エレン「面倒くさい」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:31:49 ID:AMvs2NP2
アルミン「え?」
エレン「話聞くのも面倒くさいなー」
アルミン「いやいや!エレンが暇だから本読めって言ったよね?!」
エレン「覚えてる訳無いだろー」
エレン「面倒くさい」
アルミン「言った事くらい覚えててよ!!」- 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:32:33 ID:AMvs2NP2
カルラ「エレン、お父さんがそろそろ行きましょうって」
エレン「え、やだよ面倒くさい」
アルミン「お出かけするんですか?」
カルラ「ええ。患者さんの所に行くのよ」
カルラ「同い年の娘さんがいるから、話し相手に連れて行きたいの」
アルミン「そうだったんだ」
エレン「面倒くさい」
アルミン「そんな事言ってないで着替えなよ!」
エレン「アルミン、着替えさせてくれ」
アルミン「嫌だよ!!」
エレン「あーぁ。じゃあ行けないなー」
アルミン「………」
エレン「娘さん、かわいそうだなー」
アルミン「ズルいよその言い方!!」- 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:33:48 ID:AMvs2NP2
~ アッカーマン宅 ~
グリシャ「いいかい?仲良くするんだよ」
エレン「えぇ…面倒くさい」
エレン「まぁ…一方的にかまってくれるなら考えてもいいけど」
グリシャ「お前は一体誰に似たんだ…」
エレン「遺伝子のイタズラじゃないかなー」
グリシャ「……俺に似たのか」- 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:35:06 ID:AMvs2NP2
ガチャッ
グリシャ「……これは!」
エレン「………」
グリシャ「エレン!」
グリシャ「いいかい、お前は麓で待ってるんだよ!!」
エレン「麓までいくの面倒くさいけど…わかった」
グリシャ「ならよかった!」バタバタバタ…!!
エレン「面倒くさい事に…巻き込まれたな…」トボトボ- 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:36:11 ID:AMvs2NP2
~ 小屋 ~
ミカサ(寒い…)
ミカサ(お母さん…私は何処に逃げれば良かったの…?)
窓の外
エレン(…気まぐれに歩き回ってみたら)
エレン(面倒くさい現場を目撃してしまった)- 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:37:04 ID:AMvs2NP2
エレン(どうするか…大人を呼ぶか?)
エレン(何処にいんだよこんな田舎)
エレン(迷子になるのがオチだし)
エレン(何より面倒くさい)
エレン(憲兵団呼びに…)
エレン(こんな子供の言うこと聞くか?)
エレン(色々質問されて時間取られるだけだ)
エレン(何より面倒くさい)- 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:37:40 ID:AMvs2NP2
エレン(犯人を説得するか?)
エレン(説得で納得するなら最初からこんな事しないだろ)
エレン(そして何より)
エレン(説得するのが面倒くさい)
エレン(こんな面倒くさい事をするなんて)
エレン(とんだ悪者に違いない)
エレン「………」
エレン「………」
エレン「駆除するか」- 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:38:20 ID:AMvs2NP2
グリシャ「く…!エレン!何て事を……」
エレン「有害な獣を駆除した」
グリシャ「珍しく面倒くさがらずに行動したのがこれとは!!」
エレン「いや、面倒くさかったよ」
グリシャ「お前は面倒くさいのに自分の命を投げ打つのか!!」
エレン「…でも」
エレン「……早く…家に帰りたかった」
グリシャ「………」- 11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:39:13 ID:AMvs2NP2
グリシャ「ミカサ、覚えているかい?」
グリシャ「君が小さい頃に何度か会っているんだが…」
ミカサ「イェーガー先生…私は」
ミカサ「これから…何処に向かって帰ればいいの?」
エレン(!)
ミカサ「寒い…」
ミカサ「私にはもう…帰るところがない…」
エレン(こいつ…家無くなったんだな)
エレン(あのダラダラできる空間が…)
エレン(………)- 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:39:54 ID:AMvs2NP2
エレン「………」スッ
ミカサ「……?」
エレン「やるよ、これ」グルグル
エレン「あったかいだろ?」
ミカサ「……あったかい…」
グリシャ「ミカサ、私達の家で暮らそう」
ミカサ「え…」
エレン「よし、早く帰ろうぜ」
エレン「俺達の家に帰って、ダラダラしよう」
ミカサ「……うん」
ミカサ「帰る…」- 13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:40:37 ID:AMvs2NP2
─ 1年後 ─
エレン「あー…薪拾い面倒くさかったなー」
ミカサ「やらないと、生きていけない」
エレン「そうだけどさー。一生ダラダラして生きて行きたいよなー」
ミカサ「それは、全人類の届かない夢」
エレン「ちぇー……あ」
ミカサ「アルミンが、苛められてる」- 15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:41:26 ID:AMvs2NP2
エレン「おいお前ら…まーだ苛めなんて面倒くさい事してるのか?」
子供1「うるせぇぞエレン!」
エレン「そんなに怒鳴るなよ。体力使っちゃうだろ?」
子供2「こいつは異端者なんだ!考えを改めさせないと!」
エレン「他人のやる事にいちいち熱くなるなよ…面倒くさくないのか?」
子供3「お前の存在が面倒くさいわ!!」
エレン「話し合う体力はもう使いたくない…」
エレン「…これ以上面倒くさい事にならないように」
エレン「……駆除す」
ミカサ「……」ドカッバキッゴカッ!!!
子供達「いてぇぇえええ!!」
ミカサ「…死にたくなかったら、行きなさい」
子供達「くっそぉおお!覚えてろよ!」ダダダダダ!!!- 16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:42:05 ID:AMvs2NP2
アルミン「壁の外に行くべきだって話したら、殴られた」
エレン「外に行きたいとか面倒くさい事なんで言い出すんだよー」
アルミン「本当にエレンは家が好きだね」
エレン「当たり前だろー布団と友達さぁ」
ミカサ「最近は、布団と一体化する事に興味を持ったらしい」
アルミン「どういう状況なのそれ」
ドオオオンッ!!
三人「??!!!」
アルミン「なんだ?!」スクッ
ミカサ「エレン、ほら立って」ガシッ
エレン「えぇー…面倒くさい…」ヨロヨロ- 17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:42:37 ID:AMvs2NP2
タタタタ…
アルミン「……!」
エレン「アルミーン?何が見えるんだー?」
ミカサ「…あれは…!?」
アルミン「巨人だ!!」
ドッカァアアアン!!
エレン「!!!」
アルミン「壁が…!!」
ミカサ「早く逃げないと…!」
エレン「!!!」ダッ!!
アルミン「え?!エレン?!!」
エレン「破片が!!家が!!」ダダダ!!
ミカサ「……!」ダッ!!- 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:43:13 ID:AMvs2NP2
エレン「母さん!!」ダダッ!!
カルラ「エレン!ミカサ!」
エレン「今助けるから…!!」ガラッ
ミカサ「……!!」ググッ!!
カルラ「逃げなさい!!」
エレン「やだよ!母さんいないと生きていけない!」グググッ!!
ミカサ「おばさんがいないと、エレンの面倒を一人で見ないといけなくなる!」グググッ
カルラ「そんな事言ってる場合じゃないでしょう!!」
エレン「誰が起こしてくれるのさ!誰がご飯を作ってくれるのさ!」グググッ
エレン「誰が…あったかい布団を用意してくれるのさ…!!」ボロボロ
カルラ「エレン……!」- 20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:43:46 ID:AMvs2NP2
カルラ「エレン…自立する時が、来たの」
エレン「やだよ!やだやだ!!母さんと一緒に生きるんだ!!」
ミカサ「おばさん!私一人では、エレンの面倒見れない!」グググッ!!
カルラ「…二人で力を合わせて…頑張りなさい」
エレン「母さん!!早く出て!!」
ミカサ「おばさん!!早く!!」
カルラ「ごめんなさい…」
カルラ「ハンネスさん!子供達を連れて逃げて!!」
エレミカ「「!!!」」- 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:44:27 ID:AMvs2NP2
エレン「………あ」
エレン「……やだ…やだ」
エレン「やだ…嘘だろ……?」
エレン「母さああぁぁあああん!!」- 22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 04:45:08 ID:AMvs2NP2
エレン「………」
エレン「駆逐してやる…」
エレン「俺達の家を奪った巨人を…」
エレン「一匹残らず」
エレン「俺が…この手で…!!」
…To be continued- 34 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:30:35 ID:VusHQsdg
─ 数年後 ─
エレン「訓練兵も卒業かー」
ミカサ「エレン、はい」
エレン「あーん…もぐもぐ…」
アルミン「あっと言う間だったね」
エレン「なー?あ、ミカサ次はスープ飲みたい」
ミカサ「はい」スッ
エレン「あーん…もぐっ…この薄いスープともお別れかぁ」
ミカサ「食べれるだけ、いい」
エレン「なー?もう働かないと食っていけなくなるなんて面倒くさいなー」- 35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:32:10 ID:VusHQsdg
アルミン「訓練は真面目に頑張ってたね!五位だって」
エレン「だって成績悪いと開拓地に戻されるじゃん」
エレン「そしたら誰が俺の面倒みるんだよ」
アルミン「私生活では相変わらずダラダラしてるね…」
エレン「無駄な体力は使いたくないんだ、面倒くさいし」
ミカサ「エレン、私は貴方の分まで体力を使っている」
エレン「ありがとうなぁ」
ミカサ「………」
エレン「俺の手、ミカサの頭の上まで運んで」
ミカサ「?」ヒョイッ ポテッ
エレン「いい子いい子」ヨシヨシ
ミカサ「……///」
アルミン「それでいいのかいミカサ…」- 36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:33:56 ID:VusHQsdg
エレン「それで、二人は何処に所属するんだ?」
アルミン「僕は調査兵団かな」
エレン「えぇっ?!」
アルミン「え?」
エレン「俺と一緒に駐屯兵団に行こうぜ?」
アルミン「え、なんで?」
エレン「誰が俺の仕事手伝ってくれるんだよ」
アルミン「知らないよ!自分でしてよ!!」
エレン「俺…アルミンがいないと生きていけない…」シュン…
アルミン「うあぁ!そういう言い方ズルいってば!!」- 37 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:35:29 ID:VusHQsdg
ミカサ「エレン、私が行く」
エレン「ありがとうなー」
ミカサ「………」
エレン「ミカサもいないと、生きていけないしなぁ」
ミカサ「…エレンは私がいないと、早死にする…///」
アルミン「ミカサ…ダメ男に引っかかってるみたいだよ…」
ミカサ「…東洋の血が、義理と人情を大切にしろと言っている」
ミカサ「ので、エレンを一人にはしておけない」
エレン「いい子だなー」
ミカサ「………」ヒョイッ ポテッ
エレン「………」ヨシヨシ
ミカサ「///」
エレン(撫でるのも面倒くさくなってきた)- 38 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:38:28 ID:VusHQsdg
ジャン「っんだよ!未だにミカサにご飯食べさせて貰ってるのか!?」
エレン「え?いいだろ面倒くさい」
ジャン「はっ!15にもなって甘えてんじゃねぇよ!」
エレン「いちいち絡みにくるなよ面倒くさい」
ジャン「面倒くさい面倒くさい煩いんだよ!」
エレン(こいつ面倒くさい)
エレン「おい、ジャンが話したいって」ポンポンッ
ジャン「おいおい今お前と話してんだよ悟り開き野郎!」- 39 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:39:24 ID:VusHQsdg
クリスタ「私?何かな?ジャン」ニコニコ
ジャン「え!?いや、え?!!」
エレン「良かったなー話し相手できて」
ジャン「いやいや!微妙に断りにくい人選すんなよ!」
クリスタ「…そっか…話したくないんだね…」シュン…
ジャン「いやいや!違う!話そうクリスタ!」アセアセ
エレン(よし、面倒くさいの回避)- 40 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:40:34 ID:VusHQsdg
アルミン「でもエレン、ずっと面倒くさがってたら本当に生きていけないよ?」
エレン「大丈夫だって、ミカサと結婚するし」
ミカサ「??!」ギョッ!!
アルミン「そうなの?!!」ギョッ!!
エレン「アルミンも一緒に住むし」
アルミン「え?!僕も家庭持ちたいよ?!」
エレン「単身赴任で俺んちに住めよ」
アルミン「なんで単身赴任?!!」
エレン「え…奥さんまで来ると、気を使っちゃうだろ?」
アルミン「面倒くさがりやなのにそんな所まで考えないでよ!!」- 41 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:42:56 ID:VusHQsdg
ミカサ「そろそろ、寮に戻ろう」スクッ
アルミン「だね」スクッ
エレン「アルミン、おんぶ」
アルミン「……歩いてよ」
エレン「歩くのも喋るのも面倒くさくなってきた、おんぶ」
アルミン「僕の方が小さい上に軽いんだけど…」
エレン「………」
アルミン「………」
エレン「………」
アルミン「………」
アルミン「ああぁぁぁああっ!!もうっ!!」ヨロヨロ
エレン(がんばれ)
ミカサ「頑張ってアルミン、エレンも応援してる」
アルミン「応援する位なら歩いてよ!!」ヨロヨロ- 42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:45:29 ID:VusHQsdg
~ 翌日 ~
エレン「えー?皆調査兵団に行くのか?」
コニー「ああ!ジャンと一緒だなんて思われたくねぇしな!」
エレン「駐屯兵団は誰かいないかー?」
ミーナ「ここの班には居ないんじゃないかなぁ」
エレン「えー?皆が行かないなら誰が俺の仕事手伝ってくれるんだよ」
エレン「誰も行かないなら憲兵団にしようかなぁ…」
トーマス「相変わらず面倒くさがりだな」
サムエル「巨人駆逐したいんじゃなかったのか?」
エレン「そんなの入ってきてから考えたらいいだろ」
サシャ「皆さーん!」- 43 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:47:09 ID:VusHQsdg
サシャ「上官の食料庫から…お肉を取ってきました…///」ハァハァ
コニー「…バカだな」
サシャ「後でサンドイッチにして食べましょ…むふふッ」
エレン「作るの面倒くさいからいらないや」
サシャ「こんな肉を目の前にしても面倒くさいのを嫌がりますか?!!」
サシャ「今度いつ食べれるかわからないんですよ!!?」
エレン「…面倒くさい」
トーマス「おい、サシャそのへんで」
ミーナ「そうだよ!エレン怒ると怖いの知ってるでしょ!」
サシャ「はっ、そうでした…」
サムエル「対人格闘の成績すごいもんな」
コニー「普段ダラけて力ためてんのかな?」- 44 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:47:57 ID:VusHQsdg
エレン(しかし皆アウトドア派だな)
エレン(人類、勝てるんじゃね?)クルッ
超大型「………」
エレン「………」
超大型「コンニチハ」
エレン「…こんにちは」
超大型「蹴ッテイイ?」
エレン「………」クルッ
超大型「オーイ」
エレン(見なかった事にしよう、面倒くさい)スタスタ
超大型「オーイ無視?」- 45 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:49:04 ID:VusHQsdg
ミーナ「きゃああああっ!??」
エレン「あっ!バカ!!」
超大型「ヤッター気ヅカレター」
トーマス「巨人!!」
超大型「ソウダヨー」
ブシャァァァァ!!
コニー「うおっ?!蒸気がっ!!」
エレン「クッソ!皆立体起動だ!!」- 46 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:49:59 ID:VusHQsdg
エレン「畜生…面倒くさいが仕方ねぇ」
エレン「よぉ…」
エレン「どっかで会った…よな?」
超大型「何ソレ、ナンパ?」
エレン「そんな面倒くさい事しねぇよ」
超大型「見ツメナイデ」
エレン「照れるなよ面倒くさい」
超大型「恥ズカシイ!」
エレン「うるせぇよ!じゃあなんで出てきたんだよ!!」
超大型「壁ガアッタラ──」
エレン「!!!」
超大型「入リタイ!!!」
ドッカァアアアン!!- 47 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 03:50:56 ID:VusHQsdg
──850年。
人類は再び惨劇に襲われようとしていた。
…To be continued- 57 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 23:49:42 ID:Dgy8hDko
カン カン カン カン
エレン「…また俺から家を奪うつもりか」
アルミン「家だけじゃないよ!巨人は…!」カチャカチャ!!
エレン「………」
アルミン「人類なんか…いつでも滅ぼす事ができるんだ!」カチャカチャ!!
エレン「アルミン、落ち着け」トンッ
アルミン「…ご、ごめん」ハッ
エレン「お前が落ち着かないと、誰が俺のボンベにガスを入れるんだよ」
アルミン「自分で入れてよ」- 58 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 23:52:45 ID:Dgy8hDko
ミカサ「エレン!」
エレン「なんだ?」
ミカサ「状況が混乱したら、私の所に来て!」
エレン「え?やだよ面倒くさい」
ミカサ「私はあなたを守る…!」
エレン「じゃあお前が来いよ」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「それも、そうだ」
エレン「うん」- 59 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 23:54:20 ID:Dgy8hDko
ミカサ「それじゃあエレン…それまで死なないで…」
エレン「守れるかわからない約束は面倒くさいからしない主義なんだ」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「すぐに、行くので」
エレン「そうか」
エレン(面倒くさい)- 60 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 23:56:04 ID:Dgy8hDko
エレン「よーし!34班前進!」
一同「おーーー!!」
パシュン ヒューン
エレン(……楽観視してた訳じゃないが)
エレン(…結構酷いな…)
トーマス「うわああぁぁぁああ!!」
エレン「!!?」バッ
トーマス「うわ…ぁぁ」
パクンッ
エレン「……ッ!!」- 61 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 23:57:23 ID:Dgy8hDko
エレン「………」
ミーナ「あぁ!」
ガブッ
エレン「………」
アルミン「………」
エレン「…なぁアルミン」
アルミン「…うん」
エレン「…これって…現実かな?」
アルミン「……うん」- 62 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 23:58:42 ID:Dgy8hDko
エレン「今凄い面倒くさいんだが」
アルミン「現実逃避しないで!!」
巨人「グワァァア」
エレアル「「!!!」」ビクッ!!
アルミン「ミカサが来るんだよね!?それまでエレンは逃げて!!」
エレン「え?なんで?」
アルミン「お願いだから現実に戻って!!」
ヒョイッ
アルミン「あ」
エレン「あ」
パクッ
アルミン「うああぁぁぁぁああ!!」ズルズル
エレン「………」
エレン「……アルミン?」- 63 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:00:21 ID:yHGJ2lpc
エレン「母さんも居なくなった」
エレン「父さんも、行方不明」
エレン「ミカサも来るって言ったのにまだ来ない」
エレン「アルミンまで居なくなったら」
エレン「誰が俺の世話をするんだよ」
エレン「…俺、生きていけない」- 64 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:01:33 ID:yHGJ2lpc
エレン「…アルミン!!!」バッ!!
ガシッ!!
アルミン「!??」
エレン「…アルミ、ン」グググッ!!
アルミン「エ、エレン?!」
エレン「うらぁぁああ!!」ブンッ!!- 65 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:02:25 ID:yHGJ2lpc
ドシャァ!!ガラガラ…
アルミン「ッッ!」
エレン「はぁッ、はぁ…ッ!」
アルミン「エレン!早く巨人の口から出るんだ!」ガバッ
エレン「アルミン…」ハァッハァッ
アルミン「早く!!」バッ!!
エレン「……動くの、面倒くさい」
アルミン「え」
ガチンッ
アルミン「え」- 66 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:04:00 ID:yHGJ2lpc
ドボンッ
エレン「うぶふぉおッ!」プハァッ!!
エレン「うわ、腕無くなった」
エレン「痛いけど、叫ぶのも面倒くさいな」
エレン「しかしなんだここ?温泉か?」キョロッ
エレン「…温まるか」ポチャン- 67 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:05:11 ID:yHGJ2lpc
エレン「……いい湯だな」
…オ母サァン…
エレン「ん?」
…オ母サァン…
エレン(母さんと来たかったのか?)
エレン(…確かに、とても温かい)
エレン(疲れが取れるようだ…)
エレン(俺も…母さんと…)
エレン(…母さんと…来たかったな…)ジワッ- 69 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:06:12 ID:yHGJ2lpc
エレン(…そうだ)
エレン(どうして俺達は奪われる…)
エレン(温かい布団…美味しい食べ物…)
エレン(家の…安らぎの空間)
エレン(俺を世話してくれる…)
エレン(大切な…家族…!)
エレン(巨人がいなければ!!)
エレン(今頃ダラダラできたのに!!)- 70 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:06:52 ID:yHGJ2lpc
エレン「俺は…!」
エレン「お前ら巨人を…!!」
エレン「一匹残らず…!!」
エレン「………駆逐してやるッッ!!」
カッ!!
…To be continued- 81 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:23:54 ID:0UZxfc0.
駆逐シテヤル…
ドォォン… ドォォン…
モット…
バキィッ ドシャァッ
モット…殺シタイ…
ブンッ ドカァッ
…デモ…ヤッパリ…- 82 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:25:17 ID:0UZxfc0.
エレン「面倒クサイ…」
アルミン「エレン……?」
エレン「………」
アルミン「エレン!」
エレン「……あれ?」
アルミン「ミカサ!エレンの意識が戻った!」
ミカサ「良かった…!」
エレン「あれ?俺温泉に入ってたのに」
アルミン「まだ現実逃避続行中?!!」- 83 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:26:06 ID:0UZxfc0.
キッツ「貴様ハっ!人間か!?巨人カッ?!!」
エレン「何語喋ってるんだ?」
アルミン「エレン、君が人間か巨人か聞いているんだ」
エレン「通訳ご苦労…」
エレン(……俺が巨人?)
エレン(あいつは外人さん)
エレン(アメリカンジョークか)
エレン(面倒くさいけど…お偉いさんみたいだし)
エレン(仕方ない、付き合うか)- 84 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:27:46 ID:0UZxfc0.
エレン「どちらでもありません!」
アルミン「えっ?!!」ギョッ!!
ミカサ「エレン?!!」ギョッ!!
エレン「僕は!!」
エレン「ナマケモノです!!」
ナマケモノデス!
ナマケモノデス!
……
‥- 85 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:28:51 ID:0UZxfc0.
キッツ「そうか…ならば仕方ない…」スッ
アルミン(あ、死んだ)
ミカサ(これは、死んだ)
ピクシス「ブフォォォ!!!」
キッツ「ッッ!!?」ビクッ!!
ピクシス「おっ!面白…くふっ!若者…ッだなッ!!」
キッツ「ピクシス指令?!」
ピクシス「ちょっ…ぐふッ!彼と…ヒャハッ!親父ギャグを語り合いたいっのぅっふふふッ!」
キッツ「何ヲっ!言っておられぇるのでスカッ!」
エレン「あいつら何語喋ってるんだ?」
アルミン「もうエレン黙ってて…」ガクガク
ミカサ「あなたに喋らせたのが間違いだった」- 86 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:29:45 ID:0UZxfc0.
ピクシス「ふむ…巨人になってあの岩を運ぶと」
アルミン「はい…思いつきですが…」
エレン「凄いな?誰がやるんだ?」
ミカサ「エレン」
エレン「え、や」モガッ
ミカサ「…エレン…黙って……!」
エレン(喋らなくていいのか)- 87 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:30:28 ID:0UZxfc0.
ピクシス「どうじゃエレン訓練兵、できそうか?」
エレン(できないよ、面倒くさい)
ミカサ「やります」
エレン(!!?)モガッ?!
ミカサ「やらせていただきます」
エレン(えぇ…?)
アルミン(エレンが絶望した顔してる)
ピクシス「よぉし!作戦を実行しよう!」- 88 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:30:59 ID:0UZxfc0.
タッタッタッタッ…
ミカサ「エレン、体は大丈夫?」
エレン「大丈夫だけど面倒くさい」
ミカサ「エレン、あなたの為だったの」
エレン「…こんな面倒くさい事させるなんて」
リコ「飯事やってんじゃないぞイェーガー」
ミタビ「お前みたいな甘えたガキに…」
エレン(面倒くさい…)- 89 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:31:40 ID:0UZxfc0.
タッタッタッタッ
リコ「一つ言っておくぞ…この作戦で…」
エレン(まだ話してる…面倒くさい)
リコ「少なくない数の兵士が死ぬだろう…お前のために…」
エレン(走りながら喋るの面倒くさい)
リコ「彼らには名前があり…家族があり…うんたらかんたら」
エレン(母さん、こいつ面倒くさい)- 90 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:32:38 ID:0UZxfc0.
エレン「そういえば、どうやって巨人になるんだ?」
ミカサ「え」
リコ「え」
ミタビ「え」
イアン「え」
エレン「え?」
ミタビ「おい…今、恐ろしい言葉が聞こえたが」
ミカサ「イェーガージョークです!イェー!」
エレン「は?」
イアン「な、ならいいが」
リコ「こう言うときにジョークはシャレにならんな」
ミカサ「以後気を付けます」
エレン「おいミカ」モガッ
ミカサ「エレン…直ぐに思い出して」ゴゴゴ…
エレン(ええ……?)- 91 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:33:40 ID:0UZxfc0.
エレン(うーん…?うん、覚えてないな)
ミカサ「エレン…思い出さないと…」
ミカサ「私はもう、貴方の面倒を見ない」
エレン「えっ?!!」
イアン「ここだ!立体起動でいくぞ!」
エレン「えっ?!!」
ヒュンッ ヒュンッ シュパッ
エレン(クッソ…!!)
エレン(考えるのも面倒くさい!)
エレン(本能に任せるんだ!!)
ミタビ「あの岩だ!」
エレン(あれかっ!!運べばいいんだな?!)
エレン(終わったら絶対ダラダラしてやる!!)
ガブッ!!- 92 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:34:30 ID:0UZxfc0.
カッ!!
ミカサ「エレン…!」
イアン「やったぞ!」
ミカサ「そんなに…私に面倒見てもらいたかったのね…」
ミカサ「大丈夫…しっかり面倒を見る」
エレン巨人「………」クルッ
ミカサ「……?」
ブンッ!!
ミカサ「!!!」- 93 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 04:35:16 ID:0UZxfc0.
ドガシャーーーン!!
パラパラ…
イアン「な…ッ?!アッカーマン!?」
リコ「くそ!作戦は失敗か!」
…To be continued- 103 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:31:15 ID:.wQ0dCG.
ミカサ「くっ…!」ガバッ
イアン「無事か?!」
リコ「わかってたよ…人間兵器なんて無い事くらい…!」
ミタビ「お、おい見ろよ!」
ミカサ「…エレン?!」ギョッ
イアン「岩を枕にして…寝ている…だと!?」
リコ「休日の親父か!!」
ミタビ「寛ぎすぎだろう!!」- 104 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:33:05 ID:.wQ0dCG.
ミカサ「エレン!」パシュン!
イアン「オイ!危ないぞ!!」
ミカサ「起きてエレン!」ドンドンッ!!
ミタビ「足蹴にしている…だと!」
リコ「休日の親父にお袋がしてる光景か!!」
イアン「どういう家庭だそりゃ!」- 105 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:33:50 ID:.wQ0dCG.
ミカサ「エレン!私はミカサ!あなたの…!」
ミカサ「あ、あなたの…!」
ミカサ「…あなた、の…!」
ミカサ「……許嫁ッ!///」ボフンッ!!
イアン「自分で言ってて照れとる」
ミタビ「可愛いな」
リコ「ちっ、訓練兵で婚約か」
ミカサ「しかし!結婚には、条件がある!」
ミカサ「ので、エレンは枕にしている岩を運ばなければならない!」ビシッ!!- 106 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:34:55 ID:.wQ0dCG.
エレン巨人「………」
ミカサ「…エレン?」
エレン巨人「………」
ミカサ「エレン」
エレン巨人「………」
ミカサ「エレン!」
エレン巨人「………」
ミカサ「エレン!!起きて!!!」ゲシゲシ!!
イアン「凄い勢いで蹴りだした」
ミタビ「そりゃ結婚しなくてもいいって言われたようなものだしな」
リコ「ちっ、訓練兵で婚約破棄か」- 107 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:36:11 ID:.wQ0dCG.
ミカサ「くっ…人間時なら首根っこ掴んで引っ張り起こすのに…!」
イアン「パワフルな起こし方だな」
リコ「なかなか起きないんだろうな」
ミタビ「そりゃこの光景見たら想像つくな」
ミカサ「エレン!私に面倒見てほしいんでしょう?!」ゲシゲシ!!
エレン巨人(…思い出したら見てくれるって言った)
エレン巨人(だから面倒は見てもらえる…)ウトウト- 108 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:37:22 ID:.wQ0dCG.
ゲシゲシ!! ゲシゲシ!!
エレン巨人(んー……くすぐったい)
エレン巨人(…虫か?)
エレン巨人(眠れないじゃん…)
エレン巨人(…面倒くさい…)
エレン巨人(……潰そう)
ブンッ!!
ミカサ「!!!」
ドシャァ!!
イアン「自分で自分を殴って顔を潰した…?!」
ミタビ「只のバカじゃないか!」
リコ「作戦は失敗だな…」- 109 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:38:39 ID:.wQ0dCG.
アルミン「エレン?!何してるんだ?!」
ミカサ「アルミン!」
イアン「何故異常がわかったんだ?」
リコ「私が既に信号をうった」
ミタビ「できるやつだな」
アルミン「エレン!起きろ!」
ミカサ「アルミン!私でも無理だった!」
ミカサ「今のエレンは危険!」
エレン巨人(…アルミン?)
エレン巨人(…アルミン来てるのか…)
エレン巨人(そうだ…)- 110 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:39:30 ID:.wQ0dCG.
ミタビ「お、おい!」
リコ「奴が動いたぞ!」
イアン「動い……」
ゴロン…
イアン「…え?うつ伏せになった…?」
アルミン「エレン!背中に乗ってマッサージとかしないからね!!」
ミタビ「この状況でリラクゼーション求めるのか?!」
リコ「なんて男だ…!只者じゃない!」- 111 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:40:21 ID:.wQ0dCG.
アルミン「今エレン目掛けて巨人が来てます!」
イアン「なんだと…!」
ミタビ「どうする?!イアン!」
イアン「戦うしかないだろう!」
リコ「しかしあいつはとんだ怠け者だ!」
リコ「守る価値はあるのか?!」
ミカサ「エレンはやればできる子…なので」
リコ「いつやるんだ!」
ミタビ「今でしょ!」
リコ「なのにあいつは寝ている!」
ミカサ「人間…眠くなる時もある…ので」
リコ「時と場合を考えろ!」
イアン「落ち着け!リコ!アッカーマン!」- 112 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:41:37 ID:.wQ0dCG.
イアン「とりあえずイェーガーが起きるまで守るんだ!」
ミタビ「ちっ…」
リコ「命令だ…やってやるよ」
ミカサ「……!」オロオロ
アルミン「ここは僕に任せてミカサも行って!」
ミカサ「わ、わかった」コクン
イアン「これで旦那を守れるな」
ミカサ「………まだ未定です///」- 113 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:42:13 ID:.wQ0dCG.
アルミン「真ん中さえ避ければ…」
アルミン「…痛いだけだッ!!」
グサッ!!
エレン巨人「………」ピクッ
アルミン「………」
エレン巨人「………」
アルミン「………」
エレン巨人「………」
アルミン「今一瞬痛がったよね?」
エレン巨人「………」
アルミン「よし…おーい!エレン!起きろ!!」ドンドン!!- 114 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 04:43:15 ID:.wQ0dCG.
ドンドン!!
アルミン『……!!』
エレン『ん…アルミン?』
アルミン『……!!』
エレン『何叫んでるんだ…?』
エレン『まぁいいか…寝よう』
エレン『…面倒くさい』
…To be continued- 121 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 02:58:36 ID:E3w5U17Y
アルミン『エレン!起きて!!』
エレン『…寝かせてくれよー』
アルミン『母さんの仇をとるんだろう?!』
エレン『とるけど…仇の巨人いたのか?』
アルミン『いや、いなかったけど』
エレン『…そうか』
アルミン『………』
エレン『………』
アルミン『………』
エレン『………』
アルミン『いやいや寝ないでよ?!』
エレン((バレた…))- 122 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:02:56 ID:E3w5U17Y
アルミン『……ねぇエレン…昔僕に言ったよね』
アルミン『家には…とても安らぎがあって』
アルミン『朝は…パンの香りで目が覚めて』
アルミン『そして…おはようのキスを貰って一日が始まり』
アルミン『一日の終わりはお休みのキス…』
アルミン『そして、あたたかい布団でとびきりの夢を見て…』
アルミン『カルラおばさんの、全てを包み込んでくれるような優しさ…』
アルミン『怒ると怖い時もあるけれど』
アルミン『大体は、面倒くさがってるのを笑顔で叱ってくれてるって』
アルミン『そんな、おばさんの背中を見ながら、ダラダラするのが好きだって』- 123 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:07:11 ID:E3w5U17Y
エレン『……!』
アルミン『ねえエレン…』
アルミン『外に出れば…素敵な出来事や風景が広がっているのに』
アルミン『どうして、家でダラダラにこだわるの…?』
エレン『………』
エレン『……どうして、だって…?』
エレン『そんなの…』
エレン『………』
エレン『決まってるだろ』
エレン『俺が!!』
エレン『この家に、生まれたからだ!!』- 124 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:09:10 ID:E3w5U17Y
ミタビ「くっ…巨人が多すぎる!」
イアン「一旦岩まで退避するぞ!」
ズゥゥン…
ミカサ「………?」
ズゥゥン
ミタビ「え……?」- 125 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:09:42 ID:E3w5U17Y
ズゥゥン!
ミカサ「……エレン…!」
イアン「………!!」
アルミン「後方から巨人多数接近!!」
ミカサ「アルミン!」
アルミン「エレンが勝ったんだ!今…自分の責任を果たそうとして…!!」
アルミン「エレンを扉まで援護すれば、僕らの勝ちだ!!」
イアン「………!!」- 126 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:10:26 ID:E3w5U17Y
イアン「死守せよ!」
ズゥゥン ズゥゥン
イアン「我々の命と引き換えにしてもエレンを…!」
ズゥン ズゥン ズゥン
イアン「……エレンを…」
ズンッズンッズンッズンッ
イアン「…エレンを」
ズンズンズンズンズン
イアン「速すぎないかエレン?!!」
ミタビ「他の巨人を引き離している!」- 127 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:12:48 ID:E3w5U17Y
ミカサ「今のエレンは、仕事を終わらせる事に必死」
アルミン「早くダラダラしたくて、全力で頑張ってるんです!」
イアン「なんだって!」
ミカサ「エレンはやればできる子、なので」
アルミン「ただ!扉を塞いだ途端ダラダラする可能性が大です!」
ミタビ「そこを巨人に狙われたら大変じゃないか!」
イアン「全力でエレンを追い越せ!!」
ウオオオォォォォオオオ!!- 128 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:15:10 ID:E3w5U17Y
オレ達は皆
生まれた時から
面倒くさい
とにかく
ダラダラできる空間を
土足で踏み荒そうとする奴がいたら
全力で
戦え
アルミン「いっけえぇええエレン!」- 129 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:17:59 ID:E3w5U17Y
エレン(……重かった…)
ジンルイガカッタ!!
エレン(塞げたか?塞げたよな…)
ハヤクエレンヲダスンダ!
エレン(面倒くさかったな…)
イッタイカシカケテル!!
エレン(でも、これで家でダラダラできる…)- 130 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:19:12 ID:E3w5U17Y
キルシカナイ!!
エレン(……ん?)
チョットマッ…!!
ドシンッ!!
エレン(…痛い)
エレン(…何があった…?)パチ…
エレン(アルミン…と)
エレン(2つのデカイ影…)
エレン(面倒くさくて…動けない…)- 131 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:20:37 ID:E3w5U17Y
ヒュンッ シュアア…
ドシンッドシンッ!!
エレン(デカイ振動が…今度はなんだ…?)パチ…
エレン(あのマークは…)
エレン(見たことあるけど…なんだっけ)
エレン(まぁ、なんでもいいか…)
エレン(面倒…くさ……い…)
…To be continued- 132 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 03:22:26 ID:E3w5U17Y
エレンがやった!エレンがやった!
キリもいいし、書き貯めもないのでひとまずここで終わりにします。
何も考えずにSS書きたいと思ったらこんなのが出来上がってしまいました。
レス、ありがとうございました。
面白いと言って貰えて嬉しかったです!
それに、皆さんのツッコミ見て笑わせて貰いました!
楽しかったです!
続く…のか?わかりませんが、その時は新しくスレ立てようと思うので、また見かけた時は宜しくお願いします。- 135 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 06:42:46 ID:mfDzFLPs
- 乙
めんどくさがりながらもやる事やってるエレンよかったよ
転載元
エレン「面倒くさい」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1379878309/
エレン「面倒くさい」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1379878309/
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コメント一覧 (58)
-
- 2013年10月02日 20:23
- あ
-
- 2013年10月02日 20:27
- >>エレン『この家に、生まれたからだ!!』
なんでちょっとかっこいいんだろう…(遠い目)
-
- 2013年10月02日 20:28
- 「悟り開き野郎」のセンスの良さ
-
- 2013年10月02日 20:38
- 女型の巨人戦
ミカサ「何か特別な感情が(ry」
エレン「面倒くさい」
一同「・・・・・・」
こうなるのか。
-
- 2013年10月02日 20:42
- ダラけたいが故に全身全霊で努力する姿勢
正直かっこいい
-
- 2013年10月02日 20:45
- なんでいい話っぽくなってんだよ
-
- 2013年10月02日 20:46
- ※3
怠け野郎とかよりもセンス良くて笑った
-
- 2013年10月02日 20:48
- 玄関のドアには手をかけない、絶対にだ!
-
- 2013年10月02日 20:54
- 進撃SSの中で一番おもしろかった
続き読みたい
-
- 2013年10月02日 20:56
- 苗木くんがナマケモノになるssもあったな。荒らしでエタッちゃったけど
-
- 2013年10月02日 21:01
- 面倒臭がりだがいざという時は強いんだなw
-
- 2013年10月02日 21:09
- 学校行くの面倒くさい
-
- 2013年10月02日 21:24
- めんどくさがりエレンクソかわ
-
- 2013年10月02日 21:30
- エレンがラノベ主人公だったらこんなノリなのかなー
このエレンは少し体型が幼そうなイメージ
-
- 2013年10月02日 21:36
- このエレンならライベルと一緒に故郷に行ってくれそうだ
-
- 2013年10月02日 21:37
- ほーたるか
-
- 2013年10月02日 21:41
- これは良い
-
- 2013年10月02日 22:17
- エレン(早く女型倒してペトラさんにパン食べさせてもらわないとなぁ……あー面倒臭いなあ畜生!)ポカポカ
アニ(なんだコイツめっちゃ強い)ポカポカ
-
- 2013年10月02日 22:30
- ニートの鑑
-
- 2013年10月02日 22:55
- 続き書いてくれ
-
- 2013年10月02日 23:00
- 伝勇伝のライナに似ているな
-
- 2013年10月02日 23:04
- やっぱ楽するための努力は惜しんじゃダメだな
-
- 2013年10月02日 23:08
- こんなエレンやだ~~ と思いつつ、 いいぞもっとやれ~~
-
- 2013年10月02日 23:15
- 頑張って最後まで読んだけど面白くなかった
-
- 2013年10月02日 23:34
- 毎度ジワッと笑ったwww
-
- 2013年10月03日 00:01
- 感想書くの面倒くさい
-
- 2013年10月03日 00:26
- 振り回されるアルミン可愛い
-
- 2013年10月03日 00:30
- エレンの気持ちめっちゃ分かる
俺も仕事終わって家に帰ったら朝までごろごろするもん
-
- 2013年10月03日 00:33
- カルラさんのくだり笑えばいいのか泣けばいいのか……。
あと、ミカサいないと早死にする理由がwww
-
- 2013年10月03日 00:38
- このエレンは確かにミカサが一緒にいないと早死にするwww
-
- 2013年10月03日 00:55
- ミカサが幸せならそれでいいかな
アルミンは…頑張れ
-
- 2013年10月03日 02:40
- このエレンすごく好きだがこれに絡んでよくジャンは卒業まで生き残れたな
ミカサとアルミン大変だったんだろうな
-
- 2013年10月03日 03:18
-
つまらないだろ
設定がおかしいだろ?面倒臭い奴が兵隊なんか行かないよな?普通は開拓地で腐ってるよね?
キモイ外野の過度な擁護がうざいのでこんな感想しか浮かばない
-
- 2013年10月03日 03:35
- 申し訳無いがネタSSに設定おかしいと言うのは「お笑いはくだらない」並に正論&激寒なのでNG
-
- 2013年10月03日 04:06
- 読むの面倒くさかった
-
- 2013年10月03日 04:20
- 学校めんどくさい
-
- 2013年10月03日 07:06
- 何でも糞真面目に捉える堅苦しい奴は人生損してるな
まぁその事に気付いてないんだろうけど
-
- 2013年10月03日 09:12
- ※37
糞真面目って言うか、空気読めないだけじゃね?
学祭でみんな盛り上がってるのに端っこの方で「こんなお遊戯に夢中になるなんてpgr」やってて結局浮くタイプ
と、言うわけで続き書いて下さいお願いします
-
- 2013年10月03日 09:22
- ワロタ
-
- 2013年10月03日 10:28
- 微妙
-
- 2013年10月03日 10:33
- ネタSSなのに設定がとかマジレスする奴wwwww
-
- 2013年10月03日 10:37
-
わめいてばかりの原作と比較してエレンが達観していたというか精神的に大人びていた感じがする(ただ怠けてただけかもしれんが)。楽しく読めたよ。
-
- 2013年10月03日 10:40
- めんどくさい
-
- 2013年10月03日 10:57
- リコの下りだけはアニメの時同じ事考えてた。面倒くさい話長え
-
- 2013年10月03日 14:29
- 面倒臭さって凄いよね
命が無いとダラダラできないのに、時に命より優先されるし
-
- 2013年10月03日 15:28
- 「この家に生まれたからだ!」
これいいねえwwwww
お家でダラダラゴロゴロって幸せだよね
-
- 2013年10月03日 16:10
-
面倒なのに色々やるのはおかしい
-
- 2013年10月03日 17:58
- 評価するのめんどくせえ
-
- 2013年10月03日 22:52
- そのうち霞食べそう
-
- 2013年10月03日 23:42
- えっ?やだよ。蹴られるのめんどくさいじゃん
-
- 2013年10月04日 19:04
- ※33
(うわこいつめんどくさい)
-
- 2013年10月04日 20:39
- いいか、俺は面倒なのが嫌いなんだ
-
- 2013年10月04日 22:00
- ちょいちょいシカマルに思えてワロタ
-
- 2013年10月08日 20:09
- 死に急ぎ野郎が悟り開き野郎になっていて大草原で腹筋ねじれた
-
- 2013年10月15日 04:20
- 人類は皆生まれたときから面倒くさいって何だよwwwwww
-
- 2013年10月18日 02:18
- エレン(がんばれ)←ここ大好き
-
- 2013年10月18日 15:46
- ※55
皆生まれた時から・・・・・
(自由とかいろいろ考えたけどいろいろ言うのが)めんどくさいや、とにかく今やることやっちゃおう
ってことだと思った
※56←わかる
-
- 2014年09月14日 17:54
- コメント欄に面倒くさいのがいるな
絶対学校や職場で浮いてるんだろうな可哀そうに