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ギャグモバマス日和

1: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:11:04.11 ID:YSIFDPPVP

モバP「小梅、なんで呼ばれたかわかるか?」

白坂小梅「…い、いえ……あ、あの、私何か、しちゃい、ましたか……?」ビクビク

P「そうか……あのな小梅、俺はプロデューサーとしちゃまだまだ未熟者だけど、それでもお前がここ最近元気ないことぐらい分かるんだぞ?」

小梅「……!」

P「どうしても言いたくないって言うなら無理強いはしない
  けどな、落ち込んでるお前を見てると、俺だって胸が痛いんだ。もし俺なんかでよかったら、いつでも相談に乗ってやるぞ」

小梅「……Pさん…その…ご、ごめんなさい! しし、心配、かけて……」

P「なーに気にするなって! それで、どうだ? 何か話してくれる気になったか?」

小梅「はい…じ、実は…あの子が」

P「あの子?、例のあの子のことか?」

小梅「はい…あ、あの子が、居なくなっちゃって……」


白坂小~1



2: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:12:24.07 ID:YSIFDPPVP

P「……なるほどな、それで落ち込んでたのか。そりゃ辛いよな、急に友達が居なくなったら」

小梅「は、はい…でで、でも、大丈夫です…
   新しい、お友達が…一緒に、探して、くれてますから」

P「新しい友達? へぇ、どんな子なんだ?」

小梅「はい…えーと…」チラッ

アマンダ「HAHAHA! 心配いりませーん! あの子は必ず私が見つけ出してみせまーす!」

小梅「……アマンダさん、です」


【死んだあの子とアマンダさん】



4:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:13:58.22 ID:YSIFDPPVP

P「アマンダさん? へぇ、外国人なのか。小梅もなかなか国際的だなー」ハハハ

小梅「あ……う、うんと……」

P「ちなみにどんな人なんだ? そのアマンダさんて」

小梅「え、えっと、えっと……」

アマンダ「OH,何も恥ずかしがることありませーん! あるがままの私を説明すればNo problemでーす!」カタポンポン

小梅「あ……は、はい……お、大きくて……」

P「大きい? 身長がか?」

小梅「えとえと……なんていうか……」ソワソワ

アマンダ「長身」カタガシィッ!

小梅「ひぇっ……」ビクッ

P「ん?」



5:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:15:05.17 ID:YSIFDPPVP

アマンダ「長身でー?」グイグイ

小梅「ちょ、長身で……」

アマンダ「美人でー?」グイグイ

小梅「び、美人で……」

アマンダ「Nice body」グイッ!

小梅「な…な、ないす、ばでぃー……///」

P「へぇーそいつはすごいな。もし生きてたら絶対スカウトしてるところだ」アハハ

小梅「え、えへへ……」

アマンダ「OKOK,よく言えましたー」モミモミ

小梅「は、はぁ……」ホッ

P「まぁ何だ、あいにく俺は霊感とかからっきしだから、あの子を探すのを手伝ってやるのは難しい」

P「けど、辛い時の話し相手や相談役ぐらいならいつでも買って出てやる」

P「だからもし何かあったら、遠慮なく俺に言ってくれよ? 小梅」

小梅「……はい……!」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:15:50.69 ID:MKEhrpum0

またすごい組み合わせだな



7:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:16:39.89 ID:YSIFDPPVP

廊下

小梅「……」

アマンダ「OH,そんなにクヨクヨしないで下さーい。きっとそのうちひょっこり帰って来まーす」

小梅「あ…あ、ありがとう、ございます……!」

アマンダ「そうですそうでーす。笑ってるあなたの方がずっとずっとCuteでーす」

小梅「きゅーと…そそそ、そんなことは……///」モジモジ

アマンダ「もっともっと笑いましょうー! はーいカニさんでーす」サワサワ

小梅「えっ…あ、手の動きが…カニですか……」

アマンダ「OH,お客サーンここで笑わなきゃもう笑うとこありませーん」スワスワ

小梅「えっ、えっ……!?」オロオロ

堀裕子「――あっ、小梅ちゃん!」


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8:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:18:10.43 ID:YSIFDPPVP

小梅「あっ…ゆ、ユッコさん、おはよう、ございます……」

アマンダ「おやおや新キャラ登場でーす」

小梅「…む、むしろ新キャラはアマンダさん…の方では……」

アマンダ「ン~フ~~~~ン?」

裕子「小梅ちゃん? 誰と話してるの?」

小梅「あっ…い、いえ、なんでも……」

裕子「そう?」

裕子(小梅ちゃん、最近なんだか元気ないんだよね……よーしここは!)

裕子「そうだ! 小梅ちゃん、見てて見てて! 今日こそはエスパーユッコの超能力でこのスプーンを曲げてみせるから!」ニッコリ

小梅「えっ……!?」

アマンダ「OH,彼女はユリ・ゲラーの娘さんかなにかですかー?」

小梅「…ゆ、ユンゲラー……?」



9:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:19:25.15 ID:YSIFDPPVP

裕子「ぬぅぅぅぅぅ……見ててね小梅ちゃん、私のハンドパワーで……!!」スリスリ

小梅「あ…ああ、あの、あんまり、無理、しないで下さい……!」

アマンダ「My God!! ユリ・ゲラーではなくMr.マリックの方でしたか!」

小梅「う…ううん、た、たぶん、違う…と、思います……」

アマンダ「フーム、ならば栗間太澄の?」

小梅「…だれですか……?」

裕子「ぐぬぬぬぬぅぅぅぅぅ……!!」スリスリスリスリ

小梅「ゆ、ユッコさん…! あ、ありがとうございます…でも、もう、いいですから……!」オロオロ

アマンダ「ン~フ~~~~ン?」ズカズカズカ…

小梅「あっ……」

アマンダ「フンッ!!」グニャア!

裕子「あっ!!」

小梅「……ね、ねじまがった……」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:20:14.13 ID:Z7Eed132O

栗間太澄ww懐かしいなww



12:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:21:10.99 ID:YSIFDPPVP

裕子「や、やった……やったよ小梅ちゃん! 見てた見てた!?」パァッ!

小梅「は、はい…す、すごいですね…びっくりしました……」

小梅(そういえば、さっきも……な、なんで、幽霊なのに……も、物に触れるんだろう……?)

裕子「でしょでしょ!? 普通に曲げるだけのつもりが、まさかグニャグニャに捻じ曲がっちゃうなんて私も思わなかったよ!」

裕子「そーだ! 他のみんなにも見せてこようっ! じゃーね小梅ちゃんっ! あっ、礼さんっ、見て下さいよこれー…!」スタタタ…

小梅「あ、さ、さようなら……!」

アマンダ「Good Luck,栗間太澄の申し子さーん」グッ



13:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:22:25.15 ID:YSIFDPPVP

小梅「あ、あの、アマンダさん……」

アマンダ「ン~フ~~~~ン?」

小梅「そ、その…さっきは、ありがとう、ございました……!
   えと、そ、その…ゆ、ユッコさん、すごく、喜んでましたし……」

アマンダ「HAHAHA! そんなこと気にする必要はNothingでーす」

アマンダ「あなたもHappy,栗間太澄もHappy,みんな嬉しくて万々歳でーす」

小梅「アマンダさん……」

小梅(くりまたすみってだれなんだろう……)

アマンダ「OH,またしても向こうから新キャラでーす」

小梅「い、いや…だから、その、むしろ、新キャラは、アマンダさんの方……」

椎名法子「あっ! 小梅ちゃーん!」ノシ


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14:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:23:22.65 ID:YSIFDPPVP

小梅「法子ちゃん…お、おはよう……」ペコリ

法子「おはよっ! さっそくだけどドーナツでも食べない?
   今日、新商品の発売日だったの! 朝イチで買ってきたんだよー!」

小梅「え、えと……!」

アマンダ「OH,ドーナツはとってもおいしいですねー! けど私はもずくが一番好きでーす」

小梅「も、もずく……?」

法子「もずく?」

小梅「あ、いや、その……」

アマンダ「そーですそーですもずくでーす。このお嬢さんはもずく好きですかー?」

小梅「えと、法子ちゃんは、も、もずくは好き……?」モジモジ

法子「えっ、どうしたのー急に? うーん、まぁ好きでも嫌いでもないかなー」

アマンダ「ガッデム!!」キッ

小梅「ひっ……!」ビクッ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:23:51.44 ID:MKEhrpum0

ドナキチvsもずキチ



16:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:24:48.98 ID:YSIFDPPVP

法子「ど、どうしたの小梅ちゃん!? 大丈夫!?」

小梅「あっ、ご、ごめんなさい……大丈夫……///」カァァァ

法子「ほんとにー?」

アマンダ「もずくも好きにならないうちからドーナツを語るとは太てぇお嬢さんでーす。ドーナツの穴に頭を突っ込んでやりましょうかー?」ボキボキ

小梅「や、やめてください……!」オロオロ

法子「えっ、な、何を……!?」

小梅「あ、ちちち、違うのっ……な、なんでもない、から……!」アタフタ



18:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:26:02.16 ID:YSIFDPPVP

法子「ううん、なんでもないハズがないっ!
   ほら、小梅ちゃん最近人気出てきてお仕事もたくさん回ってくるようになったから、きっと疲れが溜まってるんだよっ!」

小梅「…そんなこと……」

法子「いーからいーからっ! はいコレっ、さっき言ってた新作ドーナツ!
   あたしの元気の素を小梅ちゃんにもおすそ分けしてあげるから、あんまりムリしちゃダメだよっ?」

小梅「あっ…うん、ありがとう法子ちゃん……!」

アマンダ「OH,なかなか優しいお嬢さんの様ですねー
     その優しさに免じてドーナツ首括りの刑だけは勘弁してあげまーす!」

小梅「よかった……」ホッ



19:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:27:23.02 ID:YSIFDPPVP

アマンダ「それにしてもアイドルさんの事務所は面白いことばかりでーすねー」

小梅「あ、はい…そうですね……」

アマンダ「あなたはアイドル楽しいですかー?」

小梅「えっ……!」

アマンダ「ン~フ~~~~ン?」ジィ…

小梅「そ、そんなに、ジッと見ないで、下さい……///」モジモジ

小梅「……はい、楽しい、です……」

小梅「Pさんも…事務所のみんなも、や、優しいし、いい人ばっかりだし……」

小梅「な、なにより…ファンの皆さんの、笑顔を見るのが…すごく楽しいです……!」

アマンダ「ナールホドー。それは結構なことでーす
     そんなにアイドル活動が楽しいのならー、もうあの子が居なくなっても寂しくないんじゃあーりませんかー?」

小梅「…!」



21:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:28:54.21 ID:YSIFDPPVP

小梅「そ、そんなわけ……ありません……!」

小梅「いくら…アイドルが、楽しくても…あの子が居ない、と、た、楽しさ半減、です……!」

小梅「私の…楽しい気持ち、を…あ、あの子にも、感じてほしい、です…だから……!」フルフル

アマンダ「OKOK,皆まで言わなくともNo problemでーす」

アマンダ「ちゃんと聞こえてるに決まってまーす」チラッ

小梅「……え?」ウルウル

あの子「  」スゥ…

小梅「あっ…」ハッ

アマンダ「あの子はー、アイドルとして輝いていくあなたの傍にー、自分みたいな存在がいつまでも居たらー、よくないと思ったのでーす」

小梅「そ、そうだったの……?」

あの子「  」コクン



23:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:30:29.21 ID:YSIFDPPVP

小梅「そ、そんなわけ…ないよっ……!」ゴシゴシ

アマンダ「けれどさっきのあなたの言葉でー、それが勘違いだったと気付いたのでーす、そうですねー?」

あの子「  」モジモジ

アマンダ「ン~フ~~~~ン?」

あの子「  」ビクッ

あの子「  」…コクン

小梅「……!」

小梅「……こ、これからも……よろしくねっ!」ニコ!

あの子「  」コクン!

アマンダ「これでみんなHappy endでーす!」グッ


渋谷区の死神「――あっ、居た居た! 探しましたよー」

あの子「  」ハッ!

小梅「が、がいこつ……!」



24:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:36:10.24 ID:YSIFDPPVP

死神「さ、それじゃ行きましょうか」

あの子「  」イヤイヤ

アマンダ「OH,この子はまだこっちに居たいみたいでーす」

死神「えー、困りますよー。そろそろ現世を離れたいって言って来たのこの子の方なんですから」

アマンダ「そこをなんとかお願いしまーす」

死神「いや、だからムリなものは…って、あんたまさか!
   足立区の死神を退職に追いやった、もずくの食いすぎで死んだ足立区のアマン――」

アマンダ「アマンダレーザー」チュドーン!

死神「ぎゃあっ!!」

小梅・あの子「!?」

アマンダ「生前ぶつかり稽古で鍛えたレーザーを侮ってはいけませーん」

小梅「稽古したら…れ、レーザーって出るの…?」



25:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:37:30.51 ID:YSIFDPPVP

アマンダ「さぁ、後のことは私に任せてお行きなさーい」

小梅「えっ…で、でも、あ、アマンダさんは……?」

アマンダ「OH,私の心配をしてくれるなんて優しい子でーす。けれどNo problem」

アマンダ「ここで会ったも何かの縁、私はいつでも遠くからあなたを見守ってまーす」グッ

小梅「……アマンダさん…あ、ありがとう、ございました……!」ペコリ

あの子「  」フリフリ



26:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:38:47.14 ID:YSIFDPPVP

翌日

小梅「Pさん…あ、あの…あの子が、帰ってきました……!」

P「なに? 本当か! いやぁよかったなぁ小梅!」

小梅「はい…アマンダさんが、み、見つけてくれて……!」

P「アマンダさん? あっ、昨日言ってた! そうかそうか、そりゃよかった」

P「俺からもお礼を伝えといてくれ。小梅がまた元気になってくれて俺も嬉しいからな!」ニコ!

小梅「……!」

小梅「…は、はい……///」モジモジ

P「まったく、それにしても、もう小梅を心配させちゃだめだぞ! その辺にいるんだろう?」キョロキョロ



27:【死んだあの子とアマンダさん】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:40:03.72 ID:YSIFDPPVP

小梅「あ…あの子は今、ここには……」

P「えっ? 戻って来たんじゃないのか?」

小梅「それが…その、事務所、の、裏で……」

脇山珠美「Pさんちょっと来てください! じ、事務所の裏手でなんか変な音がっ……!!」アタフタ

P「変な音?」スタスタ


小梅「……アマンダさん、と、一緒に…ぶつかり稽古を……」


千代田区の死神「おわっ! お前最近見ないと思ったらどうしたよ!?」

渋谷区の死神「この仕事やめようかな……」ゲッソリ


【おしまい】


[ちび~1



30: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:42:53.51 ID:YSIFDPPVP

あらすじ:現役アイドルの趣味に打ち込む姿を紹介する人気番組『アイドル夢工房』でとりあげられる事になった藤原肇
     モバPは、インタビュアー役の道明寺歌鈴・星輝子と共に、取材現場となる肇の陶芸小屋へ事前打ち合わせに向かっていた――


道明寺歌鈴「わぁ~森林浴って癒されますね~」スーハー

星輝子「フフ…め、めずらしいキノコ……みっけ…フヒヒ……」

P「おっ、何か見つけ――ってうぉい! なんだその毒々しいキノコは!?」

輝子「し、知らない……わ、私も初めて…見る…フフフ…れ、レアもの…」ツンツン

歌鈴「確かに面白い形してますね~!」

P「こ、こら輝子! そんな危なそうなキノコに触るのはやめなさい!」

輝子「で、でも…め、めずらしいし……!」ザクザク

P「あっ、おまえいつの間にスコップと鉢なんか! とにかく、寄り道はこの辺にして早く行くぞ!」

輝子「よしよし…植え替え完了……フヒヒ…帰ったら調べよう……」ナデナデ


道明寺~1星輝子~2藤原肇~1



31: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:44:15.29 ID:YSIFDPPVP

P「まぁ、おまえがキノコ好きなのは分かるけどな……いくら早めに出て来たとはいえ、仕事の前にあんまりはしゃぐんじゃない」ヤレヤレ

歌鈴「輝子ちゃんは本当にキノコが好きなんですね~」ニコニコ

輝子「フフ…か、歌鈴さんもキノコと…と、ともだちになればいいんですよ……フフフ…」ニヤニヤ

歌鈴「き、キノコとお友達ですか~。あはは……ふぇっ!?」フラッ

ドン!

輝子「フヒっ!?」ドテッ!

P「うわっ! だ、大丈夫か!?」クルッ

歌鈴「はわわわわっ、ご、ごめんなさい輝子ちゃん! 木の根っこにつまづいちゃって……だ、だいじょうぶですか!?」オロオロ

輝子「む、むが…もがっ…ひ、ひほほは…ふひひ……!」グルグル

P「輝子ぉぉぉ!!」歌鈴「輝子ちゃぁぁん!!」


【ノンストップ星輝子】



34: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:45:58.44 ID:YSIFDPPVP

…………

P「――輝子、本当に大丈夫か?」

輝子「フ、フヒ…だ、大丈夫だって…言ってるのに、お、おんぶしてくれるなんて……し、心配性だな、Pは…フフ、フフフ……///」モジモジ

P「いやだっておまえ、あの怪しげなキノコを詰まらせて目ぇ回してたんだぞ?
  本当ならすぐに麓へ降りて救急車を呼んだ方がよかったのに、おまえが大丈夫だって言うから……」

輝子「だ、だって…お仕事の途中、だし……今日の…う、打ち合わせ遅れると…み、皆さんに迷惑かかる……」ボソボソ

歌鈴「はわわっ、輝子ちゃんが気にすることなんてないです! 私がドジでノロマだからいけないんですっ……!」アタフタ

P「ふたりとも余計なことを気にしすぎだ。傍に居たのに眼を離した俺にだって責任はあるからな
  とにかく、輝子は打ち合わせを簡単に済ませたら先に休んどけ。さっき肇にも連絡入れて布団とか用意してもらってるから」

輝子「フフ…な、なにからなにまでありがとう…ございます……フフフ…」ボソボソ



35:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:47:39.39 ID:YSIFDPPVP

10分後

歌鈴「輝子ちゃん、ほんとに大丈夫ですかっ……?」フアンゲ

輝子「フフフ…だ、だいじょうぶ……傍にアイドルの神様…い、居てくれてるし……フフフ…」ブツブツ

P「何だそりゃ、いつから俺は神様にまでなっちまったんだよ」ハハハ

輝子「ちがう…フフ…ふ、ふたりには見えない……フヒヒ…き、キノコの気持ちをまだ…り、理解してないから……」ブツブツ

P「お、おい……輝子……?」

歌鈴「輝子ちゃん……?」

輝子「メ、メタルのリズムで…アイドルの神様が…ち、近づいてくる……フヒヒ……」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:47:50.90 ID:MKEhrpum0

(アカン)



37:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:48:55.81 ID:YSIFDPPVP

20分後

輝子「フヒヒ…フヒ…わ、わかってます…キノコ一筋……アイドルとして…フヒヒハハ…」ブツブツ

P「おーいこれ思ってた以上にやばくないかいねぇ!?」

歌鈴「ふえぇっ! 輝子ちゃんお気を確かにぃ~!!」

輝子「フヒヒヒヒ…へ、平気へいき…兵器ヘーキ…ヘイキノコ…フヒヒヘヘ…!」ブツブツ


30分後

輝子「ゴォォトゥゥヘェェェヴンッ!! シイタケェッ、エリンギッ、ドクキノコォォォ!!」

P「肇ぇぇぇ!! おまえの陶芸小屋まだぁぁぁ!?」

歌鈴「い、いつもの輝子ちゃんじゃないですっ! なんか本気で危ないですっ!」

輝子「フヒヒヒハハハハハッ!! この世はみんな毒キノコなんだぜぇぇ!? カエンッ! ドクツルッ! ベニテングゥゥゥ!!」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:49:46.75 ID:Z7Eed132O

やっちまった…



40:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:50:24.66 ID:YSIFDPPVP

肇「なるほど……連絡をいただいた時よりさらに悪化しているみたいですね」

輝子「ヒャッハァァァ!! そ、そんなことねーぜぇ…は、は、はじめぇ…!
   むしろぜ、ぜ、絶好調ッ! 今の私は言うなればマツタケあるいはニセクロハツ……!!」ハァハァ

P「これシャレ抜きでやばいって! 俺知ってるから!
  輝子がライブではっちゃけるのは立派な表現方法のひとつであって、断じて危ないキノコとか使ってるせいじゃないから!」

歌鈴「で、でも今の輝子ちゃんは間違いなく危ないキノコちゃん状態ですよ~! わ、私の知ってる輝子ちゃんじゃありませんっ!」

肇「そうですね……私もこんな輝子さんは初めて見ました……」

輝子「ボーイズ・ビィ・タマゴタケェ! ガールズ・ビィ・ワライダケェ!」

P「ひゃ、119番はしてくれてるんだよなっ!?」

肇「いえ、この症状からみて迂闊な救急措置や医療行為は逆効果でしょう」



41:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:51:41.23 ID:YSIFDPPVP

肇「恐らく輝子さんが食べてしまったのはビミョウニヤバイダケという毒キノコです
  元々は山形の方に自生していたマジヤバダケというキノコが、旅人によってこの地へ運ばれてきたのが発祥と言われています」

歌鈴「微妙どころか最高潮に危ないですよっ!?」

P「山形っ!? 山形に行けば治療法があるのかっ!?
  ちょっと待ってろ、今麗奈に電話して――あっ、歌鈴おまえは里美にっ!!」

歌鈴「はわっ、はいっ!……ってプロデューサーさんっ、麗奈ちゃんも里美ちゃんも今はこっちに来てるから意味ないんじゃ!?」

肇「落ち着いてくださいPさん! 大丈夫です、マジヤバダケと違ってビミョウニヤバイダケには致死性はありません
  これと色違いで解毒作用のあるタブンヤバクナイダケを食べさせればすぐに快復します。というかそれ以外の薬を使うと悪化します」

歌鈴「なんでそんな恐ろしいキノコが山形から持ち帰られたんですかっ!?」

肇「さぁ……一説によれば、かの俳人・松尾芭蕉が旅の土産に持ち帰ったとも言われていますが」

輝子「フヒヒヒヒ…い、い、今ならッ…トークでもインタビューでもガンガンいけるぜぇ……!!
   と、ともだちなんてまだるっこしいッ……み、みんなキノコになっちまえばいいのさぁ……フヒヒハハハ!」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:51:59.25 ID:MKEhrpum0

芭蕉さん…



43:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:53:20.07 ID:YSIFDPPVP

P「と、とにかくっ、そのやばいんだかやばくないんだか分からんキノコを採ってくればいいんだな!?」ガバッ

肇「Pさん、私もお供します。特徴的な形と色合いなので他のキノコと間違えないとは思いますが、念のために!」スタッ…

歌鈴「えっとえっと……! わ、わたしはっ……」オロオロ

P「歌鈴は輝子の傍に居てやってくれ! 出来る限りはやく見つけて戻るからっ!」ダッ

歌鈴「ふえぇっ!? い、今の輝子ちゃんとふたりでですかっ!?」

肇「ではよろしくお願いします歌鈴さん!」ダッ

歌鈴「ふえぇ~! ちょっ、待ってくださいよっ!!」アタフタ


輝子「……フヒヒヒヒ…ようやくふ、二人きりになれたなぁ……歌鈴ンンン……!!」ハァハァ



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 20:53:55.26 ID:Z7Eed132O

ゴクリ…



46:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:55:19.08 ID:YSIFDPPVP

歌鈴「ひぃぃ…ふ、服はいつもの輝子ちゃんなのに顔だけライブモードになってますっ……!」ビクビク

輝子「よ、よ、よろこべ歌鈴ッ……ア、アイドルの神様はおまえに興味津々だぁ……フフ、フヒヒヒ……!!」ニタニタ

歌鈴「はわわわわっ……わ、わた、わたしもか、神様にお仕えする身として、ここ、光栄ですっ……けど……」アトズサリ

輝子「フヒヒハハハッ! か、神がおまえに命じているぜぇ……全てのアイドルの為に生贄になれってなぁッ!!」ガバッ

歌鈴「ふえぇぇぇっ!!」ステン!

輝子「ゴォォトゥゥヘェェェヴンッ!! ヒャッハァッ、巫女はその身を神に捧げろぉぉぉ!!」グイグイ

歌鈴「やんっ、あっ、や、やめてくださいぃっ! ぬ、ぬげるっ! ぬげちゃいますぅっ!」

輝子「フヒヒ! いい身体してんじゃねぇか!」ハァハァ



47:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:56:31.09 ID:YSIFDPPVP

歌鈴「や、やめてっ!」ドン!

輝子「フヒッ!?」ヨロッ…

歌鈴「い、いつもの輝子ちゃんに戻ってくださいっ!
   輝子ちゃんはちょっと変わってるけど、き、キノコが大好きな優しい子ですっ!」グイグイ

輝子「な、なにぃっ!? ぎゃ、逆に脱がそうとしてくるだとぉ……!?」

歌鈴「こ、このっ! このっ! えいっ!」グイグイ

輝子「くぅぅ……な、舐めるなよぉ! 今のわ、私はッ、トリュフクラスだぁッ!!」ドン!

歌鈴「ふえぇっ!?」ヨロッ…

輝子「フヒヒヒヒ……アイドルの神が歌鈴の脇に挟まっていやがる……もっとよく見せやがれぇぇぇ!!」グイグイ

歌鈴「いやぁっ……! だめっ! やめてぇっ!」ドン!

輝子「フヒッ!?」ヨロッ…

歌鈴「しょ、輝子ちゃんはこんな乱暴な子じゃありませんっ!
   ライブの時はちょっと雰囲気違うけど、根はいい子なんですっ!」グイグイ

輝子「ぐぅぅ……み、巫女ふぜいがアイドルの神に逆らうとはいい度胸じゃねぇかッ……フヒヒヒヒッ!!」ケタケタ



49:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:58:10.78 ID:YSIFDPPVP

歌鈴・輝子「はぁ…はぁ……はぁ…はぁ…!」

歌鈴(つ、強いっ……今までに対峙してきた誰よりもっ……!)

歌鈴(こ、このままじゃ確実に押し負けてしまいます……! こうなったらっ……!)ダッ

輝子「ぬぅッ!?」

歌鈴「小学生の時、お父さんに人前で恥をかかせてしまって以来封印してきた大技『道明寺セイントビターメモリアル』!!」ガバッ!

歌鈴「お、おしまいです輝子ちゃんっ! ごめんなさいっ!」ズルッ!

輝子「甘いぜ歌鈴ンンン!!」スゥ…

歌鈴「なっ、キノコが転がってるだけっ!? ど、どこに――後ろっ!?」ハッ

輝子「もう遅いぜぇ! アイドルの神よりたった今授かった殺戮技『エリンギナイトメア』!!」ズルルッ!

歌鈴「ふえぇぇぇーーー!!」ハダケ!



50:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 20:59:08.69 ID:YSIFDPPVP

歌鈴(そう……あの時もそうだった)

歌鈴(木の枝に引っかかって巫女服がはだけそうになって、慌てた拍子につまづいて前にいたお父さんの袴を――)


道明寺父『うわぁぁぁ!!』ボロン!

歌鈴『お、お父さんっ……!!』アタフタ

道明寺父『か、歌鈴……おまえ……!』ブランブラン

歌鈴『ごめんなさいっ! ごめんなさいお父さんっ……!』ウルウル

ーーー
ーー


歌鈴(ごめんなさいお父さん……わざとじゃなかったんです……私が……うっかりしてたから……)ボロボロ

輝子「フヒヒヒハハハハハハッ!! 呪いマツタケ闇シメジィィィッ!!」グイグイ



52:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:00:28.20 ID:YSIFDPPVP

肇「そこまでです輝子さん!」ダキッ!

輝子「フヒッ!? は、肇ェェェェェ!!」ジタバタ

肇「今です、Pさん!!」

P「すまん輝子ぉ! 口に突っ込むぞぉっ! うおぉぉぉぉーーー!!」

輝子「み、みんなまとめてゴォォトゥゥヘェ――むぐぅ!?」ズン!

P「手荒なやり方で悪い! だがこれもおまえの為なんだ!」グイグイ

輝子「むがっ、もがっ、ほ、ほおひっ…ふひひ入ははっ…!」グルグル



53:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:01:09.40 ID:YSIFDPPVP

夕方

P「――うん、まぁこんな感じで大丈夫だろ」

肇「はい。ありがとうございました」

歌鈴「ふえぇ……あっ、お疲れ様でした~! この調子なら、本番もきっと大丈夫ですよねっ!」

輝子「……おつかれさまです…フフ…ふあぁ……」ボォー

P「輝子、具合はどうだ? 歩けそうか?」

肇「もしまだ気分が悪いようでしたら、よくなるまで休んでいってもいいんですよ?」

輝子「フヒ…あ、だいじょうぶ……ちょっと寝ぼけてる、だけ…です、フフ…」ボソボソ



54:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:02:01.53 ID:YSIFDPPVP

歌鈴「で、でも本当によかったですよねっ! 大事に至らなくて、本当にっ……」アセアセ

輝子「こ、こちらこそ……き、来て早々に、倒れちゃったみたいで、ほ、ほとんど打ち合わせ、で、出れなくて…ごめんなさい……」ペコリ

歌鈴「はわわっ、や、やめてください輝子ちゃんっ! 元はと言えば私のせいなんですしっ……!」

P「まぁまぁもう済んだことじゃないか。ほら、予定よりだいぶ遅くなっちまったしそろそろ帰ろうぜ
  事務所に戻ったらみんなでブレイクタイムだ。たしか法子からもらったドーナツがまだたくさんあったはずだしな」

肇「そうですね……私も今日は少し疲れましたし、お言葉に甘えて休ませていただきます」

歌鈴「はうぅ~……わ、私もちょっぴりグッタリです……」

輝子「……う、打ち合わせだけで…そ、そんなに大変だったの……?」キョトン

P「なんでもないからおまえは気にするな!」



56:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:03:24.11 ID:YSIFDPPVP

事務所

肇「うぅ…そっちはちがうキノコです……」ムニャムニャ

歌鈴「ふぇぇ……」ムニャムニャ

輝子「キノコノコノコー……♪」ムニャムニャ

P(みんなソファで寝ちまったか……まぁ、大変だったしな)

P(しっかし暴走状態の時の記憶が輝子からまるっと抜け落ちてたのは幸いだったぜ
  あいつ、ライブモードの時でさえ時々素に戻っちまって赤面することあるからな)

P(別に俺は恥ずかしがることなく堂々と自分をアピールすればいいと思うんだけどなぁ……あ、もちろん危ないキノコはナシの方向でですよ?)

千川ちひろ「お疲れ様でしたプロデューサーさん。今日は皆さんだいぶお疲れみたいですね」コト…


20_1



57:【ノンストップ星輝子】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:04:17.39 ID:YSIFDPPVP

P「あ、お茶ありがとうございます。ええまぁ、いろいろとありまして――」ズズ…

肇「うぅ…おふたりとも…ほとんど脱げて……」ムニャムニャ

歌鈴「はわわ…やぁ、見えちゃいますっ……」ムニャムニャ

輝子「ふひ…ぷ、プロデューサー…そ、そんな大きなキノコ…口に押しこま……」ムニャムニャ

P「ブゥゥゥ!!」ゲホッゲホッ

ちひろ「――いろいろ何があったんですかねぇプロデューサーさん?」ニッコリ


【おしまい】



60: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:07:06.99 ID:YSIFDPPVP

【業界入門シリーズ72 プロデューサー入門】


《はじめに》

「自分だけのアイドルをプロデュースしたい――男性なら誰でも一度は憧れますよね」

「『けどアイドルのプロデューサーってどうすればなれるの?』『そもそもプロデュースって何をするの?』」

「――なんて不安を抱えているそこのあなた! そんな心配は無用です」

「アイドルプロデュースは大変だけれどとってもやりがいのあるお仕事ですよ!」

「困った時には私たち事務員が様々なサポートを提供いたしますからご安心ください!」

「皆さんがアイドルたちと一緒にトップに輝く日を楽しみにしていますね!」


         シンデレラガールズ運営サポート・事務員 千川ちひろ



61:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:09:19.88 ID:YSIFDPPVP

1、アイドル候補をスカウト!

何はともあれ、まずはアイドル候補を見つけてこない事には始まりません

街を歩いて「これはっ……!」という子が居たら、思い切って声をかけてみましょう

あなたに魅力があれば、声をかけられた子も満更ではないはずですよ

魅力がない人は他の強み(例えば資金力とか)を活かして頑張りましょう

 『ポイント:見どころあるアイドル候補を見つけるには』

  磨けば光る未来のアイドルは、そうそう都合よく街中で発見できるとは限りません

  手っ取り早くアイドル候補を探すなら、オーディションを開くのが一番でしょう

  特に、プロデューサー初心者にはレベルの高いアイドル候補が集うプラチナオーディションがオススメです

  プラチナオーディションを開催したい場合は事務員さんに300モバコインを払いましょう(初めての方は特別価格! なんとたったの100モバコインです)



63:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:10:36.43 ID:YSIFDPPVP

2、アイドルとお仕事!

お気に入りのアイドルをスカウトしたら、早速お仕事を始めましょう

営業回りに始まり、サイン会や写真撮影、ミニライブといった様々なお仕事があります

あなたとアイドルがお仕事しているのを見て、未来あるアイドル候補たちが電灯に集まる羽虫の如く引き寄せられて来るかもしれません

お仕事で名を売りながら新たなアイドルも見つけられて一石二鳥ですね

 『ポイント:疲れが溜まったと感じたら』

  アイドルだってプロデューサーだって人間です、お仕事していれば疲れも溜まります

  そんな時に便利なのが運営サポート公認の特製スタミナドリンク!

  これ一本で疲労が吹き飛び、もっともっとお仕事を続けたくなっちゃうこと請け負いです

  スタミナドリンクは一本100モバコインから販売しております、今すぐショップへGo!(時々、超得セット販売もありますよ!)



65:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:11:43.81 ID:YSIFDPPVP

3、レッスンでアイドルを磨け!

お仕事の合間にはアイドルのレッスンも欠かせません

育て上げたいアイドルを選び、他の適当なアイドルたちを当て馬にしましょう

非情なようですか芸能界とはそういうものです

一握りの勝者の足元には、数えきれない脱落者たちが累々と積み上げられているのです



66:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:13:29.56 ID:YSIFDPPVP

4、Liveバトルに挑もう!

スカウトやオーディションでアイドルが揃ったら、他のプロデューサーのユニットとLiveバトルをしてみましょう

Liveバトルでは攻撃コストと守備コストが重要になってきます

『アイドル』というイメージからかけ離れた単語が唐突に出てきましたが気にせずついてきてください

お仕事をこなして稼いだ経験値はプロデューサーのレベルアップに繋がり、ひいては体力や攻撃・守備コストの強化にも繋がっていきます

ドリンク片手にガンガン働いてステータスを高め、ライバルたちを捻り潰しましょう

 『ポイント:アイドルパワー覚醒!』

  Liveバトルで勝つと一時的にアイドルたちの潜在能力が高められることがあります

  けど一度バトルすると攻撃コストは0になってしまい、即座に連戦ができません

  そんな時は特製エナジードリンクでファイトいっぱつ!

  一本で気力を回復できる安心・安全のエナジードリンクはLiveバトルの必需品、一本100モバコインです



68:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:15:03.24 ID:YSIFDPPVP

はみ出しコラム ~どんなアイドルが居るのかな?~

過去に発掘された眠れるシンデレラたちの一例をご紹介します


「あら[ピー]さん♪ いまあの子見てませんでした? ねぇ?」(仙台 M・Sさん)

「[ピー]さん、お揃いのはいかが? まぁまぁ、眼鏡どうぞ?」(静岡 H・Kさん)

「[ピー]ちゃんもおててを顔に…せーの! きらりんっ☆」(東京 K・Mさん)



69:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:15:56.52 ID:YSIFDPPVP

5、衣装を集めよう!

アイドルと言えば素敵な衣装ですよね、お仕事をこなして集めていきます

もしどうしても欲しい衣装が手に入らなかったら? そんな時はレッツLiveバトル!

ランクは同等だけど実力は低そうなプロデューサーに目星をつけて、速やかに目当ての衣装を掠め取りましょう

アイドルの道は修羅の道です、情けは人を強くしません

 『ポイント:衣装がどんどん奪われる時は』

  もちろん他のプロデューサーたちも虎視眈々と獲物を物色しています

  返り討ちにしてやりたいところですが、せっかくなら守りよりも攻めに力を加えたいのが人情

  そんな時は超高性能の鍵付きクローゼットがオススメです

  仕舞っておくだけで100%衣装を保護でき、お値段たったの100モバコイン!(※本商品は使い切りです。複数購入を推奨します)



70:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:16:49.07 ID:YSIFDPPVP

6、プロダクションに入ろう!

この世にプロデューサーはあなた一人ではありません

志を同じくする同志と共に支え合い、励まし合って成長していくのもいいでしょう

週ごとにプロダクションランキングもありますので、同志の足を引っ張らないよう気を付けましょう

時には軍隊のように過酷なノルマを強いられる場合もありますので、ドリンクなどの準備は入念に



71:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:17:55.25 ID:YSIFDPPVP

7、イベントで絆を深めよう!

普段のお仕事以外にも、アイドルたちの魅力を発揮できる様々なイベントがあります

お気に入りのアイドルをアピールすると共にイベント上位入賞目指して頑張りましょう(『頑張る』とはドリンクなどの備蓄を十二分に確保することを意味します)

・アイドルサバイバル…スタミナと攻撃コストが物を言う死のサバイバルイベント! ドリンクは必携!

・アイドルLiveツアー…ライブポイント(LP)を駆使してライバルユニットを蹴散らせ! LPドリンクも限定販売!

・アイドルプロデュース…気になるあの子の普段と違った顔を見られるチャンス! 100%コミュニケーションを成功させる限定アイテムも販売します!

・プロダクションマッチフェス…生きるか死ぬか、天国と地獄の連帯イベント! 引き抜き、軍師、権謀術数の果てに待つ結末は!?

これらの他にも期間限定のお仕事や強化合宿といった胸躍る企画がいっぱい!

アイドルと一緒に楽しく参加してください



72:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:18:53.11 ID:YSIFDPPVP

~イベントわくわくこぼれ話~

過去に行われたバレンタインパーティーというイベントでは、終盤にかけて多くのプロデューサーが上位入賞を競う白熱の様相となり、大きな盛り上がりをみせました

余談ですが、このイベントで最終的に勝敗を分かった要素は超得ショップ追加商品だったそうです



74:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:20:18.11 ID:YSIFDPPVP

『ここが気になる! 疑問・質問コーナー!』

Q,てっとり早くレベルあげたいです  A,ドリンクを買い続けてお仕事をし続けて下さい

Q,振り分けポイントを稼ぎたいです  A,大手プロダクションへの参加がオススメです。ノルマ達成の為にもドリンクは必須ですよ?

Q,目当ての子となかなか出逢えない  A,プラチナオーディションを行い続ければいずれ会えるかも分かりません

Q,どうしてもあの子を育てたいです  A,プロデューサー内でトレードも行われています。主な交換材料はドリンクですので十分な量を仕入れおきましょう

Q,イベントを生き抜くコツ教えて!  A,迷わずドリンクや限定アイテムを買ってください。迷っても買ってください。後悔先に立たずですからね

Q,お金なくても大丈夫でしょうか?  A,最近はリポ払いもできるんですよ? 便利な世の中になりましたね♪

Q,お、俺はびた一文払わんからな!  A,ええ、がんばってくださいね(ニッコリ)



75:【プロデューサー入門】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:21:27.24 ID:YSIFDPPVP

さぁ、これで今日からあなたもアイドルプロデューサーです!

手塩にかけて育ててきたアイドルたちと一緒に、アイドル界のトップ目指して最後まで頑張ってください!

※最後とはすなわち死です


【おしまい】



77: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:23:44.69 ID:YSIFDPPVP

白菊ほたる「バラエティ番組のお仕事……ですか?」

P「ああ。と言っても、新人のアイドルや歌手をアピールするのが目的の宣伝番組みたいなもんだけどな」

イヴ・サンタクロース「ぜんぜん問題ナシですよPさん! 私はどんなお仕事だって頑張れますから!」

川島瑞樹「私もよ。あなたが持ってきてくれたお仕事だもの」

緒方智絵里「せいいっぱい頑張ります……!」グッ

ほたる「けど私なんかがテレビのお仕事なんて……華がないって、アイドルなのに暗いって思われるんじゃ……」

イヴ「そんなことないですよー! ほたるちゃんて儚げで可愛いし、きっと大人気間違いなしですってー!」


[渚の~2[パジ~1[バレ~2



79: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:24:38.96 ID:YSIFDPPVP

P「イヴの言う通りだよ。まぁ、智絵里や瑞樹さんはテレビの仕事も経験あるし、もしほたるが困ってたら相談に乗ってやってもらえますか?」

智絵里「はい…! あ、ほたるちゃん……私も、まだまだ駆け出しだから…頼りないかもしれないけど……私でよかったら、何でも訊いてね」ニコリ

瑞樹「ふふふ、今回は私が最年長だものね。大丈夫、しっかりやれるわ」

P「よろしくお願いします。ほたるも、いつも通りやればおまえの魅力を発揮できるさ」

ほたる「……ありがとうございます、皆さん。皆さんの足を引っ張らないよう、私、頑張りますから!」

P「うん、その意気だ。それでだな、今回は他の事務所から男性の新人バンドが共演するらしい」

瑞樹「あら、それは楽しみね――ふふ、冗談よ、ちゃんとお仕事に集中するわ。その辺のことはきちんと弁えてるんだから」

智絵里「新人さん、ですか……なんていう方たち…なんですか?」

P「えーと確か……アンラッキーエンジェルだったかな」


【アンラッキーシンデレラ】



80:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:26:07.33 ID:YSIFDPPVP

スタジオ

瑞樹「アンラッキーエンジェルの皆さん、本日はよろしくお願いします」ペコリ

JUNJI(31)「いえそんな、よしてくださいよMIZUKIさん」

YOUHEI(30)「オレたちより先にCDデビューもされてますし、MIZUKIさんは先輩ですから」

MIZUKI(28)「いいえ、私だってまだ本格的にアイドル活動を始めたばかりですから。音楽活動自体は皆さんの方がキャリアを積まれてますし」

TAKUO(29)「ありがとうございます! おかげさまでようやくCDデビューに漕ぎつけました」

HAYATO(30)「あ、もしよろしければオレたちのCD聴いてください。ファーストシングルの『聖なる三十路』です」スッ



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 21:28:04.60 ID:Z7Eed132O

おいMIZUKI(28)表記やめろww



83:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:28:47.56 ID:YSIFDPPVP

スタッフ「それじゃ皆さん、ひな壇の方へスタンバイよろしくお願いしまーす!」

イヴ「はーい!」

ほたる「……」ソワソワ

ギュッ

ほたる「えっ…!?」

智絵里「……だ、大丈夫だよ、ほたるちゃん。その…私たちも、一緒だから……ね?」ニコリ

ほたる「智絵里さん……あ、ありがとうございます!」ジーン



84:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:29:52.08 ID:YSIFDPPVP

イヴ「それにしてもインパクトのある名前ですよねー、アンラッキーエンジェルって」

瑞樹「ええ、なんでも色々大変なことが多かった4人の人生から取ってるらしいわよ」

イヴ「へぇ~、そうなんですかー。私も日本に来た時にはいろいろとありまs」ズルッ!

イヴ「えっ――」フラッ…


イヴ「――きゃぁああぁぁぁぁーーーーー!!!」ゴロゴロドテドテ!


瑞樹「イヴちゃぁぁぁぁーーーん!?」智絵里・ほたる「イヴさぁぁぁぁーーーん!?」

智絵里(イヴさん! 日本の子どもたちに夢を届ける為に遥々北欧から来たものの聖夜を前にして追剥ぎに遭い段ボール一枚で冬の夜を過ごす羽目になり
    みんなで海へ行ったら今度は水着を失くしてしまい昆布や貝殻で頑張って隠したのにその回のシンデレラ劇場は削除されてしまったイヴさん! イヴさーん!)

「やべぇ、目ぇ回してるぞ!」「担架持って来い担架!」「救急箱用意しとけ!」ガヤガヤ



85:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:30:46.02 ID:YSIFDPPVP

JUNJI「なんてこった……ついにオレたちの不幸(バッドラック)がそちらにまで厄災(カラミティ)を与えてしまうなんて……!」ガックシ

ほたる「ち、違うんです! これはきっと私のせいで……!」オロオロ

瑞樹「けど妙だわ。ほたるちゃんの不幸パワーって水たまりを踏んだりお茶を引っかけたり、理由が分かるアクシデントがほとんどのはずよ
   こんなに十分なスペースのあるひな壇の上で、何の前触れもなく足を滑らせて転げ落ちるなんて無理のある展開、今までで一度もなかったわ」

ほたる「ど、どうしよう……! 私のせいでイヴさんが……!」ブワッ…

智絵里「だ…だいじょうぶだよ、ほたるちゃん……! わ、私たちで…イヴさんの分まで……がんb」ズルッ!

智絵里「えっ――」


智絵里「――きゃぁああぁぁぁぁーーーーー!!!」ゴロゴロドテドテ!


瑞樹「智絵里ちゃぁぁぁぁーーーん!?」ほたる「智絵里さぁぁぁぁーーーん!?」

瑞樹(智絵里ちゃん! 何かと不運で自信が持てず四葉のクローバーを探す薄幸の美少女として登場したのにどう不運なのか掘り下げる機会が一向に与えられないまま時ばかりが過ぎ
   妄想力を持て余したファンからはクローバーの花言葉や些細な言動などをあげつらわれた挙句本人の意図しない所でヤンデレのレッテルを貼られてしまった智絵里ちゃん! 智絵里ちゃーん!)



87:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:32:20.10 ID:YSIFDPPVP

YOUHEI「そうかわかったぜ! オレたちの不幸(バッドラック)がHOTARUちゃんの不幸(ハードラック)に飲み込まれて悪夢という名のカーニバルを繰り広げてるんだ!」ハッ!

TAKUO「俺たちは何の変哲もない崖に立ってたら唐突に足場が崩れて転落するなんてことしょっちゅうあるからな!」パチン!

ほたる「そんなっ……じゃ、じぁあやっぱり私のせいでっ……!」ボロボロ

瑞樹「落ち着いてほたるちゃん! 大丈夫、大丈夫だから。私が傍についてるわ」ギュッ

ほたる「だ、ダメです離れてください瑞樹さん! 私の不幸は私自身じゃなくって周りの人に被害を及ぼすんです! だからはやく――!」アタフタ

瑞樹「ばかなこと言わないの! ほたるちゃんは何でも自分のせいにし過g」ズルッ!

瑞樹「あっ――」


瑞樹「――きゃぁああぁぁぁぁーーーーー!!!」ゴロゴロドテドテ!


ほたる「瑞樹さぁぁぁぁーーーん!?」

ほたる(瑞樹さん! 28歳にして一念発起しアイドルの道を進んだ持ち前のチャレンジ精神から若手アイドルのパジャマパーティーに参加したものの微妙に会話が噛み合わず
    その際に発した「わかるわ」が圧倒的勢いでネタにされもはや代名詞として使われるようになった上に面白半分なファンからはタチの悪いネタコラ画像を製造され続ける瑞樹さん! 瑞樹さーん!)



88:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:33:25.72 ID:YSIFDPPVP

HAYATO「そんな……とうとうMIZUKIさんまでやられちまった!」

ほたる「あぁ……ご、ごめんなさい……ごめんなさいっ……!」グスグス

JUNJI「――待つんだHOTARUちゃん。涙という名のジュエルは心の牢獄(ジェイル)にしまっておけ」

ほたる「えっ……」

YOUHEI「ここでキミと言う名のオーブが砕けちまったら、みんなの希望(ホープ)まで消えちまうぜ」

TAKUO「諦めるにはまだ早いぜ! 今の俺たちは翼をもがれた天使(エンジェル)も同然だが、まだこうして立っていられる!」

HAYATO「ああそうさ。俺たちの不幸(バッドラック)とHOTARUちゃんの不幸(ハードラック)で、悪趣味な神様(ゴッド)にとびっきりの反撃(アベンジ)をお見舞いしてやろうぜ!」

HOTARU「み、みなさん……!」

HOTARU(そう……決めたはずじゃない。みんなを幸せにするために、絶対トップアイドルになるんだって!)ゴシゴシ



90:【アンラッキーシンデレラ】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:34:50.16 ID:YSIFDPPVP

JUNJI「よし、行くぞみんn」ズルッ!

YOUHEI「たとえMIZUKIさんたちが身体を張って受け止m」ズルッ!

TAKUO「HOTARUの不幸(ハードラック)が一気n」ズルッ!

HAYATO「俺たち4人へ降りかかってきたとしt」ズルッ!

4人「あっ――」


4人「――うわぁぁあああぁぁぁぁーーーーー!!!」ゴロゴロドテドテ!

HOTARU「アンラッキーエンジェルのみなさぁぁぁぁーーーん!?」

JUNJI(俺たちアンラッキーエンジェルは4人が4人とも碌な目に遭って来なかった哀れな天使たち
    俺はボール、YOUHEIは漁船、TAKUOはパソコン、HAYATOは内職が爆発し全員泥棒に入られた他それぞれに苦い記憶(メモリー)が刻み付けられてるのさぁぁぁぁーーー!!)

HOTARU「ぜ、ぜんいん一気に……」

スタッフ一同「…………」

スタッフ一同(全滅した……)


収録は中止になった


【おしまい】



92:【魂のアイドル・ヘレン】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:37:46.63 ID:YSIFDPPVP

【魂のアイドル・ヘレン】


『ライブバトル終了! 勝者は高森藍子!!』

ワー! アイコー! サイコー!

ヒュー! ヨッシャー! カワイー!

藍子「ありがとうございました!」ニコ!

ヘレン「……仕方ないわね、今回は引いてあげるわ。見苦しい真似はしないの」ツン

ヘレン「……っ!!」ハッ

ザ・ゴリラファイター(どうしたヘレン、それがお前の実力か!)

ヘレン(ザ・ゴリラファイターさん…! いらしてたんですね…)ゴクリ


_アニバー~1ヘレン~1



93:【魂のアイドル・ヘレン】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:38:33.53 ID:YSIFDPPVP

ヘレン「庭の梅が散って行く……それを眺めながら送るひな祭りというのもオツなものだわ」

ヘレン「ふふ…いつもはレッスンばかりだけど、たまにはオフの日にこうしてゆっくりするのもいいわね」

ヘレン「それにしても“炬燵”だけは本当に素晴らしい物ね。日本が世界に誇れる発明だわ」ヌクヌク

ザ・ゴリラファイター(しかし家でゴロゴロしているだけでは鈍るということにヘレン…お前は気付いているのか!)

ヘレン(ザ・ゴリラファイターさん…! いらしてたんですね…)ゴクリ



94:【魂のアイドル・ヘレン】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 21:39:42.56 ID:YSIFDPPVP

ヘレン「ふふ…なんてね。本当は分かってるのよ、自分でも」

ヘレン「今こうして自室で休んでいられるのも、あの時アイドルサバイバルで早々に敗退したからだってことぐらい」

ヘレン「世界レベルを目指す私が、あんな所で敗れてしまうなんて……でも、次こそは必ず……!」クッ…

ザ・ゴリラファイター(その悔しさを忘れるなよヘレン! 四月からのお前に期待しているぞ!)

ヘレン(ザ・ゴリラファイターさん…! いらしてたんですね…)ゴクリ


【おしまい】



102:さるさん喰らってた。若干ペース落とす ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:01:33.97 ID:YSIFDPPVP

神崎蘭子「忌まわしき神よ! 何故我らの帰還を阻もうとするのか!?(たいへんたいへん! 事務所へ帰る途中でにわか雨に遭うなんて!)」

矢口美羽「どこか雨宿りできる場所探さないと!」キョロキョロ

美羽(私、矢口美羽。となりで「忌まわしき神よ!」って言ってるのは、最近一緒にお仕事するようになった神崎蘭子ちゃんです)

蘭子「あなたの言う通りね。今の我々に断罪の雨は毒にしかならない(そうだね! このままじゃ風邪ひいちゃう!)」

美羽「あっ、あそこにCD屋さんがあるよ蘭子ちゃん!」

蘭子「――ククク、見事よ。こうも容易く隠れ家を見つけ出すなんて(うん! ひとまずあそこで雨宿りしよう!)」

『超人パワー研究所兼 C D シ ョ ッ プ 吉 沢』


【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】


[渚の~1[制服~2



104:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:07:23.70 ID:YSIFDPPVP

吉沢「いらっしゃい」グツグツ

美羽・蘭子(うわぁぁぁぁぁ~~~!!)

美羽(一見ふつうのおじさんが、沸騰した鍋で怪しげな薬品を調合してるよぉー!)ビクビク

蘭子「こ、ここは黒魔道士の隠れ家だったというの!?(なんなのこのお店…)
   私たちは確かに魂の声を扱う道具屋へ入ったはず!!(ここってCD屋さんじゃ…)」

吉沢「ん? CDもやってるよ、副業で」ドボドボ

美羽(初対面で蘭子ちゃんの言葉を理解してる!? 私でもまだぼんやりとしか分からないのに……)

吉沢「ほら、そこ」クイッ

美羽・蘭子(えっ……うわぁぁぁぁぁ~~~!!)

美羽(脚からドクドク血が吹き出してる人がCD棚の傍に座り込んでるよぉー!)ガクガク

吉沢「新開発の極限まで脚が速くなる薬で足から血が吹きだした短距離ランナーの原中君のことは気にしないで」



105:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:10:59.99 ID:YSIFDPPVP

蘭子「あ、ああ……そうだ、ちょうど探し求めている魔力円盤があったのだったわ(あっ、そういえば探してるCDあったんだ)」

美羽「CD探すの蘭子ちゃん!? ここで!?」

蘭子「どちらにせよ断罪の雨は未だ止む気配がない。どうも運命の神とやらはよほど我らを帰還させたくないらしいわね(けど外は雨だし、せっかくだから時間潰しでも……)」

美羽「うーん……ま、まぁ雨が止むまで手持無沙汰だしね。あっ、そうだプロデューサーさんに連絡しとかないと」ピッピッ

蘭子「……果たして私を満足させるほどの魔奏がこんな場所に眠っているだろうか(このお店、CD棚が3つしかないけど……)」

吉沢「これでも前よりずいぶん在庫を増やしたんだよ。去年はカップルが一枚買っていった以外に全く売れなかったからね」

蘭子「フン……まぁいいわ。要となるのは数より質、どの程度のものか私が見定めてやるとしよう(でも案外掘り出し物があるかも……)」

美羽「お待たせ蘭子ちゃん! プロデューサーさんに戻りが少し遅れるって言っといたよ」

蘭子「感謝する、同志よ。ひとまずあなたも共に探そうではないか、この埋没せし遺産の中から……(ありがとう! じゃあ美羽ちゃんも一緒にCD見よう!)」

美羽「うん、そうだね。えーっとどれどれ……」シゲシゲ



107:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:15:25.58 ID:YSIFDPPVP

美羽「牛山サキ『河童伝説』…ザ・マッドサタン『夢を夢で終わらせないために』…
   ナイスダンス『どっ恋しょWITH YOU』…ブルルさん『愛』…レイン坊『輝く夜空の星たちに』…」

美羽「な、なんだか聞いたこともないようなCDばっかりあるね、このお店……」

蘭子「フッ…やはりE'zの『悪魔の行進曲~いけにえ~』がこんな所に眠っている道理もなし、か(うーん…残念、探してるCDはないかな)」

美羽「蘭子ちゃんが探してるのも聞いたことないCDだった……」

蘭子「――ん? 美しき羽を司る白兎よ、あなたならこれをどう判断する?(あっ、美羽ちゃん見てみて!)」

美羽「え? なになに……あっ、ワ行の後ろになんだか糸くずみたいな行がある! これなんだろう?」

蘭子「分からない。この瞳を以てしても判別できぬ所を見るに、相当珍しい古代呪印なのかもしれないわ(私も見たことない……そもそもこれって文字なの?)」

美羽「あのーすみません、おじさん」

吉沢「おじさんじゃない、お兄さんだ」

美羽「おに…ええっ!? さ、さすがに無理が……ま、まぁいいや!
   お兄さん、このワ行の後ろにあるイトミミズみたいな字はなんですか?」

吉沢「それは私が考えた行だよ」



110:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:21:02.32 ID:YSIFDPPVP

美羽「ぎょう!? 新しく考えちゃったんですか行を!? なんでまた!?」

蘭子「バカなっ……現代魔力文字の語法形式は遥か昔に確立されているハズっ……!(日本語にこれ以上新しい行なんているんですか!?)」

吉沢「いやー超人パワーを覚醒させる薬の試作品を打った直後でテンション上がっちゃってた時に作ったんだよ」

美羽「は、はぁ……ち、ちなみになんて読むんですか、これ?」

吉沢「お死マェバッしマァッアバァッ行」ゼェゼェ

美羽・蘭子「発音ながっ!」

美羽「あれ、いま――」キョトン

蘭子「…っ! 一瞬とはいえ、こ、この私の心結界を破るとはっ……///」カァァァ



111:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:27:00.64 ID:YSIFDPPVP

蘭子「そ、それに見たところ、盟約は一つしか成立していないようだが? そのお死マェバッしマァッアバァッ行とやらには(しかも一枚しかCDないよ、このお死マェバッしマァッアバァッ行)」

美羽「なんで正しく発音できるの!?」

吉沢「いや、まだまだだね。正確には『死』と『マァッ』の『マ』の部分も小文字っぽく言わないと満点はあげられないよ」

美羽「細かすぎますよ! そもそもそれおじさんはちゃんと言えてるんですか!?」

吉沢「恐ろしいことに私の創り出した行でありながら私にも制御できない代物なんだ……正しく発音できるのは年に数回といったところか」

美羽「数回はできるんだ! っていうかそんなに何回もこの文字を口にする機会あるんだ!」

蘭子「何とも不可解な……この文字に宿る言霊は未知数――ん? こ、これはっ!(ふ、不思議な字ですね……あっ!)」


『宇宙のかなたへ /お死マェバッしマァッアバァンジョヴィ』:聴くだけで頭がよくなるCDがついに登場! 脳が活性化してIQ5億突破


美羽(うっさんくさすぎるっ!!)



113:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:31:47.90 ID:YSIFDPPVP

蘭子「こ、このお死マェバッしマァッアバァッンジョヴィとやらは、どれほどの魔力指数を誇るのだ?(これ、何者なんですか……?)」

吉沢「まあ端的に言えばほとんどボン・ジョヴィだね。裏に写真が載ってるよ」


『ボーカル:吉沢 ギター:吉沢 ドラム:吉沢 ベース:吉沢』


美羽・蘭子(おじさんのソロプロジェクト!?)

美羽「あ、あ~蘭子ちゃん! 雨だいぶ小降りになってきたよ! そろそろ行こっか!」

蘭子「あ、ああ……だがしかし、このような呪物をこのまま捨て置いてもよいものかしら……(けどこのCD、ちょっと気になるかも……)」ゴクリ

美羽「ら、蘭子ちゃん!? 落ち着いてっ、これ絶対普通じゃないって!」グイグイ

蘭子「されど白兎よっ……やがて来たるべき試練に向けて、我が力を高めるためならばあるいはっ……(もうじきテストがあるし……最近お仕事が忙しくてあんまり勉強できてないし……!)」

美羽「まさかIQ5億にかけちゃうの!? いくらなんでも混乱しすぎだよ! 5億なんてありえないから!」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 22:33:40.61 ID:Z7Eed132O

よせ蘭子、そのCDは危険だ



115:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:36:03.49 ID:YSIFDPPVP

吉沢「CDいらないならこの超髪の毛が生えてくる特製ポトフなんていかが?」ボトボトボト

美羽「なんかカプセルが大量に浮いてるポトフ勧めてきた! これもう薬だけでいいでしょポトフである意味がないよ!」

蘭子「い、いや、やはり今は大地の気脈が安定しない。ひとまず今日のところは帰還するとしよう!(や、やっぱり帰ろっか!)」

吉沢「そうかいそりゃ残念だモグモグ」モサァァァァ!

美羽「ものすごい勢いで髪の毛が生えてきたぁ!?」ギョッ!

蘭子「どれほどの代償を求めれば気が済む!?(このCDおいくらですかっ!?)」ガバッ

美羽「結局買っちゃうのっ!?」



116:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:40:34.19 ID:YSIFDPPVP

事務所

美羽「お疲れ様でーす! ただいま戻りましたー!」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

P「おう、お帰り二人とも。営業帰りに急に雨が降るなんて災難だったな
  他の仕事が入ってなかったら、俺が車で迎えに行ってやれたんだが……」カタカタ

美羽「いいんですよプロデューサーさん! 他のみんなのお仕事だってあるんですし!」

蘭子「己を責めるな、我が友よ。あなたはいつも我らを支え、導いてくれているではないか(お忙しいんですから気にしないでくださいよ)」

P「ありがとう美羽、蘭子。もう少ししたら一段落つくから、その後で明日の打ち合わせだけしたら今日はあがっていいぞ
  そうそう、休憩室に法子が買ってきたドーナツがまだ大量にあると思うから、俺が行くまで適当に食べて休んでてくれ」カタカタ

美羽「はい! わぁ~、法子ちゃんの買ってくるドーナツっておいしいんだよね!」ニコニコ

蘭子「この身を蝕む呪いも、幾ばくかは癒されるであろう(私もドーナツ楽しみ!)」フッ



118:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:45:28.90 ID:YSIFDPPVP

休憩室

蘭子「他の同志たちは居ないようね。皆、どこかでそれそれの戦いに臨んでいるのでしょう(今は私たちだけみたいだね)」

美羽「あっ、蘭子ちゃん、ひょっとして早速あのCD聴いてみるの?」

蘭子「フッ、さすがは白兎、大した慧眼ね(あはは、バレちゃった?)
   此度の戦利品の効力を見極めるとしよう(だって気になっちゃって!)」パカッ

美羽「あはは……実は私はちょっと気になってたんだ。せっかくだし一緒に聴いてもいい?」

蘭子「それは愚問よ。我らは共にあの魔窟を生き抜いた同志……この力、共に試そうではないか(もちろん! 一緒に聴こう!)」

美羽「ありがとう! えーっとオーディオはっと……」

美羽(蘭子ちゃんとは前から仲良くなりたいなーって思ってたから、ちょうどいい機会かも!
   ありがとうCD屋のおじさん! CD自体は怪しげだけど、おかげで蘭子ちゃんと色々話すきっかけができそうかも!)

美羽「オーディオのコンセントを刺して……CDをセットしてっと……」

蘭子「時は満ちた……さぁ、堕天使たちの宴を始めるとしよう!(いよいよだね! いくよ!)」ピッ

美羽「えーっと一曲目は……『ご挨拶』」


ジャカジャーン♪


美羽・蘭子「!?」ビクッ



119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 22:47:32.96 ID:Z7Eed132O

聴いちまったか…



120:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:49:53.81 ID:YSIFDPPVP

イエ~~~~~~イ吉沢で~~~~~す…あ…吉沢だぜ~~~~~~っ!

ノッてるか~~~~~~い? 僕の1Stアルバム買ってくれてサンキュー!


美羽「……」

蘭子「……」


このCDは、なんと聴くだけで頭がよく…ピ ン ポ ー ン うわっ、人来た、誰だよ録音してんのに…あっ…

…あの…僕、民放しか見てないんで…そんな急に受信料とか言われても…


美羽「つ、次の曲に行っちゃう?」アタフタ

蘭子「そ、そうね。時は有限、決して無駄にはできないのだから(次行きましょう、次!)」



122:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:52:16.03 ID:YSIFDPPVP

え? 大晦日ですか? そりゃ紅白歌合っ……いや、その…


美羽「二曲目は……お、『お前はバカ』?」ピッ


ジャカジャーン!

バーカバーカ お前バーカ


美羽・蘭子「!」ビクッ


ほんとにバーーーカ これ聴いてるお前バーーーカ

ていうか もう みんなきらい



123:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 22:55:18.22 ID:YSIFDPPVP

美羽「つ、次行こっか蘭子ちゃん!」

蘭子「……」コクコク

美羽「えっと、えっと……! さ、三曲目『すいません』」ピッ


ジャカジャーン!

バカって言ってすいませんでした…


美羽・蘭子「!」ビクッ


一曲目の録音中にちょっとイヤなことがあって…

いや、ふだんは僕、人にバカとか言うような人じゃないんですけど…

なんせ僕もうオッサンなんで…ちょっと興奮しちゃって…



126:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:00:11.50 ID:YSIFDPPVP

美羽「と、飛ばしちゃおう! ねっ!?」オロオロ

蘭子「……っ!」フルフル

美羽(やばっ、ちょっぴり涙目になってる……!)アタフタ

美羽「えーっと四曲目は……『同窓会あったの!?』」パラパラ

蘭子「ごめんもう止めてっ! 曲名からして切なそうっ!」

美羽「はいぃっ!」ピッ


蘭子「はぁ…はぁ……」orz

美羽(か、かける言葉が浮かばない……!)

美羽「ら、蘭子ちゃん……その……」

蘭子「……フッ、とんだ醜態を晒してしまったわね。今となってはこの身が呪わしい(……ごめん、みっともない所みせちゃった)」ボソッ

美羽「そ、そんな気にすることないよっ!
   うっかり衝動買いしちゃって後から後悔することなんて誰にでもあるよっ! ねっ?」

蘭子「そのような慰めは不要よ、我が同志(ううん、いいの)
   このような負の遺産に5800もの財を投げ打つなど、自分のことながら言葉もない(こんなCDに5800円も使っちゃった自分が情けないよ)」ハハ…

美羽(これ5800円もしたんだ……普通のCDより高い……!)



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 23:02:44.84 ID:MKEhrpum0

相変わらずたっけぇな



128:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:05:24.51 ID:YSIFDPPVP

蘭子「あまつさえ、あなたの穢れなき魂にまでつまらぬ因果を背負わせてしまうなんて、私は奏者失格ね……(美羽ちゃんにまで嫌な思いさせちゃって、どうしようもないよね、私……)」

美羽「な、なにもそこまで……」オロオロ

P「――すまんすまん、遅くなったな……って、どうかしたか蘭子?」

蘭子「……気にすることはない。ただ私が永劫消えぬ咎を負ってしまったというだけの笑い話だ(気にしないでください…なんでもないですから)」フッ…

P(おい、何があったんだ?)ヒソヒソ

美羽(プ、プロデューサーさんはあまり触れてあげないでください……)ヒソヒソ

P「うん、まぁなんだ、二人とも疲れてるみたいだし、ちゃっちゃと打ち合わせだけして今日はあがろう、なっ?」パンパン


P「それじゃ二人とも、気を付けて帰れよー」ノシ

美羽「お疲れ様でしたー」ペコリ

蘭子「闇に飲まれよ……(お疲れ様でした……)」ハァ…

美羽(どうしよう……せっかく蘭子ちゃんと色々お話しできると思ったのに……!)



131:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:10:55.36 ID:YSIFDPPVP

蘭子「……あなたは本当に心優しき人ね、美しき羽を司る白兎よ。こんな愚者のことをここまで気にかけてくれるなんて(ありがとう、美羽ちゃん。まだ私のこと心配してくれてるんだよね)」

美羽「蘭子ちゃん!」

蘭子「!」

美羽「失敗なんて誰にでもあるよ! 私だってこの間のイベントの時3日間考え抜いた新ネタ『みうなぎニョ~ロロン!』を満を持して披露したのにダダ滑りしちゃったし!」

蘭子「そ、それはさぞ辛い苦難だったでしょうね……(そ、それはきつかったね……)」

美羽「それはもうウナギだけにツルツル滑っちゃって目も当てられない空気だったけど、それでも今はもうすっかり立ち直って新しいネタを考案中なんだよ!」

蘭子「わ、わざわざ奇を衒った新奥義を求めなくともよいのでは……?(いや、無理に芸とか考えなくても……)」

美羽「だから蘭子ちゃんも元気出そっ! ねっ?
   人はみんな失敗ばかりを繰り返して成長するって木場さんも言ってたよ!」

蘭子「……フッ、どこまでも救いがたいわね、私という道化は。二度までもあなたからの福音を受け取らなければ立ち上がれないなんて(……また慰めてもらっちゃったね、私)」

美羽「蘭子ちゃん……!」パァ!



134:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:16:10.82 ID:YSIFDPPVP

蘭子「そうだ……過ぎ去りし日の因果に囚われ歩みを止めていては、真の奏者など遠き夢物語のままよ……!(美羽ちゃんの言う通り、いつまでもウジウジしてちゃダメだよね!)」

モサ…ノソ…モサ…ノソ……

美羽「ひぇっ!? か、髪の毛お化けっ!?」ギョッ

蘭子「新たなる魔縁の刺客かっ!?(きゃあっ! な、なに……!?)」ギョッ

吉沢「おや、さっきの美少女二人組じゃないか。奇遇だね」モサノソ

美羽「CD屋のおじさん!? どうしたのその髪の毛!?」

吉沢「いやぁあんまりにも効果があったんでついつい食べ過ぎちゃってねぇ」

蘭子「バカなっ……限界を超えたというのかっ……(食べ過ぎちゃったんですか!?)」

吉沢「これから散髪に行く所なんだけど、やっぱりちゃんとした美容院の方がいいかな? この髪は1000円カットの手には余る気がするんだ」

美羽「どこの散髪屋さんでも手に余ると思いますよ!?」

吉沢「はっはっは、それもそうか。おぉっとまた伸びてきた、じゃあね」モサノソモサノソ…



136:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:20:05.82 ID:YSIFDPPVP

蘭子「……あなたにも見えていたか?(……今の見た?)」

美羽「うん……なんていうか、やっぱりあの人おかs」

蘭子「やはりあの男は只者ではなかったかっ……!(あの人やっぱり天才だったのね!)」パァ!

美羽「ぃええっ!? そうなっちゃうの!?」

蘭子「そうとなればもはや恐怖など不要! 我が覇道を極める為にも、早急にかの呪物を解読せねばなるまい!(女子寮に帰ってからもう一回あのCD聴いてみよう!)
   フッフッフ……さらばだ、美しき羽を司る白兎よ。次にあなたとまみえる時には、もはや私とは気づかぬほどに覚醒を遂げていることだろう(あっ、それじゃまた明日ね、美羽ちゃん! 明日美羽ちゃんにもCD持ってきてあげるから!)」

美羽「あっ、ちょっ、蘭子ちゃーん!」


その晩

美羽「うーん……どうしよう、やっぱり蘭子ちゃんのこと気になるなぁ」

美羽「何となくだけど、蘭子ちゃんて感受性の強そうな子って気がするし、あんな怪しげなCDを聴き続けてたら限界突破して未知の地平に到達しちゃいそう……」

美羽「電話かけてみよっかなぁ……まだ起きてるといいけど」ピッピッ



137:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:24:47.31 ID:YSIFDPPVP

トゥルルルル…ピッ

蘭子『――漆黒の夜宴へようこそ』

美羽「あ、こんばんは蘭子ちゃん。ごめんねこんな時間に――」


……おのれーー都民 おのれーー!


美羽「!?」

蘭子『フフ…汝にも聴こえるか。このおぞましくも美しい太古の調が』

美羽「あっ…うん、うん、まぁ……」

美羽(あれ? 心なしか普段より言葉の意味が分かりにくいような……)


思い知れーー! 県民の恐ろしさ


美羽「えっとその、蘭子ちゃん、あれから調子はどう、かな?」

蘭子『あぁ悪くない……むしろ清々しい気分だ。こんな感覚には長らく巡り会えなかった』



138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 23:26:09.65 ID:MKEhrpum0

ああ…



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 23:27:40.27 ID:Z7Eed132O

これは既に…



141:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:29:10.03 ID:YSIFDPPVP

府民はまぁ…あれだけど…


美羽「そ、そうなんだ……あはは……で、でもあんまり夜更かしするとよくないよ、明日もお仕事あるし……」

蘭子『汝の慈愛には心から感謝する……だが案ずることはない、あと半刻もすれば我は真理へと到た……』

コンコンッ!コンコンッ!

佐々木千枝『あの…蘭子さん、夜分にごめんなさい! けど…ほ、本当に大丈夫ですか……?』

蘭子『失礼、心配性な迷える仔羊が我に呼びかけているのでしばし待たれよ――我のことならば何ら問題はないと晩餐の席でも伝えたはずだが?』


ふーかーづーめー ふーかーづーめー


千枝『で、でも晩御飯の時の蘭子さん様子が変でしたし……
  「我はこれより新たなる境地への扉を開く為、自宮へ戻り瞑想を続ける。おそらく汝らが今までの我を見るのはこれが最後となろう」なんて言いだして……!』

美羽(そんな宣言しちゃったんだ!?)


佐々木~1



143:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:34:14.80 ID:YSIFDPPVP

蘭子『クッ、今や天使の囁きたる汝の言の葉すら我には煩わしい……!
   これ以上我に関わるな! 後戻りできぬ領域に足を踏み入れることになるぞ?』

千枝『ひっ…ら、蘭子さ……!』

蘭子『……眠るがいい、儚き者よ。目覚めた時には、全てが終わっているだろう』ブツブツ

美羽「な、なにがあったの……?」

蘭子『悪く思わないでほしい、仔羊よ。我は――』ブツブツ


蘭子『――神になるのだ』ガチャ ツーツー…


美羽(遂に『神』出てきちゃった!!)ガーン



145:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:38:57.30 ID:YSIFDPPVP

翌日

美羽「はぁ……結局昨日はあれから電話も出てくれなかったけど、蘭子ちゃんどうなったのかな……」

美羽「せっかく友達になれそうだったのに……私があんなCD屋に入ろうって言ったから……」

…オ、オイ! ランコ、イッタイドウシタ!?

…ランコサン! キョウハオヤスミシマショウヨ!

美羽「あれ、どうしたん……」

蘭子「She has a Necronomicon,doesn't have a Bible――」ドクドク

美羽「!?」



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 23:41:36.76 ID:Z7Eed132O

やっちまった…



147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 23:42:36.42 ID:MKEhrpum0

次元突き抜けたか…



148:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:43:08.03 ID:YSIFDPPVP

蘭子「He is a sacrifice,so his soul were prified――」ドクドク

美羽「は、ら、蘭子ちゃん……!?」

蘭子「They must be not only vanished,but must be also praised――」ドクドク

P「頭からドクドク吹き出してるぞ!? おいっ、はやく病院へ――!」アタフタ

千枝「ら、蘭子さんっ……! お願いですから…や、休んでください! そんな状態でお仕事なんて…無理ですよぉ……!」ウルウル

蘭子「We are Living Dead,we are fallen angel――」ドクドク

P「やばいやばいこれやばいって! 千枝っ、お前はとりあえず清良さん呼んできてくれ!」

千枝「は、はいっ……! ら、蘭子さんっ……お願い、いつもの蘭子さんに戻ってぇ……!」パタパタパタ…

蘭子「Idol is Hypnos,蘭子is Thanatos――」ドクドク

美羽「……蘭子ちゃん、あなたは」

蘭子「――宇宙is F O R E V E R」チラッ

美羽「……!」



150:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:48:33.71 ID:YSIFDPPVP

P「あっ、美羽っ、ちょうどいいところに! お前は早苗さんか真奈美さん呼んできてくれ!
  とりあえず蘭子を一旦押さえつけてでも止めないと話にならん――おーい待て蘭子っ! プロデューサー命令だっ、STOP,STOP!!」バタバタ…

美羽(宇宙is…FOREVER…)ジワッ


美羽(その後、CDから発せられた毒電波が原因だという私の証言から急遽晶葉ちゃんが呼び出され、脳波治癒装置を開発してもらうことで何とか正気を取り戻させることに成功した)

美羽(果たしてあの短い間、蘭子ちゃんが本当にIQ5億になっていたのかは誰も知らない)

美羽(ただ……)

美羽(あの時の彼女は、確かに私たちに手の届かない次元に到達してしまっていたような気がする……)


【おしまい】



151:【CDとアイドル ―RETRIBUTION―】 ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:51:16.50 ID:YSIFDPPVP

・欄外おまけ

南条光「何てこったっ……! アタシが駆け付けた時には全てが終わった後なんてっ……!」クソゥ!

裕子「出社したらみんな大わらわだったからびっくりしたねー。何があったんだろ?」

姫川友紀「おっ、おっはよー若人たちよー! なんだか蘭子ちゃんが大変だったらしいよー、よく分かんないけど超人になれるCDがどうとかで」

光「超人(ヒーロー)……!?」ガタッ

裕子「超人(エスパー)……!?」ガタッ


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153: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:58:15.21 ID:YSIFDPPVP

お休み宣言マン「お付き合いありがとうございました
        あと半分くらいネタありますが続きはまた後日スレ立てます
        支援・保守ありがとうございました、皆さんおやすみなさいませ」

お休み宣言マンは寝る前になると現れる謎のヒーロー

その正体はウェストポーチ野川にリベンジするべく自らを改造したサンバイザー中野であるとも言われているが、定かではない

【ギャグモバマス日和上巻:完】



155: ◆oYMPPWw31U :2013/03/12(火) 23:59:34.68 ID:YSIFDPPVP

サンバイザー山瀬「みんな騙されるな、そいつはオレの偽物だ」

【本当に完】



156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 00:03:04.41 ID:58kDQy5/O

乙でした!よくこんなにクロスネタ思いつくなぁww
下巻も楽しみにしてます


「ギャグモバマス日和」



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 00:06:05.32 ID:jO94fGDO0


おもしろかった



転載元
ギャグモバマス日和
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363086664/
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         コメント一覧 (18)

          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 08:09
          • ザ・ゴリラファイターさん…!いらしてたんですね…
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 08:13
          • 意外なコラボだったが面白かった
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 10:24
          • 許さん 許さん 許さん 許さん 許さん
            許さん 許さん 許さん 許さん 許さん

            アマンダ「今ノ日本ニ希望ナドアリマセ~ン」
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 10:44
          • WANDSの同じヤツが微妙に充実してるCD屋の吉沢め…俺の蘭子をよくも……許さん 許さん 許さん…
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 10:48
          • すっぱだか島村
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 11:36
          • アンラッキーエンジェルwwww
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 12:11
          • 最後とは死です  がそのまま残ってて吹いた
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 12:31
          • アマンダと晶葉が居て良かったw
            アンラッキーのやつとか増幅されて云々関係無いじゃねーかw
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 13:11
          • アンラッキーエンジェル最高や
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 13:14
          • ら、蘭子ォォォォォォォォォォォ!!
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 14:20
          • アンラッキーエンジェルの時のアイドルの説明口調(笑)
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 16:12
          • 原作知ってるから漫画の感じでイメージできたけど
            知らん人が文章だけ読んでも少しわかりづらいかもね
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月13日 18:54
          • イブとヘレン出るSS初めて見ると思ったらこのポジションかよww
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月14日 00:07
          • ギャグマンガ日和はちょっとしか読んだ事なかったけど
            クソワロタwww
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月14日 00:17
          • ギャグ漫画知ってるか知ってないかでだいぶ評価が分かれそうだな
            文字だけじゃあの面白さは伝わらないだろうし
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月14日 11:19
          • 最初の部分で「あれ、割と普通のSSっぽいぞ?」
            と油断してたらアマンダさんに持ってかれた
            あと蘭子ちゃんが最後は元に戻れてよかったです(KONAMI感)
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月14日 12:20
          • 「呪いマツタケ闇シメジ」の語呂がよすぎるww

            みうなぎは…まぁ、うん
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月14日 21:41
          • 聖なる三十路と比べりゃkwsmさんもまだ若いな(白目)

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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