ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」 シンジ「父さん!」俺「おっさん!」
- 2014年09月27日 12:10
- SS、新世紀エヴァンゲリオン
- 50 コメント
- Tweet
- 1 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)07:58:44 ID:ciF0YuBe6
- ゲンドウ「」フッ
ゲンドウ「出撃……」
ミサト「え!?」
シンジ「え!?」
俺「え!?」
ミサト「そんな! 無茶です! レイでさえエヴァとシンクロするのに六ヶ月もかかったんですよ!」
リツコ「ミサト、他に道はないのよ」
ミサト「でも……」
俺「いや、俺はこんなん乗れねーよ!! 無理だって!!」
リツコ「」クルッ
リツコ「碇シンジ君」
シンジ「…………」
リツコ「あなたが乗るのよ」
シンジ「え!?」
俺「え!?」 - 2 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:03:18 ID:ciF0YuBe6
- シンジ「無理だよ、そんなの……! 見た事も聞いた事もないのに、出来っこないよ!!」
俺「そ、そうだ、そうだ! シンジには無理だぜ!!」
ゲンドウ「乗るなら早くしろ。でなければ、帰れ!」
シンジ「!?」
俺「!?」
シンジ「…………」
俺「そりゃねーよ、おっさん!! 俺、やっとここまで来たんだぜ!?」
ミサト「…………」
リツコ「…………」 - 6 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:07:47 ID:ciF0YuBe6
- ドウンッ!!
グラグラッ……!!
ゲンドウ「やつめ……。ここに気づいたか」
リツコ「もう時間がないわ」
ミサト「乗りなさい」
俺「くそおっ!! ちくしょお!!」
シンジ「…………」 - 7 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:12:25 ID:ciF0YuBe6
- シンジ「嫌だよ……。折角来たのに……。こんなのってないよ!」
俺「わかったよ! 俺が乗るよ! それで文句はねえだろ、クソヤロウ!!」
ミサト「……シンジ君、何のためにここに来たの? ダメよ、逃げちゃ。お父さんから。なにより自分から」
シンジ「わかってるよ! でも、出来るわけないよ!」
俺「わかってる! 代わりに俺が乗る! シンジ、任せておけ!」キリッ
俺「おい、おっさん! 俺がコイツの代わりに乗る! それでいいだろ!!」
ゲンドウ「…………」 - 9 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:16:28 ID:ciF0YuBe6
- ゲンドウ「冬月」
『何だ?』
ゲンドウ「予備が使えなくなった。レイを起こしてくれ」
俺「レイって誰だよ。人の話、聞けよ、おっさん」
ゲンドウ「レイ。予備が使えなくなった。もう一度だ」
『……はい』
俺「よっしゃ、やってやるぜ!」キリッ
シンジ(やっぱり僕は……いらない人間なんだ……) - 13 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:21:14 ID:ciF0YuBe6
- カラカラ……
レイ「っ……」ムクッ……
レイ「っ!!」ハァハァ
シンジ「…………」
俺「おい、ひでー傷だな! 大丈夫か、お前!」タタタッ
レイ「っ……!!」ハァハァ
俺「おいっ! しっかりしろ! 起き上がんな、寝てろよ! ムチャすんな、バカヤロウっ!!」
シンジ「…………」 - 16 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:25:17 ID:ciF0YuBe6
- ドウンッ!!
ドガシャッ!!
グラグラッ!!
レイ「きゃああっ!!」ドサッ!!
俺「うおああああっ!!!」グラッ、ゴロゴロ、ドンガラガッシャーン!!
シンジ「!?」
シンジ「大丈夫ですか!?」タタタッ - 17 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:30:58 ID:ciF0YuBe6
- レイ「っ!」ハァハァ
シンジ「大丈夫!?」ダキッ
レイ「っっ!!」ハァハァ
シンジ「」ハッ!!
シンジ「血が……」
俺「い゛っ゛て゛え゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!!」ゴロゴロ
シンジ(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ……!!)
シンジ「やります! 僕が乗ります!」
俺「え!?」 - 20 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:36:52 ID:ciF0YuBe6
- 【発令所】
マヤ「進路クリア、オールグリーン!」
リツコ「発進準備、完了」
ミサト「了解」
俺「おう!」
ミサト「」クルッ
ミサト「司令、構いませんね?」
俺「大丈夫か、おっさん!?」
ゲンドウ「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に未来はない」
ミサト「では、エヴァンゲリオン初号機!」
俺「発進!!」
バシュッ!!! - 21 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:40:26 ID:ciF0YuBe6
- ミサト「最終安全装置解除!」
ミサト「エヴァンゲリオン初号機、リフトオフ!!」
ガチャン
リツコ「シンジ君、今は歩く事だけを考えて!」
『歩く……』
ガション!
\ おおー……! /
俺「歩いた! スゲー!!」キラキラ - 22 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:45:31 ID:ciF0YuBe6
- グラッ……
俺「と思ったら、いきなり転んだぞ!?」
俺「おい、大丈夫か、シンジ!! 早く起き上がらないとヤベーぞ!!」アセアセ
ミサト「シンジ君、しっかりして!!」
ガシッ
俺「言わんこっちゃねえ! シンジの腕掴まれたあああああっ!! ヤベエェェェェェ!!!! どうすんだよおおおおおおおっ!!!」
『あ、あ、ああ……!』
ミサト「落ち着いて、シンジ君、俺君! 掴まれたのはあなたの腕ではないのよ!!」 - 24 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:51:11 ID:ciF0YuBe6
- バキッ!!
『うわあああっ!!』
マヤ「左腕損傷!!」
日向「回路断線!!」
青葉「頭部の装甲に亀裂が発生!!」
ドシュッ!! ドシュッ!! ドシュッ!!
ズガシャッ!!
俺「頭がああああっ!!!!!」ヒイィィ!!
ブシューッ!!
俺「血だらけえええええええええっっっ!!!!」ウギャァァァァッッ!!
ミサト「うるさい!! 非常事態なのよっ!! 黙ってなさい!!」 - 27 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)08:57:13 ID:ciF0YuBe6
- 日向「頭部破損! 損害不明!」
マヤ「シンクログラフ反転! 回路が次々と遮断されていきます!」
青葉「初号機、完全に沈黙!!」
ミサト「ここまでね……!」
俺「すぐに初号機戻せえよおおおっ!! 早く早く早く!!」アセアセ
マヤ「駄目です! 完全に制御不能です!」
俺「おおういいいい!! 何とかしろよ、バカヤロウ!! ふざけんなあああああああっ!!!! シンジのピンチなんだぞ!!!」ダダダッ
俺「」ガチャガチャ!!
青葉「勝手にコントロールパネル触んな! バカ野郎!!」ドンッ!!
俺「うおっふっ!!」グラッ、ゴロゴロ - 29 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)09:01:09 ID:ciF0YuBe6
- キラン……!!
日向「!?」
日向「エヴァ! 再起動!!」
マヤ「まさか! 動けるはずありません!!」
俺「!?」
俺「は、ははっ……! やったぜ!! やったぜ、俺ぇぇ!!!」ウルウル
ミサト「まさか……!」
リツコ「いえ、そんな! 有り得ないわ!?」 - 30 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)09:03:32 ID:ciF0YuBe6
- 『ウオオォォォッッ!!』
ビョイーン、ドガシッ!!
冬月「勝ったな……」
俺「ああ」
ゲンドウ「…………」ニヤリ - 32 :名無しさん@おーぷん 2014/09/27(土)09:09:18 ID:ciF0YuBe6
- 【病院】
シンジ「」ハッ!!
俺「おお! 気づいたか、シンジ!! 良かったな!!」
シンジ「」ムクッ……
俺「いや、マジでどうなるかと思ったけど、お前やるよなあ。あの化物は死んだぜ。お前が倒したんだぞ」ニコッ
シンジ「…………」
俺「いや、あん時のシンジはマジでスゴかったぜ。使徒をボッコボッコだもんな。あまりの迫力に、あん時は俺も勝利を確信したぜえ」ハッハッハ
シンジ(知らない人だ……)
完
転載元
ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」 シンジ「父さん!」俺「おっさん!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411772324/
ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」 シンジ「父さん!」俺「おっさん!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411772324/
「Amazon」カテゴリのおすすめ
「新世紀エヴァンゲリオン」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (50)
-
- 2014年09月27日 12:15
- なんなのこれ……
-
- 2014年09月27日 12:17
- どういうことなのよ
-
- 2014年09月27日 12:19
- なんだこれはww
-
- 2014年09月27日 12:24
- (゚━゚)<………。
-
- 2014年09月27日 12:28
- 全力で突っ切ったな
-
- 2014年09月27日 12:31
- …うん
-
- 2014年09月27日 12:37
- オチwwwww
-
- 2014年09月27日 12:37
- 評価する
-
- 2014年09月27日 12:39
- 名作だな
-
- 2014年09月27日 12:40
- 最初から途中まで俺君の存在感が無い…
-
- 2014年09月27日 12:40
- 正直ニヤニヤが収まらなかった
素晴らしい蚊帳の外感
-
- 2014年09月27日 12:44
- 一応ミサトさんだけは若干反応してくれてるのなwww
-
- 2014年09月27日 12:48
- 俺エヴァの世界は厳しすぎて生きていけないかと思ってたが、
このポジションでならやっていけそうだ
-
- 2014年09月27日 12:52
- この手の妄想、俺もよくやるわ
主人公じゃないけどわりと重要ポジションみたいな立ち位置
-
- 2014年09月27日 12:59
- 久し振りに大笑いしたわw
-
- 2014年09月27日 13:00
- まあ俺にしてはよくやった方だよ
-
- 2014年09月27日 13:13
- 幽霊かと思ってたが・・・・
-
- 2014年09月27日 13:15
- 読者的立場なのかと思ったらその場にいるのなww
-
- 2014年09月27日 13:17
- テレビに独り言言ってるのかと思えば
-
- 2014年09月27日 13:29
- なんか似たようなスレなかったか?色々なアニメで
-
- 2014年09月27日 13:40
- まとめるの早いな
-
- 2014年09月27日 14:01
- つまりどういうこと俺は幽霊?
-
- 2014年09月27日 14:07
- 存在してない感じかと思ったらちゃんと反応してるキャラもいてワロタwwww
いるのかよwwwwwwww
-
- 2014年09月27日 14:32
- 原作会話の中に無理矢理入り込むミストさんを思い出すわ
-
- 2014年09月27日 14:35
- 正直腹痛い
-
- 2014年09月27日 15:23
- 結局俺は何者なんだよw
-
- 2014年09月27日 15:29
- こっちがポカンだったわwwww
あーでもちょっと方向性変えて妄想してみたいな
シンジの言えないことを言ってやってさ、シンジを肯定して守ってやって
おせっかいな友達的なポジションでそばにいてやりたい
-
- 2014年09月27日 15:38
- ※14
ちゃんと読んだ上でその感想?
-
- 2014年09月27日 16:20
- >ミサト「落ち着いて、シンジ君、俺君! 掴まれたのはあなたの腕ではないのよ!!」
あ、なんだ。俺君は空気じゃなかったんだな。
てっきり画面の前で騒いでる俺らかと思ったんだが。
-
- 2014年09月27日 17:46
- 知らないのかよ!w
-
- 2014年09月27日 18:09
- 首領パッチ「」ガチャガチャ!!
青葉「勝手にコントロールパネル触んな! バカ野郎!!」ドンッ!!
首領パッチ「うおっふっ!!」グラッ、ゴロゴロ
-
- 2014年09月27日 18:27
- まじきめえ。
こんなん書くくらいなら仕事しろよって思うな。
-
- 2014年09月27日 18:54
- タイトルの時点でなんかワロタ
-
- 2014年09月27日 19:10
- お前邪魔すぎワロタwwwwww
-
- 2014年09月27日 19:10
- アニメ見てると声出してつっこみ入れる奴いるよな
-
- 2014年09月27日 19:15
- ジャガーさんの親しげに喋って別れた後で誰だあいつ…って言ってたやつ思い出した
-
- 2014年09月27日 20:30
- 単純にシカトされてただけかよwww
-
- 2014年09月27日 20:41
- ミサトさんが優しい
-
- 2014年09月27日 21:54
- 俺邪魔すぎ
-
- 2014年09月27日 23:21
- オチが素晴らしい
-
- 2014年09月28日 01:17
- (誰だよこいつ…)と思ってても誰も言及しない組織がネルフです。
-
- 2014年09月28日 05:01
- 最初から最後までずっと無視されてれば面白かった
-
- 2014年09月28日 06:07
- つまりどうゆう事だってばよ?
-
- 2014年09月28日 08:03
- >俺「発進!!」
なにちゃっかり台詞取ってんだよwww
-
- 2014年09月28日 10:33
- ってなんで俺くんが!?
-
- 2014年09月28日 10:40
- 邪魔したら青葉に殴られるところを見ると皆意図的に無視してんのかよ
そんな中ミサトさんだけ優しいな
-
- 2014年09月28日 13:10
- 俺ってwww
-
- 2014年09月28日 17:32
- 「緑の王」って漫画の巻末オマケでキャラ改変された犬を思い出した。アレはちゃんとボケ役として機能してたが……
-
- 2014年09月29日 00:36
- シックスセンスかな?
-
- 2014年10月02日 02:35
- いないことにされてて吹いた
ミサトさんが存在に気付いてたようだから認知はされてんのかと思ったら部外者だった