ベジータ「天下一自爆会だと!? ……面白い!」
─ カプセルコーポレーション ─
悟空「よう、ベジータ!」
ベジータ「カカロット……なんの用だ?」
悟空「おめえ、たしか魔人ブウ相手に自爆したことがあったよな?」
ベジータ「ああ、倒せはしなかったがな」
悟空「だったら出場してみねえか? 天下一自爆会に」
ベジータ「天下一自爆会だと!? ……面白い!」
悟空「自爆した経験がなきゃ、加減ができないからダメっていわれちまってよ」
ベジータ「ふん、残念だがキサマの出る幕はないぜ!」
ベジータ「しかし、気になることがある」
ベジータ「自爆をするとなると、当然オレは死ぬことになるが──」
悟空「そのことなら心配すんな!」
悟空「新ナメック星のムーリっちゅう最長老様が」
悟空「ナメック星のドラゴンボールをさらにうんとパワーアップさせて」
悟空「ドラゴンボールは一日に一回使えるようになったし」
悟空「何度死んでも生き返れるのはもちろん、死後一年以内って制限もなくなったんだ」
ベジータ「そいつを聞いて安心したぜ」ニヤ…
悟空「ちくしょう……いいなぁ」
悟空「オラも出たかったぜ……」
悟空「オラのアニキを倒す時、ピッコロに任すんじゃなく自爆してりゃよかった……」
ベジータ「ふん、今さら後悔してもおそい!」
悟空「じゃあオラはあの世とかも寄って出場選手を集めてくっから!」
ピシュンッ!
ベジータ「ふふふ……腕がなるぜ」
─ 天下一武道会会場 ─
司会『皆さま、大変長らくお待たせいたしました!』
司会『これより、第一回天下一自爆会を開始いたします!』
ワァァァ…… ワァァァ……
司会『ではさっそく、本日の出場選手を紹介いたします!』
サイバイマン「ギギーッ!」
司会『ナメック星のドラゴンボールとやらで生き返っての出場です!』
司会『正直いって、どういう方なのか存じ上げないのですが……』
司会『はたして、どのような自爆を見せてくれるのでしょうか!?』
ワアァァァァァ……!
クリリン「ありゃあ、ベジータたちが地球に攻めてきた時の……」
18号「気持ち悪いヤツだね」
チャオズ「えへへ……」
司会『天下一武道会にも出場経験のある、チャオズ選手!』
司会『すばらしい自爆が期待できそうです!』
ワアァァァァァ……!
天津飯「がんばれよ……チャオズ!」
セル「ふっふっふ……。甘いマスク姿で登場だ」
司会『かつて、ミスター・サタンに倒されましたが、こちらも生き返っての出場!』
司会『なお、あえて完全体となる前の形態になったとのことです!』
司会『一度は我々人類を恐怖のどん底に叩き落としただけあって』
司会『とてつもない自爆をやってくれることでしょう!』
ワアァァァァァ……!
悟空「オラ、こいつの爆発に巻き込まれちまったんだよな~」
悟飯「あの時はすみませんでした……お父さん」
ベジータ「オレがナンバーワンだ!」
司会『チャオズ選手と同じく、天下一武道会に出場経験があるベジータ選手!』
司会『自爆には自信あり、といった不敵な笑みを浮かべております!』
ワアァァァァァ……!
ブルマ「ベジータ、しっかり~!」
チチ「派手に爆発してけろ~!」
司会『優勝して、賞金1000万ゼニーを手に入れるのはいったい誰だ!?』
司会『皆さま、出場選手にもう一度拍手をお願い致します!』
ワアァァァァァ……!
パチパチパチパチパチ……!
サイバイマン「ギギギ……」
チャオズ「ボクが勝つ!」
セル「優勝はこの私のものだ」
ベジータ「ふん、キサマらはオレの引き立て役にすぎん……」
司会『勝敗は、審査員による採点によって決まります!』
司会『採点の内訳は、技術点、芸術点、そして感動点があり』
司会『それぞれ満点は10点、つまり得点は最大30点!』
司会『合計得点が一番高かった選手が、優勝となります!』
司会『そして、それぞれの項目の審査員は、ご覧の方々です!』
司会『私は知らない方々なのですが、皆さまとっても偉いんだそうです!』
<技術点>
デンデ「よろしくお願いします!」
<芸術点>
界王神「界王神として、完璧な審査をしてみせますよ!」
<感動点>
界王「わしは北の界王じゃ。北から、来たんじゃ。 ……ぷぷっ!」
司会『自爆はこの武舞台の上で行うことになりますが──』
司会『評価項目に“破壊力”はありません』
司会『ですので、武舞台の外に影響が及ぶような自爆は、即失格となります!』
司会『そして、出場選手は一人だけ“パートナー”をつけることができます!』
司会『パートナーをどう使うかは、出場選手の自由です!』
司会『なお、例外として、パートナーは自爆に巻き込んでもかまいません!』
司会『以上で、天下一自爆会のルール説明を終了いたします!』
ワアァァァァァ……!
司会『ではさっそく始めましょう! サイバイマン選手、どうぞ!』
ヤムチャ「久しぶりだな! オレをパートナーに選んでくれて嬉しいぜ!」
サイバイマン「ギギギ……」
ヤムチャ「オレたちで最高のショーを見せてやろうぜ!」バッ
サイバイマン「ギャウッ!」バッ
サイバイマン「ギーッ!」スタッ
ヤムチャ「よっと」スタッ
司会『それでは始めて下さい!』
サイバイマン「ギエーッ!」バッ
ヤムチャ「はああああっ!」バッ
ガガガガッ! シャッ! ガッ! ドカッ! ズドドドッ!
ドガガッ! ズガガガッ! バババッ! ズドッ! ドカッ!
司会『いきなり二人が戦い始めた! すさまじいスピードです!』
ブウ「二人とも大したことないな、サタン」
サタン「これはあくまで演技ですから……」
サタン(全然見えないんだけど……)
ドゴォッ!
サイバイマン「ギエッ……」ドサッ…
司会『ヤムチャ選手の蹴りで、サイバイマン選手ダウーンッ!』
司会『これは決まったか!?』
ヤムチャ「もう終わりか」
ヤムチャ「どうやら、この化物は大して強くなかったようだな」ニヤッ
サイバイマン「…………」ピクッ
ヤムチャ「し、しまった!」
司会『サイバイマン選手、油断していたヤムチャ選手に抱きついた!』
ヤムチャ「く、くそっ!」ググッ…
サイバイマン「ニヤ……」
ドォォォォォンッ!!!
司会『ここで自爆! 決まったぁぁぁっ!』
司会『サイバイマン選手は木端微塵になり、ヤムチャ選手もこんがり焼けました!』
司会『これはみごとな自爆! 高得点が期待できそうです!』
ワアァァァァァ……!
18号「なんであれぐらいの爆発で、ヤムチャが死ぬんだい?」
クリリン「きっと、わざと気を下げて、サイバイマンの自爆を喰らったんだ!」
プーアル「ヤムチャ様、かっこいいです~!」
ウーロン「ヤムチャの奴、やるじゃんか!」
司会『審査員の皆さま、得点をどうぞ!』
技術点:7点
芸術点:8点
感動点:3点
合計:18点
司会『18点! まずまずの得点が出ました!』
司会『では審査員の方々に意見をうかがいましょう!』
デンデ「ヤムチャさんの油断を突いたという設定の、とてもいい自爆でした!」
界王神「ヤムチャさんのなんともいえない倒れ方が、実に芸術的ですばらしい!」
界王「感動というより滑稽さが目立ったので、低めになってしまった」
ヤムチャ「くそぉ~、18点か……。20点はいきたかったんだがな……」
ヤムチャ「もう少し、お涙ちょうだいな要素を入れるべきだったか……」
サイバイマン「ギィ……」
ヤムチャ「いや、気にするな! お前の自爆はすごかったぞ!」
ヤムチャ「気を下げたオレを、ちょうどいい具合に焼いてくれたしな!」
サイバイマン「ギギーッ!」
ヤムチャ(さて、あとは残り三人の自爆を待つだけか……)
ナッパ「よぉ~し、やるぞ!」
チャオズ「うんっ!」
司会『チャオズ選手とパートナーが出て参りました!』
司会『パートナーはナッパ選手……という宇宙からいらした方!』
司会『この方も、サイバイマン選手のようにドラゴンボールで生き返ったそうです!』
司会『では始めて下さい!』
ナッパ「どりゃあ!」
ドカッ!
チャオズ「うわぁっ!」ドサッ
司会『ナッパ選手の一撃で、いきなりチャオズ選手ダウン!』
ナッパ「さて、次はあの三つ目ヤロウの番だ!」
司会『おーっと、ナッパ選手、観客席にいる天津飯さんに挑むつもりか!?』
チャオズ「させない!」ガバッ
ナッパ「なに!?」
司会『チャオズ選手、ナッパ選手の背中に張りついた!』
ナッパ「は、はなれやがれ!」
チャオズ「さよなら天さん……どうか死なないで……」
ドゴォォォォォンッ!!!
司会『ここで自爆が決まったぁっ!』
司会『なんとーっ! まったく効いていません!』
天津飯「チャオズ……チャオズーッ!!!」
司会『観客席から天津飯さんの悲痛な叫びっ!』
司会『これは高得点が期待できそうだ! 得点をどうぞっ!』
【チャオズの得点】
技術点:8点
芸術点:9点
感動点:8点
合計:25点
司会『これは高得点! サイバイマン選手の得点を抜きました!』
界王神「肉片も残らない自爆とは、おみごとです! 実に美しい!」
界王「天津飯の叫びも手伝って、かなり悲壮感が出ておったぞ。よくやった」
天津飯「よし……!」グッ
天津飯(これでセルとベジータに、かなりのプレッシャーがかかったはずだ!)
ナッパ「久しぶりだな、ベジータ。もう一度オレを殺してくれねえか」
ベジータ「なぜだ?」
ナッパ「あのチャオズってガキと一緒に、残りの大会を見物してえからな」
ベジータ「仕方ない奴だ」ボッ
ドォォォンッ!
司会『あーっと、ここでナッパ選手も爆死したあっ!』
チャオズ「やったぁ、ボクらの勝ち!」
ヤムチャ「ちくしょう、やられたぜ……!」
ヤムチャ「お前の方がもうナッパってサイヤ人よりずっと強いのに」
ヤムチャ「倒さない程度の威力にしたのもすごかった! 完敗だ……!」
チャオズ「へへへ……」
サイバイマン「ギィィ……」ショボン…
ナッパ「ま、これがオレたちの実力ってことだ!」
ヤムチャ(25点……これはセルやベジータでも超えられないんじゃないか……?)
司会『セル選手、始めて下さい!』
セル「さて、私の番か……」
セル「私はパートナーなどなくても、自爆できる」
グググ……
司会『セル選手の体がふくらんでいきます!』
司会『これは、このまま破裂してしまうんでしょうか!?』
セル「うぐぐ……むむむ……」グググ…
司会『お~っと、どんどんふくらんでいく! まるで風船です!』
セル「うっ!」
ズドォォォォォンッ!!!
司会『ここでセル選手、自爆!』
司会『セル選手の肉片が、武舞台に飛び散っている!』
司会『サイバイマン選手やチャオズ選手同様、死んでしまったのでしょうか!?』
司会『おや?』
核「…………」ググググググ…
司会『これは、まさか──』
ギュバッ!
セル「はああああっ!」ボウッ
司会『これはすごい! 粉々になったセル選手、復活いたしましたーっ!』
司会『しかも、先ほどよりハンサムになっております!』
司会『かつてセルゲームを開催した時の形態です!』
セル「死の淵からよみがえったことで、完全体となったのだ」
司会『なるほどーっ! よく分かりませんが、すばらしい!』
司会『では、得点をどうぞ!』
技術点:10点
芸術点:9点
感動点:1点
合計:20点
司会『20点です! 現在のところ、第二位! 感動点が伸びませんでした!』
セル「バ、バカな……」
デンデ「あの状態から復活するなんて、ボクの能力でも無理ですよ! すごい!」
界王神「あのふくらみ方、実に芸術的でした! 文句なしです!」
界王「やっぱり……自爆ってやった者が死んでナンボじゃろ」
界王「それにワシ、お前に殺されとるしな。その恨みもこめといた」
セル「ち、ちくしょおおおおお……!」
ナッパ「よっしゃ! あのセルってヤロウはオレたちより下だ!」
チャオズ「うんっ!」
ヤムチャ「まぁ……やっぱ自爆したら死ななきゃダメだよな」
サイバイマン「ギィーッ!」
ナッパ「さて残るはベジータか……」
ナッパ「ベジータ……。オレたちの得点、25点を超えられるかな?」
ベジータ「セルはチャオズとナッパの得点を超えられなかったようだ」
ベジータ「いくぞ、トランクス!」
トランクス「うんっ!」
ベジータ「オレたち親子が真の自爆というものを思い知らせてやるんだ!」
トランクス「オレもパートナーとしてがんばるから、パパもがんばってね!」
ベジータ「任せておけ」
司会『いよいよ天下一自爆会、最後の選手です! ベジータ選手、どうぞっ!』
ベジータ「…………」ジッ…
トランクス「…………」ジッ…
司会『ベジータ選手とパートナーのトランクス君……』
司会『武舞台の中央で、なにやらしんみりと見つめ合っていますが……?』
ブルマ「ベジータ! 派手に散りなさいよ~!」
悟飯「ベジータさん、しっかり~!」
悟空(見せてもらうぞ、ベジータ……おめえの自爆を!)
ベジータ「ママを……ブルマを大切にしろよ……」
トランクス「え?」
ベジータ「トランクス、抱かせてくれ……」ギュッ…
トランクス「パパ、恥ずかしいよ!」
司会『お~っと、父と子のスキンシップ! これは感動的場面です!』
ブルマ「いいわよ~!」
悟空「やるじゃねえか、ベジータ!」
チチ「悟空さも、もっとああいうことをして欲しいだ!」
トランクス「でっ、でも!」
ベジータ「早くしろ!」
トランクス「う、うんっ!」バシュッ
司会『トランクス君、飛んで逃げた!』
司会『どうやら、トランクス君をかばって自爆をするというストーリーのようです!』
ベジータ「さらばだ、ブルマ、トランクス……。そして、カカロット……」
ブルマ「じゃあね~!」
トランクス「バイバ~イ!」
悟空「おう、またな!」
ドズォォォォォンッ!!!!!
司会『おおおおおっ!?』
司会『すごい自爆です! ですが、かろうじて武舞台内に収まっているのでセーフ!』
司会『失格にはなりません!』
ザンッ……
司会『力を使い果たし、灰になってしまったベジータ選手!』
司会『武舞台の中央に落下し、肉体が空しく散りました! なんとも切ない光景だ!』
司会『さぁ、得点をどうぞ!』
トランクス「さすがパパ!」
ブルマ「やったわ!」
悟空「やるなぁ、ベジータ!」
悟飯「チャオズさんの得点を超えられるでしょうか……?」
技術点:9点
芸術点:10点
感動点:9点
合計:28点
司会『これはすばらしい! すばらしい得点が出ました!』
ワアァァァァァ……!
デンデ「さすがベジータさん、爆発の規模をみごとにコントロールしましたね!」
界王神「灰になったベジータさんが散るシーンが最高ですね! 私もやってみたい!」
界王「うむ、みごとなもんじゃ。ベジータとやら、なかなかやりおる」
ベジータ「ふん、当然だ」ニヤッ
ヤムチャ「ちくしょ~、さすがだな! とてもかなわねえよ!」
ナッパ「うぐぐ……完敗だ。やっぱりベジータはとんでもねえぜ」
チャオズ「ごめんね、天さん……」
サイバイマン「ギィーッ!」
ベジータ「さて、優勝はオレに決まっ──」
ベジータ「な、なんだ、アイツは!?」
16号「オレも参加させてくれ……」
司会『あ、あなたは……!?』
16号「自爆の経験はないが、未遂になったことはある」
16号「頼む……」
クリリン「16号……! いつの間にか復活してたのか、アイツ!」
18号「へぇ、懐かしいじゃないか」
司会『う~ん、どうしましょう? 今から飛び入りを認めるというのは……』
界王「ワシがあの世にいるベジータと会話をしてみよう」
界王≪16号の参加を認めるか?≫
ベジータ≪当然だ!≫
ベジータ≪ここで逃げたらベジータ様の名がすたるってもんだぜ!≫
界王「──というわけじゃ。16号とやらの参加を認めよう」
16号「ありがとう」
司会『それでは、飛び入り参加となった16号選手、お願いします!』
クリリン(多分、自分で体内に新しい爆弾を仕込んだんだろうけど……)
クリリン(いったいどんな自爆をするつもりなんだ……?)
司会『始めて下さい!』
16号「俺の好きだった……自然や動物たちを……」
16号「守る!」キッ
16号「だあああああああああっ!!!」
バゴォォォォォンッ!!!
司会『16号選手、いきなり自爆! それでは審査員の皆さま──』
司会『おや……これは?』
司会『大量の花びらが、花吹雪となって会場中を包み込んでいます!』
司会『16号選手の体内に仕込まれていたのでしょう! 実にキレイです!』
悟空「すっげぇ~!」
悟飯「キレイだなぁ~」
チチ「オラ、こんなの見るの初めてだべ!」
ワァァァァ……! ワァァァァ……!
ボトッ!
司会『おっとここで、16号選手の生首が武舞台に落ちてきた!』
16号「セル、今だーっ!」ゴロン…
セル「分かった!」バシュッ
グシャッ!
司会『セル選手、16号選手の首を踏みつぶしたぁ!』
悟飯「許さないぞーっ!!!」ボウッ!
司会『観客席の悟飯さん、怒ったぁーっ!』
司会『みごとな三段オチが決まりました! さぁ、得点をどうぞ!』
【16号の得点】
技術点:10点
芸術点:10点
感動点:10点
合計:30点
司会『出ましたぁーっ! 満点です! 満点が出たぁーっ!』
界王神「花吹雪は美しいし、セルさんに踏みつぶされるところもすばらしかったです!」
界王「孫悟飯が怒るタイミングもバッチリで、感動したわい」
司会『決まりましたーっ! 第一回天下一自爆会、優勝は──』
司会『16号選手です!!!』
ワァァァァ……! ワァァァァ……!
セル「フッ、私としたことが、対戦相手に協力してしまったようだ」
ブルマ「あ~、惜しかったわ~」
チチ「ベジータさんもトランクスもよくやっただよ!」
悟飯「ところで、踏みつぶされた16号はどうなっちゃうんでしょう?」
悟空「心配すんな、ドラゴンボールがある!」
ヤムチャ「くっそぉ~、セルや悟飯までうまく利用するとは……やりやがるぜ!」
チャオズ「ボクたちの負けだね」
サイバイマン「ギィィィッ!」
ナッパ「……惜しかったな、ベジータ」
ベジータ「どこが惜しいものか」
ベジータ「30点満点と28点じゃ、天と地ほどの差がありやがるぜ……」
ベジータ「アタマにくるぜ……自然と動物が大好きな人造人間なんてよ」
ベジータ「16号……お前がナンバーワンだ!」
────
──────
ポルンガ『では願いは叶えたぞ、さらばだ』
バシュゥゥゥゥゥ……
悟空「お、みんな生き返ったな!」
悟空「惜しかったな~、ベジータ!」
ベジータ「ふん……あそこまで完敗したら、素直に認めるほかないだろう」
トランクス「また次の大会でがんばろうよ!」
ブルマ「そうよ!」
ベジータ「……そうだな。次はもっととんでもない自爆を披露してやるぜ!」
クリリン「ところで16号、賞金はなにに使うんだ?」
16号「自然や動物を守るために使おうと思っている」
18号「ふふっ、アンタらしいね」
サイバイマン「ギーッ!」
ナッパ「ふん、次こそオレとチャオズのコンビで優勝してみせるぜ!」
チャオズ「うん!」
天津飯「オレも次回は出場してみるか……」
セル「なんの! 次の大会では完全なる自爆を見せてやろう」
ワイワイ…… ガヤガヤ……
司会『大変名残惜しいですが……』
司会『これにて第一回天下一自爆会はお開き! 第二回をお楽しみに!』
─ 完 ─
悪ブウも自爆っぽいことをしてましたが今回は除外しました
他にもまだ自爆キャラがいたかも…
転載元
ベジータ「天下一自爆会だと!? ……面白い!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1413374184/
ベジータ「天下一自爆会だと!? ……面白い!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1413374184/
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コメント一覧 (31)
-
- 2014年10月16日 00:49
- 大変面白かったです!
-
- 2014年10月16日 01:19
- 久々にワロタと言わざるを得んなこれは
-
- 2014年10月16日 01:40
- 最後16号どうやって生き返ったの?
ドラゴンボール強化時に無生物おkにしたのか?
-
- 2014年10月16日 01:44
- 死生観もクソもあったもんじゃねーな
-
- 2014年10月16日 02:42
- ※3
生物じゃないんだから普通に修理でいいんじゃね? 修復というか、元の状態に戻してくれとか。
月を元に戻すのと同じでしょ。
-
- 2014年10月16日 02:47
- ※3
生き返らせるのが無理なら修復してくれとかでいいんじゃね?
-
- 2014年10月16日 03:19
- オチはなかったけど好きだぜ
-
- 2014年10月16日 03:48
- お前がナンバーワンだb
-
- 2014年10月16日 07:20
- ゲームで自爆パよく使ったもんだわ
-
- 2014年10月16日 07:28
- 16号みたいな声したタンクトップの少年がそわそわしてる
-
- 2014年10月16日 07:59
- こういう平和で馬鹿みたいなノリ大好き
-
- 2014年10月16日 08:05
- こんなん笑うしかないやろ
-
- 2014年10月16日 08:50
- 悟空お前GTで自爆したろ 死ななかったけど
-
- 2014年10月16日 11:07
- 別作品とのコラボが見たい。ヒイロさんとか。
-
- 2014年10月16日 11:28
- それぞれの自爆に対する美学やこだわりがあってめちゃくちゃ笑ったww
技術、芸術、感動の点数わけにも納得
そうだよな、感動あってこそだよなーとかw
-
- 2014年10月16日 12:26
- こういうの好きだなぁ、書いてる人の日本語がうまいSSって見てて不快にならないから好きだ
-
- 2014年10月16日 14:03
- ※14
個人的にはポップのメガンテだな
-
- 2014年10月16日 14:17
- このおおざっぱさよw
-
- 2014年10月16日 16:40
- ※17
メガンテならタルキンもだな
-
- 2014年10月16日 18:28
- セルはちゃんと悟空に協力してもらってれば感動点も上がったのにな
-
- 2014年10月16日 23:20
- メガンテならモンスターズ+の物質系トリオの凄絶なチームプレーを忘れてもらっては困るな
-
- 2014年10月16日 23:40
- なんという平和な世界
-
- 2014年10月17日 00:13
- スレタイで既にワロタwwwwwww
何でドラボSSいつも和んでるんだよwwww
-
- 2014年10月17日 00:18
- これはツッコんだらダメな奴だな
鳥山明に漫画化してほしい
-
- 2014年10月17日 01:31
- スレタイだけみてヒイロとか綾波とか出てくると思ったわwww
-
- 2014年10月17日 01:52
- なんでお前ら死ぬことに関してそんなにサッパリしてるんだ
-
- 2014年10月17日 09:27
- つまらん
-
- 2014年10月18日 13:05
- あー、なんかインスピレーション湧いてきたわ
俺も書いていい?
-
- 2014年11月25日 17:09
- 自爆ってやっぱり印象に残るよなぁ…色んな意味で
-
- 2014年12月01日 10:58
- 悟空ってたしかGTで一星龍に自爆仕掛けようとしなかったっけ? だからやろうと思えば出来たんじゃね?
-
- 2015年05月01日 11:03
- サイバイマンはクリリンと組んだら感動点が上がり易いんじゃね?