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切嗣「令呪を以て、命ずる」さやか「 や め ろォオオオオオオオオオッ 」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/19(木) 01:44:52.86 ID:WcXvR4GN0

もうちょっとだけ続きます


前スレタイ:さやか「セイバーさやかちゃん参上!」切嗣「」

http://elephant.2chblog.jp/archives/52014275.html




6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/19(木) 23:14:51.57 ID:WcXvR4GN0

―鮮血神殿




水銀「ニュルルル」

   ドシュンッ     ドシュンッ         ドシュンッ





ケイネス「―――無数の防御結界を張り巡らそうとも」



ケイネス「私の“月霊髄液(ヴォーメルン・ハイドグラム)”の前では無意味だ」ドヤァ




杏子「似たようなセリフを何度も聞いた気がするよ、マスター」



7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/19(木) 23:18:22.03 ID:WcXvR4GN0

       シィィィィィィィィィン



ケイネス(――――しかし、静かだ)

ケイネス(――――このままアーチャーのマスターと相対することなく、目的を達成できれば)

ケイネス(―――誰も傷つかずに済むであろうか)



杏子(そうは問屋が卸さねぇ―――だろうな)

杏子(ここは連中にとっては…聖域)





8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/19(木) 23:20:03.20 ID:WcXvR4GN0

杏子(休戦協定を無視して、土足で踏み入ってきたあたしたちは)

ケイネス(………招かれざる客)



杏子(おまけに“儀式の贄”を奪いに来たとなっちゃあ)

杏子(―――本気で、ヤりに来るかも知れねぇ)チラリ



杏子(マスター、背後には特に気をつけた方がいい・・!)

ケイネス(当然だ――――私が不用意にも背後を取られることなどあるわけがなかろう)キリッ




9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/19(木) 23:48:49.46 ID:WcXvR4GN0

―別の部屋

  


     ミシミシ   ニュルニュル





水銀「…」つつー

  

 キュルルルルルル


水銀「ぴたっ」




ほむら「…」ジー

時臣「…」ジー

ほむら「…この魔術の使い手は」

時臣「―――ランサーのマスター」



10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/19(木) 23:55:54.64 ID:WcXvR4GN0

時臣「風と水の二重属性をもつ卓越した魔術師である、あの男に相違ない」



ほむら(…佐倉杏子)

ほむら(まさかあなたの方が、美樹さやかよりも先に)

ほむら(――――私とまどかの仲を引き裂きに来るとは思わなかったわ)




ほむら(…………)チラリ




時臣「まさかランサー陣営が…こうも早く我々からの提案を反故にして侵入してくるとは」

時臣「…少々想定外だが、彼らが飛んで火に入る夏の虫であることに変わりはない」




11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:08:16.97 ID:JZHacvmm0

時臣「丁重に――――おもてなしをしてあげよう」ゴゴゴゴゴゴ


ほむら(―――邪魔者は、排除する)

ほむら(―――“わたしたち”の幸せな未来を妨げるものは)

ほむら(         すべて           )ギラリ




≪暁美ほむら≫テレパシー

≪この切迫した状況を、僕たちのまどか(マスター)に伝えなくていいのかい?≫



ほむら(――――伝えなくていいわ)



≪そう、かい≫



ほむら(―――さて)

ほむら(キュゥべぇに呼び戻された言峰綺礼が、そろそろ戻る頃合いかしら)



12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:09:22.84 ID:JZHacvmm0

―路上



さやか「バーサーカー・・・・って・・・・」

さやか「ッ!!!」ハッ

さやか「まさか、イリヤちゃんがッ…!?」

さやか「マミさんのマスターにッ…!?」

        

     ―――ドスッ



さやか「―――がッ!!?」

さやか「―――――ァァ」トケツ



13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:10:57.77 ID:JZHacvmm0

イリヤ「・・・・・・マミ」コツッ

イリヤ「・・・バーサーカーのお姉ちゃんは」コツッ

イリヤ「・・・ほんとうに、やさしいひとだった」コツッ

イリヤ「わたしのわがままに」

イリヤ「あのひとは、さいごまでついてきてくれるんだもん」


さやか(―――は、針・・・金・・・ッ?)

さやか(―――そういえば)

さやか(アイリさんから聞いた・・ような―――)


イリヤ「どう?」

イリヤ「――苦しい?」



14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:14:30.38 ID:JZHacvmm0

さやか(アインツベルン家は―――錬金術を得意にしてるって)

さやか(幼いイリヤちゃんは・・・)



さやか「―――魔法少女になって」ギュォン

さやか「―――その力を手に入れちゃったんだね」       ブチリッ



イリヤ「―――ふぅん」

イリヤ「心臓を突きぬけちゃったのに…動けるんだ」シュルシュル

イリヤ「凄い回復力ね、―――――あなたも」



さやか(…イリヤちゃんは、知らないのかな)ジリ






15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:18:16.38 ID:JZHacvmm0

さやか(…ソウルジェムのことを)

さやか(―――マミさんは、教えてあげなかった…?)


イリヤ「でもね、セイバーはわたしがこの手で消し去るって決めたから」



さやか(…………………ううん)

さやか(きっと、教えられなかったんだ…こんなちっちゃな子に、あんな残酷なコト)



イリヤ「一息に絞め殺してあげる、キリツグのサーヴァント」クワッ





16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:19:18.62 ID:JZHacvmm0

    ヒュウウン    ギュルギュルギュルギュル


さやか「ぐ・・・・ぁ・・・・ッ」ギチギチ



さやか(イリヤちゃんと・・・本気(マジ)で闘えるわけ・・・ないじゃん)ギリ




さやか(・・・あたしは・・・どう・・・すればいい・・・・?)





さやか(切嗣―――――――さんッ)



17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:22:02.87 ID:JZHacvmm0

―拘置所


龍之介「てかさー」

龍之介「オッサン、何やったの?」


鶴野「………」

鶴野「…つまらないことだ」


龍之介「…へぇ」


鶴野「………」

鶴野「…あんたは?」


龍之介「殺人」


鶴野「ぇ」



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:23:58.68 ID:JZHacvmm0

龍之介「主に女や子どもを…数えられないくらい」

龍之介「ま、実際殺ってたころは」

龍之介「人間を単なる素材のように感じてたけどさ」



鶴野「ひぃぃぃぃぃぃぃ・・・!わ、私はシニタクナイッ」ズザザザザザザザザザ



龍之介「別に怯えなくていーよ」

龍之介「オッサンなんて殺る無いし」



龍之介(それに、――――もう生命(イノチ)を軽く見ることなんて出来ないさ)



19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/20(金) 00:28:08.34 ID:JZHacvmm0

鶴野「………………、・・・はあ」

鶴野「……こんな殺人狂を前にしても、化物共が暴れ回る聖杯戦争はなお空恐ろしいものだ」ボソリ


龍之介「・・・バケモノ」ピク


龍之介「セイハイ・・・センソウ・・・」



鶴野「……………?」




龍之介「あのさ、オッサン」

龍之介「その、バケモノの話―――詳しく聞かせてくれない?」


                                    (つづく)



24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:35:22.21 ID:eB3kWnGD0

―柳洞寺近郊



綺礼「こうして」ニヤリ

綺礼「面と向かって、会話を交わすのはこれが初めてということになるな」

綺礼「衛宮、切嗣」






ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ












切嗣「…」ボーダチ



25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:36:17.87 ID:eB3kWnGD0

切嗣(…不覚だった)ジリ

切嗣(“魔法少女”と化した奴は、すでに魔術師を凌駕する存在)

切嗣(僕が奴と正面から戦って勝てる確率は限りなくゼロに近い)




綺礼「私のことが、怖いか?」フリフリ





切嗣「…」ゾワッ

切嗣(唯一、方法があるとすれば――――)

切嗣(起源弾による、魂(ソウルジェム)の粉砕、か)



切嗣(それが可能ならばの話だが)



26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:37:24.20 ID:eB3kWnGD0

綺礼「…ふん」

綺礼「もう少し、動揺してくれるものと期待していたが」チラリ



アイリ「―」キゼツチュウ



綺礼「やはり殻(モノ)に対する愛情など、偽りに過ぎなかったか?」

綺礼「魔術師殺しよ」







切嗣「…」

切嗣(舞弥からの無線は、忽然と途絶えた)

切嗣(アイリの身が危険にさらされている)

切嗣(セイバーが、僕に指示を仰いでいる)



27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:38:36.06 ID:eB3kWnGD0

切嗣(だが、僕は何も行動を起こさなかった)

切嗣(―――――なぜならば)

切嗣(  僕は既に、心を切り離してしまったからさ  )





キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン





綺礼「!!」

綺礼(――神殿の方角から大音圧が)

綺礼(…師匠)

綺礼(…肝心なところで詰めが甘いのは遠坂家代々の悪癖)

綺礼(やはり万が一のことを見越して、私がそばに侍っていなければ)



28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:39:09.32 ID:eB3kWnGD0

綺礼「命拾いしたな――――セイバーのマスターよ」ヒョイ

アイリ「―」グッタリ




綺礼「お楽しみは、後に取っておくとしよう」ザッ









切嗣「…」

切嗣(…ライダー)



29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:40:23.14 ID:eB3kWnGD0

―鮮血神殿



ほむら「舞台は整ったようね」ファサリ




時臣「ロード=エルメロイよ、―――私と―――   闘  ら  な  い  か  」





杏子「オイオイ、いきなり音響兵器でビビらしたつもりかい?」

ケイネス「私の魔術礼装には防音効果も(ry」






ほむら「ちなみに今のは旧ソ連で開発された低周波兵器です」

時臣「…いや、私はあまり現代兵器には精通していないのだが」



30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:41:34.99 ID:eB3kWnGD0

杏子「ヤらなきゃ、ヤられる」

杏子「こうなっちまったら、もう食うか食われるか」

杏子「覚悟はいいな―――――マスター」



ケイネス「言うに及ばず」

ケイネス「    いざ、尋常に勝負とゆこうではないか     」






時臣「よかろう」ニッ

ほむら「――――――」



31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:43:15.60 ID:eB3kWnGD0

時臣「―――灰は、灰に」スゥ

時臣「―――塵は、塵に」スゥ

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ







時臣(魔術師としての実力は、あるいはロード=エルメロイの方が上かもしれない)

時臣(だが、魔術師単体の実力が大勢を左右しないのが聖杯戦争の難しさでもある)

時臣(我が陣営にはアーチャーがいる)

時臣(アーチャーに付き従うライダーがいる)

時臣(そして、綺礼(カレ)もいてくれる)

時臣(―――私は、独りではないのだ)






時臣(私の眼前に、一片の死角も―――――――――――)       ドロ  ドロ



32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:44:20.81 ID:eB3kWnGD0




時臣「な・・・・・・・・・・」   ベットリ

時臣「・・・・・・・・・・・い」トケツ



      

         ドサァッ







杏子「・・・・んなッ!!!?」ボーゼン







ほむら「ロード=エルメロイと言ったかしら」



33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:47:15.33 ID:eB3kWnGD0

ほむら「魔術師同士の闘いにそのようなモノで用いて奇襲するなんて」

ほむら「恥ずかしくないの」






ケイネス「な、何を言って!!!?」       ポタポタ…








杏子「・・・・マスター、その手に・・・握ってるモノは・・・」








          ガラッ

綺礼「どこの陣営かと思えば、お前たちだったか」







綺礼「                                     」









34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/07/29(日) 23:50:17.32 ID:eB3kWnGD0



―――私は幸せだった

―――こんな私でさえ幸せになれたのだ

―――こんな私を幸せにしてくれたたった一人の尊いそのひとが

――― 私の 眼 前 で 、 息 絶 え て い た



    カラーンッ(※アゾット剣)



ケイネス「   ち、違うッッッ!!!  」アワ

ケイネス「これはわ、私じゃ―――――」








綺礼「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

                                    



                                         (つづく)



35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) 2012/07/29(日) 23:51:56.74 ID:5Cc2NFlro

ケイネスカワイソス



36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/29(日) 23:54:24.11 ID:nWzGW3eK0

ほむほむマジ外道ゥ……



42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:25:29.04 ID:iFygUh5B0

―路上

         ドサリッ



さやか「ゲホッ・・・・、ゲホッ」

さやか「ぅ、ぐ・・・・・」


イリヤ「どうしてなの」

イリヤ「サーヴァントのくせに…どうして反撃してこないの」


さやか(イリヤちゃん・・・)





イリヤ「何よ・・・その目はッ」

       

        バシィ

さやか「ぐああ・・・ッ・・・」



43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:29:11.26 ID:iFygUh5B0

イリヤ「憎いでしょ?」


イリヤ「主(キリツグ)の邪魔をするわたしのことが」     バシィ


イリヤ「悪者のわたしのことが」   バシィ


イリヤ「バーサーカーを無理やり巻き込んで」   バシィ…


イリヤ「取り返しのつかないことを・・・してしまった」ギリ



イリヤ「わたしの・・・ことが・・・」グッ

       
          ユラリ

さやか「――――」スチャ


さやか「―――そうよ」



44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:30:47.38 ID:iFygUh5B0

さやか「全部――――アンタのせいよ!!」ギロリ


イリヤ「ひッ」ビクッ


さやか「アンタが冬木市にやってこなければ」

さやか「アンタが魔法少女になったりしなければ」

さやか「アンタが、マミさんと出逢っていなければ」ジャリ


イリヤ「い・・」


さやか「 ア ン タ さ え 、 い な け れ ば 」




イリヤ「いや・・・ッ!!」ガクガク

イリヤ「こ、来ないで・・ッ・・!!」ヘタリ



45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:34:06.94 ID:iFygUh5B0

さやか「 一息に 」スッ

さやか「 殺してあげるわ 」クワッ

             

      シュパッ



イリヤ「         」ポカーン

電柱「ボキリ」           ズシィィィィン!!



さやか「なーんて、ね」


イリヤ「・・・・・」


さやか「…ごめんね、脅かしちゃって」

さやか「こーでもしないと落ち着いてくれそうになかったし…」


イリヤ「ぅ・・・・ぅう・・・・」ウル



46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:35:24.19 ID:iFygUh5B0

さやか(イリヤちゃんの境遇――)

さやか(聖杯戦争の成り行き――)

さやか(――イリヤちゃんと契約して闘う道を選んだマミさんの心境)

さやか(いろんなことをひっくるめて)

さやか(あたしが、あたしの意志でイリヤちゃんを断罪することなんてできない)



さやか「イリヤちゃん」

さやか「一緒に、屋敷(ウチ)に帰ろう」




イリヤ「・・・・・」



47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:36:59.77 ID:iFygUh5B0

さやか「―――夢と希望を生む魔法少女が聖杯に願いを込めれば」

さやか「きっと叶うよ――――もう誰一人泣かない、みんなが救われる、そんな理想郷が」

さやか「だからさ」




さやか「  殺し合うのは、やめようよ  」





      



        ザッ



切嗣「―――」ヒュゥゥ



48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:40:47.04 ID:iFygUh5B0

―固有結界内



「時臣はまだ、健在なのか?」

「はい、お元気ですよ」

「…今は結界の中にいる影響で、マスターの状況を確認できませんけど」





「間もなく、結界の最深部です」



――冬木へ戻って来なければ

――聖杯戦争という夢物語と縁を切り、平穏な日常を享受することが可能だったろう

――俺はすでにマスターの資格を失い、無関係の一般人同然

――魔法少女となってしまった桜ちゃんも

――聖杯戦争が終結すれば、普通の女の子に戻るはずだ



49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:45:23.86 ID:iFygUh5B0

「私も最善を尽くしますが―――何が起こるかは分かりません」

「気をつけてくださいね、間桐さん」


―それなのに

―俺は戻らずにはいられなかった

―桜ちゃんの幸せのため

―葵さんのため

―凛ちゃんのため

   
   オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


「―――来ますッ」


―誰かの幸せのためと豪語しながら

―このまま“逃げて”しまえば

―俺は、俺の願望のために“あいつ”を利用した、偽善者として

……一生、悔恨の念に苛まれる。俺にはそれが、耐えられなかった

  

   コォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ



――視界が、開けた



50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:49:56.22 ID:iFygUh5B0







キャンデロロ「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―――――――――!!」














まどか「・・・・・・」

まどか「マミさん・・なんだね・・」



雁夜「………」



51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:54:32.35 ID:iFygUh5B0

まどか(私が最後に契約して魔法少女になったときの願い)

まどか(その性質を引き継いでいる私は)



まどか(―――でも)

まどか(―――今の私にできることは)

まどか(   魔女の存在を否定すること   )

まどか(   つまり、ここにいるバーサーカーの存在を消し去ること  )

まどか(   ただ、それだけなんだよ   )



まどか(   もう   )

まどか(   おしまいなのかな   )

まどか(   ほんのひとときの、やさしい時間は   )



52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:56:25.42 ID:iFygUh5B0

雁夜「………一目で分かったぞ、バーサーカー」





キャンデロロ「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―――――――――」






雁夜「こんなにかわいらしい魔女が」

雁夜「お前以外の何者でもあるはずがない・・・だろ?」


使い魔「――」ザッ                     使い魔「――」ザッ




まどか「危ないッ」ギュン

   グサリッ                     グサリッ



53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/04(土) 23:59:40.29 ID:iFygUh5B0

まどか「・・・・」

まどか(魔女化したマミさんが、生み出した――――使い魔)

まどか(マミさんの“生前”の記憶が色濃く反映された・・・分身)




キャンデロロ「■■■■■■■■■■――――――――――――ッ!!!!」ギュォォンギュォォンギュォォン





まどか「くぅ…!」   ドシューン    ドシューン     ドシューン




雁夜「――時臣の人となりは、昔からよく知っていた」

雁夜「――だから、俺は感づいていたのさ」




まどか「はい……………?」ピク



54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 00:03:38.04 ID:jZcug6pR0



雁夜「時臣の奴は、本当はホモなんかじゃない」

雁夜「すべてはあの貪欲な神父(コトミネキレイ)が仕組んだ巧妙な計略だった――そうだろ、アーチャーさん」




まどか「…ぇ、いや、その・・ぁの、えっと・・・!?」




雁夜「言峰が己の歪んだ欲望を成就するために」

雁夜「俺は薄々その真相に気付きつつ、奴(コトミネ)の戦略に乗った」

雁夜「ひとえに、俺自身の……願望の実現の……ために」

雁夜「結果、アンタのご主人様を…地獄に陥れる手助けをしたんだよ、俺は」





まどか「あの、その・・・!?」



55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 00:07:19.76 ID:jZcug6pR0



雁夜「―――臓硯はもういない、桜ちゃんは自由だ」

雁夜「葵さん達の誤解はいずれ解けるだろう」

雁夜「時臣の奴も、…今回の一件に懲りて二度と桜ちゃんを養子に出したりはしないはずだ」





雁夜「  だから俺は、いいんだッ・・・・これで!!  」ダッ




まどか「ッ!!!!!?」








雁夜「アーチャ―――――――――――――――ッ!!」ズダダダダダダダッ

雁夜「時臣と、桜ちゃん達のことを頼むッ!!」            バッ



56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 00:12:31.28 ID:jZcug6pR0




雁夜「   マ ミ ち ゃ ん ッ ! ! !  」



キャンデロロ「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」




雁夜「ありがとう――――お前は俺の最高のパートナーだった」


雁夜「悩み苦しみ孤独憐憫、そんなもの全部振り払って」


雁夜「一緒に、心の旅に出かけないか」




キャンデロロ「――――――――――――――――――――――――――――――」







雁夜「     悪しき夢に、ティロ・フィナーレ      」ニッ






57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 00:13:20.37 ID:jZcug6pR0

キャンデロロ「▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲」





            カァァァァァッ



まどか「!!!!!」









ドォ――――――――――――――――――――――――――――――――ンッ!!!!!!











58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 00:14:36.94 ID:jZcug6pR0

―武家屋敷・近郊




      サアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



まどか「―――――――――」ポツン


まどか「自爆・・・したんだね、マミさん」



まどか(本当にこれでよかったの?・・・マミさん)

まどか(本当にこれでよかったの?・・・間桐さん)




まどか(――――――――――――ワルプルギスの夜)

まどか(あなたには、本当に・・・救いがあったの・・・?)





59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 00:16:28.52 ID:jZcug6pR0



まどか「・・・私・・・、自分の願望(コト)ばっかり考えて」グス

まどか「何にも・・出来てないよね・・」ポタ

まどか「情けないよね・・・ほむらちゃん・・・」ポタ











―物陰

臓硯「雁夜め」

臓硯「…清々しい顔をして逝きおって」チィ

QB「ここからが本当の地獄さ」

                                   (つづく)



64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 21:59:49.94 ID:OhBVALC40

―民家



TV<厳戒態勢の冬木市内では――

TV<何者かに呉基地から強奪された潜水艇の残骸が発見され――

TV<道路を一輪車で爆走する謎の少女が目撃され――

TV<緊急速報・幼児連続誘拐殺人事件の容疑者が拘置所から脱走した模様――




マーサ「……」

グレン「……」

マーサ「ウェイバーちゃん達も・・・変な事件に巻き込まれていないか心配だわ・・」

グレン「…大丈夫さ」

グレン「今朝早く、彼の“先生”を名乗る方が訪ねてきただろう?」

グレン「あのお方なら、必ず…彼を―――導いてくれるさ」



65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:02:28.95 ID:OhBVALC40

―神殿・奥の間の一室

   シュゥゥゥゥン

ウェイバー「………」ボー


ウェイバー「………     !!」ハッ


ウェイバー(円環の拘束が…解かれた!?)

ウェイバー(アーチャーが倒されたのか…?)

ウェイバー(いや、この神殿自体―――魔力で造り上げたものと見える)ブンセキケッカ

ウェイバー(これだけの空間を容易に形成できるのはアーチャーくらいだろう)

ウェイバー(神殿に変化がない以上、まだアーチャーは健在)

ウェイバー(戦闘で魔力を消費して、その反動で僕の拘束が緩んだ――)ウ~ン




ウェイバー「って!!!」ガタッ

ウェイバー「こんなことろで呑気に考えてる場合じゃないだろ!?」



66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:03:48.41 ID:OhBVALC40

ウェイバー「早く逃げないt」


    

    ギィィィィィィィィィィィィィ




ウェイバー「ひっっ!!?」



     
      ザッ

「やっと、見つけたわ」








ウェイバー「!」

ウェイバー「あんたは…!」



67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:05:32.67 ID:OhBVALC40

ソラウ「――どうやら」

ソラウ「まだ、無事だったようね(貞操的な意味で)」



ウェイバー「舞台装置の魔女との戦いのとき」

ウェイバー「ランサーと共に闘っていた…」

ウェイバー(!!――もしかしてさっきの爆音は―――)






ソラウ「――逃げるわよ」

ソラウ「ケイネス達が時間稼ぎをしている間に――――早くッ!」


ソラウ(―――――何かしら)トクン

ソラウ(凄く、嫌な胸騒ぎが………)



68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:08:33.81 ID:OhBVALC40

―神殿・大広間



時臣「   グッタリ…   」シィィィィン




ほむら(油断したわね、遠坂時臣)

ほむら(あなたを葬ったところで、まどかのクラスならば半日程度は現界が可能)

ほむら(その間に、次の一手を打つわ)

ほむら(一方の私は、まどかの臣下になったとはいえ、彼女の“ルールブレイカー”を受けたわけではない)

ほむら(あの御しやすい少年との契約関係が、まだ継続している)



ほむら(―――)チラリ




アイリ「――――」ガクリ



69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:12:05.10 ID:OhBVALC40

ほむら(そして、汚らわしき聖職者・言峰綺礼―――)

ほむら(狂おしいほど愛しい人を、目の前で喪う―――)グッ

ほむら(そんな残酷な光景に、あなたは―――何を想う?)






―――それは、一瞬の出来事だった

―――ケモノのような大声を上げた監督代行者が

―――放った黒いナイフが

―――水銀の防壁をあざ笑うように突破して



―――あたしのマスターを、一直線に…貫いた…



ケイネス「うぐああああああああああああああああああああああッ」ブシュゥゥゥゥ





杏子「マスタ――――――――――――――――――ッ!!!!!」



70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:15:16.71 ID:OhBVALC40

―――かけがえのない愛しの師を、失った

―――そんなえにもいわれぬ喪失感と、混濁した思考の中で

―――私の中の別の私が、産声を上げた



―――『喜ぶがいい、言峰綺礼』

―――『お前の希望は最高の形で実現され、最悪の形で絶望へと姿を変えた』

―――『だが、お前はよく知っている』

―――『全身から溢れ出すこのゆき場のない負の感情を』

―――『昇華させ、転じて生きる糧とする手段を』




ケイネス「ぅ、ぐ・・・・ぁぁ・・・・」ウツロ

杏子「てん・・・・・めぇぇ・・・・ッ!!」ギロリ



72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:17:37.95 ID:OhBVALC40



   ギュルン        ガキィィン!!


杏子「よくも・・・・・マスターを・・・・ッ!!」ギギギ

綺礼「――――――――――――――――――――」グググ



杏子「――――!!!」トクンッ

綺礼「――――」ニィ




杏子(コイツ……!)コウタイ




杏子(この禍々しいオーラ……!)

杏子(まさか―――)




杏子(“魔女化”したっていうのか)ゴク




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:18:56.34 ID:OhBVALC40

綺礼「―――――――――――ふ」




綺礼「ふゥははははははははははははははははははははははッッッ!!!」





杏子「!!!?」ビクッ




綺礼(――――――実に簡単なことだ)

綺礼(師への愛に目覚めて以来、忘れかけていた私の醜悪な本質)

綺礼(人格破綻者である私が渇望していたモノを)

綺礼(―――今こそ、本能の儘に貪り食えばよい)




綺礼(そう)

綺礼(私の不幸な人生を覆い隠して余りあるほどの、他人の不幸という極上の料理(カイラク)をな)





74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:20:59.11 ID:OhBVALC40

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



ほむら「ん・・・・な・・・・・」ゾクゥ

ほむら(なによ・・・・これ・・・・ッ!!?)



ほむら(外見に変化はないというのに・・・魔女化したというの・・・!!?)



ほむら(だとしても・・・!!)



ほむら(これほどまでの呪いの魔力の渦を生成するなんて・・・)

ほむら(1人の“通常の魔女”として、ありえない・・・!!!!)



≪お手柄だよ―――――――ライダー・暁美ほむら≫


ほむら(ッ!!!!?)



75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:24:24.72 ID:OhBVALC40

≪今になって思えば、非常に早い時期から綺礼に霊呪の兆候が現れたことも≫

≪この僕が綺礼のサーヴァントとして召喚されるに至ったことも≫

≪すべては聖杯自身が欲していた結末への布石だったのかもしれない≫


ほむら(・・・・・・・・・・・・!!?)









―某所

臓硯「――冬木の聖杯は」

臓硯「人を貶める形でなければ、願望を受理できない欠陥品となり果てておる」フェフェ

臓硯「理想に対する非情な現実の象徴」

臓硯「まるで、お前さんの倫理観そのもののごとくにな」


臓硯「そういうことかのぅ、インキュベーター?」


QB「僕には確かめる術はないね」

QB「僕はあくまで聖杯の助けによってこの世界に召喚されたにすぎない」

QB「そしてこの世界での僕の役目は終わったといってもいい」

QB「後は、言峰綺礼が“聖杯の代行者”としてなしゆく所業の数々を」

QB「現世(ココ)にいられる限り、観測していくだけさ」ニッコリ



76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/12(日) 22:29:44.57 ID:OhBVALC40

―鮮血神殿



綺礼「―――ランサー」ジャリ



杏子「……」ギリッ



綺礼「お前に関しては他の魔法少女と異なり、身内の事情を含めた情報収集を行ってきた」



杏子「――――!?」



綺礼(いわば、“愉悦を得るための徒労”といったところか)


綺礼「――教会の、小娘」

綺礼「――憐れな父親に代わって、私が断罪してしんぜよう」



綺礼「 人 心 を 惑 わ す “ 魔 女 ” よ 」ニヤリ




杏子「……まれ」ガリッ


杏子「黙りやがれえええ――――――――――――――――――――ッ!!!!」

                                    (つづく)



79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:46:45.77 ID:KCsm4bzS0

   ギュォォォォォォォン!!             ガキィィィィン!!



杏子「テメェに……!」グググ

杏子「テメェなんかに……!!」

杏子「何が分かる……!!!」ギロリ


綺礼「……確かに」ギリギリギリ

綺礼「貴様が人生の分岐点において、どのように迷い、悩み、決断し」

綺礼「行動するに至ったか」

綺礼「それを理解することは不可能と言わざるを得ない」



80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:47:47.98 ID:KCsm4bzS0

綺礼「だが、しかし」


杏子「……!」


綺礼「お前がとった行動それ自体は、客観的な事象として」

綺礼「この私にも評価を与えることができる」

綺礼「歴史というものは、そういう営みによって後世の人間が紡ぎ出したものだろう?」


杏子「だから、だから何だってんだ!?」ガキィン!!


綺礼「ただ、歴史というものは……人間が観測者として積み上げてきたものだ」



81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:48:29.82 ID:KCsm4bzS0

綺礼「しからば、時の情勢、私情、思惑、……さまざまな利害関係が原因で」

綺礼「歴史は歪められてゆくのが常――――観測者は中立性を保てない」

綺礼「だが、観測者がもし人間でなければ」

綺礼「無用な感情を持ち合わせない完璧な第三者であるとすれば」

綺礼「歴史の正当性は、格段に保障されることになる」







ほむら(この男、……完全に理性を保っている)

ほむら(ワルプルギスの夜の顕現の場合と違って…“通常”のプロセスを経て魔女化したというのに)



82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:49:18.18 ID:KCsm4bzS0

ほむら(考えられる理由……)

ほむら(インキュベーターの示唆の通り、聖杯そのものが何らかの影響を及ぼしている…?)

ほむら(それとも)

ほむら(この男の生来の性質そのものが……魔女にふさわしい“悪”だったから…?)



綺礼「すなわち、インキュベーターを通して語られる歴史の信憑性は高い―――ということだ」


杏子「それとあたしの過去と、何の関係がある!!?」ガッ


綺礼「奴が語ったお前の過去も客観的事実として、信憑性が高い」ニヤリ






「ケイネスぅぅぅ―――――――ッ!!!!」



83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:50:34.61 ID:KCsm4bzS0

ケイネス「…ぁ……ァ・・・」グッタリ

ソラウ「ケイネス!!」タッ

ソラウ「ケイネス!!――――ねぇ!」ユサ

ソラウ「ケイネス!!」



ウェイバー「ど、どうなってなんだよライダー!!?」ダッ



ほむら「………」ギリ

ウェイバー(!―――――ランサーと、あの代行者が対峙している)

ウェイバー(向こうに倒れているのは、アーチャーのマスターかッ!!!?)

ウェイバー(あっちにはセイバー陣営の“姫君”さんが…!!?)

ウェイバー(もうなにがどーなって!!?)



84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:51:44.03 ID:KCsm4bzS0

綺礼「ランサー」



綺礼「お前が 生 き た 人 間 をエサに使い魔を成長させ」


綺礼「魔女の養殖を行っていたことも、また事実なのだろう?」





ほむら「……」

ウェイバー「…!?」

ソラウ「!?」





杏子「――」



85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:53:12.12 ID:KCsm4bzS0

綺礼「舞台装置の魔女がこの冬木の地で行った行為と」コツ…

綺礼「お前がかつて行った行為との間に」コツ…

綺礼「どれほどの差があるというのだ?」コツ…



杏子「……」



綺礼「最終的にワルプルギスの夜を打ち倒したのがお前だったということも、皮肉な話だ」ニィ





綺礼「 所 詮 は 外 道 同 士 の 泥 仕 合 に 過 ぎ な か っ た の だ」








86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:55:01.52 ID:KCsm4bzS0

杏子「……」



ソラウ「……ラ、ラン……サー」


ほむら(佐倉杏子……)






杏子「―――ソラウ」セナカデカタル

杏子「マスターはまだ息がある」



杏子「―――ほむら」

杏子「あんたがこの先どうしようと勝手だが、そっちのヒヨっこの命だけは……守ってくれよな」



87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 21:56:54.70 ID:KCsm4bzS0

ガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャン




杏子「―――この“魔女”の始末は、あたしが引き受けた」




杏子(ごめん、マミ)

杏子(もう、冬木(ココ)で再会することはできないかもな)

杏子(さやか……、結局、決着も何もつけられずに終わっちまいそうだな)


杏子(でもさ)

杏子(“帰るべき場所”できっとまた、会えるよな・・・・・・)スゥー






杏子(聖杯は任せたぜ――――――――――ほむら、そして鹿目まどか)



88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:01:53.50 ID:KCsm4bzS0

―路上



さやか「ずっと、アイリさんのことを裏切っていたんですね――――― ひどいよ  切嗣さん  」





イリヤ「……」









切嗣「……」



89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:05:35.70 ID:KCsm4bzS0

さやか「っていってもさ」

さやか「今はもう……問い詰めている場合じゃないよね」スー ハー

さやか「とりあえず、イリヤちゃんと仲直r」





切嗣(――――――square accel―――――――)


        

           ヒュンッ!!!!



90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:06:18.83 ID:KCsm4bzS0

さやか「  え っ  」

イリヤ「 んぁッ・・・      」フラリ



     ドサッ


さやか「イ、イリヤちゃん…!?」

イリヤ「    」シィン

さやか「!!」

さやか「これって……もしかして……」





切嗣「イリヤの魂(ソウルジェム)は今、僕の手の中にある」キラリ

切嗣「一定の衝撃を与え、気絶させた」



91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:07:27.04 ID:KCsm4bzS0

さやか「な・・・!!?」

さやか「実の娘に向かって!? なんでこんな!!?」



切嗣「今のイリヤはマスターの一人、僕達にとっては敵対者の一人だ」

切嗣「違うか?」


さやか「で、でも・・・!!!」ギリ



92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:19:21.79 ID:KCsm4bzS0

―某所




QB「……美樹さやか」

QB「君は最終的に、どれほどの呪いを溜め込んで」


QB「―――絶望の淵で、溺死してくれるんだい?」ワクワク


臓硯「インキュベーターよ」

臓硯「そろそろお前さんの主(アーチャー)が、儂らの動きに感づいているかも知れんぞ」


QB「大丈夫さ」

QB「バーサーカーの最期を看取って傷心のまどかには、まだ思考の整理がついt」



93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:22:06.18 ID:KCsm4bzS0

20130119001



94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/02(日) 22:24:19.84 ID:KCsm4bzS0





―数㎞先、高所




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴコ







まどか「あなたが最後の一匹だったんだよ」シュ―――






まどか「 バ イ バ イ 、キ ュ ゥ べ ぇ 」








                                   (つづく)






99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:22:58.21 ID:AR+Asw4t0

―鮮血神殿




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





杏子「行きな」

杏子「マスターを幸せにできる人間がいるとすれば、それはきっとアンタだ」

杏子「生き残ってくれよ、な」ダッ









ソラウ(……ランサー)

ソラウ(もう……覚悟は出来ているのね)

ソラウ(……あなたのこの世界に残した軌跡を)

ソラウ(決して、忘れないわ)



100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:24:07.56 ID:AR+Asw4t0

ほむら(私は・・・・・・)ガクガク

ほむら(私はまどかのことを想って・・・・・・)

ほむら(まどかのために行動している・・・・・・・)

ほむら(私は間違っていない?)

ほむら(本当に?)

ほむら(いいえ・・・・私は・・・・・)

ほむら(“あの子のために”という自己弁解によって・・・すべての所作を正当化しようとしていただけ)

ほむら(私はつまるところ、自分の欲望のためだけに闘っていた・・・)



ほむら(真の外道は佐倉杏子じゃない・・・・この私・・・だった)



101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:25:07.84 ID:AR+Asw4t0

「令呪をもって命ずる!」



ほむら「!」ピクッ



ウェイバー「―――僕についてこい、ライダー」キッ



ウェイバー(ライダーが加勢すれば、状況は変化するかも知れない―――けれど)

ウェイバー(ランサーはそれを拒んだ―――あの男と1対1で勝負をつけようという強い決意)

ウェイバー(そこに横槍を入れるのは、彼女の尊厳を傷つけるに等しいと……僕は思った)

ウェイバー(そして今は)

ウェイバー(先生達を、死なせるわけにはいかない――)タッ



102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:33:07.44 ID:AR+Asw4t0

―路上


さやか「な、何よさっきの大爆発!!?」



切嗣「……近いな」



さやか「…ッ…!!」トクンッ

さやか(この気配は・・・ッ!!!)


切嗣「……」ゴクリ

    



     ユラリ









まどか「――」スゥ



103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:34:55.71 ID:AR+Asw4t0

―鮮血神殿


杏子「さぁて」ファサリ

綺礼「続きとゆくか?」ニヤリ

  キィィン!! ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ

杏子「魔女のクセに、ソラウ達がこの場から逃げる猶予を与えただろ?」ヒュン

綺礼「……」ガッ

杏子「アンタにはまだ、人の心ってモンが理解できるんだ」ギュイン

綺礼「……」バシィ






杏子「    だから……もう止めろよ……こんなことッ!!    」

綺礼「口惜しい」



104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:37:05.80 ID:AR+Asw4t0

杏子「!!?」


綺礼「遅かれ早かれ、連中にも悪夢に呑まれて果てる未来しか待っていない」



綺礼「…お前が本性のままに外道として振る舞う忠実な使い魔(サーヴァント)ならば」

綺礼「私が使役してやっても良かったのだが」



ズモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモ



杏子「なっ!?」

杏子(ドロドロしたものが辺りから湧いてきやがるッ)

杏子(これは……いったい!?)



綺礼「私は魔女になったのだ―――“使い魔”を召喚したところで不思議はなかろう?」



グニュッグニュッグニュッグニュッグニュッグニュッ

杏子「…ッ…!!!!」



105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:38:38.64 ID:AR+Asw4t0




――そのドロドロとしたものは、形を変えてあたしの眼前に立ちはだかった

――その姿は、忘れもしない

――あの時の、魔女の姿だった

――あたしの秘密が、家族に知られるきっかけとなった……あの時の



――そして




使い魔「メリメリメリメリ」

桜「ぁ・・・ぐ・・・ぅ」ギチギチギチ






杏子「  ん・・・・なッ   」ボーゼン



106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:41:10.86 ID:AR+Asw4t0

綺礼「私の魔力の波動を察知して来た魔法少女(コムスメ)を―――使い魔が生け捕りにした」



――あの子だった

――マミんとこの、不遇な人生を送ってきたという幼い少女……サクラって言ったっけ

――どうしてこの子が

――幸せになって、もう冬木にいる必要もなく、……送り出した……はずだったのに



桜「きょう・・・こ・・・おねえちゃ・・・」



――重なって見えた

――可愛くってたまらなかった幼い妹

――いつかの世界で出逢ったもうひとりの“妹”




107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/09/22(土) 01:42:47.56 ID:AR+Asw4t0

綺礼「……」ニヤ




杏子「何なんだよ・・・お前は」ギロ

杏子「――――壊れてるよ、人として」

杏子「――――救いようが、ねぇよ」





――殺すしか、ない







「必殺ッ!“あかいゆうれい(ロッソ・ファンタズマ――――――――――――――――ッ)”!!!!」

                                    

                                       (つづく)



110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:23:19.90 ID:/GjA/dJ+0

―鮮血神殿






杏子「「「「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」





  ザザザザザザザザッ




綺礼(複数体!)

綺礼(――分身魔法か?)




綺礼「ふふ」ス



111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:25:58.07 ID:/GjA/dJ+0

ズモモモモモモモモモモモモモモモモッ


綺礼「目晦ましごときでは、私の操る“使い魔”の壁すら越えられまい」




魔獣「「「「「「「「「「「「「メリメリメリメリ」」」」」」」」」」」」」



綺礼(すべては…!!)

綺礼(すべては私が念ずる通りに運んで行く…!!!)




綺礼(いや、もしや)

綺礼(―――聖杯が)

綺礼(―――聖杯までもが、望んでいるのか?)



綺礼(この私が望む最悪の結末を……ッ……!)



112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:27:39.74 ID:/GjA/dJ+0

綺礼(この私の……!!)

綺礼(最愛のひとが存在しない……!!)

綺礼(この無価値な、世界を……ッ……!!!!)




杏子「いけええええええええええええええええええッ!!!!!!」バッ




ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ




魔獣「ゴガッ!?」ドシューン

魔獣「グボッ!?」ブスリッ

魔獣「ブアッ!?」スパァァァン




綺礼「!」

綺礼(これは…!)

綺礼(質量のある残像だと…!?)チィ





113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:30:17.27 ID:/GjA/dJ+0

ヒュルヒュルヒュルヒュル!!




綺礼「!」ギチギチギチギチ



綺礼(足が……、……錬金術か)

   


ムクリ…

アイリ「言峰・・・・綺礼・・・・ッ」

アイリ「おまえ・・・・を・・・・ッ」

アイリ「切嗣に・・・! 逢わせるわけには・・・いかないッ!!!」ギロ





綺礼「ほう」

綺礼「まだ人格を保っていたのか、聖杯の器―女―」ギロ



114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:32:22.46 ID:/GjA/dJ+0

杏子「うおりゃァァァッ!!!」ギュルン




魔女「ブチィィィ!!」グシャッ

    


ヒュゥゥ                   すとんっ





桜「…っ」ガクガク






桜「…」ハッ

    ぎゅっ


杏子(――無事で…よかった)



115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:32:57.85 ID:/GjA/dJ+0





綺礼(無駄な足掻きを――)トクンッ






綺礼(          な         )コォォォォォォォォ









綺礼(   こ、これはァ・・・・!!!?   )ォォォォォォォォォ



116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:34:30.87 ID:/GjA/dJ+0

―路上




まどか「……」サアアア






さやか(ま、まどか……!)

切嗣(迂闊に動くなッ!)キッ

さやか(くっ……)ジリ

切嗣(――遠坂時臣に勘付かれたのか?)

切嗣(くっ……この場にはイリヤもいるというのに)



117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:36:03.57 ID:/GjA/dJ+0

切嗣(――セイバーを捨て駒に使ってでも、ここは)




    イリヤ「―」コォォォォォォォォ



切嗣「なっ・・・!?」

さやか「え!? イ、イリヤちゃん・・・!?」


    シュゥゥゥゥゥゥゥ


切嗣(イリヤの・・・・ソウルジェムが・・・・!)

さやか(・・・・・・戻っていく・・・・・・・!)



切嗣・さやか((――――“あるべき場所(カラダノナカ)”へ――――))



118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:39:09.91 ID:/GjA/dJ+0

まどか「・・・よかった」



切嗣「……」

さやか「!・・・まどか?」



まどか「・・・マミさん、・・・ううん」

まどか「バーサーカーさんが、間桐さんとふたりで遠い世界に旅立っていったときにね」

まどか「こころの囁きのようなものが・・・聞こえてきたの」




まどか「『ちいさな魔法少女達の運命を、変えてあげて』・・・って」

まどか「『それだけが、私のさいごの心残りだから』・・・って」






119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:40:48.76 ID:/GjA/dJ+0

切嗣(間桐・・・雁夜)

さやか「それ・・・って」

さやか「つまり、・・・マミさんは・・・」





まどか「……」コクリ






まどか「私がやるべきことは、はっきりしてたから」

まどか「英霊の座から召喚された私達は、魔法少女であることが宿命づけられているけれど」



120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:41:37.36 ID:/GjA/dJ+0

まどか「その子や、間桐さんの“娘”さんは――聖杯戦争っていう運命のいたずらの中で」

まどか「魔法少女にならざるを得なかった」

まどか「宿命は変えられなくても、運命は――変えられる」





切嗣「……」ギュ

イリヤ「zzz」

さやか「……」






まどか「根源を断つことで・・・ね」      フラ…リ



121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:43:19.02 ID:/GjA/dJ+0



さやか「ま、まどか!?」タッ

さやか「だ、大丈夫・・・?」サスリ

まどか「え、えへへ・・」




切嗣(冬木市周辺に潜伏していた……アサシンの全個体を)

切嗣(ほぼ同時に攻撃し、殲滅した……ということか)

切嗣(アサシンは各個体相互間で意思伝達ネットワークを構築していたと推察されるから)

切嗣(連中を一掃するにはこうするほかなかっただろうな)

切嗣(したがって、アーチャーといえども相当の魔力消費を伴い疲弊したか……、だが)



122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:46:25.34 ID:/GjA/dJ+0



さやか「まどか、あんた・・頑張り過ぎなんだって」ナデ

さやか「マミさんが…先に逝っちゃったのもショックだけどさ」

さやか「まどかにもし何かあったら、あたし・・・」

まどか「心配かけてごめんね・・・さやかちゃん」

まどか「実はね・・・」

まどか「さっきからずうっと・・・マスターからの魔力供給が途絶えているの」ハァハァ





切嗣「……」ピク



123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:49:21.11 ID:/GjA/dJ+0

さやか「えっ・・・?」


まどか「・・・・・・時臣おじさんの身に何か起きた  …のかもしれない」ウルウル


まどか「間桐さんからの最期のお願いもあるし・・・」

まどか「私、まだまだ・・・頑張ら・・・なくちゃ・・・」

まどか「いけないんだ・・・・・・けど・・・・・・」ポタポタ


さやか「まどか・・・」ウル


切嗣(アーチャー)

切嗣(本当は分かっているんだな……己のマスターの安否を)



124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:51:23.94 ID:/GjA/dJ+0




切嗣(――――言峰綺礼だ)




切嗣(奴によって・・・遠坂時臣は)

切嗣(とうとう魔力回路すら・・・枯れ果ててしまったに違いない)



切嗣(―――――この場で逃したら―――――)

切嗣(―――――いとけない魔法少女は、奴の手に落ちて利用される虞がある――――)

切嗣(――――だが、この強大で・・・・優し過ぎるサーヴァントを御するには)

切嗣(――――僕には、もう時間がないんだ)




125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 21:58:22.76 ID:/GjA/dJ+0

さやか「ほら、まどか」シュルシュル

さやか「お似合いのリボンが曲がってるぞ~」キュ

まどか「ありがとう・・・さやかちゃん」

さやか「もう、そんなカナシイ顔しない!」

さやか(・・・・あんたまで泣いたら、もうあたし・・・耐えらんないよ・・・)




切嗣「……アーチャー」




さやか「切嗣さん…?」

まどか「…はい、何ですか?」



126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 22:00:17.45 ID:/GjA/dJ+0





切嗣「イリヤを、救ってくれて」

切嗣「―――本当に、ありがとう」










さやか(……切嗣さん)ニコリ

まどか「―――切嗣さん」ヒトミヲトジテ






まどか(さやかちゃんの願いを、かなえてあげてください)ホロリ



127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 22:04:00.33 ID:/GjA/dJ+0

切嗣「――」



切嗣「  令呪を以て、我が傀儡に命ずる  」

   

   ・・・え

   ・・・何言ってるの、切嗣さん?

   ・・・今、ここで

   ・・・あたしに、何をさせるつもりなの?




切嗣「  その宝具をもって、アーチャーの魂を  」

   









「           破壊せよ           」



128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 22:06:35.33 ID:/GjA/dJ+0

―鮮血神殿




綺礼(馬・・・鹿・・・な・・・・ッ・・・)



綺礼(全身から漲っていた無尽蔵の魔力が・・・萎える・・・ッ・・・)




アイリ(――――さようなら、切嗣)







―おねえちゃんも、いっちゃうの?


―“浄罪の大炎”……要するに自爆魔法さ

―心根の腐った悪い魔女を、この世界に残しちゃいけない

―それが、あたしの決断


―わたしも連れてってよ…おねえちゃん



129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 22:11:43.33 ID:/GjA/dJ+0

―それは無理なお願いだな


―だって…わたしの大切な人たちは…みんな…もう…っ…


―あんたまで死んじゃったら、本物のおねえちゃんはどうするんだよ

―あんたの優しいお母さんは、どうするんだよ

―将来、あんたもことを愛してくれる誰かは……どうするんだよ

―こどもってのは、未来を背負う希望そのものなんだ





―だから、生きな



130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 22:12:54.14 ID:/GjA/dJ+0




「切嗣・・・あなたの貞操を守ることができて・・・よかった・・・」



「待て!!・・・・・殺すなぁッ・・・・・私はもうただの・・・ッ・・」






「――――さよならだ、桜」











「きょうこ・・・おねえちゃぁぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁん・・・ッ」



131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 22:15:02.63 ID:/GjA/dJ+0

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ



「山火事だ!」「土砂崩れか!?」「早く、消防車を呼べ!」「あそこに子供がっ!!」




―魔法少女の力…なくなっちゃったんだ

―わたし、やっぱりここで……死んじゃうのかな




「・・・生き・・・てる」ジャリ

「良・・・かったぁぁぁぁ」ウル




「今、COOLなトコに連れてくから・・・頑張れよ・・・ッ・・・」ス





―その男の人の瞳は、穢れのないソウルジェムのように澄み切っていました






                              聖杯戦争第6日・終了



134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:25:06.55 ID:zA9rQTv+0

~満天の星の下で~


―未明

―某病院・待合室



ソラウ(一命は取り留めたものの……意識が戻るかどうかは……)

ソラウ(ケイネス……)

大河「……せんせー……」ウル

龍之介「ケイネスの旦那ぁ……」ギリ



ソラウ「……ウリューさん、だったわね」

龍之介「……俺に何か?」

ソラウ「あの娘(コ)、・・・・サクラって娘を救い出してくれたこと」

ソラウ「私からも……感謝させてもらうわ」



135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:26:25.16 ID:zA9rQTv+0

ソラウ(ワルプルギスの夜を撃破した日の夜の)

ソラウ(…バーサーカー陣営との懇親会)

ソラウ(思えばあの時が……幸福の絶頂だったかも)

龍之介「……ワルちゃんと出逢って」

龍之介「……嬢ちゃんと出逢った」

大河「……」

龍之介「そんでもって、たまたま聖杯戦争のハナシを聞く機会があった」


龍之介「俺、殺しやるくらいしか能がないけど……それでも……」

龍之介「何かやらなくちゃ……って思って……後はもう何かに駆り立てられるようにムショ抜け出して」

龍之介「気が付いた時には……燃え盛る炎のド真ん中で、あのコを……抱いてたのさ」


ソラウ「・・そう」



136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:27:10.98 ID:zA9rQTv+0


龍之介「あいつつつ……」ヒリ

大河「にーちゃんもヤケドひどいんだから……安静にしてなよ……」



ソラウ「……」

ソラウ「ところであなた」

ソラウ「・・・警察に追われる身で、こんな公共施設にいて大丈夫なの?」

龍之介「いや~それは……」


大河「ああ。ここの院長、うちのじいちゃん(藤村組組長)の知り合いで~」


ソラウ「・・・とりあえず、察しておくわ・・・」



137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:29:41.70 ID:zA9rQTv+0

―海岸

      
  ザザァァァ・・・      チャプン・・・


切嗣(イリヤの身柄は、アインツベルンから呼び寄せた使者に託した)

切嗣(夜が明けるころには、故郷に舞い戻っていることだろう)

切嗣(――――聖堂教会と遠坂邸は現在無人、何らの魔術結界も施されていない)

切嗣(――――霊核が最も高い円蔵山周辺では、サーヴァント同士の戦闘による大規模な爆発・火災が発生)

切嗣(現在、……セイバーを現地の調査に遣っている)


切嗣(さて、僕は冬木市民会館に向かうとしよう)

切嗣(―――聖杯降臨の為の儀式を行うことが可能な場所をすべてマークし)

切嗣(残る陣営を誘き寄せ、撃破する)


切嗣(そして、後は――――)



138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:32:32.96 ID:zA9rQTv+0



―“さやかちゃんの願いを、かなえてあげてください”



切嗣(あのとき―――僕はセイバーが魔女化する可能性を視野に入れていた)

切嗣(むしろ……今の僕にとっては、いっそ彼女が魔女になってくれた方が気が楽だったんだ)

切嗣(そうすれば、感情のない魔女(ソレ)を正真正銘の“道具”とみなすことが出来ただろうから)

切嗣(それでも彼女は、魔法少女で有り続けている)



切嗣(―――消えゆくアーチャーを見届けたのちに、僕のほうを振り返ったセイバー(サヤカ)は)

切嗣(―――すべてを諦めてしまった、大人のような瞳(メ)をしていた―――)



切嗣「ばか・・・やろぅ・・・」グッ…

    

     ザッバァァァン・・・・・・・



139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:33:53.04 ID:zA9rQTv+0

―マッケンジー宅の一室


ウェイバー「……」ゴロリ

ほむら「……」


ウェイバー「……」

ほむら(起きてる? ……マスター)


ウェイバー「……」グー

ほむら「……」ユラリ

   
     バタン


ウェイバー(……はぁ)

ウェイバー(…気づいてるクセに)



140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:35:23.89 ID:zA9rQTv+0

―同・屋上

ほむら「……ふぅ」

ほむら(ようやく、気持ちの整理がついた……といったところかしら)ムネナデオロシ


ほむら「……」プチッ

ほむら「……」ゴクゴク

ほむら(…1本100円足らずの栄養ドリンク)

ほむら「……」ゴソゴソ

ほむら(…ホッカイロお徳用…10パック400円)


ほむら(そういえば……彼が言ってたわね)

ほむら(これらのモノを魔術的に代用しようとすると、数十倍のコストがかかる)

ほむら(魔術師としてのプライドをズタズタに引き裂かれるほどショッキングな事実だ……と)



141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:36:55.62 ID:zA9rQTv+0


ほむら(魔術……)ファサリ

ほむら(この世界における魔術的な現象はすべて、科学技術などの他の方法を用いて再現しうる)


ほむら(対して、魔法は……どれほどの費用や労力を注ぎ込んでも達成不可能なもの)

ほむら(それは、“本物の奇跡”を実現する神秘)



ほむら「……」



ほむら(“魔術師”と“魔法使い”の間には、絶望的に越えられない壁が横たわっていた)




142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:38:00.53 ID:zA9rQTv+0

ほむら(“魔法使い”が“魔術師”と対峙したところで―――結末は虐殺以外の何物でもありえない)

ほむら(まるで、魔女が何も知らない一般人を憑(ト)り殺すのと同じように)


ほむら(私が遠坂時臣に対して為した行為は……そういうことだった)

ほむら(あの子が・・・)

ほむら(まどかが・・・かのマスターのことを慕っていたことを・・・)

ほむら(わかっていたというのに・・・・・・)

  
   ガタリ…


ほむら「…!」ビク



グレン「……おや、お嬢ちゃん」ヒョコ



143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:38:52.21 ID:zA9rQTv+0

ほむら「……、おじいさん……」


グレン「……」ヨッコイショ



ほむら「……」

グレン「……見上げてごらん」

ほむら「え…?」


グレン「星が、綺麗じゃろう」

ほむら「・・・・・・」



グレン「―――本物の孫は、一度もこの屋根の上に登ってくれなかったよ」



144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:40:27.74 ID:zA9rQTv+0

ほむら「・・・・・・」

グレン「わしが星を見るときは……いつも一人きりじゃった」

グレン「こういう風に、孫と一緒に星を眺めるのが昔からの……夢じゃったなあ」

ほむら「気づいて……いらしたんですね」

グレン「ウェイバーの先生というお方から、いろいろと……聞かせてもらったよ」

ほむら「……騙したりして、申し訳ありません」

グレン「いいんじゃよ、“まどか”ちゃん」

グレン「―――二人のおかげで、わしらも楽しいひとときを過ごすことができた」



グレン「……ただ、これだけは心に留めておいてほしいのぅ」



145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:41:37.83 ID:zA9rQTv+0




―『命と秤にかけられるほどの事柄なんて、結局のところ有りはせんものじゃよ』





―何度となく繰り返される平行世界の中で

―人々の、魔法少女たちの、そして大切な友達の尊い命が奪われる

―そんな残酷な光景に、私は慣れてしまっていたのかもしれない





 ♪ 静かに瞬く 星達の散りゆく空  届かぬ祈りが 天と地を満たしてた 






~満天の星の下で・終~



146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/13(土) 23:43:24.24 ID:zA9rQTv+0

≪聖杯戦争最終日・予告≫



「聖杯戦争って、・・・・そういう仕組みだったんだね・・・・」

「さよなら――――――ウェイバー・ベルベット」

「あなたはもう、とっくにその方法を知っているじゃない」

「    僕の    さいごに、のこされた・・・・・・道標(ミチシルベ)・・・・・・・」



148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:03:14.70 ID:4y4YAMTc0

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

“令呪を以て、我が傀儡に命ずる”


やめろ




“ や め ろォオオオオオオオオオッ!!!!!! ”




あたしの渾身の抵抗は、

絶対的な意志を以て下された令呪の前に為すすべもなかった




149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:04:47.61 ID:4y4YAMTc0

そして、大切な親友の胸元が

あたしのサーベルに―――――――貫かれた




“まどかァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!”




半狂乱になって、倒れ伏した親友の元に駆け寄った



親友の体全体が、柔らかな光に包まれてゆく



それはまるで、あの時のように

あたしが、魔獣との戦いで力尽きて――

やさしい光に導かれていった、あの時



150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:06:24.62 ID:4y4YAMTc0

そして今、親友は絞り出すように

最期のことばを、あたしに預けた――



“あれからもずっと、後悔していたの・・・”



“上条くんの・・・腕を治すために・・・”

“逃れられなかった、さやかちゃんの運命・・・”




“私はその運命を、変えることができなかった・・・”




“・・・ごめんね・・・”



151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:08:41.11 ID:4y4YAMTc0

ばか

なんで・・?

なんでよ・・・?

なんで、まどかはそんなにやさしいの・・・?

それに比べて、あたしは・・・・・・



“それじゃ――――――ちょっとだけ、お別れだね”



“バイバイ、さやかちゃん”



親友は、光の魂(タマ)になって・・・消えていった

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:10:17.21 ID:4y4YAMTc0

【聖杯戦争・最終日】



―早朝

―マッケンジー宅前

     

  チュン  チュン



ほむら「……日が昇る」

ウェイバー「……ああ」



ウェイバー「……」

ほむら「……」



153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:11:24.39 ID:4y4YAMTc0

ウェイバー「僕が」

ウェイバー「囚われてから、ソラウさんに助けられて……」

ウェイバー「再びあの凄惨な場所で合流するまでの間」

ウェイバー「お前が考えたこと、感じたこと、そして実行したこと」



ほむら「……」



ウェイバー「  どうして、全部話してくれたんだ……?  」



ほむら「……」

ほむら「……どうして、かしら」



154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:13:17.27 ID:4y4YAMTc0

ウェイバー「お前は、僕のことを信頼の置けない……使えない魔術師だと思っている」

ウェイバー「現に、お前は僕を聖杯戦争から…一度は離脱させようともした」

ウェイバー「そんな、マスターとしてふさわしくない僕に……」

ウェイバー「お前は、何故……重要な情報を、伝えたんだ?」

ほむら「・・・・・・」

ほむら「―――覚えている?」

ウェイバー「―――何、を?」



ほむら「セイバーのマスター・衛宮切嗣が、あなたに交渉を持ち掛けてきた――――あの時のこと」





155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:15:44.58 ID:4y4YAMTc0

ウェイバー「……」


ウェイバー「勿論、覚えているさ」コクリ

ほむら「サーヴァントの交換を持ちかけられた時、あなたは言ったわよね」



ほむら「     私と組むことになったのも、何かの運命だと    」ファサ

ウェイバー「・・・ああ」



ほむら「あの時・・・」

ほむら「私――――――少し・・・嬉しかったのよ」ボソリ



156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:16:28.11 ID:4y4YAMTc0

ウェイバー(   えっ)

ウェイバー「今、何て言・・」


ほむら(もちろん)

ほむら(―――その後、敵マスターである衛宮切嗣に対して助言したり)

ほむら(―――己の欲望に駆られて、マスターを人質として利用し)

ほむら(・・・・取り返しのつかない暴挙に出てしまったり)シュン


ウェイバー「・・・ま、まあ・・今のことはいい!」



ウェイバー「―――なあ、ライダー」

ウェイバー「お前の真意を、聞かせてくれ」



157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:18:12.49 ID:4y4YAMTc0

ほむら「・・・・」

ウェイバー「お前が何よりも重きを置いていた存在であるアーチャーは」

ウェイバー「――――お前の背信によってマスターを失い」

ウェイバー「サーヴァントとして現界に不可欠は魔力供給を断たれた」



ウェイバー「―――そして、その時点から・・・既に約18時間が経過している」

ウェイバー「その間に、アーチャーが新たなマスターと契約を交わした可能性は」



ほむら「―――ない、でしょうね」



158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:21:56.88 ID:4y4YAMTc0

ほむら「・・・まるで父親のように慕っていたマスターの、突然の喪失」

ほむら「そのような光景を目の当たりにして・・・」

ほむら「なお現世に固執し、新たなパートナーを得てまで・・」

ほむら「かつての仲間と苦渋に満ちた争いを続ける」





ほむら「そんなことをッ!!!」クワ



ウェイバー「!?」ビク



159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:24:00.19 ID:4y4YAMTc0

ほむら「そんなことを・・ッ・・・」ヒック


ほむら「できるような子じゃない・・ってことは・・・ッ・・・」エック


ほむら「私が・・・いちばん・・・分かっていた・・・・・・・」ウズクマリ



ほむら「はずなのにぃぃぃ・・・・・ッ・・・」ポタ…ポタ…




ウェイバー「ライ・・ダー・・・」




―僕には、なぐさめの言葉も何も・・・声をかけられるコトノハが見付からなかった

―彼女がたったひとりで、華奢な双肩に背負ってきた

―重すぎる十字架と、深すぎる想いの深淵を覗き込むには

―僕はまだ、若すぎる




―そう、悟った



160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:24:46.65 ID:4y4YAMTc0

―午前中

―禅城家

葵「はい、―――――はい」

葵「それで・・・・・・雁夜くんの安否は・・・・・・・」

葵「そう・・・・ですか・・・・・・」シュン

《ごめんなさいね・・・・力になれなくて・・・・・》

葵「いえ・・・・・そちらこそ・・・・・・」

葵「先生のご快復を・・・・心より願っております・・・・・」

《ありがと・・・・それじゃ、切るわね》        プツン

  

      ツー  ツー  ツー  ツー  



161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:25:52.18 ID:4y4YAMTc0

葵「・・・」ボンヤリ

凛「……」コソ

凛「お、お母さん・・・、・・・」

葵「・・・凛」

凛「桜は・・・」

凛「ねぇ! ・・・・無事だったの・・・?」ウル


葵「……桜は、無事よ」ナデ


葵「ソラウさんのお知り合いの病院に入院しているそうだけれど」

葵「……もうすぐ、逢える・・・わ」



凛「・・・・良か・・・った」



162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:26:55.48 ID:4y4YAMTc0

凛「・・・・それで」




凛「雁夜おじさんのほうは・・・・・・・・・?」




葵「・・・ぅぅ」…フラリ

凛「!・・・お、お母さんっ!」



葵「 どう・・・  して 」



163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/20(土) 21:29:54.53 ID:4y4YAMTc0



葵「 どうしてなのよォォォォォォォォォォォォ 」



凛「!?」ビク



葵「 時臣(アノヒト)も・・・! 雁夜くんも・・・! 」



葵「 私を・・・捨てて・・・遠くに逝ってしまったのよ・・・!! 」




葵「 ああああああああああああああああああああああああああッ 」





凛「お母・・さん・・」




―その日を境に

―お母さんは、私の知っているお母さんでは・・・なくなりました

                                 (つづく)



165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:14:37.94 ID:sTyuBvdq0

―正午



―冬木市民会館前



切嗣(―――最後に睡眠をとってから40時間、といったところか)カ…クンッ



切嗣(“アヴェンジャー”の殲滅を皮切りに)

切嗣(バーサーカー、アサシン、アーチャー、……そしてランサーまでもが戦線を退いた)

切嗣(確証はないが、大規模戦闘が発生した拠点を隈なく探索した上での結論だ)

切嗣(――――となると、残るはライダー陣営のみ)

切嗣(あの魔術師としてまだ未熟な少年と……銃器を巧みに操る魔法少女の陣営(コンビ)…か)



166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:15:45.99 ID:sTyuBvdq0

切嗣(―――あの少年(マスター)に、取引を持ちかけたことも・・・あったな)

切嗣(最終局面において、僕と彼が聖杯を争うことになるとは……)

切嗣(数奇な運命―――とでもいうべきか)



切嗣(あのサーヴァントは、現代兵器にたいへん精通している)

切嗣(固有魔法と戦略兵器とをバランスよく組み合わせて――)

切嗣(多彩な戦闘(パフォーマンス)を見せてつけてきた――)



切嗣(セイバーが…全力で相対すれば、あるいは渡り合えるかも知れないが)シュポッ

切嗣(リスクが高すぎる)スゥ

切嗣(―――僕とセイバーの信頼関係は、昨日の一件により完全に破綻している)プハー…



167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:17:24.81 ID:sTyuBvdq0

切嗣(無論、未使用の令呪はまだ二画残っているが――)



切嗣(――“儀式”を滞りなく実施する必要がある以上、なるべく無駄な使用は避けたい)

切嗣(そう、――――  “穴を開く”  までは)キッ



切嗣「……」

切嗣(…戻ってきたか)スクッ







さやか(………)スゥッ



168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:18:17.19 ID:sTyuBvdq0

切嗣「……」








さやか「転校生・・・ぅぅん、ライダー陣営は」

さやか「朝早くに隠れ家を後にしたみたいです・・・」

さやか「その後どこにいったかは分かりません・・・」

さやか「―――それから」

さやか「桐洞寺の焼け跡で――――」

さやか「これを・・・見つけ・・・ました・・・」ギリッ



169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:19:02.21 ID:sTyuBvdq0


切嗣「そう・・・か」





切嗣(―――銀の針金細工の断片・・・)








切嗣(―――アイリ)グッ




170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:20:04.44 ID:sTyuBvdq0

切嗣「―――僕は、単身で円蔵山へ向かう」

切嗣「今宵、合図の狼煙を上げるまで、お前はここで張っていろ」





切嗣「―――いいな」ジャリ     クルッ









さやか「……」

さやか「――――平気・・・なの?」ボソリ



171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:21:53.93 ID:sTyuBvdq0

切嗣「―――」ピタリ






さやか「あたしに、まどかの始末を差し向けたこと」




さやか「そのことは・・・・もう言わない!!!」

さやか「そのことは、言わない・・・・けれどッ!!!!!」




さやか「けれ・・・・・どッ・・・・・・」

さやか「アイリさんを・・・・・!!!!」ウル



172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:23:20.75 ID:sTyuBvdq0

さやか「あなたが・・・・・あんなに愛してた、アイリさんを・・・・!!!!」

さやか「こんな・・・かたちで・・・・犠牲にしてまでッ!!!!!」

さやか「犠牲にしてまで・・・ッ・・・・!!!!!」

さやか「そんなことをしてまで聖杯を手に入れて!!!!!」

さやか「世界平和を実現して!!!!!」

さやか「それで、あなたは・・・ッ・・・」





「            ほんとうにしあわせなの?               」








173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:23:54.26 ID:sTyuBvdq0

切嗣「――――――」






「           ああ、そうさ――――                  」




「            しあわせさ――――                  」










「           だって、それこそが――――               」

「           ぼくたちの、ねがいだからね               」









174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:24:54.03 ID:sTyuBvdq0

切嗣「――――」ヒュォォォォ









さやか「・・・・・・」ポタリ… ポタリ・・・

さやか「ぅ・・・・・」

さやか「ううっ・・・・ひっく・・・・」

さやか「あ、ああああ・・・っ・・・・・・」ガクリ








―切嗣さんがその場を去った後も

―あたしは一人、泪が涸れるまで泣き続けた



175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/27(土) 22:26:21.85 ID:sTyuBvdq0



―結局、日が沈むまで

―ライダー陣営は目立った動きを見せることはなく

―あたしは束の間

―誰にも遮られることなく、独り静かに考える時間を得た





―そして、あたしのこころがきまったころに

―円蔵山の方角から、狼煙が上がった

―正真正銘、さいごのたたかいの場へ

―すべてに、決着をつけるために

               
                                  (つづく)



181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:38:41.80 ID:JMGV/jxb0

―鮮血神殿跡





聖杯「―――――-」コォォォォォォォォォ





――杯は溢れ、我に恵みと慈しみを与えるだろう

――杯は溢れ、我に恵みと慈しみを与えるだろう




「人類の救済」


「あらゆる戦乱と流血の根絶」


「恒久的世界平和の実現」


「僕は最後まで―――その在り方を損なわなかったよ」




「―――アイリ」



182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:39:31.45 ID:JMGV/jxb0


「だから、君も最後まで見届けてほしい」


「僕の―――僕にとっての信念を」


「たとえ、理想としてもはや破綻しているとしても「」


「たとえ“最悪の願い”と罵られようと」


「僕は―――いいや、僕たちはここまできたんだ」




「さあ―――叶えてくれ、聖杯の意志よ」




「   ぼくたちの   さいこうの   ハッピーエンド    というものを――――――」






183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:40:14.70 ID:JMGV/jxb0

―柳洞寺山門

 

 ヒュォォォォォォォ



ウェイバー「……」



ほむら「……」






ウェイバー(狼煙が上がったのは、円蔵山の中腹あたり……)

ウェイバー(ちょうど、昨日の闘いで焼失した、神殿跡からだ……)



ほむら「分かって、いるわね?」

ほむら「この狼煙の、意味を…」



ウェイバー「……」コクリ




184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:44:23.45 ID:JMGV/jxb0



ほむら「すでに、“儀式”が執り行われている」

ほむら「これが正真正銘、最期の闘い・・・になるけれど・・・」




ウェイバー「・・・・」ザッ



ほむら「――どこへ行くの」



ウェイバー「決まっているだろう――山頂だよ」



ウェイバー「お前は、ここで相手のサーヴァントの出現を見張って置いてくれ」



ほむら「・・・」




ウェイバー「僕は―――今度こそ、僕自身の命を賭して、敵のマスターを・・・」



ほむら「・・・・その必要は、ないわ」ギュ

ウェイバー「・・・・な、なんでだよ・・・」グッ





185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:45:14.37 ID:JMGV/jxb0



ウェイバー「なんで、なんで・・・お前は・・・」ウル

ほむら「約束・・・」



ウェイバー「・・・え・・・?」

ほむら「佐倉杏子(ランサー)との約束――― あなたを命を守る ということ」




ウェイバー「・・・・」




ほむら「そして、私にとってはね・・・」



ほむら「私にとって、最も尊くて守るべき存在は・・・」



ほむら「もういない・・・」



ほむら「もはや私にとって、聖杯の行く末には・・・興味がないの」






186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:46:54.85 ID:JMGV/jxb0


ほむら「召喚され、その後敗北したサーヴァントは・・・“英霊の座”に記録(レコード)を残し」

ほむら「この時間軸から、消え去ってしまう」



ほむら「そうなってしまったまどか(サーヴァント)に対して、―――例えば“受肉”といったような」

ほむら「等価交換を超えるキセキを望めば・・・」




ほむら「必ず、キセキに見合うだけの―――いいえ、それ以上の・・・」




ほむら「災厄が発生するわ――――この世界にを、滅ぼしてしまうほどの」




ウェイバー「なんでなんだ・・・」

ウェイバー「なんでお前には、そんなことが分かるんだ・・・」

ウェイバー「なんでお前は・・・なんでそんな・・・」ウルウル





187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/11/30(金) 22:47:58.45 ID:JMGV/jxb0



ほむら「諦めることで、結局は魂が救済される・・・」

ほむら「それが、長く遠く孤独な旅路から得るにいたった――――」

ほむら「――――最期の教訓・・・よ」にっ




―そして

―僕の、最期の選択の時が来た





「―――あなたの、最期の一画(レイジュ)を使い果たして」

「―――私をラクにさせてちょうだい」

「・・・我が親愛なる主、ウェイバー・ベルベット」      …ホロリ


       




      ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ








さやか「―――待たせたね――― 転 校 生 」


                                    


                                    (つづく)



191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:31:27.71 ID:6XgW4bvT0



ウェイバー「セ―――――」ハッ

ほむら「ッ!!!!!」







――何なんだろうな

――こんな光景、前にも見た気がするよ





――うん

――あのときだ



192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:33:23.77 ID:6XgW4bvT0



――あの子が



――仁美が

――恭介と

――親しげに会話を交わしていた




――あの、光景




さやか「もう・・・疲れちゃったよ、あたし」シュキラァァァン






193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:35:51.42 ID:6XgW4bvT0

ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ



ウェイバー(これは・・・!? セイバーの固有結界・・・なのか・・・!!!?)




さやか「時間が許す限り、複製した武器をぜーんぶ結界内に溜めておいたわけ」

さやか「ま、才能のないあたしじゃ・・・まどかの“神造(チート)兵装”みたいな武器は複製できないけど、ね」




ほむら「美樹・・・さやか・・・」





194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:41:22.56 ID:6XgW4bvT0


さやか「正直さ、躊躇はあったんだよ」

さやか「たとえあんたに対してでも、・・・あたしは・・・」



ほむら「………」



さやか「でもさ、もう決めちゃったんだ」



さやか「          あたしは、正義の味方だから          」




さやか「切嗣さんは、あたしや、アイリさんや、舞弥さんの――」

さやか「――みんなの平和への願いを叶えてくれる、正義の使者になってくれるから」





さやか「あたしは喜んで“正義の死者”になる――“幸せなそうな2人(アンタタチ)”を道連れに!!!」クワッ








195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:46:15.96 ID:6XgW4bvT0


ウェイバー「くっ・・・!!」

ザッ

ウェイバー「!・・・ライダー」




ほむら「マスター、―――さあ早く、最後の令呪を」




ウェイバー「・・・・」ギリ

ウェイバー「無理だ・・・ッ・・・」



ウェイバー「僕は・・・お前を・・・殺すことなんて、できない・・・ッ・・・」




ウェイバー「僕は・・・ッ・・・」

ウェイバー「お前に生きて欲しい・・・・ッ・・・・・!!!」ウゥゥ






196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:50:35.88 ID:6XgW4bvT0

シュウウウウン




ウェイバー「・・・・ふ・・ぇっ・・・・?」グスッ




ほむら「・・・そう」




ほむら「最後の命令を、しかと肝に銘じたわ」ファサ

ほむら「だから最期まで、見届けて頂戴――――私の生き様を」






「そして」

「さよなら――――――ウェイバー・ベルベット」



197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:55:40.31 ID:6XgW4bvT0



I am the bone of my Sword.
《――――あたしは剣で出来ている》

Steel is my body, and fire is my blood.
《血潮は鉄で、心はガラス》

I have created over a thousand blast.
《幾たびの魔女狩りを越えて屈せず》

Unknown to Death.
《ただの一度も平穏はなく》

Nor known to Life.
《ただの一度も理解されない》

Have withstood pain to create many weapons.
《彼の少女は常に独り 剣の丘で勝利に酔う》

Yet, those hands will never hold anything.
《故に、我が二度目の生に意味は無く》

So as I pray, UNRIMITED BRADE WORKS.
《その魂は、きっと剣で出来ていた》




198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 19:58:42.33 ID:6XgW4bvT0



さやか「―――“無限の剣製”」

さやか「アンリミテッドブレイドォ――――――――――――――――――――ッ!!!!!!」





・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・






199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 20:20:23.52 ID:6XgW4bvT0

―鮮血神殿跡




切嗣「――」ピク




切嗣「終わった…か?」



 ミシ…  ミシ…    ミシィィ!!!





切嗣「ッ!!!」

切嗣「これは・・・ッ・・・!!?」


  

   ドヴァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!



200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 20:22:55.20 ID:6XgW4bvT0

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
  死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
                 死ね死ね死ね
              死ね死ね死ね死ね死ね死ね
            死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
          死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね


切嗣「 こ・・・ れ   は・・・・ 」ボーゼン



201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 20:24:01.32 ID:6XgW4bvT0

    ウネウネ     ウネウネ      ウネウネ



切嗣「ま、さか・・・」

切嗣「こんな・・・ものが・・・聖杯だというのか・・・・」



   ヌチョッ      ヌチョッ



切嗣「あり・・・・えない・・・・」



切嗣「違う・・・あってはならない・・・・・!!!!」



   グチョ      グチョ



切嗣「こんな・・・・こんなことが・・・・ッ・・・・・」



202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/02(水) 20:29:24.43 ID:6XgW4bvT0



――されどな、これが現実なんじゃよ




切嗣「嘘だ・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だッ!!!!」

切嗣「こんな憎悪の塊が・・・! この世の全ての悪意を具現化したかのような禍々しい存在が・・・!」




――ならば直接訊いてみるがよい、聖杯の意志そのものにな

     



       
      ・・・・トップンッ     シ――――――ン






                                   (つづく)



205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:35:00.99 ID:AjOgQeU+0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

聖杯(それ)の中に入ってどれほどの時間が経過しただろうか


「お前は・・・僕の・・・願いを・・・ッ・・・」


< 大丈夫、あなたの願いは必ず叶うわ >

< だって >

< あなたはもう、とっくにその方法を知っているじゃない >



僕自身の聖杯問答は、最終局面を迎える――

アイリの姿を借りて僕に“最後の審判”を下す『この世全ての悪―アンリマユ―』


「……」


< これが、最後の選択肢 >

< 終焉を迎えた世界において >

< あなたの眼前に2人だけの魔法少女が残った >



206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:37:42.71 ID:AjOgQeU+0


< 2人とも衰弱して、ソウルジェムは黒く濁り >

< おぞましい怪物―魔女―と化さんとしているわ >

< あなたはグリーフシードをたったひとつだけ有している >

< あなたが助けられるのは、2人のうちどちらか1人だけ >




< さあ、どちらの少女を助けるの? >




透き通った碧き髪の魔法少女と、雪のように煌く銀髪の魔法少女

息絶え絶えに横たわる2人の前で、僕は歩みを止める





――僕の心は、すでに決まっていた

――僕自身の中への問いかけは、始まる前から終わっていたのかもしれない





無情な銃声とともに、“美樹さやかは死んだ”



207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:41:51.04 ID:AjOgQeU+0




そして、イリヤを抱きしめた、きつくきつく抱きしめた

アイリが僕のもとへ歩み寄る

そして僕は、けっして未練を残さないよう



――訣別(わか)れの言葉を告げた



「バイバイ、イリヤ」






聖杯を、破壊すること

かれらを犠牲にすることで、人類を救うこと

アンリマユの怒り憎しみ、そして呪いを一身に受けようとも構わないさ

これこそが―――この方法だけが






「    僕の    さいごに、のこされた・・・・・・道標(ミチシルベ)・・・・・・・」






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:47:26.59 ID:AjOgQeU+0

―柳洞山山門



――ほんとは連れてって欲しかった

――けれども、あいつは“ひとり”で逝ってしまった



――“無限の剣製”を前に、あいつは最後の“焔の軍勢”を繰り出した

――が、無数の“ほむら”はもはや形を為さない

――未熟なパートナーと共に闘い、彼女自身の魔力による補給能力は限界に達していたからだ


――無数の“ほむら”は黒き炎の如き塊となって渦巻き

――拡張し、はためき、彼女の双肩に巨大な翼を形成する



――まるで、呪いや穢れの沈殿そのものを思わせる黒き翼は

――無限の剣劇から僕の身を守った





――だが、次の瞬間には

――伝説の聖剣が、ライダーの胸を貫いていた



209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:50:23.29 ID:AjOgQeU+0

     シュゥォォォォォォォォォォォォォォォォォ




「……」ス

「――あたしはもう、誰も殺さない」

「――これで、全部終わりだから」






――それだけを言い残すと、セイバーはその主のもとへ向かってゆく

――ひとり残された僕の手元に



――赤いリボンが握られていたことに、気がついた





211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:54:04.17 ID:AjOgQeU+0


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ここは、どこだ

上下もなければ、前後左右も存在していないらしい

ただ無限に広がる暗黒の世界

これが、死というものなのだろうか?




<うん、そうだよ>




・・・誰だ?

・・・お前は?





<まあ、正確に言うと>

<キミは聖杯という器の中の、三途のドブ川をぷかぷか漂っている>

<って感じかなぁ>




・・・誰だと聞いている



212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 21:57:51.51 ID:AjOgQeU+0



<キミのイメージカラーは間違いなく黒だね!>

<聖杯(ココ)で見える光景ってのは、やっぱり本人のヒトトナリを色濃く反映しているっぽいし>



・・・聞く耳は持っていないということか



――私の生の意味とは、何だったのか


――人並みの幸福感を得ることができない自らを許せず

――多くの試みを以てその歪みを矯正し救われようとしてきた


――妻の死を乗り越え

――運命の人・・・遠坂時臣師と出逢い


――聖杯戦争を闘う中で、鹿目まどかと出逢い


――私は、真に叶えたい願いというものを自認するにいたった



――そして、かなった



それなのに・・・



<叶わなかったのなら、もう一度叶えてしまえばいいのさ>



なんだと・・・?



213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 22:01:28.29 ID:AjOgQeU+0



――闇の中から、見たことのない黒い魔法少女の姿がぼうっと浮かび上がる




<はじめましてになるね、“主(マスター)”さん>




マスター?

どういう・・・ことだ・・・?

私が当初召喚に成功したサーヴァントは、アサシンたるインキュベーター――





<あの白いのは魔法の使者であっても魔法少女じゃないよ>

<―――――私が、『真(ホンモノノ)アサシン』だったのさ―――――>




な・・・・・・・




<キミは触媒を使わずに召喚の儀式を執り行ったんだろう?>

<だから、キミの性質に近い存在を聖杯がいろいろ探していたけれど>

<結局は魔法少女(ワタシ)よりも、白いのの方が的確だって判断したんじゃないかな~?>

<でも、あくまで魔法少女をサーヴァントとして使役したって形式を整える>

<みたいな感じで>

<こうやって私はずっとよく分からない時間軸をひとり漂ってたのさ>



214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 22:06:56.80 ID:AjOgQeU+0



――確かに、冬木における聖杯戦争は

――“聖杯が英霊を召喚する”ことで、人の手による召喚を可能にしているのだが




<ま、そんなことはどーでもいいんだけど!> ヒュルンッ




!?――――これは             パシッ




<私の聖遺物といったところ!>

<キミがソレをどう使うかは勝手だけれどねっ>



い・・・意味がわからない・・・!?

こたびの聖杯戦争はまもなく終焉―――

おそらくは衛宮切嗣が勝利を手にすることだろう―――

それ以前に、私は既に・・・!




<キミは聖職者―神の使徒―でありながら“死徒(ゾンビ)”になる道を自ら選んだ>

<純粋に愛への渇望という答えから、ね>




・・・・・・



<けれども>



・・・けれども?



215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 22:09:52.85 ID:AjOgQeU+0

<キミはまだ浅いッ! 圧倒的に浅すぎるッ!!>

<聖杯は死してなお、コトミネキレイを生かすことを欲してしまったッ!!>

<それは偶然ならざる必然ってヤツだよ聖職者くん!>



<そのうえで自己存在の意義を如何に考えるのか、それが聖杯からキミに託される有限だけども無限な問いかけさ!!>



―――つ、つまり私は聖杯から生を得るというのか?



<細かいことは目が醒めてから弓女に聞いてくれれば結構!>

おい!?





<最後に―――>

<愛はすべてだ! 好きだの大好きだの愛を単位であらわすような輩は愛の本質をしらないっ!!>



< だ っ て 、 愛 は 無 限 に 有 限 な の だ か ら >




ッ!!!!!!!




――私は

――再び悟るべきなのだ

――そして

――私の 愛 が正真正銘、ほんものであったのか否かを



「  問  わ  ね  ば  な  ら  な  い  」



「  来  る  べ  き  、  未  来  の  聖  杯  戦  争  の  な  か  で  」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:28:31.96 ID:GLPDqweG0

―鮮血神殿跡



「第二の令呪を以て、我が傀儡に命ずる」






「セイバーよ」

「――――聖杯を、破壊しろ――――」






――呆然としていた

――黄金の輝きを放つ聖杯(ソレ)の前に仁王立ちする

――切嗣さんの姿に



――そして

――その口から発せられた

――その言葉の意味にも

――ただ、呆然としていた




222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:29:40.39 ID:GLPDqweG0



「重ねて、第三の令呪を以て命ずる」

「 聖 杯 を 、 木 っ 端 微 塵 に 、 無 に 帰 せ よ 」





――もうさ

――もうさ

――わけ、わかんないよ






あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ







――言葉にならない咆哮は、ついに意味を為さなかった

――何かが割れたような感触とともに

――ぬくもりの無い乾いた閃光に包まれて




――あたしは、『この世界』をあとにした





223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:31:28.76 ID:GLPDqweG0


人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人




仁美(頑張って・・・上条くん・・・っ・・・)

恭介「アヴェ・マリア―――」






たった三度だけの令呪



・・・全部、大切なものを破壊するために


・・・切嗣さん、あなたは

・・・あなたは、一体なにを手に入れることができたの?


結局、誰が救われたの?


もう、なんの後悔もない?



―――そうか



あははは・・・



みんな、踊らされていたんだ

万能の願望機に



224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:33:59.52 ID:GLPDqweG0


・・・キュウべぇに、騙されて

・・・もう、二度と馬鹿な間違いはしないって

・・・心に決めていたのになあ



――――――幸福な夢物語は、いつか必ず悲劇の終焉を迎える




――――――聖杯戦争って、・・・・そういう仕組みだったんだね・・・・







パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ






恭介「さやか・・・?」

恭介「僕の・・・ヴァイ・・・オリン・・・」




========================================



225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:35:32.13 ID:GLPDqweG0

【199X年1月某日・冬木市】




―上空




バラララララララララララララララララララララララララ




仰木「現在冬木市新都上空、高度三〇〇メートルを航行中――」

仰木「陸上自衛隊および在日米軍の現地入りにはなお時間がかかるかと――どうぞ」



仰木(く・・・そ・・・ッ)

仰木(市内広域に渡って・・・火の海と・・・化している・・・!!)ギリ




バララララララララララララララララララララララララ





小林「これが・・・地獄絵図・・・というものなのか」




小林「あん・・・まり・・・だああああああああッ」ダンンッ





226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:37:51.48 ID:GLPDqweG0

―焼け野原




ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ




綺礼「ん・・・っ」ハッ




綺礼「こ、ここは・・・」








「生きてたのね」



227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:40:35.21 ID:GLPDqweG0

綺礼「・・・アーチャー」

まどか「……」

綺礼「受肉を、果たしたというのか…?」


         ・・・・
まどか「そうだよ、言峰さん」



綺礼「……」バサリ



綺礼「男物の祭服(神父服)では少々大きいだろうが、体を冷やすよりは良いだろう」クルム

まどか「……あっ、ありがとう……ございます」カァ



――その少女の暗く沈んだ瞳が、少しだけ光彩を取り戻したようだ

――生まれたままの姿を曝け出していた思春期の少女


――さらさらとした薄桃色の髪の毛を結えていた二対のリボンさえも

――どこかへ消えてしまっていた



228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:44:13.87 ID:GLPDqweG0

綺礼「さて、話の続きだ」

まどか「はい」


まどか「魔法少女はね、条理を覆す存在って言われているよね」

まどか「今回の私とあなたは、逆に聖杯から不条理を被って」

まどか「この世界に引きとめられてしまった、みたいなの」

綺礼「……」

綺礼(アーチャーとは、『令呪の授受』という形でのみ繋がっていた私が)

綺礼(聖杯に見初められ、師匠を差し置いて、生き返った)

綺礼(―――――なんという、不条理)


まどか「でもね」

まどか「私はもう、アーチャーとしての私ではないの」

まどか「アーチャーとしての私の力は、どこか(・・・)に失われてしまった」



綺礼「……言うなれば、お前は本当の意味での“復讐者(アヴェンジャー)”になり果ててしまった」

綺礼「ということか」



229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:45:22.35 ID:GLPDqweG0


まどか「うん――――いまの私は、魔術師の言峰さんにだって」

まどか「簡単に殺すことができる――――無力で、役立たずの」

まどか「ただの・・・ッ・・・こども・・・なの」ウルウル



まどか(還るべき場所に、還ることを許されない)

まどか(これが、あなたを救済できなかった私に対する・・・罰なのかな・・・)

まどか(・・・さやかちゃん・・・)



まどか「使い魔(サーヴァント)として、何の存在価値もなくなった私が」

まどか「ここに生きる理由って・・・いったい・・・何なのかな・・・」

   
    ひょいッ


まどか「ひゃ!?」ビク



綺礼「ふふ、そんなことは我々の知るところではあるまいさ」

綺礼「すべては“神”が決めたこと、否、この場合は『聖杯が』というべきだろう」


綺礼「だが」



230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:47:14.38 ID:GLPDqweG0



綺礼「信じることはできるであろう?」



まどか「・・・信じる」



綺礼「これが、主―遠坂時臣―の遺志であったと」

まどか「・・・」

綺礼「同じく娘(こ)を持つ身として分かる――師が鹿目まどか(おまえ)に対して抱いていた」

綺礼「愛情というものを」



綺礼「お前にとってはちっぽけであったろうこの世界を」



綺礼「一人の人間としてお前が生きていくこと」



綺礼「それこそが、天に召された亡き師の本望ではなかろうか」



まどか「・・・ありがとう」ナミダヌグイ



まどか「私、ほんとうに“ひとりぼっち”になって」

まどか「どこにも“居場所”がなくなっちゃって」



まどか「でも、いいんだね・・・わたし・・・ここにいても・・ッ・・」



綺礼「いいとも、・・・・・・お前の存在は」




綺礼「“時臣と綺礼(ワタシタチ)”の“要”(鹿目)まどかだ」







231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:48:44.54 ID:GLPDqweG0

   ジャリッ       ジャリッ




綺礼「む・・・・・あ、あれは・・・・衛宮切嗣・・・ッ・・・・?」ゴクリ



綺礼(少し見ないうちに・・・何と・・・おぞましい姿に・・・・)



まどか「言峰さん・・・?」



綺礼「ふ、ふん・・・ッ・・・・まあいい」キリッ




綺礼(魔法少女の最期のごとく、聖杯に触れて絶望したか―――衛宮切嗣)


綺礼(お前にとって、この世界にあふれる愛は、既に死んでしまった―――)





綺礼「さらばだ、哀れな魔術師殺しよ」ザッ




・・・・・
・・・・
・・・
・・




232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:50:16.01 ID:GLPDqweG0

【燃え盛る焔のなかで】



それは悪夢以外の何物でもなかった


街は破れ 人々は泣き叫び 


赤々と燃え盛るほのおは


地獄の血の海を思わせる


実際に地獄など見たことはないのに


想像上の世界に例えないと表現できないほど




その世界は、非現実・非日常な




悪夢-ナイトメア-だった






233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:51:51.92 ID:GLPDqweG0



・・・誰かに、抱きあげられた

・・・熱風で傷み、開きづらくなった瞼の先に

・・・誰かの衣装が、ちらと見えた



“美少女戦士”が自分を助けに来てくれた・・・?



当時、そういうアニメが女の子の間で流行っていたんだ




“正義の味方”のかっこいいお姉さんが、生死を彷徨う俺を救ってくれたと







      信じて疑わなかった              が










234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:53:41.15 ID:GLPDqweG0





「生きてる・・・生きてる・・・   生きてる!!!」





男・・・・だった・・・・       ガクッ






「おい!? おい!! しっかりしろぉぉぉ!!!!!」







男の声が・・・遠のいていく・・・



だが、結果的に



・・・俺はこの変質者に助けられて






生き残った――――――――冬木大火災を








【聖杯戦争最終日・終】



235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:56:08.56 ID:GLPDqweG0

【~それから~】




―間桐家




臓硯(再び相見える時はくるかのぅ、インキュベーター)



臓硯(今回の闘いにおいて、聖杯はとうとう利用されることなく終わってしまった)



臓碩(第五次聖杯戦争は、そう遠くない未来に、確実に起こるじゃろうに)



臓硯(必ずや―――――“黒聖杯”を)ニヤリ




桜「・・・」ボンヤリ



〔サーヴァント同士の激しい闘いに巻き込まれながらも、しぶとく生き永らえた間桐臓硯

は、戦争終結後直ちに桜を間桐の家に連れ戻した〕



〔禅城家にとっては、遠坂家に嫁がせた葵が精神に異常をきたして実家に閉じこもってし

まい、魔術の家として重要な後継ぎである凛の処遇を巡り遠坂家と交渉中であり、既に養

子に出された桜のことなど、歯牙にもかけなかったのである〕





236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:57:50.84 ID:GLPDqweG0


桜(でもね)




桜(わたし、全然つらくないよ)



桜(たった七日間だけの出来事だけど、わたし、とっても幸せだったから)



桜(きっと、これが一生分の幸せだったんだね)




桜(希望と絶望は、差し引きゼロなんだもんね)





桜(これからずうっと・・・不幸せでも・・・わたしは・・・それでも・・・大丈夫だから)







桜(ありがとう――――雁夜おじさん)ホロリ








237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:00:20.19 ID:GLPDqweG0

―物陰




鶴野(・・・・執行猶予か)グビグビ    プハッ

鶴野「ゲホッゲホッ・・・・ああああー・・・・」ガクリ

鶴野(雁夜よ、これがオマエの望んだ結末か・・・?)ゴクッ




鶴野(・・・・ハハ・・・・これが、現実なんだよ)    パリーンッ




〔桜の義理の父・鶴野と容姿性格など瓜二つな息子であり、留学中の慎二が帰国するのは

もう少し先のことである〕


〔臓硯に逆らえない重圧感、“保菌者”の妻を蟲の苗床に供された失望感、桜を蟲蔵に放り

込まざるを得ないストレス、そして何もできない自分を襲う無力感〕


〔彼の唯一の願いは、嫡男・慎二を間桐の危険な魔術と関わらせないこと〕


〔“遊学を名目としての海外渡航”は、ひとえに慎二を聖杯戦争から遠ざけようという、父

の親心から実行されたものだったのだ〕



〔――間桐鶴野は、七年後に多臓器不全で世を去った〕





238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:03:27.55 ID:GLPDqweG0



―柳洞寺



〔柳洞寺周辺は冬木市の海上を除くと最大の激戦地となり、寺院は全焼した〕



住職「ひどい天災だったのぉ・・・」



零観「どうした?」

葛木「……」チラ



  ヒョイ




葛木(……鍵爪?)ギラリ




〔言峰綺礼が“黒い魔法少女”から預かっていた代物は、鹿目まどかに上着を被せた折に

瓦礫の隙間に落下していた。彼らは幸か不幸か、そのことに気がつかなかった〕



〔こうして、“暗殺者”の聖遺物は『感動する心』を失った一人の男の手に渡る〕





239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:05:03.25 ID:GLPDqweG0



住職「ん、地面に何を書いておるんだ…一成?」

一成「……」ガリ ガリ



一成「まどか」



住職「まどか…とな? はて、どちらさんかな?」



零観「?」

葛木「……」



〔この当時より柳洞寺の住職に気に入られ、寺の修繕にも尽力した葛木宗一郎は、後に柳

洞家の居候となり、穂群原学園の教師として表向きは平凡な生活を送ることとなる〕



一成「わから、ぬ」




〔葛木の運命が音を立てて動き出したのは、冬木大火災から十年後のこと――〕






240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:06:22.03 ID:GLPDqweG0

―冬木空港



ソラウ「それじゃ、次の便だから」

ソラウ「私達はそろそろ行くわね」



ウェイバー「はい……どうか、お元気で」



ソラウ「といっても、あなたもいずれ時計塔に戻るんでしょう?」



ソラウ(彼―ウェイバー・ベルベット―が望むにせよ、望まずにせよ・・・ね)

ソラウ(今回の一件でアーチボルト家の権威は失墜)

ソラウ(一方で、ケイネスの教え子にして、劣等生と罵られていた彼が聖杯にあと一歩というところまで迫った)

ソラウ(そのような彼の存在を、アーチボルト家が放っておくはずがない)




ウェイバー「そう……ですね」コクリ



241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:07:25.29 ID:GLPDqweG0


ウェイバー「いずれ、祖国に戻って僕がやるべきことをやるときが来るでしょう」

ウェイバー「でも今は、更に別の世界を見てみたいという気持ちがあるんです」

ウェイバー「―――もろもろの準備のためにもう少しこの街に留まって」

ウェイバー「それから先は、・・・まあ、白紙同然ですけど」



ソラウ「…そう」コクリ




ウェイバー「それでは、さようなら―――ソラウさん」






ウェイバー「      そして、先生      」ペコリ






ケイネス「―――――」






――先生は、何とか一命を取り留めた

――全身不随となって車椅子にちょこんと乗った先生には

――僕達の現実の言葉は、届いていない





242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:09:14.29 ID:GLPDqweG0


ソラウ「さ、そろそろ時間ね」

ソラウ「ブリテンに帰りましょう―――ケイネス」


ケイネス「帰・・る・・」


ソラウ「・・・ケイネス?」




ケイネス「ああ・・・・」

ケイネス「ならば・・・・」

ケイネス「ランサーに・・・・」

ケイネス「素敵なドレスを買ってやりなさい・・・・・ソラーウ」

ケイネス「我がアーチボルトの門をくぐるにふさわしき・・・・・」

ケイネス「おめかしを・・・してやりなさい・・・・・・・」




ソラウ「・・・・・そうね」ウル

ソラウ「・・・・・馬子にも衣装だと・・・思うけど・・・」ウル

ソラウ「買って・・・あげましょうね・・・・・」ぎゅ




ケイネス「――――――」






〔時計塔での絶対的地位を失い、アーチボルト家からも腫れ物扱いされるにいたったケイネスは〕

〔ソフィアリ家の政略に利用される人生に嫌気がさし、自ら家を出たソラウに連れられ〕

〔ロンドン郊外の小さな町に移住した〕


〔――――その地で、二人は結ばれた〕




243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:12:15.97 ID:GLPDqweG0

―遠坂家・邸宅前



綺礼「これが、時臣師から私が授かった……アゾット剣だ」

綺礼(実際は大火災のなか、偶然にも発見できたものだが)

綺礼「本来ならば、遠坂の正当な継承者であるお前が手にすべき――」  



  バシッ


凛「いらないわ! そんなモノ!!」



凛「私が・・・あんな変態の・・・後継者だなんて・・・ッ・・・」



〔魔道の家門を死守するために凛を残せという遠坂家からの圧力や、魔術教会の脅威を危

惧した禅城家は、葵を郊外の病院に隔離した上で、凛をひとり、遠坂の邸に送り戻した〕



〔一方で、聖杯の泥によって蘇生した言峰綺礼は、次なる聖杯戦争を見越して〕


〔父璃正の後を継ぎ冬木教会を切り盛りし、同時に『愛とは何ぞや』という哲学的命題について〕


〔鹿目まどかとともに思索する日々を送っている〕



244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:13:53.54 ID:GLPDqweG0

綺礼「……」ヒロイ



凛「・・・っキライ」ギリ




凛「口ではあれほど優雅たれと言っておきながら、邪道に堕ちたお父さまも・・・ッ」


凛「桜を助けて、お母様を幸せにするって誓ったのに、皆を置いて逃げてしまった雁夜おじさんも・・・ッ」


凛「聖職者のクセに・・・ッ!」


凛「師匠(おとうさま)を正しい道に導くどころか、一緒に歪んだ愛に溺れ・・・ッ」


凛「結局自分だけ生き残った、綺礼も・・・ッ・・・」






凛「みんなみんな・・・・だいっキライ・・・ッ・・・!!!!!」ギリ






綺礼「―――凛、私はしばらくの間この国を離れ、イタリアにて過ごすつもりだ」

綺礼「―――当面、心配事はないとは思うが」クルリ

綺礼「―――何かあれば、第八秘蹟会を通じて気兼ねなく連絡してくるといい」スタ スタ






凛(・・・桜ぁ・・・)グッ…






245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:16:03.36 ID:GLPDqweG0

―遠坂家之墓




凛「・・・っ・・・」トボ… トボ…

凛「・・・・あれ?」





凛(墓前に宝石箱・・・・・)ス      …パカリ








凛(なかに・・・赤いリボンが・・・・・?)







「――返しに来たんだ」



246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:17:42.08 ID:GLPDqweG0


凛「・・・・誰?」


ウェイバー「第四次聖杯戦争に参じた7人のマスターのうちのひとりってところさ」


凛(!・・・・西洋の魔術師!?)ケイカイ


ウェイバー「君のお父さんとも一応面識はある―――あやうく、ヤられるところだった」



凛「・・・・そう」

凛「ふんだ、・・・むしろ、助かって良かったじゃない・・・ッ・・・」

凛「汚らわしいお父さまの魔の手を逃れられて・・・ッ・・・」


凛「お父さまの・・・ッ・・・」ウル



凛「おとう・・・さまの・・・ばかぁ・・・・ッ・・・」ウル



ウェイバー「……」ス


ウェイバー「これは、ライダーの形見であると同時に」

ウェイバー「アーチャーが、・・・アーチャーの遺志を受け継ぐべき人間が持つべきものだから」



凛「アーチャー・・・・・」



ウェイバー「それにさ」   ヒュウウウ




凛「・・・・」     




       きゅっ





ウェイバー「―――――君に、とても似合ってる」



247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:19:22.03 ID:GLPDqweG0

―新都・復興現場



――僕は、孤児となった少年・士郎を養子に迎えた後

――“ご令嬢”との面識(つながり)が転機となって、“藤村組”のお世話になっている

――これまでは、失うばかりの人生だったけれど

――今は



大河「よっしゃ~みんな、昼休憩終わり! もうひと仕事といこぉ!」

土方連中「うおぉぉ~~~すッ!!!」



士郎(藤ねえって・・・いつもゴッツイ人達引き連れてるなあ・・・)ゴクリ



大河(世間では、もうあの災害への関心は薄れちゃってるみたいだけれど)

大河(まだまだ、これからが大事なんだもん!)

大河(……たくさんの人が犠牲になったあの大火災)

大河(同じ冬木の街で生き残ったあたしたちが頑張らなきゃ、何にも前に進まないんだから!!)




大河「…生き残った」ポツリ

士郎「…」ピク




248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:21:18.75 ID:GLPDqweG0


大河(せんせーは、・・・ソラウさんがいてくれば・・・きっと大丈夫だねよ)


大河(そういや、あの子・・・桜ちゃんだったかな)

大河(おうちに帰って・・・元気にしてるかなぁ)


大河(でも)

大河(――――龍にぃちゃんは)

大河(――――どこに消えちゃったんだろう・・・)



――『この世全ての悪』の呪いによって

――僕の魔術回路はほとんど失われ、ほどなく肉体も衰退してゆくことだろう

――それに加えて




――僕は・・・




――死ぬまで  魔法少女服(セイバー型)を解除することができない  という・・・




――運命の桎梏(呪怨)に、囚われることになった・・・




――これが、君達を裏切った僕への罰なのかな・・・アイリ、イリヤ・・・







249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:23:56.66 ID:GLPDqweG0


――あれから


――何度かイリヤとの再会を試みてドイツに渡ったが

――聖杯を持ち帰らなかった僕に、アインツベルンが堅い門戸を開くことは、なかった



――(補足的に言えば、想定通り不審者扱いされて遂には国外退去処分を下された・・・)



――これから先、あの子は宿命的な、“紛いものの人間”としての人生を歩むことだろう





――ごめん、イリヤ・・・







士郎「あのさ、藤ねえ」ヒソ

大河「んー?」


士郎「じいさんって、どうしていつも・・・あんな格好をしてるんだ・・・」チラ

大河「――ああ」フッ




大河「知りたい?」



士郎「そ、そりゃ・・・一応」





250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:26:30.87 ID:GLPDqweG0




大河「そっか」ナデ

士郎「!…子ども扱いすんなって!」ムス




大河「いーじゃん、士郎は子どもなんだから」

士郎「……それを言うなら、藤ねえだって、まだ子どもだろ」




大河「そう――――切嗣さんもね、子どもなんだよ」





士郎「え・・・?」






大河「みんなの幸せのために、自分の痛みも何も顧みずに闘う正義の味方」




士郎「正義の・・・味方」






大河「切嗣さんはね」







大河「―――――魔法少女、なんだよ――――――」








   しずかないのりに ひとみをとざして

     もうすぐさいごの やすらぎに 

     とどくから

     まぶしいあさ


    ひかりが

    ゆめのような うたが

    きみを てらす……

                                    ( 完 )



253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:47:48.51 ID:GLPDqweG0

【  ~epilogue~  】



((十年後))



〔独・アインツベルン城―その城内にて―〕




――「お前かー! わたしを召喚したのはぁー!!」

――「バ、バーサーカー・・・!? あなたちゃんとクラス資格を持っているの!!?」




――「イリヤ~ 朝ごはんできたよっ!」

――「“無毀なる極光(リーミティ・エステールニ)”、どうしてイタリア読みなの?」





――「“マレフィカ・ファルス”のクローン?・・・不思議な因果ね、あなたと私は似たもの同士みたいだわ」

――「“四度目”の“人生”があるのなら、私達はずっとずっと友達っ!」





――「バーサーカー、私はあなたを信じる。あなたとともに、もう一度・・・冬木の地へ」





――「      イリヤの嘆きも悲しみも、わたしが一緒に背負うから      」






254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:50:36.01 ID:GLPDqweG0

〔冬木市・間桐邸―その庭園にて―〕



――(絶対に許してあげない)


――(聖者を気取って英雄を名乗る、“正義の味方”)


――(虐殺を正当化する、二律背反-ダブルスタンダード-な法螺吹き達)


――(そんな偽善者どもの化けの皮を剥いで)




――( 殺 し て 殺 し て 殺 し 尽 く す )



「おい、ライダー!」






ユウリ「ん?」

慎二「僕はマスターなんだぞ! いい加減お前の手の内くらい(ry」

ユウリ「はぁ?」ジロリ

慎二「な、なんだよ人を見下すようなその目は・・・!?」タジ

ユウリ「アンタねぇ。借り物のチカラを掴んだくらいでバカみたいにウカレ過ぎ」

慎二「んなッ」



ユウリ「しゃらくさいんだよ! このシダレワカメ!」



慎二「て・・・・てんめぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええ!!!!」



255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:52:55.29 ID:GLPDqweG0




ユウリ「そんなワカメの分際で、このユウリ様の宝具のことが気になるようで!」パチンッ




    バァッ




慎二「――ッ!!!?」ミアゲ




コル『BUMOOOOOOOOOOO!!』ズシィィィィン!!






慎二「ぎゃああああああああああああああああああああああああああッ」






臓硯「うむ。(マスター権を)チェンジじゃ、慎二(できの悪い子孫)よ」スゥ





慎二「は・・・が、   が・・・・ァ・・・ッ」チーン





ユウリ「さぁて、さっそく実験始めちゃおっかなァ」チラリ



     BOOONー!




ユウリ「この“悪意の蟲-イーブル・インセクツ-”を使ってね!!」ニタァ




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:55:00.98 ID:GLPDqweG0

〔フランクフルト国際空港〕

        
      ドカッ


イリヤ「わっ!?」コケッ    ガタンッ


「あ、ごめんお嬢ちゃん!」


イリヤ「もう、気をつけなさいよ…!」ヨイショ


「いやー、ちょっと野暮用で急いでて、さ~」

「あ、このスーツケース・・・嬢ちゃんの?」

「随分デッカイの抱えてるね、お詫びに手荷物預りまで運んであげよっか?」


イリヤ「その必要はないわ―――あなた、急いでいるんでしょ?」

イリヤ「それに」



イリヤ「私は、『お嬢ちゃん』と呼ばれるほど子どもじゃないわ」スタスタ  ゴロゴロゴロ



(あちゃー、・・・ま、いいか)

(さあて、俺もパリに飛ばないとな―――コンクールの出品に間に合わない!)タッ




〔十年前の冬木大火災の混乱に乗じて国外に逃亡した指名手配犯・雨生龍之介〕


〔逃亡の理由は様々あったが、自らの過去の経歴に照らし、冬木の地の留まる事で周囲に

かかる迷惑の大きさを考えてのことだった〕


〔その後彼は異国の地で偽名を使い、天性の美的感覚を生かして著名な洋菓子職人になる〕


〔そんな彼を市井の人々は『料理人はクレイジーだが作るお菓子は世界一のクールビュー

ティー』と呼ぶ〕



〔ちなみに、彼が最も得意とする洋菓子は シュークリーム であった〕



257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:57:11.37 ID:GLPDqweG0

〔柳洞寺・裏手の杜のなか〕

  
   ピシャーン!!    ザアアアアアアアアアアアアアアアア

   

   ガサリッ     ガサッ…



「ぅ・・・ぐ・・・・」ユラ


   ドサッ




(なぜ自身を召喚したマスターを殺(アヤ)めたのか)




(魔力供給を失い、路傍を彷徨った挙げ句、この地に辿り着いたのか)




(―――すべては、生き残るため―――)





(―――やがて訪れんとする、“この世界”の崩壊を、食い止めるために―――)







258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 03:01:07.45 ID:GLPDqweG0



(―――そして)

(―――今度こそ、私が“真に望んでいたセカイ”を守るために)

(―――私はまだ、死ぬわけにはいかないから)



   ジャリ




織莉子「・・・・?  あ、・・・」


織莉子「あなたは・・・・・・・」




葛木「――――――――――」













     その日、運命と出会う―――

      戦うと決めた。それが、彼女の誓い。

       生き残るのは、ただひとくみ―――




【  ~fine~  】



259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 03:03:15.49 ID:GLPDqweG0

以上です。それではノシ



262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 15:26:02.45 ID:D0tyzMla0

おつでした!
次回作に期待です!



転載元
切嗣「令呪を以て、命ずる」さやか「 や め ろォオオオオオオオオオッ 」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342629892/
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          • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 17:40
          • あフぃ儲かりまっか~?^ ^
          • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 17:45
          • ぼちぼちでんな~
          • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 17:48
          • 元手がかからなくて錬金術ですわ^^
          • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 18:01
          • カタカナ多すぎて読みにくい
          • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 18:04
          • ※3
            一生懸命SSをまとめてくれているのに、なんという言い草…っ!
            労う気持ちがないのか!?
          • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 18:11
          • ※5
            すみままん
            言い過ぎました
          • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 18:46
          • 5 やっぱりさやかちゃんは可愛いな
          • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 19:16
          • 第五次はアサシン:キリカ キャスター:織莉子 バーサーカー:かずみ ライダー:ユウリか。
            セイバーはさやか、アーチャーはほむらだとして、ランサーは誰だろうね。
            杏子続投だとマミさんぼっちになるし、武装的にはかずみ枠から海香に期待。
            かずみ枠、かずみとユウリで進めるにはちょっと狭いし。かずみのラスボス出番なさそうだし。
          • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 19:19
          • バーサヤカーじゃないと無理だろw
            出オチじゃないか
          • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 19:45
          • なんか不当にさやかちゃんの評価低いな
            ルーキーであの能力な相当強いだろうに
            このSS作者は何もわかってないな
          • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 20:03
          • 他に瑞を許さない魔力
            =チート宝具
            他魔法少女に対して好戦的になれない
            ≒実力発揮しない
            て点でまどか四次アーチャーバッチリだと思った
            正真正銘の「アーチャー」だし
          • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 20:48
          • あかんわコレ
          • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 20:48
          • >>10
            まぁ他の四人が熟練者か最強だもんね・・・
            例外二名はラスボスと戦闘能力ほぼ皆無
            この時点で勝てる可能性があるのQBだけだけど、原作だとジェム姦されてるんだよなぁ・・・
            願い事のせいもあって能力は魔力を大きく損なう治癒が高め。感情の上下も激しい。
            アニメだと早い斬撃があったけど、杏子に見切られてるし、
            燃費が悪く、決め手がなく、戦闘知識も乏しい、不安定、RPGなら肉壁にはなるんだろうけど、
            単体での勝負だとどうしてもね・・・。
          • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 20:51
          • ところどころ寒かったけどわりと面白かった
          • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 20:54
          • このSSマミさん出る?
            出ないなら読まない
          • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 21:37
          • 切嗣「・・・子供の頃、僕は魔法少女に憧れていた」

            士郎「なんだよそれ。憧れてたって、諦めたのかよ」

            切嗣「うん、残念ながらね。魔法少女は期間限定で、オトナになると名乗るのが難しくなるんだ。そんなコト、もっと早くに気が付けばよかった」
          • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 21:38
          • くぅ~疲れましたw これにて完結です!
          • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:10
          • 途中まではほのぼのSSだったのにどうしてこうなった
            連載期間が長すぎて変にシリアスこじらせちゃった感が
          • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:12
          • せっかく枠が7なんだから織莉子やかずみも出せばいいのに。
            こういうSSではアニメ登場キャラ以外でないのがなぁ
          • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:15
          • 1 前半のワル夜戦直前まではそこそこだけど
            以降無理やりFateの設定出したり、ただ萎える流ればかり
            後編からは読むのが苦痛で中盤で辞めたわ
            個人的にウェイバーと絆を深めていたほむらがすぐ裏切ったのが一番萎えた
            まどか狂のほむらだから、で片付けるのかよ
            今まで長々と描写してきたのにコメディ的に裏切って掘るとかないわ
            というか前半はまだ許容できる流れだけど後半は無理だわ、無理
          • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:25
          • 1 ただの無理やりハッピーエンドにみせかけたバットエンドじゃん。おじさん報われなさすぎ
          • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:44
          • 5 ハッピーエンドみたいならまどマギとfateのクロスなんか見ちゃいかんでしょ
          • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:48
          • 序盤のギャグ展開のままと思いきや
          • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 22:59
          • ※10
            元々ステータスが低く設定されてたんだけど、アニメでハッタリの効いた演出のおかげでようやく強くなったらしいね。
            でも速度強化が加わっただけで、他のステータスは相変わらず低いままのはず。
            QBに勧誘されないこともある位の潜在能力しかない。
          • 25. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:02
          • 失速してしまったな
            よく出来てると思うけどここまでシリアス全開にするならはじめからシリアスorすべてギャグパートでよかったと思う
            もったいない
          • 26. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:06
          • なんか寒かった…
            この作者設定ちゃんとわかってんのかな?
          • 27. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:07
          • なんだろうな、前半でもう絶望する必要なんてないと思わせておいて
            急に本編をなぞっておかしくなった
          • 28. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:15
          • 内容見るまで、さやかちゃんって素でアイリスフィールの中の人かと思った
          • 29. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:20
          • 時流に乗る能力
            →流行・風潮に乗る能力?

            最初の最初で萎えて読むのやめた。
          • 30. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:39
          • 「ホモォ…」や「腐女化」でネタSSかと思ったら普通になぞってBADENDだよ…
            というかホモ展開はどうしてこうなった
          • 31. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月19日 23:52
          • トッキー…

            ほむらが一番のくずだろ
          • 32. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:05
          • さやかってバーサーカーって言うほど狂っていないしセイバーのクラスが妥当だと思う
            やけにバサカにしたいさやアンチ的な奴らが多いけど
          • 33. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:11
          • 5 普通に面白かったよ
          • 34. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:12
          • 前半が良くて後半で変にシリアスにしたからちぐはぐになっちゃったかな
            おしいけどまあ良かったよ
          • 35. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:20
          • ゼロセイバーとさやかは性格とか何となく似ているな
            同じウロブチが書いたからかな
          • 36. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:29
          • 無駄にシリアスにし過ぎた感じ
            もっときれいにまとまってほしかった
          • 37. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:31
          • 題材やキャラ配置は良かった
            練り直してギャグものにするかシリアスでまとめるかしたらもっと面白くなるとおもう
          • 38. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:40
          • BADエンドだとどうしてもコメントが荒れるな
            それっぽい理由を述べてはいるけど、
            結局のところ望んだ展開にならなかったことが気にくわなかっただけなのがよくわかるわ
          • 39. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 00:43
          • ※10
            さやかちゃんはまともに経験積む事でゲーム並みに成長するとなると割とガチで化物だからね・・・
            ワルプルを一撃だったりキトリーを即死させたり通常技でチャージクラスの火力だったりするし
          • 40. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 02:22
          • 5 すごかった
          • 41. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 02:33
          • ※38
            まぁそこに至るまでの過程ってのもあるし
            このSSの場合明らかに途中で無理な方向転換があったから
            不満が出てもおかしくはない
          • 42. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 02:37
          • 1 序盤はギャグで進行してたのに、後半で本編のシナリオなぞるためにシリアス化したのがな・・・・

            シリアスでやるなら、序盤から一貫してやるべきだったな

            キャラの行動がぶれすぎだし、改変しすぎて誰状態の奴もいた
          • 43. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 05:40
          • 3 最後まで喜劇的に突っ走ってほしかったなぁ……
            面白かったけど、やっぱり一片の救いもないBADは欝になるな
            と思ったら最後のキリツグで半端なギャグ入れて煮え切らない感じになってるし……

            最初から最後までギャグとシリアスのどちらかに徹底してたらもっと好きになれたかも
            個人的には欝要素入るまでは神作だった
          • 44. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 05:57
          • コトミーがカオスの中心すぎるww
            言峰/QBとか最悪のコンビじゃねぇか…と思ったら、コトミーマジパねぇ
            そしてケイネス先生が無駄にかっこよくなってるのに、トッキーェ…(ノ∀`)
          • 45. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 06:24
          • 5 さやかは素質は新人にしては破格と虚淵も言っているしゲームでも成長すると化け物
            バサカと揶揄されるけどセイバーの方がやっぱしっくりくるな
            青い正義なキャラが成長するの好きだし
          • 46. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 08:41
          • ゲームでは育てたら〜って…
            虚淵の発言はともかくゲームステはそれこそ当てにならんだろ
            ゲームとしてバランスとるために調整されてんだから
          • 47. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 08:58
          • 本編がバットエンドだったのにSSですらバットエンドにする必要ないだろ?せっかく自由に話作れるんだからハッピーエンドが読みたいじゃん。
          • 48. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 11:32
          • さやかセイバーが見れたのは嬉しかった
            バサカはアンチが騒いでバサカにしようとしていたからバーサヤカーとか誰得だしな
          • 49. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 11:41
          • これってCOOL一人勝ちじゃね?
          • 50. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 12:22
          • ※48
            ハッピーエンドにしたらしたで「設定無視すんな!」って馬鹿が沸くだろ
          • 51. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 12:44
          • さやかちゃんは弱い(魔法少女に向いてない)から良いんじゃないか
            何で※欄で無理に強キャラにしたがるんだい
            訳が分からないよ
          • 52. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 13:00
          • ※46
            違うんだよ・・・バランス取るどころか壊してるんだよあの子は・・・
            ちなみに才能自体は杏子並みってのは虚淵本人の言だったはず

            ※51
            向いてない≠弱い
            強いけど安定性に欠くってのは燃えるし萌えるじゃん
          • 53. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 13:37
          • 4 さやかはベテランになれば並以上の強さらしいけど
            まあバッドだけどさやセイバーも見れたし今度はギャグでハッピーエンドも書いて欲しい
          • 54. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 13:55
          • ×ベテランになれば強い
            ○ベテランになれないから弱い

            まあこれは全部ギャグかシリアスで統一して欲しかったな
            続編がありそうな感じだし、続くならそうして欲しい
          • 55. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 14:38
          • さやかは弱いけど頑張って強くなっていく少年漫画的なのが似合う
            続編あればそういうので書いて欲しい
          • 56. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 15:14
          • この続編出てもまどマギのスピンオフキャラばかりだな
          • 57. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 18:24
          • 反英雄がアヴェンジャーだったらキャス子もキャス狐もアヴェンジャー
          • 58. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 19:12
          • 熱血ヒロインさやかな感じが好きだ
            弱くても頑張る姿が王道だけど良い
          • 59. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 20:59
          • 1 ギャグもシリアスも中途半端で萎える
            それでいて無駄に長いから、読むのすら辛くなる
          • 60. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月20日 22:24
          • 4 これはこれで面白かった
            もっとギャグとシリアスのバランスをまとめられたら化けるかもね
          • 61. John F.K
          • 2013年01月21日 01:34
          • 次はカードキャプターをもっと使って下さい。
          • 62. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月21日 10:54
          • ソラウのこと勘違いしてるやつ多すぎじゃね?

            別にイケメン好きではないぞ

            元々感情がほとんど無く、ランサーのチャームで初めて恋という感情を抱いて、それが嬉しくてわざとチャームを解かなかっただけ

            だから、オバサンとか言われても怒るわけないし、ましてや鯖には元々興味すらわかないはず

            けど、結構面白かったのは事実ですので、お疲れでした

          • 63. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月21日 13:07
          • このSSマミさん出るの?
          • 64. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月21日 15:10
          • すごい読みごたえがあったな…ふぅ
          • 65. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 00:03
          • まどっちのキャラがぶれたのが惜しい。
            FATAキャラ立てようとして犠牲にされたな…魔法少女陣営は
          • 66. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 00:13
          • よく考えるとソウルジェムって奈須ワールドでの第三魔法「魂の物質化」なんだよなぁ。
            そして第三魔法を利用しているサーヴァントシステムで魔法少女が呼び出されるのは実は理に適っているという事実!
          • 67. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 01:53
          • 2 絶望した
            ギャグならギャグシリアスならシリアスにしてくれ
          • 68. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 05:10
          • まあ確かに失速したな
            途中までは面白かったのに勿体無い
          • 69. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 08:05
          • このSSマミさん出るの?
          • 70. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月22日 23:41
          • なんか途中までは面白かったのに後半はただただ痛々しい。
            まどかが全部救ってくれると信じてたのになぁ。
          • 71. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月23日 05:01
          • 5 原作が暗い作品は二次ではハッピーエンドが読みたい
          • 72. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月23日 13:05
          • 後味悪すぎだろ…
          • 73. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月23日 14:52
          • あーもういいや
            不親切だな
          • 74. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月24日 23:56
          • ケイネス「――――生きて罪を償いなさい」
            ケイネス「――――そして…魔女が古(イニシエ)に失った魂(イノチ)の重みを…、考え続けなさい」
            ケイネス「――――それが、これからの君の人生における――――私からの、宿題だ」

            ↑惚れた
          • 75. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月27日 14:22
          • ギャグからシリアスにしたのが間違いだったな
            ほむらはただのクズになったし、このバッドエンドはホモと腐女子のせいだからな
          • 76. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年01月28日 10:26
          • 3 後半のBADな展開もそれほど無理があるとは思わないし、これですら元のZEROよりは
            大分救いがある方だとは思うが…それでももっとHAPPYな終わりを見たかったよ。

            あと、キレイのはともかく、ここまでシリアス展開にしたなら切継の魔法少女衣装は要らんだろう。
            寒いとかじゃなくて流石にここに至っては笑えない。(そういうので笑える気分じゃないというか)

            あと、前半が展開や会話含めコメディ寄りでハッピーエンドを期待させるようなノリだったのも
            マズかったかな。 会話がコミカルでも展開はシリアス、って感じでもなかったんだし。
          • 77. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年04月19日 08:38
          • バーサーかずみはぶっちゃけチートも良いとこな気がががが
          • 78. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年08月12日 01:36
          • まぁなんやかんやで
            面白かった

          • 79. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年08月23日 23:10
          • この終わり方でシュールなネタを挟むところが虚淵の300倍悪質。まさに登場人物の運命を弄んでる感じ
          • 80. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2013年11月24日 02:35
          • ワルプル戦まで王道(ご都合主義)だったから、後の展開はバッドエンドと予想出来るんじゃないの?
            あからさまなフラグだろ

            原作は両方ハッピーエンドじゃないし、この最後で満足できた
          • 81. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年03月11日 21:19
          • ステイナイト知らんから細部がよく分からん、セリフと擬音だけなのも独りよがりな感じ
          • 82. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年07月16日 11:51
          • 才能云々言ってる人いるけど作中(=生前)に発揮してなきゃその才能はステータス面では無価値なのよね。

            って思ったけど人間じゃなくて魔法少女(肉体面でのレベルアップが無視できるレベルで関係ない)だから召喚された後も力の使い方を学べば強くなれちゃうのか・・・便利だな魔法少女。
          • 83. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
          • 2014年11月05日 01:25
          • 1 黒歴史SSのひとつじゃん

            原作買ってないしアニメの生半可な知識だけで書いたんでこの程度が関の山よ
          • 84. 以下、天海リク(夜のpc)がお送りします
          • 2019年09月04日 05:46
          • >>9ブッハwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

        はじめに

        コメント、はてブなどなど
        ありがとうございます(`・ω・´)

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