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さやか「セイバーさやかちゃん参上!」切嗣「」【前編】

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:14:27.39 ID:DwQYWIdq0

さやか「えーと」

さやか「誰があたしのマスターなんですか…?」

アイリ「セイバーェ…」

舞弥「…戦闘の工夫次第で十分善戦は可能かと(棒)」


切嗣「」orz


さやか「って何なんすか!?このビミョーなフインキは!?」

アイリ「け、剣術に加え治癒力の高さでも随一のサーヴァントと言えるわ…!」

舞弥「あ、あきらめるのはまだ早いでしょう」


切嗣「ダメだ…舞弥…僕の直感が緒戦での敗退を予測している」ガクッ


さやか「は!?」

さやか「ちょっと何よいきなりその言い草は!?」


切嗣「アイリ。僕は少し頭が痛い…先に休ませてもらうよ」スタスタ


アイリ「はい…」

舞弥「厳しい戦いになりそうですね」

さやか「って無視するなぁ~!!」



8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:17:01.51 ID:DwQYWIdq0

―同じ頃・間桐宅前

桜「おじちゃん・・」

雁夜「バイバイ…桜ちゃん」ヨロ

雁夜「また、今度…必ず会おうね」ニッ

  ザッ



雁夜「――――さて」

雁夜「行くぞ、バーサーカー」

マミ「――――――」コクリ




―冬木市内・某所

ウェイバー(よし、ここで召喚するか)ザッ

ウェイバー(それにしても…)

ウェイバー(こんな聖遺物で本当にサーヴァントを召喚できるのか?)スチャ

ウェイバー(ケイネスの奴が取り寄せようとしていたモノだから…)

ウェイバー(大丈夫だとは思うけど…)

ウェイバー「―――――縁の赤い、眼鏡―――――」




この辺でOP>  ♪~クリカエスセカイ ナンドテヲ ノバシタラ~



9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:20:56.74 ID:DwQYWIdq0

―翌日・アインツベルン城

イリヤ「もう口聞いてやらないんだから~!」プンプン

切嗣「そ、それは困る…ごめんよ~イリヤ」



―窓際

さやか「ああいう一面もあるんですね、あの人」

アイリ「ええ、…意外でしたか?」

さやか「もしかして、…あの人…ロリk」ヒソッ

舞弥「それは断じてありません。仮にも実の娘ですし」ヒソッ






―同じ頃・冬木市聖堂教会


「              はじめまして…!              」ペコリ




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




璃正「お・・・・おお・・・」

時臣「見たまえ、綺礼」

時臣「―――――この戦い、我々の勝利であろう」キリッ

綺礼(私の後援は、果たして必要なのだろうか)



10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:26:46.04 ID:DwQYWIdq0

―その翌日・航空機内

さやか「“全て遠き理想郷(アヴァロン)”ですか…何か凄いですね」

アイリ「でも、あなた自身の性質からそれほど必要ではないかもしれないわ…」

アイリ「(ちょっと不安だけど)私を守ってくれますね…セイバー」

さやか「正義の味方、さやかちゃんにお任せをッ!!」ニッ

さやか(どんな敵が来るかは分かんないけど…乗り掛かった船だし…!)

さやか(やってやりますか~!!)グッ





―同じ頃・冬木市内




切嗣(正義の味方・・・か)イップク




舞弥「―――使い魔が得た情報によると」

舞弥「今回召喚されるサーヴァントは皆…“魔法少女”関連の存在のようです」

切嗣「で、セイバーは序列的に…どうなのかな?」カタカタ

舞弥「そ、それが、…現時点で比較可能な範囲で…」タラリ

舞弥「戦闘力、メンタル面、スピード、才能…」

舞弥「トータル的に見て……、………さほど芳しk」

切嗣「まぁいぃや、言わないでくれ・・」ハア

舞弥「し、しかし…どうやら運だけは規格外(エキストラ)のようですが…!」

切嗣「運だけで勝ち残れるほど、聖杯戦争は甘くない」

切嗣「それは、分かっているとは思うが…?」

舞弥「…はい」



11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:30:48.79 ID:DwQYWIdq0

【聖杯戦争1日目】

―夜―

―冬木市内・某ホテル


ケイネス「…はあ」

ソラウ「…正直、アテが外れたわね」

ソラウ「まさか…こんな子供が召喚されてくるなんて」

杏子「あ?」パクパク

杏子「なめんじゃねーぞ、オバさん」

ソラウ「な」

ソラウ「この…クソガキ…!」ギロッ

杏子「ほんとのコト言っただけだろ」フンッ

ケイネス「君達、無意味な言い争いは辞めたm」

ソラウ・杏子「「 うるさいッ 」」



プルルルルプルルルルプルルルルプルルルル   



ケイネス「おや?…ルームサービスを頼んだ覚えは(ry」ガチャ




《・・・・・・・・・》「マチガイナクセンセイノコエダ」ヒソヒソヒソ「ソウ、ジャアサッソク」ツーツーツー




ケイネス「ッ!!?」



12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:33:25.66 ID:DwQYWIdq0

キュルルルルルルルルルルルルルルル

                 ピカッ☆



ドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーン
                




キュルルルルルルルルルルルルルルルルル     (※ホテル倒壊)






ドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーンドカーン



ガラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララドガシャ―――――――――ン






シュッ――――――――――――――――――――――――――――――――――――




ウェイバー「あだっ」ドサッ     ほむら「終了」シュタッ



15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:36:38.47 ID:DwQYWIdq0

ウェイバー「…先生達は、えーと…円環の理って奴に導かれたわけ?」

ほむら「いいえ」

ほむら「たぶん…そういう世界構成ではないと思うわ、ここは」

ウェイバー「は?」

ほむら「それに、今回は挨拶代わり」

ほむら「―――さすがにこの程度で殺られるほど相手もヤワではないはずよ」

ウェイバー「そ、…そうだな」ゴクリ

ウェイバー(クラスがライダーだって言ってたから…)

ウェイバー(一体何に乗るのかと思いきや…)

ウェイバー(まさか、“時流”に乗る能力を持っていたとは…)

ほむら(…何者かにどこからか監視されているわね)チラリ

ほむら(おそらく、佐倉杏子の一党ではないわ)

ウェイバー「ところでお前、そろそろ真名くらい教えt」

ほむら「断固拒否するわ」ファサ



17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:39:02.07 ID:DwQYWIdq0

ウェイバー「な」

ウェイバー「何でさ!?」

ウェイバー「僕はマスターなんだぞ…!!」

ほむら「例えマスターだとしても、安易に真名を名乗るべきではない」

ほむら「私にとってはあなたはマスターであり、それ以上でもなければそれ以下でもない」

ほむら「あなたにとっての私は単なる使役対象の使い魔(サーヴァント)」

ほむら「共闘形態を保つ上で、名前など―――――どうでもいいでしょう?」

ウェイバー「い、…いちいち癪に障る言い方だな」

ウェイバー「―――それにしてもお前らさ」

ウェイバー「・・・昔の知り合いだとか言ってたよな?」

ウェイバー「よく躊躇なく攻撃できるな」

ほむら「召喚されたからには戦うほかない―――違うかしら?」

ほむら「あたなにしても、仮にも恩師を相手に殺し合いを挑むことになったわけでしょ?」

ウェイバー「誰が恩師だよ!?」

ほむら「それよりも私はあなたのような無鉄砲の馬鹿と徒党を組まざるを得ない現実に絶望しそうな気分よ」

ウェイバー「お、お前にまで馬鹿にされる筋合いはないッ!!」



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:40:45.55 ID:DwQYWIdq0

ウェイバー「第一僕の方が年上なんだぞ!少しは言葉遣いってものを(ry」

ほむら(魔法少女に年齢なんて関係なかったわ…特に私の場合はね)プイッ

ウェイバー「はあ…分かったよ、もうその話はいいから」

ウェイバー「―――それより、早くここを立ち去ろう…誰かに見られているようだし」ヒソッ

ほむら「あら、ちゃんと気付いてはいたのね。少しは見直したわ」ヒソッ

ウェイバー(…見くびるなよ)フンッ

ほむら(さて、急がないと―――ランサー陣営が追跡してくる前にね)




―物陰

QB「…」コソッ



20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:43:38.86 ID:DwQYWIdq0

―冬木市内・遠坂邸近郊

QB 「動きが出たようだよ」ヒョコッ

QB「―――言峰綺礼」

綺礼「アサシンか――――表で姿を現すのはなるべく控えるようにと言っていた筈だが」

QB「まあ、もともと僕は普通の人間には見えないのだけれど」

QB「それにしても、君のような人物が僕のマスターであったことには」


QB「奇妙な因縁すら感じるよ―――感情のない僕ですらね」


綺礼「………………………」


綺礼「状況を、説明してもらおうか」

QB「分かったよ」

QB「まず、ランサー陣営が脱落したらしいね」

綺礼「…ほぅ」

綺礼「それで、ランサー陣営を葬ったというのは―――」

QB「正体不明の魔法少女(サーヴァント)と少年の陣営(コンビ)さ」

綺礼「―――何?」

綺礼「アサシンよ、貴様は全ての魔法少女の創り手だと言っていたではないか」

綺礼「正体不明とはどういうことか、説明してもらおう」

QB「あの魔法少女も僕が生み出した存在であるのは間違いないんだ」

QB「ただ、その出自は僕にもよく分からない」

QB「クラスはライダーのようではあるけれど、その秘める能力もまだ…分からない」

綺礼「…」



21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:46:32.98 ID:DwQYWIdq0

綺礼(現時点で存在が確認できているのは――)

綺礼(アーチャー、セイバー、バーサーカー、ランサー(故?)、そしてライダー)


綺礼(残るは――――キャスターだが)


綺礼(すでに聖杯戦争の火蓋は切って落とされている、か)

綺礼(では、こちらも始めるとしよう―――師の指示通りに)

綺礼「アサシンよ」

QB「何かな?」

綺礼「さっそくだが、お前にはこれから遠坂邸に向かってもらう」



綺礼「速やかに遠坂時臣氏を抹殺しろ」



QB「…いいのかい?」

QB「彼とは確か…」

QB「同盟関係を結んでいると聞いたような?」



綺礼「お前には言っていなかったが、遠坂のサーヴァントは…最弱だ(棒)」



綺礼「加えて」

綺礼「…お前ならば」

綺礼「邸宅中に張り巡らされた魔術結界も、容易に突破できるだろう」

QB「そうなのかい?」

QB「…まあ、いずれにしろ遠坂邸の様子も見に行くつもりだったんだ」



QB「行って来るよ」シュタッ



22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:49:12.05 ID:DwQYWIdq0

―遠坂邸


魔術結界「フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン」



QB(…)サッサッサッサッサッサッサッサッサッ



QB「きゅっぷい」



QB(…まったく、他愛ないね)サッ

           
ヒュルン!!

QB「ぐあっ!?」グサッ



「 久 し ぶ り だ ね ~ 、き ゅ ぅ べ ぇ 」ウェヒヒヒヒヒヒヒヒ



QB「」




まどか「誰の許可を得て人様のおうちに入って来たのかな~」スッ




ドキュン ドキュン ドキュン ドキュン ドキュン ドキュン

グサッ  グサッ  グサッ  グサッ  グサッ  グサッ 



QB(言峰綺礼…わけがわからない…よ)ガクッ



まどか「     バイバイ     」

まどか「――――もうあなたの顔は、…永久に見たくないから」クルッ



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:50:54.09 ID:DwQYWIdq0

―邸宅内


時臣(―――計画通りだ)


まどか(後何匹…倒せばいいのかは分からないけれど)

まどか「とりあえず、侵入してきたアサシンを片づけておきました」


まどか「時臣おじさん」ニコッ


時臣「アーチャー…もといまどかちゃん」

時臣(これほど偉大な才能を有していながら…傲慢さのかけらも無い)

時臣(なんと心根の優しい素直な子なんだろうか…)シミジミ

時臣「何か…飲み物でも用意しようか」

時臣「…オレンジジュースでいいかな」

まどか「え!?」

まどか「い、いえ…マスターさんにそんなことをさせるわけには」アクセク

まどか「私が用意してきますから!」

時臣「いやいや…君はそこに腰かけて待っていればいい」

まどか「そんな…時臣おじさんこそここに座ってゆっくりしていてください!」ペコリ  タッタッタッ

時臣(凛も、大きくなったら…)シミジミ



24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:54:46.69 ID:DwQYWIdq0

―城内

さやか「いやー、こんな綺麗なお城で過ごせるなんて、夢のようですよ!」

アイリ「といっても、聖杯戦争はもう始まっているわ」

アイリ「そろそろ、私達も…(囮として)行動を開始しましょう」キッ

さやか「はい!」

さやか「それじゃ、町のパトロールに行きましょっか!」


アイリ「私が車を運転するわ」

さやか「え?アイリさん免許持ってるんですか!?」チョットイガイ

アイリ「楽しみにしててね!」



―別室

舞弥「アサシンが遠坂邸内でアーチャーに殺害された模様ですが」シュタッ

切嗣「…初日から出来過ぎているな」

切嗣「……遠坂のことだ、裏があるに違いないだろう」

舞弥「加えて、某ホテルで発生した爆破テロに関してですが」

舞弥「どうやら、ロンドン時計塔のマスターが宿泊予定のホテルだったようです」

切嗣「なるほど」

切嗣「発生した時期からして、いずれかの陣営が関与していると見て間違いないな」

切嗣「奴の生死は…分かっているか?」

舞弥「不明ですが…避難者確認の名簿にはチェックがありました」

舞弥「ただ、チェックに応じたのが年端もいかない少年だったという目撃情報が」

切嗣(…まるで僕がやりそうな手口だ)



25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:56:59.81 ID:DwQYWIdq0

ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ

―窓際

舞弥「奥方とセイバーが外出しましたね」

切嗣「…僕達も行動を開始しよう」ジャキン カチャカチャ





―某ホテル跡・近郊

「危ないので近寄らないでくださーい」「交通規制にご協力を」


杏子「やれやれ、いきなり仕掛けて来るとはな」パリポリ

ケイネス「予め予防線を張っておいて正解だったということか」

杏子「あたしが部屋に展開しておいた防御結界」

杏子「…プラスあんたの“月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)”の二重防壁」

杏子「にしても、いってぇ敵はどうやって瞬間的にホテルを爆砕しやがったんだ?」

ケイネス「どんな能力を使ったにせよ」

ケイネス「このロード=エルメロイに対する侮辱的な行動、許すわけにはいかない」ギリリッ



ケイネス(覚悟しておくがいい―――――ゥウェイバー君)メラメラ



杏子「ところであのオバさんはどこ行ったんだ?」キョロキョロ

ケイネス「…少し別の場所で待機してもらうことにした」

杏子「何で?」パクパク

ケイネス「まあそれはともかくとして」

ケイネス「使い魔が戻って来た―――アサシンがアーチャーに殲滅された」

ケイネス「―――ということだが」

杏子(アーチャーか…)

杏子(かつての魔法少女の知り合いに…いたような、いなかったような…)

杏子「アサシンがどんな奴かは分かんないけどさ」

杏子「そう簡単にやられるほどヤワな奴は参戦していないだろ」

杏子「案外、わざと殺られたフリをしてるとか…有り得ると思うよ」ニヤリ

ケイネス(八重歯・・・・・か)チラリ

ケイネス「――――我々のようにな」ニヤリ



26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 17:59:13.81 ID:DwQYWIdq0

―冬木市内・民家

龍之介「えーと」パラパラ

龍之介「これでオッケーな筈なんだけどな~」マホージン

龍之介「ボウヤ~、悪魔ってホントにいると思う?」


子供「ガクブル」

母親「ガクブル」


龍之介「うまくお出まししたら…ボウヤが悪魔に殺されてもらうよぅ☆」


子供「ングムグググングゥ~!!?」ジタバタ

母親「ングッングッ」ゾクッ



龍之介「痛ッ」

龍之介「何だこりゃ…?」チラッ(※令呪刻印)


ポゥゥ シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ


龍之介「    」ハッ




ワルプルギス「――――――――――――――――――――――」サアアアアッ




龍之介「え、えっと…」

龍之介(お、女のコぉ…???)



27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:03:15.47 ID:DwQYWIdq0

ワルプルギス(何たる驚愕・・・、何たる驚天動地・・・、 感 情 の 発 露 )



ワルプルギス「―――わらわをこのようなカタチで召喚するとは」パチッ

ワルプルギス「相当の手練か、あるいは――――――といったところかの?」ニヤリ



龍之介「あ、・・・あっれ~?」

龍之介「おっかしいなあ…てっきり悪魔が出て来ると期待してたのになあ」ポリポリ


ワルプルギス「――――悪魔?ここにおるではないか。正真正銘の魔女が、な」


龍之介「魔女…?アンタがか?」


ワルプルギス(この人間…一応の魔術回路は構築されているがそれは微力としか言いようがない)

ワルプルギス(         が         )

ワルプルギス(わらわは―――人間の怨嗟、呪い、絶望といった感情がこの世に存在する限り)

ワルプルギス(それらを自身の魔力に変換して顕現を保つことが可能)

ワルプルギス(――――問題なかろうぞ)ニイッ


龍之介「あ、あのさ~」

龍之介「魔女サンなら、とりあえず魔女狩り的なことやって見せてくれよ。そこに材料あるし♪」クイッ


ワルプルギス「魔女狩りでは意味が逆じゃ…が、まあ見ておれ」

ワルプルギス「そこの親子」ギロリ


母子「「 ビクッ 」」


ワルプルギス「約束しよう――――わらわは一人を殺し、もう一人は助けてやる所存じゃ」

龍之介「え~!?ちょっとぉ~」

ワルプルギス「助かりたい者は―――――頭(コウベ)を垂れるがよい」




子供「………………」

母親「………………」コクリッ



28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:05:05.21 ID:DwQYWIdq0

               グシャリ

母親「」バタッ

子供「                     」


ワルプルギス「始めから、うなずいた方を殺すと決めていた」


子供「…………………………」ウルウル


ワルプルギス「母親が自分を裏切ったことに対する絶望と」

ワルプルギス「生き残る権利を得た希望と…相半ばしておるのじゃろう?」


ワルプルギス「じゃがなァ、ボウズ」

ワルプルギス「わらわは、約束なんてはなから守るつもりはないのじゃよ」ニタァ



子供「                     」

       グシュグシュグシュグシュグシュグシュ

子供「ァァァ・・」バタッ




ワルプルギス「ハラワタを軽く抉ってやったわ…まったく人間は…儚いものよの」グシャリッ




龍之介「………………………」



30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:08:00.20 ID:DwQYWIdq0




龍之介「COOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOL!!!!」



龍之介「超クールだよぉ!!」パチパチ

龍之介「お嬢ちゃ――――んっ!!」ヒャッハー

ワルプルギス(聖杯戦争…か)

ワルプルギス(己の儚き望みに敗れ…)

ワルプルギス(絶望の淵に落ちた魔女達の複合意思体であるわらわに…)



ワルプルギス(今さら願望など、有るわけが―――――なかろう)







―某所

ソラウ(ランサーっていうから)テクテク

ソラウ(私はてっきり凛々しい男性が召喚されるものと思っていたのだけれど)

ソラウ(何よ・・・あの小憎たらしい小娘は・・・!!?)キィィ

         スレチガイ

切嗣(ランサー陣営が殲滅されたかどうかはまあいいだろう)

切嗣(バーサーカー陣営には、目立った動きはない…か)

切嗣(ただ、バーサーカーの実力は未知数だ―――注視しておいて無駄はない)

切嗣「一旦、間桐雁夜の動きを追う」

舞弥「はい」

舞弥「…奥方の方は大丈夫でしょうか」


切嗣「仮にも…セイバーがついているだろう…」





31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:10:38.48 ID:DwQYWIdq0

―民家

ワルプルギス「貴様、名を何という?」

龍之介「えーと…雨生龍之介」

龍之介「―――趣味はまあ、殺人全般かな~最近はマンネリで(ry」

ワルプルギス「―――そうかぁ」ククク

ワルプルギス「奇遇じゃな――――わらわも、人間に不幸を振り撒くことが大好きじゃぞ」

龍之介「不幸を振り撒く…?」

龍之介「う~ん、ちょっと違うなぁ~」

ワルプルギス「違う?」

龍之介「別にさ」



龍之介「人を不幸にするために…殺しをやってるわけじゃないんだよね」

龍之介「―――――結局は、自分のためなんだよ」


龍之介「たぶん」



ワルプルギス「…………」

ワルプルギス「ますます」

龍之介「ん?」

ワルプルギス「ますます、貴様に興味が湧いてきた」

ワルプルギス「貴様と共に、無力な生贄を葬り続けていれば――――あるいは」

ワルプルギス「なぜ、わらわがこうも人を不幸にせざるを得ないのか」

ワルプルギス「…おのずと、理解できると思うのじゃ…」

龍之介「ってことは…!!」

龍之介「要するに、一緒に殺(アソ)んでくれるってことなんだな…ッ!!」グッ




32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:12:58.89 ID:DwQYWIdq0

ワルプルギス(本当は・・・)

ワルプルギス(こうして、感情を得ることで)

ワルプルギス(全てを理解してしまったも同じなのじゃが)

ワルプルギス(――――――それでもわらわは、絶望を振り撒くほかない)


ワルプルギス(魔女とは――――そういうふうに…できてしまっているからのぅ)


龍之介「そーだ!」

龍之介「…嬢ちゃんの名前――――――まだ聞いてなかったなぁ~」

ワルプルギス「名前…か…」

ワルプルギス「名前など、もはやわらわにも分かりはしないな」

龍之介「そうなのぉ?…じゃあ何て呼ぼうか」


ワルプルギス「――――――“ワルプルギスの夜”――――――」


龍之介「へ?」

ワルプルギス「わらわの、あだ名と言ったところじゃ」

龍之介「へえ…ワルプル…えっと、―――じゃあ、ワルちゃんでいいか!」

ワルプルギス「!?…ワ、ワルちゃん…?」




―遠坂邸

まどか「それじゃあ、おつかいに行ってきます!」

時臣「気をつけるんだよ、一応ね」

まどか「大丈夫ですよ~」

まどか「ちょっとお夕飯のお買い物に行って来るだけですから」ティヒヒ

時臣(わざわざ…夕飯の支度までしてくれるとは…)

時臣(凛も大きくなったら…私に手料理を作ってくれたりするのだろうか…)シミジミ



33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:16:12.68 ID:DwQYWIdq0

―冬木市内・高速道路上


ヴォンヴォンヴォンヴォンキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィガガガガガガガガガガガガ


アイリ「いかがですか、セイバー!!」

アイリ「私のハンドル捌きは…?」

さやか「あ、えっと・・・」

さやか「何ていうか・・・凄いですねえええええええええええええっ」ヒィィ


ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ




―冬木市内・某所

雁夜「…ということだ」

雁夜「彼女を…悲しませる元凶である遠坂時臣を潰し」

雁夜「そして、間桐の家に“囚われの身”となった桜ちゃんを絶望の淵から救い出す」

雁夜「それが俺の願いであり、聖杯戦争に参加する理由のすべてだ」

雁夜「分かってくれたか?―――バーサーカー」

マミ「本当に…これまで辛い想いをしてきたんですね…」グスッ


雁夜(おいおい・・・本当にコイツはバーサーカーなんだろうな…)


雁夜「ところで…お前さん、狂化…してるんだよな…?」

マミ「あ、いえ…まだ20%くらいなので」グスッ

雁夜「え・・・・・?」

マミ「私は狂化の程度を自分でコントロールできますから」フキフキ

マミ「戦闘時以外は感情を残しておいたほうが、意思伝達にも便利ですし」

マミ「…あなたの魔力消費も・・小さくて済みますし」

雁夜「そう…なのか」


マミ「ちなみに、私は“円”卓の騎士ですから!!」キリッ

雁夜「・・・・・」

マミ「あ…それから、予め言っておかなければならないことがあります」

雁夜「・・・・何だ?」

マミ「できる限り、令呪は使用しないようにしてください」

マミ「勿論、私はあなたを裏切るつもりはないのですけれど」ニコッ

雁夜「・・・・・・」



34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:17:33.20 ID:DwQYWIdq0

―某民家


龍之介「行こうぜぇ!ワルちゃん」スクッ


龍之介「アンタにとっての殺しの意味と、俺にとってのソレは少し違うかもしれないけどさ」

龍之介「アンタと一緒に殺れば…今まで以上に楽しそうだ」

ワルプルギス「…ああ、そうよな――――――楽しめそうじゃ」

ワルプルギス「さっそく、希望に満ちた子供の未来を――――絶望だけの血の海に変えてやろうぞ」ニッ

龍之介「あくまで、芸術的にさ」ニッ

ワルプルギス(――――他のサーヴァントたる魔法少女ども)

ワルプルギス(――――わらわを止められるものなら。止めてみるが、よい)クワッ




使い魔「「「「「「「「「「「「キャハハハハハハ」」」」」」」」」」」」ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ




龍之介「すげー!!!何今の黒いの、どっか飛んでっちゃったケド!?」

ワルプルギス「さしずめハーメルンの笛吹き、といったところか」ニヤリ

ワルプルギス(ついでに、…余所の陣営へ我らの存在を知らしめしてくれよう)

龍之介「よーし…俺達も、始めよう~!」

ワルプルギス「――――ああ」コクッ



35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:19:29.95 ID:DwQYWIdq0

―某所

雁夜「…………ならばなぜ、わざわざ忠告するんだ?」

マミ「―――――私が“最終手段”を使ったときに」

マミ「あなたが私を制御できるようにするために」

マミ「どうしても、令呪が必要だろうから」


マミ「―――――その時が来るまでは」キッ


雁夜「―――――分かった」

雁夜(聖杯という“万能の願望機”を求める戦争に組み込まれた以上)

雁夜(意図的に理性を失って魔女化(ゼツボウ)することができるのはコイツしかいないはず)

雁夜(そうなれば、二重に強化されたバーサーカーに太刀打ちできるヤツは・・・いない)


雁夜「――――お前は、間違いなく最強のサーヴァントだ!!」

マミ「そ、そんな!?…お世辞はよしてくださいよ~!//////」



雁夜(――――必ず、勝てる…ッ!!)グッ









―物陰

舞弥「…などと供述しておりますが」ジー

切嗣「…間桐雁夜」ジー

切嗣「…ふん」

切嗣「間桐のじいさんも必死だな」



36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:21:05.62 ID:DwQYWIdq0

切嗣「狂化の程度を操れるというのは確かに厄介だ」

切嗣「 だ が 」

切嗣「完全に狂化したバーサーカーを支えるには」

切嗣「あの男は魔術師として…青二才に過ぎる」

舞弥「しかし、…シミュレートによると」ゴクリ

舞弥「不完全な狂化状態でも…、セイバーが対抗できるかどうかは…微妙(ry」

切嗣「…」

切嗣「…」ジャキン


切嗣「――――この場で、間桐雁夜を始末する」


舞弥「!?」

舞弥「対サーヴァントへの備えがない現状では、安易にマスターを攻撃するのは危険では!?」

切嗣「――――舞弥」






切嗣「僕は―――――――もう誰にも頼らない」キッ






舞弥「    」



37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:23:50.55 ID:DwQYWIdq0

―近郊の公園の高台

杏子「おい、なんか物陰に隠れてる連中がマm…いやバーサーカーの」ジー(望遠鏡)

杏子「マスターを狙ってるっぽいぜ」

杏子「どーする?」チラッ

ケイネス「今は高みの見物といこう」パクパク

ケイネス「バーサーカーの実戦が観察できれば大いに収穫となるからな」

杏子「だな。ところでさ、たけのこの里旨いか~?」パクッ

ケイネス「ふむ・・・ジャンクフードの割には悪くはないな」

杏子「ジャンクじゃねーし!!」





―物陰

切嗣「・・・?」

切嗣「どうした?」

舞弥「・・・いえ」

舞弥「――――それでも私は」


舞弥「あなたに、ついて行きますから」ニッ


切嗣「舞弥・・」ジッ

      テクテク



まどか「あ、あららら…/////」ジー



38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:25:21.53 ID:DwQYWIdq0

切嗣・舞弥「「     」」



まどか「あ、えっと・・・こ、こんばんは!」ペコリ

まどか「・・マスターさんから聞いているんですけど」

まどか「もしかして、さやかちゃんのところの…えーと」



切嗣(くぅ…!!)サッ・・ヒュンッ              

        カアアアアッ



まどか「わっ!?まぶしっ」


切嗣(単独行為スキルを有するアーチャーか!?)

切嗣(とてもではないが…手に負える相手ではない!!)


切嗣(―――ここは退避だ)ザッ

舞弥(はい!)ザッ


シ――――――――――――――――ン


まどか「もぅ・・・いきなりびっくりさせないでくださいよ・・ってあれ~?」キョロキョロ

まどか(あ~あ…)

まどか(居なくなっちゃった)



39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:27:03.70 ID:DwQYWIdq0

まどか(スーパーにお買い物に行った帰りに)

まどか(偶然見かけたから声をかけただけなんだけれど…)

まどか「まあいいか…さやかちゃんは一緒じゃなかったみたいだし」テクテク

まどか(早く帰らなきゃ…マスターさんも心配するもんね)




―公園の高台

ケイネス「…」ゴクリ

杏子(オイオイ…ちょっと超チートレベルじゃね)

杏子(なんつーか…あいつのオーラ)ゴクリ

杏子「べ、別にさ」チラッ

杏子「マスターがやる気なら」

杏子「…今すぐ襲撃してやるよッ!!」キッ

杏子「向こうはマスターが近くに居ないみたいだしさ」

ケイネス「ま、まだ…戦争は始まったばかり」

ケイネス「奴は…今日のところは見逃してやろう」キリッ

杏子「だ、だな」カエローゼ







―公園・ブランコ

マミ「雁夜さんも乗りませんか~?」タノシイデスヨ~


雁夜「…いや、俺はいいわ」ゲホゲホ



40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:27:55.75 ID:DwQYWIdq0

―公園・滑り台前



ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ






雁夜「ん。・・・・・・・・・・・・ッッッ!!?」

マミ「あら・・・!!!」スベリ~ 

   

          バッタリ






ケイネス「oh…」

杏子「マジかよ…」



41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:30:00.18 ID:DwQYWIdq0

雁夜(この気配は…間違いなくサーヴァントと魔術師ッ!!)

雁夜(――――――ヤらなきゃ、ヤられる―――――――)



雁夜「 薙 ぎ 払 え 」

雁夜「 バ ー サ ー カ ー ッ ッ ! ! 」クワッ



マミ「佐倉さん、あなたと再び相まみえることができて、光栄よ」グッ


杏子「こっちもだぜ、マミ」キッ

ケイネス「こ、この私に対して正面から挑む無謀さをレクチャーしてし差し上げよう…!!」キリッ



マミ(佐倉さんなら…まだ全力を出す必要はないわ!!)


マミ「60パ―セントォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」カッ



メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ




杏子「いいぜ、マミ――――――――そっちがその気なら」

杏子「やってやろうじゃねーか――――――――ッ!!!」ギュルルルルルルルルルルン

ケイネス「我が変幻自在の魔術礼装の盾を砕けるものなら砕いてみるがいい!!」グニュニュニュニュ



42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:31:56.68 ID:DwQYWIdq0

マミ「      テ          ラ         」

マミ「   フィナーレ―――――――――――――――ッ!!!!!    」ピカッッ☆

ケイネス・杏子「「                           」」

20130119001



43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:33:47.01 ID:DwQYWIdq0

―その後

雁夜「ゲホッゲホッガバボゴ・・グハァァァ・・・・ゼーハー」ブハッ  ウネウネ

マミ(…………………)マ、マスター・・・シッカリ・・・

雁夜(クソッ……俺はこんなところで倒れる…わけには…ァ!!)ギリッ



杏子「なあマスター、今日は・・こ、この辺でいいんじゃね…あたし腹減ったし」ゼーハーヒーハー

杏子(もう・・・見てらんねえよ・・)

ケイネス(何を…言うか、ラン…サー)ヒーハーゼーハー



ケイネス「我々にとって目下の敵は残念な教え子とそのサーヴァントだ―――今宵は、お開きにしよう」ザッ



杏子(マスター・・・!!!)            ザッ




雁夜「ちっ…」ユラリ

雁夜(クソッ…敵に情をかけられるとは、…情けねえ)

マミ(―――次に)

マミ(遇ったときは…もう手加減はしない)

マミ(どんな形であれ…戦うことが私達の使命なら)

マミ( もう、受け入れるしか・・・・・・ないじゃない )

マミ(そして、私・・私のささやかな望みを・・聖杯に託したいわ)


マミ(   わたしは    ともだちが     ほしい      )ホロリ



45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:37:08.50 ID:DwQYWIdq0

雁夜「一旦…引くぞ」ザッ

マミ「…」コクリ





―遠方の高層ビル

切嗣「―――八重歯だ」ジー(※軍事用望遠鏡・カールツァイス社製)

舞弥「と、言いますと?」

切嗣「ランサーの持つチャームの魔術」

切嗣「おそらくこれがあるために…ランサー陣営は比較的良好な信頼関係を保てているのだろう」

舞弥「…なるほど」

切嗣「ロンドン・時計塔より聖杯に見込まれた男」

切嗣「―――ケイネス・エルメロイ…厄介な相手だ」

切嗣「バーサーカー…奴の全力は果たして如何ほどのものなのか」

切嗣「コイツも厄介な相手に変わりはないな…」

切嗣「そして遠坂時臣は勿論、言峰綺礼という不可解な男も要注意だ」

切嗣「後は・・・」

舞弥「…というより、これではもはやどの陣営も厄介なのでは…」

切嗣「…」


切嗣「も…勿論、僕は最終的に聖杯を獲得するつもりだ」

切嗣「…従ってどんな形であれ」

切嗣「全ての敵陣営を排除することには変わりはない」キリッ

舞弥「は、はい・・・」

切嗣「とにかく、一切情報を掴めていないキャスターはおそらく…弱小だろう(願望)」

舞弥「そう・・・ですね」



46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:38:49.27 ID:DwQYWIdq0

舞弥「ところで」

舞弥「そろそろ…奥方達のもとへ戻られた方がよろしいかと」

切嗣「そう、だな」

舞弥「セイバーとも…意志疎通を試みてはどうd」

切嗣「だが断r」




    ヒュルルルルルルルルルルッ       ドッカ――――――――――――――ン☆




切嗣「ぐ!?」ザザザザッ

切嗣(背後…いや、上空から…敵襲か!!)キッ

切嗣「――――舞弥、無事か」チラッ

舞弥「はい!――――着弾地点が少し離れていたのが幸いでしたね」ザッ




バララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ




切嗣「攻撃ヘリだと…!…周囲の警戒は怠っていなかったが」

舞弥「いつの間に至近距離に…!?」




切嗣(まさか――――――ライダーか…?)





47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:40:58.03 ID:DwQYWIdq0

―対戦車ヘリ(AH-1 コブラ)

ほむら「ちっ」ビュオオオオオオオオオオオオ

ほむら「要注意の“魔術師殺し”…一撃で仕留めるつもりだったのだけれど」

ほむら「少し目測を誤…なっ!?」グラグラグラ

ほむら「…しっかり操縦してもらえるかしらッ」チラッ

ほむら「この、三流魔術師…!」イラッ

―操縦席

ウェイバー「ううううるさいっ!ちゃんと墜落しないように飛んでるだろ!!」グワングワン


バララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ






―道路上

ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ

―ボンネット上

さやか「何か向こうでヘリが低空飛行してますよ!!」

さやか「迷彩の自衛隊っぽい模様の奴ですッ!!」

さやか「もしかして…」

―運転席

アイリ「・・・そうね!」



48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:43:49.60 ID:DwQYWIdq0

―運転席

アイリ「・・・そうね」

アイリ「あんなコトをするのは…まともな人間ではないでしょうね」

アイリ(時期が時期ですし…!)

アイリ「セイバー、先に現地へ移動してください!」

アイリ「もしかしたら、切嗣が関わっているかも・・・!」



―ボンネット上

さやか「分かりました…!!」




さやか「さやかちゃん、いっきまーすー!!!!!」ジャンプッ

ピュ―――――――――――――――――――――――――――――――――――ン





―近郊

綺礼(そろそろ夕食にするか)タッタッタッタッ




―高層ビル内・空室のベランダの陰

 
 バララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ


舞弥「―――撃ちますか?」スッ

切嗣「ああ」

切嗣「そして、向こうの出方を見るとするか」ジャキンッ

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ―――――――――――――――――ン

    


     ―コブラ―

ウェイバー「く、来るっ!!?」ヒイッ



49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:45:50.10 ID:DwQYWIdq0

ほむら「急降下して!」

ウェイバー「          な」



ほむら「――――――迎え撃つわ」ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ



ウェイバー「もうどうにでもなれえええええええええええええええええええええ」ギュルン



パーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーンパーン



―高層ビル・ベランダ

舞弥「ぜ、全弾を的確に弾き飛ばしたッ!?」



切嗣(―――――あのサーヴァントと契約を交わしたいッ!!)クゥゥ



バラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ



ほむら「このまま突撃して!――――ヘリごと爆殺を試みるわ」クイッ

ウェイバー「何ィィィィィィィィィィィィィィ!?」

ウェイバー「そんなことをしたら僕達も死ぬだろ―――――――――――ッ!!?」








―中華料理店(紅洲宴歳館・泰山)

綺礼(・・・・・・・)モグモグ



50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:47:48.59 ID:DwQYWIdq0

―遠坂邸

―キッチン


まどか「“根源に至る”・・・ですか」テキパキ


時臣「そう」

時臣「それこそが私が聖杯に託す願い・・・さ」

時臣「まどかちゃんには・・・ちょっと難しいことかも知れないけれど」

まどか「てへへ・・・私、頭は凡人並みですから・・」シャッシャッ

時臣「私ももともとは…凡人だったさ」

まどか「ほえ?」

まどか「そうなんですか?…遠坂家は凄い名家だって…」

まどか「監督役のおじいちゃんも、言ってましたよね?」

時臣「うん…確かに魔術の名家に生まれたわけだけれど」

時臣「今の立場にいるのは…人一倍努力した結果…なんだよね」

まどか「努力・・・ですか・・・」

時臣「だからこそ、こうしてゆるぎない信念を持って」

時臣「―――――聖杯戦争を戦っている」

時臣「その点は、君にも理解しておいてもらいたい」

まどか「 …信念 」



51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:49:51.69 ID:DwQYWIdq0

―冬木市上空

―コブラ―

ほむら「大丈夫」


ほむら「―――――――――私を、信じて―――――――――」


ウェイバー「    」ドキッ

ウェイバー「もう」



ウェイバー「どうとでもなれええええええええええええええええええええええええ(二回目)」



ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


ほむら(あまり魔力を遣いすぎることは憚られるけれど)

ほむら(時間停止を使って―――――確実に決める)キッ





舞弥「く、来るッッ!?」            

切嗣「―――逃げろ、舞弥」バッ

切嗣(固有時制御を使って――――ヤツらを極限まで引き寄せて抹殺する)キッ





「危なぁああああああああああああああああああああああああああああいッ!!」







―近所のコンビニ

雁夜「あ、好きなの買っていいから」

マミ「えーと・・それじゃ、これと、これと、これと・・・」パッパッパッ

雁夜「……………チラッ」(サイフ)

マミ「あ、ご心配なく」

マミ「自分の分は自分で払いますので…!」

雁夜「アンタ、・・・金持ってないだろ・・」

マミ「・・・あ」



52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:50:48.76 ID:DwQYWIdq0

さやか「転校生!!」ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

さやか「ここで遇ったが100年目ええええええええええええええええええええッ!!」バッ



ほむら「       な       」

ウェイバー「       え       」



切嗣「                」

舞弥「               ぁ」



さやか「はああああああああああああああああああああああああああっ!!!」ブォォォォン

                シュパッ

コブラ「           パ   カ   ッ            」

20130119002

―近くの駐車場

アイリ「だ、大丈夫・・だったのかしら・・」



53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:52:25.19 ID:DwQYWIdq0

―ポートタワー頂上

QB「やれやれ…」

QB「一日目からこれでは」

QB「…冬木市がいくつあっても足りないんじゃな」グシャッ

              シーン

ワルプルギス「わらわにとって…」ワナワナ

ワルプルギス「貴様ほど嫌悪以外の何物も感じぬ醜い存在は、ない」ガシッ

 
グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュ






―繁華街

綺礼「今夜のうちに(勿論脱落したフリだが)教会の保護下に入っておこう」イッチニ

綺礼(だが)サンシッ

綺礼(その前に軽く日課のランニングを済ませておくか)シャキッ

 タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

ソラウ(…えーと)テクテク

ソラウ(ケイネス達が落ち合うのに指定してた場所は確か…)

ソラウ(げぇ・・・何よ・・ココは・・・?)ニンニククサイ…



54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:54:04.55 ID:DwQYWIdq0

―遠坂邸

時臣「うん・・!」パクッ

時臣「とてもおいしいよ」

時臣「まどかちゃんは料理も上手だねぇ」

まどか「もうー褒めすぎですよ~」テレッ

時臣「それで…衛宮切嗣と思われる人物が…不倫をしている光景を見たと」

まどか「は、はい!」

まどか「…写真で見ていた奥さんでも…セイバー…でもなかったと思います」

時臣「ふむふむ…」


時臣「まあ、今は泳がせておいていいだろう」

時臣「正直言って、セイバーは恐れるに足らないだろう」

まどか(さやかちゃんェ・・・)デスヨネ・・・

時臣「現時点で一番の問題は…」


時臣「7人目のサーヴァントの情報が依然つかめないということだ」


まどか「ええと…確か残るは、キャスターでしたっけ?」

時臣「そう」

時臣「すでに召喚がなされたらしいことは聖堂教会からの一報で判明しているけれど」

まどか(あと一人…か)ウ~ン

まどか「ところで、時臣おじさんは外出しないんですか?」

時臣「…私はインドア派でね(積極的に出るには…時期尚早だ)」



55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:55:26.93 ID:DwQYWIdq0

―深夜・カプセルホテル


TV<盗難された自衛隊のヘリが、冬木市内で低空飛行・空中分解しOOビルに墜落・連鎖爆発…

TV<現場では残骸の回収作業が続き…、なおビルは全室テナント募集中で死傷者は奇跡的にゼロ…


雁夜「…あるいは」

マミ「いえ…、おそらく間違いないと思うわ」

マミ「聖杯戦争関連で発生した事故」

マミ「―――魔術でヘリコプターを操っていたのかも」

雁夜(…住宅街の一角で堂々と…よくやるな)


雁夜(―――先の緒戦では)

雁夜(魔力の制御さえできれば、十二分に戦えることを実証できた)


雁夜(テメェの高慢チキな顔に必ず泥を塗ってやるからな―――――待ってろよ時臣ィ…!!)グッ





―中華料理店(紅洲宴歳館・泰山)

杏子「あたしらが公園を出た後、また他のとこで派手な乱闘があったらしいな」パクパク

ソラウ「まあね…どうやら、ライダーとセイバーのマスターが小競り合いを起こしていたと見えるわ」

ソラウ「ところでケイネス…どうしてこの私がこんな辛気臭い店に…!?」イライラ

ケイネス「お、落ち着きなさい…ホテルの一件があるだろう」

杏子「そーそー、次に奇襲受けても…ホテル一つ潰されるよりマシだろ」

杏子(それに、こういうごみごみしたトコに潜んでる方が小回りが利くしな)



56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:57:08.37 ID:DwQYWIdq0

杏子「第一、あたしは“生前”もホームレスみたいな生活をしてた時期が長かった」

ソラウ「道理で」

ソラウ「―――野良猫みたいな低俗な雰囲気がするわけだわ」

杏子「うるせえ」

杏子「…とにかくあーいう高級なホテルは…何かかえって落ち着かないのさ」

ケイネス「ランサーもこう言っている」

ケイネス「…今夜はこの店の隣のネット・カフェイとやらに泊まるとしよう」

ケイネス「このような異文化体験も、悪くはないとは思わないかい…ソラーウ?」

ソラウ「ケイネス・・・もしかして戦闘で頭でも打ったんじゃないの・・・」ゾクッ

杏子「??」




―新開地辺りの路地裏

龍之介「ほらほら~、しっかり歩きなよ~」テクテク

使い魔(ワキャキャキャ)(※誘拐補助)

子供達「―――――」ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ



57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 18:58:57.85 ID:DwQYWIdq0

―冬木市内・某所

子供「―――」ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ

ワルプルギス「それなりに集まったの~」

龍之介「おぅ!こっちも」オイデオイデ

子供「―――」ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ




ワルプルギス「さて」サァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ




龍之介「おお!何この空間!!まるでサーカスを見に来たようだなぁ~!」ヒュゥ

ワルプルギス「わらわには結界は不要―――――なれど、張れぬこともない」ニッ

ワルプルギス「わらわの記憶の中に埋もれた…無数の魔女達の…心象風景」

ワルプルギス「全てが混沌と混ざり合い、融け合い、織り成した・・・一つのまぼろし」

龍之介「・・・ふーん」


龍之介「それじゃ、パーティーを始めよっか♪」ギラリッ

ワルプルギス「気絶しない程度の苦痛を与えながら―――生き地獄の中でなぶり殺そうぞ」

ワルプルギス「なぁ、龍之介」ニヤリ



58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:00:17.76 ID:DwQYWIdq0

―城内・反省会



アイリ「・・・・・・」

さやか「・・・・・・」



切嗣「…………………」

舞弥「…………………」



アイリ(き・・・気まずい・・・)



さやか「あ、あははははは~」

さやか「ごめんごめん…ついカッとなって飛び込んじゃって~・・」

さやか「・・・」

アイリ「セ、セイバーも悪気はなかったのよ…!」

アイリ「結果的に…成果を挙げられなかったのは…事実だけれど…」

さやか「うっ」


切嗣(接近戦でライダー陣営を葬る好機だったというのに…!!)ガクッ

切嗣「セイバーが…横槍を入れたせいで」ボソリ

舞弥「そこは槍ではなくてむしろ剣では…?」


アイリ「あら、舞弥さん…お上手ね!」

さやか「あははははは、面白~い!!」


切嗣「…」シーン

舞弥「…あ、いえ…」


アイリ「・・・」

さやか「・・・」



59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:01:48.17 ID:DwQYWIdq0

舞弥(それにしても)

舞弥(あの一瞬で逃げおおせるとは…)

舞弥(ライダーは瞬間移動を使ったとしか…?)

切嗣(夜風を浴びながら一服してくるか)ガタッ

アイリ(何だか・・先が思いやられるわ)

さやか「あ、・・・何か・・すいません」ペコリ

アイリ「そ、そんなに気にすることはないわ、セイバー!」

さやか「アイリさん・・・!」

さやか「任せてください!…明日からはあたし、じゃんじゃん貢献しますんで!!」ニッ






―深夜―聖堂教会

        ザッ

璃正「綺礼か?―――――客人が待っておるぞ」

綺礼「…客人?」

        ガラッ



まどか「こんばんは、言峰さん」



綺礼「…」



60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:02:42.86 ID:DwQYWIdq0

綺礼「アーチャーか」

綺礼「…何の用だ」

まどか「今日の晩御飯に、マーボー豆腐を作ったんですけど」ゴソゴソ

まどか「たくさん作っちゃったので、おすそわけってことで」

まどか「良かったら・・・どうぞ」ニコッ

綺礼「…」

綺礼「わざわざ…ここまで届けに来たというのか」

まどか「はいっ」ティヒヒ



まどか「ど、…どうですか?」ドキドキ

綺礼「悪くはない」コトッ

綺礼「が、少々甘過ぎる」

まどか「ふええ…そうですか~?」

綺礼「――――――で」



綺礼「ここに来た本来の目的を、そろそろ説明してもらおうか」



まどか「……………はい」キッ





61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:03:58.00 ID:DwQYWIdq0




まどか「あなたが、アサシンのマスターだったんですね」



綺礼「…」

綺礼「いかにも」

綺礼「お前達とアサシン―インキュベーター―のかつての関係は熟知しているつもりだ」

まどか「じゃあ、私がきゅぅべぇのマスターであるあなたに対して」

まどか「どんな感情を抱いているか――――分かる?」

綺礼「…」

綺礼「―――私を殺すというのならば、殺すがいい」


綺礼「己が師のサーヴァントに弑せられたとて、何の後悔も無い」


まどか「…」

まどか「言峰さん」

まどか「―――私はあなたのことを殺そうなんて、微塵も思っていないよ」

綺礼「…何?」

まどか「きゅぅべぇは私達にとってはまるで悪魔のような存在だったけれど」

まどか「あなたはきっと悪い人じゃないって…なんとなく…そんなふうに思うから」

綺礼「…」

綺礼「何、・・故」

綺礼「…そう…、思うのだ…?」

まどか「わからないよ」

まどか「わからないけれど」


まどか「今、私の身近にいる人達だけでも…そうであると信じたいから」


綺礼「 信、じる・・・ 」



62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:04:58.08 ID:DwQYWIdq0

まどか「―――願いって」

まどか「それくらいの、ちっぽけな信じる気持ちから生まれて来るんじゃないですか?」

綺礼「アーチャー」

綺礼「…お前は一体…、何を言いたい」

まどか「…………………………」ニッ

まどか「う~ん…」

まどか「私にも・・よく、分かんないです・・・」

綺礼「な・・・」

まどか「それでは、今日はこの辺で!」ノシ

まどか「…あんまり遅くなると、おじさんが心配するから」シュンッ

      

ポツーン

綺礼(私の・・・・・願望・・・・・とは・・)




QB「(アーチャーも帰宅したし)…入っていいかい?」コソコソッ




この辺でED>♪~オモイダケガ イキルスベテ イノチをツクルノハ ネガイ~




【聖杯戦争1日目・終了】




63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:06:32.58 ID:DwQYWIdq0

―翌朝―冬木市内・民家


TV<冬木市内の高級ホテルがテロで倒壊、△△公園で謎の爆発・地盤沈下、盗難ヘリ墜落事故…

TV<県警は自衛隊及び駐留米軍と協力して事態の収拾にあたって…

TV<凶悪なテロリストが市内に潜伏している可能性が高く…

TV<更に夜間に幼い子供が忽然と姿を消すという事例が市域周辺で発生し…

TV<連続猟奇殺人事件の犯人は依然足取りが掴めず…


ジイサン「まったく、冬木も物騒になったもんじゃな」

バアサン「というより…まるで世紀末ですねえ」





―同民家の一室

ウェイバー「パチッ」

ウェイバー「・・・・・・・・」ボー

ウェイバー「もしかして、…全部…夢だったのk」チラッ

ほむら「スースースー」

ウェイバー「OH・・・」

ウェイバー(夢じゃ・・・ない・・・・)ガクッ             



64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:09:09.19 ID:DwQYWIdq0

【聖杯戦争2日目】


―冬木市内・某所



QB(―――アサシンの朝は早い)タッ



QB(言峰綺礼…今の君の心境の変化を)

QB(僕は残念ながら理解することができない)

QB(ちょっと、口惜しい気分だよ・・・)



―ヘリが墜落・半壊したビル

雁夜(これはひどいな)ガラガラッ

マミ(何か他陣営の手掛かりになりそうなものは…)キョロキョロ

マミ「う~ん」

マミ「特に見当たらないですね」

雁夜「派手に破壊活動をやっておいて」

雁夜「立つ鳥跡を濁さず・・・か」





65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:11:58.68 ID:DwQYWIdq0

―ネカフェ前

ソラウ「狭苦し過ぎでしょ」

ソラウ「…まったくロクに眠れなかったわ…」アタマイタ

杏子「おっはよ~お二人さん!」シュンッ

ケイネス「グッモーニン、ライダー」


ソラウ「ランサーは無駄に元気ねえ」

杏子「つかソラウは昨日大したことやってないクセに」

杏子「何疲れたツラしてんだよ」ニヤニヤ

ソラウ「誰が魔力供給してやってると思ってるわけ?」ギロッ

杏子「まーまーそう怖い顔すんなよ…顔のシワが際立っちまうぜ」

ソラウ「・・・・!!?」イライラ


ケイネス「君達…朝っぱらから喧嘩腰の会話しかできないのはどうにかならないか…」


杏子「とりあえずスタバでも行こーぜ」

ソラウ(…ああムカつくッ!!)キィィ

ケイネス「まあ落ち着きなさい」ポンポン

ケイネス「―――――さぁて」

ケイネス「今日こそは、この私の真の実力を存分に発揮させてもらおう」ニヤリ

杏子「おう!」

杏子「やってやろうぜ、マスター!!」ニカッ



66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:14:03.84 ID:DwQYWIdq0

―城の庭

 チュンチュン チュンチュン

さやか「本日も晴天なり~」

さやか「いや~、朝の新鮮な空気は気持ちいいっすね」シンコキュー

アイリ「ですね」

さやか「そういや、マスターと舞弥さんは?」

さやか「朝食の席にも居なかったけど」

さやか「もしかして…寝坊とか?」ププ

アイリ「いえ・・」

アイリ「二人は数時間仮眠を取った後」

アイリ「今朝早くには、行動を開始したようで」

アイリ「今は不在なんです」



さやか(あの人達・・・元気だなあ・・・)



67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:15:42.20 ID:DwQYWIdq0

≪この辺でOP~♪イツニナッタラ ナクシタミライヲ~≫ 

―民家

ほむら「・・・・パチッ」

ほむら「・・・あら、私としたことが少し睡魔に襲われてしまったようね」フアー

ウェイバー「やっぱり・・・・現実か」

ほむら「あら、ようやくお目覚めのようね」

ほむら「あの危機的状況の中で無様にも気絶するなんて…情けないとは思わないの?」

ウェイバー「フンだ・・・どうせ僕は情けない落ちこぼれの馬鹿野郎さ・・」ショボーン

ほむら「そう落ち込むことはないわ。才能だけでは生き残れないのが、この戦争の肝でもある」

ウェイバー「それで慰めてるつもりか」プイッ

ウェイバー「…それよりお前、今は霊体化しておけよ…!」

ウェイバー「こうしている間も待機電力のように僕の魔力が少しずつ削られてるんだぞ!!」



68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:17:49.50 ID:DwQYWIdq0

ほむら「霊体化しているとトリートメントが不十分になるわ」シャッシャッ

「二人とも~降りといでえ~」



―食卓

バアサン「はい、…ウェイバーちゃん、まどかちゃん。ごはんができましたよ」

ジイサン「ははは、ウェイバーがこんなべっぴんなお嬢さんを連れて来るとは」



ウェイバー「勘違いはよしてくれ!(たとえ暗示をかけていても)身の毛がよだつから!!」

ほむら(とりあえず彼らには偽名を使っておいて問題ないわ)ファサ

ウェイバー「…ところでライダー、TVのニュースでも言っているけど」ヒソ

ウェイバー「僕達が関わっているやつは・・・ともかくとして」ハア

ウェイバー「…子供達の不可解な失踪ってのは」ヒソッ

ほむら「その話は後でね。かなり厄介な事態が発生していると見えるわ」ヒソッ



69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 19:20:39.75 ID:DwQYWIdq0

―聖堂教会

QB「まったく、昨日はいきなり僕の貴重な個体の一つを無駄にするなんて」

QB「…もったいないじゃないか!」

QB(おまけに別個体の一つも何者かに奇襲を受けて破壊された…)

QB(高確率でサーヴァントの仕業だろうけれど)

QB(気配は十分に隠していた筈なのに…)

綺礼「これも他のサーヴァントを欺くためのことだ」

綺礼(しかし…今回のようにアサシンの姿を確認することで)

綺礼(その特性が他のサーヴァントに容易に露見しうる状況下では…)

綺礼(その実効性はやや疑問符が付くが)

綺礼(その点を考慮すると、マスターとサーヴァント間での情報のやりとりが密であるほど)

綺礼(戦闘を優位に進められる…ということか?)


綺礼(すなわち・・・信頼関係の・・・醸成が重要となる・・・・わけだ)




76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 20:39:14.50 ID:DwQYWIdq0

――――――――――――――――――CM―――――――――――――――――――――――――

慎二「ふっ…待たせたね――――投下再開だよ」

仁美「間桐くん!?…これほど読者の方々をお待たせしておいてその態度はあんまりですわ!」

慎二「…ところで何故僕達のコンビがこうやってCMに出演しているのかな?」

仁美「両作品の知識がある方々には何となく・・察しがつくと思いますわ」

慎二「それにしてもライダーは・・・イイね」

慎二「彼女か第4次のライダーが僕のパートナーだったら、確実に僕が第5次聖杯戦争の勝者に(ry」

仁美「どう考えてもウェイバーさん以上に足手纏いになってすぐに脱落していたに決まってますわ」

慎二「黙れええええええええっ!!?」

仁美「それでは、続編をお楽しみください!――――いよいよさやかさんが本領発揮ですわ!」

慎二「衛宮の親父の奔走っぷりと、――――あの神父の動きに注目してくれ」ニヤリ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 20:43:44.20 ID:DwQYWIdq0

―聖堂教会

綺礼「…それよりもアサシン」

綺礼「サーヴァントとしての戦闘力は、あるいはお前が最弱…」

QB「大丈夫さ」

QB「君が彼女たちのソウルジェムを奪い取ってくれれば、僕の力で彼女たちに苦痛を(ry」

綺礼「その折は私が握りつぶせば良いだけのことだろう?」

QB「…」


 サアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


綺礼「む…?」

QB「!!?」

綺礼「これは…敵襲か…」



使い魔「キャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハ」



QB「な…まさか!?―――――使い魔!!?」

綺礼「馬鹿な」

綺礼「仮に他陣営が間諜として放ったものだとして」

綺礼「―――伝令用の使い魔がこのような結界を張ることなど…できるはずが」



79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 20:48:15.12 ID:DwQYWIdq0

―民家

ほむら「昨夜以降、明らかに魔女が使役する使い魔と思われる気配が、冬木周辺で確認できているわ」

ウェイバー「魔女…ってことは…!」

ウェイバー「ってどういうことだよ?」

ウェイバー「お前、聖杯戦争に召喚されているのは魔法少女っていう存在なんだろ?」

ほむら「…別にあなたが詳しく知る必要はないわ」

ウェイバー「なっ!?」

ほむら(情報戦も戦略上、重要な要素の一つ)

ほむら(マスターとはいえ…まだまだ未熟な人間に安易に話すべきことでは、ない)

ほむら「とにかくよ」

ほむら「もしかすると…魔法少女以外のイレギュラーな存在が召喚された可能性がある」

ウェイバー「イレギュラー…だって…?」



80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 20:50:29.70 ID:DwQYWIdq0

ほむら(あるいは…)

ほむら(魔法少女のうちのいずれかが…早くも魔女化した)

ほむら(…という可能性も、一応はあるわね)

ほむら(ただ、聖杯という“万能の釜”を追求する形式で使役されている私達は)

ほむら(…そう簡単には魔女化しないはず)


ほむら(実際、私はこうして“ハズレくじ”を引いて大いに絶望したのに)ジー


ウェイバー「…ん?何だよ…?」


ほむら(未だにソウルジェムは輝きを失っていない…!)キラリ


ウェイバー「僕の顔に何かついているのか…?」


ほむら(となると…やはり…!)


ウェイバー「黙りこくってないで何か言えよ…、いや…言ってください・・・ませ」ガクリ



81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 20:54:20.18 ID:DwQYWIdq0

―教会



使い魔「キャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハ」ドシューンドシューンドシューンドシューンドシューン

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ





QB「これはまずいことになったよ、言峰綺礼!」チョコン

綺礼「むぅ…!」サッサッサッサッサッサッサッ

QB「使い魔1体で、この強さ…」

QB「間違いなく…途方もなく強大な魔女がこの世界に顕現したとしか考えられない…!」

綺礼(――バーサーカーが“卍解”した、という線は薄いか。ということは)




QB「おそらく、―――唯一捕捉できていないキャスターは」




綺礼「キャスター、―――――あるいは、“反英雄(アヴェンジャー)”」サッサッサッサッサッサッ





82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 20:58:50.25 ID:DwQYWIdq0

使い魔「キャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハ」



QB「さて、まずはこの使い魔を倒さない限り」

QB「君は生き残ることはできない」

QB「君の魔術師としての実力は、見習いの修了程度だったね」

綺礼「――――何が言いたい?」

QB「投擲剣や黒鍵、それに君独特の殺人拳も…この使い魔相手にはどれほど効果があるかは未知数だ」

QB「そこで、僕が君に力を貸してあげても構わないのだけれど」


綺礼「――――お前は私のサーヴァントだ」


綺礼「有事にマスターに協力するのは――」

QB「――当然のことだろうね。令呪もあるし…………それでも」


綺礼「それでも・・・何だ?」


QB「君は、この場を乗り切ることで…生き残りたいと欲しているね」



QB「      そ れ は 、 何 の た め な の か な       」



83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:02:29.48 ID:DwQYWIdq0

綺礼「――――――――」




QB「『遠坂時臣を援護するためにはまだ死ぬわけにはいかない』なんていううわべは、聞きたくないな」



綺礼「――――アサシン」







綺礼「   令呪を以て命ずる――――――私の後援に徹しろ   」








QB「――――それが、君の答えかい?」キィィィィィィィィィン



84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:06:20.31 ID:DwQYWIdq0

QB「いいよ、君の魔力は君の望む道を切り開くに十分なほど増幅・補填された」



綺礼「私の・・・望み・・・」ポゥ




QB(僕は今後…君の思想信条には干渉しない)

QB(ただの影武者として、君の求める情報の収集に徹するとするよ)





綺礼「―――」ギュオオオン        ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ



使い魔「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」



ブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッブシュッ



85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:12:32.15 ID:DwQYWIdq0

―民家

ほむら「もしかしたら」ゴクリ

ウェイバー「もしかしたら?」

ほむら「私達…魔法少女の陣営に共闘指令が発せられる可能性さえ有るわ」

ウェイバー「共闘ッ!?…何言ってるんだ、各陣営はそれぞれ敵同士じゃないか!?」

ほむら「聖杯戦争のような“平和”なイベントを続行できないほど強大な化物が」

ほむら「この冬木どころか…世界中を地獄と化する虞が…ある」

ウェイバー「そ…」

ウェイバー「それほどの化物が…この町のどこかに潜んでいるというのか」

ほむら「ええ」

ほむら「私の勘が正しければ…間違いないわ」



86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:15:01.36 ID:DwQYWIdq0

ウェイバー「勘…か」ハア

ウェイバー「お前さ…いろいろ知ってるんならもうちょっと手の内見せてくれてもいいだろ?」



ウェイバー(これじゃ…ライダー1人が戦っているだけじゃないか)

ウェイバー(僕の実力を試すための絶好の舞台…)

ウェイバー(そう思って参加したというのに…!!)ギリッ



ほむら「いずれ」ボソリ

ウェイバー「・・・え?」

ほむら「いずれあなたもその目で見ることになるわ―――――私の生き様を」

ほむら(   私の、固有結界の中でね  )



87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:19:52.85 ID:DwQYWIdq0

―聖堂教会

        バタンッ

璃正「綺礼!」

璃正「何があった…?この部屋から妙な気配が…」

璃正「」




綺礼「―――父上」シャララーンッ




綺礼「私は、少し・・・吹っ切れたのかもしれません」

QB(僕は指示通り、使い魔を放った主を捜索する作業に取り掛かるよ)



璃正「」バタッ



QB(息子の艶姿に…あまりのショックで気絶してしまったようだ…)タタタ



綺礼「父上・・!どうなされまs」

綺礼(な・・・!?・・・・こ、れは・・・・もしや)ゴクリ



88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:28:02.95 ID:DwQYWIdq0

―夕刻・遠坂邸

まどか「それじゃ、今日も行ってきま~す」



時臣「いってらっしゃい、まどかちゃ…否、アーチャー」

時臣「君ならば大丈夫だと確信しているが」

時臣「単独行動スキルがあるからといって…あまり羽目を外し過ぎないように、気をつけるんだよ」



まどか「はい、気をつけます!」コクリ


まどか(           …皆にまた逢うことができる            )


まどか(出会い頭に・・・殺し合いになってしまうかもしれない)

まどか(それでも、――――――たとえそんな形でしか)

まどか(語り合うことが・・・・できないにしても)


まどか(       それは私にとって、とっても嬉しいことなの・・・       )


まどか(      ほむらちゃんなら・・・分かってくれるかなぁ・・・?      )シュタッ



89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:31:01.84 ID:DwQYWIdq0

―冬木市内・魔女工房

龍之介「でーきたッと~☆」フー

ワルプルギス「ほうほう…人体オルガンとはお見事じゃなぁ」ニヤニヤ



龍之介「お!さっすがワルちゃん、見る目あるね!」

ワルプルギス「じゃが、おぬしは人間の死にいたる過程において…もっともっと苦痛を味わわせるべきじゃな」


ワルプルギス「幼い子供の儚い希望が救いようのない絶望に陥るその瞬間―――これほど美味なる光景(モノ)はこの世に存在せぬ」ウムウム

龍之介「う~ん…ま、難しいことは置いといてさ」



使い魔「ヴイ~~~~~~~~~~~~~~~~ン」



龍之介「そこのスクリーンみたいな形の使い魔は何なんだ?」


ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ


龍之介「おっ!?…何これ映像が映った!」

ワルプルギス「――――どうやら、わらわの面前にはまだ彼奴等は現れてくれんらしい」

ワルプルギス「魔法少女同士の殺し合い―――――今宵の余興とさせてもらおう」ニヤリ



90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:36:49.19 ID:DwQYWIdq0

―深夜・波止場

アイリ「きれいな海・・・」

さやか「そうですね・・」

アイリ「あなた達の生地は確か…見滝原といったかしら…?」

さやか「ええ、そうです。まあ、冬木からは遠く離れたところなんですけどね」

アイリ「いつか…見滝原という町にも…行ってみたいわ…」

さやか「・・・・・・行きましょうよ!」ガシッ

アイリ「セイバー・・・・」



さやか「  この戦いが終わったら、できたら・・“みんな”で行けたらいいなって  」ニッ



アイリ「―――――、ええ」シミジミ







―物陰

舞弥「敵のサーヴァントが接近中です――――クラスはまだ分かりませんが」

舞弥「わざと気配を漂わせて…他陣営に対する挑発を行っている節がありますね」

舞弥「セイバーは…気づいていないみたいですが」

切嗣「舞弥、セイバーには…ほとんど期待できない」

切嗣「敵のマスタ―を発見次第、即座に僕達が動く―――いいね」

舞弥「了解」



91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:41:20.51 ID:DwQYWIdq0

さやか「アイリさんって…ホントにいい性格してますよね」

さやか「何にでも興味を持てるっていうか…勉強熱心って感じで!」

アイリ「そうね・・」


アイリ「ずっと外界を知らずに育ったから…外の世界に対する好奇心は人一倍かもしれない」


さやか「へえ~」

アイリ「といっても」



アイリ「…私は“普通の人間”ではないのだけれど―――」



アイリ「前に話したわよね、私がホムンクルスだということ」


さやか「はい…」コクリ



92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:44:08.62 ID:DwQYWIdq0



さやか「  でも  」



アイリ「え…?」


さやか「たとえホムンクルスだとしても、アイリさんはアイリさんじゃないですか…!」


さやか「あたしも…人とはかけ離れた存在だけど」


さやか「・・・かつてそうなった自分の存在に・・・価値を見い出せずもがき苦しんだけれども」




さやか「それでもやっぱり、あたしはあたし―――正真正銘のさやかちゃんなんですよ」


さやか「だから」



さやか「難しいことは考えずに、楽しみましょ!!…かけがえのない今を」ニコッ



アイリ「セイバー…私を勇気づけてくれて、・・・ありがとう・・・」ニッ



93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:46:58.64 ID:DwQYWIdq0

さやか「そういうわけで」クルッ

さやか「待たせちゃったね」




さやか「―――――始めようか、ランサー」




さやか「        ううん、杏子        」スタッ

アイリ「!!」ハッ

                


                  ザッ





杏子「久しぶりだな、――――さやか――――」ヒュォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ



94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:49:56.95 ID:DwQYWIdq0


さやか「下がってて、アイリさん!!」



アイリ「ええ」コクリ

さやか「貴女は、このあたしが命を懸けてお守りします」キッ




杏子「どんな形であれ、もう戦闘は避けられない」

杏子「けれど、あたしはあたしで…こういう再会もアリだと思ってるんだ」



さやか「肉体言語ってこと?…いいよ、あたしも手加減しないから」ニッ




杏子「いつまで続くかも知れない今を…精一杯楽しもうぜ、さやかァ!!」スッ








―物陰

舞弥「…少し、セイバーに対する評価を…変えてもよろしいのでは」

切嗣(…口では、何とでも…言えるさ)ジワリ



切嗣「今度こそお手並み拝見だ――――ちょっと残念な騎士王さん」




97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 21:58:33.48 ID:DwQYWIdq0


さやか「はあああああああああああああああああああっ!!」ダッ

杏子「行くぜええええええええええええええええええっ!!」ギュルン

      カキンッカキンッカキンッカキンッカキンッカキンッカキンッ




さやか「おりゃああ!!」ザッ        ズガバキグシャガリガリガリガリガリガリガリ



杏子「スピードでは」スッ

杏子「あたしが上だっての!!」ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルンッ



さやか「あきらめの悪さなら」

さやか「あたしが世界一だあああああああああああッ!!!」カッカッカッカッカッ ブウォン




アイリ(―――正面切っての競り合いでは)

アイリ(まったくの、互角だわ…っ!!)



99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:01:25.48 ID:DwQYWIdq0

杏子「思い出すよな、さやか!!」ザッ

           ガキンッ




杏子「あたしたちが、初めて出逢ったときのこと」ギギギギ

さやか「そうだね」ギギギギ



さやか「あのときも…こんな感じで」ギリッ

さやか「命を懸けた――――殺し合いをしたっけ!!」ズガッ


杏子「っと…!…ああ」スタッ

杏子「かつて敵として出逢って、いつしか仲間になって――――再び敵として相対」



杏子「そういう運命なのかな、あたしたちは」



さやか「運命、だろうね」スタッ



さやか「運命だったら――――もう、受け入れるしかないよねぇ!!!」




さやか(その先に・・・何が待っていようとさ)

さやか(そうでもして自分を納得させなきゃ・・・先に自分の頭がおかしくなっちゃいそうだよ)




100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:05:34.58 ID:DwQYWIdq0

杏子「…」チラッ



杏子「――――ところで、そっちの人はアンタのマスターか?」



アイリ「…!」ビクッ

さやか「ううん、違うよ!」






アイリ「ちょっとセイb」



さやか「本当のマスターはそっちの陰に隠れてるんだ」クイッ

さやか「アイリさんは囮であたしと一緒に行動してるってわけよッ!!」




杏子「そ、そうか…(おいさやか…お前…やっぱ馬鹿のままだな…)」









―物陰

切嗣(あの馬鹿ァ・・・ッッッ!!!!)orz




102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:10:06.72 ID:DwQYWIdq0



―近郊

舞弥「こちらアサシンを視認しました―――ランサーのマスターは依然確認できていません」ムセン




―遠方

QB「ジー」




―海中

シュパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ

ほむら「時は満ちたわ」   ウェイバー「もう・・・やだ・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




―海峡大橋上

まどか(そろそろ実体化して躍り出ようかな~)コソッ





―地下施設内

雁夜(そろそろ…頃合か?)

マミ「…」グッ



105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:18:01.22 ID:DwQYWIdq0

―波止場



ケイネス「  ほ う  」ザッ



ケイネス「姿を晒すことさえできぬとは…セイバーのマスターはさぞかし臆病な人間と見える」ニヤリ

杏子「な!?…おいマスター堂々と出てくんなよ!?」

ケイネス「この実力者である私が、戦闘をサーヴァントに押し付けて雲隠れする筈がなかろう」ドヤッ

杏子「…そうかい。勝手にしな」ニッ




アイリ「!!…あなたが時計塔の…!?」

アイリ(いいえ、影武者の可能性もあるわ…!!)

さやか「だってよー切嗣さ~ん!!」オーイ



さやか「正義の味方ならコソコソしないで正々堂々戦いましょうよッ!!」



アイリ(セイバー・・・無垢は罪なのかもしれませんね・・・)





―物陰

切嗣(…セイバーを少しだけ見直した僕が馬鹿だった)シキリナオシ

切嗣「舞弥、アサシンを撃て―――威嚇射撃だ」ムセン



切嗣「僕は、この場でランサーのマスターを撃つ…!」チャカッ




106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:21:45.96 ID:DwQYWIdq0



さやか「  来ないなあ・・・切嗣さん  」



アイリ(切嗣…この危機的状況を打破できるのはあなただけよ…!!)




杏子「  そんじゃ、続きを始めようか  」ザッ

ケイネス「  共にいざゆかん、ランサー!!  」スッ







―物陰

切嗣「5、4、3、2、…」キッ






―近郊

舞弥「5、4、3、2、…」キッ



107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:25:48.27 ID:DwQYWIdq0

「「1!!!!!」」

           




            ファサアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

「―――――――――――悪夢のカーニバルの、始まりじゃ――――――――――――」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

            ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ






  ケイネス・杏子「」                        さやか・アイリ「」






―物陰

切嗣「」                         舞弥「」









―海上・潜水艇

         カパッ

ほむら「あ・・・れ・・・はァァァ・・・」ガクガク

ウェイバー(何なんだ・・・あいつ・・・まるでステータスが・・読めない)ゾクッ



108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:34:22.86 ID:DwQYWIdq0

―遠方

QB「や、やはり“舞台装置の魔女”が顕現していたのか…!!」

QB「しかも理性も有しているとは…もはや不条理なんてレベルじゃないよッ!?」

QB「これは…まずいことになっt」




まどか「さよなら、アサシン」ザッ       ドキューン






         QB「」チーン


まどか「ふう――――そして」

まどか「(マミさん…ううん、)バーサーカーさん…だね」キッ


マミ(遠坂時臣のサーヴァントのアーチャーッ!!!!)ゴゴゴゴゴ



まどか(…マミさんもだけど)チラリ

まどか(波止場に現れた7人目のサーヴァント――――あの子は ま さ か )ゴクリ






―地下施設内

雁夜( 全 力 で い け 、 バ ー サ ー カ ー ! ! ! )ググググ



111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/03/04(日) 22:36:51.49 ID:w2wJBeMKo

改変後でまどかのこと知らない感じか?



112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:41:43.16 ID:DwQYWIdq0

>>111 改変の影響で杏子とマミはまどかのことをはっきりとは知覚できない感じ
   ただ、過去のループにおける関わりが記憶の中に残滓として少し残っているみたいな



113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 22:43:29.67 ID:DwQYWIdq0



ワルプルギス「あんまり、お主らが楽しそうにあそんでいるのでなぁ」ククク

ワルプルギス「わらわも、そろそろ顔見せくらいはしてやろうと思って来たものよ」ギロリ

使い魔一行「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」




ケイネス「――――ランサー、今宵の戦いはここまでだ」ザッ

杏子「くっ…!―――じゃーな、さやか!…イキロ」ザッ





さやか「  え・・・    マジで・・・  」ボーゼン

アイリ「セ、セイバー…わ、…私に、…勝利を」ボーゼン





キュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル



116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:01:39.35 ID:8Un3aYpt0

          ―弾道ミサイル搭載型潜水艦―

ほむら「突撃ィ―――――――――――――――ッ!!!」ズガガガガガガガガガガガ

ウェイバー「もう・・・帰りたいけど・・・やってやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」ウワアアア


ザッバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



ワルプルギス「――――時間操作か」ニッ


ほむら(!!…やはり、時間の干渉も受け付けないのね……)クッ


ワルプルギス「やはりおぬしもおったのか――――― 会 え て 、 実 に 嬉 し い ぞ 」クワッ


ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ズダダダダダダダダダダダダダダダダ――――――――――――――――――ン★彡

               ―潜水艦大破―

ズガバキドゴグシャガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


キュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル


ほむら「くぅ…!!」ドガシャーン

ウェイバー「ぐはっ!!?」ドガシャーン

さやか「なっ!?…転校生と、そのマスターまで!!?」

アイリ「あなたたちは…どこからッ!?」


「セイバー…ッ!!」



117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:06:44.91 ID:8Un3aYpt0



切嗣「……………」ザッ

さやか「!!!!!」

さやか「   マスター・・・  」

さやか(やっとあたしのことを、・・・呼んでくれたんだね)ジワッ




舞弥「お急ぎください!!」タッ      アイリ(2人とも…どうか、無事で…!!)コクリ




ほむら(あれほどの呪いを帯びた魔力を持つ魔女の現界…奴のマスターは何者…!!?)ユラリ

ほむら(それとも―――もしかして…魔女の存在原理から類推するに)ギリッ

ウェイバー(この世の人間の持つ負の感情そのものを糧として…自ら魔術回路を構築…しているんじゃ)ユラリ




118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:12:01.71 ID:8Un3aYpt0

―遠方

マミ(―――――――――――)シナナイデ、カリヤサン

マミ「はああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」

メリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリメリ



マミ「80%ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



まどか「マミさん」

まどか(キャスターも気になるけれど・・・ここは、相手をしてあげなきゃ悪いもんね…!!)



まどか「私の“円環の理(セオリー・オブ・トーラス)”を受けてみる?―――――バーサーカー…さん」ヴォォォォォン




―遠坂邸

《波止場周辺を監視させておいたアサシンは…倒されました》

《現状では、波止場にて“キャスター”とセイバー陣営及びライダー陣営が睨みあい》

《ランサー陣営は逃亡、“キャスター”のマスターは所在不明です》

《アーチャーはやや離れたところで、バーサーカーと相対している模様》

《宝具の解禁も辞さない構えのようですが》

時臣(これは…混沌として来たな)ムムム

時臣「綺礼よ、引き続き周辺の状況を逐次報告し」



「             申し訳ありません              」ザッ



124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:24:01.95 ID:8Un3aYpt0

―遠方

まどか「さあ、始めるよ」ポゥゥゥゥゥゥゥ


ドシューン  ドシューン  ドシューン  ドシューン  ドシューン


マミ「――――――」スッ


ビュォン   ガシッ   カツーン☆   ボキッ!!   メリメリ・・・パァーン☆



マミ「~~~~~~~~~~~~~~」ド ヤ ッ ッ



まどか「                    」アゼン







―物陰

ケイネス「何・・・・・・・・・・・と・・・・・・・・・・・・・・・」

杏子「マミ・・・・・・・・・・・・・・・・・さん・・・・・・・」

ソラウ「ちょっと、あなたたち…だらしないとは思わないの?」イラッ



129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:30:37.47 ID:8Un3aYpt0

―遠坂邸

時臣「!!!?」



時臣「その声は…綺礼かッ!!?」ガタッ

時臣「いつの間にこちらに移動しt」クルッ


時臣「             」

              

              ~マホウショウジョ・キレイ★マギカ~


綺礼「―――――我が師よ」

綺礼「――――――この言峰綺礼の願望というものを、どうか聞いていただきたい」




時臣「綺礼よ、こ、こ、これは一…体ッ…!?」

綺礼「どうか、落ち着いて下さい」

時臣「せ、説明してもらえるか――――その服装は・・・ま さ か ッ ! ! ? 」



綺礼「私は決意しました―――――師匠との提携関係は本日をもって解消させてもらいます」




131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) 2012/03/04(日) 23:33:06.15 ID:XqAH2x50o

oh…



133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:35:40.28 ID:8Un3aYpt0

時臣「馬・・・鹿・・・な・・・?」

時臣「そんなことをしたら・・・君は父たる監督役とももはや顔向けできな」


綺礼「父上は先刻、心不全で急逝しました」


時臣「な」

綺礼「これからは聖杯を争う一人のマスターとして、あなたとも敵対することになります」

時臣「・・・ぐぬぬ」

時臣「――――ひとつ、聞かせてもらいたい」

時臣「そうまでして、君が手に入れたいと願うものは・・・一体何だ」



時臣「カネか・・・権力か―――――――あるいは、死別した妻の蘇生…か?」



綺礼「…」


綺礼「              師匠               」

綺礼「              私は               」



綺礼「   あ    な    た    が    欲   し   い   」





時臣「                                    」





135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) 2012/03/04(日) 23:37:22.31 ID:Wkyy7s4AO

えらいことになったwwwwwwww



140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:42:08.48 ID:8Un3aYpt0

―遠方

まどか(私の円環弓を全て弾き飛ばすことなく、受け止めて・・・一瞬のうちに無に回帰させるなんて・・・)


まどか「    す    」ガクガク



まどか「―――――すごいや、マミさん―――――」ティヒヒヒ



マミ「………………」ニッ



まどか「もっともっと!!」バッ

まどか「  私のチカラを、受け止めて!!!!!  」


ドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューン



マミ「――――!!!」パシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッ








―物陰

ケイネス「何という・・・・・」

杏子「別次元の戦い・・・」

ソラウ(もし再契約を結ぶとしたら…やっぱり…)



141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:44:53.50 ID:8Un3aYpt0

―波止場



ワルプルギス「もう隠すまでも無かろう」

ワルプルギス「わらわは―――――――――“舞台装置の魔女”」

ワルプルギス「通称、――――――――――ワルプルギスの夜」ニヤリ







ほむら「…」ゴクリ

ウェイバー「…」ゴクリ



さやか(ワルプルギスの…夜…、ってどんな夜だろ?)

切嗣(もう戦略もへったくれも無い混沌とした状況…!)ギリッ

切嗣(ここは、令呪を使用してでも――――退避してこの場をやり過ごすのが最適だ!!)



144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:47:10.15 ID:8Un3aYpt0

ワルプルギス「まあ、そういうわけでの」

ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



ほむら「な…!?」        ウェイバー「に、…!」


さやか「ちょっと、あんた!!?・・・逃げるつもり!!?」

切嗣(…………………………)


ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



ワルプルギス「言ったじゃろう、今宵は顔見せだけじゃ」ニヤニヤ

ワルプルギス「近いうちに、わらわの真の姿を目の当たりにさしてやろうぞ」




ワルプルギス(また逢おう――――――――――――――名も知らぬ時間遡及者よ)シュウウウウウン



145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/04(日) 23:56:23.69 ID:8Un3aYpt0

―遠坂邸



綺礼「妻と死別してから後」

綺礼「わが身に令呪が宿ったのをきっかけに」

綺礼「あなたの徒弟として」

綺礼「教えを請い、寝食を共にする中で」

綺礼「私は・・・」

綺礼「師に対して、尊敬とは少しくことなる感情を」

綺礼「抱くように・・・なっていたのです」






時臣「           」アングリ



150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:07:04.81 ID:Fs4tjxwl0

綺礼「これまでは、そのような感情を―――道義に反する愉悦・業慾として切り捨てて参りました」

綺礼「が、しかし」

綺礼「アーチャーと接することで、私は――――気付くことができたのです」

綺礼「どんに醜悪な嗜好であれ――――――己がこう有りたい…有って欲しいというものを」

綺礼「願望として自ら認めることだけが」


綺礼「幸福を追求する唯一の手段であるということに・・・!!」


時臣「           」アングリ



綺礼「――――――それでは」クルッ

綺礼「どんな形であろうと」

綺礼「また、お逢いすることになりましょう――――――愛しき、話が師よ」シュタッ



時臣「わ け が ・・・わからない・・・・」ヘタリ


時臣「   !!!   」ハッ


時臣(まままずは、・・・戦略の練り直しを行わねばならない…!!)




時臣『令呪を以て命じる―――――――アーチャーよ、直ちに帰宅したまえ!!!』




152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/05(月) 00:11:33.57 ID:i83GK5ggo

ここで使うのかよwwwwwwwwww



153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:11:40.59 ID:Fs4tjxwl0

―遠方

まどか「はっ!!!!?」トクンッ

マミ「~~~?」ピタッ

まどか(時臣おじさん…)

まどか(しょうがないや…もう、門限の時間だもんね)

まどか「ごめんね、バーサーカーさん!!」


まどか「    この続きは、また今度ね   」ニコッ

マミ「――――――」ノシ


まどか「…」シュンッ


―物陰

ケイネス「我々も」キリッ  杏子「撤収と行くか」キリッ   ソラウ「今夜はもうちょっとマシなトコに泊まりたいわね」ヤレヤレ



―地下施設内

雁夜「アーチャーの奴」

雁夜「俺のバーサーカーを前に、戦線離脱しやがったッ!!!!!」



雁夜「時臣ざまあああああああああああああああああああっ!!!」ガッツポーズ!!!!



雁夜「ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホ」ゥァァァァァァァァァァァァ

雁夜「オエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」ウネウネウネウネウネウネウネウネ

雁夜『と、とりあえずも・・・もどれ・・・バーサーカー・・』ゼーハー

                シュンッ

マミ「……」ダイジョウブデスカ…



154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/05(月) 00:13:51.53 ID:QOemmwgj0

おじさんいろんな意味で
大・丈・夫か!?



158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:18:05.76 ID:Fs4tjxwl0

―波止場

ほむら(ワルプルギスの夜・・・やはり私一人では・・・勝ち目はない・・・わね)

ウェイバー「もう滅茶苦茶だ…」

ウェイバー「というよりお前も…いくらなんでもやり過ぎだろッ!?」

ほむら「潜水艇程度でビビっているのかしら、マスターさん?」

ウェイバー「こんなんだったら…!」

ウェイバー「        いっそセイバーとでも契約してた方がッ!!          」

ウェイバー「僕自身の聖杯戦争ってものを突きつめられたに違いないッ!!」クソゥ

ほむら「何を馬鹿なことを言っているの?」

ほむら「もしセイバーと契約していたら」

ほむら「        あなた、確実に脱落第一号になっていたと思うわ         」





さやか「ってあたしがいる前であたしを名指しで馬鹿にするなぁ~!!」プンプン



切嗣「ライダーのマスターよ」スタッ

ウェイバー「!?…な。何だ!?」ビクッ

ほむら「…」

切嗣「何なら・・・」

切嗣「―――――取引をしないか(サーヴァントを交換しないか・・・!!)」

ウェイバー「・・・・・・」

ほむら「・・・・・・」




さやか「え????」




161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:22:10.00 ID:Fs4tjxwl0

切嗣「君にはもってこいの条件だと思うが?」




さやか「え、だから…」

さやか「何を取引するわけ??」





ウェイバー「そう・・・ですね」

ウェイバー「――――でも」

ウェイバー「やっぱり、いいです」チラッ

ほむら「……………………」

ウェイバー「これ(ライダーと組むことになったの)も、何かの運命だと思いますから」キッ

ほむら「…そう」

ほむら「私は別に、構わなかったのだけれど、・・・ね」プイッ

ウェイバー「ふ、ふんだ・・・」プイッ




さやか(何・・あたしだけ・・・何か置いてきぼり・・・)セツナイ






切嗣「交渉決裂――――――――か」スッ



164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:25:00.29 ID:Fs4tjxwl0

ほむら「衛宮切嗣と、…セイバー」



ほむら「あの魔女を野放しにするのは、この世界を放棄するレベルで危険なことよ」



ほむら「それだけは、分かっておいてもらえるかしら」ガシッ(ニゲルワヨ)

ウェイバー「ちょっと待てよ…!!」

ウェイバー「あれほど底知れない化物だぞ…!!」

ウェイバー「ここはいっそ、同盟でも組んd」グイッ   シュタッ

         ズダ――――――――――――ン!!




切嗣(…貴重な起源弾)

切嗣(…ほんの一瞬、タイミングを逃してしまったか…)ギリッ



さやか「切嗣さん…ほんと、スキがないですね…」ジュンビシテタンダ・・・




165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:28:28.33 ID:Fs4tjxwl0



切嗣(舞台装置の魔女・・・か)



さやか「ところでさっきの取引って何の話だったんですか~?」

切嗣(確かにその強さは計り知れないが――――率先して僕達が戦う必要はない)

さやか「あの~、もしもーし」

切嗣(ヤツとの戦いで命を落としては――――――――――――本末、転倒だ)

さやか「おーい」

切嗣(それにセイバーが動かずとも、危急となれば他陣営が討伐に乗り出すだろう)

さやか「もしかして目を開けたまま寝てるんですか…!?」



切嗣「…」クルッ     スタスタ



さやか「あっ…待って下さいよ~マスタ~!?」タッ



切嗣「…城に戻って情報整理及び作戦の練り直しとするか」ヒトリゴト

さやか「!!・・・は~い!!」ニッ





166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:30:42.93 ID:Fs4tjxwl0

―城内

舞弥「どうやら」

舞弥「一応、事態は収束したと見えますね」

アイリ「良かったわ…」センリガン

アイリ(…切嗣)



アイリ(あなたが本当の意味で心を開いてセイバーと共闘すれば)



アイリ(どんな困難なことでも)

アイリ(きっと乗り越えられる…)

アイリ(私は…そう思うわ)



170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:41:47.67 ID:Fs4tjxwl0

―魔女工房



ワルプルギス「戻ったぞ」シュンッ




龍之介「最ッ高にCOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOL!!!!!!!」

龍之介「だったよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

龍之介「ワルちゃああああああああん!!!」イヤッホーッ

ワルプルギス「まだまだ序の口じゃよ」フフン

龍之介「いやあ…こんなコトが現実に起きているなんてさぁ~!!」

龍之介「次は俺の目の前で、スッゲェことをやってくれよッ!!!」

ワルプルギス「そうじゃな―――――いつか見せてやるさ、スッゲェ…ことをな」




ワルプルギス(その時は、・・・わらわの最期であり)

ワルプルギス(・・・きっとおぬしの・・・最期でもあろうな)

ワルプルギス(     そういう、宿命なのじゃろう? わらわたちは     )






この辺でED~♪シズカニウツリユク トオイキオクノナカ~





【聖杯戦争第二日目終了】



172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 00:52:58.81 ID:Fs4tjxwl0

《次回予告的な(あくまで仮)》



「聖杯問答という名のお茶会なんてどうですか・・・!」

「大人になったら・・・もう・・・正義の味方なんて名乗っちゃいけないのかな」

「私は希望を抱き続ける限り―――――絶望の迷宮から逃れられない運命だった」

「言峰神拳・・・だとぉ・・・!!?」

「僕と契約して、魔法幼女になる気はないかい?」



194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:34:16.58 ID:FjQqH5D30

~~穏やかなる幕間~~


―二日目深夜


―カラオケルーム


マミ「 ほら恐れないで 皆のために~♪ 」

マミ「 愛と勇気だけが 友達さ~♪ 」

雁夜「・・・・」

雁夜(音痴だな・・・・)



マミ「こうやって誰かと一緒にカラオケなんて行ったの…本当に久しぶりです…!」

雁夜「ふ~ん」

マミ「事故で両親を失って、“生き残る”ために魔法少女になって以来…」

マミ「私は…きゅぅべぇ…ここではアサシンでしたね」

マミ「きゅぅべぇと二人で一緒に何度か行ったぐらいで…」

雁夜「そいつもともと人間じゃないんだろ・・・」オレミテナイケド

マミ「さ、雁夜さんも一曲歌ってみてくださいよ~!」

雁夜「いいよ俺は…歌ったら体が疼きそうだし…」

マミ「じゃあクチパクでいいですよ!」

雁夜「いや意味ないだろ…それ」


雁夜(まったくしょうがねーな・・・それじゃ、一曲だけ・・・)ソウシンッ


雁夜「くれ~なずむ~町のぉ~♪」

雁夜「光と~影の~中~ぁ~♪」

マミ(雁夜さん・・・・・・意外と音痴ですね)



195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:36:08.78 ID:FjQqH5D30

―雀荘


杏子(ちっ・・・今日はツキがねぇな・・・)カッ

ソラウ(まったくタバコ臭いところね・・・)カッ

ケイネス(マージャンもなかなか面白いではないか)カッ

葛木(…)カッ




杏子(はァ・・・!?これゼッテー誰かイカサマしてるっしょ!?)カッ

ソラウ(さてはケイネスが召喚術を使って欲しい牌を引き寄せて…!)カッ

ケイネス(我が月霊髄液を応用すればこの程度の卓上の戦争、いとも容易く)シャッ

葛木「――――九連宝燈」スチャッ

ケイネス「」



葛木「―――失礼」ガタッ

杏子(勝ち逃げかよ・・・)

ソラウ(よくよく見ると案外凛々しいヒト・・・)


ケイネス「 そ ろ そ ろ チ ェ ス を 始 め よ う 」ガタッ





196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:38:40.80 ID:FjQqH5D30

―城内・反省会

さやか「・・・・・・・・」

アイリ「・・・・・・・・」

切嗣「………………………」

アイリ「・・・セ、セイバーにも悪気は・・・」

切嗣「善意悪意の問題ではない」

切嗣(敵に対していとも容易くマスターの所在を教えるなど…)

切嗣(サーヴァントとして言語道断…!)ワナワナ

さやか「す、すいません・・・これからはホント気をつけますんで・・・」

切嗣「アイリ、セイバーのせいで君が囮として振る舞う意味は…ほとんどなくなった」

さやか「・・・」シュン

切嗣「今後はセイバーのみを単独行動とし」

アイリ「いいえ、切嗣」

切嗣「 !? 」

アイリ「私は…セイバーと共に戦うことを決意した身ですから」

さやか「アイリさん・・・」

アイリ「私は最期まで…あなたのことを信じていますから」ニッ

切嗣「アイリ…」

さやか「はい、あたし―――――絶対にアイリさんをこの手で守って見せますッ」キッ

      パタンッ

舞弥「夜食用にとケーキを買ってまいりました」

さやか「おー!!おいしそう!舞弥さん気が利く~」

アイリ「私もひとついただくわ――――切嗣もどう?疲れた時には糖分の摂取が大事よ」




切嗣「遠慮する」スタスタ    …バタン



197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:43:29.75 ID:FjQqH5D30

―遠坂邸

時臣「監督役の言峰璃正が…亡くなったらしい。病院からの連絡があった」

まどか「あんなにお元気そうだったおじいちゃんが・・・どうして・・・」

時臣「も、もともと寿命ということも…有ったのだろう」

時臣「かなりショックな出来事があって・・・心臓が止まってしまった・・・らしい」

まどか「ショックな出来事・・・ですか?」

時臣「うん・・・まあ・・・・」ゴクリ

時臣「彼が有していた過去の聖杯戦争の敗者が使い残した令呪は」

時臣「私達を裏切ることとなった・・・綺礼が、受け継いだ」





まどか(言峰さん…)

まどか(願い事…見つかったんだね)

まどか(お師匠さんの時臣おじさんと、敵対する運命になるのは…悲しいことだけれど)

まどか(言峰さんの…あの何もかもをあきらめたような冷たい表情が)

まどか(希望を求めて活き活きと生きる人間らしい表情(カオ)に変わるのならば…)

まどか(それはそれで・・・良かったと思うんだ・・・きっと・・・!!)ニコッ




まどか「ところで、言峰さんの願いって…?」

時臣「……………………………………………」ガクブル



198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:45:54.51 ID:FjQqH5D30

―民家

ほむら「…………」カタカタ

ウェイバー「何を調べているんだ?」

ほむら「最新の戦闘兵器に関する情報を探索しているのよ」カタカタ

ウェイバー「ハア・・・今度は何を盗み出す気だよ・・・」



ほむら「それよりあなた、錬金術とやらでアヴェンジャーの居所を掴む作業は一向に捗っていないようね」

ウェイバー「し、仕方ないだろ!?」

ウェイバー「・・・アイツ、あれだけ暴れておいて…ほとんど痕跡らしい痕跡を残さずに風のように消え去ったし・・・」

ほむら「まあ、下手な鉄砲も…ってことよ――――せいぜい頑張りなさい」



ウェイバー「その命令口調を令呪を使って糺してやろうか!?」キッ

ほむら「やれるものなら、やってみるがいいわ」キッ

ウェイバー「・・・・・・・・・・やっぱりいいです・・・」ガクッ



ほむら(せめてワルプルギスの夜が使役していた使い魔を捕捉できれば手掛かりになるのだけれど…)



199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:47:24.33 ID:FjQqH5D30

―冬木市外・別邸



「凛~早く寝なさいよー」コンコン



―凛の部屋

凛「分かってるぅー!」



凛(お父様は・・・危ないから冬木に居てはダメだって言っていたけれど・・・!!)

凛(私にだって、きっと出来ることは有るはずなんだから・・・!!)ヨーシ!



凛( 明 日 、 冬 木 に 行 っ て や る ぅ ! ! )







201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:51:09.40 ID:FjQqH5D30

―深夜・24時間営業スーパー

龍之介(え~と・・・)

ワルプルギス「……………!!」ガサッ

龍之介「えっ」

龍之介「ってワルちゃぁん!?何シュークリームばっか山ほど駕籠につめてるわけぇ~!?」

ワルプルギス「分からぬか、龍之介?」



ワルプルギス「しゅーくりぃむの形状から、何かを想起せぬか・・・?」

龍之介「何かを・・・・?」ウ~ン


ワルプルギス「外はふわふわの皮に包まれ、―――――中はとろとろのくりぃみぃなモノに満たされて・・・!!!」


龍之介「ああっ!!」ポンッ



龍之介「人間の脳ミソだねー!?」ビシッ

ワルプルギス「ご名答じゃっ!!」ビシッ

龍之介「冷凍庫でCOOLに冷やして食べれば、――――それはまさしく北極海で蝋人形化した死体の脳ミソさながらだねぇ!!!!!」

ワルプルギス「おお!!その発想はなかったぞ!!さすがじゃ龍之介ぇぇぇ!!!!!」



アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ



店員(深夜勤務してるとたまに居るんだよなー・・・なんかちょっとエキセントリックな客が・・・)



202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:53:31.57 ID:FjQqH5D30

―聖堂教会

QB「つまり、君と僕の間で当初取り交わされていたのは僕にとっては“仮契約”だったんだよ」

QB「君のサイドからすれば“契約”だったわけだけど」


QB「仮に初対面の時点で僕が君に願いを聞いたところで、君はそんなものはないと否定して取り合わなかっただろう」

綺礼「だろう、な」


QB(まさか、アーチャーとの接触が“本契約”のきっかけになるとは…人間の心の琴線とは不可解としか言いようがないよ)

QB(でもこれで、結果的に綺礼が聖杯戦争に本腰を入れることになったのは僕としても幸いだ)



QB(ワルプルギスの夜と魔法少女達―――――この両者はいずれ激突をまぬかれないだろう)



QB(彼らの間隙を縫って、マスターであり“魔法少女(サーヴァント)”でもある綺礼が暗躍する)

QB(僕達の陣営が最終的に聖杯を手にすることができる可能性は十分にある)



203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/05(月) 23:58:04.04 ID:FjQqH5D30



綺礼「ところでアサシンよ、貴様の魔法少女製造能力には限界はないのか?」



QB「…いいところを突いてきたね…言峰綺礼」

QB「実は、今回の召喚において僕が契約可能な人間は――――3名のみさ」

綺礼「ほう」

QB「ちなみに、本来は思春期の少女の魂を専門に扱っている僕が…こうやって君のような壮年期の男性と契約したことは…」



QB「僕にとって・・・かなりの負荷となっている」

綺礼「…」



QB「残る2名は…少なくとも女性、かつ出来る限り若い子でないと…厳しいね」

QB「そういう人物を上手く仲間に引き込められれば――――君の願望成就の助けになるのは間違いないだろう」



綺礼(・・・・・・よしッ)グッ



QB「ところで」

QB「君はいつまで…その格好のままでいるつもりなんだい…」



綺礼「私は既に過去の私とは縁を切った―――――――これが、うまれかわったわたしのすがただ」



QB「・・・そ、そうかい」  




~~幕間、終了~~





204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) 2012/03/05(月) 23:59:55.75 ID:k4ulPpXAO

ずっとその格好かよwwww



208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/06(火) 00:02:16.88 ID:QiLCFAIIO

シュール過ぎるwwwwwwwwwwwwwwww



222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/06(火) 16:52:44.80 ID:AUbC+Y5h0

http://lohas.nicoseiga.jp/thumb/1487897i

言峰のイメージが想像できない人のための参考画像。一応閲覧注意



230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:42:18.94 ID:SRTj3YGw0

【聖杯戦争第三日目】

―早朝―

―遠坂邸

時臣「おはよう、まどかちゃん」

まどか「あ、おはようございます…時臣おじさん」トントントントン

まどか「もうすぐ朝御飯の支度ができますんでー」コトコト

時臣(・・・はぁ)

時臣(一睡も・・・できなかった・・・)

時臣「あのね、まどかちゃん…ちょっと聞いていいかな…」

まどか「は~い?…何ですか?」サッサッ

時臣「その・・・だね・・・」

まどか「は~い?」デキマシター



時臣「まどかちゃんは・・、―――ホモ・セクシュアリティに関して・・、どう思うかな・・?」



まどか「ほえええっ!!?//////」パリーンッ



231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:43:46.59 ID:SRTj3YGw0

時臣「だ、大丈夫かい…!?」

まどか「あ、ご、ごめんなさい…!!すぐ片づけますから…!!」アワワ



―食卓

時臣「朝から…変なことを聞いてしまって済まなかった…」

まどか「い、いえいえ!!…と、とってもゆ、有意義な問いかけじゃないかと…!!」

時臣「そ、うかな・・・」

まどか「えっと、…私としては…」モジモジ

時臣「・・・・・・」

まどか「あんまり…そういうのは…」



まどか「―――――――ちょっと気持ち悪いかなって…」






232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:44:57.21 ID:SRTj3YGw0

時臣「ホッ・・・それを聞いて安心したよ」

時臣(やはり綺礼の趣向が…異常だったのだ…!)


まどか「・・・でも」

時臣「でも?」



まどか「あ、愛があれば・・・性別の差なんて関係ないかもって」

まどか「ちょっぴり思ったりも・・・します///」ポッ

時臣「・・・・・・」ゴクリ





234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:47:05.26 ID:SRTj3YGw0

―聖堂教会

5陣営の使い魔「「「「「 ざわ・・・ ざわ・・・  」」」」」


綺礼(アヴェンジャーを除く全5陣営の使い魔が召集に応じて集まったようだな)フリフリ

QB(そうだね…、それにしても彼らすら引かせてしまうとは)ステルス

QB(…言峰綺礼、まったく君はたいしたものだ…)

綺礼「改めて、全陣営に対して宣言しようッ」

綺礼「―――アサシンは昨夜の乱闘の渦中でアーチャーに襲撃されて全滅し、私はマスターとしての資格を失った」

綺礼「そして、私の父である監督役が昨夜急逝したため―――」


綺礼「今後はこの私、言峰綺礼が監督役代行として、今後の聖杯戦争の円滑な進行に務めるものとする」


綺礼「今回召集に応じなかった“キャスター”については、もはや聖杯戦争を真っ当に遂行する意志がないものとみなし」


綺礼「 各 陣 営 に 追 討 指 令 を 発 布 す る 」


綺礼「尚、駆逐に成功した陣営には報酬として私が父から享受した令呪の一部を委譲するものとする」


綺礼「―――――――以上―――――――」



236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:48:43.00 ID:SRTj3YGw0

―冬木市外・別邸

  シーン



凛(そーっと・・・、そーっと・・・)コソコソ

  

      ガラッ            パタン…


凛(行ってきます・・・お母さま)ペコリ


凛(お父さまから頂いた、少し早目の誕生日プレゼント)ギュッ


凛(これがあれば…)

凛(敵が近づいてきてもすぐに分かるし、それなら逃げられるはずだし・・・!)



凛(――――きっと、大丈夫っ!!)キッ



238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:50:48.86 ID:SRTj3YGw0

―聖堂教会

綺礼「さて」

綺礼「行動開始といくか」

綺礼「引き続き他陣営の偵察、及びアヴェンジャーの探索を怠らぬように」

QB「分かっているよ」

QB(ワルプルギスの夜が使役していた使い魔)

QB(うち1体は綺礼が魔法少女と化して退けた)

QB(一方…二日目の混戦の際、本体と共に現れたその数は…本体を合わせて11体だった)

QB(加えて、マスターの保護に1体を費やしていると想定すると)

QB(合計で―――――――――13体…?)

綺礼(まずは、魔法少女に適任と思われる人物を確保し、私の手足として動いてもらおう)




綺礼「―――――私は間桐の家に向かう」シュタッ




QB「・・・途中で職務質問を受けないように気をつけた方がいいよ」



240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:53:38.44 ID:SRTj3YGw0

―遠坂邸

時臣(綺礼がもともと右手に宿していた令呪は、璃正氏が有していた令呪と混ざってしまっていた)

時臣(従って他の陣営には、一見…彼の言が真実のように取れるはずだ)

時臣(ただ、綺礼のあの“変貌”ぶりを見て・・・疑念を抱かない者はいないだろうが・・・)ゴクリ

時臣(私にとっては、彼の宣戦布告を眼前で見せつけられた以上)

時臣(彼の言がはなから虚言で有ることは自明だ)



時臣(しかし…、どうする…?)

時臣(他陣営の戦力分析が不十分な状態での、綺礼の離反…)

時臣(ここで私自身が安易に行動を起こすよりは…やはり邸宅の魔術結界を一層強固にして守りに徹しつつ)

時臣(アーチャーに動いてもらって他陣営を牽制、あわよくば――――)



まどか「―――時臣おじさん」



241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:56:13.05 ID:SRTj3YGw0

時臣「ん、…何かな、まどかちゃん?」


まどか「今日は…休戦にさせてくださいっ!お願いします!!」ペコリ


時臣「な・・・!?」

時臣「まどかちゃ…いや、アーチャー…」

時臣「君まで・・・私を裏切るというのかい・・・」ガクガク

まどか「ちっ、違いますよ~!!」アワアワ

まどか「私は勿論、最後までマスターの味方ですから!」



まどか「言峰さんの真意は別としても…ワルプルギスの夜を倒すためには――――仲間づくりが必要だと思うから」

まどか「それに、できたら一度―――――皆で円卓を囲んで聖杯に託したい望みについて語り合える機会が欲しいんです」



まどか「だから、お願いしますっ!!」ジッ

時臣(・・・こういう真剣な目で見つめられると・・・、・・・)ウ~ン…



時臣「・・・分かったよ、今日は君の思う通りに行動することを認めよう」

まどか「ありがとうございます、時臣おじさんっ」ニコッ

まどか「それじゃあ、行ってきます・・・!」シュンッ



時臣(わざわざちゃんと断って行くところは、礼儀正しくて結構…と言えようか)



243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 18:58:26.75 ID:SRTj3YGw0

―間桐宅の食卓

マミ「どうぞ、召し上がれ――――お口に合えばいいのですが…」


臓硯「落伍者の上、仮にも戦争のさなかによくこの間桐の門をくぐって来れるのう…雁夜よ」

雁夜「宿泊費が馬鹿にならんからな…代わりにバーサーカーの手料理で勘弁してくれ」

雁夜(今に見てろ…!聖杯は必ずこの俺が…ッ!!)

桜「おじちゃん…3日前に会った時よりもっともっと顔色が悪くなったね・・・」


雁夜「まあ、少し無理をしたから…ゲホッゲホッ」ボトボト


マミ「あっ!雁夜さんのお味噌汁の中に・・・蟲ががが」ヒィッ

臓硯「具が増えたと思ってそのまま飲み干せ」

桜「頑張って、雁夜おじちゃん・・・」

マミ「か、雁夜さん・・・別に無理はしなくても・・・!?」


雁夜「・・・・・・・・・」ズズズズ・・・



244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:01:47.14 ID:SRTj3YGw0

桜「おいしかったよ、・・・お姉ちゃん」

マミ「ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいわ…桜ちゃん」

臓硯「蟲風呂の時間の時間じゃ、小娘」

桜「はい・・・おじいさま」スタスタ

雁夜「・・・・・」ギリッ

マミ「蒸し風呂・・・?」




―地下・蟲風呂



ウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネウネ



雁夜「――――おぞましい光景だろう?」

マミ「た、確かになかなか・・・グロテスクな光景ですね」

桜「でも、もう慣れたの」

マミ「そ、そうなの…?」

桜「最近は・・・ちょっと気持ちよくなってきたんだ」

マミ「ほ、本当に…ッ!!?」

雁夜(さ、桜ちゃん・・・・)



245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:05:27.97 ID:SRTj3YGw0

桜「お肌にもいいんだって」

桜「お義父さんも言ってたよ」

マミ「そ、そうなの…!!?」

マミ「……………………」ゴクリ




マミ「ちょっとグロテスクだけど…私も入ろうかしら…!!」

雁夜(  狂  っ  て  や  が  る  )








―庭

         ガスッ

鶴野「アッ―――――――――――――――――――――!!!?」バタッ

綺礼「――――他愛ない」ザッ

綺礼(秘孔を突いただけで倒れるとは…間桐の名も廃れたものだ)





246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:08:59.10 ID:SRTj3YGw0

臓硯「な、何事じゃ………?」



綺礼「――――――――間桐臓硯だな」シャララーン



臓硯「          」



綺礼「間桐家の養子の小娘を(利用するために)攫いに来た」

綺礼「抵抗するようなら、それ相応の対応をさせてもらうが」

綺礼「ん?」



臓硯「          」ブクブク




綺礼(この私を前にして…直立状態で気絶したか?)

綺礼「だが、容赦はしない」グググ



ボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカ



247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:11:05.43 ID:SRTj3YGw0

   ダダダダ

雁夜「おい、どうしt」ザッ

桜「   え    」

マミ「    え    」





綺礼「む・・・?」シャランラ~





雁夜「             」

桜「              」

マミ「             」





249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:13:02.74 ID:SRTj3YGw0

綺礼(バーサーカーとそのマスター…?)

綺礼(家庭内の事情から…間桐雁夜が間桐家に近寄る可能性は薄いと見て襲撃を試みたわけだが)

綺礼(これは…もはや交戦をまぬかれ得ない、か)



綺礼「――――いきなり秘密が露見しまったようだな」ジョジョダチ



雁夜「オエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ」

桜「お姉ちゃん・・・怖い」ガクガク

マミ「桜ちゃん、目を合わせちゃダメよッ!!」サッ



250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:16:48.04 ID:SRTj3YGw0

雁夜(ちょっと待て・・・どうなっているんだこの状況はッ!?)

雁夜(アサシンのマスターの…言峰綺礼とか言ったか)

雁夜(今朝の召集は、どうせ脱落したと見せかけたカモフラージュか何か…)

雁夜(とは踏んでいたが・・・)ゴクリ

桜「おじちゃん・・・私・・怖いよ」ブルブル

雁夜「大丈夫だよ、桜ちゃん…!おじさん達がついているから、安心して」キッ

マミ「え、えーと…監督役代行さん?…こ、これは一体どういうことですか!!!?」



綺礼「さっそくだが―――――――」

綺礼「私はそこの小娘――――――――間桐桜を(利用するために)欲している」




雁夜「                                     」

桜「                                      」

マミ「                                     」



251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) 2012/03/09(金) 19:17:43.95 ID:uT8SOE6AO

破壊力半端無いwwwwww



252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:19:20.31 ID:SRTj3YGw0

雁夜「 寝 言 は 、 寝 て 言 え 」

雁夜「 バ ー サ ー カ ー ッ ッ ッ ッ 」コロセ



マミ(…仕方がないわね)

マミ(“魔法少女”以外の相手を攻撃するのは…少しためらわれるけど)ヒュルルルン


綺礼「むぅ・・・?」

       ギュッ   ギリギリ…

綺礼(リボン型の…拘束具か)




桜「綺麗な・・・リボンだね」

雁夜「!!!(…あんなに無表情になった桜ちゃんが…ギャグを…ッ!!?)」



マミ「もう逃げられないわよ―――――――さあ、どうすr」




綺礼「 ふ ん っ 」ブチブチブチブチブチブチ



253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/09(金) 19:20:00.98 ID:PN56z/Hio

こええwwww



254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:21:46.30 ID:SRTj3YGw0

マミ「          な」

雁夜「ば、馬鹿なッ!!?」

桜「おじちゃん・・・・・」



綺礼「これで分かったか―――――――――私はアサシンと契約して魔法少女となった」



QB「というわけなんだ」シュタッ



マミ「ええええええええええええええええええええええッ!!?」

雁夜「こいつも・・・狂ってやがる・・・」





桜「わけ・・・わかんない・・・・」



QB「――――――間桐桜」トッ

桜「・・・え・・・?」ビクッ



256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:28:38.37 ID:SRTj3YGw0

―漫画喫茶

ケイネス「もともと私は、ライダークラスのサーヴァントを召喚するはずだった」

ケイネス「が、しかし先述の通り、残念な教え子が聖遺物を盗み出したため」

ケイネス「こうして…ランサー、お前が召喚されることとなった」

杏子「何でそんな重要な事を今さら…」

ソラウ「そんな重要なモノを取り寄せるならもっと確実な方法を使いなさいよ…」テワタシトカ

杏子「つーか、ライダーの聖遺物なんてどうやって探し出したんだよ?」

ケイネス「現存する五人の“魔法使い”のうち一人が所有していたものだ」

ケイネス「―――今回の聖杯戦争に参加するにあたって、融通を図ってもらった」

ソラウ「ロード=エルメロイの人脈は伊達じゃないからね」



257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:32:40.61 ID:SRTj3YGw0

杏子「てことは…!そいつから話を聞けば…あいつ持つの能力の手掛かりをつかめるんじゃね!?」

ソラウ「――――それは無理な話よ」

ケイネス「左様だ…」

杏子「え…何でだよっ!?」

ケイネス「魔法使いが聖杯戦争に直接的に関与することは、禁忌(タブー)とされているからだ」

ソラウ「第一、連中は世界随一の魔法―魔術師の最高到達地点にして、魔術を優越する神秘―の使い手」

ソラウ「並の魔術師など、相手にもしてもらえないわ」

杏子「そんな連中に顔が利くなんて・・・」

杏子「すげえな、マスターは!!」



258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:38:36.68 ID:SRTj3YGw0

ケイネス「 当 然 だ 」フフン

ソラウ「でも結局、その利点を ま っ た く 生かせなかったわけだけど」ギロッ

杏子「・・・・・」

ケイネス「・・・・・」


ケイネス「し、しかし…!結果的にランサーという最高のパートナーを得ることができたではないか!」

ソラウ「どこが最高よ!?・・・この・・・ロリコンッ!!」

ケイネス「     ッ!!!!?     」

杏子「あたしはガキじゃねえええええっ!!?」ムカッ



杏子「で」

杏子「じゃあ、どうやってあたしを召喚しやがったんだ?」

ソラウ「どうやったも何も・・・・」アタマイタイ

ケイネス「新たな聖遺物を入手するにはあまりに時間が不足していた」

ケイネス「従って、…聖遺物なしでの召喚を屋内で試みたところ…」

ソラウ「偶然テーブル上に置かれていたフルーツバスケットの中のある果物が…触媒として機能したのよ」ポリポリ

杏子「その果物って・・・もしかして・・・」ハッ


ケイネス「――――――――リンゴ、だ―――――――――」



259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:41:50.55 ID:SRTj3YGw0

―魔女工房

ワルプルギス「なんだかのぅ…」ゴロリ

龍之介「なんだかな~」ゴロリ


ワルプルギス「どうしたのじゃ、龍之介?」チラッ

龍之介「ここ二日間で、一生分の殺しをヤっちゃったような気分でさ」チラッ


龍之介「ちょっと、倦怠期みたいな・・・」

ワルプルギス「ほう、奇遇じゃな・・・わらわも同じような事を考えておったぞ」

ワルプルギス(結局、いくら他人に不幸を振り撒いたところで・・・わらわは幸せにはならない・・)

ワルプルギス(わらわは・・・・・・)



龍之介「よ~し!」

龍之介「気分転換ってことで、今日はフツーに街で遊んじゃおっか!」

ワルプルギス「…そうじゃな…!連中の相手は使い魔どもに任せるとしよう!」

龍之介「どっか行きたいトコとかある~?」

ワルプルギス「う~んと、――――美術館に、行きたいのじゃ!」



260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:44:11.48 ID:SRTj3YGw0

―間桐宅


マミ「~~~~~~~~~~!!!!」ズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーンズダーン




綺礼(―――――魔弾の同時一斉射出か)グッ

綺礼(――――――だが)ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン

   

           パシューン!!

マミ「!!!」



雁夜(な!?・・・投擲剣を魔力で強化して・・バーサーカーの攻撃を弾いただと!?)




綺礼「―――――ムダなことだ」タッ

マミ「ッ!!!!?」ドゴッ





262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:46:29.08 ID:SRTj3YGw0

QB「 僕と契約して、魔法幼女になる気はないかい? 」



桜「ま・・・ほう・・・・」

QB「僕ならば、君の願いを叶えてあげることができるよ」

桜「私の・・・・・?」



QB「ただし、それと引き換えに…僕のマスターに協力してもらうことになるけれど」

QB「そのような代償を甘んじて受けるとしても」

QB「叶えたい願いがあるならば」



QB「告げるがいいさ――――――それも、君の運命かも知れないからね」

桜「わ・・・たし・・・・・・・・は・・・・・・」




雁夜「辞めろ、桜ちゃんッ!!!!とにかく・・・そいつらを信用しちゃダメだ!!」ズキズキ

雁夜(ダ・・メだ・・・体が疼いて・・・動けねええええっ)ギリッ

雁夜(バーサーカーはアサシンのマスターとの戦闘で動けない…!!)

雁夜(このままじゃ―――――桜ちゃんを守れない)

雁夜(葵さんに、――――二度と・・・顔向けできなくなる)



263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:49:21.78 ID:SRTj3YGw0

QB「さあ」

QB「君の答え(ネガイ)を教えてもらおうか」

QB「――――勿論、今すぐにとは言わない」

QB「また、次に会ったときにでもいいけれど」


桜「 おじちゃんを 」


QB「!!?」


綺礼(よし!―――仲間が増えた、な)ザッ

マミ「!!?」ソンナ!!



雁夜「え・・・・・・・・・・」




桜「        雁夜おじちゃんを しあわせに して・・・あげて        」



パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:51:48.52 ID:SRTj3YGw0

―冬木市郊外・路上


ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ



葵(凛…一体どこへ)

葵(…!)ハッ

葵(まさか、冬木の地に…!?)

葵(お願いだから・・・無事でいて・・・)クッ



ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ



266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:53:04.71 ID:SRTj3YGw0

桜「おじちゃん・・・私、頑張るから」シュタリッ



雁夜「さ、くらちゃn」ドボドボドボ

マミ「か、雁夜さん鼻血出てますよ!!?」フキフキ

QB「鼻血の中に蠢いているね・・・」



綺礼「これで私の唯一無二の願い――――時臣師範との純粋なる愛の結実も遠くはない・・・か」

QB「そう・・かもね・・・」


雁夜「え」

マミ「え」



267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:55:07.39 ID:SRTj3YGw0

雁夜「お前の願望・・・・はっ・・・!!!」


雁夜「時臣とそういう関係になることだったのかああああああああああああ!!!?」




綺礼「無論…だ」

綺礼「この悟りの境地に至るまで、随分と紆余曲折を経たがな」





桜「え?・・・お父さ・・ううん、あの人と…この変な人が…何??」

マミ「だ、男性同士でそういうのは・・・ちょっと・・・///」



QB「…」



268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 19:58:52.09 ID:SRTj3YGw0

雁夜「アサシンの・・・マスターさんよ」キッ

綺礼「何だ」

雁屋「俺と、組まないか?」

綺礼「何?」

雁夜「俺の願いは、葵さんを不幸にする時臣の排除と聖杯を獲得して、臓硯の手から救うことだった」


QB「けれど、間桐臓硯なら、すでに死亡しているよ」

桜「本当だ…」チラッ

マミ「これは一体…どういう…」


QB「綺礼のオーバーキルによるところもあるけれど…」

QB「間桐桜の魂をソウルジェムとして物質化する段階で」

QB「彼女の心臓に寄生した臓硯の本体である蟲は…“生きた”宿主を失って、死んだのさ」


マミ「つまり・・・そういうことね、桜ちゃんの魂と肉体は分離された・・かつての私達のように・・」ガクッ

桜「お姉ちゃん、元気出して」ナデナデ

桜「 わたしは、わたしだから 」

雁夜「さ、くら・・・ちゃん・・・」ウル



269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 20:03:46.61 ID:SRTj3YGw0

綺礼「つまり、その上で・・・お前が望むのは」

雁夜「ああ」

雁屋「はっきり、言わせてもらう」


雁夜「 俺 は 、葵 さ ん の こ と が 好 き だ 」


夜「この戦いが、終わったら」


雁夜「―――葵さんと、凛ちゃんと、そして桜ちゃんの4人で―――」


雁夜「―――――4人で、どこか遠くに・・・旅に出たいんだ」



綺礼「…」

綺礼「―――――――――――――承知、した」



綺礼「共に、闘おう」スッ

雁夜「―――ああ」アクシュッ




272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/09(金) 20:08:00.71 ID:SRTj3YGw0

桜(お姉ちゃんと・・・また・・一緒に・・・?)ジワ


QB「…こ、このままでは聖杯の獲得を前に綺礼の願いがかなってしまうんじゃ」


マミ「きゅぅべぇと共闘なんて・・・本当に久しぶりよね」

マミ(過去には色々あったけれど…まあ、いいわ…)

マミ(今は、マスターのためにも――――桜ちゃんのためにも)キッ





―遠坂邸

時臣(アーチャーが不在だというのに)

時臣(な、何だろうか・・・この悪寒は・・・)

時臣(令呪は…もう無駄に消費するわけにはいかない)

時臣(第一、今日は自由に行動して良いとの前言を安易に撤回するのは…)

                                   (つづく)



289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 20:59:46.22 ID:z7MVzpUb0

―電車内



「まもなく、冬木に止まりまーす」



凛(いよいよね…!)

凛(よーし、頑張るぞ~!)グッ

   ガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴト(対向車)

凛(   え  っ   )ゾクッ

   パリーン☆

凛「ッ!!!?」

凛(嘘・・・ブローチが・・・壊れ…ちゃった…)ガクガク



291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:01:19.02 ID:z7MVzpUb0

凛(ま、まさかこの電車の中に…!?)

凛(ううん、違う)

凛(さっきの・・・タイミング)

凛(きっと対向車の中に…強力な魔力を放つ存在が…)

凛(でも、どういうことなの…?)

凛(まさか…サーヴァントが…電車に…!!?)

凛(しかも…冬木から外へ…!?)

凛(一体どうなって・・・)

  

シュウウン ガラッ

「冬木ー、冬木です」



292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:03:03.00 ID:z7MVzpUb0

―対向車


 ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン


ワルプルギス「電車とは随分鈍足なモノじゃのう~」

龍之介「え~?コレ各停じゃないよ~」

ワルプルギス「それより先刻すれ違った列車に魔術師のタマゴみたいなのがおったぞ」

龍之介「へ、魔術師・・・?」

ワルプルギス「…まあ今日はどうでもよいが、の」

ワルプルギス「ところで、美術館にはいつ着くのじゃ?」

龍之介「えっとね~、こっから1時間くらいで大きな都市(マチ)に着くからさ」パラパラ

龍之介「そこの美術館でさ、“人体の不思議展”ってのをやってるらしいんだァ☆」コレコレ

龍之介「どうよ?」

ワルプルギス「面白そうッ!!」



293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:05:38.64 ID:z7MVzpUb0

―城内

さやか「さーて、今日こそは張り切っていきますか~!!」

アイリ「ま、待って…セイバー」

さやか「ん?…どうしてですか、アイリさん?」

アイリ「切嗣からの指示で、今日は私達2人は城内で留守を守るようにと仰せつかっているの…」

さやか「え・・・」

さやか「それって、・・・やっぱりあたしが・・・役に立たないからですか・・・」

さやか「・・・・・・」グスッ

アイリ「な、泣かないで…セイバー」ヨシヨシ

アイリ「きっと切嗣は、あなたならばお城と私の安全をちゃんと守ってくれると信じて」

アイリ「あなたにこちらの護衛の任務を任せたのだと思うわ」

さやか「ううぅ・・アイリさん」

アイリ「ほら、・・・元気出して・・・」


さやか「はいッ!!…自宅警備、頑張ります!!!」キリッ




294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:09:23.10 ID:z7MVzpUb0

―別室

舞弥「奥方が囮であることが露見してしまった以上…」

切嗣「アイリを狙って無闇やたらに襲撃してくる陣営はいないだろう」

舞弥「しかし、セイバーを狙って敵サーヴァントが我々の本拠地(アジト)に侵攻してきた場合は…」

切嗣「城の周辺は天然の要塞でもある」

切嗣「仮に敵襲があってもアイリの千里眼ですぐに察知すれば…」

舞弥「しかし、セイバーだけでは…やはり少し覚束ないのでは…」

切嗣「……………………」

切嗣「舞弥、君も…ここに残れ。アイリを頼む」ハァ

舞弥「…承知しました」



296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:11:35.80 ID:z7MVzpUb0

―民家

ウェイバー「あ~もう畜生っ!!」ワサワサ

ウェイバー(どうしてこうも手掛かりを掴めないんだ・・・)


ウェイバー(――冬木市を中心に大量の子供達が忽然と失踪)

ウェイバー(原因はあの舞台装置の魔女とか言う奴に間違いないのに)

ウェイバー(誘拐を実行しているのは使い魔なんだろうけど)

ウェイバー(ライダーの言うように…そいつら一匹一匹が結界を構築して、街のどこかしらに潜んでいるんだろうな)

ウェイバー(敵の本拠地も…おそらく結界の奥深く…)

ウェイバー(一度入りこまれると…ライダー達魔法少女(サーヴァント)でもなかなか発見できないらしい)


ウェイバー(もう…向こうがどこにいるかを探索するより)

ウェイバー(いっそ向こうから来るのを待っていた方が早いんじゃないか?)


ウェイバー(ライダーとワルプルギスの夜の間には…何だか深い因縁があるみたいだしさ)



297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:13:19.94 ID:z7MVzpUb0

ウェイバー「それにしても」

ウェイバー「あいつの聖遺物・・・確か眼鏡だったよな」

ウェイバー「もしあいつが眼鏡を掛けても・・・全ッ然似合ってないだろ」イメージ


ウェイバー「あれ」

ウェイバー「そういえば、どこだ?…ライダー?」キョロキョロ

        ガラッ

ほむら「何か用かしら?」シトシト


ウェイバー「…………………」ジトー

ウェイバー「お前・・・・」

ウェイバー「何でサーヴァントが朝からシャワー浴びてるんだよッ!?」


ほむら「別にいいじゃない―――実体化していれば…実質人間のようなものよ」ドライヤーブォォォォ

ほむら「汗くらい流したくなるわ」シャッシャッ


ウェイバー「もう…勝手にしろ・・」ハア



298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:15:42.89 ID:z7MVzpUb0

ほむら「さて、今日はまず聖堂教会の動きを捕捉することから始めるわ」

ウェイバー「聖堂教会っていうと、監督代行がいるはずだな」


ほむら「アサシンのマスターの…言峰綺礼」

ほむら「―――――監督役を務めていた言峰璃正氏は実の父親だったという情報を手に入れたわ」

ウェイバー「何!?…つまり…監督役(故)の息子が聖杯戦争のマスターとして参加していたというのか!?」


ほむら「そうよ」

ウェイバー(クソッ・・・・あれか、・・・コネって奴か・・・!!)ムカッ


ほむら「まあ、聖杯が誰をマスター適格者に認定するかは人間の干渉の及ばない範囲の事象だろうけどね」

ウェイバー「あ、確かにそれもそうだな・・」


ほむら「といっても、やはりそういう関係がある以上…何か裏がある可能性は高い」



299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:18:43.30 ID:z7MVzpUb0

ウェイバー「―――――じゃあ、あの魔女の方は」

ほむら「とりあえず様子見と言うことにしましょう」

ほむら「言峰綺礼の出した追討指令は他陣営も当然把握しているはず」

ウェイバー「把握していなくても、あいつの存在が相当危険だってことは昨日の一件ではっきりしてるもんな」



ほむら(美樹さやかの陣営はともかく、他陣営とならば協力の余地はある…!)

ウェイバー(先生の陣営とセイバー陣営はともかく、他の陣営とならば・・・!)

ウェイバー(僕達だけでは魔女を発見できてもやっぱり対抗するには…心もとない)

ほむら(といっても、やはりワルプルギスの夜に対抗する上で一番頼りになるのは!)

ウェイバー(変なしがらみの無い陣営と…一時的に同盟を組めれば…!)



ほむら(どうにかして…まどかと協力関係を築きたい…!!)

ウェイバー(サーヴァントのステータスでいったら…やっぱりアーチャーあたりが心強いな)ウ~ン




300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:21:29.27 ID:z7MVzpUb0

ほむら(そういえば…召喚以来…あの子とまともに会話すら出来てないわね…)

ほむら(だからまどかがどういう考えを持っているか定かでないわ)



ウェイバー(でも、アーチャー始めほとんどの陣営のマスターとは面識がないし…)

ウェイバー(またセイバーのマスターみたいに交渉次第でいきなり奇襲されたり…)

ウェイバー(騙し討ちに遭ったりするのはもうイヤだからな・・・!!)


ほむら・ウェイバー「「 とにかく!! 」」ガタッ



ほむら「・・・・・・・・・・」

ウェイバー「・・・・・・・・・・」

ほむら「…とにかく、じっとしていても始まらないわ」

ウェイバー「め、珍しく気が合うな・・・とにかくまずは聖堂教会に行こうッ」



302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:24:16.11 ID:z7MVzpUb0

―市内某所

切嗣(今朝未明、聖堂教会から召集がかかり)イップク

切嗣(聖堂教会の監督役が急死し、言峰綺礼の地位継承および舞台装置の魔女撃退の指令が下ったわけだが)


切嗣(十中八九、裏があると見て間違いないだろう)


切嗣(―――――おそらくは、言峯綺礼による監督役の暗殺)


切嗣(奴が一体どういった目的でこの聖杯戦争に臨んでいるのかは調査段階から不明瞭極まりなかったが)

切嗣(仮にも聖職者の身で、実の父親を殺害してその令呪を奪取する…か)



切嗣(ついにその本性を現したということか…?)




303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:31:24.35 ID:z7MVzpUb0

  ボワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ



切嗣「むっ!!?」クラッ

切嗣(これは・・・何だ!?)

切嗣(視界が・・・まさか・・・)

切嗣(幻覚の類・・・か・・・・・!?)ギリッ







「―――――ロッソ・ファンタズマ」ジャリッ









―遠方のマクド

     ざわ・・・    ざわ・・・

マミ「作戦会議を兼ねて、ちょっと早めのお昼ごはんですね」

雁夜「好きなものを頼んでいいよ、桜ちゃん」

綺礼「私が推奨するのはこの新発売のマーボバーガーだ」シャララーン

桜「ええっと…」

QB「言峰綺礼…君も桜のように着替えるべきではないかな」



306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:36:45.71 ID:z7MVzpUb0

杏子「まあ、こんなもんでいいっしょ」パチンッ


切嗣(ぐぅ・・・!ランサーか・・・・!!)スッ


杏子「おっと」ヒュルルルルルン


切嗣「!」ピタリッ

杏子「変な動きを見せたら、速攻槍(コイツ)でお前の急所を貫くぜ」ジリジリ

杏子「武器を捨てな」クイッ


切嗣(…隙の無い動きだ)オテアゲ

切嗣(だが、ここで死ぬわけにはいかn)


杏子「―――マスターは近くにいねえし」

杏子(…今頃二人でボーリングやってんだろうな)

杏子「あたしは、たまたまあんたを見かけたから声かけたんだよ」


切嗣「――――何?」


杏子「同じサーヴァント以外の、人間を手にかけるつもりはないのさ」



308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:38:09.86 ID:z7MVzpUb0

杏子「さやか…いや、セイバーのマスターさんだろ、あんた」


杏子「昨日のドサクサん中でライダー陣営と一悶着やってたよな」ニヤリ


切嗣(…やはり、…全てのマスターに囮作戦が露見してしまっていたか・・・)


杏子「ちょっと話がしたいんだ―――――ツラ貸してくれない?」


切嗣「…」

切嗣「拒否権はない、ということか?」



杏子「別に、嫌なら嫌で構わねぇけど」パリポリ



309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:39:55.86 ID:z7MVzpUb0

切嗣(…どういう意図があるのかは不明だが)

切嗣(ランサーに殺意は感じ取れない――――マスターが付近に潜んでいる可能性も、低そうだ)チラリ

切嗣(勿論警戒は解かないが、ランサーから有益な情報を引き出せば…今後の戦略上…損はない)


切嗣「―――いいだろう」


杏子「――――そっか」



杏子「じゃ、とりあえず」スタッ

杏子「 喰うかい? 」ニカッ

切嗣「…………………」



310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:42:24.70 ID:z7MVzpUb0

―ボーリング場


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ    ストライク!


ケイネス「ふふん」キリッ

ソラウ「今、タマじゃなくて水銀転がしたでしょ」

ケイネス「…」ビクッ

ソラウ「まったく、あなたは本当に負けず嫌いね」

ケイネス「わ、私は名門アーチボルト家の嫡男であり卓越した魔術師…この私に失敗など許されぬ」

ソラウ「と言っても、ここ数日失敗続きでしょう」

ケイネス「ぐっ」

ケイネス(い、いかん…ランサーを召喚して以降ソラーウが不機嫌なので)

ケイネス(今日はランサーに暇を出して二人きりの時間を有意義に過ごそうとしていたが…)



311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:44:18.19 ID:z7MVzpUb0

ソラウ「でも、失敗続きの割には…」

ソラウ「それほどヒステリックになってないわね…あなたらしくもなく」

ソラウ「それはどうしてなのかしら?」

ケイネス「ぐっ・・・それは・・・」


ソラウ(結局楽しいんでしょ、ケイネス?)

ソラウ(ランサーと一緒に闘っていること、自体が)イラッ


ソラウ(ハッ・・・何なのかしら・・・この気持ちは・・・!!?)

ソラウ(政略結婚の道具として利用されたことも)

ソラウ(ケイネスの許嫁になったことも)


ソラウ(どうでもよかった・・・・というのに・・・・?)ドキッ



ケイネス「ソラーウ?…どうした…具合でも悪いのか…?」ソワソワ



314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:46:57.94 ID:z7MVzpUb0

―聖堂教会


キュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル



ほむら「…」コソッ

ウェイバー「…」コソッ

ほむら(言峰綺礼が不穏な動きを見せたことから)

ほむら(一応、聖堂教会の内部の様子を窺いに来たけれど)

ウェイバー「どうやら・・・不在のようだな」

ほむら「そうね」



キュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル



316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:50:00.80 ID:z7MVzpUb0

ウェイバー「それにしても」

ウェイバー「さすがに勘繰り過ぎじゃないのか?…本当にアサシンも全滅したんじゃ(ry」

ほむら「そんなはずは、ない」

ほむら「アイツがゴキブリ並みにしぶとくて手に負えない存在なのは、私が一番よく知っている」

ウェイバー「ひどい例えだ・・」

     

            ガラッ




まどか「言峰さん、こんにちは・・・ってあれれれ!!?」






ウェイバー「                  」

ほむら「                  」



318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:52:12.36 ID:z7MVzpUb0

まどか「ほ、ほむらちゃんっ!!!」ビックリリタ



ウェイバー「ほむら・・・・・?・・・・・って!?」ソレヨリ!


ウェイバー「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

ウェイバー「い、いきなり・・・アーチャーがッ!!!?」

ウェイバー「に、逃げるぞ!!・・・ライダー!!」クルッ



ウェイバー「えっ」

ほむら「やっと逢えたね・・・・・まどか」ウルウル



ウェイバー(ラ、ライダーの様子が…!?)

ウェイバー(まるで年齢相応の女の子みたいにッッッ!!?)



319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:54:08.72 ID:z7MVzpUb0

ほむら「まどかァー!!!」ダッ

ウェイバー「ラ、ライダー!!?」

       


     ギュッ

ほむら「逢いたかった・・・」

ほむら「ずっとずっと・・・あなたに逢いたかったのよ・・・まどか」ギュゥゥ

まどか「ほ、ほむらちゃん…?///」

まどか「く、苦しいよ・・・ほむらちゃん」ギュウウ

ほむら「うう・・・まどかぁぁぁぁぁぁぁ」ウワ~ン



まどか「…私も」

まどか「最高の友達にまた逢うことができて・・・本当に、嬉しいよ」ニッコリ







ウェイバー「           」アングリ



320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:56:07.42 ID:z7MVzpUb0

まどか「ええっと」チラッ



ウェイバー「いっ!!?」ビクッ



まどか「あの人が…ほむらちゃんのマスターさん?」

ほむら「そうよ・・」グスッ

ほむら「美樹さやか並に馬鹿で才能がないヘタレ魔術師よ」

まどか「そ、そうなんだ…」




ウェイバー「馬鹿にするな馬鹿にするな馬鹿にするな―――――――――――ッ!!!!」ジタバタ



321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 21:58:03.22 ID:z7MVzpUb0

ほむら「…それよりあなた、何さっきからこちらを凝視しているの?」

ほむら「見せ物じゃないのだから、どこかに消えてもらえるかしら?」



ウェイバー「僕はお前のマスターだろうがッ!!!!!」ムキー



まどか「ほむらちゃん、…それと、ほむらちゃんのマスターさん」



ウェイバー「は、はひっ!!?」



まどか「私から、提案があります」

まどか「一緒に」


まどか「 聖杯問答という名のお茶会なんてどうですか・・・! 」ニコッ


ほむら「 え ? 」

ウェイバー「      は ?      」




322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:00:17.36 ID:z7MVzpUb0

―河川敷

杏子「へえ~」

杏子「“戦いの根絶”、“恒久平和の実現”」

杏子「要するに…あんた理想主義者なのな」


杏子「―――安心したよ」パクリ

切嗣「…どういう意味だ」プハー


杏子「さやかのマスターがどんな奴なのか、結構気になってたのさ」

杏子「ウチのマスターが言うには、アンタはアインツベルン家の隠し玉だって」

杏子「手段を選ばす、目的のためならどんな酷いことでもやってのける―――極悪テロリスト」

杏子「そう、聞いてたからさ」

切嗣「…」



324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:05:03.93 ID:z7MVzpUb0

切嗣「表面上は、間違っていない」


切嗣「―――多数を救うために少数を切り捨てる」


切嗣「惨劇を引き起こした父親を自らの手で殺して以来、僕の信条は…変わらない」

杏子「…」


杏子「あたしも」

切嗣「…?」

杏子「あたしも、父親を殺したよ――――実際は自殺だったけど、あたしが殺したも同然だった」

切嗣「…」


杏子「それ以降は、あんたとは逆だったな」

杏子「父親のためを思って魔法少女になったのに、結局は父親の身も心も滅ぼしてしまったから」

杏子「今度は自分のためにしか魔法は使わないって決めた」




325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:07:04.43 ID:z7MVzpUb0

杏子「それに比べたら、あんたは殊勝なもんさ」

切嗣「殊勝なんてものじゃない…」


切嗣「誰かを救うために誰かを殺す現実―――そこから生まれて来る罪悪感と喪失感」

切嗣「僕がどんなに信条に徹したところで、世界から戦争がなくなることは決して、ない」ギリッ


杏子「…」

杏子「でもさ」

杏子「自分のためにしか魔法を使わないって決めて“生きていた”あたしの気持ちを」

杏子「根っこから揺さぶる魔法少女に、いつしか出会ったのさ」



杏子「そいつが、アンタんとこのさやか(サーヴァント)さ」

切嗣「…」




326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:15:20.66 ID:z7MVzpUb0

杏子「自分をどんだけ犠牲にしても…仲間のために、町のために、みんなのために」


杏子「ひたむきに闘い抜く―――――そんな絵に描いたような“正義の味方”に―――――」

杏子「あたしは、惹かれていったのさ」


杏子「まるで、自分が忘れかけていた希望ってものを、代わりにそいつに託すように」

杏子「結局、あたしにとっての希望は、あたしの目の前でボロボロになって崩れ去ったんだけど…な」



切嗣「――――ランサー」

切嗣「一つ、問いかけに答えてくれないか?」



328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:22:15.62 ID:z7MVzpUb0

杏子「…いいぜ、何でも言えばいいさ」


切嗣「大人になったら・・・もう・・・正義の味方なんて名乗っちゃいけないのかな」


杏子「………………」

切嗣「僕にとっては…あるいは君にとってもかも知れないが――――セイバーは太陽のような存在だ」

切嗣「僕にとってのセイバーは…眩し過ぎる」


切嗣「殺し屋として躊躇なく悪(マタベツノセイギ)を躊躇なく切り捨てられる衛宮切嗣と」

切嗣「誰もが幸せになる世界を目指して、純粋に、まっすぐに信念を貫くセイバーとは」

切嗣「―――――どうしても相容れない存在なんだよ」ギリッ



杏子(難しいな―――――――――大人が考えることって)

杏子(おんなじ正義の味方なのに…どうしてこう、うまく打ち解け合えないのさ)

杏子(敵という立場だけどさ――――なんつーか、歯痒いな)



329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:26:49.13 ID:z7MVzpUb0

切嗣「…」スタッ

杏子「…行くのか」

切嗣(………)シュタッ

杏子「………」

杏子(いずれワルプルギスの夜っつー…一見分かり易い“巨悪”が動き出すだろう)

杏子(次に会うときには、さやか達と共闘できたりするかも知れない)

杏子(そんなふうに思いたい自分がいる…)

杏子(『敵同士での再会もアリだと思ってる』なんて、スカしたセリフかました癖にさ)

杏子「結局、あたし…やっぱりもう…傷つけあうのが辛いんだ、――――――さやか」ジワリ





―某美術館

龍之介「へー、コーガイガクシューで来てるわけ」

大河「おお~う!何このヘンな作品!!」

龍之介「嬢ちゃん~これが芸術(アート)ってヤツなの、さ☆」

ワルプルギス「作者の醜悪な本性と人間存在に対する絶望感がひしひしと伝わって来るのう」

ワルプルギス「―――傑作じゃ」フムフム

龍之介「嬢ちゃんもこういうの見て面白いの?」

大河「いや~あたし何でも好きだし~!」



331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:28:37.07 ID:z7MVzpUb0

―冬木市内某所・結界内




使い魔「アヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャ」




凛「くぅ・・・ッ!!」ジリジリ

凛(何よ・・・この空間・・・!?)

凛(何なのよぅ・・・・アイツは・・・・ッ!!?)ガクガク








333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:31:27.23 ID:z7MVzpUb0

―森の中



ほむら「さすがに道なき道をゆくのは困難を極めるわね」ガガガガガガガガガガガガガガ

ほむら「といっても、魔力を使って動かせば関係ないのだけれど」グラグラグラグラグラグラ

ウェイバー「もう・・・普通に行けばいいだろッ!!!?」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

まどか「見えてきました、あそこがセイバー陣営の本拠地です」マエニシタミシテイタノデ!




ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




―物陰

舞弥(ライダー陣営に加えて…)ザッ

舞弥(共に行動しているのは…アーチャー!?)



336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/03/11(日) 22:34:09.24 ID:KfZ3o62co

何に乗ってるww



338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/11(日) 22:35:49.90 ID:z7MVzpUb0

―城



アイリ「セ、セイバー…大変よ!!」

アイリ「せ、戦車が・・・こちらに向かっているわッ!?」

さやか「こんな大掛かりなモノに乗って来るのは…!」

さやか(転校生め、さてはマスターの不在を嗅ぎつけて奇襲しに来たな!)




さやか「――――かかってこいってのよっ!!」キリッ





―冬木空港

  ヒュォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ

イリヤ「ここが…冬木の地…」ザッ


                                   (つづく)



355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:09:03.44 ID:KjPxSs0f0

―結界


「アヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャ」



凛(化け物・・・!?)

凛(……………………)アトジサリ

凛(くっ・・・!)キッ

凛(こ、こんなの相手に震えてどうするのよ・・・私!)

凛(こんなんじゃ、お父様に顔向けできないわ!)



使い魔「アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」バッ



凛「ようし!」ポウ

凛(初歩的な魔術だけど、何とか応戦して!)カッ



357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:11:57.60 ID:KjPxSs0f0

         ドシュンッ



使い魔「アヒャアヒャアヒャアヒャ!!」ピンピン




凛「なっ!!?」

凛「ぜ、全然・・・効いてない・・・」ゾクッ



使い魔「アヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャ」ザッ




凛「きゃあああああっ!!?」



「こっちだ!!」



358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:15:21.14 ID:KjPxSs0f0

凛「え!!?」

凛「な、何!?」

凛「あ、あなたは・・・一体・・・?」



QB「詳しい話は後だよ!」

QB「いいから逃げなきゃ、魔女の使い魔に殺されてしまうよ!」タッ




使い魔「アヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャアヒャヒャヒャ」ギュン



凛「くぅ!!」ダダダダダ



359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:22:36.97 ID:KjPxSs0f0

―城内

ズガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


さやか「来る!!」

アイリ「どうするつもり、セイバー!?」

アイリ(外に舞弥さんがいるはずだけれど、サーヴァントを止めるのは…)

さやか「勿論、玄関先で迎え撃ちますよ!」

さやか「転校生のことだから…躊躇なくお城を破壊するに決まってる!!」

さやか「やれるもんなら(ry」

アイリ(切嗣・・・もしかしたらあなたが帰宅するころには)

アイリ(お城が跡形もなく崩壊しているかもしれないわ・・・)



360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:24:27.26 ID:KjPxSs0f0

―90式戦車―


ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


ほむら「城が見えてきたわ」

ほむら「そろそろ敵の迎撃が始まる頃ね」

ほむら「まあ、不在の可能性もあるけれど」

まどか「ううん、きっといると思うよ」ティヒヒ

まどか(さやかちゃんのマスターさんの愛人さんが隠れているみたいだし)

ウェイバー「それにしてもお前…毎度毎度どこからこんなデカブツを調達してくるんだよ」

ほむら「まあ、本当は第四世代を乗りこなしたかったところだけれどね」

ウェイバー「は???」

まどか「???」



361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:26:16.83 ID:KjPxSs0f0

―物陰

舞弥(私だけでは、どこまで対抗できるか…)ギリッ

舞弥(―――しかし、城の防衛は私の責務)

舞弥(これ以上先に進ませるわけには、いかない)

舞弥「行きます」スッ



ズダダダダダ――――――――――――――――――――――――――ンッ!!!!!



ウェイバー「ひっ!!?来たっ!!?」

まどか「あわわわわ!!?」

ほむら(魔力で操る装甲相手にあまり意味をなさない銃撃…?)


ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ




ほむら(――――――いいえ、これは)

ほむら(私達のある方向へおびき寄せるための、…呼び水!)キッ



362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:28:38.04 ID:KjPxSs0f0

―物陰

舞弥(―――かかった)


20130119362




舞弥(――――対戦車地雷、および爆薬不足補填のため複数の誘導爆弾を仕込んだ地雷原)



363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:31:46.32 ID:KjPxSs0f0

舞弥(この至近距離で受ければ、少なくともマスターの命は)ツンツン

まどか「見つけました!」ニコッ


舞弥「       」


まどか「ちょっと大人しくしといてくださいね」スッ  ヒュルン

舞弥「なっ!?」ギュルン キュッ

まどか「私の使う円環弓はね、状況に応じて形態を変化させることができるんだよ」

まどか「例えば、こういうふうにドーナツ型の拘束具になったりね」



ほむら「あなたの、負けよ――――城は堕ちたも同然ね」シュタッ


舞弥(く・・・ぅ・・)ガクッ





ウェイバー「お、お前ら・・・・今日は休戦なんだろっ!!?」ゼーハー



365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:35:24.55 ID:KjPxSs0f0

―結界

凛「はあ、はあ…」タタタ

凛(一応逃げられた…?…でも、まだこの変な空間から抜け出せない…!)キョロキョロ



QB(…やれやれ)タタタ

QB(ようやくワルプルギスの夜が操る2体目の使い魔を発見したけれど)

QB(綺礼達がここまで到達するにはもう少し時間がかかりそうだ)


QB(僕としては、今目の前にいる適齢期の幼女―――――遠坂時臣の長女だったかな)

QB(と契約しても構わないと考えているけれど)


QB(奈何せん綺礼の意向を考慮しないとね…)

QB(何しろ、令呪を豊富に持ち合わせている綺礼の機嫌を損ねたら)

QB(…僕としてもあまり不利益を被りたくは――)



凛「そ、それで……あなたは一体……何者なの?」



366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:39:40.70 ID:KjPxSs0f0

QB「僕かい?―――僕の名前はきゅ…アサシンさ」

凛「アサシン…!?」

凛「も、もしかして…綺礼が召喚したっていうサーv」

QB「その通r」




使い魔「アヒャヒャヒャアヒャヒャヒャ!!」ザッ





凛「ひっ!!?」

QB「見つかってしまった!!」



367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:41:15.49 ID:KjPxSs0f0

凛「ど、どうしたら…!?」

QB「―――こうなったらしかたないね」

凛「えっ!?」



QB「遠坂凛――――生き残りたいと思うならば、君の願いを聞かせt」ガブッ



凛「 」



使い魔「ムシャムシャムシャ」つQB「○×□△!?」ジタバタジタバタ


使い魔「バリボリグチュグチュ」つQB「」シーン


使い魔「ゴクリッ」ゲップ



凛「ひ、ぇぇぇぇぇぇ・・・・」ガクガク



368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:44:41.64 ID:KjPxSs0f0


シュパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン



使い魔「アアアアアアアッ!!?」ドシャッ




凛「!!?」

凛(え、何が起こったの・・・!?)

             スタッ


「 もう…大丈夫 」




凛「!!!!!」

凛(―――――――その、声は――――――)ハッ




桜「お姉ちゃんは、私が守るから」シュキラァァァァァァァン




凛「さ・・・・・くら・・・・・・?」アゼン



369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:48:52.29 ID:KjPxSs0f0

―城

 ドガシャ――――――――――――――――――――――――――ン!!!!

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ



シュ―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ほむら「よいしょっと…また会ったわね、美樹さやか…もといセイバー」

ウェイバー「これじゃ襲撃と変わらないじゃないか!?」

まどか「こんにちは、…さやかちゃん」




さやか「な、ま、まどか・・・まで!!?」


舞弥「ご、ご安心ください」タッ

アイリ「え、どういうことなの…舞弥さん!?」



370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:52:51.50 ID:KjPxSs0f0

舞弥「アーチャー、ライダーの両陣営とも…本日は休戦協定を結んでおり」

舞弥「セイバーに対しても敵意はなく…」

舞弥「なんでも…“お茶会”へのお誘いのため訪問したということでして…」

アイリ「お、お茶会・・・?」


舞弥「嘘ではないと思いますが―――でなければ既に私は戦死していたに違いありません…」ヒソ

アイリ「そ、そう…」ヒソ

アイリ(切嗣のいないこの状況では…戦力的にこちらが圧倒的不利)

アイリ(ここは無理に抵抗せず、向こうの意向に沿って――)



さやか「え、ホントなの!?まどか!?」ヒョイッ



舞弥「ちょっと!?」

アイリ「す、少しは警戒してー!!」セイバー!



371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 21:56:28.86 ID:KjPxSs0f0

さやか「確保ー!!」ギュッ

まどか「わっ!もぅ~さやかちゃんったら・・///」

さやか「いや~…もう」グスッ

まどか「えっ…さやかちゃん?」

さやか「杏子に再会したときもさ、感極ここに極まれり・・・って」

さやか「感じだったけどさ」ポタポタ

まどか「さやかちゃん・・」ギュッ

さやか「やっぱり、まどかとまた…こうやって触れ合えることができて」

さやか「本っ当に嬉しいよ…!!」ニコッ


さやか「だってまどかは―――――永久にあたしのお嫁さんなんだから!!」


まどか「ありがとう…さやかちゃん」ニコッ


まどか(良かった――――――――さやかちゃんがとっても元気そうで)








ほむら「―――マスター、セイバーへの攻撃指示を」メラメラ

ウェイバー「 や め ろ 」



372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:02:29.40 ID:KjPxSs0f0

ウェイバー「この三すくみの状況で誰かが誰かを攻撃したら…確実に袋叩きになるだろ!?」

はむら「何を本気に取っているの?」

ほむら「――――軽い冗談よ」

ほむら(美樹さやか――――今日のところはまどかに免じて見逃してあげるけど)

ほむら(次に会ったときは…!!)


ウェイバー「お前いつも顔が本気に見えるんだよ…!!」シュウウン

ウェイバー「ん」

ウェイバー(さっきので令呪を1つ使ってしまったじゃないか・・・・)orz


ほむら(先のことを考えれば、今のうちにくだらない内容で令呪をすべて消費させておいて)

ほむら(いつでもフリーになれるようにしておいて損はないでしょ?)ファサ



373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:05:09.32 ID:KjPxSs0f0

まどか「デパートのスイーツコーナーでいろいろ買って来たんだよ♪」

さやか「わ~おいしそう!!」

さやか「え、でもお金とかどうしたの?」

まどか「マスターさんがお小遣いを渡してくれたの」ティヒヒ

さやか「え~?いいなあ~!」


アイリ(御三家のひとつ・遠坂家のサーヴァントのアーチャー…)

舞弥(相当…人たらしの術(スベ)を心得ていると見える…)ゴクリ


さやか「あっちの方に綺麗な庭園があるんだ~!行こ行こ!」

まどか「うん!」


ほむら「さあ、行きましょう…まどか」テツナギ

まどか「あ、うん…ほむらちゃんも」ニコ

さやか「こら~転校生!まどかを独り占めは許さん!」テツナギ

まどか「あ、・・・あははは」ズルズル




374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:07:34.73 ID:KjPxSs0f0

舞弥「お茶を淹れて参りますので」スタスタ

アイリ「あ、お願い」


ウェイバー(……平和過ぎだろ……)ハア


アイリ「…えっと、私達も行きましょうか?」チラッ


ウェイバー「あ、はい…そう、ですね」








―某都市・お好み焼き屋

    ジュージュー

ワルプルギス「おお!この具材の絡みつき具合、これはまさしく!」

龍之介「ペッタンコでグチャグチャになった脳ミソにそっくりだね!」


アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ


店員(クレイジー……)



375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:10:25.49 ID:KjPxSs0f0

―遠坂邸


時臣「……………」ソワソワ

時臣「……………」ソワソワ



―遠坂邸近郊

切嗣(…遠坂時臣は相変わらず自宅警備に徹しているようだな)


―遠坂邸屋根裏

QB(アーチャーがいないと比較的容易に侵入できるから助かるよ)


―遠坂邸地下

ズモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモモ

ケイネス「ソラーウの機嫌もよくなった―――そろそろ本格的な行動を(ry」

杏子「ほんと水銀便利だな」








―冬木駅近郊

イリヤ「すいませーん、ヒッチハイクで~す」オーイ



キキィィィィィィィィ          ガタッ


葵(い、今は凛のことで…それどころじゃないのだけれど…)

葵(何となく…放っておけないわ)オイデ



377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:43:08.74 ID:KjPxSs0f0

―屋内庭園

さやか「いや~おいしいわ~コレ!」パクリ

さやか「超ウマって感じ!!」

ほむら「まどかが選んだものよ―――当然でしょ」ズズ

まどか「舞弥さんが淹れてくれたお茶もおいしいです!」

舞弥「そういってもらえると光栄です」

アイリ「舞弥さんにケーキバイキングの趣味があったなんて知らなかったわ」

まどか(舞弥さんとアイリさん…仲良さそうだけど)

まどか(アイリさんは知ってるのかな…舞弥さんが切嗣(マスター)さんと…)ポッ





ウェイバー(…何だよこの緊張感ゼロなピクニックは)ポツーン



378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:44:47.82 ID:KjPxSs0f0

さやか「おーい、転校生のマスターさん」

ほむら「今さら警戒しても遅いでしょう…?」

まどか「えっと、一緒にお話ししましょうよ・・・!」

舞弥「甘いものが苦手ならば何か別のものを用意しましょうか?」

アイリ「そんなところで一人でいては手持無沙汰でしょう?」






ウェイバー「あ、いえ…お構いなく」

ウェイバー(な、何ていうか…)

ウェイバー( 凄 く 居 づ ら い ・ ・ ・ ・ )



379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:47:49.74 ID:KjPxSs0f0

ほむら「さて」

ほむら「そろそろ本題に入りましょうか。ね、まどか」チラッ

まどか「…うん」

さやか「本題…?」

まどか「聖杯問答―――――聖杯に託したい願いはどんなものなのか」

まどか「今日は、そのことを皆と語り合いたいなって思って…こういうお茶会を開かせてもらったの」


まどか(できたら…マミさんや杏子ちゃん、それから…“あの子”とも)

まどか(こういう形で話し合えれば良かったけど…まだチャンスはあると思う…!)


舞弥(…聖杯問答…)

舞弥(アーチャーは…誰の願望が聖杯に託すに最もふさわしいかを見極めようとしている…?)

アイリ(アーチャーはとても平和的な性格の魔法少女ね)

アイリ(…まだ会ったばかりだけれど…そういう雰囲気が滲み出ているわ)



380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:48:41.93 ID:KjPxSs0f0

さやか「託したい願い・・・ね」

ほむら「それではまず、私のマスターが発表してくれるらしいわ。一同注目」



ウェイバー「え」



さやか「おおっ!」パチパチ

まどか「ど、どうぞ」パチパチ

舞弥「……………」ジー

アイリ「……………」ジー




ウェイバー「・・・・・」



382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:50:07.61 ID:KjPxSs0f0

ウェイバー「じ、」

ウェイバー「自分を見下した時計塔の連中に己の沽券を(ry」



ほむら「――――まどかが本当の意味で救われる世界をもう一度構築する」

ほむら「――――それが、私のたった一つの願いよ」

さやか「勿論、まどかもだけどさ―――」

さやか「皆がもう争い合わなくていい…こういうふうに…お菓子でも食べながら笑いあえるような」

さやか「そんな世界が実現したいよ……それが、どれだけ難しいことかは、身にしみてわかってるけどさ」

アイリ「セイバー・・・」ジーン

まどか「・・・ほむらちゃん、さやかちゃん」

舞弥「………………………」ジーン



ウェイバー(自分のちっぽけな自負心に絶望しそうだ・・・)ガクッ



383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:52:59.06 ID:KjPxSs0f0

さやか「それじゃあお次は、まどかの番で~す!!」

ほむら「そうね―――――まどか、あなたの今の気持ち…聞かせて欲しいわ」

まどか「―――――うん」

まどか「 私 も ね ―――――――――――――――」



サアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



舞弥「むっ!!?」

アイリ「これは・・・!!」



使い魔「「「「「「「「「「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」」」」」」」」」」



ウェイバー「で、出たぁぁ!!?」


さやか「こ、こいつらは!!」

ほむら「――――使い魔ね、おそらく」

まどか(あの子が―――ワルプルギスの夜が―――差し向けた使い魔)ギッ




384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 22:56:23.35 ID:KjPxSs0f0

―某所・結界内

凛(どういうことなの・・・)



使い魔「アアアアア!!」



桜「これで、とどめだよ」ヴン    ギィ・・・

凛(ま、魔力を秘めた、弓っ!!?)

桜「風(ウィンディ)!!」ビュルン!!



      ズダーン!!

使い魔「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

   

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン



桜(良かった・・・・)

凛「や、やった・・・の・・・・・・」ヘタリ

凛「あ、ありがとう・・・・桜・・・」

桜「お姉ちゃん」ギュッ

凛「桜・・・・・」

桜「私、やっぱりお姉ちゃんと一緒がいいよぅぅ・・・」グスッ

凛「桜・・・・・あなた・・・・」ヨシヨシ…

                

              

                ザッ

雁夜「おいバーサーカー、桜ちゃんの武器は弓なのに何で決め台詞は風にするんだ?」ヒソ

マミ「何となくこの方がぴったりな気がするんです!」ヒソ



385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:00:04.03 ID:KjPxSs0f0

凛「そ、その声は…!!雁夜おじさん!!?」クルッ


雁夜「やあ、凛ちゃん…怪我はないかい…?」

マミ「間に合ってよかったわ―――近くにきゅぅべぇが居てくれたおかげね」

QB「…おかげでまた貴重な個体の一つを失ってしまったよ」ヒョコ



凛「ちょ、ちょっと待ってよ!?」

凛「いったいどうなってるの!!?」



凛「だってアサシンは綺礼のサーヴァントで、桜は間桐の家で…、雁夜おじさんは・・・!?」コンラン



桜「お、落ち着いて…お姉ちゃん」

雁夜「ああ、おじさんもマスターの一人なんだよ――――な、バーサーカー」チラリ

マミ「―――はい」コクリ



386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:01:06.37 ID:KjPxSs0f0

凛「え!!そ、それじゃあ―――」




「詳しい事情は私が説明してあげよう、凛」ザッ




凛「!!!!!」

凛「その声は、綺礼!!?」チラッ




綺礼「まったく、禅城の家で大人しくしているようにとあれほど――」シャララ~ン☆





凛「                             」



388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:03:06.40 ID:KjPxSs0f0



凛「」フラリ

雁夜「り、凛ちゃん!?大丈夫か!!?」ストッ

桜「お姉ちゃん!?」ヒシッ

マミ「あらら・・・」




綺礼「………………」

綺礼「おそらく使い魔に襲われた恐怖から解放され、体の力が抜けt」



QB「いやいやいや…」



389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:06:03.87 ID:KjPxSs0f0

―城・屋外庭園


使い魔「「「「「キャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハ」」」」」



さやか「ひー、ふー、みー、よー・・」エート

舞弥「――――全部で10体いますね」



使い魔「「「「「キャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハ」」」」」



アイリ「くっ・・・!」


ほむら(―――これだけの数を一度に仕向けてくるとは)

ほむら(向こうも本気で潰しに来た、と言うことかしら)キッ


ウェイバー(ほ、本体は近くに居ないようだな…!)


さやか「よーし!!――――ここはさやかちゃんに任せt」キッ



まどか「 待 っ て 、 二 人 と も っ ! ! 」



390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:08:38.35 ID:KjPxSs0f0

さやか「えっ!?」

ほむら「まどかっ!?」



まどか「―――――ワルプルギスの夜さん」

まどか「ここにいなくても、どこかで…私のことばを聞いてくれているのなら」


まどか「  あなたと、お話しがしたいの!!  」



さや・ほむ・舞弥・アイリ・ウェイバー「「「「「 !!? 」」」」」


使い魔「「「「「「「「「「……………………………………………………………………」」」」」」」」」」ピタッ



まどか「あなたは確かに魔女だから…私達、魔法少女にとっては倒すべき“悪”だよ」

まどか「たくさんの子ども達を誘拐して・・・彼らの希望にあふれた未来を奪ったんだね?」

まどか「――――それは許せないことだよ」



まどか「でも」



391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:11:53.66 ID:KjPxSs0f0

まどか「私達は…あなたがもともとは…私達と同じ魔法少女だったということを知っている」

まどか「だから、感情を持つようになったあなたが…どれだけ辛い思いをしてきて」

まどか「今、どれだけ自分自身と葛藤しているのか…想像することができる」



まどか「            でも、だからこそ                」

まどか「         あなたは―――――――――もう            」

まどか「        絶望を振り撒く必要なんて、ないんだよ          」

まどか「    あなたは、“自分の意志”で新しい未来を切り開くことができる   」

まどか「     私は、あなたの気持ちを全部…受け止めてあげるから       」



まどか「だから――――――――――――――――――――――――――――――お願い」




392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:14:11.51 ID:KjPxSs0f0

―通天閣頂上


龍之介「いや~楽しかったねぇ」

ワルプルギス「………………………」

龍之介「ん?どしたのーワルちゃん…ボーっとして」


ワルプルギス「―――――眩し過ぎるのじゃ」ホロリ


龍之介「え・・・・?」


ワルプルギス(魔法少女・・・・・・よ)

ワルプルギス(済まんな・・・・・・魔女であるわらわは)

ワルプルギス(もう・・・・自分で決めておるのじゃよ)

ワルプルギス(最期まで―――――魔女らしく“悪役”を務めあげようとな)


ワルプルギス(     そういうさいごをむかえる それが わらわののぞみ     )




393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) 2012/03/15(木) 23:17:12.72 ID:6nrgW8yAO

大阪まで行ってたんかいwwww



394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:20:03.99 ID:KjPxSs0f0

―屋外庭園



使い魔「「「「「「「「「「キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」」」」」」」」」」

           ドシューン!!



まどか「くぁっ!?」ドサッ



舞弥・アイリ・ウェイバー「「「ああっ!!?」」




ほむら「まどかァ・・・!!」


さやか「―――――――――」



395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:21:46.74 ID:KjPxSs0f0

さやか「――――最低だよ」ギロリ

さやか「まどかは・・・」

さやか「あたしたち全員の気持ちを代弁してくれたんだ」

さやか「それでも、あんたは・・・何も感じなかったんだね」




さやか「――――――――――あたしは、あんたを許さない――――――――――――」




まどか「さやか・・・ちゃん・・・」



使い魔「「「「「「「「「「キャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハキャハハハ」」」」」」」」」」」



さやか(まずは、こいつらを――――)スッ

ほむら「―――――その必要は、ないわ」サッ



396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:25:13.33 ID:KjPxSs0f0

さやか「邪魔しないでよ、転校生」ギロッ



ほむら「―――ここには、本体はいないでしょ」



さやか(え・・・・・・?)

さやか「・・・・・・・・・・!」ハッ


ほむら「―――ここは、私にやらせてもらう」



シュパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ



397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:27:18.14 ID:KjPxSs0f0

さやか「!!!?」

まどか(ほむらちゃん・・・)



舞弥「な、これはっ!!?」

アイリ「心象風景の・・・・具現化・・・・!!」



ウェイバー「・・・・・・固有・・・結界・・・・なの・・・か」



ほむら「見せてあげるわ、マスター………………………私の生き様を、ね」



キュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル



398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:30:27.19 ID:KjPxSs0f0

~ミタキハラ~


使い魔「「「「「「「「「「「アワワワワワワワワワワワワワワワワ!!?」」」」」」」」」」キョロキョロ




アイリ「ひ、ひどい・・・・・・・・」

舞弥「・・・・・・・・・・・・・」

さやか「ここは、・・・・・・・・・まさか」

まどか「うん、そうだよ・・・、さやかちゃん」



ほむら「廃墟と化した・・・・見滝原―――――私の闘いの、始まりの場所」

ほむら「私は希望を抱き続ける限り―――――絶望の迷宮から逃れられない運命だった」



ウェイバー「・・・・・・・・・・・・」



「  マスター・・さん  」スッ



399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:34:34.27 ID:KjPxSs0f0

ウェイバー「え・・・・?ええええええええええええええええええええええっ!!?」

ウェイバー「お、お前はっ!!?」


めがほむ1「い、今まで・・・隠し事ばっかりしてて・・・ご、ごめんなさい!!」

ほむら1「でも、仕方がなかったのよ」


ウェイバー「え」


ほむら2「この聖杯戦争こそが――――」

ほむら3「私が」

めがほむn「私の・・・力で・・・!」


ほむら「―――まどかを救うための最後のチャンスだったから」


ほむらn「このチャンスを逃すことは、私にとって何よりも辛い結末だったから」


ほむら「―――――だから、許して欲しい」


りぼほむ「―――――ウェイバー・ベルベット」ニッ



ウェイバー「                」ボーゼン



  ホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホム



401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:38:04.01 ID:KjPxSs0f0

アイリ・舞弥「「              」」アゼン

さやか「転校生が、、、、、い っ ぱ い 」アングリ

まどか「す、すべての時間軸のほむらちゃんを現界させる・・・“焔の軍勢”・・・だね・・・?」



使い魔「「「「「「「「「「ヒィィィィィィィィィィィィィィィ!!?」」」」」」」」」」



ほむら「 さ て 」

ほむら「邪魔者には、消えてもらうわ」



ほむら一同「キッ」ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン


ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

ドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューンドシューン

ドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーンドッカーン

バキグシャガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ



402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:41:50.48 ID:KjPxSs0f0

―冬木市内・某所


葵「凛ー、どこなの~?」

イリヤ「おーい、りん~」


イリヤ「・・・むぅ~、早くお父様とお母様がいるお城に連れていってほしいなぁ」

葵「お城って言われても・・・」

葵「やっぱり交番に行きましょう・・・その方が」

イリヤ「まいごじゃないのぉ~!!」プンプン

葵(困ったわね・・・)



「これはこれは、奥方―――――ちょうどよいところに」ザッ



404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:43:52.17 ID:KjPxSs0f0

葵「!」

イリヤ「ん?」

葵「その声は、言峰さ」




綺礼「凛でしたら、私達が無事保護しています」シャラリララ~ン★




葵「                  」

イリヤ「                  」



405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:47:46.55 ID:KjPxSs0f0

葵「」ユラリ


雁夜「あ、葵さん!?大丈夫ですか!?」ダダダッ      ストッ


凛「お、お母様!?お気を確かに!!」ヒシッ

桜(お母さんにも…また逢えるなんて…)




イリヤ「かわいいー!!!私もあのフリフリ着た~い!!」



マミ「・・・あら、予想外の反応ね」

QB「なら、僕と契約して(ry」



408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:54:16.81 ID:KjPxSs0f0

綺礼(む…この少女はもしや…、時臣師が収集していた資料の中にあった)

綺礼「君、名前は―――」

イリヤ「イリヤだよ!」

イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン!!」



マミ「まあ、可愛い子ね~」ヨシヨシ

マミ「(外国人かしら?)―――どこから来たの?」

イリヤ「ドイツ!!」

マミ「家族の人は?…もしかして迷子?」

イリヤ「だから、ちがうのぉ~!!」プンプン



綺礼(やはり)

綺礼(――――――衛宮切嗣という男の、愛娘か―――――――)



409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/15(木) 23:57:20.98 ID:KjPxSs0f0

―夕刻・遠坂邸



まどか「ただいま、時臣おじさん」シュンッ



時臣「おかえり…まどかちゃん…!!」

まどか「その宝石は・・・?」

時臣「あ、ああ、…敵襲に備えて入念な準備をしていたんでね」


時臣(ああ、・・・何て心細い一日だったんだ・・・)ホッ


まどか(楽しいことも、悲しいこともあった一日だったけど)

まどか(それでも、…後悔なんてしないよ――――絶対に)




410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/16(金) 00:00:52.23 ID:pNrUisvE0

―屋外

QB(―――アサシンの見切りは早い)シュタッ



―近郊

プルルルルルルルルルルルル ピッ   

・・・・・・・・・・・

切嗣(“焔の軍勢”…規格外…か。――――やれやれ)ハァ





―回転寿司店

ソラウ「――――――で」

ソラウ「今日の収穫は?」

ケイネス「まだ聖杯戦争が始まって三日過ぎたのみ」

杏子「あしたからが本番だよな…!!」



411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/16(金) 00:03:31.29 ID:pNrUisvE0

―魔女工房

龍之介「さーて!…今日はいいリフレッシュになったから」

龍之介「また、気持ちを新たに!!二人で究極のアートを追求しよっか~!」

ワルプルギス「・・・・・・・」

ワルプルギス「なあ、龍之介」

龍之介「ん?・・・何~?」


ワルプルギス「 わらわは、希望を抱いたらダメなのじゃろうか・・・? 」


龍之介「………………」


ワルプルギス「この世には・・・・希望に輝く存在がいて」

ワルプルギス「それと同じだけの・・・・絶望に満ちた存在がおる」



ワルプルギス「絶望が希望を羨んでは・・・やっぱりダメなんじゃろうか?」



413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/16(金) 00:06:45.70 ID:pNrUisvE0

龍之介「希望があるから」

ワルプルギス「・・・・え?」


龍之介「希望があるから・・・絶望しちゃうんだよ」ナデ


ワルプルギス「・・・・・・」


龍之介「 だからさ、みんなを絶望させちゃえばいいんだよ 」

龍之介「 真っ白な世界を ぜーんぶ 真っ黒に染めちゃうのさ 」

龍之介「そうすれば、希望も何もないから――――――もう、絶望する必要もないんじゃない?」


ワルプルギス「・・・・・・・」


龍之介「ワルちゃんも・・・きっと、救われるさ」ニッ



414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/16(金) 00:09:04.95 ID:pNrUisvE0

ワルプルギス「龍之介ぇ・・・わらわ達のやってきたことは・・・・」

龍之介「全然間違ってないさ、絶対に」

ワルプルギス「絶対に・・・・・?」

龍之介「そう、絶対に」



ワルプルギス「―――――――――――――――――――――――――――」ニヤリ




ワルプルギス「――――――明日、わらわの真の姿を見せてやるのじゃ」

龍之介「えっ…!それって、昨日言ってた、スッゲエこと!!?」

ワルプルギス「うむ―――――――最初で最後のスッゲエ舞台(ショー)を」



ワルプルギス「見せてやろうぞ――――――――――龍之介」




【聖杯戦争3日目・終了】



415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/16(金) 00:12:40.39 ID:pNrUisvE0

≪次回予告(仮)≫


「言峰さんとの関係について……………説明してください…………」

「あたしの多節棍槍で――――ヤツの核(グリーフシード)を打ち砕くッ!!」

「これは誅罰ではない―――――――――――――――――救済だ」

「これでとどめだぁああああああああああああああああああああっ!!!!」

「アーチャーよ・・・私は・・・・――――もう何も、怖くない」

(―――――――――― 甘 き 死 よ 、 来 た れ ―――――――――――)



418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) 2012/03/16(金) 00:26:03.05 ID:dY5+Oc/AO

フラグ立てんなwwww



427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:30:14.08 ID:/NF8jIwm0

~~静謐なる晩餐~~



―3日目夜―



―城内・反省会

 
シ―――――――――――――――ン


さやか「・・・・・・・・・」

舞弥「………………………」

切嗣「………」


さやか(アイリさんが席を外していると・・・)


舞弥(会話が途絶えがち―――いえ、会話が一切成立していない)


舞弥(そろそろ…いえ、いい加減…セイバーとのまともな対話を試みるべきです!)チラリ

切嗣(そ、そう急かすな…舞弥)チラリ



428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:32:19.95 ID:/NF8jIwm0

切嗣(――――今日のランサーとの接触の中で)

切嗣(セイバーの存在が僕にとって…もはやただの使い魔(サーヴァント)ではなく)

切嗣(僕の理想的な正義の味方の偶像そのものだということを)

切嗣(再認識するに至った)


さやか(切嗣さん・・・また目を開けたまま寝てるのかな?)


切嗣(彼女と・・・本当の意味で協力して戦えられれば―――)

切嗣(―――否、むしろそうありたいとさえ…)



さやか「も、もしかして…お城の玄関とかが全壊しちゃったことをまだ怒ってるのかな…」ヒソッ

舞弥「いえ…城の崩壊はある程度想定済みでしたので」ヒソ



429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:33:56.97 ID:/NF8jIwm0

舞弥「ちなみに、明日以降のための別の隠れ家をすでに手配しています」ヒソ

さやか「え!・・・ホントですか!」ヒソ

舞弥「ここに比べれば・・・少々手狭な純和風の屋敷となりますが」ヒソ

さやか「全然オッケーですよ!!」アハハ




切嗣( だ が )

切嗣(奈何せん・・・セイバーの実力では・・・)

切嗣(この戦線を勝ち抜けるかどうかは・・・たいへん覚束ない・・・)ガクッ



さやか「マスターさ~ん、ボーとしてないでワルプルギスを倒す作戦考えようよ!」

舞弥「ほ、本当に一人で戦いを挑むつもりで…」



430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:36:48.62 ID:/NF8jIwm0

さやか「そりゃそうですよ」

さやか「転校生にばっかりいいカッコさせてらんないもん!」グッ

さやか「あたしもそろそろ本気モードで行きますから!!」


舞弥「な、何か…秘策でも…?」

さやか「――――聖剣を、鞘から抜きます」ニッ

舞弥「・・・・・・・・・・・・・」


舞弥「…………………………“さやか”だけにですか?」

さやか「・・・・・・・・・・・え?」

舞弥「え・・・・・・・・・・・・?」


さやか「・・・・・・・・・・・・・」

舞弥「・・・・・・・・・・・・・・」


さやか「舞弥さんって意外とお茶目ですよねー!!」アハハッ

舞弥「そ、そんなことはッ!!?」カア



431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:38:15.92 ID:/NF8jIwm0

切嗣(セイバーとの…交友関係が良好だというアーチャー…)


切嗣(セイバーにアーチャーをおびき寄せさせ、その隙に遠坂時臣(マスター)を殺害)

切嗣(―――セイバーの処遇を取引材料にして、無契約状態のアーチャーと再契約)

切嗣(セイバーには…、心苦しいが…令呪で……………………………)




アイリ「たいへんよ、切嗣!!」バタンッ




切嗣「!?」



433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:39:18.24 ID:/NF8jIwm0

さやか「アイリさん・・・!?」

舞弥「どうなさいましたか、奥方!?」



アイリ「本国からの連絡があって・・・」

アイリ「イリヤが・・・・・・・・・・」

アイリ「一人で・・・冬木に向けて出国したらしいの・・・!!!」



切嗣「なん・・・だって・・・!!?」ガタッ


さやか「マジですかっ!!?」

舞弥(これは…また懸案事項が…)



434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:42:08.36 ID:/NF8jIwm0

―聖堂教会

イリヤ「ねー、フリフリのおじさんー」

イリヤ「いつになったらお城に連れてってくれるの~?」


綺礼「今日はもう遅い…ここに泊って行きなさい」フリフリ

綺礼「聖杯戦争中の冬木市は危険極まりないが…監督役代行の私のもとに居れば安全だ」



QB(よく言うよ)ステルス



イリヤ「もぅ~・・しかたないなあー」

綺礼「さあ、子どもは早く寝るように」

イリヤ「は~~~~い」ファーア



435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:44:38.39 ID:/NF8jIwm0

イリヤ「・・・・・スヤスヤ」


マミ「…ようやく眠りについてくれたのね」シュンッ

QB「バーサーカーマミ、君は間桐雁夜(マスター)のもとに居なくていいのかい?」シュンッ

マミ「と言っても…呼ばれたらすぐに戻れる距離だし」


マミ「それに、今は“家族”水入らずの方がいいと思って」ニコリ


綺礼(家族・・・・・・・か)


マミ「ところで、言峰さん」

マミ「私のマスターの願いは…形としては、ほぼ成就に近づいています」

マミ「一方であなたとしては、葵さんと凛ちゃんという――――」

マミ「“交渉材料”を手中に収めている形になりますね」


QB「加えて、セイバー陣営の“虎の子”もね」

綺礼「・・・うむ」



436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:46:42.50 ID:/NF8jIwm0

マミ「私としては…余命数週間の雁夜さんの“希望”を一刻も早く叶えてあげたいの」

QB「い、いや…」

QB「聖杯を獲得することで、間桐雁夜の運命をまた別の方向に変えることができるかもしれないんだよ」


QB「言峰綺礼、あまり性急な行動は控えるべきd」



綺礼「令呪を以て命じる―――――――アサシンよ、黙れ」



QB「                  」


QB「~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」

マミ「あ、あらら・・・」


綺礼「――――準備は整った」


綺礼「 師 匠 、明 日 あ な た に 逢 い に 行 き ま す ! ! ! 」





イリヤ「・・・おじさん、うるさい~~~」ムクリ  ファー



438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:50:32.59 ID:/NF8jIwm0

―聖堂教会・客室



凛・桜「「スヤスヤスヤスヤ」」



葵「ようやく・・落ち着いて・・眠ってくれたみたい」ホッ

雁夜「あ、葵さんは…落ち着いた?」

葵「ちょっとまだ…言峰さんの姿が…脳裏に…」クラクラ

雁夜「まあ、俺も最初見たときは…ゲホゲホッ」


葵「雁夜くん…」

雁夜「だ、大丈夫さ」ゼーゼー

葵(本当に・・・やつれた顔になって・・・)


葵「ところで…桜の…ことだけれど」

雁夜「あ、ああ…そうだな」



439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:56:12.82 ID:/NF8jIwm0

雁夜「間桐の爺さんが―――――死んで」

雁夜「鶴野のヤツは…病院に運ばれたんだが、意識不明の重体だ」


雁夜「もう、桜ちゃんを間桐の家に縛り付ける桎梏は、無くなった」


葵「そう・・・・・」



雁夜「桜ちゃんはもう、間桐桜である必要はない――――」

雁夜「何のしがらみも無く、また・・・凛ちゃんの――――妹になる」



葵「・・・・でも」

葵「――――時臣が」

葵「遠坂の当主として…一旦決定したことを…」

葵「後から・・・・・・・曲げることなんて・・・・・」



雁夜「―――――」ギリッ



440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 21:59:14.90 ID:/NF8jIwm0



雁夜「 葵 さ ん  ! ! 」キッ



葵「か、雁夜くんっ!!?」ビクッ


雁夜「そんなことでいいのかッ!?」

雁夜「――――――幸せな家庭を築くことができると、信じて」

雁夜「遠坂の家に、―――時臣に、嫁いだんだろう!?」

雁夜「だったら、ここであきらめていいのかよ!!」



雁夜「いいわけ・・・・・ないだろ・・・・・」グッ



葵「雁夜・・・・・くん・・・・・・・」



441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:02:24.96 ID:/NF8jIwm0

葵「………」


雁夜「―――君にそれができないというのなら、俺が代わりにやってやる」


雁夜「―――まずは」

雁夜「―――君の幸せを無意識に阻害してはばからない」

雁夜「―――遠坂時臣というふざけた魔術師をぶち殺s」

      

        ガラッ



マミ「いえいえいえ・・・!?」

綺礼「その必要はないと何度も確認していた筈だが」




442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:04:47.12 ID:/NF8jIwm0

―10分後


綺礼「以上、成行きの説明は終了です…奥様」ペコリ

マミ「それでは、私もこれで」シュンッ


     ガラッ



葵「・・・・・・・・・・」ポカーン

雁夜「・・・・・・・・・・・」


葵「ねえ、雁夜くん・・・」

葵「“師弟愛”というものは・・・ああいう・・ものなの?」ゾクッ

雁夜「いや、俺には・・・ちょっと良く分からないけれど・・・」

葵「言峰さんと時臣が・・・良好な間柄だとは思っていたけれど・・」

雁夜「ま、まあ・・・人にはいろいろな趣味があるってことじゃ・・・?」



445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:07:40.14 ID:/NF8jIwm0

葵「雁夜くん・・・」ウル

雁夜「!!?」


葵「私は、時臣(アノヒト)のことを・・・心から愛していた・・・」ポツリ ポツリ

葵「それなのに・・・・・・私は」

葵「もしかして・・・・騙されていたのかしら・・・」ウウッ…

雁夜「俺にも・・・本当のところは分からないけれど」



雁夜「――――――少なくとも」

雁夜「――――――時臣以上に、あなたのことを愛してくれている奴が」

雁夜「――――――きっと、いるから」ニッ



葵「――――――――――」ハッ




雁夜「――――おやすみなさい、葵さん」スタッ

         バタンッ



446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:11:02.27 ID:/NF8jIwm0

―隣室

    カベニミミアリ



綺礼「絶好の機会を逃すとは―――――」

QB「~~~~、~~~~~~~~~」

マミ「すごく、ドキドキしちゃいました…///」

イリヤ「何なに~?イリヤよくわかんな~い??」








雁夜(こいつら全員聞いてやがったのかよ・・・)orz



448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:14:36.91 ID:/NF8jIwm0

―魔女工房

        ザシュッ      

 

   シ―――――――――――――――――――ン



ほむら「下手な鉄砲も、数撃ったら・・・当たったわね」


ウェイバー「………………………………」


ほむら「でも、もうもぬけの殻…だけれど」



ほむら(凄惨極まりない光景…だけれど、これほどの足跡をわざわざ残して放置するなんて)チラリ



むら(もしかしたら…ワルプルギスの夜は、もうここには戻って来るつもりがない…?)



450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:17:13.13 ID:/NF8jIwm0

ほむら(今日の一件で使い魔が殲滅されたと仮定すれば…魔女(ヤツ)はマスターとともに行動しているはず)

ほむら(マスターにとって安全な隠れ家を放置して、いよいよ…勝負に出ると言うことかしら?)



ウェイバー「なあ、ライダー」

ほむら「何?」



ウェイバー「―――僕は、お前を勘違いしていたよ」

ウェイバー「お前は、サーヴァントとしては滅茶苦茶強く、見えるけれど」

ウェイバー「魔法少女としてのお前は…元来時間遡及しかできない…弱々しい存在だった」




ほむら「………―――――――――ええ」



451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:21:31.58 ID:/NF8jIwm0

ほむら「私は一切の攻撃魔法や魔法を用いた武器を持たず、魔法少女としての純粋な戦闘力は極めて低かった」

ほむら「けれども、私はその弱さを乗り越えるために」

ほむら「時間操作という制限付きの能力を生かせる方法を追求し――」

ほむら「ループを繰り返す中で経験を積むことで補おうとしてきた――」



ほむら「  ひとえに、たったひとつの想いを胸に抱きながら  」



ウェイバー「僕は、魔術師としての才能は…はっきり言って…下の下だ」

ウェイバー「そんな僕だけれどさ、魔術師である前に――――1人の人間として」


ウェイバー「―――最後まで、お前についていきたい―――」キッ



452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:24:07.11 ID:/NF8jIwm0

ウェイバー「そう、思う」


ほむら「…」

ほむら(・・・・・・・ばか・・・・・・・・)



ほむら「正直言って…あなたの命の安全までは保証できないわ」

ウェイバー「死んでも後悔しない―――――覚悟はもう…できたから」



ほむら「………」



ほむら「…さて」ファサ

ほむら「まだ、魔女が近くに潜んでいるかも知れないわ」


ほむら「―――行きましょう、マスター」

ウェイバー「…」コクリ



453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:30:55.93 ID:/NF8jIwm0

―遠坂邸

     ガチャン


時臣「…………………」ゴクリ


まどか「ど、どうしたんですか…?」


時臣「禅城の家から連絡があってね…」

時臣「今朝方以降…、私の娘と妻の行方が…分からないらしい」

まどか「お、奥さんと・・・娘さんがですかっ!?」


時臣(凛のことだ。もしかしたら…私の力になろうとして冬木(コチラ)に向かったのかもしれない)



454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:35:33.56 ID:/NF8jIwm0

まどか「も、もしかして…」

まどか「どこかの陣営に…誘拐された可能性も…?」


時臣「―――ありうる」ギリッ


まどか「わ、私…周辺を見回りに行きましょうか・・・?」


時臣「い、いや…待ってくれ、まどかちゃん」

時臣「まだ、2人が冬木に来たという確証は得られていない…もう少し情報を集めてからにしよう」


まどか「そ、そうですか」ワカリマシタ



455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:37:05.60 ID:/NF8jIwm0

時臣「…それに」

まどか「それに?」



時臣「今夜は私の傍らに控えておいてくれないかい…?」

時臣「寝込みを襲われそうで……怖くて…眠れなくて…ね」ズツウガ…



まどか「…わかりました―――ずっとそばにいますんで」

まどか「安心してくださいね―――――時臣おじさん」ニコッ



456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:38:34.55 ID:/NF8jIwm0

―吉野家

ケイネス「魔術師としての経歴に『武功』という名の箔をつけるために聖杯戦争に参加した」


杏子「のに?」パクパク


ケイネス「正直言うと…そのようなことはもうどうでもよくなってきたのだよ」

ソラウ「じゃあ、何のために闘うって言うの?」

ソラウ「ランサーとしても、マスターの意志がしっかりしていないと困るでしょう?」チラッ


杏子「いや~…別にどうでもいいっしょ?」


ソラウ「        は」


杏子「闘う理由なんて・・・闘いの中で見出していけばいいさ」

杏子「否が応にも・・・闘わざるを得ない場合・・・以外は」シュン



457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:40:38.59 ID:/NF8jIwm0

ソラウ「…ランサー」


ケイネス「――――救済だ」


杏子「え・・・・・?」

ソラウ「救済・・・・?」


ケイネス「すべての魔法少女(サーヴァント)が救われる世界を実現し、ランサーの笑顔を守る」



ケイネス「そのために、私は命を懸けて闘おう――――――――――よいな、ランサー」

杏子「・・・・・あんがと・・・・マスター・・・」ジワ



ケイネス「そして――――――これからも、よろしく頼む…ソラーウ」

ソラウ「・・・わかってるわよ・・・もう」



458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:44:11.92 ID:/NF8jIwm0

―翌日未明

  

       ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


ワルプルギス(海………………)

ワルプルギス(…やはり、この上空が最適じゃろうな)



ワルプルギス(わらわの―――――“死せる魂(グリーフシード)”―――――)スゥッ



ワルプルギス(わらわが包括する全ての魔女の心臓部を媒介として)

ワルプルギス(――――わらわの真の姿をこの世に現界させる)

ワルプルギス(その生贄に必要不可欠なる子どもは…十分に捧げた)



460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/19(月) 22:45:13.71 ID:/NF8jIwm0

ワルプルギス(完全なる形で実体化できれば―――)

ワルプルギス(わらわは“再び”理性なき獣となり)

ワルプルギス(―――――――あとはひとりでに世界(スベテ)を破壊し尽くすのみ)



ワルプルギス(―――――――最期まで見ていてくれよ、龍之介)ノシ





―海浜公園

龍之介「ワルちゃ~~~~~~~~~~~~~~~ん!!!!」


龍之介「COOLなショーを期待してるからね――――――――ッ!!」ノシ



龍之介(たぶん・・・・これでサヨナラなんだね、ワルちゃん)

龍之介(―――――いい夢見ようよ、一緒に・・・・・・さ)




~~静謐なる晩餐・終~~



492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:22:18.23 ID:iaH43zlc0

―WAKAME道場―――――――――――――――――――――――――――――――

慎二「やあ、また会ったね…諸君」キリッ

仁美「本当に御無沙汰しておりますわ」ペコリ

慎二「それよりこのコーナーについてだけど…普通に原作のあのキャラ達を使えばいいんじゃ…?」

仁美「本編に登場しないキャラを使うという暗黙の了解があることを御存じありませんの…?」

慎二「ああ、なるほど――――――――――ってちょっと待てよ!?」ダンッ

慎二「志筑はともかくこの頃遊学中の僕は登場できなくもないだろ!?ふざけるn」

仁美「間桐くんが登場したところで、魔女の餌食になるだけですわよ…?」

慎二「・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱいいや」

仁美「そういうわけで、少しばかり更新していきますわ―――」

慎二「―――とりあえず遠坂の親父が(ry」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:25:39.50 ID:iaH43zlc0

【聖杯戦争・4日目】


―気象庁

「レ、レーダーが異常な気象変動を確認・・・っ!」

「冬木市近郊に・・・・これは、もしや・・・!?」

「間違いありません!!…スーパーセルの前兆です!!」



―冬木市災害対策本部

「冬木市沖に謎の巨大構造物が出現したとの目撃情報が…!」

「突如発生した台風の渦の中心部の位置と一致しています…!」

「可能性は低いでしょうが…あるいは人為的な災害喚起の虞も否定できないのでは…!?」

「それより連日発生している児童失踪事件、連続爆弾テロ、地殻変動、自衛隊機盗難、騒音」

「および・・不審な中年コスプレイヤーetc…への対処は!?」

「どうするつもりですか、市長っ!?」



市長(もう・・・やだ・・・・)ウワアアアアアアアアア



494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:29:03.92 ID:iaH43zlc0

―聖堂教会内・至聖所


マミ「どうしますか、マスター」シュンッ

マミ「海上に、現れたのは…おそらく“ワルプルギスの夜”と名乗っていたサーヴァントの…」



雁夜「…お前の好きにすればいいさ」

マミ「えっ…?」

雁夜「俺にとっては、言峰がどう動くかを見守るのが最優先だ」

雁夜「が、…お前が魔女のことが気がかりなのも…よくわかる」

雁夜「それに、他の魔法少女連中も…すでに事態の深刻さに気づいているはずだ」


雁夜「―――――何なら、共闘すればいい」


雁夜「一応、言峰の奴が出した追討指令はまだ有効だからな」


マミ「雁夜さん・・・」



495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:30:44.88 ID:iaH43zlc0

雁夜「 なあ、バーサーサー 」



雁夜「 本当は、欲しいんだろ―――――――“人間”のともだちが 」



マミ「へっ!!!?//////」



マミ「ど、どうして…それを…!?」オロオロ

雁夜「カラオケの時の話とか、アサシンとの話とか聞いてると…分かるさ、何となく」

雁夜(―――時臣との因縁に決着が着いたら、今度はアンタの願い…叶えてやらねえとな)

雁夜「まあ、今は…行ってきな――――俺も、後で必ず合流するから」



マミ「そ、それじゃ・・お言葉に甘えて、ちょっと様子見に――」



桜「ひとりぼっちじゃ、…さみしいもんね」シュタッ

桜「私も一緒に行ってあげる――――マミお姉ちゃん」





496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:33:22.94 ID:iaH43zlc0

雁夜「…………………」

桜「今は私がマミお姉ちゃんの“仮のマスター”なんだから」つギシンノショ

雁夜「おじさんが不甲斐なくてごめんよ・・・桜ちゃん」

桜「大丈夫だよ」ニコッ

桜「行ってくるね…雁夜おじちゃん…!」



マミ「でも・・・とても危険よ・・・マスター、本当にいいんですか!?」




雁夜「―――――俺は、アンタを信じてるから」



マミ「―――――――――――」ドキッ



雁夜「アンタがいれば、桜ちゃんも大丈夫だって、な」



497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:34:41.50 ID:iaH43zlc0

雁夜(そして、―――――こんなに澄んだ瞳を以て、自分から積極的に行動しようとする桜ちゃんを)

雁夜(止めることなんて、――出来そうに無いだろうからな)シミジミ



マミ「それじゃあ、行きましょう桜ちゃん!」キッ

桜「――――行ってきます、雁夜おじちゃん」ノシ

                 シュンッ





―客間

綺礼「・・・・ということなのです」

綺礼「後は、奥様ご自身で―――――師匠に確認していただければ」


綺礼「では、私は――――――これで」ガタッ

        スタスタ       バタン



葵(                )ボーゼン

葵(  衛宮・・・・・・切嗣・・・・・・・  )



―隣室

凛「zzzzzzzzzzz」スヤスヤ

イリヤ「zzzzzzzzzzzz」スヤスヤ



498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:39:45.36 ID:iaH43zlc0

―至聖所

綺礼(衛宮切嗣――――――少しばかりお前の存在を利用させてもらう)

綺礼(あくまで――――――私の願望成就のために、な)


雁夜「で、どういう作戦で行くつもりなんだ?」


綺礼「時臣師は不測の事態に対処することを不得手としている―――」


雁夜「…………確かに。頭でっかちで融通が利かない野郎だからな」



綺礼「だが、強引な方法は通用しない―――危急の事態となれば、アーチャーは師のために忠誠を尽くして闘うだろう」


雁夜「加えて時臣本人も…魔術師として強力なのは事実だからな…」


綺礼「そこで、………………………………………」ヒソヒソ

雁夜「……………………………………なるほど、精神攻撃は基本…と言うわけか」


QB(先が思いやられるよ…)ヒョコ



499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:42:03.08 ID:iaH43zlc0

―森の中

切嗣「舞弥はアイリを新居に送ったら連絡してくれ―――」


舞弥「了解―――それでは行きましょう」タッ

アイリ「ええ」

アイリ「それじゃあ、頑張ってね――――――二人とも・・・」



さやか「はい!」

さやか「マスターと力を合わせて魔女を倒してきます!!」

切嗣「敵に移動を勘付かれるとまずい―――急げ、アイリ」



アイリ「は、はい…!」タッ

      



  シ――――――――――――――――――――ン




さやか「………………………………」

切嗣「………………………………」



500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:43:55.24 ID:iaH43zlc0

さやか「そ、それじゃ行きまs」



切嗣「さっそく単独で………を探しに行くか」ヒトリゴト

        シュタッ



さやか「え、ちょっとっ!!?」

さやか「…………………………」ポツーン

さやか「!!」ハッ


さやか「そっか!…マスターさんは魔女のマスターを探しに行ったのか!」


さやか「確かに魔女が陣取ってるってのは海の上みたいだし」

さやか「たぶん向こうのマスターは海岸沿いとかに隠れてるはず…!」

さやか「だったらこっちも別々に行動した方が効率いいし…!」


さやか「よーし!―――任せてください切嗣さん!!」



さやか「敵マスターを倒す前に、あたしがワルプルギスを片付けちゃいますからっ…!!」ダッ




501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:47:28.08 ID:iaH43zlc0

―冬木市上空


ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



~F-15戦闘機~

《冬木市警察より航空自衛隊に出撃翌要請――――》

《―――冬木市沖にて謎の巨大構造物が出現》

《至急現場の確認及び市民の安全の確保を―――》

仰木「―――前線より報告」

仰木「―――現在、台風の目に向かって移動中」

仰木「―――視界は概ね良k・・・!!?」

      

        シュタッ!!

―機体前部

ほむら「―――こんにちは」ファサ




仰木「           」ボーゼン



502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:50:37.00 ID:iaH43zlc0

ほむら「今よ!」

      ザッ

ウェイバー「すいません!」ドシュッ

仰木「ぐはっ!?」

仰木「ガクッ」キゼツ



ウェイバー「…やれやれ…、ホントお前のやり方…強引だな」ハァ

ほむら「あら、私について行くなんて豪語していながらもう弱音を吐くつもり?」

ウェイバー「―――そんなつもりじゃない!」ソウジュウ!


バララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ


ウェイバー「―――――で、どうするつもりだ」

ウェイバー「迂闊に攻撃するよりは…一旦、あのデカブツと一定の距離を保った上で…その弱点を見極めた方が妥当だと思う」


ほむら「――――そうね、私も同意見よ」



503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:52:51.30 ID:iaH43zlc0

ほむら(…強烈な魔力を充満させながら、少しずつ完全体に移行しつつあるワルプルギスの夜)

ほむら(ただ、今のところは羽化前の“繭”の状態といえる)

ほむら(こちらから攻撃しない限りは…向こうから街を侵蝕する気配がない)

ほむら(まさに台風の目に入っているわね…一時停止の無風状態)

ほむら(そして、…ヤツが自発的な活動を開始するにはまだ時間的猶予がある…!)


ウェイバー「繰り返しあの魔女と闘う中で、何か弱点になりそうな手掛かりはつかめていないのか?」


ほむら「過去の経験上は」

ほむら「魔法少女一人では対抗し得ない超弩級の大型魔女――――ということしか言えないわね」


ウェイバー「そうか…、確かに…二日目にまみえた時も…力の差を見せつけられたもんな」



504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:54:42.83 ID:iaH43zlc0

ほむら「ただ」

ウェイバー「…ただ…?」

ほむら「この聖杯戦争において、ヤツが私の知っている過去の魔女と全く同じ性質ではないことも分かっているでしょ?」


ウェイバー「――例えば、感情を有していること…だよな?」

ほむら「そう」


ほむら「ヤツだってイレギュラーながらもサーヴァントとして召喚されている存在」

ほむら「マスターが倒されたら顕現できなくなるというリスクの他にも―――」


ほむら「私達魔法少女と“同様のリスク”を背負っているんじゃないか」

ほむら「私は、そういう可能性を予測しているのよ―――根拠はないけれど、ね」


ウェイバー「同様の・・・リスク・・・」ウ~ン



505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:57:28.53 ID:iaH43zlc0


バラララララララララララララララララララララララララララララララララララ

ウェイバー「というかさ、ライダー」

ほむら「何かしら」

ウェイバー「別に…無理に舞台装置の魔女本体の撃破を狙わなくとも」

ウェイバー「冬木市内のどこかに隠れているはずのマスターを探した方が手っ取り早k」

ほむら「ええ、そうよ…理屈ならね」


ほむら「でも、それをやるのは私達じゃなくてもいいのよ」

ウェイバー「まあ、ランサー陣営とセイバー陣営も動き出しているようだけれど…」


ほむら「昨日のセイバーとの“約束”―――私は約束は守る主義だから」


ウェイバー「じゃあ、ワルプルギスの夜とは…」


ほむら「あくまで、美樹さやかの援護射撃に徹するつもりよ」



506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 10:59:15.63 ID:iaH43zlc0

ウェイバー「で、でも弱小なセイバーが前線に立っても…魔女には歯が立たないだろっ!?」

ほむら「ええ」

ほむら「“現状”の美樹さやかのパラメータでは…ね」

ウェイバー「げ、現状の…?どういう意味だよ?」

ほむら「他のサーヴァントと比較して、美樹さやかのパラメーターだけが極端に低い格付けになっている」

ほむら「けれども、私が知っている美樹さやかは」

ほむら「経験や才能という部分を除して考察すれば」

ほむら「決して他の魔法少女と引けを取らないそれなりの実力を有していたわ」


ウェイバー「…………つまり」

ウェイバー「もしかしたら、何らかのカラクリで…あえて低いステータスを表示させて」

ウェイバー「他陣営を油断させているかも知れないのか」




507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:01:18.52 ID:iaH43zlc0

ほむら「―――そして」コクリ

ほむら「―――美樹さやかは非常に思い込みが激しい性格の魔法少女」

ほむら「―――あるいはこの性質が、この世界では大いにプラスに働く可能性があるんじゃないかしら?」

ウェイバー「――――!!」

ウェイバー(手の内を見せていないだけで…セイバーが『投影』を自在にこなす可能性があるということか)

              


                 ピカッッッ★



「 ギ ガ ・ フ ィ ナ ー レ ――――ッ ! ! 」






ウェイバー・ほむら「「                        」」



508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:04:06.92 ID:iaH43zlc0

チュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!



―空中

ほむら「くっ!!」シュンッ   グイッ

ウェイバー「ひぃぃ!!」

ほむら「何とか脱出っ!!・・・な!?」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

ウェイバー「う、わあああああっ!!?」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ



ほむら(しまっ…拘束されていると…時間停止が使えないっ!!)

ウェイバー「バ、バーサーカー!!?…グアアアッ」ヒィィ



マミ「暁美ほむらさん―――――あなたがライダーだったのね」



桜「ライダー…?」ヒュンッ


ほむら・ウェイバー「「!!!?」」



マミ「私の記憶では…あなたはアーチャー向きだと思っていたけど…?」



マミ「ところで―――――聖杯戦争に無関係な一般人を巻き込むなんて」

マミ「ちょっとやり過ぎだとは思わないかしら?」チラリ

桜「マミお姉ちゃんもちょっと・・やり過ぎじゃない・・?」




仰木「シーン」ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ(※リボンの命綱で陸地へ降下中)



509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:07:56.95 ID:iaH43zlc0

ほむら(……………………あ)

ウェイバー(そ、そういえば操縦士を乗せたまま航行してた…)



ほむら(そ、それよりも・・・!!?)

ウェイバー(バーサーカーの隣にいるのは・・・!!?)

ほむら・ウェイバー((新たなる・・・魔法少女っ!!?))



マミ「今回の一件だけじゃないわ」

マミ「あなた達…戦闘機を各地で強奪しては冬木市中を蹂躙しているみたいね」




マミ「―――――ちょっと、頭…冷やそうか?」ニッ




桜「マミお姉ちゃん…、おかお・・・こわい・・・」ブルッ




ウェイバー「オカアサァァァァァァァン」キャアアアアアアア

ほむら「こ、こんなことしてる場合じゃ・・・!!!」クゥッ





510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:09:55.16 ID:iaH43zlc0

―聖堂教会


QB(綺礼からゴーサインが出たよ)コックリコックリコックリ


雁夜「さて」

雁夜「それじゃあ、通話を始めてくれ」


葵「…」コクッ

凛「お母様!・・・まずは私が・・・!」

葵「これ、凛…」


雁夜「凛ちゃん…これは凛ちゃんにはまだ難しいような…大人同士の微妙な問題なんだ」


凛「でも、だって…私は…綺礼のことは…どうしても…好きになれない…」



凛「その綺礼が・・・お父様と今以上に仲良くなるって・・・どういうこと!?」ワカンナイ



511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:11:49.48 ID:iaH43zlc0

雁夜「と、とにかく…こっちにおいで凛ちゃん」

雁夜「これは、凛ちゃんや桜ちゃんにも関係があるけれど…」

雁夜「やっぱり夫婦の間でまず…はっきりさせるべきことなんだよ」



イリヤ「おーい」

イリヤ「りん~!一緒にあそぼ~!!」コッチコッチ

凛「・・・・・・・・・・・・・」ム~

凛「・・・分かったよ・・、・・・雁夜おじさん」シブシブ



ピポパポ  …プルルルルルルルルプルルルルルルルルプルルルルルルルルプルルルルルルルルプルルルルルルルル   ガチャ


葵「もしもし…………………時臣?」







―遠坂邸

まどか「はい、もしもし~」

まどか「どちらさまですか…?」



512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:17:26.63 ID:iaH43zlc0

―書斎

時臣(昨日に続いて…屋敷の周辺からものものしい気配が…)ゴクリ




―遠坂邸北方

QB (…昨日の令呪の効果…随分長続きするね…)コソッ





―遠坂邸西方・高所

舞弥「…遠坂邸に依然目立った動きはありませんが」ムセン

舞弥「部外者からの通信がありました―――盗聴を続けます」

舞弥「また、お嬢様の姿が目視できた場合には直ちに保護に向かうということで…?」ムセン

舞弥「―――了解」ムセン




―遠坂邸南方

綺礼(まずは奥方に手筈通り連絡を入れてもらい、師を動揺させる)トウチョウチュウ











―穂群原学園

「急な災害警報のため、生徒諸君は集団で速やかに帰宅するように!」

大河「やっほー!放課後だぁ~~」



513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:21:03.57 ID:iaH43zlc0

―聖堂教会

葵(あれ…女の子の声…?)

葵(ああ、…この子がアーチャーなのね)

葵「――――時臣の妻の遠坂葵といいます」


《お、奥さんですか…!!》


葵「夫が在宅でしたら、少し代わってもらえませんか?」

葵(言峰さんから聞いているので…在宅だということは分かっていますが)



《はい、分かりました。すぐに代わりますんで!》トキオミオジサーン


葵(…………………………)ゴクリ



―遠坂邸

まどか「―――行方知れずだった奥さんから電話のようですが」

時臣「――他陣営による錯乱目的のダミーの可能性もあるね」スッ



514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:22:42.32 ID:iaH43zlc0

時臣(…………む)ピーン

時臣(この番号は―――――聖堂教会の一般信徒応対用の固定電話の番号…か)

時臣(ということは―――――間違い・・・・なく・・・・・)


時臣(綺礼の策謀だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)ゴクリ


時臣(そして、私が当然知っているこの番号を利用してきたということは・・・・・)


時臣「――――もしもし、私だ」


《あなた……………なのね》


時臣(―――――やはり、妻(…そしておそらくは凛も)を人質として利用するもりか…綺礼…!)ギリッ



時臣(状況次第では、アーチャーと共に直ちに行動を起こさねば)チラリ

まどか(時臣おじさん…とても険しい表情をしてる)



515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:24:31.72 ID:iaH43zlc0

時臣「大丈夫…なのかい」



《私も凛も、…桜も無事ですから、安心してください》



時臣「そうか、それは良かっ――――――――――――さ、桜・・・だって・・・?」

まどか(さくら・・・・・・・・・?)

まどか(・・・・・・・・・・・・杏子ちゃん!!!?)



《ええ、桜 も …です》



時臣「何を言って…?―――あの子はもう…私達一族とは関係な」






―聖堂教会

葵「――――時臣」


《・・・な、何だね》



葵「  あの子は・・・私の子ですッ!!!!  」ホロリ



《!!?》



516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:28:00.49 ID:iaH43zlc0

葵「―――もう、桜が間桐の家にとどまる理由は・・なくなったのよ」

葵「間桐の家の…邪悪な存在は、雁夜くんが倒してくれたらしいの」



《雁夜…だと!?》

《あの男は…!現在バーサーカーのマスターであって…私の明確な敵であり、かつ魔道の家に生れた人間としてあるまじき――》




―隣室

雁夜(い、いや…別に俺が倒したわけじゃないんだけどな…)ポリポリ

雁夜(でも、良かった・・・・・・葵さんが、時臣に本音をぶつけてる・・!!)


凛「雁夜おじさんが…桜を助けてくれたんだ・・・」

凛「ほんとうに・・・ありがとう・・・」ギュッ

イリヤ「よくわかんないけど」

イリヤ「おじさん、いい人そうだからイリヤもぎゅってしてあげる!」ギュッ


雁夜「こ、こらこら二人とも…」ヨシヨシ



517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:31:03.68 ID:iaH43zlc0

―遠坂邸


《―――――それに》


時臣(一体何が・・どうなって・・・!!?)コンラン


《私は、昨夜―――――――雁夜くんに、遠回しに…告白されました―――――――――》


時臣「っっっ!!!!!!!!!?」


《今まで、雁夜くんのことは幼馴染の友人だとしか思っていませんでしたが》

《あなたの    “性癖”    を知って…》

《裏切られて、失意のどん底にあった私を親身に励ましてくれた、彼の・・そのことばに・・》

《私は・・・少しだけときめいてしまったの》




時臣「              」ワケガワカラナイ

まどか「マスター!!?ど、どうしたんですか!!?」ユサユサ





―聖堂教会・隣室

凛「か、雁夜おじさんが、・・・わ、私達の・・お義父さん・・にっ!!!?」ドーイウコト!?

イリヤ「よくわからないけど、良かったね、おじさん!!」パチパチ

雁夜「ままままままままってくれ!!?/////////」



518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:33:19.26 ID:iaH43zlc0

―遠坂邸


《あなたの返答次第では―――――私は、遠坂の家との離縁も辞さないつもりです》

《凛や桜の…教育的観点からも》


時臣「?????????????????」

まどか「?????????????????」



《言峰さんとの関係について……………説明してください…………》グスッ



時臣「                            」

まどか「             え              」






《言峰さんから…すべてを聞かせてもらいました》

《これまで…師弟という上下関係を利用して、言峰さんに対して…性的な…いたずらを繰り返してきたそうですね》





時臣「                             」ナニ  ソレ

まどか「時臣おじさん!!!?・・・・・そ、そ、そっち系のヒトだったんですかぁぁ!!!?」



519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:35:35.42 ID:iaH43zlc0

《執拗に虐待された反動で、あの人の治癒魔術は皮肉にもあなたを凌ぐほどになったと・・・》



時臣「                             」ナニ  ソレ

まどか「そ、そうだったんですかぁぁぁぁ!!!?」



《そして、言峰さんが…とうとうあなたへの歪んだ…愛に…目覚めてしまった時には》




《  衛 宮 切 嗣  ―――という別の男性に心移りした…そうですね》






時臣「                             」ナニ  ソレ

まどか「さ、さやかちゃんのマスターさんの情報収集に余念がなかったのはそのためだったんですかっ!!!?//////」



520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:38:32.27 ID:iaH43zlc0

―遠坂邸近郊



~トウチョウチュウ~



{そして、言峰さんが…あなたへの愛に目覚めた時には…衛宮切嗣という別の男性に心移りしたそうですね}





舞弥「                  」



舞弥(こ、これは・・・・)

舞弥(切嗣の・・・貞操の危機・・・・!!)ゴクリ

舞弥(き、極めて深刻な事態・・・・ここは直接本人に伝えるべきでしょう!!)スタッ



521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:40:31.26 ID:iaH43zlc0

―遠坂邸



《だから、言峰さんはもう一度あなたに振り向いてもらいたくて―――協力関係を破り、雁夜くんと手を組んだ》



時臣「                              」

まどか「つまり言峰さんの願いは・・・時臣おじさんと・・・む、結ばれること・・・・・//////」




《説明…するまでもないのかしらね?……………時臣》



時臣「                              」ヘタリ

まどか「マ、マスター・・・・・さん・・・・・・・・」




《 ――――――そう。それがあなたの・・・答えなのね 》

《          さよう・・・なら           》

    

        プツッ          ツーツーツー



522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 11:42:03.04 ID:iaH43zlc0




時臣「――――――――――――――――――――――――――」

まどか「…………………………………………………………………」





時臣「アーチャーよ・・・私は・・・・――――もう何も、怖くない」ホロリ





まどか(ど、ど、ど、どういう・・・・意味・・・だろう・・・・・・???)

                                  

                                    (つづく)



527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 12:31:23.76 ID:ZptpkTb30

こんなの……あんまりだよ……



528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/31(土) 12:46:03.60 ID:bejZ+0bFo

トッキーどうしてこうなったwwwwww


さやか「セイバーさやかちゃん参上!」切嗣「」【後編】



転載元
さやか「セイバーさやかちゃん参上!」切嗣「」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1330848461/
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