ハリー「……」マルフォイ「……」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
ハリー「…やっぱ家でかいな」
マルフォイ「そうでもない…」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
ハリー「…」
マルフォイ(何しに来たんだ…)
ハリー「酒を持って来た」
マルフォイ「?」
ハリー「とりあえず飲もう」
マルフォイ「…」
ハリー「ダメか….…?」
マルフォイ「いや、シラフで話す話題もない。しもべ妖精にグラスを持ってこさせよう」
ハリー「ああ」
マルフォイ「グラス二つ」
しもべ妖精「こちらに」
マルフォイ「ああ。下がっていいぞ」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
ハリー「開けるよ」
マルフォイ「…」
ハリー「乾杯」
マルフォイ「……乾杯」
ハリー「………」
マルフォイ「…」
ハリー/マルフォイ(気まずい…)
ハリー「…」
マルフォイ「………」
ハリー「マグルの酒だけど、口に合うかな」
マルフォイ「…実のところ、すぐに酔いが回るから酒の良し悪しはよくわからない」
ハリー「……」
マルフォイ「…口当たりはいいと思う」
ハリー「あ、そう?」
ハリー「フランスから送ってもらったんだ」
マルフォイ「へぇ…」
ハリー「……」
マルフォイ「……」
ハリー「しもべ妖精の醸造もいいけど、こっちはこっちで趣きがあると思う」
マルフォイ「……マグルは全部手作業で作るのか?」
ハリー「ううん。道具が高度に発達してるはずだから、手作業ばかりではないよ」
マルフォイ「そういうものか」
ハリー「……」
マルフォイ「…」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
ハリー「……」
マルフォイ「…」
ハリー「…」
マルフォイ「…」
トン
ハリー「一本飲んじゃったか…」
マルフォイ「うちので良ければ一本開けよう。うわ、お前顔赤いな」
ハリー「飲むとすぐあったまるけど、まだまだ飲めるよ」
マルフォイ「わかった。ぶどう酒を!」
しもべ妖精「お持ちしました」
マルフォイ「うん。下がっていいぞ」
ハリー「高そうだな」
マルフォイ「…つまみも出そうか」
ハリー「ヤキトリはある?」
マルフォイ「ねえよ」
ハリー「だろうな〜」
マルフォイ「あ〜やばい。結構酔い回ってきてる」
ハリー「最初からつまみも食べれば良かったじゃん」
マルフォイ「お前がいきなり酒とか言い出すからだって」
ハリー「正直、酒の勢い以外のどんなテンションで顔合わせればいいのかわからん」
マルフォイ「じゃあなんでお前宅飲み提案したんだ」
ハリー「それな〜〜」
マルフォイ「マジなんなん?」
ハリー「よし。わかった。話そう」
マルフォイ「はよ」
ハリー「子供できるんだけどさ」
マルフォイ「そうなのか。めでたいな」
ハリー「ありがとう。でも、マグル育ちだから魔法界の教育とか常識とかよくわからなくて…」
マルフォイ「つまり、子育てに不安があると?」
ハリー「そうなる」
マルフォイ「そんなもんお前夫婦で相談しろって。人に言われて決めるもんじゃないし、お前ヨメさん純血だろ」
ハリー「でもお前やロンみたいにマグル社会に無知過ぎる子供になっちゃうのも嫌だし……」
マルフォイ「お前喧嘩売りに来たのか」
ハリー「いや、実際マグルについての情報なくて困った経験とかあるんじゃないの?」
マルフォイ「あんまりないな……。ボロが出たら記憶修正すれば良いし、目くらましで避けて通ってもいいし」
ハリー「闇祓いは魔法使うとバレる状況もあるから、マグル学はそれなりに使うんだ」
マルフォイ「子供に闇祓いやらせるって決めてるのか」
ハリー「そうじゃないけど、マグル人口は世界の大多数であるし、無視し続けるのも良くないだろ」
マルフォイ「お前面倒くさいこと考えてるな。そんなもん子供が知りたいって言ったらしっかり教えてあげればいいし、興味を示さなかったら魔法使いとして育てればいい」
ハリー「ウィーズリー家もそんな感じだったっぽいけど、アーサーおじさんがあんなにマグル好きなのに子供たちはマグルの常識が全然ない」
マルフォイ「別にいいだろ。ウィーズリーはあれで結構大成してるじゃないか」
ハリー「そうかなあ」
マルフォイ「むしろその話ちゃんとヨメさんにしてやれ」
ハリー「ジニーは産前だからか最近ピリピリしてるんだ」
マルフォイ「あー……」
ハリー「あんまり不安について話すと煙たがられそうじゃん」
マルフォイ「……とりあえず一緒に居てやれよ」
ハリー「うーん……」
マルフォイ「というか今日お前一人で出かけてて大丈夫なのか」
ハリー「……」
マルフォイ「……」
ハリー「…………実はロンと会うことになってる」
マルフォイ「バカか!」
ハリー「……マズイかな」
マルフォイ「義兄なんだから簡単にバレるに決まってるだろ!! お前もう帰れ!」
リンゴーン
しもべ妖精「ロナルド・ビリウス・ウィーズリー様がいらっしゃいました」
マルフォイ「ああやっぱり!」
マルフォイ「通してやれ。ポッターを持って帰らせる」
ロン「悪いなマルフォイ」
ロン「おいハリーてめえ!! 僕がジニーにどんだけ問い詰められたと思ってんだ!!」
マルフォイ「まさかポッターはお前に話を通してなかったのか!?」
ロン「そうだよ!! おかげで探すのに時間がかかった!」
ハリー「ロンに情報を与えるよりは全力で隠れた方が時間が稼げると思ってね」
マルフォイ「変なところで闇祓いっぽいプロ意識を発揮するのはやめろ」
ロン「僕のことを舐め過ぎ」
ハリー「君がジニーに優位なイメージがないんだが…」
ロン「これでも兄だぞ? それに、僕は君にもう少し信頼されてると思ってた」
ハリー「仕事ではロンの嗅覚と機転は役に立つけど、君の立場なんかウィーズリー家では一番弱いじゃないか」
ロン「…」
ハリー「…」
マルフォイ「良いからもうお前ら帰れ」
ハリー「ああ、帰るか」
ロン「送るよ」
ハリー「そうしてくれ」
マルフォイ「もう何かあってもうちに逃げ込むのはやめろよ」
ハリー「わかったわかった。ジニーとも仲良くするよ」
おわり
オチらしいオチがつかずすみません
ありがとうございました
転載元
ハリー「……」マルフォイ「……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416043878/
ハリー「……」マルフォイ「……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416043878/
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コメント一覧 (30)
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- 2014年11月15日 23:20
- 酔ってもハリーとフォイの立場変わんないね
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- 2014年11月15日 23:28
- スネイプ「同窓会やってるんだって?」
-
- 2014年11月15日 23:39
- 確か和解するんだっけこの二人?
-
- 2014年11月15日 23:45
- 駅でばったり会ったら会釈する程度には和解してるよ
-
- 2014年11月15日 23:54
- 逆に考えるんだ
オチがついてないから、続きをスムーズに始められると
-
- 2014年11月16日 00:02
- ここにあと誰を入れればもっと険悪になるだろうか
-
- 2014年11月16日 00:14
- ドラコよりマルフォイと書いた方が分かるなー。
-
- 2014年11月16日 00:20
- やばいめっちゃインスピレーション湧いてきたw
良ければ俺が続き書こうか?そこそこ有名な書き手なんだけど
-
- 2014年11月16日 00:22
- 何時の日か、このぐらいには歩み寄れるのかな。
……無理かな。
-
- 2014年11月16日 00:37
- ほっこりした
-
- 2014年11月16日 00:56
- フォォォォイ!
-
- 2014年11月16日 01:00
- でかい釣り針には触れないのが一番だね(ニッコリ)
-
- 2014年11月16日 01:18
- ※はt…いやなんでもないですはい
-
- 2014年11月16日 02:12
- まあ……米は…………
とりあえず内容は面白かった内容は
-
- 2014年11月16日 02:46
- ※8
んっふwどうぞwww
-
- 2014年11月16日 02:57
- 良いね
-
- 2014年11月16日 04:27
- こめはちはコピペだが
-
- 2014年11月16日 04:39
- ※8
組み分け帽子「アズカバン!」
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- 2014年11月16日 07:19
- 大松「※8はコピペだぞ」
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- 2014年11月16日 09:58
- くさい文章を見た時は一度ググろう
面倒臭いなら無視すればよろし
マルフォイはドビーの死についてどう思ったのだろうか…特に何も無いか
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- 2014年11月16日 13:16
- なんかいいな
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- 2014年11月16日 13:45
- 変に生々しいなww
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- 2014年11月16日 15:03
- この前見たダウンタウンのSSに何か似てた
-
- 2014年11月16日 17:30
- クソSSなはずだったのに読後感良すぎてなんとも
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- 2014年11月16日 18:01
- ※19
ハグリッド「サンキューマッツ」
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- 2014年11月16日 21:25
- やばいめっちゃインスピレーション湧いてきたw
良ければ俺が続き書こうか?そこそこ有名な書き手なんだけど
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- 2014年11月16日 21:28
- おもしろいわ
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- 2014年11月17日 16:56
- ロンフォイ編はまとめないのかな
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- 2015年07月30日 10:06
- 続きが読みたくなった
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- 2015年12月17日 00:30
- こういう時にスネイプが生きてたらなあと思うね