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織莉子「暁美さんとの仲良しを成し遂げる」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:07:21.67 ID:gc4hrM7X0


織莉子「私は……」

織莉子「ある少女……鹿目さんが世界を滅ぼす魔女となることを予知で見た」

織莉子「故に、その魔女が生まれる前に鹿目さんを抹殺することばかりを考えていた」

織莉子「しかしある日突然、暁美さんが現れて『私の友達を殺させない』と言われた」

織莉子「私の目的を邪魔する人だったから、憎かった」

織莉子「最初から目的がバレていては撹乱する必要もない」

織莉子「当初予定していた魔法少女狩りを断念し、私はキリカと共に暗殺しようとした」

織莉子「しかし、既に共闘を結んでいた巴さんや佐倉さんに返り討ちにあった」

織莉子「でも、彼女達は私達を殺しはしなかった。理由はわからない」



2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:07:52.74 ID:gc4hrM7X0


織莉子「敗者として私とキリカは、上辺だけでもと共闘関係を結ぶことにした」

織莉子「いざという時には鹿目さんを暗殺するために」

織莉子「しかしどうだろう。結果的には誰一人欠けることなく……」

織莉子「そして鹿目さんを契約させることなくワルプルギスの夜を越えた」

織莉子「暁美さんの普段の表情からの、歓喜の顔。そのギャップに感銘を受けた」

織莉子「私も、暮らしている街を守れたという実感と共に、涙が溢れた」

織莉子「同時に、恥ずかしくなった」

織莉子「鹿目さんを抹殺することが、あの時、私の正義だと思っていた」



3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:10:04.39 ID:gc4hrM7X0


織莉子「しかし、正義を超えた最も大切な概念を垣間見た気がする」

織莉子「暁美さんを悲しませようとしていた、その過去に自己嫌悪」

織莉子「暁美さんのおかげで今、こうして私とキリカは平和に暮らせている……」

織莉子「不登校児だったキリカも、巴さんを皮切りにクラスの人と打ち解けてきている」

織莉子「暁美さん達とも仲良くしてるらしい……」

織莉子「本当に……暁美さんには感謝してもし切れない」

織莉子「…………」



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:10:35.02 ID:gc4hrM7X0


織莉子「鹿目さんは言わずもがなで、美樹さんは同じクラスだし、巴さんとは早い段階で共闘関係結んでる」

織莉子「佐倉さんとも仲がいい感じだし、ゆまちゃんにとても懐かれている」

織莉子「そしてキリカは同じ学校という繋がりがある」

織莉子「でも……」

織莉子「……私だけ」

織莉子「…………」

織莉子「……そりゃあ、自業自得だってのはわかってますとも」

織莉子「私は学校が違うし……友達を殺そうとしたもの。仕方ないわよ」

織莉子「だけど……だけども……」

織莉子「私だって暁美さんと仲良くなりたい!」



5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:11:30.04 ID:gc4hrM7X0



織莉子「巴さんの家でお茶会した時だって、暁美さんは鹿目さんとお話したりゆまちゃんと遊んでたりするし!」

織莉子「魔女と戦ってる時だって『あなたは十分強いし、キリカもいるから大丈夫でしょう』って構ってくれないし!」

織莉子「っていうか『キリカ』って呼んじゃってるし!私だけ未だに『美国織莉子』とフルネーム呼びだし!」

織莉子「ワルプルギスの夜祝勝会でもほとんど話してないし」

織莉子「皆で集まることはあれどやっぱり暁美さんとほとんど会話しないし」

織莉子「そもそも暁美さんのこと何も知らないから何話していいのかわからないし……」

織莉子「暁美さんがどんな音楽が好きなのかさえもわからないし……」

織莉子「…………」

織莉子「そうだ。キリカに相談しよう」



6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:11:59.09 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ねぇ、キリカ」

キリカ「何だい?織莉子」

織莉子「最近学校はどう?」

キリカ「うん。ろくに学校行ってなかったから勉強が大変だよ」

キリカ「でも織莉子や恩人やほむらに教えてもらいながら……」

織莉子「え?」

キリカ「ん?」

織莉子「……暁美さんに?」

キリカ「うん」



7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:12:40.30 ID:gc4hrM7X0


織莉子「いやいやいや……だって、キリカ」

織莉子「学年が違うでしょう?」

キリカ「それがね、ほむらは長いループ中に勉強もしてたらしくてね」

キリカ「その気になれば高校スッ飛ばしてそこそこ有名な大学に入れるくらい頭良いんだよね」

キリカ「いつでも日常を取り戻せても大丈夫なようにって勉強してる内に自然とそうなってたみたいで……」

キリカ「いやぁ、あの勉強会は疲れ……」

織莉子「ストップ!ストップ!」

キリカ「?」



8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:13:59.14 ID:gc4hrM7X0


織莉子「え?何?キリカ。あなたいつの間に勉強会なんてしたの?」

キリカ「え、きょ、今日だよ?放課後ちょっと残って……」

織莉子「…………!」

織莉子(学校に残って……それで今日帰りが遅かったのね……)

織莉子(ず、ずるい……!)

キリカ「えっとぉ……どうしたの?織莉子?」

キリカ「も、もしかして帰りが遅かったの怒ってる?」

キリカ「……まぁ、その、何だ。とにかく、学校はいい感じだよ」

織莉子「そう……」



9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:15:40.13 ID:gc4hrM7X0


キリカ「え、えーと……」

キリカ「あ、そ、そうだ!」

キリカ「織莉子に作ってもらったお弁当なんだけどさ!」

織莉子「お弁当……?もしかして美味しくなかった?味付け変えてみたんだけど……」

キリカ「まさか!とっても美味しかった!織莉子の愛が十二分に伝わったよ!」

織莉子「そう?ふふ、それはよかっ――」

キリカ「ほむらの購買弁当とおかず交換したけど美味しいって……」

織莉子「おかず交換ですってェッ!?」

キリカ「うおうッ?!」



10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:16:54.47 ID:gc4hrM7X0


織莉子(な……何ということ……!)

織莉子(暁美さんとお弁当のおかずを……!)

織莉子(キ、キリカがまさかそこまで発展していただなんて!)

織莉子(このままではまずい!まずいわよこれは!)

織莉子(このままキリカが暁美さんとの交友を深められたら……)

織莉子(私、ますます孤立感を味わわされるんじゃあないの!?)

織莉子(もしかしたら学校でこんな会話が……)



11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:18:06.78 ID:gc4hrM7X0


ほむら『美国織莉子とどう付き合っていいのかわからないわ』

さやか『わかるわかるー!距離感がわかんないんだよねー!』

まどか『キリカさんがいないとダメなのかな?うぇひひ!』

キリカ『いつも私を子ども扱いするのに、そんな子どもみたいな……』

杏子『あーあれから全然会ってないなぁ。生きてたのか』

ゆま『えっと……誰だっけ?』

マミ『セリフが思い浮かばない』


織莉子(……なんてことに)



12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:19:25.18 ID:gc4hrM7X0



織莉子(そんなのは嫌!絶対に嫌!)

キリカ「あの……織莉子?」

織莉子(暁美さんに助けてもらっといて距離を置いてる嫌な人に見られてるんじゃあないの!?)

織莉子(そのまま時間が経つにつれて関係が疎遠になっちゃったらどうしましょう!)

織莉子(暁美さんのアドレス変更メールが私にだけ来なかったなんてしたら目も当てられない!)

織莉子(私一人だけ暁美さんの誕生日を知らなかったとかそんなの悲しすぎる!)

織莉子(ああ……ど、どうしよう)



13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:23:25.09 ID:gc4hrM7X0


織莉子(キリカとの距離が……)

織莉子(心なしかキリカが遠く感じてきたわ……)

織莉子(わぁ、遠近法でキリカが小さく見える。小さいキリカ可愛いー)

織莉子「ふ、ふふ……うふふ……」

キリカ「あ、あの……織莉子?大丈夫?」

織莉子「……はっ」

キリカ「ど、どうしたの織莉子?急に……」

織莉子「コ、コホン……」



14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:24:08.87 ID:gc4hrM7X0


織莉子「それでね、キリカ」

キリカ「うん」

織莉子「その……相談なのだけれど」

キリカ「何だい?織莉子の悩みなら何でも……」

織莉子「暁美さんと仲良くなりたいの」

キリカ「へ?」

織莉子「どうすればいいのかしら……?」

キリカ「…………」

織莉子「そ、その……恥ずかしいことだけど……」

織莉子「私……暁美さんのことを思うと……寂しくって」

キリカ「……ッ!?」



15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:25:20.85 ID:gc4hrM7X0


キリカ(何を……何を言ってるんだ?織莉子……)

キリカ(ほむらと仲良くなりたいっていうなら、まだいいよ……)

キリカ(でも、何で頬を赤らめているんだい……?)

織莉子(暁美さんと仲良くなれさえすれば、孤立感も薄まるだなんて……やっぱり変よね……)

織莉子(ほら、キリカったら『何を言ってるんだ』って顔してる……)

織莉子(うぅ……今更過ぎるわよね……あれから結構経ってるのに……)

キリカ(何で……そんな不安そうな顔をしているんだ……?)



17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:26:30.80 ID:gc4hrM7X0


キリカ(……そう言えば……勉強会をした時、食いついてきたな)

キリカ(ほむらとお弁当を交換した時、らしくない大きな声をあげた)

キリカ(まさか……なのか?)

キリカ(まさか織莉子……)

キリカ(……『好きになった』というのか?!)

キリカ(この私を差し置いてほむらのことが……!?)

キリカ(寂しいって、そういうことなのか……?!)

キリカ「…………」



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:27:07.97 ID:gc4hrM7X0


キリカ「……どうしてなんだい?」

織莉子「へ?」

キリカ「ほむら仲良くなりたいだって……?ふーん……」

織莉子「え、えぇ……」

織莉子(え……ちょ、な、何?)

キリカ「それを私に相談するんだぁ……」

織莉子(ちょ……こ、怖い……キリカ怖い)

キリカ「私に、ほむらと仲良しになりたいって、相談するのぉ……?」

織莉子(め、目が笑ってない!微笑んでるけど目が怖い!)

織莉子(魔女を狩る時の目だ!使い魔を斬る時の目だ!怖い……!)



19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:27:45.72 ID:gc4hrM7X0


織莉子「…………っ」

キリカ「ねぇ……何で目を逸らすの?何か、やましいことでもあるのかい……?」

キリカ「『ほむらを思うと寂しい』ってどういう意味なんだい……?」

織莉子「い、いえ……えっと……その……」

織莉子(え……何、この圧力……もしかしてキリカ、怒ってる?)

キリカ「説明してよ……ねぇ、何で目を合わせてくれないの?」

織莉子「あの……その……」

キリカ「何で、よりによって私にそんなことを聞くの?」

織莉子(これは……これは世に言う『ヤンデレ』ッ!)



20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:28:21.28 ID:gc4hrM7X0


織莉子(『仲良くなりたい=だいっ好き!』という固定概念!ヤンデレ思考の一ッ!)

織莉子(何と言うこと!まさかキリカがそんなに融通効かない子だったなんて!)

キリカ(ほむらのことを思うと寂しいんだね……)

キリカ(胸が苦しくなんだね……織莉子……そうなんだね……?)

キリカ(恋しちゃってるんだよねぇっ?!)

織莉子(ま、まずい……!このままでは……!)

織莉子(何とかキリカのヤンデレ化を押さえなければ!)

織莉子(このままでは暁美さんの命が、私の貞操が危ないのでは?!)

織莉子(いや、何よりもキリカの魂が危ないッ!)



21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:29:13.79 ID:gc4hrM7X0


織莉子「う……」

キリカ「……う?」

織莉子「嘘よっ!」

キリカ「…………」

キリカ「……え?」

織莉子「じょ、冗談だってば!冗談!」

キリカ「……冗、談?」

織莉子「そ、そうっ!そうなのよ!」



22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:29:46.03 ID:gc4hrM7X0


キリカ「…………」

織莉子「ま、全くキリカったらヤキモチ妬きね!」

織莉子「ちょっとキリカを怒らせてみたくなっただけなんだから」

キリカ「……何、それ?」

織莉子「え、えっと、その……」

織莉子「き、キリカの怒った顔も、か、か、可愛かったわよ」

キリカ「!」

キリカ「か、可愛いだなんて……そんな……織莉子……」

キリカ「う、うぇへ、へへ」



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:30:28.78 ID:gc4hrM7X0


キリカ「えへへへ……」

キリカ「『も』だって……えへぇ」

織莉子「ふ、ふふ」

織莉子(あー……怖かったわ)

織莉子(しかしこれじゃあキリカには相談できないわね)

織莉子(……思えば私は私でキリカに頼りっぱなしな部分がある)

織莉子(それなら、私一人の力で暁美さんと仲良くならなくちゃ)

織莉子(それもキリカに悟られないように行動する必要がある!)

織莉子(私が、暁美さんとの仲良しを成し遂げる!)



24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:31:01.17 ID:gc4hrM7X0


キリカ「……織莉子?どうかした?」

織莉子「え?いえ……ちょっと、考え事よ」

キリカ「ふぅん?」

織莉子(作戦を考えなくては)

織莉子(あまり夜中遅くまで考えてると朝起きられない……)

織莉子(自分とキリカのお弁当を作るために早起きも同時に達成せねばならない)

織莉子(キリカもよろこんでくれるし、苦痛というわけでは一切ないけど……)

織莉子(やはり、大変ね)

織莉子(……そうか。お弁当か)



25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:31:43.04 ID:gc4hrM7X0


次の日

――学校


織莉子(落ち着かないわ……)

織莉子(私の暁美さんと仲良し大作戦……上手くいくだろうか)

織莉子(学校が違うというハンディキャップ。結局キリカを利用してると言えなくもない)

織莉子(でも……仕方ないわよね)

織莉子(ああ……気になるわ)

織莉子(どういう反応をしてくれるのかしら)

織莉子(……でも)

織莉子(だからってこれはやりすぎた気がするわ)



26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:32:19.11 ID:gc4hrM7X0


――見滝原中学校 屋上


織莉子(学校に侵入するなんて!)

織莉子(我ながらなんてアクティブなことを……)

織莉子(バレたら大変なことになるわね)

織莉子(で、でも、佐倉さんもゆまちゃんもやってるらしい、予知能力で人の気配とかわかるし……)

織莉子(魔法を使えばなんてこともないわ!)

織莉子(さて、そろそろお昼になる)

織莉子(お昼には、キリカと巴さん。そして暁美さん達が屋上に集まってくる)

織莉子(お昼が勝負よ!)



27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:32:54.60 ID:gc4hrM7X0


織莉子(暁美さんと仲良くなる大作戦)

織莉子(作戦その1!手作りお弁当作戦!)

織莉子(キリカのおかず交換をヒントに思いついたわ)

織莉子(キリカの情報。暁美さんはいつも購買でお昼を済ましている)

織莉子(栄養機能食品と缶コーヒーだけということもしばしばとのこと……)

織莉子(私がキリカに作ってあげているお弁当……)

織莉子(それを暁美さん用にもう一つ作った。二人も三人もそんな変わらない)

織莉子(これで暁美さんに私の存在をアピールできる!)



28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:33:23.51 ID:gc4hrM7X0



さやか「いやー!お腹空いたなぁ!」

まどか「マミさんとキリカさんはもう来てるかな?」

ほむら「そのようね」

織莉子(……来た!)

織莉子(志筑さんって人はいないのね)

織莉子(あの三人の友達だと聞いてはいるけどあまり話題に挙がらないのよね)

織莉子(会ったことないけど私と似た臭いを感じるわ。蚊帳の外というか)

キリカ「やぁ、後輩諸君」

マミ「待たせちゃったかしら?」

織莉子(そして今揃った……よし。ちゃんとキリカ。お弁当二つ持ってるわね)



29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:34:14.05 ID:gc4hrM7X0


ほむら「キリカ。授業はついていけてる?」

キリカ「この前大丈夫だって言ったじゃんかよぉー国語の教師か、君はよぉー」

ほむら「ならいいのだけれど」

キリカ「織莉子にも教えてもらってるからね」

マミ「家庭教師と言ったところね」

まどか「……わたし、ほむらちゃんに家庭教師してほしいなって」

ほむら「えぇ。まどかが言うなら」

さやか「まどかはまだいい方でしょー?」



30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:35:33.77 ID:gc4hrM7X0


さやか「それよかあたしを助けてよほむらー」

ほむら「あなたはまず出された課題をちゃんとやりなさい」

さやか「た、たまたまだよぉ!たまたま今日宿題忘れて……」

キリカ「四日前も同じようなこと言ってたよね」

さやか「う……な、何にしたってまどかに家庭教師するってんならあたしゃ意地でもひっついてやるぞ……!」

まどか「……あ、あはは」

マミ「ふふ、暁美さん」

ほむら「もう教えること前提なの……?」

キリカ「ほむらはモテモテだなぁ」


織莉子(……楽しそう)



31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:36:34.10 ID:gc4hrM7X0


さやか「ほむらはモテますよー。才色兼備の塊ですから」

キリカ「本当は結構ヘタレなのにね」

織莉子(え?そうなの?)

ほむら「だ、誰がヘタレよ」

マミ「あの時のイメージと比べたら大分親しみやすくなったものね。そういう面も見れるでしょう」

まどか「ほむらちゃん、実は結構お茶目なんですよ」

織莉子(見たことない……)

まどか「わたしの前では特に……」

ほむら「ちょっ……!」



32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:37:19.78 ID:gc4hrM7X0


まどか「この前なんかは……」

ほむら「ま、まどかっ!」

マミ「何があったの?」

ほむら「な、何でもないわっ」

キリカ「またまたぁ」

さやか「じっくり教えてもらおうじゃあないの~」

マミ「それで、この前とやらの暁美さんはどうだったの?」

まどか「……えへへへ」


織莉子(気になる)



33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:37:54.54 ID:gc4hrM7X0


キリカ「……あ、そうだった。ほむら」

ほむら「何かしら」

キリカ「君、いつもコンビニ弁当とかばっかりだろう?」

キリカ「そのことを話したら織莉子が君の分のお弁当も用意したんだけれど……」

織莉子(ヨシキタだわ!)

マミ「あらまぁ」

キリカ「でも、その必要もなさそうだね」

織莉子「!?」

織莉子(ど、どういうこと……!?)



34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:39:09.33 ID:gc4hrM7X0


ほむら「えぇ。まどかが作ってきてくれたのよ」

織莉子(……!)

まどか「えへへ……」

まどか「ほ、ほとんどパパに手伝ってもらったんだけどね……」

さやか「お熱いのぉ」

マミ「微笑ましいわね」

織莉子(ああ……!)

織莉子(それは、そうなるわよね……)

織莉子(鹿目さんには敵わないわよね……)



35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:39:52.82 ID:gc4hrM7X0


ほむら「美国織莉子には悪いけど、遠慮させてもらうわ。よろしく言っておいて」

キリカ「うん」

織莉子(私がいなくてもフルネーム呼びなのね……)

さやか「織莉子さん優しいね。わざわざ作ってくれるなんて」

キリカ「織莉子は天使」

織莉子(私がいなくてもキリカはいつも通りなのね……ちょっと安心)

キリカ「でもこれ、どうしようかな……残すわけにもいかないし」

キリカ「私はいくら織莉子の手料理とは言え二つも食べきれないよ」



36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:40:38.19 ID:gc4hrM7X0


織莉子(せめて、せめてみんなで分け合って食べて。完食してっ)

織莉子(ちょっと張り切ってしまって量が多くなっちゃったけど……)

織莉子(せめて一口。暁美さん)

織莉子(せめて私が見ている前で美味しいと言って)

織莉子(じゃないとわざわざここまで来た理由が……)


「……何やってんのー?」

織莉子「ひゃいッ!?」



37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:41:33.63 ID:gc4hrM7X0


キリカ「ん?」

マミ「どうしたの?呉さん」

キリカ「いや、今織莉子の声がしたような……」

まどか「織莉子さんの?」

さやか「好きすぎて幻聴が聞こえたんですかぁ~?」

キリカ「好きだけど……幻聴は……?」

ほむら「……ゆまちゃんの声も聞こえたのだけど」

マミ「暁美さんはゆまちゃんが好きなの?」

まどか「えっ……」

さやか「ロリコンなの?」

ほむら「何でそうなるのよ」



38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:42:33.85 ID:gc4hrM7X0



杏子「何やってんだよ」

織莉子「シーッ!しー!静かに!」

ゆま「?」

杏子「いや、明らかにあんたの声に反応してたぞあいつら」

織莉子「あなた達何でここに?!」

杏子「それはこっちのセリフだよ」

織莉子「わ、私は……私はちょっと……その、えっと……」

杏子「何だよ」

織莉子「その、が、学校に用事?的な……感じで」



39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:43:00.78 ID:gc4hrM7X0


ゆま「織莉子お姉ちゃんもタカリにきたの?」

織莉子「へ?」

織莉子「……たかり?」

杏子「人聞きの悪いことを言うな。ゆま」

杏子「ただちょいと、奴らから昼飯のお恵みをいただこうって腹さ」

織莉子「ずいぶんとまぁ……意地汚いというか」

杏子「うるせぇ。ゆま、行くぞ。こいつも連れてこい」

織莉子「えっ!?ちょっ……!」

ゆま「織莉子お姉ちゃんも行こう?みんなで食べた方が美味しいよ」

織莉子「あ、あのっ……」



40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:43:26.79 ID:gc4hrM7X0


杏子「おーす」

さやか「あ、野良杏子だ」

杏子「人を野良猫みたいに言うな」

マミ「また侵入してきたのね」

ゆま「うん。ご飯ちょーだいっ」

ほむら「全く。あなたは子連れでそんなことを……」

杏子「うるせーやい」

まどか「ゆまちゃんの将来がちょっと心配だなと思ってしまうのでした」

キリカ「あ、そうだ。丁度いいや。この織莉子のお弁と……」

織莉子「…………」



41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:44:47.57 ID:gc4hrM7X0




織莉子「……ご、ご機嫌よう」

キリカ「あ、あぁ幻聴じゃなくて幻覚が……私疲れてるのかな」

さやか「あたしにも見えるんスけど……」

マミ「佐倉さんの幻影……ではないわよね」

まどか「えっと……」

ほむら「……何であなたがここにいるのよ」

ほむら「美国織莉子」


杏子「弁当丸々一個にありつけたぞゆま」

ゆま「やったー」



42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:45:19.24 ID:gc4hrM7X0


杏子「おお……これは上物だぞ……!」

ゆま「おいしそう……!」


織莉子「つまり……その、学校を休んだはいいけどやることがなくて佐倉さんの真似事をしちゃったの」

マミ「そ、そう……なの?そう……なんでしょうね。本人がそう言うなら……えぇ」

織莉子(嘘をついた……でもそれくらいの嘘なら許される)

さやか「織莉子さんって……そんなお茶目でアクティブな人だったっけ……?」

まどか「う、ううん」

キリカ「ビックリしけど、学校で会えるなんてそれはとっても嬉しいなって」

ほむら「…………」



43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:45:48.82 ID:gc4hrM7X0


ほむら「……美国織莉子。あなた、お昼は?」

織莉子「あ、持ってきました」

キリカ「じゃあ一緒に食べよう」

織莉子「え、えぇ……」

さやか「でも流石に三人も増えたら場所が……」

マミ「大丈夫……リボンをこうやって……」

まどか「わあ、リボンでテーブルとかも作れちゃうんですか?!」

マミ「ワルプルギスの夜を越えてパワーアップしたといったところかしら」

キリカ「私は織莉子の隣ぃー」

織莉子「えぇ」



44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:47:10.02 ID:gc4hrM7X0


マミ「それにしても美国さん。学校休んだだなんて……風邪でも引いたの?」

織莉子「わ、私だって一度くらいそういうこと……」

まどか「何ていうか……イメージじゃない」

ほむら「……何か裏があるんじゃないの?」

織莉子「そ、そんなつもりは……」

織莉子(でも、流石に苦しい言い訳か……あぁ、おサボりなんて私のキャラじゃないわ)

キリカ「織莉子っ織莉子っ」

織莉子「ん?何?キリカ」

キリカ「あ~ん」



45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:47:51.91 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ちょ、ちょっと……キリカっ」

キリカ「ほら、あ~ん」

織莉子「さ、流石に皆の前でそれは……」

さやか「前でってことは……いつもやってるんですか?」

織莉子「……た、たまに」

マミ「ラブラブねぇ」

まどか「…………」


杏子「織莉弁うめぇ」

ゆま「おいしぃ」



46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:48:45.06 ID:gc4hrM7X0


キリカ「あ~ん」

織莉子「あ、あー……ん」

キリカ「美味しい?」

織莉子「作ったの私だから自画自賛してるみたいで素直に言いづらいわ」

キリカ「う、うわぁ……そのコメントはないよ」

織莉子「冗談よ。キリカの気持ちが込められていて美味しいわ」

キリカ「えへへ」

さやか「あー、アスパラのベーコン巻きが甘いなぁ」



47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:49:40.01 ID:gc4hrM7X0


まどか「…………」

まどか(ほむらちゃんにあーんってしたら……)

まどか(……どんな反応するかなぁ?)

ほむら「……どうかしたの?まどか」

まどか「……あっ、ううん。何でもないよっ」

ほむら「?」


杏子「卵焼き食うかい?」

ゆま「半分こしよう」



49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:50:18.74 ID:gc4hrM7X0


織莉子(皆でお弁当を食べれたというのはよかったけど……)

織莉子(結果的にはお弁当作戦は失敗だわ)

織莉子(でも!でもまだ策は残っている!)

織莉子「……キリカ」

キリカ「何?」

織莉子「実はお土産があるのよ」

さやか「お土産?」


杏子「お、食い物か?」

ゆま「キョーコ。まだお弁当残ってるでしょ」



50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:50:49.18 ID:gc4hrM7X0


織莉子(作戦その2!)

織莉子(その名も手作りお菓子作戦!)

織莉子(全くそんな様子は見たことがないけど、暁美さんは実は結構普通な女の子!)

織莉子(イコールお菓子が好き!あとコーヒーが好きらしい!)

織莉子(つまり、コーヒー味のお菓子が大好物ということ!多分!)

織莉子(そこでキリカが学校へ行ってから作りましたはコーヒークッキー)

織莉子(まず溶かしバターと砂糖を入れたボウルに卵を入れてよく混ぜる)

織莉子(そしてお湯で溶いたコーヒーを少しずつ入れながらゆっくり混ぜる)

織莉子(そこへ振るっておいた薄力粉を加えてゴムベラで斬るように混ぜ、一時間程冷蔵庫に寝かせる)

織莉子(そしてその生地を丁寧に整えて焼いた!)

織莉子(キリカご満悦間違いなしのこの一品!)



51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:52:33.95 ID:gc4hrM7X0


織莉子(これで暁美さんの好感度もあがるはず……!)

織莉子(そして『レシピを教えてくれるかしら』と言われて一緒に作るのよ)

織莉子(これで仲良しが成し遂げられるわ!)

キリカ「こ、これは……!織莉子の手作り……!?ヒュー!やったね!」

マミ「あら、クッキーね」

さやか「おぉ……美味しそう」

まどか「あ、この形かわいい」

織莉子「暁美さん、コーヒー好きでしょう?」

ほむら「え?……まぁまぁね」

織莉子「まぁまぁ?……何にしても、コーヒー通のあなたにと思って作ったのよ。食べてみてくれる?」

ほむら「構わないけど……別に通という程では……」



52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:53:30.93 ID:gc4hrM7X0


ほむら「取りあえず、そうね。それじゃあ、いただくわ」

織莉子「えぇ。食べて」

ほむら「……ぁむ」

織莉子「ど、どうかし――」

ほむら「ゴブゥッ!?」

織莉子「あれ?」

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

さやか「わー!ほむらが吹き出した!」


杏子「騒がしいなぁ」

ゆま「ごちそーさまでした」



53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:54:18.77 ID:gc4hrM7X0


ほむら「ゴフッ、ほむっ、ゲホッ!」

マミ「だ、大丈夫!?暁美さん!」

キリカ「どうした?器官に入っちゃった?」

織莉子「……もしかして口に合わなかった?ちょっと皆さん食べてみて」

さやか「い、いただきます」

キリカ「わーい」


ゆま「ゆまコーヒー苦いから嫌い」

杏子「好き嫌いはいけないぞ」



54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:55:40.72 ID:gc4hrM7X0


まどか「あ……甘い……!もの凄く甘い……!」

さやか「コーヒー特有のほろ苦さが死んでる……」

マミ「ど、どれくらい砂糖を入れたの……?」

織莉子「そ、そんなに甘いかしら?」

織莉子「どれ一口」

ほむら「味見してなかったの……?」

織莉子「…………うわぁ」

キリカ「うん。デリシャス!織莉子のクッキーは無限で有限だよ!」


ゆま「甘くておいしい」

杏子「いくら何でも限度ってもんが……だが癖になる」



55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:56:36.30 ID:gc4hrM7X0


織莉子(しまった……)

織莉子(うっかりキリカ基準で砂糖増し増しに作ってしまっていたわ)

織莉子(お菓子作りと言えばキリカのためばっかりだったから……)

織莉子(人のために作るということに囚われていて自分の味覚を忘れていたから……)

織莉子(味見するのも忘れてたわ……焼き慣れていたから故の油断!)

織莉子(そして材料の買い物に行ったり途中で魔女と戦ったりして……)

織莉子(お昼休みに間に合わないかもしれないという焦燥!)

織莉子(だからしくじった!……という言い訳はさておいて)

織莉子(やっちゃったわね……これは)



56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:57:08.78 ID:gc4hrM7X0



キリカ「やっぱり織莉子のクッキーは最高だよ!」

織莉子「え?あ……うん……ありがとう。キリカ……」

織莉子(キリカの味覚に合わさっているからそれはそうよね)

キリカ「あれ?みんなもういいの?食べないの?」

ほむら「えぇ……結構よ」

まどか「……えっと、すみません」

さやか「ご、ご馳走様です」

マミ「コ、コーヒーの香りがとっても良かったわ……」



57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 11:59:36.31 ID:gc4hrM7X0


織莉子(わ~私のバカバカ!印象最悪よ~)

織莉子(このままじゃあ第三の作戦を使っても持ち直すことはできない)

織莉子(だったら、一旦退いて仕切り直した方がいいかも)

織莉子(ああ……私って、もしかしてドジッ子というやつなのかしら)

織莉子(私は諦めないわよ……暁美さん)

織莉子(絶対にあなたを振り向かせてみせるわ)

織莉子(しかし……暁美さんのことを良く知らないというのはやはりダメね)

織莉子(暁美さんが実は結構お茶目だなんて初めて聞いたし、コーヒー通というのは私の思い込みに過ぎなかった)

織莉子(まずは、暁美さんのことを知らなければならないわ)


キリカ「私はいつでも織莉子の料理やお菓子が食べれるからね。このクッキーを差し上げようではないか」

ゆま「わーい」

杏子「やったー」



58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:01:13.83 ID:gc4hrM7X0


織莉子(こういうことを相談できて、暁美さんと仲が良い人……)

織莉子(この中なら私以外……)

織莉子(私以外って……自分で思ってて悲しくなる)

織莉子(さて……鹿目さんは苦手だからなしとして)

織莉子(ゆまちゃんはまだ子どもだし、佐倉さんは何となくそこまで親身になってくれなさそう)

織莉子(キリカはヤンデレ怖いし……)

織莉子(そうなると巴さんか美樹さんか)

織莉子(放課後にでも聞いてみましょう)

織莉子(暁美さんの趣味とか好物とかを知れば活路になりうる……)

まどか(…………)



59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:02:04.20 ID:gc4hrM7X0


まどか(織莉子さん……何だかずっとほむらちゃんの方見てる……)

まどか(ほむらちゃんにお弁当を作ったり、クッキー作ったり……)

まどか(急にほむらちゃんにアクションを起こしてきたというか……)

まどか(……もしかして、織莉子さん)

まどか(……いやいやっ、考えすぎだよ……いくら何でも)

まどか(…………)

まどか(ほむらちゃんのことをじっと見られてると……)

まどか(……何だろ。ちょっともやもやする)

まどか(むむむ……)



60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:02:45.46 ID:gc4hrM7X0


――放課後

喫茶店


さやか「……それで、何だってあたしに聞くんですか?」

織莉子「……?」

さやか「いや、何を言ってるのって顔しないでくださいよ」

さやか「ほむらと仲良くなりたいだなんて……正直今更感……」

さやか「別にいいんじゃないですか?」

織莉子「あなたがよくても私はよくないのよ。下の名前で呼ばれたいもの」

織莉子「あなた、暁美さんと仲が良いでしょう?」

さやか「いえ、あたしどっちかと言うとほむらにウザがられてる節が……」



61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:04:03.59 ID:gc4hrM7X0


織莉子「それも仲良しの一つの形じゃない。いいなぁいいなぁ」

さやか「……織莉子さんってそんなキャラでしたっけ?」

さやか「学校に忍び込んだり砂糖クッキーテロ起こしたり……」

織莉子「…………」

さやか「あ、す、すみません」

さやか「と、取りあえず……ですね」

さやか「ほむらと仲良くしたいなら、まどかに聞いた方がいいかと」

さやか「ほむらと一番仲いいですからね」

織莉子「……それは無理よ」

さやか「え?何で」



62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:05:09.89 ID:gc4hrM7X0


織莉子「自分を殺そうとした人間が『あなたの友達と仲良くなりたいの』って相談してきたらどう思う?」

さやか「そ……それは……」

織莉子「鹿目さんにとっては魔女が手を差し伸べてシャルウィーダンス?って言ってるように見えてるはずよ……」

さやか「ま、まどかはそんな子じゃあないスよ……」

織莉子「もうぶっちゃけてしまうとたまに『あ、今なら暗殺できるなー』なんて思うことがあるのよね」

さやか「え゙……」

織莉子「もちろんそんな気はサラサラないわ。契約したらわからないけど……」

織莉子「何てことを考えちゃう背徳感というか罪悪感というか、あるのよ」

さやか「はぁ」



63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:05:45.93 ID:gc4hrM7X0


織莉子「そういう理由で私、鹿目さんがちょっと苦手で……」

さやか「ま、まどかが苦手って……織莉子さん、それは流石に……」

さやか(いや、まぁ……無理もないか)

織莉子「……と、とにかくっ」

織莉子「あ、暁美さんと仲良くするにはどうすればいいの?」

織莉子「私……暁美さんとお付き合いしたいのよ」

さやか「……え?」

さやか(お……お付き合い?)

さやか(この人めっちゃ頬を赤らめてるけど……え?)

織莉子(うぅ……呆れられた……鹿目さんが苦手だなんて……恥ずかしいわ)



64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:06:31.15 ID:gc4hrM7X0


さやか(……マジ?)

さやか(もしそうなら、今日のお昼学校侵入はほむらへの弁当とクッキーが直結してると言ってもいい)

さやか(まさか、織莉子さん……)

さやか(いや……それは……)

さやか(だが……でもだね……うーん……)

さやか(……『ラブ』、なんスかね……ほむらのことが)

さやか(こ、これは……もしかしてもしかするんじゃあないの!?)

さやか(こういうセリフは仁美あたりが言うのがお約束ってもんだけど……)

さやか(キマシタワーってヤツ?)



65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:07:02.60 ID:gc4hrM7X0


さやか(キリカさんといつも一緒だから『そっち』の気はあるんじゃないかとは思っていたけど……)

織莉子「暁美さんとお話したり、色々したいの」

さやか「……あ、あの、取りあえず……なんですが」

織莉子「何?何か良い案でも……」

さやか「マミさんに相談してみてくれませんか?」

織莉子「巴さんに?」

さやか「はい。マミさんなら何とかしてくれるような気がするんです」

織莉子「わかったわ。ありがとう。美樹さん」

織莉子「……(鹿目さんが苦手だということを)内緒にしてね」

さやか「(まさかほむらのことが好きだということを)誰にも言いません……」



66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:07:35.85 ID:kjHOzhUMo

マミに丸投げしやがったww



67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:08:20.10 ID:gc4hrM7X0


――巴宅。


織莉子「と、いうわけなのだけれど……」

織莉子「何とかならないかしら?」

マミ(お、押しつけられた……)

織莉子「よく考えたら、あなたってそういうポジションよね」

織莉子「こう、みんなの相談役、みたいな」

マミ「どこ情報よそれ」

織莉子「さぁ」

マミ「……暁美さんと仲良くしたい、ねぇ」



68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:09:17.64 ID:gc4hrM7X0


マミ「暁美さんと仲良くしたいなら、やっぱり鹿目さんに聞いた方が捗ると思うわ。いつも一緒にいるし」

織莉子「だから、美樹さんにも言ったけどあなたは自分を殺そうとした人からそういう相談を受けてどう思う?」

マミ「…………」

マミ「でも、和解したから……」

織莉子「というかいつかの時間軸とやらで私が実際に鹿目さんを殺したらしいし……」

織莉子「とても気まずそうというか、余所余所しいというか……」

織莉子「鹿目さんは、私のことが苦手に違いない」

織莉子「そしてそういう理由で、私は鹿目さん苦手なのよ。わかって」

織莉子「ちなみにこの説明は二回目よ」

マミ「何かごめんなさい」



69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:10:01.49 ID:gc4hrM7X0


マミ「呉さんには相談した?」

織莉子「してないわ」

織莉子(というか出来なかったわ)

マミ「あら意外」

織莉子「キリカには話せないの……」

マミ「え……?」

織莉子「あの子……ヤン……ヤキモチ妬きだから、ちょっと……」

マミ(や、ヤキモチ……!?)

マミ(やっぱり……『そういうこと』なの……?)




70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:11:41.63 ID:gc4hrM7X0


マミ(飛躍しすぎだと心底では思っていたけど……)

マミ(それなら何だか納得がいってしまうこともある)

マミ(お弁当を用意したのも、コーヒークッキーを焼いてきたのも……)

マミ(そして、この落ち着きのない態度……もしそうなら、辻褄が合う……)

マミ(呉さんは美国さんを『そういう目』で見てるから……)

マミ(暁美さんが好きとなるとショックを受ける)

マミ(だから言うことができないと!)

織莉子(思えばあのヤンデレ顔は怖可愛いかったな……。コワカワ。これは流行る)



71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:12:47.29 ID:gc4hrM7X0


マミ「えっと……それで、美国さん」

織莉子「何かしら」

マミ「暁美さんのどの辺に惹かれたのかしら?」

織莉子「……引かれた?」

マミ「えぇ」

織莉子「……そんなこと、言うまでもないでしょう」

マミ「え?」

織莉子「あんなこと(鹿目さんの命を巡るてんやわんや)があったのよ?」

マミ(あ、あんなことって……?)



72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:13:28.89 ID:gc4hrM7X0


織莉子「(友達を殺そうとしたんだから)引かれるに決まっているじゃない」

マミ(何……だと)

織莉子「命がけで争った間柄、当然そうなって然るべきよ」

マミ「そ、そう……」

マミ(何が……何があったの!?あんなことって、色々って何!?)

織莉子「変なこと聞くのね」

マミ(当然の如くって顔をしている……)

マミ(よくわからないけど……すごいことになっちゃったのね)



73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:15:11.54 ID:gc4hrM7X0


マミ「……で、でも、お似合いだと思うわ……えぇ」

織莉子「お似合い?」

マミ「特に何がってこともないけど」

織莉子「?」

織莉子「それで、何かいい案はあるのかしら?」

マミ「えっと……ごめんなさい」

織莉子「……それは、つまり」

マミ「すぐには思いつかないわ……」

織莉子「そう……それもそうよね。急だし。私の方こそごめんなさい」



74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:16:20.63 ID:gc4hrM7X0


マミ「と、取りあえず、私は私で美樹さんと話し合ってみるわ」

織莉子「そう……なら、頼むわね」

マミ「もちろんよ」

織莉子「じゃあ……キリカが待ってるだろうから、帰るわ」

マミ「え、えぇ……」

織莉子「ではまた。巴さん」

マミ「えぇ……」

マミ「…………」



75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:17:25.36 ID:gc4hrM7X0


マミ「……マジ、なのね」

マミ「美樹さんからメールで簡単な事情は聞いていたけど……」

マミ「いつもの冗談と思ったら、本気で美国さん……」

マミ「呉さんが呉さんだから、美国さんの方も『そっち』の気があるんじゃないか」

マミ「何て風には思っていたけど……」

マミ「まさか、それが暁美さんだったなんて」

マミ「まずいわね……まさか性別を超越した恋愛相談を受けるなんて」

マミ「ん、電話……」



76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:18:12.12 ID:gc4hrM7X0


マミ「もしもし」

さやか『あ、マミさん。織莉子さんは来ましたか?』

マミ「今帰ったところよ」

さやか『そうですか。……すみません。マミさんに押しつけちゃって』

マミ「ううん。いいのよ」

さやか『……それで……マミさんはどう感じました?』

マミ「やっぱり……美国さんは……」

さやか『そうなりますよね……あの態度』

マミ「呉さんと相愛なものと勝手に思い込んでいたけど……」



77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:20:57.39 ID:gc4hrM7X0


さやか『どうしましょうか』

マミ「勿論、美国さんを応援するわ」

マミ「成就されようがされまいが、美国さんが選んだ道だもの」

さやか『そうですね……』

マミ「早速、仮のプラン――プレプランを考えようと思うの」

さやか『そうですね』

マミ「私に押しつけないでよね」

さやか『も、もちろんです』



78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:21:26.66 ID:gc4hrM7X0


――翌日


キリカ「おはよう。恩人」

マミ「あ……呉さん。おはよう」

キリカ「どうかしたかい?何か顔色悪そうに見えるけど……」

マミ「い、いえ。ちょっと……眠れなくて」

キリカ「そう?無理はしちゃダメだよ」

マミ「えぇ……」

マミ(ああ……呉さん。美国さんのことを知ったらどう思うだろうか)

マミ(呉さん、結構『ガチ』だから、下手したら魔女になったり……)



79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:22:02.01 ID:gc4hrM7X0


マミ(いくら呉さんでも流石にそれはないと思うけど……)

マミ「ところでいつまで私はあなたの恩人なの?」

キリカ「ん?あぁ、そうだね……」

キリカ「落とし物の一件から勉強やワルプルギス戦での治療や援護その他諸々の恩義を足すと……」

キリカ「…………」

キリカ「私が飽きるまでかな」

マミ「あ、飽きるって……」

キリカ「いいじゃないか。特に恩を返すために何かしてるってわけじゃないし」

マミ(それはそれでどうなの……?)



80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:22:40.12 ID:gc4hrM7X0


仁美「あ、マミさんとキリカさんですわ」

さやか「お、おはようございますー」

マミ「あ、あら、おはよう」

キリカ「モーニン」

マミ「……あれ、鹿目さんは?」

さやか「保険委員のお仕事で先に行ってます」

キリカ「ほむら元気?」

ほむら「え?えぇ、まぁ」



81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:23:05.61 ID:gc4hrM7X0


さやか「…………」

マミ「…………」

さやか「はぁ……」

マミ「はぁ……」

仁美「さやかさんは今朝からこの調子だけど、マミさんまで……」

ほむら「あなた達、何かあったの?」

マミ「お気遣いどうも……」

さやか(あんたのことで悩んでんだよ……)



82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:23:37.58 ID:gc4hrM7X0


仁美「あの……体調が悪いのでしたら無理をなさらず……」

さやか「ただの寝不足だよ……」

さやか(実質二時間しか寝てないわー。辛いなー……二時間しか寝てないわー。カーッ!)

マミ「私もよ……ほんと、色々あってね……」

マミ(昨晩美樹さんと会議してさぁ解散しようってところで魔女が現れておかげでほぼ徹夜よ)

ほむら「……本当に大丈夫?支障はない?」

マミ「大丈夫よ……これくらい」

キリカ「……無茶はしないに限るよ」

マミ「気遣ってくれてありがとね……」



83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:24:06.75 ID:gc4hrM7X0


さやか「……ねぇ。ところでほむら」

ほむら「何かしら?」

さやか「織莉子さんのこと、どう思う?」

仁美「織莉子さん?」

マミ「そういえば志筑さんは知らないわね」

キリカ「私の天使だよ」

仁美「キマシ」

さやか「仁美を刺激しないでください」



84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:26:51.72 ID:gc4hrM7X0


ほむら「で、美国織莉子をどうって……?」

マミ「ほら、美国さんって学校が違うし、佐倉さんやゆまちゃんと比べると会う機会が少ないじゃない」

マミ「その……色々あったから、暁美さん、美国さんをどう思ってるのかなーなんて……」

ほむら「だから、どうって何がどうなのよ」

さやか「いい人だとか、優しいだとか、知的だとか、上品だとか……」

マミ「スタイルがいいとか、実は結構可愛らしいところがあるとか、料理が上手だとか……」

ほむら「何よその美国織莉子推しは」

キリカ「わかってるねぇ」

仁美「会ったことないので話についていけませんですわ」



85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:27:19.37 ID:gc4hrM7X0


ほむら「料理……そうね」

ほむら「前にキリカから貰ったおかず。確かに美味しかったわ」

ほむら「そう言えば昨日、折角お弁当を作ってくれたけど結局食べてなかったのよね」

ほむら「一口くらいいただいておけばよかったかしら」

キリカ「私のはあげないよ!」

ほむら「何も言ってないわよ……」

仁美「織莉子さんという方に会ってみたいですわ」

マミ「そうね……機会があれば」



86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:33:42.34 ID:gc4hrM7X0


さやか「それでほむら……他には?」

ほむら「他にって……あなた何がしたいの?」

さやか「う……」

マミ(あまり食い下がると不審に思われそうね……)

マミ「ほら、暁美さんと美国さんって啀み合ってたから」

さやか「そ、そうそう」

マミ「今はどうなのかなーって」

キリカ「……悪いの?」

ほむら「……少なくとも良い印象はないわ」



87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:34:29.31 ID:gc4hrM7X0


ほむら「まぁ、確かに会話する機会はあまりないし……彼女のことよく知らない」

ほむら「苦手意識がないこともないのだけれど……仲悪く見えるのかしら?」

さやか「いや、そこまでは……」

ほむら「私も私で、彼女とは個人的に仲良くなりたいとは思っているのだけれど……」

仁美「まぁ……」

さやか「!」

マミ「!」

キリカ「そう言えば織莉子もほむらに苦手意識持ってるって冗談めいてたけど言ってっけかなぁ……」

ほむら「そ、そう」

マミ「じゃ、じゃあ、暁美さん。美国さんと仲良くなりたいって気はあるのね?」



88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:34:59.03 ID:gc4hrM7X0


ほむら「……ないこともないわね」

ほむら「彼女のおかげで今の私があると言っても間違いではないし……」

仁美「何があったのでしょうか……」

ほむら「ちゃんと、お礼も言いたいし……その……」

ほむら「な、仲良く……なりたい、わね……」

ほむら(あぁ、もう……照れくさい……)

さやか(顔が赤いぞ……)

マミ(もしや……脈有り!?)

仁美(ほむらさんは肌が白いからちょっと照れただけでもわかりやすいですわ)



89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:35:57.06 ID:gc4hrM7X0


キリカ「うん。よく言った」

キリカ「何だぁ。ほむらも可愛いところあるじゃあないか」

ほむら「あっ、ちょ、ちょっとっ」

キリカ「よしよし。織莉子教に入信するかい?するなら今から創るけど」

ほむら「しないわよ!あ、頭を撫でないでっ!」

仁美「キマシ」

キリカ「もしかして撫でられるのは嫌い?」

キリカ「私は織莉子にしてもらうとすごい嬉しいが」

仁美「キマシ」

ほむら「き、嫌いというか……と、とにかくやめなさいっ」



90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:36:22.15 ID:gc4hrM7X0


ほむら「私と美国織莉子はひとまずとして……まどかには秘密にしてくれる?」

仁美「まどかさんに……ですか?」

ほむら「えぇ。まどかと美国織莉子は色々あってね……」

ほむら「ぎこちない関係の中、美国織莉子と、な……仲良くなりたいだなんて言われてみなさい」

ほむら「まどか、きっと気を使っちゃうでしょうから」

さやか(流石に殺しそうになったとか言えないよねぇ)

マミ(友達が自分を殺そうとした人と仲良くしたいみたいだなんて言えないわよねぇ)

キリカ(致し方なし)

仁美(まどかさんと織莉子さん……一体何が……)



91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:36:57.67 ID:gc4hrM7X0


さやか「……それにしても、マミさん」

マミ「暁美さんがそっちかどうかはさておき、悪くはないわね」

さやか「っスね」

マミ「早速、後でプランをもう一度まとめましょう」

さやか「そうですね」

仁美「あの二人はひそひそと何を話しているのでしょうか」

ほむら「寝不足同士で話すことがあるんじゃないかしら」

マミ(織莉子さん……あなたの願い、叶えられるわよ)

さやか(見てらっしゃいますか?)

キリカ「あ、何か空を見上げ始めたよ」



92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:37:36.46 ID:gc4hrM7X0


――白百合女子中学校


織莉子「…………」

織莉子(うぅ……)

織莉子(お父様の一件からしばらく経ったけど……)

織莉子(相変わらず……だわ)

織莉子(みんな私から距離を置いてるわ……)

織莉子(キリカと出会った頃はこんな気持ちにならなかったのに)

織莉子(巴さん達と知り合いになってからこのもやもやした気分を覚えるようになった)

織莉子(……この感情は、寂しい、なのかしら)



93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:38:12.83 ID:gc4hrM7X0


織莉子(いえ……)

織莉子(べ、別にこの気持ちは寂しさなんかではないわっ)

織莉子(だって、私にはもっともっと絆が深まったキリカがいる)

織莉子(それにキリカだけじゃない。巴さん達もみんないる)

織莉子(……学校の外ではひとりぼっちじゃないから、寂しくなんかない)

織莉子(寂しくなんか……)

織莉子(……うぅ)

織莉子「…………」

織莉子「……あ、電話」



94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:38:51.78 ID:gc4hrM7X0


屋上


織莉子(えーっと、またキリカからかしら?)

織莉子(あ、違う……巴さんからだわ)

織莉子「……もしもし。巴さん?」

マミ『あ、美国さん。ごめんなさいね。急に電話して』

織莉子「いえ、こちらこそ着信気付かなくてごめんなさい」

織莉子「それで、どうかしたの?」

マミ『暁美さんのことなんだけどね』

織莉子「!え、えぇ。何かいい案が……」

マミ『えぇ』



96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:39:24.03 ID:gc4hrM7X0


マミ『前もって言っておくと、暁美さんはあなたと仲良くする気はあるみたい』

織莉子「ほ、本当!?」

マミ『えぇ。だから最初はそこまで気を張る必要はないわ』

マミ『徐々に接していって、相手を引き込んでいけばいい』

織莉子「なるほど……」

マミ『そこで、私と美樹さんでプランを用意したわ』

マミ『名付けて"Buon amico piano"……仲良し計画よ』

織莉子「え?はぁ、そうですか……」



97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:39:52.89 ID:gc4hrM7X0


マミ『キュゥべえをそちらへ派遣したわ』

マミ『キュゥべえから私と美樹さんのプランを受け取ってちょうだい』

織莉子(あ、普通にプランって言うのね)

織莉子「それで、あの……私は具体的に何をすれば?プランと言われても……」

マミ『紙媒体なのだけど、それに書いてあることをすればいいわ』

マミ『いいわ、と言っても……あくまで参考程度に、よ』

織莉子「……」

マミ『いい?これ以上私達は協力できない』

マミ『後は全て、あなたがやるの』

織莉子「……!」



98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:40:24.95 ID:gc4hrM7X0


織莉子(あくまでも自分の力で暁美さんと仲良しになれ、と……)

織莉子「ええ……!私、頑張るわ……!」

マミ『意気込んでいるわね』

織莉子「それで、そのプランには何が書いてあるの?」

マミ『私達が今まで暁美さんと触れ合った過程と創作物や経験談等から得た知識』

マミ『暁美さんが"されて喜ぶであろうこと"と"そういうのに無難なこと"を織り交ぜているわ』

織莉子(そういうの……スタンダードな友達の作り方といったところかしら)

織莉子(それはさておき、暁美さんが好きなことというのは実に興味深い)

織莉子「なるほど……それで暁美さんの好感度を……」

マミ『その通り』



99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:40:50.19 ID:gc4hrM7X0


マミ『名付けて、ほむほむが好きなことシート』

織莉子「え?ほむ……なんですって?」

マミ『それをヒントに、暁美さんに接触して、いつかその思いをぶつけるといいわ』

織莉子「あ、はい。そうする」

織莉子「それじゃ、今日。学校が終わったら、見滝原中学へ迎えに行くわ」

マミ『え?早速?』

織莉子「何か問題でも?」

マミ『……積極的ね』

織莉子「そうかしら?」

マミ『特に口だしはしないけど……それじゃあ、今日、私達が呉さん達をどうにかするわ』

織莉子「どうにかって?」



100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:41:42.08 ID:gc4hrM7X0


マミ『それはもちろん、暁美さんと二人きりになるようにするってことよ』

織莉子(なるほど……鹿目さんがいれば暁美さんは鹿目さんにつきっきり、キリカがいればキリカは私につきっきり……)

織莉子(暁美さんにとって皆の中で一番優先順位が低いのは私)

織莉子(二人きりにでもならないと暁美さんは私を相手にしてくれないかも……)

織莉子「えぇ……お願いするわ」

マミ『任せて。それじゃこれで……健闘を祈るわ』

織莉子「えぇ。本当に色々ありがとう。それじゃあまた」



織莉子「………………」

織莉子「いける……!」

織莉子「あの二人の協力があれば……うまくいく!」

織莉子「私が……いいえ、私達が仲良しを成し遂げる!」



101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:42:07.51 ID:gc4hrM7X0



――見滝原中学校

放課後


さやか「やっと終わったっちゃー!」

仁美「お疲れさまですわ」

ほむら「やっとも何も、ほとんどあなた寝てたじゃない」

さやか「うるへーやぁい」

まどか「あはは……」

仁美「……ん、何だか校門の方が騒がしいですね」

さやか「ん?本当だ」

まどか「……あれ?あの人……」



102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:42:45.81 ID:gc4hrM7X0


さやか「へ?」

ほむら「あれは……」

仁美「あの制服は……他校の方ですわね」

まどか「…………」

さやか「我々はあの少女を知っている!」

さやか「いや!あのサイドテールとあの顔立ちを知っている!」

仁美「知り合いですの?」

ほむら「……美国織莉子」

仁美「あの人が……!」



103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:44:23.18 ID:gc4hrM7X0


モブA「ねぇ……この制服、あのお嬢様学校の……」

モブB「どうしてここに……?」

モブC「ざわざわざわざ……」


織莉子「…………」

仁美「誰かを待っている様子ですが……」

さやか(予定通りといったとこだね)

まどか「でも……どうしてここに」

ほむら「キリカを待っているんでしょう」

ほむら「しかし彼女の方から現れるなんて珍しいわね」



104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:45:01.81 ID:gc4hrM7X0


織莉子(お、思いの外目立ってちょっと恥ずかしいけど、それはさておき)

織莉子(ほむほむが好きなことシート……)

織莉子(要点はある程度覚えた)

織莉子(後は暁美さんに実行するのみ!)

織莉子(私が暁美さんにする……その1)

織莉子(暁美さんは……)

織莉子(長いループの間、孤独を味わったことが多々あったという)

織莉子(だから、平凡な挨拶の大切さ、重みを痛感しているらしい)

織莉子(一緒に帰ろう、だとか何気ない言葉をかけてもられるが嬉しいらしい!)

織莉子(納得の理由ね)



105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:46:15.77 ID:gc4hrM7X0


織莉子「あ……」

ほむら「こっちに気付いたみたいね」

織莉子「ほ、ほむほむさーん!」

ほむら「なッ!?」

まどか「!?」

さやか「は……?」

仁美「ほ、ほむほむ……?」

モブA「ほむ……ほむ?」

モブB「暁美さんが……ほむほむ」

モブC「ごにょごにょそわそわ」



106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:47:09.28 ID:gc4hrM7X0


織莉子(ほむほむが好きなことシート……その2!)

織莉子(根から消極的な性格故、積極的にフレンドリーに接してもらえるのが割と好きだというわ)

織莉子(でも馴れ馴れしいのは嫌いだそうだ)

織莉子(フレンドリーと馴れ馴れしいの境界線は個人のよって違うため……塩梅が難しい)

織莉子(フレンドリーといえばニックネームよね)

織莉子(いただいた資料は『ほむほむ』が好きなことシート)

織莉子(それはつまりそういうことよね)

織莉子(学校では『ほむほむ』という愛称で親しまれているということに違いないわ!)

織莉子(それなら私がほむほむって呼ぶくらい問題ない大丈夫でしょう)

織莉子(私も暁美さんに『おりりん』だとか『みくみく』だとか呼ばれたくないということもなくもなくもない)



107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:48:00.09 ID:gc4hrM7X0


ほむら「み、美国……織莉子ぉ……!」

織莉子「お疲れさま。ほむほむさん」

織莉子(ほら、顔を真っ赤にさせて照れてる……大成功だわ!)

さやか(あのシートから……いただいちゃったんですね。織莉子さん)

さやか(あのシートを命名したの……あたしなんですが……)

さやか(ちょっとした悪ふざけのつもりで書いたのに……いただいちゃったんですね)

さやか(ごめんなさい……マジ、ごめんなさい)

まどか「……さやかちゃんでしょ。教えたの」

さやか「な、何のことかなぁ~?」

さやか(その……本当にすみません)



108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:48:59.51 ID:gc4hrM7X0


ほむら「…………」

織莉子(暁美さんは肌が白いから頬が赤くなるとものすごいわかりやすいわ)

織莉子(私にほむほむと愛称で呼ばれて、ビックリしてテレテレしてえへへに違いない!)

仁美「あ、あの……」

織莉子「あら?あなたは……」

仁美「は、初めまして。織莉子さん」

仁美「私は、ほむらさんの友達の志筑仁美といいます」

織莉子「ああ、あなたが志筑さんね。話には聞いていたわ」

織莉子(暁美さんの友達……羨ましいわ)



109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:49:48.51 ID:gc4hrM7X0


織莉子「よろしく。美国織莉子です」

仁美「はい。よろしくお願いしますですわ」

仁美「それで……あの、ほむほむ……?と、いうのは……」

織莉子「え?」

ほむら「……何様のつもりかしら?」

織莉子「へ?」

ほむら「私に恥をかかせて……何がしたいの……?」

織莉子(お、怒ってらっしゃるぅぅぅ!?)

織莉子(……なんで?なんで怒っているの?)

織莉子(……ハッ!)



110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:50:58.30 ID:gc4hrM7X0


織莉子「もしかして……ほむほむって、お嫌いだった?」

ほむら「ふざけないで」

織莉子「ご、ごめんなさい」

織莉子「……えっと、じょ、冗談のつもりだったのよ」

織莉子(巴さんの嘘つき……いえ、このノリは間違いなく美樹さんよね。美樹さんの嘘つきぃ!)

さやか(やっべぇー……)

まどか「さやかちゃんの方見てるけど……やっぱりほむほむって教えたのさやかちゃんでしょ」

さやか「は、はは……いやぁ、まさか本気にするとは……」

まどか「…………」

さやか「マジゴメン」



111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:53:13.22 ID:gc4hrM7X0


織莉子(う、うぅー……印象が悪いわ……)

織莉子(ここから持ち直せるかしら……)

ほむら「…………」

ほむら(さっきから落ち着きがないわね)

ほむら(…………そうか)

ほむら(美国織莉子……お互い、友好的になりたいというところなのね)

ほむら(ふざけるような性格でないのに、さやかみたいな真似を……そうなら辻褄が合う)

ほむら(差詰めさやかにそう呼ぶと友好が深まるだとか吹き込まれたのでしょう)

ほむら(思いの外単純……というか)



112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:53:56.81 ID:gc4hrM7X0


ほむら(純粋な人なのね……)

ほむら「まぁ……許すとしましょう」

ほむら(ほむほむとか変なあだ名が蔓延しないことを祈るとして……)

織莉子「あ、ありがとう……それとごめんなさい」

ほむら(これが彼女のやり方だと言うなら、汲み取ってあげなくてはね)

ほむら「それで……遠回りしてまでここに来た、ということは……」

織莉子「え、あ、えっと……」

織莉子「その……い、一緒に帰りましょう、なんて……」

さやか(よしきた!)

ほむら「……キリカはいいの?」



113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:55:15.73 ID:gc4hrM7X0


さやか「キリカさんはマミさんの個人授業受けてるよ」

ほむら「あ、そうなの。あとさやか。覚えてなさいよ」

さやか「げっ」

ほむら「と、いうことだけど……キリカを待つ?」

織莉子「……今日はやめておくわ。帰りましょ」

織莉子(ごめんねキリカ)

さやか「あ、そうだ。まどか」

まどか「……へ?」

さやか「今日、付き合ってくれない?」

まどか「きょ、今日?いきなり?」



114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:56:07.14 ID:gc4hrM7X0


まどか「えっと……い、今から?」

さやか「うん……まどかでないとダメな用事なんだ……!」

まどか「え、えっと……」

仁美「さやかさん!まどかさん!あの二人は、あの二人はどういう関係ですの?私、気になります!」

モブA「ねぇまどさやコンビ!あの人と知り合いなの!?」

モブB「お嬢様学校だよ!パネェ!」

モブC「どしたのわさわさ」

さやか「……まどか。頼む。あたし一人じゃ対処しきれない」

まどか「……う、うん」



117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 12:58:37.39 ID:gc4hrM7X0

さやか「これが終わったらCDでも見に行こうや」

さやか「ってことでお二方はお先に行ってちょうだい」

ほむら「私が残って説明した方が……あなた変なこと吹き込みそう」

さやか「……い、いや、折角織莉子さんが来てくれたんだ」

さやか「ほむらが付き合いんしゃい」

織莉子(美樹さん……)

織莉子(ありがとう……本当に……)

織莉子(暁美さんと二人きりに……これで、これでやりやすくなった!)

ほむら「…………」



120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:32:47.48 ID:gc4hrM7X0


ほむら(……なるほど。さやかは気を使っているんだわ)

ほむら(私が美国織莉子と仲良くしたいと言ったから……)

ほむら(まどかが一緒なら、私は美国織莉子に話題を振るとかしなさそうだものね……)

ほむら(それに美国織莉子が折角来てくれたのだから、これはチャンスというものね)

ほむら(妙にタイミングが良すぎる気はするけど……まぁいいでしょう)

ほむら(まどかには悪いけど……)

ほむら「……まどか。さやかが変なことを吹き込もうとしたら止めてやって」

まどか「……うん」

織莉子「それじゃ、よろしくね。美樹さん」

さやか「はい」



121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:36:05.87 ID:gc4hrM7X0


モブA「ねーどういう関係よー」

さやか「まず、この人はほむらの彼女」

仁美「キマシ」

ほむら「舌を引き抜くわよ」

さやか「さ、さぁせん……嘘です。ジョークです……」

織莉子「暁美さん。まだですか?」

ほむら「今行くわ……それじゃあね、まどか」

まどか「う、うん……またね……」

まどか「…………」



122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:36:44.07 ID:gc4hrM7X0


――教室


マミ「…………」

キリカ「ねぇー、恩人」

マミ「何?呉さん」

キリカ「窓の外なんぞ見て、こっから何か見えるの?」

マミ「別に?」

マミ「ほら、それよりも早く解きなさい」

キリカ「わかんないよぉ……」

マミ「解き方は教えたわよ」

キリカ「疲れた」

マミ「まだ始まったばかりよ」



123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:37:23.13 ID:gc4hrM7X0


キリカ「やれやれ……」

キリカ「何でつまらない学校に残ってまで……」

キリカ「こ~んなつまらない勉強しなくちゃいけないのさぁー」

マミ「補習を回避したいでしょ?」

キリカ「家でやるよぉー」

マミ「そう言って今日の宿題スッポかしたじゃない」

キリカ「ぐぬぬ……」

マミ「わからないことがあったら教えてあげるから、ほら解いて」

キリカ「あぁー……早く帰って織莉子に会いたい」

マミ「だったら早く解かないと」

キリカ「うむむ」



124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:38:45.49 ID:gc4hrM7X0


マミ(どうやら美樹さん。うまく暁美さんと美国さんを二人きりにできたようね)

マミ(後は美国さん次第……)

マミ(……頑張ってね)

キリカ「ねぇ恩人。これわかる?」

マミ「ん?どれどれ?」

キリカ「タテのカギで五文字で最初がデ」

マミ「何々……『デュラハン』かしら?」

キリカ「そうか!ありがとう!」

マミ「ってなんでクロスワードパズル解いてんのよ!」

キリカ「恩人は博識だなぁ」



125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:39:46.42 ID:gc4hrM7X0


――帰路


ほむら「……美国織莉子」

織莉子「何かしら?」

ほむら「一緒に帰ると言っても、私の家とあなたの家は方向が違うわよ」

織莉子「そうね」

織莉子「ね、ねぇ、あ……ほむらさん」

ほむら「誰がアホむらですって……?」

織莉子「へ?あっ、ご、ごめんなさい。悪気はないんです」

ほむら「わかってるわよ。でも、慣れないなら無理して下の名前呼ばないで」

織莉子(失敗した……)



126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:40:59.47 ID:gc4hrM7X0


ほむら「それで?寄り道でもしようとでも言うのでしょう?」

織莉子「え、えぇ……」

ほむら「いいのかしら?お嬢様学校の生徒が寄り道なんて」

織莉子「よその中学校まで来ておいて、もう遅いわよ」

ほむら「そう」

織莉子「仮にバレても自炊してるからそういう買い物だって言い訳もつくわ」

ほむら「学校に忍び込んだのもそうだけど……あなたって意外と不良なのね」

織莉子「銃刀法違反の武器泥棒さんには言われたくないわ」

ほむら「言ってくれるわね……」



127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:42:28.17 ID:gc4hrM7X0


ほむら「私としても殺人未遂犯に言われる筋合いはないわ」

織莉子「あなたは私達に対する過剰防衛を……」

織莉子「……なんて言ってもお互い様ね」

ほむら「そうね……ところで」

ほむら「あなた。どこか寄りたい所でもあるの?」

織莉子「ん?」

ほむら「ここまでわざわざ来て、何も決めてないのと……?」

織莉子「そ、そんなことはないわ」

ほむら「そう?それで、どこに行きたいの?」



128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:44:43.02 ID:gc4hrM7X0


織莉子(ほむほむが好きなことシートその3)

織莉子(放課後一緒に寄り道。仲良しの基本よね)

織莉子(買い物?喫茶店?公園?見滝原タワー?)

織莉子(どれも悪くないけど……)

織莉子(暁美さんは、佐倉さんとゲームセンターでよく会っていた)

織莉子(そういう話を聞いたわ)

織莉子(ということはつまり、暁美さんはゲームセンターが好きかもしれない)

織莉子(佐倉さんに会うためにゲームセンターに行っていたという可能性もあるけど……)

織莉子(暁美さん騒がしいのは苦手そう。だけど実は意外に好きそう!)



129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:46:38.52 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ゲームセンターに行きたいわ」

ほむら「……ゲームセンター?あなたが?私と?」

織莉子「私、実は行ったことないのよね」

ほむら「…………」

織莉子「……ダ、ダメかしら」

織莉子「私……こう……一緒に遊ぶってどうすればいいのかわからないのよね」

織莉子「キリカとは学校が違うという理由で私の家でお茶飲んだりとかばかりだったし……」

織莉子「一緒に出かけるっていうのが……その、よくわからなくて」

ほむら「…………」

織莉子「やっぱり変よね。キャラじゃない。ごめんなさい変なこと言って」



130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:47:36.62 ID:gc4hrM7X0


ほむら「……いいわよ」

織莉子「……いいの?」

ほむら「私も昔は入院生活が長くて、友達と遊ぶという経験がなかった……」

ほむら「あの時のまどかに、色んな所に連れてってもらって、体験できたのよ」

ほむら「今度は、私が教える立場ってところね」

ほむら「私ができる範囲であなたをエスコートしてあげる。来なさい」

織莉子「暁美さん……」

織莉子(惚れてまうやろー!)

織莉子(……って叫ぶタレントが居たわね。一昔前に)



131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:48:37.22 ID:gc4hrM7X0


――ゲームセンター


織莉子「思ったよりうるさいとこなのね」

ほむら「え?」

織莉子「うるさいとこなのねっ」

ほむら「ごめんなさい。もう一度」

織莉子「うるさいとこねっ!」

ほむら「えぇ、そうね」

ほむら「だからあまり好きじゃないのよ」

織莉子(……あれ、もしかしてまたしくじった?)



132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:49:14.01 ID:gc4hrM7X0


織莉子(まぁいいか。これも良い体験よ)

織莉子(何だかよく分からないボタンがたくさんついてるゲーム)

織莉子(あ、これ知ってる。この上で踊るのよね。人前で踊るだなんて恥ずかしいことする人もいるものね)

織莉子(この大きな箱みたいなのは何かしら)

織莉子(ドーム状でゆっくり回るお菓子を熊手みたいなやつで掬うゲーム!初めてお目にかかる!)

ほむら(物珍しそうにキョロキョロして……昔の私を少し思い出すわ)

織莉子「あ、暁美さん。これ」

ほむら「UFOキャッチャーね」

織莉子「ぬいぐるみ以外にも入っているものなのね」



133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:49:58.43 ID:gc4hrM7X0


ほむら「えぇ。お菓子とかカップとか小物とか……熱帯魚とか生き物を商品にするものもあるそうよ」

織莉子「へー……生き物を……」

織莉子「ゲームセンターでアルバイトしたら生き物の世話もするのかしら」

ほむら「知らないわ」

ほむら「ところで、やってみたら?」

織莉子「ええ。挑戦するわ」

織莉子(ほむほむ……略称、ほむ好きシートその4)

織莉子(実は可愛いものが好き)

織莉子(ここであのぬいぐるみを取って暁美さんにプレゼントすれば……)



134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:51:02.71 ID:gc4hrM7X0


織莉子『ふっ、これくらい簡単ね』

ほむら『やるじゃない。初めてなのに。やるじゃない』

織莉子『ふふふ、五七五で誉めても何も出ないわよ』

ほむら『…………』

織莉子『あら、物欲しそうな顔しちゃって』

ほむら『べ、別にそんなことはないわよっ』

織莉子『よかったらどうぞ』

ほむら『えっ、いいの?やったぁ!嬉しい……大切にするね!』

ほむら『ありがとう!おりりん!大好き!』

織莉子『誰あなた!?』



135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:51:43.91 ID:gc4hrM7X0


織莉子(……おっと)

織莉子(背後にある変なゲームキャラのセリフと何か色々と混ざってしまったわ)

織莉子(ふふ……このぬいぐるみ……)

織莉子(ちょっと持ち上げれば簡単に落ちるじゃない)

織莉子(見えるわ……予知能力でなくてもヴィジョンが見える)

織莉子(暁美さんの腕に抱かれたクマちゃんが……)



ほむら「あら、残念ね」

織莉子「えぇー……」



136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:53:04.11 ID:gc4hrM7X0


織莉子「どうして?ねぇ、どうしてなの?今……」

ほむら「アームが弱いのよ。こういうのは持ち上げるというよりズラし落とすのがコツよ」

織莉子「『キャッチャー』じゃないじゃない……」

ほむら「そういうものなのよ」

織莉子「ちょっと押せば取れるのに……もう一回」

ほむら「よしなさい。そうやってもどかしさを誘って搾取するのがUFOキャッチャーの手法よ」

織莉子「うぅ……く、悔しいわ……」

ほむら「100円は勉強料だと思って諦めなさい」



137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:53:40.76 ID:gc4hrM7X0


織莉子「…………」

織莉子「水晶玉を中に入れてそこから押……」

ほむら「行くわよ」

織莉子「あぁん、待って。もう一回。もう一回だけよ」

ほむら「あなたのためを思って言っているのよ。こんなもの初心者にとっては巨大な貯金箱に過ぎないわ」

織莉子「誰だって最初は初心者よ」

織莉子「あ、じゃあ暁美さん。ちょっとお手本見せてくれる」

ほむら「無理」


「よし、じゃああたしが取ってやるよ」



138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:54:50.32 ID:gc4hrM7X0


織莉子「あ、あなたは!」

ほむら「あら、杏子、ゆまちゃん」

杏子「ちっす」

ゆま「ほむ姉ちゃんと織莉子お姉ちゃん!」

ゆま「ぎゅー」

ほむら「ほら、こんなところでしがみつかないの」

杏子「こんな目つき悪いのに猫とかゆまにやたら懐かれるよな。ほむらって」

ほむら「誰が目つき悪いよ」

織莉子「キリカも結構懐いてるわよね」

ほむら「どういう線引きされているのやら……」



139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:55:19.73 ID:gc4hrM7X0


ゆま「ほむ姉ちゃんー」

ほむら「それにしてもどうして私だけ『らお』を抜くのかしら」

織莉子「ら抜き言葉?」

ほむら「それだと『お』が……」

ゆま「ほむおねえちゃん?」

杏子「あ?ホモだぁ?」

ほむら「…………」

織莉子「間違っていないわね」

ほむら「伴性遺伝関係ない」



140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:56:16.62 ID:gc4hrM7X0


ゆま「あ、そうだ。織莉子お姉ちゃん。クッキーありがとう。美味しかったです」

織莉子「あらあら、わざわざご丁寧にどうも」

織莉子(あの失敗作を美味しくいただいて感謝の極み)

杏子「それにしても珍しい組み合わせだな」

ゆま「マミお姉ちゃん達は?」

織莉子「色々あって私と暁美さんの二人よ」

ほむら「それで、あなた達は見滝原に何か用?」

杏子「ん?別に。マミんちにたかろうと思ってな」

ゆま「泊まりにいくって約束したの」



141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 13:57:30.62 ID:gc4hrM7X0


織莉子(お泊まり……か)

織莉子(その作戦の終着点……)

織莉子(暁美さんとパジャマパーティと言ったところかしら)

杏子「まぁそれよりも……だ」

杏子「この人形。取ってやるよ」

織莉子「え?でも、暁美さんが取れないようになってるって……」

ほむら「そこまでは言ってないわよ……取れなきゃゲームにならない」

ゆま「キョーコはゲームの達人なんだよ」

織莉子「そうなの……じゃあお願いしようかしら。500円でいい?」

杏子「おう」



142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:08:37.02 ID:gc4hrM7X0


ゆま「織莉子お姉ちゃんクマさん好きなの?」

織莉子「へ?」

ほむら「そういえばそうね」

織莉子「えっと……その」

織莉子「まぁ、そこそこ……」

ほむら「正直意外だわ。まどかと趣味が似てるのね」

織莉子「そ、そう……?」

織莉子(思わぬ所で鹿目さんの趣味がわかったわね)

織莉子(後々に鹿目さんとも仲良くなりたいとは思っているけど……)



143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:10:05.90 ID:gc4hrM7X0


杏子「――取れたぜ」

織莉子「早っ!」

ほむら「流石ね」

杏子「ほらよ」

織莉子「あ、ありがとう……」

織莉子(嬉しいやら、悔しいやら)

ゆま「えっへん!」

ほむら「何でゆまちゃんが誇らしげなの……?」

織莉子(うーん。自分で取って暁美さんにと思って別に欲しかったってわけじゃなかったけど……)

織莉子(キリカにあげよ)



144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:13:41.54 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ねぇ、あれは何?」

杏子「何だ?プリクラも知らないのか?」

織莉子「プリクラ?」

ゆま「写真のシールを作るんだよ」

織莉子「写真のシールって……証明写真?」

ほむら「絶対にそれとしては使っちゃダメなヤツよ」

ゆま「一緒に撮ろうよ!」

織莉子「えぇ。いいわね」

ほむら「私はいいから三人で……」

杏子「いいから来い」



145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:15:38.25 ID:gc4hrM7X0


杏子「おい、ゆま。画面届くか?」

ゆま「うん」

ほむら「…………」

織莉子「結構お金かかるのね」

ほむら「まずはそこなの?」

織莉子「ここは私が払うわ」

ほむら「なら私も半分……」

織莉子「いいからいいから」

杏子「好意は遠慮無くもらっとけ。あんたは遠慮しすぎなんだから」

ゆま「キョーコくらい欲望に忠実になるといいよ」

ほむら「そこまで堕ちたくないわ」

織莉子「暁美さんって意外と毒舌なのね」



147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:17:52.27 ID:gc4hrM7X0


ゆま「はーい笑ってー」

杏子「ほむらは特に笑えー」

ほむら「余計なお世話よ」

織莉子「……笑う」

織莉子(……あ、そういえばほむ好きシートに書いてあったっけ)

織莉子(ほむ好きシート。その……あぁ、色々あって忘れた。多分4くらい)

織莉子(くすぐるなら脇腹がツボ)

織莉子(……これってくすぐられるのが好きってこと?)

織莉子(ほむ。ボディタッチも兼ねられるわね)




148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:18:31.58 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……えいっ!」

ほむら「ちょッ!?」

杏子「なんだ!?いきなり織莉子がほむらの脇腹に手を差しのばしただと!?」

ほむら「あ、あはっ、ちょ、ちょまっ……!」

ゆま「そしてくすぐったぁー!」

ほむら「あ、あはっ、あははははっ、み、みくっ!」

ほむら「やめ、やめっ、はははっ!やめ、なさっ!」

織莉子「はい、笑ってー」

杏子「織莉子ってこんな性格だったっけか?」

ゆま「はい!チーズ!」



149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:19:25.83 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……悪ふざけが過ぎました……本当にごめんなさい」

ほむら「全く……!」

杏子「いいじゃねぇか。仏頂面よりはずっとマシだ」

ほむら「あなたね……」

織莉子「でも女の子にゲンコツは酷いんじゃないの?」

ほむら「当然の報いよ」

杏子「暴力を受けるのはさやかの立ち位置なのに。変なの」

ほむら「そうよ。美国織莉子。あなた本当に変よ」

織莉子「そうかしら」



150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:20:38.83 ID:gc4hrM7X0


杏子「新しい一面が垣間見れたねぇ」

ほむら「一生見せないでほしいくらいだわ」

杏子「まぁまぁいいじゃねーか」

織莉子「そういえばゆまちゃんは何をしてるの?」

杏子「あ、そうそう。撮った写真に書き込んだりできるんだが……」

ほむら「そういえばそんな機能もあったわね」

杏子「まだ参加できるが、やるか?」

織莉子「いえ、ゆまちゃんにお任せするわ」

ゆま「できたー!」



151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:21:42.34 ID:gc4hrM7X0


織莉子「まぁ、可愛い」

杏子「あぁ。いい感じだ」

ほむら「…………」

織莉子「暁美さんって笑うと可愛いのね」

ゆま「ギャップ萌えってヤツだよね?」

杏子「ゆまが最近ちょっとさやかに似てきた気がする……」

ほむら「……これは公開処刑なのかしら?」

織莉子「暁美さんハートまみれで可愛いわ」

ほむら「絶対にさやかだけには見せないでよ」

織莉子(面白いわね……今度キリカと一緒に行こう)



152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:22:42.78 ID:gc4hrM7X0


――学校


さやか「――と、こうして夕日の河原で殴り合いレベルの争いをして……」

さやか「あたし達と織莉子さんとキリカさんの間に友情が生まれたのであった」

モブA「イイハナシダナー」

仁美「波瀾万丈で紆余曲折の末に色々なことがあったんですのねぇ」

さやか「まぁね」

モブB「あれ?お花摘み行ってる間におりほむ劇場終わっちゃった?」

さやか「あ、おかえり」

さやか「そうだ。まどか見なかった?」

モブB「まどっち?」



153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:23:54.09 ID:gc4hrM7X0


さやか「さっきトイレに行ってまだ戻ってきてないんだけど」

モブB「あぁ、さっきすれ違ったよ」

さやか「そうなの?」

モブB「うん。もう帰るって」

さやか「…………」

さやか「何ですと!?」

仁美「ど、どうかしたんですの?」

さやか「あ、いや……何でもない……」



154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:25:13.57 ID:gc4hrM7X0


さやか(しまった……)

さやか(もしかしたらほむらと織莉子さんを追ってったんじゃ……)

さやか(幼なじみの勘でわかる……まどかはほむらを気にしている)

さやか(ふむ、折角二人きりにしたのに……)

さやか(どうなってるかわからないけど、下手したらまどかがものスゴイKYな子になってしまう……)

さやか(親友として、それだけは避けたいが……)

仁美「あの……さやかさん?」


「美樹さんッ!」

さやか「うぉう!?」



155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:25:42.53 ID:gc4hrM7X0


さやか「マミさん!?」

マミ「呉さん見なかった!?」

さやか「キリカさん?」

モブA「あ!黄金の右脚の巴先輩だ!」

モブB「是非呉先輩と刺し違えたという放課後の決闘の話をオナシャス!」

モブA「あと胸を大きくする方法を教えてください」

モブC「わいわいがやがや」

マミ「え?あの……え?」

さやか「…………」

マミ「美樹さん……あなた、何を話したの……?」



156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:26:16.80 ID:gc4hrM7X0


マミ(な、何にしてもマズイわ……)

マミ(もし、呉さんにあの二人を目撃されたら……)

マミ(きっと……ものすごい悲しむわ!)

マミ(呉さんは二言目には美国さんのことを話すような人だから……)

マミ(……下手な愛憎劇よりも過激なことになるんじゃ……)

マミ(追わなくては……!)

マミ「ごめんなさい!私、急いで行かなくちゃいけないから……!」

マミ「美樹さん!後はよろしく!」



157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:27:08.06 ID:gc4hrM7X0


さやか「え、ちょ……マミさん!置いてかないで下さいよぉ!」

仁美「それで、さやかさん。結局ほむらさんと織莉子さんは、どこまで行ってますの?A?B?」

さやか「仁美が暴走しよったー!」

さやか「ま、まぁまぁまぁまぁ、落ち着いて落ち着いて……」

さやか「その……ね。別にほむらと織莉子さんはそういう関係でなくてね……」

さやか「ただ、その……ケンカした仲だから、お互いに気まずくてね」

さやか「お互いに友達になりたいわけだよ……」

モブA「え?友達じゃないの?あの二人って」

さやか「お互いが納得いく友達の基準ってのがあるんだろうよ……多分」



158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:28:32.39 ID:gc4hrM7X0


杏子「そんじゃ、あたしらはマミんち行ってくらー」

ゆま「ばいばーい」

ほむら「ばいばい。ゆまちゃん」

織莉子「ぬいぐるみありがとう。佐倉さん」

杏子「いいってことよ。そんじゃあな」

織莉子「……ふぅ」

ほむら「結局色々貰ったわね」

織莉子「えぇ。お菓子がいっぱい。キリカへのお土産にするわ」

ほむら「どうだった?初ゲームセンター」



159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:29:20.06 ID:gc4hrM7X0


織莉子「面白かったわ。今度はみんなで行きたいわね」

ほむら「そうね」

織莉子(……あ、そうだ)

織莉子(ロッキーを……)

織莉子「暁美さん」

ほむら「うん?」

織莉子「あーん」

ほむら「……え?」

織莉子「ほら、あーん」

ほむら「…………」



160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:30:03.65 ID:gc4hrM7X0


織莉子(ほむ好きシート。多分その8とかそれくらい!)

織莉子(あーん、をしてみよう)

織莉子(いや、暁美さんが好きなのかは根拠はないそうだけど、チャンスがあればしておけという指示があった)

織莉子(キリカ以外にするのはちょっと恥ずかしいわね)

織莉子「あーん」

ほむら「い、いいわよ……そんなことしなくても」

織莉子「折角出したんだから、恥をかかせないで」

織莉子「食うかい?って言った方が食べやすいかしら?」

ほむら「そういうことじゃなくて……」



161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:31:17.25 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ではアレンジを効かせて……」

織莉子「召します?」

ほむら「結構よ」

織莉子「あら残念」

ほむら(なんて恥ずかしい人なのかしら……全くもう……)

織莉子(ふふふ……照れてる照れてる……)

織莉子「ところで、プリクラってどこに貼る物なの?」

ほむら「取りあえずそれは人の目に触れないような場所に貼りなさい」

ほむら「むしろ貼らずに机の奥にしまいなさい」

織莉子「保管。そういうのもアリなのね」



162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:32:33.75 ID:gc4hrM7X0


ほむら「はぁ……何か疲れてきたわ」

織莉子「そう?」

ほむら「私は疲れたわ」

織莉子「今は……結構いい時間ね」

ほむら「そろそろ解散しましょうか」

織莉子「もう日も落ちるものね……」

ほむら「えぇ」

織莉子「…………」

織莉子(……まだちょっと物足りないわね)

織莉子「……ねぇ、暁美さん」



163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:33:43.90 ID:gc4hrM7X0


ほむら「何?」

織莉子「キリカから聞いたんだけれどね」

ほむら「えぇ」

織莉子「夕日がものすごく綺麗に見える場所があるらしいんだけど……わかるかしら?」

ほむら「夕日……そうね……」

ほむら「それなら、河原の方かしら」

織莉子「じゃあそこで。もう少しだけ付き合って?」

ほむら「……あなた。今日は随分と積極的ね」

織莉子「ふふ、今日の私はテンションがちょっとだけ高いわよ」



164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:34:57.85 ID:gc4hrM7X0


ほむら「さっさと行くわよ。……夕日見たらすぐに解散するから」

織莉子「わかっているわよ」

織莉子「…………」

織莉子(……今がチャンスかしら)

織莉子(ほむ好きシートその約9!)

織莉子「……えいっ」

ほむら「……え?」

織莉子「ふふ……繋いじゃった」

ほむら「なッ……!?」

織莉子(……手を繋ぐ)



165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:37:53.77 ID:gc4hrM7X0


織莉子(暁美さんが最初の時間軸とやらの話をした時……)

織莉子(魔法少女の鹿目さんに手を引っ張られていたらしいという聞いたわ)

織莉子(だから手を繋ぐのが好きなんじゃないかな、と)

織莉子「ね、連れてって」

ほむら「わ、わかってるから。でも手を繋がなくてもいいから」

織莉子「もしかして恥ずかしいの?」

ほむら「恥ずかしいわよ……」

織莉子「面白いから離さない」

ほむら「…………」

織莉子「痛い痛いたたたたた!」



166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:38:48.28 ID:gc4hrM7X0


織莉子「強い!握る力強いわ!やめてっ!」

ほむら「だったら離しなさい……!」

織莉子「は、離してくれなきゃ離せないわよっ!」

ほむら「あぁ、そうだったわ」

織莉子「手が!手が折れる!」

織莉子「いたた……暁美さんって握力いくつ?」

ほむら「魔法を使えば軽く50はいけるんじゃない?計ったことないからデタラメな数字だけど」

織莉子「もぉ~……」



まどか「…………」



167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:40:46.88 ID:gc4hrM7X0



――学校


キリカ「ねぇ、恩人……私……もうダメかもしれない」

マミ「ほら、頑張って。あと少しよ」

キリカ「疲労困憊。糖分が足りないから脳が腐って果てる」

マミ「酸素は行き届いているわよ」

キリカ「私はねぇ……織莉子にも勉強教えてもらってるし、それなりにできるんだから大丈夫なんだよ」

マミ「できるは宿題をやらないことの免罪符じゃないわよ」

マミ「ほら。居残りは嫌でしょ?居残りになったら尚更美国さんに会えないわよ」

キリカ「ぐぬぬぬ……」



169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:42:46.98 ID:gc4hrM7X0



キリカ「ねー……恩人」

マミ「何?」

キリカ「自販機でジュース買ってきてくれない?」

マミ「……恩人がただのニックネームになってるわよ」

キリカ「買ってきてよー。お金出すからさー」

マミ「もう……」

キリカ「甘いヤツね。あ、でも炭酸って気分じゃないから……」

キリカ「オレンジかリンゴかモモのジュースがいいな」

キリカ「いや、ココアも捨てがたい……」



170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:44:08.25 ID:gc4hrM7X0


キリカ「ここは恩人に任せよう」

マミ「…………」

キリカ「あ、これ甘そうだなって思えば大体いいからさ。コーラとかの炭酸はやめてね」

キリカ「あと甘いからと言って加糖コーヒーやミルクティーはご遠慮したい」

マミ「わかった。わかったわよ……しょうがないわね」

マミ「そろそろいい時間だし、戻ってくるまでに問三を解いててね。これ終わったら帰りましょう」

キリカ「っしゃぁぁッ!」

マミ「でも宿題が終わったわけじゃないから安心しちゃダメよ」



171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:44:34.29 ID:gc4hrM7X0


キリカ「わかってるよ」

マミ「それじゃ、行ってくるわ」

キリカ「うん。行ってらっしゃい」


キリカ「…………」

キリカ「……よし。行ったね」

キリカ「さぁ、帰ろう」

キリカ「恩人には悪いが、いい加減帰らないと」

キリカ「今頃織莉子が一人家で寂しがってるはずだ」



172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:45:38.28 ID:gc4hrM7X0


――河原


ほむら「ここがそうよ」

織莉子「……綺麗ね」

ほむら「ええ」

織莉子(とってもいいムードだわ)

織莉子「……日没してからの数十分」

織莉子「えっと、何だったかしら……ラッシュア」

ほむら「マジックアワー」

織莉子「そ、そう。それ……」




173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:59:09.73 ID:gc4hrM7X0


織莉子「このまま少し待って、見ましょうよ。マジックアワー」

ほむら「……いいけど」

織莉子「ありがとう」

ほむら「……あなたはいいの?帰らなくて……キリカを待たせているんじゃ?」

織莉子「一日くらい、遅くなってもいいでしょ。キリカだってこの間連絡もなしに居残りして私を待たせたもの」

織莉子「勉強会とか言っていたっけ?」

ほむら「何だか、子どもっぽい理屈ね」

織莉子「そうかしら」

ほむら「意地を張ってるって感じ」

織莉子「ふふ……そうかしら」



174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 14:59:38.20 ID:gc4hrM7X0


ほむら「…………」

織莉子「こうして見ると……この街」

織莉子「ワルプルギスの夜の傷跡、結構残っているわね」

ほむら「……えぇ」

織莉子「……タワーの上から見たらもっと見えるわね。この街の様子」

ほむら「……見てくる?」

織莉子「いいえ……心苦しくなるだけ」

織莉子「……あの戦いは、とても辛かったわ」

ほむら「そうね」

織莉子「何故だかあの激戦、もう遠い昔のことのように思えてきてた」

ほむら「私は昨日のことのように思い出せるけれどもね」



175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:06:30.75 ID:gc4hrM7X0


織莉子「それでも今……もう少し頑張っていたら、あの崩れたビルは大丈夫だったんじゃないか」

織莉子「もう少し早く倒せていれば、その分被害も少なくて済んだんじゃないか」

織莉子「……そう思えてしまう」

織莉子「背景が夕日だと……それをより感じられる気がする」

ほむら「…………」

織莉子「あなたも、もう少し頑張れていたら鹿目さん助けられたって時、あったんじゃない?」

ほむら「……当然よ。何度もあったわ」

ほむら「できなかったという結果しか残らないから」

ほむら「悔いていても仕方ないからって割り切ったけどもね」

織莉子「そう……」



176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:08:04.41 ID:gc4hrM7X0


織莉子「嫌な気分にさせちゃったかしら?」

ほむら「別に……」

織莉子「そう。それならいいわ」

織莉子「……それにしても」

織莉子「切ない気持ちになるけど……いいムードよね」

織莉子(そう……いいムード)

ほむら「……えぇ」

織莉子「座る?」

ほむら「立ったままでいいわ」

織莉子「そう……」

織莉子(…………)



177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:08:59.06 ID:gc4hrM7X0


織莉子「思い出すわね……あなた達と戦った時もこんな夕日だった」

ほむら「そうね……あまり思い出したくないけど」

織莉子「私もよ。惨めにも返り討ちに遭ったのだから」

ほむら「なら何で話題に出したのよ」

織莉子「……暁美さん。ちょっとこっち向いて」

ほむら「何?」

織莉子「体ごと向いて」

ほむら「何でよ」

織莉子「いいから」

ほむら「だから何――」

織莉子「……ぎゅっ」



178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:11:02.23 ID:gc4hrM7X0


ほむら「ッ!?」

ほむら(だ、抱きつい――)

ほむら「ちょ……!」

織莉子「……どう?」

ほむら「や、やめなさい!美国織莉子!」

織莉子「んー……」

ほむら「美国織莉子ッ!離しなさい!」

織莉子「…………わかったわ」

ほむら「な、何なのよ急に!?」



179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:12:06.97 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ねぇ……ドキドキした?」

ほむら「ふ、ふざけないで!いきなり抱きつくなんて……頭おかしいんじゃないの!?」

織莉子「そ、そこまで言わなくても……」

織莉子「強いて言うならゆまちゃんの真似といったところかしら」

ほむら「あ、あなたねぇ……!」

織莉子「冗談よ。冗談」

織莉子(どかくさに紛れて織莉子って呼んでくれるかなとも思ったけど……)

織莉子「ドキドキはさておき、ビックリはしたでしょ?」

ほむら「…………」



180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:12:35.67 ID:gc4hrM7X0


織莉子(ほむ好きシートその……もういくつでもいいや)

織莉子(暁美さんは実は、抱きしめられるのが好き。もし怒ったら冗談ということにすればいい。とのこと)

織莉子(何でも魔法少女の鹿目さんによく抱きつかれていたとか何とか……)

織莉子(しかし……暁美さん。温かかったわ)

織莉子(抱き心地は……他の人で試したことないからわからないけど)

織莉子(正直、ものすごく恥ずかしいわ)

織莉子(だけど……何だか、ノリでできちゃったわ)

織莉子(……ちょっと癖になりそう。今夜にでもキリカに抱きしめさせてもらおう)

ほむら「もう……!」

織莉子「ごめんなさい。つい、ね」



181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:13:47.52 ID:gc4hrM7X0


織莉子「抱きしめられるのは嫌だった?」

ほむら「嫌というか……いきなりされても困るに決まってるじゃない!」

織莉子「嫌ではないのね?」

ほむら「じゃあ嫌よ!」

織莉子「ふふ、顔真っ赤にさせちゃって。説得力ない」

ほむら「こっ、これは夕日のせいよっ!」

織莉子「そういうことにしておこうかしら」

織莉子(……これは怒っているのかしら?)

織莉子(ただ大きな声を出して動揺を誤魔化してるだけのようにも見えなくもない……照れ隠し?)

織莉子(取りあえず成功で)



182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:14:14.13 ID:gc4hrM7X0


織莉子「私のこと嫌いになった?」

ほむら「べ、別に……嫌いという程では……」

ほむら(……な、何なのよ)

ほむら(一体なんだというのよ……もう……!)

ほむら(美国織莉子……本当に何考えてるのかわからないわ)

ほむら「…………」

ほむら(考えられるとすれば……)

ほむら(…………もしかして)



キリカ「…………」



183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:15:22.04 ID:gc4hrM7X0


織莉子「ふふふ……」

ほむら「…………」

ほむら「ねぇ。織莉子」

織莉子「えっ!?……い、今、な、名前で……!」

ほむら「は?」

織莉子「今!名前で呼んでくれたわよね!?」

織莉子「美国織莉子じゃなくて、織莉子って!」

ほむら「え、えぇ……」

織莉子「嬉しいわっ!ついに……ついに……暁美さん!」

ほむら「…………」



184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:18:28.79 ID:gc4hrM7X0


ほむら「話を聞きなさい」

織莉子「あ、はい」

ほむら「ずっと気になってはいたわ」

ほむら「まあ私もあなたとはいつまでもギスギスした関係はしていたくなかったし……」

ほむら「これがあなたなりのやり方なんだと思って、何も口出しはしなかった」

織莉子「えぇ」

ほむら「だけど、単刀直入に聞くわ」

ほむら「私の勘違いかもしれないから大きく考えることはない」

織莉子「?」

ほむら「その、織莉子は私のことが……好き、なの?」



185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:19:16.80 ID:gc4hrM7X0


織莉子「え?」

ほむら「…………」

織莉子「……好き、だけど。それが何か」

ほむら「それは、どういう意味で?」

織莉子「意味?意味って……」

ほむら「友情?愛情?」

織莉子「あ、愛情?」

織莉子「妙なことを聞くのね……友情よ?もちろん」

ほむら「…………だったら、おかしいと思わないの?」

織莉子「……?」



186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:19:43.60 ID:gc4hrM7X0


ほむら「本当に思っていないの?」

織莉子「何か、変かしら?」

ほむら「私は、これがあなたなりの友情の育み方なんだと本気でそう思っていた」

ほむら「だから振り回されつつも敢えて何も言わなかったけども」

織莉子「何が言いたいのよ」

ほむら「これ……誰がどう見たって……」

ほむら「放課後デートじゃない」

織莉子「…………」

ほむら「…………」

織莉子「で……」



187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:21:58.55 ID:gc4hrM7X0


織莉子「デートォッ!?」

ほむら「……どう見てもそれよ。同性だけど」

ほむら「ただの下校途中の寄り道ならまだしも、くすぐってきたり手を繋いだり抱きついたり……」

ほむら「奇妙すぎるわ」

織莉子「そ、そんな!わ、わた、私はただ友好を深めようとしただけで……」

織莉子「あの、そんなつもりは……ご、誤解させたなら……ごめんなさい」

ほむら「抱擁してまで自覚なかったの……?」

織莉子「その、気を使わせちゃったわね……ごめんなさい」

ほむら「……謝ることはないわ」



188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:22:28.76 ID:gc4hrM7X0


ほむら「お弁当やクッキーを差し出したりしたのはさておき……」

ほむら「デートもどきで色々したり、手を繋いだり抱きしめてきたり……」

ほむら「それらはどういう理屈でその行動に至ったのかしら?」

織莉子「……暁美さん、そういうのが好きなんでしょう?」

ほむら「……はぁ?」

織莉子「だから、手を繋いだり、ハグされるの好きなんでしょ?」

ほむら「……誰がよ」

織莉子「え?でも、巴さんと美樹さんからもらった情報なんだけど」

ほむら「…………」



189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:23:39.06 ID:gc4hrM7X0


織莉子「タイミングや方法は私の独断とは言え、ほむ好きシートをあの二人から……」

ほむら「やっぱりあの二人なのね……変だと思ったわ」

ほむら「って何よほむ好きシートって」

織莉子「あの二人が私にくれたの。書いてあることをすれば暁美さんを落とせるって」

ほむら「落とすってあなた……」

織莉子「落とす……物事の決まりを着ける。決着をつけること」

ほむら「いや、そういう意味もあるでしょうけど」

織莉子「私はあなたと仲良しを成し遂げることで自分自身の気持ちにも決着を……」

ほむら「いいからそのシートとやらを寄越しなさい」

織莉子「あ、はい」



190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:26:02.91 ID:gc4hrM7X0


ほむら「何々……これはさやかの字ね」

ほむら「……頭を撫でる。抱きしめる。ボディタッチ。耳に息を吹きあてる。積極的に話しかける」

ほむら「二人でお出かけ編、いきなり手を繋いでみよう。プレゼントをしよう。ちなみにほむらは結構カワイーものが好き」

ほむら「何かを食べる機会があるなら『あーん』をしてみよう。フライドポテトやロッキーとかがオススメ……」

ほむら「お泊まり編、一緒に入浴まで行き着ける、ムーディなふいんきでの夕食、ベッドに押し倒す、後は好きにヤっちゃって……!?」

ほむら「……何よこれェッ!」

織莉子「このリストにあることをすればほむらさんは私にメロメロになるとのことで」

織莉子「ちなみに五枚くらいセットになってて、あなたが持ってるのはそれらの内ページ4にあたるわ」

ほむら「聞いてないわよ」



191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:26:42.44 ID:gc4hrM7X0


織莉子「全く……デートと言われてみれば、確かにこれって変よね」

織莉子「一緒に入浴だなんて何かちょっとおかしいとは思ったのだけど……」

ほむら「メロメロという言葉が出てきた時点でおかしいと思いなさいよ!」

ほむら「あなた本当に美国織莉子?偽物じゃないでしょうね?」

ほむら「ワルプルギスの夜で頭を打って狂っちゃったんだじゃあないでしょうね!?」

織莉子「そ、そこまで言わなくても……」

織莉子「でも、デートと言われてやっと気付いたわ。私はあの二人に騙されていたのね」

ほむら「騙す意図があってかはさておき、もう遅いわよ」



192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:30:07.40 ID:gc4hrM7X0


織莉子「キリカといつも一緒で、そういうことの三割四割は日常だから感覚がズレてたのよ」

ほむら「……日常茶飯事なの?これが?」

織莉子「でも胸やお尻を触るとかはえっちなイタズラはしてないわよ」

織莉子「あとハグもしてない」

織莉子「ベッドに押し倒すの意味がよくわからないのだけど、プロレスごっこ好きなの?」

ほむら「抱擁はともかく、そんなのも書いてあったのね……」

織莉子「スルーされたわ」

ほむら「……あなた達って本当に仲がいいのね」

織莉子「あなたと鹿目さん程ではないわ」

ほむら「ベクトルが違うわよ」



193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:30:43.68 ID:gc4hrM7X0


織莉子「しかし、仲良くするという言葉に齟齬が発生していたなんて」

織莉子「早くに気付いてよかったわ」

ほむら「むしろ遅すぎる方だと思うのだけれど……」

織莉子「そう?」

ほむら「このままだとエスカレートしてキスをしろとか言われてたんじゃないかしら」

織莉子「えぇっ!?き、きき、キスぅ!?」

織莉子「そんなの嫌よっ!」

ほむら「……そう全力で否定されるとそれはそれで傷つくわ」



194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:31:13.05 ID:gc4hrM7X0


織莉子「あっ……ご、ごめんなさい」

ほむら「まあ私もあなたとしたくないけど」

織莉子「…………」

織莉子「……さらっと言われると……その」

織莉子「……傷つくわね」

ほむら「でしょう?」

織莉子「…………」

ほむら「…………」



195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:32:13.05 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……ふふっ」

ほむら「……ふふ」

織莉子「何かしらね、このやりとり」

ほむら「えぇ、変なの」

織莉子「はぁ、可笑しい」

ほむら「…………」

ほむら「……あなたと」

ほむら「織莉子とこんな話ができる日が来るとは思わなかったわ」

織莉子「……私もよ」



196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:33:20.31 ID:gc4hrM7X0


ほむら「……ねぇ、織莉子」

織莉子「何?……ほむらさん」

ほむら「私、ね。正直なところ、あなたが憎かったわ」

織莉子「…………」

ほむら「もちろん、あなたがまどかを抹殺しようと考えなかった時間軸」

ほむら「そもそも契約しなかった時間軸も確かにあったけど……」

ほむら「その時の私はあなたに対して憎悪しか感じなかった」

ほむら「実際、あなたを契約前に暗殺した時間軸もいくつかあったわ」

織莉子「そう……」



197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:34:22.48 ID:gc4hrM7X0


ほむら「だけど、今回はそれをしなかった」

ほむら「正確にはできなかった」

ほむら「ワルプルギスの夜が必ず寸分違わず同じ時間に現れるとは限らないように……」

ほむら「暗殺しに行こうとした日にはあなたはもう契約していた」

ほむら「そしてまた……『また』と言ってもあなたはあなただけど、まどかを殺そうとしたわね」

織莉子「……えぇ。その時は、それが絶対だと考えていた」

織莉子「私の生きる理由は、救世……鹿目さんの抹殺しかないと思っていた」

織莉子「自分の信じた道が真実だと思い込んでいた……」

織莉子「脇道には目もくれずにただただ我武者羅に突き進んでいた」

織莉子「それを邪魔するあなたが憎かった」

織莉子「だけど……今にして思うと……」



199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:35:58.67 ID:gc4hrM7X0


織莉子「あなたが来てくれたから、魔法少女狩りを取りやめてキリカに人殺しをさせずに済んだわけだし……」

織莉子「あなたが半殺し程度にしておいてくれたから、私とキリカが今、こうして生きて、笑っていられる」

織莉子「ほむらさん。本当に、ありがとう」

織莉子「私達を生かしてくれて。私達に、道を示してくれて」

ほむら「……私の方こそ」

ほむら「あなた達のおかげでワルプルギスの夜を倒せたと言っても過言ではない」

ほむら「結果ありきのことだけど……」

ほむら「本当にありがとう……織莉子」

ほむら「あなたを殺さなくてよかった」

織莉子「あなたに止められてよかった」



200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:41:38.20 ID:gc4hrM7X0


ほむら「……握手でもする?」

織莉子「それはいい考えだわ」

織莉子「今度は強くしないでね」

ほむら「あなたが変なことを言わなければね」

織莉子「…………」

ほむら「…………」

織莉子「あなたの手。温かいわ」

ほむら「そういうあなたこそ」



201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:42:10.50 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……ねぇ、ほむら」

ほむら「何かしら」

織莉子「本当に付き合っちゃいましょうか」

ほむら「……え?」

織莉子「これ以上エスカレートする前に」

ほむら「…………」

織莉子「あの二人に見せつけてしまいましょう」

ほむら「……そうね」



202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:42:37.79 ID:gc4hrM7X0


ほむら「勘違いとは言え、私達を振り回してくれた報復といきましょうか」

織莉子「えぇ。ふつつか者ですが、よろしく」

ほむら「……で?具体的な方法とかはあるの?」

ほむら「正直言うと、付き合うことになったとか言ってもその時点で相手の思うつぼじゃない?」

織莉子「その辺はこれから考えるわ」

織莉子「それよりも、私が下の名前で呼び捨てしたのにリアクションはないの?」

ほむら「別に?」

ほむら「照れて欲しかったの?織莉子」

織莉子「……いいえ?」



203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:43:19.10 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……あっ」

ほむら「どうしたの?織莉子」

織莉子「ほら。見て。ほむら」

ほむら「……マジックアワーね」

織莉子「綺麗……」

ほむら「でも、数十分だけなのよね」

織莉子「短いから、特別綺麗に見えるのかしら」

ほむら「かもしれないわね」



204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:45:09.83 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……あなたとのデートごっこも、短かったわね」

ほむら「えぇ。今にして思えば楽しかった」

ほむら「……また、二人で出かけてみる?」

織莉子「それも面白そうね」

織莉子「だけど……私はみんなでお茶会やお出かけをしたいわ」

ほむら「そうね。私もよ」

織莉子「楽しみね」

ほむら「えぇ……それじゃ、織莉子。そろそろ帰りましょうか」

織莉子「えぇ。ほむら」



205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:45:42.22 ID:gc4hrM7X0




――公園


まどか「…………」

まどか(そんな……)

まどか(なんとなく、もやもやしたからこっそりほむらちゃんを追いかけていったけど……)

まどか(織莉子さんと……手、繋いでた。ほむらちゃん……)

まどか「…………」

まどか(……織莉子さんがほむらちゃんのことが好きだったんだ)

まどか(そう言えば、ほむらちゃん、織莉子さんと仲良くなりたいって……)

まどか(…………)

まどか(それで、いいんだよね……)



206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:46:19.98 ID:gc4hrM7X0


まどか(わたしみたいなドジよりも……)

まどか(織莉子さんみたいな美人で頭がいい人の方の側の方が、そりゃいいよね……)

まどか(わたし何かじゃ相手にならないよ)

まどか(お似合いのカップルだよね……)

まどか「……はぁ」

まどか(……何で、そんなこと考えてるんだろう)

まどか(『戦っても無駄だ』なんて……そもそも戦うだなんてしないのに……)

まどか「でも……」



207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:49:31.32 ID:gc4hrM7X0


まどか(織莉子さんと手を繋いでるほむらちゃんを見て……)

まどか(わたし、何だか、悔しかった)

まどか(織莉子さんがすごい羨ましかった)

まどか(やっぱり……これって、ヤキモチなのかな)

まどか(いつだってわたしのことを気遣ってくれて……)

まどか(わたしを救ってくれるために辛い思いをして……)

まどか(何度もわたしを助けてくれて優しくしてくれた……)

まどか(わたし……そんなほむらちゃんのこと……好きなの?)



208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:50:29.98 ID:gc4hrM7X0



まどか(ほむらちゃんのことを考えると、ちょっと緊張するし、手が汗ばむ)

まどか(ほむらちゃん……)

まどか(……恋、なのかな)

まどか(キリカさんの影響かな……ほむらちゃんは女の子なのに)

まどか(女の子同士なのに……そんなのおかしいよね)

まどか(きっと、恋に恋してるとか、そういう感覚なんだろうけど……)

まどか(この気持ち……)

まどか(……わたしだって、ほむらちゃんと手を繋ぎたいし、二人きりでお話もしたい)

まどか(ほむらちゃんと二人きりで……)

まどか「…………」



209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:54:38.75 ID:gc4hrM7X0


「……隣、いいかな」


まどか「……キリカさん」

キリカ「…………」

まどか「……どうぞ」

キリカ「ありがと……」

キリカ「…………」

まどか「…………」

キリカ「ハァ……」

まどか「はぁ……」



210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:55:05.56 ID:gc4hrM7X0


キリカ「……織莉子がさ」

まどか「…………」

キリカ「織莉子が、ほむらをハグしてた」

まどか「……っ」

キリカ「私、織莉子に会いたくて帰ろうとしたんだ」

キリカ「そしたら、杏子とゆまに会ってね」

キリカ「ゲームセンターで織莉子とほむらに会ったって」

キリカ「私、思ったんだ」

キリカ「もしかしたら、いつだったか織莉子が見たいっていってた、夕日の場所かもって」



211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:55:45.22 ID:gc4hrM7X0


キリカ「そこに行ってみたらさ……」

キリカ「織莉子とほむらが一緒にいたんだ……」

まどか「…………」

キリカ「もしやと思って、少し見てたら……」

キリカ「…………」

キリカ「普段ならほむらに文句を言いにつっかかるとこなんだけど……」

キリカ「何か……つい、逃げてしまったよ」

キリカ「反発する磁石みたいに、近寄れなかったんだ……」



213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 15:59:30.36 ID:gc4hrM7X0


まどか「そう、ですか……」

キリカ「…………」

まどか「…………」

キリカ「…………」

まどか「……わたし」

まどか「ほむらちゃんに聞いてみようと思うんです」

キリカ「…………」

まどか「やっぱり迷惑かなとは思うんですけど……」

まどか「織莉子さんが好きなのかどうか、ハッキリさせたいんです」

まどか「どんな結果でも……受け入れたいと思うんです」

キリカ「……受け入れる」



214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:00:33.62 ID:gc4hrM7X0


まどか「同列に語るのは失礼とは思うんですけど……」

まどか「マミさん達が……魔法少女が魔女になるっていう残酷な事実を受け入れたみたいに……」

まどか「ほむらちゃんに確認して、事実を受け入れたいと思うんです」

まどか「ほむらちゃんの口から……」

まどか「織莉子さんが好きだって、付き合うことになったって」

まどか「……そう、言ってくれたら……」

まどか「わたしも、割り切れるというか……納得できると思うんです」

まどか「わたしが今、ほむらちゃんに抱いてる感情も……その、正直いって、ハッキリしていないから……」



215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:01:02.24 ID:gc4hrM7X0


キリカ「ハッキリしていない……?」

まどか「はい……」

まどか「わたし、ほむらちゃんのことが好きなのかもしれません」

まどか「でも……それがキリカさんみたいな、愛情なのか……よくわからないんです」

キリカ「……そっか」

まどか「どっちつかずの今、ちゃんと知ることができれば諦められるというか……」

キリカ「…………」

キリカ「……うん。そうするといいよ」

まどか「……はい」



216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:02:30.27 ID:gc4hrM7X0


キリカ「私は……織莉子に抱いている感情が愛情だって断言できる」

キリカ「だからとは言わないけど……織莉子からほむらが好きだって聞かされたら……」

キリカ「その……受け入れられるか、微妙なとこ」

キリカ「でも、私も……聞いてみるよ」

まどか「キリカさん……」

キリカ「ぐすっ……ホントは嫌だけどさ……私……」

キリカ「君が、君が聞くなら……私も聞かなきゃだから……」

キリカ「私は……君に、情けないとこ見せっ、見せられないからさぁ……!」

キリカ「怖いけどさ……うくっ、正直、とても怖いけどさぁ……!」

キリカ「うぅ、こ、怖いから……思わず逃げて……きたんだけどさぁ……えぐっ」

まどか「…………」

キリカ「う、うぅぅ……織莉子ぉ……!織莉子……!」



217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:02:59.70 ID:gc4hrM7X0


「……キリカ?」


キリカ「え……」

まどか「あ……」

キリカ「織莉子……」

まどか「ほむらちゃん……」

織莉子「どうしたの?キリカ……どうして泣いて……」

ほむら「……まどか。キリカに何かあったの?」

キリカ(織莉子とほむらが……二人で……)

まどか(二人一緒に……)



218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:03:54.14 ID:gc4hrM7X0


キリカ「う、うぅ……」

織莉子「キリカ?」

キリカ(私……まだ……)

キリカ(まだ覚悟できてない……!)

キリカ(聞きたくない……!今はまだ、勇気がないっ!)

キリカ「……できてない」

織莉子「え?」

キリカ「まだなんだよぉーッ!」

ほむら「き、キリカ!?」




219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:05:12.67 ID:gc4hrM7X0


織莉子「キリカァッ!?ど、どこに行くというのッ!?」

織莉子「待ってッ!待ちなさいッ!」

ほむら「あ、織莉子……!」


ほむら「い、行ってしまった……」

ほむら「……ねぇ、まどか」

まどか「…………」

ほむら「その……キリカに何かあったの……?」

まどか(ほむらちゃんが、織莉子さんのことを名前で……)

まどか(美国織莉子って……いつもフルネームで呼んでたのに)



220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:05:56.66 ID:gc4hrM7X0


ほむら「まどか……教えてちょうだい」

まどか「……ごめんね。ほむらちゃん」

ほむら「ど、どうしたの……?」

まどか「……お願いがあるの」

ほむら「な、なに?」

まどか「わたしの質問に、ハッキリと答えて」

ほむら「……質問?」

まどか「はぐらかしちゃダメだよ。絶対だよ」

ほむら「……?」



221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:06:24.92 ID:gc4hrM7X0


まどか「ほむらちゃんがハッキリと言ってくれれば……」

まどか「わたしの気持ちに踏ん切りがつく」

まどか「諦めがつく……」

まどか「わたしのためにもと思って、教えて」

ほむら「……まどか?あなた、何を言って……」

まどか「……ほむらちゃん」

まどか「織莉子さんと付き合ってるんでしょ?」

ほむら「え……」

まどか「……ねぇ、そうなんでしょ?」



222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:06:59.95 ID:gc4hrM7X0


ほむら「違うけど……」

まどか「…………」

まどか「……え?」

ほむら「?」

まどか「いやいやいや……へ、変なこと言わないでよ」

まどか「これ以上、わたしを惨めにしないで……」

まどか「ほむらちゃんは優しいから……気を使わなくていいの」

ほむら「あの……」

ほむら「お言葉だけど……まどか。変なことを言ってるのはあなたの方よ」

まどか「…………」



223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:09:13.62 ID:gc4hrM7X0


まどか「だ、だって……ほむらちゃん。織莉子さんと手を繋いで……」

ほむら「……み、見ていたの?」

まどか「それに、キリカさんが、ほむらちゃんを抱きしめてたって」

ほむら「あ、あれは……」

ほむら「まどか。落ち着いて聞いて。あれは違うのよ」

まどか「……何が違うの?」

ほむら「織莉子は、私と仲良くしたいからといって……」

ほむら「その……色々あったらしくて……」

ほむら「結論から言ってしまうと、織莉子はマミやさやかに振り回されたという話よ」

まどか「…………」



224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:09:45.84 ID:gc4hrM7X0


ほむら「それで、私も織莉子といつまでも気まずい関係でいたくなかったから……」

ほむら「それに付き合った。ということよ。お互いに友好を深めるためにもね」

まどか「…………そうなの?」

ほむら「えぇ。だから、あなたが想像しているような間柄じゃないの」

まどか「…………」

まどか「……どうして?」

ほむら「え?」

まどか「どうしてわたしに相談してくれなかったの?」

ほむら「まどか……」

まどか「織莉子さんと一緒に遊んで……デートみたいなことして……」

まどか「わたし……その、寂しかった」



225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:10:42.24 ID:gc4hrM7X0


まどか「織莉子さんと仲良くしたいなら……相談してくれればよかったのに」

まどか「さやかちゃんやマミさんにも秘密にさせてたんでしょう……?」

まどか「また……わたしに、秘密にして……」

ほむら「……ごめんなさい」

ほむら「織莉子に狙われたあなただから、どうにも言い出せなくて」

ほむら「それに、織莉子はあなたにそういった理由で苦手意識を抱いているの」

ほむら「私が、織莉子と仲良くなって、そしてあなた達二人の仲介になれればとも思ったのだけれど……」

ほむら「あなた、苦手意識を持っているって言うのも言われるのも戸惑う、そういう優しい性格だから」

ほむら「ごめんなさい。まどか……」

まどか「…………」



227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:11:22.28 ID:gc4hrM7X0


まどか「……許さないもん」

ほむら「……まどか」

まどか「ほむらちゃんはいつだってそうだよ」

まどか「ループしてる時だって、いつもいつも自分ばっかり悲しいことを背負い込んで……」

まどか「確かに仕方ないことだとは思うけどさ……何でもかんでもみんなに隠して、ずっと一人で……」

まどか「ほむらちゃんに隠し事されるの、わたし、一番辛いんだよ?」

まどか「わたし、ほむらちゃんに避けられてるんじゃないかって、怖かったんだよ?」

まどか「ほむらちゃんに嫌われちゃったんじゃないかって……」

ほむら「そ、そんなこと……」

ほむら「……本当にごめんなさい」



228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:12:37.83 ID:gc4hrM7X0


まどか「……今週の日曜日」

ほむら「え?」

まどか「予定ある?」

ほむら「……えぇ。あいてるわ」

まどか「じゃあ!わ、わたしと!」

ほむら「……まどか?」

まどか「わ、わたしとデ、デ……」

まどか「……出かけることッ!」

まどか「そ、それなら許してあげてもいいかなー……なんて」

まどか「えと……そ、その……」

ほむら「…………」



229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:14:16.77 ID:gc4hrM7X0


ほむら「……ふふっ」

まどか「わ、笑わないでよぉっ!」

ほむら「ごめんなさい。かわいいことを言うものだから、つい」

まどか(か、かわっ……!)

まどか「あ、あぅ……」

ほむら「それじゃ、今週の日曜日」

ほむら「楽しみにしているわ」

まどか「……うんっ」

ほむら「……ところでまどか」



230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:15:39.88 ID:gc4hrM7X0


まどか「なに?」

ほむら「もし、私が織莉子と付き合うことになったって言ったらどう思う?」

まどか「……へ?」

ほむら「言ってたらどう思っていたか、じゃなくて、言ってたらどう思うか、よ」

まどか「?」

ほむら「早い話、そういうネタで織莉子と一芝居打とうと思うの」

まどか「一芝居?そ、それって……」

ほむら「ドッキリってヤツね」

ほむら「勘違いかもしれないとは言え、私と織莉子はおろか、あなたとキリカも振り回してしまったからね」

ほむら「まどかも協力してくれる?」

まどか「……うん!」



231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:17:25.71 ID:gc4hrM7X0


ほむら(……織莉子と友達になれた)

ほむら(次は、あなたよ。まどか)

ほむら(今度はあなたが織莉子への苦手意識をなくすのよ)

ほむら(あなたと織莉子が仲良しになる番)

ほむら(あなたが望めば、私も協力するわ)

ほむら(織莉子が望めば、全力でサポートするまで)

ほむら(みんなが仲良し。それは、とっても嬉しいわね)

ほむら(……そう言えば、織莉子のクマ。荷物になるからと、盾に入れさせられてそのままだけど……)

ほむら(このクマをまどかに届けさせる、というのはどうかしら)



234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:31:24.06 ID:gc4hrM7X0




織莉子「キリカ!待ちなさい!」

織莉子「お願い……待ってッ!」

キリカ(聞きたくない……!聞きたくないよ……!)

キリカ(まだ……聞く勇気がないよ!)

キリカ(やだよ……嫌だよぉ……!)

織莉子「キリカァッ!」

織莉子「……あっ」

織莉子「キャッ!」

キリカ「ッ!」




235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:39:04.45 ID:gc4hrM7X0


織莉子「イタタ……!」

キリカ「お、織莉子っ!」

織莉子「ひ、膝を打って」

キリカ「大丈夫!?織莉……」

織莉子「……えい!」

キリカ「ッ!」

織莉子「ふふ……捕まえたっ」

織莉子「転んじゃったのは本当だけど……来てくれるって思ったわ」



236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:40:12.16 ID:gc4hrM7X0



織莉子「ねぇ……何があったの?何であなたは泣いているの?」

キリカ「…………」

織莉子「急に走って行っちゃうなんて、ただごとじゃないわよね……」

織莉子「それって、私に相談できないようなことなの?」

織莉子「あなたが苦しんでるのを、私が黙って見ていられると思う?」

キリカ「…………」

織莉子「お願い……話して。キリカ」

キリカ「やめてよッ!」

織莉子「ッ!?」

キリカ「優しくしないでよぉ……!」

織莉子「き、キリカ……?」



237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:40:38.15 ID:gc4hrM7X0


キリカ「聞きたくないんだ……!」

織莉子「き、キリカ……?」

キリカ「聞きたくないんだよぉ……!」

織莉子「何を……何を聞きたくないと言うのよ」

キリカ「織莉子は……」

キリカ「君は私よりもほむらが好きになっちゃったんでしょ……?」

織莉子「え……」

キリカ「私の気持ち、わかっていながら……そっちを選んだんでしょ?」

織莉子「…………」



238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:41:41.73 ID:gc4hrM7X0


キリカ「君はほむらと一緒に……夕日眺めてさ……」

織莉子「キリカ……まさか、あの時の……見ていたの……?」

キリカ「うん……」

キリカ「織莉子にハグされて……すごいほむらが羨ましかった。悔しかった」

織莉子「み、見ていたのね……!」

キリカ「それと同時に、怖くなって……逃げた」

キリカ「……正直、私。自分勝手だったと思うよ」

キリカ「自分で勝手に、君は私が好きで当然だって思って……」

キリカ「君が私以外の人を好くなんてあり得ないって思い込んでたに過ぎないんだから」



239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:44:57.14 ID:gc4hrM7X0


キリカ「でも、まどかの言葉を聞いて……決心したんだ」

キリカ「正確には……決心しようと思ったんだ……グスッ」

キリカ「うく……織莉子の気持ちを直接聞いて……ひぐっ」

キリカ「そして……うぇっ、おりっ、織莉子が幸せなら……それでいいんだって」

キリカ「君の……君の幸せが一番だよ……えぐっ。辛いけど……ぐす」

キリカ「苦しいけど……受け入れるよ」

織莉子「…………キリカ」

キリカ「……お願い。何も言わないで」

キリカ「今は……今は何も聞きたくない」



240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:49:41.19 ID:gc4hrM7X0


織莉子「…………」

織莉子(私のせいだわ……)

織莉子(私の態度のせいで……キリカを泣かせてしまった)

織莉子(……苦しい)

織莉子(……だけどね。キリカ)

織莉子(私は確かに、暁美さんのことも好きよ)

織莉子(だけど……だけどね、キリカ)

織莉子(私の……私の一番は……)



241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:50:20.14 ID:gc4hrM7X0


織莉子「…………」

織莉子「……キリカ。こっち向いて」

キリカ「…………」

織莉子「ねぇキリカったら」

織莉子「私を見なさい」

キリカ「…………」

織莉子「キリカ!」

キリカ「もう!何なん――」

織莉子「んっ……」



242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:52:07.32 ID:gc4hrM7X0


キリカ「――ッ!?」

キリカ(え……?今……織莉子……)

キリカ(私の……頬……に?)

織莉子「……しちゃった」

キリカ「え……!?え……」

織莉子「キリカの頬に……しちゃったわね」

キリカ「あ……あぅ……あ……」

キリカ「はわわわっ?へ?ほえっ?な……?」

織莉子「ねぇ、キリカ」



243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:53:36.38 ID:gc4hrM7X0


織莉子「私の気持ち、教えてあげる」

織莉子「私は、あなたが好きよ」

織莉子「あなたのことを愛してる」

キリカ「……!」

織莉子「あなたが私のこと好きだって、わかっていたわ」

織莉子「だから、暁美さんと仲良くしていたかったのを秘密にしてたのよ」

織莉子「あなたって、ヤキモチ妬きなんだもの」



244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:54:09.94 ID:gc4hrM7X0



キリカ「……で、で、で、でもっ、でも、お、織莉っ、織莉子はほむらと……」

織莉子「あれは違うのよ」

織莉子「色々……色々理由があってね」

織莉子「その埋め合わせは、いつかちゃんとする」

キリカ「……う、うぅ」

キリカ「織莉子ぉ……!」

キリカ「私……私……!」




245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:54:43.11 ID:gc4hrM7X0


織莉子「寂しい思いさせてごめんね」

キリカ「織莉子ぉ……!」

織莉子「ねぇ……立たせてくれない?」

織莉子「膝が痛くて……肩貸して?」

キリカ「う、うんっ……!」

織莉子「重くない?」

キリカ「大丈夫、だよ……」

織莉子「ねぇ、キリカ」

キリカ「……うん」



246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:55:27.91 ID:gc4hrM7X0


織莉子「あなたに嘘をついたりして……」

織莉子「私のこと……嫌いになった?」

キリカ「…………ううん」

キリカ「大っ好き!」

織莉子「私も大好きよ」

キリカ「……えへへ」

織莉子「やっぱりキリカは笑顔が一番かわいいわ」

キリカ「ありがと……でも、織莉子が一番かわいいよ」

織莉子「ふふ、ありがとう」




247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:58:26.08 ID:gc4hrM7X0


織莉子「……あ、そうだ。キリカも協力してくれる?」

キリカ「……へ?」

織莉子「みんなを驚かすのよ。私と暁美さんで」

キリカ「よくわからないけど……ドッキリ?」

織莉子「そうよ」

織莉子「私と暁美さんは恋人になるという設定だけど……怒らない?」

キリカ「ううん。だって、織莉子は私が好きなんだもんね」

キリカ「織莉子がそうするなら、私、協力するよ!」

織莉子「よろしい。流石キリカ。物わかりがいいわね」



248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 16:59:24.62 ID:gc4hrM7X0


織莉子(うーん……人前でほむらって言うのはちょっと抵抗があるわね)

織莉子(それは追々慣れるとして……)

織莉子(ほむらとも、これで友達になれた)

織莉子(……後は鹿目さんね)

織莉子(ほむらのおかげで自信ができたわ)

織莉子(……よし!)

織莉子(私は絶対に……)

織莉子(鹿目さんとの仲良しを成し遂げる!)



おしまい



249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 17:00:33.15 ID:WLMffTpd0

え?



250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 17:01:10.72 ID:gc4hrM7X0


くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、少し前に談義スレでおりほむと見せかけた間接的まどほむおりキリが読みたいというレスをしたのを思い出したのが始まりでした
本当はその書き込みではおりほむが険悪状態の中無理矢理仲良くするというなのですが←
インスピレーションを無駄にするわけには行かないので二日で書いて挑んでみた所存ですw
以下、織莉子達のみんなへのメッセジをどぞ

織莉子「皆様、見てくれてありがとうございました
ちょっとぼっちなところも見えちゃったけど・・・気にしないでくださいね!」

キリカ「いやーありがと!
織莉子のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「二日ぽっちで書いたものだからミスとかちょっと飛んだとことかあるかもしれないわね・・・」

さやか「見てくれありがとね!
正直、効果音や///縛りはチト厳しいものがあったよ!」

ほむら「・・・続きは多分ないわよ」

ゆま「改めて思えばゆまちょっと幼女幼女しすぎじゃないかなって」

杏子「あとがきが特に思いつかないという理由でのコピペ流用乙!」

では、

織莉子、キリカ、まどか、さやか、マミ、さやか、ほむら、ゆま、杏子、QB「皆さんありがとうございました!」



織莉子、キリカ、まどか、さやか、マミ、さやか、ほむら、ゆま、杏子「って、いたの!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり



252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 17:04:11.20 ID:gc4hrM7X0

やったぜ。勢い1000以上のまま終わらせたったりましたぜ。もう疲れたぜ
気が向いたら続きを考えようかな。予定は未定。書くとは限りませんけど……



254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 17:06:48.40 ID:bvoWDiro0


せっかく面白かったんだから、続きが見たいんだぜ



271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:06:03.95 ID:fbYpSYvl0


――翌日


さやか「放課後なう!」

仁美「ですわー」

マミ「美樹さんは相変わらず元気ね」

マミ「鹿目さんと暁美さんは?」

仁美「用事があるとかで先に帰られましたわ」

マミ「あら、そうなの?」

さやか「マミさんマミさん。キリカさんは?」

マミ「呉さんも用事があるからと言って先に帰ったわ」



272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:06:41.45 ID:fbYpSYvl0


仁美「……ところで、さやかさん」

さやか「ん、何?」

仁美「暁美さんと鹿目さんがいない今だからこそ聞きますが……」

仁美「今日、一日を通して暁美さんに対して余所余所しかったのは何故ですの?」

さやか「え゙……」

仁美「マミさんも、お昼をご一緒した時、同じような感じでしたわ」

マミ「そ、そうだったかしら?……気のせいじゃない?」

仁美「…………」



273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:07:35.85 ID:fbYpSYvl0


仁美「最近、どうも私、皆さんから疎外感というか、蚊帳の外感を覚えるのですが……」

仁美「正確には暁美さんが転入してきたくらいから」

さやか「は、ははは。そんなことないよぉ」

マミ「そ、そうよ。志筑さんは習い事や委員会で忙しくてあまり一緒になれないから、そういう錯覚を……」

仁美「錯覚……はあ、まぁ、そういうことにしておきましょうか……」

仁美「事実、今日も習い事でお先に失礼しますなのですし」

仁美「と、いうことでお二方。また明日」

マミ「えぇ。さようなら」

さやか「まったねぇーん」



274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:08:15.57 ID:fbYpSYvl0


マミ「…………」

さやか「…………」

マミ「……わかりやすいかしら。私って」

さやか「わかりやすいんでしょうね……あたしも、マミさんも」

マミ「……そうね」

さやか「……昨日は、その、お疲れさまでした」

マミ「あなたもね……」

さやか「……帰りましょう、か」

マミ「そうね……」



275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:08:50.14 ID:fbYpSYvl0


――白百合女子中学校

放課後


織莉子(はぁ……やっと終わった)

織莉子(疲れたわ……色々と……)

織莉子「…………」

織莉子「はぁ……」


生徒A「喫茶店でお紅茶をおシバキしませんこと?」

生徒B「それはいいわね」

生徒C「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」



276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:09:29.85 ID:fbYpSYvl0


織莉子(楽しそうね……)

織莉子(私も……あの一件がなかったら……)

織莉子「…………」

織莉子(いや、もしそれがなかったらキリカと出会えなかったかも)

織莉子(……運命って難しいわね)

織莉子(さて、哲学モドキなことを考えてる場合じゃあないわ)

織莉子(今日はほむらと鹿目さんが私の家に来る!)

織莉子(急いで帰らないと!)



277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:10:21.88 ID:fbYpSYvl0


織莉子(別にクラスメートと寄り道だなんてどうでもいいわ)

織莉子(学校の外では充実してるのよ)

織莉子(私だってリア充?ってヤツなのよ!多分!)

織莉子(キリカはかわいいし、ほむらと仲良くなれたし……)

織莉子(なまら楽しいんだから!)

織莉子(そういえばなまらってどこの方言だったかしら。不意に思い浮かんだ言葉だけど)

織莉子「……ん?」

織莉子「あそこにいるのって……」



278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:11:04.91 ID:fbYpSYvl0


ほむら「…………」

生徒A「こ、この人は……」

生徒B「知ってらっしゃるの?」

生徒A「うむ。二ヶ月くらい前に見滝原中学校に来た転校生よ」

生徒C「ざわ…ざわ…」


織莉子(……ほむら!?)

織莉子(ど、どうしてここに……?)

織莉子(まさか……私を迎えに来てくれたの……!?)

織莉子(わざわざこんなところまで……ちょ、ちょっと、嬉しかったりして)



279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:11:44.07 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ん……」

織莉子(あ、私に気付いたかしら?)

ほむら「おりりーんっ」

織莉子「なァッ!?」

織莉子「お、お……おりりんンン?」


生徒A「おり、りん……?」

生徒B「あの人って……例の汚職議員のご子息である美国織莉子さん?」

生徒C「みくみくおりりん」



280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:12:58.39 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ちょ、ちょちょちょっ、ちょっと!ほむら!何よおりりんって!」

ほむら「あの時ほむほむと呼んで恥をかかせた仕返しよ。ねぇおりりん」

織莉子「そういうのやめなさいよ!」

ほむら「あら、嫌い?」

織莉子「好き嫌い云々以前に、私には巴さんや美樹さんみたいな……そういうのフォローしてくれる人がいないのよ!?」

ほむら「え?」

織莉子「お父様の一件からキリカとあなた達以外に仲がいい人はいない……というよりいなくなったのよ!」

織莉子「要するにぼっちよ!ガッデム!」


生徒B「何かケンカしてるみたいよ」

生徒C「プンスカプンプン」



281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:14:00.50 ID:fbYpSYvl0


ほむら「そ、それは……何か、ごめんなさい」

織莉子「許さない。ほむらなんてもう知らない」

ほむら「わ、悪かったわよ……元気出して」

ほむら「ほら。一緒に帰りましょう」

織莉子「…………」

ほむら「まどかとキリカも待たせているし……」

ほむら「あなたの紅茶をご馳走してほしいわ」

織莉子「ん……ど、どうしようかしら」

ほむら(あ、今ちょっと揺れた)



282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:14:42.09 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……まぁ、あなたが怒るのも無理もないと思う……無神経すぎたわ」

ほむら「でも……私に妙な意地を張るとどうなるか、わかっている?」

織莉子「へ?」

ほむら「そして今、私達は注目をされている」

織莉子「……あ」

ほむら「ここでもし私が下手なことをすれば……?」

織莉子「や、やめなさい……!」

織莉子「な、何をするつもりか想像もしたくないけど……やめなさい……!」



283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:15:16.09 ID:fbYpSYvl0


ほむら「じゃあ私を許しなさい」

織莉子「わ、わかったわよ……」

ほむら「よろしい」

織莉子「こっちは全然よろしくない」

ほむら「さっさと帰るわよ。ほらっ」

織莉子「あっ……!」

織莉子「ほ、ほむら……手……!」


生徒B「ほむらと呼ばれた少女がいきなり美国さんの手を握った……だと……!?」

生徒A「仲良しさんなのね」

生徒C「きゃっきゃうふふ」



284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:15:58.02 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ちょっ、ちょっと……!」

ほむら「どうしたの?急に手を繋がれてビックリした?」

織莉子「べ、別にそ、そ、そういうことでは……」

ほむら「ふふ、照れちゃって……」

ほむら「あの時は自分でしておいて……されるのはダメと言うの?」

織莉子「そ、それは……誰も見てない……と思ってたから」

織莉子「み、みんなに見られているわっ」

ほむら「恋人繋ぎだというならまだしも、私と恋人ごっこするつもりならこれくらいで動揺しないの」

織莉子「う、うぅ……」



285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:16:46.56 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ほら、さっさと行くわよ」

織莉子「わ、わかったわよ……ねぇ。私の手、汗ばんで気持ち悪くないかしら?」

ほむら「大丈夫よ。気にしすぎ。……さて、これくらい恥をかかせたところで私に抱きついたりしたのも含めてチャラにしたげる」

織莉子「それはどうも……」


生徒A「……学校の外には友達がいるのね。あの人」

生徒B「……何だかこうして見たら普通の人よね。汚職議員の娘なんでしょ?」

生徒C「ひそひそごにょにょ」

ほむら「…………」

織莉子「……気にしないで。いつものことだから」



286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:18:16.70 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……一つ、いい言葉を教えてあげる」

織莉子「え?」

ほむら「会って直に話すのが悪感情を一掃する最上の方法である。アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの言葉よ」

織莉子「え?えっと……それが何か?」

ほむら「以上。行くわよ織莉子」

織莉子「ひ、引っ張らないでっ、転んじゃうっ。もう、結局何なのよ」


生徒A「…………」

生徒B「…………」

生徒C「ポカーン」



287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:18:58.51 ID:fbYpSYvl0


――帰路


織莉子「キリカと鹿目さんは一緒でないの?」

ほむら「二人には先に、あなたの家へ向かわせたわ」

ほむら「忘れ物と一緒にね」

織莉子「忘れ物?」

ほむら「私の盾に押しつけたクマのぬいぐるみよ」

織莉子「あぁ……そうだった。忘れてたわ」

ほむら「わ、忘れてたって……」

ほむら「あなた、欲しかったんじゃなかったの?」



288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:20:03.45 ID:fbYpSYvl0



織莉子「いいえ、別に欲しかったわけじゃないわ」

織莉子「あなたがかわいいものが好きと聞いて、取ってプレゼントしようと思ったのよ」

ほむら「かっこつけて空回りしたのね」

織莉子「……えぇ、そうよ。かっこつけたかったのよ」

織莉子「キリカにあげようと思っているけど、欲しいならあなたにあげるけど」

ほむら「結構よ」

織莉子「そう」

織莉子「……ところで、ほむら」



289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:21:12.76 ID:fbYpSYvl0


織莉子「いつまで手、繋いでるの?」

ほむら「……離してほしい?」

織莉子「いい加減恥ずかしいわ」

ほむら「そう。じゃあ離すわ。いい加減手も熱いし」

織莉子「そっちから握ってきたくせに……」

織莉子「それはそれでちょっと惜しいけど離してちょうだい……うん」

織莉子「……手を繋ぐのが好きっていうほむ好きシート。正解だったわね」 br>
ほむら「…………」

ほむら「その辺はノーコメントで」



290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:22:26.14 ID:fbYpSYvl0


織莉子「わかったわ。特に問わない」

織莉子「それにしても、ほむらったら……」

ほむら「何よ」

織莉子「急におりりんだなんて……」

ほむら「ああ……あれね」

織莉子「正直ビックリしたわ」

織莉子「おりりんってあなたのセンス?」

ほむら「う、うるさいわね。何でもいいでしょ」



291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:23:37.51 ID:fbYpSYvl0




織莉子「……まぁ、嫌いじゃないけど」

ほむら「おりりんって呼ばれたいの?」

織莉子「呼んでもいいわよ?」

織莉子「その代わりあなたをほむほむと呼ばせてもらうけど」

ほむら「二度と呼ばないわ」

織莉子「そんなに嫌い?ほむほむ」

ほむら「……別のニックネーム候補だった『おっさん』って呼ぶわよ」

織莉子「よしなさい」

ほむら「よしたじゃない」



292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:24:29.63 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……ふふっ」

ほむら「何がおかしいのかしら?」

織莉子「いや……あなたってこんな変わったキャラだったのね、って」

ほむら「そのセリフ。何度私があなたにぶつけたことか」

織莉子「それは……まぁ……」

ほむら「なかなか面白いものも見られたし、私としては満足したけど」

織莉子「……私にいじわるするためにわざわざ迎え来てくれたの?」

ほむら「まあね」

織莉子「…………」



293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:25:19.45 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……嘘よ」

ほむら「またあなたと一緒に帰りたかっただけ」

織莉子「……嬉しいこと言ってくれるわね」

ほむら「今回は寄り道なんてしている暇はないから」

織莉子「わかっているわ」

織莉子「何にしても、早く帰って、四人で会議しないとね」

ほむら「えぇ」

織莉子「巴さんと美樹さんへのドッキリ企画。名付けておりほむイチャラヴ大作戦」

ほむら「……何よそのネーミング」

織莉子「ダメ?」

ほむら「ダサいわ」

織莉子「……キリカがつけたのよ」

ほむら「責任転嫁しない」

織莉子「バレちゃったわ」



294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:26:43.62 ID:fbYpSYvl0


――美国邸


キリカ「さぁさぁ、どうぞ。まどか」

まどか「お邪魔します」

キリカ「君が織莉子の家に来るのは初めてだよね?」

まどか「はい」

まどか「ゴージャスですね」

キリカ「まぁね。お金持ちだし」

キリカ「織莉子の前ではその辺、話題に出さないように」

まどか「あ、はい」



295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:27:37.40 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……よーし」

キリカ「正直慣れてないけど、お茶をお出ししよう」

まどか「あ、そんなお構いなく」

キリカ「角砂糖いくつ欲しい?五個?六つ?」

まどか「お構いなく!」

キリカ「あはは、冗談だよ」

キリカ「私が淹れるものなんかよりも、織莉子が淹れた美味しいお茶を出すのが客人に対する礼儀というものだ」

キリカ「織莉子のお茶は世界一美味しいからね」



296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:28:07.27 ID:fbYpSYvl0


まどか「マミさんのも美味しいですよ?」

キリカ「恩人の紅茶……確かにおいしい。それは認めよう」

キリカ「……だが、恩人の紅茶は、織莉子のと比べてチト渋みが強い」

まどか「そう……なんですか?」

キリカ「うん。織莉茶を角砂糖五つで一番美味しいとすれば……恩人のは六つ入れないといけないからね」

まどか「は、はぁ……そうですか」

キリカ「あー、話していたら飲みたくなったな。織莉子の紅茶」

キリカ「織莉子まだかなぁー」

まどか「…………」



297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:28:41.08 ID:fbYpSYvl0


まどか「あ、そうそう」

キリカ「うん?」

まどか「これ、ほむらちゃんが織莉子さんに渡しといてって」

キリカ「お?」

キリカ「クマのぬいぐるみだね」

まどか「はい。織莉子さんとゲームセンターに行った時に取ったらしいです」

キリカ「そっか。ありがとう」

キリカ「ふむ……なかなかかわいいやつじゃあないか」



298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:29:15.62 ID:fbYpSYvl0


キリカ「しかし……むぅ、そうか、織莉子。ゲームセンターを結構エンジョイしているな……」

キリカ「プリクラも撮ってたし……織莉子はそういう騒がしい所は嫌いだと思っていたよ……」

まどか「……え?プリクラ?」

キリカ「うん」

キリカ「杏子とゆまちゃんの四人でとは言え、ちょっと悔しいね。プリクラを一緒に撮っちゃうだなんて」

まどか「…………」

キリカ「……見る?」

まどか「……お願いします」



299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:29:51.45 ID:fbYpSYvl0


キリカ「えっと……確か、机の……あったあった」

キリカ「これね」

キリカ「織莉子はほむらから誰にも見せるなって釘刺されてたみたいだけど、忘れてたから仕方ない」

まどか「…………」

キリカ「織莉子にくすぐられるなんて、羨ましい限りだ」

まどか「…………」

まどか(ほむらちゃん、こんなに笑ってる)

まどか(ほむらちゃん、こんな笑顔するんだ……)

まどか(……かわいい)



300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:30:17.33 ID:fbYpSYvl0


まどか(……わたしも)

まどか(わたしもほむらちゃんと……一緒に……プリクラ撮りたい)

まどか(日曜日遊びに行く約束はしてるけど……)

まどか(買い物に行こうとは考えてるけど、ゲームセンターっていうのも……ありなのかな)

まどか(でも、ほむらちゃんもゲームセンター……嫌いそうだし)

まどか(ほむらちゃんなら行きたいと言ったら行ってくれそうだけど……それは何か違う気がする)

まどか(ああ、二人でプリクラ撮りたいなぁ)

まどか「……むむ」

キリカ「…………」



301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:30:53.06 ID:fbYpSYvl0


キリカ「どうしたまどか」

まどか「……いえ、何でもないです」

まどか「…………」

キリカ「…………」

キリカ「……ふふふ、まどか……さては君、ヤキモチ妬いてるね?」

まどか「へっ?」

キリカ「プリクラ見てムスッてしてたよ」

まどか「そ、そんなことは……!」

キリカ「あはは、気にしない気にしない。私だってヤキモチ妬きっぱなしさ」



302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:31:26.97 ID:fbYpSYvl0


キリカ「私も私で織莉子と二人きりで撮ってみたいとは思ってる。機会さえあれば、うん」

まどか「…………」

キリカ「……どしたのさ。まどか。さっきからそわそわして」

まどか「え?」

キリカ「私と二人きりってのはそんなに落ち着かない?」

まどか「い、いえ、そういうつもりは……」

キリカ「ならいいけど……」

まどか「…………」

まどか「……あ、あの」



303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:31:53.22 ID:fbYpSYvl0


キリカ「ん、何だい?」

まどか「その……ほむらちゃんに聞いたんですけど……」

キリカ「うん」

まどか「……ほむ好きシート?っていうのが、あったらしいんです」

キリカ「ほむ好き……?あぁ、あれか。織莉子に見せてもらったよ。ほむらには秘密でね」

まどか「まだ……あります?」

キリカ「へ?」

まどか「その……ほむらちゃんが、好きなこと……シート」

キリカ「うん……あるよ」

キリカ「ほむらから処分するよう言われてたみたいだけど、面白いからってんでとってある」



304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:32:46.35 ID:fbYpSYvl0


キリカ「で、それが何か」

まどか「で、できたら……その」

まどか「わたしにも、み、見せてほしいなぁ~、なんて」

キリカ「……まどかが?」

まどか「あっ、いやあのっ、べ、別にほむらちゃんの好みが知りたいなーなんてことじゃなくてですね……」

まどか「あの、あの時、織莉子さんはほむらちゃんに何をしてたのかなーなんて……」

まどか「さ、参考程度というか、どういうことが書いてあるのかなぁって」

まどか「ちょ、ちょっとした好奇心なんです!た、大したことは……!」

キリカ「…………」



305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:33:51.98 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……ふふ」

キリカ「……なるほど、ね。好奇心、ねぇ……」

まどか「ほ、ほんと……別に、た、他意はないんですよ?」

キリカ「ふーん……?」

まどか「…………」

キリカ「……やっぱり、なのかな?」

キリカ「気付いたんだ。自分の気持ちに」

キリカ「本当の気持ちに、向き合えたんだ?」

まどか「…………」



306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:34:40.17 ID:fbYpSYvl0


キリカ「差詰め織莉子とほむらの関係が判明して思い返したらってところ?」

まどか「そ、そんなニヤニヤしないでくださいよっ!」

キリカ「それで落ち着かなかったんだね。なるほどね。気になって仕方がないんだ。ほむ好きシート」

キリカ「それを参考に、ほむらを……」

まどか「も、もう言わなくていいですっ!これ以上はっ!」

まどか「か、からかわないでくださいよ……」

キリカ「ごめんて。ちょっと待ってて。持ってくる」

キリカ「いやぁ、ほむらが来る前にさっさとせねばなるまいなぁ」

まどか「むぅ……」



307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:35:06.89 ID:fbYpSYvl0


キリカ「――ってことで、あったよ」

まどか「こ、これが……」

まどか「あ、これさやかちゃんの字だ……」

キリカ「そうらしいね」

まどか「えっと……その……」

キリカ「ん?」

まどか「それ……あの……」

キリカ「……欲しい?」

まどか「は、はい……」



308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:35:37.30 ID:fbYpSYvl0


キリカ「んー」

キリカ「でも、ただ渡すのもねぇ……」

まどか「え……」

キリカ「織莉子からは焼却処分しておいてって言われてるんだよねぇ……」

まどか「そ、そこを何とか……!」

キリカ「んー……困ったね。何たって織莉子から任されたことだし」

まどか「…………」

キリカ「……はっきりと君の言葉で『それ』を話してくれたら気が変わる、か、も」

まどか「う、うぅ……」



309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:36:17.34 ID:fbYpSYvl0


まどか「…………」

まどか「…………す」

キリカ「んん?」

まどか「……らちゃ……です」

キリカ「何て?」

まどか「ほむらちゃんが……です」

キリカ「ほむらがなぁに?」

まどか「……わ、わたし」

まどか「わたし、ほむらちゃんが……好きですっ」



310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:36:51.52 ID:fbYpSYvl0


キリカ「ほう」

まどか「ほむらちゃんが織莉子さんが好きなのかもって思って……」

まどか「それで、それが勘違いだったって気付いた時……」

まどか「ほむらちゃんが微笑んでくれた時……」

まどか「すごく、安心しました。正直、嬉しかったです」

まどか「わたしにも、入り込める余地はあるんだって……素直に思いました」

キリカ「なるほど?それで?」

まどか「それで……わたし……」



311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:37:48.13 ID:fbYpSYvl0


まどか「この気持ちが……『恋』だって、確信しました」

まどか「わたしは、ほむらちゃんに恋を……しています」

キリカ「なるほど」

まどか「……で、でも、やっぱり……同性ってのにはまだ抵抗はありますし……」

まどか「恋に恋してるとか、恋をしてる自分に酔ってるとか、そういうこと言われたら何も言い返せません」

まどか「でも、わたし、わたしは……ほむらちゃんが……好き、なんです!」

まどか「ほむらちゃんと、手を繋いだり、抱きつきいたりとかしたい」

まどか「だ、だから……その……」

キリカ「…………」



312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:38:34.77 ID:fbYpSYvl0


まどか「うぅ……こ、これ以上はご勘弁を……」

キリカ「……うん。よろしい」

キリカ「愛情オタクの私から言わせていただけば、君の気持ちは間違いない」

キリカ「純粋な恋だ。愛情だ」

キリカ「君の思いは伝わった。君は、ほむらを愛している」

キリカ「ただし……その愛情が、今後どう変異するかは君達次第だけどね」

まどか(は、恥ずかしい……恥ずかしすぎる……!)

キリカ「よろしい。差し上げましょうぞ。ほむ好きシート」

まどか「あ、ありがとうございます……」



313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:39:16.67 ID:fbYpSYvl0


まどか「……内緒にしてくださいね?」

キリカ「もちろん」

まどか「絶対に、絶対ですよ。例え織莉子さんに尋問されても言っちゃダメですからね」

キリカ「織莉子に言われたらわからないなぁ」

まどか「もお!キリカさんっ!」

キリカ「あはは、そう怒るなって」

まどか「キリカさんは織莉子さんが絡むと信用できない!」

キリカ「大丈夫大丈夫!織莉子はいい理解者になるよ」

まどか「言うこと前提!?」



314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:40:10.10 ID:fbYpSYvl0


織莉子「あらー、随分と仲良しね」

ほむら「私達に気付かないなんて、よっぽど盛り上がってたのね」


まどか「!?」

キリカ「おかえり織莉子。いらっしゃいほむら」

織莉子「お茶を淹れてきたわ」

キリカ「やった!織莉子の紅茶!丁度飲みたかったんだよね」

キリカ「……あ、ってことはその分既に帰ってきてたんだ」

織莉子「そうね」

まどか「!」



315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:41:07.95 ID:fbYpSYvl0


まどか「あ、あの……ほむらちゃん……?」

ほむら「ん?」

まどか「わたしとキリカさんとの話……もしかして、き、聞いちゃった?」

ほむら「話?」

ほむら「この部屋に入る時にちょっとだけ、聞こえちゃったけど……」

ほむら「大丈夫よ。何を内緒にするのかまでは聞いてないから」

まどか「……ほっ」

ほむら(何を話していたのかしら。気にならないこともない)



316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:41:50.18 ID:fbYpSYvl0


織莉子「何が内緒なの?キリカ」

キリカ「えっとね……」

まどか「わー!ちょ、い、言わないでー!」

キリカ「冗談たい」

織莉子「何で訛ったの今」

ほむら「楽しそうなところ悪いけど、本題にとっとと入りたいわ」

まどか「う、うん!うん!」

織莉子「そうね」



317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:42:38.31 ID:fbYpSYvl0


ほむら「それで、私が織莉子と付き合うという話なのだけれど……」

ほむら「キリカ。あなたはどうする?」

キリカ「私?」

ほむら「だってあなた。織莉子が好きでしょう。それも病的に」

キリカ「病的ってのはちょっとひっかかるけど、好きだよ」

ほむら「なら、織莉子が自分以外と付き合ったら……どれだけ落ち込むことかしらね」

キリカ「あぁー……そうだねぇ。私に演技力を求めるということか」

織莉子「そうなるわね」



318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:43:19.42 ID:fbYpSYvl0


織莉子「でも、キリカって自身の気持ちに正直だから、はっきり言ってそういうのは上手じゃないわ」

キリカ「うん。多分苦手」

まどか(わたしも……ちょっと苦手)

ほむら「その辺、どうしようかって考えているのだけれど」

キリカ「ふーむ」

まどか「内緒にするというのは……?」

織莉子「いつも一緒にいるのに私とほむらがイチャついてる時だけいないっていうのも不自然じゃない?」

織莉子「学校が違う二人と、学校が同じ人間。どっちが一緒にいることが多いか」



319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:44:57.37 ID:fbYpSYvl0


まどか「そっか……」

織莉子「難しいわね」

キリカ「うーん……」

ほむら「…………」

ほむら「……いっそ、まどかとキリカで、というのはどうかしら」

織莉子「えっ?」

キリカ「へっ?」

まどか「ふぇ?」



320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:45:40.84 ID:fbYpSYvl0


キリカ「えっと?それは……私がまどかと付き合うの?」

ほむら「えぇ」

まどか「そ、それは……何というか……」

キリカ「私と付き合うなんて嫌だってかい?」

まどか「そ、そういうわけじゃ……!」

キリカ「なかなか面白そうとは思うけど、あまりに吹っ飛んでないかい?」

織莉子「そうよ……(私がキリカに)ヤキモチ妬いちゃいそう……」

ほむら「……そうね。確かに(織莉子がキリカに)妬くでしょうね」

キリカ「!」

まどか「!」



321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:46:52.82 ID:fbYpSYvl0


キリカ(お、織莉子が私にヤキモチだって……!?)

キリカ(ヤキモチを妬く織莉子……それはそれで魅力的だ……!)

キリカ(織莉子に妬かれる……それってステキ!)

まどか(え……!?ほ、ほむらちゃんが……わたしにヤキモチ!?)

まどか(そ、それは……それはとっても嬉しいなって!嬉しいなって!)

キリカ「そ、それじゃあまどかと付き合うわけにはいかないよねぇ!」

まどか「そ、そうですねぇ!あは、あははは!」

ほむら「……あなた達、仲が良さそうね」



322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:47:38.59 ID:fbYpSYvl0


織莉子「私も反対よ」

ほむら「そう。悪くないとは思ったのだけれど」

織莉子「普通に私が断った、ということにしましょう」

まどか「うん、うん」

キリカ(そ、それはそれで切ない……)

織莉子「いくらキリカだって、それくらい融通効くわよ」

まどか(……あまり効きそうにないなって思ってしまうのでした)

ほむら「……あなたが言うならそれでいいわ」

織莉子「それじゃ、そういうことで。決定ね」



323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:48:28.32 ID:fbYpSYvl0


織莉子「じゃあ、明日、私、ほむらを迎えに行くわ」

キリカ「私は……やっぱり二人がイチャついてるとこ見たくないから、二人が行ってから恩人のとこに行くよ」

まどか「わたしは普通に掃除係」

ほむら「……まぁ、そんなところでしょうね」

織莉子「それじゃあ台本を考えましょう」

キリカ「面倒くさいなぁ」

織莉子「どちらかと言えば私とほむらだけでいいわ)

ほむら「……そう、ね。アドリブは苦手だし」

織莉子「じゃ、考えましょう」

ほむら「えぇ……」



324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:49:21.91 ID:fbYpSYvl0


――翌日

放課後


さやか「やっと終わったっちゃー!」

仁美「お疲れさまですわ」

ほむら「やっとも何も、ほとんどあなた寝てたじゃない」

さやか「うるへーやぁい」

マミ「ふふ、美樹さんらしいわ」

さやか「あたしらしいってどういうことですかい!?」

仁美「……ん、何だか校門の方が騒がしいですね」

さやか「ん?本当だ」

マミ「……あれ?あの人……」



325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:50:18.77 ID:fbYpSYvl0


仁美「織莉子さん……ですわ」

マミ「…………」

さやか「…………」

ほむら「あ、本当」

織莉子「……あっ」

ほむら「こちらに気付いたようね」

織莉子「ほむらーっ!」

仁美「へ?」

さやか「ほえ?」

マミ「え?」



326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:51:37.22 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ふふ、ほむらぁ」

ほむら「大きな声を出さないで。恥ずかしい」

織莉子「ごめんなさい」

ほむら「迎えに来てくれたのね。嬉しいわ」

織莉子「えぇ。ほむらのためなら私……」

仁美「え、えーと……」

織莉子「あなたは志筑さん、ね」

仁美「あ、どうも……覚えててくださったんですね」

織莉子「ほむらの友人だもの。当然よ」



327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:52:14.83 ID:fbYpSYvl0



マミ「……美樹さん。何だか私、変な汗が出てきたんだけど」

さやか「……奇遇ですねマミさん。あたしもです」

ほむら「あ、そうそう。三人に言っておくことがあるの」

織莉子「えぇ」

マミ「い、言っておくこと……?」

織莉子「実はね……私達」

ほむら「付き合うことになったのよ」

さやか「…………」

マミ「…………」

仁美「!」



328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:52:49.69 ID:fbYpSYvl0


さやか「へ!?」

マミ「早!?」

織莉子「静かにっ。声が大きいわ」

仁美「ほ、ほむらさんが……織莉子さんと……」

仁美「お、お、お付き合い……!?」

仁美「お、お付き合いと言うと……あの……きゃっきゃうふふするアレですか!?」

ほむら「え、えぇ……そうね。クラスのみんなには内緒にしてね。仁美」

仁美「キ……キマ……キマシ……」



329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:53:19.09 ID:fbYpSYvl0


マミ「え、あの……え……!?」

さやか「な、な、ほ、本気ですか……!?」

織莉子(あらあら、戸惑ってる戸惑ってる)

織莉子「そうよ。ね、ほむら」

ほむら「ね」

織莉子「ほむらはね、クールに見えるけど、実はとってもかわいいのよ」

ほむら「よ、余計なこと言わないで」

ほむら「それに……あ、あなたの方がかわいいわ」

織莉子「も、もう……ほむらったら……恥ずかしい子ね」



330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:54:01.57 ID:fbYpSYvl0


仁美「キマシタワー」

さやか「えっと……よ、よかった……んだよね」

マミ「えぇ……お、おめでとう」

織莉子「ふふ、あなた達のおかげよ。ありがとう」

さやか「い、いやぁ……その……」

マミ「え、えっと……えっと……」

仁美「タワー……!」

さやか(うわぁ……仁美がすっごい親指を突き立ててる……グッジョブ!って言いたいのか……?)

マミ「そ……その、美国さん」

織莉子「何かしら?」



331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:54:48.04 ID:fbYpSYvl0


マミ「あの……その、呉さんは、どうするの?」

織莉子「どうって……何でキリカが出てくるの?」

マミ「だ、だって……呉さんはあなたのことが……」

織莉子「あぁ……そうね。気付いていたのね。やっぱり」

織莉子「知った上でほむらを私に紹介したのね」

マミ「ぐっ……ひ、人聞きの悪い……」

織莉子「キリカには、キッパリと断らせていただいたわ」

さやか「え……」

さやか「嘘……そ、そんなあっさりと……」



332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:55:34.47 ID:fbYpSYvl0


ほむら「それじゃ、私達は先に失礼するわ」

ほむら「これから放課後デートというものよ」

織莉子「では、ご機嫌よう」

仁美「キマシ」

ほむら「ほら、織莉子」

織莉子「えぇ、ほむら」

さやか「なっ……!」

マミ「あれは……こ、恋人繋ぎ!?」

仁美「キマシマシマシー!」

さやか「うわー!仁美がキマシタワーしか喋れなくなっちゃったよー!」



333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:57:17.05 ID:fbYpSYvl0


マミ「…………う、嘘よ」

マミ「だって……呉さん、いつも通りだった……」

マミ「呉さんともあろう人が……正直、ま……発狂してもおかしくないのに……」

キリカ「……いいんだよ」

さやか「キリカさん!?」

マミ「く、呉さん……?」

キリカ「やぁ、お待たせ」

キリカ「……私は、ね。恩人」

キリカ「私は、私は確かに、織莉子のことが好きだったよ……」



334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:58:02.46 ID:fbYpSYvl0


仁美「シマシマキマワシ……」

キリカ「でも、私は、織莉子が幸せそうでいてくれる方が……」

マミ「呉さん……」

マミ「その……ごめんなさい。私……」

キリカ「いいんだ。私が一方的に織莉子を好いてただけ」

キリカ「私は勝手に織莉子が私以外の人を好きになるはずがないなんて思い込んでいただけなんだ」

キリカ「自業自得。気にしないよ……私は今も昔のノロマなのさ」

キリカ「私は大丈夫……」

仁美「タワーキマシ……」

キリカ「心配してくれるのかい?ありがたい……」



335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:58:35.94 ID:fbYpSYvl0


キリカ「…………」

さやか「キ、キリカさん……」

キリカ「失恋もしたことだし……そうだな」

キリカ「ほむらに迷惑がかかるから織莉子を好きではいられないね」

キリカ「私は、誰かが好きでないと落ち着かない」

キリカ「……まどか辺りを狙おうかな」

仁美「キマシ」

さやか「え?」

マミ「へ?」



336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:59:16.86 ID:fbYpSYvl0


キリカ「ほら、まどかって優しいし、織莉子ほどではないけど、かわいいし」

さやか「そ、その……マジですか?」

キリカ「……ふふ」

キリカ「なんて、冗談さ。冗談」

マミ「そ、そう……なの?」

キリカ「私がまどかに惚れることはないね」

キリカ「だってまどかにはもう嫁がいるから」

さやか「は、はぁ……?」



337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 13:59:45.09 ID:fbYpSYvl0


まどか「ごめーん、待った?」

キリカ「おっと」

さやか「あ……まどか」

まどか「掃除係でして」

仁美「マワシキマシタ」

まどか「え?仁美ちゃん何て?」

マミ「何でも、キマシタワーしか言えなくなったらしくて」

まどか「ふぅん……?ところでほむらちゃんは来てないんですか?」

キリカ「ほむらは織莉子と一緒に先帰ったよ」

まどか「へ?……そう、なんですか」



338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:00:43.20 ID:fbYpSYvl0


キリカ「ねぇ、まどか。一緒に帰らないかい?送っていくよ」

まどか「え?」

キリカ「私とまどかの組み合わせってあんまりないだろう?織莉子の真似」

まどか「で、でも……」

キリカ「いいからいいから。いいでしょ?三人」

さやか「え?あ、はぁ……」

マミ「私は構わないけど……」

仁美「タワシ」

キリカ「そういうことだ。まどか」



339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:01:21.65 ID:fbYpSYvl0


キリカ「おいでおいで」

まどか「あ、はい……」

キリカ「ほら、早くっ」

まどか「ま、待ってください」

キリカ「あぁ、もう。遅い遅い。手を貸しな」

まどか「へ?……あっ」

さやか(手を繋いだ……!)

マミ(呉さんが……美国さん以外の人と手を繋いだ……!)

仁美「キマシ」



340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:01:57.01 ID:fbYpSYvl0


まどか「あっちょっ……ひ、引っ張らないで……」

キリカ「まどか軽いなぁ」

キリカ「それじゃあ、恩人、さやか、仁美」

キリカ「私達もお先に失礼するよ。じゃあね」

まどか「いい週末をー」

マミ「え、えぇ……」

さやか「ま、またね……」

仁美「ワタシマシタ」




341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:02:25.54 ID:fbYpSYvl0


マミ「…………」

さやか「…………」

仁美「…………」

さやか「……帰りましょうか。マミさん」

マミ「えぇ……そうね」

仁美「マワシマシター」

マミ「こ、後遺症が……」



342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:02:52.60 ID:fbYpSYvl0


仁美「ワタシシマシタワ」

さやか「え?あぁ、お稽古ね……」

マミ「え、わかるの?」

仁美「マシマシタワーキマキマシ」

さやか「あぁ、そうね。眼福ね……」

さやか「それじゃあね、仁美……」

マミ「えっと、さよなら、志筑さん……」

仁美「タワワー」



343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:04:03.14 ID:fbYpSYvl0


さやか「…………」

マミ「…………」

さやか「マミさん……」

マミ「何かしら……」

さやか「あたし……頭痛くなってきたんスけど……」

マミ「奇遇ね……私もよ」

さやか「あたしはほむらと今後どう接してやればいいんスか……」

マミ「私に聞かないでよ……」

マミ「……連休明けまでに考えておきましょう……」

さやか「そうすか……」



344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:05:12.89 ID:fbYpSYvl0


まどか「……あ、あのっ。キリカさん、そ、そんなに急がなくてもっ」

キリカ「このままあの二人を追いかけるんだよ」

まどか「え、ど、どうして……」

キリカ「どうしてって……」

キリカ「そのまま合流して四人で放課後ダブルデートといこうじゃないか!」

まどか「ダ、ダブルデート!?」

キリカ「ほらほら、時間は有限だよ!」

まどか「だ、ダブルデート……デート……」



345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:05:44.85 ID:fbYpSYvl0


まどか(デ、デート……)

まどか(日曜日……ほむらちゃんとお出かけする予定だけど……)

まどか(……ほむらちゃんとデート)

まどか(…………)

まどか(……えへへ)

キリカ「ふふ、ニヤニヤしちゃって。デート楽しみ?」

まどか「へっ?あ、あの、その、えっと……」

キリカ「あ、織莉子とほむら発見!」



346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:06:11.89 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……さて、そろそろもういいでしょう」

織莉子「えぇ。そうね」

織莉子「ねぇ、手、熱くない?」

ほむら「少し。もう離してもいいわよ」

織莉子「えぇ。……あ、私結構汗ばんでたみたい。気持ち悪くなかった?」

ほむら「大丈夫よ。それくらい」

織莉子「やっぱり意識すると緊張しちゃうわ」

ほむら「そうね」

織莉子「そんな風には見えなかったけど……」



348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:08:51.94 ID:fbYpSYvl0


織莉子「それにしても……」

織莉子「なかなか面白いリアクションをいただけたんじゃないかしら」

ほむら「まぁまぁね」

ほむら「ただ、ちょっと真剣な悩みが混ざった表情をしていたわ」

ほむら「ちょっと、悪ノリが過ぎた気はする」

織莉子「そう?その辺、よくわからなかったわ。私」

ほむら「でも、それなりに楽しめたわ」

織莉子「それはなにより」



349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:09:54.76 ID:fbYpSYvl0


――日曜日


まどか(……今日はほむらちゃんと約束した、お出かけの日!)

まどか(……えへへ、待ち合わせより四十分も早く来ちゃった)

まどか(ほむらちゃんは……まだ来てないよね)

まどか(よし……今の内に確認しよう)

まどか(ほむらちゃんが好きなことシート……ほむ好きノート!)

まどか(このシートは……さやかちゃんとマミさんが分析した、ほむらちゃんが好きなこと……)

まどか(友達……としては、アレだけどね)

まどか「……うぇひひ」



350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:10:28.71 ID:fbYpSYvl0


まどか(ほむらちゃんと……もっともっと仲良くするには……最適、だよね!)

まどか(ほむらちゃんと……)

まどか(こ、ここ、こ……恋人に、なるには……!)

まどか(あぁ……でも、ここに書いてあることをするってなると……)

まどか(あぁ……緊張する)

まどか(やっぱり、ドキドキしちゃうよ)

まどか(最初はやっぱり……『これ』だよね)



351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:11:06.64 ID:fbYpSYvl0


まどか(ほむらちゃんが好きなこと……スキンシップ!)

まどか(こういう時のスキンシップと言えば……)


ほむら『まどかはまだ来てないようね』

まどか『うぇっひひー!だーれだ?』

ほむら『きゃっ……この声は……まどかね』

まどか『あったりー!』

ほむら『ふふ、あたった。子どもっぽいことをするのね。かわいいわ。付き合ってください』

まどか『か、かわいいだなんてそんな……えへへ、ふつつか者ですが……』



352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:11:49.59 ID:fbYpSYvl0


まどか「……ハッ!」

まどか「い、いけないいけない。思わず欲望が……」

まどか(……あ、あれは!)

まどか(ほむらちゃん!)

まどか(ほむらちゃん来た!)

まどか(まだ待ち合わせ三十分前なのに……ほむらちゃん……!)

まどか(ああ……ほむらちゃんの私服、かわいい……)

まどか(お人形さんみたい……やっぱり素質から違うよ)



353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:12:30.87 ID:fbYpSYvl0


まどか(あぁ……ほむらちゃん。綺麗だな……)

まどか(美人な上に優しくてかっこよくて、仕草もかわいい……反則だよ)

まどか「…………」

まどか「…………」

まどか(……はっ!見とれてる場合じゃなかった!)

まどか(……よし!こっそり背後に回って……)

まどか(するんだ……だーれだ?ってするんだ……!)

まどか(それでかわいいって言ってもらうんだ!)



354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:13:12.64 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……まどかはまだ来てないわね」

ほむら「それはそう、か……まだ三十分」

ほむら「……ん?」

まどか(よ、よーし……)

まどか(だーれだってやるんだ……だーれだってやるんだ……!)

まどか「だ……」

ほむら「誰?」

まどか「れ?……ひゃっ!」



355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:14:35.93 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あっと……」

ほむら「大丈夫?まどか」

まどか「あ、あれ……?」

ほむら「ごめんなさい。脅かして」

まどか「ほ、ほむらちゃん……や、やっほ」

まどか(うぅ……躓いちゃった……かっこわるい……思い切っておニューの靴履いたらこの結果だよ!)

ほむら「……や、やっほ」

まどか「わ、わたしこそごめんね。躓いちゃっ……」

まどか「……ッ!」



356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:15:28.64 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ん、どうしたの?まどか」

まどか(い、今……わたし……!)

まどか(ほむらちゃんに抱きつく体になっている……!?姿勢になっている……!)

まどか(躓いて転んじゃって……それで……)

まどか(そのままほむらちゃんの体に……!)

まどか(あ、あわ、あわわ……)

まどか(あ……いい匂い……じゃなかった!)

まどか「ご、ごめんなさい!ほむらちゃん!」

まどか「い、いきなりそんな……だ、抱きつくような真似しちゃって!」



357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:16:18.05 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ん?あぁ……いいのよ。それくらい」

ほむら「足挫いたりしてない?」

まどか「だ、大丈夫……。でも……ほむらちゃん」

まどか「びっくりさせちゃったよね……その……いきなり背後から……」

ほむら「いいのよ。まどかに抱きつかれるの好きだし」

まどか「えっ……」

まどか(あ……『鹿目さん』のこと……か)

ほむら「それにしても、いきなり抱きつこうとするなんて……」

まどか「ち、違うのっ!そ、そんなつもりじゃ……」



358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:17:00.88 ID:fbYpSYvl0


まどか「ほ、本当はだーれだ?ってヤツをやろうとして……」

まどか「そしたら本当に躓いちゃって!」

ほむら「ふふ、そういうことにしておくわ」

ほむら「まどかは織莉子と違って変なことはしないでしょうし」

まどか「…………」

ほむら「でも残念だけど、それは私には通用しないわ」

まどか「え、効かないの?」

ほむら「自然とそういう気配ってわかっちゃうのよね。まどかのは特に」

まどか「え、そ、それって……」



359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:18:15.53 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あなたが転ぶ前に私、あなたに気付いたでしょ?」

まどか「うん……」

ほむら「そういうことよ」

ほむら「色々あったから単純に人の気配に敏感になった、というのもあるけど……」

ほむら「いつもあなたの側にいたり、いようとしていたからかしら……」

ほむら「まどかの体というか、空気というか、あるいは足音の間隔か」

ほむら「何となくそれがまどかか否かというのがわかるのよね」

まどか(な、なんか……なんか、それって、それって、何だか嬉しいなって……!)



360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:18:44.64 ID:fbYpSYvl0


まどか(ほむらちゃんが……わたしの存在にすぐに気付いてくれる……)

まどか(わたしだって、わかってくれる……すごい!)

まどか(あと、わたしの体を覚えたって……な、何だか表現がえっちぃ気が……)

ほむら「まどかか否か気配でわかるって……我ながらちょっと、気持ち悪いわね」

まどか「そ、そんなことないよ!」

ほむら「そう?ふふ、ありがとう」

ほむら「それよりも、待たせてごめんなさい」

まどか「う、ううん!いいの。わたし、今来たところだから!」

ほむら「私を待ち伏せしてたのに?」

まどか「あ……」



361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:20:01.12 ID:fbYpSYvl0


まどか「うぅ……で、でも、十分だけだよ……」

まどか「ほむらちゃんだって待ちあわせの時間より三十分も早いよっ」

ほむら「確かにそうね……ごもっともだわ」

ほむら「あなたを待たせたくなかったというのもあるけど……」

ほむら「楽しみのあまり先走ったっていうのが素直な気持ちね」

まどか「……!」

まどか「えへへ……そ、それは、とっても嬉しいなって」

まどか「わたしも、先走っちゃった……」

まどか「ほむらちゃんとのお出かけが楽しみで楽しみで」



362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:20:32.55 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ふふ……嬉しいわ」

まどか「うぇひひ」

ほむら「さて、まどか。待ちあわせよりずっと早いけど、揃ったことだし行きましょうか」

まどか「うんっ」

ほむら「どこに連れて行ってくれるのかしら?」

ほむら「お楽しみということで何も聞かされてなかったけど……」

まどか「そこのショッピングモール!」

ほむら「なるほど……お買い物をするのね」

まどか「うん!行こっ!」

ほむら「えぇ」



363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:22:40.30 ID:fbYpSYvl0


――店内


ほむら「結構混んでるわね」

まどか「う、うん」

ほむら「私、ここ来たことないのよね……」

まどか「大丈夫だよ。わたしがついてるから」

ほむら「えぇ。頼りにしてるわ。まどか」

まどか「えへへ……」

まどか(い、今だ……)

まどか(……ほむ好きシート……て、手を……!)

まどか(ほむらちゃんと……手を繋ぐ……!こんな風に……!)



364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:23:50.45 ID:fbYpSYvl0


まどか『ほむらちゃん。迷子にならないよう手を繋ごうか』

ほむら『えっ……だ、大丈夫よ。子どもじゃあるまいし』

まどか『いいからいいから。えいっ』

ほむら『あっ……ちょ、ま、まどかっ!』

まどか『何?ほむらちゃん』

ほむら『こ、これっ、恋人繋ぎ……』

まどか『し、しっかりしてていいよね?』

ほむら『ほむぅ……』



365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:24:35.18 ID:fbYpSYvl0


まどか(……いける!)

ほむら「どうしたの?まどか。ぼーっとしちゃって」

まどか「あの、ほむらちゃんっ」

ほむら「ん?」

まどか「そ、その……あの……!」

ほむら「?」

まどか「て、手を……」

ほむら「手?」



366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:25:44.71 ID:fbYpSYvl0


ほむら「そうね。握りましょうか」

まどか「へ?」

ほむら「はい」

まどか「あっ……」

ほむら「……?どうしたの?まどか」

まどか(け、計算が狂った!普通に握られた!ほむらちゃん、照れると思ったのに!)

まどか(照れてるところを押してって繋ぐというのが重要なのに!)

まどか「ほ、ほむらちゃ……!手……!ゆ、指……!」

まどか(し、しかも……しかも……!)



367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:26:43.66 ID:fbYpSYvl0


まどか(しかも恋人繋ぎ!?)

ほむら「しっかり繋いだ方がいいでしょ?」

ほむら「……あ、もしかして、恋人繋ぎだって、意識してる?」

まどか「えぇっ!?そ、そんなことないよ……!た、ただ、ちょ、ちょっとびっくりしたというか……そ、その」

ほむら「ふふ、そう?」

ほむら「織莉子とこの繋ぎ方して、この繋ぎ方結構好きだって気付いたのよね」

まどか「…………」

まどか「そう……なんだ」



368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:28:29.28 ID:fbYpSYvl0


ほむら「じゃ、まどか。行きましょう?」

まどか「あ、うん。そ、そうだね。うん。行こう」

ほむら「ちゃんとエスコートしてね」

まどか(え、エスコート……!)

まどか「う、うん」

まどか(あ、あああ……ど、どうしよう……)

まどか(意識したらますます緊張しちゃうよ……!)

まどか(折角イケイケでゴーゴーってほむらちゃんを引っ張っていこうと決意したのに……)

まどか(ほむらちゃんにドキドキさせられっぱなしだよ……うぅ……情けないよぉ)



369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:28:59.37 ID:fbYpSYvl0


まどか(それにしても……)

まどか(ほむらちゃんの手……柔らかくて、すべすべしてて、温かい……)

まどか(細い指が……優しい力加減でわたしの手を包んでる……)

まどか(ど、どうしよう……)

まどか(わたしの手、汗ばんでないかな……気持ち悪くないかな……)

ほむら「まどか?」

まどか「…………」

ほむら「まどかっ」

まどか「ひゃいっ!」



370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:29:31.77 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ま、まどか?さっきからあなた顔赤いけど……暑いの?」

まどか「え?えっと……」

ほむら「人が多いから結構蒸すのかしらね。空調壊れてたりして」

まどか「わ、わたしは大丈夫だよ。ほむらちゃん」

ほむら「そう?ならいいけど……」

まどか「そ、それよりもほむらちゃん」

ほむら「ん?」

まどか「わ、わたしの手、汗で気持ち悪くないかな?手汗出てない?」

ほむら「大丈夫よ」

まどか「そ、そっか。よかった」



371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:30:02.85 ID:fbYpSYvl0


ほむら「織莉子にも同じ事言ったけど……気にしすぎよ」

まどか「…………」

ほむら「それに、まどかとならむしろもっと繋いでいたいくらい」

まどか「えっ……!そ、そうかな?そうかな?えへ、えへへ……」

ほむら「ふふっ、今日のまどかは何だかかわいいわね」

まどか「か、かわいい……!」

まどか「えへぇ」

ほむら「ところで……今日は何を見るの?服?」



372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:30:26.74 ID:E6PNgCFAO

まどかわいい



373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:30:26.78 ID:fbYpSYvl0


まどか「あ、そうだった」

ほむら「忘れちゃダメよ」

まどか「え、ええっとね」

まどか「あ、あのねっ?」

ほむら「……何かしら?」

まどか「その……杏子ちゃんから聞いた話なんだけどね?」

まどか「えぇ」

まどか「その……ほむらちゃんのお家って……」

まどか「何もない、というか……殺風景だって、聞いたの」



374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:32:20.48 ID:fbYpSYvl0


ほむら「さ、殺風景って……」

まどか「あ、気分を悪くさせちゃったらごめんなさい!」

ほむら「ああ……気にしないで」

ほむら「確かに自分でも何もない部屋だとは思っているわ」

ほむら「模様替えなんてしている余裕なんてなかったからね」

まどか「そ、それでね……」

まどか「今日は、ほむらちゃんの家に置く、小物を買おうかと思っているの」

ほむら「小物……」

まどか「うん!いい小物類売ってるとこ知ってるの!」



375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:33:39.49 ID:fbYpSYvl0


まどか「そ、それで、あらかた買ったらほむらちゃんの家に行って……飾り付け、したいなって!」

ほむら「私の家に行くの?」

まどか「う、うん!……ダ、ダメ、かな?」

まどか「その……わたし、一方的に勝手に決めちゃってるけど……ほむらちゃんが言うなら、わたし……」

ほむら「いえ、大丈夫よ。まどかなら大歓迎」

まどか「ほ、ほんと?よかった……」

ほむら「どうせ散らかるような物さえないからね」

ほむら「でもまどか、あなたは本来の私の家に数回程度しか行ったことないけど……大丈夫なの?合いそうな物とか……」

まどか「う、うん!大丈夫だよ!どんな雰囲気かは何となく覚えてるから!」



376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:34:34.78 ID:fbYpSYvl0


まどか「そ、それに、そういうのも含めて話し合えたらいいなって」

ほむら「なるほど……考えているわね。まどか」

まどか「話してる間に、ほら、ついたよ!雑貨屋さん!」

ほむら「ん、ここね」

まどか「ここにはかわいい物からかっこいい物。アンティーク風の物とか色々あるの」

まどか「見て回るだけでも楽しくって目にもお財布にも優しい」

ほむら「いいお店ね」

まどか(ほとんどママの受け売りだけどね)



377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:35:14.41 ID:fbYpSYvl0


まどか(さて……ほむらちゃんは……)

まどか(ほむらちゃんかわいいものが好き!)

まどか(これはほむ好きシートを使わなくても知っている情報)

まどか(ほむらちゃんはクールな性格だけど、根はかわいい女の子!)

まどか(だから、インテリアを選ぼうとなったら……)

まどか(アンティークというか、かっこいい、おしゃれ系なのよりも……)

まどか(かわいい小物を選ぶべし!)

まどか(そしてほむらちゃんの趣味どストレートのを選んで……)



378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:36:45.82 ID:fbYpSYvl0


まどか『ほむらちゃん。これなんてどうかな?』

ほむら『あら、かわいい……好みだわ。即買いね』

ほむら『……まどかって、私の趣味を理解してくれているわね』

まどか『いやぁ、それほどでもないよ』

ほむら『やっぱりまどかって私のことをわかってくれてる』

まどか『うぇひひ』

ほむら『好きよ』

まどか『うぇひー!』



379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:38:00.89 ID:fbYpSYvl0


まどか「いい……!」

ほむら「ん?これが?」

まどか「え?」

ほむら「まどかはこれ、いいと思う?」

まどか「あ……」

まどか(声に出てた……)

ほむら「デザインは結構好きだけど……これは私の部屋に合わないと思うわ」

まどか「あ、あの……違くてね……?」

ほむら「ん?違う……?」



380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:38:58.67 ID:fbYpSYvl0


ほむら「違う……。なるほど。敢えて雰囲気に合わない小物でギャップを作るのが流行っているのね?」

まどか「……ほむらちゃん。わざと言ってるよね」

ほむら「ふふ、バレた?」

まどか「もーっ」

ほむら「ごめんなさい。ちょっとからかってみたくなってね」

ほむら「それで、どれがいいの?」

まどか「い、今の『いい』ってのはただの独り言だよ」

ほむら「あら、そうだったの」



381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:40:24.69 ID:fbYpSYvl0


まどか(さて……と。気を取り直して……)

まどか(どれがいいかな。どれがいいかなっ)

まどか(ほむらちゃんが好きそうなかわいいの……)

まどか(……あっ、これ、いいかも……)

まどか(この小さいぬいぐるみが篭に入ってる系。かわいい)

まどか「ほむらちゃん、この辺のどうかな?」

ほむら「なるほど。かわいいわ……」

ほむら「あっ、このクマ……」

まどか「これ?」



382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:41:05.97 ID:fbYpSYvl0


ほむら「織莉子とゲームセンター行った時に取ったぬいぐるみと同じクマだわ」

ほむら「なるほど……同じメーカーだったのね」

まどか「…………」

ほむら「これ買おうかな……織莉子とおそろいね。いや、今はキリカ?」

まどか(織莉子さんとおそろい……?)

まどか「…………」

まどか「ほむらちゃんはネコ!」

ほむら「へ?」

まどか「ほむらちゃんにはネコがいいよ!」

ほむら「ま、まどか?」



383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:42:50.28 ID:fbYpSYvl0


まどか「これ!これなんかどうかな」

ほむら「あら、これもかわいいわね」

まどか「エイミーに似てるでしょ?」

ほむら「えぇ。言われてみれば……」

ほむら「じゃあ、まどかオススメのこれにするわ」

まどか「うん。うんっ」

まどか「わたしも同じの買っちゃおっと」

ほむら「あら、おそろいね」

まどか「……うんっ!」



384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:43:24.37 ID:fbYpSYvl0


まどか「あっちの方も見てみよう!」

ほむら「そうね」

まどか「こ、今度はわたしの方から手を握っちゃうもんっ」

ほむら「え、えぇ……いいけど、あまり引っ張らないで……」

ほむら(……まどかに手を握られて引っ張られてる)

ほむら(握る力と引く力……この加減……懐かしい)

ほむら(わたしを引っ張ってくれた、鹿目さん……)

ほむら「……ふふっ」


さやか「…………」



385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:44:19.02 ID:fbYpSYvl0


さやか(え、えぇ~……)

さやか(杏子とゆまちゃんとショッピングに出かけて……)

さやか(まどかとほむらを偶然見かけたまではよかった)

さやか(でも、あれって……完全にアレだよね……)

さやか(まどかとほむらが遊びに行く自体は問題ない……仲良しだもん)

さやか(でも……恋人繋ぎして……これじゃまるでデート……)

さやか(で、でも……ほむらには織莉子さんが……)

さやか(え、えぇ~……)

さやか(……後をつけてみるか)



386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:45:30.26 ID:fbYpSYvl0


――数時間後


まどか「ふぅー。疲れちゃった」

ほむら「えぇ……結構買ってしまったわ」

ほむら「ほくほくね」

まどか「飾り付けが楽しみだなって」

ほむら「そうね。まどかのセンス。期待するわ」

まどか「ハードルをあげないでほしいなと思ってしまうのでした」

まどか「というかっ、ほむらちゃんと一緒にするんだよ?」

ほむら「それもそうね」



387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:49:21.13 ID:fbYpSYvl0


まどか「ちょっぴりお腹空いてきちゃった」

まどか「と、いうことでレストランに来たわけです」

ほむら「まだお昼には早いけど……混む前に済ましておきたいわね」

まどか「うんっ」

まどか「家族で行った時、ここで食べたんだけどね?とっても美味しかったんだ」

まどか「何を食べたかはちょっと忘れちゃったけど、とにかく美味しかったんだ!」

ほむら「そ、それは期待できるわ……」

ほむら「なるほど。とにかく美味しかったのね」

まどか「うん!」



388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:50:57.57 ID:fbYpSYvl0


ほむら「じゃあ、入りましょうか」

まどか「ねぇ見て、この食品サンプルよくできてるよね」

ほむら「え?えぇ……そうね。こういうのって実物よりも美味しそうだったりするのよね」

まどか「そ、それは言っちゃダメだよ……」

まどか「これって何でできてるのかな?」

ほむら「物にもよるのかもしれないけど……蝋よ」

まどか「蝋……ローソクとかの?」

ほむら「えぇ」

まどか「へぇー」



389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:52:05.46 ID:fbYpSYvl0


ほむら「それじゃあ、入りま……」

まどか「ほむらちゃんはどれ食べたい?」

ほむら「えっと、んー……そうね……」

ほむら「私は……そうね……」

ほむら「まどかが何を食べたのか覚えていてくれていたらそれを選ぶのだけど」

まどか「な、なんかごめんね」

ほむら「謝る必要はなにもないわ」

まどか「ほむらちゃんは優しいなぁ」



390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:52:31.76 ID:fbYpSYvl0


ほむら「んー……このオムライスにでもしようかしら」

まどか「……ほむライス」

ほむら「ん?何か言った?」

まどか「ううん。何も?」

ほむら「そう?」

まどか「そっか、オムライス……オムライスもいいなぁ」

ほむら「何だったら分けてあげるわ」

まどか「いいの?ありがとうっ!」

まどか(……あわよくば間接キスを!)

まどか(って、何を考えてるのわたし……これじゃ変態さんみたい)



391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:54:32.31 ID:fbYpSYvl0



まどか「わたしはどれがいいかな……」

ほむら「メニューにサンプルとして飾ってない物もあると思うけど……」

まどか(シチュー……いや、スープ系は……)

まどか(そういうのはほむらちゃんに分けてあげられない……ビチョビチョしちゃう)

まどか「あ、このドリアにしようかな」

ほむら「決まりね。じゃあ、入りましょうか」

まどか「あ、それと……ふ、フライドポテトも食べたいなって」

まどか「その……二人で一皿」

ほむら「……うん。いいんじゃないかしら」



392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:55:13.43 ID:fbYpSYvl0


ほむら「それじゃ、店内に……」

まどか「でも、普通の料理も食べるのに、二人で食べきれるかな……?って」

ほむら「……そうね。私は少食だからあまり自信ないかも」

まどか「わたしも……」

ほむら「あら?まどかは食いしん坊さんじゃなかった?」

まどか「あ、ひどーい!そんなことないよっ!」

ほむら「どうかしら?」

まどか「むぅ……ほむらちゃんのいじわる」

ほむら「ふふ、ごめんなさい。まどか」

ほむら「お店に入って、漂う匂いでお腹がもっと空くことを祈りましょう」

まどか「……うん」



393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:56:05.46 ID:fbYpSYvl0


ほむら「じゃあ入……」

まどか「ほむらちゃんフライドポテト好き?」

ほむら「……ねぇ、まどか。私お店に入りたくて必死な人みたいになってるんじゃないかしら」

まどか「え?何のこと?」

ほむら「……いえ、なんでもないわ」

ほむら「フライドポテトは割と好きよ」

まどか「そっか。どれくらい好き?」

ほむら「ど、どれくらい?えっと……割と好き?」



394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:56:46.89 ID:fbYpSYvl0


まどか(……ほむ好きシート)

まどか(『あーん』をしてみよう!オススメはロッキーや『フライドポテト』……)

ほむら「そういうまどかはどれくらい好きなの?」

まどか「……実は……その……どちらかと言うと、食べたいからというより……」

まどか「あ、あーん……って、したいから、だったりして……」

ほむら「…………」

ほむら「それは……食べさせ合うアレ?」

まどか「う、うん」

まどか(言っちゃったぁー!テンションに身を任せて言っちゃったけど……)

まどか(は、恥ずかしいよぉ!)

まどか(ほむらちゃんにあーん……想像するだけでも顔から火が出そうなのに……言っちゃったよぉ……!)



395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:57:57.19 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あらあら、そんなに顔赤らめちゃって」

ほむら「随分照れたあーん、になりそうね」

まどか「う、うぅ……」

まどか「そ、それはそうだよ……は、恥ずかしいもん」

ほむら「普通はそうよね。織莉子ったら当たり前のようにしてきたからね」

まどか「…………」

ほむら「……ん、どうしたの?まどか」

まどか「……今は織莉子さん関係ないでしょ」


さやか(尾行なう)

さやか(織莉子さんは関係ないだって……!?)

さやか(や、やっぱり……まどか……!)

さやか(ほむらの『浮気』相手……!)



396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 14:59:48.18 ID:fbYpSYvl0


ほむら「え?」

まどか「今はわたしとお出かけしてるんだよ?」

まどか「ちょくちょく織莉子さんを比較に出して……」

ほむら「……ふふ、それもそうね」

ほむら「なるほど?あなた……」

ほむら「織莉子にヤキモチ妬いてるのね?」

まどか「へっ……?」

まどか「…………」



397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:00:54.22 ID:fbYpSYvl0


まどか「べ、別にそういうわけじゃないよっ」

ほむら「本当かしら……?今日はやけに積極的なのに」

まどか「う、うぅ……」

ほむら「手を繋いだり抱きついたりあーんを要求したりやけにくっついてきたり」

まどか「そ、それは……」

まどか「た、ただの気まぐれだもん」

ほむら「……本当に?」


さやか(だ、抱きつき――!?)



398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:02:05.39 ID:fbYpSYvl0


ほむら「…………」

まどか「…………」

まどか「……ほむらちゃんにはお見通しだね」

まどか「……うん。その通りだよ」

まどか「わたし、織莉子さんにヤキモチ妬いてる」

まどか「だって……」

ほむら「だって?」

まどか「だって……羨ましいんだもん」

ほむら「……羨ましい?」



399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:02:44.28 ID:fbYpSYvl0


まどか「一緒に遊んで……一緒に夕日眺めて……手を繋いだりしてハグしたり……」

まどか「わたしの方こそ、ほむらちゃんと色々したいんだもん」

まどか「わたし、その……織莉子さんには失礼な言い方かもしれないけど」

まどか「織莉子さんよりも……わたしの方がほむらちゃんとの付き合い長いのに……わたしがしてないことを先にやられて……」

まどか「ちょっと、悔しいというか……それで……」

ほむら「……そう」

ほむら「ふふ、別にあんなの気にしなくていいのに」


さやか(……あんなの!?)



400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:03:41.37 ID:fbYpSYvl0


ほむら「織莉子とのアレは言うなればただの遊びみたいなもの」

さやか(遊び!?)

ほむら「織莉子が勘違いしていたに過ぎないわ」

さやか(勘違い!?)

ほむら「だからあなたがそんなことを考える必要は全くないわ」

さやか(そんなこと!?)

ほむら「何だったら(証明として)織莉子を呼びましょうか?」

さやか(3[ピーーー]!?)

まどか「い、いや、いいよ……」



401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:04:13.16 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あなたのヤキモチを解消させるいい言葉は思いつかないけど……」

ほむら「取りあえず言えるのは、どの周でもあなたと出かけるのが、私は一番好き」

ほむら「だからっていうのも変だけど……あなたが一番なんだから、気にしなくていいわ」

まどか「ほむらちゃん……」

まどか(わたしが一番……!)

まどか「……わたしの方こそごめんね。変なこと言って」

ほむら「いいのよ。私の方こそごめんなさい。織莉子と比較するようなこと言って」

まどか「ううん。わたしが勝手に……」

ほむら「何にしても、まどかの不機嫌が直って良かった」



402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:05:32.60 ID:fbYpSYvl0


まどか「ふ、不機嫌だなんてそんな……!」

ほむら「あら?織莉子が出る度に頬を膨らますのは、不機嫌ではなかったの?」

まどか「へっ!?か、顔に出てた!?」

ほむら「えぇ」

まどか「あぁ~……ごめんね?気を使わせちゃって……」

ほむら「気にしないで。私とあなたの仲なんだから」

ほむら「思えば『あなた』とこうやって遊ぶ機会は全然なかったものね……」

ほむら「久しぶりに『まどか』にそういうことされたいわ。織莉子なんて目じゃないくらいもっと抱きついたりとかしていいのよ」

まどか「……!」



403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:06:08.60 ID:fbYpSYvl0


まどか「ほ、ほむらちゃんを抱きしめていいの?」

ほむら「えぇ」

まどか「本当に!?」

ほむら「えぇ。でも、人前ではやめてね。恥ずかしいから」

まどか「じゃ、じゃ、じゃあ!ほむらちゃんの家でギューって……」

ほむら「もちろん」

まどか「そ、それはとってもとっても嬉しいなって……!ほ、本当にいいの!?」

ほむら「……そんなに嬉しいの?」

まどか「だ、だって……」



404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:06:40.47 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あなたはいつでも私を抱きしめるのが好きなのね」

まどか「……えへへ」


さやか「…………」

さやか(嘘でしょ……ほむら……)

さやか(織莉子さんが……遊び……だって……?)

さやか(あんたが……あんたがそんな最低なヤツだったなんて……!)

さやか(信じられない……でも……実際に目の前に……!)

さやか(……くっ!)



405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:08:50.88 ID:fbYpSYvl0


さやか(織莉子さんを弄ぶなんて許せない……!)

さやか(まどかを誑かすなんて許せないぞ……!)

さやか(でも……でも、あたしには何もできない……)

さやか(下手に動いてまどかを悲しませたりキリカさんを刺激したら……)

さやか(……マミさんに相談するしかない!)

さやか(助けてマミさん!)

さやか(…………)

さやか(杏子とゆまちゃんどこいったんだろう)



406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:10:27.57 ID:fbYpSYvl0


まどか「それじゃ、そろそろ入ろうか」

ほむら「えぇ。やっとね」

ほむら「ご飯食べ終わったら、どうする?」

まどか「どうするって?」

ほむら「一度まどかの家に一度寄る?荷物もあるし」

まどか「……ううん」

まどか「わ、わたし……早くほむらちゃんの家……行きたいなって」

まどか(ほむらちゃん公認で抱きつける!)



407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:11:44.77 ID:fbYpSYvl0


ほむら「そうね。それじゃあ食べ終わったら直接私の家に行きましょう」

ほむら「で、まどかは何を頼むの?」

まどか「うーん……」

ほむら「まだ決まってなかったのね……」



杏子「……ここどこだ?」

ゆま「ゆま達……迷子なのかな?」

杏子「逆に考えるんだ。さやかの方が迷子なんだと考えるんだ」

ゆま「多数決だね」



408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:14:29.95 ID:fbYpSYvl0


――美国邸


キリカ「…………」

キリカ「ん……」

織莉子「……あ、起きた?」

キリカ「ふああぁぁ……織莉子……」

キリカ「んゅ……朝?」

織莉子「お昼よ。キリカ」

キリカ「ん、おはよう……織莉子ぉ」

織莉子「おはようじゃないわよ。お昼よ」



409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:15:00.79 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……むにゃ」

織莉子「ほら、起きて起きて」

キリカ「むぅ……?」

キリカ「…………」

キリカ「……あぁ……そっか」

キリカ「私……いつの間に寝ちゃってたんだね」

織莉子「そうよ。昨日、夜更かししたからか……あなた、朝ご飯食べてすぐに寝ちゃったのよ」

キリカ「あぁ……そうだね。そうだったかも……」

織莉子「ほら、あなたが起きてくれないと私が起きれないわ」



410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:16:02.12 ID:fbYpSYvl0


織莉子「キリカに腕をホールドされてる私としてはそろそろお腹が空いたわ。もうお昼」

キリカ「織莉子の腕ぇ……?」

キリカ「んん……そのままであと五分」

織莉子「キリカの胸が当たっているわ」

キリカ「当ててるんだよ」

織莉子「いいから起きて。キリカ」

キリカ「ん、もうちょっと……織莉子温かいから」

織莉子「キリカにお腹の音聞かれたくないから起きて」

キリカ「織莉子の腹の虫を聞きたいな」

織莉子「聞かなくていいから」



411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:16:45.04 ID:fbYpSYvl0


キリカ「いやね、違うんだよ。織莉子」

織莉子「何がよ」

キリカ「胃が縮小する音そのものがいいんじゃないんだ」

織莉子「……!」

織莉子「んん!んっん!」

キリカ「ぐーって音を紛らわそうと咳払いをする姿がいいんだよ」

織莉子「…………」

キリカ「そして恥ずかしいーってなってる姿がいい」



412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:17:16.41 ID:fbYpSYvl0


織莉子「うぅ……恥ずかしい……」

織莉子「思い切り鳴らしちゃった……」

キリカ「萌えというヤツだね」

キリカ「恥ずかしがってる織莉子を見たら私もお腹空いてきた」

織莉子「何よそれ……寝てただけのくせに」

キリカ「睡眠って意外と体力使うんだよ」

織莉子「もう……」

キリカ「んふふー」



413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:17:59.57 ID:fbYpSYvl0


キリカ「やっぱり織莉子はかわいいね。腹の虫さえもかわいい」

織莉子「お、お願いだからやめて……」

キリカ「はぁ~織莉子の腕に頬ずり頬ずり」

織莉子「本当に甘えんぼさんね。キリカったら」

キリカ「お腹一杯になってきた」

織莉子「ねぇ、キリカもしかして寝ぼけてる?」

キリカ「ん~……良い夢を見てね」

織莉子「あら、どんな夢?」



414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:19:12.45 ID:fbYpSYvl0


キリカ「すぅすぅ寝ていると織莉子がベッドの中に潜り込んできて……」

キリカ「私が、織莉子どうしたの?って聞いたら織莉子が」

キリカ「寂しいから来ちゃった、ってそれで私はダークピンクの衝動に駆られてね」

キリカ「だけどどうにも体が動かないから私は間近にあった織莉子の腕に抱きついて……」

キリカ「そのまま闇に落ちていったんだ」

キリカ「それで気が付いたら知らない天井でね?」

織莉子「もういいわ。もういいわ」

キリカ「良い夢だったなぁ……」

キリカ「…………」

キリカ「……あれ?」



415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:21:03.79 ID:fbYpSYvl0


キリカ「んー……おかしいな」

織莉子「何がおかしいの?」

キリカ「私……織莉子と同じベッドで寝てたんだっけ」

織莉子「いいえ。あなたが寝ちゃったから、私のベッドに運んだだけよ」

キリカ「だよね……確かにそうだ。それは覚えてる」

キリカ「じゃあ、何で私は織莉子の横で寝てるの?」

キリカ「あれ?これ夢の続き?」

織莉子「…………」

キリカ「……はっ!」



416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:22:20.92 ID:fbYpSYvl0


キリカ「織莉子……まさか、君は……」

織莉子「キリカの寝顔、すごくかわいいわね」

キリカ「……!」

キリカ「き、き、君は寝込みを襲ったというのか!?」

織莉子「してないしてない」

織莉子「キリカが寝ちゃって退屈してたら、私も眠くなってきて……」

織莉子「それで一緒のベッドで寝たくなったから潜り込んだだけよ。起こしちゃってごめんね」

キリカ「お、織莉子が……わ、私のベッドに潜りこんで……!」

キリカ「あー!あれは現実だったのか!すぐに寝てしまった!MOTTAINAI!私のバカっ」

織莉子「ふふ……」



417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:23:05.11 ID:fbYpSYvl0


キリカ「まさか織莉子の方からそんなことするなんて……滅多にないよこんなチャンス……」

キリカ「……織莉子、もしかして頭ぼーっとしてた?」

織莉子「多分」

キリカ「だよねぇ。私がする側だよねぇ。潜り込むなんて」

織莉子「むしろ今まで一緒のベッドで寝ていなかった方がおかしいのよ」

キリカ「えぇー……」

織莉子「今夜はあなたが私のベッドに潜り込みなさい」

キリカ「たまにやってるよぉ」

織莉子「……え?」



418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:25:21.53 ID:fbYpSYvl0


キリカ「大丈夫。何もしてないし、君が起きるより先に起きてるから」

織莉子「……衝撃の事実だわ」

キリカ「気付いてなかった織莉子も織莉子だと思うけどね」

キリカ「しかし、すっかり目が覚めたね。ありがとう。織莉子」

織莉子「じゃあもう離してくれる?私お腹空いたわ」

キリカ「離すのは嫌だなぁ」

キリカ「……あ」

織莉子「あらあら?どこからともなく子犬の声が聞こえたような……」

キリカ「う、うぅ……」

織莉子「ふふ、かわいい」



419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:27:00.91 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ほら、キリカ。観念して腕を離しなさい」

キリカ「んんー……」

キリカ「や」

織莉子「あら……」

織莉子「キリカが私の頼みを断るだなんて」

キリカ「私もたまには自分の欲望に従うよ」

織莉子「なるほど。それだったら私も……」

キリカ「へ?」

織莉子「……ん」



420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:27:36.96 ID:fbYpSYvl0


キリカ「はわぁ!?」

織莉子「ふふ、かわいい」

キリカ「い、い、いきなりほっぺにキスしないでよ!いやしてほしいけどさ!」

織莉子「私がしたいからしたのよ」

織莉子「ふふ……今ので思わず腕を離してしまったわね」

キリカ「あ、しまった……じゃなかった!」

キリカ「き、君は私の骨を抜き抜きにして軟体動物にでもするつもりなのかい!?」

織莉子「しちゃおうかな?」

キリカ「う、うぅー……」



421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:29:03.94 ID:fbYpSYvl0


キリカ「織莉子ぉ~……!」

織莉子「何かしら」

キリカ「織莉子は私が織莉子のこと大好きって知ってるよね……」

織莉子「えぇ。私もキリカ大好きよ」

キリカ「えへへぇ」

キリカ「で、なんだけどね?」

織莉子「えぇ」

キリカ「織莉子は……私のこと誘惑してるの?」

織莉子「……」

キリカ「心臓がドキドキだよ……!」



422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:33:32.67 ID:fbYpSYvl0


織莉子「積極的な私はどう?」

キリカ「ん……そう、だね……」

キリカ「そういう織莉子も好きだよ」

織莉子「ふふ、やった」

キリカ「だけど……なんと言うか……」

織莉子「ん?」

キリカ「もう少し……その、なんだ」

キリカ「余裕がある感じというか……」

キリカ「こう……私は、べったりされるよりもべったりしたい」



423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:35:03.23 ID:fbYpSYvl0


キリカ「甘えてくる私にウフフって感じに受け入れてくるお姉さんタイプ」

キリカ「そういうのが好みというか……してほしい」

織莉子「お姉さんでも甘えたい時はあるわよ」

キリカ「そうかもしれないけど……」

キリカ「今の織莉子も大好きだけど……」

キリカ「前のかっこいい織莉子もそれで大好きだったよ」

キリカ「というか私としてはむしろそっちのイメージの方が強いというか……」

キリカ「実は結構、この状態。幸せだけど戸惑ってたりして」



424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:35:34.57 ID:fbYpSYvl0


織莉子「なるほど……」

織莉子「確かに、そうかもしれないわね」

織莉子「なんといっても、気を張る必要がなくなったからね」

織莉子「ほむらも初めて会った時よりもずっと柔らかくなったでしょう?」

織莉子「私もこんな風になっちゃうわ」

キリカ「そんなもんかなぁ」

織莉子「でも……そうね」

キリカ「なんだい?」



425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:36:28.58 ID:fbYpSYvl0


織莉子「案外今の私こそ、本来の私だったりするかもよ?」

キリカ「本来の織莉子?」

織莉子「えぇ。お父様が亡くなって、人が信用できなくなって……」

織莉子「そんな中、政治家の娘ではなく、美国織莉子として見てくれるあなたと出会えて……」

織莉子「挙げ句に、ある人を殺すことに生き甲斐を覚えた」

織莉子「悲哀、不信、焦燥、安堵、憎悪、嫌悪、苦痛、希望、後悔……」

織莉子「色々な感情がこんがらがって、私というものが、自分自身でわからなくなって……」

織莉子「なんだかんだで今の私が、歯車が狂う以前の私に近かったりするかもしれないわ」

キリカ「…………」



426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:37:40.57 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……それを言うなら、織莉子」

キリカ「私も……今の私は本来の私じゃないよ」

キリカ「私の願い事が違う自分、新しい自分を求めて……性格を変えたいってことだって、話したことあるよね」

織莉子「えぇ、そうらしいわね」

キリカ「本当の私は……意気地なしというかいじけたヤツなんだ」

キリカ「君に好かれる要素なんて全くない……くだらない性格さ」

キリカ「君を愛する呉キリカ……君に愛される呉キリカは……本来の私じゃない」

キリカ「私は……その……本来の自分を捨てたんだ」

織莉子「キリカ……」



427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:38:34.56 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……それは違うわ」

キリカ「そんなことないよ……」

織莉子「いいえ、あなたがどう考えているかはさておき、私にとっては大した問題ではない」

織莉子「あなたは、美国織莉子を愛してくれたからこそ、契約したのでしょう?」

キリカ「うん……」

織莉子「私にとって重要なのは、あなたが『私』を愛してくれたという事実」

織莉子「私を美国織莉子として見てくれた真実なのよ」

織莉子「だから私はあなたが好きになった」

織莉子「結果論だけど……私はきっと、どんなあなたでも好きになっていると思う」



428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:39:31.09 ID:fbYpSYvl0


織莉子「私にとって、呉キリカはいつだって私のキリカなんだから」

キリカ「織莉子……」

キリカ「織莉子……!」

キリカ「織莉子ぉ……!」

キリカ「織莉子ォォォッ!」

織莉子「あっ、ちょ、キリカ」

キリカ「好きだ好きだ好きだぁ!」

キリカ「嬉しいよぉ!愛してるよぉ!」

織莉子「んもう……急に抱きつくなんて」



429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:40:43.08 ID:fbYpSYvl0


キリカ「織莉子……!織莉子ぉ……!」

織莉子「……キリカ?」

キリカ「うぅ……好き……好きぃ……ぐすっ」

キリカ「大好き……えぐ、大好き、大好きぃ……!」

織莉子「…………」

織莉子「……よしよし」

織莉子「私も好きよ。愛しているわ」

織莉子「いつか言ったと思うけど……あなたは笑っている顔が一番かわいいの」

織莉子「笑ってみせてくれる?」

キリカ「織莉子……」



430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:43:41.48 ID:fbYpSYvl0


キリカ「ぐすん……」

キリカ「……え、えへへ」

織莉子「うん。かわいい。ありがとう」

織莉子「……泣きやんだ?」

キリカ「うん」

キリカ「ごめんよ……また情けないとこ見せちゃって」

織莉子「そんなこと気にしちゃダメよ。キリカなんだから」



431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:45:22.83 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……もうちょっと強く抱いていい?」

織莉子「えぇ。どうぞ」

キリカ「織莉子……」

織莉子「キリカ……」

キリカ「痛くない?」

織莉子「大丈夫よ。優しいわね。キリカ」

織莉子(……なるほど)

織莉子(キリカにべたべたくっつくのもいいけど……)

織莉子(確かにこうやって甘えられるのが一番しっくりするわね)



432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:46:52.84 ID:fbYpSYvl0


キリカ「んー」

織莉子「こらこら、胸に顔を埋めて……くすぐったいわ」

キリカ「ふかふかしてて気持ちいい」

キリカ「織莉子のおっぱい最高……!」

織莉子「……キリカのえっち」

キリカ「お言葉だけど、織莉子?」

織莉子「何かしら?」

キリカ「織莉子だって……その、どさくさに私の……」

キリカ「お、お尻触ってるじゃないか」

織莉子「私はあなたの腰に手を置いているのよ」



433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:47:47.36 ID:fbYpSYvl0


キリカ「私基準ではそこはもうお尻だよ」

織莉子「私基準ではそこはまだ腰なのよ」

キリカ「百歩譲って腰だとしても、君はお尻ギリギリを触ってるんだよ」

織莉子「違うわよ。お尻っていうのは……ここよ」

キリカ「あっ……」

織莉子「柔らかいわ。ふにふにしてる」

キリカ「……織莉子のえっち」

織莉子「ああもう、かわいいわねキリカ」

キリカ「ん……織莉子の方がかわいいよ」



434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:48:15.87 ID:fbYpSYvl0


織莉子「キリカの方がかわいいわ」

キリカ「織莉子の方がかわいいよ」

織莉子「いいえ、キリカの方がかわいい」

キリカ「ううん、織莉子の方がかわいい」

織莉子「キリカの方がかわいいんだから」

キリカ「織莉子の方がかわいいんだって」

織莉子「キリカ、キリカキリカ」

キリカ「織莉子、織莉子織莉子」



435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:48:53.40 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……ふふふ」

キリカ「えへへ……」

織莉子「キリカぁ……」

キリカ「織莉子ぉ……」

キリカ「好き好き大好き」

織莉子「私も大っ好きよ」

キリカ「どれくらい好き?」

織莉子「無限大に大好きよ」

キリカ「えへ……」

織莉子「ふふ……」



436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:51:10.05 ID:fbYpSYvl0


キリカ「んー……柔らか温かい」

織莉子「ん……安らぐいい匂い」

キリカ「シャンプーは同じの使ってるよ」

織莉子「それでもあなたはいい匂いなの」

キリカ「いや、織莉子の方がいい匂いさ」

織莉子「いえ、キリカの方がいい匂いよ」

キリカ「織莉子の方が優しくてほんわりしていい匂いだよ」

織莉子「キリカの方が……」



437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:52:38.93 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……ふふ、このままじゃまたイタチごっこね」

キリカ「織莉子が望むなら私はタチでもネコでも」

織莉子「もう……そういう意味じゃないわよ」

キリカ「私はネコがいいな」

織莉子「もう……キリカはえっちな子ね」

織莉子「折角のムードを台無しにしちゃういけない子はお仕置きしちゃおうかしら」

キリカ「お仕置き……何だか興奮してきた」

織莉子「キリカ……あなたって子は……」



438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:53:39.51 ID:fbYpSYvl0


キリカ「ねぇ……織莉子……」

キリカ「私……私……も、もう、えっちでもいい……」

キリカ「私……えっちな子でいいから……私……!」

織莉子「……ダメよ。まだ一線を超えちゃ。まだ私、心の準備できてない」

キリカ「んぅ……残念。時期を待つ……」

キリカ「でも普通に抱き合うのはいいでしょ?」

織莉子「当然よ。もう既にしているんだもの」

キリカ「……もっと強くして」

織莉子「……これくらい?」



439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:54:32.40 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……んっ」

キリカ「これ……この力加減。いい……」

キリカ「この強さが今のところ一番好きかも」

キリカ「あぁ……私、織莉子をもっと感じてる」

織莉子「私もキリカをたくさん感じているわ」

キリカ「織莉子の胸、ドキドキってしてるね」

織莉子「しちゃうわね」

キリカ「月並みな言葉だけど……私、幸せ」

織莉子「キリカ……」



440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:55:02.63 ID:fbYpSYvl0


キリカ「はぁ……心がぽかぽか」

織莉子「…………」

織莉子「……また」

キリカ「うん?」

織莉子「またキスしたくなったわ」

キリカ「!」

織莉子「キリカがかわいいからいけないのよ」

織莉子「……キスさせて?」



441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:55:29.90 ID:fbYpSYvl0


キリカ「クチに!」

織莉子「ん?」

キリカ「唇にオナシャス!」

織莉子「…………」

キリカ「接吻プリーズ!」

織莉子「……ダーメ」

キリカ「えぇー!何でー!?」

織莉子「唇はまだランクが高いわ」

キリカ「ラ、ランク?」



442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:56:32.48 ID:fbYpSYvl0


織莉子「顔部門ランク一位は舌ね」

キリカ「舌?」

織莉子「ディープなやつよ。ちなみに歯茎も含めます。要するに口内です」

キリカ「わぉ……さらに興奮してきた」

織莉子「二位が唇、三位に首筋、四位は口元、五位で頬、六位を耳として、あとはうなじとかおでことか……」

織莉子「こんなところかしら。まだ頬より上は恥ずかしいの」

キリカ「それより下位はどうなの?」

織莉子「気が向いたらするわ。私にしてもいいし」

キリカ「!」



443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:57:06.34 ID:fbYpSYvl0


キリカ「い、いいの!?織莉子の耳をカプってやっていいの!?」

織莉子「よくてよ」

キリカ「おでこにチューも!?」

織莉子「もちろん」

キリカ「うなじにもオーケー!」

織莉子「え、えぇ」

キリカ「それはいいことを聞いた。ジュルリ」

織莉子「……程々にしてね」



444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:57:43.24 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……さて、今から私はあなたの頬に……しちゃおうかしら?」

キリカ「そ、それはそれで魅力的だけど……」

キリカ「私は唇にほしいなぁ!」

キリカ「織莉子とちゅっちゅしたいなぁ!してほしいなぁ!」

織莉子「まだやぁよ。恥ずかしいもの」

織莉子「唇同士はまだまだお預け」

キリカ「むぅ……別にいいじゃないかぁ……」

キリカ「ねぇ……それはいつ解禁?」



445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 15:58:47.62 ID:fbYpSYvl0


織莉子「どうしようかな……?」

キリカ「忠告という程でもないけど、あんまり私を焦らさない方がいいよ」

織莉子「あら、何で?」

キリカ「終いには我慢できずに織莉子を押し倒してランキング総なめするよ!物理的に!ペロペロ!」

織莉子「強引なのも嫌いじゃないけど……そんなことされたらキリカとしばらく口聞かないわ」

キリカ「ぬ、ぬぬぬぅ……」

織莉子「さ、キリカ。顔を……頬を向けて」

キリカ「う、うん……」



446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:01:54.86 ID:fbYpSYvl0


キリカ(ああ……)

キリカ(される……!)

キリカ(織莉子にほっぺにちゅーされる……!)

キリカ(二回中二回とも不意打ちだったけど、こう、身構えてされるのは初めて……)

キリカ(緊張する!緊張よ!ドキドキする……!)

キリカ(織莉子の唇が、私の頬に触れる!触れるぞ!)


織莉子(キリカったら……顔を真っ赤にさせて、かわいいわ)

織莉子(目をきゅっと瞑って、ぷるぷる震えて……いとうつくしだわ)



447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:02:34.08 ID:fbYpSYvl0


織莉子(キリカの頬にキス……癖になりそう)

織莉子(柔らかいのは当然のこと、程良い弾力。優しい温もり)

織莉子(触り心地も滑らかで楽しいし……キリカの匂いをいっぱいに感じる)

織莉子(ほんのちょっと舌を出してちろっと舐めてみる)

織莉子(すると何となく、甘い、というのは大げさかもしれないけど……)

織莉子(……キリカの頬は、おいしい。心が温かくなる幸せの味)

織莉子(頬でこんな幸せになるなら……もし、唇にしちゃったらどうなっちゃうんだろう……)

織莉子(想像するだけで……興奮する)



448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:03:05.65 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……あ」

キリカ「……ん?」

織莉子「ねぇ、キリカ」

キリカ「へっ?あれ?」

キリカ「……も、もしかしてもうしちゃった!?」

キリカ「うっそぉ!?どうしよう!緊張のあまり感じなかった!堪能できなかった!」

キリカ「ワンモアチャンスプリーズ!キスミーベイベー!」

織莉子「……まだしてないわ」

キリカ「あれ?」



449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:03:54.28 ID:fbYpSYvl0


織莉子「残念だけど、今から出かけるわよ」

キリカ「へ?」

織莉子「……キスは中断ね」

キリカ「……魔女」

織莉子「ここからだとちょっと遠そうね」

キリカ「…………」

キリカ「お、おのれ魔女め……!許さんぞKYの魔女め!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」

織莉子「落ち着いて。キリカ。帰ったらさせてあげるから」

キリカ「へ?……さ、させ……!?う、うんっ!うんうん!ひゃー!」



450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:04:54.51 ID:fbYpSYvl0



――結界


マミ「ティロ・フィナーレッ!」

マミ「……ふぅ。こんなものね」

マミ「…………」

マミ「……はぁ」

マミ「どうしたものかしら……」


「あれ、恩人じゃないか」



451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:06:16.69 ID:fbYpSYvl0


マミ「呉さん。……それに美国さんも」

織莉子「結界が消えたわね」

キリカ「あれ、もう終わっちゃった?」

マミ「えぇ……」

キリカ「流石恩人。やるねぇ」

織莉子「私達がわざわざ来るまでもなかったわね」

キリカ「ちぇー、少し暴れたい気分だったんだけどなぁ」

マミ「…………」



452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:06:46.04 ID:fbYpSYvl0


織莉子「何にしてもお疲れさま。巴さん」

マミ「え、えぇ……」

キリカ「それじゃ、解散ー」

マミ「あ……」

「遅かったようね」

マミ「……!」

織莉子「あ」

キリカ「あ」



453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:07:34.58 ID:fbYpSYvl0


ほむら「やっとついたと思ったらもう出る幕はなかっ……」

織莉子「……ほむら」

ほむら「あ……」

織莉子「…………」

ほむら「…………」

織莉子「ほ、ほむらじゃない!ぐ、偶然ね」

ほむら「え、えぇ。織莉子。こんなところで会えるなんて」

織莉子「やっぱり……う、運命の赤い糸は私達を繋いでいるのね」

ほむら「うわ」

織莉子「ちょ、引かないでよ!」

ほむら「そ、そうね!運命運命!」



454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:09:28.91 ID:fbYpSYvl0


織莉子「うふふふ」

ほむら「ふふふふ」

ほむら「と、ところで、魔女は?」

織莉子「巴さんが既に倒していたわ」

ほむら「そう。流石マミと言ったところね」

ほむら「やれやれ、折角来たのに……」

織莉子「私も同じことを思ったわ」

織莉子「ほむらには指一本触れさせないわ」

織莉子「……なんてセリフ、言ってみたかったのにな、なーんて思ってみたり」

ほむら「……恥ずかしい人ね、あなた」



455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:09:56.76 ID:fbYpSYvl0


織莉子「だって、そんなセリフ、時間停止の魔法が使えなくなって弱体化したあなたぐらいにしか言えないもの」

織莉子「正直言って戦闘面ではキリカの方がずっと強いし」

ほむら「弱体化って……ずいぶんな言い方ね」

織莉子「事実じゃない」

キリカ「私の織莉子には……」

マミ「へ?」

織莉子「ちょ……!キリカ!私はほむらのよ!」

キリカ「あ、そ、そうだった。何でもないよ!恩人!空耳だよ!」

マミ「そ、そう……?」



456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:11:06.50 ID:fbYpSYvl0


織莉子「もう、キリカったら……」

織莉子「……あ」

ほむら「あら?今、お腹の音が聞こえたような……」

マミ「……お腹空いているの?」

織莉子「う、うぅ、恥ずかしい……」

キリカ「じ、実はこれからお昼ってところで魔女が現れたもんで……」

ほむら「へぇ、そう」

ほむら「腹ぺこ織莉子の昼食は何かしら」

織莉子「も、もうっ」



457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:12:06.81 ID:fbYpSYvl0


織莉子「そういうあなたはもう食べたの?」

ほむら「外食したわ」

織莉子「外食……いいわね。何を食べ……」

織莉子「あっあー、やっぱり言わなくていいわ。お腹空いちゃうから」

ほむら「トロトロふわふわとした玉子、その上にたっぷりデミグラスソースがかかった熱々のオムライス」

ほむら「外側がカリカリして中がほくほくとした、胡椒の風味がきいたフライドポテト」

織莉子「や、やめなさい!」

ほむら「あとコーヒー」

織莉子「やっぱり好きなのね」



458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:13:05.62 ID:fbYpSYvl0


キリカ「い、いやぁー、相変わらず仲がいいね。嫉妬しちゃうよ」

マミ「……えぇ、そうね」

キリカ「はぅ……お腹空いた……恩人はお昼食べた?」

マミ「私は……」

キリカ「あー、言わないで。織莉子の二の足を踏む」

キリカ「アイムハングリーナーウ」

織莉子「ミートゥー」

ほむら「面白いわねあなた達」




459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:14:38.05 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ところで二人とも、今日は何をしてたのかしら?」

マミ「……私は家で勉強をしていたわ」

ほむら「私は買い物してたけど、あなた達は?」

織莉子「朝食後つい寝ちゃって……実は今、割と寝起きなのよね」

キリカ「平和!」

ほむら「そ、そう……」

織莉子「午後からは私達も勉強するわよ。キリカ」

キリカ「え゙」

マミ「…………」

ほむら「……?」



460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:15:26.27 ID:fbYpSYvl0


ほむら「ねぇ……織莉子。なんだかマミ、さっきから機嫌悪そうよ」

織莉子「え?……確かに、言われてみれば」

織莉子「受験生故のアレかしら?」

ほむら「早めに解散した方がよさそうね」

ほむら「心なしか私を睨んでるように見えるし……」

織莉子「そうかしら……?」

マミ「…………」

織莉子「そうかもしれないわね」

キリカ「え、えーっと……」



461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:15:59.22 ID:fbYpSYvl0


キリカ「魔女も何とかなったし!これで解散ということで!」

キリカ(お腹もペコペコなことだし)

ほむら「え、えぇ。そうね。それがいいわ」

ほむら(まどかも待たせていることだし)

織莉子「そ、それじゃ、ほむら。またね」

ほむら「えぇ。織莉子」

織莉子「さよならのチュウは?」

ほむら「しないわよ!いらないわよ!」

織莉子「またまた照れちゃっ……」

キリカ「…………」



462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:16:49.15 ID:fbYpSYvl0


織莉子(キ、キリカが睨んでる……怖っ。調子乗りすぎた)

ほむら「それじゃ、マミもね。また学校で」

マミ「……えぇ」

ほむら「えっと……頑張ってね」

マミ「…………」

ほむら(無視された……?まぁ、いいか)

織莉子「……ふぅ」

織莉子「さて、キリカ。私達も帰りましょうか」

キリカ「ん、そだね」



463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:18:34.73 ID:fbYpSYvl0


マミ「……ねぇ、美国さん」

織莉子「何かしら?」

マミ「少し、お話いいかしら?」

織莉子「へ?」

マミ「暁美さんのことで話があるの」

織莉子「?」

キリカ「ほむら?」

マミ「えぇ」



464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:19:12.42 ID:fbYpSYvl0


マミ「……大丈夫?」

織莉子「あの、私達お腹が空いているのだけれど……」

キリカ「早く帰ってご飯食べたいよ」

マミ「時間は取らせないから」

織莉子「…………」

キリカ「…………」

マミ「それで、悪いけど呉さん。美国さんと二人で話したいの」

マミ「だから……いいかしら?」

織莉子「私だけに?」



465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:21:04.13 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……まぁ、私は構わないけど」

織莉子「……何を話すつもりなの?巴さん」

マミ「…………」

織莉子「…………」

織莉子「キリカ。先に帰っていてちょうだい。はい、鍵」

キリカ「う、うん……わかったよ」

織莉子「帰ったらすぐに昼食にするからね」

キリカ「うん」



466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 16:21:36.23 ID:fbYpSYvl0


――巴宅


織莉子「お邪魔します」

マミ「いらっしゃい」

マミ「……さ、座って」

織莉子「え、えぇ……」

織莉子「……?」

マミ「それで、美国さん。早速本題に入るのだけれど……」

織莉子「な、なにかしら……?」

マミ「暁美さんなのだけど……」



472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:03:22.39 ID:fbYpSYvl0


織莉子(ま、まさか惚気話を話せとでも言うんじゃないでしょうね……)

織莉子(こ、困るわ。そんな話題になったら……何も言えないじゃない)

織莉子(実際には付き合っていないのだからっ)

マミ「…………」

織莉子(……って感じでもなさそうな重苦しい空気ね)

織莉子(まさか……ドッキリがバレた!?)

織莉子(バレてご立腹!?)

織莉子(それはそれで困る……折角キリカとドッキリ大成功の看板を夜遅くまでかけて作ったのに!)



473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:03:54.58 ID:fbYpSYvl0


マミ「落ち着いて聞いてくれるかしら」

織莉子「え、えぇ」

マミ「私としても、こういうことは言いたくないし……かと言って、そのまま知っている上で黙っているわけにもいかないの」

織莉子「な、な、何かしら」

マミ「今日……暁美さん」

織莉子「ほむらが何か?」

マミ「……鹿目さんと……二人で遊んでいたそうよ」

織莉子「…………」

織莉子「……ん?」



474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:05:56.96 ID:fbYpSYvl0


織莉子「そりゃ、仲良しなのだからそれくらいするでしょう」

織莉子「もしかして巴さん……」

織莉子「恋人が異性の友人と食事をしたら怒るタイプ?」

マミ「ふ、二人きりでよ?っていうか同性だし」

織莉子「あの二人は仲がいいからね」

織莉子「大体、それがダメだったら私なんてキリカと同居してるし」

マミ「そ、それは……」

マミ「あの、で、でもね?」

織莉子「えぇ」



475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:07:27.04 ID:fbYpSYvl0


マミ「その……手を繋いだり、料理を食べさせ合ったり、抱きついたり……その、色々していたそうなのよ!」

織莉子「だ、抱きつく?……へぇ、あの二人が」

マミ「それで……あなたのことは遊びだって、勘違いしているって……」

織莉子「……尾行していたの?」

マミ「美樹さんがたまたま見かけたらしいの」

マミ「それで、私は美樹さんから相談を受けたということよ」

織莉子「そう……」

マミ「その話を聞いた時……私は暁美さんに失望したわ」

マミ「あんな最低な人だったなんて、信じられない」



476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:08:24.92 ID:fbYpSYvl0


織莉子「私の恋人を侮辱しないでくれる?」

マミ「あ、あのね……これはあなたのためでもあるのよ」

織莉子「わかった。わかったわ」

織莉子「あなた、いえ、あなた達が言いたいことは伝わった」

織莉子「つまり、こう言いたいのよね」

織莉子「ほむらは浮気している」

マミ「……えぇ」

織莉子「…………」



477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:09:07.49 ID:fbYpSYvl0


織莉子「なるほどね……浮気……ふーん」

織莉子「浮気は最低の行為だわ」

織莉子「相手の気持ちを裏切る行為……」

織莉子「もし本当ならほむらには幻滅だわ……」

織莉子「きっと、あなたも美樹さんも、ほむらを最低な人だと思っていることでしょう」

織莉子「そう……私が遊び、ねぇ……鹿目さんが本命だったと考えた方が自然ね」

マミ「…………」

織莉子「ふぅん……勘違いかぁ……」

織莉子(事情はよくわからないけど……勘違いしてるのはあなた達の方よ……しかも二回目よ)



478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:10:40.51 ID:fbYpSYvl0


織莉子(何?恋愛が絡むと負のご都合主義、勘違いの連鎖が発動するようになっているの?)

織莉子(って私が言える立場じゃないか……しかし、それにしても)

織莉子(なるほど……不倫ネタね……)

織莉子(それはそれで面白いかもしれない)

織莉子(しかし……一歩間違えれば悪ノリの領域になってしまう)

織莉子(ここはほむらに相談をせねば……)

織莉子(取りあえずここは……)

織莉子(物証がない限り信じない妄信的な一途な人を演じておこう)



479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:11:24.43 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……あのね。巴さん」

織莉子「私は、ほむらを信用しているのよ」

織莉子「ほむらだって、キリカと同居している私に対して、私がキリカに靡かないことを信用してくれている」

織莉子「だから、私のほむらが、そんなこと、ありえない」

織莉子「私だって、キリカに手を出さずにいられているのよ」

マミ「だ、だけど、実際に見たって……」

織莉子「…………」

織莉子「あなたの言いたいことは読めたわ」



480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:13:06.57 ID:fbYpSYvl0


織莉子「浮気をされた女性というのは、浮気をした殿方よりその浮気相手に憎悪を向けることが多いと聞く……」

織莉子「あなた達は私が鹿目さんに憎悪が向くことを懸念しているのね」

織莉子「実際私は一度彼女を殺そうとした身分だから……」

織莉子「それをさせないよう釘を刺して……憎悪をほむらに向けさせようと仕向けている」

マミ「そ、それは……違くて……その……」

織莉子「……という考え方もできる。……何にしても、今の段階じゃ何もわからない」

織莉子「邪推も疑心暗鬼もできるけど、あなた達は、私に決定的な根拠を立証できていないという真実もある」

織莉子「それが本当であれ嘘であれ、この状況は誰だって否定する。私だってそうする」



481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:14:14.38 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……正直、私も結構混乱しているから、こんなことしか言えないけれども……」

織莉子「鹿目さんに手は出さない。せめてこれだけは誓うから、安心して」

マミ「え、えぇ……」

マミ「その……なるべく、穏便に済ませてちょうだい?」

織莉子「……わかったわ」

織莉子「一応、報告ありがとう」

織莉子「これにて失礼」

マミ「え、えぇ……さようなら」



482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:14:53.71 ID:fbYpSYvl0


マミ「…………」

マミ「暁美さん……」

マミ「どうして……」

マミ「どうしてそんなことを……!」

マミ「事を大きくするわけにはいかないけど……」

マミ「佐倉さんにも相談しておくべきかしらね……」

マミ「どうにかして、鹿目さんの目を覚まさせなくちゃ……!」

マミ「……何とかなるといいけど」



483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:17:49.57 ID:fbYpSYvl0


――ほむら宅


ほむら「――と、いうわけで」

ほむら「折角の休日のところ、急遽食後の二人が押しかけてきたわけだけれど」

まどか「…………」

まどか(……ハグが遠のく……くすん)

キリカ(……キスが遠のく……ぐすん)

織莉子「ここがほむらの家なのね。初めてお目にかかる」

キリカ「……何だか、イメージとちょっと違う」

織莉子「そうね。こんなかわいい小物を置くイメージじゃなかった」

ほむら「あ、これは……」

まどか「ほむらちゃんが行ってる間に……ちょっと、いじりました」



484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:18:59.24 ID:fbYpSYvl0


織莉子「鹿目さんがこれを?」

ほむら「えぇ。まどかが選んでくれて……飾ってくれてたようね」

キリカ「まどかの趣味かーそれなら納得」

ほむら「何か釈然としない言い方ね……」

ほむら「私の家って何もないから、小物を買おうということになってね」

織莉子「仲が良さそうで何より」

まどか「ほ、ほんとはほむらちゃんと一緒に考えたかったんだけど、落ち着かなくてつい」

まどか「で、でもそれだけしか飾ってないからね!」

ほむら「ふふ、ありがとう。まどか」



485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:21:19.39 ID:fbYpSYvl0


キリカ「そっか……これからふたりきりで部屋いじりする予定だったんだね。ふたりきりで」

キリカ「ふ・た・り・き・り、のとこ邪魔して悪いねぇ」

織莉子「本当にごめんなさいねぇ。折角のチャンスだったのに」

まどか「い、いえ!……そ、そんなっ」

ほむら「こら、まどかをからかわない。何のチャンスよ」

ほむら「さて……何の話だったかしら?」

ほむら「あぁ、そう……私のまどかとの不倫話ね」

まどか「ふ、不倫……!?」

キリカ「うん」



486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:22:08.36 ID:fbYpSYvl0


まどか「ふ、不倫って一体……!」

織莉子「何でも、あなた達がイチャついているところを美樹さんに見られていたそうよ」

まどか「い、イチャちゅ……!」

キリカ「あ、噛んだ」

ほむら「全く、くだらない発想をしてくれるわよね……」

ほむら「そして妙なタイミングで居てくれるわね。さやか」

まどか(わ、わたし、ほむらちゃんが……イ、イチャイチャ……!)

キリカ(わぉ、まどか顔赤くなっとる)



487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:23:55.27 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あら、まどか。顔赤いけど……暑い?窓開けようか?」

まどか「う、ううん!大丈夫!」

織莉子(この二人は二人で面白いわ)

キリカ(全くだね)

織莉子(この子直接脳内に……!)

織莉子「……で、どうする?」

ほむら「そうね……」

キリカ「いやはや、妙なところを見られちゃったね。まどか」

まどか「……ご、ごめんなさい」



488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:25:07.80 ID:fbYpSYvl0


キリカ「いや、謝られてもこっちが困るよ……」

織莉子「そうよ。鹿目さんに落ち度は全くないわ」

キリカ「しかし、抱きついたり食べさせ合ったり、ねぇ……?」

織莉子「折角のデートだったのにねぇ……」

まどか「デ、デー……!?あ、あの、そ、そ、それは、ですね……えっと……」

ほむら「ほらそこ。まどかをからかわない」

キリカ「へいへーい」

織莉子「わかったわ」

まどか「はぅ……」



489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:27:10.42 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……さて」

ほむら「あの時のことを見られていたのは予想外だけど、ここで見つかったのはむしろタイミングが良いかもしれないわ」

織莉子「えぇ。正直、展開が欲しいと思っていたところなのよ」

キリカ「展開って織莉子……指示通りやってれば大丈夫かなんて思ってたのに……」

織莉子「し、仕方ないじゃない。そこまで深く考えたものじゃないんだし」

ほむら「何にしても、これでこの遊びの終わり時としては丁度良いというものね」

まどか「それで、どうするの?」

ほむら「そこなのよね……」

ほむら「……浮気、か」



490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:28:22.42 ID:fbYpSYvl0


キリカ「やっぱ普通に、浮気現場目撃して修羅場って感じ?」

織莉子「まぁ無難よね」

ほむら「そうなるとシチュエーションはどうする?」

キリカ「どうしよっか?」

織莉子「下手な修羅場では不自然なことになるわ」

ほむら「確かに……ケンカをするなら既にしているはずだから……」

ほむら「適当に言いくるめられたところに、決定的な瞬間を目撃される」

ほむら「それが妥当ね」



491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:29:21.10 ID:fbYpSYvl0


キリカ「でも決定的瞬間と言われてもなぁ」

織莉子「難しいわ」

キリカ「ほむらとまどかとの仲だし……織莉子もそのことを理解している体だから……」

織莉子「手を繋ぐとか抱きつく程度じゃ押しが弱いわね」

ほむら「恋人繋ぎでも?」

織莉子「その程度のことで、別の女と同居してる私が動揺するわけないじゃない」

キリカ「べ、別の女って……」

織莉子「本命だけどね」



492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:30:13.69 ID:fbYpSYvl0


キリカ「織莉子……」

織莉子「キリカ……」

織莉子「あなたが私の一番よ」

キリカ「私もだよ織莉子……」

ほむら「ほら、二人の世界に入らないの」

織莉子「鹿目さんはいい案ない?」

キリカ「手を繋ぐとかハグよりもいいの」

まどか「…………」



494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:31:43.06 ID:fbYpSYvl0


まどか(二人とも……もしかして……)

まどか「…………」

まどか「……あ、あのっ」

織莉子「はい、鹿目さん」

まどか「その……わ、わたしが……えっと……」

まどか「き、き……」

ほむら「まどか?」

まどか「……キス」



495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:32:39.63 ID:fbYpSYvl0


まどか「キスする瞬間を目撃させるとかっ!」

ほむら「……へ?」

ほむら「き、キス……?」

織莉子「接吻……」

ほむら「…………」

ほむら「な、何もそこまですることはないんじゃないの?」

まどか「……だ、ダメ、かな……やっぱり」

キリカ「いや、アリだね」

ほむら「えっ」



496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:33:32.58 ID:fbYpSYvl0


織莉子「えぇ。すばらしいアイディーアだわ」

織莉子「浮気現場を目撃して激昂することが重要なのよ」

織莉子「それくらいしてもらわないとこの私が激昂するわけないじゃない」

キリカ「そうそう」

ほむら「どの織莉子よそれ」

キリカ「何。そんな気にすることはないよ。別にフリでいいんだから」

織莉子「クチにするって決まったわけじゃないのよ」

ほむら「いや、そういうことじゃなくて……」



497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:34:09.46 ID:fbYpSYvl0


まどか「……ほ、ほっぺがいいかなって」

織莉子「それ採用」

ほむら「ま、まどかまで……」

キリカ「じゃあ決まりだね」

ほむら「えっ」

織莉子「簡単に決まってよかったわねぇ」

ほむら「…………」



498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:34:41.70 ID:fbYpSYvl0


織莉子「では、当日の浮気発覚イベントをまとめると……」

織莉子「放課後、鹿目さんがほむらの頬にキスしようとしてるところを私が目撃して激昂」

キリカ「言い争うおりほむ。慌てふためく恩人とさやかの前でブヮーン!」

キリカ「ドッキリだーいせーいこー!ってね!」

織莉子「なーんだ、ドッキリだったのね、とみんな大爆笑」

キリカ「これには恩人も思わず苦笑い」

織莉子「それにしてもこの二人、ノリノリである」

ほむら「あ、あの……」



499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:35:10.14 ID:fbYpSYvl0


織莉子「それじゃ明日の放課後。私はすぐに見滝原中へ行くわ」

キリカ「効率性を考えて私は織莉子とダブルで来るよ」

ほむら「……聞きなさいって」

織莉子「それじゃあ私達は帰ります。さようなら」

キリカ「あとは二人でうち合わせなり家デートなり」

ほむら「待ちなさいって」

織莉子「何よ」

ほむら「何よじゃないわよ」



500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:35:56.33 ID:fbYpSYvl0


ほむら「そ、その……他にないの?」

ほむら「えっと……き、キスのフリだなんて……」

キリカ「じゃあ別にいい案でもあるのかい?」

ほむら「そ、それは……」

織莉子「鹿目さんとキスのフリするのは嫌?」

まどか「……やっぱり、嫌、だよね」

ほむら「まどか……」

まどか「その、わたしと……キ、キス、なんて……やっぱり、変だよね」

ほむら「い、いえ……あの……」



501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:36:32.67 ID:fbYpSYvl0


まどか「……ごめんね。変なこと言って」

ほむら「う……」

ほむら(まどかにそんな切ない顔されたら……私……)

ほむら「あ、あの……あのね、まどか」

ほむら「その……べ、別に……私は、嫌というわけでは……」

まどか「……ほんと?」

ほむら「ただ……その、単純に恥ずか……」

織莉子「じゃ、決定で」



502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:37:23.70 ID:fbYpSYvl0


ほむら「あ、ちょ……」

キリカ「よかったねまどか。キスしていいんだって」

ほむら「……あなた達、私をからかって楽しんでるでしょ」

キリカ「うん」

ほむら「即答……」

織莉子「異論はないんだから、いいでしょう?」

ほむら「…………」

織莉子「私、勉強しているキリカを背中から抱きついて邪魔をする仕事が」

キリカ「お、織莉子……そんなことを考えていたのか……是非お願いするよ」



503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:38:14.16 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……もう。わ、わかったわよ」

キリカ「決まりだね。じゃあ帰ろうすぐ帰ろう即帰ろう」

織莉子「それじゃ、お邪魔しました。またね」

ほむら「……え、えぇ、そうね」

まどか「……二人をお見送りしたいなって」

ほむら「えぇ……もう好きにしなさい……」

ほむら「…………」

ほむら「はぁ……何よ、この展開……」

ほむら「何で私がドッキリにかかってるみたいになってるのよ……」



504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:39:01.60 ID:fbYpSYvl0


まどか「……あ、あの」

織莉子「あら、鹿目さん」

キリカ「どうしたの?忘れ物した?私」

まどか「その……今日は……」

織莉子「?」

まどか「……気遣ってくれて……ありがとうございました」

キリカ「……あぁ」

織莉子「……ふふ、気にしないで」



505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:39:53.00 ID:fbYpSYvl0


キリカ「まどか。フリと言わずに本気でやっちゃってもいいんだからね」

まどか「そ、そんなことしませんよ」

織莉子「……と、言いつつ?」

まどか「しませんっ」

織莉子「キスのフリがしたいだけでそんな提案するかしら?普通」

キリカ「これはうっかりチューちゃうエロハプニングを狙ってますわ」

まどか「しませんってばっ」



506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:40:23.68 ID:fbYpSYvl0


まどか「た、ただ……その、ほむらちゃんの顔に思い切り近づけたらいいな、なんて……」

まどか「フリでもいいから、キスみたいなこと……できるだけで、う、嬉しい、なんて……」

織莉子「…………」

織莉子「そういうことにしておきましょうか」

キリカ「そうだねぇ」

まどか「……そ、そんなニヤニヤした顔で見ないでください……」

織莉子「鹿目さんってウブね」

キリカ「フリでもいいなんて……ねぇ?」



507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:41:08.55 ID:fbYpSYvl0


織莉子「いつかほむらからキスして、って言われるといいわね」

まどか「そ、そんな……!」

キリカ「あ、されたい派か。キスしてって言ってされるようになるといいね」

まどか「からかわないでください……!」

キリカ「……まぁ、君が抱いている愛情だ。君の好きにするといい」

織莉子「あなたが望むなら、私はほむらとの恋を積極的にサポートするわ」

まどか「…………」

キリカ「……そんじゃ、頑張ってね。まどか」



508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:41:48.35 ID:fbYpSYvl0


織莉子「期待しているわよ」

まどか「な、何の期待ですかっ」

織莉子「それじゃ、またね」

織莉子「私はあなたの味方よ。鹿目さん」

まどか「…………」

まどか「……まどか」

織莉子「ん?」

キリカ「む?」



509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:42:27.76 ID:fbYpSYvl0


まどか「ほむらちゃんを……呼び捨てで呼ぶなら……織莉子さん」

まどか「……わたしもそう呼んでほしいなって」

キリカ「……ふぅん?おそろいってかい?」

まどか「そ、そういうつもりは……」

織莉子「……まどか?」

まどか「はいっ」

織莉子「……何だか、もどかしいわね」

キリカ「あはは、すぐに慣れるよ」



510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:42:56.29 ID:fbYpSYvl0


織莉子「うーん……」

織莉子「それじゃあ、まどか」

まどか「はいっ」

織莉子「……逆に、私のことを織莉子ちゃんって呼んでくれたりは?」

まどか「…………」

キリカ「あ、目を逸らした」

織莉子「…………」

まどか「あはは……と、年上ですから」



511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:43:36.62 ID:fbYpSYvl0


織莉子「……まどかって案外ずるいのね」

まどか「……えへへ」

キリカ「あ、このずるさはほむらにチューするね」

キリカ「ついうっかり(笑)でチューするね。心の中でしたり顔だね」

織莉子「えぇ、これは間違いなくうっかり(笑)でキスして……」

織莉子「あわあわしながら『ご、ごめんなさい!』って言うパターンのヤツだわ」

まどか「もーっ!し、しませんってば!」


まどか「……しませんよ?」



512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:44:44.73 ID:fbYpSYvl0



――翌日の放課後



まどか「ふぅー……」

ほむら「……やっと終わったわね」

まどか「そうだね……」

ほむら「マミとさやかの目が痛かったわ……態度も余所余所しいし」

まどか「仕方ないよ……その、変な勘違いしてるから……」

ほむら「……別に、大丈夫よ。避けられるのなんか慣れてるわよ」

まどか「ほ、ほむらちゃん……」



513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:47:05.41 ID:fbYpSYvl0


ほむら「さて、織莉子達はそろそろ来るはずだけど……」

まどか「さやかちゃん達もそろそろ来ると思うよ」

ほむら「今の時間帯なら……下校する生徒が少ないからいいけど……」

まどか「……やっぱり、恥ずかしいよね」

ほむら「私は……まぁ平気だけど……あなたは大丈夫?」

ほむら「まどかに妙な噂が立ったら……私……」

まどか「大丈夫だよ。ほむらちゃん」

まどか「あ、ほら、さやかちゃんとマミさんがあっちの方に」



514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:47:58.93 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……あそこからひょっこり顔を覗かせているのは織莉子とキリカね」

ほむら「……何よあの織莉子のニヤニヤした顔は。ちょっと腹立つわ」

まどか「ほむらちゃん……その言い方は……」

ほむら「まぁ……いいとしましょう」

ほむら「……そろそろね」

まどか「う、うん」

ほむら「まどか……その、ごめんなさい。妙なことに巻き込んでしまって」

まどか「ほむらちゃん……」



515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:49:20.90 ID:fbYpSYvl0


ほむら「私が協力してなんて軽はずみで言ってしまったばっかりに……」

ほむら「こんな……あなたに恥ずかしい思いをさせることになって」

まどか「う、ううん、いいの。わたしも、その……楽しいし」

ほむら「それならいいけど……」

ほむら「それじゃ……あの……まどか」

ほむら「そ、その……き、キス……よろしく」

まどか「……うん」



516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:50:00.32 ID:fbYpSYvl0


まどか「あ、えっと……その、ほむらちゃん?」

ほむら「ん、何?」

まどか「その……うっかり」

ほむら「ん?」

まどか「うっかり……本当にしちゃったらごめんね」

ほむら「……へ?」

まどか「ちゅ、注意するから!う、うっかり触れちゃったらご、ご、ごめんねって」

まどか「べ、別にどさくさに紛れて本当にキスしちゃおうだなんて思ってないからね!?」

ほむら「え、えぇ……わかってるわ。……フリ……だから、そんな緊張することはないわよ?」

まどか「わ、わかってるけど……一応ね?一応」



517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:56:33.81 ID:fbYpSYvl0



織莉子「さぁ、キリカ。するわよ。ほむらとまどかのキスシーンよ」

キリカ「いや、フリだよ。織莉子」

織莉子「予知能力を使わなくてもわかるわ。絶対にしちゃうわ」

織莉子「今頃つい本当にしちゃったらごめんねみたいな会話をしているに違いないわ」

キリカ「……お、織莉子が言うならそうかもしれないね……は、はは」

キリカ「……ところで織莉子?」

織莉子「何?」

キリカ「ドッキリ大成功の看板はわかるよ。とてもよくわかる」

織莉子「頑張って作ったんだもの」



518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:57:05.70 ID:fbYpSYvl0


キリカ「……でも何で『ビデオカメラ』持ってるの?」

織莉子「……?」

キリカ「いや、そんな『何でそんなこと聞くの?』みたいな顔しないでよ……」

織莉子「ドッキリと言えば看板とカメラは必需品って事情を知ったひとみんが言ってたのよ」

織莉子「それでぜひキスシーンを撮らえてくださいと頼まれ……」

キリカ「待った。待った織莉子」

織莉子「なぁに?」

キリカ「え?誰?ひとみん?」



519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:58:24.00 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ほら、あのお嬢様口調の……」

キリカ「……ひとみんって仁美のこと?志筑仁美?」

織莉子「もちろんよ」

キリカ「え、あれ?仲良かったっけ?」

織莉子「裏で仲良しを成し遂げました」

キリカ「裏ってなに!?」

織莉子「ほら、遊んでないで、そろそろ出撃するわよ」

キリカ「あ、は、はい」

キリカ「……えぇー……?」



520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 21:59:59.50 ID:fbYpSYvl0




さやか「…………」

マミ「…………」

マミ「美樹さん……どうしましょうか……」

さやか「どうするって……もう……仕方ないですよ」

マミ「全然反省しているようには見えなかったわね……暁美さん」

さやか「やっぱり、まだ織莉子さんは知らないんですよ……あるいは、言いくるめたか……」

マミ「……まともに接することができないわ」

さやか「あたしもです……今日はほむらと一言も会話してないです」



521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:02:18.02 ID:fbYpSYvl0


マミ「どうにかして……この問題を解決しないと……」

マミ「……みんなの心がバラバラになってしまう」

マミ「でも、私は……暁美さんに救われた」

マミ「その恩義がある……だけど、だからこそ、尚更辛い……」

さやか「……あたしもです」

さやか「間違った道に踏み外したのを叱るのも……それも友情だとはわかってるんですが……」

マミ「はぁ……でも、やっぱり……暁美さんは……私の命の恩人でもあるから……」

さやか「マミさん……」

さやか「…………あ」



522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:03:35.06 ID:fbYpSYvl0


マミ「どうしたの?美樹さん」

さやか「あそこ……マミさん……」

マミ「……あ、あれは……」

マミ「鹿目さんと、暁美さん……」

さやか「な、何をやってるんだ……?あの二人……」

マミ「な、何か嫌な予感が……」

さやか「ま、マミさん?」

マミ「ま、まさか……!」



523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:04:23.72 ID:fbYpSYvl0



ほむら「……まどか」

まどか「……うん」

ほむら「それじゃ……そろそろ」

まどか「……うん」

ほむら「えっと……お願いね」

まどか「……うん」

まどか「じゃあ……いくね」

ほむら「えぇ……」



524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:05:11.72 ID:fbYpSYvl0


まどか(わたし……)

まどか(本当に……しちゃうんだ)

まどか(キス……のフリをするんだ)

まどか(ほむらちゃんのほっぺに……)

まどか(唇を……ち、近づけるんだ)

まどか(顔を間近にできる……)

まどか(ギリギリまで近くに……)

まどか(わたしの憧れた人に……)



525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:08:56.73 ID:fbYpSYvl0


まどか「…………」

まどか「……ねぇ」

ほむら「ん?」

まどか「……あのね」

ほむら「どうしたの?まどか」

まどか「ほむらちゃん……」

まどか「……好き」



526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:09:44.82 ID:fbYpSYvl0


ほむら「へっ!?」

ほむら「ま、まどかっ……!」

ほむら「そ、そのセリフは別に必要ないんじゃ……!」

まどか「えへへ……ん」

ほむら「……んぅ」

まどか「…………」

ほむら「…………」



527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:10:14.56 ID:fbYpSYvl0



織莉子「キマシタワー」

キリカ「落ち着け織莉子。まだしてない。目分量五ミリでしてない」

織莉子「止めたくないわねぇ。眺めていたいわねぇ。ずっと撮っていたいわねぇ」

キリカ「ちょ……!」

織莉子「冗談よ」


さやか「あ……ああ……あああ……!」

マミ「そ、そんな……鹿目さん……!そんなことって……!」

さやか「ゆ、許せない……!もう……もう許せない!」

マミ「……暁美、さん……!」



528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:11:03.90 ID:fbYpSYvl0



まどか(……近い)

まどか(近い、近い近い近い近い近い……!)

まどか(お、思った以上に近いよぉ……!)

まどか(ほむらちゃんのほっぺに、鼻があたっちゃってる!)

まどか(とってもいい匂い……ずっと嗅いでいたい……)

まどか(あぁ……もし……もし、ちょっとだけ……)

まどか(ほんのちょっとでも唇を突き出しちゃったら……!)

まどか(少しでも、態勢を前に倒しちゃったら……)

まどか(わたし……わたし……!)



529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:11:40.49 ID:fbYpSYvl0


まどか(ど、どうしよう……)

まどか(……したい)

まどか(チュッて……一瞬でもいいからしたい)

まどか(唇で、ほむらちゃんのほっぺに触ってみたい……!)

まどか(柔らかくて、すべすべしてて、綺麗なほっぺ……)

まどか(ああ……ほむらちゃんに……)

まどか(ほむらちゃんにキスしたい……!)

まどか(うぅ……そんなこと考えちゃうなんて……)



530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:13:41.37 ID:fbYpSYvl0


まどか(ああ、ほむらちゃん……)

まどか(わたし、あなたのこと……大好きだよ)

まどか(さっき好きって言ったのは……わたしの本心)

まどか(恋に恋してるだけだと言われても構わない)

まどか(わたしは、ほむらちゃんが好き)

まどか(大っ好き)

まどか(ほむらちゃんに、キスしたくてしたくて……できないけど)

まどか(ああ……こんなの生殺しだよぉ……)



531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:15:11.14 ID:fbYpSYvl0



ほむら「…………」

ほむら(近いわ……)

ほむら(まどかの顔が近い)

ほむら(……『このまどか』がここまで近いのは……)

ほむら(織莉子の襲撃から回避するために抱きかかえて……)

ほむら(いえ、ワルプルギスの夜を越えた後に抱擁してくれた時以来だわ)

ほむら(少なくとも『唇』には今までで一番近い距離にある)

ほむら(……どうしよう)



532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:16:00.91 ID:fbYpSYvl0


ほむら(緊張するわ……)

ほむら(……ちゃんと演じられるかな)

ほむら(まどがが直前に妙なこと言うから……必要以上に緊張してる)

ほむら(……まどか)

ほむら(頬にあたってる生暖かい息……)

ほむら(私の肩に置いた手……震えているわ)

ほむら(まどかも緊張しているのね)

ほむら(まどかも緊張している。だったら、私がちゃんとやらないと)



533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:17:12.11 ID:fbYpSYvl0


ほむら(…………)

ほむら(まどかのキス、か……まさか、こんな日が来るとは)

ほむら(……まどかの唇、どれくらい柔らかいのだろう)

ほむら(まどかったら、背伸びでキスの寸止めをしてるけど)

ほむら(もし私、態勢を少しでも崩しちゃったらどうなるだろう)

ほむら(あるいは私が少しでも首を傾げたら……)

ほむら(うっかり本当にしちゃったら、どうなっちゃうんだろう)

ほむら(まどか、怒るかな。それとも悲しむかな)



534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:17:52.78 ID:fbYpSYvl0


ほむら(…………)

ほむら(……ああもう!何を考えてるのよ私は!)

ほむら(な、何ていうか……色々辛いでしょうが!)

ほむら(早く誰か止めなさいよ!)

ほむら(マミもさやかももう気付いているはずじゃないの!?)

ほむら(織莉子でもマミでもとにかく早く来なさ――)



「ほぉぉぉぉむねぇぇぇぇぇちゃぁぁぁぁぁぁッ!」



535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:18:38.01 ID:fbYpSYvl0


まどか「!?」

ほむら「いふゥッ!?」

まどか「んむっ!」

ほむら「ぐ、ぐく……ゆ、ゆまちゃ……?」

ゆま「ほむ姉ちゃぁぁぁぁん!ほむ姉ちゃぁぁぁん!」

ほむら「ゆまちゃん……後生だから……脇腹にタックルは……ぐふぅ」

ゆま「嘘だよね!?嘘だよねほむ姉ちゃん!」

ほむら「へ……?」



536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:19:17.88 ID:fbYpSYvl0


ゆま「ほむ姉ちゃんは織莉子お姉ちゃんを裏切ってないよね!?」

ゆま「嘘だよね!ほむ姉ちゃんはオンナアソビなんてしてないよね!」

ゆま「ゆま信じてるから!ほむ姉ちゃんはそんなことしないって信じてるから!」

ゆま「キョーコやマミお姉ちゃんやさやかが何と言おうとも!ゆまはほむ姉ちゃんを信じてるからァァァァァッ!」

ほむら「あ、あの……ゆまちゃん?」


織莉子「え……えぇー……」

キリカ「なに……これ……」

織莉子「なんでほむらが苦しそうな表情で脇腹を押さえて膝ついて……ゆまちゃんに抱きつかれているの?」

キリカ「知らない……」



537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:20:14.93 ID:fbYpSYvl0


杏子「おい。ほむらから離れろ」

ほむら「杏子……?」

さやか「おい!ほむら!あんたってヤツは……最低だよ!」

マミ「恥を知りなさい!」

ゆま「ダメ!ほむ姉ちゃんを苛めちゃダメェ!」

ほむら「え、えーっと……?」

まどか「…………」


キリカ「……織莉子、どうしよう」

織莉子「私に聞かれても……」



538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:22:21.14 ID:fbYpSYvl0


杏子「まさかあんたがそんな人でなしだなんて思わなかったぞ。ほむらコノヤロー」

マミ「あなたは美国さんの心を弄んだのよ。裏切ったのよ!」

さやか「あんたとは絶交だ!まどかとも近づかせないからな!」

ゆま「ほむ姉ちゃん!ゆま、信じてるよ!ほむ姉ちゃん、事情があったんだよね?ね?」

ほむら「と、取りあえず落ち着いて……」

杏子「黙れケダモノ!」

さやか「ビッ○!」

マミ「裏切り者!」

ほむら「ご、ごめんなさい……」



539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:23:35.52 ID:fbYpSYvl0


織莉子「あ、あのー……もしもし?」

織莉子「おーい……」

キリカ「……もしかしてこやつら、織莉子に気付いてないのか……?」

織莉子「参ったわね……取りあえず録画を続けよう……」

キリカ「やめなよ織莉子……カメラ止めて」

ゆま「うぅ~……ほむ姉ちゃぁん……」

キリカ「……ゆまちゃんや」

ゆま「あ、キリカお姉ちゃん。織莉子お姉ちゃん。いつの間に?」

キリカ「あ、視認できてる。おいでおいで。ちょいと聞いとくれよ」

織莉子「これには深いわけがあるのよ」

ゆま「うん……?」



540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:24:49.03 ID:fbYpSYvl0


さやか「……まどか。あんたもだよ」

まどか「…………」

マミ「美樹さん。鹿目さんは暁美さんに弄ばれただけよ」

杏子「まどかのような性格のヤツを攻めるのはよくない」


織莉子「かくかく」

キリカ「しかじか」

ゆま「まるまるくまぐま」

ゆま「……そっかぁ、じゃあほむ姉ちゃんは悪くないんだね?」

織莉子「そうよ。どちらかというと私達が巴さんと美樹さんを遊んでいたのよ」

キリカ「こんなことになるとは思わなかったんだよね」



541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:25:40.85 ID:fbYpSYvl0


ほむら「え、えっと……あなた達、話を聞いて」

さやか「あんたは黙ってろ!」

杏子「変態!」

マミ「浮気者!」

ほむら「す、すみません」


ゆま「ゆまはまだ子どもだからよくわからないけど……ちょっと悪ふざけが過ぎると思うよ。冗談には二種類……言っていい冗談と悪い冗談があって、恋愛に関してはさやかは特に敏感だし、マミお姉ちゃんは純粋な人だから、今回のドッキリは悪い冗談に部類する方だったね。あの二人からほむ姉ちゃんが仲間を裏切ったっていう相談を受けた時、ゆまもキョーコも本気で心配したし、ゆまも怖かった。ビックリさせたかったっていう気持ちはよくわかるし、勘違いしたあの二人もどうかとは思うけど、やっぱりそういうのってよくないと思うなぁ」

織莉子「はい、どうもすみませんでした」

キリカ「返す言葉もございませんでした」



542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:26:19.06 ID:fbYpSYvl0


さやか「まどか……どうせほむらに誑かされたんだろうけどさ……」

さやか「でも……だとしても……あんたは織莉子さんも裏切ったんだよ……?」

さやか「折角……折角みんな仲良くなれたのに……!」

さやか「まどか!ほむらに遊ばれてるってことに気付いてよ!」

さやか「あんたはこんなヤツなんかに……!」

さやか「ねぇ、まどか……!」

ほむら(確かにまどかは一途な子だろうし、そう思うかもしれないでしょうけど……)

ほむら(私との扱いの差は……納得はできるけど、釈然としない……!)



543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:28:25.88 ID:fbYpSYvl0


さやか「ふざけんなよ!……浮気、なんてさぁ!」

さやか「あたしは……恋愛事でトラブルはもうイヤなんだよ!」

さやか「あんたなら……わかるでしょ?まどか……あたしの気持ちがさ……!」

杏子「さやか……」

マミ「美樹さん……」

ほむら「…………」

さやか「なぁ!まどか!」

まどか「…………」



544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:29:24.20 ID:fbYpSYvl0


まどか「……うぇひ」

さやか「へ?」

まどか「えへ、えへへ……」

杏子「お、おい……こいつ……笑ってんじゃねぇか……!」

マミ「正気を取り戻して!鹿目さん!」

さやか「目をさましてまどか!」

ほむら「あ、あの……まどか?」

まどか「ほむらちゃん……」


まどか「……しちゃった、ね」



545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:30:59.22 ID:fbYpSYvl0


ほむら「……へ?」

まどか「ほむらちゃんのほっぺに……」

まどか「……チュッて」

まどか「えへへ……ほ、ほんとに、しちゃった……」

まどか「えへ、えへへへ……は、恥ずかしいよぉ」

ほむら「ま、まどか……?」

ほむら「…………」

ほむら「…………あっ!」

ほむら(ゆまちゃんに衝突された時……!)

ほむら(わ、私が……態勢を崩して……)



546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:33:09.54 ID:fbYpSYvl0


ほむら(私の……私の頬が……ま、まどかの……く、唇と……!?)

ほむら「ご、ご、ごめんなさい!まどか!」

ほむら「え、えっと、その……わ、わたっ、私、そんなつもりは……!」

さやか「ほむらぁぁぁ!まどかから離れろぉぉぉ!」

マミ「鹿目さん……!あぁ……そんな!」

杏子「そんなの、あたしが許さない……!」

まどか「す、すごく柔らかくて……温かくて……えへぇ」

ほむら「あ、あの……そ、その、えと……!」


織莉子「お、落ち着いてェッ!」



547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:34:47.52 ID:fbYpSYvl0


ゆま「みんな聞いてッ!」

キリカ「静まれェーい!」

マミ「美国さん!」

杏子「いつの間に!?」

織莉子「…………」

さやか「……!」

さやか「お、織莉子さん!キリカさん!」

さやか「お願いします!」

さやか「どうかまどかを許してやってください!絶対に、あたし……まどかを必ずや更正させますんで!」

織莉子「あ、あの……」



548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:35:56.08 ID:fbYpSYvl0


キリカ「えっとだね、みんな……」

マミ「呉さん……!私からもお願い」

マミ「どうか、穏便に……冷静になって」

杏子「まどかは……純粋なヤツなんだ」

杏子「ほむらのヤツに口答えができない。そういうヤツなんだ」

杏子「あたしからも頼む。まどかを許してやってくれ」

ゆま「キョーコ……落ち着いて?」

キリカ「…………」

キリカ(さやかの性格的な補正とかがあるんだろうけど……みんなほむらがまどかを誘惑したこと前提になってる……)

キリカ(いい加減ほむらが可哀想過ぎる……あんなに頑張ったのに……)



549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:36:46.09 ID:fbYpSYvl0


さやか「お願いします!」

マミ「お願い……!」

杏子「頼む……!」

ゆま「…………」

織莉子「…………」

織莉子(なるほど……)

織莉子(あの思い込みの激しさこそほむらを苦しめた一つの要因なのね)

織莉子(今更ながら同情してしまうわ)



550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:38:03.50 ID:fbYpSYvl0


織莉子「え、えーっと……」

織莉子「みんな、落ち着いて」

織莉子「取りあえず、私達の……」

まどか「えへへ……」

ほむら「あわわ……」

キリカ「ホロリ……」

ゆま「おろおろ……」

織莉子「……私の話を聞いて」



551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:39:18.12 ID:fbYpSYvl0


さやか「――と、いうことは……」

マミ「つまり……その……」

杏子「……ドッキリ、だったんだな」

織莉子「えぇ、そうよ」

織莉子「でも、まさかこんな展開になるとは思わなかったわ

さやか「…………」

マミ「…………」

杏子「…………」



552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:40:34.48 ID:fbYpSYvl0


さやか「冗談じゃないですよォッ!」

マミ「勘違いした私達も私達だけど、勘違いさせたのはあなたよ!」

さやか「そうですよ!ほむらのことになると顔を赤くしてモジモジするんですもん!」

マミ「そういう勘違いしちゃうわよ!」

織莉子「……いまいち釈然としないけど……ごめんなさい」

杏子「……何だよ、心配して損した」

ゆま「やっぱりゆまの言う通り!ほむ姉ちゃんは悪くなかった!」

杏子「本気で信じてたじゃねーか。強がる意味ねー」



553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:41:19.08 ID:fbYpSYvl0


さやか「じゃ、じゃあ、ほむらと付き合うことになったってのは……」

マミ「それを受けて実際に付き合ったというネタだったのね……」

織莉子「その通り」

キリカ「ヤキモチ妬きっぱなしさ。私」

さやか「最初からあたし達は全力で素振りしてたんスね……」

杏子「正直変だと思ったよ。だって、ほむらと織莉子って合わねーからな」

ゆま「そうかなぁ?」

マミ「…………」



554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:42:49.62 ID:fbYpSYvl0


ゆま「……ほむ姉ちゃんと織莉子お姉ちゃんが嘘だったということは」

ゆま「じゃあ織莉子お姉ちゃんはキリカお姉ちゃんと?」

さやか「ゆ、ゆまちゃん……」

杏子「いやその理屈はおかしい」

マミ「呉さんは一方的に好いてるけど、付き合ってるわけではないわ。ねぇ?」

織莉子「……?」

キリカ「?」

マミ「……二人とも?」

さやか「……え?」



555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:43:21.96 ID:fbYpSYvl0


キリカ「確かに一方的な好意のごり押しに映ってたかもしれないね」

織莉子「でもキリカは正式に私の恋人になったわ」

キリカ「うん」

さやか「えっ」

マミ「えっ」

杏子「えっ」

ゆま「おめでとー?」

キリカ「ありがとう」



556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:43:50.78 ID:fbYpSYvl0


さやか「マミさん……あたし、頭痛いです。割れます」

マミ「奇遇ね……私もよ」

さやか「ちょっと、頭を整理しません?」

マミ「そうね……」

マミ「織莉子さんが暁美さんのこと好きだと思ったらそうでなくて呉さんを嫁にしてたのよね」

さやか「その通りっすオフコースっす」

ゆま「何言ってるのかよくわかんない」

杏子「…………」



557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:44:20.48 ID:fbYpSYvl0


杏子「……なぁ。ちょっといいかい?」

さやか「杏子」

杏子「そこで顔真っ赤にしてちっこくなってる二人はどうするんだ?」

マミ「…………」

ほむら「…………コホン、失礼。取り乱したわね」

まどか「えへへ……」

さやか「ほむら……えっと、その……」

マミ「……ごめんなさい」



558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:45:46.03 ID:fbYpSYvl0


ほむら「いいのよ。別に……」

ほむら「私も悪ふざけが過ぎたわ……私の方こそごめんなさい」

さやか「全くだよ……」

さやか「まさか休日にまで浮気を臭わせるなんて……」

マミ「凝りすぎよ……やり過ぎ」

ほむら「ん?」

さやか「え?」

マミ「へ?」

ほむら「……それって、日曜日のこと?」



559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:46:19.05 ID:fbYpSYvl0


ほむら「その日は普通にまどかと出かけていただけよ?」

さやか「え?でも、恋人繋ぎとかしてたじゃん……」

ほむら「それくらいは普通にするでしょう」

さやか「え?」

ほむら「え?」

マミ「……何が本当で何がドッキリなの?」

ほむら「既に説明されたじゃない?」

杏子「ロッキー食うかい?」

ゆま「キョーコ。思考を放棄しないで」



560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:50:34.67 ID:fbYpSYvl0



キリカ「よし、わかった。じゃあ整理しよう」

キリカ「まず、織莉子とほむらが付き合ったというのは嘘だ」

マミ「はい」

織莉子「私とキリカが結ばれたのは本当よ」

さやか「……はぁ」

織莉子「つまり、私とキリカは相思相愛」

キリカ「えへへ」

さやか「……ま、まぁいいとしよう」



561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:53:18.14 ID:fbYpSYvl0


マミ「それで……第二の勘違いの鹿目さんと暁美さんのお出かけはどう説明するの?」

織莉子「それは普通にデートよ」

ほむら「は?」

まどか「あっ……!」

マミ「えっ」

ゆま「デート……?」

杏子「わけがわからないよ」

さやか「……ま、まどか?」



562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:54:08.10 ID:fbYpSYvl0


ほむら「こらそこ。どさくさに紛れてテキトーなこと言わない」

さやか「でも……キス、してたよね」

マミ「えぇ……頬に、こう……」

ほむら「あ、あれはフリよ」

キリカ「……予定ではね」

杏子「あぁ、あれは明らかに……」

ゆま「ゆまの脇腹を抉るようなタックルで……」

ほむら「あ、あれは事故よ!」



563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:55:10.31 ID:fbYpSYvl0


織莉子「ふふ、ほむらったら、照れちゃって」

キリカ「満更でもなかったくせに~」

ほむら「や、やめなさい二人とも!」

織莉子「そこまで言うなら、まどかに聞いてみれば?」

ほむら「……全くもう!」

ほむら「困った人ね……ね、まどか」

まどか「…………」

ほむら「……まどか?」



564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:56:03.52 ID:fbYpSYvl0


まどか「……えへへ。本当に。みんな困ったさんだよ」

ほむら「そうよねぇ。全く……」

ほむら(……でも……まどかの、キスのフリする寸前の言葉)

ほむら(冗談とは言え……ちょっと、ドキッとしちゃった……)

ほむら(こんなの……誰にも言えないわね)


まどか(……ほむらちゃん)

まどか(わたしは……鹿目まどかは、暁美ほむらが好きです)

まどか(わたしは、ほむらちゃんに恋をしています)

まどか(一人の人間として、あなたが好き。愛してる)

まどか(ほむらちゃんが転校してきた時は、美人な人だって程度にしか思ってなかった)

まどか(でも、わたし、ほむらちゃんに守られて、救われて……)

まどか(わたしのために、大きすぎる悲しみを背負ってくれた)



565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:57:27.73 ID:fbYpSYvl0


さやか「だ、だよねぇ!?だよね!」

マミ「あー、ビックリしたわ……」

杏子「はぁ……くだらねぇ。もう帰ろうぜ」

ゆま「ゆまお腹空いちゃった」


まどか(ここまで大切に思ってくれている人がいるなんてって、誇りに思った)

まどか(いつしか、その誇り……ほむらちゃんに対する特別な思い……)

まどか(幸福感を覚える特別な感情……)

まどか(それが『恋』だって気付いたのは……つい最近なんだけどね……)

まどか(恋って、いいなぁ)



566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 22:57:58.96 ID:fbYpSYvl0


キリカ「え、えぇー……まどか……マジィ……?」

織莉子「まぁまぁ、キリカ。これは……ね?」

キリカ「ん?……あぁ、うん。そうだね。そうだよね」


まどか(でも今は……この気持ち、内緒だよ)

まどか(それに……ほむらちゃん、今言ったら、きっと戸惑うよね)

まどか(わたしも、みんなの前では恥ずかしいもん)

まどか(だから、今は冗談ということにしておいてあげる)

まどか(でもね……ほむらちゃん)

まどか(わたしは……わたしは、いつか絶対に……)



567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 23:00:00.30 ID:fbYpSYvl0






まどか(ほむらちゃんとの恋愛を成し遂げる!)




終わり



568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 23:00:58.18 ID:fbYpSYvl0

これにて完結です。本当に完結です。お疲れさまでした。ありがとうございました。

後半割と駆け足気味でキャラが何か変だったけど、おりキリのいちゃいちゃが書けて満足です。



569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 23:12:03.54 ID:XQ9qR5hMo

おりキリの素晴らしさに気付けた
ありがとう乙



572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/24(木) 23:46:08.60 ID:aNLJTgeIO

素晴らしいおりキリでした
おつ



573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/25(金) 00:06:34.05 ID:eXGDvka/o

乙でした



574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/25(金) 00:13:30.72 ID:5CyUSKqvo

バカップルどもめ!
末永く幸せになりやがれ!




転載元
織莉子「暁美さんとの仲良しを成し遂げる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358042841/

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         コメント一覧 (49)

          • 1. 今から読む
          • 2013年01月25日 14:12
          • どうせ長いの書くなら出だしの説明セリフも回想とかで工夫すればよかったのに
            そもそもほむほむがそんな上手に立ち回れるんならここまで話こじれてないよ!
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 14:40
          • おりキリ最高。ちょっと絡んだまどキリもよかったわ
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 14:44
          • キマシ
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 15:07
          • 5 百合はいいね……心を潤してくれる
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 15:09
          • タワー
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 17:38
          • 5 おりほむ、まどほむ、おりキリを楽しめる三色パンのようなSS、大変おいしゅうございました
            織莉子がアホの子っぽくてかわいい
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 18:19
          • おりキリがあんま仲良しじゃない時点で無理
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 18:46
          • 仲良しじゃな……え?
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 19:29
          • ※7ん?

            いいね エロ無しなのも良かった
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 19:44
          • ここの人はおりキリが嫌いな人が多いって印象があったがそうでもないのな
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 19:48
          • ※10
            おりキリ厨が自演してるだけだろ
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 20:08
          • なんだろう、おりキリ好きでも嫌いでもないけど、このSSのおりキリなんかかわいい。
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 21:15
          • 5 キマシタワー!タマリマセンワー!!
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:00
          • おりキリは最高だな……悶えたわ

            まどほむも素晴らしいね……
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:02
          • とりあえず、まどかの口調が変
            あと長い
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:11
          • 出、出た~w
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:41
          • このSS信号機はでないのかな
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:45
          • 長い つまりウンチ
            スピンオフのキャラ持ってくる すなわちウンチ
            これらのreasonからこのssはウンチだという事がわかる
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:58
          • 百合に持ってかずに友情ENDにしといた方が綺麗だったと思う(KONAMI感)
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 22:59
          • おもしろいんだけど最後のほうの信号機トリオがちょっとウザイ
            騙されてるし怒ってるのはわかるけど言いたい事言って人の話は聞かないのはちょっとね
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 23:00
          • おりこってだけで過剰に反応する人はなんなんだ?
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 23:03
          • 5 hitomiがこわれた
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 23:12
          • おりキリゆまは十二分に許容範囲内のキャラだと思うがな。漫画自体の出来はともかく良い感じの設定やし
            かずみ? なんのことだか分からないな
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月25日 23:20
          • くぅ~っwwwwwwwwww
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 04:47
          • 5 やっぱラブコメは頭よくないと書けないよなぁ
            すげえわこの作者
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 08:36
          • まどほむ作者の大半はタイトルや前半で○○×ほむらを期待させて 後半でまどか×ほむらにしてしまう
            おりキリ、まどほむもすきだけど、今回織莉ほむなら最後まで織莉ほむを見たかった
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 12:17
          • ※25
            …えっ?

            あ、はいそうですね
          • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 12:45
          • なんでコメント消しまくってんだ?
            管理人はアホなのか?
          • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 12:58
          • おりりんのことかァーーーーーーーーーーー!!!、
          • 30. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 15:31
          • 面白かった!一粒で二度どころか三度おいしい。まどっちかわいすぎる。
            最後のさやマミあん少しキツく言いすぎじゃね?とも思ったけど、本気で信じてたわけだし仕方ないか。思えば、本編での皆のほむほむに対する態度もほぼずっとこんな感じなんだよな。改めて考えると辛い。
          • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月26日 19:06
          • 外伝は苦手だけど、この織莉子は可愛かった
            虐殺が未遂だったら こんな風に和解もあったかもしれないんだよなぁ
          • 32. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月27日 02:47
          • 本編If物でオリキリ(外伝)が出たって文句言ってるのはまだ理解出来るが
            思いっきりタイトルに書いてあっても わざわざ 文句付けに来るとか病的だな
          • 33. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月27日 12:11
          • 仁美が暴発しまくってるwww
          • 34. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月28日 05:56
          • 思えばキャラ同士の不和っていうのは、本編の不幸の象徴のようなものだから
            SSでさやほむや、マミ杏が仲良くしてるとじんわりするんだよな……

            そういう意味で、本編で最も遠い位置にいる織莉子とほむらが仲良くしてるのはすげぇ幸せだわ

            ※23
            同意
            俺はおりマギっていう作品そのものは、正直好きになれないが
            織莉子達キャラ自体は別に嫌いじゃないな
          • 35. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月28日 11:02
          • 5 おりほむ・まどほむ・おりキリというだけでなく友情ENDとイチャイチャと桃色の片思いが見れるというものすごいお得感
            何気にジョジョネタもあるし、わさわさキスミーベイベーとか小ネタも面白い
          • 36. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月28日 12:50
          • 5 キリカワイイ
          • 37. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月28日 13:36
          • 5 織莉子が可愛くて面白かった。
            キリカがキャラ立ってるせいか織莉子を掘り下げたSSって案外少ない気がするし珍しくていい。
            (きら☆マギのスピンオフでもキリカが主役だしな…)
          • 38. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月29日 18:11
          • スピンオフは設定しか知らないが楽に読めた。ちょっとコミック買うか興味湧くぐらい
            ほむらは本編からすりゃこんな器用に動けるわけないけど、何故かこういう主人公然とした振る舞いが似合うね
            変態レズじゃないほむらが仲良くしてるの見ると安心する
          • 39. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月29日 20:56
          • 共通の敵ができると結束が強くなるって言うし、もしかしたらおりキリのおかげということもあるかもしれないな
            >ほむらの立ち回り
          • 40. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月20日 16:26
          • 後書きの言葉繰りだけが気持ち悪い
          • 41. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年03月21日 16:49
          • このSSの作者ってジョジョクロスの人と同じなんだってね

            ※40
            ……あっ(察し)
          • 42. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年08月13日 21:51
          • いいねェいいねェ最ッ高だねェ!
          • 43. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年09月27日 01:00
          • 5 おりキリって鬱ブレイクの展開でもメイン勢とは相容れなかったり、出番自体なかったりするのがほとんどだから新鮮だわ。
          • 44. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年10月27日 03:33
          • キマシタワー
          • 45. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年01月26日 11:35
          • 5 外伝アンチは本当ウザいな
            最近はかずみアンチがウザい
          • 46. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年02月24日 23:51
          • 5 外伝アンチは監修の意味、及び二次創作(本来の意味)、スピンオフをよく調べるといい

          • 47. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年03月12日 10:51
          • アンジャッシュ
          • 48. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年07月04日 01:13
          • 5 長えwちゃんと読んだけどね。
            おりキリ勢は漫画ごと好きになれなかったせいで印象薄かったんだが、ssだと良い味出してくれるんだな。
          • 49. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2017年09月03日 03:07
          • えもーい!

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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