苗木「シャワー室に閉じ込められた…」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:00:15.10 ID:mlsHhW+Ti
>苗木の部屋
モノクマ「ドアノブを持って、手前に引きながら上にあげて、押す!」キー
苗木「あ、開いた!」
モノクマ「うぷぷ。しかし、苗木くんの部屋だけシャワー室のドアの立て付けが悪いだなんて…
超高校級の幸運が笑っちゃうよね!うぷぷぷぷー!」
苗木「うるさいなあ。用事すんだならでてけよ」
モノクマ「せっかく教えてあげたのに、そんな冷たくあしらわれるなんて心外だなあ!」ショボーン
苗木「はいはい、ありがとありがと」
モノクマ「ふん!苗木くんなんかもうなんかしーらないっ!」ボヨヨーン
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:02:17.85 ID:mlsHhW+Ti
苗木「帰ったか…」
苗木(しかし、このタイミングで僕の部屋だけ立て付けが悪いという情報
……あからさまな伏線!)
苗木(これ絶対次の事件で重要ポイントになるわー絶対なるわー)
苗木「もう一度確認しとくか…」
苗木(手前に引きながら上にあげて、押す!)キー
苗木「お、開いた開いた。」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:07:02.04 ID:mlsHhW+Ti
>シャワー室
バタン
苗木(中は思ったより広いな…
ふんふん。このなかも防音なのかな)
苗木(なるほど。いったん出るか)
苗木(手前に引いて上にあげて、押す)ガチャ!
苗木(?)ガチャガチャ
苗木「あれ?」ガチャガチャ
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:10:09.63 ID:mlsHhW+Ti
苗木(落ち着け、苗木誠。
もう一度やるんだ。落ち着いて…)
苗木(手前に引きながら、上にあげて、押す!)ガチャ!
苗木「」ガチャ!
苗木「」ガチャガチャガチャガチャ!!
苗木「…どうしよう、閉じ込められた…」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:13:08.01 ID:mlsHhW+Ti
苗木「誰か!」ドンドン
苗木「ねぇ誰か助けて!!」ドンドンドンドン
苗木「…」シーン
苗木「そっか、部屋防音だもんな…」
苗木「そうだ……モノクマ!見てるんだろ!?
さっきの態度なら謝るからさ!!」キョロキョロ
苗木(え、ここ監視カメラないじゃん…)
>制御室
妹様「苗木くん早速シャワーはいてんのかな?うぷぷ!」モニタリング
妹様「さぁーて、今日は食材搬入とか頑張ったし、しばし仮眠するぞ!おやすみー」グー
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:20:01.33 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
次の日の朝…
>食堂
セレス「ふわぁ…
皆さんおはようございますわ。」
朝日奈「おはようセレスちゃん!
さくらちゃんも!」
大神「おはよう。朝日奈よ」
大和田「ふわぁあぁ…
みんな早えなあ起きるの」
石丸「君たちが遅いのであろう!
昨夜も遅くまで起きてたのではないのか!」ビシィ!
桑田「朝から暑苦しいんだよてめぇはよぉ…
ふわああ。あくびうつった」
不二咲「ふふ。あ!霧切さんおはよぉ」
霧切「おはよう…
あら、もうみんな揃ってるの?」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:22:51.39 ID:UTYfOQ3Zi
十神「あまりこの俺を待たせるな、愚民が」
腐川「うふふふ。
こんな大勢で食事とるなんてうふふふ」
舞園「あら十神くん達までいるんですね、珍しい」
山田「おやおやぁ?デレが早いですなぁ?」
十神「気分だ。ほっとけ。」
葉隠「こりゃ明日槍が降るべ!俺の占いは三割当たる!」
江ノ島「三割の確率だとしても、槍はきついわ~。
いや、でも鉛玉の雨よりはマシかな…」
霧切「……あら?」
不二咲「霧切さん、キョロキョロしてどうしたのぉ?」
霧切「苗木くんがいないわね…珍しい」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:24:41.01 ID:UTYfOQ3Zi
>シャワールーム
苗木(あれから何時間たっただろう。
さっきドアの隙間から朝のアナウンスが聞こえたからそのくらいだとおもうけど…)
苗木(シャワー室って冷えるなあ…)
苗木(僕、いっつも朝食会には出席するし、いなかったら誰か心配してきてくれるよね。うん。)
苗木(その程度の信頼関係は築けてるはず…希望は前に進むんだ)
- 22:>>18 chapter1の事件起こる前的なイメージ:2013/10/27(日) 21:28:56.30 ID:UTYfOQ3Zi
>食堂
朝日奈「あれほんとだ!苗木いない!」
大神「いつも背景のように場に溶け込んでおるから気づかなかった。不覚」
舞園「わかります!
なんかみんなの会話を遠目にニコニコと見てるようなイメージありますよね」
霧切「いつも出てきてるのに…珍しいわ…まさか何か」
朝日奈「あたし呼びに行こうか?」
桑田「いやいやいや、流石に考えすぎだろ」
大和田「男にはなあ、一人になりてぇ時ってのがあるんだよ。
そっとしておいてやるのも優しさだぜ?」
不二咲「」きゅん
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:31:59.13 ID:UTYfOQ3Zi
葉隠「そうだべそうだべ!
ま、お腹すいたらどの道出てるだろうし心配することねーって!」
大神「ふ。ケンイチロウもそのような気難しい時期があったな…
そのうち葉隠の言うとおり、ひょっこり顔を出すであろう…」
朝日奈「まあ、みんながそういうなら…」
山田「ではとりあえず今いる人数分の朝食を配りますぞ~」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:34:51.28 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
大和田「ふぃ~食った食ったー」げぷっ
桑田「俺もう昼いらねぇわー」げぷっ
朝日奈「ちょっとーゲップやめてよね!」
石丸「君たち!朝も大事だが、昼も一日のエネルギーを蓄えるために必要なんだぞ!」
桑田「はいはいわかったよ委員長さんよぉー」たりー
石丸「委員長ではない!風紀委員!だっ!」ビシッ
舞園「結局苗木君こなかったですね」
霧切「……」
>シャワールーム
苗木「」きゅるるるるるる
苗木「」きゅるるるるるる
苗木「もしかして僕、嫌われてたのかな…」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:39:42.99 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
桑田「あーマック食いてぇー」
大和田「あ、分かるわー」
山田「ここはスナックはあっても、そういうのは置いてないですからねぇ…
あー!マックポテトが恋しくなって来ましたぞ!」
朝日奈「わたしパンケーキ!」
石丸「……すまない。まっくとはなんだろうか?」
不二咲「え、まさかと思うけど、知らないのぉ…?」
石丸「か、かたじけない!そういうのには疎くて、だな」
大和田「あれかお前はマクド派か!!」
石丸「???」
桑田「マジかよ…」
大和田「…ここでたら連れてってやるよ」
石丸「それは本当か!ありがとう!」
不二咲(大和田くん優しい)キュン
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:41:32.94 ID:UTYfOQ3Zi
>シャワールーム
桑田『ぶっちゃけあいつ苦手なんだよね~なんかソリ合わないっていうかさぁ~』
大和田『あーなんかわかるわ。なんかあいつ地味だよなー』
葉隠『ちょっと変なこといったら、それは違うべ!(論破 …ってしてくるから正直話しづらいべ』
不二咲『僕はもっと背が高くてガッチリした人がタイプだからぁ…』
苗木「……」※妄想
苗木「だ、だめだ!無心でいると嫌な方向にばっか考えてしまう!少し前向きなのが取り柄なのに!」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:45:04.05 ID:UTYfOQ3Zi
>廊下
霧切「…」
舞園「あら、霧切さん。
苗木くんの部屋の前でなにしてるんですか?」
霧切「さっきから何度もチャイム鳴らしてるんだけど全く反応がないの」ピンポーン
舞園「…そんなに落ち込むことがあったのでしょうか…?」
霧切「心配だわ…」ピンポーン
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:49:59.37 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
>食堂
桑田「なあー今日の夕食なにー?」
朝日奈「はぁ?昨日女子がやったんだから今日は男子が作る番でしょ!」
大和田「まじかよ…」
山田「そ、そんな殺生な…!」
大神「…我が手伝ってやってもいいのだぞ」
江ノ島「お、じゃあ特別に私も手伝ってあげる!」
桑田「江ノ島はともかく、大神が料理してるところが想像できないんだが…」アリエネー
朝日奈「失礼だなー!
さくらちゃんって結構家庭的なんだよー!」
不二咲「彼氏いるもんねぇ」
大神「ぬぅ…////」
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 21:54:17.43 ID:UTYfOQ3Zi
>シャワールーム
舞園『え?元同級生だから一応声かけましたけど、勘違いしないでくださいね?』
朝日奈『苗木ってなんかその、友達の友達以上には見えないんだよねー』
霧切『近寄らないで……生理的に、むり』
セレス『…ビチグソ』ボソッ
苗木「……」※妄想です
苗木「…ないてなんか、いないぞ!」グスッ
- 44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:00:05.73 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
>食堂
大神「できたぞ…イカスミパスタだ…」
セレス「なぜまたそのチョイスを」
大和田「たまたまイカが目に入ったんだよ!」
桑田「しかし江ノ島の見事な包丁さばきはお前らにも見せてやりたかったぜ!」
江ノ島「まあね~私こう見えて野生生物とか魚とか一通りはさばけんからね!」ふふん
葉隠「最近のギャルはずいぶんハイスペックだべ!」
石丸「ふはははは!
江ノ島くんの野宿話もなかなか面白かったぞ!」
江ノ島「まあね~」テレッ
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:04:20.77 ID:UTYfOQ3Zi
朝日奈「てかちょっと!あんたら服に墨飛びすぎでしょ!
石丸なんかもはや黒丸じゃん!早くあらってきなよ!」
桑田「うわ、やべっ!これお気に入りなのに!
…いや、待てよこれ逆にオシャレじゃね?」
石丸「す、すまない!
しかし制服の替えならいくらでもあるから安心したまえ!」
大和田「俺は服黒いし…」
朝日奈「そういう問題じゃないでしょ!落ちなくなったらどうすんのよ!
ほら洗っといてあげるから脱いで脱いで!」
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:09:15.93 ID:UTYfOQ3Zi
石丸「か、かたじけない!」ぬぎぬぎ
桑田「おっラッキー!手間が省けたぜ」ぬぎぬぎ
大和田「ついでに風呂入ってこようぜ、兄弟!」ぬぎぬぎ
桑田「お!それナイスアイディア!」
大和田「よし!じゃあ風呂まで競争だ!」ダッ
桑田「おいてめぇ!フライングしてんじゃねぇぞコラ!4番バッター舐めんな!」ダダッ
石丸「こら!廊下は走るな!」ビシィ!
「「「がははははは」」」
朝日奈「男子ってよくわかんないなあ…」
大神「仲睦まじいくて良いではないか…」
不二咲(ぼくも一緒にお風呂行きたいなあ…)
江ノ島「やべ、わたしも顔に墨飛んでる!
…ま、返り墨くらい慣れっこだけどね~」ペロッ
モノクマ「…」ヒョコッ
- 54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:13:15.46 ID:UTYfOQ3Zi
朝日奈「あ!モノクマ!なんの用よ!?」キッ!
モノクマ「ビクゥ!ちょっと!そんな邪険にしなくたっていいじゃない!」
大神「…普段の行いによるものであろう。反省するがいい…」
不二咲「まあまあ二人とも、話だけでも聞こうよ。で、どうしたのぉ?」
江ノ島「どうしたのじゅんk モノクマ「いやあ~!!不二咲くんの優しさが五臓六腑に染み渡るクマ~!!!」
江ノ島「?…あ、ごめんね!お姉ちゃんつい!」あわあわ
大神「ムッ?」
モノクマ「」
- 56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:16:09.35 ID:UTYfOQ3Zi
朝日奈「お姉ちゃん?
……いやそんなことより何の用よ!」
モノクマ「あ、そうそう忘れるとこだったよ!
ねえねぇ、君たち苗木くん知らない?」
朝日奈「苗木?
……あ、そういえば、結局でてこなかったね」
モノクマ「出てこなかった?
それってもしかして朝食会のこと?」
不二咲「そうなんだよねぇ…
いつも朝食会には出席してるのに…」
大神「一人になりたい事情でもあるのだろうと遠慮していたが…」
モノクマ「……」
- 60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:21:44.30 ID:UTYfOQ3Zi
モノクマ「ま、いいや。
あと、おまえら馴れ合いもいいけど、コロシアイも忘れんなよな!
最近空気がぬるま湯だぞ!」ジャキッ
朝日奈「なによ!いまからみんなで夕食なんだから帰りなさいよ!」
モノクマ「ちぇ。のけ者ですかそうですか!邪魔者はいなくなるよ!あばよ」ボヨヨーン
朝日奈「なんだったの…」
大神「やはり、今からでも声をかけてみるべきだろうか…」
不二咲「もしかしたら寝込んで動けないとかかもしれないし…」
江ノ島「…ごめんね盾子ちゃん…」ぐすっ
- 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:24:15.63 ID:UTYfOQ3Zi
>制御室
妹様「残姉は近々殺す。見せしめに殺す」
妹様「しかし…苗木の部屋にはいないしぃ、食堂にもいないしぃ、視聴覚室、売店、廊下…
マジでどこいったんだあいつ」
妹様「まさか監視カメラの届かないところに行ったんじゃねぇだろぅなぁ…」ファック!
妹様「監視カメラないのはトイレの個室、シャワールームにお風呂…
…流石に一日こもってるとかないよなあ、…理由がねぇし…」
妹様「抜け道でも見つけられたか…?
…モニター1から再確認っすか…」
- 63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:28:32.13 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
>廊下
ピーンポーン、ピーンポーン
舞園「うんともすんとも言いませんね…」
霧切「返事もできないほど衰弱している…?
あるいは…いや殺された場合は密室なわけないし、第一モノクマからなにかアナウンスがあるはず…」ブツブツ
舞園「防音ですからね…
もしかしたら中と外で声が届かないのでしょうか…」
霧切「インターホンは中に響いてるようね…だから気づいてないはずはないんだけど」ピンポーン
霧切「……そうだわ、モールス信号の要領で…!!」ピピピンピンピンポーピピピーンポンピピンホーピーピーホーーン
舞園「ちょ、ちょっと落ちついて!!」
霧切「な、え、ぎ、く、ん、へ、ん、じ、を、し、て」ピピピンピンピンポーピピピーンポンピピンホーピーピーホーーン
>シャワールーム
苗木「」ピピピンピンピンポーピピピーンポンピピンホーピーピーホーーン
苗木「」ピピピンピンピンポーピピピーンポンピピンホーピーピーホーーン
- 65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:33:11.32 ID:UTYfOQ3Zi
>廊下
モノクマ「な、なにしてるの君たち…」ドンビキ
舞園「あ、モノクマ!」
霧切「な、え、ぎ、く、ん、へ、ん、じ、し、て」ピピピンピンピンポーピピピーンポンピピンホーピーピーホーーン
モノクマ「ちょっとちょっと!ストップストップ!!
苗木くんは部屋にはいないよ!!」
霧切「…どういうことかしら」
モノクマ「そのまんまだよ!
監視カメラみてるんだから、この部屋には苗木くんはいないの!」
舞園「でも、他のところにも苗木くんがいそうなところは…」
モノクマ「そうなんです。ぼくも困ってるんだよね…」
霧切「…監視カメラの死角がある可能性は?」
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:37:55.81 ID:UTYfOQ3Zi
モノクマ「そりゃあ、ないこともないだろうけど、死角にずっと息を潜めてる理由がないよ!
ぼくは朝からずーっと監視カメラで探してるんだからね!」えっへん
霧切「…ねぇ、あなたどこへでも現れることができるのよね?」
モノクマ「そりゃあモノクマだからね。それがどうかした?」
霧切「苗木くんの部屋に現れて、このドアの鍵を開けてくれないかしら」
モノクマ「なんでそんなこと!ここにはいないって言ってるじゃない!」
霧切「いや、分からないわ。それを私に調べさせて欲しいの」
モノクマ「まあ、別にいいけど…やましいこともないし…」
モノクマ「てかこのマスターキーで開けてあげるよ」ガチャ
- 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:40:31.86 ID:UTYfOQ3Zi
>苗木の部屋
舞園「普通の部屋ですね…」
朝日奈「あ、苗木出てきた?」
舞園「あら、朝日奈さん!いまモノクマに頼んで部屋を開けてもらったんです」
石丸「やや!君たち何をしてるのかね!」ホカホカ
大和田「お!どうした!」ホカホカ
桑田「お?苗木、生きてるかー?」ホカホカ
不二咲「みんな心配してんだよー?」
霧切「ギャラリーが集まってきたわね…」
- 71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:44:30.29 ID:UTYfOQ3Zi
朝日奈「出てこないと苗木の分も夕食食べちゃうからねー!」キョロキョロ
大和田「おうおう、おれらが作ったパスタ食わねぇってのかゴラァ!」
江ノ島「食べ物粗末にしたら本気で激おこだかんね!
食べれるときに食べとかないといつ食糧が尽きるかわかんないんだから!」
不二咲「どこにもいないよぉ…」ベットバサッ
- 77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:50:30.44 ID:UTYfOQ3Zi
霧切「…」ガチャガチャ
霧切「モノクマ、ここ開かないわよ」
モノクマ「え?…ああ、苗木くんの部屋だけシャワールームの立て付けが悪いんだっけ。
でもそこにはいないとおもうけどなあ…」
霧切「いいから!鍵をだしなさい!」
モノクマ「鍵じゃなくて、コツがあるんだよ。まずドアノブを手前に引いて、上にあげて、押す!」
霧切「……!」キー
霧切「開いたわ」
モノクマ「でもさすがに…」
苗木「」げっそり…
モノクマ「マジでぇええええ」
- 80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 22:54:57.62 ID:UTYfOQ3Zi
霧切「そ、そんな…」
朝日奈「え、どうし…きゃーーー!!」
大神「どうした朝日奈よ!」
不二咲「うわっ!うわっ!苗木くんが!」おろおろ
大和田「おい、どうした苗木!
おい桑田、なんか飲み物もってこい!」
桑田「お、おう!」ダッ
石丸「僕も手伝おう」ダッ
江ノ島「れ、レーションならあるけど?!食う??」
- 86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:01:11.82 ID:UTYfOQ3Zi
………
……
…
>食堂
苗木「」ホウシン
朝日奈「苗木、大丈夫…?」
大神「気がつかず済まなかった、許してくれ…」
苗木「!」フルフル
大神「そうか、許してはくれぬか…すまぬ」
苗木「ちがっ!ゲホッケボッ!」
大和田「おい、水だぞ!」
苗木「」ゴクゴクゴク
苗木「ハァハァ」プハッ
- 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:06:24.50 ID:UTYfOQ3Zi
石丸「大丈夫かい?」
苗木「な、なんとか」えへへ
セレス「…あら、思ったより元気そうですわね…駆けつけて損したかしら」ハアハア…ハアハア…
山田「よかったですぞーー!このまま目を覚まさなかったらどうしようかと!セレス殿も珍しくあわt
セレス「それ以上しゃべったら丸焼きにするぞこのクソラードがあああ!!」
山田「ひぃいいいいいいい!!」
葉隠「ま、おれは最初から心配してなかったべ!
なんせおれの占いは三割当たる!」
- 94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:10:47.43 ID:UTYfOQ3Zi
十神「心配かけさせよって…」
腐川「ま、よかったじゃない…
人死にがでたら気分悪いもの…
苗木のことはどうでもいいけど…」
江ノ島「目の前で人が死んで行くのは数え切れないくらいみてたけど…
苗木が死んだら私…」うるっ
モノクマ「……ぼくはむしろ君に死んで欲しいかな」ジャキンッ
苗木「ありがとう、みんな…」うるうる
石丸「苗木くん…!本当に、無事でよかった…!!」鼻水ブシャー
朝日奈「ちょ、ちょっとなんであんたが一番泣いてんのよ!」
石丸「がだじげない!」ズビー
桑田「やーい!泣き虫ー」
不二咲「ちょ、ちょっとぉ!」
舞園「苗木くん!」
- 95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:16:18.31 ID:UTYfOQ3Zi
苗木「あ、舞園さんもありがとう!」
舞園「違います!苗木くんは霧切さんに感謝しないといけませんよ。
霧切さんが頑張ってくれなかったら苗木くんは野垂れ死んでたんですから。」
苗木「そ、そうなんだ。霧切さんありがとう!」えへへ
霧切「…当然のことをしたまでよ」フンッ
苗木「僕本当に不安だったんだ…
もう絶対見つけてもらえないと思ってたから…」
苗木「でも、さすが霧切さんだね!
ありがとうじゃ足りないくらいだよ、あはは」
霧切「……生意気よ」
桑田「おいなんだこの空気。気にイラねぇぞ」
大和田「ぶうんぶうんぶうん!!!」
大神「…大人気ないぞ…」
- 97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:22:18.72 ID:UTYfOQ3Zi
苗木(後の検証によると、ドアの歪みかたのせいで内側からの立て付けは一層悪くなるらしく、また別のコツが必要だったらしい…)
苗木(そのあと、僕は少しずつ体力を取り戻し、次の日の朝にはあの出来事がただの悪夢だったんじゃないかってくらいすっかり回復した)
苗木(大和田くんはげっそりした僕をみて相当思うところがあったのか、何かとおかずをよこしてくるし。
桑田くんもなにかと気にかけてくれるようになったな。
石丸くんもいつの間にか僕らの輪に溶け込んでいた)
- 101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:26:08.96 ID:UTYfOQ3Zi
苗木(霧切さんは相変わらず口数が少ないし、何を考えてるのか掴みかねるときもあるけど、舞園さんからあのあと霧切さんの奮闘ぶりを聞いて、僕の接し方もだいぶ変わった気がする)
苗木(なんかこの一件でみんなとより一層仲良くなれたような…あの無味な時間はもう二度と味わいたくないけど…)
苗木(そこはよかったのかな…?)
モノクマ(絆はいいから、コロシアイはよ。はよ。)
おわれ
- 102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:26:51.67 ID:snPT/uy00
乙
いい話だった
- 104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/27(日) 23:28:12.28 ID:UTYfOQ3Zi
みんなが平和な日常を書きたかったんだ。ただそれだけだよ…
みんな幸せにな~れ~
じゃあの
転載元
苗木「シャワー室に閉じ込められた…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1382875215/l50
苗木「シャワー室に閉じ込められた…」
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コメント一覧 (49)
-
- 2013年10月28日 05:30
- 平和な日常でいいね
-
- 2013年10月28日 05:43
- 慌てるたえちゃん可愛い
-
- 2013年10月28日 05:44
- 残姉がなじんでてワロタ
おことか使っちゃう残姉には違和感しかないけど
-
- 2013年10月28日 05:48
- 色んな奴のダンガンSS見てて思うのは普通に青春恋愛シミュレーションゲームにした方が良かったんじゃないか、だよね
何故あんなストーリーにしたのか…スタッフが正直怖いね
-
- 2013年10月28日 06:13
- 普通のギャルゲーなんかにしてもあんまインパクトねーべ
あぁいうゲームでストーリーだったから
平和だった頃の学園生活が見たかった、って願望が妄想を捗らせるんだべ
-
- 2013年10月28日 06:30
- いま米6がいいこと言った!
-
- 2013年10月28日 06:32
- 押して入ったドアを内側から押そうとする苗木くんはこの先生きてけるのかね?天然か
-
- 2013年10月28日 06:43
- ※8
だよなぁ。
そのせいで、ただ苗木が残念なだけだったようにしか見えないのがなんとも……。
いや、オチがそっちだったら面白かったんだけどね?
-
- 2013年10月28日 06:43
- しかしこれ事件おきねーな
-
- 2013年10月28日 06:43
- 苗木君の妄想エンドかと思った
-
- 2013年10月28日 06:59
- ※5
先に企画(ストーリー)があって、それに見合ったキャラをそろえて…というパターンもあるからな。
俺も、残姉含む16人がみんな魅力的だから、平和な学園生活を送って欲しかったとは思ってるけどね。
-
- 2013年10月28日 07:48
- ないな流石に
-
- 2013年10月28日 07:55
- 花道オンステージ
-
- 2013年10月28日 08:08
- ※12
つ【reload】
てかこの状況で誰一人殺人の可能性を考えてない時点で平和スグル
-
- 2013年10月28日 08:21
- 引かなきゃ……
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- 2013年10月28日 08:36
- 押して入ったなら引いて出ろよ…
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- 2013年10月28日 08:51
- 内側からは押して上げて引けよ……と思うのは無粋か?
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- 2013年10月28日 09:08
- 男グループと女グループのほのぼのやり取りがいいね
しかし残姉がそこらかしこでボロ出し過ぎて草はえる
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- 2013年10月28日 10:34
- ドアを押してるのは単純にミスなんだろうけど、どうしても気になっちゃうよなぁ……w
それにしても気にしてる人多くてワロタ
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- 2013年10月28日 10:44
- これがスクールモードですか
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- 2013年10月28日 10:52
- ドア押してたってオチかと思ったら違った。
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- 2013年10月28日 11:42
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※6
響いたぜ!!!!
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- 2013年10月28日 13:09
- 入るとき押すなら出るとき引くだろ、なのに出るときも押したからでれないんじゃないの??
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- 2013年10月28日 13:40
- シャワー室の説明があったのは初日だろうに、霧切の「苗木くんがいないわね…珍しい」 とか苗木の「僕、いっつも朝食会には出席するし」ってセリフはおかしくね?
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- 2013年10月28日 13:43
- ドアはたてつけが悪かったから仕方なかったとして
シャワーから水出して飲めよ苗木君
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- 2013年10月28日 13:53
- ※欄、厳しすぎワロタww
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- 2013年10月28日 14:52
- 実は苗木がただのアホだったってオチかと思ったら、普通に文章のミスだったからなぁw
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- 2013年10月28日 16:07
- ※6
anotherもその一つだよ。あの数は凄い
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- 2013年10月28日 17:02
- こいつゲームやったことあんのっていうくらいキャラ掴めてないんだが…
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- 2013年10月28日 17:20
- 「シャワー室の中に隠れるのよ!」
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- 2013年10月28日 18:49
- もし苗木が死んでたら
モノクマ「苗木君の死体が発見されました。これから学級裁判を始めます」
⇒犯人中途半端に情報を教えたモノクマ
⇒モノクマおしおきで皆開放
の可能性もあったわけだ……
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- 2013年10月28日 18:50
- ※31
閉じ込められた!
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- 2013年10月28日 19:05
- ※33
罠か…
いや、マジでこのやり取り思い出した
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- 2013年10月28日 19:10
- 久しぶり良い※6を見たぜ…。
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- 2013年10月28日 19:33
- シャワーの水飲めよ苗木君……
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- 2013年10月28日 19:39
- たまには山落意も悪くない
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- 2013年10月28日 20:51
- ※8
正直俺もそれかと思ってた
外から中→押すだと
中から外→引くなのに苗木は中から外でも押すって言ってたからねw
まぁ作者のミスだろう
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- 2013年10月28日 22:04
- ※5
確かに一理あるけど、ストーリー重視でデータの容量がギリギリって可能性もあるからなw
スタッフも少しはそっちの方向に持っていってもいいと思うが..w
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- 2013年10月28日 23:38
- こまけぇこたぁいいんだよ!
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- 2013年10月29日 00:22
- シャワールームで水も飲まないとか意味不明なんだが
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- 2013年10月29日 04:15
- 人工装置で育つ植物のSSだと思って、何の疑いもなく開きました…
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- 2013年10月29日 13:17
- 矛盾はあるけど面白かった
またこういうの書いて欲しい
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- 2013年10月29日 14:41
- あのシャワー室って服を脱いでおけるところあったっけ?濡れない所
いつ出れるのかわからないんだし、服を濡らさないようにしたんでは?
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- 2013年11月01日 22:06
- 苗木たちは幸せな学園生活を送って終了
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- 2014年09月02日 03:40
- バッグ メンズ 通販
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- 2014年11月01日 20:16
- ※26・36
最終的に水も自分では飲めなくなるほどに衰弱したんだろ
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- 2015年11月29日 05:54
- ※8
大丈夫、大丈夫、残姉だって戦場行っても生きてるんだし、ヘーキヘーキ。
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- 2015年11月29日 05:56
- この星は※6へと送らせていだだく。
録画した映像を確認すればすぐにわかりそうなもんだが……