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P「廃村に響く」【後半】

関連記事:P「廃村に響く」【前半】





P「廃村に響く」【後半】






441 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:27:35.82 ID:PUmdftm80

以下 廃村を駆けて



442 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:29:07.24 ID:PUmdftm80

~5週目~

- 玄関 -



――……

――――…………

P「――だから多分あそこの小窓からじゃないんだろう。考えるにしても、別の場所を考えよう」

響「ん……分かったぞ。って、あれ? 朝陽?」

P「ん? ……違うな。窓かなんかに月の光が反射しただけなんだろ」

響「そ、そうか……。もう朝が来たのかと思ったぞ」

P「……いっそどこか安全な場所に隠れてようか? 多分夜が明けるまでそう時間はかからないぞ?」

響「ううん。まだ終わらないのなら、ここで昔あった何かを見つけていたいぞ」

P「そうか……、まぁ、わかったよ」


行動安価 → 破られた新聞を調べる



443 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:29:46.35 ID:PUmdftm80

響「とりあえず新聞、これをもう少し調べてみたいぞ」

P「まぁ、ここまで来てるんだからそうするしかないわな。……しかしこれは――」 ジーッ

響「どうかしたのか?」

P「いや……。お前の話によれば、ここにあった新聞は『がっこうだより』らしいが……」

P「名前からして学校が発行した壁新聞かと思ったが、生徒が発行してたみらいだな」

響「え? そうなのか?」

P「ん。ほら、古いほうの新聞……。著者が書いてあるが、その上に顧問の名前も書いてあるだろ?」

P「その部分だけに『先生』っていう敬称がついてるんだよ。でも著者の部分には普通に名前だけだ」

響「あ、本当だ。顧問の部分だけに『××先生』って書いてある。肝心の部分は擦れて読めないけど」

P「多分、部か何かとして成立してたんだろうな。ま、それは今はどうでもいいことかもしれないが」

響「んー……」


行動安価 → 破られた9月号を探す



444 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:30:19.17 ID:PUmdftm80

響「とりあえず、今は探索だぞ。破られた壁新聞を探してみるさ」

P「だな。壁に貼るくらい大きな紙だ。持ち歩くこともあるまいし、どこかにゴミみたいに捨ててあるだろうし」

響「んー……」 ゴソゴソ

P「靴箱はまだ多く残ってるし、死角は沢山あるからなぁ。えーっと、どこにあるんだろ……」 ガサガサ

響「まさか靴箱の中に入れてあるとかないよね」 カサカサ

P「……もしそうなら見つけるまでに夜が明けそうだな」 ガチャ

響「だね。……あれ、あそこに――?」

P「お? 何か見つけたか」

響「う、うん。えっとなんか靴箱の隅の方に丸めた紙みたいなのが落ちてて――どれどれ?」 ガサガサ

P「んー……なになに? 『がっこうだより 89年 9月号』……。おぉ、ビンゴじゃないか! しかし本当に9月号とは――」

響「ほらなー! やっぱ自分の言ったとおりだっただろー?」 エヘン

P「あぁ。……この新聞も古いみたいだけど、使用してる紙が違うのかな。あまりボロボロじゃないな」

響「紙質が違うのかー……。ここじゃない場所で印刷したのかな?」

P「さぁなー。とりあえず今は記事を読んでみよう」



445 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:31:17.00 ID:PUmdftm80

『がっこうだより 89年 9月号』

『みなさん、お久しぶりです。この学校が廃校になってから、もう半年が過ぎようとしていますね』

『樋村先生が自首してから、あっという間の廃校だったので、あまり実感が沸かない生徒も多くいるでしょう』

『皆さんも、新天地で学校生活を満喫してくれていると嬉しいのですが』

『さて、前置きはこのくらいにして、ここにきた皆さんにお知らせしたいことがあります』

『こんな閉校して半年たった廃校にわざわざ足を運ぶ人がいるとすれば、それは恐らく同窓会の方々、工事関係者』

『或いは、橋本先生、忍足校長。そのいずれかではないでしょうか?』

『もし前者の方々なら、何も言うことはありません。どうかこの新聞を見て懐古に耽るのもよろしいでしょう』

『しかしこれを見ている人が教頭先生、校長先生なら、ひとつメッセージがあります』

『25年です。25年後、私は力をつけて戻ってきます。ちょうど、同窓会が開かれるその日に』

『今じゃとても誰も信じてくれないかもしれないけど、力を持って戻ってきます』

『この廃校という名の金庫に仕舞った全ての証拠を取りにここへ戻ってきます』

『それまではこの記事は、ただの戯言にしかすぎないでしょう。でもいつか、この言葉は真実に変わります』

『以上がメッセージとなります。それでは、廃村の中で、また会いましょう』



446 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:31:54.92 ID:PUmdftm80

P「……結構はっきりと読めたな。――しかし、この字どこかで」

響「でも、この記事ってやっぱ……あれなのか? 校長や教頭へ向けての――」

P「宣戦布告、みたいなものか? まぁ記事を見るに、著者はここの元生徒か」

響「『力をつける』、『今はまだ信じてくれない』っていうのは、やっぱ権力とかなのかな?」

P「だろうな。廃校になったとはいえ、事件を揉み消すほどの力が学校側にはまだ残っていたってことじゃないかな」

響「なら罪の告発は確実に揉み消せないくらいの力をつけてから……ってことか?」

P「だろうな。恐らくここに『がっこうだより』の名で3月号の上から貼り付けていたのも――」

P「即ばれないようにするためのカモフラージュか何かだろう。それで今までバレずに済んだのかもしれないな」

P「だが、これがつい先ほど破られていた、ということは――」

響「……校長か教頭。事件の関係者が来てる? もしかして樋村?」

P「だから樋村はありえんと言ったろ。それに仮に樋村がここへ来たとしてもだ」

P「記事によれば彼は自首をしている。悔やんでるのかは別として、今更罪の告発なんて怖くもないだろう」

響「そう、なのか……」 ウーン

P「しかし樋村は自首、か……。これはちょっと以外だな。どういうことだ?」 ブツブツ


行動安価 → 中庭へ



447 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:32:26.03 ID:PUmdftm80

響「プロデューサー、また考え込んでるぞ……」

P「ん? あぁ、悪い悪い。とりあえず今は動くべきだったな」

響「だぞ。ここは死角も多いし、とりあえず外に――」

P「いや。行くならちょっと中庭の方に出よう。この記事が本当なら――」 スタスタ

響「ん? 中庭へ? 別にいいけど……何かあるのか?」 テクテク

P「いや、ちょっとした確認と外の空気を吸いにな」



448 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:33:11.19 ID:PUmdftm80

- 中庭 -

P「あった。これは――……」 ゴソゴソ

響「ん。プロデューサーどうかしたのか?」

P「いや、な。あの『金庫』の文字を見てちょっとな。あの慰霊碑の下の箱が証拠を守る金庫の一つかと思って」

響「そうなのか。で、どうだったんだ?」

P「んー。半々ってとこか。あの後誰かが箱を動かした形跡がある。中を取られたのを見たのかも」

響「えっ? そ、それってマズくないか?」

P「さて、なぁ。でもあの記事を見るに、壁新聞の筆者は罪の告発さえできればいいみたいだ。むしろ恐れてるのは――」

響「証拠の紛失……?」

P「と、他の誰かが『間違った形での解決してしまうこと』だな。じゃないと証拠が揃っても敵に逃げ道を作ってしまう」

響「敵……? あぁ、教頭と校長か。それじゃあこの学校にいるオバケの正体って」

P「あの新聞の筆者と、後はその証拠を抹消したい誰か、かなぁ」

響「……」

P「当然確定事項じゃないが……。さて、どうしようかねぇ」


行動安価 → タイルを調べる



449 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:33:47.98 ID:PUmdftm80

響「そういえば、ここでミキサー事件が起こった……らしいんだよね」

P「推測にすぎないが、まぁここで合ってるだろ。多分慰霊碑のあたりが事件の現場かね」

響「うーん……。そうか」 カチャカチャ

P「? 何してるんだ?」

響「いや。何かないかなーって……」

P「うーん……。雨風が吹く場所だし、何かあるとは思わないな。実際、何かあったのか?」

響「ない、かなぁ……。たしかにちょっと黒ずんでる部分はあるけど、草と暗さでよく分からないぞ」

P「まぁ、そうだろうなぁ」


行動安価 → 文字の照合



450 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:34:25.16 ID:PUmdftm80

響「そうだ。さっきプロデューサー、あの新聞の文字をどこかで見たことあるって言ってたよね」

P「え? あ、あぁ。でもどこだったかなーって思ってな……」

響「どうせだから手持ちの資料から探してみるか? ほら、ちょうど月も満月で明るいしさ」

P「ん、それもそうだな。えーっと、確か……」 ゴソゴソ

響「パソコン……というよりタイプライターとかワープロっぽいので作成したっぽい資料は除外だなー」

P「ん。あと残るのは置き書きとかそういう類の――おっ!」 ガサッ

響「あったのか?」

P「この文字の癖……やっぱり。確証はないが、ほぼ間違いないと思う。あの筆者はこれを書いた人物と同一かもしれん」

響「『タイムカプセルは絶対に暴きます。ですから、どうか今の内に自首してください』? これってあの脅迫状?」

P「だな。しかしそうなると……やっぱカギとなるのは『タイムカプセル』か」

響「あぁ、そういえば暴くって書いてあるし……。決定的な証拠がタイムカプセル内に?」

P「あるのかも、しれないな」


行動安価 → 中庭をよく調べる



451 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:35:04.53 ID:PUmdftm80

響「うーん……。とりあえずタイムカプセルを探さないとな」

P「だが……こんな広い敷地なんて、どこを探せばいいのかサッパリ見当もつかんぞ?」

響「うーん。まぁ、確かにそうだけど……。とりあえずこの中庭を調べてみるぞ」

P「ここを? タイルを剥がしつつ掘っていくのか?」

響「いや、そこまでは……。とりあえず、もう来なくてもいいくらいに見落としがもうないようにザッと探すんだぞ」

P「あ、あぁ……。しかし広いな……」 ガサガサ

響「何か見つからないかなー……」 カチャカチャ

P「んー……」 ガサガサ

響「……」 キョロキョロ

P「……」 ガサガサ

響「……」 ゴソゴソ

P「……なにも見当たらないな」

響「うん……」


行動安価 → 飼育小屋へ



453 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:36:45.28 ID:PUmdftm80

響「うん……。あれ? あそこにいるのって――」 ギクッ

P「ん? 誰かいるのか――って、またあの変質者……ずいぶん遠くにいるな。体育館に入っていったが……」 サッ

響「遠くからだったらか気付かなかったみたいだけど……。うぅ、やっぱまだ校舎を徘徊してたんだ」

P「体育館周辺を執拗に徘徊してるな……。何かあるのか?」

響「そ、そんなことより早く」 グイグイ

P「あ? あぁ。確かに遠くに見えても危険だな。逆方向へ一時避難していようか」

響「うん。と、とりあえずあいつがあっちにいるのなら今の内に校庭に行くぞ!」 コソコソ

P「校庭? そこでタイムカプセルをまた探すのか?」

響「そうしたいけど今は手がかりがないし――とりあえず飼育小屋を見てみたいぞ」

P「飼育小屋……あぁ。俺が閉じ込められていた場所か。確かに何も調べてなかったな」

響「あんな暗い場所、調べるなら危険の少ない今の内だぞ!」 タタタッ...



454 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:37:19.68 ID:PUmdftm80

- 飼育小屋 -

響「ここかー……。改めてみると、本当に中が真っ暗で不気味だぞ……」

P「俺も懐中電灯取り上げられてたしな。中をよく調べる暇はなかった」

響「中をって……。あれ? この中って物凄く狭いんじゃあ」

P「いや? 確かに天井は低かったけど、スペースはそれなりにあったぞ?」

響「えっ? スペースはそれなりにあった……、記事が間違っていたのか?」 キョトン

P「記事……。あぁ、あの学級オカルトとかいうやつか。おかしいな。検証しなかったのか?」

響「わかんない……。とりあえず、自分、中を調べてくるぞ。流石に2人は入らないもんな」

P「おう、頼む。ふふふ、外の警戒は俺に任せろ!」 ドン

響「……大丈夫かなー……。ちょっと不安になってきたぞ」 ゴソゴソ



455 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:38:01.69 ID:PUmdftm80

- 隠し飼育小屋 内部 -

響「うわっ……。砂埃が酷いぞ」 ケホケホッ

響「うぅーん。確かに思ったよりは狭くないぞ。ちょうど2、3畳くらいのスペースがある」

響「肝心の内装は……。お? 思ってたより整頓されてるぞ……」

響「あれ? これって、生徒用の机と椅子? すごいな、なんでこんな場所に……」 ゴソゴソ

響「? なんだこれ。ちょっと血が付いてる? 1ページだけだけど、メモというより手記っぽいなぁ」

響「他は――ん? あそこから光が漏れてる」

響「どれどれ……。お? ここから外の様子が見れるようになってるのかー」

響「まるで隠れ家、秘密基地みたいだぞー。面白いなー」 キャッキャ

P「おーい響。まだかー」

響「あ、プロデューサーの声だ。ちょっと中途半端だけど……今出るぞー!」 ゴソゴソ



456 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:38:46.71 ID:PUmdftm80

響「ぶはっ。うー、空気がおいしいぞー」 ケホッ

P「おう、それでどうだった? 中は」

響「真っ暗だったけど、確かにそれなりに大きかったかも……。中は木の枠組みっぽいのがいろいろあったかな」

P「枠組み……。ふぅん、坑道を掘った応用で空間を確保、拡張してたのかな? ……まぁいいや。成果は?」

響「ん。このメモと……。後はちょっと外の様子が覗ける感じの覗き穴がひとつあったくらいかな」

P「ここにもメモがあったのか? ……この構造じゃ、中は暗かったろうに、明かりでも持ち込めたのかな?」

響「でも血が付いてるし、結構重要なメモなのかも」

P「ん……。ま、まぁとりあえず中はそれほど危険がなさそうなら、それでいいや。今は」


行動安価 → メモを確認



457 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 18:39:14.25 ID:PUmdftm80

響「とりあえずメモの確認だぞ」

P「そうだな。忘れないうちに確認だけでもしておくか」 ガサッ

響「……ずいぶんとギッシリと書かれているんだな」

P「血が付いてるけど、思いのほか風化はしれないな。それでも穴埋めにはなるが……なになに?」


『先×ごめん。××ちゃった。雄太が×スして校長の×から出るとき、他の村の人に見××った×だって』

『な×でも流した×の顔を覚え×る××いた×たいで、村××で大騒×にな×ちゃっ×』

『急い×寮×で逃げ××としたけど、学×××の先生×見つ×って、××ッ×で殴ら×て、今×げてる。痛××』

『私×ち生きて×のバレ×ゃった。せ××く先生が私×ちの×体を作っ×く×たの×、全×無駄になっちゃっ×』

『外×怒×り声が聞×える。怖くて××から出ら×ない。さっ×覗×穴から優×ゃんが頭×潰さ×たのが×えたの』

『×、何人生き残××るのか×からな×けど、怖××。×××無×でいる×かな』

『夜×来た。けど××先生と×があたりをウロ×ロしてる。私を探し×るのかな』

『先生、×すけて』


響「これって――」

P「……」



459 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:08:29.07 ID:PUmdftm80

P「……生きているのがバレた、か。先生に助けを求める手記か?」

響「メモの様子からして、学校が大々的に動いてる感じがするぞ。秘密裏なことじゃなかったのか?」

P「ここまで学校が隠蔽工作もせず、殺しに動く事件。そして生きているのがバレたという記述……。これは――」

響「もしかして――9番目の悲劇の、ゾンビ事件の?」

P「だろうな。そして――いろいろと分かってきたな。過去の真相」

響「えっ? プロデューサー、もう何かわかってきたのか?」

P「あと少し、考える時間さえもらえれば……な。大筋は見えてきた。後はディテールだけだな」 ウムム...

響「自分もいろいろと分かってはきているけど……。うぅん」

P「だがこの1枚は大きい。結構これでひっくり返った事も出てきたしな」

響「ひっくり返ったこと?」

P「いずれ話すよ」


行動安価 → 2枚目の紙の指示通り動けばどうなるか考える



460 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:09:47.22 ID:PUmdftm80

響「ところでさ、プロデューサー。……体育館で見つけたメモ、覚えてる?」

P「? あぁ。一応覚えてはいるが――あぁ、もしかしてそこにあったって言う覗き穴か?」

響「うん。それを考えたら、どこに行き着くのかなって」

P「……俺も考えてはいたんだよ。でもどう考えても途中でそこからは見えなくなる」

響「メモも見えなくなるって書いてあるぞ?」

P「そうなんだが……こう、もっと手前で、だ。見えなくなるはずではあるんだが――」

響「もし、見えてたとすれば、どこに行き着くの?」

P「……まず、仮にここがスタート地点だとする。この飼育小屋だ」

P「左に行ってまっすぐ。これで教員舎の前まで行き着くな」

P「そして右へ行って、即左に曲がる。……玄関に入ることになるか」

P「そしてひたすらまっすぐ。まっすぐ突き進めば、渡り廊下を越え、中庭を過ぎ、行き着く先は――」

響「……体育館?」

P「か、その周辺。なにしろ仮定からして不確定だし、合ってる保障はないけどな」


行動安価 → 最初の紙についても同じく考える



461 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:10:42.38 ID:PUmdftm80

響「ちなみにこっちの方のメモは……?」

P「? そっちはもう解決したろ。校長室のメモだって。実際金庫あったし」

響「ね、念のため!」

P「んー……。大雑把でいいなら、ここからまっすぐ行って右。そしてまっすぐ。これで学校を離れるな」

P「そして左。そのまままっすぐ行って、また左。これを学校のフェンスをぐるりと回る風だと考えれば――」

P「学校外の、あそこにある生い茂ってる場所あたりになるか。ちょうど寮への道の西になるな」

響「ふぅん……あそこが――」

P「まぁ、学校外に埋めるタイムカプセルもなくはないとは思うが――あまり考えてはいないな」

響「ん。ありがと。いろいろ参考になったぞ」


行動安価 → もう一度寮へ



462 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:11:08.29 ID:PUmdftm80

響「じゃあ……。次は寮へ行ってみるぞ」

P「寮、か。まぁ寮母の部屋しか調べなかったからなぁ」

響「あそこ結構安全だったし、探索ついでにいろいろ考えられるかもしれないし」

P「……それもそうだな。見落としが無いように、ちょっくら行ってみるか」 スタスタ

響「うん。何か見つけることができればいいんだけどな……」 トコトコ



463 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:11:40.04 ID:PUmdftm80

- 寮 -

P「ついたな……。さっきは気付かなかったけど、結構敷地も広いのな」

響「建物もしっかりしてるのかな。3階はありそうだけど、上の階にはいけそうにもないな」

P「学校と違って生活の場だったからな。家具とか置きっぱなしなのもあるだろうし、荒れに荒れてる」

響「家具を置いていくなんて、昔の人は結構リッチだったんだなー」

P「別にそれくらいは今でも普通にあるよ。それにリッチなのは学校であって親は――ん?」

響「? どうかしたのか?」

P「金持ち……。そういえば80年代の中ごろって……」 ブツブツ

響「おーい。また考え事なのか? いい加減にその癖やめるんだぞ!」 ペチペチ

P「ん? あ、あぁ……。すまん。じゃあとりあえず何をしようか」


行動安価 → 部屋を見る



464 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:12:17.48 ID:PUmdftm80

響「とりあえず中に入ってみるんだぞ。それから探索だ!」

P「探索……って、どこをだ?」

響「えっ? ……子供部屋全部、とか?」

P「それは流石に……。それに階段とか通路が使えるかはまだ分からないんだぞ」

響「うー……。そ、その時はそのときだぞ。考えるより行動だぞっ!」 グッ

P「まぁ、わかったよ。何も無いと決まったわけじゃないし、いろいろ見ていかないとな」

響「そゆことだぞ。せめて取りこぼしがないようにしないと」

P「だな。じゃ行くか!」 スッ

響「うん!」 スッ

P「……」

響「……」

P「……」

響「……」 モジモジ

P「……俺から行くから、さっきみたいに足元照らしててくれ」 ガタッ

響「わかったぞ」 カチッ



465 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:13:37.20 ID:PUmdftm80

- 寮 内部 -

P「ここが最後の部屋か――っと。……この部屋もズタボロだなぁ」 ガチャッ

響「絵本、ぬいぐるみ、コップ……。あまり関係なさそうな小物くらいしか見つからないぞ」

P「まぁ、1階は位置的に1、2年生が使用してたっぽいしなぁ。流石に手がかりになるメモが見つかりそうにないな」

響「だな……。あ、絵日記だ――けど、うわぁ。雨で濡れたのがぐちょぐちょだぞ」

P「内容も見て取れなくも無い……と、思ったがやっぱ低学年の字か。まったくわからん」

響「絵日記事態も平凡なのしかないなー。特に変なことは書かれてないし」

P「じゃあこの部屋もなにも収穫なし、か。うーん、子供部屋は見て回ったけど、特に何も無かったなぁ」

響「トイレとか倉庫とか子供部屋じゃないっぽい他の部屋もあったけど、そこはいいの?」

P「さてなぁ。今の探索でだいぶ時間を食ったし、探す探さないは響にまかせるよ」

響「うーん……」

行動安価 → 倉庫へ



466 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:14:21.18 ID:PUmdftm80

響「それじゃあ……倉庫に行ってみるぞ!」

P「倉庫ならすぐそこだな。ほら、ちょっと扉が歪んでる部屋」

響「あそこかー。扉が歪んでるのなら……開くのかな?」

P「さてな。まぁ木製のドアだし、いざとなればブチ破ればいいさ」

響「考えが野蛮だぞー」

P「体育館のドアを体当たりで破ったとかいうアホが何を言ってるんだ」 グリグリ

響「うぎゃーっ! ご、ごめんだぞー!」

P「っと、ここだここ。ちゃんと開くのかねぇ」  ガチャ    ギィィィッ

響「おっ! ちゃんと開いたみたいだぞ。中は――」 ピョコッ

P「空っぽの棚と机と椅子と――あとはシーツとか雑誌とかゴミばっかだな。まぁ、安定して特に何もなかった」

響「少しくらい引越しのときに処分しててほしかったぞー……」

P「まぁ、ここを探してもいいけど、探すなら別の部屋が見たいな」

響「他の部屋って何があったっけ。プロデューサーわかる?」

P「表札も無かったから詳しくは言えんが――。恐らく風呂場、炊事場、食堂、ホールみたいな場所はあるな」


行動安価 → 食堂へ



467 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:15:46.32 ID:PUmdftm80

響「んじゃあとりあえず食堂に行くぞー」

P「ん? まぁ別にいいけど……。何かあると踏んだのか?」

響「いや、他に行く場所ないから消去法で……」

P「……まぁ、そうだよな。ちょっと食堂を覗いてみるか」

響「ところで、寮内には鍵はかかってないんだな」

P「一応簡易的な鍵はあるけど、誰かがイタズラで持ち出したら一気に使用不可能になるからな。つけてないんだろ」

響「そんなものなのかー……。で、食堂どこなんだ?」

P「多分ここ。隣に炊事場っぽい部屋が見えるから、その隣ってことで食堂かと思ったが――」

響「それならまぁ、食堂なんじゃないのかな。じゃ、入ってみるぞー」 ガラガラ

P「ガラス片とか踏まないように気をつけろよー」



468 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:16:33.63 ID:PUmdftm80

- 食堂 -

P「……ぐっちゃぐちゃだな」

響「だぞ。かなり荒れてるみたいだけど……あれ?」

P「どうした?」

響「壁、何かいっぱい貼ってある……って、うわぁっ!」 ガタンッ

P「一つ目の……。あぁ、寮母さんの似顔絵か」

響「この絵のタッチ、2-4で見たような絵と同じだ……。やっぱ寮母さんを描いていたんだな。でもなんでこんなに……?」

P「……亡くなったからだろう。校長の手記を読むに、自殺というかバラバラって話だったみたいだし」

響「あぁ、それで……って、じゃあ寮母さんが亡くなってからは誰が寮の管理をしてたんだ?」

P「さあ。村の人かもしれない。が、寮母室の様子を見るに村の人っぽくないんだよなぁ」

響「じゃあ、誰が……?」

P「多分村の外の人を雇ったかしたか、だろうがなぁ。まぁ今はどうでもいいな。何かないか探索してみよう」

響「う、うん。わかったぞ」 ゴソゴソ



469 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:17:27.94 ID:PUmdftm80

P「……」 ガサガサ

響「……」 ゴソゴソ

P「……何があるようでもないな。第一散らかりすぎた」 フゥ...

響「だぞ。89年までここが使われてたとして、それ以降の手がかりがあるとは……」

P「せめて壁新聞がどこで書かれていたのかとか、そういう情報があればいいんだがなぁ」

響「壁新聞……そういえば3月のバックナンバーだけなかったんだっけ」

P「俺の予想では、処分さえされてなければ、どこかに原版があると思うんだが……」

響「まぁ、見つからないよね」

P「うーん。しかしいよいよ手詰まりになってきたか。どうするか……」


行動安価 → ホールへ



470 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:17:58.16 ID:PUmdftm80

響「お?」 カチャ

P「どうした。何か見つけたか?」

響「ううん。でもこの扉から、なんか広いところに出られるみたいだぞ」 キィ...

P「広い場所……。あぁ、多目的ホールっぽい場所に出たな。繋がってたのか」

響「ここはあんまり荒れてないぞ。ん? これは――幕が垂れてる?」

P「なになに? 『××小学校 お×かれ会』……。あぁ、ここでおわかれ会をしたってか」

響「でも、それだけだな。他にはあまり目ぼしいものは無いかも」

P「だな。うーん……他に何か探すべき場所はあったかな……」


行動安価 → 印刷室へ



471 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:18:46.90 ID:PUmdftm80

響「……寮にはもう、なにもなさそうだぞ」

P「だな。あー、結局手がかりはなしか。どうするか」

響「そうだなー。じゃあもう一度、学校へ戻って印刷室へ行ってみるぞ」

P「印刷室なぁ。そういえば俺は印刷室は何も探してなかったな。響だけか、探索したの」

響「う、うん。一応探しあげたつもりだけど、もし他に何か見落としてたら大変だし、とりあえずそっちに……」

P「了解。俺も、ある程度考えがまとまったし、いいぞ。探すものもわかってる」

響「えっ? いつの間に考え事を?」

P「ここを探索中に、な。まぁ余裕があるときにでも話すよ。じゃあ行くか」 スタスタ

響「あ、待ってほしいぞー」 トテトテ



472 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:19:36.38 ID:PUmdftm80

- 印刷室前 廊下-

P「……っと、割と早くついたな。荒れた道もなんのそのってか」 フゥ...

響「やっぱぐちゃぐちゃに荒れてるぞ……。ここで何か見つかればいいんだけど」

P「記事だらけってことは情報の宝庫だからな。3月のバックナンバーは見つからないだろうが、何かあるかも知れん」

響「えっ? 見つからないって分かってるのか?」

P「? そりゃあそうだろう。印刷室つったら学校側の管轄だ。見られたらマズい記事なんてあるわけないじゃないか」

響「そ、それもそうだけど……。じゃあ原版はどこに」

P「処分されてなきゃあ……そうだな。生徒側が持っていった可能性もあるかもしれんな」

P「何せ最後の記事だ。記念に持ち帰るくらいしたかもしれん」

P「或いは記事を書いた部室……みたいな場所があればそこに保管されているのかもしれん」

P「ま、肝心のその場所がわかんないんだけどな。じゃ、探すか」

響「あ、ちょっと待ってほしいぞ」

P「? どうしてだ」

響「ここに原版がある可能性が低いのなら……。うーん、どうしよう」


行動安価 → プールへ



473 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:20:06.28 ID:PUmdftm80

響「じゃあ……とりあえずプールに」

P「またプールか。好きなのか? プール」

響「いや、そういう訳じゃないけど……」

P「……まぁ、響にも何か考えがあるってことだろうしな。行ってみるか」 スタスタ

響「そうだぞ。……あ、でもあの変な人影、大丈夫かな……」

P「んー……。まぁ心配ではあるけれど、多分大丈夫だろ。視界も広いし、月も明るいし」 スタスタ

響「何かあればいいんだけどなー……」 テクテク



474 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:20:42.66 ID:PUmdftm80

- プール -

P「来たな、プール」

響「うん」

P「何も無いな、プール」

響「うん」

P「……」

響「……」


行動安価 → 音楽室へ



475 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:21:32.41 ID:PUmdftm80

響「そうだ、音楽室へ行こう」

P「ん?」

響「音楽室だぞ。確かまだ中には入ってなかったし、もしかしたら何か資料があるかも」

P「……プールは?」

響「? プロデューサー、プールで何か調べたいことでもあるのか?」

P「……」 ガシッ

響「え? うわっ。ちょっ……」

P「誰の指示でここに来たと思ってるんでしょうかねー」 ムニムニムニムニムニムニ

響「ふひゃっ! ふぉ、ふぉっぺはふにふにふるのやめよー!」 バタバタ

P「やめない。音楽室に行くまで、ずーっとこのままだ」 ムニムニムニムニ

響「ふひゃー」 パタパタ



476 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:28:07.88 ID:PUmdftm80

- 音楽室前 廊下-

P「ここが音楽室か。鍵は――おっ。また一発目でビンゴだ」 ガチャリ

響「うぅ……。ほっぺたがふにゃふにゃして痛いぞー……」 クスン

P「自業自得だ。さて、中には何があるかなーっと」 ガラララ

響「……なにもないね」

P「だな。見事に防音壁は健在……ん?」

響「? どうかしたのか?」

P「いや、あそこに毛布で包まれた何かが置いてあるの。見えるか?」

響「えっ? ……あ、本当だ。コードみたいなのがついてるけど……。なんだろうね」

P「見てみないと分からないな。どれどれ?」 グイッ     バサッ

響「……? なんだこれ。ちっちゃいけど、何かの機械? すごく新しいぞ」

P「あー、これって……。なるほどなぁ」

響「? 何がなるほどなんだ?」

P「これ発電機だよ。ジェネレータ。多分ここで車のガソリンを使って、放送用の電気を確保したんだ」

響「あ、発電機……。確かにここは放送室のちょうど上らへんだぞ。と言うことは……」

P「ん。まぁ響がここで体験した殆どは人為的なことだとほぼ確定していいってことだな」


行動安価 → 図工室探索



477 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:28:48.33 ID:PUmdftm80

響「じゃあ次は図工室行くぞー」

P「なんか適当になってないか?」

響「そういう訳じゃないけれど……。まだ言ってない場所、調べなきゃなんともならないんだし」

P「まぁ、それは確かにそうかもしれないが……。図工室に何を探しに行くんだ?」

響「え? 原版を探しにいくに決まってるさー」

P「……言っとくけど、俺の言う原版ってのは、本当の板の原版じゃないぞ?」

響「えっ?」

P「印刷の元になった紙のことだぞ?」

響「そ、そうなのか。でも図工室に無いと決まったわけでもないし、行ってみるんだぞー」

P「何か見つかればいいけど、何かあるかなぁ」



478 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:31:17.68 ID:PUmdftm80

-図工室-

響「相変わらず中は滅茶苦茶みたいだぞー……」 ガチャガチャ

P「そりゃあ綺麗になるわけないだろうしな。で、鍵は?」

響「んー。ちょっと待って……。あ、開いたぞ」 ガチャッ

P「おう。それじゃあ中を詳しく見てみるかな」 ガラララ...

響「やっぱぐちゃぐちゃだね。あまり探索はできなさそう」

P「見た感じ中に一つ扉もあるな。準備室とかへ続いてるのかな?」

響「人を模った石膏がなんか月光を受けて、なんだか不気味に見えるぞ……」 ゾゾゾ...

P「だなぁ。暗闇の中だったら、誰か人と勘違いをするかもしれんな」

響「それはないと思うぞー。肌の色だって全然違うし、そもそも胸像だから身体がないじゃないか」

P「ま、それもそうだな。錯乱状態ならいざしらずだしな。さて……」

響「どうしようかな……」


行動安価 → ジェネレーターでPの携帯を充電できないか試す



479 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:31:53.74 ID:PUmdftm80

響「そうだ! 音楽室にあった発電機でプロデューサーの携帯の電池を――」

P「無理」

響「……」 ショボン


行動安価 → 資料室へ



480 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:32:20.57 ID:PUmdftm80

P「……行くあてが思いつかないのか?」

響「うん……」

P「じゃあ、南校舎で見かけた資料室、あそこ行ってみるか」

響「資料室? ……そ、そういえばそんな部屋があったぞ」

P「まぁ、何の資料をまとめた部屋なのか知らないが……。行ってみて損はないだろう」

響「そだな。じゃあ次は資料室に行ってみるぞ!」

P「少し遠いからな。ちょっと用心して先へ進もうか」

響「うん」



481 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:32:50.94 ID:PUmdftm80

-教員舎 2F 階段-

響「うぅ。相変わらず教員舎の移動は怖いぞ……」 ソロソロ

P「大丈夫。慎重に進めば……」 キョロキョロ

                     バタンッ!!   ギュッ... ギュッ... カリカリカリカリ.....

響「!」 ビクッ

P「!!」 サッ

響「ぷ、プロデューサー! 今の音……」 ヒソヒソ

P「……上の階からだ。あの音――もしかして更衣室の隠し部屋に潜んでたのか?」

響「あ、危なかったぞ。よく気付かれないで」

P「いよいよ本当に、耳が悪いらしいな」

                ギュッ... ギュッ... ギュッ...        カラカラカラカラ....

P「……近づいてくるな。おい、響。ちょっと急いで移動するぞ」 スタスタ

響「わ、わかったぞ」 タタタ...



482 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:33:36.02 ID:PUmdftm80

- 南校舎 2F 資料室前 -

響「な、何とか逃げられたぞ。いくら気付いてないからと言っても、心臓に悪いさ」

P「あぁ。とりあえず資料室まで着いたんだ。まず鍵を開けなきゃな……」 ガチャガチャ

響「……ところで、自分思ったんだけどさ」

P「ん? なんだ」 ガチャガチャ

響「あの不審者さん、なんだかずっと3Fの隠し部屋と体育館のどこかを往復してないか?」

P「……確かに今までの動きや見かけた場所を考えると、そう思えなくも無いな。だが単純な往復ではないだろう」

響「どうして?」

P「もし本当にそこを行ったり来たりなだけなら、俺らは何度も教員舎の廊下や隠し部屋で鉢合わせになってるはず」

P「だから仮にあのルートを往復してるだけだとしたら、随分なスローペースだ」

響「……じゃあプロデューサーはどう考えるの?」

P「……往復は合ってるかもしれない。だが、そこだけじゃない」

P「多分、別のどこかにも足を運んでる。そのお陰で滅多にすれ違うことはない……と考えてる。ホラ、開いたぞ」 ガチャリ

響「うーん……」 スタスタ



483 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:35:06.07 ID:PUmdftm80

- 資料室 -

P「どれどれ……。えーっと、風土史? これは社会科の教材か何かか?」

響「小学校に風土史なんて習う機会なんてあったっけ? 覚えてないぞー」

P「それもそうだな。じゃあこれらは単純な資料ってとこか。むぅ……」 ジ-ッ

響「こっちにもいろいろあるけど、つるはしだとかノミだとかカンテラだとかの道具ばっかりだ。鉱山資料館?」

P「ふむふむ」

響「これは……古い写真だな。白黒だぞ」

P「んー……」

響「……プロデューサー。さっきからそれ読んでるけど、どんなことが書かれてるんだ?」

P「まぁ、察しの通り、この土地の歴史みたいなものだよ。結構な裏事情まで書かれてる」



484 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:36:56.64 ID:PUmdftm80

響「内容はどんな感じなんだ?」

P「ん? 全部話してたら面倒だから要約したことだけ話すとだな……」

P「えーっと。ここはかつて鉱山があって、錫、銅、マンガンなどが取れて、そこそこ賑わっていた」

P「が、60年中期を境に状況が悪化。主要鉱石の錫がほとんど取れなくなったらしい」

P「加えて鉱山から出た鉱毒も河川を汚染しはじめてな。随分と子供や女性が被害にあったみたいだ」

P「最初は皆の力で乗り越えようとしたようだが……鉱石資源が尽きはじめてたし、次第に苦しくなっていった」

P「しかし被害はそれだけで留まらず、女性の胎内の子供にまで及び始めた」

P「結果発生したのが、知恵遅れ……というか、な。まぁ今で言う知的な障害だ」

P「それも軽度、といえば聞こえはいいが、ある程度成長しないと分からないような障害だったらしい」

P「食えなくなった鉱夫たちは村を離れる者もいたが、やはりその際ネックになるのは障害持ちの子供の存在だ」

P「それで、まぁ……結構な数の子が間引かれたらしいな」

響「……」



485 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:39:29.49 ID:PUmdftm80

P「そして70年代に入って鉱山を所有する会社がいよいよ見切りをつけ始める」

P「とは言ってもまぁ、時は70年代。お世辞にも企業の対応がいい時代ではなかった」

P「鉱毒被害などを訴え続けても何の保障も降りない会社に村民は激怒。ストを行ったが効果はなし」

P「会社のために身内まで削っていったのに、とさぞや無念だったんだろうな」

P「そしてそのまま鉱山は閉鎖。会社もどこかにドロン。これでこの村は廃村になりました……とはならなかった」

P「……以上だ」

響「え? それだけなのか? 肝心の事柄、どうやって立ち直ったのかを言ってないぞ!」

P「いや。俺もそこが気になって探したんだけど……。どこにも書かれてないんだよな」

響「なんでだろう? 結構、この村の黒い裏事情まで書かれてたのに……」

P「そりゃあ――普通に考えて、歴史として残せないマズい方法をとったんだろう」

P「つまる話、間引きどころじゃない、歴史書にして記すことも憚られる悪どい手法を使った。そんな感じだろ」

響「悪どい手法……」

P「ま、それの記述がどこにもないのなら、想像で当てるしかないわな」


行動安価 → もう少し部屋を調べる



486 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:40:15.11 ID:PUmdftm80

響「うーん……。それでもやっぱまだ諦めきれないぞ。もう少しこの中を探してみたい」

P「そうか? ……まぁ、こんな資料を置いてる部屋だしな。他にも無造作に重要なのが置かれてるかもしれない」

響「ということで、いろいろ探すんだぞー」 ガサガサ

P「他に何かあるのかなぁ……。んー……」 ペラッ

響「……お? 何だろこれ。地図?」 カサッ

P「地図――だって? どれどれ……」 ヒョイッ

響「んー……。変な線ばっかりで、全然意味がわかんないぞー」

P「なんだこれ。随分と子供っぽい図だが――もしかして、生徒のものか?」

響「生徒の手書きの地図? なにそれ」

P「……『坑×への秘×の入り口は××の下』? 旧坑道入り口……。学校内にそんなのあるのか?」

響「あれ、後ろにも何か書かれてるぞ?」

P「なんだって? えーっと……『×順書×た紙な××た。確か×初は左で合っ×たはず……』。なんだこりゃ?」

響「資料ばっか増えていくなー」


行動安価 → 今までのメモと合わせて考える



487 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:41:04.09 ID:PUmdftm80

P「……」 フウム...

響「うーん。このメモ……。プロデューサーはどう思う?」

P「最初は左……。道順……。ん? これってもしかして――」 ガサガサ

響「ど、どうしたんだ。プロデューサー」

P「……」 ガサッ  ペラッ

響「それは……体育館で見つけたメモ?」

P「『ひだりにいってまっすぐ。みぎにいってひだり。まっすぐ。またまっすぐ。みえなくなった』……これか?」

響「えっ?」

P「この地図作成者が無くしたって言ってる道順だよ。もしかしたら、コレかもしれない」

響「えっ? で、でも待ってよ。それじゃあ『ノゾキアナ』って単語はどうなるんだ?」

P「どうもこうもないだろう。『ノゾキアナ』云々書かれたメモは、あくまでこのメモと一緒に見つけただけじゃないか」

P「2つが関係あるとは限らない。それに、覗き穴は校長室のことが濃厚になった今、分けて考えるべきじゃないのか?」

響「それは――……」

P「まぁ、あくまでこの道順を記したメモがこいつで合ってれば、の話だがな」 ペラッ


行動安価 → 図工準備室へ行ってみる



488 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:41:48.70 ID:PUmdftm80

P「しかしいよいよ手詰まりになってきたな。後は僅かな資料だけ探せばって感じだが」

響「……じゃあ、図工室のとこにあった部屋、入ってみる?」

P「ん? 準備室か? ……まぁ別にいいけど。怖いのはあの不審者との鉢合わせだろうな」

響「こ、怖いこと言わないでほしいぞ」

P「まぁ、八方塞だしな。行ってない場所に行くのも悪くはないかもしれん」

響「そうだな。……第一どこに行けばタイムカプセルが見つかるかわかんないぞ」

P「……それのことなんだけどさ。別にタイムカプセルって埋めるだけじゃないよな?」

響「えっ?」

P「いや、なんでもない。さて、とりあえず図工室を目指すか……」 スタスタ

響「う、うん……」 テクテク



489 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:42:25.71 ID:PUmdftm80

- 図工準備室 -

P「……」 キョロキョロ

響「物音とか、しない?」 ドキドキ

P「しない、な。人の気配もないし大丈夫だ。今の内に調べてしまおう」 ガチャガチャ カチャリ

響「……」 ギィィィッ

P「……普通、だな。彫刻やら絵画やらが保管されてる」

響「だね。あとはデッサン用の花瓶とかかな? 特に気になる様なものはないね」

P「まぁ、ここは準備室だしまぁ当然と言えば当然の内装ではあるけども、な」


行動安価 → 保健室へ



490 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:43:02.05 ID:PUmdftm80

- 保健室 -

P「……」 ガラガラ

響「……」 ガラガラ ピシャッ

P「なんとか、誰にも出くわすことなく来れたな……」

響「今、ちょうど外が明るみはじめてるから、結構、外の様子が見えるぞ」

P「どうせならここで奴の顔を拝んでおこうかね」

響「そ、そうだ。相手が普通の人間だと分かれば、もう全然怖くなんか――」

                               ガシャッ!!!

響「ひゃっ」 ビクッ サッ

P「! 噂をすればだ! 体育館から聞こえたが……。しかし一体何の音なんだ?」 サッ

響「ぷ、プロデューサー。誰かこっちに来るよ」 ヒソヒソ

P「奴、だな……。全開はシルエットしか分からなかったが、今度こそどんな面なのかを拝んでやるぜ……」 ヒソヒソ

              ジャランッ....        ュッ... ギュッ... ギュッ...

P(来たな……。老人だとは思うが、一体どんな――) チラッ



491 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:44:43.32 ID:PUmdftm80

          ギュッ...   ギュッ...   ギュッ...          カラカラカラン....

P「!」

響「!!!」 ヒッ

P(な、なんだあれ。何かの被り物か?)

響(牛? 牛みたいな形だけど……。なんだか素材が……)

P(生き物の肉や皮を繋ぎ合わせて作ったのか? ……不気味すぎる。牛のマスクをした男、か?)

               ギュッ... ギュッ... ギュッ... ギュッ...  ュッ...  ッ...

P「遠ざかっていく……。恐らく3階の更衣室に行ったんだろうが……」

響「な、なんだったんだ、あれ。すごく生々しい顔して……ま、まさか本当にオバケ――」

P「そんなわけあるか。服装は普通のジャケットと長ズボンだったし、被り物をした人間に決まってる」

響「で、でもあんなの被る人って……」

P「だな。どこかイカレてる。あまり近づかないほうがいいかもしれない」

P「幸いにして今あいつは体育館を離れたし、これは或いはチャンスかもしれないな」

響「う……」ガタガタ


行動安価 → 更衣室を窓から調べる



492 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:45:27.42 ID:PUmdftm80

P「今の内に体育館へ行こう。できれば更衣室を調べたいが――」 チラッ

響「う……うぅ……」 ブルブル

P「……少し間をおこうか。――そうだな。更衣室の窓、そこから調べてみよう。それなら響も――」

響「……ッ……わ、わかったぞ。こ、怖いけど頑張る。ここまできたんだもん」 ガタガタ

P「よし。じゃあ、行こうか。あいつが上に行ってる今がチャンスだ」

響「ぅ……」 フー フー ブルブル

P「……響。手を、繋ごうか。ちょっと歩きにくいかもしれないけど、今ならいいだろう」 スッ

響「えっ……?」

P「手を繋ごう、って言ってるのさ。怖かったら、俺の強く手を握ればいいから。ちゃんと握り返してあげるから、な?」 スッ

響「……うん……ッ……。あ、ありがとうだぞ、プロデューサー……」 ギュ-ッ



493 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:46:58.33 ID:PUmdftm80

- 体育館 外 更衣室前 -

P「ここ……で、合ってるよな。位置的に」

響「だ、だと思うぞ。窓、意外に沢山合ってまよったけど、多分ここで合ってると思う……」 ギュゥ...

P「じゃあとりあえず中を――ってその前に、響。ここが更衣室の窓であってるか確認してくれるか?」

響「自分が? ……わ、わかったぞ。頑張るぞ……頑張る……」 ギュー

P(握る力が強く……。響にとって、そんなに怖いのか場所なのか。更衣室って)

響「フー……。よしっ……。やぁっ!」 グイッ

P「お、おう。中の様子はどうだ? 何か手がかりになりそうなのが落ちてたりしないか?」

響「フー……。フー……。と、特になにもないぞ。最初自分が入ってきた通りの部屋――あれ?」

P「どうした? 何か見つけたのか?」

響「ち、違う。違うぞ。ここ、自分が入った更衣室じゃないぞ。内装はそっくりだけど、違う!」

P「? ど、どういうことだ? だって更衣室の位置って確かここで」

響「でも違うぞ! さっき、プロデューサーの話を聞いて思い出してたから、はっきり断言できるぞ!」

響「自分の入った更衣室、こんな開き戸じゃなかった! 横にスライドさせるタイプの、そう。引き戸だったぞ!」



494 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:48:02.67 ID:PUmdftm80

以下 廃村に捧ぐ



495 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:49:27.65 ID:PUmdftm80

P「響が一度入った部屋の扉が違う? どれ……」 ゴソッ

響「ロッカーの配置はそっくりだけど……。やっぱり記憶してるのと違うぞ」

P「確かに、ここの部屋は開き戸っぽいな。ドアノブも見えてるし……」 キョロキョロ

響「うん。思いだしてきたぞ。やっぱりここは自分の入ったあの部屋じゃない」

P「むぅ……。じゃあここから見えてる部屋は何処の部屋なんだ?」

響「わかんない……。自分が一人ここを探索してた時は暗くかったし……。気付かなかった部屋なのかな」

P「見落としてた部屋か……。しかし確かに、さっき不審者っぽい奴がこの体育館に入ってきた時」

P「聞こえてきた扉の音は、引き戸の音だった気がする。この部屋の扉じゃあの音は出ないだろうし――」

響「やっぱり自分が入った部屋は別の部屋だったってことなのかな」

P「だろうな。しかしそうなれば――」 キョロキョロ

響「? 何か探すものでもあるのか? プロデューサー」

P「ん。俺の勘が正しければ――んーっと、もしかしてこれかな?」 テクテク



497 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:50:49.32 ID:PUmdftm80

響「……? 排気口がどうかしたのか?」

P「いやこれ。排気口に見えるかもだけど、これはもしかしたら――」 ガチャガチャ ガコン

響「あれ? 換気用のファンが外れたぞ? もしかして壊しちゃったのか?」

P「違うよ。ほら、よく見ればガラスが嵌めてある。明らかに排気口としては機能しない構造だ」

響「えっ? つまり偽物の排気口ってこと? ということは、つまり――」

P「あぁ、隠し窓だ。恐らく隣に並んでる網目状の排気口もどきも同じような光源用の窓だろうな」

響「なんでそんな事を……」

P「さてなぁ。何か隠したかった何かでもあるのかもしれないが――どれ、中はどうなってんのかな?」 ガタ..

響「……」 ヒョコッ

P「んー。ここもロッカーが多いな……。って、お? 入口は引き戸か? ということは――響、どうだ?」

響「うん。きっとここだぞ。そうだ、思いだしてきた。あそこのロッカーから、あの紙や新聞記事を見つけたんだ」

響「そして人が隠れられそうな場所を探しちゃったから、あまり探索せずにそのまま外に出ていっちゃって――」

P「それっきりってとこか……。ふぅむ」


行動安価 → 隠し通路がないか探す



498 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:51:29.80 ID:PUmdftm80

P「しかしこれはチャンスだ。ちょうど奴は教員舎の方、恐らく3階のあの部屋へ行ってる。調べるのなら――」

響「……」 ブルブル

P「あ――。そうか、響はあまり更衣室に近づきたくないんだったな。じゃあ今はここをスルーして――」

響「いや。自分、平気だぞ。だから、この――今見えてる部屋を調べようよ」

P「……いいのか? 怖いんだろう? 朝はもうすぐなんだし、別に無理にここを調べずとも……」

響「あの不審者さんはここをなぜか重点的に見回ってた……。調べてた」

響「ならきっとここに見つけてほしくない何かがある。……勘だけど、そう思うんだぞ。だから――」 ギュッ

響「こ、怖いけど……。プロデューサーが側にいてくれるのなら、我慢できるから。だから――」 ブルブル

P「……わかった。じゃあ、一度体育館の中に入ろう。そこで入口を探してみようか」

響「うん……」 ガタガタ

P(握った手が震えてる……。強がってはいるけど、やはり怖いんだな)



499 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:51:55.12 ID:PUmdftm80

P「じゃあ行くか……ん?」

響「ど、どうかしたのか? プロデューサー」

P「いや、あそこのプール脇にあった慰霊碑か。打ち崩されてる」

響「本当だ……。あいつがやったのかな? 子供を弔った慰霊碑なのに、酷いことをするぞ」

P「さっきの音はこれを崩した音だったのかな。しかしわざわざ崩すなんて……賽の河原の鬼みたいだ」

響「賽の――?」

P「いや、なんでもないよ。さ、あいつが帰ってこないうちにあの部屋がある位置の壁を調べてみよう」 スタスタ

響「う、うん……」 テクテク



500 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:52:52.01 ID:PUmdftm80

- 体育館 -

P「ここら辺だな……。うん、確かに隣には更衣室って書かれたプレートと扉があるな」

響「やっぱ夜明けが近いせいかな。うっすらだけど、懐中電灯なしでも全体が見えるぞ」

P「だな。重点的に壁を探せば、何か見つかるかもしれん。響、最初ここへ来た時のこと、覚えてることはないか?」

響「確かここへ最初に来た時……。懐中電灯の光が当たってた場所に取っ手みたいなのが見えて、それで……」

P「取っ手、取っ手ねぇ……。んー、どれどれ?」 ゴソゴソ

響「……」 キョロキョロ

P「……ん? おっ! ここ、壁の模様に紛れてるけど、よく見れば隙間がある! ここか!」 ガタガタ

響「み、見つけたのか?! 入口を」

P「多分……。後はここをどうやって開けるかだが――ん? 取っ手か? これは」 ガチャ    ガララララ...

響「あ、開いた……。やっぱりここが――」

P「あぁ。さっきの奴が見回っていた本当の場所。そして響が最初に入った部屋、だな」

響「……」 ゴクッ


行動安価 → 警戒しつつ入ってみる



501 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:53:52.62 ID:PUmdftm80

P「ここが隠し部屋……。一体何が――」

響「うぅ……怖くない。怖くない……」 ブルブル

P「あ、響。無理にとは――」 チラッ

響「平気っ。平気だから……!」 ガタガタ

P「……」

響「……」 ブルブル

P「……」 ギュッ

響「!」

P「一緒に、入るか。多分、ここが最後の探索場所になるだろうしな」

響「……うん」 ギュゥッ



502 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:54:34.88 ID:PUmdftm80

- 更衣室? -

P「……確かにロッカーが並べてあるな。しかしやや広いし、床材もコンクリートっぽくて更衣室っぽくないな」

響「確かこのロッカーで、生徒の手記を見つけて……。あ、ここに新聞の切れ端があったんだ」

P「新聞の切れ端……そういえばその新聞の記事って――」

響「最後の悲劇の……あの樋村って名前の先生が人体模型を作ったっていう」

P「最後の事件の記事が……? じゃあ最低でも88年の9月以降の記事。廃坑の半月前の記事がここに?」

P「使用していた生徒がここに置いた? じゃあ何故部屋は隠されていたんだ? それとも――」 ブツブツ

響「ぷ、プロデューサー?」 クイクイ

P「ん、あぁスマン。ちょっと考え事をしてた」


行動安価 → 部屋の気になる場所を探索



503 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:55:35.99 ID:PUmdftm80

P「……とりあえず、調べるか。響が調べられなかった場所を重点的に」

響「うん……。今は少しだけ明るいし、部屋の中を見渡せるから何か発見があるかも」

P「じゃあとりあえずロッカーあたりを重点的に探して――」 ゴソゴソ

響「うぅ……。心なしか、この部屋。外と同じかそれ以上に寒気がするぞ……」 ガサガサ

P「……確かに。こんなコンクリ作りの部屋で着替えなんて、まったく適してはないだろうに」 ガシャッ ... バタン

響「でもロッカーも置いてあるし……。あ、もしかしてロッカーは後から置いただけで、元は別の部屋だったとか――」 キィ...

P「……それはありえるかもしれん。この部屋、更衣室というよりかは体育倉庫って言った方が合ってるしな」 パタン

響「倉庫かぁ……。確かにこの部屋、ロッカーが無ければ倉庫っぽいぞ……あれ?」 ガタッ

P「? どうした。そっちで何か見つけたのか?」

響「いや、えっと……。ここの床、よく見たら蓋みたいなのが……」

P「どれ。……本当だ。色がそっくりで分からなかったが、確かにこれは……床下に何かあるのか?」

響「な、なんだろう。水道とかかな?」

P「プールは近くにあるけど、それはないだろう。どれ、ちょっと開けて調べてみるか」



504 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:56:43.33 ID:PUmdftm80

響「あ、開けられるのか?」

P「分からん……。ん? よく見たらここ、何かを何度も叩きつけた跡がついてるな……。それもまだ新しい」

響「それって――」

P「あぁ。もしかしたら奴かもしれん。どれ、俺もちょうどあの隠し部屋から拝借したこいつで……」 ガシャ

響「こ、壊しちゃうのか? でも、こんな堅そうな蓋はいくらなんでも……」

P「いや、叩き壊すんじゃない。テコの原理で蓋を浮かせられないかやってみるんだ」 ガッ

響「蓋を浮かせ……? あぁ、持ち上げてみるのか」

P「あぁ。これで蓋が少しでも持ち上がれば、後は無理やり……よっと!」 グググッ

                 ズ...ズズズズ....        ガコッ

響「! 蓋が持ち上がった!」

P「おう。後はこれを足で横にずらしていけ、ば……っと!」 ズズズズ...

響「蓋が……とれたぞ」

P「ふぅ、疲れた。が、見事に開いたな。しかし今のでこいつ、壊れちまった……。もうこれは武器として使えないな」 ポイッ


行動安価 → 近くに誰もいないことを確認して入る



506 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:57:50.08 ID:PUmdftm80

P「しかし中は完全に真っ暗だな。久々に懐中電灯を使うしかないな」 カチッ

響「土……? なんだか土の壁が見えるぞ」

P「ちょっと、覗いてみるか。ここにさっきの奴の探してた何かがあるのかもしれないし。……響も、それでいいか?」 チラッ

響「……うん。もうここまで来たのなら、最後までやり通すぞ」

P「そうか。じゃあ先に入って安全を……って、ん? どうした響」

響「自分も、自分もいっしょに行くぞ」 ギュッ

P「しかし、中に何があるかも分からないし――」

響「自分、プロデューサーと一緒だからここまで来れたんだ。少しの間でも離れ離れなんて、もう嫌だぞ」

響「それに……。それに――もう、この手は離したくないぞ……」 ギュウウッ

P「……そっか。そうだな。じゃあ、一緒に降りてみるか」

響「……うん」 コクッ

P「足元気をつけな。さ、ゆっくり……」



                                                   カラカラ...   ...ュッ... ギュッ...ギュッ...



507 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 19:58:48.59 ID:PUmdftm80

- ??? -

P「……乾いてるし、埃っぽい。空気が古いな。何年も使われてなかったのか?」

響「梁が重なり合ってて、土壁が剥き出しになってるぞ。隠し通路というより、これは……」

P「あぁ。鉱山の廃坑っぽいな。よく見ると空気を送り込むダクトっぽいのやら電線が天井にある」

響「じゃあここがもしかして、資料室で見つけた――」

P「秘密の入口……か。少なくとも一部の生徒はここの場所を知ってたのか。秘密基地にでもしようとしてたのかね?」

響「わかんないぞ。でもまだ先に続いてるみたいだから、もしかしたらこの先にあるのかも」

P「ん……。まぁ空気はあるみたいだし、少しだけの探索ならできそうだが、一旦上に戻って――」

                      ガララララララ....   ギュッ

響「!!!!」

P「!!!」

           ギュッ ギュッギュッギュッ  ガリガリガリガリ

響「ヒッ! あ、足音が!」

P「クソッ! もう戻ってきやがった! 響、仕方ない。急いで奥へ逃げるぞ!」 ダダダ...

響「う、うん!」 タタタ...



508 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:00:26.17 ID:PUmdftm80

      ガシャン!!        ズシャッ...        ガリガリガリガリ

P「くっ……。追ってきてるのか。相手は光源を持っていないみたいだが――。俺らのライトで位置が分かるってか」

響「でもこっちはライト使わなきゃ道が分からないぞ! どうにかしないと!」

                    ガリガリガリガリガリガリ....

P「くそ……。壁に刃をでも当ててんのか? やっぱこっちを追ってきてる。何とかしないと……」

響「あっ! わ、分かれ道! 右と左に分かれてるけど……」

P「一か八かだな。一旦ライトを消して、どっちかの道へと移動するぞ!」

響「えっ? で、でもそれじゃあ道が分からないし、再点灯したら気付かれるんじゃあ……」

P「奴は目が悪い……というか、あの変なマスクで視界が悪くなってるはず」

P「なら、例え少しの光源が漏れたとしても、もしかしたら気付かれないかもしれない!」

響「で、でももしあの牛のマスクを脱いで、視界を確保したら――」

P「もしかしたら素で目が悪いかもしれない! 分が悪いが、今はこれに賭けるしかない! 行くぞ! 手を握ってろ!」 カチッ


選択行動安価
左に進む
右に進む

結果 → 左に進む



509 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:01:21.37 ID:PUmdftm80

P「こっちだ!」 グイッ

響「……!!」 タタタッ

          ガリガリ...           ブオンッ  ガシャン!! ガタン バキッ!!   ...ガリガリガリ

響「……! 暴れてる?」

P「明かりが消えて、混乱したのか。はたまた俺たちが反撃しに来たと勘違いしたのか……好都合だ。今のうちに進もう」

響「う、うん……。でもこっちも真っ暗で分からなくなったぞ。今のままじゃ……」 タタタ

P「仕方ない、一瞬だけ光をつけてみるか」 カチカチッ

響「……また左右に分かれてた?」

P「いや。まっすぐ直進する通路も見えていた。3択だ」

           ガガ..         ガリガリガリ

P「くっ! 今のでバレたみたいだ。急ぐぞ!」


選択行動安価
直進する
右に進む
左に進む

結果 → まっすぐ



510 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:02:39.06 ID:PUmdftm80

P「直進だ! こい!」 タタタッ

響「う、うん!」 ハァ..ハァ...

               ガリガリガリ...  ガリガリ... ガリ...  リ...

響「! 音が、離れていく」 ハァ.. ハァ..

P「道を違えたか? それとも俺たちの速さについてこれていないのか?」 フゥフゥ

響「と、とりあえず逃げおおせたってことでいいのか?」

P「わからん。だがこの暗闇状態じゃ、必ずライトをつけなきゃいけない場面が出てくる」

P「その度ごとに奴に気付かれる可能性が出てくるんだ。油断しないようにしないと」

響「……今のうちに入口まで逃げる、のは?」

P「どうだかな……。もし待ち伏せされていたら敵わない。できれば鉱山の別の出口が見つかればいいんだが――」

響「ふぅ……ふぅ……。と、とりあえず行動方針を進めるぞ」

P「その前に一瞬だけ光をつけて……」 カチカチッ

響「……今度は直進と右だったぞ」

P「だな……。さて、いつ追いつかれるかもわからんし、どうしようか……」


行動安価 → 右に進む



511 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:03:29.10 ID:PUmdftm80

P「……次は右だ。響、ちゃんとついて来れているか?」

響「う、うん。手、つないでるから大丈夫だぞ」

P「もし、俺の勘が正しければ……」 フゥフゥ

響「でも、よくプロデューサー進む道を即断できるなー。行き止まりもないみたいだし、運がいいのかな」

P「……かもしれん。でももし俺の考えが間違ってなければ、次は――」 カチカチッ

響「今度も右、まっすぐ、左の3択かぁ……。まるで迷路だぞ」

P「迷路……迷宮な。ちょっとこの状況だとその表現、ちょっと洒落にならないな」


行動安価 → 左へ進む



512 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:05:51.54 ID:PUmdftm80

P「左だ。左に曲がるぞ」 タタタ...

響「随分と判断早いぞ。プロデューサー、何かこの通路について知ってるのか?」

P「まぁ、心当たりのあるものならあったな。今はそれを信じて進むだけだ」 タタタタ...

響「……音、聞こえなくなったな。もう撒けてるんじゃないか?」

P「言ったろ、油断するなって。気配がないからって、動きを緩めない方がいい」

響「そ、そうだな。今は少しでもあいつから逃れておかなきゃ」

P「あぁ。さて、次は――」 カチカチ

                           ガリッ

響「!!!!」

P「!!」

響「い、今、右の通路に牛の奴がこっち向いて立ってたのがみ、見え……!」 ガタガタ

P「くそっ! やっぱ先回りしてたのか! ふっざけんな!」

響「一瞬ライトを付けた時に見えたのは、左の通路と直進の通路。そして奴が立っていた右通路だけど……」 ブルブウ

P「こうなったら……!」


行動安価 → まっすぐに駆け抜ける



513 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:06:58.94 ID:PUmdftm80

               ガリガリガリ!!


P「くっ……。急げ! 全力で走り抜けるんだ!」 グイッ     ダダダ...

響「うわっ!」 タタタ

                     ブオンッ         ガスッ

P「――んぐっ!」 ヨロッ

響「ぷ、プロデューサー! いま苦しそうな声が――」

P「……だ、大丈夫だ、足を緩めるな! ほら、こっちへ早く!」

響「う、うん!」  タタタタタタ....

P「くそ……。肩をかすった……」

響「ま、待ってプロデューサー! こっち、こっちに曲がり角があるよ! 暗くて見えないけど、右側に曲がれるみたい!」

P「右に曲がれる? まだまっすぐ通路が続いてるようだが……。くそ、曲がるべきなのか?」


行動安価 → まっすぐに



514 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:08:32.38 ID:PUmdftm80

P「ダメだ! 今はひたすらまっすぐに進め!」 ダダダダ...

響「えっ? わ、わかったぞ」 タッタッタ...

              ガリガリガリ....ガリ   リ...

響「また音が遠ざかっていく……。撒けたのか?」

P「撒いたと思ったら先回りしてたんだ。もう油断なんてできないだろう?」 タッタッタ

響「そ、そうだ! さっきプロデューサー、苦しそうな声出してたけど……だ、大丈夫なのか? もしかして怪我を――」

P「大丈夫、大丈夫だよ。少し肩を掠っただけだ。何ともない……」

響「本当だな? もし無理してたら許さないぞ!」 ギュウッ

P「あぁ、分かってるよ……。ふぅ、しかし随分と走ったが――ちと今いる地点が分からんな」

響「あまり明かりを付けたくはないけど、このまま真っ暗闇にいたらジリ貧だぞ……」

P「仕方ない……。また一瞬ライトを付けたら奴が見えた、なんてことがないことを祈って付けるしかない」

響「あの時は本当に心臓が止まったぞ……」 フゥ フゥ

P「とりあえず今いる場所は……」 カチカチ

響「今度は大丈夫みたいだぞ。えーっと、なんだか開けたような場所に出てるみたいだぞ。階段とかが一瞬見えた」

P「……危険を承知で、周りが把握できるくらい明かりを付けるしかないか」 カチッ



515 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:09:21.45 ID:PUmdftm80

P「……」 キョロキョロ

響「上に続く階段と、下へと続く階段……。あとは側に小さな小部屋があるぞ。随分と入口が小さいけど……」

P「それと右に小さな通路と、左に大きめの通路があった。両方とも見えにくいけどな。もういいな、ライトを消すぞ」 カチッ

響「……お、音は?」

P「……聞こえないな。バレなかったのか、はたまた移動したのか……」

響「と、とりあえず動かないと」

P「だな。突っ立ってたら、仮に撒けたとしても意味がない。とりあえず進むべきは……」


行動安価 → 小部屋



516 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:09:57.70 ID:PUmdftm80

響「小部屋。そうだ、小部屋を調べてみて――」

P「いや。恐らくそこには何もない。入口が小さすぎる」

響「へ? どういう意味だ? 入口が小さいからって、体を横にすればプロデューサーだって入れるくらいの――」

P「いや違う。それじゃあ中に入れることが出来ないから――」

        リ..  ガリ...   ガリ...

P「!! あの音……! 奴か! 後ろから聞こえるし、普通に俺たちを追ってきたのか」

響「! き、来た! プロデューサー、意味分かんないこと言ってないで早く動かなきゃ!」

P「分かってる。だが今行くべき方向は――」


行動安価 → 階段上へ



517 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:10:47.44 ID:PUmdftm80

響「と、とりあえず上に逃げるぞ! 普通なら見つかるかもしれないけど、真っ暗なら気付かれないかも!」

P「そう……。明かりを持ってここに来たら、上に登ったり下ったりしても見失いなんてしない……」 ブツブツ

響「だから今は真っ暗なんだから気付かれないかもしれないじゃないか! とりあえず今は逃げることを考えなきゃ」

P「あ、あぁ。とりあえずタイムアップだ。何とかして奴をやりすごすしかない」 カン カン カン

響「うぅ……。少しだけだけども音が鳴るぞ……。気付かれなきゃいいけど」 ブルブル

P「しっ! 奴が来た……」

                ガラガラガラガラガラ....             ガラ....     ガラガラガラ...

響「じ、自分たちを探してるのか?」 ヒソヒソ

P「多分な……。ここは分かれ道が多いからもしかしたらやり過ごせるかも」 ヒソヒソ

              ガラガラ...            カツン カツン

響「!!!」

P(階段を踏む音! これはマズいか……?)



518 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:11:20.97 ID:PUmdftm80

           カツン... カツン...        ブツブツブツ...     カラカラ

響「……」 ガタガタガタ...

P(呟き声が聞こえるまで近くに……。くそ、一か八か体当たりをかまして――)

                カツン...           ガシャッ!!!

響「ッ!!」 ビクッ

P「!!」 グラッ

                  ガシャリ...  ガシャン...            ガリガリガリガリ....

P(遠ざかっていく……。助かったのか? しかし今の音は――)

                       ガリ...ガリ...ガリ.. ガリ... リ....

P(完全に音が遠ざかった。と、とりあえず撒けたのか?) フゥー

響「……」

P「おい、響。とりあえず撒くことには成功したみたいだぞ。……おい、響。聞いてるか?」 ヒソヒソ

響「……」 ピクッ ピクッ

P「……気絶してる」



519 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:12:20.63 ID:PUmdftm80

響「……はっ」 ビクンッ

P「おっ。目が覚めたか。大丈夫か?」

響「あれ? その声はプロデューサー? 真っ暗で何も見えないぞ? あれ?」 キョロキョロ

P「ほらほら、落ち着け。今の今までお前、気絶してたんだよ。とりあえず今の状況は分かるか?」

響「き、気絶? えっと……そ、そうだ! あの不審者がか、かかか、階段を上って……」 ブルブル

P「おっ。思い出したか。そうだ。あいつが階段を上ってきたんだ。しかし、どうやらあいつ階段から落ちて……」

P「と、言うよりあいつが踏んだ段差が古くなって壊れたみたいでな。それで足を踏み外して――」

P「そのままどっか行ってしまったよ。古くなってたことと、俺たちが乗っても壊れなかったのが幸いしたな」

P「……しかしどこの通路に進んだかは不明だから、そこは注意しなきゃいけないけどな」

響「そ、そんなことが……。うぅ、もう死んじゃうかと思ったぞ」 ブルブル



520 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:13:46.93 ID:PUmdftm80

P「そうだな。あの時は俺も肝を冷やしたよ。本当に幸いだった――大丈夫か? 響。震えが止まらないか?」

響「う、うぅ……。だ、大丈夫。もうすぐで震えは止まるから。止めるから……」 ガタガタ

P「仕方ないさ。あんな近くまで脅威が来たんだから――」

響「ね、ねぇプロデューサー……」 ブルブル

P「ん?」

響「手、ぎゅっとして……ほしいぞ」

P「……ん」 ギュッ

響「……」 ギュウウッ


行動安価 → あたりを探索



521 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:18:24.01 ID:PUmdftm80

響「……」 フゥー

P「落ち着いたか?」

響「うん。……プロデューサー。手、ありがと」 ギュッ

P「どういたしまして。……さて、このままここに座ってるわけにもいかない。どうにか動かなきゃな」

響「と、とりあえず周りの捜索でもしなきゃ……。何があるか探索したいし」

P「……ライトを付けて探索か? 正直今の状況だと避けた方がいいと思うが……」

響「あ……そうか。ちょっと気絶したせいか頭が回らないぞ……。えーっと、この周りには――」

P「今いる階段と下り階段。側には小部屋、そして左右の壁の見えにくい所に通路。そして戻り道だ」

響「さっきと同じかぁ……。とりあえず撒けたと思って、どこに動くか決めなきゃだな」

P「だな」


行動安価 → 下り階段へ



522 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:19:06.98 ID:PUmdftm80

響「うーん……。じゃあ次は下る方の階段にでも――」

P「それなんだが……ちょっといいか?」

響「? どうかしたのか?」

P「ここに来るまでずっと俺、瞬時に判断して移動してただろ?」

響「そう……だぞ。行き止まりにも当たらなかったし、プロデューサー、何かメモでも見つけてたのか?」

P「いや。それなんだが――あれは、体育館の舞台袖で拾った道順を記したメモ通りに動いてただけなんだ」

響「メモ……? あ、あのまっすぐとか左とか書いてたやつ……」

P「そう。俺はてっきり何かを隠した場所。校長室みたいなところのメモかな――とは思ってたんだが……」

P「あの資料室で見つけた生徒の走り書き。『メモをなくした』『最初は左』とか書いてたのを思い出してさ」

P「近くにあった坑道云々書かれたメモも相まって、あのメモは『道順』だったんじゃないかと思ったんだ」

響「道順……? 一体何の」

P「さぁ? 出口なのかもしれないし、お宝なのかもしれない。そこは正直判断がつかなかった」

P「だがあの時は行き止まりを避けようとしたい一心で、あの道順を伝ってここまで来たんだが――」

P「あるいは読みは正解だったのかもしれないな。まだ偶然なだけかもしれないし、確証はないんだが……」



524 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:21:09.85 ID:PUmdftm80

響「なるほどー。メモの通りに動いてたのかー……。でもそれが今の状況と何か関係があるのか?」

P「まぁ聞けって。もしあのメモがここの何かへと至る道しるべだったとして、問題は最後の部分だ」

響「最後の部分? あぁ。確か『見えなくなった』だっけ」

P「そう。見えなくなった。消えた、見失ったという意味でも取れるな。俺は見失った、と読んでいるが……」

P「まぁいい。で、そのメモの『見えなくなった』位置。仮にメモがこの坑道を指しているとすれば、その最後の場所はここなんだよ」

P「もしこの場所が『見えなくなった』。見失った位置であるならば、ここで何を見失ったか?」

P「当然人や生き物だろうな。坑道内を動いてるんだから」

P「じゃあ人をここで見失うということはどういうことだろう? 階を上った?階を下った? 小屋に入った?」

P「それはないだろうな。あの暗闇の坑道で人を追跡できてたのなら、ちゃんと光源があったハズだから」

P「階段を使う、小屋に入るってのは音でも分かるだろうし、特に前者は階段を使う姿はここのどこからでも丸見えだ」

響「なるほど……。確かにそうかもしれないぞ。あぁ、それで階段を下るのは――」

P「ん。できれば後回しにして、他を優先して見て回りたい」



525 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:21:56.08 ID:PUmdftm80

同じ過ちをくりかえすー

>>524に追加
行動安価 → 左通路へ



526 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:23:03.17 ID:PUmdftm80

P「できれば、あそこの左の壁に隠れてる……ちょっと大きめの通路を行ってみたい」

響「ん。分かったぞ。……でもなんで左なんだ? 右の方の通路も見えづらいし、狭い通路だから見失いやすいと思うけど」

P「響、さっき俺が小屋を調べるときに何と言って止めたか覚えてるか?」

響「えーっと……入口が狭すぎる……だっけ。あれ? なんで狭いとだめなんだ?」

P「別にダメってわけじゃない。だが俺の考えが合ってれば、あそこは狭すぎて持ち込めないんだ」

響「持ち込めない? なにをだ?」

P「いいか? あのメモ、ここで人を追跡して書かれたものなら、そのゴールには何があると思う?」

響「それは――秘密の部屋とか。あるいは――お宝とか、かなぁ?」 ウ-ン

P「そうだな。まぁ前者はともかくとして、仮にお宝――荷物だな。それを抱えてここへ隠しに来たしよう」

P「その場合、荷物を抱えて体を横にしないと通れないような通路、通れると思うか?」

響「で、でもとても小さな荷物だったかもしれないじゃないか」

P「その場合はこんな場所じゃなくて、学校の――もっと別の場所に隠せばいい。ここに隠す意味がない」



527 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:24:00.15 ID:PUmdftm80

響「それはそうだけど……。そもそも荷物じゃなくて、秘密の部屋の場所かもしれないじゃないか」

P「まぁそれは確かにある。でもその秘密の部屋に何がある?」

響「それは隠しておきたいものとか……。あ……」

P「そう。部屋にしろお宝にしろ、荷物を運ぶことには変わりないんだ」

響「で、でももしかしたら学校が子供を、その……殺すための場所だったり……」

P「子供ならなおさら運ぶ通路は広い方がいい。見つけた手記によれば眠らせていたっぽいしさ」

響「それで広い方の通路を……」

P「あくまで俺の想像だ。もしその先も通路が枝分かれしてたらお手上げだし、何もなければどうしようもない」

P「しかし……できるだけ早めに調べておきたくてな。まぁ、これが俺が左の通路を選んだ理由だ」

響「……わかったぞ。じゃあとりあえず、左の方の広めの通路を――えっと、どこだっけ?」

P「こっちだ。見つけにくいようにカモフラージュされてる。ま、真っ暗闇で何も見えないからカモフラの意味もないけどな」

響「うー……歩きにくいぞー……」 ズリズリ



528 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:24:30.48 ID:PUmdftm80

P「……」 スタスタ

響「……」 テクテク

P「……む。行き止まりみたいだ」 コツ

響「行き止まり……。やっぱここじゃなかったのかな?」

P「むぅ……。だとしたらやっぱメモが指し示す場所はここじゃなかったのか? うーん……」 ブツブツ

響「まぁ、仕方ないぞ。幸いあの不審者にも出くわさなかったし、それだけでも――イテッ」 コツ

P「? どうかしたのか、響」

響「あ、いや。足に何か当たってさ。多分石か何かだと思うけど――なんだろこれ」 ガタガタ

P「……ちょっとだけ、明かりを付けてもいいか?」

響「えっ!? で、でもそれだとアイツに位置がばれて……」

P「ここは一本道だし、入り組んでいるから、あの開けた場所まで光は漏れないハズだ」

響「うー……。わ、わかったぞ。でもあんまり長くはダメだぞ」

P「分かってるよ。えーっと……」 カチッ



529 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:25:58.40 ID:PUmdftm80

P「……」

響「こ、これって――」

P「あぁ。ビンゴだ……。やっぱここにあったのか」


『87×度、6年×組 タイム×プセ×』


響「タイム、カプセル……。こんな廃坑の奥に……」


行動安価 → タイムカプセルを調べる



530 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:26:59.84 ID:PUmdftm80

P「……」 ガコッ    バキッ

響「な、何やってるんだ?」

P「タイムカプセルを開けてるんだ。こんなわざわざ湿気のない場所を選んで隠すだなんてするなら――」 ガコッ バンッ

P「開いたっ……」 ガサガサ

響「あ、あーあー……。いいのか? こんな勝手にタイムカプセルを開けちゃって……」

P「響も手伝ってくれ。さっきはああは言ったが、やはり明かりは長くつけておきたくない」

響「え? えっと、わかったぞ。何を探せばいいんだ?」

P「紙の資料。写真、大きめの用紙。そういうものを……」 ガサガサ

響「紙……。『将来の私へ』? 多分これじゃないな……。うーん、日記帳……も違うだろうし……」 ゴソゴソ

P「違う……。これでもない……。……このクラスじゃないのか? いや、でもこんな場所を選ぶんだし――」

響「……お? なんか大きめの紙が出てきたぞ。なんだこれ」

P「大きめの紙! どれだ、見せてくれ!」 ガサッ

響「これだぞ。えーっと……なになに?」 ガサガサ

『学園オカルト 87年3月号』

P「これだ……。やっと見つけた……!」



531 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:28:34.29 ID:PUmdftm80

響「学園オカルトの3月号! と、いうことはこのタイムカプセルは――」

P「あぁ。学園オカルトを書いていた人物がいたクラスのタイムカプセルだろうな」

響「なんでわざわざタイムカプセルにこんなもの入れて……」

P「3月号の記事内容は書いた本人もヤバいってことは承知の上だったんだろうな。それで証拠をここに入れて――」

響「でもそんなやばい記事って一体どんな――」 ガサッ

P「とりあえず今は読む暇はないから、調べるにしてもここを出てからじゃないと」 ガサッ

響「と、とりあえず資料っぽいものは全部詰めておいて、と」 ゴソゴソ

P「よし、電気を消すぞ。これでここには用はない。急いで電気を消してきた道を――」

                        ガリ...       ガリ....

P「!!」

響「あの音……! かなり近い!」

P「……近づいてくるな。恐らく気付かれてる」 カチッ

響「ど、どうすれば……。ここは一本道だし逃げ道が」 ガクガク


行動安価 → タイムカプセルの中から使えるものを探す



532 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:30:41.29 ID:PUmdftm80

響「そ、そうだ。タイムカプセルの中で何か使えそうなものを――」

P「だめだ。とてももう時間がない……。すぐそばまで来てる」

                 ガリガリガリガリガリ...

響「ひっ! う、うぅうぅ……プロデューサー……!」 ギュウゥッ

P(くそっ……何かいい案いい案は……)

響「うぅ……どうして……。目も耳も悪いハズなのに、こうも自分たちの居場所を――」 ガタガタ

P(……そうだ。今までのパターンから、耳も目も悪いことは確実なはず)

P(それがこうも真っ暗な坑道で居場所を見つけ出すだなんて――)

P(真っ暗……? そうだ。奴は学校も廃坑の中も光源なしで移動してきたんじゃないか)

P(目は悪い。悪いとは思っていたが……。それでも暗闇の中なら少しは見ることができる? )

P(いや、どっちでもいい。少なくともここで重視すべきは、奴の目は暗闇に慣れ切ってる可能性が高いってことか)

                    ガリガリガリガリ!!!

P(もう目の前にまで……。くそ、一か八か、これが最後のチャンスか!)


行動安価 → 照明を落とし、近距離で突然ライトをつけて怯ませる



534 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:33:18.25 ID:PUmdftm80

P「……響。合図したら目を瞑って、背を低くして向こうへ走り抜けるんだ。できるか?」 ヒソヒソ

響「えっ!? そんな、プロデューサー……。まさか一人でっ……!」 ギュゥゥゥッ

P「そんな訳ないだろ。俺に策がある。一か八かではあるが……」

響「策?」

                ガリガリ          ガシャッ   ガキン

P「説明してる暇はない。いいな? 合図をしたらだぞ? 3……2……1……」

                       ブオンッ!!!

P「今だ! 走れ!」 カチッ!!      ピカッ

響「う、うん!」 タッタッタッタッ...

???「……ッ!!!」 ブォンッ ブォンッ

P「うおっ。 危ねっ! ……響! 無事か!」 ダダダダダ!!

響「こ、怖いぞー! あ、頭の上をなんか掠ったぞー!」 グスッ

P「泣くな! 泣く暇なんてないぞ! 急いで走れ!」 タッタッタ...

???「ォ……ォォォォオオオオオオオッ!!!!!」



535 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:34:41.09 ID:PUmdftm80

P「急げ……! もうこの際ライトは付けっぱでいい。とにかく距離を稼ぐんだ!」 タッタッタ...

響「う、うん。でもあの牛頭。さっき回り道してたし――」

P「あぁ、俺たちの目指す方向が分かってるぶん、先回りもされるかもしれない。だからこそ走るんだ!」

響「ぐぅ……。なんだかさっきから走ってばかりで――」

                        オオオオオォォォォォオォオォォォオォッ!!!!

響「ッ! い、今の声は――」 ギュッ

P「奴の叫び声だ……。もう理性もクソもないな。あれは本物のバケモノだよ……」 ハァ...ハァ...

響「今は急いで……ッ!?」 ガクッ バタンッ

P「響! 転んだのか!? 大丈夫か?」 ダッ

響「う、うぅぅ……。こ、こんなところにロープが張って――」

P「ロープ……? ほ、本当だ! クソ! あの野郎いなくなった隙にこんな罠を張ってやがったのか!」

響「あぅ……。あ、足が……。うまく立てない。は、走れないよぅ……。ど、どうしよう」 ガクガク   グスッ

P「大丈夫だ。泣くんじゃない。ほら、こうやって抱えれば……。ほら大丈夫。さ、行くぞ!」 ヒョイッ

響「あ……。で、でもこんな……。プロデューサーの負担も大きくなるし、何より両手が使えなく――」

P「大丈夫、お前の体重なんて綿みたいなもんだしな。さ、しっかり掴まってろ!」 ダッ



537 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:35:44.61 ID:PUmdftm80

P「た、確かここを右に曲がって……。即曲がったんだから、えっと……」 ハァ... ハァ...

響「プロデューサー……。ごめん、ごめんだぞ……」 グスッ

P「なに言ってるんだ。お前は……ハァ……なにひとつ悪くないじゃないか。そんな気に病むな……」 フゥ...フゥ...

響「う、うぅぅ……っ!」 ポロポロ  ギュッ

P「ここを過ぎれば……。ここをまっすぐ行けば出口に……!?」

響「グスッ……。? プロデューサー、どうしたのか……。って、えっ!?」

P「道が……土で塞がれてる……。そんな――」

響「うそ……。うそっ……!」

P「……まさか、さっき暴れていたのはこれが目当てで――」 ガクッ

                         ....オオオオオオオォォォォォォォォオオォオォォ...

響「声が、聞こえる……。まだ遠くだけど、そんな……。ここまで来て……」 ポロポロ

P「本当に、とことん……。やってくれるじゃないか……」



539 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:39:04.37 ID:PUmdftm80

P「……」

響「うぅっ……。うぅぅ……」 グスッ ヒック

P「ここまで来て……。もう外は明るみ始めてるだろうに、まさかこんな場所で終わりだなんて」

響「プロ、プロデューサー……ごめんね、ごめんね……」 グスッ ポロポロ

P「何言ってるんだよ……。お前は何も悪くないって――」

響「い、いっぱい助けてくれたのに……無駄にし、グスッ……しちゃって、ご、めんね」 エグッ

響「こ、こんな、こと……ッうぅ……こんなことに巻き込んじゃって……ごめんね……っ」 ヒック

響「ずっと側にいて、くれたのに。す、素直になれ、なれなくて。ご、ごめ……ッ……ッグ……んね゙」 ズッ

響「そ、して。約束守ってくれ、て。あり、ありがど……ヒック……ありがどうね。手、プロデューサーの手、暖かくて」 グスッ

響「手、ギュっ……っとしてくれて、と、とても嬉し、ッ……う、うれしかったぞ……」 ポロポロ


響「大好き……グスッ……ずっと、ずっと大好きだったぞ……」 エグッ ヒッグ


P「響……! お前、そんな」

響「う、うぅうう……うえぇぇぇぇぇんっ!」 ダキッ ポロポロ



540 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:40:32.13 ID:PUmdftm80

P(クソ……。こんな、もう本当にダメなのか)

P(いや。まだチャンスはあるはず。考えろ……考えろ!)

P(響は足を怪我して動けない。だから抱えて動く必要はある)

P(でも肝心の出口付近はこの通り。これじゃあ通れないから出口で出られない――)

P(? 出られない? いや。それだと奴も同じだ。奴も出られなくなる)

P(奴はどこかに通路を知っているのか? いや、それとも他の出入口を知っているのか?)

P(いや、後者はないな。それなら無理やり床を壊して入らずに、その出入り口から入ればよかった)

P(じゃあやはり他の道を知っている……? ……覚えがあるぞ。あれは確か――)

P(……いや、それ以前にあの牛男をやり過ごさなきゃいけない)

P(まずはそこを考えなきゃいけない。恐らくまだ奴は奥の方にいるだろうが、少しずつ近づいてる)

P(響は自力で走れない……。なら一時的にでも無力化するか、別の場所に誘導しなきゃいけない)

P(手元にはライトくらいしか物はなし。同じ手は二度も通用しないだろうし……)



542 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:43:39.43 ID:PUmdftm80

P(響が泣いている……。こいつさえ守れれば、あとはどうなってもいい)

P(でも問題は自力で動けないことだ。ここで一時的に奴を無力化できても俺が死んだら意味がない)

P(面向かって戦うべきじゃないのか? だとすれば誘導?)

P(今いる場所は最初の分かれ道の左側通路。少し戻れば十字路に戻れるがハチ合わせになるだろう)

P(問題はそこに戻って別の通路に逃げたとしても、すぐにバレる。行き止まりだったらそれこそ終わりだ)

P(くそ……。まぁ唯一の救いはあいつ目と耳が悪いってころか)

P(それだけ見れば老人相手にしてるようなもんだが……)

P(道を塞いでる土の方も手で掘れるくらいに柔らかいが、いかんせん量が多すぎる。掻いて道を作るのは無理だ)

P(何か……。何か考えを……)


行動安価 → ライトを使って誘導



543 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:44:58.45 ID:PUmdftm80

P(ライトを付けたまま投げて別の場所へ誘導するか……?)

P(……少しだけなら時間は稼げるかもしれない。だがそれは敵の手にライトを渡す意味になる)

P(つまり鬼ごっこのはじまり。それからは道を間違えれば即ゲームオーバー)

P(やるか? かなり一か八かではあるが、現状それくらいしか手段がないしな……)

響「ぐすっ……。ぐすっ……」 ヒック

P(考えている時間はない。少しでも時間を稼ぐために早めに行動しなければ……) ゴクッ

P「……なぁ、響」

響「……?」 グスッ

P「最後に、悪あがきしようと思うんだ。……いいか?」

響「ぐすっ……。どう、やるの?」

P「なんてことはない。ここの土を使って、ちょうど……そう。人間が埋もれるくらいの土の山を二つ作ってくれ」

響「作って……どうするの?」

P「つけたままのライトを1つその中に埋め込む。そして俺らはこの先の別通路で、できなければ暗闇で息を殺してやりすごす」

P「後は俺の体力勝負だ。……時間がない。協力してくれるな?」

響「……グスッ……うん。わかったぞ」 ゴソゴソ



544 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:46:04.42 ID:PUmdftm80



――……

――――…………


???「……」 ガラガラガラ...

???「!」 ガラ   ピタッ

???「……」 ザリュ... ザリュ... ピタッ

???「……」 クックックック...

???「……」 ガラガラ  ブオン

???「……」     ズシャッ   ズシャッ   ズチャッ  バキッ

???「……?」 カラカラ...  ザリュッ ザリュッ コロ...

???「!!」 バッ

P「ひっかかりやがったなこのクソ牛野郎!」 バキッ!

???「ォォ……ッ!!!」 ズシャッ

P「ざまあ見ろ! しばらくそこで寝転がってな!」 ダダダッ



545 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:47:06.05 ID:PUmdftm80

響「や、やったのか?」 グスッ

P「あぁ。一発殴って尻もちつかせただけだけどね。だが、これで生きて出られるかもしれないぞ!」 ダダダ...

響「ほ、本当か?」 パアァ

P「あぁ。だがあいつ、手から鉈を離しやがらなかった。1発殴るくらいしかできなかったのが残念だが――」

響「とりあえずプロデューサーが怪我をしなければなんでもいいぞ!」

P「あぁ。だが問題は帰り道だ。一応出口へと向かうであろう場所の入口は目星がついてるんだが――」 タッタッタ

響「ど、どうするんだ?」

P「とりあえず今は逃げるしかないだろう!」 タッタッタッタ....


行動安価 → 壁の傷を頼りに進む



546 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:48:45.66 ID:PUmdftm80

P「ふぅ。ここだ!」

響「ここって……。あっ! あの時牛男が先回りして立ってた場所……!」

P「そう。問題はいつ、どこの道を使って先回りしたかだが――」

P「あいつ気配を失ったのはいつだった? 俺たちが最初の十字路を超えた頃だったよな」

P「それでそのまま進んでいくと、4つ目あたりの分かれ道から急に現れた」

P「明らかに最初のあたりの分かれ道に確実に繋がっている。じゃなきゃあの速度で追いつける訳がない」

P「……つまる話、最初の方の分かれ道。あそことここの通路が繋がっていると踏んだのさ」

響「で、でも仮にそうだとして、どうやってそのルートを進むんだ? 自分たち、ここの通路を使うの初めてだぞ」

P「それだがな……ふふ。響、壁の方をよく見てみろ」

響「壁? 何かあるのか……って、え!? 傷が残ってる……」

P「奴がこの坑道を進む時に、脅しか癖なのかは知らないが、壁や床に鉈を這わせていた。ガリガリガリってな」

P「それこそが俺たちがこの迷宮から逃げる道しるべ。アリアドネの糸なんだよ」

響「す、すごい。これを辿っていけば――」

P「あぁ! きっと出口まで出られる! さ、追いつかれる前に急ぐぞ!」 タタタ...



549 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:49:56.35 ID:PUmdftm80

P「ハァ……ハァ……。どうだ響、傷の後は次はどっちへ」

響「えーっと、えーっと……あ! こっちにあったぞ!」 バッ

P「よしきた! ここをまっすぐだな! ライトと道案内頼むぞ」 フゥ フゥ

響「う、うん! 任せてほしいさ」

                        オオオオオオオオォォォォォォォォッ!

響「ッ!」 ビクッ

P「なっ!? 結構近いぞ。もうこんな近くまでやってきてたのか! 急がないと……」 ダダダッ

響「あっ! あれ、あそこ!あの角からうっすら光が漏れてる!」

P「おっ! いよいよ出口か。ラストスパートだ!」 ダダダダダ....

              オオオオォォォォオォオオォ!!!      ガリガリガリガリ....

響「すごい勢いで迫ってる……! 頑張ってプロデューサー! あとちょっとだぞ!」

P「おう! ――って、やった! ここ最初の分かれ道の右側だ!」

響「本当か!? やったぞ! 後はあの出口から外に出るだけ!」

P「だが声も近い。間に合うか……!?」 タッタッタ...



550 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:50:48.97 ID:PUmdftm80

- 更衣室? -

響「ぷはっ! やった、あそこから出られたぞ!」

P「はぁ……はぁ……。何とか出られた――って、そうじゃない! 急いでここの蓋を閉めなくちゃ!」

響「そ、そうだぞ! いくら外に出たからって、出口を塞がなきゃ」

P「響! そっちの蓋を押してくれ。俺は引っ張るから! 急いで!」 グググッ...

響「わ、わかった! うりゃー!」 グイッ!!

P「うおりゃあああああああっ!」 グイィィィッ!!   ゴゴゴ....

                 ォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!    ガリガリガリガリ!!!

P「閉まれやー!」 グイグイ

響「閉じろー!」 グググググッ

              ゴゴゴゴゴ...              バタン!!!



551 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:51:19.20 ID:PUmdftm80

.
           ォォォォォォォォォォォ!!!      ガンガンガン!!    バキン ガキン!!!

響「と、閉じた。でも滅茶苦茶に叩いてるぞ……。だ、大丈夫かな」

P「ま、大丈夫だろう。奴が何度壊そうとしても壊れなかった蓋だ。それに重さも相当あるし、下からじゃ持ち上げられない」

響「そ、それなら安心……ではあるけども。……いいのか? このまま放置しちゃって」

P「今はそうするしかないだろ。終わったら警察にでも頼んで助けてもらうさ。それまでは暗闇の迷宮を彷徨えばいい」

響「土山に埋めたライトも、結局叩き壊してたしね。本当に真っ暗闇の中を一人で……。うぅ、恐ろしいぞ」

P「因果応報ってやつだ……って、おい! 窓を見ろ!」

響「窓……? あっ! 明るいぞ! いつの間にか朝を迎えていたんだ!」

P「よっしゃあ! これで迎えが来る! これでこんな場所とはおさらばだ!」

響「や、やったぁっ! ま、まさか本当にここから生きて出られるだなんて……」 グスッ

P「とりあえずこの部屋を出よう。もしかしたら校庭にスタッフが来てるかもしれない」

響「うん!」



552 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:52:14.13 ID:PUmdftm80

P「響、足の具合は大丈夫か?」

響「うん。まぁ……。一応は立てるけど、歩くのはちょっとキツいぞー」

P「じゃあ……これだな。よいしょっと」 ヒョイッ

響「わぁっ。……えっと、ありがとだぞ。でもプロデューサーいいのか? 自分抱えて走って、疲れてるんじゃないのか?」

P「綿を担いでるようなもんだっていったじゃないか。気にするな。これも通信空手の賜物だよ」 ハッハッハ

響「それはあまり関係無いような気もするけど……」

P「何言ってんだ。コイツのおかげで何度俺はピンチを乗り越えられ――」 ピクッ

響「? どうしたんだ、プロデューサー」

P「……部屋の向こう。体育館のホールの方から音がする」

響「えっ!?」 ビクッ

                      -ン... ターン... ターン...

響「バスケット……。いや、毬つきの音……?」

P「みたいだな。これが本当の最後の試練ってか……。よし、行くぞ!」

                           ガララララ....



554 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:53:17.57 ID:PUmdftm80

.
              ターン... ターン... ターン...     ピタッ

響「……女の人? フルフェイスを被ってて、顔が分からないぞ」

P「あの靴……。見覚えがある。俺を殴った奴だ」

響「えっ!?」

??「……」 ジーッ

響「武器は何も持っていないようだけど……。ど、どうしよう」

P「どうもこうもないさ。……そうか、あんたがそうだったのか」

響「え? あんたがって――何のことだ? えっ? えっ?」 キョロキョロ

??「……」

P「あんた……俺らの導きだした答えを、聞きに来たんだろ?」

??「……」 コクッ

P「いいよ。じゃあ、答え合わせを始めようか」



555 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 20:53:43.95 ID:PUmdftm80

以下 廃村に響く



558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/25(日) 20:54:51.71 ID:yGWDWxDZ0

あの時貼られた地図

LM1z7pa



585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/25(日) 21:33:29.17 ID:Dsh+uI5I0

wdkmITx
YDdbfDy
tIsPwMg




599 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 22:57:09.17 ID:PUmdftm80

P「えーっと、まずどこから話して聞かせるべきなのかな」

響「ちょ、ちょっと待ってほしいぞ! え? プロデューサー、この人と知り合いなの?」

P「ついさっき『俺を殴った』って言ったばかりじゃないか。知り合いなわけないだろ」

響「でもプロデューサー、この人の素性を知ってるような口ぶりだったし――何より、なんで推理を……?」

P「恨みを買いたくないから」

響「えっ……?」

P「ま、あの部屋の蓋を閉めずにここで待っててくれたのなら、すぐにどうこうってことはないんだろ」

響「ちょっとプロデューサーが何を言ってるのかわかんないぞ……」 オロオロ

P「まぁいいさ。じゃあ――何から語ればいいのかな」

??「……」 ジーッ

P「そうだな……。まずあそこに閉じ込めた牛男の正体からにしようか」 クイッ

P「恐らく……ここの元教頭――なんじゃないのか? えーっと、確か橋本だったっけか?」

響「えっ!? な、なんでそんなことわかるんだ?」

P「それの根拠はいろいろあるんだが……。まずはこんな所をうろつく理由から入ろうか」



609 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 23:10:51.51 ID:PUmdftm80

P「こんな人里離れた辺鄙な廃校。理由なく徘徊するような場所じゃあないわな」

P「じゃあ何故か? そりゃあこの場所に何か用事でもあったんだろうさ」

響「それは自分もなんとなく分かるぞ。あの……例の事件とかに絡んでのことだろ?」

P「そうだな。考えられる要素と言えば、過去の事件。これの関係者につきる」

P「もちろん逃走中の殺人鬼がたまたまここに潜んでいた、だなんて可能性もあったが――」

P「それじゃあ行動範囲が狭すぎるし、廃校に執拗する必要がない」

P「まぁ十中八九、あの牛男は過去の事件に関連した誰かだろう」

響「じゃあ、何故教頭? 考えれば校長や他の教員でもいいと思うんだけども」



611 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 23:20:33.88 ID:PUmdftm80

P「簡単だ。奴が校長室じゃなく、壁新聞が隠されている廃坑の方に執着したからだ」

響「廃坑の……。これか」 ガサッ

P「響、覚えているか? 教頭はどういう文句で脅されていたのかを」

響「えーっと確か……『タイムカプセルは絶対に暴きます』だったぞ」

P「そう。牛男は校長室に執着しなかった。無論、誰かが校長室に入った形跡はあったが、荒らされてはいなかった」

P「奴は何度も3階から刃物を調達して、体育館の廃坑への入口をこじ開けようと躍起になっていた」

P「あの牛男にとって校長室の書類が致命傷じゃなかったのか、それとも壁新聞の方が大事だったのかは知らない」

P「でもあそこまでタイムカプセルに執着する学校関係者、とくれば……教頭くらいだろうと思ったんだ」

響「なるほど……」

??「……」 ジーッ



615 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 23:26:26.92 ID:PUmdftm80

P「じゃあ次に何故だな。何で今頃になって過去の事件を掘り返すように廃校にまで出向いたか……」

響「そりゃあ、あれじゃないのか? 事件の真相を明かされたくなかったからとかそんな感じの」

P「誰に?」

響「えっと……。玄関に張ってあった壁新聞の作者にじゃないのか?」

P「そうだな。ではどうして今頃になって? 証拠を隠滅するためなら、それこそ廃校直前にでも行けばよかったんだ」

響「えっと、それは――」

P「それにわざわざ『証拠を取りに行きます』だなんて馬鹿正直に伝えるのもおかしい。やるならこっそりやればいいんだ」

響「それは……うん。確かにそうだぞ。証拠を取りに行くのならこっそり行けばいいし、わざわざ犯人に伝えなくとも――」

P「これはあくまで勘なんだが、教頭がここに来たきっかけは、『同窓会のお知らせ』……なんじゃないか?」

響「同窓会の? そんなのあったっけ?」

P「ほら、3階更衣室の隠し部屋で見つけた、あの読めなかった手紙だよ」

響「あぁ、あれかぁ。ほとんど読めなかったけど、確かにそう読めるかもしれないぞ」

P「大方、同窓会で『タイムカプセルを発掘します!』だとかそんなことでも書いていたんじゃないのかね」



618 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 23:42:37.81 ID:PUmdftm80

P「もしタイムカプセルが本当に見つけ出されたら、大勢の目の前で新聞を見られてしまう可能性が高い」

P「それを避けるために教頭は慌てて廃校であるこの学校へやってきた……と、俺は推理したんだが」

響「じゃあ何で手紙を出したその人は、わざわざ教頭をここにおびき寄せたりしたんだ?」

響「さっきも言ったけど、証拠を取り出すのなら呼ぶ必要なんてないじゃないか!」

P「んー……。これも推測ではあるんだけどな」

響「うんうん」

P「多分、散々怖がらせて殺すため。だと思う」

響「うんう……えぇっ!?」 ビクン

??「……」 ギシッ...




619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/25(日) 23:43:13.73 ID:B93qHH5DO

vipper43332



623 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/25(日) 23:53:51.74 ID:PUmdftm80

響「な、何で殺すため?! そ、それじゃあ壁新聞のあの文章はどうなるのさ!」

P「文書?」

響「『証拠を取ってきます』って言葉さ! もし殺しちゃったら起訴も何もできないじゃないか!」

P「……響。あの壁新聞、本当に25年前に書かれたものと思ってるのか?」

響「えっ?」

P「あの新聞さ。明らかに25年前だとおかしな一文が書かれていたじゃないか」

響「えっ? えっ? ど、どこにそんなことが書かれて……?」

P「事件から半年。25年後に証拠を取りに来る。80年後期。犯人逮捕済み……」

響「……あっ! そういえば……」

P「明らかに証拠を取りに来るまでの期間が長すぎる。それに当時はまだコレが存在していたはずなんだ」

響「時効……」



628 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 00:08:40.15 ID:9LDDfkGx0

P「あれは恐らく教頭を廃校に留まらせておくために用意した新聞なんじゃないだろうか」

響「そ、それじゃあ何で殺そうと? 普通に起訴して牢屋に入れちゃえばいいだけじゃないか!」

P「そこは分からんが……。まぁ、裁判の長期化を嫌ってのことかもしれない」

P「そもそも過去の解決事件の証拠なんて持ち寄って、有罪にできるかなんて怪しいものだし」

響「えっ? できないの?」

P「もし教頭が過去、この事件で不起訴処分で終わってたら、尚更に難しい話だし」

P「そもそも犯人が自首して終わった事件を、検察が再び扱うかなんて分かりゃしないしな」

響「そんな……」

P「当然、『殺害目的』ってのは、あくまで俺の予想ではあるけども……。一応、根拠はあるんだぞ?」

響「? どんな根拠が?」



629 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 00:18:51.31 ID:9LDDfkGx0

P「そうだな……。響、お前はこの廃校に潜んでいる存在を何だと思った?」

響「えっ? そ、それは過去学校で殺された子供たちの霊とか、オバケとか……」

P「何でそう思った?」

響「だ、だって変な放送が聞こえたり、足音だったり、人体模型が動いてる風に見えたりして……」

P「そう。でもそれらは大半が人為的なものだったな」

響「う、うん。確かにそうだったぞ」

P「じゃあ誰が何のために、そんな事をしたと思う? お前を怖がらせるためにか?」

響「えっと、それは……。じ、自分が邪魔だったから、廃校から追い出すために?」

P「発電機まで事前に用意してまでか?」

響「う、うぅぅ……。意地悪はやめるんだぞー!」 ポカポカ

P「痛てて……。いや、別にからかった訳じゃない。つまる話、あれらは全部事前に準備されてたものなんだ」

響「つまり?」

P「あの放送も、足音も、或いは人体模型も、俺たちに使うために用意したものじゃなかったんだってことさ」




631 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 00:25:46.72 ID:9LDDfkGx0

P「あれらは恐らく、ここにおびき寄せた教頭用の仕掛け」

P「罪悪感を刺激するように、或いは恐怖心を煽るようにいろんな場所で、いろんな仕掛けを施した」

P「全部教頭を恐怖のどん底に陥れるために」

響「そ、そうなのか……?」

??「……」 ジーッ

P「教頭の末路は見たろ。変なマスクを被って、多少の光や足音を無視するように校内を徘徊して」

P「あれ。ていうかあそこにいる牛男、多分本当に正気を失ってるんじゃないのかな」

響「とっても怖い思いをして、発狂したってことか?」

P「その言い方だとなんか軽いけど……。多分そうなんじゃないかなって、俺は思ってる」

??「……」 フム...



639 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 00:44:31.58 ID:9LDDfkGx0

P「この場所から逃げ出したい。しかし証拠を残して行くわけにはいかない」

P「教頭は逃げることも叶わず、この廃校で精神をガリガリと削られていった」

P「途中までは上手く行ってたんだろう。しかし突然思わぬ邪魔が入ってしまう」

響「自分たち、か」

P「そう。勝手に廃校に潜りこんだ挙句、いろいろと仕掛けに引っ掛かったり、かき回したり……」

P「それがどのように作用したのか分からないが、教頭に隙を与えてしまったのかもな」

P「これは想像だが、お前の悲鳴やらを聞いて、僅かに正気を取り戻したんじゃないかな、教頭は」

P「少しの間正気を取り戻した教頭は、俺たちの車を別の誰かの車と勘違いし、死の仕掛けを施す」

P「そして仕掛けに気づいて放送室を襲撃し、後は只管に廃坑に入ることのみに執着し始めた」

響「そんなことが裏ではあったのか」

??「……」 フーッ...

P「いや。だからあくまで俺の想像だ。だが、もしこうなってしまったら、せっかくの計画もおじゃんだ」

P「そこで仕掛け人は急いで俺たちの排除に乗り出した」

響「排除って……」



640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/26(月) 00:46:57.14 ID:ttLi704M0

只菅?



646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/26(月) 00:52:45.08 ID:iNwoAM6Ho

ひた‐すら 【只=管/一=向】
[形動][文][ナリ]そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。「―な思い」「―に弁解する」



647 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 01:07:54.09 ID:9LDDfkGx0

P「放送を利用して響と俺を何とか引き合わせて、車で帰ってもらおうと画策したんじゃないか」

P「しかし、それもなかなか上手くいかない」

P「だから強硬手段として、俺を殴って監禁して、一時的に学校内から遠ざけた」

P「恐らく響も、或いはどこかに閉じ込める予定だったのかもしれないな」

響「自分らを殺して排除するわけじゃなくて?」

P「それだと反撃を食らう可能性もあるし、穏便にいきたかったのかも」

P「まぁ、車のガソリンはギリギリ街まで足りるくらい残してくれてたし、帰ってほしかったのは事実だろう」

P「だが何とか引き合わせることに成功した後も、俺たちはここを去らなかった」

響「車が弄られていたからな」

P「そう、ブレーキが壊されてた。これは仕掛け人も気づいてなかったのかもしれないな」

P「或いは修理した後に、あの牛男……教頭がデストラップを仕掛けてきたのかもしれんが。ま、どっちでもいいだろう」

P「とにかく俺たちがここから去らないのであればもう仕方がない」

P「俺たちを無視するか、或いは逆に利用するか。そんなところで手をうったんだろう」



650 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 01:25:38.00 ID:9LDDfkGx0

響「でも自分たちをここから追い出すために動いた、かぁ。少し思い当たる節があるかも」

P「最初の携帯の録音も、或いはお前を安心させて車に籠城させるために残したのかもしれんしな」

響「自分はもう一度校内に入って行っちゃったけど、確かに後で車にいればよかったって後悔したなぁ」

P「まぁ、その後に教頭が車を弄りにやってきた可能性もあるし、籠城が正解って一概には言えないんだけどな」

??「……」 コツン コツン

P「あぁ、すまん。話の途中だったな。ところでここまでの推理、どうだ? 合ってるかね」

??「……」 ジーッ

P「……だんまりですか」

響「まぁ、仮にプロデューサーの推理が合ってたとして、教頭と仕掛け人が動いてたのは分かったさ」

響「それじゃあ結局、仕掛け人って誰なのさ? 一応ここまでの流れから大体想像できるんだけど……」 チラッ

P「確かにここまでくれば大体誰がそうなのかは分かるわな。うん」

P「まあ、察しの通り、そこのフルフェイスの女。こいつこそが仕掛け人なんじゃないかな、って俺は思ってるよ」

響「やっぱり」

??「……」



653 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 01:41:11.69 ID:9LDDfkGx0

響「それで、この人の正体って結局何なんだ? 教頭に恨みを持つって言えば元生徒だろうけど……」

P「まあまあ。それを説明するには、まず順序立てが大事だろう」

響「順序?」

P「ここで、過去この学校で何が起きていたのか。それについての推理を披露してみたいと思ってる」

響「過去この学校で起きてたこと? 確かさっきプロデューサー、臓器売買の説が薄くなった、とか言ってたよね」

P「あぁ。それを含めての俺の結論だ。まぁ聞いてくれ」

響「うん……」

??「……」 コクッ

P(あ、頷いた。一応反応はあるんだ)



654 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/26(月) 01:52:34.07 ID:9LDDfkGx0

P「まず最初に、この学校では学校主導の殺人があった。これはいいな?」

響「まぁ、それは大体予測してたことだし、別に驚きはしないぞ」

P「じゃあ何故殺したのか? 理由は多分、金儲けのため」

響「ビジネスってことか? でも臓器売買は否定してたよね。じゃあどんなことで商売をしてたっていうのさ?」

P「そうだな。『不必要な子供を処分するため』。これだろうなとは思う」

響「……へ?」

P「それだと何か変か? 単純だけど別に変ではないだろう」

P「親はいらない子供を処分できる。学校は親から大金を受け取れる。Win-Winじゃないか」

響「そ、それはそうかもだけど……。いや、それだとお金の工面はどうするのさ!」

P「金?」

響「そうだぞ。この村は学校の儲けで成り立っていた可能性が高いって言ってたよね?」

響「1つの村を存続できるほどの大金を、複数人いるとはいえ学校側が受け取れるだなんて……」

響「子供を捨てる酷い親がいたとしても、その人たちが大金持ちばかりだなんて都合がよすぎるぞ!」




700 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/27(火) 22:40:17.46 ID:MJ8BYd+E0

P「そうだな。村を存続させるばかりか、校舎の改築までできる大金、そうそう集められないわな」

響「だぞ!」 フンス

P「だから月謝という名目で分割して支払っていたんだよ」

響「へっ? 月謝で?」

P「そう。月々にやや高めの月謝を学校に支払って、処分用の分割費用として充てたんだろう」

響「そ、それでも大金を支払っていることには違いないぞ!」

P「学校生活は6年あるんだ。その間に金を貯めることも十分可能だろう」

P「それに、親の目的はあくまで『子供を処分したい』ってことだ。金の問題なんて二の次だったろうさ」

響「そんな……」

P「現在、小学生を6年間育て上げるのに掛かる生活費は約600~700万。私立なら1000万は軽く超えるだろうな」

P「昭和の時の内訳は分からんが、だいたい同じくらいの費用はかかっただろう」

P「それを手間も含めて学校側に丸投げできるんだから、『酷い親』側からしたら願ったり叶ったりだな」

響「むぅー……」



704 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/27(火) 22:58:47.38 ID:MJ8BYd+E0

P「大量生産はコストダウンの定石だ。食事も教科書も服も、大量発注でコストを減らせる

P「教員や職員もほとんどが村人から出しているし、村の中には土木に明るい人も多かったろう」

P「学校運営自体にはそれほど金はかからなかったろうし、儲けもそれなりに出たハズだ」

P「こうやって学校は大金を手に入れ、顧客は子育てから解放されてとWin-Winの関係を築くことができる」

P「ま、これが『不必要な子供を処分するため』のビジネスモデルだ。ここまではいいか?」

響「うーん……。で、でもあくまでその説が可能ってだけで、別に確定した訳じゃないんでしょ?」

P「あぁ。あくまで俺の想像だ」

響「じゃあ例えば学校側が子供に、その、酷いことをして……それで儲けていた、とかもありえるんじゃないのか?」

P「酷いこと? ……あぁ、そっち系ね。まぁ当然そういう部分もある可能性も考えたんだが……」

P「学校側は警察にまで手を回してまで死体や殺人記録などを隠していた」

P「むざむざ第三者の目の触れる所に連れだしたり、或いはビデオなんかに記録したりなんかは無かったろうさ」

P「ならば学校側の行動原理はひとつ。子供を殺し、その死を隠蔽すること」

P「しかし臓器売買は設備や環境、技術的な問題や樋村の手記などから考えにくい」

P「ならばこれでビジネスが成立するのは、この説くらいしかないだろうと踏んだのさ」



713 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/27(火) 23:27:24.18 ID:MJ8BYd+E0

響「うぅ……。まぁ一応、プロデューサーの言うことは分かったぞ。でもそれじゃあ1つ疑問が残るぞ」

P「何だ?」

響「もし入学させるのが殺害することが目的なら、なんで学校で普通に多くの卒業生が出ているんだ?」

P「そりゃあ全員が全員『顧客』の子供だったって訳じゃないからだろ。学校から一人も卒業生が出ないのは変だろ?」

P「恐らく殺害する予定の生徒はごくごく僅かで、それ以外は普通の生徒だったんじゃないだろうか」

響「じゃあ何でそれくらい普通生徒が入学してくれてるのに、学校はわざわざそんな危険なビジネスの道を選んだんだ?」

P「これも想像だが……。響、寮母の手記の『運命共同体でいるしかない』、『心中すればよかった』の文を覚えてるか?」

響「う、うん。一応だけども」

P「これ、ちょいと邪推して見れば、『生きるか死ぬかの瀬戸際に、もう戻ることが許されない道を選んだ』」

P「『こっちを選ぶくらいなら死ぬ方を選んでいればよかった』……って風にも読めるんだよな」

響「それがどうかしたのか?」

P「『子供の殺害』はあくまで『親の同意』があって初めて成立するビジネスだ」

P「間引きをしていたとはいえ、何のコネもない村で唐突にこんなビジネスの話が湧いて出るのはおかしい」

P「つまり……。このビジネスは、村の外部から提案されて出てきたものなんじゃないのかって話だ」



715 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/27(火) 23:38:52.97 ID:MJ8BYd+E0

??「……」 ホホゥ...?

響「村の外から、『子供を学校に在籍してる風にして、秘密裏に殺してくれ』って依頼があったってこと?」

P「そ。そしてその人物が村復興のパトロンとなることを条件に、村人は殺害に同意する」

P「村の学校は改築され、村はその子を殺すためだけに学校を運営し始めた」

P「入学者がそれなりにいたのは、そのパトロンが殺す予定とはいえ子供が辺鄙な学校に在学することを嫌ったからか」

P「高所得者向けの私立がどこそこでできる! だとか宣伝したのかもねぇ」

P「或いはそのパトロンと同じ考えを持っていた奴らが結託して人を集めたか……。ここまでいくと妄想になるが」

P「まぁ、仮にこんなことができるとすれば、そのパトロンは超どころじゃない大金持ちになるか」

P「醜聞嫌いの超大金持ちが邪魔な子供を処分する。うん、3流ドラマによくありそうな話じゃないか」 ウンウン

響「そ、それなら確かに筋は通ってるように見えるけどォ……。うーん、非現実的すぎるなぁ」

P「これがあくまで俺の想像ってこと忘れてないか? まぁ、細部はともかくとしてこんな感じじゃないかなとは思う」

響「……まぁ、ここで話を止める訳にはいかないし、話を続けるんだぞ」



721 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 00:17:57.33 ID:u7SzKXHf0

P「おう。じゃあ今までの俺の推理が合ってるって前提で話を進めるようか」

P「そうやってパトロンの依頼を完了した後も、学校は村の存続のために間引きビジネスを続けた」

P「しかしその中で、間引きに反対する人物が現れる」

響「寮母さん、だな?」

P「そうだな。そのうちの1人はその人で合ってる」

響「えっ? そのうちの1人って……?」

??「……」 ウンウン

P「そして彼女らは何とか生徒たちへの間引きを止めようと、学校の裏で暗躍を始める」

響「暗躍? 今までみた資料の中では特にそんな話は出てこなかったけど……」

P「ま、それはおいおい説明するとして……。響、お前にはもう説明したが、もう一度だけ九の悲劇について見ていこうか」

響「九の悲劇? あぁ、わかったぞ」



722 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 00:33:26.20 ID:u7SzKXHf0

P「まずエレベーター事件。響、これについてはどう思う?」

響「どうもこうも……さっき言った通りだぞ。事故なんてありえない。他殺だーって」

P「じゃあ何で彼は殺された?」

響「それは……間引きの一環でじゃないか? その子を殺害するよう依頼を受けていたとか」

P「そうだな。じゃあ何であんな目立つ形で放置されたんだと思う?」

響「それは……。例の樋村って人がしたんじゃないの? 校長が教頭にそんな感じのメモを残してた気がする」

P「そうだろうな。そしてそれは恐らくプール事件も同様だ。そしてそうした理由は――」

響「自分の造っている人体模型を完成させるためのパーツを手に入れる……ため?」

P「ご名答。だが多分、それだけじゃない」

響「それだけじゃないって……。え? それ以外に意図があったってことなのか? あの狂人がしたことに?」

??「……」 ダンッ!!!

響「ひゅいっ!?」 ビクッ

P「お、落ち着けよ。結論を急ぎすぎだ。響も俺の話を最後まで聞け」

響「わ、わかったぞー……」 グスン



727 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 00:54:31.91 ID:u7SzKXHf0

P「樋村は人体模型のパーツを集めていた。それは集めた資料からも楽に読み取れる」

響「だ、だぞ。それで人体模型を完成させようとしてたって……」

P「ところが、だ。樋村は人体模型を作っているにしては明らかに不自然な行動をしている」

響「不自然な?」

P「校長の手記にあった、樋村の生徒殺害の手口だよ」

響「えっと確か、死体の原型も留めないくらいにぐちゃぐちゃにしてしまってるってあったぞ」

P「そう。そして自らの手記にも臓器を潰してしまったと書き記している」

P「しかしそのすぐ後に『もっとバラバラに』だなんて言葉を残している。これは明らかに変だろう」

響「それは確かに……」

P「樋村の手記を全面的に信じるとなると、色々とおかしいんだ。心臓をいくつもストックしている風に書かれていたり」

P「脆く保存の難しい臓器よりも、骨の方を何故か貴重と言ったり……」

P「これは行動からしてもいろいろと矛盾している。考えるべき点だ」

??「……」 ジーッ



729 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 01:23:50.67 ID:u7SzKXHf0

P「さて、ここで話は飛ぶが、響。お前はゾンビ事件について、どう思ってる?」

響「どうって……。そりゃあ死者が生き返る訳ないじゃないか! 当然新聞部の誇張だと思っているぞー」

P「最初はお化けの仕業だと信じて疑わなかったくせに」 ボソッ

響「なんだ?」 キョトン

P「いや、なんでもない。だが飼育小屋の中で見つけたメモは見ただろう?」

響「一応見たことは見たけども……。あれは生きてる誰かが書いたものであって、やっぱソンビとは思わないぞ!」

P「そう。あれは生きている生徒の書き記したメモだった」

P「そして手記によると、手記を書いた人物に襲ってきたのは村人と学校の教師達……」

P「状況を読み取れば、彼、或いは彼女以外にも何人か一緒に逃げて、実際に教員に殺された子もいるようだ」

P「白昼堂々、教員総出でリアル鬼ごっこ。隠蔽第一の学校が、何故このようなことを?」

響「それは……。えっと、手記に書いてあったけど、校長の家かどこかに勝手に潜りこんだから?」

P「それなら厳重注意でいいはずだ。第一、騒動の原因は『顔を覚え~』みたいなことが書いてあったじゃないか」

響「それはそうだけども……」




730 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 01:47:46.35 ID:u7SzKXHf0

P「あれは間引き予定の子にしては数が多すぎるし、そもそも間引きを昼間っからやるとは思えない」

P「新聞を信じるなら11人。学級閉鎖までして、何故そこまで彼らを殺そうとしたのか」

P「簡単だ。それは彼らが、かつて自分らが間引いたはずの生徒たちだったからだ」

??「……」 カタッ...

響「そ、それじゃあプロデューサーは、ゾンビ事件は本当に死者が蘇って事件だったって言うの!?」

P「んな訳ないだろ。何とかして間引きから逃れた生徒たちに決まってる。校長の手記にそれらしい事が記されている」

響「だ、だよねー。 あ、そうか。これがさっきプロデューサーが言ってた、寮母さんの暗躍なのか」

P「そう思うか?」

響「えっ? 違うの? だって校長の手記には、寮母さんの遺書に『自分がやった』って書いてあったって……」

響「あれ、そういえばこのフレーズ。どこかで見た覚えが……」 ウーン

P「それはな、響。寮母室にあった――」

響「そうだ! 遺書の下書きでそんな台詞を書いた遺書が何十枚も書いてあって――あれ?」

P「そ。寮母の遺書はあらかじめ用意されていた。あの枚数は短い時間で用意できるような量じゃない」

響「じゃあ寮母さんの遺書は一体……」

??「……」 ジーッ



731 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 02:01:50.38 ID:u7SzKXHf0

P「それに仮に寮母が間引かれる生徒を救ったとして、どうやってだ?」

響「え? えっと、それは……隙を見て人形とすり替えたり、だとか?」

P「それじゃあ触った瞬間、即バレるだろう。それにすり替えるタイミングがあったとは思えない」

響「じゃ、じゃあ、薬で仮死状態にして、死んだと思わせておいて、後で蘇生させる……とか?」

P「この学校の隠蔽っぷりは徹底的だ。3階隠し部屋を見るに、綺麗な死体なんて一つもなかったんだろう」

響「じゃあどうやって……」

P「着眼点は悪くないぞ。俺も生徒を救うには、生徒と何かをすり替えたんだと思っている」

響「で、でもプロデューサーの話じゃすり替えるのは不可能だって……」

P「いや。すり替える事の可能な人物が一人いるぞ」

響「えっ? だ、誰だそれは」

P「簡単な話さ」

P「それは『その生徒を間引いていた人物』、その人だよ」



732 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 02:31:50.83 ID:u7SzKXHf0

響「へっ? 寮母さんが間引く側で参加すればすり替えがきくってことか?」

P「違う違う。それじゃあすり替えても死体を調べられて終わりだって言ったじゃないか」

響「うがー! 意味が分からないぞ!」

P「もっと正確に言おうか。生徒を救うには、生徒と何かとすり替え、かつ『死体を調べさせない』必要があった」

響「死体を調べさせない……? それができるのが間引いている本人ってことなのか?」

P「そうだ。響。こういった事情で遺体を調べずに済む状況ってどんな時だと思う?」

響「えっ? うーん、そりゃあ遺体がグロテスクになってるとか、明らかに死んでいる時だとか……」

P「そう。明らかに死んでいる時だ。頭をミンチにされてたり、全身を燃やされて黒こげにされてたり……」

響「うぐっ。確かにそんなのじゃ調べる気にもならないぞ」

P「そんな凄惨な遺体を前にすれば、誰にだって遺体の確認はおざなりになる」

響「確かに……。あ、もしかして寮母さんはそうやって死体を偽装したのか?」

P「……響。ここまで言ってまだ気付かないのか?」

響「えっ?」

P「遺体を凄惨な状態にする、遺体を調べさせない、気が触れていると思ってくれれば好都合……」

響「遺体を凄惨な……あっ!!! って、えっ? えっ? も、もしかして……」 オロオロ



734 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 02:42:49.94 ID:u7SzKXHf0

P「飼育小屋の生徒は『先生たすけて』と残していた」

P「寮母に対する呼称が先生だったのかは知らない。が、もし違うのであれば、この『先生』は学校の教員のことだ」

P「そして仮に彼ら、彼女らを救ったのがその『先生』であるのなら、それはもう一人しかいないだろう」

P「響。さっきの問いに対する返答をするぞ」

P「生徒を救い出そうとしていた人物。それは寮母の他に、もう1人いたんだ」

P「それは周りにイカレた殺人鬼の演技をしつつ、裏では生徒を救い出すために暗躍していた人物」

P「生徒を間引きの現場から救い出していたのは、恐らく――」

P「26年前に逮捕された、人体模型事件の犯人と言われている男」


P「樋村博教諭、その人だ」


??「……」 パチ パチ パチ...



739 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 05:10:34.43 ID:u7SzKXHf0

P「樋村は恐らく理科を担当していた教師だ。他にも兼任してたかもしらんが、今はどうでもいい」

P「彼の根城である理科準備室にはエンバーミング、プラスティネーションの本があった」

P「恐らくはあれを元に生徒の身代わりとなる『死体』を造っていたんじゃないか」

P「飼育小屋の手記には『先生が私たちの死体を作ってくれた』みたいな記述があるし、ここは間違いないだろう」

P「その身代わりの死体を作るために骨や臓器が必要になり、それを間引いた子供たちから拝借した」

P「骨が貴重と言ってるのは、臓器や肉は潰してしまえば誤魔化しがきくが、骨はそうはいかないからだろうな」

P「或いは子供の体格に合った骨は、同じく子供からしか取れないからか」

P「目につきにくい部分は石膏や粘土で代用し、プラスティネーションなどの技術で生きてるような質感を出した」

P「流石によく調べればバレるだろうから、誰も調べないよう樋村は派手なやり方で遺体をぐちゃぐちゃにしたんだろう」

P「刃物をもって振り回せば、誰も近づきやしないだろうしな」

響「それで……。あっ! もしかしてあの人体模型って……」

P「そうだな。樋村の造っていた人体模型。あれは本当は誰かのための身代わり用の死体だったんじゃないか?」

響「だからいろんな子供の臓器や骨が使われていたのか……」




741 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 05:16:06.61 ID:u7SzKXHf0

P「正直、間引く手順はどうやったのかは知らないから、すり替えの方法は完全な想像で答えるしかない」

P「だが仮にあの3階の秘密の部屋でやるのなら、いろいろとすり替えのやり方は思いつく」

P「あの通路は男性用更衣室のロッカーに隠されていて、なおかつ非常に狭い空間だった」

P「樋村個人のロッカーの中にあらかじめ身代わりの死体を入れておいて隠しておく」

P「そして誰か同伴者がいるのなら、先に部屋に入って準備でもしててくれとでも言ったんだろ」

P「あの秘密の通路は1人通るので精一杯だ。振り返られる心配もない」

P「そして同伴者が通路に入ったら、ロッカーの遺体と生徒をすり替えて、自分も部屋へと入っていく」

P「部屋は窓もなくうす暗い。眠らせていたであろう静かな生徒と、物言わぬ死体との区別もつき難かったはず」

P「そして入って作業台に寝かすなり、後は樋村ご自慢の演技で派手にぐちゃぐちゃにする」

P「恐らく顔とかを優先的に潰していったんじゃないか?」

P「ま、本当に同伴者がいたかわからんが、あの部屋の狭さと手間を考えれば2人が限度だろう」

P「これで人目につくことなく死体と生徒をすり替えられたんじゃないかね」

響「ははぁ。そういうやり方があったのかー……」




742 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 05:32:08.34 ID:u7SzKXHf0

響「と、とにかくプロデューサーの言うことは分かったぞ。それじゃあ樋村は良い奴だったんだな」

P「俺の推理が正しかったらな。まぁ、俺はかなり正解に近いと思ってはいるんだが」 チラッ

??「……」 グッ

P「どっちの『グッ』だ? 合ってるのか間違ってるのかわからん」

??「……」 ジーッ

P「ま、まぁいい。話を九の悲劇に戻そう。ゾンビ事件はこれらの方法によって難を逃れた生徒の存在がバレた事件だ」

P「きっかけは村人に間引いた子供の顔を覚えてる奴がいて、そいつに見つかったから……」

P「それで大変な事態に気付いた学校側は、全学生徒を体育館に移動させて隔離し、殺戮を始めた」

P「そしてあっという間に9人もの子供が殺されてしまった」

P「飼育小屋の手記は、その地点で難を逃れていた2人のうちの1人が書いたものだろうな」 チラッ

??「……」



748 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 06:05:16.69 ID:u7SzKXHf0

P「さて、ここで寮母サイドに視点を移そう。校長の手記によると、寮母は遺書を書いて自殺した」

響「九の悲劇でいうところのミキサー事件のことだな」

P「失敗を予感してか、と手記には書かれていたが、それでも自殺する理由としては薄い」

P「そこで思いついたのが、自分の息子を生徒逃がしの嫌疑から逸らさせるためかって奴なんだが……」

響「確かに。全部自分がやりましたと言えば、まだこれからも生徒を救える可能性は残せるからな」

P「だが校長の手記にあった『最後の一人を処理したのは彼女の息子』、『遺体は原型を留めていない』」

P「これを読んで、それだけじゃなく、別の理由もあるかもしれないことに気付いたんだ。響、何か気付かないか?」

響「樋村が処理って……。もしかしてそれ、また身代わりの遺体で助けたのか?」

P「そうだろうな。じゃなきゃ原型を留めないほどにぐちゃぐちゃにする理由もない」

響「でもよく身代わりの遺体を用意できたなぁ。急ごしらえで造ったのかな?」



749 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 06:06:45.20 ID:u7SzKXHf0

P「そう。いつも臓器が足りない、骨が足りないと嘆いていたのに」

P「それに拵えるスピードも恐ろしく早い。死体加工処理なんてのは数分で出来る内容じゃないんだぞ」

響「エンバーミングやプラスティネーションなしじゃあ、死体がリアルにならないよね……。うーん、どういうことだろ」

P「しかもいくら急ごしらえで造ったとしても、髪や臓器、骨などは誤魔化しが効かない。これらは必須のアイテムだ」

響「じゃあ……。うーん、すでに殺されていた生徒たちの骨や臓器を流用した?」

P「それも恐らくその時に限っては無理だろう。遺体は学校が管理したろうし、易々と近づくこともできなかったろうし」

響「それじゃあ、えーっと……。うーん、」

P「ところで響。校長の手記によれば、寮母の遺体。随分と酷い有様だったらしいな」

響「そうだな。えーっと、確か飛び降り自殺なのに遺体はバラバラになっていて……ってまさか!」 ハッ!

P「多分、そのまさかなんだろうな」


P「寮母はその生徒を救うために自分の命を絶ったんだ」




756 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 06:35:31.37 ID:u7SzKXHf0

??「………………」

P「最初は難を逃れたもう2人のうちのもう1人を殺して、もう1人を救ったのかな、と思ったんだが」

P「校長の手記に書いてあったが、死亡推定時刻がその生徒を救った時刻とかなり近いということ」

P「そして校長の手記に『最後の1人』とあったので、もう1人もすでに殺されてしまっていると踏んだこと」

P「これらから、最後の生徒を救うのに必要な臓器や骨、肉や髪を寮母から流用したんだと判断したんだ」

P「死後すぐであれば、肉や臓器はまだ色褪せることもなく、エンバーミングなどをする必要もない」

P「これによってかなりの早さでフェイクの死体を作ることができる。原型を留めないのなら尚更だ」

響「そのために寮母さんは自殺を……!? そ、そんな。惨いぞ……」 ヨロッ...

P「だが、飛び降り自殺をしたわけでもあるまい」

響「……えっ? ど、どういうこと?」

P「せっかくの死体なのに、飛び降りて臓器が潰れたり、血が流れ出てしまったらおしまいだ」

P「だからあの日は多分、寮母は別の場所で、なるべく血の流れない方法で自殺したんじゃないだろうか」

響「なるべく血の流れない方法って……?」

P「血や臓器に変色などを起こさないような毒、水死、窒息死……。どれかは分からん」

P「もしかしたら、自分の息子の手で首を絞めてもらったんかもしれないな」



757 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 06:37:06.08 ID:u7SzKXHf0

響「自分の息子の手で……。そ、そんなことがありえるのかっ? あっていいのかっ?」 ウッ

P「そういきり立つなよ。でもすぐにフェイクの死体に流用するため、近くに樋村を置いて自殺したと考えた方が自然なんだ」

P「最後は息子の手で……なんてことがあっても別におかしくはあるまい」

響「でも、でもそれじゃあ、あまりに悲しすぎるぞー……」 グスッ

P「あーあー。泣くな泣くな。これはあくまで俺の推理が当たってたらの話で、その上でさらに仮定の話だ」

P「推理通りだとしても、実際は苦しまない毒で眠るように息を引き取ったのかもしれないしさ」 アセアセ

響「……ホントか?」 クスン

P「本当本当! ていうか仮定の話で泣くなよ」

響「わかったぞ……」 グシグシ

P「まぁ、とにかくだ! そうやって寮母は臓器などを流用された後」

P「樋村の手で、そのバラバラになった残骸を中庭にバラ撒かれたんだ。予め用意してた遺書と共にな」

P「これが俺の考える寮母の自殺の真相。そしてミキサー事件の真相だ」



791 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 23:09:21.24 ID:u7SzKXHf0

P「さて。視点をゾンビ事件の方に戻そう」

P「ここまでの推理が合っていると仮定して、では何故バレるような状況に陥ってしまったのか」

P「飼育小屋の手記には校長の家か何かから出るときにバレたと書いてあった」

P「まさか校長に匿って貰っていたというわけでもあるまいし、恐らく勝手に忍び込んでいたんだろう」

P「それが樋村の指示かは分からないが、救い出した生徒をむざむざ危険な場所に送り出すとは思えない」

P「なので校長の家かどこかに忍び込んだのは生徒側の独断だろう」

P「で、何故そのようなことをしたかと言うと……」

響「証拠の確保……とかか?」

P「まぁ、そうだろうな。校長の鍵が寮母室にあったのを考えれば、そうだとしてもおかしくはない」

P「最初からそういう計画みたいなのを練っていたのか、或いは突発的なことかは知らない」

P「しかし不幸にも村人に見つかってしまい、結果あのゾンビ事件が発生した」

P「結末は今語った通り。これが俺の推理するゾンビ事件の真相だな」




793 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/28(水) 23:18:56.12 ID:u7SzKXHf0

響「そっか……。でもよく生徒を救い出すことができたな」

響「いくら精巧な作りの身代わりの死体でも、バレる時はバレそうなものなんだけど」

P「学校は警察に介入させなかったし、正確に死体を調べられる人材がいなかったのかもな」

P「或いはその知識がある可能性がある学校保険師が、寮母さんだったのかもしれない」

響「そういえば保健室にも粘土やら糊とかがあったし、そうだったのかもしれないな」

P「そういうことだ。……さて、じゃあゾンビ事件についての推理も終わったし次に移ろうか」

P「次は樋村が逮捕された、人体模型事件についていろいろ推理を披露したいと思う」

響「人体模型事件かぁ……。ここまでのプロデューサーの推理を聞けば、なんとなく察しがつくけれども」

P「ま、話を進めるために必要なことだ。同じ推理かはともかくとして聞いてくれ」

響「わかったぞ」

??「……」 コクリ



795 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 00:06:20.27 ID:2e56Ay4H0

P「さて、次の人体模型事件だが……。これは樋村の自首という形で締めくくられている」

P「なぜ樋村は自首をなんかをしたのか。その原因は恐らく先のゾンビ事件が原因になるんだろうな」

響「ゾンビ事件が原因で……?」

P「もっと詳しく言えば、寮母が亡くなったこと。証拠を確保するのに失敗したこと」

P「加えて状況を考えれば、間引き時の監視や遺体のチェックが厳しくなって、すり替えが困難になったからかもしれん」

響「生徒を救うのが難しくなったから、だな。それならだいたい分かるぞ」

P「あぁ。それでも学校は間引きを止めないだろう。しかし間引きを良しとしない樋村は最後の手段に出る」

P「身代わり用の死体を持って、学校の手の回っていない地域の警察へ赴いた」

P「そして自身が全ての罪を被るかわりに、学校で起きていたこと全てを世間に知らしめたんだ」

??「……」

響「でも、それじゃあ1つだけ疑問が残るぞ?」

P「ん? 何か変なことでもあるのか?」

響「変、というか……。自首の目的が間引きを止めさせることなら、何で1年近くの期間が空いてるんだ?」

P「何でって……そりゃあいろいろ準備しなきゃいけないこともあったし、何より放っておけない存在があるだろうが」

響「放っておけない存在?」

P「ゾンビ事件で救い出した、寮母の忘れ形見でもある生徒のことだよ」

響「あっ!」



797 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 01:08:43.27 ID:2e56Ay4H0

P「先の事件で寮母が亡くなってしまい、その子が頼れる人物はもう自分しかいない」

P「だが自分は学校の間引きを止めるために、警察に全てを話に行く予定ではある」

P「その子の親の元に送り返すわけにもいかないし、これについては樋村も相当悩んだはずだ」

P「だから樋村は苦肉の策として、その子が一人でも生活が送れるように色々な準備を行った」

P「家事の仕方を教えたり、戸籍の準備などで1年ほどの時間を使ったんだろう」

P「あと生活費用。要は財産を残すためにいろいろと工面をしてたのかもしれん」

P「もともと救い出した生徒を何人も匿えてたし、学校から出てる給金は悪くなかったんだろうしな」

P「そうやって全てのやるべきことを終えた後、樋村は警察へと自首をした」

P「これが俺の考えている樋村自首までのシナリオだ」

響「その子のための準備期間、かぁ……。それで一年ほど期間があったんだな」

P「或いは単にその子が中学生になるのを待っていたのかもしれない」

P「全寮制の小学校はまず見かけないが、中学ならば全国レベルで見ればそれなりにあるだろうし」

P「ま、一人でも生きていけるのを待っていたというのは同じではあるが」



799 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 01:51:36.08 ID:2e56Ay4H0

P「後の話は簡単だ。いろんな生徒の死体の一部を使用した人体模型を持っていき、私がやりましたと話す」

P「そして手の回ってない警察が村に乗り込む前に、急いで事態を隠蔽しようと躍起になる学校」

P「しかし事前に金庫の鍵やらを盗まれていたせいで、ろくに隠蔽も出来ないまま学校は閉鎖したってところか」

響「なるほど。でもそれで、校長や教頭はどうなったんだ?」

P「んー。面白くない話だが、玄関に張ってあった壁新聞を見るに、証拠不十分の不起訴で終わったんじゃないかね」

響「そ、そんな……。一番悪い奴が特別なにも罰を受けることなく終わるだなんてあんまりだぞ!」

P「いやいや。一応これも樋村の考えのうちだった可能性があるんだよ」

響「……へ? どういうことだ」

P「樋村は学校への断罪よりも、子供たちのことを優先したんじゃないかって話だよ」

響「うー? 言ってる意味がわかんないぞー」 ウーン



801 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 02:08:18.22 ID:2e56Ay4H0

P「まず樋村は確定的な証拠を提出せずに事件を終えた」

P「手にしているであろう、金庫の鍵を警察に引き渡せば、校長や教頭も断罪できただろうに」

P「だがそれをしなかった。何故か? 多分、間引きを依頼した親たちを脅そうとしたからじゃないだろうか」

響「脅し?」

P「例え廃校になっても、その学校へ間引きを依頼した親たちの子供への態度が変わるとは思えない」

P「もしかしたら今度こそはと、別の方法でその子を再び間引こうと画策するかもしれない」

P「だからそうさせないために、あえて証拠を残し、そういった親への牽制として使おうとしたんじゃないか?」

P「『もしその子を虐待したり殺したりでもしてたら、証拠としてとってある血印書を警察に提出するぞ』」

P「『そうなればお前は破滅する。そうされたくなければその子と共に平穏に暮らせ……』」

P「……とまぁ、こういう感じの脅し文でも親へと送ったのかもしれないな」

響「なるほど。親からすれば、子供を間引けたとしても自分が警察に捕まってしまったら元も子もないだろうからな」

P「ちょうど時はバブルの真っただ中だ。中には身分的に醜聞を嫌う親もいただろう」

P「全てを話せば親と教師陣をブタ箱へと送れるかもしれない」

P「だが代わりに子供たちは親を失い、残酷な事実を知って、失意のままに施設へと行くことになる」

P「それならば多少関係はギクシャクしてでも、それぞれの親に責任を持って育ててもらった方がいいと判断したんだろう」

P「ま、あくまでこの部分は証拠はなく、全部俺の想像ではあるけれどもな」



804 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 02:18:28.07 ID:2e56Ay4H0

響「そこまで考えて……。樋村って人は本当にいい人だったんだな」

P「ま、ちと好意的に解釈しすぎたきらいはあるけれど、でも的外れって訳じゃないと思っているぞ」

??「……」 ウンウン

P「さて、ここまで推理をすれば、残りの九の悲劇はどうとでも解釈できるわな」

P「プール事件は何故か被害者は近くの中学の生徒だった」

P「捜索届が出されていたのなら間引き目的じゃあるまいし、多分巻き込まれた形だったんだろう」

P「間引き現場を見られたか。或いは死体を見つけられたのか」

P「はたまた、まったく別の事件で死亡しただけであるのか……。まぁどうでもいい話だな」

P「カッター事件は年代から考えて、まだ校舎の改築をしてない頃の間引き時の事件だったんじゃないかね」

P「不手際で生徒を逃がしてしまい、放送で助けを求められる一歩手前までいってしまった。そんな感じか」

P「そしてギリギリのタイミングで喉を切り裂くことに成功して、何とか事なきをえた……みたいな?」

P「ま、これも資料が足りないから何とも言えないが、これが3階の秘密の部屋を作るきっかけになった事件かもしれんな」



809 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 02:41:34.62 ID:2e56Ay4H0

P「そして女教師の小物事件。あれは寮母を指してのなら、一応は筋は通る」

P「だが自身の身体を使って小物を作成していたっていうのは流石にガセだろう」

P「多分、素材として使用していたのは、間引かれた子供たちの肉体の一部なんじゃないかな」

響「間引かれた子供たちの死体を使って小物を作っていたってことか?!」 ゾクッ

P「あぁ。だが子供の血肉は貴重な素材だ。安易に使えたとも思えない」

P「もし使えたとして、破損した骨の一部やら潰れた肉、少量の髪の毛くらいだろう」

P「それでも、いつの日かそれが証拠になる日が来ると信じて」

P「或いは人知れず死んでいった子供たちの存在を永遠に残すため」

P「そういう風な行動に出たのかもしれないな」

響「寮母さんも、いろいろと頑張ってたんだな……」

P「当然それはあくまで噂だけで、実際には何もやってないって可能性だってあるけどな」



834 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 19:14:17.18 ID:2e56Ay4H0

P「飼育小屋の事件は……特に語るまでもないな」

響「校長の手記には、樋村先生のお父さんがやったって書いてあったぞ、確か」

P「その前後の文を見てみるに、まぁ間引く予定の子をあの場所に隠して救い出そうとしたんだろうな」

P「これは寮母の手記の『あの人と同じ夢を見るようになった』に通じるな」

P「父親も、間引きに反対していた人物の1人だったんだ」

響「樋村一家は、みんないい人だったんだな」 ウルウル

P「そして最後にタイムカプセル事件は、学校の裏側を覗こうとした生徒を排除したってのが真相だろう」

P「卒業の前後に学校の手にかかってしまったから、このような形の噂になったんじゃないか?」

P「事実、さっき見つけたタイムカプセルには人の骨らしきものなんて入ってなかったしな」

P「この事件に関しては、他にも補足が必要だと思うが……今はおいておこう」

響「補足?」

P「すぐわかるよ」

??「……」



811 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 03:05:06.57 ID:2e56Ay4H0

P「と、まぁこれが九の悲劇についての俺の考えだ。筋は通っているだろ?」

響「まぁ、明らかに変だと感じるような場所は思いつかなかったぞ」

P「まぁ探したら間違いの5、6箇所くらいあるのかもしれないが、大筋はこんなもんで確定してもいいだろ」

P「と、言う訳なんだが……どうだろう」 チラッ

??「……」 パチパチパチパチ

P「……合ってるってことでいいんだろうか」

響「そう解釈していいんじゃないかな?」

P「とりあえず、推理が合ってると解釈させてもらって、最後にまとめに入ろうか」

響「そうだな」

P「今言ったような出来事が過去発生し、そうやって学校は閉鎖された」

P「そして学校関係者や村人も村を離れざる得なくなり、そのままこの村は廃村となった」

P「証拠が学校にまだ確かに残ってはいたが、鍵もなければ回収することはできなかったんだろう」

P「そうして月を越え、年を越え、やがて25年の時間が流れた」



817 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 03:39:11.90 ID:2e56Ay4H0

P「何故今頃になって、この計画を実行したのかは分からない」

P「だが平穏に暮らしていた教頭の元へ一通の知らせが届く」

響「同窓会案内だな」

P「そうだ。そして教頭は慌てた」

P「訴訟を恐れてか、それとも周りの人間に、或いは家族に自分の素性がバレるのを恐れたのかは知らない」

P「教頭は急ぎ証拠を処分しに当時の廃村へと向かった」

響「でも、それは罠だったんだっけ」

P「この廃村までは、最寄りのホテルからでも車で2時間以上はかかる」

P「もしホテルを利用せずに来たのであれば、更なる時間がかかっただろう」

P「そしてこの場所にやってきた教頭は急いで廃校でのタイムカプセル探しに奔走する」

P「そして――その最中に乗ってきた車。或いはバイクなどを仕掛け人に隠されるか壊されるかされてしまう」

響「えっ? そうなのか? 初耳だぞ」



835 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 19:30:27.36 ID:2e56Ay4H0

P「ついさっき思い出したんだよ。殴られた時、なにを見つけたのかを」

P「俺は校舎の更に北にある廃材置き場に、バイクとミニカーが隠すようにして置いてあったのを見つけたんだ」

P「多分バイクの方はこの人の持ち物で、教頭はミニカーを運転してやってきたんじゃないか?」 クイッ

響「それが原因でプロデューサーを?」

P「そうなんだろうな。まったく、すごく痛かったわ」

??「……!」 ペコッ

P「……まぁいいや。それで話を戻そうか」

P「ミニカーをどうやって動かしたのかは知らない。鍵が刺さったままだったのか、それとも奪いとったのか」

P「しかし俺たちの車を修理をしたり、車内にメモなどを置けたことを考えれば、ピッキングの技術でも持ってるのかね」

響「そ、そうなのか。やっぱり車は安全地帯じゃなかったんだ。今考えるとぞっとするぞ」 ブルブル

P「帰る手段を失った教頭は、廃村の中を彷徨うほかなく、次第に精神をすり減らしていき、やがて発狂する」

響「確かに。何度もこの場所で夜を越えろって言われたら、絶対に頭がヘンになっちゃうぞ」

P「そして、いよいよ最後の仕上げに取り掛かろうとした時、俺たちがやってきた」



839 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 20:05:49.17 ID:2e56Ay4H0

P「後は最初に推理した部分に繋がるな」

P「心霊現象の正体は、教頭用の罠と俺たちを学校から追い出すための策略」

P「教頭の目的は証拠の隠蔽」

P「仕掛け人の目的は、教頭を狂わせて恐怖のどん底の中殺すため」

P「以上が、今回の事件の真相だ。と、俺は推理した」

響「なるほどなー……。何にだって説明をつけようと思えばつけられるんだな」

P「そうだな。ま、これで俺の推理は以上になる」

響「えっ? いやいやいや、ちょっと待ってほしいぞ」

P「ん? 何だ。まだ何かあるのか?」

響「いやさ。今までの真相は分かったけど、それじゃあ結局この人は誰だったんだ?」 チラッ

??「……」 ジッ

P「あぁ、その人の正体ね。うーん、なんか面倒くさくなってきたし、別に正体なんて何でもいいんじゃないかな」

響「いや、ここまで来たら是非とも知りたいぞ! っていうか何で最後の最後でやる気なくしちゃうのさー!」 ペチペチ

P「あー、うん。そうか。じゃあまあ……結論から先に言っちゃうとだな……」

響「うん」 ゴクリ



843 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 21:08:01.36 ID:2e56Ay4H0

P「想像ではあるが、5代目と呼ばれていた新聞部員。もしくは近しい人物、だろうな」

??「……」 ゴクッ

響「新聞部員? それには根拠みたいなのはあるのか?」

P「ん。響、玄関先に貼られていた新聞と、教頭への脅迫状の文字の類似性はすでに知ってるだろ?」

響「うん。かなりの高確率で同一人物だーって……」

P「徹底的に情報隠蔽がされていた当時、教頭の弱みを知る人物が何人もいるのはおかしい」

P「タイムカプセルの中身が教頭にとって困るものであると知っていたのは、恐らくあの脅迫状の差出人くらいだろう」

P「では当時、訳あって学校側の秘密を探るような理由があったとすれば、それは一体どんな人物は誰か?」

P「十中八九、新聞部の連中以外にありえない。『学校の秘密を探る部』みたいな部があれば話は別だが――」

P「ま、そんなピンポイントな部活はなかったろうし、新聞部あたりで当たっているはず」

P「ならば玄関に張られていた新聞の製作者も、同じくその新聞部員で合ってるはず」

P「そしてその新聞を貼ったのは――もう説明はいらないな」

響「なるほどなぁ」

P「まぁ、ちと気になる点もあるけどな」

響「気になる点? 何かあったっけ」



844 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 21:15:25.56 ID:2e56Ay4H0

P「いや、これは言わないでおくよ。とりあえず俺の予想するこの人の正体は新聞部員の誰か、だ」

響「そこまで来たら言ってもいいと思うのに……」

P「証拠が足りてないんだよ。そういう推理はこの場所では話したくはないな」

響「プロデューサーがそういうのなら仕方ないのかなぁ」 フーッ

??「……」 フムフム

P「さて、と。これで俺話すことは終わりだ」

P「あんたがここで待ち構えていた理由は問うまい。だが、これで一先ずは安心できただろ?」

P「そもそも俺は、今の推理が合っていようが合っていまいが、帰ってからこの事件について触れまわる気はない」

P「率直に言えば、変な噂を流してあんたのやりたいことの邪魔はしない」

P「だから、まぁなんだ。そう身構えるなよ」

??「……」 ザリッ

P「それに――」

            オーイ コッチニ クルマ ガ アッタゾー !!   765プロ ノ ヒト ガ ノッテタ クルマ タ ゙!!

??「!!」

響「人の声! スタッフが探しにきてくれたのか!」

P「もう時間が来たようだしな」



848 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 21:31:41.12 ID:2e56Ay4H0

P「ま、教頭の命は諦めろ。あれはもう二度と正気には戻るまい」

P「もう充分に復讐にはなったろう。まぁ今諦めても、後から再び……っていうのなら別に止めはしないけどな」

??「……」 ザリッ カツコツ...

響「あ、逃げるみたいだぞ! 追わなくていいのか?」

P「放っておけ。せっかく無事生還できたのに、ここで下手に争って怪我なんてしたくないし」

??「……」 グッ  カツッ コツッ

P「あ、そうだ。忘れてるものがあるぞ。おい、響」

響「ふぇ?」

P「持ってきた資料全部渡してしまえバッグごとだ」

響「……それでいいの?」

P「別にいいだろう。俺はもう何もする気もないし、別に持ってても何があるってわけじゃないだろうし」

響「プロデューサーがそういうなら……。はい」 スッ

??「……」 ジーッ

P「別に罠なんかじゃないって。ほら、受け取れよ」 ポーイ

??「……!」 トスッ



849 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 21:39:43.85 ID:2e56Ay4H0

P「あ、そうだ。最後だからひとついいか?」

??「……?」 クルッ

P「あのタイムカプセルに埋められてた壁新聞には、一体どんなことが書かれていたんだ?」

P「教頭が躍起になる所を見れば、間引き関連の話だろうけど……。実はまだ読んでないんだよ」

P「これは単なる好奇心からだ。できれば教えてくれないかね」

??「……」 ンー...

??「!」

??「…………」 ...ガサゴソ

響「ん。見せてくれるのかな? 変に律儀だなぁ」

P「ん? でも取り出したのはメモ帳と……ペン?」

??「……」 キュッキュッキュッ...

響「何か書いてるのか?」

P「喋ればいいのに……。意地でも口を開かないつもりなんだな」



850 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 21:58:52.38 ID:2e56Ay4H0

??「……」 キュッ  ビリリッ       ポーイ

P「おっとっと……。何だ、これを読めってことか」

??「……」 コクッ

??「……」 ゴソ...

響「?」

P「今度は自分のウェストポーチを漁ってるな。このメモの他に、まだ何かあるのか?」

??「……」 ゴソ...   コトッ

P「? なんだそりゃ」

響「!!! それ、自分の携帯電話!」

??「……」 クルッ   カツコツ...

響「失くしたと思ってたのに、何だ。あの人が持っていたのか!」

P「んー、どれどれ? ……おっ。なんだこれ、まだ動くじゃないか。よかったな、響」

響「な、なんでこれまだ動くの? 壊したつもりだったのに……」

P「何でって……。折りたたみの携帯の間接部をへし折ったところで、基盤は何もダメージを受けなかったからだろ」

響「あっ、そうか……。考えてみれば当たり前のことだったぞ」



853 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 22:19:28.12 ID:2e56Ay4H0

P「しかし、これでやっと終わったな……」

響「長かったぞ……。ねぇ、プロデューサー。これで、本当に終わりだよね? もう家に帰れるんだよね?」

P「あぁ。もう、怖い思いをすることもない。何もかも、全部終わったんだ」

響「はぁーっ! そっかー、やっと帰れるんだな!」

響「これでやっと、やっと家へ……帰っ……」 ジワッ

響「うっ……ぐすっ……」 ポロポロ

P「響……」

響「あ、あれ。なんでだろ。嬉しいハズなのに……。安心したら急に……、急に涙が……」 ポロポロ

P「響。もう無理する必要はないんだぞ。……今までよく頑張ったな、響。お疲れ様だ」 ナデナデ

響「……ゔん……。頑張ったぞ。一生懸命、がんばったぞ」 グスッ

P「さぁ、俺たちも行こう。そして一緒に帰るんだ、あの日常へ」 スッ

響「うん……うん……」 ギュッ


――――――………………

―――………

――……



860 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 22:27:12.48 ID:2e56Ay4H0

- 帰り道 車中にて -

響「……」 ピッピッ

P「なんだ響。携帯なんかを弄ったりして」

響「ん? 印刷室の時の着信とかを調べてたんだぞ。何か手掛かりがあるかと思って……」

響「でも、なーんにも無かった。消されちゃったのかな? それともあれは唯の勘違いだったのかな」

P「それって、印刷室の春香の声で着信があった……ってやつか?」

響「うん。どうしてもそこだけが分からなくて……。プロデューサー、この謎は溶ける?」

P「んー……。まぁ、可能性みたいなものは挙げることはできるけれども」

響「例えば?」



862 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 22:40:10.22 ID:2e56Ay4H0

P「まず1つ目は完全な響の勘違い」

P「その時は相当怖い思いをして、かなりの極限状態にあったんだし、幻聴に近い何かを聞いた可能性は否定できない」

P「最後の『見つけた』の部分は実際誰かが発した声で、その声で我に返り、このような勘違いをしたって説」

響「うーん……。極限状態だったってのは否定できないけど、ちょっと都合が良すぎる気がするぞ」

P「まぁ、それもそうかもな。そして2つ目は聞き違い説。これが結構有力だ」

P「あの学校はかなり電波状態が悪いが、だが稀に繋がることもある。中庭前であったな」

響「確かにあの時、プロデューサーは一瞬だけ繋がったって言ってたな」

P「それで実際に電話が繋がり、実際に春香と会話をした」

P「そして最後のあたりで、春香のそばで電話の様子を伺っていた誰かがこう言ったんだろう」

P「『見つけた? そこから動かないように指示しておいて』とな」

響「えっ?」

P「しかし運悪く会話の途中で電波が途切れ、先のような台詞になってしまったという説」

響「確かに……『見つけた。そこか』だなんて、脅しの台詞としては中途半端すぎるぞ」

響「もっとスマートな言い回しがあったと思うのに」

P「これは春香が電話してなきゃ成り立たない説だな。帰ったら春香に聞いてみるのもいいかもしれない」



868 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 22:52:17.45 ID:2e56Ay4H0

P「3つ目は声真似説。これもそこそこ有力」

響「声真似ってことは、あのフルフェイスの女性のってことか?」

P「あいつは俺たちの前で顔はともかく、声すら出そうとしなかった」

P「俺は恐らく一度、車の所で聞いてはいるんだが……。それでも俺は響の声と勘違いをした」

響「そうだったな。まったく、担当アイドルの声と間違えるだなんて酷いぞー!」 プンスカ

P「いや、それはすまんかった。だがあの時聞いた声は、思った以上に若い女性の声だったんだ」

P「だからその女性の声を響が春香と勘違いしてしまっても、特別変ではないと思うんだ」

P「さっきも言ったが、あの時は極限状態だっただろうしな」

P「そして最後に声色を変えて、響を驚かせる。これなら一応筋は通るんじゃないかと思うがなぁ」

響「うーん……。この説もちょっと無理矢理臭いけど、なくはないかも」

響「当時は間違いなく春香の声だと思ってたけど、今冷静に振り返ってみれば、本当に春香の声だったのかな……?」

P「電話の相手は最初、お前の名前を呼んで、優しく友好的に語りかけてきた」

P「それを聞いて、咄嗟に仲間からの電話だと思い、その声に一番近かった春香の声と勘違いしたんじゃないか」

P「まぁ、これが3つ目の説だな」



875 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 22:59:53.18 ID:2e56Ay4H0

響「ふぅん……。やっぱ色々と思いつくものなんだなぁ。これで全部か?」

P「いや、正確にはもう1つだけ可能性を考えたんだが……。間違いなくこれは違うだろうし言わないでおくよ」

響「んもー。なんでそうやってプロデューサーは何でも自己完結させちゃうかなぁ! 気になるじゃないかー!」 ペチペチ

P「いやな。こればっかりはプロデューサーとして、口に出すわけにはいかない。堪忍してくれ」

響「むぅー……。仕方ないぞ」 ブスゥー

P「こらこら、拗ねるなよ。一応今挙げた中に正解があるかもしれないんだからよ……って、あれ。響、なんだそれ」

響「? 何がだ?」 キョトン

P「いや、その携帯にぶら下がってる白いやつ。そんなストラップ着けてたっけ?」

響「え? ……あ、本当だ。いつの間にこんなストラップが……」

P「不気味だなぁ。盗聴器とか仕掛けられてたら嫌だし、外そうぜ」 ガチャガチャ

響「盗聴器……。うーん、ありえるのかなぁ」

P「ん? 盗聴器のことか? いや、今のはあくまで例えで言った話だから、本気にしなくても……っと、取れた!」 ガチャリ

響「でもあの女の人は、教頭を陥れるために発電機まで持ってきてたし、盗聴器も用意しててもおかしくは……」

P「ないな。まぁ無いってだけで、だからどうという訳でもないだろう。あまり気にするなよ」



884 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 23:11:14.00 ID:2e56Ay4H0

響「でも仮に着信とあの声が全部仕掛けられたものだとしたら、どうやって自分らの名前を知ったんだろう」

P「お前確か携帯を車内に置き忘れてたんだろ?」

P「だから車を弄る際に、お前の携帯の中身でも調べたんだろ。着信だってその時変えればいい」

響「でも、それならぴよ子の名前はどうやって知ったのかな……」

P「ぴよ子? ……お前まさか携帯の登録名までぴよ子って登録してるんじゃないだろうなぁ」

響「えっ? えっと……うん。実はその名前で登録してるぞ」

P「お前なぁ……。いや、そうだとしたら――」

響「うん……。ぴよ子の本名の『小鳥』って名前を知ることなんてできやしないぞ」

P「小鳥さんの名を予め知っていた? 顔を見せなかったのはやはりそういうことか? いやしかし……」 ブツブツ...

響「プロデューサー?」

P「……一応、実行可能な説は一つだけある。帰ったら、事務所かアイドル達に不信な電話がなかったか聞いてみよう」

P「これがなければ本気でお手上げだ。ホンマもんの心霊現象ってことでいい」

響「ちょっ。幽霊いないって言ってたじゃんか! そんな怖いこと言うのやめてほしいぞー!」 ブルブル




888 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 23:22:33.91 ID:2e56Ay4H0

P「俺は探偵じゃなくて、しがないプロデューサーなんだって。あんま期待されても困るっての」 ペラッ...

響「? プロデューサー、それは?」

P「あの女が最後に俺たちに残して行ったメモだ。ホテルに着くまでに呼んでおこうかなって」

響「車で字を読むと酔っちゃうぞ?」

P「俺は三半規管が優れているから平気なのだ。なになに……?」


『お見事です。先に聞きました推理はほとんどが当たっていました』

『当然細部はやや違う所もあるものの、大まかな流れは一緒です』

『しかし3箇所ほど正さなければいけない点がありました。それはとても重要なことです』

『ひとつ。学校が行っていたのは、「間引き」ではなく「選別」』

『ふたつ。教頭が発覚を恐れていたのは、「選別」のそれ自体ではなく、その中で起こったある事件のこと』

『みっつ。生き残ったのは私だけじゃない』

『以上となります。走り書きで申し訳ありません』

『P.S. タイムカプセルの記事は見せることができません。ごめんなさい』


響「ふむ、ふむ……。わぁ、すごいぞ! プロデューサー、ほとんど推理合ってたって!」 パァッ

P「むしろ、間違ってたところあったのかよ……。マジかい」 ショボン




901 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 23:44:19.22 ID:2e56Ay4H0

響「でも、この『選別』って何だろう? 学校で殺人が行われていたのは確かなのに、間引きじゃなかったのか?」

P「んー……、それだがな。この選別の文字を見て、俺もたった今思い出したことがある」

響「思い出したこと? なんだそれは?」

P「校長室で見つけた資料だ。確か……『85' 普59、選44』だったかな」

響「よく覚えてるなぁ……。でもあれ。てことは、この『選』ってのは『選別』って意味だったのか?」

P「だろうな。意味は『85年度、普通入学59人。選別44人』ってところか」

P「その後に書いてあった文章と併せて考えれば、恐らく入学生の事を指しているんだろうな」

響「でも、44人かぁ……。そんな大量の生徒が犠牲になっていたんだな……」

P「いや、それも恐らく違う。寮母の日記を思い出してみろ」

P「『今年は30人はいくだろう』。文面から察するに、その年に犠牲になる予定の生徒が例年以上に多かったのでは?」

P「しかし校長の手記に、『普通入学者が増えて、いずれ普通入学だけで運営できるだろう』ともあった」

P「注目するべきなのは、『いずれ普通入学だけで運営できるだろう』の部分だ」

P「この部分を見るに、増えたのは普通入学者の人数ではなく、割合の方だったんじゃないか?」

P「それならば寮母の手記はいつの年代に書かれたものでも、少し首を捻らざるを得ない」



908 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/29(木) 23:55:41.06 ID:2e56Ay4H0

響「じゃあどういうことだったんだ?」

P「つまり、全員を殺してなどいなかったってことだ。恐らく何らかの基準で殺す殺さないを決めていたんじゃないか?」

響「あっ。それで『選別』……」

P「ここからは俺の想像だが、その後に続く校長の手記を見れば、『成果のひとつ』、『有名中学へ進学』とある」

P「これを見るに、学業、スポーツ、芸術などの、各分野で優秀か違うかの篩分けを行っていたんじゃないのかね」

響「学校の成績や運動神経で殺す、殺さないを決めていたというのか!?」

スタッフ「えっ。殺す……?」 チラッ

P「あ、いや何でもないです。ハハハ……。響、声が大きいぞ」

響「う……。ご、ごめんだぞ。でも、もしそうだとして、親は才能あるなしで子供を捨てるかしてたのか? 酷いぞ!」

響「別の分野で輝かしい才能があったのかもしれないのに……」

P「こういうことは言いたくはないが……。現代にも子供に特定の才能を求める親は数多くいるぞ」

P「スポーツ選手、音楽家、ダンサー。……それこそアイドルだって」

響「子供には子供自身の夢だってあるはずなのに……」

P「ちょっとしんみりしちゃったな。ま、とにかくだ。『選別』ってのはこういうことだったんじゃないかな」



913 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 00:10:11.13 ID:I+pHOpCO0

響「むぅ。それで次は……『教頭が発覚を恐れていたのは、選別中にあったある事件』? なんだこれ?」

P「こればっかりは謎のままだな。壁新聞を見れなかったし、そういった資料も見つけていない」

響「そうだろうなぁ……。でも発覚を恐れる事件って何があったんだろ」

P「まさかあのメモの意味って……」 ボソッ

響「えっ?」

P「もしそうだと時列系がおかしい……。いや、でも……」 ブツブツ

響「えっ? えっ? 一体何の話だ?」

P「……んー。資料を全部あいつにあげちゃったのは失敗だったかなぁ。確かめようがない」

響「だから何の話なのかわけ分かんないぞ―!」 プンスカ

P「つまりお手上げってことだ。資料なければ調べられないし。あーあ、残念だなぁ」 ハァー...

響「いや、だからその思いついたことをしゃべってほしかったんだけど……」

P「間違ってたら恥ずかしいので言わない」 キッパリ

響「むぅー!」 ペシペシ

P「痛い痛い」



915 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 00:21:13.38 ID:I+pHOpCO0

P「最後は……『生き残ったのは私だけじゃない』、か」

響「樋村先生に助け出された生徒が、隠れたところにもたくさんいたってことなのかな」

P「いや。仮にそうだとしても、あのゾンビ事件で全滅しているハズ……」

響「じゃあゾンビ事件の2人が双方とも生き残れてたってこと?」

P「まぁそれしか生徒が生存できるところが見当たらないもんな。多分そういう意味で……ん?」

響「どうかしたのか?」

P「思えばあの事件の犠牲者は、選別入学者だったのか……?」

響「また……。その『あの』だとか『アレ』だとか『例の』だとか、抽象的すぎる考えを口にするのはやめてほしいぞ!」

P「なんだ響。気になってるのか?」

響「そりゃあ……。そんな思わせぶりな事を口にしてたら、気になるに決まってるぞ!」

P「そうか、すまんかったな」

響「……」

P「……」

響「……とは言いつつも、考えを話すつもりはないんだな」

P「おうとも」 キリッ




925 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 00:42:05.39 ID:I+pHOpCO0

P「まぁ、別にいいだろう。全部過去の出来事。終わったことにいつまでも構ってちゃあ先に進めない。」

P「それにそう言ったことは、いつの日にかあの女性が法廷で全部明らかにしてくれるんだろう」

P「つまる話、俺たちがこの件で頑張るのはもうおしまいだってことだよ」 ポンポン

響「またそうやって誤魔化すー」

P「誤魔化してなんかないさ。少し休んだら、また大忙しの日々が始まる」

P「あの廃村の中では大変な思いもしたが、もう俺たちは廃村を越えて、人の住む街へと帰ってきた」

P「もうあの村のことを考えるべきではないと思うし、そうするべきだ」

響「そう、なのかな?」

P「そうさ。それとも響はあの女性が信じられないか?」

響「信じられない訳じゃないけれど……」

P「信じられるのならそれでいいさ」

響「いいのか?」

P「いいんだよ。信じられるなら、その気になれば信じることができるんだし」

響「そんなものなのかな」




927 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 00:53:47.96 ID:I+pHOpCO0

P「おっ! 見ろ響。街が見えてきたぞ。俺たちは帰ってこれたんだ」

響「本当だ! 人が沢山いる! 車もたくさん通ってる! やっと帰ってこれたんだな」 ジワッ

P「ははは、お前泣き虫だなぁ。どれだけ泣くんだよ。体中の水分がそのうち無くなるぞ」

響「っ!! な、泣いてなんかないぞ! ただちょっと目にゴミが入っただけで……」 グシグシ...

P「ハハハハ……。それならそう云うことにしておこう」

響「んもうっ! 帰って早々からかうのは止めるんだぞ!」 プンスカ

スタッフ「じゃ、もうすぐホテル着きますんで」

P「あぁ。ありがとうございました。じゃあ響、そろそろ着くから」

響「ホテルに?」

P「あぁ。皆は流石に無理だったが、何人かアイドル達が迎えにやってきてくれてるらしいぞ」

響「ホント!? わぁっ! ほんの数日逢ってないだけなのに、随分と懐かしく感じるぞー!」

P「そうだな。楽しみだな」 ハハハ

響「んー……。でも、その後自分らはどうするんだ?」



929 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 01:06:53.45 ID:I+pHOpCO0

P「俺と一緒に病院へ。送迎は律子がしてくれるみたいだな」

P「その後、響はとりあえず事務所へ。仕事の方はしばらくキャンセルする形で進めさせてもらおう」

響「わかったぞ。……プロデューサーは?」

P「俺か? 俺はそのまま警察へ事情を説明しに行かにゃならんからな」

P「そうそう。そういう訳だから暫くの間、響の担当は律子に任せてあるから、そこんとこもよろしくな」

響「それじゃあ……次はいつ会えるの?」

P「いつ会えるって大げさだなぁ。ま、一週間あれば事務所に復帰できるだろう」

響「一週間もかぁ……」 ウーン

P「一週間『も』ってことはないだろ。たかだか一週間程度だ。それとも何だ。俺に会えなくて寂しくなるとか」 ハハハ...

響「……」 ウーン

P「ハハハ……って、あれ?」 アレレ-?

響「ねぇ、スタッフさん。ちょっとこの近場で一旦停めてくれないか? ちょっと酔っちゃったみたいなんだ」

P「ちょっ……。響?」



930 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 01:12:58.25 ID:I+pHOpCO0

- 野外 -

スタッフ「時刻通りに連れて行かないと怒られるのは僕なんで、早めにお願いしますよー」

P「分かりました。無茶言ってすいません!」 ペコペコ

響「さ、プロデューサー。行こっ」 グイグイ

P「何なんだ、急に車を降りたりして。本当に気分でも悪くなったのか?」

響「んーっとね……。あ、プロデューサー」

P「うん」

響「おんぶして」

P「へ?」 キョトン

響「足、まだ痛いからおんぶしてほしいぞ」

P「おんぶって……。まぁ、足が痛いのは分かるけど、そんな遠くまで行くわけじゃないに」

響「……だめ?」 ジッ

P「……分かったよ。ほら、乗りなさい」 スッ

響「んっ。ありがとうだぞ」




932 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 01:18:31.21 ID:I+pHOpCO0

P「何処へ行きたいんだ?」

響「人のいない所がいいなぁ」

P「人のいない所ねぇ……。まだ朝っぱらだから、それほど人通りは多くないけども……」 キョロキョロ

響「んーっとね……。あ、あそこ! あそこの高台、今人がいないぞ! チャンスだ!」 ピッ

P「お前……。この状況で坂を登れってか」

響「自分、綿みたいに軽いんでしょ? 覚えてるぞー!」 ヘヘーン

P「まったくこいつは……。はいはい、お姫様のお望み通り」 スタスタ...

響「えへへ。ありがと」 エヘ-




935 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 01:33:26.48 ID:I+pHOpCO0

- 展望台 -

P「ふぅ……。ふぅ……。さ、流石に坂はキツかった」

響「だ、大丈夫かプロデューサー。無理言っちゃってごめんだぞ」 オロオロ

P「なに、別にいいさ。……おー、それにしてもここから街が一望できるな。壮観だ」

響「本当だ、とても綺麗だぞ。……自分、街がこんなに綺麗で明るいものだなんて気付かなかったぞ」

P「……まぁ、あそこから帰ってきたら、そう思えても不思議じゃないな」

響「うん。今は街も人も空もお仕事でさえも、すごくキラキラしてるように感じるぞ」

響「一回り成長できたってことなのかな?」

P「素敵なことだな。その調子で成長していって、是非とも大物になってくれ」 ハッハッハ

響「えへっ。そうだな。今なら今まで以上の活力でアイドル活動を送れそうな気がするぞ」

P「それなら俺としても鼻高々だ。ま、だからと言って二度とあんな経験はごめんだがな」

響「ん。自分もだぞー。成長できるからといって、もうあんなのはこりごりさ」

P「ハハハハ……」

響「えへへ……」

P「……」

響「……」



937 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 01:42:26.75 ID:I+pHOpCO0

響「あのね」

P「?」

響「あの時、廃坑でもう死んじゃうんだって思った時。自分の中でいろいろな想いが一気に溢れ出てきたんだ」

響「もっとハム蔵たちと遊んであげればよかったとか、みんなと一緒にライブをやりたかったな、とか……」

P「後悔の念……ってやつか? まぁお前もやりたいことはたくさんあるだおるし、不思議じゃないな」

響「もっと親孝行しておけばよかったとか、友達ともう少し連絡をとっておけばよかったとか……」

響「もっと好きな人といっしょにいたかったとか、自分の気持ちに対して素直になっていればよかったとか……」 ギュ...

響「……プロデューサーに大好きって、伝えておけばよかったな、とか……」 ギュ-ッ

P「響、お前……」

響「ねぇ、プロデューサー。自分、廃坑で言ったことを反故にするつもりはないから」 ジッ


響「かなさんどー、プロデューサー。大好きだぞ」





941 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 01:52:39.13 ID:I+pHOpCO0

P「……」 ポリポリ

響「……」

P「あー、響」 クルッ

響「あっ! だ、だめだぞ!」 グギューッ!!

P「うぐっ! く、苦しいっ! なにするんだ、響」 ウゴゴ...

響「あ……。ご、ごめんだぞ。で、でもこっちを今は振り向かないで……」

響「きっと今、顔がすごいことになってるだろうから、顔を見ないでほしいさー……」 カアァァァァッ

P「ん、んー……。まぁ、その、なんだ。響」

P「お前の告白はとても嬉しい。正直言うよ。俺もお前のことが大好きだよ」

響「ほ、本当か?」 パァァァッ

P「だが――」

響「あ、待ってほしいぞ!」 グイッ

P「うごっ! ま、またか……」

響「あ、ごめん……。でもその先は言わないでほしいぞ。分かってる、分かってたから」 ギュ...

P「……」



943 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 02:01:54.13 ID:I+pHOpCO0

P「……そろそろ戻ろうか。あまりスタッフを待たせちゃ悪いし」

響「そう、だね。戻ろう、プロデューサー」 ギュッ

P「……」 スタスタ

響「……」

P「あーっとだな……。一応、言っておくが――」

響「その前にっ! ……もう一言だけ言わせてほしいぞ」

P「お、おう。なんだ?」 スタスタ

響「ねぇ、プロデューサー……」

P「な、何だ」

響「肩の部分に黒い手形のような痕が残ってるぞ」

P「は!? 嘘だろっ! どこだっ!?」 クルッ


                          チュッ


P「あっ……」

響「えへへ」 ニヤニヤ



945 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 02:18:11.99 ID:I+pHOpCO0

P「謀りやがったな、こいつ~」 ユッサユッサ

響「あうあうあうあう……。えへ、引っかかるプロデューサーが悪いんだぞー!」 キャッキャ

P「落ち込んだ風に見えたから気を利かせようと思った途端これだぜ」

響「ふーんだっ! 鈍感なプロデューサーの答えくらい、なんとなく予想はできてたぞ」

響「でも、まだまだ諦めてなんかないんだからな」

響「生きてる限りはチャンスがあるんだもん。まだまだ、これ位じゃ諦めないからなっ!」

P「……ふっ。フハハハ……。なんだ、変に逞しくなったな」 ハハハ...

響「だぞ! 自分完璧だからな。いつの日か絶対、振り向かせてやるんだ!」

P「どうだろうな? お前が言うに、俺は鈍すぎるみたいだからまったく気付かないかもしれないぞ?」

響「その時は今みたいに肩にゴミがついてるとでも言えばいいさ」

P「そう上手くいくかな?」

響「プロデューサーは単純だからな。きっと引っかかってくれるぞ」




946 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 02:24:45.75 ID:I+pHOpCO0


                      スイマセーン! ソロソロ ジカン イイッスカ-?


P「おっと、スタッフの人の声だ。そういえば待たせてしまってたな」 タッタッタ,,,

響「もうそんな時間が経ってたのか。時間が経つの早いなー」

P「だな。だがあんまり待たせると、律子にどやされそうだし、早々にみんなの元へ行こう」

響「そっか。もうすぐ皆に逢えるんだな!」

P「あぁ。じゃ、帰ろうか。またいつもの日常へ」

響「うんっ!」




- True End -



948 : ◆5foxAIkVmM 2014/05/30(金) 02:27:03.14 ID:I+pHOpCO0

数ヶ月にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました
これで廃村シリーズは終了とさせていただきます
残った謎は各自、自由にお楽しみください。それでは


「廃村に響く エピローグ」



転載元
P「廃村に響く」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400938077/
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         コメント一覧 (160)

          • 61. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 00:52
          • 事件の残酷さが金田一少年の事件簿みたいで面白かった。
          • 62. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 01:21
          • 5 謎残り過ぎィ!
          • 63. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 01:22
          • 風呂敷を広げるのはすごい上手なのに、畳みきる気がないあたり、ある人を思い出してしまったww
          • 64. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 01:41
          • 5 響の独り言を録音して事務所に電話をかけて、そのとき出た春香の声を録音して流したとか?

            響がアイドルとしてそこそこ売れてたなら、響が765プロだって分かって、HPから事務所の電話番号くらい分かるかなーと。


            楽しかったわー。俺は多少謎を残すくらいが好き。
          • 65. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 01:41
          • ヘルメットの正体は765プロに近い人物なのは間違いないだろうな
            Pが言うわけにはいかないってのと小鳥さんを知っているってところで

            気になるのは教頭が起こした事件と生き残りだなー
            ただヒントになりそうなメモの意味と事件の犠牲者云々がどれを指してるかわからんからなんとも
          • 66. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 02:59
          • 謎っていうか作者が風呂敷広げすぎて考えてないだけゲフンゲフンッ
          • 67. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 04:12
          • 気になる点
            なぜ響携帯の着信音かかわっていたのか
          • 68. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 04:23
          • 1 どこがトゥルーだ
          • 69. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 05:07
          • よくこんな話考えつくなぁ
            話を考え、それを安価で進めていくってすごい
            完全版ちょっと見たいね
          • 70. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 05:44
          • フルフェイスの女が春香だった説
          • 71. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 05:51
          • 教頭が恐れていた発覚

            解体部屋で見つけた紙に
            「食」って漢字入ってたし
            カニバリズムの可能性もあったのかな…?
          • 72. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 06:14
          • 事件の時期およびPが「若い女の声」と言っていたことを考えるとフルフェイス≠生き延びた子供なんだけど、

            でも樋村のことを悪く言うとマジギレするってことはこの事件に深く関わった、さらに被害者サイドの人間であることは間違いがない。

            Pをバットで殴ったりしてるってことはアイドルでないことはほぼ確定で良く、

            考えられるのはアイドルの親世代、やはり春香の母親が有力かなぁ。

            ノーマルエンドでの春香の反応は、直前に手紙を届けにきた母親に口止めされたから?

            でもPをバットで殴るような人間と、ピヨちゃん=小鳥と知ってる人間が同一人物って時点で矛盾なんだよなぁ。
          • 73. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 07:31
          • ※43
            お前の中のいくらでもいたってのが既に少数派の意見なんだよw
            これ以上書いたらどうせ信者認定して逃げそうだからやめとくけど安価で進めていったやつの風呂敷を畳みきれるわけ無いだろうが、実際心霊ルートも考えてた訳だしそこに一々ツッコミ入れるのは野暮って話
          • 74. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 08:57
          • 畳みきれないなら初めからやるんじゃねーよ
            自分で安価出して
            自分でその安価を利用して
            それで安価のせいで畳みきれませんでしたなんて安価を言い訳に使うなよ
          • 75. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 09:25
          • ※22
            支援だけで何万レスって一体何十回続きのスレを立てたんだ? レス一万でも10スレ必要だぞ すげぇな(笑)
            そもそも最後まで読まなければ回答がないことなんて知りようがないから、途中支援レスついてもその人たちが最後まで読んで絶賛したかどうかなんて分からないだろ?
            途中の支援が多いのと最後まで読んで叩かれるかどうかは別物だっての
            それとも支援した人たちは最後にはっきりとした答えがでないのを予測しててその上で支援したと言いたいのか?
            それに正解がないのに自分で解くも何もないだろ
            だから最後まで読んだ人に叩かれてるのに、馬鹿なの?
          • 76. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 10:02
          • 皆ただのssで熱くなり過ぎだよ
            暇人どもめ
          • 77. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 10:37
          • ※73
            つまりあんたの考えは作者がまとめきれずに匙投げたってことね。

            駄作以下じゃないか。
          • 78. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 10:45
          • 普通に考えれば予想以上に春香の部分にツッコミいれられて収集つかなくなったんだろ
            だから春香の件以外にも即席の謎っぽい点を最後に散りばめて、実はまだ謎があります、ってしただけだろう
          • 79. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 10:53
          • 実はありますってやったならそれもやれよ
            やらないで終わりならただ中途半端なだけだろうが
          • 80. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 10:57
          • ある程度は補完すりゃいいじゃない。
            どんだけクレクレなんだよ。
            こういうのに限って全部明かしたら、
            アレがどうのソレがどうのって言うんだよなぁ。
            本筋と枝葉の区別もつかないんだもんな
          • 81. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 11:54
          • クレクレって……
            作者の頭のなかにしか答えがねぇんだから
            出した以上は完結が義務だろうが

            信者は言うことが違うな
          • 82. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 12:28
          • ※81
            さすがに義務は言い過ぎだろう。所詮は自分の頭の中を表現してるだけなんだから。

            だけど、だからこそ読者が種明かしもしない終わりを批判することも、頭の中の表現である以上、やめる必要ないと思うけどね。
          • 83. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 13:10
          • なんの義務だよ、金もらって書いてる訳でもないのにw
          • 84. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 13:15
          • いや義務だろ
            シェフが料理を完成直前で止めて後はご自分で仕上げて下さいって放り出すようなものだぞこれ

            お好み焼きとかみたく初めから全部こっち(安価)ならまだしも
            オーダー制(部分安価 無理なものは却下)なんだから
            完成させるまでがやるべきことだろ
          • 85. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 13:33
          • 義務とは思わないけど、この終わりなら批判されて当たり前だろうな。

            要は※82の人が言ったことが正しい
          • 86. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 13:40
          • そりゃそうだ
            批判をやめる必要はないな
          • 87. ヌコ
          • 2014年05月31日 13:54


          • 樋村→高木社長
            教頭→黒井社長
            生き残り→春香母
            バイク女→春香

            これメンツで妄想してたわw
          • 88. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 14:34
          • 5 想像を楽しむことの出来ない人間がこんなにいるのか。
            脳の奥をくすぐる程度の謎ぐらい、謎のまま受け取るもんだよ。
            細かい謎を残すことで、完結の後、思考の海の中に読者を置き続ける。
            物語の余韻を楽しませるための、推理小説や伝記物にはよくある手法だ。

            とりあえず、もう続きが読めないかと思ってた廃村シリーズの決着が読めて良かった。
            久々に楽しい読み物だった。ありがとう。
          • 89. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 15:48
          • 推理小説の余韻とかwww
            そりゃ続きの為の伏線だろwww
            バカなのwww?


            続きないのに謎残す推理小説wwww
            ただの打ちきりwwww
          • 90. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 16:07
          • 1 決着ついたとか言ってるやつワロスwww

            なんもついてねーじゃんwww
          • 91. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 16:13
          • 余韻を残す、というのもわからなくもないがこれはただ風呂敷畳めなくて投げっぱなしにしたんじゃないかっていう考えにはなるよな皆
          • 92. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 16:19
          • 5 自分は障害を持った子供を合法的に処分するっていうのを考えていたんだけれど。障害の中でも優れた資質の人間を進学させて名を売るとかね。

             フルフェイス=小鳥は考えやすいけれど年齢で違う。響と春香の声まねができるなら亜美真美の線も…自首した後婿入りして双海を名乗るとか?

            想像しだすと止まらないね。楽しかったよ。ありがとう。
          • 93. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 16:50
          • ホラーミステリーとかならちょっと謎が残ってるとかの方がゾクッとしていいんだけどねぇ
            やっぱり最後が残念だわ
          • 94. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 17:47
          • Pの偽物安価や春香の声の誰かは心霊パートの名残なんかね?
            だから最後も色々と変な謎が出来たんだろう。

          • 95. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 18:02
          • おうまるで「真相は猫箱の中に」やったような終わりやめーや
          • 96. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 18:18
          • 馬鹿だな~
            謎を残すのは続編やる気満々ということですよ
            やるよね~続き、いや、やりなさい
          • 97. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 19:26
          • この風呂敷の広げかたとたたみかたは西尾維新のそれに似てる
            つまり細かいとこを考えない上最後で気を抜きすぎたな
            話事態は滅茶苦茶面白かった
            この事件を使って一本書いてみたいくらい
          • 98. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 20:22
          • 回収しきれてない謎もあるけれど
            本筋はしっかりしてただろう
            多少の謎は自己補完でも構わない
          • 99. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 21:07
          • お前ら少し落ち着けよ
            Pが本物か偽物か、偽物を選んでいた場合心霊ルートだったって本スレで>>1が言ってたからそれより以前は心霊ありきのネタもあった、春香からの電話もその1つだったってだけだろ

            続編があるなら文句無しだけどここまでひっぱっておいてこの謎残しは残念すぎる
            ミステリーとして見るならヘルメットの人の正体や教頭、生存者(ヘルメットと=?)については想像の余地を残してもいいかもしれないけど完結編(答え合わせ編)と言っておいて謎を残す(むしろ広げる)のは駄目だ
          • 100. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 23:02
          • 人の考え方なんて人それぞれなんだからここで議論するのはおかしいんじゃない?
            でもまぁ結果はどうであれ人を引き付けるのはすごいと思う
            その事も踏まえて>>1はすごいと思う
            んだけど俺だけ?
          • 101. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 23:10
          • ※56

            ラップ現象だけにな、ってやかましいわ
          • 102. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年05月31日 23:31
          • 3 某うみねこみたいな中途半端な解決ENDは残念だという気持ちはよく分かる

            大筋以外のディテールとかヘルメットの正体くらいは謎のままでもいいと思うし、
            電話の春香も最悪幻聴だってんならそれでもいいんだけど、教頭の事件はもやもやする
            裏設定の箇条書きみたいなのでいいから知りたかったな
            答え合わせのできない推理ゲームってのはどうもすっきりしない

            全体的にはとても面白かったし楽しめた
            >>1乙
          • 103. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 00:08
          • 読んだ時間かえせ
          • 104. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 00:30
          • 3 色々無理なところがあったような感じだけど
            完結して良かった
          • 105. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 02:58
          • 5 まどマギのサントラが序盤の雰囲気とマッチしてて良い(KONAMI)
          • 106. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 04:12
          • 真相分からんどころか謎がもっとふえているんだよなぁ
          • 107. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 08:11
          • これで面白くない、駄作っていう人がたくさんいるのはすごいな……
            ミステリーホラーは全く触れてない分野だから小説とか映画とか全然知らんのだけどこれがチープに見えるくらい面白い作品がたくさんあるんだろうか
          • 108. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 09:24
          • (電話に着信って安価とったことがここまで大事になるとは・・・)
          • 109. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 09:25
          • 声真似うまいし小鳥さんのことぴよちゃんってのをあみまみから日常会話できいてたあみまみ母に一票
          • 110. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 09:40
          • 続きないのに謎残す推理小説なんだからただの未完結の駄作
          • 111. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 09:49
          • 1 ゴミ
          • 112. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 09:50
          • 1 くそ
          • 113. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 09:50
          • 1 駄作
          • 114. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 10:18
          • 謎残ったけど考察できるヒントもちゃんと残していっただけ有情だろ

            ぶっちゃけ考察しなくてもPと響が無事なエンドってだけで十分だけど
          • 115. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 11:39
          • 1 途中まではドキドキしながら読んだけど、考察?推理?からは見なければ良かったと深く後悔。

            作者が得意気にニヤニヤしながら入力してる姿が浮かぶ。考察はただのオナニーでした。
            誤解答が3つありますとか…。もうね、アホかと。

            完結編での完璧な推理を披露するのは、どのようなミステリでも行われているというのに。

            まずはちゃんとしたミステリを作者さんは書いてみた方が良いのでは?
          • 116. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 12:25
          • ※107
            未完成品だから駄作って言われてるんだよ
          • 117. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 12:54
          • 謎を全部解いたうえで終わって欲しかったな
            謎をちょっと残して考察するのもいいって人もいるけど答え合わせもできないんじゃもやもやする
          • 118. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 14:20
          • 駄作言いたいだけちゃうんかと
          • 119. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 15:23
          • うみねこやな
          • 120. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 15:35
          • >>107
            ミステリーって数学の問題解くような感覚で楽しむジャンルだからねぇ
            全体としてはもちろん面白いんだけど一番肝心な部分が抜けてる感じ
          • 121. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 21:22
          • 面白いと思う人、つまらないと思う人、いて当たり前。
            特にssなんてそんなモンだろ。
            作品の取捨選択くらい自分でしろよ。
            俺はこれ好きだな。
          • 122. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 22:00
          • このPバーローに劣らないスペックである
          • 123. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月01日 23:28
          • ミステリーじゃなくてホラーじゃね?
          • 124. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 00:08
          • 安心しろや。
            いま速報で答え合わせ版が始まったから。ちょっとまってろ。
          • 125. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 02:44
          • まずこれはSS
            次に春香のは分岐前のだから心霊で片付けられる
            安価で進めたことだけで凄いのに
            一本がっしり作った小説と比べてるお客様気取りのやつは何なんだろうね
            さすが現行にもいないまとめだけ見てる人は態度が違うわ
          • 126. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 10:29
          • 上手いからこそ実力者か事情を分かって釣りしてるようにしか見えなくて文句が出てるわけで
            まぁ今回答編やってるぽいしそれがきたら怒ってる人達の溜飲も下がるでしょ
          • 127. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 10:38
          • 高評価にしろ低評価にしろ、アマチュアのネット小説に対して評論家気取りで評価してるやつが多くて草不可避
          • 128. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 12:20
          • 今エピローグ書いてんね
            作者も謙虚なやっちゃな
            不貞腐れないだけ他の某書き手とか、ここの読者様よりは人間出来てるわ
          • 129. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 12:33
          • ※124〜128は多分作者本人だと思うんですけど(名推理)

            料理の好き嫌い、うまいまずいの評価は料理ができなくてもできる
            SSの評価も一緒、自分の感性と違うからって他人の評価まで叩くのはやめよう
          • 130. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 12:35
          • ※128みたいな信者様よりは人間できてるね
          • 131. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 16:29
          • 民度低すぎぃーー
          • 132. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 16:33
          • 作者への不満は本スレにいって、どうぞ
          • 133. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月03日 00:15
          • とりあえず管理人はいい加減ID表示するようにしようぜ
          • 134. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月03日 17:01
          • 生き残った女性が小鳥さんってことはないかな?
          • 135. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月03日 22:53
          • 5 長かったけど傑作! 吉里吉里かNスクでゲーム化したら面白そうだ。
          • 136. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月05日 06:34
          • P死亡endで春香が“知らない人から”と言って手紙を渡してて、それでいて765プロに近い人物となると、春香本人は確実に話に食い込んでるんだろうね。

            で、生存者は複数居て、尚且つ最後の最後でPが示唆する複数の可能性が全てヒントなのだとしたら、下手したら765プロ全員、何かしら関わりが有る可能性はあるな。思えばノーマルENDの社長がやけに喋ってて、それがヒントだったのも気になった。
          • 137. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月08日 22:41
          • ※129
            感性の問題にするならわざわざ不満を書く必要ないだろ
            「私にこのSSは合わなかった。合うSSを探そう」って考えればいいだけで
          • 138. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月09日 13:33
          • *137
            それこそ感性の問題だろ
            ※書きたいって思う人もいれば、黙って去る人もいるだろ
            まぁ、個人的に何が理由で駄作って書く一言よりは、理由のある不満だったらいいと思うけど
          • 139. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月09日 13:45
          • ちゃんと読んだ上でどうだ、こうだ書くならどっちにしろきちんとした意見だろ、別にいいだろ
            て言うかそもそも作者ですらないのになんで人の意見に噛みつくのか
          • 140. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月10日 02:04
          • ※139
            噛み付いてるようにみえても
            俺の立派な意見だから別にいいだろ
            言われた側じゃないなら黙ってろよ
          • 141. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年07月14日 09:56
          • 連投駄作認定ニキ怖い…
            確かにモヤッとはしたけど、充分楽しめたけどなぁ
          • 142. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年08月03日 04:46
          • フルフェイスの仕草が可愛いと思ってしまった
          • 143. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:34
          • 廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村 廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村 村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村 村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村 廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村廃村 廃村廃村廃村廃村
          • 144. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:34
          • 逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない
          • 145. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:35
          • 殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される殺される
          • 146. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:36
          • あいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが あいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが あいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが
          • 147. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:37
          • 呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い
          • 148. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:38
          • 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテ
          • 149. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:38
          • 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ
          • 150. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:39
          • 殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された殺された
          • 151. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年02月02日 03:39
          • 仮面ライダー
          • 152. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月08日 13:01
          • 素晴らしいサスペンスホラーであった
          • 153. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年06月17日 22:26
          • 5 「魔王と勇者のss物語」の方だったら最後まで載ってるぞ

            あとは適当にググって見てくれ


            あと、これはとても良いものだった
          • 154. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2016年07月22日 07:55
          • 選択肢次第で完璧に全ての謎が解けるルートがたった一つだったとして、安価で右往左往してヒント取りこぼしたりしたんだから全部解決しないのは当たり前だよな?え?俺がおかしいの・・・?バカばっかりで混乱してきた

            それはともかくPのスペックがすごいな あと響がかわいいな
          • 155. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2016年11月06日 11:40
          • ゲームでもやり終えた気分
          • 156. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年10月03日 23:44
          • 4 死体の供給方法がよく分からん。。。自分で殺した死体を使って生徒を助けてたのか?
          • 157. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年11月02日 16:02
          • 1 なんだろ この響がくそうざかった
          • 158. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年11月02日 16:09
          • こんな昔のSSにコメントする意味とは
          • 159. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2018年08月25日 15:07
          • 文章下手すぎるんだが
          • 160. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2019年06月22日 19:25
          • 善澤記者がフルフェイスの人だよ

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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