TOP

ぼく「白いところ以外踏んだら死亡ね」

1:</b> ◇IO8/CXUVrU<b>:2014/10/20(月) 03:06:15.83 ID:TUaTOEsU0

1_1



ぼく「白いところ以外踏んだら死亡ね」

それは小学校が終わって、みんなで帰っているときだった。
横断歩道の信号が青に変わってから
ぼくは身軽なステップで白い部分だけを踏んで歩いた。

  「なんじゃそりゃー」
  
ぼく「横断歩道の黒いところを踏んだら死んでしまう病にかかるんだよ」




1_2


もともとみんなとは家が近いという理由だけで
いつからか一緒に登下校するようになっていた。

ぼく「はやくしないと信号が赤になっちゃうぞ」

みんなは両手をひろげてバランスをとりながら
つまさき立ちでアスファルトの白いところを踏んで渡ってきた。



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:10:16.05 ID:TUaTOEsUo

2_1


学校の帰り道なんて、大抵いつも退屈だった。
だからぼくたちは地面の小石を蹴ってサッカーを始めるし、茂みに生えている葉っぱを無作為にちぎったりする。


ぼく「ぼくについてきて」

だから、こういうのも暇つぶしの一つだった。

  「急になんなんだー」
  
ランドセルをがちゃがちゃ鳴らしながら
通学路にぬられた白いラインの上を走っていく。


ぼく「よいしょ」

ぼくは民家の塀をよじのぼってその上に立った。
ぼくがそうすると、みんなも同じように上ってくる。

  「あちゃー、こりゃおいらにはむりだ」
  
ひとりだけ塀に上ることをあきらめて、地面に足をつけた杉原くん。

ぼく「はい、杉原くん死亡~」

  「えっ」
  
ぼく「次から地面に足をついたら死亡なんだよ」

  「そんなん聞いてないし……」
  



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:15:10.43 ID:TUaTOEsUo

3_1


普通に学校にいって、普通に授業をうけて、普通に給食をたべて、普通に家にかえって。

ぼくは、日常そのものに退屈しているのかもしれなかった。


  「おい、ここから行き止まりだぞ……」
  
ぼく「まかせて」

ぼくはランドセルを地面に放り投げると、その上に飛び乗った。

ぼく「川島くん、そのランドセルかして」

  「え、ああ……」
  
僕は川島くんから黒いランドセルを投げてもらうと、その先にぽんと投げて置いた。

  「なるほど、つり橋かあ」

みんなからランドセルを受け取ると、縦に並べて道をつくった。

6年間も使うんだから大事にしなさい、と先生に言われたことがあったけど
みんなはお構いなしにランドセルを踏み潰して渡っていった。



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:17:12.50 ID:TUaTOEsUo

  「ちょっとまち、最後のランドセルが取れないんだけど」
  
列の最後で、渡りながらランドセルを回収する係の田中くんがあたふたしていた。

ぼく「ごめーん、それみんなに返してあげて」

クモみたいにフェンスにしがみついたぼくたちは、田中くんに哀れみの視線を浴びせた。


  「おれ、しぬのか……?」
 
  「じゃあな、一生わすれないぜ」
  
川島くんはそう言ってランドセルを受け取ると「いこうぜ」と先陣をきった。

ぼくたちは田中くんを置き去りにして、フェンスを横移動していった。


  「ごめんね、田中くん、また明日学校でね」
  
松本さんは申し訳なさそうに田中君にむけて手をふった。



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:20:44.06 ID:TUaTOEsUo

5_1


  「あーあ、帰って宿題するのめんどくせーな」
  
いつの間にか先頭にいた川島くんは腕を頭の後ろに組んで、塀の上を堂々と歩いていく。

ぼく「宿題なんて夜やればいいじゃん。それよりあとで集まってゲームをしようよ」
  
  「おっ、じゃあ帰ったらすぐ、いつもの公園で待ち合わせな」
  
そう言って川島くんは塀を飛び降りた。

   「オレの家あっちだからさ」
   
そう言って、走って帰っていった。


残ったのは、ぼくと松本さんのふたりだけになってしまった。


5_2


  「まだ、やる……?」

ぼく「うん、松本さんがよければ……」


女の子とふたりっきりになって、なんだか緊張してしまう。



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:22:42.89 ID:TUaTOEsUo

おたがいに無言で塀の上を歩くぼくたち。

  「あっ」

松本さんが足を滑らせて塀から落ちてしまった。

ケガをしていないか心配だったけど、松本さんはスカートを手ではらいながら立ち上がった。


  「……死んじゃった」
  
呆然と立ち尽くしたまま、そうつぶやいた。


ぼく「でもちょうど松本さんの家の近くだね」

  「うん、そうだね。じゃあ、またあとで公園でね」
  
  
赤いランドセルを背中に、松本さんは家のある方に歩いて帰っていった。
ぼくはその後姿をしばらく見届けていた。

ぼくは松本さんのことが前から好きだった。



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:28:40.96 ID:TUaTOEsUo

風がふいて、ぼくは塀の上で空をみあげた。

夕暮れが近いのか、カラスが鳴きながら空をはばたいている。



7_1


あんなふうに空をとべたらどんなに気持ちいいんだろう。

ぼくにもあんな翼があったら。



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:29:31.00 ID:TUaTOEsUo

8_1


ぼく「ゴール」

ぼくはただひとり、地面に足をつくことなく自宅に到着した。

石段に飛び移り、バランスをとりながら玄関に入っていった。



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:32:37.67 ID:TUaTOEsUo

ぼくは家に帰ると、ランドセルをおいてテレビをつけた。


『大変です! 今、渋谷が大変なことになっています!』


画面の向こうで、ニュースキャスターが声をあらげていた。


『これは生中継です。道を歩いていた人々が、地面に倒れこんでいます!』

上空から映し出された都会の人たちが、みんな倒れている。


『これは何かのテロでしょうか? 街中のいたるところに人が倒れています!』

車から降りた人が、胸をおさえて倒れこむ映像が流れた。

『あっ、また一人倒れました! 地面に足をつけた直後です!』
『どうやら地面に足をつけたら死んでしまうようです! これでは私たちも放送局から一歩も出ることができません!』

そんなまさか、とぼくはおどろいた。

『世界中で同じ現象が起こっています! すでに半分以上の人類が死んでしまったようです! みなさんは屋内から一歩も外に出ないでください』

ぼくはあわてて靴をはいて玄関を飛び出す。


玄関先の路上で、若い女の人がたおれていた。


ぼく「な、なんてこった……」


ぼくは塀に登り、地面に足をつけないように町を徘徊することにした。



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:36:16.33 ID:TUaTOEsUo

10_1


町のいろんなところに人が倒れこんでいる。

魂をなくしてしまったんだろうか。
人形のように動かない人たちを見回しながら、商店街のほうに向かった。


ぼく「あ」

スーパーの前で、倒れているお母さんの姿をみつけた。

ぼくは慌てて塀から飛び降りようとしたけど
地面に足をつけたら本当に死んでしまうことに気付いた。


ぼく「おかあさん……」

まるで戦争の後みたいに、商店街には人の死体がたくさん転がっていた。
どうかこれが夢でありますように、と何度も神様に願いながら、ぼくは松本さんの家のある方に向かった。


松本さんは家の前の路上でうつ伏せになっていた。
可愛らしいポーチを肩にかけて、声もなく、倒れこんでいる。


ぼく「ぼくが地面に足をついたら死ぬ、なんて言ったからこうなったんだ……」

ぼくは頭を抱えた。
まるで大きな犯罪をしてしまった気分だった。

ぼくはお母さんと松本さんを殺してしまった。

本当に申し訳ない気持ちになった。
うつむきながらぼくは自分の家に帰ることにした。



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:40:13.25 ID:TUaTOEsUo

テレビのニュースは、このままでは人類は滅亡してしまうと言っている。


『国家非常事態宣言が発令されました!』
『さきほど、料亭で会食をしていた内閣総理大臣が宣言しました!』
『どうやら総理も料亭から一歩も出れないようです! しかし国家非常事態宣言を発令しました!』

テレビがざわついている。

ぼくの頭のなかは真っ白だった。
どうしてこんなことになってしまったんだ。

ぼくのせいで……こんなことに……。


しばらくお父さんも家に帰ってこれないだろう。
そもそも、お父さんさえ生きているかもわからない。

ぼくはこれからどうやって生きていけばいいんだろう。

冷蔵庫の食べ物はあるけど、この量だけで何日生き延びられるんだろう。



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:48:42.39 ID:TUaTOEsUo

12_1


地面に足をつけたら死んでしまう……。

足をつけないように生きていくにはどうすればいいのか。


ぼくは自分の部屋でひたすら考えた。


あのとき、塀の上から見上げたカラスの姿をおもいだす。


ぼく「ぼくにもあんな翼があれば……」


12_2


ぼくは頭の中でイメージした。
背中の皮膚を突き破り──翼が生えてくるような──そんな感覚を。

やがてそれは大きく広がり、部屋中に白い羽根が散らばった。


鏡をみると、白い翼をはやしたぼくの姿が映っていた。

自分の身長の何倍もある大きさで、今にもすぐに空を飛びたい衝動がおそってきた。



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 03:59:35.27 ID:TUaTOEsUo

15_1


ぼくは2階のベランダに立ち、羽を大きく振って夜空にはばたいた。

羽根を散らしながら、風を切り、月夜の中を飛び回る。


15_2


ぼくはどこまでも行ける。

15_3


どこまでも飛べる。



──ぼくは、自由だ。



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:00:37.45 ID:TUaTOEsUo

これで地面に足をつけなくても生きられる。


でも、他のみんなはどうだろう。

ぼくのせいでこんなことになってしまった。

おかあさんも、松本さんも、ぼくのせいで死んでしまった。


ぼくは、この翼を使って沢山の人を助けようとおもった。


16_1


空を飛んでいると、屋根の上でうずくまっている老人の夫婦をみつけた。


  「おお、きみぃ、その翼は……」
  
お爺ちゃんがぼくを見上げた。

ぼく「助けに来ました」

  「ありがたや、ありがたや」
  

けれど、ぼくにはお爺さんの細い体を持ち上げることすらできなかった。

子どものぼくには、人を助けるだけの力がなかった。

  「ワシらのことは気にせんでもいい」
  「それよりもきみは生きるべきだ。生きなさい、その翼を使って」
  



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:02:53.02 ID:TUaTOEsUo

ぼくはどうしようもなく町の空を飛び回った。

ぼくには人を助けるだけの力がない。



ぼくは近くのコンビニの前で停止した。

 「うおっ」
 
宙を浮きながら中に入り、ぎょっとした顔のコンビニ店員を横切って、お弁当コーナーに向かった。

できるだけ多くの人に食料を届けよう。
レジのカゴを2つもって、お弁当や飲み物、惣菜パン、おにぎり、栄養ドリンク、いろんなものを入れてレジに向かった。


ぼく「これをください。お金はありません。でも、できるだけ多くの人を助けたいんです」

  「お、おお……」
  
ぼく「あとお弁当は温めてください」



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:06:41.04 ID:TUaTOEsUo

18_1


レジ袋を2つぶらさげて飛ぶのはかなり体力をつかった。

途中落としそうになりながら、あの老夫婦の元に向かった。


18_2


ぼく「ああ、なんてこった」


老夫婦は玄関先で倒れていた。

ぼくは近くに止まっていたレスキュー隊の車に近づいた。


ぼく「なにがあったんでしょう」

  「ああ、あの人たちを助けようとしたんだが……」
  「玄関から車に移るときに、蟻を踏んづけそうになったらしく、爺さんのほうが思わず地面に足をつけてしまったみたいだ」
  
ぼく「それで、お婆さんのほうは?」

  「倒れている爺さんを踏んづけて、一度に車に乗ったんだ」
  
ぼく「ひどい婆さんだ」

  「だが、乗り物酔いが酷いんでやっぱやめます、つって車から降りようと立ち上がったときに頭をぶつけて死んだよ」
  
ぼく「なんて見も蓋もない……」


ぼくはレスキュー隊の人に栄養ドリンクを渡して「がんばってくださいね」と言って空に向けてはばたいた。



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:11:54.62 ID:TUaTOEsUo

それからぼくは、近くの民家にありったけの食料をわけて回った。

レジ袋の中に、もう食料は残っていない。


もう人類の半分が死んでしまったとテレビで言っていた。



──『それよりもきみは生きるべきだ。生きなさい、その翼を使って』


19_1


ぼくは空から、地上に横たわる大量の人間を見た。


ぼく「生きよう」


声に出して、そう誓った。

目を閉じて、心の中でも何度強く、強く誓った



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:13:08.88 ID:TUaTOEsUo

──鳥になった僕は、それから3ヶ月を生き延びた。
 
 
 僕の心はいつも軽かった。
 羽根を散らしながら、行方もなく彷徨った。
 乾いた空を羽ばたくと、悲しい思いが紛れ、笑みが浮かんだ。
 いつまでも一人で生きていくのだと決めていた。
 この空の下、自由に風を切り、この世界の地上を確かめたい。
 最後には、晴れ晴れとした気分で死ぬのだ。
 寂しくはなかった。
 それでも時折迸る悲嘆は止まなかった。
 




21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:16:33.01 ID:TUaTOEsUo

目覚ましのアラームが鳴る。時刻は7時30分。


21_1


ぼく「あれ……?」

パジャマ姿で寝癖をつけたぼくの背中には、翼がない。

鏡に映るぼけーっとした顔を、しばらく見つめていた。



ぼく「なんだ、夢だったのか」


居間に下りるとお母さんが朝食を用意していた。


  「起きるの遅いんだから。お母さん何度も起こしたんだからね。もう遅刻よ」
  
  
朝食を食べ終わって、ランドセルを背負って靴を履く。


ぼく「いってきまーす!」


21_2


ぼくは玄関の門から出るのに少しためらった。

そっと足を伸ばし、黒いアスファルトに体重をのせる。


ぼく「よかった、生きている……」



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:19:59.65 ID:TUaTOEsUo

22_1


その日、なんだか久しぶりに会った気がするクラスのみんなと授業を受けた。



22_2


休み時間に松本さんと楽しくお喋りをした。

友達のみんなと笑い会い、いつもの日常にもどった「ぼく」。



22_3


次の授業は体育だった。

100m走のタイムを計るらしく、体操服でみんなと校庭に出た。



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:22:17.26 ID:TUaTOEsUo

23_1


ぼくは涙がでそうになるほど澄んだ青空をみた。

カラスが羽ばたいているのをみて、翼をなくしてしまったのは少し寂しかった。

けれど、普通に生活できるのは、こんなに幸せなことなんだ、と思った。



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:24:20.18 ID:TUaTOEsUo

 「位置について、よーい……」
 
ピッという笛がなり、一斉にスタートする。

隣に並んで走っているのは、足の速いことで有名な小林くんだった。

背が高くて勉強ができるすごいやつだった。

いつもクラスの中心にいて、女子だけでなく男子たちにも人気だった。

薄々気付いているけど、松本さんも小林くんのことが好きらしかった。


こいつにだけは負けたくないと思った。

けれど、スタートと同時に一気に距離を広げられた。


ぼくだって足が速くなりたかった。

小林くんみたいに周りの人からモテたかった。


背中に翼が生えてくるイメージを浮かべた。
すると身体が軽くなるような感覚がした。



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:25:26.85 ID:TUaTOEsUo

25_1


足が軽い。


腰をかがめて、さらにスピードを上げる。

校庭の地面がめくれるような踏みきり。



小林を抜き、遠くからワッと歓声が上がる。

それでもぼくは、ただ進み続ける。


羽を散らし、風を切り、誰よりも速く──。

あまりのスピードに周りの景色がゆがんでいく。


ぼくはどこまでも行ける。

どこまでも飛べる──。


ぼくは、自由だ──。



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:28:38.69 ID:TUaTOEsUo

26_1




はっと目を覚ますと、目の前には鈍色の空が広がっていた。

僕は飛びながら居眠りをしてしまっていたようだ。


強い風が吹いた。
その風の軌道に翼の向きを変え、降下してゆく。


暗雲の向こう、薄闇に広がる地上の世界。




果たしてそれは姿を現した。

それは、紛れも無く、廃都市。
他に形容のしようがない、淋しい世界だった。


世界の末路を思わせるような、文明の亡骸。



錆びきって声を出さない信号機。

雪化粧に身を包むビル群は、壁が脆く朽ち果て、鉄骨をむき出しに泣いている。



ただ、そこにある。

全ての終わりを待つだけ。

そう予感させる、性質の。



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:32:58.66 ID:TUaTOEsUo

山頂にある大樹のてっぺんに足をつける。

あれから何年が経ったんだろう。

自分の身体はすっかり青年の姿になっていた。


人類はもうみんな死んでしまったんだろうか。
それとも、自分と同じように翼を生やして生き延びている人がいるのだろうか。



27_1



白い結晶が、鼻先をかすめ落ちていく。


それは深海から降りしきるマリンスノーのようで。
視界をさえぎらんという勢いで舞い落ちる死骸をその身に受け、ただひたすら、木の上で立ち尽くす。


さっきまで見ていた夢のせいか、僕は昔を懐かしく想い、クラスメイトのみんなに会いたくなった。



けれど、もう過去には戻れない。

それは僕が夢を叶えたことへの代償。

人生、何かを成し得るには、何かを失わなければならないのだ。



それでも久しぶりに誰かと会話をしたくなり
同じ羽根を生やした同胞を探すことにして、僕はまた空に向けて羽ばたいていった。







28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/20(月) 04:35:44.54 ID:TUaTOEsUo

素材提供元
http://k-after.at.webry.info/
http://commons.nicovideo.jp/



転載元
ぼく「白いところ以外踏んだら死亡ね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413741965/
このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
    • 月間ランキング
    • はてぶ新着
    • アクセスランキング

    SSをツイートする

    SSをはてブする

    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 08:43
      • ふーん(棒)
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 09:15
      • スレタイが後半全く息をしていない
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 09:37
      • ケロロ軍曹ではみ出たら本当に死ぬほどの攻撃受ける「遠足」があったなw
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 09:51
      • 内容は覚えてないが前も同じ題のSSあったな
        これは面白さ云々よりも雰囲気作りたかったんだろう
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 10:26
      • ※3
        あったあった。最終回だっけ
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 10:34
      • 悪くはないが
        じいさんばーさんのくだりいらないね
        見も蓋もないの誤字も萎える
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 10:53
      • 野良SSにしちゃ表現力あるな
        絵に頼りすぎのきらいもあるが文章も上手いわ
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 11:07
      • 誰か三行
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 11:07
      • 俺はこれ好きだわ
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 11:21
      • こういうタイムアタック測る
        アプリあるよね
        6秒の壁が厚い
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 11:50
      • 本当に足をつけたら死亡っていう設定は面白いな
        邦画はこういうの作ればいいのに
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 12:11
      • 30秒くらいのネタだけど世にも奇妙な物語にあったな
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 12:20
      • そうか飛びたかったのか
      • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 12:27
      • 白線から出たら妻が白色コーニッシュになる話かと思った
      • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 14:46
      • 靴の中敷きが白ければいいのでは
      • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 16:45
      • 雰囲気を作ろうとして無事死亡したのはわかった
      • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 16:51
      • ※11お前みたいな馬鹿向けだから邦画は面白くないんだよ
      • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 17:30
      • ※17
        うわぁ…
      • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 18:38
      • 映画の怪獣たちのいるところ(?)思い出した。

        ガキが怪獣とあって、怪獣たちの住んでいる島に「ぼくが王様だ!」っていって一緒に住み始めて、やりたい放題やってたら、怪獣同士がガキのせいで険悪になってしまって、
        なんか居辛くなったから「ぼくもうかえる」とかほざいてトンズラこいた

        そんな映画
      • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 19:21
      • ここに張ってある画像ってフラグメンツノートのかな
      • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 20:21
      • ※12
        たしか黒いとこが底なし沼だったっけ?
      • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月20日 23:29
      • 白線を踏み外したら妻が白色コーニッシュになる!
      • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月21日 03:01
      • ※12
        原作でもあったな
        クルルが雷を落とすだけだったような気がするが
      • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月21日 18:20
      • ※22
        妻が鳥類のどこが不満だコラ
      • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月21日 20:10
      • 世にも奇妙な物語で見たわそんな設定
      • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月21日 21:21
      • つまりシロさんは世界がこうなることを予想していたんだよ!
      • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年10月22日 13:54
      • ぼくは生き残った
        ぼくだけが生き残った
        あの時言った。たしかに言った
        「バーリアッ」ウデクロス
        「おれバリアしてるから、死なないよー」デヘヘ
        ぼくだけしかいない世界。なんて残酷なバリア

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

    カテゴリ別アーカイブ
    月別アーカイブ
    記事検索
    スポンサードリンク
    最新記事
    新着コメント
    LINE読者登録QRコード
    LINE読者登録QRコード
    解析タグ
    ブログパーツ
    ツヴァイ料金
    スポンサードリンク

    ページトップへ

    © 2011 エレファント速報:SSまとめブログ. Customize by yoshihira Powered by ライブドアブログ
    多重債務