ゴルゴ13「ドラえもん……」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:26:38.74 ID:BgwEE/QL0

男2「……本当に情報どおりに奴は来るでしょうか?」

男1「ああ、それは間違いない。わざわざ過去の【記録】を洗いざらい調べたんだからな」

男2「しかし……」

男1「今の我々でどうする事も出来ない以上、こんな手段でも頼るしかあるまい。それとも何か、お前はあの男を逃がしていいと思ってるのか!」

男2「いえ、それは……」


ゴルゴ「……『こんな手段』が俺への依頼というわけか」

両方「!!」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:32:02.47 ID:BgwEE/QL0

男2「ゴ、ゴルゴ13……い、いつからそこに」

ゴルゴ「……前置きはいい。用件をきこう」

男1「さ、先ほどの失言は失礼。何分、事態が事態なものですからな」

ゴルゴ「……」

男1「これから話す事はにわかには信じられないかもしれませんが、事実です」

男1「それを頭に入れて聞いてもらえますかな?」

ゴルゴ「……」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:34:51.63 ID:BgwEE/QL0

男1「実は……ある男を殺害して欲しいのです。男のしゃしんは……」スッ

チャッ

男1「!!」

ゴルゴ「……ゆっくりだ。ゆっくり出せ」

男1「え、ええ。わかってますとも。ついでに言えば、あなたには握手の習慣がない事も」

ゴルゴ「……」

男1「これがその写真です」

ゴルゴ「……この男は?」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:38:37.53 ID:BgwEE/QL0

男1「……」

男2「そ、それはですね……その」

ゴルゴ「……」

男1「あまり詳しい事はお話出来ないのですが……実はその男、この時代の人間ではないのです」

ゴルゴ「……」

男2「おかしい、と思ってますかな? でも事実なんですよ。なんせその男は逃亡者で……」

男1「……!」ギロッ

男2「あ、いえ、その……」

ゴルゴ「……」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:44:29.58 ID:BgwEE/QL0

男1「……詳しくは話せませんが、その男を秘密裏に消していただきたいのです。どうかお願い出来ますかな……?」

ゴルゴ「……」スッ

男2「あ、ま、待ってください!」

ゴルゴ「核心が話せないのなら依頼は受けられない。俺の事を調べたならそれも分かるはずだ」

男1「お、お願いします。これは、この時代に生きるあなたにしか頼めない依頼なのです!」

ゴルゴ「……この男が時間をこえての逃亡者なら、同じ時代の人間が始末すればいい話だ」

ゴルゴ「お前たちのような、未来人がな」

両方「!!」

男2「な、なぜそれを……」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:48:41.80 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「……」

男1「ふ、フフッさすが百戦錬磨の殺し屋だ。だからこそ、あなたにお願いしたいのです。いいでしょう、今から全てお話します」

男2「き、局長!」

男1「……依頼のためだ。奴にはなんとしても、この時代から消えて貰わねばならん」

ゴルゴ「……」

男1「ところで、失礼ですがSF映画はお好きですかな?」

ゴルゴ「……」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:52:27.70 ID:BgwEE/QL0

男1「リアリストのあなたからすれば馬鹿みたいな話でしょうが……」

ゴルゴ「前置きはいい、とさっき言ったはずだ」

ゴルゴ「相手が何者でも報酬さえ払えば俺は依頼を引き受ける。それで十分なはずだ」

男2「い、いえ。今度ばかりはそうもいかないのです!」

男1「その男、逃亡者だという話は先ほどしましたよね。そいつは……その、言いにくいのですが未来の時間軸から逃げて来たのです」

ゴルゴ「……」

男1「……続けます。そいつは過去に行ける機械で、2112年から現代にやって来ました。我々も必死で追い詰めたのですがその機械を故障させるので精一杯でして」

ゴルゴ「……」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 04:57:42.18 ID:BgwEE/QL0

男1「……ここまで大丈夫ですかな?」

ゴルゴ「いちいち確認はいい。続けてくれ」

男1「し、失礼。何分、過去の方にこういう話をする事はあまりよくない事例でしてな。どこまで話したか……ああそう。機械を故障させたとこでしたな」

男1「奴はこの時代の、東京……練馬区の辺りに逃げ込んだという情報を掴んでおります」

ゴルゴ「……そこまで分かっていて、俺に依頼する理由は?」

男1「? と、おっしゃいますと?」

ゴルゴ「時代の違う俺に依頼する必要はないはずだ。アンタらからすれば、あまり好ましい事ではないんだろう」

男1「……それが今回の問題点でして」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:03:05.57 ID:BgwEE/QL0

男1「私たちは、この時代においてあまり大きな行動は出来ないのです。それが未来を変えてしまう事案になったら……私たちは時空犯罪者です」

ゴルゴ「……未来に殺し屋はいないのか?」

男2「……いますけど、ダメなんです。今回ばかりは秘密裏に……」

男1「未来の人間を送りこむ事は出来ません。あなたに接触する事すら、私たちの立場からすれば難しいのです」

ゴルゴ「……」

男1「……失礼。実は私たちはタイムパトロール……いわゆ時間を超えた犯罪者を取り締まる機関なのですが」

ゴルゴ「……この取り引きは組織は絡んでいない、と?」

男2「そ、それは」

男1「ええ、私たちの独断です」

男2「……!?」

ゴルゴ「……」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:06:12.13 ID:BgwEE/QL0

男1「……引き受けて貰えますかな? あなたしか頼める方がいないのです」

ゴルゴ「……わかった、やってみよう」

男2「おおっ!」

男1「あ、ありがとうございます。報酬は指定の口座にただちに振り込ませていただきますので……」

ゴルゴ「どんな事情があれ、俺は依頼者の嘘を許さない。もしその時は……」

両方「……」

ゴルゴ「……」スッ

男1「あ、ま、待ってください。実は消すにあたって条件があるのです!」

男1「大変難しいかと思いますが……その条件とはですね」

……



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:11:14.83 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「……」

男1「いかがですか?」

ゴルゴ「……俺にそんな超能力はない」

男1「ええ、それは百も承知です。ですから、もう一つの条件としてある人物……いえ、ロボットですかな。それに接触して協力を仰いで欲しいのです」

ゴルゴ「ロボット……また未来の物質か?」

男1「え、ええ。名前は……ドラえもんと言います。今回の依頼にはそのロボットの力……正確には持っている道具が必要となります」

ゴルゴ「……今お前たちがそれらを用意する事は?」

男2「ふ、不可能です。我々の立場からは、あなたにこう依頼し未来が【そうなるように】願うしか出来ないのです」

ゴルゴ「……」

男1「……信用していただくため、あえて一つだけ道具の力をお見せいたします。このライトをご覧下さい」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:14:46.90 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「これは?」

男1「物体を小さく変化させる光を出す道具となります。将来はスモールライトとして発明されます」

ゴルゴ「……」

男1「この石を光に当てると……」

ピカー

シュンシュンシュン

ゴルゴ「……!」

男1「いかがですか? 断っておきますがこれはトリックでも何でもありません。ドラえもんはこれらの道具をこの時代で所有する唯一のロボットなのです」

ゴルゴ「……」

男1「お願いします。どうか、先ほどの条件で奴を消してください!」

……



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:19:34.15 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「……なら、俺からも一つ条件がある。お前たちが保有している俺の情報を完全に消してもらおう」

男1「……と言いますと?」

ゴルゴ「未来での俺に関するデータを消せ、と言っている」

男1「……わかりました。背に腹は変えられませんからね」

ゴルゴ「……」スッ


男2「……言ったしまいましたね。しかしあの男、本当に大丈夫でしょうか?」

男1「なあに、しょせん奴は現代人だ。時間を超えてまで俺たちに手出しは出来んよ」

男2「しかし、あの男がもし逃げ果せたら……」

男1「そこは、奴を頼るしかない。なぁに、我々は未来で事の経過を待っていれびいいんだ。奴が死体となって帰ってくるタイムホールの前でな」

男2「……」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:26:17.30 ID:BgwEE/QL0

【時空を超えた標的】

ターゲット「ハァ、ハァ……」

タイムマシン「……故障ニツキ自動修復モードニ移行シマス。期間ハオヨソ……」

ターゲット「くそっ、この時代で足止めか!!」

ターゲット「ここは……日本か。時代と場所は……」

ズキッ

ターゲット「……うっ! くそ……奴ら、本当に殺す気で撃ちやがって……!」

ターゲット「そんなに俺を消したいのか……! クソッタレ!」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:32:32.09 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「このままじゃ終わらねえぞ……奴らの……」

バタッ

ターゲット「……」


ワイワイ
ガヤガヤ

ジャイアン「よーし、今日は裏山で探検ごっこだ!」

ターゲット(……だ、誰だ……)

しずか「……あら、ねえみんな。あそこに誰か……」

ターゲット(ああ、意識が……)

のび太「え、どこどこ?」

ターゲット「……」

スネ夫「ほ、ほんとうだ!」

……。



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:35:41.32 ID:BgwEE/QL0

……。

ターゲット「……う、ううっ!」

ターゲット「や、やめろ……やめろ……!!」

のび太「……うなされているよ、ドラえもん」

ドラえもん「よほどひどい目にあったんだろうねえ」

のび太「でも、なんで未来から人が?」

ドラえもん「さあ? タイムマシンに乗ってる途中誰かに襲われたりしたんじゃないかな?」

のび太「誰かって?」

ドラえもん「時間移動中に強盗とか。いるんだよ、危険な奴らが」

のび太「ふーん」

ターゲット「う、ううっ! く、くるなぁ!!」

のび太「……もう少し休ませてあげよう」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:41:26.01 ID:BgwEE/QL0

しずか「……それにしてもひどい傷ね」

ドラえもん「一応お医者さんカバンで応急処置はしたけど」

スネ夫「どこでもドアがなかったら、この人をのび太ん家まで運べなかったよね」

のび太「ねえドラえもん。この人のタイムマシン、あのままで大丈夫かな?」

ドラえもん「仕方ないよ。故障してたし、本人以外が乗っても作動しない仕組みになってたし」

しずか「何か秘密があるのかしら……?」

ジャイアン「面白そうじゃん! なあドラえもん、俺らでこの人の謎を解いてみようぜ!」

ドラえもん「ダメー!!」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:44:17.33 ID:BgwEE/QL0

ドラえもん「これだけの怪我をしてるんだから、この人はかなり危ない目にあったんだよ。そんな危険に君たちを近づけさせられないよ」

スネ夫「大丈夫だよ、僕たち何度も大冒険をして来たじゃんか!」

ドラえもん「ダメったらダメ!」

のび太「もうー、ドラえもんは怒りっぽいんだから」

ドラえもん「怒りたくもなるさ! いいかい、この人は多分ね……」

ターゲット「う、ううっ……こ、ここは」

しずか「見て、気が付いたみたいよ」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:48:33.74 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「こ、ここは? ハッ、お、お前たちは誰だ!」バッ

ズキッ

ターゲット「ううっ……」

しずか「動いたら危険です。まだ寝てないと」

ターゲット「ううっ……だ、誰なんだ一体」

のび太「僕たちは、そのー」

ドラえもん「待った」

のび太「え?」

ドラえもん「僕が話すよ。未来のロボットとしてね」

ターゲット「未来……? って事はお前らも!」

ターゲット「……いや、違うか。未来に関わりがあるのはアンタだけのようだな。アンタの型番ロボット、見たことあるぜ」

ドラえもん「ぼく、ドラえもん」

ターゲット「ドラえもん……か。未来のロボットなら、多少は話してもややこしくならずにすみそうだな」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:53:40.74 ID:BgwEE/QL0

のび太「ねえねえおじさん、怪我してるみたいだけど大丈夫?」

ターゲット「……ドラえもん、と言ったか。この子供たちは?」

ドラえもん「未来の事情を知っている程度です。もちろん、犯罪にならない程度に」

ターゲット「……犯罪、そうか。君は俺の正体を知っているね?」

ドラえもん「ええ」

ジャイアン「「正体って、どういう事だよドラえもん?」

スネ夫「ま、まさか未来から来た殺し屋とか!?」ブルッ

ターゲット「ははっ、殺し屋か。残念だが逆だよ、逆」

しずか「逆って、じゃあ……タイムパトロールとかって事かしら?」

ドラえもん「そう」

ドラえもん「彼はタイムパトロールの一員、のはずだよ」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 05:57:50.49 ID:BgwEE/QL0

のび太「はずだよ、って?」

ドラえもん「胸にバッジを付けているだろう? それはタイムパトロールの証さ。本物かはわからないけど」

ターゲット「おいおい、疑うのか……って、こんな怪我してたら当然か、うっ……」ズキッ

ジャイアン「しっかし許せねえな、こんなになるまで攻撃しやがって!」

スネ夫「本当だよ、お兄さんもタイムパトロールならしっかりしないと」

ターゲット「……」

スネ夫「あれ、僕何か悪い事言ったかな?」

ドラえもん「まあまあスネ夫」

ターゲット「……」

のび太「急に黙っちゃったよ?」

ドラえもん「そりゃあ当然さ。きっと状況が複雑なんだよ」



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:02:30.15 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……ああ、悪いね気を遣わせて。だが、君たちには危険が及ばないようにする、それは安心して欲しい」

スネ夫「ち、ちょっと待ってよ。危険てどういう事?」

ターゲット「あまり詳しくは話せないが……俺は命を狙われている。この傷もその証拠さ」

ドラえもん「……」

ターゲット「まあ、奴らはこの時代にいる限り俺に手出しは出来ない。だから、君たちは何も心配しないでいい」

のび太「で、でも……」

ターゲット「本来なら、こういう場合はややこしくなるから話さないんだが、未来の人物がいるとすればその点は安心だ。な、ドラえもん」

ドラえもん「そりゃあ……まあねぇ」

ターゲット「……てわけで、傷が治ったら俺はさっきの場所で隠れながら過ごすよ。ここにいるのも迷惑だからな」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:07:05.73 ID:BgwEE/QL0

のび太「でもおじさんは正義の味方、タイムパトロールなんでしょ? だったら傷が治るまで家にいなよ!」

ジャイアン「おう、いいなそれ!」

スネ夫「なんでジャイアンが賛成するのさ?」

ジャイアン「へへっ、いいじゃねえかよ!」

ターゲット「……しかし」

ドラえもん「危険が危なくないなら、それもいいんじゃないかな」

のび太「でしょでしょ、ほらドラえもんもこう言ってるんだしー、ねー?」

ターゲット「……うーん」

しずか「その傷で動き回るのは危ないんじゃないかしら? だったらここにいてもいいと思いますけど」

ターゲット「それもそう……だな」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:11:13.33 ID:BgwEE/QL0

のび太「やった! よかったねーおじさん!」

ターゲット「あ、ああ。そうだな、よろしくドラえもん」

ジャイアン「へへへ、じゃあ俺たちはそろそろ帰るわ」

スネ夫「へっ、俺たちって?」

ジャイアン「いやだなあスネ夫君。僕と君に決まってるじゃないかあ」

スネ夫「ええーっ、なんで僕まで!」

ジャイアン「というわけで、じゃあなみんな。さいなら~」

スネ夫「いたた、引っ張らないでよジャイアン!!」

のび太「へんなの」

ドラえもん「……大丈夫かなあ、あの二人」

ドラえもん「……まあいいや。で、おじさん。いくつか聞きたい事があるんだけど」

ターゲット「……」

……



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:15:14.07 ID:BgwEE/QL0

たまこ「あら、お二人とももうお帰り?」

ジャイアン「おばさん、おじゃましましたー!」

スネ夫「お、おじゃましました。あ、おばさんっていつ見ても」

たまこ「あら、やだもう。気を付けて帰るのよー」


……

ジャイアン「さあスネ夫、裏山へ向かうぞ」

スネ夫「裏山? なんで?」

ジャイアン「ふっふっふっ、今裏山には何がある?」

スネ夫「何って、タイムマシン……あっ! そうか!」

ジャイアン「そうだ、俺たちでタイムマシンを調べてこの事件の謎を解くんだよ!」

スネ夫「面白そう、よーし!」

ジャイアン「見てろよ、ドラえもんなんか、気にしねえで行くぞ」

スネ夫「おー!」

……



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:19:51.48 ID:BgwEE/QL0

裏山

ゴルゴ「……」

ゴルゴ(位置はこの辺りか、しかし……肝心の物体が……)


男1『奴は未来の人間です。タイムマシンの存在が明るみにならないよう何かしらの工作をしてる可能性もあります』

男2『我々が提供出来るのは最後に奴のタイムマシンが発したシグナル位置を教えるだけしかできませんが……』


ゴルゴ「……」


ゴルゴ「……?」

ガヤガヤ

ジャイアン「この辺りだったよな」

スネ夫「うん、確かそこの木の根元に……」ガサガサ

ゴルゴ(子供……?)



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:25:09.43 ID:BgwEE/QL0

スネ夫「あ、あったあった。透明マントが被せてあるよ」

バッ

ジャイアン「これがあいつが乗ってたタイムマシンの穴か……」

ゴルゴ(……)

ゴルゴ(……奴を知っている?)

スネ夫「……あー、完全に壊れてるよ。それにやっぱ本人しか動かせないみたいだし」

ジャイアン「なんかないのかよ、あいつが残した手がかりとかよ!」

スネ夫「そんな事僕に言われても、うーん……」

ガサッ

ジャイアン、スネ夫『!!』

ゴルゴ「……」

スネ夫「お、おじさん、誰?」

ジャイアン「さ、さっきの奴の仲間かよ!?」

スネ夫(じ、ジャイアン、この人……)ヒソヒソ

ジャイアン(馬鹿、黙ってろ!)



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:28:32.60 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「……その機械。それが時間を超える機械か?」

スネ夫「……」ガタガタブルブル

ゴルゴ「……それに乗っていた奴はどこにいる」

ジャイアン「し、知るもんか! お、おじさんには関係ねえだろ!」

ゴルゴ「……」

スネ夫(ま、間違いない……こ、こいつがあの人を撃ったんだ)

ジャイアン(うるせーってんだよ、黙ってろ!!)ヒソヒソ

ゴルゴ「……」

ゴルゴ「……ドラえもん」ボソッ

二人『!?』



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:31:38.46 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「知らないか、ドラえもん」

スネ夫(じ、ジャイアン!!)

ジャイアン(あ、ああ……)

ジャイアン「し、知らねえなあ。そんなロボット」

ゴルゴ「ロボット……か。やはり情報に間違いは無いようだ」

ジャイアン「あっ!」

ゴルゴ「……」ズイッ

スネ夫「わぁあああ!! ママァぁあああ!!」ダダダッ

ジャイアン「お、おい待て! 俺を置いて行くなー、スネ夫ぉお!!」ダダダッ


ファサッ

ゴルゴ「……」



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:36:13.81 ID:BgwEE/QL0

……。

のび太「ねえドラえもん、聞きたい事って?」

ドラえもん「おかしいと思わないかい?こんな怪我をして裏山に倒れてたなんて」

のび太「そりゃあ……」

ドラえもん「これはぼくの勘だけど、何か危ない事件の匂いがするんだ」

ターゲット「……」

ターゲット「だが、さっきも言っただろう。この時代の人間には危害は及ばない。だから、君たちに話す必要もない」

しずか「という事は何か理由があるわけですね?」

ターゲット「……俺は生きて未来に帰る。今はそれだけさ」

ドラえもん「その理由は……」

ターゲット「今は言えないな」

のび太「……」

うわぁああああああ!!
ダダダッ!

のび太「あれ、なんかうるさいな」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:41:50.11 ID:BgwEE/QL0

ガラッ!

ジャイアン、スネ夫「ど、ど、ど、ドラえもーーん!!」

のび太「ジャイアン、スネ夫? どうしたのさ二人とも」

ジャイアン「み、見たんだよ!俺ら!」

スネ夫「う、う、う、裏山にこ、こ、こ……」

のび太「こ?」

二人『殺し屋がいたのを!』

ターゲット「!?」

のび太「えーっ、殺し屋だなんてまさかー」

スネ夫「ほ、ホントに見たんだってば!」

しずか「殺し屋だなんて、そんな……」

ターゲット「そうか……」

ターゲット「ついに奴『ら』が動きだしたか」



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:45:01.38 ID:BgwEE/QL0

のび太「えっ、おじさん知ってるの?」

スネ夫「も、もしかしてその傷……!」

ターゲット「……なあ君たち、そいつはどんな格好をしていたか覚えてるかい?」

ジャイアン「どんなって……白いスーツ着て、目が怖くて……ああっ、考えるだけでおそろしい!」

ターゲット「……メガネは?」

スネ夫「してませんでした……」

ターゲット「そう、な。なら奴らではないか……直接は手だし出来ないんだから、当たり前か」

のび太「おじさん、さっきから何ブツブツ言ってるの?」

ターゲット「……会話はしたのか?」

スネ夫「す、少し……」

ターゲット「なにを?」



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:48:17.79 ID:BgwEE/QL0

スネ夫「その……タイムマシンがどうとか、ドラえもんがどうとか」

のび太「えっ! ドラえもんが?」

ジャイアン「あ、ああ、あんま覚えてないけどよ、ドラえもんを知ってる口だったぜあいつ」

ドラえもん「未来の人間か、それとも……ん、あれ、て事はもしかして君たち」

ドラえもん「……タイムホールにかけておいた、透明マントは?」

スネ夫「透明……あっ!!」

ジャイアン「と、取ってそのままだ……」

ドラえもん「なんて事を!!」

ターゲット「……マズイな」

のび太「そ、そんなに怒る事ないじゃないドラえもん」



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:52:56.43 ID:BgwEE/QL0

ドラえもん「ば、バカよく考えてみろ。みらの道具の事を知ってる殺し屋なら、透明マントが悪事に利用されるかもしれないんだぞ!」

ターゲット「そうだ……最悪、君たちがつけられている可能性もある」

両方『!?』

ジャイアン「つ、つけられるって……」

スネ夫「わぁああん、僕たち殺されちゃうよおお!!」

ターゲット「……いや、危険なのは俺と、ドラえもんだろう」

のび太「どうして! ドラえもんも殺されちゃうの!?」

ターゲット「それはまだわからんが……とにかく、今はこれ以上の会話はやめておこう」

のび太「どうしてさ!」

ターゲット「……奴がここにいるかもしれないからだ」

!?



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 06:58:21.65 ID:BgwEE/QL0

ジャイアン「そ、そうか透明マント……」

ドラえもん「……見られている可能性もあるけれど、仕方が無い。どこでもドアー」

ドラえもん「君たちは帰った方がいい。家を特定されないために、ドアを通って帰るんだ」

スネ夫「う、ううっ、ままぁ……」

しずか「のび太さん、ドラちゃん大丈夫? 私心配で……」

ドラえもん「なんとかするさ。さ、しずかちゃんも……」

のび太「何かあったら連絡するからねー」

スーッ

のび太「……」

ドラえもん「……僕たちも場所を変えて話そう。さ、のび太君」

のび太「うん、おじさんも」

ターゲット「ああ……」

スーッ


ゴルゴ「……」

ゴルゴ(消えるドア、か)



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:09:27.90 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……こうして君たちに迷惑がかかった以上、話さなければならないかな」

のび太「おじさん、おじさんは一体何者なの?」

ターゲット「俺は……俺は……」

……。


ゴルゴ「それはつまり、同僚を殺せという事か?」

男1「そうなのです。そいつはタイムパトロールでありながら時空犯罪を何度も犯し隠蔽して来ました」

男2「野放しにしてはいけない人物なのです」

ゴルゴ「……それだけの理由か?」

男1「……なかなか、立場の面倒な奴でしてな。そいつの一声で幹部連中が動くような権力を持った奴なのです。それが事件として広まる前になんとしても奴を……」

ゴルゴ「……」

ゴルゴ「条件、というのは?」

男1「ええ、大変仰りにくいのですが、そいつを……現代で殺し『ながら』未来に帰して欲しいのです」

ゴルゴ「……意味がよくわからない」

男1「それはもっともです。実はですね……そいつは奴にしか動かせないタイムマシンに乗って逃走しました」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:13:57.40 ID:BgwEE/QL0

男1「ようは、そのタイムマシンごと未来に帰して欲しいのです」

ゴルゴ「つまり、タイムマシンを作動させてから殺せ、と?」

男1「正確には作動する瞬間、ですかね。時空の穴に飛び込んだ時点で、あなたがこの事件に対して介入する権利を失ってしまいます。時間法の関係でね」

ゴルゴ「……」

男1「さらに、厄介な事に奴のタイムマシンには道具の使用を感知するレーダーが備わっているのです」

ゴルゴ「……どういう意味だ」



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:19:19.04 ID:BgwEE/QL0

男1「例えばですね……どこでもドア、という道具があります。これはどこにでも移動出来る装置なのですが……」

男1「奴がタイムマシンに乗り込む瞬間、ドアで近づいて殺そうとしますよね? しかしそれをタイムマシンに感知され奴に逃げられてしまいます」

ゴルゴ「……それは絶対なのか?」

男1「はい、ですからドラえもんの協力を仰げても容易に道具に頼れないのが条件の難しい所でして……」

ゴルゴ「……頭にいれておこう」

……


ターゲット「……俺は、奴らの犯罪を告発しなければならないんだ」

のび太「奴ら?」

ターゲット「同じタイムパトロールだった……二人さ」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:25:37.00 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「奴らは未来で捕えられている凶悪犯を使って人を殺しているのさ」

ドラえもん「ひどい!」

ターゲット「殺し屋だけじゃない、恐竜ハンターやシャーマン、金になりそうな仕事は全部そいつらにやらせている。非合法な手続きの上でな」

ターゲット「今回、俺はその証拠を掴んで告発しようとした。そしたら、奴らが……」

ドラえもん「それでそんな怪我を……」

ターゲット「……幸い、証拠のデータが入ったブツは無事だ。俺が生きて未来に帰れば奴らは確実につかまる」

のび太「で、でも殺し屋がいるって事は……」

ターゲット「ああ、奴らが雇ったんだろう。だが、正直あまり怖くはないんだ」

のび太「?」

ターゲット「……というのもな」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:32:19.03 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「いつか、こんな日が来るんじゃないかと思っていたよ。タイムパトロール隊に入った時からね」

ターゲット「それに、まだ死ぬと決まったわけじゃない。道具を駆使すれば生き残れる可能性の方が高い」

のび太「……でも、ねえドラえもん。なんとかしてあげようよ」

ドラえもん「君にまで危険が及ぶんだぞ?」

のび太「かまうもんか! 頼むよドラえもん」

ドラえもん「……仕方ないなぁ。わかったよ、じゃあまずは敵を知らないと。スパイ衛星ー」

ドラえもん「この人を狙ってる殺し屋……っと」ピッ

シューッ



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:35:23.98 ID:BgwEE/QL0

のび太「見つかるかな、透明マントをつけてるかもしれないんでしょ?」

ドラえもん「大丈夫だよ。その時はちゃんと策がある」

ターゲット「もうすぐ練馬区だな……」

シューッ
ジーッ

ドラえもん「お、カメラが止まったぞ」

のび太「白いスーツの後ろ姿……この人かな?」

サッ
プシュッ
ザーッ
ザーッ

のび太「あ、あれ、画面が突然切れたよ!?」

ドラえもん「カメラ、壊されたね」

ターゲット「……サイレンサー付きのピストルか、それにあの顔は……はっ」



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:38:12.33 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「ど、ドラえもん。さっきの映像、写真として出せるか!?」

ドラえもん「ほいほい」

ピッ
ウィーン

ターゲット「こ、この男は!?」

のび太「誰なの? タイムパトロールの人?」

ドラえもん「現代の人だからそれは違うでしょ」

のび太「あ、そっか」

ターゲット「こ、こいつはゴルゴ13と呼ばれる殺し屋だ……過去の犯罪データベースで何度か見かけた事がある……!」



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:44:28.34 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「依頼成功率、99.8%を誇る超大物……それがこいつだ。まさかこんな奴を雇うとは……あいつらめ、よほど俺を消したいらしいな」ガタガタ

のび太「ちょ、ちょっと、おじさん大丈夫?」

ターゲット「あ、ああ。な、なんせ相手がな……くっ、情けない、死ぬのが怖くないなんて事を言っておきながら」

のび太「だ、だったらタイムマシンが直るまでどこかに隠れてればいじゃん!」

ドラえもん「無駄だね。タイムマシンが裏山にある限り、相手はそこにいるだろうし」

のび太「うーん、じゃあ取り寄せバッグでタイムマシンを僕の机の引き出しに持ってこようよ」

ターゲット「……あれは盗難防止用に、時間移動以外は出来ないんだ。でなければ、今ごろ奴らにマシンを奪われているさ」

のび太「そんな……ドラえもーん、どうすりゃいいのさ」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:53:23.39 ID:BgwEE/QL0

ドラえもん「頼みの透明マントは敵の手の中だしなぁ……」

ターゲット「今思いついたんだが……多分殺し屋は俺を殺してからも、ある行動をするかもしれんな」

のび太「ある行動?」

ターゲット「ああ、奴らが殺し屋を送ったのは明白だ。奴らが直接俺に手を下さないのはさっき話した通りだ」

ターゲット「だが、この時代の人間に殺されれば話は別だ、時空を超えた犯罪ってわけじゃないから、いわば普通の事件だ。ここまではわかるかな、のび太君?」

のび太「まあ、なんとなくは……」

ターゲット「問題はその後だ、奴らが俺を殺してその後……まず間違いなく俺の死体を回収しにくるだろう」

ドラえもん「生きて未来に帰さないのが目的なら、ね。死人にくちなしだよ」

のび太「そんなひどい!」



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 07:58:28.96 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「ひどくても、それが現実だ。だから、最悪俺は死んでも構わない。だが俺はタイムマシンに乗って未来に帰らなければいけない……わかるね?」

のび太「で、でも、ずっと逃げてればいいんでしょ? どこでもドア使って世界中とか……」

ターゲット「逃げてばかりじゃダメなんだ。男には戦わなきゃいけない時がいつか来るんだ。俺にとってはそれが今なんだよ」

のび太「おじさん……」

のび太「でも、僕出来るならおじさんを助けたいよ。だってタイムパトロールは正義の味方でしょ? その人が殺されるなんておかしいよ!」

ドラえもん「のび太君……」

ターゲット「……ありがとう、のび太君」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:09:16.64 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……だがな、相手が悪すぎる。相手は超A級のスナイパーだ。俺は死ぬ覚悟は出来てるよ」

のび太「おじさん……」

ターゲット「……なあドラえもん。すまないが三日後、俺を迎えに来てくれないか?」

のび太「おじさんはどうするの?」

ターゲット「俺はタイムマシンが直るまでここにいるよ。ここなら練馬区よりは安全だからな」

のび太「ええっ、僕の家に隠れてなよ!」

ターゲット「それは危険だ。君の家はもう奴にばれてるかもしれないからな。何より、君たちに危険が及ぶ」

ドラえもん「……この人はのび太君を心配してくれてるんだよ、だから、ね」

のび太「う、うん……」

ターゲット「ドラえもん、すまないが食糧と水が確保できる道具をかしてくれないかな? 三日後、返すよ」

……



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:21:26.22 ID:BgwEE/QL0

のび太の部屋

のび太「……」

ドラえもん「しゃくぜんとしない、って顔してるね」

のび太「当たり前だよ。おじさんは正義の味方なんだよ。助けないと」

ドラえもん「はたして、それが本当に正しいのかな?」ボソ

のび太「え?何か言った?」

ドラえもん「……いや。それより、そろそろ休もうよ。今日はもうクタクタだよ」

のび太「……そうだね。明日また考えよう」

ドラえもん「一応、部屋の前にスパイ防止用防犯セットを設置したから。安心して眠りなのび太君」

のび太「はぁーい。おやすみ、ドラえもん」

ドラえもん「おやすみ」

……



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:23:23.09 ID:BgwEE/QL0

……


深夜

カチャッ

ゴルゴ「……」

ギシッ、ギシッ、ギシッ……。

ゴルゴ「!?」

スッ

ジーッ

ゴルゴ(赤外線センサー……)

ギシッ
ギシッ

……



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:25:46.65 ID:BgwEE/QL0

ドラえもん「ぐぅー、ぐぅー……」

チャッ

ゴルゴ「起きろ」

ドラえもん「う、うーん……はっ!」

ゴルゴ「騒ぐな……ゆっくりだ、ゆっくり起き上がれ」

ドラえもん「お、お前は……」

ゴルゴ「……」

ゴルゴ「二人だけで話がしたい」

ドラえもん「……断ったら?」

ゴルゴ「……」スッ

のび太「ぐがぁああ、ぐぅーっ……」

ドラえもん「くっ……」



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:29:50.89 ID:BgwEE/QL0

ドラえもん「どこでもドアー」

ゴルゴ「……お前から入るんだ」

ドラえもん「はいはい」

ススッ

ゴルゴ「……」

スッ

ゴルゴ「ここは?」

ドラえもん「日本の離れ小島のうちの一つだい、帰りも保証するからご安心を」

ゴルゴ「……賢明な判断だ」

ドラえもん「それで、話ってのはやっぱりあの逃亡犯の事か?」

ゴルゴ「……」コクッ

ゴルゴ「すでに道具の存在は知っている。その上で協力を頼みたい」

ドラえもん「ロボットに人殺しをさせるのか!?」

ゴルゴ「お前が手を下す必要はない。黙って協力してくれればそれでいい」



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:33:26.65 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「断っておくが、協力出来ないというのなら……」

ドラえもん「そ、それはみんなの写真!」

ゴルゴ「……」

ドラえもん「くっ卑怯な!」

ゴルゴ「……どちらだ、イエスかノーか」

ドラえもん「……仕方ない。みんなの命がかかってるんじゃあ……」

ゴルゴ「……」

ドラえもん「それで、ぼくはなにをすればいい?」


ゴルゴ「……ターゲットに接触したい」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:38:05.79 ID:BgwEE/QL0

……

ターゲット「ぐーっ、ぐーっ」

シューッ

ドラえもん「……ここだよ」

ゴルゴ「……起きろ」

ターゲット「う、うーん……おお、ドラえも……って、な、こ、こいつは!」

ドラえもん「……ごめんなさい」

ゴルゴ「……」

ターゲット「……っても、相手が相手だもんな。仕方ねえよ、そりゃあ、へへっ」

ゴルゴ「いくつか、聞きたい事がある」

ターゲット「へえ、珍しいね。データの中には有無を言わさず相手を殺す、って書いてあった気がしたけどお喋りなんだな?」

ゴルゴ「……」チャッ

ターゲット「おお、こわ」

ドラえもん(……なんだ、この態度の変化は)



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:42:44.94 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「……ドラえもん」

ドラえもん「ん?」

ゴルゴ「15分だ」

ドラえもん「え?」

ゴルゴ「15分したら、またここに来い」

ターゲット「……それは二人で話したいって事か?」

ゴルゴ「……」

ドラえもん「わ、わかった」

……

ターゲット「……さて、と。何を話せばいいのかな?わかってると思うがここで俺を殺したりしたら……」

ゴルゴ「お前は黙って俺の質問に答えればいい。この男たちについてだ」

ターゲット「……」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:49:27.89 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……へ、よく知ってるよ。なんせ、同じ穴のムジナだからな」

ゴルゴ「……」

ターゲット「奴らがどう話したか知らんけどな、俺たち三人はタイムパトロールの立場を利用して……まあ、小銭を稼いでたわけさ」

ターゲット「賄賂、保釈金のちょろまかしなんかは当たり前、しまいにゃ奴らは囚人まで殺しやがったよ……自殺に見せかけてな」

ゴルゴ「……」

ターゲット「だがな、俺は殺しまでやっちゃいねえぜ、怖くなったんだよ、情けない話だがな。それで奴らを告発しようとした、そしたら奴ら今度は俺を消したいときやがった!」

ゴルゴ「……」



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:54:19.95 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「奴らは俺を消したいみたいだが、そうしたとこで無駄だぜ? 奴らの悪事を録画した映像を俺は持っているからな」

ゴルゴ「……」

ターゲット「……さあ、殺すなら殺しやがれ!」

シューッ
ガチヤッ

ドラえもん「……」

ゴルゴ「……全ては三日後だ」

ターゲット「帰り際を狙おうってか……それも奴らの出した条件かよぉ!」

ゴルゴ「……」

スーッ

ターゲット「……ちっ、サノバビッチ!!(クソが!!)」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 08:59:24.89 ID:BgwEE/QL0

-------------

ジーッ

ターゲット『サノバビッチ!!(クソが!!)』

------------

男1「ちっ、そう叫びたいのはこっちだよ」

男2「ゴルゴ13がまさかターゲットに接触するとは……」

男1「早い段階でスパイ衛星をつけておいて正解だったな。しかし肝心の証拠が……」

男2「ええ、あれが見つからない限り私たちは手出し出来ませんからね」

男1「なぁに、奴が消えるのは確実なんだ……それでまずはいいんだ」

男2「しかし、難しい依頼ですが……」

男1「彼ならやり遂げてくれるさ。フフッ……」

男2「はぁ……」



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:02:24.10 ID:BgwEE/QL0

二日目

シューッ

のび太「こんにちは、おじさーん」

ターゲット「ん、おお、のび太君か。どうしたんだい?」

のび太「学校終わったから遊びに来たよ。ねえねえ、タイムパトロールのお話聞かせてよ」

ターゲット「うーん、そうだなー。じゃあ俺が恐竜ハンターを逮捕した時の話でもしようか」

のび太「恐竜! 聞きたい聞きたい」

ターゲット「あれは何年前だったかなぁ、とっても悪い恐竜ハンターがいてね……」

……



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:06:04.87 ID:BgwEE/QL0

……

シューッ

のび太「ただいまぁ!」

ドラえもん「どこ行ってたのさ、勝手にスペアポケットから道具まで出して」

のび太「おじさんのとこだよ。ヒーローとして活躍した話をいっぱい聞いたんだ」

ドラえもん「……ヒーロー、ね」

のび太「ねえドラえもん、明日はおじさん帰っちゃうんでしょ? 僕も見送りにいきたいなー」

ドラえもん(のび太は何も知らないから……)

のび太「ね、いいでしょドラえもーん」

ドラえもん「あ、ああ。うん」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:08:06.62 ID:BgwEE/QL0

のび太「やったー! しずかちゃんも呼んじゃおっと!」

のび太「ついでだけど、ジャイアンとスネ夫もー、と思ったけど二人とも今日学校休んでたんだよね」

ドラえもん「……そりゃあ、あの姿を見たらね」ボソ

のび太「え、なーに?ドラえもん」

ドラえもん「……いや、なんでも」

のび太「早く明日にならないかなー」

ドラえもん「……」

ドラえもん「明日、か」



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:11:46.58 ID:BgwEE/QL0

三日目

のび太「じゃあいってきまーす!」

たまこ「のびちゃん、今日は元気ねえ。何かいい事でもあったのかしら」

ドラえもん「……」

ドラえもん(約束の時間は、ちょうどのび太たちが帰って来てから……)

ドラえもん「大丈夫かなぁ……」



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:13:33.71 ID:BgwEE/QL0

……

男1「いよいよだな」

男2「ええ、ようやくです」

男1「さて、あの男の様子は……」

ターゲット「ぐーっ、ぐーっ」

男1「今日殺されるというのに、なんて奴だ!」

男2「だが我々ももう少しで安心して眠れるというものですな」

男1「……そうだな、全てはもうすぐだ」

……



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:29:33.03 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……」

シューッ

ターゲット「来たか……」

ガチャ

のび太「おじさん、迎えに来たよー」

ターゲット「やぁ……」

ジャイアン「ほ、ホントに殺し屋はいないんだろうな?」

スネ夫「も、もうジャイアンてば。ビビりすぎだよー」

しすか「そういうスネ夫さんこそ」

ターゲット「みんな……」

ドラえもん「止めたんだけど、どうしても見送りしたいってみんなが言うから」

のび太「せっかく知り合ったんだもの。最後はちゃんとお別れしないと」

ターゲット「……そう、だな」



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:31:02.19 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……さて、行くとしますか。俺の輝かしい未来のためにな」

のび太「おじさん、元気出たみたいでよかったよ!」

ターゲット「ああ、みんなが来てくれたおかけだな」

のび太「えへへ、よーししゅっぱ~つ」

ガチャ



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 09:37:07.04 ID:BgwEE/QL0

--ピコーン--
タイムマシン「ヒミツドウグノ使用ヲ確認シマシタ」


男1「動いたか!」

男2「ええ、今タイムホールの周りにどこでもドアが出現しました!」

男1「よし、うまくやってくれよゴルゴ13……!」


のび太『……ホントにいっちゃうの?』

ターゲット『……ああ、もういかなきゃ』


男1「奴は最後に出てきたか……」

ターゲット『じゃあなみんな。今までありがとうな」

スッ

男2「奴がタイムホールに入ります!」

--ピコーン--
タイムマシン「ヒミツドウグノ使用ヲ確認シマシタ」

ズキュゥウウーン

ターゲット「……」グラッ



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:02:02.41 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「……!!」グラッ

ヒューッ

ドサッ

男1「お、おお……や、やったか!」

男2「は、はい。奴は頭を撃ち抜かれてそのままタイムホールに落ちました!」

--ピコーン--
タイムマシン「ヒミツドウグノ使用ヲ確認シマシタ、本人照合、コレヨリ2112年二帰還シマス」


男2「やった、やった、やった!」

男1「フフッ、や、やってくれたなゴルゴ13! おそらく何らかの道具を使って奴を撃ち殺したんだ、なあに手段なんてどうでもいい。問題は奴の死体だけだ!」

男2「……そろそろ、ですかね。奴のタイムマシンがここにつくのも」

ウィーン



130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:14:45.12 ID:BgwEE/QL0

男1「奴の死体をひきづり出せ。全く手間取らせやがって……」

男2「よい、しょ」ズイッ

ターゲット「……」

男1「ふふっ、見事に眉間を撃ち抜かれてるな」

--ピコーン--
タイムマシン「ヒミツドウグノ使用ヲ……」

男2「……しかし、妙ですね。まだタイムマシンが反応してますよ」

男1「ただの誤作動だろう。そんな事よりもこいつの死体を……」

ターゲット「……ぐがーっ、ぐーっ」

男1「!?」

男2「こ、こいつは……寝てるだけですよ!」

男1「バカな! 奴め、どういうつもりだ!」

ゴルゴ「……それはこっちのセリフだ」

両方「!!」



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:17:39.40 ID:BgwEE/QL0

男1「ゴ、ゴルゴ13……いつの間に後ろに……」

--ピコーン--

男1「はっ、と、透明マントか!」

ゴルゴ「……」

男1「い、一体何をしに来た! 依頼人には二度と合わないんじゃなかったのか。それも、殺害に失敗しておきながら、よく顔を出せたもんだな!」

ゴルゴ「……俺の依頼はまだ終わっていない」

スッ

男2「な、なにを……」

男1「よ、よせ!」

ゴルゴ「……仕事だ」

ズキュゥウン

ズキュゥウン



135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:24:42.00 ID:BgwEE/QL0

……

一週間前

男3「……Mr.デューク東郷? 簡潔に話をしよう。俺は未来から来た人間だ」

ゴルゴ「……」

男3「ああ、何も言わないで結構。言っておくがこれらは全て嘘じゃない。真面目にあんたに依頼をしたいんだ」

男3「ターゲットは全部で三人。こいつらだ」サッ

男1
男2
男3

ゴルゴ「……」

男3「その中でな、三番目の男は一番最後に消してほしい。一番目と二番目の男が間も無くあんたに接触するだろう。そこで何も知らないフリをして依頼を受けてほしい」

ゴルゴ「そうする理由は?」

男3「その後……多分俺は監視される事になるだろうな。現代のどんな人工衛星よりも優れたスパイ衛星にさ。大げさに言ってるんじゃない、本当なんだ」

男3「たとえば、このライトな……スモールライトと言って……」

ゴルゴ「……」

……



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:30:19.01 ID:BgwEE/QL0

ターゲット「いやあ、あんたが信頼してくれたおかげで奴らを殺す事が出来たよ、ありがとな」カチャカチャ

ゴルゴ「……」

ターゲット「へへっ、しかしダンナも考えたね、どこでも窓で俺を睡眠弾で狙撃、すぐさまどこでもドアと透明マントを使って未来へ来ちまうなんて……大した度胸だよ」

ゴルゴ「依頼人の話が嘘ならば、消すだけだ。俺のルールを破る奴は許さない」

ターゲット「だからこそ、こうしてダンナのデータを消してるだよ……よし、もうすぐだ」カチャカチャ

ゴルゴ「……一つ聞きたい。なぜ子供たちにあんな嘘を?」

ターゲット「嘘? なんのことですかね? 子供たちにとっては、俺はタイムパトロールのヒーローなんだ、それでいいじゃあないですか」

ゴルゴ「……」

ターゲット「ははっ、まあ、信じられ過ぎるのもむず痒かったですけどね。自業自得ですよ」カチャ、ターン

ターゲット「よし、これでデータは消えましたよ。約束通り……」



141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:34:37.56 ID:BgwEE/QL0

ゴルゴ「……」

ターゲット「ダンナ、全てが終わったらその穴に飛び込んでくれればいい。なぁに、現代人が未来で起こした犯罪なんて、イレギュラーみたいなもんさ、気にしないでいい」

ターゲット「……っと、SF映画は嫌いだったかね。ははっ」

ゴルゴ「……」

ターゲット「……嘘をついた理由ってのもな、大人は」

ターゲット「大人はやっぱ、子供に夢を与えるもんだと俺は思ってるよ。それが嘘でも、な」

ゴルゴ「……」

ターゲット「あ、そうだダンナ。もし帰る途中にさ、過去の俺に会ったら……伝えてくれねえかな」

間違った大人になっちゃいけないよ、ってな。

ゴルゴ「……」


ズキュゥウン



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:39:24.91 ID:BgwEE/QL0

……

のび太「あーあ、結局おじさん帰っちゃったね」

ドラえもん「……そうだね」

のび太「もっとお話聞きたかったな。よーし、なんか今日は宿題頑張りたい気分だなぁ」

ドラえもん「のび太君」

のび太「僕が生きている間にタイムパトロールは出来ないだろうけど……あのおじさんみたいに頑張ってヒーローになるぞー」

ドラえもん「……」

ドラえもん「そうだね」

のび太「あ、今度未来に行ったらおじさんに会いに行こうよ。タイムパトロール訪ねてさ」

ドラえもん「……」

……



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:45:44.10 ID:BgwEE/QL0

--

ゴルゴ13

過去のデータを統合

HIT件数…………0

時間を超えた現代人としての記憶があるが、詳細は一切不明。

引き続き、タイムパトロールの監視下に置くものと----

データ、消去確認住。


2112年に、Gの記録は一切残っていない。






151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 10:55:33.25 ID:QBjYdxqe0


面白かった



転載元
ゴルゴ13「ドラえもん……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361301998/
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          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 14:49
          • オチの文がそれらしいな
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 15:22
          • 5 誤字すらミスリードへの一環に思える素晴らしい出来だな
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 15:28
          • それはいいけど、題は
            「ドラえもん、のび太とゴルゴ13」じゃないといけないだろ
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 15:38
          • ゴルゴ「……ドラえもん」ボソッ

            この一文ひきょうすぐる
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 15:39
          • 5 面白かった。
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 15:49
          • のび太が成長してゴルゴになった話しかと思ったら違うみたいだな
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 16:15
          • のび太とゴルゴの銃対決がクライマックスにあると思ってわくわくしてたけど、なかったでござる
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 16:34
          • ドラえもんのタイムマシンで帰れ
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 16:50
          • これドラえもんものび太もいらなくね?
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 17:06
          • 男三人がジャイアン,スネ夫,のび太に思えてしゃあない
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 18:30
          • 4 普通にゴルゴの一編として面白い
            ただ確かにドラえもん要素があまりなかったな
          • 12. ASH
          • 2013年02月20日 18:50
          • 5 超乙!!!!
            時間を忘れて読み込んだヨ
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 21:03
          • 99.8%てのはどこ情報?狙撃ミスったの一回だけじゃなかった?
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 22:06
          • ゴルゴって正義や悪という概念がない殺し屋っていうグズなのにここまで人気ある理由が解らない。
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 22:17
          • 3 面白かったが、誤字脱字が多くて読みにくかったのが残念。
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月20日 23:05
          • 4 汗かいてちょっと口開けて「・・・」ってなってる
            劇画調のドラえもんが見えた
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月21日 00:27
          • ↓↓↓善悪問わず、皆強い奴が好きなんだよ。
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月21日 04:23
          • ※14
            自分のルールだけは何があろうとも守ってるからね。
            善悪問わずに、信念や意地を貫いた奴は大体人気が出る。まあ稀に例外も居るが。

            ちなみにゴルゴは依頼による無関係な被害が出た場合、時には報酬以上の金額を使って賠償や償いをする。

            ついでに言うとゴルゴへの連絡手段として使われてる人(大体がゴルゴから依頼されているが、ほとんどの奴が自分が何をしているのか理解していない)への連絡が何らかの手段で妨害された場合、即座に契約を破棄するために直接会いに行くけど当初の約束通り死ぬまで金を払いつづけたりする。(もちろん妨害したやつは『ズキュゥゥゥゥーーン………』)

            筋は通してるうえに一度自分から協力を依頼した人で本人が裏切らなければアフターケアもばっちり。

            逆に嫌われる理由がほぼ無い。
            まあたまに無茶振りもするけど依頼された奴はきちんと無茶振りをこなしてる
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年02月22日 03:33
          • 申し訳ないけど、唐突すぎるサノバビッチで大爆笑しちまった。しかも()訳付き。
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年06月26日 17:23
          • うーむ、ハードボイルド…。

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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