁ」

提督「・・・風呂、入ってこい」

卯月「はーい!あ、うーちゃんはしんしゅちゅ・・・神出鬼没が真骨頂ピョン!覚悟しとくがいいピョン!」ビシッ

文月「えーっと・・・後ろに同じー!じゃあねー!」

三日月「・・・噛みましたね」

響「噛んだね」



187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/19(金) 00:34:40.12 ID:hxoqEEi90

響「ん・・・もうこんな時間か。司令官、私は少し出掛けてくる。許可を」

提督「わかった。夕飯までには戻れ」

響「了解」

三日月「・・・」

鈴谷「んあー、鈴谷も部屋に戻って寝ることにするよ。何かあったら起こしてねー」

提督「ああ」

三日月「・・・」

三日月(皆すごいなぁ・・・普通に話してる)

提督「・・・」

三日月(そう言えばさっき、響ちゃん・・・)

三日月「・・・」マジマジ

提督「なんだ?」

三日月「いえ、なんでもありません」

提督「そうか」

三日月(落ち込んでる顔ってよくわかったなぁ・・・いつもの無表情にしか見えない)



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/19(金) 00:40:51.42 ID:hxoqEEi90

三日月「司令官」

提督「ん」

三日月「さっき、大井さんや磯風さんが言ってましたけど」

三日月「本当にあの命令を取り消すつもりはないんですか?」

提督「私が提督になってから、その命令をずっと続けて来た」

三日月「しかし、磯風さんの言う通り、進めば進むほど、戦いは熾烈な物になります」

三日月「それを今の状況で続けていくのは難しいと思います」

三日月「こちらの被害も大きくなりますし」

提督「沈む前に戻せばいい。ただそれだけだ」

三日月「それでも・・・」

三日月「味方艦も勿論、やむおえない場合以外で深海棲艦も沈めずに勝利せよ」

三日月「と言う命令は、達成できるとは思えません」

提督「・・・わかっている。分かってはいるが」



191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 18:24:53.67 ID:i3oK6nqP0

コンコン

北上「提督ー?ちょっといい?」

提督「入れ」

ガチャ

北上「あー大丈夫?」

提督「なにがだ?」

北上「いやー大井っちに言われたでしょ?だから気になって」

提督「気にするな」

北上「そのー、大井っちも少し焦ってるんじゃないかなぁって思うんだ」

提督「ああ、わかってる」

北上「ならいいや。提督がわかってるならそれで」

三日月「あの」

北上「んあ?ああ、三日月ちゃんお疲れさまー」



192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 18:33:12.16 ID:i3oK6nqP0

三日月「大井さんが焦ってるって・・・どうしてですか?」

北上「大井っちは頭いいからさぁ。磯風ちゃんもそうだし」

北上「提督が心配なんだよ」

三日月「どうしてですか?他の鎮守府に比べたら、出撃回数も減ってますけど・・・」

北上「・・・難しいことじゃないよ。秘書艦として、そういう事情も考えたほうがいいかもね」

提督「余計なことを言うな」

提督「私の部下はどうして皆口が軽いのか」

北上「ごめんごめん。んじゃ、そういう事だから」

三日月「ええ・・・?教えてはくれないんですか?」

北上「提督の問題だしね。私らは提督の言う事聞いてれば問題ないよ」

北上「まぁ、知りたいなら提督本人に聞きたよ。じゃあねー」

提督「・・・」

三日月「・・・えっと・・・」



193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 18:38:47.34 ID:i3oK6nqP0

提督「お前は知らなくていい。余計なことを考えれば、それだけ集中できなくなる」

提督「出撃の際に、それは大きな事故へ繋がる」

三日月「それじゃあ、教えてください」

提督「お前・・・人の話聞いてたか?」

三日月「聞いてましたよ?だから教えてください」

三日月「そのことが気になって、余計なこと考えてしまいますからね」ニコッ

提督「・・・」

三日月「・・・ダメですか?」

提督「だめだ」

三日月「もうっ!」



194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 18:45:29.27 ID:i3oK6nqP0

軽空母部屋

隼鷹「赤城さんよ・・・ダブルアップチャンスはやめといた方がいいんじゃねぇ?」

赤城「くっ・・・ば、倍プッシュ」

隼鷹(あまり可哀想だから負けたけど・・・)

飛鷹「隼鷹にギャンブルで勝とうなんてやめときましょうよ」

赤城「だってー!加賀は硬いからボーキサイトを賭けて勝負してくれないんだもん!」

隼鷹「加賀さんも食いしん坊だからなぁ」

赤城「とにかくチャレンジ!」

隼鷹「んー。もう知らんぞー。運任せで頑張れ」



195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 18:52:20.26 ID:i3oK6nqP0

赤城「あう・・・」

隼鷹「ボーキサイト没収」

赤城「せっかくお給料でおやつのために買ったボーキが・・・」グスッ

隼鷹「あんた、ギャンブル向いてねぇよ」

赤城「うう・・・」

飛鷹「そう言えば進んでるの?提督の方」

隼鷹「今のところお手上げ状態。これからまた考え直しだ」

飛鷹「そっか。お堅いものね」

隼鷹「ああ、何か弱点知ってる協力者いねぇかな」

青葉「呼ばれて青葉参上!」

隼鷹「ん?青葉か。呼んではないけど、どうした」

青葉「司令官の情報収集にご協力お願いしできませんでしょうか」

隼鷹「何すんの?」

青葉「それはですね」



196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 18:57:28.92 ID:i3oK6nqP0

一航戦の部屋

コンコン

加賀「どうぞ」

ガチャ

衣笠「加賀さん」

加賀「どうかしたの?あなたが一人でここに来るなんて珍しいわね。相方は?」

衣笠「あんな奴もう知りませんよ」

加賀「・・・何があったかは聞かないけれど」

衣笠「それより、私は今回の事から手を引かせてもらいますよ」

加賀「そう・・・理由は聞いてもいいかしら?」

衣笠「んーなんていうか。バカバカしくなっちゃって」



197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 19:04:20.77 ID:i3oK6nqP0

加賀「何があったの?」

衣笠「提督の喜怒哀楽は、気長に待つしかなさそうですよ」

衣笠「こんな声聞いたら、提督のお腹を探るの嫌になっちゃいまして」

加賀「それは・・・?」

衣笠「盗聴器の音声データです。こんなに優しさが滲み出るありがとうを聞いたら」

加賀「提督の優しいありがとう・・・?」

衣笠「聞いてみます?」

加賀「お願い」

衣笠「了解」ポチッ

加賀「・・・」



198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 19:09:37.64 ID:i3oK6nqP0

加賀「・・・確かに、優しそうな声ね」

加賀「少し、考え直す必要があるわね」

衣笠「やっぱり?」

加賀「その音声データ。こちらに渡してもらえるかしら」

衣笠「はい」

加賀「ありがとう」

衣笠「それじゃあ私はこれで」

加賀「ええ」

パタン

加賀「・・・」

加賀「提督・・・」ポッ

金剛「抜けがけは厳禁ネ」ニヤニヤ

加賀「っ!?」ガタッ



199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 19:16:51.31 ID:i3oK6nqP0

加賀「い、いつから居たの?」

金剛「いつから居たのかは内緒ネ!それより、加賀も作戦させるヨー?」

加賀「何をするの?」

金剛「朝からダーリンにちょっかい出してるのはまだ序の口。だから、そろそろ私達の出番ネー!」

加賀「具体的には?」

金剛「色仕掛け作戦ネ」

加賀「い、色仕掛け・・・」

金剛「戦艦型や正規空母達のナイスバディに色仕掛けされて鼻の下を伸ばさないのはホモネ!」

加賀「・・・もし反応しないなら提督を同性愛者に仕立てられるんじゃないかしら」

金剛「自分の体には自信があるから大丈夫ネ・・・多分」

加賀「・・・私は参加できる気がしないけれど」

金剛「加賀みたいな女が色仕掛けするのがいいネ!」

加賀「そうかしら・・・」



200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 19:29:35.97 ID:i3oK6nqP0

金剛「もう夕方ヨ。これからが私達の本番ネ」

加賀「他にはやる人居るのかしら?」

金剛「えっとー、陸奥と明石とビスとー」

加賀「・・・ビスマルクさんとは意外ね」

金剛「焚き付けたらすぐ了承してくれたネ」

金剛「ビスは提督に女として見られてないネー」

金剛「って言ったら」

加賀「・・・どう反応したか手に取るようにわかるわね」

金剛「鈴谷とかにも話したんだけど断られたネ」

加賀「それも意外ね」

金剛「理由は教えてくれなかったヨ」

加賀「何か裏がありそう」

金剛「とにかく、作戦決行ネ。それぞれ各々の作戦で動くといいヨ。それじゃあね」

加賀「ええ・・・わかったわ」



201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 19:42:45.04 ID:i3oK6nqP0

執務室前

ビスマルク「私を女として見てないとはいい度胸じゃない・・・分からせてやるわ。私の魅力を」

Z1「本当にやるの?」

ビスマルク「あそこまで言われて引き下がれる訳ないじゃない!今に見てなさいよ!」

Z3(見え透いた挑発に乗るなんて・・・単細胞ね)

ビスマルク「・・・でも、色仕掛けってどうすればいいのかしら」

Z1「わからないで来たの!?」

Z3「その大きな胸を押し当てたりすればいいんじゃないかしら」

ビスマルク「うーん・・・少し情報収集が必要ね。詳しそうな人に聞いてみるわ」

Z3「それがいいと思うわ」

ビスマルク「それじゃあ行くわ」

Z1「ちょっとまってよー!」

Z3(面白そうだからついてきてるけど・・・どうなるかしらね)



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 19:50:53.92 ID:i3oK6nqP0

執務室

提督「そろそろ来る頃だと思っていたが」

三日月「部屋の前で作戦会議って・・・筒抜けでしたね」

提督「私が女として見てないと嘘を付き焚きつけたのは金剛だな」

三日月「えっ。興味はあるんですか?」

提督「・・・私とて男だからな」

三日月「意外ですね」クスッ

提督「意外とは失礼だ」

三日月「ごめんなさい」

提督「妻一筋だがな」

三日月「奥さんってどんな人なんですか?」

提督「知りたいのか?」

三日月「教えていただけるのでしたら」

提督「だめだ」

三日月「なんか思わせぶりで遊んでませんか?」

提督「なんのことだ?」



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/21(日) 20:00:08.88 ID:i3oK6nqP0

陸奥「提督?」

提督「どうした」

陸奥「提督ってマッサージ得意って鈴谷から聞いたんだけど」

提督「あいつめ・・・。肩がこったから揉んで欲しいとしつこく言われ揉んだだけだ」

陸奥「そうなんだ。なら丁度いいわね。肩がこって仕方ないから揉んで欲しいんだけど」

提督「そういう事なら明石が居るだろう。ちゃんと見てもらえ」

陸奥「今、明石が手を離せない状況なのよ。だからお願いできない?」

陸奥「男の人の方が手が大きいし効くと思うの」

提督「・・・仕方ない」ガタッ

提督「一度だけだからな。さぁ、座れ」キィ

陸奥「やたっ!ありがと提督」ニコッ

提督「痛かったら言え」

陸奥「わかったわ」



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 19:13:52.41 ID:z2utVOc70

陸奥「よいしょっ」スルッ

三日月「っ!?」

陸奥「お願いね提督」

提督「肩紐をズラす必要はあるのか?」

陸奥「何よ。あるよりない方がいいでしょ?」

陸奥「服は手で押さえてるから大丈夫よ。あ、首の艤装も外さないとね」

提督「どうして首の艤装を外し忘れる」カチャッ

陸奥「いつも忘れちゃうのよね」

提督「さて、始めるぞ」

陸奥「お願いしまーす」



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 19:22:35.19 ID:z2utVOc70

提督「・・・」モミ

陸奥「あーいい感じね。その調子でお願い」

陸奥「あっ・・・」

提督「お前、頭痛にも悩まされてるだろ」

陸奥「んんっ・・・わかっちゃう?」

提督「首からの肩こりだな。首の付け根辺りがこっている」グイッ

陸奥「いっ!?ちょっと!いきなり強くしないでよ!」

提督「少々強めに行くぞ。我慢できない痛さだったら言え」ググッ

陸奥「歯医者じゃないんだから・・・っ!?」

三日月「・・・///」フイッ

三日月(陸奥さんちょっと顔赤くなって色っぽい・・・)

三日月(少しいけないものを見てる感じがする)



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 19:35:29.91 ID:z2utVOc70

数分後

陸奥「やっ・・・気持ちよくなってきた・・・」

提督「少しずつだが柔らかくなってきてるな」

陸奥「んっ・・・あっ・・・」ギュウ

提督「腕に力が入っている。力を抜け」

陸奥「だってぇ」

提督「・・・終わりだ」ポンッ

陸奥「えっ?もう終わり?」

提督「体が火照っている間に風呂で温まれ」

提督「あいにく私はプロではない。揉みすぎて、揉み返しが出来たら責任は取れん」

陸奥「そっか。ありがと提督。ちょっと楽になったかも」

提督「もう少し、体を鍛えるのもいいかもしれんな」

陸奥「確かに・・・長門は肩こりで悩んでなさそうだものね・・・」

提督「ああ、そうしておけ」

陸奥「それじゃ、またお願いするわね」

提督「二度目はない」



211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 19:47:52.30 ID:z2utVOc70

提督「・・・」

三日月「・・・」

提督「・・・」

三日月(どうしよう。気不味い)

三日月(それにしても、司令官のマッサージ気持ちいいのかな・・・)

三日月(陸奥さんすごくエッチな顔をしてたし・・・)

三日月「・・・///」

ガチャ

響「三日月、手紙を取り忘れて・・・」

三日月「」ビクッ

響「・・・司令官、三日月に何かした?」

提督「何もしてない」

響「どうして顔をあ」

三日月「あ、ありがとう響ちゃん!」

響「う、うん。どうも・・・」



212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 20:03:09.27 ID:z2utVOc70

響「ん?司令官?」

提督「なんだ」

響「なんだか少し明るくなったね。一日、三日月と過ごして、楽しかったのかい?」

提督「・・・」

三日月「えっ」

響「私とも一日一緒に仕事することがなかったのに・・・」クスッ

提督「響」

響「ふふ、すまない。少し喋りすぎた。それじゃ」

響「ああ、司令官、重要な書類がきてるみたいだよ?」

提督「そうか」

響「・・・」チラッ

三日月「な、何?」

響「ありがとう。三日月」

三日月「えっ?」



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 20:12:38.84 ID:z2utVOc70

三日月「それってどういう・・・」

響「そろそろ夕飯の支度を手伝わないといけないんだ。それじゃ」

三日月「えっ。ちょっと!」

パタン

三日月「あ・・・司令官、どういう意味なんでしょうか」

提督「気にする必要はない」

三日月「司令官!どうして私には何も教えてくれないんですか!?」

三日月「いい加減私も怒りますよ!」

提督「そうか」

三日月「そうかじゃなくって・・・もう!」

提督「・・・」

三日月「もう司令官なんて知りません!私は部屋に戻らせて頂きます!」

バタン!



214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/22(月) 20:22:33.56 ID:z2utVOc70

提督「・・・何から何まで、三日月はあいつにそっくりだな・・・」

提督「ふふっ、やはり、平等に接するのは難しいな」

提督(贔屓はいけないな。耐えねばなるまい)

提督(こちらの事情で贔屓しては、艦隊全体のやる気やチームワークに影響が出る)

提督(私の行動一つで、艦隊全体の士気に関わる。用心しなくてはな)





青葉「・・・三日月さんが走り去ってから司令官、ずっと窓の外を見てますね」

青葉「何かアクション起こさないですかねぇ」

隼鷹「懲りずに設置しようとするのか」

青葉「いつでもチャンスがあれば!」

隼鷹「まっ、あたしもできる限り付き合ってやるよ!面白そうだしな」



227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/27(土) 07:39:43.56 ID:ROiw2WCO0

弥生「・・・執務室の前でなにをしてるんですか?」

青葉「げっ」

弥生「・・・またよからぬ事を?」

青葉「い、いやー違いますよ?」

弥生「どいて頂けますか?司令官に用事が・・・」

隼鷹「ん?そうかい。青葉」

青葉「はいー」

弥生「司令官、入りますよ」

提督『ん?いいぞ』

パタン



隼鷹「・・・なんかやらかしてたの?」

青葉「頼まれてた情報収集がバレまして」

隼鷹「ああ、いきなりカメラ設置したんだって?気が早すぎ」

青葉「言い返す言葉もありません・・・」

青葉(まぁ、出来るなら今すぐにでも設置したいんですけど)ニヤッ

隼鷹(こいつこりてねーな)



228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/27(土) 07:50:50.58 ID:ROiw2WCO0

三日月達の部屋

三日月「・・・」

望月「どうしたん三日月姉」

三日月「・・・またやっちゃった・・・」

卯月「また司令官絡みピョン?」

三日月「・・・うん」

望月「昨日もおんなじ状況だよね」

卯月「反抗期ピョン?」

望月「反抗期か」

三日月「私達にもあるのかな?」

卯月「そりゃあ、艦娘でも一人の女の子ピョン!」

望月「司令官からしたらあたしらは娘みたいな年齢だしね」

望月「これはこれで喜んでるかもね・・・」ボソッ

三日月「何か言った?」

望月「なんでもないよー」



229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/27(土) 08:03:33.53 ID:ROiw2WCO0

ガチャ

弥生「ただいま」

望月「おかえり弥生姉。どこ行ってたん?」

弥生「司令官の所」

弥生「ああ、三日月、司令官が呼んでたよ」

三日月「ええ・・・お説教かな・・・」ビクビク

弥生「怒ってる様子はなかったから大丈夫だと思う・・・」

三日月「自分でやっちゃったことだけど気が重い・・・行ってくる」

パタン

望月「・・・で?呼ばれた理由聞いてるでしょ?」

弥生「いつもの」ギュッ

望月「やっぱり?そろそろ三日月姉にも頼まれる時が来ると思った」

弥生「ん。望月あったかい」

望月「あたしは暑い」

卯月「疎外感」



230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/27(土) 10:03:04.93 ID:ROiw2WCO0

卯月「どうして二人は司令官にそんな信頼してるの?」

弥生「優しいから・・・?」

望月「うん。そうだね」

卯月「優しい?」

弥生「あの人は、不器用なだけ」

卯月「ふーん・・・」

望月「そんなことよりさ・・・弥生姉暑いから離れて」

弥生「嫌?」

望月「暑いのは嫌」

弥生「そっか・・・」シュンッ

卯月「弥生も司令官と似たようなものピョンね」

弥生「・・・そう?」



236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/30(火) 11:16:14.56 ID:ikGbG8XE0

重雷装部屋

大井「・・・」

北上「いつまで落ち込んでるのさ大井っち」

大井「北上さん・・・」

北上「提督は気にしてないって。フォローもしといたし大丈夫だって」

大井「ありがとう北上さん・・・でも」

木曾「大井でも落ち込む事あるんだな」

北上「大井っちはこう見えて繊細だからね」

木曾「にしても、とうとう爆発させたみたいだな」

木曾「提督に怒鳴ってやったんだって?やるじゃないか」

大井「我慢できなくてつい・・・」



237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/30(火) 11:22:39.11 ID:ikGbG8XE0

木曾「大井の意見は最もだと思うが、提督の意見も最もだと思うぞ」

木曾「電や潮の言葉を借りれば、助けられる命は助けたいからな」

大井「・・・」

北上「大井っちの役に立ちたいって気持ちも知ってるけど、提督にも曲げられない部分があるんだと思うよ」

大井「わ、私は別に・・・っ!?」

木曾「なんだ?お前も提督が好きなのか?」

大井「私は北上さん一筋よ」

木曾「即答か」

北上「照れる」

木曾「仲いいなお前ら」



238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/30(火) 11:27:31.84 ID:ikGbG8XE0

ガチャ

菊月「木曾、居るか?」

木曾「どうした?」

菊月「今日こそは首を縦に振ってもらうぞ!」

木曾「やめとけって」

菊月「いいから例の物を持ってこい!」

バタン

木曾「・・・はぁ。諦め悪いなあいつ・・・」

北上「最近菊月と仲いいね?どうしたの?」

木曾「大したことじゃない」ガチャッ

大井「行くの?」

木曾「ああ、行ってくる」バサァ

木曾「まったく、このマントと剣は重いからやめとけと言っているのにな・・・」

北上「あはは、がんばってー」



239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/30(火) 11:32:24.70 ID:ikGbG8XE0

北上「木曾は本当に駆逐艦から好かれてるねぇ」

大井「そうですね。そういう北上さんも好かれてるじゃない」

北上「そんなことないって。それよりさ」

北上「悩んでるくらいだったら、提督に謝ってきたら?」

大井「でも・・・」

北上「謝ったら割とスッキリするよ。直接許してもらえたほうが、気が楽だしね」

北上「それに、悩んでるのに出撃して、怪我して欲しくないしさ」ニコッ

大井「北上さん・・・ありがとう。私、頑張ってみます」

北上「一人じゃ不安な時は付き合うから!」

大井「そのときはお願いしますね」



240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/09/30(火) 11:42:42.00 ID:ikGbG8XE0

娯楽室

磯風「ふむ。やはり無反応か」パチッ

陸奥「まぁ、予想通りだったけどね」

鈴谷「だから色仕掛けは意味ないって言ったのに」

磯風「確かに、陸奥の胸を目の当たりにして無反応なら望みは薄いな」

陸奥「私の胸にそんな期待寄せられても困るわ」パチッ

鈴谷「大きい小さい関係ないよ。男はそれぞれ理想のバストサイズを決めてるから」

鈴谷「妥協はするみたいだけど」

磯風「そう言えば先ほど、三日月が執務室に向かって行ったな」パチッ

陸奥「秘書艦だから当たり前じゃない?」パチッ

鈴谷「えぇ?鈴谷、三日月ちゃんが執務室から走って出てくとこみたんだけど」

磯風「どちらが先なんだろうな。王手」パチッ

陸奥「・・・参りました」



244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:16:22.19 ID:UEN1WZvn0

響「おや、珍しいメンバーで遊んでいるね」

鈴谷「おー、おかえり」

陸奥「あら、今日は何処かへ出かけてたの?」

響「ちょっとね。そろそろ夕飯の時間だから帰ってきたよ」

磯風「ふむ。どうだ?響も一局」

響「司令官に帰ってきたことを報告しなければいけないから」

磯風「そうか。残念だ」

響「報告したらまた誘っておくれ。それじゃ」



245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:30:16.25 ID:UEN1WZvn0

電「響おかえりなのです!」ギュッ

響「おっと、後ろから突然抱きつかないでくれ」

電「えへー」

響「どうしたんだい?寂しかった?」

電「暁は遠征中ですし、雷はずっと金剛さん達と相談事ばかりしてましたし・・・」

響「そっか。ちょっとだけ司令官に用があるから少し待ってて」

電「電も司令官さんに用事があるので一緒に行くのです」

響「何かあったのかい?」

電「少し気になることがあって・・・」

響「そうか。じゃあ、行こう」



246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:35:52.68 ID:UEN1WZvn0

執務室前

三日月「・・・」モジモジ

三日月(ここまで来たのはいいけど・・・うう・・・)

響「・・・入らないの?」ボソッ

三日月「ひやぁっ!?」ビクンッ

響「あ、ごめん。驚かせるつもりはなかったんだ」

三日月「ひ、響ちゃんっ!?いきなり後ろから話しかけないで!」

響「ごめんって。早く入らないのかい?」

三日月「少し入りづらくて・・・」

響「一緒に入る?」

三日月「・・・お願い」

響「まかせて」

電「・・・何かあったのですか?」ボソッ

三日月「ちょっとだけ・・・」



247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:41:41.13 ID:UEN1WZvn0

ガチャ

提督「騒がしいぞ」

響「なんだ」

提督「なんだ。帰ってきたのか」

響「予定通り夕飯前に戻ってきたよ」

提督「そうか」

電「あの司令官さん!」

提督「電か。どうした」

電「今日一日、雷達の様子がおかしかったので少し気になって・・・」

提督「そのことか。そういう事なら、響に聞くといい。もしくは本人に聞いたほうがいいぞ」

電「そうなのですか!わかったのです!」



248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:47:23.20 ID:UEN1WZvn0

三日月「・・・」コソッ

提督「・・・」

響「・・・司令官に用事があったんじゃないの?三日月」

三日月「」ビクッ

提督「・・・いや、三日月に用事があったのは私の方だ」

電「ダメなのです!事情はわかりませんけど、三日月ちゃんを怒らないで欲しいのです!」

三日月「い、電ちゃん・・・!?」

提督「・・・三日月」

三日月「は、はいっ!?」

提督「中に入ってくれ。響、電。お前たちは部屋に戻って待機していろ」

三日月「うう・・・」ズーンッ

電「あう・・・」オロオロ

響「・・・ふふ。大丈夫だ。電、行こう」

電「で、でも」

響「どうやら、怒っているわけじゃないらしいから」

電「えっ?」



249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:53:33.89 ID:UEN1WZvn0

三日月「・・・」ドキドキ

提督「それでだな三日月・・・」

三日月「話の前にいいですか・・・?」

提督「ん?なんだ?」

三日月「あの、先程はすみませんでした・・・勝手に怒って出て行ってしまって」

提督「・・・」ズイッ

三日月「ひっ・・・ご、ごめんなさいぃ・・・」ウルッ

三日月(司令官が近い・・・怖い顔で見下ろされてる・・・)

提督「・・・」ポンッ

三日月「っ!」ビクッ



250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 01:59:08.31 ID:UEN1WZvn0

提督「ふふ・・・可愛い奴め」ナデナデ

三日月「・・・え・・・怒ってないんですか・・・?」

提督「私も少し意地悪が過ぎた。お前が悪いわけじゃない」

三日月「・・・はぁぁぁ・・・よかったぁ・・・」

提督「すまない。怖がらしてしまったか?」

三日月「司令官優しすぎますよ・・・」

提督「そうでもないさ。さて、話の続きなんだが」

三日月「・・・と言うより今、さりげなく笑いましたっ!?」

三日月「怖くて下向いてたから顔見てませんけど!」

三日月「それに可愛いって!頭撫でてくれましたし!!」

提督「落ち着け」



251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 02:08:59.48 ID:UEN1WZvn0

数分後

三日月「すみません。取り乱しました」

提督「そうか。それでだ」

提督「今度の金曜に提督同士の報告会がある。それに、艦娘代表として参加して欲しい」

三日月「えっ。わ、私が?」

提督「月に一度開かれる会なんだが、その時に秘書艦にしている者を連れて行っている」

提督「嫌なら嫌でいい。その時は一度行っている者に頼んでみる」

三日月「やります」

提督「そうか。と、意気揚々と言ってくれたのは嬉しいが、何をするかもわからんだろう」

提督「先月は弥生を連れて行った。何をするかは弥生や響に聞いてみるといい」

三日月「司令官本人に聞いてはいけないんですか?」

提督「私より、響や弥生の方が噛み砕いた説明をしてくれてわかり易いだろう」

三日月「わかりました」

提督「それでもう一つ頼みがあるんだが・・・」



252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 02:19:21.66 ID:UEN1WZvn0

提督「今日の十時過ぎに手伝ってもらいたいことがある」

提督「これは、業務ではなく、私の個人的な頼みだ。断ってもらっても構わん」

三日月「何をするのでしょうか」

提督「それは教えられない。手伝って貰えないなら、教えたくはないのでな」

提督「十時に手伝ってくれるまでは内緒だ」

提督「もし、嫌だと言うなら、望月、響、鈴谷、の三人に頼んでくれ」

提督「話が以上だ」

三日月「あの、質問いいんですか?」

提督「なんだ」

三日月「弥生姉さんは名前入ってないんですね。秘書艦が長く続いた人の名前が上がっているのに」

提督「弥生は前回手伝ってくれたからだ。他はないか?」

三日月「はい、何かあったら今日の十時以降に質問させてもらいますから」ニコッ

提督「そうか。なら、そろそろ夕飯だ」

三日月「そろそろ鳳翔さんが呼びに来る頃ですね」

コンコン

鳳翔『提督』

提督「噂をすれば、だな」



260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/06(月) 00:37:55.32 ID:NQkzssP/0

夕飯

提督「いただきます」

鳳翔「お召し上がりください」

明石「提督?ちょっとよろしいですか?」

提督「・・・」モクモク

提督「なんだ?」

明石「最近お疲れでしょう?提督のメンテナンスを行ないたいので食事のあとに・・・」

提督「私の体は疲れはないぞ?」

明石「何かあってからでは遅いんですよ!それですからメンテナンスを・・・」

提督「定期検診というやつか?」

明石「そうともいいますね」

提督「やるなら、十時までには終わらせてくれ」

提督「用事があるのでな」



261:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/06(月) 00:43:44.77 ID:NQkzssP/0

明石(よかった。断られたら作戦が水の泡だったわ)

明石「ありがとうございます。それでは、食事が終わってからですね・・・」

提督「ああ、飯のあとは遠征組が帰ってくる頃だ。そのあとな」

明石「あー・・・わかりました・・・」

提督「・・・食事にもどるぞ」

明石「はい。詳しくはその時に行いますね」

提督「・・・」モクモク



金剛「ついに明石が動いたネ」

加賀「・・・作戦とはなんなのでしょうか?」

金剛「オイルマッサージできわどい部分に手を這わせるとか胸を押し付けるとか・・・」

加賀「は、破廉恥ですね・・・///」ドキドキ

金剛「って聞きましたけど、あの提督をどう落とすんデスカネー」



262:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/06(月) 00:50:18.92 ID:NQkzssP/0

提督「ごちそうさま」

鳳翔「お粗末さまでした」

提督「鳳翔」

鳳翔「はい、なんでしょうか・・・?」

提督「今日もうまかった。いつも助かってる」

鳳翔「・・・はい?」

提督「三日月、行くぞ」

三日月「すぐ行きます」

提督「先に行っているぞ」

三日月「よかったですね鳳翔さん」

鳳翔「///」ボーッ

三日月「あれ?鳳翔さーん?」パタパタ

鳳翔「///」ボーッ

明石「あら、上の空ですね。よし、時間になるまで鳳翔さんのメンテナンスしときますか」



263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/06(月) 00:53:49.50 ID:NQkzssP/0

三日月「司令官司令官」

提督「どうした」

三日月「どういう風の吹き回しですか?」

提督「普段から何も言わずに行っていたからな」

三日月「心を言葉にするのはいいとてもいいことです」

提督「ああ、そうだな」

三日月「あ、もうそろそろ艦隊が戻ってくる頃です。急ぎましょう」

提督「そうか。少し早くするか」

三日月「司令官足速いです!」



264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/06(月) 01:07:16.26 ID:NQkzssP/0

執務室

古鷹「作戦完了です」

皐月「ただいま司令官!」

那智「落ち着け。報告が先だ」

暁「任務はちゃんとしてきたわよ!」

提督「ご苦労。補給して部屋で待機してくれ」

皐月「三日月!どう調子?大丈夫?」

三日月「今のところは大丈夫ですよ皐月姉さん」

皐月「まさかボクの可愛い妹に手なんか出してないよね?」

提督「出す訳無いだろ」

三日月「な、なんてこと言うのよっ!?」

皐月「お風呂入りたいから、それじゃ!」ダッ

暁「あっ!暁も!」

那智「ふっ・・・子供とは、元気な物だな。私はもうクタクタだ」

古鷹「流石に疲れましたね・・・お互いゆっくり休みましょう?」

那智「ああ、そうだな」



269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 00:26:07.27 ID:670juMzK0

明石「さて、メンテナンスの時間ですよ」

提督「もう来たのか」

明石「はい。じゃあ上着を脱いでください」

提督「ん」ヌギッ

三日月「・・・///」フイッ

明石「三日月ちゃんは退室した方がいいと思うけど・・・」

三日月「・・・いえ、何かあったらすぐ対応出来るよう待機させてもらいます」

明石「そう?じゃあ、始めますね」

提督「いいぞ」

明石「・・・」サワッ

明石「割と体引き締まってますね」

提督「年はとっても、自分が出来る範囲でトレーニングしては居るからな」

明石「均等が取れたいい体ですね」



270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 00:32:46.77 ID:670juMzK0

十分後

明石「最近何か体について悩んでることはありませんか?」

提督「特に悩んでいることはない」

明石(本当に体中調べても痛がるところもないし、体は健康ね)

提督「まだかかりそうか?」

明石「もう少しだけ」

提督「そうか」

明石「提督自身も気付かない疲れがあるかもしれませんね」

提督「そういうものもあるかもな」

明石「生き物は、知らずのうちに疲れがたまることもありますからね」

明石「どうです?少し、本格的なマッサージをして差し上げますよ」



271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 00:39:27.64 ID:670juMzK0

明石「提督業をしていると、そういうところに行く時間もないでしょう?」

提督「まぁ・・・行くこともなかったしな」

明石「それじゃあTシャツもズボンも脱いじゃいますか」

三日月「っ!?」

提督「ん?私にパンツ一枚になれと言うのか」

明石「いやですか?」

提督「いや、お前が構わないなら私は構わないが」

明石「寝っ転がってもらいたいので・・・この部屋ベッドないですから・・・」

明石「あ、三日月ちゃん。敷き布団だけでいいから用意してくれない?」

三日月「し、敷き布団だけですか?」

明石「ええ」

三日月「すぐに持ってきます!」ダッ



272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 00:45:44.79 ID:670juMzK0

明石「三日月ちゃん顔真っ赤にして可愛いですね」

提督「・・・」

明石「さて、今のうちに着替えてもらえますか?下着姿が嫌なら、水着も用意してありますが」

提督「随分と準備がいいな」

明石「メンテナンスするんですからこういうのは用意するのは当然ですよ」

提督「そうか。それでは、水着に着替えさせてもらおうか」

明石「ビキニとスパッツがありますが」

提督「何故ぴっちり」

明石「何故と言われればマッサージしやすいからです」

提督「そうか・・・スパッツで頼む。それで、お前の前で着替えていいのか?」

明石「えっ?」



273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 00:50:12.41 ID:670juMzK0

明石「どこかに着替えられる場所ありますか?」

提督(出ていくという選択肢はないのか)

提督「そうか。なら、着替えるぞ」ヌギッ

明石「・・・はっ!?」

提督「どうした?」

明石「いえ、なんでも・・・///」フイッ

明石(提督の気遣いを気が付けなかった・・・)ドキドキ

明石(目的に気を取られて提督のアレを拝むところでした)

明石(まぁ・・・そういう展開になるのが嫌ならこんな事しないんですけどね・・・)



275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 01:02:57.53 ID:670juMzK0

明石「えーっと・・・もう大丈夫ですか?」

提督「いいぞ」

ガチャ

三日月「持ってきまし・・・た?」

ドサっ

三日月「な、なんて格好してるんですか!?///」

明石「あっ」

提督「ん?ご苦労。重かっただろ」

三日月「あ、はい。って!そ、そうではなくて!」

明石「マッサージするから裸になってもらわないと」

三日月「そ、それはそうかもしれませんが・・・」

明石「さぁ提督、ここに寝転がってください」バサッ



276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 01:10:59.58 ID:670juMzK0

提督「・・・」

明石「さて、始めますね」ノシッ

提督「体つきがいいとは思っていたが結構な重量感だな」

明石「褒められてるんだか貶されてるんだかわからないです」

提督「褒めてるんだ」

明石「そうですか。それじゃあ・・・触りますね」

提督「ああ」

明石「・・・」ドキドキ

明石(えーっと・・・)

三日月(どうしよう・・・ドキドキが止まらない)



277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/07(火) 01:18:25.97 ID:670juMzK0

十分後

明石「一通り終わりましたね」

提督「終わりか?」

明石「もう少しの辛抱です。次はオイルを使ったマッサージで」

提督「まだやるのか・・・」

明石「さぁさぁ・・・」トプ

明石(これでトロ顔にならない人なんていませんよ!)

明石(あの鳳翔さんですら・・・ふふふ)

三日月(なんかえっちぃ・・・///)ドキドキ



286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/08(水) 01:24:47.64 ID:rR2KrQnx0

明石「どうですか提督。ヌルヌルした手で体を触られる気分は」

提督「ん、少々くすぐったいな」

明石「えっ」

明石(気持ちよくないんですか・・・こうなったら!)

明石「もうちょっと体重掛けますね」ノッシ

提督「・・・体を密着させたら服が汚れるぞ」

明石「予備の服はたくさんありますから、どうぞお気になさらずに!」

明石「ど、どうですか・・・?」ヌルッヌルッ

三日月「ひゃぁ・・・///」フイッ

三日月(明石さんのお、おっぱいが司令官の背中を上下にこすれて・・・)

提督「・・・」





青葉「おー、思わぬ映像が撮れそうですね///」

金剛「青葉を呼んで正解だったネ!後でコピーしてネ!」

加賀「うぅ・・・///」ドキドキ



287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/08(水) 01:29:53.72 ID:rR2KrQnx0

明石「くぅ・・・」ピクッ

提督「疲れたか?」

明石「まだです!」

提督「む」

明石「絶対・・・気持ちよくしてあげますから・・・」ヌルリ

三日月「えっ!?ちょっと!それ以上はいけませんよ!」

明石「提督、じっとしててくださいね・・・こんな仕事してると溜まっているでしょう?」

明石「私がスッキリさせてあげます・・・ふふふ」ヌルゥ

提督「いや、いい」ガシッ

明石「あっ」

提督「退いてくれ」ギリギリッ

明石「ちょ、提督。こめかみに指が食い込んで痛いです!は、はなし・・・いたたたた!」



288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/08(水) 01:33:36.85 ID:rR2KrQnx0

提督「そこに正座しろ。三日月、ちょっと明石を見張っていろ」

三日月「司令官はどこへ?」

提督「こんなヌルヌルした体では何もする気が起きない。シャワーを浴びてくる」

三日月「はい。あ、バスタオルとかご用意しましょうか?」

提督「いい、自分で用意する」





金剛「クソ!あとちょっとだった!!」

加賀「だ、ダメよそれは、一線を超えてはいけないわ」

加賀(・・・明石が羨ましい)

青葉「ちょ、司令官がこっちにきました!隠れましょう!!」



289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/08(水) 01:38:03.60 ID:rR2KrQnx0

三日月「・・・どうしてこんな事しちゃったんですか?」

明石「ごめんなさい。調子に乗りました」

三日月「嫌がる相手に強引にと言うのは許せませんよ!」

明石「うう・・・私にだってプライドがあるのよぅ」

明石「治せると言う事が私の個性なのに・・・提督一人満足させることができないと思ったら歯止めが・・・」

三日月「それは・・・わかりますが、やっていいことと悪いことがですね・・・!」

明石「すみませんでした・・・」




金剛「三日月ちゃんがクドクド説教しているネ」

加賀「随分と、真面目な子なのね」

青葉「ちょっと!やり過ごせたのはいいですけど、いつ帰ってくるかわからないんですから気配を消してください!」



290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/08(水) 01:43:40.91 ID:rR2KrQnx0

三日月「はぁ・・・司令官にちゃんと謝ってくださいね!」

明石「はい・・・」




金剛「そうネ!寝てる合間に既成事実を作っちゃえばこっちのものネ!」ポンッ

加賀「何を納得したような顔で手を打ってるんですか」

金剛「オット?もしかして加賀は襲うより襲われたい派デスか?」

加賀「そ、そういう意味でいったわけじゃ・・・!?///」

金剛「そうだよネー。加賀は乱暴にされたいんだヨネ!ドMだから!」

バシッ

加賀「いい加減にして///」

青葉(司令が戻ってくるまでこっちとってたほうが面白い)



294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 20:51:50.60 ID:itZdwa4+0

金剛「叩く事はないのデース・・・」ヒリヒリ

青葉「いやぁ、明石さんの服がヌルヌルで張り付いてエロい・・・」ジーッ

金剛「ふー・・・」

加賀「余計なことばっかり言うからよ」

青葉「おお、三日月ちゃんが明石さんを拭いてますね。優しいですね」

金剛「まぁ、あんな体で待機させられたら私も気が狂ってしまいマスね」





三日月「次からは自重してくださいね」

明石「はい・・・」



295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 20:57:30.03 ID:itZdwa4+0

十分後

提督「またせた」

三日月「おかえりなさい」

提督「拭いてもらったのか」

提督「さて、明石」

明石「はいっ」

提督「お前も風呂入って待機だ」

明石「えっ・・・」

提督「何を意外そうな顔をしている」

明石「いえ、てっきり罰か何かを・・・」

提督「私のためにしてくれてくれた事に罰は与えられんだろう」

明石「・・・」

提督「わかったら行け」

明石「・・・はい」



296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 21:06:52.89 ID:itZdwa4+0

ガチャ

明石「はぁ・・・」

金剛「お疲れ明石!あんまり成果なかったネー」ポンッ

明石「少し自信が無くなりました」

加賀「そんなことないわ。あなたのマッサージは気持ちいいもの」

明石「うーん。もう少し勉強かな!よし!私はお風呂に入ってきます」

青葉「お疲れ様ですー」

明石「それでは」

金剛「さて、本命だった色仕掛けもほぼ成果なし。あとは私と加賀だけヨ?」

加賀「わ、私は辞退したいんだけど・・・」

金剛「それはダメネ!他の娘はやってるんだから逃げちゃダメネー」

加賀「あ、あれ以上のことを出来るわけがないわ!」

金剛「やってみなきゃわからないヨ!さぁ!雷も呼んで作戦会議ネ!」



297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 21:16:51.29 ID:itZdwa4+0

三日月「・・・筒抜けですね」

提督「少し、隠すことが出来ないのか」

三日月「あはは・・・」

提督「ん・・・いつの間にかこんな時間か」

三日月「あ、十時ですね」

提督「三日月、始めるぞ。鍵を閉めてくれ」

三日月「えっ?」

提督「出来れば、他の人には見られたくない」

三日月「・・・何か悪いことでもしているんですか?」カチ

提督「・・・見られると恥ずかしいんだ」

三日月「ど、どんなことするつもりなんですか・・・?」ドキドキ

提督「・・・」ガタッ

バサッ

三日月「・・・えっ?」

提督「一緒に折ってくれか?」



298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 21:27:14.74 ID:itZdwa4+0

三日月「折り紙・・・ですか」

提督「鶴を折って欲しい。折り方わかるか?」

三日月「分かりますけど・・・」

提督「千羽鶴を折っているんだ。もう少しで完成する」

三日月「えっと・・・理由を聞いてもいいですか?」

提督「大したことはない。大切な人のために折っていただけさ」

三日月(誰かが入院中なのかな?)

三日月「いつもやってることはこれだったんですね」

提督「ああ、私みたいな厳つい男がやってるところなど見られるわけにはいかないからな」

三日月「意外性があって素敵だと思いますけど」

提督「・・・手伝ってもらっている奴らみんなに言われる」

三日月「それじゃ、やりましょう」

提督「手をかけさせてすまないな」

三日月「いえ、これぐらいならいくらでもお付き合いしますよ」



299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 21:38:05.51 ID:itZdwa4+0

少し経って

三日月「ふう・・・司令官、一つ聞きたいんですけど」

提督「どうした」カサッ

三日月「大切な人って、奥さんのことですか?」スッ

提督「・・・私の妻は、私が提督になる前に亡くなって居る」カサッ

提督「大切な人ではあるが」スッ

三日月「す、すみません・・・」

提督「気にするな。いつまでも引きずっているわけにはいかないからな」

提督「・・・この鶴が出来たら、私の大切な人のこと、教えてやる」ポトッ

三日月「・・・では、続けますか。あと何羽ぐらいなんですか?」

提督「あと、百くらいだな」

三日月「・・・もう少しですね」ニコッ

提督「ああ」



300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 21:45:05.99 ID:itZdwa4+0

十一時

三日月「ぅ・・・」コクリッ

提督「今日はこの辺にしておくか」

三日月「ふぇっ!?」ガタッ

三日月「あと二十くらいですよね!?終わらしちゃいましょう!」

提督「いやいい。別に急ぐわけではない」

三日月「ですが・・・」

提督「お前に無理はさせられない。汗かいて風呂入ってからも入ってないだろ」

三日月「うう・・・ごめんなさい・・・」

提督「構わん。今日は休んでくれ」

三日月「司令官は?」

提督「・・・少し、やりたい事がある」

三日月「・・・司令官も、無理しないでくださいね」

提督「ああ、わかった」



301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 21:52:33.77 ID:itZdwa4+0

同時刻

提督の部屋

金剛「うふふ、うふふ・・・」

加賀「金剛?提督の部屋に忍び込むのはどうかと思うだけど」

金剛「ふふ、やっぱりあんなことやこんなことをしながら表情を見るのなら」

金剛「夜這いが一番ネ!」

加賀「・・・夜這いって、襲いに来るのが前提じゃないかしら?」

金剛「布団に身を潜めて敵を待つのもいいもんですネ」

加賀「いや、敵ではないのだけれど」

金剛「うるさいですネムッツリ」

加賀「誰がむっつりよ」ゲシッ

金剛「痛いデス!」

金剛「そんなことより加賀!早く布団に入るデス!」バサッ



302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/10(金) 22:00:24.19 ID:itZdwa4+0

加賀「言われるまましてるけど・・・」

加賀「・・・顔が近い・・・」

金剛「・・・加賀」

加賀「何?」

金剛「体が熱いネ」

加賀「私の基礎体温が高いの。我慢して」

金剛「oh・・・加賀が恥ずかしがって踏ん切りがつかないから・・・」

加賀「う、うるさい・・・」

金剛「まぁ、提督が帰ってくるまでの辛抱です」

金剛「青葉にも隠しカメラ設置させたから後でじっくり観賞しようネ!」

加賀「えっ」



307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 20:26:01.10 ID:qav7aP6X0

夜中の一時頃

ビスマルク「・・・提督は寝ちゃったかしら・・・?」

ビスマルク(色仕掛けってハニートラップのことだったのね)

ビスマルク(安請け合いするんじゃなかった)

ビスマルク「寝てるならいいんだけど・・・」ソーッ

提督「・・・」

ビスマルク「提督?」

提督「・・・」

ビスマルク「・・・寝てる?こんなところで突っ伏して寝てたら風邪引くわよ」

提督「・・・」

ビスマルク「はぁ・・・あら?パソコンもつけっぱなしじゃない」

ビスマルク「中覗いちゃうわよー」

提督「・・・」

ビスマルク「・・・ちょっとぐらいなら覗いてもいいわよね?」



308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 20:31:37.92 ID:qav7aP6X0

ビスマルク「・・・」カチッ

ビスマルク「壁紙はデフォルトなのね。あとは仕事の内容ばっかりね」

ビスマルク「何よ。何か秘密でもあると思ったのに。秘蔵フォルダとか」カチカチッ

ガチャ

ビスマルク「もう少しみよう」

響「何をしてるんだい?」

ビスマルク「・・・えっいえ、別に何もしてないわよ?」

響「人のパソコンを覗くなんて褒められたことじゃないね」

ビスマルク「えっとその・・・そうよ!色仕掛けするのに何か情報を・・・」

響「そんなの必要ないって。色仕掛けなら、基本的には司令官に効いてるし」

ビスマルク「そうなの?と言うより、あなたこそこんな夜にここになんの用?」



309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 20:35:22.16 ID:qav7aP6X0

響「司令官の部屋に行ったんだけど、加賀と金剛がスヤスヤ司令官のベッドで寝てたから」

響「こっちで寝てるんじゃないかと思ってね」

ビスマルク「そう」

響「案の定、寝てたね。毛布、持ってきてるんだ」

バサッ

ビスマルク「あなたって、いつも提督のこと気にかけてるわね」

響「勿論だよ。好きだからね」

ビスマルク「そう」

響「ああ、当然、恋の方のね」

ビスマルク「恥ずかしげもなくよく言えるわね」

響「恋するのは恥じることではないと思うけど」

ビスマルク「それはそうだけど」



310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 20:41:12.33 ID:qav7aP6X0

響「そうそう」カチッ

響「司令官の秘蔵フォルダはここにあるよ」

ビスマルク「・・・え?」

響「私も、覗いたことあるから」

ビスマルク「何が入ってるの?」

響「自分の目で確かめるか。司令官に聞いてみることだね」

ビスマルク「・・・」

提督「そんなに見たいなら見せてやってもいいぞ」

ビスマルク「うわっ!?」ビクッ

響「なんだ。起きてたんだ」

提督「こんな近くで話してたら起きもする。仮眠をとっていただけだしな」



311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 20:51:08.57 ID:qav7aP6X0

提督「見られて恥ずかしい物は入れてはいない」

響「簡単に言えば、表情豊かだった頃の司令官だね」

ビスマルク「・・・見てはみたいけど・・・」

ビスマルク「えっ、というか、提督が表情豊か?」

響「失礼だよ」

ビスマルク「いや、想像もつかないわよ」

響「まぁ、そうか」

ビスマルク「・・・やっぱりいいわ。私なんかより、金剛や加賀に見せてあげて」

響「興味ないのかい?」

ビスマルク「興味ないわけじゃないけど、どうせ見せるんだったら、提督に恋してる子に見せてあげたほうがいいでしょ?」

提督「・・・」

ビスマルク「色仕掛けなんて私の出来ることじゃなかったし、今日はこれで戻るわ。おやすみ、提督」

提督「ああ」



312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 20:59:37.77 ID:qav7aP6X0

響「・・・三日月には、いつ見せるんだい?」

提督「・・・今度の提督会議の帰りにあそこへ連れて行く」

響「そっか。完成しそう?」

提督「ああ、あと10羽ほどだ」

響「作っちゃう?」

提督「あとは、私一人でやるさ」

提督「私用で、これ以上お前たちに無理はさせられない」

響「私達は人間ではなく、敵を沈める兵器だ」

提督「お前たちの温もりは私の知っている人間の温もりだ」

提督「少なくとも、私はお前たちを兵器と言う道具として一生を終わらせはしない」

響「そうなるといいね」

提督「そうさせる。私が決めたことだ」

響「頑固だね」

提督「昔からだ」



313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 21:07:00.77 ID:qav7aP6X0

響「そう言えば、重要な手紙は呼んだのかい?」

提督「ああ、提督会議の日程の手紙だったよ」

響「もう一つは?」

提督「・・・」

響「いや、やめておこう。私が聞くには少し勇気がいりそうだ。それじゃ司令官」

響「おやすみ」チュッ

提督「耳にキスをするのはやめろ。娘と父親の年齢差だぞ」

提督「私にはその気はないといつも言っているだろう」

響「ふふ、年齢は関係ないさ」

響「相変わらず、焦ると口数が多くなるね」クスクス

提督「あまりからかうな。今日一日、結構辛かったんだぞ。我慢するの」

響「司令官になら、いつ襲われてもいいよ。改めておやすみ」

提督「ああ、おやすみ」



314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 21:19:35.17 ID:qav7aP6X0

そして金曜日

鈴谷「あー提督ぅー?今日ちょっと出かけたいから」

提督「そうか」

鈴谷「じゃあ出かけて来るね」

提督「ああ」

提督「さて、私と三日月も少し鎮守府を離れる。今日一日、頼んだぞ陸奥」

三日月「よ、よろしくお願いしますね」

陸奥「はいはい。私にまかせて。二人はのんびりしてくるといいわ」

提督「遊びに行くわけじゃないぞ」

陸奥「わかってるわよ。それじゃ、頑張ってね三日月ちゃん」

三日月「はい!」

提督「それでは、向かうとしよう」



320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 14:26:04.04 ID:2E3D2AtY0

陸奥「さて、提督も出かけちゃったし、私達も出来ることやっちゃいましょう」

雷「何か頼まれてるの?」

陸奥「掃除を頼まれてるのよ」

雷「掃除!気合入れてやるわよ!」

陸奥「やる気があるのはいいことね。それじゃあ人手が欲しいから皆に声をかけて来て」

雷「わかったわ!」ダッ

陸奥「・・・それにしても、提督ったら、あんな大荷物持ってどうしたのかしら?」

響「今日は特別な日だからね。偶然が重なったんだよ」

陸奥「ふーん・・・そっか。あなたも手伝ってくれるでしょ?掃除」

響「もちろん」

陸奥「じゃあ、お願いね」



321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 14:37:18.43 ID:2E3D2AtY0

提友の鎮守府にて

会議前

新人提督(以降:新人)「は、初めまして。今日はよろしくお願いします」ギクシャク

提友「初めまして新入りちゃんよろしく。そこまでかたくならなくて大丈夫だよ」

新人「ありがとうございます・・・ですが・・・」

K提督(以降:K)「・・・」

提督「・・・」

新人「何か雰囲気が怖いんですけど・・・」

提友「あいつらはいつもこんなだから。気にしなくて大丈夫。ちゃんと報告してくれればいいから」

新人「頑張ってみます」

提督「・・・そろそろ始めるぞ」

提友秘書艦「それでは、始めたいと思います。まずはお互いの進行具合を報告し合います」



322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 14:49:05.41 ID:2E3D2AtY0

三十分後

三日月「い、以上です」ペコッ

提督「上出来だ」

三日月「ありがとうございます」

提友「ふむ・・・やはりお前が一番か」

新人「すごい・・・私なんて全然進んでないのに・・・」

提督「まだ新人なのだ。焦ることはない」

K「いくら新人といえど、いつまでも同じところで足踏みしていてはダメだ」

新人「は、はい・・・」

提友「おいおい。あんまりビビらせんなよ」

K「にしても・・・また貧弱な秘書艦を連れているな。ええ?提督さんよ」

K秘書艦「・・・」

三日月「・・・」ピクッ



323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 15:04:58.27 ID:2E3D2AtY0

提督「お前がいつも言っていることじゃないか」

提督「秘書艦は言うことを聞けば誰でもいいと」

提友「新入りちゃんはどう思う?」

新人「へっ!?な、何がですか?」

提友「秘書艦はどういう子を自分の側に置いてる?俺は愛らしいからだけどなぁ」ギュッ

提友秘書艦「提督?人前で抱きつくのはやめましょうね」

新人「あはは・・・」

K「ああ、もちろんだ。その点、こちらの秘書艦は言うことをなんでも聞くものでね」

K「なぁ・・・?その通りだろ?」

K秘書艦「・・・はい」

提督「・・・会議を続けよう。次は?」

提友秘書艦「はい。次は・・・撃沈数、及び轟沈数についての報告ですね」



324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 15:14:41.95 ID:2E3D2AtY0

K「撃沈数は自分が一番だな。桁が違う」

提友「轟沈数もな。もう少し大切にしろ」

K「ふん。こいつらは所詮道具だろ?何を大切にしろって言うんだ?」

新人「作戦の進行具合は、提督さんが一番なのに・・・撃沈数は私より低い・・・?」

提友「意味もなくこいつと張り合うのはいい加減やめたらどうだ?」

K「張り合っている?冗談はよせ。上の連中の評価は断然自分の方が上だ」

提友「そりゃそうだろうな。上の連中は撃沈数にしか興味はない」

提友「それだから・・・」

提督「それなら一つ聞くが、それだけ撃沈、轟沈させて、戦いは少しはおさまったか?」

K「・・・帰るぞ。もう話す必要がない。所詮会議と銘打った報告会。行くぞ」

K秘書艦「はい」



325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 15:24:29.64 ID:2E3D2AtY0

新人「あ、あの・・・」

提督「すまないな。提督としてまだ新人なのにこのような場面に居合わせてしまって」ポンッ

新人「いえ・・・」

提督「三日月、行くぞ。今日は付き合ってもらう場所がある」

三日月「は、はい!」

提友「ちょっと俺と話してけよ」

提督「何か用か?」

提友「少し雰囲気が変わったか?」

提督「用がないなら帰るぞ」

提友「おいおい。仮にもお兄ちゃんに対してなんて態度だ」

提督「誰が兄貴だ」

三日月「えっ」
新人「えっ」
新人秘書艦「えっ」



327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 15:31:21.08 ID:2E3D2AtY0

三日月「ちょっと司令官一ついいですか?」

提督「どうした?」

三日月「えっ、この司令官さん・・・司令官のお兄さんなんですか・・・?」

提督「義理のな。ただの腐れ縁の友人だったんだがな」

提友「俺はまだ怒ってんだぞ?俺の可愛い妹を手篭にしやがって」

提督「私と妻の結婚式で嬉しくて号泣してたのは誰だったっけな?」

提友「うるせぇ!あれは妹の姿が可愛くてだなぁ!」

提友秘書艦「提督、そろそろ次の遠征組が帰ってくる頃ですよ」

提友「今行く。悪いな翔鶴」

提友「まったく、可愛くない義弟だ。そう言えば、お前の姉ちゃんが顔出さないって愚痴ってたぞ」

提督「そうか」

提友「顔出してやれよ。心配してたぞ」

提督「ああ、行くさ。そのうち」

提友「そんじゃ、俺はこれから遠征組を出迎えてやらなきゃいけないから、この間の約束、忘れんなよ」



329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 15:43:49.24 ID:2E3D2AtY0

提督「はぁ・・・あいつ、後で憶えておけ」

新人「えっと・・・」

提督「何度もすまない」

新人「いえ・・・なんか突然、色々な性格の方がいっぱいいてびっくりしました」

新人「提友さんみたいな軟派な人も居れば、勝てばいいって思うKさんみたいな人も」

新人「提督さんみたいな優しい人も・・・」

提督「・・・」

新人「私、初めてすぐに、訳も分からず轟沈させてしまった艦があって落ち込んでたんです」

新人「提督さんの成績を見て驚いちゃいました」



330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/16(木) 15:53:33.36 ID:2E3D2AtY0

新人「轟沈数0、撃沈数2・・・このような戦場で、こうも命を大切に出来る人は中々居ないですよ」

新人「本当の意味で命を愛してる人に、初めて会った気がします」ニコッ

新人「それでは、私もこれで。行こう愛宕」

新人秘書艦「うふふー。あの提督さんに恋しちゃったー?」

新人「ちょっと!余計なこと言わないでよ!」

三日月「・・・」ムッ

提督「・・・さて、三日月、私達も行くか。少し買い物にも付き合ってもらうが、いいか?」

三日月「はい。司令官って、天然なんですね」

提督「何がだ?」

三日月「いえ、なんでもありません」

提督「そうか」



336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 06:14:05.80 ID:guV822T/0

駄菓子屋

提督「・・・」

三日月「ここは・・・?」

提督「どうも。まだ続けてたんですね」

駄菓子屋のお婆ちゃん(以降:駄菓子屋)「おや、久しぶりだねぇ。元気だったかい?」

駄菓子屋「あたしが生きてるうちは続けるよ」

提督「いきなり物騒なこと言わないでください」

駄菓子屋「まぁ、年も年だからねぇ・・・」

提督「三日月、食べたいと思った物を取っていいぞ」

三日月「えっ?」

提督「今日は緊張しただろ。それとも、何か欲しいものがあれば買ってやる」

三日月「えぇ?」

駄菓子屋「おや?娘さんかい?あの小僧に娘が出来たのかい?」



337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 06:21:50.61 ID:guV822T/0

提督「もうボケたんですか?前にも連れてきたでしょうに」

駄菓子屋「おお、そうだった。そうだった」

駄菓子屋「しかし、そんな子だったっけ?」

提督「ああ、他にも娘は居るんで」

駄菓子屋「なるほどのう・・・あたしの記憶では最初に連れて来た子がその子だった気がするんだけど・・・」

提督「やっぱりボケたんじゃないですか?」

駄菓子屋「失礼だのぅ・・・」

提督「この娘は初めてですよ」

駄菓子屋「そうか。それじゃあ、存分に買い物して行きなさい」

提督「はい」



338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 06:38:06.99 ID:guV822T/0

駄菓子屋「毎度有り。今は駄菓子屋に来る人なんて少ないからねぇ。いつもありがとうね」

提督「いえ、昔の恩返しだと思ってください」

駄菓子屋「そうかい」

三日月「・・・」

駄菓子屋「それじゃ、また来なさい。待ってるよ」

提督「ええ、また来ます。それでは」




三日月「・・・駄菓子屋の人とはどういう関係なんですか?」

提督「あの人は、私達が小さい頃に助けてくれた人だ」

三日月「私達?」

提督「今から行くところに答えがある。とりあえず向かおう」

三日月「はい・・・」

三日月(大量の駄菓子・・・どこへ行くんでしょう?)



339:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 06:49:56.88 ID:guV822T/0

提督「お前は、それで良かったのか?」

三日月「はい。私はこれで大丈夫です」

提督「駄菓子じゃなくても、高くても好きな物を買ってやったのに」

三日月「麦チョコ美味しいです」

提督「そうか」

三日月「それで、今どこへ向かってるんですか?」

提督「私の大切な場所だ」

三日月「そうですか」

提督「そろそろ着くぞ。駄菓子屋から、近いんだ」



340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 07:01:28.35 ID:guV822T/0

ワーワー

提督「着いた」

三日月(沢山の子供・・・?)

子供達「あ!おじさんだ!」

提督「お前たち、元気だったか?」

子供達「おじさん!会いたかったよ!!」

提督「そうか。今日も買ってきてやったぞ」ナデナデ

子供達「おかし!?」

提督「ああ」

子供達「やったー!」ダキッ

???「おや、久しぶりだね。全然顔出さないから心配したよ」

提督「色々忙しかったからね。姉さんこそ、元気そうだ」

三日月「お姉さん!?」



341:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 07:08:51.18 ID:guV822T/0

提督姉「えっ!?」

提督姉「ち、ちょっといい!?」ガシッ

三日月「は、はい!?」ビクッ

三日月(か、顔が近い・・・)

提督姉「・・・誘拐?」

提督「違う。この子も艦娘だ。前の弥生と同じだ」

提督姉「そう。びっくりした」

三日月「あの・・・説明が欲しいんですけど・・・」

提督「ああ、そうだったな。ここは、私達の両親が建てた孤児院なんだ」



342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 07:18:32.40 ID:guV822T/0

三日月「えーっと・・・」

提督「ああ、そうだ。これ、飾っておいてくれ」

提督姉「なにこれ」

提督「千羽鶴だ」

提督姉「作ったんだ」

提督「娘と約束したからな」

提督姉「もう居ないのに、だいぶ律儀なもんだな」

提督「そう言うな」

三日月「すみません!話が全然みえ・・・」

子供達「おじさんもお姉さんも遊んでー!」

三日月「えっあっちょっ」

子供達「お姉さーん」グイグイッ

三日月「腕を引っ張らないでってー!」

提督姉「うちの子達、あんたが連れてくる子には怖がらなくなってるよ」

提督「信用されて、嬉しいことだな」



343:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 07:26:59.48 ID:guV822T/0

???「姉御ーなんの騒ぎー?」ギュッ

デブ猫「・・・」

提督姉「ああ、客人だ」

提督「・・・何してるんだお前」

鈴谷「ありゃ、提督じゃん。三日月ちゃんも一緒?」

提督「ああ、子供達に連れ去られたがな」

鈴谷「ニャンニャン」テシテシッ

デブ猫「・・・みゃ」

提督「相変わらずでかいな」サスサスッ

デブ猫「・・・」ゴロゴロ

鈴谷「提督!鈴谷の喉も撫でていいんだよ?」

提督姉「あんたも相変わらずだね」

鈴谷「鈴谷は提督のこと大好きだもんねー。ねー?」

デブ猫「ぶみゃ」



344:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 07:38:55.11 ID:guV822T/0

鈴谷「おー千羽鶴出来たんだー」

提督「ああ」

提督姉「これ、子供達が届かない所に飾っといて」

鈴谷「はいはいー。メーちゃんここにいてね」

メー「・・・」スリスリッ

提督「・・・」ナデナデ

提督姉「あのバカや鈴谷ちゃんに聞いたよ。まだ笑顔見せたこないんだって?」

提督「ああ」

提督姉「いつまでも引きずってんのさ」

提督「・・・」

提督姉「昔の表情豊かなあんたの方があんたらしかったよ」

提督「昔の話だ。今、私に表情など必要ない。持ってちゃいけない」

提督姉「・・・つまらない意地ははらないほうがいい。この前響ちゃんが来たよ」

提督姉「あの子を・・・あんたの娘にそっくりなあの子のことも聞いてたよ」

提督「・・・あいつ・・・どこに出かけたのかと思ったら・・・」



345:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/17(金) 07:49:57.23 ID:guV822T/0

30分後

三日月「疲れました・・・」

提督姉「あはは、随分もみくちゃにされたね」

三日月「それで、話の続きなんですけど」

提督「さて、私も子供達と遊んでくるか」

三日月「あ!逃げないでくださいよ!」

提督「私から話したくはない。そいつから聞いてくれ」

提督姉「人に押し付けるとか男らしくないね」

提督「情けない話だが、この話をすると泣きそうになる」

提督「まともに話せる気がしないのでな。まかせたぞ」

提督姉「はいはい」

三日月「・・・いやならそう言ってくれればいいのに」

提督姉「話したいんだろうさ。特にあなたには」

三日月「えっ?」

提督姉「あいつの娘に、そっくりなのよ。あなた」



350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/23(木) 20:03:40.03 ID:QzARxu+C0

三日月「私がですか?」

提督姉「ええ」

提督姉「響ちゃんから、大体の事は聞いてるよ」

三日月「結構前から、響ちゃんの事は知ってたんですか?」

提督姉「まぁね」

三日月「それでですけど、司令官の過去について・・・詳しく教えて頂けますか?」

三日月「司令官の表情を取り戻すため、少しでも司令官のことを知りたくて」

提督姉「本当にそれだけのため?」

三日月「う・・・」

提督姉「好き?あいつの事」

三日月「よくわかりません。見た目は怖いですけど、優しいですし」

提督姉「そっか」

三日月「大切な人、だとは思っています」



351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/23(木) 20:24:39.81 ID:QzARxu+C0

提督姉「あいつの表情ね・・・何年も見てないなぁ」

提督姉「あいつの奥さんと娘、病気と事故で死んじゃってるのよ」

三日月「えっ・・・」

提督姉「娘を産んでから少し経って、奥さんは死んじゃって」

提督姉「娘さんも、元々体が弱くてね。あなたと同じ年の頃に」

提督姉「それからだった。あいつから表情全てが無くなったのは」

三日月「どうしてですか?」

提督姉「あいつの昔の写真、見たことある?」

三日月「いえ」

提督姉「んー・・・じゃあさ。三日月ちゃんは、どこから知りたい?」

三日月「それはどういう」

提督姉「あいつの過去。子供からの事なのか。それとも・・・」

三日月「・・・子供の頃からで、お願いします」

提督姉「そう。それじゃあ、話すけど・・・」



352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/23(木) 20:43:12.63 ID:QzARxu+C0

三日月が説明を受けて居る頃の鎮守府

陸奥「・・・掃除終わっちゃったし暇ね・・・」

響「そうだね。ああ、お茶入ったよ」トッ

陸奥「あら、ありがとう」カチャ

陸奥「はぁ・・・」

陸奥「それにしても大丈夫かしら提督」

響「なにがだい?」

陸奥「上の人たちって撃沈数で評価を決めてるって噂じゃない」

響「らしいね」

陸奥「もうこの作戦立ててどのくらい経つ?そろそろまずい気がするのだけれど」

響「まずいんじゃないかな」

陸奥「・・・もし、提督が提督を降ろされたらどうする?」

響「それでも、司令官の指示が最優先。従うしかない」

陸奥「それが全てだと思う?」

響「私達の都合で、あの人を縛りたくはない」

陸奥「随分、割り切ってるのね」



353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/23(木) 20:57:08.54 ID:QzARxu+C0

響「まぁ、そういうもんさ」

陸奥「そういうものかしら。そっか。私達じゃどうにもできないものね」

響「ああ」

ダダダダ・・・

バタン

暁「大変よ!!」

陸奥「どうしたのよ。いきなり開けたら驚くじゃない」

暁「そんなのんびりしてる場合じゃないわよ!!見張りの瑞鳳が南方棲戦を発見したのよ!」

響「南方棲戦が?」

陸奥「えっ?ここ鎮守府よ?こんな近くまで来るわけ・・・」

暁「そんなことないわよ!しかもまだこっちに近づいてきてるらしいのよ!」

陸奥「・・・わかったわ。すぐに向かう。艤装をつけて響もついてきて」

響「了解」



360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 05:20:58.83 ID:ioe7AYBq0

陸奥「瑞鳳、状況は?」

瑞鳳「はい!あちらの方角に情報で聞いた南方棲戦らしき影を発見しています!」

陸奥「・・・確かにそんな影ね。でも、どうして・・・?」

響「瑞鳳、双眼鏡は持っているかい?出来れば貸してほしい」

瑞鳳「はい!」ズイッ

響「・・・」ジーッ

陸奥「どう?」

響「・・・間違いない。あれは南方棲戦だ。こちらに向かってきている」

陸奥「随伴艦は?」

響「タ級二隻と護衛艦二隻」

陸奥「おかしな編成ね」

響「大体付く場所はわかった。そこに向かおう」

陸奥「そうね。瑞鳳、引き続き見張りを続けて」

瑞鳳「気をつけてくださいね!」

陸奥「ええ」
響「ああ」



361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 05:26:17.22 ID:ioe7AYBq0

南方棲戦「・・・」

長門「話を聞いて来てみれば、こんなところまで足を運ぶんだな」

タ級「・・・」

長門「だんまりか?」

長門(駆逐艦達の手前、変な姿を見せるわけにはいかないし・・・だが、怖い)ビクビク

長門(強気なだけで帰ってくれはしないだろうか)

皐月「長門さんやっちゃえー!」

卯月「うーちゃんの嘘が本当になったぴょん」

弥生「嘘から出た実・・・ロクなことにならない」

川内「長門さん!戦闘をするなら加勢するよ!!」

長門「お前はなぜここにいる・・・」

川内「なんとなく火薬の匂いがしたから!」キラキラ

長門「戦闘狂大概にしておけ」



362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 05:32:13.01 ID:ioe7AYBq0

南方棲戦「・・・」バシャッ

長門「な、なんだっ」ビクッ

南方棲戦「・・・」

陸奥「あら、お姫様がこんなところまでどうしたの?」

長門「陸奥!よかった・・・一人じゃ心細かったんだ」ボソッ

陸奥「たまにはカッコいいところ一人で見せなさいよ・・・」ボソッ

響「大丈夫?」

弥生「まだ被害はない・・・」

南方棲戦(以降:南姫)「・・・タ級」

タ級「はい・・・」グイッ

バシャッ

???「・・・」グッタリ

響「艦娘・・・?」



363:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 05:40:31.23 ID:ioe7AYBq0

南姫「今朝・・・攻めてきた艦隊が動けないからと置いていった艦娘よ・・・」

弥生「・・・息はしている。でも、意識がない。早く手当しないと、死んでしまう」

皐月「えぇ!?は、早くドックに連れて行かないと!」

陸奥「ええそうね。長門、この子を連れてドックへ」
長門「あ、ああ!任せろ!」

響「皐月は明石をドックへ」
皐月「了解ー!」ダッ

弥生「卯月は、鳳翔さんを呼んでドックへ。明石のサポートをさせてもらって」
卯月「わ、わかったぴょん!」ダッ

南姫「・・・」

陸奥「・・・それで?どういう風の吹き回しかしら」

タ級「あなた達の・・・」

南姫「あなた達の提督は・・・?」

響「私達の司令官に何か用か?」

南姫「会わせて欲しい・・・」



364:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 05:47:40.30 ID:ioe7AYBq0

陸奥「あ、会いたい?」キョトン

南姫「・・・」コクッ

陸奥「・・・戦うつもりできたわけじゃないの?」

南姫「・・・」コクッ

陸奥「こっちに被害を出すつもりはない?」

タ級「しつこい・・・被害を出すつもりなら・・・もう少し離れたところから打っている・・・」

南姫「そうね・・・それに・・・負傷した艦を連れてきたりしない・・・」

陸奥「・・・はぁ、それもそうね。川内、響、弥生、武器を下ろしなさい」

川内「えー!戦いはなし!?」

陸奥「提督から言われてるでしょ。敵意がないなら、砲口は向けるなって」

川内「ちぇー」

弥生「・・・むう」

響「・・・」



365:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 05:54:15.76 ID:ioe7AYBq0

陸奥「それで?」

南姫「・・・それは、あなた達の提督と直接話したいわね・・・」

陸奥「生憎だけど、今出かけてるのよね。居れば会ってくれただろうけど」

南姫「待つ・・・」

陸奥「えっ?」

南姫「提督が帰ってくるまで、待つ」

陸奥「・・・どう思う?」

響「いいんじゃない?その代わり、鎮守府に入れるのは南方棲戦姫、君だけだ」

南姫「・・・仕方ないわね・・・」

南姫「タ級、護衛ちゃん、待っててくれるかしら・・・?」

タ級「はい」

護衛「」コクッ

陸奥「何があったか知らないけど・・・まぁ、敵の本拠地で単身暴れる様なバカではないだろうから」

陸奥「でも、タ級達はうちの子達に監視させてもらうわよ?」

南姫「ええ・・・」



366:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 06:02:27.05 ID:ioe7AYBq0

北上「というわけで、私達で監視させてもらうよ」

大井「何か妙な事したら、魚雷を迷わず打つから」ガキンッ

陸奥「お願いね。じゃあ、ついてきて」

陸奥「執務室で待ってもらうわ。勿論、私と響の監視付きだけど」

南姫「わかったわ・・・」

タ級「南方棲戦姫様、お気をつけて・・・」

雷「むー、司令官のことで色々ゴタゴタしてたのに・・・あれ・・・この子、どこかで見たような・・・」サワッ

護衛「」ブルルッ

雷「ああ、ごめんなさい!変なところ触っちゃった!?」

金剛加賀「・・・」ムスッ

大井「・・・なんかあの二人、すごく不機嫌なんですけど・・・」

北上「作戦失敗したんだって」

大井「なんのですか?」

北上「さぁねー」



367:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/30(木) 06:16:13.16 ID:ioe7AYBq0

孤児院

三日月「・・・す、すごい壮大な人生ですね」

提督姉「驚いた?」

三日月「ええ、司令官のお姉さんと司令官の血が繋がってないことが一番衝撃です」

提督姉「あれ、そこなんだ」

三日月「他にも驚くこともありましたが・・・」

三日月「ええっと、最初の方ちょっと忘れちゃいましたね。次から次へと新しい衝撃が多すぎて」

提督姉「確かにそうかもね。簡単に言うと、私とあいつはここの孤児院に来て」

提督姉「貰い手が見つからなかった私達を養子として育ててくれたのがここの孤児院の初代管理者で」

提督姉「つまり私達の義両親ね。それで学校とか通わせてもらって」

提督姉「そこで知り合ったあいつとその妹とも仲良くなって」

提督姉「妹とあいつはお互い惹かれあってくっついちゃったって話」

三日月「えっとそれで、奥さんがその妹さんで、事故で亡くなって・・・」

提督姉「何年かして、娘も病気で・・・ね」

三日月「はぁ・・・」

提督姉「あの千羽鶴も、娘が頼んでくれてって作ってたんだ。まぁ、間に合わなかったけど」

提督姉「それから、あいつから笑顔全般が消えたのは」



374:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 20:30:11.06 ID:MAIqD0VT0

提督姉「まぁでも、こんな話聞いてタメになるかはわからないけどね」

提督姉「にしても、子供ってのはすごいよ」

三日月「どうしてですか?」

提督姉「見て。あいつはいつもここに来ると子供達に色々な話をするんだ」

提督姉「おとぎ話だったり、自分の体験談だったり」

提督姉「あいつの顔こそ無表情だけど、子供達は真剣にその話を聞いて、笑ったり驚いたりしてる」

提督姉「子供って、本当に優しい人をわかるんだよ。不思議と」フフッ

三日月「あ・・・」

三日月(この人もしかして・・・)



375:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 20:38:10.57 ID:MAIqD0VT0

三日月「もしかして、あなたも司令官の事が好きなんですか?」

提督姉「・・・どうしてそう思う?」

三日月「私の身近にも、司令官が好きな人が何人かいるんです」

三日月「あなたの司令官を見る目は、その人たちと同じ目をしているんです」

提督姉「ふーん・・・三日月ちゃんはいい子だ」

三日月「えっ!?」

提督姉「人の目を真っ直ぐ見て話せる子はいい子の証だよ。悪い子は、人の目を見て話さない」

提督姉「真っ直ぐ見て話すから、目の変化がわかる」

三日月「・・・そうですか?」

提督姉「ああ」

三日月「ありがとうございます」

提督姉「私からも言いたいことがあったんだけど」

三日月「なんですか?」



376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 20:47:40.55 ID:MAIqD0VT0

提督姉「三日月ちゃん自信気づいてないから言うけど」

提督姉「あなたのあいつを見る目は、私達と同じ目をしてるよ」

三日月「・・・え?」

三日月「ええっ!?う、嘘・・・///ですよね・・・?」

提督姉「ふふ、女って怖いもんでさ。同じ人を好きな人が分かるんだ」

三日月「・・・考えたこともありませんでした」

三日月「ついこの間まで、司令官と一緒に居るのが苦痛だったんですけど」

三日月「司令官と一緒にいればいるほど、司令官のいいところが見えてくるんです」

三日月「勿論、悪いところもありましたけど・・・」

提督姉「愛ってのはそういうもんだよ」

三日月「恋ではないんですか?」

提督姉「恋と愛の違いなんて、大人になっていけば分かるもんだからね」

提督姉「今は恋に恋する年齢でいいんだよ」

三日月「・・・子供扱いですか」

提督姉「私から見たら鈴谷ちゃんも子供だから」



377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 20:54:17.99 ID:MAIqD0VT0

提督「話は終わったか」

三日月「ええ」

提督姉「ご苦労様。子供達もあんたの話を毎回楽しみにしてるからね」

提督「そうか」

三日月「司令官、このあとどうするんですか?」

提督「ん?そうだな。どこかいきたいところはあるか?」

鈴谷「あ!鈴谷カラオケいきたい!」

提督「いつから居たんだ」

鈴谷「提督のそうかあたりから」

提督「・・・三日月、話を聞いて、どうだった?」

三日月「はい?何がですか?」

提督「・・・いや、なんでもない」

三日月「司令官、後で聞きたい事があるので」

提督「ああ」



378:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 21:06:04.22 ID:MAIqD0VT0

ブーン

三日月「あれ?あれって艦載機じゃないですか?」

鈴谷「彩雲だね。こっちに向かってくるよ」

提督「緊急か?」

ピラっ

三日月「よいしょ。手紙ですね」

提督「瑞鳳の彩雲だな」

鈴谷「よくわかったね。と言うか、瑞鳳ってここのこと知ってたっけ」

提督「瑞鳳の作った彩雲の癖があった。響辺りが方角だけ教えたんだろう」

提督「あいつは私の考えている事がお見通しらしい」

鈴谷「さすがだね・・・」

提督「中身は?」

三日月「ちょっと待ってください」

三日月「えーっと・・・『鎮守府に南方棲戦姫』だそうです」



379:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 21:11:37.18 ID:MAIqD0VT0

三日月「・・・あれっ?」

鈴谷「急いで戻らないとやばいんじゃない?」

提督「・・・来たか。戻るぞ」

提督姉「もう帰るの?」

提督「ああ、また来る」

提督姉「そう。待ってるよ」

鈴谷「じゃあねメーちゃん」ナデナデ

メー「・・・みゃ」

三日月「それでは!急ぎましょう!」

提督姉「ああ」




提督姉「・・・本当に、あの子にそっくりね」ボソッ

子供達「先生!」

提督姉「ああ、ごめんよ。すぐ行く」



380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 21:17:28.78 ID:MAIqD0VT0

帰り道

鈴谷「やばっ。ちょっとそこの公園のトイレ行っていい?」

提督「ああ、公園のベンチで待ってる」

鈴谷「ごめんね!」ダッ

三日月「今日は立ちっぱなしで疲れましたね・・・」ポスッ

提督「飲み物を買ってくる」

三日月「あ、私も行きますよ!」

提督「すぐに戻ってくる。座っていろ」

三日月「はい・・・」



381:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 21:25:20.16 ID:MAIqD0VT0

提督「ほら」スッ

三日月「ありがとうございます」

三日月「あの」

提督「なんだ」

三日月「先ほど、お聞きしたいと言ったじゃないですか」

提督「ああ、いいぞ。答えられることなら聞いてやる」

三日月「どうして、奥さんと娘さんが亡くしてから、表情を出さなくなったんですか?」

提督「随分、大胆になったな」

三日月「お二人を亡くしたショックで表情が出せないというのでしたらわからなくもないです」

三日月「ですが、司令官は表情を隠している様に見えます」

三日月「私の勝手な思い込みかもしれませんけど」

提督「・・・」

三日月「教えて、頂けますか?」ジッ

提督(私の目をジッと見つめる三日月の顔は、やはり、娘そのものだ)

提督「・・・ああ、教えてやる」

提督(昔から、娘のお願いには弱いんだ)



382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/31(金) 21:34:25.49 ID:MAIqD0VT0

その頃の執務室

南姫「・・・」

陸奥「それにしても、元気そうじゃない。何度も戦ったのに」

南姫「あなたも、変わらないわね・・・」

響「最後に戦った時の司令官の手紙、読んだ?」

南姫「ええ・・・」

陸奥「・・・心配?」

南姫「・・・」

陸奥「あなた達にも、仲間意識っていうものがあるのね」

南姫「・・・」

バタン

皐月「聞いて聞いて!さっきの子、命に別状はないってさ!!」

陸奥「よかった・・・それじゃあ、看病を引き続きお願い」

皐月「了解ー!」

バタン



388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 11:06:32.29 ID:F9nHW5hL0

三番ドック

明石「随分派手にやられてますね」

鳳翔「ええ・・・」

明石「一命は取り留めましたが、数日眠ってるかもしれませんね」

鳳翔「出来ることだけでもやりましょう」

明石「そうですね。少し、用事があるのでお任せしますね」

鳳翔「はい。わかりました」ニコッ



389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 11:19:37.34 ID:F9nHW5hL0

鳳翔「・・・新しいタオルに変えますね」

パサッ

鳳翔「ん・・・この子、どこかで見たことが・・・」

???「・・・」スヤスヤ

鳳翔「・・・」ナデナデ

???「ん・・・」

鳳翔「・・・早く提督帰ってこないかしら・・・」

弥生「大丈夫?」

鳳翔「弥生ちゃん?今のところは安定してきてます」

弥生「そう。よかった」

鳳翔「心配でした?」

弥生「それもあるけど、少し確認がしたかったから」

鳳翔「え?」



390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 11:26:27.29 ID:F9nHW5hL0

弥生「その子の顔をよく確認したかった」

鳳翔「顔を確認して、どうなるの?」

弥生「弥生が知ってる子に見えたから」

鳳翔「・・・そうなの?」

弥生「うん」

鳳翔「あまり刺激しないようにお願いしますね」

弥生「大丈夫」

ボスッ

弥生「よいしょ・・・」

鳳翔(覆いかぶさって夜這いしてるみたいですね)ニコニコ



391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 11:33:33.72 ID:F9nHW5hL0

執務室

陸奥「何か食べる?」

南姫「え・・・?」

陸奥「今はお客さんだしね。お菓子やお茶でも出さないとね。響は?」

響「羊羹」

陸奥「じゃあ、アイスでも出しましょうか」

響「えっ」

陸奥「冗談よ。少し用意してくるから待ってて」

ガチャ

パタン

陸奥「・・・ふう」

長門「うーん・・・」ソワソワ

陸奥「長門、何してんの?」

長門「い、いや?鎮守府内に敵艦がいるから落ち着かないとか」

長門「連れ込まれた朝潮が心配とかそういうことではないぞ?」

陸奥「説明ありがとう」



392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 11:40:06.86 ID:F9nHW5hL0

陸奥「暇なら少し手伝って」

長門「何かするのか?」

陸奥「羊羹を切ってほしんだけど」

長門「・・・私も食べていいか?」

陸奥「一口だけよ」

長門「やった」

陸奥「私はお茶を作るから、長門は羊羹をお願い」

長門「均等にくれるかどうか分からないがやってみよう」

陸奥「安心して、期待してないから」

長門「そうか・・・」ショボーン



393:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 11:55:23.68 ID:F9nHW5hL0

響「・・・」

南姫「・・・」

響「どうして、あの朝潮を助けたんだ?」

南姫「・・・あなた達と同じことをしただけよ・・・」

響「もしかしたら、私達の司令官がやっていたっていう確証もないのに?」

南姫「確証ならあった・・・」

響「・・・どういうこと?」

南姫「ここの鎮守府方面に送って居た子達は皆、大破止まりでほとんど戻ってきていたわ・・・」

南姫「不思議だとは思ったけど、あなた達が攻めてきてわかった・・・」

響「・・・そうか。ふふ、君達もしっかり仲間の数を把握してるんだね」

南姫「・・・」フイッ

響「ここまで来ると、司令官の言う通り、私達も、君達も、変わらないのかもしれないね」クスッ



394:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 12:00:24.74 ID:F9nHW5hL0

陸奥「お待たせ。はい、羊羹よ」

南姫「・・・」

陸奥「毒とか入ってないから大丈夫よ・・・」

南姫「いや・・・どう食べればいいかわからなくて・・・」

響「考える必要はないよ。この棒でブスっと」ブスッ

響「それを口へパクッ」パクッ

響「美味しい」ドヤッ

陸奥「ま、まぁ、響の説明はどうかと思うけど、そんな感じよ」

南姫「・・・」パクッ

南姫「・・・」モグモグ

陸奥「あなた達の口にも合うかしら?」

南姫「・・・美味しい」

陸奥「それならよかった」



395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 12:07:16.39 ID:F9nHW5hL0

数十分後

長門「提督が帰ってきたぞ」

陸奥「そう?ありがとう長門」

長門「うむ。もっと褒めてもいいぞ」

提督「待たせた」

三日月(うわぁ、本当に居る)

南姫「待ってたわ・・・」

提督「私も待っていた。お前ら、少し席を外していてくれ」

陸奥「了解」

響「一人で大丈夫?」

提督「ああ」

長門「何かあったらすぐ呼ぶんだぞ?陸奥がすぐに助けに行くから」

陸奥「はぁ・・・」

三日月「長門さんじゃないんですね・・・」



396:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/06(木) 12:17:02.34 ID:F9nHW5hL0

提督「・・・さて、二人きりだ。話の用件は?」

南姫「あの子を・・・あなた達が鹵獲したあの子を返して欲しい」

提督「鹵獲は語弊がある。まぁ、悪い言い方をすれば鹵獲だが」

南姫「・・・」

提督「私達は保護をしたつもりだ。元々、お前達が見捨てた子を連れてきただけだからな」

南姫「それは・・・」

提督「ここにこうやって来たということは見捨てた事を後悔したんだろうが」

南姫「そんな御託はいい。あの子は無事なのかしら?」

南姫「もし無事でなければ・・・私達はすぐに帰るわ」

南姫「無事なら・・・すぐに連れて帰る」

提督「・・・」

南姫「・・・どうして、黙る?」



403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/08(土) 11:37:39.24 ID:RUpgtEjJ0

提督「結論から言う。無事だ」

南姫「そう・・・それで、今はどこに?」

提督「四番ドックを閉鎖してそこで住まわせている。一応、この鎮守府内でも隠しているつもりだからな」

提督「あの子の事を知っているのは、お前と戦った六人だけだ。一年近く隠し通すのも辛かったが」

南姫「・・・どうして?」

提督「何がだ?」

南姫「どうして、隠す必要があるのかしら・・・?」

南姫「敵艦を鹵獲したことを報告すれば、十分な功績になるはずよ・・・」

提督「そうだな」

南姫「・・・あなたの考えがわからない」

提督「そうだな・・・もし、鹵獲したことを報告したらどうなる?」



404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/08(土) 11:49:02.15 ID:RUpgtEjJ0

南姫「・・・」

提督「大体想像つくだろう?お前達は私達にとっては謎の存在だ」

南姫「そうね・・・命はないでしょうね」

提督「そういうことだ」

南姫「・・・それでも、やっぱりあなたの考えがわからないわ」

南姫「あの時、私が大破して、逃げるのも辛かった時」

南姫「あなた達の艦隊は、私を撃沈できたはず」

南姫「それなのに、追撃をしてこず、挙句、敵艦を保護して今の今まで養った」

南姫「あなた達にメリットになることが一つもない・・・」

南姫「どうして?」

提督「誰かの命を犠牲にしてまで、勝ちたいとは思っていない」

南姫「そんな綺麗事・・・」



405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/08(土) 11:59:45.02 ID:RUpgtEjJ0

提督「そうだな」

南姫「綺麗事で、何かを手に入れられる物なんて」

提督「それでいいんだ」

南姫「・・・?」

提督「綺麗事で何かを手に入れられるなら、それにこしたことはない」

提督「私以外にも、提督業をしている者は居る」

提督「もちろん、私とは別のやり方で業績を上げているものも居る」

提督「それぞれが自分のやり方でお前達と戦っているんだ」

提督「それでいいんだ」

南姫「は・・・?」

提督「まず綺麗事で戦いを終わらせようなんて奴はいない」

提督「誰もやらないから、私が実行に移している」

提督「ただ、それだけだ」



406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/08(土) 12:06:29.01 ID:RUpgtEjJ0

南姫「・・・そんなじゃ、いつになっても上にはいけないわよ・・・」

提督「あいにく、上に行くのにはまったく興味がないんだ」

提督「この地位になったのも、成り行きだ」

南姫「・・・でも、感謝はしてる」

南姫「ありがとう、あの子を助けてくれて」

提督「・・・ああ」

南姫「お礼ついでに、私達はあなた達の艦隊を沈めるような事はしない」

南姫「ここに来る前に他の子とも相談してそう決めたわ」

提督「そんな気遣いは無用だ」

南姫「でも・・・」

提督「遠慮はするな。お前達が何故、船を襲うか・・・なんとなく理解はしているつもりだ」

南姫「えっ?」

提督「・・・寝てるところを騒がしくされて起されたら、イライラするからな」

南姫「・・・ええ」



407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/08(土) 12:14:18.96 ID:RUpgtEjJ0

南姫「さて、くだらない話はこの辺にして、あわせてちょうだい」

提督「ああ、そうだな。待ちわびただろう」

南姫「ええ・・・」ニコッ

提督「・・・やっぱり女の子には笑顔が似合うな」

南姫「・・・えっ?」

提督「いや、こっちの話だ」

南姫「・・・?」

提督「・・・」

提督(三日月の泣き顔で落ち込んでたなんて・・・言えないな)




その頃、三日月と響

響「相談ってなに?」

三日月「えっと・・・響ちゃんに司令官の事で相談したいことがあって・・・」

響「・・・聞いたの?司令官の娘さんのこと」

三日月「・・・うん」



413:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 12:58:03.95 ID:5q+BmsnV0

三日月「響ちゃんは、前から知ってたんだよね。私が、司令官の娘さんに似てるって」

響「うん。半年前程から」

三日月「そ、そんなに!?」

響「まぁ、私はこの鎮守府では二三を争うほどの古株だからね」

三日月「一二を争うなら聞いたことあるんですけど」

響「初代秘書艦は電」

三日月「初耳です。電ちゃんも秘書艦経験あったんだ・・・」

響「知ってるのは私と川内、雷くらいかな?」

響「二代目は私だから」

三日月「あの、突然の情報が多すぎるんですけど」

響「誰も最初の頃の話なんか聞かないからね」



414:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 13:11:21.12 ID:5q+BmsnV0

響「それで?三日月は何がしたいの?」

三日月「うっ・・・」

響「何かしたいんだろう?私が協力出来るならしてあげよう」

響「三日月は、少し一人で悩む癖があるから」

三日月「望月ちゃんとか弥生姉さんにも何回も指摘されてます・・・はい・・・」

響「そうか」

三日月「その話は置いといて。響ちゃんは、司令官の表情を見たことはある?」

響「そうだなぁ・・・」

響「今の司令官の表情を見たこと・・・」

三日月「・・・見たいとは、思う?」

響「そりゃ」

三日月「私に協力してください!」

響「話が見えない。深呼吸をして落ち着こう」



415:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 13:17:12.58 ID:5q+BmsnV0

三日月「すー・・・はぁー・・・」

三日月「うん・・・!」キリッ

三日月「私は、司令官の娘さんとして振舞ってみたいんです!」

響「やめといたほうがいいと思うな」

三日月「あれ!?」

響「もし、君が司令官の娘として振舞っても、意味がない。どうしてかわかる?」

三日月「えっと・・・どうして・・・?」

響「あの司令官のことだ。ちゃんと娘と君は別に見ている。ただ、重ねて見てるだけだ」

響「重ねて見ると言うのは少し違うか。ここが似てるとか、ここは違うとか」

響「比べているだけ」

三日月「で、でも!響ちゃん言ったよね!?私が一緒になってから、少し司令官が明るくなったって!」

響「はぁ・・・君は、まだよくわかってない」

三日月「なっ・・・!」



416:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 13:25:22.35 ID:5q+BmsnV0

三日月「わ、私は・・・その・・・」

響「君は、司令官が好きなんだろう?」ジッ

三日月「好き・・・だと思う・・・」ポッ

響「私は、司令官を愛している」キリッ

響「そこで、君の好きと私の愛してるの違いはなんだと思う?」ズイッ

三日月「・・・っ」タジッ

響「その違いが分からなきゃ、話にならないね」スッ

三日月「あ、待っ・・・!」

響「何?」

三日月「ヒントは!?私、司令官のこと好きだって気付いたの今日だから」

三日月「その気持ちがよくわからないっていうか・・・その」

響「・・・で?」

三日月「えっと・・・ごめん・・・なんでもないよ」ニコッ

響「・・・どうして、そこまで焦っているんだい?」



417:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 15:06:03.50 ID:5q+BmsnV0

三日月「・・・今日の報告会で聞いたんです。上の人達は、撃沈数しか見てないって」

三日月「それで、早くしなきゃって。早く、司令官に表情を取り戻してあげたいって」

響「司令官が、司令官を降ろされるかもって?」

三日月「今の現状では、いつそういう連絡が来るか・・・」

響「・・・それじゃあ、相談事は、一つじゃなかったわけだね」

三日月「うん、どうしたら、司令官をここに残せるか。相談したかったんです」

響「撃沈数を増やしたらいいんじゃない?」

三日月「それが出来れば苦労しないよ・・・。司令官の命令を無視するわけには・・・」

響「まぁ、司令官からの私達の評価は下がるだろうね」

響(その程度で下げるような司令官ではないだろうけど)

響(それよりも、ほとんど傷が無いのに撃沈したことに対して激怒しそうだけど)

三日月「本当は、協力はしてくれそうもないし・・・相談しないつもりだったんだけど・・・」



418:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 18:37:16.58 ID:5q+BmsnV0

響(激怒した顔も見てみたいな)フフッ

三日月「それで響ちゃん」

響「・・・」

三日月「司令官をどうすれば説得すればいいかな」

響「・・・」ボーッ

三日月「響ちゃん・・・聞いてる?」

響「え、いや?今自分の世界に入ってた」シレッ

三日月「・・・うん。響ちゃんって、自由だよね」

響「そうかな?」テレッ

三日月「今のは悪い意味だよ」



420:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 18:50:34.87 ID:5q+BmsnV0

響「そうか。で、説得のことなんだけど」

三日月(聞いてたんだ)

響「うーん・・・司令官は変なところで頑固だからなぁ」

三日月「そっか・・・」

響「でも、方法なんていくらでもあるだろう。手段さえ選ばなければ」

三日月「それって・・・」

響「私の言った言葉の意味がわかれば、方法はあるよ。いくらでも」

三日月「・・・考えてみます」

響「まずは考えてみることが肝心だよ。それじゃ」

ガチャ

パタン

響「・・・それで?盗み聞きとは、趣味が悪いね」

鈴谷「・・・いつから気付いてたの?」

響「最初からかな」



421:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 19:10:03.92 ID:5q+BmsnV0

鈴谷「鈴谷も色々衝撃的な情報が多くて混乱してるんだけど」

響「ああ、鈴谷は知らなかったね」

鈴谷「三日月が提督の娘だなんて・・・」

響「ああ、私との娘だ」

鈴谷「いや、鈴谷とのでしょ?」

響「・・・やめよう。虚しいだけだ」

鈴谷「そうだね・・・娘さんに似てるんだね」

響「ああ、少し三日月が勘違いしているようだったが」

鈴谷「何?提督にとっては嬉しいことなんじゃないの?」

響「・・・そうかもしれないけど。あの人はクソ真面目なんだ」

鈴谷「それは知ってる」

響「だから、完全に娘として扱うのを戸惑ってる」

響「父親としてより司令官としての悩みがあるんだろうさ。私達に対して、最低限の礼儀だと思ってるから」

響「仮にも、人に指示を出す立場の人間だし」

鈴谷「・・・そうだよねぇ。提督、真面目すぎるのが欠点だよね」



422:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 19:28:54.63 ID:5q+BmsnV0

響「まぁ、真面目すぎるところも、好きだが」

響「あの人の最大の欠点は、考えが極端すぎることだ」

響「・・・それで、鈴谷はどう思う?」

鈴谷「うーん・・・私はどうしようもないかなぁ。今のところは」

響「・・・鈴谷は、私の言ってた事の意味わかる?」

鈴谷「え?好きと愛してるの部分?」

響「うん」

鈴谷「いやぁ、全然」

響「はぁ」

鈴谷「でもさぁ。好きと愛してるって、人それぞれの違いじゃない?」

鈴谷「鈴谷は響みたいに難しいこと考えるのとか好きじゃないから、自分の好きに生きてるけど」

鈴谷「自然と愛に変わるんじゃない?」

響「・・・まぁ、そうかもしれないね」

鈴谷「前から思ってたけどさ。響は少し難しい方、ネガティブな方に考えすぎなんだよ」

響「鈴谷は少し考えたほうがいいよ」

鈴谷「やーだよ」ドヤッ

響「鈴谷らしいからいいと思うけど」



423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 19:31:11.88 ID:5q+BmsnV0

鈴谷「そう言えば、さっき提督がドックに向かってたけど」

響「話が終わったのかな」

鈴谷「なんの?」

響「いや、こっちの話」

鈴谷「そう?」

響「私もドックに向かう」

鈴谷「そっか。じゃあ、鈴谷は部屋に戻って少し寝るよ」

響「ああ、おやすみ」



424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 19:39:26.58 ID:5q+BmsnV0

四番ドック

南姫「ここに居るのね」

提督「ああ」

ガチャ

南姫「・・・」

提督「先ほど、無事であるとは言ったが、その」

提督「ずっと眠っているんだ」

提督「私達のお前達に対しての知識はほとんど持っていない」

提督「どうやったら目を覚ますかも検討がつかない」

提督「すまない」

南姫「・・・」ナデナデ

護衛艦「・・・」ピクッ

南姫「そうね・・・この子は無事、傷も全て治っているわ・・・」ギュッ

南姫「私はこの子を連れ帰って、目を覚まさせるわ。文句はないわよね?」

提督「ああ、そのために助けたんだ」

南姫「私はこれで帰るわ。また、会いましょう」

提督「見送らせてもらおう」



425:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 19:43:57.26 ID:5q+BmsnV0

タ級「南方棲戦姫様」

南姫「帰るわよ」

雷「あら、司令官もお見送り」

提督「ああ」

護衛艦「・・・」

護衛「・・・」スリスリ

護「・・・」コンコン

護衛艦「・・・」ピクッ

タ級「・・・」

南姫「・・・ああ、提督さん」

提督「どうした」

南姫「この子を助けてくれたお礼に、一つだけ教えてあげるわ」



426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 19:53:13.15 ID:5q+BmsnV0

南姫「私達と戦って命を落としかけた子には、私達の呪いがかかるの」

提督「・・・」

南姫「気をつけて。あの子、私達になりかけてる」

南姫「ごめんなさいね。これは、私達にはどうしようもできないの」

南姫「好きでかけてるわけじゃないから」

提督「助かる方法はあるか?」

南姫「そうね・・・確証はないし、私には感情とかよくわからないけど」

南姫「負の感情・・・っていうの?こう、胸の所がモヤモヤする感じとかが、呪いを加速させるんじゃないかしら?」

南姫「私も、そういうときは、力があふれてくるの」

南姫「・・・ここにいた数時間、力が出なかったし」

提督「そうか」

南姫「・・・長話が過ぎたわね。それじゃあ、次会うのがいつになるかわからないけど」

提督「ああ、ありがとう」

南姫「行くわよ」バシャンッ

タ級「はい」バシャッ



427:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/12(水) 20:04:31.16 ID:5q+BmsnV0

提督「ご苦労だったなお前達、各自、部屋に戻っていっていいぞ」

金剛「stop!ちょっと待つネ!」

提督「なんだ」

金剛「なんで護衛艦のこと、私達に黙ってたんデスか?」

提督「上の連中に知られないためだ」

金剛「私達は信用できないんデスか?」

提督「そうじゃない。知る人数が増えれば、それだけ情報漏洩の危険があるからだ」

加賀「納得できませんし、感心できません」

提督「何がだ」

加賀「もし、あの護衛艦が鎮守府内で暴れたらどうするつもりだったんですか?」

加賀「油断した私達が、護衛艦に先手を取られたら大破では済まされません」

金剛「そうネ。私達は、知らない間に危険に晒されてたということになるヨ?」

雷「そうよ!大井さんや北上さんもおかしいと思うわよね!?」

雷「私おかしいと思うわ!どうして言ってくれなかったのよ!あの子の世話、私もしたかった!」

金剛「そういう話をしてるわけじゃないネ。雷は少しおとなしくしてるヨー」



432:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/19(水) 12:22:52.38 ID:h7rQK+H50

三番ドック

響「ん、二人共、司令官は来ていないか?」

鳳翔「いえ、こちらにはいらしてませんよ」

響(見送りにでも行ったのかな)

響「その子の容態は?」

弥生「今は落ち着いてる」

鳳翔「そうですね。もう少し様子は見るようですけど」

響「そっか」

弥生「響、少し気になることが」

響「なに?」

弥生「響は、この子に見覚えはない?」

響「・・・弥生は?」

弥生「ある」

響「弥生にあるなら、私にもあるだろう。この話は司令官と一緒にした方がいい」

響「私は司令官を探してくる」



433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/19(水) 12:29:42.05 ID:h7rQK+H50

タッタッタッ

響(見送りに出ているのならここに居ると思うんだが・・・)

響「・・・居た」

金剛「提督!答えるデース!」

加賀「そうです。はっきりしてください」

提督「落ち着け」

響「・・・修羅場!」

北上「嬉しそうに言ってるところ悪いけど違うよ」

響「なんだ」

響「そうか」ポンッ

響「敵艦の保護を隠してた事を問い詰められてるんだな」

大井「察しが良すぎない?」



434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/19(水) 12:45:46.97 ID:h7rQK+H50

提督「黙っていた事は謝る」

金剛「謝って済むなら憲兵さんは必要ないデース!」

加賀「そうね」

提督「・・・」

北上「朝からあの二人が機嫌悪いみたいでさー」

響「仕方ないだろう。二人は同じベッドで一夜を過ごしたんだから」

大井「その話詳しく」ドキドキ

金剛「人聞きの悪いことを言わないで欲しいデス!」
加賀「人聞きの悪いこと言わないで!」

響「ああ、司令官、少し話しておきたいことがあるんだけど」

提督「なんだ?」

響「南方棲戦姫達が連れてきた朝潮についてだ」

提督「どうした?」

響「見覚えがある朝潮だったから見て欲しいんだ」

提督「ああ、すぐに向かう」



435:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/19(水) 12:55:07.18 ID:h7rQK+H50

金剛「提督!こっちの話は終わってないデスよ!」

提督「後で間宮スイーツタダ券全員に配ってやる。それで手を打ってくれ」

金剛「そんなので騙される私達では・・・」

加賀「・・・わかりました。事情は説明してもらいますがそれで手を打ちましょう」ジュルッ

金剛「加賀っ!」

雷「加賀さんよだれよだれ!!」

加賀「あら」

提督「そういうことだ。大井も北上もご苦労だった」

北上「はいはいー」

大井「はい」

提督「行くぞ響」

提督「了解」



436:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/19(水) 13:14:51.25 ID:h7rQK+H50

再び三番ドック

提督「鳳翔」

鳳翔「て、提督!」ドキッ

弥生「司令官」

提督「鳳翔すまないな。ありがとう」

鳳翔「い、いえ・・・私は当然の事をしたまでですから・・・」ポッ

響「弥生」

弥生「ん、司令官」スッ

提督「・・・どれ」

朝潮「スー・・・スー・・・」

提督(だいぶ落ち着いているな)ナデ

提督(呪いがかかっていると聞いているが、見た目では判断出来ないな)

提督(それとも、服の下に変化が現れてるのか)

提督「ん?この傷は・・・?」

提督「いや、そんなはずはない」



437:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/19(水) 13:22:59.05 ID:h7rQK+H50

提督「・・・目を覚ましたら少し事情を聞く必要があるな」

提督「鳳翔、この子の体に何か異変はあったか?」

鳳翔「と、言いますと?」

提督「普通の艦娘には無いアザや傷だ。服の下になかったか?」

鳳翔「おかしなところは特にありませんでしたけど・・・?」

提督「そうか・・・」

鳳翔「ええっと・・・それが何か?」

提督「いや、なんでもない」

提督(まだ呪いが弱いのか?)

提督(いや、呪いの事はこの子が起きてから考えよう。それより、この子の二の腕のアザ・・・)

提督「・・・響、お前たちもこの子に見覚えがあると言ったな?」

響「ああ、弥生もそう言っていた」

弥生「うん」

提督「そうか・・・」



442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 16:04:19.12 ID:GHNZ7dF70

提督「目が覚ますまでは様子を見るか」

提督「鳳翔、悪いが目が覚めるまで陸奥と交代で様子を見てくれないか?」

鳳翔「わかりました」

提督「二人体制で様子を見てもらう」

提督「そうだな。鳳翔は最上と一緒に見てくれ」

提督「それと・・・服に隠れて見えない部分にも気を配ってくれ」

鳳翔「どういうことですか?」

提督「深海棲艦になるかも知れない。二人体制もそのためだ」

鳳翔「・・・もし、深海棲艦になったらどうしましょうか?」

提督「寝ている間は大丈夫だろう。もし、なってしまったらすぐに連絡をくれ」

提督「危なくなったら・・・その時は」

鳳翔「はい。わかりました」



443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 16:16:59.82 ID:GHNZ7dF70

提督「私の方から、陸奥達に伝えておく」

提督「響、弥生、行くぞ」

響弥生「了解」





提督「・・・響、あの傷に見覚えはあるか」

響「あるから、司令官を呼んだんだ」

弥生「あの傷は、あの司令官の秘書艦のものだった」

提督「いや、そんなはずはない。今日の提督会議で、あの子は出席していた」

提督「あの子が、沈めかけられたのは朝だと、南方棲戦姫が言っていた」

提督「おかしいだろう」

響「矛盾しているな。だけど」

提督「・・・考えても無駄だな。あの子の事は、あの子が起きてから全てを聞こう」

弥生「話せるのなら」

提督「今日はもう休め。明日に備えて」

響「これから何か用事はあるのかい?」

提督「特にはない」

弥生「なら、部屋に戻る」

提督「ああ」



444:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 16:29:34.81 ID:GHNZ7dF70

真夜中

執務室前

三日月「・・・今日は色々ありすぎて疲れたなぁ・・・」ボソッ

三日月(今日は早めに・・・司令官に一言言って休もう)

コンコン

三日月「・・・あれ?」

ガチャッ

三日月「居ない・・・どこだろう?」

三日月(こんな時間だし、皆寝てるだろうなぁ・・・)チラッ

三日月「・・・今日も、月が綺麗・・・」

提督『今日は、月が綺麗だとは思わないか』

三日月「・・・」ドキドキ

三日月(今思うと、とてもロマンチックなセリフだったよね・・・)

三日月「・・・あれ・・・畑に居るのって・・・司令官?」

三日月「行ってみよう」タッ



445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 16:38:37.00 ID:GHNZ7dF70



三日月「はぁ・・・はぁ・・・」

三日月(誰かと一緒?)コソッ

提督「こんな時間まで畑仕事とは、働き者だな。電」

電「司令官さんほどじゃないのです」ブチッ

提督「あまり、夜中にやるのは感心しない。私の居ないところで一人でやってはいないだろうな?」

電「やってないのです!電も、約束はちゃんと守るのです!」

提督「・・・ああ、そうだな」

電「司令官さんが、約束を守っていてくれてるのに、電が守らないわけにはいかないのです」

提督「・・・」

電「あ、でも無理しないでって約束は破っているのです!」

提督「それは私の性分だ。勘弁してくれ」



446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 16:47:52.21 ID:GHNZ7dF70

電「・・・それで、今日はどうしたのですか?」

提督「・・・何がだ?」

電「今日は落ち込んでるみたいなのです」

提督「・・・お前には、敵わないな」

電「ふふふ、電にはお見通しなのです」ドヤッ

提督「今日はもう切り上げろ」

電「そうですね。よいしょ」スクッ

提督「・・・」

電「・・・定位置なのです」ポスッ

提督「おっと・・・」

電「司令官さんのお膝の上は安心するのです」




三日月(えっ?えっ?)オロオロ

三日月(二人はどういう関係?初代秘書艦だけって関係じゃないよねっ?)

三日月(・・・司令官の膝の上・・・どんな感じなんだろう)



447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 17:04:55.78 ID:GHNZ7dF70

提督「・・・」ギュウッ

電「ん・・・司令官さん・・・」

提督「すまん、電。少し、泣かせてくれ」

電「・・・司令官さんは、おっきな月がよく見える日はいつも甘えん坊になるのです」

提督「お前以外に、こんな顔、見せられん」

電「えへっ、信頼されてて嬉しいことなのです」

電「電に頼っていただけるのは嬉しいのですが」

提督「わかってる。お前が知っている通りだ。私には・・・」

電「電のわがままを聞いてくれているので、あまり言えないのです」

電「司令官さんには、難しいわがままだったのに・・・それを守ってくれてくれて」

提督「いや、命は大切なのは私も知っている」

提督「一番、理解してる」

電「・・・司令官さんの奥さんは・・・」

提督「やめてくれ。大きな月で、ただでさえ思い出す・・・だから」

電「ごめんなさいなのです・・・」



448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/22(土) 17:18:09.54 ID:GHNZ7dF70

提督「私は・・・守れなかった・・・」ギュウッ

電「・・・っ」

提督「大切な人二人を・・・守れなかった・・・ぐっ」

電「司令官さん」

提督「・・・電だけが、私の事情、全てを知っているんだ」

提督「響ですら、全てを知っているわけではない」

電「何回も聞いているのです」

電「何回も聞いてあげるのです」

電「これくらいなら、非力な電にも出来ることなのです」

提督「・・・うぐっ・・・」ギュウッ

電「ちょっと苦しいのです・・・聞いてませんね・・・」



三日月(・・・初めて見る司令官の表情が泣き顔なんて・・・)

三日月(胸が締め付けられる・・・苦しいなぁ・・・)



458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 08:48:41.36 ID:8LiNz1YP0

提督「いつもすまない電」

電「今退くのです」

提督「お礼をしたい」

電「それじゃあ、いつものをお願いするのです」

提督「お前も好きだな・・・」

電「えへへ」

提督「どこだ?」

電「司令官さんのお好きなところに・・・なのです」

提督「そうか」

電「いつでもいいのです!」

提督「ああ、それじゃあ」

チュ



459:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 08:57:33.75 ID:8LiNz1YP0

三日月「なっ!?」カァ

ガタッ

三日月「・・・っ!」ダッ

提督「・・・」

電「今、誰か居たのですか?」

提督「動物だろう」

電「そうなのでしょうか?」

提督「もう消灯時間は過ぎている。誰も見ていない」

電「うーん・・・」

電「それにしても、何度お願いしても、口にはしてくれないのですね」

提督「するわけがないだろう」

電「電はいつでもどんと来いなのです!」

提督「あまり私を困らせるな。その大胆な性格は誰に似たんだか・・・」

電「それじゃあ、シャワーを浴びて寝るのです」

提督「ああ。おやすみ」

電「おやすみなさいなのです」



461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 09:14:19.95 ID:8LiNz1YP0

翌朝

三日月「お、おはようございます。司令官」

提督「・・・ああ」

三日月(どうしよう・・・聞こうかな・・・聞かないほうがいいのかな・・・)ソワソワ

提督「・・・どうした」

三日月「はいっ!?な、何がですかっ!?」ビクッ

提督「落ち着きが無いようだが」

三日月「ええ、えっと・・・そのですね・・・」

三日月(もうどうにでもなっちゃえ!)キッ

三日月「司令官!昨日の夜に・・・!」

バタン

長門「提督!!保護された朝潮が目を覚ましたぞ!」

提督「そうか。すぐに向かう。行くぞ三日月、話は後で聞いてやる」

三日月「・・・はい」グッタリ

長門「ん?何かあったのか?」

三日月「いえ、なんでもないです・・・はぁ・・・」

三日月(どうしていつも邪魔が入るんだろう・・・)

長門「なんだ・・・?」キョトン



462:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 09:28:16.16 ID:8LiNz1YP0

三番ドック

提督「目が覚めたというのは本当か?」

陸奥「早いわね。見ての通りよ。今、鳳翔が軽いものを作ってくれてるわ」

提督「そうか。大丈夫か?」

朝潮「あなたは・・・うっ!」ズキッ

提督「あまり無理をするな。休んでいるとはいえ、轟沈しかけたんだ」

提督「そのままで構わん」

朝潮「すみません・・・」

提督「具合はどうだ?」

朝潮「随分良くはなりました。ただ、少し体が重いです・・・」

提督「そうか・・・長門、鳳翔に頼んで間宮アイスも付けてもらえ」

長門「わ、わかった!」

朝潮「え・・・」キョトン

三日月「朝潮さん?どうかしたの?」

朝潮「え、あ、いえ・・・」



463:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 10:03:15.48 ID:8LiNz1YP0

提督「何かは食えそうか?」

朝潮「はい・・・あまり食欲はないですが」

提督「食えるだけでいい。余ったら誰かが食う」

朝潮「・・・あの」

提督「どうした?」

朝潮「・・・いえ」

提督「・・・顔をよく見せてみろ」

朝潮「えっ」

提督「・・・目が変わってきているな」

朝潮「どういうことですか?」

提督「起きたばかりであまり言いたくはないが、それでも聞きたいか?」

提督「おそらく、ショックを受けるぞ」

朝潮「・・・はい。聞かせてください。朝潮の事でご迷惑をかけるわけには行きませんから」

提督「そうか・・・」

提督「教える前に聞きたいことがある。お前の提督は、誰だった?」

朝潮「朝潮の・・・司令官・・・は・・・」



464:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 10:13:12.87 ID:8LiNz1YP0

朝潮「・・・K司令官です」

三日月「えっ!?」ガタッ

提督「やっぱりか・・・」

三日月「K司令官の秘書艦の朝潮さんは昨日の司令官会議に参加してましたよね?」

提督「ああ、おそらく新しい朝潮だったんだろう」

提督「朝潮、お前は、Kに見捨てられたんだ」

朝潮「それより、先ほどの話をして欲しいです」

提督「・・・お前は、相変わらず真面目だな」

提督「単刀直入に言う。お前は深海棲艦になりかけている」

朝潮「・・・はい」

提督「それで、お前にはいくつかの選択肢を与えたいと思う」

朝潮「なんですか?」



465:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 10:27:39.94 ID:8LiNz1YP0

提督「一つ、Kの元へ戻るか」

提督「二つ、私達の元で共に戦うか」

提督「三つ、深海棲艦となって、あちらの味方になるか」

提督「四つ、深海棲艦となる前に、解体され、普通の女の子として生きていくか」

提督「他も、お前のやりたいようにさせてやろう」

提督「何をしたいか。どう進むかはお前次第だ」

提督「すぐに答えが出るとは思っていない。ゆっくり考えろ」

朝潮

朝潮「・・・難しいですね・・・今までの朝潮でしたら、迷わず司令官の元へと戻っていたと思います」

朝潮「ですが、朝潮が司令官の下で働き初めてから、結構な時間が経ちました」

朝潮「けれど、誰かに優しくされたのは初めてです。それで、どうしたらいいか・・・少し戸惑っています」

提督「お前は真面目だ。すごくな。だが、真面目だからこそ、一人で悩んで溜め込む癖がある」

提督「うちにも居るんだ。そう言う奴が何人か」

陸奥「全くよね」

三日月「」ギクッ



466:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 10:36:56.13 ID:8LiNz1YP0

三日月(耳が痛い)

朝潮「・・・それでは、お願いです」

提督「どうしたか決まったのか?」

朝潮「朝潮は、ただ解体されて普通に戻るくらいなら、近代化改修で誰かの力になってから戻りたいです」

提督「そうか。あとは頃合いを見て・・・」

朝潮「今すぐでも構いません」

陸奥「本当に、それでいいの?」

朝潮「・・・はい。朝潮は、もう誰かの役に立てることはないので・・・」

提督「・・・わかった。すぐに手続きをしよう」

朝潮「ありがとうございます」

提督「予定が少し多いから、少し時間が空く。それでもいいな」

朝潮「はい」

提督(私としては、少しだけでもここで過ごして楽しく過ごせればと思ったんだが・・・)

提督(本人が選んだ道だ。尊重しよう)



467:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 10:49:29.57 ID:8LiNz1YP0

提督「もし、近代化改修の時までに心替わりするようなら、その時は気軽に声をかけてくれ」

朝潮「はい」

提督「・・・それじゃあ陸奥、引き続き、看病を頼む」

陸奥「ねぇ、本当にこれでいいの」ボソッ

提督「朝潮は、ずっと奴の下で奴隷の様に働いていた」

提督「自分は命令されて、ただこなしていた奴隷に」

提督「これからの道くらい選ばせて野郎じゃないか」

陸奥「だからこそじゃない・・・あの子、自分のした選択が正しいのかわかってないわよ・・・」

提督「・・・人は誰しも、自分がした選択が正しいのかなんてわからないんだ。それで、未だに悩む奴だっている」

提督「・・・私だって」ボソッ

提督「いや、この話は終わりだ。行くぞ。三日月」

三日月「はい!」

陸奥「ちょっと!」

パタン

朝潮「・・・ごめんなさい。朝潮のせいで」

陸奥「いえ、気にしなくていいのよ。いつもこんな感じだから」



474:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/25(火) 23:57:53.58 ID:8LiNz1YP0

陸奥「自分で食べられる?」

朝潮「やってみます・・・あ」カチャン

陸奥「無理はしないで。食べられないなら食べさせてあげるから」

朝潮「・・・すみません、ご迷惑ばかり」

陸奥「いいのよ。気にしないで」

陸奥「さぁ、口を開けて。熱いから気をつけてね」

朝潮「あー・・・んっ」パクッ

陸奥「どう?」

朝潮「はい。おいしいです」

陸奥「そう。よかった。まぁ、鳳翔が作ってくれたんだけどね」

朝潮「・・・どうして、赤の他人の朝潮に、陸奥さんやあの人はここまでしてくれるんですか?」

陸奥「・・・知りたい?」

朝潮「はい」

陸奥「ふふ、簡単なことよ。助けたいから」

朝潮「えっ?」



475:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 00:09:09.78 ID:VLnGilCm0

陸奥「助けたいから助けるの。自己満足かもしれいないけど」

朝潮「・・・」キョトン

陸奥「・・・なんで呆気に取られてるのよ」

朝潮「いえ、K司令官の時はそんな言葉、聞かなかったので・・・助けると言う言葉を」

陸奥「はぁ・・・提督から聞いていた以上にひどい人だったのね」

朝潮「K司令官は、私達に常にこう言っていました」

朝潮「行き先で大破し、動けなくなった艦は捨て置け。役立たずを我が鎮守府にはいらない」

朝潮「そう、言い聞かされました」

陸奥「ああ・・・だから、あなたが見捨てられたと言われたとき冷静だったのね」

朝潮「いつかは朝潮もそうなる・・・そう覚悟はしていました」

朝潮「・・・でも、不思議なんです」

陸奥「何が?」

朝潮「朝潮が居た鎮守府は、誰かを助けると言う考えはなかったのに」

朝潮「ここの鎮守府は、誰かを助ける為にと言う考えだと言うことが」



476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 00:32:12.04 ID:VLnGilCm0

朝潮「目指す場所は同じなのに、方法が真逆で・・・」

陸奥「そうね。特に、うちの提督は変わり者だから」

朝潮「K司令官と、あの人では、どちらが正しいのでしょう・・・」

陸奥「どっちが正しいのかなんて、結果が出るまでわからないらしいわよ」

陸奥「さっき、提督とそう言う話をちょこっとだけしたけどさ」

朝潮「・・・そうですね」

陸奥「あなたは少し、考える時間が必要だと思う」

朝潮「考える時間ですか?」

陸奥「難しく考える必要はないと思うけど」

陸奥「この鎮守府で、適当に過ごしてみるといいわ」

陸奥「誰かとおしゃべりしたり、遊んだり」

陸奥「話を聞く限りだと、あなたの鎮守府ではそういうのなかっただろうし」

陸奥「深海棲艦化も、あまり深く考えない方がいいわ」

陸奥「ここの鎮守府、それくらいで引くような子いないと思うわ。一部の怖がりな子を除いてだけど・・・」

ガチャ

長門「すまん。トイレに行っていて戻ってくるのが遅れた。ってうわぁ!」ビクゥッ

長門「目の色がおかしいぞっ!大丈夫か!?それともドッキリか!?」

陸奥「・・・ね?」

朝潮「あはは・・・」



477:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/11/26(水) 00:41:58.93 ID:VLnGilCm0

執務室

提督「それで、話とはなんだ?」

三日月「えっと・・・」

三日月「き、昨日の夜・・・司令官は何をしていたんですか?」ドキドキ

提督「・・・特に、何もしてないが?」

三日月「私、見ちゃったんですけど、電ちゃんと司令官が・・・その、逢引してるのを・・・///」

提督「・・・見てたのか?」

三日月「おでこにキ、キスするところまで・・・」

提督「・・・あの物音はお前の仕業だったのか・・・」

三日月「ごめんなさい・・・」

提督「いや・・・電とはそういう関係ではない。それだけは伝えておく」

三日月「あ、あんなことまでしてそういう関係じゃないって・・・さすがの私でも誤魔化されませんよ!」

提督「そういう関係ではない。それは本当だ」

三日月「・・・本当ですか・・・?」ウルッ

提督「やめてくれ。なんで泣きそうな顔してるんだ」

三日月「それは内緒です。女の子には秘密の一つや二つあるものです」

提督「・・・私は女の子だったのか?」

三日月「それはありえませんよ?」

提督「だろうな」



488:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 12:22:56.38 ID:5cDkb/j90

提督「ああそうだ。少し急なんだが三日月」

三日月「はい?なんでしょうか」

提督「秘書艦を降りてもらいたい」

三日月「えっ」

三日月「私では何か不満でしたか・・・?」

提督「いや、そうじゃない。ただ、お前には少し特別な任務をして欲しい」

提督「おそらく、お前が適任だ」

三日月「・・・そうですか。少し残念です」

提督「任務を完了出来たら、また戻ってもらう」

三日月「私、頑張ります!」

提督「・・・ああ」

提督「あと、電を呼んできてくれ。少し、話がある」

三日月「・・・?」



489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 12:27:25.45 ID:5cDkb/j90

少し経って

電「話ってなんですか司令官さん」

提督「電、私の秘書艦を務めてくれ」

電「秘書艦ですか?でも・・・」

電「三日月ちゃんと一緒の方が・・・」

提督「三日月には話してある」

三日月「・・・」

三日月(電ちゃんと司令官を二人きりにして大丈夫なのかな・・・)

電「・・・わかったのです」

提督「・・・まだ話があるんだが・・・三日月、席を外してくれ」

三日月「あ、はい・・・では」

バタン



490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 12:38:31.46 ID:5cDkb/j90

提督「電、私はどうしたらいい」

電「どういうことなのですか?」

提督「朝潮の願い、近代化改修のことなんだが」

提督「工廠の奴らに聞いてみたんだ・・・出来るかと言う事を」

電「・・・ダメだったんですか」

提督「ああ、深海棲艦になりかけている艦娘は、近代化改修には使えないと」

提督「もし使って、その呪いが他の艦娘に移ったらいけないと」

提督「そんな危険があるかもしれないということらしい」

提督「・・・知っていたんだろ。電」

電「・・・」

提督「・・・この話はもう、やめよう。それより、朝潮の事を他の奴らにも教えておいてやろう」

提督「また、金剛や、加賀の様に突っ込まれたら、やっかいだ」

電「それより、三日月ちゃんはどんな任務につかせるんですか?」

提督「・・・朝潮のメンタルケアだ」



491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 12:47:05.33 ID:5cDkb/j90

提督「まだ、三日月にこのことは伝えていない」

電「そうなのですか」

提督「・・・電、ありがとう。そしてすまん」

提督「無知な振りをさせてしまって、本当にすまない」

提督「私の事を一番知っているのは、響や川内ではない。お前だというのに・・・」

電「電の事はいいのです。電は、司令官さんと一緒に居れるだけで嬉しいのです」

電「ですから、過去の事は、もう忘れましょう。司令官さんのお役に立てるだけでも、嬉しく思うのです」

電「出撃や、演習や遠征もあまりできませんから・・・」

提督「・・・ああ、そうだ。私は今週末、また出かける用があるんだ。その時は、まかせたぞ」

電「何かあるのですか?」

提督「私達の儀式みたいなもんさ」

提督「深海棲艦に対して、憎しみを増やす・・・な」

電「そうですか・・・わかりました」



492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 17:58:45.25 ID:5cDkb/j90

午後

提督「皆集まったな。紹介したい奴が居る」

提督「まだベッドから起き上がれないからここには居ないが、朝潮が私達の鎮守府に住むことになった」

提督「少し特殊な朝潮だが、仲良くしてやってくれ」

提督「それと、秘書艦を三日月から電に変わる」

金剛「この間の子デスか?」

提督「ああ、深海棲艦が連れてきた子だ」

提督「率直に言うと、深海棲艦になりかけて居る」

一同「えっ」

提督「が、あまり重要視しなくて気持ちが保てれば大丈夫だ。その保証はある」

利根「信用出来んな。聞けば、深海棲艦を庇っていたそうじゃの」

提督「深海棲艦化はしない。保証する」

加賀「証拠が欲しいですね」

提督「・・・証拠は・・・」

三日月「・・・あるんですか?」

提督「いや、ない・・・が、大丈夫だ」



494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 18:15:51.18 ID:5cDkb/j90

提督「話はこれまでだ。間宮スイーツタダ券を配るから、とりあえず並んでくれ」

提督「受け取ったら部屋で待機だ」

一同「やった」

鈴谷「えー?どういう風の吹き回しー?」

提督「日頃頑張ってくれているお前らへのご褒美だと思ってくれ。ほら」スッ

鈴谷「・・・なんか隠してる?」

提督「さぁな。次が待ってる」

響「・・・本当に配るのか。全員分」

提督「約束は守る。私の最低限のプライドだ」スッ

響「電と何かあったのかい?電が少し暗い顔をしていたが」

提督「いや、特にはない」

響「それならいいが」

加賀「・・・」スッ

提督「・・・よだれ拭け」スッ

赤城「もう、加賀ったらはしたない」ジュル

提督「お前の方がひどいぞ」



495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 18:32:30.81 ID:5cDkb/j90

提督「さて、全員居なくなったな。それでだが三日月」

三日月「はい」

提督「お前には、朝潮と共に過ごして欲しい」

三日月「はい?」

提督「朝潮の心を開いてやってくれ」

提督「少しずつでいい。それで、深海棲艦化は止まる」

三日月「・・・どうして、止める方法を知っているんですか?」

提督「・・・南方棲戦姫が言っていた通りだ」

三日月「深海棲艦達でも曖昧な事をなんで・・・」

提督「断言できるのかって?」

三日月「・・・はい」

提督「そうだな・・・なんとなくだ」

三日月「・・・本当に、それだけですか?」

提督「どういうことだ?」



496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/12/02(火) 18:41:07.55 ID:5cDkb/j90

三日月「・・・いえ、やっぱりいいです。それでは、朝潮さんの所へ向かいます」

提督「・・・ああ、そうしてくれ」

三日月「・・・私だって」

三日月「・・・私だって、ただ司令官の側に居ただけじゃないんですよ・・・」ボソッ

提督「何か言ったか?」

三日月「電ちゃんとの事、許したわけじゃないですよって」

提督「そういう関係ではないと何度言ったら・・・」

三日月「そういうことじゃなくて!キスしたことに問題があるんです!」

提督「・・・手を出せ」

三日月「えっ?手、ですか?」

提督「・・・」ギュッ

チュ

三日月「なっ!?」ビクッ

提督「これで、許してくれ」

三日月「い、いきなり掌にキスって!?一言欲しかったです!///」

提督「すまない」

三日月「で、でも、許してあげます・・・次は許しませんから!」


艦娘達「提督の喜怒哀楽がみたい」【艦これ】【後半】



転載元
艦娘達「提督の喜怒哀楽がみたい」【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409762782/
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