「やはり私の青春ラブコメはまちがっているなぁ」

1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:09:53.62 ID:Uxp/G5xj0

ギャグマンガ日和と俺ガイルのクロス



2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:11:45.52 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「うーん…もっとモテてもいいはずなんだが…ハーブの香りもするし」

聖徳太子「それに、何で私が部活動なんて」ブツブツ

聖徳太子「お、ここだな。へーい、いるー?」

雪乃「なにか依頼かしら?」

聖徳太子「ここに私を敬愛するやつがいるはずなんだけど…もしかして君?」

雪乃「あぁ、平塚先生が言っていたのは貴方ね。」



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:13:44.83 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「というわけで私が部長ね。いや、太子と呼んでいいぞ?ほれ、ほれ」

雪乃「……」

聖徳太子「それより君、なんか暗いな~」

聖徳太子「そうだ、これ食べる?ちょっと変な匂いするけど」

雪乃「けっこうよ。それより、臭い!はやくその臭いものを…すごい臭いわ。窓、窓」

聖徳太子「むっちゃむっちゃ…まず!!」

聖徳太子「ああもう、お茶入れてお茶!」

雪乃「……(どうして彼をここに呼んだのかしら?)」コポコポ

聖徳太子「ほら、はやく。このお茶女」

雪乃「(ジャージだし常識がないのね。)」イラッ



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:15:35.65 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「ねぇまだ~?摂政である私を待たせるなんて君、偉そうだなぁ。まるで妹子だよ」

雪乃「…はいどうぞ、臭男さん」

聖徳太子「猛烈に指入ってるー!」

雪乃「あら、ごめんなさい。貴方には少し勿体なかったわね。」

聖徳太子「それになによこれ、紅茶じゃない!砂糖を入れんか―い!」

雪乃「それより、飲んだら早く帰って欲しいのだけど」

聖徳太子「え~…いいの?」

雪乃「ええ「ダメだ。」」

平塚「それは認めん。」



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:16:35.32 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「平塚先生…」

聖徳太子「そういえば、妹は何してるんだろう…」

雪乃「貴方…妹がいるの?」

聖徳太子「たかが5位の分際で偉そうに…この芋虫が!」

雪乃「どうやら複雑な家庭環境の様ね」ペラッ

平塚「雪ノ下、聖徳太子を頼んだぞ」

雪乃「承諾しかね「では、私は会議に戻る。彼を任せるぞ」」

雪乃「逃げたわね…はぁ」

聖徳太子「へーい、お手」

雪乃「……」ブンッ

聖徳太子「まりもっ!」



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:22:19.82 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「本が汚れてしまったわ…勿体ないけど新しいのを買わなければ」

聖徳太子「それなら私、いい物を持っているぞ」

雪乃「貴方が?」

聖徳太子「世界に100冊しかない限定版だぞ。」

雪乃「なんて本なのかしら」チラッ

『摂政スタイル ノーパンジャージ 聖徳ビバリーヒルズ流 着こなし術』

20140204010

雪乃「だめよ…表紙で判断してはダメ…中身が、中身が素晴らしいかもしれないわ」ペラッ



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:22:50.11 ID:Uxp/G5xj0

20140204011


8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:24:31.69 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「どう?どうかなー…けっこうカッコよく撮れてると思ったんだけど」

雪乃「資源を粗末にしてんじゃねー!」ブンッ

聖徳太子「ポピー!」

今日のポピー アイスランドポピー 花言葉 「慰め」


雪乃「全く…こんな本を100冊刷るなんて…いえ、確かこれは限定版と言っていたわね。まさか…」

聖徳太子「通常版は私プロデュースのお菓子付き! なんか変な匂いするけど」

雪乃「いますぐ木に謝罪しなさい。今なら腕だけで許してもらえるはずよ?」



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:25:46.92 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「腕だけって、腕だけじゃどうやってカレー食べればいいんじゃー!こらー!」

雪乃「友達にでも食べさせてもらいなさい。」

聖徳太子「友達…」

雪乃「あら、もしかして貴方」

聖徳太子「フィッシュ竹中さんがいるもん。」

雪乃「それはもしかして空想上の人物なのではないのかしら?」

聖徳太子「いるわーい!もう嫌だ、こんな環境…家でもなじられ学校でも…墨汁戦隊の私には休むべき場所は無いのか…ならば、よし、決めた。」

雪乃「一応聞いても良いかしら?」

聖徳太子「へっへーん。雪乃には教えませ~ん。雪乃にはな~ざまーみろー」

雪乃「じゃあ別にいいわ。」



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:29:38.56 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「もっと絡めこら~」

雪乃「ちょっと…貴方臭いわ。ああもうカレー臭い!」

聖徳太子「ガーン!」

雪乃(意外と打たれ弱いのかしら?)

聖徳太子「今に見てろよ…今に…妹子似の雪乃め…いつか冠位十二階の最下層に雪乃とつけてやる」






しばらくたって



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:30:45.77 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「今日は来ないようね。せっかく消臭剤を用意したのに。カレーだけじゃなく魚臭いなんて…一体何を食べているのかしら」

ざくっ、ざくっ、

雪乃「けど、読書するには一人のほうが…」ペラッ

ざくっ、ざっ、

雪乃「煩いわね。さっきから何をしているのかしら?」チラッ

聖徳太子「えっさ、ほっさ」

ざくっ



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:32:22.70 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「あれは…」

聖徳太子「ふひ~ぐっぴょりといい汗かいた~」

雪乃「嫌な汗ね…それよりどうして校庭に穴を?」

聖徳太子「よーしできたぞ。雪乃用落とし穴」

雪乃「なんてものを校庭に作っているのかしら」

聖徳太子「5Mはほったぞ。」

雪乃「5、5メートル!?」

聖徳太子「たけやりも仕込んだし」

聖徳太子「そうだ、雪乃用に猫入れとこ猫」ポイッ

にゃー

雪乃「何をしているのかしら?」



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:34:38.64 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「雪乃!いつの間に?来るなら言ってよ~歓迎したのに~」

雪乃「歓迎とはこれでかしら?」

聖徳太子「あ、雪乃専用落とし穴。隠すの忘れてた」

雪乃「まったく、たまに何か真剣にやってると思ったら」

由比ヶ浜「やっはろー ゆっきのーん!!」ドーンっ

雪乃「ちょ、今押されたら…きゃー!!」

聖徳太子「あ、落ちた」

由比ヶ浜「あれ?ゆきのんは?」キョロキョロ



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:46:52.56 ID:Uxp/G5xj0

由比ヶ浜「あ、ゆきのんどしたの~?」

聖徳太子「おーい、大丈夫か―?」

雪乃「大丈夫なわけないでしょ!」

聖徳太子「ほら、ネコ、ネコ!」

雪乃「ぬいぐるみじゃねーか!」

由比ヶ浜「あはは。ゆきのん楽しそう」

雪乃「楽しくないわよ!」

聖徳太子「うーん…助けるにしてもロープは無いしなぁ…あ、ツナならあるぞ。ツナ!」

雪乃「いらないって言ってるでしょ!」

由比ヶ浜「あ、私ドーナッツ作ったよ。ちょっと変な匂いするけど」

聖徳太子「どれどれ…むっちゃむっちゃマズ!」

由比ヶ浜「そっかな~…あはは、飲み込めないほどマズイね!」

雪乃「それより早く助けなさい!」



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:47:36.54 ID:Uxp/G5xj0

・・・

・・




雪乃「はぁ、制服クリーニングしないと。」

由比ヶ浜「大変だったね、ゆきのん。はい、飲み物」

雪乃「ありがとう…嬉しいわ」

聖徳太子「え~私のは?」

由比ヶ浜「太子のはコレ」

聖徳太子「流石だ結衣。ごっくごっくマズっ!」

聖徳太子「墨汁じゃねーか!もう嫌だ。こんなの飲むのは墨汁戦隊ブラックぐらいだ」

雪乃「この前から言っている『墨汁戦隊』ってなんなのかしら?」

聖徳太子「体から墨汁が出る」



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:48:04.91 ID:Uxp/G5xj0

結衣「すごーい! 墨汁出るの?」

雪乃「墨汁が体から出るわけないわ」

聖徳太子「ちなみにフィッシュ竹中さんは出るぞ。」

雪乃「嘘!?」

聖徳太子「血が」

雪乃「少し黙りなさい」

バシッ!

聖徳太子「イカスミ!」

聖徳太子「もう嫌だこんな部活」

結衣「二人とも仲いいよね。」

聖徳太子「うう…家でも殴られ学校でも殴られ…どこの不良漫画よ」

雪乃「いいじゃない。少し刺激がある方が楽しいわよ?」

聖徳太子「こんな刺激いらんわー!もう嫌だ。いつまでも黙ってやられる私ではないぞ。」



17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:49:00.03 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「何かやるつもりかしら?」

聖徳太子「くらいやがれ。超必殺 飛鳥文化アターック」

結衣「わー太子すごーい!」

雪乃「暴れないで、せっかく入れたお茶が」

ガシャーン

聖徳太子「背中熱!」

結衣「あははは、太子バカだなー」

平塚「ずいぶん賑わっているじゃないか。」

雪乃「平塚先生、はやくこの産業廃棄物を廃棄してください。」

平塚「そう言うな。賑わっていいことじゃないか。」



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:49:34.22 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「いいえ、これは賑わっているのではなく、彼が一人で騒いでいるだけです。」

聖徳太子「なによそれ。まるで私に友達がいないみたいじゃないのさ!」

雪乃「あら?誰かいたのかしら」

聖徳太子「フィッシュ竹中さんがいるわい!」

聖徳太子「今はもういないけど」

雪乃「あら、それは…ごめんなさい。」

結衣「死んじゃったの?フィッシュ竹中さん」

聖徳太子「いや?元気に入浴してるぞ?」

雪乃「紛らわしい言い方はやめなさい。」ゲシッ

聖徳太子「ヨモギ!前にもこんなやり取りがあったような…)」

雪乃「はぁ…あの静かな日々に戻りたいわ」

聖徳太子「そうだ、久しぶりに彼女に会いに行くかな。」



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:52:10.62 ID:Uxp/G5xj0

結衣「え!?」

雪乃「あ、貴方に彼女が?」

聖徳太子「そりゃもちろん…彼女いねぇ….」

平塚「ほっ…」

結衣「ほっ…」

雪乃「由比ヶ浜さん?」

聖徳太子「女子が二人もいて彼女が出来ないなんて」

平塚「あれ?私は女子じゃないのか?」

聖徳太子「うーん…おかしいなぁ」

平塚「私を無視するとは…くらえ」

聖徳太子「やはり私の…ぐはぁ!」

平塚「覚えておけ。40代までが女子だということを」

聖徳太子「やはり私のぐふっ、青春ラブコメはまちがっているなぁ」バタン

結衣「死んだ―!」



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:55:49.44 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「資源...埋め立て…火葬だと匂いが…とんだ産業廃棄物ね」

結衣「太子―!」

雪乃「ところでさっきから気になっていたのだけど…由比ヶ浜さん」

結衣「太子―…うわぁぁん」

雪乃「いつから彼とそんなに仲良く?」

結衣「彼、隋で私のサブレ…うわぁぁん!」

聖徳太子「まったく、うるさくって眠れやしない。ちょっとそこのお嬢さん。静かになさい。静かにまったくもう…」ブツブツ

結衣「太子が生きてたー!!」



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:56:31.58 ID:Uxp/G5xj0

雪乃「ちょ、由比ヶ浜さん...匂いが、匂いが移るわよ?」

結衣「太子の匂いサブレが大好きなんだもん!」

聖徳太子 「おお…遂に私にもモテ期が…あぁ、こまったなぁサインの練習しないと」

雪乃「臭男いえ、聖徳太子君」

聖徳太子「え、なになに?私に何か..あぁ、もしかして告白?こまるなーこれでも私摂政だし―」

雪乃「貴方は退部よ」

聖徳太子 「まじで?」

雪乃「ええ。貴方は悪影響しか及ぼさないもの」



22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/02/04(火) 00:59:05.59 ID:Uxp/G5xj0

聖徳太子「ちょ、結衣、なんか言ったれ、言ってあげて。あの冷血妹子女に」

由比ヶ浜「ゆきのん!」

雪乃「あら?もしかして、由比ヶ浜さんは臭男のことが」

由比ヶ浜「いや、サブレは太子の匂いが好きだけど、私としては魚臭いし…たまにカレーくさいし、ジャージだしちょっと」

聖徳太子「え、嘘でしょ?やだなードッキリ?」

由比ヶ浜「ゴメン!太子!」

聖徳太子「お、追い打ち…がくっ」

雪乃「というわけで、帰っていいわよ。平塚先生には後で言っておくから」

聖徳太子「モテ期が…私のモテ期が三分で…」



聖徳太子「妹子のせいだ。絶対妹子の」トボトボ

妹子「何してるんですか太子」

聖徳太子「あ、妹子」

妹子「いきなり高校に通い出したと思ったら…」

聖徳太子「妹子よ…」

妹子「どうしました太子?高校生活は楽しめましたか?」

聖徳太子「やはり私の青春ラブコメはまちがっているなぁ」

終わり



転載元
やはり私の青春ラブコメはまちがっているなぁ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391440193/
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          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 10:39
          • なぜクロスしようと思った
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 10:57
          • 謎クロスすぎる
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 11:34
          • なぜクロスしたんだwww
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 11:49
          • ワロタ。
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 13:16
          • 懐かしい
            ギャグ漫画日和ってまだやってるのかな
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 14:11
          • ポピーwww
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 19:22
          • ※5
            あの漫画の最終回が想像つくか?
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 19:47
          • ※7
            何故か太子が「ペプシメント!!」て言って終わる絵が思い浮かんだ
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 20:29
          • 太子とか両津なみの生命力くさいよな
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月04日 23:05
          • 一行目で吹いたわw
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月02日 12:38
          • 水と油ってレベルじゃねーぞ
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2015年11月09日 12:46
          • ギャグ漫画日和は絵があってこそ輝く

            活字だけだと大して面白くないな

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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